末松義規

すえまつよしのり

小選挙区(東京都第十九区)選出
立憲民主党・無所属
当選回数7回

末松義規の1998年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月23日第142回国会 衆議院 大蔵委員会 第4号
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○末松委員 民主党の末松義規です。きょうは、民友連を代表いたしまして、質問をさせていただきます。  公的資金の導入ですけれども、これは、国民、市民の立場から見ると、どうもやはり国民や市民の御理解、御納得をいただかないとなかなかできるものではありません。その意味で、慎重かつ真剣な...全文を見る
○末松委員 いや、私がお聞きしているのは、一般国民に責任があるのかないのかということです。
○末松委員 そうしますと、一般国民というのは漠としているという話ですが、実際に我々も生活している国民の一人ですから、そこの観点からいきますと二点あるのですね。  自分の生活の安全性を確保したい、自分の預金とかあるいは自分の資産を守りたい、これは当然のことであると思いますし、もう...全文を見る
○末松委員 一番最初に申し上げたように、この公的資金の導入については国民の理解が重要だという位置づけから言っているわけで、今山口局長が言われたように、私が申し上げた個人の生活の安定、安全というものが、実は、自分の責任でないことであってもそれを負担しなければ私たちの生活が脅かされる...全文を見る
○末松委員 そうしますと、一・一兆円、丸々じゃないけれども、四・三兆円からまた要処理額がふえると基本的に考えていいのですか。
○末松委員 この場で質問する気はなかったのですが、そういうふうに言われるとちょっと質問しなきゃいけなくなってきますけれども、交付国債の七兆円がありますよね。それの積み上げの中に、大蔵省の説明で四・三兆円プラスということでそれを積み上げていっている。つまり、要処理額ですから積み上げ...全文を見る
○末松委員 私も、ここでこれほど時間を使うとは思っていなかったんですが、つまり一・三兆円、使っていませんねと、二〇〇一年まで。プラス七兆円、つまり八・三兆円ですか、これを財源にしてこの金融機関の破綻に財源として使いましょうねと。  そのとぎの説明の中に、大蔵省さん、銀行局長の部...全文を見る
○末松委員 私の次の質問は、一月十二日の銀行の自己査定ということで、先ほどからるる話題になっておりますが、七十七兆円ですか、第二、第三、第四分類を足すと。そして、この七十七兆がそのまま不良債権で焦げつくという話ではないにしてもという御説明をお伺いしましたが、局長自身も言われたよう...全文を見る
○末松委員 基準が違う、基準が違うと先ほど何回も聞かされたんですが、どう基準が違うんですか。
○末松委員 いや、ちょっと今の御説明を聞いていて、何かわかったようなわからないような、それぞれの説明はわかるのですけれども、実際に不良債権という形で把握しようとしたら、これは大蔵省でその辺の取りまとめはできないものなんですかね、それだけ計数を扱っておられて。結局最後は、銀行はある...全文を見る
○末松委員 そうすると、この七兆円という数字も実は根拠はないという話になるのですよね、ある意味では。そこまではしかし、実際はそうではないでしょう。  もうちょっと聞きたいのですが、早期是正措置の基準で、仮に今それをやったとして、自己資本比率が二%以下の危険な銀行というのですか、...全文を見る
○末松委員 そうしますと、それほど今そういうふうな銀行は、問題になるような銀行、破綻するような銀行はありませんと。ありませんというか、ないでしょうねという位置づけであれば、七兆もの金を用意する必要もない。むしろこれは国民に対する安心材料だというだけの話と受け取らせていただきますけ...全文を見る
○末松委員 一月十二日の銀行の自己査定ではそういうふうなところまでは入っていないのですか、不安になる材料のようなものは。
○末松委員 それほど銀行局長は敏感であってほしいのです。  海外、インドネシアとかタイとか韓国とか、大変な国家破産の手前ではないかと言われているような、そんなところもありますけれども、その辺のことについても全部いろいろと情報を収集した上での話なんですね。今いろいろ銀行局長が言わ...全文を見る
○末松委員 実は私の心の中に、大蔵省の数字というのは余り信用がないのですよ。といいますのは、不良債権の回収は進んでおるのだと声高らかに言っていたのがわずか二、三カ月前ですよね。それがどうも話が違うじゃないかという話なんですよ。  二カ月前、私も質問したときに、実は今回のこのシス...全文を見る
○末松委員 今、不明を恥じるというお話がございました。見通しが甘かったということは、これはある意味では客観的な事実でしょう。そこはもう何らこれに対して異論があるわけじゃないと思うのですね。  ただ問題は、この見通しが間違ったことに対してだれも責任をとらない。行政も責任をとらない...全文を見る
○末松委員 大臣は、コメントはございますか。大臣、今の聞いておられませんでしたか。
○末松委員 大臣の方はちょっと前の議論についてお答えいただいたのですが、私の方は責任論について話をしたのです。その辺は時間がないので先に進みます。  十兆円の交付国債の財源についてお伺いします。  大蔵省からいただいたこの表の中にありますけれども、七兆と三兆を足した十兆のこの...全文を見る
○末松委員 NTTの売却益は、これは入っていないのですか。
○末松委員 そうしますと、これでは足らないときは一般会計からの繰り入れ、これがなかなか難しいときは赤字国債の発行ということも考えられるという位置づけでいいですか。
○末松委員 特例業務勘定に入る七兆円なんですけれども、今度は政府保証の話です。政府保証で限度を十兆円にしていますけれども、これが何か一時金ということで、日銀特融の機能と非常に似ているのですね。一時的にお金を払って、そして、それが資産の売却とか債券の売却等によってまた回収されるとい...全文を見る
○末松委員 機能的に、一時金という意味では、これで焦げつくことはないということは、これはそうなんですか。
○末松委員 焦げついた場合にはこの七兆円の中から支払われる、こういう理解でよろしいですか。
○末松委員 そうしますと、原資もないわけですよね、政府保証ですから。別に十兆円に限る必要もなくて、これ自体を三十兆円、五十兆円、百兆円にしても、焦げつくことはないということであれば、それはそれで問題ないようにも思うのですけれども、いかがですか。
○末松委員 そうすると、いわゆる見せ金ですよね。だから、そうであれば別に十兆円に限る、何か十兆円に限った根拠はありますか。
○末松委員 次に話題を転じまして、この公的資金の投入について、私が最初に述べましたとおり、まず最小化しなければいけないと。そのときに、アメリカのRTCのようにきちんとした公的な位置づけを持った債権回収機構をやはりつくって、そしてある意味では公的な権力を背景として、例えば警察が国税...全文を見る
○末松委員 その人数とか予算はどのぐらいのものですか、体制的には。
○末松委員 今、厳格な責任追及をされるという話でしたけれども、住専の場合、経営者の責任等について、実績は、どのくらい責任追及をなした例がございますか。
○末松委員 ちょっと時間がないので、先に進めさせていただきます。  銀行の負担なんですけれども、民友連でも、銀行にもきちんと負担を求めよということで、第二原則で今議論が進んでおりますが、アメリカの場合、預金保険料率が可変料率で、危機時において〇%から〇・二七%まで保険料率をやっ...全文を見る
○末松委員 まだ可変料率については聞いていなかったのですけれども、では、一応これ、急場をしのいで、ある程度経営的に安定するということであれば可変料率の導入についても検討をしようか、今局長の方で、ちょっと時期が早いかなという話がありましたけれども、これは二〇〇一年以前なのか、それと...全文を見る
○末松委員 時間がないので次に移らせていただきます。  この金融システム安定化特別措置法で、資本注入についてですけれども、優先株の引き受けで、破綻時の受け皿銀行の資本注入以外の引き受けについては、よくよく考えてみると、どうもこれはやはり金融機関の救済、貸し渋りの対策としても、理...全文を見る
○末松委員 では、位置づけとして、広い意味では預金者保護なんだけれども、狭い意味では銀行の保護だというふうな解釈でよろしいですね。
○末松委員 ちょっと、余り言葉を遊ばないでください。  要するに、そういう機能を果たしている銀行、その機能を守るためにその果たしているプレーヤーも守るということじゃないですか、それは。そうでしょう。
○末松委員 まあ、これ以上言葉をいろいろと弄する気はないのですけれども、ただ、今の答弁にしても、もしあれだったら、ある意味では率直に、プレーヤーである金融機関も救済しながらシステムを守るんだ、それがひいては預金者の保護につながるんだという言い方をすればいいじゃないですか。何かあた...全文を見る
○末松委員 すべてが審査委員会の決定事項だよということなんですが、銀行局長の認識として、先ほど私が環境を申しましたよね、二点。例えば資金調達が極めて困難とか、あるいは金融機関の連鎖的破綻を発生させる、そういうふうな環境の認識なんですが、今現在はそういう環境にあるとお思いですかとい...全文を見る
○末松委員 この審査委員会はいつごろできるのですか。
○末松委員 時間がないので最後の質問になるかと思いますが、その審査委員会ですけれども、もしこれ、優先株を買い取って、そしてその株がかなり下がってロスを生じたといった場合には、金融危機管理勘定の中の三兆円の方から処理されるのでしょうけれども、そういった場合、審査委員会の責任といいま...全文を見る
○末松委員 その意味で恣意的でない対応を望んで、私の質問を終わります。どうもありがとうございました。
02月06日第142回国会 衆議院 大蔵委員会 第8号
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○末松委員 民主党の末松義規でございます。  私は、民友連を代表し、内閣提出の預金保険法の一部を改正する法律案及び金融機能の安定化のための緊急措置に関する法律案に反対し、民友連提出の預金保険法の一部を改正する法律案に対する修正案及び修正後の預金保険法の一部を改正する法律案に賛成...全文を見る
03月17日第142回国会 衆議院 大蔵委員会 第14号
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○末松委員 民主党の末松義規でございます。  きょうは、関税定率法の改正を初めとして、日本の経済及び金融が抱える問題の幾つかの点を指摘するとともに、議論をさせていただければと思います。  まず、関税定率法に関してなんですけれども、関税の役割として、国内産業の保護や税収確保とい...全文を見る
○末松委員 大臣の今のお言葉、私もまさしくそうだろうと思います。そういった意味で、もっともっと日本の消費者の利益を重視しながらぜひやっていただきたいと思います。  今の大臣のお言葉の中で、私も使ったのですが、国内産業の保護という言葉がございました。今、日本で不況とか金融危機から...全文を見る
○末松委員 今の御説明なのですけれども、大企業とも格差がある。そういった意味で、ちょっとこれは突然の質問になりますけれども、その主な理由といいますか、その辺についてはどういうふうな認識をされておられますか。
○末松委員 私も、中小企業についていろいろと選挙区で聞いたとき、例えば先日も中小企業の経営者に聞いたのです。そうしたら彼は、結構人を雇っていて、零細企業も抱えているんだと。それで仕事がないのだけれども、ないと零細企業はまた干上がってしまう。逆に仕事をとろうとすると、今度はお金が前...全文を見る
○末松委員 万全を期していただきたい、本当にそう思うのですね。  私のところにも助けてくれといういろいろな陳情も舞い込んできますし、二十五兆円用意したと言われますけれども、その金を貸す基準を別に緩めてきたわけではないですよね。そういうふうなお金を貸す額はふやしても、そのレベル、...全文を見る
○末松委員 ぜひその弾力化に向けても、国民の税金ですから、余りいいかげんなところに金を貸すというのは確かにいけないことだと思いますが、全体がみんな困っているということですので、できるだけ弾力化に向けても努力していただきたいと、さらにお願いいたします。  さて、話を法人税の改正の...全文を見る
○末松委員 新規産業の創出、企業活力の発揮ということを中心にした経済構造改革を視野に置かれてやっていく、これは大企業もそうでしょうけれども、中小企業に対してももちろん、むしろそういうベンチャーとか、昔レーガン大統領が言っていましたけれどもスモール・イズ・ビューティフルというような...全文を見る
○末松委員 その課税ベースの拡大なのですけれども、確かに大企業は退職金の引当累積限度額の比率が四〇%から二〇%になるということなど、大企業の方がより打撃が大きいのかなと。あと、賞与引当金を廃止したり、その辺についてはいいし、また雇用の水平移動、それをすれば、企業に縛りつけなくて別...全文を見る
○末松委員 なかなか局長、もっともらしいお答えをいただいたのですけれども、利益調整は三月期ですか、それもその研究会の方での議論なんでしょうけれども、それで物を買ってはいけないですかね。逆に、今こういった世の中ですから、ある意味ではきちんと消費マインドを確保するということも非常に重...全文を見る
○末松委員 これは大臣にお聞きします。法人税を三%下げましたけれども、もっと中小企業とか新規事業を起こしていくための大胆な日本の活力再活性化というのですか、そういったために法人税の実効税率を国、地方合わせて四〇%、そのくらいに思い切ってやるべきだと思うのですけれども、それについて...全文を見る
○末松委員 この点については、もうちょっと後で議論をさせていただきたいと思います。  先ほど企業会計という話が出ましたけれども、企業会計についてちょっと簡単にお聞きします。  山一の破綻の引き金というのがムーディーズの格付の引き下げだったということは有名な話ですし、外人から見...全文を見る
○末松委員 今、簿外債務、含み損を簿外にすることは論外というお話がございましたけれども、山一の場合、これは何回も多分質問されたかと思いますけれども、これは今の企業会計では全く対応できなかった、要するにシステムそのものに大きな欠陥があったんだという位置づけでよろしいのですか。
○末松委員 そうすると、会計監査人の責任なのか、企業経営者が黙っていたことによる責任、どっちが重く責められるべきか。多分法律によるのだろうと思いますけれども、これはどうですか。
○末松委員 先ほど長野証券局長が言われた自己査定の改善といいますか、これは多分審議会か何かでこれから議論されるのかどうか知りませんけれども、その辺の法律化の検討というのですか、そういうことについては、どういうふうなことを思っていらっしゃいますか。
○末松委員 そうしますと、今証券局長が言われたことを、会計士協会の皆さんですか改善すれば、一番先に局長が言われた、海外からの日本に対する企業会計の信頼、これが得られるレベルまで達しますか。
○末松委員 できるだけ早くやっていただきたいのですね。といいますのは、今度、国際会計基準というものが、世界じゅうでことしの秋にもそれがまとまろうとしているという話がございまして、こうなりますと、その可能性と同時に、これはつまり共通のベースで企業をはかろうよという話ですね、世界的に...全文を見る
○末松委員 それは言葉の違いなのかもしれません。  ただ、世界共通の会計言語というものがこれからどうしても必要になってくるのだろう。それは、その国の会計基準をグローバル化するといったって限界があるわけでしょう。だって、その国その国で全然システムが違うし、税制が違うし、だから限度...全文を見る
○末松委員 これは国も地方も大体同じと考えていいですね。  これらの赤字法人も公共サービスを受けていると思いますけれども、その辺に対する対価というのはどういうふうに考えればいいのでしょうか。
○末松委員 それとの関係もあって外形標準課税論議というのが出てくるかと思うのですけれども、この外形標準課税の議論といいますか、それをちょっとわかりやすく簡潔に御説明いただけますか。
○末松委員 税収の安定化というのと表面税率が下がる、これをもう少し詳しく説明いただけますか。どういうメカニズムでそうなるのですか。
○末松委員 そうしますと、所得というか資本に対して非常に過度に寄りかかっていたものを、むしろ中立的に、やれ給料がどうだとか、コストがどうだとか、あるいは土地代がどうだとか、そういった形でより広い要素の中で税をかけていこうということですよね。そういうことですよね。ちょっと確認させて...全文を見る
○末松委員 そうしますと、赤字法人に対しても、それは課税、つまり税金を払ってもらう。そこは当然ですよね。うなずいていらっしゃいますね。  今、法人事業税というのは地方の応益課税だとよく言われるのですけれども、もしこの法人事業税が、そういうウエルバランスというか、よくバランスされ...全文を見る
○末松委員 そうしますと、それは自民党の税調さんがそういう空気だったというのは今お聞きしましたけれども、理論的に外形標準化が全く不可能というわけではないですよね。課税ベースの適正化というのが同じような効果を持つかもしれませんねというのはあるけれども、もうちょっと論理を突き詰めてい...全文を見る
○末松委員 そうすると、現行の法人税ではそれは理念としてはないという話ですね。  ただ、さっき自治省の答えは、税収の安定にも資します、どちらかというと税収の中立性もきちんと守られますというようなことであれば、より望ましいじゃないかと。ただ、それは政治の中で赤字法人に対してやれる...全文を見る
○末松委員 それは、くどいようですけれども、そういうふうにぶれることがいいと考えているのですか。
○末松委員 ちょっと論理の組み立て方が少し違っているので、その辺は何か議論がかみ合いませんけれども、それはこの辺でやめておきます。  自治省に戻るのですけれども、法人事業税は付加価値の加算方式というのですか、あれが今一番私なんかはいいと思っているのですけれども、それのメリット・...全文を見る
○末松委員 一生懸命検討してください。  ちょっと大蔵大臣にお聞きしたいのですけれども、そうびっくりしないでください。ちょっとこれはとっぴなんですけれども、民主党の中でも一時期この議論はよくなされたのですけれども、道州制というか連邦制を前提として、例えばドイツみたいに共有税とい...全文を見る
○末松委員 この議論はここでとめて、これはまた別途の形で質問させていただきます。  ちょっと話題を変えまして、あと懸念材料として私が考えるのは、アジアの通貨の暴落によって日本の経済そのものが大きな影響を受けるのだろうなという気が、気というかもう実際に影響が出てきているのですけれ...全文を見る
○末松委員 今の局長の御説明を聞いていると、何か余り大したことないじゃないかと。そういうふうな説明の仕方でいいのですか。いや、私ちょっと驚いたな、今のは。局長は、最近、問題のいろいろなタイとかインドネシアとか韓国なんか、局長になられて回ってこられましたか。
○末松委員 通産省の認識は、大蔵省と同じですか。
○末松委員 アジアの状況は、これから大きな影響が多分出てくると思うのですね。だから、もうちょっと何か、楽観論というのは今言っていいのかな。確かにインドネシアが問題だというのは言われましたよね。あれも相当な問題ですよ。恐ろしいぐらい問題です。韓国だってとりあえずの今ふたが閉まってい...全文を見る
○末松委員 日本が中心にというと誤解を招いてまた大変なことになりますから、日本が本当の意味で一番汗を流してイニシアチブを、何とか枠組みをつくっていこうよということを働きかけるという意味において中心でやっていくべきというふうに考えて、私の質問を終わります。どうもありがとうございまし...全文を見る
03月18日第142回国会 衆議院 商工委員会 第5号
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○末松委員 民友連の末松義規でございます。  きょうは、ジェトロの関係、そしてあと鉱山保安監督業務の関係について御質問させていただきます。  まず、鉱山保安監督業務に関して質問させていただきます。  三池炭鉱の閉山によりまして、鉱山保安監督局が監督部になるとございますけれど...全文を見る
○末松委員 大臣の御決意を聞きました。ぜひ、引き続き頑張っていただきたいと思います。  では、ジェトロとアジ研の統合問題について質問をさせていただきます。  実は私、アジア経済研究所とのおつき合いをさせていただいた関係が長くて、私は外務省に最初に入りまして、そこでアラピストと...全文を見る
○末松委員 今大臣の方から大きなお考えは伺いました。  今大臣から少し御指摘もございましたが、第一条の中でこういった文言がございます。「日本貿易振興会は、我が国の貿易の振興に関する事業を総合的かつ効率的に実施すること並びにアジア地域等の経済及びこれに関連する諸事情について基礎的...全文を見る
○末松委員 そういたしますと、例えば外務省でもあったのですが、専門調査員というものがございまして、これは専門にそこを調査する、ある意味では学者さんなんかよくそこで研究を行っているのですけれども、実態は、ある程度大使館のいろいろな忙しいときにちょいと駆り出されて、そういうふうな業務...全文を見る
○末松委員 コーディネートが大事ということはまさしくそこはそうだろうと思います。十分お互いの特質あるいは特性を生かしながらという、そこを最大限尊重していただきたい等も改めてお願いします。  次に、成果なんですけれども、「成果の普及を行い、」ということがございます。アナリストとい...全文を見る
○末松委員 今の次長の言葉を本当に重く受けとめます。ぜひお願いします。  それから、第二十一条の第十号ですか、「前三号に掲げる業務に係る施設を」という言葉がございますが、大臣、この「施設」というのは基本的にはアジ研の施設と考えてよろしゅうございますか。
○末松委員 そうしますと、例えば三菱の関係は三菱総研とか、あるいは富士銀行ですか、何かその辺は富士総研とかいろいろありますけれども、例えばジェトロの附属の研究機関のような、そういった位置づけで一般的にはとらえられるし、そうだろうと思うのですが、その辺についてはいかがでしょうか。
○末松委員 ちょっとわかりにくいのですね。その法律の立て方というのは、法技術的なことはいいのですが、我々一般国民から見てどんなものかと言われたら、附属研究機関のようなものだという説明をしちやいかぬのかということなんです。その辺についてはいかがですか。
○末松委員 わかりました。  その第二十一条十号で、同じように、その施設を、アジア地域その他の地域の経済及びこれに関連する諸事情に関する調査研究を行う者の共用に供するしとございます。この「共用」というのは非常に新しい言葉なんですけれども、これについて御説明をいただけますか。
○末松委員 ちょっとこれも別の角度からお伺いしたいのですが、「アジア地域その他の地域」というのがございます。たしかアジ研の法律にも、アジア地域とさらに業務の支障のない範囲内でその他の途上国の地域というような形の文言があったかと思いますが、新しいジェトロになると、アジア地域とその他...全文を見る
○末松委員 そうしますと、日本の貿易の動向というものが非常に大きなこの背景にあって、一番の貿易の相生地域がアジアである、三十数%でしたか、その次がアメリカという話になるかと思いますが、そういった重みは維持しながらも、ほかの地域について、もともとジェトロの海外調査部がやっておられた...全文を見る
○末松委員 ちょっと先ほどの施設の話へ戻りますけれども、先ほど幕張の方にやって充実させるのだというお話がございました。その施設は相当規模の、あるいは少なくとも従来の実績なんかを踏まえてきちんとしたものにしていくということは、予算面でも一応確保されているのでしょうか。
○末松委員 統合されますと、結構ブランドというのは大切なもので、というのは、アジア経済研究所という、特に英語なんかそうなんでしょうけれども、名前が法律的には消えるという話なんですけれども、例えば名刺なんかにアジア経済研究所というふうなことは許されてもいいのかなという気もするのです...全文を見る
○末松委員 ちょっと職員の処遇についてお伺いしたいのですが、この統合に伴って、ジェトロの職員さんそれからアジ研の職員さんともども、ひょっとして不利益が生じるのじゃないかということで非常に不安がっている向きが実はあるのですよ。これにつきましては十分に配慮すべきではないかと思うのです...全文を見る
○末松委員 今の処遇の件ですけれども、ぜひ十分な御配慮をお願いしたい。と同時に、行政改革の一環ですから、システムそのものを組織的に、ある意味で機能的にやっていく、これもわかるところでございます。  ちょっと話題を転じまして、今度は天下りの問題についてお話をさせていただければと思...全文を見る
○末松委員 そのときの特殊法人というのは、私、昨日そちらの方から資料をもらったのですが、この「特殊法人一覧」という、平成十年の一月一日現在八十五法人と書かれた、これの特殊法人ということで理解してよろしいですね。
○末松委員 次に、昨年、平成九年ですが、「特殊法人等の整理合理化について」ということで、十二月二十六日に閣議決定がございます。これで、常勤役員について非常にわかりにくい言い方がされているのです。先ほどの七九年の閣議了解の方針に加えと書いてあって、「省庁ごとに主管の特殊法人全体を通...全文を見る
○末松委員 ちょっと話が複雑になって申しわけないのですけれども、いずれにしても、役員の登用先なんですが、この特殊法人の中で、例えば七九年の特殊法人の場合、これは大体八十五法人で、例えば、まだ正確に数えていませんけれども、常勤の役員が八百人ぐらいいるとしますと、それの半分、つまり政...全文を見る
○末松委員 そうすると、例えば、通産省所管の中、十一法人の中で五割を超えなきゃいいという話なので、例えばアジ研とジェトロ、新ジェトロについても、これは例えばもし十人いるとしましょう、よくわかりませんが。そこの中で、例えば八人通産省から出向していても、全体のパイの、通産省の中で五割...全文を見る
○末松委員 そうしますと、特殊法人ごとに何割を超えてはいけないということは、まだそれは何らの規制もないという位置づけであることがはっきりしたわけです。これはちょっと私の方の質問及び要望なんですけれども、今度の新ジェトロにつきましても、これはできる限り、天下りについても世間の厳しい...全文を見る
○末松委員 そういった趣旨を踏まえながら、そして統合の成果がきちんと出されるよう、私も心からお祈りを申し上げます。  どうもありがとうございました。
03月25日第142回国会 衆議院 決算行政監視委員会 第5号
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○末松委員 民友連を代表しまして、末松義規でございます。  参考人の皆様、本当に貴重な御意見をありがとうございました。  早速質問に移らせていただきます。ちょっと順序は狂いますけれども、ます田勢参考人の方にお伺いします。  私の問題意識は、行政官庁の交際費を予算計上すべきか...全文を見る
○末松委員 時間がございませんので、次々と質問させていただきます。  次は、伊藤参考人にお伺いをいたします。  公務員の再就職問題を含めた処遇の問題なんですけれども、先ほど伊藤参考人の方から、年金も含めてきちんとした給料を支払うべきではないか、ある意味では安過ぎるのではないか...全文を見る
○末松委員 大変貴重な御意見を伺いました。  では次に、増島参考人にお伺いを申し上げます。  今度は、公務員の不正の摘発についてでございます。  実は、不正が行われると、基本的に身内意識が邪魔をしまして、組織は組織で防衛をいたします。それはわからぬではないですね。内部調査と...全文を見る
○末松委員 ありがとうございます。  これは今に始まった話ではなくて、行政官庁の方ではそういったことは常々行われてきているのだろうなと。私自身も外務省というところに十数年間奉職していたわけですけれども、そこのところは先生から見て十分でないのかどうか、ちょっと後でお答えいただきた...全文を見る
○末松委員 質問を終わります。貴重な御意見をありがとうございました。
04月01日第142回国会 衆議院 外務委員会 第6号
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○末松委員 民主党の末松義規でございます。民友連を代表しまして、日英原子力協定等に関しまして質問をさせていただきます。  質問の前に、今河野委員が言われた、この外務委員会としてのイニシアチブを発揮して、きちんと、政府のやってきている外交について、もっとこの調査あるいは審議促進の...全文を見る
○末松委員 今の委員長の前向きの御発言、ありがとうございます。  今おられる理事の方々も、今の委員長のお言葉は、この会だけに言ったのではなくて、国民の皆さんに言われた言葉だと思います。ぜひ理事の皆様方もそのお言葉を踏まえて対応していただければと強く強く思う次第であります。  ...全文を見る
○末松委員 その非爆発目的なんですけれども、アメリカの未臨界実験を見ていますと、地下でやっていまして、円のように大きなところが、ばあんと土砂が下に沈むわけですよ、爆発によって。あれはTNTの爆発で核爆発ではないと言われているのですけれども、爆発というのは、TNTの爆発とかそういう...全文を見る
○末松委員 先ほどから阿部審議官が、この協定だけに限ればという話を言っておられるわけですけれども、それの前提を外すという話になりますと、平和目的で、しかもTNTの化学的反応とかそういう形で、実際の核爆発という形を伴わないというのは、この協定以外も含めて考えれば、これは日本では許さ...全文を見る
○末松委員 今、阿部審議官の方からもお話がありましたけれども、CTBTでの位置づけは、これは問題ないというはっきりとした結論は出ているのですか。
○末松委員 今、アメリカが言っているとおっしゃいましたか。オーソリティーのあるところが言っているのですか。
○末松委員 事務局が言えば、これはオーソリティーになるんですか。全体としてきちんと加盟国が判断をするという判断はとらないんですか。アメリカの主張のほかに、何かインドやパキスタンがいろいろな、反対する立場をとっているみたいですけれども、その辺についてはいかがなんですか。
○末松委員 そうすると、我が国の判断としては、だから国際的には有権的な解釈はないわけでしょう、今言われるように。ただアメリカがそう言っていて、事務局はそう言って、そうだという位置づけですね。そういったときは、今阿部審議官がおっしゃられたように、その判断が最終的判断ではないわけです...全文を見る
○末松委員 今、阿部審議官がくしくも言われましたけれども、我が国の方針として、究極的に核兵器を廃絶しようというのが我が国の国是ですね。大臣、そこは間違いありませんか。
○末松委員 そうしますと、ああいうふうな未臨界核実験というのは、確かに、核爆発を伴わないということからは一歩前進ではありますけれども、核兵器を、その中に入っておるプルトニウムとかウランの純度を保つ、そして兵器が機能するために使われるという説明がございますけれども、それをそのまま、...全文を見る
○末松委員 これを機会に大臣からも、核廃絶に向けた日本のイニシアチブ、決意をぜひお伺いしたいと思います。
○末松委員 私も、数年前タヒチに行きまして、それで、そのときにムルロアのフランスの核実験があったわけですけれども、そこで反対してきたわけなんです。  そのときに、沿道に群衆といいますか人がたくさんいまして、そこで、日本人がかなり来ていたので、それに対して民衆の皆さんが拍手でもっ...全文を見る
○末松委員 政治的に非常に難しい話であることは重々承知はしておるわけですけれども、ただ、私もアラブの諸国で勤務した経験もございますし、そういった中で、要するにアメリカとかその辺を怒らせるから怖いというような形で、イスラエル問題についても不問に付すということ、これはやはり理屈として...全文を見る
○末松委員 今、その非核地帯構想について積極的に推進しているというのですけれども、実際にどういうふうなことをやられているのですか。おっしゃられたから、ちょっと聞きましょう。
○末松委員 時間もありませんから、この場ではそれほどあれしませんが、ぜひそこは、金も出して人も出すくらいの決意でやっていただきたいと思います。  ちょっと条約に戻りますけれども、第一条の一の(b)というところで、公開の情報の相互交換というお話がございます。これは何かえらい難しい...全文を見る
○末松委員 安全保障上の情報は秘に指定するが、安全保障上でない情報は公開だ、そういうことですね、今おっしゃったのは。
○末松委員 とすると、情報公開法によってかなりこれは影響が出てくるという位置づけですか。
○末松委員 そうですが。ここの書き方は、何か、公開情報を政府間で相互に提供し、あとはその下の、多分事業者の方々を中心とするのでしょうけれども、その方々の間で公開の情報を交換するという話なんです。  ちょっと細かくて恐縮なんですけれども、この相互に情報を提供することとそれから交換...全文を見る
○末松委員 そうすると、今のお言葉をそのまま言うと、情報を提供し、しかも入手可能にするということは、英語の方はこの「シャル」という言葉にもありますけれども、ここはある意味で義務的な規定なんですか。
○末松委員 そうしますと、この公開情報の提供義務規定によって、日本政府と英国政府の間で、かなりの頻度でそういった情報の交換が実際になされてきたというふうに考えてよろしいのですね。
○末松委員 この情報化時代において、公開情報というのは、通常公開されているからある意味ではどんどん回り回っていくわけです。ある意味での秘密の情報を公開しろというのだったら、ある程度話はわかるのですけれども、公開された情報をあえて交換しなければいけない、そういったことというのはこの...全文を見る
○末松委員 公開という文言が、一般の法律の定義と日英原子力協定の定義が違うというのは、私も初めて聞いて、やや驚いているのですけれども。  確かに海老原審議官が言われるように、企業秘密という話でそういうふうなことも、あるいはフィジカルプロテクションというのですか防護というのでしょ...全文を見る
○末松委員 ただ、秘密であっても、いろいろな原子力の、核燃料物質の引き渡しとかあるいは防護関係、これは日英両国政府の交渉を初め、秘密情報も含めていろいろと話し合っているのだろうと思うのですけれども、実際の日常のそういった情報交換、これはこの協定とは全く違うという位置づけですか。そ...全文を見る
○末松委員 そうしますと、これは情報公開法が提出される中身にもよりますけれども、その場合には、そういった防護関係とかあるいは企業秘密とか、この辺については、国民の方にはいわゆる一般の意味で、海老原審議官の言われる一般の意味での公開には当たらないのだという位置づけですね。
○末松委員 時間もなくなってきましたので、次に移らせていただきます。  原子力政策についてお伺いをいたします。  私は、原子力政策というのは何のために日本にとって必要かといいますと、まずはエネルギーが一番だろう。ただ、それを使うに当たって、非常に危ないものだから、第二番目の原...全文を見る
○末松委員 原子力の役割、今御説明があった中で、各国とも一応そういった意味で理解はしているのだけれども、いろいろな原子力に対する風圧もあるから、その辺はうまく政治的な解決が図られたという位置づけというふうに私も考えさせていただいておりますが、その中で、日本がCO2の削減六%をやり...全文を見る
○末松委員 では、通産省の説明員の勝野課長にお尋ね申し上げますけれども、そうすると、電気事業者等とのお話し合いの中で、ある程度トータルな原子力についての絵姿といいますか、原発の絵姿は実際にもう持っておられる、こういうことでよろしいですか。
○末松委員 ただ、民間の事業者だけがこれを原子力、その計画の達成というのは難しいのだろうということで、今、勝野課長からもお話がありました。政府としてもきちんと最大限の努力を行っていくんだという話でございますが、実際に活動計画なるもの、そういったものは具体的にございますか。
○末松委員 さまざまな活動をこれからまたなされるということで、ただ、これも安全上、ちょっとでも事故があると、その言葉、広報がすべて吹っ飛ぶという話でしょうから、安全面は本当に考慮に考慮に考慮を重ねて、とにかく絶対そこは死守していただきたいと思うわけでございます。  では、ちょっ...全文を見る
○末松委員 二〇〇〇年までにもう四基プルサーマルの稼働を行うという話であれば、来年ぐらいまでにはそれはもう一応燃料も装てんするという話でしょうから、ことしじゅうに何をしなければいけないか、そういうスケジュールがどんどん決まってきているのでしょう。  それをお聞きする前に、使用済...全文を見る
○末松委員 端的に聞いて、使用済み燃料が満杯になっていないかということなのです。つまり、電力のサイトの中だけで、もう何か貯蔵する場所がないという声も聞くのですけれども、その辺についての手当てというのはきちんとできているのですか。
○末松委員 そうしますと、先ほどの話にちょっと戻りますけれども、プルサーマルの場合はMOX燃料を使うということでしょうから、そのときのMOXの輸送について、まず国と事業者の役割というのはどういうふうに考えておられますでしょうか。また、MOX燃料は大体いつごろからどのくらい運んでい...全文を見る
○末松委員 今、MOX燃料の装てんについては地元との関係はどうなのでしょうか。地元の了解は得られているのですか。
○末松委員 このプルサーマルというのは、ある意味では、幾ら英仏に再処理をお願いしてもごみは持って帰らなければいけない。それと同時に、再処理されたものも引き取っていかないと、これは国際的に問題になるわけです。あとは、日本で再処理という話になるのでしょうが、今資源のリサイクルという話...全文を見る
○末松委員 今から数年前、その辺の話題がやはりいろいろなことで報じられてもいますけれども、MOX燃料については、日米の回収プルトニウムの国際輸送のための指針では、護衛船というものが規定もされていますけれども、そうでないやり方もできる、防護のレベルで同程度、代替できるような手段があ...全文を見る
○末松委員 数年前からこの辺の話は出ているのです。そうすると、申し上げる段階にないというのはどういうことなのですか。そういったものはほとんど意見交換を行ってこなかったのか。あるいは、電力サイドとしてはどういうふうな希望を持っているのですか。
○末松委員 さっき、電気事業者の計画というのがありましたね。これは通産省も承認しているのでしょうから、プルサーマル計画についてそれだけMOX燃料を持ってこなければいけない、これについてのスケジュールを外務省の方はどういうふうに考えていますか。それに向けたスケジュール的なものを頭に...全文を見る
○末松委員 二〇〇〇年からプルサーマルを使うというのは、それまでに燃料で運んでこなければいけないのではないですか。運んでこなければいけない。二〇〇〇年というのは、今九八年ですから二年後ですよ。そんなにゆっくりで間に合うのですか。
○末松委員 外務省の場合は、地元との了解がなければ全くアメリカ政府とは話せないというのはおかしいじゃないですか。さっき阿部審議官が、まさしくこれは電気事業者の話ではない、日米の政府レベルの話ですよという話を防護レベルで言っているわけでしょう。既に、MOX燃料が輸送されるというのは...全文を見る
○末松委員 さっきから全く内容を言っていないのはわかるのです。  要するに、MOXは護衛船を使わなければだめだ、そういうふうな意見もアメリカの方で幾つかあると思うのです。そういうふうなことに対して、護衛船がつくのだったらまた護衛船の手配から何からいろいろと形をやるわけでしょう。...全文を見る
○末松委員 だから、本当に護衛船の準備から始めてどうこうとか、いろいろ国内的にも議論があるわけです。その辺は早く始めないと、政府が余りちゅうちょしているがゆえにそういうふうな計画全体が狂ってくるということは、それはもう政府の中でも外務省の責任になりますよ。  そこら辺は十分認識...全文を見る
○末松委員 難しい交渉ですけれども、ぜひ頑張ってやってください。  質問を終わります。どうもありがとうございました。
05月06日第142回国会 衆議院 大蔵委員会 第24号
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○末松委員 民主党の末松義規でございます。きょうは金融システム改革法案を中心に質問をさせていただきたいと思います。  この金融システム改革法案といいますのは、総理がずっとおっしゃってきたフリー、フェア、グローバル、こういう原則を具体化してきたものであるということでございます。た...全文を見る
○末松委員 そういった新しい商品ですけれども、主に欧米系の会社なんかが開発してきたという話を私も聞いておりますけれども、日本ではそういった商品の企画というのですか、そういうことは、法律上もそれは許されていなかったし、そういうふうなコンセプトで商品を認めてほしい、そういうふうな欲求...全文を見る
○末松委員 そうしますと、この少数特定型というのですか、それから不特定多数型、そういうふうな考え方の違いなんですけれども、このビッグバンの機会じゃないとやれない仕組みになるのか。あるいは、私が言いたいのは、これから新しいコンセプトの商品が生まれてくる、あるいはそういうふうな要望が...全文を見る
○末松委員 そうしますと、それは投資信託に限らず、デリバティブも完全に認めるという話なので、そういうふうな投資信託的な発想とかデリバティブ的な発想とか一あるいは日本の市場で新しい商品、そういうコンセプトができたときに、それを日本から認めてそれが世界に広まるというような商品も出ると...全文を見る
○末松委員 なかなか頼もしい御回答でありました。  そういった意味で、日本の金融技術というのは世界に比べて何年も何十年もおくれているといった指摘について、私も本当にそうだなという気がするわけですね。特に日本のビジネスというと、例えば海外に出た日本の銀行なんかも、どちらかというと...全文を見る
○末松委員 一方、そうしますと、例えばデリバティブで何十億ドル損をしたとか、世界的に見れば大変ないろいろな事件も起こっているわけですね。そういったときに、今度は、一般の国民のサイドから見て、やはり窓口販売がかなり自由化されると聞いておりますから、そうしたときには、取り扱うリスクに...全文を見る
○末松委員 そういった形のルールを引けば、かなり個人の責任でやったと。日本人というのは、どちらかというとそういったときに自己責任を意外と否定して、それは政府が悪いあるいはシステムが悪かったんだということになりがちなように評価されやすい国民というふうに私も考えておりますけれども、そ...全文を見る
○末松委員 紛争処理というか、言葉は大きくなりますけれども、係争処理ですね。この辺、迅速な処理ができるように、そしてそれがきちんとしたシステムでやっていけるように、早急にお願いをしたいと思います。  今、局長の方からお話がございましたディスクロージャーなんですけれども、この前、...全文を見る
○末松委員 消費者サイドへのわかりやすさ、配慮、それが工夫を凝らされるようなことをシステムとしてある程度できるかできないかというのが私の次の質問だったのですけれども、今山口局長が言われたように、それはある意味では各社の自助努力といいますか自己PR、そのわかりやすさが商品になるので...全文を見る
○末松委員 今までの質問は、どちらかというとフリーということについて話を進めてきたわけですけれども、あとフェアとグローバルということについて、ちょっと私も問題意識を持ったところを質問させていただきます。  特にビッグバンを進めるに当たっては、日本の金融会社と外国の金融会社、ここ...全文を見る
○末松委員 私も、との前質問したときに、預金保険機構との関係で、外国の支店と日本の金融機関が差があるではないかという、その点は本当にまた御検討を進めていただきたいと切に願うわけです。  今の山口局長の御説明でいきますと、外国の金融機関が日本にどんどんこれから参入をしてくるという...全文を見る
○末松委員 次に、ちょっとテーマを移しまして、まさしく一つの根幹なのかもしれません。ビッグバンの根幹ともいうべき垣根を外そう、銀行と証券と保険の相互参入を促進しようということがこの法律案でうたわれているわけですけれども、ちょっと私自身が、このキャッチフレーズは非常にいいし、いかに...全文を見る
○末松委員 では次に、銀行と保険の相互参入、これについて説明をお願いします。
○末松委員 では最後に、証券と保険、これの相互参入について御説明をお願いします。
○末松委員 ちょっと山口局長にお伺いしたいのですけれども、二〇〇三年までですか、破綻保険会社に限るという形でおっしゃいましたね、参入することができるというのを限定するという意味で、この理由をちょっとお伺いします。
○末松委員 そうしますと、競争条件で不利があってはいかぬというのも一つの考慮にはなっている、でもデッドラインは区切りましたということで、業界を挙げて頑張りましょうという話ですね。  そのときに、これはつまらない質問かもしれませんけれども、例えば名前なんかも、保険会社で、三菱銀行...全文を見る
○末松委員 今言われました弊害防止の弊害なんですけれども、弊害についてちょっと詳しく御説明ください。
○末松委員 そこの情報力とか融資力、それからその責任体制というのがよくわからないのです。最後に言われた点、ちょっとまた説明していただきたいのです。これは一般の国民から見て、その辺はどうでもいいじゃないか、要するに、きちんと我々の財産が守られて、しかも資金運用の手だてがいろいろと利...全文を見る
○末松委員 弊害の話を聞けば聞くほど、余り相互参入しない方がいいのかなという気にもちょっとなってくるんですね。  先ほど言われたんですが、ゆがんだビジネスですか。確かに銀行は、今は個人の預金機能をよく把握していますから家計が非常によくわかるのです。それにあえて保険が子会社をつく...全文を見る
○末松委員 そうしますと、ワンストップショッピング、つまり、消費者にとって一番便利なのはその辺でしょうね。何とか保険会社に行ったら、銀行も全部、キャッシングサービスもあれば預金サービスもあれば何たらかんたらあるということで、それだけで総合的なサービスを受けられるということが、幾つ...全文を見る
○末松委員 大臣がそういった考えでやられることが私は非常に重要であろうと思います。今の大臣の御発言を評価します。  と同時に、業界といいますか、古いと言ったら今もあるからあれなんですけれども、これはちょっと私が今思いついた質問なので、答えられる方がいれば答えていただきたいのです...全文を見る
○末松委員 今の山日銀行局長の御指摘は非常に私も共有しているところがあって、ゆえに、外国の企業と日本の企業を区別しないというグローバルあるいはフェアという位置づけになるのかなと。つまり、コングロマリット化したものが、今度は海外も含めたものが一挙に大きな形で来る。あるいは、消費者の...全文を見る
○末松委員 大臣がおっしゃられたように、日本の企業だ、日本という名がつけばそれもある意味では企業のメリットの一つだ、信用のスタンプの一つだというだけに終わってしまうような、そういう企業形態が多分これからの金融業の大きな発展形態になると思うのですね、グローバル化されて開かれた形にな...全文を見る
○末松委員 これで質問を終わります。どうもありがとうございました。     —————————————
12月09日第144回国会 衆議院 決算行政監視委員会 第3号
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○末松委員 民主党の末松義規でございます。  私も一時期石油関係の仕事にも携わらせていただきましたものですから、この問題についてもいろいろと問題意識を持っておりました。通産省が中心になっていろいろと原油の自主開発を進めてこられたこと、これは日本にとって極めて重要なことであるとは...全文を見る
○末松委員 今のお話なんですが、通産省との間でどのくらいの頻度を持って接触されて、調査自身はどういうふうなことを行われたのですか。もう少し具体的に言ってください。
○末松委員 今の行監局長が言われたことが、勧告としてアドバイスが十分ならば、堀内前大臣がいろいろと指摘する必要もなかったのかもしれません、それがきちんと実行されていれば。ただ、これが今、文芸春秋の十一月号にも前大臣がいろいろと言われているわけですけれども、つまり、問題が、勧告され...全文を見る
○末松委員 ちょっと、質問に答えてください。  認識として、粉飾決算とかそういうふうな決算の公表とか、あるいは、堀内大臣が言われたのは、やはり税金投入が安易に流れているんじゃないか、そして、整理すべきものは整理すべきであるということとか、そういう具体的なことまで極めて専門的に言...全文を見る
○末松委員 では、それはいつごろできるのですか。
○末松委員 一年たって、別に石油公団だけを扱っているわけじゃないんでしょうけれども、その辺はちょっと、ここの審議に――委員長、ちょっと委員長に申し上げますが、ここの審議をやはり充実させていかなきゃいけないということで、私も実はきのう、質問に来た方に対してきちんと、こういうことを質...全文を見る
○末松委員 通産省も、六月までにまとめると言っているんですよ。
○末松委員 では、結果がまとまるまでに一年と四、五カ月間あったわけですから、詳細な、そして適切な勧告とそれからそのバックデータ、これを期待申し上げます。次に、会計検査院長にお伺いします。院長は、記事を読まれて、どうお思いになりますでしょうか。
○末松委員 通産省や石油公団に対して、この記事が出てからどういうふうな対応をとられましたか。院長、お願いします。
○末松委員 それは、検査報告というのはいつ発表されるのですか。
○末松委員 憲法九十条に基づく会計の検査報告が、十二月初旬を毎年内閣に対して報告する時期に当てているというのは私にもわかるのですが、昨日、検査院の方が来られていろいろと話したところで、この石油公団の問題についてもアプローチをされておられるということで、内容について聞いたら、これは...全文を見る
○末松委員 そうしますと、個々の問題についてはこの場で答えられないということですか。石油公団について、概要について院長の認識自体はここで述べられないということですか。
○末松委員 では、石油公団についての概要を、ちょっとここで認識を示してください。
○末松委員 調査を行っておられるということはわかったのですが、堀内大臣が行われた調査内容に比べて、事実の確認という程度のことなのかもしれません。そこについては、ちょっとまた実際にその報告がなされてから、見て説明を受けたいと思います。  それでは、通産省にお伺いします。本当はこれ...全文を見る
○末松委員 今言われた中で、二点目の整理の問題、それから三点目の情報公開、特に情報公開は非常に、内容を見ると幾つかきちんとやられておられるところかなという気はいたしますけれども、その第一点の損失の取り扱いなんですけれども、堀内大臣が十一月の文芸春秋の中で言ってもおられますが、一兆...全文を見る
○末松委員 堀内前大臣の御指示と御趣旨を踏まえてきちんとやったんだというお言葉と私は今受け取りましたけれども、堀内前大臣がその石油部長さんの言葉とはやや違ったニュアンスで受けとめておられて、彼が言っているのは、このままいったら、通産省の試算の中に今後二十年という、これはある意味で...全文を見る
○末松委員 堀内前大臣が、逆に言えば通産省に対する励ましの言葉、エールを送っているというふうに、私も感じます。  それはそれで、ここは本当の意味できちんとやってもらわないと困ると思うのですが、何か文芸春秋に通産省が出した紙がございまして、これは「文芸春秋十一月号記事における指摘...全文を見る
○末松委員 そうしますと、この堀内大臣の問題認識にきちんとこたえないならば、これは文芸春秋でも明らかにされておられますが、小松前公団総裁に対する退職金、約四千万円ぐらいだそうですけれども、これを支払うべからずと言われたということは堀内大臣が語っておられますが、これはもう支払われた...全文を見る
○末松委員 支払われていないのですね。
○末松委員 そうしますと、全力で公団さんが努力されて、通産省とも相談の上支払うか支払わないか今後決められるというお話をお伺いしましたけれども、これは別に堀内前大臣が言われたからといって、堀内前大臣の個人的評価で、堀内前大臣がよし、いいぞということで支払うということではございません...全文を見る
○末松委員 ちょっと話題を変えまして通産省にお伺いします。  堀内前大臣が、天下りによる通産省と公団の癒着の体質、これが大きなガンであるというようなことでも御指摘されています。私が言っているんではないのですよ、堀内前大臣が言われておられるんですけれども。  ここで、今通産省の...全文を見る
○末松委員 これもかなりの人数だと思いますし、通産省の中でも、資源エネルギー庁長官をされた方がかなりの数でOBとしてそこにも役員となられておられるということ、そういうことがある意味では――大蔵省の場合でもあったんです。大蔵省と銀行との関係で、やはり天下りが多過ぎるではないか、そう...全文を見る
○末松委員 そこは、そういうふうに癒着じゃないかと問われ続けているわけですから、くれぐれも誤解なきように遺漏なきを期していただきたい、それを強くお願い申し上げます。時間がなくなってきましたので次に移らせていただきますが、やはりこれも堀内前大臣の御指摘に、融資減免の手続というのがご...全文を見る
○末松委員 今石油部長からお答えがありましたけれども、この文芸春秋の記事を見ますと、通産大臣、堀内前大臣が、私の在任中一度も決裁を求められたことはありませんでしたと。それは今石油部長が言われたことで、十万件もあればそうだよねという話にはなるんですが、ただ、大臣が再度確認したらまた...全文を見る
○末松委員 今、今井石油部長から反省の弁がなされたというふうに位置づけますけれども、これは、ある意味では、今井部長も政府委員として確かに国民に説明する義務はございますが、前堀内大臣、大臣はもっと国民に対して、この国会で矢面に立つということでございますから、まさしくそういう人に対し...全文を見る
○末松委員 その反省の弁をお聞きして、私の質問を終わらせていただきます。どうもありがとうございました。
12月11日第144回国会 衆議院 大蔵委員会 第2号
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○末松委員 民主党の末松義規でございます。  先ほど、大変厳しい御質問であったと思いますが、私はちょっと目先を変えまして、国際金融の実態について日銀あるいは速水総裁の見解をお伺いしたいと思います。具体的には外為相場の話でございます。まずそこから質問を始めていきたいと思います。 ...全文を見る
○末松委員 その耐えられない行き過ぎ云々の話なんでございますが、日銀総裁から先ほど投機筋ということについてのコメントはなかったわけですけれども、このジス・イズ読売の十二月号にマハティール・マレーシア首相が、「世界金融危機金融テロと断固闘おう」、金融テロとまで彼は言って、マハティー...全文を見る
○末松委員 今一般論で言われましたけれども、例えばタイなんかもそうだったのですけれども、アジアの経済が急に資金が回らなくなって落ちていくというその事情を見てみますと、短期的な資金がタイのややバブルというものも引き起こして、長期的な不動産投資とかそういうふうなものに使われていた。そ...全文を見る
○末松委員 そうしますと、ASEANの会議で国際的な投機に対して規制をしていこうという動きが一応合意されたということが報道されているのですけれども、そういう合意についても、速水総裁としては、どちらかというと否定的だということで受け取ってよろしいですか。
○末松委員 そうすると、もうちょっと具体的にお話を伺えば、IMFが中心になって、そういうふうなことでウオーニングとかそういうことを、ステートメントか何か出す、そういうことが早期にそれを静めるためには有効じゃないかということをおっしゃっておられるのですか。
○末松委員 論争するような時間もないのであれですけれども。  そうしますと、例えば、日銀が大蔵省の指示を受けて円相場に介入するということがたびたび起こってきたわけですね。日銀総裁のお考えでいくと、そういうふうな介入は必ずしもよくないという位置づけで考えますと、その辺は介入を極力...全文を見る
○末松委員 今、日銀の外為特別会計ですか、これにおける現状を極めて簡単に御説明いただけますか。これは総裁でなくても結構ですよ。
○末松委員 それでは、それはまた大蔵省関係にきちんと説明を聞きますからあれですが、最後に、ちょっと時間がなくなったのですが、先ほどの国内の問題に移りまして、日銀の金融政策の限界というのが先ほどからずっと質問になって、そして話題になっております。日銀の金融政策が余り有効でないのじゃ...全文を見る
○末松委員 直接金融については私も全く同感です。また議論させてください。  質問時間が終わりましたので終わります。ありがとうございました。