末松義規
すえまつよしのり
小選挙区(東京都第十九区)選出
立憲民主党・無所属
当選回数7回
開催日 | 会議名 | 発言 |
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10月10日 | 第153回国会 衆議院 本会議 第5号 議事録を見る | ○末松義規君 民主党の末松義規です。 伊藤議員に引き続き、民主党・無所属クラブを代表して、質問させていただきます。(拍手) まずもって、今次テロで犠牲になられた方々の御冥福をお祈りいたしますが、これら犠牲になられた方々にお気の毒ですと言うだけでは済まされません。特に、邦人...全文を見る |
10月26日 | 第153回国会 衆議院 財務金融委員会 第3号 議事録を見る | ○末松委員 民主党の末松でございます。久々に質問させていただきます。 まず、今回の法案のことに入る前に、きのう日経の記事に、柳澤金融担当相の私的懇話会である日本型金融システムと行政の将来ビジョン懇話会というのが二十四日開かれて、不良債権の問題などの対応について話し合ったという...全文を見る |
○末松委員 ちょっと事前の質問にはなかったんですけれども、一応大臣の基本的な考え方の中で、やはり効率の悪い、あるいは非常に厳しい銀行というのは、いや別にこれはひっかけの質問でも何でもないですから、そういう銀行は、やはり市場の原理に照らしてある程度淘汰されていくことが、日本にとって...全文を見る | ||
○末松委員 どちらも考えていくからというのは、なかなか言葉では美しいんですけれども、やはり最小限のルールの中できちんと競争していかなきゃいけない。それの効率について、やはり市場で判断を下すというのが私自身は基本であると思っております。そう単純なものじゃないよとおっしゃるかもしれま...全文を見る | ||
○末松委員 今大臣言われましたけれども、バーゼルの委員会で二〇〇四年、当初はそうだったという話を聞いておりますし、それが二〇〇五年になったと。この一年間というのは結構大きいのですよね。 なぜかというと、その十一兆円のうち、銀行で株式を九兆円ぐらいは消化できるといって、あとの二...全文を見る | ||
○末松委員 答えてください、私の質問に。 だから、延長を働きかけたとか、あるいは二〇〇五年からとか、そういうことでやればいいじゃないかと。別に、上限云々かんぬんを私は言っているわけじゃないのですよ、期間的なものを言っているのですよ。 いいですか。私のポイントは、あと一年や...全文を見る | ||
○末松委員 再度申し上げますけれども、つまり、二〇〇二年、二〇〇三年、二〇〇四年、この四年間までに、大蔵省の資料ですよ、それによったら、総量十一兆円の自己資本以上の株式を銀行が今持っている。だから、そのうちの九兆円は従来からの銀行の市場による株式の消化によってそれははけるだろうと...全文を見る | ||
○末松委員 まだ正直言って、早ければ早いほどいいということであれば何で二〇〇四年なんだという話が、また当然出てくるわけですよ。 そこはお答えにならないというのだったら、それはそれでしようがありませんから、ちょっと次の質問に移りますけれども、そのバーゼルの基準の方というのは、基...全文を見る | ||
○末松委員 そこまで大臣おっしゃるんだったら、どうして去年からこういうのをしていかなかったんですかね。去年、法案提出してもいいわけでしょう。つまり、私が言いたいのは、ちょっと政府が遅いんじゃないか。 いいですか。このバーゼルの見直しについてはいろいろとずっと経緯があるわけです...全文を見る | ||
○末松委員 ちょっと曲解しないでください。私は、銀行のこの保有制限そのものをだめだと言っているわけじゃないわけですよ。ただ、私が問題にしているのは、短期間で株を売るから株式市場が下がるから、だから買い取り機構をつくるという、この一点に私は実は批判をしているわけですよ。必要性がない...全文を見る | ||
○末松委員 ちょっと今痛々しいお姿で答弁されているので、それ以上追及するのは大変あれですが、G7だって、もともと日本みたいに株の持ち合いをがんがんにやっているところは少なかったということはあるかもしれません。 ただ、やはり欧米の方も銀行業の健全性を考えるならば、日本もそれを倣...全文を見る | ||
○末松委員 ちょっと大臣、言葉が多いんですよ。ちょっとそこは反省していると言えば一言で済んだわけですよ。何も別に神様を私は要求しているわけじゃないし、だから、その辺の言葉、答え方はうまいんだけれども、ちょっと余り飾らないでいただきたいんですよね。 だから、そこはちょっと御注意...全文を見る | ||
○末松委員 ちょっと後で聞こうと思ったんですけれども、今、特別検査というのをやろうとしていますよね。これで、あるエコノミストの、大手三十社とかいろいろなうわさが出ているわけなんですけれども、そういうのと何かリンクさせて、これひょっとして、例えばこういったぼろ株を引き受けさせるため...全文を見る | ||
○末松委員 それでは、ちょっと今の買い取り機構の必要性そのものについて、必要ないという立場からの質問を一応移しまして、今度は、買い取り機構の中でやるについて、国民の負担を最小限にやはりするべきじゃないか、その観点からお伺いします。 二兆円という政府保証、これはセーフティーネッ...全文を見る | ||
○末松委員 それでは、この国民の最小負担の原則を生かすためにどんな工夫をこの法律でやっていますか。 | ||
○末松委員 局長さん、そういう言い方をしても、僕は別に、私がわかるからという理由で聞いているんじゃないですよ。国民の皆さんにこれは知らせるために言っているんですからね。一番わかりにくいような言葉で答えられても困るんですよ。 まず大臣にお伺いします。 大臣、この前、共産党の...全文を見る | ||
○末松委員 この買い取り機構の構想については、私いろいろな筋から聞くと、必ずしも金融庁がオリジナルにやろうとしてきたことではなくて、どうも自民党のある幹部から強力にねじ込まれた、それを骨抜きにしたのがこうなったんだというような、これも妙な説明ですけれども、そういうことも聞いたこと...全文を見る | ||
○末松委員 もし、そこまで、国民最小負担の原則が大事だ、最も大事だとさっき言われましたよね。ならば、何でこの法律に、その一条かあるいは基本目的にそれが書いていないのですか。何も書いていないじゃないですか。そこはどうなんですか。 | ||
○末松委員 言葉でそんなに何回も言われても困るんですよ。法律にそこはきちんと明記してくださいよ。それだったら話はわかるんです。それは当然常識じゃないか、当然常識ですよ。それが何で法律には、ここのポイントに入っていないのかということなんですよ。いや、実際に使いません、本当に使わない...全文を見る | ||
○末松委員 そういう精神規定も入らずに、いや、もうこの仕組みをそういうふうに考えていますから大丈夫ですというほど法律は安易につくられるものなんですかね。 私はこれ以上申しませんけれども、ここは本当にそういうことを考えて、あなたはさっき言ったんですよ、最も大事な原則だと。それが...全文を見る | ||
○末松委員 これは、十年先になってすべてこれを清算されるんですか。ちょっとそこの辺、済みません。私、もうちょっと別の方式かと思っていたので。 | ||
○末松委員 あり得る想定の中で、二兆円か、あるいはそれ以上かもしれないという不安視する方もいます。あるいはそれ以下かもしれないという方もいます。 そういった中で、いずれにしても、何兆円かという単位なものですから、これ、例えば将来、国民の負担になることは事実なんですよね。ですか...全文を見る | ||
○末松委員 ちょっと仕組みの中に入っていきますけれども、例えば、ちょっと私も見ただけで、先ほど朝も佐藤議員の方からこの質問があったと思いますけれども、銀行としては、自分の持っている株が、市場の株価の方が簿価よりも高ければ、それは市場で売りますね。そういうふうに売れない、いわゆるぼ...全文を見る | ||
○末松委員 なかなか理解できないんですよ、そこが。 運営委員会について、もうちょっとお聞きします。 あらかじめ質問してあったと思いますけれども、運営委員の責任というのはどういうことなんですか。もし例えば、国民最小の原則からいって、これはちょっと明らかに不合理だというような...全文を見る | ||
○末松委員 国民から見て、委員が解任されて、ころころかわったって、別に何ら問題ないんですよ。問題ないというか、要するに国民にとって大事でも何でもないんですよ。ロスが国民に来ること自体が問題なんで、それを、だれが役員になって、何かミスを犯したから、ただかわった、かわったというだけが...全文を見る | ||
○末松委員 ちょっと話をずらしまして、私、今テロ特措法の特別委員もやっておりますものですから、ちょうど財務大臣がおられますので。 新聞で見たんですけれども、テロ特措法の関係の財政措置、それが何か予備費から四百九十九億円を出すという話が出ておりますけれども、それの事実関係につい...全文を見る | ||
○末松委員 ちょっと時間がなくなってきたので、最後の質問になりますけれども、金融大臣に。 特別検査についてなんですけれども、これは報道なんかによると今月中に特別検査に着手すると言っていますが、その中で具体的な手順が問題になってきますけれども、関係者によれば、年内は百億円以上の...全文を見る | ||
○末松委員 これもきちんと頑張ってやってください。 では、質問を終わります。ありがとうございました。 | ||
11月27日 | 第153回国会 衆議院 安全保障委員会 第4号 議事録を見る | ○末松委員 民主党の末松でございます。 きょうは、PKOの法案ということで、今、世間的にも論議がなされておりますし、特措法の関係でもいろいろと審議がなされたところであります。 このPKOという活動でございますけれども、ODAとともにこのPKOというのは日本の平和に対する協...全文を見る |
○末松委員 そうしますと、そのPKOの要員の属性についてお聞きをしたいのですけれども、そうなりますと、モデル地位協定といいますか、例えば日本だったら日本と国連とあと受け入れ国、三者の間の地位協定という形になるんだろうと思うのです。そうなりますと、PKO要員というのは、自衛隊員も含...全文を見る | ||
○末松委員 さらにもう一点だけお伺いしたいと思います。 例えば、公務遂行上で過失致死なんということが起こるかもしれないですね。そういった場合に、本国の法律が適用されるという話になりますと、海外で起きたことで、国内法の中で国外では適用されないなんという話にもなるのかもしれません...全文を見る | ||
○末松委員 不幸にしてそういうふうな例があるかもしれないし、また、そういったある意味では間違いが起き得やすいような環境に置かれるかもしれない。その中でも、自衛隊員を含めPKO要員の方々が日の丸を背負って一生懸命やられるような、ある意味でのきちんとした環境づくりを日本政府としてもバ...全文を見る | ||
○末松委員 ちょっとこれは、今の金額等もいろいろとお話を伺えば十分なものと言えるんだろうと推測しますけれども、まだ主要国との比較の上なんかでも、日本として、あるいは日本の公務員、公務災害等含めて形の中で比較して、どういうふうな状況であるのかを、ちょっとそこは御答弁をいただきたいと...全文を見る | ||
○末松委員 地方公務員、警察の職員に比べて低いという認識ですかね。そうですか。やはりそれは我が国としても、国を代表して行っているので、そこの差はできるだけなくすという形でまた御努力をいただきたいと思います。 あと、自衛隊員の方と他のPKO要員の方、一般の文民の例えば選挙監視員...全文を見る | ||
○末松委員 それでは話題を移しまして、法制局の方、きょうおられるかと思いますけれども、いきなりちょっと話を戦闘といったことについて限定してお伺いをするわけでございますが、PKOの要員の方々が不幸にして山賊、匪賊のたぐいとかそういうふうなところから攻撃をしかけられる、そういうことも...全文を見る | ||
○末松委員 重ねて、だめ押しの質問で恐縮なんですけれども、そういう武力の行使に当たらないということは、例えば集団的自衛権の行使だということも、そういうのは論外だということを確認したいと思いますが、どうですか。 | ||
○末松委員 今の御答弁のポイントの中に、私的な集団、強盗あるいは山賊、匪賊等ですね、私的なという御指摘がございました。そうしたら、私的じゃない場合がどこまでなんだという議論に今度はなってくるわけでありますが、ちょっと念のため申し上げれば、例えば、具体例でいきましょう、正規軍の一部...全文を見る | ||
○末松委員 武力の行使にそれは当たらないんですという位置づけでございました。 ちょっと最後に、この解釈がどうかということで申し上げますけれども、先ほど法制局長官の方で、正規軍及び国家の軍隊あるいはそれに準ずる組織が襲ってきたといった場合は、これはある意味ではPKOの派遣の同意...全文を見る | ||
○末松委員 その武器使用ということなんですけれども、この概念について、もうちょっとお話しさせていただきたいと思います。 自己の管理下というのが今度新しく入ったんですよね。防衛庁長官にお伺いしますけれども、この自己の管理下というのはだれが判断するんですか。つまり、PKO、現場の...全文を見る | ||
○末松委員 個々の状況がいろいろな難しいケース、上官が判断しにくいケースが出てくる場合もあるのかな。できる限り国会の方で、こういう場合はこうだよというふうに言ってあげるのが政治の責任だと思うんですけれども、例えば特措法の関係で、議論を聞いていますと、自己の管理下という場合には、他...全文を見る | ||
○末松委員 傷ついた他国の軍事要員、こういった場合は、そこはある意味ではこちらの管理下に置かせることはできますよね。ちょっとそこを確認します。 | ||
○末松委員 それで、ためにする議論かもしれません。そういった意味で、ちょっと私自身もやや引けるところもあるんですけれども。 例えば戦闘状況になりますと、他国の軍事要員、こちらの自衛隊もそうかもしれませんけれども、入り乱れて、ある人間は負傷し、ある人間は健在で戦っている、そうい...全文を見る | ||
○末松委員 人の命というのが今のケースなんでしょうけれども、今度は物といいますか、自衛隊法九十五条ですか「武器等の防護」という中で、国有財産である物を、武器等を守る場合には武器の使用が許されるという解釈になるんでしょうけれども、例えば不幸にして武器等をまさに奪取されようとしている...全文を見る | ||
○末松委員 日本の国有財産はいいのですよ。国連の財産、貸与されているものとかUNとでかでかと書いた車とか、輸送任務のときなんかにそれがまさに奪取されようとしている、そういった場合は、それを守るためには武器の使用というのは今の法律では許されていないと思うんですが、そこの辺はどうなん...全文を見る | ||
○末松委員 それは、九十五条の延長線でオーケーだということなのか、それとも、先ほど杉浦副大臣が言われたように、地位協定の中で基本的にオーケーになるのか、その辺についてはちょっと明確にしてください。 | ||
○末松委員 となりますと、自己の生命の安全、これにつながるということにおいてのみ、そこは当然オーケーだよという位置づけですね。ちょっとそこのところだけ再度確認します。 | ||
○末松委員 それでは、残り時間も少なくなってきましたので、PKOの任務ということについて質問をします。 民主党は、警護任務等についても請け負っていくべきじゃないかという観点から今議論を深めているわけであります。 具体例でちょっと申し上げますが、任務ということになりますと、...全文を見る | ||
○末松委員 そうすると、強制力を伴うような、あるいは実力を伴うような妨害排除というのは、選択肢として現在のところ、任務遂行上の観点から、任務を全うするという観点からはそういう実力行使はできないということですね。確認をちょっと。 | ||
○末松委員 そうなりますと、これは別に警護任務だけに限らないわけですよ。輸送任務とか、あらゆる任務がそういう任務遂行上の観点のときに妨害が起こった場合、そうすると妨害を一切実力で排除できないとなると、何のための任務なんだ、何のためなんだと当然批判が起こるわけですよ。日本というのは...全文を見る | ||
○末松委員 そうなりますと、先ほど杉浦外務副大臣の方で、その受け入れ当該国とあと国連との間で地位協定なるものを結ぶんだと。それと、派遣国、日本の意思が当然入った形でのその三者ですか、そこでの地位協定になるんだろう、多分そうなるんだろうと私は思うんです。各国によってそういうふうなこ...全文を見る | ||
○末松委員 そうなりますと、では、日本の特殊事情が盛り込まれた合意というのは、それぞれの国はそれぞれの国であると思うんですけれども、それと国連との間のメモランダムとかそういうことで取り交わしているんですか。あるいは、そういう取り決めはないのですか。 | ||
○末松委員 だから、輸送任務をする場合、こういう形で輸送任務をしますよという、それで部隊がどうこう、何人、何人、それはわかるんですよ。だったら日本のように、例えば妨害排除のための強制力は行使しませんよとか、いろいろな限定つき任務になるわけでしょう。それが国連と派遣国の間で取り交わ...全文を見る | ||
○末松委員 そこなんですよ。我が国と国連との間で取り決めがなされている、そこなんですね。 ということであれば、国連の現地司令官が我が国と国連との間で取り決めがなされていること以上のことを要求してきた場合、これは何か、襲われてきたら実力でぼんぼんはね返せというようなことをもし現...全文を見る | ||
○末松委員 逆に、私が国連の現地の司令官の立場だったとすると、何か日本というのは使いにくいな、せっかく警護任務あるいは輸送業務を任せようと思っても、どうも、ちょっと強盗のたぐいが数人出てきたらすぐにしっぽ巻いて逃げるのか、そんなところには任務は任せられないじゃないか、そういうふう...全文を見る | ||
○末松委員 法律、つまり我が国のPKOの協力法を改正しようという中で、そのコンテクストにおいて法制局長官の方にお聞きしたいと思うんですが、例えば妨害、任務遂行上のときにどうしても、どんな任務でもそうですが、妨害等が山賊や匪賊あるいは強盗などによって、どうしてもこれは妨害を排除せざ...全文を見る | ||
○末松委員 今、我が国の部隊がいわば一国でそういったことをやるのであれば、そういう懸念、つまり国際紛争を調整する手段からの武力行使という形はあり得るんですよ。ただ、これはあくまで国連という枠組みの中で、しかもPKO、ピース・キーピング・オペレーションなんですよ。これのときに、その...全文を見る | ||
○末松委員 この点については、時間がなくなりましたから、私ももうちょっと議論したいところでありますが、非常に民主党としてもこの点についてきちんと考えていきたいと思いますので、そこはまた再度議論させていただくということで質問を終わります。どうもありがとうございました。 | ||
11月28日 | 第153回国会 衆議院 財務金融委員会 第11号 議事録を見る | ○末松委員 民主党の末松でございます。 一応、この法案に入る前にちょっと、ただいまニュースがございまして、アメリカの格付会社のスタンダード・アンド・プアーズが、きょう日本政府が発行する国債をダブルAプラスからダブルAに一段階引き下げると発表した。それで、小泉政権が進める構造改...全文を見る |
○末松委員 これで日本の国債の格付が、G7の中で最低水準と言われるイタリアと一緒になってしまった。これはまだ下がるかもしれない。 私が大臣に対して質問したのは、その理由として大きく挙げられているのは、脆弱な金融部門だということを明示されているがゆえに、そこで大臣の感想と言った...全文を見る | ||
○末松委員 先ほど言われたように、国民資産千四百兆、また世界に冠たる対外資産、ずっと日本は千数百兆の資産を持っていてという話を言われてきたわけですよ。でも、それがどんどんどんどん格付が落ちていく。今言われたように、方向性と現在のレベルといいますか、それは違うんだ、今いい方向に行っ...全文を見る | ||
○末松委員 私も全く同じ認識なんですよ。 先ほど塩崎議員が、同じ分かれ道がまだ続いているということは、厳しい言い方をすれば先送りされてきたということだったと思うんですね。そのときにちょっと私が思ったのは、じゃ、なぜ健全銀行に資本注入をするか。今言われましたよね、病気じゃない人...全文を見る | ||
○末松委員 余り議論になりませんね。立場があるということで、一切言えないのかもしれません。本当にそういった意味でちょっと残念でありますけれども。 この資産の査定とその引き当てというのが、本当に先延ばしすればするほどまた大きくなってきた。そういうことがもっともっと、本当に深刻に...全文を見る | ||
○末松委員 何か非常に、やや玉虫の、みんなが責任を感じなきゃねという話なんでしょう。昔、日本軍が、一億総火の玉と言い、そして敗戦になると一億総玉砕と言い、そして一億総ざんげと言った。本来だれが責任をとるべきかというのは、やはりきちんとこの国で総括しなきゃいけないんだろうと思うので...全文を見る | ||
○末松委員 今言われたこと、本当に私もそう思いますね。一番印象的なのは、フィクションをつくったことそのものによって、だれも責任をとらない構造であったと。そこは、私も名言であろうと思います。 その観点から柳澤大臣に、この今の塩崎議員の御認識が一方であり、そして、当局の立場として...全文を見る | ||
○末松委員 二点ありまして、一点、行政府だったから立法府がお決めになったことを粛々とやっただけだと。これも大臣、大臣は立法府のメンバーでもあるわけですから、それの一番専門家と目されている方で、ですから、そういう答弁はちょっとやめていただきたいと思うのですよ。 二点目が、検査の...全文を見る | ||
○末松委員 私の後者についてコメントすれば、言いたかったのは、本当に銀行の実態を知っていたのか。つまり、銀行が、ある意味では余り正直にやられると健全銀行じゃないというふうにとられるのが嫌で、かなり不良債権にしても本当に低く低く見積もる、そういうふうなこともきちんと踏まえて、検査改...全文を見る | ||
○末松委員 何か今、黙示的な御答弁がありました。この二次にわたる改革を私自身が、あなた知らないんじゃないか、無知な者がそんなことを質問していいのというようなニュアンスに私には受け取れるのですよ。 ただ、私が申し上げたいのは、いいのですよ、何次改革かどうか知りませんけれども、本...全文を見る | ||
○末松委員 そこの結論が出ないと何も言えないという話なのかもしれません。 金融システムの健全性について、さらにちょっと塩崎議員にまたお伺いいたします。 きのう、主要行の中間決算の結果が出たわけですけれども、どうもこれを見ていると、結論的に言うと、自己資本比率が八%を割らな...全文を見る | ||
○末松委員 例えば、要注意先の大口債権と言われる、例えばいわゆる三十社、そういうところの有利子負債額の合計が二十兆円近くあるという中で、主要行の貸出金額からの借り入れがその中で約八兆円。そして、ただ主要行の業務純益は三兆四千億円程度しかないと言われるのですね。どこで要注意先の引き...全文を見る | ||
○末松委員 私もこの質問をまた柳澤大臣にもぶつけようとしたのですが、先ほどの御答弁を見ると大体結果がわかるのでそれはやめますが。 では、塩崎議員、公的資金の追加投入もあり得べしということも、ここでそういう覚悟で臨むしかないということですけれども、そういった意味でもう少し、結果...全文を見る | ||
○末松委員 次に、この不良債権処理をいつまでに終わらせるのかということについて、質問したいと思います。 この法案では、「可能な限り三年を目途として回収又は譲渡その他の処分を行うよう努める」ということが書いてありますけれども、塩崎さんのこの議論では、五年で終わらせるべきじゃない...全文を見る | ||
○末松委員 今、極めて重要なことだと思うし、これがゆえに、RCCの中に資金の回収というのと、あと再生というような機能が与えられたのだろうと思うのですけれども、きのうからるる、本当にRCCに企業再生というそんな能力があるのかと。そういったことについて塩崎議員がどれだけお答えしたか、...全文を見る | ||
○末松委員 それができれば、それはまことにいいのかもしれません。 ただ逆に、アメリカとかほかの国が、日本のそういった不良資産の中でうまいものを、全部すべて解体して、腑分けして、いいところをとってそれを安く買いたたいて、そして資産にしていこうというビジネスが、例えばハゲタカファ...全文を見る | ||
○末松委員 発想的には私も非常に共感するところがありますので、そういったことが本当にRCCで実際にできるかどうか、そこをちょっと見きわめていかなければいけないと思うのです。 そういった意味で、ぜひ塩崎議員には、私も共感する範囲で頑張っていただきたいと思いますし、そういった意味...全文を見る |