末松義規

すえまつよしのり

小選挙区(東京都第十九区)選出
立憲民主党・無所属
当選回数7回

末松義規の2003年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月24日第156回国会 衆議院 予算委員会 第4号
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○末松委員 民主党の末松義規でございます。  私の方は、今国民が大きく不安に思っております北朝鮮、そしてイラク、そういった外交、安全保障を中心にお話をさせていただきたいと思っております。  さて、まず、北朝鮮の脅威といいますか、今、平壌宣言以降、小泉総理も努力をされておられる...全文を見る
○末松委員 今、外務大臣は型どおりの答えしかありませんけれども、防衛庁長官の方では、北朝鮮が核を積んだミサイルを日本に飛ばすという能力があるということですね。  それで、北朝鮮から日本にミサイルが飛んでくるとしたら、大体何分ぐらいかかるんですか。
○末松委員 私が選挙区に帰っていろいろと聞く話は、やはりすごく不安だということなんですよね。日本の民族そのものが、今、北朝鮮の核兵器あるいは弾頭、生物兵器、サリンとか、ああいったもの、それからさらには、この東京に落ちるということもあるわけですね、さっき日本の全域と言いましたから。...全文を見る
○末松委員 結局、何にも進んでないんですね。  だって、実は石破さん、あなた自身が、事態特の席、五月十六日ですけれども、質問しているんですよ。防衛庁長官の、中谷長官の答弁を聞きながら、あなたが質問をして、「したがって、法的構成というのは今政府の中で鋭意検討中ですという御答弁を、...全文を見る
○末松委員 このノドンが九三年に発射されてから、実験ですが、これから約十年でしょう。そしてテポドン、これが九八年に実験が、発射されて五年ですよ。そして九月十一日のあのアメリカの同時多発テロ、あの脅威が示されてから一年半ですよ。何やっているんですか。  昔からの議論があることは私...全文を見る
○末松委員 そうすると、北朝鮮が、東京を火の海にしてやるという発言を言って、そして液体燃料あるいは固体燃料でもいいでしょう、燃料を注入し始めた、そうしたときであっても対応はできない、おそれだから対応はできない、そういうことですね。
○末松委員 ここで答弁、ここで話し合わなかったら、どこで話し合うんですか。そして、政府の中では話していないんでしょう。何か明らかになるものが出てきていますか。  では、ちょっと角度を変えて聞きましょう。外務大臣に聞きます。  日米安保条約では、この北朝鮮からまさにミサイルが発...全文を見る
○末松委員 ちょっと答えてください。日本が要請できるんですか。そこを早く、一点だけでいいから答えてくださいよ。
○末松委員 質問をちょっと聞いてくれませんか。  まさに急迫不正の侵害が起こらんとしているとき、つまり、ミサイルがまさに打ち上がって、こちらの方に飛んでこようとしているときに、そのときに米側に対して、先制攻撃、その基地をたたいてもらうようにこれをお願いできるのかということを言っ...全文を見る
○末松委員 ちょっと防衛庁長官と外務大臣の答弁が違うんですよ。防衛庁長官は、そういったミサイルがまさに来るというおそれのあるときというのは攻撃はできないと言って、外務大臣は、いや、そういったときに、万やむを得ないときは攻撃できる、こう言っているんですよ。この辺、どちらが正しいんで...全文を見る
○末松委員 ということは、そうであれば、その際に、では日本としてそのような状況のときには、ミサイルの基地に対して法理的に攻撃ができる、そういうことですよね。それを答えてください。確認したいんです、それは。あなたはできると言ったんだったよ、今。
○末松委員 ならば、能力的に可能なんですか、北朝鮮の。そこを言ってください。今防衛庁の総力を結集して、そういったことが、もし防衛出動が下令されるということを仮定した場合には、それは可能ですか。
○末松委員 あなたは、その能力を今持たないと言った。では、それはアメリカがやるんでしょうというのが、さっきの外務大臣の答えでしょう。だから私は聞いたんですよ、日本がアメリカに要請できるんですかと。これに対して外務大臣は何も答えませんよ。日米安保条約があるから、アメリカがその義務を...全文を見る
○末松委員 ちょっとクリアにしたいんですよ。本当に協議をするといった場合に、うちは要請しないんですか、あるいはしちゃいけないんですか、はっきりしてくださいよ。国民の命がかかっているんですよ、あなた。  あなたはいいよ、本当に選挙民も持っていないし、政治責任はないかもしれないけれ...全文を見る
○末松委員 ちょっと委員長、今のは本当に全く明確になっていない。私は全く納得できない。そこは委員長からちょっと言ってくださいよ、明確に答弁してくださいと。  要するに、要請できるんですか、できないんですか、それを問うているのに、それを言ってください。協議というのは、こちらが話さ...全文を見る
○末松委員 申しわけないけれども、外務大臣、あなたやめなさいよ、与党からも辞任を迫られていると思いますけれども。それだったら、局長さんが答弁すれば、外務大臣は要りませんよ。これ以上、外務大臣にはもう聞かないです。  法制局長官、いますよね。集団的自衛権の関係なんだけれども、もし...全文を見る
○末松委員 前の答弁で、私が見たところによれば、これがどちらに向かって、例えば韓国に向けられるかもしれない、あるいは日本に向けられるかもしれない、そういったところで、過去の答弁では、それはなかなか判断しがたいという答弁だったんですよ。では、それは一歩踏み出したということですね。 ...全文を見る
○末松委員 あと、ミサイルの着手の関係でもありますけれども、そう防衛庁長官、にたにたしないでくださいよ。  今アメリカから、やはり情報をより多く持っているのはアメリカでしょう。それで、ノドンのときに、アメリカから日本の総理官邸に着くまで三日かかったといいます、通報が。それから、...全文を見る
○末松委員 今国民の皆さん、これをまたごらんになってわかるかと思いますが、結局、北朝鮮からミサイルが飛んでくる、あるいは蓋然性が高くなったときに、アメリカが自発的にといいますか、アメリカの判断で敵の基地をたたくということ以外には、これは第一撃をかわすことは不可能だろうと思います。...全文を見る
○末松委員 それを、考えているのが長過ぎるんですよ。だから、早く結論を出してくださいと言っているわけですよ。無理なことじゃないでしょう。もう数年間もずっとやってきたんでしょう。早く出してくださいよ。期限をつけてくださいよ。要請しますよ。いつごろ期限をつけるんですか、言ってください...全文を見る
○末松委員 あなた、政府の防衛庁長官ですよ。政府が、責任ある立場が、その人の言うことですか。何か、きのうの小泉総理と一緒じゃないですか、はぐらかさないでくださいよ。まずは政府がどうだということを早く期限をつけて言えと言っているわけですよ。それに対して、いや、あなたは、議員はどうお...全文を見る
○末松委員 では、政府として、とにかく自分たちで考えてやる意思はないんですかね。まず、きちんとみずからの立場を明らかにしてから、それで議論すべきじゃないんですか。それは政府でしょう。あなたが防衛庁長官じゃなかったらこんなこと聞きませんよ。いいですか、そこはもう本当に自覚してもらわ...全文を見る
○末松委員 それを査察の結果、安保理で話されるわけですよ。安保理で話されて、そして安保理で、今、フランスとか、安保理で反対を表明しようじゃないかということは表明されているわけですよね、現時点において。また、ドイツなんかも、今度二月一日から安保理の議長国ですよ。彼らも、ドイツも反対...全文を見る
○末松委員 何を言っているんですか。安保理の議論が、いろいろなさまざまなことがかみ合って、そして議論で結論が出るんでしょう。一つのことしか要素がないなんて、あなた、それが外務大臣の認識ですか、安保理に対して。日本は国連中心主義じゃないんですか。  と同時に、じゃ、決めていないと...全文を見る
○末松委員 この新聞の記事があるんですよ。何と書いてあるか。これは一月二十二日ですけれども、毎日新聞ですよ。これは、日本が国際機関に資金を提供すると。アメリカに、イラクの復興支援、それとイラクの戦争で起きる難民の食糧、医薬品確保のために、国連難民高等官事務所とかあるいは世界食糧計...全文を見る
○末松委員 私は、非常にテロの問題で怖いのは、国民の不安があると思うんですよ。さっきも、ミサイルの日本に対する攻撃というのはやはり国民が本当に不安に思っている。これを何とか解消していくのが政治の責任だと思うから、防衛庁長官とも議論をしたわけですよね。  今度、テロについて、例え...全文を見る
○末松委員 結局、外務省だけが知っていて国民には知らせません、そういうことでしょう。そういう隠し事政治というか、官僚の政治が行われているから、結局最後、いろいろなことで政治の責任のツケが国民に回ってくるということなんですよね。要は、一切仮定のことにはお答えできないという小泉総理の...全文を見る
01月30日第156回国会 衆議院 憲法調査会 第1号
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○末松委員 私の方では、今の御質問とはちょっと違うんですけれども、今、イラク攻撃の関係で各党の御意見を聞いていますと、国連決議がなされた場合には、各党さんの方で、それに対して一応日本として協力をしようというところが多いんだろう。その場合でも、今島さんが言われたように、武力行使に賛...全文を見る
02月14日第156回国会 衆議院 予算委員会 第11号
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○末松委員 民主党の末松義規でございます。  きょうは、私の質問に入る前に、午前中の竹中大臣と海江田委員との間で行われた質疑に関しまして、私自身ちょっと納得がいかないというものがありますので、予算委員会の理事としても、きちんとそこは国民の皆様にはっきりとさせておかなきゃいけない...全文を見る
○末松委員 そうしますと、竹中大臣が海江田委員との間で言われていたことですが、ETFについて、私も買いますと、それから絶対もうかりますということでございますが、これについて、一般の人が、例えば私が絶対もうかりますよと言ってもだれも信じてくれないかもしれない。でも、大臣、その内容に...全文を見る
○末松委員 まあ、言わずもがなでしょう。あなたが言った一言はやはり重いんですよね。  閣僚懇の席で言われたと言いましたけれども、閣僚懇というのは、申し合わせてといったのは、どういった方々がおられたんですか、ここで言ってください。
○末松委員 ほかに閣僚がいたんですか。だれがいたか言ってください、今、官房長官がおられたというのは私も聞きましたけれども。
○末松委員 竹中大臣が、私も買いますし、絶対もうかります、そして閣僚の皆さんも率先して買いましょう、こういうことを言ったわけですよね。これはやはりとんでもないんじゃないですかね。  要は、このETFという金融商品、この一つの特定の商品に対して一番情報を持っておられる大臣がそうい...全文を見る
○末松委員 これを販売しちゃいけないというのが、前提として予見に当たるからだめだと。  では、もうちょっと問い詰めさせてください。そうしたら、これは絶対もうかると言ったら、これは前提として予見を与えないんですか。
○末松委員 そう。今、やはり、見ている国民はそう思いますよ、大臣が言ったんですよと。では、大臣は販売員じゃないから言っていいんですか。大臣、では、絶対もうかりますと、彼がほかの商品に対しても、これは絶対もうかります、あれももうかりますと言っていいんですか。竹中大臣、ちょっと答えて...全文を見る
○末松委員 削除するのは当たり前の話です。そして、おわびするのも当たり前の話でしょう。ただ、私たちが問題にしたいのは、やはり金融担当大臣としてのあなたの資質なんですよ、適格性なんですよ。  つまり、特定の商品であれば問題ですがと言ったけれども、ETFといっているものは確かに株価...全文を見る
○末松委員 それはあなたが言っているのは、特定の商品を勧誘したということをお認めになられたわけですね。では、あなたは絶対もうかりますと言われた。これは重い事実なんです。本当はこんなことを言っちゃいけないんですよ。やはり、差し控えたい、立場があるから差し控えたい、これを言わざるを得...全文を見る
○末松委員 日本の未来を買う、いいでしょう。私たちも日本の未来のためにやっているわけですから、それは明るくあるべきですよ。  ただ、それが絶対もうかりますという表現とどうつながっていくのか。あなたは、一番金融と経済と財政について情報を持っている人なんですよ、日本で。その人が絶対...全文を見る
○末松委員 これは、あなたが単に頭を下げればいいという問題じゃないんですよ。いいですか、一九二九年でしたか三〇年でしたか、当時の大蔵大臣が鈴木商店がつぶれると言って、それから取りつけ騒ぎが起こったんですよ。そういった、あなたは、御自分の発言の重みというのを知らないといけない。本当...全文を見る
○末松委員 今、一見殊勝なお言葉をいただいた。  私は、これを、それで終わればいいと思うかもしれませんが、これはある意味で犯罪なんですよ。いいですか、例えば、証券取引法の百五十八条、相場変動を目的とする不正行為、風説の流布等、これなんかは、結局、金融担当大臣が全閣僚を巻き込んで...全文を見る
○末松委員 今、その誤解を招くようなということよりも、私が問題にしたのは犯罪性なんですよ。  例えば、あなたが、いいですか、これはちょっと勘ぐった見方ですよ。つまり、例えば、あなたの友達にずっと、いや、今度はETFというのはいい商品だから、これ買っておいてねと言ったとしましょう...全文を見る
○末松委員 ちょっと今、竹中大臣自身の信頼性が問われているので、法制局長官の方に聞きます。  法制局長官、例えば証券取引法百五十八条に、何人も相場を変動することを目的として不正行為を働いてはならないという、この件についてどうですか。これは、何人もというのは、大臣は免れるんですか...全文を見る
○末松委員 官房長官にお尋ねします。  今、竹中大臣が不適切な発言だったということでありましたけれども、私は、この間、彼が例えばニューズウイークのインタビューで、四大銀行のグループはツービッグ・ツーフェールというような、大き過ぎるからつぶれないといったようなことはないんだという...全文を見る
○末松委員 今、官房長官の答弁で、ETFの説明がありました。何かにこにこしていますね、竹中大臣。  ETFは、つまり金融株も入っているんですよ、みんな、指数の中で。彼は一番それを知り得る立場なんですよ。そして閣僚懇の中で、いや、絶対もうかりますと言ったんですよね、今あなたが確認...全文を見る
○末松委員 質問時間が終了しましたのであれですが、今のお話だと、冗談が過ぎた、つまり、冗談の範囲だったということを金融大臣が言うというのは、本当に、僕はとんでもないことだと思いますよ。それをもってまた後続の議員がこれについて追及しますので、それでまたその質問をさせていただきます。...全文を見る
○末松委員 午前中、竹中大臣の本当にとんでもない発言のことについて追及をさせていただきました。  そこで、私は、最後に官房長官の方から、内閣全体として閣僚懇でやった、本当に、みんながつるんでやったみたいな形になっているんですよ。そういったことを、この責任、やはりそこは竹中大臣が...全文を見る
○末松委員 今の発言を聞くと、どうも都合のいいように、今までの発言は、全く竹中大臣が個人的に思って、しかも、私は考えるんですけれども、やはりきちんと閣僚懇という公式の場で言った、そして記者会見の中ではっきりと言った。それで午前中の答弁は、彼は、竹中大臣は、日本の希望の未来、これを...全文を見る
○末松委員 そうしたら、日本に輝かしい希望の未来があるということも冗談だったということなんですか。  竹中大臣、お聞きします。  あなたは、冗談半分でそういうことを言ったんですか。あなたの個人的な、全く個人的な気持ちだけでそれを言ったんですか。午前中の答弁を踏まえて言ってくだ...全文を見る
○末松委員 竹中大臣、午前中、あなたは、記者会見でも、日本の将来を買ってほしい、そういった意味で、絶対もうかるということで記者会見で言ったと。それは国民に対して言っているわけですよね。それを、公的な部分じゃなくて、官房長官が言われるように、全くあれは個人的な、あなたの単なる個人的...全文を見る
○末松委員 まず、もう一度お伺いします。ちょっとわからないんですよ。あなたの答弁が二転三転しているんですよ。  いいですか、閣僚懇であなたが閣僚に言ったわけですよ、もうかりますからと。それは、その場で言ったのは、あなたは冗談で言ったんですか、そこを答えてください。
○末松委員 官房長官、要は、閣僚懇でそういう話が出て、閣僚で一致したんですか。そこでみんな、買わせようということを、みんなで閣僚が買おうじゃないか、そういうことは言ったんですか。
○末松委員 本当に、私は、やはり大臣として言葉が軽過ぎる。さっき官房長官が、いや冗談が過ぎましたねと。多分これは、言葉はとっさのことでと思ったけれども、とっさのことに大体本音がみんな含まれるんですよ。だから、官房長官、これを、今答弁されたように、全体として買わせる、こういうことを...全文を見る
○末松委員 では、政府の方ではそれは内々に、実質的に決定したということではないというのが今のあなたの答弁ですね。  では、あれは個人的にあなたが口を滑らせた、そういうことですよ、記者会見で。絶対もうかりますとか、それは不謹慎な発言だ。そうじゃないですかね。  だから、そこの責...全文を見る
○末松委員 次に、私の方できょうはテーマとして持っているのは、国立追悼施設、この構想についてお伺いをしたいと思います。  国立追悼施設、これは懇談会、官房長官のもとで、この一年間ですか、昨年一年間やられてきたんですが、まず、この経緯について、官房長官からお話をお伺いします。
○末松委員 それで、懇談会は十回ぐらい開かれて、十二月の二十四日に報告を出したということでございますが、報告書の内容についてしゃべっていただけますか。説明ください。
○末松委員 安倍官房副長官、おられますよね。安倍官房副長官もこの提言は読まれましたか。
○末松委員 どういう感想をお持ちになられましたか。
○末松委員 安倍副長官は、この国立追悼施設に反対する会に名前を連ねたり、あるいは神社神道の政治連盟の事務局長もやられていますけれども、これについて個人的な御意見を、述べたくないというのであればそれで結構ですが、個人的な御意見があれば言ってください。
○末松委員 なかなか慎重な発言ですよね。そうだろうと思っていました。  実は、この追悼施設の問題というのは、やはり一番私は、両者のことについて感じるんですが、靖国に参拝した小泉さんに対して、韓国とか中国とか大変な反発があって、これはまずいと、あるいは国内でも反発があった。だから...全文を見る
○末松委員 英霊思想で本当に自存自衛の戦争を日本が行ってきた、これは靖国神社がそうお考えになられて、そしてそれを信奉するのは個人の宗教上の自由です。それはそういったところがあるべきです。だから私自身はそこは何ら問題視していないし、どうぞ頑張っていただきたいという思いだし、私も靖国...全文を見る
○末松委員 ちょっと、余り私自身、その今の答弁はまだ評価の対象にならないんですけれども。  もう一つ大きく違う点が、追悼の対象が大幅に違うということなんですね。  靖国神社の方は、基本的には、A級戦犯を含めた軍人軍属のみで、二百四十六万体に、三人の皇族の方が祭られているわけで...全文を見る
○末松委員 靖国神社参拝、公式参拝問題を考えますと、憲法の二十条、国家機関が宗教的活動をしてはいかぬ。国家機関には、総理大臣を含め、閣僚も含め、みんな入りますねということであるので、これを公にはできない。だから、中曽根総理が八五年に参拝したように、参拝の儀式を、様式を簡略化して、...全文を見る
○末松委員 これからの時代の場合は、確かに韓国、中国が内政干渉だという御意見もあるかもしれませんが、やはり戦争というものをこれは忌むべきものであるということで、その犠牲者という立場に立てば、敵の人もあるいは味方もないわけで、さらに、例えば私も韓国の方なんかと話したときに、中国人の...全文を見る
○末松委員 坂口大臣にお伺いしますが、坂口大臣、公明党でございますね。公明党を代表して、この国立追悼施設の建設について、御党の御意見をお伺いしたいと思います。
○末松委員 賛成の立場をとられるということで、官房長官、最後に、ちょっと時間がなくなりましたので、短く。これを、この貴重な提言をこれから生かすような形で前向きに取り組んでいきたいという御決意をいただければと思います。
○末松委員 ちょっと時間がなくなりましたのですが、あと一問だけ、川口外務大臣に聞きたいと思います。  けさのニュースで川口大臣が、イラクについて、米国の立場に立って、非常任理事国への働きかけを我が国もしたいと。ということと同時に、今資料に配られた、この変化する安全保障環境と日本...全文を見る
○末松委員 質問を終わります。ありがとうございました。
02月21日第156回国会 衆議院 予算委員会 第16号
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○末松委員 民主党の末松義規でございます。  きょうは、法務大臣に対して、特に先ほど原口議員が追及されておられましたホースでの殺人事件について、お伺いをいたします。  ちょっと私の質問の順序を変えて、先ほど原口議員の方から、あなたの答弁が、十一月の二十九日ですか、阿部委員から...全文を見る
○末松委員 これは、やはりどう考えてもおかしいんですね。  ちょっと検察の方に聞きますけれども、この阿部委員の質問に対して大臣が、この件については、検察において、また矯正局において、また人権擁護局においてそれぞれきっちりと捜査をしている最中ですと。検察の方は、ホース殺人事件は一...全文を見る
○末松委員 大臣として、それでは、これはマスコミなんかでもだんだん取り上げられてくるわけですけれども、大臣自身も結構、問題意識はお持ちなんですよね、この名古屋刑務所について。  例えば、法務省の矯正局が二月の二十日に「情願制度について」という紙を出しているわけですよ。そのときに...全文を見る
○末松委員 この中でやはり私が思うのは、それで、一月末に刑事局長からあなたは名古屋刑務所の件について聞かれるわけなんですけれども、これまで刑事局長の話から、やはりこれはおかしいと。刑事局長の方は、先ほどお話がございましたけれども、ひょっとしたらこれは他害行為かもしれないということ...全文を見る
○末松委員 名古屋刑務所というのは、昨年の五月にも事件があり、この革手錠の事件、九月にもまたあったわけですよ。そして、この十一月、またこの件が報告されて、五月、十一月については調査をすべきだ、あるいは捜査すべきだということであなたは言ったんですけれども、このホース殺人事件について...全文を見る
○末松委員 今、一月末の刑事局長の話を聞いて、これはやはりあれですか、これだけ、さらに第三の事件がありそうだと、聞いて、あなたはどうして結びつかないんですか。もっと名古屋の刑務所について矯正局長にきちんと、普通の政治家であれば、大臣であれば、おかしいじゃないかということを言わなき...全文を見る
○末松委員 では、このつながったという、今の、全くつながったというのは大体いつごろなんですか。それは二月の十二日の記者会見で初めてつながったんですか。
○末松委員 あなた、刑事局長から聞いたんでしょう。刑事局長から聞いて、そのときに、あれ、そういうこともあるのかということ、でも、他の事件と名古屋の刑務所の問題でどうもこれはつながらないなというのはそれは一月の末で、刑事局長から聞いての印象をあなたに問うたんですよ。そして、つながっ...全文を見る
○末松委員 それであれば、私がさっきから言っているわけですよ。これは大変なことじゃないかとあなたは感じたわけですよね、驚いて。そうしたら、どうして矯正局長に対してきちんと、どうなっているんだと言わなかったんですか。
○末松委員 私、昨年の十二月四日に、名古屋刑務所に視察に行ったんですよ。  そのときに、この刑務所で、標語が書いてありまして、寒さに負けずに頑張ろうとか。あそこは寒いんですよ、みんな布団をかぶって寝ているんですよね。ちょっと一種異様な雰囲気は感じたんですね。  そのときに、た...全文を見る
○末松委員 ちょっと訂正ですが、乙丸さんという方が、容疑者がいつまで勤めていたのか、それをお答えください。
○末松委員 つまり、私が言いたいのは、矯正局長に何にも指示していないから、被疑者がずっと勤めているんですよ。そして、大変いろいろと被疑者は、これは報道ですよ、報道にあるんですよ、あの乙丸という人とあともう一人、この人たちには気をつけろと。これはまた大変な同じようなことをやってきた...全文を見る
○末松委員 そうしたら、わかっても、あなたの論理でいけば、予防よりも、結局そのままずっと泳がせて、何かあっても、また第二の事件があっても、それはまた捜査の関係があるからできません、それがあなたの態度ですね。  それが政治家としてのあなたの態度ですか。別に、すぐに外せと言っている...全文を見る
○末松委員 矯正局長に伺います。  あなたは、この前の予算委員会で、たしか、今、原口委員が言われたように、恫喝ともとれるような発言であなたの所信を言われたわけですね。それで、あなたはいつごろこの事件について知ったんですか。特に、その事件性について。
○末松委員 ちょっと私、記憶になるんですけれども、この前の予算委員会で、あなたはたしか、検察関係が入った場合には、邪魔にならないように矯正局の方は何もそこは対応をしないんです、要するに、検察の邪魔にならないようにするのが一番ですという話を言いましたよね。それはちょっと矛盾するんじ...全文を見る
○末松委員 この前の話で、あなたは、私たち与野党の議員に向かって恫喝をしたというところでは、捜査の保秘性といいますかね、情報の機微性にかんがみ、基本的には、大臣にも報告しない、この件については大臣にも報告しないという話を言ったんですよ。でも、そのとき、あなたは、この件については、...全文を見る
○末松委員 ちょっと、じゃ、我々は一体で質問しておりますから、あのときというのは、大体、あなた、いつでしたっけ。
○末松委員 要は、私は、世間の皆さんに知ってほしいのは、法務省のこういうところが問題だと言っているんですよ。捜査の保秘性というのは重要でしょう。でも、局内部で、局長全く知らされずに、そして局長から大臣にこの件を上げもしない、大臣から局長に相談もしない、こんな管理体制があるのかと。...全文を見る
○末松委員 あなたも非常にそこは反省しているようなので、あなたの責任はもう問いません。御自分でおわかりになっていると思います。  私が本当に問いたいのは、大臣についての責任ですよ。  私は、この矯正局、さっき情願の話がありました。私もいろいろと、これの五倍するぐらいの資料で全...全文を見る
○末松委員 また新たにやっていくんじゃなくて、あなたは一回ここで責任をとっておやめになるべきだと思いますよ。  いいですか。こういう集中審議がこの予算委員会で行われたというのは何十年ぶりかという話じゃないですか。これは、法務省の本当に不祥事ですよ。不祥事が起こることは仕方がない...全文を見る
03月03日第156回国会 衆議院 予算委員会 第20号
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○末松委員 民主党の末松でございます。  きょうは、イラクそして北朝鮮の問題について、外交的な意味での締めくくりということで質問させていただきます。  私、その前に一点、イラク問題から始めますが、イラクの大使館に外務省のときに二年間赴任しておりまして、八四年から八六年だったで...全文を見る
○末松委員 そうすると、今度、三月のこれから数日後にもある安保理で、今、米英等案とそれから仏独等の案が対決することになると思うんですが、その場合、このイラク対国際社会全体の国際社会全体が今割れてしまった、そういうことで、日本としてどうしようかというふうに今迷っている中で、午前中の...全文を見る
○末松委員 そうしますと、今度の米英案で非常に重要なことは、対イラクの新決議案の中で非常にこれは重要だと思うんですが、イラクが国連が与えた最後の査察協力の機会を逃した、こういう位置づけがなされております。そして、原口国連大使も、イラクの査察協力あるいは査察の効果に対して、シリアス...全文を見る
○末松委員 最後の機会を逸するという、これは、では外務大臣に聞きますけれども、米英の決議案がもし仮に可決されるのであれば、いつから、いつ最後の機会を逸したことになるんですか。
○末松委員 でも、いつごろ決めるかというのじゃなくて、決議が通ったら、それは安保理で、イラクが査察の協力というか、査察の効果について、査察に協力しなかった、最後の機会を逸したというのはそこで判断があるわけでしょう。それは安保理決議が成立したときに、そこはそういうふうな判断になるわ...全文を見る
○末松委員 いや、私は解釈を聞いているんですよ。安保理決議がそこで採択されたら、イラクは最後の機会を逸したという位置づけになるんでしょうと。これははっきりしているじゃないですか。これは違うんですか。これの先にまた何か安保理が最後の機会というのを、まだあるんですか。ちょっと悪いけれ...全文を見る
○末松委員 そうすると、近日中に安保理で米英の案が採択されたら、そういうことになるわけですから、それ以降は、米英等が武力行使を行ったとしても、それは何ら不可思議じゃないですね。全くそれは認められるという位置づけになりますよね。これは総理にお伺いしましょう。それぐらいは、そこが大き...全文を見る
○末松委員 イラクがどう判断するとはどういうことですか。それは、安保理が決議をして、そして攻撃をした。イラクにどんな判断が残されているんですか。
○末松委員 イラクが全面的に応ずるといったって、あなた、最後の機会ですよ。最後の機会を逸したというのがあの決議の内容でしょう。そしたら、もうそれ以上ないじゃないですか。最後じゃないんですか、あれ。ちょっとおかしいね、総理の認識は。
○末松委員 何かおかしいですよ。  では、例えばサダム・フセインが自分で退陣しますと言って国外に逃げますとか、あなたはそういうことを想定しているということですか。
○末松委員 では、確認しますけれども、米英が武力攻撃することに対して、その場合、当然、日本政府としても一つの立場をとらなきゃいけません。あなたは、今ここで表明するのは難しいと、答弁を午前中からずっと避けていましたよね。だったら、そういった場合に、イラクが最後の査察の機会を逸したと...全文を見る
○末松委員 ちょっと私も今、論理的にやや混乱をしておりますけれども。  では、そしたら、米英が攻撃する、私も正直言うと、もうアメリカは攻撃すると思っていますよ。アメリカは、何にもかかわらず政権転覆ということを明らかにしていますし、それはあると私は予想はしています。  そのとき...全文を見る
○末松委員 あなたも多分、それは、武力攻撃があるかもしれない、ある可能性が高いというのは予想はしておられると思います。私自身、この攻撃によって何らいいことはない、私はそう思うわけですよ。  あなたも、この前の予算委員会の答弁で、もし攻撃があった、そういった場合に、イラクが破壊さ...全文を見る
○末松委員 もう一つ、今の観点で伺いますけれども、アメリカが今、ブッシュ政権、占領後のイラクというものを考えています。そうした場合に、占領費というのがかかるわけです。そして、イラクの復興費というのもかかるわけです。それに対して、小泉総理は、日本が応分の負担をするという中に、占領費...全文を見る
○末松委員 そう、確かに私も聞きました。あなたは、午前中に、難民対策もやりますということを言いましたよね。それは戦争が前提で言われているわけですよ。  いいですか、だから、そういった意味で、これから、別に一年、二年先の話じゃないんですよ。もう本当に、ここ数日あるいは数週間以内の...全文を見る
○末松委員 ちょっとさっきの問題に返りますけれども、私たち民主党は、この危機は査察で乗り切れるというフランスとかドイツの提案、これに私たちは賛成しています。  このコストの面を見ても、国民は、一人頭三万円かという話になるよりは、査察の費用を考えたら、今、あのUNMOVICという...全文を見る
○末松委員 逆に聞きたいんですけれども、内閣は、こういう試算を全く出さない、今は不適当ということで、全く試算もしていないんですか。言えないというのはわかるかもしれない、言えないのはわかるんだけれども、あなた方、何にもその計算もしていないんですか。そんな無責任な内閣なんですか。国民...全文を見る
○末松委員 では、試算をしているんですか。少なくとも、そこだったら、しているということぐらいは言ってくださいよ。結果は、あなたは今言わなくてもいいかもしれない。  この予算は、本当にこの予算をどうするかを言っているんですよ。国民一人頭一万円以上と。湾岸危機のときはよかったんです...全文を見る
○末松委員 予期しないことというのは予備費で対応するんでしょう。予備費というのはどのくらいですか。四、五千億ぐらいあるんですか。我々予算の審議をしているんですよ、では、これを全部予備費で対応できる額とお思いなんですか、総理は。難民対策だってそうじゃないですか。どこに入っているんで...全文を見る
○末松委員 ここもこの言い方なんですよ。だから、いや、あなたが判断をする場合に、そういうことを全く考慮に入れないで、予算審議のときはそれは一切関係ないでしょうという態度がおかしいと私は思いますよ。  だって、イラクを攻撃したら国際社会に負担がかかりますよ、そして復興するのにも大...全文を見る
○末松委員 そしたら、数週間以内に、あなた、今の発言の重みを知らされることになりますけれども、戦争が起こったら、いやもうこれだけ大変なことですから、では国民に負担をお願いしますということを、そのときから言い始めるということですね。それまでは一切言わないと。  そうですか、わかり...全文を見る
○末松委員 あなたこそ言葉じりをとるのがうまいですね。そこは私の方で確かに不適切な発言がありましたよ。ただし、私は、本当に今の外交を見ていて、米国のお先棒を担いでいるようにしか思えない。だから、それを正直にあなたにぶつけたんですよ。  いいですか、そういった意味で、もし今、北朝...全文を見る
○末松委員 いや、それは我々として、もし中東で本当にそういうむだ金になるようなことをするんであれば、北朝鮮の守りをやった方がよっぽどいいだろうというふうに私は例えで申し上げてきたわけです。いいですか、ですから、ぜひ総理に再考をお願い申し上げまして、私の質問を終わります。
03月06日第156回国会 衆議院 憲法調査会安全保障及び国際協力等に関する調査小委員会 第2号
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○末松小委員 小川先生、どうもありがとうございました。大変感銘を持って私も聞かせていただきました。  私がお聞きしたいのは、例えばアメリカに対する恐怖心なんですよ。  今回のイラク問題なんかを見ていても、日本がこの対応をとらなきゃいけない。確かに、日本人でイラクを攻めたいと思...全文を見る
○末松小委員 それから、小川先生が言われた、日本の憲法で、法治国家でないという御認識のもと、不断の努力、改正をしなくてはいけない、今の法制度の疲労とかなんとかいうのはそのまま放置してきた、これはけしからぬという話、私もそうだと思うんですね。  なぜ放置してきたのかなというふうに...全文を見る
○末松小委員 最後の質問になるかと思いますけれども、有事立法の議論をしていたときに、憲法の中に憲法の遵守をする義務をやはりうたうべきじゃないかと。  公務員とか大臣とかなんとかには、憲法の九十九条ですか、憲法尊重義務というのがあるんですけれども、一般の国民の方々もやはり憲法体制...全文を見る
○末松小委員 憲法の体制そのものが破壊されるのがまさしくこの非常事態の世界なので、そういうお話をまたお伺いさせていただきたいと思います。ありがとうございました。
03月20日第156回国会 衆議院 憲法調査会 第4号
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○末松委員 民主党の末松でございます。  先ほど、アメリカの正当性という問題がございました。政治というのは力と筋でございますから、そういった意味で両方ないと国際社会で通らないのだろうと思いますが、結局、米英の正当性をだれが認めるかというと、今の時点では安保理で認めるしかないんで...全文を見る
05月12日第156回国会 衆議院 武力攻撃事態への対処に関する特別委員会 第8号
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○末松委員 民主党の末松でございます。  きょうは、質問に入る前に、ちょっと今の議論を聞いていて、前原理事と久間理事の関係で、伊藤先生の方から話をしていた中で、憲法にこういった緊急事態を規定していない、私は、緊急事態、こういう武力攻撃の敵が侵入してきたような事態というのは、基本...全文を見る
○末松委員 そうしますと、では、そういう整理の仕方ですね、緊急事態という整理の仕方で、そういった切り口で問題を考えること自体については極めて意味があるというお考えでよろしいですか。
○末松委員 民主党の提案の方が、まさしく緊急事態になったときにどうあるべきかと。それに対するいろいろな訓練とかのことをやはりやっていかないと機能しないんですよ、幾ら法律をつくっても。だから、危機管理庁ですか、民主党の方の法案の中には、そういった組織を全体として総括するようなことの...全文を見る
○末松委員 そのような観点も含めて、次に参りますけれども、やはり戦争時において人権が制約されるということが過去あったわけですね、第二次大戦でも。そして、特に戦争反対を叫んだら警察にしょっぴいていかれるとか、そういうふうなことで大変な目に遭ってきたわけですが、ちょっとこの前の四月二...全文を見る
○末松委員 そうしますと、やはり自分としてはどうしても先祖伝来のこの土地の建物にしがみついて、これは何とかしてずっとそこにいたい、そしてその家屋についてのけと言われても嫌だという話になった場合には、これはどういうふうな、正当な理由ではないということで土地を収用されるとか、そういう...全文を見る
○末松委員 そういったことについて、何かガイドラインみたいなことは公表されることになるんでしょうか。
○末松委員 こういうことを考えると、やはり国民の方は非常に不安になってくるわけですよ。だからこそ、民主党が言うように、まず国民の保護に関する法制をも示していただきたい。  それが、この事態対処と同時に国民の保護の法制、これを一体化してもらわないと、単にまずこの事態対処だけあると...全文を見る
○末松委員 多分、日本の国民は非常にそういった意味で遵法精神が強いですから、そういった意味で協力はしていただくことになると思いますけれども、自分の財産権とかいう話になってきますと、最後は裁判という話になってきますから、そこはやはり法的にきちんとしたものが当然必要だろうと思います。...全文を見る
○末松委員 ミサイルが飛んできてどこかの都市が大被害を受ける、そうしたら、その来た基地に対しては、また来る蓋然性が高いということ、プラスほかにも飛んでくる可能性もあるということで、そこは今の防衛庁長官の答えであれば、法理論的には可能だということですね、必要最小限度を超える自衛権の...全文を見る
○末松委員 北朝鮮が国連安保理で経済制裁がまず仮にとられたとする、そういったときには宣戦布告行為であるというふうに受け取るんだということを報道で北朝鮮の関係者が言っておりましたですが、こういう場合には宣戦布告行為という形で受け取るのであるという位置づけを彼らがやった場合、この場合...全文を見る
○末松委員 時間がなくなってきましたので、現実に即した質問をもうちょっとさせていただきたいんです。  例えば、これも仮にですよ、これは仮定ですけれども、最後の質問になるかと思いますが、九月十一日のような米国のテロ事件が日本で発生したとしましょう。それが例えば、これも全く仮定の話...全文を見る
○末松委員 そこで、戦争と認定された場合には、外務大臣、せっかく呼んでいますので、そのときには、日米安保条約の日本国の領土における攻撃がなされたということで、発動になるという理解でよろしいですね。
○末松委員 以上です。終わります。ありがとうございました。
05月15日第156回国会 衆議院 憲法調査会統治機構のあり方に関する調査小委員会 第3号
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○末松小委員 両参考人、御説明、大変ありがとうございました。  時間がちょっとございませんので、手短に質問させていただきます。  まず、津野参考人ですけれども、先ほど、内閣法制局とそれから国会の法制局、それについての違いを、また、その違いの背景について的確な御説明をいただきま...全文を見る
○末松小委員 ありがとうございます。  山口参考人にお伺いします。  フランスの憲法審査制度、非常に興味深く私は拝聴させていただいたんですけれども、その中で、この憲法院ということなんですが、コンセイユ・デタというのは、これは内閣法制局と同じようなものだろうと思うんですが。それ...全文を見る
○末松小委員 その政治的な政争が憲法裁判所の方に、憲法院ですか、出てきたときに、やはりそれに対応できるような、あるいは行政の迅速性を理解できるような、そういった形の裁判官というのは、ずっと裁判官だけやってきた方ではなくて、やはり人の構成を変えることによって、そういったことはクリア...全文を見る
○末松小委員 時間が来ましたので、終わります。ありがとうございました。
05月29日第156回国会 衆議院 憲法調査会 第7号
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○末松委員 私もそこは、この前の審議を通じて感じましたのは、やはり日本にも憲法裁判所といったものが必要だなというのを強く感じたわけです。  実際に私の感じでは、今、憲法の有権解釈権者はだれかというと、実質的には内閣法制局が担っている、そういう感じが特にいたします。特に、内閣法制...全文を見る
06月12日第156回国会 衆議院 憲法調査会 第8号
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○末松委員 憲法と安全保障でもちょっとよろしいでしょうか。  私、発言を控えようと思ったんですけれども、おとといイラクから帰ってまいりまして、イラクの実情について民主党の調査団として見てきたわけでありますけれども、自衛隊の派遣問題でずっと事情も見てきました。  そのときに、イ...全文を見る
06月25日第156回国会 衆議院 イラク人道復興支援並びに国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動等に関する特別委員会 第2号
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○末松委員 民主党の末松義規でございます。  私の方は、六月の頭でしたか、実際に民主党の方で調査団として、参議院議員の若林秀樹議員、そして首藤信彦議員、衆議院議員ですね、ともどもイラクに行ってまいりまして、それで、現地で感じたことなども含めてお話をさせていただきたいと思います。...全文を見る
○末松委員 私もそれは見ましたよ。戦闘作戦、主要な戦闘作戦は終了したと言っている。それはそうでしょう。  それで、米軍は、主要な戦闘で亡くなった人数が百数十名、そして、その戦闘が終わってから今まで亡くなった人命が百名近くと今話がございました。要は戦争状態なんじゃないですか。だっ...全文を見る
○末松委員 それはいろいろな情報はありますよ。と同時に、あとまた一カ月、二カ月したら、それは絶対減らないんですからね、どんどんふえていくわけでしょう。きのうだって南部であったわけでしょう、アマラで六名死亡と。  それで、いいですか。国連決議の一四八三で、占領当局のことですね、オ...全文を見る
○末松委員 では、ちょっと立場を変えますけれども、要するに戦争状態が、私が言い方を変えましょう、戦争状態が終了していない、つまり戦争状態であるということに対して反論できますか。
○末松委員 いや、私が聞きたいのは、戦争状態が依然として続いているということなんですよ。要は、自衛隊の——どうもちょっと、今の、しかしひっかかるな。  では、戦闘があるからといって戦争状態になっているわけじゃないんですよ。いいですか。でも、戦争状態が終わっているということは、戦...全文を見る
○末松委員 サダム・フセイン前政権からいえば、それは今は政権の場からとりあえず追放されていますよ。でも、彼らの意思からいえば、何か外国から征服しようとして軍が来た、おれたちは、昔、パルチザンというのがありましたけれども、そういう形で抵抗勢力、と言ったって別に自民党のことを言ってい...全文を見る
○末松委員 日本の場合には、玉音放送があって、それでみんな、戦争が一応終わったと感じて、それで、降伏文書まで時間がありましたけれども。ただ、今のイラクの状況では、防衛庁長官言われたように、厳密な意味で、法的に言えば戦争状況は続いているということだと。わかりました。私もそこは確認し...全文を見る
○末松委員 型どおりの、答弁資料のとおりにしゃべっていただくというよりも、要するに、現地でイラク人にもたくさん聞きましたよ。そうしたら、日本の自衛隊が行くということに対してどう思いますかと言ったら、それは日本軍だろう、ジャパニーズアーミーだろうと。連合国と一緒に仕事をするというん...全文を見る
○末松委員 そうしたら、協力をするというのはそういう機能を言っているんじゃない。だから、占領当局の権限のもとに、その命令の中に入り込むわけじゃないですよね。それに対して、占領当局に対して協力をしていくということは、それは要するに、国際的に見て、軍事組織として協力をしていく、そうい...全文を見る
○末松委員 問題をはぐらかさないでくださいよ。  なぜかというと、僕は後で話を進めますけれども、要するに捕虜という話になってきたときに、それは紛争国の軍隊のメンバーなのかどうかで全然待遇が違ってくるんですよ。だからその位置づけを聞いているんじゃないですか。  外務大臣、じゃ、...全文を見る
○末松委員 自衛隊は、制服を着て、そして日本のセルフディフェンスフォース、フォースという言葉を使って行くんでしょう。違うんですか、防衛庁長官。  武装された政府職員じゃないというのだったら、ないと言ってくださいよ、そこは。
○末松委員 英語でセルフディフェンスフォースと言った、このフォースですね、やはりどうしても軍として見られるわけですよね。それは、別にそれを否定する必要もない。ですから、そういった意味で、それは後の質問にまた絡んできますから。  では、ちょっと私は、そもそも論に行きたいんです。 ...全文を見る
○末松委員 おっしゃるとおり、自衛隊というのは、我が国の平和と独立、つまり、国民を守り、我が日本国土を守るというのが主たる任務ですね。そうですね。  その中で、例えば赤松委員が言われたように、災害救助というようなこともする。でも、イラクに対して相当程度の武器を持っていくというこ...全文を見る
○末松委員 ちょっといいですか。今、総理のお言葉ですけれども……
○末松委員 今、総理が声を荒げられましたよ。自衛隊だけじゃない、民間でもやるんだと。総理は今言ったんです、あなたが。自衛隊でもできる、民間でもできる。でも、あなた言いましたよね。危ないからといったら自衛隊しかないじゃないか。  では、どうですか。ここで、この法律案が、自衛隊じゃ...全文を見る
○末松委員 そこを総理にも現地に行って見ていただきたいんですよ。医療分野、医療分野というけれども、今、医療分野は、薬の供給が足りないとか最新設備が足りないとか、そういったところはニーズはあるんですよ。でも、自衛隊が行って、そして何か野戦病院を開く、どんなニーズがあるんですか。そこ...全文を見る
○末松委員 石破長官が博識の中で、シーア派の病院とスンニ派の病院、いろいろなニーズがあるでしょう、違いがあるでしょうと言われましたけれども、思いつきで言わないでくださいよ。  いいですか。シーア派の病院とスンニ派の病院、確かに扱いは違うんですよ、そこは教義の中で。だけれども、で...全文を見る
○末松委員 私は、そういううそは言わないでもらいたいんですよ。  いいですか。ホワイトハウスのプレスリリースで、五月二十三日、ブッシュ大統領が言っているんですよ。ここに何て書いてあるか。「ツデー ジャパン イズ コミッティド ツー プレーイング ア リーディング ロール イン ...全文を見る
○末松委員 そこは、さっきは周辺国とも何も言っていないじゃないですか。(小泉内閣総理大臣「イラクの話だから」と呼ぶ)イラクについては、やるともやらないとも何も言っていないんですか。(小泉内閣総理大臣「よく読んでくださいよ」と呼ぶ)後で示していいですよ、これは。この文書の続きから、...全文を見る
○末松委員 では、ここについて、イラクについてロジスティカルサポートはするしないとも何も言っていないということですね。(小泉内閣総理大臣「周辺国からするんですよ」と呼ぶ)周辺国からバグダッドにするんですか、あるいはバスラか何かにするんですか。(小泉内閣総理大臣「どこの周辺国かわか...全文を見る
○末松委員 ちょっと私自身まだ納得していませんけれども、時間があれなので次に行きますけれども、そこの辺の文脈からいくと、どうもそこは詭弁のような気がしますが……(小泉内閣総理大臣「詭弁じゃないんだよ、誤解なんだよ」と呼ぶ)では、行かされる自衛隊員の立場に立ってちょっと考えてみます...全文を見る
○末松委員 戦闘になった、それで自衛隊が巻き込まれちゃった、そうなった場合には、自然権的な自己保存の視点に立って正当防衛をやっていますから、米軍には支援をして、そして攻撃を、米軍を助けるということはできませんよね。防衛庁長官、さっきの答弁ですけれども、もう一回確認します。
○末松委員 とすると、では、そこで米側が、あるいはほかの多国籍軍もそうですけれども、例えば、日本が一緒になって、日本だけが撤退をしていくということで、場合によっては国際的な信頼が失われるということも覚悟しなきゃいけない話になりますけれども、そういうことですよね。
○末松委員 自衛隊員が、では逆に、戦闘行為中、襲われてそこで拉致されちゃった、そうしたら捕虜としての待遇を受けるんですか、それともどういう待遇になるんですか。
○末松委員 急襲された場合、そのときはどうなるんですか。何者かによって攻撃を受けた場合、そのときに正当防衛で撃ち合いになった、そのときに拉致をされたらどうなるんですか。
○末松委員 あなたは、本当に行く自衛隊の人を考えて言っているんですか。捕虜となったらどうするんですか。いや、捕虜にならない可能性があるんですよ。つまり、捕虜じゃないんですよ、自衛隊は。どうなんですか。  では、石破さん、どうですか。
○末松委員 ジュネーブ条約で、私も見たんですけれども、捕虜というのは、紛争当事国の軍人あるいは武装民兵、そういったことが捕虜としての待遇を与えられるんですよ。いいですか。だから、この場合、さっき私が自衛隊の位置づけにこだわったのは、これは軍じゃないですよねという話のときですよ。い...全文を見る
○末松委員 だから、戦争状態にあるということを認識しなけりゃだめだということを最初に言ったわけですよ。戦争状態にある人に対して、ではそこで、きちんとそういった外交交渉、ルートがあるわけがないじゃないですか。だから、自衛隊員は、捕まったら、これはかなり無残な扱いをされるということも...全文を見る
○末松委員 だからこそ、あなたがそこで、自衛隊員の人を守るために、こういうふうな配慮をしなきゃいけません、こういうことをしなきゃいけませんということをきちんと言わなきゃいけないんじゃないですか。予定していませんということだけで済むんだったら、これは防衛庁長官である必要はないじゃな...全文を見る
○末松委員 つまり、相手の国がないんですよ、今。いいですか。イラク国法が通じるわけじゃないんですよ。無法状態なんですよ。そうでしょう。日本の法律が通じるわけでもないですよ。  今、占領当局のディクリーというか命令、これでやられているんですけれども、それがまだほとんど軌道に乗って...全文を見る
○末松委員 時間がなくなりましたのでこれで終わりますけれども、本当に無責任な形にはならないように、しかと、本当にこの法案をまた考え直していただきたいと思います。  終わります。
06月30日第156回国会 衆議院 イラク人道復興支援並びに国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動等に関する特別委員会 第5号
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○末松委員 民主党の末松でございます。  二十五日に引き続きまして、まずは細かい点も含めて議論させていただきたいと思います。  まず、自衛隊員が実際に現地に行ってみてどうなるかという点でありますけれども、逆に、自衛隊員が困らないような形でこの国会の議論も詰めておかなければなり...全文を見る
○末松委員 確かに、私もハーグ陸戦条約とか、あるいは一九四九年のジュネーブ条約、読みました。そして、安保理決議一四八三にも、一九〇七年のハーグ陸戦条約やそれからジュネーブ条約、全部引用があります。  そういった中でお聞きをしているんですが、そうしますと、今の条約局長のお話ですと...全文を見る
○末松委員 権利がないというところまで言えるんですか。残存勢力からいえば、占領軍に協力している者、そして軍隊の記章をつけ、そしてフォースという言葉を使い、戦闘服も着て、彼らは、フセイン残存勢力からいけば、まさしくこれは敵対勢力、武器も持っている、そういうことになりませんか。彼らが...全文を見る
○末松委員 そうしたら、一般の民間人という位置づけなんですか。武装された民間人ですか。その位置づけをはっきりしてください。
○末松委員 非現実的なことは言わないでください。現実的な議論を、今しています。  要は、防衛庁長官が言われたように、まさしく戦闘地域と非戦闘地域が刻々と変わるということは想定されないということじゃないですよね。防衛庁長官、どうですか。そこはされますよね。
○末松委員 だから、捕虜として、条約局長に再度お尋ねしますけれども、私の前提の中に、あなたも認めて答えているように、本当に不幸にも戦闘地域に巻き込まれることはないとだれが言えるんでしょう。だれも言えないんですよ。もしそこで、可能性がないと言える人は、この中でいたら、手を挙げて言っ...全文を見る
○末松委員 ここで条約局長が何万言それを繰り返しても、現場の自衛官の助けにはならないんですよ。本当に彼らは、拉致されて残虐な行為を受けるときは受けちゃうんですよ。なぜか。イラク軍が、あるいはフセイン残存勢力がそういうふうに敵対する勢力だと思ったら、それでもうなっちゃうんです。ある...全文を見る
○末松委員 そういうことであれば、では、占領軍と一体を構成しているということの多国籍軍的なものも捕虜にはならないというのが今の回答ですよね。あなたはそう言いましたよね。本当にそうですか。  日本は、なぜそうかというと、要するに自衛隊の、ある意味では、国際的にぬえ的な性格そのもの...全文を見る
○末松委員 では、今の、私もここで余り時間をとりたくなかったんですけれども、そうであれば、安保理決議一四八三があるから、だからその後に参加した国々はそれは捕虜にもならない、それは規定が違うんだという解釈はおかしいと思いますよ。  というのは、なぜかというと、だって、フセイン残存...全文を見る
○末松委員 大臣、お願いします。
○末松委員 それはちょっと、非常に納得できませんよ、それは。ちょっと私は、そこは極めて疑問があるということを指摘させていただいて……(発言する者あり)  では、大臣に今の話を、条約局長と対話をした中で、あなたの判断というのは——ただ、経緯はもう結構です。私がおかしいと思っている...全文を見る
○末松委員 前の答弁に比べて非常に中身的には議論の筋をつかまえた、今、お話だと思います。  ただ、問題は、実効的に支配をしているところが、フセイン残存勢力ですから、彼らの言うとおりになってしまうというところが問題で、我が国が捕まえるなと言ったって、早く返せと言ったって、彼らは当...全文を見る
○末松委員 そうすると、邦人、企業の方あるいはNGOの方々、こういった人たちも、どんどんイラクに入っていって復興支援をしていこうと思う人たちが多分いるんだろうと思うんですよ。彼らは全く入らないということですね。
○末松委員 政府が判断して、職員だよ、採用するよという話の人は職員になるけれども、それ以外に企業で、商談を持ってやっている人とか、あるいはNGOで自分たちが一生懸命やりたいという人はこれは職員じゃない、職員と政府が認めなければ職員じゃないですね。
○末松委員 そうしますと、イラクで働く日本人は三種類いるんですね。自衛隊の、武器を持った人たちと、武器を持たない政府職員になった人たちと、全くそれとは関係ない邦人の方々、三種類ですね。  安全対策について配慮するというのは、職員の人たちだけですね。一般の邦人の人たちは、在外公館...全文を見る
○末松委員 だから、十分に安全面での配慮が行き届かないから、その人たちは勝手におやりなさいよというような言い方はしないまでも、そこまでは目が行き届くかどうかというのは、そういうことでしょう。だから、目が行き届かない場合はそれは勘弁してねという話ですよね。  それであれば、ちょっ...全文を見る
○末松委員 ちょっと議論を先に進めましょうよ。  私は、それがあるから安全の基準はどうなんですかと言っているんですよ。答えてください。そして、それは公表されるんですかと言っているんです。
○末松委員 いや、いいです。これは官房長官の責任だから。委員長、済みません、官房長官にお願いしたいと言っているんですから、ぜひそこはお願いします。
○末松委員 日本と同じにしないでくださいよ。  いいですか。戦闘地域になるかもしれないような、いわばごろごろした危ないところは、私も実際に行っているからよくわかるんですよ。そのときに安全でないか、つまり何が問題かというと、要するに、四十数万人の軍隊がメジャーな戦闘もせずに消えた...全文を見る
○末松委員 安全区域というのはどう決めるの。この法律には安全区域というのはないんですよ。どう決めるんですか。どういうことなんですか、それ。  私が言っているのは、例えばイラク復興職員の方、高貴な精神でイラクの復興をしようということで行かれます。地方公共団体の方とか民間の方がおら...全文を見る
○末松委員 そう答えると思っていました。総合的にという言葉が好きですよね。  いいですか。くしくも外務大臣がさっきおっしゃられた、これは危険地域だと。だから渡航自粛勧告があるんですよ。もともと危険なんです。そうですよね、外務大臣、今言ったから。  それに対して、その危険な中で...全文を見る
○末松委員 私は、今の官房長官の答弁には納得できない。  だから、私は委員長にお願いしますけれども、安全の区域の基準というか、あるいは、それをどう考えているのか、そこはぜひ理事会で御議論いただきたいと思います。
○末松委員 では、以上です。終わります。
07月01日第156回国会 衆議院 イラク人道復興支援並びに国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動等に関する特別委員会 第6号
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○末松参考人 民主党の末松義規でございます。  私ども民主党の方は、一カ月ほど前ですか、六月の二日アンマン、それから三日から八日まで六日間バグダッドにおりまして、その間、この報告書の七ページをごらんいただければありがたいのでございますけれども、二十二人の人間と、二十一人かな、そ...全文を見る
○末松参考人 お答えします。  武器使用の、武器の程度とそれから基準についてというお話がありました。  私ども、日本の法律、知っておりますから、そこで現地のいろいろな人たちに、米軍も含めていろいろと聞いてみたんです。実際に、例えば自衛隊が行くとしたら武器はどの程度持っていけば...全文を見る
○末松参考人 自衛隊のニーズについてお話がございました。  自衛隊を派遣するときに、ニーズの観点からいえば幾つかあるんだろうと思いますけれども、一点は、自衛隊に能力があるかどうかというところがあると思います。例えば機雷の除去、地雷の除去、こういったことは、ニーズはあるにはあった...全文を見る
○末松参考人 ありがとうございます。  委員御指摘のとおり、非常にセンシティブなことを今CPAの方でやっております。ブレマーさんとはちょっとお会いはできなかったんですけれども、ただ、そこで、本当に、各諸部族、諸宗派すべてを、民族のモザイクと言われているイラクでうまく統合していか...全文を見る
○末松参考人 占領軍に対して、やはりさまざまな感情があります。親サッダームのサッダームシンパはとんでもないという話ですし、また、ほかの人は、いや、サッダーム政権は吹き飛んでよかったと、そういった複雑な思いです。  日本に対してどうかというと、やはり日本は中立というイメージで、非...全文を見る
○末松参考人 私ども、現地でバース党の関係者に聞いたところでは、これはもう侵略者に対する民族の正当な権利であるということから、彼ら、特にサダム・フセインの残存勢力から見ればこれは正当な武力の行使であって、これを犯罪という形ではとらえるべきではないというのが彼らの見方でしょう。 ...全文を見る
○末松参考人 私どもで聞いたのは、ユニセフの代表から聞いたんですけれども、戦争の始まる一月に米軍の方から依頼があって、そこでイラク人の子供の教科書を全面改訂してくれという話があった。これに対して、イラク人の手によって改訂するんであればまだしも、自分たちはできないという話をしたと。...全文を見る
○末松参考人 大きな問題だと思いますけれども、まずは早くイラク人の手による政権をつくって、その政権が、私はやや悲観的なんですけれども、もつかどうかというのはわかりません。そこで、民族の中でまたいろいろな混乱が起こって再調整をするということになるかもしれません。ひょっとしたら、パン...全文を見る
07月02日第156回国会 衆議院 イラク人道復興支援並びに国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動等に関する特別委員会 第7号
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○末松委員 このCPAとの連携、確かに委員がおっしゃるように、協力という意味では、この連携は図っていかなきゃいけない、それは私どもも認めております。  そういった意味で、私も調査団で行ったときに、あのときに、CPAに、外務省出身ですか、奥参事官という方がおられました。ただ、奥参...全文を見る
○末松委員 まさしく前原委員が言ったように、戦闘地域、非戦闘地域、難しいということで、これは政府も私たちも、民主党の案も、ほとんど同じベースに立っているわけですね。ポイントはやはり安全か安全でないか。つまり、戦闘地域か非戦闘地域かという分類以上に、非戦闘地域の中でしか活動しないわ...全文を見る
○末松委員 この点につきまして、先ほど前原委員が申し上げたように、私ども民主党として、安保理決議六七八、六八七、そしてそれを前提とした一四四一というその言い方で大量破壊兵器というものの存在を理由にして攻撃を行ったということに対して、それはおかしいという立場をとっております。  ...全文を見る
○末松委員 今、政府の考えが示されましたけれども、私どもは、やはり、戦争地域にああいった自衛隊を行かせるということ自体に、戦争終結ということがまだ宣言されていない中で行かせるということ自体に非常に無理があると。だから、戦闘地域、非戦闘地域というようなフィクションを設けなければいけ...全文を見る
07月03日第156回国会 衆議院 イラク人道復興支援並びに国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動等に関する特別委員会 第8号
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○末松委員 今の議論、私ものめり込みたいんですけれども、多分一般質疑の最後の時間なんで、取り残した質問等についてちょっとお話をさせていただきます。  まず、一昨日でしたか、暫定当局のブレマーさんが、最近のイラクの治安状況は極めて厳しいということで、この武装勢力は、組織的そして訓...全文を見る
○末松委員 今、長官、もっともらしく答えられたんですよ。ただ、日本に情報がないというのが正直なところなんですよ。だから、米軍の司令官、あるいはまさしく占領軍のヘッドが言っている、ブレマーさんが言っていることは、当然それが参考にならないはずはない。彼らが言っていることが一番の大きな...全文を見る
○末松委員 いや、つまり、今一般論を言っているから、そこは楽な答弁なんですよ。ただし、そういった具体的な事実が上がってきたときに、英軍兵士が死んだ。ただ一回だけだ。二回、三回起こった。あるいは、例えば今言われたように、国または国に準ずる者が攻撃してきた。そう言ったかどうかというの...全文を見る
○末松委員 きょうの新聞で、そういった幾つかのメルクマールを防衛庁長官が置いたというのは読みました。それは一歩前進だろうと思います。  そうすると、例えば米兵が固まっていて、十人ぐらい一挙に、どこかの、バグダッドの北でやられたといった、これは偶発的だから、ひょっとしたらこれから...全文を見る
○末松委員 今、二つの概念があるんですよ。そういった戦闘地域、非戦闘地域、これは憲法上の要請を担保するもの。そして、今、後段でおっしゃったのは安全性の問題なんですよ。  安全性について、武器の使用も含めてそういうことでやるということなんですけれども、さっきのお話でいくと、例えば...全文を見る
○末松委員 一般論を言っているんじゃないですよ。  私は、内閣の官房副長官補室から、「安全のために何らかの判断の基準を設けていくことも検討していくべきものと考えている。」ということをいただいて、これは理事会の席で配られたものなんですけれども、そういったことをきちんと、安全マップ...全文を見る
○末松委員 自衛隊は防衛庁長官の責任なんです、安全は。そして、こっちのイラク復興職員ですか、これは内閣の責任ですから、そこは、例えばもし万一のことが起こったときに、家族とかそういうことから、きちんと政府の責任はどこまで果たしたんだということをはっきりさせるためにも、あるいは逆に、...全文を見る
○末松委員 退避勧告なんですよ。行っちゃいけないんです。なぜかというと、危険だから。行っちゃいけないんです。  しかし、これはイラク復興のために行かなきゃいけない人たちのための根拠法なんですね。ということであれば、まだ法律に担保されている方はいいんです、イラク復興職員あるいは自...全文を見る
○末松委員 今言われたのは、確かに所管が違うので、私たちはできることしかできませんよと。ただ、退避勧告というのを変える気はない、依然として危険だと。それはそうでしょう。  それに対して、これは通産大臣に聞いた方がいいのかもしれませんね。イラク復興に、より本当に実効的なものは企業...全文を見る
○末松委員 苦しい答弁です。  二点あります。一つ、問題は、経産大臣は余り御存じないかもしれない、今CPAの中にと言ったんです。これは別に質問する気もなかったけれども、そこを我々として看過できない。  これはどうなんですか。外務大臣、あるいは経産大臣の認識を問うた方がいいのか...全文を見る
○末松委員 宣伝のようなことは言わなくて結構ですよ。もし一部だったら、どこなんですか。バグダッドですか、それとも、それ以外にも何か広範にやっているんですか。
○末松委員 私が申し上げたいのは、細かいことは別にいいんですけれども、さっきのCPAの指揮下に入っていないということ、そこは再度確認させていただきたいと思います。  それから、本当に渡航、つまり退避勧告が出ていて、それに対して、ビジネスでも行っているということに対して、やはりあ...全文を見る
○末松委員 まさしくそこは、アメリカ一国で、お伺いを立てて商売をもらうんだという発想ではなくて、それはおかしいだろうということで、EUとかそういったところと連合を組んで、そこで、アメリカならアメリカに対してはっきりと物を申していく、そういった姿勢が私は非常に重要だと思うんですね。...全文を見る
○末松委員 今度の九月の支援国会合では共同議長国になるという話ですから、そこはその名に恥じないように、ぜひ経産大臣がイニシアチブをとってやっていただきたいと思います。  同じく、今問題になっている、きょうの新聞なんかに書かれていますけれども、イランのアザデガン油田ですか、自主開...全文を見る
○末松委員 見守っていくんじゃだめなんですよ。アメリカがもしそんなことで不当な、不当かどうかは知らない、圧力をかけるんだったら、日本のエネルギーの安全保障はあなたのところが保証してくださいよ、では、どれを日本にくれるんですかというぐらいの迫力で迫っていただきたいんです。我が国はエ...全文を見る
○末松委員 日本一国でやろうとするんじゃなくて、いろいろと、中国とか、あとはほかのヨーロッパともうまく連携をしながらやっていっていただきたいと思います。  時間がなくなっちゃったので、聞きたいことがまた積み残すんですが、最後に防衛庁長官にお聞きしますが、例えば、自衛隊がイラク復...全文を見る
○末松委員 まさしくそこは検討していただきたいと思います。  それから、この法案で、自衛隊が行く、危ないから行くんだと。例えば民主党の法案だったら、危ないのに丸腰の職員だけが行く、これはだからおかしいんだという批判があります。自衛隊が行くからといって、別に今の警護任務をやるわけ...全文を見る
07月16日第156回国会 衆議院 イラク人道復興支援並びに国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動等に関する特別委員会 第9号
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○末松委員 民主党の末松でございます。  私も、前原委員に引き続いて、このテロ特措法、特にアフガン関連で、これをまた二年間延長する必要があるのかどうか、これについてお話をさせていただきたいと思います。  先ほど、官房長官の方から、いつになったらやめるのかという話がございました...全文を見る
○末松委員 何かわかったようでわからないんですよね。  いいですか。では、ちょっと具体的に聞いていきましょう。  先ほど前原委員の方から、船の数が百隻から五十隻、今は二十隻程度になった、そういう話がありましたけれども、実際、政府も同じ認識と見ていいんですね。
○末松委員 前原委員が言われたように、百隻から二十隻くらいに落ちて、油の量はほとんど日本が補給するのは同じだというのも、確かに解せないなと思うわけでありますし、それはやはり活動を縮小してもいいんじゃないか。日本以外に補給するところがないから逆に足抜けできないのかというような感じも...全文を見る
○末松委員 いや、だから、成果は何ですか。あなたは成果を答えていないよ。
○末松委員 要するに、政府は、何人捕捉したかということもわからずにこの活動を続けているということですか。ちょっと、ふざけないでくださいよ。——いないんですか。
○末松委員 私は、何も、何人捕まったかによってこれがすべて効果があったかないかということを言っているんじゃないんですよ。また、言おうとしているんでもない。  ただ、何にも、捕捉された人数も確認していないんですか。少なくとも、米側に聞いてもいないんですか。要するに、さっきの話はそ...全文を見る
○末松委員 これがどうして軍事機密なのか、そこの理由を米軍に問う気はありませんか。
○末松委員 私たちは、米軍及びコアリション、つまり多国籍軍の活動を支援しているんですよ。目的は何のためにやっているか。海上のそういったタリバンとかアルカーイダの捕捉をやっているんですよ。それで、何人捕捉したかもわからなくて、それを軍事機密とあわや言っておられるような意識で、私たち...全文を見る
○末松委員 早急に問い合わせるんですよね。お願いします、もう一回やってください。
○末松委員 先ほど外務大臣の方から、軍事機密だから答えられないという答弁の後に、これは大げさであったという話もございました。でも、私が何人捕捉されたのですかと説く理由の背景として、私自身、この海上のオペレーション、これの意義がどのくらいあるのかというのを知りたいわけですよ。そして...全文を見る
○末松委員 委員長、ちょっと私は今の答弁では納得できませんし、私が聞いた答えに、答えていない。そして、やはりその理由として、軍事オペレーションだから、軍事機密だから答えられない、そういう回答としか思えない。これでは、私が意図しようとしている質問が続行できません。そこはぜひ委員長の...全文を見る
○末松委員 私、今、理事の方、また委員長含めてお話をされたようでございますが、さきの外務大臣の答弁では、私が今から話そうとしている問題意識に一切お答えをしていただいていません。  そういった意味で、これ以上、私としては実りある審議はできないということで、私は質問をできないという...全文を見る
07月18日第156回国会 衆議院 イラク人道復興支援並びに国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動等に関する特別委員会 第10号
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○末松委員 この前、海上の活動をしている、給油の活動をしている、その目的である、海上にタリバンやあるいはアルカイダのテロリストたちが逃げ出すことを阻止するために海上活動を行っているということの効果あるいは成果を知るために私は質問をいたしまして、その一環として、一つは、二年前百数隻...全文を見る
○末松委員 米国の政府に聞いたというお話でございますが、どのレベルで聞いたのか。在京の米大及び在米の大使館を通じて、どのレベルから、そしてアメリカの政府のどのレベルに対してやったのか、それをちょっとお聞きしたいと思います。外務大臣、もしわからなければ、別に事務方の方でも結構ですか...全文を見る
○末松委員 正直言って、今の話を聞いて、いわゆる情けないんですよ。  日本の国会がとまったわけですよね。外務大臣、防衛庁長官、官房長官、皆さん出られて、我々は大臣レベルでやっているわけですよ。それで向こうが、次官補レベルというから、まあ局長ですよ。それの判断でやられるんですか。...全文を見る
○末松委員 少なくとも、それは、結果がわからないというのはそうかもしれない。でも、あくまでも私たちは対等の立場でアメリカとつき合っているんじゃないですか。少なくとも国務長官あるいは国防長官からの回答を大使館は持ってくるべきじゃないですか。そう思いませんか。外務大臣、そう思われませ...全文を見る
○末松委員 情けないね、話を聞いていると。  要するに、あなたは電話もできるわけでしょう。それは向こうから上げてもらっていて、あなたがアメリカに電話をすれば、それだけでもうできる話じゃないですか。  要は、次官補レベルの判断でこちらの国会のことがすべて決められているような形と...全文を見る
○末松委員 それは官房長官にもお伺いします。同じ質問ですが、いかが思われますか。
○末松委員 これまた情けない話ですね。  では、もうちょっと違った角度から形式的に聞きましょう。  米国の議会あるいはマスコミとか公の場で、この数字が実は過去あったんだという話になったら、それはどうされますか。では、責任をとられますか。
○末松委員 そこは日米の外交問題になるという話ですから、きちんとフォローしていただきたいと思います。  それから、五月一日付の日米の調整委員会で、数名の海上捕捉者が出たということを米側から説明があったという話が出ましたけれども、米側はそういうふうに、海上で捕捉したのは数名しかい...全文を見る
○末松委員 三千人以上ということなんですけれども、この委員会で、全体として捕捉されたアルカイダのメンバー、その幹部という話ですけれども、幹部というのはそんなにたくさんいないんですね。  今、海上も陸上も含めてという話でした。幹部は、これは海上だけに限らないんだと。その捕捉という...全文を見る
○末松委員 時間がなくなりましたのであれですけれども、見きわめられないから要するに判断できませんよという、捕捉数についてこういう話になるわけですから、そういった意味で、これから米側と、あるいは各国と一回話し合って、どういうふうにこれは海上を考えるんだということをやっていただかなき...全文を見る
10月02日第157回国会 衆議院 国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動並びにイラク人道復興支援活動等に関する特別委員会 第4号
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○末松委員 民主党の末松義規でございます。  ただいま御指摘のございましたテロ特措法の一部改正案に対する民主党の修正案という形で提出をいたしましたので、趣旨説明をさせていただきます。  二〇〇一年九月十一日に米国で発生した同時多発テロは、多くの罪なき人々を巻き込んだ卑劣かつ残...全文を見る
○末松委員 私の方から幾つかの質問をさせていただきたいと思います。  まず、本法に基づいて行われた活動でございますけれども、アフガニスタンのゲリラ、アルカイダ等を、海上で逃走するのを防ぐという観点から、自衛隊の方は給油活動等をやってきたわけでございます。この海上捕獲ですか、これ...全文を見る
○末松委員 有用性がなくなったという極端な言い方は当然できないわけですよね。  ただ、ちょっと今長官の御発言の中に、アフガンでの戦闘行為があっていたから艦船がアメリカはいた、それがなくなったから艦船が減るという御指摘がありましたよね。このアメリカの四十隻というのは、海上における...全文を見る
○末松委員 そうすると、何人かの国防大臣と話されたという話ですけれども、彼らも、できたら、まあ重要性は以前に比べて薄くなったねということは言っていたんでしょう、それは全く同じレベルでの重要性なんだというふうに言っていたのか。そこをもうちょっと私はお伺いしたいのと、アメリカが二隻に...全文を見る
○末松委員 その防衛庁長官の話の前提に、じゃ、各国でその調整はしているんですか。つまり、六十隻から二十隻まで下がったわけですよ。あなたは、今の言い方をすると、いやいやもう重要性は全然変わっておりません、そんな言い方をなさるけれども、それは立場上そうかもしれないけれども、あなた、だ...全文を見る
○末松委員 だから、その調整を、少し輪を小さくするような形で日本が言い出しても別に恨まれはしないでしょうということなんですよ。いいですか。だから、それはぜひ今後検討してもらいたいし、実行してもらいたいと思います。  それから、これは確認です。もし極東で、やや北朝鮮の動きなんかが...全文を見る
○末松委員 あと、ちょっと国益の観点から、自衛隊の方で、ペルシャ湾の横の地域、アフガニスタンの南部の、この給油をするという中でどんなノウハウを得てきたか、それについてもお伺いしたいと思います。自衛隊は自衛隊なりに、またこれは訓練という立場からも貴重な経験にもなったんだろうと思うん...全文を見る
○末松委員 ちょっと、持って回った言い方をするのでよくわかりませんけれども、時間がないので、ちょっと次の話題に行かせていただきます。  ちょっとイラクの関係についてお伺いしたいんですが、最近、新聞の報道で、何か世銀とIMFが、五百五十億ドルをイラクの復興費について必要だという話...全文を見る
○末松委員 コンフィデンシャルという形で書いてあるんですか、これは外務省に聞きますが。
○末松委員 これは日本だけにコンフィデンシャルと書いてあるんですか。何か、ヨーロッパだとわかっているという話がありましたけれども。
○末松委員 ちょっと話を進めましょう、今の説明は私は納得いきませんけれども。  二十三、二十四にドナー国会合がありますよね。そのときまでに日本政府は一定の支援額をプレッジするんですね。
○末松委員 ちょっと一言で答えてくださいよ。私の質問は、プレッジするんですかしないんですか、その一言です。
○末松委員 この報道にも書いてありましたけれども、国連の分担金の比率、約二割だとすると、もし五百五十億ドルというこの報道が正しければ、大体六兆円として、一兆二千億円我が国に負担が回ってくるような雰囲気が漂っているわけですよね。一兆二千億円というと、湾岸危機で大体、私も外務省に当時...全文を見る
○末松委員 これからこれからと言うけれども、あなた、もうあと二十日ぐらいなものなんですよ。いろいろな政策決定過程を考えれば、大体二週間ぐらいで決めなきゃいけない。そんなに、今までそういった支援の額なんかについて一切検討してこなかったんですかという疑問がわいてくるんですけれども、た...全文を見る
○末松委員 もうちょっと具体的に聞きたいんですけれども、時間がなくなったので余り詳しくは聞きませんけれども、どういった項目を、今ちょっと簡単に言われましたね、支援額を決定するのにどういう考え方で今検討しようとしているんですか。別にその内容じゃなくて検討項目、あなたが考える、どうい...全文を見る
○末松委員 申し上げたいのは、本当に平和と安定というのがアメリカの今の占領行政によって保てるのかどうか、これも本当にイラクの平和と安定がどうかというのにかかわってくるという視点も忘れないでくださいね。  要は、それだけで、あとは世銀、IMF、どうせあちらのアメリカ系の研究者等を...全文を見る
○末松委員 そんなに短期間でできるものなんでしょうかね。  最後、ちょっと一点だけお伺いします。ここは確認できるかどうか。五百五十億ドルとか五百億ドルとか言っていますけれども、この数字自体も全く何ら根拠がないものですか。これを、では外務大臣、お答えください。
○末松委員 これまた国会で、数字いかんによっては大議論になっていきますから、そこは慎重に審議をしてほしいと思います。  時間がなくなってきたんですけれども、今国会で私の方はもうこれが最後の質問になるかと思いますので思いも申し上げますけれども、ミサイルの防衛について、北朝鮮、防衛...全文を見る
○末松委員 川口大臣は選挙もありませんから、ぜひ外交に専念していただいて、気合いを入れて頑張っていただきたいと思います。  終わります。
12月15日第158回国会 衆議院 国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動並びにイラク人道復興支援活動等に関する特別委員会 第3号
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○末松委員 民主党の末松義規でございます。  きょうは、官房長官がちょっと記者会見で今出られているということでございますので、官房長官に対しては副官房長官にお願いをしたいと思います。  まず冒頭、私の外務省時代の同僚でもございました奥大使、それから井ノ上書記官に対して、哀悼の...全文を見る
○末松委員 何か答弁が変わっていくんですよ。二次災害が起こるのがいけないから、だから大使館の関係者を行かせるべきでないというのが、あなたの先ほどの、ちょっと前の私の同僚議員に対する答弁だったんですよ。今あなたの方で、専門的知識がなければ調査ができないとおっしゃいましたよね。ならば...全文を見る
○末松委員 では、今あなたのおっしゃりたいのは、外務省の職員が現地に行く必要がない、それは専門家じゃないから。そこを最初に言っておけばよかったんですよ。  つまり、二人が行ったんですよ、専門家として、イラク人、大使館の中で雇った人たちが行ったという話であるならば、あなたが今言っ...全文を見る
○末松委員 事細かに言っていただきましたけれども、要は、日本人であることをねらって、そこでこの攻撃が行われたか否か、そこが一番重要なポイントなんですね。それが今度の自衛隊の派遣にもつながっていくということであります。  最後に、渡辺議員から質問があったサマワの状況です。今、私も...全文を見る
○末松委員 そうしたら、例えばサマワで浄水の施設をつくって、そしてそれに対していろいろな、防御能力を高めるために外堀をつくるとか、そういったことが行われるということは新聞報道でやられていますけれども、その地域にテロリストがというか、あるいはゲリラが乗り込んできて、そこでミサイル攻...全文を見る
○末松委員 さっき外務大臣が、テロリストであるかあるいは何であるか特定はできない、外交官が射殺されたときですね。こういったことはなかなか特定はされないんだろうと思うんですね。  事件が起こった、あるいは撃ち合いが起こった、あるいは先ほど防衛庁長官言われたように、移動中に自衛隊員...全文を見る
○末松委員 まさしくそこが防衛庁長官の職務であろうと思います。極めて判断が難しいところなんですね。ただし、自衛隊の隊員の安全をしっかりと守らなきゃいけない、一番そこの判断に立ってやるべきことですから、そういった場合には、やはり抑制的に考えて、活動休止あるいは撤退をするという位置づ...全文を見る
○末松委員 それであれば、当然その地域にとどまってしばらく判断を待つということもあり得るということですね。今うなずいていらっしゃいますから、そうだろうと思いますが。  では、もうちょっと聞きますけれども、例えば、サダム・フセインの残党が、日本をアメリカと同等に敵視をして、あるい...全文を見る
○末松委員 そうすると、今テロに屈してはならないんだという位置づけがなされましたけれども、この発言、六十年前か七十年前、第二次大戦で中国に日本が進軍していくときに、これで居留民の保護、これを、安全を守るために多少危険があってもやるしかないんだという言い方に私は聞こえるんですが。 ...全文を見る
○末松委員 ちょっと私の質問を聞いてから言ってくださいよ。ちゃんと聞いてくださいよ。イラクにおけるテロとかそういった事件は、それは今防衛庁長官が答えたわけですよ。私は、ほかの地域、日本国、例えば東京で地下鉄でテロがあったとか、あるいは南米で日本大使館が襲われたとか、そういったいろ...全文を見る
○末松委員 今、防衛庁長官が、確かに、その法律に基づいて言えばということであれば、その防衛庁長官の答弁はそれなりの答弁なんですね。だから私は、本音を言わせてもらえば、私の個人の本音ですよ。イラクのサダム・フセインを倒す、これは、アメリカが、国連の合意、完全な合意を得ずとも単独でも...全文を見る
○末松委員 私、日米同盟という私の言葉でそういった言葉になったわけでありますが、別にそんなに軽く考えているわけじゃないんですよ。  では、あなたの言葉によれば、結局もしテロに屈するという話になったら、ではイラクはどうなるんだ、それはいい教訓を生まない、だから最後までやっていくん...全文を見る
○末松委員 そうしたら、学校の補修とか病院の補修とか、あるいは水の管理とか、そういったことについて民間人は一切行かないということなんですか。だれもいないんですか。何か、何名か、あるいは専門家が行くという話を私は聞いていたんですけれども、そこはないんですね。それを確認させていただき...全文を見る
○末松委員 では、ちょっとそれはないということですね。もう一回確認します。いいですか。今度一月とか二月に行かれるときにはそれはないということでいいんですね。ちょっと確認だけしてください。
○末松委員 確かに、今度サダム・フセインが捕まって、そこは私も非常にうれしい思いがして、これでそういった真相がわかって、まあやっていけばいいと思いますけれども、ただ、非常に危険なのは、やはり宗教的な原理主義者とかイラクのサダム・フセインの残党の人なんかは、サダム・フセインの管理下...全文を見る
○末松委員 一つ聞きたいんですけれども、米軍がいる中で、イラクに自治政府ができるという話がありますけれども、これはどうなんですか。中立的な自治政府ができるというようなことを、ちょっと私はどうも考えにくいんですけれども、米軍に対してあるいは米国に対して、日本政府は、もっと国連の関与...全文を見る
○末松委員 時間がなくなりましたので最後の質問ですけれども、今、イラクの復興ビジネスで、アメリカ大統領が、これはもうアメリカ優先である、そこで血を流していない国、あるいはアメリカと共同歩調をとっていない国の企業は、これは排除されるべきだというように言ったとの報道がございますけれど...全文を見る
○末松委員 この辺、何かアメリカがますます自分の独占的な利益というような感じで、占領行政をさらに拡大していくというようなことがまたテロを呼んで、大変なことにならないか。この辺を、もし何かまたいろいろな事件が起こった場合に、日本人が関与していた場合には、当然、政府の政治責任、これが...全文を見る