衛藤晟一

えとうせいいち

比例代表選出
自由民主党・国民の声
当選回数3回

衛藤晟一の1991年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月11日第120回国会 衆議院 予算委員会第二分科会 第1号
議事録を見る
○衛藤(晟)分科員 先日新聞にワシントン・ポストの発表いたしましたアメリカでの世論調査の結果が出ていました。今度のいわゆる湾岸戦争終結直後の世論調査でございまして、それに基づきますと、日本については「信用するようになった」が一九%、「失望した」が三〇%、それから英国に対しては「信...全文を見る
○衛藤(晟)分科員 私どもも確かにそのとおりだというぐあいに思います。日本とアメリカは同盟関係にある。また、昨年海部総理は、ブッシュ大統領と会見後にグローバルパートナーシップということも言われました。しかし、この結果を見まして、私どもは非常に深刻であるなということを思います。日米...全文を見る
○衛藤(晟)分科員 ぜひともこのことにつきまして、外務省のみならず政府を挙げての総括をする必要がある。例えばアメリカですと、ベトナム戦争が終わった後大変な膨大な白書が出されまして、それが議会にも報告されました。いろいろな形でその国の外交におきまして、あるいは安全政策上もそれが役立...全文を見る
○衛藤(晟)分科員 本日のこの予算の概要の中にも、外務省の人員増について約百十名ということが書かれておりまして、四千四百十九名ということに定員がなりました。なっておりますけれども、日本の外務省の人員は極端に少ないということを私どもよくお聞きをいたします。そういう中で、アメリカやイ...全文を見る
○衛藤(晟)分科員 アメリカの四分の一、人口でいきますと日本はアメリカの約半分でございますから、規模におきましても二分の一。イギリスは人口は日本の約半分でございますから、この数字を見ましても大変なものだな。今回の予算案の概要を見ましても、これは本当にもっともっと大幅な増員の必要を...全文を見る
○衛藤(晟)分科員 今回の経過を見ておりましても、情報収集だとかあるいは政策の統合、調整は残念ながら極めて不十分であったと言わざるを得ないと思うのですね。そのときに、こういう形で若干の増員で切り抜けられる状況ではないのではないか、抜本的な機構改革をひっくるめたことを考えざるを得な...全文を見る
○衛藤(晟)分科員 二月の末に、ある新聞に外務省首脳ということでこういう記事が載っておりました。「クウェート解放に関連して、昨年八月の湾岸危機発生以来の政府の対応が不十分だったことを改めて認めるなど率直な所信を明らかにした。」「①日本人が人質に取られたとき黙って見守るしかなかった...全文を見る
○衛藤(晟)分科員 率直な御意見をありがとうございました。私どもも国会の立場の中から本当に真剣に議論させていただきたいというぐあいに思っております。  さて、PKOにつきましてのいろいろな作業は進められているようでございますが、もし我が国がこのPKOに自衛隊を参加させようとした...全文を見る
○衛藤(晟)分科員 御検討中ということ、また、いろいろな過程の中もよくわかりますけれども、PKOで国連平和維持軍や停戦監視団に自衛隊を参加させようとしたときに、確かに自衛隊法にはこの任務規定がありませんから今はできないでし ょうけれども、憲法上の純粋法的な解釈として、これは抵触...全文を見る
○衛藤(晟)分科員 PKOは武力行使の目的ではありませんね。国連の方も、むしろ停戦監視団は丸腰でということでありますし、国連平和維持軍に関しても、基本的には、国連は何かあったときにはまず逃げることが先決ですよということを言われておりますね。  そうすると、何かあったとき身を守る...全文を見る
○衛藤(晟)分科員 選挙だけではなくて、ほかの軍事に関してもいわゆる武力行使を目的としてはいないわけでありますから、憲法上の制約としてはこれをしていないのじゃないか。むしろ憲法前文には「われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めてゐる国際社会に...全文を見る
○衛藤(晟)分科員 時間が参りましたので終わります。どうもありがとうございました。
03月12日第120回国会 衆議院 内閣委員会 第6号
議事録を見る
○衛藤(晟)委員 在外公館の名称及び位置並びに在外公館に勤務する外務公務員の給与に関する法律の一部を改正する法律案につきましてはいろいろな議論もされてまいりましたし、これに賛成をいたしておるものでございます。また、とりわけ今回の湾岸危機の問題を見ましても、私は、外務省の充実という...全文を見る
○衛藤(晟)委員 ぜひやはり、今回を見ましても、なかなか民間航空では行けないというようなときにまさに人道的立場、しかも国連の要請があるという条件をつけながら、これがちゃんとできるようにしなければいけないのではないかと思っておりますので、御検討をお願いします。  さらに、在留邦人...全文を見る
○衛藤(晟)委員 それでは外務省にお尋ねをしたいと思います。  まず、警官が職務の執行の過程で正当防衛のためにピストルを使用した場合、これは武力行使ということになりますか、どうでしょうか。
○衛藤(晟)委員 何とお答えいただいているのかよくわかりませんけれども、簡単な前提でございまして、警官の職務執行の過程で、しかも正当防衛でございますので、当然国内でございまして、そういうときにたまたまピストルを使用せざるを得ないというような場合があったとしますと、このピストル使用...全文を見る
○衛藤(晟)委員 それでは、憲法九条で言う武力行使、あるいは今回外務省見解でも武力行使とかいう言葉がよく出ておりますけれども、具体的にどういうことなのか定義をしていただきたいと思います。武力行使の定義をお願いいたします。
○衛藤(晟)委員 そうすると、警察も組織でありまして、その警察のピストルの武器使用ということは同じく武力行使に当たるのですか。
○衛藤(晟)委員 わかったかわからぬかよくわからぬのですが……  それでは、今までの答弁の中でもいわゆる武器使用というのと武力行使をイコールにしたような、ちょっと問題があるのではないのかというぐあいに私は思っているのです。  では、改めて、武力行使を目的とするPKOは戦後ござ...全文を見る
○衛藤(晟)委員 ちょっともう一回今のところ、私もよくメモできなかったものですから。  そうすると、PKOについては、日本国憲法上これは平和維持軍へ出しても違法ではないということに理解してよろしいのですか。
○衛藤(晟)委員 ちょっと待ってください。武力行使を目的とするPKOは原則的にないということでありますね。それから、武力行使を伴うPKOが、今できないと言われましたけれども、憲法上の根拠はどこに書いてあるのでしょうか。教えてください。
○衛藤(晟)委員 そうすると、もし国連から日本に、過去にあったような形のPKOに出てくださいよということが言われた場合、憲法上の制約はないことになるのですか。具体的にどういうところが制約になるのですか。これで許されていないPKOというのは何と何ですか。そして、それはどういう憲法の...全文を見る
○衛藤(晟)委員 ちょっと待ってくださいよ。いいですか。PKOは国権の発動ですか。国連の活動なのじゃないですか。その目的はあくまでも国連の平和を維持するためなんでしょう。しかも、そのPKOが出るときに、これは国連の要請によって出るのでありまして、そして当事国も了承するのですよ。今...全文を見る
○衛藤(晟)委員 私は従来からの答弁を繰り返し聞いておるわけじゃないのです。いいですか。武力行使を伴うかもしれないPKO、これは武力行使を目的としていないのですね。いいですか。目的も任務もはっきりしている。しかもこれは国連の要請によって行うのです。しかも、受け入れ国である当事国も...全文を見る
○衛藤(晟)委員 あなた、九条の規定のどこにそう書いてありますか。これは「国権の発動たる戦争」ですか。「武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段」ですか。紛争解決後ですよ、全部。しかも二項に書いてあるのは「前項の目的を達するため、」ですよ。しかも一回出ていきますと後...全文を見る
○衛藤(晟)委員 あなた、自衛のため必要最小限のということはどこに書いてあるのですか。
○衛藤(晟)委員 だから、何度も言いますように、いいですか、「国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。」これは日本だけじゃなくて、いろいろな国もあります。第一次大戦後にバリ不戦条約ができました。そのパリ不戦条約の...全文を見る
○衛藤(晟)委員 あなた、そんな勝手な解釈─それはいろいろな時代状況の中であったから、それを繰り返さざるを得ないから、お仕事上そういうことを言われるかもしれませんけれども、憲法前文にはこうあるのです。「われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努め...全文を見る
04月26日第120回国会 衆議院 環境委員会 第5号
議事録を見る
○衛藤(晟)委員 地球環境保全問題についてお尋ねをいたしたいというように思います。  環境庁長官は所信でも、地球環境保全問題が、我が国が最も国際的に貢献できる分野であるというぐあいに決意を述べられております。私ども、そういうように思っております。  一昨年、マルタで会談を持た...全文を見る
○衛藤(晟)委員 ありがとうございました。  私どもも、まさに日本が世界に向かって貢献できる最も大きな分野だ、経済と技術というのは大きいわけですが、これをどちらの方向に向けるかというと、日本は、軍事ではなくてやはり環境問題であるというぐあいに思っております。長官のまさにダイナミ...全文を見る
○衛藤(晟)委員 大きな成果を期待いたしています。  さて、地球環境保全に向けては各省庁がさまざまな施策を行っています。私どもも一応これを見させていただいておるわけでございますが、どうもこれらの施策についてどのような整合性を持たせているのか、本当に地球環境保全という目的に向かっ...全文を見る
○衛藤(晟)委員 ありがとうございました。  そこで私は、環境庁はどちらかというと今まで規制官庁で来過ぎたのではないのか、そういう意味では、もっと事業をダイナミックにできる官庁に脱皮する必要があるのではないのかというぐあいに一つ思っています。  そこで、長官に私、お尋ねしたい...全文を見る
○衛藤(晟)委員 長官、どうぞよろしくお願いいたします。  さて、我が国におきましては、やはり世界に先駆けて環境保全型社会を実現するためにも、国内的には地球温暖化防止行動計画等の着実な推進が必要であるというぐあいに思っておりますが、地球温暖化問題は、生活と産業のあらゆる分野と深...全文を見る
○衛藤(晟)委員 つい先日、経団連も地球環境憲章というのを発表いたしました。各企業内において必ず環境保全のための人をつけよう、そして内部監査もやっていこうということの話でありましたし、また、いろいろお話を聞いておりましても、日本の持っている公害技術を世界に移転したいな、そうすれば...全文を見る
○衛藤(晟)委員 どうぞよろしくお取り組みの方をお願いいたします。  湾岸環境問題についてお尋ねしたいと思います。湾岸の環境汚染は極めて憂慮すべき事態であるというふうに考えておりますが、まず、どのように認識しておられるのか、お尋ねいたします。
○衛藤(晟)委員 大変な努力をされているわけでございますが、例えば野鳥のチームにいたしましても、外国の場合、非常にやはり早いし、大量に行かれているということを考えますし、また油井の炎上にいたしましても、どうもやはり日本の場合は遅いし、人員の数も少ないし、目につきにくい。せっかくや...全文を見る
○衛藤(晟)委員 最後になりますけれども、もちろんこの湾岸における戦争自身が最大の環境破壊でもありますが、フセインは、油井を爆発させる、炎上させる、あるいは油を流すというようなことで環境破壊を戦闘の手段として使った、極めて卑劣といえば卑劣というか、まさに人類に対する一つの挑戦だっ...全文を見る
○衛藤(晟)委員 どうもありがとうございました。
09月27日第121回国会 衆議院 政治改革に関する特別委員会 第7号
議事録を見る
○衛藤(晟)委員 衛藤晟一でございます。  まず、総理にお尋ねをいたしたいというぐあいに思います。  政治改革、そしてまた選挙制度に関してこの委員会で質問できることを非常に私はありがたいなと思っております。それででございますが、自民党の中におきましてもこれに対していろいろな疑...全文を見る
○衛藤(晟)委員 ありがとうございました。  それでは質問をさしていただきたいと思います。  まず、政党本位ということについてでございますが、総理は、政党本位というお言葉と政策本位というお言葉を何度も何度もお使いになっておられます。一番耳につくのがその言葉でございますので、政...全文を見る
○衛藤(晟)委員 そうしますと、国会というのは本来、独立した議員の合理的な討論によって合意を形成していくということであろうかというぐあいに思います。それが、総理が言われますようにすべて政党中心、政党本位ということになりますと、いわゆる個々の議員というのは政党の将棋のこまになるので...全文を見る
○衛藤(晟)委員 そのとおりだというように私は思います。そのとおりではございますが、若干違うわけでございまして、そこで質問いたしたいと思います。  総理、アメリカは議会制民主主義の国だというぐあいに思いますけれども、アメリカは政党政治でありましょうか、それとも政党政治ではないん...全文を見る
○衛藤(晟)委員 ちょっとこれは問題でございまして、それは行政のトップとしての長の選び方は大統領選挙で選ぶということでありまして、議会は同じなんですよ。今回、私ども言っておるのは、行政のトップとしての大統領は大統領選挙で選ばれるということと、内閣総理大臣が議会の多数によって選ばれ...全文を見る
○衛藤(晟)委員 そんなこと聞いていない。私は、大統領制とそれから議院内閣制の違いを聞いているんじゃないのです。議会のあり方そのものを聞いているのです。  私は、政党を超える議員の良心が時々あるのではないのかというぐあいに思っているのです。そしてその議員の良心を担保することが必...全文を見る
○衛藤(晟)委員 私は、やはり議員の良心が担保される必要がある、保障される必要がある、それが議会制民主主義をより伸ばす道だというぐあいに思います。そういう意味においては、我々は、国家と国会と、そして政党と議員と有権者、国民という間をいま一度真剣に考えなければいけないのではないのか...全文を見る
○衛藤(晟)委員 確かにその文はできました。しかし、自民党というのはありがたいところでありまして、いろんな議論を許していただきました。そのときに、私どもは当初から、政治改革そのものを直接的にやる部分と、それから定数是正と、そして選挙制度というのはおのずと分けて考えるべきものである...全文を見る
○衛藤(晟)委員 確かにその文はできました。しかし、自民党というのはありがたいところでありまして、いろんな議論を許していただきました。そのときに、私どもは当初から、政治改革そのものを直接的にやる部分と、それから定数是正と、そして選挙制度というのはおのずと分けて考えるべきものである...全文を見る