衛藤晟一

えとうせいいち

比例代表選出
自由民主党・国民の声
当選回数3回

衛藤晟一の1998年の発言一覧

開催日 会議名 発言
05月22日第142回国会 衆議院 厚生委員会 第13号
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○衛藤(晟)委員 質問させていただきたいと思います。  現行の伝染病予防法は、抗生物質など感染症に対する治療方法がなかった時代に、患者を隔離することによって感染防止を図ろうとしたものであります。人類の歴史からいいまして、ペストやコレラ等が蔓延したときに、社会防衛上、隔離によって...全文を見る
○衛藤(晟)委員 そうしますと、私は、今回の新法案によっても本当にそういうことは可能なのかな、やはりパニックの状態になったときにいろいろなことが起こり得るということはちゃんと自覚しておく必要があるのではないのかというぐあいに思っています。  今回の新法案は十分に人権に配慮した法...全文を見る
○衛藤(晟)委員 患者の皆さんは、新法において、患者情報が役所や医療機関等から外部に流出して差別のもとになるのではないのかというぐあいに恐れています。こうした懸念に対しまして、新法案はどのような措置を盛り込んでいるのか、保健医療局長にお尋ねいたします。
○衛藤(晟)委員 新法案においては、感染拡大防止の対応は十分に担保ができているのではないかというぐあいに考えます。そういう意味で、感染症は拡大しないということは相当考えられているというぐあいに思います。  これにかてて加えて、やはりこのエイズ予防法等においても、反省の一つとして...全文を見る
○衛藤(晟)委員 私は、そういう意味で、全と個の調和をやはりちゃんとやっていくというのは政治の最も基本のところだというように思っております。そういう意味では、新法案に対して大きな期待をいたしているところでございます。  しかし、患者団体からは「新感染症法案に反対する緊急アピール...全文を見る
○衛藤(晟)委員 この緊急アピールの内容が、先ほど言いましたように、一部こういうとらえ方もあるのかという部分もございますけれども、やはり相当な誤解もあるのではないのかというぐあいに思うのですね。これは、そのままやはり患者さん方に出ると、この法案はとんでもない法案だということになっ...全文を見る
○衛藤(晟)委員 次に、エイズ訴訟の和解に際しまして課題とされました各種の恒久対策について質問をいたします。  和解に際しまして、恒久対策の重立った中身は、言ってみれば、やはり私どもは医療であったと思います。それから福祉であったと思います。それから三点目は、鎮魂慰霊の措置、そし...全文を見る
○衛藤(晟)委員 そういう意味では、本当にどうも御苦労さまでございました。そしてまた、私どもも、原告団の方とお約束した体制について、十分と言えなかったかもしれませんが、しかし、今までからすると非常に思い切った中身がなされ、そしてまた、それに応じた医療体制の整備ができてきたように思...全文を見る
○衛藤(晟)委員 私たちは、和解に当たりましては、水俣のように長引いてはいけないという思いで懸命にみんなで努力をいたしました。  そして、今新しい感染症の法案が提出されるに当たりまして、やはり過去において、人権面の配慮、あるいは大変な差別と偏見を結果として生じてきたことは事実だ...全文を見る
08月31日第143回国会 衆議院 日本国有鉄道清算事業団の債務処理及び国有林野事業の改革等に関する特別委員会 第2号
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○衛藤(晟)委員 本日は、日本国有鉄道清算事業団の債務処理及び国有林野事業の改革等に関する 特別委員会の総括質疑ということで、自民党を代表いたしまして質問をさせていただきたいと思います。  冒頭に、今回の豪雨災害で被災された方々、お亡くなりになられました方々に心からお見舞いを...全文を見る
○衛藤(晟)委員 政府と一体となった取り組みをぜひともお願いを申し上げます。  ところで、豪雨災害では、鉄道を中心として交通関係にも大きな被害をもたらしているところでございますが、これからの気象の動向や災害復旧など、運輸省の果たすべき役割は大変大きなものがあるというように考えて...全文を見る
○衛藤(晟)委員 被災地の方々が一刻も早く立ち直ることができますように、真剣な取り組みをぜひともお願い申し上げます。  以上で豪雨災害につきまして終わりたいと思います。  それでは、清算事業団の債務処理について質問をさせていただきたいと思います。  経営破綻に陥っていました...全文を見る
○衛藤(晟)委員 御答弁のように、やはり国鉄改革の実施は我が国の行政改革の観点からも、鉄道事業再生という観点からも大変な偉業であり、引き続きこれを遂行していく点においては、自民党は責任与党としてその責任を、責務を果たしていかなければいけないというように考えております。  ここで...全文を見る
○衛藤(晟)委員 土地や株式といった資産は、実際に売却が行われるまで、いつ幾らで売却できるのかわからないという問題があります。まさにとらぬタヌキの皮算用という言葉がありますが、特にバブルの時期を挟んで土地の資産額は大きく減少していることを考えますと、清算事業団の債務処理スキームは...全文を見る
○衛藤(晟)委員 結果的には平成十年度首の清算事業団の債務は二十七兆七千億円と言われており、国鉄改革実施時の二十五兆五千億と比較しますと、減るどころか、むしろ増加してしまっています。  清算事業団の債務が増加した原因をどう考えているのか。また、これに対して政府はどのような措置を...全文を見る
○衛藤(晟)委員 債務をできるだけ減らして、最終的にその処理方策を決定しょうとしていたけれども、結果的には全く逆になり、反対にその処理額が増加することになってしまいました。今回このように多額の負担を国民に処理をお願いせざるを得なくなったことについての責任について、総理大臣から一言...全文を見る
○衛藤(晟)委員 さて、現実に二十八兆円に達する債務が存在しており、この処理を早急に実施する必要があるというように思います。しかしマスコミ報道では、この債務処理法の成立がおくれればどうなるのかということが取り上げられているようでございます。  ここで、債務処理法案が十月一日とさ...全文を見る
○衛藤(晟)委員 これは、資金的に大きな問題が発生するということは海外の日本に対する評価を下げることにもなり、ゆゆしき事態ではないかというように考えております。その意味では、清算事業団の債務処理を早急に実施することが必要であり、もはや待ったなしの状況になっているのではないのかとい...全文を見る
○衛藤(晟)委員 それではここで、今回政府が提案をいたしております清算事業団債務の処理スキームについて質問してまいりたいと思います。  今回の処理スキームは、平たく言えば、二十八兆円の債務を三つに分けまして、国が有利子債務十五兆二千億円と無利子債務八兆三千億円の合わせて二十三兆...全文を見る
○衛藤(晟)委員 JR共済に対しましては、他の年金制度からの多額の支援を行ってきていますが、この点について余りよく知られていないようでございます。また、JRは、自分の責任を果たしているというぐあいに主張しているようでございますが、年金について支援を受けているのがわかっているのかど...全文を見る
○衛藤(晟)委員 民間サラリーマンや公務員の方々が、自分の年金のために保険料を納めていると思っていたら、これが国鉄やJRの社員の年金にも回っているという現実でございます。そのことを知ればどう思うだろうか。それにもかかわらず、厚生年金移換金の自分の社員の分をさらに国民の税金で負担す...全文を見る
○衛藤(晟)委員 この厚生年金移換金は、JR共済を厚生年金に統合することを内容とするいわゆる平成八年の年金統合法によりまして決まったものでございますが、そのときに、清算事業団とJRで負担を決定いたしました。平成八年の年金統合法によりまして清算事業団の負担分は国の負担としたのではな...全文を見る
○衛藤(晟)委員 また、平成八年三月八日の閣議決定で、清算事業団の厚生年金移換金負担は国において処理するというぐあいにされておりますが、これをもって国の負担となっておるのではないかという意見がございますが、これについて運輸大臣から説明をお願いいたします。
○衛藤(晟)委員 また、JRの主張や一部の人の意見では、国鉄とJRは昭和六十二年で明確に分かれたのだから、それ以前の問題は一切関係ないんだという議論がなされています。  年金統合法では、清算事業団とJRの負担を昭和六十二年を境にした期間案分により算出しているのではないかという議...全文を見る
○衛藤(晟)委員 一部の報道では、JRの負担はグローバルスタンダードに反するのではないかという主張もあります。JRの共済を含めた年金の問題は、国民でもわかりにくいが、海外ではもっとわかりにくいのではないのかと思います。民営化したJRにこのような負担を追加的にさせることは国際社会に...全文を見る
○衛藤(晟)委員 JRがこれまでこの負担に反対する理由として、一度この負担を受け入れると、将来、同じようなことを言われて、次から次へと負担を求められるのではないのか、そういうことを懸念しているということがあるのではないかと いうぐあいに思われます。時々そういう御発言もあるようで...全文を見る
○衛藤(晟)委員 さて、JRと一言で言っても、経営が順調で文句のつけようのない本州三社と、経営が大変厳しいJR北海道、四国、九州、さらにはJR貨物という四社とにはっきり明暗が分かれてしまっています。今回の負担は、本州三社のみならず、苦しい経営をしている四社にもかかわってくるという...全文を見る
○衛藤(晟)委員 確かに、経営状況とは関係なく負担をしなければならないということはよく理解いたします。しかし、本州三社は、ある意味では、通常一生懸命やれば必ず利益が出るんだというような形での分割をしてきたというぐあいに思います。それとは違う経営基盤が脆弱な四社にとりまして、今回の...全文を見る
○衛藤(晟)委員 今年度から鉄建公団によりまして無利子貸し付けを行うということでございますが、十年度には一千億円程度というぐあいでございました。しかしながら、私は、この程度の貸し付けでは不十分ではないのかというぐあいに思っています。さらに十一年度にも無利子貸し付けを拡大いたしまし...全文を見る
○衛藤(晟)委員 ぜひ四社につきましてはよろしくお願いをいたします。  それでは、債務処理方策の策定の経過につきまして、ちょっとお尋ねをいたしたいと思います。  自民党は、国鉄長期債務問題特別委員会が平成八年の十一月から設置されまして、精力的な検討が行われました。その後、昨年...全文を見る
○衛藤(晟)委員 今大臣のお話にもありましたが、交通利用者全体の負担についての議論はどうなったのか、お尋ねをいたします。
○衛藤(晟)委員 それでは、いわゆるガソリン税を初めとする道路特定財源の活用についてはどういう議論になったのか、お尋ねいたします。
○衛藤(晟)委員 清算事業団職員の再就職対策についてお尋ねをしたいと思います。  今回の処理スキームでは、債務償還の役目を終了する清算事業団を解散するということになっています。土地や株式といった資産処分の業務は鉄建公団が行っていくということになっていますが、清算事業団には千人を...全文を見る
○衛藤(晟)委員 まだまだこれだけの人数の再就職対策を行っていくというのは大変なことであると思います。  清算事業団の職員の方々は、国鉄改革に協力いたしまして、債務の償還という、ある意味では大変つらいというか、そういう業務に一生懸命邁進されてこられた方々であります。このような清...全文を見る
○衛藤(晟)委員 それでは質問をこれで終わりたいと思いますが、もうこれ以上、この問題の解決は先送りは許されません。勇気を持って、総理以下全員、これは頑張っていただきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
09月16日第143回国会 衆議院 厚生委員会 第5号
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○衛藤(晟)委員 私は、自由民主党を代表して、ただいま議題となっております感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律案につきまして、賛成の意を表するものであります。  本案は、感染症の発生と蔓延に備えた危機管理体制の構築、感染症類型と医療体制の抜本的な見直し、患者等の...全文を見る
10月07日第143回国会 参議院 日本国有鉄道清算事業団の債務処理及び国有林野事業の改革等に関する特別委員会 第2号
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○衆議院議員(衛藤晟一君) 日本国有鉄道清算事業団の債務等の処理に関する法律案に対する衆議院における修正部分につきまして、その概要を御説明申し上げます。  第一に、原案では、日本鉄道共済年金を厚生年金へ統合した際に、日本国有鉄道清算事業団が負担することとされた移換金負担のうち、...全文を見る
10月14日第143回国会 参議院 日本国有鉄道清算事業団の債務処理及び国有林野事業の改革等に関する特別委員会 第5号
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○衆議院議員(衛藤晟一君) JR社員のための年金の原資を全部国民に負担してもらうということにつきましては、もう無理があるということは御承知のとおりでございます。そういう中で、いろんな議論を踏まえまして、JRの社員の年金はJRと国民とで支える、お互いに支え合うことが適切ではないのか...全文を見る
○衆議院議員(衛藤晟一君) 六十三年の閣議決定では、御承知のとおり「最終的には国において処理する」と。それが、移換金債務につきましては「事業団の既存の債務等と同様の取扱いをする」というぐあいに平成八年の閣議決定がなされておることは御承知のとおりでございます。  そういう中で、先...全文を見る
○衆議院議員(衛藤晟一君) 実は私も平成八年の厚生年金への移換のときに自民党の社会部会長をさせていただきまして、この問題にタッチをさせていただきました。  年金移換につきましては、JRに対してはみんなで相当な配慮をさせていただいたというのが正直なところであります。陰に陽にJRの...全文を見る
○衆議院議員(衛藤晟一君) お答えさせていただきます。  私どもは、JRの社員のための年金について、平成八年にこれを厚生年金へ統合することにいたしました。JT、JR、NTTのおのおのの共済年金を厚生年金に統合いたしまして、そのときにどういう形で統合するかという問題が生じて、一応...全文を見る
○衆議院議員(衛藤晟一君) 私どもの判断の基準として一般的な公的年金の扱いとして申し上げているわけでございまして、これそのものを経営者負担分だとかあるいは本人負担分だというぐあいに区別したというわけではございません。  一般的にはそういう形でございますので、やはり経営者分の負担...全文を見る
○衆議院議員(衛藤晟一君) 平成二年から八年に、厚生年金への統合前に年金のための負担を毎年二百二十億していただいたところでございます。平成九年は、年金統合後はJRが千七百億円分の負担をしているわけでございます。それが換算いたしますと毎年百六億円に相当するわけでございます。  今...全文を見る
○衆議院議員(衛藤晟一君) 平成二年から八年までが毎年二百二十億JRに負担をしていただきました。そして、平成八年に統合いたしまして、そのとき決まっておりましたJR負担分が千七百億円でございましたので、その千七百億円は、平成九年はそのうちの中から千七百億円分として百六億円負担したわ...全文を見る
12月02日第144回国会 衆議院 財政構造改革に関する特別委員会 第3号
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○衛藤(晟)委員 衛藤晟一でございます。  まず、本日、質問に入る前に、今日の不況に至るまでのプロセスについて論じてみたいというふうに思っています。それは、今回の財政構造改革法の凍結法案と緊急経済対策の意義を論ずるに当たって、まず、現在の景気低迷の原因というものが何であるのかと...全文を見る
○衛藤(晟)委員 長官のそういう判断ということは、私はある意味では当時のマスコミ等にもいろいろ出てきたと思うのですね。  それで、もっと厳密に言うならば、今言われることはある意味ではそのとおりかもしれませんけれども、六十七兆円の経済効果は、当時やはり三・二%を回復するというよう...全文を見る
○衛藤(晟)委員 次に、三点目ですが、減税についてお伺いをさせていただきたいと思うのですね。  減税については、実は、よく調べてみますと、減税の乗数効果はそれほど大きいわけではないという点は、やはりよく踏まえる必要があるのではないかと思います。例えば、政府支出乗数は一年目一・三...全文を見る
○衛藤(晟)委員 私も、まさに大蔵大臣の言われたとおりだというように思っております。消費を引き上げるために減税ということは必要でありますが、しかし、経済乗数効果で見ますと、それほどいきなり大きな影響を出すものではない。そうなりますと、やはり何が必要かといいますと、私どもが一生懸命...全文を見る
○衛藤(晟)委員 ありがとうございました。