高市早苗

たかいちさなえ

小選挙区(奈良県第二区)選出
自由民主党
当選回数9回

高市早苗の1994年の発言一覧

開催日 会議名 発言
06月08日第129回国会 衆議院 外務委員会 第4号
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○高市委員 北朝鮮問題についてお伺いいたします。  この問題が悪化した場合の我が国の対応ですけれども、基本的に政府は、国連安保理の対応を支持すること、それから憲法の枠内で最大限の措置をとること、この二つを原則にするつもりだと私は理解しておりますけれども、間違いございませんでしょ...全文を見る
○高市委員 しかし、六月十一日に柿澤外務大臣がまず訪韓を行うというのでは、国連中心外交というよりは、むしろ日米韓の独走というイメージが国際社会に定着してしまうのではないかと危惧をいたしております。  もちろん、あらゆるケースを想定した危機管理というものは必要でございますけれども...全文を見る
○高市委員 中国の訪問に関してはもう日程的にも確定したものでございましょうか。
○高市委員 それでは、二日間にわたって韓国及び中国の両国を訪問するということに関して国会の同意が得られなかった場合は、やむを得ず韓国一国訪問ということもあり得るのでしょうか。
○高市委員 以前アメリカのペリー国防長官が発言したと聞いておる内容なのですが、北朝鮮の核武装は台湾、韓国、日本の核武装につながると。また韓国側の方にも、日本が北朝鮮の核脅威を軍事大国化の口実にするのではないかといった懸念があるやに聞いておりますけれども、これら国際社会の認識と我々...全文を見る
○高市委員 アメリカ、韓国が北朝鮮に対しまして経済制裁を含めてかなり強い対応をとる用意があると報道されておりますけれども、もしも日本がこの問題においてアメリカや韓国と一線を引いた対応をしてしまった場合、日米関係、日韓関係にはそれぞれどのような影響が出るとお考えでしょうか。
○高市委員 先ほど来伺っております海外から出た日本の核武装のおそれといった脅威論、それから韓国を訪問することによって与え得るであろうイメージ、こういったものを考慮いたしますと、やはり内外の世論に謙虚に耳を傾け、これに誤りなく対応していく必要はあると思うわけです。  私自身自由党...全文を見る
06月22日第129回国会 衆議院 外務委員会 第6号
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○高市委員長代理 秋葉忠利君。
10月12日第131回国会 衆議院 予算委員会 第2号
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○高市委員 高市早苗でございます。改革を代表して質問をさせていただきます。  終戦五十周年を目前にしまして、私たちは歴史の見直しという政治家としての生涯最大のテーマにかかわろうとしているのではないかという緊張に、非常に恐れを感じております。  選挙区で遺族会の方々から、出征し...全文を見る
○高市委員 それでは、法的根拠のある過ちということではございませんか。
○高市委員 大戦当時は総理も一応若者だったと思うのですけれども、国民として侵略行為への参加の自覚がございましたでしょうか。
○高市委員 つまり、侵略行為への参加という自覚はその当時お持ちじゃなかったということなのですが、総理大臣という地位にある人は、五十年前の政権の決定を断罪し、その決定による戦争を支えた納税者やとうとい命をささげられた人々のしたことを過ちと決める権利があるとお考えでしょうか。
○高市委員 今のように、当時の軍閥ということで侵略行為そのものの責任の所在をある程度明らかにされたわけですけれども、それでしたら、アジアの人々に対してのみならず侵略行為に加担させられた英霊に対し、また軍恩や遺族会の皆様に対しても、この場で謝罪の意を表明していただけませんでしょうか...全文を見る
○高市委員 それにしてはアジアに行かれたとき随分謝罪的な言葉を発せられて、日本国を代表して謝っておられるのかと私は感じていたのですけれども、日本に過ちがあった、過去に過ちがあったと総理がおっしゃいます。その責任は、もちろん過ちがあったとすれば日本国全体が負うものですけれども、国内...全文を見る
○高市委員 その五十年前の当時の指導者がしたことを過ちと断定して謝られる権利が、現在、五十年後にこの国を預かっておられる村山総理におありだとお考えなのでしょうか。
○高市委員 私自身も、アジアの人々、それから前回の、さきの大戦で犠牲者になられた多くの日本の人々に対して、政治家として、本当に大変なことでしたと、これから前向きにともに過去を反省しながらやっていきましょうという気持ちをあらわすことには何ら異存はないのですけれども、総理自身が日本国...全文を見る
○高市委員 いや、今のではお答えになっていないと思うのですが、それでは、謝罪を要求されるお気持ちなどはございませんか。
○高市委員 それでは、日本の責任については、講和条約等では決着はついていないとお考えなのでしょうか。
○高市委員 もう時間もなくなりますので、とにかく来年終戦五十周年ということで何らかの国会決議がされる動きもあると聞いておりますけれども、これが一方的に謝罪決議、それも国民の合意なき謝罪決議ということでなく、私はむしろ不戦決議、これから戦争をしない、お互いに平和をつくっていこうとい...全文を見る
○高市委員 稼働中、建設中、更新の原発についてもかなり慎重な姿勢である、この文面でそう感じるんですけれども、当然新設についてはさらに慎重なものであると理解いたしますけれども、いかがでしょうか。
○高市委員 九月十三日に閣議決定がされております石油代替エネルギーの開発及び導入に関する法律に基づく石油代替エネルギーの供給目標についてなんですけれども、これによりますと、平成二十二年度には原子力発電で四千八百億キロワット時を目標とされており、九二年度の実績が二千二百三十億キロワ...全文を見る
○高市委員 目標達成のために原発の数はいわゆる二倍なり三倍なりに倍増するような計画をお持ちなんでしょうか、どうなんでしょうか。原子力発電所の数をふやさなきゃ目標値は達成できないんですけれども、具体的な計画をお持ちなんでしょうか。
○高市委員 つまり、社会党の新政策も、今回の通産省から出ましたものも、閣議も内容は同じ、それから新設を認めるということでよろしいのでしょうか。総理、お願いします。
○高市委員 いや、安全性に対して慎重にやるとかいうことについては当然のことなのですが、目標値を達成するには新設をしなければいけないのですけれども、新設はされますね。
○高市委員 総理は、過去において自衛隊を違憲とする考えをお持ちで、このたび合憲になったわけなのですけれども、昨年夏の衆議院選挙時の社会党の公約を読みますと、自衛隊とは別組織によるPKO参加と書かれておりますが、今回は自衛隊の皆さんに大変御苦労いただいてルワンダでのPKOに参加し、...全文を見る
○高市委員 総理は、今国会冒頭の所信表明において地方分権に触れられまして、その中で、「住民の声が政治に反映されていくシステムを生み出すことこそが、この国に真の民主主義を定着させていく道」とおっしゃいましたけれども、私は、総理の多岐にわたる政策転換こそが真の民主主義を崩壊させる諸悪...全文を見る
○高市委員 繰り返します。あと一つの質問は、十月五日の本会議で社会党の政策転換の理由をおっしゃったときに、新しい世界情勢に対応したものだとおっしゃったんですけれども、去年の選挙の時点で新しい世界情勢が存在しなかったと考えているのかどうかという問題でございます。
○高市委員 もう私の時間が来ましたので、以上で私の質問は終わりですけれども、とにかく信念が大切な要件だと認められたわけでございます。また、社会党の基本政策、新政策と総理の意向、これからの政治への姿勢が一致したものであるということを認められたわけでございます。  その点十分今後も...全文を見る
10月25日第131回国会 衆議院 安全保障委員会 第2号
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○高市委員 会派改革(自由党)の高市早苗でございます。よろしくお願いいたします。  本日の私の質問ですけれども、前半は、自由民主党総裁でもあられる河野外務大臣にお願いしたいと思います。  通常国会までは、自衛隊法改正案には自民党議員提出の衆法第一号と内閣提出第十五号が存在しま...全文を見る
○高市委員 内容的にほとんど同じで、ごく一部、それも妥協できる範囲というのは、社会党に気を使って、昔、新生党の人や日本新党の人がおっしゃっていたことと一緒だと思うのですが、昨年十月十八日の委員会において、自民党の山崎拓委員は、「自民党案が最上のものと考えておりますので、政府案に同...全文を見る
○高市委員 しかし、社会党が自衛隊を合憲と認め、消費税を認め、大きな政策転換をされた、その経緯には、非常に自民党のパワー、発言力が与党の中で強く働いていたのではないかと、外から見て想像していたのですけれども、例えば早期成立に向けて、当時自民党の委員の先生方がベストなものだと信念を...全文を見る
○高市委員 十一月二十五日の委員会で自民党の中谷委員が次のように言っておられます。「安全だから行くという、実際の業務に支障となるような制約をつけたのも、突き詰めていくと、連立政権では社会党を閣内に取り込むという政治的な思惑によって派遣隊員の安全と救出の機会を置き去りにするものでは...全文を見る
○高市委員 私の質問に改めてここでお答えいただきたいと思います。
○高市委員 昨年十一月五日に、「在外邦人等の輸送のための自衛隊の航空機の使用について」という閣議決定がされております。形式的に現政権下でも生きているはずだと私は考えているのですけれども、これには間違いございませんでしょうか。
○高市委員 閣議決定の内容なんですけれども、安全性が確保されない場合には輸送を実施しないことから、戦闘機による輸送機の護衛はしないことという内容、それから、派遣先国内において在外邦人等の生命、身体、当該輸送にかかわる航空機等を防護するために武器を携行し、使用することはないといった...全文を見る
○高市委員 早期成立に向けて、自民党も社会党やさきがけの主張に歩み寄られた。大変御努力をされたということもわかりましたし、今回、この一本化された法律案で与野党合意の方向が見えているということも理解しているのです、ただ、私は、あくまでも今十分議論を尽くして、ベストな内容のものを、修...全文を見る
○高市委員 ただ内容としてどちらがベストだと確信されているかという、その一点をお聞きしたかったわけでございます。早期成立をしたいというその理由については、もうよく理解いたしました。
○高市委員 しかし、当時自民党は野党であったわけで、今は政権与党にあられて、与党の中で最大多数を占めておられるわけでございます。それで、この場で多数決をする議論の中で、どうしても自民党が引かなければこの案が成立しないというときに引かれるかどうかの判断をすべきで、最初から撤回される...全文を見る
○高市委員 では、大体これまでの御答弁をまとめますと、とりあえず内容がベストだったのは自民党案の方だったようでございますけれども、民主的な話し合い、それから早期成立を目指して妥協をされた。まさに中谷委員が十一月二十五日に大演説をぶたれました、時の政権や連立政権のためにゆがめてしま...全文を見る
○高市委員 私も、地元の自衛隊地連及び航空自衛隊幹部学校等々、自衛隊の方もたくさんおられますので、いろいろお話を伺ってきました。  アメリカの場合は、こういったケースにおいて軍備公表というものを確かに行っておりますけれども、これには十分な装備を持っているんだという威嚇の意図もあ...全文を見る
○高市委員 よく理解できました。  次は、河野外務大臣にお願いしたいのですけれども、今後のPKOのあり方について確認をさせていただきたく思います。  先日の予算委員会での私の質問への答弁の中で、これは村山総理がおっしゃったのですけれども、社会党委員長としてと総理としての政策の...全文を見る
○高市委員 先ほどから自衛隊法の方も早期成立とおっしゃっているにもかかわらず、もう来年が見直しの時期で、別組織がどうかということについてもうちょっと的確なお答えが出てこなければ、それこそ来年の時点で何か起きたときに、別組織ありませんよ、とりあえずまた自衛隊、行ってくださいというこ...全文を見る
○高市委員 あと一年間の経験をそれでは待たせていただこうと思いますけれども、ただ、河野外務大臣、国連演説の中でPKOに積極的に参加する旨表明されておられますけれども、諸外国でPKOから特にPKFを分けて考える発想というのは非常に少ないと私は認識しております。当然、外務大臣としてP...全文を見る
○高市委員 当該輸送の安全についての協議に関してですけれども、これは長官に確認をさせていただきたいと思います。  輸送の安全性について、長官と外務大臣で協議をされるそうなんですけれども、これは内閣における意見の食い違いが発生することを前提としたもので、いかがなものかと思ったので...全文を見る
○高市委員 じゃ、まあ決定権は長官がお持ちだと理解してよいようですが、安全だと判断して政府専用機を派遣したものの、現地到着後に状況が急変し万が一の事故となったような場合には、どなたがどんな形で責任を負われることになりますか。
○高市委員 そういうことになると、具体的にはどなたの責任ということでしょうか。
○高市委員 先ほど大野先生の御質問への答弁で少し触れられました邦人対策予算、危機管理関連で三七・三%という数字が出ておりましたけれども、在外公館、ごく少数のスタッフしかいないところもありますし、それから二つの国を兼轄しているようなケースもあります。外務大臣としては、安全性に関する...全文を見る
○高市委員 もう私の質問時間も終わりましたので、質問は以上でございます。  国会議員として国民の生命と財産、それから国家の名誉と主権、こういったものを守ることに関しては、党派の枠を超えて、党利党略や政権への執着を超えて、信念に基づいて考えていかなければならない問題だと思います。...全文を見る