小川敏夫

おがわとしお

選挙区(東京都)選出
各派に属しない議員
当選回数4回

小川敏夫の2005年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月31日第162回国会 参議院 予算委員会 第2号
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○小川敏夫君 民主党・新緑風会の小川敏夫でございます。  この通常国会、小泉総理、郵政民営化に政治生命を懸けるというぐらいの強い決意でその成立に期するということでございます。小泉総理が昨年出されたこの郵政民営化に関する文章であるとか様々なことを読ませていただきましたが、まずその...全文を見る
○小川敏夫君 どうも抽象的な表現が多くて、余り具体的なスキームのお話を伺えなかったんですが、もう少し、では端的に伺いますが、まずその前に、この郵政民営化、民主党の岡田代表も言っていますように、いい内容の民営化であれば近い将来民営化には民主党も賛成であると。内容いかんでありますので...全文を見る
○小川敏夫君 その安定的に運用するということと、この郵政公社法四十一条で運用方法が制限されている、この関係はどうなりますか。
○小川敏夫君 良い枠組みを作りたいという希望、意欲を聞いただけで、中身が何にもない答弁でしたけれども。  総理は、郵貯・簡保資金三百五十兆円、これを膨大な資金が民間で有効に活用されると、こういうふうに述べております。また、年末にありました政府広報、内閣官房の郵政民営化のこの広告...全文を見る
○小川敏夫君 では、質問をもう一つ、関連して基本的なことをお尋ねしますが、今、郵政公社法によって郵政公社が国民から集めた郵貯・簡保資金、これは郵政公社法四十一条の限られた制限でしか運用ができない、これはなぜそうなっているんですか。
○小川敏夫君 これは国民から預かった国のお金ですから、いたずらにそれが不良債権化してはいけないと、安全確実に運用しなくてはいけないと、これが根本の発想ではないですか。
○小川敏夫君 ですから、竹中大臣が言われたように旧契約があると。これは承継会社に移行して政府保証も付けると。そして、徐々に旧契約が満期を迎えたら新たな貯金として新しい会社が受ける。これについては郵政公社法四十一条の限定がないから活用することが法的には可能だと。  ですから、移行...全文を見る
○小川敏夫君 だから、端的に質問に答えてないじゃないですか。要するに、私が言いたいのは、郵貯・簡保資金三百五十兆円、これを民間で利用可能にと、こういうふうに政府が宣伝しているわけですよ。だけど、郵貯・簡保資金、今ある三百五十兆円は、これは民間には行かないんですよ。郵政公社の承継会...全文を見る
○小川敏夫君 今三百五十兆の郵貯・簡保資金があると。だけど、それが次第次第に移っていく中で、三百五十兆円がそのまま全部旧契約が新契約に移り変わるという自信があるんですか。保証があるんですか。三百五十兆、今郵貯・簡保資金は三百五十兆円ありますよ。だけど、民間に変わったら政府の保証が...全文を見る
○小川敏夫君 お金に色がない、色がないといったって、今の郵貯・簡保資金が民間で利用可能にと。この三百五十兆円は、これ、今の三百五十兆円を言っているわけでしょう。  それから、今面白いこと言われましたね。要するに、今郵貯・簡保資金は三百五十兆円があると、これが新しい郵貯銀行に行か...全文を見る
○小川敏夫君 段階的に減らすという話を、今突然全部やめたら雇用がどうなるかというお話に切り替えて今答弁しているんで、段階的に減らす、その段階的に減らす中で雇用の問題も解消すればいいんで、突然その話を一番極端な今すぐ全部やめたらという話にすり替えて答弁しているのは大変おかしいです。...全文を見る
○小川敏夫君 それは、財投制度が変わって、変わる前に政府の運用部に一括預託して、まだそれ預託した分が全部は返ってこないですね。その資金運用部がまた、郵貯資金を預かった資金運用部がまた国債を買っているという部分を含んだ数字ですか、含んでいない数字ですか、二三・六%というのは。
○小川敏夫君 総理は、就任早々、国債の発行は三十兆円を限度とするというふうに公約しましたが、すぐにそれは公約なんぞ大したことないと言ってこれをほごにして、毎年三十六兆円前後の国債を発行しておると。景気対策のころに小渕総理が国債を大量に発行しましたが、ふとこう比べてみると、小渕さん...全文を見る
○小川敏夫君 国債三十兆の方、質問の趣旨、本意ではなかったんですが、本意と、本当の趣旨じゃなかったんだけれども、今総理が答弁したから、私、感想を言わせてもらいますけれども。  じゃ、総理、総理が公約をしたときには税収が五十兆あると思っていたんですか。とてもじゃないが税収五十兆あ...全文を見る
○小川敏夫君 総理が三十兆の約束をしたときと、これを大したことないと言ってほごにしたときと日本の基本的な経済情勢、厳しいデフレスパイラルの中にあって何にも変わっていない。税収の見込みだって別に特別事情が変わったわけでもないと。それを初めに三十兆円約束、公約して、その半年ぐらい後に...全文を見る
○小川敏夫君 参考までに財務大臣に御説明いただきたいんですが、国債が売れなくなる、つまり消化できなくなるとこれはどういう状況になってしまうんでしょうか。
○小川敏夫君 ですから、国債が売れないと、当然売るためには金利も上げなくてはいけないし、それから、それでも売れなければ財政が回らないということで、これは日本経済あるいは日本の財政が破綻してしまうことになるわけですが、今その国債は非常に大量の国債があるけれども、郵貯、簡保がその三二...全文を見る
○小川敏夫君 時間の関係もあるのでこの議論を締めくくりますが、総理言われたように、ですから今大事なのは、郵貯を民営化するというその組織形態の問題じゃなくて、この国債の問題、財政の問題、簡保資金がしっかりこの国債の三二・二%も抱えている、この状態をまずしっかりと解決することが一番の...全文を見る
○小川敏夫君 早ければ早いほど解決しなくちゃいけないのは、財政、国債の問題だと思いますが。  次に、郵政民営化でこの新聞広告を見ますと、郵便局をもっと便利にすると。ネットワーク会社のことだと思いますが、各種金融商品、チケット、雑誌の販売など多様なサービスを行うということです。そ...全文を見る
○小川敏夫君 ちょっと質問のポイントと違う答弁だったんですけれども、要するにそれだけ便利なサービスを、ネットワーク会社があって、郵貯新銀行がそういう物販もやる、様々な事業をやる会社に銀行業務を委託できるというんだから、今銀行法は、銀行業務を委託できることについては、そんな物販会社...全文を見る
○小川敏夫君 質問を全然、私そんなふうに言っていませんよ。郵便銀行が、物販会社できると、物販できると言っているんじゃないんです。窓口ネットワーク会社が銀行業務の受託もできるけれども、雑誌の販売もするわけですね。すなわち、郵便銀行が物販会社に対して、物販も行う会社に対して銀行業務を...全文を見る
○小川敏夫君 ですから、総理は、郵政民営化すればこれだけ便利になりますよということを念頭に置いて、郵便局で貨物の取扱いもします、雑誌の販売もしますと、そして郵貯銀行のその銀行業務も委託を受けて行いますと言います。しかし、そのことは同時にイコールフィッティングなんだから、すべての銀...全文を見る
○小川敏夫君 まあ……
○小川敏夫君 何か私の質疑に余り関係ないことをお話しいただいたようですけれども。  まあ郵政民営化、総理のこの郵政民営化の文章の中に、また一つ私気が付いたんですが、民営化する、郵政公社はこれまで法人税を払っていないと、民営化すれば新しい会社が利益を上げて法人税を払うと、だから何...全文を見る
○小川敏夫君 私の質問に全然答えていない。  総理はね、これまで郵政公社が法人税を払っていない、これが民間会社になって法人税を払うようになるから財政に貢献するようになると言っているわけですよ。だけれども、郵政公社がもうかる、もうかった金は全部国のお金でしょう。違いますか。郵政公...全文を見る
○小川敏夫君 出資する、新しい会社に出資するといっても、全くゼロが、株が増えるわけじゃないんで、郵政公社が持っている資産を現物出資して資産に見合う分だけの株を取得するわけでしょう。ですから、それはプラス・マイナス・ゼロですよ。で、その株が上がるかどうか。上がると言ったけど、下がる...全文を見る
○小川敏夫君 民間になれば一生懸命仕事をするからというんならそういうふうに書けばいいんでね、別に、法人税がまるっきりもうかるようなそんな書き方は、これは明らかに間違いだと思いますがね。  まあ郵政民営化の問題、うちの岡田代表が言うように、いい内容の民営化であればこれは民主党も将...全文を見る
○小川敏夫君 米軍のその治安維持活動、米軍の作戦行動に対する協力ということですね。協力内容は。
○小川敏夫君 具体的に聞きますが、航空自衛隊はクウェートからイラクへ輸送活動を行っていると。ここで米兵を輸送しているわけですね。米兵はイラクで治安維持活動をやっているんじゃないですか。その輸送をするということは、それに対する協力になると思いますが。
○小川敏夫君 航空自衛隊はクウェートからイラクの間、百十一回輸送活動を行ったと聞いておりますが、そのうち米兵を輸送したのは何回ですか。
○小川敏夫君 私は、その作戦内容とかそういうことを聞いているんじゃないんで、何回輸送したのかと、回数を聞いているだけですよ。答えてください。
○小川敏夫君 具体的日時とか人数とか、そういうことを聞いているんじゃないんで、ただ、米軍の輸送をしましたと言っているんだから、何回やったのかと聞いているわけですよ。ただそれだけじゃないですか。
○小川敏夫君 総理は、あるいは政府の発表は、航空自衛隊、人道復興支援活動で人道復興支援物資を運ぶんだと。ただ、ちょっとした余裕があれば、その余裕の空いた分、例外的に米軍を輸送することもあると。これがイラクに自衛隊を派遣する時点での政府の説明ですよ。  でも、私は疑問を持っている...全文を見る
○小川敏夫君 答えてないじゃないか。(発言する者あり)
○小川敏夫君 委員長、できないよ。
○小川敏夫君 とてもじゃないが理解できないけれども。  じゃ、聞き方変えますが、人道復興支援物資だけを運んだ回数は何回ですか。
○小川敏夫君 とてもじゃないが容赦できないけれども、しかし今日はテレビ放送の時間の制約もあるので、ほかの質問の方に迷惑を掛けらんないから、このことは私は絶対納得しない、絶対に明らかにしてもらわなくてはいけないということで、質問を次に移りますが。  総理、あなたは、平成十三年、自...全文を見る
○小川敏夫君 この政策活動費、総理は政治家ですから、その政治にかかわる資金の使い方というのはその人の政治姿勢そのものですよ。この自民党からいただいた政策、もらった政策活動費一億円について、国民に対してあなたの政治姿勢を示す意味で、どのような使い方をしたのか、何に使ったのか、説明し...全文を見る
○小川敏夫君 どの政党も同じだと言うけれども、民主党はそんなことやっていませんよ。すべての支出項目について何に使ったか、岡田代表も何に使うかということを具体的に明らかにしてやっているんで、それから、政党が何に使ったか、政党が何に使ったか、これは収支報告しているわけで、その何に使っ...全文を見る
○小川敏夫君 ちょっと総理の答弁でね、私がもらったならと言いましたけれども、この平成十三年七月に一億円もらっていないんですか。もらったならという答弁が、もらったか、もらっていないか、ちょっとあいまいだったけれども、もらったんですか、どうなんですか。
○小川敏夫君 何か橋本総理の一億円の話聞いているみたいですね。記載してあるならもらっているんでしょうって、じゃ、もらった記憶ないんですか。
○小川敏夫君 自民党が党勢拡大のためにああ使いました、こう使いましたということを聞いているんじゃないんで、自民党が政策活動費としてあなたに一億円を支払ったと、あなたはもらったと言うんです。じゃ、もらったあなたが、これはあなたの給料について何に使ったかというプライバシーのことを聞い...全文を見る
○小川敏夫君 だから、政党交付金が入っているかどうかは私には今分からないからというふうに言い直しましたから……
○小川敏夫君 いや、質問のとき。まあ後で、後でじゃ議事録見れば分かるからいいですよ。  私が聞いているのはそうじゃないんで、政策活動費、自民党から政策活動費ともらったお金はこれは公金と同じでしょう。あなたの個人のお金じゃないんだ。個人の収入じゃないんだから。だから、あなたの政治...全文を見る
○小川敏夫君 法律に記載することが明記されていなければ説明しないと。あなたは、それで国民に対してあなた自身のその政治責任、政治姿勢をしっかりと説明していることになると思って答弁されているわけですか。
○小川敏夫君 まあ要するに、何に使ったか説明しないということでしょうけどね。  例えば、政策活動費として受けたお金でも、これを政策活動ではなくて個人的に使えば、これは所得税として税金を払わなくちゃいけない。あるいは、総理も御自身で言われたように、自分で個人的に使ったお金じゃない...全文を見る
○小川敏夫君 民主党は外部監査を入れて、あるいは政党支部についても外部監査を入れてきちんと透明度を増して明らかにしておるわけでして、総理が一億円について、こんな巨額の金を何に使ったか国民に対して説明できないと、あなたの政治姿勢、やはり国民とは無縁の人だという実感を強くいたしました...全文を見る
○小川敏夫君 私、先ほど総理就任時から今までと言ったけど、今までではなくて、平成十三年の総理就任時から平成十五年までの分で十九億五千八百四十万円です。  国民に対して、どうしてこんな巨額なお金が一人の政治家に政党から渡されるのか、それについて説明できないということですね。
○小川敏夫君 政党のこの資金の在り方を国民の前に透明度にするというときに、総理に一億円、あるいは特定の政治家に十九億円渡しましたと。あとはそれについて説明しないとなれば、そういう手法、だれかに渡したということにすれば、その部分、全く国民に見えない形で政治のお金が使われてくることに...全文を見る
○小川敏夫君 民主党は外部監査も入れて、法律に要求されてはいないけれども、そこら辺も非常にオープンにしているということを述べて、次の質問に移ります。  先週、衆議院の予算委員会で杉浦正健官房副長官、これは清和政策研究会、森派の政治資金団体と言われておりますが、また森さんが総理大...全文を見る
○小川敏夫君 その記載が常識から見て余りにもおかしいから聞いているわけで、四千万円以上ものお金が五万円以下の寄附、だから八百人か千人に五万円以下の寄附を全部行ったと、それで使ったという記載が余りにもおかしい。だから、偽りの記載をしているんじゃないかという疑問があるんで、聞いている...全文を見る
○小川敏夫君 しかし、寄附をした欄にそのように報告されているんですが。
○小川敏夫君 だからおかしいと。そんな寄附の仕方が余りにも常識的に考えておかしいと言っておるわけで、だから、形式的に法律に合っていればもう説明する必要はないと。だから、あなたの政治姿勢はその程度なんですね。  それで、清和……(発言する者あり)じゃ、どうぞ、はい。
○小川敏夫君 まあ驚いた感覚でね、何の疑問にも答えないと。  最後に、もう時間が来ましたので一つだけ、その清和政策研究会の杉浦正健副官房長官が、清和政策研究会では五万円以下の献金しかしていないというのに、杉浦正健氏は年度によって七百万円あるいは四百万円もらっていると報告しておる...全文を見る
○小川敏夫君 党からもらったお金を清和政策研究会からもらったお金と勘違いしたというんであれば、じゃ、あなたがもらったという金額とお金が、あっ、金額と、その日付と金額が党の方であなたに対して渡したと出ていなくちゃいけないが、出ているんですか。
○小川敏夫君 出ておりますというのは、日付と金額が同じ日で出ているんですか。
○小川敏夫君 とても納得できる答弁じゃないけれども、これから調べるというんだから、その調べた上で更に明らかにしたいと思います。  私の質問時間も来ましたので、関連質疑、森ゆうこ議員の質問を許可お願いいたします。
03月14日第162回国会 参議院 予算委員会 第11号
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○小川敏夫君 民主党・新緑風会の小川敏夫でございます。  外務大臣にお尋ねいたしますが、我が国は国連の安保理事会常任理事国入りというものを目指して様々な外交を行っておるようでございますが、まず、なぜ我が国が安保理の常任理事国に選出を求めているというのか、その目的、これを御説明く...全文を見る
○小川敏夫君 それで、その実現できる見通しといいますか、現在の状況はいかがでしょうか。
○小川敏夫君 外務大臣のお話の中で、我が国が常任理事国入りする、それはアジアの代表という地域性というものが特に重要な要素の一つとして語られましたが、その点に関しまして、特に我が国の一番近隣諸国である韓国や中国が必ずしも日本のこの常任理事国入りに賛成してくれてはいないような状況だと...全文を見る
○小川敏夫君 外務大臣のお話ですと、韓国は賛成でも反対でもないかのようなお話でしたが、しかし韓国は四年ごとに改選する非常任理事国を増やせばいいというお話でして、日本が常任理事国入りとする案には、これは反対であるわけですから、これは明確に反対なんじゃないですか。
○小川敏夫君 韓国が日本の常任理事国入りに反対、賛成してくれないと。大臣のお話ですと、何か外交上のやり取りのテクニックみたいなニュアンスにもちょっと聞き取れたんですが、しかし盧武鉉大統領、三月の発言では、我が国に対して、幾ら経済力が強く軍備を強化しても、隣人の信頼を得て国際社会の...全文を見る
○小川敏夫君 私は、隣国韓国が日本の常任理事国入りを賛成してくれないというのは大きな外交の失敗だと思っておりますが、その背景には、やはり今、日韓国民レベルでは大変に友好関係が進んでおりますけれども、しかし小泉総理が靖国神社に参拝すると、あるいは教科書問題やその他の問題でやはり韓国...全文を見る
○小川敏夫君 その盧武鉉大統領のその発言の締めくくりですが、日本も法的な問題以前に、すなわち日本は法的には決着済みだという対応をしているわけですが、日本も法的な問題以前に、人類社会の普遍的な倫理、そして隣国間における信頼問題という認識を持ち、積極的な姿勢を見せなければならないこと...全文を見る
○小川敏夫君 大臣は、先ほど小泉総理の靖国参拝問題に関して、今後のことについて総理が適切に処理するからと、いいというようなお発言がありましたが、しかし小泉総理が靖国神社に参拝するその都度、韓国から、韓国の国民からそれに対する批判の声が上がっておるわけですよ。そのことについて、既に...全文を見る
○小川敏夫君 この問題の質疑はこの辺で終わりますが、大臣の御答弁を聞きまして私の感想を申し上げますと、外務大臣には人類社会の普遍的な倫理、隣国間における信頼関係という認識を全くお持ちにならないで日本の外交を進めている、大変に残念だということの私の考えを申し述べさせていただきまして...全文を見る
○小川敏夫君 法務大臣にお尋ねいたします。  先ほどの外務大臣の答弁の中にもありました、日本は国連の安保理の常任理事国入りと、正にそれは国連中心の外交ということで展開していくと思うんですが、今年の一月ですか、法務省の方でクルド系トルコ人、これを国連高等難民弁務官事務所がマンデー...全文を見る
○小川敏夫君 どうもこのカザンキランさんですか、この件は、家族で日本にいると。しかし、その父親と長男だけ強制退去してしまって、言わば家族を引き離してしまったことになっているんですが、私はその面からも、これはやはり家族は一緒に生活するのが人間の当然の生活に対する思いなんですが、私は...全文を見る
○小川敏夫君 その家族の結合を可能な限り配慮すると言うけれども、しかし、この一月の例は私は配慮していないと思うんですよ。例えば、カザンキランさんが犯罪行為をするとか、我が国の秩序を明白に侵害するとか、今そのカザンキランさんが日本にいたんじゃ何か日本のこの法秩序に反するような、ある...全文を見る
○小川敏夫君 ですから、私は、難民として政府が不認定だったというこの手続は裁判所でも判決で認定されたと。ですから、私はその点について質問をしているんじゃないし、この退去が、強制が違法だとは言っていないです。ただ、大臣には裁量の余地があるわけですね。それで私が言っているわけで、その...全文を見る
○小川敏夫君 ですから、国連から庇護の要請があったと、しかも家族の結合を害してまで父親と長男を強制退去してしまったと、そこまでしなければならないような、すなわちカザンキランさんの、この父親と長男が、日本に置いておいたら何か重大な法益が侵害されるというような必要性とか緊急性があった...全文を見る
○小川敏夫君 私は、だから、何回も同じ質問するんだけれども、国連の庇護の要請も拒否して、家族の結合も害して父親と長男だけ強制退去してしまったと。その必要性、すなわちそれだけの緊急性あるいは必要性があったんですかと聞いているわけで、私には何もなかったように、ただ単に法務省のメンツで...全文を見る
○小川敏夫君 まあ、もう何回も議論してもしようがないから、これで、これ以上質問はしませんけれども、どうもやはり私は、国連のその庇護要請、これを拒否して、家族も分断するとしてまで強制退去しなければならない必要性はなかったのに、私は、言わばその裁量の範囲を誤って退去処分してしまったん...全文を見る
○小川敏夫君 このC130の航空機の輸送能力はどのくらいあるんですか。
○小川敏夫君 この物資の輸送ですがね、サマワまでの、クウェートの出発地点は飛行機でも車両でも同じで、航空機の場合は途中のタリルまでしかこれは運べないわけですね。このタリルというのは、タリルからクウェートまでの距離とタリルからサマワまでの距離は余り変わらない、大体真ん中ぐらいの地点...全文を見る
○小川敏夫君 私は、この私の質問の趣旨あるいは質問の意図は、航空自衛隊の任務、これが政府の発表は人道復興支援だと、したがってその物資の輸送がメーンであって、ただ、少し余裕があれば、必要に応じてアメリカ軍の兵士を輸送することもあるというのが政府が説明しておると。  しかし、私は、...全文を見る
○小川敏夫君 国民の最大の関心があるイラクにおける自衛隊の活動の内容について、今ここで、国会の場で質問しておるわけでして、それについて、活動内容について、具体的にそれを説明できないという事情もないのにそれを拒否されるのは大変、国会軽視も甚だしいと、国民に対する説明も全く欠けている...全文を見る
○小川敏夫君 米軍輸送を実際上主任務としているんではないかという私の疑問については、何も納得できる説明がなされていないと思うんですが。  例えば、大臣、C130は二十トン、輸送能力があるということでした。百二十九回運んで輸送した物資が二百三トン余りと。そうすると、たった十回、十...全文を見る
○小川敏夫君 必要なものを必要なときに運ぶ、しかし、トラックで輸送できるわけですね。飛行機を利用しても中間点のタリルまでしかこれ運べないわけで、そこからはまたトラックで運ぶわけで、それから実際にクウェートからトラックでサマワまで輸送しているわけでして、トラックといえば、北海道から...全文を見る
○小川敏夫君 大臣が先ほどこの自衛隊の輸送機で米兵を頻繁に運んでいるということが公表されれば攻撃の標的になって安全上危険だというようなことを理由の一つとしてお話しされましたが、それは要するに、実際、米軍兵士を度々運んでいるからそういう危険性があると。正にそういう事実に基づいて大臣...全文を見る
○小川敏夫君 百二十九回輸送して、運んだ物資が二百三トンと。一回に二十トン運べる飛行機ですからね、これはぎりぎりに計算すれば百十八回は物資じゃないという可能性だってあるわけで。どう考えても私が、この航空自衛隊の活動、人道復興支援活動という政府の説明のみならず、安全確保活動と、米軍...全文を見る
○小川敏夫君 私ははっきり、銀行の店舗とそれから銀行から業務の委託を受けたというふうに二つ明確に区別して質問したんですがね。  ですから、同じように、そうすると、大臣、あれですか、新郵貯銀行、ここは大臣の認識では店舗を持たないんですか。あるいは、新郵貯銀行は店舗を持っても、新郵...全文を見る
○小川敏夫君 私は、どうなるこうなると予想を聞いているんじゃなくて、筋論としてできるのかできないのかと聞いているわけで、だから銀行から、銀行から銀行業務の受託を受けたネットワーク会社が物品の販売も併せてできると言っただけで。今大臣のお考えですと、銀行もそのものの店舗でもできるとい...全文を見る
○小川敏夫君 大臣、現行の銀行業法の話をされても困るんですよ。現行の銀行業法だったら、銀行業務を委託する先だって物品の販売なんかできないでしょう。どうですか。
○小川敏夫君 だから、郵政民営化の中で、新ネットワーク会社が銀行業務の受託を受ける、その新ネットワーク会社が物品の販売をするというのは今の銀行法ではできないことですよ。しかし、それをもう既に公約として、郵政民営化の公約の中でやりますと言っているわけで。ですから私は、今の銀行法の前...全文を見る
○小川敏夫君 まあ、あの銀行業法あるいは規制緩和でそういう議論があることはもちろん承知していますが、ただ、郵政民営化をすればということで、ネットワーク会社が銀行業務の受託と同時に物品の販売、正にコンビニのような物品の販売もできるということは、もう政府がこの広報で明確に示しているわ...全文を見る
○小川敏夫君 郵政民営化の問題、まあ先ほどの荒井委員の質問もありますけれども、やはり大きな問題が、それぞれの分野で非常に大きな問題がありますので、やはり私は国会の場で十分に必要な議論をしていただきたいということを述べまして、私の質問を終わります。
03月18日第162回国会 参議院 農林水産委員会 第4号
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○小川敏夫君 民主党の小川敏夫でございます。  ただいま大臣の、この平成十七年度の農林水産予算の説明をお伺いしまして、大変すばらしい部分があると思いました。予算の重点事項について説明しますのこの第一に、「消費者が安心し納得できる食生活が実現できるよう、消費者を重視した食料の供給...全文を見る
○小川敏夫君 米国産牛肉の輸入に関しては、最近の世論調査でもまだ不安であると、すなわち消費者が安心し納得できる状態にはないというのが今の消費者の認識だと思うわけですが、これについて大臣は、いわゆる全頭検査の問題、非常識であるというような発言をもって、あたかも、消費者が安心し納得で...全文を見る
○小川敏夫君 その問題について、また順を追って議論したいと思いますが、まずBSEについて、人の関係、いわゆる変異型クロイツフェルト・ヤコブ病ですか、これがせんだって、日本人として最初の感染患者、死亡患者が確認されたということでございました。私は、その患者の状況を聞きますと、イギリ...全文を見る
○小川敏夫君 その二十四日間の滞在期間中に肉を食べたと。そうすると、人が感染するBSEですが、プリオンと言われていますけれども、これを一回でも食べてしまうと感染するという可能性があるということなんでしょうか。
○小川敏夫君 食べても発症しない人もいるでしょうし、いろんなケースがあるということでしょうけれども。  じゃ、聞き方を変えますが、一回あるいはそれに近いぐらいの少数回、非常に少数回であってもプリオンを摂取といいますか食すれば発症する可能性があるということを否定はできないという聞...全文を見る
○小川敏夫君 これは、発症したら治療方法がなく、ほぼ死に至るわけでございますね。
○小川敏夫君 それで、私はこの最初の人の例を聞きまして非常に怖さを感じたんですね。プリオンを含んでいる肉を非常に少数回食べただけ、時期的には二十四日間という短い中で、毎日肉じゃないでしょうけれども、少ない回だとは思うんですが、それだけでBSEに感染して、発症して、死亡してしまうと...全文を見る
○小川敏夫君 何板と言いましたっけ。
○小川敏夫君 パイエル板ですか。じゃ、パイエル板に蓄積されて、いずれ脳の方に蓄積されるということですが、脳の段階に行ったプリオンだけが危険なんじゃなくて、初めのそのパイエル板というところにあるプリオンでもこれはBSEを発症させる危険性は、これはあるわけですね。
○小川敏夫君 ですから、異常プリオンがどこの部位にあろうと感染性がある危険な状態であるということだと思うんですが。  牛の場合、すると、経口摂取した場合に、プリオンを経口摂取した場合に感染牛となるということですが、その感染牛となるタイミングですね、これは、牛が生まれてから成牛に...全文を見る
○小川敏夫君 感染する可能性が高い、言わば感受性ですが、生後一年以内がそれ以降に比べて明らかに高いんではないでしょうか。
○小川敏夫君 食料から経口摂取したプリオンで感染すると。生まれてから間もない牛が感受性が高いと。それで、感染した直後と、つまり感染したときにプリオンが体のどこかに蓄積されるわけです。それから、年月を経て、その部分かあるいはほかの、体のほかの部位にも移転するでしょうけれども、その感...全文を見る
○小川敏夫君 大臣、今のやり取りお聞きしていただけたと思いますが、牛は生後一年以内の牛が成牛よりも感受性が高いと、プリオンのですね、感染性が高いと。で、感染した直後のプリオンでもBSEとしての危険性は何にも変わらないということだそうです。一年以内ですと、まあ十二か月ですけれども。...全文を見る
○小川敏夫君 一つ確認しますが、すると、二十一か月齢未満ですか、の牛については技術的に、つまり異常プリオンを、BSEに感染しているかどうかを技術的にこの検査結果を得ることができないと、こういうことなんですか。
○小川敏夫君 その感染が確認された二十一か月齢、二十三か月齢の牛の場合、では、その程度の感染であれば安全であるということが確認されたんですか。
○小川敏夫君 だから、二十一か月齢、二十三か月齢の例で今試験中だと。安全が確認されたんならいいですよ。だけど、安全が確認されたわけじゃないわけですね。だから、BSEを他に感染させる危険性だって可能性はまだ否定されてないわけですね。その点、いかがですか。
○小川敏夫君 ですから、国民の安全、安心という観点に立てば、やはり危険性がまだあるものとして対策を講じる必要があると思うんですがね。  その二十一か月齢で検出された、二十か月齢以下だと検出するのが技術的にできないというのがちょっと私素人で分かんないんですが、単に、ただ単に個体が...全文を見る
○小川敏夫君 しかし、二十一か月齢で検出できるなら、二十一か月齢に近い二十とか十九とか、そこら辺だって検出できる可能性が否定できないと思うんですがね。まあここは答弁はいいです。  大臣、大臣は、全頭検査が非常識だと、世界の常識にあらずというふうに言っておるわけですが、これは大臣...全文を見る
○小川敏夫君 何か、大臣のお話ですと、何か評論家的に意見を述べたかのような印象を受けるんですが、そうじゃなくて、大臣御自身が全頭検査はもう要らないという認識に立っているからそういう発言になったんじゃないですか。
○小川敏夫君 確かに、大臣というお立場がお立場ですから、発言を控えるのは大変、まあその範囲で理解しますがね。  ただ、発言を控えるんであれば、遅いですよね。全頭検査が非常識という発言そのものを本来控えなくちゃいけないのに、そういう発言をされて、食品安全委員会の方に圧力を加えてい...全文を見る
○小川敏夫君 こうした問題発言をしたことについて、いつまでも責任を取らないで、その都度その都度、非常識という言葉が常識にあらずという評論家的な言葉で、何にも反省も責任をしない大臣の方が私は非常に問題であると思っておりますが。  大臣、厚生省は全頭検査をやる都道府県にその全頭検査...全文を見る
○小川敏夫君 しかし、元々、二十一か月齢未満の牛については技術的にその成果が得られないと、だからやめるんだと、だからやっても無駄だということでしょう。それをただ、混乱するから、流通の問題、消費の問題で混乱するからといって補助を出すと。何かもう一つつじつまが合わないですね。その国内...全文を見る
○小川敏夫君 私は、全頭検査というものが国民に安心を与え、肉の消費も回復したということで効果を上げた措置だったと思っておりますが、なお継続する必要があるというふうに考えておりますし、輸入肉についても同じ対応をすべきだというふうに考えておりますが、今の御説明の中で、米国産輸入肉につ...全文を見る
○小川敏夫君 大臣、どうですか。日本も国内産の牛肉も、アメリカからの輸入牛肉についてもBSEについては同等の措置をとるということですから、二十一か月齢未満、日本の牛の場合にはトレーサビリティーが確立しているのでかなり明確に判定できるわけですが、同じような措置を米国産の牛肉には求め...全文を見る
○小川敏夫君 大臣に聞いているんです。
○小川敏夫君 おれいいよじゃないよ、あんた。そんなこと、何だよ。もう聞いたよ、もうそのさっきのあんたの説明は。聞いたよ、さっき。同じ質問をしているんだよ。
○小川敏夫君 さっき長々と、五分もしゃべったじゃないか。
○小川敏夫君 今の趣旨を踏まえて大臣の答弁をいただきたいんですが。
○小川敏夫君 さっき大臣に質問しました。
○小川敏夫君 では、WTOのそうした点を考慮して、米国産の牛肉についてはトレーサビリティーを求めないということですね。
○小川敏夫君 大臣に聞いているんですよ、大臣の答弁を。
○小川敏夫君 委員長、大臣に聞いているんですよ。
○小川敏夫君 大臣の判断は、中川局長の判断そのままに従うと、こういうことなんですか。
○小川敏夫君 ですから、大臣の判断として、米国産の輸入肉について、その月齢の判定についてはトレーサビリティーを求めないと、これが大臣の判断と、これでよろしいわけですね。
○小川敏夫君 大臣に答弁求めているんだよ。大臣が言いなさい、今のことを、言うんなら。へらへら笑っているんじゃないよ。大事なことじゃないか、これは、政治の政策判断で。
○小川敏夫君 例えば、屠殺の現場におきますピッシングの問題、屠殺方法の問題ですね、ピッシングのことも話題になりましたが、屠殺方法の問題なんかについてはどうですか。日本と同じような屠殺の在り方、ピッシングをどうするかというようなことについても、日本と同じものは米国産牛肉については、...全文を見る
○小川敏夫君 その肉の解体の方法、危険部位の除去の方法ですが、これについても大臣、いかがですか。国内の牛肉について行っている措置をアメリカの、米国産の牛肉についてもこれは求めますか。
○小川敏夫君 食の安全、安心を大前提に取り組んでいただくことは大変に結構でございますが、そのために日本で行っている肉の解体の方法、危険部位の除去の方法について、日本と同じ方法をアメリカ産の牛肉についても求めますかと聞いておるわけです。
○小川敏夫君 今、大臣、ちょっと今の答弁確認しますがね、アメリカに対して日本の国産の牛肉と同じような措置を求めると言いましたが、それはトレーサビリティーも含んでの話ですか。さっきはトレーサビリティーについて求めないと言いましたね。今、何かそれも含めてすべて国産の肉と輸入肉について...全文を見る
○小川敏夫君 じゃ、同等の措置を求めるということについては、トレーサビリティーについてはしないということで今答弁を伺いました。ですから、私がその後に聞いているのは、解体の方法、危険部位の除去の方法、これについてはいかがですかと聞いておるわけです。
○小川敏夫君 質問要項、米国産牛肉の……
○小川敏夫君 失礼しました。  米国産牛肉の輸入について質問すると通告しているじゃないですか。見てみなさいよ。  それで、米国産の牛肉の輸入、これ農水省の所轄じゃないんですか。
○小川敏夫君 両省で対応しているということは、農水省も対応しているということですね。ですから、責任者の大臣、答えてください。
○小川敏夫君 おかしなことをおっしゃりますね。解体の行政は厚生省の所管かもしれませんよ。だけど、牛肉を輸入するかどうかの安全性のことに関して同じ措置を求めるかどうかの判断は厚生省の問題じゃないでしょう。農水大臣の問題でしょう、これは。
○小川敏夫君 ちょっと時間止めてくださいよ。何を見ているんだ、それ。書いてないよ、そんなこと。
○小川敏夫君 ちょっと委員長。止めて、止めてくださいよ。(発言する者あり)
○小川敏夫君 本当、日本国民はこんなお粗末な農水大臣を持って本当に不幸だと思いますが。  私は専門的なことを聞いているわけじゃないんで、米国産の牛肉を輸入する、その安全性について、国民の世論はまだ不安を持っている、そのことについて私は大臣の姿勢を聞いているんで、手続の細かいこと...全文を見る
○小川敏夫君 じゃ、最後、結論だけ聞きますが、大臣は答えないと言うんだからいいですけれども、その米国産の輸入牛肉について、屠殺の方法、危険部位の除去の方法について国内と同じ措置を求めるのかどうか。国内で扱う役所の所管がどうのこうのという問題じゃないですよ。同じ措置を求めるのかどう...全文を見る
○小川敏夫君 質問は変わりますが、鶏の卵の価格についてお尋ねしますが、このところ大分価格が上昇しているようですが、この鶏卵の価格上昇の要因について御説明いただけますでしょうか。
○小川敏夫君 鶏の卵、私も思い出しますと、今五十七ですけれども、五十年前、やっぱり一個十円、十一円、十二円ぐらいだったと記憶がありますが、そうしますと、大変に価格、物価の優等生、しかも国内の自給率も高いということで、この鶏卵の産業は国内の農業の優等生だと思うんですが、こうした優等...全文を見る
○小川敏夫君 鶏、鶏卵は非常に評価できると思うんですが、これが牛、豚になってくるとなかなか価格面でも消費者が納得できるような状態じゃないというふうに思っておりますが。  大臣、大臣の所信表明の中で、我が国の農業について、安心、安全な食料を安定して供給することという方針が述べられ...全文を見る
○小川敏夫君 安価な食料を供給していただくということについて御賛同いただけましたことを大変有り難いと思っておりますが、是非その実現に向けても努力していただきたいと思っております。  質問を変わりますが、最近の北朝鮮問題に関連してアサリが大分話題になっておりますが、国内で消費され...全文を見る
○小川敏夫君 産地が正しく表示されていないというのは、これは流通段階でその産地の表示について不正があったということなのか、それともそうではなくて、産地表示に関する法規制が不備であって言わば脱法的にそうした正しい産地を表示しない方法がまかり通っているのか、これはどうなんでしょうか。
○小川敏夫君 次に、昨日も質問の中にありましたが、花粉症のことですが、私も六年前にこの、六年半前か、参議院に送っていただいた後、農水委員会で花粉症対策のことについて質問しました。この国会で、予算委員会とか農水委員会で答弁を聞いておりますと、何か六年前に聞いたことと全く同じ答弁を聞...全文を見る
○小川敏夫君 これまでに二十四万本の苗木を植林したということですが、これは全体から見るとどのくらいの割合になるんでしょうか。
○小川敏夫君 ごくわずかということではなくて、これからもうその百倍も千倍も、なるべく早い時期にそういう対策を取っていただきたいと思っております。まあ中年の私は、どうも私が死ぬまでには杉が生え替わることはないようですからあきらめておりますが、次の世代のためにも是非しっかりとした対策...全文を見る
04月14日第162回国会 両院 年金制度をはじめとする社会保障制度改革に関する両院合同会議 第2号
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○小川議員 民主党の小川敏夫です。  丹羽先生初め与党の方のお話をお伺いしましたが、まず、この会議で建設的な案をまとめたいという中では、与党の方がどういう年金制度にしたいのかという御発言、提案が全くなかった。何か民主党の岡田代表に多少質問しておるようですけれども。  まず、丹...全文を見る
05月19日第162回国会 参議院 内閣委員会 第11号
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○小川敏夫君 民主党・新緑風会の小川敏夫です。  この基本法案で国民に対して責務というものを設けておるわけですが、私が考えるには、国民に責務を求めるよりも、まず先に国が国民に対して、国民が希望する、あるいは国民に必要な食料、これを供給する責務があるんではないかと。その食料を供給...全文を見る
○小川敏夫君 この基本法案の要綱を見ますと、食に関する知識と食を選択する力を習得しと、これが要綱の基本部分の一つだとなっておるわけですが、国民に食に関する知識と食を選択する力を習得しということを求めるんであれば、国民が選択できるような、そうした情報をまず国が国民に対して与えるべき...全文を見る
○小川敏夫君 要するに、食品に関する情報提供は大変に必要であると、その必要である重要性にかんがみてこの基本法案の中でもそうした問題を具体的に盛り込んでいくと、こういうことですか。
○小川敏夫君 何か何にも中身がない答弁だったけれども。  要するに、今説明された、今の答弁のその前で説明された中に、情報提供の問題大事だから今後この基本法を、これはあくまで基本法ですから、これを具体化していく中で食品に関する情報提供、これも更に進めていくんだという趣旨の説明があ...全文を見る
○小川敏夫君 是非、その食に関する情報提供を進めていただきたい。それがこの基本法の方針の一つであるということであればそういうことでお伺いしますが。ただ、実際に国民に責務を求める前にこうした情報提供がなされることが、私は国の責務が先にあるんじゃ、あるべきではないかというふうに思って...全文を見る
○小川敏夫君 例えば、今農業部門で農業の基本計画というものが打ち立てられて進められておるわけですが、こうした基本計画とこの、そうすると、この食育基本法は相互に密接に関連していかなくてはならないんですけれども、この食育基本法の方がそうした農業の基本方針よりも上に立っちゃうんですかね...全文を見る
○小川敏夫君 私は、国民に責務を求める前にまず国がやはり国民に対して十分な食料を供給できる、その責務を果たすことがまず先であるというふうに思うわけですが、残念ながら今の日本の農業の実態あるいは食料政策の実態はそういう状況にはないんじゃないかって、なっていないんじゃないかというふう...全文を見る
○小川敏夫君 今の答弁の中の前半部分ですけれども、食料の生産に関するお話伺いましたけれども、今正に農水分野でその基本政策を打ち出して、食料の供給の問題、農業の生産の問題、真剣に取り組んでおるわけですけれども、同じことをこの食育基本法でやるということなんでしょうか。その基本政策が、...全文を見る
○小川敏夫君 私は、国民に対して食を選択する力、食に関する知識というものを国民に責務を求める前に、国がやるべきことがあるんではないかという観点からお伺いしてと思ったわけですが、例えば牛肉の問題に関していえばBSEの問題があります。  このBSEに関して農水省の方にお尋ねしますけ...全文を見る
○小川敏夫君 飼料の規制が出た後もどこかで残っている飼料が使われたというのであれば、それはその指導の仕方、規制の仕方が甘かったからということになると思うわけですが。  最後に、BSEのこの二十か月齢以下の牛については全頭検査をしないと、そしてまたそうした方向でアメリカ産牛肉の輸...全文を見る
05月19日第162回国会 参議院 農林水産委員会 第16号
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○小川敏夫君 民主党・新緑風会の小川敏夫です。  大臣にお尋ねいたしますが、今回のこの農業経営基盤強化促進法の改正、その趣旨の一番は農地の利用集積の促進だと。この利用集積の促進の柱は、要するに集落営農の推進ということであると説明を受けておるんですけれども、そこで私は思いましたけ...全文を見る
○小川敏夫君 集落営農を進めるということは私も賛成であります。それぞれの人が、要するに集落で規模を拡大して効率も上げると、作業もしやすいという形で農業経営をやっていこうということは私も大変賛成なんですけれども、要するに私が質問しているのは、今の現行法、この改正案がなくたってできる...全文を見る
○小川敏夫君 どうも私の質問と余り議論がかみ合っていないような気がするんですけれども。  農水省の方からいただいたこの法律案に関するペーパー見ますと、集落営農の役割分担等を明確化すると、担い手に対する農地の利用集積目標を明示すると、この二点が集落営農の推進策なんだと、こういうふ...全文を見る
○小川敏夫君 役割分担を明確化して利用集積目標を明示することはいいんだけれども、別にそれは農水省が指導してやればいいじゃないですか。別にこの法律で、まあ入れてもいいですけれども、別に明確化しなくたって、利用集積目標を明示しなくたって、うまくやっていく集落営農はやっていきますよ。 ...全文を見る
○小川敏夫君 そうすると、くどいようですが、農水省が決めた基準に乗ってくる集落営農組織は補助すると。しかし、農水省が決めた基準に乗ってこない、事実上集落営農であっても農水省の決めた基準に乗ってこない集落が集まって営農しているところには補助をしないか、あるいは薄い補助しかしないと。...全文を見る
○小川敏夫君 ですから、農水省が定める基準に合った組織には厚く補助すると、その基準に合わないものについては補助の内容が薄いと。要するに、そういう政策をこれから取っていくということなんですね、大臣の答弁の趣旨は。
○小川敏夫君 その手厚く補助していくというのは、具体的にどういうような内容の補助をしていこうという方針なんですか。
○小川敏夫君 その経営安定対策の対象となった場合に、経営安定対策としてどういう助成なり補助をするんですか。
○小川敏夫君 例えば、私ども民主党も、これから基幹作物については直接支払を行って農業をしっかりと支えていこうという提案をしておるわけでして、ですから、大臣がおっしゃられるように、しっかり助成していこうということは総論としては私どもそんなに反対じゃないんですけれどもね。  そうす...全文を見る
○小川敏夫君 重ねて、また前の質問に戻りますけれども、要するに大臣は、農水省が定めるような、代表者がしっかり定まったという様々な農水省が定めるいろんな要件に乗ってきた集落営農組織は厚く助成しようということですから、そうした要件を満たさない、実体は集落営農であっても、農水省が定める...全文を見る
○小川敏夫君 大臣のお話を聞けば聞くほど、要するに助成する集落営農と、それ以外は助成しないということが、めり張りを付けていくんだというふうに聞こえるんですが、(発言する者あり)そうですというふうにお伺いしました。そうだと言っていただければいいんでね。  そうであるとすると、ただ...全文を見る
○小川敏夫君 これまでの農政の在り方を反省して前向きにということは、一般論、総論としては賛成ですけれども、責任を持っておった、政府を支える政党が、野党も一緒だから責任がないかのような話をされても、これは国民は納得できる話じゃないんで、そこのところを議論をしてもしようがないんですけ...全文を見る
○小川敏夫君 そうすると、さっきも言いましたように、自分の意思で集落営農に参加でき得る状況下にある人が自分の意思で集落営農に参加しないと。参加しなければ助成が少ないと、直接支払が少ないと、あるいはないということも十分認識しながら、しかし参加しないと。それでも差を付けていいのかなと...全文を見る
○小川敏夫君 今後の集落営農の在り方ですけれども、その集落営農がうまくいくかどうか、これは例えば、一つの組織、機関として代表者を決めたからうまくいくかどうかという問題でもないし、あるいはここに書いてある役割分担を明確化したから、あるいは利用集積目標を明示したから、だから実績が上が...全文を見る
○小川敏夫君 私も、農地をしっかり守っていかなくてはいけないということはもう全面的に賛成なんですけれども、ただ、これからの社会現象として、農地は農地として守っていかなくてはいけない、実際に耕作する農業の現場でなくてはいけないと。これも私は全く賛成なんですけれども、ただ、これからの...全文を見る
○小川敏夫君 とにかく、農地をしっかりと実際に耕作する農地として守っていかなくてはいけないという思いは一緒なんですけれども、とにかくリースなり賃貸借を認めるとなると、農地の所有者は農業者じゃなくてもいいんじゃないかという議論が出てくると思うんですが、ここのところはそこまで思ってい...全文を見る
○小川敏夫君 そういう考えであればそういう考えとして聞いておきますがね。ただ、さっきも言ったように、もう農地を一つの不動産として、運用収益しか得ないという立場の人が農業者である必然性があるのかという議論はいずれ出てくるとは思うんですが、そのときには農地の在り方についてまた大議論し...全文を見る
○小川敏夫君 今回の裁定による利用権の設定ですが、その前段階で調停があるというわけですけれども、一般的にいわゆる司法の世界で調停といいますと、権利関係がどこに帰属するか分からないという紛争状態があって、その権利関係を言わば妥当なところで調整するのが司法の世界における調停なんですけ...全文を見る
○小川敏夫君 今のはさっきの質問の補充ですよね。  私が聞いた目的の公益性のほかに、手続の公正さ、適正さも私は必要だと思うんですが、その点の手続はどうなっているんでしょうか。
○小川敏夫君 委員会的なものはないんですか。調停が終わったら知事が裁定すると。その裁定の中で所有者から意見を聴取するということが要件だけであって、それ以外に、土地収用委員会に相当するような、自主的に可否を決めるような委員会的なものはないんですね。
○小川敏夫君 耕作放棄地を耕作放棄のままにしておいては農業が衰退してしまう、あるいは地域の実際の耕作者に様々な影響を与えるということももっともなわけですけれども、しかし、調停があっても貸さないと言うにはそれはそれなりの事情があると思うんですね。その方本人の個人的な独特の考え方とい...全文を見る
○小川敏夫君 その値するというのは、じゃ、農業委員会で必ず意見を聴いて検討した上で知事に裁定を求めると、こういうような手続の制度になっておるということですか。それとも、そういうふうにしたいということですか。
○小川敏夫君 その織り込むことでというのは、既にそういうような手続規定としてなっておるということですね。
○小川敏夫君 では、質問をまた次の項目に行きますが、今回の具体的な法律を離れて、より広く、今後の日本の農業を守ると。  常々、私は東京都の選出ですけれども、消費者だけ良ければいいというのではなくて、消費者のために安くて安全で良質な食料を安定的に供給してほしい、そのためには農業が...全文を見る
○小川敏夫君 余りにも基本的なテーマ過ぎて、ここで短い時間で議論するということでもありませんので、今の大臣のお考えをお伺いするということにさせていただきますけれども。  前回のこの委員会で、須賀田局長の答弁の中で、農業高校あるいは農業学校で学んだ人間が卒業しても実際に農業に従事...全文を見る
○小川敏夫君 さて、今の農業の基本政策でも、食料の自給率、現状四〇%、カロリーベースですね、これを四五%に上げるという目標値になっています。目標を出したのは五年前ですか。しかし、今現在、その目標に届く数字には全く行っていないと。途中過程ですけれども、どうも四五%も行かないんじゃな...全文を見る
○小川敏夫君 やはり、国民の食を守るためには、今現在、米は、価格面は高いにしても、ほとんど九〇%以上の安定的な自給率にあるわけですけれども、それ以外の基幹作物、麦、大豆、雑穀、菜種、飼料作物という分野におきましては非常に自給率が低い状態にあるわけです。それぞれの作物ごとにいろんな...全文を見る
○小川敏夫君 国民の食を守るために日本の農業、しっかりと強くなっていただきたいと、様々な方策をしっかり講じていただきたいということを述べまして、私の質問を終わります。
06月06日第162回国会 両院 年金制度をはじめとする社会保障制度改革に関する両院合同会議 第4号
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○小川議員 一つの例として先にお話しさせていただきますけれども、例えば我が党の所得比例年金の採用に関して、所得の捕捉率が不完全である、不公平であるというような御批判的意見が自民党の方、与党の方から出ていますけれども、これ自体、年金を離れて、所得税のあり方として大変重要なことで、そ...全文を見る
07月22日第162回国会 両院 年金制度をはじめとする社会保障制度改革に関する両院合同会議 第7号
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○小川議員 今の年金制度、世代間で世代を支えているということを一人一人がきちんと認識を持つべきだということは全くそのとおりなんですが、そういう認識が必要であるにもかかわらず、現実に未納問題が生じているということについて、これをどう解消するのかということは、先ほど枝野議員からも指摘...全文を見る
○小川議員 坂口先生から御指摘があった部分についてだけ、手短に説明をさせていただきます。  平成十五年度の基礎年金の財源構造ですと、基礎年金の給付費が十六兆円でございます。基礎年金の拠出金が、国民年金三・六兆円、厚生年金十・七兆円、共済組合一・六兆円ということで決まっております...全文を見る