小川敏夫

おがわとしお

選挙区(東京都)選出
各派に属しない議員
当選回数4回

小川敏夫の2015年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月16日第189回国会 参議院 予算委員会 第6号
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○小川敏夫君 小川敏夫です。  総理、国民の生活を安定させることが政治の一番の責任であると思いますが、総理はどうお考えですか。
○小川敏夫君 国民の生活が良くなっていくことが責任だというお話でしたが、総理、勤労者の実質賃金が今年の一月までもう十九か月間実質的に下がっているんです。やはり、安倍総理、アベノミクスは破綻して国民の生活を苦しめている、そういう結果が出ているんじゃないですか。
○小川敏夫君 総理、今、国民総所得という言葉を使われましたが、これまでの説明では総雇用者所得という言葉を使っておりました。どうなんですか。
○小川敏夫君 総雇用者所得という言葉を最近になって急に総理が使うようになりましたから調べました。この表の二番目です。(資料提示)  総雇用者所得、前年比、下がっているじゃないですか。総理、あなたは上がっていると言うけど、総雇用者所得の実質前年比は下がっているんですよ。これはどう...全文を見る
○小川敏夫君 私は、国民の生活が豊かになったかどうかを聞いているわけです。国民は消費税を負担しているんです。消費税を負担している国民に対して、消費税を抜けば良くなりましたよと。すなわち、実質賃金はずっと下がり続けている。総理は総雇用者所得なる言葉をいきなり去年辺りから持ち出してき...全文を見る
○小川敏夫君 総雇用者所得なる言葉を総理が説明して、上がったがと言うけれども、見てくださいよ、この真ん中の表を。自民党の麻生政権時代に大きく下がっている。安倍政権になったら下がっている。民主党政権の方が上がっているじゃないですか。もし総雇用者所得が示すんだったら、民主党政権時代の...全文を見る
○小川敏夫君 十九か月間も給料が下がっている。そのうちにそのうちにと、もう十九か月間も実質賃金が下がっているんですよ。それでは、まあ、これは客観的数字ですから、総理、総雇用者所得も実質は下がっているんですよ。そういうふうにはっきり説明してください。  それでは、実質賃金指数、話...全文を見る
○小川敏夫君 何か取り留めもなく、何言っているか分からないような答弁でしたけど、要するに、賃金が下がっていることはお認めになっている。  正規・非正規の職員・従業員数の推移を見てみました。この一番の資料の一番下です。これ、百万人単位で表したものですけれども、平成十年から平成二十...全文を見る
○小川敏夫君 大きな流れの話をしているのに、都合のいい八四半期の数字だけ持ち出しても議論になりませんよ。  それで、この同じ時期、この時期を合わせました。この真ん中の資料は企業の内部留保です。すなわち企業の利益の蓄積です。増えていますね。給料が下がり始めた平成八、九年頃、百五十...全文を見る
○小川敏夫君 全く何言っているか分からないですよ。私は、なぜ内部留保が増えたのかと聞いているのに、増えた内部留保を総理の指示でああしますこうしますなんて、私の質問に答えていない。  何か企業がバブルの影響で守りに入ったというけど、バブルがはじけてから平成九年、十年頃までは給料上...全文を見る
○小川敏夫君 派遣を拡大するたびに下がっているという傾向はあるわけです、偶然とは言えないと思いますが。例えば派遣労働が出れば正社員だって残業が減るわけですよ、割増し賃金を払うよりも派遣使った方が安いから。やはり派遣労働が僅か二%だと、正規雇用の中の何割だと言っても、その波及効果を...全文を見る
○小川敏夫君 我が国は、特に自民党政権時代、雇用の質を下げて、働く人の賃金も下げる、そして経済は停滞している。ドイツの例を見てください。ドイツは、言わば雇用というものをしっかり守り、賃金も安定している、そうした評価の高い国です。そして、現に経済も最も成功して安定しているじゃないで...全文を見る
○小川敏夫君 まあ説明聞いても何を言いたいのか、だから何だという感じがするんですけれどもね。  例えばそのドイツで私はすばらしいと思うのは、パートタイムというのがある。日本のパートタイムと違って、パートタイムで働く正社員なんです。すなわち、フルタイムじゃなくてパートタイム、自分...全文を見る
○小川敏夫君 アベノミクスになって、GDPは伸びていません。昨年も少し微減しました。  GDPの一番大きな要素は消費支出だと思うんですが、この構成はいかがですか。
○小川敏夫君 GDPの中で消費支出が占めるウエートが六割だと。消費支出がなぜ伸びないのか。伸びるわけがないじゃないですか、国民の大多数を占める勤労者の賃金が下がり続けているんですから。消費が伸びなければ、企業は幾ら内部留保があっても需要がないんだから設備投資をしない。まさに、働く...全文を見る
○小川敏夫君 甘利大臣は都合のいいことばかり言いますね。  先ほど、景況感も上向いていると。でも、この二月十五日に調査した資料、これは二、三日前に公表されたものですけれども、大企業の景況感では、今年の一—三月は一・七ポイントプラス。しかし、中小企業ではマイナス一四・八%ですよ。...全文を見る
○小川敏夫君 好循環を、好循環に回していくと、安倍政権ができたときからそういう言葉を聞いていますよ。だけど、できていないから聞いているんじゃないですか。  この資料三を見てください。これは、大手野村総研がアンケート調査した資料です。アベノミクスで景気の上向きを実感しましたか、平...全文を見る
○小川敏夫君 あのね、民主党政権が良かったかどうかは取りあえずおいておきましょう。じゃ、過去が悪かったから今も悪くていいんですか。過去が悪かったから今の政権も成績が上がらなくていいんですか。こんなひどい状態でいいということですか。はっきり答えろ。大臣に聞いているんですよ。
○小川敏夫君 あちこちから都合のいい数字をつまみ食いした説明をしないでください。昨年よりも更にアベノミクスで評価は悪くなったんですよ。  甘利大臣、質問します。民主党政権時代よりもいいと言いました。じゃ、民主党政権時代の数字を出してください。
○小川敏夫君 この調査で特徴的なこと、下の段を見てください。大企業ほどいいと思っている人が多い。それから、雇用でいうと正規雇用の人ほどいいと思っている人が多い。まあ非常に少ない中での多いですからね。  それから、GDPの話がありました。麻生政権の最後のGDP、四百九十四兆円です...全文を見る
○小川敏夫君 民主党政権時代は東日本大震災という未曽有のことがありましたので、そのことを考慮しないで言う数字はおかしいですよ。(発言する者あり)
○小川敏夫君 次に、アベノミクスの中心であります金融緩和、日銀の国債保有残高、平成二十四年十二月から急激に増えています。金融緩和自体は民主党時代にやりましたので、平成二十四年に二十四兆円、日銀の国債残高が増えている。この程度の健全な金融緩和がいいと思うんですがね。総理は急激に金融...全文を見る
○小川敏夫君 アベノミクスになれば輸出が増える、日本の経済が良くなると。どうですか、アベノミクスになってから。貿易赤字、たまる一方じゃないですか。昨年は十兆円も赤字でした。総理、どうですか。
○小川敏夫君 原発の再稼働をしていない状況で燃料が増えたからという。じゃ、幾ら増えた、その分による輸入増は幾ら増えたんですか。
○小川敏夫君 その数字は確認しますが、十兆円のうちの三・七兆円ですよ。だから、それ引いたって六・三兆円、貿易赤字じゃないですか。  アベノミクスでは、アベノミクスになればどんどん輸出が増えると、日本はどんどん輸出が増えて豊かになると安倍総理は言ったじゃないですか。しかし、現実に...全文を見る
○小川敏夫君 経常収支、黒字だけど黒字幅は減っているんじゃないですか。  円安によって、国民は輸入物価が上がるということによってどのくらいの負担をしているんですか。総理、試算はないんですか。示してください。
○小川敏夫君 前回質問しましたら、そういう統計は取っていないというふうに答えたじゃないですか。  総輸入金額、ドルベースでは平成二十四年から少し減っている、しかし円ベースにすると十五兆円増えている。すなわち、輸入するもの全体は若干減っているんですよ、ドルベースで。だけど、十五兆...全文を見る
○小川敏夫君 総理は相変わらずあっちこっちから都合のいい数字を抜き出してきて都合良く言っているだけですね。  私が聞いているのは、アベノミクスの円安によって十五兆円国民の負担が増えたんじゃないですかと。消費税に換算すれば六%分国民が負担しているんですよ。そのことが消費が伸びない...全文を見る
○小川敏夫君 私は、終始一貫して非常に単純に聞いているんですよ。それを、総理はあっちこっち訳の分からない都合のいい数字を持ち出してきて、分からないような答弁をするから分からない。  私が聞いているのは、アベノミクスによる円安によって輸入物価が上がった十五兆円分、その輸入物価が上...全文を見る
○小川敏夫君 消費者の負担は、じゃ、これでいいんですね。ただ、これだけ国民の負担はあるけど、でも、それを給料で取り返すというのが安倍総理の言い分ですね。だけど、給料は実質的に上がっていないじゃないですか。どうですか。
○小川敏夫君 四月から上がると言うんだったら、その話はまた五月に聞きましょう。  それで、貿易収支のことを話しますと、安倍総理は繰り返し言います、民主党政権時代に企業が海外に逃げていったと。しかし、企業が海外に生産拠点を移すのは、もう平成に入った、昭和の終わり頃からずっと続いて...全文を見る
○小川敏夫君 総理がおっしゃったから聞いているんですよ。民主党政権時代には何か円高になって、生産拠点がどんどん海外に行ったから、それをアベノミクスが止めたからと言ったじゃないですか。総理が言ったことじゃないですか。
○小川敏夫君 ただいま総理が述べた、その調べた数字を本委員会に提出するよう求めます。
○小川敏夫君 先ほどの野村総研のアンケート調査ですけれども、面白い調査結果があるんです。アベノミクスで景気の上向きを実感している人、一二、三%いた。その人たちに聞いたんです、どういうことで良くなっていると実感したんですかと。一番多いのは、自分自身が実感しているんじゃないんです、各...全文を見る
○小川敏夫君 各種の報道で景気のいいニュースが流れているから景気がいいと実感したと。  NHKの籾井会長、そういう報道をしているようなという自覚はありませんか。
○小川敏夫君 放送法はそうなっている。あなた自身はどう考えているんですか。
○小川敏夫君 放送法第一条二項にその趣旨が書いてあります。もう一度、この放送法第一条二項のこの趣旨、精神をしっかりと国民の前で説明してください。
○小川敏夫君 だから、放送法第一条二項がどういう目的でこういう法律の規定があるのか、どういうふうにお考えですか。
○小川敏夫君 会長、今読み上げた資料は総務省の官僚からいただきましたね。総務省からいただいた資料を読みましたね、今。
○小川敏夫君 じゃ、今総務省の官僚が渡した原稿は何なんですか。
○小川敏夫君 じゃ、総務省が資料を渡したかどうかは、事実関係をまた具体的に調査して委員会に報告するよう求めます。
○小川敏夫君 そうすると、会長ね、あなたは就任会見で、政府が右と言うことを左と言うわけにもいかないと、こういうふうに述べた。これは明らかに放送法の精神に反していますね。
○小川敏夫君 でも、あなた自身がそういう考えだから出たんでしょう。あなた自身がそういうふうに思っていたことを発言したことでしょう。
○小川敏夫君 会長、今大変なことを言いましたね。個人的見解だということですね、あの述べたことは。  すなわち、あなたは、政府が右と言うことを左と言うわけにもいかないということを、あなた、個人的見解として持っているということですね。今お話ししましたね。
○小川敏夫君 そういう個人的見解を持っていることが不適格ですよ。そういうふうに思いませんか。(発言する者あり)
○小川敏夫君 出た言葉を取り消しても、あなた自身が持っていることが問題なんですよ。そう思いませんか。
○小川敏夫君 そういう見解を持っている方はふさわしくありませんよ。政府が右と言うことを左と言うわけにもいかないと。言葉を入れ替えますと、総理が景気がいいと言っているんだから悪いとは言えないと、こういうことになるじゃないですか。どうですか。
○小川敏夫君 先ほどの資料ですが、アベノミクスで景気の上向きを実感したか。六七%ぐらいの人が実感していない、実感している人は一三%。これ、街角でインタビューすれば、五人のうち四人は実感していない、五人のうち一人だけが実感しているというんですよ。  このときの平等な報道というのは...全文を見る
○小川敏夫君 ですから、こういうアンケートの傾向からすれば、街角でインタビューすれば、アベノミクスで景気良くなっていませんという方が十人中六、七人、良くなったという方が十人中一人。そうした傾向をそのまま報道するのが正しい報道じゃないですかと聞いているわけで、それとも、片方は七人、...全文を見る
○小川敏夫君 安倍総理は、TBSでしたかね、街角でインタビューして、景気はどうですかということについて、何か悪いと言っている人の方が多いから問題じゃないかと、平等に、同じような数で報道しろと、このような趣旨のクレームを付けたんじゃないですか。
○小川敏夫君 まず、企業の海外移転ですが、民主党政権になる直近の数字だけを比較しました。民主党政権の直近は、リーマン・ショックで非常に落ち込んでいるときですよ。ですから、その都合のいいところの数字じゃなくて、もっと平成に入ってからずっと長いトレンドで示してください。  そして、...全文を見る
○小川敏夫君 手続はそうであっても、そういう人選を推薦するのは政府の意向でしょう。  そこで、話は変わります。  NHK会長、あなたは、何か御自分のゴルフ、完全な私用なのに、ハイヤー代をNHKに払わせておったそうですね。どうなんですか。
○小川敏夫君 フルストーリーと言う割には欠けていますね。  まず、いつ請求があって、いつ払ったんですか。それから、その前に、NHKの方に請求が行った事実はあるんですか。NHKが払った事実があるんですか。そういうことも全部述べてフルストーリーと言ってください。
○小川敏夫君 報道によりますと、監査委員会の調査が始まった後にあなたは払ったということですが、その事実はどうですか。
○小川敏夫君 重ねて質問しますが、一旦NHKが払ったという事実はないんですか。
○小川敏夫君 あなたが知っているかどうかを聞いているんです。
○小川敏夫君 私が聞いているのは、NHKが払ったことがあるのかどうかと聞いているんです。
○小川敏夫君 では、あなたが支払った代金というのは誰にお支払いしたんですか、どなたにお支払いしたんですか。
○小川敏夫君 だって、あなたが個人で利用したハイヤー代なら、あなた、ハイヤー代、ハイヤー会社があなた個人のところに請求来るんですよ。何でNHKのその職員に払うんですか。
○小川敏夫君 ハイヤー会社からNHKに請求に来た中にあなたの個人の分が請求に入っていたって、あなた知っているじゃないですか。何をすっとぼけて今まで答えていたんですか、知らない知らないって。国会をばかにするのもいいかげんにしなさい。
○小川敏夫君 NHK会長が本当に一国民としても恥ずかしいほどお粗末な人だということがよく分かりました。引き続き追及させていただきます。  文部科学大臣、二月十三日、今年ですが、あなたは大臣室に、全国に、地方にある博友会の幹部を集めて全国博友会幹事会というものを開催しましたね。
○小川敏夫君 これは衆議院の予算委員会で提出された資料ですが、この表紙を入れて八枚の資料、これは大臣側で作成して出席者に配付したものですね。
○小川敏夫君 ですから、大臣のサイドで作成したということ。  この七ページですが、年会費納入状況というのがある。各地域の博友会についても年会費納入状況というのがある。ここに記載してあるこの会費の納入はどのような形で納入されているんでしょうか。
○小川敏夫君 大臣、さらっとおっしゃいましたが、博友会の年会費ですよ、さらっとおっしゃいましたね、寄附で受けていると。地方の博友会の年会費をなぜあなたが代表するこの東京都第十一選挙区のこの支部で寄附として受け取るんですか。
○小川敏夫君 寄附なら年会費と書かれるわけがないんですよ。  委員長、時間ですので、あと午後にさせていただきたいと思います。
○小川敏夫君 午前中に引き続いて、下村文科大臣に質問いたします。  産経新聞の三月五日付けの記事なんですが、この取材によると、大阪ですね、近畿博友会の会長さんの話として、会費が年間十二万円、各自が下村氏が代表の政党支部に支払っていると、こういうふうに述べているというのですけれど...全文を見る
○小川敏夫君 年会費と寄附が全く相入れないんですがね。  ちょっとその前に、大阪の代表者のこの取材の発言が間違いだと、抗議しているということですが、どこの部分が間違いなんですか。
○小川敏夫君 会費は年間十二万円、政党支部に支払っている。私は調べましたよ、十一支部の収支報告書。そして、大臣の方で作成した資料、近畿博友会、二〇一二年八人、確かに二〇一二年、近畿地方の方八名が十二万円寄附していました。二〇一三年六名、確かに二〇一三年の収支報告書、五人の方、四人...全文を見る
○小川敏夫君 地方の方々の認識が寄附か年会費かという大臣のお話でしたけれども、これ、大臣の方で作成した資料ですよ。大臣が受け取っているものを年会費として記載しているんじゃないですか。大臣側の認識が表れているんじゃないですか。そうじゃないですか。
○小川敏夫君 この配付資料の一ページ、全国博友会後援会の御協力内容、下村大臣側から地方の博友会に協力する内容が書いてあるわけですよ。そこに年会費と書いてあるじゃないですか。大臣の側から年会費をお願いしているんでしょう。そのことを如実に示している資料じゃないですか。どうですか。
○小川敏夫君 大臣の話は全く、さらっと言っているけど、全く根本的に矛盾していますよ。  大臣の管轄とは全く関係ない各地の方が任意につくった団体の年会費、その年会費が何で大臣の政党支部の寄附金になるんですか。しっかりと説明してください。
○小川敏夫君 つまり、全然別の団体の年会費、寄附を全然別の団体の年会費として処理することは全くおかしいと思うんですがね。それを全然おかしくないと言い張っているだけなんです。  今大臣のお話の中で、任意の団体だから、任意の団体だからって、政治団体はみんな任意ですよ。強制的につくる...全文を見る
○小川敏夫君 これだけはっきり年会費を寄附として受けている、全くこの政治資金の透明化に反する違法な献金だと思いますがね。しかし、押し問答してもしようがありませんから。  委員長、今大臣がお話しした各博友会のこの会員の状況、年会費の支払状況、大臣が寄附だと言っているものとは別の年...全文を見る
○小川敏夫君 大臣、任意という言葉は、反対語は強制ですよ。資金管理団体かどうかと。資金管理団体はみんな一つしか持てないんですから。  じゃ、資金管理団体が一つしか持てないからほかの団体は資金管理団体に登録できない、だから博友会という資金管理団体の下部組織と、そういう位置付けにな...全文を見る
○小川敏夫君 大臣、本当に言葉のごまかしが多いですね。  年に一回挨拶に行くだけだと。違うでしょう、年に一回お金を集めて講演会を開いているわけでしょう。そのお金を集めて講演会を開く、まさに政治資金パーティーですよ、あるいはそれに類するもの。だからこそ、政治団体あるいはそういう政...全文を見る
○小川敏夫君 収支が赤字だったら政治資金パーティーじゃないのか、そんなことはないでしょう。総務大臣、どうですか。
○小川敏夫君 だから、下村大臣、そういうことがオープンにならないと分からないから聞いているわけですよ。  時間が来ましたので、様々な質問、あるいは今日、答弁のためにお越しいただいた方にも質問できませんでしたが、申し訳ありませんが、また機会を改めてしっかりと質問させていただきます...全文を見る
03月17日第189回国会 参議院 予算委員会 第7号
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○小川敏夫君 予算委員会委員派遣の調査につきまして御報告いたします。  派遣団は、岸委員長を団長とする十五名で編成され、二月二十三日及び二十四日の二日間、滋賀県及び京都府を訪れ、近畿地方の経済産業動向、両府県における重要施策の取組等について概況説明を聴取するとともに、国立大学研...全文を見る
03月23日第189回国会 参議院 予算委員会 第11号
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○小川敏夫君 まず初めに、NHK会長にお尋ねします。  三月十六日に、私の質疑中に総務省の職員が答弁資料を渡したのではないかという点でやり取りがございました。その事実関係について、NHKの方で調査した経過を教えてください。
○小川敏夫君 総務省の職員が本を持ってきたと。そのとき、会長御自身は、その総務省の職員がそういうふうにそういうものを持って近づいてきたということを見ていなかったんですか。そういうNHKの職員に寄ってきてその本を持ってきたと、その状況を見ていなかったんですか。
○小川敏夫君 NHKの秘書はあなたの後ろに座っているかもしれないけれども、職員はあなたの横の方から現れたんですよ。それで、あなた、その職員の方をちょっと向いていたように見えるんですけれどもね。どうですか。
○小川敏夫君 あなたが見ていたかどうかということはじゃ別にして、何をどういうふうに渡したんですか、その職員はあなたの秘書に。
○小川敏夫君 その本は何という本ですか。
○小川敏夫君 あなたは、NHKの会長としてそういうことの状況を調べてこなくちゃいけないですよね、私は質問通告しているんですから。
○小川敏夫君 その総務省の職員は、その本をどういう状態で、すなわち、開いて持ってきたのか閉じて持ってきたのか、どちらですか。
○小川敏夫君 NHKで生中継していました。そのビデオを見ますと、本を開いてお渡ししているようなんですがね。  すなわち、答弁のそこを見なさいと。私の質問は、放送法の一条二項について会長に質問をしていましたですね。職員が放送法のコンメンタール、逐条解説を持ってきた、しかも映像で見...全文を見る
○小川敏夫君 あのとき、放送法一条二項について、この法の趣旨は何かと聞いて、会長は答えられなかった。書いてあるとおりですとかなんとか言ってしどろもどろになって、止まったわけです。そして、本が渡された後、再開したら、会長はすぐにコンメンタールに書いてあることの文言を読み上げたと思わ...全文を見る
○小川敏夫君 NHKの職員が答弁用の何か資料を持っていたのなら、初めからその資料をもらって答弁すればあんなにしどろもどろで二回も止まることはなかったんで。  では、総務大臣にお尋ねしますが、総務省とNHKというのは仲よしお友達じゃなくて、総務省はしっかりNHKを監督するという立...全文を見る
○小川敏夫君 まず、NHK会長、質問通告を受けているのに事実関係を確認してこないということ自体が国会を無視している。大変、この会議に臨む姿勢として全くなっていないですよ、そう思いませんか。質問通告をしているんですよ。
○小川敏夫君 国会を軽視していると。まさに会長、あなたのこの答弁に臨む態度は国会を軽視していますよ。すなわち、国民を軽視しているんですよ。国民に対してきちんと説明する、そういう姿勢がないといけませんが、そういう反省の言葉は出ないんですか。
○小川敏夫君 じゃ、復習をしますが、放送法一条二項、これはどういう目的で、どういう趣旨でそういう規定が置かれているんですか。どうぞその原稿を見ないで、もう会長、あなた御自身の考えで、あなたの言葉で述べてください。
○小川敏夫君 一条二項でなぜ不偏不党をうたっているのかということの、放送人としての最も基本の姿勢を私はお尋ねしているのに、ただ何か放送法全体の趣旨について原稿を読み上げるしか答弁できないということは、私はやはり会長としての資質を問われてしようがないんじゃないかと思うんですが、どう...全文を見る
○小川敏夫君 分かっているけど述べていないとおっしゃったけど、分かっていないから述べられないようにも見えるんですけどね。  じゃ、聞き方を変えます。そういう放送法の理念を具体化するために、まさに実現するために、会長としてはどのような姿勢で臨んだらいいかということを思っていらっし...全文を見る
○小川敏夫君 政府が右と言うことを左と言えないという、そういうお考えを持っているあなただから、放送法のこの理念をしっかりと実現した職務ができるかどうか、私を含む多くの国民が疑問に抱いているから重ねてこういう質問をするわけです。  しかし、残念ながら、そうした疑問にきちんと答えて...全文を見る
○小川敏夫君 全然心に響かない言葉でしたけど、取りあえず聞いておきます。  次に、ハイヤーの私的利用ということが言われております。まず、ハイヤーを業務上利用する場合に局内ではどういう手順を経るのか、その事務手続の流れについて説明してください。
○小川敏夫君 まず一つ疑問に思うことは、あなたのお話ですと、自分が払うからと言ってハイヤーの手配をさせたというような説明だと聞いていますが、自分が払うんだったら、そうしたNHKのこの業務用を使うルートによらないで、ただ単にNHKがふだん使っているハイヤー会社にあなた個人として、ま...全文を見る
○小川敏夫君 あなたが作成したんではないと言うけれども、あなたが秘書にハイヤーを依頼したことによって、秘書が乗車票を作成したんじゃないですか。
○小川敏夫君 あなたが個人的に利用するということをきちんと徹底していれば、秘書は業務用の乗車票なんか作成しないで、ただ単にハイヤーを依頼すればいいわけですから、ですから、あなたが秘書に自分が払うからと言ったと言っているけれども、実際にはそういうことは言ってないんじゃないかと思われ...全文を見る
○小川敏夫君 いや、会長の最初の事務手続の流れの説明ですと、乗車票なるものを作成してと、それから今度は乗車した後にその距離や時間を確認して署名すると、そういう事務手続の流れだということをお話ししましたね。  そうすると、今回、このゴルフで会長は利用した、その利用したときに、その...全文を見る
○小川敏夫君 ちょっと初めに説明した流れと違いますね。そうすると、運転手は会長に署名を求めなかったわけですか。事務の流れですと、その乗車票が運転手に渡されるわけですね。それで、利用を確認するために利用者が署名するという、そういう手続の流れでしたね。
○小川敏夫君 では、一つの事実として、会長が利用されたこのハイヤーについて乗車票は作成されたんですか。
○小川敏夫君 ゴルフに利用したのはたしか一月二日じゃなかったですか。その使用、ハイヤーをゴルフで使ったのは一月二日じゃなかったですか。すると、一月十三日にその乗車票というのが意味が分からないんですがね。もう少しその具体的な流れをきちんと説明していただけませんか。
○小川敏夫君 事実の流れを聞いているわけですよ。  委員長、会長は大変不誠実ですよ。その状況について質問すると聞いているのに、事実経過の流れを説明しないで何か自分の言い分だけ言っているような話で。  委員長、乗車票を提出するよう求めたいと思いますが、協議をお願いいたします。
○小川敏夫君 会長が知っているかどうかは別にして、事務手続上、この乗車票は作成されたんですか。
○小川敏夫君 その言っている趣旨がよく分からないんですけどね。  それは、そうすると、一月十三日に事後的に乗車票が作成されたということですか。
○小川敏夫君 それはあなたが知らないところで作成されたということですか。
○小川敏夫君 だって、あなたが秘書に自分で払うと言ってあるなら、秘書はそういうことをしないでしょう。言っていないからそういうことになったんじゃないですか。
○小川敏夫君 あなたがハイヤーを利用した当日ですが、あなた自身はそのハイヤーについて利用状況を明らかにする伝票等について署名をしたということはないんですか。
○小川敏夫君 普通、ハイヤーは業務が終わったときに、時間とか距離とか行き先とか、そういう利用を確認する何らかの簡単な署名を乗車した人に求めると思うんですが、そういうことはなかったですか。
○小川敏夫君 NHK会長の不誠実な答弁で、時間ばっかり取ってしまってほかのことが聞けないんで困っていますけれども、改めてまたお尋ねしますから、もう少し時系列を追って詳細に説明できるように、まず資料をまとめて提出してください。それを受けてからまた質問しますから。  次に、下村大臣...全文を見る
○小川敏夫君 これは地方の会ですが、これは規約はあるんですか。
○小川敏夫君 この会は、会計は独立しているんですか。会長さん個人の収支とは別に、会として独自の収支があるんですね。
○小川敏夫君 これ、会費は徴収しているんですか。
○小川敏夫君 ところもあるということでしたけど、どこの博友会、どこの地方の博友会が会費を徴収しているんですか。
○小川敏夫君 東北以外の博友会はどうですか。
○小川敏夫君 だって、大臣、会費名目で寄附があるというときに、会費名目で寄附が来ているけれども、それは何か全員に出したら応じてくれる人が応じてくれたんだから寄附だと、それとは別に会費があるんだということを大臣御自身からこれまで述べておられたじゃないですか。それを具体的に知らないと...全文を見る
○小川敏夫君 では、具体的に、この大阪、近畿博友会ですか、これは会費を取っているんですか取っていないんですか。
○小川敏夫君 じゃ、そこの点は後から聞きますけれども。  それから、この地方の会は事務局は存在をするんですか。
○小川敏夫君 この会として何か活動を実際にされているんですか。
○小川敏夫君 複数の会員がいて御自分たちで代表も選ぶと、規約があると、会費は徴収していると、会計は独立していると。事務局がある、活動実態もある。これはやはり団体ですよね。そうじゃないですか。
○小川敏夫君 ですから、団体として存在しているということですね。
○小川敏夫君 この団体は、政治家である下村博文さんを後援するための団体じゃないですか。
○小川敏夫君 大臣そのものが、この地方の博友会をまとめて全国博友会後援会と、このような表現も使っているんですが、この後援会の後援というのは政治家下村さんを後援するという目的だから、そういうふうに後援会と称しているんじゃないんですか。
○小川敏夫君 今、私の質問は、この団体が下村大臣を、政治家下村衆議院議員を応援することを目的とした団体かどうかということを聞いているんです。だから、下村衆議院議員を応援することを目的とした団体なんですねと聞いているわけです。違うんですか。
○小川敏夫君 ですから、地方の六つの博友会が政治家下村さんを応援するための会じゃないんですかと聞いているわけです。
○小川敏夫君 総務大臣、政治家をこうして応援するという団体、これは政治資金規正法上に言う団体に当たると思うんですが、どうですか、今のやり取り聞いていて。この地方の博友会は政治団体に当たる、まさに政治団体そのものじゃないんですか、というふうにはお考えになりませんか。
○小川敏夫君 私が一つ一つ細かく聞いたのは、まさにこの地方の博友会は政治団体に当たるということを明確にするために質問したわけです。  下村大臣、地方の博友会が政治団体に当たるとは思いませんか。
○小川敏夫君 大臣がお話しされたことは、政治団体に当たるかどうかということと余り直接関係ないことを長々とお話しされたようなんですが、これは明らかに政治団体に当たると、こういうふうに思われるんですがね。  次の質問、いろいろあるんですけれども、先ほどの大臣の答弁の中で非常に大事な...全文を見る
○小川敏夫君 その近畿も含めて、会費とは別の寄附だと、だから当然十一総支部で寄附として受けていると、収支報告はそうなっています。じゃ、なぜ大臣の方の作成した資料でそれが会費ということに、大臣の方で会費としてそれを表記した資料作成するんですか。
○小川敏夫君 甘利大臣にお尋ねしますが、資料の二番目、景況感が今よりも民主党の方がひどかったというお話を聞きました。  いただいた資料ですと、民主党が政権を引き継ぐ前の麻生自民党政権の方がもっとひどいどん底状態だったですね。どうですか。
○小川敏夫君 経産大臣にお尋ねします。  安倍総理は、民主党政権時代、為替が大きく円高方向に推移する中で製造業の生産拠点の海外展開は急激に進行したと、こういうふうに答弁しておりました。  資料の一枚目、それを裏付ける資料がこの資料一ということで経産省からいただいたんですが、こ...全文を見る
○小川敏夫君 生産拠点の海外展開が増えたかどうか。  では、この指数じゃなくて、実額としてはどうですか。
○小川敏夫君 民主党政権時代よりも安倍政権の方が僅かながら増えているようですが、この海外設備投資比率というのは何ですか。
○小川敏夫君 いや、比率じゃなくて、海外設備投資は何を指しているのかと聞いたんです。この表の比率じゃなくて。
○小川敏夫君 つまり、海外に工場を造るという投資だけを見ても、安倍総理は言っているんですよ、日本の生産が海外に移転したと。だけど、海外で増えた分は日本の生産設備が移転したとは全く関係なく独自に海外で展開したから新たな投資として増えたかもしれない、だから海外の設備投資だけ見ても、日...全文を見る
○小川敏夫君 では、下村大臣にまた引き続いて質問させていただきますが、会費というのは自分が所属する団体に納めるもので、その会費をどういうふうに使うかということは自分も意見を言って加わるわけです。寄附というのはあげちゃうわけだから、他人に。まず主体が違うんですよ、お金を渡す先がね。...全文を見る
○小川敏夫君 全然性質が違うものを勘違いするということ自体がおかしいと思うんだけど。  大臣は、そういうふうに誤解されている人がいるから会費としてさっきの資料に書いたんだと言うけれども、じゃ、そういうふうに誤解する人は、どこの地方の団体のどういう方が誤解されていたんですか。
○小川敏夫君 つまり、寄附を年会費として書いたというのは、そういうふうに誤解している人がいたからというような大臣の御趣旨でした。  だから、一部に誤解する人がいたとしても一部の人に説明すればいいわけで、一部の人に誤解している人がもし仮にいたとしても、全体を年会費として表示する必...全文を見る
○小川敏夫君 ですから、大臣の説明ですと、寄附を求めて寄附に応じたんだから間違いなく寄附だと言っているわけですよ。その寄附を年会費として誤解している人がいるからというのが大臣の説明ですよね。  じゃ、どなたが、具体的にどこの支部のどういう方々がそういうふうに誤解しているんですか...全文を見る
○小川敏夫君 寄附を募って寄附に応じてきた、だから間違いなく寄附なんだと大臣はおっしゃる。しかし、秘書官、事務を整理しているこの榮秘書官はそれを年会費として表示しているわけです。じゃ、なぜ事務を担当している方が寄附を年会費として表示したのか。実際は年会費だから年会費として表示した...全文を見る
○小川敏夫君 これで質問終わりますけれども、寄附を会費として表記するということは考えられないんですよ、普通の常識的な考えでは。その考えられないことを大臣はさらっとおっしゃるから、そこの点について質問をさせていただきました。  今日は時間がないので、これで終わります。
03月26日第189回国会 参議院 予算委員会公聴会 第1号
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○小川敏夫君 民主党の小川敏夫でございます。  私は東京でして、今日は練馬の自宅から電車で通ってきたんですが、そのとき駅前で、選挙が近いせいか、区議会議員の先生がプレミア商品券のことをしきりと説明して演説していました。地域の商業の活性化という意味では意味が多少あるのかもしれませ...全文を見る
○小川敏夫君 辻山公述人にお尋ねします。  市町村合併とか広域連携がありますと、過疎地域の役所等が合併されたりして行政サービスが低下したりなどの問題が出てくるんではないかと思いますが、そうした広域連携等につきまして御意見を伺いたいと思いますが。
○小川敏夫君 ありがとうございました。
04月02日第189回国会 参議院 予算委員会 第16号
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○小川敏夫君 民主党の小川敏夫です。  籾井会長にお尋ねしますが、会長の前任者の会長の段階で、NHKの職員の給与が高いという国民の声を受けて給与を削減するということを実行していると聞いておりますが、その詳細について説明してください。
○小川敏夫君 ところで、昨年の年末ですか、会長は、NHKの役職員に対して所定の賞与に加えて特別な一時金を支給したというふうに聞いておりますが、その詳細について説明してください。
○小川敏夫君 その加算した事実はないんですか。
○小川敏夫君 昨日、質問に当たってNHKの方が来られてそれで打合せをしましたが、私が昨年のその特別な賞与について質問するというふうに言いましたところ、ああ、あの所定外のあの件ですねと、こういう説明であったんですがね。  その所定外の賞与を、では、払った事実は全くないんですか。
○小川敏夫君 例えば、その勤務成績の付け方、評価について、その前年と比較して付け方が変わっているようなことはないんですか。
○小川敏夫君 ないと言うんだから、ここで押し問答をしてもしようがないけど、職員は二、三万円、管理職は三十万、五十万ぐらい、これを加算したといって、現場の人も確かにそういう割増しがあったと言っておりますので、まず、では、その事実を確認しますので、個別具体的なことは別にして、今回の賞...全文を見る
○小川敏夫君 ちょっと分かりにくい答弁でしたが、評価について加算した、それ以外の加算はないということでしたけれども、例えば評価に当たって全職員について評価加算金を付けたと、こういう事実はないですか。
○小川敏夫君 だから、その評価加算金を一律に付けたことはないかと聞いているんです。
○小川敏夫君 その資料を提出していただけますね。そのというのは賞与支払のです。
○小川敏夫君 即答がないということですから、断られる可能性もありますので、これを提出するよう、理事会の方で協議していただきますようお願いいたします。
○小川敏夫君 宮沢経産大臣にお尋ねしますが、これは前回も聞きました。その前の安倍総理に対する私の質問で、貿易収支が赤字になっているという私の質問に対して、指摘に対して、安倍総理は、民主党政権時代、円高を放置したことによって国内の生産設備がどんどん海外に出ていった、それが安倍政権に...全文を見る
○小川敏夫君 この資料の海外設備投資比率、これ、経産省からいただいた比率ですけれども、これについて説明してください。
○小川敏夫君 これ、何か経産省が作ったとき、この点線を見ると、点線と点線の間があたかも民主党政権みたいに見えるけど、民主党政権は二〇一二年の終わりだからね。民主党政権終わってから安倍政権になって急激に高くなっているじゃないですか。しかも、その後の推移も全部民主党政権時代より高い。...全文を見る
○小川敏夫君 増えたかどうかは実数で決まるんですよ。ですから、この一枚目の表紙を見てください。これ、真ん中が実際の実数値です。実際の金額です。  民主党政権時代、まさに麻生政権時代から見てがくんと減って、まあリーマン・ショックでしょうけど、それから二〇一二年の終わりまでやや上昇...全文を見る
○小川敏夫君 下村文科大臣にお尋ねしますが、前回、地方にある博友会の性格が政治団体に当たるということを確認する意味でいろいろお尋ねしました。  これからは、その地方の博友会について、大臣あるいは大臣側の関与がどのようなものであるかについてお尋ねしますが、大臣はこれまで地方の博友...全文を見る
○小川敏夫君 例えば、地方の博友会は年に一回講習会を開くと。今年の二月十三日に大臣の方でこの地方の博友会の幹事等を集めて全国博友会幹事会なるものを開催したと。そこで大臣サイドは、二〇一五年活動計画という案を作って、そこで全国の地方の博友会がいつ講習会をやるかということを協議して決...全文を見る
○小川敏夫君 ですから、地方の博友会が行う主要な行事のこの講習会について大臣側が関与しているということにほかならないんじゃないですか。(発言する者あり)
○小川敏夫君 まあ関与以外の何物でもないですがね。  次に、地方の博友会の会員、この会員の名簿を、大臣サイドではこれを保持して管理しておりますね。
○小川敏夫君 それは会員名簿とは違うんですか。
○小川敏夫君 大臣の説明はこれまで、会員と寄附をくれた人は違うんだと。会員に寄附の案内を出したと言っているんだから、会員の名簿がなければ会員に出せないじゃないですか。ですから、会員の名簿は把握しているんですねと聞いているわけです。
○小川敏夫君 じゃ、聞き方を変えましょう。  その十一支部の方にいろんな方から寄附がある。しかし、大臣は、この二月十三日に配られた資料、これは今日配付しております四枚目の資料ですか、それぞれの博友会からの会費の納入状況、人数を把握しております。これは、十一支部への寄附を、正しく...全文を見る
○小川敏夫君 じゃ、大臣が言っている会員というのは、寄附の御案内ができる住所を把握している人のことだけを言っているんですか。
○小川敏夫君 この資料で、どこそこの会の年会費の人間が何人だとカウントしているわけですよ。その博友会の中の何人が寄附をくれたということをカウントできるということは、すなわち会員の名簿を持っていなければカウントできないじゃないですか。たくさん数が、何百件も寄附があるんですよ。その中...全文を見る
○小川敏夫君 だから、数ある寄附の中で、これはどこそこの会員だということをどうやってカウントしたんですか。
○小川敏夫君 だから、そういう名簿が会員名簿じゃないんですか。
○小川敏夫君 年会費、しかしこれは大臣は寄附だとおっしゃっている。  この資料を見てください。近畿博友会の規約です。年会費をこの十一支部に納めて払うと、このような規約になっている。こういうことじゃないんですか。
○小川敏夫君 大臣、でたらめ言っちゃいけませんよ。大臣側で作った資料でですよ、大臣の政務秘書官、榮秘書官が作った資料でですよ、寄附を、年会費納入状況って、自ら寄附が年会費だと解して処理しているじゃないですか。
○小川敏夫君 大臣、おかしなこと言っちゃいけませんよ。政党の支部の十一支部で寄附金として受け取って収支報告している。寄附金だと言うんだったら、何で年会費というふうに処理するんですか。全くつじつまが合わないじゃないですか。
○小川敏夫君 だから、政党支部で寄附金として処理しているんだったら、誤解している人がいるんだったら、誤解している人に正しい認識をさせるのが筋でしょう。誤解している人に合わせて全部を、寄附金を年会費として処理するということは普通あり得ませんよね。どうなんですか。
○小川敏夫君 皆さん御存じって、大臣は今まで、一部に寄附を年会費として誤解している人がいるから、だから、本当は寄附なんだけれども年会費と書いたと、これまでそういうふうに言っていたじゃないですか。今は誤解している人がいないって、誤解している人がいないのなら、寄附なら寄附納入状況と書...全文を見る
○小川敏夫君 先ほど近畿博友会の規約を議論しました。年会費を、近畿博友会の会費を十一支部への寄附として納めていると。まさにそういう事実状況になっちゃっているんじゃないですか。十一支部に納めた寄附が、はい、その近畿博友会の年会費ですよ、年会費として納められましたよと。まさに規約にぴ...全文を見る
○小川敏夫君 全く説明になっていませんよね。  要するに、年会費を総支部への寄附金として納めていると。産経新聞の取材にも、近畿の男性の方がそういうふうに言っている。規約だけじゃなくて、そういうふうにしているんだと言う人がいらっしゃる。実際に十一支部に納められた寄附金が収支報告書...全文を見る
○小川敏夫君 数とか認識とかいうんじゃなくて、とにかく納める方は会費を、年会費を寄附として納めている、受けている方も寄附だけれども、内部資料では年会費として扱っている、まさにそういうことじゃないですか。年会費を大臣側が全部吸い上げている、こういうことですよね。  この中には博友...全文を見る
○小川敏夫君 大臣の関与はないんですか。
○小川敏夫君 例えば、大臣が代表を務める十一支部がある。そこの会計責任者と同じ方が会計責任をやっているんじゃないですか。
○小川敏夫君 博友会がパーティーを行った収益は博文会あるいは十一支部に寄附されていますね。
○小川敏夫君 この博友会は年会費はどうなっていますか。
○小川敏夫君 いや、東京の博友会が会費を受けているかどうかを聞いているんです。
○小川敏夫君 だから、博友会は会費を集めているかと聞いているんです。
○小川敏夫君 つまり、東京の博友会は、非常に多くの会員がいらっしゃる、会費は納めていない、しかし多くの方が寄附をしている。まさにこの大臣の資料で、二〇一四年は百十六名、二〇一三年は八十九名。この方は全部十一支部に寄附をしているわけですね。
○小川敏夫君 つまり、博友会に帰属しているあかしというものは、結局、博友会に会費を納めるんじゃなくて、十一支部、こちらに寄附すること、これが会員のあかしになっているじゃないですか。
○小川敏夫君 近畿博友会も大臣が直接関与する博友会も結局同じですよね。博友会独自としては会費は徴収しないと。しかし、近畿は会費を十一支部に寄附しているんだと。東京の博友会も、これ規約は入手できていませんから分かりませんけれども、同じように直接会に納める会費はないけれども、ほとんど...全文を見る
○小川敏夫君 大臣は、この資料ですよ、寄附金として受け入れたものを年会費として書いている。これまでこう言ってきましたよ、寄附金なんだけど年会費として誤解している人が一部にいるから、だから、誤解している人がいるから年会費として書いたんだと。  私は、前々回ですか、テレビが入ってい...全文を見る
○小川敏夫君 地方の人で誤解している人がいると。東京の博友会では誤解している人がいない。なのに、なぜ東京の博友会も寄附金を年会費として記載しているんですか。
○小川敏夫君 大臣、それは無理ですよ、そういう弁解は。だって、収支報告で寄附だとしているんだから。  じゃ、もう一回聞きますけど、誤解している人がいると、だけど、事実は寄附なんだから、収支報告もしているんだから、だから、誤解している人に、あなた誤解ですよ、寄附ですよとはっきり徹...全文を見る
○小川敏夫君 大臣の答弁が変わりましたね。  じゃ、今まで寄附という言い方をしてきたんですか、あっ、いや、失礼しました、これは寄附なんだけど、年会費という言い方をしてきたと今答弁しましたね、皆さんがね。それは、皆さんが年会費としてという言い方をしてきたというのは、年会費だから年...全文を見る
○小川敏夫君 全くおかしいですよ。誰もそんなこと信じませんよ。寄附なんだと、地方の方の何人かが年会費として誤解している方がいらっしゃるからと。誤解している人に寄附ですよと説明すればいいものを、何で作る資料に、わざわざ年会費として誤解している人に合わせた資料を作らなくちゃいけないん...全文を見る
○小川敏夫君 この資料は、大臣サイドで作成した資料ですよ、取りまとめ資料ですよ。寄附として処理しているものを年会費として処理して表示するということについて全く合理性がない。  結局は、近畿で規約がある、近畿の人が言っている、年会費を寄附として納めていたと。すなわち、その博友会の...全文を見る
○小川敏夫君 寄附だということが分かっている人を相手に何で年会費と表示したこういう資料を作るんですか。
○小川敏夫君 まあ全く国民に理解し難い説明で押し通すということはかなり問題だと思いますが。  例えば、この収支報告書を見ますと、これは広島の方なんだけれども、一万二千円と四万八千円を同じ日に寄附している。中四国の規約、会費はどうなのかと見ますと、この資料、中四国は、個人一万二千...全文を見る
○小川敏夫君 まさに一万二千円、年会費、四万八千円という、この決められた年会費の金額を納めているじゃないですか。
○小川敏夫君 寄附者は両方とも会社ですよ。同一会社ですよ。同一会社がなぜ、一つの会社が同じ日に六万円を一万二千円と四万八千円と二口に分けているんですか。すなわち、一万二千円と四万八千円という、個人と会社の分をまとめて六万円だけど、そういう個人と会社の趣旨だよというふうにしか読み取...全文を見る
○小川敏夫君 この三枚目の紙も、年会費納入一覧表となっています。大臣が作った資料です。なぜ、寄附を受け入れた一覧表じゃなくて年会費納入という言葉を使っているんですか。
○小川敏夫君 これ、そもそも全部博友会という名前になっているんだけど、何で全部博友会という名前になっているんですか。
○小川敏夫君 例えば八枚の資料組みですね、全国博覧会というお名前を使っている、あっ、博覧会じゃない、失礼しました、全国博友会というふうに称している。全国博友会という団体の実態はないと言っていらっしゃるけれども、この全国博友会と称して地方の幹事を招集した、そうした事務を行っているの...全文を見る
○小川敏夫君 いやいや、パーティーをやるときだけじゃなくて、地方の幹事会を、地方の幹事を集めたその内輪の会でも全国博友会幹事会という、全国博友会という会を使っていらっしゃる。使っているのは大臣サイドですよ。  ですから、大臣の認識の中で、地方の博友会は結局は御自分が束ねている、...全文を見る
○小川敏夫君 ただ、地方の博友会では、支部であると、こういうふうに明言している、ホームページなどで表示している、そういうところがありますね、これはどうなんですか。
○小川敏夫君 しかし、大臣は、これまで大臣御自身がツイッターなどで全国にある私の後援会と、このようなことを表現してきたんじゃないですか。
○小川敏夫君 いやいや、大臣が自分の後援会だと、全国にある自分の後援組織だというふうに表現してきたんじゃないですかと聞いているわけです。
○小川敏夫君 大臣のこの大臣挨拶状で、全国博友会のネットワーク強化とともにということを述べていらっしゃる。ここで言う全国博友会のネットワークとは何ですか。
○小川敏夫君 大臣自身が全国博友会あるいは博友会合同後援会というふうに称しているわけですよ。すなわち、地方の博友会を含めたこの全国のネットワークが、結局は大臣を応援する、そして大臣御自身が私の後援会だと称する、そうした性質の後援会なんじゃないですか。
○小川敏夫君 いや、マスコミに問題にされた後どうしようこうしようと相談したことなんかは聞いていませんよ。  要するに、大臣自身がこの地方の博友会、そうしたものをまとめて全国博友会として御認識したんじゃないですかと。そして、事務処理においてもそういう表現をしてきたんじゃないですか...全文を見る
○小川敏夫君 大臣は、二十六年でこの寄附について会費という領収書を作成したということを言っておりました。この経過について説明してください。
○小川敏夫君 それで、その年会費という領収書を書いたのが八十一件あるという。しかし、寄附自体は八十一件どころじゃなくて、もっと数がたくさんあるわけです。その数ある寄附の中で、なぜこの地方博友会の人の分だけ八十一件が年会費と書かれたんですか。単なる間違いなら、地方の博友会だけじゃな...全文を見る
○小川敏夫君 おかしいでしょう。事務を間違えたんだったら全般的に間違えるわけで、地方の博友会から来た寄附についてだけ八十一件抜き出して間違えているんですよ。おかしいじゃないですか、単なる事務の間違いにしては。
○小川敏夫君 だって、数ある中で地方の博友会だけ八十一件間違えたというのなら、地方の博友会だけ取り出さなきゃいけないわけで、地方の博友会だけ年会費として書いたというのは、大臣の説明じゃ納得できませんがね。  全く質問と話題を変えますが、NHK会長、昨年の賞与の支払についての科目...全文を見る
○小川敏夫君 いやいや、じゃ、もう少し聞きますけれども、職員に、役職員に賞与を払った、その賞与の支給の明細項目を教えてくださいと言っているわけです。
○小川敏夫君 午前中の質疑の中で、職務に精励した人についてはそれを評価して支給するというようなお話がありました。そういうような、職務精励者に対する加算金のようなものはないんですか。
○小川敏夫君 だから、その加算なんですよ。  午前の質問で、私は一律に加算していないかと聞いたところ、ないと言った。その私が言った一律というのは、金額が一律じゃないですよ。役職員にみんなにという意味で一律に加算したことはないかと聞いているわけです。金額が一律かどうかじゃないです...全文を見る
○小川敏夫君 だから、金額じゃないと言っているじゃないですか。昨年の暮れに職員全員に加算したんじゃないですかと聞いているわけです。
○小川敏夫君 だから、個人名はいいですけど、その加算した加算金の総額と、加算金を支給した人数と、それから、個人名はいいですから、具体的に加算金を支給した役職とか、そうした資料を出してください。
○小川敏夫君 じゃ、その資料の提出については、提出するよう求めますので、理事会で協議をお願いいたします。
○小川敏夫君 大臣、今日はこれで質問を終わりますけれども、大臣って文科大臣ね、今日はこれで質問を終わりますけれども、大臣は全く地方の博友会に関与していないとおっしゃるけど、しかし、主たる行事である講演会について、みんなを集めたところでスケジュールを調整して開催日を決めていると。そ...全文を見る
○小川敏夫君 じゃ、これで終わります。
04月08日第189回国会 参議院 予算委員会 第17号
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○小川敏夫君 民主党の小川敏夫でございます。  私は、アベノミクス、もう当初からこれは失敗するということで一貫して主張してまいりました。先般の三月の質問の際も、そうした観点から質問させていただきましたが、今日は、貿易収支の赤字、これについて質問させていただきます。(資料提示) ...全文を見る
○小川敏夫君 総理、輸出金額が増えたといっても、それ以上に輸入金額が圧倒的に増えたから赤字になっておるわけです。  私が聞いているのは、総理は、アベノミクスによって輸出がどんどん増えて、貿易黒字も三年ぐらいのうちには八兆円になりますよと言っておったのが、現実にはマイナス十兆円と...全文を見る
○小川敏夫君 総理は私の質問に端的に答えないで、断片的に都合のいいことだけ取り出して独演会をやっておりましたけれども、貴重な質問時間を余り食べないようにしていただきたいと思いますが。  ただ、何しろ、総理が言われているような都合のいい事実を含めても、しかし、それを上回るマイナス...全文を見る
○小川敏夫君 これまでは一切関与がないかのような御趣旨でしたが、ちょっとニュアンスが変わったように思うんですが、その点はおきまして、しかし、この地方の博友会そのものは、結局は大臣の集金組織ではないかと、このように思われますので、そうした観点から質問させていただきます。  まず、...全文を見る
○小川敏夫君 近畿博友会の方ですね、会費を寄附として納めていると。  一方、大臣の方で地方の博友会の幹事を集めて開いた会、全国博友会幹事会というものを、大臣の方でお作りになった資料があります。これがその記載です。ここで、真ん中の表です、御協力状況、あるいは一番下の表で年会費納入...全文を見る
○小川敏夫君 大臣の話はおかしいですよ。だって、十一支部で寄附で受け入れた、収支報告もしている、寄附だと言うんです。だったら、寄附として書けばいいわけです。年会費として誤解している人がいるといったら、誤解している人に対して、年会費じゃありませんよ、寄附だといって説明するのが筋でし...全文を見る
○小川敏夫君 昨日の文科委員会でも、年の初めに千人以上の方に寄附のお願いをして、そして二月、三月に寄附があるということでしたけれども、収支報告書を見ました、十一総支部の。そうしたら、郵送に当たる郵便費用の計上がありません。郵送なんかしていないんじゃないですか。
○小川敏夫君 郵送すれば当然郵便費が掛かるわけです。でも、大臣のこの第十一総支部の収支報告書の支出を見ました。該当するその郵送代の計上がありません。どうですか。
○小川敏夫君 私はチェックの上お話ししているわけでね。だから、そうすると、どうも大臣のお話が本当のことをしゃべっているのかという話になる。  次に行きます。  結局、この地方の博友会は大臣の所管する地方組織じゃないかと思うんですが、これは中四国博友会のホームページ、これ問題に...全文を見る
○小川敏夫君 このパネルの下の表も同じ中四国で、やはり連絡先は板橋事務所と。しかし、大臣の方に連絡もなく勝手に大臣の事務所を連絡先にしちゃったら、電話が掛かってきたら応対しようがないじゃないですか。  じゃ、次に行きますが、今度は東北博友会のものであります。  この東北博友会...全文を見る
○小川敏夫君 今、問題は、地方にある博友会が実質政治団体でありながら政治団体としての登録をしていないと。ですから、収支報告もしていないと。しかし、実際には、年に一回大臣をお迎えして講演会や懇親会を開いていると。しかし、その収入、支出は、政治団体であれば報告されなければならないのに...全文を見る
○小川敏夫君 事が問題になってからこれからどうしようという話をしているということは関係ありませんし、私も聞いていません。  大臣が今の答弁の中で一つ大事なことを言われました。東北の方で会が催された、それが利益が出て裏献金になっているんじゃないかということが雑誌に書かれたというよ...全文を見る
○小川敏夫君 この表の上の右側ですけれども、これは先ほどお話しした、今年の二月十三日に地方の幹事会を集めて、全国博友会ですか、これを開催された際に大臣の側で作った資料です。ここで、地方の博友会がいつ講演会をやろうかという行事を、結局大臣側が取りまとめているじゃないですか。あるいは...全文を見る
○小川敏夫君 大臣、この写真を撮った場所はどこですか。
○小川敏夫君 平成二十一年二月二十二日の竹島の日のことであります。まあ確かに六年ぐらい前ではありますけれどもね。  この写真のことが話題になった際に、世耕官房副長官、お越しいただいていますが、このように、写真は大臣から、山谷大臣から報告を受けた話として、講演会の場で撮られたもの...全文を見る
○小川敏夫君 じゃ、この続きを読んでください。「講演会の現場などで、いちいち一人ひとり確認をして、」と書いてありますから、講演会の現場なんじゃないですか。
○小川敏夫君 あのね、まあその長い文章をやり取りすると時間がないから、またゆっくりしましょう。  ただ、先ほどの大臣の答弁でも今の世耕副長官の答弁でも、ポイントはここなんですよ。すなわち、講演会のようにいろんなたくさんの方が来る場で写真を求められたら、一々確認しないで写真を撮り...全文を見る
○小川敏夫君 初めの趣旨で、あたかもたくさん講演会の場で知らない人が来たから写真を撮ったというようなお話でした。しかし一方、写真を公表した方の在特会の関係者の方は、山谷先生の宿泊されているホテルへ押しかけと書いてあるから、場所が違うんじゃないかと思ってどこのホテルか写真から調べた...全文を見る
○小川敏夫君 この方とは、大臣は議員会館でも写真を撮られていますよね。
○小川敏夫君 何の裏付けもないことを言われても困りますよね。少なくともそういう方は私の事務所には来ませんよ。やはり山谷大臣だからお訪ねしたんじゃないですか、いつものことながらということで。いかがですか。もう最後ですから、もう一回答えてください。
○小川敏夫君 これまでも総理にはお尋ねしましたが、ヘイトスピーチに対する大臣のお考えを、時間がないので短めで結構ですけれども、基本的に御説明していただければと思いますが。
○小川敏夫君 そうした対応を直接するのがまさに警察であり、そのトップである国家公安委員長が、やはりそういうヘイトスピーチをやっている団体の方と記念写真を撮るというのは大変好ましくないことだと思いますが、そうした指摘をして、次の質問に移らさせていただきます。  先般、イスラム国と...全文を見る
○小川敏夫君 総理は私の質問に何も答えていないですよね。  私は、このイスラム国、テロ組織として、決して容認できない、各国が協調してこれに対処するのは当然だと言っているわけですし、援助することも何の異論もないと言っておるわけです。  ただ、そうした考え、姿勢があるとしても、人...全文を見る
○小川敏夫君 何か総理のお話をお聞きしていますと、そうした大きな国家の目的のためには一人一人の国民の命は顧みなくていいんだと、このように言っているように聞こえますが。  例えば、総理、同じ時期、ヨルダン軍は兵士が人質に取られました。その瞬間、空爆を取りあえず中止しています。やは...全文を見る
○小川敏夫君 私は、あるいは民主党のメンバーも、テロに屈しろとは全く考えていません。この問題についても、この二億ドル程度の支援をやめろとは言っていません。もう冒頭に言いました、これは支持しますと。だけど、人質が取られているなら人質が取られているという状況下において、やはり一つ一つ...全文を見る
○小川敏夫君 終わります。
04月23日第189回国会 参議院 法務委員会 第9号
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○小川敏夫君 民主党の小川敏夫でございます。  まず、外務副大臣にお越しいただきました。憲法で、条約は国会の承認を受けなくてはならないということに決められております。これは、新たに条約を締結するという場合だけでなくて、条約を変更する場合であってもこれは同じ趣旨でありまして、要す...全文を見る
○小川敏夫君 いろいろ網羅的にお話しされたんですけれども、じゃ、最後の点だけですけれども、締結行為じゃなければ要らないという議論はそれで通るんですかね。しかし、条約の変更は締結行為には当たらないということなんですか、そうすると条約の変更は全て要らないことになってしまいますよね。
○小川敏夫君 ちょっと極端な例を挙げますけれども、そうすると、日米安全保障条約があると、今現在あるわけです。これを変更しようとして変更した場合は、これ条約の変更だから、締結行為じゃなくて変更だから国会の承認は要らないという議論になるんですか。そうはならないですよね。
○小川敏夫君 いや、大臣の答弁で、締結行為が国会の承認が必要である、締結じゃなくて変更は必要じゃないというと、ですから、一つの例として、じゃ日米安全保障条約を変更しようと、実質的に大変な中身の変更だった場合に、変更だからそれは憲法が求めている国会の承認には入らないと、こういうこと...全文を見る
○小川敏夫君 つまり、条約の変更だからということじゃなくて、今回はこの船主の責任制限の条約の中に、そもそも自動的に一定の手続が生じれば変更になる、変更した条約の効果が生じると、そういう規定があって、そういう規定も含めて前に国会で承認されているから今回は要らないと、こんな趣旨ですか...全文を見る
○小川敏夫君 それで、私は素朴な疑問としては、条約にそういうふうに一定の範囲でなおかつ一定の要件が満たされれば自動的に条約が発効するという規定があるといっても、それは条約の中の規定ですよね。条約に規定があるからといっても、我が国の憲法の規定は憲法の規定であるわけですから、憲法上も...全文を見る
○小川敏夫君 以前の国会でもう将来そういう改正が自動的にできるんだということをパッケージで承認したからいいんだといっても、しかし憲法で定めた義務は憲法で定めた義務なのであって、それを国会が包括的に将来にわたって承認するなんということはできるのかどうか。やはりその都度その都度承認は...全文を見る
○小川敏夫君 迅速な対応をする必要があると言うけれども、国内法の規定も含めて十八か月間の時間の猶予をいただいているわけですよね。ですから、この国内法の法律の成立もまさにその範囲の中でやっているわけでして、条約の承認だって別にそれやる暇がないということはないので、今のこの法律の提出...全文を見る
○小川敏夫君 いや、だから、そこのところでまた議論がかみ合わなくなっちゃうんだけど。国会の承認というのは、新たな条約の締結だけじゃなくて、条約を変更する場合でもやっぱり憲法上必要なんじゃないですか。だから、それで私は一つの例として日米安保条約を出しただけで、やっぱりあの条約を変更...全文を見る
○小川敏夫君 分かりました。  ですから、条約の変更であるけれども、変更の内容が法律事項を含むから、本来的には国会の承認を必要とするものなんだと。ただ、今回はその条約の中で八条があって、一定の範囲の中で一定の要件が生ずれば自動的に条約が発効するということになっていると、そういう...全文を見る
○小川敏夫君 ここでやっと議論がかみ合ってきたんですが。  それで、私としては、憲法では本来国会の承認を必要としていると、それを条約が要らないからと言ったからといって、条約には要らないとは直接書いていないと思うんですけれども、条約が自動的に発効するからという条約が結んだからとい...全文を見る
○小川敏夫君 今回の条約のほかにも、こうして条約の中でいろんな改正というものが自動的に発効するような条約の例は多いと思うんです。ただ、中でも、今回のように法律事項に至らないで、ただ単に政府の政令とか行政的な措置だけで条約の変更が満たされる場合も多いと思うんです。  ただ、先ほど...全文を見る
○小川敏夫君 そういった事例を聞きましたけれども、でも年に一件あるかないかですよね。法律事項じゃないような、行政措置で対応できるものはもっと数がたくさんあると思うんですよ。でも、法律事項にわたる条約の変更について国会の承認を経ないという例は、今言ったように年一件あるかないか。 ...全文を見る
○小川敏夫君 法務大臣にお尋ねいたしますけれども、余り条約の中身云々じゃなくて、今回は事故が起きたら責任を制限すると。事故起こした側の責任を制限するということは、すなわち、被害者の側から見れば、被害の全額を補償を受けないでカットされてしまうということになるわけですよね。そうすると...全文を見る
○小川敏夫君 海運という国際経済の中の主要な部分をしっかりと守るというか、そういうふうな過去の歴史も踏まえてということなんでしょうけれども、ただ、要するに責任を制限するというのは、結局は被害者側が満足な被害の補償を受けられないということになるわけです。  例えば、明石海峡で事故...全文を見る
○小川敏夫君 明石の例などでは漁業者が損失を負担してしまったと。そういう負担を回避するためには漁業者側の方で共済なり保険に入れということなんでしょうけれども、それはそれでまた漁業者の方に負担を負わせるということになるわけでありますので、一方的に船主側の利便だけを考えても全ての物事...全文を見る
05月14日第189回国会 参議院 法務委員会 第11号
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○小川敏夫君 民主党の小川敏夫でございます。  まず、基本的なというか、この仕組みについてお尋ねしますけれども、司法研修所を終了しまして法曹資格を与えられますと、検察官は検事になり、弁護士は弁護士になるわけですけれども、裁判官の場合は、なぜか判事と言わずに判事補ということになっ...全文を見る
○小川敏夫君 経験が浅いと、職責、判事としての全般的な権限を与えられないというような趣旨だと思うんですけれども、しかし、検事の方は検事として始めから言わば一人前でありますし、弁護士も弁護士として、別にベテランの弁護士も新米の弁護士も差はないんですけれども。研修所で法曹たる者として...全文を見る
○小川敏夫君 今、裁判所法などでそういう規定になっているというのは、そういうふうになっていることはよく承知していますけれども、要するに、法律を変えてしまって、判事補という官名をなくして全部判事に統一してしまっていいんじゃないかという観点、ですから、そういうふうに法律を変えたらどう...全文を見る
○小川敏夫君 現実問題として判事補はそういう権限がない、単独事件は担当できないという法律の建前だけれども、一方で特例判事補というのがあって、判事補で五年経験すると判事補ではあるけれども判事の権限を全部持つことができる判事補というのがあるわけでして、しかも、五年たつと、どうも統計的...全文を見る
○小川敏夫君 ちょっと結論部分が、判事と判事補を分けている仕組みが合理的なものであるという、そういうふうに答えられているんですか。何かちょっと語尾が聞こえなかったので。  どうです、法務大臣、今のお話聞いていて。判事補という官名なくてもいいので、むしろ私は、裁判所も、判事補とい...全文を見る
○小川敏夫君 今日は定員を増やすというこの法案の審議ですけれども、これからある意味では質問の本質に入っていきたいと思うんですけれども。  平成十三年、十四年、司法制度改革が議論されました。このとき最高裁の方は、裁判官の増員に関しまして司法制度改革審議会の方に意見を述べて、そのほ...全文を見る
○小川敏夫君 ですから、司法制度改革によって、裁判の迅速化、あるいは様々な分野の、専門分野の拡充とか、そうしたことを十分全部踏まえて、十年間で五百人増員すればいいという計画であって、裁判所からもそういう要望が出たものを司法制度改革がそれを全部受け入れて意見をまとめて、それは現実に...全文を見る
○小川敏夫君 いや、そうなんですよね。ですから、今後十年間で五百人の増員が必要だと、その平成十三年の事件がそのまま後推移すればというんだけれども、事件は当時に比べて減っておるわけであります。特に、刑事事件などは大きく減っておる。  そうすると、じゃ、何で増員するのかな、もう十分...全文を見る
○小川敏夫君 確かに、後見事件等増えるというようなこともありますけれども、やはりそうはいっても、裁判の件数あるいはその扱う事務量ですか、そうしたものを考えると、やはり民事裁判、刑事裁判が圧倒的だと思うんですが、その圧倒的な部分の民事裁判、刑事裁判でやはり減少しているといいますと、...全文を見る
○小川敏夫君 裁判が日本の社会あるいは国家の中で司法というものを担っている、その重要性やその責任を果たしてきている、そうしたことの評価は私は高く持っておりますので、別に裁判所をけなすつもりは全然ないんですけれども、ただ、どうも司法制度改革のときには、十年間で五百人を増やすというこ...全文を見る
05月26日第189回国会 参議院 法務委員会 第13号
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○小川敏夫君 民主党・新緑風会の小川でございます。  まず、この法案の質疑の最初ということで、この裁判員制度がどのような状況で施行されているか、当初の理念どおりに運ばれているのかどうか、そうした状況について最高裁の方にお尋ねしたいと思っております。  まず、裁判員ですけれども...全文を見る
○小川敏夫君 制度の理念に沿って実施されているということで、それは何よりでございます。  では、項目を改めましてお尋ねしますが、今、裁判員制度の立て付けでは、裁判員に指名された国民は基本的にはこれに応じなければならない、参加しなければならないというような枠組みになっております。...全文を見る
○小川敏夫君 今のこの裁判員法の立て付けでは、国民は参加する義務が基本的にはあると。そうしますと、正当な理由があって出席しないということは別としまして、正当な理由がないのに選任手続に出席しない、欠席するという数がだんだん増えているというのは、これはやはり裁判員制度の将来的には大き...全文を見る
○小川敏夫君 この法の立て付けでは、正当な理由なく欠席しますと過料の制裁ということになっていると思いますが、これまでそうした過料の制裁というものを科したという例はあるのでしょうか。
○小川敏夫君 私は、別に、休んだ人にどんどん過料を科せという趣旨で聞いているんじゃないんですけれども、言わば国民が参加する義務があるということでこの制度が成り立っておるわけですけれども、現実には正当な理由がないのに欠席する方がいると。  それが、私がこれは考えなくてはいけないな...全文を見る
○小川敏夫君 この裁判員制度の在り方等につきましては、最高裁も法務省もしっかりと検討していただいていると思うわけでありますが、そうした裁判員制度を更により良い形にしていくというために様々な取組もされていると思うんですが、私は、そうした中で、やはり裁判員を経験した方の意見というもの...全文を見る
○小川敏夫君 では、視点を変えてお尋ねいたしますが、裁判員については関与した事件について守秘義務というものが課せられております。これは、当然、裁判員に、関与した事件あるいは評議等について公にされては困るわけですから、守秘義務があること自体は否定しないんでありますが、しかし一方で、...全文を見る
○小川敏夫君 裁判員の守秘義務の範囲ですけれども、例えば評議、裁判官と裁判員が評議するわけですけれども、その評議の中で誰々がああ言ったこう言ったなんてことはこれはしゃべられちゃ困るわけですけれども、例えばそうした評議の進め方について裁判長が強引だったというような意見を持つ例もある...全文を見る
○小川敏夫君 やっぱり評議においては裁判官は専門ですから、一方、裁判員は言わば普通の素人の方ですから、裁判官、特にとりわけ裁判長の指揮の在り方が評議についてはやはり大きな影響を与えると思うわけであります。  そうした中で、どうも裁判員から、評議の中身じゃなくて、そうした評議の進...全文を見る
○小川敏夫君 あと、実際の例として、裁判員が守秘義務を守らないために本来漏れてはいけない情報が外へ出てしまったというような例がこれまで起きておるんでしょうか、それとも、そうした件は今までのところ起きていないといいますか、把握できていない、発見できていないということでしょうか。ちょ...全文を見る
○小川敏夫君 別に守秘義務違反が起こることを待っているわけじゃないんですけれども、なかなか難しいですけれども、守秘義務に入らない範囲でやはり裁判員の在り方について意見を述べることまで萎縮してはならないというふうにも思いますので、今後も適切、適正な運用をしていただきたいと、このよう...全文を見る
○小川敏夫君 また別の観点から質問させていただきますけれども、今、一つの声の中で、裁判員への手続等の説明の在り方、これはそれぞれの裁判体が行うから全て一律というわけにはいかないんでしょうけれども、しかし、この説明が少し裁判体によってばらばらであるというようなことを言う声もあります...全文を見る
○小川敏夫君 別の質問ですけれども、また一つの国民の声ということで、裁判員裁判を言わばウオッチングしていますというか取り上げているグループがあるようでございますが、そうした人たちは、裁判員裁判があるということを集中的に何かインターネットなりそのほかの方法で公示してくれれば裁判員裁...全文を見る
○小川敏夫君 いや、把握していないというか、そういうことを積極的に導入をするという考えがあるのかないのか、あるいは今後検討するのか。その実情じゃなくて、そういう国民の声があるということを踏まえてどう対応をするか、ちょっとそこら辺の今後のことについても御説明いただければと思いますが...全文を見る
○小川敏夫君 非裁判員裁判と平仄が取れないということなら、じゃ、非裁判員の裁判も全部含めて公表しちゃったらどうですか。
○小川敏夫君 そう固いことを言わずに、当日じゃなくても数日前でもいいのではないかとか、インターネットで公表しても、元々裁判は公開が原則ですから、してもいいのではないかというふうにも思いますので、そういう声があるということも受けて、今後検討していただけたらというふうに思います。 ...全文を見る
○小川敏夫君 では、最後に法務大臣にお尋ねしますが、制度の趣旨として極めて長期に及ぶ事件を裁判員裁判から外すということは理解できるところではありますけれども、一方で、こうした制度を設けることで、これが裁判員裁判を殊更回避するという意図で利用されるということはあってはならないという...全文を見る
05月28日第189回国会 参議院 法務委員会 第14号
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○小川敏夫君 民主党の小川敏夫でございます。  今日は、参考人の皆様、貴重な御意見ありがとうございます。  それで、まず泉澤参考人にお尋ねいたします。  御意見の趣旨として、裁判員制度というものを肯定的に捉えていただき、その一つとして冤罪を生むのを防止する、冤罪の防止、そう...全文を見る
○小川敏夫君 小木曽参考人にお尋ねいたします。  小木曽参考人のお話の前提として、小木曽参考人もこの裁判員制度を肯定的に捉えていらっしゃるというふうに私思ったわけでございますが、泉澤参考人の方からは、冤罪防止という面から、この裁判員制度、肯定的な御意見いただきました。あるいは、...全文を見る
○小川敏夫君 参考人お三方にお尋ねしますが、裁判員裁判というものがうまく機能して国民に受け入れられているという状況が迎えられているというふうに思いますし、今日、参考人のお三方の御意見も、裁判員制度について前向きな、肯定的な御意見であるというふうにお伺いいたしましたが、私は、こうし...全文を見る
○小川敏夫君 ありがとうございます。
06月04日第189回国会 参議院 法務委員会 第15号
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○小川敏夫君 民主党の小川敏夫でございます。  前回、私が質問をした際に、少し中途半端で終わったようなところがございましたので、そこの点をまず先にお尋ねさせていただきます。  それは、裁判員裁判の期日の告知でございます。当事者ではなくて、裁判所に掲示するという一般に対する告知...全文を見る
○小川敏夫君 私としてはいろんな考え方があると思って確認しただけで、私自身がそうしろと言っているわけではないんですけれども、そういう国民の声があるので、どうかなということで質問させていただきました。  なお、参考までに、この点を見ますと、全ての裁判所、全国一律に当日の朝、掲示し...全文を見る
○小川敏夫君 じゃ、事実上そうなっているということでありますか。これは理屈で言うと、そうすると、それはそれぞれの裁判所の判断と。その裁判所というのは、裁判を行う裁判体じゃなくて、地方裁判所という、その意味の裁判所の判断ということになるんでしょうか。
○小川敏夫君 では、別の質問に移らさせていただきますけれども、裁判員制度、選任の期日に理由なく欠席する方が増えているという点などの問題がありますけれども、しかし参加した人の圧倒的多数がよかったという感想を述べているというようなこと、あるいは、これまでの運用の状況からすると、非常に...全文を見る
○小川敏夫君 在り方を検討してはどうかということなので、高裁の様々な性質論から否定的な考え方をいただいたわけでありますけれども。  例えば諸外国の例では、裁判員よりももっと国民の声ということで陪審員制度があって、陪審員制度で陪審員が有罪、無罪決めたらもうそれで終わりだというよう...全文を見る
○小川敏夫君 私は、裁判官あるいは今の裁判を基本的には信頼しておりますけれども、ただ、私が感じているところ、これは私が感じているところですから別に証拠があって論証するわけじゃないんですけれども、どうも傾向として、裁判所は、裁判所自身の身内のこと、あるいは検察や警察といった言わば官...全文を見る
○小川敏夫君 根本に遡らなくても、ただ単に普通に検討していただければいいとは思うんですがね。  どうでしょう、法務大臣、難しい法律論は抜きにして、要するに、刑事裁判に国民の声を反映するというのが、私は、裁判員の基本の考え方だと思うんです。私は、では、公務員の犯罪ですね、やはりこ...全文を見る
○小川敏夫君 慎重に検討ということですけれども、検討していただける範囲には入っているのかなというふうに理解させていただきますけれども。  この裁判員の仕組みの在り方ですけれども、刑事事件だけではなくて、裁判には行政事件、民事事件もあるわけでありますので、やはり行政事件、これも、...全文を見る
○小川敏夫君 検討すべきものであるということであれば、早い時期に検討そのものに入っていただけたらというふうに思います。  では、最後に検察審査会についてお尋ねさせていただきます。  司法の中で国民が参加する、国民が声を述べるという仕組みは、この裁判員制度がそうなんですけれども...全文を見る
○小川敏夫君 終わります。
○小川敏夫君 私は、ただいま可決されました裁判員の参加する刑事裁判に関する法律の一部を改正する法律案に対し、自由民主党、民主党・新緑風会、公明党、維新の党、日本共産党、日本を元気にする会・無所属会及び生活の党と山本太郎となかまたちの各派の共同提案による附帯決議案を提出いたします。...全文を見る
07月09日第189回国会 参議院 法務委員会 第17号
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○小川敏夫君 民主党・新緑風会の小川敏夫でございます。  まず、今日は官房副長官にお越しいただきました。  七月二日ですか、官房長官の方で、人種差別の実態ですか、あるいはヘイトスピーチですか、これについて政府の方で調査をすると、このような発表があったというふうに聞き及んでいま...全文を見る
○小川敏夫君 調査を行うことは、特段、後で言う意見はあるんですけど、異論はないんですけれども、駄目だとは言わないんだけれども。  まずは基本的なことですけれども、例えばヘイトスピーチに限定してお尋ねしますけれども、安倍総理が、私、予算委員会でも質問させていただきました。そこでも...全文を見る
○小川敏夫君 そうしますと、調査を進めていただくのは結構だけど、しかし、そもそも、社会的に許されないヘイトスピーチというものが現になされているなら、やはり一刻も早くそうしたヘイトスピーチが行われないような措置あるいは法的整備、こういうものをするべきではないかと私は考えるんですが、...全文を見る
○小川敏夫君 その御答弁そのものは私も支持するところでありますけれども、私が言いたいのは、そうしますと、今、この委員会でヘイトスピーチに対する対策も盛り込んだ人種差別撤廃基本法というものを議員提案して既に付託されておるわけでありますが、それが審議入りされないという状態がございます...全文を見る
○小川敏夫君 委員長始め委員の皆様に今の官房副長官の答弁も踏まえた要望をさせていただきますと、やはり調査を行うということは結構でございますが、調査を行わなければ法案の審議ができない、あるいはヘイトスピーチ対策を講じることができないと、こういう趣旨のものではないようでございますし、...全文を見る
○小川敏夫君 それで、今、官房副長官のお話の中で、現行法において適正に、厳正に対応していくというお話がございました。  それで、今日は警察庁の方にお越しいただいていますが、ヘイトスピーチがけしからぬ、けしからぬという多くの国民の声があっても、しかし今なおヘイトスピーチが繰り返さ...全文を見る
○小川敏夫君 そうしたヘイトスピーチなどのデモが繰り返されていると。警察庁のお話は、そうしたデモに伴って違法行為があれば検挙するし、あるいはそれに反対する人たちとの間でトラブルが起きないように対策を講じている、何らかの違法行為があれば厳正に対応すると、こういう趣旨の御説明と理解し...全文を見る
○小川敏夫君 デモというと何か民主的な表現の行動みたいに聞こえるので、デモという言葉は使わないで、要するに、ヘイトスピーチをしながら集団で歩いている、行進していると、こういうこと自体は現行法では規制できないんですよね。
○小川敏夫君 いやいや、私はデモ行進一般を聞いているんじゃなくて、ですから、ヘイトスピーチが繰り返されていると、しかも、それに抗議する人たちとの間で衝突が起きないよう、警察も一生懸命対応しているというお話は聞きました。  だから、私が聞いているのは、そもそも、そういうヘイトスピ...全文を見る
○小川敏夫君 警察としてはヘイトスピーチかどうかを判断する立場にないと。それは逆に言えば、そもそも、ヘイトスピーチがいかなるもので、そしてこれが禁止されるかどうか、規制されるかどうかの法律がないからということになると思うんですがね。  本日は、そうしたことについて、現状について...全文を見る
○小川敏夫君 それで、また官房副長官にお尋ねしますけれども、調査の件でありますけれども、調査をすること、それから調査の必要性を認めていただくこと、これは大変に結構なことでございますが、そもそも我が国は、こうした人種差別の実態、ヘイトスピーチも含めて、実情について国連の人種差別撤廃...全文を見る
○小川敏夫君 そうした取組に行動していただいております公明党さんのそうした行動も評価いたしますし、また、政府の方でそれを受けて調査するということも、それは前向きに評価はいたしますけれども、そもそも政府は、この国連人種差別撤廃委員会から調査しろという勧告を受けていながら行っていなか...全文を見る
○小川敏夫君 それで、この調査ですけれども、今回一回きりなんでしょうか。それとも、調査の必要性があるから、政府としては継続的に調査を行っていくということなんでしょうか。
○小川敏夫君 政府の方でも調査の中立性ということについてはその必要性を理解しているということでございますが、今回議員提案いたしましたこの人種差別撤廃に関する法案でも、そうしたことを踏まえて、継続的に中立的な調査を行うということで審議会の設置というものを求めております。ただいまの政...全文を見る
○小川敏夫君 法務大臣にお尋ねいたします。  いわゆる夫婦別姓制度というものがございます。これはもう既に法制審から夫婦の別姓制度を導入するというような答申を、もう十年以上前ですか、受けておると思うんですが、それを実現しないまま今日に至っているのは、これはどういうことでしょうか。
○小川敏夫君 ちょっと話はそれますが、今、衆議院で刑訴法の改正案を行っています。そこでは、法制審の答申が出たんだからということを大きな理由として早く成立させてくれと言っておるんですけれども、こっちの民法では、法制審の答申が出ても十年じゃなくて二十年近く放置しておるわけでございます...全文を見る
○小川敏夫君 夫婦別姓制度を導入するかどうか、最高裁から夫婦別姓制度を認めないことは憲法違反だと言われたら、それに従わなきゃならない、当然のことだと思うんですが。  私がお尋ねしたい趣旨は、最高裁でそういうふうに夫婦別姓を認めなくてはいけないという判断が出たとしたら、翌日から対...全文を見る
○小川敏夫君 昨年でしたか、非嫡出子の相続分について憲法違反という判断が出ました。これは相続分の協議ですから、判決が出た後、協議の中でそれを生かしていけばいいわけなんですけれども、夫婦別氏の婚姻届を受理しないことが違法だということになったら受理しなきゃいけなくなるわけですよ。それ...全文を見る
○小川敏夫君 ということは、何の準備もしないということですね。だけれども、判決が出た後すぐに、ああ、そういうのを待っていた、待ちに待っていたんだといって翌日に夫婦別姓の婚姻届が出された場合に、それを受理しないことはこれ違法になりますね、憲法違反になりますよね。だけれども、それを受...全文を見る
○小川敏夫君 最高裁の判決がどういうふうに出るか別に事前に教えてもらうわけじゃないから、分からないからでしょうけれども、分からないから準備しないというんじゃ、分かってからじゃ遅いからと思って質問しているんですが、何も準備しないというのは大変残念ですけれども。  また次の、ほかの...全文を見る
○小川敏夫君 日本国憲法の原則の重要な一つである平和原則ということも、当然これは擁護するというお考えでございますね。
○小川敏夫君 今法務大臣という所管のことをお話しされましたけれども、憲法はまた、憲法に関して、内閣に憲法改正の発議をするというこうした地位を与えております。ですから、大臣は、法務省を所管する法務大臣ということではなくて、憲法改正を発議する内閣の一員だという立場があるわけでございま...全文を見る
○小川敏夫君 いや、内閣の下でと言うけど、大臣が内閣の構成員なんですよ。閣議決定をする一員なんですよ。ですから、内閣の決まりに従うんじゃなくて、構成員である大臣にお尋ねしているわけであります。
○小川敏夫君 何か大臣のお話聞いていると、大臣とは全然別に内閣があるような、ちょっと勘違いするふうにも取れる御説明だったんですけれども。  大臣は内閣の一員なんですよ。憲法改正を発議するのが内閣。そうすると、その内閣の構成員である国務大臣は、である法務大臣は、平和主義に対する原...全文を見る
○小川敏夫君 いや、答える立場はあると思うんですがね。押し問答の議論をしてもしようがないから、また機会を改めてお尋ねしましょう。  ところで、今、衆議院で我が国及び国際社会の平和及び安全の確保に資するための自衛隊法等の一部を改正する法律案を審議しておりますが、この法案について、...全文を見る
○小川敏夫君 この法律について、特に集団的自衛権の部分が憲法に適合するかどうかということを十分にお考えになって、閣議決定、すなわち提出に賛成、当然提出に賛成したんでしょうからね、その点を十分にお考えになってこの閣議決定で賛成したんでしょうか。
○小川敏夫君 いや、閣議決定に臨んで、閣議決定の大臣は構成員ですから、そこで、この法案提出の閣議決定で当然賛成しておられるわけですよね。  大臣は、この法案を読んで、その集団的自衛権の部分について、これは憲法に適合するということを御判断されたわけですよね。そうじゃないんですか。
○小川敏夫君 その閣議決定した国務大臣の一員として、どうしてこれが憲法に適合するのかということについてどのように検討されたんでしょうか。
○小川敏夫君 法案の解釈をお尋ねしているんじゃないんです。大臣は、国務大臣として憲法を尊重し擁護する義務があるということでございます。そして、閣議というものが、だから、大臣の外に閣議があって決定に従うという問題じゃなくて、大臣は閣議の構成員なんです。ですから、こうした提出前から憲...全文を見る
○小川敏夫君 大臣は閣議に参加しておるわけですから、閣議に臨む一員としてのお考えをお尋ねしただけで、ただいまの答弁では納得できませんので、また機会を改めてお尋ねいたしますが。  最後に、昨年の三月十七日の法務委員会で、当時の谷垣大臣に対して、土地家屋調査士さんについて、職務の重...全文を見る
○小川敏夫君 いや、土地家屋調査士さんの職務の内容についてお尋ねしたんじゃなくて、啓蒙活動何をやったのかということをお尋ねしたんですが、長い答弁の中でお答えはシンポジウムに人を派遣したということだけだったようにも思いますが、それでは不十分だと思いますので、更に一層努力していただき...全文を見る
07月28日第189回国会 参議院 我が国及び国際社会の平和安全法制に関する特別委員会 第3号
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○小川敏夫君 小川敏夫でございます。  今回の法案、国民の理解が進まないということで、総理は、何かここに来て急に自民党の動画に出たり、フジテレビでいろいろ説明しているようでありますが、しかし、その中身のひどいこと。  フジテレビでのお話の件から行きましょうか。何かアメリカの母...全文を見る
○小川敏夫君 総理、例え話といっても、武力の行使というのは、戦争に行くんですよ。国際法上の戦争という概念がどうのこうのという議論が先ほどありましたけど、要するに、戦いに行くんですよ。場合によっては撃たれて殺されてしまう、反対に相手を殺すかもしれない、それが武力の行使ですよ。その武...全文を見る
○小川敏夫君 燃えている建物をさあ消火しましょうといったら、私も反対しません。武力の行使じゃないんですから、戦争じゃないんですから。でも、今審議しているこの法案は、武力の行使、武力で戦うんですよ。  消防士さんも確かに危険な業務です。それは分かります。感謝していますけれども、で...全文を見る
○小川敏夫君 ですから、総理がこの示された絵の中で、家の中に入らないで公道でというのは、このアメリカさんの家に、他国の領土に、他国の領域内に入るということは憲法に違反するから入らないと、だから公道で消火活動するんだと。この法案に例えれば、武力の行使はこの公海上でしかできないと、こ...全文を見る
○小川敏夫君 つまり、武力の行使は他国の領域ではできないと、憲法違反になるからできないというふうにおっしゃられますけれども、そのことはこの今回の法律案の中の条文に規定してありますかと聞いているわけです。規定していませんよね。
○小川敏夫君 総理、憲法上禁止されているから、だから当然書く必要ないと。まあ言っている言葉の意味は分かりました。でも、憲法上禁止されている、もう法律に書くまでもないんだということは、これは大変に重い事実ですよ。憲法に違反なんだから。憲法に違反することだから、当然できないんだから法...全文を見る
○小川敏夫君 総理のお話は論理がおかしいですよ。憲法違反ならもう違反でできないんですよ。法律でそれをできると言ったら、その法律が憲法違反なんですよ。そうでしょう。そうですよね。えっ、聞いていなかった。  要するに、憲法違反だと言うんですから憲法違反なんですよ。その憲法違反なこと...全文を見る
○小川敏夫君 だから、憲法を総理は分かっていらっしゃらないんじゃないかと。分かっていらっしゃらないから、こんな憲法違反の集団的自衛権が、そもそも憲法違反だというものをころりと解釈で変えちゃうわけで。  ところで、防衛大臣にお尋ねしますけれども、六月十日の衆議院での答弁で、今回の...全文を見る
○小川敏夫君 総理、だって防衛大臣は、新三要件に合致すれば他国の領域に入ることもあり得ると言っておるわけですよ。総理は、他国の領域に入って武力行使することは憲法違反だと言っていらっしゃる。違うじゃないですか。
○小川敏夫君 だから、できるといったって、だって総理大臣は、この集団的自衛権の行使の、武力の行使をする、他国の領域に入って武力の行使はできないと、憲法でできないと言っているんですよ。憲法違反だからできないと言っているんです。  憲法で違反だからできないと言っていることが、何でこ...全文を見る
○小川敏夫君 だから、言葉のごまかしがありますよね。憲法違反というのは、今度は一般にという修飾語が付いちゃって、何か憲法違反なんだけど、例外がざくざくあるような、一般は憲法違反なんだけど、しかし例外が続々あるような、そんなふうな、一般にという修飾語が付いちゃって、憲法違反だという...全文を見る
○小川敏夫君 ちょっと総理、先ほどのフジテレビでの説明ですけれども、ここでははっきりアメリカ家に入れないと言っているんですよ。アメリカ家に入れないから公道でしか消火活動できませんと言っているんですよ。だけど、新三要件に合致すれば入れるんじゃないですか。しかも、この法律は、新三要件...全文を見る
○小川敏夫君 大体テレビで、アメリカ家に入ることもあるし入らないこともあるなんて言っていないんですよ。入れない、公道から消火活動する、これが集団的自衛権だと言っているわけです。国民にうそを言っているじゃないですか。それは、公海でしかやらないケースもありますよ。だけど、公海じゃない...全文を見る
○小川敏夫君 しかし、総理、分かりやすくといったって、そもそも安保法案って何だ、集団的自衛権は何だといったら、そうしたら説明で、この法案は、武力の行使、すなわち殺したり殺されたりするという戦いに行くということを火を消すだけの消火活動になぞらえていると。しかも、戦いが行われているそ...全文を見る
○小川敏夫君 総理、またおかしなことを言いましたね。離れはいいけど母屋は入れないと。離れだって母屋だって他国の領域じゃないですか。  防衛大臣、離れだって母屋だって他国の領域ですよ。新三要件に合致すれば、離れだって母屋だって行けるでしょう。そうじゃないですか。
○小川敏夫君 この図を基に法律論を闘わすことが何かむなしい気もするんですけどね。  だけど、いいですか、何で離れの消火ができるのに母屋の消火ができないのか。新三要件に合致すれば、他国の領域にまで入ることができると防衛大臣おっしゃっているわけですよ。じゃ、他国の領域、アメリカ家の...全文を見る
○小川敏夫君 何か、全然かみ合っていませんよね。私は、新三要件に合致すれば他国に行けるんだから、新三要件に合致すれば離れも母屋も行けるでしょうと言っている。総理は、母屋は新三要件に合致しない場合のことを答えているから、全然話がかみ合っていないわけで。  ただ、法案の例えとしても...全文を見る
○小川敏夫君 今の例で、スガさんを助けることはできないんですと、これは憲法の制約があって今度の改正でもそれはできないと断定していらっしゃる。だけど、新三要件に合致すればできるんですよ。  じゃ、これ、スガ君じゃなくて、ある国にしましょう。ある国に強盗というか、ある国が武力で襲わ...全文を見る
○小川敏夫君 総理が言われた例、スガ君、スガ家と言わないで、じゃスガ民主共和国と言っておきましょうか、そのスガ民主共和国が外国の武力で武力攻撃を受けたと、それが我が国の存立に関わるような密接な関係があって、そういう事態だったとした場合、行けるんですよね。  すなわち、総理は憲法...全文を見る
○小川敏夫君 総理の説明の中で軽々しく、憲法違反だから行けない、できないと言うけれども、何か随分軽々しく例外が出てきて、あるいは今度の法律に適合すれば云々かんぬんになっちゃって、憲法というものをすごく軽く考えていらっしゃるように思うんですけどね。  まさにそれが先ほどの福山委員...全文を見る
○小川敏夫君 総理が法的安定性をしっかりとわきまえ尊重すると言うのであれば、法的安定性なんかどうでもいいような発言をされた補佐官はやはり更迭して、その姿勢を示すべきではないですか。いかがでしょうか。
○小川敏夫君 だから、法的安定性をないがしろにする人をかばうようでは、総理はやっぱり法的安定性を総理そのものがそんなに重要視していないように思えてしようがないんですがね。  何か随分時間がたつのが早いので、まだ一つの質問しかしていないんですけれども。  防衛大臣、今回のこの集...全文を見る
○小川敏夫君 だから、それを排除するために、アメリカ国ではなくてアメリカ国に攻撃を加えている国に対して、排除するために必要だからという状況があれば攻撃をすることができるんですか。
○小川敏夫君 質問に全然答えていないですよね。  だから、アメリカ国であれスガ家であれ、自衛隊が出動して武力の行使をするその際に、その攻撃を受けている国、これを排除するために、その攻撃を排除するために必要だということがあれば攻撃をしている国に対して自衛隊は武力行使をすることがで...全文を見る
○小川敏夫君 だから、今の防衛大臣の答弁をまとめますと、存立危機事態を排除するために必要であれば、必要最小限度の中で必要であれば攻撃国の領域にも入って武力行使をすることができると、こういうことですね。
○小川敏夫君 何かちょっと答弁が違うんじゃないですか。今の答弁は何かできないみたいで、その前の答弁は何かできるみたいでした。どっちですか。  だから、もう新三要件の要件には合致していると、でも、必要最小限で存立危機事態を排除するために必要だという要件があれば、攻撃をしている国の...全文を見る
○小川敏夫君 だから、まとめますと、存立危機事態の場合に、その存立危機を排除するために、必要最小限度の範囲で排除するために必要であれば、攻撃を受けている国だけじゃなくて攻撃をしている国の領域に入ることもこの法理論上可能なんですねと。だから、可能なのか、法理論上できないのか、そのこ...全文を見る
○小川敏夫君 私は、やるかやらないかという政策論を聞いているんじゃないんです。大臣は、できないわけではないがということを言いましたから、できるんでしょう。だから、もうはっきり答えてくださいよ。  まず初めに、攻撃国の領域に入って武力行使を法理論上できるんですか、できないんですか...全文を見る
○小川敏夫君 一般にできないとか、修飾語を付けられると困るんですよ。一般にはできないけどこういう場合にはできると言われても困るから。  だから、今回政府が出されたこの法律案では、新三要件に合致して、必要最小限度という要件も全て満たした上で、存立危機事態を排除するために必要な場合...全文を見る
○小川敏夫君 全く総理は私の質問に答えていないですよ。だって、総理は今、最後の結論で言いましたよね、一般に海外派兵することはできないと。だけど、一般に海外派兵することはできないけど、この法律で、この法律の要件を満たせば、自衛隊は海外に行って、他国の領域に入って、少なくとも攻撃を受...全文を見る
○小川敏夫君 防衛大臣、いいかげんにしてくださいよ。武力行使の目的を持って派兵することなんて聞いていないですよ。この法律に従って存立危機事態の要件を全部満たした場合のことについて聞いているんですよ。  その場合に、ですから、攻撃を受けている国、ここの領域に入る、この領域に入って...全文を見る
○小川敏夫君 別に武力の行使って空爆とかそんなものだけじゃないですよ。向こうから小銃を撃ってくれば、こっちで小銃で撃ち返すのだって武力の行使ですよね。別に、空爆のことを想定して、あり得ないという話じゃないじゃないですか。  いや、本当に私も質問をたくさん用意してきたんだけど、余...全文を見る
08月04日第189回国会 参議院 法務委員会 第18号
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○小川敏夫君 ただいま議題となりました人種等を理由とする差別の撤廃のための施策の推進に関する法律案につきまして、その提案の趣旨及び主な内容を御説明申し上げます。  我が国においては、いわゆるヘイトスピーチを始めとする人種等を理由とする差別が問題となっております。  いわゆるヘ...全文を見る
08月06日第189回国会 参議院 法務委員会 第19号
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○小川敏夫君 私が思いますのは、世界の人々、人類、人種とか民族とか、そうした違いを乗り越えて、全ての人が一人一人が尊重される世界でなくてはならないと。そして、尊重された一人一人が力を携えて共生する社会を構成するというのが、私はこの国際社会の普遍原理だと思っております。  また、...全文を見る
○小川敏夫君 何をもって基本法かという定義のことは別にいたしまして、やはり人種差別撤廃条約というものの趣旨を生かしたそうした基本法というような性格を持った法案、法律であると、このように考えております。
○小川敏夫君 法案の御趣旨に御理解いただきまして、大変ありがとうございます。  人種差別をなくすという分野の国の施策と考えますと、非常に幅広い分野に及んでおります。法務の分野が多いかと思いますが、教育であれば文科、あるいは雇用等であれば厚生労働省と様々な分野に及んでおりますので...全文を見る
○小川敏夫君 委員御指摘のところは全くごもっともでございますが、この法案におきましても、その形の上で御指摘いただきましたところ、誠に私どもそのとおりと思うところでございますが、法律の内容におきましては違いがないのではないかということで御理解いただければというふうに思います。
○小川敏夫君 まず、一般的に諮問と答申という構造であるという御指摘いただきました。この審議会も、第二十条の二項の二号ですか、諮問に応じてということがございますので、諮問を受けて答申するということも行うわけでございますが、ただ、諮問を受けた場合だけ意見を述べる答申をするということで...全文を見る
○小川敏夫君 委員御指摘のとおり、表現の自由、言論の自由というものは、我が国の民主社会にとって欠かすことができない権利でございまして、まさに人権の基本中の基本であると思いますので、これを必要以上に制限する、制約することがあってはならないことだというふうに考えております。一方で、人...全文を見る
○小川敏夫君 委員の御質問の中にもありました表現の自由を不当にあるいは必要以上に制限してはならないという点が、最も私どもこの法案を作成する中でも留意したところでございます。やはり言論の自由というものは民主主義社会の基本中の基本でもございますので、それを不当に制約することがあっては...全文を見る
○小川敏夫君 質問の趣旨に直接答えるというところよりも少し遠回りになるかもしれませんが、基本的には、差別的取扱いあるいは差別言動というのは、これは許されないわけでございますが、不当なという言葉を設けましたのは、例えば国の施策等におきまして、差別を受けている人たちに対する助成を行う...全文を見る
○小川敏夫君 まず、法律の書きぶりとしましては、やはり言論の自由、とりわけ政治的な発言の自由というものが制約されてはいけないという趣旨に鑑みまして、この法文の第三条二項におきまして、発言の目的が、政治的な理由ではなくて、いわゆる差別の属性を有する人たちに対して著しく不安若しくは迷...全文を見る
○小川敏夫君 例えば、刑罰がありますと、それは起訴、不起訴の判断を検察がする、あるいは検挙する警察がする、最終的には裁判の判決で裁判官が判断するということになるのでありましょうが、この法案では刑罰は定めておりませんので、そうした判断の部分はないわけでございます。  また、何らか...全文を見る
○小川敏夫君 まず、実態調査をするということは非常に重要なことだというふうに思っておりますが、ただ、私どもの考え方としましては、実態調査をしないとヘイトスピーチがいいか悪いか分からないということではなくて、やはりヘイトスピーチは許されないものだということの共通の理解はあると思いま...全文を見る
○小川敏夫君 法務省といいますか、あるいは法務省を超えた政府といいますか、そこで十分な対応をしていただければそれが一番望ましいのでありますが、まだまだ不十分でありますので、また動きも遅いもので、私どもとしてはそうした対策を一歩でも進めたいということで今回の法案提出に至ったわけでご...全文を見る
○小川敏夫君 そもそも差別とは何かというところの定義の問題でございます。  例えば、人種差別撤廃条約におきましても差別とは何かという定義もあるのでありますが、大変に分かりにくいところもございます。この法律では、差別とは何かということを分かりやすい表現の中で、このように三条で特定...全文を見る
○小川敏夫君 まず、この法律は、あくまでもこのヘイトスピーチなども含めまして人種差別等をしてはならないという理念を定めた法律でございますので、これを具体的に行政の措置あるいは立法、条例等の段階でこの理念を生かした具体的な定めをする場合には具体的な表現があるでありましょう、もう少し...全文を見る
○小川敏夫君 まず、特定の者に対しては侮辱、嫌がらせという用語を使っていると。不特定の者については不安、迷惑という用語を使っておりますが、特定の者が相手ですと、侮辱とか嫌がらせは特定の者に対する行為としてかなり限定、限定というか、まさにその対象が特定されているというような言葉の使...全文を見る
○小川敏夫君 委員が御指摘のとおり、社会から排除する、そうしたことが言わばこの人種差別の一番きついといいますか典型的といいますか、そうした例、あってはならないその度合いが強いものだというふうに思いますが、ただ、排除するという意思がなくてもやはりヘイトスピーチに当たるような事例もあ...全文を見る
○小川敏夫君 委員の御指摘は誠にそのとおりであると認識しております。  今回のこの法案の第三条の構成の仕方の少し苦労話も聞いていただきますと、差別というものも、特定の者に対してという行為ですと、言わば特定の者に対して侮辱とか何らかのその権利侵害になる発言をするわけですから、これ...全文を見る
○小川敏夫君 確かに、刑事上、民事上の中で仮にヘイトスピーチという行動に対しての評価が争われる場合については、それが許されないんだということを明確に示した基本となるものということで意味があると思います。  また、これは理念法でありますが、この法に基づきまして国が施策を講じる、あ...全文を見る
○小川敏夫君 幾つか順番に答弁させていただきます。まず、不当な差別的取扱いあるいは不当な差別的言動という点のこの不当ということでございますが、元々この差別的取扱いも差別的言動、いわゆる差別行為そのものが許されないのであります。それについて更に不当という言葉を設けたのは、不当でない...全文を見る
○小川敏夫君 私も、こうしたヘイトスピーチ等を含めた人種的な差別行為というものが、それを許さないという社会全体の意識ができて、もう法律を作るまでもなく、そういうことは許されない、そして、そういう許されない行為は行われることがないというような社会が実現できれば、それが大変すばらしい...全文を見る
○小川敏夫君 やはり人種差別撤廃条約、これを承認しながら、二十年、それを受けた基本法がないということは、私としては政府が怠慢だったのではないかというふうに思います。  まあ理想的な話として、法律を作るまでもなく、そうした差別がない社会がここに実現しているならそれはそれかもしれま...全文を見る
○小川敏夫君 なかなか答えにくい質問なんですけれども、基本的にはこの法律全部がその趣旨を生かした内容だというふうに思っておりますが。  構成を概略説明させていただきますと、まず、基本原則としてそうした人種差別は許されない行為であるということを明確にする。そして次に、国や自治体の...全文を見る
○小川敏夫君 提案者といたしまして是非とも成立していただきたいと、成立を望んでおるところでございますけれども、基本的には理念法でございますので、具体的な処分あるいは具体的な手続というものを定めたものではございません。  ですから、これからこの法が成立した後、国において差別をなく...全文を見る
○小川敏夫君 私も国会で政府に対して、こうしたヘイトスピーチ等人種差別等につきましてどのような対応をするのかと質問したことがございます。それに対していただいている答弁は、決してヘイトスピーチ等は許されないという点ではいい回答をいただいたんでありますが、ではどのように対応するのかと...全文を見る
08月21日第189回国会 参議院 本会議 第36号
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○小川敏夫君 民主党・新緑風会の小川敏夫です。  会派を代表して、刑事訴訟法等の一部改正案について質問いたします。  本法律案は、通信傍受法、いわゆる盗聴法の拡大、司法取引の導入、取調べの一部可視化など、十分な議論を尽くすべき重要な項目が複数あります。例えば、平成十一年に当院...全文を見る
○小川敏夫君 ただいま答弁いただきましたけれども、この通信傍受実施後の対象者に対する通知が対象者全員になされるわけではない現行法の仕組みということについて質問いたしました。  これは、趣旨は、先ほどもお話ししましたように、本来、傍受をしたわけですから、強制捜査で、ですから、傍受...全文を見る
○小川敏夫君 ただいま再答弁いただきましたけれども、私の質問の趣旨を理解していただけていないのではないかと。  すなわち、法務大臣の御答弁は、聞かないから大丈夫ですと、こういうようなお話でした。それは法の立て付けでしょうけれども、しかし、濫用とかあるいは不正に傍受された場合の防...全文を見る
08月24日第189回国会 参議院 予算委員会 第20号
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○小川敏夫君 民主党・新緑風会の小川敏夫です。  これまで度々、安倍総理にはアベノミクスについて破綻するのではないかという観点から質問させていただきましたが、いよいよその兆候がはっきりと現れてまいりました。(資料提示)  直近の勤労者の賃金統計、一番新しい統計調査では、今年の...全文を見る
○小川敏夫君 限られた質問時間ですので、答弁は簡潔にお願いいたします。  七月が昨年と同水準ならというようなことで、七月には回復するというふうに言いましたけれども、昨年と同水準だったらという前提そのものが何の裏付けもない話でして、現実に下がっておるわけですから。かつて総理が使っ...全文を見る
○小川敏夫君 三月以降も購入しておるわけですね。この点はどうですか。三月以降も、二五%の比率に高めるために購入しているんじゃないですか。
○小川敏夫君 じゃ、いつ公表するんですか。
○小川敏夫君 四半期ごとに公表するということでした。  今年の三月時点で二二%になっている。では、六月時点ではどうですか。
○小川敏夫君 日銀においても、ETFという形で国内の株式を購入しています。  現日銀総裁が就任してから、どれだけのETFを購入していますか。
○小川敏夫君 政府の方はいろんな説明されるでしょうけれども、結局、日銀の、株価が上がった、上がった、あるいは維持されていると言っても、こうした公的資金が事実上買い支えている、実際のあるべき姿の株価形成ではない形でこの株価が高い方向に維持されてきたのではないか、このように私は考えて...全文を見る
○小川敏夫君 総理は、民主党政権が行っていた一%物価目標の金融緩和は失敗なんだと、二%でなければ駄目なんだと言って始めたわけです。  一%と二%の違いについて、ではもう一度、総理、説明してください。
○小川敏夫君 一%の物価目標の金融緩和では駄目だと……
○小川敏夫君 でも、民主党時代に六十七兆円金融緩和しておるわけです。その後、二%でなければ駄目だと。  まあ、弱々しいというようなお話でしたけれども、どうなんでしょうかね。二%というのが、結局はただ、合理的な理由がない、要するに掛け声だけの、ムードづくりの、まさにマジックだった...全文を見る
○小川敏夫君 だから、できていないということですね。  このように言っているんですよ。財政の健全化についてプライマリーバランスの黒字化を目指していく、二〇一五年に一〇年比の半減を目指していくと。ですから、それを達成できていないですねと言っておるわけです。
○小川敏夫君 例えば、私、この春に勤労者の賃金のことについて聞きました。四月になれば消費税の影響が消えるから上がるだろうという楽観的な説明を受けて、まだ四月になっていないものですから、じゃ、しようがないねということで質疑を終わったわけですけれども、しかし、蓋を開けてみれば、四月、...全文を見る
○小川敏夫君 アベノミクス、経済の話はこれで終わりますけれども、政治の責任は国民の生活を安定させることです、経済的にも。しかし、国民の過半を占める勤労者の実質賃金が、六月を基準にすれば、アベノミクスが始まってから七・五%も下がっているという、この客観的事実。ですから、街角で聞いて...全文を見る
○小川敏夫君 どういうことをするのかというふうにお尋ねしたので、存立危機事態の要件を聞いたわけではありません。  質問すると一般論の解説から始まるので全然質疑がかみ合わないんですけれども、ですから、法律を指摘しましょう。  武力攻撃事態対処法、この条文を見ました。第三条四項で...全文を見る
○小川敏夫君 それで、一つ的を絞って、今度はテーマを絞りますけれども、存立危機事態の際に他国の領域に入るんですか入らないんですか、こういうことについて質問させていただきました。総理は、いや、個別的自衛権のときと全く同じ解釈で、他国の領域には入らないんだよというお話でした。ただ、ど...全文を見る
○小川敏夫君 だって、法律は、密接関係国という他国が武力攻撃を受けている、その受けている武力攻撃を排除するのが自衛隊の任務なんです。日本の国内で武力攻撃が生じているわけじゃないんです。密接関係国に武力の攻撃が生じている、それを排除するんだったら、密接関係国に行かなきゃ排除できない...全文を見る
○小川敏夫君 総理の説明の論点ごまかしのポイントは今の説明でも二つありました。  まず、私は存立危機事態についてお尋ねしているわけです。しかし、まず、総理は一般にという言葉を付けて、存立危機事態とは関わらず自衛隊の海外派兵というものは一般に禁止されているんだと、まさに存立危機事...全文を見る
○小川敏夫君 何か、総理の説明で与党の方からよく分かったという声が飛び交いましたけど、全く分かっていないということですよね。  法制局長官、お越しですね。基本的なことをお尋ねしますけれども、個別的自衛権の場合、攻撃を加えている国に、必要最小限度の範囲を超えるから攻撃はしないとい...全文を見る
○小川敏夫君 ですから、それは事態に応じ合理的にやると。ですから、非常に我が国に対する危険度が迫っている、そして他に方法がない、もうミサイルが飛んでくるその基地を攻撃しなければならないというような事態であれば、そういう事態に応じて行使できると。まさに事態に応じた対応ができるわけで...全文を見る
○小川敏夫君 全く私の質問に答えていないです。  密接関係国、存立危機事態の要件の一つの密接関係国について、アメリカという国が当然入るということでこれまで総理は答弁されています。法律はアメリカ合衆国だけとは書いていません。密接な関係を有する国と書いてあります。  ですから、私...全文を見る
○小川敏夫君 排除されていないわけです。  次に聞きます。  では、韓国に何らかの事態が生じた、韓国が他国から武力の攻撃を受けた、地上軍が侵入してきた、攻撃を受けたという場合に、起きた事態は限定しなくてもいいです、韓国が何らかの武力攻撃を受けた事態が生じた場合に、日本の存立危...全文を見る
○小川敏夫君 ですから、法律は、隣国の韓国において生じた事態が、いかなる事態が生じようとも存立危機事態にはならないということはなっていないので排除していないと。ですから、起こる事態によっては、韓国が密接な関係国であって、そして、起こる事態によっては日本の存立危機事態になるというふ...全文を見る
○小川敏夫君 何か総理の一般的な気持ちを述べているのか、何か私の質問とは関係ない理屈を述べているのか、全く分かりません。私の質問に答えていません。  この法律においては、いいですか、韓国が密接関係国となり得る、そして韓国において生じた事態が存立危機事態にもなり得る、だから聞いて...全文を見る
○小川敏夫君 総理の答弁は、私の質問の趣旨をかわして関係ないことを言っているだけなんですよ。  私は、存立危機事態になる、存立危機事態を招いた武力攻撃を排除する、それができるかどうかを聞いているのに、総理は、存立危機事態を排除することを超えた武力の行使はできないと言っている。存...全文を見る
○小川敏夫君 今度の法律では、密接関係国で韓国は排除されない。そして、存立危機事態、ペルシャ湾で機雷封鎖されて石油が来なければ存立危機事態になるということがあり得るというんだから、朝鮮半島有事の場合には我が国の存立危機事態に当たるということもあり得るでしょう。であれば、武力攻撃を...全文を見る
11月11日第189回国会 参議院 予算委員会 閉会後第1号
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○小川敏夫君 民主党・新緑風会の小川敏夫でございます。  まず、総理にお尋ねいたします。  憲法の規定にのっとって、私ども、臨時国会の開会要求をしておりますが、総理は応じておりません。憲法無視、議会制民主主義無視、大変にひどい対応だと思っておりますが、実は、総理、平成二十五年...全文を見る
○小川敏夫君 全く正当な理由に当たりません。  委員長が出席要求をした後に、自民党の方で、与党の方で議長の不信任を提出した事実はありました。しかし、議長の不信任が出たから予算委員会の審議が止まるわけではありません。まして、国会で議長の不信任が出た後、審議をするかしないかを決める...全文を見る
○小川敏夫君 同じことを二回言われてもね。  いずれにしても、安倍総理の憲法無視、議会制民主主義無視ということがはっきり分かりますが。まあ二年前の予算委員会を今開けと言っても無理ですから。  でも、臨時国会の開会要求は今のことですから、総理、臨時国会を開催してください。もう一...全文を見る
○小川敏夫君 総理、そんな勝手な理屈を言わないでくださいよ。いついつまでに開けということは憲法に書いていないけれども、当然それは速やかにということですよ。当然応じるということを前提に憲法は規定しているんです。  安倍総理の、憲法を無視して臨時国会を開かない、まさに、丁寧に説明す...全文を見る
○小川敏夫君 ここで他国の領域でとなっていますが、当然これは韓国を想定してのこの言葉だと思いますが、そういうことでよろしいですか。
○小川敏夫君 今の答弁からも北朝鮮というようなお話が出ました。ここで言う他国の領域が、やはり韓国を想定ということを認めていただいた答弁と思いますがね。  そこで、日本のこの平和安全法制について説明した、これは、存立危機事態、これも当然中に含まれているわけでございますね。
○小川敏夫君 ですから、存立危機事態も含まれているわけですね。当然だと思いますが、そうですね。
○小川敏夫君 ですから、存立危機事態も含まれていると、そして他国の領域で自衛隊が活動する場合と。そうしますと、存立危機事態において想定された韓国の領域で自衛隊が活動する場合には韓国の同意を得ると、こういう趣旨になるわけでございますが、そういうことではないですか。
○小川敏夫君 重要影響事態を念頭に置いたと。でも、存立危機事態、これは含まれているというんだから、当然、存立危機事態も入っておりますね。
○小川敏夫君 存立危機事態は後方支援じゃないでしょう。武力攻撃ですよ。武力行使ですよ。  今日は、臨時国会開いてくれない、予算、質問時間が非常に短いので、たくさん聞かなくちゃいけないので、端的に私が抱えている問題点、今の問題点を総理にお尋ねします。  この法案の審議の際に総理...全文を見る
○小川敏夫君 私が意図的に混同させたなんというのは大変失礼な話で、別にこの声明文で後方支援する場合にはなんて書いていないじゃないですか。自衛隊が活動する場合にはと。自衛隊の活動の中には存立危機事態の武力行使が当然入る話ですから、この文章を読めば、当然、存立危機事態の武力行使を韓国...全文を見る
○小川敏夫君 何か苦しいお話を聞いたように思いますが、一つ一つのことを議論するとまた時間が足らないので、安倍総理が臨時国会開いてくれないので細かい議論はできないんですけれども。  何か、日銀総裁の二年前の異次元の金融緩和といってぱあっと株が上がっているときの自信に満ちた自信満々...全文を見る
○小川敏夫君 アベノミクスの中心の金融緩和、二%目標、道半ばだと。道半ばのままにして、一億総活躍社会なんという新しい目標も出てきちゃって、じゃ、結局何だ、もううやむやになっちゃうんじゃないかと思うんですが、また、その金融緩和について、私は根本的な疑問を述べさせていただきます。 ...全文を見る
○小川敏夫君 今、この資料ですが、実質賃金指数の推移、アベノミクスのこと、直近のことはまた別の機会に、後でまたお尋ねしますけれども、大きな流れでこの勤労者の実質賃金が平成十年から下降をたどっていると。これは厚生労働省の勤労者統計に基づく数字です。  私はお尋ねしたい、なぜ勤労者...全文を見る
○小川敏夫君 私は、安倍政権の間のことを聞いたんじゃなくて、平成十年以降実質賃金が下がっている、この状況についてどのように問題意識を持っているのか、どのように考えているのかということをお尋ねしたんです。  安倍総理が答えましたんで、一言でおっしゃりますけれども、その部分について...全文を見る
○小川敏夫君 まず、総理の答弁について指摘させていただきますけれども、昨日公表された統計では正規雇用が二万人増えていると。確かに二万人増えておりますが、二十五歳から四十四歳までの間は五十二万人正規雇用が減っています。一番重要な働き手の世代で正規雇用が五十二万人減っているという事実...全文を見る
○小川敏夫君 景気を良くする良くする、それは良くしなくちゃいけないですよ。だけど、そのためには、例えばGDPにしても消費というものが占めるウエートが非常に大きいわけです。総務省が行った家計調査報告、今年の九月分です、速報です。消費は前年同月比実質〇・四%減少しております。勤労者世...全文を見る
○小川敏夫君 引き続いて質問させていただきます。  高木復興大臣にお尋ねしますが、大臣が代表を務める政党支部から平成二十四年、二十五年、香典が支出されていますが、これはどういうことなんでしょうか。
○小川敏夫君 ちょっとその説明を聞いても腑に落ちないんですけれども。大臣が自分のお金を私費でお支払いしたと。自分のお金を払ったんだったらそこでもう精算もなしに全部終わっているんだから、大臣、自分で払ったお金が精算も何にもない、全て完結しているのに、何で無関係な政党支部から支出の処...全文を見る
○小川敏夫君 そうすると、あなた自身が持っているお金じゃなくて、事務所の中にあなたの個人のお金と政党支部のお金があって、それであなたの個人のお金を持っていったものを間違えたと、こういう御説明ですか。
○小川敏夫君 じゃ、あなたは、葬式に行く都度事務所に寄って香典のお金を持ってきて、それから行くんですか。大体、普通、自分の財布の中から持っているお金を香典袋に包んで行くので、事務所になんか毎回立ち寄ることはないと思うんだけど、どうですか。
○小川敏夫君 ちょっと視点を変えますが、選挙区外も入れて、この政党支部からは二年間に九回お葬式の香典があるんですけれども、大臣は二年間に九回しかお葬式に出ないんですか。ほかにもお葬式出たことがあるんじゃないですか。
○小川敏夫君 大臣もお付き合いが広いし、また政治家もされているからいろいろあるでしょう。この二年間で大体何回ぐらいお葬式出席しましたか。
○小川敏夫君 ほかにも葬式出ている。当然そのときも香典持っていっていると思うんですけど、そのときの香典はこちらの政党支部に含まれないで、何でこの件だけがこの政党支部の記載に、載ってしまったんでしょうか。
○小川敏夫君 大臣が御自分で行くときは御自分で出す。事務所から持っていって事務所から、大臣が行かないで、お金出したから間違えたというような気もするんですが。まあ多分否定するんでしょうからいいですよ、私の考えだから。  それで、具体的にお尋ねしますが、平成二十四年十二月二十六日、...全文を見る
○小川敏夫君 ちょっと先ほどと答弁の趣旨が違いますね。先ほどは、全て葬儀に出席して私費から香典を支出したと。今のお話ですと、葬儀の日には大臣は行っていない、ただ葬儀の日に合わせて支出をしたと、こういうふうに言っておるんで、最初の説明とちょっと違うように思うんですが、いかがですか。
○小川敏夫君 この十二月二十六日は、葬儀にはあなたの御子息が出席して、それで御子息が香典を出したんじゃないですか。
○小川敏夫君 もう少し具体的に言いますと、葬儀の日までにというふうなお話でした。  では、それは、お通夜、告別式ではなくて、それよりも前の日にあなたが弔問に行って、そのときに香典を置いてきたと、こういうふうに言っておるわけですか。
○小川敏夫君 平成二十四年十二月二十六日、安倍総理の首班指名の日のこの支出について聞いているんです。いかがですか。
○小川敏夫君 一つの事実確認ですが、あなたが事前に弔問に行ったときに香典を渡した、で、私が質問しました、葬儀にはあなたの御子息が行って香典をお渡ししたんじゃないですかと、あなたのお名前の香典をお渡ししたんじゃないですかという事実を指摘しましたが、この指摘事実はないと、こういうこと...全文を見る
○小川敏夫君 息子のことはどうですか。
○小川敏夫君 ですから、ここの欄に記載してある二万円は、あなたが弔問に行ったときに、あなたが渡したと、こういうことですね、あなたのお話は。
○小川敏夫君 平成二十五年十一月二十七日の件ですけれども、これは、あなたが弔問に行ったのは葬儀の後ではないですか。
○小川敏夫君 その香典もあなた自身が持っていったということですか。
○小川敏夫君 話は変わりますが、やはりこういう葬儀の香典、これは私的でなくてはいけない。ですから、当然私費でなくてはいけないと思うんですが、例えば葬儀に関して弔電なんかを打ちますね、これなんかも当然私費で支出すべきだと思うんですが、大臣、いかがですか。
○小川敏夫君 いやいや、大臣のこの政党支部の収支報告書で、平成二十三年に百十五万円余り、平成二十四年に百二十三万円余り、平成二十五年に百二十四万円余り、弔電の支出があるんですよ。やはりこれは、国民の税金が入っているこの政党支部の支出としては好ましくない。当然、私費で支出すべきもの...全文を見る
○小川敏夫君 これは、弔電を福井新聞の新聞社にお支払いになっている。新聞社の方は、新聞に訃報を載せると、その載った訃報の方にもう頼まれなくても自動的に全部弔電を打つと、こういうサービスをやっている。こういうサービスを利用して、この福井新聞の記事に訃報が載った選挙区内の人には全員に...全文を見る
○小川敏夫君 単価はランクがあるので分かりませんが、弔電一通千円とすると、千二百四十通、一日三通も四通も弔電を打っているわけですよ。そうすると、この税金も入っている資金から、大臣が恐らく見知らぬ人もあるだろう、新聞に訃報が載った人には全部弔電を打つという支出は別に何ら反省すること...全文を見る
○小川敏夫君 悪いと思っているという話がないから、悪いと思っていないんですね。  話は変わります。  大臣が若い女性の家に勝手に入って下着を盗んだという週刊誌記事がありました。大臣は全く事実無根だというふうに言っています。  では、どの部分が事実無根なのか。すなわち、家には...全文を見る
○小川敏夫君 家に入ったこともないということですね。
○小川敏夫君 週刊誌に書かれている女性、仮に下着を盗まれたのなら被害者でしょう、その被害者の女性を大臣は知っていますか。
○小川敏夫君 週刊誌で書かれている事実関係について、では、相手の女性も分からない、それから家に行ったかどうかも全く事実がない、もうすべからく完全に作り話のうわさの類いであると、こういうことですか。
○小川敏夫君 同じ文言を繰り返されても困るんです。じゃ、全くないと、まあ、被害者も存じ上げないと言うんだから全くの作り話だというふうに聞き取れますが。  では、なぜそのような名誉を毀損する犯罪者だと言われて、あなたは名誉毀損の手続を取らないんですか。出版社を名誉毀損で訴えたらど...全文を見る
○小川敏夫君 大臣、告訴するかは弁護士と相談して決めることじゃないんですよ。あなたが決めたことを弁護士に頼めば弁護士はやるんですよ、仕事だから。あなたが決めることですよ。あなた自身は告訴する気はないんですか。
○小川敏夫君 これは、あなた一人の恥になるような話じゃないですよ。国会議員全員が恥ずかしい話ですよ、同じ国会議員の仲間が若い女性の家に入って下着を盗んだなんて書かれて。そう思いませんか。
○小川敏夫君 私も、法務大臣になったときに週刊誌から事実無根のことを書かれました。すぐに名誉毀損の訴訟を起こして、既に事実無根だということで、私の方は二つ書かれたけど二つとも勝訴しています。  職務の専念について、名誉毀損の裁判を起こすことは支障にならないですよ。やはり、あなた...全文を見る