高橋千鶴子

たかはしちづこ

比例代表(東北)選出
日本共産党
当選回数7回

高橋千鶴子の2007年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月19日第166回国会 衆議院 予算委員会 第11号
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○高橋委員 日本共産党の高橋千鶴子です。  きょうは、ホワイトカラーエグゼンプションの問題についてお伺いをしたいと思います。  十五日の参議院厚生労働委員会で、ホワイトカラーエグゼンプションについて、総理が今国会に提出はしないと答えました。まず大臣に確認をしたいと思います。こ...全文を見る
○高橋委員 今おっしゃいましたので、では、統一してお話ししましょう。自己管理型労働制については、今回は提出をしないというお答えだったと思います。  それで、皆さんのところに資料をお配りしております。一応提出をする予定だったときにだと思いますけれども、厚生労働省が国民の理解を得よ...全文を見る
○高橋委員 要するに大臣は、急いでこれをやはり通したいという、今私が本音ですかと伺いましたけれども、そういうことだと受けとめてよろしいですね。うなずいております。  そこで、ちょっと時間がないので先に進みますけれども、今のお答えは、結局、一つ一つに逆の意味で国民に誤解を与えるの...全文を見る
○高橋委員 とかとかとおっしゃいましたけれども、要するに、明確に区別ができないということではないでしょうか。  さっき伺ったのは、管理監督者と一歩手前の人たちはそれぞれどのくらいいるんですかということを伺いました。局長でもよろしいですので、お答えください。
○高橋委員 今のお答えは、六百万人くらい管理監督者がいらっしゃるというお話ですか。では、その一歩手前は。
○高橋委員 私が問題にしているのは、その年収をどの程度にするかは法律が通ってから政省令で決めることになりますから、それはそれによって違いがありますよ。そういう問題ではなくて、管理監督者と一歩手前の性格が明確に分かれていないということを指摘しているんです。先ほど、大臣の答弁を伺って...全文を見る
○高橋委員 そのようなあいまいなことでこの先どうなるんですか。つまり、企業にとって、いろいろ考え方はある、あいまいですよとなれば、それはどんどんと解釈が広がって、企業の都合のいいように除外する人がふえてくるということは避けられないじゃないですか。その点、大臣、いかがですか。
○高橋委員 現行の体制できちんとされていないから、私は今指摘をしています。それで下限が決まればとか、そういうことでは理屈にならないだろうと。  では、この管理監督者の性格については、裁判は昔から争われておりました。報告書のまとめの中に紹介されているのだけで数えても、管理監督者の...全文を見る
○高橋委員 聞いたことにきちんと答えてください。自己管理型労働の対象になる方たちは時間管理義務はないですねと聞いたんです。
○高橋委員 そういうことなんです。時間を管理されない労働者、さっきからそう言っているんですからね。自由な働き方と言っているわけですから。  そうなると、法律案の要綱、今やろうとしているものの中には、使用者は、四週間を通じて四日以上かつ一年間を通じて週休二日分の日数の休日、年百四...全文を見る
○高橋委員 大臣、どうでしょう。今の答弁を聞いていて、何だかさっぱりしないと思いませんか。矛盾していませんか。労働時間の管理はしないけれども、状況について把握をしろ、これはだれがどの責任においてやるのでしょうか。  まして、この提言の背景には、労働時間によって成果を見るんじゃな...全文を見る
○高橋委員 今の御答弁も、賃金は離れるけれども健康は配慮するという、これもまたちょっと大変な答弁ではないのかなと思っております。経済同友会の北城幹事なども、この表現は矛盾しているのではないかという指摘をしていますよね。でも、別の意味でしている。つまり、こういう健康確保措置という規...全文を見る
○高橋委員 今は、懸念があるとお認めになったと思います。ですから、きっぱりとおやめになるべきだと思います。  そもそも、過労による自殺は労災であるという考え方は、二〇〇〇年三月の最高裁判決がきっかけになったと思っております。一九九〇年に電通に入社をしてラジオ広告の企画業務につい...全文を見る
○高橋委員 今、二重、三重のとおっしゃいましたけれども、やはり最初は、確かに厳格な要件を仕組み、対象も狭く始まったとしても、小さく産んで大きく育てるのは常道ではないでしょうか。既に今やられている企画型裁量労働制においても本人の同意は要らないんじゃないか、そういう議論が既に始まって...全文を見る
02月21日第166回国会 衆議院 厚生労働委員会 第2号
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○高橋委員 日本共産党の高橋千鶴子です。  大臣、発言すればするほど何か穴を掘るような事態が起こっていると、しっかりと認識する必要があるのではないでしょうか。通常国会冒頭の大臣所信がおわびから始まったというのがかつてあったでしょうか。非常に重大な事態だと思います。  改めて私...全文を見る
○高橋委員 答えになっていないのです。反省はもう何度も聞きました。大臣所信でも既に伺いました。そういうことではなくて、女性たちの怒っている意味がわかったのですかと。私が先ほど言ったことと同じだと受けとめてよろしいですか。
○高橋委員 ですから、私は、尊厳を傷つけたということでは、それだけではない、もちろんそういうことではあるけれども、それだけではないのだ、そこに含まれている意味が問題だと申し上げました。しかし、そのことを何度お話ししても認めないというのであれば、やはり、そこから出発する厚生労働行政...全文を見る
○高橋委員 中でも十九条、午後十時から午前五時まで深夜業は免除するという規定については、産休あるいは育児休暇から職場に復帰し、フルタイムで働きつつ、子育てと両立したいお母さんたちの願いに沿ったものだと思っております。しかしながら、それは職場の理解、協力が得られるか、本当に免除申請...全文を見る
○高橋委員 法律上にはならないと言われたことが、私非常に問題だと思うんです。  ただ、今お話しされたように、指針においては定められているということで、厚生労働省がつくっている育児・介護休業法のあらまし、両立支援キャラクター、両立するべえちゃんのカットがついているこの資料の中にポ...全文を見る
○高橋委員 私は、この解説を読んで、まさにこの文章は、深夜業の免除を申請したために仕事をほとんど取り上げられてしまったJALの客室乗務員のことを言っている、そのままだと思いました。  九九年四月からJALは深夜業免除制度を導入し、深夜帯を除くフライトが月二十日間免除申請者にも指...全文を見る
○高橋委員 今御紹介がありました、〇三年の三月に東京労働局が指導して云々ということでございますが、問題は、労働局が指導した内容については、局長、今お答えになりましたけれども、それがこの結果なんだということなのですね。今二つの組合の話をしましたけれども、それはまた後で言います。こう...全文を見る
○高橋委員 訴訟中であれば何も答えられないということを今おっしゃっているのかもしれませんけれども、訴訟の原告は四人でございます。実際の免除申請者はもっとたくさんいらっしゃいます。そういう皆さんの状態が不利益にならないのかということを私は伺っているのであります。  そういう皆さん...全文を見る
○高橋委員 結局、そうやって必要な責任を果たしていないと言わなければならないんです。  先ほど労働契約法の議論がございましたけれども、この案件はまさに先取りじゃないか。もう労使間の問題になったんだからと、では労働局としては必要な手だてはとらないということになっていくわけですね。...全文を見る
○高橋委員 一般にそういう実態があったとしたらというお答えがございましたので、しっかりとそこは調べていただきたいと思います。  最後に大臣に聞いていただいて、質問を最後に一問させていただきます。  四人の原告がJALを相手取り、提訴したのは二〇〇四年と二〇〇五年であります。彼...全文を見る
○高橋委員 終わります。よろしくお願いいたします。
02月28日第166回国会 衆議院 予算委員会第三分科会 第1号
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○高橋分科員 日本共産党の高橋千鶴子です。  本日は、主に日豪のFTA、EPA問題に関連してお伺いしたいと思います。  初めに、農水省が、二十六日、日本がWTOやEPAなどの国際交渉で関税などの農産物の国境措置を全面撤廃した場合、国内の農業生産額が約四割に当たる三兆六千億円減...全文を見る
○高橋分科員 そこで、その試算の中身を見ますと、例えば、対象品目の総合で七割の減だ、甘味資源作物などは一〇〇%の減、これは製糖工場など、生産と加工が一体となっている産業は壊滅であろうと思われます。北海道、沖縄はもちろんのこと、地域全体がもたないところも出てくるのではないかと思いま...全文を見る
○高橋分科員 今のお答えですけれども、全面撤廃した場合は非常に悲観的な想定になるだろうというふうな前提のもとにお話をされたと思うんですけれども、これは、経済財政諮問会議の中から、全面撤廃した場合の試算を出せと言われて農水省が示したわけですから、それが念頭にあるということはやはり否...全文を見る
○高橋分科員 よろしいかと思います。  それで、この試算はほとんどあり得ない試算だろう、諸外国との関係もこれありということだったと思うんですけれども、ただ、あえてこういう問題が提起をされているということに、非常に私は危機感を持っております。国会での論議や省庁の方針の枠を超えた、...全文を見る
○高橋分科員 本年春までに中間的な報告というお話でしたけれども、かなり踏み込んだ議論がされているのではないかということで、先ほど述べた危惧をしているというところに戻るんですけれども、そこで私は、農水省がどういうスタンスに立つのかが今問われているのではないかと思っています。  内...全文を見る
○高橋分科員 私も、〇四年に農林水産委員会の視察でケアンズ・グループを訪問しようということになりまして、オーストラリアやニュージーランド、タイなどを訪問する機会を得ました。オーストラリアは、国土は日本の二十倍、人口は七分の一という状況で、まさにあり余る資源がある中で、食料自給率が...全文を見る
○高橋分科員 今の表現は、柔軟な対応ということがよく言われているんですけれども、いわゆる日本側が今言っている除外だとかそういうことも含めて、一定の合意が得られているという意味でしょうか。
○高橋分科員 ありがとうございます。これ以上は、交渉事だときっと言われるでしょうから。  そこで、昨年十二月に出された日豪経済関係強化のための共同研究、この最終報告書がありますけれども、三十二パラグラフの中で、「EPA/FTAは、食料貿易の関係を強化することに寄与し、世界的に食...全文を見る
○高橋分科員 これはかなり思い切った表現だと思うんですね。過去にこういうことがあったのかということもあわせて聞きたいんですけれども、オーストラリアは国土の大部分が砂漠の国であり、干ばつに悩まされてきた国でもあります。年間降雨量六百ミリメートル以下の地域が国土面積の八割を占める、五...全文を見る
○高橋分科員 今年度の見込みが九万トン、二〇〇〇年が百二十六万トンということで、大変に振り幅が大きいわけですよね。これは小麦についても同じようなデータがあるかと思います。そういう中で、安定供給を約束するというのはやはり言い過ぎだろうと思うんですね。  では、それは供給できないと...全文を見る
○高橋分科員 この点は、やはり納得のいく答えは得られないと思うんですね。  いろいろなお話を伺う中で、例えば水を輸入するんじゃないかとか、海の水を使うんじゃないかとか、あるいはいざというときはよそから輸入するんじゃないかとか、いろいろなことが言われているわけですけれども、あるい...全文を見る
○高橋分科員 ぜひその立場を堅持していただきたいと思うんですね。  では、構造改革を進めて、農水省の言う意欲と能力のある担い手に七割から八割の土地を集中する、支援策も集中するということをやっていくとしたとして、農水省が描く農業構造というのが、いわゆる完全自由化と見合うのだろうか...全文を見る
○高橋分科員 依然として大きな格差があるので、国境措置がない中では、やはり国際競争力というのはあり得ないだろうということではないのかなと思いました。  私は、やはり基本的に、世界の貿易が完全自由化という方向に進もうとするのであれば、幾ら構造改革を進めても、あるいはスピードアップ...全文を見る
○高橋分科員 今の御答弁は、ワーキンググループが進めている方向とはかなり遠慮がちな、それは既にリース方式に入っているわけですから、もうそういうレベルの話ではなくなっているわけです。これは、また別の機会に述べたいと思います。  最後に、どうしても大臣に一言伺いたいと思っております...全文を見る
○高橋分科員 残念ながら時間が参りました。いいものは高くても売れることにはもちろん賛成ですが、しかし、最後におっしゃった、守らなきゃならないものがあるんだということ、主権の問題なんだということをぜひ押さえていただきたいと思っております。  以上です。ありがとうございました。
03月03日第166回国会 衆議院 本会議 第10号
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○高橋千鶴子君 私は、日本共産党を代表し、二〇〇七年度政府予算三案に反対の討論を行います。(拍手)  初めに、与野党の合意がないのに、委員長職権で委員会の開会を強行し、法案の強行採決を行った伊藤達也財務金融委員長の解任決議案を民主党はなぜ取り下げたのか、全く理解できません。厳し...全文を見る
03月14日第166回国会 衆議院 厚生労働委員会 第4号
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○高橋委員 日本共産党の高橋千鶴子です。  今の議論にも若干関連するのかなと思って聞いておりましたけれども、まず、昨年七月七日閣議決定の骨太方針二〇〇六において、「「行政改革推進法」の趣旨を踏まえ、かつ、昨今の雇用保険財政の状況にかんがみ、二〇〇七年度において、廃止を含む見直し...全文を見る
○高橋委員 国庫負担が削減されたこと自体に対しては非常に問題だと私は思っておりますけれども、これ以上はないということで確認をさせていただきたいと思います。  続けます。  本会議において、またこの間、与党議員からも発言が繰り返しされております、報告書にも書かれておりますが、い...全文を見る
○高橋委員 今最後に平成十五年度の改正のお話をされましたけれども、若干逆転現象があった、そのことをもって給付率を削減した、そのことによって三千億円の削減効果、皆さんに言わせると効果があったわけですよね。そのことが、その後に給付額が減ったということになっているわけで、何かそれを、非...全文を見る
○高橋委員 それについては、一〇%に値するだけ、そういうような引っ込んでいた方が表に出てきたということ、言えますか。
○高橋委員 この点については、分析の後、資料の提出をお願いしたいと思います。  今おっしゃったことは、確かに一つの傾向としてあるかもしれないけれども、やはりそれは一部分ではないか、圧倒的には雇用の流動化などという原因があるのではないか、ここに真剣に目を向ける必要があると思うんで...全文を見る
○高橋委員 財政が好転していることと、国がいたずらに回避する気持ちはないのだということを繰り返されたわけであります。  もちろん、今国庫負担を削減したことによって今すぐ支障が出るわけではない、例えば保険料率が下がっていますよとか、そういうことをおっしゃりたいと思うんですけれども...全文を見る
○高橋委員 私が聞いているのは、一定の要件で画することが悪いと言っているのではなくて、今そこを論じているのではなくて、要件があるのに、企業がきちんと届け出なくて資格を得ていないですとか、雇用の仕方によって雇用保険が受けられない、本人が希望しているにもかかわらず受けられないとか、そ...全文を見る
○高橋委員 昨年の国民生活白書でも、正社員への転職を希望しながらパートやアルバイトをしている十五歳から三十四歳、九十七万人もいる、ふえているということがあります。こうした問題が大もとにあるということをしっかり見て今後の労働行政もやっていただきたいと思います。  時間がないので、...全文を見る
○高橋委員 ありがとうございました。二点確認させていただきました。  時間になりましたので、もっと質問したいのですが、次の機会に譲りたいと思います。ありがとうございました。
03月16日第166回国会 衆議院 厚生労働委員会 第5号
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○高橋委員 日本共産党の高橋千鶴子です。時間が限られておりますので、端的に伺います。  積雪寒冷地などで季節的に雇用される季節労働者の特例一時金が五十日から三十日に減額される、当分の間、四十日間というものがございますが、これには、まず北海道議会を初め、多くの市町村議会から意見書...全文を見る
○高橋委員 ですから、その要請を受けて大臣の感想を伺っております。     〔委員長退席、伊藤(信)委員長代理着席〕
○高橋委員 ちょっと、今の答弁は非常に驚きました。熱心に、その程度の感覚ですか。私は、これはちゃんと通告しておりますので、もう少し誠意ある答弁がいただけると思っておりました。百十件ですよ。道内百八十市町村のうち、過半数を超えているんです。道議会からも寄せられている。それを熱心だと...全文を見る
○高橋委員 これも聞いたことに答えておりません。北海道全体の雇用者数に占める季節労働者の割合は五・八%です。ただ、安定所別に見ますと、例えば紋別が一三・五%、稚内一一・四%、岩内一〇・五%というように、非常に大きいところがございます。地域の中で季節労働者の占める割合が大きい、そう...全文を見る
○高橋委員 そうした中で、今回の減額というのがどれほどの影響があるかということを指摘しなければならないと思うんですけれども、まず、今回、この問題が提起されるに当たって、特例一時金が循環的な給付である、あらかじめ失業が見込まれているものだ、そういうふうなことが言われております。確か...全文を見る
○高橋委員 今の局長が御紹介してくださった資料、皆さんのところにつけてあります。三枚目の資料でありますが、北海道庁が昨年調べた季節労働者の実態調査でありますけれども、ことしからが四・七%、昨年からが五・二%というように、やはり毎年のように新しく季節労働に入る方がいらっしゃるという...全文を見る
○高橋委員 今大臣、真ん中のところで、実際の労働者の実情に照らしてとおっしゃいました。私、今、ほんの一部ですけれども、労働者の実際の声を紹介させていただきました。最初に大臣に感想を求めたときに、熱心なことだという感想でありましたけれども、決してそうではない。本当にこれが命綱なんだ...全文を見る
○高橋委員 私の大先輩に当たる青森県の故津川武一代議士が、七〇年代、米とリンゴと出稼ぎ者を守れと、聴診器を持って東京の飯場を歩いて健康診断をやり、また、出稼ぎ者の声を繰り返し国会で取り上げました。今の職場の健康診断の問題やあるいは立てかえ払い制度などが整備をされてきた、そのことに...全文を見る
○高橋委員 私は、日本共産党を代表して、雇用保険法等の一部改正案に反対の討論を行います。  反対の第一の理由は、雇用保険への国庫負担の五割削減によって、制度への国の責任が大きく後退しているからです。  また、今回、暫定措置として国庫負担全廃が示唆されておりますが、大臣も全く想...全文を見る
03月20日第166回国会 衆議院 厚生労働委員会 第6号
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○高橋委員 日本共産党の高橋千鶴子です。  今回の児童手当法の改正については、小幅ではあるものの拡充であり、賛成としたいと思います。ただ、懸念されるのは財源問題であります。今回は、緊急雇用創出特別基金からの国庫返納を前倒しすることで国と地方の拡充分を賄う、地方については地方特例...全文を見る
○高橋委員 きょうは、ここは要望にとどめたいと思います。  せっかく念頭に置いて財源を確保するのだと言いながら、ふたをあけてみたら子育て世帯に増税では本末転倒なんだ、このことを繰り返し指摘して、やはり財源の捻出に当たっては、不要不急の事業の見直しや大企業優遇税制の見直しなど、最...全文を見る
○高橋委員 まず、私は、平成十四年の改正のときに、この児童扶養手当の性格を激変緩和だとしたこと、そのこと自体が重大な問題である、こういうふうに指摘をしたいと思います。  その上で、どのくらいの方が影響を受けるのかはまだ全く明らかにされていないということが今の答弁でわかりました。...全文を見る
○高橋委員 どうしてそういう都合のいい数字ばかりを述べられるんでしょうか。  十七年度モデル事業で就業に結びついた数は七十一人にとどまっております。大変情けない数字ではないでしょうか。その中でも、常勤者はわずか十八人、非常勤、パートが五十二人、自営業が一人。これ自体がプログラム...全文を見る
○高橋委員 もう一度聞きます。  かなりの進展と言いました。九十六万の児童扶養手当の受給者に対して、今の数字がこの一年で飛躍的に改善されて、削減を考えてもいいような状態になるんですか。
○高橋委員 何倍かになっているという、それは数字で見ればそうかもしれません。これから何年かけてもやっていくというのであればいいんです。しかし、もうおしりは決まっています。夏には予算編成作業があります。そういう中で見きわめるというときに、見きわめるんであれば、これは削減をやめるしか...全文を見る
○高橋委員 大臣、今おっしゃったことの意味がわかっていらっしゃるんでしょうか。削減をストップしたらどうなるんだろうか、そういう努力が無駄になるという意味のことをおっしゃいました。就労支援の努力が進めば児童扶養手当を受ける必要がなくなるんです。無駄にはなりません。それをあらかじめス...全文を見る
○高橋委員 誤解していませんから。また次にやります。
03月23日第166回国会 衆議院 厚生労働委員会 第7号
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○高橋委員 日本共産党の高橋千鶴子です。  国民年金法の一部改正案は、基礎年金国庫負担の割合を今年度の三五・八%から三六・五%へと引き上げるものではありますが、十年をめどに二分の一まで引き上げるとした九四年の国会決議を既に裏切っていること、その財源も、老後の安全、安心を保障する...全文を見る
○高橋委員 つまり、今年度中には間に合わないということでありますね。これは、今、もう一度立っていただくまでもないかなと思っております。  そこで、この間、与党議員も含めて、社会保険病院、厚生年金病院については、現在の公的病院の形、公的機能を維持しながら存続をという質問や要請が相...全文を見る
○高橋委員 社会保険病院は、この間、十五年から三年間の経営改善計画を見て、存続、売却、あるいは経営自立などの方針が決まるということで、どの病院も血のにじむような合理化を行ってきたと思います。結果、収支状況は改善されていると思いますが、確認をいたします。
○高橋委員 経営状況が改善しているというお話でありました。もちろん、楽観できないというお話は当然ありますよね。それは、今の診療報酬の引き下げだとかさまざまな状況があるのと、先ほど指摘をした、見通しが持てないということによるものが大きいのではないかと思っております。  この経営改...全文を見る
○高橋委員 ちょっと今の答弁は、かなり厳しいものではないのかなと。  先ほど述べたように、三月で一定の方向が見られる、そのためにかなりの努力をしてきたと。ゴールは示さないけれども、努力は足りないと今おっしゃったわけです。それでどうやって頑張れるんですか。現実問題として、そうでし...全文を見る
○高橋委員 新しい姿が示される見通しがまだ見えないから、どこまで頑張ればいいのかということを指摘しているんです。  厚生年金病院は、昨年の三月に計画を出すはずが、依然として宙に浮いております。まさにこちらの方は、もう一年以上見通しが持てないから、深刻な状態が続いております。先ほ...全文を見る
○高橋委員 自民党の厚生労働部会あるいは社会保険庁ワーキンググループの合同会議を受けての二月二十七日の尾辻座長の記者会見の中でも、これは法案とは切り離して検討したいということが表明をされておりますので、これは世論の反映なんだろうということは多分感じているんだと思うんですね。その点...全文を見る
○高橋委員 日本共産党を代表し、国民年金法等の一部を改正する法律案について、反対の討論を行います。  本法案は、基礎年金への国庫負担率を引き上げるために、二〇〇七年度の国庫負担積み増し分を千百二十四億円とし、国の負担割合を〇六年度の三五・八%から三六・五%へとわずかな引き上げに...全文を見る
03月28日第166回国会 衆議院 厚生労働委員会 第8号
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○高橋委員 日本共産党の高橋千鶴子です。  今般の戦傷病者戦没者遺族等援護法改正については、恩給の額の引き上げに準じて遺族年金等の額を引き上げるというものであり、賛成とします。  戦争犠牲者の生活保障は国家の責任で行うべきだという立場から、我が党は、軍人恩給、戦傷病者戦没者遺...全文を見る
○高橋委員 今、具体的な検討をしていること、孤児らの意見を聞く会をやっていることや、十九年度予算での拡充されたことについて説明があったと思うんです。具体の話も少ししたいと思うんですけれども、やはりその前に、どういう立場で大臣がこの新たな支援策に臨むのかということをもう一度伺いたい...全文を見る
○高橋委員 どうも、先ほどから聞いていますと、すごく事務的に答えていらっしゃるような気がしてならないんですね。私も、とても時間の制約があるものですから、お話ができなくて苦しい思いをしているんですが、やはり大臣に、孤児の皆さんから相当程度話を聞いたと今おっしゃいましたけれども、その...全文を見る
○高橋委員 よろしくお願いします。
○高橋委員 日本共産党の高橋千鶴子です。  きょうは二つのテーマで聞きたいことがございます。  初めに、障害者自立支援法が成立後一年で一千二百億円規模の見直しをするということになったということは、障害者団体を初めとする運動の成果でもあり、それほどこの法律が矛盾だらけであるとい...全文を見る
○高橋委員 そのこと自体がちょっとどうかなと思うんですけれども。  一たん説明を受けたときに、低所得一と生活保護世帯と合わせて大体四八%くらいだという数字を伺っておりますが、よろしいでしょうか。
○高橋委員 私は、かなり大きな数字ではないかなと思っているんです。四分の一まで引き下げになりました。しかし、現実に数字で見ますと、まだまだ負担は大きいなと思います。それと同時に、そういう世帯ならば生活保護基準以下ではないのか、そのように思います。  そこで、境界層という言葉がご...全文を見る
○高橋委員 実は、私、この問題は何度か問題意識を持って伺ったことがあるわけなんです。どのくらいの方が救済されているのかということが全くつまびらかにならないということなんです。私はやはり、制度上負担がゼロになる、三千七百五十円だけではなく、医療費もあるわけですから、全体としてはかな...全文を見る
○高橋委員 確かに、お答えは、生活保護を受けるだけの世帯であるということを調査する必要があるというお話だったと思うんです。  ただ、実際にそれだけの人がどれほどいるのかということが全くわからないわけですね。だけれども、五割近くの人が生活保護世帯と低所得である。あるいは低所得二の...全文を見る
○高橋委員 負担軽減の趣旨が実現できるように思うというふうな答弁だったかなと思うんですけれども、私が述べているのは、資格を持っているのに受けられない人がいるのはおかしいのではないか、そのこと自体が、せっかく軽減策を設けているのにその趣旨が生かされないということになるのではないかと...全文を見る
○高橋委員 きょうは指摘にとどめます。大臣にぜひ、税務の専門家でありますから、本当に、所得がないことがはっきりしているのに、生活保護の申請をしなければならないという壁によって受けられない方たちがいるんだということをしっかり受けとめていただいて、救済ができるように検討していただきた...全文を見る
○高橋委員 担当官を現地に派遣して、相談に応じて迅速に対応したいという答弁がありました。この点については本当にありがたいと思っております。  そこで、重ねて伺いますが、私は、〇四年の新潟、福井の豪雨災害のときから、この住宅の応急修理の活用について質問を重ねてまいりました。その後...全文を見る
○高橋委員 時間がなくなりましたので指摘にとどめますが、今の答弁は大変不満であります。  自治体が判断できるということをちゃんと厚労省がこれまで説明してきたわけです。それを、被災者生活再建支援法に準ずるということは、応急救助の性格を曲げてしまったということになります。  十六...全文を見る
04月04日第166回国会 衆議院 厚生労働委員会 第10号
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○高橋委員 日本共産党の高橋千鶴子です。  パート労働法の大幅な見直しは、九三年の法制定以来初めてであり、パート労働者の急増、差別是正と待遇の抜本的改善を求める声が高まる中、均衡待遇という大変微妙な表現であるとはいえ、差別是正のための義務が法律に盛り込まれたことは、こうした声の...全文を見る
○高橋委員 今の大臣の、基本的に共有できるというところだけ採用したいと思います。別の道をという点では、当然納得がいくものではございませんで、それは今後の、この後の議論で深めていきたいと思っております。  そこでまず、第八条に、通常の労働者と同視すべき短時間労働者に対する差別的取...全文を見る
○高橋委員 今、過労死ラインと言われる年間三千時間を超える労働者、男性正社員の四人に一人とも言われています。こうした働き方を通常の労働者ともし言うのであれば、パート労働者が長時間労働をしなければ、差別禁止の対象にはならないのかという問題であります。  平成十五年三月十八日、パー...全文を見る
○高橋委員 今、重要な課題であるとの答弁がございました。  そうであるならば、やはり、さまざまな施策はありますけれども、パートタイム労働法の中に、ワークライフバランスが前提とされるべきであるということが何らかの形で担保される、明記される、あるいは指針に置かれる、何らかの形でやら...全文を見る
○高橋委員 考え方だけではどこにも生かされていきませんので、それを具体的に盛り込むことを検討していただきたいと思います。  八一年のILO百五十六号、家族的責任を有する男女労働者の機会及び待遇の均等に関する条約なども日本は批准をしているわけですから、この点でも、パート労働法の中...全文を見る
○高橋委員 今、バランスが改善されていくだろうというお話がございましたが、先ほど来の議論で、通常の労働者と同視すべきパート労働者というのがほとんどいないのではないか、どこにいるのだという議論がさんざんされてきたにもかかわらず、この法律によってバランスが改善されていくだろうという認...全文を見る
○高橋委員 今、要綱に書いてある一定期間という働き方のところを、ごく一期間という表現で答弁されました。  そうすると、ごく一期間とは何ぞや。これは期間労働者のことを言っているわけですか。
○高橋委員 そうすると、一定期間というのは、初めから期間の定めがある人を言っているんですか。
○高橋委員 それは要するに、差別是正をするために、一定期間を見て、それから判断をするという意味ですか。
○高橋委員 非常にあいまいなことがわかったし、一定期間という中で、結局は、本来ならば同視できるはずの労働者がちょっと留保されるというか、そういう危険性があるなということを感じたし、企業の勝手な解釈を許すのではないかということを非常に懸念を今感じたということを指摘したいと思います。...全文を見る
○高橋委員 同じ質問を大臣に伺いたいと思うんです。  パートタイム労働者の七割は有期契約労働者であります。ですから、このパートの問題を考えるときに、有期の問題を避けて通ることはできないと思うんですね。  平成十七年のUFJ総研の実態調査でも、契約期間満了後、更新し、引き続き働...全文を見る
○高橋委員 終わります。よろしくお願いします。
04月04日第166回国会 衆議院 災害対策特別委員会 第4号
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○高橋委員 日本共産党の高橋千鶴子です。  私からも、今般の能登半島地震において亡くなられた方の御冥福をお祈りするとともに、負傷された方々の一日も早い御回復をお祈りしたいと思います。  二日の委員派遣に参加をさせていただきましたが、被害は予想以上に大きく、再建への道のりの困難...全文を見る
○高橋委員 二次的災害を防止するという点で非常に大事なことだと思っております。おっしゃるとおりだと思います。  問題は、今お話をしたように、避難所で皆さんが途方に暮れている。やはり高齢化があることや資力の問題だとかいろいろな問題があるというときに、単線的に仮設住宅に入るか入らな...全文を見る
○高橋委員 ありがとうございました。できる限りの支援と言っていただきました。  やはり、私は、今回現地に行って、特徴として非常に感じたのは、家が傾いているということなんです。全部つぶれているわけではないけれども、やはり木造の家という特徴なのか、建ってはいるんだけれども猛烈に傾い...全文を見る
○高橋委員 ありがとうございました。終わります。
04月10日第166回国会 衆議院 厚生労働委員会 第11号
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○高橋委員 日本共産党の高橋千鶴子です。  きょうは、六人の参考人の皆さん、貴重なお時間を割いて本委員会に出席をいただきまして、貴重な御意見をいただきました。ありがとうございました。  最初に、今田参考人にお伺いをしたいと思います。  フルタイムは基幹的、専門的職務であり、...全文を見る
○高橋委員 失礼しました。では、引き上げるという表現は使いませんので。  では、均衡処遇を実際にやるためにはどのような基準が必要だとお考えですか。
○高橋委員 実は、先ほど引用させていただきました今田参考人の御意見は、二〇〇四年の七月に「勤労よこはま」という冊子の中で紹介をされているんですけれども、多分いろいろな形で論文は寄せられていると思うんですけれども、その中で、権限と責任が同じならば同一職務とみなすべきだということをお...全文を見る
○高橋委員 ありがとうございました。  次に、佐藤参考人に伺いたいと思うんですけれども、きょうお配りいただきましたコメントの資料の中で、ちょっと飛ばしたところなんですけれども、「差別的取り扱いの禁止(均等)」というところで、「基準が適切であるならば、その対象となる層が少ないこと...全文を見る
○高橋委員 ありがとうございました。  せっかくですので、同じ質問を井筒参考人と中原参考人にも伺いたいと思います。  井筒参考人は、独自調査の結果について御報告をいただきました。パート労働が今や生計の柱になっているという労働者が非常に多くなっている、あるいはダブルワークだとか...全文を見る
○高橋委員 どうもありがとうございました。  時間が来ましたので、松井参考人に伺うことができませんでした。御了承ください。
04月11日第166回国会 衆議院 厚生労働委員会 第12号
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○高橋委員 日本共産党の高橋千鶴子です。  きょうは、パート労働者の中でも特に公務パートの問題について伺いたいと思います。  パート労働法は公務パートを適用除外にしております。日本政府は、ILOパート労働条約を批准しないばかりか、公務を適用除外にするよう提案し、各国から孤立を...全文を見る
○高橋委員 実は、今お答えいただいた資料を皆さんに配らせていただきました。今回実態が本当にわからなくてぜひ数字が欲しいという関係団体の要望も非常に強くあった。今部長がお認めになられたとおり、まだまだ正確な数ではないだろう、実態を反映しているものとはまだ言いがたいかもしれない。しか...全文を見る
○高橋委員 済みません、後段に答えていただけますか、労働者としての権利の問題。
○高橋委員 そういう意味でなくて、例えば労働基準法との関係、パート労働法は入らない、あるいは雇用保険との関係、国家公務員との違いとか、そういうのがあると思いますけれども、いかがですか。
○高橋委員 そうですね、もう少し詳しく資料でも出していただければよかったかもしれません。  ただ、今のお話の中でも、労働基準法が基本的にはあるんだけれども、当たらない部分もあるというお話だったし、雇用保険は常勤職員は当然入らない、身分が保障されておりますけれども、しかし、短時間...全文を見る
○高橋委員 今の、パート法の改正により、民間との競争により時給調整が、ということは、一定民間格差が縮まっていくだろうという意味でおっしゃったと確認してよろしいでしょうか。
○高橋委員 ありがとうございます。ぜひそういう方向で進むことを期待したいと思います。ただ、現実はパート労働法の適用除外になっておりますので、除外を今解くとは答えられないにしても、法の趣旨に準ずるということがあってしかるべきだということを、ぜひ検討願いたいということを要請しておきた...全文を見る
○高橋委員 具体的に伺いますが、その条例の改正をするとき、賃上げのときは上限を上げることになりますので議会の議決が必要だ、上限はそのままだけれども上限の範囲内で下げるときは議会の議決が必要ないと伺いましたが、正しいですか。
○高橋委員 ですから、私が問題だと思っているのは、上限は決まっている、それを上げるときは当然税金がふえるんだということで議会に諮るのですけれども、下げるときは構わないんだ、構わないと言えば失礼ですが、議会に諮らないんだと。ここに非常に大きな問題があると思うんです。唯一の歯どめは最...全文を見る
○高橋委員 今、賃金というお話がありましたけれども、その前がございます。  地方財政調査研究会の「地方公共団体 決算統計ハンドブック」によれば、まず物件費という仕分けがございます。維持補修費、普通建設事業費、災害復旧事業費及び失業対策事業費に係る物件費を除くその他の経費の物件費...全文を見る
○高橋委員 少し具体的に話を進めたいと思うんですが、資料の三枚目に、任期付短時間勤務職員の表がございます。調べていただいた都道府県、政令指定都市、市区町村、合わせて六百十名いらっしゃるということなんですが、これは、任期付職員法が平成十六年改正で設けられた制度であります。  私は...全文を見る
○高橋委員 私が聞いているのは、そのことは前提として聞いております。つまり、条件は当然違うんです、任期の定めがあるというのが大前提でありますので。だけれども、その待遇においては、つまり、表を最後につけておきましたけれども、正社員と同視すべきパート、いわゆる賃金が正社員と同じ仕組み...全文を見る
○高橋委員 身分保障については当然あるとおっしゃった。私は、待遇の問題を聞いていたんです。それは基本的には同じだということを確認した上で聞いていますので、部長が全然違うようなことをおっしゃると非常に困るんですね。待遇においても考え方は同じですね、ということです。  同視すべき労...全文を見る
○高橋委員 ありがとうございます。大変ここを苦労しました。それが言いたかったわけです。  つまり、今回のパート労働法は、非常に厳しい要件をすべてクリアしなければ対象とならないということから見たら、当然任期つきである、あるいは人材活用の仕組みが任期があるためにない、そういう条件は...全文を見る
○高橋委員 もちろん条件つきで、私は、ただただ短時間をふやせという意味で言ったのではないんです、待遇の面でお話ししました。  時間が来たので要望にいたします。  先ほど、私は、物件費で整理されているというお話をいたしました。今お話をしている任期付短時間勤務職員になれば、必要な...全文を見る
04月13日第166回国会 衆議院 厚生労働委員会 第13号
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○高橋委員 日本共産党の高橋千鶴子です。  差別をなくしてほしいという多くのパート労働者が見守る中、この審議が進められてまいりました。私は、まだ審議が十分とは思っておりません。大臣は一歩前進という言葉を繰り返しましたが、果たしてそうでしょうか。  四月十日の参考人質疑において...全文を見る
○高橋委員 また今の発言は大問題だと思いますよ。  基準が適切であればとお話ししましたけれども、佐藤参考人は、既にその三つの基準に納得したということを前段で述べておられて、その上で少なければ差別はないとおっしゃっているんですから、もうそれは全然前提が違うわけです。対象をうんと絞...全文を見る
○高橋委員 企業の都合のいいように雇われているということを認めたと思います。  九三年のILOの報告書を見ても、日本語で言うパートタイムという言葉は、ILOが定義するパートタイムとは異なる意味を含んでいると指摘をしております。日本だけが都合のいいようにパートタイムといって、その...全文を見る
○高橋委員 多分、今の段階で指針に書くというのを断定的には言えないから、適正に処遇ということを言ったのかなと思うんですが、そのことを踏まえながら、指針は労政審に再度諮ることになりますよね。その際、パート当事者の意見を反映させて実効あるものにすべきと思いますが、どうでしょうか。
○高橋委員 同じことを大臣にもう一度伺いたいと思います。指針をつくる上で、当事者の意見を大いに反映させて、不当な扱いがされないようにきちっとしていくべきだと思いますが、いかがでしょうか。最後に決意を伺います。
○高橋委員 時間が来ましたので終わりますけれども、ちょっと今、大臣の答弁と局長の答弁が微妙に違うかなと思っておりましたけれども、当事者の意見を踏まえてということを確認しておきたいと思います。  終わります。以上です。
04月13日第166回国会 衆議院 災害対策特別委員会 第5号
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○高橋委員 日本共産党の高橋千鶴子です。  きょうは、原子力防災について伺いたいと思います。  電力会社の発電設備における過去のデータ改ざんが次々と発覚したことで、昨年秋に経済産業省が電気事業者に総点検を指示し、三月末で三百九もの事案があったことが判明しました。しかも、北陸電...全文を見る
○高橋委員 その上で、やはり国民からの信頼の確立ということは、同じ気持ちでよろしいでしょうか。一言。
○高橋委員 ありがとうございます。  それでは、保安院に伺いたいと思います。  制御棒は、臨界しながら発電をする原子炉にとって重要な安全装置であり、今回の事故は絶対に看過できない事象だと思いますが、その点についてまず確認をしたいと思います。  続けます。  その上で、東電...全文を見る
○高橋委員 最後に、特にということで制御棒について触れていただきましたけれども、やはり原発の命綱とも言える重要なものなんだということは確認してよろしいですね。
○高橋委員 志賀原発は、能登半島地震のときにトラブルで停止中でありましたけれども、使用済み燃料プールの水、約四十五リットルが飛散したと聞いております。プールの水面というのはかなり床面から下の方にあるのですけれども、どうして水が飛散までしたのでしょうか。これは地震の揺れ方に原因があ...全文を見る
○高橋委員 安全上の問題を聞いているのではなくて、地震の揺れ方と関係があったのではないかということです。  東大地震研の強震動グループは、能登半島地震による長周期地震動について映像で示しております。四分間くらい長く続いた。長く続く地震に超高層ビルですとか橋梁とかは非常に弱いとい...全文を見る
○高橋委員 新たな事象も踏まえて、しっかりした耐震対策をやっていただきたいということを要望して、終わります。
04月18日第166回国会 衆議院 厚生労働委員会 第14号
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○高橋委員 ただいま議題となりました日本共産党提出の短時間労働者の雇用管理の改善等に関する法律の一部を改正する法律案に対する修正案について、趣旨を説明します。  パート労働者は千二百万人を超え、今や基幹的な労働力として雇用されているばかりか、パート労働から得る収入は労働者の生活...全文を見る
○高橋委員 私は、日本共産党を代表して、政府提出のパート労働法一部改正案に対して、反対の討論をします。  反対の第一の理由は、本改正案は二〇〇三年の指針改正で示された均衡処遇を引き継いだものであり、賃金格差や男女差別を廃止する均等待遇を明文化していないことです。  今日、パー...全文を見る
○高橋委員 日本共産党の高橋千鶴子です。  先ほど来の議論もありまして、最初はおさらいになるかもしれませんが、確認をしたいと思います。  雇用対策法一部改正の趣旨において、大臣は、働く希望を持つすべての人の就業の実現を図ることを明確化すると説明されました。この点は当然賛成する...全文を見る
○高橋委員 今、親の計画という表現を使われましたけれども、親の計画が目まぐるしく変わるので、長期的な視野での計画というのがなかなか持ちにくくなったということなのかと思うんですね。  その上でですけれども、雇用対策法が昭和四十一年、一九六六年に成立をしておりますが、佐藤栄作首相の...全文を見る
○高橋委員 ちょっと最後の質問にお答えをいただいていないと思うんです。  時々の経済にどうしても雇用の情勢が影響を受ける、引きずられるということは避けられないと思うんです。しかし、そういう中で、先ほど来ディーセントワークなどという議論もされておりますけれども、いわゆる労働者が犠...全文を見る
○高橋委員 ありがとうございます。  二〇〇一年、経済社会の変化に対応する円滑な再就職を促進するためとして雇用対策法が改正されましたが、我が党は、労働力流動化の名のもとに企業の大量リストラを合理化するものだと反対をいたしました。その年、三十人以上の大量雇用変動届を出した事業所は...全文を見る
○高橋委員 今、計画の事業所数を述べていただきましたけれども、例えば、十三年度が十月からの集計でありながら二千三百三十六の事業所が認定計画を認定されまして、十二万九千二十六人が対象労働者になっているわけです。ただ、その内容については、計画を出しただけということで後追いはできていま...全文を見る
○高橋委員 今、どのくらいというのはわからないというお答えだったと思います。  ですから、さまざまな計画がつくられて、また改組される、そして奨励金もさまざま出されるんですけれども、それが本当に雇用の安定あるいは再就職に結びついたということがわからないままにまた新たな施策にいくん...全文を見る
○高橋委員 ですから、私は、常用雇用だけではなく、常用雇用というのは常用派遣というのもありですので、その点も含めて検討してほしいということを言ったわけです。今のお答えでは、多分今すぐには答えが出ないだろうということで、それを踏まえて、要望として受け取っていただいて、次の質問に入り...全文を見る
○高橋委員 今の御説明いただいた、まず再就職支援なんですけれども、会社の求職支援で再就職にこぎつけたのは九名にすぎません。もともと受け皿のない地域であり、困難な中で従業員をほうり出し、再就職支援の努力も十分に尽くしたとは到底言えません。  しかも、問題なのは、生産拠点を海外に移...全文を見る
○高橋委員 司法の場では、確かにやむを得ないという判断が出ました。しかし、これはまだ争っておりますし、労働委員会でも今係争中であるということですので、そこを覆せとか、その中身に踏み込むつもりはないんです。なぜかというと、その中で争われている話はたくさんありますので、事実をもっとも...全文を見る
○高橋委員 ありがとうございます。  やはり、同じ会社が、ほかの形で解雇した後にまた大量に再雇用というのはうまくないんじゃないかという判断だったと思います。やはり労働者の保護という点での行政のかかわり方が期待されるんだろうというふうに今のお話を聞いて思っておりました。  残さ...全文を見る
○高橋委員 私は、この間のハローワークとILO条約についての懇談会あるいは経済財政諮問会議の議論の中で、ILO条約に合わないなら破棄すればいいなどという議論がされていることに対して、非常に承服できない思いがあります。また、少なくない新聞報道においても、厚労省が条約を盾にとり抵抗し...全文を見る
04月20日第166回国会 衆議院 厚生労働委員会 第15号
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○高橋委員 日本共産党の高橋千鶴子です。  きょうは、私も、外国人労働者問題について質問させていただきます。  先ほど来質疑があったとおり、外国人の雇用状況について入管への情報提供が明記されたことが大変な焦点となっております。外国人労働者は、在留資格によって細かく分かれており...全文を見る
○高橋委員 今お話がありましたように、永住者については大臣の許可が必要なわけですね。それが実は成り済まして不法就労をやっているのではないかという疑いを持っているということで、そこをキャッチするというのがねらいだというお話だったと思うんです。  そうすると、相当広く網をかけるんだ...全文を見る
○高橋委員 有効活用とおっしゃいましたが、結局は、情報を共有し、一体化の管理だということが避けられないのではないかと思います。  そこで、厚労大臣は先般の質疑の中で、管理の強化は否定できない、そういう答弁があったと思います。では仮に、入管に対し、これは適正な就労であるから情報を...全文を見る
○高橋委員 要するに、拒否はしないとおっしゃったと思うのですね。  そうすると、何のための情報なのかということなどを大臣から入管局に照会するということはありますか。
○高橋委員 非常にあいまいな答弁でありました。  要するに、我々が危惧しているとおり、入管局の求めに応じて拒否もしないし、出すのだというお話だったと思うんですね。説明は受けるかもしれないけれどもという程度だったと思うんです。私は、それではやはり必要以上の個人情報が流れるだろう、...全文を見る
○高橋委員 一言で終わってしまって非常に悲しいんですが、もう一度重ねて伺いたいと思います。  今なぜ、本当は職安にちゃんと答えていただきたかったんですが、最初に入管が立ったのは、一年目、研修生の時点では労働者扱いをされていない、そこに問題があるわけですね。ただ、では、入管がその...全文を見る
○高橋委員 もう一度資料の一枚目のグラフに戻っていただきたいと思うんですが、研修で入国した方たちと技能実習に移行した人たちの数、これは、本当であれば三年間の期限で二年目から実習生に移るんですけれども、単純に計算しても四万人くらいの差があるんですね。本当であれば、かなりこれは数字が...全文を見る
○高橋委員 今、個別の事案については答えられないとおっしゃいました。それはいつも決まり文句ですのでわかっておりますが、ただ、今の局長の説明を聞いていますと、中立公平な捜査が求められて、通訳も署名をするのだということで、どう考えてもこの事案は不適切だろうと思うんですね。  それを...全文を見る
○高橋委員 その点に立って、今回の事案がどうであるのか、私、今紹介をしましたので、きちっと対応していただきたい。  この問題は、やはり今全国でいろいろな形で起こっているわけですね。別に青森だけではないし福島だけではない。ですから、常に言葉の壁ということ、そして日本の法律をよく知...全文を見る
○高橋委員 終わります。しっかりお願いします。
04月25日第166回国会 衆議院 厚生労働委員会 第16号
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○高橋委員 日本共産党の高橋千鶴子です。  初めに、民主党提出の法案について若干の質問をさせていただきますが、先ほど来のようでありますと、とても時間が足りませんので、答弁は簡潔にお願いをしたいと思います。  まず、労働者の募集及び採用における年齢に係る均等な機会の確保に関する...全文を見る
○高橋委員 慣行はそもそも否定しないというお話でございました。それは賛同するものでありますけれども、ただ、この間の議論を聞いておりますと、提出者は、やはり限定列挙と例示列挙の問題で厳しく政府に対して追及をしているわけです。そうすると、今回は四項目で限定列挙されているわけですから、...全文を見る
○高橋委員 そうすると、やはり私は、この問題、先ほど慣行は否定しないとおっしゃいましたけれども、できないということでしたので、ちょっとやはり異論を持っているものであります。  新卒の採用について私が非常にこだわりを持っていますのは、私自身が実は私立高校に七年間勤めて進路指導を担...全文を見る
○高橋委員 今のお答えは、新規学卒者だけでもよしとするというふうな表現だったと思うんですけれども、しかし、私が今読み上げた部分は、今、現行ある年齢指針のところでありまして、当然今後はそこを含むんだ、いわゆる卒業してたった一年しかたっていない就職浪人生だとかそういう人たちが、さっき...全文を見る
○高橋委員 よろしくお願いしたいと思います。  独立行政法人労働政策研究・研修機構、第二新卒者の採用実態調査、〇五年によれば、第二新卒者というのは、学校卒業後おおむね三年以内の者を言うようでありますけれども、この第二新卒者を新卒と同じ枠で採用対象とした企業は二二・四%しかありま...全文を見る
○高橋委員 前段の、モラトリアムが今どき出てきたのに正直ちょっと驚いておりますけれども、青年が職につけない事情にはいろいろなことがございますので、モラトリアムでフリーターに就職することが云々という御認識はいかがなものかなということをちょっと考えているわけです。  ただ、後段にお...全文を見る
○高橋委員 そうおっしゃる以上は、ハローワークの民間開放などが今議論されておりますが、やはり公的機関として維持していくということで、御一緒に頑張っていただきたいと思います。  最後に大臣に伺いたいと思うんですけれども、経団連が四月十七日に提言を出しておりますけれども、例えば、ト...全文を見る
○高橋委員 終わります。
○高橋委員 私は、日本共産党を代表して、政府提出の雇用対策法及び地域雇用開発促進法の一部を改正する法律案に対して、反対の討論を行います。  雇用対策法は、その目的で、国が安定した雇用の維持を図ることで完全雇用の達成を目指すとし、国の雇用対策を具体化する雇用対策基本計画を策定して...全文を見る
○高橋委員 日本共産党の高橋千鶴子です。  きょうは、要保護世帯向け長期生活支援資金、いわゆるリバースモーゲージについて伺います。  四月の頭に、地元の議員さんを通して市民から訴えがありました。今年度予算の説明記事を見て、家をとられるのかと泣きながら電話をしてきたというのであ...全文を見る
○高橋委員 そうすると、現在、保護を受けている方に該当する資産があれば、当然、この制度を利用し、生活保護をやめるようにという指導が入るわけです。  拒否すればどうなりますか。
○高橋委員 その一言を言うために長々と説明する必要はないんです。私は、その一言だけを聞いているんです。制度の説明はもうさっき終わりましたでしょう。  資料につけておきましたけれども、「生活保護法による保護の実施要領の取扱いについて」の一部改正について、三月三十一日付で発せられた...全文を見る
○高橋委員 セーフティーネットとおっしゃいましたが、もはやそんなものと呼べる状態ではないと私は言いたいと思います。先ほど指摘をしたように、すべてが保護費ではありません。年金をもらっているけれども、足りない部分を数万円補っているにすぎないのだ。  しかし、本来の生活保護の制度とい...全文を見る
○高橋委員 今いろいろなことをおっしゃいました。  まず、数万円の保護費であれば長期間暮らせるじゃないか、二、三万だとすれば、年三十六万とかそのくらいだから、最低でも三百五十万の評価額の中では長期間暮らせるじゃないかと。まさかそういう考え方をされるとは思いませんでした。わずかな...全文を見る
○高橋委員 最後に、大臣に意見を聞いていただきたいと思います。  自活ではなく借金をしょい込むわけですからね。本当に六十五歳を超えて高齢の方に、最後にそこまで迫るということは、私は行政が一線を超えたと思うんです。もはや、二十五条の精神どころか、福祉の窓口が恐ろしい取り立て屋にか...全文を見る
04月27日第166回国会 衆議院 厚生労働委員会 第17号
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○高橋委員 日本共産党の高橋千鶴子です。  ことしは憲法施行六十年に当たり、昨日、記念式典も開催されました。生協法は憲法の一つ年下、これまで一度も改正が行われなかったことからいっても、組合員一人一人にとって大変重要な転機を迎えていると思います。  確かに、組合員数は五千九百十...全文を見る
○高橋委員 生協の目的は変わらないということでよろしいですね。
○高橋委員 その上で具体の話を進めたいと思います。  まず、員外利用が原則禁止とされるものの、例外的に認められる場合を省令に明記することになりました。そのうち医療福祉事業についてですが、百分の百、一対一が求められることとなります。私は、医療生協とは、もともと組合員のための医療機...全文を見る
○高橋委員 このことはぜひ要望しておきたいと思います。  次に、県域規制の見直しですけれども、これは組合員の単位で見ると確かに生活圏が隣の県に実質なっているんだ、そういう実態を踏まえて利便性を図るというのであれば理解ができますけれども、今回の改正によって隣県同士の合併も可能にな...全文を見る
○高橋委員 それは、ですから、出発ではそうだけれども、理論上は可能ですねということを確認したかったんです。  続けます。私は、そこに評価を挟むつもりはないんです。今いろいろな議論が起こっておりますから、地域に根差した身近な生協であってほしいという声とスケールメリットを追求する声...全文を見る
○高橋委員 このことは生協への今後の期待を込めて確認をさせていただいたことであります。  生協が県域を飛び越え、仮に東北と関東の県がくっつくような、ブロックを越えるようなことになると、国による直接監査の対象となるわけですね、理論上は。そうすると、逆にこのことをもって、自主的な組...全文を見る
05月08日第166回国会 衆議院 本会議 第27号
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○高橋千鶴子君 私は、日本共産党を代表し、社会保険庁関連二法案について総理に質問します。(拍手)  本法案は、これまで年金業務を担ってきた社会保険庁を解体し、新たにつくる非公務員型の日本年金機構に年金業務を行わせ、その業務の多くを民間委託できるようにする、まさに年金運営の民営化...全文を見る
05月11日第166回国会 衆議院 厚生労働委員会 第19号
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○高橋委員 日本共産党の高橋千鶴子です。  昨年廃案になった社会保険庁の改革案が衣がえをして本委員会に付託をされております。閣議決定された三月の新聞各紙を見ますと、不祥事の百貨店、失態は底なし、こうした言葉が並び、実際に振り返ってみると、残念ながらそのとおりであったと認めざるを...全文を見る
○高橋委員 私が指摘したことと同じ答えだなと思って聞いていたら、最後に後者のというふうにわざわざおっしゃいましたので、やはりそれは二本足で、国民の年金制度そのものに対する信頼回復ということも同時に追求されていく、それがなければ、眼目としている例えば収納率の向上ですとか、そういうと...全文を見る
○高橋委員 結局は、公務員でなくすれば解決し、信頼が得られるということですか。
○高橋委員 結局、すべて悪いのは公務員なんだ、これは職員の首を切れば問題が解決する、そう言っているのと同じなんですね。  しかし、先ほど一部紹介をした、この間いろいろな問題が起きている、それを見ていきますと、やはり一人一人の職員が、その人が悪いという単純な問題じゃないわけですね...全文を見る
○高橋委員 私が聞いているのは、新法人の役員の体制の問題です。理事長は大臣が指名するんですよ。大臣に権限があるんです。今のトップがそのままスライドしてはだめでしょう。何も変わらないじゃないですか。職員だけ制裁して、トップのメンバーがそのままスライドするんですか。そういうことは考え...全文を見る
○高橋委員 もちろん、ここで採用するとかしないとかというお答えはないと思います。ただ、当然、そこは踏まえていただきたい。個々の職員の責任にして、トップが組織の責任を問われることなくスライドするようなことはあってはならない、ここは強く指摘をして、続けていきたいと思います。  それ...全文を見る
○高橋委員 大臣にもう一度伺いたいんですけれども、先日の本会議のときに、社会保険庁の在り方に関する有識者会議の最終とりまとめ、公的年金制度は、「国の責任の下に、確実な保険料の収納と給付を確保し、安定的な運営を図ることが必要」、この立場と、趣旨は沿っているものだという答弁が総理から...全文を見る
○高橋委員 済みません、今のは職員の分限のことを聞いたんではないんです。もちろん私、それは絶対やめるべきだと思っていますけれども、そうではなくて、新しい法人は、職員をどれだけ引き継ぐかどうかにかかわらず非公務員型なわけでしょう。それがやはり正確な記録が求められる年金業務にはふさわ...全文を見る
○高橋委員 今、国が適切な監督をするからという答弁であったと思います。そのことを少し検証していきたいと思います。  具体的に伺いますけれども、平成二十年十月に発足する政府管掌健康保険の公法人、これがまず先陣を切っているので参考になると思うんですね。きょうは資料をつけております。...全文を見る
○高橋委員 ことしの秋に規模なり基準なりがわかるということだと思うんですが、その設立委員会が非公開で行われているのはなぜですか。
○高橋委員 議事の概要をホームページで見ましたけれども、まだ第二回までしかアップをされていませんで、全く追いつかないんですね。だれがお話ししたかはもちろんわからないですし、あくまでも概要であります。  私は、これが率直な議論を保障するということが委員の方から言われて、それを認め...全文を見る
○高橋委員 委員の中に公開をするべきだという発言をした方がいたというお話ですよね。もったいないなと思います。やはりそういう率直な議論がされるんであれば、それこそそれを国民に見てもらわなければ、どうして信頼回復などということができるのかということを実は次に聞きたいんですけれども、日...全文を見る
○高橋委員 今のお答えのように、国が監督するんだから、責任持つんだからとおっしゃっていますけれども、この第三者機関の運営そのものだって内閣官房で決めるんだから、公開か非公開かすらも何の発言権すらない、これでどうして国民の信頼回復が得られるのか。とても再スタートなんてできるはずがな...全文を見る
○高橋委員 そうすると、第三者機関が決める基準と大臣が具体的に決める基準と違うこともあるということですか。つまり、例えば、この分野は民間委託をすべきじゃないとか、ありますか。
○高橋委員 必要に応じて意見を述べる、やはりちょっと受動的なことにならないかと思うんですね。  やはり厚生労働大臣の責任で基準を決めて、その後の運営についての監督責任があるというときに、例えば、第三者機関が大臣の意見を聞きたいよということはあるかもしれないけれども、きょうは用が...全文を見る
○高橋委員 時間が来たので終わります。また次にします。
05月16日第166回国会 衆議院 厚生労働委員会 第20号
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○高橋委員 日本共産党の高橋千鶴子です。  昨年のねんきん機構法案のときにも指摘をしたわけですけれども、私は、年金未納者に対して国保の短期保険証を発行するという制裁は絶対にやるべきではないと思っております。そもそも年金と国保は制度が違うものであり、リンクさせること自体がおかしい...全文を見る
○高橋委員 きょうは資料をつけておきましたけれども、平成十九年三月二十九日付の事務連絡で、「平成十九年度における国民健康保険の事務打合せ(指導監督)の留意事項について」打ち合わせという名の指導監督となっておりますが、その中で、三枚目をめくっていただきますと下線が引いてあります。こ...全文を見る
○高橋委員 部長、私の質問は、そういう人にも短期保険証を出すということですねという質問であります。
○高橋委員 それで、今ちょっと先取りをして答弁をしていただいた、国保税を全月、満額納めている方のうち国民年金未納者が一二・三%である、これは十四年の実態調査によるわけですね。同じ調査で、角度を変えて、年金未納者だけれども国保税を全月納めている人は五八・三%、六割近くは国保税を満額...全文を見る
○高橋委員 余り先取りをしてお話をしないようにしていただきたいんですが、まず、何度も市町村の判断とおっしゃるので、市町村は、この人は満額納めているんだから短期保険証を出す必要はないといったときには拒否できるということをおっしゃっているんですね。では、これを先に確認します。
○高橋委員 結局は、まず、拒否はできると、今の脈絡からいってそうだと思うんです。ただ、御理解願いたいということで、市町村にはやはり納付督促などをお願いすることになるわけですよ。保険証がなければ病院にかかれません。年金も大事だけれどもそこまで手が回らない、そこまで大変なんです。多く...全文を見る
○高橋委員 年金受給権の確保の問題に対して、国が責任を持たずに、市町村の窓口を活用して、受給権の確保のために大事なんだから市町村も協力しろということになるのは、それはまた別の問題ではないのかと言っているんです。  それから、短期保険証は懲罰的なものではないとおっしゃいますけれど...全文を見る
○高橋委員 今回の措置によって、これまでは省令に落とされていたわけですけれども、法定される、短期保険証も出す、それに対して交付金も出すという形で、国保の世界でも強まるのではないのかということを指摘させていただきました。  これは、皆さんはそれを当然のものだと思っているからなかな...全文を見る
○高橋委員 ありがとうございます。  さすがに市役所の方だって認めているわけなんですから、こういうやり方ではなく、きちんと市民の理解を得、市民の相談に乗るという形でやっていただきたい。それは国保の世界においても年金の世界においても、あるいは国税の世界においても貫徹していただきた...全文を見る
○高橋委員 その中身についてはわかったんですけれども、実際には税務署の取り立てについて私自身も大変相談を受けておりますし、実際にいろいろなことが起こっていますよ。消費税の免税点の引き下げのことがあって、多くの中小業者の皆さんが新たに対象になったということで、国税庁としても滞納残額...全文を見る
○高橋委員 事例があると言っているのに、適切に執行しているというふうなお答えでした。  では、逆に言うと、現場でそういう問題があれば適切に対応していただける、例えば、調査をしていただいて指導のやり方がちょっと行き過ぎだよとか、そういうことを約束していただけますか。
○高橋委員 しっかりとお願いいたします。具体例があればまたお願いをいたします。  そこで、厚労省にも確認したいんですけれども、社会保険庁も国税徴収法あるいは国税通則法に準じて強制徴収を行うことになっており、年金機構法案にも同様に書かれておりますけれども、同じことが厚労省もできる...全文を見る
○高橋委員 大臣は税務の方でございましたので、先ほどの国税庁とのやりとりは、何を言いたいのか理解をしていただいたと思うんですね。生業や生活にかかわる最小限のものに対して差し押さえするのではないのだということを確認させていただいたと思うんですが、今、社会保険事務所も、やはり同様のこ...全文を見る
○高橋委員 時間が来たのできょうは終わりますが、今回の改正で、年金未納者に対して、片や命にかかわる国保で制裁、片や泣く子も黙る国税庁をバックにと、なりふり構わぬ取り立てが、国民の財産権、生存権をも脅かし、国民の年金不信を増長することになるのではないか、このことを強く抗議して、終わ...全文を見る
05月18日第166回国会 衆議院 厚生労働委員会 第21号
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○高橋委員 日本共産党の高橋千鶴子です。  初めに、一昨日の本委員会の開催中に、社会保険庁の指導医療官が逮捕されたという事件は、またも社会保険庁かと大変落胆しました。医療Gメンという不正をチェックする立場の人間が、その地位を利用して十年にもわたって不正に身を染めていたという事実...全文を見る
○高橋委員 私はこの点については指摘にとどめますけれども、今議論をされている日本年金機構に先行してこの健康保険協会が来年設立をされるわけです。国に監査機能を残し、非公務員型の公法人でスタートをする。そのときに、今、公務員かどうかなんという議論がされているわけですけれども、こういう...全文を見る
○高橋委員 いろいろ説明されましたけれども、質問には答えていないと思います。毎年このくらいかかるのですかと聞いています。
○高橋委員 できる限りの節減とはおっしゃいましたが、それ以上具体的に踏み込めないということは、やはり二千億円前後あるいはそれ以上ということが予測できるのではないかというふうに私は思います。そういう説明も実は受けております。  肝心なのは、それが、今説明されたように本当に密接不可...全文を見る
○高橋委員 今の説明を聞いても、この間積み上げられてきた事務費に関する議論とは別の概念が出てきた、新たな解釈が出てきたということなんです。サービスが本当に、先ほど来言っているように、年金給付と密接不可分なコストとだれが判断できるのかということ、これは全然理解ができません。  も...全文を見る
○高橋委員 国民皆年金なんですから、利用者はすべてです。すべての国民に向かって政府は広報をするんじゃないですか。安心した年金制度をつくるということに責任を持つために、こうしたいろいろな広報などをやるのではないですか。それを、保険料の財源だ、利用者なんだからといったら、その理屈がど...全文を見る
○高橋委員 これは最低限やっていただきたいと思います。そして、国民のチェックがしっかりといって、そこでまた立ち戻ることや考え直すことができるというふうにしていかなければならないと思うんですね。  それで、続けますけれども、資料の二枚目なんですが、この十年間で、いわゆる国庫負担で...全文を見る
○高橋委員 今ちょっと説明していただきましたけれども、この残債が一千五百億ということで、長期にわたって返すべきものが、新しいオープンシステムになることによって圧縮したという形になると思うんですね。平成二十二年度までかけて千五百億円を返す。  同時に、同じタームでオープンシステム...全文を見る
○高橋委員 答えが説明を受けているのと全然違うわけですね。最初に私が指摘をしたように、随契で、当然言い値で経費がつり上がってきた、それは皆さんもこれまでも認めてきたことなわけですね。先ほどの答弁の中にも、一般競争入札にするんだというお話がありましたが、十六年度からと言っていたけれ...全文を見る
○高橋委員 ですから、結局、システム関連のお金というのは今後もかかっていくということでよろしいですね。もういいです。長い説明で時間がもったいないですから、そこは確認をしていきたいと思います。  それで、今システムの話をしておりますけれども、例えばその運用業務、オペレーター、これ...全文を見る
○高橋委員 競争はありましたか。
○高橋委員 結局、競争しても競争相手がいなかった、そして今二つの随意契約を行っている会社の子会社にまたそれを委託しているという実態なんですね。ですから、こうして長い間やってきたことが、なかなか刷新につながらない、特定の会社を利することになっているのではないか。そのことによって保険...全文を見る
○高橋委員 時間が来ましたので、また次の機会にしたいと思います。終わります。
05月22日第166回国会 衆議院 厚生労働委員会 第22号
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○高橋委員 日本共産党の高橋千鶴子です。  本日は、六人の参考人の皆さん、貴重なお時間を割いて本委員会に出席をいただき、また非常に貴重な御意見を聞かせていただきました。まずは感謝を申し上げます。  また、とりわけ、先ほど来、谷澤参考人の御意見、たくさんの相談者の方の怒りを代弁...全文を見る
○高橋委員 基本を維持した上でというお言葉でありましたけれども、この間の質疑を通じて、そのことが、本当に国民のための年金ということできちっとできる組織になるんだということは、そうではないなということを私は率直に感じているということを申し上げさせていただきたいと思います。  次に...全文を見る
○高橋委員 ありがとうございました。  今の問いに関連して、公文参考人にも伺いたいと思います。国民の年金への関心は最も高く、安心できる制度の構築や信頼の回復が求められておりますけれども、雇用の流動化、不安定化による空洞化というのが一層進むのではないかという懸念がございますが、ど...全文を見る
○高橋委員 ありがとうございました。  次に、渡部参考人に伺いたいと思うんですが、個々の社会保障担当官庁が個別徴収する日本の制度が諸外国から見て大変おくれており、非効率であるという指摘をされているかと思います。また、各国の詳しいデータを比較されながら、社会保障庁の提案をされてい...全文を見る
○高橋委員 ありがとうございました。大変共感できる発言だったと思います。  あわせてもう一問だけ伺いたいと思うんですけれども、行政事務費への流用化厳禁ということも提起されていると思うんですけれども、最近の政府答弁は、特例措置を恒久化することにおいて、受益と負担の明確化だというこ...全文を見る
○高橋委員 ありがとうございました。  最後に、公文参考人に伺いたいと思います。  今の渡部参考人の発言とも関連すると思いますが、日本の年金給付水準は諸外国と比較して遜色ないといまだに言われているようでありますが、どのように考えるでしょうか。例えば、基礎年金国庫負担二分の一の...全文を見る
○高橋委員 ありがとうございました。  時間の関係ですべての皆さんにお伺いできませんで、済みませんでした。ありがとうございました。
05月23日第166回国会 衆議院 厚生労働委員会 第23号
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○高橋委員 日本共産党の高橋千鶴子です。  昨日の参考人質疑では、法案に対する強い懸念が各方面から出されたと思います。とりわけ、御自身が払った年金記録が消滅したとして訴えていた谷澤参考人は、多くの当事者たちの実態も紹介しながら、抑え切れない怒りを表明しておりました。  事実に...全文を見る
○高橋委員 今簡単に一つ事例を紹介していただきましたけれども、こうしたことは現場では行われているということで確認してよろしいかと思うんですね。  適正な処理を事務所が行っていないということがわかれば、本人に瑕疵がないのだということで時効にはしないということが現実に行われている。...全文を見る
○高橋委員 非常に残念な答弁でありますね。  私は、本当にこれは最初の一歩だ、当然求められている水準からすれば満足のいくものではないんだと思うんです。ただ、最低でもそのくらいの説明責任を果たすべきだと指摘をしているんです。一度の裁定が、では完全だったと言い切れますか。平成九年に...全文を見る
○高橋委員 そういう状態でいろいろなことが心配されるわけですね。例えば個人情報の流出、委託会社の本来業務に流用されるおそれがないか、この指摘がかねてからございます。  今回、五月十八日に発覚した愛媛県愛南町での個人情報流出事件は、私は非常に象徴的な事件だと思っております。資料を...全文を見る
○高橋委員 けさの地元紙、地元紙といっても愛媛ではありません、秋田です。北秋田市の一部住民の個人データがインターネット上に流出していた問題、十一万件の住民票コードが流出しているという事件が報道をされております。そのうち七百十一人分のデータは、氏名と住所、性別、生年月日の四項目がそ...全文を見る
○高橋委員 私は、大手の会社が仲介になって二重三重にこのような誤りを犯すということは絶対にあってはならないということを強く言いたいと思います。改めて、全国の実態調査もして、今後の対策について御報告をいただきたいと思うんです。  大臣に、きょうはこの点を聞いていただいたと思います...全文を見る
○高橋委員 答弁書を無視して大臣が重大な決意を述べていただきました。それは大変感謝をいたします。  そこで、青柳部長にお約束をいただきたいのでありますが、既に外部委託はかなりの部分で進んでおります。先ほどの答弁にもございましたね。民間の業者と正職員が混在しているということでござ...全文を見る
○高橋委員 よろしくお願いします。  次に、収納業務、社会保険の未適用事業所への適用促進業務、年金相談という三つの分野で市場化テストを行ってきましたけれども、今年度から適用と相談は完全に委託事業になると聞いております。  例えば、平成十七年度、五カ所の収納事業を人材派遣会社と...全文を見る
○高橋委員 窓口業務というのは、社会保険事務所の窓口も同じ「もしもし」という会社がやっているというお話を聞いていたので、確認をさせていただきました。  ちょっと時間がなくなりましたので、少し飛ばしまして、今回、職員の分限処分が明記されるに当たって、私は、職員やあるいは今謝金職員...全文を見る
○高橋委員 すべての選択肢ということでお認めになったと思います。  残念ながら時間が来ましたので、まだまだ審議は尽くされていないということを重ねて申し述べて、終わらせていただきます。  ありがとうございました。
05月25日第166回国会 衆議院 厚生労働委員会 第24号
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○高橋委員 日本共産党の高橋千鶴子です。  時間がないので、端的にお答えください。  まず、各種届け出書の入力業務は、基本的にすべて外部委託になっておりますね。それは派遣契約ですか、請負契約ですか。
○高橋委員 二通りあるというお答えがありました。先ほど来、大量の紙の入力ミスだったのではないかということが問われていましたので、非常に不安を覚えるわけであります。  資料を配っております。派遣個別契約書、一般的な派遣の契約書を結んでおり、誓約書一枚で守秘義務を課しております。 ...全文を見る
○高橋委員 派遣社員が扱う仕事は、委託対象届け出書となっておりますが、これはどのくらいの情報があり、個人を特定できるものでしょうか。
○高橋委員 実は、資料として、届け出書なるものがどのようなものかという一覧表をいただいたんです。三百六十一件あるんですね。要するに、個人の情報すべてですね。基礎年金番号がそうであり、延滞の状況がそうであり、職歴がそうであり、まさに人の年金にかかわる情報すべて、人生そのものが処理を...全文を見る
○高橋委員 私は、効率化の域を超えていると思います。外部委託をするに当たって、よく定型的な業務と言うんですけれども、確かに、さっきの契約書を、二枚目を見ていただければわかると思うんですが、入力担当者とは、テンキー入力百五十タッチ毎分以上とか、かつ文字入力四十字毎分以上を処理する者...全文を見る
○高橋委員 ちょっと大臣、効率化をあきらめろとか、そこまで言うのはちょっと行き過ぎです。  先ほど言ったのは、効率化の域を超えていると言ったんです。効率化を図るのは、いろいろな意味でできると思います。しかし、すべて丸々外部に委託する、それでどうして責任が持てるんですかというふう...全文を見る
○高橋委員 大変不安が広がってまいりました。私は、このまま前へ前へと進んで本当にいいのだろうかと。  私がお話ししたかったのは、この間の議論の中で、第三者機関が大事ですよ、ポイントですよ、業務の切り分けをするんですと言っていましたが、切り分けはもうほとんど終わっているんです。も...全文を見る
○高橋委員 日本共産党の高橋千鶴子です。  まず、総理に伺います。  総理は、今国会の施政方針演説の中で、国が責任を持つ公的年金制度は破綻したり払い損になったりすることはありませんと述べられました。この言葉は、今も、これからも変わりありませんか。
○高橋委員 今、繰り返し確認をされました。破綻したり払い損になったりすることはないと。私は、今にすると、このことは大変重みがあると思います。  担保するものは何もないと。払ったはずなのにもらえない、だれの年金記録かわからない五千万件が大変な問題になっておりますが、これに対して、...全文を見る
○高橋委員 運営については委員長しか答えられないんです。委員長が答えられないのであれば理事会を開いてください。
○高橋委員 理事会を開いてください。ちゃんと委員会で正式に答えを請求しているのに協議をするというお答えがないというのは、民主主義に反すると思います。
○高橋委員 私、持ち時間が非常に少ないので質問を続けますが、公平公正だと委員長が述べましたので、絶対にきょうこれで採決をするということはないということを確認したいと思うんです。  だって、これからの中身が全然わからないのに、この先新しい機構になって、国民の不信にこたえられるのか...全文を見る
○高橋委員 まさか、国内だからいいなどと開き直られるとは夢にも思いませんでした。  先日取り上げた問題は、総務省が、なるべく事務所の中、特定の場所、すぐ近い場所でデータ処理をするようにと言っていたのが、契約違反で再委託で遠くに飛んでいったという話なんですけれども、これも同じなん...全文を見る
○高橋委員 重々とおっしゃいましたけれども、私は、今この間、長い間指摘をされてきた問題、国民の皆さんが関心を持っていた問題、先ほど長妻委員も繰り返し指摘をしていましたけれども、この問題から何も学んでいないと言わなければならない、そしてまた同じ事件が起こらないという保証が全くない、...全文を見る
05月30日第166回国会 衆議院 厚生労働委員会 第25号
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○高橋委員 私は、日本共産党を代表し、ただいま議題となりました櫻田義孝委員長の不信任動議に賛成の討論をします。  消えた年金記録問題は、多くの国民が年金制度に強い不安や不信を持っている中で、私たち国会がどうこの声にこたえていくのかを突きつけられました。与党が時効救済法を提案せざ...全文を見る
○高橋委員 日本共産党の高橋千鶴子です。  初めに、きょうの委員会の持ち方に強く怒りを感じています。先ほど、委員長の不信任動議は否決されましたが、動議に示された野党全体の意思は国民の意思であることを重く受けとめるべきです。しかも、その後の運営、一切改善されておりません。反省が全...全文を見る
○高橋委員 国民の不信感を増長させませんか。
○高橋委員 今の驚く答弁を多くの皆さんが今お聞きになったと思います。不信感を増長させるものではないと断言をされました。本当にそのことが国民に試されなければなりません。  そして、法案が本当に急ぐものであるのであれば、社保庁の解体、分割法案の採決を急ぐべきではなかったのです。十分...全文を見る
○高橋委員 一般論ではなく、二万人に対して再調査をするのかと聞いています。  ここで、結局は、いろいろ法案を与党も出されたけれども全然変わらなかったというのではだめなんです。はっきりとしている、みずからが鮮明な記憶を持って訴えている人たちが救済されるんだ、その道筋が見えてこそ、...全文を見る
○高橋委員 同じ答弁を繰り返して時間がもったいないので、今の御答弁で、二万人の再調査をやるということで確認をさせていただきたいと思います。よろしいですね。(発言する者あり)だめだという声がありますので、一般論ではなく、きちんと二万人の調査をすると約束してください。(発言する者あり...全文を見る
○高橋委員 私がこのことを述べたのは、個々の証拠がどうかということを今具体で話すつもりはないんです。  ただ、総理も、そういう方々も踏まえて救済する手だてを考えるとおっしゃいました。そうすると、まず、みずからの記憶をしっかり持っていて訴えている人、これから訴えるであろう人よりも...全文を見る
○高橋委員 なぜ、そこで、すると言えないんでしょうか。本当に、それではもう最初の一歩も出せませんよ。与党が先ほど、谷畑提出者が説明をされました、救済のために急ぐんだと。急いだって意味ないですよ、これじゃ。なぜ政府の決意が示されないのか。本当に残念だ。このことをしっかりと示していた...全文を見る
○高橋委員 特定の個人をわかっていて、お知らせするということですね。
○高橋委員 時効で既にあきらめた人たちが本当に回復されるということが担保されるのかということを指摘しておきたいと思います。  それから、多くは記憶が定かでないことが想像されます、救済されるということを言ったとしても。それで、記憶を、統合されるべき受給権者に対して、どうやってそれ...全文を見る
○高橋委員 一言言わせてください。  先ほど来、何度聞いてもきちんとした答弁が返ってこないんです。だから、長官、私は時間を守って聞いているのに、聞いたことに答えていないということが、そこが問題なんですね。これでは全くスタートラインにも立てませんよ。人の再配置も全く見通しが立たな...全文を見る
05月31日第166回国会 衆議院 本会議 第37号
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○高橋千鶴子君 私は、日本共産党を代表し、ただいま議題となりました厚生労働委員長櫻田義孝君の解任決議案に賛成の討論をいたします。(拍手)  初めに、一週間のうちに二度も強行採決をするという暴挙に対し、満身の怒りを込めて抗議をするものです。  そもそも公的年金制度は、憲法二十五...全文を見る
06月06日第166回国会 衆議院 厚生労働委員会 第28号
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○高橋委員 日本共産党の高橋千鶴子です。  きょうは最賃の質問をいたしますが、その前に、先ほど来、宙に浮いた年金記録の問題で、きょう一日だけでも問題がさらに次々と明らかになった、本当にどうなっているのかということなんです。  社会保険事務所に今国民の相談が殺到している、本当に...全文を見る
○高橋委員 よろしくお願いいたします。必ず理事会で審議をしていただきたいと思います。  そこで、最低賃金の問題でお話をいたしますが、最初に大臣に簡単な質問をいたします。  今現在、最低賃金の全国平均額は六百七十円、月収に直すと十一万七千円何がし、年収で百四十一万五千円くらいに...全文を見る
○高橋委員 今、決め方の問題についてはこの後質問いたしますけれども、そこに逃げないでいただきたいんですね。これで暮らせると思っているのかということを、大臣の率直な認識を伺いたいと思うんです。数字の上の積み上げではなくて、実際として十二万足らずで暮らしていけるのかということなんです...全文を見る
○高橋委員 なかなか暮らしていけないということを大臣のお言葉では言えないのだろうと思うんですね。ただ、今お話しされたように、生活保護よりも低いような状態を改善しようという点では、極めて低いということの認識であったのかなと思います。  確認をさせていただきます。それが違うというの...全文を見る
○高橋委員 基本的な権限の所在がはっきりしたかと思います。  ただ、改正や廃止の決定について、大臣が伝家の宝刀を抜いたことは一度もないということでありましたので、私はやはり、今こういう議論を積み重ねている中で、そういうことだってあるんだよということを、今抜けと言っているわけでは...全文を見る
○高橋委員 級の区分の仕方が違うですとか、そういういろいろな違いがあることを乗り越えて生活保護との整合性を図るということを今回盛り込んだわけですから、基本的な考え方をきちんと整理していく必要があるのだろう。  そこで、政府の出している資料というのは、最低賃金に対し、税や社会保険...全文を見る
○高橋委員 少なくとも、考慮すべき重要な指標だと思いませんか。
○高橋委員 先般、本委員会で、生活保護世帯に対するリバースモーゲージの問題で私は質問させていただいたことがございました。五百万円以上の資産を持っている受給者に対して、いわゆる資産を活用して融資に切りかえて保護を打ち切るということによって、生活保護費をこれまでもらっていた額の一・五...全文を見る
○高橋委員 撤回されましたので、確認をいたします。  産む機械じゃないですけれども、こういう考え方がずっと大臣の根っこにあって、今の施策に反映しているのかなということが本当に問われてしまうので、しっかりと御認識は改めていただきたいと思います。  局長に簡単に確認をいたします。...全文を見る
○高橋委員 よろしいです。  次に、最賃を引き上げれば中小企業への影響があるということが繰り返し答弁をされております。もともと国の中小企業対策が大変貧弱で、一般歳出の〇・三五%にとどまってきている。本当に史上最高の利益を大企業は上げている、経済成長しているという一方で、中小企業...全文を見る
○高橋委員 所定内給与の比較ですとか、それから、今お話がありました分配率で比較をすると、確かに一定の格差がございます。特に、今お話しされたように、利益のうち八五・八%が人件費にかかっている、そういう中で、直に人件費を上げればそこに影響するだろうというのは容易に理解ができることでは...全文を見る
○高橋委員 役立っていると答えている企業の理由は、パートやアルバイトの賃金を決める上で参考になるというふうに答えております。ですから、この問題はまたパートやアルバイトの賃金が低く抑えられる別の役割も果たしているということを指摘しておかなければならないと思います。  先ほど取り上...全文を見る
○高橋委員 これは、結局、先ほど言ったのと同じように、屋上屋なんですね。  中小企業団体中央会が昨年の十月に、制度的に、実質的引き下げも可能な制度とすることという決議を上げています。その決議を上げている中央会の会長が、円卓会議の中に入って、生産性が向上しなければ最賃を上げないと...全文を見る
○高橋委員 いろいろ言いたいことはありますが、次にします。
06月08日第166回国会 衆議院 厚生労働委員会 第29号
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○高橋委員 日本共産党の高橋千鶴子です。  きょうは私、十五分しか時間をいただいておりませんので、大変悔しい思いをしております。年金の問題も本当にこのままにはできないと思います。朝から本当にいろいろな問題が指摘をされていますけれども、やはり長い間にわたってこの年金記録の管理とい...全文を見る
○高橋委員 引き上げを目指してとおっしゃいましたが、抜本的なという立場に立っていただきたいということなのであります。  そこで、これまで公労使の審議会で目安ということをやってきたわけですけれども、やはり今回の法案にも書き込まれた企業の支払い能力ということが入っているために、人間...全文を見る
○高橋委員 地域格差を縮めたいとは思っておられる、ただ、それが単純に最低賃金とは難しいよというふうなお話だったのかなと思うんですけれども、私は、確かに地域の生計費が、今、物価が違うと言われれば、数字で見るとそうだと思うんです、ただ、それをそういうものだとして、今回、地域別最賃は、...全文を見る
○高橋委員 いろいろ説明されましたが、地域格差をこの政府の目安が拡大しているんじゃないかということに対してはお答えがなかった。もうしようがないんだという立場に立っているということですね。これは、本当に私は問題だと思います。ここは強く指摘をしたいと思うんですね。  続けて、さっき...全文を見る
○高橋委員 非常に非現実的だということで終わられてしまうと、やはりそれは政府のスタンスが問われるんですよ。  きょうは青年たちの実態もお話ししたかったんですが、そういう、引き上げると言いながら、本当に現実を全く見ていない、そういう立場に立っていないということが本当に責められるべ...全文を見る
06月13日第166回国会 衆議院 厚生労働委員会 第30号
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○高橋委員 日本共産党の高橋千鶴子です。  私も、質問時間を十五分しかいただいておりませんので、答弁はなるべく簡潔に、そして委員長も公正な采配をしてくださるように、最初に要望をいたします。  私も、昨日、三千件のサンプルデータの調査結果を持ってくると言ったので、延々と一時半ま...全文を見る
○高橋委員 私は、もしや、たった四件と思っているかもしれませんが、大臣の今の答えはそうではなかったかと思うんですね。五千万件に割り戻すと六万を超えるじゃないかという指摘がございますし。  今回は手作業ではなくて、オンラインデータとの突合だと。私は、それだけでもやはり出るんだなと...全文を見る
○高橋委員 私、このことをとても驚くんですね。市町村が廃棄したとかしないとかという前に、もともと普通台帳が何件あったのか、数字がないんですよ。それ自体が余りにもずさんではないか。  市町村に任せていた、それで全体像がわからない。では一体どのくらい失われたのかがわからないじゃない...全文を見る
○高橋委員 今わかる数字で答えてください。
○高橋委員 ですから、消えていないんだという議論は非常に不十分だということを言えますよね。数字が言えないけれども、それはあるんだということですね。  きのう私が説明を受けたのは、民主党が行った予備的調査の中の百万件で、いわゆる書類が一切見つからない、台帳にも見つからなかった五十...全文を見る
○高橋委員 だから再調査をしてくださいと言っているんですよ。  あなたたちが、消えた、あるいは消した、そういうふうにやろうとしているということを言わなければならないんですよ。消えていない消えていないと言いながら、どんどん消しているんですよ。そのことが今だんだんわかってきている。...全文を見る
○高橋委員 部長、済みません。質問の意味がわかっていないんですよ。  送ったときに、住所があて先不明で戻ってきた件数は何件ですかと聞いたんです。それはわかっていないと私は聞いています。わからないでしょう。
○高橋委員 ですから、番号があればそれでいいんだということじゃないんだということをいろいろな角度から指摘したかったわけです。  ですから、単純に一年でやるんだという話だけをしないで、もっと厳密に見て、そして、実態をきっちりと皆さんにお知らせをして、有効な対策を立てていくべきだと...全文を見る
06月15日第166回国会 衆議院 厚生労働委員会 第31号
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○高橋委員 日本共産党の高橋千鶴子です。  患者の搬送時間や的確な判断が生死を分ける救急医療や災害救助などにおいて、ドクターヘリの果たす役割は非常に大きいと思います。私は、そういう意味で、当然にこの法案には賛成するものでありますが、ただ、特段の予算措置をしているわけではないので...全文を見る
○高橋委員 ちょっと通告しておらないんですけれども、実はヘリコプター添乗医師確保事業というのが昭和六十二年度以来やられており、二百万円という小さな予算ではありますけれども、一千五件、うち七百八十四件、離島などで活用実績があると聞いています。私は、〇五年の四月に三宅島に視察に行った...全文を見る
○高橋委員 ですから、語尾があれだったんですが、きちんとこの点も拡充をしていくなり、そういうことは考えていらっしゃるということでよろしいですか。
○高橋委員 ありがとうございます。  同時に、やはりヘリには限界があって、先ほど指摘されているように、夜間の問題やあるいは天候不順によっては飛べないのだということ。地域医療に何とか貢献できないかということがあるわけですけれども、一方では、そういうところは豪雪地帯だったりとかさま...全文を見る
○高橋委員 次に、阪神・淡路大震災の教訓から整備をされてきた災害拠点病院が今、全国五百七十三カ所になっている、また、災害時の緊急医療チームであるDMATが百六単位まで整備をされてきたということで、これらとの連携は非常に大事なことだと思っております。  ただ、拠点病院が、指定は要...全文を見る
○高橋委員 まだ、ことし、その適切な評価ということで、目安が今検討されるということでは、なかなか厳しいなと思うわけです。  平成十一年当時は、災害拠点病院として準備すべき項目が不備だと過半数で回答された項目が何だったかというのを見るときに、ヘリポートはないよ、多数の患者さんが来...全文を見る
○高橋委員 この点については、やはり大臣にも伺いたいと思います。  全体的に医師不足、スタッフ不足という中で、ここをどう確保していくのか。もちろん、今、研修の充実ということがありましたけれども、現実的に人の確保というのが大事だと思うのと、あと、ドクターヘリなどに従事する場合に極...全文を見る
○高橋委員 十分にお願いしたいと思います。  さらに、もう一度消防庁に伺いたいと思うんですが、災害救助において被災地の情報がいかに迅速に伝わるかが大変重要であると思います。  ヘリテレと言われているようでありますけれども、ヘリコプターから送られてくる映像をいかに都道府県が共有...全文を見る
○高橋委員 はい。時間が来ましたので、これで終わります。どうもありがとうございました。
10月24日第168回国会 衆議院 厚生労働委員会 第2号
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○高橋委員 日本共産党の高橋千鶴子です。  先ほど来、肝炎の問題について、菅元厚生大臣を初め、委員の皆さんの議論を伺っていました。本当に許せないと思います。大臣の決意を御披瀝されたと思いますが、省としては、先ほどの局長の答弁にあるように、誠意が全く感じられません。問題をあいまい...全文を見る
○高橋委員 私は、きょうは時間が限られており、ほかの議題がありますので、一点だけ伺います。  今回厚労省が明らかにした資料、きょうまた新たな事実も発覚しているわけですけれども、C型肝炎の原告である可能性が九名いらっしゃる。そして、うち二名は製剤の投与について国が争っている方だと...全文を見る
○高橋委員 新たに今後そうした方が出るだろうということを予測して私はお話ししておりますので、当然同じような対応をされるということで確認させていただきたいと思います。  今ほど、山井委員の質問に対して、原告に会って謝罪をする気持ちはないというお答えだったのかなと思いますけれども、...全文を見る
○高橋委員 ここは指摘にとどめますが、その思いを間接的に報道や会見で聞くのではなく、もちろんこの場にもいらっしゃいます、でも、直接お会いをしてその思いを伝えるべきだ、そのことが全体に発するメッセージとなるんだ、大臣の決意のあかしになるんだということを重ねて指摘しておきたいと思いま...全文を見る
○高橋委員 正直、今の答弁は大変がっかりしました。先ほど来、命を大切にするという大臣の決意がいろいろな場面で言われた中で、やはりこの問題については、正直、政府の立場はゴーなんだ、参議院選挙があったので、急激な変化はちょっとという程度なのかということでは、非常に認識が残念だなと思わ...全文を見る
○高橋委員 今、利便の確保とそれから収納率のことがお話にあったと思うんですが、資料の三枚目にあるように、介護保険でもう既にやられている特別徴収と普通徴収、つまり、天引きだと徴収率が一〇〇%なんですね。普通徴収、切符だと現状九割なんです。ですから、確かに取りっぱぐれはないんですよ、...全文を見る
○高橋委員 収納率は高いんですよ、高齢者は。まじめなんですよ。食べられなくても、無理してでも払っているんです。私がさっき紹介した証言集なんか、みんなそうですよ。四万、五万の年金でも無理して払っているんです。そういうところにあぐらをかいてと言っては失礼ですけれども、天引きで本当にい...全文を見る
○高橋委員 こういう形で既に利用制限がやられている。これが今度医療の現場でも、直接お金を全額払わなければ病院にも行けないということで、命に直結する事態が起こってくるということなんです。  それで、私は、七十五歳以上で年金が月一万五千円くらいしかないという方、あるいは寝たきりの方...全文を見る
○高橋委員 適切な運用というのはどういうことですか。機械的に出さないということを聞いているんです。イエスかノーかで答えてください。
○高橋委員 確認しました。  接触機会はふやすとさっきおっしゃいましたけれども、ふえませんからね。これは縁切りと同じですから、病院に行けないことになるわけですから、これはちゃんと正しておきたいと思います。  そこで、自治体によっては、今もらっている国保税と大きく変わるところも...全文を見る
○高橋委員 時間が来たので終わりますけれども、やはり弱い人、所得の低い人と障害のある方をまとめて一つの制度とすることに無理があるわけです。そこから来るのは、前にも、私は昨年の委員会でも指摘をしましたが、年齢による差別なんだということを指摘して、また次の機会に譲りたいと思います。 ...全文を見る
10月31日第168回国会 衆議院 厚生労働委員会 第3号
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○高橋委員 日本共産党の高橋千鶴子です。  「八人は三沢の患者か」これは、資料の1に示した地元紙東奥日報の十月二十六日付の記事であります。二十四日に大臣が当委員会で報告されました。「新たに実名が確認できたことを明らかにした八人の患者は、いずれも女性で、一九八六—八七年に三沢市の...全文を見る
○高橋委員 このことは、実は担当官の方からは、公表されていないということでありましたので、今の答弁で確認をさせていただきました。  これは、三枚目に資料をつけてありますけれども、先ほど来話題になっている平成十四年八月二十九日、二〇〇二年ですね、フィブリノゲン製剤によるC型肝炎ウ...全文を見る
○高橋委員 私は、最初は実名二名から始まって、八名ということが後で紹介されたんですけれども、こういう一塊で一つの事例として連続して報告された中にあったんだということ、しかもこれが発端の事例があったんだということを改めて考えるときに、このときの対応がどうだったのかということを検証す...全文を見る
○高橋委員 本当に、今大臣がお認めになったとおりだと思います。この経験を何としても生かしていただきたいと思うんですね。  この四月十五日以降、十五日というのは医師の手紙ですけれども、旧厚生省の対応については、二〇〇二年の調査報告書によれば、翌日には今後の方針について旧ミドリ十字...全文を見る
○高橋委員 ありがとうございます。  今の決意が本当に実行されることを、きょう、たくさんの方が聞いておりますので、必ず実現することを期待して、私の質問を終わります。ありがとうございました。
11月01日第168回国会 衆議院 災害対策特別委員会 第3号
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○高橋委員 日本共産党の高橋千鶴子です。  最初に、大臣に伺いたいと思います。  被災者生活再建支援法の四年後の見直しの期限を迎えるに当たって、政府も、これまで検討会を重ね、七月に中間報告もまとめられました。この四年間は列島全体がたび重なる災害に見舞われ、そのたびに、被災地で...全文を見る
○高橋委員 今、必ずしも住宅ではというお話だったんですけれども、私自身ももちろんそれだけだとは思っていないんです。手続の問題、所得要件の問題、対象世帯の問題、たくさんございます。ただ、いずれの被災地においても、担当する知事さん、市長さんその他、重ねてこの問題を要求された。そういう...全文を見る
○高橋委員 これまで主張してきたことをなかなか曲げるわけにはいかないんだという大臣の思いがあるのかなというふうに、率直に指摘をさせていただきます。  しかし、使い勝手のよいということはここなんだと両党が提案され、また、我々も含めて一致をして成立させたい、そこを先ほど来大臣も、何...全文を見る
○高橋委員 今のお答えは、やはり、地盤の災害が甚大だけれども軽微で対象にならないと言ったそばから矛盾していると思うんですね。だから検討会でこれだけの要望が出ているわけですよ。それは、もう十分今後の認定基準の見直しの検討に入れてほしいということを再度確認させていただきます。  そ...全文を見る
○高橋委員 同じ答弁を繰り返さないでいいです。私が言ったのは、制度を見直せと言ったのではなくて、基準を見直せと言ったんです。それを踏まえて検討会をやられたとおっしゃったじゃないですか。この間だって、そういう形でいろいろ運用してきたことがあったわけでしょう。それをやりなさいと言った...全文を見る
○高橋委員 これは一遍にはいい答えが出ないのは当然でありますが、今、私が指摘したのは、営業といっても、暮らしと生業が一体なんだ、それが一遍に壊れたんだという立場に立って、検討会でもそういう意見が出されておりますし、これを検討してほしいということなんです。  例えば、少なくとも北...全文を見る
○高橋委員 少なくとも、現行法でできるものは徹底してやっていただきたいと思います。  それで、ちょっと支援法を離れて、中小企業業者に直接支援ができないか、このことについて考えてみたいと思います。  柏崎市のえんま通り商店街は、その名のとおり真ん中に閻魔堂がありまして、毎年六月...全文を見る
○高橋委員 中小企業庁的に評価をしていただきたかったのは、わずかな額ではあるんですけれども、市や県が支援をすることによって、また立ち直って頑張ろうというメッセージを出すことができた。そして、百八十一事業所が支援されていますが、廃業したところは一つもないということを聞いております。...全文を見る
○高橋委員 時間が来ましたので終わりますが、やはり、この間できないと言っていたことを、今紹介した中小企業の問題もそうですが、一定程度乗り越えてきた経緯がございます。そういうことを踏まえて、今、支援法の改正もまた一歩前進ということになるのではないか。そういう点で、大臣もぜひ、今後の...全文を見る
11月02日第168回国会 衆議院 厚生労働委員会 第4号
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○高橋委員 日本共産党の高橋千鶴子です。  介護や福祉の現場で深刻な人手不足が問題になる中、注目の福祉人材確保指針が十四年ぶりに改定されました。まず、その理由を簡潔にお答えください。
○高橋委員 本当はこれは通告は大臣にしておりました。  量的な話しか一切されなかったんですね。指針における、人の中身の問題、介護や福祉の現場で働く人たちのあり方の問題、どういう役割が本当に求められるのかというところに踏み込んだお答えがいただきたかった。非常に残念であります。 ...全文を見る
○高橋委員 今紹介された中に含まれておりませんが、「国家公務員の福祉職俸給表等も参考とすること。」ということや、あるいは「週四十時間労働制の導入」の前に「週四十時間労働制の適用されていない小規模の事業所における週四十時間労働制の導入」などという言葉が盛り込まれたということは、我々...全文を見る
○高橋委員 今の必要な対価の問題で、やはり介護報酬を充実させるとか労働条件を改善させるために、結局負担が必要なんだよと、そこに落とし込んでしまうと、また別の議論を必要としなければならないので、私はきょうはそこには触れるつもりはございません。また次の機会にいたしましょう。  それ...全文を見る
○高橋委員 お願いします。  そこで、資料の3に各県の有効求人倍率をつけておいたんですけれども、介護の現場が人材不足だということは、この全職業と介護関連職種の比較を見ていただいてもわかるかと思います。全国最下位クラスの我が青森県でも、全職業〇・四四倍に比べて、〇・七五倍と高くな...全文を見る
○高橋委員 局長、説明は要りませんよ。私、考え方だけを聞いているんですから。人材不足のためではないということはこれまでも何度も答弁をされてきました。しかし、それは、最初はそうであっても、今後どうなのかということを言っているんです。  今回の福祉士法改正が、日本とフィリピンの協定...全文を見る
○高橋委員 私は、日本共産党を代表して、社会福祉士及び介護福祉士法等の一部を改正する法律案に対して反対の討論を行います。  反対の理由は、本法案が、養成施設卒業者についても、国家試験に合格しなくても准介護福祉士という別の国家資格を付与する点にあります。これは、国家試験を受験する...全文を見る
○高橋委員 日本共産党の高橋千鶴子です。  国会に労働契約法が初めて提出をされましたので、その出発点となる大臣の認識を最初に伺いたいと思います。  昨年の十一月三十日、経済財政諮問会議で、いわゆる労働ビッグバンの集中審議が行われました。民間議員からは、一層の規制緩和や労使自治...全文を見る
○高橋委員 ありがとうございます。  労働省とはなぜあるのかとおっしゃいましたが、厚生労働省になってしまったことで若干弱まったのかなということを考えております。  ワーキングプアや日雇い派遣、偽装請負など、不安定雇用が社会問題となり、個別労働紛争が平成十七年度で十七万六千件以...全文を見る
○高橋委員 今、基本的には合理的であるということに集約されるというお話をされて、一定個々の問題について説明をされたと思うんですけれども、確かに、裁判で争う場合には、当然、判例法理というものを十分参考にするわけですので、個々の問題に照らして、判例法理に照らしてどうかということが議論...全文を見る
○高橋委員 そこは周知についてもしっかりとやっていただきたいと思います。  納得したわけではありませんけれども、重ねて、次に行きたいと思います。  それで、「労働組合等」については、少数労働組合、あるいは親睦団体なども含むという答弁が以前の国会でございました。今回は、労働者性...全文を見る
○高橋委員 よかったんですか、それで。私の問いは、一人でも加盟できるローカルユニオンということを伺いました。
○高橋委員 ここまでの議論との関連で、民主党さんに伺いたいと思います。  民主案については、今の部分について、「労働者代表」という表現にされております。これは、要綱によれば、過半数で組織される労働組合または労働者の過半数を代表する者とあり、極めて限定的なものと受けとめますけれど...全文を見る
○高橋委員 そうすると要綱のとおりだということなので、やはり今指摘をしたとおり、非常に限定的なものになるのではないかと思っております。  それで、二十五条ですけれども、「就業規則の作成又は変更と労働契約との関係」について、「次のいずれにも該当するときは、当該作成され、又は変更さ...全文を見る
○高橋委員 今の説明は、異議を述べれば変更されないということですよね。二十四条に、裁判所に請求することができるということが書かれておりますので、労働者の側に立ったと思っておっしゃっているのかなと思いますが、なかなかそうは読めないなと率直に言って思います。  ことし六月六日の本委...全文を見る
○高橋委員 ここばかりやっていられないので、危惧がまだ残っているということを指摘して、期間の定めのある労働について伺いたいと思います。政府に伺います。  パート労働法が通常国会で改正をされました。私たちは、パート労働者の七割が有期契約労働者であり、差別禁止措置をとられる労働者の...全文を見る
○高橋委員 これを担保する基準局の役割はという問いを用意しておりましたが、残念ながら時間が来ましたので、要望にして、終わります。
11月02日第168回国会 衆議院 災害対策特別委員会 第4号
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○高橋委員 日本共産党の高橋千鶴子です。  ただいまの松本委員の質疑の中で、与党の考え方として、住宅本体に公的資金を投入するのを阻むものではない、そうした提出者の意見が示されました。見舞金としての整理であるということではありますが、私は、実は、昨日の大臣の答弁を聞いていまして、...全文を見る
○高橋委員 ありがとうございます。  実は、検討会の中間報告の中でもこの地盤災害の問題を検討されておりますけれども、住宅以上に土地というのは個人の資産である、税金投入は難しいのではないか、こういう指摘があったわけですね。でも、そのことを与党の皆さんは乗り越えられたというふうに、...全文を見る
○高橋委員 この点については、解体をしなくても補修できる部分というのが必ずございますので、今後の検討をお願いしたいと思っております。  そして次に、年収要件の問題ですが、八百万円以下にしたということで、多分、カバーできる範囲というのが八割くらいまで広がるのではないかと思うんです...全文を見る
○高橋委員 ありがとうございます。  この点について、政府についても同じ質問をしたいと思います。真に支援を必要とする人の考え方について。
○高橋委員 次に、検討会の中でも提起をされていた親孝行支援についてどのように考えるか、伺いたいと思います。  被災した親の住宅に一緒に暮らしてはいないけれども、被災していない子供さん、でも、親には資力がなくて、子供さんが今言ったような中間所得層なわけですよね。そういう方たちが再...全文を見る
○高橋委員 ありがとうございます。  この点については、今大きな前進ということをおっしゃいましたが、歓迎をしたいと思います。  では次に、逆に前進できなかった部分について少し考えていきたいと思うんですけれども、この間の被災実態から見ても、半壊世帯、一部損壊世帯に対する支援がや...全文を見る
○高橋委員 まず、理由の一つ目の、他の災害法制での対応ができるのではないかという御指摘でございますけれども、実は、今提出者が例に引かれました応急修理の問題、私、この問題は、二〇〇四年の新潟、福井の豪雨災害のときから提起をさせていただいております。  最初は本当に、応急修理という...全文を見る
○高橋委員 ありがとうございます。ぜひよろしくお願いいたします。  財源の問題もありますけれども、それをちょっと後にいたしまして、確認をさせていただきたいのは、法適用される災害の対象を政令によって広げたということが説明されておりますが、このことについて少しお願いいたします。
○高橋委員 この点は、知恵を絞っていただいたことに感謝をしたいと思います。  先日からも随分話題になっております北秋田市なんかでも、北秋田市なんかは支援法の対象になっている。ですが、秋田県でいうと、県北と県南という非常に離れた地域で、また別の災害が同じ時期に起こっているわけです...全文を見る
○高橋委員 ありがとうございます。  時間が参りましたので、参加の委員の皆さん、提出者の皆さんに、最後に御要望申し上げます。  ぜひ、見直し規定を附則に設けていただいて、この間議論されたさまざまな残された課題を今後の見直しとして検討されることを要望して、終わります。
11月07日第168回国会 衆議院 厚生労働委員会 第5号
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○高橋委員 日本共産党の高橋千鶴子です。  初めに、委員長のお許しを得て、一点だけ述べさせていただきたいと思います。  先ほどのニュースで、薬害肝炎訴訟で、大阪高裁で初めての和解勧告が出たということであります。横田裁判長は、訴訟代理人だけでなく当事者との面談の機会も持ちたいと...全文を見る
○高橋委員 ありがとうございます。  原告団の皆さんがこれ以上悲しむことのないように、大臣のリードで全面解決を図っていただくことを強く要望したいと思います。  本日の質疑に入ります。  最初に、民主党さんに質問をさせていただきたいと思います。  最低賃金法についてですが、...全文を見る
○高橋委員 ありがとうございます。  労働者と家族の生計費を原則とし、全国最賃と、そして地域最賃がある場合にはそれを上回る、必ずそれを条件としているという点において、我々はこの民主案を歓迎したいと思っておりました。その旗をおろさずにいてほしいということを強くお話しさせていただき...全文を見る
○高橋委員 あらかじめ決めるということではないと。もちろん、詳細に級位で分けていきますと、逆に基準の方を上げなければならないとか、そういうものがあるという資料もいただきました。  しかし、私が伺っているのは、あらかじめかということではなくて、引き下げもあり得ますねということを伺...全文を見る
○高橋委員 両方とも否定するものではないというお話がありました。  基本的にはこれは、そうはいっても、生活扶助基準の見直しということは、主に引き下げがねらわれているのではないかということに対して、私たちは強く反対をしているものであります。  同時に、生活扶助基準というのは、生...全文を見る
○高橋委員 今、否定されるものではないとお答えになったと思います。もちろん、私も、前回も最低賃金の問題を質問していますし、三つの要素であるということは十分承知した上で質問しています。ですから、当然、機械的に基準が下がったから下がるということでは決してないと。  しかし、あえて今...全文を見る
○高橋委員 労働基準法二十四条が適用されて三十万の罰則になる、これは確認させていただきたいんですが、今回、今るる説明をされましたように、最低賃金法の罰則を五十万円まで引き上げた。引き上げたけれども、産別最賃は別よとしたということで、次は産別最賃危うしかということをどうしても指摘し...全文を見る
○高橋委員 確かに東京に比べれば若干物価は安いけれども、それだけで吸収できる格差ではないということを指摘したいと思います。  八月に厚労省が発表した、日雇い派遣労働者及び住居喪失不安定就労者、よくネットカフェ難民などと呼ばれておりますが、その実態調査、この中で、日々雇用される日...全文を見る
○高橋委員 私は、この条項についてはいろいろな不安もあるんです、例えば、逆に内定者を拘束したりはしないかと。ただ、ここで目指している精神というのは非常に大事だと思って、特に、これまで法定化されてきていなかった問題に着目している。この点について、政府では、いわゆる内定者の保護的要素...全文を見る
○高橋委員 この問題、あと試用雇用契約の問題などについても整理をする必要があるのではないかと思っております。ここは指摘にとどめたいと思います。  最後に、労基法十八条の二の解雇権の濫用が労働契約法に移されました。この解雇権の濫用については、平成十五年の労働基準法改正時に、使用者...全文を見る
○高橋委員 しっかりお願いします。  以上で終わります。
○高橋委員 私は、日本共産党を代表し、内閣提出の労働契約法案及び最低賃金法の一部改正案、労働契約法案に対する修正案及び最低賃金法の一部を改正する法律案に対する修正案の四案に反対の討論を行います。  ワーキングプアなど働く貧困層の拡大に象徴される雇用、労働をめぐる深刻な実態は、日...全文を見る
11月09日第168回国会 衆議院 災害対策特別委員会 第5号
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○高橋委員 私は、日本共産党を代表し、被災者生活再建支援法の一部を改正する法律案に賛成の立場から発言します。  一瞬にして人生を大きく変える災害から暮らしと生業を再建させること、とりわけ個人住宅本体への支援は、阪神・淡路大震災以来の悲願でした。被災地では、十二年たった現在でも孤...全文を見る
11月16日第168回国会 衆議院 厚生労働委員会 第7号
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○高橋委員 日本共産党の高橋千鶴子です。  私は、きょうは、児童扶養手当の削減問題について質問させていただきます。  児童扶養手当については削減をするべきではないと、昨年の三月、ことしの三月と質問させていただきました。平成十四年の母子寡婦福祉法の改正によって、受給期間五年以上...全文を見る
○高橋委員 今、大きな変化はなかったというお話でしたけれども、その続きが、引き続き就業支援策にということですけれども、これは根拠ある数字だとは言えない、五年では十分だということではないということを確認してよろしいでしょうか。
○高橋委員 十分でないということを確認させていただきました。  資料の一につけておきましたけれども、これは母子家庭白書ですね。一世帯当たり平均所得金額及び世帯人員一人当たり平均所得金額は、全世帯と比べて、あるいは高齢者世帯と比べても、母子世帯が極端に低いということが一目でわかる...全文を見る
○高橋委員 改めて、五年で削減してよいという根拠にはならなかったと思っております。  十四年の法改正のときは、いわゆる経済支援から就業支援に切りかえたのだと説明をしてきました。私は、もちろん就業支援はやるべきだと思っています。だけれども、それが、実効が上がる前に、現実に、今言っ...全文を見る
○高橋委員 社会保険の加入率については、今回の調査で初めて行ったということを伺っています。  改めて、ひどい実態だと思うんですね。雇用保険の未加入が、つまり四三・七%だと。さすがに医療保険というのは一番多いわけですけれども、それでも未加入が六・五%。そして、公的年金が一七・五%...全文を見る
○高橋委員 全力を挙げて解決できる、今の言葉の中には、私が質問をした、削減すべきではないということも含まれているのかなと。  これには法律の改正が当然必要であります。期限を区切っているものを削除するか、あるいは、せめて延長、今年度中には結論を出さないという手段があるかと思います...全文を見る
○高橋委員 私が先ほど指摘をしたのは、含めてですから、そのことも含めて最大限努力をしていただきたいということなんです。  一言だけ就労支援の問題で言いますと、これは政府としても、来年度の概算要求の中でも、予算のいろいろな面で考慮をされております。教育訓練のときの生活支援ですとか...全文を見る
○高橋委員 以上で終わります。よろしくお願いいたします。
11月21日第168回国会 衆議院 厚生労働委員会 第8号
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○高橋委員 日本共産党の高橋千鶴子です。  冒頭、大臣に一言伺います。  けさの日経新聞の一面に「生活保護引き下げ」という記事が載り、大変驚きました。昨日、有識者による生活扶助基準に関する検討会が開催されたと。記事によると、「検討会の結論を受け厚生労働相が告示を出し、来年度以...全文を見る
○高橋委員 全く事実ではないということをまず確認いたしました。  ただ、こういう問題は、いつでも報道が先に出て、事実が後から追いかけてくるということがありますので、これは非常に見過ごしできないことではないかと思っております。全国で生活保護を削るなという運動が大きく広がっています...全文を見る
○高橋委員 条文では読めなかったということでいいんですか。
○高橋委員 なぜはっきりと、条文では読めないんだと言えないのでしょうか。  これは、やりとりの中でも、担当局に聞いておりますけれども、前の条文ではやはり読めるのだ、だからこそ、今回あえて明確なただし書きをしたのだというふうに私は思っております。  この点では、やはり、政府がそ...全文を見る
○高橋委員 ですから、今指摘をしたように、この「専ら」という二字によって、かなり幅があるものだということを指摘させていただきます。  次に、時間がございませんので、厚生年金保険の保険給付及び保険料の納付の特例等に関する法律案についてですけれども、厚生年金保険料を天引きされたのに...全文を見る
○高橋委員 長年の年金行政のツケがこのような形で噴き出しているということを指摘したいと思います。  第三者委員会に丸投げすることなく、きちんとした、窓口で対応できるところは解決をするようにということを指摘して、また次の機会にしたいと思います。
11月28日第168回国会 衆議院 厚生労働委員会 第9号
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○高橋委員 日本共産党の高橋千鶴子です。  まず最初に、検証委員会が十月三十一日に終了し、大部な報告書をいただきました。責任問題や、なぜこの問題が起こったのかというさまざまな究明と同時に、五千万件の記録、これがどのような性質のものであるか、その属性を明らかにする試みがされたと思...全文を見る
○高橋委員 調査を行っていないのは十分わかって、その上で伺っています、推察ですので。いかがでしょうか。
○高橋委員 この報告が出されたときに、四割の不明の記録があるということがまずすごくセンセーショナルに報道されまして、そのことに大変衝撃を受けたわけですけれども、一方で、一千万人近い方が亡くなっているのではないかとか、あるいは、明らかに生存の可能性が高く記録に結びつく可能性のある方...全文を見る
○高橋委員 当初の目的は達成できたという今の答弁と座長のこの会見とではかなり違うかなと私は率直に指摘をさせていただきます。  今後の教訓ということを見ますと、さまざまな、職員などにもヒアリングをしながら、原因究明に迫っておきながら、最終的には非常に、大変申しわけありませんが、あ...全文を見る
○高橋委員 今の、上半期だけで五百七名退職しているのに年度途中の補充が四十名ということでは、非常に大変な状態だなということがまず一つわかりました。また、上半期で一年分近い方が既にやめている、自己都合で比較しても、昨年が三百九十一名に対してことしの上半期で三百十七名ということ、これ...全文を見る
○高橋委員 整理をしますけれども、組織がかわってもまだこの記録の作業は続いている、まず、そのことでいいですね。
○高橋委員 前国会の議論を繰り返すつもりはないんですけれども、まさに午前中から言われていた大臣の意気込みの話になってしまうと思うんです。作業は当然続きます。そして、送ってからでも、すぐに返事を返す人は多分いないと思うんですね。さまざま、それも何度もやりとりしてわかっていくという点...全文を見る
○高橋委員 救済を優先させるという考え方には私は賛同しているわけであります。  ただ、ずっとこの間、財源はどうかとか、あるいは負担と給付のバランスですとか、そうしたことが繰り返し議論されてきていたので、当たり前のことかもしれませんけれども、あえて質問させていただきました。  ...全文を見る
○高橋委員 今お話ありましたように、全体を把握できていないそこの部分について、ぜひ調査の上、御報告いただきたいと思います。  今の、間がちょっと欠ける、六十歳から六十四歳までの方が欠けるわけですが、八十万人の無年金の方がいるであろうという御報告でした。また、最初の、公的年金加入...全文を見る
○高橋委員 そのことを踏まえて大臣に伺いますけれども、やはり実質納付率が五割を切っているもとで、年金制度への信頼を高め、納付率を上げていく、また、年金の支え手をふやしていく、そういう意味でも、私たちは、二十五年掛けなければ一円ももらえない年金制度を改めて、せめて諸外国並みの十年に...全文を見る
○高橋委員 今述べられたデメリットの部分は乗り越えられるものだと私は思っております。  先ほどの十六年度の年金加入状況等調査の中で、第一号未加入者が未加入になった理由については、制度の仕組みを知らなかったと、加入したくないという方がほぼ半々なんですけれども、私は、その中で、今後...全文を見る
12月07日第168回国会 衆議院 厚生労働委員会 第11号
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○高橋委員 日本共産党の高橋千鶴子です。  きょうまでの期限だった大阪高裁の和解骨子案が十三日まで延期をされました。既にその骨子の内容はけさの新聞報道でも示されているところです。  舛添大臣が原告団と二度目の面会を行い、謝罪を初めて口にされたのは四日のことでした。私も同席させ...全文を見る
○高橋委員 きちんと対応したいと述べたところまでテレビで見ました。見た上で、やはりこの言葉はいかがなものか。つまり、非常に突き放した感じがする。大臣が当事者であるのに、先ほど来ずっと言われていたように、大臣自身が裁判を、政治決着をする判断ができる立場にいらっしゃるんです。そのとき...全文を見る
○高橋委員 償うべきである、ですから謝罪の意味が込められているということで受けとめてよろしいんですね。これは、私、逆にあいまいになるのではないかということを非常に危惧をしているんです。ここは指摘にとどめたいと思います。  そこで、与党の肝炎対策基本法案、これは名前のとおり基本法...全文を見る
○高橋委員 ウイルス性肝炎の患者、感染者は三百五十万人以上、その大半が、注射針にせよ、輸血あるいは血液製剤投与にせよ、みずから防ぎようのない原因で感染した医原性の疾患と言われております。このことを踏まえても、やはりふさわしくないだろう。総合的な対策だからその中に含むというのであれ...全文を見る
○高橋委員 その思いがなぜ本体に入らなかったんですか。
○高橋委員 ちょっと質問の答えになっていないと思うんですね。  法的には責任はなかった、しかし、政治家としてどうだったのかということに思いをいたして書いたんだと。なぜ、その書いたことが本体に盛られなかったのかということ。本体がやはり最終的には残っていくものですから、そのことを言...全文を見る
○高橋委員 当時の人のことがわからなかったのであれば、それを明らかにする必要があるのではないですか。  私が言っているのは、一般的な副作用報告書とはどういうものかとか、そういう次元の話ではないわけです。つまり、一定の目的を持って再度集めているわけですから、一度は出された副作用の...全文を見る
○高橋委員 この問題は、まだ幕引きができないということを指摘しておきたいと思います。  医療費助成の問題を質問したかったんですけれども、ちょっと時間がなくなりました。この間出されていたのでここは割愛させていただいて、最後に政府に、昨年七月に党としても申し入れを行ったわけですけれ...全文を見る
○高橋委員 この間議論されてきた医療費助成ではなかなかカバーできない問題があるということを踏まえて提言させていただきましたので、御検討いただきたいと思います。  以上です。
12月11日第168回国会 衆議院 厚生労働委員会臓器の移植に関する法律の一部を改正する法律案審査小委員会 第1号
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○高橋小委員 日本共産党の高橋千鶴子です。  きょうは、七人の参考人の皆さんに本当に貴重な御意見をいただきました。ありがとうございました。時間の関係で全員の方には質問できないかと思いますけれども、御容赦いただきたいと思います。  初めに、井手参考人に伺いたいと思うんですが、十...全文を見る
○高橋小委員 どうもありがとうございました。  今の井手参考人の発言を受けて、加藤参考人に関連して伺いたいと思います。  本人の意思か、家族の同意かなどということが言われておりますけれども、子供でも大人でも自己決定権がございます。だからといって自殺は自己決定とはならないという...全文を見る
○高橋小委員 どうもありがとうございました。  そこで、野村参考人に伺いたいと思うんですが、御自身が移植を受けて新しい命を授かったという、これもまた本当に貴重な体験をお話しされたと思います。ウイデンティティーという表現ですね、これも貴重な提言かと思っております。  先生のペー...全文を見る
○高橋小委員 ありがとうございました。  先ほど来、子供の虐待との関連も指摘をされているところですけれども、清野参考人に伺いたいと思います。  小児科学会が、脳死小児から被虐待児を排除する方策に関する提言を二〇〇四年に先生も一緒でまとめられておりますけれども、その中で、小児脳...全文を見る
○高橋小委員 ありがとうございます。  それで、先ほどのお話にちょっと戻りたいと思うんですけれども、ドナー家族をフォローするという点での日本の体制がないということを先ほど指摘させていただきましたけれども、そうした問題も含めて、やはり現行の制度の中でも、一〇〇%意思を生かしますと...全文を見る
○高橋小委員 ありがとうございました。  さまざまな取り組みをされているということもわかりました。  ただ、最初にお話しされたように、まだまだ条件整備が整っていないということも事実かと思います。  あと一分でお答えをお願いしたいと思うんですけれども、清野参考人に、先ほど、常...全文を見る
○高橋小委員 終わります。ありがとうございました。
12月12日第168回国会 衆議院 厚生労働委員会 第12号
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○高橋委員 日本共産党の高橋千鶴子です。  私からも、最初に一言、薬害肝炎問題で大臣のお考えを伺いたいと思います。  一昨日、総理の政治判断を期待し面会を求めた原告団に会ってはくれませんでした。大阪高裁の和解を待ってではなく、政治判断をするべきだという意思がなぜ受け入れられな...全文を見る
○高橋委員 重く受けとめていると言ってくださったと思います。私は、ただそれだけではなくて、やはり原告団の皆さんが提訴に踏み切るまでの、自分がフィブリノゲンなどを投与されたという事実を知ること自体なかなか困難だった、証明することも困難だった、ただ怠けていると周りの人から言われて、原...全文を見る
○高橋委員 国民の意思ははっきりしていますので、そういう結果が必ず出ることを期待しておきます。  次に進みます。  きょうは、生活保護の問題で、この間も質問させていただきました。生活扶助基準の検討会について、引き下げが決まったという報道がされたことについて、そうではないという...全文を見る
○高橋委員 まず、機械的にと私が言ったのは、今言ったように、夫婦と子一人の三人世帯は高目である、その差額は例えば千六百円とか、そういうのを当てはめたときどうかというお話をしたんです。  例えば、それはせいぜい一%ですから、影響額としたらわずかな額ですよね、そんなものを削る必要は...全文を見る
○高橋委員 この点は強く指摘をして、次に行きたいと思います。  生活保護は、単に受給者だけの問題ではなく、生活のさまざまな、例えば減免基準の目安などという形で影響しているわけであります。  総務省にまず伺いますが、地方税の非課税基準に生活保護を勘案するという根拠は何でしょうか...全文を見る
○高橋委員 質問には直接お答えをいただいていなかったと思います。  低所得者への配慮から、生活保護基準を勘案しているとおっしゃっている。ですから、逆に言うと、生活保護の基準が仮に変わったとして、もし下がるということになったとすれば、それで、またこれが影響するということでは、逆に...全文を見る
○高橋委員 検討する必要があるというお答えでした。低所得者への配慮のために勘案すると書いていたことが、やはりリンクするということがわかったかなと思っております。  昨年の六月、文部科学省が就学援助に関する調査結果を発表しました。これは、十七年度から、三位一体の改革の関連で、準要...全文を見る
○高橋委員 今、最後におっしゃってくださった、負担をかけることがあってはならないということは非常に大事なことで、ぜひそうしていただきたいんですが、ただその前提として、やはり影響があるんだな、かなり広範に影響があるんだなということが読み取れるかなと思っております。  生活扶助基準...全文を見る
○高橋委員 勤労する方々にとってもこの生活扶助基準が重要だということを示したのが朝日訴訟判決だったわけです。一九六二年の社会保障制度審議会の勧告にも反映をさせた、そこをしっかり受けとめていただきたいと思います。  残念ながら時間が来ましたので、終わります。