高橋千鶴子

たかはしちづこ

比例代表(東北)選出
日本共産党
当選回数7回

高橋千鶴子の2009年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月13日第171回国会 衆議院 予算委員会 第5号
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○高橋委員 日本共産党の高橋千鶴子です。  本日、与野党の合意が得られなかったにもかかわらず、委員長が理事会を打ち切り、採決を前提に本委員会が進んでいることに、まず強く抗議をしたいと思います。  こんなに暮らしが大変な中でも六割から八割近い国民が定額給付金に反対と言っているの...全文を見る
○高橋委員 今後について伺ったつもりですけれども、今の極めて深刻ということにそれが含まれているのか、もし追加があるのであれば。
○高橋委員 世界じゅうというお話をされましたけれども、国内で何をやるかということもまた問われていると思うんですね。  きょうは、残念ながら、それ以上その話は進めるつもりはないんですけれども、一言言っておきたいのは、今つかんでいる数字というのは自動車・部品ですとか電機などの大手で...全文を見る
○高橋委員 どのくらいもらえるかということについてはわからないということですよね。答えていないと思いますが。
○高橋委員 今回の調査が、企業への聞き取りでこうしたことが判明したわけですから、その時点で少し思いを寄せて実態をつかむべきではなかったかということを指摘したいと思うのです。九九・九%だけが前に来ますと、大体カバーできているのかというふうに思っちゃうわけですよ。そこをきちっと言いた...全文を見る
○高橋委員 〇七年三月の雇用保険法の改正のときに、私は、完全失業者における失業給付受給率が、二〇〇〇年の三三・三%から二〇〇六年は二二・八%にまで落ち、圧倒的多くの失業者が雇用保険から排除されている、そして、その背景に、派遣など非正規労働者を拡大してきたことがあると指摘をし、受給...全文を見る
○高橋委員 今指摘をしているのは半年をそれ以上短くしろという議論をしたのではないんですよ。〇七年に指摘したとおりに戻したじゃないか、そのことをどう受けとめているのかと聞いているんです。
○高橋委員 もう少し率直に認めるべきだと思いますよ。この場で強く指摘をしたいと思います。  今、派遣労働者は三百八十四万人、問題は二つあると思うのですね。労働法制の規制緩和や非正規労働の増大が雇用のセーフティーネットから労働者を排除してきたということ、この点できちんと責任を認め...全文を見る
○高橋委員 現行でもできるというお答えだったと思うのです。これは実は当然なんですね。労政審雇用保険部会の中で課長がきちんと説明していることを私はあえて聞きましたので。  しかし、現実にはそうはなっていないというところに問題があるわけですよ。つまり、派遣会社が二カ月の契約ですよと...全文を見る
○高橋委員 自由な契約ということを最初におっしゃいましたけれども、そういうスキームがあるからこそ、本来解雇であるけれども、単なる契約満了なんだよという形で企業が責任を免れる、ここを見直しするべきではないか、このスキーム自体を問題とすべきではないかということを重ねて訴えたかったわけ...全文を見る
02月20日第171回国会 衆議院 予算委員会 第17号
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○高橋委員 日本共産党の高橋千鶴子です。  今、全国各地で医師不足と地域医療の崩壊が叫ばれております。その中で、自治体病院は一千以上を超え、全国の病院の一割、しかし僻地医療でいうと七割以上を占めるなど、地域医療にとって欠くことのできない存在であります。  そこで、まず最初に、...全文を見る
○高橋委員 ありがとうございます。  損益だけではなく、地域において必要な医療提供体制の確保を図るのだということを総理がおっしゃっていただいたと思うんです。  それが今どうなっているかということを少し議論していきたいと思うんですけれども、この問題を考える際に、最も象徴的な岩手...全文を見る
○高橋委員 そこでですが、例えば、岩手県がこの二月に、五つの診療所と一病院を無床化する計画を決めました。〇四年の県立病院改革プラン、これは前増田総務大臣、前知事がつくったもので、国のガイドラインのモデルにしたいということを国会でも答弁されているわけですが、そのプランによって、病院...全文を見る
○高橋委員 ちょっと大臣、答弁、先を急がないで、全部言わないで。  一つ、まず確認をしたいのは、今は指針であってとおっしゃいました。ですから、ガイドラインは義務ではないわけですね。自治体は義務だと受けとめているけれども、そうではないということをまず確認したいと思います。
○高橋委員 このことをはっきりさせたかったわけであります。  次に、先ほど、今ばらばらととか、さまざまおっしゃいましたけれども、何が起こっているか、具体的にお話ししたいと思います。  昨年四月からベッドがなくなった登米病院、これは当時四十六人が入院をしておりました。自宅に戻り...全文を見る
○高橋委員 ならないようにという点では、もう少し具体的な実態も調査をしていただいて、具体的な手当てをとっていただきたいと思うんです。  それで、今おっしゃったように、医師不足、深刻であります。そこで、さっき大臣が少しおっしゃったように、再編、ネットワークということをどこでも考え...全文を見る
○高橋委員 交付税もまだ減らされているという問題がございますが。  そこで、厚労省に伺いたいと思います。  病院から有床診療所に移してすぐ無床化の提案がされるのはなぜでしょうか。先ほど紹介したように、有床の診療所になったことで診療報酬が下がり、どのようになったかについて、これ...全文を見る
○高橋委員 しっかりお願いいたします。  診療報酬というのは、医師の収入になり病院の収入になるわけですから、やはりそこで政策的にも誘導されるという背景があるわけですね。どうしても、では、もうかる方を選ぶしかないでしょう、例えば短い入院の方がもうかるねとか、慢性よりも急性期の方が...全文を見る
○高橋委員 終わります。
02月20日第171回国会 衆議院 予算委員会第六分科会 第2号
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○高橋分科員 日本共産党の高橋千鶴子です。  昨年、青森県産リンゴは、ひょうや霜によって四割の園地で百三億円もの被害がありました。県が宣伝したひょう太君、あるいは農民組合がほほえみリンゴと名づけて、少し傷があっても同じようにおいしく食べられますと売り出しました。また、ひょう害リ...全文を見る
○高橋分科員 九割が輸入果汁である。やはり、ここにもっと何とかする道がないのかということが、今生産者が大きく願っていることであります。  九〇年にリンゴ果汁の輸入自由化が決定されて以降、輸入量は増加し、七万五千トン以上、生果換算で約六十六万トン、これはもっと多いときも少ないとき...全文を見る
○高橋分科員 余り前向きには聞こえなかったわけですよね。前段のところはもう何度も聞いたお話でございます。  ただ、この間の消費者の関心は非常に高いという中で、前向きに向かってきたのではないかと私たちは受けとめているんですね。本当にそこはどうなのか。例えば、業界団体の話を聞いたと...全文を見る
○高橋分科員 さまざまな国、さまざまな過程、ここがずっと理由にされてきたわけです。大手ボトラーがどこからどの程度仕入れているのか、全く公開されていないんだ。無果汁を売りにしている商品は別として、消費者が県産品だと信じて飲んでいる商品があります。かつて青森県当局が、団体の求めに応じ...全文を見る
○高橋分科員 ことしの三月に方向を出すということになっておりますので、その結果をぜひ期待をしたいと思っております。  時間があるので次に進みます。農政改革についてであります。  二月六日、農政改革閣僚会合と特命チームが発足し、ことし四月までに何らかの方向性を出すとしております...全文を見る
○高橋分科員 後段のところなんです、私が聞きたいのは。価格を完全に市場に任せるのかと。  農政改革六大臣、これは経済財政諮問会議と同じメンバーでございますよね。やはりこれがことしの重要なテーマであるということで、ことしの骨太を視野に入れているのかなと思っているわけですけれども、...全文を見る
○高橋分科員 非常に大事なところなのであえて指摘をさせていただきました。もう御存じのとおり我が党は、やはり価格の下支えということは必要だという立場でありますので、そしてそれが現場の声でもあるということをお話ししたかったわけです。  あわせて言いますと、今、スイスのお話を紹介され...全文を見る
○高橋分科員 山形県遊佐町の平田牧場の取り組みが全国に非常に先駆けとなったわけですけれども、そこで生産者と連携をした生活クラブ生協、この連合会の会長である加藤好一氏が、昨年の十月二十日付農業協同組合新聞の対談記事でこのようなことをおっしゃっています。「ただエサ米を作ってくださいと...全文を見る
○高橋分科員 そこでまた消費者の問題になってしまうと、もちろん確かにそうなんですよ、多く食べた方がいいに決まっています。ただ、そこだけでお話を集約されてしまうと、どうだったのかと思うんです。  そうすると、もう一つの問題がありますよね。ちょっと時間がないので端的にお答えをいただ...全文を見る
○高橋分科員 済みません、一点だけ。  百十四万トンという、もう汚染米の事件で明らかになったように、大臣もよくおっしゃったように、使い道が本当はないんだと。ミニマムアクセス米が百十四万トン、これは試算、でも、その前後入ってくるということを今日本が受け入れようとしているわけです。...全文を見る
○高橋分科員 入ってこなければ一番よろしいと。その続きをまた次の機会にやりたいと思います。  ありがとうございました。
03月10日第171回国会 衆議院 本会議 第13号
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○高橋千鶴子君 私は、日本共産党を代表し、政府提出の雇用保険法改正案及び野党提出の雇用対策関連三法案について質問をします。(拍手)  一月の自殺者が二千六百四十五人にもなったといいます。派遣切りされ、窓から飛びおりたいと思った女性がテレビで映し出されたように、今日の雇用、経済情...全文を見る
03月11日第171回国会 衆議院 厚生労働委員会 第2号
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○高橋委員 日本共産党の高橋千鶴子です。  初めに、肝炎対策について伺います。  B型肝炎を初め三百五十万人と言われるウイルス性肝炎患者の救済へ、支援法の成立が待たれています。先ほど藤村委員の質問で、治療費負担が重いという実態調査もあることが紹介され、さらに、負担を軽減する点...全文を見る
○高橋委員 研究開発は存じておりますが、それが負担軽減という形で実際に治療に向かっている方たちにやはり手当てされるべきだという趣旨で質問をしております。  重ねますけれども、興味深いのは、もう一つ、助成制度があることを七三%の方が知っていたけれども、何によって知ったかは、四七・...全文を見る
○高橋委員 特定健診との関係はどうですか。
○高橋委員 余りここでは時間をとりたくなかったんですけれども、大臣に一言伺いたいと思うんですね。  やはり、周知徹底が非常に低いんだという立場に立てば、アクセスしやすい環境をつくるのは当然のことだと思うんです。今、政府が義務づけている特定健診でやれた方がいいじゃないですか。だっ...全文を見る
○高橋委員 そのためにも一日も早く支援法をぜひ成立させたいと思います。  次に、介護報酬の問題について絞って伺いたいと思います。  まず、今回の介護報酬三%の引き上げによって、実際どのくらい、どれだけの人に賃金報酬が上がるでしょうか。
○高橋委員 今ごろ大事だなんて言われたら、ちょっと遅いんですよ。大事だという議論をずっと積み重ねてきて、今、三%が出たわけでしょう。それの期待が、全然そうじゃなかった。今控え目におっしゃいましたが、過半の事業所がようやっと上がるであろう、しかもそれが二万円とはほど遠いものであると...全文を見る
○高橋委員 人件費の割合によって下がるところがあるでしょう。
○高橋委員 一律に上がらないどころか下がるところもある。このことは本当に重要なんですよ。それも、非常に回りくどい説明で、そこはしっかりお認めになった。とんでもないですよ。これまで、これほど介護報酬を上げるんだ上げるんだと言ってきて、実はどさくさに紛れて下がるところもある。このこと...全文を見る
○高橋委員 小さなところと言いましたが、そういうところが今支えているわけですよね、地域の介護を。それが一つ二つではないのは御存じです。  それで、格差が広がるというのは、そこだけが下がる、格差が広がるという意味ではなくて、今募集しても人が集まらない、改善できないと言っているとこ...全文を見る
○高橋委員 加算を否定していないんですよ、私は。加算は大事だけれども、しかし基本を上げて、その上で評価してほしいということを言っています。  資料にあるように、全労働者に比べて、やはり入ってくる人も多いけれども出ていく人も多いわけですよね、二割を超えている。この実態の中で、二枚...全文を見る
○高橋委員 今お話しされたことは全部やるべきだと思います。しかし、それでも解決にはまだまだ足りないだろう。なぜか。これは、例えば一月二十五日の高齢者住宅新聞によれば、この一年間で福祉専門の学校が四分の一減ったという大阪の法人の声を紹介しています。新聞の記事を見て、高校の先生や親か...全文を見る
○高橋委員 終わります。
03月13日第171回国会 衆議院 厚生労働委員会 第3号
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○高橋委員 日本共産党の高橋千鶴子です。  一月の予算委員会のときに、私は、三月までに解雇、雇いどめを予定されている非正規労働者のうち、厚労省の調査では九九%が雇用保険加入要件を満たしているけれども、実際に受給できるのはどのくらいかという質問をいたしました。それで、二月度の報告...全文を見る
○高橋委員 カバー率が上がるであろうということは間違いなくあると思うんです。ただ同時に、今お話があったように、短い期間で雇用されている方たちが対象にならないということが先ほど来議論されてきた。さらに、今資格があるだろうと、実はこれは想定の話でございますので、実際に給付に結びついた...全文を見る
○高橋委員 今の的確な判断ということを、今私がお話ししたような事例にかんがみて、逆に、的確というよりも柔軟に対応、そういう立場で指導を徹底していただけますか。
○高橋委員 どうしても的確というのが出てきて、的確というと、どうしても渋る方向に行かざるを得ないような響きがあるんですね。ここをちょっと言っておきたいと思うんです。  私は、入り口のところでぎりぎりと絞らなくても、その後のところで十分給付制限ということがございますので、意図的に...全文を見る
○高橋委員 そんなことを言わないでくださいよ。受給資格者のしおりを見ながら聞いているんですよ。「「積極的に就職しようとする気持ち」と「いつでも就職できる能力(環境・健康状態)」があり、「積極的に就職活動を行っているにもかかわらず、職業に就くことができない状態」」これが失業の状態な...全文を見る
○高橋委員 一度やめたものを復活せよといって、一回でいい答弁が来るはずはありませんので、これはぜひ検討していただきたい。  そして、大臣にこの点で少し御感想をいただきたいんですね。  病気になってやめたら失業給付が受けられない。これは、病気であって無理やり求職活動をしていれば...全文を見る
○高橋委員 一定の期間休んだらちゃんと仕事をしたい、そう思っている人たちにもやはりチャンスを与えるべきだと思います。再就職が雇用保険の目的である、その観点に立って、早く再就職するんだと非常に追い立てられてきた、そうした中で、なかなかそういう気持ちも受け入れていただけないことがある...全文を見る
○高橋委員 そうやって数字だけ言って、みんながどういうことかわからないじゃないですか。これ、就職率が二割いかないわけですよね、再就職しろ、しろと言っておきながら。残り八割はどうなったんですか。
○高橋委員 そうした追跡調査が明確にされていないんですよ。実際には、給付期限切れでまだ未就職の方、あるいは再就職に一年以上かかっている方、それが半分以上じゃないですか。そういう実態はわかっていますよね。そうであれば、単に再就職だと言いながら、まともな仕事も紹介できないのに給付だけ...全文を見る
○高橋委員 今回、再就職が困難な方に、最大で六十日延長するわけですね。ただ、そうはいっても、大体平均九十日くらいですから、百五十日で本当に再就職に結びつくのか。しかも、その間もし安定所の紹介を断れば、それがまた給付制限にもつながるわけですよね。それだったら、なかなかはい上がれない...全文を見る
○高橋委員 ここは、思い切って打ち破っていただきたいということを重ねて指摘して、終わります。
03月18日第171回国会 衆議院 厚生労働委員会 第4号
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○高橋委員 日本共産党の高橋千鶴子です。  初めに、新規学卒者の就職内定問題について伺いたいと思います。  高校生は、既に卒業式を終えました。間もなく四月が来るにもかかわらず、企業の採用内定取り消しや、あるいは現在の雇用失業情勢の急激な悪化の波に巻き込まれ、この春まだ仕事を見...全文を見る
○高橋委員 通告したのは、どのくらいですかということであります。  厚労省が発表した今の数字ですね、就職内定率。これは、就職希望者から内定者を引きますと、大学と高校合わせて十一万七千百人、私の計算ですとそうなります。そのくらいですか。
○高橋委員 そうすると、今私が述べた数字は、三月十三日の厚労省が発表したデータに基づいて述べておりますので、当然、その後の改善があるだろう。それにしても、五万人という方たちが、学生、新卒者がこの春仕事を見つけられていないのだということからまずスタートしたいと思うんですね。それを本...全文を見る
○高橋委員 一月五日現在の文科省の調査だけでも、内定取り消しを受けた学生のうち留年する予定の者が三十三人でしたね。ですから、これは非常に限定的な調査でございますので、実際は、おっしゃるように、取り消しではなく、先ほど郡委員の指摘もあったように、取り消しにまでは至らないけれども実際...全文を見る
○高橋委員 その後の調査も踏まえて、必要であれば拡充をして、主体的に取り組んでいただきたいということを重ねて要望したいと思います。  厚労省に戻りますけれども、新規学卒者も三月までは各自の大学や高校で進路相談を受けておりましたが、今後はハローワークに一般の求職者と一緒に並ばなけ...全文を見る
○高橋委員 大臣に一言伺いたいと思うんです。  先般の委員会で、採用内定取り消しの学生などに対しては特別相談窓口を設けてやるのだというお話がありました。私は、四月になれば、内定取り消しだけではなく、五万人とも言われる新卒者が仕事を求めなければならないのだということを今問題にして...全文を見る
○高橋委員 それが、本当に実践に結びつく訓練であればいいですよね。これは後でお話ししますけれども、雇調金の訓練というのが、従来の訓練でなければいいのだということで、かなり幅広くとっておりますので、事実上待機に近いものであればやはり見直すべきではないか。繰り返しますけれども、そうい...全文を見る
○高橋委員 最初の答弁、ちょっとおかしくないですか。完全失業者の数ではなくて、失業状態にある者と。  労働力調査でいけば倍近くなるんじゃないですか。
○高橋委員 なぜ答弁を避けるのですか。  最初から通告しています。完全失業者で聞いたのではありません。
○高橋委員 委員長、これは要望にしたいと思います。この問題は非常に重大です。  失業者が一体どのくらいあるのか。完全失業者というのはどういうものかというのは最初に私述べたじゃないですか。しかも、通告しています。どれだけ失業の状態にあるかということをきちんとまず認めることによって...全文を見る
○高橋委員 あえてきょう総務省を呼ばなかったのは、そこで時間をとりたくなかったからなんです。こんなことで時間をとるとは夢にも思っていませんでした。理事会で諮っていただきたいと思います。
○高橋委員 その上で、ちょっとその分、今の時間を考慮していただきたいと思うんですが、二つ目の答えなんですね。二カ月の根拠を聞きたいと述べたときにお答えになった資料が三。皆さんのところにつけてございます。  平成十六年度の受給資格決定者のうち支給終了後に就職した者の就職時期、これ...全文を見る
○高橋委員 ちょっと待ってくださいよ。八十三万人、四二%。それはいますよ、労働市場から退出された人。だけれども、それがほとんどみんななわけではないわけですよ。そういうのを、ちゃんとしたデータも示さずに、これで了解してくださいと。大臣、何度も答弁していますよ、失業給付が切れた後大体...全文を見る
○高橋委員 六十日がいいか悪いかを議論する以前の問題だと思うんです。つまり、失業の長期化が現実にあるということ。このデータだけで見ても、一年を超えている人が一二・八%、だけれども、実際には未就職四割もいるんだ、そういうことが十九年三月の時点ですので、今はもっと深刻じゃないか、その...全文を見る
03月25日第171回国会 衆議院 厚生労働委員会 第5号
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○高橋委員 日本共産党の高橋千鶴子です。  けさの新聞報道で、原爆症訴訟の十二日の東京高裁判決について、厚労省が上告する意向を固めたという記事がございました。  これを問えば、先ほどの柚木委員の質問に対するお答えのように、協議中であるという答弁になるかと思います。しかし、やは...全文を見る
○高橋委員 これ以上の時間稼ぎを絶対しないように、重ねて要望したいと思います。  次に、議題に入りたいと思うんですけれども、まず簡潔にお伺いします。戦傷病者戦没者遺族等関係でこれまで支給されてきた特別弔慰金や給付金など、どのくらいの方に、そしてどのくらいの額がこれまで支給されて...全文を見る
○高橋委員 もう一つ、軍人恩給というものがございますけれども、これも総務省に調べていただいて、昭和二十八年、三十三万一千人に対し五百六十五億円から始まったものを二十一年度まで積み上げていきますと、五十二兆二千四百七十九億円に上るということがわかっております。  今のお話と合わせ...全文を見る
○高橋委員 そこで、この調査は非常に御苦労されてやられたと思うんですけれども、拝見しますと、三十自治体で空襲や空爆の日付が、年度すら不詳となっているところがございました。それ以外にも、年度はわかるんですけれども、死者、負傷者の数がほとんど不詳であるということもさらに上っている。し...全文を見る
○高橋委員 ということは、今の昭和五十二年の記録以降の新しい数字はないというのが最初のお答えでしたけれども、その後これを、今私が指摘した自治体なども含めて記録を積み上げていくのだということでよろしいですか。
○高橋委員 よろしくお願いしたいと思います。  東京大空襲も、今は約十万名が亡くなったなどということが言われておりますけれども、当初、東京都が発表したのは三千九百九十人でありました。文字どおり、東京空襲を記録する会の方々などが名簿の記録を呼びかけて、本当に粘り強く取り組んできた...全文を見る
○高橋委員 立場が変わったとは承知しておりませんということは、措置すべきものはないということになるわけであります。  そうすると、例えば、二〇〇六年の六月二日の当委員会で、私も戦後処理問題で残された課題は何かということを質問しております。当時、川崎元厚生労働大臣は、シベリア抑留...全文を見る
○高橋委員 今のお答えをどう受けとめたらいいのかと、今、少し考えているところであります。  前段に、その所管がないというところがあったと思うんですね。私たちは、この問題は、例えば参議院でも福島瑞穂議員が取り上げたりされておりますけれども、やはり戦後補償を掲げてきた厚生労働省が所...全文を見る
○高橋委員 イデオロギーの問題だとおっしゃるのであれば、原爆の訴訟がこんなに長く続いているのも、まさにそのことを認めたくないからなのかなということをやはり言わざるを得ないわけなんです。同じ障害を受けて、何の保護もされずにずっと苦しんできた皆さんが、二年前ですけれども、なぜ今訴訟に...全文を見る
04月01日第171回国会 衆議院 厚生労働委員会 第6号
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○高橋委員 日本共産党の高橋千鶴子です。  生活保護の母子加算が、今年度、つまり今月から全廃されることになりました。平成十七年度から段階的に削減されてきたものであり、例えば母子加算一級地、十六年度は二万三千二百六十円だったものが、一万五千五百十円になり、昨年は七千七百五十円、そ...全文を見る
○高橋委員 今の五万世帯というのは、いただいた資料は、いろいろ高校の支援が入っていたりとか、そういうのを全部合わせて十万五百世帯になりますよね。間違いありませんね。
○高橋委員 出だしから小さく見えないように、十万五百世帯からスタートしているのだということをまず確認させていただきました。  そこで、資料の一枚目、これはひな形ですけれども、「福祉事務所からのお知らせ」ということで、こういうお手紙が、既に四月ですので来ているはずであります。十五...全文を見る
○高橋委員 済みません、先ほど先に資料の二枚目を見てからお話をすればよかったと思うんですが、生活保護を受ける母子世帯等の自立に向けたステップアップ支援ということを厚労省が掲げておりまして、最初に、お話しされた一万人、この方たちが未就労の母子世帯ということで、就労支援を行って、いわ...全文を見る
○高橋委員 そんなこと、今から新たにやるような言い方をしないでくださいよ。障害者加算とか医療扶助というのはもともとあるものなんですよ。あるもので対応してくださいということで、これから何か支援が新たにふえるわけではないのです。そこはごまかさないでいただきたい。  母子加算がなく、...全文を見る
○高橋委員 一般世帯との所得の問題については、生活保護基準の引き下げの問題でもやはり問題になったわけです。だけれども、そのときは、やはり一般世帯の方に区分をされているシングルマザーの方たちが、本当に切り詰めて頑張っている自分たちがそれでやっていけているんだから生活保護も切り下げま...全文を見る
○高橋委員 何かそういうことだけでお話しされるとは正直思っていなかったので、ちょっとどうかなと思いました。  特に、群馬県がもっと頻繁にとおっしゃいましたけれども、厚労省がこの「たまゆら」は有料老人ホームであると認定をされたのは、先ほど柚木委員の指摘にもございましたように、未届...全文を見る
○高橋委員 自治体にしっかりやってもらうためには、その権限を与えなければなりません。  平成十九年三月二十日、老健局通知で「有料老人ホームの届出促進等に関する総合的な取り組みの徹底について」、この中で「対象施設の把握推進に当たっては市区町村の協力も不可欠である。」と。平成十九年...全文を見る
○高橋委員 そこで大臣、今度、補正予算で、介護職の賃上げ、あるいは施設整備を含め一兆円投入だということが報道されています。それで、大臣は、先ほど来の議論でも、施設が不足しているのでふやしたい、交付金を活用したいということを述べておられます。  そこで、一体どのようなところに、施...全文を見る
○高橋委員 そこで、今回の悲劇が起きないようにということで、やはりそういう方たちの受け皿として施設がなかなかなくなってきたことがまた一つ問題があるのではないかということで、幾つか伺ってみたいと思うんです。  資料の三枚目にありますけれども、これは総務省の介護保険事業等に関する行...全文を見る
○高橋委員 今、法案に、今国会、所管が違うわけですけれども、非常に密接な関係があります。そこの中に指導監督、規制を強める検討がされるというお話でしたけれども、その説明を受けたんです。だけれども、介護に着目をした監督とは必ずしも法案からは読み取れないわけです。  そういう立場で厚...全文を見る
○高橋委員 そこで、資料の四枚目を見ていただきたいと思います。  介護老人福祉施設、いわゆる特別養護老人ホームは、平成十五年の五千八十四カ所から五千八百九十二カ所にふえておりますが、そのうちユニット型が七十五カ所から千四百三十九カ所にもなり、割合で二四・四%になっています。です...全文を見る
○高橋委員 大臣、どうですか。先ほど来お話ししているのは、この不幸な事件を繰り返さないように施設をふやしたいとおっしゃっています。だけれども、生活保護世帯が、結局行くところがなくて、あのような施設に行って、今回のような事件が起きた。だけれども、厚労省の方針としてユニット型にするん...全文を見る
○高橋委員 これではまた法の抜け穴ができてしまいますから、この点はしっかりと検討していただきたい、改善していただきたいと訴えて、終わります。
04月01日第171回国会 衆議院 災害対策特別委員会 第3号
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○高橋委員 日本共産党の高橋千鶴子です。  二月の初めに、昨年六月の岩手・宮城内陸地震で被災した栗原市に行ってまいりました。いまだ避難指示も勧告も解除されず、花山地区では七十世帯百八十人、耕英地区では四十一世帯百人が仮設住宅で年を越しました。  くりこま耕英震災復興の会の会長...全文を見る
○高橋委員 考え方は変わっていないという御答弁だったと思います。  二枚目に、この間の長期避難世帯適用事例というのをつけておきました。噴火災害だけではなく、皆さんの記憶に新しい中越地震なども含め、このように適用になっていると。  そこで、私は、今の考え方をむしろ非常に前向きに...全文を見る
○高橋委員 栗原のように既に十カ月になっている地域がございます。みなし全壊ということで、少なくとも基礎支援金の発動などがもう既にあってもよいのではないかと思いますけれども、これらも考慮できるでしょうかということを再度伺います。
○高橋委員 ありがとうございます。知事が認定をすれば、国は基本的には認めていただくのだろうということで受けとめたいと思います。  二番目の問題は、これは一昨年の法改正のときにも私がお願いをし、かつその後も何度も取り上げてきた災害救助法に基づく住宅の応急修理についての問題でありま...全文を見る
○高橋委員 今のお答えは、支援法とは内容を異にしているという答弁でありました。内容のことを聞いているのではございません。  そもそも、住宅の応急修理というものには、いわゆる所得要件ですとかあるいは年齢要件ですとかというものは本来なかったはずであります。これが、二〇〇四年のあの中...全文を見る
○高橋委員 だから、内容じゃなくて、所得要件などの基準は支援法に合わせたんですよね、ただそれだけを聞いているんですよ。
○高橋委員 おかしいじゃないですか、何で聞いていることに答えないんですか。これは何回も私は聞いていますよ。質問したときに答弁もしていますよ。単純なことを聞いているんです。内容じゃないです。  所得要件を設ける際に、単純にその基準、では、なぜ六百万じゃなく五百万なのか。ただ単にそ...全文を見る
○高橋委員 何でそれっぽっちのことをちゃんと言わないのか。要するに、その先のことを気にしているからそういう答弁になるんだと思うんですね。  まず、理屈は、スタートはとにかく所得要件、何らかの基準を設けようと思ったと。思ったときに、支援法に準ずるのがいいよねということでやったわけ...全文を見る
○高橋委員 よろしくお願いします。また、本委員会の委員各位にもぜひ御協力をお願いしたいと思います。  最後に、局地激甚災害のことでお伺いをいたします。  三月十三日の閣議決定で、岩手・宮城内陸地震の局地激甚災害の追加指定が決まりました。これだけ間があって、しかし、査定額が積み...全文を見る
○高橋委員 ありがとうございます。  今、基礎的な地方公共団体とおっしゃいましたけれども、合併をして五年間は特例ということで、旧町の単位で今指定をしていますよね。でも、これからはその五年がとれちゃった自治体ばかりになっていくわけですよね。そうしたときに幅広い市町村という見方では...全文を見る
04月03日第171回国会 衆議院 厚生労働委員会 第7号
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○高橋委員 日本共産党の高橋千鶴子です。  年金財政を考える上で、担い手の問題、どうふやしていくかは不可欠の課題だと思います。  十九年度の労働者派遣事業報告では、派遣労働者が三百八十一万人で、過去最高を記録しました。一方、この六月までに十九万二千人の非正規労働者が解雇、雇い...全文を見る
○高橋委員 九十三万人ということで、非常に割合はまだまだ少ない。  本当であれば、この図にあるように、厚生年金に入れない労働者は国民年金に入ることになっているわけですけれども、もう十分検討されてきたように、細切れの契約を繰り返し、例えば待機の期間があったら国民年金に入らなければ...全文を見る
○高橋委員 さまざまな免除制度ですとか追納ですとかあったとしても、さっき言ったように非常に細切れである。そうした方たちが後でも救済される、確実につながっていく、そういうことは本当に、よほど気をつけていかないと、みずからの努力ではなかなか困難であろうという点では、それは、二十五年ル...全文を見る
○高橋委員 伸び悩み程度の話では多分ないのであろう。先ほども、将来の無年金者が大きく膨らむという点についても明確なお答えがなかったと思うんですけれども、かなりシビアに見る必要があるのではないか。財政見通しが甘いじゃないかということが先ほど来指摘をされているわけですよね。今も答弁の...全文を見る
○高橋委員 今、社会保障国民会議のシミュレーションをもとに御答弁をいただきましたので、資料の二枚目にその総括表をつけさせていただいたわけですけれども、今のお話があったように、税方式に今の制度のまま移行した場合、あるいは未納分を考慮した場合、あるいは加算した場合と、さまざまケースが...全文を見る
○高橋委員 そこで、大臣に伺いたいんです。  経団連がこれまでも、消費税率の引き上げと法人税の減税を求めてきたことは周知の事実だと思います。先ほど紹介した所得税法の附則の中にも、「法人の実効税率の引下げを検討する」とちゃんと盛り込まれております。経団連が三月十七日に発表した「今...全文を見る
○高橋委員 少なくとも、事業主負担を今なくすという議論にはならないということでよろしいでしょうか。
○高橋委員 そこで、最後に、今大臣がくしくもおっしゃった、年金受給者、これまで払ってきた人たちが丸々増税になるのはやはりおかしいのじゃないか、これは一言だけ言わせていただきたいと思います。  〇三年の物価スライドによる年金給付費削減三千七百億円、これを皮切りに、この間、給付は六...全文を見る
○高橋委員 次、また続きをやりたいと思います。  ありがとうございました。
04月08日第171回国会 衆議院 厚生労働委員会 第8号
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○高橋委員 日本共産党の高橋千鶴子です。  初めに、記録問題について伺いたいと思います。  四月三日からねんきん定期便が、加入者でかつ誕生月の方に順次送られるようになりました。テレビ報道もあり、大変関心が高いことだと思っております。  ところが、特別便が来たときに、自分は年...全文を見る
○高橋委員 九割見つかった、あるいは整理されたといっても、調査中が六百九十八万件あると。その中での今起きている問題だと思うんですね。  だから、まず一点確認しますが、調査中はすなわち未回答と同じ扱いになるのか。定期便には、今おっしゃったように、ただし書きが確かにあります。しかし...全文を見る
○高橋委員 同じ扱いにならないんですか。あなたは調査中ですという回答が来るんですか、定期便に。今のはおかしいんじゃないんですか。
○高橋委員 ですから、反映していないという苦情が来るということは、あなたは調査中なんですという一言がないということなんですよ。その一言があるのとないのでは全然違うんです。待っていただきたいと言って、書いていればわかるんですけれども、結局、自分の言ったことは無視されたのかなというふ...全文を見る
○高橋委員 ですから、さっきから、無年金者、つまり、特別便も定期便も来ない方に、可能性があるじゃないかということをどうやって結びつけていくのかということを話しているわけですね。  今、七十四名が新たに受給権者になったと。これは、昨年の通知だと三十三名が普通徴収者ということで見つ...全文を見る
○高橋委員 しっかりとお願いしたいと思います。  次に、きょうは日本年金機構について質問をしたいと思います。  来年一月一日から立ち上がることになるんですけれども、資料の三に「日本年金機構設立時の正規職員の人員数」という資料をつけておきました。ここでは、まず左側を見ていただき...全文を見る
○高橋委員 一万三千四百八十五人。私は不足数は幾らかというふうに聞いたんですけれども、これを単純に引きますと二百四十五人が不足する。ただし、それプラス病休の方がいらっしゃいますね。
○高橋委員 そうすると、もう一回聞きますが、では二百四十五人でよいという意味ですか。
○高橋委員 今おっしゃったように病気休職の方がいる。これは、いただいた数字を私なりに足し算をしていきますと、単純に引いた頭数が二百四十五人、プラス長期病気休暇が三百七十五人になるかと思うんですね。そのほかに、二十二年のときは、外部採用というのは外出しになって九千八百八十人の中には...全文を見る
○高橋委員 次に、実際に採用される九千八百八十人に対し、採用内定名簿登載者数、つまり、そこから選考されることになるわけですよね。その名簿に載った数、それから名簿に載らなかった、懲戒処分の方などもいらっしゃると思うんですが、希望者数というのはさらにその外にあると思いますが、何人でし...全文を見る
○高橋委員 先行しました全国健保協会は、設立後、公表されておりますね。その差を教えてください。
○高橋委員 今の数字ですと、二千二百人がはみ出してしまったということかと思います。  それで、今のこともこれあり、今のこの資料にある、二十一年一月ですと、要対応分二千九百三十人、この中のかなりの人たちが、希望をしたけれども、配置転換などの分限免職回避の努力、この枠に入るのであろ...全文を見る
○高橋委員 日弁連は、昨年十二月十九日、「日本年金機構の職員採用に関する意見」を発表しました。過去一度でも懲戒処分を受けた職員は、処分の理由やその内容、程度のいかんにかかわらず一律不採用にするという絶対的基準を設けていることは、「かかる画一的基準によって社会保険庁職員の意に反して...全文を見る
○高橋委員 分限回避の努力を行った上でということは、先ほど来答弁があったんですね。だけれども、問題は、最初から、懲戒があった者は採用としないと一律に書いていることがおかしくはないかと言っているんです。  先ほど伺ったように、年金機構は社会保険庁の承継法人であり、これまでの例とは...全文を見る
○高橋委員 全然答えになっていないんですよね。  大臣にぜひ伺いたいと思います。年金機構になれば民間法人ですので、今後、労働法制の適用になると思います。客観的、合理的理由がなければ解雇は無効、今、派遣切りが盛んに行われている中で、厚労省が何度も何度も通知をしている内容であります...全文を見る
○高橋委員 先ほど来お話をしているように、まず、民間法人になったら当然それは解雇権の濫用に当たるのではないか、そこをちゃんとわきまえて。それが、解散して新しい法人になったんだから、ほとんど継承して、退職金まで継承しているけれども、全然関係ないんだ、そんなことが許されるのであったら...全文を見る
○高橋委員 不起訴処分であり、かつ、厚労省の報告書にも、大臣はそこからもはみ出ているということを指摘したわけです。誓約書に違反であるとかではなく、そのような誓約書を書かせること自体問題である、このことを指摘して、また次に譲りたいと思います。  終わります。
04月10日第171回国会 衆議院 厚生労働委員会 第9号
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○高橋委員 日本共産党の高橋千鶴子です。  最初に大臣に伺います。簡潔にお答えいただきたいと思います。  この間、年金制度そのものをどうするのかというさまざまな議論がされてきたわけですけれども、水準、制度設計、財源などは今後総合的に検討する必要があると思いますので、それは抜き...全文を見る
○高橋委員 私は、例えば財源一つとってももう既に意見が分かれるわけですから、ただ、やはり生活保護水準よりも一定の保障年金が必要だよねということはほぼ認識が一致されてきていると思うんです、この間の議論。それに向かってやはりきちんと制度設計をしていく必要があると思う。  ただ、その...全文を見る
○高橋委員 十数万の年金をもらっている単身世帯で貯蓄がなければ生活保護だろうとおっしゃったのは、非常に重要な問題かと思うんですね。  本来は、その程度では当然暮らしていけるという前提のもとに議論が始まったはずなんですよ。その程度の年金をもらっていて、かつ資産があってもこんなに貯...全文を見る
○高橋委員 物価スライドを自動的にしないということを訴えているわけです。これをもう一度大臣に伺いたいと思うんですね。  先ほど来、経済前提が崩れているじゃないかという議論がされておりました。例えば、来年から急に納付率が八〇%になるというのもおかしい、あるいは、ずっとマイナスで実...全文を見る
○高橋委員 初めから無理な計画をつくって、後で破綻するということがわかっているのに、とりあえず百年安心なんだから、今この給付水準で我慢をしろということが成り立つのかということが言いたいわけです。  局長に聞きますけれども、四月三日の委員会で、高齢者世帯のうち、生保世帯の占める割...全文を見る
○高橋委員 ですから、言っているのは、五%程度という話を年金局長がされたことに対して、だったら本来はもらえる基準なのにもらっていない人はどのくらいですかと聞いたのに、今その数字を言っても余り意味がないわけなんですね。  例えば、こういう試算がございます。〇二年の生活保護基準の全...全文を見る
○高橋委員 大臣にもう一度伺いますけれども、百年安心の制度設計を言いながら、たった今生活保護基準以下で暮らしている高齢者が一体どのくらいいるのかもわからないということ、これを何らかの、学者はいろいろなことを言っているわけです。今の私がお話しした数字も、一定の根拠をもとに試算をして...全文を見る
○高橋委員 今、生保とは性質が違うとおっしゃいました。当然だと思うんです。そう言いながら、生活保護基準の引き下げを、一たんは凍結しましたけれども、検討した検討会においては、一般の消費者との生活実態を比較して、保護の方が高いじゃないか、そういった保護基準を下げろということをやったわ...全文を見る
○高橋委員 初めて言いましたので、ぜひ検討していただきたいと思います。  時間になりましたので、最後に一言、資料の五枚目を見ていただきたい。  私は、きょう新しい経済対策が発表され、十五兆円規模だということを言われるわけですけれども、そうすると、今まであんなに財源がない、財源...全文を見る
○高橋委員 お願いします。  終わります。
04月15日第171回国会 衆議院 厚生労働委員会 第10号
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○高橋委員 日本共産党の高橋千鶴子です。  きょうは、年金記録問題から急速に実現が叫ばれるようになった社会保障カードと、それからレセプトオンライン化の問題について伺いたいと思います。  診療報酬支払基金が一月に処理するレセプトは七千三百十七万強、そのうち電算処理されているのが...全文を見る
○高橋委員 つまり、それを解釈すると、「当面」がついているから、延長措置もさらに考えているようでございますけれども、それで両立はするのだ、やめるという人はいなくなるのだという意味でしょうか。
○高橋委員 それが理由で地域崩壊を起こしてはならないと言いながら、例外はないと言っていると、それはやはり矛盾すると思うんです。要するに、当面、二年、三年、あるいは五年という話も聞こえておりますけれども、延長したとしても、自分はできないと言っている人たちが結局やめざるを得ないという...全文を見る
○高橋委員 今、一時的とおっしゃいましたが、一時的とは全く読めないのであります。  先ほど山井委員とのやりとりの中で、「等」の中に八〇%の意味が入っているんだということを大臣はおっしゃっているんですけれども、これはもう「等」とかではなく、「その他の事情」とここまで明確に書いてい...全文を見る
○高橋委員 必要な措置の中に例外もあるのだということを重ねて指摘しておきたいと思います。  この間、いろいろ答弁をされているのを聞きますと、例えば、自分でオンラインの回線を引くのが困難なところに対して、代行があるんです、それは三師会がやるんですということが言われております。しか...全文を見る
○高橋委員 今、適切な第三者というお話をされましたけれども、検討会の中では、支払基金と国保連に競争させるべきだということもされていますけれども、その点どうなのか。それから、当事者ということは、手数料は地域によって違いがあるということでしょうか。
○高橋委員 聞いているのは、個々の契約だということは、個々に違うということですかと言っているんです。
○高橋委員 そうすると、例えば、これまでオンラインの請求に対して、レセコンを入れるだけでも百万から三百万の負担がある、回線料がある、維持費がある、さまざまなことが言われてきて、それができないんだったら代行がございますよと言っているけれども、手数料がどうなるのかも全くわからない。そ...全文を見る
○高橋委員 責任の所在についても明らかじゃなかったと思います。  先ほど読み上げたとおり、ガイドラインの中には、やはりサービス提供事業者、回線事業者はあくまでも一部の、明らかにそのシステムに問題があった場合は責任を問われるかもしれないけれども、やはり情報そのものが漏れたとか重大...全文を見る
○高橋委員 それだけの大きなデータを民間業者に委託するということがまず一つお答えにあったと思います。年金の記録も同じようなことになっておるわけですけれども、そこに対する危惧が一つございます。  それから、今の、国が医療費適正化のために活用するのである。言ってみれば、特定健診のデ...全文を見る
○高橋委員 このデータの活用が、今回は学術研究。ただ、学術研究といっても大変広い意味がございますので、そこは可能にする条件が整っているということにまた読み込めるのではないかと思います。  次に進みます。  レセプトの病名コードは、六割から七割が大体標準化されていると聞いており...全文を見る
○高橋委員 例えば、この間の検討会で非常に先進事例として紹介をされている韓国。レセプトオンラインがほぼ一〇〇%やられているのである、審査委員が日本の支払基金などに比べて極めて少ないということで、非常に先進的な事例としてよく言われているわけです。  しかし、韓国は混合診療が定着を...全文を見る
○高橋委員 そもそも、これは患者に何かメリットがありますか。
○高橋委員 今お話しされているように、効率化、効率化と言いますけれども、もともと医療費抑制のツールなわけですから、患者にとって何のメリットもない、私は今の説明を聞いていてもそう思います。  例えば、年金記録の問題から発生したわけですよね。それで、オンラインで自分の年金記録を見る...全文を見る
○高橋委員 るるおっしゃいましたけれども、では、具体的にどうするんですか。
○高橋委員 窓口ではじかれて、市役所に行って特別な事情がありますと言わなければまた病院に戻れない、そういうことじゃないですか。ますますぐあいが悪くなるじゃないですか。私はそういうことを言っているんです。  例えば、さらに重ねて聞きますけれども、年金の法案の審議のときに、年金保険...全文を見る
○高橋委員 自治体独自の医療費助成、さまざまありますよね。子供医療費ですとか重度心身障害ですとか、そうしたもののリンクはどうなるんでしょうか。これをもしシステムに載せていくとなると、自治体は大変な経費がかかると思います。何にもしないとしても、システム自体はかかると思います。そのた...全文を見る
○高橋委員 きょう、まだという答弁がたくさんございました。これで二〇一一年からスタートするというのはとても無理であろう。もしスタートをすれば、本当に将来に禍根を残すのではないか。責任を医療機関と自治体にだけ押しつけて、国は、とにかく医療費抑制、そして将来は社会保障個人勘定に結んで...全文を見る
04月17日第171回国会 衆議院 厚生労働委員会 第11号
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○高橋委員 日本共産党の高橋千鶴子です。  初めに、局長に、通告しておりませんが、基本ですので確認させていただきたいと思います。  国民年金法の第一条には、「国民年金制度は、日本国憲法第二十五条第二項に規定する理念に基き、老齢、障害又は死亡によつて国民生活の安定がそこなわれる...全文を見る
○高橋委員 ありがとうございます。  十五年前に国会が決めた国民への約束が今年度でようやく決まったというのは、余りにも遅過ぎたと言わなければなりません。同時に、このことがもっと早くできていれば、次のステップ、いわゆる先ほど来議論されている最低保障年金制度のあり方云々ということに...全文を見る
○高橋委員 留意していくということは、ちょっと今不安になりましたよ。確実ではないということでしょうか。
○高橋委員 はい、確認をいたしました。  しかし、いずれにしても、かなり深刻な状況であるということは言えるのではないかと思います。今回の十五兆円は、経済危機対策といいますけれども、やはり消費税大増税という後世に大きなツケ回しをすることにほかならないと私は思っています。規模をもっ...全文を見る
○高橋委員 具体的に答弁されませんでしたが、厚労省にだけツケを回すということはないとお答えいただけますか。
○高橋委員 最初に述べましたように、国民年金法の本当の目的というのは、これは厚労省だけがひとり負うべきものではないのだろう、やはり国全体で負っていかなければならない。そういうことを考えたときに、財政が足りなくなったら、厚労省の予算をまたどこか削って、要するに福祉、何か削ってやると...全文を見る
○高橋委員 本当に、これでは完全に国民だましだ。わずか三千三百二十四億円しか入っていないということをあえて言わなければならないと思います。  ここに、〇七年十一月二十三日の日経新聞を持ってまいりました。「基礎年金の国庫負担上げ」と見出しがあり、「定率減税廃止分を充当」という記事...全文を見る
○高橋委員 大臣にも伺いたいと思います。  先ほどの負担割合の段階的引き上げの道筋は、二十年度はないわけであります。今あったように、審議未了で廃案になったわけですけれども、その法案は、今私が紹介したように、定率減税の廃止分を入れる法案ではなかった。財源は特になかったわけでありま...全文を見る
○高橋委員 国民は何度も裏切られていると思います。  そもそも消費税が、ことしで二十年目ですけれども、福祉のためといって導入されました。私自身が忘れられないのは、八九年から消費税が導入されまして、当時、反対署名を持って歩くと、高齢者の皆さんは、署名はできません、お国から年金をい...全文を見る
○高橋委員 そのためには、やはり国民にきちんと説明をし、信頼される制度をつくらなければならないと思います。  日本の社会保障費に対する企業負担は二五・九%、スウェーデンは四一%、イギリスは三二・四%というように、諸外国に比べて日本は決して高くありません。負担だけを言う前に、まず...全文を見る
○高橋委員 私は、日本共産党を代表して、国民年金法等の一部を改正する法律等の一部を改正する法律案に反対の討論を行います。  低過ぎる給付、高過ぎる保険料、増大している非正規労働者の未加入など深刻な制度の空洞化、年金制度が抱える問題の解決には国庫負担の引き上げが不可欠です。しかし...全文を見る
04月21日第171回国会 衆議院 厚生労働委員会臓器の移植に関する法律の一部を改正する法律案審査小委員会 第1号
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○高橋小委員 日本共産党の高橋千鶴子です。  本日は、六人の参考人の皆さん、本当にありがとうございました。  九七年の公布以来改正されなかった臓器移植法が、今般、何か急速に改正を決めるのだというような動きが出ているという報道がされております。  私どもは、九七年、脳死は人の...全文を見る
○高橋小委員 その先もさまざまあったと思うんですが、時間の関係で、そうした御報告だったと思います。  ある程度の時間が必要である、そしてまた、その時間を惜しむわけにはいかないのではないかということをあえて私自身も思っているところであります。  ただ、同時に、先般の視察のときも...全文を見る
○高橋小委員 やはり、別の救急の方たちを受け入れられない事情が少なくてもあったということは、非常に衝撃を受けたわけであります。  そもそも、今、救急医療そのものが非常に基盤整備がおくれている。やはり先生のいらっしゃる日本医科大学のような設備があるところはまだまだ少ない、人的体制...全文を見る
○高橋小委員 ポケットに持っていなかったという今のお話を聞いて、多分両方にとられるのではないか。意思は持っているけれども見落とすときもあるんだよということと、そのときはぱっと書いたけれども突き詰めて考えたことがなかったとか、さまざまなことがやはりあるんだろうと。そういう点では、ま...全文を見る
○高橋小委員 ありがとうございました。  やはり、虐待そのものを減らしていくということは何をおいても取り組んでいきたいというふうに思っております。  青山参考人には、本当にきょうは貴重なお話を伺いまして、ありがとうございました。  人の死を待つのではないかとか、あるいは、自...全文を見る
○高橋小委員 終わります。きょうは本当にありがとうございました。
04月22日第171回国会 衆議院 厚生労働委員会 第12号
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○高橋委員 日本共産党の高橋千鶴子です。  きょうは、保育の問題で質問したいと思います。  今日の雇用失業情勢の中で、フルタイムで働きたい、仕事を見つけなければならないのに、子供を預かってくれる保育所がないと悲鳴が上がっております。例えば、昨年から何度も申し込んでいるけれども...全文を見る
○高橋委員 今、安心こども基金、三年間で十五万人を対象にしようということを御紹介いただいたと思うんですけれども、その十五万人という数字は、まさに小泉内閣が、三年間で、〇四年に十五万人を受け入れるのだという待機児童ゼロ作戦をぶち上げた、こういう経緯がございました。しかし、そのために...全文を見る
○高橋委員 四月の初めに、厚労省の調査で、保育所を使いたいという潜在待機児童は八十五万人という数字が紹介されたと思います。  こうした問題は、今率直なお話があったと思いますけれども、保育所の定義を非常に狭めて、二万何がし程度しかいないのだよと言ってきた、これまでの見方そのものも...全文を見る
○高橋委員 今のお答えにくかった一般財源のところを避けて、公立も民間も最低基準が担保されるのだからというのでは済まない事態がやはり起こっているのではないか。地方の財政は厳しい、そういう中で一般財源にされているんだということは、やはり起こっている状況というのは直視をするべきであろう...全文を見る
○高橋委員 そうであればいいのですが、現実がどうなっていくのかということを少し詳しくお話ししていきたいと思うんです。  この資料の右側に、新たな保育の仕組みということが書いてありますけれども、市町村が保育の必要性・量、優先的利用確保の要否を認定するとある。この認定とは、具体的に...全文を見る
○高橋委員 お墨つきを与えるということと利用ができるということは、やはり別なのではないかということなんですね。特別部会の報告を読みますと、確かに、制度が例外を認めているから、結局、財政的理由により基盤整備がおくれていると保育を受けられなくても仕方ない、そういう議論になってしまうじ...全文を見る
○高橋委員 フルでも短期でも使えるようにという立場は大事なんですけれども、問題は、先ほど指摘をしたように、利用量が決められるということは、そうなってはならないという言葉をぜひ採用させていただきたいなと思っております。そうでなければ、朝早く来る子供と昼から来る子供とたまにしか来ない...全文を見る
○高橋委員 保育所を保護者が選べるようになりますよと言っておきながら、実は選ばれるのは保護者であったということがないようにお願いしたいと思います。  終わります。
04月30日第171回国会 衆議院 厚生労働委員会 第13号
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○高橋委員 日本共産党の高橋千鶴子です。  けさ、メキシコ以外でも死者が発生したこと、感染国が七カ国以上ということで広がってきた、そうしたことを踏まえ、WHOがフェーズ5に移行したことを発表いたしました。世界的大流行の一歩手前まで来ているということで、大変緊張感が高まっていると...全文を見る
○高橋委員 ありがとうございました。  昨年の参考人質疑で、成田検疫所の所長の藤井氏が、水際対策と国内対策を両輪でやる必要があると指摘をいたしました。今日、海外からの入国数が、十六万機、三千万人、日に八万人が入国をしてくるのだ、何としても水際で食いとめたいという決意と同時に、し...全文を見る
○高橋委員 私、実は昨年、医師数を聞いたそのときの関心事は、機内検疫をしたり、あるいは入管から、もちろんサーモグラフィーをやって通るわけですけれども、十日間以内に関係する国を通ってきた人がいるとなったときにまた検疫所に返される。そういうことをするわけですけれども、そのときに、検疫...全文を見る
○高橋委員 一足飛びにはいきませんが、まず、全体の底上げということは何としても必要なのだろうということで、これは大臣にも強く要望しておきたいと思います。  次に移ります。  ほかの機関からの応援ということで一定時間はやりますね、そしてそのうち、水際対策よりも国内対策に漸次移っ...全文を見る
○高橋委員 発熱相談センターは、看板を上げるだけではうまくいかないということがあると思うんですね、医師、資材、スタッフなどさまざま必要である。  それで、少しイメージができるものとして、資料の二を見ていただきたいんですけれども、多摩立川保健所が発熱センター運営のための手引きとい...全文を見る
○高橋委員 今のお答えでは、一つは、一般医療機関に対しても院内感染を防ぐための専用外来を設けろというふうなことをおっしゃいましたけれども、今の段階では、実際には指定医療機関に防護服などの補助をしている段階であるというのが一つだと思います。それから、発熱相談センターについては、外に...全文を見る
○高橋委員 確かに、地域によって、人口密集地とそうじゃないところの違いくらいは当然あると思います。しかし、個別に相談があればということを今言っているのはいかがか。一年前に、地方に対して明確な基準がないじゃないかということを私指摘しましたけれども、しかし、やはりこの段階でそのような...全文を見る
○高橋委員 次に、入院の問題ですけれども、感染症指定医療機関はまだまだ足りず、また、地方では身近にないわけです。このガイドラインの中でも、一般的な地方の病院でも、例えば一病棟丸ごとそこに充てるなどということで対応することができるように書いているわけですけれども、そういう条件が現実...全文を見る
○高橋委員 もともと、病床の削減ですとか財政難ということが言われておりますので、これも非常に急がれる問題だと思います。  その話をする前にもう一つ伺いたいんですが、残念ながら措置入院となった場合、公費負担となります。しかし、今回の新型インフルエンザであるということを特定される前...全文を見る
○高橋委員 ちょっと今の答えは、任意であるというのは、何も好きこのんで私インフルエンザかしらと思って入院するわけじゃないわけですよ。結果が出るまでわからないから入院してくださいということをお願いするわけでしょう。でも、結果が出ていないから措置はできない。そういう言ってみれば国の都...全文を見る
○高橋委員 では、そこは徹底して、疑いがあるところも含めて公費負担であるということを確認させていただきたいと思います。私が説明を受けた時点では、要するに確定診断がされてからというふうに受けていますので、そこは整理をしたいと思います。  時間が来てしまいましたので、例えば、仙台市...全文を見る
05月11日第171回国会 衆議院 予算委員会 第26号
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○高橋委員 日本共産党の高橋千鶴子です。  九日、国内で初めての新型インフルエンザ感染が確認をされました。けさまでの集計で、世界三十カ国、四千四百人を超える感染者、五十三名が死亡に至るという、急速な広がりを示しております。  この間、ずっと二十四時間体制で対応されてきた関係省...全文を見る
○高橋委員 その点については明確に示していただきたいと思うんですね。  私が非常に印象に残っているのは、一番最初に感染が疑われた横浜の高校生が実は新型ではなかったということがわかったときに、テレビで、校長先生が会見で一筋の涙を流しましたよね。まさに、極限まで追い詰められていたの...全文を見る
○高橋委員 私も、いっぱい時間をもらえれば幾らでもやりたいと思っております。  ぜひ、医師法の周知だけではなく、本当に医療機関の思いに沿った対応を、メディアだけではなく、直接通知するということもできますので、対応を求めたいと思います。  そこで、麻生首相も、国内発生を受けて検...全文を見る
○高橋委員 効率的なやり方と同時に、体制の強化というのをあわせてうまく、あんばいよくやっていただきたいと思うんです。  例えば、〇七年の十一月に千葉県で行った新型インフルエンザ対策総合訓練、ここでは成田検疫所の実動訓練も行われております。検疫所の訓練参加者十八名に後でアンケート...全文を見る
○高橋委員 疑いがあった方たちが実はたくさんいて、そのほとんどがA香港型であったということがあったわけですよね。そうすれば、機内で症状があったりもしたのではないかと率直に思うわけです。今回の方たちだって、乗る前から本当は熱があったということがありますよね。  正確に、サーモグラ...全文を見る
○高橋委員 次に、国土交通省に伺いたい。  この点について、航空会社との連携、相談などをどのようにやってきたのでしょうか。  航空会社の乗務員は、例えば感染の疑いのある今回のような乗客が出た場合、サービス担当だった乗務員は濃厚接触者として停留などの扱いを受けることになります。...全文を見る
○高橋委員 ありがとうございます。  航空会社にもいろいろありまして、外国の会社などもいますし、派遣で、派遣切りに遭って、本当に、日本語の通訳ができる乗務員が自分たちだけなのに派遣切りをして、外国人の乗務員で不安な体制をとっているですとか、さまざまなことが今あるわけですね。そう...全文を見る
○高橋委員 決して軽視をすべきではないし、また、この積み重ねを生かしていくべきであると思うんですね。  そこで、資料の一枚目を見ていただきたいと思うんですけれども、「各都道府県における定期予防接種の費用について」ということで、これは二類疾病と書いている方がいわゆるインフルエンザ...全文を見る
○高橋委員 鳥インフルエンザ関係では既に検討を始めていたと思いますが、それと連動するのではありませんか。
○高橋委員 現在の検討状況が、公費負担ということで検討されているようだということを伺っていましたので、当然そういう答弁が来るのかなと思っていましたが、弱毒だからということなのかもしれません。しかし、当然、弱毒だと叫んでいる専門家の方たちも、決して警戒は解いていないわけですね。それ...全文を見る
○高橋委員 きょうはぜひ総務大臣に伺いたいんですけれども、検疫官はこの間若干増員をいたしました。しかし、輸入食品の対応も必要に迫られたという事情もありますので、今の検疫がそんなにふえたわけではありません。また、今、保健所のお話もいたしました。  国も地方も、人が足りないというと...全文を見る
○高橋委員 ぜひふやしていただきたい。  ただ、ここがふえたよと思ったら、どこかに物すごいひずみが来ているということではまずいんですね。この間はやはり削減ありきという数値目標があったわけですから、めり張りだけで済むかということがございますので、ここはしっかりと要望しておきたいと...全文を見る
○高橋委員 しっかりと手当てをお願いしたいと思います。  そこで、さっき、例えば三十病院とお話ししたんですけれども、そのうち、民間の病院は二つしかないんですね。いざというとき、やはり自治体病院に頼らざるを得ないなということが当局の声でありました。  ちょっと時間がないので二つ...全文を見る
○高橋委員 割合で言ってくださると思ったんですが。しかし、断然公立の方が多いと。  そこで、国立病院機構、日赤病院、労災、社会保険、厚生年金病院などの役割が非常に重要だと思うんですね。例えば、指定病床というときに、必ず、結核病床を持つ医療機関ということを非常に大事に言われます。...全文を見る
○高橋委員 本当に、いざというときは頼りにせざるを得ないと思うんですね。だけれども、今は真っ先に撤退をしていくという状態になっているわけですから、ここを本当にしっかりと維持して、地域の医療を守っていただきたいということを重ねて訴えたいと思います。  ここまで、新型インフルエンザ...全文を見る
○高橋委員 今、診療報酬をちょっとだけ上げた話をされましたけれども、ほんのちょっとですよね、全体の中では。しかし、それがやはり原因だということをお認めになるからそう言ったのかなということを指摘したいんです。  ちょっと時間がなくなるから、もう一問聞けませんので、与謝野大臣にもき...全文を見る
○高橋委員 原稿から一回も目をお離しにならなかったので、大臣、もう少し気持ちの入った答弁をしていただきたいなと思うんですね。  だって、十分の一なわけですから、これを十年間やってみて、その後、全体の景気がよくなってきて、必要なくなるかとか、そういうことを考えるということだってあ...全文を見る
○高橋委員 よろしくお願いします。  終わります。
05月27日第171回国会 衆議院 厚生労働委員会 第15号
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○高橋委員 日本共産党の高橋千鶴子です。  この間、小委員会で重ねてきた参考人質疑、どの方の発言も本当に非常に貴重な感銘を受ける発言だったと思います。一日も早く移植を待つお子さんの御家族の叫びや、あるいは脳死は人の死と言われるけれども、我が子は生きているんだと訴える御家族の声を...全文を見る
○高橋委員 そうすると、A案の方にも同じことを伺いたいと思います。
○高橋委員 今のA案について重ねて伺いますが、厚労省の研究班でも、確かに、六歳未満の場合、症例研究を行って、判定の一定の時間をこれまで以上にとるとか、さまざまなことでやっていかなければいけない、言ってみれば、今の基準を書きかえなければならないということを先生はおっしゃっているんだ...全文を見る
○高橋委員 どんな場合でも一足飛びに進むのではないのだということをあえて確認させていただきました。  D案の方は、脳死判定に移る前に院内委員会において虐待の有無を判断するというスキームになっております。これまでも参考人の質疑の中で繰り返されてきたように、小児科学会でも、虐待の判...全文を見る
○高橋委員 そうすると、今の、数カ月も現実にかかっているものを省令でどこまで書き込めるのかというのはまだ非常に課題が残るのではないか。それはA案に対しても同じことを指摘させていただきたいと思います。  それで、先ほど枝野提出者が、脳死基準を厳格にしようとしているC案では、またそ...全文を見る
○高橋委員 よろしいと思います。WHOの問題は小委員会でも説明があったわけですけれども、それの中でもやはり、阿部提出者がおっしゃっているように、全否定ではないのだということであったと私も理解をしております。  そこで、自己決定との関係なんですけれども、D案は、十五歳以上は現行法...全文を見る
○高橋委員 十五歳で線を引いて、現行法のように、そこから先は移植が不可能ですよという場合だったらわかるんです。逆に、そこから先は、つまり十五歳未満のときは自己決定ではなく親に判断をゆだねられている。そうすることによって余りにも親の負荷が大き過ぎるのではないかということがあるからこ...全文を見る
○高橋委員 ありがとうございます。  今、私、年齢の線引きの問題で、自己決定ということにこだわっているわけではなくて、むしろ、本人の意思表示がない中、家族に判断がゆだねられるということが余りに重くないかということに非常に問題意識を持っております。現行でも、ドナー家族が提供を承諾...全文を見る
○高橋委員 その見きわめをだれがどのようにするのかということが非常にあいまいではないか。つまり、脳死は人の死とあえて書いてしまった以上、先ほど阿部提出者も指摘をされていたように、脳死判定が必ず、脳死状態に近いであろうと思われる方に対してあえてするようになるのかということ、また、そ...全文を見る
○高橋委員 そうはっきりおっしゃっていただくとすれば、たまたまその病院に行ったがために意思が生かされなかった、逆に、家族にひたすら、脳死の判定をするべきか否か、移植をすべきか否か、考えてもいなかったことが降りかかってくる、その状況はどうなるのだろうかということなど、非常にわからな...全文を見る
06月05日第171回国会 衆議院 厚生労働委員会 第16号
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○高橋委員 日本共産党の高橋千鶴子です。  前回、四法案に対して、提出者に対する質疑が初めて行われて、きょうが二回目でありますけれども、多くの問いを残したと思いますし、また、議員立法とはいえ、詳細なことは条文にはなく、多くは政省令やガイドラインにゆだねなければなりません。そうし...全文を見る
○高橋委員 影響を与えないということは条文では明確にはされていないと思うんですけれども、そういう法律であるという答弁であったかと思うんです。  しかし、先ほど来、川内委員も繰り返し述べていらっしゃるのは、前提として、脳死は人の死である、こういうものに立っているわけですから、やは...全文を見る
○高橋委員 おおむね合意がされているということの根拠は後で聞く予定でありましたが、それについて今の答弁がございました。  私が伺いたいのは、仮に、おおむね合意がされている、社会的にそういう状況が生まれたとしても、それが前提であるということが法律に書かれてしまった場合、脳死は人の...全文を見る
○高橋委員 もちろん、やめてくれと言う権利を持っているというのは十分承知をしております。  私がお話ししたのは、脳死判定を家族が許諾するその時点で、社会的にもう合意がなされているんです、脳死は人の死ですから判定して、多分そうなりますよということになっては困るということを言ってい...全文を見る
○高橋委員 だから、どうしてそれは担保されるんですか。意思が表明されない場合は家族が許諾してよいという法律なわけですよね。
○高橋委員 そんな質問はしておりません。私は、別に子供のことを聞いたわけではないんです。A案は、大人でさえも、本人の意思が明確でない場合、家族が書面で承諾をすれば認められるということですよね。だから、本人の意思が表明されていない、それは消極的拒否とも言えるのではないか、そこの尊重...全文を見る
○高橋委員 非常に興味深い数字だと思うんですね。本当にまだ四万三百七十六件と少ないけれども、みずから提供したいということを。前回、小委員会でちょっと議論があったんですけれども、カードを書いたんだけれども持っていない人がほとんどであると。しかし、あえて提供したいということを積極的に...全文を見る
○高橋委員 親族の優先提供について、A案、B案の方にそれぞれ伺いたいと思います。  六条の二でこの問題が盛り込まれているわけですけれども、その前提である第二条、「必要とする者に係る移植術を受ける機会は、公平に与えられるよう配慮されなければならない。」この点に関しては一切変わって...全文を見る
○高橋委員 ありがとうございました。  公平性の原則ということに対して、頻繁でないからとか、まれであるから大丈夫であろうということではなかなか片づけられないのではないか、これはやはり生体間の移植とは一線を画すべきであろうということを指摘しておきたいと思います。  そこで、大臣...全文を見る
○高橋委員 先般、阿部委員からPICUの不足の問題が指摘をされました。  また、今大臣が紹介された検討会の中間まとめが行われたわけですけれども、例えば三月四日の第一回の委員会では、順天堂大学浦安病院の山田、田中両先生が提出した資料の中でも、新生児死亡率が世界一低いのに対して、幼...全文を見る
○高橋委員 私が危惧をしているのは、小児救急の現場が大変な実態になっている、こうした中、小児の臓器移植が可能となったとしても、現実には、期待を裏切り、現場の混乱をもたらすのではないか、ここに対する議論がやはり必要なのではないかと思うんです。  それで、端的に伺いますけれども、今...全文を見る
○高橋委員 今のお答えは、現在把握をしておりませんということでした。もちろん、決定をしていない中ですから、しかし、仮定の条件を入れた上でいうと、昨日担当課からいただいた数字は一つであります、子供の脳死に関して。  ですから、私が言いたいのは、本当に子供の移植が可能にできるような...全文を見る
○高橋委員 私がここで訴えたいことは、委員会審議をきょうで終わらせるべきではないということに尽きるものであります。  移植を一日も早くと待つお子さん、あるいは待ちながら既にお亡くなりになられた小さい命を思うと、何とか道を開きたいと私自身も思います。しかし、命の問題を需要と供給の...全文を見る
06月10日第171回国会 衆議院 厚生労働委員会 第17号
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○高橋委員 日本共産党の高橋千鶴子です。  初めに、大臣に伺います。  ことしは、七九年に国連で採択された女性差別撤廃条約から三十年目に当たります。  日本が八五年に批准した同条約には、「母性の社会的重要性並びに家庭及び子の養育における両親の役割に留意し、また、出産における...全文を見る
○高橋委員 そこで、具体的な話を進めていきたいと思うんですが、資料の一枚目を見ていただきたいと思います。これは全労連女性部が、〇七年、妊娠・出産・育児に関する実態調査報告をまとめた中からの資料であります。  〇一年以降、妊娠、出産した正規労働者一千八百人のデータをとって、その中...全文を見る
○高橋委員 先ほど来、書面を取り交わすのが義務かどうかという議論がされておりましたが、この問題に関しては一切デメリットはないですので、これはもうかっちりとやっていただきたいと思います。  私は、最初に大臣に女性差別撤廃条約との絡みで一言伺ったわけですけれども、機会均等だ、そんな...全文を見る
○高橋委員 今局長がおっしゃったことは、まさに先ほど紹介した調査の中にも出てくるわけなんですね。つまり、年休を使い切っちゃっている人たちというのは、そのすべてを子供さんの病気で呼び出されるとか、あるいは運動会や学校行事、PTA、さまざまなことに費やして、それでも足りなくて、足りな...全文を見る
○高橋委員 実はこの問題を担当者と議論したときに、結局、病気以外のもので対応できないのかといったときに、それは年休を使ってくださいと言うので、話が堂々めぐりするわけですよね。年休を使い切ってさらに足りないと言っているのに、年休で対応するしかないというのは、今お話があったように、問...全文を見る
○高橋委員 なぜ雇用保険より上回るとうまくないんですか。
○高橋委員 今のお話は、要するに、どこから金を出すかという議論だと思うんですね。雇用均等の問題でもっと分野を広げなきゃいけないという議論が分科会である一方で、雇用保険の分科会では、それでは金がもたぬぞ、もっと何とか絞り込まなきゃいけないんじゃないか、あるいは、失業保険がベースなん...全文を見る
○高橋委員 午前の部で議論があった自営業者の問題でいいますと、私たちは、前から国保に社保並みの出産手当をすべきだということをずっと要求しております。当然、そういう形で前進をしていくべきなのではないか。  今回、男性の育児参加を強調するために、パパ・ママ育休プラスなどということを...全文を見る
06月12日第171回国会 衆議院 厚生労働委員会 第18号
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○高橋委員 日本共産党の高橋千鶴子です。  きょうは、本来なら村木局長に答弁を求めるのがふさわしいのかどうか大変悩みました。障害者団体向け郵便料金割引制度の悪用事件で局長は渦中の方であり、これまで参議院の質疑などでは所管外であるとして答弁をされませんでした。しかし、昨日の新聞各...全文を見る
○高橋委員 それでは、質問に入ります。簡潔にお答えください。  育児休業では、厚生年金、健康保険の保険料が事業主、労働者負担ともに免除をされますが、介護休業にはありません。収入も著しく減る中、同様に減免措置を設けるべきと思いますが、いかがでしょうか。
○高橋委員 審議会でも議論があったというお話でしたけれども、ちょっと今の答弁では納得がいかないわけですよ。  つまり、年金の将来の支え手を支援する、そういう考え方からいったら次世代育成とこれは違うんだと言っていますけれども、先ほど来お話があるように、家族介護のために、今働き盛り...全文を見る
○高橋委員 ですから、実はその三カ月というのは、だれしも三カ月で介護は終わらないよねと思うわけですけれども、今お話があったように、厚労省の説明は、介護を要する家族を抱えた労働者が雇用を維持していくために、家族の介護に関する長期的方針を決めるための期間とされているわけです。つまり、...全文を見る
○高橋委員 経済的支援とあわせて、こうした制度設計について、さらに前進するように検討していただきたい、これは要望にとどめたいと思います。  次に、今日焦眉の課題であるいわゆる育休切りについてなんですけれども、昨年度のデータは、育児休業に係る不利益取り扱いが千二百六十二件、妊娠、...全文を見る
○高橋委員 有期に至っては四六・四%であるということでありました。  きょうはちょっと時間の関係で質問ができないのですけれども、今後、不利益取り扱いに対して調停などの任務もあるわけです。しかし、均等室というところはやはり権限が労働基準官とは違うわけであります。この点については、...全文を見る
○高橋委員 この点は少し大臣に伺いたいと思うんですね。  休暇をとってから復帰して順々に体調が戻る期間、これが三十日間であると。しかし、これは、妊婦も、一般の労働者のいわゆる傷病後の復帰も、全部三十日なわけですよね。そうすると、実態がどうかということはもうずっと手がつけられてい...全文を見る
○高橋委員 これはきょうひとつ芽出しですので、検討していただきたいと思います。  すぐに可能性があるんじゃないかなと思うのは、例えば、産後八週間就業制限がかかっていますけれども、本人のいろいろな事情や会社の事情を考慮して六週間で復帰した場合、この方たちも六週間プラス三十日しか規...全文を見る
○高橋委員 いわゆる育休切りの中に有期労働者の事例が大変多い。私が仄聞したのは、四割なり七割ということがございます。まさにこれがかなりの要因になっている。いかがでしょうか。
○高橋委員 まさしく弱い立場の人から、契約が切れていますよ、満了ですよという形で今雇いどめが起こっているということがまず一つの認識としてあるのではないか。ここがまず一つ問題だと思うんですね。  それで、きょうは、ちょっと期間労働者の育児休業の問題についてもう少し踏み込んでお話し...全文を見る
○高橋委員 かなり救える部分があるというお言葉でした。そうしていただきたいと思います。  そこで、きょうどうしても訴えたいのは、公務パートの問題であります。  資料の二を見ていただきたいと思います。地方公務員の短時間勤務の在り方に関する研究会報告書がことし一月二十三日に発表さ...全文を見る
○高橋委員 幾らそう原則として一年といっても、結局、皆さんがつくった資料が、これも運動団体のかなりの要求があってのことなわけですけれども、実際には、原則どおり一年ではない、同じ方が再度任用されている、余人をもってかえられないような働き方をしているということが明らかになったのではな...全文を見る
○高橋委員 最後にもう一度大臣に伺いたいと思います。  今のお話を聞いていただいたと思うんですけれども、公務員だけれども公務員の法律に規定がない。ですので、育児・介護休業法の規定を設けているわけです。そういう考え方があるんですから、非常勤職員にこれができない根拠になるだろうか。...全文を見る
○高橋委員 ありがとうございます。  終わります。     —————————————
○高橋委員 ただいま議題となりました育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律及び雇用保険法の一部を改正する法律案に対する修正案につきまして、その趣旨を御説明申し上げます。  本委員会で審議されてきた政府案、並びに、残念ながら今取り下げとなりました民主党...全文を見る
07月08日第171回国会 衆議院 厚生労働委員会 第19号
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○高橋委員 日本共産党の高橋千鶴子です。  初めに、肝炎対策について伺いたいと思います。  先月十六日、B型肝炎訴訟最高裁判決からちょうど三周年の日に、元原告らと舛添厚労大臣との面会そして謝罪が初めて実現をしました。提訴してから十七年、勝利判決から三年と、丸二十年目のことであ...全文を見る
○高橋委員 二度とこのようなことが起こらないようにと大臣がおっしゃったということでありますけれども、それがどのような意味なのか。つまり、とても狭く言われては困るんだ、本当に二十年かけてその一言、たった十分でしたけれども、聞いた五名の方だけが国の責任があるのだというのであれば、また...全文を見る
○高橋委員 私が聞いているのは五人だけではないということ。それはもしかしたら個々に、私は割合的には極めて少ないかと思いますが、あるかもしれません、いろいろな事情が。だけれども、基本的にはやはりそれ以外に考えられないということを皆さんがおっしゃっているわけです。  いずれにしても...全文を見る
○高橋委員 答弁を逃げないでください。何人いるかなんて聞いていません。五人だけで終わりとは絶対言えないでしょう。そのことだけを聞いているんです。
○高橋委員 では、絶対にを取りましょう。可能性は当然否定できない。そうでしょう。三百三十人と大臣がおっしゃっているのも、その中の、まだまだ私は微々たるものだと思いますよ。だけれども、いずれにしても、あれだけの長い時代、そういう背景があったんですから、それは五人で終わりだとは言い切...全文を見る
○高橋委員 わかりました。ここを確認させていただきたいと思います。  この問題は、C型肝炎についても同じように、血液製剤だけではなくて注射の回し打ちなどということもあったと思います。ですから、大きく言って、やはり医療行為によるものであるということを認めて、大部分が国の責任である...全文を見る
○高橋委員 まず、今の答弁、もう前にも私質問していますし、また患者の皆さん、原告の皆さんがみずから集めたアンケートで、やはり経済的負担が大きいのだということを言っているわけですから、解決済みの問題を今さらるる答弁をされるということは時間の無駄ですので、おやめになっていただきたいと...全文を見る
○高橋委員 同じ答弁をしないでくださいよ。  今、いろいろな新薬や治療法が研究開発されているとおっしゃいました。幾ら研究開発されても、自己負担が高くて治療に入れなかったら意味がないじゃありませんか。本当の目的を達するためには、それは一刻も早く治療に入れる、専念できる体制が必要な...全文を見る
○高橋委員 重ねてこれは要望したいと思うんです。  あわせて、私も何度もお願いをしていますけれども、医療費助成の枠では救えない、交通費や仕事ができないなどの生活面をどう支えるかということについて、先ほど大臣が言ったような、社会保障全体で考えるというと大変時間のかかるお話でありま...全文を見る
○高橋委員 この夏には整理ができて、これは前向きな回答が出るということで期待してよろしいでしょうね。
○高橋委員 最後に、大臣にもう一度伺います。  薬害原告団とB型原告団が共同で行った国会議員に対するアンケートがございます。二百十二名から回答があり、そのうち、政府・与党である自民党と公明党が六十三名答えていただきました。肝炎対策基本法制定に賛成ですか。はいが百九十名で、反対は...全文を見る
○高橋委員 本委員会の皆さんに重ねて強く要望をし、大臣にもその意思をしっかり表明していただきたいということをお願いして、終わりたいと思います。  ありがとうございました。
11月18日第173回国会 衆議院 厚生労働委員会 第2号
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○高橋(千)委員 日本共産党の高橋千鶴子です。  雇用情勢の改善が見られません。総務省が先月三十日に発表した労働力調査によると、九月の失業者数は、実数で、前月から二万人ふえ、三百六十三万人に上り、十一カ月連続の増加であります。  雇用調整助成金など、二百五十万人とも言われる企...全文を見る
○高橋(千)委員 今ちょっと思いがけない答弁でございました。大臣自身が労政審に対して、三党案が出された原則禁止について、製造業派遣や登録型派遣のことだと思いますけれども、諮問をしたとおっしゃいました。  資料の一枚目をごらんになっていただきたいと思います。まさしく長妻大臣の名前...全文を見る
○高橋(千)委員 ですから、ILOが言っているのは、政府が政策を変更する、決定するにおいては、労働者、使用者それぞれの審議会を持って、公益委員も、三者入っていますけれども、決定をするように、検討をするようにということを言っているのであって、政府のメッセージが聞こえてこない、禁止や...全文を見る
○高橋(千)委員 もう一つ議題がございますのでここまでにしますけれども、労働法制緩和のなれの果てだということをおっしゃいましたので、それが本当に抜本改正という形で出てくるように、政府の強いメッセージが必要ではないかということを重ねて指摘をしたいのと、通告をしていましたけれども時間...全文を見る
○高橋(千)委員 ちょっと次の質問の答えを先におっしゃったような気もしないでもないのですが、次の質問をしますのでもう一回答えてください。  最初の質問は、本人の合意なしにはこうした労働条件の大幅な変更、つまり、配転だったり、一たん退職してまた契約社員になる、こういうふうなことは...全文を見る
○高橋(千)委員 非常に歯切れが悪くて……。  勝手に使っている言葉である、そういう言葉はないということだと思います。それから、本人の合意なしにはできないというのは、基本的にはもう判例でも確立をされているということでよろしいですよね。  次に行きたいと思うのですけれども、さっ...全文を見る
○高橋(千)委員 私は、きょうは長妻大臣に、せっかく大臣になられて、これまでの自民党政権のときの大臣の答弁をひとつ抜け出していただきたい、こういうことを思っているのであります。それが、先ほどの個別の事情ではというお話でございます。  今紹介をした、この退職願の文章、これは書いて...全文を見る
○高橋(千)委員 済みません、時間がなくなったので一言だけ要望を言わせてください。  今、検討という言葉がございましたので、これはミスター検討中であってもいい意味の検討だと受けとめたいと思うのであります。  再就職援助計画のその一端がこの資料の五枚目なんですよ。つまり、麻生政...全文を見る
11月20日第173回国会 衆議院 厚生労働委員会 第3号
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○高橋(千)委員 日本共産党の高橋千鶴子です。  本日の委員会がこのような形で持たれたことは、非常に遺憾であります。本日の委員会建てについては、与野党が合意をしていたものであります。したがって、欠席をされる合理的な理由はないと言わなければなりません。  しかしながら、昨日来の...全文を見る
○高橋(千)委員 優先順位をつけなければならないということは、もう当然理解をしております。また、任意である、季節性インフルエンザと同等のあれであるということは言っております。  ただ、このワクチンが、重症化を防ぐ効力はあるのではないかと言われていますけれども、蔓延を防ぐというこ...全文を見る
○高橋(千)委員 実際の窓口の声をよく聞いて、スムーズに流れるようにさらに努力をしていただきたいと思います。  実際に学級閉鎖が非常に広がっているわけですけれども、先ほどの話と関連しますけれども、仕事を休めない親が多いわけで、小中高は学級閉鎖しても保育園の閉鎖が少ないのも、まさ...全文を見る
○高橋(千)委員 はい。  申しわけありませんが、もう一点だけ、ワクチンの安全性について伺いたいと思います。  期待が大きい一方、不安も大きいのが現実であります。季節性インフルエンザワクチンの集団接種が中止された経緯も、やはり感染予防などの明確なデータが得られない一方、重篤な...全文を見る
○高橋(千)委員 ぜひ続きをやらせていただきたいと思います。  終わります。
11月25日第173回国会 衆議院 厚生労働委員会 第4号
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○高橋(千)委員 日本共産党の高橋千鶴子です。  きょうは、野党理事の御配慮によって四十分の時間をいただきました。本当は質問したい点はたくさんあるんですけれども、先日、時間切れとなってしまった新型インフルエンザ対策について、またその後の新しい状況もあるものですから、重ねて質問を...全文を見る
○高橋(千)委員 幾つも答弁漏れがあったんですけれども。  まず、今、十一月十八日にGSKカナダが一部使用中止を依頼したということでありますけれども、報道されているのは、私もきのう原課に確認しておりますけれども、カナダ公衆衛生庁、つまりカナダ政府が指摘をしている、要するに、副反...全文を見る
○高橋(千)委員 ですから、カナダ政府がカナダのGSK社に副反応の報告が多いんじゃないかという指摘をしたのはいつですかと聞いているんです。
○高橋(千)委員 事前にこれは全部聞いてあります。きのう、いつですか、どちらからですかと何度も何度も聞いているんです。正直その場ではお答えができませんでした。それで、きちんとその事実経過を確認しますからと。それは、大臣にそんな細かいことを突然聞く、そこまで意地悪するつもりはありま...全文を見る
○高橋(千)委員 ですから、調査の権限というのは、お答えの中になかったんですけれども、多分お願いベースなんだろうなと思いました。  そうすると、ましてノバルティスの場合は、とりあえず今のところ何か事象があったわけではないので、これはますますもってお願いベースになると思いますが、...全文を見る
○高橋(千)委員 今回のGSK社の調査と特例承認のスケジュールとの関係はどのようになるでしょうか。調査団の報告を待ってから承認の手続をするようになるのでしょうか。
○高橋(千)委員 今、おくれるという答弁でございました。  その中で、例えば臨床データを追加で求めるなどということも検討されているのでしょうか。今、国内では、さっき百件などという話があったわけですが、ノバルティス社が九月十六日から、GSK社が十月十三日から臨床試験を始めていると...全文を見る
○高橋(千)委員 今、追加でデータを求めるということも十分検討があるのだ、また、国によるデータの出方の違いについても十分加味するという大事な答弁があったかと思います。  そこで、契約は既に十月六日に結ばれております。今既に衆議院では採決が終わっておりますけれども、まだ本会議を通...全文を見る
○高橋(千)委員 二つ目の質問、日本側から契約を解除できるのはどういうときか。
○高橋(千)委員 二つ問題点があると思うんですけれども、日本側から契約を解除できるのはどういうときかという質問は、特例承認を想定して聞いたものではございません。ですから、一つは、その特例承認が仮におりなかった場合、それはもう契約そのものが白紙なんだよという説明をいただきました。た...全文を見る
○高橋(千)委員 ということは、重大な契約違反が相手方にあっても破棄できないということですね。
○高橋(千)委員 重大な契約違反があった場合は破棄できるというお答えだったと思います。先ほどの答弁がちょっと違っていたかなと。  いずれにしても、この契約というのが、期限的にも縛りがあり、どちらかというと売り手側優位なのかなということについて危惧を持っております。  でも、損...全文を見る
○高橋(千)委員 それをどのように証明しますか。
○高橋(千)委員 大臣に伺いたいんですけれども、特例承認あるいは今回のような上限のない損失補償契約というのは、なかなかなじまないというか、我々の理解を超えているわけですね。それは諸外国みんなそうなんだよという説明で、しようがないじゃないかと言われているわけですけれども、本当にそれ...全文を見る
○高橋(千)委員 臨時応急的な措置である、ワクチンは残念ながら今のところ足りないのだと。  私たちも、ワクチンに対してのいろいろな考え方が確かにございます。そもそも打たなきゃいいんじゃないかという意見などもさまざまあるわけですが、しかし、基本的には、今、国民の要望にもこたえ、や...全文を見る
○高橋(千)委員 補足をいただきまして、ありがとうございます。  カナダのとった対応、同じ日であったということで、そういう対応というのはとても大事で、国産メーカーとの関係においても、今、副反応報告を定期的にとり、公表されているということですので、こういう対応がやはり大事なんだろ...全文を見る
○高橋(千)委員 今の意識障害の関係はきのうもちょっと伺ったんですが、十月のレポートの段階ではこのことが明らかにされておりませんでした。感染研に対して、抗インフルエンザ薬の投与が脳症の発症前なのか後なのか、そういう指摘があって明らかにされたのかなと思っております。  ただ、逆に...全文を見る
○高橋(千)委員 大臣、一言お願いいたします。
○高橋(千)委員 ありがとうございました。よろしくお願いいたします。  以上です。
11月26日第173回国会 衆議院 厚生労働委員会 第5号
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○高橋(千)委員 日本共産党の高橋千鶴子です。  肝炎対策基本法の今国会成立がようやく現実のものになろうとしております。昨年一月、党派を超えた共同と政治判断によって成立をさせた薬害肝炎救済法から丸二年になろうとし、本来ならもっと早く成立するはずだったのに、政局にさまざま翻弄され...全文を見る
○高橋(千)委員 長妻大臣、舛添さんと、一歩も出ないのでちょっと残念な、しかも最後はちょっと官僚答弁であったなと思われます。ここをやりとりしているともう先に進まないし、ちょっと残念なんですけれども。  可能性は否定はできない、当然なんですね。裁判の中でまた同じ話を何度も何度も国...全文を見る
○高橋(千)委員 二点ということでありました。ここについて、まず最低確保できるようにみんなで後押しをしたいと。  そして同時に、やはりずっとこの間議論をされてきたように、政府はすぐ、B型肝炎はそんなに治療費がかからないんだなどということが何度も答弁をされて、そうではない、長時間...全文を見る
○高橋(千)委員 肝がんの方は。
○高橋(千)委員 わかりました。  では、引き続いて山井政務官に伺いたいと思います。  肝炎患者救済のために、山井政務官が野党時代に何度も質問に立たれ、尽力されたことは、だれもが周知をしているところだと思います。  例えば、ことし四月一日の本委員会においても、舛添大臣に対し...全文を見る
○高橋(千)委員 これこそ政治主導で、本当に国民が新しい政権を選んだということの結果を示していただきたいと思います。  今の山井政務官のお話の中にありましたように、〇六年六月の、三年前の最高裁の判決で、ようやっと自分の責任ではないのだということに初めて気がついて、本当にこれで救...全文を見る