高橋千鶴子

たかはしちづこ

比例代表(東北)選出
日本共産党
当選回数7回

高橋千鶴子の2012年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月16日第180回国会 衆議院 予算委員会 第10号
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○高橋(千)委員 日本共産党の高橋千鶴子です。  初めに、今冬の豪雪対策について伺います。  二月十五日現在で、犠牲者が九十八名にも上りました。重軽傷が千四百八十五名です。被害に遭われた方々に心からお悔やみを申し上げるとともに、お見舞いを申し上げます。  しかし、今なお被害...全文を見る
○高橋(千)委員 ありがとうございます。  両大臣とも前向きな答弁であったと思うんですけれども、一日も早くメッセージが届き、現実に交付がされるように、また実態に即してお願いしたいと思います。  それで、道路の問題でもう一言お願いしたいんですけれども、例えば新潟県でいいますと、...全文を見る
○高橋(千)委員 今委員長が指摘したことを私が今お話ししたかったんです。自分の最初の質問にちゃんと言ってあるんですね。雪は災害であるという立場に立てという意味で質問をしておりますので、災害に近いなどということを今言われるというのはちょっとあり得ないのであるということを指摘したいと...全文を見る
○高橋(千)委員 次の質問の前にもう一度確認をしますが、基本合意を当然踏まえているということでよろしいですよね。イエスかノーかで。
○高橋(千)委員 非常に言葉を選んでいるような気がいたしますけれども。  障がい者制度改革推進本部のもとに設置された総合福祉部会は、昨年八月に骨格提言を発表しました。新法を目指してと題した提言には、冒頭、基礎となったのは二つの指針であると。一つは、先ほど大臣がお答えになった障害...全文を見る
○高橋(千)委員 全くなっていないと思います。思いが詰まっている、それは当たり前です。どんな思いでこの会議をやってきたのか、それをしっかり受けとめるとか、できる限り反映させればいいんだ、そういうものですか。  資料の一枚目に、当時の和解をしたときの記事を載せておきました。一月八...全文を見る
○高橋(千)委員 多分、今官房長官は途中の経過、政務官に説明をされたというところを聞いていることをお答えになったと思うんです。  これは、やはり一方の当事者が、約束したことと違うのだ、つまり、約束をしたことによって裁判を終わらせたわけですから、このことについて認められないと言っ...全文を見る
○高橋(千)委員 そこで、資料の5、先ほどの次のページを見ていただきたい。これは、二月八日の総合福祉部会で、部会長の佐藤久夫氏が提出した「骨格提言における提言項目と厚生労働省案の関連整理」というものであります。  骨格提言がどのような構成になっているかというのがここでわかるんで...全文を見る
○高橋(千)委員 聞かれたことに答えておりません。廃止ですか、また新法ですか、あわせて答えてください。
○高橋(千)委員 まず、名前を変えただけでは、例えば、後期高齢者医療制度が大変批判をされて長寿医療制度と変えたことがかつてありましたけれども、名前を変えただけで実体は伴わないわけなんですね。しかも、名前が今ないわけですから。  今、いろいろ予算措置が云々とおっしゃいました。でも...全文を見る
○高橋(千)委員 不適切ということだと。ですから、廃止、はなからできないと思っていたわけではないし、できなくてもいいと思っているわけではないということでよろしいですね。  では、ちょっと続けますよ。  忘れてはならないのは、全ての和解が成立したのは二〇一〇年の四月ですね。とこ...全文を見る
○高橋(千)委員 あくまでも踏まえた対応だというお答えで、到底認められるものではないと思います。  では、新法の名前はどうなりますか。
○高橋(千)委員 ですから、名前さえ決められずに、どういう旗を掲げてこの国会で新法を通すのかということが本当に問われると思うんですね。  二月八日、翌日の新聞各紙の報道を見れば、朝日、日経は、障害者自立支援法改正案と報じました。毎日も、「障害者新法」と書きましたが、「実態は「自...全文を見る
○高橋(千)委員 単なるつなぎ法の一部改正ではないと今答弁をされましたけれども、その単なるつなぎ法で応能負担になったから、今回の厚労省案は応益負担の部分は一言も触れていない。一番の根幹でありながら、そこには、もう終わったことだ、解決したことだという立場に立っているんです。そこがそ...全文を見る
○高橋(千)委員 要するに、当然、予算は少しずつ伸びています。今年度も一千九十七億円の増額。これはあくまでも自然増分なんですね。新しい法律に基づいて、新しい予算措置が必要だというのは、ここにも全然出てこないんですよ。先ほど大臣がいろいろおっしゃったんですけれども、財源的にも担保さ...全文を見る
○高橋(千)委員 終わります。
02月23日第180回国会 衆議院 予算委員会 第15号
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○高橋(千)委員 日本共産党の高橋千鶴子です。  昨日は、社会保障と税の一体改革について一日議論がありました。我が党は、既にお話をしているように、社会保障の改悪とセットの消費税増税には反対であること、増税によらない財源確保について、既に二月七日に提言を発表しているところでありま...全文を見る
○高橋(千)委員 希望すれば誰でも働ける、また働きがいのある人間らしい働き方、これは本当に同じだと思うんですね。ただ、今はそうなっていないというところに大きな問題がある。  今、震災や円高なども大きな契機となっているわけですけれども、大手企業の工場が地方から撤退し、再編が進み、...全文を見る
○高橋(千)委員 私は今の数字はもちろん掌握をしております。もちろん全部ではないですけれども、一定の参考にはなるであろう、厚労省の所管でありますけれども。  ただ、問題は、工場立地に着目して、またこの間もやはり長く企業誘致型の経済対策というものをやられてきたし、今回も、震災から...全文を見る
○高橋(千)委員 ぜひ検討していただきたいと思います、後から取り上げる具体の話の中でもやはり関係があるなと思っていますので。  こうした中、家電業界が軒並み赤字決算、過去最大規模などと大変ショッキングな報道がされました。二〇一二年三月期決算が、パナソニック七千八百億円、シャープ...全文を見る
○高橋(千)委員 率直に言って、約七千億円の税金が無駄だと言われているような状態なわけですよね。それを、いやいや、メーカーが、そんなもの織り込み済みなのに業績悪化したと言うのは何事だみたいなことを言うというのは、それは織り込み済みだったら、政府がなぜこういう政策をするんですか。そ...全文を見る
○高橋(千)委員 そうしたことも含めてきちんとした総括をするべきでないか、いいことだけ言うなということを言っているんです。先食いだと認めていながら、エコカーに三千億円、百万台、また新たな予算をつけているわけですね。そうすると、やはり瞬間的に期間従業員をふやして、そしてまた一気にこ...全文を見る
○高橋(千)委員 そこはしっかりやっていただきたいと思うんですね、当たり前のことですので。  ただ、問題は、見えないということにどう取り組むのかということを言いたかったんです。地域が冷えているでしょうという認識さえも、先ほど大変長い答弁をされましたけれども、一言もございませんで...全文を見る
○高橋(千)委員 お願いいたします。  それで、集約した先の工場、マザー工場と呼ぶわけですけれども、県の本荘工場、本荘工業団地に建てた、敷地面積が二十五万平方メートル、建築面積が五万七千五百平方メートル、これはグループ最大規模です。TDK—MCC本荘工場に一千七百人を超える従業...全文を見る
○高橋(千)委員 最大限努力するとお答えになりました。それが具体的にどういう形でできるのかということにもっと知恵を出さないと、やむを得ないという立場ではないということはまず確認をしたわけですけれども、さっきから言っているように、私、三年前にもTDKに電話しているんですよ。そのとき...全文を見る
○高橋(千)委員 そこで、一つ提案しますが、地域はもちろんただ黙って手をこまねいているわけではございません。十一日付の魁新報によれば、にかほ工業振興会の渡部幸悦会長がこんなことを言っています。TDKは太陽のような存在で、協力会社はヒマワリだ。どういう意味かなと思ったら、みんな太陽...全文を見る
○高橋(千)委員 よろしくお願いします。  やはり地域の自主性をなるべく引き出しながら、そして使い勝手のよい形で応援をしていただきたい。ここは公的に約束をしていただきましたので、しっかりとお願いしたいと思います。  先ほど、私、見えないリストラという表現を使いましたけれども、...全文を見る
○高橋(千)委員 今、労働者派遣法の改正が労働者の保護に役立つ、そういう答弁がございました。  民主党政権が誕生した大きなきっかけの一つが、二〇〇八年のリーマン・ショック以降の派遣切りの嵐、これで、労働者派遣法の抜本改正、大きな期待が民主党に集まったんだと思うわけであります。し...全文を見る
○高橋(千)委員 もちろん一言で終わります。  こんな言い分は絶対に認められません。今さらになって、震災が理由だとか、そんなことは絶対に言ってはなりません。抜本改正は絶対許せないと、企業の論理ばかりがまかり通るようなやり方は認められないということを訴えて、終わりたいと思います。
03月05日第180回国会 衆議院 予算委員会第三分科会 第1号
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○高橋(千)分科員 日本共産党の高橋千鶴子です。小川大臣に初めて質問させていただきます。よろしくお願いいたします。  国連女性差別撤廃委員会は、二〇〇九年の第六次日本報告審議において総括所見を発表し、四十八項目の懸念と勧告を発表しました。とりわけ二点、一つは、民法の差別的規定の...全文を見る
○高橋(千)分科員 今、提出できるよう努力をしていきたいとおっしゃいました。その中身なんですね。今、国会の中でさまざまな意見があるというお話がありました。  そもそも総括所見は、〇九年の政府報告に対して、さまざまな議論があり世論の動向を注視している、こういう答弁を厳しく批判して...全文を見る
○高橋(千)分科員 きょうは、やはりその努力の中身について少しずつ聞いていきたいなと思うんです。  例えば、国連女性差別撤廃委員会委員のドゥブラブカ・シモノビッチさんは、二〇一〇年の九月に来日をされまして、国会内でも、また各地でも講演をされました。そのときに指摘をされたことは、...全文を見る
○高橋(千)分科員 認識をしているというお答えでありました。  二〇〇六年に新設された国連人権理事会、日本はこの創設当初から理事国をされています。昨年九月三十日、「世界の人権保護促進への日本の貢献」、この中で、こういうことをおっしゃっています。「日本は、基本的人権を尊重する憲法...全文を見る
○高橋(千)分科員 ちょっと今、重大な答弁をされたかと思うんですね。国際条約の法的拘束力について認識はしているとお答えになったけれども、では、個々の、つまり今の民法の改正の中身について、差別とまで言えるのかどうか、そういう趣旨のことをおっしゃったのではないかなと。これは、これまで...全文を見る
○高橋(千)分科員 私は先ほど質問したときに言葉をちゃんと選んでおりまして、女性差別でありという表現をわざとしませんでした。差別であり人権問題。  一般的に、どちらかを選ぶとなると、圧倒的に、九割以上が女性が男性の姓を名乗っている、このこと自体が女性差別の実態をあらわしているん...全文を見る
○高橋(千)分科員 二つ質問します。  まず、日本が例外的な国であるということは、要するに、どちらかの姓に決めなければならない、そういう国が今でも多数派なんですか、あるいは幾つかあるんですか。そのことが一つです。  それから、国会の中で、熱心な民法改正を求める発言がある一方、...全文を見る
○高橋(千)分科員 あえて大臣がその調査を使うとは思ってもみませんでした。内閣府の調査で、家族の名字が違っても一体感には影響がないと答えている人が六割近くいる、そのことの方が大きいじゃないですか。わずかに、いや、それは困ると言っている人が四割いるからといって、だから無視できないと...全文を見る
○高橋(千)分科員 二〇一〇年十月の一般勧告二十八号パラグラフ二十九は、女性差別撤廃条約の第二条「遅滞なく」、この表現について、「締約国がすべての適切な手段を利用して政策を推進する義務が差し迫った性質であることを明確に表している。」として、「遅滞は、政治、社会、文化、宗教、経済、...全文を見る
○高橋(千)分科員 私の指摘、私が今指摘をしましたが、国連の指摘ですからね、これをちょっと曲解しないように。国連に向けてまさかそんな答弁はできないでしょう。そういう立場に立たなければならないと思います。  きょうは福田政務官にもおいでいただいているので、一言伺いたいと思うんです...全文を見る
○高橋(千)分科員 付記でなくてもいいのかなということをきょう思い切って質問してみましたが、まだそこまでは踏み込めないということでしょうか、地方分権ですので。
○高橋(千)分科員 個人的には望ましいということでございました。  改めて小川大臣に聞きたいと思うんですが、こうした各地の取り組み、女性たちの思い、やはり本当に現場で頑張っているわけですね。政府に対しても何度も申し入れをしてきました。そうした声に応えて民法改正へ踏み出すべきだと...全文を見る
○高橋(千)分科員 お願いいたします。  そこで、関連するんですが、きょう、もう一つテーマがございます。  二〇一〇年十二月十七日閣議決定の第三次男女共同参画基本計画を踏まえた、社会のあらゆる分野において二〇二〇年までに指導的地位に女性が占める割合が少なくとも三〇%程度という...全文を見る
○高橋(千)分科員 ありがとうございました。  内閣府の方から、今提出している資料をつくっていただいたわけです、バックデータをぜひ欲しいということで。  今、園田政務官がお話をしてくださったように、やはり比例代表並立制になってから女性の当選者の割合がふえているということと、そ...全文を見る
○高橋(千)分科員 せっかくの重要な報告を与党内でぜひ生かしていただきますようにお願いして、終わります。
03月06日第180回国会 衆議院 東日本大震災復興特別委員会 第4号
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○高橋(千)委員 日本共産党の高橋千鶴子です。  東日本大震災から間もなく一年になろうとしています。二月に復興庁が誕生し、ようやく本格復興に向けた一歩を踏み出したという感があるわけですが、その一方で、仮設住宅で孤独死など、避難生活の深刻さは深まるばかりであります。一人一人の被災...全文を見る
○高橋(千)委員 今の答弁は多分、繰り越しが可能だということだと思うんです。ただ、二年くらいは延長してくれというのが現場の要望なんですね。  被災三県の三十三造船所全てが被災をしました。そのうち二社が廃業も検討中ということで、数は限られているわけですから。型枠をつくったからとい...全文を見る
○高橋(千)委員 ありがとうございます。二年は少なくとも可能なんだろうということで受けとめたいと思います。  そこで次に、復興交付金の問題です。  第一回の交付決定について、先ほどもちょっと議論があったわけですが、宮城県は六割にとどまっていることなど、随分議論になっております...全文を見る
○高橋(千)委員 では、継続協議だと。それはわかりました。  それで、効果促進事業を新たにセット。
○高橋(千)委員 それは確認しました。  それで、私は、数字だけを見て、随分厳しいんじゃないかとか絞り過ぎじゃないかとかということは、やはりまだ判断はできないと思っているんです。大臣の理由も随分きのうから何度も聞きました。ですから、当然個別に見ていくことは大事なんだろう。だけれ...全文を見る
○高橋(千)委員 ぜひお願いいたします。その上で、当然、復興庁の体制も十分ではないという指摘もございますから、やはり各省の出先機関などとの連携を本当に密にとりながら、熟知をしている体制がとれているという状況をつくっていただきたいと思っています。  そこで、少し提案したいと思うん...全文を見る
○高橋(千)委員 高さの問題ですとか戸数の問題ですとか、本当に細かい条件を少しずつクリアしていって、特例措置もしながらここまで持ってくることができたわけです。仙台市も随分そういう詳細な調査を行い、要望も出して、それでここまで来たわけですから、何か無理な要望となっているということで...全文を見る
○高橋(千)委員 その先を聞くと、さっきのような答弁が大臣からまた来るのかなと思うので、きょうはその先を聞きません。  というのは、まず一つは、減免がどこまでできるかということをちゃんと知らせてほしいということなんですね。一万七千円からというふうな数字がちょっと新聞に載りました...全文を見る
○高橋(千)委員 確かに、前いたところは大変屋敷が広い、少し狭めればはみ出すものがないよ、等価交換もあり得るよということが一つあったと思います。  本当は、これを前に説明を受けたときは、自治体の裁量によって被災者にとって結果として負担が出ないようにすることができるという説明だっ...全文を見る
○高橋(千)委員 ありがとうございます。ここは確認させていただきたいと思います。そういうせっかくの支援を、自治体の負担をなくするということが支援としてできた、だけれども、それが結局、被災者にとってもプラスになるように動かなければ意味がないわけです。  防災移転事業は、二〇〇四年...全文を見る
○高橋(千)委員 ありがとうございます。  そこで、今、復興に当たって、住宅の再建あるいは移転、公営住宅の建設など、そういうお話をしてきました。やはりそのときに、仮設の店舗も一緒に再建をしていく、これが望ましいことだと思っているんです。  そこで、国土交通大臣と柳澤副大臣にそ...全文を見る
○高橋(千)委員 ありがとうございました。  時間になりましたので、最後は復興大臣が決断をしなければならないというところで、もう一問聞く予定でしたけれども、今の趣旨を受けとめていただいて、やはり住まいと事業所が一緒になって再建できるようにお願いしたいと思います。  終わります...全文を見る
03月07日第180回国会 衆議院 厚生労働委員会 第2号
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○高橋(千)委員 日本共産党の高橋千鶴子です。  今、坂口委員の方から、医師の経験、また厚労大臣の経験者として、本当に深い、思いのこもった質問がございました。また、それに対して小宮山大臣も、正面から答えていらっしゃったと思います。ぜひとも、その第三者機関、薬害肝炎の本当に最終報...全文を見る
○高橋(千)委員 もちろん、それはやっていくことだと思うんです。ただ、やはり私たちが、本来ならば政府として、原告団と合意を結んだ、その立場に立って責任を果たすべきだ、それが閣法で出てこないから議員立法で政府に責任をきちんと書いたわけですから、それに応えていくということで、一言確認...全文を見る
○高橋(千)委員 お願いします。  では、一問目に戻りたいと思います。  全国から存続の要望が大きく寄せられていた社会保険病院や厚生年金病院等について、昨年、その受け皿となる独立行政法人地域医療機能推進機構法が成立しました。社会保険庁の解体により受け皿を失ったこれらの施設につ...全文を見る
○高橋(千)委員 正直言って、その平成二十六年四月一日というのは遅過ぎる。当然、この法案をつくったときは、来年ということを念頭に置いていたのではないか、そういうことを皆さん、言われているわけですね。  心配されるのは、やはり施行が先延ばしされている間に新たな売却が進むのではない...全文を見る
○高橋(千)委員 よろしくお願いします。  本当に、自治体ぐるみの粘り強い取り組みとまさに難産の末、何度も喜んではがっかりするということを繰り返した中で、こうして皆さんの御努力でできた法律ですので、本当にこれを生かしていきたいということで、よろしくお願いしたいと思います。  ...全文を見る
○高橋(千)委員 まず、該当すると明確にお答えになったと思います。  実は、そのプレスの発表ですとか大臣の会見の起こしを見ても、そう読み取れるかどうかというのがちょっと曖昧だなと思ったので、あえて確認をさせていただきました。  私の手元に、そのテレビでも紹介された二冊の本の写...全文を見る
○高橋(千)委員 そうすると、一般論で言いますと、これはどういう意味を持つのでしょうか。つまり、厚労大臣は解任する権限があるわけですよね。でも解任ではない。どういうことなのか。  ですから、まず局長に聞きますけれども、こうした解説本を書くということが、当然、今お話があったように...全文を見る
○高橋(千)委員 要するに、明らかに過去問題だと認めた。しかも、それは出さないようにということを言っている。しかし、留意事項だから構わないという意味なんでしょうか。  社会福祉士及び介護福祉士法の秘密保持義務、これに準ずるのではないでしょうか。第十六条、「指定試験機関の役員若し...全文を見る
○高橋(千)委員 辞任の申し出がなかったら、解任の手続をとったと。ちょっとこれは、だったら解任の手続をきちっとするべきですよね。だって、本人の申し出に基づきと言いますが、本人は認めていないわけですよ。要するに、これは対策本だと認めていない。あくまでもこれは学術研究だと言って、しか...全文を見る
○高橋(千)委員 既に知られていると言っても、さっき言ったように、対策本を出してはいけないということになっていることと、それから、私、過去問を、ホームページにも載っています、見ましたけれども、答えは載っていませんよ。答えも載っていないし、解説も載っていないんですよ。それを、試験を...全文を見る
○高橋(千)委員 何しろ、国家試験をやる、受け持つセンターがここしかないわけですから、考えてみたら、指定取り消しまでできるわけですよ。でも、それをやっちゃったら試験ができない、どうしよう。そういういろいろな思惑が働いて浄化ができないということがあってはなりませんので、徹底した調査...全文を見る
○高橋(千)委員 この点については、調査の結果の報告ですとか、今後ぜひ検証していきたい、このように思います。しっかりお願いいたします。  最後になんですけれども、大臣、申しわけありません、通告しておりませんが、一言質問をさせていただきたい。何の準備も要らないですので。  それ...全文を見る
○高橋(千)委員 誰が喜ぶのかという問いには直接お答えにならなかった。残念ながら、今、そういう方がいらっしゃらないという意味ではないのかなと思います。本委員会の議論を聞いていても、決して前向きに進めてほしいという声はなかったんじゃないか、そう思うんですね。  やはり、労働法は労...全文を見る
○高橋(千)委員 ただいま議題となりました政府提出の労働者派遣法の一部改正案と三党提出の修正案に断固反対の立場から討論します。  政府案は、製造業務派遣、登録型派遣の原則禁止を言いながら、一方で多くの例外を認めるなど、極めて不十分な内容です。それでも、行き過ぎた規制緩和による派...全文を見る
03月07日第180回国会 衆議院 東日本大震災復興特別委員会 第5号
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○高橋(千)委員 日本共産党の高橋千鶴子です。  福島県の特別立法が必要だということは、地元の日本共産党県議団を初め、私自身も、本委員会、予算委員会などでも繰り返し求めてまいりました。  今回、福島復興再生特別措置法案という形で審議入りができたということ、本当によかったと思っ...全文を見る
○高橋(千)委員 済みません、今、最後のところをちょっと、厚労省は窓口負担を、私たちはよく現物給付と言いますけれども、そういうふうにしたときに、助成をしているのではなくて、逆に、制裁措置というような形で、交付金を引くような形をしているわけなんですね。だから、それは自治体が独自に頑...全文を見る
○高橋(千)委員 ありがとうございます。  もともとやっていた制度ですからね。もともと福島県で現物給付だったわけ、それを山形に行ってできないでいるということだったので、そこを線引きしないでくださいという趣旨でありましたので、よろしくお願いしたいと思います。  それで、この特例...全文を見る
○高橋(千)委員 今はまだかなり自然発生的な、あるいはNPO法人などに支えられて、県外に避難した方たちが自主的なつながり、先ほどの母の会もそうですけれども、そういう取り組みがされていると思うんですね。今お話があった協議会を組織していくなどという形で、やはり地域のつながりが残ってい...全文を見る
○高橋(千)委員 こういう質問をしたのは、やはり、この復興再生特措法がまだまだそうした、全ての県民が視野に入っているのかなという問題意識があるからであります。でも、きょう、まず答弁はそこで、全ての県民なんだよということで確認をしておきたいと思うんです。  先ほど紹介した中村さん...全文を見る
○高橋(千)委員 大変心のこもった答弁だったと思うんですが、質問したのは、ちょっと角度を変えたんですね。  要するに、県の基金を使って担保していく、国が措置してくれたわけですから、やはりそれがきちんと担保されて続くことをまず求めています。  今言ったのは、大臣も認識しているよ...全文を見る
○高橋(千)委員 きょうはちょっと進行がなかなか思いどおりに進まなくて、かなり問いを残してしまったんですが、今、細野大臣が思わず出てきたので、今のところでちょっと質問しますけれども、第二十四条の健康管理調査、これは、「平成二十三年三月十一日において福島に住所を有していた者その他こ...全文を見る
○高橋(千)委員 そこでまた、大臣の答えたことについて伺わなければならなくなるわけですけれども、県が主体的にやるんだ、国が責任を逃れるわけではないのだという趣旨でおっしゃったんだと思うんです。ただ、そこが実は明確じゃないんですね。  この法案に、そもそも、原発を推進してきた国と...全文を見る
○高橋(千)委員 国の責任はいいですか。
○高橋(千)委員 ここはぜひ明記をするべきだと思います。今、委員の話し合いの中でも当然話題に上っているわけで、ここがやはり出発点になって、本当に福島の再生に向かっていけるのかということがあるわけですし、また福島も、今回の経験を通して、先ほどお話しした復興計画、原子力に依存しない、...全文を見る
○高橋(千)委員 ここはとても大事なところだと思います。国の責任として政府を挙げてということだったので、そこが何らかの形で担保できる条文ですとか、そういうものが必要かなということで、また御提案をしたいな、協議をしたいなというふうに思っております。いずれにしても、十年の話ではないだ...全文を見る
○高橋(千)委員 また続きをやります。ありがとうございました。
03月08日第180回国会 衆議院 東日本大震災復興特別委員会 第6号
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○高橋(千)委員 日本共産党の高橋千鶴子です。  きょうは、時間が大変限られておりますので、なるべく端的に質問しますので、答弁もぜひ端的にお願いをしたいと思います。  初めに、提出者の吉野委員に伺いたいと思います。  第一条の「目的」に、先ほどの議論もあったわけですけれども...全文を見る
○高橋(千)委員 今、東電に責任があるのは当然というお答えがございました。それはもちろん提出者の気持ちはそこに込められていると思うんですけれども、しかしそれを、やはりこれは長く、恒久法でありますので、福島の再生を果たすために持ちこたえる法律でなければならないわけですから、やはりそ...全文を見る
○高橋(千)委員 今の答弁は、次の質問の、私が言うべきところなんですけれども。  要するに、国が責任を持ってという、それが法律の趣旨なんだというんですけれども、東電に賠償の責任をきちんと果たさせること、それをきちんとやらせることも国の責任ではないのでしょうか。
○高橋(千)委員 そこで、今大臣が読み上げた六十三条は、条文的には、これは法律用語で言うとこういう表現しか書けないのかもしれないんですね。要するに、「求償することを妨げるものではない。」と。我々にしてみると、大変消極的に思うわけですよ。賠償できなくはないよという程度の表現に聞こえ...全文を見る
○高橋(千)委員 そこで、少し具体的なことを考えてみたいと思うんですが、きょうはあえて文科大臣なども呼んでおりませんので、指針の具体的な中身については議論するつもりはないんです。  結局、これまで指針の限界をどう超えるかということが随分議論されてきました。国が必要だと思って行っ...全文を見る
○高橋(千)委員 ありがとうございます。  やはり、ADRですとか、現場では、本当に客観的な資料を求められるということで大変な思いをされているわけで、賠償がなかなか進まないという議論がされています。でも一方で、こうして政策的に国がきちんとやったものに対しては一番の証明になるんで...全文を見る
○高橋(千)委員 これも実は、特区法の議論のときに繰り返し大臣とやりとりをしたわけですね。今も理念を生かしていきたいとおっしゃったわけですけれども、なぜそれを条文には書いてくれないのかなということなんです。要するに、具体的な仕組みの中で規定が欲しかったということを指摘しているんで...全文を見る
○高橋(千)委員 これは県内でもやはり同じです。これを一言言っておきたいと思います。  次に、細野大臣に伺いたいんですが、また時間の関係で、二問を一つにして伺いたいと思います。  この法律の中では、除染については、放射性物質汚染対処法が既にできていて、表現は悪いですけれども、...全文を見る
○高橋(千)委員 では、責任が移っただけで、しっかり引き継ぐのだということを確認させていただきたいと思います。  終わります。ありがとうございました。
○高橋(千)委員 ただいま議題となりました福島復興再生特別措置法案並びに六党提出の修正案に対し、日本共産党を代表し、賛成の討論を行います。  東日本大震災による地震、津波被害に加え、東京電力福島第一原子力発電所の事故という三重苦に見舞われた福島県の復興再生にとって、既存の法律や...全文を見る
03月14日第180回国会 衆議院 厚生労働委員会 第4号
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○高橋(千)委員 日本共産党の高橋千鶴子です。  二〇〇八年以降毎年、雇用保険法の改正を本委員会で行ってきました。悪化する雇用失業情勢を踏まえ、また派遣切りの問題などもあり、本当に雇用のセーフティーネットを広げなければということで議論を進めてきたかと思います。  今回も、年齢...全文を見る
○高橋(千)委員 今、失業給付が既に切れ始めて、そのうち二千百六十三名がまだ仕事が見つかっていないというようなことがあったかと思います。またこれは段階的に出てきて、三月、四月ということで新たな数が出てくるということがあると思います。  延長をしないのかという議論が随分されてきた...全文を見る
○高橋(千)委員 後の方はこれから少し議論していきますので、ちょっと最初の認識のところですね。  私、これ、すごくこだわっているんですけれども、やはり何十年もこのミスマッチという言葉は使われてきていて、新卒者の仕事がない問題とか、あるいは定着が非常に悪いということにミスマッチと...全文を見る
○高橋(千)委員 ありがとうございます。  そこで、少し具体的な事業の話を伺いたいと思うんですが、第三次補正で求職者支援訓練に対しての規模拡大を一定図っているけれども、どういうところで雇用を見込もうとしている、つまり、訓練はどのようなことをやろうとしているのか、お願いします。
○高橋(千)委員 今、もう少し詳しくそれをお話ししてもらいたかったんですけれども、大体どのくらい考えていますか、雇用の人数とか。
○高橋(千)委員 その訓練の制度、昨年の四月に求職者支援制度の議論をここでしましたよね。言ってみれば、訓練自体が十分ない中で、民間に委託をするので不十分な中身になっていますよねということを指摘いたしました。例えば、エステですとかネイルですとか、そうしたものも訓練の一つに位置づけら...全文を見る
○高橋(千)委員 前段にまず紹介した事業、これはパンフレットもできておりまして、二種類あるんですけれども、工業高校等実践教育導入事業というのもございまして、私がさっき言った公の問題で、やはり高等技術専門学校、これの資源を活用して、人材を活用して中小企業の若手の技術者を育てていこう...全文を見る
○高橋(千)委員 代替できる事業があるのだというお話だったかと思うんですけれども、そこで、私がこういう質問をなぜしたのかというのは、高等技専の問題、これまでも、減ってきましたねということをいつも指摘して、やはり公的職業訓練の大事さということを主張してきました。  例えば、気仙沼...全文を見る
○高橋(千)委員 成長分野だけが前に出ますと、復興のこれから長い事業の中で、必須分野といいましょうか、それこそ住宅にかかわるあらゆる技術ですとか、そういう地に足のついた事業もやはり重要なわけで、その担い手を育てて、そして定着させていくということもあわせて必要なわけですから、成長イ...全文を見る
03月15日第180回国会 衆議院 災害対策特別委員会 第4号
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○高橋(千)委員 日本共産党の高橋千鶴子です。  きょうはまず、災害弔慰金と災害障害見舞金制度について伺いたいと思います。  災害弔慰金の支給等に関する法律は、昭和四十八年に議員立法で成立し、災害救助法が適用されたなど自然災害によって死亡した場合、最大五百万円が支給されること...全文を見る
○高橋(千)委員 今は理由を伺ったんですけれども、それは、まだ早いから今後出てくるだろうという趣旨だけですか。
○高橋(千)委員 やはり、後段の方で、法律そのものに別表という形で、今読み上げた九項目なわけですね。これは障害一級に値するわけですけれども、明確に書かれているものですから、かなり厳しく限定されるものになってしまう。ここに大きな問題があるのではないか、もっと要件を緩和するべきではな...全文を見る
○高橋(千)委員 まず、このことがとても大事かなと思いまして、これからでも、当然、時間がたってわかることもあるのだということで、まだ非常に認定件数が少ないんですけれども、可能性があるということをまず確認させていただきたいと思います。  あわせて、平成十八年の豪雪、これは十七年度...全文を見る
○高橋(千)委員 周知徹底をお願いしたいと思います。  そこで、阪神・淡路大震災では一万六百八十三名重傷者がいた。それに対して、まだ六十四名の災害障害見舞金の支給にとどまっております。震災後二年目の平成九年の四月に、毎日新聞が特集、「そして今—後遺症とともに」と題して震災障害者...全文を見る
○高橋(千)委員 昭和五十七年ですから、やはり本当に重度ということが今の限定的な理由だったと思うんです。ですから、その規定があったがために、二十五歳、二十四歳、あるいは小学生のとき、そういう若い、これからの人生が一遍に変わってしまって、そして何の支援も受けられなかったという方たち...全文を見る
○高橋(千)委員 お願いします。  そこで、大臣に伺いたいと思います。例えば、東日本大震災に伴う労災保険の給付、支給決定件数が今三千四百六十三件です。そのうち、もう亡くなってしまった方、遺族給付は二千五十二件なんです。そうすると、その差は一千四百十一件、生きている方に対する労災...全文を見る
○高橋(千)委員 ぜひこれは検討いただきたいと思います。労災と比べたら額なども全然違いますから、メニューがなさ過ぎるんだと。医療費の負担免除をおっしゃいましたけれども、やっと延長して九月ですからね、全然そういう問題ではないんだと。長期になった方に対する支援がないじゃないかというこ...全文を見る
○高橋(千)委員 私は、少なくとも最低基準という形で示すべきだと思うんです。ですから、岩手・宮城内陸地震までは畳が標準仕様であったんです。各県がやっていた、阪神のときも中越のときも。それなのに、今回、畳が入っていなくて、厚労省がわざわざ、アンケートで明らかになって、畳を入れるのに...全文を見る
03月16日第180回国会 衆議院 災害対策特別委員会 第5号
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○高橋(千)委員 日本共産党の高橋千鶴子です。  最初に、昨日の質問の続きを一問だけさせていただきます。申しわけありません。  大震災では、原発事故からの避難者も多く、各地の旅館、ホテルなどが避難所として協力をいただきました。ところが、中越地震のときは一日五千円だった、この参...全文を見る
○高橋(千)委員 ここは指摘しておきます。込みだとするのであれば、それを含んだものでやっていかなければならないわけです。災害というのは本当に自治体の事務量が膨大になりますから、やはり基準らしきものに頼って仕事をせざるを得ないんですね。特に厚労省が参考としたものが、結局、観光庁が五...全文を見る
○高橋(千)委員 言ってみれば、総務省にお願いをする、一言で言うとそういうことになるのかなと思うんですけれども、それもありがたいことなんですが、やはり、そこの間に入って、自治体が取り組んでいる、頑張っていることを農水省もしっかりと応援していく、その上で、お願いをしていただいて、し...全文を見る
○高橋(千)委員 やはりリンゴというのは、リンゴに限らず果樹、この間ずっと、大雪被害だけではなく、台風、風雪、霜ですとか、さまざまな被害が繰り返し、毎年のようにありました。そういう中で、やはり地元の生産者や行政と要望を重ねてくる中で、価格安定制度ですとか、さまざまな制度が発展して...全文を見る
○高橋(千)委員 ありがとうございました。しっかりお願いしたいと思います。  次に、除排雪の費用の問題を質問したいと思います。  二月十六日の予算委員会で、私は、社会資本整備総合交付金で除雪補助の対象となる雪寒法の指定路線について、実態に合わないのではないかということを指摘い...全文を見る
○高橋(千)委員 今ちょっとお話にあったように、暖冬だからとか、そういうことを言っちゃうと、逆に指定路線が縮小される、そのことを指摘しなければならないんです。ですから、考え方をやはり変えなくちゃいけないんだということを言わなければならないと思うんです。  ですから、指定路線に縛...全文を見る
○高橋(千)委員 これで終わりますが、幅広く使えるけれども枠は狭まっている、これではだめなんだということを指摘して、終わりたいと思います。
03月21日第180回国会 衆議院 厚生労働委員会 第6号
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○高橋(千)委員 日本共産党の高橋千鶴子です。  私は、平成二十二年二月の本会議で、平成二十二年度における子ども手当法案について質問しました。あれからまだ二年しかたっておりませんが、今回の法案は何と、四本目でございます。  昨年は、東日本大震災の発生を受け、国会も一定期間審議...全文を見る
○高橋(千)委員 ぎりぎりのところでの合意なんだということを、結局、毎回言ってきたんですね。ですから、逆に、背伸びをしないで、できるところから出発をして、十分な合意形成を図る努力をするべきだったんじゃないか、あえて指摘をさせていただきたいと思います。児童手当の改正から、きちんと理...全文を見る
○高橋(千)委員 私が指摘したいのは、民主党が主張してきた、社会が子供を育てるというこの理念について、私は、これは共有できるものだと思うんです。それに対して、家族の子供に対する責任を免除するみたいな議論がされてきたという、それは違うだろうと、それははっきり言いたいと思うんですね。...全文を見る
○高橋(千)委員 ですから、今言ったのは、資料にちゃんと書いているように、子供のための手当法というのは政府案なんです。修正する前の案に既に書いているじゃないかと。ですから、民主党はこの時点でもう理念を捨てたのかということを言わなければならないということなんです。  それで、次に...全文を見る
○高橋(千)委員 ということは、児童手当を、今児童手当法になったんですが、新システムの中に位置づけるという意味ですか。
○高橋(千)委員 では、自民党の提出者に同じことを伺います。  新システムについて、かなり総合的な問題でありますけれども、見解を伺いたいというのと、この中に児童手当を位置づけることについて、どのように考えますか。
○高橋(千)委員 その新システム自体に問題があるということを、まず確認させていただきます。私も、その点はそう思っているんです。  保育の市場化ということで議論をしてきました。ただ、考え方としては、理念に基づいて、政策的な、子ども・子育て会議の設置ですとか、フランスに学んだ金庫の...全文を見る
○高橋(千)委員 今、三歳未満のところで二割弱、そのうち八百万のところでの一割くらいであったということが、推論でしかできないけれども、大体そのくらいだという答弁だったと思うんです。  それで、資料の二を見ていただければ、それがぐっと広がるのは、当然、想像にかたくないわけですよね...全文を見る
○高橋(千)委員 全然答えになっていないと思うんですね。全体としてマイナスが立つのに、何で所得制限を入れて、そこから上のところだけ、しかも一律なのかということなんです。  これまでは、小宮山大臣がよくおっしゃっていたように、なぜ全ての子供に所得制限もかけずに支払うのかということ...全文を見る
○高橋(千)委員 結局、地方の増収分は子育て支援に使うと言っていたことからも、全然違うわけなんです。結局、二年間たって、一度も民主党のマニフェストを具体化した法案を出せなかった。何度も、ぎりぎりということを、同じことを繰り返してきました。  やはり、当面は一致できるところからス...全文を見る
○高橋(千)委員 終わります。
○高橋(千)委員 私は、ただいま議題となりました児童手当法の一部改正案並びに民主、自民、公明提出の修正案に反対の討論を行います。  二〇〇九年の政権交代直後、民主党が真っ先に実行したのは、生活保護世帯の母子加算の復活と相対的貧困率の公表でした。子供の七人に一人が貧困という衝撃的...全文を見る
03月23日第180回国会 衆議院 本会議 第10号
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○高橋千鶴子君 私は、日本共産党を代表し、児童手当法改正案に反対の討論を行います。(拍手)  二〇〇九年の政権交代直後、民主党が真っ先に実行したのは、生活保護世帯の母子加算の復活と、相対的貧困率の公表でした。子供の七人に一人が貧困という衝撃的な数字とともに、子ども手当は、貧困の...全文を見る
03月28日第180回国会 衆議院 厚生労働委員会 第8号
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○高橋(千)委員 日本共産党の高橋千鶴子です。  本法案の中心は、平成二十二年度から二十五年度までの暫定措置である市町村国保の財政基盤強化策を恒久化するということで、市町村からの要望も強く、これ自体は必要なことだと思っております。しかし、都道府県調整交付金の割合を七%から九%に...全文を見る
○高橋(千)委員 聞いたのは、ですから、財源も同じようにここから持ってくるという意味ですかと。確認です。
○高橋(千)委員 では、やはり筋違いだということをあえて言わなければならないと思います。  市町村の要望ですとか県の要望だというのはよくわかるんです。でも、それは、自由度の高いものをつくるというのは大事なんですけれども、結局、同じパイの中でとり合っているだけで、全体として当初の...全文を見る
○高橋(千)委員 十分な説明はしたんですかという質問に対して、個別に相談があればというお答えだったのかなと思います。ということは、やはり市町村の予算を組む時期のことを考えれば余りにも遅いのではないかということで、そこは指摘をさせていただきたいし、これからでもそういう丁寧な対応をし...全文を見る
○高橋(千)委員 ですから、何でそういうふうに分けてやるのかなということなんです。もともとあるのでちゃんとできるのであれば、予算措置する必要がなかったはずなんですよ。そうじゃないからこうして特別な措置をしたのに、なぜこうするんですかということが言いたいんです。  いまだ三十四万...全文を見る
○高橋(千)委員 大臣、今の答弁、自分たちが切っておいて、被用者保険はやっていないんだから国保だけ延長できないわ、それは変な話ですよ。大体、このときに厚労省が説明したのは、被用者保険は働いている人が入る保険だから、収入はあるんだから、負担金も出していいの、そういう説明だったんです...全文を見る
○高橋(千)委員 基本的に、所得の減少に応じて、病気などの特別な事情に応じて、減免制度はさまざまあります。でも、それがちゃんと働いていないから指摘をしているんです。ですから、私は、この制度はきちんと働くべきだと思うんですね。  それで、次に進めたいと思うんですけれども、まず、国...全文を見る
○高橋(千)委員 ぜひ把握していただきたいと思うんです。  実は二年前に、今言ったように、四十四条の活用について質問しました。そのときに私が挙げた数字は、平成十九年の、いわゆる市町村が独自に持っている四十四条の条例による減免、これは十億円だ、少ないと言ったつもりだったんですが、...全文を見る
○高橋(千)委員 ぜひ、ここは要望で、次につなげたいと思います。  それで、国保の広域化の問題について伺います。  市町村国保の都道府県共同事業の対象が、これまではレセプト一件当たり三十万円以上であったのが、今回は全医療費が対象になるわけです。高額の医療費が何件かあるだけでも...全文を見る
○高橋(千)委員 平準化を目指していくんだということで、結局、今回の共同事業がやはり、国保の都道府県実施ということについてはまだ一致していないということでありますけれども、そこに向かっているのだろうと思っております。  それで、資料の二枚目を見ていただきたいんですが、埼玉県の市...全文を見る
○高橋(千)委員 時間がないのでここは指摘にとどめますけれども、被保険者の規模の大きい都市ほど逆に収納率も悪いわけですよね。保険料も高い。それが一般的な傾向です。それも厚労省は認めていると思います。ですから、広域化すれば収納率が上がるわけではないわけですよね。逆に、規模が小さくて...全文を見る
○高橋(千)委員 数字は間違っておりませんよね。私が指摘した数字は、ちゃんと厚労省に言って計算をしていただいておりますので。  枠とは関係ないというお話であったけれども、こういう形でダブルに削られるということは、理論上は同じだということだと今確認をしたいと思います。  ちょっ...全文を見る
04月13日第180回国会 衆議院 厚生労働委員会 第9号
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○高橋(千)委員 日本共産党の高橋千鶴子です。  きょうは、改めて、子供医療費無料化の問題について伺いたいと思います。  資料を配っておりますけれども、この医療費無料化の都道府県やあるいは市町村レベルでの取り組みが広がっているということをあらわしたものであります。  私が初...全文を見る
○高橋(千)委員 ありがとうございます。  まず出発点を、同じところに立っていただかないと困るわけですので、まずそこを確認させていただいて、ほっといたしたところであります。  二枚目のグラフのところに、真ん中に丸がついておりまして、自治体単独事業に係る国庫負担削減ということで...全文を見る
○高橋(千)委員 それで、最初に言ったように、もともと、自治体が無料にした分を負担してまで病院にかかりやすくしようと頑張っている取り組みなんですよね。それに対して、いやいや、それでは医療費がかかり過ぎちゃうじゃないかということで機械的に減額するというやり方が、今でもそれがいいんだ...全文を見る
○高橋(千)委員 中長期と、余りそう長い話ではないんじゃないか、七八%という実態があるわけですからね。  例えば、長崎県は二〇一一年四月から全自治体で現物給付が実現をしています。委任払いということで、大村というところが、一カ所だけちょっと違う仕組みだそうですけれども。  それ...全文を見る
○高橋(千)委員 例えば、先ほど来話題になっている粟島、私も行ってまいりましたけれども、三百六十六人の人口しかない、そして六十五歳以上が四九%、そういう小さな村ですけれども、そこでも、だからこそ若い人たちを定着させなければいけないんだということで、中学生までの医療費無料化と妊婦さ...全文を見る
○高橋(千)委員 まず、現物給付がルールであるということでありました。  先ほど来議論していたのは独自のルールだからということの整理かなと思うんですけれども、ですから、全国共通のルールにしていけばいいのになと思うのと、本当に無料化が必要であれば、おのずと、窓口無料化でなければ、...全文を見る
○高橋(千)委員 この前の問いのときに言ったように、国がこの地域の人たちは無料にするよと決めれば、どこに避難してもできるわけですから、そういう仕切りで、お互いの市町村がよければいいんだよと言っていただければいいのではないか。  特段の財政的な負担が生じなければいいんです。私が言...全文を見る
04月17日第180回国会 衆議院 厚生労働委員会 第10号
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○高橋(千)委員 日本共産党の高橋千鶴子です。  私、きょうは、ちょっと手元に、ふだん自分は読まない雑誌を持ってまいりました。本当は何冊も、何種類もあるんですけれども、きょうここに持ってきたのは三冊でありまして、いずれも全くタイプの違う週刊誌あるいは雑誌であります。附箋がつけて...全文を見る
○高橋(千)委員 今の答弁を聞いていただいて、岡田副総理と小宮山大臣に同じ質問をしたいと思います。  八億円かかっています。八億円というのはどういう額かといいますと、障害者自立支援法で障害者の皆さんが現在、いろいろ負担が軽減される中で、自己負担しているお金が一カ月四億円です。つ...全文を見る
○高橋(千)委員 政府の一員ですからそういうお答えになるのかなと思いますが、非常に残念に思いますね。  これには何ら方向性がないわけです。お金がかかるということしか、消費税という言葉も出てこないわけで、もちろん、これから議論するのに、決めつけた言い方がどうなのかなということがあ...全文を見る
○高橋(千)委員 子育て世帯を社会保障に位置づけたことの意義を聞きました。それから、新システムがなぜ充実策なのか聞きました。
○高橋(千)委員 なぜ充実策かという質問に対して、いきなりまた株式会社が出てくるというのもちょっと、この後の議論で確かにありますけれども、やはりそうじゃないんじゃないかと。  これまでも待機児童の問題は随分出てきましたけれども、やはり将来世代にツケを回さないということを皆さんは...全文を見る
○高橋(千)委員 量的拡充ということをおっしゃいましたけれども、結局、質問は、建設をするのですかと。もちろん、三十六万人分、丸々でなくてもいいかもしれません。ただ、保育所の建設をするのですかという質問をしています。それに対しては一切、そうではない、いわゆる多様な主体云々ということ...全文を見る
○高橋(千)委員 ここがやはり最大の問題なんですよ。幾らニーズをつかんでも、そこに責任を持つ人がいないわけで、結局、多様なということで、もちろん、いろいろないい形が出てくるかもしれないけれども、しかし、そこは期待するだけの話であって、やはり必要なところをつくっていくというお答えが...全文を見る
○高橋(千)委員 だから、なぜ保育所だけは全部移行するんですかということも聞きましたけれども。
○高橋(千)委員 ですから、最初に幼保一体化ということを打ち出したけれども、完全にその途中でずっこけているわけですよね。それで、保育所だけはこども園に移行するんだということでぐっと進んでいることに大きな矛盾が出てきているということなんです。  ここはちょっと質問を逆にしてもう少...全文を見る
○高橋(千)委員 ですから、短時間の目安、四時間との関係。それから、その時間は、学校と言う限りは、いろいろな働き方があってもみんなそろっているという意味ですね。
○高橋(千)委員 それで、今おっしゃったように、とにかく四時間かどうかはわからないけれども、ただ、四時間以上だということははっきりしているわけですよね。  それで、三歳以上は学校教育を行わなければならない。その昼間の時間が学校をやっているわけです。要するに幼稚園になっちゃうとい...全文を見る
○高橋(千)委員 では、それぞれの施設の厳しい方といいますか、それに合わせるということでよろしいですか。
○高橋(千)委員 そこで、保護者はいよいよ直接契約ということになるわけですけれども、その前に、市町村から保育の必要度を認定される、これは全く新しい制度になります。その認定証に書き込む内容はどのようなものになるでしょうか。
○高橋(千)委員 認定証がどのような形になるのかとか、そういう詳細なことはこれからだと思いますが、今お話しされた内容そのこと自体が非常に重要な中身だと思うんです。  それは、市町村との関係であれば、その人のさまざまな事情を配慮して保育所の入所を決定するというのが今までの仕組みで...全文を見る
○高橋(千)委員 かかわりなくではなくて、大臣の予算委員会の答弁も私ちゃんと見ています。今だってそうじゃないかとおっしゃいました。そのとおりなんですよ。今でも一人で五カ所とかあるいは十五カ所とか、何カ所も転々としている親御さんがいらっしゃいます。わざわざ入所のポイントを上げるため...全文を見る
○高橋(千)委員 せっかく認可外の保育所が認可になりたいと言っているときに、基準をそっちに合わせて、客観的基準だから今の基準と違うものでもいいんだよ、そういうやり方ではなくしてほしいということを言っているんです。  今、交付金のことも最後におっしゃいましたけれども、今回の七千億...全文を見る
04月18日第180回国会 衆議院 厚生労働委員会 第11号
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○高橋(千)委員 日本共産党の高橋千鶴子です。  きょうは、わずか三時間の審議でこの法案の採決が提案をされました。幾ら何でも、自立支援法を廃止し、障害者が権利の主体となった新法をつくるんだと期待されていたのに、それがこのような形で幕切れとは、怒りで言葉が見つからないくらいであり...全文を見る
○高橋(千)委員 あくまでも廃止だとお答えになりました。もしそれが本当であれば、誰もこんなに怒りの声を上げたりはしないんです。そうじゃないからこそ、今こういう事態が起こっているんじゃありませんか。  昨日、大臣の読み上げられました法律案の提案理由説明、本当に、正直驚きました。 ...全文を見る
○高橋(千)委員 反省の気持ちというのは変わっていないというお言葉でありました。  やはり、障害があるゆえに、生きていくために必要な支援を受けなければならない、そのことを益だと言われて、逆に、障害が重くなればなるほど負担が重くなる、そのことが憲法違反であるということを指摘した裁...全文を見る
○高橋(千)委員 さっきも言ったとおり、本当にこれまでもずっと、当事者の声を聞いて、参加でやってきたわけですから、本来ならば、段階的なんだよ、いろいろな困難があるから一歩一歩なんだよというのであればみんな理解しているはずなんです。そうじゃないということがなぜなのかということをさっ...全文を見る
○高橋(千)委員 多分これは、単なる不適切ではなくて、やはり本音なんですね。厚労省がずっと準備をしてきた、そういう中でやられてきている話なんです。結局、何度も何度も聞いていけば、大臣だってさっきから、いろいろな手続があるからとかとおっしゃるじゃないですか。それは厚労省が準備した答...全文を見る
○高橋(千)委員 応能負担の方が一割を超える場合もあるからという答弁は、この委員会で何度も聞きました。それも方便かなと思うんです。  つまり、肝心のところは、結局、法律ではないところで、場合によってはその時々に応じて上げることだって可能になるじゃないですか。その仕組みを残すこと...全文を見る
○高橋(千)委員 今、二つおっしゃったと思うんです。  考慮に入れないということは、まず一つは財源の問題。財源の問題については、もうほとんどが無料になって、きのうここで指摘をしたように、一カ月四億であると。その中で、では、家族に、配偶者に影響する部分がどれほどのものだというんで...全文を見る
○高橋(千)委員 副大臣、ごめんなさい、それは、次に言おうとしていた自立支援医療の質問に対する答弁でございます。  私が聞いたのは、今、家族の、配偶者を残したところは、財政的な理由だなんて、そんなものじゃないでしょうと、きのうも言ったように、全体で四億円だと、政府が社会保障と税...全文を見る
○高橋(千)委員 さっき先に答弁してしまった自立支援医療の問題も含めて、結局、最初に大臣が、根幹だった応益負担を応能負担にしたんだからこれはもう廃止に値するんだと言ったけれども、そうじゃないんです。乗り越えていないんですよ。だから、やはりそこはちゃんと見なければいけないし、これで...全文を見る
○高橋(千)委員 制限列挙だとどうしても漏れてしまうんですね。例えば、団体の皆さんは、小児慢性疾患及びキャリーオーバーとか、そうした方たちも入れてほしいと述べておりますが、いかがですか。
○高橋(千)委員 新たなすき間の可能性が残されているということをまず確認しなければならないと思うんです。  それで、資料の二枚目を見ていただきたいと思うんですけれども、難病患者等で障害者手帳のない方たちに対して、ここに資料がありますけれども、三つ、ホームヘルプ、それから短期入所...全文を見る
○高橋(千)委員 ホームヘルプで三百十五名、そして短期入所で十名、本当にわずかな事業規模なんですね。だけれども、本当にこれは、やはり市町村が頑張らなければいけないということもあって、困難があるんだろうと。こういうことはもっともっと広げていくべきなんです、いい制度なんですからね。手...全文を見る
○高橋(千)委員 今、実態を考慮してということと、それから、引き続き利用できるようにということをおっしゃったと思うんです。程度区分が今度支援区分ということになるわけで、支援区分が検討されるのは法施行後三年間だと、それまでの間は今までどおりの認定方法があり、その中にいろいろ医師の意...全文を見る
○高橋(千)委員 そこで、今紹介された検討事項のところですけれども、障害区分認定を含めた支給決定のあり方、パーソナルアシスタンス制度、就労支援を含む福祉サービスのあり方等について、三年を目途に検討するとしているわけです。  ただ、これについては、既に、骨格提言の中で具体的に方向...全文を見る
○高橋(千)委員 一つ確認をいたしました。  私は、この法案の中身一つ一つを見たときに、全否定はもちろんしません。当然、当事者の皆さんがこれまで訴えてきたことが反映をされていたり改善されたものがあるのは承知をしています。  また、先日、当委員会で長岡のグループホームに視察に行...全文を見る
○高橋(千)委員 私は、日本共産党を代表し、ただいま議題となりました障害者総合支援法案並びに修正案に反対の討論を行います。  本法案がたった三時間の審議で、参考人質疑すらせずに採決を行うことに強く抗議をするものです。  私たちのことを私たち抜きに決めないでの原則はどこに行った...全文を見る
05月08日第180回国会 衆議院 本会議 第18号
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○高橋千鶴子君 私は、日本共産党を代表し、年金機能強化法案並びに被用者年金一元化法案に対する質問を行います。(拍手)  両法案を含む七つの法案が、社会保障と税の一体改革の名のもとに、特別委員会で一括審議されようとしています。しかし、民主党の新しい年金制度はおろか、医療や介護保険...全文を見る
05月10日第180回国会 衆議院 本会議 第19号
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○高橋千鶴子君 私は、日本共産党を代表し、子ども・子育て新システム三法案について質問します。(拍手)  民主党は、〇九年総選挙で、チルドレンファーストを掲げて政権交代を実現しました。その中心施策だった子ども手当は、一度も完成形を見ないまま、児童手当に戻りました。私は、増税だけが...全文を見る
05月24日第180回国会 衆議院 社会保障と税の一体改革に関する特別委員会 第7号
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○高橋(千)委員 日本共産党の高橋千鶴子です。  総理は、社会保障と税の一体改革を待ったなしだと繰り返し主張されています。そして、政治生命をかける、このようにもおっしゃっています。その理由が、やはりこのままでは後世にツケ回しになる、ツケ回しをしないのだということを繰り返しおっし...全文を見る
○高橋(千)委員 今、関心を持っていただきたいという答弁だったんですけれども、若い方たちがどう受けとめていると思いますかという質問だったんです。  例えば、読売新聞の五月十二日付で「若者座談会」という特集がございました。その中で、今総理がおっしゃったような、世代間格差が注目され...全文を見る
○高橋(千)委員 今紹介した声は、目の前の負担増の話ではないと思うんですよ。今の政治の姿から将来が見通せないんだということにどう応えていくかということなんです。  今おっしゃった、持続的に成長しなければいけないんだ、この話はまさに政権末期の自民党が盛んにおっしゃっていたことでは...全文を見る
○高橋(千)委員 今お話があったように、第一号被保険者が五割を超えて六割近くいるわけですよね。本当であれば、二十四歳までですので、学生が多いから当たり前なんだ、学生は第一号なんだということになるんですけれども、しかし、それを除いても、後段の部分、三人に一人が臨時、パートだという実...全文を見る
○高橋(千)委員 今、均等待遇と言いたいところを均衡と言わざるを得なかった、そこに大臣の苦しさがあらわれているかと思うんですが、思い切ってやらなければ間に合わないのだということなんですね。  このまま推移すれば、現役世代が年金世代になったときに、大量の無年金、低年金が生まれるん...全文を見る
○高橋(千)委員 まず、そのとおりだということが確認をされました。  そこで、我が党の最低保障年金の考え方に対して、こんなふうな答弁でした。  所得が高く、保険料負担能力があるにもかかわらず、保険料を納付しなくても税金で基礎年金の半分を保障する仕組みは、税金の公平な配分や納付...全文を見る
○高橋(千)委員 どうしてもそこが走ってしまいますので、十分に気をつけなければならないなと思うんです。  私たちも、当然、総理が我が党の提案を紹介していただきましたけれども、高額の方に対しては、保険料を、上限を引き上げてもいいのではないかという提案ももちろん言っています。それか...全文を見る
○高橋(千)委員 そうです。その時点ではそうなんです。「「連立政権樹立に当たっての政策合意」において、」ということで答弁をされました。  それでは、その政府報告を本当に実現しますか。今、自民党さんや公明党さんからは既に、最低保障年金は撤回をとの要求も出ており、総理も柔軟な姿勢を...全文を見る
○高橋(千)委員 済みません。過程にあるとおっしゃっても、この間、柔軟な姿勢をという趣旨の答弁がされているのかなと思うわけです。ですから、これは単純に過程ですで済まない話なんですよ。国際機関に対して、最低保障年金制度を創設すると答弁されていることに対して、それをやりますかと言って...全文を見る
○高橋(千)委員 何というんでしょうか、最低保障年金制度の姿がまだ見えていないわけですね。基本的な考え方は先ほど議論をしましたけれども、その段階でありながら、旗をおろすことはしないよねということを言いたかったわけです。協議の場になると、いろいろな議論がされた中で、やはりそれは無理...全文を見る
○高橋(千)委員 そういう立場にならなければ、払わない人にはできないという議論にしかならない、それではだめだということを指摘して、終わりたいと思います。
○高橋(千)委員 日本共産党の高橋千鶴子です。午前に引き続いて質問をさせていただきます。  全日本民医連が毎年行っている国保の死亡事例調査が、ことし二月、六回目の調査として発表されました。「助かったはずの六十七人の「いのち」」このように題した調査であります。  資料の一枚目に...全文を見る
○高橋(千)委員 そのきめ細かくが、なかなか現場ではなっていないわけですよね。  例えば、短期証が一月とか短い期限ですと、毎月毎月行かなきゃいけない、そのたびに払えと言われても払えない、そういういろいろな事情がある中で、やはり対応が逆に厳しくなっているというのが特徴ではないかと...全文を見る
○高橋(千)委員 今御報告いただいたように、五七・五%なんですね。丸々年金保険料を払えないけれども、しかし国保は、やはり病院にどうしても行かなきゃいけないからということで納めている、全月納めている方が六割近くいるというのが現状なんですね。  それで、やはり多くの方は、将来の年金...全文を見る
○高橋(千)委員 承知をしているということではあったけれども、やるべきではないということに対しては、やるというお答えなんですか。
○高橋(千)委員 非常に残念な答弁だと思います。最初におっしゃったように、保険証がないがために命を落とすようなことがあってはならないということをおっしゃいました。だからこそ、苦しい中でも納めている方に対して、やはり、では年金を払わない人は保険証そのものを取り上げるぞということにな...全文を見る
○高橋(千)委員 要するに、財産調査といっても、普通はわからないわけですよ。そうすると、銀行に片っ端から電話をかけて、おたくには誰々さんの口座はありますかと聞いたりするのかしら。田舎だとそんなに幾つも銀行はありませんので、訪ねていくと、玄関に青森銀行とかいうカレンダーがあって、あ...全文を見る
○高橋(千)委員 そういうことまでするのかということが言いたいわけです。  それで、国税徴収法に準じているわけですよね。国税通則法第四十六条には納税の猶予というものがありますし、滞納処分に関する猶予及び停止というものがありまして、百五十一条、その中には、「その財産の換価を直ちに...全文を見る
○高橋(千)委員 そのようにやるべきだとおっしゃいました。  そこで、年金保険料がほかと違うのは、日本年金機構滞納処分等実施規程では、第九条において、「機構は、国税滞納処分の例による処分に関する要件を満たす保険料等について、毎月一定時期を定めて、厚生労働大臣に対して滞納処分等の...全文を見る
○高橋(千)委員 何か、地方に委任しているから、私が直接責任を持っているわけじゃないわと聞こえなくもないわけですけれども、世帯主に連帯納付義務がある、だからといって、二年分以上もまとめて取ることが本当にいいですか。支払える力があるのであれば、ちゃんとこれから定期的に納めてください...全文を見る
○高橋(千)委員 非常に残念だったと思います。  実は、先ほど説明した中で、大臣もお認めになった、きめ細かな対応、それから納付督励などを事前にやっておく、ちゃんと訪ねていったりしてやっていくということをおっしゃいました。  ところが、強制処分はさすがに公権力の行使ですから正職...全文を見る
○高橋(千)委員 時間になりましたので、徴収というところだけがクローズアップされては、先ほど来議論しているきめ細かな対応というのができないであろうと、もっと話したいことがありますが、次の機会でまたやりたいと思います。  ありがとうございました。
05月30日第180回国会 衆議院 社会保障と税の一体改革に関する特別委員会 第11号
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○高橋(千)委員 日本共産党の高橋千鶴子です。  最初に、復興庁の問題で一言質問いたします。  復興庁は、二十五日、東日本大震災で被災した八県七十一市町村に対して、総額二千六百十二億円の復興交付金を交付すると発表いたしました。資料の一枚目に河北新報の記事をつけておきました。第...全文を見る
○高橋(千)委員 副大臣、絶好庁はちょっとやはり言い過ぎではないか、悪乗りすると後が大変かなと思っております。  やはり、熟度が上がってきたからといって、申請額を上回る予算をつけたということは余り聞いたことがない話でありますので、それが本当に効果的に使われているのかということを...全文を見る
○高橋(千)委員 やはり副大臣自身のお答えが、御自身が実は課題には気がついていたという意味ではないのかなと思うんです。  いろいろあっても、最後に個人の財産には支援をしないんだという大原則が出てきまして、この復興交付金も、使い勝手がいいんだ、自由度を高めるんだと言いながら、やは...全文を見る
○高橋(千)委員 私の集会に来る人はということをおっしゃったので、予定外ですが、安住大臣がいらっしゃった秋田の安心集会、全部ネットで見ました。財務省の言い分をなぜ参加者がみんな言ってくれているのかなと大変不思議に思いましたということを、一言感想を言いたいと思いますね。(安住国務大...全文を見る
○高橋(千)委員 いやいやいや、一言感想を言っただけですから、必要ありません。  それで、例えば一番最後の、五月二十六日に開催された一関市の対話集会、これは五十嵐副大臣が参加をされています。これでも、仮設に住む人が一〇%になって払えるかとか、被災地からも、増税はやめてほしいとい...全文を見る
○高橋(千)委員 はい、どうぞ。
○高橋(千)委員 消費税の問題、後でもう一回質疑をしますので。  住宅ローン減税がありますよとか、そういう答弁をされているのも聞いておりました。でも、やはり今、増税なんだということや、補助されているものは打ち切りなんだというメッセージが出てくる中で、被災地から悲鳴が上がっている...全文を見る
○高橋(千)委員 今お話があったように、当時の厳しい経済情勢があった、それから、高齢者の、年金受給者の生活の状況に配慮したということがあったと思うんですね。私は、その出発点が変わっていないのではないか、その出発点はやはり忘れてはならないということが言いたいわけです。  資料の二...全文を見る
○高橋(千)委員 今の説明は、特例水準の一・七%、物価がいずれ上がっていけば解消されると思っていたけれども、思いどおりにはならなかったという説明だったと思います。  確認をしたかったのは、そのことがまず一つと、もう一つ、趣旨説明の中で、当時は坂口厚労大臣でしたけれども、現役世代...全文を見る
○高橋(千)委員 ですから、言いたかったのは、最初の特例をつくったとき、それから法定をした二〇〇四年のときも、当然、現役世代との公平感と言いながらも、同時に高齢者にも配慮をするということで、一遍にたまった分を下げるということはしなかったということをまず確認したかったわけです。 ...全文を見る
○高橋(千)委員 一気にやるのは無理だから三年でとおっしゃいましたけれども、だから、十年以上かけてこういうふうになったものを何で三年でなんですかということを言っているんです。これは、もうたまっちゃったから、しかも物価が上がらなくて解消にならないから、もう一気にやってしまえ、力ずく...全文を見る
○高橋(千)委員 そこまでおっしゃるのでしたら、この特例水準を解消しないでこれまで取らなかったお金が五兆一千億円もある、だからもらい過ぎだと皆さんはおっしゃっています。  だけれども、そもそも、高齢者はこれまで払ってきましたよ。そうでしょう。与党税制改正大綱、〇四年で、基礎年金...全文を見る
○高橋(千)委員 論理をすりかえないでいただきたいんです。  高齢者に対しては、もらい過ぎだと言って、返せと言っている。本来水準と違うから、年金をもっと下げろと言っている。だけれども、年金のために使うと言っていた増税分をそれに使ってこなかった、流用したということじゃないんですか...全文を見る
○高橋(千)委員 全く説明になっていないんですね。  二分の一分の財源を増税で確保しておきながら、それを使わなかったということを言っているんです。これはもう何度も我が党が佐々木憲昭議員を先頭にしてきた議論であって、それを今さらすりかえてはならないと重ねて指摘をしたいと思います。...全文を見る
○高橋(千)委員 物価指数に合わせてスライドするんだと厚労省が説明しているから、それに対して指摘をしているわけです。現役世代も下がっているからとか、そういう問題ではないんですね。  消費者物価指数を押し下げている原因が何かということは、もう既に議論をしてきました。テレビが三〇・...全文を見る
○高橋(千)委員 本来、介護保険料についても、我々は減免措置を、国の段階だけではなく、もっときめ細かくやるべきだということを言っています。少なくとも年金がふえないのであれば、もっと能力に応じて、負担するものが軽くなって、可処分所得が極端に減らないということが望ましい形ではないかと...全文を見る
○高橋(千)委員 一つずつ話を整理して議論したいなと思います。  では、その三年間で下げるという話ですけれども、資料の四枚目を見ていただきたいなと思います。  これは、物価が全く上がりも下がりもしなかった場合、三年間で二・五%、〇・九、〇・八、〇・八という形で引き下げていくと...全文を見る
○高橋(千)委員 現在のもとでは発動しないのだということをおっしゃった上で、デフレ下での発動を検討しているという答弁だったかなと思います。  先ほど来議論になっているように、人口が減少して担い手が減っていく、そういうことを考慮して、総枠の中で年金額を抑えていく、自動的に抑えてい...全文を見る
○高橋(千)委員 今のは、まずは今回はという答弁でしたので、いろいろな意見があったなと思うんですが、今のお答えぶりは、今回は見送ったけれども発動する方向だというふうに聞こえるなと思っておりました。  まず確認をしますが、一般的にマクロ経済スライド〇・九%という数字を使っていまし...全文を見る
○高橋(千)委員 まさしくそれだけのお金が、また年金が減るという形で、高齢者にとっては負担増だということだと思います。  お話にならなかったなと思うんですが、国会に諮らなくても自動的に年金額を引き下げることができる、これは本当に、きき過ぎては、どこまでも下がるということになって...全文を見る
○高橋(千)委員 ようやく慎重意見もあったということを今御紹介いただいたかと思うんですが、最初に、私、なぜ三年間ですかということを聞きました。これは、今までのお答えを総合しますと、三年間の間で検討して、特例水準の解消が終わったらデフレ下でもマクロ経済スライドを発動できる、こういう...全文を見る
○高橋(千)委員 そういう狙いが隠されているということを指摘したいと思います。やってはならないということも指摘をしたいと思います。  それで、少し資料を戻りまして、四枚目。  先ほどの特例水準の解消について、この下の方にある資料は大変似ている形をしておりますけれども、「これま...全文を見る
○高橋(千)委員 何種類も手当はあるのに、そこだけ例えばで言うのも大変おかしいと思いますよ。しかも、小宮山大臣よく御存じのように、児童扶養手当を受給されているケース、やはり死別ではなく生別の方が多いですよね、離婚がふえていますので。それは、ちょっとそれだけでは理由にならないだろう...全文を見る
○高橋(千)委員 長妻大臣のときにも検討するとは答弁をされていますので、一つくらいはいいことがあったと、一つではないですが、少しはいいところがあったと喜んでいただけるように、ぜひお願いをしたいと思います。  それで、せっかく時間をもらったのでいっぱい問いを用意したら、さすがにち...全文を見る
○高橋(千)委員 ですから、まだこういう部分が残されているんですね。年金交付国債をさらにとなれば、結局、償還額が倍に、年間三千億ですかね、そういうことになってしまう。そういうことも、もうあらかじめ、しようがないというのならそのままずばりお出しになればいいのに、そういう議論をきちん...全文を見る
○高橋(千)委員 結局、七兆円がその赤字返済だという考え方だと思うんですけれども、そこでちょっと考えてみたいのは、小宮山大臣が四月十七日の厚生労働委員会で、二〇一一年度の財源構成において社会保障四経費と消費税の差額が十九兆円だということを説明されて、その相当部分が後世への負担とし...全文を見る
○高橋(千)委員 必ずしもそうではない、あるいは、さまざまな努力を図っていきたいということをおっしゃいました。では、今の提案は、それ以上ふやさないということでよろしいですか。
○高橋(千)委員 最後、要望にします。  やはり、あえて私、こういう表をつくったのは、皆さんがおっしゃっていることを表にしたんです。残りがツケ回しだという言い方をすると、いかにもこれは、社会保障をふやした人は誰かみたいに、高齢者に何か重い責務を負わせるような、そういうことが言わ...全文を見る
06月05日第180回国会 衆議院 社会保障と税の一体改革に関する特別委員会 第14号
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○高橋(千)委員 日本共産党の高橋千鶴子です。  時間の関係で、多分全員にはお聞きすることができないと思いますが、御了承願いたいと思います。早速お願いをいたします。せっかく福島に来ましたので、実態を込めて伺いたいなと思っています。  瀬谷さんと轡田さんに同じ質問をさせていただ...全文を見る
○高橋(千)委員 ありがとうございます。  たくさんの課題が出されまして、いっぱい議論をしたいところですが、次の方にも質問をしたいと思います。  原発をやめても雇用につながるということをちゃんと提案しておりますので、ぜひ後で議論をさせて……。ちょっと済みません、次の質問があり...全文を見る
○高橋(千)委員 ありがとうございます。  同様の趣旨で金澤さんにも質問したいと思うんですが、先ほど来、ちょっと経営者のようなことで増税に対してどうですかという質問があったと思うんですが、そうではなくて、本当に被災地のど真ん中で大変な苦労をされて被災者を励ましてきたその立場から...全文を見る
○高橋(千)委員 ありがとうございます。  先ほどの医療体制とかありましたけれども、どうしても充実させようとすれば、その分増税ですよという議論になっては困るなということもあり、やはり今の、負担をこれ以上やらないという立場で頑張りたいなと思っています。  最後に一言、古渡さんに...全文を見る
06月07日第180回国会 衆議院 社会保障と税の一体改革に関する特別委員会 第16号
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○高橋(千)委員 日本共産党の高橋千鶴子です。きょうは、生活保護の問題に絞って、五十分間、質問をいたします。  生活保護の基準やあり方については、今、社会保障審議会の中で、特別部会やあり方検討会がやられているところであります。  被保護人員は、二月現在、二百九万七千四百一人で...全文を見る
○高橋(千)委員 まず、そこは当然、当然のことなので一致をしたのかなと思います。  連日の報道を受けて、国会では一〇%保護費の削減あるいは扶養義務の強化などが取り沙汰されていることに、当事者たちも大変な肩身の狭い思い、つらい思いをされております。  例えば、青森市の六十一歳の...全文を見る
○高橋(千)委員 レアなケースかどうかはわからないみたいな答弁、そう面倒くさいことを聞いたわけではないんです。有名人であって、詳細にはわからなくても、誰が見ても売れっ子だからそれなりの収入があるだろうね、そういう類いの話であって、誰もがそうではないという意味で言ったわけであります...全文を見る
○高橋(千)委員 今、そういうDVなどの問題がある人には扶養調査を行わないんだという答弁でありました。やはり、書面を出させるという言葉がばっと出たときに、もうそれだけで当事者が震え上がる、あるいは申請を諦めるということが現実に起こっていますので、冒頭におっしゃった、必要な方に保護...全文を見る
○高橋(千)委員 受けとめるの意味を今確認することができました。まず数字が最初に来るわけではないということ、また、下げるという前提でもないということが確認ができたと思います。(発言する者あり)どうぞ、やってください。先生、議論は議論できちっとやりましょう。  一方では、基礎年金...全文を見る
○高橋(千)委員 よろしいと思います。そこはまず確認をさせていただきました。  ただ、私は、基本的には年金で暮らせるのが望ましいと思うんです、そのはみ出す部分がやはり公的支援でできていけば本当はいいんだろうなと。問題は、年金法も、最初の質問で言ったように憲法二十五条から始まって...全文を見る
○高橋(千)委員 今説明をされたように、均等割は扶助基準額に配慮して組んでいるということだったので、当然、その基準額が見直されればこれに波及するということだったと思います。  本当はどのくらいの方に影響があるのかなということを少しイメージしたかったんですが、数字が出ないというこ...全文を見る
○高橋(千)委員 今の説明いただいたものの都道府県別の資料を二枚目につけておきました。  今説明があったように、準要保護児童というのが市町村で必ずしも同じではない。市町村の事情などを考慮して決められていくということだったわけですよね。だけれども、考え方としては、保護者に準ずる程...全文を見る
○高橋(千)委員 実は、ここまでやったのは、ちょっと〇七年の基準の見直しのときの、ある意味、おさらいでもあるわけなんです。  あのときも、やはり一般の消費水準が非常に落ちている、当然なわけですよね、かなり国民の賃金水準などが下がっていて景気が悪化しているという背景のもとで、それ...全文を見る
○高橋(千)委員 そういう問題ではなくて、当然全体に影響しますよね、やり方によっては負のスパイラルになってしまうということも認識しなければならないと思いますがいかがですかということです。
○高橋(千)委員 はい、そのとおりです。  そこで、最低賃金法も〇七年に見直しをいたしました。生活保護と整合性を図るということが盛り込まれたわけです。そのときも実は私、厚生労働委員会で質疑をしまして、仮に保護の基準が下がったら、これは最賃も下がっちゃうんだろうかと議論をしました...全文を見る
○高橋(千)委員 ぜひ、この目標を掲げて、しかもスピードアップしてやっていただきたいということを求めたいと思います。  それで、議論がいろいろありまして、例えば、稼働能力がある者はという、ある者はというのは単に年齢で見ているところがあるわけですが、仕事が見つからないのに対象外に...全文を見る
○高橋(千)委員 二〇〇〇年から自殺者三万人が恒常的になってしまいました。下がらないです。二十歳代の青年の死因のトップが、約半分は自殺であります。また、自殺したいと思ったことがあると答えた方も四人に一人です。リーマン・ショック以降の乱暴な派遣切りやリストラがなければ、保護に至らず...全文を見る
○高橋(千)委員 本当に少ないですよね。三千七百六名、介護だけしかわかっていないということですが、二千九百万人が被保険者であるということからいっても、もっと救える人がいるのではないかなと思うんです。  それで、この書面は福祉事務所長が発行することになっているんですよね。そうした...全文を見る
○高橋(千)委員 はい、周知をお願いいたします。  本当に、実はこのことを何回も私はこだわっているんですけれども、厚労省もやはり縦割りなものですから、各課の方たちに、保険料が高いじゃないかとか、負担できないで保険証が取り上げられているとか、いろいろな議論をするときに、そんなに大...全文を見る
○高橋(千)委員 ここは本当にお願いしたいと思います。  さっき紹介した介護の話も、いろいろ助成はしてあげるんだけれども、ゼロということはないんだと言うんですね。ゼロがあってもいいんじゃないかと言うと、いやいや、そこまで来るとあとは保護ですと言う。いやいや、保護でなくてもゼロの...全文を見る
○高橋(千)委員 一対八十に対して九十九であるということで、現実に、標準でこの程度までよと、それ自体も私は多いなと思うんですが、それを超えているという実態があるかと思うんですね。  それだけではないんです。二〇一二年の三月に公表された札幌市の包括監査報告書によれば、ケースワーカ...全文を見る
○高橋(千)委員 単純に人事異動でいいのか、経験が蓄積されなくていいのかという問題意識を持って質問をいたしました。  次の質問に答えながら、ぜひお願いしたいなと思うんですが、資料の四に都道府県別の充足状況を示しておきました。  これは、全国は九四・二%なんですけれども、話題の...全文を見る
○高橋(千)委員 六月二日付の朝日新聞に、栃木県のケースワーカーを十年経験したという男性の方の声が載っていました。県の福祉事務所長、つまり自分の上司だと思うんですが、過剰な支給は上司がチェックするからいい、だが、適用漏れがあったら取り返しがつかないと訓示をされた。本来支給すべき保...全文を見る
○高橋(千)委員 今、お二人とも、福祉の部署はふやしたんだという御答弁でした。そのとおりなんですよね。集中改革プランで、五年間で目標の超過達成を地方自治体はしているわけですよね。それほどの削減をして、国家公務員五・七%よりも超過をして達成をしている。その一方で、福祉事務所などの人...全文を見る
06月12日第180回国会 衆議院 社会保障と税の一体改革に関する特別委員会公聴会 第1号
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○高橋(千)委員 日本共産党の高橋千鶴子です。  本日は、五人の公述人の皆さん、それぞれに大変興味深く聞かせていただきました。お忙しい中ありがとうございました。  早速質問させていただきます。  最初に、駒村公述人に伺います。  先生はまさに公聴会の常連でもございますので...全文を見る
○高橋(千)委員 基礎年金がマクロ経済スライドで非常に下がっていくことが心配だという御指摘、非常に重大ではないかなと思っています。  同時に、入り口も出口も締めたんだ、そういう中で、結局百年安心の制度は正しかったんだという議論がこの国会でもされているわけです。もうその中で既に、...全文を見る
○高橋(千)委員 今のお答えは、多分基礎年金には踏み込むべきではないという御趣旨かと思いますが、デフレ下でもやむを得ないというお話でありました。  同じ質問を河村公述人に伺いたいと思います。  私たちは、もともと特例水準の解消やマクロ経済スライドに反対をしております。ただ、ま...全文を見る
○高橋(千)委員 お答えにくいということでしたが、反対の立場を私も言っておりますので、同じであるということで、ありがとうございます。  それで、次に、菅家公述人と小野公述人に同じ質問をさせていただきます。  一つは、最低保障年金制度の創設について賛成か否かということです。これ...全文を見る
○高橋(千)委員 ありがとうございました。  自公政権下での社会保障国民会議の議論ですとか、最低保障年金の議論がされている中で、やはり、そのまま全額税という考え方が提起をされておりまして、そうなった場合に、結局、企業負担が全くなくなってしまうよねということと、大幅な消費税の増税...全文を見る
○高橋(千)委員 一言だけ済みません。
○高橋(千)委員 残念ながら、時間が来ましたので。  先ほどの坂口委員の質問の中で、再計算をやっていくべきだという御指摘があったと思います。ひたすら、年金財政が破綻してツケ回しが起きるんだという議論だけがされている中で、そうではない、余地があるんだということを御指摘いただいたか...全文を見る
○高橋(千)委員 日本共産党の高橋千鶴子です。  本日は、四人の公述人の皆さん、お忙しい中御出席をいただき、貴重な御意見をありがとうございました。  時間が限られておりますので、早速質問に入らせていただきます。  まず、大日向公述人に伺います。  先生には、〇八年の五月に...全文を見る
○高橋(千)委員 先生の思いがたくさんあるんだと思いますけれども、結局切れ目はないのだというお話だったかと思うんですね。ただ、全ての子供たちということで若干違うのだというので、基本は同じだという趣旨であったのかなと思うんですが、さまざまな施策が出されました。そして二十余年の成果で...全文を見る
○高橋(千)委員 ありがとうございます。  私は、逆の意味で、子供たちには時間がないので無駄にしてはいけないなと思っております。先生方が一年半かけて議論したことを国会でももっと議論するべきではないか、そう思うんですね。  別にこれは論戦の場ではないですので、あくまでも私の意見...全文を見る
○高橋(千)委員 ありがとうございます。  先ほど森田公述人がお示しいただいた表といいますか、いろいろな支援の必要な子供がいるということを目に見えるようにすることはとても大事なことだと思うんです。  だけれども、待機に我々がやはりこだわるのは、そのことによって、それこそ最初に...全文を見る
○高橋(千)委員 基準もという意味であったと思います。なかなかそれは、ちょっと賛成しかねる意見であります。  それで、最後に直接契約の点で、大日向公述人と、時間があれば森田公述人にも伺いたいと思います。  これは介護保険の保育版にならないのだろうかという強い懸念を持っておりま...全文を見る
06月14日第180回国会 衆議院 社会保障と税の一体改革に関する特別委員会 第19号
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○高橋(千)委員 日本共産党の高橋千鶴子です。  きょうは、子ども・子育て新システムについて質問をします。  昨夜、政府が既に総合こども園撤回を認めたとニュースが流れておりました。大臣、総合こども園は撤回するのでしょうか。認定こども園の拡充などが言われておりますけれども、もと...全文を見る
○高橋(千)委員 多分、そんなふうにおっしゃるんだろうなと思っておりました。多分、既に新システムという言葉ではなくなるんであろうと指摘をしなければなりません。  もともと新システム自体が、柱だけで中身がほとんど決まっていない、何を聞いてもこれからですという、政省令に白紙委任とい...全文を見る
○高橋(千)委員 お願いいたします。  そこで、岡田副総理に伺います。  子ども・子育て支援法案は、附則第一条において、施行期日について、消費税法案が施行する年の翌年四月一日までの間となっており、要するに、組み立てが、増税なかりせば新システム法なしというつくりになっております...全文を見る
○高橋(千)委員 要するに、増税がまず条件だという答弁だったかなと思います。  ですから、やはりこれは、これまでも繰り返し指摘をしてきたことでありますけれども、小宮山大臣がよくおっしゃっていたことでもあります。OECD諸国と比べてもGDP比で子育て予算が極端に少ない、そういうこ...全文を見る
○高橋(千)委員 大臣が別に陳述者の意見を代弁する必要はないと思うんです。こういうことはあちこちで言われております。ですから、幼保一体化はそういう理屈ではないのだとおっしゃればいいんですよ。
○高橋(千)委員 それがふさわしい条件を備えていくのであれば、私はそれはいいんだと思うんですよ。だけれども、何か、二重行政が問題で待機児が解消しないかのような、そういう議論が盛んにされてきた。そうじゃないだろうと。保育所が本当に必要で、保育所の充足が一〇〇%を超えていて足りないん...全文を見る
○高橋(千)委員 配置基準を守っていても、もし子供たちが全員いたら助けられなかったと言っているということなんです。最低の基準だということを認識しなければなりません。それを、質を担保するとは言うけれども、今の認定こども園を参考にしたいということを大臣はこれまでも答えてきたはずだと思...全文を見る
○高橋(千)委員 では、今言った非正規の問題は把握されていますか。
○高橋(千)委員 やはり、中身をきちっと見ていきますと、質を担保するということはもちろん答弁されます。でも、現実はそうなんだ。しかも、公立がそうであるからこそ、これまでは、公私格差ということで、私立の保育園にも補助をしたりとか、そういう形でやってきましたけれども、しかし、公立が定...全文を見る
○高橋(千)委員 もちろん、幼児教育をされてきた方と保育をされてきた方たちが互いの経験を生かすというのは、それ自体は大変いいことだと思いますよ。そういうところに私も視察に行ったことがあります。  ただ、現実に今やろうとしているのは、働き方に応じてと言っているんですから、顔ぶれが...全文を見る
○高橋(千)委員 取り消されはしないけれども、優先はされないというお答えだったと思います。  実は、これは、前に厚労省と少しやりとりをしたときに、要するに、こども園給付は既に受けていて、公費が入っているところにあなたは入ったんですから、そこは優先権は消滅しますよ、そういう説明だ...全文を見る
○高橋(千)委員 私にしてみれば先取りですが、大臣にしてみれば先駆的だとおっしゃいました。ただ、前段のところは否定をされませんでしたね。  要するに、私たちが指摘をしている問題というのは既に起こっているわけですよね。それで、認定こども園に戻って拡充すればいいんじゃないかという単...全文を見る
○高橋(千)委員 ですから、最初に聞いたじゃないですか、施設が決められると。
○高橋(千)委員 ですから、そういう懸念は法案が通るときから指摘をしているんです。それを払拭するデータを出してくださいと言っているんです。イエスかノーか。
○高橋(千)委員 負担がどうなっているかとか、入れない人たちがどうなっているかとか、そういうデータが一切なくて、評価しているというデータだけでいわゆる先駆的な取り組みなんですと言われるのでは、やはり懸念を払拭できないじゃないか。それを拡充すると言っている以上は、それがどういうもの...全文を見る
○高橋(千)委員 ありがとうございます。  学校の看板を掲げているんだけれども全然それが違いますよということや、スクーリングがないとか、添削がマークシート方式で解説もつかない、自宅で試験を受けられるということで、誰が答えたかわからないじゃないか、そういう実態が明らかになって、課...全文を見る
○高橋(千)委員 適切にとおっしゃいましたけれども、今指摘されたような、まさに、学校という看板をつけてはならない、不適切だという指摘に対しては、やはりきちんと評価を行って、拙速な結果を出さないということを強く指摘したいと思うんです。  せっかく文科省が、学校法人を目指すのであれ...全文を見る
○高橋(千)委員 今も変わっていないということでありました。  その後のところに、株式会社で配当が出るくらいだったらそれを職員の充実に回すことができるじゃないか、そういう指摘まで厚労省はしているわけです。私は、やはりその立場を貫くべきだと思います。サービスや規制の内容が、国民の...全文を見る
06月19日第180回国会 衆議院 災害対策特別委員会 第8号
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○高橋(千)委員 日本共産党の高橋千鶴子です。  法案に入る前に一問、厚労副大臣に伺います。  仮設住宅暮らしが長期化する中で、医療費や介護の利用料の無料化が九月で終わればどうしたらよいかと不安が広がっております。五月八日には、宮城県市長会として復興庁に要望もしております。そ...全文を見る
○高橋(千)委員 大変申しわけないんですが、副大臣、今の答弁、津波の被災地も含めて話をしているのに、福島は警戒区域は財政措置するけれども、他方の区域外ということで、津波の被災地まで区域外みたいな表現になってしまったので、それは違うでしょうということをまず認識していただきたいと思い...全文を見る
○高橋(千)委員 繰り返すんだったら答弁をしなくてもいいなと。重ねて指摘をしておきたいと思います。  本改正案は、東日本大震災から得られた教訓を踏まえたものとされておりますけれども、附則では、防災に関する制度のあり方について全般的な検討を行い、必要な措置をとるとしています。しか...全文を見る
○高橋(千)委員 ぜひお願いをしていただきたいと思います。  全体的な法体制ということではいろいろ議論をしなければならないことがあると思うんです。また、防災ですとか、先ほど来議論されている防災教育ですとか、予知を含めたいろいろな体制がございます。あるいは、危機管理の体制というこ...全文を見る
○高橋(千)委員 お願いをしたいと思います。  やはり財政がついてこないと、いろいろ体制を整えようとしても足踏みをしてしまうということがございますので、もっと工夫ということを大臣がおっしゃっていただきましたので、ここが本当に取っ払うことができるように強く要請をしたい、そのように...全文を見る
○高橋(千)委員 女性の視点という問題については、実は大分前から国連のさまざまな会議で指摘をされてきました。例えば二〇〇五年の第四十九回国連女性の地位委員会決議でも、〇四年十二月二十六日のインド洋の大津波の災害などを引きながら、女性と女児が、最近の津波災害を含む自然災害とその結果...全文を見る
○高橋(千)委員 運用では大変弱いので、さらに見直しをしていくように、また現場でどうなっているかというのをちゃんとフォローしていただくように強く要望したいと思います。  阪神・淡路の大震災でも、女性の死亡者が男性の死亡者より一千名多かったという統計がございます。今ちょっと紹介し...全文を見る
○高橋(千)委員 通告しておりませんが、平野大臣にも一言、同じ質問でいかがですか。  地方から防災会議にちゃんと意見を提出できるように。
○高橋(千)委員 時間が来ましたので、今の女性の参画を後押しするという約束を果たしていただくことと、やはり基礎自治体は市町村であり、市町村が一番真っ先に駆けつけて支援をするわけですから、そこに本当に裁量を持たせていくということも大きな課題であるということを重ねて指摘して、終わりた...全文を見る
06月19日第180回国会 衆議院 東日本大震災復興特別委員会 第7号
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○高橋(千)委員 日本共産党の高橋千鶴子です。  本日は、法案をまとめていただきました関係議員の皆さんに心から感謝と敬意を申し上げたいと思います。本当に、立法者の意思が現実のものとなって生きるように、その気持ちで質問をしたいと思いますし、今後も取り組んでいきたい、このように思っ...全文を見る
○高橋(千)委員 まず、基本方針は復興庁がまとめるということは確認をしたわけですけれども、諸施策を関係省庁が担当するのはいいんです。ただ、最終的な責任、つまり、基本方針がその後いろいろな省庁にまたがってどうなっていくのかということをチェックしたり進言したりしなければならない。復興...全文を見る
○高橋(千)委員 確認をさせていただきました。ただし、復興庁は十年の期限がついておりますので、終わった後も引き継がれていくのだということは確認をしたいなと思います。  次に伺いたいのは、本法案で言う被災者とはどのような人をいうのかということであります。  先ほど吉野委員から、...全文を見る
○高橋(千)委員 ありがとうございました。確認ができたと思います。  今の一定の基準以上というのは、では、どこから基準になるのというのが非常にひっかかるところなんですけれども、これは既に参議院でも議論をしておりますので、きょうはあえて質問をしないということで、広く対象とするとい...全文を見る
○高橋(千)委員 今の説明は、原賠法に書かれているから当然のことなんだという説明だったかと思います。  福島法の最初の案が国の責任さえも入っておりませんでした、政府の案が。それに対して、幾ら何でもこれはひどいじゃないかということで意見を上げまして、最終的には同じような書きぶりで...全文を見る
○高橋(千)委員 ありがとうございます。その他のところで読んでいけるのだという御答弁だったかと思います。  本当はこの医療の問題をもう少し質問したいと思ったんですけれども、今後、規制庁ができれば担当がそちらになるんだということで、何か今、端境期で、どうもまた責任がはっきりしなく...全文を見る
○高橋(千)委員 ありがとうございます。  中間指針を直すのが一番いいんです。それが私たちの要望です。宮城県をいわゆる風評被害の中になぜ入れないのかというのが一番の要望ですので、それは言っておきたいと思います。  しかし、現場でこのようなことは絶対言わせない。お隣の丸森町は、...全文を見る
○高橋(千)委員 しっかりとお願いいたします。  またこのような機会を設けていただくよう委員長にお願いをいたしまして、質問を終わります。ありがとうございました。
06月25日第180回国会 衆議院 社会保障と税の一体改革に関する特別委員会 第21号
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○高橋(千)委員 日本共産党の高橋千鶴子です。  社会保障と税の一体改革について、先週十五日に、民主、自民、公明、三党の修正合意が結ばれ、新法二つと膨大な修正案六本の条文を手にしたのは、二十一日木曜日でした。そして、あしたにも採決とは、余りにも乱暴です。三党が合意すれば何でもや...全文を見る
○高橋(千)委員 持ち寄って、付託する前に協議をする、ですから、事実上の撤回ということで公明党さんは認識をしているということで確認をしたんです。イエスかノーかだけ。
○高橋(千)委員 公明新聞に正式に書いているものが事実ですかと聞いただけなのに、そうだとおっしゃっていただけないということは、これは本当に、三党協議自体の問題だけではなくて、それぞれの党の支持者や国民に対する姿勢が問われるのではないかと、ちょっと、正直驚きました。  同じように...全文を見る
○高橋(千)委員 午前中の町村委員の質問の中でも、事実上の撤回ということをこの場でおっしゃっていましたので、党の方と実務者協議にかかわった人が何か違うことを言っているのかと非常に疑問でならないわけであります。  皆さんが確認をしていることは、三党協議がなければ実現しないというこ...全文を見る
○高橋(千)委員 長妻提出者のその答弁は、これまでも何度も聞いてきました。  言っているのは、私は、この三党合意の性格ということを言っているんです。つまり、もちろん、マニフェストにこれまで掲げてきたことがいろいろな事情で実現が難しくなるということはあるかもしれませんよ。だけれど...全文を見る
○高橋(千)委員 まず、それを言うのであれば、最低保障年金制度と後期高齢者医療制度廃止法案を出してから言ってくださいよ。出してもいないうちに、一〇〇%できないとか、そういう議論じゃないでしょう。まだその努力をしていないんだということを言っているんです。  政党として、それぞれの...全文を見る
○高橋(千)委員 総理、聞かれていないことに答弁をされましたけれども、言うだけと、現実と理想は違うんだとおっしゃいました。しかし、そこをまずやろうとする努力をしていないということを指摘したんです。しかも、もしそう言うのであれば、三党合意ですから、これから百時間ちゃんと議論しましょ...全文を見る
○高橋(千)委員 おろしていないというお答えでありました。また、実務者では、そこは撤回ということは確認していないというお答えでありました。公党の機関紙に書いてあることと違うのかなと思いますが、私はそれを問題にしているのではなくて、では、今度、その約束を本当に果たしてください、そし...全文を見る
○高橋(千)委員 百年安心は生きているという御答弁でありました。  当時、社会保険庁のホームページには、「百五十歳になっても、ダイジョーブ。 牛丼が五千円になっても、ダイジョーブ。」こういう若者向けのキャッチコピーが躍っていたものであります。百五十まで生きる人がどれほどいるかは...全文を見る
○高橋(千)委員 公明党の議員さんがこの場で、マクロ経済スライドをデフレ下でも発動せよと質問されておりましたけれども、党としてはまだそういう立場ではないということを確認させてください。
○高橋(千)委員 確認をさせていただきました。  私たちは、二〇〇四年の年金改正のときには、やはり、どんどん保険料が上がり、そして給付が下がっていく、そして、このマクロ経済スライドというのは、国会に諮らずに自動的に削減の仕組みをつくるものだということで、きっぱりと反対をしました...全文を見る
○高橋(千)委員 私は今、総理に質問をいたしました。今、標準報酬のことは確かに議論になっていたし、これをもう少し引き上げればいいんじゃないかということは中央公聴会でも意見がありました。ですから、そういうことも含めて検討すべきですよねと言っているんです。社会保険料が今どうかというこ...全文を見る
○高橋(千)委員 ここは指摘にとどめたいと思います。  要するに、本当はいろいろ意見はありますけれども、サービスは同じなんだ、だからみんなから取るんだという議論で、多分、消費税の議論になっているんだと思うんです。だけれども、そういう議論の中で、消費税が上がると所得税などは逆に税...全文を見る
○高橋(千)委員 テレビを見ている方に、小渕報告とか、ちょっと説明が必要な答弁であったなと思って、困るわけですけれども。  このニュースの一番最初に書いてあるのは、「総合こども園などの施設には、待機児童の八割以上を占める〇〜二歳児の受け入れを義務付けていないため、目的の大きなテ...全文を見る
○高橋(千)委員 しかし、それは、新しい修正案でも義務づけないので、条件は同じですね。
○高橋(千)委員 待機児童の解消になるのかということでは、はっきりしないお答えだったのかなと思います。  ですから、最初にこのニュースで指摘をしている、三歳未満児を義務づけるわけではないので待機児童の解消にはならないという点では同じだと思いますし、今、新しく認可保育所をふやすと...全文を見る
○高橋(千)委員 もともと現行制度は市町村に持ち込むのでニーズが把握できていないではなくて、それがニーズそのものなんですよ。ですから、市町村の実施義務を守れということを言ってきたんじゃないですか。  でも、今、お答えになりましたね。認可をふやすということでよろしいですか。
○高橋(千)委員 質のいい株式会社ということで、余りイメージができませんけれども、これまでとは少し違うんだという御主張だったと思います。  ですから、新システムは容易にできないと最初におっしゃったことと修正案のどこが違うのかなということで今質問していますので、ほとんど違いがわか...全文を見る
○高橋(千)委員 今おっしゃったのは、児童福祉法二十四条は守ったという意味をおっしゃっているんだと思います。  これには非常に、これまでとはちょっと違うということを言いたいんですが、今私が指摘をしたのは、もともと言ってきたことなんですが、仕組みが介護保険のようになりますねと。だ...全文を見る
○高橋(千)委員 ですから、認定こども園とか新たな施設は全部直接契約になるんです。  そして、保育は、「当分の間、」という言葉がついています。そうですね。
○高橋(千)委員 そこまでおっしゃるのであれば、認定こども園制度はもともと直接契約でありますし、幼稚園も直接契約でありますから、保育所は今のままだということで、支援法案は、新システム法案そのものは廃案にすればよかったんですよ。その方がずっとわかりやすいじゃないですか。そのことを重...全文を見る
○高橋(千)委員 負担の見返りということに絞ってしまうと大変なことになるということが言いたいわけです。憲法二十五条がどこに行ったのかということを言わなければなりません。  今、加藤提出者は、公的保険というのは共助の部分だということをおっしゃいました。それで、自分で自分を助けるの...全文を見る
○高橋(千)委員 自己責任のきわみが、このように本人と家族を追い詰めます。毎年、介護のために十四万人が仕事をやめなければならない実態であります。本当に、社会福祉も自己責任の小泉改革の再来ということにつながりかねません。  社会保障制度改革推進法案を初め、増税関連法案の撤回を強く...全文を見る
06月26日第180回国会 衆議院 本会議 第28号
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○高橋千鶴子君 私は、日本共産党を代表し、消費税増税法案を初め八法案に反対の討論を行います。(拍手)  野田内閣は、社会保障と税の一体改革と称して、七本の法案を一括して特別委員会に付託しました。ところが、公の審議の一方で、水面下での三党協議を行い、二十一日、新たな二法案や修正案...全文を見る
07月25日第180回国会 衆議院 厚生労働委員会 第15号
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○高橋(千)委員 日本共産党の高橋千鶴子です。  初めに、有期雇用の法規制については、二〇〇七年のパート法改正や労働契約法の審議の中でも必要性が強く指摘されていたと思います。二〇一一年の統計で、役員を除く雇用者は四千九百十八万人、うち有期契約労働者は一千二百万人、つまり四人に一...全文を見る
○高橋(千)委員 政府としての意思というのが一体どこにあるのか。単に労政審の中で議論があったけれどもこうだったという答弁だったわけであります。  資料の一枚目を見ていただきたいと思うんですけれども、これは百六十八国会、〇七年十月に野党時代の民主党が提出した改正案でございます。第...全文を見る
○高橋(千)委員 公労使で取りまとめられた見解だということをどんな問題でもよくおっしゃるんですが、この委員会で、その労政審の座長である諏訪先生がいらっしゃって、国会が決めたことであればという答弁をされて、まさにそれを覆すことを御自身がおっしゃったわけですね。ですから、なぜ政府の意...全文を見る
○高橋(千)委員 ほとんど答えにはなっていないんですが。  五年ではとても長いというのもあるんですが、同時に、では、五年だからといって、さっき三百六十万人という数字がありましたけれども、その方たちが無期に転換できるという単純なものでもないということも既に明らかになっていると思う...全文を見る
○高橋(千)委員 新たな階層が生まれるということをお認めになったと思います。非常に重大かなと思います。  さらに、六カ月以上のクーリング期間があれば、雇用期間がリセットされて、何度でも有期契約ができることになってしまいます。これも無期労働契約への転換を規定した趣旨からいって矛盾...全文を見る
○高橋(千)委員 フランスやドイツの、全体の、均等待遇ですとか規制ができているところと、そこの部分だけ比較をして言ってはならないと思いますし、これは、今ちょっと、就職選択のニーズがあるからというお話をしましたけれども、使用者側はもっと短くていいと言っているわけですよね。そういう中...全文を見る
○高橋(千)委員 ですから、結果として、細切れの不安定雇用が、五年と言わず、続いていくということになりませんか。
○高橋(千)委員 今の答弁は、結局、バランスを欠くなどということを言ったんですけれども、細切れの雇用があるのが当然だという発想から出ているんですね。とてもこういうのは認められないと思います。  先ほど来、ちょっとニーズ論の話が出ていて、私、ちょっと言い忘れましたけれども、やはり...全文を見る
○高橋(千)委員 断じて認められません、今の答弁は。  通告もしているのに、しかも局長を呼んでいませんよ。念のために出るのを認めるというふうに言って、副大臣を指名しているのに出てきて、それで時間を稼ぐような答弁。答えになっていません。断じて認められません。忠実な書きぶりとはとて...全文を見る
○高橋(千)委員 これも非常に実際には狭められることになるだろうと思います。  資料の一枚目に戻りますと、やはり野党時代の民主党は、この問題、第三十九条で差別的取り扱いの禁止ということで書いているわけです。しかも、賃金その他の労働条件についてと明確に書いている。やはり、ここがき...全文を見る
○高橋(千)委員 ぜひ続きをやらせていただきたいと思います。  終わります。
○高橋(千)委員 ただいま議題となりました労働契約法の一部を改正する法律案に対する修正案につきまして、日本共産党を代表し、その趣旨を御説明申し上げます。  二〇一一年平均で、正規職員、従業員は三千百八十五万人と、前年と比べ二十五万人減少する一方で、非正規職員、従業員は千七百三十...全文を見る
○高橋(千)委員 ただいま議題となりました労働契約法の一部を改正する法律案に対し、日本共産党を代表し、反対の立場から討論します。  有期契約労働者は、推計で一千二百万人、今や全労働者の四人に一人が有期という状態です。  二〇〇八年秋のリーマン・ショック以降、派遣切り、非正規切...全文を見る
07月26日第180回国会 衆議院 東日本大震災復興特別委員会 第8号
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○高橋(千)委員 日本共産党の高橋千鶴子です。  復興特が久々に開かれたという声が午前から次々出されました。私も本当にそう思います。東日本大震災から五百日以上がたった。課題はやはり時々によって変わっていくわけです。制度や予算が整っても、現場ではさまざまな矛盾が生じています。ぜひ...全文を見る
○高橋(千)委員 結局、保険者の判断であるということ、そして既存の制度の活用であるということ、これは何か延長になったように期待を持たせるんですけれども、結局はそうではないということが改めて確認をされたかと思うんです。  でも、説明をされてきたように、これまで国が十分の十出して支...全文を見る
○高橋(千)委員 財源の問題ではないんじゃないですか。これまで平野大臣がお話ししてきたことから見てもそうですよ。  では、そこまで言うのでしたら、一体どれだけ財政に響くというんですか。
○高橋(千)委員 ということで、国保の中でのやりくりですから、国が丸々負担しているわけじゃないんですよ。結局それは自治体にはねていくじゃないですか。目の前に困っている人たちがいて、自治体はこれまでと同じように続けたい、だけれども国は支援を打ち切るとなれば、結局そこが自治体にはねて...全文を見る
○高橋(千)委員 山形市の自主避難の問題を前に取り上げたことがあったんですけれども、やはり、自治体にしてみると、もともと自治体の住民である、そして援助が必要ないろいろな方たちがいるという中で、なかなか被災者にだけということが難しいということが背景にあるのかなと思うんです。  で...全文を見る
○高橋(千)委員 政務官、制度、融資もあるとか公営住宅もあるとか、これは順々に質問していきますから、制度解説は必要ありません。考え方の問題を聞いているのであります。  平野大臣には先ほど来つれない答弁があるわけですけれども、改めてやはり認識していただきたいと思うんです。制度はこ...全文を見る
○高橋(千)委員 残っているといっても、その残っている人たちが、そこには、津波で流された地域には、再建できない人と全く残されたところと差があるのはおかしい、そういう話をしているわけで、先ほどの議論があった、自衛隊から頼まれた云々は当然なんですけれども、市議会が言っているように、被...全文を見る
○高橋(千)委員 そこで、個人版私的整理ガイドライン、七月二日現在でいただいた数字で二千百九十九件の相談がある。まだ、債務整理の成立は三十三件にすぎません。ただ、準備中が六百二十九件ということで、なかなか最初の一件が出なかったことから見ると、少しずつ進んできたのかなと思います。 ...全文を見る
○高橋(千)委員 ぜひお願いをしたいと思います。  せっかく仕事をしながら再建を目指している人たちが結局次に進めないというのでは、やはり趣旨が違うだろうと思いますので、徹底していただきたいということで、よろしくお願いしたいと思います。  それで、宅地被害の方が、これはまた逆に...全文を見る
○高橋(千)委員 ぜひ、小さな単位だけれどもコミュニティーをつくっていくんだということに対して見ていただきたいということを強くお願いしたいと思います。  それで、資料の四枚目を見ていただきたいんです。さっきお話をしかけたものなんですけれども、これは気仙沼がつくった資料ですけれど...全文を見る
○高橋(千)委員 この表にあるように、二千四百万を超える負担がかかる移転に対して、被災者再建支援金の三百万円が唯一の支援なんだ、そういう実態なんです。だけれども、それはどこまでやるかという問題ではなくて、これは線引きがされたタイミングの問題なんです。  気仙沼の菅原市長は、被災...全文を見る
07月27日第180回国会 衆議院 厚生労働委員会 第16号
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○高橋(千)委員 日本共産党の高橋千鶴子です。  この高年齢者雇用安定法については、私、国会でも何度も質問をしてまいりました。この間、基準が削除をされるということ、雇用の継続は必ず必要であるという観点から、非常に待たれているという声も聞こえています。しかし、同時に、非常に心配さ...全文を見る
○高橋(千)委員 要するに、確実につながなければならないので基準を廃止したと言った。そうすると、その基準が、やはりつながない役割を果たしていたということになるわけです。しかし、現状は一・八%しかいないのだと言っているわけですよね、基準によって離職をした人たちが。  それから、現...全文を見る
○高橋(千)委員 ですから、基準によって合理的な理由があればという条件つきであるけれども、原則希望する方は再雇用が認められるというのが現行制度でもあったと思いますが、間違いありませんね。
○高橋(千)委員 まず、そこが大事なんです。原則希望する人は全員なんだと。だから、何か基準で、経過措置をとってまでつながなきゃいけないということは、逆に言うと、その基準の持っている意味が、労使双方云々とおっしゃいましたけれども、恣意的に労働者を選別する役割を実は果たしてきたんだと...全文を見る
○高橋(千)委員 基準は残るわけですから、今も経過措置として。ですから、ここはきちんと確認をしておかなければならないと思うんです。恣意的に対象者を選別することがあってはならないのだということを重ねて指摘をしたいと思います。  同時に、継続雇用制度を採用している企業は八割強だと。...全文を見る
○高橋(千)委員 やはり、国が年金の支給開始年齢を法律で段階的に引き上げたわけですけれども、企業に言わせれば、国が勝手に法律を決めて、俺たちに押しつけるのか、そういう論理があるわけですよ。それを非常に強く言われた、批判もしてきた。だから、国としても強く言えない、こういう関係ではう...全文を見る
○高橋(千)委員 議決権二〇%以上ということでグループ会社は広げるという、資料にも書いているけれども、それ以外の要件というのはありますか。  何でそう聞くかといいますと、親会社の責任がどこまであるのかということなんです。さっき言ったように、一つのものと見られるという答弁を受けて...全文を見る
○高橋(千)委員 それは、要するに親会社が再雇用を結果としてきちんと担保しましたよということで、責任が持てる範囲という意味ですよね。  そうすると、今の、要するに、事が起こってからハローワークに行って、救済、何とか訴えますということではなくて、そこを未然に防ぐ、やはり本人の希望...全文を見る
○高橋(千)委員 今おっしゃった労働者の意見をきちんと配慮するということ、しっかりとこれは確認をさせていただきたいと思います。  時間があればもう少しこの続きをやりたいと思うんですが、次は、修正案の提出者の方に質問させていただきたいと思います。  それで、今の法律のつくりは、...全文を見る
○高橋(千)委員 確かに労政審の建議の中にわかりやすいということは書いてあります。ただ、こういうものを指針にすべきだということは、具体的に、今修正案に盛り込まれていることは書かれてはいないわけですね。わかりやすいという表現しかしておりません。ですから、この指針がどちらの方向を向い...全文を見る
○高橋(千)委員 そうすると、今の答弁の中に解雇事由、退職事由云々ということがありましたけれども、「取扱い」という言葉、この「取扱い」という言葉は、まさしく今の解雇ですとか退職のことを意味しているんですか。
○高橋(千)委員 では、この「業務の遂行に堪えない者等」の「等」の部分は何が入っていますか。
○高橋(千)委員 私は、やはりこの条文は非常に重要というか重大だと思っています。  先ほど来議論してきましたように、やはり、原則、本人が希望すればという法のたてつけではあるんだけれども、恣意的に選別ができる基準がこれまで許されていた、もちろん、労使の合意という条件はあるんだけれ...全文を見る
○高橋(千)委員 この問題では繰り返し委員会で御質問もされ、こころの健康議連もやっていらっしゃった古屋委員が答弁をしていただいたわけですけれども、本来、本人が職の遂行にたえられなければ、数字ももう出ているように、離職を希望することだってできるわけですから、当然、休業もすることもで...全文を見る
○高橋(千)委員 逆に、労使という部分が法律からなくなっているわけですよね。要するに、基準のところで労使が出てくるわけですから、そこが今とれて、指針ということになった。そうすると、逆に、労使の議論の中でしっかりと雇用の確保、いわゆる逸脱して解雇強要になるんじゃないかとか、そういう...全文を見る
○高橋(千)委員 選別の可能性を残した、解雇の可能性を残したということで、非常に問題があると思います。  この点については、実は修正案はきのう出されたわけですので、もっと十分な審議が必要だということを指摘して、質問を終わります。
08月01日第180回国会 衆議院 厚生労働委員会 第17号
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○高橋(千)委員 日本共産党の高橋千鶴子です。  きょうは、午前の法案の部と、それから午後の質問の順番について、各会派の皆さんに御協力をいただきました。ありがとうございました。  そうしてまでも、どうしても質問をしたいことがございました。きょうは大臣にお願いをしておりますので...全文を見る
○高橋(千)委員 今の御答弁で、十分趣旨はわかっているということだったと思うんです。  私も、この炎天下で八十歳を超える高齢者が座り込むなど、本当に命にかかわる事態でありますので、できれば避けてほしい、このように思っています。でも、それはやはり大臣の答弁次第であり、政府の対応、...全文を見る
○高橋(千)委員 立場は変えていないということ、まず確認をさせていただきました。ただ、現状がそうなっているかということは、決してそうは言えないからこそ、今こうした決意をしているということだと思うんです。  決議文にあるように、生存権を脅かしているとはどういうことでしょうか。高齢...全文を見る
○高橋(千)委員 ありがとうございます。  多磨全生園で保育園の開所のときに、大臣が、幾らおわびをしても足りないという挨拶をされたこと、報道されておりました。  本当にそれを実行に移さなければならないと思うんですけれども、この要求の中心は、全国に約七百名いる賃金職員の定員化で...全文を見る
○高橋(千)委員 それぞれの府省において決定されるということで、一律ではないというお答えだったと思います。だけれども、実際には一律に、毎年同じ数字が削減をされているんですね。ここを今総務省に確認いたしましたので、考え方を変えようじゃないかということをまず最初に一つ、確認をいたしま...全文を見る
○高橋(千)委員 ありがとうございます。  一律ではないということ、そして、この必要な場合を除きということは厚労大臣が判断ができるんだということが確認をできたと思います。  そこで、ことしの四月三日の閣議決定は、さらに、「新規採用抑制の方針について」というものがございます。こ...全文を見る
○高橋(千)委員 今、小さくまた繰り返しておっしゃいましたけれども、総務大臣に権限があるんだけれども、しかし、それは総務大臣が自分の頭でだめよと言うのではなく、各省庁の要望を踏まえてということだったと思います。それが今私が述べた特別な事情があるということであります。  それと同...全文を見る
○高橋(千)委員 ありがとうございます。  総務大臣に直接お願いをしたということですけれども、ただ、定員合理化の除外は難しいという前提が、大臣自身がそこにとらわれていますので、どうしてもそこは差し引きでいうと大したことない話になっちゃうわけなんです。つまり、やはりそれは、国会の...全文を見る
○高橋(千)委員 大臣に簡単な質問をしますので、一言で答えていただきたいと思うんですね。  国が日々雇用という雇用形態を持っていること自体が私は誤りだと思います。賃金職員は、まさにこれにはなじまないと思うんです。  ただ、まず、今すぐに、この期間業務職員というものになってしま...全文を見る
○高橋(千)委員 確認をさせていただきました。  派遣法ですとか有期雇用の問題をずっとこの間議論をしてきて、期間契約で長く雇用する、細切れ雇用をやるということはやはり見直していくんだ、正社員に転換するんだと国自身が言って法改正をしてきたんですから、やはりこういう働き方を是正して...全文を見る
○高橋(千)委員 そのできる限りの中身を、今までのテンポではだめなんだ、これではやはりハンストを決行せざるを得ない、そういう局面なんだということなんです。  先週、十数年間働いてきたという女性の賃金職員に、私は、やめたいと思ったことはないかと聞きました。何度もあると答えました。...全文を見る
○高橋(千)委員 国会としても応援したいと思います。よろしくお願いいたします。
08月07日第180回国会 衆議院 東日本大震災復興特別委員会 第9号
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○高橋(千)委員 日本共産党の高橋千鶴子です。  昨日は、六十七年目の広島原爆の日でありました。この一年間で五千七百二十九名の被爆者が亡くなり、原爆死没者名簿に登載された方は二十八万九百五十九名にも上るということであります。改めて、深く哀悼の意を表したいと思います。  今度の...全文を見る
○高橋(千)委員 今、国民的な議論がされている、必要であるということをおっしゃった後で、現実的にはさまざまな別な意見があるとおっしゃいました。そのさまざまな別な意見のところを、官房長官、きょうはおっしゃっていませんけれども、報道によれば、経済界より、こういう表現を使っているので、...全文を見る
○高橋(千)委員 きょうはこれ以上は、ちょっとほかの課題がありますので、議論するつもりはないんですが、もう東電は事実上の国有化である、そして、この間の福島法の中でも原発を推進してきた国の責任を明確にしたわけであります。それなのに、原発をどうするかについてはやはり東電が決めるのよと...全文を見る
○高橋(千)委員 基本的に、東電が示した基準というのが政府の考え方とほぼ一致しているということを説明を聞いておりますけれども、政府が今そういう指導的なことができるという答弁であったんですけれども、国の考え方が東電の基準に対して、言ってみればどういう効力を持つのかということをまず確...全文を見る
○高橋(千)委員 行政指導というのがどういうときに言うのかなとちょっと思ったわけですけれども、説明されているのは、東電とまた政府の側が一緒になって取り組みをしてきたということであったのかなと思うんですね。  それで、今説明がされたとおり、賠償の基準が避難指示区域とリンクをしてい...全文を見る
○高橋(千)委員 個別のやり方については後で質問をいたします。  さっき大臣がおっしゃったように、加害者である東電が基準を決める、それだけではだめなので国もきちっと指導するんだということをおっしゃいました。加害者である東電と推進してきた経産省が一緒になって基準を決めている、これ...全文を見る
○高橋(千)委員 ぜひお願いをしたいと思います。一括払いということが逆にあだになって再建の道が閉ざされるということでは問題であるということであります。  同じく、福島の沿岸部は、津波もあり、原発の二重被害、こういう区域もございます。それで、津波で家が流されたところが今言ったよう...全文を見る
○高橋(千)委員 ですから、だんだん全損になってくれてかなり考慮してくれているようだと思っても、現実にはこういうふうに思ったとおりにはいかないということがあるのではないか、そこをやはり乗り越えていただきたいということできょう質問をしています。  それで、きょう、さらにちょっと驚...全文を見る
○高橋(千)委員 これは、東電の資料の中に確かに、調整をしながら相殺を一遍にではなくやっていくというふうな趣旨のことを見つけました。  ただ、福島出身で、大熊ですとかいろいろ仮設に入って避難されている方を支援している方から、たくさん寄せられているということで訴えられたんですけれ...全文を見る
○高橋(千)委員 しっかりお願いします。  時間がなくなってしまったので、ちょっと最後まとめて、せっかく平野文科大臣がおいでいただいたので、伺いたいと思います。  今いろいろお話ししてきて、問題がいろいろあるんですけれども、しかし、現場では、きめ細かく対応することもできる、個...全文を見る
○高橋(千)委員 ぜひお願いします。  時間が来ましたので、またぜひこういう機会を委員長にお願いして、終わります。
11月07日第181回国会 衆議院 厚生労働委員会 第2号
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○高橋(千)委員 日本共産党の高橋千鶴子です。  三井大臣に初めて質問をいたします。最初に、通告をしておりませんが、所信的挨拶のことで一言だけ伺いたいと思います。  きょうも朝から何度か質問が出ておりました。大変強調された、潤いのある社会保障、これがやはり、ぴんとこないわけな...全文を見る
○高橋(千)委員 ぎすぎすしては困るよというのは、それは人間関係はやはりそうであって、当然だと思うんですよ。いろいろ立場が違ったとしても、やはりそれはお互いを尊重し合いながら、潤いを持って人間関係をつくりましょうというのは、それはいいかと思いますけれども、社会保障というのはやはり...全文を見る
○高橋(千)委員 そこで、資料の一枚目に、個々の医療技術が保険適用されるまでの基本的な流れということで、厚労省の資料をつけさせていただきました。  それで、最終的には中医協が保険診療の是非を決めるわけでありますけれども、今説明をしていただいたのは右側の流れ、先進医療会議において...全文を見る
○高橋(千)委員 ありがとうございます。  短くて二年というお話でありました。ですから、一番早くて平成二十六年ということになるのかなと思っております。非常に多くの方が待たれている。またその一歩であるというふうに思っているわけです。  そこで、きょうお話をしたいのは、ある生活保...全文を見る
○高橋(千)委員 ですから、患者の皆さんは、全部扶助の対象にしてくれと言っているのではないんです。もちろんそれがいいに決まっているし、それを目指しているわけですけれども。しかし、保険の部分は併用なんだから、なぜ認められないのかと言っているわけなんですね。  それで、次の質問にも...全文を見る
○高橋(千)委員 考え方、趣旨に沿ってとさっきからおっしゃっていますけれども、憲法二十五条の理念に基づいて、健康で文化的な最低限度の生活を保障するものなんだ、しかも、それは全ての国民に保障されているということを生活保護法にはしっかりと書いているんですよね。だけれども、結局、死なな...全文を見る
○高橋(千)委員 これだけとは一言も言っていません。先進医療というのは併用だとさっきから言っています。だったら、その保険に至る一歩なんですよ、その保険の部分を医療扶助で認めればいいじゃないかと言っているだけです。大臣。
○高橋(千)委員 きょうはこの問題に絞って質問しています。実際は、脳脊髄液減少症をめぐっては、先進医療となったけれども、診断基準そのものが大変厳しくて、起立性頭痛という要件がありますので、そもそも満たさないんだとか、子供さんのデータが全くないですとか、ですから、子供さんが本当はそ...全文を見る
○高橋(千)委員 今までのお話をまとめますと、どういうことかといいますと、生活保護を受けている以上はこのブラッドパッチ治療が受けられない、自費でしか受けられないから、自費で受けたら保護もとめられちゃうんですよ。こんなばかな話がありますか。生かさず殺さずじゃないですか。何のためにこ...全文を見る
○高橋(千)委員 ですから、言っていることがおかしいと思いませんか。要するに、治療するなと言っているのと同じなんですよ。だけれども、それだったら自立ができないでしょう。生活保護の自立を図るというのが今の政府の生活支援戦略なんじゃないですか。それができないと言っているんです。しかも...全文を見る
○高橋(千)委員 ぜひお願いしたいと思うんです。  実は、二年前に質問したときに、代替できる療法が、では何があるのかということを事前に厚労省に聞いたんですよ。それは、安静にしていること、ボルタレンを飲んでいること、これだけなんです。さっき紹介した方も点滴でしょう。これで代替療法...全文を見る
○高橋(千)委員 大臣がしょっぱなの十月二日の記者会見で、いきなり一部負担に言及されて、すぐに訂正をされたわけでありますけれども、これは、きょうは財務省に来ていただいて、質問できなくて申しわけなかったんですが、やはりその後に財政制度審議会の中で具体的な要素として検討事項が出されて...全文を見る
11月14日第181回国会 衆議院 厚生労働委員会 第3号
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○高橋(千)委員 日本共産党の高橋千鶴子です。  年金法案に入る前に、年金生活者にとって非常に大事な高齢者医療について一言伺いたいと思います。  七十代前半の方の医療費窓口負担は、今回まだ補正措置がされていないために、このままでは来年四月から二割になってしまいます。先週の委員...全文を見る
○高橋(千)委員 この時期に至ってまだそういう検討という、来年度の予算編成に当たってということで、かなり時間的には厳しいものがございますが、しかし、やはり余りにも大きな影響なんだ、そういう立場に立っていただかなければならないと思うんですね。  全国保険医協会が診療所や病院に対し...全文を見る
○高橋(千)委員 大臣は私の質問に直接答えていないと思うんですね。生活実態をどう認識して、影響をどう考えるかということを伺ったわけです。  負担の上積みは避けられないとおっしゃいました。増税によって医療や介護が充実するとおっしゃいました。その保証は一切ありません。今出ている法案...全文を見る
○高橋(千)委員 一部引き受けていただきたいというお話がありました。先ほど櫻井副大臣も高齢者の貯蓄の話をされましたね。だけれども、政府の統計によっても、公的年金受給者の六割は年金だけが家計の全てなわけですよね。その実態と一部の貯蓄をたくさん持っている人とを一緒くたにしてはいけない...全文を見る
○高橋(千)委員 時間がちょっと限られておりますので、今の提言に基づいて私もさらに反論したいところですが、次の質問にまず答えていただきたいと思うんですね。  というのは、経済活性化を望んでいる、当然であります。私たちもそういう提言を出しています。問題なのは、穴があいたら困るから...全文を見る
○高橋(千)委員 その話も、一体改革の委員会のときに、私、岡田副総理への質問で言っているんですよね。  一兆円の乖離と言いますけれども、二兆円もの増税を、その当時、国民にしているわけですよ。定率減税の廃止ですとか公的年金等控除の廃止、縮小ということで、これを基礎年金に入れると約...全文を見る
○高橋(千)委員 五千六百億円を投じて低所得者対策だといっても、これでは、結局、最低生活も保障できないで、保護に頼らなければならないのか。そういうことを全体として考えたら、このような、つけ焼き刃と言ったら大変失礼ですが、数字合わせをすることよりも、取られるものを減らす、負担を減ら...全文を見る
○高橋(千)委員 こういうものは、五億七千万という額は、これはもう支給していいのではないか。実際には無年金障害者は十二万人と言われますので、やはりそこに向かっていくべきだ。特別給付金だって、本当は年金として出してほしいという中からこうしてできた制度ですので、一歩進めていただきたい...全文を見る
○高橋(千)委員 私は、日本共産党を代表し、年金関係二法案並びに民主党、国民新党提出の修正案、みんなの党提出の修正案に反対の討論を行います。  二法案は、民主党がさきの通常国会で提出したものを、消費税増税を強行するため、国会審議とは別の場で自民党、公明党と協議を重ね、三党合意に...全文を見る