棚橋泰文

たなはしやすふみ

小選挙区(岐阜県第二区)選出
自由民主党
当選回数9回

棚橋泰文の2009年の発言一覧

開催日 会議名 発言
04月03日第171回国会 衆議院 法務委員会 第4号
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○棚橋委員 自由民主党の棚橋泰文でございます。おはようございます。  本日は、裁判所の司法行政、法務行政及び検察行政、国内治安、人権擁護に関する件、また、特に、いわゆる裁判員裁判制度の開始を目前にいたしまして、その点について幾つか質疑をさせていただきたいと思っております。  ...全文を見る
○棚橋委員 ありがとうございました。  特に平成十四年ないし平成十五年をピークに、捜査当局の御努力もあって、検挙件数等がふえていると同時に、犯罪の発生件数が減少に転じているという御趣旨の御説明だったと思いますが、大事なのは、検挙をきちんとやっていくということももちろん大事でござ...全文を見る
○棚橋委員 ありがとうございました。  我が国の財政状態は大変厳しい状況ではございますが、やはり治安の確保、あるいは国民の人権を実効的に守るという観点から、必要な予算あるいは体制を整備するということは、これは国会の責務でもあると私は思っておりまして、また、そういう観点から、一議...全文を見る
○棚橋委員 ありがとうございました。  ぜひ、今、早川政務官のお話にありました方向で最大限の御努力をお願いする次第でございます。  その上で、本日は、もう一つの私の質疑の主題といたしまして、いわゆる裁判員裁判が開始されることが目前に迫った今、改めてこの問題について質疑をさせて...全文を見る
○棚橋委員 ありがとうございました。  要は、誤解を恐れずに一言で言えば、司法に国民の感覚をより強く導入するということではないかと思いますが、当然のことながら、そうしますと、裁判員制度の具体的な実施に当たりましては、国民の理解が不可欠でございまして、国民の理解を得られるような努...全文を見る
○棚橋委員 ありがとうございました。  ただいま最高裁判所並びに法務省の、裁判員裁判制度の実現に向けての、国民の理解を得られるための地道な御努力についてお話をいただきました。  しかし一方で、まだこの部分について十分な理解をなさっていない方も当然のことながらいらっしゃるわけで...全文を見る
○棚橋委員 ありがとうございました。  国民の皆様方が裁判員裁判制度を通じて司法に参画をする、そのためには、今お話にありましたように、どうしてもいろいろな形での負担が一人一人の個々人にかかってくる、国民にかかってくる。この部分をできる限り軽減する努力が当然のことながらまず必要だ...全文を見る
○棚橋委員 ありがとうございました。  ぜひ、そういう観点から、さらなる御努力をお願い申し上げる次第でございます。  一方で、いわゆる裁判員裁判制度が導入されますと、立証活動が、法務・検察当局、特に検察の立証活動が、今までですと、プロフェッショナルな裁判官に対する立証活動だっ...全文を見る
○棚橋委員 ありがとうございました。  今までの御答弁を拝聴しておりまして、最高裁判所並びに法務・検察当局が裁判員裁判制度の導入に向けて一生懸命御努力されているお姿を感じ取ることができたと思っております。  その上で、最後に、森法務大臣、裁判員裁判制度の導入に向けて、大臣とし...全文を見る
○棚橋委員 どうもありがとうございました。  今大臣のお話にございましたように、司法への国民の積極的な参加という観点から、さらなる最大限の御努力をお願い申し上げまして、私の質疑を終わらせていただきます。  ありがとうございました。
10月26日第173回国会 衆議院 政治倫理の確立及び公職選挙法改正に関する特別委員会 第1号
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○棚橋委員 動議を提出いたします。  委員長の互選は、投票によらないで、牧野聖修君を委員長に推薦いたしたいと存じます。
○棚橋委員 動議を提出いたします。  理事は、その数を八名とし、委員長において指名されることを望みます。
11月17日第173回国会 衆議院 法務委員会 第2号
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○棚橋委員 まず冒頭、大臣に御注意申し上げたい。  定刻に来ていただけませんか。時間励行は社会人の最低限のマナーだと思いますが、どう思われますか。
○棚橋委員 では、大臣にお聞きします。  辛光洙、何をした男か御存じですか。何をした男か教えてください。
○棚橋委員 被害者のお名前わかりますか。拉致被害者のお名前は。
○棚橋委員 大臣、どういうつもりなんですか。あなたは、北朝鮮の工作員で原さんを拉致した辛光洙の釈放を要求したのではありませんか。しかも、その日本人の被害者のお名前すら、まず後ろから秘書官から紙をもらわないと名前がわからない、下の名前がお読みになれない。それであなたは治安を担当する...全文を見る
○棚橋委員 不注意程度なんですか。その程度の署名が大臣の署名なんですか。辛光洙というのは日本人を拉致したテロリストですよ。そのテロリストを釈放するという署名をするのに、不注意程度でいいんですか。  では、これは撤回しないんですね。
○棚橋委員 大臣、辛光洙は原さんを拉致した人間だと、今わかっているわけでしょう。釈放しろと韓国大統領に向けてあなたは署名をしたんでしょう。今わかっているにもかかわらず、では、その辛光洙の分だけでも撤回するつもりは全くないんですね。生きているじゃないですか、釈放してくれという大臣の...全文を見る
○棚橋委員 まず、大臣に注意してください。答えていません。署名を撤回しないんですかと。今であれば署名するつもりはありませんなんてことは聞いていません。私は、今、出ている署名を撤回するのかしないのか、そう聞いているんです。  撤回するんですか、しないんですか。一言で結構です。
○棚橋委員 大臣、恐縮ですが、長々とごまかすような答弁はやめてください。  では、署名はきょう現在では撤回しないんですね。つまり、原さんや原さんの御家族、拉致被害者の方々、そもそも日本国民は、拉致をやったテロリスト辛光洙に釈放要求をしていた治安担当の法務大臣のもとで、我々の安全...全文を見る
○棚橋委員 では、これまでその署名の意思の確認のためにどういう御努力をなさったんですか。あなたは大臣になって何日ですか。
○棚橋委員 韓国の外務省、外交官、確認いたしましたか。日本の警察庁にこの署名について何かあるか確認いたしましたか。確認されたのなら、それぞれ、いつごろ、どういう形で確認したのか、お答えください。
○棚橋委員 韓国の外務省に確認をさせているんですね。(千葉国務大臣「はい」と呼ぶ)それから、警察庁にも確認させているんですね。  それは、いつ部内に指示をしましたか。大臣に就任後何日後ですか。お願いいたします。
○棚橋委員 すぐにというのは即日のうちですか。また、どなたに指示をされましたか。法務省のどなたに指示をしたんですか。
○棚橋委員 関係の部署とはどこですか。  まず、当日なんですか翌日なんですか。  それから、関係の部署なんという人はいませんので、どなたに指示をしたんですか。お願いいたします。具体的に教えてください。
○棚橋委員 済みませんが、大臣のこういうごまかす答弁はやめてください。私は、指摘を受けた当日なのか翌日なのかと言ったのに、直ちに直ちにで御返事がありません。当日ですか、翌日ですか。  それから、秘書官室なんという人間はいません。法務省の担当局長なのか秘書官なのか、どなたに指示を...全文を見る
○棚橋委員 ちょっとひどいですが、まず、秘書官室と秘書課長というのは一緒ですか。違うでしょう。どちらですか。秘書官に指示したのか、秘書官室のだれだれという職員に指示したのか、秘書課長に指示したのか。  そして、それは、韓国の外務省に外交ルートを通じて確認するようにと指示をしたの...全文を見る
○棚橋委員 では、即座に、法務省として、法務大臣の指示に基づいて、韓国の外務省に、このような釈放嘆願書ですかが、千葉景子というお名前で出ているかどうか、外交ルートで確認しているんですね。  あるいは、そういうことをきちんと確認しているということを、大臣は、その指示の後、確認をし...全文を見る
○棚橋委員 では、現在、韓国の外務省に照会中ですね。
○棚橋委員 質問だけ答えていただければ結構です。現在、韓国の外務省に照会中ですか。
○棚橋委員 それで、あなたは、調査中なんだから、原さんを拉致した辛光洙というテロリストに対する釈放要求は取り下げない、そういうことですね。  あなたの所信表明では、たしか、テロの未然防止に努めるとともに、北朝鮮については、日本人拉致問題等の重大な問題の解決に向けとありますが、こ...全文を見る
○棚橋委員 では、伺います。  とんでもない御指摘だと言うなら、何で辛光洙の釈放請求をしたんですか。何で今撤回しないんですか。国民の味方なんでしょう。辛光洙の味方じゃないんでしょう。でも、現にあなたの釈放要求は生きているんでしょう、今。撤回しないんでしょう、調査中調査中と言いな...全文を見る
○棚橋委員 二つ御指摘申し上げます。  まず、その程度の不注意で署名するんですか。私は、大臣が死刑をきちんと執行するかどうかも聞きたかったんですが、そんな不注意な大臣の署名では、この質問はもう聞くつもりになりません。  そして、何よりも、もう世の中が辛光洙釈放のために千葉法務...全文を見る
○棚橋委員 今、必要とあれば捜査をするということは、捜査していないんですか。
○棚橋委員 でも、今おっしゃったじゃないですか、必要とあれば捜査をすると。必要とあれば捜査をしているものとは言っていなくて、必要とあれば捜査をするということは捜査していないということでしょう。
○棚橋委員 鳩山さん、脱税総理の不正献金疑惑等については、国民がきちんと明快な説明を求めているにもかかわらず、司法の場で明らかになるというふうに、そういう趣旨のことを鳩山総理は言っていますが、では、そもそも総理大臣は起訴されるんですか。起訴できるんですか。(発言する者あり)
○棚橋委員 委員長に申し上げます。  七千二百万円脱税していて、脱税でないと言うのなら、これはほかにどういう用語を使ったらいいんでしょうか。わかりません。委員長、ちょっとその点を御指摘されるならば教えてください。
○棚橋委員 どうも民主党の諸君はマスコミも見ていないしテレビも見ていないようですが、総理自身が七千二百万円認めているんですよ。修正申告したと言っているんですよ。これは脱税じゃないんですか。何という用語なんですか。委員長、教えてください、そういうふうにおっしゃるならば。委員長自身が...全文を見る
○棚橋委員 委員長、公開された議論の過程の中で、質疑者の発言を封じるような中立公正でないやり方はやめてください。委員長、お願いします、御答弁。  ちょっと委員長、時計をとめてください。時間がもったいない。委員長、申しわけない、話し合い中のところ、時計をとめてください。速記をとめ...全文を見る
○棚橋委員 脱税総理という言葉は使ってよろしいんですね、委員長。
○棚橋委員 さて、大臣に質問いたします。  先ほど申し上げたように、鳩山さん、脱税総理はそもそも起訴できるんですか。
○棚橋委員 憲法七十五条には、国務大臣は在任中、内閣総理大臣の同意がなければ起訴されないと書いてありますか。イエス、ノーで答えてください。
○棚橋委員 ちょっと秘書官、憲法七十五条をお見せしてください。  ちょっと委員長、申しわけない。時計をとめてください。今からわかりますが、時計をとめてください。時間がもったいない。余りにも今の答弁はちょっとひどい。
○棚橋委員 いや、時計をとめてください、一回まず。読まなきゃいけないから。憲法を読むのに時間がかかるもの。お願いします。
○棚橋委員 申しわけないんですが、あなたはこの国の法務大臣なんですよ。憲法の、特に内閣に対する規定ぐらいは読んでおいてください。  国務大臣は、つまり内閣総理大臣も含めてですが、その在任中は内閣総理大臣の同意がなければ訴追されない、つまり起訴できないんですよ。つまり、鳩山由紀夫...全文を見る
○棚橋委員 そうすると、脱税総理は……(発言する者あり)自分は起訴されない状況にありながら、一方で自分の違法献金に関しては、司法の場、捜査の場にゆだねられているから一切説明しない、こういうことになるわけですね。七千二百万円脱税して、五千万円の違法性のある献金があると言っておきなが...全文を見る
○棚橋委員 先ほど委員長がおっしゃったことと、今おっしゃったことは違います。後刻理事会で協議しますとおっしゃったのであって、私が脱税総理という言葉を使うことに関して、委員長から控えろという言葉は先ほどございませんでした。  逆に言えば、委員長は、この公正中立な委員会を民主党の鳩...全文を見る
○棚橋委員 違います。  総理は、司法の場に議論が移っているからと言いながら、一方で、憲法上、総理は訴追されないということで守られているわけですね。一方で捜査中だからと言って説明を拒むわけですね。だから、説明義務も負わない、起訴もされない、治外法権の人だと言っているんです。 ...全文を見る
○棚橋委員 訴追の権利を、免れないということは、在任中、訴追されないということとは別ですよ。だから、今申し上げたように、鳩山さんは、自分で自分の起訴を同意しない限りは、起訴されないんじゃないですか。  そして一方で、捜査の場に動かされていると言っていますけれども、検察官は行政官...全文を見る
○棚橋委員 脱税総理の違法献金問題については、今申し上げたように、捜査が及んでいれば一切国会、国民に説明しなくていいんですか。であれば、鳩山内閣の閣僚は、もし疑惑ができたときに、だれかに告発してもらえば、現在捜査中ですからと言って答えずに、一方で事実上起訴されないということが続く...全文を見る
○棚橋委員 そうではなくて、政治家として、総理あるいは閣僚は、疑惑があっても捜査中であれば答えない、しかし一方で、起訴されることはない。これはおかしくありませんかというんです。逆に、疑惑はない、あるいはまず李下に冠を正すのならば、もし起訴された場合には必ず同意をするという同意書を...全文を見る
○棚橋委員 では、捜査機関が鳩山総理を起訴すると言ったときに、法務大臣はどうするんですか。
○棚橋委員 では、一般論で結構です。  国務大臣を起訴すると決めた場合に、法務大臣はどうするおつもりですか。
○棚橋委員 いいですか。私が問題にしているのは、閣僚というのは総理の同意がなければ訴追されない、そういう治外法権の立場にありながら、一方で、捜査が及んでいるならば、捜査中なので国民には一切答えない、国会でも答えない、これはおかしくありませんか。  おかしいと思いますか、おかしい...全文を見る
○棚橋委員 おかしいと思いますか、おかしくありませんかと聞いているんです。先ほどから申し上げているように、質問に答えていません。  おかしいと思いますか、おかしくないと思いますか。
○棚橋委員 想定ではありません。現実にそうなっているじゃないですか。鳩山総理は、憲法上、事実上、起訴されない。しかし、捜査が及んでいるから、政治資金献金疑惑、これには答えない。これはまさに現実に起きていることじゃないですか。  法務大臣として、法務行政をつかさどる人間として、こ...全文を見る
○棚橋委員 鳩山内閣の総理である総理大臣が、捜査中であるということを理由に一切説明をしない。一方で、起訴はされない。つまり、だれもアンタッチャブルな人が鳩山さんなんですよ、今の状況では。  国務大臣は在任中訴追されない、だからこそ余計、国会や国民に説明義務が求められるんじゃない...全文を見る
○棚橋委員 ということは、鳩山総理が、捜査が及んでいるから一切説明はしない、しかし起訴はされないという期間は適切に判断されているということなんですね。
○棚橋委員 それでは、鳩山総理が不起訴処分になったときに、これは、大臣として、捜査関係の書類はすべてコピーでも現物でもお返しをして、鳩山さんが即日釈明できるようにという指示をするつもりはありますか。
○棚橋委員 つまり、総理は、現在捜査中だからと言いながら、捜査後も書類がないから答えられないという抜け道を法務大臣はお許しになるんですね。
○棚橋委員 では、もう少し伺いますが、現在捜査中とのことですが、捜査中だと内閣総理大臣は一切疑惑に関しては説明しなくていいんですか。
○棚橋委員 また質問に答えていないんですが、総理がそのようなことでよろしいのかと国務大臣として伺っているんです。個別具体的事件についてはお答えできませんという話を聞いているのではありません。捜査が、司法と総理は言っていますが、検察官は行政ですよ。あなたの指揮権に服するんですよ。そ...全文を見る
○棚橋委員 個別の案件ではないでしょう。私が今言っているのは、個別の捜査に影響させる話という話ではなくて、捜査が及んでいるなら説明はしなくていいということでいいんですか。逆に、捜査が始まったから国会や国民を前に説明することができないというのであれば、鳩山内閣の大臣に疑惑のオンパレ...全文を見る
○棚橋委員 仮定の設定をしているわけではありません。現に鳩山さんがやっていることです。  逆に言えば、脱税の方もそうですが、この鳩山システムを使えば、総理大臣は訴追されない、しかし、説明義務も果たさなくていいということになっているのではありませんか、そう聞いているんです。なって...全文を見る
○棚橋委員 いや、だから、そうじゃないでしょう。この鳩山システムはもう完全に、仮定じゃなくて動いているでしょう。  要は、捜査がなされているから説明はしない、しかし自分は訴追されない、そういうことになっているじゃないですか。これは現実でしょう。世の中には、自分は今、司法の場にゆ...全文を見る
○棚橋委員 李下に冠を正さずという言葉がありますが、検察官、検事は法務大臣の指揮権に服する、そういう立場ですか、そうではありませんか。
○棚橋委員 一般的にしかないんですか。
○棚橋委員 答弁が違います。一般指揮権以外に個別指揮権があるかどうか、これは六法を読んでください。秘書官が今出していますから、六法を読んでください。一般指揮権以外に指揮権はないんですね。
○棚橋委員 答えていません。法律上、一般的指揮権以外に個別の指揮権があるかどうか、法務大臣に聞いているんです。基礎中の基礎ですよ。
○棚橋委員 済みませんが、大臣も法律を勉強したんですよね。違ったんでしたっけ。それは基礎中の基礎ですよ。個別指揮権と一般的指揮権、戦後の政治史から考えても法律の常識から考えても、基礎中の基礎ですよ。  ではお伺いしますが、検事総長に対する個別的指揮権があるならば、あなたは鳩山総...全文を見る
○棚橋委員 個別指揮権を、鳩山総理の問題に関して、指揮するつもりはあるかないかと聞いているんです。個別の捜査に関して聞いているんです。指揮権を発動するつもりはあるのか全くないのか聞いているんです。指揮権を発動するのは、法務大臣の権限です。
○棚橋委員 個別指揮権を発動するつもりは全くないのかあるのかと聞いているんです。この捜査の現状はどうなっているかと聞いているんじゃないんですよ。お願いします。
○棚橋委員 こういうはぐらかし答弁はやめていただきたい。捜査の過程を聞いているんじゃありません。指揮権を発動するつもりがあるのかないのか。指揮権を発動するのはあなたの権限です。聞いているんです。
○棚橋委員 そうすると、李下に冠を正すつもりはないんですね。  では逆に、鳩山総理の疑惑に関して、検事と接触する予定はありますか。
○棚橋委員 私は、鳩山総理の問題に関して検事と接触するつもりはないという答弁が当然来ると思ったんですが、個別の案件だからお答えしないということは、接触する可能性もあるわけですね。
○棚橋委員 今の御答弁、正直言って驚きました。  私は、個別の案件に関して検事と接触するつもりはないと当然返ってくるものと思ったら、個別の案件に対してお答えするつもりがないということは、逆に言うとその可能性もあるということを法務大臣が示唆しているんですよ。これは法務行政に対する...全文を見る
○棚橋委員 ということは、先ほど申し上げたように、捜査が及んでいるから一切答えないが起訴はされないという鳩山システムを、新たにというか、つくり上げたこの鳩山総理をこの委員会に呼ぶということを、委員長は前向きに検討していただけるんですね。
○棚橋委員 私が脱税総理と言ったときには、委員長は大変積極的に、控えるようにとおっしゃいましたが、鳩山総理を呼べと言ったときには、全くその点について熱意がないんですね。  大変残念なことに、なお前例を御存じない方が多いようですから申し上げますが、各委員会で総理が出席した前例はた...全文を見る
○棚橋委員 では、総理は的確に判断しているんですね。
○棚橋委員 大変見事な官僚答弁でございます。  残念ながら、辛光洙の件にしろ、鳩山疑惑にしろ、法務大臣に、政治家としてもっと真摯な反省の態度をと思っておりましたが、非常に残念でございます。  これからさらにこの問題を、この委員会で追及させていただきましたし、法務大臣は、特に辛...全文を見る
○棚橋委員 大臣、どちらですか。次の閣議後の記者会見までに嘆願書を撤回するつもりがあるのかないのか。イエス、ノーだけで答えてください。撤回するつもりはある、ない。
11月18日第173回国会 衆議院 厚生労働委員会 第2号
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○棚橋委員 自由民主党の棚橋泰文でございます。  まずは、長妻大臣、近い年齢の者として大臣の大臣御就任を心からお祝い申し上げます。と同時に、長妻さんが野党の議員であったときに、私は、長妻さんの言う中身に政党を超えて共感する部分も率直に言ってございました。ですから、ぜひ、大臣なん...全文を見る
○棚橋委員 それでは、その機構には懲戒処分を受けたかつての、今いる社保庁の職員は一人も雇用されない、当然のことだと思いますが、そのように理解してよろしいでしょうか。イエス、ノーでお願いいたします。
○棚橋委員 では次に……
○棚橋委員 では次に、懲戒処分を受けた社保庁の職員は厚生労働省等に雇用される、あるいは国家公務員の身分のまま機構が発足した後に残るということはございますか。それとも、もうそういう方々には簡単に言うとおやめいただくということで間違いありませんか。
○棚橋委員 大臣、それは少しおかしくないですか。あなたが今までやってきた年金記録問題に対する追及、これは、もともと社保庁の職員の一部でしょうが、いいかげんなことをしたがゆえに国民に大きな不安を呼んだんですよ。そして、その社保庁にいた、懲戒処分を受けているそういう職員を、会社で言う...全文を見る
○棚橋委員 大変残念です。長妻委員であればそのような答弁は多分許さなかったと私は思いますが、前政権だったら前政権だったらといつまで言い続けるんですか。もう二カ月ですよ。いつまでも野党のつもりでいないでください。政府なんですから。あなたは国務大臣なんですから。  では、もう一度聞...全文を見る
○棚橋委員 おかしいじゃないですか。まじめに働いている職員は民間との競争をしながら年金機構に行くわけでしょう。懲戒処分を受けた人間だけが国家公務員で残れるわけですか。今のお話ですとそう聞こえますが、そういうことはないんですよね、もちろん。
○棚橋委員 だから、年金機構にはまじめに働いている職員が行って、懲戒処分を受けた人間が国家公務員で守られるなら、正直者がばかを見るということになりませんか。それだったら、ああ、おれも懲戒処分を受けるようなことをしておけばよかったということになりませんか。  そうならないために、...全文を見る
○棚橋委員 本当に残念です、長妻さんからはもうちょっと歯切れのいい御答弁があるかと思いましたら、官僚答弁そのものでして。  もう一度言いますが、簡単に言うと、悪いことをした人間は国家公務員に残って、まじめに働いている人間が機構に行く、これはおかしいと思いますよ。残念ながら、この...全文を見る
○棚橋委員 なぜできないんですか。今民主党の議員からもやじが飛びましたが、自治体にやらせろということでしたけれども、これは自治体に全部押しつけていいんですか。現実にはできないからこそ給食費の滞納があるわけじゃないですか。そして、それが多くの、一生懸命家計をやりくりしながら子供のた...全文を見る
○棚橋委員 まず、地方にすべて押しつけるのはやめてくれませんか。どうも鳩山内閣の皆さんは、だれかにその責任を押しつけることがしばしば多いんですが。  もう一度言いますが、お子さんの給食費というのは、まさに子供のために必要な最たるものじゃないですか。私はまだ、国保に関して、そこも...全文を見る
○棚橋委員 今いみじくも現金でお支払いするという話がありましたが、これは何のためにやるんですか。子供のためでしょう。それなのに、なぜ給食費は天引きできないんですか。そもそも、来年の六月に子ども手当の給付をなさる、これはどう見ても有権者に対する買収じゃないですか、これじゃ。  い...全文を見る
○棚橋委員 おかしいじゃないですか。今大臣は、給食費が払えるのに払わない親はだめですねとおっしゃいましたよね。この御家庭では、二万六千円もらっても、天引きしなかったら、給食費は払わない、自分の遊びには使うという可能性もあるわけですよ。だからこそ、天引きしたらどうですかと言っている...全文を見る
○棚橋委員 申しわけないですが、まず、大臣の答弁、どんどんどんどん後退というか食い違っていますよ。  先ほど私がこの話をしたときに、そういう指摘は委員以外からもありましたがというお話をされていたから、前からこの問題は認識していたんじゃないですか。しかも、昨日、この厚生労働委員会...全文を見る
○棚橋委員 大臣、大変見事な官僚答弁です。よくまあ二カ月のうちにここまで官僚答弁を身につけたなと。たしか大臣は官僚経験ないはずですけれども、見事なものだなとあきれておりました。  いいですか、子ども手当の給食費の問題というのは子ども手当の本質なんですよ。つまり、民主党さんが政策...全文を見る
○棚橋委員 こういうふうに国会でざっくばらんに、しかも虚心坦懐議論するというのは当然のことじゃないですか。あなたがよく質問で今までやってきたじゃないですか。  何よりも、今申し上げているように、子ども手当に関して給食費を天引きするかしないかは、この子ども手当という制度の本質にか...全文を見る
○棚橋委員 本当に残念です。ミスター年金がミスター検討中になったというのは本当なんですね。  この議論、何度お話ししても、検討中、検討中というお話でしょうから、これ以上は、きょうの委員会では御質問しません。  もう一点、インフルエンザの問題。  これは国民の多くが、そしてま...全文を見る
○棚橋委員 そういう方向で強く政務官が指導されたという報道は、ではすぐ打ち消されたんですか。翌日に、あるいは少なくとも火、金には定例の閣議がありますから、閣議後の記者会見で今の件、すぐに訂正して、そのようなことはないとおっしゃっていたんですか。  相当多くの方の、国民の不安を呼...全文を見る
○棚橋委員 大臣、あるいは今政府の政務三役と言われる方々に申し上げますが、政治主導というのは政治家のわがまま主導ではないんです。  少し落ちついて考えてみたときに、一回の接種でこれだけ効果があって、二回目接種するとこれだけの方にプラスになるということと、ワクチンの量は限られてい...全文を見る
○棚橋委員 委員長、答弁をきちんとさせてください。私が聞いたのは、今例えば臨床試験をしたというならば、一回目の接種によってどれだけ効果があって、二回目の接種によってどれだけ上増し効果があって、一方で、倍の方に打てるのとそうでないのでは、疫学的に見てもどれだけ国民の一番最悪のことが...全文を見る
○棚橋委員 いや、委員長、申しわけないですけれども、大臣に聞いております。
○棚橋委員 委員長、私は、申しわけございませんが、大臣しか質問通告を出しておりません。大臣が手を挙げていますから、大臣にお願いします。
○棚橋委員 私が言っているものかどうかは別にして、今お手持ちの数字だけを教えてください。今お手持ちの数字を教えてください。
○棚橋委員 残念です。民主党の委員長が数字だけ答えるようにとおっしゃったにもかかわらず、大臣が手元に数字がありながら出さない。何があるのか。大変残念ですが、くれぐれも、厚生労働大臣ないし政務三役というのは、素人的に、素人政権でやられると国民が物すごく不安で迷惑。ぜひその点を重々御...全文を見る
11月26日第173回国会 衆議院 厚生労働委員会 第5号
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○棚橋委員 自由民主党の棚橋泰文でございます。  まずは長妻大臣に申し上げたいことがございます。  これは、今大村議員からもお話がございましたように、与野党一致して思いがございます肝炎対策でございます。本日の委員会において採決ということになるというふうに理解をしておりますが、...全文を見る
○棚橋委員 ありがとうございました。その点については、大臣の今のお言葉に感謝を申し上げます。  それでは、社会保険庁の職員の問題についてまずお伺いいたします。  大臣は、機構に移らない懲戒処分を受けた社会保険庁の職員について分限回避義務があると、先ほどもおっしゃいましたし、ま...全文を見る
○棚橋委員 それは、最高裁の判決ですか、下級審ですか、また、どのような事件の判決ですか。簡潔に教えていただければと思います。
○棚橋委員 つまり、第一に最高裁の判決ではない、第二に国家公務員に関するものではないということですね。大臣、それでよろしゅうございますか。  よろしいというふうにうなずいていただきました。であれば、今回の社会保険庁の職員の問題にはそのままストレートに当てはまらないのではないでし...全文を見る
○棚橋委員 前政権が悪いと言っていたのが長妻大臣だったんじゃないんですか。前政権がとか言うのはやめていただければと思います。  大臣は、立場として、社会保険庁の職員の簡単に言うと味方なのか、国民の視点から物をおっしゃっているのか。もし社会保険庁の懲戒処分を受けた職員を採用する枠...全文を見る
○棚橋委員 まず、社会保険庁で懲戒処分を受けたような方々を、機構には行かせないが国家公務員として厚生労働省が実質的に再雇用する、こういうことはやめていただきたい、これをもう一度強く申し上げます。  その上で、大臣が検討されている中で、非常勤の職員として採用するというふうに考えて...全文を見る
○棚橋委員 まず、通告なしという言い方はやめていただければと思います。私の方もきちんと通告しておりますし、少なくとも前政権における民主党の議員よりはきちんと通告しているつもりでございます。  その上で、今大臣がおっしゃったように、非常勤職員というと一見アルバイトの方ばかりだとい...全文を見る
○棚橋委員 では、いつまでに決定する御予定ですか。また、今、どのような方向で検討しているのか。非常勤職員としても採用しないという方向で検討しているのか、非常勤職員としては採用せざるを得ないという方向で検討しているのか。この二点をお答えください。
○棚橋委員 先ほどから大臣は分限回避義務の話の中で判例を一つ引用しておりますが、これは、今大臣がおっしゃったように、病院職員であって、いわゆる地方公務員の、しかも下級審の判決でございますね。逆に言えば、今回のように、大問題を起こして社会保険庁という組織が事実上解体されるということ...全文を見る
○棚橋委員 でしょう。懲戒処分を受けた方でないから回避義務と言っている。しかも下級審で、地方の事例で、懲戒処分を受けた社保庁の職員に当てはめるというのは、全く当てはめが間違っていませんか。大臣、お答えください。
○棚橋委員 第一に、内閣法制局がこうと言えばそれで決まるんですか。これはおかしいということを野党時代の民主党はよく言っていたんじゃないですか。  第二に、何よりも、もし、懲戒処分を受けた社保庁の職員、この方々を採用する枠があるならば、非常勤であっても公募すべきではないですか。 ...全文を見る
○棚橋委員 役所によっては、非常勤職員をホームページ等で公募しているところもあるのではないでしょうかね。厚生労働省はそれをしているんでしょうか。なぜ今、非常勤職員は原則として公募するということが言えないんでしょうか。それは、逆に言えば、厚生労働省の場合は非常勤職員はコネで採るとい...全文を見る
○棚橋委員 すべてでしょうか、一定の職種についてでしょうか。
○棚橋委員 もう一度、十二月中に結論を出すということであれば、特に、常勤はもとよりですが、非常勤の職員として懲戒処分を受けた社会保険庁の職員を採用するような枠があるならば、公募をして、今一生懸命仕事を探している若い方々にもきちんとチャンスを与えるべきだということを強く要求いたしま...全文を見る
○棚橋委員 大臣にお伺いいたします。  今政務官がお答えになった前半の部分、これはいわゆる季節型インフルエンザに関しては適用されないんでしょうか。大臣、お願いいたします。
○棚橋委員 以上を前提にすると、まず、大臣は、政治家として、あるいは行政権の属する内閣を構成する国務大臣として、今回の新型インフルエンザを従来の季節型インフルエンザの延長ととらえるのか、それとも、本質的に違う、大変国家の危機管理上重大な事態だというふうにお考えになっているのか、そ...全文を見る
○棚橋委員 政府が、大臣が提出されたこの法案の説明、この新型インフルエンザに関しては、基礎疾患を有する方、妊婦等において重症化する可能性が高いこと、国民の大多数に免疫がないことから、季節性インフルエンザの感染者を大きく上回る感染者が発生し、国民の健康を初め、我が国の社会経済に深刻...全文を見る
○棚橋委員 要は、無料化するつもりはないんですか。国家の危機管理上重大な課題なんでしょう。そういうときに決断をするのが政治家ではありませんか。  では、逆に、もう少し伺います。  この新型インフルエンザに関する接種を無料化すると、国費で、おおむねで結構でございます、今までも無...全文を見る
○棚橋委員 接種率によって金額が変わるなんということは、申しわけございませんが、わかっております。  仮に、全国民が接種を希望するということはないでしょうけれども、全国民が接種を希望して、それでかかる最大限の費用はおおむね何千億円かと、その金額だけを聞いているんです。おおむね何...全文を見る
○棚橋委員 いや、私は別に、長妻大臣、この数字を答えられないからあなたは勉強不足ですねと言っているわけではないんです。大体、これまで無料化の議論はずっと積み重ねてきたから、まさに大臣の手元に数字があるんじゃないですか。あるんでしょう。大体何千億円かかるのか、それは高速道路の無料化...全文を見る
○棚橋委員 私が申し上げたかったのは、要は、接種率にもよりますが、国家の危機管理にかかわるような緊急時のこの新型インフルエンザ対策として、我々は、数十年に一度の危機だという認識のもとでインフルエンザ対策をやっていかなければいけない。そうなったときに、接種率を上げようと思えば当然こ...全文を見る
○棚橋委員 では、大臣がそこまで、一定の方には無料にするとおっしゃるならば、その無料となる対象の方々はおおむね何千万人ですか。これはさすがに知っているんでしょう。人数。今大臣がおっしゃったんですから。非常に大ざっぱに言って、一億二千七百万人の日本の人口のうち、おおむね何千万人が無...全文を見る
○棚橋委員 つまり、全人口の約一割ということじゃないですか。一割強でしょう。  そこで、もう一度伺いたいのは、今の政務官のお話でも、約八割以上の方は無料にならないわけですよね。鳩山さんみたいな資産家まで無料にしてくれとは言いませんが、通常の所得がある御家庭ぐらいには、私はいわゆ...全文を見る
○棚橋委員 だから、政治というのは優先順位をつけることではないですか。何度も言っているように、今、仕分けをやっていらっしゃるのも、そういう観点からやっていらっしゃるんでしょう。  私は、高速道路を無料化にするよりも、ことし、少なくともこの新型インフルエンザに関しては、原則として...全文を見る
○棚橋委員 私は、いわゆるいたずらなばらまき政策には猛反対なんですが、物事の優先順位として、少なくとも高速道路の無料化よりはこちらの方が国民的ニーズが高いという判断を長妻さんならしてくれるのではないかと、建設的な委員会の議論として思っておりましたが、非常に残念でございます。命にか...全文を見る
○棚橋委員 大臣は、厚生労働大臣であると同時に行政権が属する内閣を構成する国務大臣です。ですからこういう質問をしているわけですが、今大臣は、鳩山総理は毎日、記者団に答えているとおっしゃいましたが、鳩山総理は、検察に任せてある、検察が捜査しているから私は答えられないと答えているんで...全文を見る
○棚橋委員 今いみじくも大臣が長く御答弁なさった中で入りましたが、総理は、もう話すことは話した、だからこれ以上話すことはないと今言っているんですよ、大臣の読んだ総理の答弁では。それから、地検に任せてあると言っているんですよ。ところが、地検は、検察庁は、内閣総理大臣である鳩山さんを...全文を見る
○棚橋委員 仮定の仮定の話じゃないですよ。現に検察が捜査していると、そう言っているんでしょう、総理大臣は。しかし、その検察は、憲法上の規定で現職の総理大臣は訴追できないんですから。  仮定の仮定といっても、大臣が言っている仮定の仮定は、ファミリーのファミリーの方の家庭の家庭です...全文を見る
○棚橋委員 このような深刻な問題に関して大臣がこのような不誠実な答弁であることは本当に残念でございます。  大臣は、野党の時代、一人の政治家としていい意味で必死になっていろいろな問題点に取り組んでこられた。どうかその姿勢を忘れずに、官僚答弁ではなく政治家としての決断、先ほどの新...全文を見る