谷川弥一

たにがわやいち

小選挙区(長崎県第三区)選出
自由民主党
当選回数7回

谷川弥一の2011年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月09日第177回国会 衆議院 農林水産委員会 第3号
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○谷川委員 自由民主党の谷川弥一です。長崎の出身です。  諫早湾干拓事業についてお尋ねしたいんですが、その前に、民主党の政治姿勢について本当は二時間ぐらいでしたいんですが、一分だけ時間をいただいて話をさせていただきます。  問題は、二百七兆円の一割が無駄な金である、ここから始...全文を見る
○谷川委員 これも二月二十五日の日経ですが、せっかくマニフェスト選挙が定着し、民主主義の成熟が期待されたのに、肝心のマニフェストが欠陥商品だった、これを作成した民主党の責任は重い、こう書いているんです、念のために。答えは要りません。  それで、諫干についての質問ですが、実は、私...全文を見る
○谷川委員 では、個別にお尋ねしますが、福岡高裁の判決には問題点があります。  一月三日の日経新聞に、「三度目の奇跡」という記事がありました。七十年前の日米開戦前夜に、日本と英米の経済力は一対二〇という正確な日本の国力を予想し、持久戦には耐えられないという報告書を陸軍首脳は黙殺...全文を見る
○谷川委員 特に副大臣は、大臣ももちろんですが、全部わかっていると僕は思っているんです。私と全く同じ世界の人ですよ、考え方は。顔を見てわかりますよ、僕は。ただ、立場が違う。座っている場所が違うから、けんかしなきゃしようがないんです。同類ではあっても、僕は、きょうは激しく言わざるを...全文を見る
○谷川委員 冷静にやろうと思ったんですが、立ったらやはりかっかしまして、頭が、整理がつかなくなって困っているんですが。  一番考えていただきたいのは、福岡高裁の矛盾点なんですよ、矛盾点。何で、何回も言いますが、潮受け堤防は洪水や高潮などの防止に一定の役割を果たして、ここのところ...全文を見る
○谷川委員 それでは、もうちょっと具体的に、抽象論だけで終わってはかないませんので、具体的に話を聞きます。  例えば、小潮のときに一週間近く排水できない場合があるんですよ。正確な週間予報が期待できない中でどうして防災機能が確保できるのか、具体的な排水門の管理方法を示してください...全文を見る
○谷川委員 副大臣は環境のアセスばかり言っていますが、それなら、環境アセスの結果が出るまで上告して様子を見るという手は、普通の人の考える手ですよ。確定してしまっては重いですよ、選択が狭まるんだから。  それなら、そういう一歩前に、何で決断する前に地元と話し合ってくれなかったんで...全文を見る
○谷川委員 それでは、時間も迫ってきたので、判決全体について。  開門による漁業被害解消の可能性について、判決では、開門により漁業被害が解消されるかについて定量的かつ科学的に全く証明されていない、国は開門すれば漁業被害が解消するかどうかについて、どう考えておられるのか、科学的根...全文を見る
○谷川委員 では、環境アセスについてお尋ねします。  仮に、環境アセスの結果、常時開門が適当でないとなった場合、国はどうするのかというふうに質問しているのに、回答書では、開門に当たっては、環境アセスの結果を踏まえて、また同じですよ、防災、営農、漁業への影響に十分配慮し、開門の方...全文を見る
○谷川委員 なかなか納得できないんですが、具体的検討や方策を持たないまま開門を判断したと私は思っているんです、総理が何と答えようが。いろいろな新聞記事を見たり、いろいろなデータを集めて、ああ、この人は実態を何も把握しないで、ただ自分の主義主張のためにやったんだとしか。上告しないと...全文を見る
○谷川委員 私が去年四月二十二日に当時の大臣に質問したときに、赤松大臣は、科学的なデータやきちっとした調査に基づいて、きちっと結論を出していくのが、政治家、大臣としての私の使命であり役割である、地元の意見を無視して強行してなんということはやらない、地元の皆さんの了解をとらなければ...全文を見る
○谷川委員 西岡議長が、文芸春秋二月号で、今までいろいろ言っているんです。それを踏まえてですが、今までの大臣の答弁をお聞きするにつれて、十分な検討をされるはずであるにもかかわらず、総理が福岡高裁の判決に対して、内容を詳細に分析することなく、理解もしないで上訴の放棄を判断したとしか...全文を見る
○谷川委員 時間がもうないので、最後に、地元の声をお届けします。  諫早市長がこう言ってくれと言っているんですが、常時開門により、潟土が堆積し、かつての洪水被害や排水不良が予想され、調整池水位をマイナス一メートルで管理できず、防災機能に大きな影響が生じ、地域住民の生活に重大な影...全文を見る
○谷川委員 もう時間がないので、また党内でお願いして、次の機会にもう一遍整理して、再度、僕は諫干については質問させていただきます。  最後に、TPPについてですが、全く諫干と一緒、諫干と一緒ですよ。何かというと、平成の開国をやるんだと。開国をやるんだということは、鎖国をしている...全文を見る
○谷川委員 最後に要望して終わりますが、次の機会に、諫干については、きょうの答弁をもう一遍よく読んで、そして、さらに関係者と話し合った上で、もう一回冷静に沈着にやらせていただくことをお願いします。  終わります。
03月30日第177回国会 衆議院 農林水産委員会 第7号
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○谷川議員 お答えします。  東京都などが行っていますが、最近、保安林を初めとして、水源の涵養等森林の有する公的機能を維持するために必要であると認められる森林等については、地方公共団体が改良を行い、みずから積極的に管理を行うということが行われております。  水源の涵養機能を有...全文を見る
06月01日第177回国会 衆議院 経済産業委員会 第13号
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○谷川委員 自由民主党の谷川弥一です。  私は、二十年ぐらい、その日の新聞記事を読んで、国の将来に重大な影響を与える事象について、現象、その原因、政策に分類して記録をとってきました。きょうはその中から、政府債務、十年物国債の金利、それが将来に与える影響、経常収支等について、読み...全文を見る
○谷川委員 私は長崎の出身でして、諫干、諫早干拓というのがあるんです。高裁の判決が出たときに、これを最高裁に上げてくださいと言ったんですが、上げてくれなかったんですね。そういう、菅総理に対する、いわばパフォーマンス中心の政治家だという非常な義憤があるので、きょうは少し感情的になっ...全文を見る
○谷川委員 くどいんですけれども、非常に変則的な質問になることは本人もわかっているんですが、危機感のあらわれと思って、ぜひお許しください。  去年の八月四日の記事です。「日本政策投資銀行が三日発表した設備投資計画調査によると、二〇一〇年度の全産業の海外設備投資額は前年度比三五・...全文を見る
○谷川委員 変則的な質問です。お許しください。  「韓国企業の世界市場での躍進が目立っている。電機、電子産業を中心に、日本企業の低迷を尻目に競争力格差が開く。韓国勢の強さを謙虚に受け止め、学ぶべきものは学ぶ必要があるのではないか。 日本国内では目立たないが、世界に目を向けると、...全文を見る
○谷川委員 そういう総論のお答えですが、そう言われると言いたくなるんですよね。  民主党は、二〇〇九年の衆院選で、一般、特別会計の支出合計二百七兆円の中から一割を、無駄な金を見つけ出して、評判のいい、要するに四K、我々はばらまきと言っていること、それで政権をとった、これは認める...全文を見る
○谷川委員 変なふうにとられたんですね。私はそんなつもりで言ったんじゃないんです。  無駄を省いてから消費税は上げろとか、無駄を省いてからそういう成長政策への金なんかは使えとか、そういうことを言う人が余りにも多いから言ったので、同時並行にやるか、もしくは、無駄、無駄、無駄と言っ...全文を見る
○谷川委員 あと二枚引用させてください。  一枚は、去年の三月九日の吉川東大教授の経済教室のレポートです。  この財政赤字は、いったいどのようにして生まれたのか。今ではすっかり忘れ去られているが、バブル崩壊直前の一九九〇年度には、他の先進国が一様に財政赤字に苦しむ中、唯一日本...全文を見る
○谷川委員 新聞記事の最後です。大臣にお願いします。  日本総研理事の湯元健治さんのリポートです。   菅首相は、強い経済、強い財政、強い社会保障を一体的に実現すると表明している。しかし問題は、いかなるプロセスで、いかなる優先順位で実現するのか、その道筋を明確にすることだ。 ...全文を見る
○谷川委員 変則的な質問をして本当に申しわけありませんでしたが、最後に、物の考え方を中心にお聞きして終わりたいと思うんです。  我々は、今快適な生活をするために、そのツケを子や孫に押しつけています。これは明らかに縦社会の満州事変です。なぜ日本の、いや世界の歴史にもないことを平気...全文を見る
○谷川委員 どうもありがとうございました。
07月27日第177回国会 衆議院 農林水産委員会 第17号
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○谷川委員 自由民主党の谷川弥一です。  私は、三月九日の農林水産委員会で、諫早湾干拓事業について、なぜ上告しなかったのかということを質問しました。開門することのプラス効果とマイナスの影響を具体的に分析、比較し、そして影響への対策を具体的に検討した結果、上告しないと決めたのか、...全文を見る
○谷川委員 六月十日のアセス結果についてお尋ねします。  アセス結果では、開門に伴う海域環境の変化は、潮流は、ケース一で、排水門付近で最大四ないし五メートルの流速。下げ潮では島原半島に沿う流れは速くなるが、その他の有明海に影響なし。ケース二、三でも、変化は諫早湾内にとどまる。水...全文を見る
○谷川委員 六月二十七日の長崎地裁の判決についてです。  判決内容は、潮受け堤防締め切りの諫早湾内への影響は限定されており、漁業権行使への侵害の程度も小さく、現在の防災効果や営農効果という公共性を考えれば、代替措置に費用や期間をかけてまで開門する必要はないという判決だった。 ...全文を見る
○谷川委員 なぜ開門の方針を見直さないのですか。  諫干事業と海域環境変化との関係は、諫早湾以外の有明海海域では認められないという判決結果となっています。逆に言えば、開門することによる海域環境への改善効果は、諫早湾以外の有明海には及ばないということになります。今回のアセス結果で...全文を見る
○谷川委員 有明海の改善を調査するためと言いますが、アセスでは、開門すれば諫早湾に泥土、濁りという影響を与えることは明確に出されています。産卵場や稚魚の生息域なら、潮流の変化により、有明海全体への悪い影響も考えられるでしょう。そうなったら、国としてどう対応するのですか。お伺いいた...全文を見る
○谷川委員 国は、方針を変えない理由として、開門の義務を負っていると言っていますね。福岡高裁判決、長崎地裁の判決と、国にとっては異なる対応を迫られる判決が出ているではありませんか。今後も異なる対応を迫られる判決が相次ぐことが予測されます。異なる二つの判決が出、異なる義務を負えば、...全文を見る
○谷川委員 皆さんは、開門に当たり、地元に不利益や影響が生じないよう万全の事前対策を講じていくと答弁してきました。何回も何回もです。また、総理の地元への回答書や大臣の地元への説明でも同じ説明でありました。  しかしながら、長崎地裁の判決文では、国は次のように主張してきているので...全文を見る
○谷川委員 次に、アセスで示された影響への対策について、本当に被害や影響が出ないのか、各分野ごとに質問いたします。  まず、漁業への影響対策です。  アセスでは、開門に伴い、濁りや堆積、速い流れの発生により、開門ケースごとに違いはあれ、漁業に影響が出るという結果であります。し...全文を見る
○谷川委員 開門による泥土や濁りについては、アセスでは、おおむね諫早湾内への影響という結果になっているが、長崎地裁判決では、国は次のように主張しています。巻き上げられた泥土が、本件調整池内や諫早湾内はもとより、佐賀沖や島原沖に広がり、熊本沖にまで接近することが予測され、海域の漁業...全文を見る
○谷川委員 次に、農業への被害対策です。  代替水源を地下水利用としているが、地元では、地盤沈下が深刻な問題となり、協定を結び、取水制限をしている実態があります。国は、新たに三百メートルの深井戸を掘れば地盤沈下は回避できる可能性があると言うが、佐賀大学の調査では、地下水層は既に...全文を見る
○谷川委員 という説もありますが、とまらぬという説の方が強いんです。もしそうなったら責任をとりますね。すべての被害を、責任をとるとここで言ってください。
○谷川委員 次に、塩害対策です。  塩害対策について、既設堤防や内部堤防基礎部や基礎地盤からの海水浸透防止について検討していないのではないか。潮遊池にポンプを設置し、潮遊池の水位を下げれば塩害を防止できるとアセスは言っているが、塩害が必ず起きないと言い切れるのですか。御答弁願い...全文を見る
○谷川委員 次に、潮風害対策です。  対策としては、ローテーション散水による洗い流しを方策として示しているが、一たん田畑にかかれば、短時間で一気に洗い流さなければ被害は防止できません。そのためには、五時間ぐらいで約四十万トンの水を確保できなければ被害は防げません。この水量が確保...全文を見る
○谷川委員 次に、防災機能への影響対策です。  諫早湾干拓事業計画では、諫早大水害という百年に一度の降雨を前提に、現在の潮受け堤防や内部堤防など構造物の設計がなされています。長崎地裁の判決でも、国は、昭和三十二年の諫早大水害相当の降雨があっても、高潮の影響を受けずに貯水できる洪...全文を見る
○谷川委員 要するに、諫早大水害並みのことは起こらぬと言っているんですね。それを前提に計画しているんですよ、最初は。しかし、途中で三十年に一回に変えたということは、もう前のようなことは起こらないんだ、もし起こったら、前と同じように死んでくれという意味ですか。
○谷川委員 そうすると、百年に一度の水害を想定してやったということは過剰な設計だったというふうに理解していいんですか。
○谷川委員 僕は、副大臣は非常に誠意のある人と思っておったんですが、今の答弁は無理がありますよ。もうこれ以上言いませんから、後で、今答弁したことを自分で読んでみてください。相当な無理があります。  次に移ります。  開門した場合、大雨、洪水対策としての、気象予報をもとにした調...全文を見る
○谷川委員 開門調査に、ケース三—二、つまり調整池の水位をマイナス一メートルからマイナス一・二メートルに管理する制限的開門方法を採用されています。この方法は平成十四年の短期開門調査でとられた方法であり、既に、諫早湾外の有明海全体にはほとんど影響はないという結果が得られており、有明...全文を見る
○谷川委員 次に、確保すべき農業用水量です。  本来、諫早湾干拓事業では、十年に一度の渇水期に対応できるよう、三百三十万トンの農業用水が確保されていますが、環境アセスでは一割の四十万トンしか見ておらず、対策としては全く不十分であります。さらに、海水導入で使えなくなる背後地の循環...全文を見る
○谷川委員 小潮の対応についてお伺いします。  小潮時には、一週間程度前から降雨の状況を見ながら調整池の水位管理を行わなければ、背後地の湛水被害を防止することは困難である。  具体的な操作方法は示されているのですか。
○谷川委員 開門時の排水樋門前や河川等に堆積する潟土の排除や排水樋門の管理は、だれが責任を持ってやるのですか。
○谷川委員 背後地の既設堤防は、軟弱地盤である有明粘土層上にそだを敷き、その上に透水性の高い捨て石、盛り土により築堤されており、工事中に異常沈下等が発生していました。既設堤防は、老朽化による沈下や亀裂が顕著であり、平成九年の潮受け堤防締め切り前には漏水が発生し、現在も沈下は進行中...全文を見る
○谷川委員 あと五分になったので、基本的なことをお尋ねします。答えにくい部分は答えなくて結構です。  私は、基本的に、この件に関しては菅総理に対する物すごい憤りがあるんです。ですから、前回、ちょっと感情的に走って言わずもがなのことを言ったり、総理大臣という高い地位の人に失礼なこ...全文を見る
○谷川委員 最後に質問しますが、今おっしゃることを前提に、開門をします、そうすると、仮の話をしちゃいかぬのですが、長崎地裁の判決が進んで、また今と同じような判決が出るとしますね。そうすると、そのときにおる総理が、高裁の判決を最高裁にまた上げないとします。全く逆になるんですよ。右に...全文を見る
○谷川委員 ありがとうございました。
09月13日第178回国会 衆議院 海賊行為への対処並びに国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動等に関する特別委員会 第1号
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○谷川委員 これより会議を開きます。  衆議院規則第百一条第四項の規定によりまして、委員長が選任されるまで、私が委員長の職務を行います。  これより委員長の互選を行います。
○谷川委員 ただいまの浜本宏君の動議に御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○谷川委員 御異議なしと認めます。よって、首藤信彦君が委員長に御当選になりました。  委員長首藤信彦君に本席を譲ります。     〔首藤委員長、委員長席に着く〕
10月20日第179回国会 衆議院 海賊行為への対処並びに国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動等に関する特別委員会 第1号
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○谷川委員 これより会議を開きます。  衆議院規則第百一条第四項の規定によりまして、委員長が選任されるまで、私が委員長の職務を行います。  これより委員長の互選を行います。
○谷川委員 ただいまの浜本宏君の動議に御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○谷川委員 御異議なしと認めます。よって、首藤信彦君が委員長に御当選になりました。     〔拍手〕  委員長首藤信彦君に本席を譲ります。     〔首藤委員長、委員長席に着く〕