田村貴昭

たむらたかあき

比例代表(九州)選出
日本共産党
当選回数3回

田村貴昭の2018年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月16日第196回国会 衆議院 災害対策特別委員会 第2号
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○田村(貴)委員 日本共産党の田村貴昭です。  このたびの豪雪被害においてお亡くなりになられた方々に心からお悔やみを申し上げるとともに、全ての被災者の方にお見舞いを申し上げます。  内閣府は、二月の八日、各都道府県に対して、「災害救助法における障害物の除去(住宅の除雪)につい...全文を見る
○田村(貴)委員 その対象なんですけれども、屋根の雪おろしという今お話がありました。そのほかに、積雪のために住居の出入り口が閉ざされているもの、こうしたものも日常生活に著しい支障を及ぼしているものと思いますけれども、こうしたものも対象として捉えていいのか、確認させていただきたいと...全文を見る
○田村(貴)委員 その対象の判断をするのはどこなのかということと、費用についても確認させていただきます。  市町村長の判断によって救助の対象を決めていいということでしょうか。そして、その除排雪の費用は国と都道府県が負担し、市町村の支出はないというふうに捉えていますけれども、よろ...全文を見る
○田村(貴)委員 はい、確認しました。  もう一点お伺いします。  石川県金沢市では、雪の重みによって数軒の住宅、店舗が崩落しそうになっているということであります。その中には空き家も含まれています。  災害救助法の適用による除雪では、空き家や倉庫など住民が居住していない建物...全文を見る
○田村(貴)委員 確認できました。  以上の、災害救助法における救助の適用、そしてその対象について議論したんですけれども、ここからは小此木大臣にお伺いをいたします。  先日、私、福井市に行って状況を伺ってまいりました。自治体にはそれぞれ雪おろし等々除雪の補助制度、支援制度があ...全文を見る
○田村(貴)委員 同じ質問を、通告していますので、大臣にお伺いしたいと思うんです。  救助法によって、多くの住宅の雪の重みによる倒壊を防ぐことができたり、人身事故を防ぐことができる。非常に重要な制度、施策であるというふうに思いますけれども、今、海堀統括官からは重要だというお話が...全文を見る
○田村(貴)委員 その救助法における救助の状況なんですけれども、きのう、ちょっと福井県の方に、うちの地方議員を通じて聞いたんですけれども、福井県内では六市で十九件、そして福井市では十件に今とどまっているという状況です。一方、十三日に災害救助法適用となった越前市では、これまで寄せら...全文を見る
○田村(貴)委員 次に、市町村道の除雪について伺います。  地方財政全体の措置だけでは間に合わない場合、幹線市町村道除雪費補助の臨時的特別措置として二分の一が市町村に交付されます。先ほどお話が出ていましたように、石井国交大臣が本日の閣議後の記者会見で追加の補助金を出すというふう...全文を見る
○田村(貴)委員 福井市は除雪費用が昨年度が約六億円だった。そして、今年度は既に四十八億円だ。平年ベースでいうと十倍かかっているということで、これはもう財政逼迫していますよね。まさに、この二分の一の補助の、地方財政では間に合わない場合に相当しているではありませんか。臨時特例措置を...全文を見る
○田村(貴)委員 副大臣、政務官はいかがでしょうか。
○田村(貴)委員 犠牲者が既に十八人出ています。そして、福井県では三十七年ぶりに百四十センチを超える積雪となっています。被害状況については、きょう論議されている状況等々であります。自治体とそれから被災者に、住民に心を寄せていただいて、そして、可能な限りの対策と支援を心から願うもの...全文を見る
○田村(貴)委員 終わります。
02月23日第196回国会 衆議院 予算委員会第八分科会 第1号
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○田村(貴)分科員 日本共産党の田村貴昭です。  まず最初に、災害による鉄道の復旧について質問をいたします。  東日本大震災、熊本地震、そして台風、また九州北部豪雨など、大きな災害が続き、鉄道が被害に遭っています。JRを含め、災害で不通になった鉄道路線が復旧されないままに廃線...全文を見る
○田村(貴)分科員 営利を目的とする、そしてみずからの努力、資力というふうに言われましたけれども、公共交通でありますので、ここは一番大事な点であります。  配付資料をごらんいただきたいと思うんですけれども、九州では、一昨年四月の熊本地震、それでJR豊肥線が被災しました。第三セク...全文を見る
○田村(貴)分科員 関係自治体と復旧に対する協議を行っているとの理解でよろしいんでしょうか。もう一度お聞かせください。
○田村(貴)分科員 確かに、六十三カ所の被災があった、復旧費用七十億円というのは、従前の鉄道の被災に比べては大きいものということであります。  同じ九州北部豪雨水害で被災した久大本線、この花月川の橋梁が流失するという大きな被害があったわけなんですけれども、この花月川の橋梁につい...全文を見る
○田村(貴)分科員 日田彦山線の、これは福岡県のある沿線自治体の首長さんが述べておられたんですけれども、災害時には、九州ですから九州電力も、そしてNTTも、何はさておいても復旧に当たる、なのにどうしてJRはそうしないのだろうかと疑問を呈しておられたんですけれども、私はそのとおりだ...全文を見る
○田村(貴)分科員 そういうスタンスでいきますと、鉄道事業者がその経営形態について今のあり方を変えると言ってしまったら、国はもう手も足も出なくなってしまうじゃないですか。それは、沿線住民にとってこれ以上不幸なことはないわけなんですよ。  毎日の住民の足なんです。そして、通勤通学...全文を見る
○田村(貴)分科員 はい、わかりました。  先ほどから大臣から答弁があっている、みずからの資力、それからみずからの努力、著しくその資力に欠けるといったところの議論なんですけれども、JR九州という会社はどういう経営状況にあるか、これはやはり見なければいけないというふうに思うわけで...全文を見る
○田村(貴)分科員 JR九州はいろいろな発言をしているわけなんですよ、社長からも。観光列車が走る非常に重要な路線として位置づけているのが久大本線、それから、日豊本線などは幹線であるから大事であると、そして復旧してきた。日田彦山線については、大臣、ローカル線なんですよ。これについて...全文を見る
○田村(貴)分科員 ぜひ、傍観者的立場でなくて、国土交通省、大臣含めて、こうした被災路線があって、そして復旧の展望が示せずに沿線住民と自治体が本当に頭を抱えて困っておられる、毎日の朝から晩までの生活に困っておられるという事態を重く受けとめていただいて、被災支援に動き出していただき...全文を見る
○田村(貴)分科員 近年の傾向はそういう傾向にあるかもわかりませんけれども、十年スパンぐらいで見たら、今おっしゃったように、大きく減っているわけであります。そして、若者を始めとする建設業界離れというのも、これは深刻な問題になっているわけであります。  問題の背景にはいろいろある...全文を見る
○田村(貴)分科員 しかし、内閣府の資料では、請負金額別の構成比では、今お認めになったように、こういう状況にあるわけなんですよね。  そこで、石井大臣に伺いますけれども、この内閣府の資料には、大型工事の例として、圏央道、外環道、リニア中央新幹線、ずらずらと大型事業が挙がっている...全文を見る
○田村(貴)分科員 もう一つ、建設労働者の不足の問題として、東京圏一極集中、東京一極集中。  これは資料の3で出しています。日刊建設工業新聞で「地方の工事減少深刻」という記事があって、私も都道府県別に調べたのが配付したとおりの内容であります。東京だけが、全体的に建設工事の出来高...全文を見る
○田村(貴)分科員 その働き方、賃金の問題について引き続き質問しますけれども、賃金改善、処遇改善、これは一番大事なところだというふうに思うわけです。  賃金改善の大きな手だてとなっているのが、全国各地の自治体における公契約条例であります。福岡県直方市での工事に参入した建設職人か...全文を見る
○田村(貴)分科員 もうちょっと踏み込んだ答弁を期待しておったんですけれども、残念であります。  今最も急がなければならないのは、大きな災害によって被災を受けている、そうした国民、住民の生活となりわいを一日も早く取り戻す、こうした災害関連の事業等であります。災害復旧対策がおくれ...全文を見る
03月06日第196回国会 衆議院 環境委員会 第2号
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○田村(貴)委員 日本共産党の田村貴昭です。  質問に入る前に、一言。  今、大問題になっている、森友学園の国有地取得をめぐる決裁文書が書きかえられていたという疑義が生じていて、調査が行われています。まともな回答がないわけでありますけれども、これがもし真実だとするならば、国会...全文を見る
○田村(貴)委員 具体的な道筋が明確にできなければ、事業計画の撤回を含めて考えていきたいと。その一方で、本事業が稼働する場合には、所有する低効率の火力発電所の休廃止、稼働抑制、LNG火力発電所の設備更新など、目標達成に向けた具体的な道筋が不可欠としています。  ということは、大...全文を見る
○田村(貴)委員 強い姿勢は、表から読んでも裏から読んでも読めるようなものでないといけないというふうに思うわけです。  大臣、同じ日の記者会見で、記者の質問に対してこう述べておられます。これは環境省のホームページに載っているわけですけれども。大臣は、石炭火力自体に無理があると今...全文を見る
○田村(貴)委員 では、その実施の前提という話なんですけれども、中国電力の二〇一六年度の電気事業者別排出係数は〇・六九一キログラム、CO2排出係数二〇三〇年度目標は、ベンチマーク指標は〇・三七キログラム、かなりの開きがあるわけであります。低効率の火力発電所の休廃止、稼働抑制、LN...全文を見る
○田村(貴)委員 結局、明確な答えは出ないんですよ、今の段階でも。ですから、条件をつけること自体がおかしな話になってくるわけなんです。その曖昧さがやはり、新増設を認めていくことになっていく、経産省にそれを認めさせる余地になっていくのではないかなというわけであります。これでは、午前...全文を見る
○田村(貴)委員 世界の脱炭素化を牽引していくと総理も大臣も所信でおっしゃったわけですから、そうしたら、やはり、新増設は認めない、この立場を明確にするのが世界の流れであるということを指摘させていただきたいと思います。  次の質問に移ります。漂着油の問題について尋ねます。  一...全文を見る
○田村(貴)委員 油は水に浮きます。そして、長い漂流の過程の中でスリックという油膜になっていくわけですね。それが海底の中のサンゴに付着するといったことはちょっと現実的には考えられにくいというふうに思うわけなんですけれども、その海底のサンゴに付着していないことをもってして、果たして...全文を見る
○田村(貴)委員 調査対象が広がって、そして監視カメラ等による調査も広がっているということは今わかりました。  言うまでもなく、奄美群島そして沖縄は、希少野生動植物が生息する、そして生育する地域でもあります。亜熱帯の森や美しいサンゴ礁などが多くの人々を魅了する観光地でもあります...全文を見る
○田村(貴)委員 漂着した油、回収している自治体と島民にとっては、これは大変な事業であるわけなんですけれども、この漂着油の回収に環境省の海岸漂着物等地域対策推進事業、いわゆる海ごみ補助金ですね、この追加の配分があったということは伺っております。  漂着ごみ、漂着した油、これは島...全文を見る
○田村(貴)委員 わかりました。  続いて、海上保安庁に尋ねます。  このサンチ号に積んでいた油なんですけれども、コンデンセートが約十一万トンと伺っております。そして、燃料の重油が合計して二千百二十万トンですか、この程度だというふうに聞いておるところであります。  遠く離れ...全文を見る
○田村(貴)委員 そうであるならば、これはタンカー船でなくても、普通の船が沈没して、そしてC重油系が流れたら、遠く離れた日本の島々にも流れてくる、こういう教訓が今度はっきりしたということであります。  そこで、この間の経緯なんですけれども、奄美大島において油の漂着が初めて確認さ...全文を見る
○田村(貴)委員 わかりました。  海上保安庁も同意見ですか。
○田村(貴)委員 わかりました。  これからは、やはり事前の対応というのが物すごく大事になってくるというふうに思います。遠く三百キロ離れた公海上から、油が日本の島々に押し寄せてくることがわかったんです。事前に情報を持っておくこと、これは本当に大事だと思います。  お配りしてい...全文を見る
○田村(貴)委員 今起こっている課題と問題に、政府がやはり自治体に寄り添って、島民に寄り添ってしっかり対応していただくこと、それから、今回大きな教訓を得たので、海上保安庁、環境省、それから農林水産省、いろいろなセクションがやはり連絡をとり合って機敏な対応をしていただくこと、これを...全文を見る
○田村(貴)委員 マニュアルはやはりつくるべきだというふうに思いますので、今回の油流出事故の教訓を本当にそれぞれの省庁で受けとめていただきたいなというふうに思います。  素人目から見たら、油が流出したときに、その油をとにかく汚染しないようにとめる、この手だてが一番必要だと思いま...全文を見る
03月20日第196回国会 衆議院 環境委員会 第4号
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○田村(貴)委員 日本共産党の田村貴昭です。  まず最初に、今国会重大問題となっている公文書の改ざん事件についてであります。  公文書の改ざんは、これは重大な犯罪であります。文書を改ざんし、国会に提出する、そしてそれに基づいて答弁が行われる。これは、行政府が立法府を欺くという...全文を見る
○田村(貴)委員 今度の改ざん文書の問題は、国民は安倍政権全体の問題として捉えております。それはもう内閣の支持率にもあらわれているところであります。  大臣は、責任者の一人として、今、国民が、国会が求めている真相解明に向けて、まずは証人喚問、関係者の証人喚問を行うように、この場...全文を見る
○田村(貴)委員 大気汚染も、この呼吸器系疾患の要因であることは間違いないと思います。NO2やSPM、この濃度というのは改善されていっています。しかし、それは近年になってからの話でありまして、PM二・五等の汚染は深刻な状況にあります。  環境省の二〇一五年度の調査によっても、都...全文を見る
○田村(貴)委員 患者、患者団体は、やはり全国的な救済制度を求めているわけであります。  救済に道を開かない国の姿勢は、この間、裁判によって次々と断罪されてきたのであります。全国各地で道路公害裁判が起こり、九五年の西淀川公害裁判の第二次から第四次訴訟判決を皮切りに、川崎、尼崎、...全文を見る
○田村(貴)委員 東京都の評価じゃなくて、国はどう評価しているんですかと聞いているんです。
○田村(貴)委員 六十億円拠出して、何か冷たいですね。  その東京都の医療助成制度も、基金の枯渇によって維持ができなくなってきています。二〇一五年からは新規患者の受入れをなくし、二〇一八年四月、つまり来月からは、月額六千円を超える医療費だけが助成されるようになるわけであります。...全文を見る
○田村(貴)委員 患者さんにとって、受診とそれからお薬は非常に大事だということであります。  でも、環境省としては、公健法の被認定者しか資料がないということですね。八八年以降の患者さんのこういう医療費についてはわからないということですね。  そこで、資料二をお配りしています。...全文を見る
○田村(貴)委員 ちょっと確認しますけれども、国が出した六十億円ですよ、そして都が予防事業をやっている。それは意義のあることとして受けとめているのか、和解だから仕方がなくお金を出したのか、どちらなんですか。
○田村(貴)委員 意義あることですよね、予防事業は。そうですね。それをおっしゃっていただきたいんですよ。  ぜんそくのコントロールは、早期の受診と適時適切な治療が必要とされています。近年、気管支の炎症を抑える吸入薬が開発されて効果を上げています。しかし、その薬価が高額のために患...全文を見る
○田村(貴)委員 その大気汚染とぜんそく等の病気との因果関係なんですけれども、調査も行われていると。  そこで、環境再生保全機構がこう言っているんですね。現在の大気汚染の状況は、ぜんそく等の病気の主たる原因とは言えず、ここは言っているんですけれども、これらの病気に対して何らかの...全文を見る
○田村(貴)委員 可能性は否定できませんとなっている以上、やはりしっかり調査をしていく、そして、可能性が否定できていないんだったらば、対策とともに救済がやはり必要であります。  最後に、ぜんそくに苦しむ患者さん、その原因が自分にないとするならば、これは悲劇であります。救済制度を...全文を見る
03月20日第196回国会 衆議院 農林水産委員会 第3号
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○田村(貴)委員 日本共産党の田村貴昭です。  最初に、今国会、大問題となっている文書改ざん事件について、齋藤大臣の見解を伺います。  公文書の改ざんは重大な犯罪であります。改ざん文書を作成し、それに基づく答弁というのは、行政府が立法府を欺くことになります。権力の分立、そして...全文を見る
○田村(貴)委員 省内での努力についてはわかりました。  内閣全体の問題として、文書改ざんを国民は捉えているわけであります。ですから、今、この文書改ざんの真相究明に向けて政府一丸となって取り組んでいく、そして、誰もが今求めている関係者の証人喚問、ここから始めないとわからないわけ...全文を見る
○田村(貴)委員 今言われた収入保険、それからナラシですね。でも、これは過去五年間の収入の平均との差額の一部を補填するだけであります。継続して下がり続けるときには、補填もどんどん下がっていく。でも、そのやり方というのは、セーフティーネットとしては非常に不十分だと指摘せざるを得ませ...全文を見る
○田村(貴)委員 安心して取り組めるように予算も確保していくというのであれば、安心の制度にしていただきたいと思うんです。  では、何で飼料用米の交付金を収入保険の収入の対象としていないのか、この疑問が出ているわけであります。畑の作物やあるいは甘味資源作物の数量支払いは対象として...全文を見る
○田村(貴)委員 そうすれば、六十キロ当たりの単価は平均一万四百十円ということになります。これが主食用米の農家手取りと遜色ない価格なんですね。全算入生産費と比べたら五千円違うわけなんです。こんな米価では、大規模経営だって赤字になりかねませんよ。  十アール七千五百円の戸別所得補...全文を見る
○田村(貴)委員 いろいろやってきたんだけれども、米が安過ぎて赤字を埋めることができないというこの現状があるから、こうした声が起こっているわけです。さらに、直接交付金の廃止等によって農家が困窮していく。それはまさに、米潰し政策と言われても仕方がないような状況だというふうに思います...全文を見る
○田村(貴)委員 それで、査定は終わって、今からやるんですけれども、土砂撤去はまさに今からだというところなんですよね。  私がお伺いしたときに、JAの職員さんがこうおっしゃいました。目の前の土砂がなくなることが、営農再開への意欲が出てきます。そのとおりであります。土砂が撤去され...全文を見る
○田村(貴)委員 平野部においては平成三十年度内に復旧完了、こういうめどと、それから計画を市民とそれから農家の方に示して、展望をやはり持てるようにしていただきたいというふうに思います。まずは田植に間に合わせることが大事だというふうに指摘させていただきたいと思います。  それから...全文を見る
○田村(貴)委員 よりよい方向性になりませんよ。だって、同じスキームじゃないですか。  一年二カ月にわたって和解の協議をやってきたんだけれども、国が提案したやり方ではのめなかったと決裂したじゃないですか。また同じことをやるんですか。  和解に至らなければ、裁判は続いて、七月三...全文を見る
○田村(貴)委員 そうであるならば、やはり、考え方、それから和解の提案の仕方を変えていかなくてはだめですよ。  仮に、四県の漁協が国の和解案を、仮にですよ、のんだとしても、漁連は訴訟当事者ではありません。漁民原告が納得できる和解案を提示する以外に解決の方向性はないじゃないですか...全文を見る
○田村(貴)委員 行き詰まっているのは、どうやら政府の方にあるようであります。  なぜ漁民原告がこの和解に応じられないのか。きのう提出した文書の中にこういうくだりがあります。「確定判決に基づく開門請求権の一方的放棄を前提とするのは、司法制度の軽視であり、あまりにも偏波で不公平で...全文を見る
03月22日第196回国会 衆議院 農林水産委員会 第4号
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○田村(貴)委員 日本共産党の田村貴昭です。  水産加工業施設改良資金融通臨時措置法の一部を改正する法律案について質問します。  改正の理由にある漁獲量の減少であるとか、また、近年課題となっている漁獲物のサイズ、魚種構成の変化というのは、具体的にはどういうことを指しているので...全文を見る
○田村(貴)委員 二〇一六年度の水産白書では、対象となる資源の状況等により、適切な資源管理を行っているとされています。  しかし、ずっときょうも議論があっていますけれども、漁獲量の減少、これは、資源管理が余りうまく機能していないということではないのでしょうか。  政府の資源管...全文を見る
○田村(貴)委員 適切な資源管理、そして適切な資源管理を求めるということは非常に大事なことであろうかと思います。  しかし、実際には、今お話もありましたように、イカ、サケ、サンマ、この不漁というのは大変深刻であります。加工業者にとっては、これは直撃する話であります。加えて、クロ...全文を見る
○田村(貴)委員 そういうことなんですね。売上げ、利益率の低下、それから原材料確保の困難、ここ二つが非常に重要な課題になっているというふうに思います。  原材料が高騰して確保が困難になっている。岩手県の大槌町では、浜値が五倍になった、廃業が相次いでいるというような話も私聞いてお...全文を見る
○田村(貴)委員 原魚がない、したがって加工する仕事がない、で、倒産、廃業に追い込まれる、こういう悪循環があるわけなんですね。ここはやはり放置できない問題だというふうに思うんです。  長官、ちょっと質問通告はしていないんですけれども、自治体においては原魚購入に対する融資等が行わ...全文を見る
○田村(貴)委員 今とれる資源というところで、国内産、それから、それでもだめだから輸入品と。この輸入品もなかなか手に入らないという状況もあるわけなんですよね。そして、資源管理は時間のかかる問題でもあるから、今直面している問題についてやはり打開の方向性を示していかないといけないとい...全文を見る
○田村(貴)委員 水産加工統計調査、これによりますと、食用加工品及び生鮮冷凍水産物の生産量は前年に比べて三%減少、二十五年度に比べて五%減少しているとしています。  この統計を見て私も改めて驚いたんですけれども、練り製品、冷凍食品、それから素干し品、塩蔵品、塩干品、全ての加工品...全文を見る
○田村(貴)委員 魚は私も好きで、手軽に食べたいなという思いがあるんですけれども、東京で暮らすときはその思いは一層強くしているところであります。  いろいろな打開策を緊急に、そして具体的に示していただければというふうに思います。  今は低金利時代ということで、市中銀行の融資制...全文を見る
03月28日第196回国会 衆議院 農林水産委員会 第5号
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○田村(貴)委員 日本共産党の田村貴昭です。  諫早湾干拓工事について、きょうは干拓農地のことについて、さまざまな問題について質問をさせていただきたいと思います。  国営諫早湾干拓事業は、二〇〇八年から経営体等によって、貸付けがされ、今、十年たっていますが、農業が行われている...全文を見る
○田村(貴)委員 それで、対応を検討していただきたいことがたくさんあるわけなんですけれども、この間、干拓農地ではたくさんの問題が生じています。その一つが、カモによる食害であります。  資料1をごらんいただきたいと思います。  諫早の営農地でおととい私が撮ったものでありますけれ...全文を見る
○田村(貴)委員 全国的にはカモの食害は減っている傾向にあるというふうに私聞いているんですけれども、ここではふえているということであります。原因究明が待たれるところなんですけれども、ぜひ関心を持って対応に当たっていただきたいというふうに思います。  一つ飛んで、資料3なんですけ...全文を見る
○田村(貴)委員 諫早のカモは干拓工事前からたくさん飛来してきた、全体として見れば余り変わっていないというような話であったというふうに思います。  もともとこの諫早湾には多数のカモが生息していたということで、そこに農地ができたわけなんですよね。ここで生息するカモにとって餌は重要...全文を見る
○田村(貴)委員 今のお話をグラフ化したのが資料4であります。  陸カモの個体数は営農開始とともにふえて、最近は急増しています。その習性と食害との因果関係については解明されなければならないわけですけれども、この陸カモが急増している、諫早湾の干拓地において急増している、諫早湾にお...全文を見る
○田村(貴)委員 それが功を奏していない、そして本格的な対策は今からだ、自治体もそういう状況なんですよね。だからこそ知見のある農水省がしっかりかかわっていただきたいということなんです。わかっていただけたと思います。  最後に大臣にお伺いしたいんですけれども、食害だけじゃないんで...全文を見る
○田村(貴)委員 わかりました。  二千五百三十三億円、巨費を投じての諫早湾干拓工事、これは海に対しては取り返しのつかない被害も起こり、そして異変を起こしました。おかにおいても、農地においてもこれだけの問題があるわけなんですね。  全てが干拓事業、国策から始まった事業でありま...全文を見る
04月04日第196回国会 衆議院 農林水産委員会 第6号
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○田村(貴)委員 日本共産党の田村貴昭です。  農業経営基盤強化促進法の一部改正案について質問をします。  まず、相続未登記農地の利用促進についてであります。  午前中からこの質問が続いているわけでありますけれども、存続期間二十年のことについて、まずお聞きします。所有者の過...全文を見る
○田村(貴)委員 では、もう一問お伺いします。  例えば、相続人の一人が退職などで地元に帰ってくる、そして、農業をやろうと考えたんだけれども、利用権が設定されていた、そういうことも想定されるわけであります。  憲法二十九条の財産権が侵害されるという訴えが起こった場合に、どのよ...全文を見る
○田村(貴)委員 なるほど。農地は適正に管理する責務があるということですね。  その適正に管理する農地が、コンクリートで覆った場合にも農地法上の農地と認めることについて質問をしたいと思います。  いわゆるコンクリート敷き施設のことについてでありますけれども、この出発点でありま...全文を見る
○田村(貴)委員 大臣、いまいちよくわかりません。認められるのか、認められないのかというふうに私は質問をしているわけであります。  規定を省令で定めるというふうに午前中から答弁があっているんです。私が理解しているのは、広さについてはなかなか難しいだろう、しかし、高さについては設...全文を見る
○田村(貴)委員 植物工場は排除しないということであります。  去年の五月二十二日付日本経済新聞の記事をちょっと引用させていただきます。「現在は農地をコンクリートで舗装して植物工場を建てた場合、その土地は農地ではなくなり、固定資産税が上がってしまう。舗装しても引き続き農地と認定...全文を見る
○田村(貴)委員 ここは大事なところなんですよ。  大澤局長、私、先ほど言いましたね、その省令で定めるところの条件ですよ。高さについては設けていきたい、どのぐらいの高さなんですか。広さについてはなかなか難しいだろう、そして、排水施設などを整えて、他の農家に対して、農地に対して影...全文を見る
○田村(貴)委員 だから、この出発点なんですよね。  私、全て否定するものではありません。大臣に後でもう一回お答えいただきますけれども。植物工場税負担軽く、ここが出発点とするならば、これはおかしなことになってしまうんですよ。官邸を挙げて、規制改革推進会議で、植物工場だと言ってい...全文を見る
○田村(貴)委員 農水省から事前に法案の説明があったんですけれども、私はやはり、一つの出発点として、税負担軽減、植物工場、そして規制改革推進会議、もう鳴り物入りで入ってきているわけですよ、こういう話が。農水省から出る提案というのは、規制改革推進会議からの提案が多いじゃないですか。...全文を見る
○田村(貴)委員 農地が農地のまま管理するということは、やはり基本中の基本だというふうに思うわけなんです。  農林水産省のホームページには、農業、農村の十二の機能というのが挙げられて、非常にわかりやすいんですけれども、これを紹介していただけるでしょうか。
○田村(貴)委員 大変重要な多面的機能、農地、農村の果たす役割というのは、かけがえのない、やはり国土保全、そして私たちの安定的な食料の供給にとどまらない、いろいろな役割があるということを紹介していただきました。これらの多面的機能を見るに、一つ言えることは、農地を農地のままに維持す...全文を見る
○田村(貴)委員 先ほどから何度も言いますけれども、農水省の想定しているものとこの規制改革推進会議から出てきているものというのは違うわけなんですよ。  植物工場、うまいこといっているかといったら、現実は物すごく厳しい状況にあります。日本施設園芸協会の昨年度の調査でも、四割が赤字...全文を見る
○田村(貴)委員 結局は、自治体にはね返りが来るということもあるわけなんです。  植物工場は、経済産業省と農林水産省のさまざまな支援があっているわけであります。ここに、わざわざ減税に道を開くやり方、規制改革推進会議のやり方、言われるままに農地の考え方を変えてしまう、曖昧にしてし...全文を見る
○田村(貴)委員 日本共産党の田村貴昭です。  私は、日本共産党を代表して、農業経営基盤強化促進法等の一部を改正する法律案に反対の立場から討論します。  反対するのは、本法案が、農地をコンクリートで地固めした場合も農地法上の農地として認めるものだからです。これは、異業種の企業...全文を見る
04月05日第196回国会 衆議院 農林水産委員会 第7号
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○田村(貴)委員 日本共産党の田村貴昭です。  諫早湾干拓事業と和解協議のことについて質問をします。  私は、三月二十日の大臣所信質疑、そして二十八日の一般質問と、諫早湾干拓事業について質問をしてまいりました。  この間、潮受け堤防の開門をめぐっての状況が大きく変わりました...全文を見る
○田村(貴)委員 佐賀県とか佐賀県の漁協のことを言われましたけれども、訴訟の当事者は漁民ですよ、漁民原告ですよ。和解の協議のテーブルに着くことができない、入り口に立とうとすることができないんですよ。  そういう状況をつくっていて、前回聞いたときに、裁判か和解かどちらで解決するん...全文を見る
○田村(貴)委員 「この勧告では解決しない」、長崎新聞の三月七日付の論説記事の見出しであります。この記事を紹介します。  「和解の道を探るための勧告だとは到底思えない。」との書き出しで始まり、「国は、和解が決裂した場合は百億円の基金がなくなることをちらつかせており、「開門もしな...全文を見る
○田村(貴)委員 私の質問にお答えになっていないと思うんですけれども、また決裂を想定されて和解の協議に当たるんですか。二度目の決裂は私はあってはならないと思っているんですけれども、そこを聞いているんです。端的にお答えください。
○田村(貴)委員 この問題に、ずっと見続けてきたいろいろな方面からの指摘があります。紹介します。  一昨日、四月三日の日経新聞、諫早干拓、見えぬ解決策の大見出しであります。識者の声が新聞でも報じられています。成蹊大学法科大学院の武田真一郎教授は、解決には政策判断が必要で、法的判...全文を見る
○田村(貴)委員 そうした姿勢では、現在の混迷、膠着した状況は一層悪化していくと言わざるを得ません。  干拓地のことについてお伺いします。  前の委員会で、カモの食害について取り上げました。干拓地ではこのほかにいろいろな問題がありまして、冬の寒さ、夏の暑さが問題になっています...全文を見る
○田村(貴)委員 対応してください。  そして、荒川局長、認識を変えていただきたい。まず現地に行ってみてくださいよ。ハウスが建っているんですよ、あの広大な干拓営農地に対してハウスが建っている。その前はトンネルで霜よけをやってきた、それではもう間に合わない、今度はハウスをつくり出...全文を見る
○田村(貴)委員 時間が来ました。  農漁共存の立場をぜひとっていただきたいと思います。鳴り物入りでつくった諫早湾干拓農地、そして潮受け堤防、有明海異変を起こし、今、干拓農地でこれだけの問題になってきているわけなんですよね。このシビアな現実をやはり直視する必要があると思います。...全文を見る
04月11日第196回国会 衆議院 農林水産委員会 第8号
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○田村(貴)委員 日本共産党の田村貴昭です。  最初に、加計学園の獣医学部創設をめぐって愛媛県が作成した文書、農林水産省にも渡されていたのではないかという件についてお尋ねをいたします。  その文書、今省内で探しておられるというふうに先ほど礒崎副大臣から御答弁がありました。総理...全文を見る
○田村(貴)委員 時間のかかる問題ではないと思いますよね。  十五回の特区の申請があって、農林水産省は獣医師が足りているという立場ですよ。そんじょそこらの陳情じゃなかったと思います。この案件というのは、農林水産省にとっても重大マターであったと思います。そうやって首相案件とされる...全文を見る
○田村(貴)委員 柳瀬秘書官は、まさにこの獣医学部の創設がどうしたらいいのか、どうしたらできるのかについて指南しているような記述がうかがえます。自治体等が熱意を見せて仕方ないと思わせるようにするがいいとか、それから、本件はもう首相案件となっているとか、それから、国家戦略特区の方が...全文を見る
○田村(貴)委員 この数字は極めて恣意的につくられた数字だということを言わざるを得ません。  お配りしている資料の2をごらんいただきたいと思います。  今長官が説明されたものを私が書きました。一の林業者モニターというのが、これが所有者に配られてとったアンケートの結果であります...全文を見る
○田村(貴)委員 その見方は本当に一方的だというふうに思います。  それから、議員に配られたこのグラフですね、円グラフ、意欲が低いとする人のうち主伐の意向なし、七一%。この根拠についても教えてください。
○田村(貴)委員 それもおかしな話であります。  この主伐に対する意向、回答は四つであります。これは素直に読み取れますよね。それをわざわざ、経営規模を拡大するとした十八人を引いて九十七人の分母をつくって、主伐予定なしの六十九人を分子として、その割合を七一%としたわけであります。...全文を見る
○田村(貴)委員 どうしてこういう恣意的な数字の操作をするんですか。役所の仕事としては、本当にこれは私はずさんだと思いますよ。  大臣にお伺いしたいと思います。  こういう重要な法案の審査のときには、ありのままのアンケートとか調査結果を出してもらって、それを私たちは素直に読み...全文を見る
○田村(貴)委員 重ねて、この数字の撤回を要求したいというふうに思います。そして、やはりありのままのデータを出して審議に臨むという、基本に立ち返っていただきたいというふうに思います。猛省を促したいと思います。  それで、大臣、この森林経営管理法、森林システムの新たな構築、大きな...全文を見る
○田村(貴)委員 どうも、川下の成長戦略に重きがとられているようにうかがえるわけなんですけれども、やはり林業とか森林のあり方という基本は、災害防止であるとか、水の涵養であるとか、それから温暖化防止、こういう基本中の基本があるわけですね。  説明に来ていただいたときに、そういった...全文を見る
○田村(貴)委員 誰の利益のためになっていくのかという話については、次回また論議をさせていただきたいと思います。  終わります。
04月12日第196回国会 衆議院 災害対策特別委員会 第5号
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○田村(貴)委員 日本共産党の田村貴昭です。  この間、たくさんの災害がありました。豪雪被害、島根県大田市を中心とする地震もありました。その前から、鹿児島、宮崎にわたる新燃岳で爆発的な噴火も起こっておりますし、そして、大分県耶馬溪では突然の山崩れも起こりました。とうとい命が奪わ...全文を見る
○田村(貴)委員 それでは、産地活性化総合対策事業ではどうなっていくんでしょうか。この農家さんは一つハウスがなくなるわけですけれども、露地栽培への転換もオーケーなのかも含めて御回答いただければと思います。
○田村(貴)委員 よくわかりました。  こうした制度は、こうこうこうすれば適用できますよ、そういう親身な相談があって初めて理解が進んでいく。私も勉強になったわけなんですけれども、そういった意味では、資格要件が自分は合わないのかな、相談に行って行政の窓口で、そうですねということで...全文を見る
○田村(貴)委員 さらなる制度の拡充にも御尽力をいただきたいというふうに思います。  そして、我が党がかねてから要求してまいりました被災者向けの経営体育成支援事業、これは関東豪雪それから熊本地震などで適用されたということでありますけれども、今回の豪雪被害もかなり大きな被害であっ...全文を見る
○田村(貴)委員 昨年度までの平均を下回っても、甚大な被害に遭っているということは間違いないわけであります。  そして、平年ベースの災害対策の費用を、もうことし一月、二月、三月あたりで相当使っているといった自治体も聞きました。ぜひ検討を前に進めていただきたいというふうに思います...全文を見る
○田村(貴)委員 それで、私は去年も別の委員会で聞いたんですけれども、災害関連死という概念規定が政府にはありません。唯一あるのは復興庁のみであります。東日本大震災の復興庁においては、災害関連死、震災関連死の定義はあります。その他の災害においてはなぜないんでしょうか。  災害関連...全文を見る
○田村(貴)委員 考え方を整理する必要があると。去年私が聞いた答弁からはちょっと変わったかなというふうに思うわけですけれども、今、省庁間において、災害関連死という定義をどうするのか、このことについて検討がされているということでしょうか、確認したいと思います。
○田村(貴)委員 復興庁が災害関連死をなぜ定義したのかということについて、去年、これは私の総務委員会における答弁なんですけれども、このように述べておられます。調査を行ったところ、助かった、助けられた命の中で、お亡くなりになっている方がいらっしゃることを真剣に受けとめまして、将来の...全文を見る
○田村(貴)委員 既に東日本大震災の復興庁では定義づけがされて施策が進んでいますので、そして消防庁の定義づけもあるということで、整理と、それから、政府としてちゃんと考え方を持つということが何よりも重要ではないかなというふうに思います。重ねて要求させていただきたいというふうに思いま...全文を見る
○田村(貴)委員 ちょっと時間がなくなってまいりました。  この利子が三%なんですよ。利子が市中銀行の貸付利率よりも高い。そして、自治体などからも被災者からも、この利子を何とかしてほしいと。  今、分権一括法で自治体がこの利子を決められるという論議も始まっているんですけれども...全文を見る
○田村(貴)委員 わかりました。  回収を強いれば、被災者を追い込むことになってまいります。そして、自治体の担当者はまたこれで苦労するわけであります。自治体は、国の三分の二の負担が滞ってしまったら、それを肩がわりしなければいけないという問題もあります。ですから、私は、やはり自治...全文を見る
○田村(貴)委員 農家の方は、せっかく丹精込めた野菜が商品価値がなくなってしまったと、本当に悔やんでおられます。価格補償を求めておられますので、自治体としっかり相談していただいて、一日も早い救済、そして支援の手だてを打っていただくようにお願いしまして、きょうの質問を終わります。 ...全文を見る
04月12日第196回国会 衆議院 農林水産委員会 第9号
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○田村(貴)委員 日本共産党の田村貴昭です。  四人の参考人の皆さん、きょうはどうもありがとうございます。  泉参考人に何点かお尋ねしたいと思います。  農水省の説明によれば、山林所有者の八四%が経営意識が低いとしています。私は、昨日の委員会で、その数字は恣意的につくられた...全文を見る
○田村(貴)委員 もう一つお尋ねします。  今度は、素材生産業者についてであります。  極めて手厚い措置がされている一方、それほど甘い状況ではないと先生はおっしゃいました。そして、造林、保育費用を残すために、必然的に荒い施業となる可能性があるとおっしゃいました。その荒い施業、...全文を見る
○田村(貴)委員 それでは、自治体のところの問題点で、尾崎参考人とそれから青木参考人の方にお尋ねしたいと思います。  市町村が森林経営管理事業を行うに当たって、森林行政に精通した職員がいないところは大変ではないかという話をあちこちで聞いてまいりました。知事の御説明の中にもあった...全文を見る
○田村(貴)委員 ありがとうございます。  それでは、前田参考人にお尋ねします。  主伐期の時期のことについてであります。  十一齢級以上の木は押しなべて主伐期にあるというふうに、これは断定していいものなのでしょうか。お考えをお聞かせいただきたいと思います。
○田村(貴)委員 それでは、泉参考人にお尋ねします。  私、九州の選出であります。おととしの熊本地震、去年の九州北部水害、そしてたくさんの台風、そしてまた、きのうは大分県耶馬溪で突然の山崩れと、いろいろな災害が起こっているわけであります。そういったときに、山腹崩壊とか、おびただ...全文を見る
○田村(貴)委員 ありがとうございました。  最後に、森林作業の担い手、森林労働者の育成についてお伺いします。  なかなか大変な課題であると思いますけれども、次世代につながる山の働き手を育てていくには何が一番大事だというふうに、御説明の中にもありましたけれども、また御教示いた...全文を見る
○田村(貴)委員 大変勉強になりました。  時間が来ましたので終わります。ありがとうございました。
04月17日第196回国会 衆議院 環境委員会 第5号
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○田村(貴)委員 日本共産党の田村貴昭です。  最初に、環境省が発注する福島県の事業に、吉野正芳復興大臣の秘書官が環境省に圧力をかけていた問題について伺います。本件は、しんぶん赤旗日曜版、四月八日付に報道されています。  この事業は、中間貯蔵にかかわる工事で、昨年十二月に西松...全文を見る
○田村(貴)委員 それは違うんですよね。  室石審議官は、中間貯蔵施設担当の藤井政人参事官に調査を指示しました。これは正しいですね。国土交通省出身の藤井参事官は、五洋建設の旧知の役員に連絡した、双葉のA氏について下請に入れているかなどを聞いた、五洋は、A氏のことは知っているが、...全文を見る
○田村(貴)委員 高橋秘書官がA氏の名前を出したからこそ、藤井参事官は五洋にA氏の確認をすると。秘書官からA氏の名前が出ないと、藤井参事官もこれは動きようがないわけであります。  私は、一般的に公共事業の地元発注とかそういった話だったら、記事にもならないし、ここで私がわざわざ質...全文を見る
○田村(貴)委員 双葉のA氏と五洋との間で何かトラブルのようなことがあったと。藤井参事官はこのようにも答えておられるわけであります。何だったら、私たちも会見していいというふうに思っていますよ。五洋に聞けば、詳しくは教えてもらえなかったけれども、A氏とは一悶着あり、下請には使ってい...全文を見る
○田村(貴)委員 それでは、その公健法のことについて伺います。  公害健康被害補償法に基づく水俣病の認定者は、ことし二月末日現在で何人でしょうか。法施行後の申請者の合計とあわせてお答えいただければというふうに思います。
○田村(貴)委員 未認定者は次で、認定者のことを聞いたんですけれども、認定者は二千九百九十六人ですね。  きょうは、資料をお配りしています。確認のために資料も配らせていただいております。  申請者のうち認定される割合、計算したら、わずか八・七%であります。大臣、これは唯一の解...全文を見る
○田村(貴)委員 取消しですね、認定される、ひっくり返るという割合は物すごく少なくて、十四件。数えるほどであります。  自分は水俣病である、そのつらい体を押して認定審査会にかける。却下されたら、そうしたら今度は不服審で頑張って訴えていく。しかし、わずか一・七%の人しか判決が覆る...全文を見る
○田村(貴)委員 そうなんですよね。厳しい新指針というのができた、新通知ができた。その二〇一四年の一年前は、二〇一三年に、熊本の認定審査で却下となった男性がこの不服審で取消しとなって、これは非常に注目されたわけでありますよね、最高裁の判決に沿ったものと。取消しになったと。この新通...全文を見る
○田村(貴)委員 丁寧な審査を通じて、多数の人たちが棄却されているわけなんですよ。  私が先ほど言ったこと、聞こえませんでしたか。最高裁判所は、五十二年判断条件に示された症状の組合せが認められない者であっても、感覚障害だけの場合も含めて認めるようにと言っているわけであります。こ...全文を見る
○田村(貴)委員 最終的な解決だといって、ここで手を挙げなかったら私はもう救済されないんじゃないかということで、勇気を振り絞って申請された方がおられます。だからこれだけの数に上っているわけなんですね。  しかし、二〇%、九千六百九十二人、一万人近い被害者が、この特措法でもっても...全文を見る
○田村(貴)委員 大臣、最後の結論が公健法による丁寧な審査になったら、これはだめなんですよ。特措法では桁違いの方が救済されているんですよね。公健法では、これはもう歴史が長いんだけれども、三千人ですよね。ですから、救済の道としては別の道を探さなくてはいけないということを私は強く主張...全文を見る
○田村(貴)委員 かなりの方が救済されていますよね。では何のための線引きだったのかという疑問と指摘が出てくるわけであります。申請者数における救済者数のパーセンテージも非常に高い。これだけの方が対象区域外におられるということなんですよ。特措法ではこの方たちは認められたわけなんです。...全文を見る
○田村(貴)委員 六人おられるわけですよ。熊本県で四人、鹿児島県でお二人だというふうにもお伺いをいたしております。  地域と年齢による線引きそのものが間違いであること、それを行政そのものが認めた結果が今度の特措法の結果ではないかというふうに思うわけであります。  これまで六十...全文を見る
○田村(貴)委員 せんだって、水俣市に行って、患者さん、被害者の会の方にも会ってまいりました。  昭和四十四年十一月に生まれた人は公健法で救済されました。この同級生の方がおられます。この方は十二月に生まれているわけです。学校も一緒だった、近所で一緒に育ってきた、同じように小さい...全文を見る
○田村(貴)委員 あたう限りの救済を目指すというのならば、やはり制度もそれに合わせた、多くの方が救済できるような施策とそして枠組みをつくってもらわなければ水俣病問題は終わりません。そのことを重ねて主張して、質問を終わります。  ありがとうございました。      ————◇—...全文を見る
04月17日第196回国会 衆議院 農林水産委員会 第10号
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○田村(貴)委員 日本共産党の田村貴昭です。  私の方からも、加計学園の獣医学部開設をめぐる愛媛県が作成した文書について質問をさせていただきたいと思います。  大臣に尋ねます。  農林水産省の職員がこの文書を保有していたとわかったのは、いつの時点でしょうか。そしてまた、齋藤...全文を見る
○田村(貴)委員 そうすると、職員がこの文書の存在を確認したのは、十一日以前、十日か十一日ということになるんでしょうか。
○田村(貴)委員 では、この文書を農林水産省の方で受け取った後に、愛媛県、今治市そして加計学園に農林水産省の立場を伝えたことがありますか。その後にとった政策的な変化等があったでしょうか。
○田村(貴)委員 そうしますと、きのうの東京新聞にありました、地方創生推進室藤原次長やそれから安倍首相秘書官柳瀬氏に対してどんなやりとりがあったのか至急確認したいというようなメッセージを農林水産省から発したことはないということでよろしいんでしょうか。
○田村(貴)委員 まだまだ不明瞭なところがあって、事は政治、行政がゆがめられたかもしれないという疑惑の中で、私は、この愛媛県の文書というのは、かなりリアルなもので説得力を持つ文書になって、そしてごまかしようが、必要性もないというようなところの貴重な文書だというふうに思っています。...全文を見る
○田村(貴)委員 確認しますけれども、そのままの数字を載せるということでしょうか、それとも改めるということですか。端的にお答えいただきたいと思います。
○田村(貴)委員 これは、やはりこの法案に私たちは明確に反対せざるを得ないと思います。入り口から捏造しているわけなんですよ。本当はないことをあるかのように偽って、そして所有者に対するアンケートの結果を、意欲という言葉まで持ち出して、そして捏造したわけであります。ここが起点になって...全文を見る
○田村(貴)委員 戦後、林業政策の失敗であったことはもう間違いがないところであります。ですから、その原点に立ち返って、やはり山のあるべき姿を求めていかなければいけないと思います。  次の質問です。  経営管理権集積計画、この策定に当たって、条件はこう定められています。経営管理...全文を見る
○田村(貴)委員 その基準やガイドラインが今示されていなかったら、これは市町村の恣意的な判断、そしてバランスを欠いた見方になっていくのではないかというふうに思います。この点も指摘させていただきたいと思います。  そして、大きな問題は、集積計画に不同意であっても、同意しなくても同...全文を見る
○田村(貴)委員 この規定には法制局からも意見があったというふうに伺っております。そして、主伐を目指さなければ不同意としてみなす、こういう仕組みが基本であります。この規定は本当に厳し過ぎると思います。  さらに、森林所有者に還元される利益についてです。  木材の販売価格から伐...全文を見る
○田村(貴)委員 要するに、やってみないとわからないということで、いみじくも、必ずしも利益が還元されるものではないといったところなんですよね。これはやはり大問題だというふうに思いますよ。  どんなふうに言われようと、本来、立木を幾らで売って、そして経費と利益をどれだけ見積もるの...全文を見る
○田村(貴)委員 私は、日本共産党を代表して、森林経営管理法案及び独立行政法人農林漁業信用基金法の一部を改正する法律案に反対の立場から討論します。  森林経営管理法案は、林業の成長産業化をうたう規制改革推進会議の提言の具体化です。木材価格を低下させ、林業の衰退を招いたこれまでの...全文を見る
04月17日第196回国会 衆議院 本会議 第19号
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○田村貴昭君 日本共産党の田村貴昭です。  私は、日本共産党を代表して、TPPに関する包括的協定について質問します。(拍手)  まず、日米首脳会談について聞きます。  トランプ大統領が米通商拡大法二百三十二条を発動し、鉄鋼に二五%、アルミニウムに一〇%の関税を課す輸入制限を...全文を見る
04月18日第196回国会 衆議院 農林水産委員会 第11号
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○田村(貴)委員 日本共産党の田村貴昭です。  きのうに続き、愛媛県が作成した文書についてお伺いします。  加計学園の獣医学部の創設というのは、国家戦略特区、この制度を使って実現したものであります。この間の経緯を見てみますと、やはりターニングポイントとなったのは三年前、二〇一...全文を見る
○田村(貴)委員 それで、獣医学部の創設の是非をめぐる議論が行われているわけですよ。獣医師数については、全国的に、基本的に満たされている、農水省の方はそういう考え方を何回も半年にわたって説明されてきたわけですよね。それは、畜水産安全課の課長と課長補佐が出て、ワーキンググループのヒ...全文を見る
○田村(貴)委員 私は、これは重大案件だというふうに恐らく農水省は認識したはずだと思います。それは、課じゃなくて、局も省も情報は共有する、そして文書としては共有保管したというふうに見るのが自然であります。そして、東京新聞が報道したように、次の日に、どういったことになっていたのかと...全文を見る
○田村(貴)委員 この調査はどうやって集計されましたか。都道府県への聞き取り調査でしょうか、現地などへの調査に行かれたんでしょうか。
○田村(貴)委員 それでも、全国の都道府県に照会をかけて、そしてこの数字が集まったというのは、一歩前進ではないかなというふうに思います。  ただ、長官、ここに集計されている数字、桁違いの被害が宮崎県だけでも起きているということです。しかも、この数字、昨年度だけなんですね。もうち...全文を見る
○田村(貴)委員 長官、二つ、ちょっと事実誤認があります。  一つは、県がどう言ったかわからないけれども、盗伐が減る傾向にある。これは、しっかり調べないとわかりませんよ、毎日起こっているわけですから。  もう一つは、違法な伐採をした方が検挙された。これはブローカーなんですけれ...全文を見る
○田村(貴)委員 踏み込んだ大臣の答弁もいただきました。  対策に期待をするものでありますけれども、せんだって、毎日新聞、二月二日付の報道の中で、宮崎市が新たに四件告発したということであります。  ブローカーにおける盗伐が中心なんですけれども、ブローカーが提出した書類が約百枚...全文を見る
05月09日第196回国会 衆議院 農林水産委員会 第12号
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○田村(貴)委員 日本共産党の田村貴昭です。  最初に、森林経営管理法案の提出資料が変更されたことについて伺います。  本委員会での審議に際して林野庁から出された説明資料は、八四%の森林所有者は経営意欲が低い、意欲の低い森林所有者のうち七一%は主伐の意向なしなど、森林所有者へ...全文を見る
○田村(貴)委員 経営意欲に関するその所有者のアンケートのデータというのは、当該法案の立法事実を示すデータであったはずであります。それが不自然に改変されたということになりますと、立法事実が本当にあったのかという疑念が生じてまいります。  つまり、森林所有者の一四・六%が規模を拡...全文を見る
○田村(貴)委員 委員長にお願いしたいことがあります。  資料がやはり変更された、その改定前の間違った資料に基づいて審議をしてきたわけですので、私は、審議をやはり本委員会に差し戻していただきたい、若しくは補充質疑を行っていただきたいと主張させていただきたいと思いますが、いかがで...全文を見る
○田村(貴)委員 数字がひとり歩きしました。  林野庁にお伺いします。  改定前の資料、数字は、林政審議会それから規制改革推進会議、ほかの会議でもたびたび取り上げられて、使われてまいりました。参加者への訂正と説明をすべきではありませんか。  また、ここに四月二十六日付日本農...全文を見る
○田村(貴)委員 長官、答弁は答弁として聞きましたけれども、やはり事実が捏造されて、別の数字としてひとり歩きしたんですよ。本委員会ではこの資料をもとに審議してきて採決したんですよ。先ほど委員長にもお願いしましたけれども、私は、戻していただきたい。一言も、迷惑かけましたぐらいの言葉...全文を見る
○田村(貴)委員 全ての受給権者の理解と同意は得られているのかというのが次の質問であります。  受給権者十一万八千人、一時金に切りかえてもらうことを、この法案が通ればお願いをするということを伺っております。  退職者連盟の特例年金完了の要請については、私も承知をしております。...全文を見る
○田村(貴)委員 では、その一時金の実際の受取額がどのようになっていくのかについてです。  年金額が年間七万円だとして、六十五歳、七十五歳、八十五歳の方が一時金を幾ら受け取るのか、これについて教えていただきたいと思います。
○田村(貴)委員 八十五歳の方が一時金で受け取る額は四十万円とのことでありました。  年間七万円の年金ですから、五、六年分の年金に相当するということで、この方がもし、いや、私はまだまだ長生きして元気で頑張れるんだと思ったら、やはり受け取る額は少ないんじゃないかなと思われるんじゃ...全文を見る
○田村(貴)委員 今回の措置は非常に残念な面もあるんですけれども、特例年金を維持できない背景、ここにはやはり農林漁業団体で働く職員の方の減少があるわけですよね。農協でいいますと、ピーク時の三分の二に減少しているということであります。  年金の支え手が少なくなる問題、ひいては、こ...全文を見る
05月10日第196回国会 衆議院 農林水産委員会 第13号
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○田村(貴)委員 日本共産党の田村貴昭です。  霧島連山・硫黄山の火山噴火に伴う河川汚濁、そして農業被害について、きょうは質問をします。  四月十九日、硫黄山が噴火し、活発な火山活動が続いています。そして、宮崎県えびの市内を流れる赤子川、長江川、鹿児島県に通じる川内川では、砒...全文を見る
○田村(貴)委員 六月の田植に向けて、まさに準備をしている、準備に入るといったところでありました。稲作農家の思いに、今、思いをはせないといけないと思っております。  水稲の共済はどうなっていくでしょうか。移植期における制度についての説明をお願いします。
○田村(貴)委員 三・五割の補償になることは確認させていただきました。  それで、転作等における支援措置についてであります。  宮崎、鹿児島両県知事からは、水田活用の直接支払交付金の確保、種子代、農業用機械導入等の支援、代替水源の確保のための調査を始め、切実ないろいろな要望が...全文を見る
○田村(貴)委員 両県知事の要望は、現行制度にもありますし、ハードルの高い要求ではないというふうに思います。最低限度の今やってほしい措置、対策だというふうに思いますので、これに加えてどれだけの検討ができるのかといったところを詰めていただきたいなというふうに思っております。よろしく...全文を見る
○田村(貴)委員 活発な火山活動が続いていますので、やはり発生源対策を考えていかなければいけない。これは霧島連山にかかわる話ではないわけですね。火山大国日本ですから、こうした現象というのはどこでも起こりかねないということだというふうに思います。  現地は、ぜひ聞いていただきたい...全文を見る
○田村(貴)委員 原因をできれば取り除く、これができれば河川汚濁の問題を解決することができるわけです。  内閣府から山下政務官にお越しいただいております。  そこで、質問をさせていただきたいんですけれども、活動火山対策特別措置法、この第二十八条ではこういう規定があります。「国...全文を見る
○田村(貴)委員 えびの市の沈殿池をつくるとかいろいろな対策については、国も一緒にやっていくというスタンスでよろしいですか。
○田村(貴)委員 各省庁連携の話が出てまいりました。そこで、最後に、齋藤大臣にもその連携のイニシアチブを内閣の一員としてお願いしたいと思います。  えびの市で農業生産法人で働く方に、連休中でありましたけれども集まっていただきました。伺えば本当にお気の毒で、去年に仲間で会社を立ち...全文を見る
○田村(貴)委員 被災者、被災農家に寄り添った対策と支援を心から求めまして、きょうの質問を終わります。  ありがとうございました。
05月10日第196回国会 衆議院 本会議 第24号
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○田村貴昭君 日本共産党の田村貴昭です。  私は、日本共産党を代表して、卸売市場法及び食品流通構造改善促進法の一部を改正する法律案について質問します。(拍手)  まず、この法案は誰の要望なのでしょうか。市場関係者ですか。生産者ですか。それとも消費者ですか。  卸売市場では、...全文を見る
05月15日第196回国会 衆議院 環境委員会 第8号
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○田村(貴)委員 日本共産党の田村貴昭です。  参考人の小西雅子さん、そして桃井貴子さん、きょうはどうもありがとうございます。  私の方からも質問をさせていただきたいというふうに思います。  最初に、桃井参考人の方にお尋ねをいたします。  桃井さんがお書きになられた、「生...全文を見る
○田村(貴)委員 引き続いてお尋ねしますけれども、日本の温室効果ガス排出は約九割がエネルギー起源CO2であるというふうな指摘もされています。このことについても御説明をいただけるでしょうか。
○田村(貴)委員 気候ネットワークさんの方がいろいろな統計を解析して、そして今の状況を分析して、そして公表されているといったことについて、気候ネットワークの分析数値に対して日本政府は同じ認識をしているのでしょうか。食い違う点があるのでしょうか。  せっかくこうやって政府からの資...全文を見る
○田村(貴)委員 大事な御指摘ではなかったかなというふうに思います。  初めて直接排出量が出されてきた、そしてもっと深い分析を行うべきだ、そして、出された数値について、またこれを市民的に検証していくことも大事ではないかなというふうに思います。私は、そうしたことも政府の方に求めて...全文を見る
○田村(貴)委員 よくわかりました。ありがとうございました。  それでは、WWFジャパンの小西参考人の方にお伺いをさせていただきたいというふうに思います。  私は九州なんですけれども、去年、九州北部水害というのがありまして、未曽有の災害に見舞われました。そういう経験をしたとこ...全文を見る
○田村(貴)委員 小西さんは、昨年のCOP23フィジー会議に出席されて、いろいろな方とお会いしたというふうに思います。  レポートも、私は楽しく拝見させていただきました。トランプ大統領がパリ協定離脱を宣言するもとでも、アメリカの非国家アクター、ウイ・アー・スティル・インですか、...全文を見る
○田村(貴)委員 大変貴重な、COP23でのお話をいただきました。ありがとうございます。  「不都合な真実」という映画なんかを見ていますと、本当にびっくりするようなことがいっぱいあるんですけれども、やはり、最後、頑張ったら何とかなるんだ、そして、勇気と力をいただくというのが今の...全文を見る
○田村(貴)委員 日本共産党の田村貴昭です。  質問に入る前に、せんだってのチッソの社長の発言について質問をさせていただきたいというふうに思います。  五月一日、チッソの後藤社長は、水俣市で開かれた犠牲者慰霊式に参列した後に、記者団に、水俣病特措法の救済は終了したと述べました...全文を見る
○田村(貴)委員 それでは環境省にお伺いしますけれども、救済の終了というのは、どういう時点で、どういう状況をもって終了となるのでしょうか。
○田村(貴)委員 どういう状況をもって終了となるのかとお伺いしているので、こういう状況だということを具体的にちょっと披瀝していただきたかったんですけれども。  私は、やはり、社長の、救済は終了という言葉は、絶対使ってはいけない言葉だ、加害企業として、今なおこれだけ患者の方が苦し...全文を見る
○田村(貴)委員 チッソの方の役職者を呼んで、そして環境省の立場を伝えたと。それはわかりました。  相手は、自社の社長の発言について、会社としてはどういうふうに総括しているのかといったところの発言はなかったんでしょうか。これは大臣でもいいですし、大臣と一緒にお聞きになった方でも...全文を見る
○田村(貴)委員 統括官、確認ですけれども、不用意であり遺憾であるというのは、環境省の立場で言葉としてあるんですか、向こうが言ったんですか。
○田村(貴)委員 チッソとして真摯に今後も被害補償をやっていくというのは、これは当たり前の話なんですよ。  こういう、不用意で、そして環境省の方が遺憾であると思うのであったら、社長はやはりわびを入れにゃいかぬですよ、患者、被害者に対して。そのことをやはり公表しないといけませんよ...全文を見る
○田村(貴)委員 やはり、大臣、社長に大臣から一言言わなければ、私はけじめはつかないというふうに思いますよ。  社長は、いろいろ紛争がありますけれども、その広い範囲の救済にもかからなかった人たちですからと。特措法にもかからなかった人たちはもう私たちは面倒見ませんと言っているのと...全文を見る
○田村(貴)委員 基本的にはしっかりと緩和策をとるといったところに基づくならば、やはり温室効果ガスの削減目標というところに行き着くわけなんです。ここをやはり手直ししないと私はいけないと思います。  二〇三〇年までに二〇一三年比で二六%削減、先ほどから答弁あっていますけれども、こ...全文を見る
○田村(貴)委員 長い流れの中で、悠長なことを言っている時代ではないかなというふうに思うわけなんです。  ヨーロッパ、EU諸国は、一九九〇年比で少なくとも三〇、四〇%、四〇%削減すると言っているんですから、できない数値ではないというふうに思います。国際社会の中でリーダーシップを...全文を見る
○田村(貴)委員 厳しく、もう新増設認めないと。どうなんですか、新増設認めませんと。今から聞いていきますけれども。  三月六日の大臣所信質疑で、私は中国電力の三隅発電所のことを尋ねました。きょうは、神戸製鉄所火力発電所について尋ねるわけであります。  環境省は、三月二十三日、...全文を見る
○田村(貴)委員 三隅の発電所に続いて、やはり大臣、ここは曖昧にしてはいけないと思います。そういう曖昧さが新増設を認めていくことになるわけですよ。世界から批判を浴びることになっていくわけです。大臣は十分御承知だと思うんです。ここはやはり、もうやめないといけません。  この神戸製...全文を見る
○田村(貴)委員 是認すべきでないことを重ねて主張したいというふうに思います。  午前中、WWFの小西参考人が、気候変動、異常気象についてこういうことをおっしゃったんですね。今は異常としか見えないような事象でも、それが将来的に当たり前、なれてしまうことがやはり怖いんだと。  ...全文を見る
○田村(貴)委員 次回にまた質問します。  きょうは終わります。ありがとうございました。
05月15日第196回国会 衆議院 農林水産委員会 第14号
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○田村(貴)委員 日本共産党の田村貴昭です。  土地改良法の一部改正案について質問をします。  法案では、所有者から耕作者へ資格交代する場合の農業委員会の承認制を廃止して届出制にするとか、理事の定数の五分の三以上は耕作者たる組合員にするとか、准組合員の創設など、組合員資格にか...全文を見る
○田村(貴)委員 耕作者がどういうふうに感じてどういう意見を持っておられるのか、そうしたことまでちょっと述べていただきたかったんですけれども。  次の質問です。総会設置要件についてであります。  組合員数二百人超から百人超に引き下げ、総代会の定数を一律三十人以上と改めることに...全文を見る
○田村(貴)委員 組合員数に応じた民主的な運営というのが基本になっているというふうに思うんですけれども、とすれば、大きなところの土地改良区、例えば日本で一番大きなのは香川用水だというふうにお伺いしましたけれども、五万八千人の組合員さんがおられる。こうした大きなところの土地改良区も...全文を見る
○田村(貴)委員 財務会計制度の見直しについて、今まで議論、質問はもうたくさん出されてきたとは思いますけれども、複式簿記の導入は、確かに、会計処理の透明性を高めていくという意味においては必要な面があるというふうに思います。  しかし、今答弁るるありましたように、高齢化の進行の中...全文を見る
○田村(貴)委員 予算措置については今のところは考えておられないというふうに思うんですけれども、そこも含めてしっかりやっていただきたいと思います。  きょうは法案の審議ですけれども、土地改良区については以上で一旦とめさせていただいて、TPPのことについてお伺いしたいと思います。...全文を見る
○田村(貴)委員 できるだけそういう交渉、会議における情報は開示していただきたいと思うんですけれども、わからないことだらけであります。  本会議でも指摘をしましたけれども、アメリカは、TPP復帰に向けた再交渉の可能性をちらつかせながらも、農業分野で一層の対日要求をぶつけていると...全文を見る
○田村(貴)委員 政務官、冷凍牛肉のほかにはどういう話があって、どういう反撃をされたんでしょうか。
○田村(貴)委員 質問にお答えになっていないんですけれども、時間がありません。  その麻生副総理とペンス副大統領のもとで新たな経済対話の枠組みを立ち上げるというふうに、これは総理から話があったんですね、こういうふうに答弁されたんですよね。私は、これは非常に重大だと思います。 ...全文を見る
○田村(貴)委員 ちょっと私の質問に、全然かみ合っていないということで、これはまだ引き続き議論させていただきたいんですけれども。  最後に大臣、情報が全然わかりません。日米間の経済対話というのは、TPPに行く、戻る含めて、それからFTAに突き進むにしても、非常に大事なコアの部分...全文を見る
○田村(貴)委員 審議の土台の情報は提供していただきたい、そのことを要求して、きょうの質問を終わります。
05月16日第196回国会 衆議院 農林水産委員会 第15号
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○田村(貴)委員 日本共産党の田村貴昭です。  森林経営管理法案につきまして、再度質問をします。  五月九日の本委員会、私の質問に対して、齋藤大臣は次のような答弁がありました。我が国の森林の適切な管理を図るためには、現に経営管理が不十分な森林について経営管理の集積、集約化を図...全文を見る
○田村(貴)委員 資料をお配りしております。この資料は、林野庁が訂正をして、提出し直した資料です。新たに挿入された解説図であります。  この解説図の左側の破線の中の大きな白い部分、これが今長官がお答えになった、現に経営管理が不十分な森林と言ったところであります。その下が集積、集...全文を見る
○田村(貴)委員 そうすると、森林経営計画にある二百二十万ヘクタール以外は、森林経営計画外にあるわけです。その森林経営計画の定めがない森林というのは、経営管理が不十分というふうになるわけなんですよね、こういう図表を出されますと。これは完全にこういうふうに仕切ってしまっているわけな...全文を見る
○田村(貴)委員 いろいろおっしゃいますけれども、この図はこの図だけなんですよ。二百二十万ヘクタール以外の四百五十万ヘクタールが、一番最初に長官が言われたように、経営管理が不十分と十把一からげにされているわけですよ。その行き着く先というのは、経営管理権が離されるわけなんですよ。こ...全文を見る
○田村(貴)委員 今の長官のお話だったら、この図は完全にうそになっちゃうんですよ。だって、その森林所有者ですよ、この高知県の佐川町の方がですよ、いや、私たちはこれまでも自分で管理しています、森を育てていきますと言うんだけれども、この図でいうと白い部分に属されて、行く先は公的管理か...全文を見る
○田村(貴)委員 いや、だから、そういうふうにいろいろいろいろ言われるんだったら、そういうことを資料に載せるべきなんですよ。こういう、機械的に、恣意的に一括して書くとわからなくなってしまうんですよ。間違いになっちゃうんですよ。これはやはり削除すべきであります。  この新たに経営...全文を見る
○田村(貴)委員 もう、林野庁の方から選定してくれと言われて、都道府県の側では選定されているんですよ。  例えば宮崎県。ホームページで、その選定された業者名、全部出ています。林野庁長官の長官通知に基づいて選定したので公表しますと。公表されたこの林業経営者、見て驚きましたよ。二十...全文を見る
○田村(貴)委員 また質疑をします。  きょうは終わります。
05月18日第196回国会 衆議院 環境委員会 第9号
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○田村(貴)委員 日本共産党の田村貴昭です。  先日に引き続き、気候変動適応法案について質問をします。  毎日新聞四月五日付が、都道府県と政令市を対象に行った調査を報道しています。適応計画を策定、実行する上で不足している要素として、一番多かったのが影響予測や対応に関する科学的...全文を見る
○田村(貴)委員 わかりました。  都道府県や政令指定都市においてもこれだけの要求があって、課題がある。ましてや、小さな市町村にとってみて、地域気候変動適応計画、ここからつくるというのはなかなか大変な作業であるというふうに思うんですけれども、この地域気候変動適応計画というのは全...全文を見る
○田村(貴)委員 何といっても、大事な法律になろうとしています。私もるる申し上げましたけれども、緩和策が何よりも大前提である、緩和策がないと適応も進んでいかないということであります。そして、何よりも、緩和策というのは、温室効果ガスを削減していく、日本においては、石炭火力発電所、こ...全文を見る
○田村(貴)委員 わかりました。  更田委員長は、一月二十九日の衆議院予算委員会で、「一〇〇%の安全であるとかリスクはゼロであるとかといったようなものは、いわゆる神話への後戻りを示すものであり、」というふうにも述べられました。  安全神話の復活は絶対に許してはならないんですよ...全文を見る
○田村(貴)委員 私たちは、何度もこの九州電力のリーフレットの撤去を求めてきました。佐賀県の市民団体の方と一緒に、昨年七月二十六日、経済産業省にも要請をいたしました。覚えておられると思います。そのときに、原子力立地政策室の方は、不安を与えたことは大変申しわけない、不安を与えないよ...全文を見る
○田村(貴)委員 私どもが要請した翌日に九州電力に対して連絡をされて、そして丁寧な説明と。経済産業省のその指導的な連絡にもかかわらず、九州電力は言うことを聞かなかったということなんですよ。  今お話があったように、「安全性向上の取り組みに終わりがないことを肝に銘じ、」これが重要...全文を見る
○田村(貴)委員 今後のことについて伺います。  今後、九州電力に限らず、原発事業者によるこうした安全神話づくり、拡散があった場合に、どうしていくおつもりですか。まず更田委員長にお伺いしたいと思います。
○田村(貴)委員 経済産業省にもお伺いしたいんですけれども、ちょっと時間がありません。  続いて、この安全神話に続いて、安全軽視の姿勢についても触れておきたいというふうに思います。  このリーフレットの問題の直後の三月三十日、玄海原発三号機で、配管から蒸気が漏れるという重大事...全文を見る
○田村(貴)委員 この件について、三号機の蒸気漏れについて、自治体への連絡がおくれたことについては、経産省から九州電力に何らかの指導とか、あるいは連絡、要請をしましたか。
○田村(貴)委員 地域の防災計画とか、いろいろこれから改善していかなければならない。課題は山積だというふうに思います。  福島原発事故の最大の教訓は、原発は事故を起こさないとした安全神話でありました。九州電力は、安全神話を拡散し、原発を再稼働させています。少なくない自治体、住民...全文を見る
05月18日第196回国会 衆議院 内閣委員会農林水産委員会連合審査会 第1号
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○田村(貴)委員 日本共産党の田村貴昭です。  TPP関連法案について質問をします。  まず、国内農業への影響についてです。  農水省は、TPP11の影響額は九百億円から一千五百億円だとしています。しかし、カナダ政府は、対日輸出が八・六%、一千四百四十九億円ふえると予想して...全文を見る
○田村(貴)委員 危機感が余りないようですね。  カナダ政府は対日輸出が伸びると予想しているんですけれども、そうしたら、日本はカナダを含めて輸入はふえないと見ているのですか。これはイエスかノーかで答えていただきたいと思います。
○田村(貴)委員 カナダも含めて日本の輸入はふえないと見ているのか、見ていないのか、イエスかノーかで答えていただきたいと言っているんです。
○田村(貴)委員 長々長々答弁されて困るんですけれども。  結局、ふえるともふえないとも、明確な答弁はない。ふえないと見ているんですか。だとしたら、本当に危機感がないと言わざるを得ませんよ。  それは、カナダにしても、ほかの国にしても、対日輸出がふえなかったら、何のためにTP...全文を見る
○田村(貴)委員 影響は大きくなっていく、明確に否定はされませんでしたね。  体質強化とか経営コストの削減とか、それから経営安定対策とか、いろいろいろいろ対策は講じているから大丈夫なんだというふうに言われるんですけれども、本当に大丈夫なんですか。一つ一つ見ていきたいと思いますけ...全文を見る
○田村(貴)委員 それが小規模農家、繁殖農家にマッチングしているのかという問題がありますよね。  この間、国会内で、農家の方と農水省の方と交渉しました。御存じだと思うんですけれども。そのときに、農水省の回答で、飼料をつくったり子牛の世話をすることはアウトソーシングなんかしたらど...全文を見る
○田村(貴)委員 国益を守ると言われながら、どうしてTPPの交渉で農水分野の関税措置の削減や凍結について提起しなかったんですか。牛肉、豚肉、乳製品、米、麦、果物、日本の農産物に大きな、甚大な影響が出るにもかかわらず、日本側は、削除や凍結、再交渉も何も要求しなかったのであります。 ...全文を見る
○田村(貴)委員 マインドの問題として、輸入農産物がふえていくと将来が見通せない、それで離農に向かわざるを得ないという状況は現にあるわけなんですよね。そこはしっかりと見ていく必要があると思います。  輸入自由化で第一次産業を犠牲にして、そして無理な規模拡大、夢物語のような効率化...全文を見る
05月18日第196回国会 衆議院 本会議 第27号
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○田村貴昭君 私は、日本共産党を代表して、包括的・先進的TPP協定、TPP11に断固反対の立場から討論を行います。(拍手)  私は、何よりもまず、今国会における審議のあり方に厳しく抗議をするものです。  外務委員会における審議時間はわずか六時間にも満たず、食の安全、国民の命と...全文を見る
05月23日第196回国会 衆議院 農林水産委員会 第16号
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○田村(貴)委員 日本共産党の田村貴昭です。  私からも、加計学園関連の愛媛県の新文書について、大臣にお尋ねをします。  二〇一五年の四月二日、柳瀬総理秘書官、内閣府藤原次長、加計学園、愛媛県側との面談が行われた。そこで、先ほど金子議員からもありましたけれども、農水省から官邸...全文を見る
○田村(貴)委員 当時農水省の職員の方の記憶が戻ることもあるかもわかりませんし、新たな文書が見つかるかもわかりません。これは、総理の国会答弁と愛媛県の文書は百八十度違うんですね。行政がゆがめられたのではないかという疑惑がある大事な案件ですので、そういう新たな事実があれば、これは国...全文を見る
○田村(貴)委員 当事者がいないと話にならないじゃないですか。なぜ現場の御本尊とも言うべき仲卸の方、それから卸の方、そういった市場の関係者の意見を聞かなかったのかということであります。  しかも、十一月二十四日の提言の、この月にたった一回だけ関係者からの意見は聞いているわけであ...全文を見る
○田村(貴)委員 大臣、今いみじくも言われましたけれども、この委員会にもたくさんの法案を出されていますけれども、やはり官邸主導で議論がされてきているわけなんですよ。これを唯々諾々と認めるのかといったところに私の思いはあるわけなんです。  官邸側が規制は廃止というふうに議論をされ...全文を見る
○田村(貴)委員 最後の主語が誰なのかよくわからなかったんですけれども、結局、その議論において当事者は参加していない、そして、当事者から明確に法改正を求める声というのは上がっていないというのが現状ではないかと思います。  さらに、農家を怒らせているのが、その提案案が議題となった...全文を見る
○田村(貴)委員 受託拒否の禁止を全て否定するかのような発言に対しては、農水省は、生産者を守る立場から、毅然と反論しないとだめですよ。そういうことを論議してこなかったのはやはり問題だというふうに思います。  受託拒否の禁止は、大正時代の米騒動に起因して、食品流通における商業形態...全文を見る
○田村(貴)委員 時間が参りました。続きは次回にさせていただきたいと思います。  終わります。
○田村(貴)委員 日本共産党の田村貴昭です。  四人の参考人の皆さん、きょうはどうもありがとうございます。それぞれに質問させていただきたいというふうに思います。  まず、川田参考人にお伺いいたします。  大田市場の四月二十日のときの視察も大変お世話になりました。あのとき川田...全文を見る
○田村(貴)委員 続けてお伺いします。  川田会長、大田市場で取り扱う葉物は四十種類、しかし、大手スーパーは店頭でもやはり三十種類だと。二カ月ぐらい日本列島を縦断する野菜、葉物を適宜仕入れていく、これはやはり量販店では、卸売業者にはかなうことはないと。それはなぜなのかといったと...全文を見る
○田村(貴)委員 そういう意味では、卸売市場というのはすばらしい役割を果たしているなというふうに思います。  私もよく考えてみたら、地元の北九州におるときも、ここ東京で宿舎生活をしているときも、やはり少品目で、それから新鮮なもの、それから少量のものを何か買っているような気がしま...全文を見る
○田村(貴)委員 なるほど。中央市場には仲卸業者がいるからこそ適正な価格だ、相対も、そういう緊張感のある交渉、そして、緊張感のある、言ってみれば価格取引が行われている、そういうところだというふうに思うわけです。  卸売市場のやはり何といっても大きな存在は、仲卸業者の目ききにある...全文を見る
○田村(貴)委員 引き続き、中澤参考人にお伺いします。  第三者販売の解禁の問題ですけれども、この禁止がなくなれば、一番影響を受けるのはやはり仲卸業者ではないか。実際、仕事は減っていくんでしょうか。それともまた、仲卸業者がもう存亡の危機に立っていくのかとか、そういったお話は今業...全文を見る
○田村(貴)委員 続いて、井上参考人にお伺いします。  昨年の九月に、イオンモール神戸南が開店しました。私も新聞で読んだだけなんですけれども。このイオンモール神戸南の隣は神戸市中央卸売市場であると。核店舗のスーパーの青果や魚の半数近くをこの神戸の中央卸市場から仕入れるということ...全文を見る
○田村(貴)委員 わかりました。  今度の法改正に基づけば、民間企業であっても、条件を満たせば卸売市場を開設することができるわけであります。  今まで質疑があった中で、では、井上参考人に、企業の方がこういったところの出店あるいは開設を考えているのかといったところでは、今のとこ...全文を見る
○田村(貴)委員 最後に藤島参考人にお聞きしたいんですけれども、その前に、済みません、川田参考人にもう一つ確認させていただくことがあります。  先ほど、第三者販売のことについて、タイムリーな取引ができるんだということで、取引委員会が、この認可が支障になっているというようなところ...全文を見る
○田村(貴)委員 藤島先生にお伺いします。  お話をずっと集めて、集約していきますと、あした、あさって法改正しなければ市場が大変だ、消費者も生産地も大変だというような形には僕はならないんじゃないかなというふうに思います。  そうした中で、この法案というのは、先生からごらんにな...全文を見る
○田村(貴)委員 時間が来ました。終わります。  参考人の皆さん、ありがとうございました。
05月24日第196回国会 衆議院 災害対策特別委員会 第7号
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○田村(貴)委員 日本共産党の田村貴昭です。  災害救助法の一部改正案について質問します。  最初に、事務委任と権限移譲の違いについて教えてください。例えば、避難所を運営するとき、権限移譲でどう変わるのでしょうか。
○田村(貴)委員 熊本地震のときにこういうことがありました。二年前の発災の翌日、四月十五日でありますけれども、熊本県が熊本市に事務委任の通知を発しました。その事務委任の通知は一部をとしか書かれていませんでした。熊本市は、熊本県に対して、具体的な事務委任は何なのかという確認をとり続...全文を見る
○田村(貴)委員 私も、今度の法改正に当たって、地元の北九州市役所にも行ってまいりました。福岡県庁でもお話を聞きました。熊本市にも行ってきました。そして、熊本県庁でもお話を伺ってきました。どこの自治体がどういうことを言っているのかということは、余り私はここでは言いません。  た...全文を見る
○田村(貴)委員 災害の現場では、避難所があり、そして福祉に関する救護もあり、それから仮設住宅をつくっていく、食料や物資の搬入、搬出等々、いろいろな仕事があるわけですよね。それを一つの役所のセクションが請け負ってしまったら、パンクしてしまう。  今、災害救助法は、都道府県におい...全文を見る
○田村(貴)委員 改正案では、救助実施市を超えて救助法が適用された場合に、都道府県が物資等の資源に関して広域調整を行うこととしております。  しかし、政令市が資源の先取りをしてしまうのではないかと、県からは懸念の表明もされているところであります。  政令指定都市内にある物資、...全文を見る
○田村(貴)委員 小此木大臣にお伺いします。  今まで議論が出ているところなんですけれども、いわゆる知事会とそれから政令指定都市にあるわだかまりについて、これが、もし発災して、そのわだかまりなるものが現場に持ち込まれたとするならば、対応がぎすぎすしてしまって、知事会が言うところ...全文を見る
○田村(貴)委員 今度の法改正の目的というのは、やはり何といっても災害救助の迅速化、そして柔軟な対応であるというふうに考えております。  法改正に当たって、ほかの自治体と横並びではなくて、自治体が必要だと判断した救助については救助法の対象とする、そうした位置づけも明確にしていく...全文を見る
○田村(貴)委員 災害救助の対象の見直しについては、今御答弁もありましたけれども、国も必要性について具体的に検討しているというふうにも伺っております。  この間、熊本県を訪ねましたが、やはり要望を出されました。例えば、救助法の応急修理代、これを一部損壊の世帯にも適用したら家の問...全文を見る
○田村(貴)委員 前向きな検討をお願いしたいと思います。  続いて、救助法にかかわって、仮設住宅の入居期限について質問をしたいと思います。  熊本地震から二年が過ぎました。仮設住宅には三万五千人の方が今なお暮らしておられます。復旧復興がなかなかままならないという状況の中で、仮...全文を見る
○田村(貴)委員 それで、熊本県が、供与期間内に退去できない八つの条件というのを県民、住民の方に示しています。  これを私も読んだんですけれども、例えば、自宅に帰りたいことを望んでいる方なんですけれども、業者がいなくて家がまだ再建できないとか、それから、民間賃貸住宅を希望してお...全文を見る
○田村(貴)委員 話を総合しますと、根拠法令は、その八つの条件を書いたものはない、そして、根拠となるものは救助法で、居住する住家がない者であって、みずからの資力では住宅を得ることができない者ということですよね。そうすると、やはりこの条件というのは、実態に合っていなければ、かなり問...全文を見る
○田村(貴)委員 熊本に限らず、仮設住宅の入居者に対して国、内閣府から退去の指導とか連絡をしたことはありますか。
○田村(貴)委員 そうすると、条件を国から指図したこともない、退去の指導もしたことがない、そして、東日本大震災においてもそういう前例はない。  これ、毎日のように被災者は、役所の方から、どうしますか、あなたはやはり出ていってもらわなければいけませんよと言われて、大変厳しい状況で...全文を見る
○田村(貴)委員 東日本では、二年の期限内にそういう条件を示した自治体はないというふうに聞いています。それは正確ですよね。  それで、大臣に最後お伺いしたいんですけれども、やはりこうした条件、事細かな条件は法令にないんですよ。そして、先ほど言いましたように、根拠となるのは救助法...全文を見る
○田村(貴)委員 時間が参りました。  法改正を機会にして、救助法の拡充、そして被災者支援を前に進めていただきたい、このことを強く要求いたしまして、質問を終わります。  ありがとうございました。
05月24日第196回国会 衆議院 農林水産委員会 第17号
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○田村(貴)委員 日本共産党の田村貴昭です。  卸売市場法の改正案について質問をします。  まず、許可、認定制についてです。  中央卸売市場において、農林水産大臣の許可制だったものを認定制に格下げをして、地方公共団体のみであった開設者を、規模要件などを課すだけで民間事業者も...全文を見る
○田村(貴)委員 結局、整備計画に沿って必要とされるという判断が、今後は条件を満たせば認可されていくということになると思うんです。  これは、きのうの学識経験者の藤島先生、参考人がおっしゃっていたとおり、必要であっても開設されなかったり、あるいは競合が起きたりする可能性があると...全文を見る
○田村(貴)委員 開設者なんですね。非常に不安ですよね。公的責任のかかわり、指導、監督、権限、どこに行っちゃうんでしょうか。ここにも問題があります。  次に、第三者販売の禁止。  きのうも参考人質疑で、仲卸業者に対する大きな打撃が想定されるのではないかという問題があります。中...全文を見る
○田村(貴)委員 齋藤大臣にお伺いします。  やはり、審議を通じて、第三者販売の禁止の削除というのは一番の論点でありますし、一番の問題点であるというふうに考えます。  第三者販売の禁止を削除してしまえば、差別的取扱いのルールというのが力を持たなくなってしまう。つまり、例外が例...全文を見る
○田村(貴)委員 しっかり対応していけるものと思うと。  行政が、農水省が指導する、命令に至るまでのプロセスが私は非常に長くなるんじゃないかと思いますよ。やはり開設者が、市場関係者の意見は一応聞きましたと、そしてルールをつくったらできるんですから、これが。解禁できるんですから。...全文を見る
○田村(貴)委員 今おっしゃったことは、全部現行法で柔軟に対応されていますよね。市場関係者の皆さん、そう言っていますよ。今この法律を変えなければ、市場と経済に生じる支障が喫緊にあるのかということを聞いているわけです。  品質や衛生面での心配、だからこそですよ、この市場法が必要じ...全文を見る
○田村(貴)委員 説得力ないですね。初めから市場関係者の声は聞かない。規制改革と称して、一世紀近くにわたる日本の独自の経済民主主義の根幹を改悪することは、断じて許されるものではありません。  私は、きょうまで述べられてきた農水省の見解というのをいま一度市場の関係者の方に示して、...全文を見る
○田村(貴)委員 もう一問、大臣にお伺いしたいと思います。  私は、去年の特別国会から農林水産委員会に所属するようになりました。差別的取扱いの禁止であるとか、第三者販売の禁止であるとか、商物一致の原則とか、たくさんのことをそのときから学びました。  ただ、農林水産委員会に所属...全文を見る
○田村(貴)委員 残されたたくさんの問題点は、また機会があるごとに訴えさせていただきたいというふうに思います。  これで質問を終わります。
○田村(貴)委員 私は、日本共産党を代表して、卸売市場法及び食品流通構造改善促進法の一部を改正する法律案について、反対の立場から討論を行います。  反対理由の第一は、本法案が国の責任を放棄する全面改定だからです。  現行法は、国が全体の需給状況を踏まえて整備計画を立て、責任を...全文を見る
05月25日第196回国会 衆議院 本会議 第30号
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○田村貴昭君 日本共産党の田村貴昭です。  私は、日本共産党を代表して、卸売市場法及び食品流通構造改善促進法の一部を改正する法律案について、反対の討論を行います。(拍手)  第一に、本法案は、市場を全国に整備する国の責任を放棄するものです。  現行法は、全国の需給の状況を踏...全文を見る
05月30日第196回国会 衆議院 農林水産委員会 第18号
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○田村(貴)委員 日本共産党の田村貴昭です。  私の方からも、諫早湾干拓事業和解協議についての質問をさせていただきます。  一昨日の五月二十八日、福岡高裁の第二次和解勧告に対して、漁民原告代理人は出席しませんでした。その理由の一つは、何といっても、「確定判決に基づく開門請求権...全文を見る
○田村(貴)委員 つまり、有明異変で甚大な被害をこうむった漁民、その原告は、この運用には携われないということなんですね。ですから、和解協議、この条項にはならないということなんですよ。そういう百億円の基金を使いたい、やるんだったら、それは農政行政としてやられたらどうですか。  さ...全文を見る
○田村(貴)委員 国際社会は、これまで、農地を大規模に集積して企業経営化し、そして、機械、農薬、化学肥料などの科学技術を投入して国際的な競争を促せば、飢餓と貧困は解決できるとしてまいりました。しかし、市場原理主義や自由貿易の行き詰まりのもとで格差と貧困は広がり、飢餓は減るどころか...全文を見る
○田村(貴)委員 土地生産性の高さ、そして労働インセンティブの高さ、たくさんのメリットがあるわけですね。そういう性質が評価されているわけであります。そうした多くのメリットがあって、世界的な見直しの機運が高まっています。  我が国における小規模家族農業の実態について伺います。 ...全文を見る
○田村(貴)委員 五ヘクタール未満で考えますと、実に九二・四%になってくるわけであります。小規模家族農業では、まさに日本においては主体であります。  しかし、今回答いただいた数字にあらわれない部分もあります。例えば、わかったら教えていただきたいんですけれども、中山間地で小規模家...全文を見る
○田村(貴)委員 小規模家族農業をこれから大事にしていこうと来年から十年の取組が待たれるわけでありますけれども、ならば、小規模家族農業のことを把握しなければなりません。今出てきましたホビーファーマーを含めて、農産物の生産に当たっている方々の状況について、やはり農業センサス二〇二〇...全文を見る
○田村(貴)委員 これから新たな対策、それから事業とかつくる中で、やはり把握しなければならないことについては統計資料にも反映されるようにぜひしていただきたいと思います。  そして、小規模家族農業の重要性を農業政策にいかに反映させていくのかということで、世界食料安全保障委員会の勧...全文を見る
○田村(貴)委員 去年の十二月二十七日の日本農業新聞の論説、「国連家族農業十年 大きな役割 再評価の時」という論説があります。TPPやEPAといった「ハイレベルの自由貿易を進める日本は今、競争力強化の名の下で農業の規模拡大・効率化路線を強めている。だが、その単線だけで十分か。家族...全文を見る
05月31日第196回国会 衆議院 農林水産委員会 第19号
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○田村(貴)委員 日本共産党の田村貴昭です。  農薬取締法の改正案について質問します。  最初に、大臣にお尋ねしますけれども、二〇〇六年に、超党派による議員立法、有機農業の推進に関する法律が成立しています。化学的に合成された肥料及び農薬を使用しないこと並びに遺伝子組み換え技術...全文を見る
○田村(貴)委員 大臣、有機農業についてはいかがでしょうか。
○田村(貴)委員 環境省にお伺いします。  今度は、法改正で、環境の影響調査、影響評価の対象を拡大するというふうに聞いております。  これまでの水産動植物に加えて、陸生生物を加えるとしていますけれども、どういったものが対象になるんでしょうか。この中にはトンボ類は含まれるんでし...全文を見る
○田村(貴)委員 ちょっと時間がないので次へ行きたいと思うんですけれども、これまで登録されている農薬についても、環境への影響評価というのは、新たに追加された陸生生物も加えていくということでしょうか。この一点だけ答えてください。
○田村(貴)委員 それでは、ネオニコチノイド系の農薬について質問したいと思います。  欧米では、ミツバチの大量失踪が問題となっている。きょうも議論がありましたように、日本でも、ある日突然ミツバチが巣箱から消えてしまっていく、こういう報道も、私も見ました。  ネオニコチノイド系...全文を見る
○田村(貴)委員 カメムシ防除の殺虫剤というのはまさにネオニコチノイド系の農薬であるということで、ここに直接暴露したことが原因であるというふうにされているわけです。  次に、環境省に伺います。  環境省も、ネオニコチノイド系の農薬の、トンボやあるいはハナバチ類への影響調査をさ...全文を見る
○田村(貴)委員 もし重複されたんだったら整理してもらいたいんですけれども、もう一つ、農薬の環境影響調査業務、この報告書のうち、ネオニコチノイド系の農薬についての結果、考察というのがあります。これについても御紹介いただけますか。
○田村(貴)委員 まとめて言いますと、少なくとも、ユスリカ幼虫については影響があるというふうに結果があって、考察がされています。  そこで、資料をお配りしています。  今答弁があったところの資料なんですけれども、ユスリカの四十八時間EC五〇というところを見ますと、例えば、ネオ...全文を見る
○田村(貴)委員 少なくとも、農水省の二〇一六年七月の、ミツバチが直接暴露したことが原因である可能性が高い、高い可能性がある、この時点で、やはりEUなどと同様の措置をとるべきではなかったかなという思いもしております。  最後に、大臣にお伺いします。  ことしの四月に閣議決定さ...全文を見る
○田村(貴)委員 時間が参りました。  以上で質問を終わります。
06月06日第196回国会 衆議院 農林水産委員会 第20号
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○田村(貴)議員 お答えいたします。  種子の供給は、国の基本食料、基幹作物の生産に極めて重要であり、高橋議員御指摘のように、食料主権の根源であると認識しております。  お尋ねの附則第三条の規定、配慮の相手方を国内の民間業者に限定する理由についてでありますが、近年の種子市場の...全文を見る
○田村(貴)議員 種子法に基づいて、各都道府県と、そして農業試験場は、地域の条件に適合した米や麦の品種育成、奨励品種の普及に重要な役割を果たしてまいりました。  宮城県鳴子温泉地域のお米、ゆきむすびを紹介させていただきたいと思います。  この地域は、高齢化と過疎化に加え、山間...全文を見る
○田村(貴)議員 地球温暖化は、異常気象と甚大な災害をもたらしています。したがって、被害の回避に向けましては、温室効果ガスの排出削減、緩和策です、これを進めるとともに、さまざまな政策領域において適応策を講じることが重要であると考えます。  農政分野においても、将来影響の科学的知...全文を見る
06月07日第196回国会 衆議院 農林水産委員会 第21号
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○田村(貴)委員 日本共産党の田村貴昭です。  クロマグロの資源管理と、それから小規模沿岸漁業について質問をします。  最初に、水産庁にお伺いします。  沿岸小型の漁業について、国連の持続可能な開発目標、それからWCPFC条約、FAOの責任ある漁業のための行動規範等々に定め...全文を見る
○田村(貴)委員 日本も同意してきた、その小規模沿岸漁業の権利を適切に保護していくといったところは非常に大事なところなんですけれども、これに反する事態というのが生まれているわけであります。それがクロマグロの漁獲規制であります。  七月からの第四管理期間の沿岸小型漁業の漁獲枠は、...全文を見る
○田村(貴)委員 それでは、やり方を考えなければいけませんね。ほかにやり方はないのかということであります。  一方で、大型、中型のまき網漁業の枠は、小型マグロが千五百トン、大型マグロが三千六十三トン。沿岸小型は、これに対して二万弱もの経営体があるんですけれども、まき網は、経営体...全文を見る
○田村(貴)委員 死活問題なんですよね、小型船にとって、漁民にとっては。  私はたくさん声を聞いたんですけれども、一例を言うならば、先ほどの対馬のマグロ漁の漁師さんですけれども、マグロ漁はひき縄、一本釣りの漁業ですけれども、資源回復のために、産卵期は二カ月禁漁、そして一・五キロ...全文を見る
○田村(貴)委員 私の方からは、きょう提案もさせていただきました。そして、漁を諦める、そういう漁民が生まれないことを前提に対策を大いに進めていただきたいと思います。  時間がありませんので、次に移ります。  六月一日、農林水産業・地域の活力創造本部で決定された水産政策の改革、...全文を見る
○田村(貴)委員 たくさん問題があるんですよね。  「養殖・沿岸漁業の発展に資する海面利用制度の見直し」というところでは、地元の漁協が担ってきた漁場管理を県の管理に今度移行するんですね。そして、養殖の区画漁業権については、新区画を積極的に設定する、区画漁業権を個別の経営者免許に...全文を見る
○田村(貴)委員 営利を目的とする企業が入ってくるということがわかりました。そうしたら、小さい漁協ほど体力がどんどんそがれてしまうではありませんか。  さらに、いろいろあるんですけれども、この水産政策の改革について、先ほど長官は多方面から意見を聞きながらつくってきたと言われまし...全文を見る
○田村(貴)委員 はい。  丁寧な聞き取りをしない上での提案だということがわかりました。  今度の改革案なるものは、漁協を軸とした重層的な漁場利用、資源管理、漁業調整の枠組みを大きく崩すものであることを指摘して、きょうの質問を終わります。
06月08日第196回国会 衆議院 環境委員会 第10号
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○田村(貴)委員 日本共産党の田村貴昭です。  きょうは、アスベスト対策について質問をします。  アスベスト公害については、二〇〇八年の提訴以来、国の責任が繰り返し断罪され、昨年十月の高等裁判所、東京高裁では、建材メーカー四社に賠償を命じました。また、個人事業主として扱われて...全文を見る
○田村(貴)委員 調査と除去における補助率について教えていただけますか。
○田村(貴)委員 それで、自治体が補助を受けるためには補助制度そのものを設けなければいけないんですけれども、政令市を除く市町村の創設状況について説明をしてください。
○田村(貴)委員 今答弁いただいた数字については、資料として配付させていただいております。  私もこの結果を見て驚いたわけなんですけれども、政令市を除く八割の市町村では補助制度が創設されていないわけなんですね。初め御説明いただいたように、調査においては自治体では十割国費で補助し...全文を見る
○田村(貴)委員 建築物石綿含有建材調査マニュアル、平成二十六年十一月、国土交通省、こういう報告があります。ここに述べられている記述をちょっと紹介したいと思うんですけれども、「建築物に石綿含有建材が使用されているか否かの調査について、国の助成制度は整備されているものの、建築物にお...全文を見る
○田村(貴)委員 周知していくということですね。確認しました。  災害時は、その瞬間、その瞬間が勝負でありますし、そこでないと言われて、実は飛散していた、そこでもう吸い込んでしまったら、後は、二十年後、三十年後に発症してしまう、悲劇を生んでしまうので、本当に繊細な神経が要るんじ...全文を見る
○田村(貴)委員 次に、アスベスト新法による救済給付についてお伺いします。  アスベスト疾患は、二十年から四十年の潜伏期間を経て発症するので、今後、患者が増大する可能性があります。被害者、患者が救済制度から漏れてはなりません。  アスベスト新法による救済給付で、肺がんの基準が...全文を見る
○田村(貴)委員 つまり、開胸しなくても調べられるということですよね。  ところが、がん拠点病院においても、肺がんの患者さんに対して、職業歴が聞かれない、居住歴についても尋ねられないといったところで、そうしたら、アスベスト疾患というふうに認定されなくなってしまうわけなんですね、...全文を見る
○田村(貴)委員 その周知徹底が目に見えて前進するように、頑張っていただきたいと思います。  大臣に今お伺いしたいと思うんですけれども、きょう議論してきました。多くの被害者が救済と補償を求めています。私が冒頭言いましたように、裁判によらずに、例えば、アスベストを扱っていた労働者...全文を見る
○田村(貴)委員 ぜひ全力を尽くしていただきたいと思います。  厚労省に最後お伺いします。  健康管理手帳を労働者が持った場合に、年間二回ぐらいの健康診断が受けられます。どの程度の方が罹患しているのか、そして、罹患した方がどの程度労災に申請したのか、こうした傾向を見ていくこと...全文を見る
○田村(貴)委員 時間が来ました。終わります。ありがとうございました。
○田村(貴)委員 日本共産党の田村貴昭です。  大事な修正提案であるというふうに思います。  そこで、提出者の方に伺います。  今回の法改正で、漂流ごみを位置づけたこと、また、ごみとなっている廃プラスチックの排出抑制、再生利用など適正処理、マイクロプラスチックの製品への使用...全文を見る
○田村(貴)委員 再度提出者にお伺いしたいと思います。  マイクロプラスチックを含む廃プラスチックに関してでありますけれども、諸外国ではプラスチック製品の製造、流通、使用の規制がされております。今回の法改正ではこれらの規制にまでは触れていません。それはなぜでしょうか。時間が余り...全文を見る
○田村(貴)委員 ありがとうございました。  そこで、私も、今度の法改正を機に、マイクロプラスチック対策は、本気で地球規模で進めていかなければならないと思いました。  資料をお配りしています。東京農工大学の高田秀重教授が東京湾で釣ったカタクチイワシを分析したものであります。見...全文を見る
○田村(貴)委員 住民がごみとなるものを買わない、使わない、出さない、分別を徹底していく、こうした基本が大事であるというふうに考えます。レジ袋や使い捨て容器の製造や使用を諸外国に見られるように減少させていく、禁止させていく、こうした取組を国が主導して行っていくことが非常に大事であ...全文を見る
○田村(貴)委員 地方自治体の実情に即した予算の確保について、進めていただきたいというふうに思います。  時間が参りました。終わります。ありがとうございました。
06月19日第196回国会 衆議院 農林水産委員会 第22号
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○田村(貴)委員 日本共産党の田村貴昭です。  冒頭、大阪北部を震源とする地震によって犠牲になられた方々にお悔やみを申し上げます。そして、全ての被災者の方にお見舞いを申し上げるとともに、救援そして支援、復旧に政府が全力を挙げていただくことを強く要求いたします。  急を要する課...全文を見る
○田村(貴)委員 今大臣が言われたISCは、議長も日本政府の水産庁ならば、メンバーの多くも水産庁であります。これは国際条約に基づいた機関ではありません。  むしろ、国際機関の中で、各国は日本の水産庁に対して、日本のクロマグロの漁獲に対してどう言ってきたのか。  メキシコの規制...全文を見る
○田村(貴)委員 卵を産む前の親魚をとってしまって、資源に影響がないというのは信じられませんよ。説得力を失いますよ。  資料もお配りしていますけれども、こういう相関関係図をつくると、非常にわかりにくいんですけれども、水産庁が同時に出している左側の右上のグラフは、親の量が急落した...全文を見る
○田村(貴)委員 その資源量については、人間が漁獲をするようになる以前の親魚の量に比べてみたら、七・一%ですよ。その後も減少を続けて、二〇一一年には二・一%、二〇一四年で二・六%、二〇一六年でもわずか三・三%という状況であります。九〇年代からずっと減少しているのに、二〇一四年、六...全文を見る
○田村(貴)委員 漁師さんたち、やはり大臣の今の説明では納得されないと思います。それで、ぜひ、陳情があった際はしっかりと耳を傾けていただきたいというふうに思います。  法案について質問します。  都市農地の賃借の円滑化をもって緑地保全、そして都市農地を保全、発展させていくこと...全文を見る
○田村(貴)委員 農水省のホームページにあったので、きょうあえて配らせていただいたんですけれども、学校給食の地元農産物の活用目標値三〇%以上となっておって、今、下がってきたという状況であります。  大臣、この三割達成に向けて、これは文科省と協力してでもいいですけれども、食材の購...全文を見る
○田村(貴)委員 時間がなくなりました。  終わります。ありがとうございました。
07月19日第196回国会 衆議院 災害対策特別委員会 第9号
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○田村(貴)委員 日本共産党の田村貴昭です。  小此木大臣は、過去に例を見ない異常な事態というふうに述べられました。だからこそ、過去にとらわれない、前例にとらわれないで、必要な支援をやり抜くことが必要であります。避難所の改善、生活改善、個人宅を含む土砂の撤去や応急修理、それから...全文を見る
○田村(貴)委員 もう一点確認させていただきたいと思います。  資料一枚目のBをごらんいただきたいと思います。内閣府政策統括官が平成十六年十月二十八日付で発した「浸水等による住宅被害の認定について」であります。  ここには、半壊であっても、浸水等の被害により、流入した土砂の除...全文を見る
○田村(貴)委員 一メートル八十センチ、一メートルというのが、被災判定の決定事項としてひとり歩きしてはならないと思います。既に被災地ではそういうふうにとられる向きもあっています。  被災者は罹災証明の再調査を求めることができる、そして再調査によって判定が変わることがあることも周...全文を見る
○田村(貴)委員 その周知徹底の文書が、お配りしている二枚目の資料C、七月九日、統括官が発した文書であります。この文書の趣旨が自治体はもとより被災住民にしっかり伝わるように、政府の努力を強く求めたいというふうに思います。  本当に甚大な災害となりました。改めて、犠牲になられた方...全文を見る
○田村(貴)委員 住むことができない、そして、いたし方なく廃棄を望まれる被災者がおられます。これを財産とみなすことはできませんよね。やはり廃棄物とみなして処理をする、これがやはりある方向だと思うんですよ。過去に例を見ない異常な事態でありますから、どうか副大臣、制度を前に動かしてい...全文を見る
○田村(貴)委員 必ずも全壊にこだわらないというふうにも受けとめられるような御答弁だったと思いますけれども、今の状況、ぜひこの制度を前に進めていただきたいというふうに思います。検討をしていただきたいというふうに思います。  それで、住むことができなくなった被災者は、ローンの返済...全文を見る
○田村(貴)委員 早目早目の気象情報が出されて、そして、それに沿って自治体が勧告そして避難指示を発していただくのは、これはもう本当に住民にとっては大事なことだというふうに思います。それが本当に鬼気迫るものになるものに、やはりやり方も工夫していかなければならないというふうに思います...全文を見る
○田村(貴)委員 ぜひ取り組んでいただきたい。  政府がやはり何らかの情報とかあるいはやり方を示さないと、これはなかなか難しいんじゃないか。東峰村のお話もあったんですけれども、私の住んでいるようないわゆる政令市、住宅が密集している、何千人が住んでいるところに避難所が一カ所しかな...全文を見る
○田村(貴)委員 この生活必需品のメニュー、熊本地震のときに私は委員会でも紹介しましたけれども、肌着とかティッシュとかトイレットペーパーとか、そんなものはあるんですよ。でも、これは自治体に申請して、そして配送の関係から、自分の手元に届くには一定時間がかかるんですよ。トイレットペー...全文を見る
○田村(貴)委員 よくわからないんですけれども、初めの北部九州豪雨と、その後の北部九州豪雨、人的被害は去年の方が多かったわけであります。それから、農業被害額についてもその差はほとんどない。ですから、こうした甚大な被害があったときには被災者向けの対応をすべきではありませんか。  ...全文を見る
○田村(貴)委員 柔軟な対応、プラス被災者向けの制度の適用をお願いしたいというふうに思います。  中山間地も多くて、本当に小規模農業者が歯を食いしばって、やはり営農を再開できる、希望の持てる支援策をつくっていただきたいというふうに思います。  時間が来たから終わります。ありが...全文を見る
11月14日第197回国会 衆議院 農林水産委員会 第3号
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○田村(貴)委員 日本共産党の田村貴昭です。  最初に、日米貿易協定について質問をします。  トランプ大統領と安倍首相は、九月に、日米物品貿易協定交渉を新たに開始すると合意しました。  そこで、外務省にお尋ねしますけれども、この協定は、ガット、関税及び貿易に関する一般協定の...全文を見る
○田村(貴)委員 そうしたら、そのガット協定二十四条8の(b)、ここに書いてある自由貿易地域というのがあるんですけれども、日米間での貿易協定は、この自由貿易地域というものを目指して今から話し合っていくということでよろしいんですね。
○田村(貴)委員 その後の質問でそういう答えならばいいんですけれども、何を先走ってお答えになっているんでしょうか。  制度上のことを聞いているんですよ。国と国が貿易協定をするときに、ガット加盟国は、この二十四条の8(b)しかないじゃないかと。そうですよね。そこを聞いているんです...全文を見る
○田村(貴)委員 いろいろいろいろ、そのごまかしが、農政モニターにもあらわれるように、私も後で指摘しますけれども、不信、そして不満と怒りを買っている状況にあるわけですね。  日本政府が幾らごまかしをもってしても、アメリカ側はどう言っているのか。相次いでFTAと発言しているじゃな...全文を見る
○田村(貴)委員 吉川大臣、ここは物すごく大事なところです。  貿易協定というのは、まず第一に、農産物への影響なんですよね。TPPだってEPAだってそうですよね。  そこで、吉川大臣に答えていただきたいということで、大臣の今後の交渉のカウンターパートナーとなるパーデュー・アメ...全文を見る
○田村(貴)委員 大臣の今の御答弁を生産者の方が聞いたら、やはり弱腰だなと思われるんじゃないですか。どこまでアメリカの主張に日本は納得していくんだろうか、そういうふうに受けとめてしまいます。  出されたので私も言いたいと思うんですけれども、首脳会談の合意事項の中で、日本としては...全文を見る
○田村(貴)委員 尊重するということで、確約したものではないということであります。  そこで、もう一つ聞きますけれども、二十四条8(b)の自由貿易地域というのは、これは国同士、実質の貿易について関税その他の制限的通商規則を廃止するという条項になっているんですけれども、自由貿易地...全文を見る
○田村(貴)委員 とんでもない話ですよね。日米で自由貿易地域をつくって、九割以上の米国産の産品が無関税で自由に入ってくる、ここに踏み出すということですよ。WTO、ガットの仕組みの中ではこれしかないんですよ。こういう方向に今進んでいるのに、尊重している、信頼している、それでは責任あ...全文を見る
○田村(貴)委員 謙虚に耳を傾けていくとおっしゃるならば、こうしたモニターや世論調査の結果は謙虚に受けとめるという一言でいいんじゃないでしょうか。世論調査が誰がお答えになったかわからないと言ってしまったら、これは民主主義は深まりませんよ。  生産者の声に真摯に耳を傾けない官邸サ...全文を見る
○田村(貴)委員 そのことは、はっきりさせていきたいと思います。  時間が来たので終わります。ありがとうございました。
11月15日第197回国会 衆議院 本会議 第6号
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○田村貴昭君 日本共産党の田村貴昭です。  私は、日本共産党を代表して、漁業法等の一部を改正する等の法律案について質問します。(拍手)  安倍総理は所信表明演説で、漁業法を七十年ぶりに抜本的に改正し、漁業の生産性を高めると述べました。しかし、法案は、水産の専門家が一人もいない...全文を見る
11月20日第197回国会 衆議院 環境委員会 第2号
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○田村(貴)委員 日本共産党の田村貴昭です。  まず最初に、地球温暖化対策について質問をいたします。  大雨、大雪、そして非常に強い勢力を持った台風、さらには酷暑、猛暑、異常気象が続き、それによって災害がもたらされています。人為的な要因による地球温暖化が災害の多発に影響してい...全文を見る
○田村(貴)委員 よくわかりました。人為的作用、人間活動がCO2を引き上げ、それが一因となって異常気象と災害をもたらしているということであります。  北陸を中心とした豪雪被害、私も福井県に行ってまいりました。西日本豪雨、激甚災害で未曽有の被害がもたらされました。台風二十一号、二...全文を見る
○田村(貴)委員 それで、温暖化対策の中身の質問に入っていきたいと思うんですけれども、気候変動に関する政府間パネル、IPCCの総会が十月に開かれました。報告では、地球温暖化がこのまま進めば、早ければ二〇三〇年にも世界の平均気温が産業革命前より一・五度上昇し、災害などのリスクは高ま...全文を見る
○田村(貴)委員 急がなければならない。横光議員の質問にもありました。もう努力とか言っている状況ではないというふうに思います。  資料をお配りしています。温室効果ガスの削減目標について、政府の目標とIPCC一・五度特別目標をグラフ化したものでございます。  一・五度特別報告書...全文を見る
○田村(貴)委員 今御説明がありました。大臣の記者会見にもあったんですけれども、環境と成長の好循環を実現すると。そんな悠長なことを言っている場合ではない。COPで議論されるんですよ。  そして、変動パネルが、こうしたリアルでシビアな状況を伝えて警告を発出しているわけです。パリ協...全文を見る
○田村(貴)委員 それは繰り返して説明していただかなくてもいいんですけれども、私は、目標を変えなければ間に合わないよ、そして、世界の要求する水準に日本は追いつかないよということを申し上げているわけであります。  努力ではだめですよね。IPCCの水準で目標設定をしっかりとつくって...全文を見る
○田村(貴)委員 対策を講じる上で、しっかりとした、科学的見地に基づいたシミュレーションを行うことを強く要求します。そして、目標値の設定、見直すことを強く要求したいと思います。  その目標値の変更に当たって一番大事なのは、石炭火力発電所、ここともうお別れする、卒業する、このこと...全文を見る
○田村(貴)委員 厳しい姿勢で臨んでまいりますと、一番最後の部分をぜひ、石炭火力発電のせめてもの、新増設はせめてもう認めない、この立場で臨んでいただきたい。強く要求したいと思います。  次に、石炭火力発電所それから原発に頼らなくても電気は供給できるという再生可能エネルギーの質問...全文を見る
○田村(貴)委員 目標値を超える普及と導入についても頑張っていただきたいという話であります。  資料をお配りしています。先ほどの資料の裏面で申しわけないんですけれども、この裏面に、九州電力のホームページから資料をとってまいりました。九州の再生エネルギーの状況についてであります。...全文を見る
○田村(貴)委員 原田大臣にもお伺いしたいと思います。  私も、朝倉、東峰、日田それから添田、去年の九州北部豪雨水害、何度も訪ねてあの惨状を目の当たりにいたしました。  気候変動がもたらす、そして人為的作用がもたらす地球温暖化、これによって気象が変動している、災害がもたらされ...全文を見る
○田村(貴)委員 そこでお伺いしたいんですけれども、九州ではこれだけ再エネが普及拡大してまいりました。再生可能エネルギーとほかの電力を組み合わせれば、原子力発電に頼らずとも電力は供給できるのではないか。これは数字の上ではできると考えますが、いかがでしょうか。
○田村(貴)委員 私が質問したのは、数字の上では可能かと。そして、歴史的にこれは可能だったから聞いているわけですよ。  福島の事故以降、原発を動かしていない期間はあったじゃないですか。そのときにいろいろな電力を用いて動かしてきたから。歴史の事実からいっても、これだけ再生エネルギ...全文を見る
○田村(貴)委員 海外では、再生可能エネルギー一〇〇%を可能とする研究がもう複数発表されています。世界で百五十以上の地域が再生可能エネルギー一〇〇%宣言をしている。企業もこれに続いている。そういう状況の中で、先ほど、大歓迎すべきという認識にあるんだったら、ここをやはり電力の主力と...全文を見る
11月20日第197回国会 衆議院 農林水産委員会 第5号
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○田村(貴)委員 日本共産党の田村貴昭です。  GI法について質問します。  GI、農林水産物の地理的表示については、ブランド力が上がり、生産者にとって利益となります。また、模倣品を排除できるから、こういう点でも賛成であります。  そこで、きょうは生産行程管理業務について伺...全文を見る
○田村(貴)委員 知見を有していると言われているんですけれども、二〇一六年度では、登録三十三団体のうち二十三団体、七割が立入検査を受けているわけですね。そして、二〇一七年度の数字も先ほど紹介しましたけれども、理由の筆頭に、GI登録団体が生産地の確認、出荷基準の確認等を行っていない...全文を見る
○田村(貴)委員 生産額への影響については、具体的にキログラム当たりの単価では何円になるんでしょうか。
○田村(貴)委員 チーズだけで見ると、何とキログラム当たり十七・七円から二十円下がります。  乳製品向けの生乳三百三十一万トンで割ったら、生産額への影響は百三十四億円から約二百三億円でありますから、キログラム当たり四円から六円下がるということになります。これはもう計算ですから、...全文を見る
○田村(貴)委員 説得力がなくて、そして非常に甘いと言わざるを得ません。  欧州産の乳製品というのは、人気も高くて、関税撤廃によって安くなる、これは事実ですよね。そして輸入量はふえるとお認めになっている。だったら、京都府とかJA滋賀とか熊本県が独自に試算している、こういう方向を...全文を見る
○田村(貴)委員 三百七十一億円、構造用集成材が減少すると政府が試算して、そして、二十九年度補正予算で四百億円の合板、製材、集成の強化対策を組んでいると。  これ、大臣、矛盾を感じませんか。こういうことで対策を打つならば、なぜ木材製品の輸入にかじを切るんですか。なぜ輸入拡大に歯...全文を見る
○田村(貴)委員 政府は、木材製品の消費拡大対策として、直交集成板、CLTの普及、実証の取組を支援すると、予算もつけています。  このCLTのEUと日本との価格差は幾らですか。きのうお伺いしたら、二倍の差があるということであります。二倍の開きがある。  大量のCLTがEUから...全文を見る
○田村(貴)委員 時間が来ました。  そうしたやり方では、川上の立木価格は下がるままであります。また同じ歴史、過ちを繰り返すのかと私は言いたくなります。  日・EU・EPAは、日本の農業に大打撃であります。とても承認などはできません。農水委員会と外務委員会との連合審査が必要で...全文を見る
11月21日第197回国会 衆議院 農林水産委員会 第6号
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○田村(貴)委員 日本共産党の田村貴昭です。  宮崎県の森林盗伐問題について質問します。  去年から取り上げてきているんですけれども、きょうが三回目であります。悪質な無断伐採、盗伐が後を絶ちません。四月の私の質問に、齋藤前大臣と前林野庁長官は、警察との連携そして確認を進めてい...全文を見る
○田村(貴)委員 しかし、被害は広がる一方なんですよ。  盗伐被害者の会が去年結成されて、私が四月のときに質問したときは四十二世帯だったんだけれども、今現在、七十二世帯にふえている。会に入らない被害者の方というのはまた水面下にたくさんおられるわけですよね。約二万本の所有林が無断...全文を見る
○田村(貴)委員 本当に誤伐だったら、所有者に謝って、対価を支払って、そして植林をしますよ。そんなことしないんですよ、やりっ放し。  写真を見ていただきたいと思います。杉の木一列だけ残してありますでしょう。この杉の木の一列の向こうには、田んぼがあって、道路があるんですよ。向こう...全文を見る
○田村(貴)委員 即時に被害届を受理していただきたい。そして、今言われた取締りとパトロール、徹底強化をしていただきたいというふうに思います。  警察署に相談に行ったんだけれども示談にしてくださいと言われるんですよ。民事不介入で見過ごそうとするわけですよ。犯罪の日が特定できないか...全文を見る
○田村(貴)委員 適切でないからわざわざ質問しているんじゃないですか。  被害届を持ってこられているんですよ。相談に来られた方に、あなたは被害届を提出する意思がありますかと再確認して、そして宮崎県の各署に徹底指導してくださいよ。頼みますよ。  無断伐採した業者が、もし公金が入...全文を見る
○田村(貴)委員 林野庁、現地に入って、私も逐次報告をさせて、これまで来ました。ぜひ、政務三役も、こうした盗伐の現場、一回調査に行っていただけないでしょうか。一番宮崎県に近いのは鹿児島県御出身の小里副大臣であります。  小里副大臣、今、私、こういう話をしたんですけれども、率直に...全文を見る
○田村(貴)委員 ぜひお願いします。  大臣にもお伺いしたいと思います。  私、この現場の切られた木の樹齢を数えたら、五十五年になりましたね。これは一本三万円から四万円の価値となるわけですよ。先祖から受け継ぎ、手塩にかけたこの杉の木です。所有者さんは、おじいちゃん、おばあちゃ...全文を見る
○田村(貴)委員 大切なのはやはり摘発だと思います。違法行為を許さないというかたい決意が行政と警察には求められるというふうに思います。この取組の一層の発展を心から希望して、時間となりました、次の質問を予定していたんですけれども、次は長くなるので、きょうはここで終わりたいというふう...全文を見る
11月26日第197回国会 衆議院 農林水産委員会 第8号
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○田村(貴)委員 日本共産党の田村貴昭です。  参考人の皆さん、本日はありがとうございます。  最初に、四人の参考人の皆さんにそれぞれお伺いをいたします。  本法案の審議は入ったばかりであります。私も含めて野党の議員は、まだ一問も対政府質問をこの委員会でしておりません。とこ...全文を見る
○田村(貴)委員 そこで、企業への漁業権の付与について、加瀬先生にお伺いいたします。  企業への漁業権の付与について、政府はこう言っております。漁業者の減少、高齢化が進む中で、地域によっては漁場の利用の程度が低くなっている、だから活性化しなければならないという論立てなんですけれ...全文を見る
○田村(貴)委員 ありがとうございました。  岸会長にお尋ねしたいと思います。  先ほどから質問があっているわけなんですけれども、漁業者、漁協の理解は得られているかといったところなんですけれども、会長は、全体で説明会六十回ぐらい、そして、かなりの漁業者レベルで理解は進んでいる...全文を見る
○田村(貴)委員 これは全体の共通認識にしたいなと思うんですけれども、私もきのう、野党各党の皆さんと一緒に宮城県の漁業者からお話を聞きに行ったんですけれども、どこに行っても、単位漁協的には知らない、今から聞くと。また、中身について知らされた方は、漁船の大型化が懸念される、漁協に入...全文を見る
○田村(貴)委員 同じ質問です。佐野先生、水産業の発展に寄与するという限定、それから、成長目標といったところに照らしてみたら今まで頑張っている漁業者が排除されてしまう、こういうことの可能性が出てくるんじゃないかと思うんですけれども、いかがでしょうか。
○田村(貴)委員 時間が参りました。  参考人の皆さん、ありがとうございました。質問を終わります。
11月27日第197回国会 衆議院 農林水産委員会 第9号
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○田村(貴)委員 日本共産党の田村貴昭です。  法案について質問します。  漁業者の九四%は小規模沿岸漁業者であります。その沿岸漁業者に対してどれだけの説明を水産庁は行ってきましたか。
○田村(貴)委員 しっかりと説明されてきましたか。法案について、九月以降、水産庁の公式の説明会は、東京、大阪、福岡のわずか三会場であります。福岡の説明会に参加した方からお話を聞きました。かなり荒れた説明会になった、十三時から十六時までの予定であったんだけれども十七時過ぎまで延びた...全文を見る
○田村(貴)委員 私、先ほど福岡の例を申し上げましたけれども、私自身も、今度の提案というのは、これは漁協と漁民にとっては大変な問題だと思い、私もできる限り声を聞いてまいりました。  宮崎県にも行きました。漁協にも行ってきました。長崎県対馬の漁協にも行きました。沖縄県にも行きまし...全文を見る
○田村(貴)委員 漁獲規制というのは、クロマグロのときのように、沿岸漁民の死活問題にかかわる問題ですよ。それから、区画漁業権などにおける企業の参入、この付与については、七十年間の浜の人たちの生活、なりわい、これらにかかわる重大問題ですよ。既得権にかかわる重大事項ですよ。本法案とい...全文を見る
○田村(貴)委員 まあこういう調子ですから、漁協の方も漁民の方も、水産庁が言っていることが信用できないよという意見が出てくるのは当然なんですよ。  大臣の先ほどの答弁で、いみじくも大臣言われました。今後も説明していくと。納得しているんだったら説明する必要はありませんよね。  ...全文を見る
○田村(貴)委員 そんな大事なことを今から決めていくんですよね。  先ほど大臣が答弁されましたよね。適切かつ有効に活用、この判断、誰が決めるのか。これは漁民から今沸騰しているわけですよ、漁協から。この一番大事なところの判断基準というのは今からつくっていく。そんな大事な基準も示さ...全文を見る
○田村(貴)委員 それでは納得できませんよ。  利害関係者の意見を聞かなければいけないとしていますけれども、これは努力義務なんですよ。聞いてその判断に従うんじゃないんです。海区漁業調整委員会は、公選制を廃止して知事が指名するわけでしょう。だから、知事の恣意的判断というのがこの条...全文を見る
○田村(貴)委員 何だかよくわからないけれども、逆も真なりですか。  つまり、やはり、適切かつ有効な活用というのは余りにもいいかげんな概念だ、そういういいかげんな概念のもとでこの法律をつくるから、これだけ誤解とそれから疑問を招いているというふうに言わざるを得ません。  漁業権...全文を見る
○田村(貴)委員 それは確認しました。  いずれにしても、地元漁業者が漁場を適切かつ有効に使っているか使っていないか、ここの判断になってくるんですよ。この判断の基準がないことがやはり大問題だというふうに指摘をしておきます。  さきの国会で、私は、FAO、責任ある漁業のための行...全文を見る
○田村(貴)委員 小規模沿岸事業者は配慮する、大切だと言われるんだけれども、声を聞いていない。そして、法案の中身は小規模沿岸漁業者の利益に反する形になっている。このことを指摘して、きょうの質問を終わります。
11月28日第197回国会 衆議院 農林水産委員会 第10号
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○田村(貴)委員 日本共産党の田村貴昭です。  法案について質問します。  区画漁業権等に企業を参入させる、そして漁業権の優先順位を廃止するという議論は、これまで官邸サイドで行われてきました。そんな中においても、水産庁は、漁協に第一順位の免許を与えておくことが必要であるという...全文を見る
○田村(貴)委員 いろいろいろいろおっしゃるんだけれども、漁協への第一順位の免許というのは堅持してきたんですよ。結果としては、いろいろたてつけはあるんだけれども、知事の恣意的判断を生んでしまうし、そして、企業の漁業権、これの付与は今度の法案で出ているわけなんですよ。押し切られてい...全文を見る
○田村(貴)委員 無投票の議員選挙、首長選挙というのは全国にいっぱいありますよ。いろいろ議論はあるけれども、それも民主主義の結果の話なんですよね。  今度の場合は、漁民の中から合議で選任されてきた人と、知事のおめがねにかなった人を指名する、これは決定的に違う話なんですよ。民主主...全文を見る
○田村(貴)委員 特に沿岸マグロ漁師が訴えているのは、資源減少の原因をつくったのは大規模漁業であった、まき網などの大規模漁業に多くの枠を配分するのは不公平だというふうに指摘されたわけなんです。まき網は産卵期において操業するな、これは沿岸漁民の確固たる主張であります。パブリックコメ...全文を見る
○田村(貴)委員 要するに、沿岸マグロ漁師、マグロ業界の声は聞かない、そして、まき網の業界の主張と配分はしっかりやっていくということですよね。どちらの味方なんですかね。圧倒的多数は沿岸漁民ですよ。今度の漁業法の改定の審議にしても、九割以上、沿岸漁民の立場に立たないといけないんじゃ...全文を見る
○田村(貴)委員 パブリックコメント、確かに、意見を言う機会ではあります。しかし、これは、農水省、水産庁の皆さんと膝を交えた双方型の議論にはならないわけなんですよね。それから、水政審においても、今度の漁業法の改定の問題については、まともな審議をされてきていないじゃないですか。 ...全文を見る
○田村(貴)委員 水産業界全体では、四年間の報告で十三人、再就職、天下りをされていますね。そして、今、大手まき網業界に対しては三人の方が天下りしている。当時の、退職時の補職名は、水産庁増殖推進部付、水産庁資源管理部漁業調整課長、水産庁資源管理部参事官。そして、就職先は、顧問、顧問...全文を見る
○田村(貴)委員 時間がなくなりましたけれども、私、きのうときょうと、まだ二回しか審議していません。たくさんの問題点、たくさんの課題が出てまいりました。更にこの審議を深めていくことを要求いたしまして、きょうの質問を終わります。  ありがとうございました。
○田村(貴)委員 私は、日本共産党を代表して、漁業法等の一部を改正する等の法律案について、反対の討論を行います。  そもそも、本法案は、七十年ぶりの法改正といいながら、多くの漁業者にはほとんど知らされておらず、本委員会でもわずか四日間、参考人質疑も含めて十時間半しか実質審議をし...全文を見る
11月29日第197回国会 衆議院 本会議 第10号
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○田村貴昭君 私は、日本共産党を代表して、漁業法等の一部を改正する等の法律案に反対の討論を行います。(拍手)  法案の最大の問題は、漁業をなりわいとする地元漁業者に優先的に漁業権を与え、漁協が主体となって沿岸漁場の環境を守ってきた仕組みを廃止し、知事の裁量で生産性の高い企業に漁...全文を見る
12月04日第197回国会 衆議院 環境委員会 第3号
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○田村(貴)委員 日本共産党の田村貴昭です。  きょうはたくさんの質問が出ているんですけれども、プラスチックごみについて、私の方からも質問をします。  廃プラスチックによる環境汚染が、海洋汚染が深刻な問題になっています。世界のプラスチック生産量は、十年足らずで一億トンもふえて...全文を見る
○田村(貴)委員 原田大臣、確認なんですけれども、中川前大臣は、G7のプラスチック憲章について、同憲章が目指す方向性を共有しつつもというふうに言われたんですよね。共有しつつというところは一緒でよろしいんでしょうか。
○田村(貴)委員 環境省は、十月の十九日、プラスチック資源循環戦略の素案を中央環境審議会小委員会に提示しました。プラスチック資源循環戦略は、海洋プラスチック憲章の目標に照らして、どういう位置づけにあるんでしょうか。
○田村(貴)委員 憲章を上回る野心的な目標というふうに言われました。  そこで、お尋ねをしていきたいというふうに思うんですけれども、G7憲章では、二〇三〇年までに一〇〇%のプラスチックがリユース、リサイクル、又は有効な選択肢がない場合は回収可能となるよう産業界と協力するとありま...全文を見る
○田村(貴)委員 原田大臣、今局長の方から、小委員会には産業界も出席していて、もちろん協力を求めていくと言われました。  この問題を考えるときに、やはり、プラスチックの製造をふやしていったんだったら、現状維持だったら解決できないということですよ。削減しないとまずいけないんですよ...全文を見る
○田村(貴)委員 回収、管理システムについて、プラスチック憲章では、産業界及び中央政府、地方自治体の協力のもととし、政府や企業の責任を明確にしています。一方、プラスチック資源循環戦略、日本政府の方は、国民各界各層との連携、協働によりというふうにしているわけでありますので、ここはち...全文を見る
○田村(貴)委員 一方、G7のプラスチック憲章には、熱回収と書かれたところはあるんでしょうか。
○田村(貴)委員 最終的な手段として熱回収を利用するのか、はなから熱回収に依存していくのか、この違いが今やはり問われているというふうに思います。  G7の憲章には熱回収というふうには書かれていない。これは識者の見立てであります。  原田大臣、率直に感想をお聞かせいただきたいと...全文を見る
○田村(貴)委員 ここにしっかり切り込んでいっていただきたいというふうに思います。  まず、この熱回収は、地球温暖化の対策にも逆行します。環境審の小委員会では、サーマルリサイクルは二酸化炭素を排出するため安易に焼却しないように明示すべきだ、こういう意見が相次いだそうではありませ...全文を見る
○田村(貴)委員 そこで、戦略にある、リデュース、二五%減の目標について質問します。  リデュース、削減について、戦略では、今後の展開として二五%排出抑制を目指すとしています。二五%を減らすというんですけれども、いつを基準年として目指すのか、そして、この削減に向けた取組について...全文を見る
○田村(貴)委員 製造者等々に任せていてはやはりいけないというふうに思いますよ。基準年がないというのは、この達成についても曖昧であるということをみずから認めているわけであります。二五%の根拠がないと言われても仕方がない話ですから、いろいろな考え方があるでしょう、しかし、基準年とい...全文を見る
○田村(貴)委員 中国等が輸入を打ち切ったということに対して、日本の自治体は影響がないかと環境省の方が調査をされた。そのアンケートの回答が出ているんですけれども、回答の四分の一の自治体で廃プラが増加している、そして、五つの自治体では処理業者が保管できる上限を超えている、こういう状...全文を見る
○田村(貴)委員 大臣の決意を聞かせていただきました。確認もさせていただきました。  ぜひ、環境省ですから、産業界に遠慮されることなく、また、燃焼処理技術を海外に輸出する、これもとんでもない話でありますね、そうしたこともやめるという方向性で取り組んでいただきたいというふうに思い...全文を見る
○田村(貴)委員 厚生労働省から資料もいただきました。  私もやはり、今もって驚くのは、五十年たっても、自分は患者として認められない、補償が受けられないから救済してほしいと願う人がおられるわけですよね。  検診を受診する方が、六年間の資料をもらっていますけれども、平成二十四年...全文を見る
○田村(貴)委員 まさに、ここはやはり行政と政治の判断でそうなってきたんだろうというふうに思いますよ。  一つ言えるのは、今お答えあったように、九州の福岡、長崎、それから西日本各地に、カネミのライスオイル、油が出回った、それで、その地域にその当時いた、そして油を食べたという方が...全文を見る
○田村(貴)委員 時間がなくなってまいりました。この問題は、また別の機会に質問させていただきたいと思います。  五十年たっても、被害を訴え、救済を多くの被害者の方が求めておられます。そして、現に血液濃度によらない救済方法もあるんだったら、あまねく救済すべきだというふうに私は考え...全文を見る
12月05日第197回国会 衆議院 農林水産委員会 第11号
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○田村(貴)委員 日本共産党の田村貴昭です。  除草剤2・4・5Tの埋設問題について質問をします。  ベトナム戦争で米軍が使用した枯れ葉剤の成分2・4・5Tが、日本の全国の山林等に埋められています。2・4・5Tは、日本において、一九七一年に使用中止になるまで、除草剤として広く...全文を見る
○田村(貴)委員 2・4・5Tは、合成過程でダイオキシンを生成します。ベトナム戦争では、猛毒ダイオキシンによって二重胎児、奇形、無脳症などの出産異常を引き起こしたことは記憶に新しいところであります。  環境省にお伺いいたします。  このような埋設2・4・5Tをダイオキシンを出...全文を見る
○田村(貴)委員 今のやり方でいうと、溶融で無害化していくやり方があると。そういう施設が国内にあるというふうにも伺っております。  全国四十六カ所に埋設されている2・4・5Tは、七一年の林野庁長官通知で指示されているように、コンクリートで固められ埋設されているんでしょうか。写真...全文を見る
○田村(貴)委員 さあ、どういう形状で入っているかがわからないんですよね。実際にはずさんな埋設が行われていました。愛媛県宇和島市、当時津島町でしょうか、ここの山では、缶に入った枯れ葉剤をビニール袋で包んだだけで放置されていたためにダイオキシンが大量に流出し、大問題となりました。こ...全文を見る
○田村(貴)委員 いや、私が聞いたのは、これをとって、掘って持っていったらどうするのかと聞いているんですよ。これは、フェンスがあるでしょう。これは、人の背丈の高さもないですよ。簡単に中に入れますよ。  そして、七一年当時のコンクリート塊で埋めるのは、数メートルも掘っているんじゃ...全文を見る
○田村(貴)委員 その形状を、写真もないわけですよ、実際に見たというその記録もないわけなんですよ。今に伝わるものがないんですよ。だから、周辺住民の人も自治体も心配しているんです。  資料の三枚目、ごらんいただきたいと思います。  福岡市、今は市になりましたけれども、那珂川町、...全文を見る
○田村(貴)委員 今、私が読み上げたでしょう。未曽有の災害が起こっておるんですよ。熊本地震で地割れが起こった、山崩れがあった。吉川大臣、北海道の厚真の山もすごかったですよね。想定外の災害が起こって、山崩れとか地割れとかこういう現象が起こったときに、コンクリートは壊れるじゃないです...全文を見る
○田村(貴)委員 私は安全でないと思いますので、ぜひ今からしっかり検討して対応を進めていただきたいと思います。  環境省勝俣政務官においでいただいております。  先ほど私が説明しました佐賀の吉野ケ里の埋設地は、九州自然歩道沿いにあるわけであります。この自然歩道というのは、環境...全文を見る
○田村(貴)委員 私、きょうで議論は終わらせたくなくて、また今後もこのことはしっかりと追及していきたいと思っていますけれども。  一ページ、右上の写真をごらんいただきたいと思います。フェンスの中の、ササの葉とかあるんですけれども、ここの埋設地で茂っている木と隣の木の生育の度合い...全文を見る
○田村(貴)委員 時間が参りました。まずは、どういう形状で埋設されているのかを確認し、そして安全性を更に確認し、そして無害化処理を今日的な方法で行うことを強く求めて、質問を終わります。
12月06日第197回国会 衆議院 災害対策特別委員会 第3号
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○田村(貴)委員 日本共産党の田村貴昭です。  ことしは災害が相次いでいます。北陸などの大雪被害、そして大阪北部地震、西日本豪雨水害、北海道胆振東部地震、台風二十一号、二十四号など、連続して大きな災害が発生しています。被災者の方は、避難所で、そして仮設住宅の中で大変な努力と苦労...全文を見る
○田村(貴)委員 ぜひ実りのある意見交換を行っていただきたい、そして知事会の要請に応えていただきたいと思います。  各論に入る前に、山本大臣、知事会の提言というのは、やはり被災者、被災自治体からの要求から始まったものであり、非常に重たいものがあると思います。大臣の受けとめ、中身...全文を見る
○田村(貴)委員 それで、支援法の半壊への適用拡大の件なんですけれども、知事会の被災者生活再建支援制度の見直し検討結果報告、ここには、半壊世帯の損害を算出すると一千万円程度の損害が発生している状況にある、データに制約があるものの、少なくとも二百万円から三百万円の修繕費等がかかって...全文を見る
○田村(貴)委員 お尋ねしたのは、著しい被害を受けている、経済的損失を抱えているということなんですけれども、後でまたおっしゃってください。  数百万円のやはり負担が生じていくわけですよ。例えば、地震で瓦が落ちた。瓦全部をやりかえないといけないわけなんです。ですから、熊本地震でも...全文を見る
○田村(貴)委員 前向きな協議を要請したいと思います。  それから、大臣が言われた地方自治体の交付税措置については、これは後で申しますけれども、その自治体によってばらばらであります。適用もいろいろあります。そうした問題もあります。  続いて、知事会の提言の中には、一部地域が適...全文を見る
○田村(貴)委員 その役割分担も公平じゃないんですよ、平等じゃないんですよ。  それで、高槻市の全壊世帯というのは、支援法で最大三百万円ですよね、全壊ですから。そして、大阪府からの義援金、全壊では百万円というふうになっています。ですから、たてつけ上は全壊世帯は四百万円なんですよ...全文を見る
○田村(貴)委員 私、今、徳之島の伊仙町の話をしたんですけれども、鹿児島県の直近の住家被害の報告によりますと、伊仙町の全壊は四十棟というふうにカウントされています。内閣府のホームページを見たら、二十四号の支援法はまだ適用になっていませんよね。精査がされているんだかわかりませんけれ...全文を見る
○田村(貴)委員 同一被害同一支援というこの考え方は、ぜひこれから生かしていただかなければいけないと思います。  十一月十一日付西日本新聞、私の地元でありますけれども、全壊支援金に地域差、同一災害なのになぜという記事がありまして、九州各県でも差があることが指摘されているわけであ...全文を見る
○田村(貴)委員 災害のたびにこの問題は生じてくるわけなんですよね。  そして、これは被災自治体が、この家はもう所有者の方が住むことができない、そして撤去、解体を求めておられるんだったら、それはやはり、今までの西日本豪雨や、あるいは熊本地震とか、そういった経験を踏まえて、同じよ...全文を見る
○田村(貴)委員 わかりました。  そこで、被災者向けの経営体育成支援事業について質問をします。  資料の最後、四ページでありますけれども、これは、私の方で集計いたしました、これまでの大きな災害の中で、被災者向けの経営体育成支援事業が発動されたときの状況であります。これも災害...全文を見る
○田村(貴)委員 額が決まっていないわけなんですよね。  これをよく見てみますと、例えば、二〇一六年の台風災害というのは、これは五つの災害を一まとめにして発動しているというふうになっているわけであります。少しでも多くの災害を対象にしようとしたところの跡は認められます。  私は...全文を見る
○田村(貴)委員 きょうはいろいろな質問をさせていただきましたけれども、災害の規模によって分け隔てするのではなくて、被災者の状況に応じて、そして被災者に寄り添って支援策をしっかりと講じていく、これが私、ことし幾つかあった災害、そして今までの支援法の中での問題と、改善しなければいけ...全文を見る
12月11日第197回国会 衆議院 農林水産委員会 第13号
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○田村(貴)委員 日本共産党の田村貴昭です。  私は、先月二十一日に宮崎県の盗伐問題を取り上げました。小里副大臣、早速宮崎の国富町に入っていただきまして、ありがとうございました。被害者の方は国の対応に大変期待を持っておられます。  ところが、副大臣、また盗伐事件発生であります...全文を見る
○田村(貴)委員 警察庁が通知も出して取り組んでいるといったことも、今わかりました。  林野庁にお伺いしますけれども、数万本の盗まれた木がビジネスとして成り立っているわけですよね。  私は、森林経営管理法の議論のときに、川下の利益ばかりを追求していったらモラルハザードが起きる...全文を見る
○田村(貴)委員 林野庁長官に聞かなかった方がよかったかなと、今思いましたね。副大臣の答弁を今聞かれておったでしょう。何ですか、その盗伐か誤伐かわからないって。これは犯罪行為そのものですよ。だから警察も動いているんじゃないですか。しっかりと認識していただきたいと思います。  時...全文を見る
○田村(貴)委員 事前レクでもお伺いしましたけれども、ほぼ全ての事業は、経営規模の拡大それから生産性向上が条件となっているわけであります。楽酪事業についても、ミルキングパーラーは導入すると一千万円から一億円、それから搾乳ロボットは三千万円ぐらいかかるというふうに説明も受けました。...全文を見る
○田村(貴)委員 それで、大臣、ぜひ聞いていただきたいんですけれども、生産規模の拡大に取り組む農家はおられます。私は否定しません。一方で、将来への不安から、現状の経営規模を維持したいという農家、規模を縮小せざるを得ない農家さんもおられるわけです。  大事なのは営農を続けていくと...全文を見る
○田村(貴)委員 転換点に立っているというふうに思いますよ。与野党問わず、きょう、この問題が出ているわけですよ。そして、大規模化を要件とするから離農が続いているわけですよ。生産戸数が減っているわけじゃないですか、生産者が。ここが、今までの対策で反省点とすべきでありませんか。ここを...全文を見る
○田村(貴)委員 酪農家の声、畜産家の声の将来への不安は、これは全然消えませんよ、そういう姿勢では。政策転換を強く求めたいと思います。  私も、北海道のいろいろな農家の方からお話を聞いてまいりました。規模拡大、効率化、利益、利益率引上げなど、小規模農家はやめろと言っているように...全文を見る