田村貴昭

たむらたかあき

比例代表(九州)選出
日本共産党
当選回数3回

田村貴昭の2019年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月20日第198回国会 衆議院 予算委員会 第10号
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○田村(貴)委員 日本共産党の田村貴昭です。  意見陳述者の皆さん、本日はありがとうございます。  最初に、人口減少問題についてお伺いしたいと思います。  松前町の若佐副町長からは、国土の均衡ある発展というのはなくなったのかという御発言がありました。それから、函館商工会議所...全文を見る
○田村(貴)委員 私は地元が北九州市で、北九州市は人口の転出そして転入の差が日本で一番大きく、転出超過がもう何年も続いているというところで、政令指定都市にあっても、そして地方の町村にあっても同じ現象が今起きているということは、日本全体として本当に真剣に考えていかなければ。働く場所...全文を見る
○田村(貴)委員 引き続き、若佐副町長、クロマグロの問題なんですけれども、日本全国で同じような話を聞いております。そして、御町の漁業者の方が自分たちの配分の拡大を求めて声を上げられていることも私も承知しております。  先ほどのお話の中で、私が受けとめたところは、漁獲圧の高い大規...全文を見る
○田村(貴)委員 ありがとうございます。  せっかくとれたマグロが小型で、そこでリリースしなければいけないつらさ、悲しみというのは私たちもしっかり受けとめたいと思います。ありがとうございます。  大間原発訴訟の竹田代表にお伺いします。  先ほどからのお話は伺っています。私も...全文を見る
○田村(貴)委員 私も、北海道地震の後、何度か調査とかでお伺いさせていただいたんですけれども、本当にブラックアウトには衝撃を受けました。やはり大規模系統に頼るということが、非常にこれは教訓だったな、頼ってはいけないなと思います。  そこで、竹田さんは、北海道という自然が最も豊か...全文を見る
○田村(貴)委員 ありがとうございました。  最後に、消費税のことについて、北海道経済連合会の高橋会長にお伺いしたいと思います。  地震で、家屋にしたら一万五千棟の住宅被害がありました。そして、地震と停電による被害総額が四千億円との報道も見ました。生活となりわいの再建には、被...全文を見る
○田村(貴)委員 この問題は、いろいろな意見があって、まさに国会の熱い焦点でもありますので、私たちも、皆さん方からの御意見も聞きながら、しっかり議論していきたいというふうに思っています。  時間が参りましたので、これで質問は終わらせていただきます。ありがとうございました。
02月27日第198回国会 衆議院 予算委員会第二分科会 第1号
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○田村(貴)分科員 日本共産党の田村貴昭です。  最初に、東京圏一極集中の是正の問題について質問をします。  石田総務大臣は所信表明の中で、さきの臨時国会において、私は、地方の疲弊は限界に達し、東京一極集中の是正が急務であるとの認識を申し上げましたが、直近の調査でも地方から東...全文を見る
○田村(貴)分科員 今答弁いただいたことをグラフにしたのがお配りしている資料であります。  転入超過、歯どめがかかっていません。私、何で二〇一三年以降の数字を聞いたかといいますと、これは、石田大臣御存じのように、安倍政権が、二〇一三年から東京圏から地方への転出を年間四万人増加さ...全文を見る
○田村(貴)分科員 私がお伺いしたのは、二〇二〇年、来年度の目標は達成できないんじゃないですか、この政府の方針、閣議決定をどうされるんですかと聞いているんですよ。お答えになられませんでした。  本腰を入れて東京圏一極集中の是正に取り組んでいただかなければ、それは大臣の地元の和歌...全文を見る
○田村(貴)分科員 そうすると、馬毛島における当該開発行為というのは、これは違法になってまいります。  資料3をごらんいただきたいと思います。  鹿児島県が、馬毛島の所有者が西之表市に提出した伐採届の状況に林地開発許可地を重ね合わせた資料であります。非常にわかりやすいのでお配...全文を見る
○田村(貴)分科員 公害等調整委員会も違法伐採であると事実認定しています。許可申請及び届出の範囲を超える開発及び伐採をしているものと認められる、こういう事実認定をしているわけであります。違法の土地を国有財産として取得していいのですかという疑義が発生します。  そこで、きょうは防...全文を見る
○田村(貴)分科員 副大臣、私がお伺いしたのは、今、農水省から、それから総務省からお話があったように、森林法に違反した開発を行っているという事実認定もある、疑いがかかっている、そういう土地であるということを副大臣は認識されて、種子島に、鹿児島県に行かれたんですか。この事実を御存じ...全文を見る
○田村(貴)分科員 知っているんですね。
○田村(貴)分科員 ここは大事なんですよ。取得しようとする土地で、そして価格を提示して地権者と交渉されているわけですよね。その結果も踏まえて、鹿児島県に行き、西之表市長とも会われたわけでしょう。副大臣は、買おうとしている土地ですよ、防衛省が買おうとしている土地が違法開発の疑いがか...全文を見る
○田村(貴)分科員 お答えにならないので質問を変えますけれども、防衛省は、馬毛島で基礎的な資料を収集する、気象条件の調査をするとかそういったことで、二〇一八年度に二億四千五百万円の予算を支出しました。既にいろんな調査に当たられていると思うんですけれども、今私が申し上げた森林法違反...全文を見る
○田村(貴)分科員 どうやらこうした大事な部分はすっ飛ばして、そして地権者と交渉しているというふうにとられても仕方がないですよ、お答えにならないんだったら。  国土交通省にお伺いします。  公共用地の取得に伴う損失補償基準要綱というのがあります。これは閣議決定です。その中では...全文を見る
○田村(貴)分科員 違法行為があったとすると、例えば土壌汚染があるとか、そうすると、法に基づいて原状に回復するとか補償額を減額するという措置はとられないんですか。
○田村(貴)分科員 つまり、やはり瑕疵ある物件だったら、そこをもとに戻すということが一番大事なんですよ、公費を投じて国有財産にするんですから。  副大臣、お伺いしたいんですけれども、地権者は、その森林法違反のことについて、是正する、原状に回復するというふうに交渉経過の中で述べて...全文を見る
○田村(貴)分科員 違法開発である土地を、地権者に対して、そして行政に対して、確かめもせずですよ、国が巨費を投じることなどあってはなりません。国が違法行為を追認して土地を取得しようということなどは絶対に認められないわけであります。売買交渉を直ちに中止して、私の質問に答えられるよう...全文を見る
○田村(貴)分科員 不動産鑑定評価額と実際の売買金額が著しく乖離することというのは考えられない、基本的に考えられないということであります。  報道等では、不動産鑑定評価額が四十五億円、交渉している価格が百六十億円。これがずっと流れているわけですよ。NHKも民放も新聞も全部こうい...全文を見る
○田村(貴)分科員 さらに、この土地は抵当権が設定されています。  国土交通省にお伺いしますけれども、抵当権が設定されている場合には、当該権利を消滅させることを売買相手に求めるように示しているということですね。時間がないので、そういうことですよね。はい、確認しました。  副大...全文を見る
○田村(貴)分科員 抵当権が設定されたままで土地の取得もあり得るということですか、防衛省。確認します。
○田村(貴)分科員 非常に密室の中で、数十億、百数十億というお金を動かして国有財産にする、瑕疵ある物件を。これは大問題ですよ。予算が計上されないと私たちはわからないんだけれども、そんなことでいいんですか。  資料四番目にお配りしているんですけれども、南西地域における陸上自衛隊部...全文を見る
○田村(貴)分科員 そうすると、一ヘクタール九十五万七千九百六十四円で当時払い下げたんです。  今度は買い受ける番ですよね。払い下げたときの価格を、地権者の所有地、八百十二ヘクタールとしましょう、に乗じれば、馬毛島全体の価格は約七億八千万円ということになります。二十年たってもこ...全文を見る
○田村(貴)分科員 では、防衛省からお伺いしているんですけれども、お互い的な基本事項について文書で交わしたと言っているんですけれども、それは価格については合意をしていないということでよろしいんですか。
○田村(貴)分科員 時間が参りました。終わりますけれども、空母艦載機というのは、飛行場の滑走路を空母に見立てて離着陸を繰り返す実戦さながらの訓練であります。耐えがたい騒音、そして牛の乳が出なくなるのではないか、不安におびえる島の声がたくさん出されております。平穏な島の人たちの生活...全文を見る
03月07日第198回国会 衆議院 農林水産委員会 第2号
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○田村(貴)委員 日本共産党の田村貴昭です。  最初に、農水省が発行している白書、この白書に誤りがあるにもかかわらず訂正されていないという問題について伺います。  統計不正問題で、国の行政に対する国民の信頼は大きく今、失墜しています。統計は国民の財産であり、そして、正確な統計...全文を見る
○田村(貴)委員 資料を配っています。ここでは、農業とそれから水産の正誤表を配っていますけれども、ごらんのように、たくさんの訂正があります。  白表紙は、毎年五月末に閣議決定をされ、その後、夏にかけて製本、白書として発行されます。全国の図書館、研究機関などに送られて、そして政府...全文を見る
○田村(貴)委員 まとめてお答えされたのでお伺いしますけれども、じゃ、正誤表を今から配って訂正しなければいけない冊数はどのぐらいに達すると思われますか。私は、大体数千冊から一万冊程度だと思っているんですけれども、いかがですか。
○田村(貴)委員 特に、水産庁長官、水産白書はいかぬですよ。白表紙の段階でもミスがある。製本にした段階でもミスがある。しかも、この製本が各地域に、研究機関に、図書館に配られて、それでも正誤表をつけていない。何もないんですよ。これは一番いけないですよね。  吉川大臣にお伺いいたし...全文を見る
○田村(貴)委員 それで、具体的にどうするかということですけれども、まず、訂正箇所があるということを広く知らせなければなりません。それから、最低でもすることは、正誤表を白表紙とそれから白書の全配付先に送付する。送付したものがあったら再送付する。そして、添付をしていただけたかという...全文を見る
○田村(貴)委員 統計というのは国民の財産であります。それから、農林水産省のこれらの白書というのは、農林水産業の動向、そして行政施策を国民に知らせる基本中の基本の文献であります。猛省を促し、そして、一日も早い、一刻も早い対処をされることを強く要求したいというふうに思います。  ...全文を見る
○田村(貴)委員 大臣、私の質問はそこじゃないんです。  今言ったのは、大臣所信表明で飼養衛生管理基準の遵守については強調されていたんだけれども、いわゆる検疫、ここの段階で侵入を許したことについて政府には責任がなかったのでしょうか。そして、農家の方は自分たちのせいにされてはたま...全文を見る
○田村(貴)委員 大事なのは、私は検疫業務だと思いますよ。農水省も、旅行者が持ち込んだ可能性を認めているではないですか。  再度質問しますけれども、感染防止の第一次防衛線というのは検疫業務であります。そうですよね。そして、外国からウイルスの混入を許したことについての政府と農水省...全文を見る
○田村(貴)委員 中国などからの訪日者が持ってきた食肉あるいは加工品がもととなって、イノシシが媒体となって感染が広がっているという見方に立つのならば、この瞬間にもどこからか持ち込まれている可能性があり、それが、もしイノシシなどが食べてしまい、あるいはそれで広がってしまっていること...全文を見る
○田村(貴)委員 それらの取組は非常に大事なことであります。  確かに、探知犬もふえました。それから、防疫官もふえています。ところが、訪日外国人は急増する一途であります。  お配りしたグラフに書かせていただきました。この十年間を見ますと、家畜防疫官が一・三倍増なのに対して、訪...全文を見る
○田村(貴)委員 大臣に同じ質問なんですけれども、アフリカ豚コレラが入ったら、これはもうワクチンがないんですよね。絶対に入れてはいけないといったところで、やはり、防疫官それから探知犬、大幅に今ふやして、体制をとる必要があると思うんですけれども、適材配置じゃなくて、ちゃんとふやす、...全文を見る
○田村(貴)委員 大臣、防疫官もしっかりと、必要なだけふやしていってください。  ちょっと質問を入れかえるんですけれども、被害農家に対する経営、生活支援について伺います。  養豚農家は、売上げと支払いを回して経営されています。しかし、殺処分によってその流れがとまっています。今...全文を見る
○田村(貴)委員 基本は融資ということですか。  やはり借りた金は返さなくちゃいけないということで、負債が広がる形では、これはやはり本当の意味での救済にはならない、支援にはならないというふうに思いますよ。  そして、家畜伝染病予防法では、殺処分は全部補償することになっています...全文を見る
○田村(貴)委員 やはり、被害を全額補償する制度になっていない、たてつけになっていないといったところで、大幅な改善が必要ではないかと思います。  種豚の場合でも、種豚は、純粋種が実勢価格でも雄が十五万円程度、雌が十万円程度です。F1でも八万円程度します。しかし、家畜防疫互助基金...全文を見る
○田村(貴)委員 被害農家の農家と、そして要望に即した支援と救済策を求めて、質問を終わります。  ありがとうございました。
03月12日第198回国会 衆議院 環境委員会 第2号
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○田村(貴)委員 日本共産党の田村貴昭です。  最初に、地球温暖化対策と石炭火力発電所のことについて質問します。  東京ガスや九州電力などが千葉県の袖ケ浦市で計画をしていた大規模石炭火力発電所が中止となりました。環境負荷を和らげるための費用がかさむ、採算に合わないことが理由だ...全文を見る
○田村(貴)委員 要するに、原発の輸出と同じく石炭火力発電所というのは、今ビジネスとしてもなかなか成立しないという状況になっているということであります。  東日本大震災、福島の原発事故から八年がたちました。省エネが国民生活に定着しております。  資料一をごらんいただきたいと思...全文を見る
○田村(貴)委員 電気の需要はふえていないということです。それから、自然エネルギー、再エネは拡大普及が進んでいるというお話でありました。  九州では、再生可能エネルギーが大幅にふえまして、電気の需給バランスをとるという名目で出力制御がこの間行われてきました。優先給電ルールに基づ...全文を見る
○田村(貴)委員 原田大臣、事務的に今三つ確認をさせていただきました。  その一つは、やはり、石炭火力のコスト高で、ビジネスとして日本国内においても成り立っていない、だから、廃止、中止が行われる。もう一つは、電力需要がこれは上昇気流には絶対ないということです。それから、再エネが...全文を見る
○田村(貴)委員 事業者は事業転換していっているじゃないですか。そういう方向性をやはり事業者も見ていっているので、大臣、これからどうするかじゃなくて、今どうするかなんですよ。しかも、もうおくれをとっている。  午前中、立憲民主党の横光議員からも諸外国の例が出されました。フランス...全文を見る
○田村(貴)委員 大臣、弱いですよ。せっかく所信でこれだけ強い決意を述べたんだったら、具体的に強い決断を、強い指導を発揮していただきたいと思います。それをしないとやはり世界からおくれをとる形になる、強い姿勢を見せないと大変なことになっていく。  同様のことがプラスチックごみ削減...全文を見る
○田村(貴)委員 そうなんですね。  その戦略案の中でこういう表現があるんです。廃プラスチックのリサイクル率二七・八%と熱回収五八%を合わせて八五・八%の有効利用率と。いいんですか、これで。熱回収が、最終手段どころか、処理の主力となっているじゃないですか。熱回収五八・〇%。主力...全文を見る
○田村(貴)委員 そういうアプローチの仕方から熱回収が減るというのはわかるんですけれども、熱回収自体が五七%に頼っている、この現状が一番大きな問題なんですね。これは、やはり削減させるためにも目標と目標数値を持つことが大事であります。  大臣、もう一問。  やはり先ほどの地球温...全文を見る
○田村(貴)委員 環境省、いかがですか。熱回収の削減、目標、展望、これをやはり戦略にまとめていかないと、海外にもう持っていかないわけでしょう、そして、できるだけ循環させていくというわけでしょう。ここはやはり大きな問題だと思うんですけれども、やはり展望を持つことが大事だと思うんです...全文を見る
○田村(貴)委員 繰り返しますけれども、熱回収を減らしていくということでいいんですか。端的に教えてください。
○田村(貴)委員 環境省のこの戦略の文案に対してのパブリックコメントが寄せられました。  この中で、この問題の専門家から、熱回収を有効利用とは認められないから段階的に削減を明記すべきだという意見があっていることも重々承知しておられると思いますけれども、今の論議、強いメッセージを...全文を見る
○田村(貴)委員 それで、この意見照会で得られた神経学会からの文書というのは、裁判所に提出することを目的として神経学会に意見照会したんですか。
○田村(貴)委員 これは、委員長、ちょっと聞いていただきたいんですけれどもね。  意見照会した、神経学会から回答が来た、それを裁判所に提出しているんですよ。でも、裁判は進んでいるんですよね。出したことは事実で、そして意見照会があったことも認めた。そして、回答もあったことも認めた...全文を見る
○田村(貴)委員 事ほどさように、熊本県から、水俣病の、そして、今きつい思いをして裁判や、それから行政の救済を求めて声を上げている人たちが尋ねてきて、この事実経過についても何も答えないんですよ。本当にひどい話なんですよ。  事務方はこういう態度なので、原田大臣にお伺いします。原...全文を見る
○田村(貴)委員 裁判ですから、専門家の意見を聞くのは当たり前です。証人もあります、証拠もあります。  ただ、この意見照会のやり方がおかしいと言って、資料三をごらんいただきたいと思うんですけれども、水俣病被害者の患者で組織される三十五団体と個人が連名で、一月二十四日に、原田大臣...全文を見る
○田村(貴)委員 いや、係属中のものである、係争中のものであるという言い方は、おっしゃるのであれば、それはそれでいいんだけれども、だけれども、公開質問状が出された、これこれについて回答してください、しかし、何にも連絡も入れない。  この公開質問状と懇談会の要望についてはこういう...全文を見る
○田村(貴)委員 もう全然質問に答えてもらえないので困るんですけれども、梅田部長、公開質問状が出された、そして、立場と見解はあることがあるんだったら、その旨だけでもやはり回答すべきじゃないんですか。礼儀に欠いていると言っているんですよ。  水俣病の患者さんと、環境省は寄り添わな...全文を見る
○田村(貴)委員 という旨のことを何で患者団体の方に言わないんですかと聞いているんですよ。言うのが礼儀でしょうと言っているんですよ。どうなんですか。
○田村(貴)委員 終わりますけれども、公式には説明していないんですよ。患者さん、そして痛みを持った原告の方が苦しんでおられるんですよ。我が党として、この問題、引き続き取り上げていきますよ。そして、こうしたやはり事務的な対応は看過できない、絶対に許すことはできないというふうに思って...全文を見る
03月14日第198回国会 衆議院 農林水産委員会 第3号
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○田村(貴)委員 日本共産党の田村貴昭です。  最初に吉川大臣にお伺いします。  七日の所信質疑でも聞いたところなんですけれども、まず、豚コレラ対策の何といっても重要なことは、海外からウイルスを日本に持ち込ませない、検疫業務が何よりも大事だということであります。急増する来日者...全文を見る
○田村(貴)委員 やはり空港、港で豚コレラウイルスを侵入させない、ここに政府は第一義的な責任を、責務を負っているということを強く自覚していただいて業務に当たっていただきたい、体制を強化していただきたいというふうに思います。  続いて、小里副大臣に伺います。  副大臣は、何度も...全文を見る
○田村(貴)委員 疫学チームのその解析で、飼養衛生管理基準に照らして守られていなかった、そういう部分があると、今、部分という表現を使われたんですけれども、これは全部が全部そうではないですよね。一くくりにして、飼養衛生管理基準が全体的に守られていないという次元の話ではないというふう...全文を見る
○田村(貴)委員 飼養衛生管理基準の遵守は当然のことであります。これは物すごく大事なことであります。しかし、制度に基づいて、農家はチェックシートに基づいて指導も受けてやってきた。そして、検査に入ったときに問題なしと言われている農家もこの中に入っているわけなんですよ。それをひっくる...全文を見る
○田村(貴)委員 飼養衛生管理基準というのは国が定めているものであります。それに基づいて指導も受けながら農家は対策を講じている。そういう仕事は、仕事として毎年終わっているわけなんです。そうやって報告されているんですよ。それを国はちゃんと報告を受けて認めているわけですから、そこで全...全文を見る
○田村(貴)委員 時間が参りました。質問を終わります。ありがとうございました。      ————◇—————
03月20日第198回国会 衆議院 農林水産委員会 第4号
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○田村(貴)委員 日本共産党の田村貴昭です。  ため池法案について質問します。  豪雨、地震などで、ため池の決壊、事故が相次いでいます。一昨年の九州北部豪雨では、福岡県朝倉市のため池四十八カ所で決壊、損傷がありましたが、防災重点ため池はわずか一つでありました。昨年の西日本豪雨...全文を見る
○田村(貴)委員 膨大な数があり、たくさんの改修工事が必要である、そして、たくさんの費用がかかるわけですよね。  私は、地元の負担の問題について質問をしたいというふうに思います。  総務省の中国四国管区行政評価局が行った、ため池の管理に関する行政評価・監視というのがあります。...全文を見る
○田村(貴)委員 一般的な整備、老朽化対策も、ここをおろそかにすると、やはり事を重大化してしまう。これはつながってまいりますよね。そして、財政的な負担が心配だという声も地元にはある。これもわかりますよね。ですから、ここはやはり、しっかりと検討の余地を残していかなければいけないとい...全文を見る
○田村(貴)委員 ちょっと確認なんですけれども、今後の用途については未確定であるといった場合は、今度のため池新法に基づいて登録をしていくという対象でよろしいわけですよね。
○田村(貴)委員 それで、大臣、要するに、農業用としてのため池の使命が終わったとして、今度、新法に基づく施策というのは廃止ぐらいしかないわけなんですよね。私は、廃止という選択肢もあるんだけれども、廃止ありきで考えてもいけないというふうに思うわけです。  これは、農水省自身が言っ...全文を見る
○田村(貴)委員 防災重点ため池の再選定に当たって、これから事業を進める中で、そういうやはり連携とか、それから、何としてでも、やはり防災につながる一番のメリットはこういうやり方なんだということを自治体とか住民に示していただければというふうに思っております。  時間が参りましたけ...全文を見る
○田村(貴)委員 ほかの支援も含めて、よろしくお願いします。  以上で質問を終わります。
04月02日第198回国会 衆議院 環境委員会 第4号
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○田村(貴)委員 日本共産党の田村貴昭です。  自然環境保全法の改正案について質問します。  今回の改正は、保全地域に沖合海底域を加えることで、沖合海底域における開発行為を規制し、生物多様性を保全するものであり、必要なことと考えます。より積極的な運用が必要という観点から質問を...全文を見る
○田村(貴)委員 環境省にお尋ねします。  小笠原諸島の西之島、これはどうでしょうか。海底火山の活動によって生じた火山島であります。自然の摂理を現在進行形で確認できる貴重な海洋資源でもあります。周辺海域は海洋保護区の対象としてこれは検討されるのか、そうしたところは検討されている...全文を見る
○田村(貴)委員 自然環境保全法における保全地域に海域として指定されているのは、西表島の崎山湾そして網取湾のみであります。海洋保護区制度における保全地域八・三%のうち六・九%、そのほとんどを占めるのは海洋水産資源開発促進法による指定海域であります。  そこで、水産庁にお尋ねしま...全文を見る
○田村(貴)委員 さて、その抑止力となっているかというところなんですけれども、続いて、「平成二十九年度 我が国周辺水域の漁業資源評価 第三分冊」というのが出されていますけれども、水産庁に、ここで、イカナゴ漁の、その減少と要因について記述されている部分があるので、ここで紹介していた...全文を見る
○田村(貴)委員 大激減ですよね。びっくりしましたね。七万三千トンあったものが千三百トンに減少した。その原因が海砂の採取によるものである、そして、二〇〇五年にはその採取も終了したんだけれども、海砂は掘ればなくなる性質が強いため、ここを生息の場所としているイカナゴは回復に至っていな...全文を見る
○田村(貴)委員 失われたものはもう戻ってこないんですよね。ですから、新たに海洋保護区の指定が要るのではないかというふうに言っているわけであります。  この点で、漁業について確認しておきたいことがあります。  自然環境保全法の地区指定を行う際、特別地区における漁業行為について...全文を見る
○田村(貴)委員 海洋保護イコール禁漁と捉えている漁業者の方もおられるわけであります。特別地区に関しては、指定を行う際に、何が規制されるのか、漁業者に丁寧に周知した上で調整を行い、積極的に沿岸域を保護していただきたいというふうに考えます。  続いて、沖縄県のジュゴンの保護に関し...全文を見る
○田村(貴)委員 そこで、防衛省に質問しますけれども、ジュゴンの個体Bが死んだわけでありますね。沖縄防衛局の第十九回環境監視等委員会では、個体Bについて、委員から、工事の影響を確認する必要が指摘されたと報じられています。  古宇利島の藻場の状態や土砂運搬船の影響についてはどうい...全文を見る
○田村(貴)委員 土砂運搬船の航路とジュゴンが回遊しているところは、軌を同じくするところもあるわけですよ。埋立土砂を積んだ運搬船は、名護市の西側から東側に回るわけです、辺戸岬を回遊して。ジュゴンBは、古宇利島を離れて、辺戸岬を回っていたことも確認されています。ここにやはり因果関係...全文を見る
○田村(貴)委員 恐るべき認識だと言わざるを得ませんよね。工事とは全く関係ない、言い切っていいんですか。  この時期は、先ほどおっしゃいました、防衛省も認識しているじゃないですか。去年の九月の十一日の確認が最後と。十月十八日から十二月五日の調査開始までの間に藻場を利用しなくなっ...全文を見る
○田村(貴)委員 現実の問題として、真実として、個体Bは死亡した、個体Aと個体Cについては確認されていない。防衛省は、保全の義務を負っているわけですよ。辺野古の新基地建設がジュゴンの生態系に影響を与えない、これは大前提でしょう。そして、いなくなったんでしょう。  このジュゴンは...全文を見る
○田村(貴)委員 何と無責任な。何と無責任な態度なんでしょう。  原田大臣、今、政府は、沖縄県民の土砂埋立反対の明確な民意に反して、毎日土砂投入しているわけですよ。これ、土砂投入は水中音しますよね。そうしたら、帰ってこれなくなるじゃないですか。二十二万台のダンプカーに相当する土...全文を見る
○田村(貴)委員 これは、沖縄県民も、それから多くの国民も納得するところではありませんよ。現に個体が死んだ。現に個体がいなくなって確認できていない。もう長くそこにすみ続けていた天然記念物、希少生物がいないんですよ。工事による影響に決まっているじゃないですか。  環境省、種の保護...全文を見る
○田村(貴)委員 いなくなったらいなくなったでもうおしまい、死んだら死んだでそれでおしまい、そんな感じでいいんですか。今こそ人為的な行為を、きょうの法案の一番の大事なところでしょう、人為的な行為が環境を破壊するものであり環境を変質させるものであったら、ここをちゃんと縛っていく、こ...全文を見る
○田村(貴)委員 米軍基地建設のための埋立てによって環境破壊など、言語道断と言わなければなりません。  通告していますけれども、この自然環境保全法の基本となる基礎調査、これについては充実、体制を強化していかなければならないと思いますけれども、これは純増で体制補強していくつもりな...全文を見る
○田村(貴)委員 十分充実させて、必要なところの海洋保護区を広げていっていただきたい、そのことを強く要求して、質問を終わります。  ありがとうございました。
04月09日第198回国会 衆議院 農林水産委員会 第5号
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○田村(貴)委員 日本共産党の田村貴昭です。  きょうは、種子法廃止後の問題点について質問をします。  種子法が廃止されて以降、自治体において種子条例の制定が進んでいます、動きが広がっています。また、自治体から、種子法に関する意見書が国や県に上がっています。  農林水産省は...全文を見る
○田村(貴)委員 私がつかんでいる数字はもうちょっと大きいんですけれども、種子法廃止以降、県や道において条例が制定され、条例制定化の動きがある。知事が条例制定に前向きな発言も出ているところであります。  大臣にお伺いしたいんですけれども、全国では条例化がどんどん進んでいるわけで...全文を見る
○田村(貴)委員 大臣に確認したいんですけれども、このような自治体の自発的な取組について、農林水産省としてはもちろん尊重しますよね。今の御答弁から伺えば、尊重しますよね。妨害とかはないですよね。いかがですか。
○田村(貴)委員 そこで、農水省にお伺いしたいんですけれども、一昨年の事務次官通知、一二三八号通知ではこのように書かれています。都道府県の種子の業務を直ちに取りやめなくてもいい、民間の参入が進むまでの間、種子の知見を維持し、それを民間事業者に対して提供する役割を担えとしているわけ...全文を見る
○田村(貴)委員 何か、お話が非常にこんがらがっていますよ。  県の自主的な条例制定は尊重すると大臣は言われました。そして、多様な需要に応じた種子の供給体制の構築、農水省はいいというんでしょう。でも、この通知では、いずれ種子業務は取りやめて民間に提供せよという話なんですよ。矛盾...全文を見る
○田村(貴)委員 だったら、種子法を廃止する必要はないじゃないですか。  私、福岡県なんですけれども、福岡県の県内六十自治体のうち、十五の市と町が意見書を提出しています。これは後で言いますけれども、皆さん物すごく心配されていますよ、生産者、それから自治体関係者、消費者の方も含め...全文を見る
○田村(貴)委員 今の答弁は詭弁であり、そして重大な事実認識だというふうに言わざるを得ません。国と都道府県がやってきたことを全然違う認識で今すりかえましたが、看過できません。  資料をお配りしています。  日本が目的とするアメリカではどうなっているのか。これは、アメリカにおけ...全文を見る
○田村(貴)委員 アメリカのようになりませんかと聞いているんですね。お答えになっていないと思います。  民間参入を促進して、そして種子の知見を民間事業者に提供せよ、こういう立場をとっている以上、このようなアメリカのような状況になるということは、これは必至じゃないですか。  お...全文を見る
04月11日第198回国会 衆議院 災害対策特別委員会 第3号
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○田村(貴)委員 日本共産党の田村貴昭です。  災害関連死について質問します。  これまで私は委員会で、災害関連死のことについて何度か取り上げてまいりました。災害発生後、疲労や環境の悪化などによって発病あるいは持病が悪化するなどして死亡する災害関連死は、阪神大震災以降大きな問...全文を見る
○田村(貴)委員 四月三日に都道府県に対して事務連絡をしたんですね。正確に述べてください。
○田村(貴)委員 その内閣府が全国に対して連絡をした災害関連死に対する定義というものは、復興庁、消防庁の定義とこれは同じでしょうか。災害関連死に対して、政府として統一した考えを今持ったということでよろしいんでしょうか。
○田村(貴)委員 政府として、災害関連死、震災関連死、この統一した定義を持ったことは、私は非常に重要なことだというふうに思いますし、前進だというふうに思います。  災害に襲われたけれども、せっかく助かった命を災害要因で失わせてはいけないということであります。そういう定義を持った...全文を見る
○田村(貴)委員 これを、定義を持った政府が、なぜ助かった命が失われたのかということについて原因を究明していくことが大事だと思います。  今から大臣に対して質問させていただきますけれども、例えばその熊本地震ですけれども、私がびっくりしたのは、車中泊の方が物すごく多かったわけです...全文を見る
○田村(貴)委員 大臣、やはりここは構えの問題として非常に大事なところなんですけれども、復興庁の取組があります、それから自治体における取組もあります、それから、後で聞きますけれども、厚生労働省の取組があります。こうしたこれまでにおける災害関連死に対する対策の中で、専門家とかそれか...全文を見る
○田村(貴)委員 そこは確認しました。  そこで、対策について伺っていきたいというふうに思います。  厚労省に伺います。  復興庁が被災者支援総合交付金で行っている見守り、相談支援などの事業は東日本大震災に限らずどの災害においても行う、これは私は非常に大事であるし、求めてま...全文を見る
○田村(貴)委員 訪問する、声をかける、そして孤立感をなくしていく、これは非常に大事な取組であります。  先日、宮城県の石巻市に行ってまいりました。そこで支援に当たっている方のお話を聞いたんですけれども、ある被災者が旦那さんが亡くなった、亡くなって、後を追って私も死のうと思って...全文を見る
○田村(貴)委員 ぜひその取組を継続して、そして拡充もしていただきたいというふうに思うわけであります。  質問ではないんですけれども、一つ提案事項がございます。  孤立する方をなくしていく、孤独感をなくしていくためには、やはり外に出るということが何よりも大事であります。お出か...全文を見る
○田村(貴)委員 海堀統括官、具体的にこれは知事会と一緒に仕事をしているということの理解でよろしいんでしょうか。  去年私が質問して、そのときからもう協議は始まっていると言ったんですけれども、大体、顔を突き合わせてどのぐらい協議されているのか。そして、今大臣から答弁があった半壊...全文を見る
○田村(貴)委員 どのぐらい協議されているんですか。
○田村(貴)委員 そういうテンポでされているというのであれば、ぜひ知事会のこの提言を実現に移す調査もされたいし、そして対策を前に進めていただきたいと思います。  全国知事会は提言を出しっ放しにさせるわけにはいかないというふうにもおっしゃっていますし、そういう話も聞いてまいりまし...全文を見る
04月11日第198回国会 衆議院 農林水産委員会 第6号
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○田村(貴)委員 日本共産党の田村貴昭です。  農地中間管理事業法の改正案について質問します。  この法律が成立した二〇一三年の日本再興戦略における農地集約の成果目標は、二〇二三年までに全農地の八割を担い手に集約する、集積するというものでありました。そのためには、年十四万ヘク...全文を見る
○田村(貴)委員 全ての合計額で答えてほしかったんですけれども。  今、全部を足しますと、一千百八十一億円になります。これに県費が加わることになります、自治体の費用が。これは推計なんですけれども、百六十三億四千五百万円。合計すると、一千三百四十四億五千四百万円。これだけの税金が...全文を見る
○田村(貴)委員 農地は、二〇〇九年度から二〇一三年度までで七万二千ヘクタール減少している。二〇一三年度から二〇一七年度まででは九万三千ヘクタール。これは、減り方が加速しているという状況であります。  皮肉なことに、耕地面積が減少すれば、数字としての集積率は、おのずとこれは上が...全文を見る
○田村(貴)委員 現実問題として、農地の集積を進めていく、目標値まで持っている。しかし、耕作面積、その分母となる耕作面積が減っているということは、これは事実なんですよね。これは大きな矛盾であります。  きょうは資料をお配りしているんですけれども、グラフ化してみました。  青の...全文を見る
○田村(貴)委員 ちょっと難しいんじゃないかと、私、言っているんですけれども。説得力ある答弁になっていません。  この八割目標というのは、これはいわゆる農水省のKPIという理解でよろしいんですか。
○田村(貴)委員 この目標を堅持していくこと自体、これを変えることによって誤ったメッセージを出していくと。しかし、下方修正目標というのもあるわけですよね。現実に即した目標とか施策を持たないとかみ合った議論にならないのではないかなというふうに思うわけであります。  この八割目標を...全文を見る
○田村(貴)委員 まだ議論していきたいと思いますけれども、大臣にお伺いしたいと思います。  食料自給率は下がる一方なんですけれども、それでも四五%への目標を政府は掲げているわけです。しかし、農地の集積を目指す中間機構事業において、農地が減っているということです。農地が減っている...全文を見る
○田村(貴)委員 果たして、そういう方向になっていくのかについては議論しなければいけないというふうに思います。  私も中国地方のある山間部を回っていろいろと農家の方からお話を聞いてきたんですけれども、農地を受け継ぐ人が全くいない、そして、ただでとってくれと言っても、みんな要らぬ...全文を見る
○田村(貴)委員 端末操作、このナビを実際に操作する人たちの研修が行われていない前に、もう公開されている、情報として。だから、更新もされない。  幾らかけたんですか。百五十一億円このシステムにかけたというふうに言われていますけれども、そうなんですか。
○田村(貴)委員 百五十一億円もの公費が投入されて、リアルタイム更新が三割だと。お粗末な話ではないかなというふうに思います。  そこで、お願いしたいのは、局長、無理強いをしないでいただきたい。農業委員会の職員の方、きょうもずっと議論に出ているんですけれども、体制が非常に大変だと...全文を見る
○田村(貴)委員 いや、更新されるためにはマンパワーが要るわけですよ。端末を操作して、そしてデータを更新する作業が要るわけですよ。そこで無理強いしてはいけない、だから、そういう面でマンパワーとそれを支える財政的な支援が必要ではないかと言っているわけです。頭をやわらかくするなんて、...全文を見る
○田村(貴)委員 次回また議論させていただきます。  きょうはこれで終わります。ありがとうございました。
04月17日第198回国会 衆議院 国土交通委員会 第7号
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○田村(貴)委員 日本共産党の田村貴昭です。  早速質問に入らせていただきます。  建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律の一部改正案について質問します。  国のエネルギー基本計画では、二〇二〇年までに新築住宅・建築物について段階的に省エネ基準への適合を義務化するとし...全文を見る
○田村(貴)委員 義務化見送りに対して、住宅の省エネルギー性能向上などに努める六団体は反対の声を上げているわけであります。  例えば、気候変動は待ったなしなのに対策を後退させてどうするのか、そもそも閣議決定された基本方針ではなかったのか、住宅の温熱環境の改善は国民の健康の問題で...全文を見る
○田村(貴)委員 そのパリ協定の目標達成なんですけれども、建築分野では、二〇三〇年までに二〇一三年比でCO2を二六%削減しなければならない、IPCC一・五度目標の提起も受けて、さらなる削減量を追加していかなければならない状況にあるにもかかわらず、義務化の無期限延長をするというのは...全文を見る
○田村(貴)委員 引き続き捜していただきたい。局、部、課においても、それから、インターネット、メール等の中に入っている可能性もありますので、引き続き捜していただきたいと思います。  これはこの問題の根幹の部分ですよ。国土交通副大臣がそんたくをした、総理と副総理にそんたくをした、...全文を見る
○田村(貴)委員 これは、大臣、私もなかなかの要望書だなと見たわけですけれども、安倍総理を始め大臣経験者、政権与党の議員十四人が名前を連ねているわけですよね。これは大事な案件だとは思われなかったんでしょうか。記憶もない、面談記録もない、これは信じがたい話であります。  では、大...全文を見る
○田村(貴)委員 そっけない対応をしたのではないかと言われますけれども、時系列から見たら、やはり、安倍総理がわざわざ名前も書いている、そして第二関門橋建設促進と言ってきている、そして大臣経験者がこれだけ名前をそろえて関門地域の人たちが要請している。むしろ、しっかりとインプットされ...全文を見る
○田村(貴)委員 それだけなんですか。  それは、凍結をして、そしてこれを解凍して、そして今から予算化していくという大きな政策転換の話のときに、余りに具体性に乏しいと言わざるを得ません。  凍結したものを解凍して動かすのであれば、それは、政府は答弁も方針も受け継いできているわ...全文を見る
○田村(貴)委員 大臣、私が言ったのは、冬柴大臣が、財政上の問題、効率的な道路整備のあり方に照らして凍結すると言ったんです。ですから、これを覆すちゃんとした理由はあるんですかと聞いているんですよ。
○田村(貴)委員 先日、野党合同で、この下関北九州道路の現地調査を行ったところであります。  地元の方は、PFI方式、私も二年前に大臣に質問したときに、こういったことも出ているからゼロベースだというふうに言われたんだけれども、二キロですよ、海峡をまたぐ二キロの橋をPFI方式で果...全文を見る
○田村(貴)委員 じゃ、国が主体となって事業を進めるということではないんですね。  これは、では、国交省の方に伺います。どうなんですか。
○田村(貴)委員 結局、当時の政府の意思、効率的な道路の整備のあり方に照らして事業を再開するに当たって調査費をつけた、この合理的な理由はないわけなんですよ。  二〇一四年二月十九日、時の太田国交大臣、リダンダンシーとかに国が合わせて主導していくということでもありません、ですから...全文を見る
○田村(貴)委員 いつの話ですか。
○田村(貴)委員 雪で十七分間、関門橋が通行どめになったと。  そこから数キロ離れたところに新しい海峡型の道路を建設するという構想の予算化なんですよ、調査の。  じゃ、今度新しく、数キロしか離れていないところの道路にも同じ大雪が降る、積雪がある、ここの道路は通ることができるよ...全文を見る
○田村(貴)委員 局長、質問をちゃんと聞いてください。私、今詳しく言いました。数キロしか離れていないところにもし橋梁型の下関北九州道路をつくったときに、同じ気象条件があって、同じ災害があったときに、こちらの方は通ることができる、通行料金を払って道路を進行していいというふうなことが...全文を見る
○田村(貴)委員 結局、回答がないわけですよ。明確な根拠もないわけですよ。  私、ここに暮らしていますけれども、本当に、一つ大きな地震があったときに、熊本地震でもそうですよ、あのときはインフラが全部ストップした。新幹線もとまり、高速道路もとまり、そして一般道は大渋滞になる。災害...全文を見る
○田村(貴)委員 その前に、大臣、関門会からの要請が自分には影響していないと言われた。だとするならば、あのときの応接、面談記録、それから、その文書そのものの保管状況、そして担当部署に対する保管とか指示、そうしたものが何で明らかにされないんですか。  そして、大臣がいみじくも、自...全文を見る
○田村(貴)委員 そういう状況にある。  じゃ、ここのフローの中で、調査をしていく、そしてこのプロセス、これは国会には諮られるんですか。  二〇〇八年、冬柴大臣は、こういう路線を格上げするようなことが起こった場合には国会にもお諮りしなければならないと答弁されていますけれども、...全文を見る
○田村(貴)委員 たくさんの問題点そして疑問点はますます出てきました。引き続きこの問題について取り上げていきたいというふうに思います。  きょうは以上で質問を終わります。ありがとうございました。
04月17日第198回国会 衆議院 農林水産委員会 第7号
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○田村(貴)委員 日本共産党の田村貴昭です。  前回に引き続き、農地中間管理事業法の一部改正案について質問をします。  昨年十一月の規制改革推進会議農林ワーキング・グループの会議では、農水省は次のように法案に関する説明をしています。  転貸面積がここ二年間で極端に下がってい...全文を見る
○田村(貴)委員 四年間やってみて、真の話合いがされていなかったと今副大臣はおっしゃったけれども、そうした問題点がいっぱい出てきたということじゃないでしょうか。  二〇一三年五月三十日の規制改革会議、ここで農水省は次のようなことを発言しています。個別の相対的な手法だけではなかな...全文を見る
○田村(貴)委員 矛盾だと思いますよ。改善するところがある、多々あるからこういう提案をされているんじゃないんですか。  それから、農地中間管理機構というのは、地域の話合いで担い手を探して決めるようなやり方では外からの企業参入を阻害する、こういう発想から議論が始まっているわけであ...全文を見る
○田村(貴)委員 官邸からの方針が丸ごと踏襲される流れにあるから、私はこういう指摘をしているわけであります。  今度の法改正に当たって、現場からは、じゃ、今までは一体何だったんだ、この数年間は何だったのかというような声が出ているわけであります。  資料をお配りしています。 ...全文を見る
○田村(貴)委員 さあ、そうでしょうか。結局、円滑化団体の実績は取り込んでいきたいというような中身ではないかと思います。  農業委員会のことについても質問します。  利用状況報告の廃止に関して、都道府県への報告を廃止したとしても、担い手が機構から農地を借り受ける契約というのは...全文を見る
○田村(貴)委員 農業委員会に役割をしっかり持ってもらうということであります。  ただ、この法律ができる段階のときに、各県の農業委員会組織が農地の借受けルールの策定、変更の際、都道府県農業会議の意見を聞く、この規定の導入を求めたんですけれども、政府はこの導入を拒否しました。それ...全文を見る
○田村(貴)委員 円滑化団体にも、それから農業委員会にも頑張ってもらうという理解でよろしいんですね、はい。そうしたら、改める点はたくさん出てくると思いますよ。  目標値についてもお伺いしたいなと思っております。  耕地面積に占める担い手の割合、集積率を八割に引き上げていくと。...全文を見る
○田村(貴)委員 過去の一時点を起点としていないと。  資料を配らせていただきました。  これは、農林水産省が全国にも示している数字であります。年間集積目標面積、赤枠で囲っていますね、四十七都道府県別に。この数字は、試算の仕方、積算の仕方は下に書いているとおりでありますけれど...全文を見る
○田村(貴)委員 ある自治体に行ってお話を聞いたら、その自治体の集積率が二割程度にとどまっている、そうしたら、本県の目標が四割だと言われるわけですよ。そういうことになっているんですよ、都道府県にしてみたら。だから、どうやって八割に上がるのか。都道府県の段階で、県の段階でそう言われ...全文を見る
○田村(貴)委員 大臣、最後にお尋ねしますけれども、地域で話合いを重視すると言われました。それから、手続も簡素化していくということであります。ならば、農地中間管理機構、もう必要性はないのではないかと思いますけれども、いかがですか。
○田村(貴)委員 いよいよ問題と矛盾が大きくなった、これが明らかになったということを指摘させていただいて、きょうの質問を終わります。
04月18日第198回国会 衆議院 農林水産委員会 第8号
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○田村(貴)委員 私は、日本共産党を代表して、農地中間管理事業の推進に関する法律等の一部を改正する法律案に反対し、ただいま提案のありました立憲民主党提出の修正案に賛成する立場から討論を行います。  原案に反対する理由の第一は、農地中間管理機構自体、必要がないからです。  機構...全文を見る
04月25日第198回国会 衆議院 本会議 第21号
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○田村貴昭君 日本共産党の田村貴昭です。  私は、日本共産党を代表して、国有林野の管理経営に関する法律等の一部を改正する法律案について質問します。(拍手)  本法案の目的は、昨年の通常国会で成立した森林経営管理法の、意欲と能力のある伐採業者の育成にあります。  昨年の審議の...全文を見る
05月08日第198回国会 衆議院 農林水産委員会 第9号
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○田村(貴)委員 日本共産党の田村貴昭です。  日米自由貿易協定について質問します。  先月二十六日、日米首脳会談が行われました。トランプ大統領は、この交渉の中で、日本は非常に巨額の関税を農産品に課していると批判しました。そして、その関税を撤廃したいと要求したのであります。 ...全文を見る
○田村(貴)委員 いやいや、トランプ大統領のその発言というのは、TPPと同等かそれ以上の関税の引下げと市場の開放が念頭にあるわけですよ。農務長官もそう言っているじゃないですか。  トランプさんは、農産品について、非常に力強く議論することになると強調しています。五月中に妥結可能か...全文を見る
○田村(貴)委員 そうした安倍政権の弱腰とも見える姿勢に、やはり生産者は納得していないというふうに思うわけであります。厳しい目を向けていますよ。  日本農業新聞の農政モニター、これは四月二十五日まとめでありますけれども、安倍内閣の農業政策を評価しない、六八・五%。多数を占めてい...全文を見る
○田村(貴)委員 従来と一緒の答弁なんですけれども、そういう事態では今ないということを私は今申し上げてきたところであります。日本の農業、大ピンチではありませんか。  メガ貿易協定の相次ぐ発効に伴って、農産物の輸入拡大に懸念の声が広がっています。そして、セーフガードの議論も頻繁に...全文を見る
○田村(貴)委員 わかりました。  そのセーフガードについて質問しますけれども、牛肉の輸入量が増加しています。資料を配付していますけれども、二〇一七年度の牛肉の輸入量は五十七万一千六百六十四トンであります。二〇一八年度は六十一万九千七百五十三トン、一〇八%の上昇を見たところです...全文を見る
○田村(貴)委員 あと一万一千九百七十七トンで発動されていたというふうな状況まで輸入量が増加しているわけなんですよね。セーフガード基準に迫る勢いで冷凍牛肉が日本に入ってきているということです。  昨年十二月にTPPが発効し、関税が下がって、カナダやニュージーランドなどの冷凍牛肉...全文を見る
○田村(貴)委員 いやいや、これから重大な影響が、損害が起きるのではないですかと聞いているわけですよ。  TPP発効以降、EPAの後、スーパーに行ったら、もうすごいセールですよ。TPP発効記念セール、それから日欧EPA記念セール、こういうことをいっぱいやっているわけですよね。そ...全文を見る
05月09日第198回国会 衆議院 農林水産委員会 第10号
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○田村(貴)委員 日本共産党の田村貴昭です。  国有林野の管理経営法の改正案について質問します。  まず、ずっと議論されている樹木採取権者についてお伺いします。  去年の林政審の速記録を読ませていただいたんですけれども、この樹木採取権者の対象についてです。「大手の方を入り口...全文を見る
○田村(貴)委員 対象に入るということであります。  そして、その樹木採取者に最長五十年の伐採権を与えるということであります。複数の伐区、それから数百ヘクタールに及ぶ森林を一手に担わせる。ですから、この林政審の説明では、逆に言うと、その規模が大手企業にとって魅力ある規模なのかわ...全文を見る
○田村(貴)委員 契約書を交わすんですね。そして、樹木を植栽するという同意は文書にして提出されるんですね。どうなんですか。
○田村(貴)委員 そういうのを空約束と言うんですよ。これは係争になったらどうするんですか。担保はないじゃないですか。  林政審の議論の中で、この先、木材需要が大幅に、かつ長期的、継続的に広がっていくことが見込まれる場合には、より長期の、大面積の権利を設定させていただくこともあり...全文を見る
○田村(貴)委員 でも、説明の資料は、五十年周期、そして標準伐期は五十年と書いているじゃないですか。ここが基本となるわけですよ。  そういうやり方で今からこういう「望ましい森林の姿」に変えていくとどうなっていくかということについて質問したいと思いますけれども、国有林の二〇一七年...全文を見る
○田村(貴)委員 一方で、林野庁の資料によれば、国有林の立ち木の販売価格は、二〇一七年度、一立米当たり二千六百円となります。一ヘクタール当たりの立ち木の量というのは平均で五百立米としてありますので、一ヘクタール当たり百三十万円の販売額というふうになります。百三十万円の販売額に対し...全文を見る
○田村(貴)委員 戦前、大規模に皆伐してしまいました。そして、戦後、一斉に造林したものの、今から短伐期そして皆伐でやってしまったら、やはり林業は衰退する一方だというふうに指摘せざるを得ないと思います。  私たちは、短伐期皆伐の施業を木材生産の中心にすることはもう改めるべきだとい...全文を見る
○田村(貴)委員 基本的な方向性が違いますので、私たちはこれを主張していきたいと思います。  そして、こういうやり方では経営的に維持できない、また借金、赤字を抱えてしまうということに加えて、自由貿易協定、経済連携協定であります。TPP、EPAでどうなっていくのか。林産物の関税、...全文を見る
○田村(貴)委員 需要があるのか、需要をつくっていくのか、この議論については次にさせていただきたいと思います。  きょうは質問を終わります。
05月10日第198回国会 衆議院 環境委員会 第5号
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○田村(貴)委員 日本共産党の田村貴昭です。  アスベスト対策について質問をします。  二〇二〇年から二〇四〇年にかけて、建築物の解体に伴って、石綿、アスベストの排出量がピークを迎えることになります。急いで対策を進めていかなければならないし、対策を強化しなければなりません。 ...全文を見る
○田村(貴)委員 私も見たことがないので、見に行ってまいりました。福岡労働局に導入されました。そのときに、普通の建設解体現場にあった建設廃材を、飛散防止対策をした上で、労働局でアスベストアナライザーで検出があるのかどうか、ちょっと試行させていただいたんですよ。そうしたら、びっくり...全文を見る
○田村(貴)委員 今の質問は、今お答えになったのは私の次の質問なんですね、私がお伺いしたかったのは、どこでも見られる建設解体現場、これが調査も把握もなしに、そして飛散されている、こういう状況をやはり食いとめることができるのかという素朴な疑問なんですけれども、それはいかがですか。
○田村(貴)委員 そのアナライザーは、例えば建設従事者の方が、この現場、ちょっと問題あるかなといったときに、労働局なら労働局、それから自治体なら自治体で、ちょっと見に来てくれぬかといったときに、その計測機械があったら瞬時に判定できるから、これをもって施主さんとかそれから施工者の方...全文を見る
○田村(貴)委員 建物の調査、それから除去対策についてお伺いします。民間建築物千平米以上の調査、建物、建築物についてです。  二十六万二千棟の調査対象があって、アスベストの使用がないということが確認されているものは二〇一七年度末までに約二十四万棟で、対応率は九一・四%と伺ってお...全文を見る
○田村(貴)委員 私は地元が北九州市なんですけれども、この間、北九州市役所で聞いたら、一千平米以上のものについては全て対応済みだというふうに伺いました。急いで確実に進めていただきたいと思います。  あわせて、では、一千平米未満の建物について、この調査の取組について教えていただけ...全文を見る
○田村(貴)委員 環境省にお伺いします。  住宅・建築物安全ストック形成事業の、建物、民間建築物に対するアスベスト含有調査、アスベスト除去、この事業についてであります。  去年もお伺いしましたけれども、創設している自治体は政令市を除くと三百五十三市区町村で、全一千七百二十二市...全文を見る
○田村(貴)委員 今私の方から要望したことは、ぜひ検討していただきたいなと思います。実態がやはり進んでいないというのが現実なんですね。  それから、更に国土交通省に伺いたいと思いますけれども、いわゆるアスベストが入っていた、含有されていた建材なんですけれども、三つのレベルに分け...全文を見る
○田村(貴)委員 しかし、それは、現場においては、寸法を合わせて切断して穴をあけるわけですから、それは誰が考えても、そこから出てしまうというのは明らかなんですよ。それは、長い歴史の中であったということです。  もう一つ。建築基準法で認められてきたんですよね、今答弁があって。建築...全文を見る
○田村(貴)委員 そうすると、やはりかなり最近まで使われてきたということですよね。建築基準法上でやはり認められてきたから使ってきた。危険性が知らされながら、長い間、建築基準法でアスベスト含有建材の使用を奨励し、そして規制をしてこなかったというのは、これはやはり、現場においてはこう...全文を見る
○田村(貴)委員 しかし、不燃材である、そして使用を認めてきたわけですから、それが本当この間まで認められてきたわけですからね。それで、吸入してしまって、今発病している人、これから、発病している人、出てくるわけなんですよ。これはやはり長い歴史的な問題だと思いますよ。国土交通省だけ責...全文を見る
○田村(貴)委員 大きい自治体とか県レベルは進むかもわからないんですけれども、やはり市町村、支援が必要なところは、ぜひ国の方からも支援もしていただきたいと思います。  大臣、今ずっと議論してきたんですけれども、やはり急がなければならないと思います。私が福岡労働局で建築解体現場か...全文を見る
○田村(貴)委員 まさにこの問題でイニシアチブをとっていただくのは原田大臣だというふうに思っております。よろしくお願いします。  続いて、ゲノム編集のことについて質問します。  ちょっと時間がなくなってまいりましたので、全部質問できないことをお許しいただきたいと思います。 ...全文を見る
○田村(貴)委員 その事業者が届けるという確約もないわけなんですよね。もう夏にも、ゲノム編集技術によって、例えば野菜とか出てくるというふうにも報じられているわけであります。  消費者庁、来ておられると思うんですけれども、その生産物が市場に商品となって出てくる。出てきたときに、ゲ...全文を見る
○田村(貴)委員 もう出回ってくるゲノム編集技術による野菜が、品質表示されるかどうかもわからないという状況であります。  さきに述べたように、デメリットがさまざまにある中で、法的規制もないわけであります。何よりも、判断すべき材料を今国民が持っていません。国民的な議論も行われてい...全文を見る
05月14日第198回国会 衆議院 農林水産委員会 第11号
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○田村(貴)委員 日本共産党の田村貴昭です。  参考人の皆さん、きょうは本当にありがとうございます。  早速、質問に入ります。  林野庁は、私有人工林において、現状、二〇一五年ですけれども、千五百万立方メートルの国産材供給が十年後に二千八百万立方メートルになると、KPIで示...全文を見る
○田村(貴)委員 次は、日高参考人にお伺いしたいと思います。よろしいでしょうか。  資料としていただいた「NJ素流協News」を読ませていただきました。この中で、日高さんが講師として述べられたことがまとめられているんですけれども、「九州では今莫大な量の木材を出しており、「再造林...全文を見る
○田村(貴)委員 私、国有林で、本当に荒い施業をしているところ、それから、大規模に皆伐してしまって、その後植林していないところを見ました。そういう懸念があるものですから、今度の法案の中身については、本当に十分審議しなければいけないなというふうに思っております。  続いて、日高参...全文を見る
○田村(貴)委員 そのバイオマスの話なんですけれども、続いて土屋参考人にお伺いしたいと思います。  資料として読ませていただいたUEDレポート、この中で先生は研究者の心配の声を挙げて、伐採の進展によっては森林が減少してしまう、国土保全上の問題が起きるという声も紹介されて、木材が...全文を見る
○田村(貴)委員 そうした中で、やはり切り過ぎの状況があり、これから短伐期で主伐をしていくという方向性の中にあって、そうすると、森林の多面的機能が損なわれるのではないか、再植林の保証はあっていくのかという問題にぶち当たっていくと思うんですけれども、最後に立花参考人に、切り過ぎでは...全文を見る
○田村(貴)委員 そうした林野庁の掲げる国産材の供給が、大規模な供給は可能だというお話も今出たんですけれども、野口参考人に改めてお伺いします。  やはり森林の多面的機能、これは非常に大事だというふうに思います。それから、先生が先ほど言われた、公益性に加えて公共性ですよね。ここの...全文を見る
○田村(貴)委員 私も、長伐期多間伐のやり方が、森林がCO2を吸収する役割をしっかり保っていけるんじゃないかなというふうに思っております。  同じ質問で、土屋先生、いかがでしょうか。今からの方向性の中で、三・九%、森にその役割を担わせる、地球温暖化対策、これがちゃんと維持し、そ...全文を見る
○田村(貴)委員 はい、わかりました。  先日のこの法案審議のときに林野庁の答弁でも明らかになったんですけれども、国有林一ヘクタールの再造林、保育にかかる費用が二百二十万円、これは一ヘクタール当たりですね、そして立ち木の販売額が百三十万円であると。なかなか国有林で採算がとれない...全文を見る
○田村(貴)委員 大変参考になりました。  四人の参考人の皆さん、ありがとうございました。  質問を終わります。
05月15日第198回国会 衆議院 農林水産委員会 第12号
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○田村(貴)委員 日本共産党の田村貴昭です。  国有林野管理経営法について、また、きょうは盗伐問題についても質問をします。  最初に、吉川大臣にお伺いします。  大臣、この委員会で栃木県に現地調査に行ったときに、ある森林組合の代表の方が、私見として、日本の森林、切り過ぎてい...全文を見る
○田村(貴)委員 ちょっと何か的が外れているような気がするんですけれども。  全体の中で、切れ切れとか、売れ売れというような状況をつくっては、絶対にあってはならないと思います。例えば、植栽はしない、路網は入れたら入れっ放し、そして、ただ木を切って売るだけ、こういう流れになったら...全文を見る
○田村(貴)委員 一部でやはり土砂が流れるなどの影響が出ているわけであります。しかも、一回皆伐してしまったら、植林しても木が育つには長い年月を要するわけなんですよ。ですから、私は、短期皆伐方式は問題があるとこの委員会で申し上げてまいりました。  昨日の参考人でありました全国素材...全文を見る
○田村(貴)委員 きのう、私、日高参考人に、県を挙げてとれとれという流れの中にあったんですかと言ったら、否定されませんでした。こういう流れの中にあって、参考人が言われたように、再造林が追いつかないというぐらいに木材を切り出して、そして搬出しているという状況があるわけなんですよ。こ...全文を見る
○田村(貴)委員 えらく悠長なことを言われていますね。  なぜ横行しているのか、なぜ盗伐がとどまらないのか。それは、取り締まらないからなんですよ、何度も言いますように。  警察庁、お越しいただいていますね。  後で紹介しますけれども、鹿児島県の出水市でも無断伐採、盗伐が発生...全文を見る
○田村(貴)委員 私は、受理をしない理由を聞いているわけなんですよ。  八十五世帯の方が被害に遭って、そのほとんどの方が、警察に被害届を受理してくださいと足を赴かせて行っているわけなんですよ。でも、あれやらこれやら理由をつけて受理してもらえないんですよ。  受理をしない理由を...全文を見る
○田村(貴)委員 被害者の方の心情に配慮するんだったら、被害届を受理してください。そして、今から言いますけれども、鹿児島県警に対しても、宮崎県警に対しても、犯罪捜査規範六十一条に基づいて、すべからく、被害届を出す意思がある国民に対しては、その被害届を受理するように指導してください...全文を見る
○田村(貴)委員 小里副大臣、吉川大臣に重ねて私はお願いしたいと思います。  今、やりとりして、林野庁長官は、盗伐にはいろいろな原因があるもの、そんな答弁ですよ。そして、警察庁においては、それは適切に処理されていると。これなんですよ。  私、ずっとこの問題をやってきたんだけれ...全文を見る
○田村(貴)委員 盗伐の問題はここで一つ区切りたいと思います。  少し法案に戻るんですけれども、きのうの参考人質疑で、信州大学名誉教授の野口俊邦さんは、目先の利益でやっていては将来に禍根を残しますというふうに述べられました。私もそのとおりだというふうに思います。  国有林の持...全文を見る
○田村(貴)委員 このように一気に切ってしまったら、CO2の吸収量は、それはふえるどころか減るじゃないですか。皆伐というのはそういうことなんですよ。  もう一問聞かせてください。  再生可能エネルギー、これによる発電で、固定価格買取り制度、FITが導入されたのは二〇一二年であ...全文を見る
○田村(貴)委員 まだまだ議論したいところなんですけれども、時間が押してまいりました。  今度の法案審議に当たって、国有林野管理経営法改正案を考える会といったところからチラシが届きました。私の事務所にもけさ届いておりました。法改正案に反対する声明というのが出されておりまして、「...全文を見る
05月16日第198回国会 衆議院 農林水産委員会 第13号
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○田村(貴)委員 私は、日本共産党を代表して、国有林野の管理経営に関する法律等の一部を改正する法律案に反対する立場から討論を行います。  反対する理由の第一は、本改正案が、国有林を活用して、さきに成立した森林経営管理法を補完するものであり、規制改革推進会議の狙う林業の成長産業化...全文を見る
05月17日第198回国会 衆議院 環境委員会 第6号
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○田村(貴)委員 日本共産党の田村貴昭です。  法案の質問の前に、先週取り上げましたゲノム編集のことについて質問をしたいというふうに思います。  DNAの遺伝情報を人為的に操作するゲノム編集には国民から心配、不安の声も多く、ゲノム編集食品の取扱いに関する政府の方針に消費者団体...全文を見る
○田村(貴)委員 役割はよくわかりました。  ただ、自然界でも起こり得るそういう事象については安全だ、そういうふうに断定していいものかというところに多くの国民の不安があるわけであります。  既に、血圧の上昇を抑制するトマト、あるいは毒成分のないジャガイモ、あるいは筋肉量をふや...全文を見る
○田村(貴)委員 情報提供だけ求めるにとどまるものもあるといったところですね。ここも心配材料です。  そして、もう報道等では、ゲノム編集食品、夏にも食卓へ、こうした見出しも躍っているところであります。こうした報道もあるんですけれども、今時点で申請されているものがあるんでしょうか...全文を見る
○田村(貴)委員 申請はまだされていないということですか。
○田村(貴)委員 それでは質問を続けますけれども、DNAを切断、欠損させただけのものは開発情報の提供を受ける。しかし、安全性については、開発者からの情報提供を受けるにとどまるという話ですけれども、それは何でですか。その理由について教えてください。
○田村(貴)委員 日本ではそういうふうな今取決めになっているということでありますけれども、DNAを切断、欠損させただけのゲノム編集というのは遺伝子組み換えではない、しかし、その生産品も含めて、世界各国・地域の対応と評価についてはどうなっているんでしょうか。教えてください。
○田村(貴)委員 国によって、考え方、そして扱い方が違うわけです。  EU司法裁判所においては、欠損させただけのゲノム編集であっても遺伝子組み換えとする判断がなされている。日本では、それを遺伝子組み換えには当たらないとして、開発者からの情報提供のみで、国としては、生物多様性にお...全文を見る
○田村(貴)委員 私は、科学の発展を否定するつもりは毛頭ございません。しかし、この問題は、人の口に入るものであります。動物の口の中に入る話であります。しかも、未知の領域の科学技術でもあります。しかも、生命倫理の範疇に属する議論にもなっています。商品化されれば、密閉された研究室ある...全文を見る
○田村(貴)委員 目標達成に、やはりフロンを使用し続けるうちにおいては、だめだ、できないというふうに考えます。新規製品におけるフロンの使用について、製品ごとに具体的に年限を決めて禁止していくことが、これは極めて重要であると考えます。  フロン排出規制法における製品ごとの環境影響...全文を見る
○田村(貴)委員 いや、現状がこうなっているので私は質問したんですよ。  必要に応じてじゃなくて、直ちに、やはり厳しい数値を設定することが必要であります。  グリーン冷媒のお話が出たんですけれども、経済産業省は、昨年のオゾン層保護法の審議の際に、低GWP、温暖化係数が低い冷媒...全文を見る
○田村(貴)委員 それは非常にわかりにくいと思うんですよね。  グリーン冷媒というふうにくくってしまうと、これはもう、そうしたらフロンガスが含まれていないんだろうと捉える向きもあるわけです。そのやはり区別というのはしっかりしないと、私は理解が得られないと思いますよ。  それか...全文を見る
○田村(貴)委員 ここは非常に大事なところですよね、取り組む上でも。これは、いわゆる一つの大きな課題だというふうに思います。  冷媒の回収口において一定の圧力になれば、フロンが残ったとしてもフロン回収済み証明書は交付されます。そうですよね。  重要なのは、フロンが残っているか...全文を見る
○田村(貴)委員 しっかり進めていただきたいと思います。  そして、検討して対応策をつくっていく上で提案したいと思うんですけれども、一定の回収をしたもののみにやはり証明書を発行していくという取組が大事だと思います。  既に、九五%以上回収できるフロン回収機器も存在します。そう...全文を見る
○田村(貴)委員 地球温暖化対策待ったなし、脱フロン、フロンをなくす、根絶する、この目標値を必ず持っていただくこと、そしてフロンの回収に実効ある措置をとっていただくこと、このことを最後に要望して、きょうの質問を終わります。
05月21日第198回国会 衆議院 本会議 第25号
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○田村貴昭君 私は、日本共産党を代表して、国有林野の管理経営に関する法律等の一部を改正する法律案に反対の討論を行います。(拍手)  反対する理由は、本法案が、大量伐採によって森林資源を枯渇させ、輸入の自由化と相まって、林業の衰退を招いた戦後林政の失敗を繰り返すものだからでありま...全文を見る
05月22日第198回国会 衆議院 農林水産委員会 第14号
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○田村(貴)委員 日本共産党の田村貴昭です。  きょうは、漁業と漁業政策について質問をします。  先日、青森県の大間で全国クロマグロ漁師サミットが開催されました。全国から四百人を超えるマグロ漁師さん、それから関係者が集結したところです。  そこで口々に語られたのは、クロマグ...全文を見る
○田村(貴)委員 最大限配慮するといっても、長谷長官、その説明が、沿岸漁業者、クロマグロ漁師さんたちを説得するものにはなっていない。もう何年も続いているわけですよね。現状が変わらず、それどころかどんどん悪くなる状況に対して、マグロ漁師が生計を維持できるように、将来に展望が持てるよ...全文を見る
○田村(貴)委員 しっかり意見を聞いていただきたい、そして、漁業者が参加する制度にしていただきたいと思います。  やはり、家族的操業をしている沿岸漁業者は、本当に日本の水産を守っておられます。頑張っておられます。大事にしていただきたい。  一方で、聞き捨てならない話を長崎の漁...全文を見る
○田村(貴)委員 水産庁はどうしますか。水産庁はどうするんですか。
○田村(貴)委員 漁業法に基づく、指定漁業の許可及び取締り省令三十三条に違反する、そうですよね。ですから、届出をしていないということは、違法操業になるわけなんですよ。これは、ちゃんと取り締まらないといけませんよ。  そして、何度も言いますように、資源管理を徹底して行って、そして...全文を見る
○田村(貴)委員 農業の経営体育成支援事業とは違うんですよね。融資とか、そういう貸付けじゃないわけなんですね。  これは不可抗力だったんですよ。ちゃんと漁具とかは倉庫になおしていた。その戸とかシャッターが高波で損壊してしまって、海に流されてしまった。強風によって吹き飛ばされてし...全文を見る
05月24日第198回国会 衆議院 災害対策特別委員会 第4号
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○田村(貴)委員 日本共産党の田村貴昭です。  最初に、災害関連死について質問します。  この四月から、政府として災害関連死の統一した定義を持つようになりました。災害関連死を生まない本腰を入れた取組、対策が必要であります。しかし、先月の私の質問に対する内閣府答弁では、現時点で...全文を見る
○田村(貴)委員 わかりました。  災害関連死、それから被災者の孤立化を防いでいくために有効な施策の一つが、被災者見守り・相談事業であります。  前回の委員会では、東日本の大震災の被災者がようやく仮設住宅から新しい家に移っていく、その過程での見守りの必要性を私は質問でさせてい...全文を見る
○田村(貴)委員 自宅再建あるいは復興公営住宅に移った後も被災者の見守り、相談活動が必要だとされるところの理由について、簡単に御説明いただけますか。
○田村(貴)委員 仮設住宅から退去後も必要だということですね。はい、確認できました。  それでは、この後提案予定の災害弔慰金法の改正案にかかわって質問します。  阪神・淡路大震災のときには、被災者生活再建支援法はありませんでした。なぜ二十四年がたっても返済していかなければなら...全文を見る
○田村(貴)委員 個々の災害で災害援護資金を借りざるを得なかった、借らざるを得なかったという方の償還状況についてどのような状況になっているかというのを聞きたかったわけなんですけれども、私の方から紹介させていただきますと、まず、私は福岡なんですけれども、福岡西方沖地震、あれから大分...全文を見る
○田村(貴)委員 全国知事会からの提言を受けて、今、内閣府と知事会の方で実務協議が進んでいるというふうには伺っているところであります。そうしたところに、今回の災害弔慰金法の改正案が出ているということです。長い年月をかけて、自分の資力に応じて千円だけでも、二千円だけでもと払ってこら...全文を見る
○田村(貴)委員 そうはいいながらも、やはり課題が残っている、その課題に向けて、やはり行政、政治の力で解決していかなければいけない、そのことを指摘させていただき、私の質問を終わります。
○田村(貴)委員 日本共産党の田村貴昭です。  法案の起草者にお尋ねをしたいというふうに思います。  阪神・淡路大震災のころには、先ほども指摘しましたけれども、被災者生活再建支援法はありませんでした。災害援護資金貸付けはあくまでも貸付制度でありました。そうした特別な事情があっ...全文を見る
○田村(貴)委員 他の災害、生活支援法の後の災害の返還される方の状況についても、その対応についてもしっかりと私たちは考えていかなければいけないというふうに思うところであります。  続いて、本法案によっても、行方不明者などの方がおられる、そして、自治体はそうした方々に対して、そう...全文を見る
○田村(貴)委員 残る課題についてもまた議論をし、そして、課題の解決、被災者の苦難の解決のために、やはり行政も国会も向き合っていかなければならないということを申し上げて、質問を終わります。
05月29日第198回国会 衆議院 国土交通委員会 第15号
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○田村(貴)委員 日本共産党の田村貴昭です。よろしくお願いします。  最初に、下関北九州道路について一点質問します。  五月十七日、下関北九州道路に関する予備的調査を野党共同で院に要請をいたしました。衆議院規則に基づく要請であります。  四月に、国土交通副大臣が、統一地方選...全文を見る
○田村(貴)委員 ぜひ、速やかにこれらの文書、資料が提出されるよう、委員長においてもお計らいをいただきますように要請をさせていただきたいというふうに思います。
○田村(貴)委員 JR九州の日田彦山線の災害復旧について質問します。  二〇一七年の七月、九州北部を襲った豪雨水害によって、福岡県、大分県では甚大な被害が生じました。北九州市と大分県日田市をつなぐJRの日田彦山線、この日田彦山線が、福岡県の添田駅、そして大分県の夜明駅、この間で...全文を見る
○田村(貴)委員 いやいや、それはおかしいですよ。今から述べていきますけれども、災害ですよ、災害だったら直ちに復旧する、これが基本じゃないんですか。  二〇一五年、この国土交通委員会でJR九州の完全民営化法案が審議されました。私もこの場で質問に立ちました。ちょうど答弁席には、参...全文を見る
○田村(貴)委員 上場をもって、完全民営化をもって合理化をしない、鉄道ネットワークはちゃんと維持していきますよと言ったのが、四年前の青柳社長のこの国交委員会での答弁だったんですよね。これはしっかり守ってもらわなくちゃいけないんですよ。  にもかかわらず、JR九州は、今、福岡県、...全文を見る
○田村(貴)委員 黒字の鉄道会社であっても、災害が多発しているから、これは国と行政の方で支援をしましょうと、全会一致で改正鉄道軌道法が可決されたんですよね。そして、このスキームが受けられることが今の答弁でもはっきりいたしました。  お伺いしますけれども、この改正鉄道軌道法は、バ...全文を見る
○田村(貴)委員 確認しました。バスではこの支援が受けられないということであります。  更に支援は深まるのではないでしょうか。  当初七十八億円の被災だというふうに言われました。うち、今福岡県が橋梁改修事業などで、既に二十二億円の支援措置が図られています。ですから、今、五十六...全文を見る
○田村(貴)委員 国土交通省の鉄道局はそういう認識かもわかりません。しかし、福岡県庁は、できるなら鉄道で再建をしていただきたいと言っていますよ。  それから、被災自治体、この日田彦山線というのは、北九州市から大分県の日田市まで、長い区間なんですけれども、被災路線というのは一部区...全文を見る
○田村(貴)委員 確認ですけれども、今の第二、第三彦山橋梁の修繕とか改修、これは国の方でぜひお願いしますと被災自治体の方は要望しているわけですけれども、それは検討に値するということでよろしいでしょうか。
○田村(貴)委員 今、五十六億円という復旧費用は確認されましたが、これが更に縮減、圧縮される見込みもあるということも確認しました。ぜひそういう方向に動いていただきたい。そうすれば、鉄道軌道法の支援によって、JR九州、自社の負担は十七億円ぐらいまでいくじゃないか、だからできるじゃな...全文を見る
○田村(貴)委員 四百六億円残があるということであります。だったら、その費用の中から、マックス五十六億、ミニマム十七億、私、今言いました、充てる資金というのはあるじゃないですか。  鉄道ネットワークの維持向上のために車両や鉄道施設に使うものですよね。この基金の三に書かれている費...全文を見る
○田村(貴)委員 鉄道事業者の判断ということなんですね。ですから、鉄道のネットワークの維持向上のために、被災路線のために、その被災した路線の復旧のために、その施設のために使ってはならない、そういうことではない、使うこともできるんだ、それは事業者の判断であることは今確認しました。そ...全文を見る
○田村(貴)委員 その議論のあり方が、被災自治体とそれから沿線住民、沿線自治体の思いとは離れたものになっているということをきょうわざわざ言っているわけです。  一つ確認しておきますけれども、JR九州の鉄道部門での経営状況について、今、二十九年度二百八十二億円の黒字というふうに伺...全文を見る
○田村(貴)委員 会社も単年度で黒字を出している、そして、復旧に充てる、そういう見込みも展望もあるということです。  最後に大臣にお伺いしたいんですけれども、災害で不通になった道路や橋が復旧されないことはありません。鉄道は災害が廃止のきっかけとなっているんです。地方創生が安倍政...全文を見る
○田村(貴)委員 その復興会議ですけれども、九州運輸局は参加していますよね。どういう立場で参加しているかというと、アドバイザーとして参加されているわけですよ。そのアドバイスの方向が、沿線住民と被災自治体の思いと乖離しているんです。  私は、福岡県の添田町の町長さん、東峰村の村長...全文を見る
05月29日第198回国会 衆議院 農林水産委員会 第15号
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○田村(貴)委員 日本共産党の田村貴昭です。  最初に、G20新潟農業大臣会合について、吉川大臣にお伺いします。  新潟農業大臣会合が、今月十一日、十二日に新潟市で開かれました。最終日に農業大臣宣言が採択されました。宣言文の二の八では、家族農業、小規模農家、女性、若者を特記し...全文を見る
○田村(貴)委員 わかりました。  そういう大臣宣言の中身、家族農業、小規模農家、女性、若者、大臣からは、しっかりと支えて、そして支援をしていくという決意が述べられたところであります。  だから、私は、日米貿易交渉も毅然とした立場で臨んでいただきたいということで、二十七日の日...全文を見る
○田村(貴)委員 これは重大問題なんですよ。四日間の滞在の中で安倍首相とのゴルフを楽しまれた後に、喜びの声をもってこういう発信をされているわけですよね。農水省はやはり確かめる義務があるんじゃないですか。こういう交渉の最中に、牛肉と農業で大きな進展があり、大きな数字が発表されると。...全文を見る
○田村(貴)委員 それでは農業者も国民も納得しないですよ。  アメリカはTPPに参加していない、米国はTPPに縛られていないと、そこまで明言しているわけなんですよ。やはり、しかと本意を聞いて、そして、その内容をすべからく国民と生産者に対して、消費者に対してちゃんと説明する義務が...全文を見る
○田村(貴)委員 今度の法案審議に先立って、私、鹿児島県の畜産、酪農農家の声を聞いてまいりました。食肉加工の現場にも入らせていただいて、見せていただきました。生産者の方が、外国の肉が入ってくるから二、三年で安くなっていくだろう、安くなったら若い農家は大変だ、輸入農産物で関税が下が...全文を見る
○田村(貴)委員 時間が参りました。  食料主権を確立するならば、際限のない輸入自由化に歯どめをかけていくこと、そして日本が本当の主権国家としてアメリカと対等、平等の関係を築いていくことが今まさに求められる、そのことを指摘して、質問を終わります。
05月31日第198回国会 衆議院 環境委員会 第7号
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○田村(貴)委員 日本共産党の田村貴昭です。  きょうは、エネルギー政策について質問します。  大臣、きょうは九州電力の原発とそれから出力制御のことについても質問しますので、最後にお答えいただきたいというふうに思います。  九州電力川内原発の特定重大事故等対処施設、いわゆる...全文を見る
○田村(貴)委員 そういう特定重大事故等の対処施設ができていないにもかかわらず、一番最初に、福島事故以降一番最初に九州で、川内原発で認めてしまったこと、なおこういう施設がないにもかかわらず稼働していること自体が問題であると思います。  もし川内原発が仮に停止となった場合の九州に...全文を見る
○田村(貴)委員 仮に川内原発が停止になったときに、かわる原発というのはもうないわけなんですね。そして、火力発電とか他のエネルギーによって賄っていくということになるとするならば、原発をとめたっていいじゃないですかということになるわけです。  更田委員長、ずっと報道もされているん...全文を見る
○田村(貴)委員 確認しました。  九州電力において、太陽光発電における出力制御がずっと続いております。私、この問題、この委員会でもただしてまいりましたけれども、昨年秋からの出力制御の状況について説明をしてください。また、出力制御にあっている事業者、停止回数、そして売電ができず...全文を見る
○田村(貴)委員 十月十三日以降五十六日ということでありましたけれども、四月一日以降は何日になりますか。
○田村(貴)委員 そうすると、きょうが五月の末ですから、二日に一遍出力制御になっているという状況ですよ。そして、接続している太陽光発電の量に対しての抑制量も大きく上がっている、ことしになって。まさに出力制御が常態化している。これは私は重大だというふうに思います。そして、原発は何が...全文を見る
○田村(貴)委員 いやいや、諸外国では、電力別に出力を抑制していく、そういうやり方もあります。日本のように、最後の最後に停止を求める、原発が一番優先される優先給電ルール、これはやはり時代おくれであります。そういう指摘をする識者の方もおられます。あらかじめ電源別の順位を決めずに、市...全文を見る
○田村(貴)委員 確認しますけれども、十から五百キロワット未満の設備について、これも制御の対象としていくことの検討があっているんですか。それはもう決まったんですか。
○田村(貴)委員 そうすると、太陽光発電の事業者に対して、事業所に対して接続をこれからもふやしていきたいとする今の答弁と矛盾するじゃないですか。接続をふやしていきたいというのに、接続はどんどん減っているわけですよ。更にその対象もふやしていくというのは矛盾していませんか。
○田村(貴)委員 去年の臨時国会で、私、この問題を質問しましたけれども、去年の当時の九州電力のホームページ、そして今現在の九州電力のホームページから見ますと、接続検討申込み、これが、二百六十五万キロワットから百二十三万キロワットに下がっている。接続契約申込みも、三百万キロワットか...全文を見る
○田村(貴)委員 いろいろいろいろおっしゃるんだけれども、私がきょう指摘した問題を解決する方向性が示されていないんですよ。  最大の問題は、大臣、やはり原発ですよ。  川内原発が二基で百七十八万キロワットです。玄海原発が一基で百十八万キロワットです。合計二百九十六万キロワット...全文を見る
○田村(貴)委員 再生、自然エネルギーの拡大を一番阻害しているのは原子力発電所にある、原子力発電にある。ですから、私は、原発最優先の優先給電ルール、これは見直すべきだということを強く要求して、きょうの質問を終わります。      ————◇—————
○田村(貴)委員 日本共産党の田村貴昭です。  提出者、それから環境省の方に質問をします。  動物愛護、管理の問題を考えるときに、私は、やはり殺処分を減らしていく、殺処分ゼロ、これを目指す取組が何よりも大事であると考えております。  今回の法改正は、殺処分ゼロに向けて、なく...全文を見る
○田村(貴)委員 生方議員、私も、地方議員をしているときに、大分前なんですけれども、動物管理センターで、その場を見る機会がありました。多数の犬、猫が一気に殺処分されるということは、本当に胸が苦しくなり、何としてでもこの状況をなくさなければいけないと、その当時の思いは今に生きており...全文を見る
○田村(貴)委員 それが、今まで長い期間これが実施されなかったという期間も含めたら、なぜまだ二年もなのかということの課題は残るかなというふうに思います。  多頭飼育の崩壊の問題もあります。多頭飼育崩壊の場合は、飼っている人が、例えば認知症や失業などで社会的に孤立を深めてしまった...全文を見る
○田村(貴)委員 わかりました。  続いての質問でありますけれども、動物の殺傷、虐待に対する罰則についてであります。  懲役五年以下、罰金五百万円以下に引き上げた理由について説明をいただきたいと思います。  また、その虐待等に対して、また殺傷に対して、厳罰化してもこうした動...全文を見る
○田村(貴)委員 厳罰化をもってしてこの問題は解決できないというところ、もうちょっと時間があったら、最後、生方議員にもお尋ねしたいと思うんですけれども、その前に、マイクロチップの装着の義務化について、マイクロチップの装着がなぜ必要なのか、そして、ちょっと通告にないんですけれども、...全文を見る
○田村(貴)委員 そのチップの装着の有無をもってして悲劇が生まれないということを私は望みたいというふうに思います。  それから、動物愛護センターの設置など都道府県等における業務拡充が図られること、これは非常に重要だというふうに考えております。必要な職員の確保、それから自治体職員...全文を見る
○田村(貴)委員 私は、動物の殺傷、それから虐待、遺棄等々の行為はやはり許されないというふうに思います。これをなくすためには、やはり知恵を寄せなければいけないと思います。厳罰化もその方法の一つかもわかりません。小宮山議員から、抑止と抑制力の効果があるというふうにもありました。 ...全文を見る
○田村(貴)委員 今の項目、論点についても、私たちも議論をして、そういう方向については基本的に了承したということであります。もう一つは、やはり、もっと大きな問題が潜んでいるということも含めて、また考えていかなければいけないというふうに考えております。  以上で質問を終わります。...全文を見る
06月04日第198回国会 衆議院 環境委員会 第8号
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○田村(貴)委員 日本共産党の田村貴昭です。  浄化槽法の一部改正案について質問します。  浄化槽の維持管理、これは非常に大事であります。そして、単独浄化槽から合併浄化槽への転換を図ることも、これも非常に重要だと私も我が党も受けとめております。  そこで、お尋ねしていきたい...全文を見る
○田村(貴)委員 五人槽の浄化槽を新たに設置する場合には百四十万円ぐらいの費用がかかるということでありました。  単独浄化槽の撤去について、また宅内配管については、ほぼ満額の補助があるというふうに伺っています。  では、合併浄化槽本体の購入それから設置工事費の自己負担というの...全文を見る
○田村(貴)委員 個人の合併浄化槽を設置する場合に四割の補助がある。市町村設置型では九割ですよね。ところが、個人の場合は四割の補助である。これは一つの大きな問題になっているわけなんですね。ですから、合併浄化槽を入れたいんだけれども、お金の負担の問題があって、しかも、五人槽の場合だ...全文を見る
○田村(貴)委員 提案者にお尋ねします。  確認なんですけれども、この改正案の中で、個人の合併浄化槽の本体購入費用、それから設置に対する新たな支援は盛り込まれているのですかと私は聞いているんです。
○田村(貴)委員 改正によって期待されるということなんですよね。ですから、一番自己負担で大きなものになっている合併浄化槽の本体部分、ここに対する支援がやはり問われる。ここを、道を前に進めていかないと問題が解決しないと思います。  環境省にお伺いしますけれども、いわゆる六割の自己...全文を見る
○田村(貴)委員 期待される本体部分の上乗せ、拡充についてはなされないということでありました。  二〇一九年度予算では、宅内配管工事への助成が三十万円、上限三十万円で新設されました。そして、百人以内の共同浄化槽に対して、また、個々の家との接続に対しても助成対象とされました。これ...全文を見る
○田村(貴)委員 法改正があってもなくても政府予算というのは執行されるということでありました。これも確認しておきます。  本改正案の問題点の一つに、罰則規定がございます。負担がかかるとの理由で、転換したくともできない人がいます。今も申し上げました。その人にも、都道府県が転換の命...全文を見る
○田村(貴)委員 今お答えありましたように、この改正案の附則十一条の三、必要な措置をとるよう勧告を受けた者が、正当な理由がなくてとらなかった者に対して罰則がある。そして、経済的な理由、ここについては、負担の問題、ある人については、この正当な理由ととることができるというふうな回答だ...全文を見る
○田村(貴)委員 であるならば、正当な理由であるというのは、経済的理由であるとか、そうしたところをやはり付していただきたかった、挿入していただきたかったというふうに思うわけであります。  単独浄化槽、全国三百九十一万基あって、この合併浄化槽への転換が進んでこなかったその理由は何...全文を見る
○田村(貴)委員 その政府の措置は異議を唱えるものではありません。ただ、やはり、合併浄化槽を設置する場合に大きな費用となるのは、本体、そして設置費用であります。これは、単独浄化槽の設置者である方が高齢化しているという現状から見たら、やはり六割負担というのはかなり厳しい。ここに着手...全文を見る
○田村(貴)委員 議論してまいりました。  今回の改正案においては、費用負担の改善を行うものとはなっておりません。その一方で、転換を行わない所有者に対しては、罰則をもって勧告、命令を行うこととなっているわけであります。ここは問題であります。こうした問題があり、賛成できないという...全文を見る
06月05日第198回国会 衆議院 農林水産委員会 第16号
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○田村(貴)委員 日本共産党の田村貴昭です。  最初に、吉川大臣にお尋ねします。  本委員会でも、先月の日米首脳会談については何度も取り上げられました。しかし、日米間で何が確認されたのか、農産物は、牛肉はどうなっていくのか、これは全然わかりません。国会でも明らかにされないのは...全文を見る
○田村(貴)委員 やはり何もわかりません。こうなった以上は、やはり総理から直接お話を聞かなければなりません。  与党におかれましては、野党が要求している、総理出席のもとでの予算委員会を開催してください。  それから、武藤委員長、本委員会でも、総理出席のもとでの集中審議を野党は...全文を見る
○田村(貴)委員 続いて質問します。  五月二十二日の委員会で、大中のまき網などの漁船団がイカ釣り船の集魚灯を使って違法に操業していることについて、私は事実を示して質問をいたしました。  水産庁長官は、違法操業しているのは知事認可の漁船だから県が取り締まるもので、国は見守ると...全文を見る
○田村(貴)委員 担当者の方にもお伝えしましたけれども、イカ釣り機を、巻き上げ機をつけていないイカ釣り船がなぜそこにいるのか、国の、大臣認可のまき網船と一緒になぜそこに停泊しているのか。そうしたら、何かやっているんだろうということになるわけですよ。しっかりと取締りを強化していただ...全文を見る
○田村(貴)委員 いろいろ言われましたけれども、これは農水省の制度ですよね。市町村がどうのこうのと言われたけれども、農水省の制度ですよ。そして、制度としてアピールされてきたじゃないですか。準備型で就農前に二年間、経営開始型で就農後に五年間交付金が受けられるから、安心して、農業につ...全文を見る
○田村(貴)委員 続きは、この後予定されている法案審議の中でまたさせていただくということで、質問を終わります。
○田村(貴)委員 日本共産党の田村貴昭です。  棚田地域振興法案について提案者に質問します。  まず最初に、議連などの中で審議されたときに示された資料です。棚田地域振興法案の基本的考え方という資料では、「農業生産活動のみに着目・依存した棚田の維持は、極めて困難で非現実的でない...全文を見る
○田村(貴)委員 確認しますけれども、棚田で米はつくらなくても、地域が何らかの形でにぎわえばそれでいいということではないですよね。確認したいと思います。
○田村(貴)委員 棚田での農業自体を直接支援する財政支援制度が盛り込まれていません。どうしてでしょうか。ここは必要ではないかなと私は考えるんですけれども、その理由について教えてください。
○田村(貴)委員 具体的な施策となると、例えば、内閣府の地方創生推進交付金であるとか地域おこし協力隊、また、文部科学省の体験活動推進事業や、農水省であるならば強い農業・担い手づくり総合支援交付金といったようなメニューが示されています。  しかし、これはやはり既存の施策ですよね。...全文を見る
○田村(貴)委員 農家に対する直接支援、所得補償も含めて、これは検討していかなければならないということを申し上げて、質問を終わります。
06月07日第198回国会 衆議院 環境委員会 第9号
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○田村(貴)委員 日本共産党の田村貴昭です。  まず、提案者に質問します。  今回、動物看護の対象を飼育動物全般とせずに愛玩動物に限定したのは、いかなる理由によってでしょうか。簡潔にお答えいただきたいと思います。
○田村(貴)委員 必要性とその議論については、やはり深めていく余地というのはいっぱいあるわけなんですよね。時間があればちょっと後で指摘したいと思うんですけれども。  獣医師法第一条では、「獣医師は、飼育動物に関する診療及び保健衛生の指導その他の獣医事をつかさどることによつて、動...全文を見る
○田村(貴)委員 公益的役割があるし、それが追求されなければいけないと。  そうであるならば、やはり愛玩動物看護師は、認定動物看護師以上にしっかりとしたものでなければならないと思います。単にスライドするということであってはならないと思います。  引き続き提案者に質問しますけれ...全文を見る
○田村(貴)委員 今提案者の方から答弁があった、採血、投薬、それからマイクロチップの挿入、それからカテーテルによる採尿、こうしたことについては、法案のどこにも書いていないわけなんですね。そして、今からこれを決めていくと。伺えば、獣医師会と動物看護職協会との間で今協議中だというふう...全文を見る
○田村(貴)委員 しっかり監督の役割を果たしていくということですね。  次に、農水省にお尋ねします。  試験というのは、愛玩動物看護師を目指す全ての受験生にとって公平で公正でなければなりません。例えば、試験委員の選任において、あるいは試験問題の作成等において、いかにして公平性...全文を見る
○田村(貴)委員 しっかり行うということであります。  提案者にお尋ねします。  愛玩動物看護師の輩出が始まったとして、国家資格を持たない従事者が職場から排除されてしまうのではないかという懸念については、いかがお考えでしょうか。
○田村(貴)委員 排除されてはいけないと思いますね。ここに対するやはり注視が必要だというふうに考えます。  ちょっと戻るんですけれども、農水省に、獣医師の資格試験については、例えばその質問づくりとか等においてどういうふうに苦慮されているか、努力されているか、そういったことについ...全文を見る
○田村(貴)委員 伺えば、質問づくりを、一人の試験委員には全権を与えないとか、そういった取組を踏襲していきたいというふうに伺っておりますので、そこはしっかりやっていただきたいというふうに思います。  まず、一番最初に鬼木議員から説明があった飼育動物全般についての考え方であります...全文を見る
10月24日第200回国会 衆議院 農林水産委員会 第2号
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○田村(貴)委員 日本共産党の田村貴昭です。  一連の大雨、台風災害によって犠牲になられた方々に謹んでお悔やみを申し上げるとともに、全ての被災者、そして被災農家の方々にお見舞いを申し上げます。  最初に、農業被害対策について質問します。  台風十九号では、三十八の都府県で農...全文を見る
○田村(貴)委員 一昨日、長野県に行ってまいりました。千曲市、長野市でリンゴの被害を見ました。果実被害の九八%ぐらいをリンゴが占めるということであります。  生産者からは、新矮化栽培用の苗木を急いで確保してほしいという要望等々、いろいろな被災地でいろいろな要望が上がっているとい...全文を見る
○田村(貴)委員 離農者を生まない、この視点から、対策を前に進めていただきたいと思います。  いろいろな問題があるんですけれども、丹精込めてつくられたお米が収穫後に農家の倉庫で水につかってしまった、こういう光景をテレビ等で見たときに、本当に胸が締めつけられる思いをいたすところで...全文を見る
○田村(貴)委員 まさか川が決壊するというふうに思っていなかった方はいっぱいおられると思うんですね。  河川が氾濫して水田に稲わらなどの漂流物が大量に堆積している問題、きょうの委員会でも議論がありました。営農再開の大きな障害となっています。  この対策として、集積所まで撤去す...全文を見る
○田村(貴)委員 農水省の方から、支援について、検討の発言が続いたんですけれども、大臣、もう一点だけ。  やはり、離農者を生まない、そのために、営農を断念する人が出ないためには、今の制度を前に進めないと解決できないと思います。制度を前に進めて、離農者を生まないように頑張っていた...全文を見る
○田村(貴)委員 続いて、日米貿易協定について質問します。  時事通信が今月十一日から十四日に実施した世論調査で、日米両政府が合意した貿易協定について聞いたところ、評価しないが三〇・九%で、評価する二九・三%を上回っています。  日本農業新聞のモニター調査では、日米双方に有利...全文を見る
○田村(貴)委員 先ほどの時事通信の世論調査で、どちらとも言えない、わからないという方が一番多くて、三九・八%なんですよね。中身を知ったら、これは大ごとやなと思われますよ。そして、これはやはりおかしいよと思う方はふえてくると思いますよ。  大臣今言われた牛肉の話、ちょっとしたい...全文を見る
○田村(貴)委員 ドラスチックという言葉を使われたんですけれども、大臣自身がそういうことを発言されているわけなんですよ。これは、価格はやはり暴落に近いような形で変化していきますよ。  大臣は、かつて、TPPの参加に断固反対する立場でおられました。きょうの委員会でも言明がありまし...全文を見る
○田村(貴)委員 対策を講じていく、それから大綱を改定していくという話だったんですけれども、その対策大綱は、これまでもTPP対策で四年やってきているわけなんですよね。四年やってきて、この間どうなったかということです。  国産牛、例えば乳用種、ホルスタインの雄ですね、肉用の国産牛...全文を見る
○田村(貴)委員 これは統計として、事実として、飼養頭数が減っている、それから肥育農家が減少している。対策を四年間打つ中でこういう現実であるということは事実なんですよね。これを踏まえて、今から対策大綱といっても、もう私は効果がない。生産基盤が台風によって、大雨によってこれだけ危機...全文を見る
○田村(貴)委員 大臣が言われたことはいいことなんですよ、周りで起こっていることは。しかし、もう一現象にすぎないんですよね。  そして、これ以上に農家の大規模化、コスト削減を押しつけることについて、どれだけのきつい思いに遭っていくかといったことを考えなければいけないと思います。...全文を見る
○田村(貴)委員 済みません。ありがとうございました。
11月06日第200回国会 衆議院 農林水産委員会 第5号
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○田村(貴)委員 日本共産党の田村貴昭です。  法案に入る前に、大雨、台風被害による農業被害対策についてお伺いをします。  まず最初に、ことし、九州北部豪雨、それから台風十五号、台風十九号始め、たくさんの災害に農家、農地が見舞われました。一連の災害における農業被害額の合計はど...全文を見る
○田村(貴)委員 従来にない対策をしっかり進めていただきたいと思います。  大臣、軽トラックとおっしゃったので、軽トラックの問題です。  軽トラックが数え切れないぐらいに被災しています。それで、農業用機械が水没したりして使えなくなれば、これは強い農業・担い手づくり総合支援交付...全文を見る
○田村(貴)委員 営農再開に欠かすことができない車である、これが調達できる、そして安心してきょうから乗り回せるということになれば、やはり復旧も加速的に進んでいくという観点に立っていただいて、いま一度検討していただきたいと思います。  法案について質問します。  資料をお配りさ...全文を見る
○田村(貴)委員 人は要求するけれども、定数増員は図らないという理解でいいんでしょうかね。  これまでの説明で、ワンストップという言葉を農水省の担当者の方から大分聞いたんですけれども、この法案を読むと、主務大臣や知事が証明書について発行することができると書いてあるだけなんですよ...全文を見る
○田村(貴)委員 やはり法律にちゃんと書かないといけないと思いますよ。  もう一問聞きますけれども、この法律がないとできないことというのは一体何なんですか。
○田村(貴)委員 スピードアップが図られるというけれども、今からやろうとしていることは現行でもやっていることであり、現行で全てできることですよね。窓口の一元化も、それから事務の煩雑さを解消する仕事についても、融資も、相手国との協議も、これは今の枠組みでもできる、別に新法がなくても...全文を見る
○田村(貴)委員 法の目的には、農林水産業及び食品産業の持続的発展に寄与すると書いてあるわけですね。持続的発展ができていない現状があるわけなんですよ。いろいろお話を聞いても、じゃ、今の農家の所得が向上するとか、それから農地や農業従事者がいかにふえていくのかといったところのビジョン...全文を見る
○田村(貴)委員 輸出拡大政策というのは、攻めの農政として、安倍政権のもとで位置づけられています。しかし、それは、足元の国内需要が外国産にどんどん攻められていることに対して目をそらした議論と言わなければなりません。  そのことを指摘して、きょうの質問を終わります。
○田村(貴)委員 私は、日本共産党を代表して、農林水産物及び食品の輸出の促進に関する法律案に反対の討論を行います。  本法案は、農林水産大臣を本部長とする司令塔組織として農林水産物・食品輸出本部を設置し、輸出促進の基本方針を定め、実行計画をつくり、政府一体となって輸出拡大戦略を...全文を見る
11月07日第200回国会 衆議院 外務委員会農林水産委員会経済産業委員会連合審査会 第1号
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○田村(貴)委員 日本共産党の田村貴昭です。  日米貿易協定について質問します。  まず最初に、協定案、審議の土台になる資料についてお尋ねします。  協定案が閣議決定されたのが十月二十三日で、この時点で、一番大きな影響を与える農業の影響試算は暫定値でしか示されませんでした。...全文を見る
○田村(貴)委員 今、国会で審議しているんですよね。まさにこの最中なんですよね。そのときに、一番大打撃を受ける日本農業については対策はできていない、その対策ができていないと正式な影響試算も出されない。これでは、やはりまともな審議ができないと私は思いますよ。出るころにもし国会が終わ...全文を見る
○田村(貴)委員 やはり審議の土台がないと言わざるを得ません。  委員長にお願いします。審議を行っているこの国会に直ちに正式な影響試算を提出するように要求していただきたいと思います。いかがですか。
○田村(貴)委員 牛肉のセーフガードについて質問します。  お尋ねします。そもそも、セーフガードというのは何のために設けられている制度なんでしょうか。
○田村(貴)委員 意義についてお伺いしたんですけれども、やはり国内産業に重大な影響を与えていく、そして、そういう損害を防止するために、当該輸入国が発動する関税の引上げ、輸入数量の制限の緊急措置ということですよね。  政府は、二〇一八年の牛肉輸入量が二十五万五千トンで、セーフガー...全文を見る
○田村(貴)委員 十日以内、九十日以内と非常に具体的で、しかも交換公文でこれは約束しているわけですよ。それは、大臣が幾ら強弁されたとしても、相手あってのことですよ。  アメリカは自国の利益を優先したいから、こういう規定になっているんじゃないんですか。こうした約束をやはり巧みに利...全文を見る
○田村(貴)委員 江藤大臣にもお伺いします。  大臣は、先般の農林水産委員会で、SGをいきなり三十万トンに引き上げろと言ってきた場合は協議には応じないというふうに発言されました。しかし、これは交換公文で約束されているんですよね。拒否できないんじゃないんですか。協議をやることにつ...全文を見る
○田村(貴)委員 協議は開始するんですよ。拒否できますかと聞いているんですよ。断固拒否すると言われていますけれども、拒否することになるんですか。できるんですか、それは。
○田村(貴)委員 SGの仕組みは、やはりよく読まないとわからない。私は、アメリカにとってみたらすごく有利な約束になっているというふうに読み解きました。  ですから、こうしたことを今決めてきたんだということを生産者に、それから酪農の農家の方に、畜産をやっている方には、やはり知らせ...全文を見る
○田村(貴)委員 江藤農水大臣、安倍総理と同じ答弁したらだめですよ。その話は今度、農水委員会でやりましょう。やはり、九州から、宮崎の生産者からも不安の声はいっぱい出ていますよ。これは農水委員会でやりましょう。  再交渉について質問します。  十月二十九日に発表された日米貿易協...全文を見る
○田村(貴)委員 関税撤廃が前提といいますけれども、本当にそうでしょうか。やはり、ここはじっくり議論した方がいいと思いますよ。  茂木大臣も、予算委員会で、附属文書2、アメリカの英文のやつですね、これを読まれましたね。「カスタムズ デューティーズ オン オートモービル アンド ...全文を見る
○田村(貴)委員 日本語として全然変わっていますよ。  これ、「更なる交渉による関税撤廃」というのは、撤廃が前提の話なんです。右側の「関税の撤廃に関して更に交渉」というのは、撤廃は交渉次第というふうに読み取れるわけですよ。これは全然違うんですよ。  十月十八日で、それまでに変...全文を見る
○田村(貴)委員 変えたんですね。黙っていたんですね。そして、断りもやっていないじゃないですか。これ、一番基本な部分なんですよ。それで、交渉の過程で要旨を書いたと言うけれども、「譲許表に「更なる交渉による関税撤廃」」、こういう文言で入れた、明記したと。これは重大ですよ。うそじゃな...全文を見る
○田村(貴)委員 結局、譲許の対象でないのが事実だったんです。そのような表現をしたというんだけれども、関税の撤廃に関しては将来の交渉次第、撤廃の約束はされていません。今の文章は、これは右側の文書ですよね、「関税の撤廃に関して更に交渉」と。それは、私が先ほど言ったところです。大臣、...全文を見る
○田村(貴)委員 何を言っているかよくわからないんですけれどもね。  経済効果分析、これをやり直すべきじゃないですかと。だって、関税撤廃が決まっていないんだから。(茂木国務大臣「いや、決まっていると説明したじゃない、今」と呼ぶ)いや、だから納得できない。これはやはり要求します。...全文を見る
○田村(貴)委員 時間となりました。  審議の土台となる資料は提出されない、しない。それから、約束が交わされていないにもかかわらず、自動車の関税は撤廃すると強弁なさる。日本の農産物は、牛肉、セーフガード一つとっても大打撃を受ける。審議の土台となるこうした大事な文書をごまかして、...全文を見る
11月12日第200回国会 衆議院 環境委員会 第2号
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○田村(貴)委員 日本共産党の田村貴昭です。  小泉大臣は、所信の挨拶の中で、水俣病について述べました。「環境行政の原点を忘れることなく職務に取り組んでまいります。」と決意を述べられました。  私は、最初に、今、水俣市で起こっている、この環境行政の原点、加害企業の問題について...全文を見る
○田村(貴)委員 企業の業績向上のその先に、経済が沈下してしまう、そして、大量解雇があって再就職ができないという事態になったら、これはもう話にならないわけであります。  そこで、具体的に聞いてまいります。  水俣病特措法第九条において、特定事業者、チッソですね、特定事業者から...全文を見る
○田村(貴)委員 九条の二の二の部分には、「事業会社の事業計画が特定事業者の事業所が所在する地域における事業の継続等により当該地域の経済の振興及び雇用の確保に資するものであること。」この部分はありますね。(中井政府参考人「はい」と呼ぶ)ありますね。はい、結構です、確認しました。 ...全文を見る
○田村(貴)委員 傍観者的になってはいけませんよ。だめですよ。後で言いますけれども、チッソは加害企業なんですよ。とんでもない発言もされてきているんですよ。  政府は水俣の地域振興に責任を負っているのではありませんか。特措法、今度は三十五条を紹介していただきたいと思います。大臣も...全文を見る
○田村(貴)委員 極めて明確に政府の責務がここに定められているところであります。  それで、小泉大臣、業績向上を前提とするとか、それから、再編について政府として注視するということなんだけれども、私はそれではやはり間に合わない、いけないというふうに思います。  再雇用云々と言わ...全文を見る
○田村(貴)委員 大臣が今言われたことは否定しません。しかし、それは本筋から離れていることですよ。語り部の会の方と交流した、お昼御飯を食べた、それじゃないんですよ。私が聞いているのは、この町で百十四人、一気に解雇してしまったら経済がもたないじゃないかという話をしているんです。そし...全文を見る
○田村(貴)委員 改めて額の大きさにびっくりすることですよね。チッソに対してこれだけの公的資金を入れてきたということですよ。だから、このチッソが国と熊本県の支援を受けて経営が成り立っているということは明白なんです。そして、国がチッソの事業継続に対して責任を持つのは当然のことなんで...全文を見る
○田村(貴)委員 大臣、どちらも大事なんですよ。被害者の補償も大事、それから地域の振興及び雇用の確保、これは法に書いているんですから、どちらも大事なんですよ。片方だけということじゃないんですよね。法に書いていることはちゃんと守ろうじゃないですか。  私がなぜこの工場閉鎖の問題を...全文を見る
○田村(貴)委員 そのIPCCの報告によれば、二十世紀半ば以降の地球温暖化の主な原因は、人為的な影響である可能性が極めて高いと。人為的な影響が極めて高いと言われているのであれば、その人為的な要因を取り除かなければいけない、温室効果ガスを急いで削減していかなければならない、これは論...全文を見る
○田村(貴)委員 それで、どれだけの削減目標を持つかということなんですけれども、グテーレス事務総長は、二〇三〇年までに温室効果ガスを四五%削減、きょう議論もされていますけれども、五〇年までの実質排出ゼロ、今世紀末までの気温上昇を一・五度までに抑えること、これが未来を救うための方法...全文を見る
○田村(貴)委員 じゃ、その提起を受けて揺るぎなく発信していくというのであれば、大臣、いろいろちょっと横道にそれた話が多いんですけれども、正面から行ったら、二〇三〇年二六%、二〇五〇年八〇%の削減目標はやめるということでよろしいんですか。  資料をお配りしています。温室効果ガス...全文を見る
○田村(貴)委員 全力を尽くしていただきたいのは、石炭火力発電所をもう認めない、新増設は認めない、これをやめていくこと、これが一番の削減効果が出てくる話なんです。  大臣は、所信挨拶、たくさん述べられましたけれども、なぜ石炭火力の削減に一言も触れなかったんですか。それを私、不思...全文を見る
○田村(貴)委員 やはり大臣所信で語らなければいけなかったですよ。  驚くべき数字を見ました。電力広域的運営推進機関が電気事業者から集計した結果では、二〇二八年の電源構成において、石炭火力発電の占める割合は三七%になっておるんですよ、今集計したら。第五次エネルギー基本計画の電源...全文を見る
11月12日第200回国会 衆議院 農林水産委員会 第6号
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○田村(貴)委員 日本共産党の田村貴昭です。  先週七日に行われました連合審査で、私は、政府が日米貿易協定で提出した日米貿易協定の概要の説明の記述について取り上げました。引き続き、きょう質問します。  資料を配付しております。自動車と自動車部品の関税を説明する記述が二つ存在し...全文を見る
○田村(貴)委員 それは全然説明になっていませんよ。文書はこれですよ。譲許表はこれですよね。英文で書かれている表ですよ、百二十ページから百二十九ページ。ここの中に、政府が説明した日米貿易協定、さらなる交渉による関税撤廃と明記、明記と書いてあるんですよ。明記されているかされていない...全文を見る
○田村(貴)委員 ちょっと、時間潰ししないでくださいよ。  この表に、政府が説明したさらなる交渉による関税撤廃と明記って書いてあるんですよ、説明書に。明記しているかしていないかということを聞いているんですよ。ちゃんと答えてください。  答えなかったら、ちょっと審議をとめてもら...全文を見る
○田村(貴)委員 私、この譲許表に関税撤廃が明記って政府の説明文書にあるから、どこに明記されているんですかと聞いているんですよ。イエスかノーかだけなんですよ。  きのう、私、朝から晩までずっとこのことを聞いてきているんですよ、教えてくださいと。確たる答えはなかったけれども、お一...全文を見る
○田村(貴)委員 やっと認めた。  この米国の譲許表に、さらなる交渉による関税撤廃という部分はないんです。ないにもかかわらず、最終合意があった後、私たち国会に対して、国民に対して出された政府の説明文書には、さらなる交渉による関税撤廃と明記と書いたわけなんですよ。それが事実と違う...全文を見る
○田村(貴)委員 私が聞いているのは、これは一番大事なところですよ。合意されて、ではその協定は一体何だったのかということで一番最初に国民や国会に示されたのが、日米貿易協定に関する概要となる文書だったんですよ。この文書にもう明確に書かれているわけですよ。米国譲許表にさらなる交渉によ...全文を見る
○田村(貴)委員 ちゃんと語ってくださいね。ここが一番大事なところなんですよ。  日本国側、日本側が譲許表に明記という認識だったんでしょう。そういう思いで迫っておったんでしょう。それを、変わった。変わったのはなぜか。これはすなわち、アメリカ側から譲許表に明記することを拒否された...全文を見る
○田村(貴)委員 今後交渉が行われることになるというのは、譲許表の前のページの七番に書かれているわけですよ。譲許表に書いて関税撤廃が約束されたのではないんですよ。  正確なのは、自動車と自動車部品の関税撤廃に関しては将来の交渉次第と英文にもそう書いているじゃないですか。これは全...全文を見る
○田村(貴)委員 これを出していただかないと、この協定案は認められませんよ。だってウイン・ウインじゃないんですから。不利益をこうむるような協定案は絶対に認められません。  江藤大臣、時間がないんですけれども、自動車に関しては米国の譲許表には記載されていません。一方、農産物につい...全文を見る
○田村(貴)委員 政府が国会や国民に対して説明した文書が、これが誤りであったということがきょう明らかになりました。そのことの訂正の説明もなければホームページに記載もないというのは、これはもうゆゆしき問題ですよ。  強力な再交渉規定が盛り込まれていますよね。そして、この協定の中で...全文を見る
11月13日第200回国会 衆議院 農林水産委員会 第7号
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○田村(貴)委員 日本共産党の田村貴昭です。  まず最初に、災害による農業被害対策について質問します。  今月六日の当委員会で私は、一連の大雨、台風被害について被害額を確認し、支援策について質問しました。  江藤大臣は、被災農業者向け強農、強い農業・担い手づくり総合支援交付...全文を見る
○田村(貴)委員 ちゃんとしたお答えになっていないんですね、理由が言われていないので。  厳しい指摘だと言われましたけれども、もうちょっと厳しいことを言います。これは私が言ったんじゃないですよ。佐賀県の山口知事が、八日に、この補助率の問題のみで記者会見されています。江藤大臣の名...全文を見る
○田村(貴)委員 大臣が最初に言われたところが大事なんですよね。規模としては小さな災害で、被災農家とか被災家屋が数軒しかなかった、こういったところを救済する制度がないんですよ。だけれども、その人にとってみたら、家を失った、財産を失った、生活の糧を失った、同じ苦しみなんですよ。そこ...全文を見る
○田村(貴)委員 被災者に寄り添うと言われたんです。しかし、現実は被災自治体と被災農家をがっかりさせている。これが現実なんですよ。ですから、今回の措置は全ての被災農家に対してちゃんと行うことを強く求めたいというふうに思います。  次の質問に入ります。日米貿易協定について伺います...全文を見る
○田村(貴)委員 再協議の対象は自由に設定できますよね。そして、それを排除するものは何もないということです。確認されたものがまた再協議されていく。蒸し返しもあるということですよ。アメリカは、輸入自動車に対する二五%の追加関税をカードにして、日本の農業への攻勢をかけてくるのではあり...全文を見る
○田村(貴)委員 文書、協定上の中ではその保証はないということですよね。だから、出てくる可能性はあるということです。出てくる可能性があるので大丈夫かとずっと聞いているわけです。  協定四条の(b)では、自国の安全保障上の重大な利益の保護のために必要であると認める措置を適用するこ...全文を見る
○田村(貴)委員 時間が来ました。  副大臣、見解を示されましたけれども、やはり、二三二条項というのは強力なカードだと思います。これに基づく本協定案はやはり日本に一方的な譲歩を迫ってくる、こういう条項が盛り込まれているということが大問題だということを指摘して、きょうの質問を終わ...全文を見る
11月19日第200回国会 衆議院 本会議 第9号
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○田村貴昭君 私は、日本共産党を代表して、日米貿易協定及び日米デジタル貿易協定について、断固反対の立場から討論を行います。(拍手)  まず、桜を見る会で問われているのは、安倍総理が、内閣の公的な行事を私物化し、八百五十名に上る地元後援会を招待し、まさに国民の税金を使って買収を行...全文を見る
11月20日第200回国会 衆議院 農林水産委員会 第8号
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○田村(貴)委員 日本共産党の田村貴昭です。  最初に、総理主催の桜を見る会について質問します。  私はきょう、内閣委員会の集中審議、我が党、宮本徹議員の質疑を傍聴していたんですけれども、官房長官が招待者について数字を明らかにしました。  本当に驚くことばかりです。安倍総理...全文を見る
○田村(貴)委員 後ほど確認したいと思います。  それから、大臣、いわゆる政務三役の枠と自民党枠というところの説明がよくわからなかったんですけれども、官房長官は、内閣府が取りまとめする九千人の中に自民党枠が六千人あると言われたんですね。  こちらの百三十二名の農林水産省の方で...全文を見る
○田村(貴)委員 わかりました。  もう一つ驚いたのは、江藤大臣が当選以来、桜を見る会に一度も行ったことがないと言われたことなんですけれども、何か特別に思われることがあるんでしょうか。  実は、菅官房長官は、長年の慣行の中で人数がふえていることは反省した、そして、今後全面的に...全文を見る
○田村(貴)委員 また新たな事実が出てきたら、いろいろとただしていきたいと思います。  それでは、肥料取締法について質問します。  本法案では、産業副産物の肥料の利用を一層拡大するために原料管理を行うとしています。その産業副産物由来の肥料にはいろいろあります。重金属など有害物...全文を見る
○田村(貴)委員 食品残渣系を期待するということであります。  産業副産物由来の肥料の活用については、公定規格に定められた重金属などの有害物質が最大量を超えていないか、こうしたところを厳格に審査する必要があります。  規制改革推進会議のこれまでの答申の中で、このように述べられ...全文を見る
○田村(貴)委員 つまり、保証する成分量や有害物質については従前と変わらぬ審査を行っていくということでよろしいんでしょうか。それと、そうであるならば、手続を簡素化するだけというふうに受けとめられます。そして、それは安全性をないがしろにするものではないと断言できますか。
○田村(貴)委員 今度、肥料取締法は、肥料の品質の確保等に関する法律に変更します。しかし、安全性にかかわる規定まで緩めるようなことがあっては絶対ならないということを、私の方から強く指摘をさせていただきたいと思います。  次に、堆肥について伺います。今度の法律の目的の一つでありま...全文を見る
○田村(貴)委員 はい、わかりました。  次に、検査体制について質問します。  公定規格どおりに品質が確保されているかのチェックは、今に増して重要になると考えます。特殊肥料などの流通後におけるチェックは、独立行政法人農林水産消費安全技術センター、FAMICに委ねられています。...全文を見る
○田村(貴)委員 まあ、軽微なものから重大なものまで、しかし、違反がそれだけあるということですよね。それで、立入検査がやはり脆弱ではないかなと私は思うわけです。新規で一千件程度、これを見なければいけない、更新で二千から三千、これを見なければいけないと伺っております。  大臣にお...全文を見る
○田村(貴)委員 もう一問、大臣にお伺いします。  先ほども議論があったんですけれども、私は、化学肥料の使い過ぎによって、土の力、地力が衰えてきたといったところは、これはやはり正さなければいけないと思います。そして、堆肥の使用拡大が地力の向上につながっていくのかということですよ...全文を見る
○田村(貴)委員 全てが農業と畜産、この健全な発展につながり、食の安全につながる大事な問題であります。業務量はふえる、人員は足りないではだめです。しっかりした検査体制をとっていただく、そして肥料と農産物の安全をしっかり守っていただく、このことを強く申し上げて、きょうの質問を終わり...全文を見る
11月21日第200回国会 衆議院 災害対策特別委員会 第3号
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○田村(貴)委員 日本共産党の田村貴昭です。  一連の大雨、台風被害対策について質問をします。  政府は、今月八日、被災者の生活と生業の再建に向けた対策パッケージに基づく予備費の使用を閣議決定しました。対策パッケージを被災者、被災地の隅々に周知をする、速やかに実行することはも...全文を見る
○田村(貴)委員 今週、千葉県の市原市を訪問してまいりました。市原市では、市独自の制度として、借り上げ住宅を無償提供しています。  この市独自の制度と災害救助法における応急修理というのは併用できると思いますけれども、確認します。
○田村(貴)委員 応急修理との併用は可能ですね。  市原市は、急いで被災者の仮の住まいを確保するために、発災後一週間で借り上げ住宅制度を始めました。この中には応急仮設入居の要件を持っている被災者もおられます。  このままみなし住宅に、市が借り上げた住宅をみなし仮設にスライドし...全文を見る
○田村(貴)委員 はい、確認しました。  そこで、災害救助法では、先ほど青柳統括官がおっしゃったように、避難先として公営住宅が対象とされています。ところが、民間住宅は認められていませんよね。  短期間で貸してくれる大家さんがいるかどうか、そうした議論や、その理由も聞いてまいり...全文を見る
○田村(貴)委員 実情と、その災害支援のスピードに合わせて、やはり実態に合わせて制度を前に進めていくべきだと思いますよ。  次に、応急仮設住宅と応急修理代の併給問題について質問します。  応急仮設住宅は、みなし仮設でも建設型であっても、入居すると応急修理代は出ません。これはな...全文を見る
○田村(貴)委員 先ほど市原市の例を出したんですけれども、今住むところがない、緊急に家を探さなければいけない、これは自治体が対応して民間借り上げもある、そして、救助法の範囲で、公営住宅をいわゆる仮の住まいとして、避難所として住んだら、これはもとの家の修理代も出る。  そのスパン...全文を見る
○田村(貴)委員 はい、確認しましたよ。  そうすると、家の解体を前提としないのであれば、その家は修理をして住み直すことができるということが前提になるじゃないですか。だったら、応急修理代を出して再建に向かうというのが自然な流れでしょう。  ここまで、半壊世帯も大変だ、しかし、...全文を見る
○田村(貴)委員 前向きに動かしていただきたいと思います。  応急修理の現状がどうなっているかということでお伺いしたら、熊本地震、これは二〇一六年、熊本地震は昨年度中にやっと応急修理を終えたということであります。それから西日本豪雨災害、これは去年です、西日本豪雨災害の応急修理は...全文を見る
○田村(貴)委員 検討していただきたいと思います。  これだけの大災害が相次いでいます。避難所の対象に民間住宅を加えていく、それから応急仮設入居と応急修理代の併給を認めることを国としてしっかり検討していただきたい、要望したいと思います。  次に、被害認定について質問します。 ...全文を見る
○田村(貴)委員 それで、この事務連絡に照らして被害認定がちゃんとされているかどうか。この事務連絡に基づいて、そうなっていないケースが多々見受けられると。各地の被災地でいっぱいあるわけですよ。武田議員も参議院で取り上げましたね。  お配りしている資料1をごらんいただきたいと思う...全文を見る
○田村(貴)委員 通知に基づいて、この事例はまだ通知の趣旨が生かされていないという御答弁だったので、これは一部損壊ではちょっと疑問であると、そうですよね、なりますね。ですから、これはちょっと連絡もとっていただきたいと思います。鋸南町の方も、再申請するということであります。  た...全文を見る
○田村(貴)委員 説明がありましたように、グループ補助金というのは支援が厚いんですよ、四分の三の補助です。しかも、今度の、一連の激甚指定の中で、台風十九号、この被災地だけなんですよ。  私は、佐賀の武雄の商工被害者、いっぱい見てきました。生活の糧、収入の糧を失ったそういう被災者...全文を見る
○田村(貴)委員 副大臣、いろいろおっしゃいましたけれども、規模と言われましたね、規模の大小をベースにしてと。やはりその規模の大小で待ったかけているじゃないですか。  私は農水委員会で、被災農機具それから畜舎等の再建、修繕、再取得に当たって国の補助率が台風十九号だけ何で十分の五...全文を見る
○田村(貴)委員 この続きは次回でまた論議をさせていただくということで、きょうは終わります。  ありがとうございました。
12月03日第200回国会 衆議院 環境委員会 第3号
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○田村(貴)委員 日本共産党の田村貴昭です。  最初に、地球温暖化対策について質問します。  COP25、国連気候変動枠組み条約第二十五回締約国会議が昨日からスペインのマドリードで始まっています。これに呼応して、世界と日本で若者たちが、また、お子さんを連れたお父さん、お母さん...全文を見る
○田村(貴)委員 地球を守る、温室効果ガスの排出を削減していくというところに尽きる話なんですけれども、お伺いします。  エネルギー基本計画の需給見通しに従って石炭火力発電所の計画が全て建設されていきますと、二〇三〇年度の石炭火力構成、これは想定する二六%を超えるのではありません...全文を見る
○田村(貴)委員 ちょっと明確じゃないんですけれども。やはり、石炭火力発電所の新増設、そしてそれを運転していくと、二〇三〇年度の構成比二六%は超えてしまう、こういう指摘にしっかり向き合わなければいけないというふうに考えます。  目標値がそもそも低いんですよ、日本は。それでCOP...全文を見る
○田村(貴)委員 所信質疑でも尋ねましたけれども、COP25が始まった、この中において、小泉大臣から、石炭火力についてはもう新増設を認めないという言葉が聞けなかったのは非常に残念であります。  グテーレス事務総長は、美しい演説ではなく具体的な計画を、九月の気候行動サミットのとき...全文を見る
○田村(貴)委員 かなりの数ですよね。  二〇一六年、導入は過去最高だったというふうにお伺いしています。二百件からの監督処分と行政指導があっているということであります。  太陽光発電施設にかかわる事故等の問題は、森林の開発から始まる、ここで多々生じているということであります。...全文を見る
○田村(貴)委員 結論から言うと、九州経済産業局は、業者さんと接近していない、指導もしていないというふうに今伺いましたね。それでいいんでしょうか。県の判断だけに任せていていいんでしょうか。  実は、この件でいうならば、森林法の林地開発許可違反にもかかわらず、福岡県は、九州経済産...全文を見る
○田村(貴)委員 やはり弱いですよ、それでは。  つまり、調整池を後からつくったからいいじゃないですかと、開き直りなんですよ。それから、もうはげ山みたいに山を切ってしまっている、伐根までしている。そのときに大雨が降ったらどうなるんですか。大災害が起きるじゃないですか。そういうこ...全文を見る
○田村(貴)委員 法令違反がある、そして行政指導にもなかなか従わない、住民合意なんか、そんなものはどうでもいいんだと言ってはばからない。こういった業者にはやはり厳しく向き合って、指導していただきたいと思います。  経産省、いかがですか。
○田村(貴)委員 形となってあらわれるような対処をしていただきたい、連絡調整をやっているというだけではだめだということを申し上げておきたいと思います。  それから、伊東副大臣にも同じ質問です。  法令違反については厳しく臨んでいただきたい。  そして、開発許可中止、四つある...全文を見る
○田村(貴)委員 最後に、小泉大臣にお伺いします。  アセスは環境省の範疇になりますけれども、法アセスの対象外となる小さな設備、こうした太陽光発電の小さな設備に関しては、条例の制定、適切な運用が図れるよう、自治体をしっかり応援していただきたいというふうに思います。  そしてま...全文を見る
○田村(貴)委員 時間が余りないんですけれども、最後に一問、小泉大臣、水俣病の救済の関係です。  資料3をごらんいただきたいと思います。  特措法から十年。健康調査が、患者会にとってみたらこれは悲願なんですよね。しかも、水俣病特措法で地域を定めた範囲外で、一時金の支給、これが...全文を見る
○田村(貴)委員 今の答弁も、役所の原稿を読まれたのは非常に残念でありました。しかし、スピードアップを図りたいという言葉を期待したいというふうに思います。  来年はこうした報道が出ないように、そして、一日も早く、不知火海沿岸でどれだけの患者さんが潜在的におられるのか、このことを...全文を見る
12月05日第200回国会 衆議院 農林水産委員会 第10号
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○田村(貴)委員 日本共産党の田村貴昭です。  きょうは、近藤議員から、それから佐々木議員から質問と指摘もありましたけれども、私の方からも、政治と金をめぐる問題についてまず質問をさせていただきたいと思います。  最初に、江藤大臣にお伺いします。  江藤大臣の政治資金パーティ...全文を見る
○田村(貴)委員 大臣、これは政治の問題として、議員、政治家の問題としては非常に大事な問題だと思いますよ。  まず、公務員に対して、公務時間を割いて、そして、厳密な不偏不党の政治的中立が求められるこの職員が、やはり政治活動の手伝いをしていたという問題。  これに加えて、東京事...全文を見る
○田村(貴)委員 取材に対して、東京事務所の次長さんが、しかとお答えになったということであります。しっかりと私たちも検証させていただきたいと思います。  次に、伊東副大臣。  報道では、二〇一七年の十月の総選挙の最中に、伊東副大臣が代表を務める自民党支部が、国の公共事業を請け...全文を見る
○田村(貴)委員 何か副大臣からは余り反省の言葉が聞かれないで残念なんですけれども、厳密にやはり対処すべきじゃないんですか、選挙期間中の寄附については。入金があった、じゃ、これは国の公共事業を担っている事業者なのかどうなのかとちゃんとチェックして、なったんだったら現行法のもとでは...全文を見る
○田村(貴)委員 こちらの方も検証させていただきます。  次の質問に入ります。  クロマグロの資源管理について質問します。  一昨日の十二月三日、テレビ東京の「ガイアの夜明け」という番組がありました。大臣、ごらんになったでしょうか。水産庁長官、来られていますか。ごらんになっ...全文を見る
○田村(貴)委員 真相を明らかにしていただきたいんですよ、こういう告発報道があった以上は。見て見ぬふりですか。違いますよね。  あの番組の中で、水産庁のかつお・まぐろ漁業室長の方が、そういう情報、死んだマグロの投棄というそういう情報が出てくれば未報告になると。これは未報告だった...全文を見る
○田村(貴)委員 まき網漁業を指導するんじゃなくて、こうしたマグロが死んだ部分について海洋投棄していた問題について検証すべきだと言っているんですよ。検証すべきじゃないんですか。どうなんですか。
○田村(貴)委員 もう日本全国に報道された話で、この船員の方は、今も行われているというふうに番組の中で証言しています。  水産庁は、これまで、死んだマグロが底びきで大量に揚がった、あるいは海に大量に浮いていたということを漁業者からたびたび報告を受けても、ちゃんと調べてこなかった...全文を見る
○田村(貴)委員 大規模で、面的整備も進んで、そして利益も上げていると。全部が全部そうじゃないじゃないですか。  そういうことを全国各地から指摘をされているということで、これはぜひ検討、改善をしていただきたい、このことを要望して、きょうの質問を終わります。