田村貴昭

たむらたかあき

比例代表(九州)選出
日本共産党
当選回数3回

田村貴昭の2021年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月10日第204回国会 衆議院 予算委員会 第8号
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○田村(貴)委員 日本共産党の田村貴昭です。  鶏卵大手企業と元農水大臣の贈収賄事件並びに農水行政に関わる疑惑について質問します。  鶏卵大手企業アキタフーズから吉川貴盛元農水大臣が在任中に現金五百万円の賄賂を受け取ったとして、東京地検特捜部は、一月十五日、吉川氏を収賄罪で、...全文を見る
○田村(貴)委員 していないんですね。  農水省で起きた事件じゃないですか。報道では、秋田氏は大臣室で現金を渡したことを認めています。吉川元大臣は国会議員を辞職しました。省を挙げて真相究明するべきじゃないんですか。  西川公也元農水大臣についても聞きます。  二〇一四年から...全文を見る
○田村(貴)委員 これは農水省の中で起きている事件なんですよ。しっかりと調査をしないと真相究明にならないじゃないですか。  贈収賄事件の背景には、動物福祉、アニマルウェルフェアをめぐって、農水省に対する養鶏業界の強い要求がありました。二〇一八年に、アニマルウェルフェアに関する国...全文を見る
○田村(貴)委員 国会も検証していかなければいけません。  農水大臣に加えて事務方で参加していたのは、生産局長、畜産部長、畜産振興課長、食肉鶏卵課長。これだけのメンバーがそろってアニマルウェルフェアの話をしないわけがないんですよ。秋田氏から要望を受けて、OIE二次案への対処を話...全文を見る
○田村(貴)委員 それは分かっています。何か人ごとのように聞こえますけれども。  官房長官、御存じのように、西川公也氏は、吉川元大臣よりも深くアキタフーズと関わっているんですよ。調べるべきじゃないんですか。参与の公務スケジュール、私も要求したんですけれども、何と即日廃棄している...全文を見る
○田村(貴)委員 一般的な話を聞いているんじゃないんですよ。  この議題に関する業界団体的なことを今発言されましたけれども、この臨時メンバーの一人は、アキタフーズの副社長、秋田正吾氏、秋田善祺被告の息子じゃないですか。秋田氏が副社長である息子を出してほしいと吉川大臣に頼んだんで...全文を見る
○田村(貴)委員 事実は、賄賂金を大臣に提供した企業がこの審議会に出てきているんですよ。もう信じられない人選ですよ。大臣に金を渡した企業の副社長がこの協議会のメンバーとなって、では、アニマルウェルフェアの議論はどうなったでしょうか。  協議会の議事概要が農水省のホームページに掲...全文を見る
○田村(貴)委員 長々言われましたけれども、私が聞いているのは、結論ありきで議論を進めたんじゃないですかと聞いているんですよ。  議事概要しかないので、私は、協議会のメンバーの一人である日本消費者連盟共同代表天笠啓祐さんにこのときの状況のことについて伺いました。そうしたら、天笠...全文を見る
○田村(貴)委員 大臣、ここからよく聞いていただきたいと思うんですよ。天笠さんは、更に重大な事実を私に伝えてくれました。  それは、贈収賄事件が明らかになった後の十二月十八日に開かれた、これは去年ですね、OIE連絡協議会で重要な提案をされています。一つ、農水大臣の現金授受につい...全文を見る
○田村(貴)委員 野上大臣、質問を変えます。聞いてください。  そもそも、こうした経緯があったということを、大臣、御存じないでしょう。聞いていないでしょう、この経過。私も、ついさっき知ったんですよ。これは大事なことなんですよ。無視されているんですよ、正規のメンバーの方が発言した...全文を見る
○田村(貴)委員 委員長、指名してください。
○田村(貴)委員 だったら、そこまでおっしゃるんだったら、私たちも検証させてください。議事録を出してもらわないと困るんですよ。アキタマネーによって協議会の公正さがゆがめられた可能性があるんですよ。  委員長、第二回OIE協議会の議事録を本委員会に提出していただきたいと思います。...全文を見る
○田村(貴)委員 その後、時系列でもこの流れがすごいんですよ。業界の要求どおり、巣箱、止まり木の設置は義務でなく任意に変更するということで、日本政府はOIEにコメントを出しました。そして、秋田善祺氏は吉川大臣に、大臣室で今度は二百万円を渡しました。そして、政府は、アニマルウェルフ...全文を見る
○田村(貴)委員 全然納得できません。  だから、私もそうだし、野党の方々から出されている資料請求には応じてください。議事録も公開してください。そうじゃないと、これは贈収賄事件なんですよ。  そして、役人の方も接待を受けているじゃないですか。  時間がないけれども、聞きます...全文を見る
○田村(貴)委員 こういう背景があるということを是非念頭に調査を進めていただきたいと思います。  時間が参りました。  委員長にお願いがあります。  吉川元農水大臣、西川元農水大臣兼内閣官房参与、それから、当時会食に参加した枝元事務次官の証人喚問を求めたいと思います。お取り...全文を見る
○田村(貴)委員 贈収賄事件、農政行政がゆがめられた疑惑を始め、政治と金の問題で集中審議を求めて、質問を終わります。
02月15日第204回国会 衆議院 予算委員会 第10号
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○田村(貴)委員 日本共産党の田村貴昭です。  この度の福島県沖で起きた地震によって被災された全ての方々に心からお見舞いを申し上げます。政府が被災者、被災自治体に寄り添って対策、支援を行うことを強く求めます。  では、質問に入りますけれども、通告をしていました鶏卵大手企業と元...全文を見る
○田村(貴)委員 一月三十一日、馬毛島の基地建設が最大の争点として戦われた西之表市長選挙で、現職の八板俊輔市長が再選されました。  八板市長は、二月二日、岸防衛大臣宛てに要請書を送っています。大臣、どのような要請だったんですか。
○田村(貴)委員 要望はその三点です。  そして、大臣、大事なところがこの要請書に書かれている。それは、市長が地元の理解は得られていませんと書いているところなんです。  なぜ理解が得られていないのか。  米空母艦載機離着陸訓練というのは、陸上の滑走路を空母の甲板に見立ててタ...全文を見る
○田村(貴)委員 理解と協力に尽きると言われました。しかし、総理、政府と防衛省、そして地元の自治体との溝は深まるばかりではありませんか。  西之表市長は、この一年余りの間に防衛大臣に何と三回も質問書を送っています。そうですね、大臣。そして、二回抗議文を出していますよね。それは、...全文を見る
○田村(貴)委員 そういうことを地元と、住民の頭越しにやっているから理解が得られないと言っているんですよ。  総理、昨年末に防衛省が地元で説明会をやっているんです。そのときに一人の高校生が述べた意見を、八板市長が雑誌の寄稿で紹介しています。高校生の声です、聞いてください。  ...全文を見る
○田村(貴)委員 総理は、それから岸大臣は、種子島、それから防衛省が取得している馬毛島に行かれたことはありますか。  私、何度も種子島に行ってまいりました。夜、本当に静寂な島なんですよ、星がきれいで。そういう島で、夜中の三時まで、防衛省の説明でも夜中の三時までFCLPをやるんで...全文を見る
○田村(貴)委員 分断と対立、これは不幸をもたらしているんですよ、政府の行為によって。総理、答えてください。
○田村(貴)委員 納得できません。理解とそして協力を得ると言いながらずっと説明しているんだけれども、地元の理解は得られていないと再三繰り返して市長が抗議し、そして質問を出し、そして選挙で民意は示されたわけなんです。基地は断念すべきです。  馬毛島取得を中止し、基地建設を直ちにや...全文を見る
02月25日第204回国会 衆議院 予算委員会第五分科会 第1号
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○田村(貴)分科員 日本共産党の田村貴昭です。  最初に、コロナ病床の確保に係る問題について大臣に質問します。  新型コロナの感染拡大で医療が逼迫し、医療体制の崩壊の危機に迫られてまいりました。感染者の命を救い、そして健康を取り戻すために、コロナ対応の病床確保が何よりも大事で...全文を見る
○田村(貴)分科員 五万二千円というところまで答弁してもらったんですけれども、準備病床と即応病床は、即応病床になってから発生するという考え方でよろしいんですね。
○田村(貴)分科員 はい、了解です。  それで、国が定めたこの方針と、基準額と違う現実が起こっています。  例えば、私、福岡県なんですけれども、福岡県のある医療機関の場合を紹介したいと思います。  この医療機関の病棟において、コロナの陽性者、疑いのある人の受入れを行ってまい...全文を見る
○田村(貴)分科員 もう大臣から回答をいただきました。  コロナ対応の病床確保というのは、まさにこのコロナの戦いの中での生命線と言われるものですよね。そこで、確保と休床に伴う支援補助に都道府県によって差があっては、これはならないというふうに思います。  そして、支援制度に医療...全文を見る
○田村(貴)分科員 昨年の九月十五日に、厚生労働省の事務連絡、「新型コロナウイルス感染症重点医療機関及び新型コロナウイルス感染症疑い患者受入協力医療機関について」という事務連絡がありました。  この中の別紙一に、新型コロナウイルス感染症重点医療機関についてという規定がございます...全文を見る
○田村(貴)分科員 この問いは、この間の総務委員会で我が党の本村伸子議員も厚労副大臣に質問したところでありますけれども、専用病床を確保しゾーニング等を行うことで既存の一病棟を二病棟に分けて対応することも可能とするなど柔軟な運用を可能としていますと、副大臣、こう答えられたんですけれ...全文を見る
○田村(貴)分科員 こういう柔軟な対応も重点医療機関として認められるということであります。  しかし、また大臣、福岡県の話なんですけれども、重点医療機関は十床以上という独自の基準を設けているわけです。それゆえに、重点医療機関として相応のコロナ患者さんの受入れを果たしている病院が...全文を見る
○田村(貴)分科員 大臣、東京第一陣訴訟の原告弁護団とお会いになりました。京都も出ているんですよね。大臣、大変コロナ対応でもお忙しいと思いますけれども、京都第一陣原告の方とは面談されないんでしょうか。  やはり、司直の決定が出ました。そして、国の責任が断罪されました。国の責任を...全文を見る
○田村(貴)分科員 裁判はまだいっぱいあるわけですよね。それを全部続けていくんですか。そのたびに同じような判決が出て、同じような対応をせざるを得ないんですよ。この流れはもう確定していますからね。  お尋ねしたいんですけれども、国は、地裁、高裁、最高裁で十六件連続で敗訴しています...全文を見る
○田村(貴)分科員 早期の解決が重要だとおっしゃるのであれば、これはやはり和解ですよね。原告にこれ以上の苦渋の日々を押しつけていいんですか。七割がお亡くなりになっておられるんですよ。もうこれ以上原告に裁判という過酷な負担を強いることは許されないのではないでしょうか。  大臣、政...全文を見る
○田村(貴)分科員 大臣の方から基金のお話がありました。  それでは、未提訴の方々、裁判を闘うことができない、そのほかたくさんおられる被害者の救済対策について質問したいと思います。  田村大臣は、会見で、適切に対応してまいりたいというふうにおっしゃいました。この適切に対応とい...全文を見る
○田村(貴)分科員 新たな救済制度に当たって、建設アスベスト訴訟全国連絡会は、建設工事従事者に対する石綿被害補償基金制度の提案を行っています。大臣も要望を受けているというふうに思いますけれども、基金というのは、今後裁判に頼らない解決、救済を図るために私は非常に有効な施策になるとい...全文を見る
○田村(貴)分科員 余り悠長なことを言っている時間はないと思うんですよね。もう司直の判決が確定しました。そして、最高裁の決定でありますから、これに基づくならば、統一的な和解、そして、原告団、被害者の方が、基金制度を設けてくれ、そうしたら解決できるじゃないかと言っているんですから、...全文を見る
○田村(貴)分科員 厚生労働省の管轄外という話もありましたけれども、これはやはり政府として責任が問われているわけであります。  大臣、一言。メーカーの責任は不問にはできませんよね。いかがですか。
○田村(貴)分科員 メーカー、建材メーカー側に責任があるとされたのは、これまでもう九回であります。石綿建材の流通量の大小はあったとしても、メーカーに責任はあるとされているわけでありますから、何も手を触れないということでは済まされないということを申し上げておきたいと思います。  ...全文を見る
03月09日第204回国会 衆議院 環境委員会 第2号
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○田村(貴)委員 日本共産党の田村貴昭です。  地球温暖化対策について、小泉大臣に質問します。  大臣も御承知のことと思いますけれども、昨年十一月、衆参両院は気候非常事態宣言を決議しました。決議では、「世界各地を記録的な熱波が襲い、大規模な森林火災を引き起こすとともに、ハリケ...全文を見る
○田村(貴)委員 予算委員会の論議で、質疑者から、この問題は子供から青年、学生から様々な人が注目している、だから分かりやすい議論にしなければいけないというような議論があったと思うんですね。ですから、今の話、分かりにくいんですよ。  二〇五〇年と二〇三〇年という節目があるわけなん...全文を見る
○田村(貴)委員 分からないところはまだ分からないんですけれどもね。  大臣、国会で上げた決議は、「世界はまさに気候危機と呼ぶべき状況に直面している。」という文言入りなんです。これはなぜかというと、各国が掲げている温室効果ガスの排出削減目標を達成しても、必要な削減量に到底おぼつ...全文を見る
○田村(貴)委員 いずれ明らかにされる数値目標でありますけれども、分かりやすく、早く、そして世界が納得し得る目標を明示していただきたい、排出量世界第五位の日本だからこそ、意欲的な数値目標をお示しいただきたいと思っています。  再生可能エネルギーについてお尋ねします。  温室効...全文を見る
○田村(貴)委員 九州に暮らす者として、地熱があり、そして日照時間が長く、また、風もよく吹くといったところで、再エネの可能性、ポテンシャルが二倍あるというのは大変希望のある話だというふうに思います。  それで、衆議院の予算委員会を中心に、小泉大臣の答弁を注目して聞いていました。...全文を見る
○田村(貴)委員 再エネ不信論を覆したい、ありとあらゆる方策をつくっていくということで、再エネをとにかく広げていくという大臣のお話でありました。  資源エネルギー庁、来ておられますか。今、小泉大臣のこの意欲ある方向性について、共有されているでしょうか。  お伺いしたいのは、グ...全文を見る
○田村(貴)委員 九州は自然エネルギーがたくさんあって、潜在力もあるというお話もいただきました。  それで、出力制御までされているという話もありました。これはこれで問題なので、これはまた次回、原発のところでお話ししたいと思います。  大臣がそこまで再生可能エネルギーについて思...全文を見る
○田村(貴)委員 ということで、環境省の書いているこの資料と、私が今まとめた話は、そういうことだということなんです。確認できました。  大臣にお伺いします。  温室効果ガス排出量の四割近くが火力発電所から出されていて、その半分を占めるのが石炭火力であると。そして、技術革新を持...全文を見る
○田村(貴)委員 大臣、お言葉ですけれども、木を見て森を見る議論ならば、一番の排出をしている石炭火力に、ここに蓋をしないとやはり進まないんですよ。  去年の臨時国会で大臣と議論したときに、ゼロエミッションの話を大臣はされました。大臣の地元では横須賀の一号機、二号機、これが建設中...全文を見る
○田村(貴)委員 ちょっと議論を続けたいところなんですけれども、もう一つ質問がありますので。  アスベストの飛散防止対策について質問したいと思います。  建設アスベスト訴訟において、最高裁は、国が規制権限を行使しなかったということを断罪しました。勝訴した首都圏建設アスベスト訴...全文を見る
○田村(貴)委員 大防法の改定審議のときに、私は、各地の建設現場において、適切な暴露防止、石綿拡散防止対策が取られていないから、違法的な事例があるというふうに何度も指摘をしたところであります。  違法工事の背景には、アスベスト建材に関連する工事を行った際に費用が高くなるという問...全文を見る
○田村(貴)委員 レベル1のみなんですよね。結局はやはり所有者に、この補助金が適用されたとしても、三分の一は自己負担と。だから、追加の負担が出ることから、アスベストが含有されたとしても、結局なかったことにしようとして解体して、そして違法行為が出てくるという、この繰り返しなんですよ...全文を見る
○田村(貴)委員 肺を患って、そして死を迎えていく方が、この間、たくさんおられました。今も、裁判に自分が名を連ねて闘うことができずに苦しんでおられる方がたくさんおられます。  こういう被害者を二度と出さないためには、やはり、アスベスト、石綿撤去に対して、それを支援する制度が絶対...全文を見る
03月10日第204回国会 衆議院 農林水産委員会 第2号
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○田村(貴)委員 日本共産党の田村貴昭です。  アキタフーズと農水省幹部の会食問題について質問します。  枝元次官に本委員会への出席を、理事懇談会、理事会、続けて要求しておりました。今日の野党側からの質疑者四人も要求しております。ただ、来られていません。なぜでしょうか。理事会...全文を見る
○田村(貴)委員 しっかり調査していただきたいと思います。  水田生産局長、来られていますか。お伺いします。  枝元次官は、三月一日の予算委員会で、我が党の塩川議員の質問に対して、二月十八日、十月四日の会食での認識について次のように答えておられます、秋田氏に対する認識ですね。...全文を見る
○田村(貴)委員 あったんですね。あったと今述べられました。  あったと言われたんだったら、その後、利害関係者との会食をし、水田局長はその会費、費用を払っておられませんよね、二万三千二百七十円を払っていない。払っていないとしたら、これは届出をしないといけないんですよね。  届...全文を見る
○田村(貴)委員 すごくずさんで、すごく甘いと思いますよ。それは、当時の吉川大臣の言い分をうのみにしている。実際、その会食の場で、もう局長も部長も課長も御存じの人ですよね、養鶏業界を代表する秋田善祺さんがおられて、そして、その方が結局会社のコーポレートカードで払っているわけなんで...全文を見る
○田村(貴)委員 だから、報告書で書かれていないことが多過ぎるんですよ。そして、重要な部分が今局長の答弁にあったんだけれども、誰がその費用を払ったのか、誰も確認していないんですよ。見たかも分からないけれども、黙っているかも分からない。ここが明らかになっていないんです。だから、枝元...全文を見る
○田村(貴)委員 自分を振り返ってみたら、普通の人だったらじくじたる思いですよ。よくそういう訓示をされたなというふうに私は思いますよ。  国家公務員倫理規程違反で懲戒処分を受けた人物をいまだに事務次官、倫理監督官に就けているんですよ。大臣が就けているんですよ。これで全農林水産省...全文を見る
○田村(貴)委員 さあ、今の大臣のその弁を農水省の職員の方はどういうふうに受け止めるでしょうかね。  もう一問聞きたいんですけれども、野上大臣、西川公也氏について伺います。この会食とちょっと切り離して聞きます。  西川公也氏は、農林水産省と利害関係にあるという認識ですか。西川...全文を見る
○田村(貴)委員 そうなれば、西川公也元大臣についてもこの場に来ていただかなくちゃいけませんよね。  西川公也さんがどういう役割をしたかというのは、聞かれていますでしょう、私、予算委員会で説明しましたよね。アニマルウェルフェアについて、日本養鶏協会に署名運動を提起すべきだと働き...全文を見る
○田村(貴)委員 そういう狭い範囲のことを言っているから駄目なんですよ。  贈収賄事件があるんですよ。政治がゆがめられたという疑義がたくさんあるんですよ。だからこそ、一つの会食がどういう役割を果たしたのかというのは、徹底検証されなければいけないんです。質問にお答えになっていませ...全文を見る
○田村(貴)委員 また続きをやらせていただきたいと思いますけれども、次の質問は、米価下落問題についてであります。  新型コロナウイルスの感染拡大による外食需要の激減、インバウンド需要の消滅によって、米余りと米価下落が一層深刻化しています。  民間在庫は四か月連続で三百万トンを...全文を見る
○田村(貴)委員 問題は、米作農家が経営維持できるかどうかというところにかかっていると思うんですよね。  作付転換、正念場と言われました。加工用米も過剰在庫状態が続いています。二一年産を加工用に転換する取組を支援する水田リノベーション事業、これは二百九十億円でありますけれども、...全文を見る
○田村(貴)委員 加工用米の価格が下がっている、そして、こういう施策によって下がり続けているということに対しての解決の方向性について、解決策については示されませんでした。だから、大臣、抜本的対策が必要になってきているわけなんですよ。この状況では大変なことになってまいります。  ...全文を見る
○田村(貴)委員 これでは農家の方は、もう本当に、大変心配で、この先やっていけるどころか、不安にさいなまれているというふうに思います。  それで、一つ衝撃になっているのは、農家にこれだけの減産を押しつけておきながら、外国から七十七万トンのミニマムアクセス米は輸入し続けている。こ...全文を見る
○田村(貴)委員 結局、有効な手だては打たれていないということであります。  米価下落問題について政府が真剣に取り組むことを求めて、今日の質問を終わります。
03月17日第204回国会 衆議院 農林水産委員会 第3号
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○田村(貴)委員 日本共産党の田村貴昭です。  森林間伐特措法の改正案について質問をします。  この法律は森林間伐を進めていく上で大事な役割を担っており、これまでの法定交付金などの支援措置については必要だと考えています。  しかし、今回新たに盛り込まれた特定植栽促進事業につ...全文を見る
○田村(貴)委員 上限は。
○田村(貴)委員 上限はないということですよね。  レクのときの説明と全然違いますね。ずっと主伐、主伐と担当者の方は言ってこられましたよ。  これは一定量を取らないと植林できませんよね。事業としても成り立ちませんよね。じゃ、今回の特定植栽促進事業というのは、森林の本数密度を調...全文を見る
○田村(貴)委員 立ち木が皆伐されるとどうなるのかという大問題があるわけですよ。標準伐期であれば、四十年から五十年は炭素を固定してきたことになります。  しかし、主伐してなくしていけば、その地域における森林の炭素の固定量は一旦ゼロになります。一方、成長が速いエリートツリーを幾ら...全文を見る
○田村(貴)委員 そこにあった立ち木を皆伐してしまったら、それは、幾らエリートツリーでも数十年かかるから、二〇三〇年目標には間に合わないんじゃないか。誰でも分かる議論なんですよね。  そして、大臣は木材利用というふうに言われました。木を切れば、木材加工製品となる部分はあります。...全文を見る
○田村(貴)委員 そうです、菅首相が二〇五〇年のカーボンニュートラルを宣言したんです。でも、今、熱い焦点は二〇三〇年の中間目標ですよ。この特措法だって二〇三〇年じゃないですか。二〇三〇年に向けて温室効果ガスをいかに削減させていくかということであります。長伐期多間伐の施業というのが...全文を見る
○田村(貴)委員 二〇三〇年目標値に対してどうなのかということなんですよね。  大臣、先ほど、木材加工が非常に大事だと言われました。私、資料を、ちゃんと説明してもらって、その上で、こういう現実があるんだということで今日わざわざお配りしているんですけれども、建築においても、その他...全文を見る
○田村(貴)委員 何十年先の話をしているんですかね。これは時限立法でしょう。そういう話をしているわけですよ。今、吸収量を維持し、そして高めていかなければならないということですよ。皆伐してしまったら、その途端にゼロになっちゃうんですよ。木材加工に回してもこういう状況はあるんですよ。...全文を見る
○田村(貴)委員 保安林の伐採の上限は二十ヘクタール。皆伐も可能であります、日本においては。ドイツでは、全ての州で最高二ヘクタールまでしか皆伐を認めていません。日本の規制は非常に緩いと言わなければなりません。  日本は、森林の半分は保安林です。水源涵養林がほとんどであります。そ...全文を見る
○田村(貴)委員 いろいろ言われましたけれども、答弁の中で、森林の機能を超える大きな力が働いていると。そうなんですよ、気候が異常なんですよ。異常気象によってまさに深層崩壊まで雨が降る、こういう事態の中で一層森の機能というのは守っていかなければならないんじゃないんですか。それを、私...全文を見る
○田村(貴)委員 ただいま議題となりました森林の間伐等の実施の促進に関する特別措置法の一部を改正する法律案に対する修正案につきまして、その趣旨を御説明申し上げます。  政府は、二〇五〇年カーボンニュートラルに伴うグリーン成長戦略の中で、森林、木材による吸収や排出削減の効果を最大...全文を見る
○田村(貴)委員 日本共産党を代表して、森林の間伐等の実施の促進に関する特別措置法の一部を改正する法律案について反対討論を行います。  現行法の間伐事業に対する交付金制度は、百年、二百年の長期にわたって間伐を繰り返しながら森を守っている奈良県のような取組にも活用されており、延長...全文を見る
○田村(貴)委員 日本共産党の田村貴昭です。  本法律の予算措置を規定していた公害防止事業財政特別措置法を政府が失効させることについて、これは不当であります。これはこれとして、別途議論をしたいというふうに思っております。  大臣、まず、お手元の資料を御覧いただきたいと思います...全文を見る
○田村(貴)委員 それらの取組は否定するものではありませんけれども、現に被害がこうやって毎年拡大されているわけなんですよね。  これは何でそうなったかというと、まさに国営諫早湾干拓事業から始まったわけであります。大規模で平たんな優良農地を造成して、生産性の高い農業を実現する。国...全文を見る
○田村(貴)委員 それをもってしても、九期連続の不漁なんですよ。これは深刻な状況です。稚貝を三千放流をするという話がこのときにも出ています。  しかし、私、現地で潜水漁のタイラギの漁師さんに聞いたら、それは絶対にないと。潮流が遅くなって腐泥がたまって、硫化水素が発生するような海...全文を見る
○田村(貴)委員 潜水漁という特殊な技術、これが継承できないという危機にあるわけですね。このままだったらタイラギが捕れないから、漁師をやめちゃおうかと。後継者がいないわけなんですよ。いないというか、作れないんですよ、そこに資源がないから。文化とか昔からの漁法の技術とかの継承ができ...全文を見る
○田村(貴)委員 一刻も早い有明海再生と、開門によらない基金による解決というのは相入れないんですよ。みんなが分かっている話ですよ。ここは政策転換が必要であります。  最後に、江藤前大臣も野上大臣も、様々な立場の関係者がバランスよく参加するのであれば一堂に会して話し合うこともあっ...全文を見る
○田村(貴)委員 開門を前提に、和解のテーブルに早く着くことを強く要求して、終わります。
03月18日第204回国会 衆議院 災害対策特別委員会 第3号
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○田村(貴)委員 日本共産党の田村貴昭です。  最初に、避難所の確保について質問します。  一年前の大臣所信質疑で、私は、コロナの感染拡大時における避難それから避難所の在り方について質問しました。その後、内閣府の方からたくさんの自治体向けの通知が出されたところです。三密回避、...全文を見る
○田村(貴)委員 内閣府が、去年の台風十号で、避難所から入れないと言われたところの自治体を中心にアンケート調査を行った。その結果も読ませていただきました。十号接近前にホテル、旅館等を開設することを検討したか、この問いに対して、検討しなかったが七七・四%に上がっているわけですよね。...全文を見る
○田村(貴)委員 感染拡大の下で、指定避難所、それから公的施設、ここだけではもう対応できないというのは明らかであります。民間、それから企業等の施設も活用して、また、事前に災害協定などを結ぶ、そういうことも含めて十分な避難所を確保していく、これがやはり喫緊に求められるというふうに思...全文を見る
○田村(貴)委員 結局、理由は、従前から適用していなかったから今回も適用していないと。だから、それだけなんですよ、理由は。それを変えていただきたいんですよ。  あるオーナーさんがこう言っています。そのスナックの店舗なんですけれども、風俗営業といっても、お酌をしたり隣に座ることは...全文を見る
○田村(貴)委員 福島沖の地震においても、グループ補助金の特例というのが設けられたと聞きました。これにおいても同じ対応を続けておられます。  災害というのは、今年またどういう大きいのが来るかも分かりません。私は、実際に、こういう事例があって、そこでもう行き詰まっている、だから、...全文を見る
○田村(貴)委員 副大臣、湯沢の中心経営体になられたという話があったんですけれども、みんながみんな、そううまいこといく話じゃないんですよね。  例えば、あるキウイフルーツの果樹園が損壊した、この農家の方はこう言っています。もう六十代後半なので、今更中心と言われても困りますと。営...全文を見る
○田村(貴)委員 農林水産省の食料・農業・農村基本計画では、中山間地等を今後も安定的に維持していくためには、小規模農家を始めとした多様な経営体がそれぞれにふさわしい農業経営を実現する必要があると言っています。  小規模家族農家、ここは中心経営体になることができないんですよね、こ...全文を見る
○田村(貴)委員 安倍政権も菅政権も、こういう災害が起こったときにはできることは全て行うという立場じゃないですか。だから、スナックの一件に対しても今度の被災者向けにしても、これはできることの範囲内なんですよ。できることだったら、やはりやってください。そのことを強く要求して、今日の...全文を見る
03月19日第204回国会 衆議院 環境委員会 第3号
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○田村(貴)委員 日本共産党の田村貴昭です。  最初に、建設アスベストの被害補償について質問します。  十二月十四日に東京第一陣訴訟、一月二十八日に京都第一陣訴訟で、共に最高裁は国の上告を退ける決定をし、規制権限を行使してこなかった国に責任があるとした判決が確定をいたしました...全文を見る
○田村(貴)委員 副大臣、いかがですか。いいですか。  もう一問。  被害者への救済というのは、これは与党PTがお金を出してするんじゃないんですよね。これは、政府が、厚生労働省が中心になって、責任を持って行うわけなんです。PTの議論というのはそれはそれとしていいんですけれども...全文を見る
○田村(貴)委員 省としても、解決のために検討、努力をしていくと。これは押さえさせていただきたいと思います。  三月十二日に、原告団、被害者、遺族が国に創設を求めている補償基金制度の実現に向けた野党共同ヒアリングを行いました。我々は、石材、アスベストの建材メーカーに、基金創設の...全文を見る
○田村(貴)委員 この野党共同ヒアリングで、我が党の宮本徹議員、それから笠井亮議員が、企業側の賠償負担責任を決めるために資料の提出を要求いたしました。立憲民主党の議員からも、国には資料を出させる責任があると強く提出を求めたところであります。工業会に求めて提出をいただきたいと思いま...全文を見る
○田村(貴)委員 メーカーの責任も断罪されている判例がたくさんあります。これを不問にすることはできません。  三原副大臣、アスベスト訴訟は、原告が千百五十六人、うち亡くなられた方が九百三十二人、救済されないままに七割が死亡されたということであります。長期にわたって、つらい体を押...全文を見る
○田村(貴)委員 気候危機への対応は、科学者とか国際NGOが果たしている役割は非常に大きいものがあります。この声に真摯に耳を傾ける必要があります。そして、NGOが、識者が、日本を名指しして、バイオマス発電の中止を訴えているわけであります。  そこで、まず現状についてお伺いしたい...全文を見る
○田村(貴)委員 FIT以外については把握されていないということです。  ENEOSが、FIT認定を受けない世界最大級の超大型バイオマス発電計画を発表しました。これは三十万キロワットであります。ともかくまず把握をすることが大事ではないでしょうか。要請しておきます。  それから...全文を見る
○田村(貴)委員 すごい量が増えているわけですよね。  こうした燃料が急拡大しているという中で、国産と輸入の割合についてもお伺いしたいというふうに思います。  今、バイオマス発電で使用している燃料の国産あるいは輸入の割合というのは、どの国からのものが多いんでしょうか。その割合...全文を見る
○田村(貴)委員 七割が輸入燃料に頼っているということです。燃料の拡大も驚きの数字ですけれども、その割合が七割ということであります。  海外産のパーム油や木質ペレットを大量に利用している現状が分かりました。木質ペレットの輸出のために、北米の湿地林などの天然林が皆伐されて、トナカ...全文を見る
○田村(貴)委員 第三者認証というのは、RSPO、持続可能なパーム油のための円卓会議、こうした認証のことを指すんでしょうか。
○田村(貴)委員 RSPO認証油を大量に発電に使っていくとどうなるのか。既存の植物油、こうしたところを作っているメーカーは、この非認証の油も使わざるを得ない。つまり、パイが増えるわけですからね。そして、RSPOではない、非認証の農場が必然的に増えていくことになるわけであります。結...全文を見る
○田村(貴)委員 カーボンニュートラルで、二〇三〇年の目標値というのが非常に焦眉の急になってきます。その検討というのはいつ頃までにされることになるんでしょうか。
○田村(貴)委員 そうしたことも問題なんですよね。  小泉大臣にお伺いします。  大臣、この間、所信質疑の中で、大臣がこの国会の中でも、海外から十七兆円、燃料をお金を出して買っているという認識がありました。これもその範囲に入っていると思うんですよね。バイオマス燃料についてもい...全文を見る
○田村(貴)委員 地産地消型が望ましいということです。  たとえ植栽されても、再び同量の炭素が貯蔵されるまでには数十年かかります。CO2の四五%削減が必要とされる九年後まで、とても回復はできません。だから、こうした状況について、学者が、そして国際NGOが緊急的に声明を出し、そし...全文を見る
○田村(貴)委員 それで、バイオマス発電というのは、燃料に輸入木材を使うべきではないと私は主張したいと思います。大規模なものへの補助はやめて、燃料は地域から出る未利用材や端材、それから建築廃材のみをもって、熱利用を条件とした小規模分散型の地域の発電所に私たちは限るものだと思います...全文を見る
○田村(貴)委員 少なくとも、燃料に輸入木材を大量に使うべきではないといったところは共通かなと思ったんだけれども、国産の森林についての考え方は、私は今申したとおりです。  そして、昨日、農水委員会でまさに質疑したところなんですけれども、老齢期を迎えた木材であっても吸収量は劣らな...全文を見る
○田村(貴)委員 でも、まだ事業をやっていますよね。環境省が出された資料でも、たくさんの自治体で、例えば下水道事業、しゅんせつ等の事業をやっていますよね。有明海もそうでありました。  環境省の公害財特法に関するアンケート結果、これを取りまとめられていますけれども、延長希望が七地...全文を見る
○田村(貴)委員 どんな声が上がってきているんですかと聞いているんですよ。その数字は、さっき私が言いましたでしょう。時間がないので、また後で聞きますけれども。  最後、小泉大臣。半世紀にわたって、五十年にわたって公害防止の事業に役割を果たしてきたこの公害財特法、これが国会にかけ...全文を見る
○田村(貴)委員 そうであるならば、やはりこの法律を存続させることが一番の担保になるのではないか。なぜならば、これを失効させて、ほかに代わる措置や法律がないからであります。この失効については明らかに不当であることを申し上げて、今日の質問を終わります。
04月02日第204回国会 衆議院 環境委員会 第4号
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○田村(貴)委員 日本共産党の田村貴昭です。  自然保護法の改正案について質問をします。  環境省から説明を受けて、国立・国定公園において、保護のみならず利用面での施策を強化すると、本法の目的であると伺いました。保護は大丈夫でしょうか。逐次質問をします。  まず、利用拠点整...全文を見る
○田村(貴)委員 保護上の懸念は生じないとおっしゃいますけれども、自然保護法の特別地域、それから特別保護地区、事細かに、してはならない条項がありますよね。今おっしゃったように、工作物の新築、改築、増築、それから伐採、土砂採取、広告物の掲示、土地の形状を変更する等々、たくさんの手続...全文を見る
○田村(貴)委員 宿泊事業、キャンプ場の創設といったところの提案ということでありました。  協議会の国立公園の計画の提案に対して、これを拒否する場合は、環境大臣は協議会に対してその理由を示さなければならないというふうにされています。その場合、何を基準にして拒否の理由を提示するん...全文を見る
○田村(貴)委員 協議会の提案に対する可否の返答、協議会から大臣に対して出された提案に対して大臣が協議会に対して可否の返答をする、その返答の期限というのはどの程度を見込んでおられるんでしょうか。また、その根拠について教えてください。
○田村(貴)委員 行政手続法は、そのうちの選択肢の一つに入るのではないでしょうか。  行政手続法、具体的には一か月から数か月の間に回答するということも考えられるのではないかと思いますが、いかがですか。
○田村(貴)委員 公園計画の見直しについては、これまで通常は五年程度をめどにして中央環境審議会で検討されてまいりました。しかし、変更の提案に対して環境省が回答義務を負う、その期限が一か月から二か月の間となってしまえば、これまでのように必要な意見聴取や、この一か月、二か月で中環審の...全文を見る
○田村(貴)委員 では、その公園計画の変更の際に行っていた中央環境審議会、中環審の検討と同等のことをやるということなんですか。そのことは、この条項のどこに記されているんですか。
○田村(貴)委員 自然公園、これは、その生態系については、いまだ総合的に知見が得られると言われていません。その都度、有識者等々の意見を聴取をする、それから、必要があれば追加の調査を行ってまいりました。地域制の自然公園制度の性格上、利害関係者も多い、地方自治体や土地所有者からの意見...全文を見る
○田村(貴)委員 大臣、私はびた一文の論議には入りません。それはいろいろな場合があると思うんですよね。後で言いますけれども、自然保護団体とか識者とか有識者とか、環境が保全されることが客観的に保障されるならば、それはその限りではないだろうというふうに思っています。そこは大事だと思い...全文を見る
○田村(貴)委員 満喫プロジェクトについて質問します。  本法の改正提案は、二〇一六年から全国八つの国立公園で実施されてきた国立公園満喫プロジェクトを全ての国立・国定公園で展開するための制度化であります。満喫プロジェクトにおいて様々な問題がこれまでありました。  例えば、十和...全文を見る
○田村(貴)委員 ほかにもいろいろ問題があったんですけれども、十和田八幡平の蔦沼遊歩道の件については、我が党の市田忠義議員が二〇一八年の三月、質問をしています。このとき、当時の中川大臣の答弁なんですけれども、「計画段階においてこの地域協議会に参画していない自然保護団体の方の意見を...全文を見る
○田村(貴)委員 局長にもお伺いします。  必ずしも必要がないと大臣はおっしゃったけれども、やはり、これから出される事業計画というのは、できるだけ、専門家、そして、地元はもとより、自然保護団体、そういった方々の知見を反映させる、意見を聞くということが大事だと思いますが、これをど...全文を見る
○田村(貴)委員 協議会の事業計画というのは、特別地域、それから特別保護地区、これは入るわけですよ。これはどういう扱いになるかというと、特別保護地区は、原生状態、元のまま保持していく、それから特別地域においては、基本は、農林水産業以外は景観を極力保持しなければいけない、こういう規...全文を見る
○田村(貴)委員 ということをずっと三年間おっしゃってこられたんですよね。いずれにしても対症療法なんですよ。そして、三年間、やはり水稲作付ができなかったんですよ。これが事実なんです。  農家の方はどう言っているか、今後五十年、百年、我々はずっと噴火の心配をしながら農業を続けなけ...全文を見る
○田村(貴)委員 霧島連山では、活発な火山活動が続いています。次の噴火はいつ起こるか分かりません。三年前の噴火が再度起こり、田んぼの取水が始まったその後では、もう取り返しのつかない事態になってしまいます。最悪の事態を生まないために、内閣府、農水省と、またほかの省庁と環境省が連携し...全文を見る
○田村(貴)委員 日本共産党を代表して、自然公園法の一部を改正する法律案について反対討論を行います。  今、世界では百万種の動植物が絶滅の危機に瀕しています。日本でも、この十年間で、新たに九百七十一種がレッドリストに掲載されました。生物多様性条約「愛知目標」が掲げた、二〇二〇年...全文を見る
04月06日第204回国会 衆議院 農林水産委員会 第4号
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○田村(貴)委員 日本共産党の田村貴昭です。  米問題と食料支援策について質問します。  コロナ禍によって、外食需要の激減、インバウンド需要の消滅によって、米余りと米価下落が一層深刻な問題となっています。  米どころの山形県庄内平野のお米の状況を見聞きしてまいりました。大変...全文を見る
○田村(貴)委員 でも、大臣、この状況はとても深刻ですよね。緊急事態ですよね、お米に関する。趣旨になじまないと言うんだけれども、その趣旨をやはり追加するなり変えるなりしないと、この問題は解決できないんじゃないですか。作付転換を促していますけれども、加工用米だってどんどん値下がりし...全文を見る
○田村(貴)委員 大臣、考えていただきたいんですけれども、であるならば、なぜ大学前とか近くの公園等における食料配布会にこれだけたくさんの学生が列を成しているのかということですよね。  今大臣がおっしゃった施策については私も知っています。文部科学省の学生支援緊急給付金、言われまし...全文を見る
○田村(貴)委員 頑張っても努力しても、報われない現実があるわけですね。  筑波大学では三千人、北海道大学と北海学園大学ではそれぞれ一千人の学生が列を成したというふうに伺いました。  私、地元の福岡で支援事業に当たっている青年からお話を聞いたんですけれども、福岡教育大学では女...全文を見る
○田村(貴)委員 大臣、自治体のそうした自主的な取組について否定されませんでした。尊重されるとおっしゃるのならば、全国展開されたらいかがですか。今大臣が言われた学校給食、それから子供食堂等々、やっておられることは分かっています。しかし、それは微々たる量じゃないですか。そして、学生...全文を見る
○田村(貴)委員 また論議したいと思います。  今日は以上で終わります。
04月07日第204回国会 衆議院 農林水産委員会 第5号
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○田村(貴)委員 日本共産党の田村貴昭です。  法案審議に入る前に、農水行政に関わる疑惑について質問をいたします。  アキタフーズの秋田善祺元代表と吉川貴盛元農水大臣が一月十五日に贈収賄疑惑で在宅起訴されてから、間もなく三か月になろうとしています。  二〇一八年から二〇一九...全文を見る
○田村(貴)委員 つまり、音声データがない、テープ起こしをしたものではないと。議事録じゃなくて議事概要だったということなんですよ。  委員の一人は、アニマルウェルフェアのことについてOIE協議会で協議をしてきた、協議をしている中で養鶏業者と元農水大臣との金銭疑惑が出てきた、これ...全文を見る
○田村(貴)委員 さらっと言われましたけれども、吉川氏それから秋田氏、被告になる前ですよ、在宅起訴される前に何ぼでも聞く機会はあったじゃないですか。贈収賄罪に問われている業者と会食をした、このことの重大性が本当に農水省には私は欠落していると思いますよ。農水省自体でこの疑惑の解明を...全文を見る
○田村(貴)委員 第三者委員会について伺います。  野上大臣は、第三者委員会を立ち上げると一月二十九日に発表して、四人の委員を任命されました。二月三日に一回目の会合を行ったというふうに聞いています。その後の検証の途中経過については、スケジュールも含めて公表しないことを決めたと言...全文を見る
○田村(貴)委員 全然分かりません。  大臣に改めて伺います。  大臣が述べているんですよ、しっかり検証してもらうと。そして、この検証委員会は何回やっているんですか、いつやっているのか。それさえ答えられないというのが、なぜ今後の調査に影響があるのか、なぜ影響が出てくるのか、そ...全文を見る
○田村(貴)委員 国会は、こうした疑惑に対しての真相究明、そういう任務を担っています。国会に対して真実を覆い隠すやり方では、国民の疑念は一層深まるものだと指摘せざるを得ません。  法案について尋ねます。  本法案は、政府の農林水産物・食品の輸出拡大実行戦略の中で、国の出資を受...全文を見る
○田村(貴)委員 投資となる原資の半分近く、四四・三%を国費をもって支えているということであります。  政府は、二〇二〇年の農林水産物・食品の輸出額は九千二百二十三億円に達したことを強調しています。加工品がそのうち四割を占めます。中にはアルコール飲料や清涼飲料水まで含まれていま...全文を見る
○田村(貴)委員 数字的にはっきり出てきませんね。どうして輸出額がはじき出されるのか、非常に不思議であります。そもそも、膨大な食料の輸入を進めて、食料自給率が四割を切るような事態の中で輸出を政策の軸に据えるというのは、本末転倒だと言わざるを得ません。  昨年五月の規制改革推進会...全文を見る
○田村(貴)委員 しかし、それは省令でしかないために、法的拘束力を持ちませんよね。  企業の農業参入というのは、農地リース特区によって解禁されました。その後、様々な制度的な変更がされて、参入企業数は拡大の一途をたどってまいりました。  二〇〇九年の農地法改正により、リース方式...全文を見る
○田村(貴)委員 先ほどの庄内こめ工房の斎藤一志さんですけれども、百万円の利益が出たらアグリビジネス社から全額優先配当しろと言われた、腹が立ったので株式を全量買い戻した、経営する別会社では大手商社より出資を受けたが三期連続で赤字で出資金を引き揚げられた、利益がどんどん出て配当がす...全文を見る
○田村(貴)委員 私は、日本共産党を代表し、農業法人に対する投資の円滑化に関する特別措置法の一部を改正する法律案に反対の討論を行います。  本法案は、農業法人に限定していた投資対象を、農林水産物、食品の輸出、製造、加工、流通、小売、飲食の提供、林業、漁業の法人、スマート農林水産...全文を見る
04月09日第204回国会 衆議院 外務委員会 第7号
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○田村(貴)委員 日本共産党の田村貴昭です。  協定に入る前に、牛肉のセーフガードについて質問をします。  三月十日、アメリカからの牛肉輸入量が基準数量を超えたということで、日米貿易協定により緊急輸入制限、セーフガードが発動されました。この背景を含めて説明をしていただけますか...全文を見る
○田村(貴)委員 基準数量二十四万二千トンを超えて、二十四万二千二百二十九トンが輸入されたということであります。  日本の畜産を守るために発動されるのがセーフガードです。元々三八・五%でした。それが大きく引き下げられて、昨年は二五・八%に、これが三八・五%に僅か三十日間戻るだけ...全文を見る
○田村(貴)委員 同じ質問ですけれども、農林水産省はどういう受け止めなんですか。アメリカ側が基準数量の引上げを求めてきた場合に、農水省としては、これは私も農水委員会で大分聞いてきましたけれども、どういう立場で臨まれるんでしょうか。
○田村(貴)委員 きっぱりお答えになりませんね。何か弱腰であるような印象を受けました。  続けて伺います。  日本は、TPP11で、牛肉のセーフガードの基準数量を、アメリカも含めたままで六十一万トンを設定しました。ところが、日米貿易協定では新たに二十四万二千トン分を設定しまし...全文を見る
○田村(貴)委員 伝えてはいるけれども、この矛盾については交渉に入っていないということですよね。そんなのでいいんでしょうか。こんなことでは、これからまた大変なことになるのではないかと思います。  昨年は、たまたまオーストラリアが干ばつで数量が減ったから、アメリカ分の牛肉が増えた...全文を見る
○田村(貴)委員 私は、そういう矛盾を解決しないままやったら、オーストラリア産、干ばつで減ったんだけれども、平時だったらもっと増えてくることになりますよ。だって、TPPにアメリカ分も入れているんだから。その分、六十一万トンで攻勢をかけてくるわけですから。そのことが何で解決されてい...全文を見る
○田村(貴)委員 おととし、日米貿易協定で、農産物については米国産農産物の七十二億ドル分の関税を撤廃、削減することを認めました。一方で、自動車は見送られたままです。いろいろおっしゃいましたけれども、見送られたままです。当時、安倍首相はウィン・ウィンの関係だと言われましたけれども、...全文を見る
○田村(貴)委員 特段の影響はない、特段の影響はないと言いますけれども、全く影響はないと言い切れますか。そうじゃないですよね。葉梨副大臣も、店頭に行かれたら、御承知のように、ショウガですみ分けをしていると。しかし、生鮮のショウガだって、中国産と国内産と並んで売っていますよ。それか...全文を見る
○田村(貴)委員 そうやって、大丈夫だ、そして、すみ分けしているとずっと言い続けてきました。だけれども、葉梨副大臣も、もう農水省では一番大きな問題だと私思うんだけれども、やはり農業センサスで、この五年間で四十万人の農業従事者が減った。田んぼも畑もどんどん減っている。この状況は、や...全文を見る
○田村(貴)委員 そうなんです。農家の担い手が減っているんですよ。それはそうでしょう。何でも関税がゼロになっていく、そして引き下げられていく、そうしたら将来に、農業をやっていけないじゃないかと。私も九州の畜産業者からいっぱい聞きました。今はいいけれども、将来に展望が見えないと。だ...全文を見る
○田村(貴)委員 重要な提案をそのように受け止めておったら、やはり駄目ですよ。  茂木大臣、お伺いしますけれども、コロナ禍の下で情勢は変わっているんですよね。現実に、サプライチェーンの寸断や輸出規制が世界の国で行われました。輸入食品に対する日本の立場としては、一たび輸出規制が行...全文を見る
○田村(貴)委員 日本が輸出する量の十倍ですよ。この国は、外国からの農産物に頼っているわけですよ。異常ですよ。食料自給率三八%ですよ。食料・農業・農村基本計画、一度も達成したことがないんですよ、この国は。そういう状況の下で、また自由貿易協定を拡大して、そして農業生産者を減らして…...全文を見る
○田村(貴)委員 なぜ急ぐんですか。国連貿易開発会議の試算では、本協定が発効された場合、参加国の中で最も輸出が伸びているのが日本だと言われます。中国も韓国も輸出増になるという判断です。しかし、ASEANの主要国六か国のうち、伸びるのはタイ、このほかの国はマイナス若しくは一%の微増...全文を見る
04月14日第204回国会 衆議院 外務委員会 第8号
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○田村(貴)委員 日本共産党の田村貴昭です。  三人の参考人の先生方、ありがとうございます。  私は、九日の協定の質疑のときに、農業問題を中心に質問しました。本協定では、多くの野菜と果物の関税が撤廃されます。今でも輸入生鮮野菜の八〇%はRCEP参加国でありまして、わけても隣国...全文を見る
○田村(貴)委員 全面関税撤廃に等しいというお話でもありました。  そして、先生からは、大変厳しい農業の現実があるということなんですけれども、私も同じ思いであります。幾ら生産量を下げない対策を農林水産省が唱えたとしても、今、この国の農業は、農業従事者が激減しています。そして、耕...全文を見る
○田村(貴)委員 ありがとうございました。  コロナのお話も出たんですけれども、感染拡大の下で、国外では輸出制限に踏み切る動きも出てまいりました。近い将来、慢性的な食料不足が起こると国連は報告しており、まさに日本にとって食料自給率の向上は死活問題であります。ただ、日本の食料自給...全文を見る
○田村(貴)委員 終わります。ありがとうございました。
04月14日第204回国会 衆議院 農林水産委員会 第6号
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○田村(貴)委員 日本共産党の田村貴昭です。  今日は、除草剤グリホサートの問題について質問します。  日本の小麦の食料自給率は一六%で、多くを輸入に頼っています。農水省の発表によれば、食用の輸入小麦から六十四種類の残留農薬が検出され、除草剤グリホサートは百五十サンプル中百二...全文を見る
○田村(貴)委員 そういう結果があるんですね。商品についての残留検査、政府として行っているんですかと私は聞いているんですけれども。
○田村(貴)委員 よく分からないので、皆さんに今日は資料を持ってまいりました。  農民連の食品分析センターがカップ麺やインスタントラーメン、乾麺などを調査したところ、十六製品中十製品からグリホサートの残留が検出され、特に北米産小麦から高い確率で検出されているわけであります。コロ...全文を見る
○田村(貴)委員 時期については未定ということですね。  現在、グリホサートやグリホサート製剤の健康への影響に関してたくさん指摘がされています。発がん性、環境ホルモン作用、出生異常、生殖系への影響、脂肪肝、自閉症など発達障害、パーキンソン病、急性毒性としての皮膚炎、肺炎、血管炎...全文を見る
○田村(貴)委員 世界各地でこれだけ多面的な健康影響が出るという知見が出されているわけですから、既存の毒性評価では不十分ですよ。しっかりと参考にされていただきたいと思います。  加えて、補助剤の問題があります。フランスのカーン大学のセラリーニ教授の研究グループは、ラウンドアップ...全文を見る
○田村(貴)委員 是非、補助剤についても単独で検査すべきだというふうに申し上げておきたいと思います。  EUでは、POEAは、二〇一六年にグリホサートの登録許可を暫定的に延長するように決めた際に使用を禁止しています。しかし、日本では、補助剤の方がはるかに毒性が強いにもかかわらず...全文を見る
○田村(貴)委員 POEA以外にも、いろいろな添加剤、補助剤が農薬に含まれています。安全性審査は、こうした添加物についても今審査しているんでしょうか。
○田村(貴)委員 製剤での審査内容は急性毒性のみであります。肝心の発がん性に関わる慢性影響については考慮されていません。  慢性毒性の評価について質問します。  欧州司法裁判所は二〇一九年に、農薬は、単独の有効成分だけでなく、その売られている製品の安全性が審査されなければなら...全文を見る
○田村(貴)委員 現在使用されている農薬全体について、慢性の無毒性量をやはり調べるべきだ。そして、種類が多過ぎてできないのであれば、安全係数を上げる必要があるんじゃないでしょうか。安全係数一〇〇というのは、これは私はなかなか根拠はないと思いますよ。ですから、一〇〇ではなくて、もっ...全文を見る
○田村(貴)委員 あらゆる健康障害の可能性が指摘されているわけです。そうであるならば、安全の範囲が今は分からないのであれば、予防原則の観点から引き上げていくべきだと私は思います。  農薬調合の内容は企業秘密とされて、非公開のものが多いです。日本で行われている安全性審査は、企業が...全文を見る
○田村(貴)委員 政府において、客観的な検証をしっかりと行っていただきたいと思います。  大臣にお伺いします。  るる述べてきました。グリホサートと補助剤の毒性について、かなり危険性があります。世界中で様々な角度で人体への影響が検証されています。使用を禁止する、あるいは規制す...全文を見る
○田村(貴)委員 大臣、同じ質問です。  今の段階で長年摂取することによる健康障害というのは因果関係が分からないか、あるいは解明できないかも分からないけれども、これだけの世界中の識者が、あるいは知見で危険性、安全性を指摘されているんだったら、やはり予防原則の観点に立ってこういう...全文を見る
○田村(貴)委員 大臣、そうはおっしゃるけれども、世界では、毒性が明らかになる中で、各国で規制が広がっています。  それで、製造元のバイエルは、健康被害による訴訟で多額の損害賠償を強いられ、何と昨年は一兆円払うと発表もされています。株価も落ち込んでいる。そういう事態となっている...全文を見る
○田村(貴)委員 予防原則に基づいたグリホサートの国内使用の規制や、残留農薬基準の厳格化を求めて、今日の質問を終わります。      ――――◇―――――
04月15日第204回国会 衆議院 災害対策特別委員会 第5号
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○田村(貴)委員 日本共産党の田村貴昭です。  災害対策基本法の改正案について質問します。  最初に、個別避難計画の作成についてであります。  高齢者や障害者など、災害時に自力で避難することが難しい要支援者に対して自治体が事前に避難方法を決めておく個別避難計画は、これは大切...全文を見る
○田村(貴)委員 それで、具体的に問題点を挙げていきたいと思うんですけれども、自治体、それから地域のコミュニティー、自治組織、支援団体、要支援者、そしてその家族、それぞれにやはり悩みと要求があると思うんですよね。例えば、避難させる支援者が確保できない、決まらない、避難支援員の連絡...全文を見る
○田村(貴)委員 大変、この計画を作るに当たっては、骨の折れる仕事だというふうに思います。マンパワーの確保、それから財政支援措置、これもしっかり行っていただきたいと思います。  次に、法案にも関連して、自治体の防災担当職員ゼロ問題について質問します。  共同通信のアンケートに...全文を見る
○田村(貴)委員 新潟日報の記事に目が留まりました。負担が大きいと感じる業務について、多くの自治体が、平常時に国、県から求められる業務が多いことを挙げたと。国、県からの調査、照会メールへの対応、量が多過ぎると指摘している。国から各種計画の作成や見直しについて通知されるが、対応すべ...全文を見る
○田村(貴)委員 是非、連携してこの穴を埋めていただきたいと思います。やはり、平時から、それから、防災知識、経験、キャリアを持っている職員の方というのは本当に頼りになります。政府としての努力を要求したいと思います。  次に、被災者支援制度の改善について質問します。  昨年、支...全文を見る
○田村(貴)委員 それで、これはやはり、せっかくつくった制度ですから、どういう形で適用されているか検証が必要だと思います。  私も、ちょっと聞いてみたんです。熊本県は、五百六十八の中規模半壊で適用だという流れだと。これは、率にすると、手計算なんですけれども、半壊の一五%ぐらい。...全文を見る
○田村(貴)委員 西日本新聞が行った九州七県へのアンケート結果があります。紙面にも出ているんですけれども、四月八日付の西日本新聞を見ました。福岡、佐賀、熊本、大分、鹿児島、この五県が、更なる対象拡大が必要と答えています。福岡県は一部損壊まで、他の四県は中規模半壊に至らない半壊全て...全文を見る
○田村(貴)委員 大臣が今言われた県独自の被災者支援制度、これは内閣府の取りまとめがホームページに出ているんですけれども、九州、沖縄の八つの県で、支援法の中規模半壊に合わせたか、あるいは同等の支援制度があるのは、半分なんですよ。四県しかないんです。財政的理由で支援額の引上げができ...全文を見る
○田村(貴)委員 その知事会も、平成三十年十一月の時点では、一部地域が適用対象となるような自然災害が発生した場合、法に基づく救済が被災者に平等に行われるよう、全ての被災区域を支援の対象とすることと、やはり要望を上げているわけです。  先ほどの西日本新聞のアンケートでは、九州七県...全文を見る
○田村(貴)委員 被災者支援制度を前に進めてください。  以上で質問を終わります。
04月16日第204回国会 衆議院 環境委員会 第5号
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○田村(貴)委員 日本共産党の田村貴昭です。  今日は、福岡空港の土壌汚染問題について質問します。  福岡空港の敷地で土壌汚染対策上の基準を超えるベンゼン、鉛などが検出されて、対策が行われています。福岡空港には自衛隊と米軍施設もあります。なぜ土壌が汚染されているのか、空港を所...全文を見る
○田村(貴)委員 国土交通省、小林政務官はいいですか。
○田村(貴)委員 ベンゼンと鉛の毒性について、環境省、説明していただけますか。
○田村(貴)委員 福岡空港は、終戦後に米軍が接収して軍事基地となりました。そして、朝鮮戦争で米軍機の出撃態勢の迅速化を図るために、米軍は燃料のパイプラインを敷設したんです。  国交省の提出資料と図面では、このパイプラインと燃料タンクのあったところに、ベンゼン、ガソリンに性状が類...全文を見る
○田村(貴)委員 地歴調査の結果があるわけですね。この報告書では、パイプライン周辺を、土壌汚染が存在するおそれが多いと。可能性は極めて高いわけですよ。  私も何度もこれはレクを受けたんですけれども、米軍基地があった時代のパイプラインの危険性が高いというふうに言われていたんです。...全文を見る
○田村(貴)委員 こういう土壌汚染があった場合に、土壌汚染対策法の規定によって調査をする、それから、当該の知事に対して届出を行っていく、そして、指定基準を超過した場合には、土壌汚染対策法上、措置区域を設定するというふうに定めています。三千平米以上の土地の形質の変更、又は現に有害物...全文を見る
○田村(貴)委員 防衛省はそういう手続を福岡市との間で行ったということです。  国土交通省は、どうして、この土壌汚染対策法上の規定に基づいて報告をし、そして届出区域の指定を受けていないんでしょうか。
○田村(貴)委員 いやいや、なぜ福岡市の方にこの区域指定の申請をしなかったんですかと聞いているんです。防衛省はした、国交省は何でこれを手続しないんですかと。  つまり、土壌汚染対策法に従ってこういう区域指定をしたという意味は、特定有害物質によって汚染されており、当該汚染による人...全文を見る
○田村(貴)委員 それは分かっているんだけれども、その区域はどこを定めているんですかと聞いているんです。そこが全然分からないんですよね。  これは、防衛省とそれから国土交通省から出していただいた、滑走路拡張図面、そして土壌汚染対策のそれぞれの調査範囲というのを記しているんですけ...全文を見る
○田村(貴)委員 結局、それしか言えないんですよ。  土壌汚染対策法上は、調査をする、そして、それが基準以上の、汚染状態が超過した場合には、ちゃんと地元の都道府県知事、福岡でいうならば、この場合、政令市の福岡市に報告をして、そして、六条の要措置区域、防衛省はベンゼンでこの六条指...全文を見る
○田村(貴)委員 この土壌汚染調査、対策に、今国が支払っているわけです、二〇一五年から二〇一九年の五か年で四億一千四百九十七万円。しかし、この所有者、管理者でもない福岡県と福岡市が一部負担を担わされているわけです。その額について、地元三分の一負担で一億三千八百三十二万円、そのうち...全文を見る
○田村(貴)委員 全くおかしいですね。これは、本来ならば原因者であるアメリカが負担すべきものであります。ところが、地位協定によって、日本政府が、返還のあった、そうした土地の汚染対策をことごとく、沖縄も含めて肩代わりしてきたわけであります。  それだけでもけしからぬ話なのに、地元...全文を見る
○田村(貴)委員 全然理解できませんね。市民的にも理解できませんよ。  所有者でもない、原因者でもない、そして管理者でもない県と市に一億三千八百三十二万円もの負担を押しつけるのは、これは許されないことであります。  返還することを強く求めたいと思います。そして、土壌汚染対策と...全文を見る
○田村(貴)委員 これ、皆さん、共産党だけが言っているんじゃないんですよ。  毎日新聞、三月七日付の記事なんですけれども、去年の話ですね。二〇二〇年十月一日の福岡市議会経済振興分科会。共産党福岡市議団の倉元達朗市議は、米軍施設移設費の一部を市が負担することについて、米軍施設の移...全文を見る
○田村(貴)委員 地元の要望を伝えているということです。いつまでこういう状況を続けていくんでしょうか。  汚染土壌の費用も米軍施設の移転費用も、何もかも空港法と滑走路拡張事業の中にぶっ込んでしまって、莫大な税金を費やして、地元負担まで押しつけている。これはもう絶対に許されない話...全文を見る
○田村(貴)委員 IPCCの一・五度特別報告書についても確認したいと思います。  一・五度特別報告書では、一・五度と二度でどのような差が生じるとされていますか。
○田村(貴)委員 これは、二度だと大変なことになりますね。  大臣にお伺いします。  一・五度目標を達成するための日本のカーボンニュートラル宣言なんでしょうか。これを確認したいと思います。
○田村(貴)委員 では、その接近の方法なんですけれども、再度お伺いします。  今世紀末に一・五度であるための経路について、一つ目はオーバーシュートしない経路が考えられる、二つ目は限られたオーバーシュートの経路も考えられる、三つ目には高いオーバーシュートの経路、すなわち一時的に一...全文を見る
○田村(貴)委員 具体的にはおっしゃらなかったんですけれども、これは高い目標を設定しないといけないと思います。例えば、一・六度水準を超える経路、こうしたものを持っていくと、これはもう地球環境は大変なことになってしまいます。  CO2排出量が二〇三〇年までに四五%にされて、二〇五...全文を見る
○田村(貴)委員 小泉大臣は、五〇%という言葉も使われましたか。
○田村(貴)委員 もし日本政府が、二〇三〇年目標について二〇一三年度比で四五%、五〇%、例えばその五〇%にしたとしても、これでもようやく世界全体の削減の四五%と整合するレベルになるわけですね。  日本というのは、歴史的にCO2を排出してきた責任があるわけですから、国際研究機関、...全文を見る
○田村(貴)委員 もう少し踏み込んでの目標設定のお話が聞けるかなと思ったんですけれども、この続きは、温対法の改正案の審議の中でまたただしていきたいというふうに思っています。  時間が来ました。今日は以上で終わります。
04月20日第204回国会 衆議院 環境委員会 第6号
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○田村(貴)委員 日本共産党の田村貴昭です。  地球温暖化対策推進法の改正案について質問します。  二〇五〇年脱炭素社会の実現を法律に書き込んだこと自体は重要であります。しかし、これは、目標、ゴールとしてではなくて、将来像、ビジョンとしての規定になっています。二〇五〇年カーボ...全文を見る
○田村(貴)委員 一番基本的なところをお尋ねしますけれども、その基本理念なるものは、できれば達成したい程度のものなのか、二〇五〇年カーボンニュートラルは達成しなければならない目標なのか。どちらなんでしょうか。
○田村(貴)委員 確認できました。そうであるならば、やはり、法律に明確に、達成しなければならない目標として規定すべきだと考えます。  世界の平均気温は、このままのペースで気温上昇が続けば、二〇四〇年前後には一・五度に達してしまいます。  IPCC、気候変動に関する政府間パネル...全文を見る
○田村(貴)委員 この点も確認できました。  そうであるならば、政府の二〇三〇年中間削減目標というのは、IPCC特別報告書の二〇一〇年比四五%、この削減に合わせて二〇一三年比とするならば、半減が必要であります。つまり五〇%ですね。改めて、目標の引上げ、その目標に足る政策の実行を...全文を見る
○田村(貴)委員 様々な影響が懸念されて、住民との間での対立、トラブルが生まれているという説明でありました。  風力発電では、一定規模以上の施設に対しては法アセスの対象となっています。風力発電で厳しい環境大臣意見がついた案件というのはどのぐらいありますか。
○田村(貴)委員 環境大臣から厳しい意見がついたのは、準備書九十二件中二十四件。つまり二六%。大臣、これは非常に高い割合で意見をつけられているということですよね。  多くの地域の住民それから地方議員さんから相談を私は受けているわけですけれども、多くは、地域外の業者さんが利益を優...全文を見る
○田村(貴)委員 環境省の方から、今の大臣を補足して、トラブルの教訓である住民合意に対してこの法改正というのはどういう役割を果たすのか、説明していただけますか。
○田村(貴)委員 私は、いわゆる促進エリアに加えて、自然環境や生活環境を保全するエリアを定める、すなわち、環境保全が図られるエリアも指定していくことが必要ではないかと思います。  先月公表された日本生態学会自然再生エネルギータスクフォースの答申の指摘が非常に重要だと思います。紹...全文を見る
○田村(貴)委員 自治体が保全すべき区域について、それなりに定めることもあり得るという話でした。  環境省は、風力発電に係る地方公共団体によるゾーニングマニュアルの中でこう記載しています。国際エネルギー機関は、風力発電に係るゾーニングについて、行政機関が開発のための特定の領域だ...全文を見る
○田村(貴)委員 次に、法案では、地域脱炭素化促進事業の認定事業を行う事業者には環境影響評価法の配慮手続を適用しないとしています。  お伺いします。まず、そもそも配慮手続というのは何のために行うものなんですか。二つ目、配慮手続を省略するのは、今度の法改正でなぜこう定めたんですか...全文を見る
○田村(貴)委員 大変丁寧に説明していただいたんですけれども、分かりやすく説明してもらえないかなと思うわけですよね。これが、やはり、地域の住民とかあるいは自治体とか環境団体とかに、この配慮手続が省略されるということが不安だという声もありますね。ここはしっかりと説明する必要があるん...全文を見る
○田村(貴)委員 住環境における影響がやはりしっかりと伝わるような工夫をしていただきたいと思います。それは、自然保護法とか、先ほど聞いていたラムサール条約とか希少動物とか、それは当たり前であります。  今日私が持ち出した大分の一尺屋なんというのは、一キロもないところに、急峻な山...全文を見る
○田村(貴)委員 時間が参りました。この続きは次回の委員会のときに論議をさせていただきたいと思います。  今日はこれにて終わります。
04月21日第204回国会 衆議院 農林水産委員会 第7号
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○田村(貴)委員 日本共産党の田村貴昭です。畜舎建築に関する特例法案について質問します。  法案では、畜舎を建築基準法の適用範囲から外して、新しい基準を設けるとしています。新基準のB基準では、震度六強から七では倒壊するおそれを否定できない強度としています。新基準のA基準では、震...全文を見る
○田村(貴)委員 近年だけでもこれだけ大規模地震が発生しています。震度六強、まして震度七では逃げることもできません。この地震に耐えられないと分かっているものを新たに法律で認めて造ってしまっていいんでしょうか。  農水省が想定しているソフト基準は、避難手順の明確化、避難経路の確保...全文を見る
○田村(貴)委員 全然その説明が合理的じゃないですよね。震度六強から七に達する程度の地震、これで倒壊するおそれがあると資料に書いているじゃないですか。そして、六強の地震でははわないと動けない、そういうときに避難経路を定めたところで意味がない、私はそう言っているんですよ。まともな回...全文を見る
○田村(貴)委員 賛同をいただいたと言いますけれども、賛同をいただいていません。それは後で言います。  建築基準法で、技術専門家の方が、これ以上緩和する余地はない、そういう立場なんですね。だから、ソフトとハードの対策を打つ。そして、建築基準法でもいいし、A基準でもいいし、B基準...全文を見る
○田村(貴)委員 元々、畜産農家などからの要望は、確認申請が不要な木造五百平米以下、非木造二百平米以下の基準を家族農業で千平米以下にしてほしい、既存不適格の畜舎を増築するときに全体を再改築しないで済むようにしてほしい、こういう要望だったんです。ところが、一足飛びに三千平米まで申請...全文を見る
○田村(貴)委員 法案の提出の理由の中に、建築に係る負担が畜産業の経営状態から見て過大となっていますと。そうであるならば、その負担をもっと支援すべきではないんですか。それをやらずに、耐震基準を後退させて建築コストを抑えようというのは、本末転倒した議論だと言わざるを得ません。人と家...全文を見る
○田村(貴)委員 耐震の新基準を提案しておきながら、これまでの地震における畜舎の被害について把握も分析もできていないと。私は、提案の仕方がかなりいいかげんだというふうに思っています。  建築基準法は、第一条で、最低の基準を定めて国民の生命、健康及び財産の保護を図ることを目的にし...全文を見る
○田村(貴)委員 私は、日本共産党を代表して、畜舎等の建築及び利用の特例に関する法律案に反対の討論を行います。  本法案は、規制改革実施計画に基づき、畜舎建設におけるコストカットにより経営規模の拡大をしやすくするため、建築基準を畜舎等に限って緩和しようとするものです。  基準...全文を見る
04月23日第204回国会 衆議院 環境委員会 第7号
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○田村(貴)委員 日本共産党の田村貴昭です。  四人の参考人の皆さん、今日は貴重な意見陳述をいただき、ありがとうございます。  最初に上園参考人に質問させていただきます。  お話がありましたように、気候変動対策に対して、世界の全体で六六%の人が生活の質を高める、一方で、日本...全文を見る
○田村(貴)委員 ありがとうございました。  続いて、中村参考人にお伺いします。  気候正義を大切に、そして全ての人の命に平等な人権をという御指摘に、私も胸を打たれました。Fridays For Futureの皆さん、若者の皆さんが、先ほど高村先生からもお話あったんですけれど...全文を見る
○田村(貴)委員 ありがとうございました。  続いて、守屋参考人にお尋ねします。  二〇五〇年カーボンニュートラルを目指して、CO2排出ゼロを宣言したゼロカーボンシティーがどんどん増えてきました、三百七十程度でしょうか。しかし、再生可能エネルギーの導入目標を持つ自治体というの...全文を見る
○田村(貴)委員 ありがとうございます。  それでは、論議になっています、昨日、菅首相が表明した、二〇三〇年度において二〇一三年度比で四六%の削減ということでありますけれども、これは二〇一〇年度に置き換えると四二%なんですよね。非常に私は低いな、もっと高めの目標を持つべきだとい...全文を見る
○田村(貴)委員 上園先生はいかがですか。
○田村(貴)委員 時間が参りました。参考人の皆さん、本日はありがとうございました。  終わります。
○田村(貴)委員 日本共産党の田村貴昭です。  地球温暖化対策推進法並びに修正案について質問します。  まず最初に、小泉大臣にお伺いします。  昨日、菅総理は、二〇三〇年度に温室効果ガスを二〇一三年度から四六%削減することを目指す、更に五〇%の高みに向けて挑戦を続けていくと...全文を見る
○田村(貴)委員 野心的な引上げ、積み上げプラス政治判断もあったというふうにも聞いております。四六%の数字の根拠や内訳についてはまだ出されていませんので、今後、私も聞いていきたいと思います。それを基に、二〇五〇年カーボンニュートラル、そして一・五度目標達成、これが可能なのかどうか...全文を見る
○田村(貴)委員 今大臣が挙げられたのはまだツイートの段階での話なので、これから国際会議とか、いろいろな検証が行われていくと思います。  先ほど言いましたように、やはりいろいろな意見に、これではまだ少ないんじゃないかという意見にはちゃんと真摯に向き合っていただきたいと思います。...全文を見る
○田村(貴)委員 省令、基準、ガイドラインでしっかりと自然環境への配慮をしていただきたいというふうに思います。  次に、修正案提出者についてお伺いします。  今日、午前中も参考人質疑で議論になったところですけれども、低所得者世帯ほどエネルギーコストが高いとされています。こうし...全文を見る
○田村(貴)委員 環境省にもお尋ねします。  脱炭素社会の実現に再エネの導入、省エネの促進は不可欠であります。省エネ化が進めば、エネルギー消費量が減って、光熱費の負担額も減少します。しかし、低所得者世帯ほど収入に占める光熱費の負担割合が高い傾向にある。低所得者には、省エネ対策を...全文を見る
○田村(貴)委員 エネルギー貧困問題を是非正面から受け止めて、そして対応をしていただきたいと思います。  続いて、地域脱炭素化促進事業における住民参加のことについて伺います。  まず、修正案提出者にお伺いします。  地域脱炭素化促進事業の住民の関与に関する事項というのがあり...全文を見る
○田村(貴)委員 続いて、環境省にもお尋ねします。  自治体の脱炭素化に向けての実行計画について、専門的知見を反映することとともに、ステークホルダー、利害関係者、特に住民を巻き込んで策定していく、そうすると、実効ある計画につながっていくと考えます。  今回、全ての市町村に実行...全文を見る
○田村(貴)委員 それは分かりましたけれども、再エネ導入を急がんがために、ややもすればトップダウン型になってしまう、そして、役所からの号令で事が進んでいってしまう、私は、そういったことをやはり懸念する一人でもあります。  ですから、こうしたことがないように、やはり合意が得られる...全文を見る
○田村(貴)委員 それは、時々、しっかり検証していかなくてはいけないと思います。  時間が参りました。  以上で今日の質問は終わります。
04月27日第204回国会 衆議院 環境委員会 第8号
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○田村(貴)委員 日本共産党の田村貴昭です。  地域脱炭素化事業と促進地域のことについて、引き続き質問をします。  全国各地で多くの住民対立、トラブルを引き起こしている再エネ導入の問題です。先週の質問でも事例を紹介しました。域外の大手資本が、利益追求がためにメガソーラー発電や...全文を見る
○田村(貴)委員 その懸念はないということなんでしょうか。  更に言えば、自治体に十分な人的な体制、予算、専門的知見がない状態で再エネ導入目標の設定と達成を求められれば、手っ取り早い達成のために、大手資本、その事業者が連れてきたコンサルタント、コンサルなどに安易に任せてしまう、...全文を見る
○田村(貴)委員 そうしたら、もう一問聞きますけれども、大臣にお答えになってもらっても結構なんですけれどもね。今回のこの法改正をもって、例えば住民の声を聞き入れない、野方図な、開発ありきの、そういった施設が地域に進出するということは、本法の改正案をもってこれは促進することにはなら...全文を見る
○田村(貴)委員 京都市北部に隣接する南丹市園部町の大河内自然エネルギープロジェクト、この大河内自然エネルギープロジェクトの皆さんから、地域での取組についてお話を伺いました。  二〇一二年の九月に大河内集落の農家組合がプロジェクトを発足し、その後、当時始まったFIT制度を活用し...全文を見る
○田村(貴)委員 再エネは地域の資源であります。そこから得た利益というのは地域に還元されて当然だというふうに私は思います。  一方で、多くの地域で進んでいる再エネ事業というのは、域外の資本そして外資の参入で行われているのも事実であります。地域住民、特に直接利害関係者に当たる住民...全文を見る
○田村(貴)委員 今の大臣の答弁を、市町村が策定する事業計画に是非しっかりと伝えていただきたいと思います。地域の人にとってみたら、ある日突然、域外から発電施設がやってきた、それは地域にとって非常に迷惑である施設である、そういったことになっては絶対にいけないというふうに思います。 ...全文を見る
○田村(貴)委員 ベースロード電源の考え方の変換、脱却、これは大事です。  自治体に再エネ導入目標をこれから求めていく、自治体からしてみたら、じゃ、国として再エネはどのぐらい集めようとしているのかと。それを電力の主力にするんだったら、どのぐらい欲しているのかという全体像がなかっ...全文を見る
○田村(貴)委員 エネルギー基本計画との絡みも出てくると思うんですね。やはり数字というのはシビアです。その数字が設定されて目標を確立させていく。カーボンニュートラル全体の枠組みもそうなんですよね、だから数字なんですよね。この数字をやはり考えることが大事だというふうに思います。 ...全文を見る
○田村(貴)委員 私は九州なんですけれども、資源エネルギー庁の説明によっても、ヨーロッパ並みに再生可能エネルギーが増えてきたという話を伺っています。  そんな中で、九州電力は優先給電ルールに基づいて出力制御を行っています。これは、地元でも、メディアにおいても、電気をせっかくつく...全文を見る
○田村(貴)委員 経産省、長坂副大臣、お越しいただいていますけれども、私、かねてから議論をしてまいりました。優先給電ルールがあったら、再エネ事業の促進につながらないのではないか。地域主体、市民参加の小規模事業者ならなおさら、そういうルールがあったら、せっかくつくっても捨てられる、...全文を見る
○田村(貴)委員 安定した電力の供給とおっしゃいましたけれども、福島原発の大事故によって全国の原発が止まりましたよね。そして、火力発電を大きく動かして、温室効果ガスの削減に逆行する事態となってきたわけであります。結局、原発というのは大きなリスクを抱えるということで、大転換が必要で...全文を見る
○田村(貴)委員 大臣はよくお分かりだと思うんですけれども、石炭火力発電をやめると、やはり明確に政府としてメッセージを出さないと、二〇五〇年カーボンニュートラルも二〇三〇年目標も達成できないんですよね。それは、石炭火力発電所が最大の温室効果ガスを排出しているんですよ。一番の元凶に...全文を見る
○田村(貴)委員 脱石炭、脱原発、ここにかじを切らないと地球温暖化対策促進は進みません。実効ある措置を、対策を求めたいと思います。  最後になりますけれども、二十三日の質疑で、私は、菅総理が表明した、二〇三〇年度に温室効果ガスを二〇一三年度比で四六%削減すると言われたことに対し...全文を見る
○田村(貴)委員 大臣が発した言葉というのはやはり歩いていってしまうわけなんですよね。それで今日説明を求めたわけなんです。  積み上げということであります。膨大な事務作業の中で、そして野心的な希望も持って一生懸命考えて積み上げてきたと。(小泉国務大臣「積み上げだけじゃないですよ...全文を見る
○田村(貴)委員 大臣、私はそこを聞いているんじゃないんですよ。四六%の根拠と内訳について、どうなんですか、いつ出してくれるんですかと、そのことをシンプルに聞いているんですよ。早く出してください。そのことを要求して、今日の質問を終わります。
○田村(貴)委員 私は、日本共産党を代表して、地球温暖化対策推進法改正案について、賛成の討論を行います。  本法案は、二〇五〇年までの脱炭素社会の実現を法律に規定しましたが、非常に不十分です。  本法案審議の最中に、菅総理が、二〇三〇年度の温室効果ガス削減目標を二〇一三年度比...全文を見る
05月12日第204回国会 衆議院 農林水産委員会 第8号
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○田村(貴)委員 日本共産党の田村貴昭です。  諫早湾干拓問題と和解協議について質問をします。  国営諫早湾干拓事業をめぐって、国が漁業者側に潮受け堤防排水門の開門を強制しないように求めた請求異議訴訟は、福岡高裁判決で国の訴えが認められましたが、最高裁で破棄、そして差戻しとな...全文を見る
○田村(貴)委員 いや、その方向性は聞いていないんですよ。  最高裁の差戻し審で、もう大詰めを迎えている段階での和解協議勧告なんです。話し合わないと駄目でしょう。出された和解協議に関する考え方というのは、極めて重たい公的文書です。そもそもこの裁判というのは、国が起こした訴訟じゃ...全文を見る
○田村(貴)委員 それも含めて和解のテーブルに着きましょうという和解協議勧告なんですよ。素直に受け止めたらどうですか。農水省の主張以外は認めない、その固まった考え方が、これまでこれだけ膠着状態を続けているわけです。  今度の福岡高裁からの和解協議勧告はこのような文書になっていま...全文を見る
○田村(貴)委員 そこにこだわるだけではやはり駄目ですよ。その主張は、和解協議の場でちゃんとおっしゃったらいいじゃないですか。  ただ、裁判所はこう述べているんですよ。当事者双方が腹蔵なく協議、調整、譲歩することが必要である。双方が譲歩することが必要だとしているわけなんですよ。...全文を見る
○田村(貴)委員 局長、この和解協議の提案、ちゃんと読まれましたか。野上大臣、三ページにわたるこの協議提案、ちゃんと読まれましたか。このように述べています。  有明海沿岸地域の社会的、経済的現状等に鑑み、狭く本件訴訟のみの解決に限らない、これを含む広い意味での紛争全体の、統一的...全文を見る
○田村(貴)委員 私が聞いているのは、野上大臣が様々な立場の関係者がバランスよく参加するのであればという条件を示して話合いに応じてもいいと言われてきたことと、今度の裁判所の和解協議提案が、農業者、漁業者、周辺住民の各団体、各地方自治体、そうしたところを交えてと言っているところは、...全文を見る
○田村(貴)委員 非公開とかそういうことをおっしゃったんだけれども、国側が基金案による和解解決案を出したとき、これも非公開の和解協議の場じゃなかったですか。そのときには、提出の前からリークをし、そして提出後はマスコミを含めて、メディアも含めて積極的に宣伝していたじゃないですか。 ...全文を見る
○田村(貴)委員 国は長年、基金による和解を二〇一六年から主張されてきているでしょう。全然前に進まなかったじゃないですか、これまで。だから今度の事態に至っているわけなんですよ。本当にかたくなだと、かたくなな態度と言わざるを得ません。不誠実な態度と言わざるを得ません。  既に裁判...全文を見る
○田村(貴)委員 だとするならば、これまでの対応では駄目ですよ。  大臣も現地に行かれた、そして有明海の一日も早い再生を述べられた、今も述べられた。そして、有明海のシンボルはタイラギだと言った。タイラギは九期連続休漁ですよ。捕れる捕れると言っているけれども、捕れているのはシバエ...全文を見る
05月14日第204回国会 衆議院 環境委員会 第10号
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○田村(貴)委員 日本共産党の田村貴昭です。  政府提出法案、プラスチック資源循環促進法、そして立憲民主党提案、プラスチック廃棄物等の削減等の推進法案について質問をします。  海洋プラスチックごみ問題を解決するためにも、また廃棄物輸入規制の強化等に対応するためにも、そして地球...全文を見る
○田村(貴)委員 数値については明確なお答えがありませんでした。そして、マイルストーン、プラスチック資源循環戦略で二〇三〇年までにワンウェープラスチック二五%の排出抑制を目指す、これに向かって頑張るというような話でありました。  そこで、伺います。  二五%の排出抑制を目指す...全文を見る
○田村(貴)委員 ちょっとそれは甘いんじゃないでしょうか。基準年が統一されていない、それから累積でカウントしていくということなんです。そうするとリデュースは進んでいくんですか。  実際は、削減どころか、増えています。ペットボトルであれば、二〇一二年ではペットボトルの排出見込み量...全文を見る
○田村(貴)委員 非常に曖昧ですよね。マイルストーンというのは数値目標でしょう、中間目標でしょう。だからこそ、数字を掲げるんだったら、ちゃんと根拠を示して対策を打っていかないと駄目じゃないですか。  マイルストーンについては、「消費者はじめ国民各界各層の理解と連携協働の促進によ...全文を見る
○田村(貴)委員 だから、業界団体、企業の方は、これを目指して努力をしている、推進しているということではないんですよね。認識だけ共有しているということなんです。だからこういうことになるわけです。掲げても排出量は増えるという感じになるわけです。  そこで、笹川副大臣にお伺いします...全文を見る
○田村(貴)委員 今の答弁も含めて、極めて曖昧だということを指摘せざるを得ません。  基本方針では、地球温暖化対策推進法との調和が保たれていなければならないとあります。二〇五〇年カーボンニュートラルと整合させるためには、二〇三〇年には使い捨てプラスチックの排出は医療用などの必要...全文を見る
○田村(貴)委員 二〇五〇年カーボンニュートラルは菅首相が国際公約した課題であります。そして、資源循環戦略で示されたマイルストーンについても、整合性を取るような早急の数値目標の見直しが必要だと考えます。特に、総量削減の目標を掲げる必要があると思います。  ここで、立憲民主党提出...全文を見る
○田村(貴)委員 よく分かりました。  続いて、自治体による製品プラスチックの一括回収、資源化についてお尋ねします。  一般廃棄物の中の製品プラスチックを再資源化する仕組みとしては、今回、自治体が新たに製品プラスチックも容器包装プラスチックとともに一括回収できるようになります...全文を見る
○田村(貴)委員 名古屋市では、現在、分別収集コストが、選別、梱包合わせて十九億五千万円かかっています。製品プラを加えれば更に一億円の財政負担が市に生じるだろうとのことでありました。  私、地元が北九州市なんですけれども、プラスチック資源化センターでこの間視察をさせていただきま...全文を見る
○田村(貴)委員 焼却炉、熱回収のことについてはまた後ほど質問しますけれども、自治体負担がやはり大きい、そしてこれが拡大していく可能性は十分にあり得る。それに対する支援がまだ見えてこない。製造事業者、利用事業者は、再資源化のみの負担で三百八十億円なんですよ。二千五百億円に対して、...全文を見る
○田村(貴)委員 発生抑制の観点に立って、EUは、事業者に回収、運搬を含めて費用負担させる拡大生産者責任を制度として徹底しているわけです。これがやはり流れですよ。これを取り入れなければ目標が達成できない。発生そのものを抑制させるためには、事業者の負担についてやはり大きな見直しをし...全文を見る
○田村(貴)委員 製造責任者等々が第一義的責任を負うといったところは非常に重要だというふうに私も思うわけであります。  次に、地球温暖化対策待ったなしの今、廃プラスチックの処理を熱回収に依存しているのは大変問題であります。  再度、資料の一を御覧いただきたいと思います。サーマ...全文を見る
○田村(貴)委員 そのほかにも質問を予定しておりましたけれども、もう時間が参りました。次回の質疑のときに、また続きをさせていただきたいと思います。  今日はこれで質問を終わります。
05月19日第204回国会 衆議院 農林水産委員会 第9号
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○田村(貴)委員 日本共産党の田村貴昭です。  最初に、諫早湾干拓問題について質問します。  野上大臣、五月十二日の本委員会において私が質疑したときの大臣答弁なんですけれども、大臣はこのように述べられました。江藤前大臣から、様々な立場の関係者がバランスよく参加するのであれば一...全文を見る
○田村(貴)委員 裁判のことは一言も言っていません。  大臣が、この委員会の場で、様々な立場の関係者の方がバランスよく参加するのであれば話合いをすると。ですから、様々な立場と話合いのテーマは一体何を想定されているのですかと聞いているんですよ。大臣、答えてください。
○田村(貴)委員 結局、大臣、それは自己矛盾なんですよ。非開門、基金案に固執するのであれば、様々な立場もあり得ないし、一緒にテーブルに着くこともできないですよ。だから、そういうかたくなな態度だったら、話合いもできなければ今後の和解協議も進行しない、私からも強くそのことを指摘してお...全文を見る
○田村(貴)委員 法的拘束力がないにもかかわらず、この規制に従わなければ国際金融取引上様々な不利益が生じる、だから破綻リスクを軽減するための様々な規制を受けなければならないとおっしゃるわけですね。  法案では、農林中金の危機の際には、農水産業協同組合貯金機構による特別監視と資金...全文を見る
○田村(貴)委員 その原因に至る理由というのは一体何なんでしょうか。特別認定に至る事態というのは、農林中金を、その資産を支えている農協、それから漁協、森林組合、そこに加入する組合員や生産者の方々が原因を招いたということで生じる事態なんでしょうか。いかがですか。
○田村(貴)委員 国際金融市場において生じていく問題であります。そして、そういう不利益を被っていくのは一体どこにあるのかということも問題です。  金融危機と読みますと、バブルのときの住専への貸し込み、破綻、そういったものを思い起こすわけでありますけれども、農林中金がリーマン・シ...全文を見る
○田村(貴)委員 リーマンのとき増資をしたというのは、全国の農協組合員が出資して応援したということです。損害を穴埋めした、農林中金を支えてこられたわけですね、そうやって。  今の農協金融は百五兆円もの資産があります。健全な財務状況にあると今の説明でも伺いました。実際、自分たちの...全文を見る
○田村(貴)委員 つまり、農漁協の信用事業というのは、組合員の相互金融によって営農と生活の改善、向上を図ろうとするものであります。  しかし、系統金融の状況はどうなっているでしょうか。  農林中金の資料によりますと、総資産は百五兆五千億円、うち貸出しは二割弱にすぎず、六十兆円...全文を見る
○田村(貴)委員 貸出金の用途別残高の推移を見ても、農業資金の比率がどんどん低下しています。貯金財源の内訳の変遷を見ても、農業収入の比率がどんどん低下しています。その上で、なぜこういう状況になってきたのかということは歴史的に見る必要もあると思うんですけれども、時間がありません。 ...全文を見る
○田村(貴)委員 農林中金の資料を読ませていただいたら、調達費用のその他というところが三四・三%、ドル中心の外貨調達などがここに入るというふうに説明を受けました。そして、奥和登理事長が二〇一九年の会見で述べたように、アメリカの段階的な利上げによるUSドル調達コストが上昇していると...全文を見る
○田村(貴)委員 本法案は、農林中金や系統金融の本来の在り方から一層遠ざかることを是認するものではないか、そうしたことを指摘して、質問を終わります。
○田村(貴)委員 私は、日本共産党を代表して、本法案に反対の立場から討論を行います。  第一に、改正案は、G―SIBへの選定を口実として、協同組合金融である農林中金に政府が介入することを許し、公的資金導入の仕組みを持ち込むものだからです。  農林中金は協同組合の金融機関であっ...全文を見る
05月20日第204回国会 衆議院 災害対策特別委員会 第6号
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○田村(貴)委員 日本共産党の田村貴昭です。  本委員会は、この後、自然災害義援金に係る差押禁止等に関する法律案の起草が行われる予定であります。義援金差押禁止の法律は、これまで、災害規模や国会の開会の状況などによって、個別の災害ごとに立法されてまいりました。東日本大震災以降、日...全文を見る
○田村(貴)委員 その糸魚川の大規模火災も、また原因究明中の今年の松江市の大規模火災においても、赤十字社が義援金を受け付けているわけであります。義援金差押禁止法案についても、自然災害によるものであると、柔軟に運用されることを期待しておきたいというふうに考えます。  次に、四月の...全文を見る
○田村(貴)委員 熊本、福岡、鹿児島、大分、島根、岐阜、それぞれ県別に資料もいただいているところであります。  福岡の大牟田市の中規模半壊の半壊世帯比率は六六・八%です。これはほかの県よりも高いわけです。これは、広い範囲で内水被害が起こった、排水ポンプが水没して水位が下がらず、...全文を見る
○田村(貴)委員 それで、支援法で、大規模半壊、そして中規模半壊、そして半壊とあるわけですけれども、半壊がやはり救済されなかったという世帯は非常に多いわけです。前回の質疑でも指摘しましたように、半壊全体への支援拡大を求める自治体は非常に多いわけであります。  二〇一八年十一月九...全文を見る
○田村(貴)委員 先ほどの話なんですが、中規模半壊の分布がこの辺なんです。支援金額というのは二十五万から百万で、線を引くとこの辺りですよね。ですから、足しにこそなるんですけれども、やはり損害を補うものにはなっていない。ですから、全体としてのやはり底上げが必要であります。  とり...全文を見る
○田村(貴)委員 慎重と言わずに、思い切って、積極的に検討を進めていただきたいというふうに思います。  次に、被災者の見守り支援制度についてお尋ねします。  熊本地震から五年、仮設、復興住宅での孤独死が三十五人とされています。災害公営住宅に入居したものの、誰にもみとられずに亡...全文を見る
○田村(貴)委員 今おっしゃった被災者見守り・相談支援事業というのがあります。ちょっと説明していただく時間がなくなってしまったんですけれども、仮設住宅からの退去に伴って終了、縮小しているのが現実であります。  被災者が仮設住宅を離れて、そして仮設住宅そのものがなくなったとしても...全文を見る
○田村(貴)委員 局長はそういうふうにおっしゃったんですけれども、現実に、この制度に基づく地域支え合いセンター、熊本においては十八市町村あったわけですよ。今、確かに仮設住宅に暮らす方はおられる、仮設住宅はある、あるけれども、この制度、支え合いセンターは今、三市町村に縮小されている...全文を見る
○田村(貴)委員 自治体任せにしない、そして、自治体の独自の取組を財政面を含めてしっかり支援をしていただく、今ある制度も見直していただく、そのことを強く要求して、今日の質問を終わります。
05月21日第204回国会 衆議院 環境委員会 第11号
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○田村(貴)委員 日本共産党の田村貴昭です。  最初に、小泉大臣にお伺いします。  今月十七日、建設アスベスト訴訟の最高裁判決がありました。先ほど近藤議員からも質問があったところですが、国とメーカーの責任が認められました。菅首相が原告、被害者に対して謝罪をし、国が原告に最大一...全文を見る
○田村(貴)委員 判決は出たんですけれども、特に製品メーカー側が補償に応じようとしないということも聞いております。生産量のデータも、私、本委員会で経済産業省に国として要求するように求めましたけれども、結局出さないという状況であります。  政府として、企業側に責任をしっかり果たす...全文を見る
○田村(貴)委員 その見直しはいつ頃から始めますか。
○田村(貴)委員 要件見直しは、急いで具体化していただきたいと思います。  焼却処理は、温室効果ガスに加えて、ダイオキシン、窒素酸化物など有害物質を排出する上に、資源循環の点でも問題があります。焼却は最終手段としているにもかかわらず、環境省が大型ごみ焼却炉の建設を推進することは...全文を見る
○田村(貴)委員 流れが変わろうとしています。そうしたときに自治体の財政負担が増えることのないように、しっかり支援をしていただきたいと思います。  パリ協定の下では、二〇五〇年以降は、石油を燃やさせない、石油ベースのプラスチックの焼却処理はできない。日本も、二〇五〇年までに、石...全文を見る
○田村(貴)委員 これはもう、全国的に、どこもそうだと思うんですよね。マテリアルリサイクルじゃなくてケミカルリサイクル、やはり熱に頼る、ここがやはり大きな比重を占めている。ここはやはり流れを変えないと駄目ですよ。  ケミカルリサイクルは、大量のエネルギー消費を伴うものでもありま...全文を見る
○田村(貴)委員 いやいや、熱回収に回っている量がかなりの量である、この現実から対策をやはり打っていくべきですよ。ケミカルリサイクルそのものを私は否定していません。ただ、こういう現状があるということは改善すべきです。  それで、ケミカルリサイクルはほかにもたくさん問題があります...全文を見る
○田村(貴)委員 私たちの考えも同じであります。熱回収に依存しない、そして極力減らしていく、この取組が大事だというふうに思います。  立憲民主党案に見られるように、政府原案、プラスチック資源循環法は、プラスチックの製品リデュース、発生抑制、生産そのものを規制する措置が極めて不十...全文を見る
○田村(貴)委員 小泉大臣、いかがでしょうか。もうちょっと強制力を持った、企業に対してインセンティブが働くような費用負担の在り方、賦課金、それからデポジット制度、こうしたところを言っていかないと、なかなか排出削減につながらないと思います。いかがでしょうか。
○田村(貴)委員 大臣、確認ですけれども、それはプラスチックの生産量の大幅な削減を目指してのことでしょうか。
○田村(貴)委員 カーボンプライシングについてもお尋ねします。  今年の二月から経済産業省の有識者会議が開かれて、現在、炭素の排出に価格をつけて企業などの行動変容を促すカーボンプライシングの議論が行われています。  お伺いします。  プラスチック製品は炭素を排出する石油製品...全文を見る
○田村(貴)委員 ちょっと外れていますけれどもね。家庭ごみの有料化は自治体の判断でありますし、それと、ごみの増減の関係はまたいつか議論したいというふうに思っております。  先ほどの答弁でちょっと分からぬところがあるんですけれども、拡大生産者責任の方法としてのカーボンプライシング...全文を見る
○田村(貴)委員 その中で、石油由来の酸化型生分解性プラスチックは、プラスチックに酸化を促進する添加剤を混ぜて細片化させているものです。マイクロプラスチックとなって環境中に残留してまいります。日本バイオプラスチック協会はこれを認めておりません。規制していく必要があると思います。い...全文を見る
○田村(貴)委員 その必要な対策は、環境配慮設計の指針を示す際に、是非、石油由来のものや添加剤が配合されているものなど環境負荷の高いものは避けるべきということを定めていくべきだと考えます。  国連環境計画では、生分解性プラスチックやバイオプラスチックのレジ袋が地球温暖化などの面...全文を見る
○田村(貴)委員 提言では、総量を減らすことや、マイクロプラスチックやそこに含まれる有害化学物質についての生態系、人への健康影響について重要な提起をしているわけですけれども、そうした大事な視点が本法案には欠けていると言わざるを得ません。  次に、プラスチックは、製造、加工段階で...全文を見る
○田村(貴)委員 六百種以上の海洋生物がプラスチックを摂食して、物理的なダメージが報告されています。粒子毒性が多く実験で確認されて、生物への蓄積も明らかにされてきました。さらに、魚介類がプラスチックを摂取すると、プラスチックは排出されても、有害化学物質の一部は身体に蓄積され、脂肪...全文を見る
○田村(貴)委員 様々な規制もしていかなくちゃいけないんですけれども、柔軟剤とか肥料に使われている、この間報道もされていました、こうしたところに使われているマイクロカプセル、これも含まれてくると思うんですけれども、どのような対策を今考えておられますか。
○田村(貴)委員 立憲民主党案には、マイクロプラスチックの禁止が法案に盛り込まれています。その趣旨について教えてください。
○田村(貴)委員 議論してまいりましたけれども、プラスチック製品というのは、何百年、何千年という長期にわたって分解されずに残留され、環境負荷を与え続けていくわけです。さらに、有害な化学物質を運んで自然環境を汚染し続けてまいります。  根本的な解決のためには、年限を決めて、プラス...全文を見る
05月27日第204回国会 衆議院 災害対策特別委員会 第7号
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○田村(貴)委員 日本共産党の田村貴昭です。  発議者に質問します。  三月三十日に出された「病院船の活用に関する調査・検討を踏まえた政府の考え方」では、当面、新たに病院船の建造には着手しないこと、そして、医療従事者の確保、運航要員の確保、平時の活用方策という三つの大きな課題...全文を見る
○田村(貴)委員 基本方針では、災害時以外の病院船の活用において、国際緊急援助活動が挙げられ、効果的に活用することとされています。その場合、本国の災害時に戻ることができない、あるいは遅れるなど、期待した支援ができなくなるというようなことは想定されないでしょうか。
○田村(貴)委員 災害時以外の活用のところでは、国際緊急援助活動等とあります。等とは、ほかにどんな活動を想定しているのでしょうか。本法案の、災害が発生した地域等において必要とされる医療を船舶を活用して的確かつ迅速に提供するという本来の任務に支障を来すものではないということを確認し...全文を見る
○田村(貴)委員 では、もう一問お尋ねします。  感染拡大の収束が見えません。これからもパンデミックは世界で起きていくものと思われます。そんなときに一番課題とされている医療体制の構築でありますけれども、平時から医師、看護師等医療スタッフを充実させていく必要性があると思いますけれ...全文を見る
○田村(貴)委員 時間が参りました。終わります。
05月28日第204回国会 衆議院 環境委員会 第12号
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○田村(貴)委員 日本共産党の田村貴昭です。  馬毛島の基地建設とマゲシカの保護について質問をします。  鹿児島県西之表市の馬毛島に生息するニホンジカのマゲシカは、環境省レッドリストにおいて、地域個体群に選定されています。昨年の本委員会で私が質問した際、環境省は、個体数の現況...全文を見る
○田村(貴)委員 環境の改変が個体数の減少に影響を及ぼしているということであります。つまり、タストン・エアポート社の森林法違反の伐採により、鹿の食べるものがなくなっているからなんです。  国際自然保護連合、IUCNでは、五百頭以下の個体数を絶滅危惧の基準として定めています。マゲ...全文を見る
○田村(貴)委員 適切に措置を取るというのは、どういうふうに取るんですか。
○田村(貴)委員 同じ答弁じゃないですか。  ちょっとパネルを見ていただきたいんですけれども、二十年前にNHKの動物番組でマゲシカの特集をやっていました。タストン・エアポート社の開発の前は、馬毛島の、雌と子供はこの中央部で暮らしていた。そして、開発で森がなくなって、今度は、防衛...全文を見る
○田村(貴)委員 環境省と小泉大臣に是非聞いていただきたいと思うんですね。  馬毛島のニホンジカというのは、雄が平原、海岸部に近いところの平原で暮らして、そして雌が森、中央部に近いところの森に分かれて暮らしています。雌と子鹿は争うことはなく、木の実など、比較的カロリーの高いもの...全文を見る
○田村(貴)委員 紹介しましたので、北海道大学の立沢先生と情報共有してください。  マゲシカは、ニホンジカの中でも体が小さいんです。北海道のものと比べると半分ぐらいだというんです。雄の半分が死ぬことも、セグリゲーションを続けているのも、全て餌場が限られているからなんですね。閉ざ...全文を見る
○田村(貴)委員 大臣も意見を述べる立場が来るんですよね。それで、そのアセスで環境省は当然仕事があるんだけれども、アセス以前の問題ですよ、これ。目の前に、政府の行為によって、今まさに生存危機に直面しているわけなんですから。  立沢先生は、絶滅するかどうかのボーダーは五百頭とされ...全文を見る
○田村(貴)委員 環境省は御存じのように、マゲシカについては、日本哺乳類学会の哺乳類保護管理専門委員会が四月に意見書を防衛省に提出しています。  九州本土の鹿とは異なる特徴と歴史性を持つ重要な地域個体群、将来にわたって保存される必要があると指摘しています。そして、防衛省の事業実...全文を見る
○田村(貴)委員 次に、アスベストの飛散防止問題と対策について伺います。  使用が禁じられている石綿、アスベストがバスマットやコースター等の製品に含まれていたことが昨年から明らかになって、製造販売者が自主回収をしています。  経産省にお伺いします。重立った販売者、商品の種類、...全文を見る
○田村(貴)委員 数の多さに本当に驚きます。  こうした珪藻土使用のアスベスト含有製品、それを、やはり、家庭内で使っているときに、破損も当然起こるでしょう。子供が口にすることもあるでしょう。しかも、バスマットの説明書には、吸水性が落ちても紙やすりで表面を削れば使い続けられると記...全文を見る
○田村(貴)委員 二十万件のアクセスがあるということは、購入した消費者の方が大変不安に感じておられると思います。  バスマットを購入したある消費者の方は、子供の健康被害が心配になって、販売会社の担当窓口に相談しました。そうしたら、こう言われました。厚生労働省から通常使用では特に...全文を見る
○田村(貴)委員 何とお答えしているのかを聞きたかったんですけれども、まあ、次の質問をしますね。  ニトリの珪藻土コースターとバスマットの流通数は、二百八十七万四百三十七個。アスベストを含む可能性のある珪藻土製品は、全体で約三百六十万個。出回った数が半端ではありません。ユーザー...全文を見る
○田村(貴)委員 お尋ねしますけれども、少量だから絶対大丈夫と断言できますか。
○田村(貴)委員 直ちに何か症状が出る、何を言っているんですか。石綿の議論をしているんですよ。四十年からの、吸い続けて、そして、今度の訴訟で最高裁が国の責任を認めているじゃないですか。何を言っているんですか。  絶対安全だ、そう断言ができない以上、リスク評価をすべきであります。...全文を見る
○田村(貴)委員 テレビCMを御覧になりましたか。いかがですか。
○田村(貴)委員 そのことについての評価を聞いているわけですよ。  なぜ回収をしているのか、何が問題なのか、一番消費者が目にするテレビのCMでそれが伝えられないことは問題じゃないかと聞いているんですよ。違うことを言わないで、ちゃんと答えてください。
○田村(貴)委員 危害の内容を知らせるのがまず第一の責務じゃないんですか。消費者庁、いかがですか。
○田村(貴)委員 経産省もそういう立場で指導してください。  次に、石綿含有建材の廃棄処理について伺います。  長い期間にわたって建物には石綿含有建材が使われてきています。解体撤去などで作業者や住民が暴露すれば、石綿肺や、それから肺がんなど、重大な疾患を発症します。飛散防止策...全文を見る
○田村(貴)委員 石綿含有の仕上げ塗り材については、私、まだ言っていないんですけれども、併せて全部お答えいただいたようですね。  そうであるならば、石綿含有廃棄物として塗り材は仕分されているんです。ところが、その処理について、輸送は梱包、処分は溶融、それから無害化、埋立ては管理...全文を見る
○田村(貴)委員 いやいや、それは分かりにくいし、現場ではやはり混乱しますよ。東京都の判断も、やはり高いリスクの方に合わせて指導しているという話も聞いています。  仕上げ塗り材は手ばらしで除去できません。グラインダーやケレン、これで剥がしていけば、粉じんや細かい砂れきのようなも...全文を見る
06月01日第204回国会 衆議院 環境委員会 第13号
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○田村(貴)委員 日本共産党の田村貴昭です。  瀬戸内海環境保全特措法の一部改正案について質問をします。  まず最初に、今回新設された栄養塩類管理制度について伺います。  法案では、特定の海域を、リンや窒素などの栄養塩類を供給して、多様な水産資源の確保を目指すとしています。...全文を見る
○田村(貴)委員 ノリの養殖だけに限る話ではないと思うんですね。瀬戸内海のカタクチイワシ、マイワシ、イカナゴなどの魚類の減少も問題になっているところです。瀬戸内海の主要な魚種の漁獲量は過去半世紀で三分の一にまで減少しています。  私は、二〇一九年の自然環境保全法の改正案審議の際...全文を見る
○田村(貴)委員 後で述べますけれども、豊かな海の回復にはたくさんの課題があるということですよね。  素朴な質問なんですけれども、栄養塩類の供給は、浸透度を下げたり、あるいは海の見た目の変化を起こしたりすることがあるんでしょうか。シーカヤックを始め、きれいな海の下で自然体験や観...全文を見る
○田村(貴)委員 栄養塩類の供給は、下水道処理水を管理することによって行うといいます。それ以外に、例えば、陸上部から海洋部に管を敷設して特定の海域に栄養塩を供給するとか、あるいは船からの供給、そうした手法なんかはあり得るのでしょうか。そういうことも考えているんでしょうか。
○田村(貴)委員 瀬戸内海の水質は改善され、きれいな水になったんですけれども、豊かな海は戻ってこない。窒素やリンといった栄養塩類だけの問題なんでしょうか。  瀬戸内海は全国で最も人工海岸の延長が長く、三千五百三十八キロメートルです。全国の人工海岸の三二%を占めると聞いています。...全文を見る
○田村(貴)委員 変遷は、歴史的な経過もあるので、なかなかちょっと分かりづらいところもいっぱいあるんですけれども、干潟や藻場の果たす役割について、環境省、教えてください。
○田村(貴)委員 藻場とか干潟というのは、環境を整えると同時に、生物多様性上も大変重要であります。瀬戸内海においても全国においても、人間の経済活動によって広範囲に失われてまいりました。  藻場や干潟の回復に向けた取組についてお伺いします。  自然海岸や干潟の面積、どの程度回復...全文を見る
○田村(貴)委員 調査室資料には数字が載っているんですけれども、干潟については、一九六九年、一万五千ヘクタールあったものが、二〇一五年には一万一千十九ヘクタール、約四千ヘクタール減っている。アマモについては、一九六六年に一万六百二十三ヘクタールあったものが、一九八九年には六千三百...全文を見る
○田村(貴)委員 はい、確認しました。  四月八日、参議院の環境委員会で我が党の山下芳生議員が、京都大学フィールド科学教育研究センターの向井宏特任教授が十年ほど前に書かれた「干潟・藻場の再生事業 その問題点」という論文を紹介して、質問をしました。再生された人工干潟では、生物がお...全文を見る
○田村(貴)委員 アマモの再生に取り組んだ経験のある方にお話を伺いました。アマモの種をまいたり苗を移殖したりしても、水質が悪ければ、汚濁されていれば、光合成ができずに成長しない。それから、水温の上昇によっては死滅してしまうことがある。藻類が生息する沿岸部の水温というのは沖合に比べ...全文を見る
○田村(貴)委員 ということなので、アマモの再生に取り組んだ専門家の意見を聞いてきたところであります。深めていただきたいというふうに思います。  年平均の水温上昇というのは、ノリの養殖にも影響してまいります。食害生物の発生もあるかもしれません。何よりも、冷たい水温で成長するノリ...全文を見る
○田村(貴)委員 やはり、近年一向に進んでいないということであります。これは一体なぜなんでしょうか。
○田村(貴)委員 そこで小泉大臣にお伺いしたいんですけれども、大臣に質問する前に、香川県の漁業者から少しお話を伺ってまいりました、聞いていただきたいと思います。  浜に行ってみると分かるんだけれども、暗い中、懐中電灯で照らすと、昔はゴカイやフナムシ、それから微生物、そうした生き...全文を見る
○田村(貴)委員 そこで提案したいんですけれども、例えば埋立地です。可能なところから浅い海に戻してはいかがか。それはもう役割を終えたところですね。また、役割を終えたダムとか、それから海岸護岸の撤去、これらによって、河川からの運搬や海岸侵食でつくられる土砂の供給を確保して、できるだ...全文を見る
○田村(貴)委員 続いて、海洋プラスチックごみのことについて伺います。  法案では、政府と自治体の責務として、海洋プラスチックごみの削減、発生抑制対策について連携して対策を行うこととされています。  海洋漂着プラスチックごみで割合が高いのはペットボトルであります。これをいかに...全文を見る
○田村(貴)委員 前回も論議しましたけれども、資源循環そのものは非常に大切ですよね、しかし、出回っているものが変わらない、しかも増えていく、しかも小型になっていく、だんだん便利になっていく。そうすると、やはりこの問題は解決しない。やはり、あるものがあれば海洋に流れていくわけなんで...全文を見る
○田村(貴)委員 アスベストのこともあって、これはやはり何十年の潜伏期間をもって発症するということです。昔は分からなかった。  マイクロプラスチックも、人体に暴露そして吸収されていく中でどういう影響があるかというのは、未知の領域があると思います。だからこそ、研究をしなければいけ...全文を見る
○田村(貴)委員 先ほど議論したプラスチック資源循環法でも、ペットボトルを含め、基本的に企業の自主規制、自主努力任せになっているところが問題です。排出抑制を図る具体的、抜本的な対策もありません。  海洋プラスチック汚染をなくすために、やはり国がしっかりと調査をし、具体的な手だて...全文を見る
06月03日第204回国会 衆議院 農林水産委員会 第11号
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○田村(貴)委員 日本共産党の田村貴昭です。  養鶏・鶏卵行政に関する検証委員会の報告書で明らかになった文書があります。二〇一八年、平成三十年三月十五日に、国際養鶏協議会の秋田善祺代表から畜産部長宛てに「動物福祉(アニマルウエルフェア)問題に係わるお願い」と題する文書が出され、...全文を見る
○田村(貴)委員 意思形成過程の問題を聞いているわけです。二〇一八年前半の秋田側から農水省への働きかけは、もっと精査する必要があります。  委員長にお願いがあります。  平成二十九年度第二回OIE連絡協議会の議事録を提出していただきたい。  そして、枝元元生産局長、現事務次...全文を見る
○田村(貴)委員 二〇一八年から二〇一九年にかけて、養鶏、鶏卵を国際的に取引する上で、動物のストレスをできるだけ軽減するアニマルウェルフェアをルールに盛り込むかどうかが課題でありました。秋田氏や養鶏業界はOIE基準案は不可能として、秋田氏は、吉川元大臣に計五百万円の現金を渡し、農...全文を見る
○田村(貴)委員 当事者としての責任感が全く感じられませんよ、大臣。はっきりしていることは何なのか。金を贈った側の要望が受け取った大臣の下で全て実現しているんですよ、本件は。政策変更がなかったの一言では、およそ片づけられません。  先にこの問いに答えてください。追加の倫理調査と...全文を見る
○田村(貴)委員 一層疑惑は深まっていきますよね。政治家の介在があったのかなかったのか、それさえも言わない。それではやはり信用なりません。  第三者委員会は検証ポイントに秋田元代表から吉川元大臣、西川元大臣に政策要望や働きかけがあったかどうかを挙げているけれども、肝腎の秋田氏、...全文を見る
○田村(貴)委員 時間が参りました。以上で質問を終わります。
06月04日第204回国会 衆議院 環境委員会 第14号
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○田村(貴)委員 日本共産党の田村貴昭です。  最初に、動物取扱業における犬猫の飼養管理基準について質問します。  犬や猫の繁殖業者やペットショップなどに対して管理方法を示した環境省令が、今月、六月一日から施行されています。たくさんの議論がこれまでにありました。動物愛護法そし...全文を見る
○田村(貴)委員 新しい基準省令では、犬猫などのケージの広さ、それから従業員と飼育頭数の関係などが具体的な数値で取り決められています。この主な特徴点、ケージ、従業員数、動物の管理、繁殖、販売等々についての、簡単で結構ですので、説明をしていただけますか。
○田村(貴)委員 基準省令では、ケージ等の大きさ、従業員数、繁殖回数などの経過措置を設けています。経過措置を設けることとなった理由、その背景についても紹介していただけますか。
○田村(貴)委員 続いて、小泉大臣にお伺いしますけれども、懸念されることもあります。  犬猫適正飼養推進協議会、そして一般社団法人ペットパーク流通協会が、昨年、全国の事業者を対象に行ったアンケート結果があります。これはもう皆さん御存じのアンケート結果です。  一千百十三の事業...全文を見る
○田村(貴)委員 ブリーダーやペット業の方の関係者、それから消費者、幅広い人たちが参加できる議論づくり、これを国の方で是非大きく進めていただきたい。大臣の答弁、進めていただきたいと思います。  もう一問。  大臣、私もかつて猫を飼っていました。十数年、家で飼いました。本当に動...全文を見る
○田村(貴)委員 次の質問に移ります。  菅総理が二〇五〇年カーボンニュートラル宣言を発して、様々な取組が始まろうとしています。二〇三〇年の二酸化炭素排出量四六%削減を政府として打ち出しましたけれども、温暖化対策は待ったなしであります。  温室効果ガスの排出において、農業分野...全文を見る
○田村(貴)委員 結構大きなウェートを占めているというふうに感じます。  温暖化対策を進めていく上で、畜産への対策というのは喫緊の課題になるかと思います。政府は、グリーン戦略のうち、農林水産省のみどりの食料システム戦略で、畜産における環境負荷の低減という項目を立てています。 ...全文を見る
○田村(貴)委員 葉梨副大臣からたくさんの対策の説明をいただきましたけれども、輸入飼料に依存しているというくだりがありました。  環境省にお伺いしたいんですけれども、温室効果ガスを減らしていく上で、輸入飼料の問題、ここの長距離輸送によって排出される温室効果ガスの問題、これはやは...全文を見る
○田村(貴)委員 やはり待ったなしですから、削減できる温室効果ガスはどんどん削減していかなければいけない。ですから、今言ったところのフードマイレージ、カーボンフットプリント等については、しっかり調査もし、そして掌握に努めていただきたい。まず、現状を把握することを要求したいと思いま...全文を見る
○田村(貴)委員 有機農業は今、全耕地面積の僅か〇・五%、二万三千ヘクタールです。これは二〇一七年の統計です。先進国では最低水準となっています。  ところが、これを百万ヘクタールに農水省は拡大すると言っているんですよね。多くの有機農業者や関係者にとってみたら、これはまさに寝耳に...全文を見る
○田村(貴)委員 日本有機農業学会の設立趣意書を紹介したいと思います。  日本農業をめぐるトータルシステム、それから経済主体を目指す設立趣意書であります。つまり、生産、流通、消費の構造変革、それから生産者と消費者、関連事業者などの意識改革、ここを目指す有機農業の思想やあるいは運...全文を見る
○田村(貴)委員 それで、葉梨副大臣、みどりの戦略の中身なんですけれども、目標をイノベーション、技術開発によって実現するとして、そのための研究開発を、企画段階から事業化を見据えた知的財産の策定と実行と述べています。  実際、大学発のベンチャー企業と連携して行うなどの技術開発が行...全文を見る
○田村(貴)委員 有機農業に専ら取り組んでこられた方々は、やはりそちらの方が目につく、それが強調され過ぎているんじゃないかと受け止めておられるわけですよね。農家がそれぞれ培ってきた環境に優しい技術をどう生かしていくのかが見えない。  有機農業推進法には、化学的に合成された肥料や...全文を見る
○田村(貴)委員 小泉大臣にも最後にお伺いしますけれども、地球温暖化対策と農業の在り方についてのテーマなんですけれども、農水省のみどりの戦略のパブリックコメントで、ゲノム編集技術に対する意見が何と一万六千五百五十五件も寄せられています。RNA農薬の安全性への懸念も寄せられているわ...全文を見る
○田村(貴)委員 みどりの戦略は、関係者から違和感があると言われています。そこをやはり解決するのがまず大切じゃないかなということを申し上げて、今日の質問を終わります。
12月22日第207回国会 衆議院 農林水産委員会 第2号
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○田村(貴)委員 日本共産党の田村貴昭です。  通常国会から半年ぶりの農林水産委員会です。  大臣、この間、たくさんの問題が起こっていますので、緊急を要する課題について、まず二つお尋ねします。  一つは、有明海の漁業についてです。  豊穣の海、有明海を代表する二枚貝、タイ...全文を見る
○田村(貴)委員 共済で救済できているのであれば、自己破産するしかないという、そういう声は出ないんですよ。ですから、この特措法二十二条を発動すべきだと言っているわけです。しっかり検討していただきたいと思います。  次の緊急課題は、軽石の漂流、漂着の問題です。  予算委員会で我...全文を見る
○田村(貴)委員 だから、加入の実態もつかめていない。しかも、多くの方が、共済では救済できないと自らおっしゃっているわけですよ。  八千七百九十五億円もの補正予算を農水省は組んでおきながら、自然災害で塗炭の苦しみに遭っている漁業者には何の支援もメニューもない。こんな冷たい姿勢で...全文を見る
○田村(貴)委員 牛マルキンの制度について尋ねます。  肉用牛は、販売価格が低迷して、飼料価格や資材価格、燃油の高騰などもあって、大変厳しい状況に今陥っています。重要なセーフティーネットの制度であることは承知していますけれども、この牛マルキンは補填が十分でないとの声が各方面から...全文を見る
○田村(貴)委員 要するに、経営合理化、競争力強化へのインセンティブがなくなってしまうということが根底にあると思います。  そうはいっても、現実には、畜産農家は、先ほど言いましたように、七年間で三割減少しています。厳しい環境の下で、販売価格が生産費を下回る事態になったときに、九...全文を見る
○田村(貴)委員 これは絶対矛盾ですので、是非、検討、改善していただきたいと思います。  一昨日、金子大臣に対して、日本共産党国会議員団として、酪農、畜産に関わる要望書を提出させていただきました。大臣からは、要望を受け止めて今後の政策に生かしていきたい、そういうふうに御発言があ...全文を見る