辻元清美

つじもときよみ

小選挙区(大阪府第十区)選出
立憲民主党・無所属
当選回数7回

辻元清美の1998年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月03日第142回国会 参議院 労働・社会政策委員会 第4号
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○衆議院議員(辻元清美君) 今、猪熊委員が御指摘になりました日本農業の保護、育成、発展を図る活動についてですけれども、この法律につきましては、実際にはそれぞれ活動なさる団体の方が、どういうことを目的にして、どういう活動を具体的に行っているかという中身にかんがみて、その活動を行って...全文を見る
○衆議院議員(辻元清美君) これも先ほどの御質問と同じかと思いますが、その団体がどのような目的を持ってオンブズマン活動を行うかにかかってくると思います。一般論ではなくて、具体的に御自分の団体が行っている活動の中身を見て判断していただくということになります。  ですから、この市民...全文を見る
○衆議院議員(辻元清美君) この法案を私たちは一九九六年の十二月に衆議院の方に提出いたしました。その折は、まだ委員が御指摘になりました調査の結果は発表されていない段階でした。ですから、御指摘はこの法案提出以後の話です。そこのところを御確認いただきたいと思います。  その後、衆議...全文を見る
○衆議院議員(辻元清美君) ちょっと補足させていただきます。  市民活動というものの特徴は市民に開かれた活動である、これはどの提案者も同じ気持ちで提案しているのではないかと思います。この中で市民に開かれた活動というのは、例えば政党支持にしましても、私はこの党を応援する、A党、B...全文を見る
○衆議院議員(辻元清美君) 今御指摘の与党案につきましては、設立の手続については申請書と、それから定款の内容が法令の規定に適合していることということで、お出しいただきました書類によって認証を与えていくということになっておりますので、それ以外の基金等が必要ということは一切ありません...全文を見る
○衆議院議員(辻元清美君) 今のところ、さまざまな統計がありますが、まず一万団体程度は希望なさり、申請なさるのではないかと考えております。
○衆議院議員(辻元清美君) 今の大脇議員の御指摘は、団体を構成する個人ということになりますが、個人が今御指摘のような活動をすることは一切禁止されておりません。  その活動をする折に、さまざまな団体の名称等がございますが、個人がそれを肩書として使用した場合であっても、団体の代表者...全文を見る
○衆議院議員(辻元清美君) 今の御指摘も先ほどの御質問に関連してだと思いますけれども、団体のメンバーが個人で政治活動等を行う場合は、これは一切制限もございませんし、それから政治活動といいますのは、二条二項二号のハについての御質問だと思いますが、その自由は保障されております。  ...全文を見る
○衆議院議員(辻元清美君) この法律は民法の特別法としてつくったということは再三御説明いたしました。その折に、私たち立法者の間では、行政庁の関与をいかに排除していくかという方向で、自由に活動していただきたいという気持ちを込めてつくった法律であるということをまず最初に申し上げたいと...全文を見る
○衆議院議員(辻元清美君) ちょっと先ほどの所轄庁についての御質問の補足も兼ねてさせていただきたいと思います。  この法案は、都道府県知事の事務は団体委任事務であるということをしっかりと位置づけておりますので、それぞれ都道府県知事と経済企画庁長官の間には上下関係もございません。...全文を見る
○衆議院議員(辻元清美君) 海外でもさまざまな今審議しておりますような法律はございます。  この御審議の結果、法律が成立しました後には税の優遇措置等についても議論しなければならないと考えておりますが、アメリカでは二段階になっておりまして、まず法人格の取得、そして二段階目として、...全文を見る
○衆議院議員(辻元清美君) 現在、私たちが提出しておりますこの法律は、税の優遇措置につきましては人格のない社団等と同じ扱いというふうになっております。  ただ、先ほども申し上げましたように、さまざまな税制の優遇措置については考えていくべき検討事項であるというふうに私たちの方も考...全文を見る
○衆議院議員(辻元清美君) 各党案にという先ほどの質問もありましたので、まず先ほど私は旧平成会案について幾つか基金の保有の問題等について触れました。これは、今の実態を先ほどのアンケート調査等に基づいて御紹介したわけです。その実態に基づいての先ほどの発言です。ですから、旧平成会案の...全文を見る
○衆議院議員(辻元清美君) 私は、やはりこういう市民活動というのはこれからの日本の活力を育てていく上では非常に重要ではないかというふうに思います。特に今、少子・高齢化社会と言われておりますけれども、地域で福祉の問題に取り組んでいらっしゃるボランティア団体の皆さんや、つい先日は地球...全文を見る
○衆議院議員(辻元清美君) 附帯決議そのものについての御指摘がありましたけれども、やはり附帯決議に意味がないと国会議員が言ってしまったらこれは不適当ではないかと私は考えております。衆議院での附帯決議を実行すべく議員みずからがやはり努力するべきだというふうに私は受けとめております。...全文を見る
○衆議院議員(辻元清美君) 行政庁の監督権限という御指摘ですが、これにつきましては、私たちがこの法律をつくるに当たりまして、先ほどからさまざまな議員が答えておりますように、活動をしている団体の自主性を尊重するというところから、できるだけ排除していきたいという方向でこの法律をつくり...全文を見る
○衆議院議員(辻元清美君) すばらしい質問をいただきましてありがとうございます。  先ほどから議論されておりますこのような市民活動に対して簡便な方法で法人格がとれるというところで皆さんさまざまな苦労をなさっているかと思います。私は、三法案出ておりますけれども、どれが一番よくて悪...全文を見る
○衆議院議員(辻元清美君) ちょっと補足させていただきます。  ここは衆議院の審議の折からも随分議論になりました点ですので、委員御指摘の部分で主義というのと施策というのを分けて立法者としては考えましたし、衆議院の審議の中でもしっかり明確に分けました。  市民活動というのは、さ...全文を見る
○衆議院議員(辻元清美君) 今御指摘の点ですけれども、法律上提出が予定されていない予算書や事業計画書などを事業報告の際に提出を求めることはこの法律では予定していません。したがいまして、許されないことであると考えております。  またさらに、事業報告書等の提出の際に予算書や事業計画...全文を見る
○衆議院議員(辻元清美君) 今、堂本議員御指摘の、高校生も本当にいい活動をされていたり、環境問題等では大活躍をしている団体もあるのを私も存じ上げております。そういう現状もかんがみまして、この法律では社員の欠格事由に何らの規定を設けておりません。ですから、未成年者が社員である団体も...全文を見る
02月05日第142回国会 参議院 労働・社会政策委員会 第5号
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○衆議院議員(辻元清美君) 今御指摘の点、言葉の問題ということですが、この法案は市民活動促進法案という名前と、通称NPO法案という名前で親しまれております。どちらかといいますと、最近ではNPO法案という名前で呼ばれることが多いかと私は考えております。このNPOといいますのはノンプ...全文を見る
○衆議院議員(辻元清美君) 今御指摘の「市民に開かれた自由な社会貢献活動」というのは、この第一条の最初のどころとして「市民活動の健全な発展を促進し、」云々という言葉で出ております。そして、もう一つの御指摘の「団体の私的自治及び団体情報の開示による市民の判断」といいますのは、私たち...全文を見る
○衆議院議員(辻元清美君) 立入検査につきましては四十一条に規定してあります。定款に疑いがあると認められるときというのは、「相当な理由があるとき」ということもあわせて記載してあるわけなんですけれども、それぞれの活動の内容、それが活動後の報告と実態がかけ離れているというような相当な...全文を見る
○衆議院議員(辻元清美君) この立入検査にもしも応じなかった場合、その場合は、この後にかかってくるんですが、改善命令が出るということになります。立入検査に応じなかった場合は、その改善のために必要な措置をとるべきことを所轄庁が改善命令として出すことになります。この改善命令に対しては...全文を見る
○衆議院議員(辻元清美君) 今、大脇委員が御指摘になりましたとおりで、それぞれの団体は、定款もそれぞれの団体によって定めることになりますし、団体内での市民活動の団体自治の制限にかかわるような介入は避けるべきだと思います。  ですから、先ほど申し上げましたように毎年事業報告書等の...全文を見る
○衆議院議員(辻元清美君) 今御指摘の点は、四十三条の認証の取り消しはどのようなときかという御質問かと思いますが、四十三条の第一項に「市民活動法人が、前条の命令に違反した場合であって他の方法により監督の目的を達することができないとき又は三年以上にわたって」所轄庁に提出すべき書類を...全文を見る
○衆議院議員(辻元清美君) 御指摘は二条二項一号のイだと思うんですけれども、これは、この条文を決めた折に、市民活動の特性である市民に開かれた自由な社会貢献活動であることを具体化する条文という趣旨であります。社員の資格得喪に関する一切の条件の付加を禁止しているのではなくて、活動の目...全文を見る
○衆議院議員(辻元清美君) 年齢制限など、何歳から何歳までというふうに各団体がされるということは、ない方がいいかというふうには思いますが、それが先ほどの合理的な条件であるかというのは各団体によって判断されることかと思います。
○衆議院議員(辻元清美君) 市民活動の権限を狭めたり、それからその自由を束縛していくという意味でこういう民法の準用を入れたのではないということをまず最初に申し上げたいと思います。  特に、御指摘の民法第四十三条は、これは「法人ハ法令ノ規定ニ従ヒ定款又ハ寄附行為ニ因リテ定マリタル...全文を見る
○衆議院議員(辻元清美君) この規定を決めた折は、全体的なこの法律の趣旨ともかかわってくるんですが、書類審査で簡便に法人格をとっていただきたいというのが根底にありました。  そういう意味で、この誓約書というのは提出していただく書類ということでありまして、所轄庁において実質的な審...全文を見る
○衆議院議員(辻元清美君) そのとおりです。
○衆議院議員(辻元清美君) これは、その市民活動団体がどういうふうな具体的なことを行っていらっしゃるのかというのをこの書面で見ようという目的です。  この事業の中には、市民活動にかかわる事業と、もう一つ収益事業というのを行ってもいいというふうにこの法案ではなっておりますので、ま...全文を見る
○衆議院議員(辻元清美君) 過料の額については、この市民活動促進法案と同様に、民法の特別法である幾つかの法律、立法例に倣いました。その例としましては、社会福祉事業法第八十七条第二号、そしてもう一つ、更生保護事業法第六十九条第二号など、他の法人格付与法の立法例に倣って過料の額を決め...全文を見る
○衆議院議員(辻元清美君) それぞれの団体が残余財産をどこに処理したいかというのは、大脇委員が今御指摘になりましたようにそれぞれの定款によって定めていただいた順番で結構です。ですから、こういう団体同士ですと、非常に身近でよく一緒に連携して活動していた団体に帰属するようにするとか、...全文を見る
○衆議院議員(辻元清美君) この十一条三項にこういうふうになっているんです。「第一項第十一号に掲げる事項中に残余財産の帰属すべき者に関する規定を設ける場合には、その者は、市民活動法人その他次に掲げる者のうちから選定されるようにしなければならない。」となっております。  ですから...全文を見る
○衆議院議員(辻元清美君) 今、大脇議員が解釈されましたとおりです。
○衆議院議員(辻元清美君) 今の十二項目の点は、先ほどからも、数日前の委員会でもここの提案者が皆答弁しているところです。  すみ分けの問題、もう聞き飽きたと思うんですけれども、それが唯一の理由でした。そして、私たちはこの十二項目というのを決めましたけれども、これは本当に活動して...全文を見る
○衆議院議員(辻元清美君) この「地域安全活動」のイメージとおっしゃいました。実際には地域における住民相互の連絡その他の活動だと思いますが、具体的には、その地域の犯罪関係、被害者の救済とか交通安全活動、または火災の予防や風水害とかに遭ったときの、最近ですとネットワーク活動というん...全文を見る
02月26日第142回国会 参議院 労働・社会政策委員会 第6号
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○衆議院議員(辻元清美君) 今御指摘の六の「災害時の救援」ですけれども、これについては提案者の方では災害が発生しているそのときだけに限定するものではないということでこの項目を定めました。  また、「災害時の救援」というのは、そのとき直接災害地で活動しますことと同時に、外からの救...全文を見る
○衆議院議員(辻元清美君) 今、委員御指摘の「平和の推進」については、委員御指摘のとおりだと思います。  補足させていただきますと、私たち提案者の方では国際的であるもの国内的であるもの、この両方の活動を広くカバーする、そしてこの平和という状態を達成したり確立したり、それから維持...全文を見る
○衆議院議員(辻元清美君) 今、法案第一条の目的規定についてです。「市民に開かれた自由な社会貢献活動」というふうになっております。この「社会貢献活動」は、御指摘のように非営利であるということ、それから市民に開かれた不特定かつ多数のものの利益を推進していくという、そういうような意味...全文を見る
○衆議院議員(辻元清美君) 今、委員御指摘のとおりです。この法律によって表現の自由が侵されないかという御指摘ですけれども、提案者としてはそのような懸念は全くないと考えております。  また、運用面で万が一にも表現の自由を侵害するようなことがないよう最大限の配慮を払って運用していた...全文を見る
○衆議院議員(辻元清美君) 今御指摘のこの手続については、法案の十条一項に掲げてあります書類を添付して、その申請書を受けた時点から各所轄庁は一定の書類について一カ月間まず縦覧に供する。それから、正当な理由がない限り受理後三カ月以内に認証、不認証の決定をするとなっておりますので、こ...全文を見る
○衆議院議員(辻元清美君) 今、大脇委員の御指摘のとおり、地方分権の推進ということも念頭に置きましてこの法律をつくりましたので、そのとおりです。
○衆議院議員(辻元清美君) そのとおりです。
○衆議院議員(辻元清美君) 三点御指摘いただいたかと思うんですけれども、一つ目の所轄庁の閲覧にとどめずに官報、広報等により事業報告書などを情報公開すべきでないかという御指摘については、その事務量の膨大さもあわせて考えて、処理する側の立場にも立って原案のようにとどめました。  二...全文を見る
○衆議院議員(辻元清美君) 私はまず一点目を答えさせていただきます。  一点目の、政策施策の普及や啓発を行うことにつきましては、この法律では何ら制限をしたものではありません。したがいまして、市民活動法人が御指摘のような政策表明、宣伝を行うことは何ら禁じているものではありません。
○衆議院議員(辻元清美君) そして、もう一つの御指摘ですけれども、法人の目的に関連して特定の公職の候補者等から意見を聴取するような行為が制限されるものでないということは御指摘のとおりです。  また、法人の機関紙における政策広告の可否ですけれども、今委員御指摘の、直接の選挙と切り...全文を見る
○衆議院議員(辻元清美君) そのとおりです。
03月11日第142回国会 衆議院 科学技術委員会 第2号
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○辻元委員 社会民主党の辻元清美です。  きょうは所信を伺いまして、科学技術についてはやはり光と影の部分があると言われますし、私は、やはりその影の部分をどれだけ克服するかということが前進につながると考えます。また、最後に、結びの部分で、制度疲労を起こしている我が国のシステムをど...全文を見る
○辻元委員 今、一昨年という言葉がございましたけれども、その部分については借地権が切れている。  次に、科技庁の方にお伺いしたいのですが、このような状況ですが、民法の五百九十七条には借用物の返還不履行についての規定であったり、民法二百六条には所有権、憲法の第二十九条には財産権と...全文を見る
○辻元委員 そちらの方といいますか、ということは、違法でないというふうにお考えかどうかのみもう一度御答弁をお願いいたします。
○辻元委員 ちょっと御答弁の意味がわからないのですけれども、借地権が切れているということは、これは違法であるというふうに私は理解いたしますし、それ以外に、その安全を確保しているとかということは別の次元ではないかというふうに思います。  実際に、この問題については、ここに私は「ウ...全文を見る
○辻元委員 このように、科技庁も認識されている協定もしくは覚書を九〇年に結んでいる。にもかかわらず、その後まだ今日に至ってもその残土は取り除かれていないという状況になっているわけですね。  こういう採掘の経過と、残土処理については直接動燃が覚書を結んでおりますけれども、これは国...全文を見る
○辻元委員 これは、当時、国策として進められた原子力政策のまず発端になる、人形峠のウラン採掘というのはそこから始まっているということは皆さん御承知のとおりだと思います。その問題が今解決されていない。  それで、ここでウランを掘っていくと、鉱滓と残土について、これは出てくるのは当...全文を見る
○辻元委員 今、適正な管理をしていけばいいというふうに御答弁いただいたんですが、そうすると、そのままずっと放置しておくということでしょうか。
○辻元委員 今、御回答では、実際に当初はそこに放置しておくということしか方法がなかったというお答えではないかと思うのですね。現在、もうこれは、放置されたときから見たら十年どころじゃないわけです。  実際にこれは、別の、方面だけではなくてほかにもあるかと思いますけれども、動燃の測...全文を見る
○辻元委員 今、適切な措置をしてきていると、借地権が切れたところに置いてあるわけなんですけれども。私は、この住民の方の声も直接聞いております。撤去してほしいという、それが要望なんですね。  それから、もう一つ申し上げたいのは、この「ウラン残土の撤去に関する覚書」の中に、「健康相...全文を見る
○辻元委員 そうすると、実際にフィルムバッジをつけていらっしゃらなかった方が働いていらっしゃったということは事実であった、当時の規則ではそうではなかったということですから。そうしましたら、今は、これは必ずつけるようにというのは労働者の健康管理の最低限の条件になっておりますので、そ...全文を見る
○辻元委員 今一連のこの人形峠の話をしましたけれども、これは、私は、動燃が新法人に改組されるに当たり、未解決の問題、積み残しの問題であるという認識です。先日、今村官房審議官と、それから中野理事と大分長いこと議論させていただきました折も、やはりこの問題を解決せずして動燃の改革といっ...全文を見る
○辻元委員 そうしましたら、科学技術庁の方にもお聞きしたいと思うのですが、今度新法人ということで、これから私たち議論していくわけなんですが、今のこの人形峠のウラン残土問題はこの新法人が引き継ぐ問題であるということを確認させていただいていいでしょうか。
○辻元委員 私は、先ほども申しましたように、先日の今村審議官の発言でこういう言葉が耳に残っているんですね。この問題は原子力行政の破綻ですとはっきりおっしゃったんですね。中野理事もお聞きになっていたと思います。私は、そこの部分を何回も、あなたはそれを発言しましたねというのを何回も確...全文を見る
○辻元委員 これは私は引き続き、まだまだ時間がございますので、次の改組の法案が出ますから審議していきたいと思いますけれども、これは、この人形峠の問題が解決しない限り審議したくないぐらいの気持ちでいることは強く、与党内野党と言われていますけれども、提出を拒否しようかというふうなこと...全文を見る
03月12日第142回国会 衆議院 安全保障委員会 第2号
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○辻元委員 社会民主党の辻元清美です。  私は、いわゆる海上ヘリポート問題について、幾つかの点について質問したいと思います。  つい先日ですけれども、アメリカの連邦議会の会計検査院、GAOは、日米特別行動委員会、SACOの最終報告に関する初の調査をしまして、三月二日にたしか六...全文を見る
○辻元委員 今、この内容については吟味がされたということは、防衛庁長官の方から承りました。  そうしますと、その中で、内容の数字等を含めても、根拠については不確かだという御答弁でしたけれども、それでは、この報告書についてアメリカ側はどういう点を問題点として指摘しているか、説明し...全文を見る
○辻元委員 今数字問題というのが出ておりますので、私の方でこれを読みました限りでここで申し上げますと、今御指摘の数字というのは、海上ヘリポートの場合ですと、年間約二億ドル、日本円にしますと大体二百八十億円かかるというような報告で、これは現在の維持費の七十一倍という数字であると思い...全文を見る
○辻元委員 本日の長官の所信表明の中に、「海上ヘリポート案を最良の選択肢として昨年地元に提示いたしました。」という御発言がございました。  それで、地元の御理解と御協力を得られるよう努力していきたいということで、確かにこれは選択肢の一つとして御提示されているわけなんですが、私が...全文を見る
○辻元委員 総合的に考えられたということですけれども、私が今申し上げましたのは、実際には建設の費用、それから万一それを選択して、維持していく際の費用が余りにも、今長官の方は事実無根である、この数字についての根拠がわからないとおっしゃいましたけれども、物すごく、とてつもない、七十一...全文を見る
○辻元委員 それは先ほどから繰り返し伺っている御答弁だと思います。  今長官がこれだったら幾らこれだったら幾らと検討した結果、海上の方が高いかもしれないがという御発言をされたので、そういう意味で、それぞれの施策について検討する折には費用を必ず検討するのは当たり前ですし、それを国...全文を見る
○辻元委員 それでしたら、これが最良の方法であるというふうに言えないのではないかというふうに私は思います。
○辻元委員 今は建設にかかる費用と維持費と分けて考えた方がいいかとも思うのです。  そうすると、GAOのこの数字が事実無根であるというか、これだけかからないだろうというのは、どういう根拠にのっとっておっしゃっているわけでしょうか。
○辻元委員 そうしますと、今、この所信の中で、最良の選択肢として地元に提示いたしましたという内容は、経費については一切検討はしていない、そして、今後、万一これが選択肢とされた後、日本がどのようにアメリカと折衝し、経費負担が起こるかもしれない可能性についても一切検討せずに最良の選択...全文を見る
○辻元委員 もう一つ、このGAOの報告書を読みますと、こういう勧告をしているわけなのですね。かなり強い調子です。海上施設の設計、技法、建設法を監視する手段の決定や、海上基地の建設以前に施設の運用維持に係る費用及び施設運用上の懸念を払拭することというふうな勧告をしているわけですね。...全文を見る
○辻元委員 もうこれで質問を終わりますけれども、今後もこれはちょっと検討したいと思います。私も、安い方がいいと申し上げているわけではないのですよね。国民に選択肢として示す際に、やはりそこは国民が負担するわけですから、沖縄の地元の皆さんと同時に日本じゅうの国民の問題ですので、そこは...全文を見る
03月19日第142回国会 衆議院 予算委員会第六分科会 第1号
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○辻元分科員 社会民主党の辻元清美です。  私は、先日香川県の坂出で送電鉄塔の倒壊事故がございましたけれども、まずこれから御質問したいと思います。  物すごく大きな鉄塔が倒れたということで、大臣初め皆さん衝撃が走ったと思うのですけれども、二度とこのような事件、事故がないように...全文を見る
○辻元分科員 今、何者かによってボルトが抜き取られた可能性が高いというふうなお話だったのですが、そんなに簡単にボルトは抜けるのでしょうか。というのは、あれだけ大きな鉄塔でございます。それで、各種報道も、そんなに専門家でなくてもボルトが抜き取れたというような報道もございますけれども...全文を見る
○辻元分科員 今、二月二十三日に再発防止を各電力会社の方に通産省から強く要請したという御発言でしたが、また先週こういう事件があったのです。ちょうど一週間前の三月十二日ですけれども、千葉県の安房郡三芳村で、東京電力の送電鉄塔、御承知かと思いますけれども、鉄塔を固定する脚部ボルトの一...全文を見る
○辻元分科員 二月に起こりましてまた先週ということになりますと、やはり送電鉄塔の問題というのは、これから、今ある送電鉄塔そのものに対する対策と、これから送電鉄塔を建てる上でどういう立地条件で、どういう条件で建てていくかということを、やはり早急な検討が必要だと思うのです。  この...全文を見る
○辻元分科員 主な立地している場所といいますか、今事件が起こりましたのは、それぞれ山中に建っているということで幸い大きな事故に至らなかったかと思いますけれども、この二十四万基とおっしゃいました、主にどういう立地条件のところに建っているのでしょうか。
○辻元分科員 それでは、今実際にその後の措置ということで、例えば通産省令の電気設備の技術基準等の見直しも私は必要だと思うのですけれども、そのようなことは御検討なさっているでしょうか。
○辻元分科員 実際に現在あるものの対策と同時に、これから建設予定のものもあるかと思うのですけれども、そういう建設予定の鉄塔に対しても今後再検討が必要ではないかと私は考えます。  そういう中で、一点事例を出して、幾つかの点をお伺いしたいと思います。  奈良県吉野郡大淀町という、...全文を見る
○辻元分科員 そうしましたら、もう一つ基本的なことを質問したいのですけれども、今問題になっております北野台団地に建設予定の鉄塔は、香川県坂出市で倒れました鉄塔と同機種のものなんでしょうか。いかがでしょうか。
○辻元分科員 同機種であるということで、私は住民の方々の不安がさらに募っていると思います。  ちょうど昨年の三月四日のこの予算委員会の分科会である議員がこの問題を取り上げていらっしゃいまして、その中でも、やはり五十万ボルトという超高圧送電線の危険性、倒れたらどうなるのかといろい...全文を見る
○辻元分科員 そうしましたら、もう一点通産省の方にお伺いしたいのですけれども、やはりこういう話し合いの折には、もうここに決まっているよというような姿勢で臨みますと、住民の方もどうしても、ルートの変更等も含めてお話ししていただきたいというのは、これはだれが考えてもやはり住民の気持ち...全文を見る
○辻元分科員 それで、今私の手元の方に、地元の住民、自治体の方や大淀町長の方が関西電力の代表取締役の方とそれぞれ申し入れ書等のやりとりをした記録が残っております。こちらの方を見ますと、確かに通産省では、ルート変更等も含めて地元の住民の方々の御理解を得るようにと答弁もいただいている...全文を見る
○辻元分科員 私は、やはり去年の御答弁のように、通産省がこういう御指導をしていただくということは非常にいいことだと思っているわけなのです。にもかかわらず関西電力の方は、今御承知だとおっしゃいましたけれども、このルートありきというような姿勢で臨んでいらっしゃるのですけれども、それに...全文を見る
○辻元分科員 ということは、関西電力からの、書面で参っておりますので口頭ではございません、このような態度は、やはりこれはもう一度通産省から強く指導していただかない限り地元の皆さんの御理解を得ることは難しいのではないかと私は考えるのですけれども、いかがでしょうか。
○辻元分科員 それともう一点なのですけれども、実際に私は現場にも参りましたと申し上げましたけれども、やはり民家が密集といいますか、周りに数たくさんあるところに建てるわけです。奈良県吉野郡というのは山間部ですので、周りは非常にたくさんの山々があるわけなのですね。関西電力の方々がルー...全文を見る
○辻元分科員 そういう観点で指導していっていただくということなのですが、そうしますともう少し具体的に、その指導する内容というのはどういうことになるのでしょうか。
○辻元分科員 そうしましたら、今、引き続き何回も、地元の方の御理解を得るために、ルート変更も含めた指導をしていくということでしたので、これはぜひ私は早急にお願いしたいと思います。  そういうふうなことを具体的に行っていかない限り、これは北野台団地だけの問題ではなくて、こういう鉄...全文を見る
○辻元分科員 今、この北野台団地の鉄塔については再発防止策を講じるように言っているとおっしゃいましたけれども、これはそれ以前の問題ですね。まだそこまで至っておりません。  実際に、これは三月六日に現地の自治会の方がいらっしゃった折に、現地の方が心配されて同じ鉄塔であるしという御...全文を見る
○辻元分科員 時間が参りましたので終わりたいと思いますけれども、やはりもう一度申し上げます。  現行のまま現計画ルートでの地域との話し合いというのは、これはやはり地域の方にとりましては話し合いの場に出ることすらできないというような関西電力の態度であるかと私は思います。ですから、...全文を見る
03月20日第142回国会 衆議院 科学技術委員会 第3号
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○辻元委員 社会民主党の辻元清美と申します。本日は、西澤先生、本当にありがとうございます。私は十五分ですが、質問させていただきます。  まず、高速増殖炉懇談会の報告書につきまして、この解釈と意味ということを伺いたいと思うのです。  といいますのは、これはさまざまな委員の方の御...全文を見る
○辻元委員 さて次に、科学技術というのはやはり人間との共生が大事だと思います。人間だけではなくて、生物、言ってみれば地球をガイア、生命体と私は考えておるのですけれども、この地球との共生ということが問われると思うのです。そういう中で、幾らすばらしい技術でも地球と共生できなければ、な...全文を見る
○辻元委員 三万分の一回の事故というふうにおっしゃいましたけれども、私はまた起こるのと違うかなと思って、すごく心配があるわけなのですね。というのは、私が地元の住民でしたら、今の御意見を伺っても、そんな三万分の一回の事故がうちのところで、いつ起こるかわからなくて、それは困るわという...全文を見る
○辻元委員 それでは、終わりたいと思います。  締めくくりに、科学新聞で西澤先生が御発言されていることがあるのですけれども、「研究者がもっと社会に対して責任を持たなければいけないのです。やってみて予定通りいかないということはあり得ますけれど、その間に相当いろいろな努力をしている...全文を見る
04月02日第142回国会 衆議院 安全保障委員会 第4号
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○辻元委員 社民党の辻元清美です。本日の最後の質問になるかと思います。  まず、私は、統合幕僚会議の機能の充実ということについてお伺いしたいと思います。  防衛庁が作成されました「防衛庁設置法等の一部を改正する法律案について」という、いただきました資料の中に、このような説明が...全文を見る
○辻元委員 そして二点目は、今大臣の御発言の中にもありました、大規模災害等ということで、今大規模災害のことには触れられましたけれども、この「等」の中身は、具体的にお答えいただくと何になりますでしょうか。
○辻元委員 それで、一九九五年十一月二十八日に閣議決定しました九六年度以降に係る防衛計画の大綱について、「防衛力の役割」というところに、一番が「我が国の防衛」、二番目が「大規模災害等各種の事態への対応」、三番目に「より安定した安全保障環境の構築への貢献」、このようになっております...全文を見る
○辻元委員 先ほど私が指摘させていただきました大綱のところの大規模災害等にはアとイというのがありまして、一義的に重なっていないという御答弁でしたけれども、アの方が「大規模な自然災害、テロリズムにより引き起こされた特殊な災害」等ということで、イの方に「我が国周辺地域において我が国の...全文を見る
○辻元委員 必ずしも同一ではない部分を説明してください。
○辻元委員 この日米ガイドラインの運用も、やはり我が国の防衛というものがあって、その中の一部であると私は考えるわけなんですけれども、必ずしも一緒ではないというような一それでは、この我が国の防衛力の役割に書いてあることと、これは言葉の順番が変わっているだけなんですけれども、もう一回...全文を見る
○辻元委員 はっきり申し上げられるような状況ではないというのは、どういう状況を指しているのでしょうか。どういうことがあればはっきり言えるのでしょうか。ちょっとわからないのですけれども。
○辻元委員 今長官が防衛大綱は自衛隊の役割を述べているとおっしゃったのですけれども、そうすると、自衛隊の役割以外のことが出てくる可能性があるということですか、ガイドラインにおいては。
○辻元委員 そうしますと、自衛隊とかそれ以外の協力も得なければいけないというところはわかったのですが、自衛隊そのものについて言うならば、この自衛隊の役割自体は変わらないですよね。
○辻元委員 ということは、私の理解によりますと、自衛隊のみについて言うならば、この防衛大綱の周辺事態の定義と今度のガイドラインの周辺事態の定義は同じであるということですね。
○辻元委員 今の御答弁ですと、それは同じ事態を想定しているということですね。今、首を振っていますけれども。  それを前提にいたしまして、今回の改正、特に統幕会議の機能の充実というのは、今見ていくような流れからいいましても、先ほどの大臣の御答弁にもありました、ガイドラインの機能に...全文を見る
○辻元委員 あるのはわかるのですけれども、これには「増大するものと予想される。」と書いてある。これは間違いですか。
○辻元委員 そうしましたら、もう一つちょっと違う観点から質問させていただきたいのです。  一九九六年六月に、SCC、日米安全保障協議委員会、これが親会議だと思うのですけれども、このもとにあるSDC、先ほどからも出てきています防衛協力小委員会が改組されました。この改組されたことに...全文を見る
○辻元委員 私の手元の資料によりますと、前のガイドラインをまとめたときは、アメリカ側は駐日公使と在日米軍参謀長を共同議長としていた。その内容につきましては、在日米軍と日本にいらっしゃる公使の権限内で自衛隊との協力体制に関する技術的側面を扱う小委員会だったという位置づけである。 ...全文を見る
○辻元委員 というのは、これは守備範囲としては、今までは日本の中にいらっしゃるというか、そういう方で守備していたところが、これは私が見ても、これだけ広がりますと、地球全体を守備範囲として考えざるを得ない。先ほどから周辺事態の議論がありますけれども、そういうふうにいつしか現状が広が...全文を見る
○辻元委員 今までは参加していたのでしょうか。
○辻元委員 そうすると、先ほどからガイドラインにおいて統幕の果たす役割が増大するというのは、SDCのメンバーもアメリカ側もえらい力を入れて広げてきていますし、具体的にこの中で果たす役割というのも増大する、やはり今までのメンバーで行っていたことと違う議論が出てくると私は思うのですけ...全文を見る
○辻元委員 私はちょっと解釈が違うのですけれども、今までは在日米軍と公使の権限内でというところを徹底するという意味でこのメンバー構成がされていたと私は理解しております。  あともう一点、ちょっと時間がないのですが、聞きたいことがあるのです。  ガイドラインにおける、今その流れ...全文を見る
○辻元委員 私の手元にことしの三月二十八日の新聞があるのですけれども、これによりますと、   航空自衛隊トップの平岡裕治航空幕僚長は二十七日の定例記者会見で、新たな日米防衛指針(ガイドライン)が周辺有事の際の後方地域支援や捜索・救難活動について「戦闘地域と一線を画する」と規定し...全文を見る
○辻元委員 そうしますと、これは毎日だけではなくて朝日新聞にも出ているわけですが、そこの記事はいろいろな形があり、戦闘地域と一線を画するのは難しいと指摘したと書いてありますね。これは新聞の誤報ですね。
○辻元委員 今のも同じお答えなのです。ということは、一線を画するのは難しくないというふうに大臣はお考えですか。
○辻元委員 苦労するのは、そういうお仕事だと思うのですけれども、それが正しい苦労なのかどうかということを私たちはやはりしっかりチェックしなければいけないということで私は質問しております、  というのは、ガイドラインについて、これからこの委員会で皆さんと審議していくことになるかと...全文を見る
04月03日第142回国会 衆議院 科学技術委員会 第6号
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○辻元委員 社会民主党の辻元清美です。  私は、まず、今回の動燃を新しい組織に変えていくという基本認識から御質問したいと思います。  動燃改革検討委員会、この提言といいますか報告書を基礎に今回の改革について話し合われたかと思うのですけれども、吉川座長がこういう発言をなさってい...全文を見る
○辻元委員 ほかにもこういう指摘をされている方もいます。これは原子力政策学をやっていらっしゃいます東京大学の鈴木篤之教授が、こういう発言をなさっています。技術的には小さくても社会的には大きな事故になり得るものだということ。先ほどから温度計の追及がありましたけれども、技術的には小さ...全文を見る
○辻元委員 そうしますと、科技庁の方も同じような認識でよろしいのでしょうか、大臣。
○辻元委員 今、長官の御発言の中に、国民の血税でこの研究開発を行っているという御発言がありました。私は、そこのところを本当にポイントだというふうに思います。  それはどういうことかと申しますと、今回のこの動燃改革検討委員会の「動燃改革の基本的方向」という報告書にも、その中の「新...全文を見る
○辻元委員 私の手元に、ことしの三月三日の日経新聞の社説があるのです。今回のこの法案については各紙がさまざまな報道をしています。それだけ重要法案であるというふうに私は考えています。この中でこういうくだりがあります。「新機構の機能は高速増殖炉の開発と高レベル放射性廃棄物の処分技術の...全文を見る
○辻元委員 そんなに長くない時期にというふうにおっしゃいましたが、そんなに長くない時期がどれぐらいか、ここのところがなかなか皆さんの意見が一致しないところなんですね。  これはだれも言い当てることはできないんですよ、これは研究ですから。それはそうだと思うのですが、大体どれぐらい...全文を見る
○辻元委員 そうしますと、もう一点、ちょっとコストの問題で御質問したいのです。  先ほど、他の委員の方の質問の中に、世界の高速増殖炉開発について、これを閉鎖したところがあるという御指摘がありました。イギリスやアメリカのことをおっしゃったんだと思いますけれども、そのときに加藤局長...全文を見る
○辻元委員 今、私がコストの問題と申し上げましたのは、今の財政難は言うまでもないのですけれども、先ほどから意識改革という言葉がありましたが、やはりそれは経済性に裏打ちされるということが非常に重要ではないかと思うのですね。ですから、ここのところにこれだけお金を使いましたけれども、将...全文を見る
○辻元委員 そういうやはりプロセスを開示していただくというのは非常に重要だと思うのですね。  例えば今研究と開発についての議論があったとか、私も初めて直接長官の言葉として聞きましたけれども、こういうプロセスがあって、こういう議論をしたから、この名前に決めました、そこを要するに国...全文を見る
○辻元委員 私は、これで終わりますけれども、きょうの質問で、コストの問題、それから名前の例を挙げまして、そのプロセスを公表していくということが大切、それからもう一つ、今の運営審議会のメンバー。  要するに中身なのですよね。この法律は器を書いてあるだけなのです。ですから、これの中...全文を見る
04月10日第142回国会 衆議院 科学技術委員会 第7号
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○辻元委員 社会民主党の辻元清美です。  私は、今回のこの法律についての審議を通じまして、よく出てきたキーワードというのがあると思います。まず一つ目は、安全より安心、何回もさまざまな方が発言されました。そして二つ目に、トップランナーという言葉もたくさん出てきました。そしてもう一...全文を見る
○辻元委員 その際に、昨年からこの動燃の事故を発端に審議をしてまいりましたけれども、例えば東海村のアスファルト固化処理施設についても、多重防護しておりましたというような御発言がございました。それを突破して爆発してしまったわけなのですね。そのときの御答弁が、しかし放射能は微量でござ...全文を見る
○辻元委員 それはどういう点ででしょうか。一たび放射能を浴びてしまうと人間というのは回復できない、これは歴史が証明してきたことだと私は思いますけれども、そういうものを取り扱うわけですね。ですから、そういうものを取り扱う者の安全と安心というものを、ほかの科学技術と違う、ここが違うの...全文を見る
○辻元委員 先ほども申し上げましたが、公聴会で、万一事故が起こっても回復できる方策が確立されていると。これははっと目からうろこが落ちたのですね。そういう安全の考え方ということをやはり政府もぜひ持っていただきたいと思います。それまでの御答弁は、確率の話とか、微量でしたという御答弁ば...全文を見る
○辻元委員 そうしますと、今の御発言の中に、何が何でもという言葉が、また新しいキーワードとして出たわけなのです。  ということは、やはりこれは核燃料サイクルというものがずたずたになっているという御発言も、これは敦賀の公聴会で小林巌さんという陳述人の方がされました。実際に、「もん...全文を見る
○辻元委員 その際に、柔軟にというお言葉がまた出てまいりましたけれども、柔軟にというのは、やはり反省のもとに立って、政策変更も大胆に行うときは決断をするということも含んだことが柔軟にという意味ではないかと私は思うのですが、いかがでしょうか。
○辻元委員 さて次は、はしの上げおろしに移りたいと思うのですけれども、これも長官が御答弁の中でおっしゃいました。要するにこれは、今までの科学技術庁と動燃の関係を変えていかなくてはいけない、今までは動燃に対してはしの上げおろしまで監督官庁として指導してきた、そういう趣旨でお使いにな...全文を見る
○辻元委員 しかし、同じ意味だと思うのですね。ですから、具体的に答えていただきたいのですよ。  というのはなぜかといいましたら、ほかの陳述人の方も、今回の変更は、法律を変えるということは核燃料サイクル開発機構に名称を変えるだけで実質は現在の動燃の機構、体質を引き継ぐものにすぎな...全文を見る
○辻元委員 実際に、今回の問題はやはり科技庁の責任ですよね。動燃だけではなくて、科技庁がその辺をどういうふうに変革、自分たちの中で、関係だけではなくて体質を変えていくかということも非常に重要だと私は考えています。  もうちょっとこれは行きたいところなのですが、もう一つ情報公開と...全文を見る
○辻元委員 今、外部の方も入れて情報公開について検討していくというところは、どういう方を入れるかというところがこれもまた問題なんですね。そこのところはどういうアイデアでしょうか。  といいますのは、今までもそうなんですけれども、外部の方も入れてということなんですが、その外部の方...全文を見る
○辻元委員 時間が参りました。  先ほど他の委員の方からも指摘がありましたが、今後やはり核燃料サイクルそのもののあり方について議論していくべきだと私は思います。  そこで、先ほどからも出ました新円卓会議などをやはり早急に設けて、今この動燃が、名前が変わって機構が変わったという...全文を見る
○辻元委員 社会民主党の辻元清美です。  きょうは総理に三つぐらい質問したいと思います。  まず一つ目は、原子力政策のミクロの視点とマクロの視点ということでお伺いしたいと思います。  まずミクロの点から。今回の新法人に改革していくという法案を私たち検討してまいりました。その...全文を見る
○辻元委員 今御答弁の中に、東郷町の町内保管という言葉が出ましたが、それが問題になっているのです、総理。その方々がずっと、それは困ると言い続けてきた問題でありますので、今置いてあるところにそのまま置くように何とかしようというような方向での解決は真の解決ではないと私は考えますので、...全文を見る
○辻元委員 質問を終わります。
○辻元委員 社会民主党の辻元清美です。  まず最初に、丹野陳述人にお伺いしたいと思います。  地元でいらっしゃるということで、先ほど貴重な御意見をいただきました。今回の、動燃の改革と言われておりますけれども、この法案提出というプロセスの間に、地元の意見がどれだけ組み入れられた...全文を見る
○辻元委員 次に、きょうの御発言の中で、安全性という言葉がたくさん出てきました。それで、森陳述人にちょっとお伺いしたいと思います。  この安全性で、きょう、二つの意見が出たように思います。一つは、事故の確率が低いということをもって安全性と見るという御意見、それからもう一つは、過...全文を見る
○辻元委員 次に、今回の法案の中に運営審議会というのがあります。これについて、何名かの方の御意見を伺いたいと思います。  この運営審議会のメンバーは理事長が選ぶということになっております。この議論の過程での、外部の第三者からの評価が大事である、そういう過程にのっとってこれが設置...全文を見る
○辻元委員 今と同じ質問を、森陳述人にもお聞かせ願いたいのです。  といいますのは、森陳述人は、中でこれから改革をしていかれる立場です。今の点で、核燃料サイクルそのものに疑問を呈している方がいらっしゃることは事実であるし、この審議会に地元の方が入った方がいいのかどうか。理事長が...全文を見る
○辻元委員 同じ質問を高木陳述人にも伺いたいのです。  高木陳述人は円卓会議のメンバーでいらっしゃったというふうに承ったのですけれども、先ほど、丹野陳述人の御発言の中に、審議会とかそういうふうな形のものは、なかなか少数の意見を反映しにくいというような趣旨の御発言があったかと思い...全文を見る
○辻元委員 もう一問、森陳述人にお願いしたいと思います。  先ほどの御発言の中に、動燃も大きな責任がある、しかし、科学技術庁、原子力委員会にも責任があると思うという御発言がございました。  私たちも国会の方で、動燃だけではなくて、科学技術庁、原子力委員会の責任についても、国会...全文を見る
○辻元委員 時間が参りましたので、終わります。
○辻元委員 社会民主党の辻元清美です。  どうも長い間お疲れさまです。そして陳述人の皆さん、きょうはどうもありがとうございます。  まず最初に、池端陳述人に御質問したいと思います。  先ほどの陳述の中で、「もんじゅ」早期再開を願っているということでした。それでは、この「もん...全文を見る
○辻元委員 次に、吉村陳述人にお伺いします。  地元のお立場ということで、先ほどから、情報公開に対しては不十分であったというような御陳述がありました。さてその中で、情報公開というのは情報を一方的に受け取るということなのですけれども、今度は地元の声の反映ということで、この地元でず...全文を見る
○辻元委員 次に、小林陳述人にお伺いしたいのですけれども、こちらに出していただきましたペーパーの中に、長期計画はどう考えてもずたずたに切れていると思いますという一文があるのですけれども、この内容について少し具体的にお話しいただけますでしょうか。
○辻元委員 引き続き、吉村陳述人にもう一点お伺いしたいのですけれども、吉村陳述人の出していただきましたペーパーの中に、プルトニウム利用について国民的合意はできていないという御指摘がございました。国の政策として、プルトニウム使用の是非というのも、政策として遂行していくかどうかも含め...全文を見る
○辻元委員 それでは、高橋陳述人に御質問したいと思います。  地元振興、地域振興という言葉がきょうも何回か出てまいりました。これは今政策として、沖縄の例ですと沖縄北部の振興策というのが国会でも議論されたのです。与党の中でも議論されました。その際に、北部に振興が必要ならば、基地が...全文を見る
○辻元委員 時間が参りました。どうもありがとうございました。  きょうは、代表的な方六名にお越しいただきまして、その中でも随分と合意の部分で違う部分があるのではないかと思いました。私の感想は、ここは「もんじゅ」がありますけれども、この六名の方でもかなり意見が割れておりますので、...全文を見る
04月17日第142回国会 衆議院 安全保障委員会 第5号
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○辻元委員 社会民主党の辻元清美です。  私は、新ガイドラインにおけるいわゆる周辺事態の定義などについて、きょうも御質問したいと思います。  この周辺事態についてということで何回も御答弁いただいておりますけれども、周辺事態とは、我が国周辺地域における我が国の平和及び安全に重要...全文を見る
○辻元委員 前回の私の質問に引き続き、関連して質問したいと思います。  前回、この周辺事態という言葉をめぐりまして、私は二つのことを申し上げました。  一つ目は、一九九五年十一月二十八日に閣議決定された防衛大綱の中の「防衛力の役割」という中に、周辺の事態という言葉が出てまいり...全文を見る
○辻元委員 そうしますと、これは、防衛大綱の方は一九九五年に閣議決定されたものでありますので、我が国での防衛大綱に言われる周辺事態が地理的概念ではないということは、一九九五年のこの時点からそういう解釈になっているということですか。
○辻元委員 そうしますと、この一九九五年以降、周辺事態という言葉は、日本では、特に「防衛力の役割」という中では地理的概念ではないというような定義で使われてきたというふうに今御答弁いただいたかと思います。  さて、そうしますと、今度は自衛隊の任務ということを伺いたいと思うのですけ...全文を見る
○辻元委員 もう一点、周辺事態について伺いたいと思います。  現在、与党PKO・ガイドライン問題協議会でこの問題を協議しております。これは四月十三日にいただきました「「周辺事態」について」というペーパーです。  その中に、先ほどから議論になっております地理的概念ではなくという...全文を見る
○辻元委員 そうしますと、再度この点について御質問したいのですが、「中東やインド洋で発生することは、現実の問題としては基本的に想定されない。」ということは、中東やインド洋が入らないと言っているわけではないということですか。中東やインド洋は入っているわけではないということでしょうか...全文を見る
○辻元委員 では、事態が発生しないというふうに日本政府は判断なさっているということは、ここは入らないと。
○辻元委員 そうしましたら、ほかにこういう事態が発生しにくい地域はどういうところが想定されるのでしょうか。
○辻元委員 ということは、そういう事態が発生するかどうか、その可能性ですね。それで、中東やインド洋ではそういう事態は現実の問題として発生しないということですね。そうすると、そういう事態が発生するかしないかという判断を政府はされて、この地域については事態が発生しやすいとか、する可能...全文を見る
○辻元委員 いや、一般論としてとおっしゃるわけなのですけれども、これは本当に、与党の協議に提出された正式な文書の中で地域を限っておっしゃっているわけですね、ここの部分について。それで問題にしているわけなのです。  それで、先ほどの御答弁の中に、例えば海上輸送の話が出ました。石油...全文を見る
○辻元委員 今、私幾つか御質問申し上げたのですけれども、この中でも実際に、先ほどの御答弁ですと、中東やインド洋でそういう事態が発生することは現実的にはあり得ない。しかし、もう一つは、シーレーンが一概に入らないとも言えないということです。  これは、日本にとってのシーレーンという...全文を見る
○辻元委員 あと数分時間があるのですけれども、もう一つ、前回質問しましたときに、後方支援ということで、戦闘地区と一線を画するという御答弁がございました。  その中で、これは久間防衛庁長官が二十九日のNHKの討論番組でおっしゃっていた中に、一線を画するということで、戦争に巻き込ま...全文を見る
○辻元委員 きょうは、周辺事態と一線を画するということで、時間が足りなくて残念なんですけれども、今後もまた、次回、この続きを質問させていただきたいと思います。  質問を終わります。
04月28日第142回国会 衆議院 本会議 第33号
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○辻元清美君 私は、社会民主党・市民連合、自由民主党及び新党さきがけを代表しまして、行政機関の保有する情報の公開に関する法律案及び行政機関の保有する情報の公開に関する法律の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律案、いわゆる情報公開法について質問いたします。  まず初めに、十七年...全文を見る
05月06日第142回国会 衆議院 科学技術委員会 第9号
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○辻元委員 社会民主党の辻元清美です。  今回の研究交流促進法の一部を改正する法律案について質問させていただきます。  科学技術庁より四月にいただきました、この法律案についてというペーパーがこちらにございます。まず、この趣旨の部分について幾つか質問したいと思います。  この...全文を見る
○辻元委員 それで、私、趣旨を最初紹介させていただいたのですが、それではもう一つお聞きしたいのですけれども、この後半に、産学官それぞれの研究セクターがそれぞれの特徴を生かしつつ、というふうなくだりがあります。  まず基本認識として、産学官、研究セクター今三つありますけれども、産...全文を見る
○辻元委員 そういう基本認識でということなんですが、それでは、これからさらに研究交流を進めていくに当たってなんですけれども、私たちは今ずっと審議しておりますが、政策を立てるに当たってはプラスの面とマイナスの面両方についてやはり検証しなければいけないというふうに考えるのです。  ...全文を見る
○辻元委員 それでは、前半の御質問者の中にもあったのですけれども、やはり産学官というのがうまく機能していけばいいわけなんですけれども、癒着という問題は避けて通らなければいけないというのは、それぞれの、私たち全員の認識であるのではないかと思います。  前半の御質問者、自由民主党の...全文を見る
○辻元委員 今、長官の御答弁の中に情報公開という言葉がありました。やはり先ほどの科学技術庁がお示しいただきました法律についての説明の中に、今回の場合は、「共同研究が促進されるよう、当該施設の使用の土地の対価を時価よりも低く定めることを可能とするべく、財政法の特例措置を設ける。」言...全文を見る
○辻元委員 今の御答弁ですと、それぞれの研究機関と大学とで取り決めて、公開するか公開しないかということを決めるということなんでしょうか。私はやはりそこはオープンにすべきだと思うのですけれども、先ほど長官も情報公開とおっしゃっていましたが、いかがですか。
○辻元委員 私の前から行われている審議の中でこういう言葉もありました。テーマなどについて国民の疑惑がないように慎重に選ばなければいけないという御発言もありました。ということは、どういうテーマをどういう形で研究されているのかということが、国民が知らない限り疑惑があるのかないのかわか...全文を見る
○辻元委員 しかし、先ほど、今御答弁いただきましたあなたが、第三者による外部評価を入れるんだとおっしゃったんですよ。それで私は、それはいいなと思いました。ですから、今の御答弁とちょっと違うと思うのですけれども、いかがですか。
○辻元委員 時間がなくなってしまったんですけれども、先ほど薬害エイズ問題も言いましたけれども、時代は違いますけれども、この科学技術の研究というのが、例えば戦争中、産学官でどんな研究が行われているかわからないために誤った方向での研究が行われていたことが外部チェックできなかった。そう...全文を見る
○辻元委員 時間が来ましたから、終わります。
05月07日第142回国会 衆議院 安全保障委員会 第7号
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○辻元委員 社会民主党の辻元清美です。  私は、自分の体験も踏まえまして、今回のPKO協力法の一部改正について質問させていただきたいと思います。  私は、国会議員になる前に、ピースボートという国際協力の団体で働いておりました。その関係で、人や緊急救援物資を運んで世界四十八カ国...全文を見る
○辻元委員 今、カンボジア、ザイールでの体験からという御発言がありましたが、どのような体験でしょうか。私は今自分の体験を述べましたが、どういう具体例のもとに変更されることになったのか、お聞きします。
○辻元委員 先ほどの御答弁で、もう一点、参加各国の実情からということで御答弁がありました。先ほど政府委員の方も、別の方の答弁の中で各国の実情の報告がありましたが、そうすると、以前このPKO法を制定した折、あのときは参加各国の実情は調査していなかったのですか。そのときと私は変わって...全文を見る
○辻元委員 再度調査されて、上官の命令の方が安全を守るのに適切ではないかと判断されたということは、再度調査される前はそうではなかったということですね。個人の方がいいというふうな調査結果だったわけですか。
○辻元委員 それでしたら、参加各国の実情からという理由ではないということですよね。  ところが、先ほどからの答弁では、私、この実情は前から変わっていないと思います、参加各国の参加の仕方の実情というのは。ところが、御答弁の中にはそれが理由に入っていましたので、再度確認したわけです...全文を見る
○辻元委員 実際にこの法律ができた当初の議事録を読んでみますと、この法律をつくるときも、各国の状況、武器使用については十分調査していると思います、日本政府は。その上で個人ということを選んだのだと私は思うのですね。  例えば一九九一年九月二十五日のPKO特別委員会で、上原康助議員...全文を見る
○辻元委員 先ほど、冒頭に私は自分のカンボジアの体験を述べたわけなのですけれども、その折の状況を見ても、目の前にあらわれて銃を撃った兵士は数人ですけれども、よく見ると、ああいうときはブッシュがありますね、それで火がゆらゆらしているわけですよ、たばことか。たくさんの兵士がいるわけで...全文を見る
○辻元委員 私は、現場でのことを想定しているわけですね。  というのは、カンボジアのときもそうでしたが、自衛隊がタケオで活動しているところは余り危険ではないわけです、それは完璧に周りを囲ってやっていますので。不測の事態というのは、身体に危険が及ぶような事態が起こるときというのは...全文を見る
○辻元委員 今長官がおっしゃったようなことは、私は、この法律ができたときからわかっていたのじゃないかと思うのですよ。というのは、私が先ほどの体験を申し上げたときはこの法律ができた年なんですね。それは、調査をやって、実際に行ってみないとわからなかったということではないと思うのです。...全文を見る
○辻元委員 きょうは時間が参りましたので、まだこの法案については審議があると思いますが、その部分についてはさらにこれから審議させていただきたいと思います。  これで終わります。
05月08日第142回国会 衆議院 安全保障委員会 第8号
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○辻元委員 社会民主党の辻元清美です。  本日は、久間防衛庁長官より中華人民共和国訪問に関する報告を受けました。それに関連いたしまして、まず質問させていただきたいと思います。  日中関係は非常に重要であるという御認識のもとに御訪問されたかと思います。私は国会議員になる前にピー...全文を見る
○辻元委員 さらに、政府のそれぞれのスタッフの方も、日中の友好な関係を築くためにさまざまな話し合いをなされると思うのですが、防衛局長にお伺いしたいと思うのですけれども、今のと同じ質問です。防衛局長はどういう御認識でしょうか。
○辻元委員 私の手元に、戦後五十年の年、一九九五年六月九日に、当時は村山連立政権でした、そこで「歴史を教訓に平和への決意を新たにする決議」という国会決議をされたことと思います。  ちょっと改めて確認したいと思います。   本院は、戦後五十年にあたり、全世界の戦没者及び戦争等に...全文を見る
○辻元委員 今の御発言の中で、他国に対して侵略するのではないという理解を求めるということがございました。  さて、そういう中で、今回の中国の御訪問の中で大きな議題になったかと思いますが、先ほどからも審議の中で出ておりますけれども、中国と台湾との関係ということでもう一度確認させて...全文を見る
○辻元委員 もう少し、現状をどういうふうに認識するかということで幾つか質問したいのです。  今、特定の地域や国に限ってここで考えることは非常に難しいというような趣旨の御答弁だったわけなのですけれども、日中関係を含め東アジアの情勢が現状でどのような方向に進んでいるのか、もしくはこ...全文を見る
○辻元委員 ここらあたりから、先ほどから過去、現状、未来と申し上げました未来の話につながっていくわけなんですけれども。  確かに、東南アジアも含めまして、アジアの地区は、先ほど長官がベトナムを訪問されたという御発言もございましたけれども、かつてであるならば訪問することは不可能で...全文を見る
○辻元委員 本日は一般質疑でしたので、長官の基本的な御認識、過去、現在、未来について、時間の制約がありましたけれども、お伺いしました。これをもとに、今後、安保委員会で個別についてまた質問させていただきたいと思います。  これで終わります。
05月12日第142回国会 衆議院 安全保障委員会 第9号
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○辻元委員 社会民主党の辻元清美です。  私は、まず物資協力についてきょうは質問したいと思います。  物資協力の改正点、第三条第四号口の「人道的な国際救援活動」での物資協力は、別表第三に幾つか並んでいるのですけれども、その一に「国際連合の総会によって設立された機関又は国際連合...全文を見る
○辻元委員 さて、この物資協力の対象物資なのですけれども、これには武器や弾薬は含まれないという解釈でよろしいのでしょうか。官房長官、お答えいただけますでしょうか。
○辻元委員 武器弾薬は含まれないということを確認させていただきました。  さて次に、ここにおける国際平和協力業務としての輸送は自衛隊ではできないというふうにされていますが、これは停戦合意がない場合ですけれども、それぞれの輸送の委託を受けた者たちに対して自衛隊が警護につくというこ...全文を見る
○辻元委員 自衛隊による警護も行わないということを確認させていただきました。  さて、前回に引き続きまして、武器使用について何点かまたお聞きしたいと思います。  先ほどからも議論されておりますように、国連での武器使用の基準、aタイプ、bタイプがあるという議論が続いております。...全文を見る
○辻元委員 aタイプの中には、個人で本人自身が身を守るための武器使用と上官の命令による武器使用の両方が含まれているという解釈でしょうか。
○辻元委員 さて、今回はこの法律の改正ということで議論しておりますが、六年前にこのPKO法が成立した当時も、国連の武器使用の基準のaタイプ、bタイプのカテゴリーの分類や解釈はその当時もあったと思います。  それに対して、今お答えいただきました、aタイプには上官の命令による武器使...全文を見る
○辻元委員 今御答弁の中に、憲法との関係での議論もあったというお言葉がございました。  確かに、私は前回も紹介しましたが、衆議院予算委員会議事録第十六号で、梶山さんが、官房長官のときですけれども、PKO部隊を出す場合の宮澤四原則という原点に返ると、むしろそういうものを、これは指...全文を見る
○辻元委員 さて、それでは防衛庁長官にお伺いしたいことがあります。  先ほどの御答弁の中で、aタイプ、bタイプの武器使用についてですが、こういうふうにおっしゃいました。bタイプ型武器の使用にならないように厳格に判断要件をつくっているんだというふうにお答えになったわけなんですけれ...全文を見る
○辻元委員 私が問題にしたいな、ちょっと突っ込んで聞いてみたいなと思っていますのは、このbタイプ型武器の使用にならないようにというところなんですね。これははっきりおっしゃったのですけれども。bタイプ型武器の使用にならないようにというふうにお答えになった根拠は何でしょうか。
○辻元委員 今の御答弁の中で、任務の遂行のための武器使用ではないというところを強調されましたけれども、私は、現在の日本国憲法を持っている限り、任務の遂行のために武器を使用することは不可能であるというふうに考えるわけですが、長官はいかがでしょうか。
○辻元委員 これは、私はPKOの活動に限っての質問でございます。ですから、自衛隊一般に対しての任務の遂行というより、PKOの活動に。  さて、そういう御答弁でありますならば、例えば現場ではこういうことが起こると思います。停戦違反行為が発生した場合、これは応戦や強制措置を行う状況...全文を見る
○辻元委員 今、こういう状況であるならばPKO活動を停止せざるを得ないという御答弁でした。私も同意見です。  そういう意味で申し上げますならば、先ほどからPKF解除の議論もされておりますけれども、こういう場合はPKFに当たるかと思いますが、はっきりと日本は停止しなければいけない...全文を見る
05月14日第142回国会 衆議院 安全保障委員会 第10号
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○辻元委員 社会民主党の辻元清美です。  きょう、幾つかの点について確認させていただきたいと思います。  まず、この国際平和維持活動、先ほどからも性質が変化してきていると。これはその時々によりまして変化すると思います。私の認識では、近年は、北欧諸国やカナダ、オーストラリアなど...全文を見る
○辻元委員 ちょっと他国の活動と比較したい件があります。  例えば、一例として、一九九四年にザイールでの救援活動における国際平和協力隊の活動と、そのときドイツのTHW、御存じだと思いますけれども、緊急技術支援隊、これは民間防衛庁の所属の災害救助組織で軍隊ではありませんけれども、...全文を見る
○辻元委員 今こういう例も申し上げましたのは、さまざまな他国の事例を参考にして日本も活動の内容を決めていますので、そういう意味で、効率や現状に即した活動をこれからも研究していくべきだと思うのですね。  さて、今回の改正について、PKO法成立時と今日に至る議論の中で、この審議の過...全文を見る
05月22日第142回国会 衆議院 科学技術委員会 第12号
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○辻元委員 社会民主党の辻元清美です。  幾つかの点について御質問したいと思いますが、まず最初に、今回のこの法改正、宇宙開発事業団法の一部を改正する法律案についてまず一点お伺いしたいと思います。  ロケット等の事故というのは、先ほどほかの委員の方からもどういうことが想定される...全文を見る
○辻元委員 それでは、引き続きまして、先ほどからも審議されておりますけれども、事故が相次いでおるということで、どういうところに原因があるのだろうかということについて、幾つか御質問したいと思います。  先ほどから、「きく六号」「みどり」「かけはし」の事故について各委員からも質問が...全文を見る
○辻元委員 今、科学技術庁関係とおっしゃいましたか。
○辻元委員 今、御答弁に二つの数字が出てきまして、科学技術庁としては一千八百億、そのうち一千七百七十九億円が宇宙開発事業団の予算であるということで、科学技術庁としてはほとんど宇宙開発事業団に予算を使っているということになるかと思います。かつ、宇宙開発予算全体の中で宇宙開発事業団の...全文を見る
○辻元委員 ということで、宇宙開発事業団がこういう規定を使って、要するに先ほどの予算もほとんどがこの事業団が使っているというような状況からかんがみまして、主管省庁がこの組織のあり方について把握していないことがあった、こういう態度について、科技庁の方ではどういう御見解なんでしょうか...全文を見る
○辻元委員 もう一点の指摘は、今ちょっとルールを逸したような部分があったというのはこの点についてでしょうか。開発手当の支給問題ということでしょうか。  支給対象となる職員の所属する組織を、「宇宙開発事業団職員給与規程第二十条の運用基準について」というのを定めてあって、これにおい...全文を見る
○辻元委員 今、ちょっとしたルール違反があったという御発言で、行政監察も指摘しているところなんですけれども、これはNASDAの方はどのように受けとめていらっしゃるのでしょうか。具体的にこの点についてはどうされたのでしょうか。
○辻元委員 組織をがんじがらめに縛る必要はないと思うのですね。現場の人の御判断で微調整は必要かと思いますけれども、予算の大半を使っている組織であるわけで、ルールというものがありますので、そのルールにのっとって運営をしていただきたいと思います。それで、ルールがおかしいなと思うときは...全文を見る
○辻元委員 何だか今、つもりというところにちょっと力が入ったのですけれども。  一九九五年度ですと、宇宙開発事業団の契約件数を見てみますと七千三百二十三件。さまざまな民間業者等と契約しているようなんですけれども、一般競争入札及び指名競争入札の件数が非常に少ないという指摘がされて...全文を見る
○辻元委員 この勧告によりますと、「必ずしも当該業者でなければ業務遂行が困難なものではなく、現在の契約の相手方以外にも業務遂行が可能な業者が存在し、競争に付すことになじむ契約」もあるという指摘がありますけれども、九八%が随意に行われていたという現状を今一つ一つ検証して改めていこう...全文を見る
○辻元委員 本当に細かく勧告によって指摘されているわけですけれども、例えば、「契約の相手方以外の業者からの見積書の徴収や市場価格等の調査をほとんど行っておらず、契約価格の妥当性についての検証が不十分な状況がみられる。」とか「当初契約の締結から十年以上にわたって契約方法等の見直しが...全文を見る
○辻元委員 時間が参りましたので、これで終わります。
06月05日第142回国会 衆議院 安全保障委員会 第12号
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○辻元委員 社会民主党の辻元清美です。  本日五日、日本時間の零時四十五分から、ジュネーブの国連欧州本部におきまして、国連安全保障理事会常任理事国、アメリカ、ロシア、中国、イギリス、フランスの外務大臣が、インドとパキスタンの核実験の停止や世界の核の管理・不拡散体制などについて緊...全文を見る
○辻元委員 現在、インド、パキスタンの核実験に日本が遺憾の態度を表明し、強く抗議をしているところなんですが、やはりこの五カ国に対しても核軍縮の姿勢を迫っていく、具体的なそういう態度を迫っていくというのは、日本にとって非常に重要じゃないかと思うのですね。  そういう中で、実際に核...全文を見る
○辻元委員 その努力は最大限日本政府は今こそするべきだと私は思います。これは、私、不十分だということをはっきり強く言ってほしいのですね。本当に、それは国際的に、五大国も努力しないと説得力がないというのは国際世論になっておりますので、これは強く主張していただきたいと思います。  ...全文を見る
○辻元委員 このNPT体制を守るように働きかけ、日本政府としてもそのイニシアチブをとっていきたいというような大臣の御発言であったかと思うのです。  そういう中で、十二日にロンドンで開かれますG8には御出席なさるわけですね、大臣が緊急外相会議ということで御出発なさると思うのですけ...全文を見る
○辻元委員 今具体的な提案をできるように努力をされているということで、ぜひ具体的に取り組んでいただきたいと思います。  そういう中で、そういう会議への御出席と同時に、やはり私たちは東アジアに位置する国としまして、東アジアの非核化ということについても努力を積み重ねていくべきだと私...全文を見る
○辻元委員 今御指摘があったように、実態的な問題は含まれるわけなんですけれども、韓国と北朝鮮の間に結ばれたこの条約についてはもう一度重視していく姿勢で――日本は非核三原則というのを持っておりますので、まずこの三つの国がいかに非核に向けて進んでいくかということは、この東アジア安定化...全文を見る
06月05日第142回国会 衆議院 科学技術委員会 第13号
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○辻元委員 社会民主党の辻元清美です。  先般、インドとパキスタンの核実験が行われまして、世界じゅうに衝撃が走りました。それで、日本政府としましても強い抗議を二国に対して行っているというような状況ですけれども、このような世界の情勢の中で、核物質の開発利用の透明性や、それから核物...全文を見る
○辻元委員 といいますのも、使用済み燃料の再処理で生まれるプルトニウムは、何者かによって悪用された場合、これは核兵器への転用が可能であるということは国際的な認識ですし、また既に契約済みの海外再処理分、日本の場合は三十トンというふうになっておりますけれども、これを、プルトニウムにつ...全文を見る
○辻元委員 需給計画を明らかにしていかなければならない、これはある意味で義務だというふうに私は考えるわけですが、その点についてちょっとお伺いしたいと思うのですけれども、一九九七年二月四日のプルサーマル推進の閣議決定を受けて、二十一日に電気事業連合会がプルサーマル計画というのを発表...全文を見る
○辻元委員 いや、それはわかっているのですけれども、その見通しや計画の部分をしっかり公表していかなければならないと長官も先ほどおっしゃったところなのですが、それは政府の方ではどのように、具体的な話なのですね、お答えいただけますでしょうか。
○辻元委員 先ほど、私、具体的に四基についてその利用が明らかになっているということですけれども、需給の見通しというのは、これはそれぞれ事業者と、このような計画で、そしてそれに対して政府がしっかり確認をとっていくというような作業が必要なのですけれども、ということは、今この四基以外に...全文を見る
○辻元委員 ということは、今この四基以外のものにつきましても、具体的な使い方、海外にあるものを使うということはわかっているのですけれども、それについても計画を立てているということでしょうか。
○辻元委員 そうすると、これから順次具体化を図っていく際には地元の御理解ということが前提ということはこの委員会でも審議してきたわけですけれども、その地元の理解がない限りはなかなか推進できないという状況に今なっておりますが、そういう中での見通しということでしょうか。
○辻元委員 さて、そういう今の需給関係の話なのですが、地元の理解を得られて、そしてまた見通していくという、非常に不安定な見通しになっているのではないかというふうに現在私は思うわけです。それをまず指摘させていただきたいこと。  引き続きまして、そうしますと、海外でのプルトニウムの...全文を見る
○辻元委員 ということは、ベルギーに移されてからの核物質、プルトニウムに対しては、ベルギーに行ってからどこでどうなっているかということは日本政府はわからないということでしょうか。
○辻元委員 そうしますと、ちょっと細かいことを幾つか確認させていただきたいと思うのです。これは大事なことだと思うのですね。移動の問題で、先ほど、核の防護や移動、開発利用の透明性ということが大事だと指摘させていただいたのですが、そうしますと、その際、いつどれだけフランスからベルギー...全文を見る
○辻元委員 ということは、フランスからどれだけ移送したという連絡を受けて、ベルギーからは受けないというふうに確認してよろしいのでしょうか。
○辻元委員 それぞれの国の協定のあり方とか取り決めのあり方ということなのですけれども、私は、やはりこれは、フランスと協定を結んでおりますけれども、ベルギーとも取り決めを結んでいるということで、ベルギーと日本政府のやりとりもあってもいいのじゃないかというふうに考えているのですね。と...全文を見る
○辻元委員 そうすると、さらにこの取り決めの内容についてもう一、二点御質問したいのですけれども、この取り決めの内容は事業者のMOX燃料加工委託契約に沿ったものであるというふうに聞いております。MOX燃料の事業者が加工を委託して契約するわけなのですけれども、この場合はどこになるので...全文を見る
○辻元委員 ということは、事業者の契約したものを政府に届け出て、それをもってベルギーと日本の間で取り決めを普通私なんかは決めると思うのですけれども、そういうことは一切なしにベルギーと、MOX燃料の加工についての、核物質の取り扱いについての取り決めを決めたということは、事業者からは...全文を見る
○辻元委員 この取り決めは、先ほど最初に申し上げました原子力協定と同様の法的拘束力を有する国際約束であり、効力に相違はないということを確認させていただいたのですが、このような取り決めを結ぶのに、事業者から契約の事情を聞いて、これは伝聞と言ったらよろしいのでしょうか、このような国際...全文を見る
○辻元委員 だから、それはわかるのですけれども、事業者から伝聞によって聞いて国家間の取り決めをするということは、私はこれはちょっとやり方を変えていただかなければ、再検討をしていただいた方がいいのではないかと考えているわけです。これは事プルトニウムを扱うものでありますから。  そ...全文を見る
○辻元委員 そうしましたら、今のは日米の交渉の状況ですけれども、事業者との間では、政府はこの輸送については何回ぐらい話し合いが行われて、どういうふうなことを話し合ってきたのでしょうか。
○辻元委員 その内容をちょっと聞きたかったのですけれども。  といいますのは、では一つだけ伺いたいと思いますが、護衛船はっけるのですか、つけないのですか。
○辻元委員 では、その際、この点については現在検討されているかどうか。  アメリカはどうも、護衛船をつけるようにというような要望が来ているというような報道も出ております。この護衛船をつける場合の費用の負担はどこになるのかという問題なのですね。これは一般の企業、要するに事業主が払...全文を見る
○辻元委員 最後になりますけれども、普通は、一般の企業は、お金を輸送する際はガードマンをその企業が雇って運ぶわけですね。今回の場合も、事業主の負担になるのか、それ以外の方法であるならば、税金を使うということも全く否定されなかったわけなんですね。  ということで、今まで幾つか、輸...全文を見る
○辻元委員 ちょっととらえ違えてはるかもしれないのですけれども、全体的なことを申し上げたのですね。  というのは、最初に申し上げました核不拡散の問題です。核物質についての取り扱いというのはこれからの焦点になってくると思います。そういう中で、このプルトニウムを扱っていくということ...全文を見る
09月03日第143回国会 衆議院 本会議 第7号
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○辻元清美君 私は、社会民主党・市民連合を代表して、朝鮮民主主義人民共和国、北朝鮮の弾道ミサイル発射問題について質問したいと思います。  まず、質疑に先立ちまして、さきの北関東、南東北を中心とした豪雨災害で被災、犠牲になられた方々に、御冥福とお見舞いと、我が党の調査団に対する御...全文を見る
09月10日第143回国会 衆議院 安全保障委員会 第3号
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○辻元委員 社会民主党の辻元清美です。今回の事件は、委員の皆様も非常に御立腹しているという事件ではないかというふうに私は思います。  まず、ちょっと事件を確認したいのですけれども、先日、元防衛施設庁長官の諸冨増夫容疑者と調達実施本部の上野憲一容疑者が東京地検特捜部によって背任容...全文を見る
○辻元委員 何件かは、では後でお知らせいただけますでしょうか。体制そのもの、二十五人というのは、非常に少ない中で行っているのではないかと思うのですが。  次に、このような事件が起こった場合なんですけれども、この原価監査をするのもこの原価管理課である、監査も同じ課で行っているとい...全文を見る
○辻元委員 といいますのも、今後、事態を防ぐためにどのようにしていかなければならないかということをやはり議論するのもこの委員会で非常に大事なことだと思いますので。  さて、そういう視点で、次に、会計検査院の方にお伺いしたいと思います。  まず、実際にこの会計検査院というのは、...全文を見る
○辻元委員 課が分かれていたので、それぞれチェックしていたけれどもトータルに見ていなかったというように今御答弁されたかと思いますけれども、これから検査をしていくに当たりまして、それは大きな問題になるかと思いますね。  さて、今御発言の中に、肩越し検査であったという御発言がありま...全文を見る
○辻元委員 それでは、そのときの検査には、防衛庁のどこの部署のだれが立ち会ったのでしょうか。
○辻元委員 それでは、どなたが立ち会ったかは後でお知らせいただきたいと思いますが、調本の人が立ち会った、調本で扱った懸案について、肩越し検査の折も同じ部署の人が立ち会った、そのもとで検査が行われたということですね。
○辻元委員 もう一つお尋ねしたいことがあります。  それは、先ほどからも話に出てきました東洋通信機とニコー電子には差し引く特別の方法という処理で、次の支払いから差し引く処理でこの懸案を片づけたということが問題になるのかどうかということが議論されていましたけれども、先ほどは、防衛...全文を見る
○辻元委員 先ほどそれを伺ったのですが、そういうことは法律違反になるということでしょうか。
○辻元委員 さて、次に何点かお聞きしたいのですけれども、先ほどからOBの再就職の問題ということが出てきました。再就職の問題も今回の事件の大きな焦点になっているのですけれども、このことについてお伺いしたいと思います。  まず最初に、調達実施本部総務課が次のようなタイトル、「防衛庁...全文を見る
○辻元委員 その後一御確認はされたのでしょうか、あるかないか。
○辻元委員 ありましたか。
○辻元委員 さて、これを作成している目的なんですけれども、これは総務課がつくっているというものですので、何も目的なくこのようなものはわざわざつくらないと思いますが、及川さん、これを作成した目的はどういうことなのでしょうか。
○辻元委員 そうですか。  そうすると、実際に防衛産業の主要企業百三十五社に千四百二十人の方が再就職をされている、これは九四年の記録ですけれども、よく言われる天下りなんですよね。この中で、私はこの数字を見たときに、確かに先ほどからいろいろな特殊性という議論もありましたけれども、...全文を見る
○辻元委員 本日の新聞によりますと、委員のほかの方もびっくりされたかと思うのですけれども、会計検査院の方の仲介もされていたというような証言も出てきたというふうになっておりますので、これは検査院の方も含めまして、引き続き私も追及していきたいと思いますが、今の御答弁の中に、天下り問題...全文を見る
○辻元委員 社会民主党の辻元清美です。  さて、私はまず一番最初に、政府の対応について一、二質問したいと思います。  まず、昨日の経過なんですけれども、防衛庁に東京横田の在日米軍司令部から弾道ミサイル発射の一報が入ったのは正午過ぎ、それから、ロケットの熱を探知する米軍の赤外線...全文を見る
○辻元委員 といいますのも、きのう二段階の発表といいますか、それが非常に不安を増幅した面がありましたので、これで最終的な、何というんでしょうか、きのう私もずっとテレビを見ておりましたけれども、発表でいいのかどうかというような一般の市民の皆さんの不安があったことは否めないと思います...全文を見る
○辻元委員 というのは、早急にいろいろ協議をしていくべきだと思うんですが、いつお帰りなんですか。
○辻元委員 すぐというのはいつかという質問だったんですが、早急に対応していただきたいと思います。  さて、もう一点。報道によりますと、発射現場にイラン、シリアの軍事関係者が立ち会っていたというような報道がたくさん出ているんですけれども、この事実は確認しているんでしょうか。
○辻元委員 といいますのは、これからこういう弾道ミサイル等の売買といいますか、そういうことに対してやはり日本は毅然とした態度をとっていくべきだと思うんです。  そういう中で、今政府が、今度総理が国連総会出席時に中距離ミサイル管理のための国際会議の開催等を呼びかけていこうというよ...全文を見る
○辻元委員 私は、これは日本がイニシアチブをとって進めていった方がいいと思うんです。今回のようなことに対してどういうふうにこれから対処していくかということとともに、二度とないように国際社会をリードしていくことが、やはり非常に今の外交にとって重要だと思います。  最後にもう一点だ...全文を見る
○辻元委員 時間が参りましたのでこれで終了したいと思いますけれども、先ほどもいろいろな御見解の違いによって発言が出ているわけなんですが、私は、市民の不安をできるだけ導かないような方向での国内での情報開示を求めたいと思うんです。  それと、もう一つ。先ほどから在日朝鮮人に対しての...全文を見る
09月11日第143回国会 衆議院 科学技術委員会 第2号
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○辻元委員 社会民主党の辻元清美です。  本日は、新しい大臣をお迎えいたしまして、今まで私が本委員会で取り組んでまいりました幾つかの問題につきまして、確認や質問を引き続きさせていただきたいと思います。  三つのテーマをしつこくこの委員会で質問しておるわけなんですが、まず最初に...全文を見る
○辻元委員 ずっとこの問題を議論してまいりました。ところが、この町議会、四月二十七日ではまた当地区での保管を拒否し、地区外撤去を求めたのを受けて、最終的には、六月十九日に方面では困難と。これは今動燃の方も御確認いただいたところなんです。  ところが、この後それ以外の地区に保管場...全文を見る
○辻元委員 それでは、一番最初の御答弁の中で、実際に方面地区での保管は困難であるということをお認めになったと思うんですが、新法人になってしっかりと動燃が引き続きこの問題に積極的に解決に向けて取り組んでいくのかどうか、この地区の皆さんを中心にして、文書での取り決めをしたいというよう...全文を見る
○辻元委員 そうしましたら、今そういうふうな取り組みをなさっているのであれば、今までは動燃とこの問題についての解決に向けての約束事は文書でございましたので、一九九〇年に結ばれておりますが、新法人になりましたら、私はやはりしっかりとした約束事を結び直した方がいいと思いますけれども、...全文を見る
○辻元委員 私は、ぜひその方向で取り組んでいただきたいと思います。これはまた現地の動きがありましたら引き続き取り上げさせていただきます。  さて、二つ目はプルサーマル計画に関連して幾つか確認させていただきます。  インド、パキスタンの核実験以降、私も何回か核不拡散、プルトニウ...全文を見る
○辻元委員 ということは、特に需給バランスというか、需給計画というのは非常に重要視されているということですね。  その中で、さらにちょっと幾つか具体的な点をお聞きしたいのですが、一九九七年、昨年の末で日本の所有する核分裂性プルトニウムは、イギリスに二・五トン、フランスに十・三ト...全文を見る
○辻元委員 そうしますと、引き続きこのプルトニウム量について質問したいのですけれども、長計、長期計画に基づく二〇一〇年までのプルトニウムの需給バランスが公表されておりますけれども、二〇〇〇年までは、今回の東京電力、関西電力、合計しますと四基になりますね、MOX燃料を利用していくこ...全文を見る
○辻元委員 今、二〇〇〇年までの件についてははっきりしていない、この四基分についての現在のことについてはわかるということなんです。そうしますと、この後、プルサーマル計画、そしてプルトニウムの管理ということの中で需給バランスをどうとっていくのか、そして、需給計画をどのように日本は持...全文を見る
○辻元委員 その方針は何回もお聞かせいただいたのですが、そこのところで具体性を持って、どのようにこのプルトニウムを処理していくのかというところが大事だと思うのですね。  先ほど、ヨーロッパには、実際には、私が先ほど示しました数字ですと一万二千八百キログラム。このうち東電、関電の...全文を見る
○辻元委員 今、ベルギーのプルトニウムのお話も出ましたけれども、これも前のとき私質問いたしまして、これは日本との間では取り決めしがなくて、これは前のときにちょっと問題で指摘させていただいた点なんです。  このベルギーにある、移動されたプルトニウム量、これは原子力白書でしたか、あ...全文を見る
○辻元委員 そうしましたら、重大事故、仮想事故というのはどのようなものなんでしょうか。
○辻元委員 この件は、先ほどから何人かの委員の方が既に質問しておりますので、これだけにとどめさせていただきます。今のその事故の点は確認したかったのですね、どういうふうにしているかということは。  それからもう一つ、核物質の輸送に伴います地域防災対策についてお聞きしたいと思います...全文を見る
○辻元委員 そうしましたら、次に、輸送沿線の各自治体に対しまして、この核物質の輸送事故時の対策を立てておくようにというか、国としてはそのような、一緒に対策を立てるとかガイドラインを決めるとかする必要が、これはもう当然生じてくると思いますが、現状ではどのようになっているのでしょうか...全文を見る
○辻元委員 そうしますと、今の通報が行くというのは、どこから通報が行くのでしょうか。
○辻元委員 ということは、確かに核物質防護の観点から、一般にばっとオープンになってしまうのもいかがなものかと思いますが、その自治体で万一事故が起こったときに速やかに対応できるような、それぞれの自治体ではそのような対策をしっかりしているということを国が確認しているのかどうかというこ...全文を見る
○辻元委員 最後に長官にお聞きしたいと思います。  安全性の問題、非常に重要になってくるかと思うのですが、私の今三つ目の最後の質問に関しまして、自治体との関係ですね。自治体にとってはどのような対策を講じたらいいのかというのは、国がしっかりイニシアチブをとっていかないとな かな...全文を見る
○辻元委員 それでは、時間が参りましたので、これで終わります。  ありがとうございました。
09月18日第143回国会 衆議院 安全保障委員会 第4号
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○辻元委員 社会民主党の辻元清美です。  九月十四日に防衛庁が二度目の家宅捜査を受けました。  さて、強制捜査前に組織的に証拠を隠したという捜査妨害工作があった、それから、過去三回にわたって焼却炉などを使って関係書類を始末したという証拠隠滅行為があったという疑いから、この防衛...全文を見る
○辻元委員 といいますことは、今は諸田局長の答弁についての御回答をいただいたわけなんですが、このような報道が一部流れてしまいました。抗議はされているということですけれども、会計検査院の内部調査ではこの件については何かされているのでしょうか。
○辻元委員 といいますのは、今さまざまな報道、報道が先に出て調査が後追いになっているというような事態も招いている中で、私はさらに調査を進めていっていただきたいというふうに考えております。  さて、次にもう一点お伺いしたいのですけれども、前回にもちょっと触れさせていただきました、...全文を見る
○辻元委員 ということは、それは電話でしょうか、それとも会われたのでしょうか。  それと、上野容疑者が諸田局長にそういう、御通知というか、されてきた、それまでの関係はいかがだったのでしょうか。
○辻元委員 もう一つ。お会いになってそういう話を、その件だけで話されたのでしょうか。
○辻元委員 そうしますと、会計検査院からその話の後天下ったという報道なんかも出ておりますけれども、これの関係性はないというふうにお考えですか。
○辻元委員 ただ、検査院にも天下りの、再就職の話があったという事実は今認められたかと思います。  さて、前回の質問で一問ちょっとお答えいただいてないものがございまして、これにつきまして今回も引き続き伺いたいのですが、今度は防衛庁にお伺いいたします。  前回、「防衛庁OB就職状...全文を見る
○辻元委員 どうも、防衛庁の中では、再就職して退職された方が出ていったらこのポストがあくなとか、そういう確認にも使われていたというふうに聞いておりますし、たすきがけという言葉や、これは幾つもの会社にたすきがけのように顧問や嘱託で行く、またはメーンとサブ、こっちがメーンでこっちがサ...全文を見る
○辻元委員 ということは、私は、たすきがけ、メーン、サブなんという言葉を言いましたが、このような言葉は一切聞いたことはございませんか。
○辻元委員 わかりました。それでは、この問題はまた引き続き、きょうの御答弁をもとに追及していきたいと思います。  あと二分ありますので、一問だけ聞きたいと思います。  今回のこの資料の保存、それぞれの請求書等の資料の保存についてです。  防衛庁文書処理規則によると、保存、処...全文を見る
○辻元委員 それでは、これは後で提出していただきたいと思いますけれども、「予算決算及び会計に関するもので重要なもの」は五年保存というふうな規定もしっかり決まっております。という中で、これらの資料が果たして防衛庁にあったのかどうか、それから、これが焼却されたのかどうか、今焦点になっ...全文を見る
09月28日第143回国会 衆議院 安全保障委員会 第5号
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○辻元委員 社会民主党の辻元清美です。  私は、まず最初に、二十六日にアメリカがネバダ州の地下核実験場で未臨界核実験を実施しました。この件に関しまして、日本でも一その後、被爆地の広島や長崎では、被爆者の方も含めまして座り込み行動などが行われております。私も、やはりこのアメリカの...全文を見る
○辻元委員 はい、わかりました。  さらに幾つか確認させていただきたいと思います。  次に、在日米軍の保有する対人地雷については、国際法上、駐留国の法律は駐留軍には適用されないと判断して、今回はここには触れないというような御答弁が先ほどからございました。  そういう中で、も...全文を見る
○辻元委員 それでは引き続き、そうしますと、次に、在日米軍がこの対人地雷禁止条約で禁止された対人地雷を、日本の領土や領海を通過するときのことなんですが、このようなときには、日本に対しまして事前に通告があるのでしょうか。
○辻元委員 そうしますと、先ほどから、民間業者はこれを法律で禁じるとか、移動に関して日本は関知できないということ、これは、もしも民間業者がこの輸送等に関与していても、事前通告がない場合は立証のしょうがないと思うんですが、いかがでしょうか。
○辻元委員 ちょっと今の御答弁ではなかなか理解しかねるんですけれども、そうしますと、在日米軍との間でさまざまな協議がされると思いますが、今回この条約を批准するということで、民間業者等に輸送を頼むことはないようにとか、我が国としてはこのように運用するので、在日米軍としてもしっかりと...全文を見る
○辻元委員 そうしましたら、その協議の具体的な内容を幾つか教えていただけますでしょうか。
○辻元委員 そうしましたら、輸送については何か具体的な話し合いは行われましたでしょうか。
○辻元委員 済みません、ちょっと今聞き取りにくかったところがあって。民間や自衛隊は認めないということですね。
○辻元委員 在日米軍の基地の中というのは、これは治外法権というのをよく聞くんですが、輸送については、これは公道であります。日本の民間の私たちも暮らしている道路等を使用するわけで、私はこれは、この条約を批准した国として、輸送等をする場合には事前通告を受けるということを日本は主張して...全文を見る
○辻元委員 追加で何かありますか。
○辻元委員 その場合、素朴な質問なのですが、万一公道等の輸送中に不測の事態が起こった場合は、責任はどこの所在になるのでしょうか。
○辻元委員 さて、今ちょっと輸送のことを伺いましたが、もう一点確認したい点がございます。  対人地雷の製造の禁止及び所持の規制等に関する法律、今こちらに持っておりますが、この「総則」に、対人地雷の使用、貯蔵、生産及び移譲の禁止並びに廃棄に関する条約、先ほども少し質問が出たのです...全文を見る
○辻元委員 それでは、次に確認させていただきたい点は、自衛隊が保有する対人地雷を条約で定める四年以内に廃棄するということになるかと思うのですけれども、その計画や手段、進捗状況など、これは公開されるのでしょうか。  この条約にのっとって日本は行動をとっていくわけですね。実際に、条...全文を見る
○辻元委員 今公表するという御発言だったかと思います。  それでは、今国連への報告というお言葉がございましたけれども、実際にこれを見ていきますと、同条約の七条に記載されている事項について国連事務総長に報告をし、毎年更新されたものを同総長にさらに報告していくということになっている...全文を見る
○辻元委員 それでは、この条約の運用を、この内容を十分やはり国際社会にも、日本はここまでやっているぞということを示していくことは非常に重要な役割ではないかと思います。  最後になりますけれども、ドイツでもこの条約を担保する国内法の整備が終わったそうなのですけれども、ドイツでは、...全文を見る
10月06日第143回国会 衆議院 安全保障委員会 第6号
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○辻元委員 社会民主党の辻元清美です。  本日は、防衛庁の職員の給与等に関する法律の一部を改正する法律案の審議を行っております。  それに先立ちまして、今実際、非常に景気が悪いというのは皆さん御承知のとおりだと思います。総務庁が発表した労働力調査によると、八月の完全失業率は四...全文を見る
○辻元委員 今、長官のお言葉の中に、徹底的に調査するということです。それで、私も何回もこの件については質問させていただいておりますが、引き続き、前々回幾つか質問した中で、書類の保存ということについて幾つかお伺いしたいと思うのです。  それで、前々回の質問になるかと思いますけれど...全文を見る
○辻元委員 保存されているというふうに長官から御答弁いただきましたけれども、これはどのような形で、現在防衛庁の中にあるのでしょうか。
○辻元委員 といいますのも、特に私が今指摘させていただきました資料は、焼却されてしまったのではないかという疑いをかけられている資料であるわけです。ですから、この資料が存在するかどうかというのは先ほどの徹底調査の中では一番の焦点になってくる、その保存すべき資料であるわけですが、今御...全文を見る
○辻元委員 確たることを申し上げられないという御答弁でしたが、この資料が存在しているのかどうかということなのですね。この資料の内容についてどうだという話ではなくて、あるのかないのかということが答えられないということですか。それをはっきりおっしゃっていただきたいのですけれども。
○辻元委員 特にこの保存文書についてはもう最初のころから、マスコミでも指摘されていましたし、この委員会でも私は何回も指摘させていただいているわけですね。ですから、今徹底調査とおっしゃっている中で、現在に至っても御答弁が私はあいまいだと思うのです。ここのところ、この保存文書について...全文を見る
○辻元委員 今の御答弁の中に想定問答集というのが出てきたのですが、これは何ですか。
○辻元委員 持ち帰ったというようでございますという御答弁なんですが、今官房長代理は責任者でいらっしゃるわけで、藤島前官房長が持って帰られた内容について目を通されたのですか。
○辻元委員 先ほど、長官がコピーというふうにお答えになりましたが、原本はどこにあったのでしょう。
○辻元委員 これは非常に重要なことだと思うんですね。先ほどの委員も指摘されましたけれども、前の官房長でいらっしゃったわけですね。そういう方が疑いをかけられるような行動をするということは、これは本当に信用を失墜してしまいますので、それでしつこく聞いているわけなんです。  実際にこ...全文を見る
○辻元委員 ということは、責任をとって更迭というわけではないということですか。
○辻元委員 先ほどから幾つか細かい点を聞かせていただきましたが、これは今回の事件のある意味で重要なポイントだと思います。  さて、内部調査の進行ぐあいにつきましては、明日の会期末までというこの間からの御答弁でしたが、ちょっと難しそうなお話がございました。  それで次に、九月二...全文を見る
○辻元委員 といいますのも、この中で論じられていることだと思いますが、第三者機関をつくっていこうという話が出ていると聞いております。今回の調査も、内部調査をしたらぼろぼろぼろぼろ、調査しているはずの人が今度は何か家に書類を持って帰っていて燃やしていたとか、何かそういう話も次から次...全文を見る
○辻元委員 以上で終わります。
12月02日第144回国会 衆議院 決算行政監視委員会 第2号
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○辻元委員 社会民主党の辻元清美です。  私は、このたびの最終報告、「四社事案関連文書の管理実態に関する報告」につきまして質問をさせていただきたいと思います。  まず最初に、経過について確認させていただきたいんですが、これを読ませていただきまして、ヒアリングファイルというのが...全文を見る
○辻元委員 そうしましたら、この報告書の中に、どうしてこれを組織的であったというふうに認めていらっしゃるかというところに、資料の移転、処分が組織的に行われたか否かについては問題のある事例が存在。一つ目としまして、部下を用いて資料を移転させた事例。これは多分石附前副本部長のことだと...全文を見る
○辻元委員 そうしましたら、そういう方々が指示をされたということをおっしゃったのは、中間報告の以前でしょうか、以後でしょうか。
○辻元委員 そうしますと、私どもがいただきました中間報告にはそのような事実は出ていなかったと思うのですが、どうして出なかったのでしょうか。
○辻元委員 ということは、そのような指示があったということは、今、中間報告以前にあったということはお認めになりましたので、その段階では、それは組織的な隠ぺいにつながる、もしくは組織的であるという認識ではなかったということですね。
○辻元委員 私は今の話を聞いてびっくりしましたが、今のような責任者である人が、そういう書類を燃やしたり、そしてかつ、ここに書いてあります、部下を用いて資料を移転させた、そのようなことが組織的でないという御認識ですか、指示そのものは。
○辻元委員 そうしましたら、今の政務次官の御発言の中に、この部分はこうじゃないかと指摘してまとめていったという一例、この部分はこうじゃないかと言われたその一例を示していただけますか。どういう部分でしょうか。
○辻元委員 そうしましたら、先ほど私は中間報告のことにも触れましたが、政務次官はあの中間報告は、今のやりとりをお聞きになっていて、非常に不十分であり、、判断が間違っていたと思われませんか。
○辻元委員 時間が参りましたのでこれで終わりますが、この中に、「処理努力の不徹底」というところに、「過去の行政判断を覆すことへの躊躇と事件化した際の行政事務への影響」というようなことが出ていますが、この「過去の行政判断を覆すことへの躊躇」、これですね、ここが私は一番大きい問題やと...全文を見る
12月03日第144回国会 衆議院 安全保障委員会 第1号
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○辻元委員 社会民主党の辻元清美です。  私は、昨日、決算行政監視委員会の方で同じ件について質問させていただきましたので、その続きをさせていただきます。  昨日も、今回出されましたこの四社事案関連文書の管理実態に関する報告につきまして、まずその経過について何点か質問させていた...全文を見る
○辻元委員 そうしますと、この評価書、これも本委員会でかなり以前から問題になっていたものであります。この評価書については、七月にヒアリングファイルというものを作成されていると思うのですが、これとの関連性ではどうなるのでしょうか。今回の報告書の中にも、このヒアリングファイルが処分さ...全文を見る
○辻元委員 そうしますと、今回の報告書でもこのヒアリングファイルの内容について少し触れられているわけですけれども、中間報告を出されるまで、十月十四日の時点ですけれども、この中間報告はヒアリングファイルに基づいて作成されたと理解してよろしいのでしょうか。
○辻元委員 いや、私が今伺いましたのは、このヒアリングファイルも参考にしてつくったのかどうかという点なんですが、いかがでしょう。
○辻元委員 そうしますと、昨日までの私の確認させていただいた点は、石附前副本部長や藤島前官房長が御自宅に持って帰って、資料を移転、処分されたり、部下に処分を指示されたということは中間報告以前にわかっていたというふうにきのうお答えになりましたけれども、それはそれでよろしいですね。
○辻元委員 そうすると、やはりきのうの続きですが、中間報告のときに組織的であるという判定をせずに、最終報告でされています。要するに、上司が部下に対して処分するようにと指示をしていた時点で、これはなぜ組織的じゃないというふうに断定できたのでしょうか。
○辻元委員 といいますのは、先ほど私、これ何回聞いてもやはりおかしいなと思うのですね。それと、先ほど事務次官の件も監督不行き届きであったというような発言がありました。しかしこれは、、監督が不行き届きだったのか、最高責任者を含めた責任をとる立場にある人たちが隠ぺいを指揮していたのか...全文を見る
○辻元委員 しかし、長官、監督不行き届きとみずから指揮したというところは、私は大きく違ってくると思います。今後そこのところがまた徐々に明らかになってくる可能性もあるかと思いますけれども、そこの違いをやはり御認識していただかないと、防衛庁を再編していくといいましても、なかなか身内で...全文を見る
○辻元委員 今御答弁いただいたのですが、会計検査院の責任も重大であるというのはこの委員会でも再三指摘した点であると思います。今御答弁いただいたようなことを何かまとめられて公表されるとか、そういう予定はあるのでしょうか。
○辻元委員 それでは、それはしっかりチェック体制を整えていただきたいことと、オープンに、見えるようにしていただきたいと思います。  さて、そろそろまた時間になってしまうのですけれども、きょう長官の御就任のごあいさつを受けまして、一点だけ長官のお考えをお聞かせいただきたい点があり...全文を見る
○辻元委員 それでは、今のことを長官に確認させていただきましたので、私は今後議論の基礎にさせていただきたいというふうに思っています。  そろそろ時間が参りましたのでこれで終わりますが、また引き続き委員会でこの防衛庁背任事件についても、私の場合時間が少ないので細切れになるのですが...全文を見る
12月11日第144回国会 衆議院 科学技術委員会 第2号
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○辻元委員 社会民主党の辻元清美です。  私は、きょうは、使用済み燃料輸送容器のデータ改ざん問題につきましてまず質問させていただきたいと思います。  今回の事件は、内部告発によって発覚したという性格の事件なのですけれども、まず最初に、内部告発で発覚した主な原子力関係の事故や不...全文を見る
○辻元委員 さて、実効が上がるようなというお言葉をいただきましたが、そういう御認識の上に立って幾つか質問させていただきたいと思います。  まず、科学技術庁は今回、原燃輸送に対して、データ改ざんがなされたものの容器承認書を返却という形で、返却を求めたというふうになっています。これ...全文を見る
○辻元委員 同様の効果という御発言が今ありましたが、それは、要するに今回の返却というこの措置が承認を白紙に戻したもの、要するに事実上の承認取り消しであるという理解でよろしいでしょうか。
○辻元委員 それでは、今回このような事故が起こったことを教訓に、再発防止のために、不正に基づいて得られた許可は無効となるような規制強化が必要だと私は思うのです。実際に、今回のこの返却という形は非常にわかりにくいし、一般には理解しにくいと思います。ですから、そういう意味では、法改正...全文を見る
○辻元委員 そうしますと、今の御答弁では、法改正や法整備に向けての検討は必要ないというふうな見解ですか。
○辻元委員 私は、法改正、法整備の検討に入った方がいいと考えています。  もう一つ、ちょっと違った観点からなのですけれども、虚偽のデータの提出が行われたりした場合、一般の商取引では即刻取引停止とか、普通はそういうふうに一般の人は考えます。また、公文書偽造を問われることもあるし、...全文を見る
○辻元委員 さて、それではもう一点御質問したいのです。  現に製造されてしまった容器の行方ということなのですが、今後この容器はどうなってしまうのかということについて御質問したいと思います。  原燃輸送に対して承認書の返却を求めた。一方で、使用済燃料輸送容器調査検討委員会では、...全文を見る
○辻元委員 今、総点検を指示していらっしゃるというふうにおっしゃったのですが、この総点検の内容をちょっと詳しく言っていただけますでしょうか。
○辻元委員 そうしますと、科学技術庁の今後の対応というのは非常に注目されていますし、その対応いかんによっては、このモラル問題でさらに信頼を失墜しかねない事態も起こるわけで、科技庁の立場をお伺いしたいのですが、仮に設計承認申請書を出し直してきて、この容器を使いたいというような話があ...全文を見る
○辻元委員 そうすると、今のお話ですと、もう一度出し直してきた際、先ほどの検討委員会の結果では、これは安全値に達するというような結論が出ているようなんですけれども、その基準に基づいて審査する、もう一度し直すということになるわけですか。
○辻元委員 それでは、科学技術庁の御認識として、事業者が設定する設計値や基準というものをどのようにお考えなのでしょうか。
○辻元委員 ということは、事業者が設定している設計値や基準というのは、その範囲内であればころころ変えてもいいということですか。
○辻元委員 いろいろな事情でその基準などが変わる場合もあるという場合。そうしますと、いろいろな場合という中の今回の場合で、基準値や設計値を、これだけ社会問題化している中で、事業者が設定を変えて申請をし直してくるというような行為自体についてはいかがお考えですか。その場合に当てはまり...全文を見る
○辻元委員 そうしましたら、原子力関係の問題は、いつも安全値に合致しているかどうかという一つの基準はありますが、安心という面で、先ほど私、幾つかの、九件にわたる今までの事故やそれから不正などの、内部告発により発覚したものというのを指摘させていただきましたけれども、一つ安心という観...全文を見る
○辻元委員 時間が参りました。  NASDAに対するNECの水増し請求事件についても質問したかったのですが、待機していただいていたのですが、またこの次に譲らせていただきまして、これで終わりたいと思います。      ――――◇―――――
12月18日第144回国会 衆議院 安全保障委員会 第3号
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○辻元委員 社会民主党の辻元清美です。  私は、まず最初に、今回のアメリカとイギリスによりますイラクの攻撃に対する社民党の立場を表明させていただきました後に質問させていただきます。  これは、先日幹事長名で談話を発表いたしました。   本日アメリカとイギリスは、イラクが国連...全文を見る
○辻元委員 さて、きのうの午前中に、日本政府はその米英の行動について支持表明をいたしましたが、六時過ぎにまず事前の通告を受けてから支持表明の間に、米英からさらに攻撃をした後の模様等の報告があってからの支持表明でしょうか。その間に米英と話し合いましたか。
○辻元委員 そうしますと、支持表明をなさるまでは、たった一回の連絡で、それも攻撃をした後の状況についての説明を受けずに日本政府は支持表明を決定したと理解してよろしいですね。
○辻元委員 私は、そのような早急な支持表明をする必要はないと考えます。というのは、攻撃された後どのような結果をもたらしているかということ等をかんがみて、通常であるならば、政府は、その行為について支持するか不支持であるか決定して、慎重に発言すべきだと思いますが、軽率であったと考えま...全文を見る
○辻元委員 さて、その日本政府の支持表明の根拠が、国連の安保理決議の六八七を含む一連の関連安保理決議と、それからアナンさんとイラク政府の間で合意された覚書に対する重大な違反であるというふうに昨日説明を受けました。  さて、そういう中で今回の米英の行動なんですけれども、これは六八...全文を見る
○辻元委員 そうしますと、十五カ国で採択された決議を、この武力行使というのは非常に重大な決定でありますが、二カ国で実行したということなんですね。私は、これはおかしいと思うのですけれども、大臣、いかがですか。
○辻元委員 六七八に基づいてそれぞれの加盟国に権限があると申しますか、それに基づいてという御答弁でした。  そうしますと、この六七八の国、どこにでも許されているのであれば、同じ行動を例えばロシアや中国がとった場合も日本は支持する、同じ行動ですから、ということになると理解してよろ...全文を見る
○辻元委員 論理的に申し上げれば、他国が行った場合も可能であるという理解であると思いますが、今の質問は、今回アメリカとイギリスがとった行動と同じことをロシア、中国が同じように行った場合です、その場合でも日本政府は支持するという態度をとらなければならないということになるかと思います...全文を見る
○辻元委員 といいますのは、国連中心に決議に基づいてという御説明であったわけですが、先ほど大臣のお言葉から、同盟国だったから信用したと言われたわけですね、実際に御答弁の中で。そうすると、実際に国連の決議に基づいて、その整合性で日本はさまざまな外交事について判断していくというのと、...全文を見る
○辻元委員 というお答えでしたら、今回の場合は、アメリカとイギリス、主にはアメリカが行った行為であるからというのが大きな理由になるわけですね。
○辻元委員 アメリカ自身がこの査察についてこういう発言をしています。  十一月に、これはクリントン大統領ですが、実際に攻撃すれば査察体制の終わりを意味する可能性がある、オルブライト長官も、その攻撃後、査察に全面協力するかどうか確信は持てないというような発言をしていまして、これは...全文を見る
○辻元委員 最後に一問だけ質問して終わりたいと思います。  今回のこのイラク攻撃なんですけれども、新ガイドラインとの関連で一問だけ質問させていただきます。  現在、政府が提出している新ガイドライン関連法案で定義されているところの周辺事態という言葉が議論されておりますが、今回の...全文を見る
○辻元委員 質問を終わります。