辻元清美

つじもときよみ

小選挙区(大阪府第十区)選出
立憲民主党・無所属
当選回数7回

辻元清美の1999年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月01日第145回国会 衆議院 予算委員会 第7号
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○辻元委員 社会民主党の辻元清美です。本日最後の質問になりますので、気合いを入れてやりたいと思いますので、皆さん気合いを入れて御答弁をよろしくお願いします。  私は、新ガイドライン関連法案について本日は議論させていただきたいと思います。  まず最初に、小渕総理の基本的な御認識...全文を見る
○辻元委員 それでは、この新ガイドライン関連法案なんですが、これは、新ガイドラインで見直しが行われましたけれども、安保条約の枠内であると理解してよろしいですか、総理。
○辻元委員 ということは、日米安保条約の枠内であると、かつ、一九七八年に旧ガイドラインというのがありましたが、これを踏襲していると考えてよろしいわけですね、総理。総理に聞いているんですけれども。
○辻元委員 ちょっと待ってください。そうしたら、私は、これは防衛庁長官にお聞きしたいと思います。とても大事なことだと思うんですが、いかがですか、長官。
○辻元委員 その後の状況を反映させて見直しをしたという御答弁です。  さて、その中で、今問題になっております周辺事態についてまずお聞きしたいと思いますが、この旧ガイドラインではこういう定義になっております。「日本以外の極東における事態で日本の安全に重要な影響を与える場合の日米間...全文を見る
○辻元委員 ちょっと待ってください。これは外務大臣がお答えになりますか、今、手を挙げられたんですけれども。では、外務大臣に。
○辻元委員 ということは、今までは極東における事態ということで対処されてきて、何が不十分だったんでしょうか。
○辻元委員 今大臣の御答弁の中に絞ってきたという御発言がありましたけれども、ということは、この旧ガイドラインで言われておりました極東よりもこの日本周辺地域における事態というのは広がっているということですね。
○辻元委員 それでは、特定の地域を指していないという御答弁でしたけれども、以前安保委員会で、つい先般のイラクに対しますアメリカとイギリスの攻撃について、私は高村外務大臣に、これは周辺事態に入るんですかというふうな問いかけをいたしましたら、これは入らないと思うという御答弁でした。 ...全文を見る
○辻元委員 それでは、ベトナム戦争はどうでしょうか。大臣、答えてください。
○辻元委員 それでは、大臣、朝鮮戦争はどうでしょうか。ベトナム戦争まではお答えいただいています。朝鮮戦争はどうでしょうか。過去の出来事ですね、よく検証されていると思いますよ。
○辻元委員 それでは、なぜベトナム戦争までは答えられたのでしょうか。
○辻元委員 では、朝鮮戦争については大臣は判断できないということですね。
○辻元委員 私は、この朝鮮戦争をどう見るかということは、ほかの戦争に比べて非常に大事だというふうに考えておりますけれども、そういうことも判断するべきことではないという中で、周辺事態をずっと外務大臣も答弁されてきていますけれども、それで果たして、朝鮮戦争についても判断すべきことでは...全文を見る
○辻元委員 今、五条、六条という話が出ましたけれども、そうしますと、この六条についてちょっと議論したいのですけれども、安保条約六条との関係、特にこの第六条は実施に関する交換公文ということによって事前協議というのが規定されております。このことについて少し議論したいと思います。  ...全文を見る
○辻元委員 高村外務大臣もこの事前協議については同じ意見でしょうか。
○辻元委員 それでは、周辺事態とこの事前協議の関係ということについて議論させていただきたいんですけれども、まず前提として、周辺事態が発生した場合、アメリカ軍がどこの基地から出撃した場合でも、日本に基地があります、ということは、日本は中立国という規定を外れることになると私は考えるん...全文を見る
○辻元委員 私はそのように思いませんけれども、そのような御認識で日本の外務大臣はよろしいんでしょうかというふうに思わざるを得ないというふうに考えます。  といいますのは、国際法によりますと中立国の義務というのがありまして、まず一点目は、交戦国に対して戦争遂行に関係する直接または...全文を見る
○辻元委員 では、この国際法辞典は間違いですかね。この国際法辞典というのを私見て、きょうこれ国会図書館からいただいて、御説明を受けたんですが、これは、じゃ、おかしいんですかね。
○辻元委員 今たらたらと説明を聞いたのですけれども、ちょっとなかなか理解ができなかったのですが。  次に、いわゆる周辺事態が発生した場合、アメリカ軍が日本の基地から直接出撃していく場合は、安保条約第六条の実施に関する交換公文による事前協議を行うのですか、行わないのでしょうか。—...全文を見る
○辻元委員 そうしましたら、いわゆる周辺事態の認定と、安保条約六条に基づく事前協議は、どちらが先に行われるのでしょうか。この関係ですね。認定も行われるわけですよね、これは周辺事態であるかどうかという日米の協議もありますけれども。それは、事前協議との関係でいえば、どちらが先なんでし...全文を見る
○辻元委員 わかりました。  それでは次に、このとき、事前協議によって米軍が日本の基地から直接出撃することに対して、了承する場合と了承しない場合があると考えていいわけですよね。
○辻元委員 ということは、了承した場合、特に周辺事態は日本の周辺ということですけれども、了承した場合は、日本の米軍基地、例えば横田や岩国から直接、戦闘作戦行動に米軍が出撃するということですよね。外務大臣。
○辻元委員 しかし、これは事前協議の原則について私はお話ししていると思っているのです。ですから、了承して日本の基地から飛んでいくこともあるという御答弁だったと今私は思うのですけれども。
○辻元委員 その場合、日本の領土から戦闘作戦行動に出撃していくわけですから、その相手国から見たら日本はどのように見えるかということなんですけれども、これは、相手国から見たら、日本が紛争当事国、敵対国というふうに見られる可能性があると思いますけれども、いかがでしょうか。
○辻元委員 といいますのは、今まで、この事前協議の議論を見ていますと、湾岸のときもそうでしたし、ベトナムのときもそうでしたが、日本の基地から明らかにアメリカが戦闘行動に出ていくわけですけれども、途中を経由したとか、それから途中で作戦を米軍の方から変更があって、それで爆撃に行ったと...全文を見る
○辻元委員 というのは、先ほどから何回も申し上げておりますけれども、この安保条約の中での事前協議の位置というのが非常に空洞化してきているというふうに私は思いますので、今の時期にこれは確認しておかないと、今までのような状態であっては困るというふうに考えているから御質問申し上げている...全文を見る
○辻元委員 それでは、今まで、しつこいようですけれども、例えば、つい一月十四日に高村外務大臣の御答弁の中に、米軍がほかに用がある場合には、日本から飛び立っていってほかに展開するということは安保条約に規定されていない、この場合は事前協議は対象でないとか、非常にこの事前協議に対する御...全文を見る
○辻元委員 この最後のむしろ日本全体が防衛態勢をとる方が意義があるというふうに、長官も同じようなお考えでしょうか、最後の部分なんですが。
○辻元委員 有意義であるという御答弁を確認させていただきます。  私は、それが果たして有意義であるのかどうかということをよく吟味しなければいけないという立場でこれから吟味していきたいというふうに思うのです。  まず、この地方自治体の協力について、野呂田長官は、当予算委員会のた...全文を見る
○辻元委員 さらに、一月二十九日に再び一般的な義務づけとはどういう意味かというふうに問われて、その御答弁に、地方公共団体の長が求めに応じて権限を行使することを法的に期待される立場に置かれるというふうに御答弁されておりますが、そのとおりでよろしいですか。
○辻元委員 それでは、この長官の御答弁の中身の法的に期待される立場という意味をちょっと詳しく具体的に説明していただけますでしょうか。長官の御答弁、御自分の御発言ですから、御説明いただけると思います。
○辻元委員 私の質問は、よく聞いていただきたいのですけれども、長官の御発言の意味を問うているのですね。  一月二十九日の御答弁の中の、法的に期待された立場というのを御自身で御発言されておりますので、その具体的な内容、意味などを、長官の発言です、何も見なくても答えられると思うので...全文を見る
○辻元委員 今のは御答弁になっていないと思います。同じことをおっしゃっているのです、一月二十九日の答弁でも。  その内容で、私は、今最後に野呂田長官自身がおっしゃいました法的に期待される立場という、この立場というのはどういう立場かということをかみ砕いて説明してくださいと申し上げ...全文を見る
○辻元委員 今港湾等を使用させたりする立場というふうにおっしゃいましたので、その御理解でよろしいんですね、長官の御理解は。使用させるということですか、そういうことを規定するわけですか、この法的に期待された立場というのは。  今、法的に期待された立場について、港などを使用させると...全文を見る
○辻元委員 私はやはり、なかなかかみ砕いた言葉で私が指摘した点についての御説明はなかったように思うのですけれども……(発言する者あり)もう西村さんは結構なんですけれども。やはり政府委員を廃止するとおっしゃっているわけですから、今からその立場でずっと臨んでいただきたいと思います。 ...全文を見る
○辻元委員 今、正当な理由の具体的な御説明をいただいたんですが、正当な理由がある場合にはこれを拒むことを排除するものではないということであるならば、正当な理由がない場合は拒めないというふうにも読めますんですけれども、それでいいんですか。
○辻元委員 今、一般的な協力をするのは当然というふうな御答弁がありましたが、昨日まではこれは義務ではないというふうな御答弁だったと思いますけれども、私は今の御答弁と矛盾していると思いますが、長官、いかがでしょうか。
○辻元委員 それでは、この正当な理由かどうかはだれが判断するのでしょうか。
○辻元委員 今、一般的というか、協力は常識であるというふうにおっしゃったかと思いますけれども、今までの代表質問を初め、審議の焦点はそこでした。結局、地方自治体が拒んだ際、やはり拒めないのではないかというような懸念をいろいろな委員が指摘してきたわけですね。それは常識じゃないかとか、...全文を見る
○辻元委員 それでは、例えば、地方自治体の長が国からの要請を了承した場合を考えてみたいと思うんですが、地方自治体の長が了承した、その際、自治体の職員、地方公務員になりますが、その中に非協力な者が出てきた場合はどうなるんでしょうか。
○辻元委員 今、ちょっと久間さんが隣でおっしゃいましたけれども、地方公務員の場合は、地方公務員法三十二条で、職務の命令に従う義務というのがありますけれども、従わない地方公務員の職員が出てきた場合はこれに該当するわけですね。
○辻元委員 それでは、国家公務員の立場についても引き続きお伺いしたいんですけれども、この周辺事態法案に基づいて基本計画が策定され、行政機関が対応措置をとることとなった場合、その行政機関の職員は対応措置について職務を断ることはできるのでしょうか、できないのでしょうか。
○辻元委員 ということは、今の御答弁は、拒否した場合は国家公務員法八十二条により懲戒処分の対象になるということでよろしいのですか。
○辻元委員 しかし、これは法律を論じているわけで、今私が申し上げましたような、法的には可能性はあるということでよろしいわけでしょう。そういう法律の問題を論じないと、そのときにならないとわからないでは、これは議論が違うと思いますので、いかがでしょうか。
○辻元委員 今まで幾つか聞いてまいりました。さらに幾つか聞きたいのですが、今までの御答弁の中でも、この間ずっと議論されてきた、自治体の長は断れるのか断れないのか、その懸念がますます増大していく。常識であるからとか、大臣のお言葉の中に、一般的に協力するのは当然という御発言もありまし...全文を見る
○辻元委員 そのような御答弁をいただいているわけですが、一般的に協力は当然とか、常識だ、こういう御発言を大臣がされるというのが非常に影響力が多いと、総理、思われませんか。いかがでしょうか。
○辻元委員 それでは、その対象となっている地方自治体、今の、常識として拒むことはできないだろうというふうに私は解しましたが、この自治体に対して、今回の法案づくりの過程で意見は何回聞いたのですか。これは自治大臣でしょうか。
○辻元委員 どのような意見が出たのでしょうか。
○辻元委員 今、異論がなかったと聞いているというふうに伺いましたけれども、今大臣が指摘されました全国基地協議会や防衛施設周辺整備全国協議会、このような名前をるるおっしゃいましたけれども、何回、どういう形で意見聴取をしたのか、もう一回聞かせてください。
○辻元委員 今のは、自治体の方から質問があって答えているというふうに理解してよろしいですか。
○辻元委員 先ほどから、何回、どのような形で、どういう意見が出たかというふうなことを伺いまして、大臣の御答弁にはなかったので、それでは政府委員の方、答えてください。
○辻元委員 それでは、一点だけお伺いしますが、政府がそういう関係自治体等々に集まっていただいて意見を聞くというような会合は持たれましたか。
○辻元委員 そうしましたら、その折に、この法案の内容について今私がいろいろ野呂田防衛庁長官と議論をいたしましたが、一般的な常識であるとか義務であるとか、これは大きな違いだと私は思います。そういうふうな議論も起こったのでしょうか。
○辻元委員 私は、昨年五月八日に全国基地協議会と防衛施設周辺整備全国協議会の連名で周辺事態安全確保法案に関する質問状を内閣官房安全保障・危機管理室長あてに送られていた、それを今持っております。  質問事項は、必要な協力とは具体的にどのようなものを想定しているのかとか、協力要請の...全文を見る
○辻元委員 その答えは私も今ここに持っております。六月十二日、その回答の中で特にこういうくだりがあります。  必要な協力について、あらかじめ網羅的に申し上げることは困難であることから、具体的な財政上の措置の内容及びその実施方法についても、あらかじめ確定的なことを申し上げることは...全文を見る
○辻元委員 その後別の会合で会ったとか、そういうのは別です。大臣として、別の会合でちょこちょこ会ったからそれで答えたって。その後答えたのか、答えていないのかということを聞いているんですよ、去年の六月から。それで、向こうから質問が来たら答えるのと、やはりこちらから答えるのは全然違う...全文を見る
○辻元委員 私は、この全国基地協議会それから防衛施設周辺整備全国協議会、それぞれ横須賀市と福生市が代表になっていらっしゃいます。そこに先週の水曜日に電話をかけて聞きました。この後何かありましたか、御説明はありませんと。この回答では全く抽象的で対応のしようがないというようなことを市...全文を見る
○辻元委員 今までの御答弁で、実際に文書においての回答にも不十分であるというふうに当事者がおっしゃっているわけです、それで誠意を持って対応してきたというのは、そうではないというふうに私は理解いたします。  それで、この法案につきましては今後審議が国会でも行われますが、この審議中...全文を見る
○辻元委員 今、御答弁の中に、日本全体がかかわってくるものではないというお話をされましたが、私は、この議論の前提で、最初の野呂田防衛庁長官に、むしろ日本全体が防衛体制をとることの方が意義があるというような意見があるがいかがかということをお聞きした上で、そうであるという御認識に立っ...全文を見る
○辻元委員 それでは、自治体の長の権限と関係があるということで運輸大臣にお伺いしたいのですけれども、運輸省としては、地方自治体との関係、説明をしたり、それから、どういう取り組みがあるというふうに御認識でしょうか。それから、そういう意見交換をしたのでしょうか。
○辻元委員 それでは、基地がある港湾管理者等と、この新ガイドライン関連法案について、運輸省は何か意見のやりとりをしたんでしょうか。
○辻元委員 先ほど自治大臣の御答弁の中に、各それぞれの担当省庁がやるんだというふうにおっしゃったわけですけれども、担当省もそれぞれこの関連法案に関して特定の行動をしていないと私は思います。  この地方自治体との関係については、きょうのこの議論の中で、もう一度確認させていただきま...全文を見る
○辻元委員 今、私の理解が一方的だというお話がありましたけれども、この答弁を聞き、この雰囲気を見ている人はそうは思わないと思います。今までの中で、常識とか、それから、協力は当然というような発言はなかったと思いますので、今長官がおっしゃったことも、私が一方的であるというふうには私は...全文を見る
○辻元委員 さて、今御答弁いただきましたが、安保改定という言葉もありましたけれども、これは、安保を改定してから国内法の整備をすべき問題ではないか。しかし、安保改定というと大騒ぎになるから、何だか、国内法関連で処理してしまおうという意図がないとは言えないというふうに私は思っておりま...全文を見る
02月09日第145回国会 衆議院 安全保障委員会 第2号
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○辻元委員 社会民主党の辻元清美です。  私は新ガイドラインと新ガイドライン関連法案について質問をさせていただきたいと思います。  まず最初に、この問題につきましてはずっとこの委員会でも予算委員会でも質問させていただいているんですが、いわゆる周辺事態の認定の問題について質問さ...全文を見る
○辻元委員 今の御答弁の中に総合的に判断するというお言葉がありましたけれども、その際に、やはり私たちはアジアの一員として住んでおりますので、今両国で判断するということでしたが、その総合的な判断の中には、先ほど申し上げましたように、一国の中で紛争が起こった場合、その国の中の話ですか...全文を見る
○辻元委員 わかりました。  それでは、さらに後方地域支援というものについてちょっと質問したいんです。  今の認定については、また今の御答弁をさらに深めて次で質問させていただきたいと思いますので、ちょっとずつ穴を掘るように質問しているんですけれども……。  さて、この周辺事...全文を見る
○辻元委員 今の御答弁で、後方支援という言葉は活動範囲を限定していないという御答弁でした。  そうしましたら、多国籍軍に対する後方支援というこの政府の御見解は、これも活動の範囲を、この場合は後方支援という言葉をお使いになっておりますので、今の御答弁どおり活動の範囲を示していない...全文を見る
○辻元委員 ただ、予算委員会の冒頭だったと思いますが、この問題で政府の統一見解というのをお出しになった折に、多国籍軍に対する後方支援は憲法上は可能である、それは武力行使と一体化しないという御見解をお出しになっていると思います。今の長官の、地域を限定しないということと私は矛盾すると...全文を見る
○辻元委員 そうしますと、一月二十六日だったと思いますが、政府の統一見解というのでは、憲法上問題がないんだ、しかし政策上判断するんだという御答弁と、今憲法上の問題もあるかもしれないという長官の御答弁でしたが、これは前の政府見解と違うと理解してよろしいですか。
○辻元委員 というのは、先ほど長官の御答弁で、後方支援というのは地域を限定しないとおっしゃっていますので、その定義でいきますと、この間ずっと議論されてきた多国籍軍への後方支援は、武力の行使と一体化する可能性が十分あるというふうに受け取れます。ということは、憲法上これは問題ですね。
○辻元委員 ということは、その一月二十六日に議論されていた流れでいいますと、この多国籍軍に対する後方支援は、憲法上は武力行使と一体化しないので問題ないが政策上問題があるというのではなく、今の御答弁ですと、憲法上問題がない場合も政策上問題がある場合と問題がない場合があるというふうに...全文を見る
○辻元委員 というのは、この新ガイドラインを読みましても、後方地域支援という言葉が出てくるところと後方支援という言葉が出てくるところがあります。先ほど、英語で定義を伺いました。  そうしますと、この後方地域支援という言葉が出てくる部分と、新ガイドラインの中での後方支援という言葉...全文を見る
○辻元委員 ですから、新ガイドラインの中には後方支援という言葉も出てきますよね。これは、この定義とは違う、先ほど長官がお示しになった定義でよろしいわけですか。
○辻元委員 今の御説明の、後方支援と後方地域支援、この後方地域支援というのは、新ガイドラインというのは軍事的な取り決めですけれども、ほかにも軍事用語として使われた例はあるんでしょうか。後方支援というのはよく聞くんですよね。
○辻元委員 それは、後方地域支援という新しい言葉をつくって、武力と一線を画したところというふうな新しい定義をつくらざるを得なかったからと理解していいんでしょうか。
○辻元委員 そうしますと、ちょっと話が戻って、多国籍軍との関係というのは、私はまだちょっと今の御答弁ではなかなか理解ができませんので、今のやりとりの議事録を見て、引き続き、次の質問でさらに掘り下げたいと思います。  さて、その新ガイドラインの中に幾つかの言葉が出てきます。これは...全文を見る
○辻元委員 そうすると、文脈の中に、インフォメーション・アンド・インテリジェンスと、並んでいるんですが、これは何と訳すんでしょうか。
○辻元委員 これは並列しているんです、アンドで。インフォメーションは情報で、普通、インテリジェンスといったら諜報とか言うというのは常識だと思うんですけれども、なぜ一つにしたんでしょうか、情報という言葉に。
○辻元委員 今のは答えになっていないと思います。理由を聞いているんです。この二つですね、その文脈をよく読んでいただきましたら、明らかに違う意味で使っていると私は思いますが、今の御答弁でよろしいんでしょうか。
○辻元委員 それは日本の外務省だけじゃないですか。というのは、今の御答弁ですと、この文脈でインフォメーションとインテリジェンスという二つの意味は同義語であるというふうに外務省は理解しているんでしょうか。これは細かい話のようですが、何カ所もたくさんあるわけですね。そこをはっきりして...全文を見る
○辻元委員 今の情報衛星の場合は一つの言葉ですね。これは並列されているんですね、しつこいようですけれども。  ほかにもいっぱい、これを聞いているとあしたの朝までいろいろあるんですけれども、もう一つちょっと聞きたいんですよね。  バイラテラル・ディフェンス・プランニング・アンド...全文を見る
○辻元委員 私は、これを申し上げているのは、アメリカと日本でガイドラインを約束する、しかしアメリカ側の理解と日本側の理解が異なっていた場合、これは非常に問題が生じてくると思います。  この問題はまたちょっと、これも幾つもありますので、一つ一つ政府の御見解を聞きたいのですが、最後...全文を見る
○辻元委員 しかし、国の方針に従ってこれは条例をつくっていると考えてよろしいですね。国の方針に従って条例をつくっているということですから、まことによろしいことだということですね。
○辻元委員 こういう動きが広がっておりますので、自治体と周辺事態発生時の関係も、私はこの条例が尊重されるべきだというふうに思います。  時間が来ましたのでこれで終わりますけれども、続きはまたやりますので、皆さんどうぞお楽しみにしていてください。
02月09日第145回国会 衆議院 科学技術委員会 第2号
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○辻元委員 社会民主党の辻元清美です。  まず大臣に、新しい長官をお迎えしましたので、私はまだ一年生ですが、この科学技術委員会で四人目の長官をお迎えすることになります。それぞれの長官をお迎えするに当たりまして必ず最初にお聞きしている問題があります。それは、先ほどからの各委員のお...全文を見る
○辻元委員 それでは、そういう御認識のもとで、原子力政策について幾つか御質問させていただきたいと思います。  先ほどから、ほかの委員からもいろいろなヨーロッパの動きなどの指摘がありました。私は、つい最近ドイツにも行きまして、シュレーダー首相とも直接原子力政策についても意見交換を...全文を見る
○辻元委員 今御説明をいただきましたが、もうこれ以上建設することは控えるという国が多いというのは事実であると私は思います。  さて、そういう中で、今の長官の御説明にもありましたけれども、脱原発がいいんだ、いや推進していくのがいいんだと、さまざまな意見がある。これは、日本の国でも...全文を見る
○辻元委員 四月からの新年度も継続して開いていただきたいというふうに考えておりますが、これはどうであるかという点が一点。  もう一点、ディベートをするということは非常に重要だと思います。その際、私もこれは前から注目していまして、モデレーターの方とか、どういう方かと直接何人かの方...全文を見る
○辻元委員 その円卓会議の議論が行われたことを政策にどう生かしていくかということが、そのプロセスも非常に重要だと思いますので、今、前回のモデレーターの方がまとめていらっしゃるということですから、それをどう生かしていくかということを私は本委員会で引き続き議論させていただきたいと思い...全文を見る
○辻元委員 今、きのうの報告書に基づきました内容について伺いましたけれども、そうしますと、どのようにそれでは三十年以降検査をしていくのかということについて幾つかお伺いしたいと思います。  さて、原子炉の圧力容器の定期検査というのが一番重要になってくるかと思うのですね。まだこの原...全文を見る
○辻元委員 そのときに、原子炉の圧力容器の定期検査において、この圧力容器の脆化をはかる指数は脆性遷移、要するに脆性がどう移っていくかという温度以外にもあるのでしょうか。また、この温度はアメリカでは百三十二度だったかな、というふうに定められていると聞いていますけれども、日本でもこの...全文を見る
○辻元委員 それがほぼ唯一のおかまの状態をはかる手段というふうに思うわけなんですが、さて、今御説明いただきましたけれども、監視試験片について行うこの試験についてですけれども、「容器の使用期間中に三回以上行わなければならない。」という規定があると思うんですが、一つの原発が古くなりま...全文を見る
○辻元委員 今御答弁いただきましたように、この一番大事なおかま、その状況の変化を見るというその試験片については、当初四十年と設定していましたからその数しか入っていない。そうすると、既に取り出したものを、稼働率の問題がありますけれども、もう一度入れるというようなことができるのかどう...全文を見る
○辻元委員 やはりこれから考えていきたいというふうにおっしゃったわけなんですけれども、そうしましたら、昨日報告書を出されたようなんですけれども、どのような状態であれば運転の延長は不可能であるかというような基準はあるんでしょうか。今までの議論では、こういうふうだったら延ばしていいと...全文を見る
○辻元委員 そうしますと、原発の寿命を延ばすと言ったらおかしいんですけれども、四十年を超えて運転していく場合には、さまざまなものを部品を取りかえたり検査をしてチェックしていくということなんですが、そのとき、いろいろな人が指摘している問題、作業員の被曝の問題というのが指摘をされてお...全文を見る
○辻元委員 私は、これから原発を増設していくという方針、それから寿命を延ばしていくという方針に対して疑問を感じている一人なんですね。  さて、そういう中で今の後者の問題ですけれども、現実に海外で三十年以上稼働している商業用原発はごく少数と聞いています。かつ、アメリカでは、四十年...全文を見る
○辻元委員 時間が参りましたので、また引き続きこの問題は取り上げさせていただきたいと思います。
02月17日第145回国会 衆議院 予算委員会第三分科会 第1号
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○辻元分科員 社会民主党、社民党の辻元清美です。  先日は大臣には科学技術庁長官として科学技術委員会で議論をさせていただきましたが、きょうは文部大臣として議論させていただきたいと思います。  私は、きょうは、オリンピック問題について、今政府がどのようにお考えになって、今後どの...全文を見る
○辻元分科員 一度聞いてみたかったんですが、サマランチさんという方に大臣はお会いになったことはあるんですか。面識は。(有馬国務大臣「残念ながらないんです」と呼ぶ)ないんですか、そうですか。よかったかもしれないと思うんですけれども。  私は、オリンピックそのものが、昔は、四年に一...全文を見る
○辻元分科員 きょうは、せっかくの機会ですので、本当に率直な御意見を幾つか伺いたくて。  ただ、ちょっとやはり商業的になり過ぎといいますか、テレビの放映権の問題とか、それから出てこられます選手の方々も物すごくお金をかけて、お金かけぬと出れぬのかというような印象を持ちかねないと私...全文を見る
○辻元分科員 それでは次に、そうしましたら、長野、そして大阪も閣議決定で招致活動を開始しております。これに対して日本がどういうふうな毅然とした態度をとっていくかということが、世界じゅうで注目されております。ということで、ちょっと幾つかまた御質問したいと思います。  まず、長野の...全文を見る
○辻元分科員 特に国内問題についてこのJOCはさらに調査を進めていくというふうに私も聞いております。IOCに対しての報告だけではなくて、帳簿の焼却問題、それからバーミンガムでの招致活動の内容等についても調査を進め、オープンにしていくというふうに私は理解しているんですけれども、それ...全文を見る
○辻元分科員 ちょっと、私は幾つか提案したいことがあるんです。といいますのも、ここをオープンにしないと、帳簿を燃やしちゃったというだけでは国民も納得しません。例えば、シドニーの場合は、これは、これまで秘密にされていた五輪開催都市契約書も公開するというようなことが報道されております...全文を見る
○辻元分科員 さて、ちょっと細かい点ですが、会計検査院の方、見えていますでしょうか。御質問させていただきたいんですが、この長野には日本体育・学校健康センターというところがありますけれども、ここから、長野五輪組織委員会に対しまして二億円助成金を出しているということで、この助成金の趣...全文を見る
○辻元分科員 三月に結果が出るということですので、もう一カ月ちょっとということですが、それはまた公表をしていただきたいと思います。このときかかわった長野のそういうスポーツ関係の、特に政府が関与している団体については、ここもはっきりとクリアにお金の使い道をすべきだと思いますので、検...全文を見る
○辻元分科員 その招致の仕方を今検討中であるというふうに……。大臣のあいさつを持たれまして、二月八日の大阪オリンピック招致委員会の初会合には、佐藤文部事務次官が御出席なさいまして、今おっしゃいましたような、フェアプレーで招致活動を展開されるよう文部省としても可能な限り支援するとい...全文を見る
○辻元分科員 今、ちょっと御確認させていただきたい。  委員に入った場合は、正々堂々と行われているかどうかをチェックするという意味ですか。入られない場合はどうなるのでしょう。
○辻元分科員 昨年の暮れに閣議決定をして招致活動というのは開始されているので、私は、やはり閣議決定したものが、その委員に入らなければ、任意団体なのでどのような、それも今これだけ焦点になっている問題ですから、招致活動について云々する立場ではないというような姿勢はおかしいと思うのです...全文を見る
○辻元分科員 そうしたら、ちょっとさらに確認させていただきたいのですが、支援していくというのとチェックしていくというのはちょっと別だと思うのですが、今チェックが問題になっていますので、それについてはいかがですか。
○辻元分科員 今ちょっと話が出ましたが、法人化の話、これは私、これからやはり今までのような任意団体で帳簿を燃やしてというようなことはもう通用しなくなると思いますので、大臣、いかがですか、私は、はっきりと法人化してオープンにしていく、ルールに従うというふうにすべきだと思いますが、ど...全文を見る
○辻元分科員 そうしますと、大阪も既に招致のために二十数億円使われたと言われておりますし、これについても、私は顧問を辞任した立場ですけれども、市の方からも、顧問でいたときもはっきりとした説明を受けていないのですね。ですから、今までの招致活動、それから、これからの招致活動のガイドラ...全文を見る
○辻元分科員 そうしますと、私は、これは大阪市にも言いますけれども、今までやった活動、これは事件発覚前ですから同じようなことをしていたかもしれないという疑いもなきにしもあらずですね。  それで、そこはもうやはり私たちチェックしていかなければいけないと思いますし、それと同時に、今...全文を見る
○辻元分科員 それでは時間が参りましたので、この問題につきましては、また引き続き取り上げさせていただきたいと思います。どうもありがとうございました。
03月03日第145回国会 衆議院 安全保障委員会 第3号
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○辻元委員 社会民主党の辻元清美です。  私は、今国民的に関心がある、いわゆる非核神戸方式について質問をさせていただきたいと思います。  まず最初に、地位協定の話から入りたいと思います。  地位協定三条、五条の問題ですが、アメリカの船舶が日本にある施設及び区域以外の港、神戸...全文を見る
○辻元委員 ということは、この五条による入港の際は、地位協定の定める通告を行いさえすればその施設及び区域へ入ることができるという三条と違いまして、三条の場合は施設・区域に自由に出入りするわけですが、いつでも自由に日本の港に出入りすることができるわけではないという理解でよろしいわけ...全文を見る
○辻元委員 そうしますと、一九六〇年に署名されました米軍地位協定合意議事録というのがあります、御存じだと思いますけれども。この議事録によりますと、地位協定第五条に関する了解事項としてこのようになっております。「この条に定めのある場合を除くほか、日本国の法令が適用される」と記されて...全文を見る
○辻元委員 きょうは運輸省にもお越しいただいているんですが、運輸省の方にお聞きしたいんですが、港に関する場合、この日本の法令というのは具体的には何になりますか。
○辻元委員 そうしますと、この港湾法と、その港湾法にのっとってつくられております港湾施設条例はどうなりますでしょうか。
○辻元委員 先ほど私、運輸省の方に問い合わせましたら、お答えは、港湾法と港湾施設条例であるというふうに、電話ですけれどもお答えいただいているんです。  そうしますと、この神戸の問題ですね、引き続きまして具体的に幾つか伺っていきたいんですが、これは運輸省の方にお聞きしたいんですが...全文を見る
○辻元委員 ということは、神戸市は神戸市港湾施設条例にのっとった運用をする義務を負うわけですね。
○辻元委員 さて、そこで、今お答えいただきましたこの五条による入港の「日本国の法令」、港湾法であるというふうに運輸省の方からお答えいただいておりますけれども、現状では、昨年も何隻かのアメリカの艦船も日本に入港しております。これは五条における入港であると思われますけれども、港湾法及...全文を見る
○辻元委員 ということは、遵守しての入港をされているというふうに理解いたしました。そうでないと、昨年も、私は手元にたくさん持っておりますが、遵守せずに入港しているというようなことはちょっと許されるべきことではないと思いますので、そのお答えで結構かと思うんですが。  さて、今問題...全文を見る
○辻元委員 ということで、このときの議事録は、神戸市の、神戸の港についての議論ですから、これは神戸の港に限っての議論をしておりますので、繰り返しますが、使用条例等があるので管理者の許可を受けるというような神戸方式をめぐる議論なんです。  ということは、神戸港の港湾管理者である神...全文を見る
○辻元委員 次元の異なることであるとおっしゃいました。  そうしますと、法的な根拠ですね。今地位協定の五条とおっしゃいましたが、この五条は、先ほどの議事録によりますと、「日本国の法令が適用される」。五条では、免除されている事項は、入港料、着陸料を課されないで日本の港または飛行場...全文を見る
○辻元委員 ということは、この五条における入港に際しての「日本国の法令が適用される」という、この法令の港湾法の中の、例えば十二条の一項四号の二にあります水域施設の使用について必要な規制を港湾管理者が行うことができるとか、五号の二にあります「港湾区域内における入港船又は出港船から入...全文を見る
○辻元委員 私は今のはお答えになっていないと思いますけれども、運輸省の方に同じ質問をお聞きしたいと思います。  それでよろしいんでしょうか。十二条の一項四号の二、五号、これが適用されない、今そういうような状況で、去年も艦船がたくさん入港していますけれども、そのような理解で入港さ...全文を見る
○辻元委員 今のもちょっとお答えいただいていないように思うんですが、この港湾法の十二条について、米国の艦船については港湾管理者は権限を行使できないということかどうかだけ答えてください。
○辻元委員 しかし、先ほど申し上げました運輸委員会、一九七四年十一月の政府の答弁では、「使用条例等がございまして、港湾管理者の許可を受ける」。「許可を受ける」ということは、許可というのは、裏腹に規制その他が含まれると思うんですけれども、いかがでしょうか。
○辻元委員 そうしますと、次に、先ほどの北米局長の御答弁だったと思いますが、入港に関して国が是非を決めるというようなことをおっしゃいました。  さて、この神戸方式については非核証明を提出させることを条件にしているというところが今争点になっているわけですけれども、これにつきまして...全文を見る
○辻元委員 この中で、よく理解できる、協力するのは筋だということをおっしゃっていますが、同年に参議院の予算委員会で、岡崎外務省調査企画部長が当時このようなこともおっしゃっているわけですね。神戸にオーストラリアの駆逐艦が入港する際に、オーストラリア政府から駆逐艦に核を積んでいないと...全文を見る
○辻元委員 しかし、このオーストラリア政府からの口上書を神戸市に伝えたというのは事実ですね。
○辻元委員 ということは、私の理解によりますと、実際に神戸市に対しても、外務省はこの非核条例――条例ではありませんね、この神戸方式というものができてから、それを認めるような行動をとっていると言えるんじゃないでしょうか。
○辻元委員 私の質問とちょっと観点が違うお答えだったのではないかと思うんですが、もう一点伺いたいんですが、この神戸市のいわゆる神戸方式をとって以来、アメリカを含みます諸外国から、外務省は抗議やクレーム、批判を受けたことはありますか。
○辻元委員 それはいつ、だれから求められましたか。
○辻元委員 それは報道等をされておりますので私も存じておりましたけれども、それ以外はないと。  私、防衛庁長官に伺いたいんですけれども、先ほど中曽根総理の答弁につきましてるる御説明がありましたけれども、総理が答弁の中で、理解できるとか協力するのが筋だというようなことをはっきりお...全文を見る
○辻元委員 あと三十秒で終わりますが、中曽根さんの答弁と違うじゃないかと、小渕さんはそう答弁していますから、政府は変えたということですねというのを大臣に聞きたいんです、大臣に。  今だらだらと――だらだらと言ったらちょっと失礼ですが、お読みいただいたんですが、お書きになったもの...全文を見る
○辻元委員 またやります、この問題は。  以上です。
03月11日第145回国会 衆議院 科学技術委員会 第3号
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○辻元委員 社会民主党の辻元清美です。  皆さん、最後ですから、元気に質問をしたいと思います。  さて、私も、このたびのデータ改ざん問題につきまして御質問をさせていただきたいと思います。  まず最初に、私は、昨年の十二月十一日にもこの問題につきまして、当時は竹山科学技術庁長...全文を見る
○辻元委員 それでは、不祥事であるという認識に立ちまして質問を続けさせていただきたいのですが、この中で、データ改ざんのあった輸送容器、これは、使用済み燃料輸送容器が三十九基、それからもう一種類、MOX燃料輸送容器が一基ありました。このうち、きょうは、関西電力のMOX燃料輸送容器に...全文を見る
○辻元委員 それでは、この経過に従いまして幾つか御質問させていただきたいのです。  まず、この一九九六年十一月十五日の容器承認申請後、運輸省が承認するか否かを検討されると思います。この承認するかどうかを示さないうちに、一九九八年十二月十八日、関西電力側が承認申請を自主的に取り下...全文を見る
○辻元委員 ということは、データ改ざんがあったということで承認しないということですから、不承認容器ということになりますでしょうか。
○辻元委員 ということは、不承認であるということですから、不承認の容器に当たると思います。これは、以前、うちのスタッフが運輸省の方から御説明を受けた折も、このまま取り下げがなければ不承認容器に該当するだろうというようなお答えをいただいております。  さて、そうしますと、一九九八...全文を見る
○辻元委員 そうしますと、通常であるならば、この設計承認申請に承認を与えるということになりますと、関西電力は、承認された新たな設計に沿って新たな容器をつくり直すということになるわけですね。
○辻元委員 それで、万が一、関西電力が問題の容器を改めて容器承認申請するという場合、添付される材料証明書というのがあると思うのですけれども、これは原電工事が作成したものになるのでしょうか。
○辻元委員 しかし、これを作成するのは原電工事になるのですか。
○辻元委員 というのは、これが原電工事が作成したものになる場合は、データ改ざんや証明書の偽造などが行われて、そのモラルが問われている会社であるかと思います。解散を決めた会社でもありますし、この会社が出す証明書を採用するということは社会的にも問題になるかと思いますので、私はその点を...全文を見る
○辻元委員 そうしますと、新規に製作される輸送容器については設計承認を受けた後に製作に着手するということですから、まず申請して、それから一からつくるということですよね。
○辻元委員 私は、てっきりこれは新規に製造するという原則であると理解していたのですが、そうしましたら、今おっしゃいました、別の容器などを改造してつくるというケースは多々あるわけですか。
○辻元委員 データ改ざんなどがあった場合というのは、今回のケースが初めてですか。
○辻元委員 先ほど、このような不祥事があった場合に規制を強めても、次も次も不祥事が起こってしまうというような話がありましたけれども、私、この原則を貫いたらいいと思うのですね。一たびデータを改ざんしてしまったらそういうものは使えない、一からやり直せというように。今回そういう例にした...全文を見る
○辻元委員 といいますのは、容器そのものに罪はないのですよ。容器が何か勝手に変質したとかは今のところないわけで、データを改ざんしたというところが問題です、データを改ざんした行為というものが。  そうしますと、普通、データを改ざんしたりそのようなことをしたら、ペナルティーとか罰が...全文を見る
○辻元委員 前のときも同じような御説明を受けたかと思うのですけれども、二度と起こさないためにはそれでは甘過ぎるというふうに私は思います。  さらに、引き続きまして、このエクセロックス—4(M)のみならず、東京電力のTN—17(M)型MOX燃料輸送容器は四基あると思います。TN—...全文を見る
○辻元委員 そうしましたら、それらの容器の劣化の状況についてはどのように把握されているのでしょうか。事業者からの報告があるのでしょうか。
○辻元委員 時間があと一分になってしまったのですが、私はやはり納得できないのです。  今の劣化の問題はこれでおきまして、データ改ざん問題に移りますが、これは技術的な問題ではなくて社会的な問題だと思っています。  この社会的な問題にどのように対処するかというのを、技術的なものだ...全文を見る
○辻元委員 最後の部分ですが、容器について今後どのようにしていくか御説明をいただけるということですので、しっかりこの後もフォローしていきたいと思います。  それでは、以上で終わります。      ————◇—————
03月12日第145回国会 衆議院 本会議 第14号
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○辻元清美君 私は、社会民主党・市民連合を代表して、政府提出の新ガイドライン関連二法案と一協定に反対する立場から、小渕総理大臣に質問いたしますが、その前に一言申し上げたいことがあります。  それは、本日は内閣提出の法案を取り下げていただく本会議かなと思って出てまいりました。とい...全文を見る
03月16日第145回国会 衆議院 科学技術委員会 第5号
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○辻元委員 社会民主党の辻元清美です。  さて、私は、きょうの議題であります原子力損害の賠償に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、この法律案の中身と関連の質問をさせていただきたいと思います。  まず最初に、今回の改正の幾つかの点について質問をいたします。七条について...全文を見る
○辻元委員 今回、七条の補償額が三百億から六百億ということに変わるわけなのですが、今、より厚いというふうな御答弁でありましたけれども、私は、より厚いのかなという疑問を持つ立場で今質問させていただいているのです。  といいますのも、一カ所の原発に何基あっても補償措置金額は同額とい...全文を見る
○辻元委員 そうしますと、ちょっと関連なんですが、原子炉の過度集中は避けていく方向自体は、これは変わっていないわけですね。
○辻元委員 一基ごと安全性の確保というのは言うまでもないことなんですが、方向性として、この法律ができたときよりも過度集中が起こっているのではないかという懸念を私は持っているわけです。一般の国民から見ますと、たくさん建ったら、一つ事故が一つの炉で起こったら連鎖的に大きな事故につなが...全文を見る
○辻元委員 今るる御答弁がありました。  この過度集中問題につきましては、またちょっと次元を変えて、別の機会に取り上げさせていただきたいと思います。  さて、次に二十条について御質問したいと思います。  一九九八年十二月十一日にお出しになっております原子力委員会の原子力損害...全文を見る
○辻元委員 そうしますと、保険の対象、これを拡大するというような議論はなかったのでしょうか。
○辻元委員 今御答弁いただきましたように、私も、他の委員も指摘した点ですけれども、地震のことが念頭にありました。御指摘のとおりです。特に日本は地震が多い国ですし、阪神・淡路大震災以降、原発の耐震性という問題は多々議論されていますので、そのことが念頭にありました。  その中で、再...全文を見る
○辻元委員 今御説明を受けたわけなんですが、確かに、耐震性について、以前の御答弁でも、安全審査等々をきっちり行っているという御答弁をずっといただいてまいりました。ただ、民間の保険会社というのは物すごいシビアなんですよね。金銭がかかっていることですので、客観性を持って非常にシビアに...全文を見る
○辻元委員 もう一つちょっと聞いてみたいんですけれども、これはどういうような事態なんでしょうか。地震でこの間質問しましたら、関東大震災の三倍の地震とかというお話を伺ったりしたんですが、どういうふうな事態を想定しているんでしょうか。
○辻元委員 保険で被災者に対する国の措置、異常に巨大な天災地変とこう出てきますと、やはりこれはどんな場合かなと普通思いますよね。それで、今ちょっとお話を伺ったんですが、何かぴんとこないんですよね。だれもぴんときていないのかなというふうにとらざるを得ないというふうに思うんですが、さ...全文を見る
○辻元委員 私がこの質問をしましたのは、ここにちょっと記事などでも報道されているのですが、「避けたい商売優先 原発輸出」というのがあるんですね、アジアへの。これはいろいろな新聞でことしになってから報道されております。  このアジアへの原発輸出の動きが出てきているという中で、これ...全文を見る
○辻元委員 今の点は非常に重要な点で、大臣にお伺いしたいんですが、確かに、安全という際に、安全の点検ではなく、万一の場合の賠償をどうするかということがセットになって安全が確保されると思います。という意味におきまして、私たちも、きょうは国内の問題、この法律を議論しておりますし、今ま...全文を見る
○辻元委員 時間が参りましたのでこれで終わりますけれども、私は、近隣諸国についても補償制度の整備ということを一つの条件にするぐらい厳しい態度で日本はこの輸出問題を考えていくべきだということを申し添えまして、質問を終わります。
03月18日第145回国会 衆議院 日米防衛協力のための指針に関する特別委員会 第2号
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○辻元委員 社民党の辻元清美です。  日米新ガイドライン関連法案につきましては、私たち社民党は土井党首を先頭に反対を主張しているということは、総理も既にもう御存じだと思うんです。私は、きょう持ち時間が十分しかありません。次の委員会で本格的な議論をさせていただきますが、反対である...全文を見る
○辻元委員 排除されていないという御答弁でした。  さて、私は先週、代表質問をさせていただきました。その中で、総理に対しましてこういう質問をいたしました。安全な後方地域なんというのはないんじゃないですかというふうに総理にお聞きしました。これに対しての総理の御答弁、ここに速記録が...全文を見る
○辻元委員 それでは、この総理の御答弁の中で、防衛庁長官の役割が非常に重要であるという御答弁でしたが、「防衛庁長官が、軍事的な常識を踏まえつつ」ということになっております。  そこで、防衛庁長官にお聞きしたいと思います。  この後方地域支援を行うに当たっての長官の軍事的な常識...全文を見る
○辻元委員 私は、今政府委員の方から御説明を受けましたが、ここ、基本だと思うんですね。この総理の御答弁です。そして、「防衛庁長官が、軍事的な常識を踏まえつつ」とおっしゃっていまして、きょう、この委員会の初めに、私はその防衛庁長官から法案の提出者として趣旨説明を受けたわけです。この...全文を見る
○辻元委員 それでは長官に引き続きお伺いしたいんですが、私は、なぜここにこだわるかといいますと、総理の御答弁の中の趣旨の半分がここなんですよ。ですから、長官がこれは判断されるのに非常に重要な役を担われるともおっしゃっているわけですね。  それで、あいまいなんですね。ではこの答弁...全文を見る
○辻元委員 横から言わないでほしいんですけれども。十分しかないので真剣なんです。  それで、私は、今の長官の御答弁では非常に不満です。それで私の軍事的常識というのをちょっと、私はこうじゃないかなと思うんですね。  一つ。一たび戦争が行われた場合、前方も後方もない。イラン・イラ...全文を見る
○辻元委員 今お聞きしましたけれども、私は代表質問のとき、こういうことも申し上げました。私たち日本は、明治維新以来何回か戦争に参加しているんですけれども、日本が侵略されてから始めた戦争は一度もない、これは事実だと思います。ということで、いつもやはり邦人保護とか物資の輸送ということ...全文を見る
04月15日第145回国会 衆議院 日米防衛協力のための指針に関する特別委員会 第8号
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○辻元委員 社会民主党、社民党の辻元清美です。本日も一番最後の質問になります。  さて、私は昨日地方公聴会に参りましたが、やはりそこでは自治体や民間への協力要請について不安の声がたくさん上がったのは、ほかの委員の方も御承知のとおりです。  さて、この九条の問題、ここは私は一番...全文を見る
○辻元委員 それでは、先ほど別の委員の方が質問されたこととも関連するんですけれども、後方地域支援のために、今度は民間の船舶が武器弾薬や武装した米兵を輸送する際は、護衛艦をつけるのでしょうか。さっきは輸送艦についての質問があったんですけれども、民間の船舶の場合はいかがですか。  ...全文を見る
○辻元委員 先ほどの御答弁も、短く言えば、監視の手だては考えるという同じ意味だったかと思うんですが、監視をするもしくは情報収集するということは、不測の事態があったときに困るからしっかりやっておこうねということですね。
○辻元委員 ちょっと今の御答弁は変だと思うんです。  というのは、武装した米兵の輸送も排除しないと前の委員会で私の質問にお答えになっているんですけれども、民間の船舶で武装した米兵を、武器を持った米兵を輸送中、不測の事態が起こった場合、その場合に、これは米軍が指揮することになるん...全文を見る
○辻元委員 いえ、私が質問しましたのは、不測の事態が一〇〇%起こらないとは言えないという答弁も今までありました。その中で、米兵を輸送している際に起こった場合は、これはどうなるんですかと。米軍の武器使用の基準で武器を使用するのかとか、そういうことを一切政府は考えていない、やらない、...全文を見る
○辻元委員 私が疑問に思っているのは、民間の船舶等が米軍によってチャーターされた場合に、これは米軍が言ってみればコントロールするということになった場合、どうなるのかということなんですね。  今船舶の話をしていますので、これはまた後で触れたいんですが、飛行機のことをちょっと今度は...全文を見る
○辻元委員 それでは、周辺事態が発生した場合、民間航空に協力要請をした場合、シカゴ条約の対象となる場合とそうでない場合があるということですね、個別のケースですから。
○辻元委員 それでは、協力要請をする際に、政府はその航空会社に対して、個々の依頼の内容がそれぞれにつきシカゴ条約の対象となるか否かの判断を伝えて依頼するわけですね。
○辻元委員 もちろんそれは考えてもらわなければ困るわけですけれども、それを航空会社に伝えて協力依頼をするかどうかというところがポイントなんですね。依頼を受ける側は、シカゴ条約が適用されるのかされないのかわからなく協力できないと思うのですけれども、それはどうですか。しっかり示される...全文を見る
○辻元委員 ということは、このシカゴ条約の対象とならない場合に政府は依頼することはないですね、まさか。対象とならないのに、行け、行ってくださいとは言わないですよね。ということですね、今の御答弁は。
○辻元委員 といいますのは、武器弾薬や武装した米兵を運ぶ際にこれが対象になるかどうか。これについてもそれぞれ政府はいろいろな答弁をされているのですけれども、非常にあいまいだと思うのですね。武器弾薬などを運んでいるときに、それがシカゴ条約の対象にされるのかどうか、ここはどうですか。
○辻元委員 私もここに三十五条を持っているんですけれども、この三十五条には兵員の輸送ということは書いてありませんね。ということは、できないということですかね。  全く規定がないですよ。これは要するに、軍需品または軍用器材で、一部特殊に運べるケースについては書いてありますけれども...全文を見る
○辻元委員 いや、それは関連があると言い切っていいんですかね。というのは、このシカゴ条約というのはもともと、四条で、要するにどういう趣旨かというと、軍事目的に民間の航空機は使わないということを約束しましょうという趣旨の条約じゃないですか。ですから、八十九条で戦争については除外して...全文を見る
○辻元委員 そうしますと、例えばこのケースは日本政府はシカゴ条約の対象となると決めても、解釈によっては他国から見たらそれはそうではないというような、結局グレーゾーンですね、そういうことを排除して、はっきりと民間航空機は軍事に使わぬという約束事だと私は考えていたんですが、運輸大臣、...全文を見る
○辻元委員 そうしますと、ちょっと違う観点から御質問申し上げたいんですけれども、この間、きょうも傍聴席に現場のパイロットの方がいらしています。これは、現場で働く人たちにとっては非常に切実な問題だと思います。それは、武器弾薬やその他の物を運ぶその飛行機がねらわれるというだけではなく...全文を見る
○辻元委員 いえ、私は、国内の話ではなく、周辺事態が発生した際の協力について申し上げているんですけれども、それはいかがですか。周辺事態が発生して、日本の航空会社も協力を受けたということになると、そういう可能性が非常に高くなるのではないかという心配の声なんですよ。
○辻元委員 ただ、現場からの声でということで申し上げますと、今、協力要請を断れるというようなお話でしたけれども、長官も以前、私の質問に、それは受けるのが常識やろうというような御発言も、私、直接伺いましたし、現場からの声としては、現場のパイロットの方の経営者とのやりとりで、それは、...全文を見る
○辻元委員 この船舶それから航空機の民間協力については、まだ来週も一般質疑がありますので、引き続きやらせていただきたいと思います。  さて、もう一つだけきょう確認しておきたいことがありましたので。それは、昨年の七月十六日に、米軍や自衛隊基地を抱える自治体首長で構成する全国基地協...全文を見る
○辻元委員 ということは、私の理解では、教育関連施設も完全に排除されているものではないという理解かと思います。  さて、官房長官に最後に二点お伺いしたいのですけれども、昨日、地方公聴会でも、今教育関連施設の話も聞きましたが、自治体や民間の不安という声が出ました。それをどのように...全文を見る
○辻元委員 きょうは、時間が参りましたので、これで終了しますが、引き続き、また来週質問させていただきます。
○辻元委員 社会民主党、社民党の辻元清美です。  きょうは本当に皆さん、ありがとうございます。  それでは、私も質問させていただきたいのですが、まず石川さんにお聞きしたいと思います。  遠くから、沖縄からいらしていただきましたし、かつ米軍基地のお話、先ほどお伺いしました。そ...全文を見る
○辻元委員 今お話を伺いましたように、いろいろなところで、米軍によります港湾の使用とか、先ほど福岡の例もお聞きしました。それから、既に民間機や民間船舶による武器弾薬を含めます輸送なども行われている中で、この民間、自治体への協力についてはこの法律の九条で規定されているわけなんですが...全文を見る
04月21日第145回国会 衆議院 日米防衛協力のための指針に関する特別委員会公聴会 第1号
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○辻元委員 社民党の辻元清美です。本日は、お越しいただきましてありがとうございます。  まず最初に、私は浜谷公述人にお伺いしたいと思うんです。  米軍に対しての後方地域支援などを行うかどうか、基本計画を策定するかどうか、それ以前に、米軍の行動そのものに妥当性があるかどうかとい...全文を見る
○辻元委員 そうしますと、例えばこの委員会で一つの論点になっているのは、台湾の問題なんですね。台湾に対しての日米の見解が必ずしも一致しているとは言えないというふうに私も考えるわけなんですけれども、日本の国益から考えますと、中国との友好条約がありますし、台湾問題については除外するの...全文を見る
○辻元委員 今の御意見を承りまして、自動的に入っていると。ところが政府は、入っているとも入っていないとも、そこのところは非常にあいまいでありまして、ですから、この委員会でもそこの点をはっきりしろということを申し上げているんですけれども、この後もまだ一般質疑等ございますので、そこは...全文を見る
○辻元委員 それでは、森本公述人にお伺いしたいんですけれども、いただきましたレジュメで、先ほど別の委員の方も取り上げられました、地方公共団体及び一般国民が支援、協力すべき内容と範囲については例示すべきであるという意見なんですけれども、今百七十七自治体の地方議会で、公述人も御承知の...全文を見る
○辻元委員 今、説明は非常に重要であるという御指摘だったと思います。私は、法案ができ上がってからというより、法案をつくる前に、森本公述人も御指摘のように、例示をしてあって、それでこれについてはどうかということを事前にもやはりよく説明をして意見を聞くことが必要ではないかと思います。...全文を見る
○辻元委員 社会民主党、社民党の辻元清美です。本日は、どうもありがとうございます。  さて、私は、まず最初に前田公述人に何点かお聞きしたいんですけれども、公述人のお話で、一九六〇年に安保条約が調印されたときの定義などにも触れていただきました。先ほど古いか新しいかという話がちょっ...全文を見る
○辻元委員 ありがとうございました。  それでは、引き続きもう一点、前田公述人にお伺いしたいんです。  先ほどのお話の中に、民間航空機による米軍の武器輸送や民間港への艦艇の寄港、公共埠頭の軍事使用がもう既に先取りしたような形で始まっているというようなお話がありましたけれども、...全文を見る
○辻元委員 そういう各地の動きは私も報道等で幾つか存じ上げているんですが、さてそういう中で、これは前田公述人と隅野公述人にお伺いしたいと思うんです。  百七十七の地方自治体が慎重審議や反対の決議を行ったり意見書を提出したりしている。この数は急激に今ふえてきているわけですね。また...全文を見る
○辻元委員 さて、前田公述人にもう一点お聞きしたいんですが、最近では、国連などを中心にしまして、人間安全保障という概念と、それに基づくアクションプログラムもいろいろなところで新しく出てきているということは、前田公述人も以前からおっしゃっていたことだと思います。  今度ハーグでも...全文を見る
○辻元委員 本日は、長時間にわたりまして、公述人の皆さん、どうもありがとうございました。私が最後ですので、これで終わりになります。ありがとうございました。
04月22日第145回国会 衆議院 日米防衛協力のための指針に関する特別委員会 第10号
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○辻元委員 社民党の辻元清美です。  本日、私は、まず最初にACSAについて幾つか質問させていただきます。  この協定の名前はえらい長いんですね。ちょっと読みます。日本国の自衛隊とアメリカ合衆国軍隊との間における後方支援、物品又は役務の相互の提供に関する日本国政府とアメリカ合...全文を見る
○辻元委員 ちょっと私の質問内容と違うお答えかなと思うんですが、質問は、ACSAでは後方支援、例えば協定の第一条の二に、「周辺事態に対応する活動に必要な後方支援、」となっておりますし、それから四条にも、「周辺事態に際して」、ちょっと長いので中略で、「条約の目的の達成に寄与するもの...全文を見る
○辻元委員 今初めて御説明を伺ったんですが、そうしたら、ACSAのこの後方支援という言葉も後方地域支援に変えたらどうですか。
○辻元委員 そうしますと、このACSAの中に、今回周辺事態というのを入れ込んだわけですよね。今の御説明ですと、このACSAの運用に当たっては、周辺事態発生の場合だけは後方地域支援という規定で、それ以外は後方支援というふうに理解していいわけですか。
○辻元委員 ここをしつこく私が問いたださせていただいていますのは、以前私は、安保委員会で野呂田長官に、この後方支援と後方地域支援の定義の議論を長官とさせていただいた折に、長官はこのようにお答えになっています。「後方支援とは、ロジスティックサポートの訳語でございまして、一般に、作戦...全文を見る
○辻元委員 そうしたら、やはりそれはしっかりと、これを読んだら、どう考えても後方支援と書いてあるわけですから。アメリカとの間ではこれで約束しているわけでしょう。違うんですか。後方支援、ロジスティックサポートで、ACSAは、何ぼ言うてもこれ、約束しているわけですよね。
○辻元委員 いや、明確であるとは思えないんですけれども。  もう一点、これに関連しまして、これはちょうど二年前の五月十五日に、これも安保委員会で、西元徹也前統合幕僚会議議長にお越しいただいて、国会の中でお話を聞いているんです。その中で、これはある委員の方が西元さんに質問いたしま...全文を見る
○辻元委員 私は、今の中で、米軍も考慮に入れてというところの比重が高いのではないかというふうに考えています。  さて、あと二点ほど質問したいんですけれども、次は自衛隊の任務について引き続き質問させていただきます。  さて、周辺事態とは、先ほどからも何回もお話がありましたが、日...全文を見る
○辻元委員 そうしますと、自衛隊の皆さんにとっても非常に重大な任務であるという理解でよろしいですか、長官。
○辻元委員 それでは、引き続きまして質問するんですけれども、後方地域支援や船舶検査活動など、状況次第では武器の使用に至りかねないという、審議の過程でさまざまな指摘がありました。また、後方地域支援は、これも指摘がありましたが、アメリカの戦闘行動と一体化とみなされかねないという行動で...全文を見る
○辻元委員 といいますのは、この雑則の百条というのは、当初、この成り立ちを考えてみますと、土木工事等、要するに、さっぽろ雪まつりの手伝いとか、それから国体のときのファンファーレ隊を手伝うとか、いろいろな自衛隊の本来の任務以外の、「自衛隊の任務遂行に支障を生じない限度において、」と...全文を見る
○辻元委員 昨日の公述人の方もここを指摘された方もいらっしゃいますし、そのほかの論評を見ましても、ここは非常に、周辺事態法の附則に、雑則に入れるというやり方で自衛隊の任務の拡大であるという指摘が多いわけで、長官はそういう御認識かもしれませんけれども、このような形で何でも雑則に入れ...全文を見る
○辻元委員 今伺いまして、他の委員からも、私の対極の考え方をする方からもいい質問だという話が出ましたが、だから私は三条を変えて自衛隊が外に出ていけるようにしろと言っているんじゃないんです。今の三条じゃできぬことはやめておけという、全く結論は反対なんですよ。しかし、矛盾という点では...全文を見る
○辻元委員 前回、私は、このシカゴ条約の問題、民間の協力というところでこだわって質問したんですけれども、実際にはそのときになってみないとわからないというような御答弁が多かったですが、国内で、それも平時の折にチャーターした、この場合は全日空機もシカゴ条約の対象外という今御答弁でした...全文を見る
○辻元委員 今のにちょっと反論があるんですけれども、そういう御認識でシカゴ条約を外務大臣が考えていらっしゃるんでしたら、私は大きな間違いだと思います。そういうことを起こさないためにこの条約が国際的に結ばれているということを、時間がありませんから指摘だけさせていただきまして、長官、...全文を見る
○辻元委員 それでは質疑を終わりますけれども、先ほどから私は思うのは、やっと国民の皆さんにこの新ガイドライン関連法案の内容がこの審議を通じて理解できてきた、わかってきた段階が今ではないかと私は思っております。  ですから、何かこれだけ審議したというのではなくて、これだけ審議した...全文を見る
04月26日第145回国会 衆議院 日米防衛協力のための指針に関する特別委員会 第12号
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○辻元委員 社会民主党の辻元清美です。  本日は締めくくり質疑というふうになっておりますけれども、私は、やはり審議は十分尽くされていないし、本日採決するのにはまず最初に反対と申し上げて、話を進めていきたいと思います。  六〇年安保のとき、当時衆議院に日米安保条約等特別委員会が...全文を見る
○辻元委員 ということは、意見書は、そのものは一通も読んでいないということですね。新聞でごらんになった程度ですか。
○辻元委員 どんな懸念の声がありましたか。紹介していただけますか。——総理です。総理に答えていただかないと。委員長、総理にお答えいただかないと。
○辻元委員 というのは、総理は今お答えになりましたよ、新聞などで読みましたと。だから、どういう心配を御認識されているかということを私は総理に直接聞きたい、お聞きしたいと申し上げているわけですよ。  それはすごく大事な点だと思っています。総理は、やはりそういう、非常に不安の声も受...全文を見る
○辻元委員 ですから、その声をどう受けとめているかというところは、この法案審議に当たっては大事だと思いませんか、皆さん。(発言する者あり)
○辻元委員 総理、総理に。答えてください、総理。  ですから、こういうのを読んだ、こういう意見があるけれども私はこう思うということを率直に、そんな答弁書なんかもらわなくても答えられますよ。何日間やってきたんですか、総理。総理、総理の言葉で答えてください。
○辻元委員 今総理の御答弁の中に、いろいろな声があると。その中身、どういう声があると御認識ですかと伺っているわけなんですね。  もしも総理、本当にまだよく直接お聞きでなければ、今審議をストップして私と一緒に国会の外に出ましょう。外に出、直接関係のある労働者の皆さんの声を聞かれた...全文を見る
○辻元委員 ですから、今私がお聞きしましたのは、この最終案、これをいつごらんになりましたかと。総理は、何時間審議しているという御認識ですか。その二つをお答えください。
○辻元委員 昨晩にまとまったという報告を受け、私たちは委員です。三時間前にちょっと、三時間たっていない前に見ただけ、こういうあり方ですね。  この内容を見ましても、私は、もともと現行の安保条約を逸脱して憲法違反があるというようなことをいろいろなところで指摘されていましたし、周辺...全文を見る
○辻元委員 それでは、修正案提出者の西村眞悟委員にお聞きします。  私は、西村委員とこの点だけが一致していたんですね。後方地域支援は戦闘行動の一部とみなされる、この点だけは西村委員とこの委員会で一致していたことは皆さん御存じだと思いますが、今も変わらないですね。西村委員。
○辻元委員 私が聞いているのは、西村委員がもう力説して、戦闘行動と一体化するじゃないかとあれだけ鋭く追及されていた、それは認められるわけですね。西村委員。
○辻元委員 今のはしっかり議事録に残っていますよ。恥ずかしくないですか、そういうことをおっしゃって。私はそう思いますね。  というのは、ここは非常に大事なところですよ。この後方地域支援についてどのような認識を持つかということは、この法律の根幹にかかわる問題です。そうでしょう。こ...全文を見る
○辻元委員 ということは、ACSAも文言を変えるということですね。あの部分を、周辺事態法案の修正案に出た部分を挿入するという理解でよろしいですね。
○辻元委員 私はおかしいと思いますね。このACSAと、これは三つ一括して関連法案として出されているわけですから、一方を変えて、それは国内的な配慮じゃないですか。ACSAはアメリカとの協定でしょう。ですから、国内的な顔とアメリカへの顔と、これは一致していないんじゃないですか。どうで...全文を見る
○辻元委員 私が土壇場修悪と申し上げたんですけれども、今のような御答弁は、私は通用しないと思います。これは、ここの定義の部分、ACSAの定義の部分についてもずっと議論してきたんですよ。土壇場ですっと変えてしまう、そういうやり方じゃないですか。  さて、民主党の修正案にも質問しま...全文を見る
○辻元委員 それでは、前回私はACSAについて質問しましたが、この四条には「日本国の自衛隊又はアメリカ合衆国軍隊がそれぞれの国の法令に従って行う活動」というふうにACSAには出ておりまして、この「それぞれの国の法令に従って」という法令というのは、周辺事態法案のことを指します。 ...全文を見る
○辻元委員 いや、どう考えても、これは前回私が質疑したところですからこだわっていますけれども、連動していますので、まだ少し時間がありますから、この点もよく議論して態度をお決めになった方が私はいいなというふうに思っておりますので、そういうことを申し上げました。  さて、先ほどから...全文を見る
○辻元委員 いや、しかし、そうであるならば、こんな三時間前に配られて、これで審議打ち切りなんて、こんなこと認められるわけがないじゃないですか。そうでしょう。  大体、この周辺事態の定義そのものを変更しているわけですよ。後方地域支援における武器使用、これは、後方地域支援が何だった...全文を見る
04月27日第145回国会 衆議院 科学技術委員会 第8号
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○辻元委員 本日は、お忙しい中、本委員会にお越しいただきまして、ありがとうございます。私は社民党の辻元清美と申します。どうぞよろしくお願いします。  この中間貯蔵問題ということで、これから私たちは委員会で審議を進めていきますし、明日は視察にも参ることになっております。その中で、...全文を見る
○辻元委員 先ほどから、再処理が少し、六ケ所につきましてもおくれるとか懸念の声も出ているわけなんですけれども、そうしますと、もう一問、今必ず再処理するというお話なんですが、どれぐらいの期間、中間貯蔵といいますが、見通しですね、業界ではどのようにお考えでしょうか。
○辻元委員 河瀬参考人に次はお聞きしたいんですけれども、河瀬参考人も日々、原発立地県として地元の皆さんの声を直接お聞きになる立場だと思うんです。中間貯蔵の施設をまたこれからどこか探していくとなると、そこの地元の皆さんが必ず聞くのが、いつまで預かるんですかとか、どうなっていくんです...全文を見る
○辻元委員 引き受け手があるかどうかという問題で、どれぐらいの期間ということもきっと説明責任として説明しなければならないですし、それからもう一点、今、河瀬参考人の御発言の中にもあった安全性の問題ですね。  次に、中島参考人にお聞きしたいと思います。さて、そうしますと、中間貯蔵施...全文を見る
○辻元委員 ありがとうございます。  今の中島参考人のお話の中に、法案がちょっと甘いんではないかというふうなお言葉があったんですが、私たちは、これからこの法案について審議いたしますので、もう少しそこの部分を詳しく、御意見があればお願いしたいと思います。
○辻元委員 それでは、もう一度前田参考人にお聞きしたいんですけれども、中間貯蔵ということになりますと、この中間貯蔵にかかる費用、これは発生者の方から、先ほど倉庫論みたいなのがありましたけれども、預かってもらうということで費用が発生しますが、これは電力業界としてもいろいろな見積もり...全文を見る
○辻元委員 もう一点、前田参考人にお聞きしたいんですが、アメリカなどで、この核燃料サイクルのコスト面での見直しということが言われていまして、多分、電力業界としてもそういう事例についての御研究もなさっていると思うんですけれども、それについてはどういう御意見をお持ちでしょうか。日本と...全文を見る
○辻元委員 それでは、石川参考人、前田参考人、中島参考人にお伺いしたいんですけれども、私たちのエネルギーの将来ということで、新しいエネルギー、自然エネルギーの問題もこの委員会で随分と議論が出ております。石川参考人、中島参考人は研究者のお立場で、そして前田参考人は事業者のお立場で、...全文を見る
○辻元委員 大変参考になる御意見をちょうだいしました。どうも、本日はありがとうございました。
05月07日第145回国会 衆議院 科学技術委員会 第9号
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○辻元委員 社会民主党の辻元清美です。本日は、非常に長時間にわたりますが、私が最後の質問になります。  さて、今回の法改正によるこの中間貯蔵については、中間貯蔵をサイトの外で行うための事業が営めるようになるというような、その部分だけを議論するのではなくて、各委員の皆さんが、原子...全文を見る
○辻元委員 といいますのも、きょうの審議の中にも出てきましたけれども、政府は、現在、二〇一〇年までに原発を二十基程度増設したいという政策を打ち出していて、私はちょっとこれは不可能ではないかと考えているのですけれども、そうしますと、午前中の議論の中でも、二〇一〇年に使用済み燃料は千...全文を見る
○辻元委員 そうしますと、使用済み燃料は全量再処理していくんだというような方針も午前中に伺ったわけですが、現在、海外への再処理委託ということもしておりますけれども、今後はすべて国内で、海外への委託の継続ということは一切ないと考えていいのでしょうか。
○辻元委員 最後の部分なんですが、その後については考えるというのは何を、第二、第三の工場を国内に建てるという方向、それとも、また海外に持っていく可能性もあるということを示唆されているのでしょうか。どちらでしょうか。
○辻元委員 ということは、使用済み燃料については国内で回していく、核燃料サイクルも使って、再処理して回していくということを完結させていこうと。それが完結しなかったら、またわざわざ海外に運んでいってやるわけではないということですね。ですから、今後、要するに国内で完結させていくという...全文を見る
○辻元委員 そうしましたら、ちょっと次に移りたいのですけれども、その前提で国内で果たして回せるかということになります。  さて、もうちょっと中間貯蔵施設についてお伺いしたいのですが、先ほどから期限の問題が出ていまして、数十年というお答え、それから午前中の吉田委員の質問に対して、...全文を見る
○辻元委員 そうしましたら、今の中間貯蔵の期限について、ちょっと別の角度から御質問したいのです。  プールの中に一たん中間貯蔵されますが、私は先ほどからこれはすごく不思議だったのですけれども、自分の地域にこの中間貯蔵施設が来るとします。運び込まれてきて貯蔵されます、そしてまたこ...全文を見る
○辻元委員 ですから、この中間貯蔵という名前にこだわるのですけれども、今我々はとおっしゃいましたのは、政府の側もしくは事業者の側から見れば中間、特に電力会社などから見れば中間かもしれませんけれども、それ以外のところから見たらこれは全然中間じゃなくて、中間貯蔵という名前でちょっとご...全文を見る
○辻元委員 さて、それではもう一点お伺いしたいのですけれども、この責任主体なんです。  貯蔵事業主といいますか、その中間貯蔵を営む者と、それから発生者の責任ですね。使用済み燃料を発生させた、これは電力会社になるかと思いますが、この責任はどのような分担になるとお考えでしょうか。
○辻元委員 この責任問題については、先日の参考人の方にも、電事連の方にも伺いまして、発生者責任ということはしっかりとお答えをいただいています。  そうしますと、今幾つかこの中間貯蔵もしくはその施設について伺ったわけなのですが、先ほど、国内でそれを核燃料サイクルによって回していく...全文を見る
○辻元委員 そうしますと、今、原因がほぼ解明されてきたというお話でしたけれども、これを受けて、科技庁は何かサイクル機構に対して措置をとったり、そういうことはしたのでしょうか。これは報告を受けただけですか。
○辻元委員 それでは、サイクル機構の方にお伺いしたいのですけれども、このアスファルト固化処理施設については、今後どのようにされていく予定なんでしょうか。
○辻元委員 ちょっと最後聞き取れなかったのですけれども。
○辻元委員 今計画を進めていらっしゃると。そうすると、アスファルト固化施設は放棄して、新しい計画を進めていらっしゃるということだったかと思います。  それでは、サイクル機構の方にまずお伺いしますね。そうしますと、随分昔の話になりますけれども、一九八〇年二月にこの再処理設置承認申...全文を見る
○辻元委員 そうしますと、科技庁の方にお伺いしたいんですけれども、その際は、承認申請書で、再処理施設はそれにのっとって動いていたわけなんですけれども、今ストップして、今新しく計画中であるというところは、この申請書を出し直して、それでもう一回審査をし直す、それから再開ということにな...全文を見る
○辻元委員 そうしましたら、この再処理施設については再開するのかどうか、それはどのようにお考えなんでしょうか。
○辻元委員 そうしましたら、再開したいという方向で今進められているようなんですけれども、私はあのアスファルト固化施設の事故というのは非常に衝撃的でしたね。一つの社会問題にもなりました。ですから、はっきり言えば、あれがだめだったから放棄して、今また新しく計画をしていきますと言っても...全文を見る
○辻元委員 そうしますと、その記事にも、人間が判断した方が確実であるという答えも、何か問い合わせに答えたというような一文もあったわけなんですけれども、あの固化施設の爆発事故のときも目視で確認と言って、それが一番大きな原因であったというようなことも私ははっきり記憶をしているんですね...全文を見る
○辻元委員 では、それをお願いいたします。  さて、今私がお伺いしただけでは、国内の再処理施設が、六ケ所はスタートがおくれているし、東海は、今お聞きしただけでは、私はまだこれを再開させていいというふうには思えないのですね。  その中で、もう一つお伺いしたいことがあるのですが、...全文を見る
○辻元委員 といいますのは、再処理する場合にはいろいろな、輸送とか、先ほどからもお話が出ています高レベル廃棄物の処分のコストをどう見るかというようなこともあるかと思うのですね。  さて、最後にもう一点、この高レベル放射性廃棄物の処分について、先ほどの御答弁で、二〇〇〇年までに処...全文を見る
○辻元委員 日本の場合、既にこの高レベル廃棄物が一万二千個相当分あるとか、二〇三〇年にはこれが四万から五万個になるとか、それぞれ一つの固化体を見ますと、体積が百五十リットルぐらいで、それから重さが四百キロ、相当なものになるかと思うのですね。  この実施主体を検討する際に、これは...全文を見る
○辻元委員 最後になりますが、実際に今、では市場原理に合うのかという観点からも、原子力政策の見直しということが最近は多々指摘されるようになったかと思います。  「原子力アイ」という雑誌、皆さんも御存じだと思いますけれども、どちらかというと原子力を進めていこうという学者の方もたく...全文を見る
05月13日第145回国会 衆議院 安全保障委員会 第4号
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○辻元委員 社会民主党、社民党の辻元清美です。  まず、今回の日本海におけるいわゆる不審船問題について幾つか確認させていただきたいと思います。  まず、長官にお聞きしたいんですが、今回はどういう根拠で自衛隊法の八十二条を発令する要件が満たされたと認定されたのか、お答えください...全文を見る
○辻元委員 もう少し具体的に、どういう事態を想定されたのでしょうか。お願いします。
○辻元委員 大変悪質なものであるという判断であったとおっしゃいました。  さて、それでは、海上保安庁にお聞きしたいんですが、先ほど、本件のような事例に当たるというようなのは今までで十八隻というような話がありましたが、この中で、最近の事例、どういうものがあったか、ちょっと紹介して...全文を見る
○辻元委員 それは一九八五年の四月二十五日に宮崎県の日南市の日向灘での話だと思います。  このときも、日本漁船に偽装した高速艇ということで、このときは、海上保安庁の巡視船がたしか二十三隻、航空機四機、そしてこれは高速船が四十ノットで逃げまして、千キロに及ぶ追尾をしたというふうに...全文を見る
○辻元委員 私の承知するところでは、このときの船も、異常とも言える高速性、そして多種の無線用アンテナと見られるマスト、それから大分県籍の漁船名、登録番号の偽装状況などがあったというふうに承知しているわけなんですね。  さて、それでは、このときはこの八十二条は発令されなかったわけ...全文を見る
○辻元委員 長官は、きのう寝ていらっしゃらなくてお疲れですので、その前の私の発言をちょっと聞き漏らされたかもしれないのですが、この先ほどの事例の前回ですね、それも、今長官がおっしゃいましたような、偽装の名前を使ったり、それからアンテナをいっぱい立てたり、高速船であったということだ...全文を見る
○辻元委員 しかし、前回もこの船は、はっきり言って逃しているのですね。そうすると、海上保安庁で前回は対応できて今回はできなかった。それは、速度が遅かったとか、先ほどからも話が出ていますけれども、燃料が足りなかったということがその根拠であるならば、どうも今回は、ここからは私の私見に...全文を見る
○辻元委員 質問を終わります。
05月28日第145回国会 衆議院 安全保障委員会 第5号
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○辻元委員 社会民主党、社民党の辻元清美です。  私は、本日、核不拡散・核軍縮に関する東京フォーラムについて質問したいと思っておりましたが、その前に、今白熱した議論がありまして、ちょっと一点私も聞いてみたい点がありますので、お聞きしたいと思います。  それは、コソボの件で佐々...全文を見る
○辻元委員 そうしましたら、今、NATOからの説明では納得できなかったということですね、日本政府は。事情がわからないとおっしゃっていましたので。
○辻元委員 ですから、日本政府としては、判断をしていないということは、その説明、かくかくしかじかの内容が日本政府としては納得できるものではないという理解でよろしいのでしょうか。
○辻元委員 そうしますと、先日以来、新ガイドライン問題で、日米の同盟関係という言葉、これを強化していくという話がありましたけれども、アメリカとはコソボの件についての意見交換は一切していないという理解でよろしいでしょうか。
○辻元委員 その情報交換をしていて、腑に落ちない点や判断が下せない点があれば、さらに日本としても、これだけ大きな国際問題になっています、中国大使館の誤爆事件などもありまして、広がりかねないような緊迫した状況もたびたび迎えている中で、やはり日本政府として、そういう不明な点があるなら...全文を見る
○辻元委員 といいますのも、私は、このコソボ問題は、空爆が始まって以来、第二段階、第三段階というふうに事態が刻々と変わっている中で、日本の国内にいても、日本政府がどういう努力をしているのかなかなか見えにくいというふうに言わざるを得ないと思います。  今月に入りまして、私は、フラ...全文を見る
○辻元委員 この七月に向けての、ちょうど今ジュネーブで提言をまとめるための作業をされていますけれども、やはり私は、専門家の方も含めまして、それからもう少し広く、日本で開きますので、先日はハーグで大きな平和の国際会議も開かれておりますので、今実際に地雷の問題などでもNGOを初めさま...全文を見る
○辻元委員 核を持っている国と持っていない国の対決を助長という、これの前文のところにも多分御指摘のような点があると思います。核を持っている国に対して非常に厳しく核軍縮を迫っていくというような内容があるのですが、私は、これは日本政府の姿勢に合致していると思っているのですね。ところが...全文を見る
○辻元委員 という力強い御発言をいただきましたので、ぜひ七月の提言に向けてさまざまな意見を取り入れていただきたいことと、その提言をアナン事務総長に渡した折に、アナン事務総長はこうおっしゃったのですよ。戦争防止で最も大切なことは、政治家や外交官が和平の機会を逸しないようにすることだ...全文を見る
06月03日第145回国会 衆議院 安全保障委員会 第6号
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○辻元委員 社会民主党、社民党の辻元清美です。  まず最初に、防衛庁長官にお伺いしたいと思います。  今回の法改正によりまして、懲戒制度の整備という点があります。  さてそれでは、この懲戒制度の整備に至りました理由と背景、さまざまな、役所に対するというか、市民の目も厳しくな...全文を見る
○辻元委員 今回の改正は一般職の国家公務員の例に準じてということで、この間人事院の方でも、公務員の倫理の確立という観点から、不祥事に対して厳正に対処するために、全体的に懲戒制度を見直していこうという、その中の一環であると、今の御答弁を伺っておりまして、思いました。  確かにそう...全文を見る
○辻元委員 この再就職については、今長官のお言葉の中にもありましたが、確かに批判が強かったです。特に防衛庁絡み、去年はこのニュースで一色になるほどの事態を招きました。その中での整備ですので、不備があっては困るというように思います。形だけつくって実態が伴わないようでは困りますので、...全文を見る
○辻元委員 七万二千社という非常に多い数、私が自分でどれぐらいかなと予想していたよりも多い数でした。それらの関係の企業体に対して、先ほどから議論にも出ておりますが、今後は一定の基準を設けてということになっていますけれども、この一定な基準について、次には御質問したいと思います。 ...全文を見る
○辻元委員 今基準を示していただきまして、先ほど七万二千という企業体が対象というお話になりましたが、先ほどの共産党委員からの指摘もありましたが、グループ企業になっている場合とか、それから、非常に大きな企業体の場合は、そこに占める割合が少なくとも、額にしてみたり、それから、持つ契約...全文を見る
○辻元委員 それでは最後に、先ほどからお話が出ています中で、この間出されました再就職のあり方についての最終報告でも、最後の部分に透明性の確保というのが強調されています。その中で、新たに設定する承認基準についても公にすることが適当であるという点で締めくくられておりますので、この弾力...全文を見る
06月08日第145回国会 衆議院 内閣委員会 第5号
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○辻元委員 社会民主党、社民党の辻元清美です。  本日の議題になっております、言いにくいんですよ、男女平等法にした方が言いやすいなと思いながら、男女共同参画社会基本法案につきまして審議させていただきます。  まず最初に、野中官房長官に率直な御意見を伺いたいのですが、日本の男女...全文を見る
○辻元委員 私も、まだまだこれから努力していかなければならないという認識では一致させていただいております。  さて、その中で、それでは現状について、この法案の定義の部分にも「男女が均等に政治的、経済的、社会的及び文化的利益を享受すること」というような文言があります。  さて、...全文を見る
○辻元委員 ということは、その男女平等ということと男女共同参画社会との関係なんですけれども、よく集合の図がありますね。そうしますと、今の御発言ですと、男女共同参画社会の方が、集合の図でいえば男女平等の外側にあるというような御認識なんでしょうか。
○辻元委員 上、下、ちょっと何かだんだん混乱してきたのですが、私は、男女平等の方が外にあるというふうに思うのですね。  これは指摘にとどめさせていただきます、たくさんの方も指摘しておりますので。やはり男女平等法とした方が言いやすいし、わかりやすいし、海外との整合性もとれるのでは...全文を見る
○辻元委員 今、制度を中心にお答えになったように思うのですが、慣行というところは、これはどのような御認識でいらっしゃいますか。
○辻元委員 私もこの辺を考えてみたのです、慣行というのはどういうことがあるのかなと。  小さい子供のときの疑問が一つありました。教育の場で、男女平等であるということは習うのですけれども、名簿の出席をとるときに、かつては必ず男性のあいうえお順から始まって、次に女子生徒のあいうえお...全文を見る
○辻元委員 辻元清美君と呼ばれましたが、やはり慣習というのはそういうものだと思うのですね。私は、やはりそこのところに私たちがどう立ち向かっていく、ここはかなり決意とか、しかし、はっきり申し上げたら、それを変えてもだれも損をするとか不利益をこうむるわけではないけれども、ずっと何だか...全文を見る
○辻元委員 そのためには女性総理大臣を誕生させなければいけないというのがまず最初ですので、女性の議員も皆頑張りたいと思います。  さて、それでは引き続きまして、この法案のポジティブアクションについて幾つかお聞きしたいと思います。  先ほどからの現状を見ますと、やはりここは非常...全文を見る
○辻元委員 これは男女を分けてというわけではないのですけれども、これは審議の中でも出てまいりましたが、やはり男性に対するジェンダー教育、ジェンダーとは一体どういう概念であるのかというようなことへの啓発活動といいますか啓蒙活動というのは、私は、ポジティブアクションの根底を築く上で非...全文を見る
○辻元委員 私は、やはり男女共同参画社会という視点ですべて見直していく、すべて一つ一つ細かくチェックしていかないと、この基本精神が実効性を持たないと思います。  さて、そういう中で、新規立法ということで、夫婦別姓ですね、民法改正についてなんですけれども、これは議員立法でもやって...全文を見る
○辻元委員 ぜひこれは、与野党を問わず、今の長官のお言葉の中の実りあるものにともにさせていただきたいというように考えますので、どうぞよろしくお願いしたいと思います。  さて、次に、女性に対する暴力の問題も多々議論されてまいりました。ここで、まず最初に、女性に対する家庭内暴力の現...全文を見る
○辻元委員 それは、現状では、把握ということは他の問題に比べて非常に難しいのではないかというわけですけれども、このところはふえているのでしょうか、どうなんでしょうか。
○辻元委員 例えば路上を歩いている女性にいきなり男性が殴りかかったら、皆これはおかしいというふうに思うわけですが、それが今、家の中で行われた場合に、行われている行為は同じことが行われているということで、やはりこれは、先ほどからNPOによりますシェルターの話も出てきていますけれども...全文を見る
○辻元委員 短い時間の中で、今さまざまな論点の確認をさせていただいているわけですけれども、次に、苦情の処理ということがさまざま議論されてまいりました。  この苦情の処理につきましては、官房長官は、当面、既存の委員会を活用する旨の見解をお示しになっているわけですけれども、現行の制...全文を見る
○辻元委員 今御答弁の中で、推移を見ながら、第三者機関の設置なども検討を要するのではないかという御発言がありました。  特に、先ほど女性に対する暴力の問題を取り上げさせていただきましたが、これなどは、NPO、要するに民間のボランティア団体などが積極的に取り組んでいます。また、さ...全文を見る
○辻元委員 それで、行革の問題はありますけれども、一方にポジティブアクションがあるわけです。ですから、私は、スリムにするところはするけれども、大事にするところはやはりしっかり大事にしていかないと、どれも一律にスリムにしていくという問題ではないと思いますので、今回のこの苦情処理、人...全文を見る
○辻元委員 もう一点伺いましてから参議院での修正についてお伺いしたいと思いますので、もう一点政府にお伺いします。  この国際的協調という部分なんですが、私は、これは日本国憲法の理念にのっとって積極的に進めていくべきだと思いますので、一つはODA、この中で、開発途上国の女性支援の...全文を見る
○辻元委員 特にODAの使い方については、私もほかにも意見がありますが、女性の自立支援にさらに力を入れていただきたいということを強く申し上げたいと思います。  さて、あと二点だけ簡単に確認をさせていただきたい、これは政府になんですが、先ほどからも出ております、差別という言葉の中...全文を見る
○辻元委員 それでは、修正案についてお聞きしたいと思います。  この修正案で前文をつけられたという議論の過程を私も伺っております。  その中で、さまざまな議論の中で特に出てきた、人々の意識の中に形成された性別による固定的役割分担意識等を反映して、社会の諸活動への男女の参画の現...全文を見る
○辻元委員 私は参議院の議事録を持っておりまして、江田委員が御主張の中で、五月十三日、「やはり政府案もジェンダーの視点ということを考えるならば、そうした男女の人権とは何かというものがちゃんとわかるような少なくとも前文のようなものが要るんじゃないか」という御指摘をされ、そこから議論...全文を見る
○辻元委員 率直な御答弁をいただきましてありがとうございます。  さて、時間が参りましたのでこれで終了させていただきたいと思いますが、私は、やはりすべての政策、これから私たちが立案していく際には、このジェンダーフリーの視点と、それからもう一つ、エコロジーの視点、この二つ、すべて...全文を見る
06月10日第145回国会 衆議院 内閣委員会 第6号
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○辻元委員 社会民主党、社民党の辻元清美です。  本日は、皆さん、ありがとうございます。それでは、早速質問をさせていただきます。  まず、中下参考人と水野参考人にお伺いしたいと思います。  さまざま寄せられます意見の中に、この法律の名前の話が出てきました。男女平等法にした方...全文を見る
○辻元委員 君はどうですか。
○辻元委員 それでは、住田参考人と樋口参考人にお伺いいたします。  今の君問題もお二人にもコメントいただきたいんですが、このNGOの役割ということをお二人にお伺いしたいと思います。  それで、住田参考人には、このNGOの役割、これからどのように、私は重要だと思っています。NP...全文を見る
○辻元委員 どうもありがとうございます。  さて、引き続きまして、中下参考人にお伺いしたいんですが、私も、女性への暴力ということで特にドメスティックバイオレンスの問題はこれから深刻化してくると思っています。  さまざまな案件をお取り扱い中であるというお話がありましたが、ちょっ...全文を見る
○辻元委員 ありがとうございました。  それでは、樋口参考人にもう一点お伺いしたいんですけれども、メディアにおける女性差別の問題です。  言論の自由との関係で非常に難しい点はあると思うんですけれども、私もテレビなどを見ていてむかつくことがあるんですよ。何や、これ、なめとるんと...全文を見る
○辻元委員 はっきりした御意見をありがとうございました。  時間が参りましたのでこれで終了いたしますが、私も政治の場に来まして、政治の場でもはっきり言ってこのジェンダーの視点というのはなかなか少ないんじゃないか。各政党もそうなんですね。私は社民党に属していますけれども、やっと執...全文を見る
06月17日第145回国会 衆議院 本会議 第39号
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○辻元清美君 私は、社会民主党・市民連合を代表して、ただいま議題になりました会期延長に対し、反対の討論を行います。(拍手)  反対の第一の理由は、今回の会期延長は、余りにも国民を、そして国会を無視したものであり、まさしく国民に背を向けたものであると考えるからです。  議会制民...全文を見る
07月01日第145回国会 衆議院 科学技術委員会 第11号
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○辻元委員 社会民主党、社民党の辻元清美です。  さて、本日委員会が開かれておりますけれども、まず一番最初に、本日の委員会の位置づけを確認させていただいて審議を進めていきたいと思うんです。  といいますのは、この「もんじゅ」の問題について国会で議論するということを聞きまして、...全文を見る
○辻元委員 今の御答弁の中で、私、もう少しお聞きしたいのは、開発の進め方の変更であるという点がありましたが、もう少し詳しく教えていただけますか。
○辻元委員 そうしますと、今のお話を伺っていますと、当初の八〇年に出されましたこの使用目的、これともちょっとニュアンスが変わってきているかなというように私は受け取りました。  さて、ちょっと話を進めますが、今の御答弁の中にも原型炉であるという話が出ました。そうしますと、原型炉、...全文を見る
○辻元委員 そうしましたら、将来に向けて評価をするところが違う、研究開発にのっとって、実用化に向けての評価と言ってもいいかもしれないんですけれども。  ところが、今の「もんじゅ」の状況を見ていますと、原型炉でいこうとしてスタートしたわけなんですけれども、そこが直ちにストップをせ...全文を見る
○辻元委員 そうしますと、原型炉、その次実証炉、実用炉となっていくわけなんですけれども、「もんじゅ」はどういう形の実用炉を念頭に置いた原型炉と位置づけていらっしゃるのか。例えばループ式とかトップエントリー式とかあると思うんですけれども、今はどういうものを念頭に置いていらっしゃるん...全文を見る
○辻元委員 そうしますと、先ほどの、いろいろな型があるということですね。  ちょっとこれは別の観点から質問させていただきたいんです。そうしますと、実用炉の型が決まるのは実証炉によって決まるわけですか。原型炉の段階では関係ないということですか。
○辻元委員 質問の内容とちょっと今の御答弁は違うと思うんです。  もう一回申し上げますと、技術的なことをちょっとお伺いしたんですけれども、今私は、「もんじゅ」は原型炉であるかどうかという議論をさせていただいていまして、それで、それに関係することとしまして、最終的な実用炉でどうい...全文を見る
○辻元委員 といいますのは、原型炉として出発しようとしたわけなんですけれども、これは、今の現状は実験炉になっちゃっているんじゃないかというふうに思わざるを得ない点があるのではないかと私は思うんですね。  これはほかの方の御意見にもありまして、先ほど局長の御答弁の中にも、先日、五...全文を見る
○辻元委員 今の御答弁を伺いまして、原型炉から実証炉への確たるプロセス、ここのところがちょっと不透明になっている。そして、原型炉ということを果たし得るという御発言があったんですが、今の実態から見てこれはちょっと原型炉と言うには無理があるというふうに私は今の御答弁を伺いまして理解し...全文を見る
○辻元委員 これからやるとおっしゃったんですけれども、今の現状をお聞きしているわけです。これは八〇年に出された、こういう目的で「もんじゅ」に取り組むということで。今九九年で、この目的に対して、この十九年間の取り組み、これをお聞きしているわけです。これからのことは、まだこれからやれ...全文を見る
○辻元委員 なぜでき得ていないかというところが非常に重要だと思うわけです。順調に運転していたらできます、しかし順調に運転できてない、できなかったというのは、結局もうそれに至る以前の話ですよね。その点について、大臣が今手を挙げていらっしゃるので、じゃ、大臣お願いします。
○辻元委員 私は、かなりの部分が実現したとは考えられないんですね。  この「安全性、信頼性、運転性の見通しを実証する」というところなんですけれども、すぐとまっちゃったわけですね。  それと、ナトリウムの問題は、私はこれは全く軽視できないと思うわけです。イギリスの事故の場合も、...全文を見る
○辻元委員 報道などでは年間六十億以上なんという報道もありましたが、九十億円というのはそれを上回る額だと思います。  さて、その中で、「もんじゅ」を動かした場合、これは私は二百億円程度というふうに承知しているんですが、そのようでよろしいでしょうか。
○辻元委員 その中で、ナトリウムの問題なんですけれども、これは核燃料サイクルの方にお伺いするのがいいのかもしれませんけれども、ナトリウムを抜いて維持するということはお考えにならなかったんでしょうか。これは炉心を取るか取らないかという問題が出てくるわけですが、結局そっちの方がコスト...全文を見る
○辻元委員 もう一点確認させていただきたいんですが、今、酸化という御発言がありましたけれども、これは私もちょっと心配していたんですね。  長期の運転停止ということで、ナトリウムの酸化問題が起こっていないか、検査されているのかどうかと、もう一つが、炉全体の残存ナトリウムの量を調べ...全文を見る
○辻元委員 私は今、この目的の二つ目の経済性、要するに「在来の発電炉に対抗できる目安を得る」というのがこれは目的でした。  さて、そういう中で、今手元に、ことし五月に総務庁行政監察局が出した「もんじゅ」に関する評価のようなものが出ております。  これは、規模の違いはあるものの...全文を見る
07月16日第145回国会 衆議院 内閣委員会 第12号
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○辻元委員 社会民主党、社民党の辻元清美です。本日は、陳述者の皆さん、どうもありがとうございます。  それでは、私は幾つか質問させていただきたいんですけれども、この国旗・国歌の問題というのは、各国でさまざま話し合われてきた問題だと思います。例えばカナダですと、カエデの国旗、有名...全文を見る
○辻元委員 ありがとうございます。  それではもう一点、平良陳述人にお伺いしたいんですけれども、今なぜ日の丸・君が代の法制化問題が出てきたかということなんです。私は、この一連の流れを見ておりまして、最近では、日米新ガイドライン、これの法律ができ、そして今参議院では、通信傍受法案...全文を見る
○辻元委員 最後にもう一点、平良公述人にお伺いしたいんですが、今教育のお話が出ましたけれども、この中で、例えばG7に参加している国を見ますと、卒業式や入学式で国歌を歌い国旗を掲揚するということを指導している国はないんです。これは外務省の資料によります。特にイギリスやフランスなどで...全文を見る
○辻元委員 どうもありがとうございました。これで質疑を終わります。
○辻元委員 社会民主党、社民党の辻元清美です。  本日は、皆さん、緊迫する中、いろいろな御意見をいただきましてありがとうございました。大変参考になりました。  さて、その中で幾つか質問させていただきたいと思いますが、私は、法制化するかしないかということと学校の現場でどう取り扱...全文を見る
○辻元委員 それでは、次に、教育現場の分け方、果たしてどこが問題だから混乱が生じているかというところを、法制化とごちゃごちゃにするとかえって余計おかしくなってしまうということだと思うのです。  さて、そうしますと、法制化する、しないというこの国旗・国歌の取り扱いについて、特に国...全文を見る
○辻元委員 岸元参考人にお伺いしたいのですが、法制化賛成のお立場と理解いたしましたが、例えば、法制化するということは変えられるということにつながるわけですね。これは、賛成多数で法律というのはころころ変わるものであります。修正であったり、それから、他国では政権がかわれば法律ががらっ...全文を見る
○辻元委員 それでは、もう一問、最後に空陳述人にお伺いしたいと思います。  先ほどの御陳述の中で、歴史から学ぶのが重要であると。私はまだ三十代で戦争は全く知らない議員なんですが、やはり過去の歴史を学ぶことは非常に議員としても大事だと思いながら仕事をしています。  そういう中で...全文を見る
○辻元委員 どうもありがとうございました。  今の点については賛否両論、いろいろな御意見があるかと思いますが、戦争を御体験された方々のかつての反省であったり、体験をどう引き継ぐかという中でこの問題を論じていかなければいけないということも痛感しながら、私は審議に臨んでおります。ど...全文を見る
07月21日第145回国会 衆議院 内閣委員会 第13号
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○辻元委員 社会民主党、社民党の辻元清美です。  それでは、まず最初に野中官房長官にお伺いしたいのですが、野中長官は、七月一日の内閣委員会でこのように御答弁されています。「法制化によりまして国民生活に何らの変化や義務を生じ、かつ影響を与えるものではないと理解をしておるところでご...全文を見る
○辻元委員 それでは、同じ日の別の答弁でこのようなことをおっしゃっています。  教育現場を中心といたしまして、国旗・国歌をめぐりましてはそれぞれ対立や争いのもとになってきたこの五十年を振り返りますときに、その中心は、私も現場で知っておりますけれども、どこに根拠があるんだ、根拠が...全文を見る
○辻元委員 それでは、今の長官の御発言の中に、法制化によって成果がある、成果というのは何を想定されているのでしょうか。
○辻元委員 ということは、今の御答弁では、法制化いたしますと、学校現場で、法制化しているじゃないか、ですから各個別の教員や教師の人たちに、法制化した根拠があるからやるべきであるということにつながりませんか。それが長官がお考えの成果なんですか。
○辻元委員 静かにしていただきたいと思いますけれども、この法制化によりまして、先ほど、学校現場にも何ら変化がないとおっしゃっている。しかし、今の一連の御答弁を伺っていますと、法制化の根拠を与えることによってその争い、要するに現状に学校で賛否両論あるわけです、それに影響を及ぼす……...全文を見る
○辻元委員 そうすると、国旗にしたくない、もしくは国歌にしたくない人が存在してはいけないということですか。
○辻元委員 今のその御答弁は非常に、それでは、今まで義務化はしない、強制するものではないというふうにおっしゃっていたわけですけれども、法律を遵守する、遵守の中身は何ですか。
○辻元委員 そうしますと、法制化によりまして国民生活に何らの変化や義務を生じかつ影響を与えるものではないと理解しております、法制化すると何も影響が与えられないわけでしょう、こうおっしゃっているわけじゃないですか。ここのところの整合性をちょっと言っていただけますか。
○辻元委員 そうしますと、たとえ公務員であろうと学校の先生であろうと、日の丸を掲揚し、君が代を歌いたくないということには立ち入らない、それはオーケーということですね。
○辻元委員 私は、この両方の矛盾というのを何ら今の御答弁で理解することができなかったです。というのは、矛盾があることをわざとこの法制化ということで両方接ぎ木のように足していこうというのが、私は今回の審議を聞いていてそのように思います。  さて、そういう中で、有馬文部大臣にちょっ...全文を見る
○辻元委員 本部庁舎に掲げていらっしゃるのとは別に、その式典で、そうしますと、学長時代、どうしてそれだけ、きょうもずっと教育的な意味があると答弁されておりました。るるおっしゃっていましたけれども、御自身が学長をされているときに、卒業式や入学式で挙行されなかったんでしょうか。
○辻元委員 私は、今のは矛盾した御答弁だと思います。留学生などがたくさんいる。日本には、在日韓国・朝鮮人の人を初め、留学生以上に日本人ではない方もいらっしゃるわけですね。かつ、高校卒業、三月三十一日、そして四月一日、入学でしょう。そういう中で、大学でこの国旗や国歌を取り扱うと、思...全文を見る
○辻元委員 どのように違うんでしょうか。
○辻元委員 先ほどから公務員論争というのがありますが、東京大学の学長は公務員でいらっしゃるわけですし、この法制化論議、直接所管されている大臣として、御自身の経験、大学の学長時代に国旗掲揚や斉唱せなあかんという議論は一度も吹っかけられていないわけですか、教員の方に。
○辻元委員 私の手元には、日の丸・君が代の法制化に反対する東京大学教員の共同声明というのがあります。随分たくさんあるんですよ、この中に。そして、これはさまざまな方、きょうも大学関係者が大きな集会を開かれるようですけれども、君が代の「君」を象徴天皇と解するのも驚きであるが、その歌を...全文を見る
○辻元委員 だから、なぜ大学に及んでいないのかと聞いているんですよ。答えてください。あなた、答えるんだったら、答えてくださいよ。なぜ大学に及んでいないのか。
○辻元委員 全然答弁になっていませんね。  大学で、日の丸掲揚、君が代斉唱ということを入学式や卒業式でやったら大混乱になって大激論になりますよ。できないじゃないですか。同じ教育現場です。なぜかと言ったら、思想信条の問題に触れるからなんです。それを、まだ、要するに……
○辻元委員 小学生といえば、小中高、なぜそこで区切って、教育現場であるのに、こっちはやって、こっちはやらぬ。そこに既に矛盾があるじゃないですか。学長をやられていまして、個人の立場、学長時代と長官の時代で立場が違うというようなことをおっしゃることも……
○辻元委員 やはりこの法制化の議論を所管する大臣として、私は、残念ながら、非常に落胆いたしました。そういう中で採決をするというのはやめていただきたいと思います。  まだまだ議論は尽くされていないですよ。私、長官とお話ししただけでもこれだけ……
○辻元委員 学長としての経験豊かな長官にお聞きしているだけでもまだ納得できません。
○辻元委員 ということで、次、中川智子議員がこの後、社民党が引き続きやりますので、私はきょうの採決に反対ですということを強く申し上げたいと思います。
08月03日第145回国会 衆議院 安全保障委員会 第7号
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○辻元委員 社会民主党、社民党の辻元清美です。  私は、きょうは、日米新ガイドライン、それから先ほど質問がありました自治体協力、その他日本の外交政策について、時間の許す限り質問してみたいと思いますが、二十五分間しかありませんので、どこまで行けるかどうかというところなんですが、ま...全文を見る
○辻元委員 そうしますと、この包括的メカニズムはBPC、これは統幕が中心になっているかと思うんですけれども、そこが中心になって動かしていくと。  今度はこの調整メカニズムの方ですけれども、これについてはまだ詳細が公表されていないように私は承知しておりますけれども、調整メカニズム...全文を見る
○辻元委員 平素からの情報交換とかそれから協力内容の協議などはこの調整メカニズムの方が受け持つのではないかというように私は思うんですけれども、日米共同調整所を初め今検討中ということですが、どういうことを検討しているんですか。この調整メカニズムの機能そのものでしょうか。それとか、日...全文を見る
○辻元委員 といいますのは、この二つのメカニズムでどういうことを話し合い、だれがどういうことを決めていくのかというところが、私は新ガイドラインの実体をあらわすかなめだと思うんですね。ですから、これはずっと同じような書き方で防衛白書にも出てきていまして、この二つのメカニズムについて...全文を見る
○辻元委員 この二つのメカニズムについては、引き続き委員会でもお聞きしていきたいと思います。  さて、もう一点、先ほどから出ております新ガイドラインに基づく周辺事態法、これは本日の新聞に、八月二十五日から施行というような記事が出ておりまして、十三日の閣議で施行日を定めた政令案を...全文を見る
○辻元委員 今、日程については明言されませんでしたけれども、私はこのとおり進んでいくのではないかと考えているんです。  さて、その中で、先ほどから質問に出ております九条関係の解説について、どうも、このようなものを地方自治体に対して配付するということになっているようなんですが、そ...全文を見る
○辻元委員 そうしますと、それぞれの地方自治体によってこの条例というものは定めることになっていますし、それから、先ほどから議会との関係が出ています。どうも先ほどからの伊藤さんのお話ですと、地方議会での政治的な議決、これそのものを否定するわけではないけれども、個別の場合は判断材料に...全文を見る
○辻元委員 今の御発言の中に、既に協力拒否のようなことを発言された地方自治体の長の方は次元が違う、それは要するに、法律上に定められている、一般的義務とよく言われていますけれども、それと次元が違うレベルでそういう発言をされているのではないかというようなことを今おっしゃったように私は...全文を見る
○辻元委員 ということは、自治体の方から、これを見たけれども、うちはやれそうにないよという話があれば、それは十分そういう意見も聞きたいというふうに――先ほどはっきりおっしゃいましたよ。いろいろべらべらと答弁されていますので、私なんかそういう部分だけはぱっと聞くんですけれども。その...全文を見る
○辻元委員 前の段階でお話しするのが筋だろう、平素からの協力関係と。なぜかといいますと、周辺事態というのを、何か起こってこの法律にのっとって政府が要請されるとしますね。それから、いや協力する、しない。では、平素からというのは、どういうことをそれぞれの自治体とやるというふうに理解す...全文を見る
○辻元委員 これをもう一年以上ずっと議論しているんですけれども、やはり私は、自治体などへの協力依頼、民間もそうですけれども、これは協力要請ですね、両方、依頼ともう一つ協力を求めることができるというのとあわせて、これはやはり無理があると思うんです。今の話を幾ら聞いても、拒否できるの...全文を見る
○辻元委員 四日にということですので、きょうは三日ですか、あしたですね。アメリカとロシア、戦略核千個に削減とか、新聞にも随分報道されております。ということで、日本政府は、核政策について、こういう形で外務省も民間の団体と一緒になって行われた東京フォーラムの成果ありというふうに評価さ...全文を見る
○辻元委員 何度も取り上げられている問題と言われていますけれども、そうすると、この保存文書というのは偽造であるということでしょうか。これは何度も取り上げられているとおっしゃっていますけれども、何度も出てきているわけで、それだから重要だと私は思うんです。実際に文書が出てきた、政府と...全文を見る
○辻元委員 そこまでおっしゃるなら、抗議でもしたらいかがですか、この問題は何回でも出てきているわけですから。この問題についてアメリカ側もしくは関係者に抗議などをしたことはあるんですか、それだけ聞いて終わります。されていないならば、また再燃してきているわけですから、何かアクションを...全文を見る
○辻元委員 時間が来ましたからこれで終わりますけれども、引き続きまた質問させていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。
10月19日第145回国会 衆議院 科学技術委員会 第14号
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○辻元委員 社会民主党の辻元清美です。  私は、まず今回の東海村のウラン再転換施設ジェー・シー・オーの臨界事故の基本的な認識についてお伺いしたいと思うのです。  まず最初に、斉藤政務次官にお伺いしたいと思います。まず今回の臨界事故というものの認識ですけれども、ある専門家の方が...全文を見る
○辻元委員 引き続きもう一点お伺いします。  その中で、まず最初の三人の作業員の被曝量の問題についてこういう見解が出ております。浴びた放射線量は、それぞれ約一万七千、一万三千ミリシーベルト相当と推定されている、この放射線量は広島、長崎原爆の爆心地での被曝量と同じぐらいと言っても...全文を見る
○辻元委員 そうしましたら、五百メートルいうても大分近いですよね、爆心地と。かなり大きな量である。  そしてさらに、これは今後の対策にかかわってくる基本的な認識ですけれども、放射能災害が怖いのは、数年または数十年たってからがんなどの病気にかかる人がふえてくる、こういう点が非常に...全文を見る
○辻元委員 といいますのは、今回はチェルノブイリなどの事故と規模等において違いがありますけれども、あの事故などをかんがみた場合、その当時の事故時の初期に亡くなった方々は三十一名だけということだったんですが、その後ウクライナなどでは、七年間に十二万五千人以上が死亡というようなことが...全文を見る
○辻元委員 それでは、さらにこの申請書の中に、最後の部分に「臨界による事故の程度、影響」という項目があります。この中に、「臨界事故については当施設では、「変更後における加工施設の安全設計に関する説明書」に示した様にいかなる場合でも安全であるよう十分な設計がなされているので臨界事故...全文を見る
○辻元委員 そうしますと、今回の場合も、教育の不徹底とかそれから現場での作業員の認識という部分が大きくクローズアップされていますけれども、例えば先ほどから故意という言葉が出ていますが、故意の中には、悪意を持っての故意、これは、当然悪意を持っておりますので別の種類であると考えられま...全文を見る
○辻元委員 先ほどのこの申請書は、安全であるように十分な設計がなされているので起こらない、こうなっているわけですね。これは先ほどからの形状制限の話だと思うんですけれども、ところが、今回起こっているわけですね。ですから私は、約束事を守る守らない、それも問題になるかと思いますけれども...全文を見る
○辻元委員 この遵守状況調査の項目に臨界安全管理というのが入っていますね、この中に項目として。普通、私などはこれを見ますと、これだけ二枚にわたってたくさんのチェック項目が出ていると、それぞれについて毎回きっちりチェックして、ちゃんとできているのかというふうにしていくと思いますよ、...全文を見る
○辻元委員 そうしますと、ジェー・シー・オーに対してはこの七年間この調査は行ってこなかったということになりますと、それも、調査項目も一々全部やっているわけではないという調査のやり方ですね。そうすると、それ以後、ジェー・シー・オーに対しては、科技庁とのかかわり、どういうかかわりがあ...全文を見る
○辻元委員 この間、ジェー・シー・オーの関係者、所長さんにお話を伺いました、東海村に寄せていただきまして。そのときに、この運転管理専門官は月に一回来て何をされているのですかというように私は所長さんに質問したかと思うのです。そのときに、大きな施設ですから一部のところを月に一回来て見...全文を見る
○辻元委員 さて、それではその中で、いわゆる裏マニュアルというものの存在について先ほどからも話が出ておりましたが、裏マニュアルの存在を見抜けなかったということは、これはどういうふうに受けとめていらっしゃるんでしょうか。まずそこをお聞きしたいです。なぜ見抜けなかったのか。今のお話で...全文を見る
○辻元委員 といいますのは、これは裏マニュアルみたいなものをつくらせてしまう監督官庁の指導の体質というものがあると思うのです。あの裏マニュアルは、実情に合わせて手順を変えたり、要するに実情に合ったものをつくろうと。何も事故を起こそうと思って悪意でつくったわけではないということは皆...全文を見る
○辻元委員 といいますのは、今約二十事業所の総点検というのが行われているようなんですけれども、この点検に至ってもこのような、例えば実情にデータを変えていくというようなことを果たして見抜けるのでしょうか。  というのは、ここに、これは核燃料サイクルの内部資料なんですけれどもあるん...全文を見る
○辻元委員 今、社民党は、この二十の施設に行けるだけ自分たちでも行ってみよう、調査してこようということをやっていますので、私は、残念ながら今の御答弁ではきのう行って納得できませんでしたので、その点は指摘して、後で科技庁の方にお届けしたいと思います。  さて、そういう中でもう一点...全文を見る
○辻元委員 私たちは、社民党の東海村臨界事故緊急対策本部調査団ということで、十月の七日に土井たか子党首を団長に土壌のサンプルをとりに行きました。  それで、独自に、京都大学の協力を得て、とってきたサンプル、敷地内外の解析したデータがここにあります。これによると、事故現場そばでは...全文を見る
○辻元委員 大臣の意見と違うところもありますが、きょうはこれで終わります。
11月10日第146回国会 衆議院 科学技術委員会 第1号
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○辻元委員 社会民主党、社民党の辻元清美です。  さて、私はまず最初に、緊急提言・中間報告について何点かお伺いしたいと思います。  この中で、読ませていただきますと、「最終的な結論に到達するまでには、更に慎重かつより深い検討が必要である」とされているのですけれども、この、さら...全文を見る
○辻元委員 今の御答弁の中に、社会的背景というお言葉が出てまいりましたが、それは、さらにちょっとかみ砕いて御説明いただくと、どういうことでしょうか。
○辻元委員 そうしましたら、補足していただきます前に、今の御答弁の中でさらにちょっとお聞きしたいんですが、緊張感が欠けているというように政務次官おっしゃいました。私もそのとおりだというように思います。かつて政務次官が委員として随分いろいろ突っ込んだ御質問をなされていた中にも、私も...全文を見る
○辻元委員 私、緊張感が足りない点はあったのではないかと率直に認めるところからでないと前に進まないと思うのですよ。そのために、今回、斉藤政務次官も東海の現場でもお目にかかりましたけれども、今までの委員としての事故追及の御経験から、私は、そこは、やはり立場はそういうことをおっしゃる...全文を見る
○辻元委員 今の顔色を見ながら、重大に受けとめていると言うところに緊張感が足りなかったという反省が込められているように思いましたので、それでは佐藤委員長にお伺いしますが、科技庁の緊張感も足りなかったですよね、この間。
○辻元委員 そうしましたら、引き続きまして、この中間報告について、今委員長からも御答弁いただいたわけなんですが、その中に、今後、事故の直接的、間接的原因をさらに探求するとあるわけなんですね。ところが、この事故の責任の所在ということについて、どういう議論がなされたのか。まずそれを御...全文を見る
○辻元委員 そうしましたら、今の御答弁の中に、責任はここにあるんだという判断をするのも安全委員会の役割であると。もう一度確認させていただきたいんです。
○辻元委員 そうしますと、「最終的な結論に到達するまでには、」最初一問目のときに引用させていただいたところなんですが、最終的な結論に速やかにということになるかと思うんですけれども、この責任の所在をはっきり定めるということも含めて、どういう進捗ぐあいで到達しそうでしょうか。
○辻元委員 といいますのは、責任の所在を決めるのはだれかというところが非常に大きなポイントだと思うんです。みんな、科学技術庁に責任があるんですかと言ったら、いや、重大に受けとめております。だれかが、これとこれが責任があるだろう、こことここが問題なんだ、だからこうしろということをは...全文を見る
○辻元委員 そうしますと、要するに、今言われております計画被曝も、それから被曝した六十九名も、両方とも被曝者であることはこれは変わりがないわけですね。
○辻元委員 そうすると、これを切り分けて報告をされているのは、あえて作業に従事した者は別枠でという御意図でこういうふうにされているのですか。
○辻元委員 それでは、その臨界の処理のために計画被曝された方々が水抜き作業等に従事されるに至るプロセスについて引き続きお伺いしたいのです。  いろいろな報道がなされておりますけれども、そのときの状況、転換試験棟のすぐ外に一分いただけで一人は中性子線を百十二ミリシーベルト被曝した...全文を見る
○辻元委員 今、住田委員から詳しく御説明いただきました。  そのときも、これは毎日新聞で委員がインタビューにお答えになっていて、「苦渋の決断」という言葉が出ております。現場で実際の作業にかかるまでに二時間ぐらいかかったと。その間には、非常事態ですから、会議室みたいなところで立っ...全文を見る
○辻元委員 そのとき、佐藤さんは政府の対策本部の会議にオブザーバーとして御出席されていて、発言権はないのにあえてこういう御発言をなさったと聞いているのです。「臨界を止める必要があり、そのためには法定値を超えた被ばくを覚悟しての作業もあり得る」と発言したと。総理以下、居並ぶ閣僚がみ...全文を見る
○辻元委員 それで、ちょっと住田委員にお伺いしたいのですけれども、その後に、「緊急退避であると、了解を求めたわけですが、」これは要するに、総理以下閣僚に対しても了解を求めて決断されたことだと思います。  さて、その次に、「合法性については確かに問題があると思います。」と、住田委...全文を見る
○辻元委員 といいますのは、今、自分が責任をとってというようなことをおっしゃいましたけれども、これは、事業者に第一義的に責任があるのはそのとおりですから、事業者の中でまず対応するというのは当たり前の話だと思います。  これは、よく決死隊と言われていますけれども、名乗りを上げたよ...全文を見る
○辻元委員 それでは質問を終わります。
11月11日第146回国会 衆議院 安全保障委員会 第2号
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○辻元委員 社会民主党、社民党の辻元清美です。  私は、まず最初に、やはり西村眞悟前防衛政務次官の問題について取り上げさせていただきたいと思います。  もう御承知のように、西村前防衛政務次官は、十一月二日号の週刊プレイボーイで、核武装や、それから集団的自衛権について、女性べっ...全文を見る
○辻元委員 私は、今ここに、西村さんがかつてインタビューにお答えになった他の雑誌のコピー、それからこの委員会の議事録もたくさん持っております。その中で、特に集団的自衛権などについても多々発言されていました。防衛庁長官を補佐する非常に重要な役割ということで政務次官が選ばれた。ところ...全文を見る
○辻元委員 といいますのは、私は青木官房長官ともこの件で議論いたしましたけれども、青木官房長官は薄々知っていたというふうに私に答えられましたが、政務次官を選ぶ基準は一体何なのかという点に尽きると思うのです。どういう基準で政府は西村前防衛政務次官を政務次官に選んだと長官はお考えでし...全文を見る
○辻元委員 さて、最近の論調の中には、特に核武装の発言などについては、核武装などについての議論の封殺はおかしいという論調がありますので、私はここできっちりこの西村問題について幾つかの問題点を指摘しておきたいと思います。  これはよく長官もお聞きいただきたいと思うのですが、一点目...全文を見る
○辻元委員 私は、政務次官に選ばれた小渕さんの見識を問いたいし、責任はまだとっていただいていないというふうに理解しております。  さて、そういう中で、それでは、特に核問題というのは波紋を広げつつあった、処理が早かったという御発言でしたから、そうすると、今後日本がどういうふうにこ...全文を見る
○辻元委員 私もここに大使がスピーチをされたものを取り寄せて持っているのですが、棄権でありました。これは私は非常に残念だと思っているのですね。といいますのも、この棄権の理由なんですが、昨年の新アジェンダ連合が出してきた草案とことしのトーンはちょっと変わっていると思います。どの点が...全文を見る
○辻元委員 そうしましたら、突き詰めて言いますと、核を持っている保有国に対して痛烈な批判をするのではなく、おだてたり、だましたり、だましたり言うたら変ですね、ちょっと語弊がありますね。おだてたり、すかしたりしながら、いきなり批判をするのではなくて、もっと穏やかに廃絶に向けていきた...全文を見る
○辻元委員 今の御答弁を伺っていますと、今までと少し違うかなという感触を受けました。  といいますのも、やはり東京フォーラム、これは日本政府としても高く評価しているはずだと思うのですが、この東京フォーラムについては前の通常国会で私も触れさせていただいたのですけれども、その中でも...全文を見る
○辻元委員 そうしましたら、この問題は引き続き取り上げていきたいと思っているんですが、特に、いつもかかわってくるのが天下りの問題ですね。  今回も、海上自衛隊の艦船の修理問題、これについては、検査院から指摘を受けた十社のうち少なくとも九社に、防衛庁や自衛隊のOBが代々就職してい...全文を見る
11月16日第146回国会 衆議院 本会議 第4号
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○辻元清美君 余りにもひど過ぎる。安全だと言って全くうそで固められていた。こんなことってあるのか。四十代男性。  においも色もなく、子供たちは保育園の外で楽しく遊んでいました。これから先の、十年後、二十年後の子供たちのそのまた子供たちへの健康はどうなるのか心配です。三十代女性。...全文を見る
11月17日第146回国会 衆議院 科学技術委員会 第3号
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○辻元委員 社会民主党、社民党の辻元清美です。  私は日ごろは元気なんですけれども、このところ元気がなくて、なぜかといえば事故続きということで、この委員会に配属されてから、きのうの本会議上でも、失礼ながら、科学技術委員会は事故処理委員会になってしまったのではないかという発言をさ...全文を見る
○辻元委員 今、初期の対応などおっしゃったのですが、非常に長く答弁していただいたのですけれども、政務次官にお聞きしたいのですけれども、政務次官が、今回の対応で一番ここがまずかったとか、ここが一番反省点で問題点だったと率直にお考えのところを一点示していただけますか。
○辻元委員 その状況判断のおくれは何に原因したのだろう、これは非常に大事な点だと思います、この法案を審議するに当たりましても。その対応をどうしていくかという法案を私たちはこれからつくるかつくらないか決めていくわけですから。どういう点だったと思われますか。
○辻元委員 この対応というところで二つに大きく分かれるかと思うのですが、その状況がどういう状況にあるかということを専門的に分析して、そしてその対応策を練るというのが一つのグループとして必要だと思います。  今、政務次官はきっとその部分を、やはり分析したり臨界ということに対しての...全文を見る
○辻元委員 避難という言葉が出て、私もそのとおりだと思うのです。この原子力関係の事故の場合は、基本はどんどん遠くへ逃げるということですよね。結局はそれに尽きると思うのです。じゃないと、一つ判断を間違えて、この範囲は屋内退避と言われても、それを超える災害が出る場合もあるということで...全文を見る
○辻元委員 一点目の目に見えないということにまず最初触れさせていただきたいんです。  そうすると、目に見えないので、自分が被曝したかどうかとか、自分は逃げていいのかどうか、これは判断できませんですよね。専門家の人でもデータを見て判断できるのであって、その場所にいただけでは判断で...全文を見る
○辻元委員 そうしますと、一たび事故が起こったときに、避難、今回は三百五十メートル圏内ということでしたが、この枠を決めるときに、根拠として、どれだけの放射線が出ているかということが一つの根拠になるわけですが、その根拠の数字は幾つなんでしょうか、幾らなんでしょうか。何ミリシーベルト...全文を見る
○辻元委員 そうしますと、きのう私は、一般の事故の場合も含めまして、避難など、要するに物すごく住民に迷惑をかけるわけですが、その基準以上の放射線を放出した事故を起こした場合の刑罰等について質問をしました。ここをはっきりしておかないと、幾ら出しても罰則規定がきっちりしていないと罰せ...全文を見る
○辻元委員 ひしゃくとバケツで作業をしていて、そしてあれだけの多くの人たちに迷惑をかけて、そして許容限度を超える放射線を出して。そうすると、この罰則の七十六条の二以外にどういう措置がとられるわけですか。というのは、あれだけ大きなことをして、現行法では罰則がないという理解なんですか...全文を見る
○辻元委員 それもきのう御答弁をいただいたとおりなんですが、先ほどの原子力災害の特殊性にかんがみというところで、刑法の場合は、例えばトラックが居眠り運転をして隣のたばこ屋へ突っ込んで死傷させたとか、極端に申し上げればその手のもので、私は、原子力はちょっと違うように思うのですね。特...全文を見る
○辻元委員 そうしますと、もう一点お伺いしたいのですが、最近では、安全神話という言葉から安全文化という、報告を見ましたら変わった言葉がまたあらわれているわけですが、住民の皆さんの理解を得たいというようにおっしゃるためにはいろいろな裏づけが必要だと思うのであります。  その際、普...全文を見る
○辻元委員 先ほどの原子力災害の特殊性にかんがみて特別立法をという御趣旨、何回も繰り返させていただいているのですが、私は、この原子力関係については、責任の所在、事業者に責任を集中するといつもそういうふうにおっしゃるわけですが、そうすると、それの監督官庁の科学技術庁の責任の所在とそ...全文を見る
○辻元委員 ここに原子力安全委員会の第五回目、十一月五日の会合の速記録があるのです。この中で岡本委員が、この運転管理専門官について、私が話を聞いたところでは専門官も電力業界からの出向の方とかいろいろな方が回っておられると。  今の御答弁でしたら、出向の方はいらっしゃらないわけで...全文を見る
○辻元委員 確認させていただきました。もしもいたら、電力会社の体制をチェックするのに出向してきている人がというのは、これはちょっと理に合わないのではないかと思いましたので、あえて確認させていただきました。  さて、次に原子力防災専門官の方、これはどういう立場の人がつくということ...全文を見る
○辻元委員 これは、兼ねる人もいるわけですか。
○辻元委員 そうしますと、万が一事故がまた再発したような場合のこれらの立場の人の責任というのはどうなるのか。  先ほどから、私、責任にこだわっているんですが、結局は人だと思うんです。今までの運転管理専門官も、以前も委員会で申し上げましたが、東海村の村長さんとは年に一回ぐらいあい...全文を見る
○辻元委員 そうです。
○辻元委員 きょうのところ、最後に申し上げたい点は、運転管理専門官の方も回っていらっしゃったのに何をしていたんだと言われかねない状況が起こったわけですね。アドバイザーだ、アドバイザーだといったって、いっぱいアドバイザーはいるんですよ。そうしたら、責任者はだれなんだと。一たび事故が...全文を見る
11月18日第146回国会 衆議院 安全保障委員会 第4号
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○辻元委員 社会民主党、社民党の辻元清美です。  さて、本日は、防衛庁の職員の給与等に関する法律の一部を改正する法律案について審議することになっておりますが、昨年はこれを十月六日に、同じこの法案について審議をいたしました。そのときの議事録をちょっとひっくり返してみたんです。ちょ...全文を見る
○辻元委員 若干時間が欲しいという御発言がありまして、私は前回のこの委員会、先週開かれた折に佐々木委員が質問された中で、特にこのNECの返還請求額がまだ算定されていないということに愕然といたしました。  この事件の発端は、一九九四年の東通の水増し請求発覚というところから五年たっ...全文を見る
○辻元委員 それでは、この燃料納入をめぐる談合事件と海上自衛隊の艦船修理の指名競争入札問題で会計検査院の方にお伺いしたいのですが、今の検査院の見解をお聞かせいただけますでしょうか。
○辻元委員 今検査院の方からこの二件についても指摘があって、大きな問題になっているわけですけれども、今、先ほどの長官の御答弁の中に、原因はこのような一連の不祥事に対するチェック体制が十分担保されていなかったというようにおっしゃったのですが、私はそれだけではないと思うのです。  ...全文を見る
○辻元委員 私は、強い関心を持ちながらというのは、何かとても第三者的の発言で、これも問題であったということをまず認めざるを得ない、そこからでないと始まらないと思います。  さて、今指摘させていただきましたのは今回の十月十二日の東京地裁の判決についての案件ですけれども、そうしまし...全文を見る
○辻元委員 私も資料を取り寄せましたところ、例えば、石川島播磨重工業に四十名、三菱重工業に五十八名、川崎重工業に四十八名、三井造船に十八名、日立造船に十四名、住友重機械工業に二十二名、日本鋼管に六名、函館どっくに一名、佐世保重工業に一名、これが二百八名の内訳かと思うのですね。 ...全文を見る
○辻元委員 今のボイラー管理の会社の問題ですけれども、こういうような実態です。  この会社には、ボイラー業務を請け負い始めた九二年から二十数人の自衛官らが天下っている。その多くが在任時基地内でボイラー業務を専門的にしており、入社後も同じ業務を担当している。そして結局、退職後も、...全文を見る
○辻元委員 それでは、それをしっかり調べていただいて、どういうものか教えていただけますか。  昨年も、リスト問題について指摘させていただきまして、具体的に改めていただいているようですので、細かい話のようなのですが、私は、防衛庁の信頼が失墜しているというような状況で、細かいことを...全文を見る
○辻元委員 質問を終わります。
11月19日第146回国会 衆議院 科学技術委員会 第4号
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○辻元委員 社会民主党、社民党の辻元清美です。  私は、先日から審議されております原子力災害対策特別措置法案などにつきまして、きょうも引き続き質疑をさせていただきたいのです。  まず最初に、前回、二日前に私の方から指摘させていただきましたこと、特に責任の所在ということについて...全文を見る
○辻元委員 さて、そういう中で、今回の事故の審議で、これは私の質疑ですが、十月十九日の質疑で、安全審査との関係ということを質問させていただきました。今ここに議事録があります。その中で、今回の事故、これはどういう事故であるかというまずそこをしっかり認識しないと、事故の性質、対応、責...全文を見る
○辻元委員 そうしますと、決められたマニュアルで操作をしなかったことは故意、そして起きた事故は過失と。この関連性が、私、もう少し詳しく説明していただかないと、故意というのは、広辞苑で見ますと、持ってまいりましたけれども、故意と過失というのは法律用語では対立する概念というふうに広辞...全文を見る
○辻元委員 これは、「自己の行為が一定の結果を生じることを認識して或る行為をした場合」というふうになっています。  さてそこで、もう一度言います、質問の部分なのですが、故意にマニュアルから逸脱したことをした、その結果、事故が生じたわけですね。ということは、原因は故意である、結果...全文を見る
○辻元委員 そうしますと、この裏マニュアルをも逸脱した行為をしていますね、今回の場合は、作業員が。これは故意ですか。
○辻元委員 そうすると、裏マニュアルをつくったことは故意であるという御答弁でしたね。先ほど、裏マニュアルをつくったことは、大臣は、故意であるとおっしゃいました。それで、政務次官は、放射線をまき散らそうと思って作業したわけではないから、その作業員の行為は故意でないとおっしゃったわけ...全文を見る
○辻元委員 そして、その結果、事故が起こったわけですね。関連性があるわけですよね。裏マニュアルがつくられて、それは故意であると。そして、さらに作業員の行為については故意ではないとおっしゃるわけですか。
○辻元委員 そうしますと、今回の事故は、結果そのものは過失であるというようにきのうも答弁いただいているのですが、安全審査の場合はこの過失にも対応すると、ここに、この前のときも、核燃料物質加工事業変更許可申請書、前回もお示しさせていただいたものですけれども、「変更後における加工施設...全文を見る
○辻元委員 私はきょう速記録が上がる時間を待ってということで、速記録は結局上がらなかったのですが、きょうの午前中の十一時ごろまでに、前回に引き続き、安全審査と責任の関係について質問をさせていただきたいということは申し上げておりました。  それで、ただいま速記録が上がりましたので...全文を見る
○辻元委員 そうすると、今の御答弁の、意図的なことも含む過程もあったという中で、もう一度確認させていただきたいのですが、この作業員が行った行為は意図的なプロセスに入るわけですか。どちらでしょうか。
○辻元委員 本質的に意味が違うと。ところが、今回のような事故が起こっていますね。私が新しい罰則規定を設けたらどうかと言うのはそこなんですよ。  今まで設けられた罰則規定というのがありましたけれども、今回のような事態を引き起こしてしまったわけです。ですから、こういう事態がもう二度...全文を見る
○辻元委員 今のは、因果関係がスムーズに流れていくとするならば、安全審査のときに責任があった、問題があったというところからスタートしていれば、これはスムーズに流れていくわけなんです。そこのところでの対応が、今科学技術庁の見解があいまいなもので、だからややこしくなっていると私は思い...全文を見る
○辻元委員 今の御発言の中でも二バッチという言葉がありまして、この間の間宮さんの話の中にもありまして、そこまでぐらいは過失だろうということになっているわけですね。そうすると、今回の行為は何だったのかということになりますね。  その際に、私はやはり科学技術庁が、同じようなことを言...全文を見る
○辻元委員 先ほど申し上げましたように、今も一つの言葉の周りを動いている、そういうことは認識しているんですね。  さてそこで、きょうは事務次官が辞表を出されたということで、どういうお気持ちで出されたのかなと私は思います。先ほど他の委員もこの件について質問していますけれども、私も...全文を見る
○辻元委員 よく言われる、責任をとってやめたということなんでしょうか。
○辻元委員 さてそこで、きょうはたまたまそういう日に当たりましたので、事務次官は新しい体制でと、前へ進めていくためにとおっしゃいましたけれども、お一人がおやめになっても変わらないですね。やはり全体の体制とか体質とかを変えていかなきゃいけない。  私は、責任問題にこだわっています...全文を見る
○辻元委員 私は一人がやめても変わらないと申し上げましたのは、それは、責任という言葉、だれからも出ずにやめられたということを申し上げているんです。やはりそれ以前に、自分たちは責任があって、こういうふうに責任をとるためにやめますとはっきりおっしゃるならよろしいんですけれども。おやめ...全文を見る
11月24日第146回国会 衆議院 科学技術委員会 第5号
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○辻元委員 社会民主党の辻元清美です。  私は、引き続きまして原子力災害対策特別措置法案などにつきまして質疑をさせていただきます。  本日の公聴会でも指摘されました点なのですが、緊急時の初動体制が特に原子力にかかわる事故では大切であるということで、この点についてまず幾つか御質...全文を見る
○辻元委員 そうしますと、これはこの委員会でも多々議論してまいりましたけれども、確認させていただきたいのですが、原子力緊急事態宣言が出される前でも、市町村長が独自の判断で避難勧告などが出せるというように解してよろしいのですね。
○辻元委員 さて、きょう東海村の村上村長から貴重な、体験を踏まえました御意見をいただいた中に、こういうことがございました。  オフサイトセンター、それと現地合同会議、現地対策本部などの現地権限と、運用を補てんできる検討が欲しいという御意見をいただきました。この現地権限というとこ...全文を見る
○辻元委員 確認をさせていただきました。  といいますのも、きょう、東海村の村上村長が、報道陣はヘリコプターで来ているのに、政府は、住田委員もタクシーで行ったというようなこの委員会での御発言もございました。  例えば、初動体制において現地が速やかに動けるというのはなぜ大事かと...全文を見る
○辻元委員 きょうの公聴会の中で、村上村長に私が質問したのです。こういう専門官の方々がいらっしゃって、日ごろ日常活動としてどういう連携をおとりになりたいかというような質問をしましたら、残念ながらその答えが、期待していないという率直なお答えだったのです。  これはやはり、今までの...全文を見る
○辻元委員 そうしますと、ちょっと具体的なことをお伺いしたいのですが、現地対策本部長は想定しますにどういうポジションの方といいますか、これも決めておかないと、事故が起こった、だれが行くのか、政務次官か大臣か、こうなりますので、あらかじめどのポジションの方が行くということを想定して...全文を見る
○辻元委員 それで、最適の人はだれかということになるかと思うのですが、いつ起こるかわからないので、あらかじめ、事故が起こったときには自分が本部長として行く可能性があるという、準備と覚悟というか、二十四時間いつも日常的にやっていただかないと困るわけですね。そのとき任命されて、いきな...全文を見る
○辻元委員 私は、きょう幾つか具体的な提案もさせていただきたいと思って来たのですけれども、自治体の日ごろからの独自判断能力を高めるということにおきまして、もちろん国の方で把握している専門家の方々の力もかりるわけですが、それぞれの都道府県には国立大学があります。そこには原子力関係の...全文を見る
○辻元委員 これで質問を終わります。
○辻元委員 社会民主党の辻元清美です。きょう最後の、トリの質問をさせていただきますので、肉声でぜひお答えいただきたいと思いますが、まず最初に、総理の今回の事故に対する御認識から伺いたいと思うのです。  きょう実は公聴会で、東海村の村長より非常に真剣ないろいろな御発言がございまし...全文を見る
○辻元委員 今の御答弁は、想定外であったということだと思います。  さてもう一点、この村長さんがこういうことをおっしゃいました。今回の事故は不心得なジェー・シー・オーに限った事故なのか、それとも事故の影響が全国に波及し日本の原子力政策の根幹を揺るがしたものなのか、果ては世界の信...全文を見る
○辻元委員 さらに、こういう発言もございました。法の整備もせずにそれを黙視してきた監督官庁の責任も重大である、事業者と政府を信じてきた東海村の村民はどう対応してよいのか、ふんまんやる方ない思いである、お人よしだったのかと村長さんがおっしゃったわけです。そしてさらに、建屋が吹っ飛ぶ...全文を見る
○辻元委員 今、御答弁の中で初めて責任という言葉が出てまいりました。大きな意味で、それはそうですね。国民の生命、財産を守る責任があると思います。私は、大きな意味も小さな意味も今回の事故にはないということで、この大きな意味の中には今回の事故の責任もしっかり入っているというように理解...全文を見る
○辻元委員 私は、今クエスチョンタイムじゃありませんが、私に責任という意味をお聞きになったように一瞬思いましたけれども、この事故について総理みずからが責任がおありになるのかないのか、私にその責任の意味を反問される、問わなければならないという御認識であるならば、私は認識が甘いと思い...全文を見る
○辻元委員 時間が参りましたからこれで終わりたいと思いますけれども、きょうの総理の御答弁の中の、大きな意味での責任という中に総理の心情を察しまして、この質疑を終わらせていただきたいと思います。  以上です。
11月24日第146回国会 衆議院 科学技術委員会公聴会 第1号
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○辻元委員 社会民主党の辻元清美です。  本日は、公述人の皆さん、お越しいただきましてありがとうございます。貴重な御意見を伺いました。  さて、その中で幾つか具体的にお聞きしたいことがあります。  まず、村上村長にお聞きしたいのですが、緊急時だけではなくて日常活動で、運転管...全文を見る
○辻元委員 率直な御意見、どうもありがとうございました。  さて、もう一点、これは能澤公述人と村上公述人にもう一度お伺いしたいんですが、今の事故調査体制なんです。  先ほど、角田公述人の方から第三者機関という御指摘がありまして、私もなるほどなと思いながら聞いておりました。とい...全文を見る
○辻元委員 ありがとうございました。  そうしましたら、角田公述人にお伺いしたいんですが、かつての原子力関係の組織の中での御体験も踏まえられまして、今、内部での議論がこうだったというような実例も挙げて公述いただいたわけなんですけれども、原研とかいろいろありますね。その内部での情...全文を見る
○辻元委員 ありがとうございます。  さて、もう一点村上公述人にお伺いしたいんですが、避難の際の体の不自由な方々に対する措置も、これは十分考慮しなければいけないと思うんです。今回の現状では、目や耳が不自由な方、おひとりで動けない方々の現状はいかがだったか、ちょっとお願いいたしま...全文を見る
○辻元委員 それでは、最後の質問をさせていただきたいんですが、本委員会でも科学技術庁の責任ということを随分たくさんの委員が指摘しております。  といいますのは、この安全審査、そして、結局事故に至るまでの監督不行き届き、それから事故対応ということで、多くの委員が指摘しているところ...全文を見る
○辻元委員 どうもありがとうございました。