辻元清美

つじもときよみ

小選挙区(大阪府第十区)選出
立憲民主党・無所属
当選回数7回

辻元清美の2013年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月07日第183回国会 衆議院 予算委員会 第2号
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○辻元委員 本日、私は、原発・エネルギー政策を中心に安倍総理に質問させていただきたいと思います。  その前に、きょう午前中からずっと委員会がございまして、総理が率直に、前回、総理を辞任されたということで挫折を味わったというお話をされました。実は私も、総理は私より一期というか当選...全文を見る
○辻元委員 今、自民党総裁としてというお話がございました。やはり私たちも政権を担いましたので、そして長く国会におりますので、責任があると思います。ただ一方、やはり自民党が戦後長年政権を担っていたということは否定できません。ですから、そういう観点から、特に前回の安倍政権での原子力政...全文を見る
○辻元委員 実は、前回の安倍政権のときに、地震と津波、今回、福島第一原発の事故の大きな要因になりました、この件に関して重大な指摘がなされていたんです。  これは本会議でも指摘がございましたが、共産党の吉井英勝議員が質問主意書で、まさしく今回の事故、津波やそして地震による全電源喪...全文を見る
○辻元委員 今、長く答弁をいただいたんですけれども、随分前から、これは何回も地震や津波の指摘はありました。そんな中で、今まで経産省の中でも、安全だという報告書を書くというのを電力会社に丸投げをして、電力会社に理由を書かせて経産省が政府の報告書にしていた、こういうことも明らかになっ...全文を見る
○辻元委員 しがらみの話はなかったとおっしゃるんですけれども、私たちは政権を二〇〇九年に皆さんからバトンタッチされて担いました。そのときもずっと、これももう既に明らかになっていることですけれども、電力関係の会社から、自民党はたくさんの関係者から献金をもらっていた。これがゆがめられ...全文を見る
○辻元委員 原子力規制庁にいらっしゃったんですけれども、二十三日に発覚して、二月一日までの間に、原子力規制庁はノーリターンルールでほかに異動させないということで来ているのに、文科省に帰って、規制庁にいないから答弁できない。これは、原子力村の復活と言われても仕方がないんじゃないです...全文を見る
○辻元委員 原電の人たちを呼ぼうということについては、これは自民党さんが拒否されて調わなかったと聞いております。  委員長に申し上げます。引き続き協議をしていただいて、この補正予算の審議中に当事者を呼んでいただき、事実を明らかにしたいと思いますので、御協議をお願いします。
○辻元委員 これは、皆さん、ちょっとしいんとされていますけれども、大きな問題ですよ。政権交代したということで原子力政策がひずめられたら困ると私は思っております。  では次に、エネルギーの政策がどうなっているか、点検をしていきたいと思います。  まず、各党のエネルギーの政策につ...全文を見る
○辻元委員 ですから、この新規着工は認めずという御主張は変えていないという理解でよろしいですか。
○辻元委員 御自身はいかがでしょう。
○辻元委員 確かに、政権に入られたらそういう姿勢になるということはわかりますが、引き続きちょっと点検してまいりたいと思います。  私、すごく公明党の政策はいいと思うんですよ。  これを見ていただきますと、「発電用原子炉四十年運転制限」、これも既に法律にも書かれております、これ...全文を見る
○辻元委員 これは民主党の主張とほぼ同じなんですよ。  民主党も、二〇三〇年までに自然エネルギーを約三割にしよう、そして、書きぶりはちょっと違いますよ、二〇三〇年代に原発ゼロを可能とするよう、要するに、四十年だけれども二〇三〇年には可能とするよう、あらゆる政策資源を投入しようと...全文を見る
○辻元委員 なぜかといいますと、民主党政権で決めた原子力政策を変更するとおっしゃっているからなんですよ。そして、それは無責任であると総理がみずからおっしゃったので。公明党さんは連立政権の中に入っていらっしゃるわけですよ。連立協議があって、さまざまな議論をするでしょう。しかし、それ...全文を見る
○辻元委員 今、私の質問に明確にお答えいただいておりません。  公明党さんも、二〇三〇年に自然エネルギーを三〇%にする。自然エネルギーにしていくということは、これはCO2対策になるわけです。あわせてやっていこうという、同じような御主張をされているわけですね。  そうしたら、さ...全文を見る
○辻元委員 今長々、何基ですかとお聞きしただけなんですけれども、五基なんですよ。この五基も、見ていただきましたらわかるように、これは原子力規制委員会に出していただいた資料をもとにつくっておりますので、見ていただきましたら、色がついているものもございまして、色がついていないのは二基...全文を見る
○辻元委員 一定の方向性というのは、今国会に発送電の分離について実現をする法律を提出すると理解していいんでしょうか。  といいますのも、これは今までもずっと議論がなされてきたテーマなんです。  前の自民党政権のときどうだったかというと、発送電分離については、原子力の推進の弊害...全文を見る
○辻元委員 全体の絵姿を示させていただきますということなんですけれども、先ほどから申し上げておりますように、三年間、再生可能エネルギーと自民党はおっしゃっています。そして、その後、それを入れてか、十年かけて原発・エネルギーの政策をじっくり考えるんだと言っているわけですよ。  特...全文を見る
○辻元委員 今、確かに、問題点を検証するのはそれは大事なんですよ。それはもうさんざんやってきたと思います。実行するかどうかなんです。  特に、福島の第一原発の事故を経験した私たちですよ。エネルギーをどうしていくかというのは、最初に申し上げました経済や産業政策だけではない、今地域...全文を見る
○辻元委員 おっしゃることはわかります、大きなシステムを変えることですから。ただ、私たちが先ほどから何回も申し上げていますように、あの事故を経験した私たちがどういう社会や国の形をこれからつくっていくのか。  私は、例えば産業に与える影響や雇用に与える影響、これも民主党内でも議論...全文を見る
○辻元委員 確かに、総理がおっしゃる低廉なエネルギーというのは今までずっと言われてきたんです。私も、それは必要な一つの考慮材料であると思います。しかし、私たちはそれ以上に大きな変革期を迎えているんじゃないかということを申し上げたかったんです。  原発にしても、一たび事故が起こっ...全文を見る
02月12日第183回国会 衆議院 予算委員会 第4号
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○辻元委員 民主党の辻元清美です。  私は、きょうは、東電による国会事故調査委員会の調査妨害があったのではないかと言われている問題について質問をしたいと思います。  まず、総理にお伺いします。  総理は、午前中の御答弁の中で、原発の事故のことを問われまして、自民党自身、安全...全文を見る
○辻元委員 それでは、きょうは東京電力の廣瀬社長に参考人でお越しいただいておりますので、廣瀬社長に質問をいたしたいと思います。  今回、この問題、単に東電の担当者が説明を間違えたという問題だけではなく、それだけでしたらこんな大きな問題にならないと思います。各社、社説にも書きまし...全文を見る
○辻元委員 ちょっと私の質問と趣旨の違う御答弁だったと私は思います。  この背後の問題には、二つの大きな問題があると思います。  一つは、国会の事故調査委員会という非常に重い調査の妨害があったのではないかという点が一点目です。  国会の事故調査委員会は、このように言われてお...全文を見る
○辻元委員 今、再調査をする場合の協力ということをはっきりおっしゃったと私は認識いたしました。  これはまた後で質問いたしますが、それでは、ちょっと事実関係を簡単に聞いていきたいと思います。  一枚目のパネルをお願いします。  実は、皆さん、これを見ていただきたいと思います...全文を見る
○辻元委員 そういう方が、既に照明もついている現場の調査に行きたいと言ったときに、現場は一体どういう状態になっているのかということも調べずに、真っ暗ですよというような説明を果たしてするんでしょうか。  次のパネルをお願いします。  こういうものが出てまいりました。これは、東京...全文を見る
○辻元委員 そうしたら、もう一つお伺いしたいんですが、先ほどの御答弁で、この人は調査の窓口であるというようにおっしゃいました。  去年、二月の二十八日に、国会事故調は調査に行きたいと。事故から一年はたっておりません。調査に入りたいと。その依頼は、二月の二十八日より以前にしている...全文を見る
○辻元委員 という御答弁、社長みずからしていいんでしょうか。  東京電力というのは、国会事故調からの調査依頼をしっかりと検討もせず、担当窓口だけに任せていたという御認識ですか。そしてさらには、その担当窓口の方が、東電みずからが建屋をつくっているということも知らないような人が、今...全文を見る
○辻元委員 これは皆さん、国会として重大な問題だと思いませんか。東京電力の、私、信頼回復してほしいと思って今質問しているんですよ。今まで、ひび割れを何年間も隠していたとか、それも福島第一原発の一号機でですよ、そういうこともあったんですよ。同じじゃないですか、それは。  そして、...全文を見る
○辻元委員 それはしっかりと国会事故調へのヒアリングもするべきだと思います。  これは委員長、私、委員長もそうだと思いますが、そんな窓口だけで対応していたというのは考えられないと思います。こういう、外部の人を入れる、そして調査を受けるかどうかは、廣瀬社長にお伺いしますけれども、...全文を見る
○辻元委員 廣瀬さんが、今、社長でいらっしゃって、こういうような問題を自分の決裁まで仰がずに、今だったらですよ、もしも東電の調査と国会事故調の調査が違ったとしたら、社長だったら、誰が入れたんだ、いつ決めたんだと普通言うでしょう。ですから、廣瀬さん、社長として、現時点で、こういうよ...全文を見る
○辻元委員 今、社長が関与すべき問題だとおっしゃいました。  ということは、この前も同じように、社長や会長まで決裁が上がっていたんじゃないかというように私は思いますが、その点についても調査をしっかりされますか。
○辻元委員 委員長、この企画部部長本人と、それから、調査を申し出た事故調の当該委員を参考人に来ていただきまして、引き続き、詳しく当事者のお話を伺いたいと思いますので、御検討をお願いしたいと思います。
○辻元委員 そして、一点、規制委員会委員長にきょうお越しいただいておりますが、いらっしゃいますでしょうか。  今、このように疑念を持たれております。そして、今、東電しか中に入って事件の調査をしておりません。その東電みずからが、今御答弁いただいているような調子なんですよ。  委...全文を見る
○辻元委員 調査に取り組んでいただけるということで、引き続き、参考人を呼んで、これは福島の皆さんが一番原因を知りたいと思うんです。東電の現場で命がけで働いた人たちもいらっしゃるわけです。その人たちの名誉のためにも、しっかり原因を究明していただきたいと思います。  きょうは二十五...全文を見る
03月08日第183回国会 衆議院 予算委員会 第10号
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○辻元委員 皆様、おはようございます。民主党・無所属クラブの辻元清美です。  私は、本日、総理及び安倍内閣の歴史認識の問題について質問をさせていただきたいと思います。  それに先立ちまして、総理に一言申し上げたいことがございます。憲法の問題なんです。  総理、前安倍政権のと...全文を見る
○辻元委員 総理は昨日、関係諸国との連携を緊密になさりたいというコメントを出されております。  日本、韓国、アメリカはもとより、中国も大きな一つの、北朝鮮に対する影響力の行使ということで重要な国になるかと思いますが、それらの国との連携、どのようにお考えでしょうか。
○辻元委員 今、各国との連携ということで、アジアそしてアメリカ、重要な連携。そのためにも、私はきょう歴史認識ということをテーマにと申し上げましたけれども、この歴史認識の問題、総理は、いたずらに政治問題、外交問題化させるべきではないとおっしゃってまいりました。  なぜこの問題が取...全文を見る
○辻元委員 前回の二月の予算委員会で、総理はこうおっしゃっています。日本と韓国の外交問題に発展していくことにつながるとおっしゃっているんですよ、答弁で。  私は、もちろん韓国とも外交問題に発展すると思いますけれども、総理が一番気になさっているのはアメリカではないかと思っておりま...全文を見る
○辻元委員 これはアメリカでの動きですが、先日、外務大臣は、一月十三日にオーストラリアに行っていらっしゃいます。このとき、日豪外相会談がございました。この記者会見でも、イギリスの記者の質問に対して、ボブ・カー外相が慰安婦問題に触れて、河野談話の再検討は誰の利益にもならないと指摘さ...全文を見る
○辻元委員 この質問をしたのはイギリスの記者だそうです。ですから、アジアとの関係もそうなんですが、ヨーロッパや豪州、アメリカでも、これはことしになってからの動きですから、非常に懸念が広がっている。  さて、そこで官房長官、かつて、前安倍政権の官房長官は塩崎さんでした。塩崎さんは...全文を見る
○辻元委員 塩崎さんの答弁は踏襲しているかと聞いているんです。
○辻元委員 ここで、資料の中に強制性を示すものがなかったというところが焦点になっております。  それで、一部、資料を御紹介したいと思います。  ここに本があるんですけれども、「終りなき海軍 若い世代へ 伝えたい残したい」、これはアメリカの下院で問題になった書物で、この中の、中...全文を見る
○辻元委員 そうしましたら、今皆さんにお配りしている資料を見てください。これは答弁書をつけてございます。  この右側を見ていただきたいんですが、オレンジの傍線を引いてあるところ、同日の調査の発表までに政府が発見した資料の中には、軍や官憲によるいわゆる強制連行を直接示すような記述...全文を見る
○辻元委員 ですから、同じですかと聞いているんですよ。どうぞ、官房長官。委員長、ちゃんと答えさせてください。官房長官、同じですかと聞いていますよ。
○辻元委員 歴代の内閣が言っていることと同じことを、たまたまと言ったらあれですが、私が質問主意書を出して、同じ答弁を質問主意書への答弁で来て、質問主意書への答弁は閣議決定しないと出せませんので、その閣議決定をもとに、何か歴史家に話を聞くとかおっしゃっていますね。  ということは...全文を見る
○辻元委員 それが通用しますかね。  要するに、河野官房長官談話を出した前提を、歴代の内閣は同じように答弁してきたんですよ。強制的に集めるとか、通達を、強制的に出せとかはないけれども、証言や総合的に資料を考えて河野官房長官談話を出しましたという。  総理にお伺いします。  ...全文を見る
○辻元委員 私はなぜ憲法のことを申し上げたかといいますと、総理は昨日の答弁で、選挙制度の質問を受けたときに、私は行政府の長ですから、それは国会の問題ですというような趣旨の答弁をされたからですよ。使い分けないでください。  そして、続きを申し上げたいと思います。  総理は、今、...全文を見る
○辻元委員 実は、ないんです。  安倍政権になって、前回、初めて日本に対して欧米からも非難の決議が出たんですよ。そして、今も、アメリカの議員が佐々江大使のところに行ったりしているんです。  ですから、総理、先ほど見直しをするような含みのある発言をされましたけれども、歴代言って...全文を見る
○辻元委員 総理自身が、不名誉を孫の代までに回復したいと言いながら、世界に不名誉をあちこちつくっているというようにもとられかねないということを指摘させていただいて、私は、外交問題としてこれは本当に深刻になるという懸念を表明して……
○辻元委員 特に、日、米、韓、中国などと、北朝鮮の問題をめぐってしっかりと対応しなければいけないときに、懸念を申し上げて、終わります。
04月05日第183回国会 衆議院 予算委員会 第19号
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○辻元委員 民主党の辻元清美です。  先ほどからお話が出ておりますように、二日前の四月三日に福島で地方公聴会がございました。私も参加いたしましたけれども、多くの現地の皆様から非常に深刻なお話を承りました。  それらの皆様の声も受けまして、きょうは、まず最初に、先ほども出ました...全文を見る
○辻元委員 反省、この前もお呼びしたときに、さまざまな点について反省をおっしゃったわけですが、形にしていただきたいんですね。  それでは次に、ヒューマンエラーということ、説明に行く職員の人たちの対応。それからもう一つ、大きなことは、この福島第一原発の中で働いている作業員の人たち...全文を見る
○辻元委員 アンケートから半年たっているわけですが、偽装請負はあったんですか、なかったんですか。
○辻元委員 今、この福島第一原発の作業員の皆さんがさまざまな証言をされ始めております。  これは総理に聞いていただきたいんですけれども、通常の自然な状態であれば一年半かかる線量を一日で被曝とか、作業に手なれたベテランほど被曝して現場に出られなくなるとか、入ってくる人は未経験の若...全文を見る
○辻元委員 八千円ですので、失礼いたしました。  新聞等でと。  私は、これは、廃炉に向けて、そして、先ほど申し上げましたように、今まだネズミ一匹で配電盤がとまるというような事態で、この働く人たちの環境というのは非常に大事だと思っております。  茂木大臣にお伺いしたいんです...全文を見る
○辻元委員 お答えは、きれいにお答えいただいたんですが、既に昨年からアンケートの調査も出ていますので、もう一度、今、システムとおっしゃいましたよね。これは下請の問題なんですよ。こういうことも含めて、これは今後の廃炉にとっては非常に重要だと思いますので、そういうことも含めて調査をし...全文を見る
○辻元委員 しっかり報告をしていただきたいというように思います。  東電の社長にもお伺いします。  下請が何次まであるのかわからぬ、九次、十次あるんじゃないかという話も出ています。それから、途中で賃金が中抜けさせられていく、お話を聞いたことがあると思うんですよ。  これは、...全文を見る
○辻元委員 これは、今後の福島第一原発の事故対応にとって非常に重要な点なんですね。茂木大臣、細かくやってください。私、いろいろ細野大臣が民主党政権時代にやってきたことを近くで見ておりまして、この労働者の働く状況について、私どもは物すごく気にしてきたんです。ですから、細かくやってい...全文を見る
○辻元委員 もうちょっと何か思いを込めていただきたい。なぜかといいますと、先ほどの答弁もそうなんですけれども、ちょっと私、総理がこの事故の実態に対して認識が甘いんじゃないかと。  といいますのも、先ほど、三月十八日に新たなトラブルがあったと申し上げました。その三日前にこういう発...全文を見る
○辻元委員 それでは、総理もおっしゃっていますが、安全性を高めていくことが重要だと思います。総理は、「妥協することなく、安全性を高める新たな安全文化をつくり上げます。その上で、安全が確認された原発は再稼働します。」というようにも施政方針でおっしゃいました。  ちょっと具体的に伺...全文を見る
○辻元委員 そうしますと、総理にお伺いします。  総理は、安全が確認された原発は再稼働とおっしゃっていますので、今、規制委員会委員長は、活断層の上にある原発は安全性の確認ができないという御答弁でしたので、活断層の上にあると認定されたものは再稼働はさせないということでよろしいです...全文を見る
○辻元委員 ですから、その手順はわかるんですが、今、規制委員長が活断層の上に建っているものは安全と認められないということですから、これは政府としても再稼働させないということでよろしいんですね、総理。
○辻元委員 総合的に判断するのではなく、今もう、規制委員会委員長が、活断層の上に建っている原発建屋については安全性が認められないとはっきり言った、そして、安全性が認められないということは、再稼働させないんだなと聞いているわけです。いかがですか。
○辻元委員 個々のどこの原発と言っているわけではないわけですよ。  茂木大臣は、福島第一原発の事故を受けまして、いかなる事情よりも安全を重視する、そして、その安全については独立した原子力委員会においてその判断を行うと。  だから、原子力規制委員会委員長が、活断層の上にある原発...全文を見る
○辻元委員 もう既に、例えば規制委員長の私案というものも出ておりまして、その私案にも……(発言する者あり)違う違う。今は、この新安全基準じゃないですよ。別の案件。例えば大飯の原発をどうするか。七月で一旦とめて検査をするのか、九月の定期点検まで動かすのかとか、実際もう動いているわけ...全文を見る
○辻元委員 それは、例えば具体的にはどんなときでしょう。何か報道などによりますと、テロとか今回の津波、今回の福島第一原発では機能しなくなったわけですけれども、ああいう事態ですか、具体的に答えてください。
○辻元委員 そうすると、委員長、お聞きしますが、この第二制御室、すごく重要ですよ。福島みたいな事態と今おっしゃいました。  そうすると、五年間、これはつくるのを猶予する、期間をですね。七月に新規制基準をつくって、そして審査に入りますが、五年間猶予するというように今議論されている...全文を見る
○辻元委員 委員長、しっかりしてくださいよ。私たちのときに、委員長を選ぶか選ばないか、民主党政権でした、賛否両論あって、しかし、きちんとやってくれるだろうと。  今、テロは想定していないともおっしゃいましたね。そんなことを委員長としておっしゃっていいんでしょうか。  それと、...全文を見る
○辻元委員 今はっきりおっしゃいましたね。委員長、意見を変えないでほしいんですね。  というのは、この前、大飯の問題も、経済性とか社会的事案に関係なく、七月に、一旦とめて、検査するんだと。しかし、先日、私案というものをお出しになって、いや、これは九月の定期点検まで動かし続けるん...全文を見る
○辻元委員 だからこそ言っているんですよ。前政権も、反省することも、そして厳しくやったこともあるんですよ。経験したからこそ、今申し上げているわけです。  そして、今、低廉、安い電力が必要、これは私もそう思います、産業政策。しかし、福島以後は、いつも安倍政権の閣僚及び総理は、安い...全文を見る
○辻元委員 今、できないことは言わないとおっしゃったんですが、私はなぜこれを取り上げたかというと、自然エネルギーのことはもうわかっているんですが、核融合だけ、いきなり総理がおっしゃったんですよ。これは、もしもITERのことを指していらっしゃるとすれば、既に予算が七百億円、これが二...全文を見る
○辻元委員 本日は、お話をお伺いする有意義な時間をとっていただきまして、まず心から感謝申し上げたいと思います。ありがとうございます。  早速、幾つか皆様にお聞きしたいと思います。  まず、市長にお伺いしたいんですけれども、先ほど、ちょっと文科省の方に行って聞いたらとか、いろい...全文を見る
○辻元委員 なるほど。  そうしますと、国の場合、予算のつけ方とかいろいろあって、これはこっち、あれはこっちというふうになるのをできるだけ避けようということでワンストップでということだったわけですけれども、まだ現状、若干、縦割りといいますか、これによっては本省に行かなきゃいけな...全文を見る
○辻元委員 ありがとうございます。  町長にお伺いしたいんですけれども、先ほど、除染の問題で、特に今、除染の基準の見直しが必要じゃないかというような議論が出てきております。  一ミリシーベルト、私も、これは子供たちなどにとっては非常に重要な分かれ目の基準だ、大事にしなきゃいけ...全文を見る
○辻元委員 ありがとうございます。  そうしましたら、市長と町長にお伺いしたいんですけれども、先日、福島第一原発で、配電盤のふぐあいによるトラブルが起きました。先ほどもお話に出ましたけれども、これが復旧できなければ、特に四号機の温度が上がっていきますと、大きな事故につながりかね...全文を見る
○辻元委員 ありがとうございます。  それでは、小野会頭、風評被害の話が先ほど出ましたが、深刻だと思うんですけれども、その実態をもう少し詳しくお聞かせ願えますでしょうか。
○辻元委員 ありがとうございました。  伊東さんにもお聞きしたかったんですが、私の持ち時間が来ましたので、また別の機会にもよろしくお願いしたいと思います。  ありがとうございました。
04月12日第183回国会 衆議院 予算委員会第七分科会 第1号
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○辻元分科員 本日は、予算委員会の集中審議等に引き続きまして、原発、エネルギーの政策について質問をいたしたいと思います。  原子力規制委員長、おかけになっていただきまして、まず規制委員長に質問をしたいと思っております。  この間、先日の集中審議でも、国会事故調に対しての東電の...全文を見る
○辻元分科員 今、見解の違いも含めて今後しっかりやっていただくということで、外部有識者を入れてというお話でした。このメンバーについてお伺いしたいと思います。  といいますのも、さまざまな見解にある意味中立でというか、予断を持たずに今後しっかり点検をしてもらわなければならないです...全文を見る
○辻元分科員 わかりました。  今の資金提供のことは、前政権のときもかなりいろいろ、基準を決めなきゃということで三年間に決めたというのは承知しているんですが、一部報道で、かなり多額の資金提供があったと。これが三年以内なのかどうかということはありますけれども、それ以前に、二〇〇六...全文を見る
○辻元分科員 そうしたら、先ほど、公正中立な立場でと、特に今、国会事故調の報告書、先日の予算委員会の集中審議でも前の田中事故調委員が来られましたけれども、この事故の原因について津波なのか地震なのか、これは国民も大きな疑問を持っているわけです。その一方の国会事故調の報告書に対して、...全文を見る
○辻元分科員 ちょっとしつこいようなんですけれども、なぜこれをずっと言うかといいますと、規制委員会を立ち上げるとき、超党派で議論した折に、一つのポイントは、やはり過去の姿勢。しかし、田中委員長に対しても先日も申し上げましたが、さまざまな御意見がございまして、しかし、やはり過去の原...全文を見る
○辻元分科員 私、これをあえて取り上げさせていただいたのは、過去の発言もしっかり点検した上で田中委員長としてどういう御判断をされるのかわかりませんけれども、一回選んでいらっしゃるので、なかなかそれをまたかえるというのは難しいかもしれません。それもわかりますよ。  しかし、これか...全文を見る
○辻元分科員 去年も何とか乗り切りました。  これはもうきのう、おとといぐらいから報道されていますけれども、国民の皆さんも節電を頑張った、そして企業の皆さんも、苦しい、最初は節電かなんなあと思っていたけれども、節電してみたら、かえってコストダウンにつながってよかったというような...全文を見る
○辻元分科員 今みたいな御答弁は、ずっともう何回もされているので承知しているんです。  そうすると、三年間自然エネルギーを頑張りますよね、それで自然エネルギーはふえていく。そして節電もさらに進んでいくと思いますよ。そのときに原発との関係がどうなるのかと言っているわけです。なぜか...全文を見る
○辻元分科員 先日から、テロ対策について田中委員長は、それは別のところで検討するというような御答弁もされてまいりました。  これ、茂木さん、再処理をどうするかということもこれから大きな課題になってきて、私はもう無理だと実は思っております。「もんじゅ」も、やはりもうこれは断念せざ...全文を見る
○辻元分科員 はい、わかりました。  もう一つ、人口減少社会に入ります。電力の必要な量というのもダウンサイジングですよ。それで、多分これから、二〇五〇年になったら人口が減るという統計も出ています、少子化対策もしますけれども。節電の技術も進んでいくと思うし、意識が変わってくる中で...全文を見る
04月15日第183回国会 衆議院 予算委員会第一分科会 第2号
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○辻元分科員 辻元清美です。  きょうは、防衛大臣、よろしくお願いいたします。  私は、本日、海外の邦人保護を強化する自衛隊法改正などの検討状況について、特に車両による陸上輸送を認める方向で御検討なさっているという話を伺いまして、それについて質問したいと思います。  といい...全文を見る
○辻元分科員 そうしますと、想定される事態というのは、先般一月のアルジェリアでの大きな事件がございましたけれども、ああいう場合を想定して、そのときに被害者やそれから関係者を相手国の陸上まで自衛隊が迎えに行くというか、車両で移送を手伝うのか、それとも主体的に移送するのかわかりません...全文を見る
○辻元分科員 その際に相手国の同意というものが必要になるかと思うんですが、それは、相手国の同意をとって活動をするという理解でよろしいでしょうか。
○辻元分科員 その際に、過去の事例で、諸外国の、日本の場合は自衛隊、外国の場合は軍隊ということになるかと思いますが、同じような機能をもちろん有しております。外国の軍隊が他国で自分の国の人たちを救助する、陸上に入っていくというのは実はそう容易なことではなくて、この間のアルジェリアの...全文を見る
○辻元分科員 といいますのも、例えば、こんなことはあってはならないわけですが、もしも日本で大きなテロがあって外国人が巻き込まれた場合、日本の国家としても、主権国家として、その国の武器を携帯した軍隊、軍隊というか軍人が移動を手伝いたいといっても、普通は、それは日本できっちりやります...全文を見る
○辻元分科員 そのポイントは、やはり他国の軍事組織に属する者が武器を持っていくというところが一つあると思う。  オーストラリアの場合は武器は置くんです。警備はその国の政府の責任でやっていただくということで、武器を置いてカンボジアなどでは活動するというふうになったと私は聞いており...全文を見る
○辻元分科員 そうすると、その輸送の安全はその当事国が責任を持って行うという理解でいいですか。
○辻元分科員 外務省からの要請で対応していく、外務省というか外務大臣からの要請と。  ということは、例えば仮に何か大きな問題が起こったときに、今回は自衛隊を陸上に派遣するかどうか、決めるのは外務大臣ということになるんですか。自衛隊に要請ということですから、今回の案件はそうしよう...全文を見る
○辻元分科員 いろいろなNGOの人たちの話を申し上げましたけれども、私、一年生のときから安保委員会に所属をしておりまして、いろいろな紛争地の議論も歴代の防衛大臣と続けてまいりました。  そこでも何回か申し上げたことなんですけれども、私自身、まだポル・ポト派がいるというカンボジア...全文を見る
○辻元分科員 そうすると、安全が確保されたところということになれば、なぜ自衛隊が行くのかという話になっていくんですね。政府の職員として行くという認識なのかもしれませんけれども、ちょっとそれはまた後に置きまして、それで、もう一点、対象者なんです。  今回の、日揮で働く関係者の皆さ...全文を見る
○辻元分科員 最終的には政府全体としての重い判断になるかと思うんですけれども、私が今申し上げたように、線引きが難しい時代に入っております。  どこが危険地帯になるかというのがなかなかはかり知れないのがテロなんですね。企業もちゃんと防衛をやらなければいけないというのが、この間の日...全文を見る
○辻元分科員 ぜひ防衛大臣としてもお聞きになった方がいいと思いますので、御検討をお願いいたしまして、質問を終わります。  ありがとうございました。
04月24日第183回国会 衆議院 法務委員会 第10号
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○辻元委員 民主党の辻元清美です。おはようございます。  本日は、ハーグ条約の実施に関する法律案に関する質問、特に運用面につきまして質問をさせていただきたいと思います。  先日から、そして先ほどの泉議員もそうですが、DVの問題、これは国際的に、日本人の女性に対する他の外国での...全文を見る
○辻元委員 もう一つ、今専門家というお話があったんですけれども、いろいろ各国の事情などを調べてみますと、在外公館がその国のDVなどに詳しい弁護士と委託契約をするとか、かなりきめ細かに踏み込んでいるところもあるようなんですが、そういうことは政府としてはお考えになっているんでしょうか...全文を見る
○辻元委員 そういうその国の専門家なり外部との協力ということと、それから、在外公館のスタッフの専門性を高める教育。これは、私、先ほど申し上げました、ハーグ条約プロジェクトというのを米国の専門家たちが立ち上げて、そして、米国立司法研究所に、アメリカ人の女性の被害についての対応などの...全文を見る
○辻元委員 そうしますと、連れ去りが起こる前に相談を受けたりすると、在外公館もその邦人の情報をかなり持つことになるかと思うんです。いつ相談が来た、そして、どこに照会をした結果こうだったとか、病院からこういうような証明書があるんですけれどもという相談を受けたり。  仮に、その邦人...全文を見る
○辻元委員 どちらにいたしましても、その当事者にとっては人生を左右する案件で、それぞれのもとの居住国の在外公館の情報収集能力というか、それから寄り添う姿勢みたいなものが、そしていざこのハーグ条約によって、仮に連れ去って、もとの居住国での裁判などになった場合も非常に大きな役割を果た...全文を見る
○辻元委員 日本は、これはどういう経過でこういう措置をつくったんでしょうか。
○辻元委員 先ほどの質問の中にも、第二の連れ去りという言葉もございましたように、一旦、一方の親と、女性の場合が多いと思いますけれども、戻り、そしてもう一度、もと住んでいた国に帰るということの子に及ぼす影響というところは、十分配慮がなされるようにということで、先日からも、慎重な対応...全文を見る
○辻元委員 いろいろな子供たちのケアは必要なんですけれども、非常に複雑だと思うんですよね。ですから、そこはちょっと厚労省も入れて、しっかり対応していただくよう検討してください。  それからもう一つ、この代替執行の執行マニュアルというものをつくっていくというような御答弁が先日の法...全文を見る
○辻元委員 その際、日本でも、このDVや児童虐待について、政府での取り組みも少しずつ認識され、進んできたわけですけれども、もともとは、やはり民間のいわゆるNPOなどがいろいろな支援を始める中で、私たちも当時、児童虐待に関する法律をつくろうという運動が盛り上がっていったケースがあり...全文を見る
○辻元委員 このDVの問題などは、国内でもまだまだ対策が必要で、そして、日本の在外公館も、今までも十分な対応ができていたかというと、決してそうではない、難しい部分だと思うんですね。  ですから、今度、ハーグ条約ということになりますので、さらに在外公館の役割が重要になるかと思いま...全文を見る
05月10日第183回国会 衆議院 法務委員会 第12号
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○辻元委員 谷垣法務大臣、きょうは、どうぞよろしくお願いいたします。  特に、今、憲法の議論が各所で行われておりますけれども、法務大臣でいらっしゃいまして、法の支配の重要性ということを大変強く強調していらっしゃいますし、大臣の憲法観であったり、立憲主義とは一体どういうものである...全文を見る
○辻元委員 私も同じように捉えておりまして、憲法を最高規範として国家権力を制限する、その範囲の中で、例えば私たちはさまざまな法律などをつくるわけですが、この制限の範囲を超えた法律などをつくると、これは違憲であるということで成立させることはできない。非常に重要な基本原理だと私は思っ...全文を見る
○辻元委員 私は、法務大臣として、やはりこれは立憲主義から逸脱するのではないかとはっきりおっしゃった方がいいと思うんです。  というのは、要するに、憲法によって権力を制限される側が憲法の廃止を宣言するというのは、これは立憲主義否定につながり、こういうことをさせないために憲法があ...全文を見る
○辻元委員 私は大臣の御認識とほぼ同じ認識です。  ただ、やはり一党の公党の党首が、私から見れば立憲主義をわきまえていらっしゃらない発言が堂々とあり、その党や、自由民主党、安倍さんが今、谷垣大臣がおっしゃった考えと同じなのかどうかわかりませんけれども、日本維新の会の石原さんはそ...全文を見る
○辻元委員 もう一回お聞きしたいんですが、現行憲法にさまざま問題があるのでこの案をおつくりになったと思うんですが、大臣は当時総裁としておまとめになって、現行憲法よりも自民党の憲法案の方がよいということで発表されたという認識でよろしいですか。
○辻元委員 そうしましたら、次に、ちょっと話題を移したいんですが、人権への御認識です。  これは、法務省設置法の四条にも人権擁護に関するさまざまな規定がございます。ここで言う人権というのは、例えば世界人権宣言などでも言われている国際的な共通の普遍的価値としての人権を、法務大臣と...全文を見る
○辻元委員 その基本的な認識というところで、よく言われていますのは、人間は生まれながらにして自由、平等で、平和を追求する権利を持つとか、人間は生まれながらにして天から人権が与えられている、いわゆる天賦人権説というものが基本になってこの世界人権宣言などがつくられてきたと思いますが、...全文を見る
○辻元委員 そうしましたら、自民党の改憲案で、ここにその改憲案を説明しているQアンドAというのがございます。  この中で、「人権規定も、我が国の歴史、文化、伝統を踏まえたものであることも必要だと考えます。現行憲法の規定の中には、西欧の天賦人権説に基づいて規定されていると思われる...全文を見る
○辻元委員 私も、人権については、今、グローバルスタンダードとおっしゃいましたけれども、国際的に、人権状況が悪いところに対しては、民間であればアムネスティであり、国連なども含めて、人権問題を取り上げるぞ、ちゃんと改めろということを言うわけで、私は自民党の、伝統、文化を踏まえたもの...全文を見る
○辻元委員 そのアレルギーが強過ぎた総裁のもとでまとめられたものであるから、例えば、表現の自由の二十一条、どうなっているかというと、「公益及び公の秩序を害することを目的とした活動を行い、並びにそれを目的として結社をすることは、認められない。」ということを表現の自由のところに、集会...全文を見る
○辻元委員 今、悩ましいというところに、ちょっと本当に苦悩が出ているように思いましたけれども、それは法律で対応するということだと思います。立憲主義の観点でいえば、どんな権力者が出ても、人権を擁護する、そして縛りをかけるということなんです。違いますか。
○辻元委員 ところが、憲法の中に、公益及び公の秩序を害することを目的とした活動並びにそれを目的として結社することは認められないと自民党の草案の中に入れていらっしゃるから……(谷垣国務大臣「どこどこ」と呼ぶ)入れていますよ。これ、今、大問題になっていますよ。(谷垣国務大臣「どこです...全文を見る
○辻元委員 これは、大臣が最初に、立憲主義とは権力を縛るというような趣旨の御発言をされて、私は、権力に刀を渡すことにつながりかねない、そういうことを規制をかけるのが憲法ですよ。  それで、この自民党の草案によれば、現行憲法の九十九条のいわゆる憲法尊重擁護義務、これは自民党の案に...全文を見る
○辻元委員 これは、育てていこうというものではございません。これにかかっているのはどういうことかというと、例えば、先ほどから出ておりますように、公益及び公の秩序に反したら結社は認めない、これも国から国民への命令ですよ。そして、例えば国旗・国歌の尊重義務、これはロシアや中国ですら入...全文を見る
05月16日第183回国会 衆議院 憲法審査会 第9号
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○辻元委員 辻元清美です。  まず最初に、九十九条について意見を申し上げたいと思います。  私は、近代立憲主義の主流は、やはり憲法は権力者を縛る最高規範であるというものであり、国民に憲法を尊重させる義務というものは入れるべきではない、この主流からの離脱を意味すると考えます。 ...全文を見る
○辻元委員 前文について申し上げたいんですが、その前に、先ほどの自席を離れているときに、九十九条についての私の発言に反論が出たということで、ちょっと補足をさせていただきたいと思います。  先ほどから、総理大臣が改憲について言及することや、改憲の議連に名を連ねることや、そして、公...全文を見る
○辻元委員 先ほど、私の発言について何名かの方から御意見がございましたので、意見を申し上げたいと思います。  先ほど土屋委員が、前文等に価値や伝統などが入っている国々があるということで御紹介いただいたことは、私も承知しております、中国もイスラム諸国も。これは、大分早くに調査室等...全文を見る
05月23日第183回国会 衆議院 憲法審査会 第10号
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○辻元委員 緊急事態関連を憲法に入れるかどうかを検討するに当たりまして、特に、東日本大震災がございましたので、その現場から、何が一体できなかったのかということをまず検証することが必要だと思っております。  私は、東日本大震災発災二日後から、総理大臣補佐官として被災地の支援に当た...全文を見る
○辻元委員 今、中谷幹事からの御発言がございましたので、その意見に対して申し上げたいと思います。  今、中谷幹事は機長の御発言もされたんですけれども、具体的に挙げられた最初の事例、私権の制限が必要な根拠というのは、私はいささか希薄ではないかというように思います。  今回、自衛...全文を見る
05月29日第183回国会 衆議院 法務委員会 第15号
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○辻元委員 おはようございます。辻元清美です。  一カ月ほど前、ハーグ条約関連法案の審議をいたしまして、今後運用面でということでさまざまな問題点が指摘されました。きょうは、そこで余り出ていなかった点について一つ質問をしたいと思いますことと、それから、後半で時間がありましたら、前...全文を見る
○辻元委員 外国籍の女性と日本国籍の男性の場合の結婚で、子の連れ去りが把握し切れていないけれども、増加する可能性もある。これは、その外国籍の女性の悲劇であるだけじゃなく、日本国籍の男性にとりましても悲劇になるわけですから、未然に、国内で起こっていることを、DVなどの対応をきちんと...全文を見る
○辻元委員 DVの被害の対応というのは、日本人、同じような文化、伝統の中で過ごし、言葉も日本語の日本人の対応でも非常に難しくて、つい先日からも、ストーカーであったり、さまざまな事件も生じておりまして、外国人への対応というのはさらにセンシティブで難しいと思うんですね。  ここはや...全文を見る
○辻元委員 今、前向きな御答弁をいただいたと理解するわけですが、先ほど認定は七十八件というのは、非常にまだ氷山の一角で、少ない数だと思うんですね。ですから、これはやはり、今おっしゃった多言語であったり、それからDVの被害に遭っている人たちが在留資格を取り消されるんじゃないかという...全文を見る
○辻元委員 その際に、連携が非常に大事だと思うんですね。  先ほどから、入管及び警察の担当官の方から御報告をいただきましたけれども、入管に届けられているのは七十八件しかないわけですよ。日本人の女性が諸外国から連れ去って帰ってきている場合と同じぐらい起こっているという話がありまし...全文を見る
○辻元委員 今、特に入管法の運用について前向きな御答弁をいただいたと思いますので、どうぞよろしくお願いしたいと思います。  さて、残りの時間で、前回の続きです。  それで、前回は、立憲主義への御認識、そして、公共の福祉を自民党の改正草案では公益及び公の秩序と変えていらっしゃる...全文を見る
○辻元委員 法務大臣として寡黙であればいい、寡黙の方がいいというのは非常に高い御見識だと私は思っております。  なぜかといいますと、この前も申し上げたわけですよ。総理大臣が本会議場で、憲法の特定の条項、それも改正の手続という九十六条の改正を目指しますというようなことを堂々とおっ...全文を見る
○辻元委員 いや、これは大臣が今、世界人権宣言をお出しになったので、私の認識とちょっと違うなということで指摘を申し上げたわけで、法務大臣として世界人権宣言における家族のこの規定はしっかり理解していただかないと、もしも助け合わなければいけないというベクトルで世界人権宣言のこの条項、...全文を見る
○辻元委員 そうなんですよ。  それで、もう一点、時間もありますので指摘させていただきたいんですけれども、いろいろなことをおっしゃっていて、前回、自民党は自主憲法制定というのがずっと党是であるということで、大臣の答弁に、「一番の問題は、当時、日本は要するに被占領国であった、主権...全文を見る
○辻元委員 終わります。
06月03日第183回国会 衆議院 決算行政監視委員会 第4号
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○辻元委員 辻元清美です。  きょうは、決算行政監視ということで、私は、行政監視という立場から、この数日、週末からもまた慰安婦問題について国際的に議論が出ておりますので、行政の答弁などの継続性ということを再点検させていただきたいと思っております。  といいますのは、先週の金曜...全文を見る
○辻元委員 ということで、ブッシュ大統領との会談でもやはりこの問題を取り上げたということなんですよ、官房長官。官房長官も記者会見で、これははっきり言えば間違いだったということをお認めになったと思います。外と中での言うことを変えたら、ダブルスタンダードだと思われるわけですよね。 ...全文を見る
○辻元委員 今問いましたのは、ちょっと改めて問いますが、これは歴代の内閣の立場ということですから、村山談話や河野談話を踏襲しての御認識での発言ということでよろしいでしょうか。防衛大臣としての発言です。
○辻元委員 これまでの歴代内閣の考えを引き継ぐということですが、官房長官に改めてこの場でお聞きしておきます。  村山談話は継承されているという理解でよろしいですね。
○辻元委員 河野官房長官談話は引き継いでいるという認識でよろしいですね。  いつもこれを聞きますと、慰安婦の方の辛酸に同情するとかいろいろおっしゃるんですが、大分問題になっておりますので、引き継ぐのであれば引き継ぐとはっきりおっしゃっていただきたいと思います。
○辻元委員 その閣議決定というのは、私が質問主意書として提出したものに対する答弁書でよろしいですか。
○辻元委員 これは私、菅さんに助け船を出しているつもりなんですよ、本当に。これははっきりさせておいた方がいいですよ。橋下さんのことと安倍さん、ごちゃごちゃになっているんです。後でちょっとそれを申し上げます。  私、先日、外国人記者クラブでの記者会見もした後、多くの記者に、どう違...全文を見る
○辻元委員 ですから、河野官房長官談話を現内閣も引き継いでいるということでよろしいですね。
○辻元委員 実は、数日前の国連の委員会で、勧告を受けましたので、外務省がこれに対して政府の立場の説明をしております。私、取り寄せまして、テープ起こしをしました。  一九九五年の当時の村山総理大臣、二〇〇五年の小泉総理大臣が、それぞれ総理大臣としての談話というものを発表しておりま...全文を見る
○辻元委員 私も、どこを見ても、これは慰安婦問題について国連で問題視されていることに対する政府の反論というか、何か今の内閣は河野官房長官談話を継承するということを言うなと徹底しているように、菅さんもなかなかそれを御自身の言葉でおっしゃらないんですね。ですから、海外から見たら、一体...全文を見る
○辻元委員 歴代の内閣はそれに従って答弁をして、今日まで答弁をしてきたと理解してよろしいですね。
○辻元委員 歴代の内閣の答弁を点検いたしましたが、同趣旨の答弁をされております。  そこで、橋下大阪市長の発言が今問題になりました。皆さんのお手元にお配りしているんですが、まず安倍総理がどんな答弁をしてきたか。これは資料の一ページ目です。「さきの第一次安倍内閣のときにおいて、質...全文を見る
○辻元委員 もう一つ、「いわばその重たい閣議決定をしたのは初めてであります。」と、安倍総理が、これも残念ながら、先ほど申し上げました、証拠はなかったというところだけを取り出しておっしゃっているわけですね。歴代の内閣と同じことを言っているにもかかわらず、一部だけ取り出して、そして初...全文を見る
○辻元委員 ちょっと苦しい答弁じゃないでしょうか。  見ていただいたら、三枚目、高市さんの質問の内容も書いてあるんですよ。これは、タイトルは教科書の記述に関する質問主意書ですが、直接の質問は、やはり強制性についてこれは証拠も見つかっていないんじゃないかという問いかけで、私と同じ...全文を見る
○辻元委員 行政監視の立場から、これからも点検していきたいと思います。  ありがとうございました。
06月11日第183回国会 衆議院 法務委員会 第17号
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○辻元委員 辻元清美です。よろしくお願いいたします。  本日は、刑法等の一部を改正する法律案及び薬物使用等の罪を犯した者に対する刑の一部の執行猶予に関する法律案につきまして、質問をさせていただきます。  まず最初に、この間の参議院での先立っての議論の中でも、刑の一部執行猶予が...全文を見る
○辻元委員 今、さまざまな対応をしていただけるという御答弁だったんですけれども、ちょっと仮釈放との整合性について関連してお聞きしたいと思うんです。  仮に実刑二年という判決が出た場合をちょっと考えてみたいんですね。というのは、これはどっちが重いのかとか、裁判員の方も含めまして、...全文を見る
○辻元委員 仮釈放の場合は、その方の日ごろの態度その他で判断するわけですけれども、例えば六カ月を二年間の執行猶予つきの保護観察にしようというのは、裁判の時点で決めるということになりますので、その方にとってそれがいいのかどうかというものの判断というのは、特に裁判員で専門家でない場合...全文を見る
○辻元委員 ということは、今、再犯の予防という御発言もありましたけれども、その当事者にとって、再犯の予防だけではなく、社会に復帰していくことに非常に大きな意味があるということをしっかり担保していくことが、この制度への、刑期を言い渡される者や、そして司法関係者だけではなくて、社会一...全文を見る
○辻元委員 広報的にもとおっしゃったんですけれども、社会全体の理解、その上で社会貢献活動やさまざまな保護観察ということが成り立ちますので、その根本のところを司法の関係者だけが割合、こういう制度が変わったりしたら、わかっているわけですけれども、そして裁判員で新しく来られる方も、なか...全文を見る
○辻元委員 諸外国の事例というのが今御答弁の中で出てまいりましたけれども、諸外国の事例もさまざま研究されたと思うんです。  その際に、こういう意味があるということと同時に、どういう問題点が生じたのかということも研究した上で踏み切らないと、先進的な事例で、問題点、何でも導入すると...全文を見る
○辻元委員 今、福祉の団体等という話もありまして、最初、私、これを拝見したときに、公共の場所での清掃や落書き消し、福祉施設における介護補助活動と書いてあって、実は、私はヘルパーの資格を持っているんですけれども、この介護補助活動というのは社会貢献じゃないんですよ。どちらかというと分...全文を見る
○辻元委員 他省との連携もお願いしたいと思います。  しかし、うまくマッチングしてヒットしたら、本当に人は変わるんですよね。いろいろなボランティア活動とか福祉の現場で、高齢者のケアをしながら自分が癒やされて人が生まれ変わったというような話もいっぱいありますし、そのためには、体制...全文を見る
○辻元委員 今のお話を伺いますと、一定増員になっているということなんですけれども、現場を細かく見ていきますと、例えば平成二十五年度の増員査定を見ますと、保護観察所の保護観察官三十四、医療観察のための社会復帰調整官十七の計五十一名。ところが、定員の削減分というのが三十八ありまして、...全文を見る
○辻元委員 終わります。ありがとうございました。
○辻元委員 ただいま議題となりました附帯決議案につきまして、提出者を代表いたしまして、案文を朗読し、趣旨の説明といたします。     刑法等の一部を改正する法律案及び薬物使用等の罪を犯した者に対する刑の一部の執行猶予に関する法律案に対する附帯決議(案)   政府及び最高裁判所...全文を見る
10月30日第185回国会 衆議院 経済産業委員会 第1号
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○辻元委員 民主党の辻元清美です。  私も、玉木委員に引き続きまして、原発政策そして汚染水対策、今国会の最大の議題だと思いますので、質問をいたします。  今、玉木さんとのやりとりで出てきました地下水の問題、ちょっと補足で幾つか確認をしておきたいと思います。地下水脈というのは、...全文を見る
○辻元委員 そして、ここに、福島原子力発電所土木工事の概要、当時、第一原発を建てたときの現場の方が書いた「土木技術」の中に、非常に水との闘いだったということが出てまいります。  この中を幾つか御紹介しますと、いろいろな図があります。例えば、この部分は湧水が激しくて難渋した、さら...全文を見る
○辻元委員 茂木大臣にお聞きします。  特に福島第一原発については、私は、この地下水の問題が出たときに、多くの技術者の方から、ああ、やはりねという声を聞いたんです。それぐらい有名だった話なんです。  茂木大臣は、土木工事のときにどうだったかとか、毎日八百五十トンの水をくみ上げ...全文を見る
○辻元委員 私は、八百五十トンくみ上げて建屋が浮上しないように、東京電力が三・一一の前までそういう対策までとらざるを得なかったというぐらいの地下水の場所であるという事実を御存じだったかと聞いているんです。
○辻元委員 いや、知っていたかどうか。知らなかったら知らぬ、知らぬけれども大事だったというお答えをされたらいかがですか。聞いていないの。(茂木国務大臣「もう一回言ってください」と呼ぶ)  福島第一原発がそもそも、この間の三・一一の事故の前まで毎日八百五十トンずつ水を抜かないと、...全文を見る
○辻元委員 今、カンニングペーパーを見たでしょう。先ほど、最初にお答えになればいいじゃないですか、そのように。  田中委員長、規制委員会としても、その前にちょっと廣瀬さんにお聞きしましょう。二百五十メートルの井戸というのは、今対応している井戸の十倍ぐらいだと思うんですよ。この井...全文を見る
○辻元委員 田中委員長、今回、私がいろいろ調べますと、日本というのは非常に地下水が豊富で、これは自然豊かということでいいことなんですけれども、さまざまな建物で、地下水をくみ上げて浮上するのを防いでいるというようなところがございます。  他の原発も含めて、一たび事故が起こってしま...全文を見る
○辻元委員 注意深く点検というよりも、これは重い答弁だと思いますよ、ただ、今回の教訓から、私たちは二度と同じような問題を起こさないためにどうしていくかということなんです。  ですから、点検というよりも、私は、これだけ日本は本当に地下水脈が豊かなところですから、基準に入れるという...全文を見る
○辻元委員 もう一度、先ほどお示ししましたが、私はこの二つ、設置申請書と建設したときの過程を点検しただけですけれども、ぞっとしました。よくこういうところに建てたなと思ったんですね。ですから、他の原発についてもやはりきちんと基準を示すべきだと思います。これは、ほかの原発の設置のとき...全文を見る
○辻元委員 正直にどんなことを言ったんですか。
○辻元委員 甘いと思います。  社長、私がことしの四月の予算委員会で、人の問題について質問したのを覚えていますか。このときに指摘いたしました、今みたいな問題を。  労働環境が非常に悪い、偽装請負の疑いが指摘されて、六次下請まであるような構造の中で、人がやめていくじゃないか、続...全文を見る
○辻元委員 今の、実施状況を見きわめてというのは、見きわめるのは大体どういう感じになればということなんですか。
○辻元委員 今、委員会で御相談してと言っていただきましたので、しっかり皆が納得するということが大事だと思います。  委員長はこういう発言もされております。汚染水だけではないだろう、もっと難しい問題もあるのではないかという指摘も受けた、率直に、もっとありますと、使用済み燃料の取り...全文を見る
○辻元委員 そういったことというのは、私が今取り上げた二点、四号機からの使用済み核燃料の取り出しや、溶けた燃料の扱いも含まれると理解いたしました。  委員長、これで退席していただいて結構です。  さて、そんな中で、もう一つ難しいのが、使用済み核燃料をどこにどう保管していくのか...全文を見る
○辻元委員 私は、それに関連して、要するに、私は私、あなたの意見で、使用済み核燃料が残っていくことは避けられない、そして、一日も早くストップしなきゃいけないんじゃないか、そのためにはその方向に国がかじを切るということについてどうかと聞いているわけです。あなたの意見を聞いています。
○辻元委員 今の御答弁は、今まで、事故以前も含めまして、ずっと政府がしてきた答弁です。要するに、かじを切るのが怖いから。  そうではなくて、かじを切らないと減らないということを私たちは認識したわけですよ。これについては、今、政府でも対策会議をスタートいたしましたので、引き続き質...全文を見る
11月06日第185回国会 衆議院 経済産業委員会 第3号
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○辻元委員 おはようございます。民主党の辻元清美です。  私は、先週に引き続きまして、福島第一原発の事故対応につきまして質問をさせていただきます。  本日は、まず最初に、福島第一原発四号機の使用済み核燃料プールからの燃料取り出しについてお聞きをしたいと思います。  これは、...全文を見る
○辻元委員 ここに、八月三十日付で提出がありました福島第一原子力発電所特定原子力施設に係る実施計画の変更について規制委員会から許可が出た、四百ページ余りにもわたる、今回のオペレーションについてのさまざまな、どのように取り組むかというような報告といいますか、文書がございます。  ...全文を見る
○辻元委員 これを拝見しましたら、ブレーキのことは書いてあったんですが、その点がちょっと見当たらなかったもので、確認をさせていただきました。  もう一つ、先ほど実証実験と申し上げたんですけれども、一番恐れているのは多分、つり上げて運ぶときに落下をさせてはならないと。もしも使用済...全文を見る
○辻元委員 社長、ダブルになっていて、本当に万全を期そうというのもこの報告書を見ましたらわかるんですけれども、三十二メートルから落下したとき、それは想定しないんだという発想ではなく、三十二メートルから落ちた場合にキャスクがどうなるのかということを実験していただきたいんですが、いか...全文を見る
○辻元委員 シミュレーションしたり、計算上いろいろ、どれだけの重力でというのを計算されていることはこれを見ればわかるんですが、私は、万一のことがあったらと、本当に一千五百三十三本の全てから水が抜けたことまで想定して、そのときの対応を当時は考えた。東日本全体に大きな影響が出る可能性...全文を見る
○辻元委員 委員長、一般に行われているところと状況が違いまして、作業員の被曝の線量の問題もあります。非常に線量が高いところは、作業員が交代しながらの作業になるわけです。熟練している作業員の方々に一定の被曝量に達して働けない人も出てきている中で、状況が違うということ。そして、通常、...全文を見る
○辻元委員 先ほどから申し上げました汚染水の対策についてもかなり深刻な事態なんですが、今回の四号機は、一発の失敗でと申しますが、かなり壊滅的な状況になりかねないオペレーションだと思います。  ですから、私はやはり、落下は今までの状況で大丈夫なんだということについては、念には念を...全文を見る
○辻元委員 廣瀬社長にお伺いします。  もう東電はお金がなくて払えないということですか。除染もいっぱいお金がかかるし、中間処理施設とか、さらには汚染水対策とか。どんどんどんどん、何兆円に膨らむかもわからない、その中の一部に除染もある。東電としては、そこまで負担すると銀行団からも...全文を見る
○辻元委員 今、私どもの責任を果たしていきたいとおっしゃったんですけれども、事故の責任は第一義的に東京電力にあると思います。私どもの責任というのは、経済的な負担の責任、その中には、今後の除染の費用や、中間処理施設や、さらには汚染水対策など。私どもの責任として、時間がかかっても、経...全文を見る
○辻元委員 ちょっと違うことをお聞きしたいんですが、廣瀬社長、今、東京電力は、廃炉部門を分社化しよう、先日から柏崎刈羽の問題も出ておりまして、ほかと切り離してしまえ、さらには、今後の国の負担も含めて、その部分は別の処理を国にもしてほしいと。社内で分社化というような検討はされている...全文を見る
○辻元委員 茂木大臣にお聞きしたいと思うんです。  社内で分社化というのも一部漏れ伝わってきている。それに平仄を合わせるように、国の方も、今後の除染費用や汚染水対策などは、国費、要するに税金で埋めざるを得ないんじゃないかということを、自民党、経産省を中心に御議論なさっているとい...全文を見る
○辻元委員 それは承知の上で質問しているんです。ですから、一つの企業が特に原発のような大きな事故を起こしたときに、その企業にどこまで責任をとっていただくのか、国はどこまで応援できるのか、支援できるのかという線引きが難しい、当時からそうだったと申し上げたわけです。  これはちょっ...全文を見る
○辻元委員 この問題は、引き続き本委員会でも質問をさせていただきたいと思います。  終わります。
11月12日第185回国会 衆議院 経済産業委員会 第5号
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○辻元委員 民主党の辻元清美です。  本日は、産業競争力強化法案の審議に当たりまして、五名の参考人の皆様には貴重な御意見をありがとうございました。  この間、もう十年以上、どうしたら日本の経済が再生できるのか、そして、働く人たちがディーセントワーク、人間らしく生き生きと働くこ...全文を見る
○辻元委員 よく法人税が安い国がいいんじゃないかとかいろいろ言われるわけですが、では、どこなんだと言われたときに、タックスヘイブンの地域がいいのかとか、そうでもないわけですよね。トータルに考えてどうなのか。  今、日本の話がありましたけれども、賃金は下がり続けたわけです。トリク...全文を見る
○辻元委員 今のお話で、政労使の十分な話し合いと合意という点がありました。  実際に、ドイツは今、経済が堅調だと言われています。今の政権になる前のシュレーダー政権で政労使の協議が徹底的に行われ、一定の雇用の流動化ということも必要なわけですけれども、その場合には、よい流動化と悪い...全文を見る
○辻元委員 時間が参りました。どうもありがとうございました。終わります。
11月13日第185回国会 衆議院 国土交通委員会 第6号
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○辻元委員 民主党・無所属クラブの辻元清美です。  本日は、交通政策基本法につきまして質問をさせていただきます。  まず最初に、第一条の「目的」には、「国民生活の安定向上及び国民経済の健全な発展を図ることを目的とする。」と定められております。この交通、人と物を運ぶ、その基本的...全文を見る
○辻元委員 今、被災地のお話もございましたけれども、交通というのは地域によって特徴がございます。  私は、ことしの夏に、全国の交通がどうなっているのか勉強し直したい、かつ、この交通政策基本法の成立に向けてのキャンペーンも張りたいという思いで、九州、四国、中国、中部、関西、関東、...全文を見る
○辻元委員 地域地域で特徴を生かした条例、これから全国、ぜひ、お聞きの国土交通委員の議員の皆さんも、御自身の御地元で交通基本条例制定に向けて御努力をいただきたいなともお願い申し上げたいと思います。  そんな中で、私は、ちょうど二年ほど前の三月九日に、国会で交通基本法案について質...全文を見る
○辻元委員 今御答弁にもありましたように、例えばバスの運転士の皆さんや、それから実際に鉄道の改札口でいらっしゃる方とか、利用者のニーズというのは、現場で日ごろ利用者に接している方々が一番よく御存じなんですね。ですから、その視点をしっかりと入れていく、そして、そういう人たちの声を酌...全文を見る
○辻元委員 今、バスの点を特に強調して言っていただきましたけれども、海員も含めて、あらゆる公共交通について、これは「人材の育成」と法案にはなっているんですが、もう育成を通り越して確保という言葉が適切な状況ではないかと思いますので、この点はしっかりとやっていただきたいと思います。 ...全文を見る
○辻元委員 次に、安全の問題です。  七条に、「交通の安全の確保に関する施策との十分な連携が確保されなければならない。」これは先ほども出ました交通安全対策基本法を念頭に置いていらっしゃると思うんですが、最近、事故などの対策だけではなく、テロ対策ということも重要になってきておりま...全文を見る
○辻元委員 含まれているということで確認させていただきました。この連携は、警察その他としっかりとっていただくということが重要だと思っています。  さて、本法案では、交通ということなんですが、歩きやすいまちづくり、そしてさらには、近所は自転車で行けるかな、体にも健康にもよろしいし...全文を見る
○辻元委員 最後に申し上げたいと思います。  この法案が成立いたしまして、私は先ほど新しいスタートだと申し上げました。法案は終着点ではございません。この法案、基本法ができて、日本が変わったなというように私も努力してまいりたいと思います。  ありがとうございました。終わります。
○辻元委員 ただいま議題となりました附帯決議案につきまして、提出者を代表いたしまして、その趣旨を御説明申し上げます。  趣旨の説明は、案文を朗読してかえさせていただきたいと存じます。十四項目ございます。     交通政策基本法案に対する附帯決議(案)   政府は、本法の施行...全文を見る
11月19日第185回国会 衆議院 国家安全保障に関する特別委員会 第15号
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○辻元委員 本日、私は、特定秘密保護法案審議に当たりまして、この法案と報道の自由そして知る権利の関係、果たして報道の自由や知る権利がしっかりと守られるのかという観点から、具体的な事例も挙げまして質問をいたします。  今、たくさんの反対の声が上がっていること、これは森大臣も御承知...全文を見る
○辻元委員 果たしてこれで報道の自由が守れるのか、これから一つ一つお聞きしてまいりたいと思います。  特定秘密をスクープした場合、そのときの捜査についてお聞きをしたいと思います。  特定秘密をスクープし、それが報道された、こういう場合であっても、報道に携わる者にとっての取材源...全文を見る
○辻元委員 尊重をすべきであると。  さて、それではさらにお聞きしたいと思いますが、特定秘密を漏えいした者を捜査する過程で、記者に対しては、取材源を明らかにしろというような捜査は、今大臣が取材源の秘匿は尊重すべきものという御答弁をいただきましたが、行われない、そういう理解でよろ...全文を見る
○辻元委員 この二十一条を見ますと、不当な方法で取材をしたかどうか、これが一つの焦点になっております。  不当な方法でない場合と不当な方法である場合、そうしますと、秘密を……(発言する者あり)  委員長、不規則発言はやめていただきたい。いいですか。
○辻元委員 不当な方法でスクープをした記者に対して、その取材が不当な方法であるかどうか、これはどうやって捜査するんですか、森大臣。
○辻元委員 では、今、森大臣がおっしゃったような不当な方法であったかどうかということを、記者を対象にして捜査を行わないと、不当であったかどうかわからないですね。ですから、記者も捜査の対象になるということですね。
○辻元委員 個別具体的にとおっしゃいましたが、特定秘密が漏えいしたと疑われる全ての場合において、当該取材が不当な方法であったのかなかったのかと確認するために、当該記者や周辺記者などに捜査することになるんじゃないですか。  当該スクープが不当な方法だったかどうか、あらゆるスクープ...全文を見る
○辻元委員 それは、この特定秘密保護法案のような法律がなかった時代の話なんです。  森大臣は、ここに、法律にこの条文を入れたことで報道する側を守るとおっしゃったけれども、反対に使われる可能性が十分あるということなんです。不当な方法によらない場合はと、はっきり明文で入れているわけ...全文を見る
○辻元委員 それは甘いと思います。私は、この法文が入ったことで、全ての記者が捜査の対象にまず網かけされることを促す法文というように読めます。  では、記者とそれから報道機関への捜査について、他国ではどうなっていますか。  例えばフランスでは、つい最近、報道機関の情報源秘匿を保...全文を見る
○辻元委員 今るるおっしゃいましたけれども、今のようなことを調べるために、全ての、スクープなどをした記者は捜査の対象にはなるということなんです。  では、不当な方法かどうかということについて、一、二、具体的な事例をお聞きしたいと思います。  この二十一条で著しく不当な方法と言...全文を見る
○辻元委員 ということは、施設への侵入とか、それから管理を害する行為などとは意味が違うということですね。  では、ちょっとお聞きしたいんですが、森大臣、最近、ジャーナリストの中には、福島第一原発に作業員の身分で入って現場のルポをしている、そういうこともございます。これは、刑罰に...全文を見る
○辻元委員 警備はどうですか。
○辻元委員 先日の答弁では、原発の警備については特定秘密に当たる可能性が高いという答弁がありましたが、どっちが正しいんですか。
○辻元委員 それでは、ジャーナリストが、原発の警備がちゃんとなされているのか、作業員で中に入って見聞きしたことを、こんな警備じゃ甘いじゃないかというように警備の実態を報道した場合、これは当たらないと考えていいんですね。
○辻元委員 それでは、もう一つお聞きしたいと思います。  この特定秘密の指定に当たっては、違法なことを隠すために特定秘密に指定するということは決してあってはならないと思いますが、森大臣も同じ認識ですか。
○辻元委員 ちょっと具体的な事例で質問をいたします。  防衛大臣にお聞きします。  十一月八日のこの委員会で、イラクでの自衛隊の活動の具体的内容などが特定秘密に当たるかどうかという質問がありました。そこで御答弁は、法案別表の第一号のイ、「自衛隊の運用又はこれに関する見積り若し...全文を見る
○辻元委員 そうすると、どのレベルの秘密でしょうか。
○辻元委員 実は、これについて私は国会で質問をしてきました。この資料の上を見ていただきますと、二〇〇七年五月十四日、辻元清美提出資料というのが出ておりますが、質問したときなんですね。  これに対して、さまざまな市民団体やジャーナリストなどが調べたところ、二〇〇六年からほとんど米...全文を見る
○辻元委員 開示の状況を言っているのではありません。  武装した米軍の兵士を運んでいるという結果だったわけです。しかし、それを、当時の大臣は、国連の職員などだと言ってきたわけです。  もしも本当に大臣が知らなかったのならば、知らなかったら、これは大問題です。そして、知っていて...全文を見る
○辻元委員 注意でもこのレベルだから問題だと言っているわけですよ。(小野寺国務大臣「委員長」と呼ぶ)違う。森大臣、お答えください。もうあなたはいいですよ。全然いいですよ。
○辻元委員 では、米軍の武力行使と一体化すると言われている米軍の輸送を大臣は知らなかったんですか、国連の職員とごまかしていたんですかということを問題にしているわけです。  もういいですよ。森大臣にお聞きしたいと思います。(小野寺国務大臣「事実誤認がありますから」と呼ぶ)委員長、...全文を見る
○辻元委員 私は何回も聞きました。答えていただいておりません。  森大臣にお聞きします。  例えば、先ほど、違法なことを隠した場合というのがありました。後でそれが違法なことを隠していたということがわかったときに、隠した側ですよ、行政の長及びそれを幇助した者、これは罰せられます...全文を見る
○辻元委員 指定した者は罰せられないんですか。
○辻元委員 特定秘密に指定した者は罰せられないんですか。  これは、故意に違法のものを隠そうとして隠す場合もある、考えられると思います。しかし、特定秘密が、これは問題だという問題意識でそれを公にしようとした、先ほど例えば記者の話がありました。不当かどうかで捜査の対象にもなる。そ...全文を見る
○辻元委員 知る権利を担保するとか報道の自由を担保するというのを甘く見てはだめですよ。それを侵害するようなこと、例えば意図を持って隠すようなことをした人も、しっかり罰するということですよ。その緊張関係が保たれない限り、私は、国民の知る権利が担保されないと。思いませんか。  森大...全文を見る
○辻元委員 そうです。  それと、消費者庁であなたは秘密を指定したことがあるか、今だと特管秘だから、秘密を指定したことがあるかと聞いているんです。
○辻元委員 消費者庁は一件もないですよ。取扱者は何人いるか、御存じですか。五人いるんですよ。  森大臣は、防衛秘密を取り扱う人に、今回法案をつくるに当たって、何が問題点か、ヒアリングしましたか。
○辻元委員 防衛秘密を扱っている担当者に、実際に、今の防衛秘密では何が問題点なのか、特管秘を取り扱っている官僚に、何が問題点なのか、あなたはヒアリングをしたことがあるかと聞いておるんです。
○辻元委員 どういうレベルでですか。
○辻元委員 その運用を統一する、指定や解除や取扱者の適性評価、これは内閣の情報調査室が決める。内閣の情報調査室を、今後この法案がもしも成立してしまったら、これを統括するのは官房長官ですよ。あなたじゃないんですよ。これからこれを運用していくとか、解除をどうするか、これを決めていくに...全文を見る
○辻元委員 終わります。