津村啓介

つむらけいすけ

比例代表(中国)選出
立憲民主党・無所属
当選回数6回

津村啓介の2016年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月15日第190回国会 衆議院 国土交通委員会 第3号
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○津村委員 日本は鉄道先進国でございます。日本の人口密度はアメリカの約十倍、また世界的にも大変人口密度の高いヨーロッパのさらに二倍の水準でございます。明治以来、先人たちが、ある時期は富国強兵、そしてある時期は平和な経済大国の建設に向けて、さまざまな知恵を凝らす中で、鉄道というのは...全文を見る
○津村委員 数字がたくさん出てきましたので、戸惑われている方もいらっしゃるかもしれませんが、今何が明らかになったかと申しますと、今、踏切法で定めている全国にある踏切の数は三万三千五百二十八、三万三千カ所であります。そのうちの三千七百二十五カ所、つまり、一割以上の踏切はこの法律では...全文を見る
○津村委員 江島政務官、いかがでしょうか。
○津村委員 まず、大臣、四種踏切は車も通れます。地方に、多分、比例のブロックなんでしょうか、東京にもたくさん、多摩の方にありますし、四種踏切というのは恐らく大臣もお通りになったことがあるんじゃないかなというふうに、これは勝手な想像ですけれども。  実は、皆様にお配りしました資料...全文を見る
○津村委員 先ほど御紹介しました元総理大臣、元鉄道次官の佐藤栄作さんも山口の御出身でありまして、我田引鉄ではないんだなというふうにも読めるんですが、後で出てくる勝手踏切という存在もありまして、この数字だけでは一概に言えないという面もあります。そのことは後で触れさせていただこうと思...全文を見る
○津村委員 的確な御答弁だと思います。  竹ノ塚の踏切事故で、立体交差化については随分議論が出ました。土地の買収の費用が大変かかりますので、これはまさに場所によるんですけれども、大きな規模のときには五百億かかるケースもあるというふうに伺ったことがあります。それは少し極端な例です...全文を見る
○津村委員 大臣、そうなると、さっきの話に戻ってしまうわけなんです。  第四種踏切が激減をして二千九百まで減ったとおっしゃるんですけれども、そのうちの千五百二十九は国交省の法律では改良できないんです。ですからこの法律には大きな欠陥があるということを申し上げているんですが、四種踏...全文を見る
○津村委員 総務省から森屋政務官に来ていただいていると思います。  第四種踏切については、改良が進んでいない一つの原因は、道路管理者の費用負担も発生するというところで、ここが、総務省さんというよりは各地方自治体が二の足を踏んでしまうところなのかなというふうに思います。  国交...全文を見る
○津村委員 海外では恐らくこういうことは余りなくて、日本は、役所が縦割りというか、それぞれ専門性が高いという言い方もできますけれども、こういうケースというのは、まさに国と地方自治体の関係性、そして総務省さんと国土交通省さんの関係性、国土交通省の中でも道路局と鉄道局の関係性、そうい...全文を見る
○津村委員 ありがとうございます。  しかしながら、大臣御存じのように、全国には鉄道法に定められた踏切とかなり近い数の勝手踏切が現に存在をして、日常的に多くの方が御通行になっているという現実があります。  大臣、全国にはこの勝手踏切、鉄道事業者が踏切としていない横断通路という...全文を見る
○津村委員 統計によりますと、この鉄道営業法三十七条の立ち入りによって罰せられている方というのは、年間約百人前後で推移をしております。  この中には、明らかに故意に電車の通行を妨害しようとか、あるいは、場合によっては何かしらのデモンストレーションの中でそういう行為があったケース...全文を見る
○津村委員 先ほども申しましたけれども、全国には、三万三千の公式に認められた踏切があって、そして、公式には認められていない勝手踏切、事実上の踏切が約一万九千あるわけです。  この事実上の踏切は、先ほど大臣がおっしゃったように違法なものであります。ここを通ると鉄道営業法に抵触する...全文を見る
○津村委員 ありがとうございます。  六件しかないと私は申し上げたんですけれども、その六件も勝手踏切以外のものを含むということですから、ますます少ないわけでありますが、恐らく、この踏切の新設禁止というのは、できるだけ、そもそもないのが一番事故が起きない、一応理念的にはそうなるわ...全文を見る
○津村委員 時間が押してまいりましたので、大臣、質問を進めますが、非常用の押しボタンというのは普通踏切に設置されているものだというふうに学校で習ったんですけれども、一種踏切でどのくらいの数、非常用押しボタンがついているのか。そして、大臣、済みません、これは質問通告がありませんが、...全文を見る
○津村委員 大事なのは、遮断機の存在であります。内側と外側は遮断機によって遮断されておりますので、内側の方が押すのか、外側の方が押すのか、大きな違いであります。外側にあれば取り残された方が押すことはできませんし、内側にあれば外で気づいた方は押すことができないわけであります。  ...全文を見る
○津村委員 望ましいのは当たり前なので、それを国土交通省さんが、しっかりと制度の中で一定の要件を鉄道事業者に示すとか、補助の対象にする際に明示的にどちらからも押せるんだということを確保していただきたいというふうに思います。そうでなければ、非常用押しボタンをつくればいいよということ...全文を見る
○津村委員 ありがとうございます。  都市においては立体交差化が進んでおりますので、横浜でありますとか東京の二十三区内にも、踏切が一つも存在しないというところが幾つかあるようでございます。そういった意味で、踏切というのは、栄枯盛衰、昭和のシンボルということが都市部では言えるわけ...全文を見る
04月08日第190回国会 衆議院 国土交通委員会 第6号
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○津村委員 日本の物流政策について質問します。  物流の高コスト体質は、これまで、日本経済のウイークポイントの一つとして広く認識をされてきたところでございます。  そうした中で、平成十三年に発足をいたしました国土交通省は、その四年後、平成十七年に、今回議論となっております物流...全文を見る
04月19日第190回国会 衆議院 国土交通委員会 第8号
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○津村委員 日本の物流政策について質問します。  冒頭、このたびの熊本、大分での地震におきまして被災された皆様に心からお見舞い申し上げます。  質問に入ります。  物流の高コスト体質は日本経済において大変大きなウイークポイントとなってまいりました。今回の物効法の改正は、十年...全文を見る
○津村委員 都道府県別の認定実績について、図表3をごらんください。一枚おめくりいただければと思います。  物流は経済効率が大変重要なファクターでございますので、単純に四十七都道府県平等にということにはならないということは理解するわけでありますけれども、昨年度末まで、この三月末ま...全文を見る
○津村委員 過去十年の振り返りをさせていただきました。  もう一度まとめますと、一つは、認定数とCO2削減については当初の目標の約三〇%の成果であるということ、そして、中小企業支援策を約束されていましたが実績がゼロだということ、企業規模別の認定状況にも明らかな偏りがございます。...全文を見る
○津村委員 きょうは、羽尾審議官以下担当の方も来ていただいておりますけれども、省令が非常に肝だと思います。法律改正だけではなくて、省令も含めた、運用も含めた御対応が、トラックドライバーの不足解消、バスの事故もございました、今、運転手の方々の雇用の不足、マンパワーの不足というのは大...全文を見る
○津村委員 国土交通委員の皆さん、お配りした図表6の次に参考資料というのをつけました。「わかる 身につく交通教本」。これは、自動車学校とかで皆さんがお目にされたものだと思います。  これを、表紙もつけましたけれども、おめくりいただきますと、「駐車と停車」「駐車と停車の意味」とい...全文を見る
○津村委員 ありがとうございます。  四十五分という短い時間の中でるる申し上げましたので、最後に改めて御提言を差し上げます。  小型トラックの都市内の駐車場問題というのは、今後の物流政策において大変重要な肝だというふうに思います。今回の物効法改正で積み残された重要な宿題だとい...全文を見る
○津村委員 交通局長さんのお立場ですから、こういったことはお決めになられると思うんですけれども、できるだけ早く決めていただきたいというふうに思います。  終わります。
04月20日第190回国会 衆議院 国土交通委員会 第9号
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○津村委員 日本の港湾政策について質問します。  先ほども言及がございましたが、三月三十日、明日の日本を支える構想会議におきまして、政府は、クルーズ旅客五百万人という大変高い目標を掲げられました。私は、三つの課題といいますか観点があると思います。  一つは、昨年、百十一万六千...全文を見る
○津村委員 ありがとうございます。  大臣と私の試算の前提の違いといいますのは、現在の大型船受け入れの四百四十五回というのをどう評価するかというところだと思いますけれども、本日は深入りをいたしません、今後とも議論させていただきたいと思いますが、一つ申し上げますと、私の先ほどの前...全文を見る
○津村委員 私どもも、クルーズ旅客五百万人、大変すばらしい目標だと思いますが、与党の皆さんにぜひお聞きいただきたいんですけれども、これはやはりまだまだ不十分だと思うんですよ。  無利子貸し付けといっても、それは国がやるのは三割です、港湾管理者が三割です。つまり、無利子貸し付けの...全文を見る
○津村委員 ぜひ地方と連携していただきたいと思います。と申しますのは、港湾管理者というのは地方自治体でありまして、ここが本気にならないと、国が幾ら言ってもなかなかその現場は動かないということだと思います。  それに関連しまして、私、きょう、四つのポイントがこの法案にありますよね...全文を見る
○津村委員 ありがとうございます。  将来、この質疑の会議録を読まれる方は、今の港湾の協力団体、あるいは、いずれ海岸法もまた改正する時期が来ると思うんですけれども、こういう協力団体制度というものが実際地域においてどういう役割を担っているのか、ぜひ前向きな形で議論を続けていただけ...全文を見る
○津村委員 皆さん、資料六をぜひごらんください。こちらは、洋上風力発電に適地とされるところはどこかというのが、上に、カラーで出ています。  つまり、洋上風力ですから、風が吹いていないところだと発電できないわけですよね。風がたくさん吹いているところはどこかということです。この赤い...全文を見る
○津村委員 もう時間となりますのでこれで終わりたいと思いますけれども、大臣も、そして与党の皆さんにも申し上げたいと思いますが、私ども、今回の法案、党内手続、賛成の方向でまとめようということで議論をしております。クルーズ客五百万人、これはすばらしい目標だと思いますし、また、洋上風力...全文を見る
04月27日第190回国会 衆議院 国土交通委員会 第11号
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○津村委員 日本の住宅市場について議論をします。  建設、不動産業界は、日本経済を量的、ボリュームの面で支えると同時に、国民生活の質、クオリティーの向上に直結をする大変重要な業界でございます。  資料を配付させていただきました。1番をごらんいただきたいというふうに思います。 ...全文を見る
○津村委員 ありがとうございます。具体的な数字を挙げていただきました。  私は、この政策が仮にGDPにマイナス寄与せずに何とか目標を両立していくには、一つしか方法はないというふうに思います。  先ほど申し上げたミスマッチ要因、その他要因の中で、私はあえて趣味でというふうな言い...全文を見る
○津村委員 今おっしゃった施策の実現可能性といいますか、以下、るる検証させていただきますけれども、私は、今回の宅建業法の改正というものが、GDPという尺度ではかった場合には、日本経済にとってマイナスの方向に向かった法案であるというふうに考えますし、また、私はGDPが全てだとは思い...全文を見る
○津村委員 皆さん、今の調査、大臣が紹介いただいたものが、実はこの配付資料の7番と8番でございます。  こちら、今大臣がお答えになった数字は、全てこのクロス・マーケティングモニターさんが実施したインターネット調査から来ているんですけれども、サンプル数が、8番の方をごらんいただき...全文を見る
○津村委員 委員長、大変恐縮ですが、定足数が足りていないのではないかと思うのですが、速記をとめていただけますか。
○津村委員 質問を続けます。  今るるお答えがありましたが、やはりサンプルとして相当少ないというのはもう明らかでありますし、先ほど大臣は、売却経験者の一五・三%あるいは購入者の七・二%を足し上げていらっしゃいましたけれども、建物検査をしたということであれば両側から見ている可能性...全文を見る
○津村委員 毎年度の実施報告を求めるということで、年次の統計をつくられるということを今お聞きしたことになります。  少し駆け足で参りたいと思いますけれども、9番の資料をごらんいただきますと、最近、既存住宅売買瑕疵保険への需要が高まっている、そういう意味では、今回のインスペクショ...全文を見る
○津村委員 ぜひ、目標と期日をしっかりと管理していただいて、実のある法改正にしていただきたいというふうに思っております。  時間が押してまいりましたので、最後の質問とさせていただきます。  10番、配付資料の最後の資料をごらんいただきますと、宅地建物取引業者の団体による研修の...全文を見る
○津村委員 結びに大臣を激励させていただきたいんですけれども、ぜひ、日本経済の量的な拡大と、そして国民生活の質的な向上、ともすれば二律背反しかねないところをしっかりと数字を積み上げて、目標と期限を管理しながら堅実に進めていただきたいというふうに思います。  時間の関係で十分触れ...全文を見る
05月11日第190回国会 衆議院 国土交通委員会 第13号
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○津村委員 日本の海運政策について質問します。  日本は、領海とEEZを合わせた海洋面積で世界第六位を占める海洋大国でございます。先人たちの苦労を経まして、世界の海運業に占めるシェアもトップクラスの海運大国として発展をしてきました。  しかしながら、省庁間の縦割りであったり、...全文を見る
○津村委員 今、香川県が四十三隻、岡山県が三十七隻という御答弁でしたが、そのうち、船舶自動識別装置、AISを搭載している隻数は何隻になりますか。
○津村委員 岡山県はいかがですか。
○津村委員 国土交通委員の皆さん、少し細かい数字の話もしてまいりましたけれども、私が今確認をさせていただきたいのは、この海上交通安全法が施行された時代背景といいますのは、昭和四十八年です、高度経済成長の後期といいますか、当時は、瀬戸内海の水島工業地帯でありますとか広島でありますと...全文を見る
○津村委員 本件については産業界の方でもさまざまな努力がされていまして、昭和五十年代には、当時の日本船舶振興会、現在の日本財団のサポートで、魚こまし網漁業安全操業指導事業という、何とか海運業界のニーズと漁業関係者のニーズを折り合わせようという、そうした事業が約五年間行われたという...全文を見る
○津村委員 現在把握しておりませんということですが、先ほどから申し上げておりますように、外航クルーズ船の誘致の拡大、そしてパナマ運河拡張等の船の大型化、こういったことを考えますと、あるいは中国、韓国のこの分野での台頭ということを考えますと、ぜひ水産庁さんも、過去の経緯を研究してい...全文を見る
○津村委員 それが実際に適用された例というのはあるんですか。
○津村委員 質問通告している、護衛艦の通航というのが円滑にできているかという質問の一環ですので、きょうはともかく、ぜひしっかり確認していただきたいと思います。  緊急事態、例えば地震であるとか有事であるとか、そういうときは適用されるのかもしれませんが、海上自衛隊の訓練の設計をす...全文を見る
○津村委員 このテーマは古くて新しいテーマなわけですけれども、実は、平成十五年度、今から十三年前に、かなり網羅的にこの件について検討されたことがございます。同時に、浦賀そして伊良湖についても検討をその一年前にされて、その二つの航路については規制緩和がなされたわけですけれども、これ...全文を見る
○津村委員 実態把握をしっかりとして、そしてこの問題について網羅的な検討をしていただくということをお約束していただけますか。
○津村委員 ぜひしっかり事実に即した検討をしていただきたいと思いますし、その成果を私たちにも共有していただきたい、国民の皆さんにも共有していただきたいというふうに思います。  最後に、日本の海運業界にとってもう少し将来の大きなテーマになるんですけれども、一点だけ問題提起させてい...全文を見る
○津村委員 ありがとうございます。終わります。
05月12日第190回国会 衆議院 科学技術・イノベーション推進特別委員会 第3号
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○津村委員 日本の科学技術政策について質問いたします。  四十分の時間をいただいておりますので、少し幅広に聞かせていただきたいと思いますが、冒頭、この科学技術・イノベーション委員会は、歴史的にと言うと少し大げさですけれども、やや特殊な経緯で設立をされた委員会ですので、この委員会...全文を見る
○津村委員 ここも実は随分議論をしてきた経緯があります、山本一太大臣でありますとか、山口大臣でありますとか。  実際に御担当になっていらっしゃるのでわかると思うんですけれども、まず、そもそも、それぞれの重要な会議に大臣御自身が出席すること自体が相当な御負担だろうというふうに思い...全文を見る
○津村委員 前向きな御答弁だと思います。ありがとうございます。  横の連携を積極的にというふうに、若干定性的というか、形容詞で終わったわけですけれども、大臣、これは横の連携をした方が合理的だというのは、総論としては官僚機構の皆さんもスタッフの皆さんも同意されることだと思うんです...全文を見る
○津村委員 今御答弁にもありましたけれども、この科学技術基本計画そのものにも非常に迷いというか悩みが見出されるわけで、五十一ページにはこういう記述があります。「本基本計画では、我が国全体の科学技術イノベーション活動やその成果に関して、達成すべき状況を定量的に明記することが特に必要...全文を見る
○津村委員 ありがとうございます。  八つの大きな目標があるわけですけれども、全てについて議論する時間が残念ながらございませんので、その中で、恐らく最も多くの若手研究者に希望を与えている若手研究者の積極的な登用、任期なしの若手研究者をふやすという施策について光を当てたいと思うん...全文を見る
○津村委員 ありがとうございます。  先ほど申し上げたように、政治家や行政官が科学技術政策においてやれることというのは限られていると思うんですが、今のことはやれることだと思うんですね。各大学のシステムをしっかり整備して、そして統計データ、そんな大層なものじゃありませんよ、現に、...全文を見る
○津村委員 ありがとうございます。ぜひ進めていただきたいというふうに思います。  少し話をかえさせていただきます。  皆さんに、北極海航路について資料を配付させていただきました。詳しくは御紹介できませんけれども、この一枚目にございますのが、国立極地研究所の木村詞明特任研究員が...全文を見る
○津村委員 ありがとうございます。ぜひしっかりと御支援いただきたいというふうに思います。  この研究、この研究だけではないと思いますけれども、さまざまなインフラ、宇宙インフラによって成り立っているものでもありまして、人工衛星の「しずく」が北極上空から日々の海氷の分布について把握...全文を見る
○津村委員 時間がございませんので最後の質問とさせていただきますが、大臣、今週末、つくばで科学技術大臣会合がございます。まだ政府内でさまざま調整が残っているものではありますけれども、今、国際リニアコライダー、次世代の加速器ですね、これの誘致ということを何年も日本の科学技術コミュニ...全文を見る
○津村委員 恐らく、国際政治にたけた他国の科学技術政策のリーダーたちは、そういうときの大臣の物腰といいますか、大臣がどのぐらいそのことを深く御存じで、どういうニュアンスでそういうお話をされるかというところをもって本気度を探ってくると思うんですね。ですから、御自身から話題にされない...全文を見る
10月26日第192回国会 衆議院 国土交通委員会 第4号
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○津村委員 リニア中央新幹線について質問いたします。  日本は科学技術大国でございます。今月三日に発表されましたノーベル生理学・医学賞は、東京工業大学の大隅良典先生が、オートファジーの仕組みの解明に寄与したという御功績で受賞されましたし、また、二十一世紀になってからの日本人のノ...全文を見る
○津村委員 端的にお尋ねをいたしますが、国土交通省さんからのイニシアチブということでよろしいですね。
○津村委員 きょうは資料をお配りさせていただいておりますが、これまでの交通政策審議会の議論の中で、幾つかの需要予測あるいは環境影響への試算といったことがなされております。  今回、国土交通省からの働きかけで財政資金投入ということであれば、国は、今まで以上に、国民の皆さんに対して...全文を見る
○津村委員 次の質問に端的にお答えいただければと思います。  皆さん、資料を一枚おめくりいただきますと、品川—名古屋間の建設キロと営業キロの関係の表をつくってまいりました。東海道線が三百五十九・二キロ、東海道新幹線はショートカットしていますので三百三十五・四キロ、しかし、運賃に...全文を見る
○津村委員 可能性もあると、少し後退した御答弁なんですが、質問を続けます。  東海道新幹線の営業キロは、実は、この営業キロと建設キロが一致していないということについては、昭和五十年に訴訟が起きております。新幹線運賃差額返還訴訟ということで、二百円の差額を返せということで、百万円...全文を見る
○津村委員 違う運賃にしても、実際、リニアで名古屋まで行った人には、より高い特急料金を取れば公平性は確保できるのではないかということが私なりにこの表の括弧で示した数字でございます。例えば、特急料金を六千七百十円、現在の四千八百三十円の「のぞみ」よりもかなり高く設定すれば、そういっ...全文を見る
○津村委員 今の最後のお言葉は、JR東海さんにこのシミュレーションをするように要請していただけるということでよろしいですね。そういうお話だったと思います。
○津村委員 ごめんなさい、何を伝えるんですか。
○津村委員 これは見ていただければわかるので、大臣の御意見として、試算を行うことを伝えていただくということだと思うんですが、もう一度きちんと御答弁ください。
○津村委員 飛行機等も飛んでいない時間ですので、競合がありませんから、純粋な新規需要の掘り起こしにつながると思いますし、先ほどの営業キロ、建設キロの問題と同じく、これも過去の訴訟の経緯があったことでありまして、一民間企業が訴訟リスクを負うということは非常に大変なことですから、ここ...全文を見る
○津村委員 最後の質問になります。  超電導リニアの最高速度について、今後の可能性を模索していきたいという意味で、さらなる需要掘り起こしに向けて、これも御提案といいますか、議論の幅を広げるためにお伺いをさせていただきます。  先ほどのやりとりで少し押しましたので、済みません、...全文を見る
○津村委員 最後に一言申し上げたいと思いますが、この委員会の開催に当たりましては、TPP特別委員会等の不正常な状況も含めて、与野党の理事がさまざまな建設的な議論をしながら、何とか本日の質疑、採決に向けて努力をしてきたという経緯がございます。にもかかわらず、大臣が事前の事務方の説明...全文を見る
○津村委員 ただいま議題となりました附帯決議案につきまして、提出者を代表いたしまして、その趣旨を御説明申し上げます。  趣旨の説明は、案文を朗読してかえさせていただきたいと存じます。     独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備支援機構法の一部を改正する法律案に対する附帯決議(...全文を見る
11月18日第192回国会 衆議院 国土交通委員会 第6号
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○津村委員 バス、トラック、タクシーなどの交通産業に深くかかわります道路運送法改正について質問をいたします。  まず初めに、二〇一六年一月十五日に起きました軽井沢スキーバス事故でお亡くなりになった若い皆さん、乗務員の方々、そして御遺族の方へ謹んで哀悼の誠をささげます。  早速...全文を見る
○津村委員 一枚おめくりいただきますと、更新それから監査の現行のスタッフの数と来年度の要求人員についてまとめさせていただいております。そして、監査の方ですけれども、こちらは、国の公務員の仕事だけでは足りないということで、民間の指定機関を設立するというのが今回の改正案のもう一つの柱...全文を見る
○津村委員 もう一つの柱が欠格期間の延長であります。不適格者の安易な再参入、処分逃れの阻止ということで、二番目の大きな柱としてうたわれているわけです。  この欠格期間を二年から五年に延ばすということですが、現行の二年の欠格期間の後、再参入した方というのは今までいらっしゃるんでし...全文を見る
○津村委員 ことし一月の事故を受けて、一年後のまたスキーシーズンの来る前に今回の改正案を施行、公布しようということで、一年間で国交省の皆さん、関係者の皆さんが大変な御努力をされているということだと思うんですが、先ほどもマンパワーの面でも確認させていただきましたように、やはり、これ...全文を見る
○津村委員 貸し切りバスにつきましては、規制緩和の影響ということも一つございますが、もう一つは、やはり、今、東京オリンピックを控えて、国を挙げて取り組んでいる訪日外国人観光客の誘致あるいは拡大に向けた取り組みも一つ大きな要素として考えなければいけないと思います。都内も含めて、貸し...全文を見る
○津村委員 国全体のバランスのとれた定量的なデータの収集ということを御提言したわけでございます。今、前向きな御答弁をいただいたと認識しますので、今後、継続的に、また国交省の皆さん、大臣とも議論をさせていただきたいということを申し添えておきます。  続きまして、もう一枚おめくりい...全文を見る
○津村委員 警察庁にも伺いたいと思います。
○津村委員 警察庁に一つお願いがございます。  最後の資料でございますけれども、この資料十一は、自主返納と免許の失効の数をグラフにしたものでございます。  今、これはドライバー全体ですけれども、高齢者の皆さんが運転された車で小学生の列に突っ込んでしまうとか、ドライバーの高齢化...全文を見る
○津村委員 時間になりましたので質問はここまでとさせていただきますけれども、最後に、石井大臣に一言お願いをさせていただきたいというふうに思います。  今回の軽井沢スキーバス事故は、規制緩和後のチェック体制に改善すべき点があったということで、早速、この一年間で速やかな御対応をされ...全文を見る
12月02日第192回国会 衆議院 国土交通委員会 第7号
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○津村委員 日本の天気予報につきまして、精度向上を図る観点から、気象庁を所管する石井国土交通大臣に質問をいたします。  天気予報は、観測、解析、予測、応用、予報の五つのステップを経て作成されております。  精度を大きく左右する要因といたしましては、一次資料である観測データの精...全文を見る
○津村委員 一枚おめくりいただきますと、資料三でございます。こちらは折れ線グラフとなっていますが、気象用語ですので皆さん少しわかりにくいかもしれませんけれども、上のグラフは雨の予報の適中率のグラフです。下の予報は晴れと曇りです、降水なしです。  目盛りのところをよくごらんいただ...全文を見る
○津村委員 国土交通委員の皆さん、資料四は、降水の有無、つまり、雨が降るか降らないかの適中率の、季節ごと、かつ地域ごとの実績であります。北海道と沖縄は予報が難しい、そして夏と冬は予報が難しいということであります。皆さんの御地元も含めてごらんいただければというためにつけました。 ...全文を見る
○津村委員 今、大変詳しい御答弁をいただきまして、三つの要素についてお話をいただきました。  多少専門的でしたので、私なりに三つを委員の皆さんに少し解説させていただきますと、一つ目は、スーパーコンピューターの技術的な能力の問題です。二つ目は、雨と言って実際は晴れても余り世間的に...全文を見る
○津村委員 数字は数字として説明しながら、これだけ気象予報士の皆さんも大勢いらっしゃるし、気象庁の皆さんも説明能力を高めていらっしゃるので、プラスアルファの説明ですればいいと思うんですけれども、いかがですか。
○津村委員 つまり、数字をなめているわけですよね。科学的なデータに人間の判断を混入して数字として発表するというのは、数字の扱いとして不適当ではないかと言っているんです。
○津村委員 科学者として誠実な態度でその数字を扱うとすれば、スーパーコンピューターによれば〇%、ないしは四捨五入すると〇%になる結果ではあるけれども、しかし、当該地域のどこかでは誤差の範囲で雨が降るかもしれない、そういうことですよね。それを一〇%から四〇%と言うのは間違っていませ...全文を見る
○津村委員 一番最初に申し上げたとおり、おっしゃるとおりで、これは価値観の問題です。そういうことでやるというのであれば、それは決めの問題ですから、大臣がそこまでおっしゃるのであれば、それで結構かと思います。  そこで、提言ですけれども、一〇%刻みであることが予報との乖離を生んで...全文を見る
○津村委員 皆さん、私、S字カーブをお見せしました。これは、ずれているじゃないかという評価もできる一方で、きれいにずれているんですね。つまり、ある意味ではすごく精度が高いんです。ですので、ある種の方程式をここに加えれば、多分、きれいな確率になっていくとも思うんです。  つまり、...全文を見る
○津村委員 資料を幾つかつけさせていただきましたので、皆さんに御参考までに少し御紹介したいと思います。  資料六ですけれども、これは、三年前に導入された、数十年に一度の大雨が降る、数十年に一度の災害が来るよという特別警報の発令実績であります。  この三年間で、数十年に一度とい...全文を見る
○津村委員 再来年の通常国会というタイミングを意識していただいて、大変ありがとうございます。  時間が参りましたので、終わります。
○津村委員 ただいま議題となりました運転者への健康起因事故対策に関する件につきまして、提出者を代表して、その趣旨を御説明申し上げます。  なお、お手元に配付してあります案文の朗読をもって趣旨の説明にかえることといたします。     運転者への健康起因事故対策に関する件(案) ...全文を見る
12月09日第192回国会 衆議院 国土交通委員会 第8号
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○津村委員 ことし一年間で石井大臣に約十回近い質問をさせていただきました。恐らく本日が年内最後の質問になると思いますので、これまでるる質問させていただいてきたことが本当に御答弁どおりになっているのかということをフォローアップさせていただきたいというふうに思います。  一点目は、...全文を見る
○津村委員 リニア新幹線を議論する際に、これは新幹線であるというふうに最初に定義したことの無理といいますか、そこから自動的に新幹線の騒音対策というルールが適用されることになって、実態とここはそぐわない部分ではないのかなというのが私の問題意識でございます。まだ開業までは十年以上ござ...全文を見る
○津村委員 全国に三千近くあるこの遮断機のない第四種踏切について、五年間で合わせて三十数件しか支援ができていない、一年間で六件しかやっていないということですから、これはこれからあと五百年かかるわけですね。  国土交通省さんは、大きな建前を持っていらっしゃいます。それは、踏切は社...全文を見る
○津村委員 今、大変長い丁寧な御答弁をいただきましたけれども、その中に、踏切道改良法で新たに設置する協議会の活用や、あるいは民間鉄道を集めた保安連絡会議の話など、新しい周知徹底の方法について具体的な御答弁をいただいたことは大変ありがたいと思っております。  毎年数十人の方が、恐...全文を見る
○津村委員 非常押しボタンが遮断機の内側からも外側からもきちんと押せるようになっているかどうかの実態把握をお願いいたします。時間がかかると思いますので、通常国会で確認させていただきます。  資料五でございますが、こちらは物流効率化法のときに私が皆さんにお示しした図表でございます...全文を見る
○津村委員 複数の政令市で取り組みが始まっているという御答弁がありました。注視していきたいというふうに思います。  最後に、水産庁の政務官に来ていただいていると思いますが、海上交通法の質疑の中で、ことし、パナマ運河の拡張ということが行われました。また、北極海航路等、新しい海運業...全文を見る
○津村委員 石井大臣、そういうことでございます。ぜひ海上保安庁とこの件について議論を進めていただきたいというふうに思います。  詳しい資料を資料六としてつけておりますので、皆さんぜひごらんください。  終わります。