寺田学

てらたまなぶ

比例代表(東北)選出
立憲民主党・無所属
当選回数6回

寺田学の2015年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月10日第189回国会 衆議院 予算委員会第一分科会 第1号
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○寺田(学)分科員 民主党の寺田です。  風営法の改正について質疑をしたいと思います。  風営法といいますと幅広にあるんですが、いわゆるダンス及びクラブ、クラブミュージック、その点に関する法改正、今閣法で出されていますので、委員会質疑に先立って、この分科会でも質疑をさせていた...全文を見る
○寺田(学)分科員 大枠での御趣旨を御説明いただきました。  私自身、三年前、それこそ平沢委員長含めて、超党派でクラブに対する規制を緩和していこうということで動き出したのが、ようやく閣法で出てくる形になったと思います。何十年も変わっていない法律であったので、時代と生活様式の変化...全文を見る
○寺田(学)分科員 ごめんなさい、もう一つです。  それでは、なぜそれから今深夜営業を解禁する形になったのか、警察庁内部での考え方の変化は何にあるのかということをお伺いしたいんです。
○寺田(学)分科員 どうしても難しい答弁になってしまうのがあれなんですが、ナイトライフの充実というものは尊重すべきだというふうに警察としても考えているということですね。さまざまな規制をかけなきゃいけないけれども、そもそも人間生活としてナイトライフの充実というのは大事だという価値観...全文を見る
○寺田(学)分科員 規範的には夜は寝るものだということはありながら、ナイトライフの充実というものに関しても一定の理解を示して今回の改正に至ったということで、今うなずかれていますけれども、それではもう一つ。  いわゆるクラブ、音楽を聞いて踊っているクラブないしはクラブミュージック...全文を見る
○寺田(学)分科員 クラブ自体に対する認識は変わっていないというような御答弁がありましたけれども、いずれにせよ、規制をかけている対象ですから、十分警察としてもその実態ということを踏まえていただきたいと思います。  これから、二〇二〇年東京オリンピックに向けて、世界各国からさまざ...全文を見る
○寺田(学)分科員 それで、警察庁としても、今国民の求める声を聞きながら、今回法改正の内容を詰めていったと思うんです。  局長で構いませんけれども、国民の求める声に対して、今回の法改正が十分追いついている、声自体を素直に全て受けとめて、十分なものであるという認識なのか、まずは一...全文を見る
○寺田(学)分科員 この法改正の中身を詰める上で、法の枠組みをつくる上で、今局長が御答弁されたとおり、事業者の方、住民の方、専門家も含めて、さまざまなところからお聞きになられたということは理解しました。  もうこの法律を提出されて、これから内閣委員会の中で議論され、可決された場...全文を見る
○寺田(学)分科員 法律自体も大事ですが、それを本当に実効たらしめる意味でも、政令を決める、その内容自体をいかに実態に即した形で決めていくのかということが、この法律の趣旨を完遂することになると思いますので、非常に大事だと思います。事業者、そしてユーザー、または既存店の近隣の方々、...全文を見る
○寺田(学)分科員 済みません、予想していない返答だったのであれですが、そのときの御印象と、今、法改正前ですので、現行の法律と実態との乖離ないしは合致点、どのような考え方をお持ちになられましたか。
○寺田(学)分科員 いつ行かれたか、それは個人的な御趣味で行かれたのか、お仕事という意味で行かれたのかわかりませんが、まず、この法律が委員会において審議され、無事可決されることになったとしたら、もう一度で構いませんので、また現場の方に足を運んでいただくことをお約束できませんでしょ...全文を見る
○寺田(学)分科員 おつき合いいたしますので、一緒に勉強させていただければと思います。  これから法律のもっと細かい部分に入りますが、やはり事業者の方々に聞いてみますと、警察全体にわたることですが、取り締まられる及び許可を受ける、さまざまなことに対してかなり裁量があって、事業者...全文を見る
○寺田(学)分科員 なぜ照度で分けたのかという理由を、現行法でこういう分け方をしているからという理由は、警察庁の内部では理由として成りますが、やはり一国民、事業者の方々を含めていうと、なぜ暗いとだめなんだ、規制が厳しくなるのかということに対しては、素直な疑問を抱かれているとは思い...全文を見る
○寺田(学)分科員 るる説明いただきましたので、最後の部分だけもう一回確認をしたいと思います。  もちろん、照度というものを一つの基準にして、許可、また、許可の取り消し、さまざまあるとは思いますが、それの取り締まりに関しては、一過性の、一瞬の、測定が非常に難しいということはあり...全文を見る
○寺田(学)分科員 そういうことで、事業者の方々も、経済活動を営みながら、また、多くの方々に喜んでもらおうと思って頑張っているわけですから、もちろん、その場の中で違法行為が行われている等々がある場合には、それは毅然とした態度で取り締まりに臨んでほしいということは当然ながらですが、...全文を見る
○寺田(学)分科員 今具体的な事例をさまざま列挙していただきましたけれども、やはり、冒頭大臣もお話をされていましたが、さまざまな人間生活の、国民生活が変化してライフスタイルが変化している中において、今挙げられたあり方以外のあり方もさまざまあると思いますし、果たしてそれが昭和の初期...全文を見る
○寺田(学)分科員 時間がもうありませんけれども、最後です。  今回、この法律が通った後に、新たにできた特定遊興飲食店営業というジャンルの営業体が許可されるには、条例の方でその地域を限定するという新しい枠組みになりました。今まで原則自由だったものが、原則だめで、許可されるところ...全文を見る
○寺田(学)分科員 時間になりましたので終わりますが、いずれにせよ、国民生活の実態に即して柔軟に考えていただきたいということ、そしてまた、オリンピックに向けて、本当にこういう音楽、文化というものは大事でありますので、そこも柔軟に考えて警察当局としても取り組んでいただきたいというこ...全文を見る
03月10日第189回国会 衆議院 予算委員会第五分科会 第1号
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○寺田(学)分科員 民主党の寺田学です。  きょうは、大臣及び局長、役所に対して、社会福祉法人についての質疑を三十分させていただきたいと思います。朝から晩まで御苦労さまでございますが、よろしくお願いします。  まず一点ですが、そもそもですけれども、これから少子高齢化が進んでい...全文を見る
○寺田(学)分科員 私も、大臣がお話しされているとおり、最近ニュースをにぎわせている私的流用等々というのはごく一部の法人であって、多くの法人の方々は、社会的な意義を感じながら、使命感を持って頑張っていらっしゃると思います。  ですので、本当に国民全体から社会福祉法人に対する信任...全文を見る
○寺田(学)分科員 今、御答弁いただいたとおり、さまざまなアプローチで監査を強めていく、適正化を図るということは大事ですが、私が申し上げたとおり、そもそも監査する主体の人間が天下って、そこにまた役所時代の上下関係などがある場合において、いかに裁量権を少なくするとはいえ、監査をする...全文を見る
○寺田(学)分科員 一足飛びに禁止だ何だまで踏み込めないというのはわかりますけれども。  では、答弁に不満だったらちょっと大臣にお伺いしますが、せめて、今、全国の社会福祉法人に、認可権を持つ、もちろん県庁でもいいです、市役所でもいいです、そういう方々が社会福祉法人に天下りをされ...全文を見る
○寺田(学)分科員 大臣にも確約の御答弁をいただきたいんですが、よろしいですか。
○寺田(学)分科員 多くの法人がありますのでお時間がかかることは仕方がないと思いますが、ぜひ実態把握を含めて調査していただければというふうに思います。そしてまた、その数字等を速やかに公表していただきたいと思います。  先ほど、局長の方から、監査を強める意味で裁量権を狭めていくと...全文を見る
○寺田(学)分科員 監査の実効性を保つためにこれからさまざまな改正を行うというのは、それは事実ですけれども、局長が御答弁されたとおり、裁量権をできるだけ減らしましょうという中において、この監査自体の、二年に一回に緩めることに関しては、先ほども申し上げたとおり、法人本部の運営につい...全文を見る
○寺田(学)分科員 大臣もよろしくお願いします。イニシアチブをとってやっていただきたいと思います。  監査のあり方はいろいろあると思うんです。市民の皆さんからチェックを受ける、利用者の方から声が上がってくる、それがある種、議会を通じて、市の対応、県の対応に対してのチェック機能を...全文を見る
○寺田(学)分科員 今大臣が言われた、国として積極的に公開をするための努力をしているというのは、具体的にはどのような努力になるんですか。
○寺田(学)分科員 今局長が言われたそういう指導をしているということは、この新聞記事が載る前から行われていることですか、載った後に行われていることですか。
○寺田(学)分科員 では、少なくともこの新聞報道にあるような自治体に対しては、個別に指導されたんですか。
○寺田(学)分科員 大臣にもお伺いしたいんですが、今局長が御答弁されているとおり、省庁として指導していても、このような記事が出て実態が明らかになる。実態が明らかになった上で、今局長が御答弁されたように、これが全てかどうかわからないけれどもということで、個別にはいろいろ指導している...全文を見る
○寺田(学)分科員 間違っていたら訂正してほしいんですが、監査に関しては、自治事務ではなくて法定受託事務として、国のやっていることを法律で定めて自治体にお願いをしている、本来的な役割というのは国にあるはずなんです。ですので、実質的にやっているのは市であり都道府県であるというたてつ...全文を見る
○寺田(学)分科員 今までどおり、基本的に公開せよと言ってもしてこない現状があるわけですから、ぜひともこのことに関しての厳しい基準を定めて、それを守っていただく指導体制というのを厚労省としても発揮していただきたい。大臣、よろしいですか。
○寺田(学)分科員 最後の質問になりますが、先ほど来大臣もお話しされているとおり、監査をする能力、特に市に関してはかなりまちまち、ばらつきがあって、私もいろいろなところに聞いてみますと、財務諸表自体をしっかり読める人員及び人物が役所にいないということで、監査自体が実質的に非常に機...全文を見る
○寺田(学)分科員 そういうことで、監査能力自体を高めていくためのさまざまなサポートを国としてもやっていただきたいというふうに思います。  それとともに、外部監査の導入も、今回、一定規模以上の法人に対しては義務づけると伺っています。確かにそういう義務づけは大事だなと思っておりま...全文を見る
○寺田(学)分科員 いろいろ御答弁いただきました。  いずれにせよ、多くの社会福祉法人は一生懸命頑張っている反面、一部のそういう不真面目なところが社会福祉法人全体のイメージをおとしめるようなことになりかねません。そういうことに関して、監査をしっかり制度的に担保して頑張っていただ...全文を見る
03月27日第189回国会 衆議院 外務委員会 第3号
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○寺田(学)委員 おはようございます。さまざまな事情と配慮を勘案して朝早い質疑になっていますので、よろしくお願いします。  きょうは法案の審議ですので後ほど始めたいと思いますが、岸田大臣とは初めての質疑になりますので、一問だけ、以前から岸田さんにちょっとお伺いしたかったなと思う...全文を見る
○寺田(学)委員 すばらしい御答弁ありがとうございました。  私も本当に、今大臣がお話しされている保守本流の哲学というものに対して、強く同意をしているものであります。あくまでも個人的な思いですが、今の政権自体が果たして保守本流なのか。  保守政党、保守政党と今言われていますけ...全文を見る
○寺田(学)委員 私も、以前勤めていた会社が海外に駐在員を置くような会社でもありましたので、その地域に、本当に場所を張りつけて人を配置するということ自体があるとないとで大きく違うということは、十分承知しております。ですので、今、アメリカや中国の例をお話しされました。特に中国が、非...全文を見る
○寺田(学)委員 そういう判断の中で、今回具体例を挙げている今の二つの都市の方が出てくると思います。  ちょっと、脇道とは言いませんが、少し議論がずれますけれども、これから本当に日本が世界各国でプレゼンスを示していく意味で、もちろん質は問われますけれども、本当に場所を置いていく...全文を見る
○寺田(学)委員 そういう意味でも、大臣、閣内で頑張ってください。本当にしっかりと外交環境、まあ人を置いたからいいということではないと思いますけれども、まず人ありきの部分もありますので、ぜひともそういう定数、この制度自体をなくすことを私は提案したいと思いますけれども、今、定数管理...全文を見る
○寺田(学)委員 先ほど、一般論では、これから日本のプレゼンスを示すために頑張っていただきたいというところがありましたが、個別具体の部分でいくと、このように、政権を何個か挟んで考え方の変革があったのかもしれませんが、私が役所から聞いた限りでいうと、自民党の無駄撲滅の行革の大きな大...全文を見る
○寺田(学)委員 必要であるということ自体に対しての大きな疑義はないですが、大体の、以前からそういうような需要が盛り上がってくるということを予測し、ある程度の事務所を置いて領事サービスを行いながらというような順を追っている風景が見えないものですから、ぜひとも、国民の皆さんの理解も...全文を見る
○寺田(学)委員 大臣、しっかり御指導ください。  もう一点、ちょっと時間がないので最後の質問にしますけれども、現地にいる仲間から言われて私も初めて気づいたんですけれども、大使公邸の料理人の給与自体を大使のポケットマネーで半分以上出して、私的契約の中でやっているということでした...全文を見る
○寺田(学)委員 一言だけ。  私的な部分にも使っているので云々とか、小さいことを我が党としては文句を言いませんので、大胆にやってください。  以上です。
04月08日第189回国会 衆議院 外務委員会 第5号
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○寺田(学)委員 寺田学です。質問をさせていただきたいと思います。  大臣、連日、国会答弁、お疲れさまでございます。大臣のお姿を見ていますと、民主党が政権をとっているときも、非常に閣僚の方々が国会に縛りつけられて、もう一つの、まあ本来的な業務でもある外遊を含めて、さまざま支障が...全文を見る
○寺田(学)委員 安保環境が変わりまして、国に対する脅威というものが国境を越えて、そういう環境に今あるということはそのとおりだと思いますし、それに関して、一国では守れないので国際的に協調していきましょうということも事実だと思います。  今御説明いただきましたけれども、それでも私...全文を見る
○寺田(学)委員 大臣、申しわけないですけれども、大臣自身も、この積極的平和主義という非常に抽象度の高い主義というものに対して、この外務委員会においても具体的に御説明をできるほど何か気持ちが入っていないのではないかな、そう感じざるを得ません。  私自身、今まで議員をやって、二年...全文を見る
○寺田(学)委員 本当にキャッチフレーズというか、言葉が躍るような感じで、何か実態が見えないんですが、もう一問、この攻めの地球温暖化外交戦略について質問をします。  攻めというのは、何を攻めるんですか。どのような状態、具体的にどのようなことをもって攻めているというふうにお考えに...全文を見る
○寺田(学)委員 御自身が掲げられているこの外交戦略を、他人事のように御説明されると違和感があるんですが。  では、今大臣が御説明された攻めの認識のもと、今、攻めているんでしょうか。  以後、具体的に質問しますが、非常に、攻めと掲げた割には、削減目標を含めていまだ出し切れてい...全文を見る
○寺田(学)委員 具体的な質問に入っていきますけれども、およそ、お題目というか主義として掲げられた攻めの外交戦略というのは、なかなか厳しい状態にあるんじゃないかなと思います。第一次安倍政権にもあったんですが、とにかく、フレーズだけが躍って中身は伴わないということがないようにしてい...全文を見る
○寺田(学)委員 何をしました、これから頑張りますではなくて、現状において、他国を含め、報道を含め、環境NGOを含め、どのような評価が今日本に対してされていると政府自身として認識しているのかということを聞いたんです。御答弁ください。
○寺田(学)委員 評価を受けていると言ってしまえば、それで評価を受けているような現実があるように見えますけれども、少なからず、法案を審議する上でさまざまな資料を取り寄せて、もちろん、国内の報道しかり、海外の報道しかり、あとは、環境分野ですから非常にNGOの方々のプレゼンスが高いん...全文を見る
○寺田(学)委員 本当に厳しい声が寄せられている一面もあるということは事実だと思います。イギリスの気候変動大臣の方から書簡が届いたという報道もありました。内容は非常に厳しいものであったというふうに報道では聞いています。  環境NGO、NGOといってもさまざまなところがありますの...全文を見る
○寺田(学)委員 それでは、その削減目標草案をいつお出しになられるんでしょうか。
○寺田(学)委員 先ほども申し上げたとおり、潘基文事務総長からは、できればことしの三月末までに削減目標を出してほしいという、期待を込めた上での要請を受けられたと聞いていますが、現状、今、出ていない。今、努力しているという経緯はお話をいただきましたが。  これは当初政府として想定...全文を見る
○寺田(学)委員 厳しい評価が一面においてされていることの原因自体が、削減目標を提出できていないことだという御答弁があった上で、今、一生懸命頑張ります、丁寧にやりますとはいいながら、周りから期待されているタイミングよりもやはりおくれているからこそ、先ほど言ったとおり厳しい評価を受...全文を見る
○寺田(学)委員 それは、ほかの国を含めて同じような考え方を持ってやっているわけで、かつ、異例なのかどうかわかりませんけれども、事務総長から、三月末までに日本はイニシアチブをとって出してくれと言われている、期待にも応えられていないわけですよ。国内の作業においてそのような議論の丁寧...全文を見る
○寺田(学)委員 後ほど他の委員から質問があると思いますが、中国主導の投資銀行を含め、環境分野においてはこの問題を含め、やはりスピード感というものが、日本外交、現時点においては私は残念ながら十分とは言えない状態にあると思います。言葉としては、攻めの地球温暖化外交戦略だという立派な...全文を見る
○寺田(学)委員 ポイントを説明していただいても、実際、では、あのときの政治的な判断過程、そしてそれの評価というものがどうであったかということが全くないです。  大臣、今のこの報告、前政権、民主党政権でやっているものですが、国民に対する説明としては十分だとお考えですか。
○寺田(学)委員 答えていないです。  国民の皆さんに対しての説明責任はこの報告書で果たされていますか、十分ですかと聞いているんです。十分ですか。
○寺田(学)委員 答えていないです。  現状の検証結果で国民に対する説明責任は、本件、イラク派遣に関して十分果たされたという認識ですかということです。
○寺田(学)委員 答えていないです。  検証自体に意味があるかと聞いているのではなくて、現在出ているこの検証結果で国民に対する説明責任は十分かという、そのことを聞いているんです。十分ですか、これで。
○寺田(学)委員 では、その意思決定過程を全部公表してくださいよ。公表していないじゃないですか。公表していないから十分じゃないんですよ。  大臣、御就任されてからこの内容を見ましたと先ほど答弁されましたけれども、公表されているこの内容以上の、本当の、公表されていない部分も全部ご...全文を見る
○寺田(学)委員 答えていないです。  公表されているものは当然のことながら、公表されていないものも含めて、御就任されたとき見たというお話ですから、この公表されているもの以上に、本体と言えばいいんですか、結果本体に対してごらんになられていますか。それは役所に聞くことじゃないでし...全文を見る
○寺田(学)委員 ごらんになられた上で、これは国民の皆さんにはお見せできないと。現状、ポイントと、簡単なA4四枚程度の紙が公表されている内容物でありますけれども、本体をごらんになられて、これは国民の皆さんにはお伝えする必要はない、大臣に御就任されてそうお考えになられましたか。
○寺田(学)委員 諸外国の例を持ち出して、ほかの国はやっているからどうだということを安直に言うつもりはありませんが、同じように当時派遣をし、さまざまな犠牲を伴った、イギリスでありオランダであり他の国も含めて、第三者委員会をつくり、戦争後、しばらくたった後含めて、じっくりと検証をし...全文を見る
○寺田(学)委員 今御答弁されている冒頭に、いや、イギリスは武力行使を行った、うちは人道復興支援だ、立場が違うんだというお話がありました。立場が違うと説明の違いがあるんですか。なぜ立場が違うと検証のあり方に対して違いが出るんですか。その理由を教えてください。
○寺田(学)委員 時間ですので次の回に回しますけれども、立場が違うから公表のあり方が違うというのは、私はしっかり理由を説明してもらわないと理解できないですね。  軍事作戦をやったところは、公に、長年時間をかけてしっかりとした検証を行い、人道復興支援をやったところは、申しわけない...全文を見る
04月24日第189回国会 衆議院 外務委員会 第8号
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○寺田(学)委員 寺田学です。  三回目の質疑になります。初めて、法案、条約審議ではなく、一般質疑ですので、長年思っていた専守防衛についての解釈のあり方と、前回の委員会でも質問しましたけれども、イラク派遣に対する検証ということを中心に議論したいと思います。  ただ、一般質疑で...全文を見る
○寺田(学)委員 激動の時代ですから、その年その年でいろいろなことが変化をしていくことは当然でありますが、今の政治状況、そして政治課題、政権が掲げている主要政策を考えますと、私自身、議員になって十年ちょっとになりますけれども、もう本当に、その十年の中においても最大の日本の転換点に...全文を見る
○寺田(学)委員 最後にしますけれども、まあ、ひとり言に近いですが。  他党の人間とはいえ、一国民でもありまして、そして議院内閣制をしいているこの国においては、与党第一党の総裁、党首が総理大臣となり、国を運営していく、大きな方向性を打ち出していくということは、制度上担保されてい...全文を見る
○寺田(学)委員 それでは、先ほど申し上げたとおり、専守防衛についての議論をしたいと思います。  あらかじめ申し上げておくと、今回の閣議決定、去年の閣議決定による新しい安保法制の中身の是非ではなく、自衛隊の活動の範囲が広がるわけですけれども、そういう活動内容の変更に対して、どの...全文を見る
○寺田(学)委員 今御答弁いただいた中の定義、相手から云々とあります。その中の、相手から武力攻撃を受けたときというのは、どのようなときを指しているんですか。御答弁いただけますか。
○寺田(学)委員 我が国に限定してよろしいんですね。
○寺田(学)委員 答弁が変わっています。  一番最初にお答えになられたときには、自国が攻撃を受けたときと言われました。御答弁を変えるんですか。最初の答弁を変えるのであれば、まずそれを訂正すると言ってから、違う答弁をしてください。  今回の、相手から武力攻撃を受けたときというの...全文を見る
○寺田(学)委員 何を言っているか全然わかりません。もう一度ちゃんと答弁してください。  一番最初に、私が、相手から武力行使を受けたときというのはどういうときですかと質問したときには、自国が攻撃を受けたときですとお話をされました。その答弁は間違っているんですか、それともそのとお...全文を見る
○寺田(学)委員 質問に対して答えていないんです。  では、もう少し見方を変えて言いますが、この定義、相手から武力行使を受けたときの中に、他国が攻撃を受けたときも入るんですか、入らないんですか、どちらですか。
○寺田(学)委員 委員長、答えていないです。質問を続けられないですよ。すごく基本的な問題です。
○寺田(学)委員 端的に答えてください。  今お認めになられましたけれども、他国が攻撃されたことも、この歴代内閣が答弁してきた武力行使を受けたときに入るという解釈でよろしいですね。
○寺田(学)委員 他国が含まれるという解釈になったんですね。  これはいつから変わったんですか。
○寺田(学)委員 答えていないです。いつから変わったんですかと聞いているんです。  従前からそうだったんですか、それともいつか変わったんですか、どちらですか。
○寺田(学)委員 手元に、当時の、七月一日の閣議決定がありますが、どこにも書いていません。  どこに書いているんですか。どこに書いているから閣議決定で変わったと言えるんですか。御答弁に責任を持ってください。
○寺田(学)委員 それは新三要件を生み出す意味での閣議決定の文章で、専守防衛の解釈が変わったことを証明している話ではないでしょう。憲法から導き出される防衛の基本的な理念なんでしょう、これは。もし変えているんだったら、その場で書かなきゃいけないじゃないですか。書いていないんですよ。...全文を見る
○寺田(学)委員 岸田大臣にお伺いします。  政府の一員たる防衛政務官が、七月一日の閣議決定で、専守防衛の定義の中にある武力行使を受けたときには他国が入るという変更がなされたと答弁していますが、外務大臣、そのとおりでよろしいですか。
○寺田(学)委員 政府でちょっと答弁が違います。
○寺田(学)委員 では、聞きます。では、他国は入らないんですね。
○寺田(学)委員 新三要件を前提にするからには、新とつけている以上、変わっているじゃないですか。答弁が一貫していないですよ。他国は入らないんですよね。入らないなら入らないと言わなきゃいけないし、新三要件を持ち出したら、それは他国が入っているじゃないですか。  私が申し上げたいの...全文を見る
○寺田(学)委員 わかってやっていると思いますけれども、自国を守るのか他国を守るかの議論じゃないんです。政務官が御答弁された専守防衛の定義は、相手から武力攻撃を受けたとき初めて防衛力を行使し、このときの、武力行使を受けたときに、自国を守るためであろうとも他国を守るためであろうとも...全文を見る
○寺田(学)委員 両方含まれると従前から解釈されていたんですか。それとも、新三要件が決められたときに変わったんですか。どちらですか。
○寺田(学)委員 上手に答弁されていますけれども、逃げていますよ。  だから、受けたときの対象が自国以外の他国にも及ぶということは、従前から、それも変わらず解釈されてきたんですか。わざわざ憲法は解釈改憲をやりましたよね。最初から、従前から、田中角栄が大臣のときからですけれども、...全文を見る
○寺田(学)委員 大臣、一外務委員会の御答弁ではありながら、今まで積み上げてきた、それこそ自民党政権の中で積み上げた議論を、たかだか答弁一つで、今、変えていますよ。  念頭になかったという言い方をしていますが、もともと、この中には、他国が攻められることまで想定されていたわけでは...全文を見る
05月27日第189回国会 衆議院 内閣委員会 第9号
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○寺田(学)委員 寺田学です。  きょうは風営法の改正について議論させていただきたいと思います。  以前、分科会でもちょっと質疑をさせていただきましたが、正直申し上げて、風営法の改正案が国会で議論をこのようにされるというふうにはにわかに信じることができませんでした。  私自...全文を見る
○寺田(学)委員 直前に質問された濱村さんも質疑をされておりましたけれども、今私が質問したことに絡めてですけれども、やはり、今回の法改正によって道が開けるとともに、遊興の定義一つによっては、さまざまな今の営業形態、そしてそれを楽しむ方々の利益と申しますか権利というものが奪われる可...全文を見る
○寺田(学)委員 御尽力ありがとうございます。  一点、御認識ですけれども、そのように御紹介をいただいた以外にもさまざまな業態の店舗、業態があるという、その存在自体はお認めになられますか。
○寺田(学)委員 一個お約束をお願いしたいんですが、辻局長、御尽力いただいて、さまざまな団体から、御紹介を受けた団体からヒアリングをされたと思いますが、それ以外にもさまざまな業態があります。生まれ変わりながらさまざまな業態が出てきますので、警察当局としては、解釈運用基準を決める、...全文を見る
○寺田(学)委員 善良な風俗を守るために取り締まる必要性自体を全て否定はしませんが、知らない及び先入観、そういう形で取り締まることのないように、実態をしっかり把握する努力を続けていただきたいですし、実態に合わせた形で頑張っていただきたいと思います。  その遊興ですけれども、営業...全文を見る
○寺田(学)委員 あなたが答えを出さない限り、やっている側としてみれば、自分たちの行為が当てはまるかどうかわからないじゃないですか。  深夜にお酒を出しながら落語を聞いたら善良な風俗を害するかどうか、何かしらの基準を、歌舞伎でもいいですよ、それに対する警察当局としての考え方をお...全文を見る
○寺田(学)委員 もう存立危機事態よりもはるかにはるかに曖昧ですよ。  今、営業者の積極的な働きかけにより客に遊び興じさせる行為とお話しされましたけれども、積極的なというのは、どのような場合、積極的なと警察として考えるんですか。
○寺田(学)委員 意味がわからないです。  働きかけというのは、お店側の生身の人間が直接働きかける行為だけを限定しているのか、設備として、当然そのことを目的として間接的に働きかけている場合も含むのか、どういう判断なんですか。
○寺田(学)委員 設備だけがあれば大丈夫と。ただ、お店側としては、その設備を使って遊んでいただくことを目的として対価をいただいている場合もあるわけですよね。カラオケボックスなんて、それですよ。  一貫してカラオケボックスに対しては遊興に当てはまらないと言いながら、それ以外のこと...全文を見る
○寺田(学)委員 深夜にお酒を提供させながら、生バンドが、お店側としてはじっくり聞いてもらいたいと思いながら、来た人が、その音楽がとても楽しくて遊び興じてしまった場合はどうなるんですか。
○寺田(学)委員 今御答弁いただいた内容の中で、遊び興じさせると判断する行為が、なぜ善良な風俗を害するおそれがあるんですか。
○寺田(学)委員 全く答えていないです。今、質問を、何個か具体例を言う中で、はっきりと具体例を局長はお話しされましたよ。生バンドがお客さんに対して遊び興じさせるためにやったら、それは遊興に当たると。その今局長がお話しされた具体的なものがなぜ善良な風俗を害するおそれがあるのかという...全文を見る
○寺田(学)委員 いろいろな形態があるというのは、何に係った言葉なんですか。  もう一回お伺いします。生バンドが客にそのような形でお酒を提供しながら夜中にやることが善良な風俗を害するおそれがあるということにつながるのはなぜなんですか。今までずっと答弁されていることは、どういうこ...全文を見る
○寺田(学)委員 夜、生バンドでいい音楽を聞いてお酒を飲んだら享楽的になってしまうんだ、だから規制しましょうというのなんて、世界じゅう、そんなことを言っているのはうちの国ぐらいですよ。  冒頭の質問に戻りますけれども、辻局長は辻局長のお考え、今までの生い立ちがあると思いますが、...全文を見る
○寺田(学)委員 ちょっと厳しい質問にはなりましたが、局長、この法案が通って一段落したら、局長が今まで善良な風俗を害するのではないかというおそれを持っているところの実態的なところを、一緒に、関係者とともに夜回って、実態をチェックしていくことをさせていただきたいなと思いますので、よ...全文を見る
06月01日第189回国会 衆議院 我が国及び国際社会の平和安全法制に関する特別委員会 第6号
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○寺田(学)委員 民主党の寺田です。  きょうで質疑が四日目になりますか、さまざまな議論をされておりますが、一般の方々とお話ししますと、事の重大性には、やはり大きく何かが変わるんじゃないかということは感じながらも、国会の議論を見てみても、専門的な用語が多くて、なかなか何が変わっ...全文を見る
○寺田(学)委員 一個、この専守防衛の議論、この委員会が始まってからも質疑されていますが、報道を含めて若干正確な表現じゃないなと思う部分があります。何かと申し上げますと、他国を守るのではなくて自国を守るのだ、この方針こそが専守防衛であるというような論理展開が時々、国会の中でもあり...全文を見る
○寺田(学)委員 改めて確認します。  この三点を満たして初めて専守防衛だということでよろしいですね。
○寺田(学)委員 いや、余り難しいことを聞いていることではなくて、防衛白書の中に書かれている、専守防衛の定義がこのように書かれていますので。特別何かをひっかけようとしているわけではありません。この三点に合致することが専守防衛ですよねということを聞いているだけですので。
○寺田(学)委員 特別難しいことを聞いていないので、構えずに御答弁ください。  この三つある要素、相手からの武力攻撃を受けたとき、やられない限り、自分たちは防衛力、武力行使をしないという考え方、そして、この後ろ二つが全て、態様も含め、そして所持するものも含めて最小限にしましょう...全文を見る
○寺田(学)委員 先ほどちょっと、時間が始まる前にお伺いしましたが、十三年前、中谷大臣は、名称こそ違いますが、今と同じ立場におられました。防衛庁長官として、同じように防衛政策の責任者としてやられていましたけれども、当時、十三年前、この専守防衛の中の一つの要件、相手から武力攻撃を受...全文を見る
○寺田(学)委員 全く一緒ですかとお伺いしましたので、一緒かどうか、まずそれをお伺いしたいんです。
○寺田(学)委員 特別そこも難しいことは聞いていません。  先週この委員会で御答弁された、我が国または我が国と密接な関係にある他国に対する武力攻撃の発生というのが「相手から武力攻撃を受けたとき」の解釈であると御答弁されました。その解釈は、十三年前の防衛庁長官時代のときと全く一緒...全文を見る
○寺田(学)委員 その解釈が変わった部分はどこですか。
○寺田(学)委員 今回解釈がまず変わったということは御答弁されました。  では、今までは我が国に限られていた「相手から武力攻撃を受けたとき」に、その解釈自体が、我が国、それに加えて、我が国と密接な関係にある他国に対する武力攻撃というものが加わったということの御答弁でした。  ...全文を見る
○寺田(学)委員 当然の帰結だと思います。  もう一点、同じように三つの前提をつけます。法理上、そして新三要件にのっとった、合致した上で、自衛のために、我が国を直接武力攻撃していない、それとともに、我が国に対する攻撃の意思すらない国に対して武力攻撃をすることは可能ですか。(発言...全文を見る
○寺田(学)委員 いや、恐らく、新三要件に合致しないと自民党の方々は言われましたけれども、答弁が若干違いますよね。  新三要件の中にある明白な危険、その要素、考慮要素をさまざま並べていますけれども、攻撃の意思、そしてその態様、可能性でしたか、ちょっと手元に今、探してみますけれど...全文を見る
○寺田(学)委員 いや、余り専門的な言葉を使いながらやっていくと、ごらんになられている方が難しいと思って、専守防衛の観点からお伺いをしているんですが。  言ってみれば、これは北側委員が出された紙を参考に、「新三要件の「第一要件」について」ということがありますけれども、明白な危険...全文を見る
○寺田(学)委員 政府御自身が御答弁されている中で、単なる主観的な判断や推測等ではなく、客観的かつ合理的に疑いなく認められるという条件をつけられているので、主に攻撃国の意思があるかないか、そのことは非常にデジタルに考えられると思います。  中谷大臣にお伺いしたいんです。  攻...全文を見る
○寺田(学)委員 排除しなかったということは、その国が我が国に対して攻撃の意思がない場合においても、法理上可能だということの御答弁でした。  総理にお伺いします。  専守防衛、非常に大事な防衛方針でありますし、総理自身も、いささかの変更もない、専守防衛の考え方は全く変わってい...全文を見る
○寺田(学)委員 中谷大臣にお伺いしますけれども、今、いささかの変更もないと改めて言われたことに私は正直驚いています。  解釈が変わって、解釈が変わったことによって、今までは、我が国が武力行使を受けない限り防衛出動しない、武力行使をしないという大原則がありましたけれども、解釈を...全文を見る
○寺田(学)委員 今最後にお話しされたこと、御自身で否定されているんですよ、最初の答弁で。  専守防衛に関して誤解がある、十分な説明がないということを最初に質問しました。専守防衛の定義ですけれども、あくまでも専守防衛は、他国を守る、自国を守るという話ではなくて、当然憲法で許され...全文を見る
06月10日第189回国会 衆議院 我が国及び国際社会の平和安全法制に関する特別委員会 第8号
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○寺田(学)委員 民主党の寺田です。  午前中の辻元議員に引き続いて一点だけ簡単に質疑をまずした上で、本題に入りたいと思います。  辻元議員の最後の方で、この法案が違憲だった場合にはどうするんですか。御答弁が、適切に判断をするということでした。  釈迦に説法になりますが、大...全文を見る
○寺田(学)委員 適切の中に、法改正、いろいろあると思いますが、まずは政府として、及び政府しかできないことでありますが、執行を停止するというのは今までの全ての違憲判決が出たものに関してはされておりますけれども、執行をまずは停止するということでよろしいですか。
○寺田(学)委員 適切に対応することは、さまざま法改正としてあると思いますが、政府しかできません、可決された法律が執行されているものをとめる、それは政府しかできませんので、まずは政府として執行を停止し、その後、国会との関係もあるでしょうから、適切に判断されるのはわかります。  ...全文を見る
○寺田(学)委員 執行を停止しない理由はありますか。
○寺田(学)委員 私はこの法案について言っているのではなくて、法律を内閣が提案し可決した後に違憲判決が出た場合、政府しかできない、適切な対応はさまざまあると思いますが、執行されているわけですから、その執行をとめることを今まで政府はしてきました。その慣例にのっとって、当然この内閣も...全文を見る
○寺田(学)委員 執行停止をしない理由を、あったら教えてほしいんです。  申し上げますが、学者の方々が違憲だと言われることを自民党の幹部の方は、学者が言っていることに従っていては政治は進まぬとお話をされ、違憲かどうかを判断するのは最高裁判所なんだというふうに言われています。 ...全文を見る
○寺田(学)委員 このことを続けたいですが、わかって御答弁されていると思いますが、法令自体が違憲とされている場合と、適用自体が違憲とされている場合、両方に分かれていて、私が申し上げたのは、全ての過去例は、法令がそのものとして違憲と判断されたというものです。  その場合において、...全文を見る
○寺田(学)委員 それでは、次に進みます。  大臣が六月五日にこの委員会で御答弁をされました、いわゆる政府の裁量の範囲ということです。  この部分、中谷大臣が、辻元委員の質問に対して、「これまでの憲法九条をめぐる議論との整合性を考慮したものでございまして、行政府による憲法の解...全文を見る
○寺田(学)委員 なので、一、二を固定し、基本的論理を維持することによって生まれた当てはめ自体が、政府の裁量の範囲の内だと。  だからこそ、この場合、今まで、私ども野党も含めて、憲法学者の方々もそうかもしれません、この三の部分まで基本的には憲法の解釈で固定されているんだというお...全文を見る
○寺田(学)委員 辻元議員の方が長官と先ほど議論されましたが、私は、この基本的な論理一、二と当てはめを分けることは承服はできませんし、理解できません。  ただ、今回、政府がそのような立場に立っていますので、その論理にのっとった上でということで辻元委員が聞かれましたが、今回、今ま...全文を見る
○寺田(学)委員 ということは、今までは、憲法は何を縛っているのかということに関して、この基本的な論理一、二、そして三まで含めて憲法は許される範囲というものを示していましたが、三の部分は、今、安全保障環境が変わるさまざまな要因によって、この回は集団的自衛権と言っていますが、集団的...全文を見る
○寺田(学)委員 基本的論理が変わっているかどうかということではなくて、今までは、法的に安定しているかどうかということを、この三番目まで含めて、集団的自衛権行使は許されないんだということまで含めて、憲法が制限しているということで安定はしていたと思うんです。今度、政府の解釈は、三番...全文を見る
○寺田(学)委員 私どもとしては、その当てはめが変わり得ることによって法的な安定性は損なわれるのではないかということを質問いたしました。  大臣は、いやいや、基本的論理一、二が守られていれば法的には安定しているんだということでよろしいですか。まず、この二つの基本的論理さえしっか...全文を見る
○寺田(学)委員 ちょっと答弁をやり直してください。ちょっと今、違うことを言いました。訂正した方がいいですよ、今までと言っていましたから。ちょっとそこは違います。
○寺田(学)委員 今の政府の解釈を変えてからそういう形でやっているということでいいですよね。その前は違いますよね。  先ほど、午前中言いましたように、横畠さんが自分から変えましたと言っているんですから、そこはちょっと整理してください。
○寺田(学)委員 なので、基本的な論理を堅持し、当てはめが変わり得るということを憲法解釈として決めたのは、この政府からですよねということを聞いているんです。  先ほど長官自体が言いました、基本的論理は維持していると。ただ、今まで、当てはめを含めて集団的自衛権は憲法上禁止されてい...全文を見る
○寺田(学)委員 今の政府が憲法上法的な安定性が保たれていると言うのは、この基本的な論理を維持しているからだ、これを維持するということが最も安定性にとって大事なんだという御答弁だと思います。  ちょっと一個お伺いしたいんですが、お渡しした資料二枚目、「海外派兵に関する政府見解」...全文を見る
○寺田(学)委員 いや、前から続いているものをそのまま引き継ぐか、今回集団的自衛権の当てはめの部分を変えたように変えるのかということは、先ほどから大臣が御答弁されているように、政府の裁量内だと思います。  今回、この海外派兵に関する政府見解、まさしく、今の政府の論理展開によると...全文を見る
○寺田(学)委員 これが当てはめかどうかを聞いているんです。これは当てはめなんですか、基本的論理から導かれた当てはめなんですか、当てはめじゃないですかということを大臣に聞いているんです。
○寺田(学)委員 今、規範を当てはめた結果がこういう結論になっているということを最後御答弁されました。当てはめと呼ぶのか、基本的な論理から導き出された結論と呼ぶのか、それは呼び方はあると思いますが。  それでは、大臣、この海外派兵に関する政府見解は、基本的な論理を維持した上で、...全文を見る
○寺田(学)委員 答えていないですよ。ちょっと今のはひど過ぎる。当てはめなんですよね、変わり得るんですかと聞いているんです。
○寺田(学)委員 変わり得るかということをお伺いしているんです。基本的論理を維持した範囲の中で変わり得るんですかということを聞いているんです。変わるか、変わり得ることはないのか、どちらかです。
○寺田(学)委員 なぜ変わらないんですか。  基本的論理一、自衛権はある、二、必要最小限に限るという具体性の乏しい二つの規範を出された上で、社会情勢、安全保障情勢を考えれば、今までは、集団的自衛権の行使は憲法上許されないという政府見解があったものを、その当てはめ部分の集団的自衛...全文を見る
○寺田(学)委員 厳密に聞きますけれども、変えるつもりがないという話ではなくて、変わらないんです。  先ほど言いましたけれども、一切今後変わらないと言いました。それは意思によって変えられることができるけれども変えないのか、それとも変えることができないのか、これはどちらですか。
○寺田(学)委員 今、変えられないと言いましたよね。変えられないという理由は何ですか。
○寺田(学)委員 変えられないと御答弁を大臣がされました。その変えられない理由を聞いているんです。変えない理由ではないです。変えられない理由ということを聞いているんです。委員長、よろしくお願いします。
○寺田(学)委員 それが当てはめなんですよね。それが当てはめで、今回、集団的自衛権に関しては当てはめは変わったんです。これは当てはめですかと聞いたら、当てはめですと。当てはめの部分というのは政府の裁量ですよねと、一番最初のときは政府の裁量ですとお話ししました。  なので、政府の...全文を見る
○寺田(学)委員 基本的論理の一と二を私は聞いているんじゃなくて、一と二によって導かれる三の当てはめ部分がこれだというので、それは変わるんですかということを聞きました。一と二の基本的な論理が変わっていなければ何々ということではないです。  もう一度聞きますけれども、この政府見解...全文を見る
○寺田(学)委員 大臣が御答弁された、この政府見解は今後一切変えられないと言った理由を、委員会の方に御提出していただきたいと思います。委員長、よろしくお願いします。
○寺田(学)委員 大臣が、この政府見解を変えることができない、変えられないと御答弁されたその理由を、政府統一見解として委員会に出してください。よろしいですか。
○寺田(学)委員 残り時間少ないですが、今回、憲法に違反しているんじゃないか、違憲ではないか、集団的自衛権を現憲法で認めることは違憲ではないかということが、憲法学者、そしてまた野党、マスコミ、国民の皆さんの中の一部から寄せられていることは事実だと思います。  大臣も、今まで委員...全文を見る
○寺田(学)委員 広義、狭義、広い狭いはちょっと後ほど時間があれば議論しますが、御著書の中で、憲法九条のもとにおいて許容されてきた自衛権の行使は、我が国を防衛するために必要最小限の範囲にとどめるとの政府答弁があり、集団的自衛権を行使することは、範囲を超えるので許されない。政府答弁...全文を見る
○寺田(学)委員 四十七年見解以外は何かありましたか。
○寺田(学)委員 またこの四十七年見解になりますが、四十七年見解をもとに御自身として違憲だと考えられていたわけですけれども、そのときに、今回の法改正によって行使が可能になることは許されていた、その四十七年見解をもとに憲法違反だと考えたときには、その余地が残っていた、今回の法改正に...全文を見る
○寺田(学)委員 自民党の経緯というよりは、大臣、大臣自身は、今まで集団的自衛権は違憲だと思っていた方が、急に合憲になって、法案の提出者になっているわけですよ。その理屈をしっかりと国民の皆さんに答えることができなければ、合憲をしっかりと証明することは難しいと思います。  それで...全文を見る
○寺田(学)委員 ごめんなさい、大臣のお言葉をかりてちゃんと言います。  先ほど、狭義と言いました。広義と狭義の分け方はあったんですかという話をしたんです。
○寺田(学)委員 それで、大臣が違憲だと、その当時は広義と狭義の境目はなかったのかもしれませんが、るる御答弁されている中で大臣が主張されているのは、外国を守る目的を持って外国を守る、そういう集団的自衛権は違憲だと思っていたという御答弁をされていましたが、その理解でよろしいですか。
○寺田(学)委員 それでは、自国を守る目的で他国を守る集団的自衛権は、当時から合憲だと思っていたんですか。
○寺田(学)委員 少し緒方委員の時間をもらうことを緒方委員から了解を受けましたので、もう一問だけしますけれども、もう一回聞きます。  大臣は、他国を守る目的で他国を守る集団的自衛権は憲法違反だと思っていた、今回はそれはないから合憲だと思っているという御答弁をされています。  ...全文を見る
○寺田(学)委員 時間が参りましたので、このことも含めて、また次回、質問したいと思います。  以上です。
06月15日第189回国会 衆議院 我が国及び国際社会の平和安全法制に関する特別委員会 第10号
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○寺田(学)委員 寺田です。  長島先輩に引き続き、砂川判決のことをお伺いしたいと思っています。  一問目なので、軽く大臣にちょっとお伺いしたいんですが、私も土曜日、日曜日に地元に帰りまして、いろいろな方とお話をしました。やはり否定的な考え方の方が多いです。  その中で言わ...全文を見る
○寺田(学)委員 ごらんになられたのであれば、憲法審査会で高村副総裁が言われたこと、そしてまたきのう「日曜討論」でお話しされたことと、今回、法案提出者である中谷大臣、個人的ですけれども、以前は集団的自衛権を違憲だと思われながら今回合憲に考え方を変えられた方として、ぜひ説得力ある御...全文を見る
○寺田(学)委員 冒頭申し上げましたけれども、ごらんになられている国民の方は、何を信じていいかわからない、政府とそれ以外の方が言われていることの違いがあるかどうかということも確認をしたいんだと思います。  ですので、理由があるとすれば後ほどお伺いしますので、まずは違うかどうかと...全文を見る
○寺田(学)委員 同じでよろしいんですよね。
○寺田(学)委員 自衛権そのものは認められると砂川判決が判決の中で認めたということは、高村副総裁のお考えと中谷大臣のお考えは一緒だということでした。  それでは、その自衛権の範囲ということに関して何かしら砂川判決は言及をし、そして何かを定めているというふうに中谷大臣はお考えです...全文を見る
○寺田(学)委員 それでは、先ほど長官がお話をされている中にもありましたが、この砂川判決の中に集団的自衛権の合憲性に対する言及はありますか、ありませんか。
○寺田(学)委員 質問に答えてください。集団的自衛権の合憲性に対する言及はありますか、ありませんか。
○寺田(学)委員 いやいや、私の質問は、集団的自衛権の合憲性に対する言及は砂川判決の中でありますかということですので、あるかないか。あるとすれば、そのある部分をおっしゃってください。ないとすれば、ないと御答弁ください。どちらですか。
○寺田(学)委員 では、もう一度お伺いします。集団的自衛権の合憲性に対する言及はありますか。
○寺田(学)委員 それでは、言及がないが、言及がないことを今回の法案の限定された集団的自衛権の合憲の根拠と解釈されますか。
○寺田(学)委員 もう一回聞きます。  言及はしていないということでした。合憲性に対する言及は砂川判決ではないと。(発言する者あり)
○寺田(学)委員 合憲性に対する言及は砂川判決ではないということでした。まず、これは確定です。  その上で、言及がないことを今回の限定された集団的自衛権が合憲であるという根拠にされますかというお話をお伺いしました。もう一回御答弁ください。
○寺田(学)委員 一個一個整理していっているんです。  砂川判決に集団的自衛権を合憲であるという言及はないと。言及はないけれども、今回法案として出されている限定的な集団的自衛権を合憲と、根拠とすることはこの砂川判決からありますかと聞いているんです。この砂川判決を今回の限られた集...全文を見る
○寺田(学)委員 改めて、ごらんになられている方にわかりやすいようにお伺いします。  もう一度お伺いしますが、集団的自衛権に関して、合憲である、その合憲性に対する言及はこの砂川判決の中ではないということは、大臣がお答えになられました。  それでは、言及はないけれども、今回の、...全文を見る
○寺田(学)委員 もう一度お伺いします。それでは、今回の限られた、限定された集団的自衛権が合憲であるという根拠をこの砂川判決には求めていないということでよろしいですね。(発言する者あり)
○寺田(学)委員 政府の説明、これからの説明の姿勢をちゃんと整理したいんです。  この改正法案が合憲だ、違憲だという議論が、今本当に、有権者の中、国民の中にもあります。それを政府がどのようにして、いや、合憲ですと説明するのかというところを聞いているんです。高村さんは高村さんで独...全文を見る
○寺田(学)委員 新三要件の砂川判決との関係を聞いているのではなくて、合憲性というものを政府が証明しようとする中において、この砂川判決を合憲の根拠とされるんでしょうかということを聞いているんです。新三要件の話は聞いていません。  この法案が、限られた集団的自衛権が合憲であるとい...全文を見る
○寺田(学)委員 直接の根拠ではないということでした。わかりました。  それで、今、軌を一にするというお話がありましたので、確認の答弁をちょっとお願いしたいんですが、ことしの六月九日、最近の参議院の外防ですけれども、軌を一にするとは、いわゆる四十七年見解の基本的論理一、二、そし...全文を見る
○寺田(学)委員 基本的な論理一、必要な自衛の措置をとることを禁じているとは到底解されない、まさしく砂川判決でお答えをされた部分だと思います。  なので、基本的論理二、とはいえ、しかしながら、自衛のための措置を無限定に認めているわけではない、必要最小限の範囲にとどまるべきである...全文を見る
○寺田(学)委員 基本的な論理一、基本的な論理二というのが、政府見解、四十七年見解というものであります。基本的な論理一、必要な自衛の措置をとることを禁じているとは到底解されないということと軌を一にしているんだという御答弁でしたので、それでは、基本的な論理二に当たる自衛のための措置...全文を見る
○寺田(学)委員 長官から御答弁いただきました。  では、大臣、それを受けてしっかり答えてください。  基本的論理一、二の一は軌を一にしているということでしたが、基本的な論理二というものは砂川判決と軌を一にしているわけではないということでよろしいですか。
○寺田(学)委員 軌を一にしていないということですね。
○寺田(学)委員 総理が六月八日、ドイツで記者会見をされて、同じように質問されたときに、砂川事件に関する最高裁判決の考え方と軌を一にするものでありますとお話しされていますが、当然ながら、大臣のお考え方、整理と同じでよろしいですよね。
○寺田(学)委員 だから、総理と同じで、総理と大臣のお考えは一緒でよろしいですよね。
○寺田(学)委員 総理と大臣と、当然、砂川判決と四十七年見解の整理は同じであるということでした。そこはあっさり確認できるものだと思ったんですが。  それで、きのう、「日曜討論」をじっくりごらんになられたとお話しになりました。  高村副総裁は、今回の限定的な集団的自衛権の根拠、...全文を見る
○寺田(学)委員 今回の限られた集団的自衛権、それを高村さんはテレビ報道の中で、いやいやいや、明示的に集団的自衛権と個別的自衛権を分けていない、だから、今回の限定的な集団的自衛権というものは憲法の番人たる最高裁が認めておるんだという御趣旨で御発言されました。それと一緒だとすると、...全文を見る
○寺田(学)委員 それでは、大臣の、高村さんの御発言をどのように捉えているかをちょっと整理させてください。  高村副総裁は、私が聞く限りにおいて、「日曜討論」も憲法審査会もそうですが、個別的自衛権、集団的自衛権と分けてこの判決では言及していないのだから、今回の限定的な集団的自衛...全文を見る
○寺田(学)委員 高村副総裁の考え方の基本は、判決文において明示的に個別と集団を分けていないからこそ、個別にせよ集団にせよ、何かしらが認められないということではないでしょうというお話をされていると思うんです。  先ほど、砂川判決自体が今回の限定的な集団的自衛権の直接の根拠ではな...全文を見る
○寺田(学)委員 御丁寧に御答弁いただけているんですが、もう一回繰り返します。  とすれば、憲法の条文そしてまた最高裁判所の判決に明示的にそれは禁止されていると言われない限りにおいて合憲の余地というのがあるわけではない。難しいですね、言い方が。明示的にそれは禁止だと言われたこと...全文を見る
○寺田(学)委員 自民党さんのビラになってしまうので、自民党さんの考え方を代弁される方はこの中には資格的にはいないので難しいですが、政府のお考え方でもいいです。  「徴兵制も、決してありません。」という文言があります。徴兵制は、憲法の条文でも判決の中でも明示的に禁止はされていま...全文を見る
○寺田(学)委員 そのような、徴兵制は苦役に当たるという、憲法の明文にはありませんけれども、判決はあるんですか。
○寺田(学)委員 憲法の番人たる最高裁判所の判決が出るには、徴兵制がしかれて、それに対して訴える方がいて判決が出ない限り出ないので、なかなか難しいと思います、憲法の番人が判断するのは。だからこそ、高村さんが言われる、いや、憲法に明示的に書いていないから認められる余地があるんじゃな...全文を見る
○寺田(学)委員 高村副総裁の言葉にのっとって議論した方が整理しやすいと思ったので聞いたんです。意図的、便宜的な憲法解釈ですか。
○寺田(学)委員 そうではないということであれば、大臣のお考えになる意図的、便宜的な解釈というのはどのような解釈なんですか。
○寺田(学)委員 それは一問前の答弁ですよ。  大臣が、意図的、便宜的な憲法解釈ではないと否定されたので、大臣のお考えになる意図的、便宜的な解釈というのはどのようなものなのか。ないと言っている以上、その規範を教えてほしいということです。
○寺田(学)委員 高村副総裁が言われているわけですよ。これが合憲であるということの理由の一つとして、意図的、便宜的な憲法解釈じゃないと言われた。大臣にお伺いしました。今回の憲法解釈、高村さんはこう言われていますけれども、意図的、便宜的な解釈だと思われますかと言ったら、違うと。 ...全文を見る
○寺田(学)委員 考え方を逸脱する。意図的というのは、ある種の意図を持って御自身の都合のいいように解釈することかなと、私は辞書を調べながら思いましたけれども、そういうのが意図的というんですかね。どうでしょう。
○寺田(学)委員 ちょっと時間がもうあれなので進めますが、きょう、お手元に一枚だけ資料をお配りしました。砂川事件最高裁判決の抜粋で、一字一句、今お話ししたいところを抜きました。いわゆる統治行為論です。高村副総裁が、きのうのテレビでも乱発をされていましたし、憲法審査会でも統治行為の...全文を見る
○寺田(学)委員 そのような御見識があるのであればお伺いしますが、この統治行為論は、集団的自衛権がどのように認められるかということを国会ないしは内閣に委ねたものだという読み方でよろしいんですか。
○寺田(学)委員 高村さんの言われる、集団的自衛権の自衛の範囲というものは高度に政治性を有するものだから内閣及び国会の判断に委ねられているというお話でしたが、大臣は、同じように、集団的自衛権の自衛の範囲というものは極めて政治性が高いということで内閣及び国会の判断に従うべきというふ...全文を見る
○寺田(学)委員 この統治行為論、砂川判決で言われた、「本件安全保障条約は、」ということで承認した国会、条約を締結した内閣ということで限定されて、当然ながら、本件の安全保障条約について説かれた結論だと私は思っていますけれども、大臣は、一般的に、主権国として我が国の存立の基礎に極め...全文を見る
○寺田(学)委員 時間が来ましたので、統治行為論について、高村副総裁が非常に恣意的にこの判決文をもって乱用されていることは、大学の後輩ではありますが、本当に残念でありますし、何とかしてほしいなと私は思いますので、そのことを今後も議論することをお伝えして、終わりたいと思います。 ...全文を見る
06月19日第189回国会 衆議院 我が国及び国際社会の平和安全法制に関する特別委員会 第12号
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○寺田(学)委員 引き続き質疑をさせていただきます。  今、最後に、辻元委員と法制局長官の中でお話がありました。その議論の内容自体を深めていくことはまたやりたいですが、まず、御答弁の中で一点だけちょっと気になった部分がありましたので、確定をさせたいと思います。  長官が先ほど...全文を見る
○寺田(学)委員 ごめんなさい、内容云々というよりは御答弁をされた内容、御答弁の確認をしたいのです。  外国の武力攻撃というものに我が国に限ったという見解は今までないというような御発言でしたので、そういう御発言はそのままでよろしいですかということをまず確認したいんです。内容に入...全文を見る
○寺田(学)委員 内容をお伺いするのではなくて、先ほど御答弁されましたので、その確認をしているんです。  もう一度お伺いしますが、基本的論理二の「外国の武力攻撃によつて」というところに我が国という形で限定した見解は今までないという御趣旨で御発言されましたが、その御発言でよろしい...全文を見る
○寺田(学)委員 それでは、辻元委員の資料の一ページ目にあった平成十六年の秋山答弁三のところで「我が国に対する武力攻撃が発生」とありますけれども、これは、先ほどの御答弁の中にある基本的論理二、外国の武力攻撃に我が国と限ったという見解ではないという整理でよろしいですか。
○寺田(学)委員 では、入らないということでよろしいですか。  もう一度質問します。  基本的論理二、四十七年見解の外国の武力攻撃に関して我が国に限定したような見解は今までないというお話で、私どもとしては平成十六年の秋山答弁、見解というものはそれに入っていると思っているんです...全文を見る
○寺田(学)委員 議事録を精査した上で、再度質疑したいと思います。  まず、きのうの予算の集中ですか、総理の御発言がありました。国際情勢に目をつむり、従来の憲法解釈に固執するのは政治家の責任放棄、読み方も含めてこのとおり言われたと思います。小野寺委員、与党側からの質問にお答えさ...全文を見る
○寺田(学)委員 ついこの間まで御著書に、これ以上憲法解釈を広げることは今までの答弁というものと整合性がなくなってしまって云々と言われた割にはあっさりと、総理がそう言われるとお認めになられることにいささか残念な気持ちになりますが。  それでは、同じであればお伺いするんですが、ど...全文を見る
○寺田(学)委員 安全保障環境の変化というものが憲法解釈を変更する上での理由になり得るということでよろしいですか。  これは確認なので、もう本当に端的でいいです。
○寺田(学)委員 石破大臣、ありがとうございます。後ほど徴兵制についてお伺いしたいと思いますので。  その前にちょっと一点、二点だけ、確認したいことだけ手短に確認をしていきたいと思います。  先ほど辻元委員の中でも議論のありました、政府が砂川判決をどのように捉えているのかとい...全文を見る
○寺田(学)委員 内容が一緒だということでよろしいですか。
○寺田(学)委員 それで、軌を一にする部分、砂川判決と四十七年見解はどういう部分が軌を一にしているんですかということを前回お伺いしました。  中谷大臣は、軌を一にするのは、基本的論理一、二のどちらですかという質問に対して、一であると。一の部分でございますというように御答弁されて...全文を見る
○寺田(学)委員 御訂正いただきました。了解いたしました。  それではもう一つ……(発言する者あり)そう言いたいところですが、十分そこは御配慮いただけると思って質問を進めますが、概念の整理をまず一つしたいと思います。(発言する者あり)
○寺田(学)委員 集団的自衛権というのを今まで議論して、歴史的な議論をしてきましたが、今回においては言葉としては、フルスペックの集団的自衛権と限定的な集団的自衛権という概念が議論の中で生まれてきているんですが、それがどのような関係にあるのかということを、ぜひ国民の皆さんにもお伝え...全文を見る
○寺田(学)委員 ある種フルスペック自体の前提をちゃんと確定させないと概念関係が決まらないのかなと思いますが、あえてそれを聞かなかったのは、長官は今までも、フルスペックの集団的自衛権の御説明の中には今言われたような一節はありましたけれども、他国を守ることを目的とした他国を防衛する...全文を見る
○寺田(学)委員 石破大臣が首をかしげられながら私の質問を聞かれているのがちょっと。ただ、こういう概念は政府が出してきたんですよ。それを整理しなければわからないもので、今御質問させていただいております。  それで、限定された集団的自衛権ということを長官はお使いになられていますが...全文を見る
○寺田(学)委員 いろいろ御答弁いただいて、ありがとうございます。  それで、なぜ概念的なことをお伺いしようかと思ったかなんですが、この間の委員会の質疑の中で、長島委員からの御質問の中で長官が御答弁されているんです。  他国を守ることを目的としたフルスペックというものは今まで...全文を見る
○寺田(学)委員 きょうは石破大臣が来られているので、その後の議論があるので、今の御答弁をもとにまた議論したいとは思います。フグ理論。  それで、徴兵制に移りたいと思います。  私自身、昨年の閣議決定がある前に関しては、徴兵制があるかどうかという議論、先ほど辻元委員の質疑の中...全文を見る
○寺田(学)委員 これは男性にはもしかしたら感覚としては乏しいものなのかもしれませんが、他の方に聞いても、やはり徴兵制というものに関して敏感になっている部分もあると思います。  それとともに、自民党の今までのOBの方々、加藤紘一先生を含めてですけれども、これはこのままいったら徴...全文を見る
○寺田(学)委員 内部に考えている方々がいるんだと私は真摯に思っています。そういう方々の懸念というものを政府がどのように払拭するかということが大事なことだと私は思っています。  それで、まず中谷大臣にお伺いしたいんです。今回の法改正が仮に可決し成立した場合、自衛隊の方々、募集を...全文を見る
○寺田(学)委員 答えていないんですけれども。  もう一回聞きます。  どのように募集を実施するかではなくて、この法案が通った場合に自衛隊員の確保に関して変化があるとお考えになられているのか、いやいや、変化はないとお考えになられているのか、それを御答弁いただきたいんです。
○寺田(学)委員 本法案が可決された場合にどのような影響があると思いますか、またはないと思いますかということをお伺いしているんです。景気の上下によってさまざま就労関係、指標が変わってくるということは当然わかった上でですけれども、本法案が可決された場合の影響はあるのかないのかという...全文を見る
○寺田(学)委員 それでは、影響がある、ないに関しては今のところわからないということでよろしいですか。確認です。
○寺田(学)委員 それで、これも本当に純粋な疑問なんですが、ほかからも寄せられました。影響がどうなるかわからない、減るかもしれない、ふえるかもしれない、変わらないかもしれない、そのことはわからないけれども、もし足りなくなったらそういうことが起こるのかな、徴兵制みたいな話になるんじ...全文を見る
○寺田(学)委員 現状において定員を上回る募集というか応募があるので、それが足りない場合のことに関しての言及はなかったようですが、そういうことであれば、募集している定員よりも少なくなった場合に防衛省としてどのような対策をとられるかということは、現時点において検討はされていないでよ...全文を見る
○寺田(学)委員 今、憲法上許されないのでというお話がありましたし、今までの御答弁もそれだったと思います。  ただ、それでも徴兵制への懸念というものが完全に払拭されないというのは、さまざまなところで、いやいや、憲法上認められるのではないかということを、先ほど辻元委員は学者さんの...全文を見る
○寺田(学)委員 徴兵制が有用であるかどうか、ハイテク機器云々というお話がありましたが、そこの部分は私は省いて、憲法上許されるかどうかということに関してお伺いをしたいというふうに思って、御答弁をお願いしたところです。  その中で、私は今まで徴兵制が合憲であると言ったことはないと...全文を見る
○寺田(学)委員 御自身のお考えが少し吐露された部分があったと思います。徴兵制をとるような必要性がない以上というお話をされました。憲法上許されるかどうかという議論だったんですが、やはりどこかで、石破大臣、政策的な判断をそこに持ち込もうとする節が今の御答弁の中にはありました。  ...全文を見る
○寺田(学)委員 では、当時言われていた「徴兵制についてですが、徴兵制をとるかとらないかはその国の政策判断だと私は思っています。」ということは、考え方が変わられたんですか。(発言する者あり)
○寺田(学)委員 一点ちょっと長官にお伺いしたいんですが、徴兵制が憲法に違反をするという基本的な論理というのは何なんでしょうか。改めてですが、御答弁ください。
○寺田(学)委員 いや、集団的自衛権が認められるか認められないかを四十七年見解に基づいて議論して、基本的論理と当てはめというところの話がありますので。  余り多くは要求しない方だと思うのでぜひ委員長にお願いしたいんですが、徴兵制が認められないとする政府の基本的な論理というものを...全文を見る
○寺田(学)委員 それで、石破大臣にもう一つお伺いしたいんです。  大臣が憲法調査会の中でお話しされているのは、日本で徴兵制が憲法違反だということであれば、なぜですかと聞くと、意に反した苦役だからだ、国を守ろうとすることが意に反した奴隷的な苦役だという国は私は国家の名に値しない...全文を見る
○寺田(学)委員 意に反したという部分を除いて御答弁いただきたいんですが、徴兵自体、兵役自体が苦役に当たるか当たらないか。意に反する云々は今御答弁をいただきましたからいいです。苦役に当たるかどうかということはどのようにお考えですか。
○寺田(学)委員 それではもう一点、やや憲法議論になってしまいますが、この十八条に関して、公共の福祉の制限というものはあるとお考えですか。
○寺田(学)委員 一般的なというお言葉を使われましたが、政府の答弁書の中には、徴兵制が禁止されている理由、本質という書き方ですが、公共の福祉に照らし当然に負担すべきものとして社会的に認められるようなものではないのに、兵役と言われる役務の提供を義務として課される点に本質があると。 ...全文を見る
06月26日第189回国会 衆議院 我が国及び国際社会の平和安全法制に関する特別委員会 第14号
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○寺田(学)委員 民主党の寺田です。  質疑に入る前に、一点だけちょっと委員長にお願いがあるんですが、今回、NHKの中継を入れながらという質疑をするときに、聴覚障害の方から依頼がありました。NHK中継を見ているけれども手話通訳がない、本当に大事な議論が行われているということは認...全文を見る
○寺田(学)委員 午前中二十八分、午後二十分の質疑をさせていただきます。  安倍総理、まず一点お伺いしたいんですが、先ほど我が党の岡田の方からも話がありましたが、世論調査が全てではないですけれども、種々の世論調査の結果を見てみますと、今回の改正案、この安保法案に関して賛成か反対...全文を見る
○寺田(学)委員 委員会での議論がさまざまな分野にわたるからという理由がありましたけれども、それは、政府がこんなものを十本まとめて出してきたからそういうような話になるんだと私は思いますよ。  岡田委員に対する答弁として、戦後最大の延長を行って十分な審議時間を確保したいという、あ...全文を見る
○寺田(学)委員 さまざまな理由があると思いますが、例えば憲法に合致するかどうか、違憲か合憲かという議論ですが、政府の皆様、与党の皆さんは、特に自民党ですけれども、自分たちが呼んでおいた憲法学者が違憲だと言ったことを、真摯に受けとめることもなく、人選ミスだったという評価の仕方をし...全文を見る
○寺田(学)委員 党のことだから関係ないだろうというやじがありましたけれども、先ほど総理が、今回の法案の理解が進まない理由というのを岡田委員に聞かれて、政府初め党の人間たちも含めて、しっかりとこの法案の審議を十分国民の皆さんにわかっていただけるように努力するべきだというような御発...全文を見る
○寺田(学)委員 どのような御感想をお持ちになりましたか。
○寺田(学)委員 出席された議員から、マスコミを懲らしめるという言い方でしたけれども、そういうような御発言があったという報道がありました。  では、その講演をされた百田さんがお話しされた内容というものを報道からお伺いしたんですが、正直、この場でお話しするのは控えた方がいいんじゃ...全文を見る
○寺田(学)委員 副長官、お伺いしたいんですが、このような発言があったということの事実確認をしたいんですが、副長官としていかがですか。
○寺田(学)委員 講演をされた後の質疑応答も含めて、講演部分、質疑応答部分がありますが、全てお話をお伺いされましたか。
○寺田(学)委員 この後、このような発言があったということを今まで確認はされましたか。
○寺田(学)委員 このような発言がなかったというような確認はされましたか。
○寺田(学)委員 総理、政府・与党でこの法案に対してしっかりと議論しよう、そしてまた沖縄に関して言うと、先日総理が行かれて、慰霊の日、沖縄の皆さんにメッセージを発した直後ですよ。  総理が総裁を務められている自民党の中において、法案に関しては、自分たちの意に沿わないような報道に...全文を見る
○寺田(学)委員 総理、お願いです。この後ろに座っている議員の中で御出席されている方がいらっしゃいます。お昼、一時間あります。午後、一番は私の質疑の時間です。それまでの間に、そのような発言があったかどうか確認をしてください。よろしいですか。(発言する者あり)
○寺田(学)委員 法案の審議じゃないという話を一刀両断に言われますが、この法案の審議に関して、マスコミに対して、懲らしめろ、経団連に言えという話もされていますし、沖縄だって、今回の問題は十分関与しますよ。(発言する者あり)  不見識な発言だけれどもというようなことを岩屋理事もお...全文を見る
○寺田(学)委員 報道は、ほぼ全ての新聞社、もちろん沖縄タイムスも琉球新報も、そして全国紙も大方報じられています。ごらんになられていないとすれば、ぜひお昼休みの間にごらんになられた上で、御出席されている方々がいらっしゃるので……(安倍内閣総理大臣「忙しいんです」と呼ぶ)いや、これ...全文を見る
○寺田(学)委員 いや、簡単な話ですから、確認をして、そういう話がなかったのであればなかったと、一時の委員会再開時に御答弁ください。何かそれが確認できない理由があるんですか。総理、ぜひ御確認をしてください。総理、確認できない理由があるのであれば、確認できない理由をお述べください。
○寺田(学)委員 僕は何でもかんでも調べてくれと言っているわけではなくて、けさの新聞にかなり書かれていることなんです。ですので、しっかりと調べてください。御自身が調べられないのであれば、誰かに指示をした上で、午後の質疑再開のときにはしっかりと事実の関係をお話ししてください。(発言...全文を見る
○寺田(学)委員 次の質問に移るんですが、総理、別に何かインターネットの掲示板に書かれたとかいう話じゃなくて、全国紙、そして潰すべきだと言われた沖縄の二紙の方々が大きく報じられて、自民党議員はこんなことを言っているんだぞと報道になっているわけですよ。ですので、しっかりとそこは、事...全文を見る
○寺田(学)委員 今、総理はなぜ合憲なのかということをるるお話しされましたが、私がお伺いしたかったことは、そのような政府の合憲であるという説明自体がうまく国民に伝わらない理由はどこにあるんですかということをお伺いしたんです。  時間になりましたので、午後、先ほど申し上げた件を御...全文を見る
○寺田(学)委員 民主党の寺田です。  午前中に引き続き、質疑をしたいと思います。  今、小野寺委員の方から、午前中の審議を見ていない方もいるのでちゃんと簡単に概略をというお話だったので、申し上げます。  今、午前中の議論で、お昼休みを挟んで持ち越している案件ですけれども、...全文を見る
○寺田(学)委員 済みません。私も読み上げた形ですので、私が読み上げた部分で間違いはない、言っていない発言はないということでよろしいですか。
○寺田(学)委員 それでは、総理にお伺いしたいんです。  まず一点、メディア、報道に対する非常に大きな御発言があったというふうに委員長が確認されました。  この質疑の端緒自体は、今政府が提案している改正案自体が国民になかなか伝わらないというのはなぜですか、政府と党の広報のあり...全文を見る
○寺田(学)委員 前提をちゃんと確認しますけれども、委員長に調べていただきました、このような発言があったと委員長がお話をされましたけれども、総理としてもこのような事実があったことを確認はされたということの認識でよろしいですか。
○寺田(学)委員 事実をお認めにはならないんですか。このような御発言が党所属議員からあった、そしてお招きになられた百田さんから発言があったということをぜひ確認してくださいということを午前中に申し上げました。御多忙だというお話でしたから、委員長の御配慮で、委員長がお調べになられ、委...全文を見る
○寺田(学)委員 委員長が、国会の役職の中において、この委員会を取り仕切る意味において、汗をかいていただいてお調べになっていただいた。  総理がお忙しいということは十分わかります。別に、誰が何を具体的に言ったのかということを総理自身がお電話して聞いてくれと言ったわけではありませ...全文を見る
○寺田(学)委員 党の立場として発言申し上げたとお話しされていますので、党の立場として御発言されるんだと思います。  特段難しいことを言っていません。委員長がそのような事実があったとお調べになっていただいたことを、なぜお認めにならないんですか。委員長が御報告されていることに関し...全文を見る
○寺田(学)委員 今、委員長がお調べになられたことを御認識されて、その上で御発言があるとは思うんですが、おわびの一言もないんでしょうか。
○寺田(学)委員 おまえこそ謝れと今やじがありました。理事のお一人からは、何で謝らなきゃいけないんだというような御発言もありました。そのお考えであれば、そのお考えをお述べいただきたいと思うんです。  私は、このような報道に対する圧力そのもののような発言が党の所属議員から出ている...全文を見る
○寺田(学)委員 おわびは強制するものじゃないので、そこは総理の御判断だと思いますが、私自身としては、自分が責任者であったとすれば、このような発言があった場合には、私は沖縄に対して、報道に対して、本当に申しわけない気持ちになります。  私は、それなりに自分自身として、価値観とし...全文を見る
○寺田(学)委員 私自身その場にいませんので、つまびらかにそこの場で何が議論されていたかわからないので、報道を引用して質問いたしました。その結果として、委員長が正式にお調べになられて、私が紹介したそのような事実があったということなので、その限りにおいて質問しているというのが今の現...全文を見る
○寺田(学)委員 時間が来ましたので終わりますが、総理の背中を見てほかの議員はいろいろ考えていると思いますよ。最初からそういうようなことを発言する議員だったのかどうかは私が述べることはできませんけれども、総理として、きょう長官がいらっしゃっていますけれども、長官として、沖縄に対す...全文を見る
07月01日第189回国会 衆議院 我が国及び国際社会の平和安全法制に関する特別委員会 第16号
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○寺田(学)委員 寺田です。  質問を始めたいと思います。  まず冒頭なんですが、前回の質問ですけれども、なぜ政府の考え方がなかなか伝わらないのかというような視点の中で、この間は自民党の中の勉強会について議論させていただきました。  なぜ理解が進まないのかというのは、それ以...全文を見る
○寺田(学)委員 もう一点、もう一点といいますか、きょうお渡しした資料があります。  砂川判決とこの法案の関係について、合憲であるかどうかということの判断ということを今まで議論して、御答弁いただいたり、答弁調整していただく中において、質疑を二回使って、砂川判決と四十七年見解とこ...全文を見る
○寺田(学)委員 端的にお伺いします。  政府が限定的な集団的自衛権の合憲であると言う根拠は、四十七年見解でよろしいんですか。
○寺田(学)委員 たり得るものですというような御表現をされておりますが、今、冒頭に御発言がありましたけれども、四十七年見解が政府がこの限定的集団的自衛権の行使を合憲とする根拠であるということでよろしいですね。
○寺田(学)委員 済みません、大体整理して御答弁されたと思うんですが、今、それを支える根拠の一つと言われましたので、それ以外にあるとすれば何のことを指されているんでしょうか。
○寺田(学)委員 いずれにせよ、四十七年見解だと御答弁されたということですよね。わかりました。  時間がもう十何分しかないですので、次に参ります。  四十七年見解が政府の直接的な根拠であり、それを支えるのが砂川判決であるということの御答弁でした。ですので、六月二十六日、総理も...全文を見る
○寺田(学)委員 いや、日本が攻撃されるおそれが全くないときでも新三要件というものは合致し得る、そういう場合があるんですかということを聞いているんです。
○寺田(学)委員 日本が武力攻撃を受けるおそれが全くないときでも新三要件に合致することはあり得るんですかということを言っているんです。これはイエス・オア・ノーです。
○寺田(学)委員 ごめんなさい、議事録を書かれる場合においてもここはちょっと分かれるところなので、戦火という言葉をあえて使わずに私はお伺いしているんです。日本が武力攻撃をされるようなおそれが全くないときでも新三要件に合致する場合はあるんですかということを聞いているんです。(発言す...全文を見る
○寺田(学)委員 では、日本が武力攻撃を受けない場合、受けるようなおそれが全くない場合でも新三要件に合致し得るということでよろしいですよね。
○寺田(学)委員 わかりました。  まさしく今回の阪田元法制局長官が言われている部分は、今までは自国が攻撃を受けない限り武力行使をしないという憲法解釈があって、結果的にそれで日本国というものは平和が保たれていた、それを変えるとすれば、変えるような理由なり説明というものをしっかり...全文を見る
○寺田(学)委員 ごらんになられている方にもできる限りわかりやすいようにということで言い方を変えているんですが、いずれにせよ、政府の認識では、この本改正案が成立しなければ国の存立を守ることはできない、必要不可欠な法律であるという認識でよろしいですよね。当たり前のことですよ。
○寺田(学)委員 では、具体的に一個言いますけれども、他国への攻撃が我が国の存立を脅かし得る、存立を危険にするというような新たな認識と、その場合において武力行使をしなければ存立を守れないというような新しい解釈を今回つくっているわけです。もちろん新三要件という限定はしますけれども。...全文を見る
○寺田(学)委員 そのような認識の変化があった理由というのは、安全保障環境の変化ということでよろしいですか。
○寺田(学)委員 ちょっと長官、一言になりますけれども、その安全保障環境の変化というのを説明するのは長官ですか、それとも防衛大臣ですか。
○寺田(学)委員 中谷大臣ですよね。まず、よろしいですよね。
○寺田(学)委員 それで、今この解釈を変えたこと、そして、解釈を変えて武力行使をしなければ自国を守れないということの具体例が政府で述べられているのはホルムズ海峡と米艦防護です。  私の方は、ちょっとホルムズ海峡のことを限られた時間でお伺いします。ホルムズ海峡自体、機雷掃海をしな...全文を見る
○寺田(学)委員 時間が来ましたのであれですが、もう一問だけ。  以前はホルムズ海峡が閉鎖される蓋然性はなかったんでしょうか。
○寺田(学)委員 二度まかれたときがあるというお話がありました。  以前もホルムズ海峡が閉鎖される可能性はあったにもかかわらず、そのような認識に立たず、今回、ホルムズ海峡を掃海しなければ自国の存立を守ることはできないと。その変化をしっかりと国民の皆さんに説明しない限り、私は憲法...全文を見る
07月08日第189回国会 衆議院 我が国及び国際社会の平和安全法制に関する特別委員会 第18号
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○寺田(学)委員 寺田です。質問を始めたいと思います。  まず、冒頭なんですが、理事を通して遠藤大臣の出席を求めておりました。さまざま報道等がありますが、新任の大臣として、この法案の閣議決定の際にはサインされていません。当然とは思いますけれども、改めて御答弁でしっかりと、この法...全文を見る
○寺田(学)委員 始めます。  新三要件についての質疑を今回したいと思います。  第一要件の議論というのはいろいろされていますが、第二要件、第三要件の話をまずしたいと思います。  我が党の後藤委員が再度議論しておりますけれども、いわゆる他に手段がないという第二要件、ホルムズ...全文を見る
○寺田(学)委員 再度、端的にお伺いします。ということであれば、他国の掃海活動というものは第二要件を判断する上での考慮要件ではないということでよろしいですね。
○寺田(学)委員 第二要件と第三要件のお話をされましたので、理由は理由で、お答えになった後に聞ける部分はまた聞きますけれども、ちょっと整理します。  他国の掃海活動ということは、第二要件を判断する上でも考慮要素になるということでいいですね。第三要件の必要最小限度をはかる、どれぐ...全文を見る
○寺田(学)委員 はっきり御答弁ください。第二要件の考慮要素になりますか。第二要件の考慮要素になるとすれば、第二要件にも考慮要素になりますと御答弁ください。
○寺田(学)委員 第二要件の考慮要素になるかということを聞いているんです。なりますか。
○寺田(学)委員 他国の掃海活動は第二要件の考慮要素になるという御答弁をいただきました。  どのような場合に考慮要素になるのか、考慮するのかということ、次の質問をやって、時間がある場合にはもう一度戻ります。  もう一個の方、第三要件のことをお伺いしたいんです。必要最小限度はど...全文を見る
○寺田(学)委員 ごめんなさい。何かしらやろうとしているわけじゃなくて、ちゃんと定義を確定してから議論したいと思いました。  その後なんですが、さまざま、必要最小限度はどうかと。まず、いわゆる武力攻撃事態、我が国が攻撃された場合の話の議論が続いていましたけれども、そのときに横畠...全文を見る
○寺田(学)委員 そういう意味でいうと、我が国が攻められた場合においては、現行法でもそうですけれども、急迫不正の侵害、例えばの話、上陸して侵略をしようとする者を武力で追い払う、そういうところまではできるということだと思います。  一点、これは質問というよりは忠告ですけれども、長...全文を見る
○寺田(学)委員 もう一度聞きますけれども、第一要件の存立危機事態が認定された、そのことを、第三要件の必要最小限度という制限、限度によって、存立危機事態を排除する、回避する、終結する、そのようなことはできない、第三要件の限界があるからできないんだということはないということでいいで...全文を見る
○寺田(学)委員 もう一回聞きます。  必要最小限度の範囲で必ず、存立危機事態が起きた場合には、必要最小限度の範囲の中でその存立危機事態を排除するんですよね、それが排除できない例はないですよねと聞いているんです。当たり前のことじゃないですか。
○寺田(学)委員 必要最小限度がどのような限度かというのは事態によって違いますから、それを具体的に聞いているわけじゃないんです。  存立危機事態が認定された場合、第一要件を満たした場合において、他に手段がないという第二要件はまずいいとします、第三要件の必要最小限度を超えるから存...全文を見る
○寺田(学)委員 そういう意味でいうと、事態はさまざまあると思いますよ。存立危機事態が認定をされました、それに対して、その存立危機事態を排除する必要最小限度で臨むんだけれども、いや、必要最小限度をそれは超えるから存立危機事態を回避できない、それに必要な自衛権を発動できないというこ...全文を見る
○寺田(学)委員 では、大臣にちょっと、今長官がお話しされたので聞かれていましたよね、そこを連動してお話を聞きます。  ホルムズの話をされました。ホルムズの機雷掃海の話をされましたけれども、総理が出された例ですよ、ホルムズ海峡に機雷が敷設された場合においては存立危機事態になり得...全文を見る
○寺田(学)委員 いや、ちょっと絞って聞きますけれども、ホルムズの件ですよ。  この間、さまざま総理の御答弁もありましたけれども、そこが機雷によって封鎖されているから存立危機事態になり得るんだという御答弁だったので、その機雷を除去しない限り存立危機事態というのは回避できないと思...全文を見る
○寺田(学)委員 ちょっと違うアプローチで聞きます。  停戦中じゃない、要は交戦中ということなのかもしれませんが、そのときに機雷掃海ができない理由は何ですか。
○寺田(学)委員 その安全を確保する作業、安全な環境をつくる行為というのは、必要最小限度の範囲の内なんですか外なんですか。
○寺田(学)委員 大臣が言われた、安全を確保する行為ということでした。停戦中じゃなければ何でできないのと聞いたら、いや、それはさまざまな難しい環境にあるから、安全を確保しないとできないんだと御答弁されたんです。  では、その安全を確保する行為というものは、必要最小限度の範囲の内...全文を見る
○寺田(学)委員 もう一度お伺いします。  安全を確保する行為、ホルムズの例でですよ、機雷掃海を停戦中以外はできない、何でですかと聞くと、それは安全が確保されていない、そういう環境じゃないとできないんだと言われました。  なので、その安全を確保する行為、それ自体は、存立危機事...全文を見る
○寺田(学)委員 質問が抽象的だとやじを言っていますけれども、抽象的な答弁をしているからそうなるに決まっているじゃないですか。  だから、機雷封鎖されているわけですよ。累次の質問をして答えていないんですが、もしそれで機雷掃海が安全が確保されずにできなくて、機雷封鎖されたまま、存...全文を見る
○寺田(学)委員 そこは他国に任せる、安全を確保する、そういう環境をつくるのは他国に任せる、我が国はできないということでいいんですか。
○寺田(学)委員 もう一度聞きます。安全を確保する、そういう行為は日本ができないのは、必要最小限度を超えるからですか。
○寺田(学)委員 質疑時間が来ました。  順を追って聞いていったわけです。必要最小限度、存立危機事態が認定された場合に、必要最小限度の縛りによってその存立危機事態を排除できなくなることはありますかと。そうしたら、ないと言ったじゃないですか。ないと言った割に、では、ホルムズのとき...全文を見る
07月13日第189回国会 衆議院 我が国及び国際社会の平和安全法制に関する特別委員会公聴会 第1号
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○寺田(学)委員 民主党の寺田です。  五名の、先生方と呼ばせてください、先生の皆様には、本当に御多忙にもかかわらずこのような貴重なお話をいただきましたことを、まず一委員として御礼申し上げたいと思います。特に、山口先生、きょうお誕生日とお伺いしました。誕生日にもかかわらず来てい...全文を見る
○寺田(学)委員 御教授ありがとうございます。  私自身問題意識を持っていることは、今回の憲法解釈の変更自体が正当性を持つかどうかということにおいては、政府みずからが、安全保障環境が変わったんだ、だから認められるのだというような主張をされて国民に訴えております。  その具体的...全文を見る
○寺田(学)委員 今回は大きな方向転換ではありますから、ぜひとも国民の皆さんも巻き込んで、今、世論調査だけを根拠にするつもりはありませんが、やはり国民の皆さんの理解、法案自体の理解とその必要性に対しての理解というものが十分とは言えない環境にあります。  ですので、そこの部分は、...全文を見る
○寺田(学)委員 大事な話ですので、もう一言お話しいただきたいんですが、そういうことであれば、現在の政府のISに対する方針というものはこのままで、今お話しされたのは、資金援助をするということと、日本が実際にテロによって攻撃をされた場合にはそれにしっかりと対応するということでござい...全文を見る
○寺田(学)委員 ありがとうございます。  山口先生にお伺いをしたいと思います。  政治学を御専門とされて、今までの、戦後からの歴史を御教授いただきました。  私自身、民主党ではあるんですが、保守本流という流れに対しては物すごい強いシンパシーを持っております。  この委員...全文を見る
○寺田(学)委員 そういう意味で、この議論を進める中においてもさまざまな事件といいますか話題がありましたけれども、しっかりとその多様性を認めながら、そして権力に対してはすこぶる謙抑的に物事を考えながら、コンセンサスを大事にしていくというような政治がまさしく今のこのときには必要かな...全文を見る
○寺田(学)委員 きょうは先生方のお話を聞く場ですので、何かちょっと更問いをするというのもあれなんですが、火事の場合における専守防衛というのはどういうことなんでしょうか。ちょっとわからなかったもので、御教授ください。
○寺田(学)委員 五人の先生方、本当にありがとうございました。