照屋寛徳
てるやかんとく
小選挙区(沖縄県第二区)選出
立憲民主党・無所属
当選回数6(参1)回
開催日 | 会議名 | 発言 |
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02月15日 | 第136回国会 参議院 予算委員会 第2号 議事録を見る | ○照屋寛徳君 戦後、もう既に五十年余が経過いたしました。悲惨な沖縄戦から二十七年間に及ぶアメリカの軍事支配を経て、復帰してからも既に二十四年たっております。今なお膨大な米軍基地の重圧のもとで苦しむ沖縄県の現状について、橋本総理の御認識と御所見を伺いたいと思います。 |
○照屋寛徳君 去る一月三十日に沖縄県から政府に対して、二〇一五年を目途に沖縄の米軍基地を段階的かつ全面的に返還してもらいたいとの基地返還アクションプログラムが提示されました。この沖縄県が作成した基地返還アクションプログラムに対して、橋本総理、池田外務大臣、そして臼井防衛庁長官の御...全文を見る | ||
○照屋寛徳君 村山内閣のときに設置されました沖縄米軍基地問題協議会が橋本内閣誕生後いまだ開催をされておりません。沖縄県も早期開催を強く望んでおりますが、いつごろまでに開催されるのか、総理のお考えをお示し願いたいと思います。 | ||
○照屋寛徳君 沖縄米軍基地問題協議会の開催というのは、基地返還アクションプログラムあるいはまた沖縄の米軍基地の整理、縮小、統合を図っていく上でも私は早期開催が必要であると。知事も強くそれを望んでおられるわけで、どうなんですか、総理、まだ具体的な日程設定には至っておりませんでしょう...全文を見る | ||
○照屋寛徳君 沖縄県民は、四月の日米首脳会談で沖縄基地の固定化が宣言されることを強く危惧いたしております。特に、在日米軍兵力四万七千人体制を共同声明に明記しないよう知事を含めて多くの県民が求めておりますが、橋本総理並びに池田外務大臣の御所見をお伺いいたします。 | ||
○照屋寛徳君 橋本総理にお願いでございますが、ぜひ四月の首脳会談前に、これまでも沖縄のことについては総理におかれましては大変心配りをいただきありがたく思っておるわけでございますが、橋本総理みずから沖縄においでになって、沖縄基地の実態調査と同時に知事を初め関係諸団体、関係各位と会談...全文を見る | ||
○照屋寛徳君 最後に、沖縄開発庁長官に二点お尋ねいたします。 一点目は、沖縄県が作成した国際都市形成整備構想についてでございます。二点目は、沖縄におけるフリーゾーンの現状についてどのような御認識を持っておられるか。同時に、将来的に沖縄県全域をフリーゾーン地域に指定する方策は考...全文を見る | ||
02月22日 | 第136回国会 参議院 外務委員会 第2号 議事録を見る | ○照屋寛徳君 それでは、あらかじめ通告してございますけれども、必ずしも通告の順序どおりにはなりませんが、最初に、去る二月十六日に沖縄県でアメリカの第三海兵師団司令部大隊が住民地域で行軍をしたと。このことについて外務大臣のお考えをお聞かせ願いたいというふうに思います。 この二月...全文を見る |
○照屋寛徳君 今度の行軍に関して、海兵隊の報道部が、行軍は部隊移動であるとともに通常訓練の一環である、兵隊の体調と部隊の即応態勢を維持する目的での訓練だと、こういうふうにコメントをして地元の新聞にも大きく報道されておるんですが、外務省はこのような海兵隊の一般県道、一般国道における...全文を見る | ||
○照屋寛徳君 訓練の要素を含んだ行軍という御答弁でございましたが、これはもう海兵隊自身が訓練だと、こういうふうに言っているわけで、訓練であることは私は間違いないと思います。 それで、先ほど日米地位協定第五条で許されておるんだと、こういうふうな答弁でございましたけれども、私はこ...全文を見る | ||
○照屋寛徳君 私は一般論を聞いているわけじゃなくして、日米地位協定第五条というのは、この条文全体の趣旨を解釈しますと、入港料とか着陸料の免除について定めるというのがそもそも地位協定第五条の本文の趣旨になっているわけであります。そこは論争する時間がございませんけれども、今回、キャン...全文を見る | ||
○照屋寛徳君 いや、今回はキャンプ・コートニーを出てどこの部隊にも出入りをしないで、またキャンプ・コートニーに戻っているんですよ。従来外務省は、武装したり、あるいは武装しない形態もありますけれども、これらの行軍は部隊間の移動だから許されるんだ、こういうふうに言っていたのが、海兵隊...全文を見る | ||
○照屋寛徳君 私は、これはかねてより大きな社会問題になっているわけでありますが、海兵隊が行っているこれまでの行軍、それから今回二月十六日に強行した訓練という名の行軍は、これはもう日米地位協定第五条二項で言う施設間の移動、こういう概念ではとらえられない、むしろ施設外の訓練であるとい...全文を見る | ||
○照屋寛徳君 私は、大臣、このような市民地域で、しかも県道、国道で武装した米兵の行軍が地位協定五条二項で許されると、こういうふうな政府の解釈、態度には到底納得し得ません。もしそうだとすると、何のために演習場を提供しているんですか。演習場がある、その演習場で訓練するのならまだしも、...全文を見る | ||
○照屋寛徳君 これは大きな問題になっているところでございますので、沖縄で報道されたマスコミ報道あるいは海兵隊報道部の発表、地元具志川市が海兵隊に抗議を申し入れた内容等に照らすとキャンプ・マクトリアスには立ち寄っていない、こういうことが言われておりますが、先ほどのキャンプ・コートニ...全文を見る | ||
○照屋寛徳君 これはとても重大な問題です。マクトリアスには入っていないんです、私が知り得る限りでは。もちろん、キャンプ・マクトリアスの基地の前は、これは県道なんですよ。だから、従来外務省は、それから防衛施設庁なども、基地と基地との間の部隊間の移動は地位協定五条二項で可能であると言...全文を見る | ||
○照屋寛徳君 論争している時間がありませんので残念ですが、恐らく今のような外務省の発表だともう沖縄は大騒動になるでしょうね。どんどん既成事実をつくって、軍隊が住民生活の分野まで我が物顔でね。皆さん、大臣を含めてお考えになってくださいよ。東京都のど真ん中で、国道や県道をアメリカの兵...全文を見る | ||
○照屋寛徳君 大臣、この行軍問題というのは、子供やお年寄りが物すごくおびえるんですよ。そして、私も遭遇したことがありますけれども、物すごく異様で、僕ら自身もおびえるというか恐怖心にさいなまれるような形態でやっておりますので、ぜひこのようなことが住民地域で繰り返されないように、外務...全文を見る | ||
○照屋寛徳君 今回のパレスチナの選挙については、監視団の派遣だけじゃなくして、八十万ドルですか、日本も投票箱や投票ブースの購入費等の支援を行ったようでございますが、今後のパレスチナに対する我が国の支援策みたいなものについてお聞かせいただきたいと思います。 | ||
○照屋寛徳君 エジプトのカイロに立ち寄りましたときに、ODAの援助でつくられましたカイロの小児科病院を見学させていただきました。そこの病院のスタッフの皆さん方とも意見交換をする機会がありました。また、同じくODA援助でつくったオペラハウスも見させていただきましたし、それからエリコ...全文を見る | ||
○照屋寛徳君 ありがとうございました。終わります。 | ||
03月12日 | 第136回国会 参議院 外務委員会アジア・太平洋に関する小委員会 第1号 議事録を見る | ○照屋寛徳君 私も、基本的には、衆議院が住専問題をめぐって紛糾しているから、参議院は機能停止をするのはこれはやっぱりよくないというふうに思いますけれども、立木委員が御指摘になっておりました点もやっぱり心配に思うわけですね。全会一致で設置をした小委員会が平成会の出席が得られないまま...全文を見る |
○照屋寛徳君 正式に小委員会を招集して開会宣言もされたわけですから、小委員会は小委員会で正式に開催したということで、私はやるべきだと思います。それで、ここで今後の運営事項等について決めてしまうのではなくして、運営事項等については協議をして、そして平成会も参加した次回以降の委員会で...全文を見る | ||
03月15日 | 第136回国会 参議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第3号 議事録を見る | ○照屋寛徳君 沖縄開発庁におかれましては、岡部長官を初め全庁、全職員の皆さん方が沖縄の振興開発を初め沖縄県が抱えている諸問題解決のために御奮闘いただいていることに心から敬意を表するものでございます。岡部長官を先頭に今後とも百二十七万県民の期待にこたえられる諸施策を力強く推進してい...全文を見る |
○照屋寛徳君 ことしの秋に予定されております第七次空整との関係で、私はやっぱり早目に調査をしてその調査の結果に基づいて七次空整に組み入れていく、そういう作業が必要だと思いますが、その七次空整との関係ではどのような見通し なんでしょうか。 | ||
○照屋寛徳君 我が沖縄県は離島県でございます。その離島県にあってさらに有人の離島が四十二もある、こういうことになっているわけでございますが、宮古の伊良部架橋、夢の大橋と言われております伊良部架橋の早期実現については、これは伊良部町だけじゃなくして今や宮古郡民全体の要望になっておる...全文を見る | ||
○照屋寛徳君 次に、防衛施設庁長官に米軍用地の強制使用問題についてお伺いをいたします。 御案内のように、総理大臣が大田沖縄県知事を被告として提訴しております職務執行命令訴訟が去る三月十一日に結審となり、そして来る二十五日に判決の運びとなりました。私は一人の沖縄県民として、また...全文を見る | ||
○照屋寛徳君 重ねて申し上げますけれども、いかに楚辺通信所が重要な施設であっても、政府が、国家が、権原がないままに不法占拠をするということはこれは法治国家として断じてやるべきじゃない。そうじゃないと国民に向かって法律を守れなんて言えませんよ。私はそのことを一言申し上げておきたいと...全文を見る | ||
○照屋寛徳君 騒音防止協定の点についてお伺いをいたします。 厚木、横田と同じような騒音防止協定を嘉手納基地や普天間基地についても締結をしよう、こういうことが沖縄米軍基地問題協議会の中で議論されているやに聞いております。問題はその中身であります。 先日、昨年一年間の騒音発生...全文を見る | ||
03月19日 | 第136回国会 参議院 外務委員会アジア・太平洋に関する小委員会 第2号 議事録を見る | ○照屋寛徳君 私は沖縄の出身なので、本当は沖縄の基地問題と絡めて聞きたいことがたくさんありましたけれども、小島参考人に一点だけお伺いをいたします。 近代日中関係史の御専門で台湾関係の御著書もたくさんあられる立教大学の戴教授が、つい数日前にこのような見解を発表しておりまして、地...全文を見る |
03月28日 | 第136回国会 参議院 外務委員会 第4号 議事録を見る | ○照屋寛徳君 去る三月二十五日に福岡高等裁判所那覇支部で、内閣総理大臣が原告となり、大田沖縄県知事を被告として提訴しておりましたいわゆる職務執行命令裁判の判決がございました。 私も判決言い渡しを傍聴席で聞いておりましたが、言い渡された判決主文は、私を含めて大方の沖縄県民が予想...全文を見る |
○照屋寛徳君 外務大臣、高裁判決の中でこういうことを言っております。知事が米軍基地の現状、県民感情等に照らして代理署名を拒否したことは理解できないことではない、さらに米軍基地の整理、縮小は国の重大な責務である、こういうふうに言っているわけですね。判決で米軍基地を整理、縮小するのが...全文を見る | ||
○照屋寛徳君 諸冨長官にお伺いいたしますが、私は別に長官個人に恨みも何もあるわけじゃありません、大変重要な時期に長官に就任なされて大変だと思いますが、この判決を受けて、通称象のおり、いわゆる楚辺通信所について防衛施設庁は本当に素早いスピードで二重のフェンスを張りました。報道された...全文を見る | ||
○照屋寛徳君 私は、今度のケースで法律的に緊急使用が認められるような要件は全くないというふうに私個人は思っております、判断するのは県の収用委員会ですが。 ところで、この賃貸借契約の期限が到来をした。国として楚辺通信所の知花君の土地について使用権原を失うわけですが、四月一日以降...全文を見る | ||
○照屋寛徳君 ずばり聞きますけれども、賃貸借契約もない、国が条約上の義務を果たすためとはいえ、その土地を占有する、占拠すると。どういう実体法上の根拠があるんですか。どういう法律上の根拠があるんですか。 | ||
○照屋寛徳君 いいです。 確認しますけれども、民法でもいいですよ、日本の現行法の実体法上、正当な使用権原の根拠はないでしょう。そう正直に言ってくださいよ。 | ||
○照屋寛徳君 いや、もういいです。 施設庁長官、やはり私は実体法上の使用権原を失うわけですから、その後、四月一日以降地主に明け渡さないで占拠すると。これはやっぱり政府が、国が不法行為を犯すことは明白なんですよ。条約上の義務がある、義務を履行しなければならない、それは結構でしょ...全文を見る | ||
○照屋寛徳君 冗談じゃないですよ。皆さんは賃貸借契約の継続を地主にお願いしていると言うんだけれども、地主は弁護士を代理人として、国に既に契約はしません、返してくれと言っているじゃないですか。法的な意思表示をやっているんですよ。それは理由になりません。 緊急使用を申し立てると言...全文を見る | ||
○照屋寛徳君 過去のケースは私もよく承知していますよ。十日間で認められたというんだけれども、非公式でありますけれども、県の収用委員会は四月十二日の定例日にしか第一回の審理をやらぬと言っていますよ。不法占拠でしょう。 外務大臣、施設庁長官、四月一日以降当該地主にはその地主の土地...全文を見る | ||
○照屋寛徳君 十九年前にも同じように法的な空白の四日間というのがございました。そのときも政府は地主の立ち入りについては拒むことができないという見解を示したわけです。それは私は当たり前だと思いますよ。そういう意味では、とにもかくにも四月一日以降、その日に緊急使用が認められない限り使...全文を見る | ||
○照屋寛徳君 その政府の認識は明らかに間違いですよ。使用権原がないのにそれを占有支配しておって違法じゃないなんというような、こんな論理がありますか。私もマスコミ報道で官房長官談話を見ましたけれども、とてもとてもごく常識的な人にはそんな法律的な見解が通るはずはないと思いますよ。 ...全文を見る | ||
○照屋寛徳君 最後に外務大臣にお伺いいたします。 いよいよ四月、クリントン大統領と橋本総理の日米首脳会談が開かれるわけでありますが、この日米首脳会談で、とりわけ沖縄の県民は普天間基地の全面返還をいかに実現できるかということで注目をいたしております。ところが、三月二十二日の大田...全文を見る | ||
04月03日 | 第136回国会 参議院 外務委員会アジア・太平洋に関する小委員会 第4号 議事録を見る | ○照屋寛徳君 佐藤参考人に一点だけお教えいただきたいと思います。 私は沖縄の出身なんですが、沖縄は歴史的に中国とも台湾とも深いつながりがございます。特に十四世紀以降、琉球王朝の時代には、中国、台湾、朝鮮、その他東南アジアの国々と大交易をして琉球王朝は栄えたわけでございます。現...全文を見る |
04月10日 | 第136回国会 参議院 外務委員会アジア・太平洋に関する小委員会 第5号 議事録を見る | ○照屋寛徳君 中国の台湾海峡での演習をめぐる中台関係の緊張の中でいよいよ来週日米首脳会談が開かれるわけでございますが、新しい時代へ向けた我が国の安全保障を考えていく上で、特に基地の島沖縄に住む者としてこの中台関係の緊張がどういう影響を及ぼすんだろうかということで非常に注目をしてお...全文を見る |
04月10日 | 第136回国会 参議院 本会議 第10号 議事録を見る | ○照屋寛徳君 私は、社会民主党・護憲連合を代表して、ただいま中川科学技術庁長官から報告がありました高速増殖原型炉「もんじゅ」のナトリウム漏えい事故に関して質問を行いたいと思います。 さて、昨年一九九五年は戦後五十周年という歴史的節目の年でありましたが、同時に、我が国の国家シス...全文を見る |
04月11日 | 第136回国会 参議院 外務委員会 第6号 議事録を見る | ○照屋寛徳君 私は、三月二十八日の当委員会で楚辺通信所の一部の土地、正確に申し上げますと、知花昌一さんが所有する二百二十六平米の土地については三月三十一日をもって国が賃貸借契約に基づく正当な使用権原を失うことになる、その後、政府の名において正当な使用権原がないままに不法占拠が続く...全文を見る |
○照屋寛徳君 とてもこれは法律家としても理解し得ないし、国民に理解してくれといっても理解できないと思いますよ。 二番目の理由が、当該土地を引き続き米軍へ使用提供することは、安保条約上の義務であるのみならず、我が国及び極東の平和と安全のため必要であると考えられること、こう言って...全文を見る | ||
○照屋寛徳君 直ちに違法でない、これは談話で言っていますよ。私が質問しているのは、ではしからば国は今の状態を合法的な占有、適法な占有をしているんだと、こういうふうに思っていらっしゃるんですかと聞いているんです。 | ||
○照屋寛徳君 緊急使用の申し立てをしていますよ。しかし、収用委員会はあしたからしか審理を開始しないんですよ。だから、緊急使用が認められるか認められないか、まだわからないでしょう。今言っているのは、なぜ率直に合法的な占有、適法な占有ではないと、こういうふうにおっしゃらないんですかと...全文を見る | ||
○照屋寛徳君 私は、アメリカも成熟した民主主義国家ですから、外務大臣がおっしゃる日米関係が大事だというのはよくわかりますよ。しかしながら、政府が正当な権原もないままに軍用地として土地を使っている。こういう状態は首脳会談にストレートに悪影響を及ぼすことは間違いないと私は思いますよ。...全文を見る | ||
○照屋寛徳君 楚辺通信所の伊江島補助飛行場への移設について合意があったかなかったか、現段階では申し上げられないと、こういうことですか。 | ||
○照屋寛徳君 しからば、沖縄の米軍基地の整理、縮小についてどのような基本的なスタンスでアメリカと交渉しているのか。特に、返還面積について、復帰後これまで約四千三百ヘクタールぐらい返還されましたが、それを超えるぐらい、五千ヘクタールぐらいの基地の返還がなされるのではないか、こういう...全文を見る | ||
○照屋寛徳君 外務大臣、安保条約の必要性を強調されるわけでありますが、この日米安保条約によって一番苦しんでいるのは基地が集中をしている沖縄の人たちなんです。これはもう本当に短時間で説明ができない、筆舌に尽くしがたいような基地の重圧を受けて百二十七万県民は生きているわけであります。...全文を見る | ||
○照屋寛徳君 直接会談が実現しないのはまことに残念でありますが、質問を進めます。 施設庁長官、この楚辺通信所の地主である知花昌一さんの土地への立ち入りを一体いつまで拒否するんですか。ずっと立ち入りを認めないおつもりなんですか。 私は、四月一日に楚辺通信所のゲート前に行きま...全文を見る | ||
○照屋寛徳君 時間がありませんので、最後に文部省と施設庁の方にお伺いいたします。 米軍のホワイト・ビーチで、約三千年前の竪穴住居址を含む遺跡を空軍の気象用レーダーを建設するために破壊した、こういうことが報じられております。琉球の古代史を知る上で非常に貴重な遺跡が米軍の工事によ...全文を見る | ||
04月26日 | 第136回国会 参議院 外務委員会 第8号 議事録を見る | ○照屋寛徳君 まず最初に外務大臣にお伺いをいたします。 四月十五日に日米特別行動委員会、いわゆるSACOの中間報告が行われました。このSACOの中間報告で、在沖米軍基地の整理、縮小について約二〇%、およそ四千七百ヘクタールの米軍基地の返還が合意をされました。私は、戦後五十年余...全文を見る |
○照屋寛徳君 外務大臣、日米安保の重要性を強調されるお立場はよくわかりますよ。しかし、その日米安保体制、安保条約のもとで犠牲を集中的に受けているのは沖縄県民なんです。そこをわかっていただかないと困るわけです。 今、外務大臣の御答弁にありましたように、私は一昨日、知事と一時間ば...全文を見る | ||
○照屋寛徳君 防衛施設庁長官に重ねてお伺いいたしますが、これまで狭い沖縄には移設先といってもそう簡単に見つからないから、先ほど申し上げたように、那覇空港だって二十四年たっても日米両政府で合意したことがいまだに実行されていないんですよ。那覇軍港しかりでしょう。 知事はSACOの...全文を見る | ||
○照屋寛徳君 普天間飛行場の返還の条件になっております新たなヘリポートの建設は、伝えられるところによりますと、現在の嘉手納弾薬庫地区内に約三百ヘクタールのヘリポートを新規につくるんだと、こういうことが言われております。これではまるで土地転がしてはなくして基地転がしたと。しかも、古...全文を見る | ||
○照屋寛徳君 「十分な代替施設」というのは、面積的にも、それから機能的にも現在の普天間飛行場に匹敵するぐらいのヘリポートの施設と、こういうことですね。 | ||
○照屋寛徳君 外務大臣にお伺いいたしますが、普天間飛行場の返還のもう一つの条件に危機に際しての米軍による国内施設の緊急使用の研究が前提条件だと、こういうことをおっしゃっていますね。この場合の国内施設というのは、自衛隊の基地、民間空港、それから民間の港湾、これを指すと思われますけれ...全文を見る | ||
○照屋寛徳君 さて、四月十七日のクリントン・橋本会談、その後に日米安全保障に関する共同宣言が発表されました。この日米共同宣言の中では、沖縄の米軍基地については、今論議をしておりますSACOの中間報告の内容について両首脳が高らかにその内容を歓迎する、評価する、こういうふうな記述にと...全文を見る | ||
○照屋寛徳君 在沖米軍の現在の兵力の削減はないと、こういうふうに理解していいわけですね。 | ||
○照屋寛徳君 そういう点では、膨大な米軍基地のもとで五十年余り苦しんできた県民にとっては、今度の日米共同宣言、日米首脳会談にかけた未来への希望というのは私は非常に閉ざされた感じがして、心が痛むわけであります。 ところで、復帰後、日米両政府間で返還合意された基地で、二十四年たっ...全文を見る | ||
○照屋寛徳君 次に、去る二月二十二日に沖縄県の米軍海兵隊司令部前の国道で海老原鉄平君という十九歳の青年がアメリカ海軍兵ティモシー・ボビル上等兵の乗用車にぶつけられて亡くなられました。海老原君は兵庫県の出身で、沖縄の歴史、文化に魅せられて沖縄国際大学に入学をし、そして大学生活を送り...全文を見る | ||
○照屋寛徳君 次に、復帰後、現在までに発生した米軍人・軍属を加害者とする、被害者を日本人とする業務上過失致死傷事件での被害弁償の実態について、防衛施設庁、どういうふうになっていますか。 | ||
○照屋寛徳君 海老原君の事件で加害米兵が持ってきた見舞金が二万円、それから彼の上司が持ってきたのがわずか、わずかと言っては失礼かもしれませんが一万円。これじゃ大変ですよ。しかも、米軍人・軍属の所有している車両がほとんど任意保険に入っていない、対人の保険に。逆に、アメリカの基地内に...全文を見る | ||
○照屋寛徳君 実態はほとんど入っていなくて、一月七日にアメリカの空軍兵士が金城ロジータさん親子三名を一瞬にしてひき殺した。これでもほとんど見舞金が払われなくて、金城さんも今提訴しているんですよ。 それで、時間がありませんので最後にお伺いいたしますが、この海老原君の事件でも、加...全文を見る | ||
○照屋寛徳君 まだまだたくさん質問があったんですが、時間がございませんので、また別の機会にやらせていただきたいと思います。 | ||
05月07日 | 第136回国会 参議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第4号 議事録を見る | ○照屋寛徳君 平成八年度の沖縄関係の予算につきましては、岡部長官初め、また高木前長官を含めて、沖縄開発庁が全庁挙げて大変な御努力をいただきまして、沖縄開発庁一括計上分の予算が初めて三千億円を超えた、こういうことで県民大変喜んでおるところでございます。特に、平成八年度の予算で、議論...全文を見る |
○照屋寛徳君 このSACOの中間報告と関連して、普天間飛行場の機能の移設あるいは新たなヘリポートの新設が予定をされておる中部の十三市町村、中都市町村会がせんだって四月三十日に総会を開いて決議をいたしました。これは、基本的には普天間飛行場の機能移設に反対をするという内容でございます...全文を見る | ||
○照屋寛徳君 長官、私がお聞きしたいのは、中都市町村長は全会一致で、保守とか革新とか超えて宜野湾の市長さんも含めて、このSACOの中間報告の内容では沖縄県民に対してさらなる地獄の苦しみを強いるものだと。だから、安保で基地が必要であれば本土に持っていきなさい、アメリカ本国に持ってい...全文を見る | ||
○照屋寛徳君 返還された基地の跡利用の件でございますが、いろんな議論がされております。例えば、仮に普天間基地がSACOの中間報告どおり五年ないし七年のうちに返還された場合に、この跡地利用を進める上で、私はやっぱり今の軍転法や現行法の枠内では非常に難しいんじゃないか、財政的な処置を...全文を見る | ||
○照屋寛徳君 最後に、モノレール事業がいよいよ着工の運びになったわけでありますが、私はやはり沖縄の産業振興を図っていくという上でも、このモノレールの着工と同時に新しい沖縄の総合交通体系を早目に準備をしなければいかぬな、こういうふうに思っているわけでありますが、当面、そのモノレール...全文を見る | ||
06月12日 | 第136回国会 参議院 外務委員会 第15号 議事録を見る | ○照屋寛徳君 それでは、質問をさせていただきたいと思います。 久しぶりに外務大臣、防衛庁長官、防衛施設庁長官、おそろいでございますので、今議題になっておりますACSAの問題と沖縄の基地問題とを含めて御質問をさせていただきたいと思います。 ちょっと色が黒くなっておりますが、...全文を見る |
○照屋寛徳君 沖縄が本土に復帰をいたしました一九七二年の五月十五日以降今日までに在沖米軍と自衛隊の共同訓練が実施された日時、回数、それから共同訓練の規模、形態、内容等についてお教えいただきたいと思います。 | ||
○照屋寛徳君 陸上自衛隊、海上自衛隊、それから航空自衛隊の訓練の規模、これはどうなっていますか。 | ||
○照屋寛徳君 後で詳細な資料をいただけますでしょうか。 | ||
○照屋寛徳君 それでは次に、沖縄の米軍用地強制使用手続を簡素化するための特別立法の動きがいろいろと報ぜられております。 御承知のように、楚辺通信所、通称象のおりの不法占拠状態は今でも継続をしておりまして、政府が県の収用委員会に求めておりました緊急使用も却下をされておるという事...全文を見る | ||
○照屋寛徳君 施設庁長官、今、来年五月十五日に使用期限の切れる嘉手納飛行場など十三の施設、約三千件の強制使用の裁決手続を収用委員会に申請してございますね。そうすると、政府としては、来年使用期限が切れる嘉手納飛行場など十三施設、三千件の強制使用手続については来年五月十五日までに使用...全文を見る | ||
○照屋寛徳君 収用委員会における過去の公開審理等の期間に照らすと、私は来年五月十五日の使用期限切れがまた生ずるのは極めて蓋然性が高いんじゃないかというふうに思われるんです。今、施設庁長官がおっしゃっておったような期待をされるのは大いに結構なんですけれども、過去の審理期間等から照ら...全文を見る | ||
○照屋寛徳君 本日、地方自治法に基づいて指揮監督、いわゆる督促状を出されたというのは私もけさ初めて報道で知りました。 ところで、きょう出されたというこの督促状のことなんですか、前回、象のおりの関係で知事が代理署名を拒否したときには督促状は出していないですね。 | ||
○照屋寛徳君 そうすると、今回は知事が必ずしも事前に公告・縦覧の代行を拒否するという姿勢を示していないので、勧告・命令そして提訴という段階以前に督促をして応じてもらおうと、こういうもくろみだというわけですか。 | ||
○照屋寛徳君 私は、そのもくろみは外れるんじゃないかというふうに思っております。 ところで、施設庁長官、特別立法の件ですが、正直に述べていただきたいと思うんですが、仮に連立与党に対してまとまった複数の試案を提案していないにしても、施設庁としてはいわゆる特別立法の検討作業、これ...全文を見る | ||
○照屋寛徳君 マスコミで特別立法のかなり詳細な内容が報ぜられるものですから、全くそれがないというのも私どもはおかしいんじゃないかというふうに率直に思うんですがね。 これ以上の議論はちょっと困難のようですので先に進みます。 施設庁長官、普天間飛行場の返還合意の前提になってい...全文を見る | ||
○照屋寛徳君 それでは、ACSAのことについて具体的に二、三お伺いいたします。 第二条第二項で言う後方支援、物品・役務の中で「空港・港湾業務」というふうにうたわれておりますが、これは具体的にどのような形態を指しておられるのか。付表にも記載がございますが、例えば那覇空港などの民...全文を見る | ||
○照屋寛徳君 その場合に空港あるいは港湾の管理者の許可はどういうふうになりましょうか。 | ||
○照屋寛徳君 ACSAで言う後方支援のことが先ほどから議論されておるんですが、この後方支援というのは日本の領土内に限るのか、それとも公海上まで含めて考えるのか、その点はいかがでしょうか。 | ||
○照屋寛徳君 ACSAで言う共同訓練の支援と、それから今、日米安保共同宣言を受けて日米間で協議が開始をされております極東など日本周辺の有事の際の対米支援、これはどのように違うんでしょうか。 | ||
○照屋寛徳君 終わります。 | ||
06月13日 | 第136回国会 参議院 外務委員会アジア・太平洋に関する小委員会 第7号 議事録を見る | ○照屋寛徳君 外務省に一点だけお教えいただきたいと思います。 日朝国交正常化交渉について、政府として現段階ではどのような努力や方策をとられておるのか。また、北朝鮮の側の対応というんでしょうか動き、それはどうなっておるのか、そこら辺をおわかりの範囲で。 |
06月18日 | 第136回国会 参議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第6号 議事録を見る | ○照屋寛徳君 先ほどから血が騒ぐ話がございましたが、私も昨年の初当選以来、沖縄問題について血が騒ぐ思いで外務大臣や開発庁長官に毎回毎回御質問をさせていただきました。沖縄の明治以来の近現代史を振り返った場合に、どうしても国策の犠牲にされてきた、こういう思いがありまして、これからも沖...全文を見る |
○照屋寛徳君 ところで、五月の末から六月の初旬にかけて宮古島で集中豪雨がありまして、ちょうど取り入れ時期でございました葉たばこの生産農家にかなりの打撃を与えたようでございます。同時に、集中豪雨に伴う害虫が異常発生をしている、こういうことで、農家、農民に深刻な被害を与えておるようで...全文を見る | ||
○照屋寛徳君 葉たばこの生産農家にとっても深刻な被害のようでございますが、また害虫なども発生しているようでございますので、政府の具体的な支援策等があれば引き続き御検討いただきたいということを要望しておきたいと思います。 さて、同僚議員からも御質問がございましたが、沖縄の自由貿...全文を見る | ||
○照屋寛徳君 ぜひ、意欲的な長官の御発言でございましたので、全島フリーゾーン構想についてはしかるべき時期に沖縄の振興開発計画の具体的な目玉事業、政策として位置づけをしていただきたいなというふうに思っております。 ところで、一月三十日に、沖縄県が政府に対して二〇一五年を目途にし...全文を見る | ||
○照屋寛徳君 外務大臣にお伺いいたします。 SACOの中間報告が発表されました。いよいよ秋のSACOの最終報告へ向けて日米間の協議が進んでいることだと、こういうふうに理解いたしておりますが、最終報告へ向けた日米協議の現状と問題点について、外務大臣にお伺いいたします。 同時...全文を見る | ||
06月19日 | 第136回国会 参議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第7号 議事録を見る | ○照屋寛徳君 私は、委員長に楢崎泰昌君を推薦することの動議を提出いたします。 |
12月11日 | 第139回国会 参議院 予算委員会 第2号 議事録を見る | ○照屋寛徳君 沖縄選挙区選出の照屋寛徳でございます。 質問に入ります前に、第二次橋本内閣の発足に当たり、橋本総理を初め全閣僚が沖縄の基地問題の解決と沖縄の自立を目指した振興策の確立に御尽力賜りますことをお願い申し上げます。 その上で、沖縄の諸問題解決へ向けた橋本総理と稲垣...全文を見る |
○照屋寛徳君 さて、二十万余のとうとい命が犠牲になった沖縄戦から五十一年余がたちました。戦後五十一年余り、沖縄は膨大な米軍基地があるがゆえにさまざまな犠牲と被害を強いられてまいりました。橋本総理は、所信表明において「沖縄の方々が背負ってこられた重荷を国民全体で分かち合うとの姿勢に...全文を見る | ||
○照屋寛徳君 総理は所信表明で「日米安全保障体制を維持するための負担は、本来、国民全体で等しく負うべきもの」とも述べられました。 そこでお尋ねいたしますが、総理は、沖縄県民が安保体制の負担や犠牲を強いられているとの御認識をお持ちでしょうか。 次に、総理は、安保体制の負担を...全文を見る | ||
○照屋寛徳君 官房長官の定例の記者会見の時間が迫っておるようでございますので、先に官房長官に質問をさせていただきます。 楚辺通信所の土地の一部を政府が使用権原を取得しないまま不法占拠する状態が続いております。梶山官房長官は、四月一日の時点で、適法ではないが直ちに違法とは言えな...全文を見る | ||
○照屋寛徳君 去る十二月二日、SACOの最終報告がございました。注目されておりました普天間飛行場返還に伴うヘリポートを沖縄本島東海岸沖の海上施設と合意をし、事実上キャンプ・シュワブ水域での海上ヘリポート建設が決定をされました。普天間飛行場以外の基地についてもそのほとんどが県内移設...全文を見る | ||
○照屋寛徳君 海上ヘリポートは将来撤去可能であるということ、撤去可能だから基地の固定化につながらないんだという趣旨のことが強調されております。 本来、基地は、陸上であれ海上であれ、条約上も物理的にも撤去可能であるはずであります。なぜ海上ヘリポートだけ撤去可能性を強調されるのか...全文を見る | ||
○照屋寛徳君 橋本総理は、去る十二月四日、基地所在市町村長との懇談会で、沖縄の頭越しに国が見切り発車をし特定の場所にヘリポートを押しつけることはないと約束をされました。この総理発言は、移設先の住民や議会、行政当局が反対をしている限り移設を強行しないと理解してよろしいでしょうか、お...全文を見る | ||
○照屋寛徳君 総理は、去る九月十日、大田知事との会談後、米軍の兵力構成を含む軍事体制について継続的に米国と協議をしていくことを表明されました。 そこでお伺いいたしますが、総理のおっしゃる兵力の構成とは在沖米軍の兵員の削減も含まれるでしょうか。また、沖縄県民は海兵隊の撤退を強く...全文を見る | ||
○照屋寛徳君 去る九月八日、全国初の県民投票が沖縄で行われました。県民投票に対して橋本総理並びに久間防衛庁長官はどのように受けとめられたか、御質問をさせていただきたいと思います。 | ||
12月17日 | 第139回国会 参議院 内閣委員会 第3号 議事録を見る | ○照屋寛徳君 私はSACOの最終報告並びに防衛問題等に関連いたしまして質問をさせていただきたいと思います。 去る十二月十日午前十時ごろ、第一二一海兵戦闘攻撃中隊所属のFA18D戦闘攻撃機が那覇市の西南約十キロの海上に一千ポンド、四百五十キロ爆弾を投下するという事故が発生いたし...全文を見る |
○照屋寛徳君 今、官房長官がおっしゃいましたように、十二月十日の午前十時ごろ発生したのにアメリカ軍は外務省に対して同日の午後四時ごろになって通報しておる。これは官房長官がおっしゃるまでもなく、アメリカに対して我が国政府としてやっぱり厳重な抗議をすべきだと思います。同時に、この間、...全文を見る | ||
○照屋寛徳君 官房長官、この件では危機管理の問題を含めて正確で迅速な情報が官邸に伝わるのが遅かったのではないか、こういう指摘もございますが、いかがでございましょうか。 | ||
○照屋寛徳君 外務大臣にお伺いいたしますが、在日米軍司令部は現地のマスコミに対して、アメリカ軍は爆弾投棄をした十二月十日の午後には正確な位置と爆弾の種類に関する情報を外務省の日米安全保障条約課に報告をした、こういうふうに言っているんです。外務省の説明と在日米軍司令部の説明が食い違...全文を見る | ||
○照屋寛徳君 この四百五十キロ爆弾が投下された場所は米軍の演習区域外なんですね。しかも、宮古、八重山あるいは周辺離島と那覇を結ぶ船舶の航路になっている海域であります。さらには、小型の漁船や釣り船が往来をしている場所で極めて危険な事態を引き起こしたわけであります。 ところで、十...全文を見る | ||
○照屋寛徳君 海上保安庁から航行警報が発令されたのは十二月十二日の未明であります。非常に危険でありながら丸二日間近く航行警報が発令をされなかった、これは私は大変ゆゆしき事態だというふうに思っております。 外務大臣並びに防衛庁長官、事件発生後丸二日間たってからやっとこさ航行警報...全文を見る | ||
○照屋寛徳君 今回の事故発生後、十三日の午後七時前に夏川海上幕僚長が米軍から要請があったとして海上自衛隊沖縄基地隊の掃海艇二隻を現場付近に派遣いたしております。 ところが、実際には米軍から要請はなかった。十二月十四日夜になって米軍から正式な要請があった。それを受けて、十二月十...全文を見る | ||
○照屋寛徳君 今の説明を聞いたら納得できませんよ。おかしいじゃないですか。自衛隊法九十九条で長官の命を受けなければ機雷とか爆発性の危険物の除去作業に当たれないでしょう。米軍の要請もないのに出ていったんじゃないですか。準備行為じゃないでしょう。そこをはっきりしてください。 | ||
○照屋寛徳君 長官、これは大事な問題ですよ。長官の命令がないのに出動したんですよ。そういうことがやられても長官は何とも思わないんですか。指揮命令系統の問題じゃないですか。 それともう一つ、現地は現地はとおっしゃるんですが、大田知事はきのうの記者会見で原則として米軍がやるべきだ...全文を見る | ||
○照屋寛徳君 私はこれは自衛隊の指揮命令系統との関係で大変重要な問題も含んでいるということを指摘しておきたいと思います。 それから、掃海艇の派遣について事前に地元の知事との協議あるいは了解というんでしょうか、そういうふうな話し合いとか手続というのは一切必要ないんでしょうか。 | ||
○照屋寛徳君 ぜひ米軍に対しても強い抗議の意思表示をしていただきたいということと、一刻も早く回収をしていただきたいということを御要望申し上げ、残余の質問時間については同僚の齋藤先生にお譲りをいたしたいと思います。 | ||
12月17日 | 第139回国会 参議院 法務委員会 第3号 議事録を見る | ○照屋寛徳君 社会民主党の照屋寛徳でございます。 かつて、沖縄、朝鮮、部落というのが差別の対象でありました。我が国はそういう痛苦の歴史を持っておるわけであります。 私は、戦後五十一年余り、基地の島沖縄で生きてまいりましたけれども、私のふるさと沖縄は、戦争が終わって五十一年...全文を見る |
○照屋寛徳君 本法案が提案されるに至ったのは、これまで与党三党において部落差別の解消に向けたさまざまな協議が進められてきたことが大きな背景にあると私は理解をいたしております。本法案は、そういう意味で同和問題の解決を経緯とするものであります。 提案理由にも述べられておりますけれ...全文を見る | ||
○照屋寛徳君 大臣の力強い御決意をお伺いいたしまして、私も安心をいたしました。ぜひ地域改善対策協議会の意見具申等を踏まえて、一層力強い、省を挙げて、大臣が先頭になりまして同和問題の早期解決のために御奮闘いただきたいと御希望申し上げておきたいと思います。 そのことと、直接法案と...全文を見る | ||
○照屋寛徳君 この審議会委員の人選に当たっては、私は、抽象的な意味での学識経験者という枠組みではなくして、少なくとも本法案の目的に照らして、人権や差別問題に精通した学識経験者、こういうふうな配慮を選任に当たってはするべきだというふうに考えておりますが、いかがなものでございましょう...全文を見る | ||
○照屋寛徳君 私は、特定の団体の代表ということは申し上げておりませんで、少なくとも学識経験者という抽象的な枠組みではなくして、人権や差別問題に精通した者、こういうふうに申し上げているわけであります。 それで、あと一点、平成七年九月二十九日に、例の「審議会等の透明化、見直し等に...全文を見る | ||
○照屋寛徳君 当法案との関係で、私は、審議会における審議に当たっては、本法案が同和問題の解決を経緯とするものであるということを踏まえて、不当な差別を受け人権を侵害された人々の思いが届くような、反映されるような、そういうふうな審議会運営を担保していただきたいということを強く御要望申...全文を見る | ||
○照屋寛徳君 この平成七年度で結構でございますから、その人権侵犯事件の態様について、あらましお教えください。 | ||
○照屋寛徳君 今御報告ありました同和問題などの人権侵犯事件に対するこれまで被害者救済の施策をとられてきたと思いますが、その被害者救済のあり方、施策にどのような問題点があったのか、それをどのように改善せんとしておられるのか。 これはやはり、先ほど申し上げましたように、現に差別を...全文を見る | ||
○照屋寛徳君 人権侵犯事件についての具体的な救済というのは、理念だとかあるいはお役所的なマニュアルだけではなくして、本当に心のこもったというか、より具体的で迅速で実効性のある救済処置がとられなければいけないというふうに私は考えております。そういう点で、ぜひ今後もお力を入れていただ...全文を見る | ||
○照屋寛徳君 以上で終わります。 |