照屋寛徳

てるやかんとく

小選挙区(沖縄県第二区)選出
立憲民主党・無所属
当選回数6(参1)回

照屋寛徳の1997年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月30日第140回国会 参議院 予算委員会 第2号
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○照屋寛徳君 今、沖縄では桜の花が美しく咲いております。世間を騒がせております汚れたオレンジはありませんが、名物のタンカンがおいしい季節になりました。総理並びに全閣僚におかれましては、沖縄の基地問題を解決し、沖縄のさまざまな振興策を充実していただきまして、二十一世紀、沖縄の未来に...全文を見る
○照屋寛徳君 SACOの関連経費や沖縄特別振興対策調整費について、補正予算で処置をされる必要性、緊急性について大蔵大臣の御見解をお願いいたします。また、具体的な事業の内容等についても御説明願いたいと思います。  関連して、基地所在市町村に対する平成九年度以降の振興策の具体化につ...全文を見る
○照屋寛徳君 官房長官のもとにつくられました基地所在市町村懇談会における島田座長提言の諸プロジェクトや、今沖縄政策協議会で論じられております新たな沖縄振興策で芽出しをするさまざまな公共工事、これは私は本土大手ゼネコンヘの発注ではなくして地元業者への優先発注をするのが施策の趣旨に合...全文を見る
○照屋寛徳君 普天間飛行場に関するSACOの最終報告に基づいて、政府は去る一月二十一日、名護市長に対してキャンプ・シュワブ沖でのヘリポート建設へ向けた調査協力要請を行いましたが、同市長から協力要請を拒否されております。  総理並びに防衛施設庁長官はこの事態をどのように受けとめて...全文を見る
○照屋寛徳君 橋本総理がかねてより表明しておられます、地元の同意が得られない限り調査も工事の強行もやらないとのお考えは現在でも変わりませんか。
○照屋寛徳君 ただいま総理の御答弁にもありましたが、普天間実施委員会は遅くともことし十二月までに実施計画を作成する、こういうふうにSACOで合意をいたしているわけでありますが、そのためにはいつまでに調査を完了しなければならないと考えておられるのか、その時期を具体的にお示し願いたい...全文を見る
○照屋寛徳君 代替ヘリポートの建設問題が今沖縄で大きな社会問題になっております。SACOの最終報告においては、代替ヘリポートについて撤去可能な海上施設として沖縄本島の東海岸沖に建設する旨合意をいたしております。  最近、現地沖縄で、埋立案とかあるいはまた東村への誘致の動きが取り...全文を見る
○照屋寛徳君 復帰後、今日まで百七十八回の県道一〇四号線越え実弾演習が行われまして、約四万発以上の実弾が恩納岳やブート岳に撃ち込まれました。  今年度じゆうに県道一〇四号線越えの実弾射撃演習を廃止するとの報道がありましたが、事実でしょうか。また、実弾演習廃止後における不発弾の処...全文を見る
○照屋寛徳君 海兵隊の兵力削減、撤退問題については、私は昨年の臨時国会予算委員会でも質問させていただきました。沖縄県は、二月八日、東門副知事を団長とする女性だけの訪米要請団を派遣するようでございます。大田知事も四月下旬に海兵隊の兵力削減、撤退に絞った訪米直訴をする予定のように聞い...全文を見る
○照屋寛徳君 昨年の十二月十日に、アメリカ海兵隊の戦闘機から四百五十キロ爆弾が那覇市の近くの海上に投下される事故が発生をいたしました。県民の安全に配慮を欠いて、まるで県民を標的にするかのような許しがたい事故でございます。しかも、SACOの最終報告で米軍の事件事故について適時の通報...全文を見る
○照屋寛徳君 終わります。
02月20日第140回国会 参議院 法務委員会 第3号
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○照屋寛徳君 大臣を初め各局長の皆さん、大変御苦労さまでございます。私の方からも法務行政全般にかかわる質疑をさせていただきたいと思います。  先日、当委員会で東京入管と東京拘置所の視察をする機会がございました。特に、私は弁護士として東京拘置所で接見をしたことが何度かございました...全文を見る
○照屋寛徳君 先日、東京拘置所を視察してびっくりいたしましたのは、在監者の舎房にテレビカメラが付設をされていると、こういう事実でございました。  説明をお伺いいたしましたときに、逃走防止あるいは自殺の予防と、こういうことをお伺いいたしたわけであります。すべての在監者をテレビカメ...全文を見る
○照屋寛徳君 被収容者の身柄の保全ということもよくわかりますし、同時に自殺防止、逃走防止ということも重々承知をいたしているわけでありますが、一方でまた、被収容者はあくまでも未決なわけですからプライバシーの問題等も生じてくるんだろうと思います。同意手続はないようでございますが、在監...全文を見る
○照屋寛徳君 去る一月三十一日に、オウム真理教に対する破壊活動防止法に基づく解散指定処分請求の棄却決定がございました。このことに関連して何点かお聞きをするわけでありますが、私はこれまで、国会議員になる前、一人の法律家として、在野法曹として、破壊活動防止法そのものが違憲の疑いが極め...全文を見る
○照屋寛徳君 大臣の所信表明の中でも、公安調査庁の今回の決定を踏まえて、こういうふうなことをおっしゃっております。「公安調査庁において今後もオウム真理教に対する調査を継続し、公共の安全確保に万全を期する必要があるものと考えております。」、こういう趣旨の所信を表明されました。  ...全文を見る
○照屋寛徳君 それでは次に、民法改正問題についてお伺いをさせていただきたいと思います。  昨年一月の橋本内閣発足に際しまして、新しい政権へ向けての三党政策合意がなされました。この政策合意においても、民法改正問題は検討すべき重要課題として掲げられておることは大臣御案内のとおりだと...全文を見る
○照屋寛徳君 民法の一部を改正する法律案要綱が平成八年の二月二十六日に法制審議会の総会で決定をされました。法制審の総会決定から間もなく満一年になるわけでありますが、私は、法制審総会の決定を経て一年になんなんとするのに民法の一部を改正する法律案が国会へ提出されないというのは極めて異...全文を見る
○照屋寛徳君 一九八五年に国連の女性差別撤廃条約を日本政府は批准いたしました。その上で、男女共同参加型社会の実現を目指して法整備を図っていくというのが政府の方針でございます。選択的夫婦別姓、さらには婚外子の差別撤廃、これは憲法の理念である個人の尊厳、両性の本質的な平等というところ...全文を見る
03月03日第140回国会 参議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第3号
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○照屋寛徳君 最初に、沖縄開発庁長官に何点かお伺いをさせていただきます。  稲垣沖縄開発庁長官を初め開発庁の皆様方には、沖縄問題の解決のために御奮闘、御苦労をいただいておることに県民の一人として心から敬意を表するものでございます。稲垣長官の所信表明にありましたように、二十一世紀...全文を見る
○照屋寛徳君 先般、梶山官房長官のもとに米軍基地所在市町村懇談会というのが設置をされまして、島田座長提言がまとめられました。その島田提言に基づく平成九年度での幾つかの事業の芽出しもしたようでございます。開発庁長官として、島田提言への評価、あるいはまた米軍基地所在市町村懇談会の今後...全文を見る
○照屋寛徳君 長官も、そして振興局長も総務局長も沖縄の現状をよく御理解いただいている方々ばかりでございます。私は、沖縄開発庁が政府の中で積極的に沖縄の新しい時代へ向けた振興策の樹立のために大いなる力を振るっていただきたいことを期待申し上げるものでございます。  さて、現在、政府...全文を見る
○照屋寛徳君 沖縄県また沖縄県内の経済界の方々から強い要望がございます自由貿易地域の規模、機能の拡大の件について、これはぜひ沖縄の産業振興上大変大事な政策になると私は思っております。この自由貿易地域の規模や機能拡大についての長官のお考えをお教え願いたいと思います。
○照屋寛徳君 最後に、開発庁長官にお願いでございますが、先日の予算委員会で私は総理に、沖縄振興策を図っていく上での国発注の公共工事はなるだけ県内業者に優先発注をしていただきたい、こういう質問をさせていただきました。総理も、委員御指摘のとおりだ、そういうふうにしたいという決意の御答...全文を見る
○照屋寛徳君 開発庁長官、どうもありがとうございました。ぜひ頑張ってください。よろしくお願いします。  さて、諸冨防衛施設庁長官にお伺いいたします。  私は、実はきょうは諸冨長官だけに質問しようかなと思うぐらいたくさんのことを準備してまいりました。せんだっての衆議院の予算委員...全文を見る
○照屋寛徳君 過去の県収用委員会の審理の期間あるいは現在の審理の進行状況等に照らして、五月十四日の期限内に使用権原が取得できると思っておりますか。
○照屋寛徳君 使用権原を取得すべく米軍用地特措法の改正あるいは新規立法は考えておるんでしょうか、考えていないんでしょうか。
○照屋寛徳君 緊急使用の申し立てをなさいますか、それともやりませんか。
○照屋寛徳君 それでは、外務大臣にお伺いをいたします。  二月二十二日に初めて沖縄を視察されました。  私も、外務大臣が主催をしていただきましたレセプションに出させていただきました。ごあいさつも拝聴いたしました。改めて沖縄視察の感想を簡潔にお願いいたします。
○照屋寛徳君 最後に、五・一五メモの公表問題についてお伺いいたします。  五・一五メモとよく言われるわけでありますが、正確には外務省ではこの文書のことを何と呼んでおられるのか、それが一つ。それから、もしかすると日米合同委員会合意と、こういうふうに呼ぶのかなと思いますが、この日米...全文を見る
03月11日第140回国会 参議院 予算委員会 第7号
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○照屋寛徳君 私はまず最初に、嘉手納飛行場を含む十二の米軍施設について、今国が沖縄県収用委員会に使用裁決の申請をなし係属中の同事件のことについて、お伺いいたします。  沖縄県収用委員会は、あす第二回の公開審理、そして第三回の公開審理を三月二十七日に開催することを決定したようであ...全文を見る
○照屋寛徳君 防衛庁長官、仮に三月二十七日の第三回の公開審理で国側が希望するような使用裁決が得られたとして、その後どういう法律的な手順を踏み、そして実際に国が法律上の使用権原を取得するまで、過去の事例との比較でも結構でございますが、一体どれぐらいの期間を要するとお考えになっていま...全文を見る
○照屋寛徳君 過去の米軍用地収用特措法に基づく使用裁決のケースでいいますと、私の記憶では使用裁決後、諸手続を踏んで使用権原を取得するまで二カ月ぐらいかかっているんじゃないか、こういうふうに考えております。どうでしょうか。
○照屋寛徳君 期待は大いに結構ですけれども、これまでの過去のケースに照らしますと、私はもう日程的に物理的に不可能ではないかと、こういうふうに考えるわけですね。期待をして期待をして、結果的にその使用裁決が得られなかったと、こういうことになった場合の政治責任、行政責任というのは非常に...全文を見る
○照屋寛徳君 総理にお伺いいたしますが、総理は予算委員会その他でたびたび、何とか収用委員会で期限内に使用裁決を得たいと、こういうふうなことも申し述べておるわけでありますが、三月二十七日、第三回の公開審理が決定をした、こういう今日、なおかつ総理は県収用委における五月十四日までの使用...全文を見る
○照屋寛徳君 政府は、昨年、楚辺通信所の知花昌一氏所有の土地について、沖縄県収用委員会に緊急使用の申し立てを行いました。結果は却下されて緊急使用が認められなかったわけでありますが、今回嘉手納飛行場を含む十二の米軍施設について緊急使用を申し立てるおつもりがあるでしょうか。また、申し...全文を見る
○照屋寛徳君 緊急使用を申し立てるのか申し立てないのか、その結論は出てまいりませんでしたが、大田知事を含めて県民が思っておるのは、現行法上適正な手続として、可能な手続として緊急使用という申し立ての制度があるのになぜそれをやらないのか。収用委員会の日程ははっきりしてまいりました。ま...全文を見る
○照屋寛徳君 防衛庁長官の御答弁からいたしますと、緊急使用は申し立てない、こういうふうな結論だと私は善解をいたしました。恐らくこれは知事を含めた県民感情を逆なですることに私はなるだろうというふうに申し上げておきたいと思います。  さて、沖縄の膨大な米軍基地をめぐる土地接収の経緯...全文を見る
○照屋寛徳君 アメリカ軍が合法だと根拠にしたへーグ陸戦法規五十二条、これは占領軍が日常生活を維持するに必要な食糧だとかあるいは衣服だとか医薬品だとか、こういったものを徴用するのに限定されているのであって、土地まで徴用、徴発をすることは許されないはずであります。  外務省、同じへ...全文を見る
○照屋寛徳君 ト号だけ、二十三条ト号。
○照屋寛徳君 今説明がありましたように、へーグ陸戦法規二十三条ト号で、戦争の必要上万やむを得ざる場合以外に敵の財産を破壊したり押収してはならないと決めてあるんですね。戦争が終わってから、アメリカがみずから必要とする地域を囲い込んで県民の土地を取り上げて軍事基地を形成する、これはへ...全文を見る
○照屋寛徳君 それでは、復帰後の現代の歴史を振り返ってみましょう。  復帰のときに公用地暫定使用法をつくりましたね。その立法目的と対象地主の数、面積はどうでしたか。
○照屋寛徳君 対象地主や面積は明らかにしませんでしたが、それも明らかにしていただきたいと思います。  ところで、施設庁長官、この公用地暫定使用法に基づいて沖縄県以外の土地が収用の対象になったことがありましたか。
○照屋寛徳君 復帰前からアメリカ軍が不法、不当に形成をしてきた土地、復帰の時点で沖縄だけに適用される、そういう法律であったのではありませんか。
○照屋寛徳君 防衛庁長官、おかしいじゃありませんか。あなたが復帰の時点で国会議員でなかったからといって、今現にあなたは防衛庁長官でしょう。その施設にかかわる大変重要な職責を担っているわけでしょう。今のような答弁じゃおかしいじゃないですか。
○照屋寛徳君 私は、公用地暫定使用法の立法目的は何であったのか、その公用地暫定使用法で沖縄の土地以外の本土の他府県の在日米軍基地が収用の対象になったことがあったのか、そのことを聞いているんですよ。事実を問いただしているんです。
○照屋寛徳君 公用地暫定使用法の暫定期間五年のうちに、任意の契約を得ることはできませんでしたね。そして一九七七年、昭和五十二年に位置境界明確化法をつくった。この位置境界明確化法も結局のところ沖縄だけが対象になったんです。だから、お亡くなりになった当時の屋良朝苗琉球政府主席は、一九...全文を見る
○照屋寛徳君 後で総理にお伺いしようと思っておりましたが、防衛庁長官、岡本行夫首相補佐官が先日、三月四日、地元琉球新報とのインタビューをやりまして、沖縄を理解するには一九四五年以前までさかのぼらぬとだめだ、そして沖縄の復帰までの二十七年間の認識が非常に重要だ、基地との関連で総理補...全文を見る
○照屋寛徳君 総理にお伺いをいたします。  今月二十四日にアメリカ・クリントン大統領との会談を御予定されておるようでございますが、地元紙の報道によりますと、三月六日に沖縄県に対して、米軍用地収用特措法の改正について非公式に伝えた、こういう報道がなされておりますが、それは事実でし...全文を見る
○照屋寛徳君 四月二十四日です。ごめんなさい。
○照屋寛徳君 三月六日に沖縄県に、特措法改正をやりたい、こういうことで非公式に……
○照屋寛徳君 三月六日。
○照屋寛徳君 三月十七日ごろにも総理と知事の会談を日程調整されておるようであります。この訪米前の三月十七日、仮に知事とお会いになったときに、特措法改正の方針について知事にお話をするおつもりはありますか。
○照屋寛徳君 総理、知事からの会談内容の要望じゃなくして、総理みずから訪米前にということで三月十七日にお会いになるときに、そういうおつもりはありませんか。
○照屋寛徳君 米軍用地収用特措法の改正問題がいろいろマスコミで報じられております。知事を含めて多くの県民が心配をしているわけでありますが、県収用委員会に現実に係属しているそのさなかに巷間伝えられております米軍用地収用法の改正をやる、これはもう収用委員会そのものの権限を否定するもの...全文を見る
○照屋寛徳君 日米安保条約上の国の義務はよくわかるんです。しかし、条約上の国の義務を履行するためには、一方で地権者から使用権原を取得しなければならないわけです。その条約上の義務と憲法で認められた地権者の所有権、その権利については総理はどういうふうにお考えになっていますか。
○照屋寛徳君 防衛庁長官、沖縄の基地問題が難しいのは、その形成過程からして本土とは違っているんですね、首相補佐官が指摘をしているように。結局、対象土地の三三%ぐらいは民有地なんです。私有地、個人有地なんです。本土の基地は恐らく九〇%以上が国有地でありましょう。そういう実態が今沖縄...全文を見る
○照屋寛徳君 零コンマ以下を強調しますけれども、防衛庁長官、沖縄の国土面積はわずか〇・六%ですよ。しかし、在日米軍の専用基地の七五%を押しつけているじゃありませんか。そこが基地問題の根源なんです。沖縄県民は百二十八万、人口割合からすればそれは一%に満たない零コンマ以下かもしれませ...全文を見る
○照屋寛徳君 岡本補佐官が三月四日の琉球新報とのインタビューで、海兵隊削減が特措法改正の反対給付であってはいけない、それから沖縄の人たちが普天間飛行場を移設というより新規の建設ととらえる気持ちはよくわかる、個人的な見解と断って、日米両政府で定期的に兵力縮小を協議する機関の設置を提...全文を見る
○照屋寛徳君 私は、個人的な見解だ、考え方だということは冒頭申し上げたつもりであります。  さて、官房長官に一点お伺いいたしますが、官房長官のもとに基地所在市町村の懇談会を設置していただきまして、島田座長を中心に積極的な沖縄の振興策についての御提言が取りまとめられていることにつ...全文を見る
○照屋寛徳君 官房長官、ぜひ今の御決意で頑張っていただきたいと思います。  さて次に、いわゆる五・一五メモについて質問をさせていただきます。  一九七二年五月十五日の沖縄返還時に在沖米軍基地の提供条件などを定めた極秘文書、いわゆる五・一五メモについては、沖縄では一九八二年以来...全文を見る
○照屋寛徳君 琉球新報、タイムスはその四十八の施設に関する秘密合意事項についてかなり詳細な報道をしているわけでありますが、外務大臣、今必ずしも正確でないというのは、その報道されている内容なのか、それとも五・一五メモというのはこの報道されている内容以外にもあるんだと、こういう趣旨な...全文を見る
○照屋寛徳君 外務大臣と防衛庁長官にお伺いいたしますが、沖縄の復帰後の米軍基地の運用、兵力の展開、これは五・一五メモで合意されたとおりに実行されているというふうに思いますか。
○照屋寛徳君 外務大臣、劣化ウラン弾の事件で注目を浴びております鳥島射爆場、これは報道された五・一五メモによりますと、廃弾処理がアメリカの方に義務づけられているけれども、現実にはそれが全く守られていない。それから、ブルー・ビーチ訓練場等は地域住民の立ち入りが認められているけれども...全文を見る
○照屋寛徳君 外務大臣、劣化ウラン弾の問題にしましても、外務省は沖縄県民に公表するときに、もう環境への心配はないんだ、生命、身体の安全に危害を与えるような事態じゃない、劣化ウラン弾も全部回収した、こういうアメリカ軍の報道をうのみにしておったんじゃありませんか。ところが、三月五日、...全文を見る
○照屋寛徳君 最後に総理、一九八二年以来県民の願望でありました五・一五メモの全文公表について御決意をお伺いしたいのであります。  マスコミ報道によりますと、さらに図面や附属文書など含めて全文公表されなければ、毎日のように基地と向き合っている県民は依然として不安な面持ちで暮らさざ...全文を見る
03月17日第140回国会 参議院 予算委員会公聴会 第1号
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○照屋寛徳君 屋山公述人、芳澤公述人、早朝から大変御苦労さまでございます。  私は、主に外交・防衛問題について芳澤公述人にお尋ねをしたいと思います。  恐らく、四月に入りますと米軍用地収用特措法の改正問題が政局の大きな争点になるだろうというふうに思われます。公述人から御意見を...全文を見る
○照屋寛徳君 復帰前のアメリカ軍による土地接収、そして基地形成の過程について先ほど公述人から詳しく述べられたわけでありますが、復帰後の例えば一九七二年、昭和四十七年に公用地暫定使用法をつくり、そして五年後に位置境界明確化法をつくってさらに五年間、都合十年間暫定使用できるという特別...全文を見る
○照屋寛徳君 昨年十二月二日にいわゆるSACOの最終報告が行われました。その最終報告によりますと、仮に最終報告どおり基地返還がなされたとしても依然として沖縄に約七〇%の在日米軍の基地が残る、こういうふうに言われておりますけれども、SACOの最終報告について、県民あるいはまた基地所...全文を見る
○照屋寛徳君 終わります。
03月18日第140回国会 参議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第5号
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○照屋寛徳君 私は、質問に入ります前に、今御審議いただいております沖縄振興開発特別措置法及び沖縄の復帰に伴う特別措置に関する法律の一部を改正する法律案について、沖縄選出の国会議員として、今御審議いただいている法案の内容が沖縄振興のすべてではございませんが、大変重要な内容になってい...全文を見る
○照屋寛徳君 長官、酒イコール日本酒と私は理解いたしておりまして、酒は避けても結構でございますが、泡盛は御愛飲いただきたい。長官の健康にも長寿のためにも銘酒泡盛は大変な効用を持っておりますので、ぜひ一度お試しいただきたいなと、こういうふうに思います。  さて、沖縄の泡盛産業は五...全文を見る
○照屋寛徳君 長官御承知のように、泡盛の原料米は主としてタイの国から輸入しておるわけであります。ところが、輸入する場合に、泡盛の原料米は政府の方で管理しているものですから、いわば市場価格というか国際相場でいうと大変割高になっておる、こういうことがかねてより泡盛業界の皆さん方から指...全文を見る
○照屋寛徳君 確かな具体的な数字はちょっと私も今正確に申し上げられませんけれども、泡盛業界の皆様方の御指摘によりますと、復帰後、もし泡盛の原料輸入米を政府が統制しない、管理しない自由競争の市場価格で購入できたとすると何十億という開きがあるはずだと、こういうことも指摘されております...全文を見る
○照屋寛徳君 さて、法案として今御審議いただいている沖縄-本土間の航空運賃軽減の問題でございます。  私も七年間県会におりましたときに、航空運賃を低減、軽減してもらいたいという決議を何度も何度も行いました。また、政府の関係要路や航空会社にも要請して回ったことを経験いたしておりま...全文を見る
○照屋寛徳君 この法案が可決されましたら、引き続いて、沖縄は離島県でございますので、ぜひ本島と各離島間の航路の燃料税などについても今度の措置と同じような政策が実現できないものか、こういうふうに私は思っております。その点の開発庁の取り組みというか、長官のお考えをお聞かせいただきたい...全文を見る
○照屋寛徳君 さて、昨年、沖縄県から政府に対して五項目二十六件に及ぶ規制緩和の要望がなされております。知事を初め県の経済界あるいは多くの県民が望んでいるのは、何といっても沖縄を日本における規制緩和のモデル県にしよう、先進県にしよう、こういう強い思いがあることを長官には御理解いただ...全文を見る
○照屋寛徳君 思い切った、そして大胆な取り組み方をぜひお願い申し上げたいと思います。  さて、それでは防衛施設庁お見えでございますので、一点お伺いいたします。  現在、嘉手納飛行場を含む十二の施設について使用裁決の申請がなされ、沖縄県収用委員会で公開審理が進められております。...全文を見る
○照屋寛徳君 いずれにしましても、その登記簿上の所有名義人は住所も登記簿に記載されているわけですから、清水市が誤って発行した住民票の除票をそのまま照合もしないで手続を進めるというのは、これはもう重大なミスだ、こういうふうに私は断ぜざるを得ないというふうに思います。  時間も少な...全文を見る
○照屋寛徳君 いわゆる五・一五メモについても、復帰直後から沖縄県そして議会も再三再四公表してくれと言っても、今まで外務省はそれをずっとノーと言って拒否し続けた。劣化ウラン弾の事件が起こって沖縄の基地問題が再燃すると、また公表しようや、こういうふうになった。私は、外務省のこれまでの...全文を見る
○照屋寛徳君 終わります。
03月24日第140回国会 参議院 予算委員会 第14号
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○照屋寛徳君 証人に対する、参議院で辞職勧告決議が全会一致でなされましたが、どのように受けとめておられますか。(「それはまだじゃないの」「辞職勧告決議は議運だよ」と呼ぶ者あり)議運で。
○照屋寛徳君 辞職の意思はないと繰り返しておられますが、政治家として道義的な責任はお感じになっておりませんか。
○照屋寛徳君 証人は、あなた自身の選挙費用として一体幾らの金額、オレンジ共済のお金を流用したんですか。
○照屋寛徳君 その流用した選挙資金、返済する意思、見込みはありますか。
○照屋寛徳君 その返済する根拠を申し上げてください。
○照屋寛徳君 証人自身がもう年金党からの立候補ではだめだと、こういうふうにお思いになったというのは、その時期はいつですか。
○照屋寛徳君 平成六年の十二月ごろ、息子の百男らを含めて、旧日本新党系の新渡東京都議会議員に一億円を渡している。新進党からの、候補者選定に便宜を図ってもらおうと、こういうことを話し合いしたことはありませんか。
○照屋寛徳君 その後、あなた自身は知らないと言うんだけれども、謀議は、百男から後日報告を受けたことはありませんか。
○照屋寛徳君 先ほど新渡都議会議員と御一緒に初村代議士の部屋をお訪ねになったと、こういうことを言っておりましたね。その訪ねた目的は何ですか。
○照屋寛徳君 初村代議士を通して新進党の比例代表としての位置づけに何らかの影響を与えてもらうと、こういう目的はありませんでしたか。
○照屋寛徳君 あなたが初村代議士の部屋を訪ねたのはいつですか。
○照屋寛徳君 あなたは齋藤衛を知っておりますね。
○照屋寛徳君 齋藤衛をあなたに紹介した人はどなたですか。そして、それはいつごろですか。
○照屋寛徳君 わからないというのはどういうことですか。記憶にないということですか、それとも言えないということですか。
○照屋寛徳君 あなたは先ほど齋藤衛を知っていると言ったでしょう。その齋藤をあなたに紹介した人はどなたですか。
○照屋寛徳君 あなたは、齋藤はどのような仕事をしていると、こういうふうに思っておりましたか。
○照屋寛徳君 知り合って後は、齋藤はどういう仕事をし、あなたのためにどのようなことをしてくれたんですか。
○照屋寛徳君 あなたが参議院議員に当選される前から齋藤さんとは知り合っているんでしょう。
○照屋寛徳君 オレンジ共済の会員からの振込金を自宅で保管していたことがありませんか。
○照屋寛徳君 息子の百男が自宅で保管をしておったということを供述した旨のマスコミ報道もございます。  それから、決裁権についてもあなたと奥さんとお二人でやっておられた、こういうことを百男が供述したという報道もありますが、どうですか。
○照屋寛徳君 あなたの奥さんが自宅でオレンジ共済の会員からの振込金を保管していた事実はございますか。
○照屋寛徳君 息子の百男から、齋藤さんがあなたのために政界工作をしているんだということを聞かされたことはありませんか。
○照屋寛徳君 息子の百男から、齋藤衛があなたのために政界工作をしているんだということを伝えられたことはありませんか。
○照屋寛徳君 息子の百男が政界工作として十三人の国会議員にお金を渡したと。さらに、比例順位の工作として国会議員六名に三億円渡した。その渡す金額についてはあらかじめ父親である証人に伝えて決裁を受けておった、事後にまた渡したこともあなたに報告をした、こういうことを供述した旨の報道があ...全文を見る
○照屋寛徳君 あなた御自身が参議院選挙の告示直前に年金党の後援会事務所で代理店の開設希望者と直接お会いになって、そして手付金を受領した事実はありますか。
○照屋寛徳君 オレンジ共済の幹部の石暗松之介さんが同席の上に、都内の五十六歳の男性から受け取った記憶、思い出しませんでしょうか。
○照屋寛徳君 時間のようでございますので。
03月27日第140回国会 参議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第6号
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○照屋寛徳君 稲垣長官初め開発庁の皆さん、平成九年度の予算編成に当たりまして、沖縄の振興開発に欠かせない所要の予算を確保、編成していただきまして、心から敬意を表するものでございます。  先ほど、長官から予算についての御説明をちょうだいいたしましたが、県選出の国会議員として、委員...全文を見る
○照屋寛徳君 御案内のように、戦前は沖縄にも鉄道が走っておりました。那覇−与那原間、それから那覇−嘉手納間に軽便鉄道が走っておったのでありますが、あの戦争でなくなりました。戦後は唯一沖縄だけが国鉄の恩恵を一切受けなかったのでございます。一方で、本土にあるような都営鉄道あるいは県営...全文を見る
○照屋寛徳君 開発庁長官もおいででございますが、開発庁長官の御努力などもございまして、モノレールがいよいよ着工されました。早期の完成を願うものでございます。  さて、運輸省、このモノレール導入に伴って、県内のバス路線の再編が必至だと思われます。一方でまた、主として那覇交通になり...全文を見る
○照屋寛徳君 稲垣長官、バスの話が今出てまいりましたが、沖縄の振興を図っていく上で、やっぱり何といっても新しい交通体系の整備を図っていかなければならないと思います。今、運輸省から説明があったようなバス企業の実態でございますが、国や県や那覇市、あるいはそれぞれのバス企業、そして労働...全文を見る
○照屋寛徳君 運輸省、結構でございます。  開発庁長官、前回に引き続いて銘酒泡盛の話をお伺いさせていただきたいと思います。  本日採択予定の沖縄振興開発特別措置法及び沖縄の復帰に伴う特別措置に関する法律の一部を改正する法律案、これでもって県産酒類の税の軽減が図られるということ...全文を見る
○照屋寛徳君 もう時間がなくなりました。  施設庁長官、あなたの前任者の宝珠山さん、現在、防衛装備協会の理事長が、政府が今考えている米軍用地収用特措法の改正は不要である、その理由として、必要性がないんだということを強調しているわけであります。一つは、沖縄の基地問題の解決に役立つ...全文を見る
○照屋寛徳君 終わります。
03月27日第140回国会 参議院 法務委員会 第5号
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○照屋寛徳君 社民党・護憲連合の照屋寛徳でございます。何点か質問をさせていただきます。  過日、当委員会で東京拘置所を見学させていただきました。その後の本委員会におきましても、矯正施設の整備充実を図ることについていろいろと論議が交わされたのでありますが、その直後に福岡拘置所で逃...全文を見る
○照屋寛徳君 もう現実に裁判になっているようでございますので、裁判が終わりましたら、裁判の過程で明らかになった、矯正の側で反省すべきものはぜひやっぱりきちんと反省をしてもらわないといけないというふうに私は思います。  同時に、それは伝聞でございますけれども、いろいろ被収容者の方...全文を見る
○照屋寛徳君 民事執行事件の増大と並んで、むしろこれは裁判所だけの問題じゃないかもしれません、いわゆる破産事件、特に自己破産事件がふえておるということを私も感じております。  これはもうむしろ社会問題かもしれませんけれども、きょうの審議中の法案との絡みで、自己破産事件の新受件数...全文を見る
○照屋寛徳君 先ほどの委嘱審査の中で、速記官の養成制度の問題が取り上げられました。私も何点か問いただしておきたいと思います。  実は、最高裁判所は速記官養成制度を廃止しようと、こういうふうな方針のようでございますが、沖縄の裁判所、復帰して二十五年たちましたが、一人も速記官を送っ...全文を見る
○照屋寛徳君 次に、予算とも関連しますので、裁判所庁舎の障害者への配慮の問題でございます。  実は私、沖縄支部で、高校生がレスリングの部活動のときに、練習相手の教師が随分強引なことをやりまして、それで首を折っちゃって下半身麻痺になったという事件がありまして、その国賠訴訟をやりま...全文を見る
○照屋寛徳君 質問しようと思っておりましたが、時間がありませんので、その速記官養成制度については、職員団体である全司法とも十分協議を尽くしてもらいたいということを要望しておきたいことと、それから今御答弁ございました三階以上の庁舎、例えば沖縄にも沖縄支部とか幾つかありますので、これ...全文を見る
04月11日第140回国会 参議院 予算委員会 第18号
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○照屋寛徳君 証人はきょうまでに何回捜査当局の取り調べを受けましたか。
○照屋寛徳君 言ってください。そのことを聞いているんです。
○照屋寛徳君 証人は平成七年の七月一日に長崎県の諌早文化会館で開催された新進党総決起大会に有名女優と一緒に参加をしたと前回国会で証言をされました。その有名女優というのはだれですか。
○照屋寛徳君 今のは証言を拒否する理由になりませんので、休憩をして、委員長から勧告してください。
○照屋寛徳君 委員長、ストップしてください。
○照屋寛徳君 証言を拒否されるということですか。
○照屋寛徳君 今私は明確な証言拒否だと思いますが、委員長から再度注意をして、拒否でいいですね。
○照屋寛徳君 証人は宣誓したんですから、証言拒否したら重大な処罰があるということを覚悟の上でまじめに答えてください。  じゃ、その有名女優、あなた世話したというんだけれども、だれからの依頼で世話したんですか。
○照屋寛徳君 私が質問しているのは、その有名女優、あなた世話したと前回国会で証言したんですよ。だれからの依頼で世話したんですか。
○照屋寛徳君 百男は女優派遣は友部議員の比例名簿を上位にするためにあなたに依頼をしたと言っていますが、どうでしょうか。
○照屋寛徳君 じゃ、百男はどういう理由であなたに女優派遣を依頼したんですか。
○照屋寛徳君 そんなの通りませんよ。  それじゃ、あなたは平成七年の七月十四日に、今度は新進党の石井一二参議院議員の選挙応援にまた女優を派遣しましたね。
○照屋寛徳君 だれの依頼で女優を派遣したんですか。
○照屋寛徳君 友部百男はどういう理由で石井議員の選挙応援に女優派遣をあなたに依頼したんですか。
○照屋寛徳君 七月一日の長崎への女優派遣、七月十四日の石井議員への選挙応援の女優派遣、それぞれ費用は幾らだれが負担しているんですか。
○照屋寛徳君 注意してください。
○照屋寛徳君 いかがですか。
○照屋寛徳君 あなたは、平成七年七月一日、新進党総決起大会への有名女優の派遣、七月十四日の石井議員の選挙応援の女優派遣、これに幾ら費用を要したのか、そのお金はだれが払ったのか、それを明確に答えてください。
○照屋寛徳君 幾らですか。
○照屋寛徳君 幾らですか、金額は。
○照屋寛徳君 すごいお金ですな。  さて、平成七年の四月十二日、ホテルオークラで百男や吉野弁護士ら同席のもとに、財団法人の設立の件で五千万円がオレンジ共済から渡されたことは事実ですね。
○照屋寛徳君 あなたもしくは吉野弁護士に。
○照屋寛徳君 その五千万円、だれがどういうふうに分配して受領したんですか。何のためのお金ですか。
○照屋寛徳君 あなたは初めて明確に、五千万円の分配は別として授受を認めました。  ところで、オレンジ共済側からあなたにお金が渡って、そのうち九五年の四月二日付に二千万、同年四月九日付で六千万、同年四月十九日付で一億円、合計一億八千万円の預かり証、齋藤禮司名義の預かり証が差し入れ...全文を見る
○照屋寛徳君 私の質問に答えてください。
○照屋寛徳君 冗談じゃないよ。具体的に言っているじゃないですか。  九五年の四月二日に二千万、同年四月九日に六千万、同年四月十九日に一億円、合計一億八千万、あなたが預かり証を発行した、こういう事実はありますか。
○照屋寛徳君 あなたの方に、オレンジ共済からあなたにお金が渡った事実は全くないんですか。
○照屋寛徳君 それは、なぜそういう刑事訴追というその具体的な理由を言わないと証言を拒むことはできないんですよ。
○照屋寛徳君 答えてください。理由を言ってください。証言を拒否する理由を言ってください。今委員長が注意したでしょう。
○照屋寛徳君 じゃ、委員長、今の点、証言拒否したものと思いますので、理事会でお取り計らいをお願いいたして、私の質問を終わります。
04月14日第140回国会 参議院 日米安全保障条約の実施に伴う土地使用等に関する特別委員会 第3号
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○照屋寛徳君 社会民主党・護憲連合、沖縄選出の照屋寛徳でございます。  総理並びに関係大臣におかれましては、私の質問の中で厳しい表現もありましょうが、決して私憤ではなく沖縄選出の国会議員としての興奮の余りでありますので、御寛容いただきたいと思います。  米軍用地収用特別措置法...全文を見る
○照屋寛徳君 あの悲惨な沖縄戦で県民が学んだものは、何といっても平和のとうとさであります。よく沖縄の心が語られるわけでありますが、私は、沖縄の心は何よりも平和を希求する心である、このことをぜひ総理を初め防衛庁長官、外務大臣には深く胸に刻んでいただきたいと思うのであります。  さ...全文を見る
○照屋寛徳君 対日平和条約発効後の一九五二年十一月一日に米国民政府は布令九十一号契約権なるものを公布いたしました。同布令は、行政主席が土地賃貸借を締結する権限と職務を有し、土地所有者と行政主席が土地賃貸借契約を締結すれば自動的に米国政府に転貸されるというものでありました。ところが...全文を見る
○照屋寛徳君 一部総理と見解を異にするわけでありますが、私は、あの敗戦から復帰に至るまでアメリカ軍が不法不当に土地を取り上げて膨大な米軍基地を形成していった、そのことはやはりきちんと防衛庁長官も外務大臣も受けとめるべきであるというふうに考えております。  ところで、法務省、おい...全文を見る
○照屋寛徳君 それでは、沖縄の人、ウチナーンチュはいつから日本人になったんでしょうか。
○照屋寛徳君 国籍法の御答弁ございましたが、明治三十二年、ところがその国籍法施行前から、例えば明治三十一年の徴兵制が施行されますと、沖縄からも徴兵されたのであります。この一週間、法務省との間で、いつからウチナーンチュは日本人になったんだろうかということを議論しましたが、結論は出ま...全文を見る
○照屋寛徳君 私たち沖縄県民が復帰に求めたのは平和憲法でありました。ところが、復帰によっても米軍が不法不当に接収した基地は返還されませんでした。現在よく言われます、わずか国土面積〇・六%の沖縄に在日米軍の専用施設七五%が集中しているのであります。  施設庁長官にお伺いいたします...全文を見る
○照屋寛徳君 今答弁がありましたように、復帰後二十五年がたちましたが、本土では在日米軍基地が約六〇%返還されたのに、沖縄ではわずか一六%しか返還されていないのであります。  ところで、沖縄では先祖伝来の集落、心のふるさとが字単位で全部あるいはそのほとんどが基地の中、金網の中に消...全文を見る
○照屋寛徳君 私は、それは防衛施設庁の怠慢だと思いますよ。施政権が返還されて二十五年がたっているわけであります。私が知り得る限りでは約七十の字、集落が金網の中に消えておるのであります。その人たちは、心のふるさとに一日も早く戻りたいという強い願いを持っておる。まさに戦後五十二年、こ...全文を見る
○照屋寛徳君 政府は、約三万二千名の軍用地主のうち約二万九千人が契約に応じている、約三千人の契約拒否地主のうち百十三人が在来地主で、その他のいわゆる一坪地主の所有する面積はわずかだと説明をいたしております。一坪地主を座布団地主だとかハンカチ地主だとかやゆする者もおります。  所...全文を見る
○照屋寛徳君 しからば、防衛庁長官、憲法で保障する財産権の保障と、その財産権を制限する現行法上の仕組み、制度はどうなっているんでしょうか。
○照屋寛徳君 今度の改正法案をめぐって政府が地方紙その他に広報をした宣伝の文書あるいはこれまでの議論を通して、あたかも反戦地主や一坪反戦地主の所有する面積は小さいんじゃないかというふうなことをよく言われるわけであります。私は、反戦地主や一坪反戦地主の存在がそんなに目ざわりであれば...全文を見る
○照屋寛徳君 一坪地主というのは、利殖や投機目的で土地を所有しているのではないんです。平和への高い志を持った人たちであります。  沖縄では、反戦という言葉は特定のイデオロギーの持ち主だけの言葉ではありません。現に一坪地主の中には、ひめゆり学徒の引率者で琉球大学の教授でありました...全文を見る
○照屋寛徳君 土地利用形態云々というのは、まさに長官の小さな親切大きなお世話であります。そんな心配は要りません。そう思うならば返してください。  ところで、今度の法改正の提案理由を読みますと、法改正の理由は、要するに日米安全保障条約に基づく義務を的確に履行するために暫定使用を認...全文を見る
○照屋寛徳君 それでは、抽象的な憲法論争じゃなくして具体的に聞きます。  今、改正法案十五条一項一号、これによりますと、県収用委の却下裁決があった場合でも国が建設大臣に審査請求を行ったときはその棄却裁決の日まで暫定使用を認める、こういう内容になっていますね。
○照屋寛徳君 そうすると、十五条一項一号では、建設大臣が審査請求を棄却または却下しない限りそのまま暫定使用が継続をする、こういうふうに理解して結構ですか。
○照屋寛徳君 仮に棄却や却下の意向を有する建設大臣がいたとしても、その建設大臣は総理大臣によって直ちに罷免されるんじゃありませんか。これが憲法六十八条二項の規定じゃないでしょうか。
○照屋寛徳君 何が失礼なんですか。法案改正は却下裁決もあり得るという前提で改正法案をまとめているんじゃありませんか。しかもその場合に、建設大臣に審査請求をしてその結論が出るまでは暫定使用できるんでしょう、改正法では。  そうすると、例えば収用委員会が三年ないし五年の使用裁決をし...全文を見る
○照屋寛徳君 ところで、十五条の七項ですけれども、私どもはこの緊急使用の件についても政府は検討すべきであることをずっと言い続けてまいりました。私は、そのことについては、現在でも防衛庁並びに防衛施設庁の行政の怠慢であったというふうに思っております。  ところで、十五条七項ですが、...全文を見る
○照屋寛徳君 ところで、象のおりの知花さんの土地については、現在、不法占拠の状態にあるというふうに私自身は理解をしております。政府は、正当な使用権原を有しているというふうに思っておるんでしょうか。
○照屋寛徳君 この知花さんの土地について、昨年四月一日でしたでしょうか、官房長官談話を発表して、適法でないが直ちに違法とは言えない、こういう見解を発表しました。  今回の法改正では、違法状態を解消するために知花さんの土地の件についても附則で定めておりますね。法律的な見解は変わっ...全文を見る
○照屋寛徳君 沖縄では、陸上だけじゃなくして、広大な制限水域、制限空域がございます。極めて危険であり、漁業活動の制限、都市開発の障害、離島空港の整備などに支障を及ぼしております。この制限水域や空域の撤廃、縮小を大田知事は強く政府に求めておりますが、その実態と知事の御要請、県民の思...全文を見る
○照屋寛徳君 私はあえて総理の御見解は求めませんけれども、この制限水域、空域の問題についても、これは県民生活との深いかかわりがありますので、ぜひ総理としてお取り組み方をお願い申し上げたいというふうに思っております。  さて、一坪地主やあるいは反戦地主のことが話題になっております...全文を見る
○照屋寛徳君 総理、その期成会の人たちは土地を返してほしいということじゃなくして、権利の確認、回復を求めておるものですので。
○照屋寛徳君 ひとつよろしくお願いをいたします。  それでは次に、総理と小沢一郎氏との会談でいわゆる三項目の合意事項がございましたけれども、全部聞くいとまがございません。一点だけお聞かせいただきたいと思いますが、合意事項三項との関係で、特に現行特措法の抜本的な改正もお約束になっ...全文を見る
○照屋寛徳君 最後に、総理並びに沖縄開発庁長官に、平成九年四月十日に沖縄振興策に関する与党合意、八項目の合意が成立をしたようでございます。今後の沖縄振興策に対する取り組みの決意を総理にお伺いいたしたいと思います。
04月17日第140回国会 参議院 本会議 第19号
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○照屋寛徳君 私は、社会民主党・護憲連合を代表し、政府提出のいわゆる米軍用地収用特別措置法改正案並びに民主党・新緑風会提出の修正案に反対の立場で討論を行います。  ことしは、日本国憲法施行五十周年、沖縄の祖国復帰二十五周年の歴史的節目の年に当たります。平和憲法五十年の歴史のうち...全文を見る
04月24日第140回国会 参議院 法務委員会 第7号
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○照屋寛徳君 社会民主党・護憲連合の照屋寛徳でございます。  私は、この出入国管理及び難民認定法の一部を改正する法律案に基本的に賛成でございます。  ただ、日本もいよいよ国際化の時代を迎えてまいりました。同時に、アジアを中心とする国々から豊かな国日本を目指していろんな形で外国...全文を見る
○照屋寛徳君 先ほど法務省からいただいた資料あるいは午前中の審議等を通して、中国からの集団密航者に福建省の出身者が多いと、こういう御説明がございました。また、その理由として、福建省にはいわゆる華僑の者がたくさんおられるということなどを挙げておりましたが、どうやら福建省からそう大き...全文を見る
○照屋寛徳君 それでは、具体的な法案の内容について何点か質問をさせていただきたいと思いますが、最初に法三条一項の改正とのかかわりでございます。  この法三条一項の改正は、恐らくパスポートを所持する密航者を水際で検挙することを可能とする法改正だというふうに思うわけであります。その...全文を見る
○照屋寛徳君 法の趣旨はよくわかるんです。  結局、今回の法三条一項の改正というのは、先ほども申し上げましたように、従来の密航者というのは、全くパスポートを持たない者、あるいは偽造のパスポートを持った者、あるいはまた正規のパスポートを持っている者、いろいろ混在をしているやに聞い...全文を見る
○照屋寛徳君 わかりました。  次に、七十四条の四についてお聞きをいたします。  午前中、大森委員からもかなり詳細に、構成要件等にまで及んだ具体的な質問がございました。この七十四条の四というのは、七十四条の一項または二項の犯罪を犯した者から直接収受をしたり、あるいはまた輸送、...全文を見る
○照屋寛徳君 この七十四条の四の規定との関係で、支配、管理を引き継ぐという要件ですね、逆に言いますと、支配、管理が中断をしたというのはどういうふうにとらえたらよろしいんでしょうか。
○照屋寛徳君 沖縄の離島に、薮地島というところですけれども、そこに集団密航事件が発生したケースで、集団密航で上陸はしたものの、手引きをした本邦の側の組織が迎えに来ないとか、それで路頭に迷ってと言っていいんでしょうか数日間放置をされる、その間、体調を壊したりあるいは飢えをしのぐため...全文を見る
○照屋寛徳君 この法改正との関係で、いろんな外国人の人権問題等を支援している団体あるいはボランティアグループあるいはまた弁護士集団の一部などから、支配、管理を引き継ぐ、このこととの関係で、人道的な目的で収受したケースまで処罰が拡大されると困る、こういうふうな指摘もあるようでござい...全文を見る
○照屋寛徳君 四、五年前だったでしょうか、入管の退去強制手続に関連して、入管職員による収容外国人に対する暴行事件あるいはセクシュアル・ハラスメントのようなケースが発生をして少しく社会問題になったケースがございました。我が国にいろんな目的で入国をしてくる外国人にとって、入管職員とい...全文を見る
○照屋寛徳君 ぜひその点は、入管職員による被収容外国人に対する暴行やセクシュアル・ハラスメントのような事件が起こらないように、十分な体制を講じていただきたいと思います。  それで、それらの事件が発生をしたころ、法務省は外国人支援団体に対して、外国人の人権を保障する方向で入管法の...全文を見る
○照屋寛徳君 日本で働いている外国人の人権問題でございますが、午前中大森委員からも御指摘ありましたけれども、正規の入国手続で入ってこられた外国人などを含めて、そうでないケースも含めて、売春を強要されたり、あるいはまた賃金不払いだとか、突然の首切りだとか、さまざまな人権問題が発生を...全文を見る
○照屋寛徳君 最後に、平成元年の法改正のときには参議院でも衆議院でも附帯決議が付されたということを承知いたしております。例えば参議院の附帯決議の中では、「退去強制手続きに当たっては、弁護士の選任手続き、通訳の確保等に配慮し、人道的な観点からの配慮について留意すること。」だとか、「...全文を見る
05月15日第140回国会 参議院 法務委員会 第9号
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○照屋寛徳君 社会民主党・護憲連合の照屋寛徳でございます。  江頭参考人、伊藤参考人、御両名の参考人には貴重な御意見を賜りまして、心から感謝を申し上げます。  私は基本的に今回の改正案に賛成の立場でございますが、幾つか疑問点などについて両参考人から御意見をいただければありがた...全文を見る
○照屋寛徳君 伊藤参考人にお伺いをいたしますが、この改正案の提案理由の中で、「株式会社の取締役及び使用人の意欲や士気を高め」る目的、こういうことが言われているわけでありますが、ストックオプションを採用することによって、本当に日本の会社の形態というか実態に照らして、取締役などの士気...全文を見る
○照屋寛徳君 奥島先生の「論壇」の中でも、「この制度は、証券市場の価格形成が、取締役や従業員の会社に対する貢献・努力を反映する健全かつ公正なものであるとの仮定の下に成り立っている。」と。しかし、そういう証券市場の価格形成が一体前提どおりになっているんだろうかという疑問を呈しておら...全文を見る
○照屋寛徳君 終わります。
○照屋寛徳君 社会民主党の照屋寛徳でございます。  保岡先生を初め提案者の皆さん、大変御苦労さまでございます。私は、本法案に賛成をする立場でございますが、幾つかお教えをいただきたいと思います。  保岡先生に先にお聞きをしたいところでございますが、法務大臣がお見えでございますの...全文を見る
○照屋寛徳君 それでは、保岡先生に改正法案について幾つかお尋ねいたします。  最初に、改正法案の提案理由の中で、ストックオプション制度の導入によって株式会社の取締役及び使用人の意欲や士気を高める目的が強調されております。あるいはまた、優秀な人材の登用ということも言われるわけであ...全文を見る
○照屋寛徳君 太田先生にお伺いをいたします。  先ほどの御答弁の中で、政治の責任それから議員立法の重要性、必要性、そしてストックオプション制度については法制審で検討しておったよりも一年前倒しでやるんだという表明がございましたけれども、ストックオプション制度導入についての経済界の...全文を見る
○照屋寛徳君 午前中に当委員会で江頭、伊藤両教授を参考人にお招きいたしまして、改正法案についての御意見を賜ったところでありますが、東京大学の江頭教授は、先ほどから話題になっております「開かれた商法改正手続を求める商法学者声明」の呼びかけ人の一人でもあるというお話でございました。同...全文を見る
○照屋寛徳君 インサイダー取引などの制度の悪用が危惧されるということは保岡先生も今答弁されたところでございますが、それの弊害を除去するというか防止するために、証券取引法などの厳格な運用で足りるというふうにお考えなのか、あるいは将来的に罰則強化を含む法整備を図る必要があるというふう...全文を見る
○照屋寛徳君 インサイダー取引などストックオプション制度の悪用等については、本改正案を私ども社会民主党の法務部会で検討する中で、罰則強化を含む法整備を早期に行う必要がある、こういう取りまとめもあったということをぜひ提案者にも御理解をいただきたいというふうに考えております。  そ...全文を見る
○照屋寛徳君 保岡先生、午前中の参考人のお話を聞いておられたと思いますが、その中で、江頭参考人から、自己株式方式のストックオプションは弊害が多過ぎる、だから新株引受権方式で十分ではないかというふうな趣旨の意見が述べられておったように思いますけれども、提案者としてどういうふうな感想...全文を見る
○照屋寛徳君 それから、制度導入に伴う監視体制というんでしょうか、先ほどからインサイダー取引の規制のことについても論議がありましたし、要するにストックオプションの権利の乱用が起こらないようにしっかりした監視体制みたいなものをつくっていく必要があるんだろうというふうに思われます。同...全文を見る
○照屋寛徳君 それから、先ほどの浜四津委員と保岡先生のやりとりを聞いておって、私もまだ納得できないのは、株主総会における決議事項の中で、新株引受権を与える取締役または使用人の氏名の問題です。これは会社の規模の大小を問わず、文字どおり厳格な意味での氏名というふうに理解をして、また、...全文を見る
○照屋寛徳君 最後に、大蔵省にお伺いいたします。  ストックオプション制度の導入に伴う税制の問題です。特に、適正公平な課税、こういう観点からどのような対策を考えておられるのか、お聞かせ願いたいと思います。
05月28日第140回国会 参議院 予算委員会 第20号
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○照屋寛徳君 社会民主党の照屋寛徳でございます。  両参考人に単刀直入にお伺いいたしますが、両参考人は総会屋はどのような存在だと認識をいたしておりますか。
○照屋寛徳君 総会屋が反社会的な存在であるという認識をされているということでございましたが、今回の一連の野村証券の不祥事を見まするに、私は、その反社会的な存在である総会屋、あるいはまたやみの世界のものとの違法取引が恒常的に行われておったんではないか、野村証券はまさに法律と国民の批...全文を見る
○照屋寛徳君 短時間会ったとか、そういう時間の長短とかコーヒーとケーキだけで済ませたとか、ぞんな問題じゃないと思うんですよ。株主であれ、要するに総会屋である。しかも、その総会屋という存在は反社会的であるという認識をお持ちになりながら、野村証券の社長が専務から会ってくれやと言われた...全文を見る
○照屋寛徳君 私は、その点を厳しく反省をしてもらわないと、またぞろ野村証券は不祥事を繰り返すんじゃないか。また、国民の信頼を得られませんね。  その大物総会屋が発行したと言われる「現代の眼」に野村証券は広告を出しております。たくさんありますが、一部だけ持ってまいりました。その中...全文を見る
○照屋寛徳君 小池嘉矩が代表取締役をしております小甚ビルディング、一九八七年の十二月に設立をされて、当時資本金がわずか五百万円であります。ところが、二年後の一九八九年の二月にはもう野村証券の株三十万株を取得しておるんですね。  そして、これまでいろいろマスコミ等で報道されました...全文を見る
○照屋寛徳君 九五年六月の株主総会の点についてお伺いをいたします。  その株主総会では、両田淵氏の取締役復帰の人事案件があっただろうと思います。当時、酒巻参考人は社長として人事権を掌握しておられた。しかも、酒巻参考人は、両田淵氏を積極的に取締役に戻そう、こういうお立場であったと...全文を見る
○照屋寛徳君 社会民主党・護憲連合の照屋寛徳でございます。  このたびの第一勧銀の不祥事、さらには日本の証券界を代表する野村証券の不祥事、しかも、その第一勧銀と野村証券の不祥事が総会屋を介在して深くつながっておった。このことが私は大変大きな問題であろう、こういうふうに考えるわけ...全文を見る
○照屋寛徳君 先ほどの野村証券の両参考人にも同じことをお聞きして、総会屋は反社会的な存在である、こういう御答弁がございました。  両参考人にお伺いいたしますが、銀行マンとして、いかなる形、いかなる意味であれ、総会屋に利益を供与したり便宜を提供したりすることがあってはならない、こ...全文を見る
○照屋寛徳君 ところが、両参考人の決意とは裏腹に、今回の第一勧銀の不祥事、国民の目から見ると、株式会社小甚ビルディングあるいは小池嘉矩御本人、小池隆一、これはやはり総会屋というやみの世界の人脈と第一勧銀がもう何十年も深い関係を持っておった、その中で発生した不祥事というふうに思わざ...全文を見る
○照屋寛徳君 宮崎参考人にお伺いいたしますが、参考人は、第一勧銀でいわゆる業界用語で言うMOFの担当をなされた時期がございましたか。
○照屋寛徳君 この業界で言うMOFの担当というのは、具体的にはどのような業務をなさるんですか。また、あなたが従事していた期間というのはいつごろだったでしょうか。
○照屋寛徳君 証人尋問じゃございませんので得られる答えの範囲が限られてくるんですが、MOFというのはいわば日常的に銀行として大蔵省からの情報収集を担当する役目ではないかと、私はこういうふうに理解をしているわけでありますが、今回、第一勧銀がいろんな操作をして大蔵省の検査を逃れておっ...全文を見る
○照屋寛徳君 大蔵省の検査に当たって、小甚ビルディングあるいは小池兄弟に対する操作、結果的には操作をしてまずかった、こういうふうな反省はございませんか。
○照屋寛徳君 ところで、先ほど他の委員からも質問がございました。第一勧銀が一九九〇年に小池隆一氏に融資をして、担保にとったマンションの抵当権設定登記が六年半もやっていなかった。ことしになって慌てて抵当権設定登記をやった。これは普通考えられないですね。融資を実行する段階で抵当権設定...全文を見る
○照屋寛徳君 ともあれ、無担保で六億円を貸したり担保割れで融資をしたり、もう異常としか思えない第一勧銀のやり方であります。  最後にお伺いをいたしますが、第一勧銀もしくはノンバンクの大和信用、小甚ビルディングや小池御両人に合計して総額三百億ぐらい貸したんではないかということが言...全文を見る
○照屋寛徳君 終わります。
05月29日第140回国会 参議院 法務委員会 第11号
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○照屋寛徳君 それでは、私からも商法等の一部を改正する法律案について何点か質問をさせていただきたいと思います。  商法等の一部を改正する法律案の提案理由の中で、会社をめぐる最近の社会経済情勢の変化とそれに伴う合併手続の簡素合理化ということをうたっておるわけでありますが、会社の合...全文を見る
○照屋寛徳君 今度の法改正は、先ほど申し上げましたように、会社を取り巻く社会経済情勢の変化の中で、恐らく日本の現行商法における合併手続が極めて煩瑣であると。したがって、社会経済情勢の変化に即応するように合併手続の簡素合理化を図ろうと、こういうことが主たる目的だと思われるわけです。...全文を見る
○照屋寛徳君 ところで、会社の合併に伴って株主や債権者、あるいはまた吸収合併によって消滅をする会社との関係等でいわゆる合併無効確認訴訟などが提起される場合があるわけですが、最近、過去二、三年分でも結構でございます、あるいはまた東京、大阪の裁判所に限定しても結構でございますが、合併...全文を見る
○照屋寛徳君 合併無効の訴え、私が予想していた以上に非常に少ないなという印象を持ちました。また、今御報告いただいた東京、大阪、四件の中で、提訴権者三件は株主またはそれに準ずる者ということも承知をいたしました。件数が極めて少ない、特に東京、大阪でもこの程度の件数ということになれば、...全文を見る
○照屋寛徳君 最後に、これまで法制審商法部会における合併法制についての見直し論議の経過、あるいはそこで出てきた論点というんでしょうか、争点、論議された問題点などについてお教えいただきたいと思います。
○照屋寛徳君 終わります。
06月02日第140回国会 参議院 臓器の移植に関する特別委員会 第4号
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○照屋寛徳君 社会民主党の照屋寛徳でございます。  臓器の移植に関する法律案、衆議院においてはいわゆる中山案が多数をもって可決をされ、参議院に送られ、参議院ではいわゆる中山案と猪熊案が今審議をされておるところでございますが、どうも衆議院で中山案が賛成多数をもって通過した後、この...全文を見る
○照屋寛徳君 中山案によれば脳死の判定の時期はいつになるんでしょうか。  脳死を判定するのは、厳格な基準によるとはいえ、いわば医師の専権事項であります。したがって、医師の裁量によって脳死の判定時期が意図的に操作されるおそれがあるんではないか、こういう批判もあるわけですが、そのこ...全文を見る
○照屋寛徳君 猪熊案の発議者の皆さんからお聞かせいただきたいと思います。  猪熊案では脳死判定の時期はいつなのか、また死亡時刻はどの時点と考えるのか、その根拠を含めてお答えいただきたいと思います。
○照屋寛徳君 中山案それから猪熊案、両案の発議者にお聞きいたします。  臓器を提供することが可能な年齢についてはどのように考えておられるのか、また、その根拠は何かを具体的にお示し願いたいと思います。
○照屋寛徳君 時間が少なくなりましたので通告の順序を少し飛ばしますけれども、中山案の法案第六条に言う「遺族が当該臓器の摘出を拒まないとき」の「遺族」の範囲はどうなっているのか、またその場合、遺族全員の同意を考えておられるのかどうか。同じく猪熊案の第四条二項、第七条一項で言う「家族...全文を見る
06月05日第140回国会 参議院 法務委員会 第12号
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○照屋寛徳君 社会民主党・護憲連合の照屋寛徳でございます。  法務大臣を初め法務省の皆さん、それから最高裁判所の皆さん、大変御苦労さまでございます。  さて、昨今、尖閣諸島をめぐってさまざまな動きがございました。まさに尖閣諸島波高しという感じでございます。  尖閣諸島をめぐ...全文を見る
○照屋寛徳君 わかりました。  ところで、過日、衆議院の西村眞悟議員が魚釣島に上陸をしました。それをめぐってまた台湾や香港の方々からいろんな行動が展開されたわけでありますが、無人島とはいえ大正島を除く他の四つの島に所有者の意思に反して勝手に立ち入ることが許されるのかどうなのか。...全文を見る
○照屋寛徳君 今回は、事前に所有者が立ち入ってもらいたくないと、立ち入りは困るんだと、こういう意思表示を明確にされたということもマスコミで報道されておりました。  立ち入りは困るんだと、立ち入りをするなと、所有者のこういう明確な意思表示があった場合に、それを無視してやること自体...全文を見る
○照屋寛徳君 それでは、次に進みますけれども、野村証券の不祥事あるいは第一勧業銀行の不祥事、とりわけ野村証券や第一勧業銀行が総会屋と言われるやみの世界の人たちと深いつながりを持っておった。そして、結果的には総会屋に対する利益の供与あるいは不正融資など明るみに出まして今大きな社会問...全文を見る
○照屋寛徳君 どうも野村証券といい、第一勧銀といい、長年にわたって総会屋と深い癒着をしておったんではないかということが予算委員会における参考人質疑を通して明らかになってまいりました。  また、野村証券の酒巻前社長の逮捕後、むしろ小池隆一なる総会屋を積極的に利用してというんでしょ...全文を見る
○照屋寛徳君 私は、この利益供与などがもうとてつもない金額でなされている、しかも長期に及んでおるということなどから照らしますと、ぜひ罰則を強化する方向で速やかな御検討をいただきたいということを強く要望しておきたいと思います。  次に、法制審議会におけるいわゆる組織犯罪対策新法、...全文を見る
○照屋寛徳君 次に、入管法及び難民認定法が過日改正をされました。その改正の趣旨は、もう御案内のように、組織的に密航を図るような犯罪について刑罰を加重するということなどがその内容になっておるわけであります。その法改正のときに、季節的に五、六月ごろということでしたでしょうか、そのころ...全文を見る
○照屋寛徳君 ありがとうございました。  最高裁判所にお伺いをいたしますが、先週、私ども参議院の法務委員会、最高裁長官のお招きで懇談をする機会がございました。大変ありがとうございました。私も懇親会の後、大法廷も見させていただきまして、大変有意義な会合であったというふうに思ってお...全文を見る
○照屋寛徳君 法務大臣にお伺いをいたしますが、つい先ほど社会民主党とそれから新党さきがけ共同で、民法の一部を改正する法律案を議員立法で提出させていただきました。その内容は、法制審で答申を得られた内容にほぼ同じでございまして、両性の本質的な平等と個人の尊厳ということを大事にしながら...全文を見る
06月10日第140回国会 参議院 法務委員会民事訴訟法改正に伴う情報開示に関する小委員会 第1号
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○照屋寛徳君 どうも竹下先生、朝早くから大変御苦労さまでございます。社会民主党・護憲連合の照屋寛徳でございます。私の方からも一、二点お教えいただきたいというふうに思っております。  先生の先ほどの御報告を聞きまして、文書提出命令制度小委員会あるいはその研究会を設置されて精力的に...全文を見る
○照屋寛徳君 それから、昨年の民訴法の審議の過程で、「公務員の証人尋問についても、」「検討を加えるべきである。」と、こういうふうな附帯決議がなされていることは先生も御承知だと思います。そもそもの民訴法の改正に際しての法制審の民訴法部会では、この公務員の証人尋問のあり方というか、そ...全文を見る
○照屋寛徳君 法務省に一点お伺いいたしますけれども、先ほど浜四津委員からも御質問がございましたけれども、附帯決議の中で、「公文書についても、文書提出を一般義務化し、不合理な官民格差を生じない方向で、早期に成案を得るよう努めるべきである。」と、こういうふうな附帯決議をしておるわけで...全文を見る
○照屋寛徳君 竹下先生にあと一、二点お教えいただきたいのでございますが、民訴法の二百二十条の文書提出義務との関係で、いわゆる四号のロの規定ですね、秘密性の判断をする監督官庁の定めてございますけれども……
○照屋寛徳君 はい。その監督官庁の考え方なんですけれども、例えば諸外国での立法事例なんかでは、監督官庁というのはどういうふうに規定をされておるのか、そこら辺おわかりでございましたらお伺いいたします。
○照屋寛徳君 昨年の改正法を審議する段階では私は法務委員ではございませんでしたが、記録を見ますと、政府原案の民訴法の二百二十条の四号については、私ども社民党は四号を削除すべしというような修正案を出したというふうに聞いております。  また、四号のロについては、それぞれ各党から、あ...全文を見る
06月11日第140回国会 参議院 臓器の移植に関する特別委員会 第6号
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○照屋寛徳君 社会民主党・護憲連合の照屋寛徳でございます。  中山案、猪熊案、両法案の発議者の皆さん、長時間大変御苦労さまでございます。また、厚生省を初め関係省庁の皆さんにも、御苦労さまと申し上げたいと思います。  一昨日、当委員会で日本医科大学の救命救急センターを視察させて...全文を見る
○照屋寛徳君 今、筑波大学と大阪大学の事例は厚生省は掌握しておられる、こういうことでございました。その他は知らないということでありますが、この筑波大学と大阪大学の事例に限って厚生省が掌握をする、知るようになった端緒というのはどういうことなんでしょうか。
○照屋寛徳君 今お答えいただいた筑波大と大阪大の二件の事例については「脳死」臓器移植による人権侵害監視委員会の弁護士グループが厚生省に公開質問をしたというふうな報道もありましたけれども、そういうことで厚生省が直接知るようになったというふうなケースではございませんか。
○照屋寛徳君 ともあれ、結論はまだ得られていないわけでありますが、提供を承諾していない臓器の摘出をめぐって殺人罪で告発をされるようなケースがあるということは重大な事態としてしっかり受けとめていかなければならないだろうというふうに考えております。  次に、川口章東海大学心臓血管移...全文を見る
○照屋寛徳君 五月二十六日の当委員会で橋本委員が法務省に質問をしておりました。それは脳死状態の女性の出産問題でございます。橋本委員の質問に対して法務省の説明員は、脳死後出産というような事態があるのかどうかということについて十分承知していない、こういう答弁でございました。  とこ...全文を見る
○照屋寛徳君 わかりました。今、正式な脳死判定、国内での二例でやっていなかったということでございましたが、無事赤ちゃんが元気に生まれたんですか。
○照屋寛徳君 よくわかりました。  脳死移植を既に実施している国でも立法との関係ではいろんな形態があるようでございまして、一つは脳死を人の死と定める法律をしっかりつくってあるスウェーデンやイタリアやデンマークなどのケース、あるいはまた移植に関する法律はあるが死の定義そのものは法...全文を見る
○照屋寛徳君 中山案、猪熊案両案が参議院に参りまして、本特別委員会で審議が始まりますと、私ども特別委員会の委員のところにもいろんな団体から中山案を早期に通してもらいたいとか、あるいはそれはだめだとか、両案ともだめだとか、さまざまな意見が寄せられてくるわけであります。  その中に...全文を見る
○照屋寛徳君 どうも厚生省ありがとうございました。私の厚生省に対する質問は終わらせていただきます。  それでは、中山案の発議者の方に質問いたします。  前回も臓器を提供することが可能な年齢についてどのように考えておられるかということについて、その根拠を含めて質問させていただき...全文を見る
○照屋寛徳君 猪熊案の発議者にも前回同じ内容の質問をさせていただきました。前回は竹村先生から御答弁いただきまして、脳死状態及び臓器摘出の意味と承諾の効果を認識、理解する能力を有することを要します、ただ猪熊案の発議者としては現時点においてはこの点に関する結論を出すに至っておりません...全文を見る
○照屋寛徳君 中山案の発議者の方にお伺いいたします。  前回、質問通告はいたしておりましたが時間がなくて質問できなかった事項で、提供を承諾していない臓器の摘出を防止する具体的な方策は一体あるんだろうかということに対する疑問でございます。  先ほども厚生省の方から答弁をいただき...全文を見る
○照屋寛徳君 同様の質問を猪熊案の発議者にも行いたいと思いますが、「脳死」臓器移植による人権侵害監視委員会というのを弁護士グループが組織をしておりまして、この監視委員会が指摘をする事案の中でも、大阪大学の医学部附属病院救急部の処置、これは脳死の確定以前に救命治療を打ち切って、そし...全文を見る
○照屋寛徳君 引き続き猪熊案の発議者にお伺いをいたします。  猪熊案の法案第五条四項で脳死状態の判定に二人以上の医師の判断の一致を明文化いたしております。これは中山案と猪熊案の非常に重要な相違点ではないかなというふうに考えておるわけでありますが、この猪熊案の五条四項で二人以上の...全文を見る
○照屋寛徳君 よくわかりました。  次に、中山案の発議者に質問をさせていただきます。  先ほど申し上げましたように、私ども当委員会で日本医科大学の救命救急センターを視察した際に、切迫脳死の患者さん、あるいはもう既に脳死と判定をされた患者さんにじかに接することがございました。そ...全文を見る
06月13日第140回国会 参議院 臓器の移植に関する特別委員会公聴会 第1号
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○照屋寛徳君 社会民主党・護憲連合の照屋寛徳でございます。  具体的な質問を申し上げる前に、渡辺公述人にはもっともっとお幸せになっていただきたいということを申し上げておきたいと思います。  ぬで島公述人にお伺いいたしますが、先ほど意見陳述の中で、結論的な部分で、法律は社会の信...全文を見る
○照屋寛徳君 先日、当委員会は日本医科大学の救命救急センターを視察させていただきまして、私ども、脳死と判定された患者さん、それから脳死直前というか切迫脳死の状態にあられる患者さんに接する機会がございました。  ぬで島公述人にお伺いいたしますが、ただいま公述人のお話もありましたけ...全文を見る
○照屋寛徳君 玉置公述人にお伺いをいたします。  公述人は、結論的には中山案を成立させるべきだ、こういうお話でございましたが、マスコミで報道されております修正案にもお触れになりました。修正案ですと、玉置公述人もおっしゃっていましたように、本来客観的、統一的であるべき死の概念とい...全文を見る
06月16日第140回国会 参議院 臓器の移植に関する特別委員会 第7号
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○照屋寛徳君 社会民主党・護憲連合の照屋寛徳でございます。  当委員会における私の質疑も、地方公聴会、中央公聴会を含めまして今回で五回目でございます。臓器の移植に関する法律案、中山案、また猪熊案、いずれも大変重要な法案でございまして、もっともっと十二分な審議を尽くすべきであると...全文を見る
○照屋寛徳君 全国交通事故遺族の会という方々から私ども特別委員会の委員のところにも要請書が届いておりました。  主要な臓器の供給源というんでしょうか、これは交通事故による被害者の方が六割とも七割とも言われておるわけでありますが、これら被害者遺族をもって組織する全国交通事故遺族の...全文を見る
○照屋寛徳君 中山案の発議者の方にお伺いをさせていただきたいと思います。  これまた地方公聴会で、刑法の御専門であられます中山研一公述人から御指摘があった点でありますが、最近、アメリカやドイツでも脳死一元説に対する疑問が出始めており、決して不動の前提ではないことが認識されつつあ...全文を見る
○照屋寛徳君 厚生大臣がお見えでございますので、一、二点質疑をさせていただきたいと思います。  これは前回、厚生省の方からは考え方を聞きましたけれども、直接大臣のお考えをと思って質問させていただくわけであります。臓器移植というのはあくまでも過渡期の医療なんだ、だから国は人工臓器...全文を見る
○照屋寛徳君 さて、中山案それから猪熊案、あるいはまたこれから審議をする修正案、いずれかの法案が成立をした後、これらの法案がゆだねております厚生省令の作成に当たっては、私はやはり広く各界各層の専門家の英知を結集すべきだというふうに考えております。  本当に脳死を人の死とするかど...全文を見る
○照屋寛徳君 修正案についての質問を行います。  大森委員と修正案の発議者との問答を聞いておりまして、私も率直によくわからなくなったなという感想を持っております。  単刀直入にお伺いいたしますが、修正案六条で言う「脳死した者の身体」、これは法律的には死体なんですよね。
○照屋寛徳君 中山案で言う「脳死体」、それから修正案六条の「脳死した者の身体」、これは言葉の上でのというか、表現は違うけれども法律的な概念としては死体だということでは同一である、こういう御説明でございました。  ところで、今、中山案それから猪熊案、大きな論議になっておりますのは...全文を見る
○照屋寛徳君 一定の要件のもとで、要するに修正案で言う要件のもとで脳死を人の死とする、あるいは脳死した者の身体は死体だ、死んだものだと、こういうふうにすることについて社会的な合意があるものと考えるというのはよくわかる。皆さんのその言い分はわかるんですよ。しかし、それは修正案の発議...全文を見る
○照屋寛徳君 そうすると、修正案六条で言う「脳死した者の身体」という新しい法概念というんでしょうか、それは従来にない人の死の定義ということについてこの修正案でもって新しく死の定義にかかわる法律概念をつくったと、こういうふうに理解していいんでしょうか。
○照屋寛徳君 例えば夫婦あるいは親子でも結構だと思いますが、同時に脳死になったというふうな場合に、修正案の六条の要件を満たす、すなわち臓器提供の意思表明があり、それから脳死判定に従う旨の意思表明もあり、そして家族も拒まないと、こういう要件を満たした者と、それからそうでない者が同時...全文を見る
○照屋寛徳君 そうすると、修正案に対しては、やっぱり統一的であるべき死の定義が二元的になるんじゃないかとか、あるいは今さっき指摘申し上げましたように、民法の相続開始の原因になると、脳死した者の身体が。そういうことになれば、やはりよく指摘されております子のない夫婦が同時に脳死状態に...全文を見る
○照屋寛徳君 修正案が法律として国会を通過した場合に、六条で言う「脳死した者の身体」というのは、どうも他の法律との関係でどういう扱いをするのかということについては、修正案の発議者の考え方が私は混乱しているんじゃないかというふうに思うんです、率直に。他の法律には関係ないみたいなこと...全文を見る
○照屋寛徳君 社会民主党・護憲連合の照屋寛徳でございます。  黒田公述人には、もっともっと幸せになっていただきたいということを冒頭御祈念を申し上げたいと思います。  深谷公述人にお伺いいたしますが、公述人がその他の問題点として指摘をしております提供者の年齢の下限の問題。という...全文を見る
○照屋寛徳君 中山先生にお伺いいたします。  先生がお書きになりました六月十日付の朝日新聞の「論壇」を私も読ませていただきました。  何点かお伺いいたしますが、まず第一点として、先生は脳死を一般的に人の死とすることについて我が国では社会的な合意が得られている、受容されているん...全文を見る
○照屋寛徳君 先生の「論壇」での論文にもありました、けさの意見要旨でもお伺いしたわけでありますが、今報道されている修正案ですね、これだとどうしても統一的であるべき死の概念というのが何か混乱しているというか、二つ存在することになるのではないかと。  しかしながら、死というのはいわ...全文を見る
06月17日第140回国会 参議院 本会議 第37号
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○照屋寛徳君 ただいま議題となりました臓器の移植に関する法律案(第百三十九回国会衆第一二号)の修正案に反対の立場で討論を行います。  なお、私の反対討論は社会民主党・護憲連合を代表するものでないことをお断りしておきます。  本修正案は、臓器移植に限定したとはいえ、脳死を人の死...全文を見る
06月18日第140回国会 参議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第8号
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○照屋寛徳君 私は、委員長に志村哲良君を推薦することの動議を提出いたします。
10月14日第141回国会 参議院 予算委員会 第2号
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○照屋寛徳君 社会民主党・護憲連合の照屋寛徳でございます。先に政治倫理の問題をお伺いいたしたいと思います。  今臨時国会の重要課題の一つが政治倫理の確立てあることは論をまたないと思います。私は佐藤孝行を入閣させた任命権者としての総理の責任は重大であり、同人の辞職をもって一件落着...全文を見る
○照屋寛徳君 ゼネコン汚職の元建設大臣中村喜四郎被告人があっせん収賄罪で実刑判決を受けたことは極めて重大であります。私は同人の速やかな議員辞職を求めるものであります。総理は中村喜四郎議員に辞職を求めることについてどのようにお考えでしょうか。
○照屋寛徳君 泉井疑惑も証人喚問等を通して徹底的に解明されなければなりません。政官業の構造的癒着を断たなければならないからであります。我が会派もプロジェクトチームをつくって疑惑解明の作業を続けており、既に大蔵官僚との不正の疑いを固めております。今後、当委員会で追及してまいりたいと...全文を見る
○照屋寛徳君 次に、総理に沖縄の基地問題についてお尋ねをいたします。  具体的な質問の前に、先般、中曽根元総理は在日米軍は番犬の存在だと言いました。沖縄はその番犬によってかみつかれたり、かみ殺されたりなどの被害を五十二年間受けてきたのであります。沖縄にとっては決して番犬ではなく...全文を見る
○照屋寛徳君 沖縄の米軍基地を整理、縮小すべきだというのが百二十八万県民の願いであります。五十二年間続いた膨大な米軍基地が存在するがゆえにさまざまな負担と犠牲を強いられてまいりましたが、もうこれ以上耐えられないというのが率直な県民感情であります。ところが、SACOの最終報告、これ...全文を見る
○照屋寛徳君 私は沖縄で生をうけ沖縄に住んでいる者として、しばしばであれこれからも基地がなくなるまで基地問題を訴えてまいりたいというふうに思っております。  総理は今、普天間の飛行場問題について、知事が要望された、訴えられた、こういうお話でございましたが、知事が訴えたのは普天間...全文を見る
○照屋寛徳君 十一月二十一日に政府は沖縄県で復帰二十五周年記念式典を予定しておられるようでございますが、この式典はどのような目的、いかなる内容で構想されておるんでしょうか。また、この式典において沖縄宣言のような形で規制緩和や二十一世紀へ向けた沖縄振興策を総理が発表されるのではない...全文を見る
○照屋寛徳君 総理がおっしゃったように、私は、復帰二十五年の現実を率直に手放しで祝賀をするという県民の感情ではないと思います。同時に、私は、この式典をもって政府としてはもう沖縄問題は終わったんだ、区切りなんだ、こういうことであってもならないと思います。  まさに私は、もしこの式...全文を見る
○照屋寛徳君 私は、沖縄の未来はやはりウチナーンチュが主体的にみずからの責任において選択すべきだというふうに考えております。これはもう多くの県民もそうだろうと思います。  ところで、総理は所信表明で沖縄の振興策に触れられました。これから二十一世紀へ向けて、具体的に沖縄の振興策を...全文を見る
○照屋寛徳君 久間防衛庁長官にお伺いをいたします。  現在、キャンプ・シュワブ沖で代替ヘリポート建設へ向けた調査が行われておりますが、代替ヘリポートの実施計画はいつまでに策定されるんでしょうか。  また、地元の合意は大切です。どのように地元の合意形成を図るおつもりでしょうか、...全文を見る
○照屋寛徳君 合意形成できますか。
○照屋寛徳君 小渕外務大臣にお尋ねをいたしますが、SACOの最終報告で米軍基地への立ち入りに関する新しい手続を実施することが日米間で合意されました。ところが、SACOの最終報告後、現地米軍は金武町議会、沖縄県議会、沖縄県収用委員会の基地立ち入りをことごとく拒否しておるんですね。こ...全文を見る
○照屋寛徳君 残余の質問を同僚の上山議員にお許しいただきたいと思います。
11月13日第141回国会 参議院 法務委員会 第3号
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○照屋寛徳君 下稲葉法務大臣、本当に御苦労さまでございます。ぜひ法務行政、また司法行政全般について御奮闘、御活躍を期待いたしております。  私は、冒頭、民法改正問題をお聞きしたいのでございますが、先ほど円委員からも御質問がございました。私ども、去る第百四十回通常国会に社会民主党...全文を見る
○照屋寛徳君 次に、死刑制度について幾つか質問をさせていただきたいと思います。  私自身は死刑制度を廃止すべきであるというふうな考え方に立っておるわけであります。  さて、具体的に質問を申し上げますが、現在、確定をした死刑囚は何名おられるのか。そのうち再審を申し立てている者は...全文を見る
○照屋寛徳君 死刑制度をめぐっては国民各層にさまざまな御意見があるということは私も承知をしているわけであります。同時に、諸外国においても死刑制度について非常に大きな変化があるやに思うわけでありますが、昨今の諸外国における死刑制度の動向等について、法務省で掌握された範囲でお聞かせを...全文を見る
○照屋寛徳君 具体的な死刑の執行をめぐる問題については先ほどさまざまな論議がございました。被害者や遺族に対する配慮、あるいはまた死刑囚に対するさまざまな配慮、あるいはまた刑の執行という大きな目的からの問題等、さまざまあるだろうということは承知するわけでありますが、今、我が国におけ...全文を見る
○照屋寛徳君 それでは、死刑制度をめぐっては今後もまた掘り下げた議論を展開してみたいというふうに思っておりまして、きょうのところはこの程度におさめておきたいと思います。  ところで、総会屋への利益供与をめぐる事件が多発をしております。四大証券会社にとどまらず、さまざまな業種、企...全文を見る
○照屋寛徳君 これらの総会屋への利益供与をめぐる事件の多発、これを受けて法務省としてはどのような対策をとられようとしているのか、その点お教えください。
○照屋寛徳君 総会屋で時間を食われてしまいました。  下稲葉法務大臣、今、沖縄で総理大臣以上に下稲葉法務大臣に注目が集まっております。と申し上げますのは、先般も直接お会いをして要請申し上げましたけれども、琉球の琉という文字が子の名に使用できないという事態が起こりました。  御...全文を見る
○照屋寛徳君 家裁に係属しているということは私も承知をしておりますが、かつて昭和四十八年でしたでしょうか、悠々自適の悠の字が当用漢字表にないのに命名をして、そのことが家事審判になって裁判所で認められた、後に当用漢字表にも加えられたということを知っております。  しかしながら、や...全文を見る
○照屋寛徳君 百二十九万県民にかわりましてぜひ早目に実現できるようにお願い申し上げまして、もっとたくさん質問通告してございましたが、時間がありませんのでこの辺で終わります。
11月25日第141回国会 参議院 法務委員会 第5号
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○照屋寛徳君 社会民主党・護憲連合の照屋寛徳でございます。  何点か私の方からも質問をさせていただきたいと思います。  まず、本法律案は、いわゆる総会屋の根絶を図るとともに株式会社の運営の健全性を確保することを目的としており、その改正要点も株主の権利行使に関する利益供与罪及び...全文を見る
○照屋寛徳君 おっしゃるとおり、なかなかこれが総会屋だという概念がないわけでありますが、しかしながら本法律案の目的は、そもそも総会屋を根絶すると、こう言っているわけですから、例えば昭和四十八年九月三日の東京地裁の判決で、その判決文の中で、総会屋の概念というか総会屋というのはこうい...全文を見る
○照屋寛徳君 総会屋と関連いたしまして、よく会社ゴロだとかあるいは新聞ゴロだとかという、概念というんでしょうか、呼ばれ方をするわけであります。  警察庁、この会社ゴロだとか新聞ゴロ、これと総会屋をひっくるめて総会屋等というふうに呼称する場合もあるようでございますが、総会屋と会社...全文を見る
○照屋寛徳君 企業から不正な利益を得ようとする点では総会屋も会社ゴロ、新聞ゴロも同一だと。ただ、言われている会社ゴロとか新聞ゴロというのは、株券は所有していなくて、要するに株主総会に出席をして不正行為を働く、こういうところはないんですね。  それをまずお聞かせ願いたいということ...全文を見る
○照屋寛徳君 それでは次に、警察庁にお伺いいたしますが、総会屋の不正行為の手段、方法、形態、いわゆる犯罪手口のようなもの、どういう特徴や形態があるのか。さらには、ゴルフコンペだとかセミナーだとか海外視察旅行、観劇会、あるいは各種パーティーなどを開催して祝儀などの名目で収入の増大を...全文を見る
○照屋寛徳君 今の答弁との関連でございますが、株主総会に直接出席をするわけじゃないけれども、総会屋もしくは総会屋類似の不法集団がいわゆる情報誌を発行してそれの広告料名下あるいは購読料名下でお金を巻き上げる、巻き上げると言った方がいいんでしょうね、そういうやり方があるやに聞いておる...全文を見る
○照屋寛徳君 私は、この情報誌の実態究明というのは総会屋を根絶していく上で非常に大事なことだと思うんです。警察庁は、今回の四大証券会社の摘発を契機に、この情報誌の購読をやめるように、こういう行政指導もしたやに聞いておりますけれども、詳細な実態をやっぱり把握するところから具体的な総...全文を見る
○照屋寛徳君 それでは、このような総会屋に対する従来の法制面での対策と、それから企業に対して総会屋対策をどのように具体的に指導してこられたのか、警察庁にお伺いいたします。
○照屋寛徳君 次に、総会屋と暴力団とのつながりの実態について何点か質問をさせていただきたいと思います。  先ほど、総会屋の中で暴力団が約九十人ぐらいというふうにおっしゃいましたでしょうか。これは、平成八年現在で約一千人おる総会屋に占める暴力団の割合としては少ないなという印象を抱...全文を見る
○照屋寛徳君 暴力団と何らかのつながりのある者というのは、いわゆる準構成員みたいな認定なんでしょうか、あるいは企業舎弟のような認定なのか。さらに、その約九十人というのは正式に暴力団の構成員、組員というふうに認知された数でしょうか、もう一度。
○照屋寛徳君 ところで、その総会屋でありますが、昨今、総会屋がグループ化をする、グループを結成するという傾向にあるんだというふうなことが言われております。  今、御答弁いただきました約一千名の総会屋、大体幾つぐらいのグループを警察庁は認知しておられるのか、またそのグループに属し...全文を見る
○照屋寛徳君 そうすると、三十五グループ、約二百人の総会屋以外は単独の総会屋と、こういうふうに考えてよろしいんですね。
○照屋寛徳君 この総会屋というのは、私どものイメージだと、何となく今回逮捕された小池みたいに一匹オオカミというか、そういうふうな存在のような気もするわけでありますが、総会屋がグループ化する現象、この背景等について警察はどのように考えておられるんでしょうか。
○照屋寛徳君 ところで、昨今、また総会屋が政治団体を結成して政治献金を受ける者もあらわれたと、こういうふうな記述をしている文献、資料等もあるんですが、警察の方では総会屋の政治団体の結成というのを認知しておられるんでしょうか。もしあれば、どれぐらいの数があるのか、そこら辺もお教えい...全文を見る
○照屋寛徳君 いろいろ詳細に御答弁願ってありがとうございました。  ところで、総会屋根絶の困難性、これは午前中からの議論の中でいろんな角度から浮き彫りになってきたわけでありますが、企業そのものの総会屋に対する認識が甘いというか、企業人としての自覚を欠いておって、安易に総会屋を利...全文を見る
○照屋寛徳君 けさの朝日新聞にも、編集委員の村山治の署名入りの記事の中で、総会屋と関連をいたしまして次のような指摘がございました。「警視庁のベテラン捜査員らによると、大企業の中には、総会屋らを利用してライバル企業のスキャンダル情報を収集したり、攻撃してくる別の総会屋、暴力団を抑え...全文を見る
○照屋寛徳君 それでは最高裁にお伺いいたしますが、昭和五十六年の商法改正後、利益供与・受供与事件で裁きを受けた者の判決結果、そういうことについてお教え願いたいと思います。これは法務省になりますか。
○照屋寛徳君 さて、総会屋そのものは日本独特の企業風土に根差した存在であるということはよくわかりましたが、今法案で審議をしております利益供与・受供与罪、その類似の諸外国の法制度は一体どうなっているのか、そのことについてお教えください。
○照屋寛徳君 さて、この利益供与事件が発生した場合の企業側の民事上、刑事上の責任、どういう責任をとらなければならないのか、予想されるのか、それを詳しく説明をいただきたいことと、その場合、株主代表訴訟との関係はどうなるのか、以上の点についてお教えいただきたいと思います。
○照屋寛徳君 総会屋の根絶が叫ばれる一方で、株主代表訴訟のあり方について今さまざまな議論が沸き起こっております。詳細触れることはできないわけでありますが、特にこの株主代表訴訟における原告適格の制限のあり方をめぐっていろんな提起があり、議論がなされていることを私もよく承知をいたして...全文を見る
○照屋寛徳君 私は質問の最後に、法務大臣にお礼を申し上げまして質問を終わらせていただきたいと思います。  と申し上げますのは、十一月十三日の当委員会で、琉球の琉の字が人名漢字として使えるようにという県民の強い要望があるので、大臣におかれましてはぜひ特段の御高配をいただきたいとい...全文を見る
○照屋寛徳君 終わります。
11月27日第141回国会 参議院 法務委員会 第6号
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○照屋寛徳君 本日は、御三名の参考人に大変貴重なお話をお伺いすることができて、感謝を申し上げたいというふうに思っております。  特に、宮脇参考人の講演録を昨日いただきまして、大変興味深く読ませていただきました。また、私が知らなかった総会屋に関するさまざまな問題点が的確に指摘をさ...全文を見る
○照屋寛徳君 宮脇参考人の講演録によりますと、日本で総会屋の存在が確認されたのが一九〇二年ということでありますので、もうこれは古い歴史があるんだなというふうにも思いましたし、日本の社会構造そのものと非常に深いかかわりを持ったやみの存在だということもよくわかりました。  ところで...全文を見る
○照屋寛徳君 ところで、宮脇参考人、よく総会屋とか、あるいはかぎ括弧で企業ゴロだとか新聞ゴロだとか、そういうふうな言い方がなされます。あるいは、総会屋、かぎ括弧企業ゴロ、かぎ括弧新聞ゴロを総称して総会屋等というふうな呼び方をしておられる人もおるわけでございますが、それらの総会屋、...全文を見る
○照屋寛徳君 宮脇参考人の講演録によりますと、現在総会屋が約一千人ぐらいおるということでございますが、一方で昭和六十年から六十二年ごろにかけて日本の総会屋のグループ化現象があるんだという指摘もあります。さらには、総会屋が表看板の政治結社を設立して政治献金みたいな形でお金を集めてお...全文を見る
○照屋寛徳君 きょういただいた宮脇参考人のレジュメの中で、対策の一つとして調査業法、探偵業法の制定ということを指摘しておられます。私もかねがねこの探偵業という実態についていろいろ疑問に思うところがありましたし、また私も二十六年ばかり弁護士をやっておりますけれども、弁護士という仕事...全文を見る
○照屋寛徳君 最後に渡邊参考人にお伺いをいたしますが、総会屋の根絶あるいは総会屋との絶縁に向けた対策として弁護士や評論家から、例えば総務部長だとかあるいは総会担当者などが利益供与事件などを惹起した場合に、即社長にも責任が及ぶ社長連座制の採用などを提言しておられますが、これは民事上...全文を見る
○照屋寛徳君 終わります。
○照屋寛徳君 きょうは、午前中に三名の参考人から大変貴重な御意見を拝聴いたしました。  特に、元内閣広報官で岡山や静岡の県警本部長をしておられました宮脇参考人の「総会屋」という講演録、これは事前に配付をされましたし、またきょうの参考人としての意見陳述の中でも明らかになったことで...全文を見る
○照屋寛徳君 六件提起をされて四件係属中ということでございましたが、二件は取り下げなんでしょうか、それとも既済事件になったんでしょうか。
○照屋寛徳君 野村証券と並んで大変大きな社会問題になりました、第一勧銀関係者らによる同じく総会屋小池への利益供与事件で提訴された株主代表訴訟の件数と内容についてもお教えをいただきたいと思います。
○照屋寛徳君 株主代表訴訟についてはさまざまな議論があるということは私も承知をいたしておりますし、先日の当委員会でも多くの委員からも質問があったとおりでございます。  私は、乱訴に及んでいるんじゃないか、あるいは乱訴の傾向があるのではないか、こういうことでにわかに株主代表訴訟の...全文を見る
○照屋寛徳君 さて、総会屋対策として、それぞれ企業が総務部を設置して総会屋担当を配置している、こういう実態がマスコミ等で報じられております。  もちろん大小を問わず、企業でありますから総務部という部署というのは必要だろうし、設けられているんでしょうけれども、どうも総会屋と今騒が...全文を見る
○照屋寛徳君 よくわかりました。  また一方で、警察からの企業に対する総会屋と縁を切れ、関係を断ち切れと、こういう指導に対して、総務部あるいは総会屋を担当する職員あたりから、やっぱり生命、身体の安全に対する危害が加えられるのではないか、こういう不安も訴えられておるようでございま...全文を見る
○照屋寛徳君 総会屋小池をめぐる利益供与事件以外に、海の家を舞台にした総会屋の利益供与事件の摘発がございました。  その事件で、総務部の幹部が逮捕された三菱地所とか日立製作所、これらの企業のトップ責任が見えてこないという批判がマスコミ等でも出ております。私も同感でございますが、...全文を見る
○照屋寛徳君 大蔵省おいでのようでございますので、山一証券に見られるように、とてつもない簿外債務の存在等をめぐって、検査のあり方、報告のあり方が今厳しく問われているだろうと思います。検査回避あるいは虚偽報告等に関する罰則強化を内容とする銀行法等の改正の必要性、これは具体的に大蔵委...全文を見る
○照屋寛徳君 証券取引等監視委員会にも質問を通告をしておりました。それは、けさの東京新聞のトップで、山一証券の前会長、元会長がそれぞれ本人名義で保有していた山一証券の株を約六十万株、経営破綻の直前に売却をしておったんではないか、これがインサイダー取引に当たる可能性もあるし、同時に...全文を見る
12月02日第141回国会 参議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第2号
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○照屋寛徳君 それでは、先に沖縄開発庁長官にお伺いをいたします。  私は、今後の沖縄の振興策をどのように樹立をし推進するのか、まず長官の決意をお伺いしたいのでありますが、特にこの振興策の中でもFTZ、フリーゾーンのことについて特定をしてお伺いをいたします。  去る十一月七日に...全文を見る
○照屋寛徳君 少なくとも、沖縄開発庁長官として、県が提示をされた産業振興策、十一月七日の振興策、それは尊重して、政府の政策に反映をさせていく、こういう決意はあるでしょうか。
○照屋寛徳君 十一月二十一日の復帰二十五周年式典における総理の式辞の中で、「新たに特別の自由貿易地域制度を設ける」と、こう言っております。なかなかよくわからない。正直申し上げまして、県内の反応もいまいちというかむしろ経済界を含めてがっかりした、そういう受けとめ方が多いんじゃないか...全文を見る
○照屋寛徳君 長官は沖縄開発に一番大きな責任を持っておられる職務にあるわけでありますから、この総理の式辞で言っている自由貿易制度、これは全県下を目標としたものですか、地域限定でしょうか。
○照屋寛徳君 そうすると、県案のように段階的に全県に、こういう考え方だというふうに理解していいんでしょうか。
○照屋寛徳君 政府は最近、海上ヘリポートの建設と絡めて、非常に巧妙かつ露骨にヘリポートと地域振興策を絡ませる戦術に出てきております。  単刀直入にお伺いいたしますが、開発庁長官はこの海上ヘリポートの建設と北部振興策、これはリンクするものだというふうに考えておるんでしょうか。端的...全文を見る
○照屋寛徳君 長官は十一月二十九日、沖縄タイムスとのインタビューで北部振興策と関連して、「予算は国民の税金を使うのであり、国策、国益に協力してくれたところに傾斜配分を考えるのが公平だと思う」、こういうふうに述べておりますが、その真意はどういうことでしょうか。
○照屋寛徳君 それではお伺いいたしますが、長官は今、米軍基地の密度、本土と沖縄ではどれぐらいの差があると思いますか。沖縄は何倍ぐらいの基地密度があると思いますか。
○照屋寛徳君 現在、基地密度で言うと沖縄は本土の二千二百倍なんですよ。長官がおっしゃるSACOのその合意が全部実現しても千六百四十八倍なんです。二〇%二〇%とおっしゃいますけれども、二〇%全部返還されても現在の七五%が七〇・六%に減るだけなんですよ。  しからば聞きましょう。長...全文を見る
○照屋寛徳君 沖縄の米軍基地の整理、縮小を図ることが国益である、そうですよね。だから、その国益を実現するために県民の最も望んでいる整理、縮小を徹底的に図っていく、実現していくことが政府としてとるべきことだと、私はこう思います。  さて、海上ヘリポートの建設は国策や国益なんでしょ...全文を見る
○照屋寛徳君 余りよくわからない。時間がありませんので進みますけれども、防衛施設庁長官にお伺いいたします。  私どもは、県道一〇四号線越えの実弾演習の本土への移転に伴う痛みの分散ということについては非常に心を痛めております。県民が望んでおったのは、県道一〇四号線越えの実弾演習の...全文を見る
○照屋寛徳君 極めて不誠実な答弁だと私は思いますね。あらかじめ具体的な質問要旨もお上げしてあるのに、しかもマスコミ等では既に矢臼別や王城寺原の実弾発射の弾の数も報道されているわけでしょう。予算だってもう既に当初の予算をオーバーしているとマスコミで大々的に報道されているじゃないです...全文を見る
○照屋寛徳君 少なくとも国会で質問が出ているんだから、聞きゃいいじゃないですか。そういう努力もしないで、米軍から通知がないからわかりませんじゃ、話になりませんよ。それで、口だけで演習場地域の皆さんの痛みだとか沖縄の人の痛みだとか言っても、そんなのは納得できるはずないじゃないですか...全文を見る
○照屋寛徳君 この事件だって単なる赤土のまき散らしじゃないんですよ。既に国民の税金で六千七百万円もかけて米軍専用の泥土の除去装置をつくった。つくったけれども、それを使わないでまき散らしているでしょう、とんでもない話ですよ。  ところで、この事件について石川署が道交法違反で捜査中...全文を見る
○照屋寛徳君 演習に参加した部隊は特定されているわけでありますから、鋭意適切な捜査を希望しておきたいと思います。  ところで、施設庁、その米軍恩納通信所跡から発見されましたPCBなどの有害物質を含む汚泥の問題、ドラム缶六百本分、これを保管するために航空自衛隊の恩納分屯地に移して...全文を見る
○照屋寛徳君 国有地だからそういう危険な有害物質を置いていてもいいということにはなりません。国道に面してなくてもわずかしか離れていない。しかも、さっき言ったように、老人ホームもある、創価学会の研修施設もある、地域住民も通る、いわば生活道路ですね。そんなところに仮施設をつくられたん...全文を見る
○照屋寛徳君 終わります。
12月02日第141回国会 参議院 法務委員会 第7号
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○照屋寛徳君 社会民主党の照屋寛徳でございます。私からも何点か質問をさせていただきたいと思います。  なお、きょうは沖縄及び北方問題に関する特別委員会の審査とかち合っておりまして、必ずしも通告どおりの質問順位にはなりません。また、他の委員の方々と重複するのもなるべく避けたいとい...全文を見る
○照屋寛徳君 先ほど千葉委員から、弁護士から裁判官へ任官した場合の給与の格付等について質問があって、わかりやすい御答弁をいただきましたが、私は法曹一元化という観点から、弁護士から裁判官への任官をする数、そんなにたくさんはいないんでしょうけれども、ここ四、五年ぐらいの範囲でも結構で...全文を見る
○照屋寛徳君 弁護士会を通じないで任官する、そのルートが幾つかあるわけでしょうか。初めて聞いたので。
○照屋寛徳君 それから、最近女性裁判官がふえているやに実務の現場で私自身感ずるわけでありますが、過去五年ぐらいで女性裁判官の任官状況はどうなっているか、お教えください。
○照屋寛徳君 私は、個人的には、女性裁判官がふえるということは、日本の司法の将来にとってとてもいい傾向ではないかなというふうに思っておりますし、歓迎をしたいというふうに思います。  ところで、忙し過ぎる裁判官という指摘がよくございます。私は、裁判官も、検察官もそうでございますが...全文を見る
○照屋寛徳君 忙し過ぎるかなと思っておりましたが、何かそうでもないような感じもしないでもないですね。とにかく裁判官、検察官が忙し過ぎないように、適正な人員の確保と配置を要望しておきたいと思います。  それと関連いたしまして、先ほどから宅調の話も出ておりますが、いわゆる宅調の実態...全文を見る
○照屋寛徳君 昨日の毎日新聞の夕刊でも、個人破産事件がふえているという報道がございました。しかも、傾向として浪費型の個人破産からリストラ・失業型の個人破産がふえていると。個人破産の予備軍が百五十万人という報道もございました。東京地裁では、そういう個人破産事件の激増に伴うファクスサ...全文を見る
○照屋寛徳君 終わります。
12月04日第141回国会 参議院 法務委員会 第8号
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○照屋寛徳君 私は、質問に入ります前に、下稲葉法務大臣に心から御礼を申し上げたいと思います。  と申し上げますのは、この委員会でも取り上げさせていただきましたが、琉球の琉という文字が人名用漢字表に入っていなかったために琉という命名をした出生届が受理されなかった、こういう事態が発...全文を見る
○照屋寛徳君 今御答弁いただいた数字からしてもふえているなということが実感できるわけであります。恐らく自己破産の申し立てをして破産宣告の決定がなされる者、あるいはまたそのうち免責までいくのは九割ぐらいでしょうか、そういうふうなことも実務者の間で言われるわけでありますが、ともあれ増...全文を見る
○照屋寛徳君 この破産事件もそうでございますが、執行事件なども裁判所の中では実務を担当される事務官や書記官の仕事量というのは私は膨大になるだろうというように思います。  東京地裁や大阪地裁のような大都市の裁判所で、しかも破産事件を専門的に扱う部が設置をされている、そういう裁判所...全文を見る
○照屋寛徳君 それでは次に、定期借家権の新設を骨子とする借地借家法の改正問題について何点か質問をさせていただきたいと思います。  この定期借家権の新設の問題については、当委員会でも何名かの委員がお触れになりましたが、細かい議論はまだ十分なされてはおりません。  大正十年でした...全文を見る
○照屋寛徳君 私は、借地借家法における正当事由制度を撤廃して定期賃借権を導入する、このことについて経済対策という視点だけから論ずるのはおかしいというふうに個人的には思っております。  また、いろいろ誤解がありまして、正当事由制度があるからもう家主の権利は全くないんだ、家主は何も...全文を見る
○照屋寛徳君 ぜひ法務省におかれてもさまざまな観点から、いずれまた法制審でも議論されるんでしょうけれども、経済企画庁あたりが経済効果として年間八千億円だというふうな数字も言っております。しかしながら、その数字のよって立つ根拠が必ずしも明白でないところもあるわけでございますし、くど...全文を見る
○照屋寛徳君 私、借家契約における賃料増額を求める調停事件の動向についても関心を持っておりまして質問通告をしておりましたが、事務方からその統計がない、こういうことでございましたので、これは了解をしたいと思います。  次に、法務省にお伺いをいたしますが、少年事件における報道と人権...全文を見る
○照屋寛徳君 それで、神戸市須磨区における小学生殺人事件でのフォーカスや週刊新潮等による被疑少年の顔写真の掲載問題について、法務省の人権局が警告を発したという報道もございましたが、この警告の骨子というんでしょうか、それと警告を受けた側がどのような対応、反応を示したのか、それについ...全文を見る
○照屋寛徳君 フォーカスでしたでしょうか週刊新潮でしたでしょうか、以前にも同じような警告を受けておったということも聞き及んでおるわけでありますが、今御答弁いただきましたように、少年事件をめぐって週刊誌や写真週刊誌等による人権侵犯がないように今後も十分監視をし、同時に適切な対処方を...全文を見る
○照屋寛徳君 終わります。
12月09日第141回国会 参議院 法務委員会民事訴訟法改正に伴う情報開示に関する小委員会 第1号
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○照屋寛徳君 竹下参考人、きょうはありがとうございました。大変参考になりました。  総務庁の藤井課長に一点だけお伺いをいたしますが、私、県議会におるときに、沖縄県情報公開条例というのを議員立法でつくったことがございます。そのときに幾つか問題点がありましたけれども、請求権者はどう...全文を見る