照屋寛徳

てるやかんとく

小選挙区(沖縄県第二区)選出
立憲民主党・無所属
当選回数6(参1)回

照屋寛徳の2009年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月05日第171回国会 衆議院 予算委員会 第9号
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○照屋委員 社会民主党の照屋寛徳です。  最初に、麻生総理と佐藤沖縄担当大臣にお尋ねをいたします。  悲惨な沖縄戦の実相の一つを語る言葉に、鉄の暴風という言葉があります。麻生総理と佐藤大臣は、鉄の暴風という言葉から何をイメージされるんでしょうか。
○照屋委員 麻生総理、去る沖縄戦で日米双方によってあの小さな島に投下された爆弾は約二十万トン、そのうち約五%の一万トンが不発弾になったと言われております。復帰前琉球政府、復帰後日本政府によって処理された不発弾を除いて、今なお二千三百トンから二千五百トンの不発弾が沖縄には埋没、放置...全文を見る
○照屋委員 麻生総理、私の質問主意書に対する二月三日の政府の答弁書によると、沖縄では復帰後から昨年末までに十六件の不発弾爆発事故による人身事故が発生して、六人が死亡、五十六人が負傷しております。  去る一月十四日、糸満市の工事現場で米国製二百五十キロ爆弾が爆発するという大事故が...全文を見る
○照屋委員 麻生総理、二月三日の政府答弁書に沖縄じゅうが落胆をしております。私は、麻生総理のリーダーシップで、政治の責任で、沖縄であと七十年もかかる不発弾は、政府が引き起こした、国が引き起こした戦争によるものなんだ、当然政府が補償すべきであると私は考えます。今こそ、県民全員が、麻...全文を見る
○照屋委員 総理、私が聞きたいのは、県民が関心を持っているのは、今度の糸満のような爆発事故があった場合の人身、物損被害をどのように政府がやるのか、そのことを注目しているんです。お答えください。
○照屋委員 米軍再編問題について総理に尋ねます。  総理の施政方針演説で、「在日米軍再編については、沖縄など地元の声に耳を傾け、地域の振興に全力を挙げて取り組みながら、引き続き着実に進めてまいります。」と述べております。安倍あるいはその前の小泉、福田総理が述べていた沖縄の基地負...全文を見る
○照屋委員 麻生総理、沖縄の負担軽減を図る、ところが、現下の在日米軍による基地運用の実態は、負担軽減ではなく、むしろ基地機能は強化をされております。爆音が激化をし、そして外来機の飛来や軍事訓練が増加をし、住民は苦しんでいるんです。そのことを総理はどのように思われますか。
○照屋委員 中曽根外務大臣にも尋ねますが、先週、沖縄基地を視察されました。大臣には、基地機能の強化に苦しむ基地周辺市町村長の声は届いたでしょうか。どう受けとめられましたか。
○照屋委員 総理、お願いですが、本当に基地機能は強化をされておる。爆音なんというのは殺人的ですよ。深夜、早朝、未明にかけてうるささ指数が百二十デシベルぐらいというのはもう日常的に起こっている、こんな状態。爆音も大変、軍用機の墜落の恐怖にもさいなまれる。このことをぜひ麻生総理にはわ...全文を見る
○照屋委員 舛添大臣には、あらかじめ、NPO法人プロミスキーパーズのホームレス自立支援の新聞記事をお渡ししましたが、読んだ上での感想をお聞かせください。
○照屋委員 舛添大臣、沖縄県の西原町に、このホームレス自立支援のNPO法人プロミスキーパーズはあるんです。そこには現在、ホームレスの方百八名が入所し、就労支援が行われております。百八名の入所者のうち、約四割が沖縄以外の他の都道府県の方であります。  総理、暖かい沖縄にホームレス...全文を見る
○照屋委員 大臣、私はたびたび足を運ばせてもらっておりますが、本当に、農業をしながら自立を目指したり、あるいは建築業、運転代行、今言う菓子製造業、いろいろなところに働きながら自立を目指しているんですね。もう涙が出ますよ、あの必死さには。  さっきも言ったように、生活保護は一切受...全文を見る
○照屋委員 今大臣がおっしゃったように、沖縄出身者で派遣切りや雇いどめ、解雇、採用内定取り消しになっている労働者は、トヨタ関連企業による愛知県が約六〇%を占めております。派遣切りになって職も宿も失い、沖縄へ帰る飛行機賃もない、こういう状態で大変深刻な社会問題になっております。 ...全文を見る
○照屋委員 終わります。
02月25日第171回国会 衆議院 予算委員会 第20号
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○照屋委員 社民党の照屋寛徳です。  きょうは、海軍病院問題について、外務大臣と防衛大臣にお尋ねをいたします。  SACOの最終報告で、キャンプ桑江の返還条件として、海軍病院のキャンプ瑞慶覧への移設が掲げられております。ところが、どのような経緯で日米両政府が海軍病院移設予定地...全文を見る
○照屋委員 大臣、私が聞いているのは、キャンプ瑞慶覧に移設をするというのはSACOの最終報告で決まったのは私も承知をしているんです。なぜキャンプ瑞慶覧の、しかも由緒ある沖縄の大事な普天間宮の地域か。これはどうして決まったんでしょうか。
○照屋委員 大臣、SACO最終報告では、海軍病院がキャンプ瑞慶覧に移設をされ、キャンプ桑江内の残余の施設がキャンプ瑞慶覧または沖縄県の他の米軍の施設及び区域に移設された後に、平成十九年度までを目途に、キャンプ桑江の大部分、九十九ヘクタールを返還するとあります。  ところが、もう...全文を見る
○照屋委員 次は防衛大臣にお尋ねしますが、私は、海軍病院移設にかかわる国と宜野湾市の合意について、二〇〇〇年当時の比嘉前宜野湾市長が、移設予定地である普天間宮周辺の再開発事業などを条件に、海軍病院移設を受け入れ表明したと承知をしております。  この場合の、普天間飛行場周辺事業の...全文を見る
○照屋委員 防衛大臣、比嘉前市長が辞任をされて後、伊波宜野湾市長が二〇〇三年に海軍病院の当該地域への移設反対を公約に掲げて初当選して以来、今日まで一貫して、当該地域は困る、反対だ、こういう主張をしております。  これに対して防衛省は、行政の継続性とそれから普天間宮周辺再開発事業...全文を見る
○照屋委員 これは、浜田大臣、比嘉前市長は確かに公文書で受け入れ表明をされたでしょう。ところが、任期半ばでやめられて、その後、市長選挙で伊波現市長が当選をした。その選挙では、当該地域への海軍病院の移設の是非が争われた。その結果、伊波市長が当選をした。  やはり、その重み、市民の...全文を見る
○照屋委員 さて、外務大臣それから防衛大臣、私も社民党もパッケージ論に基づく米軍再編には反対であり、辺野古への新基地建設は断じて認められません。また、県民世論無視の、在沖米海兵隊にかかわるグアム移転協定の締結を強行した政府の姿勢にも県民は強い怒りを覚えております。  さて、両大...全文を見る
○照屋委員 浜田大臣、ロードマップで、海兵隊八千人がグアムへ移る、その家族九千人も移る。しかも、その移転費用は国民の税金で負担をする。そういう中で、八千人、家族九千人が移ればほとんど海兵隊はいなくなるのに、今さらここに病院をつくる必要が果たしてあるんでしょうかと私は言わざるを得ま...全文を見る
○照屋委員 平成十九年度、十四件の契約、契約高百十六億円が発注されて、その十四件のうち、十三件は進捗率はゼロ%なんです。残りの一件はわずかに四・五%の進捗率。入札からほぼ一年が経過。こんな契約のあり方はないでしょう。  この契約済みの工事について、平成十八年度、十九年度含めて、...全文を見る
○照屋委員 私が聞いているのは、平成十八年度の五件の工事も十九年度の十四件の工事も、これは常識的に見て工期内に完成することは不可能なんです。なぜこういうふうな契約のあり方をとったのか。  業者はいろいろな準備をして、経費をかけて、工事をやる意思がある。ところが、国の都合で、事情...全文を見る
○照屋委員 今ありましたように、当該地域は、琉球王朝時代から非常に由緒のある地域なんです。琉球王朝時代に普天満宮を中心に集落が形成された。このような場所に海軍病院をつくるということは、市長だけではなくて、市民あるいは沖縄県民にとっても、到底認めるわけにはいかぬ。そのほかの地域でつ...全文を見る
○照屋委員 埋蔵文化財の試掘調査、本格的な発掘調査というのは、移設予定地域全体で総合的にやるべきであって、ちょこちょこっとやって、済んだところからやろうというようなことじゃ、やはり先人が残した文化を否定する。このようなことがあってはいかないと私は思う。予定地域の文化財発掘調査を全...全文を見る
○照屋委員 何かちっとも答弁になっていない。ちょっと防衛省、しっかりしてよ。先人の残した遺産、文化を否定して、どうしてこの国が将来に向かって歩んでいけますか。できないでしょう。  大臣、アメリカにおいては、国防総省の域外活動にも直接適用される連邦法として、国家歴史保存法が存在し...全文を見る
○照屋委員 防衛省の職員も、大臣に見習って、米国の国家歴史保存法ぐらい勉強しなさい。勉強すれば、そんな埋蔵文化財、歴史的な遺産を無視して工事発注なんかできるはずない。  最後に、外務大臣、昨年十月三十日に国連自由権規約人権委員会が締約国である日本政府に対して行った勧告の中に、沖...全文を見る
○照屋委員 終わります。
02月26日第171回国会 衆議院 予算委員会 第21号
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○照屋委員 社会民主党の照屋寛徳です。  麻生総理、駆け足の日米首脳会談から帰任されましたが、飲酒によらない、時差によるもうろう状態は解けましたでしょうか。  支持率六八%のオバマ大統領に対し、麻生総理の支持率は一一%、不支持率が七三%に達しております。国民から総スカンを食い...全文を見る
○照屋委員 私は、外交というのは、国民の支持があってこそ強力に推進することができると思うんですよ。政権基盤が弱体化をし、どんな世論調査を見ても、公平に判断して、国民の支持を失った麻生総理に、私は、国民の多くは、日本の外交を任せるわけにはいかない、こう思っておるんでしょうか、思って...全文を見る
○照屋委員 総理は、当委員会の冒頭で、首脳会談の報告に触れて、在日米軍再編をロードマップに基づいて着実に実施していくことで一致をした、こういう報告でございました。  ロードマップの実施については、沖縄に強い抗議、異議を唱える声があることを総理は承知をしておられるでしょうか。
○照屋委員 この日米首脳会談で確認をされたという日米同盟の強化あるいは日米同盟の重層的強化というのは、具体的に何を指しておるんでしょうか。
○照屋委員 私は、このロードマップの推進によって、米軍と自衛隊との一体化、融合化が加速度的に進むのではないかと思っておりますし、在沖米軍基地の機能強化が一層進むのではないかと思っております。現に進んでおります。  ところで、安全保障の問題について総理のお考えを聞いておきたいと思...全文を見る
○照屋委員 最後に、総理は、来る三月七日に沖縄を視察する予定だと聞いておりますが、総理、その際、ジュゴンのすむちゅら海を埋め立てる辺野古への新基地建設に反対をする住民、あるいはヘリパッド建設に反対する住民、殺人的爆音に苦しむ嘉手納基地周辺住民、米軍演習場からの流れ弾で恐怖におのの...全文を見る
03月13日第171回国会 衆議院 安全保障委員会 第2号
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○照屋委員 海上警備行動の議論も進んでおりますが、きょうは私は、防衛、外務の両大臣が昨日の所信表明において、在日米軍再編については抑止力の維持と地元の負担軽減を図りながら着実に進めると述べたことに関連をして、お尋ねをいたします。  最初に、去る二月二十七日、福岡高等裁判所那覇支...全文を見る
○照屋委員 中曽根大臣、私は、控訴審判決、せめて判決要旨ぐらいは読んで、十分理解をしていただきたかったな、こう思っております。  この控訴審判決で、浜田大臣おっしゃるように、確かに過去の損害賠償分が認められたわけですが、ここで大事なのは、一審判決と違って、受忍限度のW値を七十五...全文を見る
○照屋委員 私も、上告すべきではないというふうに思っております。  それで、控訴審判決で、国側が主張した、いわゆる危険への接近の法理について、判決はこう述べておる。すなわち、被告、国は、騒音被害が違法な水準に達しているとの司法判断が三度にわたって示されているのに、抜本的な騒音対...全文を見る
○照屋委員 中曽根外務大臣にお伺いをしますが、米海軍の掃海艦二隻が、来る四月一日から三日にかけて八重山の石垣港に寄港する旨、在日米軍が海上保安庁に通知をしたようであります。その件で、おとといでしょうか、外務省の職員も八重山へ出張したようです。ところが、大臣御承知だと思いますが、そ...全文を見る
○照屋委員 大臣、私も地位協定五条はよく承知をしております。しかしながら、この石垣島の港湾、石垣港は、石垣島と周辺離島を結ぶ定期船が一日に二百五十ないし三百隻運航している。しかも、今さっき申し上げましたように、既に予約が入っている、しかも大型クルーズ船。これを押しのけて軍艦が入っ...全文を見る
○照屋委員 終わります。
03月17日第171回国会 衆議院 安全保障委員会 第3号
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○照屋委員 質問の前に、海上警備行動と関連して、浜田大臣の直感的な感想で結構でございますから、お聞かせください。  大臣、我が国の警察組織と活動において、例えば交通事犯であれば交通課が担当、あるいは詐欺や横領事件は知能犯係、暴力団事件は暴力団対策室、このようにして、組織犯罪、風...全文を見る
○照屋委員 私からすると、百点満点の答弁だと思います。  そのとおりなんですよね。要するに、海賊は犯罪ですよ。これを取り締まるためには、やはり犯人像を特定しないと有効な取り締まりや対処方針は決まらぬわけです。それを私は言いたかったわけであります。  それで、海上警備行動に関連...全文を見る
○照屋委員 海上警備行動を発令した大臣にお伺いしますが、ソマリア沖の海賊は、もともと漁民であったと言う人もおります。いやいや違う、武装した部族集団だ、こう言う人もおります。大臣はどう考えておられますか。
○照屋委員 大臣、僕は違うと思うんですよね。やはり海上警備行動を発令するからには、海賊の実態というのをどのようにとらえるかということをしっかり確立しなければいけないと思うんですよ。  もし、元漁民ではなくて、武装をした部族あるいは武装をした氏族であれば、場合によっては、国または...全文を見る
○照屋委員 先ほどからの議論を聞いておると、一九九一年以降、ソマリアが無政府状態になっている、これも私もそのように思います。そして、外務省のホームページを見ると、海賊発生の最大の要因はソマリアの無政府状態だ、このように言っております。  ところで、海上警備行動を発令した浜田大臣...全文を見る
○照屋委員 ないと私も思います。大臣、今のソマリア沖の海賊はもともとソマリア沿岸警備隊の隊員である、そういう説を述べる方もおられるんですよ。そこら辺は海上警備行動を発令される際に考慮に入れたんでしょうか。
○照屋委員 浜田大臣に尋ねますが、海上警備行動の発令根拠は自衛隊法八十二条と理解をしております。同法八十二条は、主権侵害行為に対する警備、あるいは、地理的には領海、せいぜいいって排他的経済水域内の範囲が原則ではありませんか。
○照屋委員 大臣、自衛隊法第三条は、自衛隊の任務について具体的に規定をしております。大臣が発令した今回の海上警備行動は、自衛隊法第三条のどの項目に基づく任務でしょうか。明確にお示しください。
○照屋委員 確かに、自衛隊法三条一項には、我が国への直接侵略及び間接侵略からの我が国の防衛、いわゆる専守防衛、あるいは、今あったような、「必要に応じ、公共の秩序の維持に当たる」、こういうことが書いてあることは私も承知をしております。  この「必要に応じ、公共の秩序の維持に当たる...全文を見る
○照屋委員 それはおかしい解釈だと思いますよ。自衛隊法三条一項は、原則として専守防衛に限っておるんです。その上で、必要に応じて公共の秩序の維持に当たる、こう言っているわけだから、条文の解釈としても、私が述べたように、公共の秩序の維持、これも我が国の主権の及ぶ範囲、そして自衛のため...全文を見る
○照屋委員 国土交通省に尋ねますが、海上警備行動は、国土交通省が窓口役として護衛を希望する船舶を募り、優先順位を決めるシステムだと聞いております。きょう現在、護衛を希望する船舶は何隻でしょうか。
○照屋委員 最後に、これはぜひ浜田大臣にお答えいただきたいんですが、マスコミ報道によると、防衛記者会に加盟する新聞、テレビ各社が、海上警備行動に派遣された護衛艦二隻について、乗艦取材を求めたところ、当面の間は認められないとの回答があったようですが、そのとおりでしょうか。乗艦取材を...全文を見る
○照屋委員 終わります。
04月09日第171回国会 衆議院 安全保障委員会 第4号
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○照屋委員 社会民主党の照屋寛徳です。  去る四月七日、山口県岩国市の愛宕山を守る市民連絡協議会から、米軍住宅建設に反対する十一万人余の請願署名と要請書を防衛大臣と外務大臣に提出する場に立ち会いました。米軍再編で、厚木基地から空母艦載機五十九機、普天間飛行場からKC130空中給...全文を見る
○照屋委員 ただいま浜田大臣から、愛宕山地域開発事業の米軍住宅用地買い取り要請があったということでしたが、この愛宕山地域開発事業用地約百二ヘクタールでありますが、防衛省に対しての買い取り要請は、いつ、だれから、だれに対してそういう要請文書が届いたのか、事実関係をお聞きいたします。
○照屋委員 聞いたもので一点抜けておったのは、だれあての文書なのかということです。
○照屋委員 浜田大臣、四月七日の請願署名、要請書手交の際、愛宕山を守る市民連絡会の皆さんから、防衛大臣が直接現地視察をしてほしい。それから、今答弁がありました、国、山口県そして岩国市、三者間における当該事業用地買い上げの合意の有無、あるいは今、要請段階でしょうか。ところが、一方で...全文を見る
○照屋委員 次に、基地外居住米兵の実態についてお伺いいたします。  昨年二月十日に発生した在沖米海兵隊員による女子中学生暴行事件を契機にして、在日米軍は、年に一度、米軍人軍属とその家族の基地内外の居住者数について、自治体ごとに公表する対応をとることとしております。  平成十九...全文を見る
○照屋委員 防衛大臣、これは外務大臣も深くかかわることですが、私が精査したところによりますと、平成十九年三月三十一日時点の基地外居住率は二二・七%、平成二十年一月三十一日時点では二三・九%になり、平成二十年三月三十一日時点では基地外居住率は二五・四%にまではね上がった。  なぜ...全文を見る
○照屋委員 それでは次に、嘉手納基地周辺の爆音問題をお聞きいたします。  これまで、私は、嘉手納基地から暴露される爆音問題について再三再四ただしてまいりました。  去る四月一日、嘉手納町が発表したところによりますと、嘉手納基地周辺の七十デシベル以上の爆音発生回数が、二〇〇八年...全文を見る
○照屋委員 入手をしておるのであれば、嘉手納町がまとめた同資料によりますと、浜田大臣、爆音の年間最高値は百六・七デシベルであります。浜田大臣は、この百六・七デシベルの爆音がどのような音に相当すると理解しておられるでしょうか。
○照屋委員 浜田大臣、おっしゃるとおりで、百デシベルを超える百六・七デシベルというのは、自動車のクラクションを前方二メートルで聞くような物すごい音なんです。そういうことをぜひ防衛省はしかととらえて、爆音対策をしっかりやってもらいたいと思います。  それで、大臣、二〇〇六年五月の...全文を見る
○照屋委員 誠実なお人柄の防衛副大臣にしては、答弁はちょっと誠実さに欠けておりましたね。  副大臣、この嘉手納町の調査結果報告書を子細に読むと、例えば、訓練を移転した二〇〇八年度は、四回、二機ないし六機のF15が本土で訓練しておりますが、その期間中のことし二月二十五日には、一日...全文を見る
○照屋委員 なぜ私がこのことを聞いたかというと、二〇〇三年十月に強盗致傷罪で逮捕された普天間基地所属の海兵隊員三名が基地内で禁足処分になっておる、こういうことでしたが、この禁足処分というのは、内容として、共犯者同士の交流もできた。したがって、口裏合わせをして証拠隠滅を図ることも可...全文を見る
○照屋委員 最後に、これは質問ではなくて要望になると思いますが、外務大臣、それから環境省もきょうは急遽来ていただいておりますが、キャンプ瑞慶覧から、米軍住宅の空調ダクトの撤去工事に伴って、その廃材からアスベストが大量に発見された、こういうことがけさの地元紙で大々的に報道されて、非...全文を見る
○照屋委員 米軍が直接発注した工事で起こっている事態のようでございます。  しかしながら、アスベストは飛散をすると恐ろしい事態を招来しますので、外務省も環境省も、ぜひ事実関係をしっかり調査してもらいたい。このことを要望して、終わります。
04月15日第171回国会 衆議院 海賊行為への対処並びに国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動等に関する特別委員会 第3号
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○照屋委員 社会民主党の照屋寛徳です。野党筆頭理事の計らいで、質問順序を、順番を変更していただきました。感謝を申し上げます。  結論を先に申し上げますと、私は、自衛隊法第八十二条による海上警備行動にも海賊対処法案にも反対であります。海上警備行動は、憲法のみならず、自衛隊法三条に...全文を見る
○照屋委員 いろいろなマスコミ報道によりますと、その際、はしけ船の後ろに三隻の小型船をつなげて航行していた、あるいは、報道では不審船四隻であったというのもありますが、どっちなんでしょうか。
○照屋委員 去る四月十一日、同じく海上警備行動中の護衛艦「さみだれ」がマルタ船籍の商船から救助を求められたという事案について、事実関係を詳細に明らかにしてください。
○照屋委員 国際海事局の発表によりますと、四月の二日にも、マルタ船籍の商船に対して、日本とインドの派遣部隊のヘリが急行して不審船を追っ払ったということのようですが、事実関係はどうなんでしょうか。
○照屋委員 私は、自衛隊法八十二条による海上警備行動では、警備対象が、日本船籍、日本人、日本の貨物を運ぶ外国船など、いわゆる日本関連船舶に限られておると理解をしており、去る四月四日のシンガポール船籍のタンカーや、四月十一日のマルタ船籍商船への救援活動は、海上警備行動の警備対象外船...全文を見る
○照屋委員 今、浜田大臣の御答弁を聞いていると、強制力を使っていないので問題はない、こういう趣旨でありますが、私は、停船命令などの強制力を発動しなければ自衛隊は何をやってもいい、こういうことにはならないと思うんですね。  強制力の行使というのは、大臣、何を、どういう行為を指すん...全文を見る
○照屋委員 昨日の本会議で、麻生総理大臣は、四月四日と十一日の行動について、その法的根拠は船員法十四条だ、こうおっしゃっておりました。  国土交通大臣に尋ねますが、船員法十四条の構成要件と立法趣旨は何でしょうか。
○照屋委員 船員法十四条の条文は私も存じております。その十四条で定める船舶の遭難というのは、いわゆる海難のことでありましょう。航海中の船舶に生ずる危難のことだと私は思います。  我が国には海難審判法という法律もあり、海難と遭難、そういうことについては厳密な定義がありますが、私は...全文を見る
○照屋委員 船員法十四条で定める遭難の場合に、遭難信号についての国際的な取り決めはどうなっておりますか。
○照屋委員 国際海事機関が採択した国際信号書というものがありますね。そうすると、防衛副大臣、四月四日のシンガポール船籍のタンカー、四月十一日のマルタ船籍商船からの救助無線は、遭難信号の国際的な取り決めに従ったものだったでしょうか。
○照屋委員 これ以上議論はしませんが、私はやはり、遭難救助とはいえ、国際信号書に従ったものであるかどうか、そもそも、小型船が接近をしている、こういう通報を受けただけで、海上警備行動中の海上自衛隊が活動することは法律違反だ、このように考えております。  さて、海賊対処法案の具体的...全文を見る
○照屋委員 去る三月十三日に浜田大臣が発動をした海上警備行動では、ソマリア・アデン湾と明確に地域を限定しております。ところが、この海賊対処法案にはそういう地域や期間の限定はない、いわゆる一般法、恒久法ではありませんか。
○照屋委員 どうも大臣の答弁、要領を得ないんですが、私は、この海賊対処法案の全条文を精査すると、とても地域を限定した、期間を限定した特別法とは思いませんが、本当に一般法、恒久法ではありませんか。
○照屋委員 そうすると、国土交通大臣に尋ねますが、例えば、あの有名な反捕鯨団体のシーシェパードなど、これはこの法案で対象になりますか。
○照屋委員 あと一点の基本の質問は、保護対象船舶には限定は付しておりませんね、浜田大臣。
○照屋委員 今度の海賊対処法案では、自衛官と海上保安官の権限には本質的な違いはありません。これは、海上保安庁法二十五条が定める軍民分離の原則に違反をすると思いますが、国土交通大臣の見解を伺います。
○照屋委員 国土交通大臣にあと一点お伺いしますが、これは防衛大臣でしょうか。現在、海上警備行動の発令を受けてソマリア沖・アデン湾に出動している護衛艦二隻を含む海上自衛隊の全陣容で、アデン湾を一往復するのに要する経費は幾らでしょうか。人件費、燃料費など、主要な項目別に詳細を明らかに...全文を見る
○照屋委員 海賊対処法第七条で定める海賊対処行動と国会の関与についてお伺いをしますが、私は、自衛隊の行動をチェックしコントロールすることは、国権の最高機関たる国会の責務であると考えております。自衛隊の海外活動は、武力行使に当たる危険性があるため、シビリアンコントロールである国会承...全文を見る
○照屋委員 終わります。
04月23日第171回国会 衆議院 安全保障委員会 第6号
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○照屋委員 社会民主党の照屋寛徳です。  本日は、両参考人に貴重な御意見を賜り、ありがとうございました。  最初に、防衛省改革会議のメンバーでもございました田中参考人に尋ねます。  防衛省改革会議の報告書では、「形骸化している防衛参事官制度を廃止し、防衛大臣補佐官を設置すべ...全文を見る
○照屋委員 田中参考人に尋ねますが、防衛省改革会議では、自衛隊の不祥事案として、給油量取り違え事案、情報流出事案、イージス情報流出事案、護衛艦「あたご」衝突事案、守屋前事務次官の背信行為などが議論されております。  一方で、護衛艦「さわぎり」、護衛艦「たちかぜ」、航空自衛隊浜松...全文を見る
○照屋委員 森本参考人にお尋ねをいたします。  参考人の二〇〇八年四月三十日付の産経新聞「正論」を読みました。それによると、防衛省や自衛隊に関する事件、事故が相次ぐ中、森本参考人は、防衛省の改革論議と関連して次のように述べておられます。「これらの事件の原因と組織・機構は直接の関...全文を見る
○照屋委員 終わります。
04月28日第171回国会 衆議院 安全保障委員会 第7号
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○照屋委員 防衛省改革会議報告書では、形骸化している参事官制度を廃止し、防衛大臣補佐官を設置すべきであると指摘しております。  一方、同報告書や昨年八月の防衛省における組織改革に関する基本方針では、なぜ防衛参事官制度が形骸化をしたのかという問題点については詳細に言及しておりませ...全文を見る
○照屋委員 防衛参事官の廃止と、かわって新設される防衛大臣補佐官は、政治任用をすること、非常勤とすることができるようです。このことに関連して、私は去る四月二十三日、当委員会の参考人質疑で東京大学の田中明彦教授に質問をしました。田中教授は、この防衛大臣補佐官の新設によっても、「直ち...全文を見る
○照屋委員 防衛省改革会議では、自衛隊の情報流出あるいは護衛艦「あたご」の衝突事故、守屋前事務次官の背信行為などの不祥事案が議論されております。  ところが、護衛艦「さわぎり」、護衛艦「たちかぜ」、航空自衛隊浜松基地などにおいて、上官のいじめによって自殺に追い込まれた自衛官の事...全文を見る
○照屋委員 浜田大臣、陸海空ともに自衛隊員の自殺者というのはふえておるんですね。それで、きょう正確な数字は持っておりませんが、他の先進国における軍隊に比べても多いんです。  浜田大臣の印象で結構ですが、私は、真の組織改革を図っていくためには、この自殺問題やあるいは隊内におけるセ...全文を見る
○照屋委員 大臣、護衛艦「さわぎり」の自殺事件については、発生直後、私は当時、参議院議員として、また、提訴になってからは弁護士としてかかわってまいりました。護衛艦「さわぎり」事件の福岡高裁判決は、自衛隊内のいじめの存在を認めて、これを違法なものと断罪いたしました。そして、自衛隊に...全文を見る
○照屋委員 副大臣、言葉を返すようですが、心理的負荷の過度の負担、すなわちいじめなんですよ、教育を超えたものはね。そういうふうに余り弁解がましいことをおっしゃらぬ方がいいと私は思います。  それで、これは大臣以外で結構ですが、けさの地元紙によりますと、昨日午後二時三十五分ごろ、...全文を見る
○照屋委員 終わります。
○照屋委員 社会民主党・市民連合を代表して、防衛省設置法等の一部を改正する法律案について、反対の立場から討論いたします。  社民党は、これまで防衛省設置法等の改正案については、内容ごとに是々非々を貫いてまいりました。  今回の改正案では、防衛参事官制度を廃止し、防衛大臣補佐官...全文を見る
11月17日第173回国会 衆議院 安全保障委員会 第2号
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○照屋委員 おはようございます。社会民主党の照屋寛徳です。  私は、去る十一月七日、沖縄県読谷村楚辺で発生した在沖米陸軍の二等軍曹が関与したと思われるひき逃げ死亡事件について伺います。  同事件は、極めて悪質な事件であります。膨大で過密に米軍基地が存在する沖縄県において、また...全文を見る
○照屋委員 そこで、国家公安委員長、警察としては、日米地位協定に基づく犯罪通報の手続を行うのか、いつやるのか。また、外務省は、犯罪通報をやった場合に身柄引き渡しを日米合同委員会に提起するのか、その点は、武正外務副大臣、お答えください。
○照屋委員 二等軍曹の弁護人は、公務外であったということを認めております。公務外の事件であれば、当然、我が国に第一次裁判権がございます。私は、犯行状況に照らして、起訴前の身柄引き渡しを求めるべきだと思います。鳩山総理も、十一月十日、事実であるならば、米側としても柔軟に考え、起訴前...全文を見る
○照屋委員 本件事件の事件態様に照らして、私は、二等軍曹は飲酒運転、しかも泥酔状態であった疑いが極めて強い。本人も事故発生現場を通ったことを認めておる、こういう報道もございます。一方で、人をはねた認識はないとか、フロントガラスはむちゃくちゃに壊れているのにそういう弁解をする。道交...全文を見る
○照屋委員 終わります。
11月20日第173回国会 衆議院 安全保障委員会 第3号
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○照屋委員 社会民主党の照屋寛徳です。  現在、自衛隊の上司によるいじめ、恐喝等により自殺に追い込まれた自衛官の遺族から、政府を被告とする、国家賠償法、民法七百九条の不法行為責任に基づく損害賠償請求事件が数多く提起されております。  私が知り得る限りで、横浜地方裁判所に提訴、...全文を見る
○照屋委員 大臣、現在、自衛官の自殺は、他の省庁の約二倍に上る勢いであります。大臣は、自衛官の自殺の要因がどこにあり、どのような自殺防止対策を具体的に講じたらいいとお考えでしょうか。
○照屋委員 大臣、護衛艦「さわぎり」の自殺強要事件というのがございました。これは、二〇〇八年八月二十五日、福岡高等裁判所で、自衛隊の責任が明らかにされ、損害賠償が確定をいたしました。  実は私も、参議院議員のころから、弁護士としてこの事件に十年余りかかわっておりました。この「さ...全文を見る
○照屋委員 北澤大臣、この護衛艦「さわぎり」の事件は、国も最高裁に上告しないで、確定をしているんです。  私が言いたいのは、遺族、それから自殺に追い込まれた本人も、本当に使命感を持って自衛隊に入ったので、私は、ぜひ大臣が直接遺族にお会いをしていただきたいと思います。  最後に...全文を見る
○照屋委員 終わります。