富田茂之

とみたしげゆき

比例代表(南関東)選出
公明党
当選回数8回

富田茂之の1996年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月29日第136回国会 衆議院 予算委員会第三分科会 第1号
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○富田分科員 新進党の富田茂之でございます。  私の方からは、昨年の第百三十四臨時国会で改正されました宗教法人法に関連しまして、何点か質問させていただきます。  昨年の臨時国会における審議で、まず旧来の宗教法人法の所轄について変更がなされました。また、情報開示、活動状況の把握...全文を見る
○富田分科員 文化庁の方で一生懸命やられているというのは、昨年末からいろいろ御説明を伺っておりまして、わかるのですが、ちょっと心配なのは、昨年の臨時国会における審議を通じまして、宗教法人審議会での審議のあり方、また昨年の九月二十九日付の報告書を文部大臣に提出されましたけれども、そ...全文を見る
○富田分科員 事務方の御苦労はよくわかります。ただ、文化庁の方からいただいた「宗務行政にかかる平成八年度予算(案)の概要」という書類、ペーパーをいただいたのですが、これによりますと、今度の八年度は宗教法人審議会の開催日数をこれまでよりもふやして年十二回とするというふうに予定されて...全文を見る
○富田分科員 今の件に関して、報道の中で、例えば五千万以下を免除するというふうにした場合には現在の宗教法人のうち九五%ぐらいが免除される、適用除外になるんだという報道が一つあります。また、八千万という報道をしている記事の中にも、八千万以下を免除すれば九五%以上、これは以上と書いて...全文を見る
○富田分科員 今御答弁されたようにやっていただけると一番いいのですが、九六年度の税制改正によりますと、年収五千万を超える公益法人は収支計算書の提出が義務づけられるようになる、これは法案が通ればですけれども。そうすると、宗教法人も、やはり五千万を超える法人については収支計算書は作成...全文を見る
○富田分科員 この五千万の点についてお尋ねしたのは、一つは、新聞報道によりますと、自民党の首脳が宗教関係者や文化人などの会合で、この免除額の上限について、年間収入五千万円より上に設定すると表明したというような報道がされていたのですね。やはり五千万というのが今の税制改正との関係で、...全文を見る
○富田分科員 その宗教事情の調査に関して、いただいております予算案の概要によりますと、「広く一般の国民の要望に応え、宗教全般に関する情報の収集、提供及び相談等を行うための調査研究を実施する。」という項目がございます。これは昨年九月二十九日の宗教法人審議会の報告書の中に、「その他」...全文を見る
○富田分科員 明快な御答弁をいただきました。  宗教法人また宗教団体関係者の中には、今大臣が御答弁いただいたことについて物すごく危惧感あるいは不安を持っている方たちが大勢いらっしゃいます。昨日もキリスト教連合会の皆さんとち ょっとお会いしましたけれども、なぜこういうことについ...全文を見る
○富田分科員 できるだけ本当に情報公開に努めていただきたい。今御答弁あったように、プライバシーにかかわる部分とか行政処分にかかわる部分についてはそれは公開しないんだという原則ができておりますから、それはもうそのとおりだと思うのですが、この収支計算書の提出義務を免除するということに...全文を見る
○富田分科員 終わります。ありがとうございました。
03月25日第136回国会 衆議院 地方行政委員会 第5号
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○富田委員  私は、この際、自由民主党、新進党、社会民主党・護憲連合及び新党さきがけの四会派を代表いたしまして、地方税法等の一部を改正する法律案に対しまして、次の附帯決議を付したいと思います。  案文の朗読により趣旨の説明にかえさせていただきます。     地方税法等の一部を...全文を見る
○富田委員 新進党の富田茂之でございます。  ただいま大臣の方から提案理由の御説明がございましたが、協力援助者に対する給付の充実を図 るということで、この趣旨にはだれも賛成なのですが、提案理由の中に「警察官の職務に協力援助して災害を受け重度の障害のため介護を受けている者の実情...全文を見る
○富田委員 この法改正により支給される介護費用の、金額的な補償になると思うのですが、支給額がどのように決定されるのか、今回の法案だけでは明らかでありません。いろんな資料をいただいたのですが、協力援助法の中に、給付の範囲や金額あるいは支給方法等というのを第六条で決定するというふうに...全文を見る
○富田委員 今、常時介護で民間に委託しているような場合でも最大限度が十万五千八十円ということですけれども、これは一般の介護に関する費用の常識からいいますととても月額に当たらない。厚生関係の問題で付添看護が今回廃止されますけれども、付添看護をしていただくにも今一日一万五千円から二万...全文を見る
○富田委員 人事院の積算の根拠についてもかなり疑問だと思いますし、特に本件については民間の方が警察行政に協力してくれて災害に遭われたというような、そういう方たちに対する介護給付を加えていこうというわけです。法の規定が国家公務員災害補償法に準ずるというような規定になっているので今の...全文を見る
○富田委員 かなり数多く質問通告しておいたのですが、時間がありませんのでまとめてちょっと質問させてもらいたいのですが、今の御説明ですと、この七項目の基本的な柱というのは、被害者に対するある意味で各種の情報提供が一つ。もう一つは、これまでの警察の被害者に対する対応を改善していこうと...全文を見る
○富田委員 時間が来てしまいましたので、最後に、この件に関して私の意見をちょっと言わせていただきたいのです。  「被害者の手引き」の作成等についても、それは警察庁の内部で専門家の方が集まってつくられると思うのですが、実際に犯罪の被害者として警察で事情聴取を受けてこういうような思...全文を見る
04月09日第136回国会 衆議院 地方分権に関する特別委員会 第5号
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○富田委員 新進党の富田茂之でございます。よろしくお願いいたします。  今回の中間報告が、「分権型社会の創造」という表題をつけられております。本当に委員の先生方の意気込みがあらわれてくるような表題であるというふうに思います。特に、機関委任事務制度について、制度そのものを廃止する...全文を見る
○富田委員 今諸井委員長のお答えの中にこれから質問しようと思っていることが全部出てきまして、一つ、特に、国と地方の共同事務にしたらどうだというような御意見があった。それに関して、これは新聞報道だったのですが、委員の方が記者にこういうふうに言われたというような報道が一つありました。...全文を見る
○富田委員 今の方向でぜひ推し進めていただきたいと思うのですが、今回の機関委任事務制度についての提言の斬新さに比べて、財源論についてちょっと踏み込めなかったのではないかということが各マスコミの評価の中にも出ておりました。先ほどの西尾先生の「論壇」への投稿でも、財源論についてまで今...全文を見る
○富田委員 最終的な勧告についてちょっとお伺いしたいのですが、先ほどの委員長の御発言では、できれば秋、遅くとも本年度じゅうということ、そして最終的な勧告については実現可能なしっかりしたもの、実現するのは内閣、国会の方の仕事だという御発言でした。  きょうの新聞を見ておりましたら...全文を見る
04月17日第136回国会 衆議院 法務委員会 第7号
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○富田委員 新進党の富田茂之でございます。  私は、きょうはオウム真理教に対する破壊活動防止法に基づく弁明手続について何点か質問をさせていただこうと思います。  その前に、先ほど横内委員の方から、四月十四日付の読売新聞の報道に関して御質問がございました。オウム真理教の麻原被告...全文を見る
○富田委員 今の御答弁のように、文書の作成経過についてはわからないと思うのですけれども、実際に今言ったような内容の文書が存在するとすると、これからのそれぞれの被告人の公判の維持等にかなりの影響を与えるのではないかと思うのですね。本当に麻原被告人の方からそういう指令が出たのか、また...全文を見る
○富田委員 よろしくお願いします。  それでは、破壊活動防止法に基づく弁明手続についてお尋ねしたいと思います。  昨年の十二月十四日にオウム真理教に対する弁明手続開始決定がなされまして、ことしの一月十八日と四月五日ですか、それぞれ弁明期日が開かれたようであります。この期日は、...全文を見る
○富田委員 今後もその公平性、透明性の確保に向けてできる限りの処置をしていただきたいと思います。今の御説明は私はもう十分納得できると思いますので。  ただ、証拠の取り扱い等について、学者や、また法曹界等でもいろんな意見があるようです。いろんな新聞紙上でも論争等されております。そ...全文を見る
○富田委員 今の御説明はよく理解できるんですが、ただこのまま手続が進みまして、団体規制処分まで行った、解散というような形になった場合、解散の処分の効力が生じますと、破防法の八条で「当該団体のためにするいかなる行為」も禁じられることになる。この「当該団体のためにするいかなる行為」と...全文を見る
○富田委員 ぜひ公表していただきたいと思うのです。  先ほど申しました、朝日新聞の方が記載しているものが、今仮にこういう流れで検討されているのだとすると、これはちょっと問題があるのではないかな。この記事の中でも、当局側の裁量が広過ぎるのではないかなということで二点ほど挙げており...全文を見る
○富田委員 ちょっとそれと関連して、今回公安調査庁の方で、オウム真理教がこういう破壊活動をする団体であるというような情報が従前全くなかった、刑事事件が頻発してオウム真理教が関連しているんだというのがわかってから、ある意味では取っかかりを持って調査に乗り出したというようなことが去年...全文を見る
○富田委員 わかりました。  けさちょっと質問通告した件で、最後に一点だけ確認したいのです。  けさの読売新聞とか毎日新聞に、東京地裁の八王子支部の刑事裁判の過程で、検察側が法廷に提出した証拠が、事前に弁護側に開示されていた証拠と番号が違っていた。弁護側の方で不同意にする予定...全文を見る
○富田委員 法律的にどう扱われるのか、私もちょっとよくわからないのですが、被告人に不利益にならないように、ぜひ法務省の方としても配慮していただきたいと思います。  これで質問を終わります。ありがとうございました。
05月14日第136回国会 衆議院 地方行政委員会 第7号
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○富田委員 新進党の富田茂之でございます。  私ども新進党も、昨年の十一月でしたか、オウム真理教事件再発防止検討プロジェクトで警察庁の御協力もいただきまして、広域犯罪について機動的捜査が可能となるような警察法の改正案をまとめたという経緯がございます。残念ながら、議員立法で提出し...全文を見る
○富田委員 多分、今の刑事局長の答弁では日弁連側は納得しないと思うのですね。警察の方が一生懸命やって検挙されたのだというのはもうそのとおりだと思いますし、なかなかオープンにできないものもあるということもよくわかるのですけれども、わざわざ日弁連会長がこういう会長声明を出したというこ...全文を見る
○富田委員 今の公安委員長の説明は、もうそれはよくわかるのですけれども、現実問題として、今の御答弁の中で批判があるということも言われておりましたが、もう昨年になると思うのですけれども、この委員会でオウムの捜査について刑事局長の方にちょっとお尋ねしたのです。警察庁の方としては、山梨...全文を見る
○富田委員 御苦労はよくわかるのですが、やはり後から見るとちょっと早く決断してもらえたらなというふうな思いが残ります。  昨年の十二月八日の委員会で、オウムの事件の経過をずっとお聞きした最後に、官房長に法改正したらどうなんだという御提案を申し上げました。そうしましたら、官房長の...全文を見る
○富田委員 新進党の案を参考にしていただいたということで、本当に賛成せざるを得ないなとは思うのですけれども。  実は、新進党の方で警察庁の御協力を得てこの広域組織犯罪に対してどう対応していくかということを詰めていたときに、最終的に警察庁の方もこういう案文でいいのではないかという...全文を見る
○富田委員 ある程度理解はしますが、次の質問にいきます。  日弁連の会長声明の中にもう一つちょっと気になる部分がありますので、その点にきちんとお答えいただいておいた方がいいと思うのですね。  会長声明の中で、先ほど栗原委員の質問の中にもありましたけれども、「現行警察法は、一九...全文を見る
○富田委員 先ほど栗原委員も言われていましたけれども、今のようなことをもっと一般に広報するという方法をやっていただくと日弁連の方の誤解もなくなるのじゃないか。この会長声明のこの部分は僕は誤解だと思うのですね。実際にどういうふうに効果があったのかというのを知らないで、何の効果も明ら...全文を見る
○富田委員 今のはよくわかりました。現時点ではそこまでしか説明できないと思いますので、その点は理解します。  あと一つ、六十一条の三の関係で、これは五条にもあるのですが、「警察の態勢」という意味がよくわからないというような批判が日弁連会長声明の中にも出てきておりました。  こ...全文を見る
○富田委員 その点に関して、やはり山名議員の質問には橋本総理の方で、この規定は個々の警察活動の指揮にわたるものではありませんというふうに明確に答弁されているのですが、この点は間違いないのでしょうか。  それと、この指示権が警察制度の中央集権化につながるのではないかというような懸...全文を見る
○富田委員 法案に対する質問はこれで終えまして、一つ、警察庁の方にはちょっと耳の痛い御質問になるかもしれませんが、白紙調書というのがちょっとここのところいろいろ報道をにぎわせております。実はもう一昨年ぐらいからありまして、できればこの委員会で質問したかったのですが、なかなかチャン...全文を見る
○富田委員 この件でその巡査部長は告訴されているわけですけれども、今のような経過ですと、本来あるべき証拠収集からはかなり外れた、違法な証拠の収集になると思うのですが、その点について、この当該警察官に対してはどんな処分がされたのか。  また、こういう報道に接しますと、こういうのは...全文を見る
○富田委員 極めて例外的なと言われるのですけれども、これは質問通告しておきましたが、福岡県警の南署でも同じようなというか、もっとひどい白紙調書の捏造事件がありましたよね。これはかなり新聞等でも報道されまして、覚せい剤の事件で、被告人は一審では実刑になって、二審になって弁護士さん、...全文を見る
○富田委員 そういうことはなかったとおっしゃいますけれども、これは報道されていましたが、ここの署長さんはこういう覚せい剤事犯とか暴力団事犯についてかなり熱心な、本当に力のある署長さんだったというふうに聞いています。その方がこの事件の責任をとって自殺までされているので、上司が一切関...全文を見る
05月17日第136回国会 衆議院 法務委員会 第9号
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○富田委員 新進党の富田茂之でございます。  参考人の皆様には、本日は貴重な御意見を本当にありがとうございました。三名の方の意見、本当に大事にしていきたいというふうに思っております。  私の方からは、まず鬼追参考人に、文書提出命令に関する規定について本当に法制審において論議が...全文を見る
○富田委員 昨年の十二月一日に、試案の中の第六次の二案という形で、丙案をとった要綱試案が出てきたということですが、その点に関して、そういう要綱試案について日弁連の方に法制審の方から、この案はどうですかというような問いかけ、照会等はございましたでしょうか。
○富田委員 私自身の感想なんですが、この文書提出命令のいわゆる丙案がとられたということについて十分な議論が本当になされたのかなという思いがいたします。  これは一昨日の委員会で山口委員の方からも質問が出ておりましたが、法制審の委員に入られている滝井弁護士さんが、ジュリストの一九...全文を見る
○富田委員 大変積極的な御意見をいただきました。  時間もありませんので、次に、情報公開との関係について聞きたいと思います。  これは鬼追参考人と猪瀬参考人に御質問させていただきますが、これまでの本会議の質問答弁、またこの委員会の質問答弁等で大臣は、情報公開法の方の審議の経過...全文を見る
○富田委員 時間が参りましたのでこれで終わりますが、今猪瀬参考人の方が、日弁連の方が腰が引けていたのじゃないかというお話でしたが、私も弁護士出身ですので、一言、弁解ぎみになりますが、谷口参考人がこの小委員会に出席していなかったというような御発言が午前中ありました。出席したら自分は...全文を見る
06月05日第136回国会 衆議院 法務委員会 第12号
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○富田委員 新進党の富田でございます。  本日は、文書提出命令の修正の問題が今話題になっておりますが、その部分を除いて政府原案について質問をしようということですので、これまでの委員会審議を見ておりましてなかなか触れられていない点について、まずお尋ねをしたいと思います。  まず...全文を見る
○富田委員 決定手続に関して、これまでのはちょっと不備があるのではないか、最高裁の方できちんと判断できるような救済の範囲を広げようというところはぜひやっていただきたいと思うのですけれども、憲法審査や法令解釈の統一ということが、そういう任務が果たせなくなるほど、最高裁への上告事件、...全文を見る
○富田委員 私が団藤さんの発言を紹介したので、何かそれを逆手にとられたような感じでちょっとあれなんですが、毎日新聞に載っております最高裁裁判官経験者の方の体験談によりますと、今局長が言われたように、調査官の方たちに大分手助けを受けている。年間一千件以上の記録を読まなければならない...全文を見る
○富田委員 調査官もふえているのだということですが、あと、裁判官と調査官、それは確かに任務が違うというのはよくわかりますけれども、最高裁の調査官は、一審、二審の裁判官の中でかなり経験豊かな方がなられて、最高裁の調査官を終えた後、また一審、二審の方へ部長さんとか、あるいは所長さんで...全文を見る
○富田委員 形式的な違反があるから早く終わるんだということですけれども、それだったら、そこには余り時間も労力もかからないと思うのですね。今のままだって、実際に憲法判断が必要な事件とか法令解釈の統一が必要な事件について、きちんと仕事ができるのではないか。  もっと言えば、それほど...全文を見る
○富田委員 ぜひ今のようにやっていただきたいと思います。法律の改正に伴って、先ほどの調査官の増員等もそうですけれども、体制の整備または実際の裁判での運用のあり方も、本当にいろいろな意見を聞いていただいて改善していっていただきたいと思います。  次に、文書提出命令の関係で、証言拒...全文を見る
○富田委員 確かに今局長御指摘のように、一般私人の協力義務の規定上の差というのは民訴、刑訴であると思いますけれども、最初に私が指摘させていただいたのは、公表拒否基準をなぜ同じようにできないんだ。刑事の裁判、民事の裁判、確かに制度も目的も違います。ただ、同じような規定、同じような制...全文を見る
○富田委員 ちょっと納得しかねるんですが、時間がなくなりますので次の質問に行きます。  この委員会に、参考人として京都大学の谷口先生がお見えになって意見を述べられました。その中で、立法の整合性ということについて民事訴訟の方と刑事訴訟の方と御指摘がありましたけれども、特に民訴の方...全文を見る
○富田委員 これまでの扱いとかなり矛盾してくると私自身は思うのですが、今の答弁はちょっと納得できませんけれども。  実は、山口那津男委員の方で法制審議会の議事録を出せというふうにずっと要求されておりまして、議事録を出していただくところまでいかないのですが、山口委員の方に例えば小...全文を見る
○富田委員 やはり証人の証言と文書というのは、もう証拠方法の観点から見ても全然違うものだと思うのですね。証人の場合には、例えば法廷で追及をしていても、その証人が公務員である場合には守秘義務を持っていて証言できないという立場に立たされて、その本人を助けるという意味でこういう規定が置...全文を見る
○富田委員 今の点が問題だと思うのですね。濫用の場合は別としてというふうに局長は言われましたけれども、百九十一条二項で承認拒否事由として「公共の利益を害し、又は公務の遂行に著しい支障を生ずるおそれがある場合」と規定していても、こんなものは出せないんだと官庁の方が言った場合に、出せ...全文を見る
○富田委員 その最終的な判断を行政庁が持っているという前提がやはりおかしいから、こういう規定を設けていてその規定で救われないということが出てきてしまうのじゃないかというふうに私自身は思います。その点、本当によく考えてもらいたいなというふうに思います。  また、法務省の情報公開と...全文を見る
06月07日第136回国会 衆議院 法務委員会 第13号
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○富田委員 新進党の富田茂之でございます。  委員長初め各党の理事の皆さん、本日修正案の審議もさせていただけるということで、その御努力に本当に感謝を申し上げます。ありがとうございました。  そこで、まず与党の共同提案の案につきまして御質問させていただきたいと思います。  こ...全文を見る
○富田委員 今細川委員の方から御説明ございましたけれども、一般義務化の規定は前進しているのじゃないかというような御意見でございました。当初、四号全部削ってしまおうというような意見もあったと思うのですが、行政文書以外の文書につきまして四号の規定を残していくということで、一般義務化の...全文を見る
○富田委員 実に明快な御答弁をいただいたわけですけれども、やはり文書提出義務の一般義務化ということは、今枝野委員がおっしゃったように、これまでの伝統的な訴訟とちょっと違う、本当に複雑化した現代型の訴訟で証拠の偏在がある。裁判所は本当にこれまで一号から三号の文書を、努力されて拡大解...全文を見る
○富田委員 また与党提案者にちょっとお聞きしますが、この与党修正案が通ったとします。その後、行政文書についての改正作業が遅々として進まなかった場合、先ほど太田理事の方は、ことしじゅうに成案が出るんだ、情報公開法の方も。それで、二年をめどにすれば間違いなくできるんだというような御答...全文を見る
○富田委員 明快な御答弁を本当にありがとうございます。  政府の方にお尋ねしたいのですが、仮に与党修正案のとおり修正がなされますと、行政文書の取り扱いについては先送りという形になるわけですけれども、一号から三号に規定されている文書については、これまで積み重ねられてきた判例実務は...全文を見る
○富田委員 それでは政府の方に引き続きお尋ねします。  今後さらなる改正作業をするに当たって、これまでの委員会の審議の経過を踏まえて、行政文書に関する文書提出命令の規定のことだけではなくて、証言義務規定のあり方、特に証言拒否事由の存否の判断権者とか判断基準あるいは手続、そういっ...全文を見る
○富田委員 今の証言義務規定のあり方についても検討を加えるべきではないかという私の考え方、与党提案者の方はどのように思われていますか。
○富田委員 政府の方にお尋ねしたいのですが、今後の改正作業についてはどういう機関でやっていこうというふうに現時点で考えられていますか。法制審にまた戻して、法制審の方の部会あるいは小委員会等で行政文書に関する文書提出命令について審議を進める予定なのでしょうか。  先ほど佐田委員の...全文を見る
○富田委員 仮に法制審で審議していくという場合、この委員会でも議事録を提出してくれという要求がございました。これまでの経過については、局長の方から、貝沼委員が質問した際に、昨年の九月二十九日の閣議決定を受けて、ことしの二月二十六日ですか、審議は非公開だ、議事要旨を作成して公開する...全文を見る
○富田委員 ぜひ、この委員会でこういういろいろな意見が出ているのだということを法制審の先生方にもお伝えいただいて、審議会の中で本当に積極的な検討をいただきたいと思います。  その関連ですが、法務省として、情報公開法とかそういうことは別にして、法務省という立場で今後省の情報公開に...全文を見る
○富田委員 最後に、新進党の提案者、山田委員に御質問をしたいと思いますが、各種の報道で、先ほども佐田委員の御質問に答えられておりましたけれども、新進党案は、最終判断権が監督官庁にゆだねられているのだ、そういう意味でやはり原案と同じように問題があるのではないかといった、私自身はこれ...全文を見る
○富田委員 質問時間もなくなりましたので、最後に政府原案の問題点を一つ指摘して終わりたいと思うのですが、行政文書についての最終判断権者が監督官庁、行政庁側の方がいいんだという根拠として、民事局長は、訴訟というのは行政の情報開示の当否を審理の対象としているものではない、あくまで私的...全文を見る
06月13日第136回国会 衆議院 内閣委員会 第9号
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○富田議員 愛知委員の御質問にお答えいたします。  愛知委員も御指摘のように新進党は改革を旗印にこの一年半闘ってまいったわけでありますが、新進党の結党宣言におきましても民間非営利公益セクターの創造ということを高らかにうたっておりまして、それを受けまして河村議員を中心にこの一年半...全文を見る
12月05日第139回国会 衆議院 地方行政委員会 第1号
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○富田委員 ただいま吉田委員の方から、元巡査長の身柄のことについて最後に御質問がありましたので、その関連で私の方からも何点がお尋ねしたいと思います。  十一月二十八日付の懲戒免職を受けて、本人から保護願が文書で出たということでありますけれども、ことしの四月なり五月に自分が長官を...全文を見る
○富田委員 保護の状態で事情聴取を進めたというふうにおっしゃっていますけれども、その保護の意味がよくわからないのですよ。ある場所に隔離して、オウム真理教関連の人たちから何かされないようにというふうに本人は思っているのでしょうけれども、警察としてこの元巡査、当時は巡査長でした。この...全文を見る
○富田委員 今の御答弁ですと、いわゆる拘束状態ではないという趣旨だと思うのですけれども、本人はどういうふうにでも動ける、ただ身の安全のために警察の方で配慮しているんだというふうに聞こえるのですが、それでよろしいですか。  この懲戒免職までの期間、給与が支払われていたようなんです...全文を見る
○富田委員 給与の点は納得しました。  ただ、本人から十一月二十八日に懲戒免職を受けた以降もまた再度保護願が文書で出たということですけれども、実質的に半年以上にわたって身柄が確保された状態でいる。それは拘禁ではないのかもしれませんけれども、半年間身柄が警察庁のもとにある中で事情...全文を見る
○富田委員 適法で問題はないということですけれども、今局長がおっしゃったように、任意性の問題が、仮にこれが逮捕、起訴、裁判まで行きましたら、やはり半年間もこういう状態にあったということは恐らく争われるだろう。また、信用性の問題もかなり出てくるのじゃないかと思うのですね。  そう...全文を見る
○富田委員 それはぜひお願いしたいと思います。  この元巡査長のことについて、もう一点。  十一月二十八日付の懲戒免職ということでしたが、先ほど午前中の御説明では、懲戒の事由として、「警務要鑑」をオウム側に渡した。あと警察無線機の製造会社を教えたり、車両ナンバーの照会に応じた...全文を見る
○富田委員 今、昨年と言われましたけれども、ことしですね。  ちょっと質問を変えます。  警視庁からの巡査長の供述の報告がなかったという点を踏まえて、いわゆる今後のことなのですが、警察庁と警視庁を含めた各都道府県警との連携のあり方がやはり問題になると思うのですね。  この問...全文を見る
○富田委員 ただいま長官の方からも広域的な犯罪については情報の共有が必要だという御指摘がありまして、長官もいろいろな報道機関のインタビューに対して、捜査の秘密性と情報の共有という問題をどうやって両立していくかが課題なのだ、広域捜査については特に情報の共有という点に力点を置いていか...全文を見る
○富田委員 ぜひ、システムの方についてもいろいろ検討を加えていただきたいと思います。  今、法務省の方で法制審に投げかけているようですけれども、組織犯罪に対する規制法というようなことも検討されているようであります。これは当然警察にも関係が出てくると思いますので、警察庁または各都...全文を見る
○富田委員 大臣は今の考えに基づいて、午前中、山本委員のガイドラインを示すつもりはないのかという御質問に対しまして、全くない、地方自治体の方でまず考えることだし、市町村会等そういうような機能すべき場があるんだからそこで考えたらいいじゃないかという御答弁でしたけれども、実際問題とし...全文を見る
○富田委員 それはよくわかるのですけれども、ただ、地方公共団体の方から見たら、大臣のように最後は最高裁判所に判断してもらえばいいじゃないかというのでは実際の実務は動いていかないと思うのですね。どうしても何らかの指針を示してもらえないのかというような意向があると思いますので、例えば...全文を見る
○富田委員 大臣の考え方はよくわかりました。  大臣がこの国籍条項に関する御発言をされた後、各自治体の首長さんの中で、公務員になりたかったら帰化すればいいじゃないかとか、あるいは自民党の総務会でもそういう御発言があったというような新聞報道もありましたけれども、全く問題の本質を理...全文を見る
○富田委員 ちょっと問題が変わるのですが、大臣がこの問題に関して三点検討を事務方に指示したというのと同じ基盤があると私は思うのですけれども、外国人の地方参政権の問題で、やはり大臣が投げかけた三点が根っこにあって、外国人の地方参政権、どうしようかという問題がいろいろ議論されていると...全文を見る
○富田委員 わかりました。  最後に、もう時間もありませんので、午前中の質問でも滝委員の方から、積極的に推進すべきだということで、住民基本台帳ネットワークシステムについて御質問がありました。私自身は、ちょっとこれ、こんなに早急に進めていいのかなという懸念を持っている一人でありま...全文を見る
○富田委員 時間が来ましたのでもう質問はしませんが、今局長が言われていた報告書の中でも、今後の検討ということで、地方公共団体の意見をきちんと聞けとか、技術的なところの検討を詳細にするようにというような指摘もされておりまして、報告書が出て以降、今度大臣の私的諮問機関ですか、審議会み...全文を見る