中川正春

なかがわまさはる

比例代表(東海)選出
立憲民主党・無所属
当選回数9回

中川正春の1998年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月21日第142回国会 衆議院 大蔵委員会 第3号
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○中川(正)委員 おはようございます。民友連の中川正春です。  順次、質問に入らせていただきます。  予算委員会でも今回の金融政策についてはそれぞれの立場から議論が進んでおりますが、その論点というか共通した論旨というのは、一つは、政府の政策の間違い、これがあったんだということ...全文を見る
○中川(正)委員 私はどうも残念でならないのでありますが、そうした現状のもう一つの背景として、不良債権の処理が進んできていなかった、それがのどにとげが刺さったように絶えずうごめいているということ。  そして、そのもう一つの背景として、今のいわゆる経済活動そのものの萎縮といいます...全文を見る
○中川(正)委員 国民の税金を注入するという前提は、この辺の自助努力というのが果たされて納得ができることであります。これはいずれにしたって政府を通じて金を流すわけですから、その意味で、何らかの体制をつくりながらどのようにリストラがされていくのかという、そのフォローしていく組織なり...全文を見る
○中川(正)委員 結果としてお金を流すかどうかというのは、今回特別の委員会をつくって決めますよ、こういうことですよね。ところが、そこに采配を国民が任すという前提なんですが、その国民自体は、この自助努力が目に見えてやはり納得をするという状況なんですよね。だとすれば、何らかの形でここ...全文を見る
○中川(正)委員 言いかえれば、リストラ努力がなければ資金注入もしませんよ、こういうふうに解釈していいわけですね。
○中川(正)委員 大臣、どうですか。さっきは官僚としての答弁なんだろうと思うのですが、しかし、国民の気持ちからいうと、ここのところが納得できないと、そんなに勝手に金を使ってもらったら困るわなということですよね。これは、それこそ政治が判断するところだと思うのです。そういう条件をつけ...全文を見る
○中川(正)委員 御懸念のようなことはないということは、十分に、いわゆる経営者の責任と銀行自体のリストラ責任、これを勘案して、その委員会が判断していきます、こういうことですね。
○中川(正)委員 次に、今回のこの政策を打ち出してきた過程と、その政策主体に対する国民の信頼、政府に対する国民の信頼、こういうところでありますが、これがないのだという事態ですね。  それは、一つには、先ほどから指摘の出ています大蔵省自体の不祥事、OBも含めてさまざまな問題が今噴...全文を見る
○中川(正)委員 なべて言えば、すべての今の行政、これまでの大蔵省のあり方に対する国民の不信感というのは、実は三塚蔵相自体に対する信頼感がどれだけあるかということに凝縮されてきているのですよね。そこのところを、どうぞひとつ肝に銘じて対応されたいと思いますし、思い切った、言うべきこ...全文を見る
○中川(正)委員 言いかえれば、債務超過分と不良債権の買い取り、この二つにこの資金を使う、こういうことですね。  次に、いわゆる健全な金融機関による吸収合併の場合には、公的資金はどのように使われますか。
○中川(正)委員 こういうケースが起きないと言われましたけれども、実際には、吸収合併の話をするときには、さっきの話、ディスクロージャーレベルでは債務超過になっていませんよ、こういう前提でいったのが、途中でふたをあけてみたら、これはもう完全に債務超過ですよというケースは出てきますよ...全文を見る
○中川(正)委員 それじゃ、その場合の優先株の買い取りについてはどうなるのですか、資本注入の方は。いわゆる受け皿金融機関に対する資本注入は。
○中川(正)委員 さっき、債務超過にはならないけれども十分な信用が確保できない金融機関の処理として、いわゆる健全な金融機関による吸収合併の話が出ましたが、その次には、いわゆる経営悪化金融機関同士の新設合併、これは前回の法案の改正のときに新設をされたスキームでありますが、この場合に...全文を見る
○中川(正)委員 優先株の買い取りについてはどうですか。
○中川(正)委員 もう一つ、吸収合併も新設合併もできないままに、そのままの形でずっと経営努力を重ねている銀行というのが存在するわけですね。これについてはどのように考えるのですか。これは優先株の買い取りで資本注入をすると考えるのですか。
○中川(正)委員 もう一回確認しますが、預金保険の発動とはなり得ないけれども、ということは、特例業務勘定ではこれは救済しないけれども、こちらの金融危機管理勘定の方ではどうなんですか。
○中川(正)委員 こうした金融機関以外に健全な金融機関があるわけですね。これに対しては、今回の法案はどのように解釈されますか。
○中川(正)委員 そうすると、先ほど整理された答弁を拝見しまして、その中で幾つかの問題点を指摘していきたいというふうに思うのです。  一つは、破綻銀行を解散させる場合というのは、これは預金保護、それを不良債権の買い取りという形でやって預金保護をしていきますよ、これははっきりと区...全文を見る
○中川(正)委員 次に、資本注入の方でありますが、こうして見ていますと、この優先株の買い取りというのは、吸収合併のケース、それからさっき言われましたが新設合併のケースも該当する、それから健全な金融機関に対しても該当する、こういう答弁であったのですが、これは基準はどこに持っていくの...全文を見る
○中川(正)委員 これは大切なことなんですよね。現在の経済状況の認識を金融危機だというふうに定義をするのは、局長じゃないと思うんですよ。大臣なんだというふうに思うんですよね。大臣はその認識なんですかということが一つと、それからもう一つは、これは二〇〇一年までの時限立法になっていて...全文を見る
○中川(正)委員 肝心のところが答えが全くなかったので、いつものことですが、残念です。  きょうちょっとここで観点が違うのは、危機対応。いわゆる金融危機という表現とシステミックリスクというのは、これは局長の方から、この金融危機の内容はシステミックリスクですよ、こういう話があった...全文を見る
02月04日第142回国会 衆議院 大蔵委員会 第7号
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○中川(正)委員 民友連の中川正春でございます。参考人の皆さんには御苦労さまでございます。  それぞれの立場で今必死に頑張っていただいておるわけでありますが、私たちも今の金融の現況というのを見ておりまして、一つは、本当に危機感を持ってこれに対応していきたい、そんな気持ちでもおり...全文を見る
○中川(正)委員 それぞれ説明をお聞きしておりますと、いわゆる学問的に言われるクレジットクランチというような意識よりも、営業方針の中で、先ほどのお話のように、それぞれ拠点になる地域、これが一番効率がよくてコストがかからないということでありますから、そこへ向いて資金を集めながら運用...全文を見る
○中川(正)委員 これについては、もう一つは、市場で資金を獲得するという手段があるということ、先ほど御説明がありまして、しかしそれにはコストがかかるという話でありますが、既に最近の報道で明らかなように、海外の市場でその資金を獲得し始めておる金融機関もあるわけですね。私たちも、その...全文を見る
○中川(正)委員 私も大賛成ですね。一律、横並びの対応はもうこの際はだめだというふうな基本的な自己責任の原則をここでも貫いていただきたいという気持ちで私もおるわけであります。  それから次に、それこそ肝心の自己努力の部分に話を移していきたいというふうに思うんです。  端的にお...全文を見る
○中川(正)委員 そういうお答えが国民にとってどういう印象を与えるかというのが、これが大事なところでしてね。  人材がいないというなら、こんなのは話にもならないわけですよ。実際いるわけですよね。なぜ大蔵省の人間が有用なのか、なぜ大蔵省からの天下りというのが人材として活用価値があ...全文を見る
○中川(正)委員 この問題、まだまだ何回も出てくるでしょうけれども、共通した問題意識として、官僚に対して民間がどう頑張っていくのか、ここが勝負なんですよ。これまでと同じような感覚で続けていくという証左なんです、さっきの答弁は、大蔵省に対しても。護送船団、なかなか抜け切れないよとい...全文を見る
○中川(正)委員 SアンドLのときには二十倍でしたか、アメリカの場合にはそれだけの保険料の上昇があったというようなデータもあって、私たちも、これはどこまで皆さん方の今の負担というのが本当に重荷になっているのかということ、こういう点を一遍客観的に翁先生に聞かせていただきたいところだ...全文を見る
○中川(正)委員 時間が来たようでありますので、これで質疑を終わります。ありがとうございました。
02月07日第142回国会 衆議院 本会議 第10号
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○中川正春君 私は、民友連を代表し、内閣提出の預金保険法の一部を改正する法律案及び金融機能の安定化のための緊急措置に関する法律案に反対し、民友連提出の預金保険法の一部を改正する法律案に対する修正案及び修正後の預金保険法の一部を改正する法律案に賛成する立場から討論を行います。(拍手...全文を見る
03月11日第142回国会 衆議院 大蔵委員会 第13号
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○中川(正)委員 やがて一つの党になってまいりますが、民友連の中川です。代表して質問をさせていただきます。  まず冒頭、三つの法案に入る前に、二つほど大きなテーマで議論をさせていただきたいというふうに思っております。  そのまず第一は、この間からこの委員会でも議論になっており...全文を見る
○中川(正)委員 プライバシーといいますか、それぞれ関連の企業に対して大きなダメージが与えられる、こういう理由でありますが、しかし、私はそれに対しても納得ができないわけであります。そういうことが言えるのであれば、この行政監察局の調査に対しても同じことが言えるはずであります。それが...全文を見る
○中川(正)委員 〇・一%、これはやがてその統計指標というのが出てくるのでしょうけれども、ちまたというか民間では、これがマイナス成長になっていくのではないかというさらに厳しい見方さえ出ておりますし、ことしに向かってはさらにその落ち込みがきつい状況になってきている、こういうことだろ...全文を見る
○中川(正)委員 そうした総論の中で、私はちょっと気になるところがありまして、それを日銀なりに御説明をいただきたいのです。  一つはマネーサプライなのですけれども、全体、総枠としては横ばいということなのですが、その中のM2プラスCDについては極端に上昇をしている、こういうことで...全文を見る
○中川(正)委員 この背景の中に、直接この間の勉強会で私も同じさっきの質問をしたのですが、担当者から返ってきたのは、これは実は投資信託の解約が今極端に大きくなってきている、こういう要因が第一にあるということ。これは、いわば先行き不安の中で、よりかたい預金の方へ向いて金が移ってきて...全文を見る
○中川(正)委員 こういう情勢を総合して考えていくと、勝負はまだこれからだということだろうというふうに思うのですね。この三月期の決算を乗り切るために、あらゆる手だてを講じながら、あるいは口先介入も含めて、全力を尽くしてきた。しかし、これはすべていわば応急処置の痛みどめを打ったとい...全文を見る
○中川(正)委員 去年からことしにかけて、そうした一つ一つの施策、二兆円の所得減税も含めてずっと見てきまして、効き目がないというか、ここというところで起死回生のものになっていない。これは本当にちまたで批判の出ているところですが、タイミングも遅いし、出し方もちょろちょろしか出てこな...全文を見る
○中川(正)委員 今のは、どう聞いても大蔵大臣見解じゃなくて、大蔵省見解という形で官僚の公式見解を棒読みされたような気がいたしました。非常に残念に思います。  いわば十三兆円というのは、これは政治決断だっただろうというふうに思うのです。しかし、それを実行していく中ですりかえが起...全文を見る
○中川(正)委員 次に、有価証券の取引税あるいは取引所税、先物、オプション取引関連の税率でありますが、これは理解できないのは、なぜ一気にやらなかったかということですね。これは半分だけに抑えている。なぜなんですか、これは。
○中川(正)委員 ここのところも、本来は政治決断なんだろうというふうに思うのです。いわゆるテクニカル上あるいはまたそれぞれの法案との整合性、これは役人の方の考えることでありまして、この四月から外為法が変わって自由化される、それに対して今の経済状況を見ながら、これは半分で残していく...全文を見る
○中川(正)委員 この問題も、従来から議論を積み重ねてきて、最終的には政治が決断をしていくところだろうというふうに思うのです。  そういう意味で、今、厚生省、大蔵省、自治省、それぞれそうした番号を使っていきたいという意向があるわけなんですね。それを、それぞれが別個に番号をつけて...全文を見る
○中川(正)委員 時間が来たようでありますので、これで質問を終わります。ありがとうございました。
03月19日第142回国会 衆議院 予算委員会第五分科会 第1号
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○中川(正)分科員 民友連の中川正春でございます。御苦労さまでございます。  私の出身は三重県の鈴鹿市でありますが、ここは花木中心に非常に活発に農業をやっていまして、花木、お茶、それから米というようなものの産地であります。  先輩から、この分科会というのは、とにかく地元の身近...全文を見る
○中川(正)分科員 この問題に突っ込んでいったら時間がなくなりますので、私の意見だけを申し上げます。  まず一番目の、いつまでかというのは、さっきの答弁で私も感じたのですが、これはやはり国の意思の問題だと思うのですよね。いわゆる需給ギャップがあるというものに対して市場原理をどこ...全文を見る
○中川(正)分科員 それこそ裁量行政ですよ、今言われている。私たちの言うことを聞かないから予算やらないよ、言うこと聞く聞かないというのは自分たちの基準で、物差しではかっている、これは裁量行政じゃないですか。そこのところが理解ができればそれはいいですよ、みんな納得していけば。  ...全文を見る
○中川(正)分科員 あえて反論すれば、北海道は市場メカニズムの中でそういう判断をしているのですよ。それの総意という受け取り方というのが、そちらに、いわゆる役所の方に都合のいい総意というふうにまとめていますけれども、現場へおりるとこんなものは全く総意じゃないという現実も、本当に真剣...全文を見る
○中川(正)分科員 現状はいいのだという認識と、それから将来に対してどうするかという認識の違いだと思うのですね。私は、このままでいったら必ず農業者が最終的にはえらい目に遭う。それが今の金融行政のそれこそ反省じゃないですか。そこのところをもう一回再考願って、将来を見て正直に施策をつ...全文を見る
03月20日第142回国会 衆議院 大蔵委員会 第17号
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○中川(正)委員 私は、民友連を代表しまして、平成十年度における財政運営のための公債の発行の特例等に関する法律案、法人税法等の一部を改正する法律案及び租税特別措置法等の一部を改正する法律案に対して、反対の立場から討論を行います。  まず、いわゆる特例公債法案について、反対する理...全文を見る
03月20日第142回国会 衆議院 予算委員会第三分科会 第2号
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○中川(正)分科員 おはようございます。御苦労さまでございます。民友連の中川正春です。  この分科会では、極力地元の事情を反映したようなきめの細かい質問というのがいいのです、言いかえれば、陳情を兼ねてやりなさいよ、こう先輩の方から言われたものですから、そんな気持ちで質問に入らせ...全文を見る
○中川(正)分科員 私は、実は今常任委員会は大蔵に所属をしておるのですね。これはそれこそ裁量行政の最たるところだ、護送船団方式を改めなければという議論が始まって、最初は大蔵省サイドもそのようなことを総論部分で非常に声高らかに議論をしておりました。ところが、一つそれが具体的に始まっ...全文を見る
○中川(正)分科員 それは、例えば基準財政額というのも、国の範疇の中で決めたものですね、これが地方自治体として必要な範疇ですよと。  しかし、これから、地方分権が言われていますが、それ以外に、地方自治体の創意工夫の中で、これも実は必要とみなされるものだというふうな項目、これは種...全文を見る
○中川(正)分科員 さっきお認めになったように、特別交付税というのはそういう要素をはらんでいる、こういうことですね。それがなぜ自治省の中で、交付税という枠組みの中でいわば用意をされなければいけないかということがはっきりしないのですね。  あらゆる緊急事態にということは、それぞれ...全文を見る
○中川(正)分科員 実は、もう具体的に進み始めているのですね、なし崩しに。というのは、例えば消費税一%地方へ回しましょう、これでバランスは崩れているはずなんですよ。そういうものに対して、ある程度将来のビジョンというのを見きわめながら、地方に対してどうなのかということを議論していく...全文を見る
○中川(正)分科員 終わります。
04月07日第142回国会 衆議院 大蔵委員会 第20号
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○中川(正)委員 民友連の中川正春です。  御苦労さんでございますと同時に、どうぞこれからよろしくお願いを申し上げたいというふうに思います。  今回の速水総裁の抜てきと申しますか、大事については、一般の、それこそ総裁に任期が来たから次に新しく就任をされた、こういうことではない...全文を見る
○中川(正)委員 精神論でお答えになりましたが、国民はもう精神論は実のところ飽き飽きしているのですね。そこのところがはっきりと示されて初めて速水総裁の存在価値があるのだろうというふうに思うのです。早急に自分なりの確固とした信念のもとで具体的な話をぜひしていただきたい、そんな総裁で...全文を見る
○中川(正)委員 残念なんですが、さっきから全く的確な答えが出てこないですよ。これはどうしたことかなということで私もかなり不安になってきているのですが、どうぞその辺、もう一回、腹を据えて答えていただきたいというふうに思います。  具体的に行きます。  さっきの話の延長にもなる...全文を見る
○中川(正)委員 今度コンプライアンス委員会をおつくりになるということで、その担当を藤原副総裁がなされる、こういうことであります。  先ほどの議論を聞いていただいて、藤原さんに改めてお尋ねをしたいのですが、これまでの日銀のあり方、体質、私は残念なことなのですけれども、速水総裁の...全文を見る
○中川(正)委員 そこで、もう一つお聞きをしたいのが、今進んでいるその内部調査ですね。先ほどのお話では、六百人に及ぶ調査と、そこからピックアップした者に対して何らかの処分をしていく、それを来週中に、こういうことであります。  これは一つは、さっきの話で、接待を受けたということと...全文を見る
○中川(正)委員 それも整理ができていないので、答弁がちょっとまたずれたのだろうと思うのですが、私が申し上げているのは、処分をした分だけではなくて、実際に現状がどうなっていたのかということですね。これの情報開示、これも含めて大切なことであります。その開示がなされて初めてこれからの...全文を見る
○中川(正)委員 もう時間が来たのでこれで終わりますが、どうぞ、何を期待されて皆さん方がそれぞれ今の地位につかれたかということ、この原点を忘れずにぜひ頑張っていただきたい。またこうした議論を重ねていきたいと私たちも思っております。頑張ってください。ありがとうございました。
04月09日第142回国会 衆議院 本会議 第27号
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○中川正春君 中川正春でございます。  私は、民友連、おかげさまでやがて民主党を代表いたしまして、一連の法案に対して質問を行っていきたいというふうに思います。  今、私たちの経済が立っているところは、デフレスパイラルのがけっ縁であります。本来、私たちが目指していたものは、表面...全文を見る
04月17日第142回国会 衆議院 大蔵委員会 第22号
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○中川(正)委員 民主党の中川でございます。きょうはどうも御苦労さまでございます。  先ほどの議論も含めまして、金融ビッグバンを論じるときには、投資家にとっていわゆる金融商品が広がる、あるいは業界にとっては、新しい競争の時代に入って相互乗り入れが始まってくる、こういう観点からの...全文を見る
04月23日第142回国会 衆議院 行政改革に関する特別委員会 第6号
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○中川(正)委員 民主党の中川正春でございます。  大蔵省あるいは財務省を中心に質問をさせていただきたいというふうに思います。
○中川(正)委員 はい。通告は、大蔵中心にやらせていただきたいというふうに思うのです。  総体的に、いろいろな目標を掲げて行革議論が出ております。基本的には、その中身の中で、国家の果たす役割、それを再定義していく。いわば小さな政府を目指していきながら、規制緩和や地方分権、そうい...全文を見る
○中川(正)委員 一般的なこれまでの議論とは多少違った解釈を大臣はされたようにも思うのですが、もう一つ、今回の不況の問題もあるわけですね。これも含めて、私は共通点があるのだと思うのです。政策の失敗に至る一つの共通点ですね。  それは何かというと、一つ政策にこだわり過ぎる。例えば...全文を見る
○中川(正)委員 なかなか私の言わんとする意図を御理解いただけないようであります。  私がもう一つ危惧しますのは、かつてから、大蔵省が膨らみ過ぎた、その中で主計局が突出し過ぎる、何もかも主計局の範疇の中で決まってくるじゃないかと。その偏りが、今回のいろいろな不祥事も含めた政策の...全文を見る
○中川(正)委員 それで、金融庁という形で与党三党合意というのは満たされた、いわゆる金融と財政の分離はこれで完成したのだ、そういう解釈なんですね。
○中川(正)委員 もう一回確認しますが、当初から話し合いが持たれてきたいわゆる与党三党合意というものは満たされて完成をしたのだ、そういう解釈なんですね。
○中川(正)委員 次に、金融について特にお尋ねをしていきたいと思うのですが、これが、それこそよく言われる裁量行政からルール型行政へ移っていく、こういう前提であります。  まず最初にお尋ねしたいのは、現在、いわゆる裁量行政の最たるものというのは、それこそ省令、通達、特に通達行政と...全文を見る
○中川(正)委員 お題目だけではなくて、具体的に体質を変えていこうと思うと、こうした通達に対してのいわゆる管理目標、それから、現在それをどのように整理をされていくかという、そういう前提の話があって当然なんだろうと思うのですが、それについてはどうでしょうか。
○中川(正)委員 そういう中身を変えていこうという流れが実際にでき上がってきておる。こういうことは、逆に言えば、ルール行政の受け皿の議論になってくるわけであります。  これまでもたびたび出ていた問題でありますが、いよいよこの六月から金融監督庁がスタートしていきます。これは、そう...全文を見る
○中川(正)委員 このままでいきますと、それこそ真っすぐにルール行政には持っていけない、しばらくはいわゆる業界というものを頼りにしていかなければいけないなということだろうと思うのですね、今の大蔵省からそのまま移っただけと、こういう形ですから。  しかし、将来にわたってはその機能...全文を見る
○中川(正)委員 私は、今回の行革論議の一つの大きな矛盾がここに内包されておるように思うのですね。国の役割を限定してスリムな形にしていくという方向が片方にあって、もう片方で裁量行政からこういう形でルール型行政へ変わっていく、規制緩和もしていく。そうなると、事後チェックというシステ...全文を見る
○中川(正)委員 そうすると、もう一度確かめさせていただきたいのですが、この一〇%の削減というのは、一律でそれぞれ一〇%の削減という意味ではなくて、ふやすところもあれば減らしていくところもある、それはこれからのそれぞれの議論ですよ、そういう解釈なんですか。
○中川(正)委員 非常に心配なものですから具体的に聞きますけれども、金融監督庁が、さっきの話では三百七十三人ですね、これよりふえるということもあり得るんですか、ケースによっては。
○中川(正)委員 過去はふえていますよ、過去は。  ここが大事なところ、これからの定員削減の議論をしていくのに基本になっていくことだろうと思うのですよ。だからもう一回聞きますが、過去はさっきの答弁でわかりました。この法案が仮に成立をしたということで、その以降、金融監督庁というの...全文を見る
○中川(正)委員 そうなりますと、では、なぜ一〇%なんだ、この一〇%を削減するという根拠は何なんだということが全くわからなくなってくるわけであります。  普通であれば、機能というものをはっきりさせる、その機能を全うするために何人人間が要る。今回の本当の行革というのは、この機能そ...全文を見る
○中川(正)委員 長官の御答弁を聞くたびに、本当に矛盾があらわれてくるのですね。この金融監督庁というのは、この六月からスタートなんですね。それの中身さえもしっかり議論しないで、これからですよということなんですよ。ましてやもっと先の話については、中身の話はないですねという答弁に聞こ...全文を見る
○中川(正)委員 その内部調査の発表については、もちろん、それこそ心の改まった大蔵省でありますから、すべてオープンにされるという前提でいいわけですね。
○中川(正)委員 大体何人ぐらいの規模になりますか。
○中川(正)委員 一般企業というか、いわゆる銀行のサイドは、日銀も含めて、相当広がりがあったということもありまして、これからの体制にコンプライアンス委員会をそれぞれつくって、内部チェックのしっかりした、いわゆる外部の人たちも入れて、それぞれ自己チェックができるようなシステムをつく...全文を見る
○中川(正)委員 もう一つお伺いをしたいのですが、これは天下りについてなんですけれども、一昨日のこの委員会で、橋本総理が、天下りを減らすために、現在の中央省庁のピラミッド形の人員構成を、今後は台形あるいは筒形に変えていく必要があるのではないかと思う、こんなふうに答弁をされました。...全文を見る
○中川(正)委員 総務庁長官、これは具体的に、今回の法案の前提として公務員制度はそのように配慮をされていかれるのですか。
○中川(正)委員 もう時間が来たようでありますので、最後にお願いだけしておきたいと思うのです。  先ほど指摘いたしましたとおり、私たちは、これは本当に、これからの日本の将来をこの法案によって非常に大きく左右する、それほど大事な法案だと思っております。それだけに中身の議論が本当に...全文を見る
04月28日第142回国会 衆議院 大蔵委員会 第23号
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○中川(正)委員 民主党の中川です。  これから一時間余りでありますが、時間をいただきまして質問をさせていただきたいというふうに思います。  本格的な質問に入る前に、先ほど、それぞれ政府委員の皆さん方から今回の処分に対して言葉がありました。  私自身は、先ほどのお話を聞いて...全文を見る
○中川(正)委員 もっと議論は進めたいところがあるのですが、時間が限られていますので、もう一つだけ大臣にお聞きをしたいのです。  先ほどの答弁を聞いていましても、何といいますか、そつのないというか、恐らく御本人はみんなそれなりに一生懸命考えてやっていられるのだろうと思うのですが...全文を見る
○中川(正)委員 民間ということだけじゃないのですよ。さっき四人の皆さんがそれぞれの弁でいわゆる自己反省をされたように、一つの仕組みというか構造的な部分が今回の不祥事の中にはあったのだ、それは裁量行政、通達行政という流れの中で業界を律していこうとしていたそのこと自体を基本的に考え...全文を見る
○中川(正)委員 自分の職務を間違っておられませんか。私が尋ねたのは、大臣みずからがそれをやっているか、やっていないかという話じゃないのですよ一そうじゃなくて、大臣の配下にある官僚群が、金融だけじゃなくて、そうした構造の中に巻き込まれている可能性があるかないか、その点について調べ...全文を見る
○中川(正)委員 大臣の自慢話はよくわかりました。しかし、さっきのお話のように一遍調べてみる……(松永国務大臣「いや、具体的に指示……」と呼ぶ)具体的に出ているじゃないですか、マスコミで。(松永国務大臣「マスコミじゃなくて、先生が調べてこうだと言わなければ」と呼ぶ)
○中川(正)委員 いずれにしても、これはまた同じような轍を踏んで、同じような繰り返しがあって、それが具体的に出てきたときには、言っておきますけれども、今度はもう一回大蔵省がやられるのですよ、中核のところで。だから、それを同じように繰り返すのか、それとも事前に大臣の決断によってこの...全文を見る
○中川(正)委員 物事を予見して経済対策を立てていくという大蔵大臣の職務からすれば、さっきの答弁は非常に失望をせざるを得ないというところであります。これは、これからの問題としてまだまだ大蔵省のためにもやっていかなければならないというふうに思っています。  さてそこで、通告をさせ...全文を見る
○中川(正)委員 さっきの答弁を聞かせていただいておると読んでいただいてないような感じがするのですが、いずれにしても、私が改めて説明をさせていただきたいというふうに思います。  それぞれ先ほどのお話のように訴訟の対象になっておってという物の見方もあります。そういう観点で見る見方...全文を見る
○中川(正)委員 大臣、外部に対する検査はうわさだけでも聞き取りをするのですよ。さっきのは理解していただけましたか。飛ばしのうわさがあるから、だからこうした内部調査で聞き取りをやったのだ、こういう答弁でしたが、外部に対してはそういうスタンスを持っているのですよ。さっきの話、どうぞ...全文を見る
○中川(正)委員 きちっとした調査というのが、今回の話を聞いていると、聞き取りといいますか、申告なのでしょう。ちゃんと処理をしたのかどうかというのを申告しなさいというそういう意味なんでしょう、調査というのは。
○中川(正)委員 通常はそんなものは調査と言わないのですよ。それは報告しなさいということなんでしょう。
○中川(正)委員 この山一のレッスンというのは痛いほどわかっていると思うのですよ。こうやって、報告しなさいといったら虚偽の報告が上がってくる、これに対して本格的ないわゆるルールでいくということであれば、検査監督機構が働かないとこれはもう表に出てこないんだ、絶対に出てこないんだとい...全文を見る
○中川(正)委員 どうですか。答えられないでしょう。これは、一つ一つの通達はそのときそのときの議題をとらえて出しているのです。けれども、トータルで見た場合に整合性がないし、それで、結局業界を一つの方向へ向いて追い込んでいくというようなことが結果的に起こったということ、これが大きな...全文を見る
05月08日第142回国会 衆議院 労働委員会 第13号
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○中川(正)委員 民主党の中川正春でございます。時間をいただいて少し議論をさせていただきます。  法案の議論に入る前に、常々私は大臣に一度お聞きをしようと思っていたのですが、ゆうべも職員の皆さんに質問の聞き取りに来ていただきまして、熱心にそれこそ取り組んでいただいています。私は...全文を見る
○中川(正)委員 その上に立って、今回の労働基準法の改正の趣旨、大まかにはそれこそ産業構造あるいは世界のグローバル化等々に合わせていく形で環境も整えていくという趣旨なんだろうと思うのですが、一遍改めて、その時代背景をどういうふうにとらえておられるのか、その流れのどこをとらえて今回...全文を見る
○中川(正)委員 大臣、前段の部分はわかりました。しかし、これから具体的に議論をしていきたいと思うのですが、法案の中身に入っていきますと、後段の部分、いわゆる選択肢が広がっていく、それを選んでいく過程の中で、労働者自身が不利益をこうむらないような社会的な枠組みをつくっていく。恐ら...全文を見る
○中川(正)委員 具体的に話に入っていきます。  まず、裁量労働の方でありますが、今度の改正で新たに企画、立案、調査というものが追加をされて、この範疇が拡大をされたということが一つありますが、この企画、立案、調査というのは、これは具体的にはどういうことをいうのですか。私たちの感...全文を見る
○中川(正)委員 普通の法律と違って、ここのところがもう一つはっきりしないのですよね、さっきお聞きしただけでも。  さらに、恐らく指針という形で特定されても、例えば本社業務といいますけれども、中小企業もいっぱいあるわけですから、中小企業の中で具体的に、例えばノルマをかけられて営...全文を見る
○中川(正)委員 そこで、本当に守られていくのかどうかというところが問題になってくるわけでありますが、私の見方でいけば現在も守られていない。それに対して範疇を広げるということは、ますますそれを助長していくことになって、逆に労働者にとっては、それに対してのいわば労働条件の担保という...全文を見る
○中川(正)委員 いわゆる過半数を占める労働組合のある場合にはその代表、これはいいと思うのです。ところが、残念なことに労働組合の組織率は、統計でいきますと二二・六%なんですね。ということは、ほとんどがさつきおっしゃられた民主的な方法で選ばれた労働者の代表、こういうことですね。 ...全文を見る
○中川(正)委員 選挙のほか挙手。挙手というのは何なんですか。
○中川(正)委員 そこの部分は行政指導なんですか、それとも省令ですか。法律の中には書いてないのですね、そこまで。
○中川(正)委員 一般的にこれまでの諸手続、いわゆる労働省関係の諸手続で、労働者が代表として絡んでくる場合のものというのは非常に形式的なことが多かったのですね。さっきのような形で、選挙を本当にさせて、あるいは労働者を集めて挙手で選ばせてというふうな手続を必ずとらなければいけません...全文を見る
○中川(正)委員 それは行政サイドの精神論だと思うんですよね。私たち大蔵委員会で議論していると、それこそ行政指導ということを主体にした裁量行政を今否定し始めているわけなんですけれども、そういう意味からいえば、この労使委員会をこういう形でつくって、さっきの歯どめ議論もそうですが、事...全文を見る
○中川(正)委員 いい御指摘をいただきましたので、はっきりその辺の流れを言いますと、基準法で決めるのは、トータルな労働時間の枠組みをまず決めなきゃいけないじゃないか、こういうことなんですよ。それがルールなんですよ。そのルールの中で裁量的にそれぞれが選択をしていくという幅をつくって...全文を見る
○中川(正)委員 これは本来もう少し時間をかけて議論をする方がいいのだろうというふうに思います。  せっかくもう一つ考えてきたものですから、あと十分しかないのですけれども、次の質問に移りたいと思います。  次は、時間外労働でありますが、これもはっきりしないのですね。労働大臣が...全文を見る
○中川(正)委員 国際公約で千八百時間ということを片方日本の国は目指しているわけでありますが、その流れからいくと、さっきの、もとが四百五十時間だからその三百六十時間は縮めたじゃないか、こういう議論ですけれども、国際的に見るとそれ自体恥ずかしいぐらいの時間だというふうに私は解釈をす...全文を見る
○中川(正)委員 残念なことなんですけれども、時間が来てしまいましたので、またの機会に譲りたいと思うのですが、総トータルでいいまして、ぜひ考えていただきたいのは、時代背景の中で社会の仕組みも変わってくる、あるいは少子・高齢化という、その基盤自体が変わりつつある。そんな中で法を変え...全文を見る
12月03日第144回国会 衆議院 財政構造改革に関する特別委員会 第4号
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○中川(正)委員 おはようございます。民主党の中川正春でございます。  きょうは大分寒くなりまして、北海道も雪が大変なようですけれども、こういう師走を迎えて、国民としては、経済の状況それから資金繰り等々、非常にせっぱ詰まった思いといいますか、将来に対する不安を抱えながら年を越し...全文を見る
○中川(正)委員 私たちもその党内議論を見ておったわけでありますが、私の解釈はちょっと違うんですね。  小渕総理が橋本政権に次いで政権を担ったという過程の中では、小渕さんのスタンスというのは、橋本政権の政策を引き継いでいきますよというスタンスでありまして、ほか、候補者として自民...全文を見る
○中川(正)委員 そういう切り返しというのは年の功なんだろうとまずは感心をするところですが、しかし私は、その姿勢というのが国民に対する政治不信というのを今醸し出しているんじゃないかということだと思うんですね。  さっきのような切り返し、あるいはさっきのような説明を国民にすると、...全文を見る
○中川(正)委員 大臣自身の責任問題の答弁が抜けました。
○中川(正)委員 そこまでおっしゃるのであれば、これはやはり国民に対しても、政治はこうして責任をとるんですよと、それを示すべきだというふうに思うんですね。このままでいったら、では何でもありか、一体、日本の政治に最終的に責任をとるのはだれなんだ、こういうことになりますよ。この件に関...全文を見る
○中川(正)委員 こういう流れで政治が行く限り、私は、この国は海外に対しても意思表示ができないだろうというふうに思っております。わからないんですね、何を考えているか。  そんなことを指摘しながら、我々も精いっぱいそれに挑戦をしていく準備を重ねていく、これしかこの席で私自身が歯ぎ...全文を見る
○中川(正)委員 九二年以降、そういった意味では百兆円を超える経済対策を立てているんですね。それをずっと繰り返してきて現在の状況なんですよ。そうなると、さっきの麻薬の例からいったら、もうこの国は麻薬中毒になっているんじゃないか。その中毒を繰り返すことによって、逆に、構造改革がおく...全文を見る
○中川(正)委員 そこをもう一つ違った観点からお話をさせていただきますと、この補正予算の中身というのが報道されてから、ではマーケットはどのように反応しているのか、あるいは国民はそれをどう受け取っているのか、こういう見方が大切なんだろうと思うんですね。これは結果的にどうかというと、...全文を見る
○中川(正)委員 同じ観点で企画庁長官にもお伺いをしたいのですが、どうですか、経済企画庁としては、いわゆる国の借金の上限というのはどの辺なんだというふうにお考えでしょうか。
○中川(正)委員 私、国会の合間に地元に帰りまして、今現場をそれこそ確認をするという意味で歩いておりました。その反応というのは、私のところは自動車産業それからコンビナート、こういうものを中心にした鈴鹿市、四日市市、三重県なんですが、その雇用情勢というのが非常に不安になってきており...全文を見る
○中川(正)委員 私の表現の仕方が不十分だったのだと思うんですが、構造改革というのは、本来はバブルが崩壊してからすぐに手をつけなければならなかったということ、これは皆が今反省していることですね。それがずっと先送りされて、その間に経済の状況がどんどん悪くなってきた。それで、今の時点...全文を見る
○中川(正)委員 当初の六十兆円という枠に対して、さっきの数字というのは非常に違うんじゃないかという感覚がするんですけれども、どういうふうにそこのところは解釈をされていますか。  ということは、別な言い方をすれば、六十兆円という枠を想定しなければならないくらいに業界全体として大...全文を見る
○中川(正)委員 時間が来たようでありますのでまとめだけさせていただきますが、さっきの金融監督庁の答弁でも、やはり変わっていないんだなという感じがするんです。変わっていないというのは何かといいますと、さっき言いましたように、景気というものあるいは経済運営というものが、構造改革をし...全文を見る