中川正春

なかがわまさはる

比例代表(東海)選出
立憲民主党・無所属
当選回数9回

中川正春の2001年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月22日第151回国会 衆議院 憲法調査会 第2号
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○中川(正)委員 民主党の中川正春でございます。  きょうはありがとうございました。非常に刺激的に聞かせていただきましたのと同時に、正直、私自身も自分がどこまでわかっているのかわからないという分野でございまして、そういうことを前提にしながら、私自身の頭の中を整理するためにも少々...全文を見る
○中川(正)委員 パテントを外したということで、アメリカのコンソーシアムやヨーロッパのコンソーシアム、この情報が共通になったのかどうかということです。
○中川(正)委員 次に起こってくるのが、さっきの、解析をしてそれが何を意味するのかということ、その価値を付加した上でパテントをどうするかということだと思うのですね。  今の流れからいくと、アメリカは、もう現にコンピューターで付加価値をつけたものはパテント対象にしますよというとこ...全文を見る
○中川(正)委員 最後の質問になると思うのですが、アイスランドで今大騒ぎをしているということを聞きました。  これはさっきの、それぞれのゲノムの解読というか、機能を解読していく上で、国家が自分の国の民族の特質の情報を一般企業に売って、一般企業が請け負った形で統計的な部分、いわゆ...全文を見る
○中川(正)委員 時間が来たようでございます。ありがとうございました。
02月27日第151回国会 衆議院 財務金融委員会 第4号
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○中川(正)委員 おはようございます。民主党の中川正春でございます。  不正常ながら予算委員会が続きまして、それに答弁に立たれた皆さんも、あるいはまた攻めている野党の方も、もっと言えば国民自体が、もううんざりしてきているんじゃないかということであります。総理の問題、あるいは村上...全文を見る
○中川(正)委員 私も大枠では賛成なんですが、今のタイミングと、それから、本来はこれは当然、今までそれを放置してきたということ自体が間違いであって、もっと早くにこの部分についてしっかりと手をつけていかなければならなかったということだと思います。  そこで、もう一つ事実関係をはっ...全文を見る
○中川(正)委員 私は、今この不良債権の問題というのは、二つ三つ、その切り口といいますか観点があるのだろうと思います。  一つは、さっき基本認識を示されましたが、金融庁の認識と、一般のエコノミスト、投資銀行、それから世界の見る目、これに非常に大きな乖離があるということですね。そ...全文を見る
○中川(正)委員 要は、現実のマーケットがどうかということだと思うのですよね。現実のマーケットは、残念なことに、これは本当に残念なことなんですが、さっきの金融庁の話を前提に動いているのではなくて、それぞれが分析をしたもっとシビアな大きな額を前提にしながら動いているということ、ここ...全文を見る
○中川(正)委員 公的資金は前提にしていないということですね。これはひとつ確認をしておきたいというふうに思います。見方によれば、その程度の償却なのかという見方もできるでしょうし、もう一方では、金融庁、認識が甘いよ、そんなことではマーケットがやはり反応しないよと。今本当にちまたで持...全文を見る
○中川(正)委員 さっきのような話では、なかなか参議院選挙はできないですよね、これは。国民にとって具体的に、私の党もそうです、民主党もそうですが、私たちもはっきりとしたその辺の道筋を示して、そして自民党の方からもそれを示す、それによって国民に選択をしていただく。あるいは心の準備、...全文を見る
○中川(正)委員 最後に一つだけ指摘をしておきたいと思います。  今、民間の金融機関というのは、よく言われているように、貸出総額は縮んできている。ということは、リスクを回避し始めている。それに対して、何を買っているかといったら、国債を買っているということですね。これは改めて説明...全文を見る
03月01日第151回国会 衆議院 予算委員会第二分科会 第1号
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○中川(正)分科員 民主党の中川正春でございます。先ほどの島議員のお話に続きまして、市町村合併、地方分権あるいはまた住民投票についてお尋ねをしていきたいというふうに思います。  まず、市町村合併であります。  先ほどもいろいろ議論が続いていたようでありますが、ひとつここで、ち...全文を見る
○中川(正)分科員 問題は、そこまでは総論でみんなそんなことだなとわかるんですが、じゃ、具体的にどうなんだということが出ていないから問題なんですね。私もそれなりに出してみた、そこがないことには説得力のある話ができないということで。  それともう一つは、むちの方だけをきかせていく...全文を見る
○中川(正)分科員 本当にまた改めてやりたいですね。こういう形で一つ一つ詰めていく、民主党としても一つの対案、対案というより、そっちの案が出ていないのだから、民主党の案をしっかり練り上げて提案もさせていただきたいな、こんなふうに思います。  もう一つ、今度は住民投票に入っていき...全文を見る
○中川(正)分科員 きょう、実は午前中、スイスの地方自治について、直接民主主義と言われていますが、勉強していたんですけれども、さっきの大臣の考え方と全く逆なんですよ、スイスはおもしろいんですよ。  直接民主主義、住民総会、これは本当にさっきでいうと人口が二万人前後、もっと小さい...全文を見る
○中川(正)分科員 いや、そこも議論を混乱させているんだと思うんですよ。この間の吉野川可動堰でもそうですが、市町村なり県なりというのがやれる部分、その権限の中で住民投票をやる部分と、国の政策に対して住民投票をしてその賛否を明らかにする部分ともちろん法的根拠は違いますよ。  だか...全文を見る
○中川(正)分科員 またやりましょう。ありがとうございました。
03月02日第151回国会 衆議院 財務金融委員会 第7号
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○中川(正)委員 私は、民主党・無所属クラブを代表して、政府提出の平成十三年度における公債の特例に関する法律案及び租税特別措置法等の一部を改正する法律案に反対し、法人税法等の一部を改正する法律案に賛成する立場から討論を行います。  まず、特例公債法案に反対する理由を述べます。 ...全文を見る
04月12日第151回国会 衆議院 本会議 第24号
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○中川正春君 民主党の中川正春でございます。  税理士法の一部を改正する法律案に対して質問を行いたいと思います。(拍手)  森総理が実質、退陣表明をされました。きょう、私の質問は、まさに幻の内閣、蜃気楼に対して質問をすることになります。このことに対して非常に憤りを感じておりま...全文を見る
05月17日第151回国会 衆議院 総務委員会 第14号
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○中川(正)委員 民主党の中川正春でございます。お許しをいただいて、質問をしていきたいというふうに思います。  小泉内閣は快進撃をしていますが、その所信表明をお聞きしても、構造改革を中心にして、やるべきことはやっていきますよというその意気込みは私たちも評価をしたいと思います。た...全文を見る
○中川(正)委員 その話だけだと総論で終わって、ああ、それだけのことかという話になりますので、大臣、大臣の経歴からしても、自分がこのポストについたからには任期の間にこれだけはやると。特に今回は財源移譲、それから地方自治体そのものが国以上に財政的に危機的な状況にあるということも踏ま...全文を見る
○中川(正)委員 大臣の方から税財源の移譲というのが具体的に出ました。さっきの推進委員会、もっと中身が固まっているんだろうと思って、私もその中身をこの際に聞かせていただきたかったんですが、さっきの話ではまだこれからですよということなので、時間のむだなものですからそこは省きます。 ...全文を見る
○中川(正)委員 初めて、六、四を一、一にしたい、こう言われましたが、また我々の政策が丸取りされたなというような感じがします。  一つは、さっきの話を聞いていると、景気に対してはいわゆるニュートラルなんですよね。大臣のさっきの話では、財務省的な考え方と違いますよ、中の構造を変え...全文を見る
○中川(正)委員 いや、もう総論はいいんですよ。ちょっと認識が間違っておられるようですが、既に二級河川とか公営住宅とか、そういう枠組みで統合化されていまして、いくんですよ。私の感覚からいったらもっといかなきゃいけない。  例えば公共事業、いわゆる町づくりに関連したものということ...全文を見る
○中川(正)委員 実は、私たち、そういう考え方で、五年以内に補助金と負担金を統合補助金化してしまおう。カテゴリーとしては、例えば福祉とか公共事業あるいは教育、そういう形で五つぐらいのカテゴリーで統合化してしまおうということを考えております。これは法案を出していきますから、ぜひ賛成...全文を見る
○中川(正)委員 そちらの方の準備が整っていないので、こうやって聞いていてもなかなか具体的な話にならないんですよね。そこが問題なんですよ。  総論で幾ら言っても、その中身が、こんな形で今からですよ、今からですよという話になれば、これはいつまででも今からですよと言い続けられるんで...全文を見る
○中川(正)委員 いや、そんなことを聞いているんじゃないんですよ。そんなことを聞いているのじゃなくて、もともと自治省は本当に面倒見がよかったわけですね。それで、各自治体、とにかく至れり尽くせりで、経済対策事業でいろいろ公共事業を流しても、その裏負担も将来は交付税で負担しますよとい...全文を見る
○中川(正)委員 一つ認識のずれがあると思うんですよ。マーケットはかなり深刻なんですよ。もう一回点検してみてください、これはそれぞれ新聞に、表にしっかり出てきていますから。完全に値崩れしています。  それから、BIS規制の国際的な議論の中で、日本の地方債も格付をもとにしながらリ...全文を見る
05月31日第151回国会 衆議院 財務金融委員会 第13号
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○中川(正)委員 続きまして、民主党の中川正春でございます。  通告に従って質問していきたいと思うのですが、その前に、午前中にもちょっとお話が出ていましたが、塩川大臣、非常に快調に飛ばしておられまして、なかなか思い切ったことをそれぞれ言っていただいておるということ、このことにつ...全文を見る
○中川(正)委員 私は、大臣に二面性があると思うのですね。片方、受けているところは、やはり本当に素直に自分の思っているところをぐっと出してもらう、あるいは具体的な政策まで踏み込んでこられる、そこがいいところだと思うのですね。  しかし、もう一方で、忘れたとか、それから間違いだっ...全文を見る
○中川(正)委員 そういう素直さを少し詰めてみたいというふうに思うのです。  さっきの答弁は全然素直じゃないですよ。あれはもう全く、国民がこれから本当のところを知っていかなきゃいけない部分でありまして、それを一枚めくるとこうなんだというふうにならないように警告をしておきたいと思...全文を見る
○中川(正)委員 もう一つ、今、税を基準よりも付加して取っていますね。これについてはどうなんですか。
○中川(正)委員 ということは、ここで確認させていただいたのは、いわゆる税源、税を取る方、税の体系についてはなぶらないということですね。それでいいのですね。
○中川(正)委員 では、今度は歳出の方でありますが、今の歳出の大枠というのは道路五カ年計画に規定をされています。その目的で、道路として使いなさい、こういうことですね。これまでの発言の中では、小泉総理も含めて、例えばそれを、都市計画の方であるとかあるいは鉄道関連の運輸の方であるとか...全文を見る
○中川(正)委員 法で改正するときにはトータルで一般財源化していく、こういうことですね。  そこで、十四年分、ことしの分なんですが、そういう形で関連の方にこれまで以上に回していく。逆に言えば、道路財源を減らしていくということになるわけですね。すると、五カ年計画自体が、またこれを...全文を見る
○中川(正)委員 相当な額とは、例えば半分ぐらいという意味ですか。
○中川(正)委員 そこのところをはっきりと、やはり大臣が指針を示すことだというふうに思うんですね。それでないと、恐らく次の議論に進まないだろうというふうに思うんです。  いつそれをはっきりと打ち出すということでありますか。
○中川(正)委員 きょうは本当は竹中さんもここに参加をしてもらうようにというふうにお願いをしたんですが、これまでの慣例の中でと、こんな慣例はないんですね。それぞれの関連する大臣というのは、ここでは特に経済諮問会議というのはこういう形で問題になってくるわけであります。これからぜひち...全文を見る
○中川(正)委員 よろしくお願いします。  次に、地方交付税、これも具体的に話をさせていただきたいというふうに思います。  今のイメージでは、大臣の気持ちの中には、基準財政需要額をへこますということが、かつて話の出た地方交付税を減額するということの意図なんですか。そこは具体的...全文を見る
○中川(正)委員 さっきのお話ですと、交付税に対するいわゆる国の負担分、これをこれ以上は持ち続けることができないから、この分に見合うものをやめる、いわゆる負担しないということなんですか。
○中川(正)委員 そうすると、国の負担分を一兆円減らしていくということですね。国の負担分というのは、もっと言えば交付税と国庫負担金、それから補助金、この三つですね。この三つを合わせて、トータルで一兆円地方財政計画からマイナスします、こういう理解でいいのですね。
○中川(正)委員 その後、大切なのは、全体の見直しの前提になる財源移譲だと思うのですよ。この財源移譲が基本にあって初めて、いろいろな意味での見直し、特に交付税はむだなところがたくさんあったという議論がかつてありましたが、そういうことになるというふうに思うのですね。  そこで、実...全文を見る
○中川(正)委員 私は順番が逆だと思うのですよ。  さっきのお話だと、もう過疎地については、あるいは農村部については国が面倒を見ていけないよということですね。だから一緒になりなさい、いわゆる大きな自治体になっていきなさいよと。そうすると、そういう意味では、国のかわりに核になる、...全文を見る
○中川(正)委員 例えば東京都の提言なり、あるいは今地方分権推進委員会の中で神野さんあたりが具体的に言っておられますが、所得税の何%か、神野さんは一〇%ということを言っていますが、これを住民税に置きかえていって、それで地方財源としていく、こういう形の財源強化、いわゆる地方財源を確...全文を見る
○中川(正)委員 民主党としては具体的な政策をまとめつつございまして、さっき申し上げたように、最終的に税源の方では、所得税も含めてその他新しい税、それから消費税もその対象に含みながらこれを地方税源化していく、地方に移していく。だから、所得税を一〇%削って、それを地方の、所得税の場...全文を見る
○中川(正)委員 これは大臣、不一致ですね、片山総務大臣と。向こうの方は、もうはっきりと一対一にしますということを明言しているのですよ、総務相としては。どうなのですか。
○中川(正)委員 そこがずるいところなのですよ、大臣の。そんな切り返しをしないで、まともにやりましょうよ、まともに。どうなのですか。
○中川(正)委員 大臣、頼みますから勉強してください。さっきの議論の中で、独立した自主財源すべて一〇〇%で地方自治を運営するとだれも言っていませんよ。片山大臣でさえ一対一と言っているのですよ。国と地方自治が半分ずつだという話なのですよ。そこから始まっている。だから、当然それを調整...全文を見る
○中川(正)委員 それだったら賛成と。それでは、賛成していただいた上でもう一言、これはどうですか。税源移譲ということに対して、財務大臣としてはどういうスケジュールで、もう片山さんは一対一でやると言っているのですが、どういうスケジュールで財務大臣はやるのですか。
○中川(正)委員 肝心なところになると、もうひとつぼけてしまうのでやりにくいところなのですが、どっちにしたって、もう一度議論を整理していただいて、閣内でまず整理していただいて、そのスケジュールを早く打ち立てていただくということ、これが大切なことであります。  さらにこの議論を深...全文を見る
○中川(正)委員 当初の話と大分変わってきているのですね。  私たちがこの議論を始めたときには、株の持ち合い解消で株がたくさん出てくるから、それを自分で買い取って、それで株価の維持をしようじゃないかということ、これがそもそものこの議論の発端であったように思うのですが、このことを...全文を見る
○中川(正)委員 これもちょっと議論をしていこうと思ったのですけれども、もう時間がないので、私なりの所見といいますか、これを評価をしますと、結局、新株を発行していくというのと、持ち株で、いわゆる自己株でやっていくというのと、結果的には企業会計上は効果は同じなんです。  というこ...全文を見る
○中川(正)委員 ということは、緊急経済対策には、もともと目指していた株価を何とかしようということに対しては、これは余り効果がないということだと思うんです。そのところを、せっかく出てきたものだから何とか理屈を合わせて説明しようというその努力が見られたということだと思いますので、そ...全文を見る
○中川(正)委員 それぞれ民民で借金チャラにする話をしているんです。これは国民の信頼を全く崩しているんですよ、この公的資金の中で。だから、それに対して最終的にどう考えておられるのか。
○中川(正)委員 終わります。
06月06日第151回国会 衆議院 財務金融委員会 第15号
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○中川(正)委員 民主党の中川正春でございます。民主党、午前中から引き続きまして、質問をさせていただきます。  塩川大臣、事前にちょっとこれは通告がしていなかったのですが、基本的な話なので御所見を伺いたいのですけれども、ことしの予算で開発あるいは研究という分野で、TMD、NMD...全文を見る
○中川(正)委員 大臣自身はどうお考えなんですか。
○中川(正)委員 しかし、予算はつけておられますね。これについてはどういう基本的な考え方においてつけておられるのですか。
○中川(正)委員 いや、ちゃんと答えてください。そういうことを聞いているのじゃなくて、やはり予算をつけている限りは、それに対する考え方というのはあると思うのですね。その辺、大臣としてどうなんですか。
○中川(正)委員 ぜひ閣内でもこれは議論すべきだと思うのですね。野党も含めての話ですが、この辺の基本というのが本当の議論が抜けているために、日本が自立できないということだというふうに思っております。そのことを指摘しながら、その背後の日本の構造みたいなものを、これをしっかりと自覚し...全文を見る
○中川(正)委員 法的には保証していないけれども、財政的な措置の中でその信用力の裏づけを国がしているんだ、こういうことだと思うのですね。それに間違いはないのですか、塩川大臣。
○中川(正)委員 それでは、それをもう少し具体的に質問をしていきたい。  というのは、先般から交付税を見直していくという議論がこれあり、あるいは道路財源もそうですが、地方に係る財政について非常に不安定なといいますか、先の見えない議論が続いてきております。特に大阪なんかを見てわか...全文を見る
○中川(正)委員 まず、交付税制度のお話が先ほど出ましたが、これは前回の発言で、次の予算で一兆円減額をしていくというふうなお話をされましたけれども、その後は具体的にどういうことになっていくのですか、交付税は。
○中川(正)委員 ということは、いわゆるナショナルミニマムを保障するための地方交付税じゃなくて、いわゆる財政調整をしていくような性格のものに変えていく。ということは、財政調整ですから、実質全体の交付税の量というものは下がっていく、少なくて済んでいくということ、こういう理解でいいの...全文を見る
○中川(正)委員 次に、交付税特会の話をさせていただきたいのですが、これは三十八兆円、これはもっと、まだふえていきますね。四十二兆円になっているのかな。どちらにしても、この返済をどのように国は考えていくのか。  私は、ちょっと古いデータで恐縮なんですが、九九年のときに三十八兆円...全文を見る
○中川(正)委員 きょうの話はわかりました。しかし、将来これをどう清算していくかということは、さっきの答弁では新しい法律をつくる。新しい法律をつくるということは、これは今の国と地方の債務のルールじゃなくて、別個これは国が責任を持ってやっていきますよ、その返済全部かぶりますよ、こう...全文を見る
○中川(正)委員 次に、地方財政計画と地方債の関係なんですが、これも、過去三年、四年見ていると、地方財政計画に基づいて地方は、それぞれ各自治体乗っていくわけですけれども、どうも税収見積もりの狂いというのが大きく出てきていますね。これは、年間大体一兆円から三兆円ぐらいのオーダーで税...全文を見る
○中川(正)委員 三兆円レベルが多少という話ではないと思うんですよ。ここが不安要素といいますか、信憑性がなくなってきているということですね。これについて問題意識をやはり持つべきだと私は思います。  それから次に、さきのお話で、財政的にバックアップしていますよということの中に財政...全文を見る
○中川(正)委員 さっきのを聞いていただいて、答えにならなかったと思うのですよ。  実際は何が起こっているかというと、ごまかしているんだと思うのです。この率にならないように、これは現実的にデータを見ればはっきり出てくるのですが、周辺の団体を見て、逆に工夫をしながら、いわゆる飛ば...全文を見る
○中川(正)委員 そういう側面もありますけれども、現実は構造的な部分というのが非常に大きいと思うのです。  一つは、これはよく指摘されているように、国の緊急経済対策や何かで補正予算でどんどん押し込みましたね。それに対して各自治体がついてくる。ついてくるためには、交付税措置でその...全文を見る
○中川(正)委員 委員長の先ほどのコメントなんですが、本質がわかっておられないと思うのです。財政の担当者としてはこの議論というのは大事な話だと思うのですよ、心外ですね。
○中川(正)委員 だから、しているじゃないですか。  次に、改めてお伺いをしたいのですが、財政投融資の関係です。  現在、地方へ向いて回っている分、地方債を買い上げている分ですね、これが全体の六割にいっていると私は理解しています。民間ではかせているのが四割なんですね。これが今...全文を見る
○中川(正)委員 ちょっと私がお尋ねしたことと答えられたことの意味が違うのですけれども、要は、こんな形で国が先にまで手を伸ばして、地方債を支えているという姿があるわけですね。いわゆるできレースみたいなものがあるわけですね。これを今度の財投改革の中で改革していきながら、そこを切って...全文を見る
○中川(正)委員 最後に、地方自治体の公営事業会計、あるいは外郭団体、あるいはまた第三セクターの問題があろうかと思うのですね。これがそれぞれ、毎年報道されておるように、破綻ということが始まってきていますね。  統計でいきますと、公営企業地方債の残高が五十五兆円あるのですね。それ...全文を見る
○中川(正)委員 ということは、自治体がその中でコミットをした分については、これはさっきの、総務省の基本理念みたいなものが言われていましたけれども、いわゆる財政制度の中で、国の財政の中でしっかりと支えていく。それを国が保証する。いわゆる法的には保証しないけれども、実質的には保証す...全文を見る
○中川(正)委員 そんな、出発点で極端な話はないと思うのですよ。それぞれ、あのころのリゾートのかかわりの中で開発をしてきた当時の市町村長というのは、住民ニーズ、それから国のリゾート法という法の体系、それの中で三セクという形でやって、国もそれを承認しているわけですね。一つ一つリゾー...全文を見る
○中川(正)委員 これが、恐らく今の進め方でいくと一挙に膨れ上がってくるだろう。というのは、片方で、金融の方で一つ一つの処理をしていこうじゃないかという動きがある。それに対しての相手先として、こうした問題がある。それはやはり、国の流れの中でこれから出てくるということですね。  ...全文を見る
○中川(正)委員 私は、この論議は最悪の方向へ行っているんだと思うんですよ。というのは、さっきはっきり言われましたけれども、国は地方の借金分まで全部見ますよ、財源の保障しますよ、こういう答弁でしたよね、さっき。(塩川国務大臣「いやいや、保証はしない」と呼ぶ)いや、法的じゃなくて、...全文を見る
○中川(正)委員 その話を進めていったら、リスクウエートは変わってくるのですね、こっちに。今度は金融のサイドの柳澤さんの議論になるのですよ。そこのところを整合性を持って、これは本当に難しい判断だと思うのです、どっちかで判断しなきゃいけないことだと思うのです。それを今、難しい話を両...全文を見る
○中川(正)委員 現実はもっと厳しいものになってきているということと、それから、自治体はつぶさない、大きな銀行はつぶさない、特殊法人はつぶさない、これはみんな言っていたのです。これは順番に来ていますね。順番に現実が押しかけてきて、そういうことが言い続けられなくなっているのですよ。...全文を見る
06月08日第151回国会 衆議院 法務委員会 第16号
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○中川(正)委員 民主党の中川正春です。  引き続き議論をさせていただきたいというふうに思うんですが、最初に、ちょっと確認といいますか、お尋ねをしておきたいのです。  今回のこの法案というのはなぜ議員立法という形で出てきたんですか。普通であれば、こういうのは審議会にかけて、こ...全文を見る
○中川(正)委員 ちまたで聞こえてくるところは、どうもこれは筋が悪い。専門家に言わせると商法が曲げられているというふうなことがあって、しかし、選挙対策用としてはやらなきゃいけない、その中でこうして議員立法をとらざるを得なかったというふうな理解を私はさせていただいたのです。  さ...全文を見る
○中川(正)委員 全く答えになっていないんですが、聞いたってなかなか本音はおっしゃらないでしょうから、そういうことにしておきます。  そこで、急いでというところをもう少し聞いていきたいんですが、さっきから聞いていますと、相沢さんと金子さんと、ちょっとニュアンスが違うんですね、急...全文を見る
○中川(正)委員 たしか相沢さんは株式市場の活性化という表現をされましたが、どっちにしても、もう一つ基本認識として、今の株式市場をどういうふうに理解をするかということ、これも一つ基本認識をはっきりさせていかなきゃいけないことだというふうに思うんですね。  一般的には、株のボリュ...全文を見る
○中川(正)委員 問題意識は共通だと思うんですよ。放出させなければならないということがあり、結果としてそれは市場へ向いて株が出るわけですから、価格ということ、これは全体のシステムとして考えていかなければいけないということ、そこは共通した形になると思います。  そのもう一つ前に、...全文を見る
○中川(正)委員 その共通認識の上に立って議論をしますと、どうも今回の金庫株の意味合いがわからなくなってくるんですよ。  というのは、本来は消却をすべきところなんですよね。もともとねらいというのは、証券市場の活性化という漠とした話だけで、本音のところがなかなか出てこないんですが...全文を見る
○中川(正)委員 MアンドAの場合は、新株発行するといったって、とったりやったりですから、トータルで変わらないんだと思うんです。  その議論じゃなくて、もう一つ言えば、ここで一番必要なのは、魅力のある市場と、それから市場に対する信頼だと思うんですよね。  いかに信頼を市場につ...全文を見る
○中川(正)委員 どうですか、相沢議員、すべてアメリカの方式でなくてもいいと思うんですが、少なくとも、もう少し独立性を持たせて機能的にやっていく、そのような方向というのは、いわゆる証券市場が大切なだけに大事なことだと思うんですよね。今、金融庁の下にいて、一つの本当に小さな部署だけ...全文を見る
○中川(正)委員 企画立案までそれに入れ込んで証券取引等監視委員会を見直していくというのは、これは政府・与党の共通意思なんですか、個人的な話ですか。(谷口議員「個人的」と呼ぶ)個人的な話なんですね。頑張ってください。  私が言っているのは、さっきのような目的であれば、一つは、一...全文を見る
○中川(正)委員 もうこんな答弁はやめさせなさいよ、与党。何とかしてくださいよ。こんなのでは進みませんよ。
○中川(正)委員 なかなか、現実的なというか、具体的な話が出てきませんから、この際、全くの目的の自由化ということじゃなくて、さっきから言われているMアンドA対策であれば、MアンドA対策をそれに追加して、セーフ・ハーバー・ルールも含めて入れておいて、証券取引等監視委員会、これの方向...全文を見る
○中川(正)委員 いや、さっきから聞いていたら、皆さん、株価対策じゃないと言うんでしょう。金庫株で持っている必要がないんだ、それはMアンドA対策なんだということでしょう。だったら、それに限定したらどうですか。  それで、自由化するということは、さっき言ったように、インサイダー取...全文を見る
○中川(正)委員 いや、出口の規制、株主の意思を反映していくということ、これについては別に反対していないですよ。大いにそれは入れたらいいじゃないですか。  ただ、目的を限定させていくということでないと、逆に市場の信認というのはこれでさらに崩れますよ、何のためにこれをやっているん...全文を見る
06月14日第151回国会 衆議院 憲法調査会 第7号
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○中川(正)委員 民主党の中川正春でございます。  この一年余り、憲法調査会に席を置いて、憲法を論じるという機会を与えていただきました。日常の政治活動の中に憲法がいかに反映されなければならないか、あるいは、我々、おのずと憲法の原点に戻っていってこの国の形を考えていくということ、...全文を見る
○中川(正)委員 きょうはたまたま中川という名前が続きましてややこしいんですが、私は、民主党に属しています中川正春でございます。  陳述人の皆様には、本当にありがとうございました。こうやって地方へ出てきますと、本当に実感のこもったといいますか、実のある御意見をいただくということ...全文を見る
○中川(正)委員 ありがとうございました。  もう一つ、同じ、個人ということが大切だという観点から笹山神戸市長さんにお尋ねをしたいんですが、大震災の後の一つの大きな議論としては、個人に対する支援、いわゆる自立支援、当初は個人補償という名で議論が始まったわけですが、最終的には支援...全文を見る
○中川(正)委員 ありがとうございました。  最後に、貝原知事さんにお尋ねをしたいんですが、私たちも、連邦分権国家、こういう政策を掲げてやっていますけれども、その中で迷いがあるのは、県のあり方、ここなんですね。これを連邦制にしていくということは、司法権も含めて県に分権化していく...全文を見る
○中川(正)委員 ありがとうございました。
06月26日第151回国会 衆議院 財務金融委員会 第18号
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○中川(正)委員 民主党の中川正春でございます。上田委員に引き続いて質問をしていきたいと思います。  先ほどから、経済財政諮問会議の答申について議論が出ておりました。やはり議論すればするほど、これはもう少し総括的に、全体として論点をはっきりすべきだということを改めて思います。 ...全文を見る
○中川(正)委員 だから議論をしていきましょうと、一言、一番最後に言わなきゃいけなかったのです。  だから、委員長、改めて要望させていただきたいと思うんですが、この問題について、ぜひこの委員会でもやっていただきたい。それから、議運の方で予算委員会開くべしということを、この委員会...全文を見る
○中川(正)委員 機会があったらというのは何ですか。(発言する者あり)まあ、そんなことだというふうに思っております。  続いて、丸谷政務官がちょっと早目に退室をされるということでありますので、私は女性に優しいものですから、ちょっと順番を変えて、こちらの方から質問をさせていただき...全文を見る
○中川(正)委員 なかなか今の段階ではっきりした方向性が出ていないということが共通した答弁なんだと思うんですね。  これは関税ということになるわけですが、これだけそれぞれ各省庁入り組んでいて、問題が出てくるごとにその省庁の基本的なベースが変わってくる、そういう対応を今日本の政府...全文を見る
○中川(正)委員 いや、産業界というんじゃないと思うのですね。これはやはり政府の中の、あるいは国会も含めて私たちの議論だというふうに思います。  さっきの海外へ向いての生産拠点の移転の話にしても、かつてはアメリカやヨーロッパから過剰な日本の輸出を責められて、それで、消費者のとこ...全文を見る
○中川(正)委員 失礼ですが、それは戦略とは言わないのですね、そのレベルでは。両方うまくやっていきましょうというだけの話だと思うのです。  だから、FTAを使って日本が何を目指していくのかというのをはっきりさせる。例えば、アジアに対してブロック化を意識しながら、ヨーロッパやアメ...全文を見る
○中川(正)委員 この法案そのものの構成が、まさに言われたとおり、親企業といいますかいわゆる民間事業者の資格と、それから経営の健全性、そういうものを確保しながら、銀行業務のリスクというのをそこでしっかり確保していこう、こういう観点というのはよく見えるんですよ。  ところがもう一...全文を見る
○中川(正)委員 そこのところは、精神論で終わるんじゃなくて、この法案が最後まで行く前にぜひ具体的に出していただきたいというふうに思うんですよ。そういう前提がないと、先ほどからもいろいろ具体的な話が出ていましたが、これまで以上にリスクは高くなるし、繰り返すんだろうというふうに思う...全文を見る
○中川(正)委員 これは一番最初の話に戻るんですが、この問題だけに限ったことじゃなくて、共通したところがあるんですよね。政策としてお題目は出るんですが、その中身の実効性というのがこれまで担保できなかった。日本の行政システムそのものがそうした形でパフォーマンスが問われている、こうい...全文を見る
○中川(正)委員 これは形の上のデータということだと思うんですね。これの実態がどうなっているのか。どれぐらい債務超過に陥っている三セクがあって、具体的に地方自治体が関与しながら話し合いの中に入り込んでいる実態というのは、どのようにとらえておられますか。
○中川(正)委員 いや、少ないということはないでしょう。二兆六千三百十四億、これが、損失補償をしていて、補償しなければならない。これが破綻、いわゆる問題がある第三セクターというのをどの程度つかんでいるかということだと思うんですが、さっきの話では、ほとんど問題ないという意味なんです...全文を見る
○中川(正)委員 だから、実態はどれぐらいなんですかというふうに聞いているわけですよ。
○中川(正)委員 いや、損失が生じていないということはないでしょう。もう破綻処理に入りながらあちこちの自治体で話し合いがあって、それで社会問題化しているんですよ。それはどういう認識なんですか。
○中川(正)委員 いや、実際に赤池町がそうでしょう。これは唯一なんですかね、まだ。そういう破綻処理じゃないけれども具体的に財政再建団体として指定されているのは。もう始まっているんですよ。  もういいです。私がお願いしておきたいのは、これは総務省の方で、実際、それぞれの第三セクタ...全文を見る
○中川(正)委員 いや、質問をすりかえている。もうこれ以上は議論しても仕方ないけれども、監督するとかせぬとかというような話じゃないんですよ。そうじゃない。地方自治体がこれから健全に財政を維持していく、あるいは再建をしていく上に、この第三セクターという問題が、これは無視して通れない...全文を見る
○中川(正)委員 前回これを議論したときに、柳澤大臣の方から、地方自治体はキャッシュフローがちゃんとあるから、いわゆる元があるから大丈夫なんだ、こういう認識の中で、例の地方債のリスクウエートを議論したときに、そういう根拠づけの中で大丈夫だ、こういう話だったと思うんですね。ところが...全文を見る
○中川(正)委員 その議論に沿って申し上げると、今回の経済財政諮問会議で出てきた地方分権論あるいは財政移譲論等々のその根底にあるのは、それぞれがパートナーとしてやっていきましょうということだと思うんですよね。それをきっかけにしながら具体的な議論が始まってくるという解釈でいいわけで...全文を見る
○中川(正)委員 もう少し話が見えないんですけれども、その具体的なというのは、具体的には何をいうんですか。
○中川(正)委員 最後に、総括的にお尋ねをしたいんですが、これは冒頭私が今回の諮問会議の中での欠けている部分として指摘をしたところなんですけれども、いわゆる危機管理。  これは不良債権の議論をするときにいつも出てくる話なんですが、いわゆる十二・六兆円をベースにして政策を立てるの...全文を見る
○中川(正)委員 最後に指摘をしておきますが、さっきの緊急事態に対して本当に知りたいのは、システミックリスクの定義なんですよ。いつからそれが始まるんだ。例えば、長期金利、もう一つ上がるんじゃないかどうなんだ、そういう話だとか、あるいは九月の決算期、本当に各銀行はいけるのか、株価が...全文を見る
09月21日第152回国会 衆議院 財務金融委員会 第2号
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○中川(正)委員 民主党の中川正春でございます。  先ほど皆さんと一緒に黙祷をささげさせていただきましたが、このテロという問題について、改めて犠牲者の御冥福をお祈り申し上げたいというふうに思います。同時に、先ほどもちょっとお話が出ましたが、ここで世界のそれこそセントラルバンクが...全文を見る
○中川(正)委員 国際的には、今回のテロの資金というものが金融市場の中で確保された可能性がある、その中で、各国、協力をしながらその調査に入ろうじゃないかというような話もあり、これは直接日銀に、どんな形でそれが貢献できるのかということ、これもあろうかと思いますし、それからもう一つは...全文を見る
○中川(正)委員 そういう状況を踏まえて、次に具体的な政策論議を、先ほどは鈴木委員の方は大分アカデミックにやっていただきましたけれども、私の方は、どちらかというと、国民のサイドから見ていてどうも理解できないところがある、もう一つ中央銀行として役割が十分に果たせていないんじゃないか...全文を見る
○中川(正)委員 恐らく、日本銀行でさえも平時のときの政策手段というものと、それからいわゆる危機管理、緊急事態のときの政策手段というのはおのずと違うんだろうというふうに思うんですよ。どうも今の状況でいくと、政府サイド、特に私なんかも含めて、これから全体としては日本も危機管理の体制...全文を見る
○中川(正)委員 最近、「プリンシズ・オブ・ジ・エン」というんですか、ヴェルナーさんの書いた本がちょっと話題になっていまして、あちこちで専門家に読まれているようであります。いわゆる日銀謀略論というやつなんですけれども、私は、日銀が意図的に、構造改革を起こすために、前川レポートを実...全文を見る
○中川(正)委員 ややこしいことを考えずに、そこに金があるからということで単純に日銀にこれしてくれと頼めるとすれば、もう本当に、国民のサイドから見たら、あれだけ不良債権の処理をしようという形で今それぞれが乗り出してきている。それに対して、これ以上国債発行、いわゆる公的資金というも...全文を見る
○中川(正)委員 それが健全なんだろうと思うんです、健全という意味からいえば。恐らくそういう答えを私も期待していたんですよ。  しかし、それは平常時でありまして、戦後のいろいろな歴史をひもといて、日銀の状況、いわゆるセントラルバンクとしてのいろいろな手だてを見ていると、緊急対策...全文を見る
○中川(正)委員 時間が来てしまいましたのでこの辺で質疑を終わっていきますが、お願いしたいのは、少しこの経済の状況の受けとめ方にしては、この今の現状に対しては、余りにも平常時と変わらないような説明、それから余りはっきりさせない、自分の立場を考えていく、批判を怖がり過ぎるということ...全文を見る
10月17日第153回国会 衆議院 財務金融委員会 第2号
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○中川(正)委員 ただいま議題となりました決議案につきまして、提出者を代表いたしまして、案文を朗読し、趣旨の説明といたします。     銀行法等の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案)   政府は、次の事項について、十分配慮すべきである。  一 金融機関に対する国民の目...全文を見る
10月25日第153回国会 衆議院 憲法調査会 第2号
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○中川(正)委員 民主党の中川正春でございます。同じ中川が続きますが、よろしくお願い申し上げたいと思います。  護憲的改憲論という一つの軸というのは私も非常に共鳴するところでありまして、恐らく、今この調査会の中の議論の大勢の中で、もしそれが憲法の精神を生かして政治的に本当に可能...全文を見る
○中川(正)委員 その辺をもう少し深めてみたいんですけれども、時間の関係で、次に、具体的に、憲法九条と、先ほど先生の解釈の中で、特に周辺諸国との関係、この辺をもう少しお伺いしたいんです。  今、国会で、自衛隊派遣をめぐるいろいろな議論があるんですが、先ほど、日本の本音というのは...全文を見る
○中川(正)委員 ありがとうございました。
10月31日第153回国会 衆議院 財務金融委員会 第5号
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○中川(正)委員 それでは、続けて質問をさせていただきたいと思います。  先ほどのマターがそのまま結論を得ていないような形で中途半端になっていますので、もう一回確認をしたいのですが、本人に聞くこともしない、調べることもしない、そういう意味なんですか。それとも、調べたけれども答え...全文を見る
○中川(正)委員 一般論と、それから今度のこの特定の問題とをすりかえていられるように思うんですね。  というのは、この問題が始まったというのは、これは新生銀行からウォールストリート・ジャーナルへ向いてこの情報が漏れて、漏れてというよりも意図的にそれを運んでいって、それで、政治家...全文を見る
○中川(正)委員 その政治家の問題はいいのですよ、政治家の問題は、それは答えたということで私たちも了解しています。  しかし、もう一つ、個々の企業に対して、それを殺すか生かすかということを行政が具体的に指示をするということ、このことがあってはやはりならないのだというふうに思うの...全文を見る
○中川(正)委員 それは、まあ善意に、うまく理屈をつけたというだけのことですよ。今調べなければいけないのは、そういう理屈をつけた状況でさえこれはルール行政から外れている。もともとそうした護送船団で、行政の指示に基づきながら一つ一つの整理をしていこうじゃないかというそんな話はもうや...全文を見る
○中川(正)委員 それは余りにも頼りない話じゃないですか。少なくとも、政治家というのは関与していなかったということを言い切るのであれば、そのことは、それなりのアクションをとるべきですよ、ウォールストリート・ジャーナルに。  まず、ここから片づけていきましょう。どうですか。
○中川(正)委員 ちょっと意味がわからないですね。もうちょっと、ちゃんと説明してください。
○中川(正)委員 まずここのところで私は承服できないのですね。男でしょう。ちゃんとそれは反論しますよと言ったらどうですか。そういうことがなかったとはっきり言っているんだから、ここで答弁しているんだから、これはパブリックで。これがどうしてできないのですか。
○中川(正)委員 済みません。ちょっと私、事務局の話を聞いていたので、もう一回答弁してください。何と言われたのか。
○中川(正)委員 委員会に後でその文書といいますか、その中身を提出してください。これは委員長、いいですね。
○中川(正)委員 いや、協議するのだったら直接大臣に聞きますよ。こんなこと協議しなくていい話ですよ。委員長から、提出しなさいと言ってもらったらいいだけの話ですよ。
○中川(正)委員 大臣。
○中川(正)委員 そのときそのときで答弁がぶれてくるので、それからいくと、さっきの話に対して反論したのではなくて、たまたまほかのものがあったからそれとあわせて、これが理屈になるのじゃないか、そんな返事じゃないですか。それはもう本当に情けない。しかし、その資料を見せていただきたいと...全文を見る
○中川(正)委員 だから、大臣はこれは調べなくていいと言っているのでしょう、何かいろいろ長いこと言われたけれども。どうなんですか。
○中川(正)委員 おかしいじゃないですか。さっき、それぞれが交代をしなければ認めないという話をしていたわけですから、私の時間というのはそのまま残っているわけでしょう。交代しているわけじゃない。(発言する者あり)
○中川(正)委員 十五分で。十五分ですよ。そんなばかな。私が用意してきた質問はまだ全部残っている。
○中川(正)委員 了解できないですね。  それで——海江田さん、これで終わりだと言っているのだ。十五分しかないと言っている。(発言する者あり)
○中川(正)委員 では、さっきの話でいくと、大臣はその中身を調べるということについては、これはやるということなんですね。やった上で、それをディスクローズするかどうかということについては、これは約束できない。しかし、中身によってはそれはディスクローズする必要があるわけですよね、中身...全文を見る
○中川(正)委員 だから、その話になるとまた堂々めぐりになるわけですよ。  私が言っているのは、ここで挑戦されているのは金融庁の方なんですよね、信頼性が。信頼性が挑戦されているのは金融庁の方なんです。だから、普通で考えたら、金融庁の方が進んで情報をディスクローズして、何もなかっ...全文を見る
○中川(正)委員 だから、こういう状況なんだから、やはりこれは、もともと私たちが求めていた森さんを直接ここに出して話をするということが、スムーズにいったことなんですよ。だから、そういうことを含めて、もう一歩進んだ話にしてくださいよ。こんなことで日本の金融庁そのものがますます怪しい...全文を見る
○中川(正)委員 そのことを改めて確認をしながら、これはもう森さんを呼ばざるを得ないというふうな今の論議の中で、改めて理事会でこのことについて結論を得ていきたいということだと思いますので、委員長、この問題についてはよろしくお願いをいたします。  そこで、今度は、私の本来の質問を...全文を見る
○中川(正)委員 今この経済の状況、きょうの新聞の論調を見ていますと、五・三%の失業率を抱えて、相当この経済に対する危機感というものが醸成されております。今あちこち客観的に情報が入ってくるのを見ますと、どうも大臣、孤軍奮闘していられる。三十兆円のことしの枠、これを守っていくべきだ...全文を見る
○中川(正)委員 それに対応して、自民党の中からは、二次補正で公共事業をもう一回やるべきだ、こういう形で今議論があるようでありますが、この考え方に対しては、聞いていただいていましたか、さっきより、二次補正で公共事業を積み上げろ、この考え方に対しては大臣ははっきりと、これはそういう...全文を見る
○中川(正)委員 時間が終了したようでございますので、残念ですが、ここで終結をしたいというふうに思います。ありがとうございました。
11月06日第153回国会 衆議院 財務金融委員会 第6号
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○中川(正)委員 租税特別措置法等の一部を改正する法律案に対する修正案の提案理由説明をいたします。  ただいま議題となりました租税措置法等の一部を改正する法律案に対する修正案の提案理由は以下のとおりであります。  現在、我が国の証券市場改革の最大の課題と言われる個人投資家の市...全文を見る
11月21日第153回国会 衆議院 財務金融委員会 第9号
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○中川(正)委員 民主党の中川正春でございます。  私自身の質問に入る前に、塩川大臣に一つお願いをしたいんです。  さっき大臣そのものもおっしゃったように、河村委員の質問がここ何回か、同じことを繰り返しながら、なかなかその十分な資料提供というのがすぐに出てこない。それで、がり...全文を見る
○中川(正)委員 もうこれもわかった上でのお話だと思うんですが、公権力というのは、そんな具体的に、税務監査に入るぞとか、あるいは税というものに対して厳しく取り立てるぞとか、そういうことを具体的に言ってそれであっせんをする、そんな意味合いじゃないんです。税務署が物を言ってくるという...全文を見る
○中川(正)委員 世間一般には、非常に金融庁に対する物の見方というのは厳しくなってきていますね。これは大臣が、閣僚の中でも議論するたびに、孤立感というのを今味わっていられるんだろうというふうに思います。その背景は何かということを、私は二つほどあるというふうに思うんですね。  一...全文を見る
○中川(正)委員 先ほどの数字を見ていただいたとおり、これは非常に速いテンポで倒産件数が膨らんできている。額も、もう一兆四千、五千、恐らく二兆円に届いていくんでしょう、このままであるとすれば。  ここのところの厳しさ、これは一般の企業から見たら、金融庁がバランスオフということで...全文を見る
○中川(正)委員 大分大臣の論理構造がわかってきました。  しかし、マーケットはどっちで動くかといったら、今は金融庁で動いていないんですよ、これはマクロで動いている。これが一つ。  それからもう一つは、ミクロの積み上げが破綻し始めているんですよね。マイカルの問題、これから特別...全文を見る
○中川(正)委員 午前中に引き続きまして進めていきたいというふうに思います。  先ほど、その個別の積み上げの議論と、それからマクロの政策判断ということ、この話が出ましたが、基本的には政治が判断する基準というのはマクロであってもらいたいというふうに思うんですよ。  それで、例え...全文を見る
○中川(正)委員 その辺の議論をもっと詰めたいんですが、時間の関係で結論の方から言わせていただきますが、本来は、そうした検査をまた別な基準でやっていくということ、これと同時に、本当はマクロ手法で、引当金の基準値を上げるということであるとか、あるいはそれに対して銀行の収益がついてい...全文を見る
○中川(正)委員 最後に、触れるべきところを触れていきたいんですが、さっきのモラルハザードは、これは入れ方が悪いんですよ。責任を問わずにいいところだけとらせたというその政府の姿勢、これは私たちがもともともくろんでいた資本注入とは違う形で運営をされたということでありますし、また、長...全文を見る
○中川(正)委員 その前提を一つ二つ確かめていきたいんですが、三十兆円の枠ということをみずから小泉総理はこだわっていたわけでありますが、このこだわりはこれでなくなるんですか。三十兆円の枠を超えるという前提で二次補正を組むということなんですか。それとも、それにはこだわっていくという...全文を見る
○中川(正)委員 本当に悔しい思いがにじみ出ている答弁だったと思うんですよね。聞きようによっては大変なことを大臣、言っていられるなというふうに思うんですよ。これは言葉じりをとるわけじゃないですけれども、恐らく、今そういうふうな閣僚の皆さんの判断に基づいてやっているとすれば、やはり...全文を見る
○中川(正)委員 みずから大した効果はないと言われているのですから、本当にこれは政治的なキャンペーンの中で二次補正というのがやられるのだということ、みずからそういう御答弁だったというふうに思います。  最後に申し上げますが、こういうときに、さっきも国家戦略の話が出ましたが、例え...全文を見る
12月06日第153回国会 衆議院 憲法調査会 第5号
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○中川(正)委員 民主党の中川正春でございます。  どうも私が最後らしいということでございます。  この一年は、日本のあるべき姿を私たちは求めてきたような議論であったんですが、私の原点も、何とか日本に国家の意思、戦略、そんなものが形成されるべきだ、その意思が外から見ていて日本...全文を見る
12月13日第153回国会 衆議院 財務金融委員会 第14号
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○中川(正)委員 きょうは珍しく時間どおりに進んでおりますが、民主党の中川正春です。続けてやらせていただきたいというふうに思います。  冒頭、一つ確かめておきたいといいますか、認識を統一していきたいところがあるんです。  というのは、今、私たちは地元に帰りますとそれぞれ同じ立...全文を見る
○中川(正)委員 先ほどの議論のもう一つ前提は、ここ数年来の我々の構造改革の基本の問題があって、それはオーバーバンキングであり、そしていわゆるケーパビリティー、供給の能力というのが必要のないところにバブル的にあったということ、これを何とか縮めなければいけないという作業ですね。この...全文を見る
○中川(正)委員 そうした総論部分ではいつもきれいにいくんですけれども、現場の話になると、これはさっきから五十嵐さんからいろいろ指摘もされていましたけれども、相当狂ってくるというか、運営部分で絶えず揺らぐというところがある。そこが一番日本の政治に対する信頼性というのが崩れてきてい...全文を見る
○中川(正)委員 その後、新生銀行には十月四日付で業務改善命令を出していますよね。この内容は、中小企業向けの問題、これをやわらかくやりなさい、こういうことですよね。  これは、この新生銀行に限ったことじゃなくて、今、都銀、どこも中小企業に対して同じような問題を持っているんです。...全文を見る
○中川(正)委員 後の部分はいいんですけれども、先の部分というのは、これは格好つきませんよ。  というのは、要注意先債権です。もともと資産査定がいかに甘かったか。これは政府の責任の中で資産査定をしたわけですから、これが強調されると返事のしようがないでしょう。基本的には、要注意先...全文を見る
○中川(正)委員 そういう話をされればされるほど、はたで聞いていて恥ずかしいような形になりますよ。  この間議論したマイカルなんかもそうじゃないですか。これは譲渡時には正常先、破綻時でも要注意先、それで大問題になった。こんなことはほかにもあるだろうという話になってから特別検査を...全文を見る
○中川(正)委員 二つのことを申し上げたいと思いますが、今の、三年間で不良債権をきれいにしていこうという話からいきますと、これまでの地方銀行の経緯、不良債権比率そのものがだんだんふえてきている。十二年度で七・三%だ、こういうように。まだふえる、毎年ふえるんですね、これは。こういう...全文を見る
○中川(正)委員 私は逆だと思うのですよ。  今一番問われているのは、銀行が不安定になっているのです、これは。その不安をまず抑え込むという作業なんですね。さっきの話だと不安をあおり立てているのですよ。もしこの中で地方自治体、県民の方としては、対象になっている銀行がうまくいくもの...全文を見る
○中川(正)委員 毎回私もこの問題で大臣の話は聞いていますので、そんな発想なんだろうと、大臣の頭の中で。  ただ、その前提があるのです。大臣の話がうまくいくにはその前提がある。それは何かといったら、それぞれの今の日本の銀行が、大臣の思っているように、商売ができて収益が上げられる...全文を見る
○中川(正)委員 それがこれまでの公式見解だったのだろうと思うのですが、私は、今日本の経済がこういう局面になったときに、もう少しこれを戦略的に見なければいけないのじゃないかというふうに思うのですよ。  というのは、大まかに、大きな流れだけ何十年というスパンの中で見ていくと、一九...全文を見る
○中川(正)委員 そうすると、為替を輸出と輸入のバランスだけで見て、あるいは輸出超過、黒字がたまってくるからこれは円は強くなければならない、それが自然な形なんです、それでいいんだ、こういうことですか、さっきのお話は。
○中川(正)委員 そこのところはちょっと大臣と見解が違ったところだというふうに思うんですが、どっちにしたって、もう一つ、この輸出入については、これは構造が変わってきている。日本が黒字体質で続けられるということはもう限界が来ていますので、そのうちにこれは変わっていきますねということ...全文を見る
○中川(正)委員 時間でありますので締めくくりますが、そうなると、人為的に金利を下げ続けるということ、このこと自体にもうそろそろ限界が来るということは見えてきているんですよね。それだけに、私たちの来年の予算案に対する緊張感と、それから金利を上げていく、上げていくというよりも上がっ...全文を見る