長島昭久

ながしまあきひさ

比例代表(東京都)選出
自由民主党
当選回数7回

長島昭久の2013年の発言一覧

開催日 会議名 発言
04月02日第183回国会 衆議院 安全保障委員会 第2号
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○長島(昭)委員 民主党の長島昭久です。  今国会初めての質問の機会を与えていただきまして、ありがとうございます。  今、同期の中山泰秀さんの質疑を聞いておりまして、特に冒頭のくだりは本当に感銘を受けました。  私も、初当選のころから、外交や安全保障には与党も野党もない、あ...全文を見る
○長島(昭)委員 外務大臣の訪米については、あす、恐らく外務委員会で質疑の機会があると思いますので、そのときに改めて伺いたいと思います。  最初の百日間は非常に順調だというふうに申し上げましたが、順調なときほどやはり気の緩みが出かねないので注意していただきたいんですが、岸田外務...全文を見る
○長島(昭)委員 外務大臣の御発言ですから、ぜひ緊張感を持って、注意をしながら今後は発言していただきたいと思います。  セオドア・ルーズベルトというアメリカの大統領、二十世紀の初頭、アメリカを世界国家にした大統領で有名ですが、彼がよく言った言葉に、スピーク・ソフトリー・キャリン...全文を見る
○長島(昭)委員 大臣、ぜひそこは頑張っていただきたい。財務省ががたがた言っても、このお部屋にいる安保委員会の委員は皆、外務大臣の応援団であります。この点についてはしっかり取り組んでいただきたいというふうに思います。  それでは、本題に入りたいと思います。  在外邦人の保護、...全文を見る
○長島(昭)委員 大臣のお立場ですから、余り踏み込めないというのはよくわかりますが、問題意識を共有していただいたということで多としたいと思います。  そもそも、軍隊による実力の行使を、武器の使用か、武力の行使か、この二つの概念に一々分けているのは日本だけですから、こういう特異な...全文を見る
○長島(昭)委員 国籍が不明だという場合、武器の使用をする際に相手方が何者であるかということを把握する、例えば、国または国に準ずる組織であるかないかということを一々確認して、相当な理由がある場合でも武器の使用をせざるを得ないのかどうか、その点についてお尋ねしたいと思います。
○長島(昭)委員 すなわち、相手が国または国に準ずる者であるかどうかということは関係なく、外形的に日本船舶に対する攻撃が認められ、それを制止するために例えば警告射撃をするとか、そういうようなことを含めて武器の使用が許される、こういうことだと理解をさせていただきました。これは当然の...全文を見る
○長島(昭)委員 つまり、外形的に、今にもその市民が襲われそうになった、こういう状況が視認されれば、相当な理由があれば武器の使用は許されるということであります。  その際に、その武器の使用に当たって、一々、相手方の国籍を確認したり、職業を確認したり、あるいは主義主張などを調べ上...全文を見る
○長島(昭)委員 そういうことなんですね。犯人、加害者が、つまり、国なのか、国に準ずる者なのか、外交官なのかどうなのかなんということは一々調べないで、外形的な判断でやるんですね。  海の上でも同じような事例がありまして、不審船だといって、銃撃になったことがありました。撃沈して、...全文を見る
○長島(昭)委員 もう一つ、この三角関係で少し考えてみたい。自衛官と、保護を求める邦人と、それをまさに襲撃している、あるいは襲撃しようとしている、国籍も不明、相手が何だかわからない、そういうケースについてどう考えるかということを、少し防衛大臣と議論してみたいと思います。  当然...全文を見る
○長島(昭)委員 そういう本当に厳しい法案を準備される大臣であるということであります。  陸上輸送ですから、今申し上げたような不測の事態というのはいつでも起こり得る。そうなりますと、派遣される自衛官からすると、例えば輸送中に襲われる可能性もある。そのときに、果たして、自己または...全文を見る
○長島(昭)委員 検討する必要があるということなんですが、大臣、先ほどの駆けつけ警護もそうですけれども、内閣法制局がずっと積み上げてきた答弁のラインがあるんですね。私はつくづく思ったんですけれども、内閣法制局が守っているのは、憲法というよりは、自分たちが今まで答弁してきたそのライ...全文を見る
○長島(昭)委員 大臣、ぎりぎりの答弁だったというふうに思いますけれども、これはやはり、派遣された自衛官が任務を果たしたい、日の丸を背負って在外で働いている邦人の皆さんの命を何としても守らなきゃいけない、こういう状況の中で起こり得る、いつでも起こり得る状況ですから、法制局的な、法...全文を見る
○長島(昭)委員 大臣には、制度を構築するお立場で、これまでの国会の議論にとらわれることなく、ぜひしっかり頑張っていただきたいというふうに思います。  それでは、もう時間が余りないのでありますが、さっきのセオドア・ルーズベルトの言葉でいうキャリング・ア・ビッグ・スティック、南西...全文を見る
○長島(昭)委員 海上保安庁の皆さんには本当に御苦労いただいていると思いますけれども、ぜひ踏ん張っていただきたいというふうに思います。それをバックアップ、インビジブルというか、目に見えない形で、これは別に当然のことですから、何もちゅうちょして申し上げるつもりもないんですが、海上自...全文を見る
○長島(昭)委員 大臣、警戒監視について言及していただきましたけれども、ほかにはありませんか。警戒監視だけやっていればいいというわけではないと私は思うんです。尖閣ももちろんですが、南西方面、例えば第一列島線というような言い方もされます。この第一列島線、それから第二列島線ですね、グ...全文を見る
○長島(昭)委員 ありがとうございます。  もう一つ、私が大事だと思っているのは、今、日米の防衛ガイドラインの見直しも、野田政権の政権末期でありましたが、米側に提案をして、米側にも正面から受けとめてもらっているという理解をしておりますし、その後も引き続きガイドラインの見直しの議...全文を見る
○長島(昭)委員 ぜひオール・ジャパンで頑張っていただきたいと思います。  質問を終わります。ありがとうございました。
04月05日第183回国会 衆議院 外務委員会 第4号
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○長島(昭)委員 おはようございます。民主党の長島昭久です。質疑の機会を与えていただきまして、ありがとうございます。  岸田大臣初め政府の皆さん、早朝からお疲れさまでございます。  今、岸田大臣の御発言、多としたいというふうに思っております。もとより、私どもが政府におりました...全文を見る
○長島(昭)委員 そうしますと、きのう菊田さんが触れた、去る二月、ルース駐日米国大使を委員長室に迎え、六月中旬の英国G8サミットまでにこのハーグ条約関連法案が国会承認されるよう全力を挙げると発言され、御自分のホームページにもそのようにアピールされておりますが、公平中立の立場で委員...全文を見る
○長島(昭)委員 済みません、本当に異例の質疑が続いておるわけでありますが。  そこで、河井委員長、河井委員長の月刊河井克行二月号、「安倍総理の親書をNATO事務総長に手渡す」、これを読みますと、これは御自分が書いているんじゃないんでしょうね、何か編集委員でもいらっしゃるんでし...全文を見る
○長島(昭)委員 委員長、これが事実かどうかぐらいはここで答弁できるでしょう。議事が進まないですよ、こんなところで委員長が答えないと。  それで、私は、このことだけをもって委員長を糾弾するつもりはないですし、別に党派的にここで委員長を問い詰めるつもりもないんですよ。ただ、やはり...全文を見る
○長島(昭)委員 このぐらいにしますけれども、その点は、外務委員長としての職責をわきまえて、しっかり全うしていただきたいというふうに思います。  それでは、政府に対する質疑を行わせていただきます。  けさの産経新聞にも、「挑発激化 発射強行も」と、北朝鮮の情勢が本当に緊迫化し...全文を見る
○長島(昭)委員 防衛省の左藤政務官に伺いたいんですが、今、不測の事態に備えてという外務大臣の御発言がありました。  防衛省として、通常、ミサイル発射が予測される場合には、あらかじめ破壊措置命令をかけておくとか、いろいろなことが考えられると思うんですが、もちろん、日本側の行動が...全文を見る
○長島(昭)委員 米国と連携をとることは大事だと思います。今のお話ですと、情報分析に努める、こういう話でしたが、さっき私が具体的に述べたように、米側はもうかなり動いているんですね。ミサイルディフェンスをグアムに持ってくる、あるいはB2を飛ばしたりとか、核搭載能力のあるB52も飛来...全文を見る
○長島(昭)委員 政務官、その万全な体制というのがどういうものであるのか、具体的におっしゃるのは微妙な問題だということはよくわかります。しかし、国民から見ると、政府が本当に具体的にしっかりやっているんだということを示してもらいたいということだと思うんですよね。  きょうの産経新...全文を見る
○長島(昭)委員 本当にしっかりやっていただきたいんですね。名指しで来ているわけですね、横須賀、三沢、沖縄と。PAC3も、移動するのに恐らく十日から二週間くらいかかるんだろうと思うんですね。そういうことも含めて、ぜひ万全を期してやっていただきたいと思います。  今回の事態で、米...全文を見る
○長島(昭)委員 ありがとうございます。  それでは、次の課題、日中関係に移りたいと思います。  日中関係は今、本当に厳しい情勢にあります。  昨年の九月に、尖閣諸島のうちの三つの島を政府が購入いたしました。それは、きょうは当時の玄葉外務大臣もおられますし、日中間で本当に奔...全文を見る
○長島(昭)委員 私も、あの判断は適切だったし、あのタイミングではあれしかなかったというふうに確信をしているところであります。  この日中関係、何とかこれから、もとどおりというか、戦略的互恵関係を深めていくわけですけれども、尖閣の現状を何とか好転させるために、よく棚上げという議...全文を見る
○長島(昭)委員 私の知る限り、中国側は執拗に、これからも、これまでも、これを棚上げしよう、まず紛争があることを認めろ、そしてそれを棚上げしよう、そして最後は共同管理、これは実は中国の常套手段でありまして、私は、この棚上げという提案というのは、結局は中国側の時間稼ぎに使われるだけ...全文を見る
○長島(昭)委員 まさに地域秩序に対するチャレンジだというふうに私は思っています。それは、南シナ海で起こっていることをつぶさに見れば、七〇年代以降ずっと南シナ海で起こっている、ベトナムとぶつかり、フィリピンとぶつかり、マレーシアとぶつかり、ブルネイとぶつかり、こういうところを見れ...全文を見る
○長島(昭)委員 そういう意味では、沖縄における米軍の存在というのは、私たち独自の努力がまず主体になければいけませんけれども、それをある意味でバックアップするという意味では、大変重要な一部である、戦力になるというふうに私は思っているんです。  そこで、改めて、沖縄におけるアメリ...全文を見る
○長島(昭)委員 これは、玄葉外務大臣のときに、なかなか進まない普天間の移設と切り離す形で、まず沖縄の皆さんに日米の誠意を示すということで、嘉手納以南の返還を先行させよう、そういう大きな決断をしたものでもありますので、ぜひこれは何としてもやり遂げていただきたい。  もう一つ、最...全文を見る
04月16日第183回国会 衆議院 予算委員会 第23号
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○長島(昭)委員 民主党の長島昭久です。  時間が限られておりますので、単刀直入に参りたいというふうに思います。  過日、アルジェリアの人質殺害事件がございました。十人の日本人の方がお亡くなりになってしまった。改めてお悔やみを申し上げたいというふうに思います。  その事件を...全文を見る
○長島(昭)委員 武器の使用についてはおいおい質問をさせていただきたいというふうに思いますが、今総理がお答えいただいたように、事前に周到に準備をしていくということは大事、情報をとるということも大事、万全を期するということは大事、しかし、不測の事態は常に起こり得る、その不測の事態に...全文を見る
○長島(昭)委員 今、国または国に準ずる者、組織、こういうことをお話しされましたけれども、つまりは、こういうケースで、相手、ここは正体不明というふうに書いてありますね、国籍も職業も主義主張もわからない、こういう加害者が襲いかかっている状況の中で、この加害者が国または国に準ずる組織...全文を見る
○長島(昭)委員 つまり、さっき防衛大臣がおっしゃったように、この保護対象と救出に向かっている自衛官、輸送部隊が、輸送部隊の管理のもとに入っていない場合には、残念ながら手をこまねかざるを得ないというのが、今の政府解釈なんですよ、法制局解釈なんです。さっき、総理がそこが問題だという...全文を見る
○長島(昭)委員 非常にネガティブな御答弁だったというふうに思いますが、これで終わらないんですね、我が国の憲法下における法体系というのは。  実は、警職法、警察官職務執行法第七条、皆さんのお手元に配らせていただきました。  今、自衛官の話をしましたけれども、海上保安官及び警察...全文を見る
○長島(昭)委員 外形的な事象に基づいて判断するんですよ。相手が国または国に準ずる者であるとか、そんなことは関係ないんです。これをぜひ御認識いただきたい。  現に、平成十三年の、九州南西沖の工作船の事件がありましたね。不審船で、追っかけていって撃沈して、引き揚げてみたら北の工作...全文を見る
○長島(昭)委員 そうですね。つまり、自己保存のための武器使用ということなので、これは認められる。  総理、考えていただきたいのは、今のケースというのは、収容するかしないか、本当に数メートルの差なんですよ。そして、収容できるかどうかというのは、差は本当に数分間かもしれない。その...全文を見る
○長島(昭)委員 総理、そこまで御理解いただいているんだったら、これは総理の決断で、法制局長官がいろいろ言っても、乗り越えることができるんですよ。自衛隊の輸送の任務を付与した、一歩前進だとおっしゃるけれども、さっき言ったように、不測の事態に対応できないような任務を付与したって、現...全文を見る
○長島(昭)委員 憲法九条改正もいいですけれども、それから集団的自衛権の行使も私は賛成ですけれども、しかし、これぐらいのモデレートな法制局の解釈を乗り越えられないようでは、私は、安倍政権のもとで、本当の意味での外交、安全保障の戦後レジームの脱却というのは無理だと思いますね。そのこ...全文を見る
05月17日第183回国会 衆議院 外務委員会 第7号
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○長島(昭)委員 民主党の長島昭久です。  まず、租税条約の締結についてお伺いをしたいと思います。  全体的な戦略といいますか、経済外交で大変私は大事なポイントだというふうに思っていますので、今回の租税条約の締結、ネットワークの拡大、これは外務大臣として、海外に展開していく日...全文を見る
○長島(昭)委員 引き続き御努力をいただきたいというふうに思います。  それからもう一点、旅券法の一部を改正する法律案も出ておりますので、こちらも触れたいと思うんですが、これは先ほど佐藤委員の方から、私がきょう質問したいと思ったことをかなり詳しくやっていただきました。  それ...全文を見る
○長島(昭)委員 よろしくお願いいたします。  それでは、少し話題をかえまして、先ほども佐藤委員の方から話がありましたアルジェリアの人質殺害事件がありまして、それを受けて、自衛隊法の改正案が、いよいよ来週、安保委員会に付託をされることになるわけです。  それに伴って、現地での...全文を見る
○長島(昭)委員 今、外務大臣は、自己保存型の武器使用を超えた武器使用ということで、任務遂行型という例示を挙げられましたけれども、確かに任務遂行型の武器使用というのは、かなり烈度が高い可能性があるんですね。  それは、私も防衛省におりましたので、今の陸上自衛隊の諸君とも話をさせ...全文を見る
○長島(昭)委員 私の問題意識のもう一つは、これが同じ公務員でありながら、警察官や海上保安官、いずれも武器の使用については警職法七条で規定されている。その準用をしている海上保安官。警察官、海上保安官の武器使用の基準と、私が見る限り、同じ領域外での武器使用、例えば海だったら公海上の...全文を見る
○長島(昭)委員 今、国際法局長が挙げられた国連海洋法条約、これに基づいてということであります。それで、旗国の排他的管轄権が及ぶんだけれども、無国籍であったりあるいは海賊であったりという場合については、我が国の刑罰法令に基づく取り締まりができる。  これは、要するに、そういうケ...全文を見る
○長島(昭)委員 それでは、一応念のため、これは論理必然だと思うんですけれども、あえて確認をさせていただきたいのは、今の答弁で明らかになったのは、無国籍であったり海賊であったりという場合には、国連海洋法条約に基づいて、日本の船舶が銃撃を受けたという場合には、我が国の統治権が及ぶ範...全文を見る
○長島(昭)委員 それでは、先ほどの質問主意書にちょっと戻りたいと思うんですが、これは何度も申し上げているように、国籍不明の船舶が外部から銃撃をしかけてきた、そういう設定であります。これは、言うまでもなく、日本国における刑法第百九十九条、殺人あるいは殺人未遂といった罪を構成すると...全文を見る
○長島(昭)委員 今のは、権限としてそういう武器使用を行うことができるということだと思うんですけれども、我が国の領域外で取り締まりを行うことを可能にする実定法上の根拠というのは一体何なんでしょうか。  例えば、刑法第三条の二に、国外犯の取り締まり、国外犯に対して、日本国外におい...全文を見る
○長島(昭)委員 次に、皆さんのお手元にもう一枚資料を配らせていただきましたけれども、平成二十一年の七月、参議院の外防委員会における外務省の答弁ですが、これは御案内のとおり、特定貨物検査法案の審議の際の外務省の答弁であります。大事な答弁だと思いますので、これは領域外における武器の...全文を見る
○長島(昭)委員 つまりは、旗国の同意を得れば執行管轄権を行使してよいということになる、そういう理解でよろしいでしょうか。
○長島(昭)委員 そこで、先ほどの私の平成二十年の質問主意書で設定した公海上の三角構造についてですけれども、ちょっと変形いたしまして、これはなかなか実際にどういうケースが考えられるかというのは難しいところなんですが、同じ三角構造です。  つまり、被害に遭っている日本船舶、危害を...全文を見る
○長島(昭)委員 今の御答弁を受けてもう少し深めていきたいと思うんですけれども、これもまたあえて頭の体操をしたいと思っているんですが、今の御答弁でありますと、旗国の同意があれば、他国、旗国以外の国が、つまり、この設定だと日本の公務員ですが、統治権の一部である執行管轄権を行使できる...全文を見る
○長島(昭)委員 大変大事な御答弁をいただいたというふうに思います。実態的には恐らくそういうことなんでしょう。今から管轄権を行使するけれども、その背景には、旗国による我が国の管轄権行使の同意があったんだよということを恐らく言ってやるんだろうというふうに思います。  もう一回確認...全文を見る
○長島(昭)委員 これで私の質疑を終わりたいというふうに思いますけれども、今少し展開をさせていただきましたように、必ずしも我が国の領土、領海内ではない、領域の外であっても、武器の使用については、旗国の同意、これは海の話ですけれども、今度、陸上の話はまた別途やりたいというふうに思い...全文を見る
05月23日第183回国会 衆議院 本会議 第27号
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○長島昭久君 民主党の長島昭久です。  私は、ただいま議題となりました自衛隊法の一部を改正する法律案につきまして、外務大臣及び防衛大臣に対し、民主党・無所属クラブを代表して質問いたします。(拍手)  この議場に、自衛隊法の改正案を上程してあるにもかかわらず、自衛隊の最高指揮官...全文を見る
06月21日第183回国会 衆議院 外務委員会 第12号
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○長島(昭)委員 民主党の長島昭久です。  都議会議員選挙の真っ最中でありますが、恐らくこれが今国会最後の質疑になると思いますので、しっかり質問をさせていただきますので、御答弁のほどよろしくお願いいたします。  まず冒頭に、二つ、議題となっている協定について、それぞれ一問ずつ...全文を見る
○長島(昭)委員 次に、北太平洋公海上の漁業資源保存条約について伺いたいと思います。  北太平洋は我が国の漁業にとりまして大変重要な漁場だというふうに認識をしておりますが、我が国が本条約を締結する意義について説明していただきたいと思います。
○長島(昭)委員 ありがとうございました。  それでは、今国会、私がずっとこだわって質疑をしてまいりました自衛隊法の修正案についてお尋ねをしたいと思います。  きょうは、佐藤正久防衛大臣政務官にもお越しをいただきました。ゴラン高原にも行かれ、また、イラクの人道復興支援にも部隊...全文を見る
○長島(昭)委員 そこで、これまで自衛隊は他国で活動してきた実績があるわけですけれども、自衛隊の海外活動で、領域国の同意は具体的にどのようにこれまで取りつけてきたのか、どの役所がどういう形で同意というものを取りつけてきたのか、お答えいただけますか。
○長島(昭)委員 先ほど私、警職法七条の準用でいったらいいんじゃないかという話を申し上げました。そうしますと、警察権の行使が他国領域で行えるわけがないだろう、こういう批判があったというように申し上げましたけれども、別に私は司法警察権を行使すべきだと言っているわけじゃなくて、国民の...全文を見る
○長島(昭)委員 輸送対象の生命身体を守るために警察比例の原則に従った武器使用を行うんだ、これは普通のことですから、もし説明を求められたら、そういうことをきちっと相手国に伝えれば済む話だというふうに私は思っています。そのことは今後の派遣にもかかわる話ですから、私ども委員としても、...全文を見る
○長島(昭)委員 そうしますと、今、別の概念だという私の認識を共有していただきましたけれども、別の概念の、救出や奪還といった任務でない場合における武器の使用について私は聞いたんですが、あのときの小野寺防衛大臣の御答弁は、すりかえと言ったらちょっと失礼かもしれませんが、救出、奪還と...全文を見る
○長島(昭)委員 私は、わざわざ三角構造で説明をさせていただいたんです。それはどういうことかというと、自己の管理下に入れば、これは三角構造じゃなくて二点の関係になるわけです。襲撃する側と自衛隊に守られた邦人、こういう二点の関係になるわけです。それから逆に、襲撃する側が完全に邦人を...全文を見る
○長島(昭)委員 ここは大事なところなので、法制局が来られていると思いますので伺いたいんですけれども、今まさに、近接性というか、地理的に近接した話になりましたが、例えば、輸送のために集合場所に向かっている、その途中で、今襲撃を受けています、こうなった場合、これはなかなか、自己の管...全文を見る
○長島(昭)委員 さすが、ぎりぎりいっぱいの御答弁をいただいたと思います。  法制局に伺いたいんですが、今のケースはどういうふうに法的に整理されるんでしょうか。
○長島(昭)委員 本当に現場感覚のない答弁だと思うんですが。  それでは、佐藤政務官、一旦自己の管理下に置いて、その後、国あるいは国に準ずる組織に行く手を阻まれた場合には、銃撃戦をやって邦人を空港まできちっと運び込んで脱出するというオペレーションをやるんですよね。こういう場合は...全文を見る
○長島(昭)委員 これは、先ほど申し上げた、本当に一瞬のことで、自己の管理下に入っていないけれども、しかし、これからまさに輸送に行って自己の管理下に入れようとしている、そういうときに襲撃が行われたら、それをせいぜい排除して輸送の任務を全うするというのがやはり現場の意識だろうという...全文を見る
○長島(昭)委員 これは適法なんですよ。法制局、よく聞いていただきたい。  私が本質的な根拠は何かというふうに尋ねたのはどういう意味かというと、なぜこういうことが認められなければならないと我々が考えているかというと、これは正当防衛の一環だからなんですよ。まさに自己保存というのは...全文を見る
○長島(昭)委員 それがいいかげんな答弁だと言うんですよ。海上保安庁、海上保安官は、相手が国または国に準ずる者かどうかというのを、こういった事象に遭遇したときに一々事前に調べるんですか。まあ、答弁は求めません、もうそれは予算委員会で伺いました。そんなことは調べない、襲撃があったと...全文を見る
○長島(昭)委員 だから、それは事前にわからないと言っているわけです。武器を使用するときに、あなたは国または国に準ずる組織ですかなんて言っている、そんな余裕はないんですよ。だから、あなた方の議論は、正直言って机上の空論なんです。しかも、政府の答弁の間でも整合性がとれていないんです...全文を見る
10月30日第185回国会 衆議院 国家安全保障に関する特別委員会 第3号
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○長島(昭)委員 おはようございます。民主党の長島昭久です。  官房長官そして両大臣、早朝から御苦労さまでございます。  このNSCの創設法案、私、本当に感慨深いものがございます。紛れもなく、日本の安全保障にとっては画期的な法案になるだろうというふうに私は思っています。  ...全文を見る
○長島(昭)委員 ありがとうございます。  私、冒頭に感慨深いということを申し上げたんですけれども、大平政権のときに、総合的安全保障という概念を使って、自衛力の強化、日米同盟の強化、それからエネルギー安全保障、食料安全保障、あるいは緊急事態対処、こういうまさに省庁横断的な課題を...全文を見る
○長島(昭)委員 現状の安保会議で、私も、いろいろな方が経験されていると思いますけれども、大きな問題が一つあるとすると、今の安保会議というのは、既に決まった方針を承認するだけ、メンバーがたくさんいますから。しかも、安保会議で例えば防衛計画の大綱とか対処方針とかを決めても、すぐその...全文を見る
○長島(昭)委員 そうしますと、やはり、そこで定めた方針というものを徹底させるための仕組みが、ある程度必要なんだろうと私は思っています。  何でもかんでもアメリカのまねをすればいいとは思いませんが、アメリカの場合は三層構造になっていますね。長官級の委員会があって、これはNSCの...全文を見る
○長島(昭)委員 ありがとうございました。  私、このNSCはポイントが三つあると思っています。一つは、会議体としてのNSC、つまり、四大臣会合、九大臣会合、そして緊急事態の関係大臣会合ですね。それからもう一つは、スタッフ組織としてのNSC、これは国家安全保障局長を中心とする、...全文を見る
○長島(昭)委員 なるほど、そうですか。いや、いいと思います。  おととい、岩屋委員が、補佐官は必置だ、こういうお話をされて、安全保障局長も、図を見るとそういうふうになっていますから、別々のまま突っ込んでいくのかと思っていましたが、そういう柔軟な運用がなされるというのは、私は非...全文を見る
○長島(昭)委員 いま一つ、まだしっくりこないんです。これは、やはり動かしてみないとわからない部分も恐らくあるんだろうと思います。  ですから、大事なことは、何か起こった、対処した、その後、レビューですよね。どういうプロセスで対処が行われ、どういう不利な点があったのか。また、私...全文を見る
○長島(昭)委員 私も同様に考えています。  グレーゾーンというのは、武力衝突には至っていないけれども、そういう状況に至る可能性のある状況だということで、特に東シナ海の今の状況というのはかなり緊迫してきていると思います。  それは、国防であると同時に、今おっしゃったように、外...全文を見る
○長島(昭)委員 よくイギリスの例が引き合いに出されるんですね。イギリスは、もしそういう義務を怠った場合にはペナルティーがあるんですね。  先日、小池委員が質問されて、当時は世耕副長官が代理でお答えになっておられましたが、省庁が情報提供の義務を怠った場合はどうなのか、こういう御...全文を見る
○長島(昭)委員 これは、今の御答弁では納得できません。  イギリスは、公務員規範というのがあって、大臣に対して情報の提供や証拠に基づいた助言を行わなければならない、助言を提供する際に不都合な事実や考慮すべき点について無視してはならない、こういう規定があるんです。  日本は、...全文を見る
○長島(昭)委員 イギリスのような服務規定、公務員規範というのが、これに対応するようなものは日本にあるんでしょうか。
○長島(昭)委員 官房長官、ここはかなり肝の部分だと思いますので、これから同僚議員からいろいろ質問があろうかと思います。  今回、今まで政令で定められていた部分を法律にこういうふうに落とし込んでいますので、それなりの効果はあるんだろうというふうに私は思いますが、ぜひ、ここはもう...全文を見る
10月31日第185回国会 衆議院 安全保障委員会 第2号
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○長島(昭)委員 民主党の長島昭久です。  きょうは、小松一郎法制局長官にもお越しをいただいております。  安倍政権によって異例の抜てきというか、フランス大使でおられたわけでありますけれども、国際法の権威として名は知れ渡っておりまして、私も長官の物された国際法の御本を拝読させ...全文を見る
○長島(昭)委員 ぜひ、ここぞというときには果敢に、法律の専門家として、法制局長官として意見具申をしていただきたい、このように思っています。  それでは、自衛隊法の改正案の質疑に入りたいと思います。  私は、この武器使用権限をめぐっては、本会議でも、あるいはこの委員会でも予算...全文を見る
○長島(昭)委員 私が一番こだわっているのは、日本人が仮に目の前で襲われているというような状況にあっても、これは警職法七条で認められている行為でありますが、他人に対する正当防衛が成立し得るような状況であっても自衛官だけが手が出せない、こういう状況で本当にいいのか、これが私の問題意...全文を見る
○長島(昭)委員 つまり、梶田法制局長官の答弁が正しくて、この二段目の、海上における邦人保護に係る海上保安庁の解釈あるいはそれに基づく行動、これは、法制局のこれまでの解釈と違うということになるんですか。  同じ政府の中で行われていることで、明らかにこの一段目と二段目というのは違...全文を見る
○長島(昭)委員 長官、長官がおっしゃったことは、国籍不明船であるから武器の使用ができる、すなわち、それが国または国に準ずる者かどうかわからなくても、国籍不明船だったらいいということですか、武器は使用できるということですか。逆に言うと、国籍不明船だったら、国に準ずる者である可能性...全文を見る
○長島(昭)委員 無国籍船というと、国籍がわからない、国籍不明船ですよね、さっきの私の答弁書は。これは同じ概念ですか。国籍が不明ということは国籍がわからないということですから、場合によっては国籍があるかもしれない。もっと言えば、国に準ずる者が乗っているかもしれない。可能性があるわ...全文を見る
○長島(昭)委員 そういうことだと思うんですよ。ですから、それは陸だろうが海だろうが同じことでありまして、相手の、襲撃している主体の国籍がわからない、国なのか国に準ずる者なのかわからない、こういう状態では、手も出せない、足も出せない、こういうことなんですよ、今の法解釈は。  で...全文を見る
11月05日第185回国会 衆議院 国家安全保障に関する特別委員会 第6号
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○長島(昭)委員 お答え申し上げます。  私どものNSC法案の修正提案は、政府案と目的とするところは全く同じであります。複雑に動く国際情勢に機動的に対応するために国家安全保障に係る官邸機能を強化する、この一点にあると言っても過言ではないと思います。  その上で、まずは各省ばら...全文を見る
11月06日第185回国会 衆議院 外務委員会 第3号
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○長島(昭)委員 民主党の長島昭久です。  岸田外務大臣とは連日お顔を合わせていると思いますが、本当に早朝から御苦労さまでございます。  最初の質問は、岸田外務大臣が最も熱心に取り組まれておられますアジェンダの一つである核軍縮の問題でございます。  私も、実は、御縁がありま...全文を見る
○長島(昭)委員 私も、一カ所を除けば、このステートメント、何の問題もないといいますか、非常にすばらしいステートメントで、日本が参加する意義は非常に大きいと思っています。  特に、冒頭にあるように、「我々の国々は、核兵器のもたらす壊滅的な人道的結末について深く懸念している。」こ...全文を見る
○長島(昭)委員 日本は修文を求めた、ニュージーランドとかマレーシアの外務大臣と協議をしてこの声明に参加することを決めたと。  お伺いしたいんですけれども、日本が努力して、今外務大臣がおっしゃった修文をかち取って、これまでは参加しなかったけれども、今回、日本と一緒に初めて参加を...全文を見る
○長島(昭)委員 それでも、核保有国である五大国は参加をしていない。それから、我が国周辺の核保有国も参加をしていない。これは実効性が問われる問題だと私は思っております。  しかも、非核、核を保有していない主要国であるドイツ、韓国、それからオーストラリアも参加していないんですね。...全文を見る
○長島(昭)委員 私がこだわるのは、やはり核抑止政策は大事だと思っているんです。日本の一億二千万人の国民の生命を預かっておられるわけですから、ここは非常に大事なポイントだと思っているんです。  ここで伺いたいんですけれども、アンダー・エニー・サーカムスタンシーズが残った、つまり...全文を見る
○長島(昭)委員 その大きな目標は、私も当然のことながら共有しているんです。  核の人道的な結末、影響に対する問題であるならば、ことしの三月にノルウェーのオスロで、ノルウェー政府主催で、核兵器の人道的影響に関する国際会議というのが開催されていますね。日本も主力メンバーとして参加...全文を見る
○長島(昭)委員 ここで閣内不一致を露呈するわけにいきませんからね。ただ、私、国防の観点からは多少問題があると思っているんです。  外務大臣に伺いたいんですけれども、この声明に参加をする前に防衛省と協議をなさいましたか。
○長島(昭)委員 大臣、防衛省と外務省は事前にやりとりしていないんですよ、私が調べた限りでは。  そこは、今まで反対してきた、反対というか参加してこなかった。それには、我が国の核抑止政策との整合性というところが問われて、参加したいんだけれども、このステートメントの趣旨はすばらし...全文を見る
○長島(昭)委員 それでは、次の問題に移りたいと思います。尖閣問題であります。  尖閣諸島につきましては、魚釣島、北小島、南小島、この三つの島を、昨年九月十一日に民間の所有者から所有権の移転を行って、政府が購入いたしました。その後の日中関係の混乱といいますか、厳しい情勢は、皆さ...全文を見る
○長島(昭)委員 これは外務大臣に政治家として伺いたいんですけれども、尖閣問題の持つインプリケーションといいますか、もちろん主権と領土の問題であることは間違いないわけですが、今、日本国の外務大臣として、この尖閣問題というものの持つインプリケーション、国際政治におけるインプリケーシ...全文を見る
○長島(昭)委員 ありがとうございます。全く同感であります。  今少しお触れになった、地域秩序に対する挑戦、それから既存の国際ルールに対する挑戦でもあり、安全保障上の懸念もはらんでいる、ここは私も全く同感であります。  もう一つ私がつけ加えたいのは、戦後秩序。  これは、特...全文を見る
○長島(昭)委員 今、外務大臣がお触れになったサンフランシスコ平和条約の第三条はこう書いてあります。「日本国は、北緯二十九度以南の南西諸島」。尖閣諸島は北緯二十五度四十三分から五十六分に位置しておりますので、これは紛れもなく二十九度以南ということになるわけです。それが、米国を唯一...全文を見る
○長島(昭)委員 北方領土については、日本の領有権について明確にアメリカ側は支持をしていると。  しかし、尖閣については、これは玄葉大臣も大変御努力いただきました。日本の施政下にある尖閣諸島については、日米安全保障条約第五条を適用すると。ここまでは、昔は大使レベルだったんですが...全文を見る
○長島(昭)委員 これは与党も野党もありませんので、私たちも、野党ではありますけれども、この問題で米国のもっと明白なコミットメントを、今後も引き続き努力をして求めていきたいと思いますので、外務大臣もぜひそこは頑張っていただきたいというふうに思います。  もう一つの安全保障上の問...全文を見る
○長島(昭)委員 意図はなかなかはかりがたい、こういうことでありますが、今まで中国自身は、一つは、みずからの主権、領土というものを守る。それから、海上交通路を守る、どんどんどんどん権益が拡大しておりますから、それにつれて活動が拡大している、こういう言い方。それからもう一つは、台湾...全文を見る
○長島(昭)委員 ちょっと今の答弁はひどいね。今の答弁だったら、副大臣だってできるじゃないですか。何で、防衛政策局長が出てきて、お答えできませんなんて、ちょっとばかにするのもいいかげんにしろという話ですよ。  これだけの演習をやって、防衛省はこれだけの艦艇の動き、航空機の動きを...全文を見る
○長島(昭)委員 私、別にここで事を荒立てようというつもりは全くないんですが、よくA2ADといいますね、接近拒否、領域拒否。いよいよ台湾の独立を阻止するとか、中国の持っている海洋権益を守るためとかというよりは、この第一列島線をはるかに越えて西太平洋のかなり深くまでこれだけの兵力を...全文を見る
○長島(昭)委員 ありがとうございました。質問を終わります。
11月06日第185回国会 衆議院 国家安全保障に関する特別委員会 第7号
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○長島(昭)委員 大島委員にお答え申し上げます。  大島委員がるる御説明なさったように、冷戦が終わって、非常に国際情勢は激化しております。特にこの十年は、テロの時代ということで、時間的にも空間的にも政治判断に余裕がなくなってきている。しかも、その脅威はいろいろな分野横断的な脅威...全文を見る
11月14日第185回国会 衆議院 国家安全保障に関する特別委員会 第13号
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○長島(昭)委員 民主党の長島昭久です。  冒頭に一言、与党議員に申し上げます。これだけ大事な法案の質疑でありますから、時間はきちっと守っていただきたい、定足数もぜひ与党の皆さんできちっと確立をしていただきたい、そのことを委員長にもぜひ申し上げておきたいと思います。よろしくお願...全文を見る
○長島(昭)委員 午前中の質疑をずっと聞いておりまして、あれっと思ったことが一点ありますので、冒頭にまず確認をさせていただきたいと思うんです。  たしか一昨日の質疑の際に、森大臣の方から、維新の会の山田宏議員の提案、第三者機関を設けたらどうか、それに対して、第三者機関を設けたら...全文を見る
○長島(昭)委員 今、中身の説明をだらだらと、私たちももうそれはよくわかっている話なんですが、説明をされて、午前中、副大臣が、こういう第三者機関を、こうおっしゃったんですよ、つくるのは適当でないと。これは大臣のお考えとは少し違うんではないですかと伺っているんですが、いかがですか。
○長島(昭)委員 謙虚に受けとめるという話じゃなくて、今度は大臣に伺います。  大臣はこうおっしゃっているんですね。そういう機関を設けたらどうかという御質問については、確かに、謙虚に受けとめさせていただきまして、ここから先が重要なんですよ、検討させていただきたいと思います、こう...全文を見る
○長島(昭)委員 ぜひきょうは、そういう御答弁を、柔軟な御答弁を期待しておりますので、よろしくお願いいたします。  私も、冒頭、何か突っかかったような質問をさせていただきましたけれども、およそ主権国家である限り、国家の存立にかかわるような事案、あるいは国家の安全保障にかかわるよ...全文を見る
○長島(昭)委員 ありがとうございました。  国家国民の安全保障、これも大変重要な公益ですね。それとともに、国民の情報に対するアクセスする権利というもの、この二つのバランスは大変大事なんです。  この秘密保護法案は、どちらかというと、国家国民の安全保障、こういうところにかなり...全文を見る
○長島(昭)委員 今、お二人の見解を聞いていただいたと思います。ぜひ与党の委員の皆さんにも、この二つの公益のバランス、しかも、私どもからは、まず情報公開の制度、仕組みというものを徹底させた上で、その例外として秘密保護の法制度を、こういうプライオリティーについての意見表明がありまし...全文を見る
○長島(昭)委員 ぜひ、なるべく大臣に答えていただきたいと思うんですが。  枝野さんは、もう結構です。  もう一つ、二〇〇一年に九・一一のテロがありました。今回もテロに関する類型の中にありますけれども、あのときこそ国際テロリズムに対する対応が必要だったはずなんですね。  あ...全文を見る
○長島(昭)委員 そこで、具体的な質問に移りたいと思います。  さっきのデモクラシーとシークレシーの話、枝野さんはもういませんけれども、枝野さんの方から、全ての国民が全ての情報にアクセスできるというようにすべきだ、まずこれが大原則だ、公開が大原則なんだと。  ということでいう...全文を見る
○長島(昭)委員 確認ですけれども、この基準は公表するということでよろしいですね。(森国務大臣「はい」と呼ぶ)  その上でですけれども、確かに基準は公表された、そして、秘密が次々に指定される。この政府が決めた基準、有識者に意見を聞いて決めた基準、これの妥当性というものは一体誰が...全文を見る
○長島(昭)委員 ここなんですね。秘密を指定したいと思っている行政府の長が、有識者に意見を聞いてつくった基準に基づいて秘密の指定をするんだけれども、その基準については、その妥当性については、秘密を指定したいと思っている行政府の長が判断する。  国民から見ていると、やはりお手盛り...全文を見る
○長島(昭)委員 これはつまり、国民に公表すればいいという話なんですよ。公表したことについて、国民からいろいろな意見が出るかもしれませんね。そういう今後の改善の意見や、あるいは有識者からの意見を聞くということになっていますけれども、そういうことを聞いて、それ以降は、さまざま、その...全文を見る
○長島(昭)委員 そこで、今度は、その基準に基づいて秘密が指定されます。その秘密指定が基準にかなったものであるのかどうかというのは、恐らくこの法案では行政府の長が判断をすることになるんだろうと思っています。  ここで第三者機関の重要性というのが出てくると思うんですけれども、やは...全文を見る
○長島(昭)委員 重層的な仕組みをつくっているというのは、もう再三大臣から説明を受けているわけですけれども、それに加えて、やはり、行政の中でいいですよ、別に外につくる必要は必ずしもないと私は思っている、アメリカだってそうだし、諸外国を見てもそうですよ。アメリカも、国立公文書館の中...全文を見る
○長島(昭)委員 公表する。これは大きな、かなり重要な答弁だというふうに思います。  ただ、しかし、その結果だけ公表されても、当然この四類型に入っていますよというような、かなり抽象的な公表になるんだろうと私は思うんです。  それまでの三十年間、今四十万件と言われている秘密が、...全文を見る
○長島(昭)委員 もうちょっと大きな声で言ってほしいんですね。定期的に報告をしたいと。なるほど、それも大事、私は本当にそこは実行していただきたいというふうに思っております。  またアメリカの話で恐縮ですけれども、アメリカは、オバマ大統領が、国立公文書館の中に国家機密解除センター...全文を見る
○長島(昭)委員 大臣も、おわかりになってそういう御答弁をされていると思いますが、秘密を指定する行政機関の長が五年ごとに審査しても、我々からすると、結局、指定した人が審査しているわけですから、やはり専門性の高い人たちが角度を変えてこれをチェックするという仕組み、これは私は必須だと...全文を見る
○長島(昭)委員 いや、それならば、条文を分ければいいじゃないですか。国会にかかわる条文については、国会法百四条の大原則に従うような規定ぶりにすればいいじゃないですか。いかがですか。
○長島(昭)委員 大臣の答弁をなさるそういう姿勢は、私も評価しているんですよ。しかし、やはり条文は大きいですからね。これは重いですよ。だって、同じ法律、法体系の中で、国会法百四条では義務規定になっていて、こちらの、今回の法案について、裁量権がまだ行政府に残されているかのような表現...全文を見る
○長島(昭)委員 いずれにしても、この国会法とのそごの問題は今後とも残ると思いますので、私の同僚議員が今後質問をしていくと思いますが、最後に一言だけ。  秘密指定をするのが、指定と解除が行政庁の長に独占されている状態というのは、私はよくないと思っているんです。これをやはり複線化...全文を見る
11月20日第185回国会 衆議院 国家安全保障に関する特別委員会 第16号
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○長島(昭)委員 民主党の長島昭久です。  今、中山委員が本当にいいことを言われたと思っています。多くの政党よりも、まず多くの国民の皆さんに御理解いただけるような、そういう法案にしていかなければならないし、本来そうあるべきだし、私たちも、そういう法案になるように、そういう法制度...全文を見る
○長島(昭)委員 本当にこれは大事な審議ですよ。与党の皆さんの姿勢がやはり問われると思いますよ。  もう一度繰り返します。  この法制度というのは、民主主義の根幹である国民への情報公開、こういう公益を実現しながら、国家の存立にかかわるような安全保障上の国益、これをいかに守って...全文を見る
○長島(昭)委員 森大臣の法案に対する理解は私も共有しておりますが、今、説明を聞かせていただいて、傍聴されている方もどのぐらい納得をされたかわかりませんけれども、いろいろおっしゃいましたけれども、煎じ詰めれば、政府が決めて、そして公表しますよ、つまり、こういうことを決めたというこ...全文を見る
○長島(昭)委員 るる説明をさせていただいて、大臣からいただいたコメントは、防衛秘密を除外するのはいかがなものかという一点だったということは、あとは大分いい線いっている、そういう理解をさせていただきました。  防衛秘密を除外するかどうかについては、私も実は疑義があるんです。(発...全文を見る
○長島(昭)委員 今、最後はいい御答弁だったと思いますよ。これはぜひ明記していただきたいと思います。  大臣、できる規定の法技術的な解説は全くそのとおり。私も、別にそこをかみついているわけじゃないんですよ。そうではなくて、やはり国会法というのは、基本的には公開原則に基づいてつく...全文を見る
11月21日第185回国会 衆議院 国家安全保障に関する特別委員会 第17号
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○長島(昭)議員 そのとおりであります。皆さんのお手元にお配りをされているかもしれませんが、平成二十三年の十月七日に、「秘密保全に関する法制の整備について」という、政府における情報保全に関する検討委員会決定という決定がなされまして、そこにはこう書かれております。  二項目めであ...全文を見る
○長島(昭)議員 この情報適正管理委員会というものが、私ども民主党の提出法案の肝中の肝でございます。  まさに大島委員がお触れになったように、政府案は、ともすれば、秘密を指定したい行政機関側が基準も定め、秘密の指定も行い、文書の管理もし、そして解除、あるいは公開するかしないかも...全文を見る
○長島(昭)議員 この制度は、国会が任命をしていくというところに実はポイントがございます。  もう一方で、国会法の改正案も準備をしているわけでありますけれども、行政に対する国権の最高機関としての国会の権威というものを最大限働かせていこう、そういうことでありまして、この点は、国民...全文を見る
○長島(昭)議員 国会法一〇四ですね、百四条でございます。  百四条、現行の規定では、行政府の側が、国家の重大な存立にかかわるという場合においては、これは提出しなくてもいい、こういうことになってしまうわけであります。  今回の政府の提出法案でも、最終的には、保護措置を定めた場...全文を見る
11月26日第185回国会 衆議院 国家安全保障に関する特別委員会 第19号
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○長島(昭)議員 公文書管理法の改正案について御説明申し上げたいと思います。  先ほど大口委員もお触れになったように、秘密の保護というものは、主権国家にとって大変重要であります。それと同時に、私たちは、知る権利に資するために、行政文書、公文書の適切な管理というものも求められてい...全文を見る
11月26日第185回国会 衆議院 本会議 第14号
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○長島昭久君 民主党の長島昭久です。  私は、民主党・無所属クラブを代表して、ただいま議題となりました、自由民主党、日本維新の会、公明党、みんなの党四党提出の特定秘密の保護に関する法律案に対する修正案に対し、反対の立場から討論を行います。(拍手)  冒頭に、与党側の修正協議担...全文を見る
11月27日第185回国会 衆議院 外務委員会 第7号
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○長島(昭)委員 民主党の長島昭久です。  前回に引き続きまして、尖閣の問題について大臣とまた議論をしたいというふうに思います。  もう二十日も前でございますので、覚えておられる方もおられないかもしれませんが、尖閣周辺の海空域における厳しい現実というものを概観させていただきま...全文を見る
○長島(昭)委員 防衛省はいかがですか。
○長島(昭)委員 中国側に防衛省の方から何か声明というか注文をつけていないんでしょうか。
○長島(昭)委員 これは、外務省がそれを中国側に政府を代表して伝える、こういうたてつけになっているんでしょうか。
○長島(昭)委員 防空識別圏は、やはり防衛省、特に空幕というか、航空自衛隊のスクランブル発進に直結するような、そのエリアがダブっているということは、これは本当に一触即発の可能性のある事案でもありますので、私は、防衛省から何かあってもいいというふうに個人的には思います。  アメリ...全文を見る
○長島(昭)委員 私がちょっと指摘したかったのは、アメリカ政府は、ケリー国務長官、ヘーゲル国防長官、そしてホワイトハウスと、三つの機関からそれぞれ、内容はダブっているところもありますけれども、それぞれの長官の言葉で、中国側に対する警告も含めた抗議あるいは懸念の表明というのがなされ...全文を見る
○長島(昭)委員 当然、緊密な協議あるいは情報交換をしているんだろうと思います。  そういう中で、少なくともこういう形で長距離爆撃機をこの空域に飛行させるという行動を米国がとっているわけですから、それについて、米国の意図を推しはかる立場にないという御答弁では、私は不十分ではない...全文を見る
○長島(昭)委員 米国が、こういうことを隠さないで、わざと公にして行動しているわけですから、これはある意味でいうと抑止力全体にかかわる問題であるというふうに私は思うんですね。これ以上中国が変なことをするなよというシグナルでもありますので、これはやはり、日米共同、共有して国際社会に...全文を見る
○長島(昭)委員 あっさりとした御答弁だったんですが、これは、こういうタイミングで粛々とやるところがまさに、さっきのヘーゲル国防長官の声明にあるとおり、我々の行動は一切変えないんだという、国家としての、あるいは日米同盟としての意思、これは、地域全体に対して、あるいは中国に対しても...全文を見る
○長島(昭)委員 これは本当に大きな問題なんですよ。これを尖閣に当てはめて考えていくと、我々がこれからやらなきゃならないことが浮き彫りにされるんじゃないかというふうに私は思っています。  それで、まず、アメリカは、日米安全保障条約の規定に基づいて、仮に尖閣に対して武力攻撃が行わ...全文を見る
○長島(昭)委員 そういうことは、当然のことながら中国もよくわかっているわけですよね。中国側が尖閣の領有権を主張していることは間違いないし、我が国の有効支配に対して執拗にチャレンジしてきていることもまた事実だというふうに思います。  それは、単にハラスメントというか嫌がらせでや...全文を見る
○長島(昭)委員 ありがとうございます。  そこで、仮に私が中国の指導者であるとすれば、先ほど言った安保条約第五条の文言、あるいはそこから生じる米国側の義務ということから考えれば、あからさまな武力攻撃をして米国をこの問題に巻き込んで、そして場合によっては米国と直接戦火を交えるよ...全文を見る
○長島(昭)委員 そのことは、私も一点の疑いも持っておりません。日本政府が全力を挙げて、前線の海上保安庁も含めて、政府を挙げて取り組んでおられることは全く疑っておりません。  ただし、今、施政下でなくなった場合という仮定でおっしゃいましたけれども、もう一つ条件として、武力攻撃が...全文を見る
○長島(昭)委員 断固として対応していただきたいということでございます。  その上で、今、外務大臣がおっしゃった、断固として対応する、そしてそういうことが起こらないように努力をしていくという御答弁は、私も多としたいと思いますが、事はそんなに単純ではないということは、竹島の六十年...全文を見る
○長島(昭)委員 改めてお伺いしたいんですけれども、竹島を韓国が不法占拠する過程で武力攻撃は行われましたか。
○長島(昭)委員 韓国軍が大規模な攻撃を行ったわけではない。そういう事態に対して、日本は自衛権を行使することはできたんでしょうか。仮に、例えば別の場所でこれから行われた場合は、自衛権を行使する対象になるんでしょうか。
○長島(昭)委員 軍隊でなければ武力攻撃を構成するものではないというお答えだというふうに認識をしました。(石井政府参考人「ではない」と呼ぶ)軍隊でなければ武力攻撃に当たらないというわけではない、そういう御理解でしょうか。
○長島(昭)委員 二重否定だったわけですね。わかりました。  そうしますと、もちろん形態によるということであるわけですが、逆に言うと、こういった形での他国の領土への不法侵入、不法占拠というものがすべからく武力攻撃を構成するものでもないと言えるんでしょうか。
○長島(昭)委員 ですから、必ずこれが武力攻撃であると認定することはなかなか難しいんですね、そのときそのときの形態にもよる、こういうことでありますから。  そうしますと、まさに当時の政府の答弁を見ると、こういうのがあるんですね。  武力攻撃というのはまさに侵略ということだと思...全文を見る
○長島(昭)委員 今の被拿捕というのは、拿捕から守るという意味ですね、初めて聞いた言葉ですけれども。そういうことでよろしいですか。  確かに、日本の漁民を守ることは大事だと思います。しかし同時に、当時、海上保安庁は、日本の領海を保全する、そういう任務も与えられていたと思います。...全文を見る
○長島(昭)委員 今の説明を伺っていると、六十年前の話であり、戦後間もなくでありますから、かなり混乱していたのかもしれませんが、失礼ながら、何か竹島あるいはその領海を守り抜くというような、あるいは守るための手段を適切に講じたという形跡が見てとれないんです、体を張ってやっておられた...全文を見る
○長島(昭)委員 そういうことなんですよね。今回の防空識別圏でも、撤回を要求する、あるいは懸念を表明する。外務省はこのときも、口上書を何回も発出して、竹島の問題のときも韓国側に相当抗議をしているんですけれども、言ってみればカエルの面に何とやらですよ。それは全く効果がなく、今日に至...全文を見る
○長島(昭)委員 済みません、これから検討ですか。国際法の許容する範囲でもう手だては講じられているんじゃないんですか。ここは大事なところですから、ぜひお答えください。
○長島(昭)委員 法制局が来ておられますから伺いたいんですけれども、これは国内法上、武力攻撃が起きているわけではない。さっきから申し上げているように、武力攻撃ではないんですね、この事態は。武力攻撃未満の事態なんですね。いわゆるグレーゾーンです。グレーゾーンの事態で、相手が政府の公...全文を見る
○長島(昭)委員 警察権を行使するというのは、いわゆる警職法に従って武器使用が許されるということでしょうか。すなわち、正当防衛、緊急避難以上のことはできないという理解でしょうか。
○長島(昭)委員 すなわち、領土が侵される蓋然性が高い事案であって、さっき海上保安庁次長から説明があったように、進路規制をしたり、あるいは退去要求をする、それも振り切って上陸を試みるような事案があった場合に、それを阻止するための武器使用、正当防衛や緊急避難以外に、我が国の領土を保...全文を見る
○長島(昭)委員 これが今の憲法上の大きな穴だというふうに私は思っています。現行の日本の法制度では、領土保全という、この大事な大事な法益を守るための武器使用は認められていないんですね、相手が公船の場合。政府の、つまり国の場合ですね。国または国に準ずる者の話にまたなってしまうんです...全文を見る
○長島(昭)委員 この問題は与党も野党もないと思いますので、もし法制度の欠陥があるとすれば、これはしっかり協力をして穴埋めをしていかなきゃいかぬというふうに思っております。そのことを申し上げて、質問を終わりたいと思います。  ありがとうございました。