長島昭久

ながしまあきひさ

比例代表(東京都)選出
自由民主党
当選回数7回

長島昭久の2015年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月03日第189回国会 衆議院 予算委員会 第13号
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○長島(昭)委員 民主党の長島昭久です。  私は、初当選のころから、外交、安全保障には与党も野党もない、あるのはただ国益だけだ、そういう信念で政治活動を続けてまいりました。  現下の国際情勢、我が国にとって本当に厳しい情勢だというふうに私は思っています。中国の台頭、そして、と...全文を見る
○長島(昭)委員 大事なことを二つ申し上げたいと思います。  一つは、安保法制の大改革、この大きな仕事をなし遂げる上に、国民のコンセンサスを得る努力をぜひ丁寧にしていただきたい、こういうことであります。これは言いかえれば、国会におけるより多くの賛同、賛成が得られるような進め方を...全文を見る
○長島(昭)委員 どういうメッセージを発信されるか、国民とともに注視をしてまいりたいというふうに思っています。  もう一つ懸念をしているのが、総理がまさに売りにしている地球儀を俯瞰する外交。この地球儀を俯瞰する外交、これは非常に聞こえはいいし、また、世界でかなり評価を得ていると...全文を見る
○長島(昭)委員 私は、この外交、安全保障というのは、あれもやりたい、これもやりたい、それはトップリーダーとしては、世界じゅう、まさに地球儀を俯瞰して、ここにも行きたい、あそこにも行きたい、ここでもこういう政策をやりたい、こういう思いになるのは理解できなくはないんですけれども、や...全文を見る
○長島(昭)委員 安保法制は連休明けに出てくるわけですね、政府が提出をされる。そして、それから議論が始まるわけですね。  そして、累次にわたって総理もおっしゃっているように、安保法制がしっかりと固まらない限り、自衛隊は行動できないわけですね。安保法制が固まってから、つまり、自衛...全文を見る
○長島(昭)委員 これは、総理、大事なところなのでもう一度伺いたいと思うんですが、九七年の、前のガイドライン、つまり今のガイドラインは、まず日米のガイドラインをつくってから、それを実施する法制度ということで周辺事態法をつくりました。ですから、まずガイドラインがあって、そしてその後...全文を見る
○長島(昭)委員 私の名前まで出していただいて、私が、今の国防長官のカーターさん、当時は副長官でしたけれども、お話をさせていただいて、日米の間でガイドラインの見直しに向けた実務レベルの作業を開始しようと、これはそのとおりであります。しかし、そのときにはまだ、集団的自衛権を含む、憲...全文を見る
○長島(昭)委員 いやいや、それは今後判断されるんだろうと思いますが、大事なことは、国会での議論をおろそかにしていただきたくないということなんです。つまり、アメリカともう合意しちゃった、だからこの線で法案をつくったからよろしく、これはだめですよ、総理。私たちは最初から反対とか言っ...全文を見る
○長島(昭)委員 いや、両者が整合すれば一番いいんですよ。しかし、整合するかどうか。だって、まだこちら側は、全く国会の議論は始まっていないんですよ、法整備の。  閣議決定で、安倍政権はこういう方向性を目指したいということはわかりましたよ。しかし、それが具体的に個別法でおりてくる...全文を見る
○長島(昭)委員 そうしますと、国会の議論を踏まえてと今おっしゃいましたよね。まだ始まっていないんですよ。  では、今、ガイドラインで何の議論をしているんですか。
○長島(昭)委員 いや、ですから、もう中間報告が出ていますよね、ガイドライン。そして、中間報告が出てから、もうかれこれ数カ月たつわけですね。しかし、まだ、そのもとになる、日本の、つまり行動を規定する、もっと言えば自衛隊の行動を規定する安保法制ができていない。まだ審議も始まっていな...全文を見る
○長島(昭)委員 いや、これは非常に苦しい。私、本当はきょうは領域警備の話をさせていただこうと思ったんですが、もうこれは時間がなくなってまいりました。  総理、どっちが早いかはそんなに問題ないとおっしゃいましたが、これは大問題だと私は思いますよ。  なぜかというと、では、総理...全文を見る
○長島(昭)委員 誤解のないように申し上げますと、私たち、別に、ガイドラインの改定の邪魔をしようと思って申し上げているわけではないんです。やはり国民の支持があっての同盟ですから、きちっとした法整備をした上でアメリカと協議に臨む方がよほど生産的ではないかということを申し上げているま...全文を見る
03月10日第189回国会 衆議院 予算委員会第一分科会 第1号
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○長島(昭)分科員 民主党の長島昭久です。  山谷大臣、御苦労さまです。また、赤澤副大臣、よろしくお願いいたします。  きょうは、犯罪被害者の支援事業について少しお話を伺いたいというふうに思っています。  私は、犯罪被害者支援、地元の地方議員がかなり熱心にやっておられて、そ...全文を見る
○長島(昭)分科員 ありがとうございました。  それでは、きょうは赤澤副大臣がお見えでございます。本題の預保納付金の制度について少し伺いたいというふうに思います。  これは、振り込め詐欺救済法というのをつくりまして、三年前、民主党政権下でありましたけれども、振り込め詐欺で被害...全文を見る
○長島(昭)分科員 今、大臣から二つ事業の御紹介がありました。まごころ奨学金事業、それと被害者支援団体への助成事業、この二つであります。  これは事務方からでも結構ですので、二〇一三年、そして二〇一四年度、過去二年この施策が展開されたと思いますけれども、それぞれについて、まずは...全文を見る
○長島(昭)分科員 これは、もともとそのための原資、どのくらいの規模があるんでしょうか。
○長島(昭)分科員 先ほど赤澤副大臣から、五十七億を使って二つの事業を展開すると。そして今、まごころ奨学金には四十億円、まず原資で使っていると。  大臣、振り込め詐欺、今すごくふえていますよね。それで、これは年々、大体どのくらい機構の方に預保納付金として残ってくるのか。もともと...全文を見る
○長島(昭)分科員 これは、四億、五億というものが毎年積み上がっていくということで理解してよろしいんでしょうね。  その規模に比べて、今御説明いただきましたまごころ奨学金、一年目が三十一名、二千八百二十八万円、二年目が五十三名で四千七百五十二万円。当初想定していた規模に比べて、...全文を見る
○長島(昭)分科員 通年化したというお話ですが、それまではかなり限定的な期間しか広報されていなかった。  これは、日本財団が基本的には計画を立ててやっていることなんでしょうか。
○長島(昭)分科員 協定を結んでというお話なんですが、これは私、実は最初にスキームをつくるときに多少かかわった立場で申し上げますと、当初は、これだけの原資がありますから百人、二百人規模で奨学生を募っていけるんじゃないか、こういう話だったというふうに記憶しているんですね。しかし、今...全文を見る
○長島(昭)分科員 つまり、日本財団と機構とで連携をとりながら、毎年毎年検証して、新たな計画の見直しも含めてやっている、こういうことでよろしいですね。  では、きょうは文科省にも来ていただいていると思いますが、今、奨学金の制度の話、まごころ奨学金の話をしましたけれども、学生たち...全文を見る
○長島(昭)分科員 今のお話ですと、無利子の奨学金が四十六万人、有利子の奨学金が八十七万人、まだ利子を払って返還する卒業生が多い状況ですけれども、これから文科省として、むしろ、貸与から今度は給付に変えていくべきじゃないか。親の収入によって子供の教育を受ける機会を奪ってはいけない、...全文を見る
○長島(昭)分科員 政府の奨学金制度というのはまだ給付型には転換をし切れていない、給付型はまだゼロだというふうに承知しておりますが、民間の奨学金あるいは大学、こういったところでは給付型も大分ふえてきているというふうに思いますね。  副大臣、このまごころ奨学金、これは貸与です。自...全文を見る
○長島(昭)分科員 副大臣、四十億の原資があって、これは決していいことではありませんけれども毎年ふえていく、こういう状況の中で、まだ四十人、五十人、そういう単位の奨学生ということもあります。やはり、返済の重圧を抱えながら、なかなか厳しいものが子供たちはあると思いますので、ぜひここ...全文を見る
○長島(昭)分科員 ここに犯罪被害者白書というのがございます。この中に、今、預保納付金を使った犯罪被害者等の支援事業について、こういうコラムが、九十八ページ、九十九ページ、百ページにわたってあるんですけれども、ここで紹介されているのが三重の団体への助成の事例であります。  これ...全文を見る
○長島(昭)分科員 今私が紹介した三重の団体のやった二つの事業、これは所管の官庁として適正だと思いますか。これが被害者支援にどうつながっていくのか。それぐらい、国民の皆さんにわかるように説明できないと私はおかしいと思うんですが、いかがですか。
○長島(昭)分科員 まだ釈然としないんですけれども。  ところで、犯罪被害者関連の団体、全国にどのくらいあるんでしょうか。
○長島(昭)分科員 それでは、四十七都道府県、ここには、各県に大体幾つぐらいずつ、この助成の対象になり得る団体があるんでしょうか。各県に一つずつぐらいあるんでしょうか。
○長島(昭)分科員 それで、私はきのう、きょうの質疑の準備のために、日本財団のホームページに行きまして、過去二年の助成実績をちょっと調べてみたんですが、幾つか特徴がありました。  一つは、先ほどちょっと触れたように、補助率が非常に高いということ。八〇%、九〇%、一〇〇%の補助率...全文を見る
○長島(昭)分科員 せっかくの機会ですから、ぜひもう一回この事業を洗い直して、犯罪の被害者の皆さんにお返しをするお金が、なるほど、被害者の皆さんの支援に使われているなという手応えを感じられる、そういう事業になるように、ぜひ検証していただきたいというふうに思います。  ちなみに、...全文を見る
○長島(昭)分科員 そこで伺いたいんですけれども、この当事者の皆さんの、それぞれやはりきっかけはあると思いますよ。当事者の団体でも、基本法ができて以来約十年ですけれども、きちんとした確かな活動実績があるところが結構あると思うんですけれども、そういうところに対する助成は、はなから除...全文を見る
○長島(昭)分科員 プロジェクトチームの報告書というのは何の法的拘束力もないと私は思いますので、ここはぜひ、きょうの質疑をきっかけに、もう一回見直していただきたい。大臣にも、副大臣にも、これはお願いしておきたいと思います。  大臣、せっかくお見えですので、最後に一つだけ。  ...全文を見る
○長島(昭)分科員 大臣は拉致被害者の奪還のためにも先頭に立っていただいていることはよく存じ上げておりますので、ぜひ今後とも、犯罪被害に遭われた方の支援活動をしっかりやっていただきますようにお願い申し上げまして、質問といたします。  ありがとうございました。
03月25日第189回国会 衆議院 外務委員会 第2号
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○長島(昭)委員 民主党の長島昭久です。  外務大臣は就任から二年を超えて、聞くところによりますと、現職の議員の外務大臣では在任期間最長ということだそうでありまして、宏池会の大先輩の宮沢外務大臣の在任期間を超えた。ただ、大平さんは四年やっておりますので、しばらく頑張っていただき...全文を見る
○長島(昭)委員 一昨年の十二月に、仲井真知事が埋め立ての申請に対する承認を与えましたね。そして、昨年の八月に岩礁破砕を許可した、こういう経緯だと思いますが、その際に、破砕許可のときに九項目の条件がついており、場合によって取り消す可能性がそこに記されている、こういう報道があるんで...全文を見る
○長島(昭)委員 無効なものであるという政府の主張はわかるんですけれども、この岩礁破砕の許可の取り消しをひっくり返すことは事実上できるんでしょうか。  沖縄県は何と言っているかというと、岩礁破砕許可を取り消せば政府側はボーリング調査を行うことができない、そういうふうに主張してい...全文を見る
○長島(昭)委員 期待はわかるんですけれども、農水大臣がその処分の取り消しをするまでの間、防衛省として、ボーリング作業は続行することになるんでしょうか。
○長島(昭)委員 これは、外務大臣、新しい知事が誕生しました、ああいう形で、前の仲井真さんとは全く百八十度政策が違う知事が誕生されたわけです。これは、政府からすれば、やりにくい知事さんだと思いますよ。しかし、これが直近の沖縄の民意でもあるんですね。そういう知事さん、沖縄の民意を代...全文を見る
○長島(昭)委員 官房長官がこの件は主管されていると思うんですけれども、総理もお会いになっていない。官房長官もまだお会いになっていないと思いますよ。外務大臣も、それから防衛大臣もお会いになっていない。つまり、安倍政権の主要閣僚、沖縄に対して向き合っている主要閣僚で、新しい知事とい...全文を見る
○長島(昭)委員 今、大臣、大事なことをおっしゃいました。法律に基づいて行わなければならないが、やはり相互信頼というのは非常に大事だ、こういう御指摘だったと思うんですが、私も全く同感です。この基地の問題というのは、特に沖縄の基地の問題は、これだけ負担をされているわけですから、私た...全文を見る
○長島(昭)委員 それで、その中で、第一項目の普天間飛行場の五年以内の運用停止、これを最初に私は聞いたときに、実は非常に違和感を持ちました、本当にできるのかなと。  大臣、できることは何でもやる、これは総理の答弁もそうなっているんですよ、日本政府としてできることは全て行うと。し...全文を見る
○長島(昭)委員 では、ちょっと事実を伺いたいんですけれども、この五年間というのは、起点はいつなのか、そして、期限はいつなのか。政府としてどういう認識ですか。
○長島(昭)委員 期限はいつですか。起点が二〇一四年の二月、終点は、期限はいつですか。
○長島(昭)委員 これは、政府のコミットメントなんでしょうか。
○長島(昭)委員 では、大事なことを聞きましょう。  運用停止という、その言葉の定義はどう認識していますか。
○長島(昭)委員 全然答えていないですね。  防衛副大臣がおられるから、防衛副大臣、お願いします。運用停止の定義、お願いします。この認識が一致していなかったら、コミットメントもくそもないですから。
○長島(昭)委員 運用の停止。運用の停止というのはどういうことですか。運航、運用、もう一度お願いします。もう一度お願いします、大事なことだから。
○長島(昭)委員 いやいや、済みません、運用停止の定義を聞いているので、運用停止ですと答えられても全く納得できません。  ちなみに、沖縄県は、県議会で沖縄県が答えているんですよ。沖縄県の定義は、米軍機が普天間の上空を飛ばないこと。これを五年間でできますか。
○長島(昭)委員 これを答えないと先に進めないんですよ、副大臣。外務大臣。
○長島(昭)委員 私が最初に、五年間で運用停止するということを聞いたときに違和感を持ったのは、まさにこの点なんですよ。沖縄の人たちと一緒にこれから定義についても考えていきましょうという今の大臣の御答弁を百歩譲って受け入れたとしても、では、アメリカ側はどう考えるかなんですよ。  ...全文を見る
○長島(昭)委員 答えになっていないんですけれども、では、防衛省に聞きましょう。  要するに、運用停止ということは普天間飛行場の機能が停止するということですよね。それは、新しい辺野古の代替施設ができて移設が完了する前に、普天間の機能を停止することはできるんでしょうか。
○長島(昭)委員 防衛の専門家に伺いたいんですけれども、移設が完了する前に、普天間から辺野古に、辺野古かどうかわかりませんが、今の海兵遠征軍の、アメリカの海兵隊の機能が移駐される前に、移設される前に、運用を停止することは可能ですか。
○長島(昭)委員 いいですか、沖縄の人たちは、飛行機が飛ばないこと、これを期待しているんですよ。今の話は全然違う、訓練の移転なんというのは。そんなものは、前からずっとやってきているんですよ。  では、基本的なことを言いましょうか。  まず、先ほど私が申し上げたとおり、埋め立て...全文を見る
○長島(昭)委員 運用停止が先ほど二〇一九年の二月とおっしゃっていましたね。運用停止が二〇一九年の二月。基地が完成するのが、どんなに早くたって二二年の前半。  日米で統合計画、二〇一三年の四月に合意しました、これは二二年に移転完了と明記されています。それから、二〇〇六年のロード...全文を見る
○長島(昭)委員 我々も総理大臣の県外、国外という発言にかなり振り回された経緯もありますので、そういう経験も踏まえて私はあえて忠告を申し上げたいと思いますが、余り実現可能性のないことをお約束されて、かえって沖縄県の皆さんの期待を失望に変えてしまって、そしてできることもできなくなっ...全文を見る
○長島(昭)委員 大臣もおわかりだと思いますが、この件は本当に慎重にも慎重を期して進めていただきたいというふうに思います。そのことを申し上げて、次に行きたいと思います。  先週末、ソウルで日中韓の外相会談が行われました。前回が二〇一二年、ちょうど野田政権、私も補佐官で、一緒に北...全文を見る
○長島(昭)委員 その中で、私がきょう取り上げたいのは、産経新聞の前ソウル支局長、今、起訴という話がありましたけれども、もちろん、起訴をされたことにも、その起訴事由を見たときに非常にびっくりしましたが、これは長期に出国停止になっているんですね、ずっとこれまでの間。もう七カ月以上、...全文を見る
○長島(昭)委員 今大臣がおっしゃったように、これが起こったのが、事件といいますか、記事がネットに配信されたのが八月の上旬です。去年の八月八日にソウルの中央地検からいきなり出頭命令が出されて、それ以降、七カ月以上も出国禁止処分が八回にわたって延長されている。これは行政処分ですよ。...全文を見る
○長島(昭)委員 何度も言っています、遺憾の意を表明しています、政府から聞こえてくるのはそういうメッセージだけなんですよ。本当にどういう働きかけが行われているのか。  もちろん、さっき大臣おっしゃったように、表現の自由、報道の自由の問題も、これは極めて大事。つまり、こういうこと...全文を見る
○長島(昭)委員 外務大臣、二十四時間ですよ、日本の法令は。もちろん、韓国の法令とは違うと言われればそれまでかもしれませんが、常識的に考えて、証拠隠滅をするおそれがあるとか、あるいは、出国したらどこに行っちゃうかわからないとか、こういうことでもあれば、百歩譲って、別かもしれません...全文を見る
○長島(昭)委員 人権理事会でのアクションは極めて適切だと思います。  ただ、今、表現の自由の話だけしかされませんでしたけれども、それも大事ですよ、精神的自由の根幹をなすものですから大事ですけれども、身体の自由も奪われているということですよ。この点もぜひ国際社会で訴えていただき...全文を見る
○長島(昭)委員 これは本当に行政処分ですから、しっかり、外務大臣からもそうですし、日本政府全体、きょうは副長官がお見えですから、副長官にも一言伺いたいと思います。  この点について、本当に速やかに、日本政府として、韓国政府に対してきちっと行政処分の撤回を求めていただくこと、お...全文を見る
○長島(昭)委員 これは特段のアクションをぜひ起こしていただきたい。  安倍政権は、第一次政権のときから、価値観外交、こういうことを標榜してきたし、国家安全保障戦略の中にもそういう表現があります。これは本当に基本的人権にかかわる重要な価値の問題でもあると思います。  人権、人...全文を見る
04月01日第189回国会 衆議院 外務委員会 第4号
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○長島(昭)委員 おはようございます。長島昭久です。  先週に引き続いて質疑の機会を与えていただきまして、理事の皆さん、ありがとうございます。  先週ちょっと積み残した課題について、幾つかお伺いをしたいというふうに思います。  一つは、在外邦人の安全確保、在外公館の警備につ...全文を見る
○長島(昭)委員 今お話しいただいたように、やはり情報収集と分析、これは非常に大事だというふうに思います。  そういう中で、きょうは防衛省から来ていただいていると思いますが、防衛駐在官の増員の話が一方で出てきています。これはテロ対策の文脈でほぼ同時に出てきた話なんですが、今、藤...全文を見る
○長島(昭)委員 わあっと今いろいろミッションをおっしゃったんですけれども、もう少し焦点を絞って伺いたいと思うんです。そもそも防衛駐在官の役割というのは何かと伺いたいと思うんです。  いろいろな方と話していると、シリアのISの事案のあった後、防衛駐在官の増員という話が出たので、...全文を見る
○長島(昭)委員 非常に正確な御答弁をいただきまして、ありがとうございます。  大臣に伺いたいんですけれども、今聞いていただいたように、防衛駐在官の収集する情報というのは、偏りがあると言うとちょっと語弊がありますけれども、軍事的な、国防コミュニティーの中のいろいろな情報なんです...全文を見る
○長島(昭)委員 先ほど私は、防衛駐在官が武装して大使館や大使公邸を守っているわけではない、そういうふうに考えているのはちょっと誤解だということを申し上げたんですけれども、それでは、大臣、在外公館や公邸を物理的に守っているのは誰でしょうか。
○長島(昭)委員 いや、大臣、在外公館の役割は先ほどの御答弁でよくわかっているんですが、在外公館や大使公邸などを物理的に守っているのは誰ですか。
○長島(昭)委員 政府の機関だけですか。
○長島(昭)委員 ですから、主要国は、アメリカみたいに海兵隊員がガードしているところももちろんありますけれども、基本的には現地の警備会社と契約を結んで、そこで警備員を派遣してもらってガードしてもらう、こういうことですから、これはやはり予算が非常に大事なんですね。きちっと予算をつけ...全文を見る
○長島(昭)委員 確かに、これは警備上の秘密にかかわる話ですから、詳しく御答弁はいただけないと思っておりましたが、それでも今、実数は百名、こういうことをおっしゃっていただきましたので、非常に意を強くしたところであります。  繰り返し申し上げますが、在外公館は在外邦人にとっては最...全文を見る
○長島(昭)委員 きのう、自民党の佐藤国対委員長が、大体五月の中旬ごろだと。つまり、連休明け。大体皆さんはそう予測しているんですね。それよりスピードアップできそうな情勢なんでしょうか。
○長島(昭)委員 私が仄聞しているところによると、相当大変だ、土日もない、連休もないと。本当にかわいそうだなと思うんですけれども、事務方の皆さん。  となりますと、その前に、つまり提出の前に恐らく総理がワシントンに行かれることになるんだろうというふうに思います。これはもう日米両...全文を見る
○長島(昭)委員 改めて指摘させていただきたいと思いますが、やはり安保法制が完成しないと、自衛隊がきちっと行動する、その自衛隊の行動、できるかできないかということも含めて、定まらないんですね。  私は、再三申し上げているとおり、そういう担保をきちっと確立した上で、米側と、日本と...全文を見る
○長島(昭)委員 さて、この新しいガイドライン、ガイドラインの改定、これは十八年ぶりの改定となります。  それでは、お伺いしたいと思いますが、今回、ガイドラインを改定する目的、意義はどこにあるんでしょうか。
○長島(昭)委員 十八年ぶりの改定、いろいろな思いが私もあります。  やはり、前回は、九三年の北朝鮮核危機の後、九三年、九四年の核危機のときに、当時も連立政権でしたけれども、米側が対応するときに、日本側は何ができるんだ、どういうサポートができるんだと。一説には、一千項目ぐらいの...全文を見る
○長島(昭)委員 まさに今外務大臣がおっしゃったように、法律ができないと、これができるかできないかわからないんですよ。ですから、ガイドラインの積み残しのこういう制約も、アメリカとの交渉の中で一体クリアできるかどうかということはわからないんですよ、まだ。そういう中で、アメリカと何の...全文を見る
05月19日第189回国会 衆議院 科学技術・イノベーション推進特別委員会 第3号
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○長島(昭)委員 民主党の長島昭久です。  この委員会では初めて質問させていただきます。  また、大臣におかれましては、たくさん所掌のある中、大変御苦労さまでございます。  先ほど、身内ではありますけれども、津村筆頭の質疑を後ろで聞いておりまして、本当に、科学技術に対する情...全文を見る
○長島(昭)委員 マルチユースという新しい言葉を聞かせていただきました。  ImPACTのパンフレット、十二名の方の研究がるる解説、紹介されているわけですけれども、鈴木さんという方、超高機能構造たんぱく質による素材産業革命、クモの糸は既存の材料と比較して全く異次元の性能を持つそ...全文を見る
○長島(昭)委員 ありがとうございます。  技術というのは、もちろん、デュアルユース、あるいは軍事目的、安全保障目的というものを最初から志向している場合もあれば、研究開発を進めていった結果、まあ、利用については、つまり出口については恐らくオープンだと思うんですね。このImPAC...全文を見る
○長島(昭)委員 先ほど大臣もおっしゃっていましたけれども、技術分野というのは、興味が尽きないというか、本当に夢があるんです。例えば、ロボットとか、自動運転技術とか、センサー、セラミック、あるいは、ボルトとかナットを使わないで接合するような技術、それから炭素繊維とか、これは本当に...全文を見る
○長島(昭)委員 防衛省、きょう来ていますね。どうですか、防衛省として。技術本部とか。  当然のことながら、特に軍事だとか民生だとかというこれまでの既成概念にこだわらずに、防衛大臣が入ると、何か全部、研究自体が物騒な方向に持っていかれるみたいな、そういう既成概念はそろそろ払拭す...全文を見る
○長島(昭)委員 山口大臣が、防衛大臣の方から強い要望があればというお話でしたので、私は、直接中谷大臣にかけ合ってみたいと思います。  続きまして、経産省所管のNEDO、新エネルギー・産業技術総合開発機構、これも今大改革に着手したところだというふうに承知しておりますけれども、こ...全文を見る
○長島(昭)委員 NEDOは、やはりエネルギー分野で物すごい成果を出しているんですよね。  例えば、レアアースをなるべく使わない技術開発。これは、二〇一〇年に例の漁船衝突事案が起こって、中国に八割、九割依存していたものを急速に半分以下にまで持っていった。これは、外交を通じてレア...全文を見る
○長島(昭)委員 次に、防衛省にまたお伺いしたいと思います。  我が国はこれまで、防衛装備品の調達先、マーケットが自衛隊に限られていましたので、企業は軍事技術の研究開発には余り積極的ではなかった、こういうことが言えると思います。  ちょうど私たちが政権のときに、武器輸出原則の...全文を見る
○長島(昭)委員 ありがとうございました。ぜひ、小さく産んで大きく育てていただきたい、こう思っています。  それでは、山口大臣、総合科学技術・イノベーション会議では、かねてから、国の存立あるいは繁栄にかかわるような基礎的な重要技術分野というのを国家基幹技術と呼んで、五年ごとの科...全文を見る
○長島(昭)委員 大臣、本当に大事な指摘をしていただきました。国家、国民の安全、安心の確保、これを課題の一つの大きな柱に据えていただいている。これは大変重要だと思います。  その意味で、私は、最後に申し上げて質問を終えたいと思いますけれども、やはり国家安全保障という観点は技術革...全文を見る
05月28日第189回国会 衆議院 我が国及び国際社会の平和安全法制に関する特別委員会 第4号
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○長島(昭)委員 おはようございます。民主党の長島昭久です。  戦後最大の安保法制の大改革、こういうことでございまして、安全保障を専門にやろうと私も志してまいりましたので、感慨深いものもございます。ただ、やはり法案の中身はきちっと審議をしていかなければならない、こういう姿勢で質...全文を見る
○長島(昭)委員 ありがとうございます。  私も、大体おおむね総理のおっしゃったことを首肯したいと思いますが、一言で言って、安全保障というのは、やり過ぎてもいけない、やらなさ過ぎてもだめなんですね。やり過ぎると、きのう長妻さんの方から問題提起があった、安全保障のジレンマに陥る、...全文を見る
○長島(昭)委員 私は、率直に言って、総理、ちょっと手を広げ過ぎたんじゃないかと思うんですよ。  私、湾岸戦争以来ずっと、外務省の皆さん、防衛省の皆さん、頑張ってこられた経緯を多少存じ上げておりますから、気持ちはわかるんですけれども、湾岸戦争以来の宿題を安倍さんの支持が高いうち...全文を見る
○長島(昭)委員 総理、大事なことをおっしゃっているんですよ。だけれども、最後、速やかなスイッチ、これができないんです。総理、認識がちょっと甘いと思います。これからそこを少し詰めていきたいというふうに思います。  日本は海洋国家です、海洋国家。国土面積は三十八万平方キロ、これは...全文を見る
○長島(昭)委員 今、国家公安委員長、速やかにとおっしゃいました。もちろん速やかにやっていただかなきゃならぬのですけれども、これは、最初押し寄せてきたとき、父島、母島におられる住民は二千五百人、警察官は十七名だったわけですよ。対応できないですよ。少し増員して二十八名までされたんで...全文を見る
○長島(昭)委員 海上保安庁は、洋上補給能力というのはないんですよね。父島に二見港というのがありますけれども、給油施設はないんですね。非常にオペレーションを進めていく上で制約があるんです。これが離島の現実です。  防衛省・自衛隊は、何かサポートを当時考えておられなかったんでしょ...全文を見る
○長島(昭)委員 輸送とか、あるいはUS2という飛行艇も防衛省は持っているわけですよね。ですから、協力しようと思ったらできるんですよ。能力はあるんです、それがつながらないところが問題なんです。  官房長官、きょうお見えいただいておりますので、今回のこの小笠原の事案で、いろいろな...全文を見る
○長島(昭)委員 二点申し上げたいと思います。  検証されたということなので、私はそれはそれで多としたいと思いますが、今おっしゃっていただいたものは全部事後的な措置なんですよ。事前にこれを抑止することは不可能なんでしょうか。  例えば、中国からえっちらおっちら漁船が来るわけで...全文を見る
○長島(昭)委員 いやいや、私が聞いたのは、治安出動が発令されるまでにどんな手続が必要ですかということを聞いたんですが、もう随分先の方までお答えになったんですが。  まず事態認定が必要なんですよ、発生したという。そしてその後閣議決定が行われて、そしてようやく防衛大臣が治安出動待...全文を見る
○長島(昭)委員 今、治安出動下令前の情報収集の話をされました。武器を携行してとおっしゃいました。しかし、これは部隊行動できるんですか。基本的には情報収集でしょう。  例えば、ゲリラやコマンドみたいなのが入ってきて原発の施設を襲っている、機動隊では持ちこたえられない。その前の段...全文を見る
○長島(昭)委員 そうなんですよ。それじゃ本当に、防衛大臣、間に合わない。  問題なことは、治安出動とかあるいは防衛出動が下令される前は、武装して、装備を持って自衛隊は駐屯地から出られないんですよ。これが今の、現行法の規定なんですよ。  ですから、もうマックスで対応している機...全文を見る
○長島(昭)委員 これは皆さんももうお気づきになっていると思いますし、テレビをごらんになっている皆さんもおわかりだと思いますが、閣議決定のタイミングを早めても、今私がるる申し上げた自衛隊法上の制約は取っ払われていませんので、適時適切に自衛隊は対応できないんですよ。これが致命的な欠...全文を見る
○長島(昭)委員 総理、経験とか、少しは迅速化したとか、かなり迅速化したとか、そういう形容詞の問題ではないんです。問題なのは、権限の問題なんです、権限の問題。  今、海のお話をされました。海と空というのは、部隊が動くときには装備も全部ついているから、これは意外とスムーズなんです...全文を見る
○長島(昭)委員 今、免除権の話をされました。外国公船というのは、国際法上、執行権を免除されている、こういうことであります。  これは外務大臣に伺いたいんですけれども、国連海洋法条約二十五条、「沿岸国の保護権」これが規定されています。「沿岸国は、無害でない通航を防止するため、」...全文を見る
○長島(昭)委員 長官にお伺いします、海保庁長官にお伺いしたいんですが、もう少し具体的なイメージが湧くような御答弁をいただけないですか。  例えば強制接舷とか放水とか。進路規制とかそういうのができるのは私もわかっています。それを超えてさらにやってきたときに、強制接舷あるいは放水...全文を見る
○長島(昭)委員 今、盛んに国連海洋法条約の免除権、三十二条、ここに外務大臣も海保庁長官も配意されていると思うんですが、この三十二条の立法趣旨は何でしょうか。  政府公船に対する執行管轄権の免除というのは、不法行為を働くような船にも適用されるんでしょうか。ここをお答えいただけま...全文を見る
○長島(昭)委員 総理、これを最後に聞いてください。こういう答弁が以前あるんですよ。  平成十四年の四月四日、安全保障委員会議事録。外国公船を主張しながらもあえて不法行為をしてくる、現実に我が国の国民の生命財産に、あるいは秩序に危害を及ぼすような、そういう行動をとっている場合に...全文を見る
06月05日第189回国会 衆議院 我が国及び国際社会の平和安全法制に関する特別委員会 第7号
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○長島(昭)委員 民主党の長島昭久です。  私も、午前中の憲法の話を少しさせていただきたいと思うんです。  私も実は、きのうの憲法審査会の三人の憲法学者の方の違憲宣告には衝撃を受けました。午前中に出ていない大事な論点を一つ、法制局長官にお伺いしたいと思っています。  きのう...全文を見る
○長島(昭)委員 憲法学者の大半が自衛隊違憲論であるということは私も存じ上げております。しかし、きのう、三人の憲法学者が意見をお述べになったうちの小林節という教授は私の指導教授でもありまして、私が学生時代から小林教授は自衛隊合憲論をずっと唱えていた、そういう教授でもあるわけですか...全文を見る
○長島(昭)委員 そういう話ではないんですよ。  私はきょう、南シナ海の問題を正面から質疑しようと思って準備をしてまいりました。ホルムズの機雷掃海というのは、私たちから言わせると、ほとんど蓋然性のない事例なんですね。むしろ、後でずっとるる議論させていただきたいと思いますが、今の...全文を見る
○長島(昭)委員 最後の結論に来るまで相当時間がかかったんですけれども、法理的には、新三要件に当てはまった場合には事態認定をすることも辞さない、こういうことであります。それは、地域を限定するものではない。海峡が狭隘であるとか、そういうことではないですね。場合によっては、そういう事...全文を見る
○長島(昭)委員 いや、大臣、よく聞いてください。  事態認定をするその判断のプロセスを教えてください。後で何をやるかという話はもういいんですよ。それはわかっています、ここに書いてあるんだから。  そうじゃなくて、どういう判断をして、どんな事態、例えば、では言いましょう。周辺...全文を見る
○長島(昭)委員 いや、全然質問に答えていないですよ。  では、外務大臣、答えてください。  どんな事態が生じたら事態認定するんですか、重要影響事態。これは外務大臣も無縁じゃありませんよ。これは野呂田六類型というものも過去にあるわけです。そして、これからどういう事態が起こるか...全文を見る
○長島(昭)委員 防衛大臣、どうですか。判断の基準、どんな事象が起こったら重要影響事態を認定することができるか、そこを聞かせください。そうしないと国民はわからないですよ、全部ブラックボックスなんだから。
○長島(昭)委員 外務大臣、しっかりフォローしておいてください。今おっしゃっていただきました深刻な軍事的緊張状態が起こるとか、あるいは武力衝突が発生するとか、これは、また中東、インド洋とおっしゃいましたけれども、それに限りませんよね。これからお話をしますけれども、日本の周りで今一...全文を見る
○長島(昭)委員 今、武力の行使をする以外に手段がないというのは、これまでの歴代内閣の答弁でいくと、ただ外交交渉で片がつくもの、こういうような答弁もあるんですけれども、そういうことを念頭に置いているんでしょうか。それとも、総理が再三使っているように、迂回ルートがあるなしが判断基準...全文を見る
○長島(昭)委員 そして、第三要件なんですけれども、必要最小限度。  せんだって、玄葉元大臣が少し首をかしげておられましたけれども、外国領域における武力の行使禁止原則の例外は、誘導弾の根元をたたく敵基地攻撃、それから受動的、限定的な機雷掃海、これが例外に当たるというような答弁を...全文を見る
○長島(昭)委員 このときは誘導弾の話も出てくるんですが、その後なんですよ、これは。「仮に、他国の領域における武力行動で、自衛権発動の三要件に該当するものがあるとすれば、憲法上の理論としては、そのような行動をとることが許されない」、つまり、私のこの表はありますか、お手元に。「外国...全文を見る
○長島(昭)委員 今の法制局長官の御答弁は、旧三要件、つまり個別的自衛権を前提とした御答弁のように私には聞こえました。我が国に対する攻撃を排除する、だから機雷と敵基地攻撃、限定的なこれしかない。  しかし、今度は集団的自衛権でしょう。我が国に対する攻撃ではない、他国に対する攻撃...全文を見る
○長島(昭)委員 いや、必要最小限度の考え方が変わっていると言っていないんですよ。その手段として、機雷や敵基地攻撃にとどまるものではないんじゃないですか。ほかの武力行使の可能性だって、大臣、米艦防護なんというのがもう事例に挙がっているわけですよ。可能性はあるわけですよ、ほかのこと...全文を見る
○長島(昭)委員 まあいいや。次に行きましょう。  重要影響事態にもう一度戻ります。  まず、基本的な質問をしたいと思うんですけれども、重要影響事態のもとでは、これはメニューとしては後方支援しか上がっていないんですが、後方支援、この法案に上がっているメニュー以外はできないと考...全文を見る
○長島(昭)委員 では、少し違った角度で聞きましょう。  平時で許されているような行動は、重要影響事態でも後方支援以外でできることがあるんでしょうか。(発言する者あり)  岩屋理事から、もう少し具体的にという話がありましたので。例えば警戒監視、例えばアセット防護、こういったも...全文を見る
○長島(昭)委員 そうなんですね。武力行使と一体化の制約がかかってくるんですね。  これは、私、皆さんはシームレスだ、切れ目なくと。米側にもそういう説明をされていると思います。  ここに、皆さんのお手元にも一番最後に、ガイドラインの見出しだけつけてまいりました。「4 日本の平...全文を見る
○長島(昭)委員 平素におけるアセット防護においては、それができるエリア、できないエリアがあるんでしょうか。つまり、どこでもできるんでしょうか、それともできなくなるようなエリアがあるんでしょうか。
○長島(昭)委員 したがって、何度も繰り返して恐縮ですが、法理的には地球上どこでもできる、こういうことになるんですね。よろしいですか。
○長島(昭)委員 それでは、防衛大臣が御決断をされることになるんだろうと思いますが、例えば南シナ海で警戒監視活動をアメリカと一緒にやる、あるいは日本独自でやる、こういう可能性は排除されませんね。
○長島(昭)委員 アメリカのデービッド・シェアー国防次官補あるいは海軍のトーマス司令官、お二人とも、日本と一緒に南シナ海での警戒監視活動ができたらいいな、こういう意見表明をされていますが、防衛大臣として、そのことも含めて、平素、警戒監視、あるいは場合によっては九十五条の二を適用し...全文を見る
○長島(昭)委員 では、南シナ海の状況にいきましょう。  皆さんのお手元、三ページ目をごらんになってください。五〇年代から中国が盛んに海洋進出を繰り返しているというこれはクロノロジーであります。  問題は、今、南沙諸島で大変懸念が広がっておりますが、四ページ目をごらんください...全文を見る
○長島(昭)委員 皆さんの三ページにまた戻っていただきたいんですが、一九九二年に在比米軍が撤退をしました。クラーク、スービック両基地からアメリカ軍が撤退をした。その直後、このクロノロジーには書いてありませんが、中国が領海法というのを制定するんですね。公布するんです。この中国の領海...全文を見る
○長島(昭)委員 この場で、認めていないということを断言することはできないんでしょうか。
○長島(昭)委員 問題は、領海を形成する、あるいはEEZを形成する基線ですね。島、岩礁なら岩礁、これは国際ルールがありますよね。単なる岩で、時々出てくるような、海面から頭を出すような岩では、これは領海を形成する基線、いわゆる領海基線とは認められない、こういうことになるんですが、日...全文を見る
○長島(昭)委員 わかりました。  なかなか外交上の理由もあって確たるお答えがいただけないんですが、例えばアメリカ合衆国。アメリカ合衆国は、この十二海里、中国が主張している人工島を中心とする十二海里の領海は認めていない、進入も辞さず、これはまさに公海だからどこの国の領海でもない...全文を見る
○長島(昭)委員 これは余りごまかしていただきたくないんですね。  つまり、先ほど法制局長官とやりとりしたように、他国の領域の中でやれること、やれないことがあるんですよ。アメリカと同盟を結んで、場合によっては、アメリカと一緒になってこの海域で警戒監視活動をやるかもしれないんです...全文を見る
○長島(昭)委員 なかなか正面からお答えいただけないんですけれども、ただ、先ほど防衛大臣もおっしゃったように、これは、確認することは困難とか、やはり曖昧にしておいたら日米の計画策定ができないですよね。共同計画の策定、これに私は支障を来すと思うんです。だから、そういうことを含めてき...全文を見る
06月15日第189回国会 衆議院 我が国及び国際社会の平和安全法制に関する特別委員会 第10号
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○長島(昭)委員 おはようございます。民主党の長島昭久です。  本委員会の議論も三十時間を超えて、いよいよ法案審議の深掘りをしていこう、こういうところだったんですが、そのやさきに、六月四日の衆議院の憲法審査会で、三人の憲法学者から、この法案そのものが憲法違反である、こういう指摘...全文を見る
○長島(昭)委員 今、法制局長官は、それなりの重みがある、こういうことをおっしゃいました。  それでは、過日、憲法審査会で自民党の高村副総裁が御意見をお述べになって、最高裁の砂川判決で集団的自衛権というものを根拠づけているんだという趣旨の御発言をされましたが、重く受けとめるとい...全文を見る
○長島(昭)委員 長官、私、何を質問したか覚えていないですよ。忘れちゃった、本当に。  私は、今の岸内閣の集団的自衛権の考え方というのは、昔から勉強して、非常に興味深く思いましたよ。集団的自衛権という概念を、これは佐瀬昌盛さんの言葉ですけれども、中核概念を定めて、それ以外はでき...全文を見る
○長島(昭)委員 今、法制局長官、この判示の射程に集団的自衛権は含まれると。(発言する者あり)限定的な。含まれるが、それはフルサイズではない、こういう言い方をされましたね。  つまりは、その砂川判決を根拠に、その後、半世紀、今日に至るまで、どこかのタイミングで法制局として、その...全文を見る
○長島(昭)委員 いやいや、そんなことない。安倍総理が幹事長のときだったかな、量的概念、質的概念というところで限定的な集団的自衛権の行使については議論されていますよ、既に何度も国会で。去年の七月から始まった議論じゃないですよ。  つまり、はっきりさせましょう。砂川判決で集団的自...全文を見る
○長島(昭)委員 にもかかわらず、当の高村外務大臣は当時、集団的自衛権について問われたときに、砂川判決を引用してきて限定的な余地はあるんだけれども今は国際情勢の事情からそれはとらないとかなんとかという答弁ではなく、フルスペックの集団的自衛権の話なんかしていないんですよ。  です...全文を見る
○長島(昭)委員 今、法理的なことを聞いているんです、法理的なことを、長官。集団的自衛権をフルで、フルサイズで観念し始めたのは、この前の説明ですと、四十七年の政府見解のときはそうだった、こういう話をされました。  昭和三十四年の砂川判決のときはどうだったんでしょうか。
○長島(昭)委員 いやいや、砂川判決が触れなかったけれども、そこで言う自衛権に集団的自衛権も含意されているという見解なんでしょう。そうじゃなかったら、その後の論理が立たないですよ。  含意されていると言いたいんじゃないんですか、長官。
○長島(昭)委員 では、今、砂川判決の当時はフルサイズの集団的自衛権は観念していなかった、こういうふうにおっしゃいましたね。  そして、四十七年の政府見解を整えたときには、フルサイズの集団的自衛権を観念し、それを拒否した、こういう理解でよろしいですか。
○長島(昭)委員 法制局長官もたびたびおっしゃっていますけれども、集団的自衛権という概念は国際法上の概念だ、したがって、これはもうフルサイズで観念する以外にないんだと。四十七年の見解はそれに基づいているわけですよ。  ですから、それを砂川判決のときにだけ何か限定的な意味で理解し...全文を見る
○長島(昭)委員 砂川判決の法理というのが後知恵に聞こえるんですよ。だから、これだけ、私でもこんなにこだわって法制局長官に質問しているわけですね。このことを本当にもう少し、長官、しっかり御答弁をいただかないとなかなか納得されない、こう思いますよ。  もう一つ聞きます。  六月...全文を見る
○長島(昭)委員 長官、憲法解釈というのはぎりぎりの幅を示すんでしょう。今の長官の御答弁は政策判断の話ですよ。外部環境が変わったらその当てはめが変わる、それは政策判断として変わるんですよ。  今まで内閣法制局は、ずっとこの間、集団的自衛権は法的禁止ということで説明してきたんです...全文を見る
○長島(昭)委員 昭和四十七年当時とは確かに、あの当時はデタント真っ最中ですから、あの当時に比べたら今回が厳しいのはわかります。  その前に、一九八〇年代に新冷戦と言われている、今私が資料を使ってずっと描写をさせていただきましたけれども、そういう時代がありましたよね。そのときは...全文を見る
○長島(昭)委員 私は、率直な感想を申し上げますと、やはり今の安全保障環境の当てはめも意外と相対的なものなんですよ。それがまず一点。それから、憲法解釈の変更のロジックをつくる際に、高村さんも法律家、公明党の北側さんも法律家、法制局長官も法律家、法律家が寄ってたかっていろいろつくり...全文を見る
06月29日第189回国会 衆議院 我が国及び国際社会の平和安全法制に関する特別委員会 第15号
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○長島(昭)委員 民主党の長島昭久です。  まず、冒頭に、先ほど長妻委員も触れた、自由民主党の党本部で行われた保守系の皆さんの私的懇談会で出た数々の暴言、一つは報道機関に対する威圧、そしてもう一つは沖縄に対する侮辱、許しがたい発言の数々でありました。  加藤副長官、二つ伺いた...全文を見る
○長島(昭)委員 そうしますと、全体を総合的にごらんになってもなお、あの場に同席をされて、陪席をされて、先ほど長妻委員の話ですと、一番の先輩格と。私も、加藤副長官とは懇意にさせていただいておりますけれども、安倍さんとは相当近いお立場、まさに最側近のお一人というふうに見ておりますけ...全文を見る
○長島(昭)委員 その最後のところは、私も本当にそういう気が、感じがしますね。木原さんが自民党の青年局長として、私は、金曜日の総理の御説明からいっても、私的な懇談会だった、こういうことでありますから、青年局長としてあの場を仕切ったのではないというふうにお見受けしたんですけれども、...全文を見る
○長島(昭)委員 恐らく、内心じくじたる思いがあるんだろうというふうに思います。  その中で、沖縄についての暴言がありました。民主党も、沖縄については余り大きなことは言えない、そういう立場であります。  私も、野田政権の総理補佐官のときに、何とか、失った信頼、沖縄の皆さんの信...全文を見る
○長島(昭)委員 それでは、本題に入りたいと思います。  先週の金曜日の岡田民主党代表の質問、それに答える総理、皆さんのお手元の四ページ目に、事態の推移を私なりにまとめたものをお示しさせていただきましたので、それをごらんになりながらちょっと聞いていただきたいんです。  存立事...全文を見る
○長島(昭)委員 そうなりますと、これはもう一回図に戻ってください。  1周辺有事で米国が交戦状態に入ります、重要影響事態を認定します、日本が後方支援を開始します。日本が後方支援を開始するということは、この海域あるいはこの地域で、つまり日本の周辺ですね、この地域で日米が共同行動...全文を見る
○長島(昭)委員 つまり、我が国に対する攻撃の発生というのは着手をもって足りる、しかし、他国に対する攻撃は発生するまで我が方は何もできないということなんですか。もう一度お答えください。
○長島(昭)委員 そうしますと、つまり、我が国に対する武力攻撃と同じに解釈する、着手と発生の関係は同じだと。私はここをクエスチョンマークにしておきましたけれども、クエスチョンマークを取ってください。  こういう状況を皆さんにぜひ考えていただきたいんですが、重要影響事態で、相手側...全文を見る
○長島(昭)委員 いやいや、それはもちろんそうですよ。その話をしているんですよ、我が国ではない米艦艇に対する攻撃。  この米艦艇に対する攻撃が、これは法制局長官、よく聞いてくださいよ。秋山法制局長官の答弁では、状況によっては、我が国に対する攻撃の端緒あるいは着手、そういう状況と...全文を見る
○長島(昭)委員 今の法制局長官の答弁は、金曜日の総理の答弁を覆すものです。  読み上げましょうか。途中からですが、  ですから武力攻撃が発生していないときに、さっき申し上げたような、ある国が日本を火の海にしてやると、そして攻撃する態勢をとっていたとしても、これは切迫事態には...全文を見る
○長島(昭)委員 いやいや、総理はまたこう言っているんですよ。  彼らが持っている海軍力をある点に結集し始めているということになれば、これは例えば切迫事態になりますから、防衛出動が可能になってくるわけであります。この段階で切迫事態として防衛出動が可能になりますが、武力攻撃はまだ...全文を見る
○長島(昭)委員 ちょっと、訂正する部分をはっきり言ってください。
○長島(昭)委員 いや、相当混乱されていますね。この図にも書いてあるように、切迫事態ではまだ存立危機事態認定できずなんですよ。これは総理の答弁なんですよ。  もう一回訂正してください。いいかげんにやらないで、いいかげんに答弁しないでください。
○長島(昭)委員 では、申し上げます。  先ほど私、再三説明しているんですけれども……(発言する者あり)いいです、もう一回やりましょう。  我が国への武力攻撃が差し迫っている、そして、それはまさに武力攻撃切迫事態だと。これは全部総理が言っていますよ。そして、防衛出動を下令でき...全文を見る
○長島(昭)委員 私は今、具体的な事例で説明をさせていただきました。  それでは、平成十五年、十六年の秋山法制局長官の、「状況によっては、」という、この状況によってはそういう認定を受けるというその状況を具体的にお述べください。
○長島(昭)委員 総理もかなり苦労なさって相当具体的な踏み込んだ説明をされた。しかし、その説明と、先ほど来聞いていただいてわかるように、法制局長官の認識は若干ずれがある。  そして、今、最後、そごを、乖離を何とか調整しようとされましたけれども、私から見ると、私は、正直申し上げて...全文を見る
○長島(昭)委員 大臣、曖昧だから聞いているんです。もう少し明確な御答弁をいただきたいと思って聞いているんです。それを曖昧なんですと言われたら、もう聞きようがないですよ。  大臣、今、我が国に対する武力攻撃があるかないかが大事だとおっしゃった。でも、秋山法制局長官を初め過去の答...全文を見る
○長島(昭)委員 ちょっと、では、今の御答弁が正しいとすれば、過去の秋山答弁は、これは修正ですか。だって、我が国に対する武力攻撃があるかないかがメルクマールだとおっしゃいましたよね、今。状況によっては、我が国に対する武力攻撃がなくても攻撃の着手や端緒とすることができると言っている...全文を見る
○長島(昭)委員 あとは、これから優秀な質疑者が続きますので、後に譲りたいと思います。  もう本当に時間がなくなっちゃったんですが、ミサイル対処事態、これをきょうは大臣と真剣にやりたかったんですね。  まず、これも金曜日、総理が維新の党の木下委員に答えてこういうふうにおっしゃ...全文を見る
○長島(昭)委員 このデータリンクについて、総理は先ほどの答弁に続けて、こうおっしゃっているんですね。   しかし、このリンクを突破しようとする上において、それを破壊していこうということは攻撃をする方の側は当然考えるわけでございます。こういう状況というのは昭和四十七年には全くな...全文を見る
○長島(昭)委員 これは、BMD対応艦、あるいはそのリンクされている、CECともいいますけれども、そういうシステムを搭載したイージス艦への攻撃、こういったものを考えていくんだろうということだと思います。  それでは、我が国を取り巻く、先ほどの、総理がおっしゃった、まさに我が国の...全文を見る
○長島(昭)委員 防衛研究所で公刊されたことしの東アジア戦略概観、これは大臣もお読みになっていると思いますが、去年二月にアメリカの国防総省が公表した北朝鮮の軍事・安全保障に関する年次報告書を引用して、それによりますと、今大臣がおっしゃったノドンミサイル、ノドンミサイルというのは日...全文を見る
○長島(昭)委員 相当深刻な状況にあって、しかも、北朝鮮は、去年二月から七月にかけて、二百五十発もの新旧弾道ミサイルあるいはロケット弾の発射実験を行っているんですね。もう本当に、そういう意味でいうと、いつ発動されてもおかしくない、そういう状態だと思います。  そのことを受けて、...全文を見る
○長島(昭)委員 今大臣が御説明いただいたのを図にしたのが、皆さんのお手元にあると思います。人工衛星というか早期警戒衛星から弾道ミサイルはそこを探知して、そしてそれがハワイを経由して横田の日米の合同の司令部に行く。そして、展開しているイージス艦との間でまさにリアルタイムにデータリ...全文を見る
○長島(昭)委員 これは、法案が仮にここで成立したとしても、状況は同じですか。
○長島(昭)委員 残念ながら、これも今回の法案の大きな欠陥です。ここが埋まらない限りは万全な体制がとれないんですよ。  まさにそれは、あさっての方向に行くからいいだろうというんですけれども、これは安保法制懇でこういうふうに言っているわけですよ。「米国に向かう弾道ミサイルを我が国...全文を見る
07月03日第189回国会 衆議院 我が国及び国際社会の平和安全法制に関する特別委員会 第17号
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○長島(昭)委員 民主党の長島昭久です。  午前中から質疑を続けておりますけれども、まず枝野委員からは憲法論、また長妻委員からはいわゆる着手論、そして今、後藤委員からはホルムズそして周辺事態、周辺有事に係る法的論点について質問させていただきました。  私は、きょう、ずばり南シ...全文を見る
○長島(昭)委員 私は、国民は二つの不安を抱えているというふうに思っているんですね。  一つは、今、総理は、幅広い内容だ、複雑な内容だ、こうおっしゃいましたけれども、私たちから見ても、非常に手を広げ過ぎている。思い切り手を広げて、あれもやれる、これもやれるようにしよう、そういう...全文を見る
○長島(昭)委員 本当に私は、議場を二分するような雰囲気で、怒号が飛び交う中で採決をやって、そしてこの法案が仮に通ったとしても、国民の皆さんの中にわだかまりが残るし、そして、そのために、その法律によって海外に派遣をされる自衛官の皆さん、あるいはその御家族の皆さん、そういう皆さんの...全文を見る
○長島(昭)委員 前回も少しやりとりさせていただきましたが、外務大臣、国際法の観点から少しお話を伺いたいと思います。  中国が今南シナ海でやっている、今防衛大臣から報告がありました、ただでさえ、五カ国の領有権が入り乱れている場所、そこで、事もあろうに岩礁の上に埋め立てを始めて、...全文を見る
○長島(昭)委員 端的に伺います。  それでは、今、中谷大臣がおっしゃった、七つ、八つの、中国が造成をほぼ完了したという、埋め立てを完了したというこの人工島は、中国の領海、領空を形成する基線、領海基線となり得るものでしょうか。
○長島(昭)委員 ぜひ、これは国民の皆さんもごらんいただいておりますから、おわかりいただいたと思いますが、今外務大臣のおっしゃったことは、これだけ報道されて、そして、これだけ世界じゅうで話題になり、関連国、例えばフィリピンであるとかベトナムであるとかマレーシア、ベトナムは、この海...全文を見る
○長島(昭)委員 今総理は、平和外交と地域の国々の能力構築、これは大事なことだというふうに私も思いますが、法案とは全く関係のない政策を今二つお挙げになりました。  それでは、この法案との関連で中谷大臣に伺いたいと思います。  六月五日の本委員会で私が質問させていただきまして、...全文を見る
○長島(昭)委員 いやいや、私は前提を申し上げているんですね。深刻な軍事的緊張状態や武力衝突が発生した場合で、しかも我が国に物資を運ぶ日本の船舶に深刻な被害が及ぶような場合には、今はそうじゃない、もちろんそうですよ。もしそういう場合には重要影響事態を認定する可能性はありますね。端...全文を見る
○長島(昭)委員 回りくどい御答弁でしたけれども、可能性はあると。  その場合、自衛隊は一体何ができるようになるのでしょうか。
○長島(昭)委員 大臣、私たちは法案をこれだけ審議すればだんだん法案も頭に入ってきますけれども、ごらんになっている国民の皆さんは法案を持っていないわけですよ。法案を読んでくれなんて、そんなめちゃくちゃな答弁はないじゃないですか。しっかりお答えください。
○長島(昭)委員 現行の周辺事態法では、米軍にだけ後方支援、今大臣がおっしゃった後方支援ができるようになっているんですが、この法案では、日米安保条約の目的の達成に寄与する活動を行う米軍だけでなく、国連憲章の目的の達成に寄与する活動を行うその他の外国軍隊に対しても後方支援を行うこと...全文を見る
○長島(昭)委員 ここもやはり、先ほど手を広げ過ぎたという話をしましたけれども、私たちの常識からいくと、アメリカ軍に対する、つまり、前提として日米安全保障条約がありますから、そういう条約のある国、あるいは、せいぜいACSAのようなものを結んでいる、これはオーストラリアだけですけれ...全文を見る
○長島(昭)委員 それはそうでしょう。それは防衛大臣がしっかりシビリアンコントロールをきかせていく、これは最低限だと思います。  しかし、それを場合によってはやるかもしれないこの南シナ海、とりわけ南沙付近の海域は、先ほどの外務大臣の御答弁のように、どこが領海なのか、どこからどこ...全文を見る
○長島(昭)委員 前回も、この海域で警戒監視をやる可能性はあるのかという質問に対して、大臣は、今のところ計画はありませんと。今の後方支援についても、今のところそういう状態ではない、状況ではない、プランはありません、こういうことでありますが。  少し御紹介したいんですが、六月四日...全文を見る
○長島(昭)委員 今の大臣の御説明、P3Cが参加をしている、しかし親善的な意味合いだ、こういう話ですが、共同通信にこういう記事がありました。アメリカが期待をする、自衛隊による南シナ海での警戒監視活動につながる動きだというふうに今回の訓練を分析する幹部もいる。これは自衛隊の幹部です...全文を見る
07月10日第189回国会 衆議院 我が国及び国際社会の平和安全法制に関する特別委員会 第19号
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○長島(昭)委員 民主党の長島昭久です。  本題に入る前に、東シナ海の問題にちょっと触れたいというふうに思います。  七月の六日の産経新聞、桜井よしこさんのコラムをお読みになって衝撃を受けた国民の皆さんは多かったと思うんです。皆さんのお手元にも配ってありますが、「東シナ海の日...全文を見る
○長島(昭)委員 総理、墨俣の一夜城じゃないんですから、ある日突然十二個にふえているわけではないんですね。徐々に徐々に積み上がっていった。しかも、南シナ海に我々が目を奪われているそのすきにつくられているんですね、ほぼ同時期に。  今、外務大臣おっしゃったように、繰り返し抗議をす...全文を見る
○長島(昭)委員 総理もお聞きになっていただいたとおり、安全保障上大変深刻な懸念があるわけです。  一年間抗議だけで済ませてきましたけれども、もちろん日中関係は大事ですよ、総理も今、日中関係改善のために御努力されているのはよくわかりますよ。しかし、事は安全保障の問題ですから、し...全文を見る
○長島(昭)委員 残念ながら、今の総理のお答えではなかなか納得しかねるところであります。  私どもは、午前中に細野政調会長からも話がありましたように、こういった近くの問題は徹底的にやる、現実的に対応する、しかし、遠くの問題については抑制的にやる。今の政府のお話を聞いていると、ホ...全文を見る
○長島(昭)委員 皆さんにはこのパネルをごらんいただきながらこのやりとりを聞いていただきたいと思うんですが、今、明確に、法律、立法化することの重要性。政府と同じことを基本的にはやるんですよ、情報共有を強化していく、あるいは、警察の能力あるいは海上保安庁の能力を強化していく。これを...全文を見る
○長島(昭)委員 新しい法案に対する答弁とともに、政府案に対する危うさも浮き彫りにしていただいたというふうに思います。  それで、これを見ていただいたらわかると思うんですが、政府の案では、法案はありませんけれども、運用の改善では、時間のすき間については、これは確かに埋まると思い...全文を見る
○長島(昭)委員 ですから、大臣、平素自衛隊に認められている権限の範囲内でおぼつかないから新しい法律が必要なんじゃないですか。私たちはそういう提案をしているんですよ。  治安出動前の、下令前の情報収集だって部隊行動ではないでしょう。武器は携行できるけれども自己保存だけでしょう。...全文を見る
○長島(昭)委員 つまり、治安出動や海警行動の下令前に、警備の補完のようなことができるんですね、警備区域内に限ってですけれども。そのことによって、対処における移行がスムーズに行われる、こういうことであります。明快な御答弁、ありがとうございました。  今度は逆です。  これは実...全文を見る
○長島(昭)委員 御答弁ありがとうございます。  今るる論じてきたように、ミリタリーとミリタリーが衝突する危険を回避しながら、しかし適時適切に警察機関から自衛隊への対処行動の移行というのをスムーズにする、この二つを両立するために編み出されたのが、最後に質問をさせていただきます領...全文を見る
○長島(昭)委員 これで終わりたいと思いますが、総理、聞いておられて、反論したくてうずうずされていたようですが、もっともだと思います。私たちが今、一方的に我々の法案の紹介をするような形になりましたから。与党の皆さんも、きょうは大体重要な論点を私はほとんどカバーできたと思っています...全文を見る
08月28日第189回国会 衆議院 外務委員会 第13号
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○長島(昭)委員 民主党の長島昭久です。  久しぶりの外務委員会、恐らく今国会、多分、まだまだ続けていきたいというふうに思います。  ちょっと質問通告をしていないんですけれども、この間に、大事な、戦後七十年談話が発表されました。私の感想を申し上げると、非常によくできた、よくで...全文を見る
○長島(昭)委員 ありがとうございました。  それでは、投資協定等々の質疑に移りたいというふうに思います。  今回、カザフスタン、ウルグアイ、ウクライナが承認されれば、さきに承認されたモンゴルと合わせて四つふえるわけですが、依然として、これが全部承認されたとしても三十七だとい...全文を見る
○長島(昭)委員 米国が四十ということで、米国も日本と似たような数字になっている。アメリカが少ない理由は何でしょうか。
○長島(昭)委員 いや、私は、いろいろレクを受けながら学んだことは、今回、投資協定、二つに分けると保護型と自由化型とあって、アメリカ側は自由化型でアプローチする傾向が当然ありますね。そうしますと、相手国の市場開放に伴う措置を相当ドラスチックにやっていかなきゃいけないので、結構交渉...全文を見る
○長島(昭)委員 それで、ウクライナに行きたいんですが、先ほど緒方委員がクリミアに適用されるのかという非常に興味深い質問をされていましたが、それぐらいウクライナは、今、激変、激動真っただ中、何で今のタイミングでこの投資協定を結ぶのかなというのは素朴な疑問としてあるんですけれども、...全文を見る
○長島(昭)委員 もちろん、投資協定は大事だと思いますよ。ウクライナ経済をある意味では立て直すという意味においても大事だし、進出している企業を守るという意味でも大事だと思います。  今、渡航制限の情報もという話がありましたが、これまでのウクライナ紛争の中で被害を受けた日本企業あ...全文を見る
○長島(昭)委員 こういう状況の中で、なお、今このタイミングでウクライナの投資協定を国会に承認を求めたい、ずばり何が一番決め手なんでしょうか。
○長島(昭)委員 次に、ウルグアイなんですけれども、中南米、これは吉良さんに聞いた方がいいかもしれませんが。  ウルグアイというと、アルゼンチンとブラジルに囲まれて、いわば小国ですよね、人口も三百四十一万人、進出企業も、邦人二百人、十五社というふうに外務省からいただいた資料に書...全文を見る
○長島(昭)委員 この問題はここで終わりたいと思うんですけれども、具体的にどんな企業が進出していて、どんな投資を日本側としては期待し、そしてそれがブラジルやアルゼンチンにどう波及していくというふうな想定、戦略なんでしょうか。
○長島(昭)委員 ありがとうございました。  極めて明確な構想というか戦略、経済外交戦略の輪郭が見えてきたような気がいたします。  残り時間を使って、今、私が参議院の安全保障法制の議論を聞いていて少し危惧をしている点について、外務大臣、あるいは防衛副大臣左藤さん、お見えですの...全文を見る
○長島(昭)委員 ありがとうございます。  一昨年策定された国家安全保障戦略にも同じような記述があって、現に北朝鮮による核開発、弾道ミサイル開発の進展という脅威がある、そういう脅威や、アジア太平洋地域における将来の核戦力バランスの動向、軍事技術の急速な進展を踏まえ、日米同盟のも...全文を見る
○長島(昭)委員 そこで、外務大臣がちょっと、これはいろいろな雰囲気、その場の雰囲気もあるんでしょうけれども、私から見ると懸念すべき御答弁をなさっておられます。  非核三原則があるから、そういう輸送なんというのは絶対行わないんだという答弁を防衛大臣も外務大臣もなさった上で、ある...全文を見る
○長島(昭)委員 私が想定した答弁とはちょっと違うというか、もう少しきちっとした政府の立場、私は今、重要な問題提起をしているつもりでいるんですよ。  非核三原則に対する外務大臣の思いはよくわかりました。我が国の国是として確立していることもよくわかります。  しかし、そのことと...全文を見る
○長島(昭)委員 大事なことは、今外務大臣がおっしゃっていただいた内容というのは、我々が政権をとっていたときの、ただいまは代表の岡田外務大臣の答弁にも軌を一にしているんです、継続しているんです。外交安全保障政策というのは継続するんです。  この点を踏まえて、与党、野党の間でこれ...全文を見る