中谷元

なかたにげん

小選挙区(高知県第一区)選出
自由民主党
当選回数11回

中谷元の1993年の発言一覧

開催日 会議名 発言
04月06日第126回国会 衆議院 安全保障委員会 第4号
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○中谷委員 まず、今後の我が国における国際貢献の姿勢についてお伺いをさせていただきます。  ことしの初めですけれども、矢で撃たれたカモをめぐる騒動がございました。このいわゆる矢ガモ報道では、矢で撃たれたカモを早く助けてやれと世論は沸き、区役所の職員や上野動物園の人なんかも懸命の...全文を見る
○中谷委員 そこで、防衛庁長官にお尋ねしますけれども、防衛庁長官は午前中の質疑の中で、我が国の国連軍への参加問題につきまして、国連の問題については深く研究はしていないが、現行憲法上不可能ではないかなと考えているというような発言をされましたが、その真意について御説明をお願いします。
○中谷委員 国連軍は将来の問題といたしましても、現在ソマリアで行われております平和維持部隊、平和執行部隊については現実のものとなっていまして、我が国がどうするかということも考えておかなければならないわけでありますけれども、憲法の前文を読んでみますと、日本は自国のことのみに専念をす...全文を見る
○中谷委員 この問題は憲法の問題でありますから、今後とも国民との間で議論をしていかなければならない問題であると思います。  次に、カンボジアの教訓についてでありますけれども、カンボジアでは、六カ月に及ぶ前期のPKOの任務が終了し、交代要員が派遣をされたわけでありますが、前期の活...全文を見る
○中谷委員 これから後期に至って非常に苦労も多い状況も考えられますし、これからのPKFの議論の材料にもなると思いますので、大いに検討をして国民に広く知らせていただきたいというふうに思います。  それからもう一つ、そのPKOのUNTACのチームとして任務を達成し、また安全を確保す...全文を見る
○中谷委員 いろいろとPKO等の報道を見てみますと、私は、日本ほど国を守る戦士に対して信頼とか尊敬の念のない国家はないのではないかというふうに思います。というのは、PKO活動の出発だとか帰国の際のマスコミや国民サイドの反応が余りにも冷ややかであり無関心であって、国論を二分した形で...全文を見る
○中谷委員 国土防衛にしても国際貢献にしても、国民のために命を張って安全を守っている人に対して信頼を持たれるというのは、国家の最低の国民との契約事項であると思いますし、世界のために貢献するPKOでありますから、胸を張って行って胸を張って帰ってくるというのが一番大事なものじゃないか...全文を見る
○中谷委員 今後、第一次の隊員が帰ってきて、生の体験談を話してくれると思いますけれども、テレビなんかにも大いに出させてあげて、本当の意味のPKOとは何かというものを理解していただきたいというふうに思います。  それから次に、今後の我が国の防衛の体制についてお伺いをさせていただき...全文を見る
○中谷委員 今後の自衛隊のあり方については、内外における状況の変化に適切に対応していただきたいというふうに思います。  いろいろと申し上げたいこともありますが、最後に、いわゆる自衛官の生活、処遇面におきましても、ロシア軍とか第三国の兵士のモラルなんかを見てみますと、こういった兵...全文を見る
04月14日第126回国会 衆議院 地方行政委員会 第10号
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○中谷委員 本日は、高田市長さん、小林町長さん並びに林教授の三名の参考人におかれましては、大変お忙しいところ本委員会にお越しいただきまして、現場に即した大変貴重な御意見を述べていただきまして、まことにありがとうございました。  それでは、二、三参考人に対して質問をさせていただき...全文を見る
○中谷委員 どうもありがとうございました。  それでは林教授に質問でございますけれども、先ほど英国の地方税、交付税のことについて御所見がありました。  私たち、英国について、イメージですけれども、ロンドンという町は公園のような大変きれいな町並みで、また家も庭のある広い家で、中...全文を見る
○中谷委員 もう一問林先生にお伺いさせていただきますけれども、交付税の配分について、先ほどは全国どこでも同じ税負担をするのが理想であるということでありますけれども、地方によっていろいろ能力の差があると思うのです。例えば、町長さんの行政能力だとか、その土地に工場があるかとか、オフィ...全文を見る
○中谷委員 大変貴重な御意見、どうもありがとうございました。以上で私の質問を終わります。
04月26日第126回国会 衆議院 政治改革に関する調査特別委員会 第11号
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○中谷委員 自由民主党の中谷元でございます。  私の郷土高知県は、特に何もないところでありますけれども、政治的な意味では非常に変革期に人物が出ていまして、明治維新の坂本竜馬、自由民権の板垣退助、昭和恐慌の浜口雄幸、そして戦後の吉田茂等出ておりますので、私も、先人に負けないように...全文を見る
○中谷委員 そういう中で今回は、企業・団体献金枠についてその制度も残したままになっておりますけれども、この点についてはなぜなのでしょうか。それから、政党交付金制度ができたといたしましても、経過措置として、一方ではお金が入るのに、五年間の据え置き措置というのが設けられているのですけ...全文を見る
○中谷委員 そういった種類の資金で民主主義のコストが払われるということでございますけれども、それは我々政治家側の倫理観が必要なことではありますが、それ以上に、一般国民にとってそういったことがきちっと理解できるかということにつきましては、国民の監視体制というか、チェックが十分かかる...全文を見る
○中谷委員 それでは、国民一人当たり二百五十円という金額で三百億円ということですが、それが、分配して各党に配分されるわけでありますけれども、政党の活動についてなんですけれども、政党の活動にもいろいろあると思います。政策調査費だとか人件費だとか真っ当にかかる資金と、そしてまた、必要...全文を見る
○中谷委員 その収支報告の内容についてなんですけれども、入る方は、公的資金も入れば企業献金も入るという形でいろいろなお金が入るわけなんですけれども、その中で、出る方は、公的資金の部門はこれだけの金額ですということで、湾岸戦争のときに、戦費に使うか使わないかということで色分けができ...全文を見る
○中谷委員 同時に、その公認会計士の問題等も、監査法人等の指定について政党にすべてお任せして、もう政党に任せ切るのかという問題と、それから自治大臣等に報告することになっていますけれども、どの程度まで報告をされるのか。また、同時に提出される監査意見書の監査というものはどの程度までな...全文を見る
○中谷委員 問題は、やはり国民から見て、そういう国民のチェックが働くかどうかでありますから、あらぬ疑惑を持たれないようにするためにもこういう点は明らかにしていただきたいというふうに思います。  それから、助成と議員活動の制限について、自由との関係についてですけれども、一たん党に...全文を見る
○中谷委員 そういうことで、例えば議員の活動にもいろいろあって、日常の政治活動もあれば、次の選挙を目指した選挙活動も後援会活動もありますし、また公的な政治の日常生活もあれば、私的な個人のプライベートの生活もあって、そういった区別がなかなか明確でないという面が当然出てくると思います...全文を見る
○中谷委員 いずれにいたしましても、国民が政治に対する信頼を失った状態というのはやはり政治とお金のかかわりという面が非常に大きいわけでありますけれども、これがクリアできれば政治改革は非常に前向きに進んでいくんじゃないかなと思います。  それからもう一つ、小さい質問でございますけ...全文を見る
○中谷委員 そういう面で、あとは議員の個人と政党の決意に基づくと思うのですけれども、悪貨は良貨を駆逐するという言葉がありまして、だれか悪い人がいてその人が得をすれば、本当にまじめにやっている人はもう全く損をしてしまうというような時代でもありますし、また、政治家として何でも調子よく...全文を見る
10月29日第128回国会 衆議院 政治改革に関する調査特別委員会 第12号
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○中谷委員 自由民主党の中谷元でございます。本日は、質問の機会をつくっていただきまして、大変光栄に存じております。どうぞよろしくお願いいたします。  政治改革もいよいよ山場となってまいりましたけれども、今から四百年前の一六〇〇年九月十五日、全国の諸大名が関ヶ原に集まって、東西に...全文を見る
○中谷委員 そこで、一票制か二票制がという話になるのですけれども、自民党の場合は一票制ということで、ある程度人物と政党の政策が一度に見える案でございます。与党の案は二票制ということで、小選挙区は何となく人物、そして比例の方は政策の政党という意味合いになろうかと思いますけれども、そ...全文を見る
○中谷委員 そういう点では、もちろん政治家はそれなりに政治活動に対する自由というものは保障されなければならないわけでありますけれども、この比例代表におきましては、もちろん人を選んだのではなくて、政党の名前を書いていたわけです。例えば、消費税を廃止させたいために社会党と、そういう形...全文を見る
○中谷委員 参議院の場合は、ただ単にその議員が活動するということでありますから、それでいいと思うのですけれども、今回衆議院に導入をしているということは、公的助成も一緒に導入しようということでございます。  そこで、投票をするときに、有権者がA党を応援したい、お金も公的資金が出る...全文を見る
○中谷委員 その政党助成について具体的にちょっとお伺いしますけれども、例えば一月一日にA党にいて一月五日にB党になった場合、恐らくその年度における政党助成というと、一月一日の分が加算されるというふうにありますけれども、その一月五日に起こったB党に対してはどのような扱いになるのでし...全文を見る
○中谷委員 そういう点は非常にお役所的で、融通がつかないと思いますから、やはりそういう点は現状に即して対応すべきではないかなと思います。  そこで、全国区と都道府県別ということになりますけれども、もしそういった当選をした党と出ていった党と違う場合は、全国区の場合は大きな比例代表...全文を見る
○中谷委員 私が本日申し上げているのは、今の参議院で比例で選ばれた議員が途中からほかの政党へ行くという、いわゆる権利を実現できないという点で、二票制並びに全国ではやりにくいという点でございます。  特に一票制か二票制がという問題につきましては、一票制なら個人と政党を選ぶというこ...全文を見る
○中谷委員 その点につきましては自由民主党は信念があるわけでありまして、まさしく政策本位、政党本位の選挙にしようということで政治改革の議論が始まったわけでありますので、その点はやはり候補者イコール政党、それで候補者が立てられない場合は政党を選ぶという自民党方式の方が分があるんでは...全文を見る
○中谷委員 そこで問題は、その三分の一の残りの三分の二の部分でありますが、今までは企業献金並びに個人献金等が入っておりました。その残りの三分の二の額が、この基準からいいますと八百二十九億七千万円を公的助成なしで各党の努力によって集めなければならないわけであります。  自民党は、...全文を見る
○中谷委員 個人に変えていこうという努力の方はわかるわけでありますけれども、一般的に、消費税のときの議論を通じて私が感じたことでありますけれども、人は、個人が自分の生活とは直接かかわりのない政治や社会のために直接的に献金をするとは余り思えず、政治にかかわるお金を個人後援者だけで担...全文を見る
○中谷委員 そういうお考えもわかりますけれども、月額二万円であり、また公開性もよほど気にとめてやれば、少しでも、個人からもらうという負担、個人と政治家が癒着をして、無理難題な世話をしなきゃいけない、こういう危険性からも脱却できますし、また公費が四百十四億円ということで、足らなくな...全文を見る
11月09日第128回国会 衆議院 政治改革に関する調査特別委員会公聴会 第2号
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○中谷委員 本日は、公述人の皆様方におかれましては、お忙しいところ国会にお出いただきまして、まことにありがとうございました。  先ほど花井公述人から苦言を呈せられましたけれども、現在の状況では法案の行方が委員会でも全くわからない状況でございまして、本日の公述人の発言が大変参考に...全文を見る
○中谷委員 私ども自民党は、その問題はクリアできているということでございますので、やはり選挙改革する以上は個人の選挙はもうやめて、政党・政策本意の選挙にしていくべきでございますので、今後よろしくお願いいたしたいと思います。  次に、花井公述人にお伺いします。  先ほどアメリカ...全文を見る
○中谷委員 私の今の印象は、日本の場合は単一だから全会一致主義であって、アメリカの場合はやはり多民族であるからぱちっと採決をして多数決に従わせる、こういうふうな違いがあって、世の中をおさめるには、何か民衆と違うところで論争をして、それを聞きながらおさめるというようなことも必要では...全文を見る
○中谷委員 どうもありがとうございました。  次は坂本公述人にお伺いをいたします。  お話の趣旨はよく理解さしていただきました。その中で、選挙制度においては国民の民意が第一である。すべて政治による責任は国民が負うべきであって、政治が失敗すれば国民が責任を負えばいいというように...全文を見る
○中谷委員 今の御意見で、私の考えは、学校の先生が生徒に勉強したいですかと聞いても、生徒は余り勉強したい人も少ないと思いますので、やはりある程度先生が勉強しましょうという提言もしなきゃいけませんし、また国民に対して、消費税とかPKOとか、非常に痛みを伴うようなことも政治の側から提...全文を見る
○中谷委員 同じ質問につきまして、坂本公述人のお考えをお聞かせいただきたいと思います。
○中谷委員 どうもありがとうございました。  しかし、政治家の心理からいいますと、どうしても選挙に受かるには票をもらわなきゃいけない。東京で林業のことを訴えても票になりませんから、どうしても下水のこととか公園のこととか言うわけでありまして、ますます林業とか農業が廃れる一方であり...全文を見る
○中谷委員 どうもありがとうございました。  それでは、亀井公述人にお伺いさせていただきますけれども、今の内閣、細川内閣でございますけれども、これができた要因も国民の力でございますが、その出発点となったのが、海部内閣の終盤で政治改革はどうなるかというときに、民間政治臨調が非常に...全文を見る
○中谷委員 時間が参りましたので、終わらしていただきます。  きょうは大変参考になる御意見を聞かしていただきまして、ありがとうございました。
11月11日第128回国会 衆議院 安全保障委員会 第3号
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○中谷委員 自由民主党の中谷元でございます。  国の安全保障のあり方につきまして質問をさせていただきます。  ことしの十月三十一日でありますけれども、細川総理は自衛隊の観閲式典の場でこう発言されました。日本は世界のどの国にも率先して軍縮のイニシアチブをとっていかなければならな...全文を見る
○中谷委員 日本の軍事力とか兵力が周辺国に対して突出していれば、この軍縮イニシアチブ発言もうなずけるわけでありますけれども、御承知のとおり、本年度の国防費の伸び率におきましても、日本の一・九五に対して、中国は一四・九、韓国が一二・九と二けたの伸びをしておりますし、台湾やASEAN...全文を見る
○中谷委員 自衛隊の存在とか士気自体が周辺国に対する抑止力になっているわけでありますし、また、安全保障というと国家百年の計でありまして、やはり発言につきましては、時と場所を選んで、もう少し慎重にやってもらいたいと私は要望する次第であります。  その中で総理は大綱の見直しにも触れ...全文を見る
○中谷委員 それで、対処の早い防衛庁のことでございますから、早速その検討にも着手をされているのじゃないかなと思います。  そもそも、大綱ができたときの情勢と現在の情勢がどう違うかということも検討しなければいけないのですけれども、大綱自体のいきさつも考えていただきたいと思います。...全文を見る
○中谷委員 これまで防衛論議で政府は、大綱の考え方につきまして、軍縮時代を先取りした構想であるというような言い回しをしてきたわけでありまして、まさにこの大綱自体が世界に対する軍縮の第一歩であったと思っているわけであります。今後とも、この点につきましては、百年先の我が国を考えて対処...全文を見る
○中谷委員 よろしくお願いいたします。  そこで防衛予算の問題になるのですけれども、防衛費の伸び率は、この四、五年見てみますと、九一年から、毎年、五・四五%、その次が三・〇八、その次が一・九五、ことしは一・〇五とかマイナスとかいうふうに言われているわけでありますが、そもそもこの...全文を見る
○中谷委員 防衛整備計画は政府計画でございまして、それに基づいていろいろな装備を長期的な分野で発注をして、それの借金が次の年、次の年へと重なって、結局自衛隊の隊員の生活なり訓練にしわ寄せがくるというのは、基本的に予算の考え方自体も間違っているのじゃないかなというふうに思いますので...全文を見る
○中谷委員 それで結構でございます。  そこで質問ですけれども、そういうふうな北朝鮮のミサイルに対して、現在の日本の防空体制はそれに対処し得る能力を有しているかどうか、この点についてはいかがでしょうか。
○中谷委員 今でも対処できないということでありますが、これは、現在日本にある装備をフルに使ったとしても、まずは捕捉をするということが必要になってくるわけでありますが、現在、ミサイル迎撃につきまして、その情報を米国や第三国から入手することが可能かどうか、どの程度まで入手できるような...全文を見る
○中谷委員 現時点ではできないというところからTMD計画なるものが生まれてきたのじゃないかというふうに思いますが、現状は、日米安全保障事務レベル協議の下に設けることになった戦域ミサイル防衛構想の政策的な検討について、それぞれ長官並びに事務次官レベルで交渉が進んでいると思います。現...全文を見る
○中谷委員 私も、その程度のお話ではこれ以上質問のしようもないのですけれども、このTMD計画においては、やはり集団的安全保障の問題をどう解釈するか、それから宇宙の平和利用の問題につきましても、日本の安全保証を第三国やアメリカの軍事衛星の情報にゆだねなければならないということは、せ...全文を見る
○中谷委員 ありがとうございました。  何をするにおいても費用対効果というものを考えていかなければならないわけでございますが、では最後に、大臣は、この構想につきまして防衛力整備の中核として整備をされるおつもりなのかどうか、その点につきましてお話しいただきたいと思います。
○中谷委員 どうもありがとうございました。  続きまして、今度は国際貢献、PKOの問題に移らしていただきます。  この前のカンボジアのPKOにおいては、六百名、六百名という隊員が、大変厳しい条件の中、現地の生活も厳しかったし、任務も大変でしたし、それ以上に法律によって制限され...全文を見る
○中谷委員 実際のPKOが終わって、我々政治家側の責任としては、現実のPKOと日本の国会で考えていたPKOが大変なギャップがあったという、やはりPKOの認識も必要でございますし、それから、日本人に問われている国際貢献やPKOの認識もかなりギャップがあるのではないか。だから、次にP...全文を見る
○中谷委員 どうもありがとうございました。  そういう中で、最後になりますけれども、私の郷里の高知県の三原村というところで、ことしの十一月二日に村の臨時議会を開きまして、自衛隊とは別組織の国際災害救援センター並びにPKOセンター等を想定して、この村に国際貢献センターを誘致をした...全文を見る
○中谷委員 以上で終わります。どうもありがとうございました。
11月25日第128回国会 衆議院 安全保障委員会 第6号
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○中谷委員 自由民主党の中谷元でございます。  案件でございます自衛隊法の改正につきまして質問をさせていただきます。  この委員会に自民党案が提出されて二カ月たちましたが、衆法、閣法に対する委員会の質問も一巡したわけでございます。  私が一番強く疑問に感じますことは、総理や...全文を見る
○中谷委員 では、防衛庁長官にお伺いしますけれども、そういった、政府案だからベターだという御答弁もございましたが、連立政権であるということを抜きにしてこの法案の中身を見てみまして、実際に救援機派遣に当たって、送り出す方、また救出をされる人々、実際の業務に当たる防衛庁や自衛官のこと...全文を見る
○中谷委員 今安全性の確認というお言葉もございましたけれども、この政府案と衆法の違いは、派遣される条件として、長官は当該輸送の安全について外務大臣と協議し、これが確保されていると認めているときに限って送り出すという点でございますが、防衛庁長官と大臣にお伺いします。何をもって安全と...全文を見る
○中谷委員 安全について余りよくわからないんですけれども、例えば民間飛行機が飛ばずに自衛隊機が派遣されるときというのはどういうケースなんでしょうか。そのケーススタディーを、防衛庁お示しいただきたいと思います。
○中谷委員 民間が行かないということは、安全上何らかの問題があるから民間では行けないということであって、そのケースで実際に派遣をされると思いますが、実際にこの飛行機を運航する側、防衛庁として、やはり責任を持って、派遣する側としては、隊員と運航の安全を考えて計画をするのは当たり前の...全文を見る
○中谷委員 なかなか安全に関する考え方がぽんやりとしてわかりにくいのでありますが、では、お伺いさせていただきます。  さきの国会で成立しました国際緊急援助法にはその輸送業務の実施に対しては安全確認を義務化しておりませんけれども、今回の法案にはこれを義務化しているわけでございます...全文を見る
○中谷委員 ますますわかりにくくて、私は、今後派遣するたびに、政府としては大変大きな苦労 と悩みを抱えながら派遣をされるのではないかというふうに思います。というのは、やはり法案の中に「安全」という大変不自然な言葉が入ってしまったために、状況があいまいとなってしまって、こんなとき...全文を見る
○中谷委員 私は、これは詭弁だと思います。政府が、安全だから行ける、そう言っても、良識のある国民なら、政情が緊迫しているときに自衛隊を派遣しなければならない状況は危険がつきまとうことぐらい理解しております。このように、安全だから行くという、この前のカンボジアPKOでも見られたよう...全文を見る
○中谷委員 ただいまの外務大臣の答弁にも、絶対に安全であるということはあり得ないし、危険だから自衛隊に行ってもらわなきゃならないということがあるのにもかかわらず、この法案の中に、安全を確保されると認めるときに限って行うというように本当に不自然な言葉が入っていまして、ますます議論と...全文を見る
○中谷委員 いずれにしましても、国内での業務と海外で運航するという場合は、運用環境も違いますし、精神的にも肉体的にも非常に苦痛が伴うものでございますので、今後御検討をいただかなければならないことだと思います。  そこで、法案に付随して閣議決定がされておりますが、政府は派遣に際し...全文を見る
○中谷委員 私は、国際情勢というものはそんなに甘くないと思いますし、また人質の救出でございますから、思わぬハプニングも予想され得ると思います。派遣する前に安全と思われるカンボジアに対する政府派遣でさえあのような事例があるわけでございますので、この武器の使用につきましても、けん銃に...全文を見る
○中谷委員 しかし、現実問題として、そういうことでもして救出すべきときが来るのではないかと思いますので、法案によってその可能性を制限するのではなくて、時の政府が責任を負ってやることでございますので、自民党の法案のように、そういう細々とした制約はつけるべきではない。大いに自衛隊員を...全文を見る
○中谷委員 そこで、その可能性の問題についてお伺いをさせていただきますけれども、C130 にしてもYSにしてもヘリにしても、非常に航続距離が短いという欠点がございます。  そこで、現在の中期防において、十二の「その他」の一の項目において、空中給油機の性能、運用理想など空中給油...全文を見る
○中谷委員 これはやはり、邦人救出で一刻を争うケースもございますので、この導入につきましても検討をしていただきたいと要望いたします。  そこで、もう一点気がついた点は、現在、政府専用機とかC130の訓練につきまして、今後海外救出となると、一度も離発着をしたことのない空港とか未知...全文を見る
○中谷委員 ただいまの答弁もあったように、未知の飛行場に行くことでさえ非常に困難が伴い、安全性ということがこれでも言われる疑義になるわけでございまして、とにかくこの法案の中にこの「安全」という大変不自然な言葉が入ったために、状況がより複雑となって、せっかくの救生活動の可能性を狭め...全文を見る
○中谷委員 先ほど御答弁で、憲法は国際環境に対するルールが想定されていないわけで、いろいろな議論があるというふうにお述べになりましたけれども、それじゃ将来、政府の憲法解釈を変更することもあり得るという立場のお考えなのでしょうか。  それから、国連活動なら現在の憲法のもとで武力行...全文を見る
○中谷委員 大変御立派なお考えを述べていただきまして、ありがとうございました。  でも、この憲法問題につきましては、連立政権内でいろいろな極端な意見の差があると思いますし、先日の武村官房長官の発言とは全く違う御趣旨ではないかと思いますので、いずれ政府として統一見解をお願いいたし...全文を見る
○中谷委員 いずれにしましても、PKOの隊員は政府の命令で派遣されるわけでございますので、政府のお考え方がまず一致するように、そして法案の修正につきましても迅速に行われるように、今後とも御努力をいただきたいというふうに思います。  続きまして、在日米軍等につきましてお伺いをいた...全文を見る
○中谷委員 わかりました。  外務大臣にお伺いさせていただきますけれども、新しく連立政権が誕生いたしましたけれども、その政権のもとで在日米軍駐留に対するお考え、日米安保に関するお考えはいかにお考えなのでしょうか。  それと、せんだってAPECの会議にも出席されましたけれども、...全文を見る
○中谷委員 そこで、基本的に在日米軍等のお考 えを聞かせていただきましたけれども、この在日米軍基地提供予算ですね。これは実際は日本の防衛予算に含まれているわけでありますが、財政事情で隊員の訓練の実施とか修理の費用とか、いろいろな処遇を抑えてまでも防衛予算のやりくりに非常に苦労を...全文を見る
○中谷委員 最後に、防衛庁にお伺いをいたします。  報道によりますと、防衛庁は近く国連へ防衛庁の文官を派遣する決定を行ったそうでありますが、カンボジア等での教訓を踏まえ、国連本部で軍事関係の情報入手等を行う必要もあるわけでありまして、こういう情報入手を行うのであれば、まず文官で...全文を見る
○中谷委員 ただいまのお話にもありましたし、また防衛庁長官も先ほどのお話のとおり、国際情勢は非常に流動化をしているという中にあって、最近我が国の防衛力につきましては、冷戦が崩壊したということで防衛力を削減すべきという議論が聞かれますけれども、そもそも現在の我が国の防衛力は基盤的な...全文を見る