中谷元

なかたにげん

小選挙区(高知県第一区)選出
自由民主党
当選回数11回

中谷元の1999年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月15日第145回国会 衆議院 予算委員会 第13号
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○中谷委員 自由民主党の中谷元でございます。私の質問時間は十時からの予定でありましたが、もう五十分も経過しまして、出てきていない政党のおかげで質問時間が短くなりました。非常に悲しく思っております。  まず、我が国の危機管理についてお伺いをいたします。  日本の安全を考えるとき...全文を見る
○中谷委員 一言で言って、その覚悟があるかどうかという問題に尽きると思います。  我が国の憲法を読んでみますと、防衛とか安全保障の記述はもとより、緊急事態における総理の権限または緊急事態における地方自治体の対応、国民の私権の制限、国防の義務がない。一見優しいように見えて、実は国...全文を見る
○中谷委員 そのほかの問題として、例えばスクランブルが起こったときに、航空自衛隊が、戦闘機が出ます。相手の飛行機が来ます。今の法律だと、自分の飛行機、自分が危ないときは相手に対して事前に防御として攻撃できますが、相手の飛行機が自分の下にある町を爆撃しようとする、また自分の隣にいる...全文を見る
○中谷委員 もう一点、現在、地方自治体のガイドラインにおける、また周辺事態における権限について、総理にお伺いさせていただきます。  現在、高知県が、県内の港湾に入港する外国艦船が核兵器を搭載していないことを外務省に証明するように求め、県知事がその是非を判断するという、いわゆる非...全文を見る
○中谷委員 非常にこれは大事な問題でありまして、一見優しい国家でありますが、やはり私権の制限とか地方自治体の権限においては、緊急事態にはいかに国が責任を持って国家国民を守っていける体制をつくるかということに尽きるわけでありますので、有事の法制等も含めまして、こういう点は政府が責任...全文を見る
02月16日第145回国会 衆議院 日米防衛協力のための指針に関する特別委員会 第1号
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○中谷委員 動議を提出いたします。  委員長の互選は、投票によらないで、山崎拓君を委員長に推薦いたします。
○中谷委員 動議を提出いたします。  理事の員数は九名とし、委員長において指名されることを望みます。
03月18日第145回国会 衆議院 日米防衛協力のための指針に関する特別委員会 第2号
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○中谷委員 戦後、日本の防衛について、日本人は何か誤解や錯覚をしているのではないかという気がいたしております。  それは何かというと、確かに、吉田茂氏のしいた日米安保体制というのは定着をいたしておりますが、日本は日米安保体制があるからきっとアメリカが守ってくれるはずだとか、アメ...全文を見る
○中谷委員 私もそのように思います。やはり高知県は日本の一部であります。今、地方分権とか地方自治の自立とかいうことが進んで、権限移譲が進んでおりますけれども、それを進めるなら、やはり国のやるべき仕事と地方の仕事を明確に区分しておかないと、お互いに干渉し合って相互の不信感が芽生えま...全文を見る
○中谷委員 その点について、運輸大臣にもお伺いをさせていただきたいと存じます。  運輸省の所管する港湾法は、地方自治体に港湾管理権を与えて岸壁の管理等を実施いたしておりますが、神戸市が、市議会の決議によって、非核証明の提出を求めて、それがない場合の入港を拒否しようとしているわけ...全文を見る
○中谷委員 この点につきましては、今後、地方分権を進める上において、はっきりと明確に区分をして、お互いが干渉し合わないように、不信感を持たないようにお願いいたしたいと思います。  続きまして、周辺事態における邦人の救出についてお伺いをいたします。  現在、韓国には約三万人程度...全文を見る
○中谷委員 マニュアルがそういうことでありますと、出国をする確実な手段を持っていないということではないかと思います。  仮に自衛隊が、運よく同意があっておりられた場合、そこで状況が急変しまして、自衛隊が、では出発しようという段階になって輸送の安全が確保されていない場合に、そのと...全文を見る
○中谷委員 無理な救出は行わない、せっかく自衛隊が救出に行っても、そこで無理をして帰ってこないというようなニュアンスでとらせていただきましたが、しかし、せっかく行った以上は邦人を連れて帰ってくるべきだと思うんですね。  そういう場合に、武器の使用ということが問題になってくるわけ...全文を見る
○中谷委員 非常にそういう点において、まだ理解ができない点がございます。つまり、一たん目的地に行って救出する場合は邦人の保護として許されるわけでありますが、まだ日本人が救出を待っているときに、まだ行っていないときにはそれはできませんという考え方がどこから出てくるかわからないわけで...全文を見る
○中谷委員 私の政治生活の経験上、この問題を国会承認にしますと、恐らく一カ月間はてんやわんやの大騒ぎになって、結局非常ボタンを押せない、押すには一カ月ぐらいかかると思います。しかし、そうなると火はますます燃えるのでありまして、こういう場合は直ちに行動をしていただきたい、それが国の...全文を見る
○中谷委員 そうなりますと、あくまでも周辺事態という範囲でとらえた意味でありまして、その法案の中身は、一部の野党が言うような対米支援法だとか自動参戦装置とか、そういうアメリカのための法律ではなくて、日本のための、いわゆる黄色信号のときの日本独自の法案であるというふうに私も認識いた...全文を見る
○中谷委員 そのように整備をしていただきたいと思います。  そして最後に、今回は黄色信号の危険な段階の法案であります。しかし、問題は赤信号の日本有事でありますが、この有事においての日本の有事法制並びに有事ACSA、これが全く整備をされておりません。やはり総理として、危機管理、国...全文を見る
○中谷委員 どうもありがとうございました。
04月15日第145回国会 衆議院 日米防衛協力のための指針に関する特別委員会 第8号
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○中谷委員 第一班、福岡班の派遣委員を代表いたしまして、団長にかわり私からその概要を御報告申し上げます。  派遣委員は、山崎拓委員長を団長として、西村眞悟君、小島敏男君、宮島大典君、伊藤英成君、上原康助君、赤松正雄君、佐々木陸海君、辻元清美君と私、中谷元の十名であります。  ...全文を見る
○中谷委員 自由民主党の中谷元でございます。  本日は、貴重なる御意見をいただきまして、まことにありがとうございました。皆さんの意見を心にとどめていくために、疑問点につきましてお伺いをさせていただきます。  まず、長らく日米協会会長として御尽力をいただいております富永さんにお...全文を見る
○中谷委員 私も出身が坂本竜馬と同じ高知県でございまして、長崎の土地を竜馬がこよなく愛して、そこで商売もやって、また新しい発想もヒントを得たということで、現在もそういう形で日米安保ということを非常に御理解いただいて、非常に地元の方が努力をしていただいていることがわかりまして、うれ...全文を見る
○中谷委員 そしてもう一点、お話の中で、平時において防衛努力とか軍事、国防を優先すべきではないという地位を確立する必要があるのではないかとありましたが、いざというときは、米軍の協力にしても、米軍の世話になるわけです。しかし、平時は知らないよ、それは関係ないよという発想では、訓練す...全文を見る
○中谷委員 ありがとうございました。  続きまして、薮野さんにお伺いをさせていただきます。  我々は、衆議院議員として、立法の立場で法律をつくっているわけでございますが、今回その法律の整備として、世の中何が起こるかわからないわけでありまして、そのときにすぐ対応するために、国の...全文を見る
○中谷委員 ありがとうございました。
05月10日第145回国会 参議院 日米防衛協力のための指針に関する特別委員会 第3号
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○衆議院議員(中谷元君) お答えいたします。  法案の審議は衆議院の予算委員会中心で行ってきたわけでございますが、これ以外にも与党間の協議また多党間の協議もその審議と並行して行っておりまして、各党からの主張また意見の調整を図っておりましたけれども残念ながら合意し得なかったわけで...全文を見る
○衆議院議員(中谷元君) この項目は衆議院の審議段階で民主党の方からも要求があって追加した項目でございますが、後方地域支援においても万が一の不測の事態が生ずる可能性をすべて否定することはできません。そういう事態に際して慎重の上にも慎重を期すという意味で武器使用に係る規定を追加した...全文を見る
○衆議院議員(中谷元君) 船舶検査に類似する言葉として臨検という言葉がありますが、臨検というのは、公海上における海賊行為等の取り締まりに軍隊が当たる、また戦時臨検ということで敵対する国の船舶を検査するという行為でございます。  ここでいう船舶検査というのは、国連の安保理決議等に...全文を見る
05月11日第145回国会 参議院 日米防衛協力のための指針に関する特別委員会 第4号
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○衆議院議員(中谷元君) 政府案においては、当初は後方地域支援においては武器使用の規定がなかったわけでありますけれども、戦闘地域から一線を画された後方地域支援においても万が一の不測の事態が生じる可能性を全く否定することはできない。例えば、国内において米軍の物資の輸送を行う場合に、...全文を見る
05月12日第145回国会 参議院 日米防衛協力のための指針に関する特別委員会 第5号
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○衆議院議員(中谷元君) 船舶検査が削除されたという点におきましては、我々衆議院の段階でよりいいものをつくろうというようなことで各党の真剣な議論の上まとまらなかったわけでございますが、四月二十五日に、ここにございますけれども、三党の幹事長の名前によりまして、今国会中にも別途立法措...全文を見る
○衆議院議員(中谷元君) 周辺事態の認定において、後方地域支援を行うという場合におきましては、やはり政府が、米軍による戦闘行為が行われている地域とは一線を画した地域で行う、そして米軍の武力行使の一体化の問題が生ずることがないというような前提で認定をされるわけでございます。  し...全文を見る
○衆議院議員(中谷元君) 今回の船舶検査活動は、日米防衛協力のガイドラインの中で必要に応じて対応を措置しているところでありまして、別法をつくるといっても、基本的には、現在の政府案の中で議論された内容を大きく変えるということについては、この国会中にも法律の成案を図るという点につきま...全文を見る
○衆議院議員(中谷元君) 私の認識によりますと、船舶航行の世界は古くから国際慣習という世界がございますが、新しくは国連海洋法条約というのがございまして、それによりますと、海上警察行動というのがございます。それによりますと、海賊行為とか非常識な行為においては軍艦が取り締まりを行うこ...全文を見る
○衆議院議員(中谷元君) もう一度説明をさせていただきます。  船舶検査活動とは、過去、国連安保理決議のもとで三度の実績を有する国連禁輸執行活動と米国が言うところの海上阻止活動と同等の活動であり、禁輸品の積載の疑いのある船舶に対して、積み荷、目的地を検査し確認する活動並びに必要...全文を見る
○衆議院議員(中谷元君) 普通の国でしたら、世界各国の活動において参加するかしないかという判断だと思います。ところが、日本の場合は過去全くそのような活動をしてこなかったという点がございます。四、五年前に北朝鮮で核開発の疑惑が起こった際、国連も非常に重大な問題だという認識で非常に緊...全文を見る
○衆議院議員(中谷元君) その辺については、まさに集団的安全保障の問題です。国連の決議がありましたら、国連の参加国が実施しているような普通の行動、武器の使用、武力の行使等もやるかどうかという点でございます。  この点については、憲法問題、また国際的安全保障、集団的安全保障という...全文を見る
○衆議院議員(中谷元君) この法案をつくった時点ではそれに抵触するおそれがあるということでございますので、全くだめだということではなくて、結論を見送ったわけでございます。  しかし、自由党さんが主張しております国際的安全保障というのは、集団的自衛権の世界ではなくて国連活動でござ...全文を見る
○衆議院議員(中谷元君) この国会の会期が現在のところ六月十七日でございます。ガイドライン法案におきましてはこういう国会日程の中で参議院で非常に精力的に行われておるわけでございますので、この参議院の審議を通じまして、それぞれの三党の担当者、また幹部も含めまして精力的に結論を出すよ...全文を見る
10月19日第145回国会 衆議院 科学技術委員会 第14号
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○中谷委員長代理 これをもちまして、辻委員の質問を終わります。  西博義君。
12月14日第146回国会 衆議院 政治倫理の確立及び公職選挙法改正に関する特別委員会 第3号
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○中谷委員 時代は想像している以上に大変大きく動いております。委員の皆さんも選挙区へ行けばそのことを痛切に感じておられると思いますけれども、リストラで失業をした人、また、泣く泣く従業員を解雇しなければならない中小企業の経営者、長年ののれんを閉めなければならない商店街の経営者、寒い...全文を見る
○中谷委員 その点につきまして、前回法案を提出されました提案者の皆さんの御意見を伺いたいと思います。
○中谷委員 続きまして、先ほど趣旨説明がございました与党三党提出の政治資金関連の法案についてお伺いをいたします。  この法案におきまして、これまで認められていた個人の資金管理団体への企業献金の禁止がなされているわけですが、政党には寄附を認めております。この点につきまして、企業か...全文を見る
○中谷委員 どうもありがとうございました。  それでは、同じ趣旨の質問でありますけれども、民主党の方からも同じ政治資金に関する提案がされております。提案者に、企業・団体献金の性格と位置づけ、民主党の企業・団体献金に関するお考えをお伺いいたしたいと思います。
○中谷委員 私も、政治資金を議論するときに忘れてはならないのは、一つは政治腐敗を防止するという手だてと、それと同時に、政治の果たさなければならない役割をきちっと果たせる条件を法的に保障してあげるという二面性があると思います。  我が国の政治形態を考えてみますと、議会制民主主義で...全文を見る
○中谷委員 今の質問において政党とは何かと民主党の理念を伺わせていただきましたが、なぜ質問をしたかというと、民主党提案の法案の中身で、政党支部のつくり方に制限を課しているからでございます。  この内容を検討いたしますと、四つのものに限定をする。一つは小選挙区選出議員の選挙区、も...全文を見る
○中谷委員 政治資金規正法は、国会議員のみならず地方議員や地方の首長さんにも適用される法律でございます。今回、政党中心という理念で、国会議員は、国政は政党中心にというような各党の認識のもとに仕組みが改まっておりますが、我が党を含めほとんどの党が組織政党でありまして、いろいろな階層...全文を見る
○中谷委員 民主党もそうですけれども、社民党の方でも、最近NPOという活動が広がってきておりまして、非営利団体の公益的活動においては個人献金も企業献金も非課税でやってもいいのではないか。社民党の土井たか子さんも、NPOにおいては企業も非課税で献金するシステムをつくられようといたし...全文を見る
○中谷委員 いずれにしましても、国政においては政党中心の政治活動をするという基本的な哲学で成り立っておりますので、地方議員の問題は非常に大きな問題ではないかというふうに思っております。  そして、最後に自民党の方にお伺いをさせていただきますが、先日、新聞報道によりまして、自由民...全文を見る
○中谷委員 それを聞きまして、私も安心をいたしております。  いずれにいたしましても、今世の中の流れが速く変わってきておりまして、先ほど言いましたように、労働組合も財界もマスコミも意識変化というものはいたしております。国会も政党も国会議員もそれに負けずに意識変革を行っていかなけ...全文を見る