中谷元

なかたにげん

小選挙区(高知県第一区)選出
自由民主党
当選回数11回

中谷元の2001年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月27日第151回国会 衆議院 安全保障委員会 第3号
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○中谷委員 自由民主党の中谷元でございます。どうぞよろしくお願いいたします。  皆さん、ことしの九月八日は何の日か御存じでしょうか。この日は、日米安保条約を署名して五十年を迎える日でございます。  当時は、吉田茂氏が対日講和ということで交渉しまして、日本も国際社会に歩み出して...全文を見る
○中谷委員 そういう御答弁をいただきましたけれども、やはり米国政府のいら立ちというか、安全保障担当者の、皆さん現実に担当している人たちばかりのレポートですから、より私は切実に受けとめています。特に、ガイドラインは締結したものの、その後の包括的調整メカニズムとか実際の調整も、やはり...全文を見る
○中谷委員 続きまして、危機管理のシステムにつきまして、ちょうどきょうは官邸から来られていますけれども、確かに危機管理担当大臣とか官房副長官とか危機管理監が創設されましたけれども、問題はそのシステムでありまして、どうも情報集約センターとか緊急参集チームも、確かに各省の局長は集まっ...全文を見る
○中谷委員 やはり官邸とか安保室、危機管理室というのは、各省庁だけでは対応できない点において、総理大臣が乗り出して、各省間に対して適切に指示を与えることだと思いますが、具体的に申しますと、例えばテロとかゲリラの場合、当初は当然警察が対応するんですけれども、警察では手に負えなくなっ...全文を見る
○中谷委員 そういう事態に対しては、やはり危機管理室とか官邸も重要な役割を果たすので、そういう機能も検討していただきたいと思いますし、また、答弁の中で治安出動とか防衛出動というお話がありましたけれども、これも閣議了承とか国会承認という手続に要する時間もありまして、なかなか、自衛隊...全文を見る
○中谷委員 以上で終わります。どうもありがとうございました。
03月22日第151回国会 衆議院 憲法調査会 第4号
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○中谷委員 自由民主党の中谷元でございます。  姜さんからは、貴重な二十一世紀の日本のあり方についてのお考えを聞かせていただきまして、ありがとうございました。また、姜さんは、大学で教鞭をとられる傍ら、テレビ、新聞等言論界でも活躍され、また、民間外交等も実践していただいておりまし...全文を見る
○中谷委員 まず、今、血をもってどこまでアメリカがやってくれるかというお話がありましたけれども、私は、現実に沖縄の海兵隊の兵士に会ったときに、本当にいざというとき日本のためにあなたは戦ってくれますかと質問をしたら、いざというときには本国の命によって私は喜んで血を日本のために流す覚...全文を見る
○中谷委員 そういうお話をしたそもそもの発端は、先生が提案した、日本の円が国際通貨になれるかというところからきておりまして、そのためには日本の再生をしなきゃならない、そのためには国民に対してつらいことを言えるかどうか。例えば税金にしても、医療費にしても、同じ日本の国民のために自分...全文を見る
○中谷委員 では、最後に、国籍のことについてお伺いをさせていただきます。  国籍とは、国際法の世界で、所属している国がその人を保護し、人権を与え、生命財産を守らなければならないという義務を生じるものでありまして、いわゆる国際ルールであります。  日本の国際化の中で、私の感覚で...全文を見る
○中谷委員 どうもありがとうございました。以上で質問を終わります。
05月14日第151回国会 衆議院 予算委員会 第16号
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○中谷国務大臣 PKO部局に自衛官を派遣すべきだという御意見につきましては、私は全く同感でございます。  これほど交通や通信が発達した現代の社会におきましても、世界じゅうには二千五百万人の難民がおりますし、八億人の飢餓がいるわけでありますが、これも紛争とか対立に起因するものであ...全文を見る
○中谷国務大臣 公海上の活動におきましては国際法によって権利が担保されておりますので、米軍の情報活動という点につきましては、米国の判断のもとに行われるわけであって、我が国が関与するべき問題ではございません。
05月17日第151回国会 参議院 外交防衛委員会 第10号
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○国務大臣(中谷元君) 防衛庁長官に就任いたしました中谷元でございます。  外交防衛委員の皆様方には、日ごろから国の安全保障、防衛政策につきまして御議論をいただきまして、まことにありがとうございます。  防衛庁・自衛隊は、我が国の平和と独立を守るため不断の努力を続けております...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 防衛庁長官の中谷元でございます。  防衛政策につきまして、以下五つの点におきまして私の所信の一端を申し述べさせていただきます。  第一に、最近の国際情勢は、依然として不透明、不確実な要素をはらんでおり、我が国が今後とも平和と独立を守り、国の安全を保つた...全文を見る
05月22日第151回国会 衆議院 安全保障委員会 第6号
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○中谷国務大臣 このたび防衛庁長官に就任いたしました中谷元でございます。  川端委員長を初め委員の皆様には、日ごろから我が国の安全保障政策に関し御議論を通じまして何かと御指導をいただいておりまして、厚く感謝申し上げます。  当面の防衛政策につきまして、以下五つの点につきまして...全文を見る
05月22日第151回国会 参議院 予算委員会 第15号
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○国務大臣(中谷元君) 総理への質問に対して、集団的自衛権で答えさせていただきます。  委員がおっしゃるような集団的自衛権という意味は、確かに軍事行動に参加するという意味がありますけれども、私は国会論戦で、憲法問題、防衛問題、参加させていただいていましたけれども、確かに他国まで...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 日本に燃え移るかどうかですね。それは日本に燃え移るかわからないときに、第三国がそれに消火活動をしているときに我が国が何もしなくてもいいのかと。いわゆるこれは集団的自衛権とは別の範囲の行動でありまして、一概に集団的自衛権で一つの物事をもう言えないようなそうい...全文を見る
05月23日第151回国会 衆議院 決算行政監視委員会 第4号
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○中谷国務大臣 防衛庁といたしましても、この件につきまして、できる限り透明かつ公正な枠組みの中で手続を実施するため、入札の情報公開ということには取り組んでおるわけでありますが、先方に対しても、これの照会をお願いしましたけれども、入札説明書の中に、公開、使用の制限を希望する場合はそ...全文を見る
○中谷国務大臣 その点につきましては、入札時に先方の社、恐らく、A社、B社、二つございますが、両方ともお約束をしておりまして、この情報公開につきましては先方の承諾を得るということがございますので、その約束は守っていかなければいけないと思います。
○中谷国務大臣 私が就任する以前の契約でございますので、私が関与していなかったわけですので、その辺の確証というものはないわけでありますが、国民の税金で国の防衛が成り立っているという観点では、先生のおっしゃる筋はごもっともだと思います。  しかし、この契約に関しては、ピラタス社も...全文を見る
○中谷国務大臣 事務方から説明をいただいておりますが、私はその当時の契約の場に立ち会っておりませんので、一〇〇%そのことが正しいかという御質問ですから、そういうことは申せないということでありますが、なお……。
○中谷国務大臣 その点につきましては、御発言を肝に銘じまして、全力で取り組んでいきたいというふうに思っておりますが、今の時点で私が説明を受けている点につきましては、価格の違いについては、一年当たりの製造機数の数の差、それから開発規模の違い、民生品の利用、エンジンの一括発注、T3改...全文を見る
○中谷国務大臣 そのように努めてまいります。
05月28日第151回国会 衆議院 予算委員会 第18号
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○中谷国務大臣 市ケ谷一号館初め市ケ谷台には、戦前の陸軍士官学校とか、また大本営の陸軍部とか陸軍省とか、そういう歴史的な場所であります。また、東京裁判も行われまして、その講堂があります。  結果的に、大講堂、旧便殿の間、旧陸軍大臣室等、可能な限り市ケ谷の中に記念館として残しまし...全文を見る
05月29日第151回国会 参議院 外交防衛委員会 第11号
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○国務大臣(中谷元君) 防衛庁・自衛隊が発足して五十年近くになるわけですけれども、この間、先輩方の非常に真摯な国会での御議論、また自衛官の地道で着実な努力によりまして、国民の皆様方にとって親しまれる、また認知される国のかけがえのない財産になったというふうに思っております。特に、阪...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) この件につきまして、月原先生の方からの御要望、大変防衛庁としてもありがたいものだというふうに思っております。  現在、海外の駐在武官は、年齢的には四十歳から四十五歳ぐらいの、大体任官して二十年ぐらいの人が行っておりまして、私もよく知っている人が多いんです...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) いわゆるPX、CXにつきましては、平成十三年度から同時着手同時開発を行うことといたしておりまして、それぞれ平成二十二年度、二十三年度にP3C、C1が除籍をする見込みでありまして、それまでに開発を終了させるというふうに、約十年間の期間をかけて開発を実施してい...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 本年度の状況でありますが、今月の二十五日にこの開発を担当する企業に関する調査を実施する旨の告示を行いまして、当該希望企業及び協力参加企業につきまして、その開発能力の状況を調査するとともに、その企業に対して、技術的提案を求めることにしたものであります。  ...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 日本の戦後の防衛体制というのは昭和二十五年の警察予備隊からスタートしておりますけれども、二度ともう戦争の侵略行為はしない、平和を旨としていろいろと制約が課せられております。  その制約の一つとしては、防衛計画の大綱ということで節度ある防衛、基盤防衛力を整...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 私は必要だと思っております。私は、戦車においても国の最後の守りの一線なんですね。当然航空機、海からやってきますけれども、それが第一線、第二線であって、最後の第三線のライン、ラグビーで言うならフルバックですね、ここを打ち破られたらもう得点されてしまうという最...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 米軍のEP3につきましては、非常に最新の高度な情報通信機材が搭載された最新鋭というふうに聞いておりますが、我が国もEP3を保持しておりますけれども、我が国のこういう情報通信機材におきましては独自の開発でありまして、米国とは電子戦のデータ収集装置が異なってお...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 国を守る自衛官は、国民に対して安全と安心を与える存在でなければなりませんが、人一倍我が身を律する立場にございます。このような事件が起きまして、国民の信頼を失うことが起こりました点につきまして、この委員会の場をおかりしまして心よりおわびを申し上げたいというふ...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 太平洋戦争の認識につきましては一九九五年の村山談話を基本に考えております。
○国務大臣(中谷元君) その後よく勉強をしまして、現在は、我が国が過去の一時期に植民地支配と侵略により多くの国々、とりわけアジア諸国の人々に対して多大の損害と苦痛を与えたという事実を謙虚に受けとめまして、これから深い反省とおわびの気持ちに立って世界平和と繁栄のために全力を尽くすと...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 私も国会議員になって十年になりますが、このガイドラインとPKOの議論に参加させていただきました。  長官としましても、やはりこの国会で議論をされたということは大変貴重な事実でございまして、前提が従来の法解釈に基づいて法案ができておりまして、やはりこの憲法...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 自衛隊の行動の基準は、日本国憲法を遵守しというのがすべての基本でございますので、忠実に日本国憲法を守っていきたいというふうに思います。
○国務大臣(中谷元君) ただいまの非核につきましては、我が国も非核三原則を宣言いたしまして非核政策を実行いたしておりますので、その点におきましても戦後の政治が果たした役割というものは非常に大きいものでありまして、今後ともこれは国是としてやっていかなければなりません。  ただ、不...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) ただいま議題となりました防衛庁設置法等の一部を改正する法律案について、その提案理由及び内容の概要を御説明いたします。  この法律案は、防衛庁設置法、自衛隊法、防衛庁の職員の給与等に関する法律及び自衛隊員倫理法の一部改正を内容としております。  自衛官で...全文を見る
05月30日第151回国会 参議院 予算委員会 第16号
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○国務大臣(中谷元君) 我が国の安全保障に関することでありますので、外務省、防衛庁、また官邸と密接に連絡協議をしていく所存でございます。
○国務大臣(中谷元君) 米国のミサイル防衛構想につきましては、昨日もNATOでこの問題、協議されておりますが、その内容もまだ構想、概要段階で中身がわからないということでNATOの協議は終わっております。  ですから、ミサイル防衛構想につきましてもまだ概要の段階で、これから米国の...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) せんだってもアーミテージ国務副長官が来日されまして概要の説明はありましたが、現在行っているミサイルの共同研究に何ら支障を与えるものではないというふうに米国側から言われております。
○国務大臣(中谷元君) 民間では手の届かないような地方とか離島とか、新聞とか宅急便でさえ郵便局員が配達しているような地域に支障のないような形ができれば、福田官房長官と一緒でございます。
○国務大臣(中谷元君) 四月の二十八日と五月の十六日に下地島及び波照間空港をヘリコプターの燃料補給のために使用したいとしまして、沖縄県の条例に基づく所要の書類を米海兵隊が沖縄県に提出したことは承知をいたしております。  これに対しまして、沖縄県は使用の自粛要請を行うとともに代替...全文を見る
05月31日第151回国会 衆議院 安全保障委員会 第7号
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○中谷国務大臣 私も、伊藤英成委員の日ごろからの日米関係の協力、発展のために大変な御努力をされている点、またアーミテージさんとも非常に御懇意で、何でも話し合える間柄でありまして、米国政府からも大変評価をいただいている点、そして、今回えひめ丸の事故におきましても直接交渉されまして、...全文を見る
○中谷国務大臣 委員のおっしゃる、韓国に対するアメリカの新国防政策に関連しまして、四原則というものは、まず第一点は、戦略の中心軸をアジアに移そうという点、第二点は、海外基地を含めた前方展開戦力への依存度を低めるかわりに迅速な展開能力を強化するということ、第三は、情報システムの絶対...全文を見る
○中谷国務大臣 私もアーミテージさんに会うのは四回目でありまして、非常に忌憚なく御意見も話す立場でありますが、今回国務副長官として日本に来られた目的は、同盟国として、アメリカが考えておられるミサイル構想に対して、真っ先にお話をしたいというのが一番のメーンでありまして、大変短い会談...全文を見る
○中谷国務大臣 この戦略見直しの作業等につきましては、注目をいたしておりますが、公式的になかなかラムズフェルド長官もブッシュ大統領もこの話をいたしません。というのは、今、議会とのやりとりで非常に話し合い、構想をまとめる最中でありまして、情報の入手におきましては全力を挙げております...全文を見る
○中谷国務大臣 昨日も、ミサイル構想についてNATOで会があって、第一回の会合が設けられる。また、ロシアにおいてもこの問題で交渉されて、新聞報道によると、ミサイルの一部をロシアから買いたいとアメリカから申し入れがあったそうなんですが、それに対してロシアもコメントをいたしております...全文を見る
○中谷国務大臣 基本認識でございますが、全国の米軍施設の七五%が沖縄に集中をいたしておりますし、沖縄の面積の一〇%近くが米軍の施設内であるという点につきまして、沖縄の県民の方々、お住まいの方々に大変御迷惑と御負担をおかけしているということは、心から十分認識している所存でございます...全文を見る
○中谷国務大臣 この空港は県が管理しておりまして、地元の県議会や前の経緯で、下地島空港を自衛隊等軍事目的には使用させない旨の決議がされているということは承知をいたしております。  ただ、この海域は非常に石垣島等まだ先にあって、航空機の運用等を考えますと、一時間近く那覇からかかる...全文を見る
○中谷国務大臣 まだその時点まで至っておりません。地元の町の議会の方が全会一致の決議で要請に来られたということを受けとめただけでございまして、この件につきましては、地元の県議会や沖縄県民の皆様方、そして下地島の住民の方々、そういう方々の御意見を聞かせていただいて判断をしてまいりた...全文を見る
○中谷国務大臣 恐らく米国のランド研究所の報告のお話ではないかというふうに思っておりますが、この報告書は、米国の大統領の指示の包括的見直しを今やっておりますけれども、これとは関係がないというコメントを米国防省がなされておられまして、どのように米国政府が考えるかということにつきまし...全文を見る
○中谷国務大臣 現在行われております中期防につきましては、昨年の末決定をされてことしが初年度でございますが、おおむね国際情勢とか考え方におきましては、私は適切であると。むしろ、非常に先取りをして、積極的に防衛庁の改革をやっているんじゃないかというふうに思っております。  この中...全文を見る
○中谷国務大臣 軍事情勢にお詳しい伊藤議員に御説明するのもなんでございますが、空中給油機につきましては整備規模は四機ということで、現在のところそれ以上整備することは考えておりません。  なぜ四機かと申しますと、有事に際して一個ポイントのCAPを継続的に実施するということでありま...全文を見る
○中谷国務大臣 EP3の改良につきましては、もともとIT化が非常に進んでおりますので、そのEP3の機体ではなくて、電子戦のデータ収集装置を全面改装して、システム自体を変えていこうということで計画をしておりました。その後、米軍機の海南島の事故がありましたけれども。米軍のそういう情報...全文を見る
○中谷国務大臣 米軍と海上自衛隊のEP3に搭載している電子戦のデータ情報装置は異なるようにしておりまして、同じ仕様ではございません。したがいまして、海自に対して直接的な影響を及ぼすと考えておらずに、この改良事業が影響を受けるということはないものと考えております。
○中谷国務大臣 そういう御指摘があったというなら、なおもう一度確認をさせていただきます。
○中谷国務大臣 委員御指摘のとおり、もう陸海空それぞれの独自の防空作戦ではなくて、統合運用というか、それぞれ統合して考えて運用していこうということは非常に大事なことだというふうに思っております。  ただ、ホークとペトリオットの使い分けの件でありますが、相手を前方の長射程からやっ...全文を見る
○中谷国務大臣 小泉首相が聖域なき構造改革というふうに言われている趣旨も理解をいたしておりますが、防衛費につきましては、非常に厳しい制約の中、かつまた厳しい予算委員会等の審議のもとに御議論いただいておりますけれども、我々としましては、経費の計上につきましては、必要最小限のつもりで...全文を見る
○中谷国務大臣 高木委員の日ごろからの安全保障に対する御造詣と、この委員会におきましても野党筆頭理事として大変な御健闘をいただいている点につきまして、心から敬意を表する次第でございます。  新しい時代の自衛隊の位置づけということでありますが、自衛隊も憲法の議論の中で育ってまいり...全文を見る
○中谷国務大臣 この背景につきましては、私もガイドラインの議論とかPKOの議論にも参加させていただきましたけれども、我が国の憲法の政府の解釈というか見解によりまして非常に抑制的に法案がつくられておりまして、憲法の中で、だれが見ても文句のつけようのないような法案になってきております...全文を見る
○中谷国務大臣 非常にたくさんございます。  一例を挙げますと、例えばPKOの現場の方に行った折に、日本の与えられた任務に対して、法律で定められておりますので、その定められたこと以外をやることはできません。というのは、集団的自衛権に触れるか触れないかという議論で抑制されておりま...全文を見る
○中谷国務大臣 私もPKO法とかガイドライン法案の議論に参加しましたけれども、当時は社民党や共産党も入ってこういう委員会で真摯に議論をいたしておりますが、そのときの議論の前提は、現行の憲法の解釈、枠の中で法律をつくっていこう、憲法ができまして、それに基づいた法律でありますので、私...全文を見る
○中谷国務大臣 やはり戦後五十年以上たちまして、占領下でできた当時の憲法から、いろいろと大きな変遷に基づいて、現在の我が国の安全保障というものを考えられているわけでありますけれども、ここへ来て改めて、自分の国をどうやって守るのか、そして他国とどのようにつき合っていくのか、また国連...全文を見る
○中谷国務大臣 全く幹事長の意見に同感でございます。本で引用されましたけれども、日米関係は成熟した大人の関係で、責任を分担し合おうと言っているわけでございます。  今、周辺事態のお話をされましたけれども、例え話は誤解を招くのでよくないんですけれども、例えば日本にとって周辺事態と...全文を見る
○中谷国務大臣 この件につきましては、二十六日にホノルルで会合があったんですけれども、私もその次の日、テレビを見ていまして、画面に、北朝鮮問題に対してミサイル、大量破壊兵器、人道問題の話し合いで、日米韓三国の政府高官が集まって会合をしたということで、こういう会合があったという事実...全文を見る
○中谷国務大臣 塩田先生から就任に対する激励いただきまして、大変ありがとうございました。また、塩田委員が委員長のときに当委員会に所属させていただきましたけれども、大変御指導いただきまして、本当にありがたく思っております。  御指摘の点につきましては、本当に委員のおっしゃること、...全文を見る
○中谷国務大臣 中国につきましては、八〇年代前半のいわゆる大規模戦闘を念頭にゲリラ戦を重視した人民戦争の戦略から、八〇年代後半は、量から質へ転換をしておりまして、近代戦に対応できる正規戦主体の体制に移行しつつございます。現在、陸軍を中心とした兵力を削減し、弾道ミサイル、核戦力や海...全文を見る
○中谷国務大臣 ありがとうございます。  塩田先生の日ごろからの独自の外交によるいろいろな国際情勢の分析なり情報収集等、非常に貴重なものでございまして、心からありがたいなというふうに思っております。  おっしゃりますとおり、非常に半島の方にとかく目が行きがちなんですけれども、...全文を見る
○中谷国務大臣 政府といたしましては、現在もこのような見解に変わりはございません。  この内容を発言した方がよろしいですか。(塩田委員「結構です」と呼ぶ)  変わりはございません。
○中谷国務大臣 我が国の憲法によりまして許される限り、その体制につきまして全力で万全を期したいというふうに思っております。
○中谷国務大臣 下地島の飛行場の使用につきましては、県の管轄下にございますし、これまでこの飛行場の使用につきましては、琉球政府から、同空港を民間航空訓練及び民間航空以外に使用させる意思はないということ等について日本政府として照会を受け、これに異存ないという旨を回答しておりますし、...全文を見る
○中谷国務大臣 決議の中にはそういう文言はございません。
○中谷国務大臣 私は、沖縄県民の皆さんの御意見とか御要望を大切にしてまいりたいというふうに思っております。  ただ、私は、自衛隊が少しでも国民の方々、また沖縄県民の方々にお役に立っていただきたいという気持ちでありますし、また、地元で働いている自衛隊員も、沖縄県民の皆さんのために...全文を見る
○中谷国務大臣 私は、自衛隊の行動につきましては、この日本国憲法を大切にし、それにのっとって厳正に行っていかなければならないと考えておりますし、また、総理大臣の指揮監督のもと、また国会のシビリアンコントロールのもとに国民の皆さんに信頼される、お役に立てる自衛隊の運用に努めてまいり...全文を見る
○中谷国務大臣 その当時は、日米安保条約はあるものの、緊急事態とか不測の事態に米軍がいかなる活動ができるのかというところが全く議論もされていなかったし、それまで法的な整備もされていなかったということで、では実際にどういうことが許されて、どういうことができないのかというようなことを...全文を見る
○中谷国務大臣 この話の大前提といたしまして、私たちは日本の防衛に対して日米安保が必要でありますし、日本における米国のプレゼンスというものは必要であるという前提でお話をしております。  また、周辺事態の議論においても、先ほど御近所の火事というお話をしましたけれども、実際に自分の...全文を見る
○中谷国務大臣 集団的自衛権というのは非常に幅がありまして、ベトナム戦争とか湾岸戦争のように非常に大がかりな大戦争もありますし、小さな紛争とか小競り合いもあって、ケースによって一概に集団的自衛権ですべてが語られる状況ではございません。  私が考えておりますのは、今までの個別的自...全文を見る
○中谷国務大臣 国際紛争というのはいろいろなケースがありまして、そのようなケースに対しましては、日本は毅然としてノーと言うか意思表示をすべきだと思います。やるべきではないということを明らかにするべきだと思います。  しかし、集団的自衛権と呼ばれる中でも、我が国の安全保障に重大な...全文を見る
○中谷国務大臣 ミサイル防衛につきましては、まず基本認識といたしまして、米ソ冷戦の時代から冷戦後の時代になったということと、世界の核兵器及び弾道ミサイル、これの状況が変化をしてきているということであります。  特に、弾道ミサイルの世界への拡散というものは大変驚くことでありまして...全文を見る
○中谷国務大臣 お答えの前に、一点訂正させていただきますが、弾道ミサイルの移転、拡散の数におきましては、一九六九年が米ソ二カ国で、一九九九年現在四十一カ国ということでございます。訂正させていただきます。  それで、中期防における空中給油機等のことについての考え方でございますが、...全文を見る
○中谷国務大臣 その質問は、ぜひ地元の村長さんなり議員さんなり、地元の方に聞いていただきたいと思います。  防衛庁からはそういう働きかけは一切行っておりません。
○中谷国務大臣 経緯といきさつ等につきましては、担当局長から説明させます。
○中谷国務大臣 まず、前提といたしまして、自衛官というものは国民に安心と安全を与えるべき存在でありまして、そういう面からいたしまして、普通の組織以上にモラルと規律の維持というものは求められる点でございます。  それをいかにやり抜くか。自殺の問題、またいじめの問題はもう社会現象で...全文を見る
05月31日第151回国会 参議院 外交防衛委員会 第12号
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○国務大臣(中谷元君) 今回の改正の前提になるのは、新中期防ということでございます。  この中期防は、今、小泉総理が聖域なき構造改革というふうに言われておりますが、いわゆる防衛庁の構造改革の先取りを考えた合理化、効率化、コンパクト化ということで、定員の削減等もその一環のことでご...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 最新は、ことしの五月の初旬にアーミテージ米国務副長官が来日されまして、外務省の担当審議官、局長、また防衛庁の防衛局長等が集まりまして、正式にミサイル防衛構想につきまして説明がございました。  私が報告を受けている点につきましては、ブッシュ大統領が国防大学...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 私は、防衛庁長官という立場としては、実際に部隊を運用していかなければなりません。部隊の運用の根本は、日本国憲法と法律によって定められたことに従って国民から疑念を受けることなく部隊を運用していかなければなりませんし、総理大臣の指導、また国会のシビリアンコント...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 御指摘のとおり、常に国際環境を見ながら判断していかなければならないと思いますが、このような長期計画を立てる際に前提とした認識としては、キーワードとしては、依然として不透明、不確実な情勢が続いているということでありまして、極東ロシア軍の量的な縮減傾向、また中...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 基本的には、五カ年計画を昨年の暮れに閣議決定していただいたばかりでありますので、初年度のまだ半年しかたっておりません。基本認識としては、情勢並びに自衛隊の予備自衛官の体制につきましてはこのままで結構だというふうに思います。
○国務大臣(中谷元君) 確かに、情報とか交通の発達によってさまざまな世界の社会現象が変わりつつあると思いますが、経済の世界は非常に自由経済ということでやりとりが自由にできます。基本的には、自己責任という名のもとに、失敗すれば自分がしっぺ返しを食ってそれで終わる世界ですけれども、国...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) それは、個人的にはおっしゃるとおりだと思います。  集団的安全保障と申しますか、それぞれの国で自衛を協力し合うという概念と、国連を中心として国際法をつくって、国際ルールの中でそれぞれの制裁行為とか実効の担保を持ちながら安全保障をしていくという体系がまさに...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) ブッシュ政権におきましては、例えばパウエル国務長官が、アジア太平洋の同盟友好国、特に日本との強力な、強固な関係はNATOと同様アジア太平洋における礎である、アジア太平洋における他のすべての事柄はこれらの強固な関係を基礎とすると述べているように、日米同盟の重...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 私は、現在の憲法が変わらない限りは集団的自衛権においてまだまだ国民に認められるものではないというふうに思っておりまして、日米安保関係が片務性である以上は日米安全保障条約というふうになるのかなというふうに認識しております。
○国務大臣(中谷元君) 気持ちとしては同じ気持ちでありますけれども、態勢としてはそこまで整っていないと思っておりますので、日米安保だというふうに思います。
○国務大臣(中谷元君) 先般、アーミテージ氏が来日されまして、当方と会談を持ちました。  ミサイル構想におきましては、アーミテージ氏の方から、これは、何らかを決定したり既成事実をもって考えを押しつけに来たものではない、米側の考え方の概要を説明して、日本側の意見も伺って理解を得た...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 先方もまだ概要を言った段階でもありますし、事実、世界各国にこの話を持ち回って会議も開かれているようなんですけれども、NATOでの意見とかロシアでの意見、中国の意見等も参考にしつつ、来月には首相も外務大臣も訪米をするというふうに伺っておりますし、また、私も近...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) その研究書の内容の趣旨は、一体化論は本当に集団的自衛権に入るかということでありまして、特に後方支援について、例えば食事をつくったり物を運んだり医療をする行為、これは戦闘行動ではないでしょうと。日本がその行動をすることが戦闘地域で行われると、これは戦闘行動と...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) この都市部での対処能力を強化するという性格に部隊を変えていこうという動きは、東京の練馬のみならず、近畿に在住する第三師団、千僧ですけれども、これは大阪周辺であります、このほかの師団、例えば名古屋の守山とか九州の福岡の師団におきましてもこのようなタイプに変え...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 量的にも見直しをいたしておりまして、例えば中期防における戦車の数も、正確な数字ではありませんけれども、千二百両から九百両に三百両落としております。
○国務大臣(中谷元君) 予備自衛官の数が減ってきているという点につきましては、さまざまな社会現象、特に景気の状況等がございます。  現在、陸上自衛隊において四千七百名の予備自衛官の欠損が生じてございますけれども、主たる理由といたしましては、予備自衛官の主たる採用ソースである自衛...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) この予備自衛官補の採用につきましては、現在、一般の自衛官の採用も採用試験、面接等を適切に実施しておりますけれども、この自衛官また学生、事務官の採用と基本的に同じ考え方でありまして、自衛隊法第三十八条に規定する欠格事由の該当の有無など、隊員としての適格性を十...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 私もそういう隊員教育をしたことがございますけれども、正直に言って、ずっと部内に泊まり込んで長期間訓練を受ける者と都合がつく日にトータル五十日を受ける者のレベルの差は当然あるというふうに思います。  しかし、この予備自衛官補の一般公募につきましては、予備自...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 有事法制は、我が国に対する武力攻撃から国民の生命、財産を守るという任務を達成するために必要だと思います。わかりやすく言えば、飛行機でスチュワーデスさんが、シートベルトを締めてくださいとか、たばこを吸わないでくださいとか、機長の指示に従ってくださいとか、それ...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) ランド研究所の概要等につきましては、米空軍からの委託を受けてランド研究所が研究した内容でありまして、沖縄の空軍におきまして下地島における訓練をする、また海兵隊を削減するという点等、報道によって承知をいたしておりますが、事実認識関係は以上でございます。
○国務大臣(中谷元君) もちろんそうでございます。  これはアメリカの空軍が委託をしたことでありますし、またアメリカ政府も、アメリカ大統領の指示による包括的国防見直しとの関係はないというふうにコメントいたしておりまして、当然我が国とは全く無関係のものでございます。
○国務大臣(中谷元君) これは全くアメリカ政府が考えることでありまして、日本でこの問題についてどうのこうのと言うべきものでもございません。
○国務大臣(中谷元君) 地元沖縄県の伊良部町長並びに議会の代表の方が来られまして、自衛隊機の下地島空港への訓練誘致について議会の全会一致で決議をいたしましたということで要望をいただきました。それにつきまして私といたしましても、地元の皆さんがその要望を私に聞かせていただいたという点...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) この件につきましては、昭和四十六年に当時の琉球政府から、同空港を民間航空訓練及び民間航空以外に使用させる意思はない等について日本政府として照会を受け、これに異存ない旨回答しておりますし、昭和五十四年に下地島空港を自衛隊等の軍事目的には絶対使用させない旨の決...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 公式的に県からその後、何もお伺いをいたしておりません。
○国務大臣(中谷元君) その内容につきましては、地元の皆様方が議論してお決めしてこちらに正式にお申し出があると思いますので、そういう認識でおりたいと思います。
○国務大臣(中谷元君) この飛行場の使用の問題につきましては、これはフィリピンにおける訓練に参加するため、移動途中の四月二十八日、五月十六日に下地島、波照間空港をヘリコプターへの燃料補給のために使用したいということで、沖縄県の条例に基づく所要の書類を沖縄に提出をしまして、その後、...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 基本的には、このような問題はまず地元の皆さんの御理解と御要望が第一前提だと思います。したがいまして、下地島空港における我が自衛隊の問題につきましては、地元の皆様方の御要請、御要望、御決定を第一に考えていきたいというふうに思います。
○国務大臣(中谷元君) 何事も、地元沖縄の地元の町長さんが代表されての御発言でございますので、そのことを第一に考えて行動してまいりたいと思います。
○国務大臣(中谷元君) 今のところは一切そのようなことは考えておりませんし、米側に対しましても機会を見つけましてお伝えしたいと思います。
○国務大臣(中谷元君) 中国情勢につきましては担当の防衛局長から説明していただきますが、その前のアメリカの中国姿勢の基本認識といたしましては、益田先生御指摘のとおり、アメリカは中国に対してそのような見解を持っているということは私も基本認識を一緒にするものでございます。  ところ...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 我が国の持っている能力すべてを挙げて対応しますが、弾道ミサイルの対処につきましては、早期警戒衛星もなければそのテポドンミサイルを撃つ能力もございません。そういう意味で、現在、アメリカとTMD等の共同研究を進めておりまして、このような問題に対処し得るように全...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) この研究はもう十五年ぐらいかけて行われております。ROE等につきましては、当然シビリアンコントロールと法律を遵守しつつ、部隊が的確な行動をとるということを旨に部隊行動基準を定めるわけでございまして、現在、係る規定に基づきまして、ROE、部隊行動基準の具体的...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 台湾等具体的な状況につきましてはさまざまな原因、経緯、また状況が発生しますので、一概に今の時点で周辺事態かどうかということにつきましては総じて言える状況ではございません。
○国務大臣(中谷元君) 後段は防衛局長からお話をさせていただきますが、この改編の目的、理由でありますけれども、近年、情報化並びに冷戦終結における各国の情勢等を勘案いたしまして、防衛計画、新中期防を昨年末政府で閣議決定していただきました。  それによりますと、五個の師団及び一個の...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 日本には直接武力攻撃はありませんが我が国と非常に密接不可分のある国が攻撃をされて困るということは、日本の防衛にも関係があると思います。
○国務大臣(中谷元君) 確かに、ベトナム戦争とかグレナダ侵攻とか、そういうところに日本が参加するということは集団的自衛権であるというふうに私も思いますが、非常に集団的自衛権の意味の幅が広くて、そういうことも集団自衛権であれば、PKO活動において行っている日本の隊員の隣にいる他国の...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) おっしゃるとおり、ベトナムとかグレナダにおいては、国家の名のもとに宣戦布告でもして参加すれば、当然国を挙げての戦争になりますので集団的自衛権そのものだと思いますが、私が言うように、PKOで隣の他国の人を救うとか、日本近海で友好国が攻撃されたときにそれを守っ...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 当然、国連憲章の中にその二つが書かれていますので、どの国も持っている権利であります。  しかし、日本の国会の論戦を聞いてみますと、そういう大規模な戦争に参加することも集団自衛権であれば……
○国務大臣(中谷元君) それは集団的自衛権ですよ。であれば、PKOで隣にいる人を助けるということも集団的自衛権という範疇でくくられると、日本は国際社会で尊敬されないというか軽べつされるというか、国連の平和維持活動というのは難民とか飢餓の人を救うという非常に崇高な任務に各国が危険な...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) ですから、そういうふうなものには日本は参加すべきではないので、集団的自衛権というのは本当に広い概念がありますから、それを認めるにしても、例えば周辺事態に限るとかPKOに限るとか、ある程度の範囲をつけて認めてあげるべきではないかなと。もちろん、今言われた三つ...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 私が申し上げているのは、防衛庁長官として現行憲法を厳密に考えて、当然個別的自衛権の範囲でその法律をつくっていますので、それを遵守し、また総理大臣、また国会のシビリアンコントロールを受けて自衛隊の運用に当たるということでありまして、現行憲法は個別的自衛権しか...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) ですから、絶対許されない集団的自衛権と、それから実際の現場においてやった方がいい集団自衛権、やる必要がある集団自衛権、そういうものもあるわけであります。その研究書に書かれているように、今の憲法でできるんだと言う人も現実にいるんです。ところが、絶対許されない...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) ですから、現行のガイドラインはあくまでも個別的自衛権の範囲内で組み立てられておりますので、それがやるべきことにつきましては法整備をいたしまして、それに従ってやるわけであります。  しかし、実際の運用につきましては、先ほど先生も表明されたように、本当に役に...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) ですから、今ある自衛隊法を初めとする諸法律は個別的自衛権の範囲内でつくられておりますので、そういう運用に徹しておりますので、集団的自衛権に対しては全く疑義があるわけではございません。  しかし、その憲法においても、前文を読んでみますと、「われらは、平和を...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 我が国の防衛方針は、防衛計画の大綱というものを定めておりまして、それによりまして独立国として必要最小限度の基盤的防衛力を整備するというのが基本でございます。  そういう考え方を維持しておりますが、最近IT革命とか情報通信並びに交通の進展によりましてすごい...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 現状の分析は、非常に科学技術の進展とともに想像を絶するような事態が考えられることもあります。それは安全保障とは別ですけれども、我が国内でも、地下鉄サリン事件等において国内の宗教団体がサリンガスを使うという想像もしないようなことも起こっておりますし、サイバー...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 日本の国の防衛体制につきましては、やはり縦深性というか、何層かにわたってラインを考える必要があると思います。  例えば、例はよくありませんが、サッカーやラグビーの試合にしても、フォワードもいればバックスもいて、真ん中に両方行ける人もいるように、やはり第一...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 三年、五年のタームでは想像ができないかもしれませんが、インドネシア一つとっても、今のワヒド政権が弾劾される、それについて国民が真剣に国会前で大暴動をし、そこで日本人も一万人ぐらい現地法人がいますけれども、単なるあれがインドネシアだけの問題で終わったら我が国...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 吉岡先生がおっしゃることは非常に大切なことでありまして、それを目指していかなければなりません。事、国の外交、安全保障は、もう九九%は外交だと思います。安全保障の分野は、もう最後の日本が侵略されたときの備えという面で、九九%は外交で、そういう努力をないように...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) その発言をする前提といたしまして私はお断りしましたけれども、防衛庁長官としては現行憲法を遵守し、厳格に考え、そしてこの憲法が個別的自衛権しか認めていないというもとによってできた法律に従って運用するし、総理大臣並びに国会のシビリアンコントロールをもって部隊を...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) ただいま、戦争を直接体験されました田先生のお話、大変貴重なものだということで肝に銘じまして受け取らせていただきますし、また戦後六十年間日本が平和であったという点につきましては、そういう貴重な体験をされた皆様方の御意見があったからこそだというふうに思っており...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 私も学生時代に自衛官はよき市民であれというふうに教えていただきましたが、やはり一般国民としての感覚と、もう一点は、特別職の国家公務員でありますけれども、国家公務員としての倫理、これは国民の側から見て当然要求されるものではないかというふうに思っております。 ...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) その趣旨を伺いまして、今後部内で検討させていただきます。
○国務大臣(中谷元君) 自衛官の名誉のあり方につきまして、田村先生の方から大変温かい激励の、強い要請がありまして、まことにありがとうございます。  小泉総理も就任のときに、国のために命をかけて働いている人に対して国民も敬意と感謝を表すべきだし、また働いている人が誇りと自信を持っ...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) その件につきましては、自衛官のみならず、私、ホームページを立ち上げておりますが、一般の二十代三十代の若者から集団的自衛権に関する意見やPKOのあり方について、もっとしっかりしたものにするべきだという意見がたくさん送られておりますので、やはり日本人として真剣...全文を見る
06月04日第151回国会 参議院 行政監視委員会 第4号
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○国務大臣(中谷元君) NMD等の構想につきましてはまだ概要しか伺っておりませんで、このTMDと一緒に考えるというところまではこちらも説明を受けておりません。今後さらに、このNMD等ミサイル構想、その具体的なものを情報収集しまして検討していきたいというふうに思っております。
○国務大臣(中谷元君) せんだって来日しましたアーミテージ氏は、現在行っている日米の共同研究においてはいささかも支障のないようなものであると言われておりましたので、その集団的自衛権の問題にかかわらないような形で米国政府も考えておられるのではないかというふうに思います。
○国務大臣(中谷元君) 昨年四月にその事案が発生しまして、直ちに防衛庁では作成プログラム等について詳細に解析チェックをいたしました。その結果、問題がないということを確認いたしまして、現在、支障なく運用に供しているわけでございますが、しかし今後の取り組み等につきましては、再発防止を...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 先生御指摘の情報機密防衛の必要性につきましては、まさに御指摘のとおり大変重要なものだと私は思っております。  現在、どのようにして対応をしているかというと、訓令を設けまして、企業に対して秘密保全規則を作成させ、そして立ち入る者を制限した保全区画を設けさせ...全文を見る
06月05日第151回国会 参議院 外交防衛委員会 第13号
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○国務大臣(中谷元君) その件につきましては、山崎さん自身も後で釈明の会見をしておりますが、自分の考えではなくてほかの人の説を述べたものであると言っておりますけれども、この件につきましては、私は、総理、官房長官と同じく、この集団的自衛権と沖縄の問題を関連させるつもりはなくて、別の...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) この演習についての見解につきましては、益田委員も御指摘のとおり、各国いろいろと報道が出ておりまして、台湾につきましては通常の訓練である、また米国においても軍事演習は異常なことではない、また中国も通常の訓練であるという見解を述べております。  我々といたし...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 委員御指摘のとおりだと思います。そのことが正式に発表できるためにもさらなる情報収集を行いまして、事実確認、これを進めていかなければならないというふうに思っております。
06月06日第151回国会 衆議院 決算行政監視委員会 第5号
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○中谷国務大臣 前回の委員会におきまして石井委員から御注意をいただきました点は、肝に銘じまして、私も責任を持つ立場としてその職責を果たさなければならないという気持ちでございます。  本件につきましては、その後、先生のお尋ねの点、三点ございましたけれども、内局の担当と、空幕の装備...全文を見る
○中谷国務大臣 その点に対する御答弁といたしましては、企業も正当な利害を有して競争しているわけでございます。当然、営業上の秘密等につきましては、情報の保護を図るという観点でありますので、私の方からのお答えは控えさせていただきます。
○中谷国務大臣 その点につきましてはお答えできません。
○中谷国務大臣 正直に申しますと、私自身は聞いておりません。
○中谷国務大臣 そのことをお答えすることも含めまして、我々といたしましては、鋭意この件につきましては厳しい目で監視をしておりますけれども、先ほど申しましたとおり、企業の営業上の利益、そしてこのことに対する公表等の観点から、私、答弁は控えさせていただきたいというふうに思っております...全文を見る
○中谷国務大臣 私なりに空幕や内局の方と話をいたしました。そして、その仕組み的におきましても、なぜ価格が変わったのか、るる説明を聞きまして、私自身それで納得した次第でございます。
○中谷国務大臣 その点につきましては、参考人に説明をさせます。
○中谷国務大臣 その価格が変化した理由、るる説明を受けました。例えば、訓練の時間が短縮されたとか企業の努力がされたとか、そういうのは聞きましたけれども、数字的なものにつきましては、私はまだ聞いておりません。
○中谷国務大臣 その辺の数字の精査とか確認につきましては、担当の審議官に任せております。私、数字を見ましても、本当にそれがどういうことで必要かどうかを判断する能力を今の時点で持っておりません。しかし、それにつきましては、専門的に、また厳正にそのところでやるように申しておりまして、...全文を見る
○中谷国務大臣 御質問の村田哲郎氏は、現在、廃棄物処分業を営んでおります株式会社エンバイロテックの代表取締役であると承知をいたしております。  なお、この会社は過去に、平成三年、神奈川県から株式会社神環保に対して改善指示があったこと、また、平成八年三月、綾瀬市から同社に対して改...全文を見る
○中谷国務大臣 そんなことがあったという点は承知いたしております。
○中谷国務大臣 法規制の問題につきましては環境省の所管でございますが、我々の認識といたしましては、平成十年の九月に閣議了解をして、全省庁がこの問題の解決に取り組んでいこう、特に、日米安保関係で、米軍人の健康にかかわるものでありまして、再三再四要望がありまして、本問題の早急かつ抜本...全文を見る
○中谷国務大臣 現行法で何ができるのかという点であらゆる面で検討をしてまいりました。当然先方とも折衝していまして、数々の時間を要してまいりましたけれども、現法体系で何ができるかということも判断しまして、非常に現地の大気の環境の現状がなかなか改善されないという点がもう時間的に限界に...全文を見る
06月07日第151回国会 参議院 外交防衛委員会 第14号
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○国務大臣(中谷元君) 周辺情勢につきましては、極東のロシア軍等は量的に縮減の方向に行っておりますが、依然として核戦力を含む大規模な軍事力が存在をしたままでございます。  なお、中国は量から質への転換を図っておりまして、ハイテク化とか情報化を進めておりまして、局地戦の方に視点を...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 先ほどお話ししたアジアの情勢に対して、米国のプレゼンスというのはこのアジア地域の安定に非常に大きな存在だと思います。特に日米韓、それから日韓のアメリカとの二国間関係というのは、この地域を安定させている一番大きな要因ではないかという認識でありますので、私、訪...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 小泉内閣といたしましても、我が国の安全保障の見地からいきますと、先生のお述べになられました国防の基本認識に関する三要件とか、現行の憲法の解釈で必要最小限度の自衛力という基本方針は一緒でございますが、ここへ来て、自衛隊と日米安保体制があるから日本は大丈夫なん...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) これまで実施されましたPKO活動等の実績を見ますと、自衛隊員というのは非常にまじめで、定められた規則とルールに従って本当にこの運用については厳格に行っておられます。定められたことしかやっておりません。それで支障がないかといえば、先生御指摘のようにゴラン高原...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 中国のICBMの目的ですけれども、三つあると思います。一つは抑止力の確保。第二点は通常戦力の補完です。第三点は国際社会における発言力を確保するという観点で、一九五〇年ごろから独自の核開発の努力をしておりますが、現在は東風31という射程八千キロです、これは完...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 理解の程度のお尋ねでございますが、認識でありまして、今の国際社会の中で弾道ミサイルを保有している国がもう四十一カ国にもなっております。従来の米国のミサイル防衛構想はソ連を対象とした発想でしたけれども、これだけ拡散した上で、米国本土を守るミサイル防衛を考えら...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) せんだってアーミテージ国務副長官が来日されまして、防衛庁にもお越しになられましたけれども、そのときにお話しされたことは、現在行っているTMDの共同研究については何ら支障のないものであって、変更を求める内容でもないということを言っておられました。  このT...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 私の基本認識は、そういう軍拡とか軍備拡大ということは望ましい方向ではない、そういうことがないようにというふうに基本的には思っております。  米国の構想については、今後さらにどのようなものを目指しておられるのかという点については深く聴取をする必要がございま...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 自衛隊は劣化ウランに類する武器弾薬は持っておりません。  米軍の状況でありますけれども、以前、沖縄におきまして間違って使用されたということは事実を承知しておりますが、現在は使っていないというふうに聞いております。
○国務大臣(中谷元君) その点につきまして事実を確認させていただきます。
○国務大臣(中谷元君) そのような人道的でない兵器として対人地雷等がございましたけれども、先生非常に積極的にこの全廃に向けて努力されていましたが、この劣化ウランも同じような部類に入るものではないかというふうに思っておりますので、今後努力をしてみたいというふうに思います。
○国務大臣(中谷元君) NMDにつきましては、日本のみならずNATOとかロシアとか韓国に対してもアメリカ側から説明に行っておりまして、そのときの話によりますと、各国の意見とか反応を踏まえつつ対応していくということであります。  なお、パターソン氏の発言等につきましては、正式に政...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 集団的自衛権の行使につきましては国際法によって認められておりまして、我が国としてもその権利はあると思います。憲法につきましては、憲法上許されないという政府解釈でありまして、私はこれを遵守しなければならないと思っておりますので、国内法においてそう定められてい...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) この憲法議論は制定から五十年以上もこの国会で国民を代表する方々が真摯に議論をしていまして現在の政府解釈ができたものでありまして、私は非常に重いものがあると思っておりますし、また、集団的自衛権を行使するということは国民のみならず自衛隊にとりましても大変重要な...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 冷戦後の我が国の安全保障政策につきましては、一九九五年に防衛大綱の見直しで新大綱が決まりまして、日米安保につきましてもアジア太平洋の安定のために大いに機能を強化させていこうという方針が決まりました。また、一九九六年には日米安保共同宣言がありましたし、一九九...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 先生との御議論の後、またじっくり個人的にも考えてみましたけれども、そもそも集団的自衛権とは何かということで、これは国際法で認められていますが、当然、ベトナム戦争とかボスニア戦争に参加すること、これは集団的自衛権であると思います。この場合は、当然その国の国権...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) はい、その旨でよろしゅうございます。
06月12日第151回国会 参議院 外交防衛委員会 第15号
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○国務大臣(中谷元君) 基本認識としましては、現在、世界に四十一カ国の弾道ミサイルを保有している国があって、非常に核も拡散している、こういう中で国の安全保障をどうするかという見地で、米国におきましてはクリントン時代からNMDとTMDの構想が出てきているわけでございますので、それは...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) そのとおりでございます。
○国務大臣(中谷元君) まず、今度のブッシュ政権の陣容においては、まだ骨格だけで、実際に日本に対応するスタッフはまだ現在も検討中だと思いますが、だけれども、私としては、非常に日本に理解をしている人、それから日本をすごく重視していただける方が要職につくということは日本との関係を重視...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 御質問の米国のミサイル防衛構想の具体的な内容につきましては、現在、アメリカ自身も検討中ということでありまして、現時点で具体的に明らかになっていない関係で、集団的自衛権との関係についてどうなのかという点につきましてもここで明確にお答えすることは困難であるとい...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) まず、ブッシュ政権が誕生しまして、ラムズフェルド国防長官は日本の防衛庁長官と一度も会っておりません。また、小泉政権の防衛庁長官といたしましても、米国の国防長官とはまだ意見交換をしたことがないという意味で、今後の日米安保体制等のあり方等につきまして話をすると...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 御指摘のとおり、科学技術の発展によりまして、現代におきましては情報戦、また化学兵器、生物兵器など、新たな脅威からいかに安全を守っていくかということが各国の大きな課題となっております。  御質問のありました化学兵器に対する対処につきましては、現在、大宮にご...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 前回、九六年に、ちょうど李登輝総統が台湾の総統に就任の選挙中だったと思いますけれども、同種の訓練がございました。このときはミサイルの発射訓練、また海空軍の実弾演習、また陸海空統合上陸演習というかなり大規模なものでございまして、この点につきましては我が国の領...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) この調査に関する感想ということでございますが、近年、沖縄の米軍基地等の対処につきまして、普天間は御指摘のとおりまだまだ難航して十分に地元の皆さんの御意見を聞かなければなりませんが、これ以外のSACOの事案におきましては比較的順調に進んでおりまして、地元の皆...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) この件につきまして、防衛庁といたしましては、沖縄での射撃訓練の軽減の一環として全国数カ所に実弾射撃訓練の移転ということを試みまして、その一カ所として日出生台演習場に移転をしたわけでございます。  そういう意味で、この目的と趣旨、特にこの訓練は米海兵隊の練...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 御指摘のとおり、我が国としては今回の行為は適切でないというふうに考えております。  なお、法令的に申しますと、今回の件が国内法令に抵触するかどうかにつきましては、責任ある当局において判断されることが適当であるというふうに考えますが、一般国際法上考えますと...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 今回の件につきましては、米側からは今後このようなことはしない旨の回答をいただいておりますので、それを担保に、二度とこのようなことがないというふうに信じておりますが、御指摘の趣旨は大変重要なことであると認識いたしておりますので、今後さらに検討、努力をしてまい...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) この発言は、田先生のこの委員会でのやりとりと、また吉岡先生の御質疑の中でしたわけでございますが、田先生との質疑の中で、九〇%が外交で一〇%が安全保障だと言いましたら、田先生は九九%が外交で、もう一%、残りの最後の一線にこういう軍事というか安全保障があるのだ...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 非常にこの集団的自衛権につきましては、国会で長い議論があったということは承知をいたしておりますが、本日のこの委員会の整理におきまして、事PKO活動につきましては、国連のPKO活動に参加することも、それから他国の兵士に対して危険なときに隣にいる日本の参加隊員...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 私も田先生の朝鮮半島に対する日本側の責任というか、認識は同じくするものでありまして、今後アメリカと交渉する際も、韓国の置かれている立場に十分配慮することが重要だと思います。というのは、朝鮮半島の統一というのは国民的な国家的な目標でもありますし、朝鮮半島の問...全文を見る
06月13日第151回国会 衆議院 決算行政監視委員会 第6号
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○中谷国務大臣 その後、維持役務費につきましては数字を聞きまして、その数字をもとに、この費用でT3改の整備ができるのか、支援整備もIRANも可能なのかということを、内局の部、担当課、空幕の担当班また班員も呼んで確認をいたしました。  彼らが言うには、会社の提案の確認について、内...全文を見る
06月14日第151回国会 衆議院 安全保障委員会 第8号
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○中谷国務大臣 最近の不審船の事案とか下甑島の事案とか等を考慮いたしますと、国民の安全を守るために、防衛庁といたしましては、早期に、この沿岸・重要施設の整備に関する法的措置につきましてはその必要性があると認識いたしております。  問題は、政府がこれを責任を持ってやるということで...全文を見る
○中谷国務大臣 領域警備の問題につきましては、現在、与党内におきましても精力的に御議論をしていただいているところでございますが、政府、防衛庁といたしましても、この法律の制定に向けまして、全力を挙げて取り組んでまいりたいというふうに思っております。  秘密保全につきましては、昨年...全文を見る
○中谷国務大臣 有事法制につきましては、まさに御指摘のように、有事の際に国民の生命財産を守るということで、必要不可欠な法案であると思います。  御指摘のとおり、この問題は内閣全体の問題でございまして、防衛庁といたしましては、昭和五十六年に問題点を取りまとめる形で研究を始めており...全文を見る
○中谷国務大臣 そのような問題意識があるということにつきましては、石破委員と意見を同じくするところでございます。  問題は、PKO活動が、国際平和、また人類の福祉のためにいかなる貢献をしているかという価値を国民がいかに理解をし、そして現在憲法で書かれております海外における武力行...全文を見る
○中谷国務大臣 私も、総理がおっしゃるように、我が国を守るために命がけで昼夜を問わず訓練に、そして部隊勤務につき、現実に我が国の安全保障に対して身をもって行動している隊員が自信と誇りを持って仕事ができるように考えるべきでもございますし、また、国民の方もそういう者に対して敬意と感謝...全文を見る
○中谷国務大臣 経緯といたしましては、今回に限りましては、現実的に総理が三十日、訪米されることが決まりまして、またその後、私が二十三日に訪米することが決まりまして、まだその当時は外務大臣の訪米が調整中だったということでございますが、現実に私が一番最初に行くということになりますと、...全文を見る
○中谷国務大臣 これは、政府として基本認識を確認するということでございまして、特にミサイル防衛の問題、またブッシュ政権の国防見直しに関する見解、またガイドラインの問題、また沖縄の問題、これ三者が違った、ばらばらのことを米国に申しますと、米国も混乱をすることが予想されますので、この...全文を見る
○中谷国務大臣 ミサイル防衛の問題につきましては、現在、この構想の概要が出た段階で、それ以上の詳しい状況がわかっていないわけでございますので、従来から述べております政府の五項目につきまして、この基本的な立場を確認したところでございます。
○中谷国務大臣 それは、行ってみて、先方がどういうことをおっしゃるかわかりませんので、行ってみなければわからない問題でございます。
○中谷国務大臣 現在行っている我が国のミサイル防衛につきましては、BMDと申しますけれども、弾道ミサイルによる攻撃に対して我が国の国民、生命を守るために、純粋に我が国の防衛上の研究でございます。  米国は、現在もNMDとTMDと、これを切り離して考えておるわけでございますが、そ...全文を見る
○中谷国務大臣 せんだってアーミテージ氏が来日されまして、お話をいたしましたけれども、この構想は現在行っている日本のBMDの共同研究には何ら支障を与えるものではないというふうに言われましたので、現在行っている共同研究は現在のまま十分に継続していくというふうに考えております。(伊藤...全文を見る
○中谷国務大臣 どのような要請があるのかわかりませんので、お答えすることはできません。
○中谷国務大臣 アーミテージ氏の書かれた文章を私も読みましたけれども、当然、今後の対応につきましては、参考にはしていかなければなりませんけれども、個人的な見解で、また国務副長官に就任する前に書かれたわけでございますので、このレポートについてどうするかという点につきましては、今の時...全文を見る
○中谷国務大臣 まず、脅威というのは、能力と意図があるわけでありまして、この意図というのはもう瞬時に変化するものでありまして、事外交に負うものが大きいわけでありますが、防衛庁としては、能力という点に着目をいたしまして、侵略し得る軍事能力に着目して、潜在的脅威という表現を使用してき...全文を見る
○中谷国務大臣 現在の中期防におきましては、この国会の委員会、当委員会でも積極的に御議論がございましたし、各党それぞれ安全保障政策で御意見を述べておられまして、現中期防ができておりますが、現中期防におきましても、冷戦後の我が国の防衛ということで、事象を先取りいたしておりまして、い...全文を見る
○中谷国務大臣 ドイツの戦略家だと思いますが、軍事は政治の手段であるというふうに言ったと記憶しております。
○中谷国務大臣 一般論として推測しますと、中国の南東部において電波情報の収集を行っていたのではないかというふうには思っております。
○中谷国務大臣 搭乗員数までは、私、人数は把握をいたしておりません。
○中谷国務大臣 主に目的は、この飛行機は情報収集でございますので、いろいろな機材を積んでいると思いますので、そういう計器とかコンピューターとか、そういう操作をする人だというふうに思います。
○中谷国務大臣 お話のありましたとおり、第三国からミサイルが発射されたときに、それが我が国に落ちるのか、それとも米国に落ちるのか、こういうことを考えているうちにミサイルは我が国に落ちてしまうかもしれませんので、当然、この問題につきましては、集団的自衛権の研究の対象にはなり得るとい...全文を見る
○中谷国務大臣 現時点、今すぐそういうことを私が申しますと、現在日本で行われておりますBMDという研究は、我が国を防衛することを目的とした個別的自衛権での研究をいたしておりますので、この集団的自衛権との問題を絡めますと、現在行っている研究を行うことができなくなってしまいます。です...全文を見る
○中谷国務大臣 従来、政府といたしましては、集団的自衛権の行使はしないというふうに答えておりますので、それを尊重しております。
○中谷国務大臣 この問題は、ガイドラインの法案質疑でも議論をされましたけれども、後方地域という定義につきましては、現在戦闘が行われてない地域であり、また将来も戦闘が行われる見込みのない地域という表現でございまして、現実に戦争がありますと、安全な地域と安全でない地域というのは概念的...全文を見る
○中谷国務大臣 それは、今後の国会での御議論、各党での御研究によるものだと思います。
○中谷国務大臣 小泉総理からも、私、就任時に、有事法制の検討を進めていただきたいという旨の御下命がございました。防衛庁ではさらに人員をふやしまして、この有事法制の研究をさらに法制化に向けて進めているところでございます。  一方、内閣では、他省庁もこの問題について積極的にやってい...全文を見る
○中谷国務大臣 これはアメリカ本土の防衛の話でありまして、現在、四十一カ国にわたるミサイルの拡散によって米国本土が非常に危険にさらされるということで考えられておるわけでございます。したがいまして、私はこのような考え方に対しては理解をしているわけでございます。  また、この構想に...全文を見る
○中谷国務大臣 ミサイル防衛構想につきましては、弾道ミサイルの拡散が安全保障上の深刻な脅威となっていることについて米国と認識を共有をいたします。米国がミサイル防衛計画を検討していることを理解をいたします。核兵器の一層の削減を表明していることを歓迎をいたします。そして、米国が同盟国...全文を見る
○中谷国務大臣 このほかにも日米関係に関する全体の問題等は話をいたしました。当然沖縄の問題も話をいたしましたけれども、すり合わせというのではなくて、お互いの意見を述べ合ったということでございます。
○中谷国務大臣 そのとおりであります。もともと基本認識というのは共有をしていたというふうに思っております。
○中谷国務大臣 HNSという在日米軍の支援の経費につきましては、日本の最も重要な責任の分担の貢献の一つでございまして、日本のHNSは同盟国の中では最も寛大なものでございますが、日米同盟を維持強化、発展していき、そして日本の防衛及びアジアの周辺の安定を図るためには必要なものだという...全文を見る
○中谷国務大臣 先ほど委員の御指摘の、NATOの数字の話がございましたけれども、その数字の話を受けた私の考えでございます。  認識といたしましては、我が国の負担比率は最も高いものであるというふうに承知をいたしている次第でございます。
○中谷国務大臣 先ほど、寛大なものというお話をいたしましたが、これは私の基本認識の間違いでございまして、今の表現は、米国側の同盟国の貢献に対する報告の表現でございまして、その表現を私が言い間違えました。  私としては、その比率は最も高いものであるというふうに位置づけをしておりま...全文を見る
○中谷国務大臣 名護上空の訓練空域の設定でございますが、那覇局長の話によりますと、一般に米軍による飛行訓練については地域を限定しているわけではなく、実弾射撃訓練を伴う場合は別として、その他の訓練はあり得る、しかし、米軍は訓練に際し我が国の公共の安全に妥当な考慮を払って活動すべきも...全文を見る
○中谷国務大臣 一般的に、先ほどお話ししましたとおり、空域を設定するわけではございませんが、我が国の実情に合わせて訓練をしていただきたいというふうには思っております。
○中谷国務大臣 当然地元の住民の生活に配慮すべきであるというふうに思っております。
○中谷国務大臣 委員御指摘のとおり、アーミテージ・レポートのタイトルは成熟した大人の関係というタイトルでありまして、冷戦後の安全保障政策について、我が国に対して一石を投じているということは事実だと思います。  この中で言われているのは、バードンシェアリングからパワーシェアリング...全文を見る
○中谷国務大臣 アメリカのミサイル構想につきましては、クリントン政権下でNMDとTMDという形で構想をされておりましたが、ブッシュ政権になりまして、このミサイルから確実にアメリカを守りたい、また、世界の核兵器の削減及びミサイル拡散の縮小に資するため、もっとしっかりした構想にしたい...全文を見る
○中谷国務大臣 この構想につきましては、委員御承知のような内容のレベルでしかまだ話が来ておりませんけれども、現在行っている共同研究につきましては、NTWDという海上配備型の上層システムという、中距離のミサイルに対して我が国を防衛するという見地で研究をいたしておりまして、これは純粋...全文を見る
○中谷国務大臣 委員のお話は、ブーストフェーズでの、打ち上げ直後のミサイルに対する対処だと思いますけれども、この点につきましては、確かに御指摘のように、集団的自衛権、また対米支援をいかにするかという問題はあろうかというふうに思います。  ただ、研究の次が開発、開発の次が配備とい...全文を見る
○中谷国務大臣 これはやはり、地球環境という全世界の環境をいかにするかというテーマでございますが、その中でも一番経済活動が盛んな米国の動向というものは非常に影響が大きいものだと思います。私もその意見広告に署名をした一人でありますけれども、やはり地球全体の行動に対して、京都でああい...全文を見る
○中谷国務大臣 小泉総理の発言につきましては、ブッシュ政権のミサイル防衛構想と憲法、集団的自衛権との関係について今まで議論がされてないという発言でありますが、現在我が国が実施しておりますBMDと申しますと、個別的自衛権の範囲の構想でございまして、集団的自衛権に入るかどうかという議...全文を見る
○中谷国務大臣 いわゆるTMDを我が国が研究するかということが国会の委員会でも議論になったこともあろうかと思いますし、このBMDを研究するという時点でも、そういう集団的自衛権に抵触するかどうかという議論はあったと思います。
○中谷国務大臣 小泉総理の言われている弾道ミサイル構想ということは、ブッシュが提案した、いわゆる全世界を包含するような、そういうミサイル構想でございまして、それに対して、集団的自衛権に当たるかどうかという議論はなかったということでございます。
○中谷国務大臣 私も、隊員の命を預かる責任者であります防衛庁長官といたしまして、派遣される隊員が安全に、そして支障なく任務を遂行させてあげる必要性を十二分に感じておりますので、藤島委員の意見に全く同感でございます。  そして、PKOを武力行使であるかどうかという点につきましては...全文を見る
○中谷国務大臣 今回の米軍ヘリから落下物があったということに対しましては、私も大変遺憾なことだというふうに思っております。直ちに、防衛施設庁の那覇の局長が在日米軍沖縄地域調整官に対して遺憾の意を表明いたしましたし、事故原因の究明と再発防止につきまして申し入れをした次第でございます...全文を見る
○中谷国務大臣 今後とも、住民の皆様方の安全には十二分に注意を払って訓練をしていただきますように、最大限米軍に要請をしてまいりたいというふうに思っております。
○中谷国務大臣 ブッシュ大統領が発言をした段階におきましては、米国本土をミサイルから防衛するためのシステムということでございまして、あくまでも米国の防衛という見地でございます。  一方、現在我が国が実施いたしております研究は、先生も御承知のとおり、我が国の領土に落下してくるミサ...全文を見る
○中谷国務大臣 現実に、この構想は、現在世界に、四十一カ国に拡散しております弾道ミサイルに対して、米国本土を防衛するかということが趣旨でありまして、いわゆる飛んでくるミサイルを撃ち落とすというところに視点が置かれております。もし、これが成功をいたしますれば、現在持っているミサイル...全文を見る
○中谷国務大臣 今後、基本計画の策定に当たりましては、環境面の配慮につきまして、環境影響評価を実施し、そしてその影響を、最大限にとめるための対策を講じ、そして、必要に応じまして、新たな代替環境の積極的醸成に努めてまいりまして、最良の場所の選定を行っていきたいというふうに思っており...全文を見る
○中谷国務大臣 その環境影響評価を基本計画策定前に実施すべきだという御指摘でございますけれども、代替施設の建設が環境に及ぼす影響について、調査、予測、評価を行う環境影響評価は、協議会における検討を経て決定される代替施設の規模、工法及び建設場所を含む基本計画の策定を踏まえて、環境の...全文を見る
○中谷国務大臣 ジュゴンのお話が出ましたけれども、この代替施設の建設がジュゴンを含む環境に及ぼす影響につきまして調査、予測、評価を行うものでございまして、この中で、建設地点におけるジュゴンの生息状況、代替施設の建設が及ぼす影響等について詳細な調査を行おうというふうに思っております...全文を見る
○中谷国務大臣 おっしゃるとおり、これ全体で米国は何と呼んでいるかというと、BMDと呼んでおりまして、この中にTMDとNMDがありまして、NMDは米国本土をICBM等から守る、TMDにつきましては、海外に駐留する米軍及び同盟国、友好国を戦域弾道ミサイルから防衛するものでありまして...全文を見る
○中谷国務大臣 防衛庁の各局に確認をいたしましたところ、御指摘のような分野を拡大とするような提案を米国が非公式にも打診しているという事実はございませんでした。
○中谷国務大臣 防衛庁の省昇格につきましては、行革会議の最終報告におきまして、政治の場で議論すべき課題というふうにされておりますが、防衛庁といたしましては大変、小池委員の御提案、御発言はありがたい話でありまして、一日でも早く省への移行をお願いいたしたいと思います。  その理由と...全文を見る
○中谷国務大臣 御指摘のように、RMAというのは、レボリューション・イン・ミリタリー・アフェアーズ、軍事における革命ということで、各国とも研究を進めているところでございます。  御指摘のとおり、情報技術が軍事力の優劣を決するというのはそのとおりでございまして、私も、イラクに対す...全文を見る
○中谷国務大臣 防衛庁といたしましては、我が国周辺数百海里、航路帯を設ける場合には、おおむね一千海里程度の海域におきまして海上交通の安全を確保することを目標に、艦艇、航空機等、これらの作戦に必要な防衛力の整備に努力をしているところでございます。
06月18日第151回国会 参議院 決算委員会 第4号
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○国務大臣(中谷元君) 日本は四面を海に囲まれておりますし、国民の生存にかかわる資源エネルギーをたくさん海外から依存しております。そういう観点で、シーレーンを防衛して海上交通の安全を確保するということは必要でございますが、具体的には、シーレーン防衛におきましては、我が国周辺数百海...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 一般論といたしまして、一千海里を超える場合は日米安保体制によりまして米海軍に期待をするということとなりますが、実際には、我が国船舶の安全確保のために必要な場合には、事態に応じて最も適切な措置を講じまして海上交通の安全確保に万全を期してまいりたいと思います。...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 継戦能力についてのお答えでございますけれども、これにつきましては、相手側の侵略の形態が千差万別で、さまざまでございますので一概にお答えするのは困難でございますけれども、防衛庁といたしましては、万が一侵略が行われた場合にも所要の運用が行われるように、装備、弾...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) ただいま御発言の数字はそのとおりでございます。  なお、防衛庁の燃料、弾薬の所要量ということでございますが、御指摘のとおり手のうちを明かすことになりますのでお答えは差し控える必要がございますけれども、基本的に、各年度で予算が編成されておりますが、当初年度...全文を見る
06月26日第151回国会 参議院 外交防衛委員会 第16号
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○国務大臣(中谷元君) 先週末行われました日米防衛首脳会談及びフレシェット国連副事務総長との会談について御報告申し上げます。  まず、日米防衛首脳会談においては、ラムズフェルド長官より国防見直しについて説明があり、私から有事法制、集団的自衛権の最近の状況を説明しました。また、戦...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) この事故につきましては、昨日の十時五十五分ごろでございますが、北海道千歳市の島松射撃場におきまして、航空自衛隊のF4型ファントム戦闘機がロケット弾による訓練を実施していたところ、搭載している二十ミリ機関砲から訓練弾百八十八発が不時発射をされまして、その一部...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 基本的には、昭和三十二年に国防の基本方針が定められましたけれども、日本国憲法のもとに我が国は、外交の努力及び内政の安定に努めて、安全保障の基盤の確立を図りつつ、専守防衛に徹し、他国に脅威を与えるような軍事大国とならないとの基本理念に従いまして、日米安全保障...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) ありがとうございます。  国の安全保障、国家の防衛というものは、国民の生命、財産をつかさどる国家にとって大変重要な部分でございまして、いかに国がそれを位置づけるかということは、ひとえに命がけで働いている自衛官の士気にも影響することでございます。私は、自衛...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 今、平沢政務官が現地へ行きまして原因の解明に努めておりますが、現時点におきましては、予見とか先入観を入れずに、人的物的両面からその原因が何であったのかという点で原因を調べている最中でございます。
○国務大臣(中谷元君) その件につきましては、前回の小松基地から飛び立った飛行機が僚友機をミサイルで撃ち落としたという事案の教訓を生かしまして、当初はあれは不時発射であって人的なものではないという見解でしたけれども、後刻調べましたらレバーを引いていたというようなこともございまして...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 現時点におきましてまだ確認できておりませんので、もう一度米国に照会をいたしまして、調べてまいります。
○国務大臣(中谷元君) 法律の話ですから佐藤先生の方がお詳しいと思いますが、私の所感といたしましては、米国には軍法会議があって、我が国には軍法会議がなくて、司法行政の処罰等の裁判所は一カ所でありますので、その比較をするというのは、もともと軍法会議がない国でありますのでよくわかりま...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) アーミテージ氏とは電話でお話をいたしましたけれども、せんだって外務大臣が外務首脳会談をした点で非常に有意義でよかったという点と、これから小泉総理の日米首脳会談がありますけれども、それのための準備をいたしているという点等でございまして、特に昨年十月のアーミテ...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 私の今回の訪米のメーンはラムズフェルド国防長官でございまして、沖縄の使用期限の問題につきましては、ちょうどその日が日本時間で沖縄の地上戦終結の日の慰霊の日に当たる点で、私から、沖縄で二十万人の方が犠牲になったという点に心から哀悼の意を表しているということを...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) この八案につきましては、地元からの特に要望がございまして、地元のさまざまな方々にこの案を提示して意見を聞いて、地元の自治体が中心となって意見を取りまとめて政府にお答えしたいということを言われておりまして、その点を我々も重視をいたしておりますので、特にどの案...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) この発言はちょうど私とラムズフェルド氏が会談をする前日の議会証言でございまして、私から、先生お尋ねの二正面作戦がどうなるのか、また前方展開兵力の能力を高めるというのはどういう意味なのか伺いました。  それに対してラムズフェルド氏からは、QDR、兵力の見直...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) ODAというのは政府開発援助ということでありますが、基本的に、自由経済のもとに安定的に発展をしていくために援助をしていくべきだというふうに思っております。  したがいまして、中国が軍事的にその予算を増強したり、また午前中の質疑でもございましたけれども、他...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 今回のような事故はあってはならない事故でございまして、事の重大性に対しては深く認識をしている次第でございますし、また被害に遭われた方々、また御近所の皆様方には大変な御心配、御迷惑をおかけしたものでございまして、深くおわびを申し上げる次第でございます。  ...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) この技術的な……
○国務大臣(中谷元君) ですから、私は今回あえて主体的運用という発言をいたしました。というのは、今回参りまして、BMDOという弾道ミサイル局、国防省から今度のミサイルディフェンスの概要を聞いてきまして、小泉委員がおっしゃるように、アメリカはブッシュ政権からミサイル防衛構想について...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 現在行っているのは、我が国のBMDの一環であります海上配備型の我が国の防衛に関する研究をしているということでございます。
○国務大臣(中谷元君) この研究を開始するころに、我が国としては研究段階で我が国の防衛に資するという範囲で研究をするということで御了解をいただいております。  なお、米国につきましては、あくまでも米国自身の防衛というか安全保障の構想に基づいて研究をしているわけでございますので、...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 大事な部分ですけれども、あくまでもやっているのは研究でございまして、今後、開発段階、配備段階というステップがありまして、それに移るときには必ずその時点で次に進むかどうか判断をするわけでございますので、今から米国の構想に一体化されるという指摘は当たらないと思...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 当然、我が国の国際貢献ですから我が国が独自に考えるべき問題でありますが、私、今回国連へ行きまして、世界各国の人たちが、何とか紛争を防止して飢餓や難民の苦しんでいる人々を助けるために、自国の利益を超えて中立的立場で本当にこのPKO活動等に真摯に取り組んでいる...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 私といたしましては、国のために戦って犠牲になられた戦没者の方々に敬意を表しつつ毎年靖国神社への参拝を行っておりまして、ことしの八月十五日にも靖国神社に参拝するつもりでございます。
○国務大臣(中谷元君) 靖国神社につきましては、明治維新の幕末の志士から日清、日露戦争、そして太平洋戦争等、国のために犠牲になった人すべてが祭られておりまして、私も参拝する基本心理としては大変かわいそうな人たちだ、このようなことが二度とあってはいけないので、我々自身がしっかりしな...全文を見る
06月28日第151回国会 衆議院 安全保障委員会 第9号
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○中谷国務大臣 私の発言についてですけれども、この発言をする前に、仮にという言葉をつけておりますし、開発、配備につきましてはその都度判断するということも申し述べております。  なぜこの発言をしたかといいますと、首脳会談に臨む前に国防省のBMD局でミサイル防衛構想の概略の説明を受...全文を見る
○中谷国務大臣 これは研究を開始する前の、研究の性格について述べたものでございまして、開発段階また運用段階が将来ございますから、具体的にはここで、どういう方法でという時点につきましては、開発段階で新たに検討されるということで、現時点におきましてはそのことにつきましての具体的な判断...全文を見る
○中谷国務大臣 そういうことに対しましては、情報の入手につきましては、あらゆる国からの情報を入手して判断するわけでございますので、他国からの情報提供を排除するものではございません。
○中谷国務大臣 米国自体のミサイルディフェンスの構想等が非常に科学技術に合わせて進んできておりますが、現時点における我が国の研究段階におきましての位置づけは、平成十年の内閣官房長官の内閣を代表する方針に変わりはないという趣旨でございます。  したがいまして、いかなる状況にあって...全文を見る
○中谷国務大臣 沖縄の海兵隊の訓練移転につきましては、私の訪米の前に、田中外務大臣が日米外相会談におきましてパウエル国務長官に言及のあったことがございましたので、それを受けまして、その会談でもお話がありましたけれども、海兵隊の一部訓練の移転について、国防省でも軍事的見地から検討し...全文を見る
○中谷国務大臣 今のところは、安全保障につきましては、2プラス2という協議の場がございます。それに対して、外務省も次官級の話し合いの場を設けようということをお話しされているようですけれども、私からの提案は、防衛庁と米国防省の審議官級をヘッドとして制服サイドも参加させるという提案で...全文を見る
○中谷国務大臣 今回のような事故はあってはならないことでございまして、事実そういう事故が起こってしまったことに対しまして、関係自治体並びに被害を受けられた方々、周辺住民の方々に、心からおわびを申す次第でございます。  過去にもこういう事例があったかどうかという問いでございますが...全文を見る
○中谷国務大臣 現在のところ、そのような話が運用局には上がってないということでありますし、私も、そういう話を聞きましたのは初めてでございます。
○中谷国務大臣 防衛庁といたしましては、今回の事故を非常に重大なものだと受けとめまして、特に装備、また点検、製造段階でのあり方を総点検するように指示をいたしておりますし、陸海空自衛隊に対しましても、現在使っている装備品の信頼性、安全性が十分に確保されるよう、製造から運用段階に至る...全文を見る
○中谷国務大臣 再発防止に関しましては、部内のみならず、各界の有識者の方々のお力をかりてやっていかなければならないというふうに思っております。  今後の再開につきましては、現在、航空自衛隊全機について、弾薬、ミサイル等を搭載しての訓練をすべて中止をいたしておりますが、今後、再開...全文を見る
○中谷国務大臣 現時点におきましては、航空調査隊の総力を挙げて原因究明をいたしておりまして、もちろん中間段階での発表もいたしますし、最終時点での発表もするわけでございます。  しかし、二度とこういうことは、あれば国民の皆様方の信頼はないわけでございますので、再発防止のためにあり...全文を見る
○中谷国務大臣 今回の事件を受けまして、現在、航空自衛隊の任務といたしましては、我が国を防衛する必要上、戦闘機部隊の能力の維持向上のために訓練をしていくという必要はございます。  この訓練場は、現在、日本に二カ所しかございませんで、三沢の対地射爆訓練場と当地の北海道島松射撃場の...全文を見る
○中谷国務大臣 これを配備するとかいう一歩踏み込んだ意思は、意図も全くございません。発言をした理由につきましては、基本事項を確認したということでありまして、特に米国は、従来NMDとTMDを分けて考えていた構想に対して、MD、ミサイルディフェンスという形で一体化して運用しているよう...全文を見る
○中谷国務大臣 私も、総理訪米の地ならし第二弾、ミッドコースという感じで行ったわけでございますが。  ラムズフェルド氏と個人的にお話ししましたけれども、ラムズフェルド氏は六十八歳ということで、二回目の国防長官でしたけれども、お話の中で、中曽根康弘氏、宮澤氏とも昭和三十年ごろから...全文を見る
○中谷国務大臣 今回初めて、防衛庁長官として国連に実務的な話に行ったわけでございますけれども、現状としましては、国連のPKO局の増員が百五十名程度あるということでございますが、具体的にどのポストにどれだけという点につきましては、今度実務的なミッションを派遣しますので、そこで話し合...全文を見る
○中谷国務大臣 非常にいいことであって、歓迎するというお話でございました。
○中谷国務大臣 児玉委員におかれましては、直接現地に行かれまして、地元の方々に会われて、状況を把握されて、そのお話を聞かせていただきまして、まことにありがとうございました。  当方といたしましても、今回の事故につきましては大変重大な問題だと認識しておりまして、平沢政務官を派遣い...全文を見る
○中谷国務大臣 今回誤発射された訓練弾は、普通弾というふうにも呼ばれておりまして、同じ意味でございます。
○中谷国務大臣 このような電気回路等の現象によって弾が出たというのは初めてのケースでございます。
○中谷国務大臣 まことにおっしゃるとおりでございまして、現在、二十六日には一千名の隊員、二十七日には八百二十人の隊員を投入して捜索をいたしておりますし、現在、同地域での射撃訓練は陸上も中止をいたしておりまして、この訓練弾の捜索に全力を挙げているところでございます。
○中谷国務大臣 その点につきましても原因の解明に全力を挙げておりますけれども、予断を持たずに、科学的に、またパイロットの証言等ももとに全容の解明に全力を尽くしたいというふうに思っております。
○中谷国務大臣 おっしゃるとおりでございます。  その件につきましては、航空幕僚監部が事実関係を精査いたしまして公表するようにいたしておりますので、必要がございましたら発表いたしたいというふうに思っております。
○中谷国務大臣 私も、本件につきましては、事実が確認でき次第逐次発表してほしいということを指示いたしておりまして、昨日も、この原因がわかった段階でプレスに向けまして発表もしておりますし、また、現地の部隊の方も地元の自治体の方には直接伺いまして説明するようにいたしております。
○中谷国務大臣 航空自衛隊といたしましても、我が国を防衛する必要上、戦闘機、パイロット等の能力向上のために訓練は必要だというふうに思っておりまして、もともとこの地域は原野が広がる場所でありましたが、お話のとおり住宅が急増しているという状況につきましては、私も同じように認識をいたし...全文を見る
○中谷国務大臣 非常に国内的にも制約もございますし、予算上の現実の問題等もございます。いずれにしましても、我が国の防衛上、航空自衛隊がいざというときに能力を持って国民を守る必要もございますので、今後、どのような方式で訓練を再開できるかということにつきましては、御指摘のことも踏まえ...全文を見る
○中谷国務大臣 本件につきましては、もう既に警察によっての捜査も行われておりますし、この捜査につきましては自衛隊も協力をいたしまして、原因の究明に全力を挙げているわけでございます。  訓練の件につきましては、然別演習場における十二・七ミリの重機関銃を用いた訓練を中止しているとこ...全文を見る
○中谷国務大臣 先生の御指摘のとおり、原因が究明されるまでは、同訓練場におきましての訓練を中止いたしております。
○中谷国務大臣 私も、この事件の第一報を聞いたときには、全く信じられない事故でございまして、このようなことはあってはならない事故でもございますし、被害の程度がどうであろうかと。  今のところ、幸いにしてけが人や死傷者の方が出ておられませんので、その点につきましては自分なりには、...全文を見る
○中谷国務大臣 本事故に対する被害者の方々に対しまして、誠実に対応してまいりたいというふうに考えております。  実際に被害の物件等につきましても、相当因果関係のある損害につきましては金銭的な賠償を行うとともに、今後とも、リハビリセンターの方々のお話を伺うことによりまして、具体的...全文を見る
○中谷国務大臣 現在、航空事故調査委員会のメンバーを長とする現地チーム、この中には、航空安全管理隊十七名がございますけれども、それによりまして、事故原因の解明をしているわけでございます。  パイロットの証言につきましては、航空自衛隊の事故調査委員が、事故機のパイロット、整備員に...全文を見る
○中谷国務大臣 基本的には、包み隠さず報告をするという原則でございますが、我が国の安全保障の機密等にかかわる事項につきましては、その点はできない点もあるかもしれません。
○中谷国務大臣 今回のように、電気系統のトラブル等によって機関砲が発射されたのではないかというような事例は、今のところございませんで、誤作動とか、人的なミスとか、またほかの海上自衛隊等も人的な不祥事等で起こっております。  先ほど他の委員にお話をした事例に加えまして、海上自衛隊...全文を見る
○中谷国務大臣 その点につきましては、国民の信頼を得る、また部内の規律を維持するという意味におきましても、秘密の隠ぺいというもの、事故の隠ぺいというものはあってはならないものでございまして、私としましても、そういう事例がないように、必ず報告をさせることを義務づけておりますので、今...全文を見る
○中谷国務大臣 現在、我が国において、この訓練ができるところは、青森県の三沢と現地域だけでございます。しかし、パイロットの技術を向上させる上においては、日本の国内のいずれかの地域で訓練をする必要があると思っておりまして、ほかの地域でそういうことが、可能性がないかという点につきまし...全文を見る
○中谷国務大臣 御指摘の点は御無理ごもっともだというふうに思っておりますが、今後いかなるところで訓練ができるのか、またいかにすれば地元の皆様方に御理解がいただけるのか、これに向けましてさらに鋭意検討してまいりたいというふうに思っております。
○中谷国務大臣 オーストラリアの協力の件につきましては、報道について承知をしておりますけれども、防衛庁としてオーストラリア政府からこのような提案は公式的にないわけでございます。  現在は、最初申し上げましたとおり、国内では二カ所の訓練場しかございませんので、今の段階では、具体的...全文を見る
09月14日第152回国会 衆議院 予算委員会 第2号
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○中谷国務大臣 現在の我が国の領土内の米軍基地に対する警備につきましては、御指摘のような状況でございます。  しかし、アメリカで起こったテロというのは数千人の犠牲者が出ておりまして、そのテロの規模というものは大変大規模化しておりまして、米国では新たな国家の脅威というふうに位置づ...全文を見る
○中谷国務大臣 我が国におきまして使用される米軍の基地の警備のあり方におきましても、今回、米国におきまして、これまで想定をされるようなことがなかった事態が現実に起こったことも踏まえまして、米軍のニーズ、また自衛隊の能力及び警察との役割分担等を踏まえまして、法的措置も含めて検討すべ...全文を見る
○中谷国務大臣 防衛庁といたしましても、自衛隊の行動につきましては、法的整備がなければ行動できません。政府部内の検討作業を急いでいただきまして、できるだけ早く成立していただくように、我々も全力で尽くしたいというふうに思います。
09月19日第152回国会 参議院 予算委員会 閉会後第1号
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○国務大臣(中谷元君) 本情報につきましては、在京大使館から警察庁に連絡があって、治安に関することということで警察の方で適切な処理をされたというふうに思っておりますが、いろんな見地から判断の上、防衛庁にも情報連絡が来るわけですけれども、やはりテロへの対処という見地から、このような...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 現在行っている検討というのは、我が国の憲法においてとり得る限りの判断でありまして、ことでありまして、いかなる対応をとるかということにつきましては米国の行動やらそのときの状況によるものでありまして、現時点におきまして、例えば周辺事態法においても適用できないと...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) このような事態は、昔から宗教とか民族とか経済的理由で対立はございましたが、冷戦の時代はある程度力の均衡によって冷戦構造がずっと続いておりました。しかし、冷戦が崩壊した現在におきまして、このような紛争やテロが散発して世界の秩序を壊すということは今回の件で明ら...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 命令による治安出動につきましては昭和二十九年に自衛隊法でつくられたわけでございますけれども、これの発動の時期は、間接侵略その他緊急事態に対して一般の警察力をもっては治安を維持することができないと認められる場合に発令されるものであり、この待機命令は、事態が切...全文を見る
10月04日第153回国会 衆議院 予算委員会 第1号
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○中谷国務大臣 警察と自衛隊が連携を密にとるという御指摘、まことに重要だというふうに思っております。公安委員長がお話ししたとおり、第一義的には警察が対処をし、警察機関では対処が不可能な場合もしくは著しく困難な場合には、治安出動もしくは海上警備行動を発令して対処するということになっ...全文を見る
○中谷国務大臣 現在たくさんの難民がパキスタンに流入しておりまして、今後どのような所要が来てくるのか、今後の状況によるわけでありますけれども、自衛隊の持つ能力と特性を生かした貢献が可能ではないかと思っております。  これまで自衛隊による海外における難民支援といいますと、二回ござ...全文を見る
○中谷国務大臣 確かに、軍とNGOの関係、プラス、マイナスあるかもしれません。  しかし、問題は、難民を支援することに対して日本が国際社会から評価を受け、尊敬をされるかどうかでありまして、それはNGOであろうが自衛隊であろうが、やはり日本政府の姿勢というものが問われているという...全文を見る
10月05日第153回国会 衆議院 予算委員会 第2号
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○中谷国務大臣 お答えいたします。  根拠となる事項は防衛庁設置法第五条十八号に定めておりまして、防衛庁の所掌事務の遂行に必要な調査研究を行うということでございます。  防衛庁といたしましては、我が国の安全保障を初め、現在国際貢献活動も行っておりますし、また、災害等に対しまし...全文を見る
○中谷国務大臣 今後どういう事態が発生するかわかりません。現在、湾岸諸国等に向けても、我が国の経済活動に必要な一般の商船を初めたくさんの船舶が航行いたしております。防衛庁といたしましては、日本の安全保障にかかわることでありまして、いかなる事態が発生しても、我が国の安全保障にかかわ...全文を見る
○中谷国務大臣 現在、艦艇の派遣につきましては、総理からいただいた御指示に基づいて検討と準備を行っておるわけでありますけれども、状況をよく見て分析をいたしておりまして、その派遣規模とか派遣時期とか派遣場所等につきましては、適時適切に派遣ができるように、現在適切に対応をしている最中...全文を見る
○中谷国務大臣 いろいろと新聞報道にはそういうふうな内容が一部あったというふうに聞いておりますが、防衛庁といたしましては、具体的にそのようなことを決定したことはなくて、現にそのようなことを報道した通信社に対しましては抗議をいたしております。具体的にそのようなAWACSを派遣すると...全文を見る
○中谷国務大臣 そのお尋ねの前提でございますが、インド洋に派遣するというようなことを決めた事実は全くございません。
○中谷国務大臣 防衛庁といたしましては、我が国の安全保障に関することや、また諸外国の事案におきましても、いざというとき、たくさんの邦人が行っているわけでありまして、そういった邦人を救出するということも可能性は否定できません。  そのときに、いざ、事前に調査をしていなくて、いきな...全文を見る
○中谷国務大臣 我々が検討をしているのは、今の憲法の枠内で何ができるかということでございます。その中で、武力行使はいたしませんし、武力行使と一体化することはしないというのが大前提で、では何ができるかということで、お尋ねの武器弾薬の輸送ということにつきましては、いわゆる輸送という物...全文を見る
○中谷国務大臣 今回の法案につきましては、九月の十一日に起こったテロ事案に対応してとり得る特別措置法でございまして、現に発生する事態への対応が念頭に置かれております。しかも、将来的に対応措置が必要がなくなれば廃止にされるということが前提になっておりまして、こういう点を見ますと、今...全文を見る
○中谷国務大臣 自衛隊に対する歯どめの問題だと思いますが、まだ具体的に、こういう事態にこういう対応をするということは、検討の一歩もいたしておりません。そういう法律が制定した後に具体的に生じるものでございます。  また、もう一点、基本計画というものをつくります。この基本計画の中で...全文を見る
○中谷国務大臣 米軍とは、常時、各首脳レベルとか、防衛、外交首脳とか、密接に連携しながら、協議をしながらやっております。  本件に関しましては、いわゆるガイドライン法案は日米安保の協力法案でございますが、今回の件につきましては、テロ事案に対して国際社会の中でいかなる対応をするか...全文を見る
○中谷国務大臣 基本的に、在日米軍基地というのは我が国の領土内でございます。その使用権は米軍にございますが、我が国の領土でございますので、我が国が安全保障を管理するのは当然のことであるというふうに思います。
○中谷国務大臣 これは、やはり人間として、前で、川で人がおぼれていたらみんな飛び込んで助けるのに、じっと立って見ているのかという議論に似たような感じで、我々、現在のガイドライン法案でもこの規定はございます。  ただし、戦闘行為が行われている場所には自衛隊は行かないという前提であ...全文を見る
○中谷国務大臣 その件につきましては、あらかじめ、実施させる前に、基本計画におきまして戦闘行為が行われていない地域を指定いたします。そして、その戦闘行為の行われていない地域においてのみそういう救援活動を行うということでございます。
○中谷国務大臣 本日朝、安全保障会議を開きまして、そのことが決定されました。
○中谷国務大臣 まず、このことにつきましては、総理の七項目に従いまして、その一つに入ったわけでございますし、また、現在アフガン情勢が非常に微妙な時期で、悪化した場合に最大百五十万人の難民が発生する可能性がありまして、この点もございます。  また、きょうの朝の報道で、誤報でありま...全文を見る
○中谷国務大臣 私は、辻元委員がNGOに熱心で、難民救援に一生懸命取り組まれているということについては承知しておりますし、敬意を表します。しかし、難民を救う気持ちの問題だと思うんですね。やはり、飢えそれから病気、食糧がない、こういう人を救う上において、NGOの方もやっておられます...全文を見る
○中谷国務大臣 アルカイダの拠点等につきましては、報道等で把握をいたしているわけでございますが、パキスタンのみならず全世界に数十カ所あるというふうに聞いております。
○中谷国務大臣 今後どうなっていくかは予測はできませんが、現在におきましてはパキスタン国内において戦闘行為が行われておらず、また、現状としては戦闘行動が行われるかどうかということにつきましてはこの事態の推移を見なければならないというふうに思います。
○中谷国務大臣 先ほど総理もお話をされましたけれども、テロ行為でありますので、日本も含めて、世界じゅうどこでもそのテロの事案が発生する可能性というものは否定はできません。
10月09日第153回国会 参議院 予算委員会 第2号
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○国務大臣(中谷元君) 現在、難民の支援に行っている活動につきましては、現在のPKO法案の人道支援のための難民救援派遣でございます。
○国務大臣(中谷元君) この物資の輸送に関しましては、現地の調査を行った関係職員が現地政府と調整をいたしまして、イスラマバードの空軍基地はパキスタン空軍により厳重な警備がなされているという確認をとり、そしてこの輸送におきましても同空港におきましてはパキスタン側から全面的な支援、協...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) それにつきまして、武器につきましては、航空機の外において派遣要員が武器を携行する必要は少ないというもとに、パキスタン側から部内の秩序の職務を行う警務官の同乗について了解を得た上で警務官を派遣するとともに、航空機内においてのみ警務官及び機長などにけん銃を携行...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 拒否をされたのではなくて、どのように安全を確保するかという面においてパキスタン政府とお話し合いをし、機外におきましてはパキスタン政府が責任を持って実施をするという話し合いで合意を得て実施をしたわけでございます。(発言する者あり)
○国務大臣(中谷元君) 拒否をされたわけではございません。  もう一度お話ししますけれども、関係職員によって、現地で輸送の要領また安全確保の要領について現地政府とお話し合いをしました。その結果、イスラマバード空軍基地はパキスタン空軍によって厳重な警備がなされているということを確...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) その件につきましては、現地の政府がそのような警備体制をとって安全を確保すると言っている以上、双方からそれ以上のことをする必要はないわけでございまして、そういう発言があったかどうかは、私も承知をいたしておりませんが、綿密に話し合いを行ったものでありまして、拒...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 今回提案されますテロ対策特別措置法案は、あくまでも地上、陸上で活動する場合には受け入れ国の同意が前提となることでございまして、この武器の問題も含めて、現地政府が同意をする、そして現地政府が困っている場合に日本に支援を頼むというのが基本になっておりますので、...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 私としては、関係国が同意をした上でこれらの措置を行うわけでありまして、実施する前につきましては、自衛隊の活動については、同政府に十分に連絡をし、相談をした上で活動が行われるという認識でございます。  武器の問題につきましては、今回、パキスタン政府、空軍担...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 本件に関しましてもいろいろと御意見があるところでございますけれども、基本的には国家公安委員長の認識と同じでございます。
○国務大臣(中谷元君) 米国ですら、今回初めてそのようなROEを設けました。しかし、どのように対処するかということは事の性質上明らかになっておりませんが、我が国でどうするかという点につきましても、一概に飛行機といっても、民間機であるのか、軍用機であるのか、外国の飛行機であるのか、...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 一般の法律上の問題と、そして現実の政治判断の問題もございます。そういう意味で、現状におきまして仮定の御質問に対してお答えできる性質のものではないというふうに思っています。
○国務大臣(中谷元君) 自衛隊の場合は、法律によって判断し運用されるものでありまして、超法規的な運用につきましてはでき得ないというふうに思っております。
○国務大臣(中谷元君) 現在、PKO協力法案におきまして地雷の除去をできるという項目がございますが、現在、PKFを凍結いたしておりまして、それに入っております。ですから、地雷等の除去に関しまして実施する場合には、このPKFの凍結解除をしなければ実施できないというふうに思っておりま...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 国内の治安維持につきましては、警察が全般的に責任を負うという体制で整備をされてまいった次第でございます。  しかし、今回のアメリカでのテロ事件を見ますと、新しい脅威というふうに言われておりまして、行為自体はテロ行為ということで犯罪でございますが、実被害が...全文を見る
10月10日第153回国会 衆議院 国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動等に関する特別委員会 第2号
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○中谷国務大臣 ただいま議題となりました自衛隊法の一部を改正する法律案について、その提案理由及び内容の概要を御説明いたします。  防衛庁といたしましては、平成十三年九月十一日にアメリカ合衆国で発生したテロリストによる攻撃等にかんがみ、我が国における同様の攻撃等への備えに万全を期...全文を見る
10月10日第153回国会 衆議院 本会議 第5号
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○国務大臣(中谷元君) 自衛隊法の一部を改正する法律案について、その趣旨を御説明いたします。  防衛庁といたしましては、平成十三年九月十一日にアメリカ合衆国で発生したテロリストによる攻撃等にかんがみ、我が国における同様の攻撃等への備えに万全を期すことが必要と考えております。 ...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 二点についてお答えをいたします。  まず、被災民救援活動と、その実施の活動地域についてお尋ねがございました。  自衛隊の活動地域につきましては、今後、事態がどのように推移をして、どのような要請が出されるかなど、現時点では明らかでない部分がありますので具...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 携行する武器のレベルについてのお尋ねがありました。  具体的な武器の種類等につきましては、実際に自衛隊を派遣する場合に、自衛隊の具体的な活動内容や現地の状況などを総合的に勘案して決められることとなると考えておりまして、現時点で具体的にお示しすることは困難...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 現場での武器使用についてのお尋ねがありました。  この法律に基づく活動では、例えば難民、傷病者や現地の被災民の治療を行います。また、人員の輸送、またはUNHCRなどの国際機関や各国との連絡調整、通訳や自衛隊の宿営地への物資の搬入など、活動を命ぜられた自衛...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 今川議員にお答えをいたします。  防衛秘密の保全に関する今回の罰則強化についてのお尋ねです。  今回の改正案におきまして、防衛秘密の漏えい行為に係る罰則の対象者は全国民ではありません。今までと同じでありまして、従前から、民事上を含めて何らかの秘密保全上...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 小池百合子議員に二点お答えいたします。  まず、派遣する自衛隊の部隊の指揮官についてのお尋ねです。  先ほど総理からも御答弁がありましたように、この法律が成立した後、この法律に基づく活動を自衛隊が実施する場合には、派遣する部隊の任務の内容、部隊の規模等...全文を見る
10月10日第153回国会 参議院 予算委員会 第3号
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○国務大臣(中谷元君) 自衛隊員は百四十名行っております。
○国務大臣(中谷元君) あの時点では、実際に空爆があるかもしれないというような可能性もあって、非常に情勢が流動的であったというふうに思っております。  民間に頼むというのも、そういう手段はございますけれども、やはり民間は企業であって、民間の判断によって中止をしたりすることもでき...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 他国の輸送については把握をいたしておりませんが、あくまでもこれは我が国が主体的かつ積極的に取り組むべき課題だと考えておりますし、ある程度、運ぶ以上は責任を持って運ぶわけであります。しかも非常に事態が流動的な情勢にあったという点を勘案いたしまして、我が国とし...全文を見る
10月11日第153回国会 衆議院 国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動等に関する特別委員会 第3号
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○中谷国務大臣 政治が、自衛隊を派遣する場合には、やはり政治がその行動に対して責任を持つということは当然のことではないかというふうに思っております。  そういう意味で二つ大事なことがございますが、一つは、何のために派遣するかということでございますが、この点につきましては総理がお...全文を見る
○中谷国務大臣 この法律案の武器使用の規定につきましては、おっしゃるような場合、正当防衛、緊急避難に該当する場合には、相手に危害を与えることも許容されるというふうにいたしております。  この相手に危害を加えられる前に武器を使用することが必要という点につきましては、例えばテロリス...全文を見る
○中谷国務大臣 海外の物資の輸送等、また邦人救出等に関しましては、お話しのように民間機でという話もありますけれども、経緯といたしましては、湾岸戦争のときの、民間がいざというとき飛んでくれなかったというような理由から、法律でそれを可能にいたしまして、政府といたしましては、安全確実に...全文を見る
○中谷国務大臣 非常に事態が流動的で、現時点において、具体的にどこで何をということはまだ想定はいたしておりませんが、実質何を行うかということにつきましてはこの法律によって定められております、補給、輸送、修理及び整備、医療等の物品及び役務の提供、また捜索救助活動におきましては、その...全文を見る
○中谷国務大臣 平素から警察当局とは連携を密にして行っておりまして、基本的には民間の施設は警察が実施をされますけれども、自衛隊の部隊とか米軍の施設など防衛関連施設につきましては、平素から日米安保条約に基づきまして米軍と一緒に緊密に連携をとっておりますし、また、実際に有事の際は米軍...全文を見る
○中谷国務大臣 やはり現場へ行って、どういう事態になっているかという点につきましては、直接行った人がその状況を見ることに尽きると思います。  そういう意味におきまして、どこで何をやるかということにつきましては、政府としても、また与党としても、十分に人を派遣して、調査をして、決定...全文を見る
○中谷国務大臣 先ほどパキスタンの、軍隊を受け入れるかどうかという話がありましたけれども、この法案におきましては政府の同意がない限りは活動できませんので、それが前提でございます。  それから今の、テロについて戦闘行為かという問題でありますけれども、法律で定義をいたしております戦...全文を見る
○中谷国務大臣 自爆テロにおいてもいろいろなケースがありまして、それが戦闘行為であるのかないのか、いろいろなケースがございます。そういう意味で、先ほどお話をいたしましたけれども、戦闘行為というのは国際紛争の一環としての行為でありまして、その自爆テロが、その国際性とか計画性とか継続...全文を見る
○中谷国務大臣 その暴動行為が、その国際紛争に関連したいわゆる計画的、組織的、継続的なものであるものであるかどうかという点を判断いたしまして、自衛隊の対処を決めていくということになります。
○中谷国務大臣 あらかじめ実施する場合を基本計画において定めます。それは政府で定めます。  その変更におきましては、その必要があって、変更する必要があるというときには防衛庁長官が判断をいたしますが、現在実施中の現場でそういう事態が発生したという危険性がある場合は、現場の指揮官が...全文を見る
○中谷国務大臣 それが国内テロであるのか、それとも、国際紛争の一環であるテロ行為であって、計画的、組織的、継続的な行為であるのか、その事態をよく見て判断しなければならないというふうに思います。
○中谷国務大臣 いわゆる人道的な難民支援活動につきましては、その基本的な前提が、国連等を初めとする国際機関、いわゆる難民に関してはUNHCR、国連高等弁務官事務所でございますけれども、そこからの要請とかそこの計画とか、またパキスタン政府等の調整、また各国との情報交換等を通じまして...全文を見る
○中谷国務大臣 現時点におきまして、難民がどの地域でどれだけいて、しかも難民の飢餓状況ですね、本当に食糧が必要なのか、医療が必要なのか。そして、UNHCR、またほかの国際社会がこれら難民に対してどのように対応するのか。そして、我が国としてそこにおいて実施をするのが適当かどうか。そ...全文を見る
○中谷国務大臣 これの要請等につきましては、UNHCRから我が国が受けるわけでございまして、もし要請がありましたら、対応することも可能でございます。  また、難民のキャンプ等の実際の内容等につきましては、私も、ルワンダの難民の支援のときには現地へ行きまして、実際に二百六十名の隊...全文を見る
○中谷国務大臣 自衛隊の行う活動におきましては、戦闘行為が行われていない地域、またその活動期間中に戦闘行為が起こることがない地域というふうに限定をされておりまして、そういう意味では歯どめはかかっているというふうに思います。
○中谷国務大臣 確かに、ガイドライン法においては国会承認を認めておりますが、この承認の内容は、法律を読みますと、周辺事態の対応措置について、「内閣総理大臣は、これらの対応措置の実施前に、これらの対応措置を実施することにつき国会の承認を得なければならない。」ということになっておりま...全文を見る
○中谷国務大臣 活動地域のお話ですか。(安住委員「協力支援活動とか人道支援」と呼ぶ)活動の内容につきましては、三つございます。  第一点は、協力支援活動ということで、諸外国の軍隊等に対する補給、輸送、修理及び整備、医療等の物品及び役務の提供、物品には武器弾薬を含みません、提供は...全文を見る
○中谷国務大臣 これは、ガイドライン法案、周辺事態法案でも、後方地域におきましては武器弾薬を輸送するということは我が国の憲法に違反しないという観点で議論をされて、お認めいただき法律になったわけでございます。武器弾薬を輸送するという行為が戦闘地域に入らない事態においては憲法上許され...全文を見る
○中谷国務大臣 それはいろいろな状況があって、砲弾、迫撃砲みたいなのがあって、そのすぐ横まで武器を運んで、はいどうぞと言えば、これは武力行使の一体化になりますけれども、それがどの距離まで許されるかという問題でありまして、戦闘地域の中なら武力行使の一体化となる可能性はありますけれど...全文を見る
○中谷国務大臣 個別的にディエゴガルシアがどうこうという話ではありません。基本として、その地点が戦闘地域の中か否かという問題で、その地域が戦闘地域でないという場合には可能だというふうに思います。
○中谷国務大臣 我々の認識は、戦闘行為が行われている場所であるか否かでありまして、その戦闘行為というのは何かというと、国際紛争の一環として行われる、人を殺傷したり、また物を壊す行為でございます。ですから、そのB地点が、戦闘行為が行われておらず、またその期間においても戦闘行為が行わ...全文を見る
○中谷国務大臣 一緒に運ぶことがあるかどうかのお尋ねですけれども、それは国内においても、一緒に同じ船に載ったり、飛行機に載ったり、カーゴに載ったり、そういうことは十分あり得ます。
○中谷国務大臣 実際の内容につきましては、基本計画を政府がつくります。それに基づきまして実施要領等をつくるわけでございますが、現在の状況といたしましては、こういう被災民の救援活動の前提が、国際連合の決議とか国連機関、UNHCR、これの要請が来るわけです。ですから、その要請の内容、...全文を見る
○中谷国務大臣 この人道的な協力、支援を行う上におきましては、この法律に基づきますと、国際機関の要請というものが条件になっております。  被災民の救援活動、これにつきましては、テロ攻撃に関連し、国際連合の総会、安全保障理事会もしくは経済社会理事会が行う決議または国際連合等が行う...全文を見る
○中谷国務大臣 PKO協力法案の中では、補給、輸送、修理・整備、医療、通信、宿泊、消毒、このような活動が実施できます。
○中谷国務大臣 現在でもNGOの皆さんが非常に献身的に立派な活動をされておりますが、自衛隊がやったらいいという状況は、治安が乱れてきて、そして通信が途絶をして、断絶をして、交通機関が麻痺したというような、環境が悪化した、やや悪化した場合ですね、そういう状況においてなぜ自衛隊かとい...全文を見る
○中谷国務大臣 もちろんそうでございます。  そして、こういう軍隊が行くことのプラスとマイナスがございます。それで、マイナスの部分は委員会等で議論をして、余計危なくなるというケースも確かにあろうかと思いますが、プラスの部分は、やはりそういう集団や組織が近くにいてくれたら、いざと...全文を見る
○中谷国務大臣 活動する地域におきましては、我が国の領域及び現に戦闘行為、これは、国際的な武力紛争の一環として行われる人を殺傷しまたは物を破壊する行為をいいますが、それが行われておらず、かつ、そこで実施される活動の期間を通じて戦闘行為が行われることがないと認められる地域です。公海...全文を見る
○中谷国務大臣 当然、おっしゃるとおりでありまして、同意というのは大前提であって、実際に効果的な活動を実施し、そして安全に実施をするということ、それから、国際社会から評価を受けて、各国からも称賛されるというか喜んでいただける、そしてその地域の国の人にも喜んでいただける、そういうふ...全文を見る
○中谷国務大臣 大前提は、その地域が戦闘行為が行われている区域であるかどうかという点でございまして、実施する時期にその条件が合うかどうかということでございます。
○中谷国務大臣 現在においてもNGOの方々がそういったボランティアでやられておりますけれども、ある程度NGOの方々が実施が困難な状況も、地域もあると思います。そういった地帯において難民というものは発生するわけであって、国際社会においてそういう人たちを助けないというのは非常に残念な...全文を見る
○中谷国務大臣 具体的には、現地の難民の状況や安全の状況、受け入れ国の同意等が必要でございます。この医療活動を実施する地域の前提としましては、その実施地域において受け入れ国と密接に協議をして、その受け入れ国の同意の上にその地域を決めるというふうに法律で書いております。  ですか...全文を見る
○中谷国務大臣 そのいずれも可能ではないかというふうに思っております。  要するに、その活動を実施する前には、念入りに国連の機関とか地元の関係国、また地元の難民の状況等を勘案してやるわけでございますが、基本的には、やはり赤十字といいますと、もう国際的に中立公正というイメージがあ...全文を見る
○中谷国務大臣 緒方貞子さんも言っていますように、非常に、難民が出てくるという地域は、状況がどうなるかわからない不安定な要素がございます。ですからやらないというのではなくて、やはり何らかの、国としてのそういった難民の方々を救う行為の一環として、できる限りのことはやってみたいという...全文を見る
○中谷国務大臣 まず、武器使用につきましては、基本的に自己保存のための自然権という根拠でやっておりまして、これは従前と同じでございます。ただし、その対象者が自己と同じ現場にいる、管理のもとにいる人たちというようなことでございます。  これはどういうことかといいますと、やはり現場...全文を見る
○中谷国務大臣 この条を起こした理由としては、すぐ近くで危機に瀕している人がいて、その人を見て見ぬふりをすることが人間として平気ですかというような、いわゆる自然の見地から来ております。  例えば、先ほどもその事例として言いましたけれども、戦闘行為に参加した諸外国の軍隊の航空機が...全文を見る
10月12日第153回国会 衆議院 国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動等に関する特別委員会 第4号
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○中谷国務大臣 特別の必要があると認める場合というのは、大規模なテロ攻撃が行われるおそれがあって、そのテロ攻撃の形態というか状態を考慮すれば、特に自衛隊の高い能力を用いて対処する必要があるというふうに認められる場合であります。
○中谷国務大臣 実際に九月十一日に行われましたテロにつきましては、米国の安全保障の中枢機構でありますペンタゴンがねらわれております。ですから、国家にとって、最終的に国民の生命財産を守る防衛施設とか安全保障施設、これはまさしく国民を守る最後の礎でありますが、テロ攻撃等を考えますと、...全文を見る
○中谷国務大臣 そういう重要施設でございますけれども、その場合は当然治安出動をかけまして守るわけでございます。  特に自衛隊と米軍施設に限ったというのは、先ほどもお話ししましたけれども、防衛施設であるという性格上、やはり自衛隊が警護するというのが適切であるという点と、自衛隊や米...全文を見る
○中谷国務大臣 同じ認識であります。  基本的に、民間の場合は治安出動で対処するということでありますけれども、いざ治安出動がかかって自衛隊が出動した際に、その肝心の自衛隊がテロで襲われて使い物にならなければ、治安出動の対処ができるわけございません。ですから、その治安出動がかかる...全文を見る
○中谷国務大臣 細かい議論になりますけれども、総理を守るために出動した自衛隊が使いようにならなかったら対処できません。ですから、今回設けた警護出動というのは、やはり日本の安全保障に関連する施設をテロ攻撃から守っていくために設けられた制度でございますので、その点を御理解いただきたい...全文を見る
○中谷国務大臣 九十五条二を使えばいいのではないかということでございますが、これは基本的にその権限が限られておりまして、限定された武器使用になっております。これだけでは大規模なテロ等に対処することができません。やはり自衛隊とか米軍に対する攻撃となりますと、相当大規模かつ練度の高い...全文を見る
○中谷国務大臣 そのような延長線上でいきますと、武器使用の権限以外に、警職法の準用規定であります質問とか避難等の措置、制止、立ち入りや、施設に対する大規模な侵害を排除するための武器の使用についても相当な措置が必要でありますので、今回新たな権限を新設したわけでございます。
○中谷国務大臣 その基地周辺の民家がどうかというお尋ねですけれども、この法案の条文に書いております。この法案、条文の第九十一条二の四にその区域の指定がありまして、その施設及び区域の外部においても行使することができる。これは、必要限度において、やむを得ない必要があるときという規定が...全文を見る
○中谷国務大臣 今回、情報収集をやる目的は、治安出動において速やかに自衛隊が行動するための情報収集でございます。あくまでも、防衛庁の行動の範囲の一環として、防衛庁の行動を速やかに、迅速に対処できるためにする情報収集でございます。
○中谷国務大臣 今回行われる情報収集の目的というのは、武装工作員等が我が国に侵入して治安出動が下令されることが予想される緊迫事態、そういう際に、内閣総理大臣が速やかに、適切に治安出動下令に係る判断をされるというのに資する情報を収集するということが目的でございます。
○中谷国務大臣 今回は、そういった警察及び司法権に係る項目は盛り込みませんでした。そういう事態に際しましては、警察当局と緊密に連携をしながら情報収集をすることになろうかと思います。
○中谷国務大臣 自衛隊が行うのは、捜査とか逮捕とかそういうことではなくて、あくまでも治安出動に係ることを速やかに判断するために行う情報収集でございまして、そういう点におきましては、警察がやっている活動内容と違う目的がございます。そういう点におきまして、この目的は、情報収集を適切に...全文を見る
○中谷国務大臣 そもそもこの法律の改正は、自衛隊が治安出動をした場合に速やかに行動できるための情報収集を行うためのものであります。  現状はどうかというと、武器携行規定がないものですから、自分の身すら守られない危険な状態で情報収集活動を行っているものであって、それは余りにも危険...全文を見る
○中谷国務大臣 おっしゃるとおり、その活動をやるのかやらないかという点の判断につきましては、現実に戦闘行為が行われているかどうか、また、この期間においてその活動が行われるというふうに認めるかどうかということでございます。
○中谷国務大臣 まだパキスタンに自衛隊を派遣するということを決めたわけではございませんので、お答えしかねます。
○中谷国務大臣 仮にパキスタンに行くとしても、パキスタン政府の同意が必要でございますし、また、そのときの治安状況、いかなる態勢をもって政府が国内をコントロールするのか、また難民の状況はどうであるのか、そして諸外国の動きはどうであるのか、そういうふうな情報をすべて判断をして、派遣す...全文を見る
○中谷国務大臣 将来の話ですから、今の時点で私は責任を持って言うことはできません。例えば、米国の対応次第によってはパキスタン国内の情勢が大いに変化するわけでありまして、岡田委員の言うとおり、安全かつ効果的な活動が実施し得るような条件もできるかもしれませんし、今以上に混乱して、非常...全文を見る
○中谷国務大臣 まず、この活動を実施するかどうかにつきましては、政府が基本計画をつくって今後のことを決めるわけでございますので、私も私の所感は申し上げますけれども、政府全体の判断によるというふうに思っております。  それから、パキスタンの同意に関しましては、この法律におきまして...全文を見る
○中谷国務大臣 今官房長官が言われたことに補足をいたしますけれども、どういう実害があるかという一例として、数年前にPKOでモザンビークで輸送調整支援をいたしました。そのときに飛行場にいて、国連の飛行機がやってきたときに、各国が忙しいさなかにその荷物を一生懸命おろしているんですね。...全文を見る
○中谷国務大臣 確かに新法はできておりませんが、現在の所掌業務の中にも、海上警備行動やら邦人救出やら、またPKO活動とかいろいろございます。そういう活動等をかんがみて、まだどれを使うかはわかりませんが、情報収集をしてその所掌業務を行うという観点で艦艇を派遣するということは可能では...全文を見る
○中谷国務大臣 まだ実際に派遣するということは決定をいたしておりませんが、どのような情報を収集するかということで、考えられる点といたしましては、テロ活動の再発に関する情報、また人道的な国際救援活動、国際平和協力業務として実施するために必要な情報、また、船舶、航空機の情報、気象、海...全文を見る
○中谷国務大臣 今回の米軍の活動の今後につきましては、ラムズフェルド国防長官が見えない戦いだというふうに言われているように、いつ始まったかも言わないし、いつ終わったかも言わないという、非常にそういう特殊な新たな戦いであろうというふうに予想をいたしております。  ですから、米軍の...全文を見る
○中谷国務大臣 現在新法に盛り込んでいる項目すべてが役に立つのではないかというふうに思います。
○中谷国務大臣 ただいま御指摘のありましたネグロポンテ国連大使の御発言の詳細についてはまだ承知をしておりませんけれども、米国は、七日付で国連の安保理事会の議長に対して発出した今回の軍事行動に対する書簡の中で、米国の自衛として、今後の行動の対象以外の組織や国に関してさらなる行動が必...全文を見る
○中谷国務大臣 私はシビリアンで、文民でございます。将軍ではございません。  今回の件につきましては、湾岸戦争とは大分違った事態でありまして、米国自身も、今回の行動については、単に軍事問題のみならず、外交問題や民族問題や、すべての面での戦いだ、特に情報については非常に重視して、...全文を見る
○中谷国務大臣 具体的な艦名とか地名につきましては、まだ新法もできておりませんので、基本計画も定まっておりませんので申し上げられませんけれども、基本原則といたしましては、戦闘地域が行われていない、また将来において行われることのないと認められる地域におきましては可能でございます。(...全文を見る
○中谷国務大臣 現時点において、米軍から具体的な要請もニーズも来ておりません。また、将来のことにつきましても、そういった作戦行動に関することにつきましては、我が国としてはかかわらないというふうに承知をいたしております。
○中谷国務大臣 まず、アメリカの戦闘区域と、我が国の、戦闘地域というか定めるところは違います。  それから、先ほど官房長官が言われた戦闘区域というのは、現に戦闘行為が行われていない地域でありまして、戦闘行為とは何かといいますと、現に人が殺されたり物が壊されている、そういう地域で...全文を見る
○中谷国務大臣 この法律で行う捜索救助活動を決定する仕組みにつきましては、この捜索活動を実施する具体的な状況と、その活動のニーズ、これをよく情報収集し、判断した後に基本計画を策定いたしまして、例えば、その基本計画に掲げる事項とされている、この法律の中の第四条第二項第三号ホの、その...全文を見る
○中谷国務大臣 これは具体的にまだ決めておりません。  ただ、法律の枠組みとしては、米国を初めとする諸外国の軍人であるかもしれませんし、また、現地の一般の民間人であるかもしれませんし、はたまた敵国というか相手国の兵士かもしれません。いずれにしても、この捜索救難を行う趣旨は、ある...全文を見る
○中谷国務大臣 そもそもこの捜索救難活動が始まったというのは、周辺事態法案、ガイドラインのときにこの話が始まったと思いますが、基本的には、行動している近傍で飛行機が落ちたり船から落ちたり、人間として、助けを求めている人を近くにいながら黙って見ていることが本当に許されるのだろうかと...全文を見る
○中谷国務大臣 米軍から要請したり調整したりすることはあるかもしれませんが、いずれにしましても、戦闘行為の行われている地域ではやりません。戦闘行為の行われていない地域のみでやるわけでありまして、武力行使の一体化というふうになる御心配はございません。
○中谷国務大臣 これは、現在PKO活動等をやっておりますけれども、日本の行う活動と他国の行う活動が同じ場所であったら一体化するかというような議論だと思いますが、この活動において他国と同じように行動することはあるかもしれませんが、それぞれ各国の独自の判断によってやることでございます...全文を見る
○中谷国務大臣 パキスタン製でございます。  それから、この機会ですけれども、自衛官は本当に一生懸命物資を運んでおります。確かに能力的に至らない面がありますけれども、すべての力を出して一生懸命やっておりますし、問題は、だれが運んだのではなくて、何のために運んだかということであり...全文を見る
○中谷国務大臣 自衛隊のやることに対して何でもかんでも反対というような感じで聞いておりますが、実際、ルワンダに難民救援支援に行ったときも、辻元さんは恐らく反対されたんじゃないでしょうか。しかし、結果としては、数千人の人の命を救うというか治療もいたしておりますし、自衛隊には手術車と...全文を見る
○中谷国務大臣 防衛庁設置法で十分可能であります。これは、第五条十八に「所掌事務の遂行に必要な調査及び研究を行う」ということで、この所掌事務の中に防衛庁の防衛出動とか治安出動、PKO、邦人救出、こういう所掌事務がございます。そういう行為に対して円滑な業務を行うということで、調査と...全文を見る
○中谷国務大臣 陸上自衛隊、航空自衛隊、海上自衛隊、それぞれ情報収集能力を持っております。総力を挙げて実施をすれば可能ではないかというふうに思います。
○中谷国務大臣 これは、あくまでも我が国が独自で主体的に判断することでもございますし、艦艇の派遣というのは、自衛隊の任務を円滑に行うために実施するものでございます。  例えばどういうものが考えられるかということにつきましては、今回の事態を受けて周辺国の状況が非常に悪化をします。...全文を見る
10月15日第153回国会 衆議院 国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動等に関する特別委員会 第6号
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○中谷国務大臣 海上自衛隊におきましては、日ごろから、我が国周辺海域におきまして、海上警備行動等に対して、不審船の侵入に対して対処する訓練を続けてきておりますが、特に平成十一年三月の能登半島の不審船の教訓、反省を踏まえまして、今回、不審船に対する武器使用権限を新設されました。私と...全文を見る
○中谷国務大臣 我が国が海外へ派遣をする際に許されることは、武力行使をしないというのが前提でございまして、受け入れ国が同意したとしても、武力行使をするということは許されないわけでございます。  そういう観点で、今回、武器使用の点で、この法律に基づいて設けられた事項におきましては...全文を見る
○中谷国務大臣 今回設けた警護出動というのは、委員のおっしゃるような趣旨で設けられたわけでございますが、どのような範囲にするかという点につきまして、法案の提出過程でいろいろと御議論があったところでありますが、防衛関連施設に限ったわけでございます。  これは、やはり防衛施設である...全文を見る
○中谷国務大臣 委員御指摘のとおり、北部訓練場の近くの国頭村の牧草地に予防着陸したというのは事実でございます。直ちに那覇防衛施設局の職員が現地に参りまして、この牧場の所有者等におわびかたがた状況説明に参っておりますが、この着陸に伴う人身、財産に対する被害はなかったということでござ...全文を見る
○中谷国務大臣 これは、大前提が武力行使にならないということでありまして、ここで定めている地域においての、戦闘行為にならない地域ということでありますけれども、この戦闘行為という意味は、「国際的な武力紛争の一環として行われる人を殺傷し又は物を破壊する行為」ということでありまして、そ...全文を見る
○中谷国務大臣 そのような要請は現在のところありません。  ただ、ガイドライン法案に武器弾薬の項目が盛り込まれておりますけれども、これにつきましては、当時、米国からそのようなニーズが将来生じるという可能性があってその法律に盛り込んだ事実はございます。
○中谷国務大臣 実際に作業する側から申し上げますと、この法律に武器弾薬がだめだというふうに書かれますと、それが入っているかどうか、税関のチェックではありませんけれども、一つ一つ確認をする作業が必要になります。そうなりますと、こん包を開くという労力が非常にかかるという点と、もう一点...全文を見る
○中谷国務大臣 その点につきましては、実施要項を作成する際に、戦闘が行われていない地域に加えまして、現に、安全に退避、撤収が可能である、また、その危険を回避することが可能であるという点を十分考えまして地域を指定したいというふうに思います。
○中谷国務大臣 総理大臣の指揮監督に関しましては、日本国憲法の第七十二条に、内閣総理大臣は、内閣を代表して議案を国会に提出し、一般国務、外交について国会に報告し、並びに行政各部を指揮監督するというふうに書かれておりまして、これに基づくものだと思いますし、ガイドラインのときの国会承...全文を見る
○中谷国務大臣 生物兵器の対応につきましては、ことしの四月に研究を取りまとめ、五月に体制をスタートしたばかりでございます。従来から対処の研究は進めておりましたけれども、お尋ねの天然痘のウイルスにつきましても、空気マスク等の装着とか事前のワクチンの接種など、支援を行う隊員の二次被害...全文を見る
○中谷国務大臣 今回の改正につきましては、対象にしても内容にしても限定をいたしております。  その内容の限定につきましては、特に防衛を必要とする事項に限定をしておりますし、対象とする人も、防衛庁の職員、並びに国の行政機関の職員のうち防衛に関する職務に従事する者、及び防衛庁との契...全文を見る
○中谷国務大臣 本法案において実施する協力支援活動等を行う上におきまして、自衛隊員の安全確保を考えますと、今回の対応で十分だというふうに考えております。
○中谷国務大臣 基本的には、今回は、自己と自己とともに所在して、その職務を行うに伴って自己の管理のもとに入った者を防護対象にしておりますし、いわゆる隊法九十五条の武器防護も認めております。  いろいろなケースが考えられ得るというふうに思っておりますが、ある程度、自衛隊が活動する...全文を見る
○中谷国務大臣 今回の武器使用を考える上においては、やはり自衛隊がいかなる武器使用権限を持つかということと、どこの地域において何をするかという観点で考慮しておりまして、どこの地域かといいますと、戦闘行為が行われていない地域に限定しておりますし、仮にそのような事態においては中断をし...全文を見る
○中谷国務大臣 現時点において、パキスタンの国内で実施するかどうかということは決めておりませんが、仮に実施する場合におきましても、現地政府と綿密によく協議をして、現地の治安情勢、また実施する上においての安全確保の問題、これを十分に現地政府と協議をして、そして現地政府から同意を得た...全文を見る
○中谷国務大臣 そういう事態では、直ちに中断をして撤退することも十分考えますけれども、その前提は、パキスタン政府と十分に協議をして、この地域で、この範囲でやるという確約をとって実施をいたしておりますので、その政府自身がクーデター等で崩壊をしたという点については、新たな事態の発生だ...全文を見る
○中谷国務大臣 自衛隊の病院とか学校とか関連の機関ということです。
○中谷国務大臣 そのとおりでございます。
○中谷国務大臣 ございません。
○中谷国務大臣 この法律で言う武器使用については、「自己の管理の下に入った者」ということで、いろんな方と接触をするわけでありますけれども、その現場にいまして自衛官と共通の危険にさらされたときに、その生命、身体の安全確保について、その自衛官の指示に従うことが期待されている人を防護す...全文を見る
○中谷国務大臣 その現場にいる人で、その自衛官と同じ危険にさらされた場合に、その自衛官の指示に従うというふうに期待をされた者を守る程度でございます。
○中谷国務大臣 実施をする前に実施要項を定めますけれども、あくまでも前提は、戦闘行為が行われてないし、また、将来もその期間を通じて行われることが認められない地域でありますし、そういう状況になった場合は休止もし、避難もし、実施区域の変更をするわけでありまして、そのような非常に危険の...全文を見る
○中谷国務大臣 今回の派遣にかかる費用につきまして、国際協力業務に従事した者一人一日四千円の手当が支給される、その総額につきましては三百万円でございます。そして、総経費につきましては、現在集計中でありますけれども、現在わかっている限りにおいては、おおむね二億円程度を要するというふ...全文を見る
○中谷国務大臣 小銃の件ですね。五・五六ミリ小銃につきましては、口径はNATOの第二標準である五・五六ミリを採用いたしております。したがいまして、NATOとの互換性はあるというふうに思います。
○中谷国務大臣 今すぐ計算はできませんが、この八九式の小銃につきましては、発射速度が最大一分間に八百五十発であります。ただし、それを連続して撃ちますと非常に銃身が過熱をいたしておりまして、おのずと連続して発射できる時間は限られております。     〔久間委員長代理退席、亀井(善...全文を見る
○中谷国務大臣 それは米軍の訓練でありまして、私は直接見ておりません。
○中谷国務大臣 医療に関する研究とか、また風土病というか各国の伝染病とか、そういう病気に関する研究等は衛生部隊等で行っておりますし、また、医療災害の派遣等につきましても、各部隊でそれぞれ災害派遣訓練等で日ごろから演練をいたしております。
○中谷国務大臣 従軍牧師はおりません。  それから、訓練していないのじゃないかと言われますが、九六年のときに、ルワンダの難民等につきましては、半年程度ゴマに行って、地域の病院を開設して、医療の支援、それからキャンプでの消毒、また水の浄化、それぞれ実施をいたしておりまして、そうい...全文を見る
○中谷国務大臣 その三本柱の一つで、より安定した国際環境の構築という部分に入ると思いますが、今回、その法律がないために、現在この法案を出して御審議をいただいております。  この目的というのは、今回のテロ攻撃が国際の平和及び安全に対する脅威と認め、テロの実行者及び支援者の処罰及び...全文を見る
○中谷国務大臣 この法案の支援項目を作成する場合に、前の周辺事態法の、ガイドラインの法案の内容を参考とさせていただきました。そのガイドライン法案の中にも、御指摘のような、発進準備中の戦闘機に対する補給は行わないというふうに書いておりますが、なぜ書かれなかったかというと、当時のガイ...全文を見る
○中谷国務大臣 要請がないというふうに考えております。
○中谷国務大臣 その活動が行われている場所が、戦闘行為が行われていない地域でありましたら可能であるというふうに思います。
○中谷国務大臣 基本的には、戦闘行為が行われていない地域における補給はできるわけでございまして、その航空機がどのような目的を持って行くか行かないかにかかわらず、戦闘行為が行われていない地域におきましては補給ができるということでございます。
○中谷国務大臣 艦艇等につきましては、非常に速度が遅くて、そのまま戦闘行為というものに参加することは考えられにくいので、戦闘機のようなことは考えておりません。  それから、戦車等につきましても、特にそういう制約は課しておりません。
○中谷国務大臣 補給に関しましてはいかなるニーズがあるかどうか定かではありませんけれども、お尋ねの、発進準備中の戦車に対する給油及び整備については、米国を初め関係諸国の軍隊がいかなるオペレーションを想定しているのかということが明らかでないということでありますけれども、一般論として...全文を見る
○中谷国務大臣 根拠は、委員御指摘の別表の第一、三条の第一ですね。「物品の提供には、武器の提供を含まない」及び「物品及び役務の提供には、戦闘作戦行動のために発進準備中の航空機に対する給油及び整備を含まない」ということが書かれております。これの根拠というのは、憲法で言います、武力行...全文を見る
○中谷国務大臣 航空機の発進に関しましては、ニーズがなかったから外したわけでございます。艦艇とか戦車等につきましては、将来、そのようなニーズがあるかわかりませんが、特に戦車の場合は、戦闘地域でない地域においてそのような給油をしてそのまま戦場に、戦場というか戦闘行為が行われている場...全文を見る
○中谷国務大臣 この用語の根拠になるのは、通常、事前協議の関連に出てくる言葉でございますけれども、戦闘作戦行動とは直接戦闘に従事することを目的とした軍事行動を指すものであるということでございます。
○中谷国務大臣 戦闘作戦行動、これは日米地位協定の言葉から来ていますけれども、これの例示としては、航空部隊による爆撃、空挺部隊の戦場への降下、地上部隊の上陸作戦等であるが、このほかについては、それぞれの行動、任務等を考慮して判断するよりほかないということになっております。  基...全文を見る
○中谷国務大臣 まず、ここに記述されておりますのは、米側からニーズがないということで落としているわけでございます。  いずれにいたしましても、戦闘行為が行われてない地域もしくは将来においても行われることが認められない地域における輸送並びに補給業務等につきましては、可能であるとい...全文を見る
○中谷国務大臣 ここで言っております地域につきましては、戦闘行為については、「国際的な武力紛争の一環として行われる人を殺傷し又は物を破壊する行為」ということでありまして、そのことが行われているということであります。ですから、現実に人を殺傷し物を破壊されている、そういう現象が行われ...全文を見る
○中谷国務大臣 この法律の中には、活動する地域といたしまして、そのような戦闘行為が行われてない地域に限っております。  ですから、その戦闘行為が行われてない地域ということでありますし、その戦闘行為が、先ほど御説明をしましたけれども、そのことが行われているかいないかということにつ...全文を見る
○中谷国務大臣 まさにそこの地域で人を殺傷したり、また、物を破壊されている行為が行われている現場でございまして、それが入るか否かということにつきましては、先ほど御説明したとおり、国際社会とか我が国が状況を判断して指定をするということでございます。
○中谷国務大臣 そのとおりでありまして、それは、政府が慎重に調査をし、またそのときの情勢、また各国の判断、国連の状況等をトータルして総合的に分析することによって、我が国が主体的に判断するわけでございます。
○中谷国務大臣 一概に言えないと思いますが、通常は空母は入っていないと思いますが、要は、先ほどからお話をいたしております、戦闘行為が行われている地域であるか否かということでございます。
○中谷国務大臣 一概に言えないというのは、発進をしている現象のことでありまして、それだけの行動をしているわけではございません。その地域がいかなる地域であるのか、例えば今、日本は国内においてはそういう危険性がないということでありますけれども、その現象がいかなる事態かということによっ...全文を見る
○中谷国務大臣 その空母からいつ何がどこへ行くかということにつきましては知り得ておりません。どこへ飛んでいく飛行機なのか現時点においては承知をいたしておりませんので、そういうふうな御指摘は当たらないというふうに思います。
○中谷国務大臣 空母とかいう事例を挙げられましたけれども、現実に空母がある地域において、戦闘行為とここに定義をしておりますけれども、国際紛争の一環として行われる人を殺傷し物を破壊する行為、その行為自体が行われてないわけでありましたら、そのことはできるというふうに思っております。空...全文を見る
○中谷国務大臣 そこのベース自体ではそのようなことが行われてないというふうに思います。
○中谷国務大臣 飛行機が飛んだり、ミサイルが発射されるということをとらえて戦闘行為ということはありません。  もう一回言います。飛行機がただ単に飛んでいくということを見て、戦闘行為が行われている地点であるというようなことは言えないというふうに思います。
○中谷国務大臣 まず、二十人出すということは全く決めておりませんし、そのような報道があったということは、防衛庁としては事実ではございません。  この法案においては、確かに医療の活動が含まれておりますけれども、これをいかなる形で実施するかということにつきましては、国際連合等からの...全文を見る
○中谷国務大臣 それは、実際どの地域でやるかということにつきまして、その態勢というものをはじき出すということはできないんじゃないでしょうか。例えば、テントみたいなところでやるのか、キャンプの近くでやるのか、また病院のような施設があるところでやるのか、はたまた空港や港湾の近くでやる...全文を見る
○中谷国務大臣 ホンジュラスで実施したケースをかんがみますと、全体で、援助隊としては八十名であります。うち、治療班が二十三名、防疫班が十五名、そして本部隊ということで本部の通信とか管理とかいうのが二十七名、そして後方支援班が五名ということであります。  基本的には、電気も水も整...全文を見る
○中谷国務大臣 医療援助隊甲ということについての説明をさせていただきますが、これは緊急援助隊で医療、防疫活動を行う部隊でありまして、約百三十名ですね。うち、医療班が五十名、医官がその中で十三名、防疫班が二十名、その他の支援要員が六十名から七十名ということですね。そういうのは、常時...全文を見る
○中谷国務大臣 十一条に武器の使用等がございますが、外国人の武装員が入るかどうかという質問ですね。
○中谷国務大臣 これは、相当傷が深くて寝たきりで治療している人は当然管理に入ると思いますけれども、非常に元気で自分自身で勤務ができるというような、自国軍の指揮統制のもとにその生命とか身体の防護のために必要な行動をとると考えられる人物は該当しないということです。
○中谷国務大臣 現実に、UNHCRの職員の方とか、また国連の方とかNGOの方が人道的支援の見地で活動をされているわけでございます。  我々がいかなる地域で活動するかということにつきましては、基本計画に基づきまして、実施要項の中で、戦闘が行われていないという地域を指定して実施する...全文を見る
○中谷国務大臣 その暴動自体が一連の武力紛争に基づくものであるのか、その一環として行われるものであるのか、よくその国際性、組織性、計画性、継続性を判断しながら考えていかなければなりませんけれども、基本的に、そういう場合が、その発砲が行われた場合等においては、急迫不正の侵害が継続を...全文を見る
○中谷国務大臣 十一条に基づく武器の使用というのは、これは本当にいざというときの備えでありまして、全くルールなく、やみくもに武器を使うという話ではありません。きちんとして、ROEという武器使用のルールを定めて、極力必要最小限にするのは当然でありますけれども、きちんとしたルールに基...全文を見る
○中谷国務大臣 今般の自衛隊法改正においての防衛秘密の漏えい行為に係る罰則者の対象者、これは、民事上を含めて、従前から、何らかの秘密保全上の責任を有していた防衛秘密を取り扱うことを業務とする者に限定しておりまして、具体的には、防衛秘密を取り扱う防衛庁の職員、国の行政機関の職員のう...全文を見る
○中谷国務大臣 基本的に、米国においても国家機密というのは非常に米国の存立がかかった重要なものであり、また、この前もアメリカ大統領が議会に対して、秘密を漏らした場合には兵士の命も危なくなるし国家の存立も危なくなるということで、議会に対して注意をしたようなこともありましたけれども、...全文を見る
○中谷国務大臣 この辺は国家としての信用問題だと思います。非常に今米国に対してテロが攻撃をするなど、米国を取り巻く環境というものは極めて個人的に危険を伴う状況が多いわけでありまして、万が一そういう行動をオープンにした場合にかえって米国人を危機に陥れる可能性も否定できません。そうい...全文を見る
○中谷国務大臣 基本的には、自衛隊が行った場合に地元の難民の皆さんが喜んでもらえるような、その該当国が助かるようなところに派遣するというのは基本前提でございますが、現実的にも、これを派遣する場合に、UNHCRからの要請並びに該当国家からの同意というかお認め、要請があった上で行うわ...全文を見る
○中谷国務大臣 現場の自衛官に対して大変温かいお言葉をいただきまして、本当にありがとうございます。  私も自衛官の方と話をしておりますが、彼らは非常に、シビリアンコントロールに対しても、重大だ、非常に意識も高いし、また、国を守ること、そして国際的な貢献をすることについても大変大...全文を見る
○中谷国務大臣 非常に国民の皆さんが不安に思っていることは事実でありますが、これはハワイへの旅行も、それからカリフォルニアとかいうところの状況も同じで、一般的に飛行機に乗るということに対する不安感等があって、全世界的にこういうことは言えるのではないでしょうか。
○中谷国務大臣 今般の警備出動におきましては、自衛隊の施設とか在日米軍の区域を対象といたしておりますけれども、これは、同じ日本を守るという防衛関連施設という見地で、この施設が被害を受けると、日本有事もそうですけれども、日本の安全を守るために、そのすべがなくなってしまうという観点で...全文を見る
10月16日第153回国会 衆議院 国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動等に関する特別委員会 第7号
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○中谷国務大臣 自衛隊は、平成六年の九月から十二月までの間にルワンダ難民支援を行いました。内容は、医療、防疫、給水、空輸という面です。  具体的には、ゴマのゴマ病院において延べ二千百名の外来患者の診察、手術、それから衛生試験場においてマラリアの原虫及び便の検査、それからキャンプ...全文を見る
○中谷国務大臣 これまで行った五回の国際平和協力活動における武器は、けん銃とか小銃とか機関銃でございました。これは、いずれも、想定される不測の事態に対処し得る必要最小限のものでございました。  この法律に基づく活動をする場合に、実際直面する危険として考えられることは、戦闘行為に...全文を見る
○中谷国務大臣 御指摘のとおり、各国いろいろな制度があります。フランスは内務大臣のもとに軍隊が指揮下で活動する例もあれば、ドイツなんかは、緊急事態に際して軍隊と警察は共同して対処するけれども、指揮系統は別であるという例もありまして、各国それぞれございます。  治安出動に際しまし...全文を見る
○中谷国務大臣 中野委員のおっしゃったように、国民の安全を守るために、そのおそれがある場合に自衛隊の対処を可能にするという趣旨に基づいて、今回、自衛隊の警護出動の法律改正をするわけでございますが、その対象地域等につきましては、中野委員もおっしゃったように非常に、総理の権限、また国...全文を見る
○中谷国務大臣 官房長官がおっしゃったとおり、自衛隊の支援活動における安全確保、また、どういう活動が効果的で評価をされるのか、こういう点も、実際、官房の中で防衛庁の人間が意見を申し上げて討議をした結果この法案になったわけでございます。
○中谷国務大臣 このように、陸上において武器弾薬は運ばないという決定がなされましたので、各国によくこのことを説明して、理解をしてもらって、そういう業務は日本はできませんという点を御理解していただいて行動するというふうに思っております。
○中谷国務大臣 やはり、PKO活動自体が、国連が実行する、国際社会から認められた、人類のため、また各国の平和の構築のために行うかけがえのないことでありまして、私に関しましては、PKO活動に関しては一つでも多く我が国としては実施すべきだと思っておりまして、PKF凍結解除をする、それ...全文を見る
○中谷国務大臣 今回のテロ、国際社会においてテロを撲滅し、その根絶を図るという一連の行動に基づいた行動でありまして、米国の場合は、個別的自衛権に基づく行動だというふうに思っております。
○中谷国務大臣 もう一度確認いたしますが、今回の米軍の行動について、アフガニスタンにおいて防空施設及び航空機からの脅威を取り除くこと、タリバンの指導者及びその支持者にテロリストをかばうことは許されないことを明確にすること、アルカイダとタリバンに対する将来の作戦を円滑にするための情...全文を見る
○中谷国務大臣 今回の、米側が空母を含め軍事展開に関することについては、一切言及をいたしておりませんので、我が国として米軍等の軍事作戦面について述べることは適当でないというふうに思っております。  それから、昨日の私の答弁でありますけれども、あれは、具体的にアラビア海とかディエ...全文を見る
○中谷国務大臣 ですから、アラビア海における米軍の行動については、我々、その作戦の概要を知る由もないわけですから、わからないわけでありまして、きのうの答弁にいたしましても、現実にアラビア海というような話をしたわけではなくて、一般論としてこの法律の基本原則を説明いたした、その範囲で...全文を見る
○中谷国務大臣 この改正の原因といたしましては、数年前に起こりました幹部自衛官による秘密漏えい事件がございましたけれども、それが発端となっております。  冷戦が終わりまして、非常に各国の武官同士の接触の機会もふえていますし、各国のそういう情報交換の場もふえてきておりまして、やは...全文を見る
○中谷国務大臣 この内容については、別表に書いて十項目公表しておりますけれども、自衛隊の運用に関する件とか電波情報に関する件とか、我が国の防衛上、これは外部に漏れた場合に、国を侵略しようとする意図を持った者にとっては、これを知り得ると我が国の防衛に支障が出るということで、内容はそ...全文を見る
○中谷国務大臣 米軍の作戦行動に関する情報は、一切承知をいたしておりません。
○中谷国務大臣 地中深くまで、三十メートルぐらいでしょうか、入って、そこで爆発をして地域を破壊する爆弾だというふうに思っております。
○中谷国務大臣 防衛庁の中には情報本部がありまして、米軍等の攻撃の様相につきましては、マスコミの情報や外務省の情報、また現地のパキスタンに武官も行っておりますし、周辺諸国からの情報等を総合して米軍の行動等については把握をいたしておりますし、また、被害の状況等も数字的に把握をする体...全文を見る
○中谷国務大臣 私も鈴木委員とともにモザンビークのPKO、参りましたけれども、非常に国際的社会の中で自衛隊が活躍している姿を確認させていただきました。  自衛隊には、日ごろから訓練された人的、物的財産がありますし、危機管理のノウハウ、また、自然の中で、野外の中で活動できるという...全文を見る
○中谷国務大臣 持っていく武器の種類等につきましては、これまでは小銃、けん銃、機関銃ということでPKO活動をやっておりましたけれども、今後いかなる地域に派遣をされるのか、そして、その現場の状況等を勘案いたしまして武器の種類を決定し、また基本計画等で定められた武器を携行するというこ...全文を見る
○中谷国務大臣 防衛庁といたしましても、生物化学剤の対処については重要な問題だと認識いたしまして、衛生担当参事官から全国の医官に対して、この炭疽菌に関する対処、医療面での対応について現在通知を発出して、その態勢整備を図っております。  派遣される隊員につきましては、十分に事前の...全文を見る
○中谷国務大臣 これまでの自衛隊の経緯につきましては、それぞれの国民の皆様方の御理解と御期待によって、一歩一歩国民のために有意な組織になってきたところでございます。  最近の自衛隊の基本となるというのが、平成七年につくられました防衛計画の大綱でございますが、この中に防衛力の役割...全文を見る
○中谷国務大臣 これは、総理もおっしゃっておられますけれども、やはり国を守る自衛官が命をかけて行動している際に、やはり国民の皆さんから御理解をいただき、そして誇りと名誉を持って活動できる、そういう環境をつくるというのが一番重要なわけでありますし、また、自衛隊自身も、そういった国民...全文を見る
○中谷国務大臣 この法律に書かれておりますけれども、実際に派遣する場合も関係該当政府の同意が必要でありまして、その同意を得るには、当然、その政府と綿密な協議をしなければなりません。  ですから、派遣するかしないかという判断はその協議を経た後でありまして、ましてや現時点においてま...全文を見る
○中谷国務大臣 この法律が成立した後、より実効性のある協力を行うためには、当然のことながら、我が国が支援する相手国のニーズ、これを的確に把握するとともに、実際に支援するに際しまして、いろいろな調整、いつ、どこで、何をというような事項に対して綿密な連携を確保することが必要でございま...全文を見る
○中谷国務大臣 この法案の実施に対するメカニズムの構築ということにつきましては、現時点においては存在をしておりませんが、平素から米国とはあらゆるレベルで意見交換並びに戦略的対話を行っております。それは、大統領と首相、また外務大臣、国務長官、防衛庁長官、国防長官等、いわゆる2プラス...全文を見る
○中谷国務大臣 海外において自衛隊がどれほどお役に立つのかというお話でありますが、現実にこれまでカンボジア、モザンビーク、ルワンダ、ティモール、ホンジュラス、トルコ等に実際に行きまして活動をして、現地の皆さんに喜んでいただいて、国際連合からも大変高い評価をいただいているわけでござ...全文を見る
○中谷国務大臣 基本的な考え方としましては、武器の使用の権限と、どの地域でやるかという場所の問題が要素としてあると思いますけれども、この場所の問題に関しては、戦闘行為が行われていない地域でやるわけでありますし、またそういう事態が予測される場合は、中断をしたり避難をしたり撤収をした...全文を見る
○中谷国務大臣 基本的に一言で言えば、自己保存のための自然的権利でありまして、これは自衛権とは違います。あくまでも、自分の身体を防護するための正当防衛並びに緊急避難ということで、やむを得ない場合に、人に時として危害を加える場合も認められた権限でございます。  御指摘のような状況...全文を見る
○中谷国務大臣 イエスかノーかといえば、イエスでございまして、相手による危害が切迫し、かつ相手による危害に備えなければ自己等の生命、身体を防護し得ないような場合には、まず、武器を構えたり威嚇射撃をするなどの形態で武器を使用することができるというふうに考えております。
○中谷国務大臣 自己、または、現場に上官がいる場合にはその指揮官が判断をして統制をすることになっております。そして、急迫不正の侵害があると認められる場合にも、自己の身体等に具体的な被害が発生する以前でも、人に危害を与えることを含めて、その事態に必要と判断される限度で武器を使用する...全文を見る
○中谷国務大臣 この基本原理は、自己保存のための自然権に基づくことでありまして、今までと同じでございます。
○中谷国務大臣 戦闘地域というのは、この法案に出てきておりませんが、あえて言うならば、戦闘行為が行われているという地域の意味でありまして、この戦闘行為というのは、国際的な武力紛争の一環として行われる人を殺傷し、または物を破壊する行為でありまして、私が申し上げます戦闘地域というなら...全文を見る
○中谷国務大臣 御指摘の答弁につきまして、私は、トマホークミサイルというようなことを言っておりません。しかも、一般論といたしまして、ミサイルの発射が戦闘行為かどうかという問いに対して、ミサイルにはその性能、構造、操作方法にさまざまなものがあるために、一概に、すべてのミサイルについ...全文を見る
○中谷国務大臣 具体的なその地域が戦闘地域に入るかどうかと、個別のことについては、私はお答えをいたしておりません。そのある地域が戦闘行為が行われているか否かについては、個別具体的に判断するものだと考えておりまして、その地域においてその行為が行われているかどうかというようなことでお...全文を見る
○中谷国務大臣 私は、トマホークについては一言も発言をしておりません。ミサイルについては、その性能も構造もいろいろな種類がありますが、トマホークのミサイルの発射に際しましては、我が国は持っておりませんが、一般論といたしまして、そのミサイルが発射後に人による誘導などの行為による作用...全文を見る
○中谷国務大臣 この法律には戦闘地域という言葉は書かれておりません。あえて戦闘地域というふうに言いますと、戦闘行為が行われている地域というふうにいたしますと、我が国の活動実施は、我が国の領土及び現に戦闘行為が行われておらず、かつ、そこで実施される活動の期間を通じて戦闘行為が行われ...全文を見る
○中谷国務大臣 お答えいたします。  この件で、先ほどお話しされたのは一九七八年の西山事件の判例でございますが、報道機関者による教唆は、手段、方法が刑罰法令に触れる、例えば贈賄、脅迫といった犯罪行為を用いるような場合、また、当該防衛秘密を取り扱うことを業務とする者の個人としての...全文を見る
○中谷国務大臣 この判決の最高裁の部分を読ませていただきますが、報道機関といえども、取材に関し、他人の権利、自由を不当に侵害することのできる特権を有するものでないということは言うまでもなく、取材の手段、方法が贈賄、脅迫、強要等の一般の刑罰法令に触れる行為を伴う場合はもちろん、その...全文を見る
○中谷国務大臣 そのとおりでございまして、今回の改正におきまして、対象者を、民事上を含め、従前から何らかの秘密保全上の責任を有していた防衛秘密を取り扱うことを業務とする者に限定をいたしております。  具体的には、防衛庁の職員、また国家公務員、そして三番目に「防衛庁との契約に基づ...全文を見る
○中谷国務大臣 これはあくまでも自衛隊法の改正でありまして、その対象者も防衛にかかわる専門的な者とごく限られておりまして、一般国民全部を対象とした、またマスコミを対象としたものでないという点をぜひ御理解いただきたいと思います。
10月18日第153回国会 参議院 外交防衛委員会 第1号
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○国務大臣(中谷元君) 防衛庁長官の中谷元でございます。どうぞよろしくお願いいたします。  まず初めに、先月十一日に発生した米国同時多発テロ事件に関し、米国及び犠牲になられた方々にお見舞いと哀悼の意を改めて表したいと思います。  今般の米国同時多発テロは、従来の国家と国家、民...全文を見る
10月19日第153回国会 参議院 外交防衛委員会 第2号
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○国務大臣(中谷元君) ただいま議題となりました自衛隊法の一部を改正する法律案について、その提案理由及び内容の概要を御説明いたします。  防衛庁といたしましては、平成十三年九月十一日にアメリカ合衆国で発生したテロリストによる攻撃等にかんがみ、我が国における同様の攻撃等への備えに...全文を見る
10月19日第153回国会 参議院 本会議 第4号
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○国務大臣(中谷元君) 自衛隊法の一部を改正する法律案について、その趣旨を御説明いたします。  防衛庁といたしましては、平成十三年九月十一日にアメリカ合衆国で発生したテロリストによる攻撃等にかんがみ、我が国における同様の攻撃等への備えに万全を期することが必要と考えております。 ...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 藁科滿治議員から、テロ防止のために我が国が率先して協力できる分野で国際貢献をすべきではないかというお尋ねがありました。  テロ活動というのは言語道断でありまして、決して許されるべきものではありません。総理からも、自衛隊の活動についての答弁がございましたけ...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 遠山清彦議員から、この十月五日から四日間、直接パキスタンに行かれ、現地の国連UNHCRや日本のNGOのメンバーからの御意見を聴取された上で、我が国の人道支援に対する自衛隊派遣等の決意と所見についてのお尋ねがございました。  人道支援につきましては、先般の...全文を見る
10月23日第153回国会 参議院 外交防衛委員会、国土交通委員会、内閣委員会連合審査会 第1号
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○国務大臣(中谷元君) 山本委員からウエルカム・マリーン・プログラムのお話がありましたけれども、これは橋本龍太郎総理の奥様のときに中心になって始めたものでありまして、ことしで六回目になりますけれども、ことしも富士山の上まで登ってまいりましたが、やはりともに我が国の有事のために勤務...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 隊員の武器等の装備につきましても十分に検討しなければなりませんが、この装備につきましては基本計画において武器の種類等を定めるということになっておりまして、その際に現地の状況を十分に把握するということが極めて重要だと考えております。  どういうふうな危険が...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) イージス艦の派遣の要請につきましては、今回のテロ事件が発生以来、現在まで米政府から具体的な要請はなされておりません。  今後のことにつきましては、現在、新法におきましても審議が行われている時期でございます。イージス艦を派遣するかしないかにつきましては現時...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 重要施設の警備におきましては、第一義的に警察当局が担当するということになっております。そして、その一般の警察力をもっては治安を維持し得ない場合に治安出動がかかりまして対処するということになっておるわけでありまして、現時点におきましても国家公安委員会との間で...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 防衛庁といたしましては、この生物兵器に対する研究につきましては、研究すること自体、国民の理解を得ながら進めてきたわけでございますが、現在、各種の基礎研究を行い、この体制の確立を整備中でございます。  ことしの三月に陸上自衛隊に開発実験団部隊の医学実験隊を...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 海上自衛隊におきましては、平素からP3Cによりまして我が国周辺海域における警戒監視を行っておりますが、その情報等につきましては、海上保安庁に対して密接に情報提供等を行ってきております。  しかし、平成十一年の三月の不審船の反省、教訓等も生かしまして、さら...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 速やかに海上警備行動を実施するためには、何といっても情報交換並びに情報連絡体制の確立が必要でありまして、この点につきましてはマニュアルをつくりまして、平素から対処時に至るまでの過程を確立したわけでございます。この手順に従って速やかに対処できるように今後とも...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 松村委員は警察庁にも防衛庁にもお勤めでございまして、この武器の使用につきましてはよく御存じであると思いますが、この法律の大前提は武力行使をしないということでございます。かつまた、実施する際には、派遣された隊員及び活動の安全確保については十分配慮をされていな...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) NAHAマラソンの件でございますけれども、九月二十七日に米側から回答があって、一たん十月以降は立ち入りについては承認しない旨の連絡がございましたが、その後各方面から要請がございまして、防衛施設庁、再度米軍に対して調整をいたしまして再検討をするよう要請したと...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 今回のテロ事件は、従来から言われていた新たな脅威、新たな危険というものが現実のものとなったということで、私自身、その事実を直視している次第でございます。  やはり、従来の国家対国家、民族対民族といった概念は変わったということでありますが、防衛庁といたしま...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 派遣された隊員及びこの活動を行う上においては十分な配慮が必要だ、安全確保について配慮が必要だと思っております。  そこで、この法律は、自己保全のための自然権的権利という概念で、自分自身、そして自分とともにその現場にいる隊員、またその現場でともにいる管理を...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) やはりこういった業務に隊員を派遣する以上は、隊員が誇りを持って、そして安んじて活動が行われるように、かつまた、しっかり頑張ってこいという国民の皆様方の御期待がいただけるような、そういう名誉を持って十二分に活動ができる、そういう条件をつくらなければならないと...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 警護出動における警護対象というものは自衛隊施設並びに米軍施設でありますが、仮にこの警護対象施設に対するテロ攻撃によって周辺の民家にまで被害が及ぶような場合には、この警護出動を命ぜられた自衛隊が警護対象を防護する一環としてそれらの攻撃に対処し得るものでありま...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) この法案の対応措置のための調査研究ということでございますか。  そのことにつきましては、新法の法律前には新法に係る業務は防衛庁の所掌事務として規定されているものではないために、現時点においては、新法に係る業務遂行のための調査研究を目的として自衛隊の艦艇ま...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 防衛庁の所掌事務に該当しない点につきましては、そのための情報収集ということはできないというふうに思います。  が、一般的に、所掌事務に現在含まれている事項に関する調査研究のための艦艇等の派遣はできるものでございますが、先ほど申し上げましたとおり、この新法...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) お答えいたしますが、現在においても、レーダーサイトとか航空機の艦艇による警戒監視というものは、さまざまな活動として設置法の第五条十八号を根拠として行っておりまして、現実にイージス艦にしてもAWACSにしても、我が国の周辺の警戒監視の情報収集ということで使用...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) この法律の成立後の状況等につきましては、いろんな情報を収集するわけでありますけれども、まだ確たることを申し上げる段階にはございませんが、一般論として申し上げますと、イージス艦は他の護衛艦と比較しまして高いレーダー探知能力を有して、また衛星を活用してその情報...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 警護出動した場合の武器の使用等につきましては、その事態に応じて合理的に必要と判断される限度に限られるわけでございますが、これは当然指揮官がおりまして、その指揮官の統制のもとに実施をいたしますし、それぞれ部隊行動基準を定めますので、必要最小限度ということは当...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 質的な意味と量的な意味があるというふうに思います。  質的な意味といいますと、警察官の所有する武器等の能力が、対応するものに対して質的に足りないときに、自衛隊の持つ装備がこれに対処できるということであります。  量的な面では、同時多発かつ長期間に及ぶ場...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 治安出動の下令の要件では、「間接侵略その他の緊急事態に際して、」というふうにございまして、確実に緊急事態が現実のものとして発生している場合を言って、そのおそれがあるにすぎない場合は含まないというふうに思っております。
○国務大臣(中谷元君) 出動に際しましては、行動の目的と権限のバランスの関係から極めて慎重な考慮が必要だと考えておりますけれども、現実問題といたしましては、かなり警察当局と話し合いをいたしておりまして、昨年の十二月に自衛隊と警察の治安出動に関する協定を改正をして、防衛庁と警察との...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 御指摘の共同の訓練の必要性につきましては、私も痛感をいたしております。  手元の資料では、昭和四十年代は行われておりましたが、五十年の半ば以降が実施された記録が残っておりませんので、やはりこういった訓練等はいざというときのために役に立つためにやるわけでご...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 今回の改正案を簡単に御説明させていただきますけれども、内容につきましては四点ございまして、自衛隊についての表に定める事項ということで、別表に十項目定めております。自衛隊の運用またはこれに関する見積もりもしくは計画もしくは研究とか電波情報とか、そういう十項目...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) これまではPKO法に基づいてPKO協力本部というものがございまして、そこがおっしゃったUNHCRとかユニセフとか、そういうところから要請に基づいて計画づくりをされました。今回は新法でございますので政府が基本計画をつくるわけでありますけれども、この中に「被災...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 数年前に行いましたルワンダの難民支援のザイールの活動は、完全にUNHCRからの要請と計画のもとに各国の一つとして行っております。  今後、この活動をする場合は、当然UNHCR並びにユニセフ等の国連機関やNGOの計画のもとで、そういう方々と連携をして実施す...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 私は、非常に光栄で頼もしく思いました。  というのは、自衛隊というのは有事の際に我が国を守るために戦うための集団でありまして、総理が発言された意味は、戦力というのは戦う力があるんだという意味で、自衛隊が実力組織であるという点に着目して、一般的な戦う力とい...全文を見る
10月24日第153回国会 参議院 外交防衛委員会、国土交通委員会、内閣委員会連合審査会 第2号
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○国務大臣(中谷元君) ただいま国家公安委員長がお話ししたように、一般的には一般の警察力をもって治安を担当するわけでありますけれども、今回、米国において同時多発テロ事件が起こった例を見ましても、これは新たな脅威だというふうに言われておりますし、国際的なテロ集団が行う非常に大規模か...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) アメリカの例を挙げますけれども、アメリカも大統領と議会の関係で、今回の行動にしてもいち早く議会からお墨つきというかマンデートをいただいて、その大統領の権限の内でいろんな作戦行動を展開しております。  翻って、我が国においても総理に対して議会がどのようなマ...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 木俣議員におかれましては、十月六日に大変お忙しいところにもかかわりませずお見送りをいただきまして、大変感謝申し上げますし、日ごろからの御支援、非常にうれしく思います。  この日は、前日に派遣隊長を総理官邸に招きまして、総理、官房長官、外務大臣、そして私か...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 一日四千円でございますが、これは過去にもPKOの協力業務で実施しました金額と同じでございます。
○国務大臣(中谷元君) 現在集計中でありますけれども、協力手当の総額は約三百万円程度になると見込まれます。
○国務大臣(中谷元君) 通常、給料はいただいておりまして、その給与に加えて一日四千円支給をされておりますが、これは、過去、ルワンダとかチモールにも同様の物資輸送の協力支援を行いましたけれども、それと同額の金額でございます。
○国務大臣(中谷元君) 御指摘のように、三項目ございます。そのような発言の内容で改正を提案したわけでございます。
○国務大臣(中谷元君) この国会での御審議のやり方につきましては議会運営委員会とか国対委員会でお決めになられることでありまして、我々は国会に対して自衛隊法改正案を提出した立場でございますので、国会での御判断だというふうに思っております。
○国務大臣(中谷元君) 法案を提出した立場でございますけれども、今回のテロ事件が起こりまして、やはりテロリストの攻撃等にかんがみまして、我が国におけるテロ攻撃への備えに万全を期すという意味では早期に成立をさせていただきたいし、この委員会で御審議をいただいたことにつきましてうれしく...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 現在、改正法案に定めておる範囲は自衛隊施設及び米軍の施設でございます。  現時点におきまして、今審議をしている状況でございますので、将来どうするかという点につきましてはお話はできる状況ではありません。現在出した案が最良であるという観点で提出をいたしており...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 現在、この法案を御審議いただいている段階でございますので、将来の見直し等につきまして言及するということにつきましては困難であるというふうに思っております。
○国務大臣(中谷元君) 国にとってやはり防衛をする上において知られてはまずいことがあります。例えば、暗号とか将来の自衛隊の活動の計画とか、そういう面で防衛秘密というものは必要だと思っておりますけれども、今、現状はこういう規定がなくて、一般の国家公務員の守秘義務ということで懲役一年...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 自衛官におきましては、やはり国を守るという使命に基づいた職業でございますので、非常に高い使命感と人間としての倫理観が必要であるというもとに、基本的には「自衛官の心がまえ」というものを制定いたしまして、日ごろから精神教育を行っております。  今回の秘密漏え...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 今回の罰則該当者は防衛秘密を取り扱うものを業とする者と定めておりまして、現にそれに従事する防衛庁の職員、また一般の公務員並びに例えば防衛上の秘密を取り扱う一般の人にしても、米国から来る兵器の秘密事項がないと仕事ができないような製造をする人、そういう人に限っ...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 先ほど話題になっていましたクラスター爆弾というのはCBU87ですけれども、BLU90というのは、私、今ちょっと承知をしておりません。
○国務大臣(中谷元君) 親子の関係ということで、今資料がありますが、BLU97というのは子弾のことでございます。
○国務大臣(中谷元君) 今回の法律、一部修正で地上における武器・弾薬の輸送はしないというふうに決められておりますが、いわゆる武器・弾薬輸送は洋上では可能でありますが、この弾薬の運搬についてはその項目の中に入っております。入っているんじゃないかと思います。
○国務大臣(中谷元君) 法律の第二条三に、「対応措置については、我が国領域及び現に戦闘行為が行われておらず、かつ、そこで実施される活動の期間を通じて戦闘行為が行われることがないと認められる」地域ということで、「公海」、「外国の領域」ということになっております。  この場をおかり...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) その前提でコンバットゾーンが指定されたというふうにおっしゃっておりますけれども、現時点において、アフガニスタンにおいてこのコンバットゾーンが指定されたということは私承知をしておりません、まだ。  それで、いずれにせよ、私の調べによりますと、米軍人の福利厚...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 委員長、どうもありがとうございます。  そのミサイルの答弁につきましては、一般論でありますけれども、現にミサイルを発射した以降、人がそのミサイルを見ながら右とか左とか誘導をする場合もありますし、途中でもう爆破する場合もありますし、またぐるぐる地域を回りな...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) マスコミの報道でさえいろんなものがあります。米国の議会の調査局がどのようなソースに基づいてこのような報告書を作成したかということは、私、明らかではありませんので、この件に対してはコメントは差し控えた方がいいというふうに思っておりますし、海上自衛隊につきまし...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) そのような準備は全く行っておりません。これはもう米国が自分の責任において調査をしたり報告をしたりすることでありまして、当方は全く関知するべきことでもありませんし、現にただいまそのような命令をして準備をさせているということは全くございません。
○国務大臣(中谷元君) おっしゃるとおりで、総理の御命令がいただいたら守るということになります。
○国務大臣(中谷元君) 他国においての実施要領等は、それぞれ能力等にかかわるものでありまして、明らかにしておりません、内容は。
○国務大臣(中谷元君) 最初に米軍の例を挙げて、米軍が市民に銃口を向けているということでありますけれども、田嶋議員は米軍人とお話をしたことがあるでしょうか。特に若手の、階級の下のクラスの人ともぜひお話ししていただきたいと思いますが、彼らは、日本がいざ危機に際した場合に、有事の場合...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 今回の法律をつくる際には、実際に現職の自衛官が現地に行って困ることがないようによく、陸上幕僚監部がございますけれども、各陸海空の自衛隊の幕僚監部を通じて、実際の隊員がどのような心情で行けるかという点について綿密に話をして、そしてその意向が法案にも反映をされ...全文を見る
10月25日第153回国会 参議院 外交防衛委員会 第3号
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○国務大臣(中谷元君) これは我が国の国内事情によることからでございます。といいますのは、昨年の九月に自衛隊の内部によります幹部自衛官の秘密漏えい事件が発生しまして、この後の反省、教訓を踏まえまして、やはり国の安全を害しかねないような秘密について罰則強化によって秘密漏えいを未然に...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 今回対象としておりますのは、防衛庁の職員並びにほかの省庁、国の行政機関の職員のうち防衛に関連する職務に従事する者、そして防衛庁と契約関係にあって防衛秘密に関連する物件の製造もしくは役務の提供をする者というふうに対象者を絞っておりますので、国会議員とかマスコ...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 現在におきましても、一般国家公務員としての守秘義務がございますし、ある程度の防衛庁の中で秘密事項を定めまして、それに基づく国家公務員としての意識に基づいて活動をいたしておりまして、その罰則が懲役一年でございますのでほかの省庁との横並びになっておりますが、あ...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 今回は秘密を取り扱う範囲と対象者を定めておりますが、それに該当しない国会議員とかマスコミ関係者が漏えいに係る正犯としての罰則の対象とした規定にはしておりませんので、今までと同様でございます。  それで、そのことを知るという行為につきましては、例えば教唆と...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 自衛隊の行動等につきましては、国際的な安全保障の環境構築に貢献をするといった世界平和に貢献する活動の一環でございまして、現在でもPKO活動や災害が起こった場合の国際救援活動等を実施しておりますけれども、今回も、やはり我が国の安全に少なからず影響を与えます国...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 情報収集のための自衛艦艇の派遣につきましては、九月十九日に、我が国のとるべき措置の中に入っておりまして、その派遣の時期と規模につきましては現在検討中でございます。  また、現在御審議いただいている法案について、いかなる自衛隊の部隊を派遣するかも現在明らか...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 現在、イージス艦を四隻保有いたしておりますけれども、基本的には各護衛艦群に一隻ずつございます。  能力等につきましては、イージス装置一式ということで、これは広範囲に航空機とか船舶の存在を探知するレーダーを有しております。また、垂直発射装置一式、高性能二十...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) はい、そのとおりです。
○国務大臣(中谷元君) この法律がまだ成立しておりませんが、法律が成立した後、検討をいたすわけでございますが、まだその場合にイージス艦を派遣するかどうかということも検討はいたしておりません。それに決めておりません。  ただ、行動を起こす上においては、目と耳を使う、情報収集をして...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 情報収集でございますが、一応自衛隊の保有する船でございますので、隊法九十五条に定めておりますけれども、武器等防護のために、自己防衛のための装置としてこういう防空能力というものを備えているというのは当然のことでありまして、そういう能力も持っている船でございま...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) これは過去、ガイドラインのときの議論でも御答弁した例がございますけれども、この船舶等によって収集する情報というものは、あくまで我が国の必要な情報収集という点、また自衛隊の任務を全うするという観点から主体的に行うものでありまして、特定の国の武力行使を直接支援...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) トマホークミサイルということでございますか、今。
○国務大臣(中谷元君) トマホークミサイルということで具体的にはきのうは御質問はございませんでしたけれども、あえてトマホークミサイルについて申し上げますと、衆議院でも答弁をいたしておりますけれども、これは我が国が保有していない兵器でございますが、そのミサイルが、発射後、人による誘...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) そういうトマホークが発射されているようなときの艦艇に燃料を補給したり物資を輸送したり、そういうことは考えておりません。そういうことも想定できません。
○国務大臣(中谷元君) 現在におきましても、シリアとイスラエルの間にありますゴラン高原にPKO活動で自衛隊員をもう四、五年になりますけれども派遣いたしておりますが、派遣される前に各地におきまして集合教育を行っておりまして、そういったイスラムの習慣とか言葉とか規律とか、そういうもの...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 我が国が派遣をする場合は、あくまでも我が国の判断で、我が国の諸活動のための情報収集でございまして、オペレーションに一体化するというようなことはあり得ないというふうに思います。
○国務大臣(中谷元君) 仮定の問題でございますが、米空母が攻撃されたときということでございますが、そもそも派遣する地域を決める際には戦闘行為が行われていないということを前提として派遣をするわけでありますが、その予想に反して実際戦闘行為が起こってしまったというときには、法案にも書い...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 海上における犯罪の予防という範疇に入ると思いますので、第一義的には海上保安庁が担当されておりまして、このプルトニウムの輸送等につきましても実際に海上保安庁によって適切に対処されているというふうに現時点では私は思っております。
○国務大臣(中谷元君) これは昨年、防衛庁の部内におきまして、幹部自衛官が外国の駐在武官に我が国の防衛上必要な資料を渡したという犯罪行為がございまして、やはりこれは冷戦時代で非常に各国との交流も深まって、何らかのルールをつくる必要があるというふうに思っておりまして、そのためにはそ...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) やはりその漏えいが、根元から考えないと、防衛庁の職員だけ気をつけていても、その防衛上必要な秘密を業務とする人が漏えいをした場合に、もう取り返しのつかないような事態も発生するわけであります。今さら指定された秘密の内容を変更できないような場合もありまして、我が...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) それ以外。──ちょっと政府委員から。
○国務大臣(中谷元君) 外務省に関しては事件が発生したことはありますけれども、防衛庁の防衛情報に関する機密の漏えいの事案はございません。
○国務大臣(中谷元君) 民間人の方も非常に細心の注意を払ってやってきていただいているわけでございますけれども、やはり基本的にこの秘密が漏えいすることの大きさをかんがみますと、ただ単に防衛庁の職員が責任をしっかりするというのみならず、やはり防衛庁としても、民間の人が万が一秘密を漏え...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 二月二十七日には、アーミテージ氏と面会をしたのは事実でありますけれども、その際話をした内容は、非常にこれからの日本の国の歩むべき姿勢についてどうあるべきかということで意見交換をしたわけでありますが、そのときに特に言われたのは、今までの役割の分担ではなくて、...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 自衛隊の改正法案の中に別表四というのを記しておりますけれども、自衛隊の運用等の見積もりとか研究、計画、また電波情報、画像、そして武器、弾薬、航空その他の種類とか数量とか、暗号とか通信網の構成図とか、そういう項目を十項目列挙しておりますけれども、この中でさら...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 防衛に該当するものの中で特に秘匿の程度が高いものという概念で、それぞれ業務をしている担当の者から、これは秘匿に値するというものを総合的に挙げさせまして、その中から我が国の防衛上特に秘匿することが必要だというふうに決定をいたすわけでありますけれども、具体的に...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) この法律が成立いたしますと、それらの実施の方法につきましては政令等で定めまして運用していきたいと思いますが、機密と極秘がすべて防衛秘密に指定されるというふうなことではございません。
○国務大臣(中谷元君) この改正案で別表の四に項目を挙げておりますが、それらの要件を満たしたものを、特に秘匿が必要なものを指定するわけでございますが、この指定された事項がこれらの要件のいずれかを満たさないということになった場合にはこの防衛秘密ではなくなるわけでありまして、法律上は...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) これは情報公開法等がございまして、一般の国民の皆さんからこの情報はどうだというようなことで手続を踏まれて司法の場に持ち込まれましたら、その司法の場においてその防衛秘密が犯罪の、その防衛秘密についての是非についてはその司法機関において判断されるべきものだとい...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 先ほど防衛局長もお話ししましたけれども、現在においても、機密、極秘、秘の指定等、合計十三万五千件の指定をいたしておりまして、きちんとした管理を実施いたしております。  当然のことながら、防衛秘密に指定をされることにつきましては、防衛庁が責任を持ってその件...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) そのように法律に明記をいたしております。
○国務大臣(中谷元君) 妻に防衛秘密を漏らした場合、また偶然それを耳にしてその内容を知った場合等などについては、その漏えい行為の対象となる事項がその当該業務者たる民間人が業務によって知得した防衛秘密であるか否か、また防衛秘密を漏らす行為、すなわち防衛秘密に接する権限のない者に防衛...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) そのいい例が、西山事件というものがございまして、これによって最高裁の判決が出ております。これちょっと、この基準で我々考えていきたいというふうに思っておりますので御紹介させていただきたいと思いますが、報道機関が取材の目的で公務員に対して秘密を漏示するよう唆し...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 報道活動においての規定は書いておりませんが、実態としては今と変わることはございません。どんどんそういう報道のための質問や調査をされることは、刑法に触れなければ是認されるというふうに思います。
○国務大臣(中谷元君) 確かに量刑は変わっておりますけれども、現状においても一年以下の禁錮または三万円以下の罰則に処するということで刑法で取り扱われておりまして、確かに量刑はふえたわけでございますが、取材のあり方等につきましては現在の状況で、国会議員やマスコミ関係者の報道の自由、...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) この教唆の行為自体は刑法で定められておりまして、何ら変わるものはないわけでございます。  先ほど西山事件の判決を紹介いたしましたけれども、手段、方法が刑罰法令に触れる場合、それから取材対象者の個人としての人格を著しくじゅうりんする……
○国務大臣(中谷元君) はい。そういう行為でございまして、どういうふうに罰せられるかという点でありますけれども、逮捕とか起訴をなし得るか否かは基本的には司法の世界でありまして、基本的に防衛庁としてはお答えする立場にございませんが、その逮捕、起訴は構成要件に該当するだけでなく、違法...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 先ほどお話ししましたけれども、違法かつ有責な行為である、そのことについての嫌疑が前提となるものであって、少なくとも違法性が阻却されることが明らかになるものについて逮捕、起訴されることはないというふうに承知しております。
○国務大臣(中谷元君) 現在においても一年以下の懲役に罰せられるわけです。ですから、考え方は現行の自衛隊法の守秘義務規定に係る教唆犯においても同様でありまして、現在のそういう捜査活動と何ら変わるものはないというふうに思います。
○国務大臣(中谷元君) それでは現行の公務員の守秘義務違反の件に関する捜査はどうなんでしょうか。これは全く同じだと私は思います。
○国務大臣(中谷元君) 基本的には刑法に違反をしなかったら正当な業務行為として違法性が阻却されるわけでございまして、この考え方は現行の自衛隊法の守秘義務規定に係る教唆犯においても同様であります。量刑は違っても捜査をするやり方は同じであると、私は司法当局を、そういうふうに思っており...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 現行の公務員の守秘義務違反についても刑法によって裁かれるわけでございます。  したがいまして、今回の件につきましても同様の対応はとられるわけでありまして、何ら問題はないというふうに思っておりますし、マスコミの方々も今まで同様の考え方でマスコミの方からの取...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 今回の法改正の内容は、御指摘のとおり、警護出動という項目並びに第二が武装工作員の事案や不審船の事案に効果的に対応するために武器使用権限を整備すること、第三に秘密を漏えいした者の刑罰を規定するということでございますが、第一の内容は、大規模なテロリズムによる攻...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 指定の範囲が明確で限定的でなければならないという御指摘でございますが、今回の改正案は、法律の別表第四に掲げておりますけれども、十項目の範囲内でございます。その上、公になっていないもの、また我が国の防衛上特に秘匿することが必要であるもの、その上に防衛庁長官が...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) この点につきましても、現実に別表四で十項目をいたしておりますが、その中にも、電波情報とか画像とか計画、研究事項、武器・弾薬、その種類、数量、通信網の構成等書かれておりまして、これらを漏えいされますと我が国の国を守るすべがなくなってしまう可能性もあるものであ...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 現在でも秘密はございます、極秘とか秘とか。それ以外にも秘密はあるんですけれども、今回指定する秘密というのは、現在の範囲よりは拡大いたしません。今の秘密指定の範囲の中でありますし、その指定の要件を厳格化するわけでありますけれども、この価値判断といたしましては...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) やっぱり秘密保護の本質というのは、あくまでもその秘密が外部に漏れるのを未然に防止するということにありまして、一たんその秘密が外部に漏れますと、その漏えいした者を罰しても取り返しがつかないことになっております。また、一たん公になれば秘密でなくなってしまう一方...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 現在の自衛隊法並びにほかの一般国家公務員法でも、この教唆、幇助、企てはもう全国民にかかっております。それと今回の改正案の範囲というのは同様でありますし、また、形態等におきましても、刑法上の犯罪行為であるというふうな内容で、同様ではないかというふうに思います...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) これは国内だけでございます。  と申しますのは、これは治安出動のかかる前の段階での情報収集でございまして、治安出動の発動等は我が国の国内に限られておりますので、我が国の国内での活動であるという範囲の中でございます。
○国務大臣(中谷元君) 武器の使用の判断はだれが行うのかという御質問でございますけれども、これは「職務上警護する施設が大規模な破壊に至るおそれのある侵害」というのは、仮にそのまま放置しておけば警護対象施設が大規模な破壊に至るおそれのある侵害ということでありまして、そういう事態が考...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 当然、国会議員に与えられた国政調査権というのは権利であると思いますが、しかし、この教唆に当たること、贈賄とか強要とか、そういう刑法に触れれば問題があるのではないでしょうか。あくまでも刑法に触れない範囲での国政調査権だというふうに思っております。
○国務大臣(中谷元君) そのように認識をいたしております。
10月26日第153回国会 参議院 外交防衛委員会 第4号
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○国務大臣(中谷元君) 派遣するに当たりましては、入念に現地調査並びに情報収集をする必要がありまして、与党の調査団も行っていただくようでありますけれども、政府としても入念な調査をいたしたいというふうに思っております。  具体的にどこへ行くかということに伴いまして不測の事態が予想...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) いかなることが求められているのか、またいかなることが可能であるのか、そしてその安全を確保するためには他国からの要請が、協力支援がどういうふうになるのか、そして派遣される国の治安の体制、どの程度確保されるのか、そういう点を総合的に判断をいたしまして、派遣され...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) まず、対象者等につきましては、一般の民間の場合に、みずからが業務者であるということを認識することが重要でありまして、その者の指定等につきましては、業務者の従属する企業との間で秘密の保全に関する特約条項等を付した契約を締結するなどの措置を講じるというようなこ...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) そのような観点の御意見も踏まえまして、今後、参考にして検討してまいりたいというふうに思っております。
○国務大臣(中谷元君) 報道機関の報道の自由は重要なものでありまして、報道機関の正当な取材活動を制約するものでもありません。また、報道関係者による通常の取材活動は教唆に該当しないというふうに思っております。  国会議員にも同様でありまして、国会議員の議員活動を制約したり、縛った...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 平成十三年度版の防衛白書に書かれておりまして、そのとおりでございます。
○国務大臣(中谷元君) シビリアンコントロールというのは文民統制ということで、防衛庁長官とか、最高指揮官は総理大臣でありますけれども、これは文民でなければならないと。  この文民というのは、正当に選挙で選ばれた国会議員でありますけれども、これは民主的な手続で選ばれた国民を代表す...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 委員のおっしゃるとおり、国民の意識に基づくものだというふうに思っております。
○国務大臣(中谷元君) そのことは日本国憲法にも書かれておりまして、それを遵守するというのは当然のことでございますので、十分注意を払いながら運用してまいりたいというふうに思います。
○国務大臣(中谷元君) もう一度発言をいたしますが、今回の自衛隊法改正案に定める教唆は独立教唆罪として規定しておりまして、正犯者の実行行為の有無、正犯の成否とは無関係にそれ自体が加罰的なものとして規定されております。この規定は、現行の自衛隊法の守秘義務規定に係る教唆、国家公務員法...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 発言をしたかった内容は、現在のマスコミ等の活動と今後の活動は全く同じ意味でありまして、現在考えられておる教唆の規定と今後のこの法律ができたに伴う教唆の取り扱いについては同じものであるということを申し述べたかったわけでございます。
○国務大臣(中谷元君) 委員のおっしゃるとおりでございます。
○国務大臣(中谷元君) 我々は、以前から国家の安全保障に関しては他に漏らしてはならない秘密があって、それが漏えいすることによって国民生活を不安に陥れるようなことはないようにというふうに考えておりました。そこで、昨年の九月に幹部自衛官による秘密漏えい事件が起こりまして、その反省、教...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) それ以上に、やはりこの防衛庁を預かる責任者といたしまして、そういう機密が外部に漏れるということについては非常に心配に思っております。それに加えまして、過去におきましても三度ほど防衛庁の機密が漏れるという事案がございまして、かねがねこの秘密の保全等については...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 軍事面、防衛面での情報公開というのは、おっしゃるとおり平和であることの一つのバロメーターであるというふうには思っておりますが、我が国もこういった情報の公開につきましては努力をいたしております。  ただ、周辺国を眺めてまいりますと、ミリタリー・バランスとい...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 今回の改正の防衛秘密につきましては、現行の守秘義務にかかわる秘密、とりわけ秘密保全に関する訓令に定める秘密、庁秘の中から拾い出すことになりますが、こうした実際の選別作業はこの法案の成立の後になるわけでありますけれども、現行の庁秘のうち、この法律の別表に掲げ...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 現在、そのように考えております。
○国務大臣(中谷元君) 現在、行っている庁秘とかMDAに定める秘密と同様にその取り扱いの合理性とか効率性を考えまして、文書ごと、また物件ごとといった一定の単位ごとに行うことを考えております。
○国務大臣(中谷元君) 速やかに指定が行われましたら登録簿に登録することといたしております。現行と同じような登録制度を設けることを検討しております。
○国務大臣(中谷元君) これにつきましてその後の取り扱いに関していいますと、情報公開法による開示請求が行われた場合には、不開示情報が記録されているもの、またそのようなものを除き件名は明らかにいたしたいというふうに思っておりまして、この登録簿を防衛秘密にするかどうかについては現在検...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) そういうことは断じて行いません。
○国務大臣(中谷元君) はい。
○国務大臣(中谷元君) 米国も機密等は取り扱いながら、政府、政府というか国全体としてそのようなルールを設けて運用している面はあるというふうに思っておりますけれども、いわゆる指定を解除すべき年限を一律に定めるということは、現実的に考えてみますと、全部統一するということは困難な面もあ...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 問題にならないと思います。漏えい罪に問われることはないというふうに思います。
○国務大臣(中谷元君) 共謀につきましては、共同謀議関与者の中に謀議の対象とされる違法行為を遂行し得る立場にある者、すなわち防衛秘密を取り扱うことを業務とする者が含まれることを要するか否かによってでありますが、通常はこれを要するというふうに解されます。
○国務大臣(中谷元君) 全く関係ないというケースはどうかということでありますが、教唆及び扇動は正犯たり得るものに対する行為であることから、正犯たり得るものの存在なくして成立するのは想定しがたいというふうに思っておりまして、ちょっと聞いたぐらいで教唆、扇動の罪に問われることにつきま...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) おっしゃるとおり、実質が単なる規律違反としての評価を受けるにすぎないものについては、その行為が、国家公務員法の百十条、これは周りでデモとかを行っている場合、シュプレヒコールで上げて扇動されるようなときに扇動罪に当たるかというケースなんですけれども、国家公務...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) それは、正犯でもありませんし、そういう教唆行為でもなかったら、そういうのはないというふうに思います。
○国務大臣(中谷元君) 情報公開法に基づいて防衛秘密について開示請求をすることについては、何ら違法性はないというふうに思います。
○国務大臣(中谷元君) いろんなケースがございますが、一つは、この救援活動が「輸送、医療その他の人道的精神に基づいて行われる活動であって、我が国が実施するもの」と規定されております。また、国際機関やNGOの職員の輸送に係る活動については法文上例示されているものではありませんけれど...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 新法が成立をいたしますと、被災民救援活動として可能でございます。
○国務大臣(中谷元君) この法案に「その他の人道的精神に基づいて行われる活動」というふうに明記をいたしておりまして、国際連合等からの要請がありましたら、それに基づいて実施することが可能であるというふうに考えております。
○国務大臣(中谷元君) ミサイルにはいろんな種類があるということを例示したわけでありますけれども、例えば我が国の保有している対戦車誘導弾、これは六四式対戦車誘導弾とか七九式対戦車誘導弾とか、ミサイルの発射の後、前に人が行ってその目標地点を見ながらその誘導員によって誘導を受けて初め...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) お考えが古いんじゃないでしょうか。昔は確かにミサイルというものはその目標にストレートに行くというのがミサイルでしたけれども、今非常に科学技術が発達をして、人が誘導をして途中で任務を変更したり自爆したり、また変幻自在な対応をできるミサイルが現に配備をされるこ...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) この法案で定義しております戦闘行為というのは、人を殺傷し、物を破壊する行為ですよね。それが、発射したときに無意識に人の作用なくストレートに行くならそれは確かに戦闘行為でありましょう。しかし、そのミサイルが、すごく科学技術が今発展してきまして、目標が違う場合...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 社民党の調査の結果の報告も参考にさせていただきたいと思いますし、また現地の状況に関する情報の重要性は言うまでもございませんので、ありとあらゆる情報を総合的に勘案して判断したいと思います。  また、活動する上においては、風習の違い、生活観も人生観も違うイス...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 現時点におきまして、まず情報収集のための自衛艦艇の派遣等に関しましては、その時期、規模等につきましては検討中でございます。  また、この法案に基づく行動につきましては、現在、法案の御審議をいただいている段階でございますので、この法案の成立の後、検討を開始...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) いかなる地域で活動をすれば国際社会においても評価を得、また国民の皆様方も納得と御理解をいただけるのか。そういう点も含めまして、この法案が成立いたしましたら、情報収集また調査研究等で検討をいたしたいというふうに思っております。
○国務大臣(中谷元君) 現在御審議いただいている法案は、いろいろと支援活動の内容につきましても項目を設けまして御審議をいただいておりまして、具体的にいつどこでという点につきましては、国連を初め、また米国を初め他の国々と実際に調整をいたしました上で具体的なニーズに基づいて実施計画の...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 私どもにおきましても法律に基づかなければ行動できないわけでございまして、現実に、現時点においてそういう調整を実施をいたしておりませんし、現時点におきましても米国側から具体的にどこで何をというようなニーズは参っておりませんので、そういう御質問をいただきまして...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) いかなる行動をとるかということにつきましては、これまでの知識というか情報の蓄積もありますし、大使館もございますので駐在武官も派遣されておりますが、こういった外交ルートからの情報、それから米国のみならずほかの国との組み合わせによる活動等もあるわけでございます...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) この法律が成立いたしましたら、そのような米国とかほかの国々との情報並びに調整に着手したいというふうに思っております。
○国務大臣(中谷元君) それは自衛艦の船の……
○国務大臣(中谷元君) 国際法に従いまして国旗を掲揚するということになっております。
○国務大臣(中谷元君) 地上におけるPKO活動の現場において、自衛隊が派遣されているところには日の丸とともに国連の旗も掲揚いたしておりますが、艦船の派遣につきましては日の丸を掲揚するというようなことで、PKO活動はまだ海上というか海域の方では実施されたことがないというふうに承知を...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 日の丸等の各国の旗の掲揚につきましては、海洋法とか国際的な慣習等におきまして義務づけられておりますが、国連の旗をつけるかつけないかということにつきましては、まだ余り国連の旗を掲揚した船を私、見たような記憶がございません。
○国務大臣(中谷元君) せんだっても航空自衛隊の輸送機がパキスタンに参りましたが、これは空爆が行われた後行ったわけでありますけれども、この輸送行為をもって戦闘行動に参加しているというのは、どこの国も見なかったと思います。  艦艇が輸送協力業務を行うに際しましても、戦闘地域が、行...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) いかなる地域でやるかということにつきましては、まだこれから調査をして決定するわけでございますが、戦闘が行われているような地域には参りませんし、実際空母に直接自衛隊の補給艦が補給等を行うということはまずないわけでありまして、その際には米国の補給艦等に対する補...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 艦艇の補給の話が出ましたけれども、当方といたしましては現にトマホークが発射されているような艦艇に補給をしたり、輸送協力をしたりすることは想定をいたしておりませんし、そういうことは実施をいたしませんので、その点は御理解いただきたいと思います。
○国務大臣(中谷元君) 議論が袋小路に入りますので余り論ずるのが適当かどうかわかりませんが、私は、トマホークミサイルにつきましては、その発射は戦闘行為に当たるというふうに再々申し上げておりますし、そのトマホークが現に発射されている場所は戦闘行為が行われないと認められる地域には該当...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 今さっきお話ししたとおり、法制局長官と私の見解にはそごがなくて、不一致があるというふうには思っておりません。同じでございます。
○国務大臣(中谷元君) 今回のこの秘密につきましても、やはり指定をされましたら速やかに所定の帳簿に登録したいというふうに思っております。  また、MDA秘密保護法に定める秘密についても、秘密区分の指定が行われたときは速やかに登録簿に登録することといたしておりまして、今般の改正に...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) その登録簿にもよりけりなんですけれども、その件数を指定する際も、その件名ですね、その件名自身が防衛秘密に該当するような内容を含むときには帳簿等のそのものを防衛秘密として指定をしなければなりません。というのは、自由に見れますと、その件名がわかってしまうからで...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 現実に米国等ではそのようなことで行われている、仕組みができているというふうに私も思っておりますが、しかし米国の場合も非常に国家機密というのは厳重でありまして、非常に厳しく管理をいたしておりまして、どのような仕組みをつくっていけばいいかという点につきましては...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 自衛隊法第三条は「自衛隊は、わが国の平和と独立を守り、国の安全を保つため、直接侵略及び間接侵略に対しわが国を防衛することを主たる任務とし、必要に応じ、公共の秩序の維持に当るものとする。」というふうに書いております。
○国務大臣(中谷元君) ただいま御決議のありました自衛隊法の一部を改正する法律案に対する附帯決議につきましては、御趣旨を十分踏まえまして努力してまいりたいと存じます。
11月01日第153回国会 衆議院 国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動等に関する特別委員会 第9号
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○中谷国務大臣 現時点において具体的な施設を挙げてお答えするのは適切ではないと思いますが、基本的な、一般の場合、日米間で、合同委員会などにおいて、自衛隊の警護出動が行われる場合の当該施設・区域における自衛隊部隊の展開の可否等について調整が行われるとともに、警護対象となる施設に所在...全文を見る
○中谷国務大臣 今後のこの法律に基づく基本計画の策定につきまして、米国を初めとする関係国との連絡協議は各レベルで進めていくべきだというふうに思っておりまして、今後いかなる枠組みで話をするかという点でお話ししたわけでございます。
○中谷国務大臣 どのような形にするかということは、先ほど官房長官もお話しされましたけれども、日米の審議官級による協議、きょうミニSSCというものが行われておりますけれども、今後の協議の進め方、またその他の問題についてお話をされていると思いますけれども、この会議においてそういった話...全文を見る
○中谷国務大臣 根拠は安保条約第四条でありまして、日米の相互にとって関心のある安全保障上の諸問題について意見交換ということで、高級事務レベルの要人において意見交換をするというふうにされております。
○中谷国務大臣 きょう行われている会議は、この問題のみではなくて、地域の安全保障の問題、また日米地位協定関連の問題等全般的に話をされていまして、この場で現実的な話をメーンに据えるのではなくて、先ほど官房長官もお話しされましたけれども、今後の問題につきましては、内閣官房、また外務省...全文を見る
○中谷国務大臣 この発言の根拠につきましては、まず、情報収集のための自衛艦艇の派遣の時期、規模についてということで検討させていただいておりますけれども、これに基づいてイージス艦を派遣するという決定はまだ行っておりません。  それから、新法に基づいても、いかなる自衛隊の部隊を派遣...全文を見る
○中谷国務大臣 まだ具体的にイージス艦を派遣するということは決定をいたしておりませんけれども、その二つのケースをお話ししましたけれども、いかなる艦艇を派遣するかということについての検討を行っているのでございまして、その規模とか種類とか時期とかいうのをまだ決定はしておりませんが、検...全文を見る
○中谷国務大臣 そのテレビの報道の発言につきましては、その前段部分がございまして、現時点においてはいかなる艦艇を派遣するかということは決めておりませんがということをお断りをいたしました。イージス艦についての発言につきましても、イージス艦の特性、特徴等を述べたものにとどまっておりま...全文を見る
○中谷国務大臣 この新法を運用していく上においては基本計画を策定しなければなりませんし、また、実際の実施をする際におきましては、安全性また確実性、効率性等の目的を達成することが必要でございまして、しっかりとした計画を立てて、しっかりとした活動ができるという点におきましては、いかな...全文を見る
○中谷国務大臣 何をするにいたしましても、情報収集等の調査研究なくして物事はできないというふうに思っております。  例えば、災害派遣をする際も、どこへ、いつ、何を、また安全に行うにはという観点におきましては、十二分に情報収集をして、意思決定をして行うわけでございますし、実際の活...全文を見る
○中谷国務大臣 一つの根拠でございます。それは、設置法に書かれておりますけれども、防衛庁の所管事務にかかわる調査研究という観点で、防衛庁の所管事務を行っていくための情報収集でございます。
○中谷国務大臣 法案にも書かれておりますけれども、実施活動期間中においても、戦闘行為が行われるような場合におきましては中断をしたり計画変更をしたり避難をしたりするわけでございますので、絶えずこの状況については監視をして、情報収集をするということは必要だというふうに思っております。
○中谷国務大臣 まず最初の御質問でございますが、活動地域を設定する際におきましては、十分に調査をした上で、その区域が戦闘行為が行われることがない場所であるということを調査した上で設定をするというふうに考えております。  後の御質問は、新法の議論の中でもお答えをさせていただいてお...全文を見る
○中谷国務大臣 米海軍の規模とか作戦海域につては、その詳細を明らかにしておりませんので正確には把握をいたしておりませんけれども、現在、アラビア海の周辺海域に、エンタープライズ、カール・ビンソン、セオドア・ルーズベルト、キティーホークの四そうの空母が展開をいたしておりますが、エンタ...全文を見る
○中谷国務大臣 報道のお話がございましたけれども、私も、産経新聞をきょう見まして初めて知った事実が多くて、こういったことを防衛庁としては決めた事実もございませんし、この報道は「政府は」というふうになっておりまして、その真偽は私は存じ上げておりませんが、基本計画の速やかな策定作業を...全文を見る
○中谷国務大臣 情報交換というものは、すべての基本になるものだというふうに思っております。支援活動の内容を確実に実施する上においても、また安全を確保する上においても、何よりも情報交換は必要なものでございまして、日本と他の国との情報交換を行っていくということは当然でございまして、一...全文を見る
○中谷国務大臣 災害派遣などの自衛隊の活動を行う上においては、情報収集というのは第一でありまして、いつ、どこで、何をするかということを考え、また安全を確保する面においても、この情報収集活動なくして活動することは不可能であるというふうに思っております。  そこで、その情報収集活動...全文を見る
○中谷国務大臣 この根拠は、防衛庁設置法五条の十八でありまして、「所掌事務の遂行に必要な調査及び研究を行うこと。」ということでございます。  なお、この項目は、これまでも、自衛隊の主要任務であります我が国の有事における防衛出動また災害派遣等に関しまして絶えず警戒監視を行っており...全文を見る
○中谷国務大臣 この件につきましては、平素から日本と他国の間でも、軍事情報を含めて相互に必要な情報交換を行っていくというのは当然でありまして、このような一般的な情報交換の一環として他国へ情報を提供することは実力行使に当たらずに、憲法上問題を生ずるおそれはないと考えておりますが、自...全文を見る
○中谷国務大臣 この協議の根拠は先ほども申し上げましたけれども、話し合いをされている事項は、世界情勢全般の話もいたしますし、また日米地位協定の話もいたします。  今起こっているテロの行為等につきましても、これは日米共通の懸案の問題でありまして、今後、実質的な内容の話につきまして...全文を見る
○中谷国務大臣 この点については、現時点においては辻元さんと認識は大体似たものを持っていると思いますが、現時点において、自衛隊がパキスタンにおいて活動できるような状況ではないんじゃないかなというふうに思っております。
○中谷国務大臣 この空輸についてはいろいろなやり方があると思いますが、私も、北川れん子さんのホームページを開きまして今回のレポートを読ませていただきました。  彼女の御意見は別ですけれども、その中で、UNHCRの副所長さんの意見で、日本の存在を示すためには自衛隊機を国外に送り出...全文を見る
11月06日第153回国会 衆議院 安全保障委員会 第2号
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○中谷国務大臣 ただいま議題となりました国際機関等に派遣される防衛庁の職員の処遇等に関する法律の一部を改正する法律案について、その提案理由及び内容の概要を御説明いたします。  防衛庁といたしましては、国際社会の平和と安定のためには、国際連合の平和維持活動への取り組みに対してより...全文を見る
○中谷国務大臣 防衛庁はことしの六月に、国連の本部に運用局の運用課長等の職員を出張させましてこの業務の内容について調査させたところであります。これまで、その内容につきまして、まず国連がいわゆるブラヒミ報告の勧告を受けて、本部の事務局においてPKOの体制を強化しているということと、...全文を見る
○中谷国務大臣 現段階において、ポストの場所とか自衛官の人数等についてはまだ交渉中でございまして、確たることは申し上げる段階にはございませんが、自衛官の階級については、国連のPKO局において軍人の募集が予定されている増員のポストが中佐または少佐クラスになると聞いておりまして、防衛...全文を見る
○中谷国務大臣 やはり長年の知識と経験に裏づけられた専門的なノウハウと判断力というのが必要ではないかというふうに思っております。PKO自体が幅広い分野がございますけれども、その中でも軍事部門というものがありまして、各国ともこのポストに対しては軍人が派遣をされております。そういう分...全文を見る
○中谷国務大臣 派遣を予定されている階級は二佐及び三佐ということでございますが、現在、二佐の自衛官は十号俸で妻と子供二人というモデルケースを考えてみますと、まず、国連から国連職員としての俸給、扶養家族手当など月額約九十三万円、年額約一千百万円が支給をされます。さらに、派遣された隊...全文を見る
○中谷国務大臣 自衛隊員は労働組合がございませんので、その分、政治レベルとか防衛庁の中で隊員の処遇等は検討していかなければなりませんが、この扱いは、一般職の職員が国際機関に派遣される場合と全く同様に扱っておりまして、御指摘の問題等につきましては、幅広く一般の職員の国際機関への派遣...全文を見る
○中谷国務大臣 もちろん平和、安定というのは理想的でございますけれども、今回の米国におけるテロ事件のように予期せぬ時期に予期せぬことが起こりまして、常に有事に対しての心がけまたは即応態勢がとれるという中で、このような警護活動等は安全な生活を維持するという上においてはやはり必要なこ...全文を見る
○中谷国務大臣 この観光客の激減の原因がどのようなところにあるかということはよく分析をしなければなりませんけれども、この減少は、沖縄のみならずハワイとかアメリカの西海岸等、また、海外旅行全般的にも、航空機に乗らなければならないということで観光客が減っているというのは共通した問題で...全文を見る
○中谷国務大臣 私は、安全で非常に魅力のあるところだ、今も平穏無事に皆さん生活をしておられて、観光地もそれなりの体制で受け入れ準備を進めているというふうに認識をいたしております。
○中谷国務大臣 大体のメニューというか必要なものは、この法律の別表第四に掲げておりまして、十項目挙げております。  この中でも、暗号とか将来の自衛隊の運用計画とか電波情報とか画像とかそういうものを列挙いたしておりますけれども、その中から、これは公になっていない、そして特に秘匿す...全文を見る
○中谷国務大臣 現在は、現行の一般公務員の守秘義務に係る秘密ということ、その中でもとりわけ、秘密保全に関する訓令に定める「秘密」、これは庁秘として、御指摘されました件数、機密二千二百七十、極秘一万一千三百五十、秘十二万千四百二十件、合計十三万五千四十件というのを指定いたしておりま...全文を見る
○中谷国務大臣 これは全国いろいろなところに分散されていまして、各部隊、各機関が有しておる、その総数が十三万五千四十件でございます。
○中谷国務大臣 件数が十三万五千四十件ということでありまして、全部まとめた一覧表ということはございません。現在いろいろなところに分散してあるということでございます。
○中谷国務大臣 これは現在の区分の数字でございますが、これは一般公務員の守秘義務に係るところから訓令が発せられておりまして、それぞれの業務等をやっていく上において、各部隊、各機関が必要に応じてこういう指定をいたしまして、実際業務を実施いたしております。現状としては、一般の公務員も...全文を見る
○中谷国務大臣 これの運用につきましては、私もすべてを把握するというのは不可能でございますので、内訓によって私の権限を下におろして運用をさせております。それぞれの管理において、それらの秘密事項等においては管理をされるようにしております。
○中谷国務大臣 これの法律の施行は一年以内に法律で定める日というふうになっておりまして、現在においてはまだ施行期日が参っておりません。しかるべき時期に、準備をいたしまして実施いたしたいと思いますが、現在、いつから実施するかということにつきましても、検討している段階でございます。
○中谷国務大臣 これの運用につきましては、そのようなことがないように、まず定める場合には、この要件を厳格に規定いたしておりますし、さらに、最終的にこの判断は司法判断に服しまして、この防衛秘密の要件に該当するのが適当かどうかという点で御判断をいただくことになっていまして、防衛庁長官...全文を見る
○中谷国務大臣 まず、教唆につきましては、以前の西山事件の判決等もございますけれども、その手段、方法が刑罰に触れるような、例えば贈賄とか脅迫といった犯罪行為でありますし、社会通念上是認することのできない手段、こういうのは教唆に該当をするというふうに思っておりまして、これ以外の行為...全文を見る
○中谷国務大臣 それに基づいた報道関係者は罪にならないというふうに思っております。
○中谷国務大臣 国連からは、東ティモールへの派遣につきましては、これまでさまざまな機会をとらえて強い期待の表明がございました。  特に、我が国の場合は、高度な技術とか機材を有する自衛隊の部隊というところが評価をされておりまして、私自身もことしの六月に国連本部に参りましてフレシェ...全文を見る
○中谷国務大臣 具体的な実施の内容につきましては、本日官房長官から準備指示がございましたので、これから行っていくわけであります。現地の方に調査団を派遣しまして、今月中にも、どのような活動を行っていくか、特に施設関係を中心として行っていくようにしたいと思いますが、十分現地の状況を見...全文を見る
○中谷国務大臣 私は、凍結解除ということにつきましては、前向きに検討すべき問題ではないかというふうに思っております。  というのは、PKOも実施をする回数が重なってまいりまして、大体国民の皆様方からの御理解もいただけたのではないかというふうに思っておりますが、やはり日本も、先ほ...全文を見る
○中谷国務大臣 この切り離しの問題につきましては、現在与党の皆さんが御議論をされておられますので、私が介入したり干渉をすべき問題ではないというふうに思っております。しかし、やはりこのPKOの活動につきましては、国際社会として実施をいたしておりますので、平和時の活動でございますので...全文を見る
○中谷国務大臣 その五原則というのが、武力行使をしないというこの憲法の見地から来ております。ですから、この五原則の基本は守りつつ、やはりその武器の使用の問題等につきましては、この一項目の中に入ってはおりますけれども、この五原則を堅持しながら、この武器の使用問題については御議論をし...全文を見る
○中谷国務大臣 これは五原則でありますので、物の考え方の基本にあるわけでありまして、この項目等につきましては、政党間で本当に精力的に御議論をしていただかなければならない問題だというふうに認識をいたしておりますが、この中身については、例えば武器の使用におきましては、現行においては、...全文を見る
○中谷国務大臣 まず、武器の問題につきましては、前原先生もお話しされましたけれども、幅のある問題だというふうに思っております。ですから、武器の使用規定を、文言も五原則で見直すか見直さないかという点も含めて御議論をしていただきたいと思いますが、私は、今の範囲内で武器の使用問題につい...全文を見る
○中谷国務大臣 アフガンの例を述べられましたけれども、こういう場合には当然PKO自体も行われておりませんし、我が国は参加すべきではないというふうに思っておりますが、東ティモールのように、その当時は二つ以上のものが対立しておりましたが、現状においてはその紛争も終わって、その当事者自...全文を見る
○中谷国務大臣 アフガニスタンにつきましてPKO法でというお話がありましたが、現在におきましては、PKF本体業務が凍結された状態になっていますし、また、今お話のあった五原則の問題もまだ議論をされておりますので、現行のPKOでは派遣はできる状況ではございませんが、その後につきまして...全文を見る
○中谷国務大臣 基本的には、国際社会として、その地域の平和と安定、また人道的な見地での活動につきましては日本も積極的に参加すべきだというふうに思っておりますが、現実にそういう条件を法律的に整えているかどうかというふうになりますと、まず隊員の安全の問題がありますし、また、自衛隊自身...全文を見る
○中谷国務大臣 私の思いとしましては、日本という国家が国際社会の中で尊敬をされ評価をされるという行為に対して積極的に貢献すべきでございますし、事PKO活動のように、平和を維持して安定を取り戻すというような活動については、国としてやるべきだというふうに思っております。
○中谷国務大臣 私自身は、東ティモールに視察をする予定でありましたけれども、このテロの事件が起こりましてできなかったわけでありますけれども、私としては、東ティモールのPKOは実施すべきだというふうに思っております。
○中谷国務大臣 私も、当選してまだ一回生のときには、小沢一郎先生が自民党の幹事長で、小沢調査会がありまして、国連と憲法の関係について勉強させていただきましたが、このPKO等につきましては、過去の議論とか国会の答弁の積み重ねがございますので、そういう今までの議論は大事にしていかなけ...全文を見る
○中谷国務大臣 そのように積極的な御意見もございますけれども、慎重に対処するべきだという意見も与党内にございますので、そういった御意見も聞きつつ、どのようなことが必要であるのか。仮に、東ティモール、これから調査をするわけでございますけれども、隊員の活動の安全には十分重点的に気を配...全文を見る
○中谷国務大臣 私は、防衛庁長官として、現行の法律に基づいた部隊運用を命ぜられているわけでございまして、それに逸脱をするということはできないわけでございますが、今後のあり方等については、私自身の気持ちもございますけれども、これは十分国会で議論をされて、国会の合意また国民の理解がな...全文を見る
○中谷国務大臣 部隊を派遣する以上は、部隊が安んじて活動がし得るように、そのような条件をつくっていただくということを希望する次第でございます。
○中谷国務大臣 現行法の派遣といいますと、PKO活動ですか。(藤島委員「いや、派遣法の方ですよ」と呼ぶ)済みません、失礼しました。  この派遣職員法に基づく派遣状況でございますけれども、現在までに以下三名の者を派遣いたしております。  まず、平成九年六月から、陸将補の秋山一郎...全文を見る
○中谷国務大臣 例えばどういう局とかどういう分野があるかという点については教えていただきたいと思いますが、検討してまいりたいというふうに思っております。
○中谷国務大臣 防衛庁に限って一般職員と違った法律ができておりまして、この項目に限られているということなんですけれども、いかなる理由でこのような法体系になったかという点につきましてはそれぞれの理由と事情があったというふうに思っております。  今後のことにつきましては、藤島委員の...全文を見る
○中谷国務大臣 これは具体的な問題として、1種選抜の一佐の場合に、防衛庁において幹部候補生になって十八年と九カ月で九級相当の一佐に昇任をいたします。ところが、海外の武官におきましては十九年三カ月という規定があって、まあ一種の処遇の問題だというふうに思っておりまして、今外務省の方に...全文を見る
○中谷国務大臣 今度の新法に基づいて派遣される隊員の手当につきましても、派遣される隊員が誇りを持って、また安んじて任務に従事できるように、その処遇について十分配慮していくべきだというふうに思っておりまして、この危険性等に対しまして、新たな手当の創設の検討が必要ではないかというふう...全文を見る
○中谷国務大臣 この経緯につきましては、国連の佐藤大使でしょうか、与党の代表の方が国連に伺った折に、最近国連のPKO局において人員の増加が実施されてきた、また来年も人員の増加が検討をされているというようなことで、本部の方も各国の優秀な人材を集めたいという観点で、日本に対しても、そ...全文を見る
○中谷国務大臣 それは法律の改正が行われたらということで、当然法律がないとできない話でありますけれども、法律の改正をしたいということも含めてお話をしたわけでございますし、発言した理由も、最近ブラヒミ氏が国連の平和維持活動の充実、また、国連自体もこの活動の必要性を強調されて、本年度...全文を見る
○中谷国務大臣 この点については、私自身のPKO活動に対する認識を述べたわけでございまして、現在も世界各地でPKO活動が実施をされておりますけれども、本当にPKOが存在すること自体で紛争を防止し、その地域に平和と安定をもたらしている面が多々あるわけでございまして、世界各国がこのP...全文を見る
○中谷国務大臣 これまで三名の要員を派遣いたしております。まず、平成九年六月から、陸将補秋山一郎氏をオランダのハーグに所在する化学兵器禁止機関、OPCWに派遣をいたしておりまして、現在も派遣中でございます。  二番目には、平成九年の六月から平成十二年の六月までの間に、一等陸尉笠...全文を見る
○中谷国務大臣 地雷のお話がございましたけれども、地雷については、全世界的な対人地雷の禁止キャンペーンが行われまして、国連としてもこの地雷撲滅活動を重視していこうという点で、PKO局が実施するということがよかろうということで、ここに入っております。  どの部署で勤務するかという...全文を見る
○中谷国務大臣 まず、パキスタンに行って現地を見てこられたということで、敬意を表したいと思いますし、地雷の除去につきましても、私も除去議連の会長代理で、赤嶺委員初め超党派でこの条約の批准に向けて活動したこともございますので、今後、除去のためのNGO等への支援並びに我が国としての姿...全文を見る
○中谷国務大臣 それはそれ、これはこれで、別の分野での検討だというふうに思っております。  今回、PKO局に派遣するということについては、世界平和に向けた平和維持活動において我が国が寄与をする問題でありまして、PKFの凍結解除におきましては、実際に部隊が派遣をされるか否かという...全文を見る
○中谷国務大臣 まず、カンボジアの地雷のお話は、地雷除去活動をされている代表の方が日本に来られまして、二週間ぐらい前に私も会いましたけれども、ソ連が侵攻したときの地雷が非常にたくさんあって、これからアフガニスタンの難民を受け入れる地帯でキャンプをつくる上において、非常にその除去の...全文を見る
○中谷国務大臣 冷戦が終結して十年近くになるわけでありますが、冷戦の終わった後の世界における平和維持のためにPKOは大変重要な役割を果たしてきているというふうに思っております。カンボジアとか中東とかその他は成功例もありますけれども、ユーゴとかソマリアとか失敗した例もありまして、ま...全文を見る
○中谷国務大臣 共通点としては、要員の安全確保に対する検討だというふうに思っております。  ブラヒミ報告では、ROE等をもって自身、他の要員及び任務を守ることができなければならないというふうに述べられておりますけれども、これは、すべてのものに対して中立公平であることと、平和合意...全文を見る
○中谷国務大臣 この改革の過程は、現在においてもROE自体がまだ国連の本部で議論の過程であるというふうに思っておりますが、それぞれの実施されるPKOの現場において、詳細に規定をされるというふうに聞いております。その原則をどうするかということについては現在においても議論がされまして...全文を見る
○中谷国務大臣 PKOの実際に行われている現場を私も視察したことがありますが、それぞれ各国の部隊が、世界平和という理想に燃えて真剣に非常に高い誇りを持ってそれぞれ活動をしているということを見まして、非常に意識的に高いなというふうに思っております。  こういった活動においては、ロ...全文を見る
○中谷国務大臣 これまでのPKO活動の総括ということでありますけれども、一番大きなものは、この活動を通じて、日本人がやはり世界平和のために貢献をするということが大変重要なことであって、我が国としても、世界平和に貢献できるという点を実感として考えていただいておるし、また、真剣に世界...全文を見る
○中谷国務大臣 ルワンダの場合はUNHCRの要請に基づいて行われておりますが、日本だけ自衛隊を送ったわけではなくて、日本が行く前にはアメリカとかフランスとかイギリスとか、そういう主要国がもうさあっと来て、すぐに緊急援助をしてさっと引き揚げるというか、そういう各国の対応がございまし...全文を見る
○中谷国務大臣 我が国の憲法上、武力行使を受けるという評価がないことの担保の意味で定められました五原則でございますので、基本的な枠組みは今後とも堅持してまいりたいというふうに考えておりますが、実際に派遣をする過程で、当初法に定められていないような実情が現場で発生をいたしたこともご...全文を見る
○中谷国務大臣 今回の自衛隊法の改正によりまして警護出動というものが規定をされたわけでございますが、いろいろと与党の議論、また政府部内の議論で今回の法案の内容に至ったというふうに承知をいたしておりまして、防衛庁としましては、まずは、今般成立した改正自衛隊法に基づき、適切な法の執行...全文を見る
○中谷国務大臣 警護出動という点は、自衛隊の創設以来初めての画期的なことでございまして、今後この運用等に際しましては、よく警察当局と連携をとって行っていかなければなりません。非常に事柄が重要な調整事項がございますので、今後政府部内で十分に検討していかなければなりませんが、この対象...全文を見る
○中谷国務大臣 まず、数年前に東海村で、これはテロではございませんでしたけれども、事故が発生しまして、これに関して自衛隊が出動をいたしました。このような自衛隊の持つ核防護能力を活用するという見地で、御指摘の原発に対する対応に備えるということは、自衛隊の持つ能力を効果的に活用できる...全文を見る
○中谷国務大臣 御指摘のとおり、住民の安全と地域の安全を図るという点におきましては、国家のすべての機関で万全を尽くさなければなりません。原発の管理、原子力政策につきましては経済産業省が実施をいたしておりますが、これの安全性等につきましては、警察庁ともよく協議をいたしまして、この治...全文を見る
○中谷国務大臣 この警備をする上の必要性の認識につきましては、米田議員と同じく、空からの攻撃、また海からの侵入、ゲリラ等ございます。今後いかにこういったものに対処するかということにつきまして、精力的に検討を積み重ねてまいりたいというふうに思っております。
○中谷国務大臣 国家公務員たる警察官及び海上保安官と同様に、六千万円というふうになっております。
○中谷国務大臣 地方公務員たる警察官に授与される賞じゅつ金も非常に格差がございまして、多い県は地方の金額が六千万円、しかし少ない県は三千万円ということで、地方の公務員の中でも格差があるようでございます。  しかし、この点につきまして、今後、議員の御指摘も踏まえまして、賞じゅつ金...全文を見る
○中谷国務大臣 補足をいたしますが、日本側からは首藤防衛局長、北原運用局長、外務省藤崎北米局長、米側からはヒューイ在日米軍副司令官、クリステンセン在京米大使館の首席公使が出席をされまして、日本側から基本的な考え方を説明をさせていただきました。  米側からは、これまでの対応等に対...全文を見る
○中谷国務大臣 次回の開催の日時等については決定をいたしておりません。細部等につきましては米側と調整を行っておりますが、具体的にその内容等についてお答えするということは、現時点において差し控えたいというふうに思っております。
○中谷国務大臣 我が国が支援活動を行っていく国の対象国は、このテロ攻撃によってもたらされている脅威の除去に努めている国連憲章の目的を達成するのに寄与する諸外国の軍隊ということでございまして、米国以外の国も可能性はあるということでございますが、具体的にいかなる国と協議を行うか、また...全文を見る
○中谷国務大臣 他国との調整等につきましては、調整のための枠組みというものはできておりませんけれども、通常的には、大使館なり外務省等を通じてその国と調整を行う必要があるというふうに思っております。
○中谷国務大臣 派遣の内容等につきましては、調整委員会がスタートしたばかりでありまして、具体的にどこへ何をということにつきましては、現時点におきまして固まっていない状況でございますので、お答えできる段階ではございません。
○中谷国務大臣 ほかの省庁のことは存じませんけれども、防衛庁からは、内局から一名、それから陸海空、統幕それぞれ四名の方が同行させていただきました。
○中谷国務大臣 基本的に、与党の調査団がパキスタンに行っていただいて、政府の責任者またUNHCRの担当者から意見を聞いていただいて、政治の場でお話をしていただいたということにつきまして私も感謝をしたいというふうに思っております。  与党調査団の方は大統領とお会いされて政治の枠組...全文を見る
○中谷国務大臣 私が報道機関でお話しした時点ではまだ調査団が帰国をしていない状態でございまして、百聞は一見にしかずということで、やはり現地を見てきた方の御意見というのは非常に参考になるものでございます。  私が現時点においては想定していないと言った趣旨は、現時点において現に国連...全文を見る
○中谷国務大臣 まず、私が防衛庁長官でありますので、防衛庁・自衛隊の行動に対する最終的な決断をして、その責任を負うのは私でございます。  幹事長等与党の皆さんが行って、現地を見てきていただいたということは非常にありがたいことでございまして、私が最終的な判断をするその一つの判断材...全文を見る
○中谷国務大臣 この医療活動については、現地で、キャンプで病院を開設するとか、既存の病院を使うとか、また、日本から薬とか医療施設を運ぶのか、医師だけ行くのか、いろいろとバリエーションがございますので一概に言えないわけでございますが、基本計画策定を今検討いたしておりまして、いかなる...全文を見る
○中谷国務大臣 憲法の前文というのは非常に崇高なことを書かれておりまして、自国のことのみに専念することなくとか、世界の圧迫とか偏狭とかそういうものを地球上から除去する国際社会において名誉ある地位を占めたいと思うと、非常に国際協調の部分が高々とうたわれております。一方、憲法九条は、...全文を見る
○中谷国務大臣 私も、この憲法を読んでいろいろな解釈ができると思いますし、現実にも憲法学者の中で右から左までたくさんいるというふうに思っております。  例えば、このコップの水が半分しか入っていないと言う人と半分も入っているというような二通りの説が出るぐらい、そういう面のいろいろ...全文を見る
○中谷国務大臣 有事法制のお答えをさせていただきますが、委員のおっしゃるとおり備えは常にということで、早期に有事法制を制定しなければならないというふうに思っておりまして、自衛隊にかかわる行動、米軍にかかわる行動、それ以外の行動という分類に分けて、一分類、二分類という形で整備をして...全文を見る
○中谷国務大臣 基本計画につきましては、政府の計画でございますので、内閣官房が全体の省庁を取り仕切るという点で中心になって策定を進められるわけでありますけれども、防衛庁としましては、防衛庁に関する部分については速やかに策定をすべく、全力で調査また情報収集を含めて取り組んでいるとこ...全文を見る
○中谷国務大臣 まことに重要な御質問をしていただいたと思っております。私も新聞を見まして、どういう調べに基づいて部隊の規模だとか派遣地域だとか艦艇の隻数をああいう大新聞が一面トップで報じるのか、本当に首をかしげることが多いわけです。  というのは、先週の金曜日から米側と調整を始...全文を見る
○中谷国務大臣 これも、最終的には内閣によります安全保障会議を経まして決定をされるわけでございまして、現時点において、個別具体的に地域、規模についてはまだお話しできる段階にはございませんが、ある程度、我々が今後基本計画を策定する上において、また、自衛隊の艦艇が活動する海域とか港湾...全文を見る
○中谷国務大臣 全くおっしゃるとおりでありまして、最終決定をする前には十分情報収集をして調査活動をした上で実施したいというふうに思っておりますので、政府の調査団の方も今後検討されると思いますけれども、我が国としてなし得ることが可能な分野において、防衛庁としましては、実際派遣される...全文を見る
○中谷国務大臣 私としましても、国会のシビリアンコントロールというものは最大尊重しなければならないというふうに思っております。  その国会で承認を得るわけでございますが、当初の基本計画に定められていない活動を追加する場合におきまして、その変更があった場合は、先ほど委員がおっしゃ...全文を見る
○中谷国務大臣 東ティモールに関しましては、田端委員も、また本委員会におられます浜田委員も、ともにティモールの現地に行かれまして、司令官やデ・メロ氏、グスマン氏と会って話をしていただいたことに対して敬意を表したいというふうに思っております。  武器の使用についての原則も含めまし...全文を見る
○中谷国務大臣 就任して半年になりますが、常に国民の代表という立場で政治家として自分なりの信念を持って発言し、行動してまいりたいというふうに思っております。  それで、総理の発言についてのお話がありましたが、総理は、危なくないところはないというふうに発言をされたわけでありまして...全文を見る
○中谷国務大臣 外務大臣につきましては、本当に外務省の改革については、信念を持って、普通の人にできないような強力な使命感のもとに、恐れず、ひるまず、とらわれずの精神でやっているというふうに思っております。  改革者というのは、とかく敵がいて常に命をねらわれるものでありまして、坂...全文を見る
○中谷国務大臣 現在の防衛計画の大綱は平成七年に策定をされたわけでございますが、既に冷戦の崩壊を受けて、朝鮮半島における緊張が継続をするなど不透明で不確実な要素が残されておりますし、ソ連が崩壊をして極東ロシアの軍事形態が減少してきたという点を踏まえて策定をされているわけであります...全文を見る
○中谷国務大臣 法の趣旨に従って基本計画をつくるわけでありまして、法の趣旨は、先般米国で起こったテロに対して、国際連合等でこれに対処する国に対する支援を行っていく活動と、また、パキスタン等周辺国でこの難民等被災民に関して人道的な見地で我が国として貢献できる、支援できる部分について...全文を見る
○中谷国務大臣 現地のキャンプに行って状況を見てこられたということにつきましては敬意を表したいというふうに思っておりますが、与党の代表もパキスタンに行きまして大統領初め国の責任者と会談をしておりますし、また、米国のラムズフェルド国防長官も大統領と話をされまして、イスラム諸国もパキ...全文を見る
○中谷国務大臣 現地の状況を伺いまして、共感できる面もございますが、どうしても私理解できないのは、なぜ自衛隊の活動を除外するのかという点が、どうしても理解できません。  というのは、パキスタンの地雷の話をされましたけれども、せんだっても、パキスタンの地雷除去の民間の代表の方が防...全文を見る
○中谷国務大臣 その新聞の記事の報道、私も朝の新聞を見て思わずけらけらと笑ってしまったんですけれども、その調整を開始する、いわゆるスタートの日にそのようなことの内容が決まるわけがございません。  これから実際、その内容をお互いに調整して実施するわけでありまして、何の調査、どんな...全文を見る
○中谷国務大臣 自衛隊の方も、現に我が国の防衛という大変重要な任務をしつつ、そのような支援活動を行うわけでありまして、当然、できる内容については限界があります。そういう点で、我が国のキャパシティーというか、できる能力についての見積もり等は行っておりまして、そういう話を実際にしたか...全文を見る
○中谷国務大臣 与党の三幹事長が現地へ行って、いろいろな話をして、見聞きをしたということについては、情報収集の面では非常にありがたいと思っておりまして、その点では、今後の判断材料の一つにしてまいりたいというふうに思っておりますが、実際派遣するかどうかということを決定する前には、政...全文を見る
○中谷国務大臣 その点につきましては、現地で大使館もございますし、駐在武官も派遣をされておりまして、その情報収集は一般的にやっておりますが、実際派遣するかどうかという見地においては、こちらで実施する側の要員が直接行って現地を見聞きする必要もございますので、先生の御指摘のとおり、早...全文を見る
11月07日第153回国会 衆議院 決算行政監視委員会 第3号
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○中谷国務大臣 現在までも、PKO活動とか各種の活動で海外における自衛隊の活動を実施しておりますけれども、今度の法律に基づいて行う協力支援とか被災民救援等は、現在、基本計画を策定いたしまして、現時点においてはいかなる活動にするのか、まだ具体的に固まっていない段階でお答えすることは...全文を見る
○中谷国務大臣 そのとおりでございます。
○中谷国務大臣 これまでもPKOによる海外の派遣とか災害派遣とか、そういう事項等に関しましては、ある時期の補正予算とかまた予備費等で、その活動を実施する上の予算等は担保されてまいりました。  今回のケースの場合、補正予算になるのか、また予備費になるのか、その点の考え方につきまし...全文を見る
○中谷国務大臣 私は防衛庁の立場でございますけれども、この法律に従って基本計画を策定いたしまして、その計画を国会で御承認いただくというふうに考えております。
○中谷国務大臣 現時点において内容は固まっておりませんし、また、補正予算も実施するのかという点もまだ決定しておりませんので、現時点においてお答えすることは困難であるというふうに思っております。
○中谷国務大臣 実施につきましては、法令の定めるところによりまして、国会の手続を経て行いたいというふうに思っております。
○中谷国務大臣 この防衛秘密の指定につきましては、数年前に起こりました防衛庁内の秘密漏えい事件に基づいてやったわけでございますけれども、内容につきましては、法律の別表四に十項目挙げておりまして、暗号とか防衛計画とか運用の計画とか、収集した電波情報とか画像とか、十項目例示しておりま...全文を見る
○中谷国務大臣 時期につきましては、法律の施行された日から一年以内ということで政令で定める日というふうにしておりまして、今後法制局等と調整をいたしまして、十分検討した時期に、一年以内に実施をしたいというふうに思っております。  概要といたしましては、現在も庁秘というものによって...全文を見る
11月08日第153回国会 参議院 外交防衛委員会 第6号
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○国務大臣(中谷元君) 御指摘のように、防衛庁、また警察機関、消防の連携は大変重要だというふうに思っております。そういう意味で、ちょうど本日でありますけれども、夕刻、官邸でNBC対策関係閣僚会議が開かれまして、そういった事態における省庁間の連携、連絡、対処等を緊密に強化していこう...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 本件の場合は人道的な支援ということで、被災民救援活動ということでこの新しい法案にもそれが位置づけられているわけでございますけれども、三つの条件が加わっておりまして、まず戦闘行為が行われている場所ではできませんと。それから、UNHCRなどの国際機関から要請が...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 警察当局との連携強化は強めておりまして、本日夕刻に総理官邸の方でNBC対策関係閣僚会議がございますが、これは生物兵器に関して今後の基本方針を定めます。  そういう政府全体としての連携強化をますます強めてまいりたいと思いますが、実際、そういう手順としては、...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 通称デージー・カッターについてというお問い合わせでございますが、これは、BLU82ということで、米軍が保有する通常爆弾としては最大級の爆弾でありますが、全長五・三七メートル、直径一・五六メートル、重量六千八百キログラム、ジェル化された高性能爆発物と承知をい...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 先日、ペース米統合参謀本部副議長が、これまで二個使用したということを明らかにいたしております。
○国務大臣(中谷元君) 先週までに二個の爆弾を使用した、これはC130輸送機において運搬され、パラシュートによって機外に引き出される、爆弾に取りつけられているプローブが地面に接触した時点、本体から、約地上一メートルの地点に爆発する、爆発すると物すごい衝撃になる、使用目的は人員を殺...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) その部分につきましては、ア・ヘック・オブ・バングということで、物すごい衝撃というふうに訳しております。先ほど、物すごい衝撃になるという部分でございます。
○国務大臣(中谷元君) 私も米国の作戦行動については直接承知しているわけでございませんけれども、テレビの報道等を見ますと、渓谷というか、谷間にこれを使えば渓谷に掘っている洞窟陣地を破壊することができるというような報道もしておりまして、米国も、この戦いというのはタリバン及びアルカイ...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) この二十八日の発言については、歴史的に米国は核兵器を使わないということを言わないというふうに答えられています、記者団の質問に。  ということで、基本原則として、米国においては、核兵器については使うとも言わないし使わないとも言わないし、ずっとこれについての...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) このラムズフェルド氏の発言は、従来から一貫した原則論を述べているわけでございます。ですから、米国としては使うとも言わないし使わないとも言わないということの発言をしたわけでございます。
○国務大臣(中谷元君) これはアメリカの国家戦略と意思決定でございますので、アメリカが御発言をされたことだというふうに思っております。
○国務大臣(中谷元君) これの御答弁は防衛庁がふさわしいとは思っておりませんが、個人的には、日本は非核三原則を有しておりますので、核の使用等については賛成できないというふうに思っております。
○国務大臣(中谷元君) この発言について、質問は確かに具体的に聞いておりますが、答えた本人はあくまでも原則論でお答えしておりますので、使うとも言っていないし使わないとも言っていないという認識に基づいて御発言されたというふうに思っております。
○国務大臣(中谷元君) 我が国としては、被爆体験もございますので、核の使用等については否定的な姿勢で臨むべきだと私は思っております。
○国務大臣(中谷元君) これは、従来から今回のテロの対応措置ということで小泉総理大臣の方に、速やかに情報収集のための艦艇を派遣するという政府の声明を九月の十六日に発出を、発言をされていましたが、その後、国会の審議等を通じてテロ対策措置法案が成立をいたしました。これに基づいて今後種...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) これについては、まだ安全保障会議が開かれておりませんので、私の方から具体的な内容を言うというのは適当かどうかわかりませんが、仮に派遣するといたした場合におきましては、現地で活動するために必要な情報でございまして、例えば港湾の状況とか海洋等の資料、そして周辺...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 防衛庁設置法五条というのは、防衛庁の所管する事務、所掌事務、これの遂行に必要な事項の調査ということになっておりまして、テロ対策のための特別措置法が成立を受けて十一月二日に施行になりまして防衛庁の所掌事務となりました。これに伴って必要な事項の調査研究を行いた...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 防衛庁設置法の五条というのは、調査研究を行うという規定でございます。  テロ対策新法というのは、今回のテロ対策に関する措置ということで、その協力支援とか被災民救援とか捜索救助とか、そういうことを定めておりまして、その意味する内容と対象が違っておるのではな...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 具体的な船名のお話がございましたけれども、これを派遣するかしないかというのは、今後、安全保障会議において正式に決定をされて実施されますので、現時点において、そういった派遣を命じたこともございませんし、具体的なお話ができるような状況ではございません。
○国務大臣(中谷元君) まだ安全保障会議が開催をされておりませんので、今の時点で送るということはお話しできないわけでございます。
○国務大臣(中谷元君) そのテロ対策措置法に基づく行動につきましては、基本計画に基づかなければなりません。この基本計画自体も、現在、日米等関係国と調整をし、調査をした上で決定されるわけでございますので、現時点において、いかなる基本計画に基づいて行うかという内容については具体的にお...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 突然の御質問で、数字的に正確性はないと思いますが……
○国務大臣(中谷元君) 一般的には、那覇の飛行場周辺に航空自衛隊、また陸上自衛隊、そして海上自衛隊が沖縄の北部の方に、北部というか中部の東側にございます。その点は承知しておりますが。
○国務大臣(中谷元君) 現時点におきましては、沖縄に関しましては諸般の事情等がございますので、沖縄で警護出動等を実施するというようなことは、すぐには想定はいたしておりません。
○国務大臣(中谷元君) 現時点において、警護出動等による警備を行うという予定をいたしておりません。
○国務大臣(中谷元君) 防衛庁としましては、いろいろと基本計画についての報道がなされているということは承知をいたしておりますけれども、特に先週の金曜日の有力紙の朝の新聞には私、びっくりいたしました。  というのは、先週金曜日から日米間でこの協議をスタートする日でありまして、まだ...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) まだそのようなめどすら立っておりません。
○国務大臣(中谷元君) だれがそういう話をしているのか、私、存じ上げませんけれども、そのようなことを話すこと自体が私はどうかしているというふうに思っております。
○国務大臣(中谷元君) 現時点においては協議を、話し合いを、全力で取り組んでいる最中でございまして、現時点において基本計画の具体的な内容が固まっているわけではなくて、お答えするような段階にないということでございます。
○国務大臣(中谷元君) 新聞とかマスコミの報道のあり方でございますが、例えば情報収集のための艦艇派遣にしましても、何やら九月の二十七日ごろですね、九月の下旬にもインド洋に向けて五、六隻行くとか、キティーホークと合流して一緒に行くとか、そういう報道が有力紙になされましたけれども、事...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 恐らく、協議の中でも米軍の作戦等については我々自身も承知はしないと思いますし、交渉の中でもそういったものについてはお話をされないのではないかというふうに思っております。  戦況等につきましては、いろいろと報道等を取りまとめておりますと、空爆等が続いて、制...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 初期の空爆等によって、対空ミサイルとか飛行機の飛行を阻止するようなものについての障害、レーダーとかもございますし、そういうのは除去したのではないかと思っておりますが、報道によったら、現時点においても、ヘリを撃墜したとか、タリバン側の発表においては、航空機を...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) カブールの北方のマザリシャリフ等で一進一退の戦闘状況が続いているということで、一方、タリバン等においてはパキスタン等の一部の義勇兵が参加して、これも一進一退やっているのではないかというようなことで、カブールの北方において膠着状態が続いているというふうに思っ...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 湾岸戦争と比較すると、条件が違いますので数字的に比べようがないんですが、湾岸戦争のときは砂漠でありましたし、ハイテク兵器を使った大量投入が可能な、量の戦いが可能であったというふうに思いますが、今回は山岳地帯でもありますし、また兵士も非常にゲリラ戦や特殊戦が...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 基本的に外務大臣と同じでございまして、残り一割、抜本的な解決に向けて全力の努力をしてまいりたいと思いますし、また、デモンストレーション飛行についてはこれまでのところ中止を申し入れたところでございますが、来年以降の飛行についても外務省と連携して、地元の意向を...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) まず、活動を行う地域の選定に当たっては、タケオ周辺ということで、当時、明石さんが代表でありましたけれども、カンボジアの中でも一番安全性の高い、また地元としても安全を保障できるところが選ばれましたし、また日本の施設活動自体を他国の軍隊が警備をする、フランスの...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 日本が実施したのは後方支援で道路の整備でありましたが、その支援の地域の割り当ての区域がそれぞれ各国に割り当てられていまして、フランスの軍のいわゆる歩兵のPKO本体、PKFですけれども、その活動の後方支援という位置づけでございまして、その警備とか治安について...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 高田さんの起こった地域は、自衛隊が実施した地域と別の地域のことでございます。
○国務大臣(中谷元君) PKOにおいては九十五条を除外しておりますが、この自衛隊法九十五条というのは、武器等の防護のための武器使用ということでございまして、我が国の防衛力を構成する重要な物的手段を防護するためのあくまでも受動的かつ限定的なものでありまして、この趣旨を考えてみますと...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 周辺事態の安全確保法については、この法律に基づく活動地域、形態などを踏まえれば、あえて自衛隊法の九十五条の適用を除外するべき特別の理由がなかったという点で適用を除外しなかったわけでございます。
○国務大臣(中谷元君) 今回のテロ対策特別措置法について、この九十五条を適用いたしておりますが、これはこの法律のもとで自衛隊の活動の特性、武器等の防護の必要性等を総合的に勘案すれば、このPKO法とは異なって、この九十五条の規定をあえて除外するような特別な理由がなかったということで...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 結構、ルワンダの難民支援のときに、窃盗というか、泥棒が入って貴重なものをとられたというような事例がございますが、やはりこういった盗み等に対して武器等で威嚇等をすれば事態を混乱させることになるのではなかったかといえば、そのようには考えられないというふうに思っ...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 今、林局長が改正する必要があるというふうに述べましたが、PKFを解除する場合にやはり警護をすることが必要になってくるケースも出てくるのではないかと。例えば、隊員の任務を遂行する上においての安全性、また現地の人が混在する中でのケース、また他国の要員もいるケー...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) やはり、PKOをどう考えるかということから言いますと、ことしのノーベル平和賞は国連に与えられたと。また、この国連の平和維持活動というのは人類の平和のために大変な貢献をしているわけでありまして、日本としても積極的にPKO活動に参加すべきだというふうに思ってお...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 防衛研究所には大日本機密日誌という資料は保管されておりませんが、保管されている資料の中で、「満州事変作戦指導関係綴」に含まれる日誌類のうち、昭和六年九月二十二日の日誌に、軍の独断出動をめぐり閣議が行われたことに言及した記述は見られます。
○国務大臣(中谷元君) この行動の根拠となる法案がこの国会で御審議をされまして、反対の御意見もございましたけれども、我々の主張といたしましては、憲法の枠内で自衛隊の活動する地域についても、現に戦闘行為が行われておらない地域で協力支援または被災民救援、そして捜索救難を行うという活動...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 法律上は制限はございませんが、使用する武器等については基本計画に書くことになっております。実施をする地域というのは、基本的に戦闘行為が行われていないという地域でございますので、そういった緊張度というか脅威度が極めて高い地域に自衛隊を派遣するということは想定...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) この交戦状態という意味がいかなるものであるのかということにも関連しますが、一般的に交戦状態というのが国家の間で武力の行使を行い合うような状態を指しているのであれば、今回の法律においては戦闘行為が行われないと認められる地域で行われるということでもありますし、...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 武力行使に至らないレベルでのテロなどの攻撃等は考えられ得るわけでありまして、そのような事態に際しての自己防御のための武器使用というものはあり得るわけでございますが、それをもって全面的に戦ったり、長期的に戦うというような事態は行わないように、避難または一時休...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 東チモールに自衛隊を派遣したいというふうに思っております。
○国務大臣(中谷元君) まず、参議院の国会決議におきましては、有権的解釈は参議院において行われるべきだと思いますが、この決議をしたときは、国連のPKO活動などが行われていなくて、そこまで想定したものではなかったというふうに思いますが、この国連のPKO活動自体が、先ほども言いました...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 沖縄は間違いなく日本だと思っておりますし、私、高知県ですけれども、沖縄は高知県と非常に風土が似て、南国で開放的なところもございますが、最近は沖縄県の方が発展をして、高知県の方が非常に過疎に悩んでおりますけれども、非常にそういう意味では愛着を感じております。...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) この法律は、日米地位協定を実施するための駐留軍の用地に供する土地の使用、収用に関する手続を一般的に規定した法律でございまして、過去にも本土において適用された例もあるとおり、この適用対象は沖縄に限られるものではないというふうに認識をいたしております。
○国務大臣(中谷元君) これは運用の問題になりますので、外務省の担当局の方、おられたらお答えいただきたいんですが。
○国務大臣(中谷元君) 地理的な関係でハワイとかグアムからよりも日本を含む東アジアの各地域に米本土から近いために、この地域において緊急な展開を必要とする場合に迅速な対応が可能であるということとともに、我が国の周辺諸国との間に一定の距離があるため縦深性を確保できるという地理上の利点...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 最終案で合意されたことは、約五千ヘクタールの返還が実施された場合に、その割合が現在の占有パーセントの七五%が七〇%になるということと、沖縄に所在する米軍の地域が、施設・区域が沖縄県の面積の約一〇%を占めておりますが、返還が実現された場合には八%になるという...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) SACOの実施につきましては、沖縄の知事さんや地元の自治体の首長さん、そして政府と話し合いをいたしながら実施しているわけでありますが、普天間の飛行場の代替施設については、平成十一年末の閣議決定において、地元の要請を踏まえて軍民共同飛行場を念頭に整備を図ると...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) なぜ限定的かといいますと、憲法を改正しないからだというふうに思っております。現行憲法は、これまでの国会での議論の積み重ねがありまして、武力行使をしない、また、集団的自衛権は行使しないというように現行解釈をされておりまして、やはりこういったことを変更するなら...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) この点での憲法議論というのは今まで非常に自衛隊の発足以来続いてきておりますが、この解釈によって運用するというやり方ももう限界に来ているのかなという気がしているわけでありますが、ある程度憲法の文章を見ましても、私自身も本当に解釈をするのが難解な感想を持ってお...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 私もこの国会に学ぶ者として、憲法というのは国の法秩序の根幹でありまして、憲法学者また我々の先輩、また官僚の皆さんが、マスコミの方もそうですけれども、参画をして、その憲法九条については、過去五十年余りにわたる国会で議論をしてその積み重ねがありますので、その解...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 自衛官出身の田村先生のおっしゃることはもっともでございますが、しかし、私も自衛官の名誉のために言っておきたいことは、自衛官というのはこれまで黙々と非常に忍耐心を持って勤務をしてまいりましたけれども、決して勲章が欲しいとかお金がいただけるとか、そういうふうな...全文を見る
11月09日第153回国会 衆議院 本会議 第15号
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○国務大臣(中谷元君) 重野議員から、自衛隊によるパキスタン国内での被災民救援活動についてのお尋ねがございました。  御指摘の私の発言は、パキスタン国内での被災民救援活動については、現時点において国連等の機関から要請は受けていないものの、今後の事態の展開、現地の情勢等を見きわめ...全文を見る
11月12日第153回国会 衆議院 予算委員会 第4号
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○中谷国務大臣 現在、基本計画の策定について協議、検討をいたしておりますけれども、まだ具体的に内容が固まっているわけではございません。  イージス艦については、広範囲なレーダーや捜索能力、また指揮通信能力を有するといった特徴を有しておりますけれども、これらテロ対策特別措置法に基...全文を見る
11月14日第153回国会 参議院 予算委員会 第5号
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○国務大臣(中谷元君) 現在、基本計画の策定につきましては、速やかに策定をし、そして必要な対策が早期に実施できるようにするために、外務省また防衛庁の当局者と米国の関係者が調整委員会を通じまして意見調整を行っておりますし、また内閣官房との意見調整も行っております。  この中で、特...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 国内のテロ対策に対して、自衛隊といたしましては、まず目と耳の部分ですね、これを警戒監視を強化をすると。それから手足の部分です、すぐ動けるように対処体制の強化をいたしまして警備の能力また対応体制を速やかにできるようにいたしました。また、生物・化学攻撃等に対し...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 昨日も北部同盟がカブールを確保されたということでアフガン情勢も変化しておりますが、お話しのとおり、これはソ連との戦闘の時代からアフガニスタン国内には一千万個に及ぶ地雷が埋設を、残置されたままになっておりまして、アフガン市民の安全確保、復興の観点から国際的に...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 緊急自動車を出動する際の権限につきましては、阪神大震災の以降、道路交通法上の特例ということで法律の改正がなされまして、部内の秩序維持または自衛隊の行動もしくは自衛隊の部隊の運用のための使用ということで、現場に警察官がいない場合でも緊急行動がとれるということ...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) まことに重要な点を御指摘いただきまして、ありがとうございます。  現実に、化学防護車においても、先ほど事務方から聞くと三年計画で一年に数台しか認可がおりないというような話を聞いておりますが。部隊の運用にしましても、先頭が緊急車両でも、この隊列が長い場合に...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 今年四月に懇談会の報告書を公表いたしました。そして、五月に防衛庁の関係部局から成る連絡会議を設置をしまして、その分で政策化できる点につきましては平成十四年度の概算要求において要求をいたしておりますし、この補正予算においても生物・化学兵器については予算要求を...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 現在行われている活動やこれまで実施した物資輸送などの資金につきましては、あくまでも情報収集で、既定経費を中心にいたしておりますが、例えばせんだって難民支援のための物資空輸ですね、イスラマバードの空港に物資支援をした費用については、集計中でありますが、約二億...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) これからの支援ですか、アフガン難民支援。
11月15日第153回国会 参議院 外交防衛委員会 第7号
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○国務大臣(中谷元君) 国際機関等に派遣される防衛庁の職員の処遇等に関する法律の一部を改正する法律案について、その趣旨を御説明いたします。  防衛庁といたしましては、国際社会の平和と安定のためには、国際連合の平和維持活動への取り組みに対してより一層積極的に貢献していくことが重要...全文を見る
11月15日第153回国会 参議院 予算委員会 第6号
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○国務大臣(中谷元君) 今般の情報収集のための艦艇の派遣は、今後、協力支援活動等を円滑に行うための、その海域や地域に沿って、その選考のために行っております。  現時点においてこの時期、その部隊の内容等を申し上げる段階ではございませんが、仮定の議論といたしまして、今後、テロ対策特...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 米国の言うコンバットゾーンというのは、その派遣される軍人の手当、福利厚生とか税制の優遇的なそういう措置を受けるために設定されたゾーンでありまして、そのアラビア海とかいうのは、もう十年前になりますけれども、湾岸戦争のときもコンバットゾーンに指定されて、いまだ...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 現在も石油のタンカー等民間の船舶がここを航行いたしておりますが、現在、情報収集のための艦艇の派遣等も行っておりますが、この地域が戦闘行為が行われている場所であるか否か十分に調査をする必要がございますけれども、現時点においては民間の船舶が航行いたしておりまし...全文を見る
11月20日第153回国会 参議院 外交防衛委員会 第8号
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○国務大臣(中谷元君) この本件の事故につきましては、大変痛ましいものでありますし、また大変遺憾な事故だというふうに思っております。  米国政府も、この問題、大変重く受けとめておりまして、大統領みずからが陳謝の発言をいたしましたし、また、あらゆる面での責任を認めておりまして、司...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 今回の事故においてお亡くなりになられた方々の御冥福を心からお祈り申し上げますと同時に、御家族の方々にお悔やみを申し上げたいというふうに思っております。  行方不明者の捜索につきましては米国政府を挙げて長期間に実施をしていただき、行方不明になられた九名中八...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 本件の処置につきましては、先ほども申しましたが、米国があらゆる面でその責任を認めており、また米国の主権のもとにおいて、米国の制度に従って決定を行ったものであると、私はそういうふうに思っております。
○国務大臣(中谷元君) 当然、国においてなし得る限りの貢献をすべきだというふうに思っております。お金だけだというお話でございますが、当時の政府におきましては、自衛隊法の百条五によりまして避難民を自衛隊輸送機によって空輸する態勢をとりましたし、また戦争が終結した後、隊法九十九条でペ...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 先生のおっしゃるとおり、確かに資金を提供するということは大変国にとっても重大な決断に基づくものであって価値のあることであるという点につきましては先生と同じでございます。  ただ、それだけではなくて、やはりできる限りの貢献をしていこうということで、一つでも...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) まず、海外における活動等につきましては、広報を通じて、PKO活動を実施したり、また海外の邦人救出並びに各種の輸送業務等を行うということで、既に国民の皆さんは自衛隊が海外において活動をするということは御承知だというふうに思っております。  今回の協力支援等...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) これは、佐藤委員のおっしゃるとおり、我が国を主体的に考えていかなければならないというふうに思っております。  今回、我が国ができることという前提は、集団的自衛権は行使をしない、また武力の行使はしない、また戦闘が行われているところでないところで実施をすると...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 軍隊というのは、佐藤委員のおっしゃるとおり、基本的には自己完結でありますし、命令とか指令は一本のラインで上から下まで通じて、その兵たん部分も自己完結で行うというのが基本だというふうに思っております。  しかし、湾岸戦争のときは多国籍軍というのができました...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 具体的に国名を挙げていなかったり活動範囲を広目にとったということは、今後この事態がどのように展開するのかわからない部分もありますし、ある程度柔軟性、また機動性を担保する面において幅広く想定をしたわけでございます。  オーストラリアにつきましては、現にオー...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 基本的には、仕事をする上においては信頼とモラルを重んじるというのが原則ではありますけれども、しかし罰則を強化したのは、この事柄の重大性において漏えいした場合に与える影響というものが非常に大きいという点と、それから非常に冷戦後、各国の交流が拡大をして、特に駐...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) この派遣職員は、本年二月のゲーノ国連PKO局長から佐藤国連大使に対する要請や、自衛官が有する専門的な見識等を踏まえて、自衛官を念頭に置いております。  派遣先については、これまで軍人ポストのほとんどが軍事部に配置されていることなどを踏まえまして、国連PK...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) これは、各国からさまざまな立場、またレベルの方が来られておりますので、非常に国際社会の中で働けるという点でいろんな国の考え方等が把握できるわけでございます。また、この国連の部局も運用、計画、人事、評価等幅広くございまして、PKO活動の全般的な部分等を把握を...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) PKO活動には古典的なものもありまして、特に中東を中心に展開をされておりますが、本格的に数がふえて世界の注目を集めるようになったのは湾岸戦争の後ですね。特に冷戦が終結した後の国際平和維持という点でこのPKO活動は注目を浴びておりまして、これに我が国としては...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) PKO自体が今非常に国連の中でも改革の時期でありまして、やはり世界の平和を維持するためにいかにあるべきかという点で本格的に、中心的に検討されておりますが、このPKO訓練センターにおいても、オーストラリア、オーストリア、カナダ、フィンランド、ノルウェー、スウ...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) この法律の目的自身が、九月十一日において米国において同時多発テロが発生して以降、我が国を含む国際社会の平和と安全を守るため、国際的なテロリズムの防止及び根絶に向けた国際社会の取り組みに協力するためにあるわけでございます。  そういうことを念頭に、現在米国...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 確かにタリバン政権は崩壊したというふうに言われておりますが、タリバンの政権にいた一部の勢力はまだ現存しておりますし、現に外国人のジャーナリスト、マスコミの人たちが、安全だと、確保したと言われておりますジャララバードにおいても四名が殺害をされたり、日本のマス...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 具体的には実施要項を定める作業をいたしておりまして、そこに定めたいというふうに思っておりますが、この期間を通じて、現に行動しております米国を初めとする各国の行動によってテロ攻撃によってもたらされている脅威が除去されるということで、我が国がもはやこの法案によ...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 概念的に申しますと、マレー半島が東の限界であり、またインド大陸の南部及びインドとパキスタンの間が、訂正します、パキスタンとイランの間が一応アジアと中東の境目だというふうに言われておりまして、そのラインが西の外れではないかというふうに思っております。
○国務大臣(中谷元君) 「ペルシャ湾を含む。」というふうに書いております。
○国務大臣(中谷元君) 東はマレー半島、またはインドネシアのスマトラ諸島、またはオーストラリア大陸の西、西の限界はアフリカ大陸の東側と。うち、その中にアラビア海及びペルシャ湾等はまた別個に存在するというふうに思っております。
○国務大臣(中谷元君) まだ、その実施区域においては最終決定までは至っておりませんので、現時点においてお答えできない部分がございますが、ある程度自衛隊の活動がし得る区域として限定してこのインド洋の中にある地域を限定したいというふうに思っております。
○国務大臣(中谷元君) 一応実施要項において定めますけれども、今のところ公表するようなことを考えておりませんが、概要につきましては皆様方にお知らせしたいというふうに思っております。
○国務大臣(中谷元君) これは調整をした相手国の行動等もございますので、すべて区域を公表できる内容ではないというふうに思っています。
○国務大臣(中谷元君) まだ現時点においてはこの計画の策定作業中でありまして、最終決定には至っておりませんので、この問題等につきましては、概要等を含めまして、この計画が総理の御承認がいただいた後お話をさせていただきたいというふうに思います。
○国務大臣(中谷元君) この閣議においてはそういう細目までは決まっておりませんが、この「艦船による艦船用燃料等の補給」の「等」というのは水とか食糧というものでありますが、そのほかにもあるかもしれません。  この艦船の種類等につきましては、空母に限定するとか、そういうものではござ...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) この点につきましては、現時点においてはまだ検討の段階でありまして、実施要項等の中に含めるかどうかという点についても現時点においては最終決定に至っておりませんので、お答えを控えたいというふうに思っております。
○国務大臣(中谷元君) イージス艦につきましては、仮に含めるとした場合には実施要項に含めるか含めないか記述をしたいというふうに思います。
○国務大臣(中谷元君) 護衛艦というふうに定めておりまして、この護衛艦の中にはイージス艦も含まれております。
○国務大臣(中谷元君) 実施要項につきましては、その艦名も記述をし、イージス艦を含める場合においてはそれを明記するようにいたしております。
○国務大臣(中谷元君) イージス艦を含めるか含めないかについては公表したいというふうに思います。
○国務大臣(中谷元君) 護衛艦についてもいろんなタイプがありますので、そういう種類については公表いたしますけれども、個別具体的な艦名については公表をすることを控えたいというふうに思います。
○国務大臣(中谷元君) 現時点において個別具体的に、警備行動を実施するか、警備出動をするかということについて確たることを申し上げる段階ではございません。
○国務大臣(中谷元君) これの実施につきましては内閣総理大臣の命令が必要でありますし、また都道府県知事の御意見も聞いていかなければなりませんし、また所要の手続を踏んだ後初めて発令の判断が行われますが、これに際しても状況の推移など数々の情報等を踏まえて判断をされるものでございまして...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 日本語で訳すと致命的な実力が許可されたというところだと思いますが、在日米軍の施設・区域内におきましては、米軍は地位協定の三条によりまして、その区域内においては警護のために必要なすべての措置をとることを許されております。ですから、この厚木基地におけるこの看板...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) これは、米国軍が地位協定等によってその施設の利用を認められた地域でございます。
○国務大臣(中谷元君) 米軍が使用が認められている地域のみでございます。
○国務大臣(中谷元君) これは米軍が地位協定上の権能に従ってとる措置の一つでありまして、このほかの地域でどうするかというような一つ一つの問題については我々はコメントする立場にございません。
○国務大臣(中谷元君) この看板設置の目的というのは、テロ行為を行おうとする者に対して注意を与えることでありまして、一般の人ではなくてテロを行う者に対する警告の意味があろうと思います。  その自衛隊の警備等につきましても、自衛隊が武器を使用する根拠としては、自衛隊法の九十五条及...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) この軍事部等の組織につきましては、軍事顧問を長として、軍事顧問室、軍事計画課、軍事運用課、部隊形成課及び訓練・評価課から構成されまして、平和維持活動ミッションに係る部隊の規模、配置についての計画の作成、展開中の平和維持活動ミッションの現地状況についてのモニ...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 我が国におきましては、軍事というと非常に危険できわまりないという印象を持たれている方が多いかもしれませんが、現在においてはOOTWという軍事の平和のための利用ということに基づいて、平和を維持していこうという考え方も各国でとられている国もございます。  現...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 基本的には自衛隊の任務というのは、我が国の防衛という観点で二十四時間警戒監視を行い、いざ有事の際には速やかに出動して対処するという任務を持っておりまして、各陸海空それぞれ担当区域を割り当てをしてその正面に対して監視活動等を行っております。  特に沖縄の場...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 米軍基地の事件、事故等につきましては、起こっていること自体がけしからぬことでありまして、このようなことが起こらないように最大限努力を払って部隊運営をしていただきたいと、またそのような措置につきましては再三再四我々も米側に要求をしているわけでございます。 ...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 冷戦時代は、主にソ連の脅威というものがございまして北方重視の態勢がとられておりましたが、冷戦終結後は非常に不安定な状況になって不確実性が増したということで、その点の重点を移しつつございます。  そのほかにも、各種装備が更新され近代化されて、特に沖縄地区の...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 現在、資料を持ち合わせておりませんので、先生、御存じでしたらお教えいただきたいと思います。
○国務大臣(中谷元君) 確かに、全国の七五%が集中しておりまして、沖縄県の方々にさまざまな御負担をおかけしているということは十分認識をいたしておりまして、この御負担を軽減するために、従来から、政府と沖縄県、また米国とも話し合いをしてSACOの最終報告を決めたわけでございます。 ...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 雇用企業給付金は、他に生業を持つ即応予備自衛官が訓練招集及び災害招集に安んじて応じるため雇用企業からの協力が不可欠であるということから、この雇用企業が負うことになる負担を考慮して、雇用企業の協力を図るために支給をするという趣旨でございます。  この本給付...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 御指摘をいただきまして、ありがとうございます。  現在、即応予備自衛官は、平成十二年度における訓練の出頭率ですね、命令交付数に対する出頭者の割合が九七・一%ということで、非常によく訓練に出てきていただいているというふうに思っております。  委員のおっし...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 私も、極力現場の方に参りまして、現在行われている即応予備自衛官のあり方についてこの目で確認をし、また至らない点、また改善点につきましては今後部内で検討をして改善に努めてまいりたいというふうに思っております。
11月21日第153回国会 衆議院 決算行政監視委員会 第4号
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○中谷国務大臣 この基本計画に基づいて昨日実施要項を策定いたしましたが、この実施要項は、活動期間が三月三十一日まで、また活動地域、規模等実施の形態を定めておりまして、総理の御承認をいただいたところでございます。  財政措置につきましては、現在、財政当局と最終的な調整の手続を行っ...全文を見る
○中谷国務大臣 早急に必要な財政措置を講ずべく作業をしておりまして、現在最終段階に参っております。可及的速やかにお知らせできるように現在作業をいたしておりますので、もうしばらく御容赦いただきたいと思います。(発言する者あり)
11月22日第153回国会 衆議院 安全保障委員会 第3号
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○中谷国務大臣 ただいま議題となりました国際連合平和維持活動等に対する協力に関する法律の一部を改正する法律案について、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  この法律案は、国際連合を中心とした国際平和のための努力に対して適切かつ効果的に寄与するため、これまでの国際平...全文を見る
11月22日第153回国会 衆議院 本会議 第18号
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○国務大臣(中谷元君) 国際連合平和維持活動等に対する協力に関する法律の一部を改正する法律案について、その趣旨を御説明申し上げます。  この法律案は、国際連合を中心とした国際平和のための努力に対して適切かつ効果的に寄与するため、これまでの国際平和協力業務の実施の経験等を踏まえ、...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 細野議員から、今回の法改正に関しての基本認識についてのお尋ねがございました。  我が国は、平成四年の国際平和協力法の施行以来、過去九年間において六回にわたる自衛隊の部隊等の派遣を行い、着実に実績と経験を積み上げてきたところであります。いろいろな成果と教訓...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 東議員から、まず、我が国の派遣要員の途中の撤収についてのお尋ねがありました。  国際平和協力法においては、原則がございます。停戦合意、受け入れ同意、中立性という国連平和維持活動の前提自体が崩れた場合には、我が国の判断で業務を中断し、派遣を終了し得ることと...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 赤嶺議員にお答えをいたします。  今回の法改正の必要性についてお尋ねがございました。  我が国は、平成四年の国際平和協力法の施行以来、PKO活動に対して、過去九年間において六回にわたる派遣を行いまして、着実に実績と経験を積み上げてきたところであります。...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 今川議員にお答えをさせていただきます。  まず、情報収集のための艦艇派遣の法的根拠についてのお尋ねでございます。  これは、防衛庁の所掌事務の遂行の必要性から、防衛庁設置法第五条第十八号が根拠でありまして、これによりまして、レーダーサイトや航空機、艦艇...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 小池百合子議員にお答えをさせていただきます。  まず、PKO法に対する評価についてのお尋ねがございました。  現在の国際平和協力法は、我が国の国際平和協力のあり方をめぐる国会でのさまざまな議論を経て成立したものですが、施行以来九年間、さまざまな活動を実...全文を見る
11月22日第153回国会 参議院 外交防衛委員会 第9号
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○国務大臣(中谷元君) 北朝鮮の軍事情勢につきましては、非常に閉鎖的な体制であるし、極秘裏に行っておりますので確たることは申し上げられませんけれども、化学兵器については、化学剤を生産し得る複数の施設を保有しておりまして、既に相当量の化学剤等を保有しているというふうに見られておりま...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 事態がどう展開するか、現時点においてはまだわからないわけでありますが、しかし、ある程度の期限を区切るという必要性は感じておりまして、基本計画においては二年、また実施要項については三月の三十一日というふうに区切っておりますが、ある程度まとまった期間に継続的に...全文を見る
11月26日第153回国会 衆議院 国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動等に関する特別委員会 第10号
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○中谷国務大臣 ただいま議題となりました平成十三年九月十一日のアメリカ合衆国において発生したテロリストによる攻撃等に対応して行われる国際連合憲章の目的達成のための諸外国の活動に対して我が国が実施する措置及び関連する国際連合決議等に基づく人道的措置に関する特別措置法第五条第一項の規...全文を見る
○中谷国務大臣 実施要項につきましては概要を御報告いたしておりますけれども、テロ対策特措法において実施要項に定めるとされております実施区域、これは自衛隊が実際に活動を行う区域でございますが、これがあらかじめ明らかになった場合には、不法な意図を持つ者によって不測の事態が発生すること...全文を見る
○中谷国務大臣 協力支援活動の内容でございますが、例えば、艦船による補給と輸送を行います。これの地域としては、我が国の領域、ペルシャ湾を含むインド洋及びその上空、ディエゴガルシア島及びその領海、領空、オーストラリア領域、インド洋沿岸及び我が国領域からこれに至る地域にある経由地、積...全文を見る
○中谷国務大臣 これは、燃料のみならず食糧とかその他、相手国のニーズに基づいた物資を輸送するものでございます。
○中谷国務大臣 食糧及び水でございます。
○中谷国務大臣 場所につきましては、我が国領域、インド洋、ディエゴガルシア島、オーストラリア、インド洋沿岸及び我が国領域からこれに至る地域にある経由地、積みおろし地となる国の領域等においてこれを実施するということになります。
○中谷国務大臣 米艦艇に対して燃料補給をする際には、艦船用の燃料の補給となりまして、海上自衛隊の八千百トン級の補給艦二隻、これは「とわだ」と「はまな」でございますけれども、これから米軍の艦艇に対して行うことでありますが、具体的な補給方法としては、一般的には、洋上において給油先艦艇...全文を見る
○中谷国務大臣 この補給におきましては、戦闘行為が行われていない地域において設定された実施区域において実施するということは当然のことでございます。
○中谷国務大臣 現時点におきまして、我が国がその国において対応措置を行うことが予想されている国に対しては、当方からしかるべき説明を行っております。  そして、当該国からは原則的合意が得られているところでございますが、この原則的合意ということは、現時点においては寄港の正確な日時、...全文を見る
○中谷国務大臣 現時点においては説明をいたしておりますが、寄港をすること自体の同意は得ております。
○中谷国務大臣 この点につきましては、事前に米側との調整等を行いまして、この中で、米側のニーズと、また我が国の能力等を踏まえまして、オーストラリアの地域においても輸送並びに補給の必要性が出てくるということでございますので、オーストラリアを含めているわけでございます。
○中谷国務大臣 人員につきましては、米側等のニーズに基づいて人員の輸送を行うわけでございますが、調整の結果、米国の軍人の輸送ということになりますと、これも含まれるということでございます。
○中谷国務大臣 現在、具体的な活動においては調整をしている最中でございまして、現時点において、人員、また規模、形態等においてはまだ固まっていない状態でございまして、お答えできる段階ではございません。
○中谷国務大臣 具体的にどのくらいの数字になるのかという点については、例えば、どこからどこまでという場所の問題、時期の問題等がございます。  この具体的な詰めにつきましては、調整委員会を初めとするテロ対策関連の対米支援の調整の枠組みが、あるさまざまなルートで現時点においても調整...全文を見る
○中谷国務大臣 修理及び整備につきましても、これまでの対米協議の中で米軍のニーズが示され、米軍との調整を経て、我が国として、自衛隊の能力を踏まえて主体的に検討した結果、我が国の領域、艦船による補給、輸送を実施する区域の範囲及び航空機による輸送の経由地、積みおろし地において、修理及...全文を見る
○中谷国務大臣 今般の協力支援活動は、基本計画の上、自衛隊の部隊等が実施するとされていることから、米軍艦艇等の修理及び整備のために日本の企業等に依頼するなど、民間の技術者を派遣するということは考えておりません。
○中谷国務大臣 これは法案の審議の過程で、今まではSACOという物品協定がございますけれども、この改正をするとなりますと、条約でございますので、米側との交渉等に数カ月要することもございまして、今回の一連のテロ対策等につきましては、燃料の実質的補給等に対しては譲与を行うということに...全文を見る
○中谷国務大臣 ただいまSACOと申しましたけれども、これはACSAの間違いでございます。失礼しました。  ACSAで従来は行っておりましたけれども、このACSAを準用するということも検討したわけでございますが、やはり今回は、テロリズムに対応する我が国の措置として、より積極的か...全文を見る
○中谷国務大臣 今回、被災民支援ということで援助する物資は、テント千二十五張り、毛布一万八千六百枚等で、大変大量の物資をパキスタンに輸送しなければなりません。それができる艦艇としては、輸送艦「おおすみ」及び「うらが」型の掃海母艦が候補となったわけでございますが、この輸送艦の「おお...全文を見る
○中谷国務大臣 この救援物資を輸送する相手国はパキスタンでありまして、このパキスタンとの往路、復路の期間を勘案いたしますと、大体十二月三十一日には日本に帰還することが可能であるという観点で本年の十二月三十一日としたところでございます。
○中谷国務大臣 現在、我が国としてPKO等の本部に有する救援物資としては目いっぱい積載をして輸送するということでございまして、現時点におきましては、これ一回の輸送を考えております。
○中谷国務大臣 経費につきましては、海上自衛隊の活動にかかる経費、これは、補給艦二、護衛艦三、掃海母艦一、うち米軍等に譲与する艦船用燃料、補給艦二隻で実施しますけれども、これが合計いたしまして百六十二億円でございます。航空自衛隊にかかる経費としては、航空機が、C130Hが六機等で...全文を見る
○中谷国務大臣 派遣をされた場合にいろいろと不測の事態が生じる場合があるかもしれません。そういう場合におきましては、活動の一時休止、中断、撤退を行う場合がございますけれども、以下のような枠組みが設けられております。  まず、部隊の長は、活動を実施している場所の近傍において戦闘が...全文を見る
○中谷国務大臣 これは重要決定でございますので、私がお答えするのがふさわしいかどうかわかりませんが、ある事項について議院の議決といった形で国会の意思が明確になった場合につきましては、政府としてこれを尊重して対応してまいりたいというふうに考えております。
○中谷国務大臣 いろいろな情報が伝わってくるわけでございますが、基本的には、現状においては冷静沈着に分析をしなければならないわけでございまして、きょうの報道によっても、タリバンの逆襲というか、北部の地域においてはタリバンの襲撃等もあって犠牲者も出たのじゃないかというタリバン側の発...全文を見る
○中谷国務大臣 米軍の実施している作戦行動においては米側は余り具体的なことを言及しておりませんので、我が国が米軍等の作戦について予断をするということは適当でございませんけれども、米軍は今回の軍事作戦について、テロリズムとの闘いとして、タリバン及びアルカイダの排除を目的として今後も...全文を見る
○中谷国務大臣 この現象が起こったとしても、それではアフガニスタンに暫定政権がきちんとできたのか、またテロに対する脅威が本当になくなったのかという要素も勘案をしなければなりませんが。  そもそも、今回の対応措置の目的というのは、米国で発生したテロリストによる攻撃等に対応して行わ...全文を見る
○中谷国務大臣 防衛庁は、まだそのようなことを議論はいたしておりません。  イラクの攻撃の可能性等につきましては、そもそも今回の米軍の行動というのは、国連憲章を遵守する義務を負う米国等が自衛権を認められて、米国がその国連憲章の目的に沿って行動しているわけでありまして、そもそも、...全文を見る
○中谷国務大臣 昨日、三隻の、補給艦、護衛艦、掃海母艦が日本を出発したわけでございますが、目的である活動地域に向けて前進をいたしております。  その目的地でいつ実質支援活動をするかということにつきまして、米国政府等と協議をいたしておりますので、具体的な時期とか場所等についてはお...全文を見る
○中谷国務大臣 日々刻々事態は推移をいたしておりますが、現に、現時点においても米軍の空爆というものは行われているわけでありますし、また、今後、冬季を迎えて作戦の展開がどうなるかという点も非常に流動的で不透明な部分がございますが、我が国としては、先般のテロ攻撃を行った者によってもた...全文を見る
○中谷国務大臣 今回、我が国が行おうとする活動につきましては、先般の米国で起こったテロ事件に対して、国際連合を中心として、各国がこういったテロの除去、根絶をするために行っていることに対して支援をするという目的でございまして、やはり我が国としても、正しいことは正しい、こういったテロ...全文を見る
○中谷国務大臣 現在行っている支援の目的というのは、何といってもテロの脅威が除去をされるためにやっているわけでありまして、この終了の時点というのは、テロ対策特措法の目的であるテロの脅威が除去された場合において、この法律の目的が達成されたものとして、対応措置を終了して、自衛隊の部隊...全文を見る
○中谷国務大臣 当然、この法律に明記をされておりますが、活動を行う場合においては当該国の同意というものが必要になっておりまして、実際に活動する前には、同意を得るものだというふうに思います。  現時点においては、自衛隊の派遣等についてパキスタン政府等にも、きょうは外務大臣が行かれ...全文を見る
○中谷国務大臣 今後具体的に活動する際は、何月何日に、どこで、何をということが明らかになってまいりますので、その時点において相手政府に対して、何月何日にと、より具体的な内容を示して、その上で同意を得たいというふうに思っております。
○中谷国務大臣 当然、その国においては活動できないということでございますので、その国においての活動は実施しないということでございます。
○中谷国務大臣 基本計画においては、この法律に基づく対応がこの法の目的達成のためということで、特にこの対象となる諸外国の軍隊等が、先般のテロ攻撃によってもたらされている脅威の除去に努めることによって国際連合憲章の目的の達成に寄与するものであるということが前提となっておりますので、...全文を見る
○中谷国務大臣 具体的な支援活動を行うについては、日米で調整委員会等を通じて所要の調整を行いましたけれども、これまで開催された調整委員会の概要を申し上げますと、まず、十一月の二日に第一回目の委員会が開かれまして、日本側から今回の法律に基づく対米支援についての基本的な考え方を説明し...全文を見る
○中谷国務大臣 これにつきましては、これまでも米側の要人がいろいろと発言をされておりますが、これはあくまでも日本自身が決めることでありまして、米側から基本計画の策定に際してイージス艦の派遣の要請はございませんでした。
○中谷国務大臣 これは最終的に、昨日自衛艦艇の派遣がございましたが、これの前に実施要項を決定いたしました。そこによって、イージス艦を派遣するかどうか最終的な決断をしなければならなかったわけでございます。  それまでイージス艦の派遣を検討したのは事実でございますが、やはり現時点に...全文を見る
○中谷国務大臣 あくまでも日本側の状況判断で決定したことでございます。
○中谷国務大臣 基本的に、我が国が行える能力という問題があります。それに米側のニーズという問題がありまして、双方で意見交換をした場合に、日本が協力した方が米側も非常に、行動等にとって大変ありがたいということに基づいた内容で支援を実施するわけでございますので、十分に日本側の能力と米...全文を見る
○中谷国務大臣 大もとは基本計画でございまして、この中には、自衛隊が実施する協力支援活動の輸送対象には武器弾薬が排除されているわけではございません。しかし、輸送の対象等については米側と協議をいたしますので、現時点で具体的な内容が固まっているわけではございませんので確たることは申し...全文を見る
○中谷国務大臣 この点につきましては、米側と協議をして、実際に米側の行動にも影響することでございますので、いつ、どこに、何をという点につきましてはお話しできないのではないかというふうに思います。
○中谷国務大臣 武器弾薬の輸送につきましては、国会でも御議論をいただきまして、この法律で認められ、そして基本計画でもその項目として入っているわけでございますので、我々としては、実施できる内容だというふうに思っております。  ただ、実際に運搬するということを公表いたしますと、米軍...全文を見る
○中谷国務大臣 これは法律のときの論戦でもお話をいたしましたけれども、武器弾薬を輸送するという輸送行為自体は武力行使ではございませんし、また、持っていく行き先も戦闘が行われていない場所でございますので、我々は、武器弾薬を運んだとしても、武力行使と一体化するものではないというふうに...全文を見る
○中谷国務大臣 我々が物資、武器弾薬を含みますけれども、それ等を輸送する際には、戦闘行為が行われているかどうかよく先方にも確認をした上で実施いたしたいと思います。そういう戦闘行為が現に行われている場所には輸送を行わない。そういうことはあり得ないわけでございます。
○中谷国務大臣 アラビア海といっても大変広い範囲がございますし、現に民間の商船やタンカーも航行いたしておりまして、戦闘が行われてないような状況がほとんどだというふうに思っております。そういう戦闘が行われてない地域のアラビア海には、物資の輸送等の協力は可能であるというふうに考えてお...全文を見る
○中谷国務大臣 パキスタンの空港につきましては、現時点も民間航空が就航いたしておりまして、飛行機の着陸等は可能であるというふうに思っております。  その判断をする基準は、戦闘行為が行われているかどうかということでございまして、パキスタンについては、実際の具体的な内容、実施地域に...全文を見る
○中谷国務大臣 まず、先ほどの公表するかどうかという問題は、事実、相手がある問題でありますので、日本が公表をした場合に不利益をこうむったり、また安全に問題が出てきたり、行動に支障が出たという点につきましては、我が国としても責任ある対応ができないという点でありますし、また、相手国の...全文を見る
○中谷国務大臣 まず、国についてということでありまして、これらの活動の実施につき承認を求める前提として、承認議案において、活動を外国の領域で実施する場合の当該外国を記載するものでございます。  これはなぜかということでありますが、国会の質疑を……(桑原委員「いや、そこまでまだ聞...全文を見る
○中谷国務大臣 この理由につきましては、国会の御質疑がありましたけれども、テロ対策特措法で法案の修正がされました。そして、修正をしていただいた提案者の方々の考えを踏まえまして、当初の基本計画の枠を超えるような変更があった場合には、当該変更において改めて国会の承認を要することとなる...全文を見る
○中谷国務大臣 そのような趣旨で法の修正が行われて、国名を記載するということになったと、私もそう思っております。
○中谷国務大臣 任務は、情報収集活動でございます。やはり部隊が的確に活動する上においては情報収集というのは大前提でありまして、阪神大震災においても、自衛隊が出動する前には、情報がなければ、どこへ行っていいのか行動ができないわけでございます。  そういう意味で今回の情報収集活動を...全文を見る
○中谷国務大臣 まず、情報収集の根拠について御疑問に思っている方もおられますが、海外における自衛隊の活動において、例えば国賓の輸送とかまた邦人の救出とか、やはり港湾とか空港の状況を知っていないと、これは自衛隊の活動はできないわけでございます。よく御理解をいただきたいと思います。 ...全文を見る
○中谷国務大臣 情報収集というのは当然の任務でございまして、常時行っていかなければならないというふうに考えております。
○中谷国務大臣 一般的な情報提供等については十分考えられるわけでありますが、ただ、米国から依頼されて、偵察的にこういう情報を知らせてくれということに基づく情報提供というものは行わないということでございます。
○中谷国務大臣 この情報収集や情報交換、また情報提供というのは、これはもう一般社会においても、人間の生活においても、また企業等の活動においても一般的に行っていることでありまして、例えば、電話をしたりファクスをしたりテレビを見たり、ありとあらゆる情報を皆得て、それで独自に判断をして...全文を見る
○中谷国務大臣 御指摘の点につきましては、我々も今後対応してまいりたいと思いますが、今回、基本計画に定めて、この情報収集艦もこの中に含めたという点におきましては、この基本計画の定めている範囲、またその目的を逸脱しない範囲で行動するという点がございますので、この基本計画の範囲内で情...全文を見る
○中谷国務大臣 そういうことはまだ検討しておりません。
○中谷国務大臣 米軍の行動をどう評価するかということでありますが、基本的には、我が国が支援している前提は、米国にテロ行為を実施した者に対して、国連が、世界各国が、これに対応している国に対する支援ということでございまして、米国がイラクに対してどういうふうな目的で攻撃をするかというこ...全文を見る
○中谷国務大臣 正当な自衛権の行使の範囲を超えて武力行使をしている場合でありまして、いろいろとケースがございますので、具体的にこういうケースというのを言うのはなかなか難しく思っております。
○中谷国務大臣 いろいろなケースをもって判断いたしますが、アメリカ自身が、このアルカイーダとかテロを支援している国も敵対国だとみなし、自衛のための攻撃をするというふうに、自衛の攻撃をするとは言っておりませんが、敵対国とみなすというふうに言っております。  どういうことが支援とい...全文を見る
○中谷国務大臣 今、内閣官房の責任者である官房長官がお答えをされたのでそれでよろしいかと思いますが、状況判断をする際には情報収集が必要であって、その収集した情報を分析し、活用する、またそれで収集をするというサイクルを繰り返しますけれども、味方の情報、敵の情報、一般情報、それから各...全文を見る
○中谷国務大臣 あくまでも主体的に考えてまいりますし、この法律の目的、考えを逸脱しないように実施をしてまいりたい。当然、この目的を逸脱した場合には、計画の変更、中断、休止、あり得るというふうな考え方で臨んでまいりたいというふうに思っております。
○中谷国務大臣 自衛隊というものは、日本の国の財産でございまして、国の有事や、また我が国の安全保障に際しては、我が国の防衛のために断固として体を張って行動しなければならない組織であるというふうに思っております。  今、国際貢献についての自由党のお考えを述べていただきましたが、自...全文を見る
○中谷国務大臣 今回の行動については、まず日本がテロに対してどう考えるか、どう見ているのかということでありまして、テロと断固闘うんだ、対岸の米国で起こった火事ではなくて日本自身のこととしてとらえて、そしてそれを、言葉だけではなくて行動で示さなければならないということでございます。...全文を見る
○中谷国務大臣 今回の我が国の活動については、米国とか英国とかフランスとかそれぞれの国が対応いたしておりますが、決して多国籍軍のようなものに参加をするというのではなくて、やはり主権国家として、テロを撲滅する国際的な国々に対して支援を行うわけでございます。  そして、武力行使をし...全文を見る
○中谷国務大臣 まず、国連の一三六八というのは、国際の平和と安全に対する脅威を除去するために加盟国が必要な協力を行うというふうにしておりまして、我が国として必要な協力を行っているわけでございます。ですから、関係国の協力支援を行うということと、国連等が実施する人道的な被災民救援をや...全文を見る
○中谷国務大臣 米国の個別的自衛権は、この国連決議によって容認をされているというふうに思っておりますし、我が国が行うのは必要な協力の範囲でございます。
○中谷国務大臣 どうもありがとうございます。  この九月十二日の採択された決議の中に、全会一致で採択されておりますが、個別的または集団的自衛権の固有の権利を認識するというふうに明記をされておりまして、これはだれが見ても、今回テロ攻撃を受けてたくさんの、多くの被害が出たアメリカ自...全文を見る
○中谷国務大臣 確かに容認決議ではございませんが、わざわざこの決議の中に個別的自衛権ということを書いております。したがいまして、この決議においては、自衛権が、国際連合憲章第五十一条で加盟国の固有の権利であることが改めて言及をされております、わざわざ言及をされております。その意味で...全文を見る
○中谷国務大臣 確かに、おっしゃることについてはごもっともなところがあるかもしれませんが、ただ一つ、集団的安全保障に基づく行動ということができるのは一体いつのことなんでしょうか。もうずっと国連創設以来、この集団的安全保障の、平和安全保障ということが言われておりますが、まだ一度も実...全文を見る
○中谷国務大臣 国連自身が今回のテロに対して決議をして対応するということでありまして、各国それぞれ受けとめ方と考え方とが違います。また、憲法も違います。それぞれの立場でこのテロに取り組んでいくということに対して国連が容認をしたわけでありまして、例えば米国に対しては、この前日に、自...全文を見る
○中谷国務大臣 まさしく米国及び英国の活動に対して協力支援をするということを法律にも書いておりますし、そういうことが目的の一つであります。もう一つは、被災民救援の活動をするということでございます。
○中谷国務大臣 私、米国のオペレーションは存じ上げておりませんが、この人道支援というのは米軍の重要なオペレーションの一つだというふうに思います。というのは、ベトナム戦争で非常に戦況が思わしくなくて、厭戦気分によって非常に挫折をしたという経験を生かして、今回の対応等においては人道支...全文を見る
○中谷国務大臣 東委員のおっしゃっているようなことにおいては、私は、この法律には二つの面があるということで、両面についてはきちんと説明をしていると思いますし、またマスコミの方も、むしろ戦時下での派遣だということで大々的に取り上げて連日報道しておりますが、それに増しても、一般の国民...全文を見る
○中谷国務大臣 今回の対応は、武力行使をしないということで、日本は個別的自衛権を発動しているわけでもございませんし、また戦闘区域において活動するわけでもないという、枠のかかった範囲での支援でございますので、東議員の御指摘は当たらないというふうに思います。
○中谷国務大臣 現に米国等は武力行使を行っているわけでございます。日本は、PKOなどは国連の武力行使をしない活動ですから、これは参加することは容認されると思いますが、こういった武力行使をしている国々とともに行動するとなりますと、参加といいますとどうしても武力行使の一体化の印象が出...全文を見る
○中谷国務大臣 トマホークの議論はこの委員会で行われたわけでございますが、これは自衛官に任せるべき問題というよりも、むしろ法律の解釈でありまして、我々政治家が整理をしておかなければならない問題の一つではないかというふうに思います。このままあいまいのままだと、実際に米国はそれは当然...全文を見る
○中谷国務大臣 この問題は、この議論があった後、米軍とまた防衛庁とも議論をいたしまして、絶対に撃たない区域はどこかというようなことも話し合いをされまして、戦闘区域等の指定も行いました。ですから、こういった点においては、御心配することはないというふうに思います。
○中谷国務大臣 詳細にわたってはお話しすることはできませんが、我が国の法律が、現に戦闘行為が行われておらずに、かつ、そこで実施される活動の期間を通じて戦闘行為が行われることがないと認められる地域に限定されているという前提で話をしておりますので、この範囲で日本が活動するという点も十...全文を見る
○中谷国務大臣 ことしは日米安保条約ができて五十年になりますけれども、この五十年間、日本の自衛隊と米軍の行動の長い経緯があります。その中で共同訓練等も行っておりまして、米軍も、我が国の事情やまた条件等は十分に承知をしてともに行動をしているわけでありますが、今回の法律においては、武...全文を見る
○中谷国務大臣 それは実にテクニカルな問題でありまして、我々としては、議論をしても、ある程度の根拠に基づいて議論をいたしておりますが、この点についてはもうテロ対策特別委員会でさんざん議論をされておりますので、その点の議事録をお読みいただきたいというふうに思います。
○中谷国務大臣 この意味は、国会の中で、法案を提出し、真摯に御議論いただきまして、採決をされて本会議、衆参、成立をしたという点と、その後の報道各社によるアンケート調査におきまして、今回の派遣の対応措置について賛成という、容認をする御意見の方が多かった。そして、昨日の派遣をめぐる報...全文を見る
○中谷国務大臣 まず、マスコミのアンケート調査でありますが、NHKの調査によりますと、賛成の方が上回っております。  それから、艦艇の名前でございますが、新たに派遣をする艦艇は三隻、護衛艦「さわぎり」、掃海母艦「うらが」、補給艦「とわだ」、そして、既に情報収集のために派遣してい...全文を見る
○中谷国務大臣 これは基本計画に基づきまして、基本計画では艦艇の名前を記述しておりませんで、艦艇のタイプ、何とか系艦艇というふうに記述をしておりまして、この基本計画の期間中に艦艇の交換、交代はあり得るというふうに考えております。ただ、隻数においては、示しました三隻、三隻ということ...全文を見る
○中谷国務大臣 イージス艦の派遣につきましては、実施要項に明記をするわけでございますが、今回の派遣に際して実施要項に書いておりませんので、今の実施要項が変更されない限りは派遣をすることはないというふうに考えております。
○中谷国務大臣 現時点においては、昨日日本を出航したばかりでございまして、まだ任務も実質開始をしたわけではございません。今後の状況、また実際の任務の内容等を見て、今後とも検討してまいりたいというふうに思っております。
○中谷国務大臣 今回定めました実施要項は、来年の三月三十一日までというふうにいたしております。この活動期間においての艦艇等を選考して総合的に判断したわけでございますので、当面は、当初の計画どおり実施をしていくべきだというふうに思っております。
○中谷国務大臣 この点につきましては、米側を初め関係国との協議をした結果、艦艇用の燃料の補給を実施していただきたい、また輸送していただきたいというニーズが高かったという点で書いたわけでありますし、また、「燃料等」の「等」というのは水と食糧でございます。
○中谷国務大臣 そう考えていただいて結構でございます。
○中谷国務大臣 そういうことでございます。
○中谷国務大臣 具体的に補給をする容量等については現在協議中でございますし、また、米軍に関することでございますので、詳細にわたってお答えをいたしますと関係国にも御迷惑がかかることにもなりますので、現時点においてはお答えすることはできません。
○中谷国務大臣 現在調整中でございまして、その詳細においてはまだ固まった段階でないのでお答えすることはできません。
○中谷国務大臣 八十億円分については譲与をするということはそのとおりでございますが、いつの段階でどれだけということにつきましては、まだ協議の最中でございますので、現時点においてお答えは困難でございます。
○中谷国務大臣 輸送と譲与と両方やることはあり得るわけでございます。
○中谷国務大臣 支援する以上においては米軍の行動に支障がないためにやるわけでございますが、いずれにしましても二隻の補給艦で実施するわけでございますので、おのずと一回の量等については限界があるわけでございます。
○中谷国務大臣 まだ具体的なところまで至っておりませんで、現時点において調整中でございます。
○中谷国務大臣 米軍と自衛隊の艦艇による補給活動の具体的な調整等を踏まえて決定をされていきます。現時点においては、この調整の過程でございまして、まだその内容が固まっていない状態でありまして、今後とも調整作業を続けてまいりたいというふうに思っております。
○中谷国務大臣 事実、現時点においては協議をしておりますので、まだ決定をされたことではないので私もお答えすることはしかねるという現状でございますが、今の段階でイメージとして申し上げますと、この「はまな」と「とわだ」、これは八千百トン級の補給艦でございますけれども、洋上において、補...全文を見る
○中谷国務大臣 まだ、どの艦船に給油するかということについては協議の最中でございまして、決定がされておりません。
○中谷国務大臣 活動を設定しております実施要項に基づく区域の中でございますが、現在、具体的にどこでやるかということにつきましては、先ほどお話ししたように、現にまだ協議の途上でございまして、まだ決まっておりませんのでお答えすることはできません。
○中谷国務大臣 補給につきまして米側と協議をした結果、我が国の領域、インド洋、ディエゴガルシア島、オーストラリア、インド洋沿岸及び我が国の領域からこれに至る地域にある経由地、積みおろし地となる国の領域において実施をするということでございます。  例えば、具体的な調達場所、また積...全文を見る
○中谷国務大臣 委員のおっしゃるとおり、ペルシャ湾を含むインド洋でございますので、ペルシャ湾もその地域でございます。
○中谷国務大臣 もちろんそのとおりでございます。
○中谷国務大臣 せんだっても先生とはトマホークの議論をいたしましたけれども、我が国の支援する場所は戦闘行為が行われていない場所でございまして、その点を踏まえて米側と調整をしまして実施要項に定めたわけでございます。
○中谷国務大臣 基本計画で定めました実施区域の中の一部に、戦闘行為が行われる可能性のある地域を定めております。
○中谷国務大臣 実施要項で活動区域を定めておりますが、その区域は、米側とも調整をいたしまして、戦闘行為が行われていない場所にいたしております。
○中谷国務大臣 実施区域を公表できないという理由は、世界の各国、軍隊を持っておりますけれども、これはいわゆる軍隊の常識でありまして、いつ、どこで、何をするかということは、軍隊においては最もシークレットなところであります。  それはなぜかといいますと、やはりその部隊の隊員の安全の...全文を見る
○中谷国務大臣 これは、やはり一つの主体的な組織と考えれば、情報を受け取って、それを考えて行動するというのは、あくまでも自分の脳みそ、頭脳で考えて行動するわけでありまして、基本的に独自の判断において組織や物は対応するという前提でございます。  このデータリンクシステムというのは...全文を見る
○中谷国務大臣 その画像が映ること自体が、私は一般情報だというふうに思っております。  例えば、例えはよくないんですが、地方新聞と全国新聞があって、例えば共同通信とか時事通信とか、時々刻々に情報を送っております。ところが地方新聞は、共同通信とか時事通信の記事を自分の社なりに、こ...全文を見る
○中谷国務大臣 お尋ねの人員の輸送につきましては、米兵も含まれるわけでございます。その装備等の問題等につきましては、今後米側と協議をして、実際に実施するかどうかまた検討をするわけでございますが、定められた法律の項目には含まれております。
○中谷国務大臣 これも実際の支援項目において法律の範囲で実施することは可能でございますが、本当に実施するかどうかということにつきましては、今後米側と協議をし、また、受け入れ国等につきましても、相手先国の同意や許可に基づいて実施されるわけでございますが、現時点において、必ずしも輸送...全文を見る
○中谷国務大臣 まだ調整をしなければなりませんので具体的にはまだ決まっておりませんが、先ほどお尋ねの中で、艦船に人員を輸送するかという質問がございましたが、人員輸送をする部隊がC130とU4しか航空機を用いませんので、陸上から陸上までということしか想定できないわけでございます。
○中谷国務大臣 これも米英の作戦行動に関することでございまして、私に関して、ディエゴガルシアの位置づけ等について詳細を存じ上げているわけではございませんので、お答えしかねます。
○中谷国務大臣 具体的な地名はほかにも載せておりますが、一般的な話でございますけれども、ディエゴガルシアというと、一般的な物資の集積基地であるというふうに私は理解しております。
○中谷国務大臣 物資を輸送すること自体は武力行使ではありませんし、このディエゴガルシア自身も現在においては戦闘行為が行われている地域ではないというふうに思っておりまして、その点におきまして、物資をディエゴガルシアまで輸送するということは武力行使ではないというふうに理解をいたしてお...全文を見る
○中谷国務大臣 現地の政府調査団におきましては、九日から十四日にかけて、カラチ、イスラマバードを訪問して関係者と面会を行いましたが、カラチ港につきましては、海上輸送に適する港湾として確認をしたということでございます。  また、十四日にUNHCRから要請が参りまして、生活関連物資...全文を見る
○中谷国務大臣 その点につきましては、先ほど他の議員にもお答えをいたしましたけれども、アメリカの攻撃が、今回の米国で発生したテロ組織の撲滅等に関係するものであるか否か、また国連が認めております米国の行動の範囲を容認するものであるか否か、そういうことで、事具体的な状況になった場合に...全文を見る
○中谷国務大臣 現時点においては確かにおっしゃるとおりでございますが、今後米側が作戦に対してどのようなことをするのかについて、現時点において予断をして発言するということは適当でないというふうに思っておりまして、今後の状況の推移を注目して慎重にまた検討してまいりたいというふうに思っ...全文を見る
○中谷国務大臣 実施要項を定めた折には、私自身が記者会見をいたしまして、記者さんの御質問には対応いたしました。  今後のことにつきましては、事オペレーションにかかわることが非常に多くなってくるというふうに思っております。したがいまして、オペレーションになりますと、相手国の事情、...全文を見る
○中谷国務大臣 大体、世界の国の軍隊のオペレーションというものは機密事項でありまして、どこの国もつまびらかにいたしておりません。  どの部分が話せるかということにつきましては、米軍自身も適時記者会見を行ったりいたしておりますように、派遣された隊員や、また活動自体に支障のない限り...全文を見る
○中谷国務大臣 活動の内容等につきましては、これまでの国会審議や法律の内容、また基本計画の定め方によって、大体のガイドラインというものが皆様も御理解できたのじゃないかと。  例えば、協力支援においては輸送と補給を中心に行っていく、その輸送に関しては艦艇の燃料を中心に水と食糧を行...全文を見る
○中谷国務大臣 どの艦艇に補給をしたかということを発表しますと、その艦艇の動きがもう世界じゅうに明らかになっていろいろな支障が出てくるわけでございますので、艦艇の名前については、日本から米国の許可なしに申し上げるということはできません。
○中谷国務大臣 これは、公表できないというのは、相手国の、受け入れ国の立場がございまして、一方的に日本から発表されますといろいろな問題があるということで公表を差し控えさせていただいているわけでございまして、防衛秘密に指定するというふうには考えておりません。
○中谷国務大臣 自衛隊員は国家公務員でございまして、守秘義務がございます。事こういった行動に際しては、派遣される隊員の安全にもかかわることでございまして、こういう点を勘案しますと、こういったことを家族にも話すことはやはり守秘義務に違反するというふうに理解をいたしております。
○中谷国務大臣 寄港地等について言えないというのは、現在調整中でございまして、相手国が理解して許可をいただきますと公表できる部分もございます。また、隊員の日本に残された家族の方々との交流とか電話等につきましては、支障のない範囲で大いに実施できるように私どもも配慮をして工夫をしたい...全文を見る
○中谷国務大臣 まず、部隊の行動というのは、辻元先生も外国の軍人とお話ししたことがあると思いますけれども、非常に厳格で、それこそ十八歳、十九歳の階級の下のクラスの兵士も、実際、自分たちがどこへ行って何をするかということについては部外者には絶対に言いません。これは軍隊の中で一番厳し...全文を見る
○中谷国務大臣 現時点においては防衛秘密はございませんが、一般的に庁秘というのがございまして、これは国家公務員の守秘義務に関することでございますが、そのことが、秘密が漏えいすることによって国家やまた国民に支障がある場合においては庁秘に指定して、秘、極秘、機密ということで部内の秘密...全文を見る
○中谷国務大臣 それは、米国人及び米国の部隊の安全面でございます。具体的に、いつ、どこで、何にということを公表しますと、それこそテロ集団の一味が来て、爆弾を抱えて突っ込んでくるかもしれませんし、不測の事態も発生しますし、やはりそういったことを考えますと、安全面において公表できない...全文を見る
○中谷国務大臣 世界各国、お墨つきといいますか、マンデートといいますか、ある程度議会が政府に対して裁量権を与えてそれぞれの仕事をさせているわけでございまして、我々といたしましては、法律の制定を受けてマンデートをいただいたというふうに認識をしておりますが。  実施要項等をつくって...全文を見る
○中谷国務大臣 これは、まずアメリカ自身がこの攻撃等を自衛権に基づくものであるかどうかということを考えるわけでございますが、ブッシュ大統領はテロを支援する国も同罪とみなすというふうに言っておりまして、どのように対応するかという点につきましては、他国の問題でもございますし、現時点に...全文を見る
○中谷国務大臣 米国も世界のリーダーたる国家でございますので、そもそも米国が国連憲章の趣旨や枠組みを逸脱した行動を突発的にとることはなくて、十分に関係国と協議をし、また、それなりの正当な理由に基づいて行動する国であるというふうに私は思っております。
○中谷国務大臣 米国が個別的自衛権かどうか判断するというのは、あくまでも米国自身の判断の話を言ったわけでございまして、我が国としての判断は、主体的に、米国の行動がこの一連のテロの活動に関連するものであり、また、国際社会において容認をされ、支持をされ、そして、国連においてそれが認め...全文を見る
○中谷国務大臣 現在の状況をかんがみますと、あしたにでも攻撃するという状況ではないというふうに思っておりまして、もう少し事態の推移や今後の国際的な環境、各国の状況等を見つつ、我が国として主体的に判断すべきだというふうに思います。
○中谷国務大臣 まず、スーダン、イエメン、ソマリアに潜伏したのではないかという情報は、マスコミの事実としては把握をいたしておりますけれども、その真偽、信憑性等につきましては分析をする必要がございますので、今後とも、貴重な情報として十分検討をして確かめなければならないというふうに思...全文を見る
○中谷国務大臣 今回の基本計画に定めた目的というのは、米国で発生したテロに対してこれを撲滅している国際社会に対して支援を行うということと、人道的な被災民の救援活動を行うということに基づいて行うわけでございますので、それが基本計画の方針であるというふうに私は理解をいたしております。...全文を見る
○中谷国務大臣 基本計画のそもそもの目的というのは、米国を初めとする各国が、今回のテロの脅威から脱却すべくテロの根絶を目指して行動いたしておりまして、そのことに基づく支援をするということになっておりますので、当面その方針に従って行動するというふうに私は思っております。
○中谷国務大臣 福田長官の発言は、個別具体的に攻撃目標が変わるという前提の質問ではなかったかと思います。仮定の質問において答えたわけでございますので、基本計画の変更等につきましては、この現在定められた条件に合うか合わないかということでございまして、個別具体的なことが発生した時点で...全文を見る
○中谷国務大臣 福田官房長官は個別具体的なことに基づいて変えるとおっしゃっていなくて、私は、現在の基本的方針、また条件が変われば変更するというふうに発言されたと思っておりますので、私も福田官房長官と同じく、現在の条件が満たされなくなった場合には変更すべきだというふうに思っておりま...全文を見る
○中谷国務大臣 個別具体的な事柄に基づくことでございますので、そういった事態が発生したら真剣に検討してみたいというふうに思っております。
○中谷国務大臣 基本計画に書かれておりますのは、九月十一日に起こったテロ事件のテロリストに対して、この根絶を図るために行動するということでございますので、それを基本に考えてみたいというふうに思っております。
○中谷国務大臣 米国を初めとする世界各国のねらいというのはテロの根絶でありまして、このテロを引き起こすオサマ・ビンラディン氏を中心としたアルカイーダ、それを支援するタリバン政権ということで、「タリバーン等」というふうになっていると私は考えております。
○中谷国務大臣 この目的というのはテロがなくなることでありまして、例えば、タリバン政権が崩壊したり、ビンラディン氏が殺害されたといっても、現実にテロが起こる可能性や恐怖がなくならない限りはこの目的を達していないというふうに思っております。したがいまして、この行動の目的というのは、...全文を見る
○中谷国務大臣 目的は、アフガニスタンという国をせん滅するということが目的ではなくて、このテロの組織を抱える政権や組織、これを撲滅してテロをこの地球上からなくしていこうということで各国が行動いたしておりまして、この基本計画の基本というのは、先ほど辻元先生がおっしゃった文言で書かれ...全文を見る
○中谷国務大臣 その三つが三本柱でございます。
○中谷国務大臣 協力支援活動と被災民救援活動と、それから捜索救助活動でございます。
○中谷国務大臣 目的は、国際社会の中でテロ行為を撲滅するために自衛隊が協力支援を行うということでございます。
○中谷国務大臣 根絶しなければならないというふうに思っております。
○中谷国務大臣 費用につきましては、せんだって十一月二十二日に閣議決定をされまして、百七十三億円でございます。
○中谷国務大臣 そういう区分けは行っておりませんが、捜索救助活動というのは、まだ実際にやれるかどうか、その必要に応じて実施をするわけでありますが、当面は協力支援活動がメーンになるわけでございます。  それから被災民救援活動は、カラチに向けて毛布、テント等の物資を輸送するというこ...全文を見る
○中谷国務大臣 それぞれ同じ艦艇とか飛行機を使用しますので、それぞれの活動ということでの経費の算出は非常に難しゅうございます。
○中谷国務大臣 こういうテロを撲滅する国際社会に対して、我が国としては積極的かつ主体的に、我が国の問題に関することとして活動するわけでありまして、そういう考え方に基づくわけでございます。
○中谷国務大臣 在日米軍への影響というのはどういう意味でございますでしょうか。
○中谷国務大臣 基本的には影響がないというふうに思っております。  というのは、今回の自衛隊の派遣というのは、国際的にテロ撲滅のために我が国がなし得る行動として自衛隊が協力支援を行うわけでありまして、在日米軍の目的といいますと、我が国及び周辺の安全保障ということでございますので...全文を見る
11月27日第153回国会 衆議院 安全保障委員会 第4号
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○中谷国務大臣 隊員に万が一のことがあった場合につきましては、国家公務員災害補償法に基づいて障害補償、遺族補償などを実施することといたしております。また、生命、身体に対する高度の危険が予想される状況において活動する場合においては、それらの補償の通常の五割増しの特例を適用することに...全文を見る
○中谷国務大臣 比較でございますけれども、国家公務員としては同一金額でございますが、警察官等が参加する場合はそれぞれ地方公務員としての補償の制度がございまして、それぞれ各都道府県ごとにおいてその金額は差があるというふうに聞いておりまして、その分の格差は存在するというふうに思ってお...全文を見る
○中谷国務大臣 国家公務員という立場で出ていく場合においては、格差はないというふうに思っております。
○中谷国務大臣 これは部隊として行動しておりますので、その現場に上官がいるときは、具体的な状況において適切な判断をするということが期待されますので、上官の命令によって行動するということになります。いない場合においては、個々の判断によって武器を使用するということになります。
○中谷国務大臣 基本的には、「自己の管理の下に入った者」という意味は、同じ場所にいて自衛隊員以外の者が不測の攻撃を受けて自衛隊員と同じ危険にさらされた場合に、その現場において、自衛官の指示に従うことが期待される者ということであります。  具体的には、業務のための連絡調整とか視察...全文を見る
○中谷国務大臣 当然、傷病等をして自国の部隊等がそばにいずに自分の力だけで安全を確保できないような兵士の場合、我が国の「自己の管理の下に入った」ということで、その者の安全を確保することができるというふうに思っております。
○中谷国務大臣 いろいろなケースがありますので、その時々によって指揮官がよく状況を見て判断しなければなりませんが、基本的に考えなければならないのは、指揮官として、自己の管理のもとに入るか否かということで、その自己の管理というのは先ほどお話ししましたけれども、そこの指揮官の指示に従...全文を見る
○中谷国務大臣 ただいま委員の方から、国有財産を守るための武器使用というお話がありましたけれども、まさに自衛隊法九十五条というのは、我が国の防衛力を構成する重要な物的手段を破壊または奪取しようとする行為から防護するために認められるものであります。  これの武器の使用条件、要件は...全文を見る
○中谷国務大臣 あくまで自衛隊法九十五条というのは我が国の防衛力を構成する重要な物的手段を防護するために認められるものでありまして、国連の車両についてはこの九十五条の防護対象には含まれないということであります。  ただし、砂漠の国連ジープというお話もありますけれども、砂漠の真ん...全文を見る
○中谷国務大臣 あくまでも九十五条というのは、我が国の防衛力を構成するものに限られておりまして、後段でお話しした部分におきましては、国際平和協力法第二十四条第三項に基づいて、自己の身体、生命の防御のための武器使用という概念でございます。
○中谷国務大臣 自衛隊法第二十四条三項という、自己の生命、身体の防御のためということでございます。  訂正いたします。自衛隊法じゃなくて、国際平和協力法第二十四条第三項でございます。
○中谷国務大臣 基本的には、武器を使用してお話のような妨害行為を排除するということはできないわけでございます。あくまでも武器使用権限については、相手が攻撃を行う場合に身体を防護するため、もしくは自衛隊の武器等の破壊を防止、防護するためにということに限られておりまして、強制的に停止...全文を見る
○中谷国務大臣 現状においてはそのとおりでございます。
○中谷国務大臣 これは現在まで、PKF凍結状態においてもPKOに参加をしたということからしてもわかるように、国連の側には我が国の事情、立場を説明して理解を得てきたところでございまして、これまで九年間で六回にわたってこの平和維持活動に参加をしてきたところでありまして、我が国の立場ま...全文を見る
○中谷国務大臣 我が国の場合は、派遣する場合に、派遣先国の受け入れの同意というものが必要でございますが、一般的には国連と派遣をする国との二者の間で取り決めが行われておりまして、一般的にこの部隊の規模、要員の種類あるいは人数、派遣期間についての取り決めが結ばれているというふうに承知...全文を見る
○中谷国務大臣 日本のような派遣国と国連との間で取り決めをしているということであります。  派遣国と国連との取り決めですね、そういうものは存在をすると思います。
○中谷国務大臣 ちょっと質問を取り違えているかもしれませんが、一般的に国連と派遣国の間ではそういう取り決めが結ばれているものだと承知をしております。  我が国が参加する場合も国連と我が国で調整を行いまして、我が国の場合は国連平和協力法に基づいて要員を派遣することについて了解を得...全文を見る
○中谷国務大臣 そのようなことを言われても、法律的にそういうことを実施することはできませんので、それを受け持つことは困難だと考えております。当然、司令官もこの取り決めや我が国の事情を理解した上で業務に当たっておりますので、そういう要請は我が国に対して来ないのではないかというふうに...全文を見る
○中谷国務大臣 そういう御指摘を感じるケースもあるのではないかというふうに思いますが、基本的に、その司令官にいたしましても、あらかじめ我が国の参加に当たっては国連との間で調整を行って、国連もそれを了承し、また現場の指揮官にもその趣旨が伝わっているというふうに思いますので、その司令...全文を見る
○中谷国務大臣 PKOの重要性に関する認識につきましては、委員と同じく私も大変重要だというふうに思っているわけでございますが、現実問題として、PKOが成立してから約十年近くの間、PKFが凍結されておりましたし、また、これまで六回にわたって現実に凍結状態でPKO活動をいたしまして、...全文を見る
○中谷国務大臣 確かに、おっしゃることは私も同じように考えております。基本的には、今後我が国が国際連合を中心とした国際平和のための努力に積極的により貢献する必要があるというふうに思っておりますが、やはり一方で憲法問題があって、武力行使をしないということによって、この問題においてそ...全文を見る
○中谷国務大臣 日本はPKO活動に対してより積極的に貢献すべきだというふうに考えておりまして、今回も、東ティモールに対して自衛隊の派遣をすべく現在準備をいたしておりまして、こういった活動を一つ一つ重ねることによって、より国際社会からも信頼を得て、評価をしていくべきだというふうに思...全文を見る
○中谷国務大臣 今回の改正におきまして、武器使用の面においては、これまで、同じくPKO業務に携わる要員だけの安全確保しかできなかったわけでありますけれども、自己の管理のもとにある者ということで、その現場に同一的に存在をして、安全を守ることが期待される者に対しても、安全を確保するこ...全文を見る
○中谷国務大臣 当面我が国としては、来年、東ティモールに対してPKO派遣を準備いたしておりますので、今回の改正につきましては、この東ティモールの活動がより円滑に行われるための改正であるというふうに私は認識をいたしております。
○中谷国務大臣 そういう発言があったということは承知をいたしておりますが、基本的に、PKOの派遣については、ブラヒミさんもアフガニスタンに現時点でのPKOを派遣することは難しいということを言っておられまして、私も、今の日本のPKO法案はよくできておりまして、その原則、五原則があり...全文を見る
○中谷国務大臣 多少年代は古いんですけれども、九六年四月十日現在で、アフガニスタンに埋設されている対人地雷の数は一千万個に上ると推定をされております。
○中谷国務大臣 現在、陸上自衛隊において地雷を処理する能力は持っておりますが、これは、あくまでも我が国有事に際して我が国を防衛するという見地での地雷処理でありまして、能力的には、陸上自衛隊の普通科部隊、戦車部隊、施設部隊等で、主に地雷原に一定の通路を設けて、それで防衛行動を行うと...全文を見る
○中谷国務大臣 そのとおりだと思います。  国連のPKO局自体も直接地雷の処理の活動をしているわけではなくて、基本的には、地雷の処理等においては、埋設された国の政府が主体となって行っておりますし、またその地雷処理する方も、NGO、また地雷の埋設国の人たちが協力をして行っておりま...全文を見る
○中谷国務大臣 そのとおりでありますけれども、これはあくまでそのPKO活動を行う地域においての自国の活動の安全を確保する面での地雷の処理ということでありまして、国連のPKO自体の地雷処理活動においては、あくまでその除去活動や地雷に関する啓蒙活動を支援することが一般的な目的でありま...全文を見る
○中谷国務大臣 確かに、国連自体でPKOのあり方については非常に精力的に議論をされておりまして、いわゆるガリ報告に基づくPKOの議論もソマリアの例でとんざしたということがありますが、第二世代PKOという言葉がございますが、現在行われているPKOの国際的なあり方については、各国に対...全文を見る
○中谷国務大臣 どう考えるのかということでありまして、全く戦いのない状態でもあり、またその紛争の当事者ももういなくなった場合は、私は停戦の合意は成立しているというふうに思っておりますし、今回の東ティモールの派遣の場合も、数年前は紛争をしておりましたけれども、現時点においては全く平...全文を見る
○中谷国務大臣 非常に冷戦後、国際、国家間でこのPKOのあり方については高い評価と期待は高まりまして、ことしのノーベル平和賞には国連が、またPKO活動等が選ばれたわけでございます。  冷戦が終わった後、非常にPKOが脚光を浴びておりますが、PKOの歴史は古く、主に中東のイスラエ...全文を見る
○中谷国務大臣 現在のPKO法が成立したのは平成三年でありまして、私はまだ一年生議員でありましたけれども、これの委員会の採決やら本会議の採決を見ますと大変な混乱でありまして、私も委員席に座っておりましたけれども、某党の女性の議員が紙を持ってきて、反対だということで異様な混乱があり...全文を見る
○中谷国務大臣 やはり国連の活動自体、またPKO活動自体が、憲法の前文に書いております、専制と隷従、圧迫と偏狭をなくそうとしている国際社会の中で日本は名誉ある地位を占めたいと思うということを書いておりまして、国連を中心とした協力に対して日本は惜しみない協力をして世界平和のために努...全文を見る
○中谷国務大臣 当然のことながら、PKO活動には日本は積極的に貢献していくべきだというふうに思っております。しかし、今までのPKOの歴史を見ますと、非常にPKO活動と各国の外交努力というのは表と裏でありまして、PKO活動を成功させる上においては、事前に外交を展開して準備をしておく...全文を見る
○中谷国務大臣 これは、国連自体の、PKO活動の存立の前提となることでありまして、大変重要なことであります。ことしも国連でPKOのあり方について検討されておりますが、国連のアナン事務総長は、昨年十月にブラヒミ報告を受けてパネルをした結果、ブラヒミ報告の勧告のいかなる部分も、国連が...全文を見る
○中谷国務大臣 基本原則としては、中立、合意、同意は、ひとしく考え方は合っているというふうに思っておりますが、各ミッションに応じて、それぞれの地域に応じて、別個、計画等が策定をされておりまして、現地の情勢に合わせていくということであります。  ブラヒミ報告自体も、国連の事務局員...全文を見る
○中谷国務大臣 現時点においても、国連の部隊行動基準、ROEについて検討はされているというふうに思っておりますが、一般的にROEについては、それぞれのミッションというか地域ごとに定められるわけでありまして、それぞれの地域に応じて違うわけであります。一般的に、個々のPKOにおけるR...全文を見る
○中谷国務大臣 現状の活動等に対する反省と教訓ということで、今委員がザイールにおけるNGOを救出したときの例を挙げられましたけれども、本当にすぐ目の前で、また近くで、日本人のNGOの危機に際して、本当に見て見ぬふりをしていられるか、傍観していられるかというと、実際に派遣された隊長...全文を見る
○中谷国務大臣 「自己の管理の下」という意味でございますけれども、これは、自衛官等が国際平和協力業務を行うに際して、同一の場所で活動することがある自衛隊員以外の者のうち、不測の攻撃を受けて自衛官とともに共通の危険にさらされたときに、その現場において、その生命、身体の安全確保につい...全文を見る
○中谷国務大臣 これはいろいろなケースが考えられるのであって、先ほどの御質問のように、百メートル近くでどうだとかいうことをこの場でお答えするのは適切でないと思います。  そういうケースをかんがみまして、不測の攻撃を受けて共通の危険にさらされたときに、その現場において自衛官の指示...全文を見る
○中谷国務大臣 現在の我が国の防衛力の整備に関しましては、防衛計画の大綱並びに中期防衛力整備計画に基づいて年々整備をしているわけでございますが、この中期防衛力整備計画の中では、我が国の防衛に関すること、並びに多種多様な事態に対応し得ること、並びにPKO初め国際安全保障環境の整備に...全文を見る
○中谷国務大臣 防衛庁といたしましては、九月十一日以来、警戒態勢をとる等極度の緊張状態にございまして、連日幹部が集まって情報交換並びに今後の対応を検討いたしておりますので、逐次そういった情報、調整等に関するお話は受けておりまして、幹部間でも協議をいたしております。
○中谷国務大臣 非常に、十一日の事態が防衛庁始まって以来の事態だというふうに認識しておりまして、逐次その対応等については、その当時は情報収集の面が多かったわけでございますけれども、外務省や官邸等と調整をした内容また結果等は、幹部間で協議をいたしておりました。
○中谷国務大臣 私は、新聞の朝刊で、記憶は定かでございませんけれども、与党の有力な方が発言した内容に、ショー・ザ・フラッグというふうに書いていたということで、そのとき初めて知りました。
○中谷国務大臣 近年、多国間での共同訓練が非常にふえてまいりまして、チームチャレンジのみならずコブラゴールドとか、タイ、シンガポール、マレーシア等を中心に東南アジア、また米国を初めとする各種の訓練が行われるようになりました。日本としても、このような国際安全保障環境をより強化してい...全文を見る
○中谷国務大臣 科学技術の進歩というか、情報の進展に伴いまして、より逐一、私たちは戦闘の状況を知る可能性がふえてきたわけでございます。そういう点で、戦闘員と非戦闘員の区別を明確にし、非戦闘員により損害がないように戦いをしていくというのが現代の戦闘にとって非常に重要なファクターにな...全文を見る
○中谷国務大臣 PKFの凍結解除につきましては、従来から、できるもので、あるものの中で凍結ということで実施を見合わせていたわけでございますが、今回の解除によってできる内容につきましては、停戦及び武装解除の監視、駐留・巡回、武器の搬入、搬出の検査・確認、放棄武器の収集、保管、処分、...全文を見る
○中谷国務大臣 私も、四、五年前に、このUNIFILの展開しているレバノンとイスラエルの国境付近に行ったことがございますけれども、UNIFILというのは、レバノン暫定隊ということで、この地域のいわばレフェリーのような存在で、停戦が行われているかどうかを監視するのが任務でございます...全文を見る
○中谷国務大臣 UNIFILの例をおっしゃったわけでございますけれども、この地域の活動においては、一九七八年の設立以来、ことしの五月一日までの累計で二百四十一名の犠牲者が出ておりますが、この中では、事故が百一名、敵対行為が八十三名、病気四十四名、その他十三名というふうに集計をいた...全文を見る
○中谷国務大臣 防衛庁長官といたしまして、派遣に際しましては、最大限の注意と考慮を払ってやっていきたいというふうに思っております。  基本的に考え方としては、まず、この我が国のPKOへの参加につきましては、憲法及び国際平和協力法の内容の枠内で行われるということ、第二点は、国内の...全文を見る
○中谷国務大臣 この国際平和協力業務に派遣される隊員の選定につきましては、まず本人の意思を確認することにいたしております。部隊全員丸ごとそのまま派遣をするということではなくて、まずこの能力、まず人とうまくやっていくことができるのか、我慢強いか、協調性があるのか、また明るいのか、そ...全文を見る
○中谷国務大臣 そういう隊員は派遣をすることから遠慮していただきたいというふうに思っております。
○中谷国務大臣 要するに、派遣をする隊員に含めないということでございます。
○中谷国務大臣 そういうことによって不利益をこうむることがないように努めていきたいというふうに思っています。
○中谷国務大臣 まず、現状において国連待機軍というものが具体的にいかなるものかということにもよるわけでありますけれども、本来、国連憲章の七章に基づく正規の国連軍というのはいまだ設けられてないわけでございまして、おっしゃっている内容についてはPKOに関してだというふうに思っておりま...全文を見る
○中谷国務大臣 今回の法改正は武器の使用権限の部分のみでありまして、現在、ブラヒミ報告に基づいて国連が議論されておりますけれども、この改正と今回の改正は関係がございません。
○中谷国務大臣 今回のブラヒミ報告に基づく改正は、まず国連の体制の強化並びに各国の国連への要員の派遣の増加等でございます。  この体制の強化に関しましては、先般本委員会でも御議論いただきましたけれども、国連本部の職員への自衛官の派遣等に基づいて、量的な拡大に伴って我が国も参加で...全文を見る
○中谷国務大臣 国連ではブラヒミ報告の勧告を受けて、現在その最終的な対応については検討中でありまして、まだ結論は出ておりません。  なお、今回の改正につきましては、現時点での日本の従来におけるPKO活動の反省、教訓を受けて、今後さらに充実したPKOに参画していこうという内容であ...全文を見る
○中谷国務大臣 今回東ティモールで行おうとしている活動内容は、主に施設部隊を中心とした道路の修理、補修を中心にいたしておりまして、従来の、凍結解除以前の状態においても十分活動ができる内容になっておりまして、新しいPKOに基づいたものであるのではなくて、従来のタイプのPKOに対応し...全文を見る
○中谷国務大臣 今回の東ティモールに関しましては、凍結解除で新たに任務に加わった部分においては実施をいたしません。  また、ROEという武器使用規定につきましては、国連は、すべて本部でスタンダードに全体を縛っているわけではなくて、各任地また場所に応じてそれぞれ個別のROEをつく...全文を見る
○中谷国務大臣 今回改正をしている法律案に基づきまして、PKOの現場においていろいろな混在をする人たちがある中で任務を遂行するわけでありますけれども、自衛隊員が活動している現場に所在して、不測の事態を受けて、自衛官と同じ危機に遭遇をして、かつなお、自衛隊の指示に従うことが期待され...全文を見る
○中谷国務大臣 まず、基本的には、基本教練として、我が国の安全保障のために各部隊が武器の使用等の演練を行っております。  武器の使用等につきましては、ルワンダにおいてはけん銃、小銃、機関銃、通信車、またゴラン高原もけん銃、小銃、機関銃等を装備して行くわけでございまして、基本認識...全文を見る
○中谷国務大臣 現時点においても、防衛庁の人間が現地に参りまして、現地の情勢、また任務の内容等も含めまして、必要な装備の種類と数量を決めることになっております。  これに基づいて自衛隊は所要の準備をして、実施計画を定めた上に、安保会議にかけて、国会に報告をすることでございますけ...全文を見る
○中谷国務大臣 これまでも、カンボジアの場合にはクメール語、またゴラン高原等の場合も現地の言葉、またモザンビークもポルトガル語等の現地通訳を雇用して業務に当たったわけでございますが、今回におきましても十分に信頼にたえる通訳が雇用できるように面接を行うと同時に、雇用の際には、契約で...全文を見る
○中谷国務大臣 あくまでもPKO活動の範囲においての地雷の除去として、御指摘の項目で実施したいというふうに考えています。
○中谷国務大臣 PKOを派遣する前提としては、停戦の合意がなされておりまして、そのような地雷の埋設においては、その政府においては、必要がないというふうに考えておるわけでございます。  おっしゃるように、そのクリークに地雷があるかどうかわかりませんが、私は、木製とかプラスチック等...全文を見る
○中谷国務大臣 それぞれのPKOの現場において司令官が判断することでございまして、現時点においてそのような命令を発するかどうかわかりませんが、我が国に関しましては、そのようなことが法律に現時点においては盛り込まれておりませんので、現地においてそのような指導や指令を、司令官が日本に...全文を見る
○中谷国務大臣 現時点においても、政府の調査団やまた防衛庁の職員がPKOを行おうと予定している場所において、現地の状況等を視察したり、また国連の現地司令官とも面会をし、また職員とも調整を行っておりますが、当地における自衛隊の活動等、配置等につきましても、十分日本側の立場やまた計画...全文を見る
○中谷国務大臣 今後の検討課題であるというふうに認識いたしております。
○中谷国務大臣 今回の改正によりまして、bタイプの武器使用が実施できるということには及ばなかったわけでございます。
○中谷国務大臣 これにつきましては、将来の検討課題だというふうに思っております。
○中谷国務大臣 現時点におきまして、それができるのかできないかというところまで検討はいたしておりません。
○中谷国務大臣 警護任務でございますけれども、いわゆる要人の警護等につきましては、その要人は「自己と共に現場に所在する」「その職務を行うに伴い自己の管理の下に入った者」に該当して、自衛官が武器を使用して防衛することが可能となる場合があり得るというふうに考えております。
○中谷国務大臣 基本的には、自然権的権利でございまして、自衛官と同じ現場に所在をして、不測の攻撃を受けて自衛官とともに共通の危険にさらされたという状況の中で、その安全確保について自衛官の指示に従うことが期待される者である場合においては、この防御の対象になるということでございます。
○中谷国務大臣 今回、任務の追加には入っておりませんが、警護の業務を追加することについてはさまざまな議論があるということを承知いたしておりますので、このような業務を的確に遂行するための武器使用のあり方を含めて、今後十分に検討していく必要はあるというふうに思います。
○中谷国務大臣 国連の活動に対する支援等につきましては、武力行使にならぬように、国際基準に合わせて、国連の行動に合わせていかなければならないというふうに思っておりまして、今後検討すべき課題だというふうに思っております。
○中谷国務大臣 最後の部分が聞こえませんでした。
○中谷国務大臣 この部分は、停戦監視ということで、兵力が決められた線から逸脱しないかどうか、そういう点を見張るということで、兵力引き離しの一種ではないかというふうに思います。
○中谷国務大臣 そのとおりでございますが、これを実施する前提というのは、停戦の合意がなされ、また受入国の同意がされるという約束事に従ってやるわけでございますので、これらを逸脱した状況が出たら、そもそもPKO活動がなくなるわけでございます。この停戦が維持された状況において先生のおっ...全文を見る
○中谷国務大臣 いわゆるPKF本体業務ということで、おっしゃるとおりでございます。
○中谷国務大臣 その認識は変わっておりません。  これらの業務というのは、いわゆる停戦で定められた事項が守られているかどうか、それを注視、また監視をする役割でありまして、いわゆるレフェリーやそういう違反がないかチェックするために行っているわけでございまして、そのための組織、部隊...全文を見る
○中谷国務大臣 基本的には、自己防御のための武器使用等によって身を守るということでございますが、当面先方の動向を注視して行うわけでございます。それでもなお危険を感じる場合におきましては、その業務を中断して部隊の方へ帰るということでございます。
○中谷国務大臣 基本原則、いわゆる参加五原則でございますけれども、この精神はいささかも変更しておりませんで、今回PKF活動、今述べられたことが内容でございますけれども、それに参加するに当たりまして、憲法で禁じられた武力の行使をするという評価を受けることがないように、十分参加に当た...全文を見る
○中谷国務大臣 そのとおりでございます。
○中谷国務大臣 そのとおりでございます。
○中谷国務大臣 現時点のPKO法案におきましては、他国の要員や国連職員は含まれておりません。しかし、これまでの活動を勘案いたしますと、やはり同じ職場で勤務をする者、また国連の職員が危険な状態に際して、ただ目前で看過して見ておくだけでは、到底国際社会の中で容認できないような事態があ...全文を見る
○中谷国務大臣 その外国の要員が自衛官と同じような危機に遭遇をして、かつまた自衛官の指示に従うことが期待される、また先方が希望するような場合においては、対象に含まれるというふうに考えております。
○中谷国務大臣 そのような議論があったというふうに私は聞いておりませんけれども、今お話を伺った範囲の中で、仮にそのような危険に遭遇した場合に、自衛官が伏せろと言って外国部隊の兵士が伏せた場合は、この管理のもとに入る者として防衛の対象になるというふうに私は思っております。
○中谷国務大臣 基本的な考え方は、やはりいろいろなケースに応じて違うというふうに思いますが、安全確保のために自衛官の指示に従うかどうか、同じような立場において自衛官の指示に従うような状況にあるかどうかということでございまして、このような者は身を守る手段を十分に持たないために、いわ...全文を見る
○中谷国務大臣 外国人部隊等については、先方も部隊行動をいたしておりますので、基本的には上官の指示、命令に従わなければならないわけでございます。ところが、個人的に訪れた兵士とか、また、突発事故等で自分の上級部隊の上司に従うことが不可能な場合もございます。そういう意味では、自分自身...全文を見る
○中谷国務大臣 あらかじめ警護任務を付与された自衛官のみでございます。
○中谷国務大臣 任務を付与されておりませんので、その場合はできないというふうに思っております。
○中谷国務大臣 部隊ではなくて、自衛官個人個人でございます。
○中谷国務大臣 派遣する場合は、そのようにいたします。
○中谷国務大臣 その原則におきましては、国内と同様に、その原則に基づいて実施をするものでございます。
○中谷国務大臣 九十五条の武器防護のための武器使用は、我が国の防衛力を構成する重要な物的手段を防護するためのものでございまして、自然権的権利とは違った観点での武器防護であります。
○中谷国務大臣 これは離れないというふうに思っております。
○中谷国務大臣 まず、九十五条の武器使用は武力行使ではございません。  というのは、これを実施する上においては、先生も先ほどお述べになりましたけれども、いろいろな要件が定められておりまして、受動的かつ限定的な必要最小限の行動であるべきであるという要件のもとに武器を使用するもので...全文を見る
○中谷国務大臣 我が国が憲法で禁じられているということは、武力行使をするとの評価を受けることがないという意味でございまして、この武器等におきましては、我が国の防衛にとって非常に重要なものでございますが、こういうものを守るということにおいてもいろいろな制約をつけて、受動的、限定的な...全文を見る
○中谷国務大臣 基本的には、この九十五条というのは我が国の防衛力を構成する重要な物的手段を防護するための規定でございますが、いわゆる部隊にとっても大変重要なものでございます。  過去のPKOの事例の中で、やはり車が強盗に襲われて通信機材等が盗まれた事態を経験いたしておりまして、...全文を見る
○中谷国務大臣 それ以外にあったかどうかまだ確認をいたしておりませんが、我が国のみならずほかの国も、大切な武器が窃盗されるとか金品が盗まれるとか、そういうケースもございまして、この事態を放置しては部隊の対応能力等も低下するということで、今回その必要性を感じるわけでございます。
○中谷国務大臣 昭和二十九年当時に参議院においてそのような決議をされたということは存じ上げておりますが、これは海外において武力行使をしないということでございまして、当時は冷戦の一番激しい時期でございましたが、今、冷戦が崩壊をして、世界全体が世界の平和をどう保つかということを真剣に...全文を見る
○中谷国務大臣 その幹部自衛官の発言の真意につきましては承知をいたしておりませんが、私が推測するにおいては、まだそういうことを実施した経験がない、つまり、自衛隊ですから、攻撃とか防御のために地雷原を、道を開設するということは訓練で実施したことがございますが、広範囲において一つ一つ...全文を見る
○中谷国務大臣 過去にPKOで犠牲になった方の累計を調べてみましたけれども、これまで、全体で千七百九名の方が亡くなっておりますが、これの一番大きいものは事故でございます。交通事故等で、これが七百二十四名、その次が敵対行動でありますが、これは五百七十八でございます。あと病気が三百一...全文を見る
○中谷国務大臣 基本的に、今後PKOがどのように変わっていくかということを伺ったわけでありますけれども、発言の内容等につきましては、それぞれPKOにおいては、各国が活動をしている中で、余り制約、制限が多い中で派遣をされると、ほかの国が、かえってそのためにいろいろな仕事をつくること...全文を見る
○中谷国務大臣 そのとおりだというふうに思います。
○中谷国務大臣 今の法律につきましては、五原則を設けておりまして、このことによって憲法が禁ずる武力行使に該当しないことを担保するための重要な原則であって、今後とも堅持する考えでございます。
○中谷国務大臣 その点の問題意識は我々自身も持っておりまして、今後、この点につきまして国会で合意をいただきまして、国民の合意が得られるように、今後とも努力、検討してまいりたいというふうに思っております。
○中谷国務大臣 その武器の種類とか数量につきましては、十分現地の状況を見て判断しなければなりませんけれども、それにつきましては、基本計画を定めまして、安全保障会議にかけ、政府で決定をし、そして国会に報告することになっておりまして、国会の皆様方に御承認いただくべく、内容にいたしつつ...全文を見る
○中谷国務大臣 これはまさに政治の側の問題でございまして、自衛隊の行動につきましては法律の枠内で運用していかなければなりませんので、この武器の使用等につきましては法律によって定められるということになるわけでございます。  現時点において、このbタイプの武器使用に関しましては改正...全文を見る
○中谷国務大臣 一応、国連のモデルROEには含まれておりますが、実際に現場、現場によってROEが違うわけでありまして、すべてのところでやっているということは確認いたしておりませんが、基本となるモデルROEにはこのbタイプは含まれているというふうに認識をいたしております。
○中谷国務大臣 この点につきましては、各党、各議員間でもいろいろな考え方がありまして、現時点においても政党間のお話し合いが続いているわけでございますので、今後ともこの議論の推移を見守りながら検討してまいりたいというふうに思っております。
11月29日第153回国会 衆議院 安全保障委員会 第5号
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○中谷国務大臣 このPKO参加五原則というのは、我が国が国際平和協力隊に参加するに当たって、憲法で禁じられた武力行使をするとの評価を受けることがないように担保される意味で策定された国際平和協力法の重要な骨格でありまして、今後ともこの認識については変わりはございませんが、常に、どう...全文を見る
○中谷国務大臣 今回、PKFの凍結解除及び武器使用緩和の二つの内容を行うわけでございますが、武器使用緩和といいますと、現在PKO活動を行っておりますけれども、隊員が安全かつ効果的に任務を達成し得るというためには重要な意義があるというふうに考えておりますし、また、状況によっては他国...全文を見る
○中谷国務大臣 警護業務を追加することにつきましてはさまざまな議論があるというふうに承知をいたしておりまして、今後とも、武器使用のあり方につきましては十分に検討をしていく必要があるというふうに思っております。  なお、今回の改正により、仮に国連や我が国の要人がPKOの現場の視察...全文を見る
○中谷国務大臣 この要請等につきましては、私もことしの六月に国連に行った折には、PKO局長並びに国連の事務次長からも、そのような制約がつけばおのずと行動も限られてくるし、また、ともに所在している要員との協力関係等もあって、見直しを検討したらどうかというお話もありましたし、また、こ...全文を見る
○中谷国務大臣 これはおのずと我が国が決定するわけでありまして、具体的にどのレベルまでというふうな要請を受けたというふうに承知をいたしておりません。
○中谷国務大臣 改正後の二十四条によって、状況によっては他国のPKO要員また国連職員を武器を使用して防衛することができるようになるというわけでございますが、今後こういった点についてさらなる充実を図っていくべきだというふうに私は思っておりますし、また、今後十分に検討しなければならな...全文を見る
○中谷国務大臣 PKO要員の安全の責任を一体だれが持つかという問題にもなりますが、現状におきましては、基本的に、派遣をした国の政府が派遣した要員の安全面また補償面の責任を負うという認識のもとに、各国がPKOに要員を派遣しているというふうに思っております。  我が国独自で判断をす...全文を見る
○中谷国務大臣 確かにおっしゃるように、参加となりますと、メンバー意識がありまして、強い団結と結束のもとに力を発揮できるわけでありますが、他方、協力といいますと、参加よりは広い意味での関与形態を示すものでありまして、この協力の中に参加が含まれるという意味だと考えますと、参加に至ら...全文を見る
○中谷国務大臣 これは法律のつくり方ということで、まさにこの法律の根幹議論に類するものだというふうに思っております。同様に、自衛隊法におきましても、憲法を検討する関係で、一つ一つできることを積み上げてきたというような類型で来ておりまして、これもひとえに、我が国の憲法の範囲内で何が...全文を見る
○中谷国務大臣 そのような計画を国連のPKO局等で実施しているというふうに思っておりますが、あくまでも、これに参加するかしないかはそれぞれの国の事情また判断に基づくものでございまして、仮に我が国が参加を検討する場合には、十分に我が国の法体系の中で実施し得るものを選定し、よく国連側...全文を見る
○中谷国務大臣 非常に、冷戦終結後の国際社会は、国連を中心に世界各国がより協調し、またともに努力しながら世界平和を守っていくという時代になってきておりますし、ことしは国連がノーベル平和賞を受賞したということで、大きく時代は変わってきつつあると思います。  一方で、自衛隊も創設を...全文を見る
○中谷国務大臣 確かに、先生のおっしゃるように、議員提案によって凍結をされてきたわけでございますが、先般、与党間において凍結解除を政府案として国会に提出することが合意されたことを受けまして、政府として本改正案の提出を行うとしたものでございまして、国会内また各政党間の議論を十分参考...全文を見る
○中谷国務大臣 現在、朝鮮半島においては軍事的な対峙の状態は続いているわけでございますが、二十二日の韓国の西方海域上での韓国の短距離ミサイル発射については、これは試験のための発射であるというのが韓国政府の公式見解でございます。また、二十七日のDMZでの北朝鮮、韓国間の銃撃につきま...全文を見る
○中谷国務大臣 基本計画には陸上自衛隊は含まれておりませんで、現段階では陸上自衛隊の派遣は考えておりません。
○中谷国務大臣 イージス艦の持つ機能というのは、情報収集を非常に高くできるという点で、目であり耳でありますし、また、指揮をとるのに非常に優位な艦艇でございますけれども、政治的なシンボルとなって、非常に連日マスコミ等でも報道されておりまして、この派遣に際しましては、官邸や与党、また...全文を見る
○中谷国務大臣 防衛計画の大綱並びに中期防等で防衛力の整備を行っておりますけれども、この中期防の中でも、我が国の防衛、そして各種の災害並びに国際安全保障環境を構築するという観点で議論を行っておりまして、通常においても、諸外国と教育訓練等も実施する中で、隊員の能力の錬成等を図ってお...全文を見る
○中谷国務大臣 この御指摘は非常に重要な観点でありまして、防衛庁といたしましても、あり方検討会を立ち上げまして、今後のあるべき姿、これを研究してまいりたいというふうに思っておりますし、現在の中期防におきましても、コンパクト化、効率化、機能化という観点で、より柔軟に各種事態に対応す...全文を見る
○中谷国務大臣 現在におきましては、現行法の範囲内で、カナダとの共同使用地区におきましては、我が国部隊が使用する施設の管理を確実に実施する、また要員の安全を確保するという観点で、現行法で警備を行っておりますが、今後は、その宿営地警備を実施している自衛官とともに現場に所在するカナダ...全文を見る
○中谷国務大臣 お話ししたとおり、その自衛官と一緒にいるカナダの隊員が非常に危険な場合に、我が国の指示に従うというふうな状況になった場合には、カナダの要員の防衛もできるということでございます。
○中谷国務大臣 PKOの活動につきましては、これまで九年間、我が国はいろいろなところで行っておりまして、その都度都度に各地のPKOのあり方、また、中東地域におきましては、イスラエルとパレスチナの状態の中で、現に国連PKO活動も数々運営をされておられまして、その内容等につきましては...全文を見る
○中谷国務大臣 今、UNTACの例を挙げられましたが、その報告に書かれているということで、事実だというふうに思いますが、このUNTACの国連代表は明石さんがお務めされましたし、また、ユーゴのミッションも明石さんが取り組まれたわけでございまして、このPKOの活動等に対する危険の可能...全文を見る
○中谷国務大臣 そのとおりでございます。  派遣する以上は隊員の安全確保をし、また、与えられた任務を整々と実行できるようにするために、安全管理上、武器の使用を付与して派遣をするわけでございます。
○中谷国務大臣 この「自己の管理の下に入った者」というのは、不測の攻撃を受けて、自衛官と共通の危険にさらされたときに、その現場において安全確保について自衛官の指示に従うことが期待される者ということで、具体的には、宿営地に所在する他国のPKO要員、国連職員、国際機関の職員、専門家、...全文を見る
○中谷国務大臣 その際に、その現場にいる自衛官が危険にさらされているかどうかということも関連いたしますけれども、同じように危険にさらされていたとする場合で、その人たちが安全確保のために自衛官の指示に従うことを期待するというか、そういうことを希望して自衛官の指示に従う場合においては...全文を見る
○中谷国務大臣 これは、人間としての自然の感情というか、自然の行いでありまして、自己保存のための自然権的権利というのは、あくまでも自分、そして同じ日本の仲間、これを守るという範疇の武器使用でございますけれども、しかし、その現場にそういう人たちがいて、自分たちだけ守って本当に人間と...全文を見る
○中谷国務大臣 キーワードというのは、まさしく自衛官の指示に従うことが期待される者であるかどうかということでございまして、部隊でそこにいるときは、部隊として、外国の指揮官なりがいればその人に従うわけであって、その指揮官が日本の指示に従おうとしないのなら、それは当然守る対象ではあり...全文を見る
○中谷国務大臣 まず、二十四条が憲法違反ではないかという御指摘でございますが、まず、武装していない部隊に対しては日本は指揮権を有しているわけではございません。ただ、その部隊の人たちが助けてくれというか、その指示に従うことが期待される場合に本当に見捨てておけるかという問題でありまし...全文を見る
○中谷国務大臣 この九十五条を適用するかどうかについては、当初に、これが武力行使につながるからできないということは一言も言っておりません。PKOを開始する段階に当たって、最初のことですから、これを適用するとかえって混乱が生じるのではないかという観点で盛り込まなかったわけでございま...全文を見る
○中谷国務大臣 この九十五条というのは、行ったら当然最初から入れておかなければならないことでございましたが、しかし、最初のことでもありますし、国民の皆さんのそういった御心配もありますので、実施する面においては、非常に安全に留意をして、隊員の任務が達成する場所においてのみ、また、P...全文を見る
○中谷国務大臣 全然なりません。つまり、bタイプにおいては現在も認めておりません。  そして、この自衛隊法九十五条の武器使用におきましては、我が国の防衛力を構成する重要な物的手段を防護するための受動的、限定的な必要最小限の程度のもので運用をいたしますし、国連のROEがございます...全文を見る
○中谷国務大臣 とんでもございません。例えば、そういう武器等を奪取された場合に何が起こるかというと、そういった犯人がその武器を得るわけでありまして、当然そこにいる部隊等の危険はさらに増すということで、それは看過できるものでもございませんし、本来あるべき武器防護の武器使用、こういう...全文を見る
○中谷国務大臣 我が国だけが撤収をするということは非常にあるべきではないと思いますし、またそんなことがめったに起こってはいけないというふうに思いますが、基本的には、そもそも行っているPKOの活動自体が、中立である原則、また、同意、停戦の合意が守られているという原則、また武器使用の...全文を見る
○中谷国務大臣 その際におきましては、自衛隊の視察または宿営地を訪れる人につきまして、その人が自衛官と同行した場合に、我が国の自衛官と、当然その人は我が国の人なんですけれども、同様の危険にさらされた場合に、当然その人は我が自衛隊員の指示に従うということを期待しておりますので、その...全文を見る
○中谷国務大臣 言葉はそうでありますけれども、自衛官の、安全面においては指示に従っていただいて、安全を守らせていただくわけですから、指示に従うことが期待される者という概念で安全を図るということでございます。
○中谷国務大臣 その状況がどういう状況かわかりませんけれども、基本原則といたしましては、当該部隊が自衛官と同じ現場に所在をしているかどうか、また、不測の攻撃を受けて自衛官と共通の危険にさらされている状況かどうかということと、その自衛官の指示に従うことが期待される者であるかどうかと...全文を見る
○中谷国務大臣 この九十五条というのは、平時において我が国の武器を防護するための国内における武器防護ということでございましたが、しかし、世界じゅうどこの国を見ても、武器を守るために武器を使用するというのはいわば軍隊である場合は常識行動でございまして、本来はPKO部隊、PKO法が成...全文を見る
○中谷国務大臣 これまでの活動につきましては、その都度に報告を作成して、内閣総理大臣が国会に報告をしてきたところでございまして、このような報告をその後我が国の活動にいかに生かしていくかということにつきましては、国会の御意向も踏まえて、当然のことながら適切に対処してまいるべきものだ...全文を見る
○中谷国務大臣 それはまさしく国会の委員会で実施をすべきことでございまして、その責任とか評価につきましては、国会みずからが有しているのではないかというふうに思っております。
○中谷国務大臣 派遣される隊員につきましては、本人の希望を確認し、また御家族等の意見も十分伺いまして、決して強制的になることなく、希望者を募って派遣をいたすのが基本でございます。この選定の段階において派遣要員から外れた者については、決して、処分はもとより、何ら人為的な不利益を受け...全文を見る
○中谷国務大臣 御指摘の九十条といいますと、治安出動の場合の武器使用でございますけれども、人に対して危害を与えることが許容されるわけであります。それを必要とするかどうかというのは、相手が人を殺すか、また治安を侵しているかどうかとの均衡を密接に求められておりまして、海外に派遣する場...全文を見る
○中谷国務大臣 これまで九年間、六回にわたって活動を実施してきたわけでありますけれども、派遣された隊員には、定められた法律に触れることなく、また任務を遂行するために本当に全力で整々と活動をしていただきました。その結果、大きく法を逸脱したというような指摘もございませんし、また現地政...全文を見る
○中谷国務大臣 おっしゃるとおりでございます。今回の武器使用の原則におきましては、自衛官とともに共通の危険にさらされ、その現場において、その安全確保において自衛官の指示に従うということが期待される者ということに限っておりまして、いわば自己保存のための自然権的権利というべきものであ...全文を見る
○中谷国務大臣 田端委員が先般与党の調査団として東ティモールに行かれて、現場をつぶさに回られ、また指揮官から現状を聞かれたということで、心から敬意を表したいというふうに思っております。  私の方にも、UNTAETのデ・メロ国連事務総長特別代表から、個人的には、日本が武器使用に関...全文を見る
○中谷国務大臣 法的妨げはございません。仮にPKF解除になりますとPKOの場合に実施できるようになります。  しかし、地雷を処理することについて若干心配しているのはこの地雷の持つ恐ろしさでありまして、過去、「地雷を踏んだらサヨウナラ」という映画がございましたけれども、本当に一瞬...全文を見る
○中谷国務大臣 イージス艦を派遣するかどうかということにつきましては、防衛庁長官たる私が判断をして決めるべき立場でございますが、イージス艦を含めて、私は、その特性から、任務上、イージス艦が、より作業の能率、また安全を確保する観点から必要であるというふうに思っておりましたけれども、...全文を見る
○中谷国務大臣 そういうすべての行動については私が責任を有しているわけでございますが、今回が最初の派遣でもございますし、また、国会において各政党に御承認をしていただかなければなりません。そして何よりも、派遣される上においては、国民の支持と理解に基づいて、しっかり頑張ってこいという...全文を見る
11月29日第153回国会 参議院 外交防衛委員会 第10号
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○国務大臣(中谷元君) 平成十三年九月十一日のアメリカ合衆国において発生したテロリストによる攻撃等に対応して行われる国際連合憲章の目的達成のための諸外国の活動に対して我が国が実施する措置及び関連する国際連合決議等に基づく人道的措置に関する特別措置法第五条第一項の規定に基づき、自衛...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 今回の基本計画の策定に当たりましては、まず米側からの情報収集をいたしました。米側の調整委員会の開催、それから二回にわたる実質協議を加えまして、先方のニーズを聞き取りをいたしました。それからパキスタン、現地の状況でございますけれども、十一月の九日から十四日に...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 今回、被災民救援活動に係る医療支援等におきましては、実際UNHCR等からの要請もございませんでしたし、現状を見た結果、陸上における医療活動においては、現時点においては実施することにしておりませんので、現在のところそういう要請は来ておりません。
○国務大臣(中谷元君) この活動を行う場合には、実際に遭難者がいるかどうかということでありますし、また、米国から依頼された場合にはインド洋及びその上空に属する協力支援活動と捜索救助活動を行うわけでございますが、現時点においては、実施することはできるというふうにいたしておりますけれ...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 基本計画自体は政府の計画でございまして、防衛庁のみならず外務省また他の省庁の情報を総合的に勘案をして決定をされておりますし、また、お話のあったようなことにつきましては与党の調査団においての発言だというふうに聞いておりますが、当然のことながら、与党の幹事長の...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 民主主義を守るという観点においては、シビリアンコントロールは最大限重要なことであるというのは申すまでもありませんが、そういう意味では総理大臣が文民であり防衛庁長官も文民である、また安保会議を開催をして重要事項は決定をいたしておりますし、国会においてもシビリ...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 実施要項につきましては、実施区域を初め自衛隊または米軍の個別具体的な活動内容を推測、推察させる事項が記述をされております  例えば、実施区域につきましては、自衛隊が実際に活動を行う地域を示すものでありますが、これがあらかじめ明らかになった場合には、不法な...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) そういうふうな原則を持つということは必要だというふうに思っておりますが、その原則につきましては、我が国としてのシビリアンコントロールとして防衛庁長官や総理大臣は文民でなければなりませんし、重要事項は政府が安全保障会議を開催をして決定をする、また閣議決定をす...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) まず、基本計画というのは何かと申しますと、これは憲法の範囲内でできる限りの協力支援を行うという政府の姿勢を示すものでありまして、この基本計画の活動期間というのは、現在の状況の中で米軍の支援ニーズを踏まえつつ、ある程度まとまった期間継続的に行う必要がありまし...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) これは実際にそのようなことが起こり得る状況なのかどうかも含めて検討していかなければなりませんけれども、これ等の判断は、防衛庁のみならず外務省また首相官邸サイドと綿密に相談をして、よく状況を分析して判断しなければならないというふうに思っております。
○国務大臣(中谷元君) この同意を得るということは法律の基本原則の一つでございますが、外国の同意に関しては対応措置の実施に係る法律上の前提条件であることから、あえてこの基本計画の中で項目を立てて示す必要はないというふうに思っております。  外国の同意が得られない状況になれば、通...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 外国の同意というのは、自衛隊がその地域で実施をする場合でございます。
○国務大臣(中谷元君) 実施要項につきましては、実施要項の概要ということで公表させていただいておりますし、その前提となる基本計画において大体のガイドライン、どこへ行って、何をやって、どれだけの部隊が出るのか、いつやるのかということを定めております。それを受けて実施要項を定めました...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 具体的な活動自体も、現時点においては米側を初め相手国と調整中のことがございまして、ある程度柔軟かつ弾力的に運用する必要がございます。  そういう観点では、お示しできる地域等につきましては、基本計画においては我が国の領域、グアム島、オーストラリア、インド洋...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 現時点においてまだ活動を実施中でございますし、状況が流動的であって、今後いかなる事態に展開するかということで不測の部分もございます。支障のなくなった時点では開示しなければならないというふうに思っておりますけれども、現時点においていつかという点につきましては...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) これは情報公開法の中でございます。
○国務大臣(中谷元君) 情報公開法の趣旨にのっとって行ってまいりたいというふうに思っております。
○国務大臣(中谷元君) それは、やはり今後の事態に柔軟かつ機動的に対応するという趣旨である程度の範囲を設けているわけでございますが、当然のことながらその記述内容の骨子を示すことに主眼を置いて、その方針、内容に意味する範囲内で取捨選択をして実施するということで御理解をいただきたいと...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 不測の事態も起こる可能性もございます。そういうとき、まず派遣された部隊の長が、そういった事態に至った場合には、活動の一時休止または避難等によって危険の回避を行います。あわせまして、部隊長は防衛庁長官まで報告をし、防衛庁長官による実施区域の変更もしくは活動の...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) これは、そういう事態に至る前に、当然のことながら政府全体の問題として総理また官房長官にも相談をして決断をいたしたいというふうに思っておりまして、なるべく国会でそのような御判断をいただく前に対処すべき問題だというふうに思っておりますが、当然のことながら、議院...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 国会の御決定だということで、これを尊重して対応したいというふうに思います。
○国務大臣(中谷元君) 活動する前提は武力行使をしないということで、武器の使用も自己保存のための自然的権利のためということに限られております。部隊の指揮官は、戦闘行為が行われるに至った場合、もしくは付近の状況に合わせて戦闘が行われることが予想される場合においては、活動を一時休止を...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 今計画においては、難民キャンプの方に、近傍で活動するのは入っておりませんが、基本的に自衛隊が派遣された場合においても、難民キャンプの護衛とか治安維持をするということは任務には入っておりませんので、そのような大規模に難民を守るために戦闘を行うということは想定...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 基本計画の中にキャンプ、難民キャンプ等においての医療活動ということは今回は入っておりませんので、現在の基本計画が変更されない限りはそういう事態はございません。
○国務大臣(中谷元君) 国会承認につきましては、新たにいただく場合につきましては、同意を得る国家が変更したような場合でございまして、これに新たに医療任務、被災民救援活動等の医療を実施するという場合につきましては、国会の承認の必要はないというふうに思っております。
○国務大臣(中谷元君) まず、先ほどお尋ねの、難民キャンプの近傍に自衛隊が医療や給食を行うための支援拠点を設けて、当該拠点をさく等によって区切って独自に自衛隊が秩序維持、安全確保を行っている場合につきましては、この支援拠点に入って自衛隊から救援を受けているような被災民は、不測の攻...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 戦闘地域には行かないわけでありますので、そういう事態はございません。
○国務大臣(中谷元君) その点につきましては防衛庁が調整をいたしましたが、調整委員会等で、米側のニーズについて米側から意見が出ました。そして、総合的に検討した結果、米軍の活動を支援するために意義があって有効であるという結論に達した上で、我が国の能力として、補給艦の規模が八千百トン...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 全体枠はこれまでの調整委員会等で決定をいたしましたが、個別具体的にいつ実施をするかということにつきましては、まだ具体的な内容が決定をしておりませんので、今後、実際の日時を決めて、その後、申し出をいただいて実施をしたいというふうに思っております。
○国務大臣(中谷元君) 全体的な話としての要請というのは調整委員会等の場でございます。しかし、具体的にいつどこで何をということにつきましては、今後要請を受けるということになっております。
○国務大臣(中谷元君) この第十条に定める諸外国の軍隊からの物品の譲与を求める旨の申し出ということは、現時点においては正式に申し出がないということでございます。
○国務大臣(中谷元君) この活動につきましては、活動の見通しに基づいて行うわけでありまして、あらかじめ枠を設定をいたしました我が方の能力の面で、それに基づいて個別具体的な譲与を求める旨の申し出はこれから具体的なニーズが生じるたびごとに行われるところでありまして、現時点において艦船...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 全体的な申し出というものはございました。しかし、これを現実に実施する場合におきましては、この法律に基づいて個別具体的な申し出があった場合に実施するということでございます。
○国務大臣(中谷元君) この活動等を見通してこういった物品の譲与が欲しいという希望、ニーズがありまして、それに基づいて我が国としてどれだけの金額とどれだけの量が可能であるかという観点で判断をした結果、八十億円というのを割り出しをいたしまして、今後は個別具体的にそれに実施する際にお...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) ここで、法案で言う申し出ということにつきましては、まだ譲与が実施をされていないので申し出がないというのは当然であります。予算は、一般的なニーズに基づいて見積もりですね、これを計算したものでございます。
○国務大臣(中谷元君) あくまで予想をしているということで、一般的なニーズに基づいて見積もりを計算したものでありまして、それが我が国のなし得る限界と言ってはあれですけれども、可能ということで計上させていただきました。  この法律の申し出というのは、実際に譲与が行われる際に行われ...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 実施要項に定める活動期間においてこの八十億円分の補給を実施することを予定をしたということでございます。
○国務大臣(中谷元君) 私の訓示は、今回のテロに対して断固たる体制をとるために支援をお願いするという内容でありましたし、各部隊の長やそれぞれのつかさの者から趣旨、任務、そして活動内容等については説明をいたしております。また、状況等が変化をした場合におきましては、活動を命じられた自...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 自衛隊員は現行の憲法及び法律に従って行動するというのが基本でございまして、適時適切に上官から現在の状況については説明があると思いますし、これからやるべきことについても説明があると思いますが、今回の措置がこの法律に基づいた目的の達成のために行われるものである...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 基本計画が閣議決定されましたのは十一月の十六日でございます。基本計画が国会に報告された日が十六日、同日でございます。私が部隊に一般命令を発出した日、すなわち自衛隊の対応措置を開始した日が二十日でございます。国会承認を求めた日は二十二日、国会に付議した日は二...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 二十五日でございます。
○国務大臣(中谷元君) 今回の措置は、テロ対策の事態の状況を見まして、我々といたしましては一日も早く協力支援活動並びに被災民救援活動を実施する必要があるというふうに思っておりまして、十六日に基本計画を決定し、二十日に承認実施要項を求めまして、二十五日に出港という手続を踏んだわけで...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) そのような観点で結構でございます。
○国務大臣(中谷元君) 確かに、山口議員のおっしゃるようにこの三つの活動を実施することにおいての承認を求めるわけでございますが、法律が制定されて以降、基本計画を政府が決定をし、その後、実施要項を決定をし、その概要をお示ししまして、国民の皆さんには十分な理解を得るべくその基本計画等...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 山口委員のおっしゃるように、事前承認で議論されるよりは基本計画が報告をされましてそれに基づいて議論をされる方が、より深く議論をされ、そして御承認を決めていただくわけでございまして、今回のこの手続等につきましては非常に国会で議論されて、議院修正をされて決まっ...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) これは、この目的が我が国有事ということで、現実に我が国の国民が直接被害を受け、また国家の存立にもかかわることであるということで、より事態が明確で、そして活動内容等につきましても、日ごろから各種の計画に基づいて実施をされ、また訓練をされ行っていることでござい...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) これも個人的な見解でございますが、あくまで国際連合が行うPKO活動であるという前提での自衛隊の活動でありまして、そもそも国連の行うPKO活動自体は国連の原則に基づいた枠の中の活動であり、我が国が武力行使をするというような危険性がない活動でありまして、こうい...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 迅速に災害に対応しなければならないためだというふうに思っております。
○国務大臣(中谷元君) 委員のおっしゃるとおりだというふうに思っております。
○国務大臣(中谷元君) そのようにしてまいりたいというふうに思います。
○国務大臣(中谷元君) 民主主義における軍事安全保障システムをいかに構築するかという問題は、各国それぞれの考え方に基づいて実施をしておりまして、大統領制の国もあれば首相公選の国もあって、それなりに参考になるというふうに思います。基本的には、国民と議会、議会と政府という関係の中で、...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) イージス艦につきましての考え方につきましては、山口委員と認識をほぼ同じくするものでございます。  今回の派遣に際しましても、現地の状況、また与党、各政党並びに官邸等とも必要な相談を行ってきて総合的に判断して決定したわけでございますが、今後の情勢等につきま...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 今回派遣される隊員に対して、その処遇に対して御発言をいただいたということは防衛庁長官として感謝の意を表したいというふうに思っております。  今回の自衛官の勤務につきまして、自衛官が誇りと、そして安心感を持って任務につくことができるように、今後ともできる限...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) インド洋という定義については、例えば国際水路機構が一九八六年に非公式にまとめた資料によったら、おおむね東経二十度から約百五十度の間に所在するアフリカ大陸、ユーラシア大陸、オーストラリア大陸、南極大陸に囲まれた海であり、ベンガル湾、ペルシャ湾を含んでおります...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 今インド洋の定義がございましたけれども、インド洋についての定義は国際法その他の国際的に確立された定義がそのものであるということではございません。一般的にそのいろんな説の一つであるということでございます。
○国務大臣(中谷元君) この基本計画における実施区域の範囲はペルシャ湾を含むインド洋ということでございます。ペルシャ湾とインド洋という地域等について御指摘のような地域だというふうに思っております。
○国務大臣(中谷元君) まず、インド洋というのは、おおむね東経約二十度から約百五十度の間に所在するアフリカ大陸、ユーラシア大陸、オーストラリア大陸、南極大陸に囲まれた海で、ベンガル湾、ペルシャ湾を含んでおります。  国名についてのお尋ねでありますが、いずれの国かを明示的に特定を...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 範囲、対象となるのはその沿岸となる国々でございますが、いずれの国で実施するかということにつきましては、オペレーションにかかわることでありまして、具体的な国名を挙げる場合には相手国との関係もありまして、それを記述することはしなかったわけでございます。
○国務大臣(中谷元君) 先生のおっしゃるコンバットゾーンはいかなる意味か存じ上げておりませんが、一般的に米国が定めるコンバットゾーンと申しますと、前回の質疑でもお答えをいたしましたけれども、税制優遇措置とか福利厚生の観点から設けられているコンバットゾーンでありまして、今回我が国が...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 米軍による公海上での臨検という点につきましては、具体的にどういうことを指すのか必ずしも定かでございませんので、お答えすることは困難でございます。
○国務大臣(中谷元君) ペース統合参謀本部副議長が二十一日の記者会見で、アルカイーダ指導者がアフガニスタンから逃亡を仮に図るとすれば船舶による逃亡もあり得るということであり、その場合に対処するために十分な準備をしているところであるが、現時点において船舶による逃亡を示唆する何ら情報...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) この点につきましては、この委員会で議員とも議論がありましたけれども、トマホークのミサイルの発射等が戦闘行為に当たるかどうかという議論をいたしました。その結果も踏まえまして、我が国が実施する上において戦闘行為が行われないところ、また行われる可能性がないところ...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) それは、まさしく米軍がオペレーションの事項でありまして、米軍自身がみずから明らかにしていないわけでありまして、当方からそれを明らかにすることは控えなければならないというふうに思っております。
○国務大臣(中谷元君) 戦闘地域ですか。
○国務大臣(中谷元君) 今改めて発言内容を聞きましたけれども、戦闘区域じゃなくて実施区域ということを間違って発言をいたしましたが、その前段部分におきましては、我が国が実施する区域において米軍のそのような行動がありますと戦闘行為が行われる地域というふうになる可能性もありますので、そ...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 具体的には申し上げられませんけれども、一般論として臨検を行う地域とまた戦闘行為が行われる区域というのは違うというふうに思います。
○国務大臣(中谷元君) 予備費の積算上の単価、量、それぞれについては今後省議を行うわけでありまして、それに差しさわるという理由によりまして、従来から予算上のこれらの数値については公表しておらず、お答えを差し控えたいというふうに思います。
○国務大臣(中谷元君) 実際に買い付けとか契約はこれから行うものでありまして、その金額を述べるということはいろいろと差しさわりがあるという理由でお答えを差し控えたいというふうに思います。
○国務大臣(中谷元君) これまで予算質疑等でも、るる予算の質疑は行っておりますが、積算に関することについてはお答えしたことございませんので、これから行う契約ベースの話でありますので、この時点でお答えすることはできないということをお答えさせていただきます。
○国務大臣(中谷元君) ガイドライン法案はあくまでも我が国の周辺事態ということで、そのまま放置をすれば我が国に重大な影響が及ぼす事態ということで、主に日米安保関係を中心に米軍に対する後方支援というのが内容でございます。今回のテロ対策特措法ということに関する協力分野というと、あくま...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) ここで言う戦闘行為というのは、人を殺傷し、物を破壊する行為でありまして、現にそういった行為が行われていないかどうか、また活動期間を通じて行われる可能性がないかどうかを確認するために、米国を初め関係国と調整をいたしまして、その結果そのような可能性のある地域を...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) これは二〇〇一年の十月十二日に、米中央軍のためのコンバットゾーンを指定する目的ということで大使館を通じて調べていただきました。国防省の国防次官補室の見解でございます。
○国務大臣(中谷元君) 今回の協力支援で行う飛行機の種類でございますけれども、使う飛行機はC130H及びU4型航空機でございます。
○国務大臣(中谷元君) 十六機でございます。
○国務大臣(中谷元君) 予備機を含めまして、全体で十六機でございます。
○国務大臣(中谷元君) 現在の我が国の防衛力整備に基づきましては基盤的防衛力構想をとっておりますが、この大もととなるのは防衛計画の大綱でございます。この防衛計画の大綱には、我が国の防衛、大規模災害等各種の事態への対応、より安定した国際安全保障環境の構築への貢献というのを防衛力の三...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 組織といたしましては、外務省の北米局長、また防衛庁の防衛局長を中心として、日米調整委員会というもので米側の代表と意見調整を行っております。また、その下にはワーキンググループ、またそれぞれの必要に応じて、組織に応じて調整を行っております。  日本側からは、...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 「燃料等」の「等」は、水及び食糧でございます。
○国務大臣(中谷元君) 「物品」においては、まだ具体的に決まっておりませんが、通常、日常生活に行うもの等が中心でございます。
○国務大臣(中谷元君) これは当面の期間、非常に状況等も変化する可能性がありますので、基本計画は六カ月、また実施要項は三月三十一日というふうになっておりまして、一通りのその期間の終了時点で、さらに延長をするのか、それともこの時点でやめるのかということをそのときの状況によって判断し...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 米軍の作戦行動に関しましては、米軍でも最もシークレットな部分でございまして、私自身も米軍の作戦行動については全く知り得る状況にございません。  現在の情勢等につきましては、防衛庁としても総合的な分野で情報分析を行っておりますけれども、今、空爆を続けた結果...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 具体的な支援の内容は最初にお答えをさせていただきましたけれども、調整委員会を中心に行っておりまして、この調整委員会の現場、またその下のワーキンググループ等で具体的に、いつ、どこで、何をという点については話し合いをいたしております。  ただし、その話し合い...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 適時、状況判断をしながら行いたいと思っておりますが、基本的には、三月三十一日までの実施につきましては、今回の派遣した内容に基づく、また実施項目に挙げた輸送とか補給等を中心とした内容に限られるわけでございまして、大きな変更がない限りは現在の予定どおり実施をす...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 現時点におきましては、現在ある法律に従って、その法律の範囲内で行っていくべきだというふうに考えております。
○国務大臣(中谷元君) 制服組のトップである陸海空の幕僚長等、また統合幕僚議長等とは毎日ミーティングを行っておりますけれども、定められた法律に従って、定められた計画に対して安全かつ的確に任務を果たすべく部隊運用をしていく認識に基づいて精いっぱい全力で取り組んでおりまして、個別その...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 今回、徹底的にこのような非人道的なテロに対して世界各国が共通の連携の形で軍事的な行動をして、いわゆる挑発行為をした、また、世界じゅうが連携をしたという形をとって、結果的にそれが成功すれば、今回のことが抑止力となって、今後そういった一般市民を巻き込んだ形のテ...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 田村議員のおっしゃるのは筋論であり、ごもっともな面もございますが、一応現行憲法を、解釈を変更しないという前提で理論を組み立ててみますと、従来のPKO法案、またガイドライン法案等で、武力行使に至らない範囲での憲法上可能な支援活動・内容がございます。  そう...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 田村委員のおっしゃることはいわば軍事行動する場合は常識論であるというふうに思っておりますが、今回は、イギリス、フランス、ロシア、イタリア、オーストラリア各国、軍を派遣しておりますが、連合軍のように一人の指揮官のもとに正式な形で各国が入っているかといえば、各...全文を見る
12月03日第153回国会 参議院 外交防衛委員会 第11号
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○国務大臣(中谷元君) ただいま議題となりました国際連合平和維持活動等に対する協力に関する法律の一部を改正する法律案について、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  この法律案は、国際連合を中心とした国際平和のための努力に対して適切かつ効果的に寄与するため、これまで...全文を見る
12月03日第153回国会 参議院 本会議 第16号
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○国務大臣(中谷元君) 国際連合平和維持活動等に対する協力に関する法律の一部を改正する法律案について、その趣旨を御説明申し上げます。  この法律案は、国際連合を中心とした国際平和のための努力に対して適切かつ効果的に寄与するため、これまでの国際平和協力業務の実施の経験等を踏まえ、...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 海野議員にお答えをいたします。  まず、どうしてPKF本体業務凍結解除の判断をしたのかという点についてでございますが、いわゆるPKF本体業務については、国会審議の過程において、国会修正により別に法律で定める日までの間は、これを実施しないとされたものであり...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 畑野議員にお答えをいたします。  PKF本体業務は憲法との関係で凍結されたのではないかというお尋ねがございましたが、PKF本体業務につきましては、国会の審議の過程で、国会修正により別に法律で定める日までの間は、これを実施しないとされたものでありまして、凍...全文を見る
12月04日第153回国会 参議院 外交防衛委員会 第12号
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○国務大臣(中谷元君) 公務員としては参加しておりませんが、日本人が、国連の職員として雇用された人間がPKO局には勤めていると思っております。  この前の改正によりまして、自衛官がPKO局で勤務をするということを法律改正でお認めいただきまして、今後、国連のPKO局に防衛庁職員を...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 今後のことにつきましては、世界が非常に情報化をされ、また科学技術で航空機等が発達をしてますます世界の相互依存というものが深まっておりますし、これまで我が国の人的な面でのPKOの協力等を踏まえまして、より積極的に我が国が国際的地位に、責任にふさわしい協力をす...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 現状におきましては、自衛隊の派遣に関して防衛予算の内部で実施をいたしております。
○国務大臣(中谷元君) 政府の中にPKO本部がございまして、それにかかわる予算はそちらの方でございますが、自衛隊の運用等の経費に係る費用につきましては防衛予算の中で実施をいたしております。
○国務大臣(中谷元君) 特に特別な訓練所というものはございませんで、各部隊、主に普通科部隊とか施設部隊とか、その中でPKOに派遣する要員を指定して事前の教育訓練等を行っております。ですから、専門の部隊というものは現在のところ有しているわけではございません。  それから、日本のリ...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) そのとおりでございます。  国連で行う活動自体が日本の活動に支障のない範囲で参加しておりますし、国連の出されるコマンドが日本に合致したものにおいて現在活動いたしておりますので、現在問題にはなっておりません。
○国務大臣(中谷元君) 現在まで実施している項目は、主に後方支援を中心としておりまして、それの一部でございますし、参加する際におきましては各司令部と取り決めをして実施をいたしておりますので、その全体の活動の一部を実施をしているという現状でございます。
○国務大臣(中谷元君) 現在も各地で行われておりますPKOの司令部には、司令部要員として要員を派遣をして全体の事務的な仕事をいたしております。そういった中で、日本の実施する内容につきましても、あらかじめ参加する際には国連と取り決めをして、それに従って行われているPKO活動の一環と...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 我が国が派遣した要員が死亡するという例はございません。
○国務大臣(中谷元君) この法案によりますと、停戦合意が参加の要件になっておりまして、この停戦合意というのは、武力紛争の停止及びこれを維持するとの停戦当事者間の合意と定義をされております。この形式につきましては、当事者同士によります停戦協定の署名と調印によるもの、また停戦呼びかけ...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) あくまでも参加する上においては我が国の主体的な判断で参加をし、また撤収をするわけでございますが、そもそも国連のPKO活動自体が停戦の合意、また中立受け入れ国の同意という前提で存在をいたしております、基本的に。我が国が参加する場合はそのようなPKO活動でござ...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 確かに、広中委員のおっしゃるように、ブラヒミ報告においてROEですね、武器使用基準の強化に関する記述があるというのは事実でございますが、国連の事務総長は勧告のいかなる部分もPKO要員が武器を使用する従来からの原則を根本的に変更するのではないというふうに発言...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) PKOの基本原則は引き続き守っていくということでございますので、この中立的な立場でPKOが紛争に対して活動するということは前提でもありますし、この原則は継続されるものであるというふうに考えております。
○国務大臣(中谷元君) この緊急展開とか迅速かつ効果的な展開能力というのは、世界の紛争が発生をし、また、それが解決をされて平和を維持する際に、迅速にPKO活動が行われるために各国に対して待機制度等を設けて、事前に登録をしたり、ある国においては何人ぐらいの兵力を出すことができるかと...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) この待機制度の充実強化につきましては国連で現在議論をされておりまして、この議論の今後の推移とまた国連の事務局の対応も見守りながら、国内の関係法令の中でどのような協力が可能か等についてまだ検討している段階でございます。したがいまして、現実に要員の待機リストを...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) この水、食糧を補給、支援する等も含めまして、それが本当に行うことができるような状況になるかどうかというのが一番のポイントでありまして、現在、対応するとなりますと、テロに関連した法律であるのか、またPKO法で実施するようになるのか、それにはその参加の前提とな...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 実際にルワンダの難民支援のときは、現地に野外の医療施設のための体制を立てたり、また現地の施設を生かした病院を設置をしたりすることもいたしました。また、ホンジュラスにおいてハリケーンの災害が出たときも、二週間の短期間に医官七名で約四千人に対する診療を実施した...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 現時点においてNGOを防護する協力要請を防衛庁に米国が依頼したという事実はございません、承知をいたしておりません。  また、NGOを防護するとなりますと、警護任務、また防護の任務が必要でございますが、現時点において海外における自衛隊を派遣する活動におきま...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 現在自衛隊が有している地雷除去の能力におきましては、通常、我が国において侵略が行われた場合にこれを防衛するという観点で、普通科、戦車、施設の各部隊において、一般的に地雷原の中に通路を開設をするための地雷原の処理器材を装備をしております。地雷の処理ローラー、...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 定義ですか。
○国務大臣(中谷元君) はい。  PKO活動等を実施する要員がその任務をする場合におきまして安全かつ整々と任務がし得るために、自己保存のための武器使用を認めるわけでございます。  今回、この改正をするわけでありますが、現時点におきまして、他国のPKO要員また国連職員等は今まで...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) そうではなくて、武器をいかなるときに使うかという整理でございます。  これまでもPKO協力法案におきましては、自分自身だけではなくて、自分とともに所在する他の自衛官、自衛隊員ですね、もしくは隊員を防護するために使用いたしておりましたし、ガイドラインのとき...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) これの状況が、自己とともに現場にいる、そしてその職務を行うに対して自己の管理のもとに入った者である場合に限られて、NGOその他の方を防衛するということが可能になるわけでございます。
○国務大臣(中谷元君) 基本的には自分の身を守るのは正当防衛でございますが、その自分と一緒にいる者にあって身を守る手段を十分に有していない者、いわばみずからの身の安全を自衛官にゆだねるとか、また指示に従うなどのような者、そのような者の生命または身体を防衛するための武器使用が憲法上...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) そのとおりでございます。  今までも、自衛隊員と同じく仕事をしている自衛隊員、また同じ職場に従事する者、そして邦人救出をする場合には、その保護の対象となる、保護に入った邦人もしくは外国人、これらも自己保存のための自然的権利という概念で防衛をしておりました...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 防衛庁の広報誌でありますセキュリタリアンも、かなりざっくばらんに本音ベースで編集をしておりまして、ちょっとやわらか過ぎるんじゃないかという批判もございますが、そのセキュリタリアン、ごらんいただき御紹介をいただきまして、ありがとうございます。  以前の広報...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) この参加五原則というのは、憲法で禁じられた武力の行使をするとの評価を受けることがないことを担保する意味で策定された国際平和協力法の重要な骨格であるというふうに認識をいたしておりまして、これに伴う武器の使用につきましては、まず自然権的権利ということで、自然権...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 今回は、通訳とか連絡員とか他国の要員等も自衛隊とともにその同じ場所で共通の危険にさらされる場合がございます。仮にそうした、武装した、武器を所有した他国のPKO要員であっても、自衛官とともに現場に所在し、不測の攻撃を受けて自衛官と共通の危険にさらされたという...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 現場に上官がいるときはこの上官の命令によることを原則といたしておりまして、当然上官の命令のもとに統制をされるわけでございます。  上官がいないときには、部隊として参加した自衛官が判断をするということになろうかと思います。
○国務大臣(中谷元君) そのように判断が困難にならないように、あらかじめ訓練を積みまして、特に武器の使用基準や運用要領の充実に努めて、具体的なケースでどうするかということを事前にトレーニングをさせておきたいというふうに思っております。
○国務大臣(中谷元君) これまでもちつき大会等もした経験もございますが、現地でやはり良好な関係をつくるということは、日本をそれだけ知っていただく、文化交流やそういう学習、技術面での日本の貢献の一つだというふうに思っておりますし、それ以上に、隊員の安全も確保できますし、また任務の遂...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) この九十五条の規定は、自衛隊の武器等という我が国の防衛力を構成するものでございます。つまり、自衛隊の武器、火薬、弾薬、船舶、航空機、車両、有線電気通信設備、無線設備、液体燃料でありまして、他国のPKO部隊の武器等は防護の対象とはなりませんし、また国連の物品...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 九十五条で認められているものは、我が国の防衛力を構成するもののみでございます。したがいまして、その地雷は、一時的に保管することがあったとしても、それを奪回されるケースがあれば、それを守れるかどうかと聞かれれば、これは九十五条の防護の対象にならないということ...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 与党の調査団が現地に行って現地の政府からそのような話があったということは承知をいたしておりますし、また、アフガニスタンのみならずパキスタン国内の地雷処理をしているNGOの代表の方も防衛庁に来られて、パキスタン国内の難民のいるところにも地雷がたくさんあって、...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 現在、自衛隊として地雷処理の訓練をしているのは、先ほどお話があった装備を中心に、主に侵略があった場合に適切な行動がとれるように、例えば通路の開設ということでありますが、この装置を使って通路を開設してもわずか二メートルぐらいの幅の通路帯ができるわけでありまし...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) アフガンの地雷処理につきましては、今回の対応の前から国連の代表部が設置されて地雷の除去作業をやられておりまして、NGOを初め国連も取り組んでおりますが、今後も政府としても実施をしているNGOの方々への支援や、また自衛隊の技術の指導とか支援とか、また民間のや...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 我が国がPKOに参加するかどうかにつきましては、停戦の合意とか受け入れの同意とか、参加のための五原則がございますが、この五原則に合致しているかどうか、この要件を満たすかどうかによって判断をして派遣をいたしております。
○国務大臣(中谷元君) 参加五原則につきましては、今回PKFを凍結解除するわけでありますけれども、憲法で禁じられた武力行使をするとの評価を受けることがないように担保する意味で策定された骨格であると認識をいたしております。  これからPKOに参加するに当たってはこの五原則の要件を...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 国連でございますので、国際社会の平和を保ち、またその地域の人々がより安心して暮らせるためにはいかなる手段をすればいいかと、現在のアナン事務総長も元PKOの局長でありまして、このPKOのあり方については、現在ブラヒミ報告も含めて検討はされていると思いますし、...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) そのような言及があることは承知しております。
○国務大臣(中谷元君) 同じでございます。
○国務大臣(中谷元君) 現に、当地におきましては国連の暫定機構がその国の行政、またあらゆる面において国づくりの支援を行い、またPKO活動もやっております。  そして、昨日も暫定の代表者であります、実質の総理大臣の代行や外務大臣、また財務大臣が日本に来られて、今後の国づくり等、外...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) まず、国連のPKOの展開において、受け入れの同意に関してなんですが、当該のPKOが展開される国の同意を要件といたしておりますが、国連の東チモール暫定機構については設置決議、これ安保理決議一二七二の前文においてUNTAETと協力するという、インドネシア政府の...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) この点につきましては、UNTAETという東チモール、国連の暫定機構がありまして、UNTAETと協力するという、時の、インドネシアが統治していた時代もありますが、インドネシア政府の意図の表明についても言及しておりまして、このUNTAETがそういうものであると...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) この法案には国家というふうに記述はいたしておりません。したがいまして、先ほどの官房長官の御説明したとおりの観点で同意が得られたというふうにいたしているわけでございます。
○国務大臣(中谷元君) 国家が独立しておりませんので、その国家の機能を行っております国連機関、これが同意をするわけでございます。
○国務大臣(中谷元君) 九十五条におきましては、制定当時の政策判断として事態の混乱を招き紛争を生起させるおそれもあると考えて謙抑的に慎重に考えておりましたが、これまでの九年間の実績等をかんがみましたら、これをあえて除外するようなこともなかろう、除外するような特別な理由はないという...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 参加五原則では必要最小限度の武器の使用ということで、武力行使をするという評価を受けることがないということの原則でございます。したがいまして、この「生命等」の「等」は、おっしゃるように身体ということでございますが、片やこの九十五条自体も、武力行使を伴うもので...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 「武器の使用は、要員の生命等の防護のために必要な最小限のものに限られる」ということで、これによって読めるというふうに思います。
○国務大臣(中谷元君) この五原則をつくった目的というのは憲法で禁じられた武力行使をするという評価を受けることがないということで、この五につきましては確かに自然権的権利に基づいて要員の生命防護のために必要な最小限のものに限られるという規定でございますが、九十五条自体も武力行使をす...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) この五原則の五項目の武器使用というのは、憲法で禁じられた武力の行使をするという評価を受けることがないという担保の意味、目的でございます。この九十五条の行為も憲法の禁じる武力の行使に該当することではないわけです、この範囲の中であります。したがいまして、この五...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) この九十五条というのは本来武器等の防護でありますので、自衛隊の特性からしても、また各国の軍隊からしても、当然あってしかるべき問題でございます。しかし、最初に行うPKO活動でありますので、いろいろと混乱を起こすこともあるのではないかという意味で慎重に運用をい...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) この九十五条の武器規定というのは本来あるべきもので、武力行使に該当するものではないわけです。しかし、安全で慎重に考えて、今まで法律の条項をもって適用除外をいたしておりましたが、これまでの実績を生かして今度解除をするわけでありまして、そもそもこれを解除するこ...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 冷戦のときはミリタリーバランスというかパワーバランスによってある程度二つの力の安全保障の世界でありましたが、冷戦が崩壊して民族とか宗教とか部族とか、それぞれの争いが多くなりまして、それに対応する力として国連の力が必要となり、より世界各国がこのようなPKO活...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) この部分は外交的な分野もございますが、経済支援にしても、協力、教育支援にしても、また社会開発支援においても、当然、非軍事の分野において紛争の混乱から立ち上がろうとする国々に対して援助をし、またそれによって平和を保つことは可能であるというようなことも必要で、...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) いろんな検討を重ねた結果、自衛隊が行う方が効率的であるという結論に達したというふうに思います。  その理由として、別組織をつくりますと二つの組織ができるわけでありまして、財政的な非効率な問題、また自衛隊としての、この大きな組織ですね、国内においてもいろん...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) これは、九二年当時にPKO法案の議論が行われまして、一応採決に基づいて国会で成立したわけでございますが、当時としては、初めてのPKOということでもありまして、これらのPKFの部分は当面凍結を、解除して、今後のPKO活動を重ねる上において実施しても問題がない...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) それが国会の意思で憲法違反になるというふうな判断でしたら、その部分は削除をされた上で成立をしたであろうと思いますが、現に法律として成立をし、その部分が当面凍結するという説明において凍結をされておりますので、この部分は憲法違反ではないというふうに認識をいたし...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) これは、武力行使になりますと憲法に違反するものでございますが、武力行使というのは海外における国家の意思に基づく行為でありまして、この点のPKO法案の武器使用というのは、あくまでも個人としての自然的権利を確保する上においてということでございますが、これを個人...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 現在、PKO要員の派遣に対する協力等につきましては、固定した訓練センターとか専用の組織を持っておりませんで、通常、部隊でいろんな職種で勤務をしている中で現地の活動に最適である組織を編成をして、その後、要員の派遣に向けて、派遣先国の状態であるとかPKOの対応...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 特にその要員を分けて恒常的に維持しているのではなくて、その時々に応じて各部隊から要員を選考をして編成をするようにいたしておりますが、一般的には陸上自衛隊において各方面隊ごとに担当させて、その方面隊の中で要員の選考をして編成をいたしております。
○国務大臣(中谷元君) 戦後、我が国も経済発展をし、世界の中で責任のある地位になりました。そういう現状を見て、やはり人的な面でも積極的に協力を行うことが我が国の国際的地位と責任にふさわしいと考えますし、また世界から尊敬される国家に我が国もなるべきだというふうに考えておりまして、こ...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 以前、カンボジアにおいて高田警視が亡くなられたときに、たまたま我が国を訪問されていたカナダの首相だったと思いますが、PKOはピクニックではありませんというふうに言われました。非常に危険を伴うそういう中での平和を構築する活動であるというふうに認識をいたしてお...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 処遇ですか。制度として……
○国務大臣(中谷元君) この点につきましては、参加するに当たって憲法で禁じられた武力の行使をするという評価を受けることがないように、そのあり方や制度等におきましてもそれぞれ議論を重ねて現在の状況ができているわけでありますが、今回改正する法律の中でも、武器使用等につきましては自己の...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 処遇ですか。
○国務大臣(中谷元君) 派遣される隊員等に対しましては、国際平和協力手当を支給するなどの面で制度をつくっております。派遣先国の勤務地域及び業務に応じて、自衛官の国際平和協力隊員には一日二万円から四千円の金額が支給されているところでありますし、また療養補償、障害補償、遺族補償等を実...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 東チモールの場合ですか、テロですか。
○国務大臣(中谷元君) 東チモールですね。  金額につきましては、現在、検討作業の途上でございます。
○国務大臣(中谷元君) 現行の憲法によりまして武力行使を禁じられております。武力行使をすると評価が受けることがないことを担保する意味で策定された国際平和協力法の重要な骨格であるというふうに認識をいたしておりますが、今後ともこの国際貢献等のあり方、またPKO法の問題等につきましては...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) そのようなことが起こらないように思っておりますが、そもそも今回はPKO活動でありまして、国連のPKO活動におきましては、停戦の合意や受け入れ国の同意、また中立という原則に基づいて実施されるものに対して我が国も参加するわけでございます。  それぞれの地域に...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 現場においてそのような声が上がらないように努めなければなりません、もちろん。そのようなことがないために今回の改正を実施するわけでありまして、他国のPKO要員であっても不測の攻撃を受けて自衛官とともに共通の危険にさらされた状況で、その場合の防衛の対象としてP...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 国際貢献のあるべき姿の一つであるというふうに思っております。今後とも、各党各会派の御意見を聞かせていただきまして、また今後の国際平和協力業務をいかに実施すべきか国会で御議論いただき、またこの委員会等でも積極的に御議論をいただきたいというふうに思っております...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 今回の法改正におきましても、例えば国連や要員派遣国の要人が視察等のために宿営地を訪れている場合において、また宿営地外においても視察等に自衛官が同行している場合に、その要人が自衛官とともに不測の攻撃を受けたときには、自己の管理のもとに入った者に該当して自衛官...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 特に、法律において武器の種類の制限は設けておりませんが、この参加五原則のもとで具体的に任務の内容または現地の情勢等が異なるわけでありまして、それぞれの派遣に応じて種類と数量を決めるということになります。  また、PKF本体に参加する場合も、基本的には基本...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) この五原則が前提でございます。
○国務大臣(中谷元君) この三点と参加五原則の関係につきましては、いろいろと議論があるところでございまして、今後、国会における議論等、各党の論議等も踏まえつつ、必要に応じて検討してまいりたいというふうに思っております。
○国務大臣(中谷元君) この点につきましては、先ほどほかの委員との議論もございましたが、今回の東チモールにつきましては、国連の統治機構が同意をした場合にはこの五原則を満たすという観点で派遣をするということで、この五原則の枠内であるというふうに考えております。
○国務大臣(中谷元君) 今の政府答弁にもありますように、任務の達成を実力をもって阻止するような企て、これに対して武器の使用をするということがすべて武力行使に当たるとは考えていないということでございまして、今後、各政党、また与党等の御議論はもとより、民主党、自由党、また共産党、社民...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) まず、カンボジアにおいて文民警察の高田警視が亡くなられたということは本当にお気の毒でありまして、心から哀悼の意を表しなければなりませんし、この教訓は生かしていかなければならないと思います。  そういう観点でいいますと、警護任務がまだ付与されておりませんの...全文を見る
12月06日第153回国会 参議院 外交防衛委員会 第13号
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○国務大臣(中谷元君) 私も、ゴラン高原のPKOの関係がありまして、イスラエルとパレスチナを三回訪問しましてアラファト氏やラビン氏双方とも面会をいたしましたが、その状況は日本と全く置かれている環境が違って、両国の首脳とも、国の安全保障こそ国家の仕事の第一であって、国を守ることが国...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 世界各国、軍隊を有しております。この軍隊の定義をどう考えるかということでありますが、侵略から国を守る武装集団であり、また外国からの侵略に対抗する実力を持つものを軍隊と言うのであれば、自衛隊も軍隊と言うことは可能であるというふうに思いますが、先ほど官房長官も...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 軍隊というのは、定義の問題でありまして、私が言いましたように、外国からの侵略に対抗する実力を持つものを軍隊というのであれば軍隊でもありますが、通常の軍隊からすると、我が国の場合は、自衛の範囲ということでその制約がございまして、そういう通常の軍隊とは異なるも...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 軍隊については、いろんな人が頭で考えておりまして、軍隊と言う人もあれば軍隊でないと言う人もあるというふうに考えております。
○国務大臣(中谷元君) 結論的に考えますと、憲法上、自衛のための必要最小限度を超える実力を保持し得ない等の制約を課せられておりまして、通常の観念で考えられる軍隊とは異なるものだと、こういうふうに考えております。
○国務大臣(中谷元君) 今回のテロ対策の措置につきましては、九月十一日に発生しました米国のテロリストによる行為等におきまして、国際的に容認できないという見地で行動している国際社会とともに我が国も支援措置を講じるという趣旨でございます。
○国務大臣(中谷元君) この自衛という意味もいろんな意味がございますが、基本的に国家国民の生命、財産を守るという見地からいたしますと、我が国におきましても、あのような国際的なテロが発生した場合に、いかに国民を守っていくかと考えますと、どうしても国際社会と連携してテロに対応しなけれ...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 国連が行うPKO活動の軍事部門につきましては、先生のおっしゃるように、各国軍事組織から軍隊の派遣をいたしているわけでございます。我が国は、こういったPKO活動におきましては、自衛隊のような自己完結的な能力を有し、またそれぞれ、通常、有事に際して、すなわち、...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) そういうPKO等の国際社会の場で働いている人たちから、そういう支援をする際において、いろんな制約において、日本のなすべき活動の内容が枠がはまって少ないのではないかというようなことを言われたことはございます。
○国務大臣(中谷元君) 我が国の自衛隊の活動につきましては憲法の範囲内また法律の規則によって実施をされておりますという我が国の事情を説明をいたしました。
○国務大臣(中谷元君) 私も、今回の自衛隊を派遣する際に、派遣される自衛官に対して、今回の任務におきましては国会で憲法の上で議論をされ法律で制定をされた内容であるので、堂々と胸を張って任務を果たしてきてほしいと隊員にも言いましたし、また今回の措置につきましては、国際社会に対して日...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) まだ、現実にPKOが実施されるということは現時点において確定もしておりませんが、非常に流動的でありますが、仮にPKO活動を実施するとなった場合に、我が国の参加に関しましては、五原則でございますが、停戦の合意、受け入れ国の同意、中立、また武器使用、撤収という...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 今から十年前のカンボジアのPKOでも、PKOの実施の前にはポル・ポト派とかシアヌーク派とかフン・センとか、四派が血みどろの紛争をしておりましたが、パリでこの四派を集めて和平交渉をし、それに基づいた停戦の合意に基づいて実施をいたしました。  ですから、アフ...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) そういう組織をつくったとしても、その組織は憲法の制約に基づいた組織でありますので、結果的には自衛隊と同じことになるのではないかというふうに思います。
○国務大臣(中谷元君) まず、凍結をしたというのは、初めてのPKO活動でありまして、より実績を積み、また国民の理解が得られた時期にこの解除をするべきだというような平成四年のこの法案の成立時の国会での御判断であったと私は思っております。  この内外の理解につきましては、平成三年当...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) この防衛問題に対する世論調査というのは三年ごとにやっておりまして、年々理解はふえております。例えば、絶対反対だという人は平成三年には一八・八%いました。それが、三年ごとの数字ですけれども、一〇・八、三・一、二・七というふうに階段のように減っております。そし...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) これはまだPKFの活動においてはまだ実施しておりませんので、それの結果を踏まえなければならないというふうに思っておりますけれども、我々といたしましては、国民のきちんとした理解と合意に基づく活動をしてまいりたいと思っておりまして、先ほど佐藤先生もおっしゃいま...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 現行の法律によりますと、自衛隊員、派遣された自衛隊員しか防衛することができませんでした。  ところが、カンボジアやゴラン高原、ザイールの派遣の事例をかんがみますと、例えばザイール等においては、非常に現地のNGO要員、また現地の同じPKOの要員等とともに共...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 今回の改正は、これまでの経験を生かした教訓に基づく改正でございます。
○国務大臣(中谷元君) 今後の任務をする上においての武器使用のあり方におきましては、現在、各政党間で、政党の内でも非常に活発に議論をされているというふうに思っております。  この観点において憲法とどのように整理をしていくかという作業が必要でございまして、防衛庁といたしましては、...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 精力的に判断をしてまいりたいというふうに思っております。
○国務大臣(中谷元君) 確かにさまざまな形態になっております。これはなぜかといいますと、やはり武器の使用に関しては制約的な見地での議論がされてこられたと。つまり、法律によって自衛官に武器の使用を認めさせてきたということで、それぞれ周辺事態法、PKO法、テロ対策法、自衛隊法、それぞ...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) まだまだ課題はあるというふうに認識しております。
○国務大臣(中谷元君) やはり私たちの立場からいいますと、法律に基づいて部隊を派遣し任務に当たらせるわけでありまして、任務の内容といいますと、おのずと法律で定められた枠内の問題でありますし、武器の使用等も制限がかかりましたらその範囲内で十分に任務達成することが可能なものに限られる...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) これは、海外における武力行使をめぐって憲法の範囲内にいかなる事態が含まれるかという点でありまして、この点につきまして国民の合意を得られつつ実施をしなければならないと。やはり憲法との問題をいかに整理するかということが問題だというふうに思っております。
○国務大臣(中谷元君) 現在の法律におきましては自衛隊員のみしか防衛できないということで、今回の改正によりまして、その現場に所在する、いわば自衛官の指示に従う、管理のもとにある者については必要に応じて防衛の対象に含めるという観点で、今回の改正におきまして部隊の任務の遂行においては...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 今回の改正におきましては当然この五原則の範囲内でございますが、この参加五原則というのはPKO、国連平和協力法の重要な骨格でございます。それは、憲法の範囲内であるという、武力の行使をするとの評価を受けることがないことを担保する意味で設けられておりまして、参加...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 私は、自衛隊というのは世界で一番PKO活動にふさわしい組織であるというふうに思っております。それはなぜかというと、そのPKO活動自体が平和維持のためでありまして、戦闘を目的としたものではございません。自衛隊も専守防衛ということで我が国の防衛に徹して、日々、...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) これまで六度にわたりまして部隊を派遣をしてきましたが、今後とも、部隊派遣また停戦監視要員の派遣といった人的貢献を積極的に行ってまいりたいというふうに思っております。  ミリタリーオブザーバーというのは中国等も派遣をいたしておりますが、カンボジアの派遣のと...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 現時点においては、特にPKO局とかPKO部隊とかいう固定的な組織は持っておりません。それぞれの派遣に際しまして、官房長官から派遣を準備しなさいという御指示がありましたら、それぞれの地域に調査団を派遣をして、それぞれのミッションごとに派遣される部隊を選考し、...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) アフガンでPKOを実施するかどうかにつきましては、国連のPKO局で計画をして各国に参加等を呼びかけるわけでありますが、今後とも、我が国として積極的に国連のPKO局等に対する情報収集また調整等を行ってまいりたいというふうに思っております。    〔委員長退...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 生物・化学兵器の攻撃等に対しましては、法的には防衛出動や治安出動また災害派遣等で即時に対応し得るように日々、態勢を整備し訓練を続けております。  生物剤等につきましては、その兆候を発見した際に、直ちに消毒の除染活動、患者の搬送、医療活動といった活動を実施...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 基本的な判断材料としましては、不測の攻撃を受けて自衛官とともに共通の危険にさらされたとき、その現場において安全確保について自衛官等の指示に従うことが期待される者でございます。したがいまして、不測の攻撃を受けて自衛官等と共通の危険にさらされたときに、その現場...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) ただいま山口議員が整理された条件に合致する場合に防衛の対象になるというふうに考えております。
○国務大臣(中谷元君) 要人が自衛官とともに不測の攻撃を受け自衛官と共通の危険にさらされたときは、自衛官の指示に従うことが期待されるようなケースですね、そういうときは自衛官が武器を使用して要人を防衛することが可能になるというふうに考えております。
○国務大臣(中谷元君) そのようなケースをいろいろと勘案しなければなりませんけれども、基本的にはそのものが、先ほど山口委員がおっしゃられた四つの条件ですね、それに合致するかどうかということで判断することになろうかというふうに思います。
○国務大臣(中谷元君) この対象となるのは、自衛官とともに現場に所在をし、自衛官がその職務を行うに伴い当該自衛官の管理のもとに入った者ということでありまして、離れた場所で活動している他国の要員、NGOの関係者が不測の攻撃を受けた場合には当該PKO要員はこの要件に該当しないため、自...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) しかし、果たして現場で指揮官がそういう法律の要件だけで対処できるかどうかといいますと、例えばザイール等の活動においては、すぐ近くでNGOが危険にさらされた場合に、現実に指揮官が非常に悩みました。しかし、指揮官の判断として輸送、送迎という形で現地のNGO要員...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 御質問の趣旨が、いまだ危険が顕在化していないような段階において予防的に先制攻撃をするといったことが可能かということであるとすれば、かかる武器使用というものは許されないものでございますが、しかし、発砲がなされた後、また攻撃がなされた後でなければ武器を使用でき...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 基本的には先生のおっしゃる四条件に合致するかどうかでございますが、一般論を申し上げますと、部隊行動をしている武装した他国のPKO部隊は、通常、その身を守るために十分な手段を有し、独自の判断に基づき行動するものと考えられ、その場合には武器使用による防衛の対象...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 基本的には当該部隊が使用する装備については我が国から持ち込むことを原則としておりますが、国連との調整によりまして国連保有の車両や無線機等の装備を使用、管理する場合もあるわけでございます。  例えば、UNDOFの自衛隊部隊は車両や無線機について、UNDOF...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) そのような自衛隊の部隊が国連の車両等の貸与を受けて業務に当たるような場合に、当該車両に向けて攻撃が加えられるような場合であって、国際平和協力法二十四条に基づいて当該車両に乗車している自衛官が自己の生命、身体の防護のために武器を使用することができるようなとき...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 業務におきまして自衛隊が一時的に保管している武器等を奪取しようとする者がある場合には、職務に当たる自衛官は安全に配意しつつ、相手方への説得、その他武器の使用に至らない手段によって当該侵害行為を排除するよう努めることとなりますが、その際に、保管している武器等...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 結果としてそのようになることは十分あり得るというふうに思います。
○国務大臣(中谷元君) 防衛庁といたしましても、地雷を処理する能力及び資材を持っているわけでございますので、今後、アフガニスタンの地雷の撤去等にいかなることができるのか、先生の御指摘の技術指導や装備の提供も含めまして、より積極的に考えてまいりたいというふうに思っております。
○国務大臣(中谷元君) 自衛隊法が制定された昭和二十九年から非常に世界は大きく変化をしたというふうに思います。当時は、朝鮮戦争の直後とまた日本が独立をして五年ほどしかたっていなかったんですけれども、安全保障の概念も、冷戦の時代から経済の自由化、情報の共有化、また日本の国際化という...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 協力と参加ということでありますけれども、協力とは参加を含む広い意味での関与形態をあらわしておりますが、我が国のPKO活動に対する関与のあり方は参加のみならず参加に至らない物資協力といった各種の事態を含んだ形で協力するということにいたしております。  現在...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) そういうつもりで私はいたしております。  まず、成立当時と変わったのかというお話がございましたが、平成二年に、当時の中山外務大臣でございますが、先生のおっしゃる参加と協力とのことを御答弁されています。ここでは、参加とはとか協力とはということを説明した後に...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 現在も中東地域においていろいろと紛争等も心配されるところでありますが、部隊の状況等につきましては毎日連絡をとって安全を確認をいたしております。  そして、今派遣をしている要員の権限でありますけれども、派遣された要員や部隊等の配置等に関する権限を有しており...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) いわゆるコマンドと指揮、指図等の関連する問題でありますが、これは従来から一貫をしておりまして、派遣された要員というのは派遣国の公務員として活動するものでありますし、また国連は派遣された要員や部隊の配置に関するコマンド、指図は行うものの、身分に関する権限を含...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 国連は派遣された要員や部隊の配置に関するコマンドは行います。しかし、おっしゃったような指揮権、監督権を有しているわけではございません。
○国務大臣(中谷元君) 自衛隊の主任務と本則は第三条でございます。すなわち、直接侵略及び間接侵略に対して我が国を防衛すること及び必要に応じ公共の秩序の維持に当たることを自衛隊の本来の任務と規定をいたしておりますが、このPKO活動の実施につきましては自衛隊の本来の任務遂行に支障のな...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 確かにいろんなタイプのPKOがあるというのは事実でございますが、我が国が国連PKOに参加するに当たりましては、停戦の合意、受け入れの同意を含む参加五原則の国際平和協力法の上の要件を満たす必要がございまして、この七章に言及されている場合であっても、この条件を...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 参加五原則というのは、憲法で禁じられた武力の行使をするとの評価を受けることがないということを担保する意味で策定されたこのPKO平和協力法の重要な骨格でございます。この骨格に対する認識は今後とも変わりがございませんが、この憲法と五原則等との関係におきましては...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) いかなる原則が憲法上許されるのか、この五原則につきましても、国連のPKO活動の実態また国会での議論も踏まえつつ、今後とも必要に応じ検討してまいりたいというふうに思っております。
○国務大臣(中谷元君) 東チモールの現状につきましては、二日ほど前にこの政府の責任者であります閣僚の方、外務大臣、経済大臣、来られていますけれども、非常に安定して落ち着いているというお話がありましたし、政府の調査団も現地を視察いたしましたけれども、非常に落ち着いている状況でござい...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 違いというのは、国連においてPKO活動であるという安保理事会の決議に基づいて決定をされているかどうかということでありまして、現在、東チモールで活動している活動は、多国籍軍ではございません。もう今は多国籍軍はなくて、UNTAETという国連の名のもとに行われる...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 民間等につきましては後でPKO本部からお答えしますが、自衛隊の場合の訓練期間におきましては、通常、半年前から準備をいたしまして、少なくとも三カ月ぐらいは語学の研修をしたり、現地の実情等を学んだり、また一般的なPKOの活動等を習熟するという訓練をいたしており...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 我が国の政策につきましては日本国民が決めることであります。  このPKFの本体を解除するかの問題につきましては、これまでのPKOへの実績と国内外での理解、そして期待が高まったと判断をしたこと、また、国連また国際社会から強い期待が示されてきたところでありま...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 今、大田議員のおっしゃったことは、この五原則の中の中断とか休止という一つの柱でございます。そういう場合は、我が国の活動を中止をして撤収をするという判断をすることになるわけです。
○国務大臣(中谷元君) 停戦の合意と申しますと、我が国がPKOに参加する要件の一つでございますが、基本的にその参加する母体であるPKO活動も停戦合意などの存在を前提として展開をしているということは国連や参加国の共通の認識でありまして、停戦合意等の要件が充足されない事態となったら、...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) この状況等について派遣を終了することが必要であると判断される場合には、国連の、平和協力本部長であります内閣総理大臣が判断をし、そして計画等の変更を閣議決定するものでございます。
○国務大臣(中谷元君) 今回のPKFの凍結解除に伴いまして、放置された武器の収容等ができるわけであります。このことはすなわち地雷等の回収を意味するものでありまして、PKO活動における地雷の処理は可能になるわけでございます。  アフガニスタンの情勢に関連するお尋ねでございますが、...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 所信表明をしたと同様に、非常に国の安全保障や防衛に関する認識は深まっておりまして、私としても一日も早くその実現を図っていただきたいというふうにお願いをいたしておりますが、平成九年の十二月に出された行革の最終報告で「政治の場で議論すべき課題」とされておりまし...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 総理大臣の認識に対するお答えでございますが、小泉総理は、総理大臣の就任の前にいろんなところで記者会見もし、発表した中で、国民が命がけで国を守るために仕事をしている自衛官に対して敬意と感謝を表すべきだと、また自衛官も自信と誇りを持って働ける、そういうふうな国...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 田村委員のおっしゃるとおり、自衛隊は有事に際して行動するためにこの有事法制というものはもう当然整備されてしかるべきものでありますし、整備されていない現状をかんがみますと、一日も早く整備すべきものであるというふうに何度も申し上げております。  この作業につ...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) この国会におきましても、自衛隊の海外での活動に関しましては、皆様方で御議論をいただきまして、法律を整理していただいたり論点を整理していただいて進捗した部分がございますが、この肝心の我が国の安全保障に関する有事の法制等につきましても、国会で御議論をいただきま...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 省内にはIT担当の参事官を置きまして専門的に対応に当たらせておりますし、各局におきましてもIT化という観点で情報化を進めております。  方針といたしましては、中期防衛力整備計画にこの情報化の重点施策を掲げまして、三つの柱を立てました。一つは高度な統合ネッ...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) いや、来ておりますが。
○国務大臣(中谷元君) 先生の御指摘のとおり、西川参事官が大変よくやっていただいております。
○国務大臣(中谷元君) PKO活動に対する重要な改善の御指摘をいただきまして、ありがとうございました。  おっしゃるように、PKOというのは各国の信頼関係というのは大変重要でありまして、この点におきまして、この警護、警備の問題は非常に大きなポイントでございまして、今までは御指摘...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 装備の面につきましては、法律によりますと携行する武器についての限定は設けておりません。したがいまして、任務の内容、現地の情勢も踏まえて必要な装備の種類、数量を決めることになりますが、自衛隊の部隊をPKO活動させるに当たって、安全かつ効果的に任務が遂行できる...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 派遣される隊員の安全及び任務を効果的に遂行することができるように、そのような内容で検討したいというふうに思っております。
○国務大臣(中谷元君) 現時点におきましては、派遣先国の勤務の環境、またその業務の特質を考慮いたしまして、一日二万円から四千円の国際平和協力手当というものが支給される制度になっております。派遣をする先の状況等を勘案しながら適切な手当額を決定したいというふうに思っております。
○国務大臣(中谷元君) その任務の特質といいますか、危険度等に応じて勘案したいというふうに思っております。
○国務大臣(中谷元君) 法の概念における自己とともに、現場に所在する「その職務を行うに伴い自己の管理の下に入った者」という概念におきまして安全を確保したいというふうに思っております。
○国務大臣(中谷元君) これは法律の言葉でありまして、あくまでも安全を確保する上においての管理という概念でありまして、例えば現職の総理大臣もSPという警視庁の警護官に守られておりますが、あくまでもこれは警護官の指示に従ってもらわないと総理の安全も守られないわけでありまして、そうい...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 現在、この九十五条におきましては国連の装備、施設は対象となっておりませんが、現実の活動、また国会での議論をよくしていただきまして、今後とも我々としても必要に応じて検討してまいりたいというふうに思っております。
○国務大臣(中谷元君) 五原則には武器の使用とか部隊の撤収等がありますので、自衛隊の派遣を前提に考えている原則であるというふうに思っておりますが、その五原則の中の三原則というのは、停戦の合意とか中立とか同意とかいう一般的なものでありまして、外すという考え方もございますけれども、そ...全文を見る
○国務大臣(中谷元君) 常任理事国入りの話もありましたけれども、何が必要かということにおきましてはやはり、昔、臨調で土光さんが会長に就任すると非常に議事が進んで物事がなし遂げたというふうに言われますが、やはり国の品格と、また尊厳と、あの人の言うことだったら、あの国の言うことだった...全文を見る