中谷元

なかたにげん

小選挙区(高知県第一区)選出
自由民主党
当選回数11回

中谷元の2004年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月22日第159回国会 衆議院 憲法調査会 第1号
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○中谷委員 先ほどから、自衛隊の派遣につきまして、憲法違反という御意見もありましたし、憲法に違反していないという御意見もありましたが、この論争は、自衛隊自身が憲法違反だと言われたこともありますし、日米安保が反対だという時期もありました。しかし、憲法を明確にすることによって、もうこ...全文を見る
○中谷委員 今のイラク復興に対して国際的にどういう根拠があるかという御質問ですが……(仙谷委員「復興じゃないよ。占領だよ」と呼ぶ)占領ですが、まず、国連でも、イラク復興については国連加盟国が協力しましょうという決議がされています。  それから、今の占領というか統治体制について、...全文を見る
○中谷委員 先ほどの増子委員の意見につきまして、お金や技術で貢献をということですが、じゃ、だれが日本の物資を運ぶのか、だれが行くのかということを考えますと、実際、ああいうリスクの中で行く条件が整っていないわけですね。  ですから、今このイラクについて問われていることは、こういっ...全文を見る
○中谷委員 今のことについて、現実に、NGOにしてもボランティアにしても日本の企業にしても、イラクが余りにも危険過ぎて、だれ一人国内でボランティア活動ができないぐらい今イラクは危険な状況である。そういう中で、何かできないかと考えると、自衛隊のような自己防衛の組織がやることがあると...全文を見る
○中谷委員 今回も論戦されましたが、決して安全な地域とは言っていません。リスクはあるということは言っていますが、戦闘が行われていないということを条件としていまして、この戦闘というのは、いわゆる国の交戦であって、組織的に国家が人を殺傷するということであります。今、テロとかが散発され...全文を見る
01月30日第159回国会 衆議院 国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動並びにイラク人道復興支援活動等に関する特別委員会 第4号
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○中谷委員 自由民主党を代表いたしまして、質問をさせていただきます。  私は、小泉総理には、日本は世界から尊敬をされる国、そして誇りの持てる国にしていただきたいと思っております。そのためには日本はいい国にならなければなりませんが、じゃ、日本のいいところはどこかということをいろい...全文を見る
○中谷委員 どうもありがとうございました。  海外においても、そういう日本人として誇りを持って頑張っている人たち、また、これから行く自衛隊に対しても、日本人の皆さんが温かい気持ちで送り出していただきたいと思います。  そして次に、いまだに、なぜイラクに自衛隊が行かなきゃいけな...全文を見る
○中谷委員 ただ単に遠いイラクの話ではなくて、日本の姿勢が問われるということでございますが、じゃ、その派遣された隊員や、このイラク復興支援の成功のためにということでお伺いします。  川口外務大臣への要望でありますが、これは与野党を超えた要望になるわけでありますが、今後イラクの復...全文を見る
○中谷委員 もう一つ外務省に要望したいことは、派遣される隊員の安全確保のためにそのバックグラウンドをつくっていただきたいということでありますが、これは野党からも御指摘もありますが、ODA、これをいかに現地にスムーズに活用していくかということであります。  これは、現場に当たるの...全文を見る
○中谷委員 次に、官房長官にお伺いします。  これからの国際貢献の日本の取り組み方についてですけれども、テロ特措法にしてもイラク特措法にしても、国会においていろいろと、特措法という名のもとで一つ一つ議論が行われましたが、憲法的に整理するところは整理をし、また、議論するべきところ...全文を見る
○中谷委員 今後とも、国際的にいろいろなことが山積しておりますが、日本も、ABC、当たり前のことをぼうっとせずにちゃんとできる国家になるように御要望いたしまして、質問を終わらせていただきます。どうもありがとうございました。
02月05日第159回国会 衆議院 憲法調査会安全保障及び国際協力等に関する調査小委員会 第1号
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○中谷小委員 まず、憲法九条の意義から述べさせていただきます。  第九条は、二十世紀の後半の五十年間、日本の復興から高度成長の時期に、日本のためによく機能し、歴史的役割を果たしたすぐれたものだと考えます。  この九条の果たしてきた役割というのは、敗戦後、日本がアジアの国々に国...全文を見る
○中谷小委員 これは、日本は法治国家でもありますし、また、私も立法府の人間として、このような重要問題を解釈の変更によって実施すべきではないと思います。まして憲法というのは基本法でありまして、改正をしないままで次から次へと手品のようにあれもできる、これもできるというのは、国民の不信...全文を見る
○中谷小委員 国際協調と日米安保の両立につきましては、これは占領時代も憲法制定期から懸案となった、つまり米軍の占領下で国連中心主義の憲法をつくったというところから問題になっているところでありますが、占領時代は、マッカーサーも国連中心主義を第一に考えておりましたけれども、冷戦が始ま...全文を見る
○中谷小委員 そもそも、第二次世界大戦も反対の人もいたかと思いますが、全体的な雰囲気の中で日本が戦争になって敗戦に至ったことで、日本人自身も、家族を失い、もう二度とこのような悲惨なことは嫌だという思いもあったと思いますし、ましてや日本の統治に入った中国にしても朝鮮半島の人たちにし...全文を見る
○中谷小委員 先ほど松本委員も言いましたけれども、集団的自衛権の範囲というのはすごく広いと思うんです。ベトナム戦争当時に、アメリカの戦争にベトナムまで行くというのも集団的自衛権であるし、また、先ほど私が問題点として指摘した、日本を防衛するために日本の近隣海域で活動しているアメリカ...全文を見る
○中谷小委員 私自身も政府の一員であったこともございますが、論理的に言えば、憲法の許し得る範囲で現在のイラクの対応も実施できるということで実施しておりますので、今までの対応に問題はなかったと思います。  しかし、それを国民がきちんと受け入れるかどうかにつきましては、憲法の考え方...全文を見る
○中谷小委員 この点につきましては、マッカーサーが講和条約を検討していた時期において、あくまでも国連中心主義にこだわっていたと思います。  ところが、冷戦が激しくなって、アメリカの方が日本を防衛の第一線に指定して、非常に強くアメリカ本国から要求があったという中で、朝鮮戦争が始ま...全文を見る
○中谷小委員 これは、国連憲章であり、いわゆる国際慣習のことでございます。
○中谷小委員 イラクに関する米英の行動において、日本政府の説明によりますと、その根拠としては、六八七とか六七八、いわゆる大量破壊兵器の保持ということに対するイラクの対応をめぐる制裁と、一四四一の最後通牒というか最後通告に基づいて、またもとへ戻ってしまったということでありますので、...全文を見る
○中谷小委員 「結言」の中にも、平和主義や国連中心主義というのは、「日本の理念として、九条の中心にすべきである。」これは改正された九条のことですが、こういった精神は非常に大事なものだと思います。  しかし、このレジュメの項目の2に挙げていますように、時代が変化をしてまいりまして...全文を見る
○中谷小委員 これは、昭和五十五年の答弁書でありますが、なぜこのように使い分けをしたかというと、それにこだわる人がいて、その人から質問を受けたからあえてお答えをしたわけであって。  やっていることは確かに同じかもしれませんが、しかし、意志として他国を侵略したり懲らしめに行くよう...全文を見る
○中谷小委員 日米安保について一度整理してみますと、確かに、日米安保条約というのは、日本有事というか日本の防衛上の日米協力でありましたが、その一環で、周辺事態ということで、我が国の周辺においても我が国の有事にひっかけて法律をつくって整えたわけでありますが、しかし今度は、日米協力と...全文を見る
02月18日第159回国会 衆議院 外務委員会北朝鮮による拉致及び核開発問題等に関する小委員会 第1号
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○中谷小委員 自由民主党の中谷元です。  一年四カ月ぶりに、ピョンヤンで公の政府間協議においては、ただいま報告を受けましたけれども、あらゆる面で大変であったと拝察をいたします。特に、姜錫柱氏に我が国の拉致問題の原則をしっかりと伝えたことは成果でありまして、日本の姿勢がかたいとい...全文を見る
○中谷小委員 続いて、私は、特定船舶入港禁止法案を国会で成立させることは今後有効なカードになり得るのではないかと考えます。  拉致問題を進展させるために、国内においても、圧力をかけた方がいいという意見も多いんですけれども、圧力のかけ過ぎもどうかという意見もあります。私は、さらに...全文を見る
○中谷小委員 そして、今回の訪朝において関心が持たれたのは家族の帰国であります。一部の報道では、交渉の前に非公式に、ピョンヤン空港まで来れば帰すといったような話も出たようですけれども、今回の交渉において、このいわゆる出迎え方式案、これが先方から出たんでしょうか。  私は、出迎え...全文を見る
○中谷小委員 なかなかこれは双方まだ隔たりがある問題ですけれども、今後、そういう家族の意思を確認する機会というのは事前に必要なわけであって、何らかの手段を考えなきゃいけません。電話であり、手紙であり、往来であり、伝言であり、政府間交渉でありますが、その一つに、第三国で会うとか迎え...全文を見る
○中谷小委員 その基本をしっかり持っていただきたいと思います。  加えまして、家族の帰国に加えて、現在、行方不明者の方もいます。このような安否未確認者の拉致被害者との情報提供と合同調査ということを強く要求をされましたけれども、この日朝合同調査委員会を設置するという日本側の提案、...全文を見る
○中谷小委員 この点、人権とか人命を尊重する国家としてはもう当たり前のことでありますので、北朝鮮政府はこの当たり前のことをやっていただきたいと思います。  官房副長官にお伺いしますけれども、福田官房長官は、家族の帰国が実現すれば国交正常化交渉の再開に応じると発言をされました。こ...全文を見る
○中谷小委員 今後ともしっかり対応していただきたいと思います。  あわせまして、核問題も我が国にとって大変重要な問題なんですね。平壌宣言で核開発はしないと元首である総書記が約束して文書で確認をしたことであります。しかし、その一カ月後、アメリカのケリー氏が訪朝した際に、核の存在を...全文を見る
○中谷小委員 この点、北朝鮮は、軽水炉に転換した発電が滞っているということで、エネルギー事情から、黒鉛の原子力発電を再開するというような主張をいたしておるわけでございますけれども、そうすれば、このKEDOとかエネルギーの支援ということも問題になろうかと思います。この点については、...全文を見る
○中谷小委員 KEDOがとまってしまったきっかけは、北朝鮮の寧辺等の核疑惑に対して、北朝鮮がみずから明らかにしなかった、いわゆる検証、査察体制が確立しなかったという点でありますけれども、しかしながら、今回の核をなくすということは、結論的に言うと、いかに検証可能な体制を北朝鮮が受け...全文を見る
○中谷小委員 この辺はしっかりしたルールをつくるということだと思いますけれども、この大量破壊兵器の拡散防止構想というのは、まさにアジアにおいて必要なことであり、そのため六カ国協議が開催されますけれども、ヨーロッパはNATOとかEUとかOSCEとか、安全保障体制、機構が二重にも三重...全文を見る
○中谷小委員 今後とも、国家としてその原則を貫く力を持つということ、そして国際社会から支持を得ること、そして外交の対話と圧力の多角的な手段によって成功させるということが肝要だと思いますので、これからも政府にしっかり頑張っていただきたいと思います。  以上で終わります。
02月26日第159回国会 衆議院 憲法調査会 第2号
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○中谷委員 ただいまの仙谷さんの御意見について、まず、イラクにおける復興人道支援というのはあくまでも武力行使にならないということでありますので、集団的自衛権を発動するという範囲の話ではない。  しかしながら、PKO活動のときからもそうでしたけれども、武力行使の一体化という観点で...全文を見る
03月02日第159回国会 衆議院 外務委員会北朝鮮による拉致及び核開発問題等に関する小委員会 第3号
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○中谷小委員 アンニョンハシムニカ。自由民主党の中谷元でございます。  金柄淘さん、李在根さん、陣正八さん、お三名の方におかれましては、小委員会にお越しいただきまして、ありがとうございます。また、北朝鮮で長い間御苦労をされまして、さぞ大変だったと思います。  日本では、日本か...全文を見る
○中谷小委員 その人の話を聞いたのはいつごろでしょうか。
○中谷小委員 その人はどういうお仕事をされていたのか、わかっていたらお伺いしたいと思います。
○中谷小委員 それでは、陣正八さん、同じ質問ですけれども、お願いいたします。
○中谷小委員 そのときに、その人の話は、何人ぐらい、そしてどのような状況であったのか、もう少しわかっていたらお伺いしたいと思いますけれども。
○中谷小委員 船の名前は御存じないでしょうか。
○中谷小委員 そして、日本からこういった拉致をされている人がいるぞという話は聞いたことはありませんでしょうか。
○中谷小委員 それでは、李在根さん、先ほども一部お話を伺いましたけれども、もう一度お伺いしますが、日本人を連れてきて利用していたということの話を聞かれましたが、だれからその話を聞かれましたでしょうか。
○中谷小委員 今お話があった招待所という場所はどういったところなんでしょうか。
○中谷小委員 それは一九七二年ということでよろしいんでしょうか。大体何月ごろか覚えておられますでしょうか。
○中谷小委員 男性でしょうか、女性でしょうか。
○中谷小委員 それから、先ほど病院で見たと言われましたけれども、これは招待所と違う話でしょうか。
○中谷小委員 もう一点、お正月にビリヤードをしているということで、三年連続ごらんになったということですが、これはホテルということでよろしいでしょうか。もしよかったら、どこのホテルか教えていただきたいのですが。
○中谷小委員 どうもありがとうございました。カムサハムニダ。
03月04日第159回国会 衆議院 憲法調査会安全保障及び国際協力等に関する調査小委員会 第2号
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○中谷小委員 本日のEUのお話を聞きまして、事安全保障に関しては、非常に長い歴史的な経験を酌んで、真剣に各国が協調して模索しているなと感じました。特に、NATOまたWEU、OSCE、また最近はEU軍ということで、もう二重、三重、四重に各国の安全保障機構というものをつくっております...全文を見る
○中谷小委員 同じく、山口委員の先ほどの発言ですけれども、やはり現憲法を固守した考え方というのは今後どこまで通用できるかどうか、私は、心配な面もあろうかと思います。  というのは、NATOにおいては、集団的自衛権による体制でソ連とか社会主義からみんなが力を合わせて守ってきたとい...全文を見る
03月18日第159回国会 衆議院 憲法調査会 第3号
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○中谷委員 ただいまの委員と同様に、私も、このヨーロッパの統合から見て、やはりアジアにおいても集団的安全保障の機構が必要であり、また日本という国家にとりましても、日米安保のみの選択から、幅広くアジアにおいても外交的選択を持つ意味からも、アジアにおける集団的安全保障機構の創設が検討...全文を見る
○中谷委員 協調、協力、連帯ということで平和を維持していくということは非常に重要なことだと思いますが、核の存在にしても、現実問題としまして、中国もロシアも米国も保有しておりますし、北朝鮮も、我が国の外交姿勢として、このような戦後の協調主義、また、時には経済支援もしたことがあります...全文を見る
○中谷委員 ただいまの御意見につきましての反論でありますが、リビアとかイランもこういった核開発の疑惑がありましたが、やはりこれは話し合いだけでは解決せずに、結果として、抑止また圧力をかけたことによってこの構想を放棄して、結果的には核開発をやらないということを宣言いたしました。 ...全文を見る
○中谷委員 先ほどの武正議員の、国際協調か日米同盟かという話につきましては、憲法では国際協調と書かれておりますが、現実的には、この憲法ができたときには米国の占領下にありまして、当然、その当時は国連が機能して国際協調の社会を目指してということを想定したと思います。  しかし、残念...全文を見る
04月08日第159回国会 衆議院 憲法調査会 第5号
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○中谷委員 これまでの御意見の中に、武力攻撃事態法などをめぐって、だれのため、何のための法律かという御議論もありました。これはやはり、当然ながら、日本の国のため、そして国民のためということで、国を守るために必要な法律であるということでございます。  そこで、国を守るという手段に...全文を見る
○中谷委員 先ほどの山口委員の御意見に対して、当然、憲法では国民主権ということを言っておりますが、これは国家があって初めてこういった主権とか人権が確保できるわけでありまして、国防を否定する、国家を明確に言わないということは、人権を守ることはできないと私は思います。  というのは...全文を見る
○中谷委員 人権と表現の自由について、これは出版をめぐりまして司法の判断もまちまちになっておりますが、やはり私は、人権を尊重するということにおいては、国家として優先的に基本的人権ということは守っていかなければならないと思います。  プライバシーということでいいますと、プライバシ...全文を見る
04月12日第159回国会 衆議院 国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動並びにイラク人道復興支援活動等に関する特別委員会 第11号
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○中谷委員 先日、イラクで発生しました邦人の人質事案に関しまして、政府は、現在、全力で取り組んでいるわけでございますが、一刻も早く人質が全員無事解放されるよう、引き続き、関係国、関係機関に最大限働きかけをいただきますように要望いたします。  そこで、その上で、今回、政府は、イラ...全文を見る
○中谷委員 今回、今、日本が身をもって感じていることは、イラクの現状は、民間人のボランティアとかNGOの皆さんにとって極めて危険な地域である、とても単身で活動できるような地域ではないということでございます。  イラクの自衛隊の派遣は、こうしたリスクがあるから、政府は民間人のイラ...全文を見る
○中谷委員 この法案の議論のときに、野党は、イラクの復興は民間人やボランティアでやるべきだと主張をされました。今回の事件を見てもわかりますように、政党は、この現実を見て、謙虚にこの事実を見て、そして反省をしていただきたいと思いますが……(発言する者あり)
○中谷委員 今回、安全上、極めて民間人は危ない、危険なことが起こるので、外務省としては、何度も退避勧告を発出しておりました。にもかかわらず、個人の判断で入国をしたために起こってしまったわけでありますが、外務省といたしましては、今後、このような事案の再発を防止するためにどのような対...全文を見る
○中谷委員 この委員会でもいろいろと議論をされたところでありますが、自衛隊を派遣するときに当たりまして、人道復興支援は自衛隊でなくNGOなどを主体に行うべきという意見が一部にありました。  しかしながら、今回の事案を通じまして、改めて、治安が不安定な状況において、自己完結能力、...全文を見る
○中谷委員 そのようなことで、現在、イラクの復興のためには政府としては自衛隊を中心にサマワ地区で活動が行われておりますが、現時点において問題点というと、いよいよ支援が始まった段階で、地元のニーズをうまくくみ上げることができるかどうかだと思います。  雇用の問題、産業振興の問題、...全文を見る
○中谷委員 安全確保上、やはり自衛隊がいるということが活動にとって不可欠であるとわかりましたので、ぜひ、イラク全体のODAというものは要ると思いますが、サマワ周辺の地域振興のために、住民に合ったニーズを実現するためにも、自衛隊に、そして民間企業やまた政府機関、そういうものをくみ上...全文を見る
04月22日第159回国会 衆議院 憲法調査会安全保障及び国際協力等に関する調査小委員会 第4号
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○中谷小委員 菊池参考人にお伺いしますが、東アジアの近代史を見てみますと、開国と自由化によって、また関税の撤廃によって、我が国も明治維新とか、中国、朝鮮の争乱とか、国が滅んだ場合もありますが、非常に内外の紛争に発展する経過があります。  そこで、経済の自由化と安全保障の維持とい...全文を見る
○中谷小委員 どうもありがとうございました。  それでは、もう一問、今度は自由化による国内対策についてお伺いします。  戦後の日本は、自由貿易主義で経済発展をさせてきましたけれども、地域社会がその犠牲になっているわけですね。地方の農業、林業、水産業、これは地域経済社会を維持し...全文を見る
○中谷小委員 どうもありがとうございました。
06月01日第159回国会 衆議院 外務委員会北朝鮮による拉致及び核開発問題等に関する小委員会 第4号
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○中谷小委員 両参考人から大変参考になる御意見を聞かせていただきまして、ありがとうございました。  まず、北朝鮮の核問題につきまして小此木参考人に伺いますが、きょうのお話によりますと、アメリカの事情で、イラクなどによって力の解決のチャンスがあったけれども、それが今困難になったと...全文を見る
○中谷小委員 もう一点、六カ国協議の今後の見通しについて、アメリカは、発電も含む全核廃棄、また検証可能な体制ということですが、要はNPTへの加入、それからIAEA、国際機関の査察を受け入れなきゃいけません。北朝鮮はエネルギー政策だと言っていますが、どのようにすればこれは受け入れす...全文を見る
06月03日第159回国会 衆議院 憲法調査会 第7号
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○中谷委員 集団的自衛権や集団的安全保障についても、ただいまの意見であれば、悪いものであって危険なものであるというようなことも伺いましたが、現にヨーロッパにはNATOという機構がありまして、また、現在EU軍なども創設をされていまして、地域の安全保障の、この平和の維持のために各国が...全文を見る
○中谷委員 今の九条と前文の抱える問題としては、国会でも争点になっておりますが、現実に、政府の行為として、PKOにしてもイラクの派遣にしても、これは憲法の範囲でやるということでやっておることに対して、これは憲法違反だと言う政党もあれば、国会でそのような意見もあります。  要は、...全文を見る
06月10日第159回国会 衆議院 憲法調査会 第8号
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○中谷委員 自由民主党の中谷でございます。  今の憲法は、安全保障に関しましては、日本は余りにも日本のことしか考えてこなかった、自分の国さえ平和ならいいんじゃないかという概念が定着していたような気がいたします。  新憲法は、現在の国際情勢の冷徹な分析に基づきまして、我が国の独...全文を見る
08月04日第160回国会 衆議院 国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動並びにイラク人道復興支援活動等に関する特別委員会 第2号
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○中谷委員 自由民主党の中谷元でございます。  自衛隊のイラク派遣に関しまして、先ほど報告にもありましたが、五十度を超える暑さの中で、派遣されている自衛官の皆さんも大変御苦労なことだと思います。  派遣されて半年になって、今三次隊が出発をする状況で、非常にこれまでの成果も多い...全文を見る
○中谷委員 過去の国会答弁で、平成二年の中山外務大臣は、参加か協力かという定義の中で、参加とは、当該国連軍の司令官の指揮下に入り、その一員として行動することを意味し、自衛隊が、国連軍の目的、任務が武力行使を伴うものであれば憲法上許されない、参加でなく協力なら武力行使と一体しないと...全文を見る
○中谷委員 これは、今後参加できるかという質問でありまして、法制局も来られておりますのでお答えいただきたいんですけれども、つまり、目的が武力行使を伴う多国籍軍で一部人道支援もある。そういう意味で、憲法的にいいますと、武力行使をしない、集団的自衛権も使わないという範囲なら非戦闘地域...全文を見る
○中谷委員 今、一般的な意味での参加とおっしゃいましたが、先ほど、国会の答弁として、自衛隊が参加しますということを言われました。それで、平成二年の中山大臣の答弁も、参加とは、国連軍の指揮官の指揮下に入り、その一員として行動することを意味するということで、協力と使い分けているんです...全文を見る
○中谷委員 最後の、言葉の一般的な意味での参加と言われましたが、それじゃ、武力行使を目的とした多国籍軍に日本が武力行使をしない範囲で参加することも可能だということですね。
○中谷委員 憲法的に言いますと、要は、武力行使をしません、集団的自衛権をしませんという範囲なら、日本も国連の多国籍軍なり国連軍に参加できるという認識が今回示されたものだと私は理解をしていますが、それでよろしいですか。
○中谷委員 先ほど外務大臣は、日本は多国籍軍に参加したと言いました。この辺は非常に土台の部分で基本的なところでありますので、シビリアンコントロールを明確にする意味でもきちんと整理をしていただきたいと思います。  もう一点、今話題の、国連軍に対して憲法上協力できるか。これは民主党...全文を見る
○中谷委員 やはりいずれの国の軍隊も自国の指揮を離れることはできないという、これも常識なんですが、指揮権においても、その組織の中で指揮、コントロールを受けるということも常識であって、この国連活動において、本来は、自衛権という世界ではなくて国際的な活動であるという意味づけからします...全文を見る
○中谷委員 では、しっかり議論していいものをつくっていただきたいと思います。以上で終わります。
11月01日第161回国会 衆議院 外務委員会 第2号
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○中谷委員 イラクで武装組織に拘束された香田証生さんが殺害されたことは、日本人としてまことにざんきにたえません。心から御冥福を申し上げると同時に、この五日間、彼の救出のために奔走された外務省職員初め政府関係者の皆さんに、心から御慰労を申し上げます。  この五日間、いろんな情報が...全文を見る
○中谷委員 このような国際犯罪に対して、日本が何ができるかということでございますが、事殺害されたのは日本人でございます、同じ邦人。この邦人を国家が救出するというのは当たり前のことでありまして、この犯行グループはイラク人ではありません。国際テロリストのアブムサブ・ザルカウィ容疑者が...全文を見る
○中谷委員 ペルーの大使館人質事件のときもそうでしたけれども、日本には邦人を救出するすべがないんですね。それを目的として自衛隊も警察も出動できない。まさに国家として欠落した部分でありますので、今後この点についてはよく検討をしていかなければならないと思います。  そしてもう一点、...全文を見る
○中谷委員 一月の選挙を成功させるということは、もう畢生目的でありますので全力でお願いしたいんですが、要は、こういう国際テロ組織集団、これをいかに撲滅するのか。今回亡くなった香田さんは、二十四歳、イラクで何かをやらなくては、何かをやりたい、まさに名前のように生きるあかしを知りたく...全文を見る
○中谷委員 今後そういったテロに対して、現実に日本人が殺されております、そういったものに対して、国家としてこれを防止したり、また処罰をしたりすることができないとおかしいと思うんですね。そういう意味では、アメリカが今考えている、やはり国際テロをなくしていこうということに日本も最大限...全文を見る
○中谷委員 この話し合いは現在も行われていると思いますが、この話し合いをしている段階で二点確認をさせていただきたいんですけれども、一つは、安保条約の六条、これがあるからだめというような報道もございますが、しかし昭和三十五年のこの政府答弁を見てみますと、こういう範囲にはとらわれてい...全文を見る
○中谷委員 どのような部隊があるのか、これからということですが、我々が欲しいのは米軍の統合運用のできる司令部であります。というのは、日本の防衛というのは自衛隊とそして日米安保による米軍の二本立てでやっておりますが、この自衛隊においても、もう新しい時代、陸海空の統合運用ということで...全文を見る
○中谷委員 いずれにしましても、もう東アジアは、二国間の間ではなくてリージョナルな時代になっておりますので、現在の六者協議というものも発展させて、この東アジアの安全保障という体制を大臣の在任中にしっかり構築をしていただきますこと、そして国際テロ防止のために、日本は常任理事国を目指...全文を見る
12月02日第161回国会 衆議院 憲法調査会 第4号
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○中谷委員 自由民主党の中谷元でございます。  二院制を維持するとしても、衆議院は、代議士と呼ばれておりますので、直接公選で選ばれる国民の代表機関として、その権限と責任を大きく持たせなければならない。特に言いたいのは、外交関係でございます。国会における外交をしっかり監督する、そ...全文を見る