中谷元

なかたにげん

小選挙区(高知県第一区)選出
自由民主党
当選回数11回

中谷元の2009年の発言一覧

開催日 会議名 発言
04月15日第171回国会 衆議院 海賊行為への対処並びに国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動等に関する特別委員会 第3号
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○中谷委員 自由民主党の中谷元でございます。  これから、政府提出の海賊行為の処罰及び海賊行為への対処に関する法律案につきまして質疑させていただきます。この法案は、国際社会における海上交通の確保、海賊対処という、我が国の経済や海運、漁業に携わっている人々の命や財産を守るというこ...全文を見る
○中谷委員 このような状況の中で各国が海賊対策に乗り出しておりますが、この海賊対処の根本にあるものが、国連海洋法条約であると思っております。  国連海洋法条約の第百条にこう書いております。「すべての国は、最大限に可能な範囲で、公海その他いずれの国の管轄権にも服さない場所における...全文を見る
○中谷委員 今説明をいただきましたが、この条約は義務はないということで、求められていなかったということでございます。しかし、私は、国家の戦略というか経営方針というものがこの国にあるのかと逆に問いたいわけでございます。  というのは、やはり日本は海洋国家でありまして、同時に貿易立...全文を見る
○中谷委員 ただいまお話しいただきましたように、いずれの国も抑止に協力をするという観点で、すべての国の船を世界みんなが守りましょうということでございます。だれがやるのか、これは日本もやっていかなければならないということでございますが、最近の国際情勢を見ますと、米国の一国主義という...全文を見る
○中谷委員 先ほど質問で、国連決議一八五一があるのではないかということを申し上げました。この一八五一では、国連憲章第七章のもとに行動し、そして各国は、すべての軍隊及び機関を通じて海賊との闘いに参加せよ、また、ソマリア海域の中に入ってもよろしいというところまで決議をされていますが、...全文を見る
○中谷委員 この米国の船は、ケニアのモンバサ港に陸揚げをされる予定の、国連の食糧計画、WFP、これに基づいて援助物資を積んで航行中だったわけですね。つまり、国連の活動の一環であるのにもかかわらず物資を奪われて、国連がこのような決議をしているわけでありまして、私は、これは容認ができ...全文を見る
○中谷委員 あわせてお伺いをいたします。  この法律では、海賊行為への対処に係る活動海域としてどこまで想定をしておられるのか。つまり、公海上及び我が国の領海のみならず、他国の領域において自衛隊が活動できるのかどうか。国連の決議一八四六におきましてもソマリアの領域内での活動が国連...全文を見る
○中谷委員 御答弁では、主権に基づき主権国が行うということでございますが、このソマリアのケースで考えますと、現在、ソマリアはほぼ無政府状態でありまして、大統領と議会と閣僚はいるようですが、首都の主導権は反政府勢力が握っているということでございますし、当該国の同意が得られたとしても...全文を見る
○中谷委員 この可能性は海賊被害の十分の一だと私は思います、日本は。つまり、この海域を走っている、航行している船の十分の一は日本の船舶ですから、確率は十分の一であると。では、だれが親身になってくれるのかといいますと、やはり各国の協調と協力しかないと思います。  また、IMO、こ...全文を見る
○中谷委員 IMOとかの国際協力というのは当然やるべきでありまして、大いにこれからも進めていただきたいと存じます。  しかし、問題なのは、いざとなったときに、ではIMOとかほかの国が日本人を救出してくれるかということでありますが、やはり日本人が人質になった場合には救出するのは祖...全文を見る
○中谷委員 政府としても全力を挙げていただきたいと思います。  しかし、政府には限界、足かせがあるわけですね。それは憲法でございまして、これまで、こういった邦人救出に際しまして、いろいろな法案を通しましたけれども、常に憲法九条の制約というものが問題になっていました。しかし、この...全文を見る
○中谷委員 根拠は、先ほど言った根拠でよろしいですか。  それも加えて伺いますが、非常に苦労しながら対処しているという現実でございますが、そのためにも海賊対処法案の迅速な可決が強く求められますが、防衛大臣、いかがお考えでしょうか。
○中谷委員 そこで、大変苦労しながら海上警備行動で任務をしている海上自衛隊について伺います。  三月三十一日からこのオペレーションを開始しておりますが、これまでの活動実績、成果はどうなっていますか。実施海域の距離とか海路を通過する時間、またこれまで護衛をした隻数について伺います...全文を見る
○中谷委員 今後P3Cを派遣する予定であると伺っておりますが、準備命令、準備指示はいつごろ出されるのか、その活動の内容、理由、また、派遣隊や本隊、先遣隊の規模、派遣時期はいつを考えておられるのか、伺います。
○中谷委員 加えて伺います。  今後、この海賊対処の活動は長期化をするのではないかと思いますが、今、中東、アフリカには、テロ支援特措法の補給支援のために、バーレーンを拠点としたところに連絡官を派遣いたしております。  今回の海賊対策は、恐らくジブチが拠点になるのではないか。こ...全文を見る
○中谷委員 加えて、やはり統合運用として全体の運用も考えてやってほしい。今回、テロ特措法で出ている補給艦が、海賊対処のために派遣された日本の護衛艦にも燃料補給ができるということでありますが、私は当然のことであると考えております。  日本の国際貢献には変わりがありませんし、海賊対...全文を見る
○中谷委員 日本の自衛隊の補給艦から同じ日本の海賊対処の護衛艦への燃料補給でありますから、これはどう考えても、外国から見ても当然のことでありまして、まして、税金の使い道云々からしましても非常に、効率、効果からしても当然のことであります。諸外国も一つの船にたくさんのオペレーションを...全文を見る
○中谷委員 そこで、加えて伺いますが、このとき、政府、内閣内でどのような協議をして結論的に防衛相に海上警備行動ということを発令させるという結果になったのか、このプロセスについてお伺いさせていただきます。
○中谷委員 そこのプロセスを伺っているわけでございますが、そのような判断で、まず海上保安庁、国交大臣が結論を出した上で官房長官か総理にお諮りになったのか、それとも防衛大臣が、現行法においては防衛大臣が総理の承認を得て海上警備行動を発令するとなっておりますが、国交大臣としてそのよう...全文を見る
○中谷委員 非常に大事な問題でありますので、現実的には国交大臣が現状を防衛大臣の方に話をして、当然のことながら要請をした形で、防衛大臣が今回の海上警備行動を決断したと私は理解しております。  続きまして、このプロセスで、武器の使用でございますが、先ほど、各国の軍が出ていると。ま...全文を見る
○中谷委員 そのような考え方でぜひお願いを申し上げます。  きょうは、この法案の基本的なところを質問させていただきましたが、これは国にとって非常に重要かつ緊急の法案でありまして、ぜひ、私は、与野党を通じて、この国会で早急に成立をさせるべきではないかという意を強く持ちました。 ...全文を見る
04月17日第171回国会 衆議院 海賊行為への対処並びに国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動等に関する特別委員会 第4号
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○中谷委員長代理 次に、鈴木馨祐君。
04月21日第171回国会 衆議院 海賊行為への対処並びに国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動等に関する特別委員会 第5号
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○中谷委員長代理 次に、佐藤茂樹君。
○中谷委員長代理 次に、長島昭久君。
04月23日第171回国会 衆議院 海賊行為への対処並びに国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動等に関する特別委員会 第7号
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○中谷委員 おはようございます。自由民主党の中谷元でございます。  これまで、この委員会におきまして、二十時間以上に及びソマリア沖の海賊対策を初め政府提出の海賊対処法案につきまして審議をしてまいりましたけれども、先ほど、本日この委員会質疑の後採決をするということが決まりました。...全文を見る
○中谷委員 今、防衛大臣から状況説明がありましたが、お話にもありましたように、行動が非常に制約をされている、日本の関係する船だけしか守れない、隣に困っている船があってもこの法律においては守る権限がないということで、大変苦労しながら現地の状況に備えていると聞いております。  そこ...全文を見る
○中谷委員 この海賊の原因というのは、ソマリアという国がまさに無政府状態になってしまって、犯罪行為を取り締まる能力も機関もないという状況だということであります。そもそも、海賊というのは一般人の生命財産を脅かす犯罪行為でありまして、こういったものにだれかが取り締まりを実施しなければ...全文を見る
○中谷委員 国際社会が一致協力してやろうと決議されたにもかかわらず、我が国はいまだにこの国際活動の中で他国の船を護衛することもできないという状況でありますが、この海の安全の根拠になるのが国連海洋法条約でございます。  この条約は、一九九四年に発効し、日本は一九九六年に批准をして...全文を見る
○中谷委員 今御説明をいただきましたが、各国が可能なことを日本ができない、そういう残念な状況が続いていたわけでございます。この状況を打ち破ったのがこの委員会の質疑でございました。  今から半年前、十月の十七日でありますが、テロ対策特別措置法の、インド洋に派遣されている自衛隊の艦...全文を見る
○中谷委員 今総理の認識を伺いましたが、先ほど外務大臣に、海賊が多発する背景を伺いました。これは本当に最近のことなんですね。つまり、冷戦構造が崩壊をいたしまして、世界というのはまさに、暴力の抑止、ブレーキをするものとか、また法律の秩序というものを失いつつあります。  このような...全文を見る
○中谷委員 政府に海洋政策本部、対策本部も設けられておりますので、しっかりとした海洋国家日本のビジョン、そして政策をこれからも推進していただきたいと思います。  先ほどお話ししましたが、与党で海賊対策プロジェクトチームというものを立ち上げまして、公明党の佐藤議員とともに現地視察...全文を見る
○中谷委員 以上で質問を終わります。
07月10日第171回国会 衆議院 海賊行為への対処並びに国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動等に関する特別委員会 第9号
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○中谷委員 自由民主党の中谷元でございます。  貨物検査につきまして質問をさせていただきますが、まず、外務省の機密保持並びに文書管理について伺います。  報道によりますと、核兵器を搭載した米国艦船につきまして日本への寄港や領海通過を認めるとした機密文書が存在をし、それを引き継...全文を見る
○中谷委員 元事務次官の話でありますが、ないものがあったと言い、また、ないものが、〇一年に破棄をしたということを言い、まことに外務省はみっともないと思っております。今の現役の人には罪はありませんが、職を終えた高官OB、これは余りにも身勝手というか無責任であり、また無節操で、職を終...全文を見る
○中谷委員 これは当時、米ソ冷戦のさなかでありまして、日本の国の安全保障、防衛にとっては、核の傘というのは必要な存在であります。  つまり、抑止というのは、相手がこちらに害を与えるような行動に出るならば相手に重大な打撃を与える意思と能力を持つこと、これをあらかじめ相手に明示して...全文を見る
○中谷委員 新聞報道でございますが、近々日米間で核抑止や拡大抑止、また米軍の日米の役割等につきまして協議を行うという報道がありますが、これは非常に好ましいことであると考えますけれども、この開催につきまして、事実がどうなのか、お伺いをいたします。
○中谷委員 これは、もう大いに議論すべき時代に入っていると思いますね。日本の安全保障を考えますと、米国の核抑止なくして安全保障、防衛は成り立たないというのは事実でありますが、まして、北朝鮮が核開発を続けて核を保有していくとなりますと、なおさら一層、この拡大抑止ということについて日...全文を見る
○中谷委員 それでは、一時的な日本への寄港とか、また領海内の通過、これにつきましてはいかがでございますか。
○中谷委員 国際情勢というのは大いに変化をしてきておりまして、冷戦は崩壊したものの、東アジアにはまだ北朝鮮という核保有を目指す国もあれば、ロシア、中国という何百、何千発の核兵器を持った国が隣にありまして、国家としてそれにどう対応するかという点につきましては、同盟国である米国の存在...全文を見る
○中谷委員 当初はもっと強制力のある、義務を伴う強い決議を目指しておりまして、我々もそういった決議を求めていましたが、結果として、非常に非軍事のこのような決議になりましたが、なぜこうなったかというと、やはり中国の発言や考えが影響したというふうに思っております。  この点につきま...全文を見る
○中谷委員 かなり中国も怒っているということですが、事実だと思います。  中国に共産党の機関紙人民日報がありますが、その国際専門紙であります環球時報というのがありまして、そこには、もはや中国と北朝鮮は血で固めた友情は存在をしなくなった、北朝鮮は再び危険な遊びをするな、恩知らずで...全文を見る
○中谷委員 北朝鮮をどう導いていくかというのは、私はかぎは日本にあると思います。  というのは、アメリカはしょせん西洋に顔が向いていまして、イスラエルとか中東とかイランとか、そちらの方に関心があって、この極東においては、遠いところで、日本と関係する安全保障問題だなという程度の認...全文を見る
○中谷委員 ぜひそのことをお願いいたしまして、質問を終わります。どうもありがとうございました。
07月13日第171回国会 衆議院 海賊行為への対処並びに国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動等に関する特別委員会 第10号
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○中谷委員長代理 次に、松野頼久君。
○中谷委員長代理 次に、川内博史君。
○中谷委員長代理 わかります。
07月14日第171回国会 衆議院 海賊行為への対処並びに国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動等に関する特別委員会 第11号
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○中谷委員長代理 次に、佐藤茂樹君。
11月17日第173回国会 衆議院 安全保障委員会 第2号
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○中谷委員 鳩山内閣の外交、安保政策についての姿勢等について質問をさせていただきますが、先ほど下地議員も言われましたけれども、外交、安全保障につきまして与党、野党、対立をしていったら必ず国益とは合致しない、国のためにはならないと思うわけでございます。岡田外務大臣も北澤大臣ももとは...全文を見る
○中谷委員 国会の質疑ですから、外務大臣の姿勢、考え方について伺っていますので、大臣みずからお答えいただきたいと思います。  このグアムの協定、いずれにしても、協定というのは条約と同じく国と国を縛るもの、法的拘束力においては相違はございません。約束したことは国として守らなければ...全文を見る
○中谷委員 副大臣のお考えはわかりました。大臣はどうお考えですか。
○中谷委員 この協定を守る考えがあるかどうかということを大臣に伺っているわけでございます。  つまり、2プラス2、相手の閣僚と調印をし、そして国会でそれを認め、批准をした、承認したということでありまして、これは国家と国家の約束でありまして、外交の基本は約束したことを守ること、こ...全文を見る
○中谷委員 協定とか条約を守っていくということは、これはもうルールで、基本中の基本でありまして、これが履行されないことによって、お互いに不信感が募り、そして紛争にも発展をしていく、話がこじれていくわけですね。  したがって、今の姿勢では日本国民も外交に対する不信感が強まりますし...全文を見る
○中谷委員 今協議会のお話が出ましたが、これは本来それぞれの国の中のことで、決めたことをやるかやらないかということを検証して、お互いにそれを履行する。  現にアメリカの大統領は、この協議会は履行するための合意、日米合意を推進するための会だと言っているのに、鳩山総理は、何ですか、...全文を見る
○中谷委員 これまた大問題発言ですね。日米双方が違って意味をとらえても仕方ないんだということであります。  長島防衛政務官もテレビでは驚いたと言っています。私も驚きました。これが普通の感覚です。両首脳が記者会見に並んで協議会をつくるという発表をしたならば、その意味はあって、当然...全文を見る
○中谷委員 向こうのオバマ大統領は、沖縄の米軍再編の合意の履行のためと言っているんですね。この履行という意味、これはもう当然御存じでしょう。履行というのは、約束したことを実行することを履行というんですね。これで、行動部会を通じて迅速に動くことを合意したと公式の席で述べられています...全文を見る
○中谷委員 こういういいかげんな大臣の答弁があれば、本当に外交の信頼感も失いますし、この委員会の議論もこれ以上進めたくないという気持ちがあります。  しかし、この点につきましては、大事な基本の問題でありますので、今回の協議会の合意の意味につきまして、統一見解で、文章でこの委員会...全文を見る
○中谷委員 非常に大事な問題ですから、よく取り扱いをしていただきたいと思います。  そこで、この協議会は、何で相手が大使級なんですか。こちらは外務大臣、防衛大臣、閣僚ですよね。これは何やら非常に、対等な協議と言えるのかな。日本が占領時代にGHQで、マッカーサー元帥がいて、それが...全文を見る
○中谷委員 申し上げたいことは、日本国の大臣ですからね、相手は大使です、大使は全権大使ですからそういう権限は持っているかもしれませんが、交渉する相手ではありません。やはりアメリカ政府ときちっとした話をしてやるわけであって、これは一つの、アメリカ側も見るに見かねて、このまま放置でき...全文を見る
○中谷委員 日本国の大臣ですからね。大臣は最後の最後の非常に大事な局面で判断を下す立場にありまして、そういう交渉とか確認は本来は局長級がやるべきなんですよ、外交官が。  本質的にはこれは国内問題でありまして、先ほど下地議員が言ったように、過去の経緯を知りたいなら、我々の関係者で...全文を見る
○中谷委員 大臣はそれでよろしいかもしれませんが、日本の外交、また沖縄問題全体から見ると、これによりまして大変な混乱も生じておりますし、各認識も相当深刻に、状態が悪化をしているのじゃないかなと私は思っております。  そこで、もうちょっと専門的に伺いますが、この普天間の解決策に嘉...全文を見る
○中谷委員 これは非常に重要なことであります。やはり協定というのは、何度も申しますが、国と国の約束で決まったことでありまして、当然アメリカはこれを履行するものだと思っていたところ、今さらながら嘉手納案が登場した。  これは以前に検討してもう結論が出たことでございますが、長島さん...全文を見る
○中谷委員 非常にいい出張だと思います、それこそ税金を本当に有効に使っているのかなと。  広く見識を広めるということですが、長島政務官はもう就任前から非常にアメリカに精通しておられますが、では、今回出張して、どのような方と会ってどういう内容の話をしてきたのか、伺います。
○中谷委員 米国は、その話を受けて非常に戸惑ったと思いますね。常識的には考えられないことでありますが。  それでは伺いますが、きのう大臣は嘉手納町長とも会われましたけれども、このような今の状況でも嘉手納統合案というものをさらに検討、検証を進めていくという心境にあるのかどうか伺い...全文を見る
○中谷委員 大臣にはその嘉手納統合案がどうであるのかという認識を伺いましたが、細かいことはやめますが、やはり大臣としてもう少し高い見識とレベルを持って判断していただかないと、いたずらに時間だけが過ぎてしまいます。  この嘉手納統合案等につきましては、もう過去アメリカも真剣に検討...全文を見る
○中谷委員 本当に認識が甘いんじゃないでしょうか。外務大臣ですから、当然大臣にはふさわしい見識と判断力は求められますが、もう就任して二カ月たっていますよ。  それで、今まで情報を知らなかったと言いますけれども、私は、きょうは国会の場ですから、国の重要な政策について国民を代表して...全文を見る
○中谷委員 やはり経緯を部内の局長からよく聞いてください。我々は今までやっていました。もう一歩、もうそこまで来ていたんですよね。(発言する者あり)
○中谷委員 沖縄の工事等についていよいよ沖縄から意見を出して、それに対して政府は、本年中にお答えを出して来年の予算に盛り込むという作業を、もう十一月ですからしなきゃいけないんです。それがないと来年の予算は組めません。  この点、沖縄からボールが今政府へ来て、まさに政府が答えを出...全文を見る
○中谷委員 それによって沖縄の皆さんは大迷惑をいたしております。  今まで手順に従って環境評価をいたしまして、沖縄県も誠意を持って、沖縄県民としてはこうなんだということを知事がお答えされました。それに対して国は、その意見を踏まえてお答えを出してあげないと、それこそ先ほど下地議員...全文を見る
○中谷委員 これは、年末の予算編成を控えまして、防衛大臣は予算を提出する責務がありまして、悠長な話ではありません。今、極めて無責任な御答弁でありましたが、しっかりとした腹構えがなければ、さらにこの事態はより解決が図れない状況になってしまいます。  嘉手納案について最後に申し上げ...全文を見る
○中谷委員 普天間基地が嘉手納に行きますと、もう行き場所がないんですね、しばらくは。しかし、辺野古の沖にヘリポートができますとそこへ行きますが、嘉手納へ行きますとヘリポートもつくらない、ということは、ずっと嘉手納に海兵隊がいるということにならないんでしょうか。
○中谷委員 外交、安全保障というものはもっと多元的にとらえてもらわないと、それこそ在日米軍の機能、役割、こういうことも頭にないとおかしくなってしまいます。つまり、嘉手納基地には電子偵察機とかコブラボールという核実験、核弾頭を計測するような飛行機もありまして、米軍等にとりましても、...全文を見る
○中谷委員 柔軟な対応を考えるというお答えでありまして、それはそれでよろしいと思います。  とにかく、この交渉というのは思いつきでやったのではなくて、米軍再編、海兵隊の司令部が移転するとなりますと九州南西地域の安全保障をどうするかということに基づいて進められたわけでありますので...全文を見る
○中谷委員 それでは、評価について伺います。  法律が切れるからやらないということでありますが、大臣は九月十七日の会見で、インド洋の活動の評価が極めて限定的であると認識していると発言をされました。これは、インド洋の補給活動の評価が限定的でしかないという意味でございますか。
○中谷委員 回数で評価をされますが、やはり私は、機能や目的、役割、これで評価をすべきだと思います。  実際、隊員は、八年間にわたって、五十度を超える炎天下で、あのインド洋の真っただ中で歯を食いしばって活動をしていまして、それこそ彼らには誇りがあるんです。やはり国際社会で自分たち...全文を見る
○中谷委員 それでは伺いますが、その政策としての派遣については極めて限定的だということでございますか。
○中谷委員 やはりそういう思いがあれば、大臣ですから、すぐに撤退させる理屈になってしまいますからね。これだけ国際社会から評価がある内容で、立派な仕事でありますので、それなりの誇りを持って評価をすべきだと思います。  外務大臣に伺いますが、では、これのかわりに、今回、アフガン支援...全文を見る
○中谷委員 五十億ドルといいますと五千億円近くですよね。インド洋の支援等については、今、支援体制が年間幾らぐらいかかるかというと、七十億円です。七十億円で済んでいたのが年間一千億以上のものを払うということは、今、刷新会議をやっていますよね、これにひっかかりませんか。
○中谷委員 きょうは、わざわざ来ていただきまして、ありがとうございます。  しかし、この仕分けの作業等について、予算の無駄の撲滅とか有識者の知識を活用するという点につきましては賛同できるんですけれども、国家と国民を守る防衛とか外交、こういう問題において、限られたメンバーで議論を...全文を見る
○中谷委員 そこで、では外務大臣と防衛大臣に伺いますが、HNS、ホスト・ネーション・サポート、これが事業仕分けに該当しておりますが、この点について両大臣の所見を伺いたいと思います。これはそれにゆだねていいものかどうかという点について。
○中谷委員 わかりました。  防衛大臣には次に伺いますが、いずれにしましても、認識をもう少ししっかり持ってもらわないといけません。日米同盟をしっかり守るということもありますので、ただ単にこういう場で議論できる問題ではないと私は思っております。  それで、最後に申し上げたいのは...全文を見る
○中谷委員 はい。  この点について、最後に、外務大臣、何でインド洋の支援をやめるかということについて伺います。
○中谷委員 感謝するというのじゃなくて、評価をされるという意味で、ぜひ頑張っていただきたいと思います。  終わります。
11月26日第173回国会 衆議院 安全保障委員会 第4号
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○中谷委員 防衛省の職員の給与に関する法律の審議に入りますが、まず、提案者からこの法案の趣旨説明をお願いいたします。
○中谷委員 一般職に準じて給与の改定ということはいたし方ないことでありますけれども、しかし、防衛省の職員や自衛官は、事に臨んでは危険を顧みず、命をかけて国防に専念しておりまして、その名誉、処遇、地位の確保はもとより重要なことであります。  海外においても、海外勤務をした軍人は、...全文を見る
○中谷委員 そこで、お伺いしますけれども、やはり一般職の公務員と違うわけですね。自衛官は全国各地、特に僻地で勤務をしておりまして、離島とかレーダーサイトのある山の上とか過疎地とか、そういった場所で生活をしている隊員と、東京・市谷、非常に便利で文化のあるようなところで生活をしている...全文を見る
○中谷委員 地方の部隊の視察、どうも御苦労さまでございます。  本日も、業務仕分け会議というものが開催をされまして、防衛予算の人件費が議論をされるそうであります。確かに、聖域なく見直しをするということは必要なことでありますが、この防衛、安全保障は防衛計画の大綱や中期防で決まった...全文を見る
○中谷委員 本来、充足率を満たしていないということがおかしいわけでありまして、きちんと定められた定員の確保をすると同時に、なぜ必要かということをしっかり説明していただきたいというふうに思います。  ところで、今回、鳩山内閣は、補正予算におきまして、防衛省要求の三分の一に当たる五...全文を見る
○中谷委員 では四分の三はまだやっていないということで、自衛官にとってまさに生活、居住の場ということで、安全対策をしっかりすると同時に、災害等緊急事態におきましてはこの庁舎というのが防災拠点になるわけでありますので、それを踏まえて、こういうのは返上されないようにぜひお願いしたいと...全文を見る
○中谷委員 防衛大臣は、政府で取りまとめをした有識者の懇談会による次期大綱の見直しのための提言はお読みになったとは思いますが、一体、国際情勢のどこがおかしくて、そしてどの点が防衛体制において納得いかないから先送りをするのか、我々は全く理解ができません。  安全保障につきましては...全文を見る
○中谷委員 政権交代によって国防の体制とか外交、安全保障の力を弱めるということはあってはならないわけでありまして、政権交代があったからというのは全く理由になりません。現に、北朝鮮のミサイルにどう対処するのか、中国の情勢をどう分析するのかということを考えますと、今まさにやらなければ...全文を見る
○中谷委員 そうでしょうか。私は、大臣、特に防衛大臣というのは国の安全保障、防衛の責任者でありまして、やはり言うべきこと、そしてやるべきことがあれば首をかけて総理に進言をし、そして決断を迫らないと、この任務というものは全うできないと思っております。  というのは、日米合意でも言...全文を見る
○中谷委員 仮に、では地元で反対の市長が当選をしてしまったら、もう基地移転はできないということになってしまいまして、普天間の移転は振り出しに戻ってしまいます。そうなりますと、当分この普天間基地の騒音問題は解決ができないということになります。  我々は、前政権ですけれども、それぞ...全文を見る
○中谷委員 沖縄の県政、市政の問題でありますが、これは防衛問題もしっかり絡んだ問題でありまして、事この問題は、国家の問題なんですね。地元に判断を求めるというやり方ではなくて、国家としてこうなんだという姿勢を示した上で、地元の皆様方に、判断をし、御理解をいただくのが筋でございまして...全文を見る
○中谷委員 別に、頭越しに決めろとは言いません。これはやはりルールに従って、手順に従って作業を進めていただきたい。  つまり、基地の移転につきましては、もう既に環境調査というものは防衛省挙げて実施をしまして終わっておりまして、沖縄からの御意見を聞いた上で政府として最終的な判断を...全文を見る
○中谷委員 非常に調整をしてここまでやってきたわけでありますので、ここでいろんな案を提案すると、かえってそれが複雑な展開になります。この日米の合意の中には、米国側のメリットだけではなくて日本側のメリットも入っていまして、例えば航空自衛隊の飛行において、那覇飛行場が非常に混雑してい...全文を見る
○中谷委員 防衛大臣がお願いしなくて、一体だれがお願いできるんでしょうか。やはりこういった問題は、米軍だけでなくて、我が国の防衛、特に九州の南西海域といった陸海空自衛隊にとっても大変大事な問題で、これをぜひまとめてほしいというのが防衛省の職員の総意でありますので、ぜひ、そういう国...全文を見る
○中谷委員 ぜひ、心からお願いしたいと思います。
11月26日第173回国会 衆議院 本会議 第7号
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○中谷元君 民間ができることは民間に、地方ができることは地方に、これは、我が国が構造改革の基本方針として掲げてきた明確な旗であります。  郵政民営化は、郵政事業の将来を見据え、政府が全株保有した郵政事業会社と郵便局会社によって、全国あまねく地域にユニバーサルサービスとして郵政事...全文を見る