中谷元

なかたにげん

小選挙区(高知県第一区)選出
自由民主党
当選回数11回

中谷元の2011年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月16日第177回国会 衆議院 予算委員会 第12号
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○中谷委員 引き続き、日米関係についてお伺いします。  今、鳩山発言についての質疑が行われましたけれども、問題は、昨年の五月にアメリカとの日米合意を結んだときの総理大臣だった人の発言でございます。こちらに発言をまとめてみました。  民主党の鳩山党首は、選挙の際に、普天間移設先...全文を見る
○中谷委員 私は、総理大臣として今、沖縄の人たちに、そしてアメリカの人たちに、そして日米のために一生懸命努力している人のために、誤解がないようにしなければならないんですが、前総理大臣ですから、民主党の党首としても、総理大臣としても、鳩山由紀夫氏からこの真意とそして考え方をまず聞い...全文を見る
○中谷委員 アメリカもそうですが、日本じゅうの国民が沖縄にこの基地が必要だということは、抑止力ということでありまして、これは総理大臣としてはきちっとその点は確認をすべきだと思います。  そして、委員長、この発言について、鳩山由紀夫氏を予算委員会に参考人として要求するようにお願い...全文を見る
○中谷委員 もう沖縄の名護の市長も、これで沖縄に基地移転する前提がなくなったんじゃないかと。方便という言い方をしましたので。早急に、総理、これは処理をしていただきたいと思います。  そこで、総理の安全保障に関する認識を伺いたいんですが、この発言の中でも言われておりますが、鳩山氏...全文を見る
○中谷委員 あなたは、日本の国の自衛隊の最高責任者です。そして、日本の国の防衛、これについて責任を負っております。  沖縄の海兵隊の意味。これは、まず我が国の安全保障、このために必要不可欠な存在でありまして、私は自衛隊のときに沖縄へ行って海兵隊と訓練しました。また、毎年、沖縄の...全文を見る
○中谷委員 前原さんは外務大臣でございますが、自衛隊の指揮官じゃありません。自衛隊の最高指揮官は総理大臣ですから、総理大臣に聞いています。  沖縄の海兵隊、先ほど町村さんから質問がありましたが、何で沖縄にいなければならないのか、自衛隊の最高指揮官としてお答えください。
○中谷委員 御理解いただきたいのは、自衛隊というのは自衛力しか持っていません。要するに盾と矛の関係で、自衛隊でできない部分を在日米軍が補っていますが、なぜ沖縄かというと、力の空白を生じさせないためなんです。沖縄でこういう抑止力が方便だったと言われると、プレゼンスが落ちます。沖縄で...全文を見る
○中谷委員 それでは、時間の関係で次の話題に移りますが、総理、きょう二月十六日、これは何の日だと思いますか、朝鮮半島で非常に注意をしなければならない日ですが。  答えを申し上げます。北朝鮮の金正日総書記、六十九歳の誕生日です。何が起こるかわかりません。  ソウルには何万人もの...全文を見る
○中谷委員 前原大臣、きょうは韓国から外務大臣が来られていますので、まだお話ししていなかったらぜひお話をしていただきたいと思いますが、やはり邦人救出というのはどこの国でも、自国の国民を国、政府が救出するというのは当然のことであって、我が国だけがこれが完全にできていないという状況で...全文を見る
○中谷委員 この問題は、やはり政権交代したときがチャンスなんですね。我々のときできなかった問題は、やはり憲法なんです、憲法。日本国憲法の中で、どの程度の自衛隊の行為を許すべきかという意味で、枝野さん、安全保障の責任者で、実際日本人が危機のときは、あなたが判断しなきゃいけません。そ...全文を見る
○中谷委員 問題は、政府の姿勢として問うておりますので、自民党はこの案をもう出していますから、この改正案、安全じゃないときも救出に行ける。ですから、早くこのラインまで、中でまとめて出してください。その時点で成立できると思います。  もう一点、総理に伺いたいことがあります。  ...全文を見る
○中谷委員 これは総理の決断でできます。おれに決断させるのが菅直人だと言われては困ります。  調査報告に基づいたら、私は、安全性、そしてアフガン政府の意向、これは可能だと思っておりますが、問題は法律を整備することだと思っております。  九・一一のときにつくりましたテロ対策特措...全文を見る
○中谷委員 非常にだらしないですね、言い出しただけで、やりくさしという状態は。(前原国務大臣「検討中です」と呼ぶ)検討中ですか。  ですから、アメリカとの信頼関係も、SCCということで協議は続けていますけれども、やはり約束したことをしっかり一つでも二つでもやるという姿勢、これが...全文を見る
○中谷委員 真の日米関係というのはやはり約束したことを守ることであって、こういった活動についても、我々はもう意見をまとめていますので、早く民主党の中できちんとまとめて提案してください。外務大臣、防衛大臣、リーダーとしてお願いします。  最後に、きょうのまとめですが、とにかく安全...全文を見る
○中谷委員 今の答弁は全く内容のない答弁でありまして、もうこのままでは、日米安保を初め、日本外交は八方ふさがりです。総理としてやはり決めるところは決めて、国民に安心感が出されるように、そうしないと非常に混迷が続くということを申し上げまして、質問を終わります。
02月25日第177回国会 衆議院 予算委員会第六分科会 第1号
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○中谷分科員 自由民主党の中谷元でございます。  厳しい現状にあります日本の山村、林業の現状等につきまして伺いたいと思います。  まず、最近、中国人などが日本の山林または水源林を買い占めているのではないかというような報道がありまして、林野庁がその実態を調査したということでござ...全文を見る
○中谷分科員 この調査は、国土利用計画法に基づく一定面積以上の売買ということで、一ヘクタールなんですね。つまり、一ヘクタール以下の取引は把握されておりません。  今の今、日本の林業家の五八%が一ヘクタール以下の所有者ですし、七五%が五ヘクタール以下の零細経営者です。つまり、国土...全文を見る
○中谷分科員 私の父も山林を持っていますが、実際、私は一体どこに父の山林があるかわかりません。こういう事情は多いと思うんですね。  実に私有林の二四%が不在村林です。その地元に人がおりません。そして、所有者の同意の取りつけには時間がかかり、今後、林業を集約化、路網を整備するに当...全文を見る
○中谷分科員 非常に心もとない答弁であります。地元とのつながりと言いますが、現に四分の一の人はそこに住んでいないんですよ。しかも、あと十年、二十年しますと、所有を知っている人が死んでしまいます。地縁情報も得られなくなります。そして、町役場に一体何人の人がいると思いますか。そういっ...全文を見る
○中谷分科員 先ほども申し上げましたとおり、日本の五八%が一ヘクタール以下の零細業者で、一人、二人がチェーンソーを持って自分の所有の山を手入れしております。しかし、今後は、こういった作業道とか経営計画を立ててみんなと一緒じゃないとその補助金がもらえなくなってくるわけですから、やは...全文を見る
○中谷分科員 しかし、今も四一%ということで一向に進んでいないんですが、やはり、おしりを決めて、いつまでにやれと。今、地上デジタルやっていますが、国民がことしからテレビを見られないとなりますと、テレビを買いかえたり対応します。ですから、この地籍調査も、二〇一五年までにきちんと自己...全文を見る
○中谷分科員 大臣に伺いたいんですが、では来年度、一体幾つの企業体がこの高性能の機械を買うことができるんでしょうか。相当高いんですよ、これ。したがって、路網整備をつくれとかいうんじゃなくて、こういった機械もセットでやらないとこういった構想は実現できないと思いますが、お答えは結構で...全文を見る
○中谷分科員 次に、十年後に自給率を五〇%にするという目標について伺いますが、現在検討されている間伐補助金制度では、間伐をして出荷をした数量によって補助金が増加するようにできております。このことによって、間伐面積は今までと同じでも、材の出荷量、これは増加するという仕組みなんですけ...全文を見る
○中谷分科員 もう一点、地方はこういった森林プランというのは評価していますが、結局、予算の減額で、こういうものに乗せられた後、本当に最後まで大丈夫かということを心配しております。  例えば、高知県で二つ心配事がありまして、一つは、大型の製材工場、これにつきましては、誘致をしたり...全文を見る
○中谷分科員 ぜひ、この財源の確保というのは大変必要なことでありますので、その仕組みをつくっていただきたいと思います。  そこで、樋高環境大臣政務官、きょうわざわざ来ていただいておりますが、林業関係者から見ますと、環境省に裏切られたという気持ちが高いです。というのは、この五年間...全文を見る
○中谷分科員 本当に残念な答弁で、戦友というか、突然話もなくなったし、方針も向こうを向いてしまって、本当に林野においての環境省に対する考え方が変わってしまいました。  環境といったら、やはり森林整備というのは大事な部分があって、環境省自身がそう考えてくれないと森林整備が進みませ...全文を見る
○中谷分科員 では農林大臣、林野責任者といたしまして、森林整備に関する環境税についての所信を伺います。
○中谷分科員 財源がなければどんなにいいプランも実現できないことでありますので、ぜひそのことをお願いいたしまして、質問を終わります。  どうもありがとうございました。
04月05日第177回国会 衆議院 安全保障委員会 第3号
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○中谷委員 今回の震災につきましては、自衛隊が即応して大変な活躍をされておりまして、心から敬意と感謝を表したいと思います。  また、米国も非常に多大な支援をしておりまして、特に、日本の持っていない無人の偵察機とかヘリコプター、また空母、ロボットカメラ、放水機など、本当に最新の装...全文を見る
○中谷委員 まさに本当の友達ということで、日米関係は揺るぎのないものであるということが証明されておりますが、問題は、この連携の共同調整、共同司令、これをもっと密接にする必要があります。横田の司令部や、また東北方面総監部で日米の共同ということで調整されていますが、ぜひこれを機会に、...全文を見る
○中谷委員 現状の体制でどうかという質問ですが、きのうも実は姫路と高知で山火事がありました。それで、延焼中でありまして、ヘリの要請をしましたが、すべて出払っていると。高知の自衛隊の駐屯地の人員も東北へ行っておりまして、結局、きょうの朝になって消火活動が始まったということでありまし...全文を見る
○中谷委員 地元の高校も、卒業式が挙げられずに、就職もできなくて困っている方もおられますので、ぜひ、今後の補正の時期も含めた雇用対策といたしまして、自衛隊の採用枠でこういった方々に自衛隊に入っていただいて、二年の任期ですから、その間にいろいろな仕事も身につけることができますので、...全文を見る
○中谷委員 最初の補正には入れないということですが、今、隊員の心配事は二つあります。  一つは放射能。これについて、いざというとき、東京電力の社員も自衛官が救出に行かなきゃいけないかもしれませんし、二十キロ、三十キロの被災地の見回り等、放射能の検知器を含めまして、放射能に対して...全文を見る
○中谷委員 震災発生から三週間たちました。私は、自衛隊で勤務したときに東北方面隊の六師団の神町駐屯地におりまして、東北方面総監部もよく行きましたが、知り合いに聞くと、一度も家へ帰っていない、ずっと駐屯地に寝泊まりして仕事をしているということで、災害派遣地だけではなくて、その後方で...全文を見る
○中谷委員 では、その前の通達は撤回するんですか。  そして、問題は、この発言が不適切とするなら、それが政治的な発言であるかどうか、そしてその会合が政治的集会であるかどうか、こういうのを確認して、これは不適切というふうに断定すべきですね。この基地を提供した司令官から事情聴取して...全文を見る
○中谷委員 いずれにしましても、我々が大臣のときは、このような通達を出す場合は非常に神経を使いました。いやしくも、一国民に対して言論を差し控えろというようなことにならないように、あえて、むしろ我々は、いろいろな意見を聞いて、それを糧として、国民のための自衛隊であるという立場を貫い...全文を見る
○中谷委員 いずれにしましても、不適切な発言を行ったという文言は削除していただきたいと思います。  以上で終わります。
05月26日第177回国会 衆議院 安全保障委員会 第6号
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○中谷委員 東日本大震災で派遣された自衛隊の部隊に撤収という指示も出ているということでございますが、地震発生以来二カ月半、水も電気もガソリンもない厳しい環境のもとに、連日、汗と涙とほこりと放射能にまみれながら命がけで救援をしている自衛官の姿は、まさに国の誇りでありまして、すべてを...全文を見る
○中谷委員 大臣も頻繁に現地へ行って、瓦れき処理の大変さ、本当にほこりの中で、体を害しながらも瓦れきを除去し続けた、また、遺体の捜索、運搬にしても、本当にだれもできないようなことを黙々とやっていただいたことには、やはりこういった面でこたえる必要があると思いますので、ぜひ全力でお願...全文を見る
○中谷委員 それでは次に、この設置法の中で防衛審議官の新設が挙げられておりますが、先ほど岩屋議員も言いましたけれども、全体の防衛省の機構改革の中でこれが必要だという結論に至ればわかりますけれども、全く内局のポストだけふやすようなこの案につきまして、この時期、何でこういうものを出し...全文を見る
○中谷委員 運用における無駄を省く、いわゆるオペレーションを一本化する必要性のある事例を、今回、ちょっと例を挙げてお話をさせていただきたいんです。  震災当日の夜、東京電力の社長を名古屋からC130で輸送したんですが、途中で引き返したということがございます。当日は、十五時三十六...全文を見る
○中谷委員 事実そうだと思いますが、そこが問題なんですね、タイムラグ。  やはり伝達のシステムが、組織が二つあると、実際のオペレーションと内局が一つ一つ確認しながら大臣へ上がっていきますので、非常におくれてしまいますし、現場の感覚と、また大臣の感覚と違うわけでありますので、やは...全文を見る
○中谷委員 緊急事態であるし、いろいろと人命もかかったことでありますので、すべて報告して判断を仰ぐという形ではなくて、こういう事態においてはある程度部隊に任せて、できるだけ手続もスムーズにする。その上においては、今の組織が非常に二重手間になっている部分があるので、ぜひ、これは必要...全文を見る
○中谷委員 いろいろと海難なりには判断したと思いますが、問題は、防衛省の海上自衛隊ですが、乗組員がこういう証言をしているにもかかわらず海難審判の結論をうのみにしてしまったということで、やはり再捜査というか、きちんと防衛省側も調べて、不服申し立てとか意見聴取とか、関係者がこういう証...全文を見る
○中谷委員 事実、この当直士官二名がしっかり裁判で闘っているわけですよ。「あたご」の艦尾を通過するはずの船であったとか航跡がわからなかったとか、そういう証言はしっかり取り上げてやっていただきたい。  それから、この二名の職員も休職扱いで給料も減額されているままでありますが、一刻...全文を見る
○中谷委員 ありがとうございました。  もともと米軍の訓練場であったわけでありまして、そういう可能性は私はあるんじゃないかと思います。  それから、最後に、委員長にお願いいたしますが、今回の震災の自衛隊の活動等を通じて、外国の軍隊等の運用等についても、余り協定とか取り決めがな...全文を見る
○中谷委員 はい。
○中谷委員 ぜひ彼らの正当性も見ていただきたいと思います。  以上で終わります。
07月29日第177回国会 衆議院 経済産業委員会 第16号
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○中谷委員 自由民主党の中谷元でございます。  政府提案の再生可能エネルギー調達特措法について質問させていただきますが、これからのエネルギーをどうするかという見地で大臣に伺います。  日本のエネルギーの自給率というと四%ぐらいで、先進国では極端に低く、しかし、日本は経済大国で...全文を見る
○中谷委員 非常に産業界にとっては大事な問題ですから伺いますが、総理は記者会見で、原発に依存しない社会を目指す、そして、計画的、段階的に原発依存度を下げて、将来は原発がなくてもきちんとやっていける社会を実現していく、すなわち原発をなくすということを言っているわけでございます。 ...全文を見る
○中谷委員 非常に悠長な考えですが、この法案すらも基本計画に基づいて出されておりますし、これを審議する上においては、やはりしっかりとした基本計画で、原発はどれくらい、再生エネルギーはどれくらい、火力はどれくらいという中で考えていかなければなりません。  そういう見地で、原子力発...全文を見る
○中谷委員 これは大事なことなんですが、大臣として一度決断したことは、もう変えてはならないんですよ、政治家の場合は。  安全だと相当信念を持って言われたわけでありますので、私は、今までのチェックリストで安全を確認したわけですから、大臣は間違っていなかったと思います。総理の方が間...全文を見る
○中谷委員 ですから、総理は間違っているわけですね。総理が間違っていると私も思いますし、大臣も思っておられるわけで、辞任をするということでございます。  やはり、大臣というのは、総理に仕えているのではなくて、国家に仕えている。そして、エネルギー政策の責任者である大臣が安全だと言...全文を見る
○中谷委員 全く財務的に積み上げていない、いいかげんな数字であったということですが、もう一点聞きます。  総理は、パリの国際会議で、二〇二〇年代のできるだけ早い時期に自然エネルギーを二〇%にしたいと言いましたが、現在の政府目標が一三・五%です。到底、二〇%など及びもつかない、む...全文を見る
○中谷委員 震災後も、こういった状況で、こういった数字をどんどんどんどん言うこと自体、国際的にも不見識でもあるし、内閣不一致も甚だしいと思いますが、経産大臣も、もう少ししっかりと総理に言うべきことは言っていただきたいと注文させていただきます。  そこで、もう一点、木質バイオマス...全文を見る
○中谷委員 既設の方も、経営者ですからいろいろと数字をはじいておりますけれども、それでは、政府は、バイオマスの買い取り価格を一体幾らに想定しようとしておられるんでしょうか。
○中谷委員 〇・五円というのは。
○中谷委員 そこで、今やっている方がその二十円で計算をいたしました。それによりますと、これは、二十年間続けますと、全くこういったものが適用されないときは四・四円、今の制度が残ったときは九・四円、そして全量売電できたら二十円ということですから、この試算では二千キロワット・パー・時の...全文を見る
○中谷委員 ですから、現在の制度を利用した、RPSでやっている人でも九・四円なんです。二十円に対して九・四円しかありません。  したがって、この法律によって公正な競争原理が阻害されるんじゃないか。今まで公的助成もなく自助努力をしている人と、これから買い取りを対象としていろいろな...全文を見る
○中谷委員 全く答えていないですね。  今までもこれは非常にいい制度として、農林省等の主管でもやってきましたけれども、いきなり経産大臣が全部決めてしまうということでありまして、やはりこういったことは経済産業省だけで決めることは問題で、少なくとも事業官庁とは共管で運用すべきではな...全文を見る
○中谷委員 ですから、そういった電力会社にもそれを十分踏まえた料金設定をして、既存の人と新規の人と差を設けることがないように運用をしていただきたい。  そしてもう一点、バイオ発電について、新規にペレットを既存の石炭火力施設でまぜて焼くことも多いんですけれども、単に発電施設が新設...全文を見る
○中谷委員 まだまだ指摘するところがあるんですが、時間が参りました。  申し上げたいことは、太陽光とバイオマスの間でも格差があります。バイオマスの場合は、特に山奥、日本の中山間、もう後継者もいない、人口も過疎が続いている、そういう方々、林業を通じて何とか地域を興したいという方々...全文を見る
08月10日第177回国会 衆議院 海賊行為への対処並びに国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動等に関する特別委員会 第2号
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○中谷委員 自由民主党の中谷でございます。  本日議題となっております海賊対処法案につきまして質問させていただきます。  この法律も、一年延長ということで、満二歳となりました。  二〇〇九年の三月十四日、海上警備行動のもとで「さみだれ」「さざなみ」が出航いたしました。このと...全文を見る
○中谷委員 それでは、防衛大臣に伺います。  防衛大臣は、当時参議院の外交防衛委員長だったと思いますが、かなりこの法案の成立には妨害というか抵抗されたわけで、結局、審議が衆議院を通過して二カ月半ですか放置されまして、それで参議院で反対、そして衆議院で再議決だったんですが、当時、...全文を見る
○中谷委員 この間、きょうは当時の浜田大臣も委員でおられますけれども、大変つらい期間で、つまり、法律がないのに海警行動を出していました。これは、やはり我が国の船舶の安全を考えますと、やむにやまれず海上警備行動で直ちに現地へ行きまして、法案を審議していたのに、そういうつるしというか...全文を見る
○中谷委員 別に意地悪で言っているわけじゃなくて、やはり、国会というのはシビリアンコントロールの大要素でありますので、しっかりとみずから進んで国会で議論をしていただきたいということを申し上げたかったわけであります。  そこで、満二歳になりますが、これまでの護衛回数が二百七十回、...全文を見る
○中谷委員 オマーンの沖なんですね。したがって、我が国が海上対処のために活動しているジブチの周辺からかなり離れております。アデン湾からかなり離れたオマーンで、そして、防衛省から説明をいただいた資料によりますと、この二年で、海賊の発生箇所が急激にこのオマーン沖に集中をしておりまして...全文を見る
○中谷委員 質問をしたのは、このオマーン沖で我が国が海賊の襲撃を受けた際に、我が国としていかなる対処や援助ができるかという質問ですが、今のところはできないということですね。
○中谷委員 したがって、問題は、このオマーン沖の海賊案件が急増して、現在、日本の商船会社等から、何とか安全確保をしてもらいたいという要請が来ていると思いますが、現実は、結局、アメリカ海軍とか友好国からこういったときに救出に出てもらって、米海軍のように、拘束したら、日本で裁いてほし...全文を見る
○中谷委員 それでは鈴木長官に伺いますが、我が国を救出してくれた米艦艇の船、この艦艇は、いわゆるCTF150、151と152があります。150というのは、OEF・MIOですね。こういったOEFという、海の安全に関してどの国でも持っている権益で、海軍が中心になってやっています。CT...全文を見る
○中谷委員 そこのところがこの法案の肝なんですね。いわゆる海賊かどうか、そして相手がテロであるかどうか。  我が国は、法律によって海賊に限定をして、その任務一つしか与えておりませんが、米国は、今言った海賊、OEF、またはペルシャ湾内の安全、こういった任務をそれぞれの船に二つ、三...全文を見る
○中谷委員 それでは一つ確認させていただきますが、補給については国会で議論をして成果を出してほしいということで、では、このOEF・MIOにおける、先ほど説明しましたけれども、いわゆるCTF150の海上阻止活動については、憲法上、当然武力を伴わない活動でありますが、参加をして活動で...全文を見る
○中谷委員 事は、今オマーン沖で海賊の件数が急増して、日本の運航している船舶の安全が非常に脅かされて、そして、船舶関係の方からも何とかしてほしいという要請がありますので、これはやはり国家としてやれることを検討する。  その上で、もう実際、我が国はインド洋のOEF・MIOに参加し...全文を見る
○中谷委員 ここはしっかりしてもらいたいと思うんですね、海上保安庁の武器使用がそのまま平時の海上自衛隊の武器使用に準用されておりますので、やはり、国境というのは国として守るべきものなのですね。気概を持って、現場で非常に緊張感のある中で国境というものは守られるわけでありまして、いわ...全文を見る
○中谷委員 やはりこの辺をしっかりしておかないと、まさに日本はなめられた状態になりますので、特にロシアとか韓国は一体どうなのかということに基づいて、それなりの同じレベルでしっかりと国境を守っていただきたいと思います。  そこで、外務大臣に伺いますけれども、今度、あさって、韓国の...全文を見る
○中谷委員 最近、やはり日韓関係は非常に神経質になり過ぎていまして、以前なら、こういった問題も、双方の指導者がお互いに相手の嫌がるようなことはせずに、問題を大きくしないのがいい状態なんですが、韓国の国会を竹島で開くとなりますと、これは両国の国民において、非常に決定的な対立というか...全文を見る
○中谷委員 では、最大限努力をお願いします。  それから、スーダンについて伺いますが、昨日、大臣のところに国連の潘基文事務総長が来られたと思います。  今度、南スーダンが独立をするということで、国連南スーダン派遣団に自衛隊の参加を要請されてきたと思いますが、報道では防衛大臣は...全文を見る
○中谷委員 これは隊員といっても三百人ぐらいですから、陸上自衛隊がそんなに能力がないと私は思っておりません。多面的にいろいろな活動ができる幅広い柔軟な組織だと思っております。  実際、私は昨年、スーダン・ハルツームに行きまして、PKOの司令部へ行ってきました。二名の隊員が派遣さ...全文を見る
○中谷委員 まずは政治が窓口を開かなきゃいけませんので、そういった意味では、副大臣、政務官を派遣していただきたいと思います。  今度、外務大臣に伺いますけれども、PKOも、一つは外交のツールなんですよね。  中国のヨウケツチ外相が昨日、南スーダンを訪問しまして、首都のジュバで...全文を見る
○中谷委員 いずれにしても、石油外交ということで中国は早速そういうことをしているということを御認識いただきたいと思います。  それから、大臣にもう一点、我が国の領域警備というか国内警備について伺います。  今心配しているのは、原子力発電所の事故がありまして、ああいった非常事態...全文を見る
○中谷委員 今、国会で議論しておりまして、それが必要だと申し上げていますので、ぜひそれについても努力していただきたいと思います。  それから最後に、動的防衛力ということで今後の防衛の指針に挙げていますが、やはり運用面において、いざというときに迅速に部隊が行動できる体制をつくって...全文を見る
○中谷委員 構造改革というと、何か財政的な制約を受けてこうしなさいというような改革だと受けとめますが、本来は国防計画があって国家の運営がされるわけでありますので、ぜひそういった観点で御議論をお願いしたいと思います。  以上で終わります。
08月23日第177回国会 衆議院 海賊行為への対処並びに国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動等に関する特別委員会 第3号
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○中谷委員 自由民主党の中谷元でございます。  本日は、五名の参考人の皆様方から貴重な御意見をいただきまして、まことにありがとうございました。  まず、日本郵船の諸岡参考人にお伺いします。  実際に昨年十月にイズミが乗っ取られまして、四カ月後の二月二十五日に無事解放されまし...全文を見る
○中谷委員 それと、先ほどのお話の中で、その後、海賊の母船にイズミが使われたということですが、これは乗組員の皆さんも半ば強制的に操船をさせられたり海賊行為に加担をさせられたということでしょうか。
○中谷委員 だから、装備も非常に近代化をし、また、身の代金によって非常に高度化をしている、どんどん強くなっているというのが実態だというふうに思って結構でしょうか。はい。  それで、今度は芦田船主協会会長に伺います。  先ほど、フィリピンとかインドですか、乗組員の乗船を拒否して...全文を見る
○中谷委員 その上で伺います。  アメリカとか南米とかイスラムの国は、自分の護身用の武器の使用が認められているんですね。そういう一環で、自衛ではありませんが、船舶にある程度武器を持っていて、いざというときは正当防衛ということで襲撃に備えるという国があっても不思議ではないんですが...全文を見る
○中谷委員 そういうことでしたら、海賊に対して正当防衛という見地で武器の使用をしているというのが国際社会でありますので、民間のガードが認められるということなら、自分たちで自衛の武器を持っても、それは同じ理屈じゃないかなという気がするわけでございますが、実例を挙げていただきましてあ...全文を見る
○中谷委員 本来でしたら、船長は船員の命を守るということでありますので、こういった事態が生じた以上、対応は我々の方で検討しなければならないなというふうに思います。  もう一点伺います。  先ほどいろいろな情報で、テロリストとつながっているというような話もありますが、ここの場合...全文を見る
○中谷委員 続きまして、藤澤参考人に伺います。  先ほど、日本商船隊の使命として、日本の貿易を守るために、海賊やテロなどからシーレーンを守るというのも一つの民間のなしている任務ということで、本当に御苦労だなというふうに思います。  しかし、お話しのとおり、これは本来は国家がし...全文を見る
○中谷委員 ただ、相手がマシンガンとかロケットランチャーを持っていますので、海上保安庁も非常に訓練はしておりますが、よりそういったものに対応するということにおいては検討する一つではないかなというふうに思いますので、今後、ぜひそういう点も御検討いただきたいなというふうに思います。 ...全文を見る
○中谷委員 どうもありがとうございました。
10月21日第179回国会 衆議院 憲法審査会 第1号
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○中谷委員 動議を提出いたします。  会長の互選は、投票によらないで、大畠章宏君を会長に推薦いたします。
○中谷委員 動議を提出いたします。  幹事の員数は九名とし、会長において指名されることを望みます。
10月25日第179回国会 衆議院 郵政改革に関する特別委員会 第3号
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○中谷委員 昨日の各大臣の所信に対する質疑を行いたいと思います。  まず、平成十七年十月十四日、郵政民営化六法案が成立しましたが、六年たちました。この法律には三年ごとの見直し規定がありまして、お手元に資料を配付しておりますが、我が党は、平成二十一年三月十日に郵政民営化推進に関す...全文を見る
○中谷委員 これは銀行法の兼業承認というのが必要なんですね。また、郵便事業会社は銀行法に基づく銀行代理業の許可が必要ということで、これは監督庁が許可、承認さえすればできることでありますので、わざわざ法律改正をしなくてもこういった問題は解決できるんじゃないかと思いますので、ぜひ御検...全文を見る
○中谷委員 これは一部の地域で実施できるということで、届け出をすればできることでありますので、実際こういう話をよく聞きますが、ぜひこのような形でクリアしていただきたいと思います。  その他、10まで運用の対応ということで列挙しましたが、ほとんどこれは改善をされまして、特にこの運...全文を見る
○中谷委員 私が伺ったのはこの発言が生きているかということですが、大半の人は、もうこれで決まったんじゃないかと受け取っている人が多いわけでありますが、今の答弁は、この金額で決めていないという認識でよろしいでしょうか。
○中谷委員 では、今の発言は、全く現時点ではこれを決めたことがないということで理解させていただきます。  続きまして、ゆうちょ、かんぽの届け出制についてですが、今回出そうとされております法案の中に、ゆうちょ、かんぽは金融機関として届け出さえすれば自由に新規商品で営業ができるとか...全文を見る
○中谷委員 よく意味がわかりませんが、要するに上乗せ規制を設けるわけですよね。では、その基準は、何を基準にどうすれば認められるのか、これについてどのように考えておられるんでしょうか。
○中谷委員 この辺が、現在の民営化法と今度出す法案の一番違うところであります。  現在の法律は、できるだけ民営化をして、ゆうちょ、かんぽが民間の中で競争しながら収益を上げて、それで三事業を支えていこうというのが趣旨でありますが、ここに上乗せ規制を設けるという理由はどうしてなんで...全文を見る
○中谷委員 今の説明によりますと、収益性と公益性という点でありますが、非常に論理が一貫しなくなって、かえって混乱するんじゃないかと思います。  というのは、ゆうちょというのは全国で二万四千の局を抱えていますので、この局がフル活動すれば、地方にある地方銀行とか信組とか農協とかはひ...全文を見る
○中谷委員 まず、お出しになられる法案でいきますと、先ほど前段でお話ししたように、民間との兼ね合いでさまざまなトラブルが発生して、要は、なかなかゆうちょ、かんぽも自由度が増さないという指摘をいたしました。事実、この二年間、株を凍結したおかげで郵政会社の経営そのものが大打撃を受けて...全文を見る
○中谷委員 社長を更迭し、プログラムを狂わせてしまったということは言えるわけでありまして、この点についてはやはり現実的な対応をとっていただきたい。  そこで、見直しの検討でもう一つ、法改正の検討が必要なものといたしまして、三事業を一体的にするためにはということで、四つの検討を行...全文を見る
○中谷委員 ですから、ホールディングで局と事業を上にすると、本当に郵便事業が努力するのかなという疑問であります。  私は、三社を併合せずに、金融二社について、日本郵政に三分の一以上の保有の義務を課すという選択肢もとり得るのではないか。つまり、今でも郵便局と郵便事業会社の全株式は...全文を見る
○中谷委員 きょう質問をさせていただきましたが、全く、よく検討、研究して論理的にまとめられた法案とはほど遠い内容で、本当にこのまま実施したら将来大混乱になってしまうような気がするわけでございます。我々は、ずっと党内で議論をしまして、こういった見直しの検討をまとめました。やはり運用...全文を見る
11月17日第179回国会 衆議院 憲法審査会 第2号
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○中谷委員 自由民主党の中谷元であります。  中山太郎先生には、これまで七年間にわたりまして、憲法調査会長と憲法調査特別委員長を務められまして、本院での憲法議論を、円満に、私心なく、精いっぱいの議会人の良心を発揮し、各党にも配慮され、誠心誠意深められまして、憲法改正国民投票法の...全文を見る
○中谷委員 先ほど中山参考人の方から、海外等の視察を通じて得られたことについて御報告をいただきましたが、そのテーマ以外で、海外調査を通じてお感じになったことや特に印象になることがありましたら、お聞かせいただきたいと思います。  また今後、憲法審査会を進めるに当たりまして、各党か...全文を見る