中谷元

なかたにげん

小選挙区(高知県第一区)選出
自由民主党
当選回数11回

中谷元の2012年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月03日第180回国会 衆議院 予算委員会 第5号
議事録を見る
○中谷委員 自由民主党の中谷元でございます。  今回の防衛局長の講話の問題、これほど大きな問題になっておりますが、先ほど下地委員が言われましたとおり、この際、公務員の政治活動、特に政治、選挙にかかわることにつきましては、しっかりと議論をして、きちっとしたルールをこさえておくべき...全文を見る
○中谷委員 どうもありがとうございます。  それでは、真部局長の問題に入る前に、同じ宜野湾市の地方公務員の政治活動への参加について、一つの事例を紹介させていただきます。お手元に資料を配りましたので、ごらんください。  これは、同じ宜野湾市長選挙に対して、一月二十五日、宜野湾市...全文を見る
○中谷委員 それでは、さらに伺います。  それに関連しますけれども、この文書、チラシの二ページ目をごらんください。チラシ、支持者カードの配布時に伊波氏が普天間の早期閉鎖、県内移設反対の意思を持っていると答えよという想定問答や、相手の候補の中傷記事まで書かれている行動文書でござい...全文を見る
○中谷委員 今、私は、政治家としての感想、大臣としての感想を伺っております。国会質疑ですから、率直な大臣としての、これは公務員の政治運動にかかわる大事な問題ですから、しっかりとお答えください。  しかも、地方公務員法三十六条二の一では、職員は、特定の候補者を投票依頼するようにし...全文を見る
○中谷委員 ここは予算委員会の質疑の場でありますから、私は問題があるから質問しているんです。なぜ民主党政権は、このような組合とか地方公務員の政治活動の参加に対して沈黙を守り、わざととぼけた答弁をするんですか。  皆さん、大阪の市長選挙を見たでしょう。あの当選した橋下知事は、役所...全文を見る
○中谷委員 お答えいただいたように、国家公務員だと刑事罰がかかるんですね。ところが、地方公務員の場合は懲戒、すなわち市長がどう判断するかでありまして、公平公正な地方が本当にこれでつくれるのか。  やはり民主党におきましても、こういった組合関係、官公労関係、それに安閑としていると...全文を見る
○中谷委員 これは非常に問題があることでありますので、しっかりと対応していただきたいと思います。  その上で、今回の沖縄防衛局長の講話の件についてお伺いをしますが、防衛大臣、防衛大臣は昨日、本人から事情聴取をされて、今回の講話の内容、経過について、防衛省である程度事実関係の把握...全文を見る
○中谷委員 防衛省内ではこの事実についてお話をされておりますが、ここは予算委員会の開かれた場でありますので、きょうは御本人から、事実はこうだったということをやはりきちんとお話しいただきたいと思います。  防衛局長に伺います。  一月二十三日、二十四日の二回、十分ずつのこの講話...全文を見る
○中谷委員 今、話した内容と動機について伺いましたが、重要な選挙である、国民の権利である選挙権、投票に積極的であるべきだと言われたわけですね。  では、総務大臣に伺います。  幹部の公務員が部下に対して、国民の権利である選挙権、投票に積極的であるべきだと言うことは、これは許さ...全文を見る
○中谷委員 確認をさせていただきますが、では、総務省は各省庁に、しっかり投票権を行使すべきである、そしてそれを積極的に、どんな人にも広く呼びかけを行っていただきたいという要請をしたということでよろしいですか。
○中谷委員 それでは、それを受けました防衛省の対応について伺いますが、防衛大臣、防衛省は職員に対して、国民の権利である、積極的に投票に行くべきであるということを、各地方の局とか自衛隊の現場とか、そういうところに、それを受けた通達、指示などをかつて出したことはありますでしょうか。
○中谷委員 かつて通達を出したということでよろしいですね。(田中国務大臣「はい」と呼ぶ)  では、それを受けて局長に伺いますが、局長は発言の中で、公務員は全体の奉仕者であって、一部の奉仕者ではありません。選挙に関しては政治的中立性の確保が要求されています。自衛隊法などの関係法令...全文を見る
○中谷委員 そうなりますと、これは、総務省が奨励をした、投票をしてくださいという要請をいろいろなところにしてくださいという項目に当てはまりますが、これは何が問題なんですか、防衛大臣に伺います。何が問題だと思うんですか。
○中谷委員 いろいろ、事件の後、大臣はコメントを出していますが、言ってください、何が残念なんですか。何が慎重に欠けていることなんですか、具体的に申してください。
○中谷委員 大臣、選挙が近づいたら、投票に行きましょうとか投票を呼びかけるというのは当たり前のことじゃないですか。選管もやっていますし、どこの公務員もやっていますけれども、それが問題なんですか。
○中谷委員 具体的に、どこが公平さに欠けるんでしょうか。職場の職員を集めて、選挙に行きましょうとしか言っていないんでしょう。  ですから、もうちょっと政治主導で、これはしっかりしてください。ちゃんと選挙を行うわけですから、どこがどう問題であるのかということをもう一度、大臣、具体...全文を見る
○中谷委員 防衛省の問題認識を聞いておりますが、何が騒がせたからけしからぬのですか。具体的に、どういう落ち度があって、どういう法律違反があって、規則違反があって、彼をとがめているんですか、伺います。
○中谷委員 本当に理解できません。今までいろいろな事案もありました。そして、これからもいろいろな事案があるでしょう。これは前例になるんですよね。  総務大臣は、国民に広く選挙を呼びかけるために、国家公務員並びに地方の公務員も含めてですが、選挙に行きましょうと呼びかけてくださいと...全文を見る
○中谷委員 そのような指示を出したわけでしょう。  それでは、現実にこういった事態が起こりました。さて、このことについて、総務大臣、いいんですか、悪いんですか、どっちなんですか。
○中谷委員 こんな根拠が曖昧なことで処分していいんですか。世間を騒がせたから、このことに対して処分をする。余りにもかわいそうだと思いますが。  それでは、総理に伺います。  この防衛局長の事例の処分、一体、いつごろ、何を基準に、どう判断しようとしているのか、その判断基準をお聞...全文を見る
○中谷委員 それでは、しばらく処分はしてはならない、慎重に対処するというふうに受けとめてよろしいですか。
○中谷委員 それでは、処分権者である防衛大臣に伺いますけれども、大臣はきのう記者団に、余りこれは迷惑をかけてはいけないから処分をする、処分をするかどうかわかりませんが、迷惑をかけてはいけないという言葉を言われました。そこで記者団はぴんときて、この一両日中、この委員会が終わった後、...全文を見る
○中谷委員 今伺いますと、選挙があるからとか、お騒がせをしたから早く処分するようなニュアンスに聞こえますが、これはまるでトカゲの尻尾切りじゃないですか。こんな安易なことで処分を決定してよろしいんですか。  もう一回伺います。彼に対して、どのような点が問題で、どういう価値判断で処...全文を見る
○中谷委員 くれぐれも誤りない判断をして、みんな防衛省の職員は職務に邁進をしております。法律に違反しない、内規に違反していないことまで、何やら世間の雰囲気に押されて処分をされますと、本当に、自分たちは何のために国家のために仕事をしているのかわからなくなってきますので、こういった処...全文を見る
○中谷委員 それでは、続いてお伺いしますが、橋本龍太郎総理、総理の先輩になりますが、橋本龍太郎総理は何回沖縄に行ったか御存じですか。
○中谷委員 答えは二十七回です。  そして、当時、事件が発生しまして、普天間の移転につきましては、本当に総理は断腸の思いで決断をしなきゃいけません。それは何かというと、アメリカに対して普天間を返還させるという、総理にとっては大変勇気のあるお願いをするわけでありますけれども、橋本...全文を見る
○中谷委員 環境整備といいますけれども、沖縄県民は、沖縄の地元の願いや思い、そういったことを総理に聞いてもらいたいと思っているんですよ。  今一番苦労しているのは、名護市の市民なんですね。賛成派と反対派に分かれて、賛成派は、以前は政府の要望に応じて、国のために、そして安全のため...全文を見る
○中谷委員 そこで、ちょっと残念なことを指摘させていただきますが、昨年の末、環境評価書を沖縄県に提出いたしました。本来でしたら二年前の十月にスムーズに提出できて、沖縄の意見を聞いて、そして調整して政府が案を出せる状態になりました。  鳩山総理が県外、国外と言ったことが一因ですが...全文を見る
○中谷委員 反省しなければならないというのは、国民の率直な思いに応えた正直な言葉だと思います。  ところが、野田総理、次の日、鳩山由紀夫氏とお会いになった際に、この玄葉氏の発言は誤りであるということで、陳謝したという報道がございますが、こういうことは事実でしょうか。
○中谷委員 それでは、鳩山由紀夫氏の発言というのは正しいという認識をしておりますか。それに加えて、沖縄がこのような状態になってしまったということに対して、民主党として責任は感じておりますか。
○中谷委員 それによって、防衛省の職員、特に沖縄防衛局の職員は本当に迷惑なんですね。二転三転して、それにつき合わされて、今まで彼らが血のにじむような努力をしたのが崩れてしまった。  そして問題は、昨年の年末、お役所が仕事納めをするもうぎりぎりの日になって、沖縄の真部防衛局長、明...全文を見る
○中谷委員 では、局長、伺います。  そういったことで民間の会社に、宅配便に依頼するとか、夜間に行って置いてこいとか、これは本省からの指示だったんですか。
○中谷委員 この件について総理に最後に伺いますけれども、確かに、鳩山政権になって二転三転して、沖縄の県民には大変な御迷惑、そして、中でも名護市の住民に大変な痛手を与えております。  しかし、それと同様に、那覇の防衛局にいる職員、彼らは本当に何のためにこういう仕事をさせられている...全文を見る
○中谷委員 それでは、沖縄のこれからのことについて二、三伺います。  まず、防衛大臣、きのうの国会質疑で、これから普天間基地代替移設に向けて、まずは環境評価書の修正の公告縦覧がありますけれども、その後は着工になりますよね、作業的には。そこで、大臣がNHKで、年内着工ということを...全文を見る
○中谷委員 それでは伺いますけれども、工程表というのは別にあるんですか。
○中谷委員 いずれにしても、そういう時期とか目標が書かれたものがありましたら、我々、非常に沖縄の問題、心配しております、関心を持っていますので、ぜひ国民に、沖縄の人にもお見せをいただきたい、どういうことを考えておられるのか。  委員長、要望ですけれども、ぜひこの委員会にその文書...全文を見る
○中谷委員 それでは、玄葉外務大臣に沖縄の件で伺いますが、沖縄でひき逃げ事件がありまして、これに対しての米軍の対応について、非常に沖縄県民が、沖縄は日本なのに、沖縄で起こった犯罪事件を何で沖縄警察当局、検察当局が取り調べできないのかという強い不満がありました。そして、それを受けて...全文を見る
○中谷委員 内容的には、これは公務中の犯罪ということで、見直しされたというのも軍属だけなんですね。軍人は相変わらず今までのままということでございます。  私が申し上げたいのは、これを条文の改正として記述を直すということはできないんでしょうか。民主党はそれをやらないんでしょうか。
○中谷委員 あなたと私は、大臣と私は立場が違います。それは、大臣は民主党でありますが、民主党のマニフェストを読みますと、地位協定につきましては、改定を提起しますと書かれていますが、これはマニフェスト違反にならないんですか。
○中谷委員 ありがとうございます。大臣、お忙しいですから、これで結構です。  それでは、防衛大臣に伺いますが、昨日の石破委員の憲法問題に続きまして、大臣に認識を伺います。  日本国憲法に、「戦力は、これを保持しない。」と書かれております。自衛隊は戦力ですか。
○中谷委員 それでは、この憲法で定められた戦力というのは、どういう意味を指すんでしょうか。
○中谷委員 それでは、武力をもってという、武力というのはどういう意味ですか。
○中谷委員 よくわかりません。  では、加えて伺いますが、集団的自衛権について伺いますけれども、集団的自衛権は、よく国会答弁で、日本国は集団的自衛権は保有をしている、持っているが、では、集団的自衛権を行使できますかというと、行使できませんと答えますが、これは憲法上、どういうとこ...全文を見る
○中谷委員 それでは、なぜ、個別的自衛権は保有ができるんでしょうか、そして集団的自衛権は個別的自衛権を超えるものであるというふうにお考えなんでしょうか。
○中谷委員 それでは、専守防衛とか個別的自衛権とか、一体どの程度まで許されるんですか。
○中谷委員 専守防衛という言葉がお好きなようですけれども、これは、大臣として国会で答弁するフレーズは決まっています。  個別的自衛権というのは、我が国を防衛する必要最小限度の範囲ということなんですね。そこから日本の自衛隊も日本の防衛政策も組み立てられておりますが、自衛隊ができて...全文を見る
○中谷委員 これは国防の基本方針ですからね、イロハのイで、どのようにして我が国を守りましょうかということです。  大臣、申し上げます。まず、日本は、国際協調で外交努力を一生懸命頑張って、国際社会から嫌われないように、孤立しないようにするというのが第一です。第二は、民生の安定。国...全文を見る
○中谷委員 大臣が持たれるのは防衛白書でありまして、それは部外にPR用に出す資料ですけれども、そういうことはもう頭に入っていないとだめだと思いますが、そのとおりで、第四は、国連活動がうまく機能するまでは、日米安保体制で日本の安全保障をやりましょうということなんですね。  そこで...全文を見る
○中谷委員 これはいろいろな段階を言っていまして、そのまま放置をすれば日本が武力攻撃事態に至る事態になる前の事態のことを周辺事態というんですね。  もう一点聞きますが、では、日米防衛協力の中で、後方地域支援というのが周辺事態で定められた法律の言葉であります。もう一度言います。後...全文を見る
○中谷委員 この後方地域支援というのは、イラクに行き、インド洋に行き、PKOにも行っていますけれども、自衛隊の海外の活動の基本となる原理なんですよね。  つまり、戦闘行動が行われていない、また将来も、戦闘が行われていないから、武力行使につながらないから、自衛隊、行ってくださいと...全文を見る
○中谷委員 PKOと言いましたが、これは日米安保協力の法律の中に書かれているんですね。日米がいかに協力をするかというところで後方地域支援という言葉もあり、それから、PKOじゃない国際協力活動に赴くときに、非戦闘地域という概念で、これは戦闘が行われていない場所に限って自衛隊を出す、...全文を見る
○中谷委員 沖縄もそうなんですけれども、日本の安全保障の大事なところがどんどん崩れてしまっていると思うんですね。ほかの国はどんどん変わっています、韓国も中国もロシアも力をつけて。  それなのに日本は、政治が混乱している影響もありますけれども、特に安全保障において国民が今一番心配...全文を見る
○中谷委員 それでは、最後に大臣にお伺いします。  きょう、ずっと、一時間ちょっと議論させていただきましたが、非常に私は、国会の論戦ができない。やはり基本の、防衛政策のイロハのイぐらいわかっていないと前へ進めないと思うんです。  改めてお伺いしますが、大臣は今回、田中大臣を御...全文を見る
○中谷委員 終わります。ありがとうございました。
02月23日第180回国会 衆議院 憲法審査会 第1号
議事録を見る
○中谷委員 自由民主党の中谷元でございます。  私も、この法律に従って憲法改正投票を十八歳で実施できるように、当幹事会または各党の代表者による実務協議会を設けてこれを協議すべきだと思います。  そこで伺いますが、先ほど山尾議員がお尋ねをしまして、この法律のままではどうなるのか...全文を見る
○中谷委員 再確認ですが、先ほど総務省は、地方自治体へ投票準備をもう既に指示して準備しているということですが、これは二十歳で行うということを前提に準備をしているんでしょうか。  それともう一点は、国会で三分の二の発議があれば、もう既にそれに基づいて実施できるような状態だと考えて...全文を見る
03月01日第180回国会 衆議院 総務委員会 第4号
議事録を見る
○中谷委員 ほどなく東日本大震災から一年になるわけでございますけれども、まず総務大臣に伺いますが、瓦れきの処理ですね。瓦れきが今二千二百五十三万トンあって、処理された瓦れきが百十八万トン。実にまだ五%しか処理されていない。受け入れ先が決まったところも少ないということで、東京の石原...全文を見る
○中谷委員 もう発災後一年ですよ。そして、瓦れきの山が目の前にある自治体の関係者はどう感じているんでしょうか。それから、こういったものを何とかしたいと思っている地方自治体の長も、これは地方自治の問題なんですね。環境省が判断するじゃなくて、やはり地方自治として地方行政でできないとこ...全文を見る
○中谷委員 非常に甘いですね、何ができるのか考えていくと。  では、瓦れきは安全なんですか、そしてどの程度の基準に達したら地方自治体が受け入れできるのかどうか。これはまさに町内会長がこの判断ができるとは思いません。国が判断する。その上に、総務省がこれくらいの放射能の基準なら大丈...全文を見る
○中谷委員 それでは、現在の瓦れきは安全基準に達していて、自治体が受け入れて処理しても問題ないと大臣は認識しておられますか。
○中谷委員 総務省は瓦れきの処理に対する法律、そして交付税などの仕組みを早急につくるべきだと思います。  次に、先ほど質問にありましたが、あした、被災地の要望の六割に当たる復興交付金三千百四十億円が配分通知をされますが、この査定が厳し過ぎるという声があります。  原則自由であ...全文を見る
○中谷委員 大臣所信にもありましたが、一括交付金はふやすべきであると。やはりひもつきではないということで、これは各自治体が自由に使えるような復興の交付金。この復興交付金は、四割は各省が指定する四十事業ということになっておりますが、もっともっと自由度の高い、また地方の自治体がみずか...全文を見る
○中谷委員 もう少し具体的にお話ししますと、今全国の各市町村では、津波が来た場合に避難をするような避難路を開設しようという声が強まっています。特に西日本は、南海、東海、そして中南海、日向、南海トラフなど、四連動、五連動の地震も想定しておりますけれども、こういった可能性が高い地域に...全文を見る
○中谷委員 そういう取り組みをされていますが、現実に、今市町村では、実際に自分たちの住んでいる裏山に車で逃げられるかどうかの道がつくかどうかということで議論をされています。そして、地方自治体は、お金がないので、せめて歩道でどうかといっても、実際、お年寄りが住んでいまして、お年寄り...全文を見る
○中谷委員 今、事業名をつらつら言われましたが、市町村まで行くと、さらにわからないんですね。これはなぜかというと、各省庁にまたがっているからであります。  例えばハードの面においても、国交省は、震災の耐震化、全国の道路のミッシング整備をやります。農林省は、震災に強い農林水産業イ...全文を見る
○中谷委員 何やら総務省、総務大臣は、あっちへ行け、こっちへ行けというように、まるで交通整理、方向整理をすればいいというような認識ですが、実際、地方からすると、やはり総務省というのは何でもやる課なんですね。頼りにしているんですよ。そして、通達は総務省を通じて一本化するというのがあ...全文を見る
○中谷委員 民主党は政治主導が一番の大事な姿勢だと聞いておりますが、やはり何でもやる課じゃないとだめなんですね、総務省は。ですから、せっかく提案していますので、総務大臣、積極的にうちの省庁で取りまとめる、内閣府がまとめようがどうしようが、総務省が中心になって取りまとめて地方に連携...全文を見る
○中谷委員 地方からすると物事は非常に見えにくくなっていますので、ぜひわかりやすいものを早急に示していただきたい。そのために、総務省がそれの窓口で連絡役になっていただきたいと思います。  次に、国の出先機関の原則廃止につきまして伺いますが、この原則廃止というのは、もう全て廃止を...全文を見る
○中谷委員 丸ごとというのが実現すれば支障はないんですけれども、実際、私は四国に住んでいまして、特に地元の高知県などから、高知は道路や港湾が、社会インフラの整備がまだまだおくれておりまして、実質、国の方に人もお金も頼っていかなければこれらの整備が進まない現実があります。  また...全文を見る
○中谷委員 今基本的なお考えを聞きました。しかし四国は、社会的インフラが非常に立ちおくれて、道路やインフラの整備はこれからも国の支援と金と人が要るということと、もう一つは、三連動、四連動の地震が想定されますので、やはり国が地方を引っ張っていけるだけの、国の出先機関、国の組織がやは...全文を見る
○中谷委員 どうもありがとうございます。  それでは最後に、地方公務員、これの政治活動や選挙支援についてお伺いします。  先日も予算委員会でお伺いをしましたけれども、まず、昨年十一月の大阪市長選挙で、市の職員組合の一部が前市長を支援しましたが、橋下市長が当選した後、市労働組合...全文を見る
○中谷委員 この事実は、マスコミ等で全国民が知るよしとなっておりまして、仕事中にこういうことはあってはならないことでございますが、市長自身がその調査に乗り出しております。市役所のメールを使ってその連絡をしていたのではないかということで、庁内メールは職員一人当たり四十メガバイトの容...全文を見る
○中谷委員 そういうことでしたら、任命権者が自分の責任において事実を調べるという行為は、総務省としては認める、そういうことでよろしいでしょうか。
○中谷委員 では、最後に伺います。  せんだって、沖縄の宜野湾市の選挙がありましたときも、市職労が選挙中にいろいろと指示を出しながらビラを配ったり、また名簿を集めたりしていた事例は紹介をいたしました。しかし、これは全て任命権者の責任というよりも、私は、もういいかげんに地方公務員...全文を見る
○中谷委員 非常に消極的なんですが、やはり市民、国民から見て、地方公務員は、政治的活動、選挙活動につきましては中立公平で行政を行っていただきたいという思いが強いわけでありますので、今後、この点につきましては真剣に政府として対応していただくことをお願いいたしまして、質問を終わります...全文を見る
03月15日第180回国会 衆議院 憲法審査会 第2号
議事録を見る
○中谷委員 自由民主党の中谷でございます。  両省庁からのお話に関しまして、疑問点を質問させていただきます。  まず、総務省の方におきまして、地方公務員の政治的行為の法的な意味でありますが、こういった法律に違反した場合の措置として、国家公務員の方は刑事罰が科せられておりますが...全文を見る
○中谷委員 両省に伺いますが、憲法改正国民投票法の附則第十一条に、国は、この法律が施行されるまでの間に、公務員が国民投票に際して行う憲法改正に関するその他の活動ができるように、国家公務員法並びに地方公務員法その他の法令の規定について検討を加え、必要な法制上の措置を講ずるものとする...全文を見る
○中谷委員 この法律を読みますと、「国家公務員法、地方公務員法その他の法令の規定について検討を加え、必要な法制上の措置を講ずる」ということで、これは、国家公務員法と地方公務員法の改正をする必要はないという認識でよろしいんでしょうか。
○中谷委員 そうしますと、やはり国家として、行政としては、こういう点について課題があって問題があるということの検証と検討をこの審査会には報告すべきでもある。  また特に、地方公務員の場合学校の先生とか、国家公務員においては裁判官などが、その地位を利用して国民投票運動をすることが...全文を見る
03月16日第180回国会 衆議院 安全保障委員会 第2号
議事録を見る
○中谷委員 自由民主党の中谷元でございます。  今から両大臣に質問させていただきますが、今から十年前ですけれども、田中大臣の奥さんが外務大臣で、私が防衛庁長官で、その席に座っておりましたが、本日はこちらから発言をさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  ...全文を見る
○中谷委員 それでは外務大臣に伺います。  外務大臣は国連決議の一八七四というものを御承知だと思います。  これは、前回、北朝鮮がミサイルを打ち上げた際に国連安保理で決議をされまして、北朝鮮に対していかなる弾道ミサイル技術を使用した発射も実施しないことを要求するというふうに言...全文を見る
○中谷委員 外務大臣としてよく見ていただきたいんですが、この期間中の四月十五日、これは金日成主席の百回目の誕生日ということで、この新指導者となった金正恩氏が、実績を誇示する狙いがあると見られておりますし、片や、米朝協議がされている最中でこのようなことをしますと批判を受けるわけで、...全文を見る
○中谷委員 それでは、質問通告もしておりましたが、これに関連しまして、現在、米朝協議が実施をされていまして、北朝鮮は、核実験、ウラン濃縮、長距離ミサイル発射の停止、モラトリアム、一時停止の履行確認を目的とした寧辺のIAEAの受け入れで合意したと言われております。  そこで、この...全文を見る
○中谷委員 それでは、防衛大臣に伺いますが、この長距離ミサイルの範囲ですが、実は、二〇一〇年に、北朝鮮は、射程二千五百キロ級のミサイルのムスダンが軍事パレードで披露されまして、その後まだ一回も発射実験を行っていないんですけれども、このムスダンというのは長距離ミサイルの範囲に入ると...全文を見る
○中谷委員 では、これは中距離ということで、日本は十分危険性に入るわけであります。  このミサイルは、非常に高度に上昇して高軌道ですぐ落ちてくるということで、日本のミサイル防衛でありますSM3ブロック1Aでは迎撃できないのではないかと言われております。現在、迎撃ミサイルSM3ブ...全文を見る
○中谷委員 その防衛体制でもう一つお伺いしたいんです。  米軍もSM3ブロック1Aのミサイルを持ってイージス艦を日本近海で巡回しているわけです。ただし、レーダーが違うんですね。日本はスパイレーダーですが、米国は、Xバンドの、青森県の車力にありますTPY2というものであります。 ...全文を見る
○中谷委員 まさにこれは、こういったテポドン級はアメリカ本土の脅威となっておりますので、ぜひ日米共同で対処できるようにしていただきたいと思います。  最後に伺いますが、このムスダンが先ほど言いましたモラトリアムの対象になっているかどうか日本政府は米政府に確認をしているのか、確認...全文を見る
○中谷委員 米朝協議というのは、日本のミサイル防衛にも実際直結した話でありますので、この点もしっかりお願いしたいと思います。  もう一点伺います。  先ほど話が出ましたが、中国の海洋調査・監視船「海監50」、「海監66」が、きょうの〇九三八、午前九時三十八分から、一〇〇三、十...全文を見る
○中谷委員 大使のみならず、中国にも我が国の大使が行っておりますので、これは厳重に抗議をしなければ。  何が問題かというと、一般の漁船なら領海に入れば組織で拿捕なり取り締まることができますが、政府の船はこれが確保できないわけで、これは直接本国に言うしかない。つまり、外交しか手段...全文を見る
○中谷委員 まさにこれは政府全体の問題ですから、外務省は外交ルールをちゃんとつくるということだと思いますが、政府としては、やはり断固たる措置をとることができるんだという姿勢を示すことだと思います。そういう意味では、我が国としての対処能力をしっかりすると同時に、日米安保体制でこうい...全文を見る
○中谷委員 私から見ますと、まだまだ受け身で、これはアメリカだけの話だというふうに聞こえます。やはり協議する場合には、共通の戦略目標を持って、海兵隊の分散にしても日本の役割にしても、日本側はこうするんだ、こうしたいというものを持って交渉しないと、これはうまくいかないと思います。 ...全文を見る
○中谷委員 そこで防衛大臣に伺います。  中国のA2、アンチアクセス、これについての目標というのは、何を目標としていると思っていますか。
○中谷委員 もう少しリアルにお考えいただきたい。つまり、中国は、日本の国内にある在日米軍基地、横田にしても嘉手納にしても三沢にしても、そこへの接続を拒否するわけです、麻痺させるわけです。それがA2という意味でありまして、これの目標は、先ほど尖閣の話をしましたけれども、何といっても...全文を見る
○中谷委員 特に潜水艦などでアメリカ海軍の太平洋艦隊の動きをとめて、東シナ海や西太平洋で自由に動き回るということがADで、目的は、米国の覇権への挑戦とか沖縄以南の太平洋の支配、制圧などが目的であります。  これに対して、アメリカは今エアシーバトルというもので対抗しようと思ってお...全文を見る
○中谷委員 最後に防衛大臣に伺います。  我が国として、エアシーバトルではありませんが、こういったアメリカの戦略に合わせていかなきゃいけません。例えば、まず一つは原子力潜水艦ですね、中国が潜水艦をふやしていますので、そういったものの建造。もう一つは空母。中国も持っています、日本...全文を見る
○中谷委員 では、最後に確認ですが、日本は空母の保有を検討したり、原子力潜水艦の研究に入ったりということはしないということですか。
○中谷委員 しっかり構想を持って交渉していただくことをお願いいたしまして、終わります。  ありがとうございました。
04月05日第180回国会 衆議院 憲法審査会 第4号
議事録を見る
○中谷委員 まず、民主党の国民投票法についての趣旨の確認ですが、橘さん、もしくは民主党の幹事の方もおられますので、発言という形でお伺いしたいんです。  まず、国会自身が発案し、その結果に拘束されないものの制度設計というのは、これはアンケート的な拘束力のない国民投票と考えていいの...全文を見る
04月11日第180回国会 衆議院 郵政改革に関する特別委員会 第4号
議事録を見る
○中谷委員 自由民主党の中谷元でございます。  本日、郵政民営化改正法案が審議されるわけでありますが、これまで政党間で協議をされ、取りまとめをされた共同提案者の皆さん、御苦労さんでございます。また、自見郵政担当大臣、今から十五年前ですけれども、平成九年に、郵政省最後の大臣として...全文を見る
○中谷委員 私は余り見えてこなかったので、政権を担う党としては、全員参加の開かれた、オープンな議論があってもよかったというふうに思います。  ポイントは株の売却問題でありまして、民主党は今から二年半前に、株式凍結法案、これを強行採決もして、この法案が成立されました。この法案のお...全文を見る
○中谷委員 私は、株の売却を凍結したことが諸悪の根源だと思っています。  というのは、先ほどPBRの話をしましたけれども、これは株式の純資産倍率ということで、一株当たりの純資産の何倍まで株価が買われているかということを示す指標であります。例えばメガバンク、六年前はPBRは一・七...全文を見る
○中谷委員 これからも厳しい状況が続くということですが、だから私は、民営化をして、早期に株を売却して、手足を縛った状態を外すことが必要だということです。  PBRを一以上にするためには、株の売却益、売却収入、これを新規投資に回すことで収益力を高めて潜在的な成長力を上昇させるとい...全文を見る
○中谷委員 それでは懸念が生じます。というのは、今回の法改正で地域貢献基金というものがなくなってしまいますけれども、それでは、将来、郵便局維持のために一体どのような運営を行っていくかというためには、先ほど言ったような税外収入、株の売却収入、これを新規投資に回すことで会社の株の資産...全文を見る
○中谷委員 それでは、当分、新規事業においてはなかなか認められる条件ができないということであります。しかし、郵政は、国債を利ざやで運用して、貯金を集めての経営で賄うということには限界がありまして、今後、二〇一七年までは代理店契約が義務づけられておりますが、それ以降、かんぽ、ゆうち...全文を見る
○中谷委員 答えになっていないんですが、もう一点ちょっと深く聞きます。  許認可に関して、金融二社の株式が二分の一売却された後は、新規事業が許可制から届け出制に移るとされておりますけれども、それぞれ、預け入れ限度額の撤廃、住宅ローンへの進出、第三分野への進出といった、経営の自由...全文を見る
○中谷委員 答えは、もうできるだけ早く株を売却して、民営化を進めて、民間企業並みの経営体制と発想を持って経営努力をしていくということではないかと思います。  そこで、各党の法案提出者に伺いますが、郵政会社の人事につきまして、やはり、より民間の経営者の発想、経験を生かして意識改革...全文を見る
○中谷委員 最後に申し上げますが、今回の共同提案、共同修正というのは、ベストではないが、国民のためにベターな選択だとして進めていくべきだと考えます。公益性と収益性、ユニバーサルサービスとイコールフッティングという難しい課題がありますので、せっかくこの協議ができたわけでありますので...全文を見る
04月18日第180回国会 衆議院 予算委員会 第24号
議事録を見る
○中谷委員 本題に入る前に、一つ総理に伺います。  昨日、石原慎太郎東京都知事が、尖閣列島を東京都が購入するということを言われましたが、官房長官には先ほど御答弁いただきましたけれども、本来、これは国がやるべきことではないか。つまり、固有の日本の領土、これを守るという意味で、最近...全文を見る
○中谷委員 東京都の石原知事の真意というのは私もわかりませんが、年々拡大する中国の軍事力、事海軍の増強においては非常に危惧するものがありまして、ベトナムとかフィリピンとか、南沙諸島の例を見ても、いつかやられるんじゃないかという心配を私もしておりますので、この際、この方面の措置をし...全文を見る
○中谷委員 それでは、官房長官に伺いますけれども、同じ質問ですけれども、ミサイルが発射されたという第一報、何時に誰からありましたか。
○中谷委員 秘書官ということで答弁をごまかしておりますが、それを聞くと、一体誰からの情報かというのが当然のことでございます。  私、びっくりしましたのは、撃たれた当日に総理官邸に行きまして、官房長官になぜ情報が早く伝わらなかったのかということについて抗議をしますと、官房長官、い...全文を見る
○中谷委員 それはおかしいと思いますね。やはり、この情報を持っているのは米国しかないんですよ。  そして、一般の人も知り得ない、わざわざ官邸にこういうことを言ってくる上においては、それなりの確証もあることでもありますし、実際に、発射の事実や発射場所、そして発射方向、発射数、こう...全文を見る
○中谷委員 それはあり得ない話ですよね。何らかの情報を秘書官が上げるということは、これは確証に基づいた情報であって、それを知っているのは米国しかないわけですから、当然、SEW、早期警戒情報であるという認識を持つというのが第一で、そして、これが発射されるということは、もう国民の全員...全文を見る
○中谷委員 私が質問しているのは、なぜ早く第一報を国民に伝えなかったのかと。  SEW情報というのは、日本は保有しておりませんが、米国がDSPという宇宙衛星を上げて、熱源を探知して、それを知らせるという方法でありますけれども、いわば火災報知器なんですね。熱を感じて自動的に通報す...全文を見る
○中谷委員 反省するところがあったと言われましたが、余りにも鈍い対応ですね。日本に向けて何らかの飛翔体が撃たれたと言われれば、これはミサイルしかないじゃないですか、その日の状況を考えれば。しかも、十分以内に日本に到達して、まかり間違えれば国内に落ちてくるというような状況でアメリカ...全文を見る
○中谷委員 危機管理の責任者がそういう認識であるということは、私、本当にこの国が危ういと思いますよ。  というのは、確かにマニュアルがあるのは事実だと思います。しかし、現実を見て柔軟に対応するというのが総理と官房長官が判断をするべきところでありまして、そんなに想定どおり全てが動...全文を見る
○中谷委員 もう全て防衛省に責任を負いかぶせていますけれども、とにかく、SEWの肝心の情報が真っ先に来たのは官邸なんですよ。下から積み上がって、SEWがあったというのが上がって判断するならそれも言えますが、真っ先に今回米国がSEW情報、早期警戒情報を官邸に入れているわけですから、...全文を見る
○中谷委員 そういう話でありますが、オペレーションルームの前のパネルにミサイルが発射された後の航跡が描かれて、そしてそれがすぐに消えてしまったというのを大臣は見たわけでありますが、それが短距離ミサイルであれ熱実験であれ、そういう事実、発射された、何かが発射されたということはすぐ官...全文を見る
○中谷委員 これは誰でも見られるものではなくて、防衛大臣しか見られないわけでありますが、大臣は世界で最も早くこのミサイルが発射された事実を知ったわけですね。そして、それを部下を使って今調べさせていますが、入感があったということと発射されたということは官邸に連絡しなきゃいけませんが...全文を見る
○中谷委員 わざわざお金をかけて官邸と直結をして、一刻も早く官邸でこういったことが把握できるようにしたシステムでありますが、まだまだそこまで至っていないということが明らかになったわけでございます。  そこで、その後の経過をもう少し確認してみますと、七時五十分になりました。統幕長...全文を見る
○中谷委員 それでは官房長官に伺いますが、官房長官はもう七時四十二分の段階で、飛翔体が発射された、米国からの情報、早期警戒情報などを知っていて、さらに防衛大臣からこの七時四十分発射、洋上落下という報告があったわけでありますが、これでもなお北朝鮮がミサイルを撃ったという認識を持たな...全文を見る
○中谷委員 余りにも鈍い対応ですね。  まず問題点の一つは、この時点においてもなお官房長官が自分の部屋にいたということです。危機管理センターというのがあって、幹部室までつくってオペレーションができるようになっています。こういうときしか使わないんですよ。しかも、危機管理監、きょう...全文を見る
○中谷委員 何でこんな情報を流してしまったのか、ちょっと事務方にも伺いたいと思いますが、これは恐らく官房長官には無断で事務方は流したと思うんですけれども、この報道内容を、誰の責任でこれをエムネットに流したんですか。
○中谷委員 実に愚かな認識と判断ですよね。このエムネットというのは、何かあったときには、大変だということで全国の自治体に知らせる情報網ではないですか。  事実、石垣島であった話なんですが、航空自衛隊がPAC3を警備していたところ、もう七時四十分前後には来たぞという合図が発せられ...全文を見る
○中谷委員 まずは、そういう事実を国民に知らせるべきですよ。  事実、撃たれたのはテポドン2という飛距離が一万キロメートルもある長距離ミサイルだったんですよ。しかも、それが失敗して、空中分解して海に落ちた、落下した。しかし、それは日本の国内に落ちる可能性もあったわけで、そのため...全文を見る
○中谷委員 もう大問題ですよね、三回も電話がつながらない。ホットラインはないんですか。何のために連絡員が行っているんですか。官房長官も秘書官がいるわけでしょう。  八時六分の時点では、政府の報告によると、まだ官房長官は自分の部屋にいるんですよ。何で官邸のオペレーションルームにい...全文を見る
○中谷委員 政府が報告された資料では、八時七分に官房長官が危機管理センターに入ってきたということですが、本当にお粗末そのもので、最初から入ればいいんですよ、七時四十分の段階で。全く、そういった情報が伝わらないのをみずからつくっているということで、非常に事務方と大臣同士、また政府、...全文を見る
○中谷委員 もうお粗末そのもので、大臣は撃たれたということを公言しているのに、それから、八時十六分という、統幕長が事実を報告してから十分後にファクスで送るとかいうことですが、私がもう一度確認したいのは、各省から出ております危機管理センターの事務職員、そういった人々は、八時十六分で...全文を見る
○中谷委員 もう驚くべき事実で、八時十六分まで、官邸の危機管理センターにいる職員はミサイルが発射されたという認識を持っていなかったということですか。
○中谷委員 本当に何をやっているのかということで、あきれて物が言えません。そして、最後に国民に知れ渡ったのが八時二十三分、防衛大臣が会見をして、その後官邸が発表しますが、最後に指摘したいのは、エムネット、八時半の段階でどういう情報かというと、発射確認中ですよ。防衛大臣が、撃たれた...全文を見る
○中谷委員 これはもう、この七時五十分のロストという時点で目標が落ちたということは容易に判断できるわけですから、その時点でまず判断をする。そして、官邸の中、やはり官房長官は、世の中、マニュアルどおりいきません、危機管理ですから。ですから、早い段階でミサイルが撃たれたという判断をし...全文を見る
○中谷委員 これは、私が防衛大臣なら一番やりたいことなんですよ。日本と韓国の情報の連携、連絡。これは、今から二年前に、北澤防衛大臣がわざわざ韓国に行って、これを締結しましょうということで話し合いをしたことです、外務省もそうですが。これによって、秘密保全、守るから、韓国の情報をやり...全文を見る
○中谷委員 非常に重要なことでありますので、防衛大臣、手おくれにならないようにぜひやっていただきたい。  そして、最後に総理に伺いますが、情報というものは下から上へ上がっていくものなんですが、今回は、トップシークレットということで、官房長官と防衛大臣にはアメリカのトップシークレ...全文を見る
○中谷委員 世の中マニュアルどおりいかないということを申し上げまして、質問を終わります。どうもありがとうございました。
05月24日第180回国会 衆議院 憲法審査会 第5号
議事録を見る
○中谷委員 自由民主党の中谷元でございます。  自由民主党は、去る四月二十七日に、東日本大震災の発生やその後の状況を踏まえ、平成十七年に発表した新憲法草案を前文から補則に至るまで全ての条項を見直し、新たにブラッシュアップした日本国憲法改正草案を発表しました。  本日は、現行憲...全文を見る
○中谷委員 これからの議論の進め方等についても御意見を拝聴しておるんですが、その中で、現行憲法について国民が議論を求めていないとか、そういう必要性はないんじゃないかという御意見もございます。  しかし、法治国家でありますし、国民主権でもありますので、国民が現在の国の基本法につい...全文を見る
05月31日第180回国会 衆議院 憲法審査会 第6号
議事録を見る
○中谷委員 自由民主党の中谷元です。  第九条について、お手元の論点表に従って、現行憲法の解釈、運用の状況に触れた上で、自民党の考え方を述べます。  まず、九条の基本的な意義においては、国際社会の現実に合わせて変えていくべき点はあるものの、憲法の三大原理の一つである平和主義の...全文を見る
○中谷会長代理 一点確認ですが、イラクに自衛隊を派遣したときには、自衛隊は武器を持って派遣されましたけれども。
○中谷会長代理 使用しないという意味ですね。
○中谷会長代理 では、あのケースのような派遣は容認できるという。
○中谷委員 日米安全保障条約につきましては、先ほど国家と国家の契約というお話がありましたが、まさに、日本国を運営していく上において、我が国の安全保障また地域の安全のために、我が国の選択として、この日米安全保障条約を結んできたということがあります。  先ほど、ホスト・ネーション・...全文を見る
○中谷委員 カンボジアのPKOから二十年、先ほど、失われなかった二十年と言われましたが、私は、国際社会において一人前になれなかった、大人になれなかった二十年であったと思います。  というのは、やはり国連の活動というものは、人類が見て、世界の平和や、戦乱で非常に困窮をしている子供...全文を見る
06月07日第180回国会 衆議院 憲法審査会 第7号
議事録を見る
○中谷委員 日本の民主化政策というのは、戦後政策の柱でありまして、憲法の制定の中に基本的人権、国民の権利、法のもとの平等などがうたわれたわけでありますが、それでは、六十五年たってどうなったかといいますと、やはり人権とか権利の色合いが余りにも強く、国家としての日本のまとまりというも...全文を見る
○中谷委員 第十一条の基本的人権の条文の記述の仕方なんですが、おおむね日本国憲法はGHQの英語を訳したところからきていまして、非常に、日本語としてなじみがあるものであるのかどうかということで、例えば十一条には「基本的人権の享有を妨げられない。」と書いてありますが、これはやはり基本...全文を見る
06月18日第180回国会 衆議院 海賊行為への対処並びに国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動等に関する特別委員会 第2号
議事録を見る
○中谷委員 外務省に質問いたします。  テロの状況について御説明いただきましたが、このアルカイダという組織は、中東を中心に各国に広がって活動しているようなんですが、これはネットワークされた組織的なものなのかどうかということを伺いたい。オサマ・ビンラディンが殺害されましたが、では...全文を見る
07月24日第180回国会 衆議院 総務委員会 第13号
議事録を見る
○中谷委員 自由民主党の中谷元でございます。  きょうは、国と地方自治体との関係を中心に質疑をさせていただきます。  まず、今から一週間前ですけれども、七月の十六日から十七日にかけまして、東京練馬にあります陸上自衛隊第一師団が、首都直下型の大震災に備えまして、連隊対処訓練とし...全文を見る
○中谷委員 非常に心もとない発言だと思います。やはり、ふだんは地方自治体が市民の命を守りますが、いざとなったら国がそれを助けられるように、自衛隊というのはそのためのツールの一つだと思うんですね。  これは、阪神・淡路大震災のときも、神戸市と地元の連隊が全く面識がなかった。防災訓...全文を見る
○中谷委員 これは地方自治体の職員の意識の問題もありますが、事実として、事前にお知らせして行ったにもかかわらず、当日、防災担当の人も立ち会わないようなところもあったし、自衛隊が入れないようなところもあって、わざわざ行って、そして帰って、また朝出かけていくようなことでは、せっかくの...全文を見る
○中谷委員 ただいま質問しましたのは、防災対策債の交付税措置率の引き上げ、これを地元の実情が反映されるように措置してほしいという質問でございますが、この点は御検討していただけるんでしょうか。
○中谷委員 法律は結構ですが、少なくとも交付税の防災対策債というのは現在も実施されていることでありますので、こういったことが改善されなければ地方もそれの備えができませんので、早急にこの点は御検討いただきたいと思います。  続きまして、平成二十四年度の地方財政計画において別枠で計...全文を見る
○中谷委員 ただいま大臣が言われたように、これらの計画を合計すると、既に復興増税を上限とした財源措置枠を超える需要がある状況であるということです。したがって、これらの財政需要に対応するため、今後の財源措置というものはどのようにするのか、現時点ではどう考えておられるんでしょうか。
○中谷委員 検討、検討と言われますが、時間はもう刻々と進んでいまして、地方では、一体どうしたらいいんだという悩みや悲鳴が聞かれています。言いたいことは、やはり今後とも現在の緊急防災・減災事業債と同等の手厚い財政支援が必要でありまして、それがないと対策が加速度的に進まないと思ってお...全文を見る
○中谷委員 大臣というのは、議員以上に権限も決定権も持っていますので、ぜひ、そのために政治主導ということで民主党政権の看板になっているんじゃないでしょうか。  この措置法は、石田議員や谷議員もおられますが、我が党において、防災や地方財政の専門家が知恵を出して、十分実現可能である...全文を見る
○中谷委員 本当に縦割りというか、たらい回しというか、本当に民主党というのは政治主導で生まれた政権であって、まさに国民のニーズに応える意味では、総務大臣がリーダーシップを発揮すれば、まとめ上げるような立場におると。地方自治の面倒を見てくれるのは総務省でありますので、内閣府なんかは...全文を見る
○中谷委員 もう少し地方の実態を見てくださいよ、大臣。大阪の橋下市長はなぜ人気があるかというと、改革の先頭に立って具体案を投げています、これをやれと。それが響くんですよね。  大阪市の実態は、空出張、特殊勤務手当、闇手当などが以前から問題になっていまして、これは労使交渉から生み...全文を見る
○中谷委員 国と地方は違うんだというようなことを言われましたが、だったら、地方分権とか地方主権とか言う資格はないと思うんですね。  今地方にどんどん権限を委ねようとしておりまして、やはりこういった政治行為が中立公正を損ないますと、本当に住民の信頼の確保がなくなります。そして、公...全文を見る
○中谷委員 何で、公務員としてのあるべき姿を規則で決めながら、これを守らせようとするのにちゅうちょするんでしょうか。  せっかく大阪市長が、もう見るに見かねて、これは罰則を規定するしかないよということで投げてきたボールですから、そのボールをだめだと言った以上、これはしっかり政府...全文を見る
○中谷委員 余り内容のお答えはないんですが、郵政、再スタートするわけですから、この四年間の期間、利点と欠点があって、私は、かなり意識は向上したし、効率的な運営はされたと思いますが、片やユニバーサルサービスの面で、真心とか温かとか、特に地域の郵便局長は、以前は渡し切り経費というのが...全文を見る
○中谷委員 以上で質問を終わります。どうもありがとうございました。
07月31日第180回国会 衆議院 安全保障委員会 第6号
議事録を見る
○中谷委員 自由民主党の中谷元でございます。どうぞよろしくお願いいたします。  まず、官邸の危機管理問題についてお伺いをいたします。  四月十三日に北朝鮮がミサイルを発射しましたが、この日の対応について、齋藤官房副長官が報告書を提出されました。それに基づいて質問させていただき...全文を見る
○中谷委員 それでいいんでしょうか。やはり、その大きな大きな改善点としてこの問題があります。  というのは、内閣総理大臣というのは自衛隊の最高指揮官ですから、自衛隊の運用においては常に指揮官に情報を連絡する。そして、的確に判断する。そのために官邸の危機管理室があって、そのために...全文を見る
○中谷委員 そういう問題点とか改善点をやはり報告書に書くべきなんですね。  というのは、私は四月十八日の予算委員会で、官房長官に何で瞬時に官邸に伝わらなかったかと聞きますと、官房長官は、何らかの飛翔体が我が国に飛来する場合は防衛省からレーダー情報等が提供されることになっていたが...全文を見る
○中谷委員 いずれにしても、随分のんびりした話で、官房長官自身も自分の部屋にいて、八時十分ぐらいにようやく官邸のオペレーションルームに入るということで、防衛省に丸投げと言ってはなんですが、最高指揮官というのは総理大臣でありまして、私は、官邸の危機管理、いろいろなケースがあると思い...全文を見る
○中谷委員 とにかく、ジャッジが自衛隊だけに流れて、宮古島などは自衛隊の動きが急に慌ただしくなって、発射されたという警報、信号弾がなされたけれども、自治体には全く何のことかわからなかったというようなこともあります。やはり、ジャッジぐらいは、官邸にちゃんと流れるようになっていますの...全文を見る
○中谷委員 続きまして、オスプレーの問題に移りますが、この配備の問題、日に日に心配とか反対意見が大きくなる。これはどういったことでしょうか。私は、やはりハンドリングというか、政府と与党の政治のセンス、そしてタイミング、説明の仕方、そして肝心なときに変なことを言う人がいるからだと思...全文を見る
○中谷委員 かなり緊密に日米間で協議をして、これは合意したことなんですよね。  その上で聞きますが、七月二十日にカーター米国防副長官が来日をされたときに、渡辺副大臣が国防副長官に、今回は国民が懸念している、強行配備すれば地位協定、安全保障の問題に大きな懸念が生まれるきっかけにな...全文を見る
○中谷委員 そういった会見とかぶら下がりは非常に大事なので、そこで言ってほしかったことは、何で十月までにオスプレーを沖縄の基地に配備しなければならないのか。みんなそこがわからなくてもやもやして、何となく本当に大丈夫かということですが、何で置かなきゃいけないかということをしっかり説...全文を見る
○中谷委員 そのとおりなんですよ。だから、アメリカは新たな国防戦略があり、そして事業計画もあり、このパイロットなどもすぐに飛べるというわけではなくて、長年時間をかけて訓練し、いろいろな国に行っています。  そこで、私が心配するのは、岩国にオスプレーは来たものの、あの飛行機のパイ...全文を見る
○中谷委員 当然、沖縄に配備されるなら、我が国の南西海域の安全にも寄与していく必要がありますので、不測の事態に対して、海上保安庁の職員や警察官などの運送につきましても、可能か不可能か、そういった問題もぜひ日米合同会議で協議をしていただきたいと思います。  そして、今後のことです...全文を見る
○中谷委員 これは名護市でもそういった協力をしてくれる人がたくさんいますが、渡辺副大臣に聞きますが、民主党の安全保障政策として、この普天間の移転を辺野古にするという方針に全く揺るぎがなくて、次の総選挙においてもそれを民主党の安全保障の柱として揺るぎのないものとしていくかどうか、お...全文を見る
○中谷委員 それでは、大臣にもう一度聞きますが、日米の再編において、やはり沖縄の基地の使用において、一つは日米の共同使用ということで、大臣はよくホスト・ネーション・サポートからホスト・リージョン・サポートへということを言われます。  したがって、沖縄の基地においては日米で共同で...全文を見る
○中谷委員 この点はぜひ道筋をつけていただきたいと思います。  もう一点、アメリカに対して、大臣、お願いしてもらいたいのは、F35、これは六月二十九日に第一次契約とされましたが、FMS契約なんですね。これはどういうことかというと、政府と政府の契約ですから、アメリカでつくっている...全文を見る
○中谷委員 この時点で、森本大臣、ぜひお願いしたいことは、今の中期防でF35を十二機つくる、そして次の中期防で毎年三機ずつ、三十機、合計四十二機というようなことは決まっていますが、それに加えて、このF35をもっともっとふやしていくのか、それとも、F15の旧世代のものを、非近代化の...全文を見る
○中谷委員 しかし、ことし、来年が我が国の航空機をどうするかということでまさに大事な時期なんですね。F2が終了しましたら、もう生産ラインは終わってしまう。そして、次期中期防で年間三機ずつとなりますと、とてもこれは、経済性からいくと向こうに強い交渉力を持って当たることはできないわけ...全文を見る
○中谷委員 以上、終わりますが、非常に我が国の航空体制にとって大事な時期でございますので、ぜひ、アメリカへ行って我が国の主張をして、成果をかち取っていただきますようお願いいたしまして、質問を終わります。
08月02日第180回国会 衆議院 憲法審査会 第8号
議事録を見る
○中谷委員 国会議員の定数の削減の話がありましたが、これは、人口のみならず、やはり地方自治体としての独立性や地方自治、地方分権を考慮して、それに配慮をして国政を考えなくてもいいのかという話であります。  今回の〇増五減にしても、今後削減すればするほど、都市の議員はふえて、そして...全文を見る
11月08日第181回国会 衆議院 安全保障委員会 第2号
議事録を見る
○中谷委員 自由民主党の中谷元でございます。  昨日は、アメリカ大統領選挙、オバマ大統領再選ということでございますが、まず両大臣に伺いますけれども、オバマ再選ということで、我が国の安全保障にどのような対応があるのか。  例えば、クリントンさんとかキャンベルといった知日派の高官...全文を見る
○中谷委員 リバランスは継続されるということで、私は二つのことが言えると思います。一つは、米国は同時に二つの大戦争を戦えないということ。もう一つは、今まで森本大臣も言われましたが、米海軍、こういう公共財というものを世界が活用してきたわけです。  例えば、アフガニスタンからアメリ...全文を見る
○中谷委員 所感を伺いましたが、いずれにしても、今の日中関係が冷え込む中で、日米安保とか日米協力、これをどう発展させていくかということが、日本の安全保障、国益につながるポイントだと思います。  森本大臣に伺います。  憲法解釈問題は現行の憲法の解釈の範囲内ということで、今大臣...全文を見る
○中谷委員 ぜひ、この協力関係を進めていただきたいと思います。  私、まことに残念に思うことを今から質問させていただきます。  日米協力について、十一月五日から十六日にかけて、我が国周辺でキーンソード13という日米合同訓練が開始をされております。この内容、規模、場所など、概要...全文を見る
○中谷委員 全く理解できません。  この委員の中にも自由民主党の国防部会長がおられますけれども、内容について聞きましたか。  ピンナップといいますけれども、参加部隊は全国の部隊、そして訓練場所は全国各地。全く内容が見えないんですけれども、それで日本の防衛の透明性ということを世...全文を見る
○中谷委員 玄葉大臣は関与していますか。
○中谷委員 やはり米軍は日本の国の防衛、安全保障を本当に真剣に考えてくれているし、米国も考えているわけであって、今日本の一つの懸念としては、尖閣を含む南西諸島。これは日本の本土以上に広いんですよ。これの正面の防衛が本当にできるのかということで、いや、これはやはり海兵隊のような機能...全文を見る
○中谷委員 大臣はよくわかって言われていると思いますが、今アメリカが日本に求めているものは、日本でできるところはしっかりやってほしい、そして日本はしっかりやってほしいということで、もうアメリカの常識からしますと本当に信じられないようなことで、まさに島嶼防衛、そして自衛隊と米軍の共...全文を見る