長妻昭

ながつまあきら

小選挙区(東京都第七区)選出
立憲民主党・無所属
当選回数8回

長妻昭の2015年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月29日第189回国会 衆議院 予算委員会 第2号
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○長妻委員 おはようございます。民主党の長妻昭でございます。  総理、お疲れのところ、よろしくお願いをいたします。  民主党代表選挙を経まして新しい体制になって、初めての予算委員会の質問でございます。よろしくお願いをいたします。  いわゆるISILによって拘束されている後藤...全文を見る
○長妻委員 全力で取り組んでいただきたいと思います。  人の命にかかわる問題でありまして、与野党の違いはございません。政府の取り組みに対して、我々もできる限りの支援を申し上げてまいります。  そしてもう一点、国内外でのテロの懸念も私は強まっていると思っておりまして、これも政府...全文を見る
○長妻委員 ぜひしっかりとよろしくお願いをいたします。  そして、格差の問題についてお伺いをしたいと思います。  くしくも、本日、フランスのトマ・ピケティ教授が我が国に来日をされておられる。格差ブームの立て役者とも言われている方であります。  あるいは、ポール・クルーグマン...全文を見る
○長妻委員 今総理がおっしゃいました、格差が拡大すると教育の機会が損なわれてなかなか能力を発揮できない。私も同感なんですが、ただ、その問題意識をお持ちになりながら、政府の予算案や政府の施策というのはそうはなっていないということが、私は強い懸念なんです。  きょう、ちょっと異例で...全文を見る
○長妻委員 今のとおりなんですけれども、やはり我が国は、特に低所得者層の家計が非常に傷んでいる、GDPの六割を占める個人消費がなかなか戻ってこない、そして実質賃金も十七カ月マイナスということで、長期的に見ても短期的に見ても格差是正というのが大変重要ではないか。やはり、所得格差が拡...全文を見る
○長妻委員 ちょっと明確なお答えがなかったんですけれども、いつも総理はそうなんですが、つまり、成長がなければ始まらないということではなくて、成長か分配かどちらか一方の二者択一ではなくて、やはり、適切な分配がなければ持続的成長ができないんだ、ここが我々のところとかなり違うんじゃない...全文を見る
○長妻委員 いささか今のは公式見解でございまして、自治体に聞くと、やはり二分の一に減らされて実際に規模も縮小せざるを得ない、こういうようなお話もあります。  プレミアム商品券とかいろいろな大盤振る舞いの予算がある中で、非常にこういう重要な、格差を是正して貧困の連鎖を防ぐものが数...全文を見る
○長妻委員 やはり数値目標がないと不十分になると思うんですね。配付資料五ページ目でございますけれども、ヨーロッパの国々ではほとんどの国が国家として貧困率の削減目標というのを数字で出しているわけでありまして、日本は余りにも格差対策が弱い。GDPの比率で先進国を調べますと、公共事業は...全文を見る
○長妻委員 ぜひ、効果測定をきちっとした上で、日本は人への投資が本当におくれておりますので、しっかりお願いをしたいと思います。  そしてもう一つは、我が国労働者の労働生産性の問題でございます。  どんどんどんどん労働生産性が下がって、今や先進国の中で二十位まで下がってしまいま...全文を見る
○長妻委員 私も認識は似ております。労働の質を向上する、これがほかの国におくれをとってしまった。  先ほどの大学進学率の話も、実は、日本がなかなか伸びないのは、社会人の大学進学率が非常に低い。OECDの平均だと二〇%なんですね、社会人が大学に学び直し。ところが、日本はたった二%...全文を見る
○長妻委員 いや、もうちょっとこれは踏み込まないと、やはり均衡じゃなくて、均等待遇というのは、これはEU指令でも、ヨーロッパの国々はある程度厳格に守られているわけでございまして、先ほどの熟練している熟練していない話も、ヨーロッパで蓄積があって、それも乗り越えているわけです。  ...全文を見る
○長妻委員 という説明なんですが、これは実際、企業でも、個別名は出しませんけれども、もう自己防衛に入っている企業は多いんですよ。つまり、もう国は頼りにならない、従業員がどんどんどんどん親の介護でやめてしまう、しかも五十前後ですから重要な管理職、ですから自己防衛しよう、もう介護は自...全文を見る
○長妻委員 いや、私が聞いたのは、この談話とは別に、では、我が国がかつて国策を誤ったということがあったのかどうかということについて、総理はどういうふうにお考えを持っておられますか。
○長妻委員 そうすると、総理は、我が国は国策を誤ったということはないというふうにお考えなんですか。
○長妻委員 これは大変重要なところでございます。  三百十万人の命と、私、国会で質問させていただくと、今のお金にすると二百十兆円の税金を使った戦争、我々は貴重過ぎる教訓を得たわけでございまして、この戦争について、国策を誤っていない、あるいは誤っているのかどうか、これを総理に問う...全文を見る
○長妻委員 私は非常に懸念を強く持つわけです。  今も、やじで、自虐的だなというやじが飛びました。自虐史観という言葉があるんですね。戦争の教訓や反省を言うと、あなたは自虐史観だ、もっと、そんな反省とか教訓を言わないで、未来志向にしろと言わんばかりの論調、私は大変これは違和感を覚...全文を見る
○長妻委員 こういうやりとりでこの質問を終わると私は非常によくないと思っておりまして、これは総理にもう一度あえてお伺いするんですが、さまざまな教訓があるとおっしゃいましたけれども、それでは、さまざま、全ておっしゃらなくても結構なんですが、教訓の一つ二つ、具体的にどういう教訓なのか...全文を見る
○長妻委員 私自身は、今回の、七十年になったことし、体験から歴史に変わる節目だと思っておりまして、やはりこの歴史の教訓を胸に刻むような談話を出すべきだ。  恐らく、八月十五日にぱっと出されるのかどうかわかりませんけれども、十分に事前に国会にもお示しをいただいて、国民的議論の中で...全文を見る
○長妻委員 でも、戦後七十年の談話というのは、一内閣が出す談話ではあるものの、我が国の国柄を含めて、我が国のこれからの将来を決める本当に大切な談話でありますから、これはやはり国民的な議論の中で、皆さんの意見も、多くの国民の皆様の意見も聞いた上で私はつくるべきだというふうに思ってお...全文を見る
○長妻委員 私は、今の質疑で本当に懸念が大変大きくなりました、総理に日本国を任せて大丈夫なのかと。  この国策を誤りというところについては、総理、明確な御答弁はありませんでしたから、これについては今後ともお伺いをすることになると思います。  時間も残り少なくなりましたが、最後...全文を見る
○長妻委員 非常に奇妙な、バラ色な説明だと思うんですね。株を半分引き上げたことでむしろリスクは低くなったんだと。これは本当に国民の皆さん、納得できるでしょうか。  一番大事なものが下振れリスク、名目賃金上昇率よりも下振れるリスクだとおっしゃいました。  これはちょっと政府に聞...全文を見る
○長妻委員 はい。  ある意味では安全だという結果が出るわけです。  こういうおかしな考え方、国民の皆さんに真摯にリスクを説明しない政府の姿勢、これからも追及をいたします。  どうもありがとうございました。
03月12日第189回国会 衆議院 予算委員会 第16号
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○長妻委員 民主党の長妻昭でございます。よろしくお願いをいたします。  昨日は、東日本大震災、全国で追悼式典が開催をされました。我々も仮設住宅の方から、まさか四度目の冬も仮設で過ごすとはつゆ思わなかった、こういう深刻な声も聞いております。与野党を問わず、復興に全力で取り組んでい...全文を見る
○長妻委員 国交省からもあると思いますけれども、何社でございますか。
○長妻委員 農水省からもあると思いますが、何社でございますか。
○長妻委員 先ほど、今、農水大臣がおっしゃっていただいた基準でほかの大臣もお答えいただいたと思います。  今お伺いした数字は、平成二十四年に国民政治協会に企業・団体献金があった会社のうち、平成二十三年に国から補助金交付決定のうち、一年以内のものということでお答えをいただいたと思...全文を見る
○長妻委員 該当する寄附で知りながら、違反してされる寄附で知りながらということでありますので、ちょっとお伺いします。  まず、経済産業省。  確かにその補助金には、全部アウトということではなくて、政治資金規正法の中には、試験研究、調査にかかわるもの、そして、災害復旧にかかわる...全文を見る
○長妻委員 そうすると、所管の大臣、お手を挙げていただいて、御答弁いただければ。
○長妻委員 これは、そうすると、誰もさっぱりわからないということなのか。  では、国交省はどうですか。御判断できますか。
○長妻委員 でも、担当の総務大臣が答えられないわけで、補助金を出したそのものの省庁ですから。  では、農水省はいかがですか。
○長妻委員 これは、いいか悪いかというのは、総務省が所管で、先ほどの高市大臣の話だと、総務省も答えられないということですね。
○長妻委員 だろうという話は、あくまで推定の話だと思います。  総理にお伺いするんですが、これはどういうふうに結論を出されるんですか。
○長妻委員 そうすると、総裁として国民政治協会の件についての説明責任というのはあるのかないのか、どっちですか。
○長妻委員 先ほど総理は、ちょっと聞いてみたら国民政治協会は知らなかったようなお話をされました。  仮にそれが事実だとしてそういうふうに認定されたとしても、献金した側は、これは受けた側が知っていようが知っていまいが罪に問われる可能性があるという法律の仕立てになっているわけで、こ...全文を見る
○長妻委員 今の御答弁は法律を変えるというより運用という趣旨と受けとめましたけれども、そういうことでいいのかどうか。  これは、予算委員会の採決をするまでに、その前にやはり結論を出していただきたい。総理として、国民政治協会がどういうふうに対応するのかしないのか。あるいは、今の、...全文を見る
○長妻委員 総理はいかがなんですか。自発的に。
○長妻委員 そうしたら、今採決と言ったから、総理、そういうふうにおっしゃったのかと思いますが、では、いずれかの時期には結論を出していただくということなんですか。
○長妻委員 いずれにしても、委員長に、先ほど御検討いただくということでありましたので、ぜひ御検討を採決の前までにということでお願いをいたします。  やはり、これはそもそも、この非常に曖昧な補助金云々の話を全てクリアするには、企業・団体献金を法律で全面禁止する、そういうことが必要...全文を見る
○長妻委員 そうしましたら、ちょっと一つ提案なんでございますけれども、あしたにでもできること、まずできることを提案させていただきたいと思います。  ここの手元に大臣規範というのがあるんです。これは過去三回改正されているんですけれども、ここに二行ぐらいつけ加えていただきたい。 ...全文を見る
○長妻委員 ただ、先ほどの大臣の答弁だと、いい献金と悪い献金、わからないじゃないですか、今の答弁だと。  それで、大臣というのはやはり権限も強大でありますし、やはりこれだけ問題が言われているわけですから、あしたにできる対策を本当にとっていただきたいとこれは強くもう総理にお願いを...全文を見る
○長妻委員 なきゃ困るので、よろしくお願いいたします。  格差の問題に入りますけれども、総理は本会議場で、「税や社会保障による再分配後の所得の格差は、おおむね横ばいで推移しています。」つまり、格差は拡大していないような趣旨の御答弁をされました。  そして、その根拠はと岡田代表...全文を見る
○長妻委員 まあ、徐々に解明されている、努力されているというのはいいことだと思います。  今、甘利大臣がちょっと触れられたことを図にしてみました。これは厚労省の方でつくっていただいた図なんですが、このブルーの線と赤い線、この三日月の部分の面積、これがジニ係数と言われるもので、こ...全文を見る
○長妻委員 ちょっと余り意味がわからなかったんですが、余りに余りの答弁だと思いますよ、それは。(発言する者あり)いや、本当にそうです。  これは重大なんですよね、一〇%と捉えるのか、一六%と捉えるのか、全然意味合いが違う。  いろいろな有識者の、私が意見交換された方は、この論...全文を見る
○長妻委員 だから重要だと言っているんですよ。  甘利大臣の御発言は、何か総務省の肩を持つような御発言に聞こえるのですが、もしそうであれば、これはOECDに抗議して、数字はこうだとちゃんといずれ言わなきゃいけないですよね。  だから、総理、どうですか、これ。重大なので、相対的...全文を見る
○長妻委員 いやいや、総理は初め、岡田代表が本会議場で質問して、格差は拡大していますかというときに、ジニ係数を根拠にした答弁しかされなかったので、私が今申し上げたところであります。  ぜひ、これは重要なことでありますので、つまり、非常にここの空気と多分世間の空気が違うのは、時事...全文を見る
○長妻委員 これは、やはり税と社会保障をあわせる議論も重要ですけれども、税だけで見ても、私は再分配機能は弱いと。社会保障というのは、社会保険料をいただくわけで、これは保険料の逆進性というのが非常に強く出て、格差が拡大する側面もあるんですね、税よりも。ですから、そういうようなことも...全文を見る
03月25日第189回国会 衆議院 厚生労働委員会 第4号
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○長妻委員 民主党の長妻昭でございます。  本日は、質問の機会をいただきまして、委員長を初め、筆頭理事を初め皆様に感謝を申し上げます。  まず最初に、政治と金の問題についてお尋ねをしたいのでございますが、厚労省にお伺いします。  今、国から直接補助金を受けた企業が献金をする...全文を見る
○長妻委員 そうすると、所管をしている総務省に同じ質問をお伺いします。
○長妻委員 これはちょっとおかしいのが、私は別に、寄附を、例えば政治団体に一年以内に寄附をした、そういう企業を名指しして、その補助金はいい悪いを聞いているんじゃないんですよね。平成二十六年度に交付決定をした補助金等の中で利益を伴うものはありますかと聞いているわけでありまして、つま...全文を見る
○長妻委員 これは、十二ページ目に、私が予算委員会で高市大臣にお伺いしたんですけれども、確かに、寄附が行われる前に十分な時間的余裕を持って、補助金を受けている法人や、補助金を所管する各省からの御相談が総務省に対してありました場合には答えるということはおっしゃっているので、私は、寄...全文を見る
○長妻委員 いや、私、別に追及しているつもりはないんです。これは、自民党の皆さんも、企業献金をもらっている方、事前にわからないんですね。問い合わせても、どのくらいの時間的余裕があれば答えられるかどうか。  自民党は、この件について、法律の改正はしない、運用で対応すると言っている...全文を見る
○長妻委員 これは法改正を我々も今議論しているので大切なことなんですけれども、そうすると、今全省庁に聞いておりますけれども、平成二十六年度における補助金について、寄附制限のある補助金はどれですかということは、時間的余裕がきちっとあれば全件お答えいただける。当然、寄附制限のあるもの...全文を見る
○長妻委員 らちが明きませんので次に参りますけれども、これは不思議ですよね。寄附制限がある補助金か、アウトの補助金かセーフの補助金か、誰もわからない。これは、だから、自民党を別に追及しているわけじゃないんですよ、我々も政権にいましたから。つまり、法律が不備なんですよ。あるいは、皆...全文を見る
○長妻委員 次に参ります。  GPIFでございますが、財務省に来ていただいておりますけれども、財務省も、半分、株に投資する、こういうことにしたわけですか。
○長妻委員 そうすると、株を五〇%にしたということだと思いますけれども、そうすると、GPIFと全く同じになったという理解でよろしいんですか。
○長妻委員 これは、私、調べていて、ちょっと言葉はいいかどうかわかりませんが、からくりがあるんじゃないかというふうにも思うんですが、乖離許容幅というのがあるんですね。  つまり、国内債券をどのくらいまで持っていいのかというのが、GPIFはプラマイ一〇%、ところが国共済はプラマイ...全文を見る
○長妻委員 私が推察すると、やはり国家公務員の皆さんは安全第一なので、株半分というのは非常にリスクがあると考えて、この乖離許容幅を非常に広くとったというふうにも見えるわけでありまして、そうであれば、やはり国家公務員の皆さんも、今回、リスクが高過ぎるという警鐘をGPIFの点について...全文を見る
○長妻委員 その上で、塩崎大臣、どう弁明されるんですか。
○長妻委員 非常におかしいのは、ガバナンス改革、そう簡単に答えが出ないと。そうであれば、基本ポートフォリオの変更も同時にやってくださいよ。何でそれだけ先にやるんですか。ますます、株価維持政策あるいは成長のために年金積立金を流用する、もう一つの流用問題みたいなふうに私は見えてくるん...全文を見る
○長妻委員 そうすると、リスクはトータルで高くなったんですか、低くなったんですか、どっちなんですか。
○長妻委員 これは、日本株を仮に一〇〇%運用するときと、国内債券を仮に一〇〇%で運用するときと、どちらがリスクは高くなるんですか。
○長妻委員 今の説明は、仮に国内株式一〇〇%で運用した方が、後段のリスクの基準でいえば、国内債券一〇〇%、元本保証の運用よりも、国内株式一〇〇%の方がリスクが低い、こういう説明なんですね。  これは、国民の皆さんにちゃんと、リスクはどういうものなのかというのを、塩崎大臣、説明し...全文を見る
○長妻委員 九五%の確率で起こる損失最大額が、従来だと十・四兆円だったのが、二倍の二十一・五兆円に膨らんでいると。これもやっと渋々出してくるので、こういうのを積極的にやはり説明しないと、リスクをしないで、いいことばかり説明というのは、私は到底許されないと思います。  これは、リ...全文を見る
○長妻委員 はい。  では、最後に一問でございますけれども、ガバナンス改革なしで、こういうリスクの説明も、国会で強く問われると渋々されるという姿勢はいかがなものかと思います。  最後に、きょうは内閣府の赤澤副大臣も来られておられますので、結局、総務省と厚労省で二つの貧困率の指...全文を見る
○長妻委員 質問を終わります。ありがとうございました。
04月07日第189回国会 衆議院 厚生労働委員会 第7号
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○長妻委員 長妻でございます。  本日は、委員長、筆頭理事を初め、質問の機会をいただいて、ありがとうございます。  まず大臣にお尋ねしますが、GPIFの水野理事、どんな役職で、どんな役割でございますか。
○長妻委員 今回の法律の根幹は、理事を一人ふやして、そして、十八条、年金積立金の管理及び運用を行う、具体的な役割をつけるというのが肝だと思います。  そのときに、この水野理事の任命のプレスリリースというのがあるんですが、そこには、CIO、チーフ・インベストメント・オフィサーの略...全文を見る
○長妻委員 厚労省の意向もかなりあったと聞いておりますけれども。  それでは、これは松野筆頭理事にお伺いするのがいいのか、委員長にお伺いするのがいいのか。法案を審議するときに、百三十兆円の運用、株を半分、基本ポートフォリオを上げるということですね。それで、最高投資責任者である水...全文を見る
○長妻委員 いや、これはちょっと質問できません。もう一回理事会を開いてください。
○長妻委員 通例であれば、これは役人と一緒じゃないですか、通例踏襲というのは。  こんな役職は独法にないですよ。最高投資責任者なんて初めてですよ、これは。最高ですから、投資の最高責任者ですから。それを呼ばないという、まあ多数派は自民党ですから、自民党の御判断だと思いますけれども...全文を見る
○長妻委員 そうすると、きょうは呼べないけれども、今後は呼ぶ可能性もあるということですか。
○長妻委員 委員長、私が申し上げたいのは、これはちょっと普通の案件と違うと思うんですね。  これは、独法で初めての最高投資責任者という役割が、どの独法にもない役割が新設される。しかも、百三十兆円という積立金を運用する最高責任者で、しかも、今回、基本ポートフォリオ、半分を株で運用...全文を見る
○長妻委員 それと、会計検査院が、かつて、ここに冊子がございますけれども、平成二十四年の十月に、「年金積立金の管理運用に係る契約の状況等に関する会計検査の結果について」という冊子をつくっておりまして、ここでいろいろな指摘をGPIFに対してしております。  これが配付資料の三ペー...全文を見る
○長妻委員 これは、厚労省、いつ国会に報告したんですか。
○長妻委員 これもちょっと理事会で協議していただきたいと思うんですけれども、私、ちょっと不可解な経験をしたのは、まず、この報告書は、聞いたらば、五人の検査官がこれにかかりっきりで、一年かけてつくった報告書だと。人件費を含めて相当な金額がかかっているものでありますが、そこについて、...全文を見る
○長妻委員 これは五ページ目の一枚っぺらの資料ですよ、厚労省から。この右側の何行か、これが公表で、半日でころっと変わっちゃう。  私も疑うわけじゃないですけれども、きのう午前中に、この三角のままだと、やはりこの法案審議には問題がある、これは徹底的に追及しないといけないというふう...全文を見る
○長妻委員 そして、今回法案に出ております独立行政法人福祉医療機構というもの、これは、昨今、一部マスコミで大臣のいろいろな融資にかかわる報道があるので、ちょっと私も調べてみました。  福祉医療機構については、これは医療法人や社福への融資をしているところでありますが、ここの福祉審...全文を見る
○長妻委員 ぜひ調査をお願いします。  そして、私もびっくりしましたのは、四月一日、朝日新聞一面に、エープリルフールではないと思いますが、正しい記事だと思いますけれども、「医師に謝礼 一千万円超百八十四人」という見出し、「製薬会社、講演料など」。「推奨薬決める医師重視 製薬会社...全文を見る
○長妻委員 何だか官僚的ですね。  ただで立食パーティー、二万円までオーケーなんですよ。この会社は一万回ぐらい講演会をしていて、半分ぐらいがその後、立食パーティーをやって、二万円までは大盤振る舞い、大盤振る舞いかどうかわかりませんが、飲食ができる。  私は、これが普通の業界で...全文を見る
○長妻委員 私はお医者さんを疑うわけではありませんけれども、やはり、飲み食いを特定のメーカーのところでされて、そこで、講演会で、はっきり言えばメーカー宣伝のためもあるわけですけれども、そこでなったときに、本当に公正な判断をして適切な薬というのができるかどうかという疑いを国民の皆さ...全文を見る
○長妻委員 これは、代金は税金と保険料でありますので、ぜひこのサンシャイン条項並みに透明性を高めていただきたいと思います。  そしてもう一つは、子供の貧困の調査をされるということで、かなり時間はかかりますが、平成二十八年の二月から三月に公表するということになりました。この中でぜ...全文を見る
○長妻委員 せっかくの大規模調査なのに、今検討されている項目は、大変厳しいとか、おなかがすいて大変だとか、そういう抽象的なもの、それもだめとは言わないんですが、やはり金額、大体このぐらいの金額というものを入れていただきたいということを強くお願いをします。  最後に、残業代がこの...全文を見る
○長妻委員 時間が来ましたのでこれでやめますけれども、それは建前で、ちょっと大臣、何か昔の塩崎節が出なくなったような、何か官僚答弁をそのまま丸読みになっちゃって残念なんですが、これは本当に、職場にいて何で残業代が出ないんだ、こういう大きな問題もあります。  そして、最高投資責任...全文を見る
05月07日第189回国会 衆議院 憲法審査会 第2号
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○長妻委員 本当に、皆様の熱心な御議論に敬意を表します。  まず、憲法の三原則、国民主権、平和主義、基本的人権の尊重、憲法改正に当たっては、この三原則を本当の意味で崩さないということをやはり確認する必要があるんじゃないかというふうに思います。それを確認した上で、この三つの骨格に...全文を見る
05月27日第189回国会 衆議院 我が国及び国際社会の平和安全法制に関する特別委員会 第3号
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○長妻委員 長妻でございます。よろしくお願いいたします。  わかりやすい議論をすることで国民の皆さんのやはり支持がないと、自衛隊の皆さんの活動というのが効果的にできないと思っております。これは新法も含む大切な法律がたくさんございますので、我々も含めて、安倍総理も含めて、わかりや...全文を見る
○長妻委員 私、難しいことを聞いているんじゃないんですよ。  専守防衛の書き出しは、「相手から武力攻撃を受けたときにはじめて防衛力を行使し、」ということなんですよね。相手から武力攻撃を受けたときというのは、相手から日本が武力攻撃を受けたときというふうに当然読むということでよろし...全文を見る
○長妻委員 わかりやすい議論をと私冒頭申し上げたんですが、私、いろいろな方と地元に帰ってお話しすると、専守防衛というのはいささかも変わらないんだと国会で答弁を聞いたけれども、専守防衛というのは日本を守ることなんでしょう、変わったんじゃないのと多くの方から言われるんですよね。ですか...全文を見る
○長妻委員 私は全然初歩的なことを聞いているんですね。専守防衛というのは、相手から武力攻撃を受けたときに初めて防衛力を行使する。  だから、はっきりおっしゃったらいいんですよ。定義はいささかも変わりないと言うんじゃなくて、いやいや、相手から日本に対する武力攻撃及び密接に関係する...全文を見る
○長妻委員 いや、何でこれで拍手があるのかわからないんですが。  私が言っているのは、定義が変わったじゃないですかということを言っているんですよ。総理は、定義が変わっていないと。いや、変わったと何でおっしゃらないんだろう。  それで、法制局長官がおられますから、ちょっとお伺い...全文を見る
○長妻委員 四十七年見解、最終的には集団的自衛権を否定しているんですが、このよく引用される外国の武力攻撃によって権利が根底から覆される、これは、我が国のみならず外国の他国への武力攻撃というのもこの四十七年の時点で含んでいてこういうふうに書いたんだというふうに今おっしゃったわけです...全文を見る
○長妻委員 これは、でも、法制局長官、最終的には「集団的自衛権の行使は、憲法上許されない」という結論が出ているわけですよ。確かに、その前提に「他国に加えられた武力攻撃を阻止することをその内容とする」ということで、他国というのは他国が我が国ということで書いてあるのに、外国の武力攻撃...全文を見る
○長妻委員 これは何だかおかしな話じゃないかなと思うんですよね。  当時は、四十七年見解というのは、外国の武力攻撃というのは外国の日本に対する武力攻撃というふうに読んだけれども、今は、それはそうじゃない、外国の我が国への武力攻撃もあるけれども、外国の密接に関係する第三者というの...全文を見る
○長妻委員 宮沢総理は、別に他国の領域とかいうお話ではなくて、海外ということでおっしゃっているんですね。  昭和二十九年の六月二日には、参議院の本会議で海外派兵禁止の決議も出ている。これは別に、さっきから議論がある他国の領域でということじゃないんですよ。海外の武力行使、これはで...全文を見る
○長妻委員 そうすると、今、必要最小限度という言葉をおっしゃらなかったんですが、全部条文を読んでいただいたと思います。主には自衛隊法八十八条だと思うんですが、必要最小限度というのは……(安倍内閣総理大臣「だって、前からそうなんです」と呼ぶ)そうですね。総理が今やじをおっしゃいまし...全文を見る
○長妻委員 それはちょっと違うと思うんですね。均衡性は均衡性で、ただ、それを守る価値というのが日本の存立危機を排除すると。その範囲における均衡性ということだと思います。  そういう意味では、日本の存立危機を排除する、そういう前提の中での均衡性が保たれた武力行使であれば、それは相...全文を見る
○長妻委員 つまり、先ほどから申し上げているのは、政府は、空爆はしないんだ、そして地上戦もしないんだ、これは必要最小限度を超えていると。それは、国民の皆さん、国会の審議を見ていたら、そうだと思ってしまう可能性があると思うんですね。ですから、私が申し上げているのは、私は、理論的に言...全文を見る
○長妻委員 いや、最後が理論が飛躍しちゃうんですよね。均衡性なんですよ、基本的には、どっちにしても。ただ、前提が、存立危機を排除する。  では、向こうが大規模にやって、こちらが地上戦や空爆をしなければ存立危機が排除できないという事態になったらどうされるのか、こういうことにもつな...全文を見る
○長妻委員 ですから、例外があるわけですよ、総理おっしゃっているように。  ですから、そういう意味では、均衡論として、それで必要最小限、均衡だと、その目的を達成するために考えれば、その例外となり得るのではないかというふうに私は考えているわけであります。  そうしたら、ちょっと...全文を見る
○長妻委員 他国領域ということですね、今おっしゃったのは。他国領域で、つまり公海上ではないということですね、集団的自衛権について。  ですから……(岸田国務大臣「済みません、ちょっといいですか」と呼ぶ)では、どうぞ。
○長妻委員 ですから、集団的自衛権というのは基本的には他国の領域で、基本的というか全部、報告されているのが全部なんですよ。  だから、総理、いや、では、フルスペックでやらない、領土、領海、他国の領域では日本は集団的自衛権を行使しないんだと。つまり、集団的自衛権を行使する際にも公...全文を見る
○長妻委員 国連に報告された十四件は全部他国の領域でやっているわけで、総理はこの場ではそういうふうにおっしゃりますが、私が本当に懸念するのは、国会答弁はそうだったけれども、実は行使してみたら他国の領域が一般的だった、こういうことに本当にならないようにしないといけない。今までのやり...全文を見る
○長妻委員 いや、全く答えずに、何か安倍総理こそレッテル張りじゃないですか。米艦船が攻撃を受けていて、何も日本はしなくていいなんて、私は一言も言っていないですよ。そんな話題もしていないのに、何で決めつけるんですか。  日本は、周辺事態法があるでしょう。周辺事態法があるでしょう。...全文を見る
○長妻委員 総理、またレッテル張りは本当にやめていただきたいんですよね。  総理、いいですか。米艦船が、さっきも申し上げましたように、公海上に展開している。それに対する武力攻撃において、これは時と場合によっては着手として反撃することもでき得るという国会での答弁もあるわけで、しか...全文を見る
○長妻委員 先ほどの、ちょっと総理は一問おくれでまたいろいろなことをおっしゃるんですけれども、安全保障のジレンマの話ですが、透明性が日本は高いと。それは、日本よりも透明性の低い、軍事力の中身がベールに包まれている国というのは確かにありますが、透明性が高いと安全保障のジレンマは起こ...全文を見る
○長妻委員 総理は相当レッテル張りですね。抑止力のジレンマを言ったらば、抑止力は要らないと言うんですねと。相当単純というか、レッテル張りがお好きだなというふうに思うのでございますが、そうすると、安保条約の五条と六条でありますけれども、ある意味では、集団的自衛権を入れるというような...全文を見る
○長妻委員 これで終わりますけれども、変わらない、変わらないといって、実態は変わっているのであれば、ちゃんと変わったというのを真摯に国民の皆さんに説明するべきだと思います。よろしくお願いします。
06月11日第189回国会 衆議院 憲法審査会 第4号
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○長妻委員 会長、発言の機会をいただいて、どうもありがとうございます。  非常にいい議論ができていると思います。つまり、憲法は、この解釈、どこまで許されるのかというような議論だと思います。  その中で、高村先生が退席されてもう帰ってこられないというのは大変残念でございますが、...全文を見る
○長妻委員 一分ぐらいでいたします。  先ほどちょっと私が抗議を申し上げましたのは、私の発言を正確に引用しないで反論をされたわけでございますから、抗議をいたしたわけでございます。  私が申し上げましたのは、高村先生が、米艦船に対する攻撃があっても我が国として何もできないままで...全文を見る
06月29日第189回国会 衆議院 我が国及び国際社会の平和安全法制に関する特別委員会 第15号
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○長妻委員 民主党の長妻でございます。  まずは、非常に言語道断だと思いますのは、自民党の会合で、報道に対する暴言があった。そこに政府の加藤官房副長官も、政府の立場で参加されていないと金曜日におっしゃっておられましたが、参加をされておられたということで、加藤官房副長官御自身がそ...全文を見る
○長妻委員 何か、木原青年局長は役職を解任になったと聞いておりますが、これは加藤官房副長官、期数でいうと、恐らく出席議員の中で最も期数が高い議員だったと思いますけれども、そうすると、御自身の責任というのは全くないということでよろしいんですね。
○長妻委員 なかなか責任についてはお答えにならないのでございますが、そうすると、その会合で自民党の国会議員が発言をした、その発言は一切ない段階で退席されたということでよろしいですね。
○長妻委員 いずれにいたしましても、官房副長官というお立場ではないというものの、政府の要職についておられる方が出席をして、しかも期数が最も長い議員として出席をして、その趣旨、あるいは事後的にこういう大問題になったことについて、途中で退席したから自分は全く関係ないというような趣旨に...全文を見る
○長妻委員 そうすると、大臣にもう一回お伺いするんですが、この法律が成立したとしたら、防衛出動を下令するのは総理大臣でありますが、当然補佐をされるわけでありまして、大臣が七十年前の戦争の教訓を正しく胸に刻んでいるか否かが、この法律によって間違えた戦争をしてしまうか否かに私は大きく...全文を見る
○長妻委員 私はちょっと不可解なんでございますが、当然、中谷大臣は、私もそうですけれども、七十年前の戦争、これは政策を誤った、間違った戦争であった、こういうことから戦後出発したというふうに理解しているんですが、その間違えた戦争だった、政策を誤ったということは何で言葉としておっしゃ...全文を見る
○長妻委員 私は、これはすんなりお答えになって、次の質問に行くという予定だったんですが。  これはちょっとおかしいんですね。私は非常に首をかしげるわけでございます。  例えば、今おっしゃったのは、昭和十一年、政治の上に軍が来てしまった、軍部大臣現役武官制のことをおっしゃいまし...全文を見る
○長妻委員 いや、私は分析を聞いているのではないんです。こういうことを何でお役人にペーパーを入れてもらうんでしょうか。  つまり、さきの戦争は、政策を誤った、間違った戦争だったと思っておられるのか、おられないのか。端的にお答えください。
○長妻委員 これは、私深刻だと思わざるを得ないんですね。  大臣、自分の言葉で、つまりどういうことなんですか。さきの戦争は間違った戦争だったと、自分の言葉で、紙ではなくて、そう思っておられるのかどうか、大臣自身が、自身が。どうですか。
○長妻委員 ここまで来るのに何でこんな抵抗されるのか。  では、もう一度お伺いしますが、今、国策を誤りという言葉をおっしゃいましたけれども、そうすると、大臣自身も、さきの昭和の戦争は国策を誤りということで、同意ということでこれはよろしいんですね。
○長妻委員 では、これは、当然中谷大臣も国策を誤りという認識はお持ちだということでよろしいんですね。
○長妻委員 いや、そうすると、国策を誤りと、さきの戦争について国策を誤ったという認識は大臣も共有されていると。ちょっと、いろいろな、紙の修飾語をつけるとややこしくなるので、共有されているということでいいんですね。一連の昭和の戦争は国策を誤ったということは大臣も共有している、その認...全文を見る
○長妻委員 いや、だから、範囲とかこの立場というのはどういうことなんですか。  つまり、国策を誤ったというのは自分の口からは言いたくないということなんですか。  これはちょっとした話ならいいんですよ、ちょっとした話なら。これは一番根幹にかかわる話ですよ。三百十万人の国民が亡く...全文を見る
○長妻委員 私は安倍総理にも、ことしの一月ですか二月ですか、予算委員会でお伺いしたときには、同じような、つまり国策を誤りというのは一切おっしゃらずに答弁をされたわけで、これはこの内閣の体質なのかどうかと疑うわけであります。  さきの戦争、それは村山談話は出てしまったものの、本当...全文を見る
○長妻委員 そうしたら、絞ってお伺いすると、昭和十一年の、政治の上に軍が来た軍部大臣現役武官制、これは政策の誤り、今から見るとですよ、そういう理解でいいですね。
○長妻委員 これもお答えにならないんです。軍部大臣現役武官制、これは政策の誤りだったと、今から見ればですよ、今から見れば。そういうふうに評価されておられますか、誤りかどうか。
○長妻委員 次に行きます。先ほどの歴史認識についても我々納得しているわけではございません。何か、誤り、間違いをさきの戦争については口に出したくないというふうに感じざるを得ないわけでございますから、今後ともこの問題についても質疑をしていきたいと思いますが、次に行きます。(パネルを示...全文を見る
○長妻委員 いやいや、これに関してと申し上げたわけです。  ここにはこういう答弁があるんですね、「我が国を防衛するために出動して公海上にある米国の軍艦に対する攻撃が、状況によっては、先ほど申しましたような、我が国に対する武力攻撃の端緒といいますか、着手といいますか、そういう状況...全文を見る
○長妻委員 もちろんそうです。あり得るということなんですね。  次のパネルで、ちょっとこういうパネルをつくってみたのでございますが、つまり、個別的自衛権か集団的自衛権かということなんです。  最近は、総理初め、日本周辺における米艦船に対する攻撃、公海上ということがよく言われて...全文を見る
○長妻委員 大臣、質問はわかっていますか、わかっていますか。  米艦船に対する武力攻撃が我が国に対する武力攻撃の着手と読むこともあり得るという答弁があるわけです。あるわけですから、これが一体どういう基準で、下、最終的に個別で読むのか集団で読むのかが分かれるのか、それを聞いている...全文を見る
○長妻委員 ある、ないということは、今おっしゃいましたけれども、では、ある、ないはどうやって区別するんですかということなんですよ。  いずれにしても、個別か集団かは別にして、この真ん中のボックス、「国民の生命、自由及び幸福追求の権利が根底から覆されるという急迫・不正の事態」、こ...全文を見る
○長妻委員 ちょっと深刻だと思うのは、大臣、わかっておられますかね。ここで言っているのは、つまり、着手ということもあり得るわけですよ、我が国に対する武力攻撃の着手。こういう米艦船が公海上で攻撃されたとき、着手というのは一切ないというような政府の見解であれば今の答弁でいいんですけれ...全文を見る
○長妻委員 ですから、何も説明されていないんですよね。  それを前提として質問していて、我が国に対する武力攻撃の着手なのか、我が国に対する武力攻撃の着手ではない米国に対する武力攻撃なのか、二つあるわけですね。ですから、それを、分かれる、分ける基準というのは一体どういうものなのか...全文を見る
○長妻委員 今、相手方の明示された意図というのをおっしゃいましたが、とすると、これは我が国の国内状況は同じなんですよ、こういう事態になっている。ということは、相手国、攻撃している国が、明示された意図、日本は傷つけるつもりはないよ、アメリカだけを傷つけるんだよ、そういうような意図が...全文を見る
○長妻委員 そうすると、これは法制局長官、一体どういうところでこれが分かれるのかということなんですが、今、明示された意図ということをおっしゃいました。  そうすると、いろいろな総合的な要件はあるものの、我が国に対してなのか、我が国に対してはなくて主に米国に対してなのか、その明示...全文を見る
○長妻委員 この事例は、総理がお出しになっておられる北朝鮮の半島有事の事例で申し上げているつもりなんですが、そうしたとき、アメリカだけを攻撃する、日本には迷惑かけたくないなんということはもちろんあり得ないですし、総理が挙げた事例、稲田さんに対する答弁で、ことしの五月二十六日、本会...全文を見る
○長妻委員 肝心なことにお答えいただいていないのは、つまり、我が国に対する武力攻撃の着手なのか、米艦船が攻撃されたことで着手と読むこともできるわけですから、そうでないのかは、何によって判断するのかということは全然お答えになっていないんですよ、ないんですよ。  こういうような、日...全文を見る
○長妻委員 主に私は個別的自衛権の、着手を聞いたつもりなんですが。拡張するということじゃないですよ、私も申し上げているのは、これまで国会でいろいろ答弁があった、我が国に対する武力攻撃の着手、その概念を拡張しろというんじゃなくて、今の概念をきちっと整理するということが必要だというふ...全文を見る
○長妻委員 デメリットは何もないということですか、この法律は。例えばどういうデメリットがあるんですか。
○長妻委員 そうしたら、デメリットというのは、では一つだけ挙げるとしたら、全くないんですか。全てバラ色なんですか、この法律は。そういうふうに信じていいんですか、我々は。  一つだけ、では挙げるとしたら何ですか、デメリットというのは。
○長妻委員 これは、歴史認識の話も含めて、きょうは驚きました、この答弁は。デメリットは、わからない、ない、個別的、一つも挙げられない。これは説得力がない。つまり、国民の皆さんが十分説明していないというふうに思われている原因は、バラ色ばっかり言って、全てバラ色じゃないですか、ここの...全文を見る
07月03日第189回国会 衆議院 我が国及び国際社会の平和安全法制に関する特別委員会 第17号
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○長妻委員 民主党の長妻昭でございます。  平日は、私もこの委員会のメンバーでございますので、この部屋に缶詰になっておりますけれども、週末は、皆さんもそうだと思いますが、地元やあるいは全国を回っていろいろな方と意見交換をいたします。その中で、国民の皆さんからこの安保法制について...全文を見る
○長妻委員 今の総理の答弁は、法律としてメリット、デメリットを考えなきゃいけない法律もあるけれども、この法律はそうでないかのように私は聞こえたんですが。デメリットはない、お伺いしたんですけれどもお答えがないので。  私は、どんな物事でも、特に今回のように大きな自衛隊の任務の変更...全文を見る
○長妻委員 これは大いにこの議論と関係があると思うんですね、この法律。この法律でも集団的自衛権を認めるということがあって、これが違憲ではないか、違憲の疑いがあるというような、学者の先生方のみならず、国民の皆さんの中でもそういう御意見が非常に多いわけであります。  その意味で、今...全文を見る
○長妻委員 いや、その自衛権の中には集団的自衛権というのも入っているわけですか。
○長妻委員 憲法審査会でやろうと今小野寺さんからやじが飛びましたが、憲法審査会、自民党が開かないということで、何か今、開いていないわけですよね、小野寺さん。自民党の方針ですか。(発言する者あり)そうですか。  今私が何でこの質問をするかというと、この自民党の憲法草案、試案を見る...全文を見る
○長妻委員 これだけ憲法違反の疑いが濃厚である、そして元法制局長官の方も憲法違反だとおっしゃっておられる。そして、私が聞いておりますのは、自民党は憲法の改正の発議を来年の秋とか、あるいは来年されるのではないかというふうにも聞いておりますから、なぜ解釈でこれだけされるのかということ...全文を見る
○長妻委員 緊急の事態はどういう事態ですかということについて、まともにお答えにならないわけであります。  ホルムズ海峡だけはわかりました。あれは緊急ではないから必ず事前の国会承認があるというのは御答弁で、具体的例でわかりましたけれども、これは国会のチェックということで大変重要な...全文を見る
○長妻委員 国際法という話がありましたけれども、我が国には憲法がある、他国にも憲法がある、その憲法の範囲内でやることについて国際社会が云々かんぬんと言うことは、私はないと思いますよ。  しかも……(安倍内閣総理大臣「いや、それは全く間違いです」と呼ぶ)いや、秋山答弁であるじゃな...全文を見る
○長妻委員 これ、私が聞いていないことをお答えになっているんですね。(発言する者あり)
○長妻委員 いや、私が聞いたのは、岸田大臣もおっしゃいましたけれども、着手の範囲内におさまっていれば、国際法上も我が国としてもそれは認められるとおっしゃいました。私は、着手を拡大解釈しろなんて一言も言っていないですよ。一言も言っていないですよ。  私が申し上げているのは、着手と...全文を見る
○長妻委員 これは、そうしたら国会で議論できないじゃないですか。個別的自衛権の着手で読み得るのではないかと言うと、いや、それは手のうちは明かせない、言えない、こういうお話であれば、議論できないじゃないですか。  そうすると、何か手のうち云々と言いますが、我が国は確かに、ROE、...全文を見る
○長妻委員 総理に同じことをお返ししたいと思いますよ。通りにくいことを無理やりやろうとしているというのは総理じゃないですか。この法律が憲法違反の疑い濃厚、国民の皆さんの多くもそういうふうに思っておられる。通りにくいことを無理やりやろうとしているのは総理じゃないですか。  だから...全文を見る
○長妻委員 ですから、私は何も無理やりこれに押し込めるとか、そういう発想じゃないですよ。だから、今までの着手という概念をきちっとやはり整理して、整理しない前に、できない、できない、そういう前段ではじいて、何か集団的自衛権という名前ありきで、それを導入してやっていこうということでは...全文を見る
○長妻委員 いやいや、私が聞いているのは、ですから、存立危機事態、集団的自衛権の場合は他国でドンパチがあるわけで、それを排除するための武力行使ですから。  では、存立危機事態を排除できない、つまり、他国の領域で上陸作戦をする、あるいは空爆をする、これをしなければ、これをしなけれ...全文を見る
○長妻委員 いやいや、では、その場合、武力行使が小さいから、他国の領域に行かなければ目的を達成できない、つまり存立危機事態を排除できない武力行使をするということで、結局、存立危機事態はそのまま継続する、それでも仕方がない、こういうことでいいわけですね。
○長妻委員 では、存立危機事態はそれでは排除できない場合は仕方がないということでいいわけですね。
○長妻委員 とすると、存立危機事態が続いてしまうというのはこれはよくないわけでありますから、武力行使、他国の領域で武力行使をしなければ存立危機事態は排除できない、こういう場合は、他国の領域には日本は行かずに、日本は公海上であくまでとどまって、他国の領域分は、どこかの国、アメリカと...全文を見る
○長妻委員 そうすると、もう一回ちょっと、総理、明確にしていただきたいんですが、存立危機事態を排除できない、他国の領域に行かなければ排除できないような事態の場合は、日本はあくまでも公海上に原則とどまって、他国の領域については、ほかの国、アメリカとかあるいはほかの国にお任せをして、...全文を見る
○長妻委員 であれば、今のような形にやはり法的な歯どめをかけるということも私は必要だと思います。  最後に。  安倍総理宛てに昨日沖縄県議会から抗議決議というのが来ておりまして、例の自民党本部で開催された勉強会において、「自民党議員らの「沖縄の特殊なメディア構造をつくってしま...全文を見る
○長妻委員 私が申し上げたのは、発言の撤回を求めるというふうにありますので、総理がその議員に対して発言の撤回を求めていく、こういうこともされるというふうな理解でいいんですね。
○長妻委員 時間が参りましたのでこれで終わりますけれども、我々民主党の考え方というのは、近くはより現実的に、守りをさらに固めていく。そのための自衛隊法の改正、領域警備法など、これも昨年国会に提出をいたしました。  そして、遠くは抑制的に。今の自民党の集団的自衛権であると、これは...全文を見る
07月15日第189回国会 衆議院 我が国及び国際社会の平和安全法制に関する特別委員会 第22号
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○長妻委員 安倍総理、きょう強行採決するんですか、きょう。安倍総理、本当に、国民の皆さんがこの法案を十分理解されている、説明を尽くされたというふうに総理はお思いでいらっしゃいますか。きょう強行採決を、浜田委員長、するんですか。こんな、国民の理解がまだ得られていない中、強行採決とい...全文を見る
○長妻委員 今、例をおっしゃいましたけれども、初めは典型例がホルムズ海峡とおっしゃって、今度は日本周辺になって、しかも今は米艦船に対する武力攻撃の明白な危険というふうになった。以前、岡田代表への答弁では、米艦船に対する武力攻撃があった、そんなような趣旨のお話もされておられて、つま...全文を見る
○長妻委員 総理、総理も相当間違ったことを今おっしゃっていますよ。  まず申し上げると、その前に、責任から逃れられない、逃れてはだめだということ、安保政策を立てる、これは政治家の責務、それはそのとおりなんです。ただ、やはり憲法の制約の中でというのが前提条件であるんですよ。その制...全文を見る
○長妻委員 間違いということはおっしゃらないんですが。そうしましたら、さきの大戦、我が国が経験した、これはやはり国策の誤り、つまり政策の誤り、間違いだったということはおっしゃることはできないんですか。
○長妻委員 私が何でこういうことを聞いているかというと、七十年前の昔の話じゃなくて、これから、我々が安全保障法制を今審議しているわけで、それを使うのは、一番重い決断をするのは総理御自身なんです。この貴重過ぎる経験をどう捉えているかというのは大変重要なわけでありまして、そうすると、...全文を見る
○長妻委員 私は、あれほどの貴重過ぎる戦争の経験、これについて御自身の言葉でそれをおっしゃらないというのは本当に深刻だと思います。  私は、あの戦争にはいろいろな教訓があると思いますが、やはり日本という国は情報を制限して空気さえつくり上げれば一気に極端な方向に動く、これは七十年...全文を見る
○長妻委員 総理、総理はまた決めつけなんですよね。私がいつ日本国民が烏合の衆だと言いましたか。七十年前の戦争の教訓を申し上げたわけで、私は日本国民は烏合の衆だとは思いません。しかし、マスコミ報道や言論の自由が統制されて間違った情報が国民に伝わって、それが一つの方向に動いたときに私...全文を見る
08月21日第189回国会 衆議院 厚生労働委員会 第34号
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○長妻委員 確定拠出年金法等の改正ということで、この確定拠出年金法等ですけれども、いろいろ課題があると思うんです。  資料の八ページ目、企業型確定拠出年金を調べていただきますと、一時金で受け取る方が九四%ということで、例えば六十歳で一時的に一時金で全額受け取る、ほとんどの方がそ...全文を見る
○長妻委員 ちょっと説明になっていないのではないかと思うんです。  これは自助努力といっても、過去、遠い過去ではないときの段階で問題があったわけですね、厚生年金基金の運用について。そういう意味では、最低限の歯どめになる条文だと私は思います。  例えば十四ページに、これは東京海...全文を見る
○長妻委員 今大臣がおっしゃったのは、元本確保型商品を入れない会社が出てきてもいいというふうにおっしゃったんですが、私はそうは思わないんですね。  これは、労使のうちの使の方は、やはり株価を上げることが日本経済にとって大変重要な課題だと考えている使がいたとすれば、やはり元本確保...全文を見る
○長妻委員 今の理由は、その当時は日本人は金融商品において資産の運用になれていないということが理由だということなんですが、その意味でいうと、今でもなれていないというか、当時と今と、国民の皆さんの金融商品の運用に対するスキルが劇的に上がったのかどうかというと、私はそんな立法事実はな...全文を見る
○長妻委員 ちょっと私はがっかりするんですが、大臣、全然認識ないですね。  適用拡大の話でなくて、田村大臣が国会で、ルール上厚生年金に入れなきゃいけない、企業で働いているから、日本国の法律でルール上入れなきゃいけないのに入っていない方、入ることができていない方が推計数百万人おら...全文を見る
○長妻委員 ぜひしっかりやっていただきたいと思います。  ですから、今回の法律が、自助努力ができる方はどんどんしていただいて、税の優遇もどんどん受けていただく、ただ、自助努力できない人はそのまま放置されるということがないように、そちらの方も、ほころびもきちっとやっていただきたい...全文を見る
○長妻委員 今御答弁ありましたが、これは、我が国政府始まって以来初めてサイバー攻撃によって情報が奪取されたという非常に大きい重い事件でありまして、昨日の日本年金機構の報告書を拝読いたしましたけれども、非常に気になるのは、私が見ただけでも、ルールが定まっていないのでできなかった、こ...全文を見る
○長妻委員 これは私も非常に本当に不可解なのが、五月八日に厚労省がNISCから情報を受けて以降、年金局では、係長一人以外、全然誰とも情報を共有していなかった。五月二十五日になって、やっと係長以外の年金局の人間が知るところになった。Xデーは五月二十日でございまして、この攻撃ウイルス...全文を見る
○長妻委員 その上で、大臣の責任というのはどういうふうにお考えですか。
○長妻委員 以前に比べて厚労省の年金事務に対する関心が薄れているんじゃないのか、指導も甘くなっているんじゃないのかというふうに私は危惧をするんです。  これは、対策費用を保険料で出すのか税金で出すのか、これも実は責任論に直結する話だと思っておりまして、私が厚労省に、いかなる哲学...全文を見る
○長妻委員 今、初めてということを強調されたんですが、標的型メールということなんですが、NISCにお伺いしますが、政府及び政府関係機関に標的型メールが送られたのは今回が初めてなんですか。
○長妻委員 これはいろいろなところに、様子を探るというのか、偵察というか、どこが脆弱性が高いか、こういうのを見ているのかどうかわかりませんけれども、そんなような兆候があるのかどうかということだと思います。  そして、厚労大臣にもう一つお伺いしたいのは、私が最も心配するのはこの一...全文を見る
○長妻委員 ちょっとよくわからないんです。  私が申し上げているのは、そういう役所の説明ではなくて、一億人の被保険者と受給者のデータ、これが入っている大変重要なコンピューターがあって、ネットには全く接続されておりません。専用線でやりとりをするものでありますけれども、これは専用線...全文を見る
○長妻委員 全然わかっていないんじゃないですかね、大臣。  完全遮断されているんですよ、この一億人のシステムは。完全遮断されているんだけれども、念のために、情報が漏えいする、書きかえられる、こういう攻撃を受ける脆弱性がないのかどうか再度チェックしてほしいと申し上げているんです。...全文を見る
○長妻委員 ちょっと曖昧なんですけれども、私が申し上げているのは、見直すとかそうではなくて、一億人のデータが入っているコンピューターへの攻撃の脆弱性を再度チェックしてほしいということを申し上げているので、これは、委員長、理事会でぜひ政府の統一見解をペーパーで出すように御検討いただ...全文を見る
○長妻委員 それと最後に、二十ページでございますが、これは総務省に出していただいた資料ですが、総務省、説明いただけますか。
○長妻委員 この際徹底的に政府の調査をしていただきたいと思うのが、私が要請をいたしまして、多くの個人情報が入っているファイルが今インターネットと接続されているのかどうか、接続の環境にあるのかどうか、これをお伺いしたんですが、それはいかがでございますか。
○長妻委員 そういうことなんですが、これはぜひ、インターネットと接続、あるいはインターネットと、外部と接続できるようなLAN等々、間接的にも、そういうことについて遮断を原則とするというか、基本的には遮断するというようなことをやはりするべきだと私は思うんですが、NISCはいかがでご...全文を見る
○長妻委員 これは早急にやってください。  そして最後に、委員長に再びお願いしたいのは、冒頭、確定拠出年金法の改正案で、元本保証の商品の選択肢を一つ以上という条文が削除されている理由について、立法事実が非常に不明確でありましたので、その立法事実を明確に示すデータ等を含めた資料を...全文を見る
○長妻委員 以上で質問を終わりますけれども、やはり、本格的なサイバー攻撃があって、そして事実、情報が漏えいしてしまった。我が国初めてであります。  これから安全保障の話というのは宇宙とサイバーがメーンになるんじゃないか、こういうふうにおっしゃる専門家もおられるわけで、これからN...全文を見る
08月26日第189回国会 衆議院 厚生労働委員会 第35号
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○長妻委員 今回、厚労省の検証委員会が報告書を出しました。今回の件はいろいろなびっくりすることがあるんですが、この検証報告書を見てもびっくりいたしましたのが、実は四月二十二日も、年金局に対して、今回、五月八日の攻撃に始まるものと同じ、メーンドメイン名が同じ攻撃があった、つまり攻撃...全文を見る
○長妻委員 ということは、省内のしかるべき方等々は御存じだったわけですよね、当たり前ですけれども。第三者の検証委員会よりももちろん早く内部の方が情報をつかんでいるわけでありますから、非常にみっともない話じゃないかと思うんです。  では、今回の検証委員会の報告書が出る以前に、四月...全文を見る
○長妻委員 非常に国会がなめられているという意識を与党の議員の皆さんも持つ必要があると思うんですね。  あれだけ審議している中で、四月二十二日、五月八日と同様の攻撃が年金局にあったということを一言も誰もおっしゃらない。聞かない方が悪いと言うかもしれませんが、そんなことは我々はわ...全文を見る
○長妻委員 あれだけ年金局長も答弁に立ったわけですよね、これまで。にもかかわらず、その四月二十二日の翌日、二十三日に年金局長も官房長も御存じだったということでありますから、大変責任は重い。  恐らく言いわけとしては、いやいや、四月二十三日に報告を受けていたけれども、五月八日の攻...全文を見る
○長妻委員 またびっくりするんですけれども、厚労省は何にも情報を提供していないんですか、まだ。
○長妻委員 これは、私が機構の方に聞いたのと今違うんですね。  通知というのは、ちゃんとそのドメイン名も含めたものという情報が提供されているんですか。機構の方からは、一切情報提供がないから我々も確認しようがないんだというふうにおっしゃっているんですよ。  理事長、ちゃんとお答...全文を見る
○長妻委員 そうすると、厚労省から通知が来たという通知というのは、メールで来たんですか、手渡しで来たんですか。
○長妻委員 いや、理事長、さっき通知とおっしゃいましたよ。通知というのは間違いですか、さっきの答弁。  これは非常に何かよくわからないんですが、どういう連絡があったか、ドメイン名も含めて。理事長は、土曜日聞いた、口頭で聞いたと。担当者の方は、一切そういう情報はもらっていないとお...全文を見る
○長妻委員 そして、塩崎大臣にもお願いしたいのは、私はもう本当に腹が立ってしようがないのは、さっき申し上げたところで、四月二十二日の件がずっと国会で明らかにならなかったということで、こういう調査をしていただきたいんです。  つまり、四月二十二日の攻撃が五月八日の攻撃と類似してい...全文を見る
○長妻委員 そうすると、NISCに聞きたいんですけれども、NISCとしては、四月二十二日の攻撃が五月八日の攻撃と類似しているという情報については、いつNISCから厚労省に伝達いたしましたか。
○長妻委員 そうすると、五月八日の時点で、四月二十二日と似ている攻撃ですよというのは、そういう情報も含めて五月八日に厚労省に伝達したということですか。
○長妻委員 そうすると、塩崎大臣、今のNISCの話でありますと、五月八日の時点で、五月八日の攻撃は四月二十二日の攻撃と類似していますよという情報もつけて厚労省に言ったわけですね。  ですから、私が聞いていますのは、そういう類似した攻撃だと厚労省は御存じだったわけで、五月八日から...全文を見る
○長妻委員 いいかげんにしてくださいよ、塩崎大臣。きちっとやはり答えていただかないと。  八月二十一日までですよ。五月八日には知っている幹部はいなかったということは先ほどの答弁でも今の答弁でもわかりましたが、五月八日から八月二十一日までの間、類似の攻撃だと御存じだった幹部、職員...全文を見る
○長妻委員 塩崎大臣の認識、NISCは塩崎大臣の答弁でいいんですか。NISCは類似性のある攻撃だというのは通知していないというふうに厚労省は理解していますよ、今の答弁だと。
○長妻委員 ちょっと微妙に修正されましたね。  誰でもわかることですが、メーンのドメイン名は四月二十二日と五月八日は同じだ、こういうことは通知しているわけですよね。それとマルウエアも類似性がある。こういうことを通知していれば、類似性がある攻撃ですというふうに書かなくても、そんな...全文を見る
○長妻委員 非常に奇妙な論理なんですよね、今おっしゃっておられるのが。  つまり、大臣は、厚労省としてはNISCから類似性のある攻撃だというのは聞いていない、明示的には聞いていないと。しかし、この検証報告書には書いてある。しかも、甲斐中委員長は記者会見で、予兆的な動きがあった、...全文を見る
○長妻委員 何でもかんでも甲斐中委員長のせいにするような答弁というのはよくないですよ。よくないですよ、それは。  これは、私が厚労省の担当者から聞くと、類似性のある攻撃というのはもう五月八日の段階で認識していたと言うんですよね、厚労省の担当者は。ですから、NISCからその情報が...全文を見る
○長妻委員 再発防止の策を公表する、これはいいんですけれども、そうではなくて、私が聞いているのは原因究明ですね。原因究明、そして厚労省の責任、これをきちっと書式にして報告書にまとめる、こういうことがやはりなければ、これはきちっとした責任ということも論じることができないと思うわけで...全文を見る
○長妻委員 そして、もう一つお尋ねしたいのが、システム監査のうち機構の情報セキュリティー体制に対する監査は、平成二十四年度までは年金局事業企画課監査室が行っていたわけですね。年金局が行っていた。ところが、平成二十五年度以降は機構における内部監査に切りかわってしまったということなん...全文を見る
○長妻委員 機構に力がついてきたという答弁ですが、本当に力がついてきたのかということなんですね。  大臣、社会保険オンラインシステム、基幹システムですね、社会保険オンラインシステムは厚労省が所有者なんですよね。運営を委託しているにすぎないんですね、日本年金機構に。そういうことで...全文を見る
○長妻委員 これは、ダブルチェックというのは聞こえはいい言葉ですけれども、ちょっとダブルチェックという語感とは違うんですね。これまでは年金局の人間が機構に入って、そして一緒に監査していたんです、人間が行って。それをやめるということなんですね、二十五年度からは突然。ですから、私は、...全文を見る
○長妻委員 そして、配付資料の一ページ目でございますけれども、きょうは総務省の副大臣が来られておりますが、個人情報、本人の数が多い上位十の個人情報ファイルを出していただきました。それぞれ人数もお伺いしました。  この個人情報ファイルは、まさか今の時点でもインターネットと接続、間...全文を見る
○長妻委員 最後にですけれども、その意味というのは、では、インターネットの環境とは全部分離することを完了した、こういう意味と捉えていいんですね。
○長妻委員 先ほどは全部やっているというような趣旨の答弁だったんですが、では、インターネットと接続しているファイルもまだあるわけですか。  これ以上は言いませんけれども、これは本当に大変なことですから、一分一秒を争うものでありますので、ぜひ早急にネット環境と分離をするという措置...全文を見る
09月04日第189回国会 衆議院 厚生労働委員会 第38号
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○長妻委員 民主党の長妻昭でございます。  今回の法律は、勤労青少年福祉法等の改正案ということで、目的としては、青少年の雇用促進、能力発揮の環境を整備するということなんですが、少し前進だとは思うんですが、相当甘い、法律制定の過程で骨抜きになってしまったということを聞いておりまし...全文を見る
○長妻委員 非常に前向きな答弁をいただきまして、ありがとうございます。  そして、もう一つの視点といたしましては、やはり青少年の雇用促進、能力発揮の環境整備で、時間が許せば三つの観点からきょうは質問させていただきたいと思っております。一つは最低賃金の問題、もう一つは劣悪な労働環...全文を見る
○長妻委員 ちょっと曖昧なんですけれども、シンプルにお尋ねしているんですが、平成二十二年六月十八日の閣議決定の中で、最低賃金引き上げ、全国最低八百円、全国平均千円を目指すということについて、今もこの決定は生きている、引き継がれているということでよろしいということでございますか。
○長妻委員 そうすると、存在しているというのは、当然今も存在している、引き継がれているということだと思います。  これは、当時もいろいろ議論を閣議決定のときにしたんですが、いつまでに今申し上げた目標を達成するのかというのはいかがでございますか。
○長妻委員 そうすると、二〇二〇年という期限も引き継がれているということでよろしいんですね。
○長妻委員 何かはっきりおっしゃらないんですけれども、引き継がれているということなんでしょうね。  どうなんですかね、これは。二〇二〇年までに全国最低八百円、全国平均千円、これを実現する、端的に言うと、こういうことが今も目標であるということでよろしいんですね。
○長妻委員 今も存在。何だか、大臣、はっきり言うのと曖昧に言うのと同じ効果であれば、はっきり言っていただければと思うんですが。  どうなんですかね、これは。ちょっと一旦、もうちょっと明確に答弁するように委員長から御指導いただけますか、一回。
○長妻委員 何か消極的追認みたいなイメージなんですが、我々も本当に頑張りますので、ぜひ大臣にも頑張っていただきたいと思うんです。  私、最低賃金の哲学というのが日本にはちょっと希薄なんじゃないかなというふうに問題意識を持っておりまして、八ページ、九ページにもありますけれども、そ...全文を見る
○長妻委員 実は、四十七都道府県に設置されている地方最低賃金審議会も、私が聞いた限りは、鳥取以外は非公開になっている。千葉がちょっと未確認ということでありますけれども、ほとんどが非公開になっておりまして、確かに、当事者の方が非公開がいいとおっしゃっているから非公開ということ、これ...全文を見る
○長妻委員 今回調べる過程で、十五ページの資料を見ていただければと思うんですが、非公開としている審議会等については全体の何%ぐらいあるんですかということを改めて調べていただいて、これは厚労省全省でありますが、三二・八%がこの基準で非公開。これはちょっと私もショックを受けまして、相...全文を見る
○長妻委員 見直してみるというお話でありましたので、ぜひよろしくお願いをいたします。  そして、最賃なんですけれども、先ほど申し上げましたように、ドイツはことし一月から、最賃制度も初めて導入ですし、全国一律で導入した。フランスも全国一律なんですね。フランスは、強制物価スライドと...全文を見る
○長妻委員 今年度中に、そのあり方を検討する検討会の最終報告書が出ると思いますので、ぜひ前向きに考えていただければ。  今、日本は、最低賃金、最低の県が時給六百九十三円、最高の東京が九百七円ということで、相当開きがあって、こういう状況を放置しておくということは、地域格差を追認す...全文を見る
○長妻委員 最後に申し上げたいのは、今のようなお話はもうその時期は過ぎて、相当やはり法的な規制をしなきゃいけないんじゃないのか。  三十年前、私も電機メーカーでサラリーマンをしておりましたけれども、やはり百時間以上残業が続くとちょっと冷や汗が出てきて、百二十は相当きつい。もう心...全文を見る
○長妻委員 これで終わりますが、何でもかんでもアメリカ型を目指すんじゃなくて、やはりヨーロッパ的な価値というのもぜひ育む必要があると思っておりますので、これは日本にもマッチすると思いますので、ぜひよろしくお願いします。  ありがとうございました。