長妻昭

ながつまあきら

小選挙区(東京都第七区)選出
立憲民主党・無所属
当選回数8回

長妻昭の2016年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月13日第190回国会 衆議院 予算委員会 第4号
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○長妻委員 おはようございます。民主党の長妻昭でございます。  まず申し上げたいのが、昨年の暑い夏、まさにこの委員会室で、私も安保特の理事をやっておりましたけれども、総理から、安保法制、国民の理解が進んでいないというふうにおっしゃった、その二時間後に強行採決がなされた。本当にこ...全文を見る
○長妻委員 これは昨日の総理の答弁とは異なり、今の統一見解では、税収の……(発言する者あり)ちょっと静かに聞いてくださいよ。税収の上振れ分は安定的な恒久財源とは言えないと。つまり、アベノミクスによる税収増というのは安定的な恒久財源とは言えないということが明確に今回言われているわけ...全文を見る
○長妻委員 何で拍手が出るのか不思議なんですが。  総理、当たり前ですけれども、国会というのは日本語で議論しているんですよ。安定的な恒久財源は税収の上振れは含まれないというふうに統一見解が出ているわけですから、これはきのうの答弁と違うということなんですよ。ですから、それを私は言...全文を見る
○長妻委員 これはそのとおりなんですね。この二百万人というのは、国民年金の一号被保険者。三号というのは大体専業主婦の方でありますから、基本的には、国民年金に入っておられる方のうち二百万人もの人が、本来は厚生年金に入れるのに、法律では入れるのに、経営者が何らかの考えを持ってそれを入...全文を見る
○長妻委員 しかし、その答弁は従来どおりの話なんじゃないですか。  従来どおりのスピードでいうと、確かに年間四万事業所は新規に皆さんの努力で適用拡大になっていると聞いておりますけれども、この二百万人を全部適用するには、今のペースでいうと十七年もかかっちゃうんですよ、十七年間。こ...全文を見る
○長妻委員 これはぜひしっかりやっていただきたいと思うんです。  先ほどの繰り返しですけれども、このままのペースでいくと十七年かかりますからね、二百万人の方をきちっと手当てするには。これは人、物、金をかけてやっていただきたい。  そしてもう一つは、救済法が必要かどうかという検...全文を見る
○長妻委員 一件一件当たれば確認できるんですね。ですから、ぜひこれを確認していただいて。  そして、最も重要なのは、十七年もかけないで、本当に速やかに、数年というか、相当短い期間で人、物、金をかけて徹底的にやるということを、ちょっと最後、総理から。人、物、金をかけてやるというよ...全文を見る
○長妻委員 今、年間四万事業所を仮に新規に適用したとしても、計算すれば十七年間かかっちゃうということなんですよ、遅々として。  ですから、総理、最後、人、物、金をかけて今までの巡航速度ではない形で緊急対策を実施するということは、ぜひ総理がやはり先頭に立って明言をしていただきたい...全文を見る
○長妻委員 これは、今回、二百万人という方の数字が確定したわけですね、初めて。ですから私は聞いているわけでありまして、これは別に私が総理を追及する話じゃないんですよ。これは与野党関係なくきちっと緊急対策で、二百万人の本当に不当な形に追いやられている若い人が中心にいらっしゃるわけで...全文を見る
○長妻委員 基本的に横ばいというのは、私はちょっと実感と違うんじゃないかなと思うんですね。  例えば、朝日新聞の昨年五月の世論調査、所得の格差が広がってきているのか、七六%がそう思うと。あるいは、産経、FNNの昨年二月の調査、日本の格差は広がっていると思うという方が七八%。共同...全文を見る
02月05日第190回国会 衆議院 予算委員会 第8号
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○長妻委員 民主党の長妻昭でございます。おはようございます。  和気あいあいの質問の後、私は和気あいあいとはいきませんので、よろしくお願いをいたします。  きょうは、会計検査院長はお越しでございましょうか。  いわゆる甘利大臣口きき疑惑、そこでURが当該の会社に補償金を支払...全文を見る
○長妻委員 これは相手のあることでもありますけれども、大体いつごろをめどに検査結果というのは出てくるのでございますか。
○長妻委員 これは、ちょっと私が内々聞くと、早くても十一月ごろで、一番遅ければ三年かかるということなんですが、これはちょっと、総理、会計検査院は行政機関ですから、三年かかっていたら、時効が、あっせん利得処罰法、どこが起点かというのはありますけれども、もうことしとか、そういう説もあ...全文を見る
○長妻委員 会計検査院と例えば内閣法制局は違いますけれども、内閣法制局も、私はある程度自立性があると思うんですが、そこは相当手を突っ込まれましたよね。こういうときに、ぜひちょっと御指示もいただきたいと思うんですね。  配付資料の五十一ページ目に、これはちょっと分厚くて恐縮ですね...全文を見る
○長妻委員 これはできるだけ早く、三カ月以内ということが一つの取り決めになっているということでございますので、ぜひよろしくお願いします。  例えば委員会での議決があれば、会計検査院はこの取り決めに従っておおむね三カ月以内に結果を出すということで、院長、よろしいのでございますね。
○長妻委員 それで、対象なんですが、資料の五十ページでございますけれども、五つ補償があるということでありますが、所管でございますから、石井国交大臣、一、二については一千六百万円、約二億二千万円というのが判明しているやに聞いておりますけれども、三つ目の補償、これは五千万円ぐらいとも...全文を見る
○長妻委員 いや、一と二は発表しているのに。これは甘利事務所から聞けば発表していただけるんですか。賠償金額が漏れたという報道もありますから。何で国会の場で聞くと教えていただけなくて別ルートからだと教えていただける。これは逆なんじゃないですかね、国交大臣。  それで、総理にぜひ建...全文を見る
○長妻委員 何か、民主党を非難する、民主党ではやらなかったから僕たちもやらない、こういう言い方は非常によくないと思うんですよ。あらゆる政策を与野党を問わず前に進める、そういう視点を、ぜひ総理、持っていただきたいんですよね。  総理はよく対案がないないと言いますけれども、我々は対...全文を見る
○長妻委員 であれば、質問をいたしますけれども、総理、官邸で開かれる財政諮問会議、昨年十一月、ちょっと気になる発言をされた経営者の方がおられたわけでありまして、その発言を否定するような発言もなかったので、ちょっと紹介しますけれども、こういう発言なんですね。GPIFを活用したらどう...全文を見る
○長妻委員 総理、ちょっと勘違いされているのかもしれませんが、この経営者の発言はインハウスの発言じゃないんですね。今はもう機関投資家が受託しているわけです、信託銀行とか。その話、現状の話なんですね。その委託している信託銀行に、あなた方が投資する個別銘柄は、GPIFは自分では決めな...全文を見る
○長妻委員 そうすると、これは大事なところなんですが、ではちょっとインハウスはおいておいて、現状のGPIFが機関投資家、信託銀行等にお願いするとき、アベノミクスでは賃上げ、設備投資は大切だから、やはりそれを頑張っている企業を重点的にやったらどうでしょうというような形で包括的にGP...全文を見る
○長妻委員 スチュワードシップ・コード、これも範囲というのは明確でありませんから、拡大解釈すればいろいろな政策誘導が私はできると思いますので、ここら辺も相当議論していかないと、水面下に潜っていくと余りよくないんじゃないか。  といいますのは、アメリカは基礎年金を含めた公的年金が...全文を見る
○長妻委員 いや、その仕組みの違いではないんですよ、強調されたのは。おっしゃったように、政府が株主として民間企業経営に関与することが強く懸念された。これは別に、パッシブ運用だろうがアクティブ運用だろうが。これが相当大きい理由なわけでありまして、総理、改めて総理の基本的姿勢をお伺い...全文を見る
○長妻委員 私が懸念するのは、特に、海外でもやっているというんですが、海外の公的年金は二階建て部分がほとんどなんですね。しかも、日本は、クジラと言われているように、金額ベースで八%なんですよ、国内の株式市場の。八%もGPIFが持って、例えば個別企業の上場企業で八%といったら、相当...全文を見る
○長妻委員 二百万人というのが今回はっきりしたわけですよね。その後の対策ということであります。二十代では七十一万人もの方がいらっしゃるわけです。三十代で五十二万人、四十代で四十四万人、五十代でも三十五万人もの方が、本来厚生年金に入ることができるのに入っていない、入れていないという...全文を見る
○長妻委員 これはぜひ、こういう法律が相当前からあるわけでありまして、告発がゼロ、あるいは罰則を受けた企業がゼロというようなことは完全に絵に描いた餅になっているわけで、二百万人ということがはっきりした以上、相当厳しい姿勢で臨むと。これは大変大きい問題だと思いますので、総理、最後に...全文を見る
○長妻委員 総理、これはぜひ関心を持って取り組んでいただきたいと思います。  次に、総理が率先して、同一労働同一賃金を実行する、こういうふうにおっしゃいました。これは、総理、どういうやり方、どういう基本的考え方でおっしゃったのでございますか。
○長妻委員 ちょっと気になるんですが、総理、同一労働同一賃金とおっしゃるんですけれども、これは細かい言葉ではなくて、重要なんですが、同一価値労働同一賃金というのが世界標準でありまして、つまり、同一労働、これは基本的に、ほぼ同じ仕事というのはそれほどないわけで、仕事の中身が違っても...全文を見る
○長妻委員 これは、ちょっと相当問題の発言じゃないかと思うんですね。我々も昨年法律を出しましたけれども、やはり同一労働同一賃金だと問題を解決しにくいんじゃないでしょうか、総理。  つまり、結局、目指しているのは我々も同じですけれども、特に非正規雇用の方々の待遇、余りに先進国の中...全文を見る
○長妻委員 だから、総理、異なった職務であっても職務の価値が同一であるならばその職務それぞれに対して同一額の賃金を払う、異なった業務、職務であっても価値をそろえていく、この考え方を入れないと解決しないと思うんですね、非正規雇用底上げの話は。(発言する者あり)いや、幻想って。ヨーロ...全文を見る
○長妻委員 総理にお伺いしますけれども、基本的には、最終的には法律を出していただきたいと思うんです。スローガンだけだと非常によくないわけでありまして、総理、最高責任者として、法律を出す、これを検討するということはおっしゃいませんか。
○長妻委員 いや、法律はつくらない、つくる、どちらの方向性ですか。
○長妻委員 これは法律がないとだめですよ。法律をぜひお願いしたいと思うんです。  もう一つ、この非正規雇用の方々を野方図にしていかない方法として、有期雇用、つまり、期限の定めのある雇用を日本は無制限に雇えることになっているんですが、これを、例えばEU並みに、期限がある職務に限定...全文を見る
○長妻委員 ぜひ、この同一価値労働同一賃金については法律をつくっていただきたい。それで国会でぜひ建設的に議論、これは、法律がないと、また絵に描いた餅になりかねないと思います。  そして、最後の質問でございますけれども、私、ちょっと懸念することがございまして、三年後、四年後から全...全文を見る
○長妻委員 総理の強いこだわりがあったと私は聞いているんですが。  これは何が懸念されるかといいますと、道徳教育を特別の教科にしよう、特別の教科となりますと、国が定める教科書がきちっとできる、そして、子供一人一人の道徳心を評価する、数値の評価、五とか四とか数字はつけないというこ...全文を見る
○長妻委員 これは私が役所からレクチャーを受けた中身とちょっと違うんですが。  基本的に、文科省がおっしゃっているのは、内申書というのは、指導要録というところの中から各都道府県の教育委員会がどれを内申書に入れるかをセレクト、選んでいく、こういうことなんですね。愛国心とか道徳心の...全文を見る
○長妻委員 何かこういう国会の公の場ではちょっと抑制的におっしゃっているのかもしれませんが。  これは私も申し上げました、評価は記述式であると。それで、他人との比較ではない、自分が去年よりも道徳心、愛国心がどれだけ成長したのか、おととしよりも愛国心や道徳心が退化したのか成長した...全文を見る
○長妻委員 自民党の席から、何の問題もないんじゃないかというやじが飛びましたけれども、ちょっとデリカシーがないんじゃないですかね。そう言い切れるのかなと私は思うんですよ。  総理、道徳心とか愛国心が、他人との比較ではなくて、本人が成長したか成長していないか、これについて成績をつ...全文を見る
○長妻委員 いや、ですから、他の生徒と優劣はつけないけれども、本人が成長したか退化したか等々、道徳心、愛国心を評価するわけで、これは公明党も懸念されているんですね。私は心配を共有していると思いますよ、石井大臣。  山口代表が二十六年一月の本会議で、「国が特定の価値観を押し付ける...全文を見る
○長妻委員 私も愛国心、道徳心は大切だと思います。ただ、それに本当に評価、成績をつけて、そして受験の内申書にも入る可能性がまだ排除されていないということ、これは変な空気が広がる懸念があるんじゃないか。国というのは政府や内閣などの統治機構を意味するものではないというふうにはおっしゃ...全文を見る
02月15日第190回国会 衆議院 予算委員会 第12号
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○長妻委員 おはようございます。民主党の長妻昭でございます。  きょうは、丸川大臣にもお越しをいただきましたけれども、丸川大臣の二月七日の会合での発言、本当だとすると、相当ひどい発言じゃないか。  福島原発事故の後の話だと思いますが、反放射能派がわあわあ騒いだ中で何の科学的根...全文を見る
○長妻委員 この後、初鹿議員が詳しく質問いたしますけれども、この反放射能派という発言、わあわあ騒ぐという発言は、相当これは問題だと思います。原発事故が起こった後、放射能に対して不安に思わない人はいないと思いますよ。わあわあ騒ぐというのは、かつての原発の安全神話につながるんじゃない...全文を見る
○長妻委員 それでは、総理が一億総活躍社会ということを打ち出しておられ、我々も目指す社会像というのを持っておりますので、基本的なことについて総理と、細かいことは言いませんので、質疑をしていきたいというふうに思います。  まず、総理は、一言で言うとどんな社会を目指しておられますか...全文を見る
○長妻委員 一言でと申し上げたんですが。  我々が目指す社会像、共生社会、一人一人を大切にする社会ということなんですが、その中で、我が党として共生社会創造本部というのをつくりまして、中間取りまとめを出しました。「能力の発揮を阻む“格差の壁”を打ち破り、支え合う力を育む 公正な分...全文を見る
○長妻委員 そういうふうにおっしゃりながらも、私は総理は格差に対する認識が甘いんじゃないかと思うんですね。  私がこの前お伺いしたところ、格差は拡大していますかと言ったときに、基本的には横ばいだとおっしゃいました。そして、今の答弁、ちょっと私もこういうふうに聞こえたんですが、格...全文を見る
○長妻委員 国民の実感と相当異なるのは、朝日新聞や産経新聞、共同通信とか毎日新聞、格差は広がっていると感じるかというのは、七割の方が広がっていると。そして、気になるのは、総理が出したこの一億総活躍のペーパー、分厚いものを全部読みましたけれども、格差のカの字も全く言及がないというこ...全文を見る
○長妻委員 これは、わかるんですが、基本的には教育ローンなんですね、無利子であっても有利子であっても。  私も、何人もの方、学生さん、高校生ともお話をいたしました。数百万円の借金を抱えて社会に出て、そして非正規雇用の職につく、あるいは御結婚相手も無利子でも有利子でも奨学金のロー...全文を見る
○長妻委員 御党もなかなかというお話がありましたが、我々は一歩ずつ進めて、高校の授業料を無償化して、そして財源を捻出して大学にも給付型奨学金を最終目標として取り組んでいるということは申し上げておきたいと思います。軽減税率とか、あるいは消費税を一〇%に上げて財源が捻出できないという...全文を見る
○長妻委員 一人親御家庭は、半分の御家庭が貧困状態、つまり生活保護世帯並み以下の収入でお暮らしになっている。相対的貧困率が五〇パーを超えるのは先進三十カ国で日本だけでございまして、TPPも始まるわけですけれども、一部のエリートだけで世界経済の中で努力していくというのはなかなか限界...全文を見る
○長妻委員 私もかつてサラリーマンをしておりまして、総理も製造業のサラリーマンをされておられたと聞いておりますけれども、総理は当時、残業時間、最大どのぐらい一カ月にされましたか。
○長妻委員 私も電機メーカーに、かつて一九八〇年代にサラリーマンをしていて、やはり一カ月の残業時間が百時間を超えるということも結構ありました。後輩に聞いてみますと、今も、当時ほどではないけれども、相当過酷な働き方は余り変わっていないということでありまして、実態が余り変わっていない...全文を見る
○長妻委員 検討を検討するというのはちょっとわからないんですが。  我々、今、残業するには労使で三六協定を結ぶ、そしてさらに特別の条項を結べば青天井に残業できる、こういう法律の仕立てになっておりますが、そこの特別の条項を結べないように法改正をすると、年間残業が三百六十時間以内か...全文を見る
○長妻委員 いや、逆行しているんですね。今、国会に残業代ゼロ法案と言われる法律が出ているのでございまして、これは本当に逆行した法案で、撤回してほしいんですね。裁量労働という美名のもと、残業が無制限になる。過労死の御遺族の方も大反対しております。ぜひ、言っていることとやっていること...全文を見る
○長妻委員 我々は、この金融所得課税について、今二〇%のものを二五%に上げて、数千億円の税源、財源を生んで、先ほど申し上げた格差是正のための対策費に使っていこうと思っております。  そして最後に、我々は、こういう格差の壁を取り除いた後、共生社会、誰も置き去りにしない社会をつくり...全文を見る
10月03日第192回国会 衆議院 予算委員会 第3号
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○長妻委員 おはようございます。  きょうは、ぜひ端的に御答弁いただきたいと思います。  今の大臣の答弁も、先週金曜日の答弁も、大変あきれる答弁が続発をしていると思います。  オリンピックあるいはパラリンピックの総額の予算、見込み予算も答えられない大臣。あるいは、この補正予...全文を見る
○長妻委員 何か、いつもの歯切れのいい総理答弁らしくない、何だかよくわからない答弁でございました。  これは、総理、谷垣総裁のときにつくったものを世に出したものだから僕ちゃん知らないよというようなふうに、ちょっと私は聞こえたんですよ。(発言する者あり)
○長妻委員 だって、我々だって、代表がかわっても過去の政策は継続するわけでありまして、そういう言い方というのは私は看過できないし。  ただ、総理自身が参議院選挙が終わった後に、自民党の憲法草案をベースに議論するというふうにもおっしゃっておられる。今、最後の結論として、総理が、基...全文を見る
○長妻委員 いや、ですから総理、全然お答えにならないんですね。  憲法十一条、基本的人権の尊重の条文ですら、「現在及び将来の国民に与へられる。」という、この「現在及び将来の国民」、これを削除しているわけで、これは、では何で削除しているんですか。
○長妻委員 総理、予算を執行する責任者は総理大臣なんですよね。ここは予算委員会で、予算の質疑もしますが、やはり総理が基本的にどういう立場で、予算執行するときだって人権が侵害されたらこれは困るわけでありまして、人権に対してどういう理解をされているのか、この基本的な姿勢を問うのも私は...全文を見る
○長妻委員 谷垣総裁のときにつくった憲法草案だからというような言いわけじみたことをおっしゃるから、私は申し上げたわけですよ。  総理、堂々と自民党の総裁として、これまでの予算委員会でお答えになっておられるわけですから、お答えになったらいいんですよ。何か、憲法改正が近づいてくると...全文を見る
○長妻委員 総理、相当ずれた御答弁だと思いますよ。  綱領と自民党憲法草案と似たようなものだと。綱領と自民党憲法草案、似たようなものではないですよ。だって、総理御自身が自民党憲法草案をベースに議論するというふうにおっしゃっておりますし、さっき憲法を守るとおっしゃいましたけれども...全文を見る
○長妻委員 いやいや、根本的な話にお答えになっていないんですね。本当に、社会保障費がピークのときに一体どうやってお金を工面していくのか。財源の問題です。  我々は、先ほど申し上げたような一つの財源の考え方を申し上げておりますが、何にもないじゃないですか、政府は。本当に日本の社会...全文を見る
○長妻委員 それをパネルにいたしましたけれども、二百万人違法状態にある、そういう方々のワーストスリーの業種、誤差率五%以内におさまる業種ということで三つ出していただきましたけれども、これは初めて出たわけであります。ワーストワンが卸売、小売業、コンビニエンスストア、ドラッグストア、...全文を見る
○長妻委員 しかし、総理、この二百万人についてもやっているという話なんですが、適用拡大を。ただ、今のペースで単純に計算すると、十年以上かかるんですね、今のペースだと。そして、かつ、その調査対象者が、国税から情報が来るだけでいうと、毎年七万、八万ふえるわけですよ、七万、八万事業所。...全文を見る
○長妻委員 これで終わりますが、今の御答弁では到底納得できないし、国民の皆さんの不安も払拭できないと思います。  以上です。ありがとうございました。
10月12日第192回国会 衆議院 予算委員会 第5号
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○長妻委員 長妻昭でございます。  引き続き、年金の基本的なことについて、総理の見解をお尋ねいたします。  まず、総理、年金の役割というのは、総理はどういうふうにお考えになっておられますか。
○長妻委員 今総理は、老後の安心というのが役割の一つとおっしゃいました。  確かに、国民年金法には目的が書いてございまして、国民生活の安定が損なわれることを防止する、あるいは、厚生年金保険法は、老後の生活の安定ということが書いてあります。総理は、老後の安心。同じような趣旨だと思...全文を見る
○長妻委員 万全な老後が可能となるように努力するということは、今、老後の安心が本当に担保できない、なかなか老後の安心を確保できない年金になっているんじゃないかと私は思うんですね。  今現在の実態を申し上げますと、年金受給者、今受給されている方は約四千万人おられますけれども、一人...全文を見る
○長妻委員 いろいろ微修正だと思うんですが、そういうお話を今いただきましたけれども、いろいろな微修正の話はわかります。今回出ているいわゆる年金カット法案は、微修正どころかマイナスになるわけであります。  総理にお伺いしたいのは、では、今の制度の範囲内での改革、微修正だと思うんで...全文を見る
○長妻委員 総理、いろいろな抜本改革について、今、お金はどこから出るんだというような話がありましたけれども、そういうことも含めて、私は今の年金の制度のままで本当にいいんだろうかという強い問題意識を持っているわけで、総理、本当に今の年金がこのままで老後の生活の安定、安心を確保できる...全文を見る
○長妻委員 いやいや、今の枠の中でお考えを今おっしゃいましたけれども、今の枠の中で幾ら微修正を重ねても、どんどんどんどん年金の役割が果たせなくなってくる。年金の役割は老後の安定なんですけれども、それを、役割を担えない年金にどんどんどんどんなっていて、生活保護がふえている。こういう...全文を見る
○長妻委員 いやいや、総理、では、先ほどの話じゃないですけれども、今の制度でこれから本当に百年間いくんですか、百年安心で。本当にこれは安心じゃないですよ。  いわゆる微修正、今るるおっしゃいましたけれども、今回出ている年金カット法案にしても、木を見て森を見ないで、どんどんどんど...全文を見る
○長妻委員 随分及び腰だと思うんですね。  我々は政権のときにちゃんと出しているわけです、分厚いものを。自民党や今の政府というのはちゃんと検討しているんですか、これ。そもそも国民会議、三年前に、議論しよう、議論してください、こういうふうに出ているんですけれども、議論はしたんです...全文を見る
○長妻委員 そうしましたら、ちょっと確認なんですが、政府として抜本改革の議論は今後進めていく、こういうことでよろしいですか。
○長妻委員 そうしましたら、政府としても、抜本改革の案をこれから作成していくという理解でよろしいですか。
○長妻委員 これは重要なのでちょっとお伺いします。  ですから、いろいろな問題があって、生活保護がどんどんどんどんこれから年金のかわりになっていく、こういう現状について、やはり抜本改革を、まあ、いろいろなアプローチはあると思います、我々の考えるアプローチもありますし、政府が考え...全文を見る
○長妻委員 今のままではだめですよね、年金制度。今の年金制度を、今の枠、今の議論というか、微修正の枠から大きく変えていく、こういう御決意はないんですか。
○長妻委員 どうも何か総理、今のままの微修正で、しかも、微修正といっても、今回、いわゆる年金カット法案はマイナスになるんですからね。ですから、やはり全体のグランドビジョンを示していかないと、これは国民会議の結論での約束でもありますし。  総理、今後相当大変になるのは、団塊ジュニ...全文を見る
○長妻委員 抜本改革というのは、実現するのは将来になると思うんですが、総理にちょっと一点だけお伺いするんですけれども、消費増税が八%から一〇%に上げるのが結局は四年先送りになったんですね、四年間。この間、消費増税一〇%の後の社会保障と税の一体改革、ポスト社会保障・税の一体改革をど...全文を見る
○長妻委員 これで質問を終わりますが、それでは年金の役割は果たせないと思っておりますので、ぜひよろしくお願いをいたします。
10月21日第192回国会 衆議院 厚生労働委員会 第2号
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○長妻委員 民進党の長妻でございます。  特に、大臣におかれましては、端的な答弁をお願いいたします。  けさの質疑を聞いておりましたら、冒頭、与党の方から旧民主党の年金案について非常に批判的なお話がございましたが、私は非常に見識がある与党の議員の方だと思っていたんですが、一番...全文を見る
○長妻委員 非常に二枚舌的なお話だと思うんですよね、これは。  つまり、そういう経済状況は起こらない、安倍内閣としてはそういう経済を達成するんだ、こういうことでありますから、ただ、これは万が一に、与党の言葉だと万が一なんだから、そのときの実際の影響度はどうなんですか、そういうふ...全文を見る
○長妻委員 これは恐らく、厚生労働大臣が初めてこの数字の御答弁をされたんだろうというふうに思います。  今までは、モデルの所得代替率、現在六二・六%、こういう数字だけが聞かされていたわけでございますけれども、正直言って、私も、今回お話を聞いて、計算をいただいて、ちょっと衝撃を受...全文を見る
○長妻委員 やはり、これは本当に、実感で、さっき柚木議員も出していただきましたけれども、相当いろいろな保険料が上がってくるんですね。そうしたときに、もう本当に、実際は所得代替率、何パーになるんだと、最悪、今の法律で。五〇パーというのはモデルですから、物差しで、余りというか、ほとん...全文を見る
○長妻委員 今聞いた限り、私が国会図書館に世界を調べていただいた限りでは、日本だけなんですよ、こういうちぐはぐなのは。何か数字を大きく見せるような感じになっているので、この実感をちゃんといただくためにも、五〇%というのは、実際はネット・ネット、グロス・グロスではどのぐらいの感覚な...全文を見る
○長妻委員 これは、私も改めて見てショッキングなんですが、二〇一四年、初めて高齢世帯の一カ月の赤字が六万円を超えたと。安倍内閣になって六万円近くになって、それで二〇一四年に六万円を超えて、若干は下がりましたけれども、二〇一五年も六万円を超えたまま、こういうような状況で、今お話しの...全文を見る
○長妻委員 いや、私の懸念は、生活保護が今後、六十五歳以上の方の急増、予想を超えた急増があるのではないか、このままでいくとですね。そういう問題意識と、先ほどの赤字幅についても、七ページ目に内訳を載せておりまして、やはり、社会保険料の高騰というのが、値上がりというのが大きくきいてい...全文を見る
○長妻委員 こういう話になると、政府は案は出さない、野党出してくれというような話に聞こえるわけでありますが。  野田総理がおっしゃっているように、破綻ですね、私も今の年金制度が破綻するとは申し上げておりません。そうでなくて、国民生活が破綻するんじゃないか、こういうことを申し上げ...全文を見る
○長妻委員 財源についても、我々旧民主党のときに、政権のとき、最低保障年金について、消費税換算すると、三パターン出して、きちっとその財源の税率も出しております。  やはり、塩崎大臣、ちょっとつらいとは思いますけれども、消費税一〇%の後、社会保障を本当にどうするんだというのは、こ...全文を見る
○長妻委員 非常に何か心もとない。  本当に将来、社会保障費が二〇二五年にまず第一段階のピークを迎えるわけですよね、団塊の世代全員が七十五になって。二〇四二年には六十五歳以上の人口が最大数になる。私は、このままいくと本当に財政破綻の危機、あるいは社会保障が本当に破綻をして国民生...全文を見る
10月26日第192回国会 衆議院 厚生労働委員会 第3号
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○長妻委員 本日の法案審議は、いわゆる無年金者救済法、そういう法案でございます。  これはもともとは、旧民主党政権時代に、日本は大変厳しい、厳し過ぎるルールがある、延べ二十五年間保険料を払っていなければ、老後、一円ももらえないし、保険料は全額没収される、こういう大変厳しい、先進...全文を見る
○長妻委員 大臣が最後におっしゃったように、日本は所得代替率のみを年金抜本改革見直しのトリガーとしている、これは法律でありますけれども、そういう体系なんです。  そこで私は、前回の質疑でも、では、所得代替率となるものが本当に国民の実感からして正しいのかと。所得代替率、半分は維持...全文を見る
○長妻委員 これは確かに法律のトリガーではない、このグロス分のグロスとかネット分のネット。それは前提としてわかりますが、ただ、国民の実感からいうと、これはOECD諸国も合わせているわけで、今確認されている限りでは先進国でも合わせているわけで、やはり国民の実感からすると、私は、ネッ...全文を見る
○長妻委員 いや、ですから、質問の趣旨をちゃんと理解していただきたいんですが、私も、何か法律を変えて、所得代替率をネット・ネットに法律上してくれ、こういうことを申し上げているのでなくて、今の法律はそういうふうに、おっしゃったような状況になっているけれども、やはり国会の年金の議論に...全文を見る
○長妻委員 大臣、いろいろ厚労省が持っているデータというのは、自分たちが出す出さないを全面的に判断できるものではなくて、やはり公共財ですから、税金で集めたデータでありますので、参考データとしてそういうのを計算するということも、これは厚労省の責務だと思います。  であればというこ...全文を見る
○長妻委員 いや、私も今の答弁は驚くべき答弁だというふうに思います。  OECD諸国や諸外国が、ネット分のネットなど、そろえて計算をしているというのは、やはり、ばらばらに計算をしていると非常に誤解を招くということになるんですよ、それは法律では規定されているというのはよくわかりま...全文を見る
○長妻委員 今おっしゃったのも恐らく国会で初めての答弁だと思うんですけれども、これも改めて厚労省から、配付資料三ページにございますが、これを拝見して、非常にこれもびっくりするというか考えさせられるというか、そういう思いをいたしました。  つまり、グロス分のグロスで、これはOEC...全文を見る
○長妻委員 いや、全く答えていないですね。将来推計、年金の分布、これをしていただきたい、検討していただきたいということに答えずに、質問を曲解して、何かおかしな答弁がずっと続いておりますけれども。  私が問題意識として持っておりますのは、年金が破綻する前に老後の生活が破綻してしま...全文を見る
○長妻委員 これで質問を終わりますけれども、プログラム法に書いてある改革すらやらない、これは本当に、老後の生活が破綻するのかしないのか、こういうぜひ真摯な議論を政府の中でもちゃんとしていただきたいということを申し上げて、質問を終わります。  ありがとうございました。
10月28日第192回国会 衆議院 厚生労働委員会 第4号
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○長妻委員 おはようございます。  まず、委員長に抗議をしたいんですけれども、職権でこの委員会が立てられて、しかも、九時より前に始まる。当然、我々は国会議員ですから、朝六時だろうが五時だろうが仕事は一生懸命いたしますが、やはり国会というのは、質問の準備も含めきちっと時間をとって...全文を見る
○長妻委員 そうすると、十年未満の方というのは何人ぐらいいらっしゃるんですか。
○長妻委員 二十六万人の方々は、十年未満だから今回受給権が発生しないということではなくて、今もおっしゃいましたけれども、空期間というのがございますので、空期間というのは、一般の方々は御存じない方も多いのでありますが、例えば、配付資料にも添付しておりますけれども、一九六一年の四月一...全文を見る
○長妻委員 それと、これはしっかりやっていただきたいと思うんですが、配付資料六ページ目なんですが、いまだに、過去一度も公的年金制度に加入したことがない方が十八万九千人もおられる、二十から五十九歳までの方で。こういう方々は、全く何も基礎年金番号もなくて非常に問題な状況に置かれている...全文を見る
○長妻委員 今改めてよくわかりやすい説明だったと思うんですが、つまり、まずは保険料の上限を決める。若い世代も負担がどこまで耐えられるのか、それを、厚生年金で一八・三%を上限とする、そこから逆算をして給付額についての水準が決まっていく、こんなような今御説明でありました。ある意味では...全文を見る
○長妻委員 いずれにしても、冒頭の大臣の説明において、まず、やはり最終的な給付水準はどれだけを確保したらいいんだろうと。百年ということでありますから、百年の間に均衡するときに、あるべき給付水準、これはどうあるべきなのかという議論があって、それで逆算していろいろな保険料率とか税金の...全文を見る
○長妻委員 これはやはり厚生労働委員会での議論というのは、局長なんかと議論するときは今のような答弁でもいいと思うんですけれども、制度の中の説明ですから。私は、政治家同士の、大臣は政治家でありますから、今の制度の外の大臣の感触、常識感覚、あるいは社会保障を責任者としてつかさどる大臣...全文を見る
11月02日第192回国会 衆議院 厚生労働委員会 第5号
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○長妻委員 年金の問題について質問をさせていただきたいと思います。  まず、昨日、本会議場でいわゆる年金カット法案の審議がありましたけれども、我が党の柚木議員に対して安倍総理の答弁、柚木議員の再々質問についての答弁、不十分だから再々質問をしたにもかかわらず、先ほど答弁したとおり...全文を見る
○長妻委員 いや、私が聞いているのは、端的にお答えいただきたいのでありますけれども、所得代替率五〇%というのは最低限の老後の生活が保障できる、こういう水準として決定をしたということでよろしいんですかと。
○長妻委員 そのように決めたというのは、確認ですけれども、所得代替率五〇%は最低限の老後の生活が保障できる、当時、そういうことで五〇パーを決めたということでよろしいんでございますか。
○長妻委員 いや、夫婦二人であれば基礎的消費支出を賄うというのは満額の基礎年金の話じゃないでしょうか。ちょっとそれはこの後に聞く話だと思います。  そうでなくて、今聞いているのは、所得代替率五〇%は最低限の老後の生活が保障できるということで五〇パーを決めたということでよろしいん...全文を見る
○長妻委員 そうすると、もう一回確認ですけれども、今おっしゃったのは、最低限の生活ということで提起されたものではないと、この所得代替率五〇%。つまり私の質問は、所得代替率五〇%は最低限の老後の生活が保障できる、こういうものではないということでこれはよろしいんですね、確定答弁として...全文を見る
○長妻委員 今の答弁とその前の答弁、全く正反対の答弁があって、ちょっと整理していただきたい。一回ちょっととめて、整理してください。
○長妻委員 先ほど真反対の答弁があったんですね。一つは、最低限の生活ということで提起されたものではない、この五〇%ということは、そういうふうに御答弁があって、前々回の答弁では、老後の生活が十分可能なレベルとして五〇パーだという御答弁があって、一体どっちなのか。  つまり、十分可...全文を見る
○長妻委員 そうすると、最低限の老後の生活が保障という、厳格には決まっているものではないけれども、目安というようなお話がありました。であれば、所得代替率五〇%はどういう根拠で目安となるんですか、老後の生活の。収入が、例えば基礎的なものとかいろいろなものを含めて、一体どういうもので...全文を見る
○長妻委員 そうすると、これは当時、坂口厚生労働大臣が、この五〇%について、平成十六年の二月二十七日の厚生労働委員会でこうおっしゃっているんですね。「最低限の生活が保障できる若いときの手取りの五〇%というものを確保する」、こういう趣旨というか、この答弁ですね、こういう答弁をされて...全文を見る
○長妻委員 今のお話というのは、坂口大臣の、最低限の生活が保障できるというのは、当時もそんな議論はなくて、でも、これは大臣として国会で坂口大臣が答弁されていて、こういう形で所得代替率五〇パーというのが流布されたわけでありますが、そうすると、この答弁というのは当時、古屋副大臣にお伺...全文を見る
○長妻委員 所得代替率五〇%というのは、最低限の老後の生活が保障できるという気持ちをあらわしたということで、非常に心もとないわけであります。  なぜならば、所得代替率五〇%、今の政府の見込みでいうと、二〇四三年か四四年ぐらいまでは五〇%は維持できる。だから、それまでは、五〇%を...全文を見る
○長妻委員 一ページ目は、今おっしゃっていただいたように、厚労省につくっていただいたものなんですが、基礎年金だけで見ると、夫婦世帯でいうと、基礎的消費支出の平均でありますけれども衣食住を賄うことができる、単身世帯では、ちょっと七千円ぐらい足りませんけれども、おおむね賄うことができ...全文を見る
○長妻委員 いや、私が申し上げているのは、今この一ページ目、説明していただいた数字は、私が質問主意書を出して、答弁書の中で、高齢無職世帯の基礎的消費支出を、老齢基礎年金の満額であれば夫婦世帯は賄うことができる、単身世帯は……(発言する者あり)そう、現時点ではおおむね賄うことができ...全文を見る
○長妻委員 時間が参りましたので、もう質問をやめますが、年金カット法案が今の私の質問に対する答えのような話をしましたが、今の衣食住を賄うのでもぎりぎりなんですよ。単身世帯は賄えていないんですよ。おおむね賄うという言葉で糊塗していますけれども、さらに今、直近の年金が削られたら賄えな...全文を見る
○長妻委員 現状の老後の生活がどんなものか、それをきちっと見ながら政策を進めていただきたいということをお願い申し上げまして、質問を終わります。
11月16日第192回国会 衆議院 厚生労働委員会 第7号
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○長妻委員 長妻でございます。  質疑を聞いておりますと、塩崎大臣は行政府でありまして、この委員会に閣法としてこの法律を審議いただきたいということで出されている当事者なわけでありますので、どんな嫌な質問にもできるだけちゃんと質問の趣旨に沿った答弁をしていただかないと、これはまだ...全文を見る
○長妻委員 長々御答弁されましたけれども、非常に苦しいというか、お答えになっておられないんですね。私も、生活を丸ごと全部できるんですかなんて聞いていないわけで、貯金とかそういうことでないと丸ごとの生活はできない。  私が聞いていますのは、では、今ここに、答弁にある、「基礎年金で...全文を見る
○長妻委員 ここはちょっと重要な論点なんですけれども、そうすると、今の御答弁というのは、今現在も吉原局長の答弁は守られていると。つまり、「基礎年金でもって老後生活の基礎的な部分というものを保障できる」、今こういう状況になっているということでよろしいんですね。
○長妻委員 これも御答弁されておられないんですね。  おおむね賄えるかどうかということを聞いているのではなくて、これは非常に年金の根幹にかかわる重要なことなんでありまして、これはぜひちゃんと答弁いただきたい。簡単な質問なんです。  もう一回言いますと、この吉原局長がおっしゃっ...全文を見る
○長妻委員 これは、委員長もやはり質疑をちゃんと聞いていただいて。答弁ありませんから。  おおむね賄えるということはおっしゃいました。私が聞いているのは、基礎年金が老後生活の基礎的な部分というものを保障できる水準なのかと。保障という言葉を使っているんです。それを聞いているわけで...全文を見る
○長妻委員 では、もう一回だけ質問しますけれども、ということは、「基礎年金でもって老後生活の基礎的な部分というものを保障できるような水準」ではないということですね、今は。
○長妻委員 塩崎大臣、基本的な答弁はちゃんとしていただかないと議論が進んでいかないんですよ。  では、今は保障されていないということですね、そうしたら。
○長妻委員 これは相当問題ですよ。塩崎大臣の答弁は本当に不誠実だと思いますよ。  私が申し上げたのは、全ての生活のことをさっきの話は申し上げたので、ここに書いてあるように、「基礎的な部分」、「老後生活の基礎的な部分というもの」ということで限定して聞いているわけで、何でお答えにな...全文を見る
○長妻委員 本当に、何で答えないんですかね。  結局、この五十九年の答弁でも、実際には五万円の根拠を聞いているわけですね。それで吉原局長が答えて。ですから、そういう意味では、基礎的な部分というのは四万七千六百円だということで、保障できるような水準というふうに考えて御答弁をされて...全文を見る
○長妻委員 これは、先ほど田村筆頭理事が、保障できていませんと明確におっしゃったんですけれども、やじで。ですから、私も、保障できないのであれば、今できていないのであれば、それを正直におっしゃっていただければ別にいいんですよ、それは。  つまり、おおむね賄えているということは、こ...全文を見る
○長妻委員 おおむねカバーしているのと「老後生活の基礎的な部分というものを保障できるような水準」というのは同じことを言っているというふうにおっしゃいましたけれども、本当にそうなのかということなんですね。(塩崎国務大臣「そうじゃないよ」と呼ぶ)違うんですか。今おっしゃった、議事録、...全文を見る
○長妻委員 統一見解を出していただけるということで、私は、保障できていない、しかも、おおむね賄うこともできていないんじゃないかということをお伺いしたいというふうに思います。  もう既に、この時点でも、単身で一万円赤字、基礎的な部分というものが賄えていない、平成二十六年でございま...全文を見る
○長妻委員 これを見ていただきますと、私もびっくりしたんですが、単身世帯、六十五歳以上で、平成五年から見ると、平成五年は一〇・二%だったんですが、一八・四%。二倍近くなっている。高齢者の二人以上世帯、六十五歳以上で見ますと、平成五年は六・一%のものが、平成二十五年は一五・七%と急...全文を見る
○長妻委員 例えば、一応さかのぼっていただいて、平成七年は何パーですか。
○長妻委員 これは、改めて今お伺いして、私も非常に考えさせられるのでございますが、よくこういうふうに言うんですよ、役所なんかに聞くと。今、生活保護が六十五歳以上はどんどんふえている、これは年金が脆弱なんじゃないのかと聞くと、いやいや、高齢者の数が、絶対値がふえているからそれはふえ...全文を見る
○長妻委員 ですから、塩崎大臣、これは建設的にぜひ議論をしていただきたいんですね。私も、年金だけが影響ですかと聞いてはいないわけで、そういう、非常に、よくわからない、何にも進まない答弁というのは。  これは、我々も国を思って質問しているわけですよ。塩崎大臣だって国を思って答弁さ...全文を見る
○長妻委員 年金との関係を否定するわけじゃないというふうにおっしゃいましたので、立体的に何か提案しろと言って、我々も、分析するにも、それは人、物、金が少ないわけで、これは政府でやりますから、ぜひ分析していただきたい。  先ほど、いやいや、民主党政権のときも同じじゃないかのような...全文を見る
11月18日第192回国会 衆議院 厚生労働委員会 第8号
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○長妻委員 長妻でございます。  ちょっと委員長に申し上げたいのは、非常に議事運営がおかしいんじゃないかということで、時計をとめずに委員長が与党の筆頭を手招きして委員長席の周りに呼んでいるのに、時計はそのまま進めている。自分でお呼びになったときに、委員は質問できないですね、その...全文を見る
○長妻委員 ですから、今聞いたのは、おおむねカバーしているというのはどういう根拠でおっしゃっているのかということで、しかし、それについては具体的な数字しかおっしゃらないんですね。単身世帯では、現在は、基礎的消費支出が七万二千百九円だ、老齢基礎年金の満額が六万五千円だから、七千円は...全文を見る
○長妻委員 これはぜひ、大臣、答えていただきたいんですが、大臣、おっしゃっていることが矛盾しているんですよね。  今こうおっしゃいましたね、数値をもって一概に決められないとおっしゃった。でも、今回のおおむねカバーしているというのは、数値以外の根拠は出していないわけですよ、七万二...全文を見る
○長妻委員 おおむねカバーできていない、おおむねカバーしているという状況でないのがどういう状況なのかというのは相当重要なんです。  先ほど民主党政権のときのことをおっしゃいましたけれども、我々もそういう問題意識があるから最低保障年金というのを、政権のとき、正式に記者会見を開いて...全文を見る
○長妻委員 ちょっとこれは、今、副大臣がやじを言われたんですか、その席から。何も言ってないんですか。(橋本副大臣「後ろに」と呼ぶ)後ろのスタッフが言ったの。(橋本副大臣「いや、後ろに」と呼ぶ)役人の方が言ったんですか、やじを。とんでもない話ですね。副大臣のやじじゃないの。何でお役...全文を見る
○長妻委員 今、夫婦世帯が基礎年金が十三万円で、消費支出が十一万五千円、基礎年金の方が多い。これが逆転すると、単身世帯だとほとんど生活できなくなりますよ、基礎的消費支出がもっと赤字幅が大きく拡大をすると。  今のような答弁であれば、今後ずっと基礎年金の水準が下がりに下がっても、...全文を見る
○長妻委員 それで、次に生活保護の問題なんですね。  結局、先ほども大西議員から話がありましたけれども、年金と生活保護を一体で見なさいという西沢先生の紹介がありましたけれども、今や、年金だけの財政を見て、ああ、こういうふうにきれいになったというんじゃだめで、年金と生活保護を一体...全文を見る
○長妻委員 これは三ページを見ていただきますと、改めて私も驚くんですけれども、今、六十五歳以上の人口当たりの生活保護率が二・八九ということでありまして、それ以外の、六十から六十四とか、五十から五十九とか、四十から四十九、十九歳以下、三十から三十九歳、二十から二十九歳、全てが、この...全文を見る
○長妻委員 今、委員の皆さんも聞いたと思うんですけれども、つまり、年金をもらっていながら生活保護を受けておられる六十五以上の人が半分もいるということなんです。  ちょっとこれは、この機会に高齢者の方に申し上げたいんですが、今、世間には大いなる誤解があって、本当に、餓死寸前で、病...全文を見る
○長妻委員 随分悠長だと思うんですね。背景をどう見ていくのか、先行きをどう見ていくのかでなくて、もうちゃんとこれだけデータが出そろっているのでありますから、生活保護と年金の関係性に鑑みて、最低保障の機能をさらに強化しなきゃいけないというふうに思うわけであります。  先ほど、ひと...全文を見る
○長妻委員 また塩崎大臣は、私、いきなりなるといつ言いましたか、いきなり三・四兆円に。そういう可能性があるんじゃないかと言っているだけで。  極論してはねつける、そして自分たちは試算しない、評論家みたいなことを繰り返して。高齢者の生活を本当にわかっているんですか、塩崎大臣。周り...全文を見る
○長妻委員 これで終わりますけれども、三年前に国民会議で、抜本改革の議論をするという報告書が出ているわけです。その……(塩崎国務大臣「二年前」と呼ぶ)三年前です。  今大臣が自席からおっしゃられましたので、ちょっと申し上げますと、平成二十五年の八月六日、社会保障制度改革国民会議...全文を見る
11月21日第192回国会 衆議院 決算行政監視委員会第二分科会 第1号
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○長妻分科員 松野大臣には初めて質問をさせていただきますけれども、よろしくお願いをいたします。  私が今強い懸念を持っておりますのが、強い危機感と言っていいかもしれませんけれども、子供たちの道徳心や愛国心を評価する、つまり成績をつけるというようなことが、小学生では、私立も含めて...全文を見る
○長妻分科員 今のは、淡々とそういう評価のやり方をお答えになったんですけれども、評価をされる、その中には愛国心も入るということなんですが、ただ、政府からいただいた資料を見ると、「個別の内容項目の評価はしないので、「愛国心」を評価することなどあり得ません。」と断言をされておられるん...全文を見る
○長妻分科員 ちょっとお答えになっていないんですけれども、小学校の学習指導要領では、「国や郷土を愛する心」というものが道徳科の項目になっている。中学校の学習指導要領では、「日本人としての自覚をもって国を愛し、」ということで、これが評価の対象になるのではないかというのが私の大きな懸...全文を見る
○長妻分科員 いやいや、ですから、それはわかったんです。  要素の一つとして、では何を評価するのか。当然、周りの生徒とは比べないというのはよくわかりました。その生徒が去年よりもことし、道徳科の授業を受けたことで、あるいは来年、成長するわけでありましょうけれども、そのときの、去年...全文を見る
○長妻分科員 いやいや、ですから、例えば、今おっしゃいましたよね、他人からの意見を受け入れるというようなものも今例示としておっしゃいましたけれども、それも二十二項目の中のうちの一つに入っているんですね、「相互理解、寛容」という項目があるわけでありますから。  ですから、何にも二...全文を見る
○長妻分科員 では、ただ、先ほど例示で挙げられた大臣の話は、「相互理解、寛容」というところにかかわるお話をされたと思うんですね。自分の考えや意見を相手に伝えるとともに、相手のことを理解し、自分と異なる意見も大切にする。ですから、二十二項目を全く頭の中に入れずに評価なんかするわけな...全文を見る
○長妻分科員 これもちょっと質問を曲解されているんですが、私は善悪の価値を判断するとは言っておりませんで、これを忠実に読んだわけでありますけれども、「よいことと悪いこととの区別をし、よいと思うことを進んで行う」と文科省の学習指導要領に書いてあるわけでありますから、そうすると、この...全文を見る
○長妻分科員 ですから、結局、評価の要素に入るわけですよ、二十二項目は。それを排除して、二十二の個別項目を全く捨象して大ぐくりな評価なんというのはできないわけですから、道徳科で扱うというふうに指導要領に書いてあるわけですから、これはちょっと誠実な御答弁をいただきたいんですね。 ...全文を見る
○長妻分科員 でも、そうですかね。先生に対する休み時間の言動とか、休み時間に質問するわけですからね、職員室とかで、授業中も質問しますけれども。ですから、そういうところで例えばいいところがあれば、褒めるという意味で書き込むということも私は十分あり得ると思うんですが。  そこで、も...全文を見る
○長妻分科員 最後にお伺いするのが、道徳心、愛国心の成績、評価をするということが中学校受験、高校受験の内申書にどういうふうに影響するのかということなんです。  私自身は、内申書作成というのは自治事務なので、これは配付資料にもありますけれども、十六ページに文科省のをつけさせていた...全文を見る
○長妻分科員 ですから、さっき私が申し上げましたように、その通知というのは、ここにもありますけれども、周知、指導ということなので、これは、いろいろ法律の専門家、衆議院の法制局等と議論いたしますと、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第四十八条で、必要な指導、援助、助言を行うこと...全文を見る
11月25日第192回国会 衆議院 厚生労働委員会 第9号
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○長妻委員 いろいろ議論を聞いておりまして、やはり、そもそも論、年金とは何ぞやという非常に重要な視点が欠落した答弁が続いて、自民党のやじも異常ですね。ぼけというやじを私は初めて聞きましたよ、自民党席から。こういう本当に乱暴なやじや委員会の運営、私は初めてです。これは反省を強くして...全文を見る
○長妻委員 これは大変困ったケースがあって、調査を要請して、少なくとも、まだ全件ではないと思いますけれども、三十四件が、いわゆる二十歳前障害と言われる福祉的障害年金について、所得証明を出したにもかかわらず、その前の年の所得証明を出していないとその後も停止しちゃう、所得証明が出た年...全文を見る
○長妻委員 ここではっきりさせたいのは、購買力はほぼ変わらないというのは間違いですから、答弁として。額面だけを見て今の物価に割り戻すと、ケースEですけれども、ほぼ金額が同じなだけで、額面だけなんですよ。おっしゃったように、保険料はどんどんどんどん上がるわけです、引かれるものはどん...全文を見る
○長妻委員 購買力ということを言わなくなりましたけれども、これはどう考えても本当におかしいと思いますよ、購買力、購買力と。珍答弁だと思いますので、こういう答弁は本当に取り消していただきたい。  そして、三ページを見ていただきますと、改めてこれを調べるとなるほどと思うんですが、神...全文を見る
○長妻委員 いや、全然答えていないじゃないですか。ちょっと、一回とめてください。
○長妻委員 これは、まず二点ありまして、一つは、曲解をして何かイメージをつけようというふうに答弁されたんだと思いますけれども、ここに「必要となる課題の解決」ということがありますけれども、そこにはこの賃スラが入っていませんからね、今回のいわゆる年金カット法案にある。これがあたかも入...全文を見る
○長妻委員 これは驚くべき無責任答弁ですよ。我々の案を、一旦、だめだ、最低保障年金は認められないというところから、この三党協議が成り立って、それでこういうふうに議論をしようというふうに決まったわけで、政府が国民会議の中で案を議論して出す、こういう趣旨なんですよ、これは。今の言い方...全文を見る
○長妻委員 ですから、抜本改革の議論、あるいは抜本改革というのはもうやらないんですか。方針が変わっちゃっているんですか。議論をしてやっていくということなんですよ、これは。  では、やらないというふうに変わったんですか、これは。
○長妻委員 これは悪質ですね、答弁が。私がクローバックが抜本改革だといつ言いましたか。この質疑の文脈の中で、クローバックは第一段階だと大臣もおっしゃったじゃないですか。そういう議論で進んでいるのに、そういうまた、非常に、わざとそういうふうにそらすような議論をする。今の御答弁を聞い...全文を見る