中村喜四郎

なかむらきしろう

比例代表(北関東)選出
立憲民主党・無所属
当選回数15回

中村喜四郎の1969年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月25日第61回国会 参議院 文教委員会 第2号
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○中村喜四郎君 過去一年間、愚鈍な、そしてわがままな私が委員長としてつとめさしていただきまして、その間理事の皆さん方、委員の皆さん方各位のたいへんな御鞭撻をいただきまして、私は政治家としていい勉強をさしていただきました。心から感謝を申し上げます。ことに大学紛争問題等々の中で、円卓...全文を見る
03月05日第61回国会 参議院 予算委員会 第5号
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○中村喜四郎君 関連。(「委員長、議事進行、議事進行」と呼ぶ者あり)
○中村喜四郎君 私は、文部大臣の答弁、国家公安委員長の答弁を聞いておりまして、たとえば九州大学、京都大学の両井上教授の問題についても、まことに遺憾であるという文部大臣の答弁、あるいは東大における器物損壊や暴行傷害等々、こういう事態に対しましても、まことに遺憾であるという、遺憾であ...全文を見る
○中村喜四郎君 関連。総理の答弁で、中教審の答申を待って考えるということ、それから坂田文部大臣は、いまのもろもろの説明の中で、制度上に欠陥がありますと、欠陥は御自身で気がつかれているわけです。長期的な展望に立つ大学をどうするかということについては十分検討しなくちゃならないけれども...全文を見る
○中村喜四郎君 いま総理の答弁の中で、私の真意がつかめないというお話でございますが、たとえば井上教授等々の問題も、当然文部大臣としては、遺憾である、教育者としてふさわしくないという考え方が打ち出されたけれども、現在の法律の中で、学校教育基本法の中では、これは遺憾というだけで、どう...全文を見る
03月14日第61回国会 参議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第4号
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○中村喜四郎君 参議院沖繩調査団報告。  沖繩派遣議員団は、本特別委員会の山本委員長、鶴園理事、松下理事、大松委員、川村委員、渋谷委員と私、中村の七名で編成され、去る二月十八日から二十一日までの四日間にわたり、沖繩の現地事情を視察して参りました。  沖繩の施政権返還は、今日よ...全文を見る
03月15日第61回国会 参議院 予算委員会 第14号
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○中村喜四郎君 私は生まれつき早口なんで、一生懸命になると聞き取りにくくなるかと存じますが、声は地声で大きいですから、ひとつよく聞き取ってくださって、具体的に御回答いただきたいと思います。  最初に、筑波研究学園都市建設について、建設、大蔵、農林、文部の各大臣にお尋ねいたします...全文を見る
○中村喜四郎君 農林大臣に。この農林省の予定の十三機関のうち、前期に五機関移るというような、いま建設大臣の御答弁がございましたが、前期の計画についてお伺いしたいのです。前期、しかも四十五年度にはどうするかということも具体的にお伺いしたい。
○中村喜四郎君 農林大臣の説明で、十三機関のうち五つだけ前期にやる。そしてそれの具体的に着手するための調査を今年度からやる。四十五年度には土壌のならし、あるいはその他の、完全にこれを実施するための体制を整えて、できれば四十五年度に機関を移す方策をとっていきたい、こういうふうに解釈...全文を見る
○中村喜四郎君 文部大臣にお伺いします。文部省関係の機関の移転の内容について、そして計画について具体的なものを御説明いただきたい。
○中村喜四郎君 文部省所管の素粒子研究所につきましては、すでに学術会議のほうでも、つくったらよかろうし、四十五年度からやりたいという希望が出ておりますが、これが具体的になるかどうかあわせてお伺いしたい。  それから、いまの教育大学の問題、大学の最終的な意思決定されておらないとい...全文を見る
○中村喜四郎君 文部大臣の非常に歯切れの悪い御説明なんで、私にはなかなか納得できないわけでございますが、しかし、それは大学の意思ということ、しかも、紛争中であるというこの時点からすれば、これ以上突っ込むことはどうかと思いますけれども、少なくとも大学の意思も尊重しなければならないと...全文を見る
○中村喜四郎君 文部大臣に。私はこれ以上申しません。ひとつ、大学紛争の基本的なあり方から考えまして、新しい大学の理想像という姿をどう描き出すかということについても、重ねて今後十分な御検討をいただきたいのと、素粒子研のことについてちょっと御返答いただきたい。
○中村喜四郎君 建設大臣に。関連公共事業の促進の問題についてお尋ねしたいのでございますが、これからどんどんできる、公共事業はどんどん進めなくちゃならない。科学技術庁のほうでは無機材質研究所がすでにつくられつつあるけれども、排水の場所もない、水を取り上げる場所もない。離れ島に取り残...全文を見る
○中村喜四郎君 大蔵大臣に。各省が、いま建設省あるいは農林省、文部省、科学技術庁と、各省の移転計画がなって、四十五年度から工事にかかりたいという意欲も強く持っているわけでございますが、これらの財政措置の問題について私は大臣の御所見を承りたいわけでございますが、その前に、地元の事情...全文を見る
○中村喜四郎君 地元負担の財政措置の問題について、成田空港等については特別な措置をとっておりますが、同様の措置が当然行なわれるべきだと思いますが、大臣いかがでしょうか。
○中村喜四郎君 各大臣の積極的な御答弁ありがとうございました。私はこの用地買収の過程、移転の計画の過程の中で、大蔵省の主計局等々に話をする場合も、大蔵省では用地買収が進んでないのじゃないかということで予算化がしぶられたわけですが、今度用地買収が進んで各大臣の発言がそういう状況です...全文を見る
○中村喜四郎君 私は、いまの佐藤君の考え方に非常に共感を覚えるわけでございますけれども、私自身スイスあるいはスエーデン等を回って、国防の中における備蓄体制、あるいはイギリス等においては、戦略的な体制から農業政策原理として、少なくとも、もし戦時になったならば増産体制が完全に整うまで...全文を見る
○中村喜四郎君 当面ということより、私は将来の問題として考えるべきだと思う。昔の武士時代におきましても、食糧という問題の保管については十分研究された。宮城県あたりの歴史を調べても、百年前の米が十分に食べるにたえるだけの研究が昔進められておった。あるいは東南アジア等におきましても、...全文を見る
○中村喜四郎君 何日ですか。
○中村喜四郎君 お願いします。それも大事なことですから。
○中村喜四郎君 文部大臣、ただいまも有田防衛庁長官から都立大学の入試拒否の実態等について御説明ありましたが、大臣、文部省のほうに報告、ないしは文部省自体として調査したかどうか。そしてまた、いま有田大臣は、憲法違反であり学校教育法違反である、こういう考え方を打ち出されましたが、大臣...全文を見る
○中村喜四郎君 文部大臣の考え方も、自衛官の入試拒否ということは憲法違反だと、そうして学校教育法にも違反だと、そういうことを評議会がきめること自体もおかしいじゃないかという考え方を打ち出されたわけですが、法制局長官にお伺いいたします。憲法の十四条、二十六条、あるいは学校教育法の精...全文を見る
○中村喜四郎君 法制局長官の考え方も、憲法違反である、学校教育法に反すると、こういうことが打ち出されたわけでありますけれども、学校側は学生に押しまくられてどうしようもない、こういう事態に、文部大臣はどう対処されますか。
○中村喜四郎君 私は、これは防衛庁長官との関連ではなくて、少なくとも自衛隊の人たちが入学する、勉強をする、こういうことは、自衛隊法の中で考えて、まあ逸脱したものではない。個人が勉強したいというその意欲は守らなければならない。したがって、私は文部大臣としてこれは処断すべきものと考え...全文を見る
○中村喜四郎君 明らかに憲法違反である、学校教育法違反というこの観点から考えても、ゆうべのニュースを聞きましても、千葉大学では学生が自衛官の入学を拒否するためのハンガーストライキに入った。学生の圧力で、大学側もこれに応じ、協議会をつくって、今後自衛官の入学等については学生と十分協...全文を見る
○中村喜四郎君 大臣の答弁、なかなかむずかしい答弁だと存じますが、私はこういう問題については、憲法違反であり、学校教育法違反というはっきりしたものにつきましては、政府としても適切な処置が打ち出されるような制度の問題についても今後考えるべき課題が横たわっていると存じます。大学の自治...全文を見る
○中村喜四郎君 事実を知らないというので、文部省のほうでは調査をしたというのですが、その点調査ができているかどうかお聞かせをいただきたい。
○中村喜四郎君 内申書というものは、これは秘密事項だと、重要な事項だと思います。それが学生の手によって発見されて、それを自治会にかけて、そしてこれは拒否すべきものだといったことですから、明らかに私は、入学試験に関与して、あるいはそのことを土台として入学試験に干渉したという判定を下...全文を見る
○中村喜四郎君 時間の関係上、自衛官関係の問題については以上で、次に文部大臣に私はお尋ねをいたします。  大学の教授が教育公務員であり、国家公務員でありながら、法を無視し、あるいは暴力や破壊教唆扇動する等、先生にあるまじき行為が見受けられるが、このような無責任、無軌道な言動が放...全文を見る
○中村喜四郎君 いま文部大臣のほうで、任命権者であるけれども法のたてまえ上実質的には自分にはない、しかしながらそれが明瞭にいろいろな事実があった場合にはこれを拒否する権利がある、こういうふうに解釈していいわけですか。
○中村喜四郎君 そのとおりということのお答えをいただいたのですけれども、私は、たいへん具体的な名前を申し上げることは、こういう席上でははばかりたいのでございますけれども、衆議院段階でも参議院の段階でも、九州大学の井上教授の問題が取り上げられていろいろと質問が投げかけられて、文部大...全文を見る
○中村喜四郎君 私は、特に学長事務取扱のことですから慎重に扱うことは特にこれは要望するわけでございますが、教育公務員特例法の第四条の二には、「学長については、人格が高潔で、学識がすぐれ、且つ、教育行政に関し識見を有する者」ということがその要件になっておるわけでございます。で、井上...全文を見る
○中村喜四郎君 いまの法制局長官のお答えを聞きますと、最終的には設置者である、あるいは任命権者である文部大臣に拒否権があると言う。この拒否権は発動すべきものではないけれども、しかし、そのことを頭にしっかり据えてないところに私は大学紛争の混乱の一つはあるということを大臣に申し添えな...全文を見る
○中村喜四郎君 十四日の閣議で佐藤総理から、高校生にいまの大学紛争の姿が移りつつある、十分具体的に適当な指導助言をする、ということはどういうことをやりますか。
○中村喜四郎君 私は、大学の紛争の病源、高校にありというのですが、私は治安面からではなく、小学校、中学校、高校の段階において十分長期的視野によって人間形成の中で先生方が十分子供と話し合えるような指導というものを特に今後気をつけてもらいたいと思うわけでございます。  そこで、大学...全文を見る
○中村喜四郎君 育英資金の問題について、私どうも納得いかないのですが、ストライキずっとやって、授業を休止して、それで資金をもらっている。それで病気で休んでいるものはぴたっと停止になっちゃうんです。自分の力でやって、どんどんやっておる者はどんどんもらっている。おかしいじゃないですか...全文を見る
○中村喜四郎君 それは少しおかしいです。私の調査でも、紛争に関係したものじゃないですよ。私のほうからの調査から言えば、ほんのごくわずかです。しかし、それを追及する時間がございません。  そこで私は、優秀なる学生、国家有為の人材を養成するんだ、そのために経済的に困っている人に貸す...全文を見る
○中村喜四郎君 まことにきびしい申し方で申しわけございませんが、どうぞひとつ大学の新しい道のために、新しい角度から検討していただきたい。  大蔵大臣にお尋ねします。  衆議院段階で、東大等の国の財産等の損壊は、国としてその損害を取り戻すべきである。むずかしいけれども賠償措置は...全文を見る
○中村喜四郎君 国有財産の損壊等については、管理責任者が会計法上きめられておる、その責任は、会計法規によって処置したい、と宇ノ沢会計検査院事務総長は衆議院でそう答弁しております。ひとつそれを調査すると、四千二百万の、学校から修理費が出ております。五百万円以上はその棄損原因を明確に...全文を見る
○中村喜四郎君 たいへんむずかしいでしょうけれども、姿勢を正す一つの原因にもなりましょうから、どうぞ真剣に取っかかっていただきたいと存じます。  文部大臣に、私はさらに、外部の声に耳をかさないで、大学の自治の名のもとで、小さなからの中に閉じ込もり、大学のことは大学にまかせろ、こ...全文を見る
○中村喜四郎君 わかりました。そこで私は、中教審の答申と世論の動向をあわせ考えて、長期的な問題もさること、それもやらなければなりません。しかし今日的な課題につきまして、どうしてもやらなくちゃならない問題について、私は大臣にお尋ねします。  まず第一には、暴力行為は断じて許さない...全文を見る
○中村喜四郎君 前途ある若者たちが八千名も逮捕された、いまも七百名も拘置所におる、まことに私たち悲しむべき現実だと思うのです。いい先生方は発言しなくなった。学生に押されてしまってどうにもならない。また中教審が、またきのうはやめっちまった。補充はしたけれども、私はこのつめあとという...全文を見る
○中村喜四郎君 終わりにちょっと一言。私は、文部大臣の哲学的な、ヒューマニスチックな、理想的なその人柄に非常に好感を持てるわけですけれども、しかし、政府に対して国民の声は非常にきびしいものがある。政府は何をやっているのだ、政治家何をやっているのだ、安保よりも、あるいは沖繩よりも、...全文を見る
03月17日第61回国会 参議院 予算委員会公聴会 第1号
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○中村喜四郎君 力石先生にお願いしたい。  先ほど、示唆に富んだ住宅宅地対策等の問題に触れられたわけですが、日本の場合に、公共投資、社会開発、社会部門の開発をする場合にも、用地買収等に多大にかかる。特に東京の場合には、事業部門の八割くらい用地買収にかかってしまう。西欧のように定...全文を見る
03月18日第61回国会 参議院 文教委員会 第3号
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○中村喜四郎君 大臣の答弁が非常に親切なんで、私の時間がなくなっちまって、衆議院は二時からというから、私は要点だけお尋ねいたします。  まず第一に、先般予算委員会で自衛官の入学拒否の問題については、憲法違反であると、これは文部大臣も、有田防衛庁長官も、法制局長官もそうおっしゃい...全文を見る
○中村喜四郎君 そうすると、憲法違反あるいは学校教育法違反だという場合に、文部大臣は大学側に適切な対策を出し、助言をするというが、これはどういうふうにやりますか。
○中村喜四郎君 大学の自治というもの、教授の学問の自由というこういう形の中で、これはやはり憲法とか、学校教育法とか、あるいは国家公務員法とか、人事院規則とか、そういう一定のワクが大学の自治の中にあると考えられますが、いかがでしょうか。
○中村喜四郎君 そうした場合に、大学の内部で自衛官の入学はこれをこばむと、こういうふうな評議会とか、あるいは大学内部でそういう結論あるいはそういう学則が出た場合は、憲法上から、学校教育法上から照らしてどうお考えになりますか。
○中村喜四郎君 そうした場合には、大臣としては指導、助言をするわけですね。
○中村喜四郎君 この問題についてはさらに私は疑問を持ち、処分の仕方、方法、限度、こういうところについても問題があろうかと思いますが、時間がございませんから、これはこの次の時間にわが党のほうにおいても各議員のほうで問題がございますので、さらにこれを突き詰めていきたいと存じます。 ...全文を見る
○中村喜四郎君 具体的に東大の場合に、先般来の紛争で四億数千万円の損害を国家に与えたと、こういうことがあるのですが、それは事実ですか。
○中村喜四郎君 そうすると現在のこの損害の査定は大学側がやったものなのですか。会計検査院あるいは大蔵省、文部省がやったものですか、四億数千万円という、こういう点いかがですか。
○中村喜四郎君 そういう損壊の場合は直ちに文部大臣は大蔵大臣に、財政法上からして届けをしなければならないことになっておりますが、これはやってないということですね。
○中村喜四郎君 文部省は実際に大学の内部に入ってみて、これは台帳等に照らしてこれだけの損害があるという認定をしたわけですか。
○中村喜四郎君 その場合に、現在まで東大がどれだけの支出をやっていますか、この修理のために。
○中村喜四郎君 そうすると五千万円というと、財政法から言うと、五百万円以上のものは棄損の原因その他について、大蔵省にあるいは文部省に、その原因を付記して届け出るわけでありますが、それは届けてありますか。
○中村喜四郎君 制作中というのは、しかし実際に五百万円以上をこえた場合には出して、その上で認承を得てそれでこれは支出すべきものじゃないですか。
○中村喜四郎君 会計検査院のほうからは、文部省にすみやかにそういう書類を出すように注意等も行なわれてあることと思いますが、行なわれておりませんか。
○中村喜四郎君 私、それを突き詰めて伺いますと時間がございませんから、あと二分ほどで終わりますから。  大学の器物損壊等に対しては、最終的にはだれが賠償の責任に応ずるか、それを問いたい。
○中村喜四郎君 そうすると、加害者に対しては、東大当局は告訴、告発をしたというが、その経過等はどうなっておりますか。
○中村喜四郎君 不特定多数の人を加害者として民事的な告発を要求したわけですが、そこで、衆議院段階で、福田大蔵大臣は、東大等の国の財産等に対する損壊は国としてその損害を取り戻すべきである、むずかしいけれども、賠償措置をとらなければならない、宇ノ沢会計検査院事務総長は、国有財産の損壊...全文を見る
○中村喜四郎君 それではこれで終わります。非常に文部省としても東大紛争の終結に頭を入れているときに、こういう問題を質問すると非常に頭を痛めることになりましょうが、私はただすべきものはただしていかなければならない。これがやはり東大再建の一つのルートであるという観点から申したわけです...全文を見る
○中村喜四郎君 時間はかかってもけっこうです。こまかに根拠等についてお願いいたします。
03月20日第61回国会 参議院 文教委員会 第4号
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○中村喜四郎君 私は前田参考人にわずかの時間お尋ねしたいのですが、参議院の文教委員会の中に設けられたオリンピック小委員会で、グルノーブルから帰ってきた竹田さんその他の体験を聞いてまことに残念だと、今度は札幌では成績を上げたいと、その原因は準備が十分でなかった、訓練が足りなかった、...全文を見る
○中村喜四郎君 非常にむずかしい質問で、賞は幾つとるかという、これは私はそういう意味だけを含めてでなく、やはりやる以上目標が掲げられて、そこに全役員選手が全力集中的にやることこそ私はスポーツの花を咲かせるもとではなかろうかという感じでございます。そのためにネックになるものがあるな...全文を見る
○中村喜四郎君 私の時間、一時間の質問をお願いしたんですけれども、あと川村さんと、それから萩原さんが……。私の四時までという大体約束事項がございますので、ごく短かい時間だけ質問さしてもらって、残った問題についてはこの次の委員会のときにただしたいと思います。  私は先ほどから小林...全文を見る
○中村喜四郎君 私はそうだと思うのです。やはり学問の自由と大学の自治というものを並列的なものの考え方がいまの誤った一つの紛争の原因になっているのじゃなかろうか。やはり学問の自由を守るため、それを貫くために大学の自治というものがある。そこで私どもが外国の例を考えてみますと、アメリカ...全文を見る
○中村喜四郎君 局長さん、たいへん恐縮ですが、時間がありませんので、できるだけ簡潔にひとつお願いしたい。入学試験をやり直しをするのか、しないのか。
○中村喜四郎君 私も新聞だけで読んでいるからわからないわけですが、結局評議会、教授会等では試験は合法的であるという判断をもって文部省のほうに報告をし、その後学生から問題が起こされて、学長が呼ばれて七時間余にわたってつるし上げられた結果、学長は自己反省をして、批判をして、学校の入学...全文を見る
○中村喜四郎君 やり直しはできる性質のものなんですか、これは。局長さん。
○中村喜四郎君 そういう教授会、評議会では結論を出したけれども、学長一人が拉致されて、不法監禁の中で署名捺印されてもなおかつ、最終的な判断は学長に権限があるというように解釈できましょうかどうでしょうか。そこが大学管理の大きな問題でございますが、いかがでしょうか。
○中村喜四郎君 それはわかりました。それはあまり突っ込んでいくとあと二人の時間がなくなりますから、私あと二分ばかり……それじゃ別のほうに移ります。  育英資金の問題についてちょっとお伺いしたいのですが、この間私が東大のように長くストライキをやっている学校で育英資金がそのまま継続...全文を見る
○中村喜四郎君 私はそういう学生をとめろということで言っておるのじゃないのです。この育英会の趣旨というものが経済的に恵まれない学生そうして将来国家有為の人材を養成するのが目的だと、こういうように趣旨、目的は明瞭になっておる。そして育英会では、そういう学生に対して補導の責任があるの...全文を見る
○中村喜四郎君 私は処罰的意味でそう言うのじゃない、もう少し育英会も、大学も、文部省も、この育英会の趣旨を生かすような方法を考えてみたらどうかと言っているのです。病気で休学した者はストップになってしまうのですよ。おかしいですよ。病気して困っている人の場合にはむしろ救済していかなけ...全文を見る
03月25日第61回国会 参議院 文教委員会 第5号
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○中村喜四郎君 時間がたいへんおそくなったので、私は二、三分で文部省に二つの点についてちょっとお尋ねしたいのですが、千葉大学の問題で、十七日に川喜田学長は文部省のほうに試験の結果を報告され、そうして十八日には学生に七時間半いわばかん詰になって、自己批判をさせられて、十六日の試験は...全文を見る
○中村喜四郎君 そうすると、学長さんは新聞紙上で見ると、体を張って職を賭しても試験をやり直しする、無効にするという、教授会は、短大の教授会のほうも評議会のほうも試験は有効であるという確認をして、文部省のほうにもそういってきているはずですが、その場合に、学長のいわゆる権限と、評議会...全文を見る
○中村喜四郎君 時間がございませんからけっこうだと思います。私は学生の二十七日の発表後において問題が起きないよう、教授会、評議会等の意向を頭に入れつつ指導、助言を求められるときには明確な判断を与えてやる必要があるということを考えるのであります。  それからもう一つ、十九日に各大...全文を見る
○中村喜四郎君 憲法違反であり、教育基本法違反であるということは明確になっており、その趣旨に沿って各国公立の学校に指示をしておるわけですが、大学側が指示をしてもこれを受け入れないということの場合には、これは指導、助言がどうも効果がないわけでございますが、いまの制度の中では。したが...全文を見る
04月02日第61回国会 参議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第5号
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○中村喜四郎君 私は沖繩の主席選挙のときもずっと行っておりました。この間も調査団の一員として向こうへ行ってきてみていろいろと考えさせられたのです。それは、国会の予算委員会やあるいは衆参両院で沖繩の問題が語られておるけれども、ほんとうの沖繩の問題についてのことが、一面において忘れら...全文を見る
○中村喜四郎君 いまの三年計画、私は今年度の計画を見ましても、二百二十七億の中で教育に六十三億、社会福祉に四十四億一千七百万、市町村財政に十八億、こういうことを見てみると、二百二十七億の中で、沖繩の人たちが経済の立て直し、自立経済になっていくための産業基盤整備等に対する予算関係と...全文を見る
○中村喜四郎君 私、長官の意見に全く同感なんです。とにかく復帰ということはもうスケジュールの中に入っているわけです。一体化のほうがスケジュールに入っていない。一体化のほうのスケジュールをどうするか、具体的にやっていく。先ほどのように、長官が特別振興計画を立てる。これはどういう構想...全文を見る
○中村喜四郎君 さらにこの沖繩の将来を考えた場合に、私は全体的な開発計画の問題ですが、先ほど長官から、いわば南の前進基地と、こういう中継基地というような構想がちょっと出ましたが、私どもも、飛行機の上から見たり、沖繩の地図を見たり、もろもろ考えた場合に、沖繩が将来伸びていくためには...全文を見る
○中村喜四郎君 ぜひ長期的な視野に立って検討を加えてもらいたいと思うのです。なお、沖繩の将来を決するものは私は水資源じゃないかと思うのでありまして、水資源の開発については、これは長期的な視野に立って、しかも、そう調査には金はかからないはずですし、農業者にとってもあるいは基地のもろ...全文を見る
○中村喜四郎君 特に特別振興計画を至急具体的するような方向をとっていただきたい。私たち現地を見てそう感じたんです。その際に、できるだけ現地の声が反映するような、現地の意識でもってそれを組み立てられるような方向が私は特に必要だと思う。というのは、沖繩の皆さん方に言っては失礼かもしれ...全文を見る
○中村喜四郎君 もう一つお尋ねしたいんですが、この間の新聞に、総理府で新しい構想を出したと、それは沖繩援助米のことですが、年間四万トン近く沖繩に援助米を出す、こういう計画を練ったということを簡単にひとつ概要をお知らせいただきたい。
○中村喜四郎君 新聞等を見てみると、一年間に沖繩に約四万トン、いまの長官の話だと、沖繩産米が一万トン、加州米が八万トン、沖繩の総需要が九万トンで、そのうち四万トンを日本の米の貸し付けをやっていく。加州米が向こうで、私たち聞いてみても、石当たり一万円を割っておる。こっちの日本米は二...全文を見る
○中村喜四郎君 まだ検討中ということについてはよく了解しました。ひとつこれは沖繩の産業開発の上においては大きなてこ入れになって、いわゆる米でお互いの心をつなぎ合うこともできることだし、経済開発の基盤をつくり出すこともできるし、私は、大蔵省とも十分折衝をして、こういうものが沖繩の特...全文を見る
○中村喜四郎君 委員長、私の質問で少し残したんですけれども、大松さんがちょっと関連したいと言いますから、ちょっとすいません。
04月08日第61回国会 参議院 文教委員会 第7号
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○中村喜四郎君 私、時間三十分ですけれども、おそいですから十分ほどお尋ねをしたいと思います。いま私は大松さんの質問を聞いてたいへんなことだなと、こう思うのです。中国における紅衛兵の考え方と今回の阪大の問題とはおのずから私も性質が違うように思います。御承知のように、紅衛兵の前身であ...全文を見る
○中村喜四郎君 処罰ということよりも、私は大学の内部のこのような行動自体が批判の対象になるはずと思いますから、文部省としては京都大学に対して、こういう問題に対してどのような助言、指導をやっているか、もしやっているとすればお聞かせいただきたいと思います。
○中村喜四郎君 いまの法律の中では、指導、助言の中で監督あるいは罷免、そういうようなことはできないという、そういう矛盾がある中で文部大臣が正常化のために非常に苦労をしておることはよくわかりますけれども、私はこのままで進んでいったらたいへんなことになると思うのです。そういう点をひと...全文を見る
○中村喜四郎君 けっこうです。
04月15日第61回国会 参議院 文教委員会 第9号
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○中村喜四郎君 私は岡山大学の警察官の殉職事件について緊急の質問をしたいと考えておったわけですが、文部大臣が二時から本会議に行かなくちゃならぬという制約また他の議員さんも御都合があるというふうなことがありますので、できるだけ簡単に質問したいと思います。ただ、この問題は楠委員あるい...全文を見る
○中村喜四郎君 私は大臣の悲壮な気持ちもよくわかる。しかし、次から次に学生の暴力行為がエスカレートしてくる。しかも大学内部ではこれをとめる道がない。警察官が出て、しかも警察官がけがをし、死ぬ。いままで、羽田事件以来で一万名以上の人が負傷し、三百五十数名の人がいまだに入院している。...全文を見る
○中村喜四郎君 じゃ大臣けっこうですから。  では、大学学術局長に。岡山大学では、こういう事件が起きて、現場でなくなったりけがした学生の姿を教授も見ておったはずです。そういう状況で岡山大学側としては何か反省する、これに対処する考え等がにじみ出ておるかどうか、それをお伺いしたい。
○中村喜四郎君 なくなった有本さんは、三年前までは香川大学の学生であった、卒業生であった。しかも警察官としてすばらしい成績で、中国管区で第一等の成績で出た警察官、二十六歳でなくなった。しかもそれは教授や学生の見ている前で傷ついて、そうして死んでいったんだ。私は、大学側の赤木学長が...全文を見る
○中村喜四郎君 赤木学長が告発して、そしてその事件——学生課長が軟禁、暴行され、また教養学部長がつるし上げられて頭にけがしたという、こういう告発事件に関連して問題が起きたわけでございますけれども、この十二日の日に、午前三時ごろに警察側が入る際に、事件を大学側、学生側でキャッチして...全文を見る
○中村喜四郎君 局長に、頭に入れるために事件の概要と警察官の負傷者状況を簡単にひとつ……。
○中村喜四郎君 そういう暴力行為から結局殺人行為になったわけですけれども、今後の捜査方針等について簡単にひとつ……。
○中村喜四郎君 局長さん、おそれ入りますが、時間がないので、大学の教授陣やその他がこれに、捜査に協力しているかどうかということをお聞きしたいのです。
○中村喜四郎君 この有本という殉職警官の遺族、あるいは補償、こういうことについての対策はどうですか。
○中村喜四郎君 もう一つ問題は、中央大学が学生の管理になっている。ここで火炎びん、あるいは硫酸、あるいはその他の凶器類が数多く押収された。これはどうですか。
○中村喜四郎君 学生の武器がどんどんエスカレートしていくわけでございますが、これに対する今後の警察庁の対処策はどんなふうにしていますか。
○中村喜四郎君 そうだと思います。幾ら防護施設をしても、次から次にしていく。私は大学学術局長に、全国至るところで、次から次にこういう問題が起きておる。入学試験の妨害だけでも、文部省に入っているのではおそらく十四、五の大学ではそういう問題が起きていると思います。今後、こういうエスカ...全文を見る
04月17日第61回国会 参議院 文教委員会 第10号
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○中村喜四郎君 私は、いままでの質問の中で、不満足ではあるけれども前進的であると、この定数法の問題に対してはそういう考え方を持っているわけですけれども、ただ問題は、私は定数が確保されただけで教育が十全にされないという面についてひとつ取り上げてお尋ねしたいと思うのですが、それは教員...全文を見る
○中村喜四郎君 いま大臣がおっしゃったように、改革はやりつつあるわけですけれども、私ども、中教審の答申が三十三年に出まして、三十七年には教育職員養成審議会から教員養成制度の改善についてという文部省に対しての建議がなされておるわけでございますが、その間文部省では、昭和四十年の四十八...全文を見る
○中村喜四郎君 私の尋ねたいねらいというのは、大学院設置とか、あるいは育英会資金の特別貸与ということではなくて、教員を養成する大学等において紛争が多く起こっている現状及び教育者が教育者らしい素養と専門的な知識と、そして教育者としての使命感に燃えた、そういうふさわしい教育者を養成す...全文を見る
○中村喜四郎君 制度ですから私もお尋ねしているわけですけれども、中教審等において教育者養成等に対する特別のそういう養成機関等を必要とする場合には、新たな角度から検討するというように理解してよろしいか。それからもう一つは、教育課程の問題がこの前の国会で通らなかったわけで、教育課程の...全文を見る
○中村喜四郎君 そこで、先ほどの免許状の問題に触れるわけでございますけれども、免許状はどこの県でもどこでも通用するものかどうか。それからもう一つは、臨時免許状というものの性格について簡単にひとつお尋ねしたい。
○中村喜四郎君 そこで、学校で教育者を養成する、あるいはその他の教育学部等を卒業した者が、ほとんど自動的といっていいほどいまは免許状がとれるわけですね、単位を履修すれば。
○中村喜四郎君 そこで、私がそういうことをお尋ねしたいのは、いまのように日進月歩の時代、子供も変わる、社会的環境も変わる、教育的な技術も変わる、そういった点から考えて、免許状を更新することの必要、たとえば三年に一回なり五年に一回なり免許更新の方法を考えてみたらどうかということを、...全文を見る
○中村喜四郎君 私がそういうことを申し上げるのはとっぴなようなことですが、私どもがよく国会に来る陳情書、請願書、手紙等を見ました場合でも、先生方の手紙が——先生方を軽べつするわけではありませんが、これでいいのかという誤字、脱字、あるいは文章の使い方あるいは私どもに出す手紙でも、様...全文を見る
○中村喜四郎君 私は大学で勉強をして、単位を取って教員の免許状をもらって、すぐに現場に移るという、こういうことの中に、いわゆる教育者の気質、態度、教育者の精神それぞれのことを、特に新規卒業者に対しては特別な教育期間を置くことの必要性を特に痛感するのでございます。現実の教育のもろも...全文を見る
○中村喜四郎君 いまの楠委員に関連するわけでございますけれども、私は先ほどの異動関係の問題で、確かに生活環境が変わるところ、あるいは自分の生活条件が異なるところに異動するということは非常に苦しいと思うのです、労働者として、俸給者として。一面においては、先ほど小笠原さんがおっしゃっ...全文を見る
06月17日第61回国会 参議院 文教委員会 第17号
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○中村喜四郎君 時間がおそくなっていますからできるだけ要点をつまんでお尋ねしたいと思いますが、特に私は僻地における教育の振興、人事交流等の問題について文部省側の意向をただしたい。  いま人事が停滞している僻地教育というものを振興しようとしておっても僻地には行かない、生活のしやす...全文を見る
○中村喜四郎君 私も新聞に出たことだけを取り上げて、大臣には問題の内容の事前通告もしておりませんから、おそらく考え方はかみ合わない、かみ合わないところに大臣の率直なところをお聞きしたいから、私は御質問しているわけですから。そうしますと科学技術庁二、農林省おおむね五、建設省三、そし...全文を見る
○中村喜四郎君 そうすると、次は毎日新聞、読売新聞、特に毎日新聞の中には新しい大学構想、これは坂田文部大臣とは指しておりません。しかし政府部内、自民党部内の中では過去のものにとらわれない新しい構想の大学をつくったらどうか。いわばそういうふうな紛争やその他のものにとらわれない、そう...全文を見る
○中村喜四郎君 心の琴線の触れ方が少し私は違っておるような感じがするものですから、田村先生のおっしゃるのは、文部大臣は、理想の大学をあそこへつくる、教育大学がいやだと言うならば理想の大学をつくってよいものだけを集めるのが、それがいいじゃないかということだと、私の考え方は違う、教育...全文を見る
○中村喜四郎君 私は、実は、そのようなことを大臣に言わんとすること、そしてまたこの場で言えないことの点をさらに追及するのは非常に苦しいのですけれども、しかし、やはり、もののけじめだけはつけておかないとならないと思うものですから、あえて私は与党でもこれを突かざるを得ない。  とい...全文を見る
○中村喜四郎君 それならそれもまたわからないのですが、日経新聞で   政府は十三日「筑波研究学園都市構想」を閣議了承したが、  これは閣議決定したがでしょうけれども、了承と書いてありますが、  この構想で四十七年までに移転する予定になっている東京教育大について、坂田文相は閣...全文を見る
○中村喜四郎君 ああそうですか。その次はこれは言わなかったのですか。
○中村喜四郎君 それじゃまあこれから先は深追いしてもしようがないですから。  それで私はそういう政府の立場、地元の土地提供者の立場、特に私は、文部大臣としては、この紛争の中で新しい大学の像をみずからの手によってつくり上げようとし——それは私非常に高い理想だと、しかも時期もいいの...全文を見る
07月03日第61回国会 参議院 文教委員会 第21号
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○中村喜四郎君 私は、この間の委員会において安永さんの質問、非常にいい質問で、私ども勉強させられて、大臣の答弁の中でも示唆に富んだ考え方もありまするが、それらの点について私の考え方を述べながら御質問申し上げたいと思うのです。  第一番目には、私学の振興方策について、これは文部大...全文を見る
○中村喜四郎君 そうですか。そしてそれらの大学の全学生数というのは百五十二万五千、それが国立の場合が約三十万、公立の場合が六万五千、私立の学校が百十六万、こういう比率で、学生数から申しますと、私立の占める割合というのは七三・三%ということになろうと思いますが、これも間違いありませ...全文を見る
○中村喜四郎君 そうしますと、これらの点を学校数、それから学生数の割合から見て、国が国立等に対するいわば助成措置というか、教育措置で国立関係で出している国の予算は総額で大体どのくらいになりましょうか。私のほうの資料で言いますと、大体大学、高専を含めまして、大学だけで四十四年度の国...全文を見る
○中村喜四郎君 それじゃ私この点はあとで正確にお答えいただくとして、私立の大学等に対しては国はどの程度の助成措置をとっているか、まずお伺いしたいと思います。
○中村喜四郎君 その貸し付け金やその他のいわゆる財投関係のものは、それらを含めましてどのくらいになりますか。
○中村喜四郎君 財投を除いて、私立学校の教育のために国がいわゆる教育投資をしておる純然たる額というものを局長どんなふうに考えますか、どのくらいになりますか。つまり純然たる教育助成のために国が国家投資をしているものですね。
○中村喜四郎君 そうしますと、私が冒頭にお量ねしましたように、国立学校が九十八校、私立学校はそれの七倍近い六百六十九校の大学、しかも学生数にしますと、国立が三十万、私立大学が百十六万、それで私立大学の純然たる国家投資というか教育助成は七十八億、こういうふうになっておるというと、国...全文を見る
○中村喜四郎君 いまの数字を聞きますと、国家予算では国立関係に対して二千七百六十三億、私立に対しては純然たる教育助成が七十八億、これを学生一人あたりでは文部大臣のお話を聞きますと、国立と私立との対比は七六対一、財投を含めましても二〇対一もっと以下にこれはなると思うんですが、こうい...全文を見る
○中村喜四郎君 岩間管理局長のお答えも、文部大臣のお答えも私はよくわかるのですが、設置者負担だと、国のお世話にならないでやっていくのが私立大学の本来の使命ではあるけれども、いまのビッグサイエンス時代に適応するためにはそれだけのものの考え方ではできないのだ、これに対する方向転換をや...全文を見る
○中村喜四郎君 その点について大蔵省のほうでは、あくまで設置者負担あるいは私学本来の目的からして国がこれに対して経常経費を出すということは、助成するということはおかしいという考え方、この壁を突き破るということは非常にむずかしい問題ではありますけれども、あくまでこの壁は突き破る方策...全文を見る
○中村喜四郎君 それから既往の赤字債権を償還するための貸し付け金をしておりますが、この赤字債権の問題の中で、授業料収入がもう限定されて一定されているから貸し付けができない、あるいは貸し付けても償還が困難だという問題が横たわっておるわけでございます。これはどういう見方で今後この問題...全文を見る
○中村喜四郎君 いまの既往債の貸し付けに対する条件の問題で、期間と利率の問題をこの間安永委員が御質問なされましたが、これについてもう少しこうしたいんだというところのことが出ましたならばお伺いしたい。
○中村喜四郎君 すべての貸し付け金に対する条件緩和をしていくということ、期間あるいは利率の問題についてはむずかしいことはよくわかりますけれども、問題は貸し付けであり、やがて返ってくるとともに、たとえば韓国に対する三十三万トンの米の輸出等に対しましても、二十年間据え置きの三十年間に...全文を見る
○中村喜四郎君 この一般貸し付けについては国・公立のほうが四万人だ、私立関係が五万二千人だ。だけれども、その貸し付け金額というのは一律にこれは一般貸し付けは三千円の貸し付け金。特別貸し付けのほうは、特にこれは要望されているわけで、自宅通学の者は国・公立が五千円であるものが私立は七...全文を見る
○中村喜四郎君 説明を聞くとわかるようなんですが、それは大蔵省のものの考え方だと私は思うわけですけれども、いま扶養控除をやっているのだ、これを二万円に増加したのだということですが、私の言っているのは、私学特殊の事情からたくさん金がかかる状況からして、これをどう解決するかということ...全文を見る
○中村喜四郎君 私が特に申し上げているのは、修学費のいわゆる控除制度をつくれというのは、小・中学校の教育関係もありましょうけれども、この際高等教育の分野における教育費の占める率が非常に大きいわけだから、この点については特に控除制度をつくっていただきたいという意見が参議院の中で出た...全文を見る
○中村喜四郎君 私は、いまのように学校関係に対する寄付以外のもの、もし大蔵省等でわかれば、一般の寄付、たとえば政治資金の問題とかその他の社会奉仕に対する寄付金、これは突然ですから、おわかりなければけっこうでございますが、国の関係の国立学校九十何校に対する二千七百億、先ほどおっしゃ...全文を見る
○中村喜四郎君 カテゴリーがあって、無制限ではないのだ、無制限ではないというところに問題があると思う。上限がきめられ、下限がきめられているというところに一つの問題があるわけで、私は個人が学校法人に対して寄付しようというその寄付行為は、全的に認めてオールこれを控除すべきではないか。...全文を見る
○中村喜四郎君 大臣が答える前に、これは寄付の件数が少ないのだというそこに問題がある。なぜ件数が少ないのだ。これは理解されていないということ、私はここへ出てくる際に、先生方は控除の制度を御存じですかと言っても、だれも知らない。国会の人もあまり知らないのに一般の人が知るわけがないん...全文を見る
○中村喜四郎君 よく一つそれらの点を……。私としましては、個人の学校教育に対する寄付金制度は、現在の教育のカテゴリーを直ちに改めることができないとするならば、少なくとも控除額は寄付金五〇%程度までは認めるべきだという強い考え方を持っておりますが、これは個人の問題で、今度は法人の問...全文を見る
○中村喜四郎君 私はその指定寄付金制度の問題で、そこにもやはりいまのように広く一般に募集される、この規定を見てみますると、広く一般に募集して一人の人が篤志寄付したときはこれは認めない、二人のときも認めない、少なくとも十人あるいは五人以上でなければこれを寄付金と認めないという形にな...全文を見る
○中村喜四郎君 その点数字が六億九千万が六十九億の間違いだと言うけれども、普通の場合指定のこういうものに適用を受けないで免税控除になっていないものの総額が、寄付金額が百八億あるんですよ、これは控除になっていないんですよ。この人たちはこういう全体のケースからいくと、私は控除制度とい...全文を見る
○中村喜四郎君 この問題については、私最後に局長にお願いします。  いまのように、税制の問題で現行制度の中におきまして免税措置があるのに、それが国民に理解されないまま協力が得られないというこの現実は、私は率直に認めまして、局長さんはあなたの全関係の機関に対しましてこの免税、現在...全文を見る
○中村喜四郎君 大蔵省のほうはよろしゅうございますから、御苦労さまでした。  この適用になってない学校数が、ちょっといま聞き落したのですが、幾つくらいありますか。
○中村喜四郎君 そうすると、未適用校やあるいは適用除外の教官が生まれ出たその法的な根拠はどういうことからきたのですか。
○中村喜四郎君 そうすると、法的根拠はわかったのですけれども、衆議院及び参議院の段階で常に附帯決議がなされて、私学振興と私学共済の充実化ということから見て、未加入校の加入促進に対して早く政府は具体的な処置をしろという附帯決議がなされておりましたが、これに対して過去どういうふうな経...全文を見る
○中村喜四郎君 一生懸命私学共済を進めたと言うけれども、現実にこれができなかったということの理由というものをもう少し私は解明していただきたい。それに加入しないというのは、何か不利があるのだ、この点は有利でこの点は不利なんだという、そういう利不利の問題についてもうちょっと具体的に御...全文を見る
○中村喜四郎君 そこで、いまの中で学内年金が云々ということは、私はこの学内年金というものが私立大学等における紛争の原因になっていることを指摘したい。各地の大学で入学資金をためておいて教職員共済の学内年金に充てている。これが学生の摘発という形になり、紛争の原因に連なっておる。おそら...全文を見る
○中村喜四郎君 そこで問題は、いまのお話で厚生年金の補助に比べて低いのだ、今度の努力によって百分の十二が百分の十六まで四%上げたのだ、厚生年金その他に比べて文部省としては百分の二十まで引き上げたい、私学振興側でも百分の二十にしていただければある程度具体的に問題が解決するというこの...全文を見る
○中村喜四郎君 八千万——私も大体八千万と想定しておったのですが、その八千万程度のもので百分の二十にすることによって、厚生年金に比べ、そうしてその他の問題と比べると、私学共済にこれが大きく役立つということなら、私はどうしてもやっぱり百分の二十、あと四%の八千万くらいの金は出すべき...全文を見る
○中村喜四郎君 短期給付の問題はどうでしょう、局長さん。非常に不利な問題解決・・…・。
○中村喜四郎君 そうだと思います。短期給付が問題があるからなかなか加入促進ができないというこの問題解決のためには、政府側としてもこれに対する対策を十分樹立していただきたい。この共済法についてはまだ問題点がございますのですか、しかし与えられた時間が五分までお許しをいただいたものです...全文を見る
○中村喜四郎君 私はもう少し聞きたいのですが、時間が制限がありますから、いまの生涯教育の問題でも、これはいいアイデアです。テレビ、通信教育、これなんかも資格とか学士とか、そういう称号の肩書きをはずした中で力を形成していくということは、実質的にいま世論としても要求されている。あるい...全文を見る
○中村喜四郎君 時間超過して、まだ問題が残っておりますが、あとでまた・・・。