大塚耕平

おおつかこうへい

選挙区(愛知県)選出
国民民主党・新緑風会
当選回数4回

大塚耕平の2001年の発言一覧

開催日 会議名 発言
10月18日第153回国会 参議院 財政金融委員会 第3号
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○大塚耕平君 おはようございます。  民主党の大塚でございます。初登板でございますので、いろいろ粗相があるかと思いますが、ひとつ御容赦いただきたいと思います。  去年の十二月まで私も日銀に勤務しておりました関係で、金融政策は非常に一般の方にはわかりにくい分野かもしれませんので...全文を見る
○大塚耕平君 平成十一年以降の総裁の御苦労の一端をお聞かせいただきましたが、今のお話をお伺いする限りでは、恐らく完全なゼロ金利ということではなくて、できるだけ低目に推移させるということがちまたで言われているゼロ金利政策ということであろうというふうに私は受けとめたのですけれども、そ...全文を見る
○大塚耕平君 ありがとうございます。  きょうはたっぷりお時間もいただいていますので、私の持論も述べさせていただきながら質問させていただきますが、私は、去年の八月の御判断はちょっと時期尚早であられた可能性があるなと個人的には思っております。  この後整理させていただきますけれ...全文を見る
○大塚耕平君 私自身は、経済政策というのはできるだけ科学的であるべきだと思っていまして、御承知のとおり、経済学というのは社会科学の女王と言われるほど、つまり科学性があるからそう言われているわけでありまして、客観的なデータに基づいて御判断されること、並びにそのデータと政策の因果関係...全文を見る
○大塚耕平君 いや、国債の買い入れで増額をされるかどうかということです。
○大塚耕平君 ありがとうございます。  時間もあと十五分ぐらいになりましたので、手短に質問させていただきますが、先ほど、これからひょっとしたら構造要因についてと申し上げたかもしれませんが、今までは循環要因に対する処方せんとして話を聞きましたが、今度、構造要因について若干お伺いし...全文を見る
○大塚耕平君 それを聞いて安心しました。  この預金保険機構年報にもありますように、早期健全化法十六条で、預金保険機構を経由して資金を出すということでありますので、新聞報道等は時々実力のある方々に誘導されて、さもRCCに直接お金を出すかのような報道もされますので、そういう誤解を...全文を見る
○大塚耕平君 ということであれば、ここはひとつ私の意見を申し上げて見解をお伺いしたいんですが、そのRCCに関しても株式取得機構に関しても、これから実は国民負担が非常に大きく発生するかもしれないという、こういうものであります。平時ならいざ知らず、平時というのは、つまり世の中平穏無事...全文を見る
○大塚耕平君 ありがとうございます。  総裁は、株式を中央銀行が買うという問題も含めて、それから株式取得機構のような案にコミットするということも含めて慎重であるべきだというふうに御発言いただいたと思っておりますので、大変心強い限りであります。  時間も参りましたので、あと一つ...全文を見る
○大塚耕平君 終わります。
10月22日第153回国会 参議院 本会議 第5号
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○大塚耕平君 民主党・新緑風会の大塚耕平です。ただいま議題となりました銀行法等の一部を改正する法律案について質問させていただきます。  今回の法律案は、皆様御承知のとおり、これまで非常に閉鎖的、硬直的であった銀行業界の変化に対応して、銀行法等を業界の実情に適応させることを主眼と...全文を見る
○大塚耕平君 民主党・新緑風会の大塚耕平でございます。若干、再質問をさせていただきます。  今、各大臣からそれぞれお答えをいただきましたが、要するに中小企業金融が今非常に逼迫していて、ここに何か手を打つ必要はないのですかということをトータルとして御質問したわけであります。  ...全文を見る
10月30日第153回国会 参議院 財政金融委員会 第5号
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○大塚耕平君 民主党の大塚でございます。  先日は、代表質問で両大臣にはいろいろと御高説を聞かせていただきまして、どうもありがとうございました。  きょうは、百十五分ということで長い時間をちょうだいしておりますので、余り皆さん眠くならないようにやらしていただければと思っており...全文を見る
○大塚耕平君 今の御回答自体はなるほどとはなかなか思えないんですけれども。  同じように、このパブリックコメントの百七十七ページの金融庁の御回答に、上の方に、お手元にない方は大変恐縮なんですけれども、こういうことが書いてあるんですね、「免許後の監督上の留意点については、同様の形...全文を見る
○大塚耕平君 繰り返しになりますけれども、今回の大きな改正の方向については基本的な異論はありませんので、建設的な議論をさせていただきたいと思うんですが、今の局長のような説明を伺わないとこのパブリックコメントについての矛盾を、一般の人が理解できないようなものをパブリックコメントに対...全文を見る
○大塚耕平君 とりあえず十二時までですから切りのいいところで午前中はやめさせていただきますけれども、私が申し上げたいのは、私自身も皆様のいとこみたいなところにおりましたので、なかなかパブリックコメントに対する回答とかが煩瑣なことであり大変なことだというのはわかるんですけれども、恐...全文を見る
○大塚耕平君 大臣の御意見はよくわかりますので、事後的な行政をやる上で必要なマンパワーが要れば、それは私は堂々と御請求いただければいいと思いますし、それがいないがために中途半端なことをやるということであっては本末転倒でございますので、そこはぜひそういう御方針でやっていただきたいな...全文を見る
○大塚耕平君 審議会の報告は私も読みましたけれども、なぜ銀行持ち株会社法という一般からのそういう声に応じてそちらで対応しないかということについては、余りおっしゃるような根拠は書いてなかったと思いますので、私が申し上げたいのは、いろんな銀行監督をやるにしても、新しい金融の姿に対して...全文を見る
○大塚耕平君 今の御回答が私の質問にジャストミートしていたかどうかというのは聞いている皆さんが判断してくださいますので、これ以上は申し上げませんけれども、いろいろ議論してそういうふうになったという御回答であって、なぜ英米よりも緩い責任の求め方になっているのかということの説明は一言...全文を見る
○大塚耕平君 大塚でございます。午前中に引き続いてよろしくお願いいたします。  先ほど、午前中の最後に親会社への監督のことでお伺いをしましたが、今度は、親会社と子銀行なわけですから、子銀行の問題についてちょっとお伺いをしたいと思うんです。  機関銀行化防止に関しては、随分衆議...全文を見る
○大塚耕平君 ちょっと今のお答えはどうかなと思うんですが、この数字を合理的に、単体のときよりもグループ銀行のときの方を低くしてしまうと迂回融資のようなことを招来しかねないということを言っておられるのは、リスクとしてはわかるんですけれども、しかし、そういう行動をとらないような事業法...全文を見る
○大塚耕平君 わかりました。  いずれにしても、検討しているという、前段でそういうお答えでございましたので、銀行単体にかけている与信比率の上限よりも銀行グループ全体にかけている比率の方が多少でも低くなっているというのが私は合理的だと思いますので、そういう方向で御検討いただいてい...全文を見る
○大塚耕平君 ここで余り時間をとってもなんですが、ただ、衆議院の議論でもいろいろありましたように、機関銀行化防止のための一つの具体的なツールとして大口信用供与規制があるわけですから、ここのところはよくよくさらに工夫をしていただいて、きちっと網をかけていただくということをお願い申し...全文を見る
○大塚耕平君 そうすると、これから銀行の収益をきちっと上げられるように余り業務を規制せずに合理的な範囲で業務を拡大する余地を伸ばしてあげようという、こういうことだと思うんですけれども、その一方で、これについています参考資料の30というのを見ると、これは七十三ページにあるんですけれ...全文を見る
○大塚耕平君 慎重に対応していただけるということですから結構なんですが、午前中のパブリックコメントに関するところとも共通するんですが、ここは大臣、副大臣に聞いていただきたいんですけれども、結局、今のグループ全体の業務範囲の問題についても、かなり包括的に何でもできる形にはしてあって...全文を見る
○大塚耕平君 衆議院の議事録を拝見すると、今の話は、例えばグループ全体の業務範囲とか、切り口はいろいろのところから申し上げましたが、行政の裁量のことをトータルとしては申し上げているわけで、ここは、十月十七日の衆議院の審議で植田委員が相当長時間やっておられたのを私も拝見しましたので...全文を見る
○大塚耕平君 いつから大臣が原口さんになったのかちょっと知りませんでしたけれども。私は大臣か副大臣かにお願いしたわけであって、そんなに無理な指名は今までしていないわけですから、指名したときはきっちり御対応いただければありがたいなというふうに思っております。  次に、信託業務につ...全文を見る
○大塚耕平君 ということは、今回の改正案が施行されるまでは兼営している銀行はないという理解でいいですか。
○大塚耕平君 わかりました。  じゃ、もう一つ信託についてお伺いしますが、非処分型の不動産信託財産を、信託後一年後には処分できるというふうに今回改正をしておられるんですけれども、一年後であっても処分できちゃうと、これは何のための非処分型の信託かよくわからないんですが、一年後には...全文を見る
○大塚耕平君 趣旨はごもっともだと思いますので。  不動産取引の実態を考えると、間が一年というのは短期売買とそう変わりがないんですよ、いろいろ手続して登記したりなんかやっていると。私どもは、日本経済は金融機関が不動産業みたいなことをすると大変なことになるという過去に重大な経験を...全文を見る
○大塚耕平君 先ほどのデリバティブの特別取引勘定の問題にしろ、今の問題にしろ、おっしゃるように何らかの判断はしなきゃいけないわけですから、どこかで線引きをせざるを得ないというのは、これはよくわかります。  ただ、今、デリバティブに対しては原口局長が大臣にかわってお答えになり、今...全文を見る
○大塚耕平君 御答弁はそういうことになると思うんですが、私も長いこと国会中継、国会テレビとかで見て、やっぱりこれだけ大勢の議員や行政の皆さんが時間をかけてコストをかけて議論をしているわけですから、これは与党の入澤先生も野党の私も申し上げているわけですから、そういうことについて、付...全文を見る
○大塚耕平君 余りここで時間をとると、せっかく日銀総裁も来ていただきましたので次に移らせていただきますが、ただ、先ほどの局長の御答弁もそうですし、今の副大臣の御答弁も、信金の監督に関して副大臣に関しては、信金の監督に関しては入澤先生や私が申し上げたことに対してそういう方針をここで...全文を見る
○大塚耕平君 そうすると、一義的に規制を設けることは困難という、当たらずとも遠からずかなという気はいたしますが、しかし、衆議院の議事録を拝見しても、この部分の質問に対しては結構あいまいなお答えをしておられて、私は大変危険だなというふうに思っております。  FISCがいろんなルー...全文を見る
○大塚耕平君 大臣、済みません、マニアックな話で眠くなるかもしれませんが。でも、別に一個一個の問題を大臣にここで解決してくれと申し上げているわけではなくて、事ほどさように、大きな方針を大臣、副大臣が掲げられても、実際現場で起きていることは、別に皆さんも悪気があってやっているわけじ...全文を見る
○大塚耕平君 非常に重要なポイントだと思いますので、たしか懇談会か何かやっておられると思いますので、蝋山先生のところですね、ぜひいい結論を出していただきたいなというふうに思いますけれども。  それでは、冒頭で御案内申し上げましたように、銀行法の細かい話についてはちょっとここで一...全文を見る
○大塚耕平君 今、横で先輩の櫻井先生が答弁になっていないというふうに言ってますが、私はそうは申し上げませんが、私もそんな気はいたします。  それじゃ、内閣府にお伺いしますが、これ、配られましたよね。(資料を示す)「変わる日本 この一歩から」、なかなか立派なカタログです。これ、い...全文を見る
○大塚耕平君 この資料の八ページにこう書いてあるんです。「中小企業を含む健全な取引先に対する資金供給の一層の円滑化に努めるよう金融機関に要請します。(十三年九月末までに措置)」と書いてあるんですね。  九月二十六日から九月末までに何を措置したのか聞きたいんですけれども。
○大塚耕平君 大変不誠実な答弁だと思いますが、こういうことをやることが、結局、金融行政に対する──これは内閣府がやったことが、恐縮なんですけれども柳澤大臣の方に飛び火しちゃうんですけれども、不信感を呼んでいて、中小企業の皆さんは必死になって読んでいるんですよ、これ。これが出たとき...全文を見る
○大塚耕平君 済みません、私まだ年期がたっていないので櫻井先輩ほど怖くないんですけれども。  そうすると今度、例えば平成十三年三月三十日の規制改革推進三カ年計画というのがこの中についていますね。(資料を示す)今、金融行政も含めてそれにのっとってやってくださっているわけです。規制...全文を見る
○大塚耕平君 大変遺憾だという御答弁いただいたので、この各論の中に加えていただくように次はちゃんと御努力をいただきたいと思います。  先ほど、午前中の入澤委員の御質問に対する答弁で、大臣はこういうことをおっしゃったんですよ。地方銀行というのは本当に地域の経済に非常に根を張ってい...全文を見る
○大塚耕平君 中小企業金融に関してはここで何か具体的な結論が出るたぐいの話じゃないですから、御答弁はそれで結構でございます。  今実は議論をされておりますBISの新しい第三次の見直しについても、第三次案に向けて行う見直しのポイントとして、BIS基準ですら、大きな三つの項目の一つ...全文を見る
○大塚耕平君 確かに、急にそういうマネーフローの構造を意図的に変えられるかといったら、変えられないと思うんですけれども、そうすると、問題は、国債の中身をいかに意味のあるものにしていくか、本当に経済の拡大再生産に向かうようなものにうまく回していくかということがポイントだと思うんです...全文を見る
○大塚耕平君 それでは、事務方の御答弁で結構ですが、対象項目が昭和四十年以来どういうふうにふえてきているのかというのをちょっと御開示いただきたいんですが。
○大塚耕平君 私が見聞きした限りにおいては、八十八から二百二十二にふえているその差分というのは、つまり昭和四十一年のときには建設国債対象項目としては適当ではないと思われていたものが、後からそこに入ってきているものが結構あるんですね。結構あるんです、毎年の予算編成の中で。それはおか...全文を見る
○大塚耕平君 きょうはここから先は通告していないので、もしお手元になければ改めて数字を御報告いただきたいんですが、今は公共事業関係費は八十八項から二百二十二項にふえたというお話でしたが、その他施設費というのは、私が知り得る限りでは昭和四十一年には十八項目しかなかったんですね、十八...全文を見る
○大塚耕平君 わかりました。じゃ、それは改めて、先ほどの公共事業関係費の項目二百二十二の内訳と、それから当初の八十八の内訳と、それから今御質問申し上げましたその他施設費の十八の内訳と、その他施設費の現在の項目とその内訳、これは改めて御回答をいただけるということでよろしいでしょうか...全文を見る
○大塚耕平君 わかりました。  塩川大臣にお願いしたいのは、全体の金額として幾らに抑えるということで一生懸命、きょうも三十兆円枠守らなかったら政権崩壊だと新聞に出ていましたけれども……
○大塚耕平君 済みません、日経新聞にはそう書いてあるんですよ、「財務相「放棄なら政権崩壊」」と。  それはともかく、私が申し上げたいのは、全体としての金額だけではなくて、中身を大臣にチェックしていただかないと、これはさっきの金融庁と一時間お話をさせていただいたことと一緒で、大方...全文を見る
○大塚耕平君 大臣であられる以上は個人としての発言はないと思っていますので、ぜひそこは慎重に御発言いただきたいと思います。  柳澤大臣がけさの記者会見で、今の塩川大臣に対する御発言について、塩川さんはなかなか老練な政治家なのでと、苦笑いしつつ、ちょっとよく理解できないと御発言に...全文を見る
○大塚耕平君 日本には長幼の序というのがございますので、もし先輩のげきりんに触れたとしたら、それはおわびを申し上げますけれども。  しかし、代表質問でも申し上げましたように、柳澤大臣と塩川大臣と竹中大臣は本当に日本経済の命運を握っていらっしゃるんですよ。そして、さっきも解説申し...全文を見る
○大塚耕平君 政府ですよ。
○大塚耕平君 大変塩川大臣のおっしゃることもわかりますが、これは見解の不一致ですから、小泉さんがよくおっしゃるように、見解の不一致ですと言っていつも討議切られちゃいますので、これも見解の不一致と申し上げざるを得ないですが、大臣はそうおっしゃいますが、公共事業に関しては大臣の御所管...全文を見る
○大塚耕平君 怒ってないですか。よかったです。柳澤大臣と塩川大臣と竹中大臣が、きょうは速水総裁もいらっしゃいますので、この四人が日本の経済の命運を握っていらっしゃるんですよ、本当に。そういう意味で、この間はお三方しか代表質問にいらっしゃらなかったので、三人寄れば文殊の知恵なんとい...全文を見る
○大塚耕平君 日銀の考査の基本的な運用は私も理解しているつもりでございますが、本当にこれだけ、これから大手行に短期間で検査に入ってきちっとした成果を出そうという局面で、私のように、金融庁のスタッフが今までの陣容で本当にちゃんとできるのかなと心配に思っている人はいっぱいいるわけです...全文を見る
○大塚耕平君 本席ではそれで結構ですが、私が何を申し上げたいかというと、不良債権問題がデフレの結果であるという、経済メカニズム的にはそういうこともある程度事実だろうと思います。しかし、今、公的資金が投入されて、ややもすれば、きょうまさしくここで議論になっています、銀行はいかにある...全文を見る
○大塚耕平君 最後に発言させていただきますが、今の中原委員の話を聞いても、インフレ参照値という新しいコンセプトをお出しになったんですが、何だか多分皆さんよくおわかりにならなかったと思うんです。  私が申し上げたいのは、ただでさえ金融政策について、ここにいらっしゃる方は結構お詳し...全文を見る
11月15日第153回国会 参議院 財政金融委員会 第10号
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○大塚耕平君 民主党の大塚でございます。  皆さん、お疲れのところ、またしばらくおつき合いいただきたいと思いますが、大臣もきのう、きょうとずっと、私も予算委員会やテレビで拝見しておりました。お疲れさまでございます。  もうかなり似たような質問が飛び交っていますので、少し楽しん...全文を見る
○大塚耕平君 今、大臣は、補正予算をなぜ組むに至ったかという理由を御説明いただいたんですが、そこはもう私も補正予算は必要だと思っていますので結構なんですが、予算を組む以上、歳入を選択して、何から歳入を組み立てるか、そして歳出をどうするかというのを、これ選択しなきゃいけないわけです...全文を見る
○大塚耕平君 おっしゃるとおり。  とすると、お金が足りないというのは税収が足りないわけですが、国債発行をすることもできたわけですが、国債は発行するおつもりは、もちろんある程度組み込まれていますけれども、もっと発行するおつもりはなかったわけですか。
○大塚耕平君 三十兆円の枠内におさめるために、足りない部分は剰余金をと、こういう御選択をされたわけですね。  そうすると、実は、私のもとの勤務先の先輩である自由党の鈴木淑夫先生と随分御議論しておられたのをテレビで拝見していましたが、国債の発行を三十兆内におさめるということは、国...全文を見る
○大塚耕平君 非常に広い意味での国債管理政策といえばそうなんですけれども、いわゆる財政当局の皆様方がおっしゃるときの国債管理政策というのは、要するに、景気が悪いときに短期債を志向して出していくのか、あるいはむしろ景気に順応的に、ここが鈴木先生の言っておられたプロシクリカルというこ...全文を見る
○大塚耕平君 私なりに自分の頭で整理をさせていただくと、一般に先進国で国債管理政策といったときに、景気の悪いときに、マーケットに流動性をなるべく提供するというスタンスに立って、流動性の高い短期債を景気の悪いときには出していくという、そういうことを重んじて国債管理を行う国があったり...全文を見る
○大塚耕平君 非常にスタンスをよく御説明いただいたので、国の信用、財政規律を維持するという意味で、差し当たり十三年度の国債発行額が三十兆円におさまるようにということを非常に一つのベンチマークとして運営されたということはわかりますが、実は、年度の新規の発行額ということになればそうい...全文を見る
○大塚耕平君 借換債の発行。
○大塚耕平君 発行総額じゃないです。来年度、借換債が幾ら発行される予定になっているかということです。
○大塚耕平君 ありがとうございます。  七十兆というのは非常に大きな額でございまして、これに新規発行の三十が非常に大ざっぱな数字ですけれども乗りますと、これ百兆という数字なんですよね。もう御承知のとおり、国債発行総額から公的部門が消化する分を引いたのが民間消化分ということで、大...全文を見る
○大塚耕平君 大臣は、民間消化、シ団引き受けが四〇%から五〇%というふうにおっしゃったんですが、いわゆる広い意味での民間消化はもうちょっと高くて、実は来年度の民間消化分が百兆に乗るか乗らないかというのが三十兆枠の次のベンチマークとして出てくると思いますから、もし今のところ特に御念...全文を見る
○大塚耕平君 済みません、手元にあるのに質問して大変申しわけなかったんですが。  二十五年間で剰余金は十四兆一千八百四十一億円、そのうち、国債の発行残高はふえているわけですから、本当はこれを償還財源に充てたいわけですが、一般財源にされたのは十兆二十億円、実に剰余金の七〇・五二%...全文を見る
○大塚耕平君 当初予算のときに見通していた利回りと今回の実勢との水準をちょっと教えていただきたいんですが。
○大塚耕平君 結局、この国債整理基金への繰り入れについては、言ってみれば当初予算のときと現時点で状況が変わったから繰り入れを減額したということなわけですね。ここについてこういう扱いをするわけですから、当然歳出の部分についても、もう当初予算のときにある前提で当初予算を組んだわけです...全文を見る
○大塚耕平君 大臣にぜひ御理解をいただきたいのは、剰余金の特例的な扱いをまたしてしまったというだけではなくて、国の信用が大事だ、財政規律が大事だというスタンスに立っておられるならば、この当初予算のときの繰り入れについても、状況が変わったから減額するというのは、それは理由はわかるん...全文を見る
○大塚耕平君 前の委員会でも申し上げましたが、もうこれは塩川大臣も賛成してくれると思うんですが、日本国、大変な状況ですから、与野党関係なく議会の場で本当に意味のある議論をして、大臣、この間本会議場で、野党からでもいい案があったら賛成しますよ、私はと。私、大臣忘れないでくださいとや...全文を見る
○大塚耕平君 今の話は実は全部の省庁にお伺いしたいんですが、時間がないから先へ行きますけれども、大臣、今の答弁で私納得していないんですよ。私、自分でもちろん開発やっていましたから、そんな簡単な説明ではいはいって言って、例えば、別に古巣を持ち上げるつもりはないですが、日銀の中でも、...全文を見る
○大塚耕平君 恐らく調べればあるのかもしれないので、全くないというふうには申し上げませんけれども、事ほどさように、大臣、歳入の方で剰余金を使わなければならないという理由はわかります。さりながら、歳出の方で変なものがいっぱい入っているかもしれない。  それから、マニアックなことを...全文を見る
○大塚耕平君 外務省に続けてお伺いしますが、それは入札でやりますか。
○大塚耕平君 きちっとしたプランがないまま予算計上しているということは、それがきちっとしたプランでなければ多分一年、二年、三年ではできない可能性が高い。逆に、きちっとしたプランで、皆さんが端数まで計上しているわけですから、計上しているとしたら、これはどこかの業者と握っていないとで...全文を見る
○大塚耕平君 いや、資料は私が持っていますので。  受け入れ企業の開拓のための広報活動や受け入れを円滑に進めるための企業セミナーを開催するのに五千万円、受け入れ企業の情報をインターネットを通じて大学等へ提供するための情報データベースを整備するのに七千五百万円、それから、受け入れ...全文を見る
○大塚耕平君 また改めていろいろ勉強させていただきたいと思いますが、役所からお伺いした事務所の所在地と、都道府県庁で配付されている資料記載のこの協会の所在地も違うんですよね。役所からいただいた所在地は三井生命の本社ビルの二階にあると言われているんですが、各地で配られているものでは...全文を見る
○大塚耕平君 じゃ、せっかくの挙手でいらっしゃいますので、どうぞ。
○大塚耕平君 住所については明快な御答弁をありがとうございました。  次に、今回の改革先行プログラムでも補正予算でも目玉になっているPFIについてお伺いしたいんですが、PFIもこの各目明細を見るといっぱい出てくるんですね。例えば農水省さん、卸売市場施設整備PFI緊急推進事業費二...全文を見る
○大塚耕平君 このいただいた短い時間の範囲で結論を出すことは難しいと思いますし、多分皆様方も、これは違うぞ、一方的だという御意見もあろうかと思いますので、これからじっくりやらせていただきたいともちろん思いますけれども、大臣と副大臣に御理解いただきたいのは、歳出面の見直しをきっちり...全文を見る
○大塚耕平君 ありがとうございました。
11月20日第153回国会 参議院 財政金融委員会 第11号
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○大塚耕平君 期せずしてリチャード・クーさん対植草一秀さんの議論を聞いているような気持ちでしたね。タイプ的には櫻井先生の方が植草先生っぽいんですけれども、立場が逆で非常に興味深い議論で、私も参戦させていただきたいところですが、ちょっと話を株式保有制限の方に戻しまして、そちらの方か...全文を見る
○大塚耕平君 決済専門銀行とかインターネットバンクはそういうことだと思いますが、この二、三年といわず、大体八〇年代後半ぐらいから、例えば商社なんかで航空機リースとかプロジェクトファイナンスを手がけている皆さんとか、事実上、金融界の方より金融のハイブリッドな手法に詳しい方とかいっぱ...全文を見る
○大塚耕平君 私は余りよろしくないと思っています。  今お手元に今回の法案のイメージ図を配らせていただきました。これは実は、国会が始まった当初に党内の議論で使わせていただいて、衆議院や本会議での議論を伺って、あるいは金融庁さんの御説明を聞いて修正すべき点があったら修正しようかな...全文を見る
○大塚耕平君 後段の部分はそれで結構なんですね、二十六条の五項にちゃんと書かれていますし、そういう専門家を配置した運営委員会があるのはいいと思うんですよ。ところが、この二十五条の規定は、これまで多くの委員が御指摘になっておられるように、今回恐らく、実際にこの取得機構に株を売却した...全文を見る
○大塚耕平君 局長、今の御説明は、金融界が信頼を国民から得ていて、平時においては成立する説明ですけれども、大臣、どう思われますか。今、局長は、役員の方が出身の金融機関から委託された買い入れについても、その一事をもって必ずしも利益相反に当たるとは思わないとおっしゃったんですけれども...全文を見る
○大塚耕平君 そこは見解の相違かもしれませんが、やはりこれから金融界にまたかなりの公的資金を入れていく可能性もあるわけですから、そういう中において極力、李下に冠を正さずという運営をしていただくことが結果として金融行政全体に対する信頼を形づくることになりますので、ぜひ銀行界出身の役...全文を見る
○大塚耕平君 これも先ほどの役員の話と一緒で、なるべく変だなと思われないような仕組みにしておくことが必要なわけですよ。  塩川大臣、株式売却金融機関も信託会社も同じ人がこれをやれると思うと何となく変だなというふうに思われてほしいなと思っているんですけれども、後でお伺いします。 ...全文を見る
○大塚耕平君 時間も余りありませんのでこのぐらいでこの論点はとどめたいと思いますが、早い話が、かなり込み入ったスキームになっていて、しかも信託銀行も既に四大銀行でグループ化され始めているわけですから、全体の金融界の再編の中で証券会社すらグループ化が行われ始めている中で、どうも非常...全文を見る
○大塚耕平君 どうやってというのは、賛成の方も反対の方もいたわけですから、最終的に反対の方に御納得をいただかなきゃいけないわけですよね。  それは説得して回られたわけですか。
○大塚耕平君 これもせんだっての議論で、銀行法改正のときに、大臣、銀行法改正のパブリックコメントについて私いろいろコメントさせていただきましたけれども、金融審議会の第二部会の報告書をよく読ませていただくと、きょうは時間がないので一個一個取り上げませんけれども、必ずしも今回の法案や...全文を見る
○大塚耕平君 今後、厚生労働省や農水省マター以外でも行政の結果責任ということは大変大きな問題になってくると思いますので、ぜひ、私たちも一生懸命考えますけれども、真剣にお考えいただきたいなと、こう思います。  結果責任云々を申し上げるということは、そもそもこの機構が何の目的でつく...全文を見る
○大塚耕平君 時間も大分迫っていますので、最後に一点、この件に関してお願いをしたいんですが、これ実は四十条に商法の特例を設けているんですよ、大臣、御承知のとおりだと思いますが。これは、金庫株購入の事業法人が安易に金庫株購入ができないようにきちっとした手続を踏めという、こういう法律...全文を見る
○大塚耕平君 ぜひ情報開示をきちっとしていただきたいなというふうに思っております。  そこで、塩川大臣にお伺いしたいんですが、この絵でいいますと、(資料を示す)この株式売却金融機関がどういう行動をとるかというのは、これは金融庁さんがきちっと監督されて、おかしければ是正するという...全文を見る
○大塚耕平君 今のお考えは、衆議院で自由党の鈴木先生が、山一のときの共同証券だって結局ぼろもうけしたじゃないかという、その御発想に近いと思うんですが、ただその一方で、大臣御自身は、十月二十六日の衆議院の財務金融委員会でこういうことをおっしゃっておられるんですよ。「私も二兆円という...全文を見る
○大塚耕平君 次は大臣にお伺いしたいんですが、やはりこれは、株価と地価が一定の水準まで上昇していることが三年後正常化の前提であるというふうに考えてよろしいんですか。今の内閣府の御説明では予断は抱けないということをおっしゃったわけですが、それはわかるんですけれども、それは前提ではな...全文を見る
○大塚耕平君 よくわかりました。最後に一点だけ。お昼前に済みません。  せんだっても、柳澤大臣が御欠席のときに塩川大臣にお話し申し上げましたのは、財政再建も、これ歳出官庁が本気にならないと、歳出の中身がよくならないと絶対にできないということを申し上げました。そして、不良債権問題...全文を見る
12月03日第153回国会 参議院 行政監視委員会 第5号
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○大塚耕平君 民主党・新緑風会の大塚でございます。  きょうは、塩川大臣、桝屋副大臣に貴重なお時間をいただきましてありがとうございます。  きょうは、現下の緊急課題ということで、医療行政にかかわる話をさせていただきますが、最終的には財政負担にかかわってくる話だということで、塩...全文を見る
○大塚耕平君 ありがとうございます。  そうすると、いろんな分野にこの公正取引協議会が存在すると、こういうことだと思います。  次に、厚生労働省にお伺いしたいんですが、厚生労働省の傘下の公正取引協議会にはどんなものがございますでしょうか。
○大塚耕平君 ありがとうございます。  そこで、ちょっと御説明を私の方からさせていただきたいんですが、委員の皆さんのお手元に配らせていただいた資料の1に、今厚生労働省から御説明がありました厚生労働省傘下の公正取引協議会の指導に基づいて、ある医療材料メーカーが医療機関に配付した通...全文を見る
○大塚耕平君 局長の御答弁としてはそういうことになると思うんですが、副大臣、こういうことが副大臣の所管の範囲内で起きていらっしゃったということは御存じでしたでしょうか。
○大塚耕平君 副大臣にお伺いしたいんですが、今、局長がるる御説明いただいた内容だけ聞くと、医療機関と医療関係企業の不当な取引が、不公正な取引が行われないためには何かやむを得ない指導だなというふうに聞こえるんですけれども、この問題の本質はどういうところにあると副大臣はお考えですか。...全文を見る
○大塚耕平君 ごもっともな御答弁だと思うんですが、もう一回絵をよくごらんいただきたいんですけれども。  このメーカーというのは、当然黒字を出しているわけです。そして、この医療材料の取引についてもちゃんと収益を上げているわけです。ということは、くぎを売るのに金づちがなければ使えな...全文を見る
○大塚耕平君 今、厚生労働省さんと議論させていただいているこの件と関係がございますでしょうか。
○大塚耕平君 現在調査をしている案件ですからそういうお答えでやむを得ないと思うんですが、非常にきょう話題にさせていただいている分野と近いところで起きていることだということだと私も認識しています。  そこで、今申し上げました公正取引協議会と医療関係メーカーと医療機関のその三者の関...全文を見る
○大塚耕平君 一枚めくっていただきたいんですが、資料4というのがございます。  今、副大臣が医療材料あるいは医薬品等に関してはいろいろ公定価格を決めているというお話がございましたが、私も今回、厚生労働省の方に大変お世話になっていろいろ勉強させていただきまして参考になりました。あ...全文を見る
○大塚耕平君 最高値が三千円とおっしゃいました。それは一本ですね。そうすると、十本このケースでいうと三万円なわけですね。  塩川大臣、眠いかもしれませんが、ぜひ聞いてくださいね。その同じ箱の中に千八百円のものと三万円のものがあって、これを同じ製品群だといって整理することは、これ...全文を見る
○大塚耕平君 それは、医療材料、もちろん私も専門外ですし、副大臣も専門外だと思いますが、とはいっても、副大臣は今、厚生労働省の副大臣ですから。  その八百十四の分類というのはここに事細かに書いてあるわけですよ、厚生労働省の事務方の方が持っていらっしゃって。この保険償還価格を決め...全文を見る
○大塚耕平君 ありがとうございます。私も次の通常国会に向けて楽しみがふえましたので、しっかりと調査をさせていただきますが。  そこで、もう一枚めくっていただくと資料5というのがございます。ここからは財務大臣にもぜひよく聞いていただければありがたいなと思うんですが、今回、医療保険...全文を見る
○大塚耕平君 つまり、私どもは病院というのは結構もうかっているんじゃないかというふうに根拠のない印象があるわけでありますが、実は病院というのはかなり赤字なんですね。今は数字をうまいぐあいに御説明くださったので、民間病院三一・七しか赤字は出ていないとか、何か少ないように思いますけれ...全文を見る
○大塚耕平君 ありがとうございます。  医療費という枠の中で材料とか薬のところが問題なんだということを明確に御認識いただいているということを御答弁いただいて大変ほっとしましたけれども、この八百十四のきょう御指摘申し上げた分野のまだ公定価格の決まっていないもの、実は今度の中医協の...全文を見る
○大塚耕平君 そういう方向で検討をという結論だけ聞くと、何かいいことを言ってくださったような気がしますが、前半はもう事務方の皆さんが泣いて喜ぶような答弁をしておられるわけですよね。そういう答弁していたら政治主導なんて絶対できないですよ。だって、実態調査をして公定価格決めるわけです...全文を見る
○大塚耕平君 これ以上伺っても違う答弁は出てこないと思いますので。  あと二分ありますので、塩川大臣、さきに財政金融委員会で補正予算の各目明細でいろいろ歳出の中身が問題ですよということをお話をさせていただきましたが、その中で補足の情報だけあと一分ぐらいの間に申し上げさせていただ...全文を見る
○大塚耕平君 第二次ではないです。この間の補正予算でついています。
○大塚耕平君 はい。
○大塚耕平君 ありがとうございます。
12月06日第153回国会 参議院 財政金融委員会 第15号
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○大塚耕平君 民主党・新緑風会の大塚でございます。おはようございます。  一年前の今ごろは日銀の職員として相沢先生の金問調のメモ取りをしたり塩崎先生の企業会計処理のメモ取りをしていましたので、何か妙な気分がいたしますが、きょうはRCCの機能強化に関して幾つか御質問をさせていただ...全文を見る
○大塚耕平君 今、るる春先からの経緯を御説明いただいて、最後に今回の改正を視野に入れてというお話がありましたが、これは、今こうやって審議しているわけですから成立していないわけですよね。この改正案が成立する前にこういう組織改正を行うというのは私は国会軽視だと思うんですが、これはいか...全文を見る
○大塚耕平君 国会軽視とは申しましたが、多分改正案は成立するわけで、これは野党がだらしないということでもありますので、成立を前提としてと言うと怒られますけれども、きょうは、改正案がもし通った場合に、皆さんが言っておられる改正の目的に少しでも資するような、そういう論点を幾つか御提示...全文を見る
○大塚耕平君 ありがとうございます。  そうすると、その作業には通常どのぐらいの期間を要するものでございましょうか。事務方でも結構ですよ。RCCの方でも結構です。
○大塚耕平君 破綻銀行にかかわるデューデリはかなり速やかに行われる方で、私が不動産鑑定協会にお伺いしたところ、長いものだとやっぱり一年ぐらいかかるものもあると。案件の緊要度にもよりますけれども。  あわせて、これも発議者の方でも結構ですし、RCCや預保の方でも結構ですが、引き取...全文を見る
○大塚耕平君 ここに不動産鑑定協会がまとめた不良債権担保不動産の適正評価手続に関する評価のマニュアルがあって、これは実は、政府の総合経済対策を受けて社団法人日本不動産鑑定協会が検討をゆだねられた資料なんです。いろいろ具体的な手順とか細目が書いてあるわけです。  その中に、東京地...全文を見る
○大塚耕平君 一生懸命、財産調査をやっておられると思いますが、これまでに立入調査二百三十五件やって四千五百億円ぐらい隠していたやつを引っぱり出したということで、大変な御活躍だと思うわけです。  もう一度、発議者の方にお伺いしたいんですが、デューデリジェンスを行う対象項目はどんな...全文を見る
○大塚耕平君 不動産鑑定協会の資料はまた後で入手していただければと思うんですが、大体、不動産鑑定協会が提示している項目で四百項目ぐらいあるんです。ただ、不動産鑑定協会の指針は、これはアメリカで言われているデューデリジェンスよりも一般にかなり調査の対象項目が少ないということを彼らも...全文を見る
○大塚耕平君 それはおっしゃるとおりであります。  そうすると、例えば今回入札制度の導入と同時にデット・エクイティー・スワップなんかも導入するといっておられるわけですが、スワップして取得した株式の収益性というものも買い取る債権の価値に大きく影響してくるわけで、デット・エクイティ...全文を見る
○大塚耕平君 銀行にいたまま先輩後輩ですとこんな丁寧に答えてくれないですから、銀行をやめてよかったなと。十年も先輩がこんな一生懸命答えてくれることはめったにありませんので。  今までの話でデューデリジェンスが、実は前回の委員会や衆議院の方の委員会で、いや、デューデリをしっかりや...全文を見る
○大塚耕平君 冒頭にも申し上げましたが、残念ながら何事もなければこの改正案は成立するわけで、これに沿って運営されるわけですが、来年の三月決算までに十分なデューデリや財産調査も行わないでどかんとRCCが入札で引き受けて、身軽にして銀行が三月決算を迎えるということのないようにしていた...全文を見る
○大塚耕平君 塩崎さん多分わかって答えておられると思うんで、ちゃんと答えてほしいなと思うんですけれども、先ほど申し上げました不動産鑑定協会の資料にもこう書いてあるんです。ちょっと朗読します。  地域の特性として一般に収益性を前提としないで取引されており、適切な賃料等の収益把握が...全文を見る
○大塚耕平君 ちょっと私の申し上げたかったこととは違うんですけれども。  つまりこれは、発議者の皆さんも、今、社長も二次ロスを発生させないというようなことをおっしゃって、金子議員も塩崎議員も、先般の浅尾議員の質問に対して再三再四、二次ロスを発生させてはいけないということを言って...全文を見る
○大塚耕平君 法務省の方、来ておられると思うんですが、民間サービサーの社数と業績について手短にお答えください。
○大塚耕平君 全体は結構ですので、その数十社の個社別の業績は公開していただけますか。
○大塚耕平君 おっしゃった民間サービサーの中には、民間金融機関の資本の入ったサービサーがいっぱいあるわけですよ。そうすると、何が私は問題かと申し上げると、金融機関が債権を買ってくれと、買うときには高かろうよかろうということで入札される。その後のデューデリについても、民間金融機関の...全文を見る
○大塚耕平君 預保に融資した場合は何%ですか。
○大塚耕平君 それから、今回の改正で、RCCが引き取った債権をベースに信託業務を行って、その信託受益権を金融機関に販売するというスキームができて、まだ一号案件が組成されていませんけれども、この信託受益権を金融機関が買った場合、その受益権の金融機関側の自己資本比率算定上のリスクウエ...全文を見る
○大塚耕平君 信託受益権が一〇〇ならそれは結構なんですけれども、先ほどの融資のケースで申し上げると、もう皆さん説明は要らないと思いますけれども、不良債権をRCCに引き取ってもらってそのファイナンスを、預保経由かどこかわからないですけれども、仮にその金融機関がつけるとすると、収益を...全文を見る
○大塚耕平君 政府が売るときは、何かあったら面倒見ますと。政府系、一応株式会社ですけれどもね。こういうスキームの中で、公的使命を担ったRCCが買うときは、何があっても全部自分たちがかぶりますというのは極めて片務的な契約なわけで、これ一つとっても国民の皆さんの信頼を得ることは私はで...全文を見る
○大塚耕平君 津島さんを呼んできてくださいよ。速記とめてください。(「事前に質問出しておいてくださいよ」と呼ぶ者あり)いや、だから津島さんを呼んでくださいと申し上げている。
○大塚耕平君 通告は明示的にはしていませんが、いつ役員がお入りになったかというのはきのう事務方から聞かせていただいて、展開によってはだれがいつ就任したかということについて発言をさせていただくかもしれないというところまでは申し上げています。ただ、この覚書については申し上げていないで...全文を見る
○大塚耕平君 わかりました。明確に通告していなかった点はおわび申し上げます。  ここはもともと覚書の頭に「政府及び関係者に求める」と、こう書いてありますので、当然これは財務省ないしは金融庁の皆さん、日銀の皆さんも御存じだったはずで、やはりこういう覚書の内容がきちっと守られていな...全文を見る
○大塚耕平君 現時点での御答弁はそういうことだと思うんですが、今の覚書の件でもおわかりのように、決して悪気があって例えばさっきの役員の六人の方も入ったわけではないかもしれないです。ないかもしれないというか、多分違うんじゃないかと私は信じたいですけれども。  しかし、国民の側から...全文を見る
○大塚耕平君 ぜひよろしくお願いいたします。私も、多分ここにおられる野党の他党の皆さんもみんなそうなんですけれども、不良債権問題は早く解決しなきゃいけないと思っているんですよ。これなくしては日本経済は本当によくならない。  不良債権問題がよくなる一番のポイントは、国民の皆さんが...全文を見る
○大塚耕平君 私が農水省の方から勉強させていただいた内容によると、要は、農中さんが言ってみれば日銀ですかね、金融界で言うと日銀。農水省さんが金融庁みたいな役割になって信連さんや農協さんをきちっと検査監督していくと。そして、もう既に設立されている農水産業協同組合貯金保険機構が預金保...全文を見る
○大塚耕平君 系統金融機関内でいろいろ自助努力をされようというお気持ちはわかりますが、このJAバンク協会は、柳澤大臣が所管しておられる金融行政の枠組みで言うと何に当たりますか。いや、これは柳澤大臣ではなくて、農水省に聞いているんです。
○大塚耕平君 一枚めくっていただくと、これも農水省の方からいただいたんで、どうもありがとうございました。  農中さんの雑誌の中に、今後農中さんあるいは農水省さんがどういう指導監督体制を系統金融機関にしいていくかという案を今おつくりになっていて、非常にきちっとしたルールがここに書...全文を見る
○大塚耕平君 これまでの経緯もありますから、急に農水省さんから切り離せと言っても無理もありますし、今、大臣の御指摘のようなお考えもありますのでそれはよくわかります。  今、各種金融機関の中で最も債権の毀損率が低いのは実は労金なんですね。労金はどうして毀損率が低いかというと、個人...全文を見る
○大塚耕平君 わかりました。大変な御決意を伺いましたので、ぜひその方向で、きょうもし議論させていただいた点の中になるほどなと思っていただける点があれば、一個でも二個でも是正に取り組んでいただきたいということをお願い申し上げまして、私の質問を終わらせていただきます。
○大塚耕平君 ただいま議題となりました金融機能の再生のための緊急措置に関する法律の一部を改正する法律案に対し、民主党・新緑風会を代表し、反対の意見を申し述べます。  不良債権問題の解決が現下の緊急課題であり、この問題の解決なくして日本経済の再生はあり得ないという点に関しては、私...全文を見る