大塚耕平

おおつかこうへい

選挙区(愛知県)選出
国民民主党・新緑風会
当選回数4回

大塚耕平の2005年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月15日第162回国会 参議院 予算委員会公聴会 第1号
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○大塚耕平君 公述人のお二人におかれましては、貴重な御意見を拝聴させていただきまして、ありがとうございました。  お話をお伺いした直後にいろいろお伺い、質問させていただきたい点が頭をめぐっていたんですが、今、野上さんが冒頭にプライマリーバランスのお話を聞かれまして、私もちょっと...全文を見る
○大塚耕平君 ありがとうございます。  そうすると、今、今日は予算についての御見解、御見識を拝聴さしていただくためにおいでいただいているわけなんですが、今年の予算編成の前提になっている経済見通しを内閣府が算出をしているわけでありまして、経済財政モデルというマクロモデルを使って計...全文を見る
○大塚耕平君 ありがとうございます。  さすが専門家のお二人であって、実は非常にお二人とも整合的なことをおっしゃっておられるなというふうに私は拝聴しておりました。  といいますのは、私も常識的には経済のその自律的展開の中で金利が成長率を下回るという状況を近い将来つくれるという...全文を見る
○大塚耕平君 ありがとうございました。  社会保障のところについては私も同じような考え方を持っております、福祉と保険というものをどのように区別をしていくかということが必要だと思いますので。ただ、そう言いながら、日本の社会保障は若干矛盾があって、これも今回の予算の中でも必ずしも是...全文を見る
○大塚耕平君 ありがとうございます。  そういう問題もまた、先生方の御意見も拝聴しながら、国会でもしっかり議論をしていきたいと思います。  最後に、水野公述人からいただきました資料の八ページに関連してちょっと質問をさせていただきたいんですが、八ページのこのフィリップス曲線のG...全文を見る
○大塚耕平君 ありがとうございました。
03月22日第162回国会 参議院 予算委員会 第14号
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○大塚耕平君 民主党・新緑風会の大塚でございます。  まず、私も冒頭、福岡の地震で大変な被害が出ましたこと、犠牲になられた方々、そして被害に遭われた方々に心からお見舞いを申し上げたいと思います。政府におかれては万全の支援策を講じていただきたいということをお願い申し上げまして、今...全文を見る
○大塚耕平君 法務省に伺いますが、法務省はどのように把握しておられますか。
○大塚耕平君 南野大臣とは一緒にフィリピンに行かしていただいた仲でございますので、無理な御質問は申し上げませんので、今日は是非大臣として御発言をいただきたいなというふうに思いますので、後ほど是非よろしくお願いしたいと思います。  それでは、実は今日、参考人の質疑も大変興味深く聞...全文を見る
○大塚耕平君 今、伊藤大臣が株価が低水準にあるという御発言をいただいたんですが、そのとおりだと私も思います。よくPBRという言葉がこの件でマスコミをにぎわせておりますけれども、株価総資産の倍率ですね。  これ、今日、私、自分で用意しました資料に、MアンドAの事例というのはもう山...全文を見る
○大塚耕平君 確認ですが、後から盛り込んだものはないと。例えば、強制転換権付株式とか新株予約権の譲渡制限、あるいは特定の人たちだけに発行しないとか、あるいは黄金株の譲渡制限とか、これらはじゃ、もう最初から入っていたということですね。イエスかノーかだけでいいですから。
○大塚耕平君 そうすると、我々には、これは我々が勉強不足なのかもしれませんが、何か、さも今回の件が起きてこの三つの防衛策は急に盛り込まれたように理解をしている人が多いと思いますので、それはまず法務省として、ちゃんとそうじゃないんだという広報活動をやってくださいね。これはお願いです...全文を見る
○大塚耕平君 法務省が今回御用意されたのは会社側の防衛策で、私が今聞いたのは、買収者側にある一定のノルマを課したりするとそう軽々に買収できなくなるという、こういう配慮をすると、こういうことなんですね。私と法務省の議論がかみ合っているかどうかは聞いていらっしゃる皆さんに御判断いただ...全文を見る
○大塚耕平君 いや、言い出すとこの話題はもう切りがないんですが、もう一個だけ聞かせてください。  お手元の資料に、今度は国内のところの二〇〇二年の五月、日本ドレーク・ビーム・モリンという、DBMといいますけれども、ここは実はオーナー、創業者の会長と、その会長が引っ張ってきて就任...全文を見る
○大塚耕平君 そういうことも含めて、実はこれから、今回会社法制の現代化で、一年延期になりましたけれども、株式交換による三角合併を認めようとか、こういう大きな日本の経済の変革をしようというときに詰めなければいけない点、明確にしなければいけない点というのは一杯あったはずなんですね。 ...全文を見る
○大塚耕平君 いや、ここは大臣に、お答えください。いや、ここ大事だから、駄目、駄目、駄目。いや、大臣、率直な御感想で結構です、御感想で。法務大臣ですから。いや、本当に率直で結構です。
○大塚耕平君 ありがとうございます。  多くの日本の国民は分かんないんですよ。だから、別に大臣には本当に国民の代わりに率直な感想を言ってほしかったんですけども、法務省は事務方としてこういう大きなメーンストリームを大臣にレクチャーした上で今回の法案の中身を詰めてそして出しているの...全文を見る
○大塚耕平君 大臣、でも大臣も専門の方ですからね。事務方がちゃんとレクチャーしてくれないんだったら僕が行きますから、時間取ってください、きちっとレクチャーを申し上げますので。ちゃんとね、そういうことをお教えさしあげないと駄目ですよ。答弁する方だって困るでしょう。  いや、それで...全文を見る
○大塚耕平君 いや、総理もしかし、もう本当に歴史に名を残そうという総理でありますから、いや、こういう話は聞いていなかったと、もうちょっと全体の話をちゃんと理解した上でこの辺にするというふうに指示ができるようにレクチャーしろとか、そういうことをやっていただくの、──任せたと言われて...全文を見る
○大塚耕平君 社外取締役のところはこれ物すごく重要ですから、是非、経済産業省も法務省や金融庁と議論をして一定の方向を出してほしいんですが、これどういうことかといいますと、結局、社外取締役がなぜ重要かというと、MアンドA仕掛けられたときに、それに防戦するのがいいか、あるいは応じるの...全文を見る
○大塚耕平君 もう株式売買高の半分が外国人ですから、外資が私は悪いとは思いませんけれども、外資に日本の企業が多々買収される可能性があるんじゃないかという懸念は、それは当たっていると思います。  そういう中で、そうすると、今郵政民営化の話もいよいよ佳境に差し掛かってきていると思い...全文を見る
○大塚耕平君 いや、民営化の議論進めていただくのはいいんですけれども、住宅リフォーム仲介をやるとか、民営化された会社が、そういう何かどこから出てきたかよく訳の分からないような話をされるんじゃなくて、民営化されるんだったら、例えばこの日本の会社法制、企業文化を大転換しようとしている...全文を見る
○大塚耕平君 小泉総理のまねをして申し上げれば、この問題は別であって別ではないんですよ。  いいですか、じゃ、じゃ、じゃ総理にちょっとお伺いしますけれども、今の日本の株価、まあ大体一万二千円ぐらいですよね。この株価、総理は高いと思いますか、低いと思いますか、こんなものだと思いま...全文を見る
○大塚耕平君 いや、総理としてはそういう御答弁になると思うんですが、もう少しよくお考えいただきたいんですね。  ミクロで起きていること、個々の企業単位で起きていることは、後から振り返ってみると、全体を眺め回してみると、マクロで見てみると意外に整合的なことが起きているんです。これ...全文を見る
○大塚耕平君 ほかにもこういうくだりが一杯あるんですよ。お客様に御迷惑をお掛けするリスクが大きい。それから、今のページの三ページ後、百八十五ページ、「十月二十五日に郵政公社殿から提出された「情報システム対応への日本郵政公社の基本的考え方について」では、最低限の分社化対応には「業務...全文を見る
○大塚耕平君 私が苦言を申し上げたいのはそのレトリックじゃないんですよ。  まあいいですよ、こういう検討された結果、こういう結論になったとしても。これ一応加藤寛先生の名前で出ているわけですよ、座長で。そうですよね。加藤寛先生、ここにいらっしゃって説明できますか、これ。  僕が...全文を見る
○大塚耕平君 失礼と受け取られる発言があったとしたら、それはおわびして取消しをさしていただきますが、私も加藤寛先生の名誉を傷付けたくないから申し上げているわけですね。だから、もし座長に据えられるんでしたら、例えば今、後半で名前を言われた方々とか、いかようにもできたわけですから、竹...全文を見る
○大塚耕平君 その件については是非調査をして御報告をしていただきたいと思いますので、そのことをお願いして私の質問を終わらせていただきます。  ありがとうございました。
03月28日第162回国会 参議院 財政金融委員会 第6号
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○大塚耕平君 民主党・新緑風会の大塚でございます。  もう今日は朝から谷垣大臣におかれてはずっと御答弁していただいておりましてお疲れのことと思いますが、九十分間時間をいただきましたのでお付き合いをいただきたいと思います。  本予算は本会議でももう通ってしまったわけでございます...全文を見る
○大塚耕平君 この問題、別に片付いたわけでもございませんので、来年の予算編成の折には、引き続き同じような希望ないしは意見を持っておりますので、御検討を継続していっていただきたいなというふうに思っております。  また、去年、ああいうことがありましたので、これまた本席で平成十七年の...全文を見る
○大塚耕平君 今日は朝から財政再建に絡む話も随分出ております。やはり査定のところでしっかりやっていただかないと、そのマクロの議論、例えば国債発行を幾らにするとか、そういう大きな話をしていても全然地に足の着いた展開になりませんので、是非実務のところできっちり工夫もしていただきたいな...全文を見る
○大塚耕平君 そんなに非現実的な提案はしないつもりですので、今大臣から御了解をいただいたものと思って、また主計局の皆さんとお話をさせていただきたいと思います。  また、主計局の皆さんが幾ら頑張っても歳出官庁の方が、予算を付けてもらった方がもらったものは全部使ってしまえという長年...全文を見る
○大塚耕平君 いや、その辺がもう一歩踏み込んでほしいんですね。  僕は本当に、小泉総理ひょっとするとそう長くないんじゃないかなと思っていますので、再三申し上げていますように、次は谷垣大臣、その次は伊藤大臣、有力候補だと思っていますので、今のようなところは、財務大臣としてやはり指...全文を見る
○大塚耕平君 いずれにいたしましても、本当に財政再建、喫緊の課題であります。私なりの職業経験から申し上げても、金利の上昇とかハイパーインフレというのは地震と一緒ですので、明日起きても不思議ではないですし、ひょっとしたら十年後かもしれない、もうそういう状況であることは間違いありませ...全文を見る
○大塚耕平君 予定どおりであれば、今日この委員会の後に採決が行われて、この議論も、まあ議論自体は何回でもできますけれども、仕組みとしては国会で通ってしまうというそういう局面ですので、改めて確認をしておきたいんですが。  私なりの記憶ないしは、今回さかのぼって調べてみたところでは...全文を見る
○大塚耕平君 ここはいろんな解釈があると思いますので、この程度に議論はとどめたいと思いますが、いずれにしましても、租税国家ですから、税制の在り方やあるいは税率を含めた税政策の作り方、運営の仕方一つで国は良くもなれば悪くもなるということだと思って日々自分なりに考えておりますので、是...全文を見る
○大塚耕平君 是非また閣議で総理にお会いになったら諫言してください。ほかに言う人いませんからね、いや本当に。是非お願いします。郵政改革やっている場合じゃないですと。こっちの方が本当に重要です。何か先ほどは郵政改革が成功しなければ消費税は上げないという何か意味不明のことを言っておら...全文を見る
○大塚耕平君 今抜け道とおっしゃったのは、もう少し具体的に、例えばどういうようなことを抜け道ということで表現をされたんでしょうか。
○大塚耕平君 おっしゃるとおりだと思いますので、是非なるべくきめ細かい御検討をしていただいて、しかし世界の潮流から取り残されることのないように御対応をしていただきたいと思います。  さて、そこで、この間予算委員会で議論させていただいた続きをちょっとさせていただきたいんですけれど...全文を見る
○大塚耕平君 ちょっと確認をしておきたいんですが、私、この間申し上げましたように、またこの絵の中にもありますように、何かポイズンピルをどんどん法制の中にビルトインしていくというのが世の中の潮流だというように今報道をされているわけですけれども、EUは実際にはポイズンピルをむしろ解毒...全文を見る
○大塚耕平君 ということは、今回はその解毒条項というのはこの法案の中に盛り込まれていますか。
○大塚耕平君 企業会計を御所管になる伊藤大臣に今の点に絡んでお伺いをしたいんですけれども、そうすると、今の法務省の説明では、導入するときにそういうような配慮もして導入することは可能だというような言い方だったと思うんですけれども、企業の財務諸表なり有価証券報告書なり、企業の在り方を...全文を見る
○大塚耕平君 これは本当に、今すぐ何か事例があるわけではないですからいいんですけれども、この法案が、この法案というのは済みません、商法改正とかが法務委員会で通って、この国会を通っていったときに、この様々なスキルがどのような使われ方をするかという一つの事例が出た場合に、その事例が物...全文を見る
○大塚耕平君 いや、そういう冷静な御認識を持っておられれば結構だと思います。  本当にこれ、株主平等原則に反するような仕組みを盛り込むことも十分可能ですし、そういうふうに運用することも可能ですから、どのようなガイドラインなりを政府が示していくのか。いや、あるいはそこはアメリカみ...全文を見る
○大塚耕平君 いや、次の総理大臣ですから。
○大塚耕平君 いやいや、今回のあのライブドアとニッポン放送の地裁、高裁の対応ぐらいの、あのぐらいのスピード感でやっていただければ結構判例は積み上がっていくと思いますね。  それから、これは私は判例で積み上げていくべきだというふうに思っているんですけれども。というのは、それはこの...全文を見る
○大塚耕平君 それでは、法務省は、今回の会社法制の現代化の中でこの社外取締役というのがどういうものであるべきかということを何かこの法律の中に盛り込んだり、あるいは法務省としての考え方を示していくおつもりなんでしょうか。法務省としてのお考えをお伺いしたいと思います。
○大塚耕平君 いずれにしましても、大変重要な問題ですから、是非多方面の意見を聴いて誤りなき仕組みをつくっていただきたいと思います。これを間違えると、財政再建にも大きな影響が出ると思います。日本の企業社会というのは、それこそ租税逃れをして、もう日本でビジネスやっていてもしようがない...全文を見る
○大塚耕平君 分かりました。  じゃ、それは誤報だということで結構ですが、しかしその直後に、この時間外取引もTOB規制の網に掛けるべきではないか、あるいはそういうことを検討を要するかもしれないということを非常にクイックレスポンスでおっしゃったわけなんですけれども、残念ながらその...全文を見る
○大塚耕平君 もし事務方の皆さんがデータお持ちになっていたら教えていただきたいんですが、時間外取引というのはどのくらい行われているものなんですか。イメージとして、どのぐらい行われているものなんですか。
○大塚耕平君 私が申し上げたいのは、時間外取引相当行われているんですよ。これをTOBの規制外にしたのは株式の持ち合いを緩和するために場外で相対で取引してくださいということで、むしろ率先してその網の目を残したわけですね、粗くして。かなり行われています。事実上、TOBと同じようなこと...全文を見る
○大塚耕平君 この部分は本当にみんな関心持っていますから、今の御答弁は基本的には禁止規定だということをおっしゃったんだというふうに思っていますので、いや、その法律をよく読み込んで、ああこういうブレークスルーがあったんだと思って、みんなが工夫をしてビジネスをやっていくというのが一つ...全文を見る
○大塚耕平君 私なりに結論から申し上げれば、これはもう限りなく有利発行に近い、まあ有利発行だと思うんですよ。これをこういう理屈で、有利発行とは必ずしも言えないと言うだけではなかなか、実際にそのビジネスをやっていく人たちにとっては雲をつかむような話ですので、もう少し今後この辺は議論...全文を見る
○大塚耕平君 何度もうちの調査会にもおいでいただいて苦言を呈させていただいておりますが、今回物すごく何か、我々政治家に御説明をいただく前に、もう垂れ流しのようにいろんな情報が出ていて非常に良くないと思いますね、これは。  まあ、何度聞いても今以上の答弁は出てこないと思いますけれ...全文を見る
○大塚耕平君 本当に、これが仮に、外資が入ることが必ずしも悪いとは言いませんけれども、仮にですよ、仮に民営化され分社化され外資が入り、その外資が入った郵政株式会社が自主的な判断で日本の国民の預入金を使ってアメリカの国債を買うと。アメリカの国債でアメリカで財政政策が行われて、そこで...全文を見る
○大塚耕平君 私が聞いたところによると三日後だそうです。三日後にならないと収支が合わないような実務をやっている中で、これをシステム統合するなんというのは、まず、まだまだ先の話なんですよ。  それで、私が申し上げたかったのは、物すごくフィージビリティーやリアリティーの低いことにつ...全文を見る
○大塚耕平君 ちょっとお伺いした趣旨が違ったんですが、証券取引法三十四条以外に貸し株について書かれている法律はありますか。
○大塚耕平君 この貸し株ですけれども、新聞報道によると五年間でかつ議決権も移っちゃうんですよね。この貸し株は、ソフトバンク・インベストメントはこの五年間の間に売ることが可能ですか。
○大塚耕平君 いや、売ることは可能なんですよ。  で、その貸し株という言葉が使われていますけれども、これは九八年から導入されたと思うんですけれども、貸し株と言いながら消費貸借契約で売ることができるわけですよね。議決権も移っちゃうわけですよね。これを貸し株という言葉で表現している...全文を見る
○大塚耕平君 いや、増井さん、別に貸し株が僕悪いと言っているわけじゃないんですよ。  例えば、今日お配りした、予算委員会のときと同じですけれども、この内外の主なMアンドA事例の中の海外の事例のオラクルとピープルソフトのときに、これはMアンドAの、これは何というか、陳列棚というか...全文を見る
○大塚耕平君 いや、だから、これ物すごく重要なんですよ。だから、時間外取引のときにあんなにクイックレスポンスされた伊藤さんが、この貸し株については証取法三十四条にしか明文上の付言がなくて、今後、これがみんなが使うようになったら、一体だれが正当な株主かということが善良な一般株主とい...全文を見る
○大塚耕平君 是非貸し株については、本当に私も別にいいとか悪いとかという今先入観はないんですね。これは今回の一連の問題全部について、この間も申し上げましたし、今日も申し上げたとおり、本当にこれ冷静に考えていかなければいけない問題だと思っていますので、是非十分な御検討をしていただき...全文を見る
○大塚耕平君 いずれにしましても、是非十分な御検討をしていただきたいなということを申し上げまして、最後の質問に移らせていただきますが。  今回、ライブドアの堀江さんの行動によっていろんな問題が提起された、そして国民の関心が盛り上がったということはプラスに評価できる部分もあると思...全文を見る
○大塚耕平君 終わります。
04月19日第162回国会 参議院 財政金融委員会 第10号
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○大塚耕平君 民主党・新緑風会の大塚でございます。  今日は六十分、時間をちょうだいいたしましたので、金融の問題と財政の問題一つずつ少し議論を、並びに確認をさせていただきたいと思います。  まず金融の方なんですが、先週来カネボウの決算についていろいろ報道がされておりますけれど...全文を見る
○大塚耕平君 九期連続という報道は間違いですか。
○大塚耕平君 適時開示の範囲では五期ですが、九期連続だというふうに私は理解しておりますので、その上でお伺いをいたしますが、東証の上場基準を言わば政府として管理監督する、あるいは東証を管理監督するのは、所管としてはどこの仕事になりますでしょうか。
○大塚耕平君 そうすると、今回のカネボウの件は、東証の上場廃止基準に該当するか否かという点については金融庁はどのようにお考えになりますでしょうか。
○大塚耕平君 今後どういう議論が行われるのか予断を許しませんが、しかし、去年の十月の段階で既に監理ポストに入っている。今、局長がおっしゃったように、第二条第十一項に抵触するおそれがあるということで今回の事態になったわけですね。  今後、これは上場廃止に該当する、あるいは廃止に及...全文を見る
○大塚耕平君 さっき局長に東証の所管はどこかとお伺いしたわけですが、金融庁とおっしゃったわけですから、東証が、金融庁から見て、あるいは伊藤大臣からごらんになって、必ずしも適切ではないという判断をした場合には、当然、行政権限を発揮するのが金融庁の仕事でありますが、このカネボウの件は...全文を見る
○大塚耕平君 東京証券取引所は株式会社化する予定ではありますが、これは公的組織であるという理解でよろしいですか。
○大塚耕平君 私がお伺いしたかったのは、株式会社化されても公的組織であるという位置付けでいいですねということだったんですが、恐らくそういうことでいいという御答弁だったと思うんですが、伊藤大臣、ここは本当に重要な御判断の局面だと思いますので、是非、政治家として、大臣として適切な行動...全文を見る
○大塚耕平君 これは大臣じゃなくても結構ですが、産業再生機構が東証に対して上場を維持してほしいという要請をしたという事実があるわけですが、産業再生機構が東証に対して上場維持を要請できる根拠というのは何なんでしょうか。
○大塚耕平君 いやいや、私がお伺いしたかったのはちょっと違うんです。それは産業再生機構がどのような考え方に基づいて上場維持を要請したかということの御回答ですよね。そうじゃなくて、産業再生機構という公的組織が東京証券取引所に対して上場廃止基準に抵触するかもしれない事例に関して早々と...全文を見る
○大塚耕平君 産業再生機構は単なる民間組織ではありませんので、これは国民は政府とほとんど一緒だと思っているわけです。というか、一緒です、事実上。政府が東京証券取引所に対してそういうことを要請するということの重みですね、重み、それを考えると、当然その行動には裏付けがなければならない...全文を見る
○大塚耕平君 ちょっと勉強不足なので教えていただきたいんですが、産業再生機構の所管はどこになるんでしょうか。
○大塚耕平君 私のうろ覚えでは、何か金融庁さんも含めた四省庁の共管だったではないかと思うんですが、ちょっとそこを確認してくれませんか。止めてくださいよ、答えられないなら。
○大塚耕平君 財務大臣、急に弾が飛んできましたけど。  所管大臣として、産業再生機構がそういう要請をするということは、一般国民から見ると、これは例えば財務省や金融庁が東京証券取引所に、いやカネボウの上場廃止をしない方がいいよと、維持してくれと言っているのに近い心証を与えていると...全文を見る
○大塚耕平君 所管は三省庁だということは分かりました。しかし、今回の件は粉飾、有価証券報告書の言わば虚偽記載、そういう観点、さらに東証に上場維持するかどうかという観点で言えば、もうこの辺は全部金融庁の所管でありますので、産業再生機構の所管そのものが金融庁ではないからといって、この...全文を見る
○大塚耕平君 十六。
○大塚耕平君 じゃ、私が御報告を申し上げます。  上場廃止基準として十五項までの、前各号のほか、公益又は投資者保護のため、当取引所が当該銘柄の上場廃止を適当と認めた場合と、こう書いてあるんですね。公益と書いてあるんです。この部分に関連してさっきメリット、デメリットというお話をお...全文を見る
○大塚耕平君 日本の株価がなかなか上がらない理由について是非深くお考えいただきたいなと思います。このカネボウの件は、もちろんそこで働いている従業員の皆さん大変だと思います。そういう観点で考えるとなかなか一刀両断に申し上げにくいところがあるんですが、ただ、このケースで上場維持をする...全文を見る
○大塚耕平君 それでは次の問題に移らさせていただきたいんですが、先ほど野上委員からもG7について御質問がありましたけれども、私もG7について一つ大臣にお伺いしたいんですが、財政健全化が日本の公約になったというような新聞報道もありましたし、大臣の御発言として、日本政府は財政構造改革...全文を見る
○大塚耕平君 つまり、一段と財政健全化が大きなテーマになり、これから財務大臣として、もちろん歳入面の工夫もされるんでしょうけれども、歳出効率化というか、無駄な歳出削減には一生懸命取り組まれると、こういう理解でよろしいですね。
○大塚耕平君 当委員会でもいろいろと、これは与野党問わず、いろんな財政健全化、とりわけ歳出の効率化、無駄遣いの抑制についてはいろんな提案が出ておりますので、せんだっても私も査定のところでいろいろアイデアを出させていただきたいというふうにお願いをさせていただいて、やっていいという大...全文を見る
○大塚耕平君 委員の皆様方にも資料を配らせていただきましたが、ここにちょっと大きな地図がありまして、これはちょっとお回しするわけにはいかないと思うんですが、これが諫早湾でありまして、ここに堤防がありますね、潮受け堤防。何となく遠目でもごらんいただけると思うんですが。この潮受け堤防...全文を見る
○大塚耕平君 つまり、お手元の図のこの黒い太い線ですね、黒い太い線がふるさと農道として堤防の上を通って、さらに国道二百五十一号線に出るように今造られているということなんですが、この南部取付け道路を使わないで新たに迂回ルートを造るという話が進んでいるやに伺っているんですが、それはな...全文を見る
○大塚耕平君 もう少し簡単でいいですから。  何が問題でこの南部取付け道路、もう完成している道路が使えないんですか。
○大塚耕平君 その南部取付け道路の国道二百五十一号線への接続部分、この裏側の写真なんですよ。ガードレールで通行止めにしてあって、ここは使えませんということで、それで、この表の図にありますような迂回路を造ろうとしているわけですね、今。  私、別に長崎県人じゃありませんので、あちこ...全文を見る
○大塚耕平君 長崎県、長崎県といいますけれども、このふるさと農道緊急整備事業というのは、実は四種類ある農道整備事業のうちの一個なんですね。一番お詳しい農水省出身の先輩議員がここにいらっしゃいますけれども。そのうち三種類は国庫補助事業なんですよ、国庫補助事業。今問題提起させていただ...全文を見る
○大塚耕平君 一兆二千ですよ。大臣、御存じでしたか。財務大臣。
○大塚耕平君 今お伺いしたのは、四種類ある農道事業のうちの一番グレードの低いやつですね。つまり県単事業の分です。その上にある広域営農団地農道整備事業、それから一般農道整備事業、農林漁業用揮発油税財源身替というんですかこれ、農道整備事業、いわゆる農免農道ですね。この三つはこれまでに...全文を見る
○大塚耕平君 これらの農道事業はいつから始まっているんですか。分からなければ平野委員に聞きますけれども。
○大塚耕平君 手元に数字がないので不正確でも結構ですから。  しかし、もうそのころからやっている事業ですので、担当の幹部として、目の子でいいですから、どのぐらいの予算が投入されていますか。外れていても別に怒りませんので。
○大塚耕平君 じゃ、部長、その三つの事業について、いつから事業が始まって、これまでにどのぐらいの財源が投入されたか、取りあえず私のところに御報告いただけますか。
○大塚耕平君 それで、この国庫補助事業の方ですけれども、それぞれ採択基準というのがあるんですが、一番大きい広域営農団地農道整備事業から順番に、受益面積、それから道路の延長、車幅、それぞれどういう基準になっておられますか。
○大塚耕平君 それぞれの事業主体と国庫補助率、国庫補助率は財務大臣に関係しますので、事業主体と国庫補助率を教えてください。
○大塚耕平君 五〇と四五といいますから、残り五〇と五五についてはこれは起債対象になるんですが、起債対象になると、今度は地方交付税算定のときにどういうふうに影響してきますか。
○大塚耕平君 私が申し上げたいのは、今までの質疑で御理解いただければ大変幸いなんですが、事業主体が都道府県です、全部。都道府県が必要だからといって決めた事業について、決めれば国庫補助が掛かり、県単事業であっても起債対象となり地方交付税に影響してくると、こういうものが膨大な量造られ...全文を見る
○大塚耕平君 延長は、例えば広域営農団地農道整備事業は十キロ以上、一般農道整備事業は四・五キロ以上、ああ四・五メートルと書いてありますけれども、メートルでいいんですか、これは。
○大塚耕平君 いやいや、あっ、これ全幅ですね、ごめんなさい。  広域営農団地農道整備事業の十キロです。これです、十キロ以上。これで受益面積が千ヘクタール以上と書いてあるんですけれども、これ本当に意味のあるものを造ろうと思えば、延長というのは以上ではなくて基準以下というふうにしな...全文を見る
○大塚耕平君 一般農道整備事業の方も、これは五十ヘクタール以上で一キロ以上なんですね。だから、五十ヘクタール以上にしようと思えば二キロか三キロ造ればいいわけですよ。こうくねくねと曲がっていって、この絵みたいになるべく関係するところをすっと通って受益面積広くすればいいわけですよね。...全文を見る
○大塚耕平君 済みません、農水省余りここにおいでいただいたことないので私の個人的性癖を御存じないと思うんですが、いつも申し上げているんですけれども、国会で何か一つでも二つでも物事が決まっていかなかったら、もうこれだけ人数が集まっていること自体が大変無駄なんですよね。議論だけして何...全文を見る
○大塚耕平君 いや、そうじゃなくて、今後とも一件一件効率的に採択をされるというのはそれは分かります。しっかりやっていただきたいんですけれども、そうじゃなくて、この基準を見直す余地があると思われませんかと聞いているんです。
○大塚耕平君 検討するということですね。再確認です。
○大塚耕平君 しつこくて済みません、必要があればというのはどういうことですか。
○大塚耕平君 今お伺いしたのは広域営農団地農道整備事業と一般農道整備事業のこの延長基準のところなんですね。もう一個の農免農道は、これは距離基準は、私が教えていただいた限りでは距離基準はなくて、受益面積五十ヘクタール以上、車幅が四メートル以上、総事業費が一億円以上。これみんな以上、...全文を見る
○大塚耕平君 そういうものではないことはないと私は思います。実際には不必要な事業が捻出されていると思います。  この最初のふるさと農道事業の話に戻りますけれども、これは三期に分かれていて、平成五年から九年が第一期、十年から十四年が第二期、十五年から十六年が第三期、第三期になって...全文を見る
○大塚耕平君 鳥取県がこのふるさと農道はもう一メートルも要りませんと言っている一方で、例えば宮崎県は六十一億、北海道は六十九億、関係者もいらっしゃるので恐縮なんですが。  そうすると、鳥取と宮崎、鳥取と北海道はどういうニーズの違いがあってこういう差が出てきているんですか。これは...全文を見る
○大塚耕平君 詳細は承知しておりませんといって、今日は皆さんやじが飛ばないんで残念なんですけど、これ、起債事業ですからね、地方交付税にも影響してきますからね。詳細は承知しないで認めているわけですか。  もう一回聞きます。詳細は承知してないんですね。これ、議事録残っていますからね...全文を見る
○大塚耕平君 関与する方が適当だと私は思います。  もう牧歌的に財源がどんどん増えてくる時代じゃありませんので、是非、県単事業についても、本当にそれらが必要なものかどうかということを各都道府県と情報交換をして御判断をいただきたいと思いますが、今年度の概算要求からそういう姿勢で臨...全文を見る
○大塚耕平君 財務大臣、ここまで質疑をお聞きになって、いかがお感じですか。
○大塚耕平君 農水省にお伺いしますが、この南部取付け道路を迂回したふるさと農道、これは事実関係をもう一回よく調査をして、本当にこの南部取付け道路を使わないという計画のまま進めていいかどうか、長崎県とよく調整をするということでよろしいですか。
○大塚耕平君 法務省においでいただいていますけれども、佐賀地裁の工事差止め仮処分命令というのは、片や全体の作業がストップしている中で、それとは別にこれが粛々と、ふるさと農道だけはこの堤防の上の道路も使って粛々と続いているわけですが、これらの工事には地裁の判断の効力は及ばないんでし...全文を見る
○大塚耕平君 仮にこの潮受け堤防が要らないというようなことになって取り壊したら、せっかく造ったふるさと農道も要らなくなっちゃうわけですよね。要らなくなるというか、なくなるわけですよね。で、そういう可能性を抱えた事業は、こちらの本体の事業についての結論が出るまではやはり中止するのが...全文を見る
05月12日第162回国会 参議院 財政金融委員会 第12号
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○大塚耕平君 民主党の大塚でございます。  内閣府の藤岡室長、今ちょっと御答弁をお伺いしていて、機構のことについてお伺いしたいことがあるんですが、もうちょっと残っていただければ大変助かるんですが。そう大したことではないんですが、ちょっと御答弁をお伺いしていて気になったもんですか...全文を見る
○大塚耕平君 昔、都市銀行と言われた業態も数が減って、メガバンクは御承知のような数になっているんですけれども、メガバンク等主要な金融機関、大手証券会社については、今のところ経営不安といったものはなくなったというふうに理解してよろしいでしょうか。
○大塚耕平君 金融情勢がそういうふうになっているということについては、私たちも大変好ましいことだと思っておりますので、関係各位の御努力に敬意を表したいところでございますが、まあ先ほど中島委員の方からも、例えば産業再生機構の現状についてはもう少し情報公開があってもいいんではないかと...全文を見る
○大塚耕平君 大臣と認識がほぼ一致しているということで大変有り難いことなんですが、そうであれば、差し当たり、今日の報告にもありましたその新生銀行について、当委員会でも新生銀行、当時の旧長銀の処理をめぐってファイナンシャルアドバイザリー契約がどのような内容であったのかということは公...全文を見る
○大塚耕平君 まあ、大臣のおっしゃるそのロジックは理解できます。ただし、この長銀に関してはこの瑕疵担保条項が大変大きな問題になったわけでありまして、当事者の同意もさることながら、公益という観点でですね、今後同じような事態が来ないことを祈りますけれども、そういう事態に備えて今後の政...全文を見る
○大塚耕平君 それでは、このように金融情勢が安定をしてきたとしますと、今後はまさしく市場原理を重んじた言わば金融機関や証券会社の自主的な経営というものが重んじられる局面に入ってくると思うんですね。  そういう意味では、東証とか、あるいは会計基準に関していいますと、基準設定機構の...全文を見る
○大塚耕平君 これから議論を深めるということで、大変結構なことだと思いますので進めていただきたいんですが、この新聞報道に先立つ四月の二十日に、ニューヨーク証券取引所が電子証券取引所のアーキペラゴと合併、合弁をして共同持ち株会社をつくり、これを公開すると。つまり、東証の上場と一緒で...全文を見る
○大塚耕平君 例えば、今カネボウで話題になっている上場廃止基準にしてもそうですし、それから自主規制機能全般に関してもそうなんですけれども、これはここで例えば議論をさせていただくと、往々にして、それは東証の自主的な判断ですからとか、今内部で検討している話なのでコメントは差し控えたい...全文を見る
○大塚耕平君 ここに、これ、東証自身が昨年行いました証券取引所の自主規制に関する研究会の報告書があるんですね。報告書そのものはこんな分厚いもので、昨日、金融庁からいただいたんですけれども、これはサマリーなんですけれども、その中にこういうくだりがあるんですね。これは証券取引所の、東...全文を見る
○大塚耕平君 いや、私は、例えば今回の産業再生機構の意見の内容が上場を廃止しろというような意見だったとしても、それも余計なお世話だと思います。産業再生機構が言うことではない。維持しろということも言うべきではない。つまり、あの段階でああいう見解を申し述べるという産業再生機構の行動に...全文を見る
○大塚耕平君 ということは、今後、産業再生機構が今抱えている案件で東証に対して意見を言う場面が今後出てきても黙認するということですね。
○大塚耕平君 いや、それは問題だと思います。問題だと思いませんか。
○大塚耕平君 まあ、ここであり得ないと言うまでずっと聞き続けても同じ答弁が続くと思いますので、ここで白黒を付けるようなやり取りはするつもりありませんが、私は適切ではないと思います。  産業再生機構は、一債権者とはいっても、公的信用をバックにした、しかも私的整理なのか、いわゆる破...全文を見る
○大塚耕平君 今の問題に関連して、増井局長にちょっと、お手元に証取法持っていらっしゃったら証取法の百十三条を読んでいただきたいんですけれども。──前半、前半だけで結構ですから。
○大塚耕平君 この内容は、実は東証の自主規制は最後まで自主規制ではあり得ないということを言っているわけですよ。東証が自主規制で判断をしたことであっても、それが業務規程に違反して判断されたものであった場合には監督官庁として是正をするということを証券取引法百十三条は言っているわけです...全文を見る
○大塚耕平君 私、大臣に是非お願いをしたいんです。  今の御対応で、非常に合理的な御答弁ですし、その御対応で結構だと思いますので、今後も、東証は自主規制だと言っていますが、だからといって東証の判断には一切口を挟まないという法構造にはなっていないということを御認識いただきたいのと...全文を見る
○大塚耕平君 局長、御担当として、この二十六条の意味はこれどういうふうに解釈したらいいですか。
○大塚耕平君 これは実は、通告してあります七番の東証に対する検査・監督体制に対する質問に絡んで、昨日条文をちょっと夜読んでいたものですから、気になったものですから急にお伺いして申し訳ないんですけれども。  これは私が読む限りでは、もちろん今の局長の解釈でも間違いではないんですが...全文を見る
○大塚耕平君 確かに有価証券報告書の関係は関東財務局長に全部委嘱をされているというふうに私も理解しています。いや、本当に昨日の夜読んでいて気が付いちゃったものですから、恐縮なんですが、しからば後日で、後刻で結構ですので、この二十六条に基づいて実際に企業に対して検査に入った実績があ...全文を見る
○大塚耕平君 今年の三月末には役員は手放したということですけれども、この役員の皆さんは取得するときにお金払っているんですか。
○大塚耕平君 ということは、未公開株の問題はリクルート事件以来非常に取引所としてもセンシティブな問題であるということが分かっていながら、東証の役員の皆さんは上場を目前に控えてどういうつもりで保有をして、そしてどういうつもりで今年の三月にそれを放棄したんですか。
○大塚耕平君 経緯についてはちょっと首をかしげるところがありますが、少なくとも三月末にきれいにしているということはそれで結構だと思うんですが、そうしますと、社員持ち株会の、役員から引き取った千株を含めた一万数千株以外の東証の現在の株主構成について、業態単位で結構ですので、ちょっと...全文を見る
○大塚耕平君 証券会社が八七ですね。これはどういう対応で結局この証券会社が八七%持つことになったのか、今分かる範囲でちょっと教えていただきたいんですが。
○大塚耕平君 証券会社は、もちろん証券会社の中にはそれ自身上場企業であるところもありますが、東京証券取引所のつまり仲介業者である。これが八七%株主を占めている。そして、先ほど来幾つかの企業の名前が出ていますが、企業はその会員であって、上場されている会員であって、この企業の自主規制...全文を見る
○大塚耕平君 是非よろしくお願いしたいと思います。  そして、新聞報道によれば、鶴島社長は次に交代されると東芝の西室さんが東証の社長になるというふうに報道されておりますけれども、社長はともかくとして、専務、常務、常勤の役員の中に外部の人が一人も入ってないんですね。全部プロパーの...全文を見る
○大塚耕平君 あと幾つか積み残した質問がありますが、この東証の在り方については本当に平時に戻る日本経済にとって非常に大きなポイントだと思いますので、今後も機会をとらえて議論をさせていただきたいと思います。  ありがとうございました。
06月09日第162回国会 参議院 財政金融委員会 第14号
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○大塚耕平君 民主党・新緑風会の大塚でございます。  今日は本当にお忙しいところ、お三方、おいでいただきましてありがとうございます。  また、御承知のとおり、国会は今総理大臣の号令一下、クールビズでございまして、ちょっとノーネクタイで大変恐縮でございますが、よろしくお願いいた...全文を見る
○大塚耕平君 お手元にもし数字があれば教えていただきたいんですが、たしか四十一社、機構として引き受けられて、上場企業はその中に何社ございますか。
○大塚耕平君 ありがとうございます。  私が申し上げたいのは、斉藤社長を始め機構で御尽力いただいている、ないしはいただいた皆さんは当事者であられますので、いろんな使命感を持ってやっておられると思うんですが、さりながら、世間一般では、企業再生を担う破綻法制も、民事再生法、改正会社...全文を見る
○大塚耕平君 分かりました。  ルールを明確にするということについては、私どもも金融市場にかかわる分野をお預かりする委員会として今の御意見に沿うような努力をしますので、最後に端的にもう一度お伺いしたいんですけど、ルール整備は我々も努力します。しかし、今後、東証の上場に関して、産...全文を見る
○大塚耕平君 国民を代表しておられるというロジックで語っておられますけれども、一〇〇%国が株主が産業再生機構であり、ここは国民の代表の議会ですから、そこは、あと残りマツヤ除いて七社ですから冷静に対応していただきたいと思いますけれども。もちろん今は私の個人の意見を申し上げております...全文を見る
○大塚耕平君 次に、鶴島社長にお伺いいたします。  今、上場の話がいろいろ出ましたけれども、東京証券取引所の自主規制機能ですね、上場を認めるあるいは上場を廃止するということに関して巷間いろいろにぎわしておりますけれども、そもそも自主規制機能は何かということについてかいつまんで御...全文を見る
○大塚耕平君 私も時々これいただきましたんで見ているんですけれども、上場審査ないしは上場廃止に関する審査というのは、これはちょっと抽象的な言葉ですが、実質審査ですか、それとも形式審査ですか。  つまり、例えば三年間連続して赤字だったら上場廃止とかですね、そういう形式的な事象を審...全文を見る
○大塚耕平君 大分たっぷり御見解をお伺いしましたので、この後、是非手短に掛け合いをさせていただきたいと思うんですが。  今のお話承ると、要は形式審査の部分もあれば実質審査の部分もあるというふうに言っておられるようなんですが、まずその財務内容については、入口の部分ではしかし公認会...全文を見る
○大塚耕平君 特に二番目の点について更にお伺いしますが、もしそのようにいい意味で高邁な上場企業に対する、会員企業に対する御指導をされるということは、東証自身も相当高潔でなければならないと、こう思うわけですが、例えば今上場問題が、東証さん御自身の上場問題が話題になっておりますけれど...全文を見る
○大塚耕平君 分かりました。じゃ、それは是非、一度勉強させていただきたいので、情報をいただきたいと思いますが、私の個人的な意見としては、やはり東証が、先ほど社長がおっしゃられたような実質審査機能、しかも企業倫理を問うような、そういうところまで踏み込まれた実質審査機能を維持されるの...全文を見る
○大塚耕平君 東証自身が上場されること自体がいいか悪いかという問題もあるんですけれども、仮に予定どおり上場されることになった場合に、例えば現在取締役や監査役に名前を連ねておられる方が所属しておられるような証券会社が幹事社になるというようなことはないですよね。
○大塚耕平君 いや、つまり私が是非期待をしたい、東証さんに頑張っていただきたいと思うのは、例えば今の問題もこういうふうにお伺いすると、それだけ社長が言葉を尽くさないと公正に幹事社を決めたということが分からないようなガバナンス体制にすることなく、何しろ日本の上場企業の企業倫理、コン...全文を見る
○大塚耕平君 いや、それはよく分かります。私が申し上げたいのは、上場すると、また東証さんのそういうキャッシュもMアンドAを仕掛ける側からすると非常に魅力的ですし、そのときに上場企業としての本能、そして証券取引所として会員企業に、例えばこういう準備金も含めて、どのようにこれを使って...全文を見る
○大塚耕平君 ありがとうございました。
06月09日第162回国会 参議院 法務委員会、財政金融委員会、経済産業委員会連合審査会 第1号
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○大塚耕平君 民主党・新緑風会の大塚でございます。今日は連合審査に時間をいただきましたことを感謝申し上げたいと思います。  衆議院の法務委員会等の議事録も、それから参議院の法務委員会のこの審議が始まってからの議事録も拝読をさしていただきましたが、時間は衆議院の方、ちょっと短かっ...全文を見る
○大塚耕平君 昨年も財金でこの問題を取り上げさしていただいたのはBIS規制との絡みなんですね。BIS規制は、御承知のとおり来年から新しい規制内容に移行しますけれども、そうなりますと、各銀行が企業に対する融資の資産査定を行うに当たって各金融機関の内部格付制度というものを使って査定を...全文を見る
○大塚耕平君 そうすると、確認ですが、昨年来、その適切な財務諸表を作成している中小企業向け融資は検査上優遇するとおっしゃっていたのは、何か検査マニュアル上明確な基準を設けるということではなくて、そういう財務諸表をもってきちっとした財務活動をやっている企業に対しては、例えば安直な担...全文を見る
○大塚耕平君 すべてについて事務方から御説明受けておられるわけではないと思いますので、御答弁、参考人でも結構ですよ。増井局長ですと、たまに口を滑らしてくれますので、いろいろ先々展開のある答弁をいただけるかもしれませんので。  と申しますのも、実は衆議院の議事録、そしてこの参議院...全文を見る
○大塚耕平君 いや、大変すばらしい御答弁だと思います。  その経営状況、悪い経営状況であっても真実がきちっと明らかになって、情報開示をされて、経営者御自身が自分の健康状態を知るというのは大変いいことですので、これはデメリットではなくて私もメリットだと思います。  そこでお伺い...全文を見る
○大塚耕平君 ここまでお伺いいただいて、何となく感じていただいている委員の先生方もいらっしゃるかもしれませんが、会計参与を導入するということで、これが査定において配慮をするということを去年から金融庁の皆さんおっしゃってきたわけですから、よもや会計参与が任意で設定をされているという...全文を見る
○大塚耕平君 くどいようですが、これ本当に大勢の人が気にしていますので、もう一つ確認ですが。  ということは、同じような財務状況であるA社とB社が、片方には会計参与がいらっしゃって、片方にはいないことをもってして、この両社に対する融資の査定のランクが変わるということはないですね...全文を見る
○大塚耕平君 伊藤大臣と谷垣大臣におかれては、去年の質疑、もうずうっと国会答弁しておられるのでこちらはよく覚えていますけれども、両大臣はそのときの質疑は覚えていらっしゃらないと思いますが、私がここでこだわってこれをお伺いしているのは、会計参与という制度には賛成です。そして、士業の...全文を見る
○大塚耕平君 ありがとうございます。  それでは、昨日お伝えしてある質問をちょっと時間の関係もありますのでスキップをしながらさせていただきますが、法務大臣にお伺いをいたしたいんですが、衆議院でも問題になりましたが、今回のこの会社法制の現代化、政省令委任事項が非常に多いんですけれ...全文を見る
○大塚耕平君 大臣、この委任というのは、実施委任ですか、それとも、まさしく中身をそこで決めるという内容についての委任ですか。──いや、いいですよ。
○大塚耕平君 これは、財金関係の法律でも政省令委任が多過ぎることは去年から何度か申し上げているんですが、今回、まあ大部な法律とはいっても、やっぱり余りにも多いと。そこで、委任が実施委任なのか内容委任なのかというのはこれ非常に大きな問題で、後者が余りに増えると法律というのは形骸化し...全文を見る
○大塚耕平君 まあ、また後で大臣にもお願いをしますが、今の部分、重要な部分ですから、これを余り任せっきりにすると、結局、間違った法案を出してきて、条文が間違っていて、だれが読んでも間違っていても、条文で直すのをやめて内容委任のところで解釈で変えてしまえとか、こういう発想になってい...全文を見る
○大塚耕平君 まあ、ここは何かきちっとした解答がもちろんある世界ではないと思いますが、予算委員会のときにもいろいろ勝手にしゃべってしまいましたけれども、あの中で、幾つかの事例で、スティール・パートナーズ・ジャパン・ストラテジック・ファンドという、SPというところがユシロ化学とソト...全文を見る
○大塚耕平君 いや、ここで拍手していただくと困るんですけれども。  それはある面そのとおりなんです。ただ、ただ、禁止規定と、私は原則禁止規定で行くべきだと思いますし、そうしないと日本の経済の活性化とか世界の変化に付いていくことはできなくなると思いますので、是非これからどの役所で...全文を見る
○大塚耕平君 ありがとうございます。  実は本当に大事な答弁だと思いますよ。これは議事録に残りますし、相当多くの企業の方がこの部分読むと思いますので。  さて、大分時間も迫っておりますので、これは局長で結構ですので簡潔に御答弁いただきたいんですが、そもそも日本の会社法制は、答...全文を見る
○大塚耕平君 ちょっと私には難しかったですが。  いや、今日は、冒頭申し上げましたように、財政金融委員会の立場で参加させていただいておりますので、そういう観点で伊藤大臣と谷垣大臣にお伺いしたいんですが、なぜ日本が不良債権問題を十数年にわたって抱えたかということの背景には、商法と...全文を見る
○大塚耕平君 私も、別に税理士さんや公認会計士さんであるわけではないですので、金融界の、元金融界の人間としてちょっと認識を申し上げて、この点、会社法制の現代化の中で本当はちゃんと処理していただきたかった、ないしはこれからも検討していただきたいということを申し上げておきますが、証取...全文を見る
○大塚耕平君 今、衆議院で審議中の郵政法案ですが、この会社法案にのっとって設立されるとすると、この新しい会社法の二十八条第一項第二号、「株式会社の成立後に譲り受けることを約した財産及びその価額並びにその譲渡人の氏名又は名称」が定款に記載されなければならないと書いてあるんですね。そ...全文を見る
○大塚耕平君 これで終わります。ありがとうございました。
07月15日第162回国会 参議院 郵政民営化に関する特別委員会 第3号
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○大塚耕平君 民主党・新緑風会の大塚でございます。今日は郵政民営化法案について質問をさせていただきたいと思います。  大変、郵政民営化法案について盛り上がってきておりますけれども、総理も御自分の信ずるところに従って国会審議をしておられることと思いますが、私自身も実はこの郵政民営...全文を見る
○大塚耕平君 しからば、今日通告さしていただきました質問に入らしていただきますが、独禁法については先ほど峰崎委員が触れられましたので少し後回しにさしていただきまして、竹中大臣あるいは政府参考人でも結構ですが、分社化される各社の資産、負債というのはどのような金額になるという御計画で...全文を見る
○大塚耕平君 大臣、今の数字には各社が持っている経営資産というものも入っているんでしょうか。
○大塚耕平君 いや、もう一度お伺いします。経営資産です。例えばコンピューターセンターであるとか郵便局のインフラであるとか、そういう資産も全部入っているんですね。
○大塚耕平君 しからば、お伺いをいたしますが、私も素人なりに関心を持って、去年の十二月九日には郵政公社の本社にお伺いして、ディーリング設備、全部見学さしていただきました。また、五月の十九日には、関東地区にあります保険と貯金のコンピューターセンター、全部見学さしていただきました。 ...全文を見る
○大塚耕平君 その今おっしゃった金額は取得時の金額ですか、今の減損会計をした後の金額ですか。
○大塚耕平君 そうすると、今、公社のバランスシートというのは、もうきちっとした数字が把握できているという理解ですか。今たまたまサンプルとしてこのコンピューターセンターについてお伺いしましたが、その他も含めてバランスシートの数字というのは企業会計に基づいたきちっとした数字が出ている...全文を見る
○大塚耕平君 中城審議官にお伺いしますけれども、六月九日の合同審査、会社法の合同審査の場において、私が、やはりこれは民営化する前に、言葉が少し適切じゃないかもしれませんが、どんぶり勘定であった郵政公社の資産、負債の状況がきちっとなってからでないと、そもそも株式会社化して定款に財産...全文を見る
○大塚耕平君 総理、何か抽象的な理念法を作ったり、何か制度設計の枠組みだけを作ることと今回は違って、現に動いているインフラ、現に動いている組織を株式会社化するという、物理的に可能かどうか、事実がきちっと明らかになっているかどうかということが大前提になっている、これは改革なんですよ...全文を見る
○大塚耕平君 今お読みいただいたのは、この中に、システム関係の議論をしたときに、システムの話だけが書いてあるのではなくて、郵政公社が企業体として本当にやっていけるのかどうか、これを慌ててやると、システム対応もできないし、そもそも企業体としての活動が今十分には整備されていないという...全文を見る
○大塚耕平君 主観に確かに差がありますからね。今のは十一月八日の最初に出てきた報告書で、準備室の審議官として控え目にお数えになると三十です。  暫定でもいいから二〇〇七年四月にスタートしろといって十一月二十二日に出してきた報告書、私、昨日数えました、私のもちろん主観が入っていま...全文を見る
○大塚耕平君 ありがとうございます。  伊藤大臣、通告してなくて恐縮なんですが、これは私も昨日読み直して、もう一回、保険業法、銀行法、みんな見てきました。要は、公社の皆さんは、暫定的に二〇〇七年四月に、分かりました、スタートさせますといって出してきた報告書の中にも、今ごらんいた...全文を見る
○大塚耕平君 今の御答弁は大変残念であります。  生田総裁も、小泉総理から御指名を受けて意気に感じてやっておられるんだと思いますが、経営者であられますので、これだけ巨大なインフラ、三百四十兆という金融資産、これは金融市場全体につながりますからね、この金融資産を預かるインフラにつ...全文を見る
○大塚耕平君 ということは、いいですか、ちょっともう一度、今日は私はこの後、目的やら法律としての完成度やらいろいろ議論さしていただきたいことは山のようにありますけれども、まず、現実的に今の日程で可能かどうかということをお伺いしているんです。今の竹中さんの答弁ですと、つまり二〇〇七...全文を見る
○大塚耕平君 いや、竹中さん、私が今日申し上げていることを御理解いただいてないみたいなんですけど、総理、総理はこれごらんになりました。そして、この中に、現場の皆さんが、別に悪意で書いていると思わないですよ、私は。現場を預かる人間として二〇〇七年四月は心配だということを山のように書...全文を見る
○大塚耕平君 何度も申し上げますけれども、これは、例えば金融制度をつくるとか何かその理念的な方向観を固める法律をつくるとか、そういうものとはちょっと訳が違うんですよ、これは。  この中に、先ほど審議官が三十か所と言ってくださったところ、私が数えて百八つ、それ以外にも一杯入ってい...全文を見る
○大塚耕平君 今から二つのことを申し上げますけれども、まず一個目は、竹中大臣は今二〇〇七年の四月には間に合うというふうにおっしゃいましたけれども、百歩譲って間に合ったとします。二〇〇七年の三月に三連休ありますか、ないですよ。システム移行できないですよ。三連休ないとシステム移行でき...全文を見る
○大塚耕平君 いやいや、違う、違う。
○大塚耕平君 いや、委員長、ちょっと待ってください。
○大塚耕平君 いや、今の答弁は残念ながら納得できません。  二〇〇七年の三月に三連休もなくて移行もできないということを御存じなかったわけですよね、今まで。(発言する者あり)いや、竹中さんね、ここは、いいですよ、じゃ四月に民営化に移行するのでもいいけれども、システム移行は、じゃこ...全文を見る
○大塚耕平君 いや、恐らく今日公社のシステム部門の皆さんも国会見ていますから、心意気はよしとしても、これは何度も申し上げますけれども、心意気で何とかなる話じゃないですから、これは。相当慎重な御対応をしていただかないといけないと思います。  一瞬余談になりますけれども、私はもう四...全文を見る
○大塚耕平君 いや、それも本当に、今、後ろで少し先輩方のやじが飛びましたけれども、無責任とまでは言いませんけれども、もし、もし本当に真摯にそうお考えなら、例えばシステムの問題についても、専門家に意見聞きましたといっても、あの専門家の中には確かにお一人だけ企業のCIO入っていました...全文を見る
○大塚耕平君 議事録を私も大事に、家宝としてわきに抱えて、まあこの法案、最終的にどうなるか分かりませんけれども、もし通った場合には成り行きをきちっと見届けさせていただきたいなというふうに思います。  さて、冒頭申し上げましたように、あっ、一つ確認させてください。竹中さん、それで...全文を見る
○大塚耕平君 私も、元々はもちろん専門家ではありません。ただ、システム部門にいて随分働いた経験もありますので、大臣は、三月二十二日の私との質疑で答弁の中で、物すごい回数の議論を通して最終的に今回の結論を出したというふうにおっしゃったんですね。これだけの規模、ステップ数であったり、...全文を見る
○大塚耕平君 この新しい事業、この新しい会社をもし、例えば融資業務を始めるときには主務大臣の認可が要りますよね、これ。ただ、公取に対する協議を条件としていないんではないかと思いますが、そこはいかがですか。
○大塚耕平君 ただ、これはまたこれから長い間議論させていただきますので、是非お考えいただきたいのは、これは公取に対する協議をしませんと、主務大臣というのは競争政策上の障害ということまで踏まえて認可をするかどうか分かりませんので、そうなりますと圧力販売の問題とかいろいろ出てきますの...全文を見る
○大塚耕平君 総理は今回の法案のどの部分がお詳しいんですか。
○大塚耕平君 委員長、これ読み上げるのやめさせてください。聞いてませんよ。
○大塚耕平君 時計止めてください。
○大塚耕平君 総理は、この法案の中のどこに一番お詳しいんでしょうか。
○大塚耕平君 いや、それをお伺いしたかったです。  改革の本丸ということで、今日午前中、世耕さんも御質問をなさったですね。この出口の問題ですね。(資料提示)これは去年の予算委員会で私が使わせていただいた図で、御記憶にないかもしれませんが、去年の年金も今回の郵貯も、民間部門から公...全文を見る
○大塚耕平君 趣旨じゃないんですよ。いいですか。法律として完成度が問題あり、これは例の行革基本法三十三条の問題もそうですけれども、そして現実的な可能性としてもクリアしなければならないことがあるというふうに申し上げました。そして、目的についても、これが出口改革、日本のマネーフローの...全文を見る
○大塚耕平君 まあ竹中大臣と私の、文章を読んだその行間の読み方の違いだと思いますので、引き続き議論をさせていただきたいと思いますが、残りあとわずかになりました。  総理にお伺いをしたいんですが、信なければ立たずと、最近余り聞かなくなりましたけれども、総理のお好きな論語の言葉だと...全文を見る
○大塚耕平君 いや、さすが座右の銘にしているだけあって正しく理解をしておられました。この信なければ立たずというのを自分の信ずるところと言う方が時々いらっしゃいますが、そうではなくて、これは国民からの信頼でありますので。  私も若輩者で恐縮ですが、論語を時々読んでおります。私が幾...全文を見る
07月25日第162回国会 参議院 郵政民営化に関する特別委員会 第8号
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○大塚耕平君 民主党・新緑風会の大塚耕平でございます。  今日は、お昼御飯を挟みまして九十分お時間いただいておりますので、前半は主に財政との関係を、後半は分社化における資産、負債の分割の在り方及びシステムの問題、大体そんな内容で進めさしていただきますが、いずれもばらばらの問題で...全文を見る
○大塚耕平君 幾つか目的があるのはいいんですが、繰り返しになりますが、民間部門から公的部門へ過剰に流れている資金のパイプを細くするということも改革の目的の一つだということでよろしいですね。
○大塚耕平君 それでは、その目的は今回の法案の中でどのように実現されるように条文上担保されていますか。
○大塚耕平君 なるべく私も今日は冷静にやらさしていただきますが、ここが改革の目的の非常に大きなところで、それについて条文がどこに書いてあるか聞かないと分からないというのは郵政担当大臣としてやっぱり問題じゃないですか。(発言する者あり)いやいや、だから、そこを明確に書いてあるなら言...全文を見る
○大塚耕平君 冒頭申し上げましたように、財政との関係、そして分社化における資産、負債の分割の問題、そしてそれをシステム的にどう担保するか、これ全部関係があるんですけれども、百九条の問題は私、午後に触れさせていただこうと思っていましたら大臣の方から触れていただきましたので申し上げま...全文を見る
○大塚耕平君 分かりました。それは一つ疑問を解消させていただきました。  そうすると、今度は、民間部門から公的部門に流れる資金のパイプを細くするということが今の日本の経済の重要な問題で、これも改革の目的の一つだとおっしゃるならば、例えばどうして、今申し上げましたように、ここに地...全文を見る
○大塚耕平君 もうやはり一枚目と、表と裏が物すごくリンクしてきてしまう御答弁をいただいているんですが、このチャートの方をごらんいただきますと、先週の答弁で大分明らかになってきたんですが、貯金銀行というのは、通常貯金は新銀行、貯金銀行の方に移し、旧勘定の、そして定期性の貯金について...全文を見る
○大塚耕平君 それでは、これは先週の山口委員に対する質問の中でも展開をされていたんですが、通常貯金に対しては預金保険料は掛かるんですか、この貯金銀行には。
○大塚耕平君 大臣、是非お願いをしますが、本当に重要ないろんな影響の大きい法案なわけですから、限られた時間でなるべく充実した質疑をやらせていただくことが賛成される方にとっても反対する立場の人間にとっても必要なことですので、私もなるべく手短に質問しますので、今の質問に対しては掛かる...全文を見る
○大塚耕平君 先週の答弁とそこは御一緒ですが、先週の御答弁ですと、将来減っていく預金ですから、緊張感を持たせる意味で貯金銀行には特別預金見合いの預金保険料をこの持ち株会社に納付をさせるというような御答弁をしておられました。  しかし、この貯金、通常貯金も定期性貯金もどちらも政府...全文を見る
○大塚耕平君 確かに、この定期性貯金は十年を最長として徐々に減っていきますね。で、減っていったものはどうするんですかという先週の、これは山口委員でしたか藤本委員でしたか、どちらかの御質問だと思いますが、その瞬間すぐにこれが引き出されるわけではないので、一時的に通常貯金になると。そ...全文を見る
○大塚耕平君 積立貯金のことですか。これは、しかしこの条文からだけではそのように読めないんですよね。  これ全く知らない、これが、法律が作られる過程の議論に加わっていない私がこれを読むと、それと先週の御答弁を両方突き合わして改めてこの百六十条三項三号を読んでみると、このチャート...全文を見る
○大塚耕平君 いやいや、預入について書いてあるから、そういう意味に読めますよというふうに申し上げているんです。これが積立貯金なら、なぜ積立貯金ということを明記しないんですか。百六十条についてちょっと勉強してきてから……
○大塚耕平君 午前中あと十分ぐらいになりましたので、ここの資産、負債の問題については午後引き続きやらせていただきますが、最初のこの財政の問題に戻らしていただきます。  この財政の動きについてはごらんいただいたとおりでありますが、ごらんいただいた数字の内容についてどのような問題が...全文を見る
○大塚耕平君 そこは見解の相違ということになりますので。しかし、せめて財投債と言わず、財投国債というふうに言っていただくだけで大分印象が変わってくると思いますので、そこは御検討をお願いしたいと思います。  そして、このごらんいただいておりますデータですが、この財投預託金について...全文を見る
○大塚耕平君 済みません、これは政府参考人でもいいですけれども、もしいらっしゃれば。幾らで貸していて、幾らで借りているんですか。利率。
○大塚耕平君 それでは、もう午前中ちょうど区切りがいいところなので、大臣、恐縮ですが、数字、昼休みの間に……(発言する者あり)いやいや、調べていただいて、午後御答弁いただければと思いますので。
○大塚耕平君 それでは、引き続き質問をさせていただきます。  午前中の最後にお伺いしましたが、金融自由化対策資金見合いの資金の、貸している側、借りている側の金利についてお答えいただきたいと思います。
○大塚耕平君 今日は、もちろんそこの問題は本題ではないんですが、もう麻生大臣におかれては御理解恐らくいただいていると思うんですが、これは貸している側、それから同じ額を借りてくる帳簿上のこのやり取りですね、同じ金利ですから損は出ないわけですよ。ところが、これは元々この制度をつくった...全文を見る
○大塚耕平君 はい。  この改革の本丸が、本来は民間資金、民間部門で経済活動に投入をされて付加価値を生み出す、そういうマネーのウエートが低くなり過ぎている、あるいは必要なものが公的部門に回り過ぎているということを是正することが改革の本丸だというふうに私は理解していますし、そうだ...全文を見る
○大塚耕平君 事前に書類もいただいておりますので減価償却がされていることは確認しましたが、減損処理はしていますでしょうか。
○大塚耕平君 減損処理を認識しておられること自体は大変結構なことだと思うんですが、前回の質問でも申し上げましたが、私、この美女木と印西、実際見していただきました。フロアも入りました。大分フロア余っています。もちろん、機器を更新するときの空きフロアという意味もありますが、余っていま...全文を見る
○大塚耕平君 ありがとうございます。  それでは、午前中にお伺いしたことを改めてお伺いしますが、なぜ管理機構をつくるかということについて再三おっしゃっておられるのは、政府保証が付いている資産ないしはその裏付けにある負債を新民間会社に持たせるのはおかしなことになるので定期性貯金は...全文を見る
○大塚耕平君 そのロジックで改めてお伺いすれば、通常貯金も管理機構に置いておいてもいいわけですよね。なぜ通常貯金だけ貯金銀行に持っていくんですか。
○大塚耕平君 いや、決済に使うということが理由だけであるならば、例えば、まあこれは私の私見ですが、A案のように完全に管理銀行の方に旧勘定を、管理機構の方に旧勘定を残しておいて、例えば決済に使えるカードとかをお持ちいただければいいわけですよね、顧客に。しかし、これを、今おっしゃった...全文を見る
○大塚耕平君 ややこしいことをしないとこれだけのものを民営化できないというふうに正直にお答えいただいたのも一歩前進で、私なりの疑問は解消できました。これがベストだと言われると、そうかなと思ってしまうんですが。  元々、今郵政公社が持っている負債及びそれに見合う資産は、これまで郵...全文を見る
○大塚耕平君 重要な数字というのは幾つもあるんですが、今の数字については是非正式に御提出をいただきたいと思います。委員長にお願いします。
○大塚耕平君 それでは、竹中さんにまたお伺いしますが、特別預金とこの通常貯金の扱いが違うだけではなくて、貯金、つまり貯金銀行側の貯金と保険会社側の保険の顧客の保護についても対応が違うんですね。これは、先週の山口委員に対する御答弁の中であったわけですが、これは竹中さんじゃなくて政府...全文を見る
○大塚耕平君 じゃ、確認ですが、この再保険に関しては保険機構の負担金は負担しないということでいいですね。改めて確認ですが。
○大塚耕平君 この辺も、なぜ負担しないのかということが必ずしも自明ではないんですね。なぜ負担しないのかということは、どういう理屈でどこの条文に書いてあるか。これは、条文のことはどうぞ後ろの方、サポートしていただいて結構ですから、どういうふうに説明されているんですか。分からないんで...全文を見る
○大塚耕平君 いずれにしましても、今日ここの通常貯金と特別預金の違い、そして貯金と保険の扱いの違いを今日この限られた時間の中で全部明快にしようとも思いませんし、できるとも思っていませんので、引き続きここは議論をさしていただきたいと思います。  さて、その上で、この預かった負債を...全文を見る
○大塚耕平君 まず、このグループ内の郵政株式会社や郵便事業会社やあるいは保険会社に対する貸付けというのは、これは午前中少し申し上げましたが、今、金融行政全体の中で機関銀行化は避けようという大きなコンセンサスがあるわけですから、その流れに逆行する規定だなというようには思います。ただ...全文を見る
○大塚耕平君 済みません、ちょっとよく分かりません。  郵便貯金銀行、保険会社からのバックファイナンスというのは、何の何に対するバックファイナンスなんですか。バックファイナンスという言葉は、実は御承知のとおり、余りいい語感の言葉ではないですからね。
○大塚耕平君 済みません、私の頭が悪いと思うんですが、貯金銀行から、この絵で申し上げますと、貯金銀行から管理機構に貸して、管理機構がまたどこに貸すんですか。
○大塚耕平君 しかし、これまでの御説明では、機構は旧勘定を管理するための会社だったですよね。だから、資産は全部新会社に移行すると。でも、今の御説明ですと、この機構がそういう公的部門に対するファイナンス機能を持つということですか。
○大塚耕平君 いや、この午後の冒頭に申し上げましたように、なるべく財政再建をしっかりしたいと、これは多分、国会議員全員これに反対する人はいないと思います、財政再建は必要だと思ってみんなやっているわけですから。そのためには、財政をなるべく透明化しなければならない、公的部門の中の資金...全文を見る
○大塚耕平君 両方。
○大塚耕平君 契約のコンセプトについてはそういうことなんですが、そうではなくて、ここで一体幾らぐらいのものが支払われるのか。つまり、これはさっきの資料提出を要求、お願いを申し上げました発生主義に基づく貯金、保険の将来の支払キャッシュフローと同じ問題でありまして、この管理機構に定期...全文を見る
○大塚耕平君 そうやって御答弁聞くと、みんなそうかなと思って聞いているんですが、詳細は実施計画の中で決められるということは答弁にすぎず、そして実施計画を作るということは法律に書いてありますけれども。  つまり、何で私はこんなことを聞くかというと、例えばこの機構のことを定めている...全文を見る
○大塚耕平君 今の御答弁で一点だけ承服できないところがありますが、その発生主義に基づいて、将来のキャッシュフローを割引現在価値に引き直して計算してちゃんと賄えばそれで済むというのは経済学者としては分かりますがというふうにおっしゃいましたが、そうすると、今の公社は、現在預かっている...全文を見る
○大塚耕平君 是非、委員各位におかれては、この資料の中身を御関心のある方は読んでいただきたいと思うんですが、大半が、法案や国会審議により大枠について明らかになっているので勉強中とかと、こう書いてあるわけですね。大半が、大枠については国会審議で明らかになっているとは私はとても思えな...全文を見る
○大塚耕平君 その上で、例えばお手元の一番上のビジネスモデル、物品販売等新規業務の取扱い範囲云々に関しては、暫定対応では、新規業務についてはシステム対応しないことを現時点では想定というふうになっていますが、これはもし新しい業務をやったら手作業でやるということですね。これは生田総裁...全文を見る
○大塚耕平君 手作業でやるということを郵政公社の現場の皆さんはオフでやるというふうに言うそうですね。オフでやるわけです、これ。  今、どうも、お客さんを三分待たせるなという大変顧客重視の姿勢で店舗営業をされているということは、これ自体は大変結構なことなんですが、例えば金融機関、...全文を見る
○大塚耕平君 どう検討しているんですか。
○大塚耕平君 ということは、現金収支が合うようになるというのはこの中のどこに書いてありますか。現金収支の話は明確に二〇〇七年四月に間に合うというふうには私は出ていなかったような気がしますけれども。
○大塚耕平君 来年の九月というのは、つまり、二〇〇七年四月スタートができるかどうかの最終判断をするタイミングですよね、法律によると。ということは、その来年の九月の段階にならないと現金収支が合うかどうかが、二〇〇七年四月に合うかどうかが分からないということですね。
○大塚耕平君 次は、準備室の審議官来ていらっしゃると思いますのでお伺いしますが、お手元の資料の例えば二枚目、二枚目の上に、保有資産の新勘定、旧勘定への区分定義、法令により定められていないことが明らかになったことから二重丸となっています。その下の方の、設置場所別ATM、郵便局別PL...全文を見る
○大塚耕平君 それはそうですね、全部現場に聞いて書いた紙をこのまま渡してきているだけですから。ちゃんと調べてお答えください。  それから、実はせんだっての質疑で、二〇〇七年の三月には三連休がないということを申し上げました。大きなシステムの移行というのはやはり三連休がないとなかな...全文を見る
○大塚耕平君 私事で恐縮ですが、御答弁いただいている山下理事は私の日銀のときの元上司ですので、大変労苦をいとわず仕事をされる方だということは十分存じ上げておりますので、しっかりやっていただきたいなと思いますが、しかし、私はやっぱりこのシステム検討会議については、自分自身も議員にな...全文を見る
○大塚耕平君 民営化準備室は、民営化はしたいけれども、総理がやれと言ったからしたいけれども細かいことは分からない。現場の皆さんは最初はできないと言った。そこで、有識者と言われる人たちが出てきて十回ぐらい話を聞かされて、頑張れと言ったら、何とかできるという気がするとおっしゃった。こ...全文を見る
○大塚耕平君 例えば、今日入口で議論させていただいたこの財政の問題ですね。これは実は小泉さんが簡単に放棄した三十兆円の公約とも十分関係のある話なんですよ。財政再建しようと思ったら、もちろん直接的にこの三十兆円枠の公約を守ることも大事、しかしその一方で、確かに郵貯、簡保から財投など...全文を見る
08月03日第162回国会 参議院 郵政民営化に関する特別委員会 第13号
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○大塚耕平君 民主党・新緑風会の大塚でございます。  当委員会ではこれで三回目の質問に立たせていただきますが、まず冒頭に、本当に長い間、衆議院から参議院にかけて議論をしておりますが、私もこの参議院での議論をずっと聞かせていただき、私自身も自分の問題意識に基づいて議論をさせていた...全文を見る
○大塚耕平君 実質的にはという表現が何度かあったんですが、やはりこの移行後も、例えばグループ企業というのはただでさえ分社化されて重立ったものが四つあるわけですし、それから、ひょっとすると関連企業もできてくるかもしれないわけで、子会社同士のクロスシェアホールディングなども考えると、...全文を見る
○大塚耕平君 それでは、委員長のお許しがあれば、委員長、公取委員長は結構です。
○大塚耕平君 さて、連日与野党の各委員の御議論を拝聴していると、いや本当に参考になる話が多々あるわけですが、一昨日ですか、鶴保議員と竹中大臣の議論のときに、公私と官民の議論が出てまいりまして、これはなかなか意味のある議論だったと思います。  私、今日、お手元にこういう公私と官民...全文を見る
○大塚耕平君 私も、基本的には、十年ぐらい前までは全くその認識で一致してたんですね。おっしゃるように、このむしろ官と民の境界線が公と私の境界線より上に来るぐらいですね、そういうものだろうということで、机の上での議論としてはいつも私もそういう議論を展開してきたんです。  ところが...全文を見る
○大塚耕平君 非常に基準が難しいというのは全く同感でして、さりながら、一つ一つの事業や政策については、何らかのこの基準なり、国民への説明材料を用意して御納得をいただかなくてはいけないわけでありまして、例えばリクルート社、リクルート社は職業紹介やっています。職業紹介というのはこれは...全文を見る
○大塚耕平君 金融排除を起こさないようにその国の金融システムを構築するというのは、多分公的な役割であって、それを目的とするならば、金融排除が起こり得るような、その可能性があるような選択をすべきではない。したがって、この視点から申し上げても、実は郵政公社という現在の組織形態と役割と...全文を見る
○大塚耕平君 そういたしますと、お手元に今ごらんいただいた紙と別の紙に「資金の流れの変化」というのと、「改革後、資金の官のシェアは低下」という裏表の紙があるんですが、矢印で書いたチャートの載っているやつですね、これは実は、六月一日の経済財政諮問会議で配付されたレポートの内容なんで...全文を見る
○大塚耕平君 御説明としては分かるんですが、つまり竹中大臣の主張と我々の主張の違いは何かというと、我々は、この中央・地方政府に流れる資金の量を減らすことにどのぐらい寄与する案なのかということを問いているわけですね。それについては説明がないわけですよ。  つまり、今大臣もおっしゃ...全文を見る
○大塚耕平君 まあ、本は捨てませんけど。  ちょっとここにバーチャルな空間を想像してほしいんですけど、家計のお金、入口、出口とあって、今は家計のお金は民です。入口は官です。出口も官です。今度は、家計のお金は変わりません、民です。入口は民になります、出口は官ということは。この組織...全文を見る
○大塚耕平君 今、社会保険庁が負担しているという話もありましたが、社会保険庁の事務経費は、谷垣大臣の御聖断により今もって保険料で賄われているわけですから、実は社会保険庁が持っているというより、これも最終的には保険者が持っているのとほとんど同じことでありますし、私が心配しているのは...全文を見る
○大塚耕平君 さて、今、例えば給付金を口座に振り込んでもらってそれを出すということになるとATMを使うことになるわけですが、郵政公社のATMというのは、私も余り郵便局行かないんですが、時々行ってびっくりするのは、今やもうほとんどの銀行のカードと提携しているってだあっと張ってありま...全文を見る
○大塚耕平君 これ、実は大変なもう事実上の相互乗り入れが行われているわけでありまして、そこで竹中大臣にお伺いしたいんですが、これ、民営化を仮にされた後は、今のは既に都銀とか市中銀行のカードを持っている人じゃないと使えないわけですよね。今後は、例えば貯金銀行が代理店としてUFJやみ...全文を見る
○大塚耕平君 財政金融委員会では時々議論になる話題がありまして、ベストプラクティスといいますか、最良執行義務といいますか、これは実際は、株の取引とかやるときにお客さんの注文をなるべくいい値段で取引するということの義務なんですが、例えば貯金銀行がいろんな銀行と提携してどの預金でも取...全文を見る
○大塚耕平君 いやいや、一番いいものを勧めないとお客さんにうそをつくことになりますから、定額貯金がある間は定額貯金が一番いいんですよ。定額貯金はやめるんですか、今度、貯金銀行は。
○大塚耕平君 郵便貯金です、半年複利の。
○大塚耕平君 一番有利なこれを、貯金銀行……
○大塚耕平君 いやいや、私が申し上げたかったのは、イコールフッティングだとおっしゃるならば、貯金銀行だけにとりわけ有利な商品を認可するということがあってはおかしいんではないかという、抽象的にお伺いすれば、そういうことですよ。それについてはどうですか。
○大塚耕平君 今日は極力、通告どおりの流れでやらさせていただきたいんですが、順番は多少入れ替わっていますけれども。ちょっと一問だけATMに関連して、必ずしも通告していない話をお伺いしますが、準備室でもよろしいですけれども。  この窓口に置かれるATMは四社のうちのどの所有物にな...全文を見る
○大塚耕平君 これは窓口会社のものだと今おっしゃいました。
○大塚耕平君 そうすると、いいですか。私、三回目だと申し上げました、質問。一回目の質問のときにお伺いした例のシステム検討会議の資料の中ですね、基本的にはあそこで書いてある問題事項はすべて解決していますというふうに、あの場でですね、基本的にはですよ、そういうふうに御答弁いただいて、...全文を見る
○大塚耕平君 準備室は今の答弁でいいんですか。まあ、それは大臣がそうおっしゃっているんだから、ですからそうでしょうね。じゃ、一言で。いいですか悪いですか。
○大塚耕平君 いやいや、だから、そうすると、皆さんが去年十一月に出した報告書は政府に抵抗するためにうそを書いていたということになるんですよ。十七年六月までにどこに帰属するかが決まっていないとできないと言っていたんだけれども、今の話は、公社でこれから検討すると言っているわけで、決ま...全文を見る
○大塚耕平君 私の持ち時間はあと六分ぐらいですから、多少、本当にこれは率直な意見を言わせていただきますけれども、日本は本当に戦後、職務に精励するスーパーサラリーマン、これは官僚も含めてですね、そういう人たちによって支えられて今日まで発展してきたと思います、私も。生田総裁も恐らくそ...全文を見る
○大塚耕平君 来年の臨時国会、状況がどうなっているか分かりませんが、本当にこれは大きな変化ですから、是非財政金融委員会においでいただいて、状況についてはお聞かせいただきたいというふうに思います。(発言する者あり)まあ、そういうお声もあります。  最後に一問ですが、竹中大臣にお伺...全文を見る
○大塚耕平君 もうこの発言でやめますけれども、実は新銀行に移管される通常貯金は預金保険料を払うとおっしゃっていましたね。そして、旧勘定に残る定期性貯金の見合いの特別預金についてはその保険料を持ち株会社に回す。で、簡保の分は、保護機構に払う保険料は受益者に還付すると言っていますけれ...全文を見る
08月05日第162回国会 参議院 郵政民営化に関する特別委員会 第15号
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○大塚耕平君 おはようございます。民主党・新緑風会の大塚でございます。  私も、当委員会、これで四回目の質問に立たせていただきます。与野党の理事の皆さん、そして同僚議員の皆さんに、こうして質問の機会を与えていただいていることに心から感謝を申し上げたいと思います。  新聞報道等...全文を見る
○大塚耕平君 今の御答弁お伺いしてますと、何かすごくきちっと管理されているように多分聞こえると思うんですね。  昨日の大久保議員と竹中大臣の質疑の中で竹中大臣は、一万本の金利、為替、株価のシナリオを基にしまして将来の資産、負債を推計をしまして、様々管理をしているというような御答...全文を見る
○大塚耕平君 御専門じゃない方々が聞くと、ああ何となくそうかっていう感じの御答弁なんですけど、今どき一万本の方程式を使ってシミュレーションリスク管理をやっている金融機関がデルタ値について同時に把握していないっていうことは、しかも三百四十兆の資産を抱えているわけですからね、ちょっと...全文を見る
○大塚耕平君 最初からそういうふうに言っていただくと、大分印象は違ったと思います。  同じことを一応準備室にも聞いておきます。  準備室はお立場上、いや、準備できていますと言うのが準備室ですから、それはしようがないなと思うんですが、準備中だという声も今飛びましたけれども、必ず...全文を見る
○大塚耕平君 私も一応、今日は午後からテレビ中継があるということを理解した上で、午前中に滞らないように気を遣って質問をしているつもりですから、もう、もう今日の今日ですから、端的でもっと正直に言っていただきたいと思います。  結局、何が問題かといいますと、そうなると、例えばここに...全文を見る
○大塚耕平君 いや、大臣、私の質問にストレートにお答えいただけませんか、大臣、この法案では最後ですので、質問は私、是非。  竹中大臣は、これはこのスケジュールではちょっと無理かもしれませんと言って総理に進言されたことはありますか。
○大塚耕平君 この問題はこれでやめますけれども、いずれにしましても、暫定対応可能だとおっしゃっても、前回も申し上げましたように、その暫定対応というのは、例えば新規業務については、郵政公社内部の用語でオフ、つまり手作業でやるんだとか、そういう様々な原始的な前提を置いた上での暫定対応...全文を見る
○大塚耕平君 私は、道路公団の審議とか余り加わってなかったんで、そういう意味では残念だなと、自分自身ここに気が付かなかったのがですね。そう思いますが、しかし、道路公団と今度の貯金銀行と保険会社はまたちょっと質が違いますんでね。道路公団はほかに類似企業はないですから、今後出てくるか...全文を見る
○大塚耕平君 そうすると、そういうものについては民間金融機関と違う評価方法をするというんでしたら、例えば、例えばですね、冒頭申し上げたリスク管理の方法も民間金融機関と違うやり方を考えていかなくてはいけないということになりますが、例えば、そんなことも今イメージしておられますか。これ...全文を見る
○大塚耕平君 いや、非常に前進した答弁だと思います。  このただし書は、民間と同じようにやるということですね。くどいようですけれども、大臣答弁は拘束力がないというふうにも言われていますが、それでももう一回聞かしてください。民間金融機関と同じように資産、負債の評価をやるということ...全文を見る
○大塚耕平君 そうすると、この三項の「評価委員その他評価に関し必要な事項」のこの「必要な事項」とは何を想定していらっしゃるんでしょうか。
○大塚耕平君 民間企業と同じような、じゃないですね、同じ評価基準で決算をやる、資産、負債を評価する、そしてバランスシートを作るのにどうして経営陣以外に評価委員が要るんですか。
○大塚耕平君 先ほども申し上げましたが、道路公団とはちょっと違います。道路公団の道路資産の評価と金融資産、負債の評価とはちょっと意味が違います。金融資産、負債は、これは別に評価委員という摩訶不思議なものがいなくても、監査法人に任してあとは市場の価格で評価できるわけですから、道路公...全文を見る
○大塚耕平君 そんなこと言っていませんよ。
○大塚耕平君 いや、私が申し上げたいのは、さっきの苦言の二点目とも関係があるんですけれども、この評価委員にどういう人たちがなるのか知りませんけれども、今まさしく竹中さん御自身が土地もと言って土地を取り上げてくださいましたけれども、二回目か三回目の質問のときに申し上げましたが、バラ...全文を見る
○大塚耕平君 いや、もう一つよく分からないんですが、この通常貯金も旧勘定の人たちは今まで郵便局に預けていれば保護されていたわけですから、だから預金保険料要らないわけですよ。だから仮に、しかし預金保険料のコスト意識を貯金銀行に持たせるために一応擬似的に払わせるんだっていうんだったら...全文を見る
○大塚耕平君 竹中さん、お金持ちだから郵便局使ったことないでしょう。ありますか。  その管理機構という別の存在ができるかのような御説明ですけれども、管理機構というのはバーチャルな存在なんですよ。どちらにしろ、今ある郵便局に行ってカード使うわけですから、この定期性の貯金だって時期...全文を見る
○大塚耕平君 B案、B案、B案。だから、通常貯金が管理機構の側にあっても同じですよ、それは。だって、管理機構という別の会社ができて、そこに行って新しいカードを使うわけじゃないんですから、同じカード使うんですから。
○大塚耕平君 それは分かります、それは分かります。  しかし、まあ、済みません、時間が来ましたので、いや、もう結構です。これはまた引き続き議論させていただきます。  最後に一つだけ言わせてください。  これだけ与野党の真摯な議論において様々な問題点が認識できたわけですから、...全文を見る
10月13日第163回国会 参議院 郵政民営化に関する特別委員会 第3号
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○大塚耕平君 民主党・新緑風会の大塚耕平でございます。  通常国会の際には、質問の回数では社民党の又市議員とか共産党の大門議員が恐らくは九回とか十回ぐらい御質問をされたと思うんですが、私は四回でしたが、時間では二百五十五分ということで、今日は四十五分いただきましたので足すと三百...全文を見る
○大塚耕平君 効率的な政府を目指しておるわけですから、我々の時間ももう大変コストが高い時間ですので、私も簡にして要の質問をいたしますので、総理も是非そういう御答弁にお努めいただきたいと思います。  そこで、いろいろおっしゃってくださいました。総理は前、私が御議論させていただいた...全文を見る
○大塚耕平君 そうすると、先ほど実は総理は答弁の中で、できるだけ税負担の小さい国が目指すべき姿だとおっしゃったんですね。今、谷垣大臣も、相対的にどうかということは別にして、もっと小さくしてもいいとおっしゃったわけですよ。そうすると、この青いところが租税負担ですが、二一・五%、これ...全文を見る
○大塚耕平君 私も今、この見た目の国民負担率が低いからといって今が小さな政府だとは思っていません。だから、なぜ国民負担率が低いのに日本は大きな政府になっているのかというこのマジックについて、実は財務大臣も総理も竹中さんも国民にしっかり御説明いただく必要があるんですね。何となれば、...全文を見る
○大塚耕平君 別に、今はっきりこうおっしゃっていただきたいと質問したわけではなくて、いつ結論が出るのかとお伺いしたわけですが、まあ、いいです。  私なりの見解を申し上げますと、大体五つぐらいのベンチマークしかないんです。一つは歳出の規模、もう一つは歳入の規模、それから国債の発行...全文を見る
○大塚耕平君 竹中大臣には、私が一番お伺いしたかったことを、通常国会の議論のときに、総理のいないときにやらせていただいたことをもう一回今再び御答弁いただいて、ありがとうございます。その話がしたかったんです、私は。  ここから先は、皆さんのお手元にも資料をお配りしてますが、日本の...全文を見る
○大塚耕平君 そのとおり。そのとおりです。
○大塚耕平君 いや、分かりますよ。郵政民営化が大事、しかも、総理が二十年来の自分の政治的課題としてやっているわけですから、重要なのは認めますよ、それは。財政再建も大事、これもおっしゃるとおり。だけれども、郵政民営化したら小さな政府になるとおっしゃっているのは総理じゃないですか。
○大塚耕平君 もう一度お伺いします。  小さな政府というものの定義の一つには、国債発行残高を減らすということも入っている。したがって、小さな政府ということは国債発行残高を減らすということも総理は目指されているはずで、郵政民営化なくして小さな政府なし、ここのフレーズではこうですけ...全文を見る
○大塚耕平君 まあ例えば人員が減るとかはそうですね。
○大塚耕平君 いや、総理はもう政治家としては大先輩であられますし、当然御自分で御答弁されている内容をよく御理解いただいた上で御答弁いただいていると思いますので、恐らく一番私がお伺いしたいと思っているところは少し飛躍をして御答弁なされているというのは、御自身も自覚はあられるはずです...全文を見る
○大塚耕平君 いや、小泉総理の在任中に国債発行残高が増え続けているということは、先ほど岡崎議員も指摘申し上げましたし、せんだって、我が党の尾立議員が本会議でも申し上げました。そして、多くの有識者の皆さんも指摘しておられる点ですので、着実に改善に向かっているという今の竹中大臣の御答...全文を見る
○大塚耕平君 いや、今の御答弁自体は真摯な御答弁だと思いますよ。国債の発行残高が増え続けていることは否定しなかった。ただし、基礎的財政収支、プライマリーバランスの赤字幅で大臣は見ておられるということをおっしゃったんで、それはそれで理解できます。  そして、日本の最大の問題は、こ...全文を見る
○大塚耕平君 今更申し上げてもなんですが、私はこの小さな政府なし、郵政民営化なくして小さな政府なしというのも、もう定義とかもう中身がはっきりして書いておられるのかと思ったらまあこれからだということですから、まあいいです、いいです、まあこれからしっかり議論しましょう。
○大塚耕平君 私も別に全否定はしませんので。いやなかなか、こんなに議論さしていただいて楽しい閣僚はほかになかなかいらっしゃらないんで、すばらしいことだと思いますよ。  ただ、総理に一つお伝えしたいことがあります。一分ぐらい時間をオーバーした場合にはお許しください。  総理に是...全文を見る
11月01日第163回国会 参議院 国際問題に関する調査会 第2号
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○大塚耕平君 私は、会長に西田吉宏君を推薦することの動議を提出いたします。