大塚耕平

おおつかこうへい

選挙区(愛知県)選出
国民民主党・新緑風会
当選回数4回

大塚耕平の2013年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月26日第183回国会 参議院 財政金融委員会 第3号
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○大塚耕平君 民主党の大塚耕平でございます。  今、皆さんのお手元に一枚ずつグラフをお配りをさせていただいておりますが、見ていただいてお分かりのとおりですし、委員会に長く所属しておられる先生方は何度も私これ配らせていただいておりますので御理解をいただいていると思いますが、麻生大...全文を見る
○大塚耕平君 そういう三年三か月前までと同様の御答弁をしておられると、結局この傾向は変わらないと思いますね。  ちなみに、公的資本形成という、まあいわゆる広義の公共事業ですけどね、公的資本形成の対GDP比というのは、戦後の日本の平均は五%ですけれども、これ一応、大臣の印象で結構...全文を見る
○大塚耕平君 そこで西田さんが拍手しておられるようだと、日本を良くしたいというこの方向感は、方向感は一緒でもやっぱり手法は大分異なるなという気がしますね。  欧米は大体三%なんですよ。戦後の実額を大体ざっと計算すると、日本は七百五十兆円の公的資本形成投資をしているんですね。これ...全文を見る
○大塚耕平君 いや、どういう目的で言っておられるか分からないと言われると残念なんですけれども、それは日本を良くしたいという目的で申し上げているわけでありますので、多少主義主張は違うところはあるかもしれませんが、こうであるという指摘に対してそうでないという事例、例えば、今おっしゃっ...全文を見る
○大塚耕平君 私の手元にも資料があるんですが、今回の見直しで大きくは四点、間違いがあれば後で指摘してほしいんですが、特定居住用宅地等の対象面積を拡大すると。それから、特定事業用等宅地と特定居住用宅地等の双方の合算まで認めると。それから三番目が、特定居住用宅地、これが被相続人が事前...全文を見る
○大塚耕平君 そうすると、四番目に申し上げた、一定の事由により相続開始の直前において被相続人の居住の用に供されていなかったというのは、今局長がおっしゃった事例のことを指すんですか。
○大塚耕平君 大変細かいところにも目配りの利いた見直しだとは思うんですが、例えば冒頭申し上げた特定居住用宅地の特例適用対象面積を、従来二百四十平米までだったものを三百三十平米に引き上げるとか、あるいは今おっしゃったような見直しをなぜ今回しようというふうに思われたんですか。
○大塚耕平君 今回の見直しは、これは私も是としているんですよ。いいことだと思うんですが、(発言する者あり)西田さんもそうだとやじ飛ばしていただいているんで、もっと早く、もっと早くこういうことに気が付かなきゃいけないし、あるいは二百四十平米を三百三十平米と言っていますけど、三百三十...全文を見る
○大塚耕平君 私自身に何か妙案があるわけでもないので、取りあえず今日は問題の指摘だけにとどめておきますけれども、やっぱりこういう問題に遭遇すると、どうしても、我々は地域主権という言い方をしておりましたけれども、自民党さん、公明党さんは地方分権という言われ方をされますが、課税権にお...全文を見る
○大塚耕平君 日銀が外債を金融政策の手段として購入してはいけないという法的根拠は何ですか。
○大塚耕平君 さすが麻生大臣で、これ、一歩、今の御答弁で前進したと思いますけれども。  日銀の外債購入に法的制約はないんですよ。これは、財務省の皆さんにお伺いすると、今日、戻ってから聞かれると、いや、大臣、あれは日銀法四十条に抵触するんですとかって言われるかもしれませんけど、後...全文を見る
○大塚耕平君 いや、できると思いますよ。財務省がゴーサイン出せば、できると思います。ちなみに、財務大臣の所管である外国為替特別会計ではもうふんだんに外債を買っているわけですよ、現実に。  日本は、ちょっと特定の機関の名前を出して関係者には申し訳ないんですけれども、JBICとDB...全文を見る
○大塚耕平君 それは、じゃ、いずれ徐々にひもといていきたいと思いますけれども。  結局、今大臣がおっしゃった、実質的に為替介入と受け取られかねないようなこと云々というくだりももうさんざん今まで言われていると思うんですけれども、実質的に介入と受け止められることはやってはいけないと...全文を見る
○大塚耕平君 終わります。
03月28日第183回国会 参議院 財政金融委員会 第5号
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○大塚耕平君 民主党の大塚でございます。  黒田総裁におかれては、大変厳しい局面での総裁御就任、お祝い申し上げますとともに、大変国民の皆さんの期待も高いわけですので、頑張っていただきたいなというふうに思います。  今日は、そういう中で改めて総裁の考え方を何点か確認をさせていた...全文を見る
○大塚耕平君 時間が短いですので、是非端的にお答えいただければ幸いです。  お手元にもう一枚紙をお配りしたんですが、実は総裁のこの「財政金融政策の成功と失敗」という御著書を拝読しました。いや、非常によく書けている御著書で、さすがだなと思いました。  朗読はしませんが、一つ目の...全文を見る
○大塚耕平君 この総裁の文章にも、大きな経済ショックのときということでありますので、それは私も同感であります。  もう一つ、二番目の文章を御覧いただくと、これはマンデル・フレミング・モデルについて御認識を書かれておられますけれども、非常にオーソドックスな理解をしておられて、私も...全文を見る
○大塚耕平君 ここは重要なポイントでして、この文章の中にもありますように、財政拡張と金融引締めのポリシーミックスは非常に良くないと書いておられて、この御著書にも過去のマクロ経済政策の十の事例分析がされていて、九〇年から九五年の失敗はまさしくこれをやったんですね。その当時、私も日銀...全文を見る
○大塚耕平君 とすると、今までの御発言と、そしてそのあらゆる手段を行使するというふうに言っておられるスタンスをドッキングさせると、やっぱり外債の購入というのをお考えになるべきだと私は思うんです。  外債の購入というのは、当然日本国債じゃありませんから、日本国債でバランスシート政...全文を見る
○大塚耕平君 ここが重要なポイントで、為替を目的にやるんじゃないんです。日銀のミッションを果たすために、バランスシートを拡大させる政策をやる上で、片方ではマンデル・フレミングのモデルの中で、日銀が金融緩和をやりながら財政が拡張の方に走ってしまったら結局おかしなことになりますので、...全文を見る
○大塚耕平君 是非よろしくお願いいたします。  その上で、グラフのもう片面を御覧いただくと、日米のマネタリーベースの推移を、左側のグラフは対名目GDP比で、右側のグラフは二〇〇八年の八月の客観的な水準を一〇〇として表したものですが、青はアメリカ、赤が日本ですので、右側のような見...全文を見る
○大塚耕平君 どちらか一方で見るというべきものでもないということは私も理解しておりますが、是非左側のグラフも注視していかないとまずいことになりますので、よろしくお願いします。  最後になりますけれども、お配りした御著書からの引用の一番最後の文章ですが、御著書のあの十のエピソード...全文を見る
○大塚耕平君 終わります。
10月23日第185回国会 参議院 予算委員会 第1号
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○大塚耕平君 おはようございます。今国会から野党側の筆頭理事を務めさせていただきます大塚耕平でございます。どうぞよろしくお願いいたします。  まず冒頭、台風二十六号の被害で伊豆大島でお亡くなりになった方々に心からの御冥福をお祈り申し上げますとともに、被害に遭われた皆さんにお見舞...全文を見る
○大塚耕平君 今回の件に関連して、特別警報を伊豆大島だけにでも出すべきではなかったかという指摘がありますが、この点についてはいかがでしょうか。
○大塚耕平君 最後の御答弁を聞いて安心しましたが、もう一回確認します。  本土と島嶼部は全然違いますので、島嶼部だけに特別な情報を提供できるようにしかるべくやっていただけるということでよろしいでしょうか。もう一度お願いします。
○大塚耕平君 台風二十七号、二十八号が今度は接近してきておりますので、これらについての対応状況についても一言お願いいたします。
○大塚耕平君 台風被害及び今後の防災対策について、総理からも国民の皆さんに一言お願いいたします。
○大塚耕平君 是非よろしくお願いします。  それでは、今日は二、三の問題について意見交換、議論をさせていただきたいと思いますが、恐縮ですが、安全保障問題から入らせていただきたいというふうに思います。  総理は所信表明等で積極的平和主義ということを再三述べられておられますけれど...全文を見る
○大塚耕平君 アメリカは世界の警察官というふうに言われておりますけれども、そういうことをイメージしておられるわけではないんですか。
○大塚耕平君 安心しました。  それでは、集団的自衛権に対する現時点での日本政府の正式なスタンスを聞かせていただきたいと思います。
○大塚耕平君 今の官房長官の御説明、一言で言うと、保有すれども行使できずと、こういう認識で、総理、よろしいですか。
○大塚耕平君 私も、時代に合わせた自衛権やあるいは防衛力の在り方に変更していく、ないしはいろいろ検討していくことは必要だと思っておりますので、今日は更に総理のお考えをいろいろと是非聞かせていただきたいと思います。  次に、個別的自衛権に関する現在の日本政府の正式なスタンスを聞か...全文を見る
○大塚耕平君 総理に確認します。  今の防衛大臣の御説明ですと、個別的自衛権は保有するし行使もできる、これでよろしいですね。
○大塚耕平君 今の法的基盤の懇談会でもいい指摘をしておられる方がいらっしゃって、マイナー自衛権どうするんだという指摘をしておられる方もいらっしゃいます。そうすると、今防衛大臣がおっしゃった急迫不正の条件に該当しない、こういうケースでは総理はどうするべきだとお考えですか。
○大塚耕平君 防衛大臣、マイナー自衛権と域外執行行動、この二つが検討が必要だと懇談会でも言っておられる方がいて、私も本当そう思うんですよ。この二つはどういうものかというのを、もし御存じであれば御説明いただけますか。
○大塚耕平君 これは本当に総理のお考えを聞きたいんですが、マイナー自衛権、例えば島嶼部を武装漁民が占拠するということが起きた場合に、それに対して、これは急迫不正の侵害では国家全体にとってはありませんので、どうするかと。これは今も起きるかもしれないんですが、こういうときにどうするの...全文を見る
○大塚耕平君 意外でしたが、私は、総理は個別的自衛権を行使できるとはっきりおっしゃると思っておりました。私もその場合は行使できると思っていますので、この後の議論で深めさせていただきたいと思っております。  次に、法制局長官、お伺いしたいんですが、集団的自衛権という単語を憲法や憲...全文を見る
○大塚耕平君 その上で、長官にお伺いします。  自衛権に関する第九十八回国会における中曽根首相の重要な発言について御説明をいただきたいと思います。
○大塚耕平君 日本が武力攻撃を受けた場合には公海上であっても友軍を支援できると、この答弁は今も生きているかどうか、総理、お答えください。
○大塚耕平君 それでは、もう一点確認させてもらいます。  法制局長官、第五十九回の国会における佐藤首相の自衛権に関する御発言を説明してください。
○大塚耕平君 当然ではあるんですが、重要な概念を述べているんですよ。長官、よく聞いておいてくださいよ。在日米軍の基地に対する攻撃は日本の領土、領海内で武器を使用しないとできないわけですから、日本の領土、領海内で武器を使用するような国があれば、それに対しては個別的自衛権を行使できる...全文を見る
○大塚耕平君 この二つの答弁が今も生きているとすると、その積み上げの上に現状がありますので、そうすると、先ほどの島嶼部の武装漁民等の占拠の問題ですね、防衛大臣にお伺いしたいんですが、自衛隊法七十八条の治安出動、その場合はできますか。
○大塚耕平君 今日は、何か議論の落とし穴をつくっているとか、そういうことは一切ありませんので御安心くださいよ。  つまり、防衛大臣、もう一回聞きますよ。自衛隊法七十八条は、間接侵略その他の緊急事態に対しては行動できると書いてあるんですよ。だから、間接侵略その他の緊急事態に当たる...全文を見る
○大塚耕平君 安心しました。  武装漁民ですからね。日本の領土、領海内では武器は法律上保有しちゃ駄目なんですよ。だから、そうしましたら、もうこれは急迫不正あるいは間接侵略に当たるかもしれないという積極的判断をしなかったら国は守れませんよ、総理。  だから、今のような事態では該...全文を見る
○大塚耕平君 まさしくそういう議論を積み上げていかなきゃいけないので、さすがに佐藤総理、中曽根総理、順番にこの日本の防衛について穴を埋めていってくださっているんですね。  先ほどの二つの答弁が今も生きているとすれば、つまり国内で、日本の領域内で例えば武器使用なんかが行われれば、...全文を見る
○大塚耕平君 いや、ここは二つの点で是非よくお考えいただきたいんですが。  まず、真摯にお答えいただいたのは結構なんですけれども、私がお伺いしたのは、残された課題は二つあると申し上げたんです。公海上で友軍が攻撃を受けたとき、しかし日本自体は武力攻撃を受けていないようなケースにお...全文を見る
○大塚耕平君 正面からお答えになってはおられないと私は思いますけれども、じゃ、総理、集団的自衛権というのは自然権ですか。
○大塚耕平君 長官が手を挙げておられたので、是非長官のコメントも聞かせてください。
○大塚耕平君 長官、お詳しそうなので。国連憲章五十一条に書いてあるのが集団的自衛権。じゃ、その国連憲章を検討するためのその一年前のダンバートン・オークス会議で提案されたその内容には集団的自衛権は入っていましたか。
○大塚耕平君 ありがとうございます。  今までの議論で認識共有させていただければ有り難いんですが、個別的自衛権は自然権であり生存権ですから、これはきちっと行使できる理論的枠組みをつくっていかなきゃいけない。集団的自衛権は、一九四五年に世界に登場した新しい概念で、人為的な権利なん...全文を見る
○大塚耕平君 真意は御確認いただきましたか。
○大塚耕平君 総理にお願いしたいんですが、これ重要な議論で、この法的基盤懇談会で議論された結果を総理は参考にしてこの後この安全保障についてお考えになるわけですから、ここで総理に意見を述べられておられる方々は後世の国民の生命と財産の安全にかかわる議論をしておられるんですよ。  そ...全文を見る
○大塚耕平君 いや、私はお願いをしているんであって、この懇談会に対する信頼性そのものが、国民の皆さんからの信頼性そのものが低下してはその後の議論も十分できませんので、つまり、論理的で、そして個人的思想信条とか防衛問題に対するバイアスの掛からない形で客観的に議論をしていただける有識...全文を見る
○大塚耕平君 いや、見解の違いではなくて、法的基盤について議論いただくのはいいんですが、法論理構成について。しかし、外交・安全保障政策そのものについて、もちろん個人個人いろんなお考え持っておられると思いますけれども、そのお考えにのっとって議論すると、法的基盤はこうあるべきだという...全文を見る
○大塚耕平君 それでは、東電社長にお伺いしますが、汚染水問題の現状について御説明を願います。
○大塚耕平君 先ほどの安全保障の問題もこの問題も、やっぱりこれは与野党を本当に超えた課題でもありますのでしっかり議論をしたいんですが、この問題に関しては、一番大事なのは、知らないことは知らない、分からないことは分からないと言って、国民の皆さんに正確な情報をお伝えするということが今...全文を見る
○大塚耕平君 茂木大臣、先ほど答弁をされたので。産業技術総合研究所というのは大臣の所管ですか。
○大塚耕平君 産総研が先週発表した調査結果では、この建屋の中に入っている水は大半が雨水だと発表しておられますけど、本当ですか。
○大塚耕平君 いや、そうすると、社長は今まで四百トンは山から流れてくる水が建屋の中に半分入ったと言っておられるんですけど、産総研の先週の発表だと、そうじゃなくて雨水が入ったと言っているんですが、どっちが正しいんですか。
○大塚耕平君 いや、そうすると、その想定している汚染水の量に先週の産総研の調査結果の発表によって変化が出てくるんじゃないかということを申し上げているんです。  この地域の年間降水量は、大臣、千五百ミリですよ。この建屋は南北が八百メートル、これは東電の資料に書いてありますからね。...全文を見る
○大塚耕平君 茂木大臣ならすぐ暗算でしていただけるんじゃないかと思ったんですけど、これ二十四万トンなんですよ、二十四万トン。  社長、タンクの総量と現状の貯水量と、これをあと、今、八十万トンまで増量するというふうに言っておられますが、その前提となっている汚染水の量についてちょっ...全文を見る
○大塚耕平君 総理、これ是非、本当にお考えいただきたいんですが、これまでの説明と与野党の議論、国会での議論は、山側から地下水が八百トン流れてきていて、そのうちの四百トンが建屋の中に入って、残りの四百トンは海に流れているという前提で全部議論が行われているんです。ところが、先週、産総...全文を見る
○大塚耕平君 いや、つまり、この建屋の中の汚染水がどこから流れてきていて、どのぐらい増えているのかということは、今の産総研の情報も含めて考えると、これまで積み上げてきた事実はあるものの、現状では分からないことが多いという理解でいいですか。
○大塚耕平君 いや、だから、現状はそうだけれども、それはそうであるかどうかは分からない点もあるということでいいですね。
○大塚耕平君 総理、この問題を国民の皆さんにも御協力いただいて前向きに解決するためには、やっぱり信頼していただかないと駄目なんですよ、政府も国会も。これはどうも衆議院の議論をお伺いしていると、決意と事実の問題がごっちゃになっていて、決意をおっしゃるのはいいんですけれども、事実とし...全文を見る
○大塚耕平君 今日は田中規制委員会委員長に来ていただいていると思いますが、全部は除去できないと私は聞いておりますが、いかがですか。正確に答えてくださいよ。
○大塚耕平君 だから、完全に除去できると断言することは正確に表現してないということを認めてください、茂木さん。
○大塚耕平君 いや、そうじゃなくて、その六十二核種のことを言っておられるんです。だから、今日、正確に答弁してください。六十二核種は除去できるけれども、完全にはゼロにならないということでいいですねと聞いているんです。ゼロになるかのごとくの答弁をずっとしておられるんです。
○大塚耕平君 いや、これ、これは認められるというのは……
○大塚耕平君 大事な話なんです。除去できるとすぱっと言うと、ゼロになるとみんな普通思うんです。そうじゃないんです。  田中委員長は非常に、科学者であられるので、きちっとお答えいただいていると思いますが、衆議院でも、例えば九月三十日の経産委員会で、コントロールできているかいないか...全文を見る
○大塚耕平君 安心しました。  総理がお困りになると、いつもぱっと出てきて断定するんですよ。あるいはいろんな答弁を繰り返すんだけれども、この問題は、そういう国会答弁をしているとかえって国民の皆さんの不信を高めますよ。そのことだけは申し上げておきたいと思います。  その上で総理...全文を見る
○大塚耕平君 委員長にもう一回お伺いしたいんですが、衆議院での御発言で、韓国や東南アジア等の関係各国も参加する形でこれから行っていく方向だと言っておられましたけど、そういうことでいいですか。
○大塚耕平君 総理、結局私が申し上げたいのは、これ、韓国とかほかの国もかかわってモニタリングして公表するという方向に今なりつつあるんで、やっぱりこれ日本の政府としてもかかわっていないと、あれこれ針小棒大に言われても困る部分もあって、やっぱり国もコミットして対応するべきだというのが...全文を見る
○大塚耕平君 お願いします。
○大塚耕平君 是非よろしくお願いします。  その上で、この原発問題も含めて我が国のエネルギー政策をこれからしっかり再構築をしていかなきゃいけないんですが、総理にお伺いしますが、電力システムに関する改革方針の今の政府・与党の内容と、新しいエネルギー基本計画、年末に出されるというふ...全文を見る
○大塚耕平君 皆様のお手元の資料の二枚目が、今パネルでここに立てさせていただきましたが、これは私ども民主党政権下の去年の日本再生戦略、福島の再生なくして日本の再生なしと。その上で、全てのリソースを投入して、国家プロジェクトとして新しい技術開発もするし、原発からグリーンへ、グリーン...全文を見る
○大塚耕平君 三枚目は、今度、政権交代してからの今の皆さんのこれが方針なんです。  四月二日の電力システムに関する改革方針でゼロベースで見直すと書いているんですが、茂木さん、これは要するに我々の去年のこの計画は一回白紙になったという理解でいいですか。
○大塚耕平君 そうすると、現状は、皆さんが今度は日本再興戦略を出して、そこに赤字のように、今後、方向性を明らかにすると書いてありますが、これは年内に、最後、新しいエネルギー基本計画が出るということでよろしいですね。
○大塚耕平君 本論に入る前に、総理にちょっと、この皆さんの日本再興戦略ですけど、このジャパン・イズ・バックというのはどういう意味でしょうか。
○大塚耕平君 そのお考えと意思には全然反対ないんですけど、ジャパン・イズ・バックって、英語の得意な山本さん、これどういうふうに訳しますか。
○大塚耕平君 まあ別にこんなところでごちゃごちゃ申し上げるつもりはありませんが、もう少しいい表現があったんじゃないかと思いますよ。  その上で、総理、この日本再興戦略ってここに持ってきているんですけれども、これは私たちの日本再生戦略、こっちが皆さんの日本再興戦略、この日本再興戦...全文を見る
○大塚耕平君 この日本再興戦略という、自民党、政府・与党の皆さんのこの今の計画の中に福島という言葉は何回出てきていますか。  一つも出てきていないんですよ、ゼロです。何を申し上げたいかといったら、日本再興と言う以上、私たちは福島の再生なくして日本の再生なしと申し上げていたんです...全文を見る
○大塚耕平君 ここで強弁しちゃ駄目なんですよ。それは気が付かなかったと、福島のことを次は、次の新しいエネルギー基本計画のときには十分念頭に置いて、福島のこともちゃんと書き記しますというふうにおっしゃるのが心ある答弁だと思いますよ。いかがですか。
○大塚耕平君 こちらから被災地という単語はって聞きましたので。被災地もゼロです。被災地という言葉も一言も出てきません。  とにかく、是非、年末のエネルギー基本計画をお立てになるときには、あの深刻な事故があっての現状であるということを踏まえて是非文章もお考えいただきたいと思います...全文を見る
○大塚耕平君 是非よろしくお願いいたします。  それでは次に、マクロ経済政策について、最後、残された時間で議論したいと思います。  皆さんのお手元の四枚目のグラフが、これ、アベノミクスの第二の矢、財政についてのグラフであります。財政赤字がここまで深刻になっているというグラフで...全文を見る
○大塚耕平君 総理でも甘利大臣でも結構なんですが、一九四五年のところで対GDP比が大変低くなっているのは、これ理由は何でしょうか。
○大塚耕平君 これは、政府が国債の償還を断念したことと、インフレによって比率が下がったんです。こういう理解でよろしいですか。  今日、日銀総裁おいでいただいていますが、ちょっと総裁、こういう見解でいいかどうか、教えてください。
○大塚耕平君 そういう状況で、現状はこのグラフの一番右側のような状況なんですが、総理に、今後の財政運営に対する基本認識、財政健全化に向けた取組姿勢をお伺いしたいと思います。
○大塚耕平君 それでは、第一の矢について最後の質問をしたいと思うんですが、今、皆さんのお手元のグラフが御覧いただいたとおりです。  日銀総裁、異次元緩和の現状と効果について御説明ください。
○大塚耕平君 御覧いただいているグラフは、青いのがマネタリーベースで、赤いのが株価なんですけれども、株価は、麻生大臣御承知のとおり、ずっと下がってきているんですが、日銀総裁、恐縮ですが、このバブル崩壊以降、株価のピークは四回あったんですが、景気循環に併せて、このピークについて順番...全文を見る
○大塚耕平君 総理、総理が前に総理だったときに株価のピークが一回あるんですけれども、そのときはなぜこれが発生したとお考えですか、そのときの総理として。
○大塚耕平君 その背景には、このマネタリーベースの青い線が膨らんでいる、日銀の財務省と一緒になった非不胎化介入があったわけですよ。どうして、前の総理のときにこれを急に、青い線を下げるようなことを容認されたんですか。
○大塚耕平君 もう結論だけ申し上げますけれども、そのときの状況を我々はよく理解しておりますので、そのときのマネタリーベースの傾向線に合わせるように我々の政権下でもマネタリーベースをぐっと上げてきたわけです。だから、今そのトレンドに戻りつつあった中で、今総理と黒田さんがおやりになろ...全文を見る
○大塚耕平君 是非、この財政も金融ももう限界に来ているということをよく御理解いただいて、第三の矢、しっかりやってください。  以上、質問を終わります。
11月07日第185回国会 参議院 財政金融委員会 第2号
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○大塚耕平君 民主党・新緑風会の大塚耕平でございます。  まず財務大臣に、金融担当大臣としての麻生大臣にお伺いしますが、みずほの融資問題、これについての現状認識と今後の対応について一言よろしくお願いいたします。
○大塚耕平君 今、みずほ以外のあとの二行に対してもこれから対応するというお考えですか。もう既に検査入っているんでしたでしょうか。
○大塚耕平君 御承知のとおり、かつてはUFJ銀行では検査忌避などが刑事事件にもなりましたし、みずほの体質については、私も前職の関係上、金融界の実態とか体質的なものは個人的に思うところございますので、これは厳正に対処をしていただきたいと思っております。  それから、経産省来てもら...全文を見る
○大塚耕平君 これは、今回の件はもう信販会社にもしっかりメスを入れざるを得ませんので、信販会社に対してもしっかり対応するということで経産省はよろしいですか。
○大塚耕平君 本件については、是非、当委員会でも集中審議をしていただきたいと思います。  これは与野党共通の課題でもありますし、過去を振り返りますと、バブルの発生及び金融緩和に付随して様々な金融不祥事が起きたことは九〇年代から二〇〇〇年代前半にかけての歴史が教えているわけであり...全文を見る
○大塚耕平君 それでは、お手元に予算委員会のときにも使わせていただいたグラフを裏表で用意していますので、是非大臣も、今日は日銀総裁にもおいでいただいておりますが、総裁にも御覧いただきたいと思います。  詳細は予算委員会で非常に短時間でしたけれども申し述べたつもりでありますので、...全文を見る
○大塚耕平君 いや、総裁のその今の株価の認識はちょっと、足下については違うと思いますよ。上昇傾向だったのは分かりますけれども、ここのところ一進一退になってしまっているわけですよね。株価は様々な要因で変わるのでという、そういう紋切り型の御答弁をいただいても面白くも何ともありませんの...全文を見る
○大塚耕平君 総裁、御就任になる前とか御就任直後は、これまでの日銀文学にはないボキャブラリーも駆使されて、非常に刺激的で僕は有意義な御発言多かったと思うんです。最近ちょっと日銀文学的発言が多くなっていまして、これではマーケットの期待にこたえられないと思いますから、是非、今のような...全文を見る
○大塚耕平君 そこはあえてこれ以上もうお伺いしませんけれども、しかし印象的に言えば、もし二百七十兆までやってもこの株価のピークの長期トレンドが変わらないようであれば、それはどこかその金融政策と経済の間のトランスミッションに問題があるというふうにお考えになってやらないと、これは本当...全文を見る
○大塚耕平君 出口のことはもう一回後でお伺いしますが、麻生大臣にお伺いしますが、この金融の方のグラフ見ていただくと、実は二〇〇六年ごろ、竹中さんと福井総裁のコンビのときにマネタリーベース大分上げているわけですね、これは例の非不胎化の介入によって。麻生大臣は、その直後は今度は財務大...全文を見る
○大塚耕平君 若干かみ合っていない部分もございましたけれども、御丁寧な御答弁ありがとうございました。  一番最初に、だからマネタリーベースとマネーサプライは違うとおっしゃっていただいて、そのとおりでありますので、今日は日銀参考人も来ていただいていますので、端的に数字だけお願いし...全文を見る
○大塚耕平君 つまり、国債と当座預金は物すごい倍率で増えているんですけれども、当座預金なんか二十倍ですよ。私が実際日銀のオペレーションの部署にいてやっていたころの数字からしたら、もう信じられない数字なんですが、だから、銀行貸出しは全然、まあちょっと増え始めましたけれども、本来の意...全文を見る
○大塚耕平君 重要なキーワードを幾つもおっしゃいました。これは麻生大臣も敬愛する愛知副大臣ももう御理解いただいていると思いますが、二〇〇八年のとき、このときは日銀は短期ベースで増やしていったから出口も簡単だったんですよ。今回は長期ですからね、持っているものが。これは場合によっては...全文を見る
○大塚耕平君 どうもありがとうございました。終わります。
11月20日第185回国会 参議院 国民生活のためのデフレ脱却及び財政再建に関する調査会 第1号
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○大塚耕平君 民主党の大塚耕平でございます。今日はどうもありがとうございました。  私なりにそしゃくをさせていただくと、経済政策的、とりわけマクロ経済政策的にはいろいろ工夫の余地があるということを青木先生がおっしゃり、さりながら、ミクロ的には、個々の国民、とりわけ先々の日本経済...全文を見る
○大塚耕平君 元々中央銀行員なものですから、ちょっと感想だけ申し上げさせていただきますと、最終的に先生がおっしゃるような方法で、あるいはそういうことを志向している方々もおられるわけですから、何が正解かはやってみないと分からないので。仮に収まった後、おっしゃるように徐々に国債をどう...全文を見る
11月21日第185回国会 参議院 財政金融委員会 第4号
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○大塚耕平君 民主党の大塚耕平でございます。  今日は、参考人の皆様、お忙しいところ御出席いただいて、ありがとうございます。  限られた時間でございますが、これだけ大きな問題になって、国会も、また皆様方もこうして時間を割いて審議をさせていただいておりますので、反社勢力への対応...全文を見る
○大塚耕平君 警察のホームページの情報、これはまあいいと思うんですね。しかし、新聞や雑誌等の情報をベースにもし公知情報というものをおつくりになっておられるとすると、その情報の真贋は誰が担保することになるんでしょうか。
○大塚耕平君 是非、本当に今後の向上につながるように問題をお互いに共有したいと思いますので、予定された原稿をもちろんお読みいただくのは結構なんですが、質問させていただいた点にきちっとお考えいただいてお答えいただければと思います。  今の公知情報は、センターとか警察のホームページ...全文を見る
○大塚耕平君 ちょっとその最後の部分は、その確認取っているという部分ですね、本当に会長御自身がそのことを確信を持っていればいいですけれども、確信の持てない部分については、是非分からないことは分からないとお答えいただいた方がいいと思います。  つまり、公的機関が認定した公知情報だ...全文を見る
○大塚耕平君 今日は決して皆さんを責めているつもりは全くありませんので、是非問題意識を共有させてほしいんですが、今重要な御発言だったんですね。警察にも確認したりいろいろ対応した結果、経営レベルでこれを反社と認定するかどうかという、まさしく判断をされているわけですね。  そうする...全文を見る
○大塚耕平君 そうすると、例えば延滞先とか、そういう取引上のリスクが顕現化した先、こういうものも不芳属性先に入っていますか。
○大塚耕平君 そうすると、例えば、過去に新聞に総会屋であるとか暴力組織に関与していたという履歴のある方、しかし今はもう全くそういうことと関係のない可能性のある方、これはどういうふうに区別をしておられますか。
○大塚耕平君 反社勢力と推定される方々の配偶者とか親族はどういう扱いになっておられますか。
○大塚耕平君 これもまた今重要な点なんですね。  今そういう対応をしているということを率直におっしゃっていただいたのは大前進だと思うんですが、しかし、生計を一にしている家族の取引、例えば今回のケースでいうと、反社と思われる方がその家計における主たる所得というか収入源であり、その...全文を見る
○大塚耕平君 今非常に本当に重要な深い御発言をしておられるんですが、もしそういうお考えであるとすれば、金融庁の検査のときに提携ローンが、これが反社ではないかというふうに指摘をされたら、その中に当人ではなくて御家族のものがあるかないかということも頭取として、あるいは経営として確認を...全文を見る
○大塚耕平君 その点を認めていただいたのはいいことだと思うんです。後々、今度は皆さんのいらっしゃらないところで金融庁とまた話をしなくてはいけないんですが、本当に難しいんです。  反社取引とは何かという定義は実は法律にはないことは御存じですよね。法律にはないんですよ。しかし、その...全文を見る
○大塚耕平君 ということは、サービサーに売却する、バルクという言葉を時々お使いになっておられるのでついそういう連想をしてしまうんですが、サービサーに転売するということはしておられないんですね。
○大塚耕平君 頭取として、その事実関係について御確認の上での御発言なら結構ですけれども、もし確認まではできていないんだということであれば、一応ヘッジをされた発言を是非してください。  國部会長には今日は通告はしておりませんけれども、今の点、御行はどうですか。サービサーに転売して...全文を見る
○大塚耕平君 佐藤頭取は今の質問、御回答の内容に修正がありましたらどうぞ。
○大塚耕平君 バルクではなくてもサービサーに売却することはありますか。
○大塚耕平君 はい。
○大塚耕平君 それは是非一回確認してみてください。  國部さん、恐縮ですが、売却するときは、融資というのは第三者への転売制限があるはずですが、売却するものはあらかじめそういうことが契約書に明記されているという理解でよろしいですか。そういう事態になればそういうことがあり得るという...全文を見る
○大塚耕平君 分かりました。  短い時間ですが、幾つか私の問題意識は御理解いただけたと思いますし、皆さんにもお考えいただきたい点をお伝えできたと思うんですけれども、あと残された時間の中で佐藤頭取にお伺いしますが、衆議院でも再三、あるいは記者会見でも再三、自行債権との認識が低かっ...全文を見る
○大塚耕平君 その判断基準が特になく、これは自行債権、これは自行債権ではない蓋然性が高いというふうに分かれるというのは、ちょっとその今の御回答ですと理解に苦しむ点があるんですが、ただ、債務者との距離が長いということはおっしゃったので分からないではないんですが、私の考えを申し上げさ...全文を見る
○大塚耕平君 国会ではずっと、日本の金融というのは担保が付いているものには融資するけれども、担保が付いていないものには融資しないという、こういうことをいつまでもやっていては本当の金融機能は果たせないということが延々議論されているんです。結局、結論的な私の印象を申し上げれば、担保さ...全文を見る
11月28日第185回国会 参議院 財政金融委員会 第5号
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○大塚耕平君 おはようございます。民主党の大塚でございます。  せんだっての金融機関の皆さんをお招きしての参考人質疑に関連して何点かお伺いしたいと思います。  みずほ銀行の佐藤さん、それから全銀協会長としての國部さん、それぞれなかなか難しい御答弁、難しいというのは、難しい論点...全文を見る
○大塚耕平君 そういうことだと思うんです。  したがって、みずほが現時点で彼らの反社データベースに生計を一にする者もブッキングしているということが事実であるとすれば、これはこれでまさしく検査でよく見ていただきたい。それが、いきなりみずほを断罪するべきなのか、それとも、彼らも悩ん...全文を見る
○大塚耕平君 私が会長行の三井住友さんの、ここで弁明をするわけではないんですが、ちょうどいらっしゃったときに、大門先生の御質問に対して國部さんが、延滞先とか、そういう不芳取引先も同じようにフラグを立てているというような答弁をされたんですが、実は、よく調べたら、それはちゃんとデータ...全文を見る
○大塚耕平君 苦しい答弁をせざるを得ないのは分かるんですけど、結局、何をおっしゃっているのかよく分からないというのが実態だと思います。要するに難しいんですよ、この問題。だから、非常に難しい問題なのでよく関係者と相談をしますと、申し上げられるのはそこまででしょうね。  だから、こ...全文を見る
○大塚耕平君 本当にこれ難しい問題だと思うんです。本当に反社を社会から徐々にフェードアウトさせていくという強い姿勢で臨むなら、金融取引を排除するよりも、例えばライフライン止める方がよっぽど効果はあるんですよね。金融は金融機関から借りられなくてもほかから調達できますから。だから本当...全文を見る