大塚耕平

おおつかこうへい

選挙区(愛知県)選出
国民民主党・新緑風会
当選回数4回

大塚耕平の2015年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月02日第189回国会 参議院 予算委員会 第2号
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○大塚耕平君 民主党・新緑風会の大塚耕平でございます。  冒頭、テロ組織による人質事件について私からも一言申し上げます。  断じて許されない蛮行であり、私も強い憤りを禁じ得ません。御家族の皆さんの御心痛をお察し申し上げますとともに、人質解放に向けて尽力された関係者各位に敬意を...全文を見る
○大塚耕平君 私も総理と認識を一にしておりますことを申し上げた上で、声明についてもう少し詳しくその意味を御説明いただきたい点がございます。  まず第一点、声明には、その罪を償わさせるために国際社会と連帯してまいりますと述べておられますけれども、もう少し詳しく国民の皆さんにその意...全文を見る
○大塚耕平君 よく理解できました。  今御答弁の中で、法の裁きという表現を何度かお使いになりましたが、法の裁きとその罪を償わさせるということは同じと考えてよろしいでしょうか。
○大塚耕平君 是非、こういう部分の英訳とかアラビア語訳が正確に相手国や世界に伝わるように御留意をいただきたいというふうに思います。  また、人道支援を更に拡充してまいりますと声明で述べておられますが、具体的に支援金等の増額を念頭に置いておられるのでしょうか。
○大塚耕平君 午前中としては最後の質問になると思いますが、同じく声明に、日本としての責任を毅然として果たしてまいりますと、こういう表現をしておられます。  私も同じ気持ちでございますが、これも少し詳しく、国民の皆さんに総理のお言葉で是非御説明をいただきたいと思います。
○大塚耕平君 午前中に引き続き、今回の事件について強い憤りと毅然とした思いを皆さんと共有しながら、何点か確認をさせていただきたいと思います。  湯川さん、後藤さんが拘束をされた事実は、改めてでございますが、政府としてはいつ把握をしていたでしょうか。
○大塚耕平君 一連の経緯については、やはり国民の最大関心事項でもございますので、委員会に資料を提出していただくことを委員長にお願い申し上げます。
○大塚耕平君 その上で、一か月前に、私どもも知ることとなるまでの間に政府としてはどのような救出等の御対応をされたかをお伺いしたいと思います。
○大塚耕平君 外務大臣にもう一問だけお願いします。  現地対策本部はいつおつくりになられましたか。
○大塚耕平君 ということは、後藤さんの対応はその対策本部が引き継いだという理解でよろしいでしょうか。
○大塚耕平君 重ねて強い憤りを私もテロ組織に対して感じております。  そうした中で、今御説明いただいたような時間軸の中で総理は、積極的平和主義実践のために、そして日本が世界に貢献するために各国を歴訪されたわけであります。その趣旨はよく理解できます。  しかし、今外務大臣がお話...全文を見る
○大塚耕平君 ということは、その訪問の影響についてのケーススタディーはしたという理解でよろしいでしょうか。
○大塚耕平君 官房長官にお伺いします。  いろいろ御検討された結果だということは十分理解しましたので、その御検討された選択肢の中に、ヨルダンへの支援や、どういう趣旨で支援をしたかということについてステートメントを出すというのを非公式に、水面下でそういうことをやろうということも選...全文を見る
○大塚耕平君 今の御答弁でよく理解できました。  昨日、官房長官の記者会見の中でおっしゃったことをあと二点お伺いしたいと思います。  記者から有志連合に対する自衛隊の後方支援ということは考えていないかということを聞かれまして、官房長官はそれはないとお答えになりました。総理にも...全文を見る
○大塚耕平君 もう一つお伺いします。  官房長官は、今後、今国会で議論することが予想されている安保法制の問題と今回の事案は別問題だとおっしゃられましたが、同じことを総理にもお伺いいたします。
○大塚耕平君 事柄の性質上、本当に大変に大事なことであります。強い憤りを共有しながら、さらに、国民の皆さんが危機に瀕するような事態を決して招いてはならないと、そういう観点から、恐縮ですが、補正予算の話はたっぷり後でお伺いしますので、先に、通告してあります安全保障の問題について少し...全文を見る
○大塚耕平君 大変憤りを感じているあのテロ組織は、現時点では日本国政府は国家に準ずる組織と考えているのでしょうか。
○大塚耕平君 判断していないということはよく分かりました。しかし、この問題、どういう整理が必要かということを、私の考えを申し上げます。  もし昨年の閣議決定に従えば、国家に準ずる組織が存在しないことが邦人救出に向かえる一つの条件になっていますから、ISILが国家に準ずる組織でな...全文を見る
○大塚耕平君 ちょっと質問と答えがかみ合っていませんので、私がさっき申し上げた考え方で論理的に間違いはないかということをお伺いしております。
○大塚耕平君 よく今の御説明で理解できました。  事ほどさように、今回の安全保障法制の問題は本当に今後の我が国のありよう、国民の安全に大きな影響を与えますので、総理にお伺いします。  昨年の閣議決定、撤回をして、再度、丁寧かつ論理的な防衛政策の議論を国権の最高機関であるこの国...全文を見る
○大塚耕平君 現時点でどのぐらいの法律がこの検討に該当し、改正等が必要になるということになっていますでしょうか。現時点でおっしゃれる範囲でおっしゃってください。
○大塚耕平君 今総理から武力攻撃事態対処法のお話が出ましたので、それに関連して、さきの閣議決定の三要件、改めて確認をさせていただきます。皆さんのお手元にも九枚目にございます。(資料提示)新たな三要件、アンダーラインのところが過去の三要件になかった部分であります。  我が国と密接...全文を見る
○大塚耕平君 昨年の国会で二転三転、政府側の答弁がした点を改めて確認させていただきます。  ということは、我が国と密接な関係にある他国は、日米安保条約のような条約関係は必要ないということですか。
○大塚耕平君 昨年も再三申し上げましたが、私は、条約関係がない中で、今、中谷大臣がおっしゃったように、一緒に対応したいという意思を表示した国が全て密接な関係にある他国ということになると、我が国としてはかなり重い課題を背負うことになると思います。条約関係ないしはそれに準じた取決めが...全文を見る
○大塚耕平君 密接な関係にある他国に対する武力攻撃のみではないという今の御答弁は、ちょっと私個人としては驚きだったんですが、武力攻撃の定義をそれではお伺いします。
○大塚耕平君 中谷大臣にお伺いします。  先ほど総理がおっしゃった武力攻撃事態対処法は、これは日本の自衛隊に対する法律と考えてよろしいですね。
○大塚耕平君 しかし、先ほど総理が、武力攻撃事態対処法等も変更のあるいは改正の検討の対象として俎上に上っているというお話をされました。それは、例えばどういう観点からこの武力攻撃事態法の改正が必要になるんでしょうか。
○大塚耕平君 今の御答弁聞いて、先ほどびっくりした部分は少し安心しました。武力攻撃のみではなくて、ほかにも条件が必要だというのは理解できました。  ところが、昨年の議論で不安を抱えたままの点が一点あります。この武力攻撃事態法には三つの定義がなされております。武力攻撃事態と武力攻...全文を見る
○大塚耕平君 大変尊敬する中谷大臣ですが、もう一回だけ御質問申し上げます。  具体的な武力攻撃、この三つのうちの青いところ、現実の武力攻撃が発生しているということが、さっき総理がおっしゃった必要条件だと考えてよろしいですね。
○大塚耕平君 ということは、このパネルの青いところと黄色いところの間にもう一つ概念を設けるということですね。
○大塚耕平君 おっしゃりたいことは理解できましたが、一番大事な部分だと思いますので、今後も議論を詰めさせていただきますが、もう一つだけこれに関連してお伺いします。  その密接な関係にある他国に対する武力攻撃、現実に生じたその武力攻撃が、その他国の先制攻撃の結果、相手側から受けた...全文を見る
○大塚耕平君 もう一回だけ聞きます。  密接な関係にある他国が先制攻撃をした結果、第三国から日本の盟友たるその他国に攻撃があったケースでもこの武力攻撃、具体的な武力攻撃に該当するとして必要条件を満たしたと考えるかどうかということなんです。
○大塚耕平君 聞いていただいている議員の皆さん、閣僚の皆さん、テレビの皆さんも、ある程度は論点は御理解いただけていると思いますので今後の検討に委ねますけれども。  総理、積極的平和主義と言っておられるわけですから、私は、今度の新しい安保法制を総理がお作りになるときに、密接な関係...全文を見る
○大塚耕平君 外務大臣には安保条約をお手元に持ってきていただいていると思いますが、日米安保条約第五条の前段をちょっと皆さんに是非御紹介いただいて、集団的自衛権を認めないとこの第五条の前段が我が国は履行できない状況にあるという理解でいいかどうかということをお答えください。
○大塚耕平君 担当外なので恐縮なんですが、石破大臣、うなずいておられたので。  第五条は、今私が申し上げたロジックで片務性があるから、だから集団的自衛権について今一生懸命総理がお考えになっているという、こういう理解でよろしいですか。
○大塚耕平君 それでは、安保問題から少し、徐々に違う方向に行きたいと思うんですが、総理、突然違う分野に行きますが、通告はしてありますので、農協改革の目的は何でしょうか。
○大塚耕平君 農協改革やTPPの問題も、外務大臣、日米安保条約と関係あるんじゃないんですか。
○大塚耕平君 外務大臣、安保条約、お手元にあると思いますので、国民の皆さんも議場の皆さんも、中には御存じない方もいるかもしれません、第二条の最後の一文を読んでください。最後の一文だけで結構です。
○大塚耕平君 日米安保条約というのは、正確には安全保障だけじゃないんですよ。両国間の相互協力及び安全保障条約となっておりまして、第二条の最後に明確に経済問題の整合性を高めることと書いてあるんですね。  もう一回、外務大臣にお伺いします。農協問題やTPP、様々なこれまでの諸改革、...全文を見る
○大塚耕平君 よく分かりました。ただし、安保条約にはそういう文章が入っているということは是非認識を共有しながら今後議論をさせていただきたいと思います。  私は、総理の農業の様々な改革、成長産業にしようとする取組、反対ではありません、私たちも同じように考えていますので。現場の単位...全文を見る
○大塚耕平君 確かに半世紀前は農協はそういう弱い立場だったと思いますが、もう今や堂々と対等に取引できるんじゃないですか。
○大塚耕平君 経済を活性化したいという思いは総理と我々も一緒ですから、総理、是非、独占禁止法の適用除外というのが一体幾つの法律で、どのくらいの分野が該当になっているのか、政府参考人からの説明を一緒に聞いてください。
○大塚耕平君 総理、自由でそして先々成長する経済構造をつくろうと思ったら、独占禁止法の適用除外というのはカルテルを認めるということですからね。社会的必要性からそういう特例が置かれるのは結構なことだと思うんですが、もう五十年前から適用除外になっているものがいっぱいあるんですが、ここ...全文を見る
○大塚耕平君 そこは是非しっかりやっていただきたいと思います。  農業に関しては、農業や現場で頑張っている単位農協の皆さんを勇気付けるためにも、もう一つ改革しなきゃいけない点があります。金融です。農協及び農中の預貸率についてお答えください。
○大塚耕平君 麻生大臣、笑っておられますが、是非、地方銀行とか都市銀行は何%ぐらいか、もしお手元に数字があったらお答えください。
○大塚耕平君 いや、そうなんですよ。  石破大臣が農水大臣のときにこの問題、一度、私、予算委員会でやらせていただきましたが、例えば農中は、農中法第一条に第一次産業の発展のために活動しろと書いてあるんですが、何と集めたお金の三割しか貸していない。しかも、そのうち第一次産業に貸して...全文を見る
○大塚耕平君 総理、これ認識、是非共有していただきたいんですが、農業予算をいろいろ工夫されていろんな農業関係団体に回しても、最後は系統金融機関から、最初は単位農協ですが、単位農協も、集めたお金の二五%しか貸していない上に、そのうちの僅か〇・一%しか第一次産業に回していない。そして...全文を見る
○大塚耕平君 私たちも、農業は是非頑張ってもらいたいし、農家の方、農協の皆さんには頑張ってもらいたいと思います。現場から遊離した中央組織やあるいはその他様々な枠組み、農林中金も含めて、これらの見直しが必要なところはしっかり見直しをしていただきたいと思います。  それでは、本題の...全文を見る
○大塚耕平君 お手元の資料の一枚目に、これは私が作成した図で恐縮ですが、景気を良くするためには様々な需要を喚起しなきゃいけないという、こういうちょっと絵を作らせていただきました。総理、お手元にございますか。  この絵を御覧になって、ちょっと今の総理のお考えを少し重ね合わせて国民...全文を見る
○大塚耕平君 総理も今、購買力、家計の消費のこともお触れいただきましたが、何しろ経済構造上、六割が個人消費ですから、この個人消費が大事なんですが、家計が、個人消費の余力がどうなっているかということを御理解いただくために、家計の貯蓄率についてどうなっているか、御説明をいただきたいと...全文を見る
○大塚耕平君 家計が貯蓄がマイナス一・三%ということは、消費性向は何%ということですか。どなたかお答えになれる方は是非お答えください。  せっかく日銀総裁来ていただいているんで、日銀総裁、貯蓄率がマイナスになったということは消費性向はどうなっているというふうに考えたらいいんです...全文を見る
○大塚耕平君 一番の図を皆さんもう一回御覧いただきたいんですが、甘利大臣や麻生大臣は御存じと思いますが、一番の景気の下に書いてある式がありますよね。簡単な経済学の基本の基本です、投資乗数。消費性向が一を超えたということは、どういう事態が起きているというふうに甘利大臣や麻生大臣は理...全文を見る
○大塚耕平君 いや、私が申し上げたいのは、私も答え、ないんですよ。つまり、大臣の皆さん方や黒田総裁の世代、私もそうですけどね、消費性向は一を下回っていて、乗数を掛けたら、企業が投資をすると、その分、乗数効果が出るという説明を受けて、今まで経済政策はそうやってやってきたんですよ。と...全文を見る
○大塚耕平君 今御覧いただいているグラフですね。これは、GDPはOECD国内の順位であり、右側はこれは貯蓄率ですから、相関関係はこれはちゃんと分析してみないと分かりませんけれども、何かたまたまですけれども、極めて似通ったグラフなんですね。  だから、家計のこれ消費が盛り上がって...全文を見る
○大塚耕平君 総理、これは、子供と一人親世帯は日本は二十五位、三十三位。一人親世帯が三十三位となっていますが、これは三十四か国中最下位じゃなかったというのじゃないんですね。これ、韓国はデータを公開していないので、ここの部分は。最下位なんですよ、日本は。  こういうもろもろのデー...全文を見る
○大塚耕平君 いや、私が申し上げたいのは、こういう状況ですから、総理、もうトリクルダウン的発想はおやめになって、やはり本当に手を差し伸べるべきところに集中的に手を差し伸べる、五十年前の規制にしがみついて独占禁止法上の適用除外にあぐらをかいているようなところはもう解き放つ、そういう...全文を見る
○大塚耕平君 総理、これは我々が誤解していたのかもしれませんが、重要な論点なので確認ですが、企業が収益を上げてそれが広く従業員や家計に行き渡るというのを、これをトリクルダウンというふうに我々は理解していて、総理はそういう経済政策をやっておられると思っていたんですが、そうではないと...全文を見る
○大塚耕平君 今後、本予算でまたいろいろ論争があると思いますけど、トリクルダウンだと、効果はこれから及ぶんだとはっきりそういうふうに定義していただいた方が多分かみ合うと思うんですね。何か方向を変えて底上げだというふうにおっしゃられると、先ほどの子供の貧困率とかそれから貯蓄率のあの...全文を見る
○大塚耕平君 今後しっかり議論をさせていただきますが、それにしても家計や子供がこういう状況の中で法人の内部留保が高過ぎるような気がしますが、その水準とその水準についての御所感を、できれば財務大臣からお伺いしたいと思います。
○大塚耕平君 ここは財務大臣や甘利大臣、御理解いただきたいんですが、さっきの乗数効果の式、思い出してください。家計の消費性向だけじゃなくて、企業も消費するわけですよ。だから、企業がため込んだ内部留保を企業としての消費活動に使うか、あるいは投資をしてもらわないと、さっきのあの方程式...全文を見る
○大塚耕平君 皆さんも是非図を御覧いただきたいんですが、今の政府参考人の説明は、上に書いてある実効税率を計算するときに法人税率は二五・五を当てはめて計算しているわけですよ。  ところが、麻生大臣、御記憶にあると思いますが、去年の十月十六日の財政金融委員会で、ここの黄色やピンクの...全文を見る
○大塚耕平君 大臣、大臣とはもう長いお付き合いをさせていただいております。去年十月十六日にお認めくださいましたよね、実効税率をはじくときに、基本税率を使って計算しているけど、この色の付いた、合計で七・七%分事実上の減税をされているというところはカウントしていないんだとおっしゃいま...全文を見る
○大塚耕平君 長くなりそうだから大臣に。
○大塚耕平君 認識を共有していただくために、先ほど政府参考人も外形標準課税のこともお答えくださいましたので、外形標準課税の資本圧縮措置とか持ち株会社特例というのは何かというのをちょっと御説明ください。総務大臣でも結構ですが。
○大塚耕平君 じゃ、総務大臣。
○大塚耕平君 総務大臣、御説明ありがとうございます。  だから、この黄色いところ、総務大臣、これはどういう数字ですか。この黄色いところの九百四十一億と千二百六十六億というのは結局何を表しているんですか。
○大塚耕平君 いや、ちょっと違うんですよ。圧縮は四十七兆の方で、九百四十一億は、これ減税されているということです。それから、持ち株会社特例も千二百六十六億減税されているということです、大企業は、資本金の大きい。つまり、二千二百七億円の減税が行われているんです。  先ほどの法人実...全文を見る
○大塚耕平君 ありがとうございます。是非参考にしていただいて、財界や企業にも時々厳しいことを言っていただいた方がいいと思いますよ。麻生さんは時々言っておられますけれども。子供の貧困率がこんなに高いなんて、先進国の中でこんな恥ずかしいことないですからね。是非、総理、よろしくお願いし...全文を見る
○大塚耕平君 総務大臣、確認ですが、平成二十六年度の税制改正大綱では、取得税は消費税率一〇%への引上げ時に廃止するとなっているんですね。この去年の決め事は、今年の表現、平成二十八年度以降の税制改正において具体的な結論を得るということと矛盾しないんですね。生きているということでいい...全文を見る
○大塚耕平君 つまり、消費税は一年半引上げが先延ばしになったけど、そのときには廃止されるということでいいですね、大臣。一応確認です。
○大塚耕平君 自動車は、これから地方創生の話、最後にお伺いしますけれども、地方の皆さんにとって軽自動車を中心に生活必需品でありますので、軽自動車を含む自動車への大衆課税、重課税、こういうものを見直す方向が景気対策や雇用対策等の観点から重要だと思います。  低価格帯の車種に対する...全文を見る
○大塚耕平君 それでは、最後のテーマに移らせていただきます。  今回の補正予算では地方創生の観点からどのような配慮がなされているかについて御説明をいただきたいと思います。
○大塚耕平君 地方創生のためには東京一極集中の是正というのがこれは非常に大きな課題だと思うんですが、これは総理にお伺いしたいんですが、東京一極集中の是正にどのようなお考えを持ってどうお取り組みになられるのか、お答えください。
○大塚耕平君 東京一極集中を考える上で、この問題を考える上で、東海圏、東京圏、大阪圏の製造品出荷額等と地域内総生産の全国シェアについて担当部局から御説明をいただきたいと思います。皆さんのお手元は四枚目の資料です。
○大塚耕平君 総理、東海地方は製造品出荷額等は三十六年連続日本一、特に愛知県がそうなんですね、三十六年連続日本一。二位の神奈川の倍以上なんですよ。去年から三菱リージョナルジェットとか、トヨタ自動車は水素自動車も発売し、リニアの建設も着工認可はあったんですが、日本経済を牽引している...全文を見る
○大塚耕平君 ところが、地域内総生産になるといきなりシェアが下がるんですよ。  この違いを担当部局にお伺いをします。
○大塚耕平君 いや、とてつもなく大きいわけではないんですが、これ御覧いただいてお分かりのとおり、製造品出荷額等、愛知県三十六年連続日本一というのは一見喜ばしいんですけれども、原材料費が入っちゃうものですから、円安だと見かけ上膨らむんですよ。ところが、付加価値の利潤の部分はさっきの...全文を見る
○大塚耕平君 総裁、一般論で恐縮ですがと言っている場合じゃないですよ。異次元の緩和という大変チャレンジングな政策なので、そこは御英断を御評価申し上げたいと思うんですが、円安はちょっと行き過ぎちゃった面があって、マイナスの方が強く出ていませんかということを改めてお伺いします。
○大塚耕平君 総裁に出口戦略について一点だけお伺いしておきますが、これ、いずれは出口を探さなきゃいけない。今持っていらっしゃる保有有価証券の満期が来たときに再投資をやらないという方針を打ち出されるお考えはないですか。
○大塚耕平君 今日は長時間にわたって議論にお付き合いいただいて、ありがとうございました。  先ほどの法人税、法人税もさっきの東海地方の現状を見ていただいてお分かりのとおり、国税ですが、これも庫出税のように事業所があるところに配分をするというようなことをすると地方創生にもプラスに...全文を見る
02月26日第189回国会 参議院 財政金融委員会 第2号
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○大塚耕平君 民主党・新緑風会の大塚耕平でございます。  今日は、総裁に何点か今の政策について確認をさせていただきたい点がありますので、よろしくお願い申し上げます。理事の皆さんには、大変恐縮ですが、陪席を今日はお断りを申し上げましたので、総裁とじっくりお話をさせていただきたいと...全文を見る
○大塚耕平君 総裁は本当に有能な方だと私思っておりますので、是非、想定問答があることは十分承知しておりますけれども、的確に質疑がかみ合うような形で御答弁いただきたいと思います。お読みにならなくても、もうあちらこちらで講演もしておられますし国会でも答弁しておられますので、多分多くの...全文を見る
○大塚耕平君 私の質問は、聞いていただいている委員の皆さんは御理解いただいていると思いますので、両論あったという説明はいただきましたが、定量的な分析をしたのかというのが私の質問でございます。  日本銀行総裁及び日本銀行というのは大変重い職責を担われるポストと組織であり、だからこ...全文を見る
○大塚耕平君 それでは、次の質問に移らせていただきますが、総裁、改めてですが、デフレの定義を聞かせてください。
○大塚耕平君 珍しくかみ合わないので残念なんですが、デフレは持続的な物価下落でありますので、私が申し上げたいのは、従来から日銀が言っていた、あるいは政府も言っていたデフレの定義からすると既にデフレではないかもしれないと。そういう中で今の政策を続けて、この政策が効果があるかどうかと...全文を見る
○大塚耕平君 私の意見に対しては、そういうふうには思わないという今お答えだったわけでありますが、それはそれで、政策の御担当責任者として意見が違うのは別に構わないと思います。  ただし、私なりに説明を付加させていただくと、一・九、一・九、一・九、一・七に下がるところは、これは原油...全文を見る
○大塚耕平君 これは今日議事録に残していただくように委員長と理事にお願いしていますので、詳細は、今、委員会の模様をインターネットなんかで御覧いただいている方も議事録で御確認いただきたいと思うんですが、したがって詳細は読み上げませんが、一番、スタートの時点は二年程度の期間、そして三...全文を見る
○大塚耕平君 総裁、これは党派の問題じゃないんです。二〇一六年度末まで、総裁が今方針を変えるつもりのないと言った目標を追求するために今の政策を続けるかどうかという、これは日本国全体にとって物すごく大きな話だからお伺いしているんです。  だから、今だんだんそのコミットメントは逃げ...全文を見る
○大塚耕平君 しかし、そこまで今の政策を続けるといろいろ、目指すメリットも分からないではないけれど、デメリットもかなり大きくなるかもしれないということを何点かやり取りをさせていただきたいと思います。  まず、もう日銀は事実上ゼロ金利状態を二十年近く続けているわけでありますが、数...全文を見る
○大塚耕平君 あくまで計算上の話なんですが、先日、私は予算委員会で、とうとう日本の家計の貯蓄率がマイナスになったという話をさせていただいて、総裁も聞いていただいたと思います。  今おっしゃった数字、つまり、家計の貯蓄率がピークの頃からマイナスになるまで、この間に家計が失ったと計...全文を見る
○大塚耕平君 金融政策上の結果を反映したことだとは言いつつも、労せずして二千五百億円近い利益が金融機関に出れば、一生懸命与信先を指導して、与信先と一緒に与信先が発展することを目指そうというモチベーションは落ちますよね、金融界としては。これもデメリットです。  一番大きなデメリッ...全文を見る
○大塚耕平君 アメリカは、GDP比四〇%のところでテーパリングというか今の緩和策、一応軌道修正をし始めました、日本は既に六三・五%ですが。ということは、日銀として、日銀のマネタリーベース、あるいはバランスシートの全体の規模でもいいんですけれども、対GDP比でアメリカは四〇%で方向...全文を見る
○大塚耕平君 そうすると、方向転換が遅れれば遅れるほど国債市場に与える影響は深刻になると思うんですが、方向転換をいずれはしなくてはならないというふうに思っていらっしゃいますか。
○大塚耕平君 委員長にお願いします。  財務省は、租税収入の月次報告を各議員の皆さんのところにお配りをしていると思います。今や国債市場の動向は国会及び国民の最大関心事項の一つでありますので、財務省と日銀には、各月末に、翌月の国債の償還予定、うち日銀の保有分は幾らで入札予定はいつ...全文を見る
○大塚耕平君 それから、総裁は、今日明らかになったのは、少なくとも二〇一六年度末までは一五年度を中心とする期間に入っていて、引き続き今までの目標を達成するまでは今のやり方を続けるということを今日言明されたわけでありますが、私は反対です。  ただし、総裁は黒田さんでありますので、...全文を見る
○大塚耕平君 幾らでもあるとおっしゃった割には、具体的に出てきたのはETFとJ—REITですが、総裁、中心的に買っておられる国債と今おっしゃったJ—REITやETFとは日銀が持つ資産として根本的な違いがあるということについて、どういう点が根本的な違いだと思われますか。
○大塚耕平君 根本的な違いは、私の意見ですけれども、国債は、おっしゃるように、最後の方でおっしゃいましたけれども、コンソル債じゃない限りは償還期限があるから、だから、その償還が来たときにどういう対応をするかによってはバランスシートの規模を落としていけるんですよ。ところが、J—RE...全文を見る
○大塚耕平君 そうすると、予算委員会の最後の質問のときに、償還期限のある国債のつまり再投資はしないということをお考えになるつもりはありますかとお伺いしたところ、総裁は、それはテーパリングのことだと思いますがとお答えになったんですが、違うんですね。  テーパリングは、御承知のとお...全文を見る
○大塚耕平君 時期尚早は何度もお伺いしていますが、どういう条件が整えば時期尚早じゃなくなりますか。もう一度お伺いします。
○大塚耕平君 それでは最後の質問に移らせていただきますが、長期金利、足下少し反転しているんですけれども、そのことに関連して、通告はさせていただいているんですが、私がその質問でお伺いしたかったもう本質をダイレクトにお伺いします。  総裁は、実質金利をマイナスにするということを念頭...全文を見る
○大塚耕平君 ということは、足下でマイナスになっているということはこれを是とするという理解でいいですね。
○大塚耕平君 いや、ここはやっぱり私は意見が違うところです。  経済にお詳しい皆さんばかりですから、フィッシャーの方程式からいっても、名目金利イコール実質金利プラス物価上昇率です。私はこの委員会で何度も、この式を実質金利イコールに引き直すと名目金利マイナス物価上昇率なので、実質...全文を見る
○大塚耕平君 今日は、途中からは総裁の率直な御発言も幾つかお伺いできたとは思いますが、もうあと二分ですので、繰り返し私の思いと懸念を申し上げて終わりにさせていただきますが、総裁、日銀総裁という職務は本当に大変な職務であられるということを十分理解しておりますし、総裁はこの前半で大変...全文を見る
03月20日第189回国会 参議院 予算委員会 第10号
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○大塚耕平君 民主党・新緑風会の大塚耕平でございます。  まず冒頭、チュニジアのテロで犠牲になられた日本人の皆様方、御冥福をお祈り申し上げますとともに、けがをされた方、御家族の皆さんにもお見舞いを申し上げます。断じて許されないテロ行為であり、我が国はしっかりとテロと対峙をしてい...全文を見る
○大塚耕平君 つまり、この違法性阻却事由にはこの三つがあるということは長官御自身が答弁されておられますので、この三つのうちどれかに当てはまればまず国際法上の違法性阻却事由は満たす、その上で、ピンクの三角のところを行うためには新三要件を満たさなければならないと、こういう論理構成で組...全文を見る
○大塚耕平君 今回の与党の皆さんの、これから決定される、まだ正式決定じゃないということは重々理解しておりますが、このペーパー拝見すると、この違法性阻却事由の特に三番目、安保理決議、つまり国連決議に対応する部分について、国連決議に基づくものであること又は関連する国連決議等があること...全文を見る
○大塚耕平君 いや、総理は、これから与党の皆さんが決定されるこのペーパーに、国連決議に基づくものであること又は関連する国連決議、実は更にその後に等と付いているんですね、関連する国連決議等、こういう表現が入っていたことはまず御存じでしたか。
○大塚耕平君 それは理解をしております。(発言する者あり)後ろで自衛隊出身の佐藤議員もPKO、PKOと言っておられるんで。佐藤さん、理解しています。  つまり、冒頭私が申し上げました良かれと思って今回対応することが、結果として国民の皆さんの潜在的リスクを高めないかということです...全文を見る
○大塚耕平君 多分皆さん御理解いただいているとは思いますが、例えば今のISILの問題に対しても、国会でも明らかになりましたが、日本は有志連合に参画しているということが外務省のホームページに明示されているということが明らかになりました。つまり、ISILの問題に関しては、あの有志連合...全文を見る
○大塚耕平君 今申し上げた点も含めて、今回皆さんが御検討されているその内容について、だんだん何が問題かということが私なりには三つに絞られてきたなというふうに思っております。もちろん、手続がそもそも憲法に則していないんじゃないかと、この大問題はありますよ。しかし、これはちょっとおい...全文を見る
○大塚耕平君 是非検討を深めてほしいんですけれども、どのような活動が我が国の防衛に資するかというのは、これは政府の判断になっちゃいますので、新事態に対応するというのが、政府の判断で何にでも対応できるという潜在的リスクを抱えているんではないかという観点から申し上げています。  つ...全文を見る
○大塚耕平君 いや、防衛大臣、ちょっと違うんですよ。  九十五条の趣旨というのは、九十五条は刑法三十六条と三十七条の場合以外は人を傷つけてはならないと書いてあるんですが、刑法三十六条と三十七条は何ですか。
○大塚耕平君 そのとおりなんです。  だから、皆様方は、九十五条の趣旨を踏まえつつ、我が国の防衛に資する活動に対しては対処すると書いていただいているので、そこは私、評価している部分なんですよ。正当防衛と緊急避難の場合以外は、我が国の防衛に資する活動に現に従事すると政府が認めたと...全文を見る
○大塚耕平君 総理、大変大切なことを皆さんは変更しようとしておられるので、だからこそ、繰り返しですが、変更した結果、国民の皆さんの潜在的リスクがかえって高まるならば本末転倒ですから、だから、今のところなんか非常に重要なところですから、秘書官のサポートを受けられるのはそれは結構なこ...全文を見る
○大塚耕平君 最後に一番大事なことをおっしゃったんですね。まあ、趣旨を踏まえてやってください。  それで、そうすると、報道で出ていること、それからこのペーパーに書かれていることはもう大分分かってきていますので、通告した質問も効率的に消化させていただきたいと思うんですが、そうする...全文を見る
○大塚耕平君 地理的制約。
○大塚耕平君 いや、まさしく今日方針を決めてこれから法案を作るので、例えば今申し上げたような点が大いに懸念されるということを理解していただいて、この後、適切に対処していただければ、それはそれで結構だと思いますよ。だから、新事態というものの認定が政府の裁量に委ねられるという点、それ...全文を見る
○大塚耕平君 いや、防衛大臣、ここも──ちょっと秘書官、今質問するんで邪魔しないで、後ろで。  大事な点ですよ。多分、このまま私たちが指摘をしないと、我が国の防衛に資する活動とか、皆さんの文書には、それらの米軍の武器等は我が国の防衛力を構成する重要な物的手段に当たり得る場合とい...全文を見る
○大塚耕平君 総理もおっしゃるように、冷静に論理的にこれ議論をしていかなくちゃいけませんので、もちろん皆さんが今日まとめられる武力の攻撃に至らない侵害への対処という項と、五番目に掲げておられる憲法九条の下で許容される自衛の措置、これは分けてもちろん私も考えていますよ。考えています...全文を見る
○大塚耕平君 法理的に無理なことを初めに結論ありきで組み立てようとしているので、いろいろ論理矛盾がある表現や考え方を駆使されているというふうに冒頭申し上げました。  次のパネルを御覧いただきたいんですが、この二つの表現は、どちらも衆議院での国会答弁で、総理も法制局長官もなされて...全文を見る
○大塚耕平君 国際法上はこうであるけれども、私たちはこう考えるという説明を一生懸命されておられるんですが、それは国際法上は通用しないんですよ。  だから、集団的自衛権全体についても、集団的自衛権というのは他国が巻き込まれている紛争や戦争に対して参画をする権利ですから、自国のため...全文を見る
○大塚耕平君 安全保障の問題にまた戻る前に、NHKの会長にお伺いします。  今週の十六日の参議院予算委員会に出席した時点で、会長は私用ゴルフのハイヤー代が業務伝票で処理されていたことを知っていましたか。
○大塚耕平君 それで結構です。  会長は、小川委員の質問に対してそのことを問われて、私は存じ上げません、監査委員が何をしているかということは存じ上げないんですとおっしゃいました。  昨日出た監査委員会の報告書を見ると、監査委員が三月六日に会長に事実確認の聴取を行った、三月九日...全文を見る
○大塚耕平君 ここに議事録があります。私は存じ上げません、本当に監査委員が何をしているかということは存じ上げないんですと、十六日。監査委員会の報告書、監査委員が三月六日に会長に事実確認の聴取を行ったところ、あといっぱい書いてありますけれども、それから三月九日と十六日にも聴取したと...全文を見る
○大塚耕平君 それでは、それは委員長にお預けいたします。  同時に、委員長にお願い申し上げます。  もう、これまでのNHK会長の答弁の内容及び答弁姿勢を見ていると、とても国民として、NHK会長として認めることは私はとてもできない。参議院予算委員会として辞任勧告を御検討いただき...全文を見る
○大塚耕平君 是非よろしくお願いします。  その上で、昨日の監査委員会の報告書を見ますと、本来使用者である会長が自署すべき使用者欄に秘書室職員が会長の氏名を記名して提出したと、会長名で休日にハイヤー乗車票が使われた事例はほかにない、あるいは、それは平成二十六年一月から平成二十七...全文を見る
○大塚耕平君 会長に最後に一問だけ質問します。  NHK会長としての交際費、御自分が使っていいタクシー券は認められていますか。
○大塚耕平君 幾らか分からないのではなくて、交際費は認められているというふうに認識していますか。
○大塚耕平君 今日の午前中の衆議院の総務委員会で高市総務大臣は、NHKは放送法七十三条で業務以外に経費を支出してはならないと認識しているというふうに御答弁されました。  NHK会長の交際費も問題であると思いますので、委員会としてこの点しっかり理事会で御協議をいただきたいと思いま...全文を見る
○大塚耕平君 私は、日本放送協会の略がNHKだと思っていたら、何と恥ずかしい会長、これ略すとNHKですよ。本当にNHK会長には少し反省をしていただきたい、そのことを申し上げておきます。  それから、文科大臣にお伺いします。  文科大臣、大学関係者は言わば大臣の職務権限が時に及...全文を見る
○大塚耕平君 昨年八月二十八日、三十七年ぶりの医学部新設が行われた東北薬科大学の関係者も参加する形で、九月二十七日に東北博友会が行われております。同大学の理事長も御出席されましたか。
○大塚耕平君 医学部等の新学部を認可するというのは大変なこれ権限でございますので、出席されたことが問題があったかどうかは今ここでは私は断定はいたしませんが、そういうことにはより抑制的、慎重であるべきだと思います。どう思われますか。
○大塚耕平君 それでは防衛問題に戻らせていただきますが、パネルの八枚目、皆さんのお手元の資料も八枚目でございます。  法制局長官、閣議に許されている権能というのは内閣法に定められていますが、ちょっと御紹介いただけますか。
○大塚耕平君 閣議の権能は、憲法七十三条及びその他の憲法の事項で定められていることというふうに理解をしておりますが、それでよろしいですか。
○大塚耕平君 私が聞き間違いをしたとは思っておりませんが、閣議です。閣議の権能は、憲法七十三条及びその他の憲法の条項で定められていることとありますが、憲法解釈の変更をしていいというのは憲法のどこに書いてあるんでしょうか。
○大塚耕平君 長官、もう一問だけ答えてください。簡単な質問ですよ。  閣議で憲法解釈の変更をしていいという明文規定が憲法の中にありますか。
○大塚耕平君 総理もそういう法理構造は御理解の上でやっておられると思いますが、このパネルにありますように、法律の下で、憲法に規定され、そして内閣法の下で閣議があるわけであります。そして、安保条約は、これは現に批准をしている条約ですから、それに対応するように法律は作らなければならな...全文を見る
○大塚耕平君 憲法上求められていることはいろいろありますので、その中のある部分を守るためには、今回の憲法解釈の変更やら安保法制に取り組まなくてはならないという総理の気持ちは理解、理解というか、どういうふうにお考えになっているかというのは想像が付きます。しかし、今申し上げましたよう...全文を見る
○大塚耕平君 私は、決して青い方がいいというふうに申し上げているわけじゃないですよ。ただ、今回の法改正によって、現行法にあった文言で改正案にない文言があるんですね、重要な文言が。それは、文官の皆さんが幕僚幹部の皆さんの様々な仕事について一般的監督をするという、この文言が消えている...全文を見る
○大塚耕平君 この点についてはまた詰めさせていただきたいと思いますが、総理におかれては、是非、良かれと思って御検討をしておられる安保法制の見直しが、結果として国民の潜在的リスクを高めることのないように、我が国はどう論理的に整理したかという観点だけではなくて、その整理及びそれに基づ...全文を見る
03月24日第189回国会 参議院 財政金融委員会 第4号
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○大塚耕平君 民主党・新緑風会の大塚耕平でございます。  今の前川委員のやり取りを聞いておりまして、二、三発言をさせていただきたくなりましたので、付言をさせていただきます。  本当は小泉副大臣も山際副大臣もおいでになられたらよかったと思うんですが、この場にですね、聞いていただ...全文を見る
○大塚耕平君 今、江戸時代の話からひもといていただいてありがとうございます。  プロが先物取引をビジネス上の必要性からおやりになるのは、それはもうとやかく我々が言うことじゃないですが、あくまで個人の話をさせていただいておりますが、いずれにしても、この後、私も若干金融政策のことは...全文を見る
○大塚耕平君 委員長、ちょっと一瞬速記止めていただいていいですか。
○大塚耕平君 済みません、御答弁中にちょっとこちらでやり取りしておりましたが、いずれにしても経済情勢と経済構造が大きく変わっておりますので、今御指摘させていただいたような点にも御留意いただきながら運営をしていただければと思います。  さて、所信を先般拝聴したわけでありますが、二...全文を見る
○大塚耕平君 そうであれば、これは委員部かあるいは議事課かにお願いをしておきますが、金融政策というふうにお読みになりましたので、もし訂正されるならちゃんと訂正手続を取ってほしいですが、いや、私は何か意味があるのかなと思ってお伺いしたんです。  やはり、先般ここで日銀報告について...全文を見る
○大塚耕平君 是非、日銀総裁とはしっかり意思疎通を図っていただきたいんですが、中央銀行というものは、やはり今回のような実験的な政策に取り組んでいる中で、より定量的に自分たちで分析をするなりの努力を怠って、何か鳩首会議で集まって、ううんとうなってみて、最後は、どっちかといえば緩和し...全文を見る
○大塚耕平君 よほどのことがどういうことかというのは別にして、そうすると、一〇〇%実施するというわけではないという理解でいいですね。
○大塚耕平君 よく大臣のお考えは理解できました。  さて、今日は残された時間でアジアインフラ投資銀行、AIIBについてちょっとお伺いしたいと思いますが、この動きはここのところ急に報道されるようになってきておりますけれども、AIIBに関して日本は参加をする意思が多少なりともあるん...全文を見る
○大塚耕平君 それでは、これは事実確認ですが、中国からAIIBにできたら参加してくれという要請なり打診があったということでいいですねということが一点と、アメリカからは参加するな、ないしはしない方がいいというサジェスチョンをもらっているかどうか、事実関係について教えてください。
○大塚耕平君 中国からの要請があったんですか。
○大塚耕平君 かつてのニクソン大統領の頃のように、日本の頭越しに、はたと気が付いたらアメリカはAIIBに参加するという意思表示をするというリスクは全くないと考えておいてよろしいですね。
○大塚耕平君 金融機関のガバナンスあるいは国際金融機関の健全性という観点からいえば、もう今大臣のおっしゃったとおりで何の異論もありませんが、この問題はそういう判断基準だけで動いているわけではないということはもう皆さんそれぞれ御理解なさっているはずであります。  中国は二〇〇〇年...全文を見る
○大塚耕平君 終わります。
03月30日第189回国会 参議院 予算委員会 第14号
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○大塚耕平君 民主党・新緑風会の大塚耕平でございます。  それでは、暫定予算についてまずはお伺いしたいと思います。  暫定予算に至った経緯についての総理の御感想、御所感をまずはお伺いしたいと思います。
○大塚耕平君 財務大臣に一点だけお伺いしますが、先ほど支出は必要最小限、歳入は期間中の収入見込額というふうに御説明がありましたけれども、歳入については、実際に政府が得る収入を計上しているんですか、それとも何か案分で計算しておられるんですか。案分をして計算しておられるんですか。
○大塚耕平君 暫定予算についてはやむを得ないことと思いますので、私としても是と考えておりますが。  それでは、今日いただいた質問の時間の中で、現下の景気情勢等やあるいは安全保障についての問題について若干お伺いしたいと思います。  まず、お手元に資料をお配りいたしましたが、二〇...全文を見る
○大塚耕平君 政府参考人にもう一度お伺いしますが、そうすると、今述べられた実質GDP増減率、それから年率換算の成長率は、民主党政権下と安倍政権下ではどちらが高いかを述べてください。
○大塚耕平君 経済を良くしたいという思いは与党の皆さんも我々野党も同じでございますので、やはり冷静な現状認識と要因分析が必要だという視点からお伺いをいたします。  総理はかねがね民主党政権は経済成長しなかったというふうに言っておられますけれども、今の数字を御覧になってどのように...全文を見る
○大塚耕平君 この全体の数字を御覧になってどう思われますか。例えば、実質でいうと、我々の三十九か月では五・五%、安倍政権下では二十四か月で一・五%です。もう一度お伺いします。
○大塚耕平君 名目も大事であるということは別に否定はいたしません。  それでは、名目の〇・六と三・七、この民主党政権下の数字と安倍政権下の数字、三・七の名目成長率のうち消費税の影響はどのくらいですか。政府参考人にお伺いします。
○大塚耕平君 推計していないのではなくて、推計するのが適当ではないということではありませんか。
○大塚耕平君 それでは、政府参考人かあるいは甘利大臣にお伺いいたしますけれども、総理は再三、総雇用者報酬等の数字を述べられますけれども、総雇用者報酬や賃金における消費税の影響はどうやって計算しているんでしょうか。今SNAでは計算できないと彼らは言っているんですけれども。
○大塚耕平君 仮置きの内容をもう少し詳しく説明してください。
○大塚耕平君 くどいようですが、定量的な根拠があって二%という影響を算出しているわけではないということでいいですね。
○大塚耕平君 そうすると、GDP統計でも仮置きで二%ぐらいの影響があったと想定しても、今の文脈からいうと間違いではないですね。
○大塚耕平君 SNA統計でははじいていないとおっしゃったんですが、実質賃金や消費者物価や総雇用者報酬における二%程度の影響もそう想定した仮置きにすぎず、根拠もないわけですから、GDP統計においても二%ぐらいの影響があったと考えても文脈上は間違いではないですねと聞いているんです。
○大塚耕平君 今、あの方に聞いたんじゃなくて、その前の方に聞いたんです。その前の方に聞いていますので。田和さんでしたっけね。
○大塚耕平君 いや、別に今それをしてほしいと言っているわけではなくて、総雇用者報酬で根拠はないけど仮置きで二%の影響があるといって、国会ではその見解に基づいてみんな議論しているわけですから。だから、SNAでも、今は推計していないけど大体二%の影響があると考えてもおおむね間違いじゃ...全文を見る
○大塚耕平君 聞いていただいている方は政府参考人の心情も多分おもんぱかっていらっしゃると思いますが、おおむね二で問題ないという答弁をすると、安倍さんが名目で三・七%成長していると言い張っていらっしゃる数字も一・七になっちゃうんですね。そうすると、ほとんど、何といいますか、今までの...全文を見る
○大塚耕平君 その御意見も理解はできますが、しかし根拠はありませんので、推計はできると言ったので推計をしてもらいたいと思いますが、一応確約をしてください。田和さん、やってくれますね。
○大塚耕平君 また仮置きと言っていますよね。だから、あの辺が、ちょっとしっかり御指導いただかないと。
○大塚耕平君 いや、違う。それはちょっとおかしいよ。もう一回聞くけど。
○大塚耕平君 総雇用者報酬と同じやり方であったら、根拠のない仮置きになるじゃないですか。
○大塚耕平君 さっきも申し上げましたが、経済を良くしたいというのは、これ党派に全然違いはありませんので、つまり現状認識をお互いに共有をして、誤りなき政策対応をするために国会で議論をしているわけですから。  甘利さんおっしゃるように、リーマン・ショックの影響から立ち上がる局面で麻...全文を見る
○大塚耕平君 我々の政権下ではデフレ脱却はできていなかったというのも繰り返し答弁しておられますが、ここもちょっと軌道修正のために議論をさせていただきます。  お配りした資料の二枚目、何度も使わせていただいておりますが、青い線はマネタリーベースであります。②のところでマネタリーベ...全文を見る
○大塚耕平君 デフレ脱却はやはり我々も目指してしっかり行動しましたので、だから菅政権のときにそれまでの自民党政権さんでは余り明確におっしゃらなかったデフレ宣言をしたわけですよ。そこから一%の物価上昇率の目標の金融緩和をした結果が三番の局面で、我々の政権の最後の局面では、竹中大臣が...全文を見る
○大塚耕平君 日銀総裁、ブレーク・イーブン・インフレ率は、今、日銀にとって重要な指標であって、これはどういうものを意味しているかというのを、ちょっと私を含めた委員の皆さんに簡単に御説明いただけますか。
○大塚耕平君 やや専門的な議論に聞こえていらっしゃる委員の方も多いかもしれませんが、日銀は今出口がだんだん模索できない状況になりつつある中で、これは大変に重要なポイントだと思いますので、もう少し議論を続けさせていただきます。  総裁、直近のブレーク・イーブン・インフレ率、旧物価...全文を見る
○大塚耕平君 総理、ちょっとグラフを見ていただきたいんですが、我々のときも、いや、我々だってデフレ脱却したいわけですから、一生懸命それなりに頑張ったんですよ。三番の局面では、三十九か月の間に、我々はデフレ宣言をし、マネタリーベースを過去を上回る水準まで戻すことによって、今総裁がお...全文を見る
○大塚耕平君 いや、総裁、もう少し平たくお伺いします、それでは。  随分大胆なことをやっている割には、意外に効果が出ていないなと思われませんか。
○大塚耕平君 総理、一枚目の資料に戻って、ちょっと表に目をお通しいただきたいんですが。  経済は生き物ですので、やはり冷静に分析し微調整をしながら政策も行っていかなきゃいけないと思います。私たちも、今こうして下野してから二年以上たって改めて数字を見てみると、多分、我々のときは非...全文を見る
○大塚耕平君 この質問は、麻生大臣にも是非御所見をお伺いしたいと思います。
○大塚耕平君 いや、そこ、さすが麻生大臣ですが、大事なポイントをおっしゃったんですが、名目が上がっても実質が上がらないと、どういう経済に影響を与えるかというのを日銀総裁にお伺いします。実質所得が上がらないということになりますと、どういう影響が経済に出ますでしょうか。
○大塚耕平君 総裁にお伺いしたいのは、実質所得が上がらないと結局消費にはマイナスではないでしょうかということなんですが、いかがでしょうか。
○大塚耕平君 今、総裁は実質消費という言葉を使われたんですが、経済財政諮問会議でどういう議論が行われているか私存じ上げませんが、消費に実質値と名目値という違いはあるんでしょうか。
○大塚耕平君 経済が良くなることは我々も願っておりますので、正しい過去の分析と現状認識、本当に大事なことだと思いますので、もう二、三点、経済の問題をお伺いさせていただきます。  総理、また二枚目のグラフなんですが、第一次安倍政権以後の、我々のときもそうでしたが、一ドル九十円以下...全文を見る
○大塚耕平君 この点も後世の分析対象になると思いますのでちょっと意見を述べさせていただきますが、今総理御自身もおっしゃったように、あの我々の時期を含む第一次安倍政権以降の円高は、欧州の経済や財政の危機的状況の反射効果として相対的に安心な円がどんどん買われていったわけですよ。その中...全文を見る
○大塚耕平君 それでは、次に外交・安保の問題についてお伺いしたいと思います。  まず、総理、官房長官、お二人にお伺いしますが、安保法制の関連事項に関して、総理と官房長官は憲法と国際法における概念を使い分けて御発言しておられますか。
○大塚耕平君 いや、総理が冒頭おっしゃったような懸念や印象を多くの人が感じているのでこの論争になっていますので、ちょっとこれを続けさせていただきたいと思います。  官房長官も、国際法上の根拠と憲法上の根拠は違うというふうに上手に言い分けられましたけれども、例えば今の三要件、自衛...全文を見る
○大塚耕平君 もう一回聞きます。  自衛権の三要件のこの国際法上の根拠はありますか、ありませんか。
○大塚耕平君 ちょっと違うという点は看過できませんので、訂正していただいた上で、私は何度も聞いています。個別的自衛権に関する現行の三要件の国際法上の根拠は何ですかと聞いているんです。集団的自衛権のことなどまだ聞いていません。(発言する者あり)
○大塚耕平君 現行の三要件の国際法上の根拠は何でしょうか。
○大塚耕平君 総理、私は一貫して比較的真摯に御質問をさせていただいているつもりでありますので、もう一回聞きますよ。  新三要件、現行の三要件と、こういう言い方をさせてもらいます。現行の三要件、これまでの、これの国際法上の根拠は何ですかとお伺いしているんです。であれば、法制局長官...全文を見る
○大塚耕平君 いや、これは驚いた。  外務大臣、じゃ、一八三七年のカロライン号事件のウェブスター見解というのは何ですか。  これは驚いた。いや、これはもう基本的なことですよ。
○大塚耕平君 これ、是非大事なことですから、今、秘書官、ちゃんと外務大臣にお伝えください。これが、今の個別的自衛権の三要件、従来の三要件の国際法上のルーツなんですよ。ちゃんと教えてあげてください。(発言する者あり)
○大塚耕平君 いや、あのね、総理、まず前段は分かりました。今までの三要件は国際法上の根拠があるから是認をされてきたわけです。  じゃ、今度の新三要件は国際法上の根拠はありますか。もう一回お伺いします。
○大塚耕平君 じゃ、外務大臣、一九八〇年代のニカラグア事件の判決のことは当然御存じですよね。ちょっと簡単に御説明ください。国際司法裁判所の判決です。
○大塚耕平君 つまり、攻撃を受けたという事実、助けてくださいという意思表示、この二つがなければならないと言っているんですが、今度の新三要件、ここからようやく議論がつながってくるんですが、攻撃を受けたという事実はなくても、それに類する状況だと政府が判断すれば集団的自衛権を行使できる...全文を見る
○大塚耕平君 つまり、ニカラグア事件の判決を読む限りでは、現実に武力攻撃をその同盟国が受けているときという、限りなくそういう状況に近いことを言っているわけですが、今回政府が閣議決定された新三要件は、つまりニカラグア事件のICJの判決よりもより広い概念を採用しているということでいい...全文を見る
○大塚耕平君 いやいや、皆さんにとっては分かりやすくても、我々にとっては分かりにくいですよ。  武力攻撃を現に受けていなくても、受けると予想されるような事態も含めて皆さんは対象にするという新三要件を決められたんですよねということをお伺いしているんです。
○大塚耕平君 五月以降もまた議論させていただきますが。  岸田大臣、ニカラグア事件の判決は、事実と意思表示と。三番目の、集団的自衛権を行使する国にとっても実体的利益の侵害があるかどうかについては裁判所は見解を示さなかったんですが、我が国は、この我が国にとっての実体的利益の侵害を...全文を見る
○大塚耕平君 今後の議論でまた深めさせていただきますが。  我が軍発言で軍隊と自衛隊の違い等にも関心が集まっております。  防衛大臣にお伺いします。軍隊と自衛隊、戦力と自衛力、戦力と武力、戦争と武力行使の違いをここで明確に定義しておいてください。
○大塚耕平君 戦力と武力、戦争と武力行使、全部通告してあります。
○大塚耕平君 ありがとうございます。  今の御答弁、よく読み返して、今後の議論を組み立てさせていただきたいと思います。  総理にお伺いします。  新三要件では、現に戦闘が行われていない地域には自衛隊を派遣する可能性があるということになっております。戦闘が行われている地域と戦...全文を見る
○大塚耕平君 検討中であるとは思いますが、じゃ、現に殺傷行為が行われているそういう地域から距離的にどのぐらい離れていたらいいんですか。
○大塚耕平君 もちろん五月以降にしっかり議論させてもらいますが、距離的な判断基準があるのかどうかというのは私は重要だと思っているんですが、距離的な判断基準は採用される可能性がありますか、ありませんか。
○大塚耕平君 お手元の資料の最後のページ、前回の質問で時間が足りませんでしたところを改めて防衛大臣にお伺いします。  文民統制と文官統制、どちらの図が正しいかとお伺いしたところ、どちらでもないとおっしゃいましたが、では、どういう図が一番現状に即しているのか、教えてください。
○大塚耕平君 もう一点だけお伺いします。  現行法では、大臣の行う指示、承認、一般的監督についても文官幹部が補佐するとなっていたんですが、改正法ではそれらの文言がなくなっていますが、そのことによってどういう変化が生じるんでしょうか。
○大塚耕平君 防衛問題の残りの質問はまた改めてさせていただきます。  NHK経営委員長に伺います。  NHKビジネスクリエイト、NHK出版に関わる不祥事の概要を御説明ください。
○大塚耕平君 本件の調査を依頼した弁護士に弁護士報酬として幾らを支払われましたか。
○大塚耕平君 いや、幾らですか、お答えください。
○大塚耕平君 それでは、政府参考人にお伺いします。  証券取引監視委員会が強制調査に入ったグローバルアジアホールディングスに関する事件の概要についてお答えください。
○大塚耕平君 時間が参りましたので終わりますが、この強制調査の対象となった企業の役員を現NHK会長がしていたということも今日の午前中の衆議院でも明らかになっております。NHKの問題については、今後も議論をさせていただきたいと思います。  以上で質問を終わらせていただきます。
03月31日第189回国会 参議院 財政金融委員会 第6号
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○大塚耕平君 おはようございます。民主党・新緑風会の大塚耕平でございます。  今日は、所得税法等の一部を改正する法律案と議員立法である法人税法の一部を改正する法律案について質問をさせていただきます。  まず、議員立法の方は私も発議者なものですから、尾立議員に質問ができないのが...全文を見る
○大塚耕平君 今、大臣、BEPSのこともお触れいただいたんですが、大臣の御提案でBEPSが国際的に議論されていることはいいことだと思います。  その一方で、国内でBEPS的現象が起きてしまったり、それを放置してはやはりいかがなものかと思いますので、今回の議員立法にもなっているわ...全文を見る
○大塚耕平君 そうであれば、我々の議員立法は一定の基準以上のところという内容になっているんですが、マイナンバー制度も今つくっているわけでありますので、企業のマイナンバーを付けることによって全ての企業の当該情報を検索可能な状態にすることも、もう今やこのITインフラが普及している中で...全文を見る
○大塚耕平君 やはり個人は、言葉が適切かどうか分かりませんが、納税状況や税負担状況が丸裸になる一方で、企業はよく分からないということでは、余りバランスが良くないと思います。それから、先般、本会議の、たしか我が党の議員の質問の中で、ある企業グループでは千二百億円もの言わば租特の利用...全文を見る
○大塚耕平君 そういう答弁内容であるというのも現時点では理解はできるんです。ただ、その一方で、租税特別措置については透明化法がもう現に施行されて情報が明らかになっているわけで、租特というのは、言ってみれば課税していることの裏返しですからね。その情報は透明になっているわけですから、...全文を見る
○大塚耕平君 財務大臣は、この外形標準課税の資本割、割り落とし等、持ち株会社特例の情報がどういうふうに集まってきてこの表になっているかということは、多分、当然御存じないと思いますので、ちょっと平嶋さん、説明してください。この情報はどういうふうに集まってきているんですか。
○大塚耕平君 いや、この一次データはどこが集めているんですか。
○大塚耕平君 都道府県が集めた情報を全国で集約するとこうなっていたということは、去年の外形標準課税の見直しの議論の中で私も初めて知ったわけですよ。この表はいただいたデータに基づいて作ったわけでありますが、もう一度、以前の委員会の話を繰り返させていただきますけれども、外形標準課税は...全文を見る
○大塚耕平君 そのときにそういうふうに考えたというそのロジックは理解できますが、不徳の致すところですが、私もこういうことになっていたというのは去年の秋に改めて知ったわけでありますので、これは私はちょっといかがなものかというふうに思います。  その上で、その裏側の資料、これも前回...全文を見る
○大塚耕平君 新年度が間もなく始まるところでありますので、今、急にとは申し上げませんけれども、来年度の、平成二十八年度の税制改正のまた議論をするときには何がしかの見直しなり改善を図って、より実態に近いデータに基づいて議論させていただきたいと思います。是非御努力をいただきたいと思い...全文を見る
○大塚耕平君 いやいや、うちの中にも結構そういう意見の方、いますよ。ただし、課税最低限を引き下げるだけじゃなくて、それと併せて給付付き税額控除等で実際の所得の再分配機能を高めるということとセットですから、そこはよろしくお願いします。  そういう意味では、我が国の税の再配分機能、...全文を見る
○大塚耕平君 ここまでの議論で申し上げたいことは、やっぱり我が国はどうも法人税の負担の実情がはっきりしてきていない、その一方で個人に対する課税については所得の再分配機能が十分ではないと、こういう認識でありますので、来年の税制改正や、来年というのは平成二十八年度ですが、様々な政策の...全文を見る
○大塚耕平君 把握するということと公開するということは別でありますので、守秘義務ということを今おっしゃったんですが、公開するとなったらそれは大きな論点になりますけれども、把握してこそ、その税負担や国の様々な補助金制度の過重な、あるいは偏った利用がなされていないかということが分かる...全文を見る
○大塚耕平君 今日は第一ラウンドのゴングを鳴らすだけですので、公取と法務省にはもうその今日は答弁で結構でございますが、やはりこれ、二百十日が業界慣行である決済を、これを例えばやはりせめて三か月、九十日ぐらいにするということを、これが国の指導に基づいて、あと業界の自主的な努力で徐々...全文を見る
○大塚耕平君 この問題は、今後いろいろと議論もしつつ、大臣にも是非御協力をいただきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。  最後に、財政赤字についての考え方に関して大臣とちょっと議論をさせていただきたいと思います。  大臣の御発言、御所見は大変傾聴に値するものが...全文を見る
○大塚耕平君 政府と国はどう違うんですか。
○大塚耕平君 政府と国は違うというと、じゃ、今の政府が借金したものは麻生副総理を始め閣僚の皆さんが将来返してくれるのかというと、そうではなくて、やっぱりそれは政府は継承されていくわけですから、国が最終的には返すわけで、大臣のお立場上余り不安をあおっちゃいけないということで、そのロ...全文を見る
○大塚耕平君 いや、調整、修正して、将来世代が疑義を感じないような御答弁に今後変更していただきたいと思いますが、最後にもう一回だけお伺いします。変更していただけませんか。
○大塚耕平君 お立場上ここで肯定しにくいというのも分かりますので、今後、是非よくよく御検討いただいて、御発言していただければと思います。  後ろの財務省の事務方の中にも、うんっという顔をしておられる方がいるということを、後ろは御覧になれないでしょうからお伝えをして、私の質問を終...全文を見る
05月12日第189回国会 参議院 財政金融委員会 第9号
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○大塚耕平君 民主党・新緑風会の大塚でございます。  今日は政投銀法の改正案の審議でございますが、主要な政府系金融機関四行のトップの皆さんにも御出席をいただきました。お忙しい中、大変恐縮でございます。しかし、政策金融という意味で関係がありますので、今日はおいでいただいた皆さんか...全文を見る
○大塚耕平君 先ほどの長峯さんの御質問とも若干関係する部分ですけれども、民間金融機関がそういうことができればいいですけれども、なかなか私は難しいんじゃないかなと思いますので、政府系金融機関を統廃合していく中で、やはり政府系金融機関にそういう機能を担っていただく方が合理的なような気...全文を見る
○大塚耕平君 先々のことを断定的には予測できませんけれども、私は多分政投銀は完全民営化しない方がいいと思っております。むしろ、この後JBICの渡辺総裁にもいろいろお伺いしますけれども、JBICと統廃合するとか、そういう道を探っていくべきだと思うんですが。  麻生大臣にお伝えをし...全文を見る
○大塚耕平君 政府系金融機関は必要ですし、この危機対応業務は特に体制を整備しておく必要があると思いますが、やはりその政府系金融機関が、かつての竹中さんの主張の背景として、まあ随分過大に使われた気もしますが、民業圧迫という、そういう口実を与えないためにも、そこはやはり民間でできるこ...全文を見る
○大塚耕平君 政府系金融機関という看板を持って、おっしゃるように、著しく有利な条件で融資するといったら、それはもうみんなそちらに集中しちゃいますので、これは適切に運営をしていただきたいと思いますし、今日はDBJの橋本社長のみならず関係の皆さんおそろいですので、同じことをお願い申し...全文を見る
○大塚耕平君 融資残高は、保証等を合算すると、今私がお示しした多分この十五・三ぐらいになるんだと思います。  それでは、JFC、日本政策金融公庫にお伺いしますが、やはり同じように、融資規模、まずそれだけお答えいただけますか。その後、旧国民公庫、旧農林公庫、旧中小公庫についても改...全文を見る
○大塚耕平君 それでは、ただいま前の質問で若干申し上げましたが、JFCは旧三公庫が合体して今の形になっておりますが、旧三公庫のそれぞれの平均の融資金額、一件当たりの平均の融資金額だけで結構でございますので、ちょっと教えていただけますか。
○大塚耕平君 それから、それぞれの毀損率、焦げ付いた率というのを直近のデータで三系統それぞれ数字を教えていただきたいんですが。
○大塚耕平君 やはり政府系金融機関は、まさしく民業が至らざる点をカバーし、危機に当たっては政府系金融機関としての責任を果たし、そして公正な業務運営を行っていく。だからこそ、政府系金融機関は信頼を得て、国民の皆さんの負託も得られるわけでありますので、この融資等に不透明なものがあって...全文を見る
○大塚耕平君 個別のことをお伺いするつもりはありません。二億数千万円に対して農林系は平均が二千六百万円、しかも、今お伺いすると、毀損率というのは三公庫系の中で最も低い〇・〇三%ですから、かなり珍しいことが起きているなという気がいたします。  従前から、支店ごとの平均金額等につい...全文を見る
○大塚耕平君 委員長、個別支店ごとというのは個別案件ではありませんから、政府系金融機関として個別支店ごとの概況を示すということは決して私は不合理なことではないと思いますので、委員会として資料を提出していただくようお願い申し上げます。
○大塚耕平君 それでは、次に、日銀の黒田総裁においでいただいておりますので、日銀も金融政策の一環として成長基盤強化融資というものを今行っているわけでありますけれども、その規模等について概要を御説明いただきたいと思います。
○大塚耕平君 このように、日銀の場合は中央銀行ですけれども、三つの政府系金融機関及び中央銀行も言わば政策金融を今行っているわけであります。これについての考え方とそれぞれの関係について、残った時間で少し議論させていただきたいと思います。  今日は、この法案の対象である日本政策投資...全文を見る
○大塚耕平君 橋本社長は適切に協力していきたいというふうにおっしゃいましたが、渡辺総裁にお伺いしますが、JBICとDBJは仲がいいというふうに考えてよろしいでしょうか。
○大塚耕平君 それでは、渡辺総裁にお伺いいたしますが、ちょっと抽象的な聞き方で恐縮ですが、過去においてイギリスの鉄道建設への融資をめぐってDBJとJBICがバッティングした案件があろうかと思うんですが、それについての事実関係及び経緯について、もし御説明していただけることがあれば簡...全文を見る
○大塚耕平君 先週、実は新幹線でばったり奥田前総裁にお会いして、今週、政投銀法に絡んでこの件をちょっとお伺いしますからというふうにお伝えしたら、ああ、あの件ねなんて言って笑っておられましたけれども。  経緯は御承知のとおりですが、私から申し上げますが、数年前にイギリスの国会議員...全文を見る
○大塚耕平君 今日は、歴代の大蔵省次官や元財務官の方ばっかりですからね。だから、日本がアジアで競争相手がいないとたかをくくっていた時代は海外で日本の組織が縄張争いしていてもよかったんですけれども、今申し上げたようなことを今後も続けるようなことですと、それこそJBICも、元ADB総...全文を見る
○大塚耕平君 ここにJBICの年次報告書があるんですが、対中向けの融資の承諾額累計は三兆八千七百十四億円という数字がここにあるんですが、中国向けのJBICの融資や保証等はまだ拡大し続けているんでしょうか。
○大塚耕平君 JBICは、お手元の資料で融資残高や件数が記載してございますので割り算していただけると分かると思うんですが、一件当たりが数百億円という非常に大きい規模なんですね。DBJの方は、件数は非公表ということで承りましたので私の資料も非公表にしてありますけれども、金額にすると...全文を見る
○大塚耕平君 もちろん、金融政策の一環として、我々の政権の時代に、デフレ脱却のためにできることは何でもやるという発想の中で新たに生み出したファシリティーだということは十分理解しておりますので、しかし役割の重複のないように手じまうべきものは手じまっていただきたいと思いますが、私が御...全文を見る
○大塚耕平君 チェックをするということになっているんですが、チェックをしているという理解でいいですか。
○大塚耕平君 いや、総裁、もし今現在は御自身で確証がなければ、確認してみますというふうにおっしゃっていただいた方がいいと思いますが、確実にチェックしているというふうに御理解いただいているということでいいですか、それとも、これからその点はチェックしてみますということですか。
○大塚耕平君 分かりました。是非よろしくお願いします。  私は、これはさっきも申し上げたように、デフレ脱却のためにできることは何でもやりますということで、白川総裁時代に白川総裁ほか職員の皆さんも知恵を出し合ってつくったファシリティーですから、出口戦略の議論をこれからやらなくては...全文を見る
○大塚耕平君 まあ今日の段階ではそういうことかと思いますが、引き続き、不条理だと私は思いますので、デフレ脱却のための国のマクロ経済政策の一環として三千億円の利益が民間金融機関に労せずして渡っているというのはどう考えても不条理でありますので、今後も議論させていただきます。  いた...全文を見る
05月28日第189回国会 参議院 財政金融委員会 第14号
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○大塚耕平君 民主党・新緑風会の大塚耕平と申します。今日はどうぞよろしくお願いいたします。  大変参考になるお話をお二人から聞かせていただきました。  私からは、ちょっと私なりの問題意識を申し上げた上で、それぞれから一回ずつ御発言いただくような形で進めさせていただきたいと思い...全文を見る
○大塚耕平君 ありがとうございました。  終わります。
06月16日第189回国会 参議院 財政金融委員会 第15号
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○大塚耕平君 民主党の大塚でございます。  今日は、岩田副総裁は私は答弁お願いしておりませんが、岩田さん、もしお時間があれば、今日は御質問しませんけれども、冒頭のところだけちょっといてください。  日銀で私も十八年間仕事をさせていただきましたので、風間さんの横に座っております...全文を見る
○大塚耕平君 ありがとうございます。
○大塚耕平君 私はいいです。
○大塚耕平君 加えて、委員の先生方のお手元には今日は資料はないんですが、配付が始まった国債関連資料、その五番目の資料は、マネタリーベースと日本銀行総資産の対名目GDP比率ということで、これは毎月分出ているわけです。五月末は、マネタリーベースの対名目GDPが六二%、日本銀行総資産の...全文を見る
○大塚耕平君 先ほどの風間さんの質問、それからこのGDP比率に上限を設けていないということ等々を含めて、日銀の今の政策目標を達成するためにはどこまでも努力をしていくということは理解しつつも、一方ではリスクもあるということは、それはもちろん総裁も御理解いただいているということでよろ...全文を見る
○大塚耕平君 その上で、今日通告してある質問に移らせていただきたいと思います。  先週、衆議院の財務金融委員会で、総裁は為替相場についてコメントをされて、マーケットが随分動きましたけれども、あの委員会で言わば特定の為替水準に言及するのと同様の効果を有する発言をあえて行われたのは...全文を見る
○大塚耕平君 いえ、普通はそういう質問をされると、特定の為替水準についてのコメントは差し控えさせていただきますというのが定番の御回答ですが、それと違う答弁をされたのはなぜでしょうか。
○大塚耕平君 ということは、今後は、実質実効為替レートについては質問申し上げたら水準についてコメントしていただけるということでよろしいですか。
○大塚耕平君 今の御答弁を一応受け止めさせていただいた上で次の質問をさせていただきますが、委員の皆様方のお手元には日銀の物価安定目標の達成時期に関するコミットメントの変遷ということで、これも二月に配らせていただいたんですが、四月の三十日に新しい展望レポートが作成され五月一日付けで...全文を見る
○大塚耕平君 ここのくだりが原油だということを今明確にしていただいたので、より理解しやすくなりました。  しかし、そうであったとしても質問の本質は変わらないわけでありまして、今ゼロ%のものが、一六年度前半というとちょうど一年後ですから、これが二%になるということは、これどういう...全文を見る
○大塚耕平君 四半期ごととかの見通しは精査していないというのは、それはよく理解できますが、そこで、さっきの為替の話と関係してくるんですけれども、なぜ為替の話をお伺いしたかというと、今の水準から一年後に二%に達成していくのに、円安効果も期待しながらでなければこれは相当難しい上昇ピッ...全文を見る
○大塚耕平君 いやいや、そこまで聞いていないです。止めてください。
○大塚耕平君 よく分かりました。巧みに為替についての質問に対する答弁は避けたというのがよく分かりましたので。  だから、繰り返しお伺いしたいのは、日銀が政策目標実現のために努力をしておられるのは分かります。しかし、これ、だんだん後ずれしてきて、二〇一六年度前半、あと一年後ですか...全文を見る
○大塚耕平君 事前にお伝えしてある二番目の質問をお伺いします。  出口戦略に向かう手段として、マネタリーベースの縮小以外にどのような手段があるかと。どのような手段かということについてはもう御答弁結構ですので、その中でも、準備預金に対する付利、過剰準備に対する付利を引き上げるとい...全文を見る
○大塚耕平君 可能性としてはあるということですが、私はこの段階で反対をしておきます、付利を、水準を引き上げるということについては。  二月の質疑の中でもお伺いして数字を述べていただきましたが、過剰準備に対してこれまでに既に、一四年度上期までに二千二百五十六億円の不労所得が金融機...全文を見る
○大塚耕平君 終わります。
07月28日第189回国会 参議院 我が国及び国際社会の平和安全法制に関する特別委員会 第3号
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○大塚耕平君 民主党・新緑風会の大塚耕平でございます。委員長、どうぞよろしくお願い申し上げます。  今回のこの法案は、武力を行使する、理由はどうであれ、戦争をするかしないかということを議論している法案でありますので、日本に正当性が仮にあろうとも、武力行使をすればその相手国で民間...全文を見る
○大塚耕平君 今の答弁をテレビを御覧になっている皆さんにお分かりいただけるように簡単に申し上げますと、条件さえ整えば、我が国は、我が国を攻撃していない国に対しても、攻撃の意思がないと言っている国に対しても、攻撃をすることがあるということを遠回しに答弁しておられるんです。──いやい...全文を見る
○大塚耕平君 こういうやり取りになるので繰り返しません。要するに、条件が整えば、要件を満たせば、我が国を武力攻撃していない国や我が国に対する攻撃の意思のない国に対しても我が国は武力行使することがあり得るという、そういう法案なんです。  おまけに、今委員長席に座っておられる佐藤理...全文を見る
○大塚耕平君 総理、中谷大臣、今日午前中に佐藤理事が、この武力攻撃事態と存立危機事態のこのベン図の関係、こういうのをお示しになりました、テレビでもし御覧になれれば。(資料提示)武力攻撃事態等から少し存立危機事態がはみ出した形で、これは正しいというふうにおっしゃって議論が成り立って...全文を見る
○大塚耕平君 いや、それはちょっと違うと思います。予測事態も入っていますでしょう。ちょっと答弁し直してください。
○大塚耕平君 これは佐藤理事にも聞いていただきたいので、是非よろしくお願いします。  つまり、この赤いところは、現に武力攻撃を受ける、あるいは切迫している、予測をされる事態まで含んでいるわけです。存立危機事態はそれをはみ出ているということは、予測もされない事態でも存立危機に該当...全文を見る
○大塚耕平君 今、素直に答弁していただきました。  だから、理由はどうであれ、外形上、この二番目とか三番目、一番目もそうですけれども、それから今日の午前中の審議で大変参考になったこの武力攻撃事態等と存立危機事態のベン図からすると、さらに、我が国に対する攻撃の意思がない国、そして...全文を見る
○大塚耕平君 そうすると、総理、この二番目や三番目、あるいは先ほどの佐藤理事の資料から推測できる、我が国が、理由はどうであれ新三要件に該当したといって武力攻撃もしていない国に対して、我が国にですよ、あるいは攻撃の意思がないと言っている国に対して、あるいはそういうことも予測すらでき...全文を見る
○大塚耕平君 先ほども申し上げましたが、衆議院の議事録全部読ませていただきましたので、総理の今の国連憲章云々のくだりも何度も拝読しました。つまり、他国の先制攻撃を追認することはないというそこのくだりは、その先制攻撃に何らかの正当性があれば、それは先制攻撃に該当しないという前提で今...全文を見る
○大塚耕平君 そこは聞いていません。
○大塚耕平君 推測しなきゃいけない。
○大塚耕平君 国民の皆さんも御理解いただけるものと期待をいたしたいと思います。つまり、意思がないと言っている国でも、意思があるかもしれないと日本国政府が、今推測ですよねと言いましたら、そうですと総理おっしゃいましたが、日本国政府が推測をして、国民にそのエビデンスを、証拠を示してい...全文を見る
○大塚耕平君 総理が今ちょっと席を外されておられますが、お戻りになったときにすぐ議論に入れるように中谷大臣に更問いをしておきますが、つまり、「直接侵略及び間接侵略に対し」というのを削ったのは、これが残っていると直接侵略、間接侵略以外のことに対応できないからこれを削ったわけですよね...全文を見る
○大塚耕平君 いや、だから、そういう御答弁されていると、テレビを見ていらっしゃる皆さんはなかなか御理解が進まないと思うんですよ。  だって、これは中学生の皆さんに恐縮ですが、中学生の皆さんの国語力があれば理解できると思いますよ。つまり、「直接侵略及び間接侵略に対し」というこの文...全文を見る
○大塚耕平君 総理にお伺いします。  今議論していたのは、直接侵略、間接侵略をわざわざ削ったというのは、それ以外のことにも対応するためだというところまでは、今、中谷大臣がお認めいただきました。そして、今回の法律で入ってきているのは存立危機事態とか様々な新たな事態が入ってきている...全文を見る
○大塚耕平君 そんなに私は論理矛盾したことをお伺いしていないと思うんですが。  それでは、少し議論を深めるために、従来の間接侵略の定義は何だったんですか、中谷大臣にお伺いします。
○大塚耕平君 昭和四十八年の当時の山中防衛庁長官の御答弁以来、そういう内容になっています。つまり、内乱、騒乱を想定しているわけですね、間接侵略、まあ外国の教唆があった場合ですけれども。直接侵略、間接侵略、それらに該当しないケースに今回対応したいとお思いになっているからこれを削って...全文を見る
○大塚耕平君 目的はどうであれ、先ほどの三枚目をちょっともう一回出していただいて、外形上、我が国が先制攻撃をするようなことを追認する、そういうことを含んでいる内容だからこそ、皆様方がお考えのことは憲法九条で鍵を掛けられていたわけですが、その鍵を今回は、通常の鍵、鍵穴に鍵を差して開...全文を見る
○大塚耕平君 そういう検討がなされること自体はもちろん否定はしません。しかし、総理、国民の皆さんの理解が進まない理由は、今日何度もほかの委員もおっしゃっておられましたが、もっと率直に、正直にいろんなことをお認めになられた方が議論も深まるし、反対の人も増えるでしょうけれども、中には...全文を見る
○大塚耕平君 いや、つまり、今回の法案は、場合によっては、諸条件に合致すれば、新三要件に合致すれば、ただし、その新三要件は総合的判断とかいろいろおっしゃるので、さっぱり分かりませんけれども、それらに該当すれば、つまり、弾が飛び交う戦場や戦闘行為に自衛隊の皆さんにも参加をしていただ...全文を見る
○大塚耕平君 私の勘違いで、質問時間がまだ十分ありましたので、続けさせていただきたいと思います。  私は、冒頭申し上げましたように、こういう検討が行われるのはそれは当然だと思いますよと申し上げました。それから、与党席の皆さんからも、佐藤理事からも、それは戦闘なんだから当然だろう...全文を見る
○大塚耕平君 リスクは高まる、衆議院での説明はミスリードかもしれないということはお認めいただけませんでしたが、やはりリスクは高まるというふうに私たちは認識をしておりますので、その認識を前提に今後の議論を深めさせていただきたいと思います。  最後の質問ですが、外務大臣にお伺いしま...全文を見る
○大塚耕平君 これ、タイトルは、ミサイル攻撃があった後はアメリカの防衛のために日本は北朝鮮を攻撃すると、これはインターナショナル・ビジネス・ニュースのタイトルです。それからCNNは、日米の新しいガイドラインはアメリカ及びその他の国を防衛することを日本に許容すると。  なぜ今日こ...全文を見る
○大塚耕平君 この発言で最後にしますが、国際法と憲法解釈を区別して理解する必要がある、そう主張する根拠は何かと聞いたら、全くお答えいただけませんでした。  この話は今後もずっと聞き続けますが、例えば日米安保条約ですら、日米安保条約はこれは国際法です。国際法の一部を形成しています...全文を見る
08月11日第189回国会 参議院 我が国及び国際社会の平和安全法制に関する特別委員会 第9号
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○大塚耕平君 民主党・新緑風会の大塚耕平でございます。  今日は、また委員長に御指導いただきたいと思っております。よろしくお願い申し上げます。  今日は、お忙しいところ官房長官にもおいでいただいておりますので、早速お伺いしたいんですけれども、総理が広島、長崎での御発言の中で、...全文を見る
○大塚耕平君 誤解を受けないようにということであられたんですけれども、やはり広島のときにはお触れにならない、長崎ではお触れになったというここのいきさつと、御本人がどういうお考えでそういう御判断と対応をされたのか、これは非常に大きな問題だと思いますので、是非理由を総理から聞いていた...全文を見る
○大塚耕平君 次に、その非核三原則なんですが、これは外務大臣にお伺いしたいんですが、我が国の非核三原則というのを改めてちょっとここで御紹介いただきたいんですが、非核三原則とは何でしょうか。
○大塚耕平君 せんだっての当委員会で、今回の法案に絡んで、日本の自衛隊が核兵器を輸送できるのかどうかということが一つ議論の的となりました。  今、岸田大臣がおっしゃっていただいたとおりの内容が非核三原則ですから、核兵器を輸送するかしないかということと非核三原則は何ら関係がないと...全文を見る
○大塚耕平君 もう一度お伺いします。  今おっしゃった内容は私も全く共有しています。持たず、作らず、持ち込ませずですね。それと、この法案が仮に成立した後に、自衛隊が集団的自衛権の発動によって米軍と協力ないしは他の国の軍隊と協力して対応するときに、核兵器を輸送するかしないかという...全文を見る
○大塚耕平君 今日は六十分いただいておりますが、六十分あるとはいっても時間はどんどん過ぎていきますので、もう一回だけお伺いします。  我が国の非核三原則と我が国が海外でこの法案成立後に核兵器を輸送するしないの問題、そして、そんなことはあり得ないと両大臣も総理もおっしゃっておられ...全文を見る
○大塚耕平君 もう一回だけお伺いしますので、委員長におかれては是非よろしくお裁きをいただきたいと思います。  私は、皆さんがそんなことは絶対にあり得ないとか我が国が核兵器を輸送することはしないというふうに御答弁しておられること、それは当然のことだと思いますし、御評価を申し上げま...全文を見る
○大塚耕平君 もう一度だけお伺いします。  核兵器を輸送しない、そんなことはあり得ないという皆さんの御判断は当然のことだと思いますし、それを聞いて私も安心しました。  さりながら、それはなぜかということに関して、せんだっての委員会から非核三原則があるからだという趣旨のことを説...全文を見る
○大塚耕平君 それでは、委員長にお願い申し上げます。  今、関係があるかないかという質問に対して、関係があると明確に御答弁いただいたので、これで一歩進むんです。そういう御答弁を最初からしていただいたら大変有り難いんです。  関係があるというふうにおっしゃいましたので、非核三原...全文を見る
○大塚耕平君 それでは、次に防衛大臣に、今日は防衛省の、これは技術研究本部の防衛省規格目録というのを持ってきていただいていると思うんですが、私も初めて今回これ勉強させていただきました。その中にいろんな防衛省の機材の分類がされているんですが、アルファベットで規格記号Y、これは武器に...全文を見る
○大塚耕平君 ありがとうございます。私も初めて興味深く拝見をさせていただきました。  その分類番号Yのところを今打ち出して私も持ってきておるんですが、分類基準、弾薬は共通基準から始まって、火薬、弾薬という分類とか、あるいは信管、火管、雷管とか、幾つか分類がございます。そのうち最...全文を見る
○大塚耕平君 目的が違うのは私も理解しておりますので、例えばここの分類上出てきているクラスター弾とかは、だから、こういうものを運ばないとこの間はおっしゃったという理解でいいですね。提供しないということをおっしゃったと。
○大塚耕平君 この分類の中をずっと見ていきますと、さらにロケット弾、ミサイルのところで、弾道弾、弾道ミサイル、巡航ミサイルというもの、分類上出てくるんですが、こういうのは持っていないということでよろしいですよね。分類上は出てきますけれども、自衛隊は巡航ミサイルを持っていないんです...全文を見る
○大塚耕平君 委員長、私もこれ初めて拝見したんですが、大変興味深く、また勉強にもなるんですが、今お聞きいただいたように、本来持っていないものも、これはあくまで規格の分類上の話ですから、全部列挙されているんですね。ただ、素人が見ますと、これ持っているから列挙しているかのようにも見え...全文を見る
○大塚耕平君 その武器に関係してちょっとお伺いしたいんですが、せんだって、劣化ウラン弾とかクラスター弾は提供しないということをここで御発言になられて、それはそれでなるほどなと思って聞いておったんですけれども、ところが、戦闘準備中の戦闘機とかには給油をし得るという御説明を政府からい...全文を見る
○大塚耕平君 中谷さん、ちょっと質問の趣旨が違いまして、給油はするわけですから、その給油をしようとしている戦闘機が、別に日本のものじゃないです、その戦闘機の保有者である軍の武器や弾薬として既に戦闘機がクラスター弾や劣化ウラン弾を装備していたら、それに給油をするということは事実上そ...全文を見る
○大塚耕平君 是非そうしていただきたいと思うんですが、私どもは、今回の法案はもう憲法違反ですから廃案を目指しております。一方、皆さんはこれを成立を目指しておられますので、これ成立してしまった場合にはやはりその運用というのが大変重要なポイントになってまいりますので、戦闘機に給油する...全文を見る
○大塚耕平君 次に、衆議院で維新の党の太田和美議員が御質問された防衛白書の英訳の問題についてお伺いしたいと思います。  これは御存じない方もひょっとするといらっしゃるかもしれないので簡単に申し上げますと、防衛白書の平成二十五年度版と二十六年度版は、専守防衛について日本語では全く...全文を見る
○大塚耕平君 平成二十六年度版に関しては、その大事な新三要件の第一要件の後半部分、存立危機事態はこういうものであるという説明が英文では一切入っておりませんけれども、それを入れなかったのはなぜなんでしょうか。
○大塚耕平君 委員長、今聞いていただいて、御理解いただければ幸いでございますけれども、白書については、平成二十五年度版、二十六年度版、そして二十七年度版が今月皆さんの手元に配られていますが、専守防衛のところの説明は日本語では全く一緒です。ところが、英語では二十五年度と二十六年度と...全文を見る
○大塚耕平君 それでは、是非よろしくお願いをいたします。  次に、お手元に今日は参考資料を一枚配らせていただいております。  自衛隊法の三条、七十六条、八十八条。せんだっては三条と八十八条をパネルにしてお示しをしましたが、どうももうひとつ、岸田大臣、中谷大臣にも重要な問題意識...全文を見る
○大塚耕平君 おっしゃっている趣旨は理解できます。  さりながら、その法文上の文章からも読み取れることがいっぱいありますので、要するに、三条は「直接侵略及び間接侵略に対し」というものを削るわけですから、つまり、侵略以外のことにも今後は対応するという趣旨でここを削るという理解でよ...全文を見る
○大塚耕平君 つまり、侵略以外に存立危機事態にも対応するということを今おっしゃったわけであります。  七十六条は先般お示ししなかったので今日改めてお示しをしておりますが、赤いところを削って青いところを付け足しているわけであります。赤いところは七十六条の一項の一号とほぼ一緒であり...全文を見る
○大塚耕平君 誠実にお答えいただいていると思うんですが、議事録を読んで後世の人たちはいろいろ判断をされますし、国会外の国民の皆さんも御関心を持ってお考えになりますので、もう一回端的にお伺いします。  今回政府が新たに定めようとしている存立危機事態は、侵略ではありませんね。
○大塚耕平君 一応お答えいただいていると思いますが、立場が違いますので問題意識も違います。侵略ではない行為に対して我が国は武力行使をするかもしれないということを今明確にお認めになったわけで、それは、私の立場としては反対でございます。  その上で申し上げますけれども、八十八条は今...全文を見る
○大塚耕平君 もう一回お伺いします。  まだ今現行法が生きていますので、現行法において八十八条の「わが国を防衛するため、」というのは、侵略に対する行為だというふうに理解してよろしいですね。
○大塚耕平君 いや、ここがポイントなんですけれども、つまり、今回八十八条を皆さんは改正しなかったんです。八十八条は、これは侵略に対する我が国防衛のための防衛出動、武力行使を定めているわけであります。ところが、三条と七十六条を今回改正することによって、侵略行為ではない武力行使事態に...全文を見る
○大塚耕平君 おかしくないというのは皆様方のお立場です。我々の立場、あるいは法律を真摯に読み解いていく立場からすると、八十八条の現行法における行動の目的と、これから改正後の内容が変わるわけですから、ここはやはり八十八条も何がしかの加筆をするのが本来の対応ではないかというふうに思っ...全文を見る
○大塚耕平君 次に、先ほども申し上げましたが、これはお世辞でも皮肉でも何でもなく、総理がいらっしゃらない方が議論がちゃんとかみ合って進むんです。岸田大臣も中谷大臣も要所要所では短い言葉できちっとお答えくださるので、やっぱり、我々立場は違いますけれども、ちゃんとそれぞれが正直に主張...全文を見る
○大塚耕平君 岸田大臣、今年か去年のこの予算委員会で、国際法における定義を確定する、オーソライズする組織はどこなんでしょうという質問をしたことが私あるんですけれども、大臣はもういろんな質問者にお答えになっておられるので御記憶にないと思いますが、そのとき多分意味を正しく御理解いただ...全文を見る
○大塚耕平君 中谷大臣のところに今答弁書が差し込まれましたけれども、後方支援しないでくださいね、ここで答弁に立っていただく必要はありませんので。  岸田さん、先制攻撃については定義がないんですよ。つまり、皆さんは、それは先制攻撃じゃないと。なぜならば、違法性阻却事由で行動の根拠...全文を見る
○大塚耕平君 宣戦布告するんですかと聞いているんです。
○大塚耕平君 委員長、質疑のやり取りを聞いていただいて御理解いただいていれば幸いでございますけれども、違法性阻却事由云々というところは私も理解しております。  その上で、我が国が集団的自衛権に基づいて武力行使をする場合、武力行使の対象国が我が国に対して武力攻撃を現にしていない状...全文を見る
○大塚耕平君 いずれにいたしましても、先ほどの書面での回答は是非求めたいと思いますので、委員長、よろしくお願いいたします。
○大塚耕平君 岸田さんと中谷さんは、本当繰り返しで恐縮ですが、きちっと御答弁いただいているので議論がかみ合います。かみ合いますが、やはり国際法上他国には例のない、国際法上誰もオーソライズをしていない限定的な集団的自衛権というものを行使するという今回新機軸を打ち出しておられるので、...全文を見る
○大塚耕平君 もう一度だけ読み上げて説明をさせていただきますので、私は矛盾があると思いますので、理事の皆様方におかれても、若干で結構ですから、御協議をいただきたいと思います。  集団的自衛権を根拠として一定の要件が整えば、要請とか同意も含めてあった場合には、新三要件に基づけば武...全文を見る
○大塚耕平君 私は、もう一度申し上げますけれども、最後のところに、これがただ自衛権と書いてあるのではなくて、「その場合に我が国が国際法上集団的自衛権を根拠とする「武力の行使」を行うことはできない。」と書いてあるところがみそだと思っておりまして、だから、皆さんが言っておられるその限...全文を見る
○大塚耕平君 委員長に御指名いただきましたので、質問させていただきます。  お配りをした紙には、専守防衛の定義が書いてあります。これは、先ほど申し上げました防衛白書にも載っている専守防衛の定義であります。文章は、二十五、二十六、二十七と日本語は全部一緒ですけれども、英語は二十五...全文を見る
○大塚耕平君 従来と全く変わりはないという淡泊な書面でも結構でございますので、委員長にお願いをしたいのは、専守防衛の定義について、委員会での議論を論理的にそしゃくをする限りは定義が変わったというふうに理解せざるを得ないので、専守防衛の定義は変わったのかどうかということについて資料...全文を見る
○大塚耕平君 私の持ち時間あと一分ですので、最後に中谷大臣に一問だけお伺いをしたいと思います。  今日も通告をさせていただいておりますけれども、中谷大臣は衆議院でもよく、我が国の存立危機事態はどういう状況かという質問に対して、「武力攻撃を受けた場合と同様な深刻、重大な被害」とい...全文を見る
○大塚耕平君 終わります。
08月26日第189回国会 参議院 我が国及び国際社会の平和安全法制に関する特別委員会 第13号
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○大塚耕平君 民主党の大塚耕平でございます。  委員長におかれては、本日も御指導よろしくお願い申し上げます。両大臣もよろしくお願い申し上げます。  大野議員の質疑を聞いておりまして、邦人が乗っている艦船等に対してどう対応するのか、この問題を少し私も質問させていただきたいと思い...全文を見る
○大塚耕平君 おっしゃるとおりでございます。以前もちゃんとお答えいただいていますので。  私は、総理がこの邦人が乗っているアメリカの輸送船等の危機に際して我が国自衛隊がどう対応するのかということに関して御説明になったときに、私自身は、自衛隊法七十六条の防衛出動、この「我が国を防...全文を見る
○大塚耕平君 大野議員が御提示くださった資料をちょっと使わせていただいて恐縮なんですが、大野議員の資料の二枚目の左側の事例に、昨年六月六日の外務省の局長の答弁がございます。私自身はこの答弁的な認識を持っておりますので、先ほど来あるいは予算委員会での質問につながっているわけなんです...全文を見る
○大塚耕平君 確かに、これが日本のかなり遠隔地で邦人の乗っていらっしゃる例えば客船等がそういう事態になったときには、当然、当該海域の国々の警察とか、あるいは何らかの対応を期待をしたいところなんですが、当然、自衛隊がそんな遠くまでは行けませんし、一般に海外派兵は禁止されているとずっ...全文を見る
○大塚耕平君 委員長にお願いを申し上げたいんですが、今回の法案は、テロなどにも対応することを想定しつつ、まさしく現下の我が国の置かれている状況に現実的に対応しようということだというふうに与党の皆さんも一生懸命説明をしておられるわけですから、私がお伺いしたいのは、日本領海及び領海に...全文を見る
○大塚耕平君 その上で、今日の質問に移らせていただきますが、岸田大臣、先ほど国際法上の国家の三つの要素を聞かせていただきましたけれども、この法案で皆さんが導入したい、使用したいと言っておられる限定的な集団的自衛権というのは、国際法上の概念でしょうか。
○大塚耕平君 もう一回、お伺いします。  今、そういう用語はないという最後のところは明確にお答えになりました。そういう概念は国際法上ありますか。
○大塚耕平君 国民の皆さんの理解を深めるためには、例えば、今日、傍聴席に来てくださっている、聞いていただいている国民の皆さんが明確に理解できるように御答弁いただきたいんですね。  限定的な集団的自衛権というのは、そういう用語は、国際法上ないとおっしゃいました。そういう概念は国際...全文を見る
○大塚耕平君 概念があると今おっしゃった、その根拠をお示しください。
○大塚耕平君 もう一回だけ私、聞きますが、せっかく傍聴席の皆さんもいらっしゃるので、岸田大臣には思い出していただきたいと思いますが、一昨年から、密接な関係にある国とはどういう国かというやり取りを何度もさせていただきました。私は、例えば、日米安保条約があるのでアメリカがそういう国に...全文を見る
○大塚耕平君 密接な関係にある国というのも、当初はニカラグア事件のICJの判決に書いてあると主張していたけど、書いていなかったということが明らかになって、結論は変えずに、それは政府の判断ですというふうにおっしゃり始めました。  この限定的な集団的自衛権、私は予算委員会では、自国...全文を見る
○大塚耕平君 質問時間も限られているので、委員長にお願いを申し上げます。  限定的な集団的自衛権、自国のための集団的自衛権というものは、私自身は国際法上根拠がない。したがって、他国で我が国のこの議論がどういうふうに報道されているかというと、あたかも政府の言うところのフルスペック...全文を見る
○大塚耕平君 限定的な集団的自衛権、それは、皆さんの御説明は自国のための集団的自衛権という概念ですから、自国防衛のための。ずっとこの委員会や予算委員会で議論されていますのは、国連憲章五十一条に言う集団的自衛権は他国を防衛するために武力を行使する権利ですから、政府のおっしゃっている...全文を見る
○大塚耕平君 防衛大臣は、シャングリラ会合等で、法の支配の三原則ということをおっしゃっておられますが、この法の支配の三原則、三つ、簡単にお話しください。
○大塚耕平君 ありがとうございます。  今、一番目に、国際法にのっとってとおっしゃったんですね。だから先ほどの質問にもなっているんです。国際法上の根拠のない新しい概念を導入しようとして無理をしているから、いろんな矛盾が生じているんですね。したがって、何が起きているかというと、幾...全文を見る
○大塚耕平君 簡単に言うと、原則的にはできないが例外的な事態ではそれも否定しないという、こういう御答弁だったと思います。  総理は、一昨日の御答弁ではちょっと二転三転したような気もするんですが、今私が申し上げた理解で、総理も防衛大臣も同じだということでよろしいですね。
○大塚耕平君 そこで、事態対処法の三条四項でありますが、皆さんのお手元に資料として一枚お配りをしていると思います。  ここで存立危機武力攻撃を排除するに当たってどう対応するのかということが定められているわけでありますけれども、法制局長官にもう一回、過去に御答弁いただいていること...全文を見る
○大塚耕平君 同様の質問を、じゃ、防衛大臣に。  我が国は策源地攻撃能力は持たないということでよろしいですね。
○大塚耕平君 三条四項は、「存立危機武力攻撃を排除しつつ、その速やかな終結を図らなければならない。」とまず前段で書いてありますが、「その」の「その」は、大臣、何ですか。
○大塚耕平君 存立危機事態の速やかな収束を図らなければならない。同時に、七月二十八日のこの場でも衆議院の答弁を皆さんに御説明させていただきましたが、新三要件に該当する場合には、現に日本を武力攻撃していない国ないしは日本を武力攻撃する意思はないと表明している国に対しても、繰り返し言...全文を見る
○大塚耕平君 そこで、今までにないアプローチでと申し上げたのは、その次の、その「存立危機武力攻撃を排除するに当たっては、武力の行使は、事態に応じ合理的に必要と判断される限度においてなされなければならない。」と、この最後のくだりを今までの審議はずっと必要最小限の武力行使しかしないと...全文を見る
○大塚耕平君 大臣、ここは別に引っかけ質問をしているつもりはありませんからね、防衛大臣としてしっかりお考えいただきたいんですが、武力行使があった場合には分かりますよ、その場合には、確かにミサイルを撃ち落とすとかそういう能力を、現に今防衛網持っているわけですから、行使すればいいと思...全文を見る
○大塚耕平君 もう一回聞きます。  だから、今の御答弁は是とします、理解しています。だから、このまま法律を施行すると、この三条四項の、事態に応じ合理的に必要と判断されるその限度の武力を行使できない。何しろ持っていないわけですから。どうするんですか、この矛盾を放置したまま三条四項...全文を見る
○大塚耕平君 想定していないですが、この条文は存立危機武力攻撃を速やかに終結をさせろといって政府に義務を課す法律なんですよ。武力攻撃が現にある場合は、これはもう個別的自衛権の世界ですから集団的自衛権は関係ないんですよ。  だから、この国が、日本には武力攻撃していない、ただし日本...全文を見る
○大塚耕平君 今のは個別的自衛権の話です。ミサイル飛んできたやつ迎撃するのは当たり前です。  是非、この三条四項をこのまま施行すると、皆さんの持っている能力と法律によって課される義務に矛盾が生じるということは、これは認識してもらっているということでいいですか。
○大塚耕平君 時間もありませんので、委員長にお願いします。  この三条四項をこのまま施行すると法の義務を果たせない事態が生じるかもしれないので、どう対処をするのかということについての政府の統一見解を求めたいと思います。  私は、今日、岸田さん、中谷さん、是非お聞き届けいただき...全文を見る
○大塚耕平君 自国のための集団的自衛権という世界に例のない新しい概念を我が国単独の判断で今導入しようとしているんです。だから、いろんな矛盾が生じているんです。その矛盾が生じていることは二つの現象で起きています。  一つは、法理上は可能なことがいっぱい想定されるんだけれども、そこ...全文を見る
09月14日第189回国会 参議院 我が国及び国際社会の平和安全法制に関する特別委員会 第20号
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○大塚耕平君 民主党の大塚でございます。  まず、豪雨、洪水災害の被害に遭われた皆様方にお見舞いを申し上げますとともに、阿蘇山も噴火したという報道でございます。政府には災害対策に万全を期していただきたいと思います。  まず最初に、通告はしておりませんが、維新の小野議員にお伺い...全文を見る
○大塚耕平君 岸田大臣にお伺いします。  限定的な集団的自衛権の行使という、日本と同様の考え方をしている国はありますか。
○大塚耕平君 世界的に異例だということですね。
○大塚耕平君 国際法の概念の一部を切り出して使うということを担保している国際法は何ですか。
○大塚耕平君 いや、五十一条の概念の一部を切り出して使っていいということを国際法上の常識的な考え方だということを保障している国際法は何ですか。
○大塚耕平君 じゃ、国連に国連憲章や国際法の定義や解釈を行う部署はありますか。
○大塚耕平君 それでは、今回の判断をICJに諮りましたか。
○大塚耕平君 一方、国連法務局に関しては、今大臣は行為の有権解釈権はないとおっしゃった。行為じゃないですよね、今回、国連憲章五十一条の概念を勝手に一部切り出して自国のための集団的自衛権という概念をつくったわけですから。  法務局には聞きましたか。
○大塚耕平君 法務局に聞きましたか。
○大塚耕平君 聞かなかったんですね。
○大塚耕平君 まず、私たちと根本的にそこも考え方が違います。国連憲章五十一条の概念を日本の考えで切り出して使うというんですから、やっぱり法務局なり国連と協議をするべきだったと思います。  次の質問伺いますが、佐藤栄作総理大臣の個別的自衛権に関する昭和四十三年の考え方を中谷大臣に...全文を見る
○大塚耕平君 それでは、昭和五十八年の中曽根総理の個別的自衛権に関する考え方をお伺いします。
○大塚耕平君 そうすると、(資料提示)お手元の資料のこの丸印が付いているところが、今、日本が個別的自衛権を行使できる範囲という理解でよろしいですか。
○大塚耕平君 じゃ、佐藤総理のこの丸印のところは間違いということですか。
○大塚耕平君 日本国内で武器が使用されているということを前提に佐藤総理は答弁されているので、今の御答弁違うと思いますので、確認を求めます。確認してから御答弁してください。
○大塚耕平君 だから、この三つの丸印はこれで間違いないですねと聞いているんです。もうこれ、過去にこのパネル使っていますから、大臣。
○大塚耕平君 佐藤総理は、日本国内の米軍が攻撃されたときには日本国内で武器が使われているわけだから、こういうケースは丸だとおっしゃったと理解していますが、それでよろしいですか。
○大塚耕平君 佐藤さんの答弁を解釈すると、それは日本が攻撃を受けているのと同様な状態だと総理はおっしゃったということだと思います。いずれにしても、このパネルは過去に法制局長官もこれで間違いありませんと何度も使っていますので、話進めます。  そうすると、歴代総理は、憲法上の制約か...全文を見る
○大塚耕平君 それでは、他国内について伺います。  海外派兵に関する基本方針をお答えください。
○大塚耕平君 海外に攻撃あるいは派兵するということについては、原則としてしないということでよろしいですね。もう一回、総理にお伺いします。
○大塚耕平君 そもそも他国内で活動できるかどうかという能力に関して、八月二十六日の私の統一見解要求に対して御回答をいただきました。その内容について防衛大臣に解説をしていただきたいと思います。
○大塚耕平君 今回、たくさん政府統一見解を要求しましたが、これはきちっとお答えいただいたと思います。  他国における日本の武力行使は、法律的には可能だができないのか、法律的には可能だがやらないのか、どっちでしょうか。
○大塚耕平君 先ほど我が党の北澤理事も、法理上の問題と政策上の問題のそごが非常に問題だと御指摘されました。  もう一回聞きます。他国における日本の武力行使は、法律上はできるんだけれどもやらないのか、法律上は可能だができないのか、どっちでしょうか。
○大塚耕平君 もう一回聞きます。法律上できないということですね。
○大塚耕平君 同じ質問を、総理として確認答弁を求めたいと思います。
○大塚耕平君 一般的には理解できましたが、例外的には、しかし、条件が整えば他国内で武力行使もできるということですね。
○大塚耕平君 せんだって、事態対処法三条四項の策源地攻撃能力について中谷大臣はどのように答弁されましたか。
○大塚耕平君 法律上は例外的には可能だけれども、能力的、物理的にはできないということですね。
○大塚耕平君 それでは、今後そういう能力は持つんですか、総理。
○大塚耕平君 先々持つ可能性はありますかとお伺いしました。
○大塚耕平君 いずれにしても、例外は相当例外ですから、他国内では原則として武力行使はしないということでよろしいですね。もう一回確認させてください。
○大塚耕平君 以上を踏まえて、もう一回防衛大臣にお伺いします。  他国内での武力行使は、法理上はできるけどやらないのか、法理上はできるけどやれないのか、どっちですか。
○大塚耕平君 いや、今、最後、想定していないとおっしゃったので、やらないんですか、やれないんですか。
○大塚耕平君 装備については今はとおっしゃったので、もう一回、総理に聞きます。  先々はそういう能力を日本は持つ可能性はあるんですか。
○大塚耕平君 今の御答弁でも、先ほどの北澤理事の御懸念が的確であることが証明されたと思います。  例外的な場合に第三国に行くことがあり得るというのは、それは存立危機事態のケースですね、防衛大臣にお伺いします。他国内に例外的に行くことがあり得るわけですか。
○大塚耕平君 見通せる範囲内における、今の御答弁は分かりました。だから、見通せない先々においては、他国を武力攻撃する能力を持つ可能性についてはないとは言い切れないということですね。
○大塚耕平君 そうしますと、原則としては他国内ではやらない、見通せる範囲内においてはとおっしゃっているので、その他国内のところはバッテンなんですよ、言ってみれば。  残るは、公海上で、日本が攻撃を受けていないけれども、他国、密接な国が何らかの攻撃を受けた場合のケースですね。これ...全文を見る
○大塚耕平君 防衛大臣、それはホルムズの話ですか。
○大塚耕平君 公海上の邦人救護の方針はどうなっていますか。ちょうどここに該当すると思うんですけれども。
○大塚耕平君 公海上で邦人が乗っている船が、例えば米艦に乗っていたときの邦人救護の方針はどうですかとお伺いしたんです。
○大塚耕平君 でも、日本人が乗船していても救護しない場合があるというのはこの間の大野議員への答弁で認めていますから、助けない場合があるということですね。
○大塚耕平君 これ、国民の皆さんにとっては、この法案の肝の一つですよ。  邦人が救護されるかどうかについて、八月二十六日の統一見解要求で回答をくれました。この回答について、御説明ください。
○大塚耕平君 日本人を救護するかどうか確定的なことを申し上げることは困難だというこの問題は、午後、また引き続き質問させていただきます。
○大塚耕平君 総理にお伺いします。  阿蘇山への対応について、この時点で国民の皆さんに何か御説明できることがあれば、よろしくお願いします。
○大塚耕平君 午前に続いてお伺いします。  邦人救護に関して、公海上で危機に瀕したとき防衛出動ができるのかということに関して、政府統一見解として確定的なことを申し上げるのは困難であると、この意味について中谷大臣にもう一度お伺いします。
○大塚耕平君 しかし、相当条件が整わないと防衛出動できないということですか。
○大塚耕平君 警察能力と防衛出動の間に何かできることはございませんか。
○大塚耕平君 もう一回お伺いします。  今、両方とも、警察能力と防衛出動のことについて答えていただいたんですが、その隙間を埋める何か政府の権能はございませんかとお伺いしています。
○大塚耕平君 海上警備行動ってどういうものでしょうか。
○大塚耕平君 海保で対応できなくなってからの出動では間に合わないんじゃないんですか。
○大塚耕平君 いや、もう一回お伺いします。  そういう状況になってからの対応では、海上警備行動、間に合わないのではないですか。
○大塚耕平君 間に合わなくなる前の対応として、私どもは、維新の皆さんとも一緒に領域警備行動とか海上警備準備行動という概念を導入してはどうかと思っているわけでありますが、これについての御評価をお伺いします。
○大塚耕平君 その運用の努力の一環として、今申し上げているような概念を提案申し上げているんですが、これはきちっと通告してありますので、もうちょっとその御評価を聞かせていただきたいと思います。
○大塚耕平君 運用の改善とおっしゃったので、運用の改善の一つのアイデアでもあるんですけれども、御評価を聞かせてください。
○大塚耕平君 私どもはいいアイデアだと思うんですが、いかがですか。
○大塚耕平君 通告しておりませんが、小野議員にも一言コメントをいただきたいと思います。
○大塚耕平君 あと二つの話題を取り上げさせていただきます。  自衛隊法八十八条を今回は改正しなかったわけでありますが、八十八条の我が国を防衛するために対処すると想定している事態は何でしょうか。
○大塚耕平君 せんだっても取り上げましたが、三条は改正するわけですから、今おっしゃった存立危機事態は侵略ではないということですね。
○大塚耕平君 いや、存立危機事態は侵略ではないんですね。
○大塚耕平君 大事なところですから、端的に、存立危機事態は侵略ではないんですね。
○大塚耕平君 侵略されていない事態に対して日本から先に武力攻撃をする、外形上の先制攻撃をするということがあり得るということですね。これは岸田大臣にお伺いします。
○大塚耕平君 七月二十八日の大臣の答弁で、「これは国際法上は先制攻撃に当たることになります。」と言っておられますが、どちらかを訂正するか、もう少し詳しく解説してください。
○大塚耕平君 だから、違法性阻却事由と、国と国との間で先制攻撃であるかどうかということとは、これ別の話ですよね。概念的には別の話ですよね。これ大事なところですから。
○大塚耕平君 いや、その二国間の間において、いや、総理、これ笑っている場合じゃないですよ、ここのところは。外形的に先制攻撃になるかどうかですから。そうすると、存立危機事態の認定に関して、総理も中谷さんも、我が国に戦禍が及ぶ蓋然性ということを要件にしているんです。この戦禍が及ぶ蓋然...全文を見る
○大塚耕平君 蓋然性はどうやって証明するんですか、中谷大臣。
○大塚耕平君 いや、だから、どうやって証明するんですか。
○大塚耕平君 仮にその判断を是として日本が先に手を出せば、その国に対して、相手は反撃をする可能性が高いですよね。
○大塚耕平君 いや、だから、反撃される可能性は高いですよねと聞いているんです。
○大塚耕平君 蓋然性を判断して先に武力行使するかどうかを決め、武力行使すれば相手は反撃してくる可能性が高いですから、実際に武力衝突が起きるんですよ。結果として起きちゃうから、結局、蓋然性があったかないかって後からは分からないんですよ。  そのことを指摘した上で、最後に、先ほど他...全文を見る
○大塚耕平君 じゃ、午前中の答弁は修正ということでよろしいですね。
○大塚耕平君 いずれにいたしましても、二か月たって今日に至っても、今の御答弁を聞いていると、とても審議が十分とは思えません。我々は廃案を目指しますけれども、廃案にしないというならば、まだまだあと三か月か四か月は最低でも議論が必要だということを申し上げて、終わりにいたします。
09月17日第189回国会 参議院 我が国及び国際社会の平和安全法制に関する特別委員会 第21号
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○大塚耕平君 民主党・新緑風会の大塚耕平でございます。  私は、鴻池祥肇委員長不信任の動議に賛成の立場から討論をさせていただきます。  私も鴻池委員長を敬愛を申し上げております。大変尊敬をしております。そして、この厳しい委員会運営の中で、議場が荒れた昨日、今日の中で、私も、委...全文を見る