大塚耕平

おおつかこうへい

選挙区(愛知県)選出
国民民主党・新緑風会
当選回数4回

大塚耕平の2016年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月02日第190回国会 参議院 予算委員会 第7号
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○大塚耕平君 民主党・新緑風会の大塚でございます。  本題に入る前に、総理に、甘利前大臣の問題についての所感を、感想を一言お伺いしたいと思います。
○大塚耕平君 甘利前大臣は、辞任の記者会見の席において、逃げも隠れもしないのでちゃんと説明するとおっしゃいました。総理は、甘利前大臣は国会に出席をして説明をされるべきだと思われますか。
○大塚耕平君 約束を果たしていただけるものと思うと今総理がおっしゃいましたので、委員長にお願いを申し上げます。  甘利前大臣におかれては、予算委員会に御出席いただいて、参考人か証人のお立場でつまびらかにしていただくことを理事会で御検討いただきたいと思います。
○大塚耕平君 それでは、今日は、通告させていただいた内容に沿ってお伺いをしますが、憲法問題から入らせていただきたいと思います。  総理は、在任中に憲法改正をしたいというふうにお考えでしょうか。
○大塚耕平君 もう一度お伺いします。  在任中に憲法改正を成し遂げたいとお考えですか。
○大塚耕平君 憲法について有意義な議論をするためにも、自民党さんの改正草案、私も読ませていただきました。小川議員との質疑も聞かせていただいておりましたが、あえてお伺いします、大変興味深い草案ですので。  草案において自衛隊を国防軍と呼び変えていることの真意は何でしょうか。そして...全文を見る
○大塚耕平君 それでは、中谷大臣にお伺いします。  自衛隊と通常の軍とは何が違うんでしょうか。
○大塚耕平君 もう二、三お伺いします。  現行の第十三条の個人というところを人というふうに草案では呼び変えられたことについては、何か意味があるんでしょうか。総理にお伺いします。
○大塚耕平君 いや、これ議論を深めるために可能な範囲で御答弁いただきたいんですが、例えば第十九条、思想、信条の自由はこれを侵してはならないというのが現行憲法ですが、自民党さんの草案では、思想、信条の自由を保障するとなっています。誰が誰に対して保障するんでしょうか。
○大塚耕平君 審査会で議論したくても、審査会に必ずしも適した方ばかりではない御発言が審査会で起きておりますが、その件について総理の御感想をお伺いしたいと思います。
○大塚耕平君 総理のこの憲法問題、特に草案についての御発言のスタンスは重々今朝からのお話で理解はしておりますが、もう一点だけお伺いします。  現行憲法の九十七条、基本的人権は侵すことのできない永久の権利であるという条文を削除しておりますが、これはどうしてでしょうか。
○大塚耕平君 中谷さんの方がかみ合う議論をしていただけそうなので、中谷さんにお伺いしますが、草案には知る権利は入っていますか。
○大塚耕平君 いや、党の体質が当然政権の運営姿勢につながっていくわけですから、だからこの問題をお伺いしているんです。  知る権利は草案には入っていないんですよ。それで、QアンドAを拝読しました、私も。いや、すごいですよ、解説は。知る権利を含むこれらの人権は、まだ個人の法律上の権...全文を見る
○大塚耕平君 この知る権利の問題はほかの問題とも関係が深いのでこの後質問をさせていただきますが、憲法について最後ですが、来年度の当初予算案において憲法改正をめぐる何か調査等の予算項目は計上しておられますでしょうか。
○大塚耕平君 ということは、それらの予算項目を活用して憲法改正に向けた何がしかの行政としての、あるいは政府としての行為も行う可能性があるという理解でいいですね。
○大塚耕平君 了解いたしました。  それでは、その知る権利との関係でお伺いをいたしたいと思います。  我々は特定秘密法には反対の立場でございますが、施行されてしまいましたので、情報監視審査会が実際に去年からスタートしております。昨年の情報監視審査会への提出資料の作成、同審査会...全文を見る
○大塚耕平君 参議院の事務総長にお伺いをします。  昨年の審査において、特定秘密指定の適否を判断するために情報開示を求められたものがありましたでしょうか。
○大塚耕平君 適否を判断するために情報開示を求めるという行為自体が否決された事案はありましたでしょうか。事務総長にお伺いします。
○大塚耕平君 総理、ひもを結ばれながらでも結構なんですが、結局、審査会で適否を判断するために資料を開示して見せてくれたら、それは秘密会ですから、適とすれば秘密のままにする、そういうことを審査するためにこの審査会はあるにもかかわらず、審査会がその適否に疑義があるから資料を開示を要求...全文を見る
○大塚耕平君 しかし、国権の最高機関たる議会の、しかも秘密会として設営をされた審査会がこういう状態では、国民の知る権利にとって大きな障害になると私は思いますけれども、もう一度お伺いします、いかがお感じですか。
○大塚耕平君 私は、さりながら、議会には当然御党の議員の方もいっぱいいらっしゃる中で、御党のお考えが議決にも当然反映をされているものというふうに私は思います。したがって、御党御自身が、国民の知る権利、国民に対する情報公開に対してどういう体質を持った党であり、そして政権なのかという...全文を見る
○大塚耕平君 それは今後の審議にも当然役立ちますので、提出していただけますか。
○大塚耕平君 いや、ちょっと今の答弁は承服しかねるんですが、特別委員会の中で理事会協議となり、提出しますと防衛省担当官から言われて私はずっと待っていたわけであります。だから、予算委員会の委員長の御指示がなくても提出をしていただけますね。
○大塚耕平君 その資料を開示していただかないと、来年度予算案に例えば他国に提供が否とされる品目が例えばどのぐらい計上されているかとか、そういうことを我々は予算チェックしようがないわけですよ。  もう一回お伺いします。もうこれは提出すると当時の防衛省審議官がおっしゃって、待ってい...全文を見る
○大塚耕平君 それでは、委員長に、今の事案は十分御理解いただけているものと思いますので、予算委員会としても要求をしていただきたいと思いますが、私は当然予算委員会の要求がなくても提出していただけるものと思っております。  委員長にはよろしくお取り計らいいただきたいということをお願...全文を見る
○大塚耕平君 委員長にもちろん要求します。で、予算委員会として処理していただくのはそれで結構なんですが、大臣に、それに至らずとも御提出いただくのが本来の筋ではないですかと聞いているんです。
○大塚耕平君 いや、総理、事はこれで決着という簡単なことではなくて、知る権利との関係でこの質問をさせていただいているんですが、あの安保特別委員会も、審議に必要だから出してください、分かりました、出しますと言った資料を出さないまま強行採決をやったということを私はお伺いしているんです...全文を見る
○大塚耕平君 聞いていただいている国民の皆さんの御判断にお任せをしたいと思いますが、知る権利はまだ国民に保障するに足る権利として熟していないという解説を公にしている御党のお考えがどういうものであるかということについては、しっかりと理解をさせていただきたいと思います。  その上で...全文を見る
○大塚耕平君 一部では、軽減税率導入をやめるためにも、消費税率再引上げを断念して三方一両得みたいな話にしようという説も流れておりますが、そういうことはないですね。
○大塚耕平君 分かりました。  繰り返しですが、私どもは二月の二十三日に党の方針として今の状態では消費税率の再引上げには反対という立場を明確にさせていただきましたので、その前提でお話をさせていただきます。  先ほども財務大臣から御答弁がありましたが、税制抜本改革法第七条に明記...全文を見る
○大塚耕平君 麻生大臣にお伺いしますが、逆進性の緩和と今おっしゃったんですけれども、新聞は別にして、外食以外の食品に限定したので、食品を対象にするということはむしろ購入金額の大きい高所得者を優遇することになりませんか。
○大塚耕平君 私どもは、軽減税率導入、しかも、それが対象が食品だけということであれば十分な低所得者対策にはならないという観点から、マイナンバー制度の定着を前提に給付付き税額控除で対応すべきだという立場でありますが、マイナンバー制度及びマイナンバーシステムの準備状況、あるいは浸透状...全文を見る
○大塚耕平君 マイナンバーシステムの稼働に伴って、住基ネットシステムはどうなりましたでしょうか。
○大塚耕平君 大臣は今答弁書を読んでおられたんですけど、率直に言って住基ネットシステムが残ったということについて私はちょっと驚きだったんですが、要するに、国民の皆さんは二つずつ固有番号を持っているということでよろしいですね。
○大塚耕平君 この点については意見が違いますので、またゆっくり議論させていただきますが。  大臣にお伺いしますが、今、国民の間で、皆さんの間で困り始めているのは、個人事業主は一体マイナンバーをどういうふうに使ったらいいのかというのがお困りなんですね。法人は法人番号がありますけれ...全文を見る
○大塚耕平君 いや、大臣、ちょっと問題の論点が御理解いただけていないようなんですが、個人事業主は個人としてのマイナンバーを事業主として使うのはおかしいのではないかという御意見があるわけですよ。法人は法人番号があって、個人事業主の事業主としての立場は法人としてのお立場ですから、個人...全文を見る
○大塚耕平君 それがおかしいんじゃないですかと聞いているんです。
○大塚耕平君 今テレビを御覧になっている全国の税理士の皆さんや個人事業主の皆さんが大臣の答弁に驚いていると思います。  総理、個人事業主の皆さんがマイナンバー制度をどういうふうに使うかということについては若干これ今後工夫の余地がある、ないしは工夫をしなければならないという理解で...全文を見る
○大塚耕平君 財務大臣、いかがですか。財務大臣。
○大塚耕平君 もうこれ以上はやりませんけど、考えておりませんと言うけど、事務方はもう既に考えているんですよ。これ、個人事業主のマイナンバーの対応については工夫をしなければならない点がありますので、それを政府に強く求めておきます。  その上で、法人税改革についてお伺いしますが、法...全文を見る
○大塚耕平君 今、減収となる自治体に対してとおっしゃいましたが、減収となる自治体はどのぐらいありますか。
○大塚耕平君 総理、地方住民税を、ちょっと言葉がきついですが、国税として召し上げた上で、足らざる部分は法人事業税を都道府県から再配分したり消費税の地方分が増えるからいいじゃないかという改革が今行われているんですが、その結果、プラマイで従前に比べて歳入の一割近くに穴が空く自治体が愛...全文を見る
○大塚耕平君 愛知県を連呼していただいて有り難いことでございますけれども。  ただ、総理、豊田市とか、みよし市というところでは、歳入の六%から五%の穴が空くんですよ。国家予算考えてみてください。歳入に五、六%の穴がいきなり空いたら、これは予算組めませんよ。だから、今回の考え方、...全文を見る
○大塚耕平君 皆さんのお手元に資料としてお配りさせていただいた一番ですが、(資料提示)結局、法人実効税率を下げたいというその気持ちは分かるんですが、実は実効税率は巷間言われているほど高くないということを去年も議論をさせていただきました。  ここに書いてあります租税特別措置による...全文を見る
○大塚耕平君 総理、この議論は、先ほどの蓮舫議員の保育士の皆さんへの対応等々、本当に実質賃金を上げるために、あるいは経済の好循環をつくるために、財源がないからそういう人たちにしっかりした手当てができないと言いながら、その一方で、法人実効税率を考えるときに、実際はこれらの租税特別措...全文を見る
○大塚耕平君 全部で九・三%。
○大塚耕平君 九兆ぐらい。
○大塚耕平君 総理、そういうことなんですよ。  法人税制は、法人税制の理屈と議論の中では自己完結しているんですが、ほかの分野であれほど悲惨な話がある一方で、ここではこれだけ財源を軽減しているというこのバランスについてどうお考えですか。
○大塚耕平君 繰り返しになりますけれども、法人実効税率引下げが成長戦略の一つの手段として今回取り組まれているわけでありますが、実態はかなり実効税率は低いということをもう一回よく理解していただきたいというのがこのパネルでの指摘であります。  二番のパネルを見ていただきたいんですが...全文を見る
○大塚耕平君 今回の外形標準課税の付加価値割のところの引上げによって、中小企業の八割ぐらいが事実上増税になるという理解でよろしいですか。
○大塚耕平君 今、赤字企業のところはと冒頭でさらっとおっしゃったんですけれども、赤字企業にも当然外形標準課税は掛かるわけですから、中小企業の八割ぐらいは、これ負担増になるんですよ。  その上でお伺いしますけれども、この資料の二ですが、外形標準課税の資本圧縮特例、持ち株会社特例、...全文を見る
○大塚耕平君 大臣、答弁書を丁寧に読んでくださるのは有り難いんですが、本質を理解してほしいんですけれども、外形標準課税は中小企業に対する課税強化なんです。その一方で、その外形標準課税を強化する中で、大企業に対しては二千二百億円も減税が行われていると、これはおかしいじゃないですか、...全文を見る
○大塚耕平君 じゃ、経産大臣、中小企業対策予算の前年比を教えてください。前年比がどうなっていて、予算全体では前年比はどうなっているかを教えてください。
○大塚耕平君 それは違います。ちょっと確認して答えてください。
○大塚耕平君 経産省所管ということではなくて、中小企業も御担当だと思いますので、じゃ、予算担当の財務大臣でもいいですが、中小企業対策費は経費項目の中で前年比何%になっているかという質問であります。
○大塚耕平君 前年比でマイナスの一・七%なんですよ。予算全体ではどうなっていますか、前年比は。
○大塚耕平君 政権側が緊張感が足りないのは野党の非力のせいでもありますので我々も大いに反省しますけれども、経産大臣、いいですか、中小企業担当の大臣として、申し上げますけれども、中小企業大事だと言いながら、今年度、中小企業対策費はマイナス一・七%、しかし、主要経費全体ではプラス〇・...全文を見る
○大塚耕平君 もう一回、大臣、そんな難しいことお伺いしていないんです。中小企業は大事だというのは御党においても我々も同じ認識なんですよ。にもかかわらず、この局面で、中小企業対策費はマイナスにする一方で全体はプラスにしていると、こんなことでいいんですかとお伺いしているんです。もう一...全文を見る
○大塚耕平君 今日はここまで一時間近く質疑をさせていただいて、それは感謝を申し上げますけれども、冒頭の知る権利、これについては、まあいろいろお考えもあるでしょうが、知る権利についてどうも余り十分な尊重をしておられないような運営が見受けられる。  これはちょっと経済の話とは違いま...全文を見る
○大塚耕平君 繰り返しになりますが、自動車への重課税を見直すということは、これは全国津々浦々の自動車ユーザーを通じた景気対策効果は私はあると思います。したがって、民主党は二月の二十三日に今のような軽減税率の導入の仕方等々の諸施策の下で消費税率再引上げには反対という立場を明確にしま...全文を見る
○大塚耕平君 税制に関して最後の質問をさせていただきますが、マイナンバーシステムとの絡みですが、先ほどのこの一番の様々な軽減措置等、これ実は法人ナンバーを利用すると、名寄せすると、どの企業がどれだけ何を利用しているかって全部分かるわけですよ。法人ナンバーをそういう活用の仕方をして...全文を見る
○大塚耕平君 それでは、税制の質問はこのぐらいで終わりにさせていただいて、日銀総裁においでいただいていると思います。マイナス金利を導入されましたけれども、マイナス金利で金融機関の収益にマイナスの影響が出ると言われているのはなぜでしょうか。
○大塚耕平君 財務大臣がちょっと中座しておられるので代わりに日銀総裁にお伺いしますけれども、金融機関がマイナス金利政策のマイナス効果やコストを取引先に転嫁する動きがもう既に出ていまして、場合によっては貸し渋り、貸し剥がしも再燃するのではないかと言われておりますが、そういうことにつ...全文を見る
○大塚耕平君 先ほど、マイナス金利はこれまでプラス〇・一の付利をしていた部分はそのままだという前提の御説明をされたんですが、そうすると、今まで年間、金融セクターにはそのプラス〇・一%の付利でどのぐらいの利息収入が渡っていたと考えてよろしいですか。
○大塚耕平君 総理、お分かりいただけると思うんですが、金融政策の結果として、今まで何もしなくても毎年二千億の利益を得ていた金融セクターが、マイナス金利が導入された途端にそれのコストを家計や企業、つまり取引先に転嫁しようとする動きがある、このことについてどう思われますかというのをお...全文を見る
○大塚耕平君 金融担当大臣にお伺いします。  今まで金融機関が法人税をしっかり払っていたのであるならばいろんな議論が成り立つと思うんですが、過去十数年間、金融機関はどのぐらいの納税をしていたというふうに理解したらよろしいでしょうか。十一番の資料なども御参考にしていただいて結構で...全文を見る
○大塚耕平君 総理、このグラフの赤いところが納税額なんですけれども、理由はともあれ、ほとんど納税していない時期が十年近く続いていた。今度は、マイナス金利の前の異次元緩和の影響で、ぬれ手にアワと言うと怒られますが、何もしなくても年間二千億の利益を得ていた。今度は、マイナス金利が導入...全文を見る
○大塚耕平君 一連の議論で御理解いただければ幸いですが、地方や中小企業に厳しい一方で、大企業や銀行に対する対応はこれでいいのかという問題意識を御提示申し上げているんですが、あわせて、その陰では、先ほども蓮舫議員のところでやり取りがありました保育士さんの問題、それから、実は介護士さ...全文を見る
○大塚耕平君 単純比較が難しいという側面は理解しつつ、総理、今の数字、二百五十万以下の所得の皆さんの家計の教育費と七百五十万から上のゾーンの皆さんで四十五倍の差なんですよ、教育費。補習教育に至っては八十五倍です。今数字をおっしゃらなかったですけれども、幼児教育は何と百六十四倍の違...全文を見る
○大塚耕平君 大臣、財源は先ほどの税制のところの私の質疑で、ああいうところに眠っているというのをお示し申し上げたので、ここは来年度から給付型奨学金導入するということをもう一回閣内で調整してみるお気持ちはありませんか。
○大塚耕平君 いや、今の重要な答弁ですね。調整して導入するということですね。
○大塚耕平君 ここまでの私なりの質疑で、安倍総理の今実行していらっしゃるアベノミクス、様々な政策の構造問題は御理解いただけたと思いますが、改めてアベノミクスの現状評価をお伺いしたいと思います。
○大塚耕平君 デフレ脱却は道半ばと今おっしゃったんですが、よくもはやデフレではないともおっしゃるんですね。どっちが正しいんですか。
○大塚耕平君 それでは、GDPの推移について、安倍政権下では、ドルベースで見るとこの三年三か月でこんなに減っているということについてはどういうふうに説明されますでしょうか。
○大塚耕平君 ドルベースのGDPは余り重視していないということですね。もう一回確認します。
○大塚耕平君 それでは、総理は適正な円相場の水準はどのくらいだというふうにお考えになっているんですか。
○大塚耕平君 総理、ドルベースのGDPは、これは世界はドルベースで比較し合っていますので、国富を失うという、そういう見方もされるということはよく御理解をいただいた方がいいと思います。  その上で、今インフレ政策をしようとしているわけですが、四番のグラフは時々使わせていただいてお...全文を見る
○大塚耕平君 そうです。
○大塚耕平君 そうです。
○大塚耕平君 何で下がったか。
○大塚耕平君 いや、今インフレとおっしゃったんですが、主因はインフレなんですよ、もちろん政府が国債や軍票をある程度踏み倒した部分もあるんですが。  総理、これは感想でいいんですが、昭和二十年から二十九年の間に我が国の物価は何倍になったというふうに思われますか、別に外れても結構で...全文を見る
○大塚耕平君 鋭い御回答で、約三百倍なんですよ。それが比率が下がった主因で、そこで日銀にお伺いをしたいんですが、これインフレをどこまで追求していくかということなんですが、二%で目標は打ち止めという理解でよろしいですね。
○大塚耕平君 日銀のマイナス金利によって、昨日は、政府が国債入札したら、資金調達した政府の方が六十億円もうかっちゃったという現象が起きているんですよ。こうなると、どんどん借金したくなりますね、政府としては。  そういうことを目指しているわけではないですね、財務大臣。
○大塚耕平君 二%達成時期は二〇一七年前半ということですが、二〇一七年の物価の見通しは、日銀は何%としていますか。
○大塚耕平君 二〇一七年で全体が一・八だと、前半に二%を達成したら、後半は一・六とか一・四に低下するということを言っているわけですね。
○大塚耕平君 ちょっと日銀総裁のお言葉とは思えませんけれども、総理、ここ、よく理解をしておいてくださいね。  二〇一七年に一・八という見通しを発表していて、二〇一七年前半には二%達成すると言っているわけですから、もう間延びして任期最終年に入っていますけれども、ということは、後半...全文を見る
03月10日第190回国会 参議院 財政金融委員会 第3号
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○大塚耕平君 おはようございます。民主党・新緑風会の大塚でございます。  今日は、財務大臣始め関係の皆さんに質問をさせていただきたいと思います。  与野党問わず、経済を良くしたいという願いは一緒でございますので、できるだけ現状についての認識を共有して、何か改善を要する点があれ...全文を見る
○大塚耕平君 いや、これ自身は通告にないんですが、一昨日、ここで読み上げられた原稿ですからね、これ、大臣が。所信です、これ。  それで、野党の我々が非力でありますので、いろいろ政府の運営に緩みが出ていると、我々から見るとそういうふうに見えるんですね。これは我々の責任でもあります...全文を見る
○大塚耕平君 もう一回説明しますけれども、いや、もう大臣はお分かりの上で、もう百戦錬磨ですから上手に答弁で切り抜けようとしておられると思うんですけれども、大臣、ここは文章を修文させないと駄目ですよ。おとといの発言を今ここで取り消すというわけにはいかないかもしれませんが、こんな文章...全文を見る
○大塚耕平君 巧みに、今、前半と後半で意図的に変えられたのか、流れでそうおっしゃっているのか分かりませんけれども、前半はデフレから脱却したわけではないというふうに言って不況を言わなかったんですよ。最後は不況を言っておられるんですよ。  だから、デフレからまだ完全に脱却したわけじ...全文を見る
○大塚耕平君 もう一回だけ聞きますけれども、ここをきちっと答弁していただけなかったら、一回整理してください。  大臣は、「デフレ不況から脱却しつつある今こそ、」というふうにおっしゃったので、今は不況なんですか、不況じゃないんですかということだけ伺っています。
○大塚耕平君 地域差があるというのはおっしゃるとおりでありますので、ここでこれ以上この質問では更問いしませんけれども、是非、景気判断などの論点は一言一句に意味があるということを事務方の皆さんも改めて十分御認識をいただいて大臣の御発言案を作っていただきたいなということを申し上げてお...全文を見る
○大塚耕平君 昨日、総理が参議院の本会議で、消費増税を予定どおり行うか延期すべきかは政治判断という表現を使われたんですが、常日頃、総理と意思疎通を図っておられる財務大臣のお立場として、昨日総理がおっしゃったこの政治判断というのはどういう意味だとお考えになられますか。
○大塚耕平君 日銀総裁にお伺いします。  消費税についてですけれども、数日前どこかで講演をされたんでしょうか、報道で、来年の消費税率再引上げについて経済への影響は前回の半分強くらいだとおっしゃって、報道されております。  なぜ前回の半分強というふうにお思いになられているのかと...全文を見る
○大塚耕平君 冒頭申し上げましたように、余り繰り返し言うと自虐的でありますが、野党が非力なのでいろんな意味で緊張感が欠けていると思うんですが、日銀総裁として、そういう記者の質問が出たときに、三%に対して今回は二%だから、軽減税率もあるからまあ前回の半分ぐらいというのは、そういう大...全文を見る
○大塚耕平君 日銀総裁にお伺いしますけれども、前回の消費税引上げのとき、五から八のときにやはりこの委員会や衆議院でも随分消費税引上げの影響を聞かれておられまして、答弁いろいろ読ませていただきましたけれども、大体こういうふうに言っておられるんです。「消費税率引き上げに伴う駆け込みあ...全文を見る
○大塚耕平君 消費税率を再引上げするかどうかは、これは与野党とも大変高い関心事項で、国民の皆さんにとっても重要な影響を与えますので、委員長にお願いをしたいと思います。  日銀に資料を提出してもらいたいと思うんですが、それは何かというと、まず、前回五から八に引き上げるときに、繰り...全文を見る
○大塚耕平君 ちなみに、私は、この局面では八から一〇には引き上げるべきではないというふうに思っております。我が党は基本的にそういう方針を決定いたしましたので、そのことを改めて申し上げたいと思います。  その上で、税制の話に少し入らせていただきますが、景気を良くするためにも自動車...全文を見る
○大塚耕平君 その試算は試算として拝聴しましたけれども、実感的にはかなり重課税だなと。特に、取得税は私などは消費税の事実上の二重課税と同じだと思っていますので、これも委員長にお願いしたいんですが、財務省におかれては、自動車課税率、全てを入れたですね、課税率を何らかの形で他国との比...全文を見る
○大塚耕平君 先ほど申し上げましたように、消費税率は来年は一〇に上げるべきではないと私は思っておりますので、ひょっとすると、総理は政治判断というお言葉も使いましたし、自民党の政調会長も随分消極的、慎重なことを御発言になっておられますので、私は一〇%先送りもあり得ると思っているんで...全文を見る
○大塚耕平君 私は、消費税率再引上げ延期になった場合でも、自動車取得税については一方で廃止をするべきだということを申し上げておきたいと思います。  その上で、その他の税制の問題については予算委員会でも若干触れさせていただいたので、この後、マイナス金利の話をさせていただいた後に、...全文を見る
○大塚耕平君 先ほどの私の整理からすれば、経済情勢が今総裁がそういう御認識であるということは、日銀総裁がこれだけ連日国会に呼ばれるということは、政策が必ずしもうまくいっていないという、こういうことになろうかと思います。  その議論をさせていただくために、まず数字をお伺いしたいん...全文を見る
○大塚耕平君 もちろん、私も数字いただいていますので、受取だけじゃなくて、是非支払も減っているんだということも御主張していただいて、ネットでどのぐらい国民は金利収入を逸失しているのかという数字を御説明ください。
○大塚耕平君 これ、金利を受け取る人と支払う人が同じであればまさしく相殺でいいと思うんですけれども、多分、金利を受け取る人はかなり預貯金や公社債を持っている人が中心でしょうし、支払う方は、例えば住宅ローンを抱えている方などですから、やっぱり受取の方に着目してグロスで考えると、本来...全文を見る
○大塚耕平君 つまり、逸失金利収入は日本経済の低迷に影響しているという、そういう御認識だということでよろしいですね。
○大塚耕平君 低金利政策がその他もろもろの諸事情からの総合的判断ではやむを得なかったということをおっしゃるべく、今の表現になったと思うんですが、それは分かります。私も、前半はまだ日銀におりましたので、苦労しながら低金利政策をその当時の皆さんや幹部もやっておられたのを実際に目の当た...全文を見る
○大塚耕平君 総裁の任期の最終年度は何年度ですか。
○大塚耕平君 二〇一七年度でよろしいですね、年度。
○大塚耕平君 二年で二%を達成するというふうに宣言されて颯爽と就任されたわけでありますが、今のところ目標達成時期は任期の最終年度になってきたということであります。  予算委員会でもお伺いした点、ちょっとここで整理をさせていただきますが、総裁、その二〇一七年度の物価上昇率、CPI...全文を見る
○大塚耕平君 いや、これは、与野党問わず、与党の先生方も一緒になってお考えいただきたいんですが、つまり、二〇一七年度で一・八になるとおっしゃっていて、二〇一七年度前半に二%を達成するということは、これは、これまた中学生が考えても分かるんですが、二〇一七年度後半は一・八以下にならな...全文を見る
○大塚耕平君 説明の仕方はいろいろあると思うんですが、今の最後に使われた両者は整合的であるという表現はとても受け入れることはできませんので、何が整合的なのかということについてきちっと説明を求めたいと思います。  一回質問しますけれども、委員長がお聞きになって、いや、それはちょっ...全文を見る
○大塚耕平君 なかなか御理解はしかねます。  そうであるならば、それこそ日銀法改正を議論しなきゃいけないと思いますが、どういうことかというと、合議制で国民経済全体に多大な影響を与える金融政策の議論をしていただいているわけでありますので、各審議委員がお出しになった中央値というのは...全文を見る
○大塚耕平君 何を問題提起しているかはお聞きいただいている委員の皆様方には御理解いただけていると思いますので、日銀総裁、副総裁には是非、発言責任とか発言の重みについていま一度御認識を持っていただきたいなと思います。二年で達成できなかったら辞職するのが最高の責任の取り方だと軽く言っ...全文を見る
○大塚耕平君 じゃ、もう一度お伺いします。  政府紙幣と同じものだと考えておられないというのは、どういう点が同じではないということなんでしょうか。もう一度お伺いします。
○大塚耕平君 目的が違うので違うという今は御答弁なんですが、私がお伺いしているのは、実質的に経済上の機能としては同じ現象をもたらしていませんかとお伺いしています。もう一度御答弁ください。
○大塚耕平君 財務大臣もできればこの図を見ておいていただきたいんですが、政府紙幣には中央銀行に還流するものと還流しないものに大きくは二つに分けられますので、この後、中央銀行に還流しない政府紙幣を発行するなどということがないことを祈っておりますけれども、いずれにしても、かなり限界的...全文を見る
○大塚耕平君 ということは、我々がまだ気が付いていない別の手段があるということではなくて、その組合せによってバリエーションは無限大だということを言っておられるわけですね。
○大塚耕平君 それはそうです。それは日銀が考えることじゃなくて、政府が考えることですから。  それでは、ちょっとマイナス金利について改めて整理をさせていただきたいんですが、マイナス金利そのものは、スキームは事務方の皆さんからも御説明聞いて理解しております。  そもそも日銀の預...全文を見る
○大塚耕平君 ということは、その預り金にマイナス金利を掛けるというのは、これは日銀法上許されている行為だと、法律的に問題ないということでよろしいでしょうか。
○大塚耕平君 割とさらっとおっしゃいますけど、日銀法改正のときは私もそちら側にいましたので、その当時の議論を記憶しておりますけれども、第三十三条ほか業務規定には、必ずその中に「第一条の目的を達成するため、」というふうに入れたんですよ。  だから、第一条は何と書いてあるかというと...全文を見る
○大塚耕平君 法的には何の問題もないというのは、誰がそれを担保しているんですか。
○大塚耕平君 ここは、しかし理事の先生方も簡単にうなずいていただいては困るところなんですけどね。  これは、考え方によっては、ヨーロッパはヨーロッパの事情でマイナス金利を導入したのはあちらのお国の話ですからとやかく言いませんけれども、日本においては、例えば民間金融機関の株主の立...全文を見る
○大塚耕平君 一生懸命いろんな御努力をしておられるというのは十分理解しておりますし、誰がやっても難しい局面だということも理解をしております。  だからこそ、今まで以上に十分に議論をして、一言一言に慎重かつ丁寧な御対応をいただきたいというふうに思っているわけであります。記者に聞か...全文を見る
○大塚耕平君 済みません、私の理解力不足だと思いますが、もう一度端的に是非御指導をいただきたいと思うんですが、なぜ二年で二%達成できると思っていたのが達成できずに、お二人の正副総裁の任期の最終年度になりかけているんでしょうか。
○大塚耕平君 なるほど、消費税の影響と原油価格の影響とおっしゃったんですが、だから、消費税率の影響が当初想定していたより大きかったという趣旨のことを今おっしゃったわけですよね。さっき御披露申し上げたように、五から八に上げるときにも、消費税率の影響は、まあ若干の駆け込みはあるけれど...全文を見る
○大塚耕平君 数字でそういうふうに分析しておられるのは今の御説明をお伺いしてよく分かりましたので、先ほど委員長にお取り計らいをお願いした分析資料の中でしっかりその整理をして、当委員会に開示をしていただきたいというふうに思います。  そこで、岩田副総裁そして黒田総裁も、マネタリー...全文を見る
○大塚耕平君 広く共有されているということですが、だから具体的にどういう学者の理論なり御主張を参考にされたんですかという、固有名詞をお伺いしています。
○大塚耕平君 私は必ずしもそうは思っていませんけれども。  じゃ、お伺いしますが、マネタリーベースを過度にあるいは大胆に増やすと期待に働きかけることができて、その期待が変わると実体経済が実際に動いていくという、この二つのトランスミッションの部分を説明している理論はありますか。
○大塚耕平君 もう一回だけお伺いします。  そのトランスミッション、この政策の波及パスは今私が整理しましたので、その部分についてどういう理屈でそれが波及していくのかということを明確に説明した理論はありますか。
○大塚耕平君 総裁のお心もいろいろ勝手にお察しを申し上げますけれども、いろいろ言いたいことはおありだとは思うんですけれども、是非この三番のグラフとか二番のグラフを見ていただいて、今おやりになっていることは、実はお二人が御退任された後、何十年間も尾を引く経済状況をおつくりになってい...全文を見る
○大塚耕平君 櫻井候補については、また議運や当委員会でしっかり検討をさせていただくことになろうかと思いますが。  最後に、是非、日銀総裁、大変耳障りなことをいっぱい申し上げているかもしれませんけれども、いま一度、後世どのように御評価される可能性があるかということをいろいろお考え...全文を見る
03月15日第190回国会 参議院 予算委員会 第14号
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○大塚耕平君 民主党の大塚耕平でございます。  今日は、原子力関係の質問をさせていただきたいと思います。  まず最初に、平成二十八年度当初予算案における使用済核燃料の処理費とか研究費等の規模と内容についてお伺いしたいと思います。    〔委員長退席、理事岡田広君着席〕
○大塚耕平君 ガラス固化体の二割から三割ということですが、ガラス固化体は今どのぐらいあるんですか。
○大塚耕平君 次に、既存の原子力発電所のうち、使用済核燃料の管理余裕の最も少ないものであと何年、最も多いものであと何年、全体量で計算すると平均してあと何年かを教えていただきたいと思います。
○大塚耕平君 政府は原発を順次再稼働をしているわけでありますが、この保管場所が足りなくなった場合はどうされるんですか。
○大塚耕平君 ということは、管理場所を増設していくということを言っておられるんですか。
○大塚耕平君 どこにですか。
○大塚耕平君 大臣、原子力政策の責任者は大臣であるということを自覚はしておられますか。
○大塚耕平君 一Fには何回行かれましたか。
○大塚耕平君 なぜですか。
○大塚耕平君 この問題は将来の世代に対しても本当に重要な問題であるということは、与野党問わずみんな認識していると思います。  なかなか時間がなくて、一Fに就任してから一回も行っていないということですが……(発言する者あり)えっ、いや、一回しか行っていないということですよね。だか...全文を見る
○大塚耕平君 与党の皆さん、ここはやじるところじゃないですよ。やっぱり一回しか行っていないというのは問題だと思いますよ。  四号機の上は私も上らせていただきましたけど、四号機の上には上りましたか。    〔理事岡田広君退席、委員長着席〕
○大塚耕平君 原発の使用済燃料の処理やあるいはその処理の過程で事故が生じたときの責任は誰が負っているんでしょうか。
○大塚耕平君 もう一回お伺いしますので、的確にお答えいただきたいと思います。  使用済燃料の処理やその処理の過程で事故が生じた場合の責任は誰が負っているんでしょうか。
○大塚耕平君 今の御答弁に関連して、この国会で審議される予定の再処理等に関する新たな法案ですね、再処理等機構法について後でお伺いしたいと思うんですが、改めて大臣、確認をしておきますが、一回しか就任以来一Fに行っていないというのは、土日もほとんど公務で埋まっていたということですね。
○大塚耕平君 私は、大臣、余り親しくお付き合いをさせていただいているわけではありませんが、お人柄良さそうな方だなと思ってこの国会拝見しておりましたけれども、しかし、その一Fや原子力政策に関する向き合い方というのは、今のをお伺いする限りではちょっといただけないなと思います。先ほど申...全文を見る
○大塚耕平君 環境大臣のお立場としてもできるだけ何度もお運びになられた方がいいと思いますので、併せて環境大臣の就任以来の御日程等についても資料を御提出いただくことを委員長に求めたいと思います。
○大塚耕平君 それでは、今国会提出予定の再処理等拠出金法の概要について大臣にお伺いしたいと思います。
○大塚耕平君 今回の予算案に、その法案に関連する予算は幾ら計上されていますか。
○大塚耕平君 この法案は予算案審議が終わった後に関係委員会で審議されることになると思いますが、この法案が成立した場合の使用済燃料の処理等の責任の所在はどうなりますか。
○大塚耕平君 もちろん委員会の方でも質問させていただく機会があれば質問したいと思いますが、今のそういう御説明ですので、経産省からいただいている法案の説明資料ここにあるんですけれども、ちょっと二、三確認させてほしいんですが、なぜ今の仕組みでは問題なのですか。
○大塚耕平君 ということは、今の仕組みだと着実かつ効率的ではないということを言っておられたわけですが、それはなぜですかと聞いているわけです。
○大塚耕平君 今も原子力事業者は再処理等の費用を原環センターに預けているわけでありまして、それではなぜ駄目なんですか。
○大塚耕平君 事業者の破綻を想定しているということ自体も、まあ後で議論をさせていただきます、適切ではないと私は思うんですけれども、今のお答えは、原環センターに預けている資金は原子力事業者が破綻すると再処理には使われないということを言っているわけですね。
○大塚耕平君 ここ重要な点なんで、大臣ですからね、決定権限あるんですから、ここで議論の中で考えていただいても結構ですから、よく本当にお考えください。  いいですか、原環センターに再処理等のために事業者が預けている資金は、もし事業者が破綻したときには再処理以外に使われるという可能...全文を見る
○大塚耕平君 そのことは、経産省の資料にも、破綻した場合、確実な費用の支払いが保証されないおそれとここに書いてあるんですが、ということは、これは劣後債権だという民法上の位置付けだということでいいですね。
○大塚耕平君 もう一回聞きますので、ここは済みませんが、与野党の理事の皆さん、答弁が不明確であれば答弁を確定させてください。  劣後債権なんですか。
○大塚耕平君 それはどういう場合ですか。
○大塚耕平君 大臣として、この法案を事務方から説明を受けて法制局にかけて内容を確定する段階で、じゃ、新法人をつくるんじゃなくて、この債権を優先債権化することで対応しようという、そういうお考えはなかったんですか。
○大塚耕平君 質問は先に進ませていただきますけれども、大臣、優先債権化することがなぜ難しいかということについての見解について、資料をまとめて委員会に提出していただきたいと思います。  委員長についてはよろしくお取り計りください。
○大塚耕平君 もう一回聞きますけれども、この法案が成立した場合、使用済核燃料の処理等の責任の所在はどうなるんですか。
○大塚耕平君 今度の新法人は原子力規制法の対象になる法人ですか。
○大塚耕平君 今度の法案の第九条には、この機構が使用済燃料等の再処理等を行わなければならないと書いてありますが、それでもこの機構には責任がないんですか。
○大塚耕平君 もう一回だけお伺いしますので、これも答弁整理してください。  第九条には、機構が再処理等を行わなければならない、この日本語の意味は当然責任が伴っているという書き方なんですが、なぜ責任がないんですか。
○大塚耕平君 いや、なるほどという今何かつぶやきが聞こえたんですが、なるほどではなくて、これは、法案を大臣が説明を受けたときに、責任の所在は変わらないんだったら、だったらこの九条はどういう意味かとやっぱり疑問に思われないといけないんですが、いかがですか。
○大塚耕平君 いや、だから、さっき御自身で説明されたように、原子力事業者の破綻を想定してこの仕組みをつくるわけですから、今の答弁と、じゃ破綻したときの責任は誰が負うんだということは矛盾しますが、論理的に説明してください。
○大塚耕平君 何度も説明を繰り返すようですがとおっしゃられない方がいいですよ。それはこちらの理解力がないようなことを前提とした枕言葉ですからね。  もう一回聞きますよ。  この法人ができても原子力事業者が最終責任を負うことは違いがないというふうに答弁されたんですが、その一方で...全文を見る
○大塚耕平君 資金を確保するということについては一定の、この仕組みで今との違う安全性を高める対応と、これは理解できます。  もう一回聞きますよ。  だけれども、ある電力会社が破綻しました、その電力会社の出した使用済燃料等の処理については誰が責任を負うことになるという前提でこの...全文を見る
○大塚耕平君 破産管財人と呼ばれるような人たちが使用済燃料の再処理の責任を負うんですか。(発言する者あり)
○大塚耕平君 だから、じゃ、もう一回聞きますが、そういうケースでは、この新法人は九条に基づいて法人自身が責任を負うということでいいんじゃないんですか。
○大塚耕平君 この九条から、再処理等を行わなければならないということが経済的責任のみであるということはどうやって読み取るんですか。(発言する者あり)
○大塚耕平君 じゃ、この九条が経済的責任だけであるということを担保する公式の文書を法制局と連名で委員会に提出をしていただきたいと思います。委員長にはよろしくお取り計らいください。
○大塚耕平君 何か言いたいんですか。もし御答弁があれば。
○大塚耕平君 そうすると、この法人の説明には、経産省の資料には、運営に国が必要な関与を行うというふうに随所に出てくるんですが、国が必要な関与というのはどういうことですか。
○大塚耕平君 国民が国に望んでいるのは、そういうこともやっていただいてもいいけど、再処理等が確実に安全に行われることを一番望んでいるわけで、でも、そこについては国は責任はないという立て付けですね。
○大塚耕平君 つまり、あくまで事業者だけで、この法人及びこの法人の運営に関与すると言っている国は責任を負わないという理解でいいですね。
○大塚耕平君 ゼロではないというのは一歩前進ですが、金は預かる、仕事は原燃に委託する、人事には関与して、多分、官僚OBとか現職出向で行くんでしょう。こういう組織でいいと思いますか、所管大臣として。ここは事務方、ちょっと席に戻って。ここはあなたがフォローするところじゃない。大臣とし...全文を見る
○大塚耕平君 大体何人ぐらいの組織にしようと思っていますか。
○大塚耕平君 国が責任持って関与するなら、認可法人ではなくて特殊法人とか独法にする選択もあったんですが、今からそういうふうに変更したらどうですか。
○大塚耕平君 いや、そうではなくて、認可法人だとそういう設立、解散の認可だけにしか関われないので、そうじゃなくて、国自身も一定の責任を負う特殊法人や独法にすべきではないですかと聞いているんです。
○大塚耕平君 今のそのお考えは分かりましたけれども、理解はできましたけれども、私の申し上げている問題意識も理解できますね。
○大塚耕平君 この法案審議はこれからですから、よく議論してください。  汚染水の問題に移る前に、法案に関して若干あと質問させていただきます。  この再処理の対象は、地層処分のガラス固化体は対象にしないというふうになっているんですが、なぜですか。
○大塚耕平君 じゃ、あと一点だけ確認させていただきますが、この経産省の資料に、使用済燃料について、現時点で具体的な再処理の計画を有しないものを含むと書いてあるんですが、現時点で具体的な再処理の計画を有しないものというのはどれのことを言っているんですか。
○大塚耕平君 それはどのぐらいの分量なんですか。
○大塚耕平君 今、枠組みの説明をしてくださったんですが、そうではなくて、具体的な再処理計画を有しないものの分量はどのぐらいあるんですかと聞いているんです。
○大塚耕平君 大臣、重要な問題を御担当されているお立場として、少し勉強不足だという御自覚はありますか。
○大塚耕平君 着任されてもう半年たってそういう状態で、任が務まると思いますか。
○大塚耕平君 汚染水の問題に行く前に、この二十八年度当初予算における核燃料サイクルの研究等に関する予算の規模と内容をお伺いしたいと思います。
○大塚耕平君 今年も予算に五十三億円以上入っているわけですが、核燃料サイクルはどういう状態になったら完成するんですか。
○大塚耕平君 いつとは聞いていないです。どういう状態になったら完成するんですか。
○大塚耕平君 リサイクルができたら核燃料サイクルが完成ですか。最終処分場とかの対応が決まらなくても核燃料サイクルは完成するという理解だということでいいですね。
○大塚耕平君 もう一回聞きます。  どういう状態になったら核燃料サイクルが完成したというふうに定義されて、取り組んでおられるんですか。
○大塚耕平君 もう一回だけ聞きますので、論理的に不整合だったら是非整理してください。  ということは、最終処分場についてのきちっとした方針とか場所とか何かが決まらなくても、核燃料サイクルはそれでも完成するというふうに定義するわけですね。
○大塚耕平君 だから、核燃料サイクルと最終処分場は別の課題だというふうに理解していいですか。
○大塚耕平君 並行しているものというお答えは適切な御答弁だと思います。  だから、最終処分場が確定しないまま核燃料サイクルが完成して、もろ手を挙げてそれをフル稼働させるとどういうことが起きるとお考えですか。
○大塚耕平君 そういうことなんですよ。お願いしますよ、大臣。  じゃ、この核燃料サイクルに関わる高速増殖炉の「常陽」とか「もんじゅ」に関する建設経緯と現状について、担当大臣から御説明を伺いたいと思います。
○大塚耕平君 今、何か「ふげん」までお答えくださったのは有り難いんですが、「ふげん」と「常陽」、「もんじゅ」は何が違うんですか。
○大塚耕平君 じゃ、「ふげん」の方は高速増殖炉の「もんじゅ」に当たる原型炉をどうして造らないんですか。
○大塚耕平君 「ふげん」のことをお答えくださったのでちょっと更問いをしたんですけれども、後で結構でございますけれども。  馳大臣も、今ここで議論しているこの問題は大変重要な課題だという御認識はございますか。
○大塚耕平君 ちょっとニュアンスの違う重要さも是非御認識いただきたいのは、この「もんじゅ」は止まったままでどうなるかまだ分からないんだけど、これがちゃんと稼働して実験が続かないと、原型炉として稼働しないと、さっき林大臣が言っておられた核燃料サイクルは完成しないわけですよね。  ...全文を見る
○大塚耕平君 馳大臣とは、従前より若干ですがお付き合いもさせていただいておりますし、林大臣もお人柄良さそうな方だということは理解しておりますので、しかし、そういう関与の仕方が過去半世紀の間に原子力行政あるいは原子力政策に緩みやあるいは盲点をつくってしまったという御認識は両大臣はあ...全文を見る
○大塚耕平君 しっかりやっていただきたいと思います。  その上で、ちょっと汚染水の問題に最後は移らせていただきますが、原子力規制委員会委員長においでいただいておりますが、委員長が一Fの汚染水は浄化して海に放出するしかないという発言を繰り返しておられますけれども、その真意について...全文を見る
○大塚耕平君 委員長が今、保管しておくよりも海に放出した方がリスクが小さいという御表現をされたんですが、保管をしておくとどういうリスクがあるという理解をしておけばいいですか。
○大塚耕平君 委員長にもう一問だけお願いします。  そういう今御意見を承りました。なるほどなと思う部分もありますが、そういう御提言を総理なり担当大臣にされたかどうかということと、されたとしたらどういう御反応だったかということを聞かせていただきたいんですが。
○大塚耕平君 当初のフランジ型のタンクは寿命五年で、もうほぼ五年たっているということですが、林大臣、どうされますか。
○大塚耕平君 午前中最後の質問になると思いますが、そうじゃなくて、耐用年数の来たタンク、どうしますかと聞いているんです。
○大塚耕平君 現地、御覧になりましたか。
○大塚耕平君 順次リプレースと言うけど、耐用年数が来たもののリプレースをどこに造ってどうやって水を移設するのか、ちょっと説明してください。
○大塚耕平君 午前中はこれで最後にさせていただきますが、大臣、三時からまたお伺いしますので、しっかり勉強してきてください。
○大塚耕平君 午前に引き続いて質問させていただきます。できるだけ早く進めさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  改めてでありますが、福島第一原子力発電所の事故の処理にどのような姿勢で臨んでおられるのかを担当大臣にお伺いします。
○大塚耕平君 平成二十八年度当初予算案における一F事故対策予算の規模と内容を教えてください。
○大塚耕平君 燃料デブリの取り出しは大体いつ頃になりそうですか。
○大塚耕平君 是非、厳しい課題ですが、一刻も早く着手できるように努力していただきたいと思います。  同時に、汚染水の問題が大変重くのしかかっているわけであります。午前中も規制委員会委員長から、膨大な量の汚染水がたまっているというお話がございました。汚染水対策の現状と、平成二十八...全文を見る
○大塚耕平君 今の御答弁の中で、港湾への汚染水の流出はいつ止めたというふうにおっしゃられましたでしょうか。確認させてください。
○大塚耕平君 地下水が流出していたということが分かった、しかも流出していた事実を隠していたということが分かったのは去年の何月でしたか。
○大塚耕平君 いや、これは報道で、また政府もそのとき認めていますが、去年の二月に汚染水が外洋に流出していたことが発覚をし、その一年前、一昨年の五月からその事実は東電も把握していたというのは、もうこれは事実として明らかなんですよ。そういうことでいいですね。
○大塚耕平君 大臣、こういう大事な情報は最低限知っておいていただかないと困ります。  一昨年の五月から流出していたことを把握していたんだけれども、それを発表していなくて、去年の二月にそれが明らかになって、そして対応されて、今の御答弁のように去年の十月に汚染水の流出を止めたという...全文を見る
○大塚耕平君 先月二十三日も、今日はおいでになっていませんが、復興大臣が外国人メディアに対して、汚染水は港湾内に完全にブロックされていて、状況はコントロールされているというふうに明言されましたが、その御発言について認識は同じですか。
○大塚耕平君 汚染水の流出の実情が分かった経緯はさっき私も申し上げましたし、大臣もおっしゃったとおりです。そうすると、今の復興大臣とほぼ同じ発言を三年前に安倍総理がオリンピック招致会合でしているわけですが、安倍総理のあのときの発言はちょっと行き過ぎですね。
○大塚耕平君 いや、問題なくはないと思いますよ。もう今聞いていらっしゃる皆さんがあとは御判断されますから。  この問題は、正直に事実関係を申し述べ、後から事実と違うことが分かれば率直に訂正するということの繰り返しが国民の皆さんとの新たな信頼関係を構築することになると私は思います...全文を見る
○大塚耕平君 いや、問題発言だというふうにお感じになるようになって初めて今の職に当たれると思いますよ。過去のことをとやかく言ってもしようがないですが、明らかにあの時点では言い過ぎですよ。  まあ、それはともかく、大臣には最後の質問に入らせてもらいますが、一Fの事故由来の放射性物...全文を見る
○大塚耕平君 事故後の、今おっしゃった二十三年八月以降の放出量は、十の何乗単位ですか。
○大塚耕平君 何か、さっき私のメルマガを読んでくださったような御答弁があったんですが、読んでおいてくださいよ。  二十三年八月までには十の十五乗単位の放出がされているので、今現在は十の九乗だから足しても意味がないという説明を経産省はするんですが、今の十の九乗というのは平時に比べ...全文を見る
○大塚耕平君 田中委員長、恐縮ですが、十の九乗のベクレル単位というのは、平時の状況と比べると、大体何倍ぐらいと考えたらいいんですか。
○大塚耕平君 大臣、今委員長おっしゃったとおりで、一万倍というのはつまり十の四乗ということですよ、もうちょっと僕は高いと思うんですけれども。だから、今は二十三年八月までに比べたら、もうほとんど放出されていないんじゃなくて、今でも平時の一万倍とか十万倍なんだけれども、過去に放出した...全文を見る
○大塚耕平君 ということであれば、もう一問質問させてもらいます。  現在の一F敷地内の地下水の現状を教えてください。どの程度伏流していて、どの程度が海洋に流れ出ていますか。
○大塚耕平君 今日は資料をお配りしていますが、ここに書いています八百トンと四百トン、建屋に入っているのが一日八百トンで、海側に四百トン流れているというのは、これ、三年前に茂木大臣が御答弁になったんですよ。その数字から今御答弁になった数字に下がった背景を説明してください。
○大塚耕平君 地下水のくみ上げだけですか。建屋の中に入っているのを吸い上げてタンクに入れているんじゃないですか。
○大塚耕平君 この井戸は、私の図の、平面図の建屋の敷地の左に付いている小さい丸ですけどね、サブドレーンですよね。  それじゃ、この敷地内に降る年間の降雨量ってどのくらいか、関心持って聞いたことありますか。
○大塚耕平君 この資料に付けておきましたんでね。そうなんですよ、年間降水量で換算すると、敷地内に一日七百トン降っていることになるんですよ。  この汚染水の実情について、これも委員長にお願いしたいんですが、現状の汚染水の実情について、是非委員会に詳細な資料を提出していただきたいと...全文を見る
○大塚耕平君 最後に環境大臣にお伺いします。  先般、御自身の御発言を撤回されたようですが、どういう御趣旨で撤回されたかを教えてください。
○大塚耕平君 そのとき撤回された一ミリシーベルトというのはどういう数字なんでしょうか。
○大塚耕平君 一ミリシーベルトの期間は今の御答弁違うと思いますので、もう一回答弁求めます。  ちょっと理事、確認してください、それを。
○大塚耕平君 それじゃ、大臣、日本人の環境被曝線量は平均どのくらいですか。
○大塚耕平君 もうこれ発言してやめますけれども、大臣今おっしゃったのは自然放射線被曝量、私が聞いたのは環境放射線被曝量。医療とか何かで、CTとかPETを受けたって被曝するわけですから。そういうので日本人は、一九九二年のデータで三・八マイクロシーベルトなんですよ。それに追加的に被曝...全文を見る
03月22日第190回国会 参議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第4号
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○大塚耕平君 民主党・新緑風会の大塚耕平でございます。  沖北での質問は久しぶりでございますが、今日はよろしくお願いいたします。  来年度の予算案の中身、興味深く拝見をさせていただきました。  まず最初に、那覇空港の滑走路の増設に関連してお伺いしたいんですけれども、来年度は...全文を見る
○大塚耕平君 完成見込みはいつ頃ですか。
○大塚耕平君 沖縄は私も何度も行かせていただいておりますけれども、確かに二本目あった方がいいと思いますので完成していただきたいと思うんですが、他の同規模の空港の滑走路の建設に要する事業費との比較で、何か参考になる事例を是非教えていただきたいと思います。
○大塚耕平君 単純な比較はなかなかできないかと思いますけれども、国全体の財政状況については皆さん御承知のとおりでございますので、是非、総事業費、上振れすることのないようにしていただきたいと思うんですが、今の北九州は二千五百メートルで総事業費千二十四億円、那覇は二千七百メートルで、...全文を見る
○大塚耕平君 いや、沖縄は私も相当何回も行っているんですが、赤土の流出でサンゴが壊滅したりとか、いわゆる農地の造成等々でかなりのしゅんせつ土は沖縄でも出ると思うんですけれども、沖縄のしゅんせつ土を使うことによって同様の、北九州並みの事業費に抑えるということはできなかったんでしょう...全文を見る
○大塚耕平君 その様々な手法を検討したという検討経緯の資料と、それから千九百九十三億円の詳細な積み上げについて資料を、個人的にで結構ですので、別に当委員会に提出してくださいとは言いませんので、後ほど御提示いただくということでよろしいですか。
○大塚耕平君 沖縄は、過去特別な歴史と背景を抱えている地域でありますので、沖縄の皆さんに配慮しつつ国の運営をしていかなきゃいけないということは私も同感でございます。しかし、その一方で、国全体の様々な問題との関係もありますので、沖縄出身の大臣にお伺いをしたいんですが、日本の国の財政...全文を見る
○大塚耕平君 そういう中で、やはり沖縄のためにも日本のためにも、沖振法に関わる十年ごとの財政措置等々が今後もどうあるべきかというのは、どうあり続けるべきかということとどう変えていくべきかということはかなり大きな論点だと思うんですが、沖縄御出身の大臣として、その辺について何か御所感...全文を見る
○大塚耕平君 私事なんですが、私、海に潜るのの指導員を昔趣味でやっておりまして、おととしも奄美大島の横にある喜界島で鹿児島三区の補選の応援に入ったときに潜らせていただいたんですけれども、沖縄は、ダイビングでいうともう世界三大スポットの一つなんですね。だから、沖縄振興のためにかなり...全文を見る
○大塚耕平君 今の文脈との関係でお伺いをしたいんですが、今回もソフト交付金とハード交付金というものを予算に盛り込んでおられるわけでありますけれども、制度設計上、ソフトの方は内閣府で執行する、ハードの方は各省庁へ移替えをしているというふうに説明をされておりますけれども、この違いはど...全文を見る
○大塚耕平君 今の御説明ですと、ハードの方は執行の適正を確保する観点から移し替えたと、ソフトはそうではなく内閣府で対応すると。ということは、何か移替えを行わないと適正な執行が確保されないという意味ですか。
○大塚耕平君 いやいや、支障が生じているということをお伺いしているわけではなくて、大臣御自身が適正な執行を確保する観点からハード交付金は各省庁に移し替えたとおっしゃったので、移し替えないと適正な執行が確保されないんですかとお伺いしているんです。
○大塚耕平君 いや、大臣、やっぱりそこは所管大臣として御自身の問題意識で突っ込んで事実関係を御確認いただきたいんですが、沖縄には、御承知のとおり、各事業官庁の出向者がいる沖縄総合事務所がありますので、沖縄総合事務所で十分適正な執行は確保できると思うんですが、なぜ総合事務所では適正...全文を見る
○大塚耕平君 いや、ちょっとくどいようですけれども、じゃ、適正な執行とは何ですかということをちょっと教えてください。
○大塚耕平君 このやり取りについては皆さんがお聞きになっていただいているのでそれぞれの御判断にお任せしますけれども、やっぱり何をもって適正なのかという判断基準となぜ本省に移し替えると適正が担保されるのかということについては、今の部下の方がお作りになった答弁書ではやっぱりすとんと腹...全文を見る
○大塚耕平君 今本当に、今政府の皆さんが少し、大変恐縮ですが、率直に申し上げて緩んでいるというのは、これは野党の責任だと私は思っています。  しかし、BバイCは、通告があるとかないとかそういう問題じゃないですよね、これはもう基本的に議員の大半は知っていますから。掛ける予算に対し...全文を見る
○大塚耕平君 こういうときサポートするために事務方はいるんだから。(発言する者あり)これは確かに細かいけど、大臣、知っていてもいいですよ、このぐらいは。
○大塚耕平君 そうなんです。それで大臣、大臣は非常に真摯にお仕事をしておられると私は思っていますので、是非この後、これからでも遅くないですから、沖縄が結果として、予算は配分受けたけどそれによってそれ以上の価値を失わないように、予算の中身が本当にそれでいいかどうかということを検証し...全文を見る
○大塚耕平君 そうしますと、その取下げに基づいて、今度は埋立承認取消処分の新たな是正指示を国交相が出していると思うんですが、和解成立直後、随分早いタイミングで出されましたけど、何か理由があるんでしょうか。
○大塚耕平君 いや、この和解に基づく何らかの歩み寄りは大体一年ぐらい掛かるんじゃないかと言われているわけですけれども、これは報道とかいろんな方のコメントでそういうことになっていますが、にもかかわらず、新たな是正指示を和解から四日後でしたか、三日後でしたか、そんなに急いで出す理由は...全文を見る
○大塚耕平君 せっかく和解をされて、取りあえず一回冷静になろうよというふうに歩み寄ったわけで、これはいいことだと思いますので、この後また同じことの繰り返しにならないように慎重に進めていただきたいと思いますが。  その上で、これ多分防衛省がお答えになる御予定になっていると思うんで...全文を見る
○大塚耕平君 沖縄の歴史は本当に内地、本土の私たちは重く受け止めて、沖縄の皆さんの気持ちを酌み取らなくてはいけないと思っているんです。そういう意味で、先ほどの沖縄振興がどうあるべきかということもそうですし、基地問題も、これは沖縄出身の大臣として、あるいは沖縄選出の議員の皆さんは、...全文を見る
○大塚耕平君 繰り返しになりますが、沖縄県民の皆さんの思いをしょっておられるわけですから是非深くお考えいただきたいんですが、私もホワイト・ビーチ以外の米軍基地は基本的に全部回らせていただきました。グレグソンさんが四軍司令官のときには司令官にもお会いしましたし、その後、ペンタゴンに...全文を見る
○大塚耕平君 この問題はこのぐらいでやめますけれども、大臣、もうその普天間の移設の話が始まって二十年。今の状況下でも、和解をしたことに伴って二〇二二年頃には完成と言われているのが、アメリカ側の軍関係者の議会証言では多分二〇二五年ぐらいじゃないかというような発言も出ている中で、そう...全文を見る
○大塚耕平君 簡単にね。
○大塚耕平君 国交省も、簡単に何に使うかだけ教えてください。
○大塚耕平君 大臣、これ私、十年以上前に関係省庁の皆さんには検討をお願いしたんですけれども、北海道に交付されている地方交付税を北方対策費として地方交付税の一部を使うべきで、新たに別に予算を付ける必要はないと思われませんか。
○大塚耕平君 いや、それは、大臣、地方交付税には北方領土は算定基準に入っていますか。
○大塚耕平君 そうなんですよ。入っているんですよ。  地方交付税の算定基準に入っていることによって、例えば今年度も北海道に三十七億円が配分されているんですよ。この三十七億円は何のために使われているかというのをやっぱり御確認になって、それとは別に二十一億円ですか、今回予算が付いて...全文を見る
○大塚耕平君 私も、北方領土を早く返還させるべくきちっと対応していくべきだと思っていますので、それは思いは一緒なんですが、先ほど大臣もお認めいただいたように、我が国は他の大きな課題もいっぱい抱えていて、財政問題もその一つです。北方領土対策に予算配分するにしても、やっぱり工夫が必要...全文を見る
03月23日第190回国会 参議院 財政金融委員会 第6号
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○大塚耕平君 民主党・新緑風会の大塚でございます。  今、山本さんが昨日の官邸での御議論の話を聞いておられたのでちょっと私もお伺いしたいんですけれども、今大臣は、マイナス金利の影響というのはそんなにすぐには見極められないというふうにおっしゃったんですが、昨日かおとといの新聞記事...全文を見る
○大塚耕平君 私もちょっと、石原さんがなぜ三か月ということをおっしゃったのか意味不明だなと思って報道を読んだんですが、麻生大臣がおっしゃるように、もうちょっと時間掛かるような気がしますが。ただ、この政策は、時間がたってその効果が、あっ、こういうことだったのかとはたと気が付いたとき...全文を見る
○大塚耕平君 確かに、イスラム金利というのはマイナスもあるんですが、あれはだから、金利という形では貸した方がプロフィットを得ないんですけれども、違う形で事実上プロフィットを得て、やっぱりお金を借りた人は何がしかのお礼をするということになっているので、事実上、金利はあると思うんです...全文を見る
○大塚耕平君 名目金利をマイナスにすると、あるいはゼロにすると、これ物価がプラスだと実質金利もマイナスになっちゃうんですよ、これもう単純な計算式ですから。  だから、さっき大臣もおっしゃったように、普通、お金を借りたら何がしかの金利を払ったりお礼をするのが当たり前だというふうに...全文を見る
○大塚耕平君 これは委員の皆さんも計算式想像していただければお分かりいただけると思うんですが、実質金利イコール名目金利マイナス物価上昇率ですから、その実質金利が、つまり、いかなる形であったとしてもお金を借りた人は何がしかの負担をするものだというこの摂理が正しければ、名目金利をゼロ...全文を見る
○大塚耕平君 余り何回会ったかという議論になると、じゃ、調べて提出してくださいと、また資料をお願いしなくちゃいけないので、そういう不毛なことはしませんけど、我々のときもちゃんと会っていましたので。  ただ、今大臣がおっしゃるように、我々のときよりもしょっちゅうお会いになるという...全文を見る
○大塚耕平君 ということも含めて、独立性を阻害するというわけではなくて、そろそろちょっとちゃんと御意見はおっしゃられた方がいいと思います。そういう局面に来ていると思います。  さっき大臣御自身がおっしゃったように、総裁もずっと言っておられますが、原油価格が予想より下がったという...全文を見る
○大塚耕平君 麻生大臣が総理であったときのリーマン・ショックへの対応、そのときの国際会議での御主張、特に過去を振り返っての御主張は、御見識のある御主張だと思います。  しかし、結果として、今は残念ながら麻生さんは総理ではなくて財務大臣なので、安倍総理の下では日銀の行った政策、も...全文を見る
○大塚耕平君 中央銀行がマイナス金利政策をやり、現実に新発債を発行したときに、政府もマイナス金利状態を享受して、何だか発行したら市場から利益を受け取っているみたいな現象が起きている中で、予算積算のための金利が一・六%なんですよ。おまけに潜在成長率は一・五ですからね。潜在成長率より...全文を見る
○大塚耕平君 それでは、同様に、財投特会の資金運用収入の前提となっている金利水準は何%でしょうか。
○大塚耕平君 政府として、調達金利の積算前提と財投機関の運用収入の積算金利が一緒というのは、これ論理的におかしいと思いませんか。調達の方が低くないと赤字出ちゃいますよね。
○大塚耕平君 今日は、ここでこういうことを申し上げても、分かったと、じゃ金利水準変更して予算組み直すとはおっしゃってくださらないと思うので、問題意識だけお伝えしておきますけれども。  同時に、今日、財投機関、財投特会の各目明細こちらにあるんですけれども、財投特会の各目明細よりは...全文を見る
○大塚耕平君 具体的に聞かせてください。  沖振公庫、政策金融公庫、国際協力銀行及び国際協力機構有償資金協力部門、この四つが各目明細に歳入が計上されていますので、それぞれの前提となっている金利水準を教えてください。
○大塚耕平君 何%ですか。ちょっとこれはちゃんとやってください。(発言する者あり)
○大塚耕平君 じゃ、まあ確かに大臣にお伺いするには細かい数字かもしれませんので、そこまで御答弁いただくなら、事務方の皆さん、これ、ここまで明確に質問しているわけですから、加重平均して数字出してください。(発言する者あり)  ちょっと、これはどうかなと思いますよ、私は、さすがに、...全文を見る
○大塚耕平君 いや、本当に、昨日も沖北で島尻大臣に予算書の中身聞いて、公共事業の積算根拠の話、もうこれ当然通告してあるんですけどね、お伺いして、BバイCについて、じゃ、どういうふうに大臣は御覧になっていますかと言ったら、BバイCを知らないんですよね。そういうことも含めて、まあ麻生...全文を見る
○大塚耕平君 じゃ、この各目明細には書いていないんですが、国際協力銀行のこの役員給与一億二千八百万円については、これは何人分の給与ですか。
○大塚耕平君 これ、どういうルールで記述をしておられるのか分かりませんが、例えばこの特会のところも、特会ごとに多分その業務をやっている方の人数をやはりそこのところの職員給与にちゃんと載せていらっしゃるところもあれば、この今の財投機関については、載っているところもあれば載っていない...全文を見る
○大塚耕平君 それは理解します。ただ、JBICは重なっていませんのでね。そのJBICだけがすとんと抜けているので、どうしたのかなというのは別にここで聞かずともいずれ事務方の皆さんに聞くつもりでいたんですが。  さっきの金利水準のところもこんなに、結構、毎回全部紙で私は質問並べて...全文を見る
○大塚耕平君 金融庁に関わる業務は、これはもう日進月歩の分野ですから、もう随分前から金融庁は外部との人材交流どんどんした方がいいというふうに申し上げ、私も担当副大臣のときにそのようにさせていただいたんですが、全省庁の中で一番外部との交流比率が高くていい傾向だと思いますので、私はも...全文を見る
○大塚耕平君 終わります。
03月31日第190回国会 参議院 財政金融委員会 第9号
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○大塚耕平君 民進党・新緑風会の大塚でございます。よろしくお願いいたします。  今、白さんの質疑を聞いていていろいろ思うところございました。場内で大きな声でやじって恐縮でございましたけれども、やはりやじるときはやじらなければならないことがございますので、御容赦いただきたいと思い...全文を見る
○大塚耕平君 繰り返し野党の非力だといろんな委員会で言い続けているので若干じくじたる思いもございますけれども、本当に緩んでいると思いますよ。政権のお立場で内閣にお入りになっている皆さんのみならず、まさか天下の財務省主計局次長ともあろう者がああいう発言をするとは、私の国会議員生活十...全文を見る
○大塚耕平君 それでは、本論に入らせていただきますけれども、たまたまいいやり取りを聞かせていただいたので、この法案の二条の定義のところに少し触れさせていただきたいと思います。  委員会が始まったところで、少し関心が湧いたので、文書課長経由で数字をお願いしておきました。  つま...全文を見る
○大塚耕平君 それとの関連で、美並さん、先ほどのやり取りの中で、東日本大震災の復興に関わって発行する国債は財政法四条の特例国債と一緒だというふうにお答えになったように私には聞こえたんですけれども、そういう理解でよろしいですか。
○大塚耕平君 もう一回確認ですけれども、財政法四条の特例、つまり建設国債だということを今言っておられるわけですね。
○大塚耕平君 ということは、復興のために必要な財源でも、国債見合いのものは建設国債として財源を調達していて、それ以外は特例公債として調達をしているという、こういう理解ですか。
○大塚耕平君 つまり、そうすると、復興債はここで言う財政法四条の建設国債とは全く別だということですね。ということは、この復興に関わる事業で必要な経費、税収で賄われている分以外を除くと、これは復興債及び赤字国債だけであるという理解でいいですか。
○大塚耕平君 ということになると、先ほどの白さんの質疑、私も興味深く聞いていたんですけれども、私も同じことを聞こうと思っていたんですよ、なぜ東日本復興のこの財源調達の話と特例公債のこの話を一本の法律にして出す必要があるのかと。これは通告の中にも入れておきましたけれども。  そう...全文を見る
○大塚耕平君 しかし、今回の法案のこの東日本大震災に関わる部分は、復興債の発行を可能にすることを求める条文なわけですから、そうすると、復興債は論理的につなぎであって将来は税収で全部担保されるわけですから、特例公債でも建設公債的性質でもない、つまり復興事業の中にはインフラを造る建設...全文を見る
○大塚耕平君 だから、それは先々、一般会計との関係も出てくるかもしれないという論理を今おっしゃったわけですけれども、それは先々の話であって、別に今回この二つの事案を一本の法律で絶対に一緒に審議しなければならないという合理的根拠にはならないですよね。  考え方は、委員の皆さんや今...全文を見る
○大塚耕平君 そうであるとすれば、またここで心配を申し上げざるを得ないんですけれども。  先ほど白さんも言っておられましたけれども、今の国会の状況を見れば、別に特例公債法を毎年通すことはそれほど難しいことでもないわけですし、事務方と大臣が双方同じことを考えていたと聞いてしまうと...全文を見る
○大塚耕平君 バックベンチでは財務省の今後を担う若い方々も聞いていらっしゃるので、財務省のレーゾンデートルは何なのかということをよくそれぞれでお考えいただきたいというふうに思います。  その上で、これで事実上、通告した三番とか四番はもう終わっていますので、ちょっと五番の質問聞か...全文を見る
○大塚耕平君 二十八年度以前はいかがですか。
○大塚耕平君 じゃ、今後も、まあ今後の話は聞いてもなかなかお答えになりにくいかもしれませんが、一定の繰入率で計上するということではなく実績をベースにやっていくというお考えでよろしいですか。
○大塚耕平君 繰入率がもし、国債費の例えば予算積算金利などと連動しているかなというふうに思ってちょっと聞いたわけでございますけれども、国債費の予算積算金利はどのように算定をしているでしょうか。
○大塚耕平君 今大臣がおっしゃった平成十年、平成十五年というのは運用部ショックとバリュー・アット・リスク・ショックがあった年の急騰の水準を念頭に置いて、それに市場実勢足して今年は一・六ということをおっしゃっていただいたんですが、実は、前回の質疑のときにも若干これにつながる質疑をさ...全文を見る
○大塚耕平君 そのうち利払いは十兆ぐらいですか。
○大塚耕平君 つまり、国債費で九兆八千、まあ十兆にしましょうかね。それは積算金利一・六でやっているわけでありますが、バッファーとして過去の、つまり非常に例外的な運用部ショックとバリュー・アット・リスクがあったときの一・一%を乗せて計算するからそうなるんであって、もしこれが市場実勢...全文を見る
○大塚耕平君 今日資料を一枚お配りさせていただいているんですが、グラフではない方の表の方を御覧いただきたいんですが、これは前回ここで質疑させていただいたときに、財務省の予算の委嘱審査の関係で政府系金融機関のことを議論させていただきました。そのときに、その政府系金融機関の歳入は一体...全文を見る
○大塚耕平君 だからこそ、一・六がベースになっているから新規分一・八五なわけですよ、一・八五なわけです。  日銀総裁にお伺いしたいんですけれども、日本政策金融公庫は、まさしく中小零細事業者のために業務をして、日本経済を元気にしたいということで頑張っていると思っているんですけれど...全文を見る
○大塚耕平君 そこで、日銀総裁にお伺いしたいのは、総裁が御就任以来、低金利政策を続けて強化してきたんですが、政策目標金利の引下げ幅及びそれに伴って市場金利の実勢がどのくらい低下したかということについての数字を教えていただきたいと思います。
○大塚耕平君 ありがとうございます。  政策金利、ベンチマークを何で見るかによって評価は様々ですが、今の総裁の御説明ですと、政策金利的な引下げ幅よりも長期金利の市場実勢の方がかなり大きく下がっているということですね。  あわせて、金融庁にもおいでいただいているんですが、その間...全文を見る
○大塚耕平君 これを見ると、先ほどの日銀総裁の長期金利の低下幅の御説明で、マイナス〇・六七%長期金利は下がったというふうに考えると、銀行の約定平均金利はそれに比べると半分ぐらい、長期でいうと半分ぐらいの低下幅、それから短期については、これは短期なので単純な比較はできないかもしれま...全文を見る
○大塚耕平君 人によって考え方は様々ですから、私が申し上げていることが正しいとかそういうことを申し上げるつもりはないんですけれども。    〔委員長退席、理事長峯誠君着席〕  今日のこの法案の審議あるいは前回の予算の委嘱審査からの流れで私が申し上げたいのは、一つは財政規律の面...全文を見る
○大塚耕平君 ということは、デフレとおっしゃったときにはCPI等の物価の数字だけのことを言っておられて、デフレスパイラルと言ったときにはその物価の動きと実体経済が連動している状態のことをおっしゃっているということでいいですか。
○大塚耕平君 もう一つ、明確にお伺いをしたいと思いますのは、デフレ脱却の判断基準ですね。何か総理は、もうもはやデフレではないと言ってみたり、日銀は、いや、デフレ脱却のためにとまだ時々おっしゃっているような気もするんですけれども、ここがはっきりしないと、いつまでこの異常な金融政策を...全文を見る
○大塚耕平君 いや、総裁、政府の今定義はとおっしゃったんですが、政府の定義は、総裁の説明によれば、物価が持続的にもう下落していない状態及び元に戻ることがない、この二つの条件を満たさないといけない、これがデフレ脱却の基準だというふうに総裁は御説明になったんですが、日銀はどうですか、...全文を見る
○大塚耕平君 一見、整合的に御答弁しておられるように聞こえるんです、総裁は御答弁上手なので。だけど、もう一回、私なりに整理させてもらいますよ。  総裁の今の御答弁では、政府のデフレ脱却の定義は物価がもう持続的に下落していない及びまた元に戻ることのない、この二つの条件を満たすこと...全文を見る
○大塚耕平君 いや、私がなぜ今のところをお伺いしたかというと、どのくらいの期間戻らないということが確信できればデフレ脱却と考えるかという日銀自身の考えを整理しておかないと、日銀は二%になるまでやり続けると言っているわけですから、政府がデフレ脱却、もうもはやこれは安倍政権の間はデフ...全文を見る
○大塚耕平君 きっちり御答弁いただかないと、前、御答弁いただいたことが変更になったというふうにも聞こえますので、もう一回端的にお伺いします。  総裁は、金融緩和の手段については無限にバリエーションがあって、そして日銀の緩和の程度を判断する材料であるマネタリーベースや日銀総資産の...全文を見る
○大塚耕平君 分かりました。分かりましたというのは、アグリーという意味ではありませんよ。おっしゃりたいことは理解できましたが、大変に危険な状況だというふうに私は思います。  そこで、前回、日銀が今大量に国債を買っている状態は、事実上、国債が中央銀行還流型の政府紙幣になっているの...全文を見る
○大塚耕平君 今日るる御発言いただいた内容を精査して、今後の日銀の金融政策の在り方、財政規律との関係についての議論は更にさせていただきたいと思います。  最後に、もう一度今回の法案に戻らせていただきますが、財務大臣にお伺いします。  今回の法案、特例公債を五年間国会の議決なし...全文を見る
○大塚耕平君 最後に、この発言で終わらせていただきますけれども、そもそも特例公債、赤字国債は、先人の御発言はさっき白さんが御紹介くださいましたけれども、相当じくじたる思いで特例公債発行に踏み切らざるを得なくなって、その後も、財政健全化を考えたら抑制的に対応しようということで今日に...全文を見る
04月26日第190回国会 参議院 財政金融委員会 第10号
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○大塚耕平君 民進党の大塚耕平でございます。よろしくお願いいたします。  大臣から今、高橋是清元総理大臣のお名前が出たので、ちょっとイントロで高橋是清翁についてのエピソードをお話しさせていただきますと、大恐慌のときに高橋是清さんの御活躍のことがよく取り沙汰されるんですが、農務省...全文を見る
○大塚耕平君 そうすると、このペイオフコストを超える金銭の贈与の額の十一兆四千百八十五億、これの財源については特別保険料ないしは交付国債ということですが、例えばペイオフコストを超える金銭の贈与の財源に充当される特別保険料の保険料率とか交付国債の条件について御説明をいただきたいと思...全文を見る
○大塚耕平君 通常の保険料の料率はどのぐらいになりますか。
○大塚耕平君 日銀がマイナス金利政策を採用したことによって金融機関の利ざやが薄くなるということで、金融機関は大分経営の先行きに懸念を抱く先も多いのでありますけれども、ペイオフなどということは二度と起こらないことを祈っておりますけれども、この金融機関の再編あるいは破綻などということ...全文を見る
○大塚耕平君 日銀のレポートを引用されて今御答弁されたわけですが、金融機関の経営環境は決して悪くないというような趣旨の今レポートの内容だったと思いますけれども。    〔委員長退席、理事長峯誠君着席〕  そうすると、この委員会でも何回か御指摘申し上げておりますけれども、マイナ...全文を見る
○大塚耕平君 公式に申し上げていただかなくても結構ですが、非公式には是非いろいろと意見は言っていただいた方がいいと思います。  それに関連してですが、日本のメガバンクも大変な数の海外現法を持って様々な税務対策をやっておられるわけですが、財務大臣としてお伺いしたいんですが、BEP...全文を見る
○大塚耕平君 しかし、世界で、例えば一千四百億ドルですか、一ドル百円で計算すると十四兆円ですよね。日本のGDP、例えばGDP並みにそれがあるとすると、一〇%としても一兆四千億というふうになるんですが、なかなか先進国以外ではこのタックスヘイブンの活用というのは簡単ではありませんので...全文を見る
○大塚耕平君 今、タックスヘイブンに所有しているというふうにタックスヘイブンというお言葉をお使いになったんですが、後段のところでは一定の税率に達していないというふうにおっしゃったので、多分タックスヘイブンの定義はそういうことなんだろうと思いますが、その一定の税率というのは何%です...全文を見る
○大塚耕平君 それは表面税率ですか、それとも実質的な実効税率ですか。
○大塚耕平君 そうすると、日本もタックスヘイブンだということでいいですね。
○大塚耕平君 今日は財務大臣にも時々お伺いしますけど、是非一緒にお考えいただきたいと思うんですが、この委員会でも何度か取り上げていますし、予算委員会でも大臣にお示しをしましたが、例えば法人税率、日本は基本税率二五・五ですが、租税特別措置等々で実質的にはそれより約八%低いわけですよ...全文を見る
○大塚耕平君 ということは、例えば私どもが金融庁なり財務省に、その上場企業三千六百三十六社、うち東証一部上場が千九百四十九社、それらの企業が持っている海外現法の数を調べて教えてくださいというふうに質問をすると、どういう調べ方がありますか。
○大塚耕平君 今、門間局長がお答えいただいたのは投資の実額を把握するのには役立つ話なんですが、私がお伺いしたかったのは、日本の企業がタックスヘイブンを利用してBEPS的行為を行っているかどうかの把握をするために、日本の企業が持っている海外現法の数を調べてくださいといったときにどう...全文を見る
○大塚耕平君 私も自分の考え得る範囲でいうと、おっしゃるように有価証券報告書だと思うんですよ。今まさしく池田局長がおっしゃっていただいたように、有価証券報告書は株主や投資家の投資判断に資するためということですが、大臣、これBEPS的行為の捕捉とそれから適切な税収確保のために、有価...全文を見る
○大塚耕平君 有価証券報告書という書類は、これは日本独特の項目もいっぱい入っていますし、全ての内容を世界共通にするというのは難しいと思います。というよりも、日本において日本の企業が日本国政府に対して適切な税収をちゃんと納めていただくという意味においては、海外との整合性をまたずとも...全文を見る
○大塚耕平君 これ、昨日計算してみて私も驚いたんですよ。一七%です。  つまり、全法人の売上高はほぼ一緒、売上高に対する税収比率は同じ〇・八、にもかかわらず、経常利益に対する税収比率を見ると、一九九三年は五九%、二〇一四年は一七%なんですよ。これは物すごい、法人減税というよりも...全文を見る
○大塚耕平君 いや、今大臣が非常に重要な御答弁をしていただいたんですけれども、さっきの局長とのやり取りでも御理解いただけますように、例えばタックスヘイブンとは何ぞやと定義したときに、一定の税率、約二〇%を境に議論をすると、日本の実効税率もタックスヘイブンとも言えます。  それか...全文を見る
○大塚耕平君 聡明な佐藤局長の苦しい答弁ぶりが伝わってきますので、要するに定義はないということですね。
○大塚耕平君 いや、BEPS対策されることはいいことだと思うんですよ。別にそのことは否定していませんし、是非一生懸命やってほしいと思います。  ただ、大臣、これはOECDに行っていた浅川さんの名前もよくお出しになって答弁しておられましたけれども、日本が主導してきてといって自負を...全文を見る
○大塚耕平君 それ、是非確認してください。もし、ないとすればいいですけれども、あるけど記載していなければ、それは有価証券報告書の記載義務違反ですか。どうなりますか、これは。
○大塚耕平君 海外だけじゃなくて、例えば今申し上げた東京三菱のその他の百八十社。つまり、その他百八十社としか書いていないんですね。一切中身分からない。三井住友も二百五十六社。これは、海外現法だけじゃなくて国内法人も多分あると思うんですよ。だから、みずほはその他で海外現法はないかも...全文を見る
○大塚耕平君 そうすると、例えば、東三と三井住友とみずほは、大分、海外法人を利用した税務戦略であったり財務戦略というのはちょっと違いがあるなという、これは企業戦略ですから別にいいんですけれども。  じゃ、もう一つお伺いしたいんですが、名前が公開されている企業と、その他連結対象と...全文を見る
○大塚耕平君 大臣にお伺いしますけれども、さっきの質問をもう一回繰り返しますけど、例えば現在の有価証券報告書は、株主や投資家の投資判断に資するためということで、個別企業名の開示等々については、今の局長の御答弁によれば個々の企業の判断だということになっているんですが、何かちょっと気...全文を見る
○大塚耕平君 ここは私も知らないところですので、是非ここははっきりさせた方がいいと思うので、私が個人的に金融庁や財務省から説明伺うのもいいですけれども、これは委員の皆さんと情報を共有した方がいいと思いますので。  これは委員長にお願いしますが、日本の有価証券報告書の連結対象の企...全文を見る
○大塚耕平君 それでは、分かる範囲で結構なんですが、じゃ、例えば、みずほはケイマンだけで、公開されているベースで四十一社、会社持っているんですよ。これは金融庁が把握をしている情報で、開示できる範囲でいいんですけれども、どういう経緯で四十一社もケイマンに持っているんでしょうか。
○大塚耕平君 それは私も理解できます。別に海外につくった現法が全部租税回避のためなどとは思っていませんし、かなりの部分は今おっしゃったような理由でもあろうというふうに思います。  ただ、それは、例えばみずほ銀行自身の租税回避でないとしても、もし、今おっしゃったように、顧客の資金...全文を見る
○大塚耕平君 ありがとうございます。  このBEPS対策に注力しておられることには全く異論はありませんので、しっかり御対応いただいて実効性のある展開にしていただきたいんですが、繰り返し申し上げて恐縮ですが、ところが、その我が国自身がタックスヘイブン的であるかないかの基準であった...全文を見る
○大塚耕平君 終わります。
05月10日第190回国会 参議院 経済産業委員会 第9号
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○大塚耕平君 民進党の大塚耕平でございます。今日はどうぞよろしくお願いいたします。  今質問された小林さんと私は、三・一一のときに厚労省の副大臣と大臣政務官という仕事をさせていただいておりました。一号炉が爆発した瞬間は副大臣室でちょうど二人で話をしている最中でしたので、私がテレ...全文を見る
○大塚耕平君 じゃ、同じことを大臣にもお伺いします。  核燃料サイクルはあと何年ぐらいで技術的に実現可能ですか。
○大塚耕平君 高速増殖炉も含めた核燃料サイクルの実現可能な期間というのは大体どのくらいですか。大臣にお伺いします。
○大塚耕平君 念のため確認ですが、委員長、つまり、なかなか定義も難しいので答弁も難しいし、回答は差し控えるということだったんですが、要するに核燃料サイクルの完成とは何ぞやというその定義及びそれが、じゃ、技術的にいつ頃実現可能かということは、率直に言ってなかなか答え難い問題だと、こ...全文を見る
○大塚耕平君 大臣、軽水炉サイクルのことは先ほどの話で分かりましたので、今の委員長に対する質問と同じですが、全体としての核燃料サイクルの定義及び技術的に実現可能な時期については、これはもう言及するのは難しいという理解でよろしいですね。
○大塚耕平君 そういうことであるからこそ、完成するかどうかも分かりませんが、完成時期には恐らく大臣も委員長も私も生きていないわけですよ。だから、後世の皆さんに解決不能な問題を残してはいけないという思いは多分委員会に参加していらっしゃる党派問わず全員の共通した思いだと思いますので、...全文を見る
○大塚耕平君 それはそう答弁せざるを得ないと思いますよ、今の時点でここを見直すべきだと言ったら修正しなきゃいけないですからね。それはいいと思うんですが、私、今会派の政策審議会長という立場なものですから、全省庁、法律の説明に来てくれるんですよ。この法律も役所の皆さんが説明に来てくれ...全文を見る
○大塚耕平君 大臣、今日、別にちょうちょうはっしやろうなんて思っていませんので、ここでお考えいただければいいんです。そのための国会審議ですから。国会をやっつけ仕事だと思われたら困りますよ。  もう一回聞きますよ。機構というのがこの世の中に存在していない中で第四条にいきなり出てき...全文を見る
○大塚耕平君 どうぞ役所の方、サポートしていただいて結構ですから。  だから、私に説明していただいたときにこれを指摘したところ、これは行政作用法だから問題ないんだという説明を担当官がされたんですよ。これは行政作用法ですか、この法律は。行政組織法ですか、どっちですか、この法律は。
○大塚耕平君 大臣、大臣がこの法律は役所としてはパーフェクトだとおっしゃったので私は聞いているんですよ。これは行政作用法だから組織法のように組織が冒頭から定義されていなくてもいいし、こういう例はあるという御答弁で、それは矛盾はないと思います、私も。  そこでお伺いしたいんですが...全文を見る
○大塚耕平君 いや、私がお伺いしたいのは、これ予算委員会のときにも、一番のポイントは、この法律の九条に定めるところの、機構は再処理等を行わなければならないという、これは機構につまり再処理の責任があるのかないのかということを議論させていただいたところと関係してくるわけですよ。  ...全文を見る
○大塚耕平君 いや、ちょっと大臣、少し御説明がずれているんです。つまり、そういう法律であるということは理解しているんです。ところが、これを行政作用法だからさっきのようないびつな条文の組立てでも問題ないという説明を私も受けたので、だから、一体これの、再処理に関わる拠出金を預かるとい...全文を見る
○大塚耕平君 なるほど、資金の権利義務、つまり、そういうことになると、今日お配りした資料の五分の五、左側から開く横書きの方を見ていただくと五分の五、現行制度における債権を優先債権化することが困難である理由としてエネ庁から私がこれいただいたものです。アンダーラインは私が引いたんです...全文を見る
○大塚耕平君 今大臣がおっしゃったのは、原環センターに預ける、積み立てる方式のままだとそういうことが生じるので、この認可法人をつくるという理由の部分を答弁されたんです。  私がお伺いしているのは、そういう理由でこの認可法人をつくったのは分かりますので、じゃ、その認可法人の拠出金...全文を見る
○大塚耕平君 バックベンチの皆さんは私の質問の趣旨を分かっていると思いますので、もう一回質問しますので、ちゃんと相談して答弁してください。  この認可法人に預ける拠出金が、原子力事業者に万が一の経営破綻等があった場合に、他の債権に優先してこの認可法人の拠出金が守られるという法的...全文を見る
○大塚耕平君 機構に帰属するのは法律の立て付け上理解できます。  しかし、例えば原子力事業者が破綻した場合に、原子力事業者はいろんな債権者がいますので、その債権者は、そういえばこの認可法人に拠出金として預けていた数百億円があるじゃないか、これもちゃんと弁済費用として使わせてくれ...全文を見る
○大塚耕平君 しかし、私法上の原子力事業者の再処理に対する責任関係は変わっていないという立て付けでこれつくっているわけですから、その再処理に関する私法上の原子力事業者の責任が変わっていないのに、その費用として彼らが拠出したものの所有権だけが変わって、再処理に対する責任は原子力事業...全文を見る
○大塚耕平君 いや、大臣、これ、法律の審議ここでやっているわけですから、私が納得できるとかできないとか、そういう話じゃないんですよ。  渡邉さんが一番よく分かるでしょう、民間企業の経営者として。民間企業の経営者として、言わば製造物責任、PLなんかを問われる立場から、自分たちの製...全文を見る
○大塚耕平君 そうすると、この今日お配りした資料の、二月十日の方ですね、積立金及び管理に関する法律の一部を改正する法律案についてというタイトルの、五分の二からのやつですよ。これはつまり、なぜ九条が経済的責任に限定されるんですかというのを聞いたのに対する回答なんですけれども、今のお...全文を見る
○大塚耕平君 つまり、この資料は、ちゃんと、これ私が書いたんじゃないですからね、エネ庁の方が、九条が経済的責任に限定されることを担保するということについての理由として持ってきたんですが、そうすると、経済的責任だけじゃなくて、間接的とはいえ、再処理をさせる責任を負っているという理解...全文を見る
○大塚耕平君 いや、しかし、再処理を行わせる責任が、責任がこの機構にあるとしたら、行わせる過程で起きる事故等についても一定の責任を負うんじゃないんですか。
○大塚耕平君 議論を聞いていただいていて問題点は皆さんも御認識いただけると思うので、これ、委員長の御差配で今日は採決するのかしないのか私は分かりませんけれども、資料要求しますけれども、そうすると、この九条の「再処理等を行わなければならない。」というこの意味は、厳密な意味で経済的責...全文を見る
○大塚耕平君 そうすると、この三月の日付で、二月十日付けのこのペーパーを私のところに持ってきたわけですけれども、ここの部分の不整合が問われるわけですよ。  多田さん、大臣に教えていただいて結構なんですが、この二月十日という日は、この法案を法制局の審査を通した後ですか前ですか。
○大塚耕平君 つまり、閣議決定の後の二月十日に、五分の二のところのアンダーラインの最初を見ていただくと、「両庁の共通認識を整理すると、以下のとおり。」と。普通こんな文書は作りませんよ。いかにこの法案が実は定義が曖昧で欠陥法案だったかということで、慌ててこの文書を作っているというふ...全文を見る
○大塚耕平君 時間も迫ってきておりますので、大臣、ちょっと気分転換に、この法案は全部で何条ですか。
○大塚耕平君 決して条文の多い法案じゃないですから、全部読んでくださいね、条文、是非。私たちも、短い期間ではありましたけれども政府側を経験させていただきましたので、やっぱり読みますよ、全部。それは読んでいただかないと困ります。  最後になりますが、衆議院の附帯決議、これを重く受...全文を見る
○大塚耕平君 この附帯決議に沿って対応するという理解でいいですね。
○大塚耕平君 附帯決議の九番、三分の二から三分の三にかけて、これ、主語は国なんですよ。国は、「認可法人が使用済燃料の再処理等を適正に実施できるよう、適切に関与すること。」という附帯決議を重く受け止めて最大限の努力をするというふうに今もおっしゃったので、つまり、機構が金は預かるけれ...全文を見る
05月19日第190回国会 参議院 財政金融委員会 第13号
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○大塚耕平君 大塚耕平でございます。  今の長峯理事の質疑を拝聴しておりまして、与党のお立場としてはそのような質疑になるんだろうなということを拝察しながら拝聴しておりましたけれども、この問題は与野党云々の話ではございませんので、できれば淡々と今日は事実確認をさせていただきたいと...全文を見る
○大塚耕平君 委員長の責任でもなければ、ましてや内閣府の責任でもありませんし、日銀の事務方の責任でもありません。櫻井眞氏本人のなせる業であるということをまず明確に申し上げておきます。  今の長峯さんの質疑を聞いておりまして、これはいささか櫻井氏の答弁で解せない部分がありますが、...全文を見る
○大塚耕平君 平成二年から八年までの職員名簿もここにありますが、あなたの名前は一切出てきません。辞令を受けていないものについて公的な履歴に書くということ自身が、もうこの委員会室の中の多くの皆さんの常識とは懸け離れていると思います。  平成二年に辞令をもらったというんだったら、そ...全文を見る
○大塚耕平君 じゃ、それは出していただけるということでいいですね。
○大塚耕平君 この特別研究官という名前では、職員名簿には特別研究官という項がありませんので、ひょっとするとその特別研究官として辞令があったのかもしれません。ただ、この職員名簿には研究官とか主任研究官というのはあるんですけれども、特別研究官というのはないんですよ。だから、その特別研...全文を見る
○大塚耕平君 大久保理事も先週金曜日に東大に行かれて東大の企画調整役とお話をされておりますが、櫻井さん御自身も東大に行かれて、御本人が思っておられた取得単位数と違っておられたようですということを企画調整役が御発言されているそうですので、五十二単位取れていると言うんでしたら、それも...全文を見る
○大塚耕平君 じゃ、その二つ、お待ちしております。  その上で、今でいうところの単位取得満期退学であれば、その当時の人は中退というふうには認識しないんですよ。その博士課程をD1からD3まで終わって、満期、今でいうところの満期退学であれば、その当時の人は、中退とは言わずに確かに修...全文を見る
○大塚耕平君 櫻井さんの文献、余り多くないんですけれども、私も調べさせていただきました。そうしましたら、例えば昭和五十二年の「季刊現代経済」に共同執筆者として書かれている経歴は、中央大学卒、現在日本輸出入銀行と書かれて、これ昭和五十二年なんですよ。  今日お出しいただいた経歴が...全文を見る
○大塚耕平君 曲がりなりにも特別研究官というポストがあって、その辞令が、お出しいただけるというそうなので、あったとすれば、当時大蔵省にいらっしゃった委員の方もこの中には何人かいらっしゃいますけれども、やっぱり財金研の研究官に任命される上では、そういう経歴は、持っていらっしゃるんだ...全文を見る
○大塚耕平君 兼務が許されるかどうかというのは、それは当時の大蔵省の人に聞いてみないと分かりませんが、そうすると、兼務をしていたという前提でお伺いをします。  大蔵省については辞令を出していただけるということですから、内閣府は衆議院で在籍を否定していたわけですが、内閣府の辞令も...全文を見る
○大塚耕平君 できるだけ櫻井さんに対する信頼感を、現時点で私は持っていませんよ、回復をさせた上で、今後もしそのお仕事をお続けになるなら、五年、四年ですか、ここで向き合っていかなきゃいけないので、少し信頼感回復のために資料をいただきたいんですが、大蔵省の辞令、内閣府の辞令が内閣府に...全文を見る
○大塚耕平君 余りこの当時の話には触れたくないんですけれども、宮沢委員もその当時在籍しておられて、このFAIRについてはよく御存じだと思いますが、その当時、かなり悪名高いここは組織としてマスメディアをにぎわせた組織であります。長富祐一郎さんという方が中心で仕切っておられた組織で、...全文を見る
○大塚耕平君 そういうお仕事もしていたんだと思います。  それで、その当時の方にお伺いすると、この週刊誌の記事が出てからですよ、私も基本的に週刊誌の記事的なことは国会ではほとんど取り上げたことがないんですが、今回はそうもいかないだろうなと思ってお伺いしましたら、櫻井さんは財金研...全文を見る
○大塚耕平君 その当時の新聞記事とか週刊誌の記事をここで読み上げるのはやめますけれども、長富さんについても、もうお亡くなりになっておられる方なのであれこれ申し上げませんが、いろいろ記事には毀誉褒貶に関わることが書かれているんですけれども。  今日お持ちした資料の三枚目に、櫻井さ...全文を見る
○大塚耕平君 ここはテープでも出てこない限りは、今、櫻井さんがおっしゃったようなことを、御自身がおっしゃったのがこうなったのか、それともはっきりこうおっしゃっていたのかは、それは確認のしようがありませんけれども、その当時の朝日新聞のFAIRに関する記事、一つだけ、一くだりだけ読ま...全文を見る
○大塚耕平君 それはもう旧聞に属する話ですから、私も正確なことをここで確認するということはやめます。やめますが、この講演録は二年前の講演録ですからね。例えば、普通、私、自分が講演したときの講演録は、書き起こしができたらくださいと言って原案の段階で全部手を入れます。それはそうです。...全文を見る
○大塚耕平君 それから、やっぱり櫻井さん独特のプロフィールに対するパーソナリティーを僕は感じざるを得ないんですけれども、例えばその上の教職歴というのを今拝見してああと思ったんですけれども、非常勤講師を一九七七年から、何か大学いっぱい書いておられますけれども、私もあちこちで随分やら...全文を見る
○大塚耕平君 長富さんは昭和六十三年六月から平成元年六月までの一年間、関税局長をお務めになられたんですが、関税局長になられる直前の一年間は、まさしく今あなたと同じ日銀審議委員をやっておられたんです。私、その頃日銀にいましたので、名前だけは存じ上げています、長富さんの。  大変親...全文を見る
○大塚耕平君 いや、今の御発言が櫻井さんのプロファイルに対する御自身のフィーリングをもう象徴しているんですよ。  経歴というのは、実質的にどうだったかとかそういう話じゃなくて、形式が極めて重要なんですよ。非常勤取締役なら普通は、こんな大事な場に出す経歴であれば、普通は非常勤と書...全文を見る
○大塚耕平君 そうすると、今日お配りさせていただいた資料の一番後ろに、昨年この委員会で毎月提示をするように求めて、以来、日銀、財務省が一緒になって提出してくれている国債関係資料というのがあるんですが、その中で日銀が出しているマネタリーベースと日本銀行の総資産の対名目GDP比の数字...全文を見る
○大塚耕平君 この比率がどのぐらいになったら二%が達成できると現時点ではお考えになっていますか。
○大塚耕平君 予測が難しいのはそのとおりですが、黒田総裁は、これ、上限はあるんですかと聞きましたら、上限はないと、二%になるまでこれは拡大し続けるというふうにこの委員会で答弁しておられるんですが、同じお考えですか。
○大塚耕平君 二%を実現することが実体経済にどのような影響を与えるんですか。
○大塚耕平君 潜在成長率は一・三から一・五ぐらいの間だと思いますが、私の認識と差があるという理解でいいですか。
○大塚耕平君 黒田総裁の政策手法は、期待に働きかけると、それが結果として物価上昇率にも反映し、物価上昇率が上がることによって実体経済も好循環になると。ここでもう三年半言い続けていらっしゃるんですけれども、期待を測る指標は何ですか。
○大塚耕平君 インデックスというのは余りにも抽象的でよく分からないんですけど、何ですか、インデックスって。
○大塚耕平君 多分、今、日銀はブレーク・イーブン・インフレ率とか見ていますので、そういうインデックスの名前ぐらいすぐ出てくるようじゃないと、そもそも審議委員になっていただく資格もなければ、審議委員として務まりませんよ。  ちなみに、期待に働きかけると実体経済が好循環になるという...全文を見る
○大塚耕平君 期待に働きかけるとそのことによって実体経済が好循環になるという、ここの理論的メカニズム、トランスミッションの理論をちゃんと理論化して説明をしている内外の学者の名前とか、あるいはその理論の名前について、御存じであればお答えいただきたいと思います。
○大塚耕平君 もうこれでやめますけれども、同じ質問に対して黒田総裁はここで、そういう該当する学者とか理論はありませんというふうにここでお答えになっているんですよ。  だから、初めてのチャレンジをしているということについては私は否定しませんし、これ何とかして経済を良くしなきゃいけ...全文を見る
08月01日第191回国会 参議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第1号
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○大塚耕平君 委員長の選任は、主宰者の指名に一任することの動議を提出いたします。
12月01日第192回国会 参議院 財政金融委員会 第7号
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○大塚耕平君 私は、ただいま可決されました民間公益活動を促進するための休眠預金等に係る資金の活用に関する法律案に対し、自由民主党、民進党・新緑風会、公明党、日本共産党、日本維新の会及び日本のこころの各派共同提案による附帯決議案を提出いたします。  案文を朗読いたします。   ...全文を見る