大塚耕平

おおつかこうへい

選挙区(愛知県)選出
国民民主党・新緑風会
当選回数4回

大塚耕平の2018年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月25日第196回国会 参議院 本会議 第2号
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○大塚耕平君 民進党・新緑風会を代表して、政府四演説に対して総理に質問をいたします。  初めに、一昨日の草津白根山の噴火被害に遭われた皆様に、お悔やみ、お見舞いを申し上げます。政府においては、今後の被害拡大を防ぐために、万全の対策を講じることをお願い申し上げます。  総理は施...全文を見る
03月01日第196回国会 参議院 予算委員会 第4号
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○大塚耕平君 おはようございます。民進党・新緑風会の大塚耕平でございます。  本日は、予算を中心に総理に質問をさせていただきたいと思います。  まず、昨日までの衆議院での審議で、この国会で提出が予定されていた労働法制に関しまして、昨晩随分大きな決断を総理がされたということで報...全文を見る
○大塚耕平君 今日は極力生産的な議論をさせていただいて、総理にお考えを更に変えていただける部分があれば、そのような御決断をいただきたいというふうに思っております。  今三本柱というふうにおっしゃいましたけれども、今回の労働法制の見直しは何を目的にされようとしておられるんですか。
○大塚耕平君 時間外労働の上限規制、同一労働同一賃金、これは我々も賛成でございますので、高度プロフェッショナル制度、これもおやめになりませんか。そうしていただければ、我々も非常に前向きにこの法案の審議に応じられると思います。  高度プロフェッショナル制度も取り下げるというお考え...全文を見る
○大塚耕平君 厚労大臣にお伺いします。  この高度プロフェッショナル制度は、導入すると国民にとってどういういいことがあるんでしょうか。
○大塚耕平君 厚労大臣、その年収の上限は今幾らというふうに、基準は幾らと想定して案を作っておられるのか、テレビを御覧になっている国民の皆さんに御説明してください。
○大塚耕平君 千七十五万円というのは、確かに国民の皆さんの平均的な水準から考えたら少し高い水準だというのは私も理解します。しかし、その水準近辺の皆さんというのは、日本の産業や経済にとって、あるいは企業にとっても、大変創造性やあるいはこれからの新たな戦略を考える上で重要な役割を果た...全文を見る
○大塚耕平君 答弁していただいているようで全然答弁になっていないんですが、総理、この高度プロフェッショナル制度、これ断念していただいたら、この労働法制はかなり歩み寄って、言わば平和的にこの審議が進むわけですよ。  これ、高度プロフェッショナル制度を総理が国民の皆さんに導入したい...全文を見る
○大塚耕平君 総理、ここをよく聞いていただければ幸いですが、年収一千七十五万円の人が、まあ私もそういう層に、元の、今日は古巣の上司というかボスもいますが、日銀の総裁もいますけど、そういうゾーンで仕事をしている人間はかなり残業長いんですよ。  例えば百時間、サービス残業的、つまり...全文を見る
○大塚耕平君 今日は働き方改革とアベノミクスについて議論をさせていただきたいと思っていますので、この後もう一度この問題に戻りますけれども、その前に、ほかにも重要な問題がありますので幾つか確認をさせていただきます。  福島第一原発事故への対応の状況と今後の見通しについても、概要を...全文を見る
○大塚耕平君 原発そのものに対する対応の概要はお伺いしました。  避難されている皆さん、仮設住宅にいらっしゃる方々が今後どうなるかということについて、今何か問題は起きていませんでしょうか。
○大塚耕平君 大臣は現地にお詳しいことと思いますが、総理、今月末で例えば楢葉町の仮設住宅にまだ住んでいらっしゃる住民の皆さん二百世帯がもう強制的に退去させられるということは報告を受けておられますか。
○大塚耕平君 総理が今この件は報告を受けていないと正直におっしゃられたのは大事なことだと思うんです。  今回の労働のデータもそうですが、実態をちゃんと把握されるかどうかということが総理にとって非常に重要な課題でありますので、楢葉町の二百世帯四百五十人の方々の中には、三月末以降の...全文を見る
○大塚耕平君 被災者の方も聞いておられますので、今の御答弁、私も重く受け止めますので、適切に御対応いただきたいと思います。  労働の問題に移る前に、もう一つ確認させていただきます。  去る二月二十日に、青森県の米軍三沢基地所属のF16戦闘機が小川原湖に燃料タンクを投棄したとい...全文を見る
○大塚耕平君 今の青森を始め、御承知のとおり、沖縄ではいろんなことが起きております。  昨年一月以降の約一年間で、米軍関係の例えば部品落下、不時着、墜落等の事故あるいは不祥事等々、どのくらいの件数が起きていて、そのうち沖縄がどのくらいかということを御説明いただけませんか。
○大塚耕平君 大臣、そのうち、普天間第二小学校の校庭に大型ヘリの窓枠が落ちた事案、これも恐縮ですが、概要を説明していただいて、その後どういう対応をされて、今はもうヘリが校庭の上空は飛ばないという徹底をされたのかどうか、お伺いします。
○大塚耕平君 総理、これも総理御自身が実態を把握されるかどうかということが非常に大きなポイントなんですが、防衛省は米軍に学校上空は飛ばないようにしてくれというふうに正式に申し入れて徹底したというふうに報告を受けているのかどうか、総理はどう認識しておられますか。
○大塚耕平君 それでは、普天間基地すぐ近くの緑ケ丘保育園への部品落下事案については何か聞いておられますか。
○大塚耕平君 総理、この保育園のお母様方と園の関係者、たしか全党に、この事実関係の報告と、上空を飛ばないようにしてほしい、そして事実関係を更に確認してほしいということで先日回られました。私もお会いしました。ところが、今大臣おっしゃるように、一回防衛省の関係者が立ち寄って簡単なヒア...全文を見る
○大塚耕平君 労働法制にせよ、原発事故に絡む被災者の皆さんの状況にせよ、米軍の事故、不祥事にせよ、総理としては実態把握に是非努めていただいて、被害に遭われた方や関係者が不安に思われることのないように適切に対処をしていただきたいということをお願いをして、また労働法制の話に戻らせてい...全文を見る
○大塚耕平君 丁寧に説明していただいたんですが、途中でやっとキーワードが出てきたんですが、生産性の向上とおっしゃったんですよ。これまで、加藤大臣もそうですし総理も、労働生産性の向上のためにということを一生懸命主張しておられたのが、今の説明ですと、働き方の多様性を増すためにというと...全文を見る
○大塚耕平君 お手元にグラフをお配りしていますので、二ページ目のグラフ御覧いただけますか。(資料提示)これ、総理、代表質問のときにも申し上げたんですが、これ、一月二十二日の日経新聞の一面トップのグラフなんですよ。日経新聞の一面のタイトルも代表質問でお伝えしましたよね。何て書いてあ...全文を見る
○大塚耕平君 総理、今日は、冒頭申し上げましたように、できるだけ生産的に議論させていただきたいと思いますので、実態の御認識と我々との認識の共有が進めば、やっぱり高度プロフェッショナル制度も今回は時期尚早だ、あるいは断念すべきだというふうになっていただけるものと思いますので、もう一...全文を見る
○大塚耕平君 総理、今度はグラフの一枚目を御覧いただけますか。これも同じ日の日経新聞のグラフなんですよ。これは安倍政権になってから労働生産性は向上しているんだけど、それに実質賃金が追い付いていないということが問題になっているんです。その中で、一千七十五万円以上の人は残業代は払わな...全文を見る
○大塚耕平君 勤労者の合意が必要で、そして希望する人だけだと。そこは分かります。しかし、総理、このグラフ御覧になって、要するに今、日本は実質賃金が低過ぎる、この間、国民の皆さんは労働生産性上げる実績を上げておられるにもかかわらず、それに賃金が付いていっていないというこの現状につい...全文を見る
○大塚耕平君 そうすると、加藤大臣、日本人の、あるいは日本の労働生産性が低いという、相対的に低いということを繰り返し述べておられるんですが、それはもうこれまでの認識を撤回するという理解でよろしいですか。
○大塚耕平君 茂木さんが答弁していただいたんで、まさしくそういうところを今から総理と少し認識を共有させていただきたいんですが。  資料の四ページを御覧いただきたいんですが、労働生産性は、これはもう経済学部の大学生であればみんな知っている計算式で、GDPを労働投入量で割っているわ...全文を見る
○大塚耕平君 総務大臣、五ページにその就業者比率の先進七か国の比較がしてあります。さっきの労働生産性など、全部G7で今日は比較していますので。  日本の就業者比率が人口に比べてちょっと高いというのは、従来から先進国の間の七不思議の一つなんですよ。これ、なぜ日本だけ高いと思われま...全文を見る
○大塚耕平君 資料の一番後ろに、その総務省が使われる調査票が付けてあります。その調査票の、十七ページになりますが、この⑤番のところがこの就業者数を把握するためのアンケート項目なんですが、御存じでなくてもしようがないですが、御存じであれば、総務大臣、このうちのどの部分に丸を付けた人...全文を見る
○大塚耕平君 おっしゃるとおりなんです。  ちょっと委員の皆さんも見にくくて恐縮なんですが、この五番の最初のところ、四つの丸ですね、主に仕事、通学の傍らに仕事、家事などの傍らに仕事、仕事を休んでいた、この四つが就業者数にカウントされるんですよ。これ、他国も同様ですか。
○大塚耕平君 それ、高度プロフェッショナル制度の議論に入る前にそれ確認して、他国比較を必ずやってください。  もう一つお伺いしますが、その就業者数には外国人労働者は含めていますか。
○大塚耕平君 フランスなどでは含まれていないという情報もあるんですけれども、これも他国、少なくともG7の間では統一されているかどうかはどのように御報告を受けておられますか。
○大塚耕平君 茂木さんは経産大臣のときも原発の処理のときに巧みにいろんな答弁をされるんですが、その場を取りあえず切り抜けてくださるのは有り難いことですが、不確かな答弁をあえてしていただく必要はありませんので。  総理、これ実態把握しましょうよ。日本の労働生産性は何だか知らないけ...全文を見る
○大塚耕平君 今そんな少ないんだってお声が後ろからあったんですが、この外国人雇用状況の調査では今大臣が言った数字なんですが、さっきの労働力調査では、訪問していった家にその雇用状況に登録していない、百二十四万人以外の人の外国人もいらっしゃれば就業者数にカウントされているんですよ。 ...全文を見る
○大塚耕平君 そうすると、総理、就業者数が実態やこの外国人雇用状況の把握している数字よりも多い場合には、日本人の労働生産性は、あるいは日本の労働生産性は上がりますか、下がりますか。
○大塚耕平君 そうなんですよ。まず、この日本人の労働生産性が低いかのごとく都市伝説のように蔓延しているこのデータについて、やっぱり我々はいま一度認識を共有する必要があるんです。  今、就業者数について申し上げましたが、じゃ、今度、労働時間についてお伺いします。  厚労大臣、毎...全文を見る
○大塚耕平君 そうすると、直近の日本人の年間総労働時間の水準はどのぐらいですか、厚労大臣。
○大塚耕平君 年間だと今千七百ぐらいなんですよ。  ところが、総務大臣にお伺いしますが、総務省も労働力調査で労働時間算出しておられるのは御存じですか。
○大塚耕平君 いや、野田大臣とは岐阜と愛知で親しくさせていただいているので余り困らせるつもりはありませんが、総務省も取っているんですよ。  総務省は、非農林業雇用者の週間就業時間、これに年間換算率五二・一四三を掛けると年間時間が出て、厚労省の労働時間ですと千七百時間で、総務省の...全文を見る
○大塚耕平君 今申し上げましたように、非農林業雇用ですからね、その部分の差かもしれませんが、そうすると、総務省の持っている統計で二千時間を超えていて厚労省の持っている統計で千七百時間ということは、それを額面どおり受け止めれば、農林関係の方の勤労時間はすごく短いということになるんで...全文を見る
○大塚耕平君 総理、今大事なところをちょっと話していたんですけどね。  つまり、就業者数もさっきお聞きいただいたとおりですし、分母のもう一個大きな要素である労働時間も、実は他国と同じように比較をしていいものかどうかというのが、実態がきちっと整理されていないんですよ。ここを整理、...全文を見る
○大塚耕平君 総理、ここは率直にお答えいただきたいんですが、財界も含めて、この働き方改革の議論の大前提に、何やら日本の勤労者の労働生産性は他国に比べてちょっと低いんじゃないか的な大前提があって、裁量労働制とか高度プロフェッショナルの話が入ってきているんですよ。  改めてお伺いし...全文を見る
○大塚耕平君 労働生産性が、その水準はともかくですよ、伸びるのは悪いことじゃないです。だけど、元々発射台が他の先進国より高い状態にもし日本国民があるとしたら、それを更に伸ばせというのは国民の皆さんに対してはかなり過酷な要求ですよね。  おまけに、これどなたでも結構ですが、十二月...全文を見る
○大塚耕平君 総理、よろしいですか。今、茂木さんが新しい経済政策パッケージのところの説明していただいたんですが、OECDの統計によれば過去五年間の平均が〇・九と言っておられる。そのOECDの統計を作っているのが、さっき、我が国はデータとして出しているあの就業者数とか労働時間がベー...全文を見る
○大塚耕平君 総理、よろしいですか。その新しい経済政策パッケージ、三の一ページ、これ一月二十五日の代表質問でもお伺いしたんですがお答えくださらなかった部分なんですが、その三の一ページで、文中の生産性をわざわざ脚注でこれは労働生産性であるというふうに言っているんですよ。労働生産性を...全文を見る
○大塚耕平君 あのね、茂木さん、これ、ここで考え方変えてもらわないと困るなというふうに今思いましたので、お持ちしたグラフの七ページ、労働分配率のグラフを御覧ください。労働分配率、安倍政権になって下がっているんですよ。これはもうグラフ見たら明々白々です。テレビを御覧の皆さんも御覧の...全文を見る
○大塚耕平君 まさしく、ここの生産性も上げたいので、今大臣がおっしゃったことは分かっていますので、総理にお考えいただきたいんですよ。  レジ打ちの方のレジを打つスピードが倍になったら、やっぱり生産性、その方の生産性やその企業としての生産性は上がりますか、スーパーとしての。
○大塚耕平君 総理、ここは本当に一緒になってお考えいただきたいんですが、そのレジ打ちの方のスピードが倍になっても、そのスーパーの売上げは増えないんですよ。だから、その分子をどうやって増やすかというのが問題で、今日は日銀総裁においでいただいているんで、実は日経新聞のあのグラフは、ど...全文を見る
○大塚耕平君 総理、今、日銀総裁がもう明確に最後おっしゃってくださいましたが、これ一月の日銀の展望レポート、資料でいうと六ページになりますけれども、先ほどの日経のグラフと一緒ですよ、基本は。労働生産性の伸びに実質賃金が追い付いていない。そのことが国民の皆さんの購買力を伸ばしていな...全文を見る
○大塚耕平君 いや、総裁、今度続投で今同意人事が出ていますけれども、だって総裁は、異次元の金融緩和やったらデフレ脱却してGDPも増える、経済が好循環になるということで五年間おやりになったんですよね。この後どうやったらGDPが増えるかと、ここをちゃんと実現しないと、労働生産性だけに...全文を見る
○大塚耕平君 日銀の議論に本格的に移らせていただく前に、厚労大臣にお伺いします。  平成二十八年度の労働経済白書は、結論的には何を主張しておられましたか。
○大塚耕平君 二十八年版は労働生産性にスポットを当てていて、労働生産性の説明のところ、コラム二の一でこう書いてあるんですね。現実の労働生産性は、潜在的な生産能力ではなく、あくまで実現された生産性ということになり、言い換えれば、生産性を考える際には需要面を考慮する必要がある。これ的...全文を見る
○大塚耕平君 ありがとうございます。  一点はかみ合ったと思うんですが、レジ打ちの方のスピードが上がっても売上げは増えない、もしそこに需要がいっぱいあれば、スピードが上がれば確かにそのスーパーにとってはいいことですが、今その需要がないのが問題なわけですよ、需要がないのが問題。そ...全文を見る
○大塚耕平君 総裁、次回の展望レポートから、名目賃金だけじゃなくて実質賃金も必ずグラフで掲載するということにしていただきたいんですけど、これは要望しておきますが、いかがですか。
○大塚耕平君 総裁、総裁、じゃ、お手元の十ページのグラフは載っているんですが、十一ページのグラフを次回から載せてください。これをお願いしておきます。載っていないんですよ、十一ページは。
○大塚耕平君 いや、回答を求めています。
○大塚耕平君 もう一回お願いします。十一ページのグラフを次回以降はちゃんと載せてください。
○大塚耕平君 日銀総裁にお伺いします。在任五年間の間にマネタリーベースと日銀の総資産がどのように変化したかをお答えください。
○大塚耕平君 総裁、お手元の八ページに展望レポートの図表三十八、CPIのグラフ載せてありますので、在任中にどのような成果を上げられたかを御説明ください。
○大塚耕平君 我々、これから人事に同意するかどうか決めなきゃいけないので、総裁にもう一個御説明いただきますが、展望レポートの四十六、異次元の金融緩和をやった結果、物価に対する国民の予想はどんな今感じになっていますか、御説明ください。
○大塚耕平君 総理、今の総裁の御説明とこの二つのグラフを見て、総裁をどうして再任されようと思ったんですか。
○大塚耕平君 総理、今の御答弁で一か所だけ、できれば訂正して認識を共有させていただきたいんですが、賃金も上昇しているとおっしゃいましたが、実質賃金は上昇しておらず、しかも労働生産性の伸びに、安倍政権の間、追い付いていないという理解は、ここは共有していただけますね。
○大塚耕平君 総理、株価が上がったり過度の円高が是正されたこと、これは評価申し上げたいと思います。しかし、経済のデータは正直ですから、共有すべきところは共有させていただかないと、これ、いい方向に行かないです。国会の論戦も生産的じゃないです。  安倍政権の間、今申し上げた二つはい...全文を見る
○大塚耕平君 ありがとうございます。  労働法制というのは、どこまではひどいことをやっていいということを決めるものではなくて、何はやってはいけないかということを決めるものです。長く働いてもそれに見合った賃金を払わない仕組みではなくて、短く働いても成果を上げたら十分な賃金をあげる...全文を見る
03月06日第196回国会 参議院 議院運営委員会 第8号
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○大塚耕平君 民進党の大塚耕平でございます。  黒田総裁、そして次期総裁候補としての黒田参考人にお伺いをしたいというふうに思います。  まず、今の所信の御表明の中でも、日本経済はデフレ脱却に向けた道筋を着実に歩んでいますというくだりがございました。この間、総裁の最近の御発言の...全文を見る
○大塚耕平君 ということは、二%の物価安定目標への道のりは遠いものがあるという衆議院での御答弁の内容はそういう認識でいいということですね。
○大塚耕平君 総裁はコミュニケーションの重要性を最後に強調されて、これは特に海外との関係などもおっしゃったんですけれども、まさしくコミュニケーションは国内においても重要であって、もう一回お伺いしますが、最近の国会での御答弁や各所での御発言を聞いていると、時に、二〇一九年頃には今度...全文を見る
○大塚耕平君 もうこの問題、繰り返しても多分同じ御答弁が返ってくるでしょうから繰り返しませんが。  率直に申し上げますが、私は、日銀に入行したときには前川総裁でございました。以来今日まで、日銀職員として、そして国会議員として歴代総裁の御発言を聞いてきておりますけれども、黒田総裁...全文を見る
○大塚耕平君 再びデフレに戻ることがない状況というのはどういう状況かというのを改めてお伺いします。
○大塚耕平君 総裁、今日は次期日銀総裁としての同意人事をめぐる議運での意見聴取でありますので、政府の考え方とか現時点での私どもという一人称を使っての御説明を拝聴しているわけではないんです。  次期日銀総裁候補として、二度とデフレに戻らない状況とはどのような状況と認識していらっし...全文を見る
○大塚耕平君 総裁、経済環境というのは当然変化しますので、二度とデフレに戻ることのない状況などという状況はないんですよ。つまり、必ず、先行きは何が起きるか分からないわけですから、そうすると、二度とデフレに戻ることがないとは言い切れないので、まだ緩和を続けるということをずっと続け得...全文を見る
○大塚耕平君 今も巧みに御答弁を展開されたわけですが、国債を買えなくなるような状況があるのではないかということをお伺いしたわけではありません。日銀は購入対象資産を自ら選べるわけですから、極端なことを言えば、土地を買おうと思えば土地だって買えるわけです。  だから、私がお伺いした...全文を見る
○大塚耕平君 上限がないという御認識だということを明言していただいたんだと思います。  また衆議院の御答弁を参考にさせていただきますが、御法川委員の質問に対して、日銀の財務などについても私どもが一番多分深刻にというか真面目にというかよく考えておりますけれどもという御発言をしてお...全文を見る
○大塚耕平君 私は、御自身が深刻というお言葉をお使いになったので確認をさせていただいているんです。現時点で大きな規模になっているのは、もうこれは明々白々であります。中央銀行総裁として、また次の総裁の五年間を担われるお立場の候補者として、現在の日銀の財務状況が深刻であるという認識で...全文を見る
○大塚耕平君 日本銀行というのは中央銀行として、公器、公の器であり、私物ではなく国のものでありますので、その財務状況が深刻であるかどうかというのはまさしく深刻な問題なんです。ということは、御法川委員の質問に対して深刻に考えておりますというふうにおっしゃったけれども、それは取り消さ...全文を見る
○大塚耕平君 分かりました。  いずれの国会同意人事も、それはもう大変な重要な人事だと思いますが、とりわけ日銀総裁人事、そしてこの局面での次期総裁というのは過去に例のないくらい重要な人事だと思いますので、御発言の一言一言にはそれなりの御配慮をいただきながら御発言をしていただくべ...全文を見る
○大塚耕平君 日銀の保有資産の中の国債をゼロにする必要はありますでしょうか、将来的にということですが。
○大塚耕平君 私も、当然ゼロにする必要はないと思いますので。  そこで、お伺いしますが、そうすると、この出口戦略の一環として、日銀保有国債の一定割合を永久債などに転換することによって対応する、政府の返済元本負担も減らすというようなことは頭の中にはございますでしょうか。
○大塚耕平君 これは一期目に御就任されるときにも申し上げたと思うんですが、日銀総裁は、もうもはや日銀総裁であられますので、元財務官僚ではありませんので、国債の元本を減らしていくという財務省官僚としての遺伝子というか、こういうものは理解できないわけではないんですが、金融政策の運営上...全文を見る
○大塚耕平君 終わります。
03月20日第196回国会 参議院 財政金融委員会 第4号
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○大塚耕平君 民進党の大塚耕平でございます。  今、古賀さんが佐川前国税庁長官のことを財務大臣にお伺いしておりましたが、財務大臣が処分しないわけにはいかないのでとおっしゃいましたけど、古賀さんの質問、非常に理にかなっていて、まだ事実関係がはっきりしていないのに前もって処分したと...全文を見る
○大塚耕平君 大臣、かなり苦しいですよ。大臣として、自分の部下の、これ懲戒ですからね。  事実関係が明らかになったらそれはやればいいですけれども、しかし、さっきもおっしゃったように、今後も事態の進展によっては更なる懲戒をすることがあり得ると、今もそういう状態なわけですから、別に...全文を見る
○大塚耕平君 しかし、現在の理財局長ではなくて過去ですよね。今は国税庁長官として仕事をしていたものを退官されたわけで、それを過去の職務におけるそのビヘイビアが原因で懲戒されるなんというのは過去に例を聞いたことないですよ、事実関係が認定される前に。  矢野さん、ちょっと座っていな...全文を見る
○大塚耕平君 委員長、これはちゃんと提出していただくということで、理事会でもよろしくお取り計らいをいただきたいと思います。
○大塚耕平君 委員長からも苦言を呈していただいたと聞いておりますが、誠に財務省情けない。解体論がやっぱり出てきますよ、ここから先、更に対応を間違えると。私もずっとここにいるので、付き合いが長いので、もう太田さんも含めてみんなよく知っているので、本当に返す返す残念で情けないというこ...全文を見る
○大塚耕平君 この錯誤のところですよね。会社法の百二条の第六項に錯誤によるこうした対応はできないというふうに規定されていることは御存じですか。
○大塚耕平君 百二条六項を読み上げましょうか。  設立時募集株式の引受人は、株式会社の成立後又は創立総会若しくは種類創立総会においてその議決権を行使した後は、錯誤を理由として設立時発行株式の引受けの無効を主張し、取消しをすることができないと、こうなっているんですが、これはどうし...全文を見る
○大塚耕平君 その御発言の内容は分かったので、会社法の百二条六項との関係を整理して答弁してください。
○大塚耕平君 じゃ、確認して御答弁ください。  それも委員会に御提出いただくということで御処理をいただきたいと思いますが、委員長にお願いを申し上げます。
○大塚耕平君 それで、この錯誤処理をしたときの決裁書類を国交省から頂戴したところ、これ、皆さんのお手元にはお配りしていないんですが、役所独特の用語ですね、事柄決裁起案という、こういうタイトルが付いているものがありまして、まあ紙一枚でありまして、所有権抹消、登記申請、出資対象外物件...全文を見る
○大塚耕平君 そうですね。  それで、そのときもお願いしたんですが、委員会の場ですから改めてお願いをしておきますが、やはりこれ、出資の減額でありますので、やっぱり何がしか関空会社として、株式会社ですから、こんな一行でそれが執り行われるというのは、やっぱりちょっと腹に落ちないんで...全文を見る
○大塚耕平君 今起きている事柄からしたら、一般論としての御答弁は平時であればこれは理解できますが、私がそのお立場にあれば、民間会社なのでそれは一般的にはできませんが、本件の重大性に鑑み最大限の努力をして対応しますというふうに答弁しますが、普通は。そういう答弁でいいですか。
○大塚耕平君 じゃ、これも可能な限り御対応いただくということでお取り計らいを委員長にいただきたいと思います。
○大塚耕平君 大臣にお伺いします。  三月十二日に、この分厚い改ざん前と改ざん後の比較をした決裁文書の書換えの状況という資料を公表されました。その後に何か一枚未開示のものがあったというふうに公表されましたが、それ以外は今のところないですか。
○大塚耕平君 例えば、皆さんのお手元にも資料として二枚目に、書換え前と書換え後の二十二ページというのを付けてあるんですが、例えば書換え後のものは、これ例えば同じ項番の四番と五番というのが、文字の大きさも違えばその書き出しの位置もずれたりしているんですけれども、何かこの書換え後の文...全文を見る
○大塚耕平君 いや、太田さんでもいいんですけど、私が聞きたいのは、さっきも申し上げたように天下の財務省ですから、文書はきちっと作るんですよ、普通。この項番の四と項番の五というのは、これ同じレーヤーの番号ですよね。だから、何かずれちゃったり字の大きさが違ったり、それから(2)の後が...全文を見る
○大塚耕平君 安心しました。これ、切り張りじゃないと言われたら、ここで私も更に深掘りしなきゃいけないんで。  それで、今日、この三月十二日に公開された資料はお手元にお持ちいただくようにお願いをしてありましたが、大臣もお手元にお持ちですよね。やっぱり仕事をしてきた者として、役所み...全文を見る
○大塚耕平君 済みません、ちょっと聞き取りにくかったので、もう一回御答弁いただけますか。
○大塚耕平君 だから、そこなんですよ。普通それは、にわかにはその説明は通らないんですよ。別紙が一種類しかなければ別紙で終わるんですよ。別紙は二以下があるから別紙一と付くんですよ。  これ、同じようにこれをずっとつぶさに見ていくと、後ろの方にもやはりあるんですね、それが。今附箋が...全文を見る
○大塚耕平君 太田さんの御答弁は、昨日から大変聞き応えがある御答弁をしていただいているんで。  ページ分かりました。三十九ページです。三十九ページも同じように、改ざん前は別紙一、改ざん後はただの別紙になっていて、二か所あります。  大臣、別紙二がないということの信頼性を高める...全文を見る
○大塚耕平君 委員の皆様方には誠に申し訳ありません。後で御興味があれば、先ほどの二か所を御確認いただくと、普通に仕事をしてきた者としては不可解だということはお感じいただけると思います。別紙二の謎と申し上げておきますが、別紙二以下がないという、不存在の証明というのはなかなか難しいと...全文を見る
○大塚耕平君 いや、中身を答えてくれって申し上げているんじゃないんで、刑事訴訟法八十九条の保釈を認めない理由は、六つしか理由は認められないわけですから、そのうちのどれに該当するのかということを聞いているんです。
○大塚耕平君 例えば、刑訴法八十九条の六号は、被告人の氏名又は住居が分からないときと。これには該当しないわけですよね、分かっているわけですからね。一は、被告人が死刑又は無期若しくは短期一年以上の懲役若しくは禁錮に当たる罪を犯したものであるときと。だから、籠池さんがこれに該当しなけ...全文を見る
○大塚耕平君 これは委員長にお願いをしておきます。  この財務省に関わる事案で勾留をされているわけでありますので、隠滅すると疑うに足りる相当な理由があるときと。まあこれに該当していると推量をいたしますけれども、この相当な理由とは何かということを、やはり、法務省としては事案の重大...全文を見る
○大塚耕平君 もうこれで最後にいたしますが、財務大臣、大変残念ですが、財務省はこの対応を続けていると解体論は必ず出てきます。九〇年代後半の大蔵省から財務省に至った財金分離のときの一連の経緯、私はその当時日銀側にいて、日銀法改正に関わるあの一連の経緯の中で財務省も解体されていったプ...全文を見る
03月28日第196回国会 参議院 財政金融委員会 第7号
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○大塚耕平君 民進党・新緑風会の大塚でございます。  総理は、この森友事件に関連して、御夫人の発言、考えについては夫である総理がしっかりお答えになるというふうに御答弁しておられましたのでお伺いをしたいんですが、このことで文書を改ざんさせられたというコメントを残して自殺をされた職...全文を見る
○大塚耕平君 もう一つだけ、是非御夫人の感想をお伺いしたいことがございます。  この国会でのこの問題のやり取りを軽んじるようなSNS上の書き込みに対して好感を示されるようなアクションを取られたと、まあ俗に言ういいねボタンを押したという報道もありますが、そういうことに関して、御夫...全文を見る
○大塚耕平君 御家庭のことですからこれ以上は申し上げませんが、御夫人に是非お伝えいただきたいのは、昨年の三月、この問題が議論され始めたときに、ちょうど私、予算委員会に立ったその日に御指摘申し上げようかと思ったんですが、あえて言わなかったことがあります。  御夫人は、谷さんのこと...全文を見る
○大塚耕平君 それが事実だとすれば、やはり財務省、軽率だと思いますね。  まず、御夫人に直接確認するすべがなければ、官邸の秘書官などに伝わるように、御夫人との写真を提示されたけれども、これ、籠池さんという人は本当にお知り合いなんでしょうかというのを確認するのが当然だと思いますの...全文を見る
○大塚耕平君 そして、せんだって三月十二日に公開をされた、報告をされた改ざんがあったとされる十四の文書の中に、番号でいうと六番です、決裁文書の書換えの状況というのがこうやって報告をされましたけれども、六番の文書、二〇一四年の六月三十日の文書に、この公開された資料の通しのページでい...全文を見る
○大塚耕平君 この本省相談メモがやはり非常に重要であります。写真を提示されたその日から五月の二十三日までの間に本省に相談したメモというタイトルが付いているわけですから。  普通は、官邸秘書官を経由してこの籠池さんが本当に御夫人の知り合いなのかどうかを確認したところ、かくかくしか...全文を見る
○大塚耕平君 せんだって会計検査院が出した報告書にも記載があるんですが、普通財産の売払いや貸付けに関わる書類の保存年限、売払いであれば三十年、貸付けであれば十年でありまして、調書の参照メモですからこれは公文書ですよね。
○大塚耕平君 いや、ちょっと説明がよく分かりません。  もう一回お伺いします。単なるメモでも、決裁書類や調書に添付されているものはこれは公文書扱い、二人以上で共有していたら公文書という定義もあるそうですが、これは、せんだって報告された改ざんの状況の四十五ページに記載のある平成二...全文を見る
○大塚耕平君 委員長、私の質問は、この調書に参照メモと書かれているメモですから、これは公文書ですかという質問ですので、これが公文書でないのか公文書であるのか、根拠を示して回答を財務省から正式にいただきたいと思いますので、理事会でお取り計らいいただきたいと思います。
○大塚耕平君 その上で申し上げますが、やはり四月の二十八日から五月の二十三日、本省相談メモというタイトルのメモですから、これが非常に重い意味を持ってくるということを是非御理解をいただいて、しっかり探していただきたいなというふうに思います。  それから、昨日の証人喚問の結果、これ...全文を見る
○大塚耕平君 終わります。
04月05日第196回国会 参議院 財政金融委員会 第10号
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○大塚耕平君 民進党の大塚でございます。  今、川合さんの観光の話をずっと聞いていまして、大臣の御答弁も聞いていたんですが、ちょっと個人的印象を申し述べますけど、日本は御承知のとおり、山本七平さんの空気の研究、空気の論理じゃないですけど、何か物事が一定方向に行くと異論を挟みにく...全文を見る
○大塚耕平君 四千三百万人というのは、だからこれ出国で、当然外国人もいれば日本人の海外に行く人もいるわけですよね。その内訳はどういうふうにされていますか。
○大塚耕平君 ありがとうございます。ざっくり、外国人が二千五百万人で日本人が千七百万人。  だから、何かこの税金は、恐らくニュースを見ている多くの国民の皆さんは外国の人が払ってくれるものだという感覚の人がまだ多いと思うんですよ。ところが、フィフティー・フィフティーまでとは言わな...全文を見る
○大塚耕平君 星野さん、そこ、基本的にはということなので、一回ちょっと調べてここは御報告をいただけますか。同様の出国税を掛けている国で内国民には掛けていないという国はあるのかないのか、今もし情報があればお伺いしますし、なければ調べていただきたいんですが。
○大塚耕平君 分かりました。じゃ、その点は他国ともある程度整合性が取れているということかと思いますけれども、次は徴税方法ですね。  まず、基本的にお伺いしたいんですが、財務省は、徴税コストは高い方がいいと思っているんでしょうか、それとも低い方がいいと思っているんでしょうか。基本...全文を見る
○大塚耕平君 そうすると、今回この徴税方法として、いただいた資料だと、国内事業者、これは特別徴収義務者として、国内の航空会社や旅行会社を特別徴収義務者としているんですが、このやり方が徴税コストが低いという理解でよろしいでしょうか。
○大塚耕平君 オンチケット方式そのものは理解できるんですが、これ、結局、徴税コストを事実上国内事業者に転嫁しているという、そういう自覚は財務省にはありますでしょうか。
○大塚耕平君 いや、この法案を見せていただいたときに、源泉徴収は基本的に徴税コストを全部事業者に課しちゃっているわけで、これは実は、そういう状況だからこそ森友の問題なんというのは本当に税務当局としては大いに反省しなきゃいけないんですが、徴税コストを国民の皆さん、事業者にこれだけ課...全文を見る
○大塚耕平君 そうすると、この特別徴収義務者の皆さんは、この法律を出すに当たって、この仕組みに同意をしているということでしょうか。もし同意をしているということであれば、それはどういう手続で同意を取られたんでしょうか。
○大塚耕平君 大臣、これは副総理としての大臣にお願いしますが、今日は国交省は来ていただいていないので、今、主税局長からはこういう、今のような御説明があったんですが、特別徴収義務者側は、あっという間にこの税の仕組みが決まって、何か本当に自分たちはそれについて同意をしたという余り自覚...全文を見る
○大塚耕平君 まあ、確かにそういう現象は起き得ると思いますので、その結果のオンチケットなのかもしれませんけれども、何しろこれ検討期間が短くて、本当に、新税を導入するにしては余りにもばたばたと決めたという印象を否めません。その結果、今申し上げたような一部不協和音も出ていますし、それ...全文を見る
○大塚耕平君 太田さんともお付き合いが長いので太田さんに全然悪い印象は持っていませんけれども、答弁は短めに、だんだん最近長くなっておられるので。お伺いしたことに端的にお答えいただければ結構ですので。要するに、まだ見付かっていないということですね。  地検は持っている可能性はない...全文を見る
○大塚耕平君 それと、この文書は、前回か前々回のこの委員会で太田局長は公文書だと思われるという答弁をされましたが、この答弁に変更はないという理解でよろしいですね。
○大塚耕平君 論理的に非常に緻密な財務省の皆さんが論理破綻的答弁をするときは、やっぱり何か窮地に追い込まれているときなんですね。ここでずうっと、くどいようですが、本当にだんだん年数が長くなってきたので、十数年見ていてそういう局面が何度かありましたので。  結局、公文書とは何ぞや...全文を見る
○大塚耕平君 先ほど愛知委員から、この状況について財務大臣としてどう対処すべきかという幾つかの案が示されました。  麻生大臣がこれを指示していたとは私もとても思えませんけれども、これ大臣、財務大臣としてだけではなく、もうこれだけ様々な、防衛省の問題も出てくると、これは僕、副総理...全文を見る
○大塚耕平君 終わります。
04月12日第196回国会 参議院 財政金融委員会 第12号
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○大塚耕平君 民進党の大塚耕平でございます。  まず、理財局長にお伺いしますが、先般もお願いした本省相談メモは発見されましたか。
○大塚耕平君 その件については、今日お手元の資料の二枚目に財務省からお出しいただいた理事会提出資料を付けてございますが、これが出てこないとこれが公文書かどうかは分からないというふうに答弁を局長変えられたわけでありますね。最初は公文書だと思うとおっしゃったんだけれども、前回変えられ...全文を見る
○大塚耕平君 今日は研究者としてお呼びしているわけじゃありませんので、国会ですから、ここは。  もう一回聞きます。公文書の中に別紙とか参照とか書いてある文書は、公文書の一部というふうに理解していいですか。
○大塚耕平君 委員長、大変重要な今お立場ですからね。後段のところは十分に関係省庁とすり合わせが行われた上での御答弁のように聞こえましたが、そうでないことを祈りますけれども、けれども、前段のところはまさしく第三者機関的なお立場で、しかも研究者としての矜持も兼ね備えた的確な御答弁だっ...全文を見る
○大塚耕平君 皆さんのお手元には、一枚目にこの森友事件の時系列を私なりに整理したものをお付けさせていただきました。黒いところに白抜きで書いてある番号一番から十四番までが先般公開された改ざん文書であります。六番、つまり二〇一四年の六月三十日にこの本省相談メモが添付をされていない、こ...全文を見る
○大塚耕平君 ありがとうございます。  ということなんですが、お手元の資料の後ろ二枚に、この移転登記のときの登記原因証明情報の写しを添付をさせていただきました。  一番最後のページ、つまり二枚目に、現物出資の不存在、平成二十四年七月一日現物出資の事実はなく、そもそも不存在であ...全文を見る
○大塚耕平君 それでは、皆さんから御提出いただいた、添付資料でいうと四枚目ですね、一連の登記の手続の経緯。皆さんがこの土地を空港会社に移転登記したのは平成二十四年の十月二十九日なんですよ。だから、七月一日の時点で不存在なのは当たり前なんです。だから、そもそもこれが意図的か形式的か...全文を見る
○大塚耕平君 もう一回聞きます。  それを聞いているのではなくて、この一番最後のページにある現物出資の不存在のこの記載自体が、皆さんが御提出された四ページ目のこの資料、そもそも七月一日には登記されていないわけですから、この最終ページの法務局に出したペーパー自体が間違っているとい...全文を見る
○大塚耕平君 もう一回だけ聞きますので、もし不整合だったら是非御協議をいただきたいと思います。  皆さんは法務局に出した資料で七月一日の不存在を主張しているわけでありますが、そもそも七月一日には登記移転はしていなくて、皆さん自身が登記移転をしたのは十月二十九日なんです。だから、...全文を見る
○大塚耕平君 もう一回言いますよ。もうこれで時間使うの嫌ですから。  そういうあなた方の主張は分かるけれども、この最後の二枚の登記原因証明情報に記載した事実そのものが、あなた方が間違っているということでいいですねということを言っているんです。  委員長、もう後で資料請求します...全文を見る
○大塚耕平君 つまり、もし委員の皆さんよろしければ一ページ目に戻って見ていただきたいんですが、(発言する者あり)今度、西田さんに御説明申し上げます。  二〇一四年からこの一連の問題は大きくクローズアップされているんですが、二〇一三年の時点でもう既にこの対象の土地の扱いをめぐって...全文を見る
○大塚耕平君 一点目をお認めになったということは、要するに、近畿財務局が森友学園といろいろ交渉した過程で想定していた、あるいは前提としていた分量のごみはそもそもなかった、あるいは実際には運び出していなかったという理解でよろしいですね。
○大塚耕平君 会計検査院にお伺いします。  昨年の報告書の中で認定をした実際に埋まっていたと想定されるごみの量というのは、この報告書ではどのぐらいというふうに想定されたんでしょうか。
○大塚耕平君 国交省大阪航空局は一万九千五百二十トンを前提にいろいろ物事を進めていたわけでありますが、そもそもトラックがたくさん走ったと言ってくれとか、今日の報道はまだ事実関係を太田局長は確認をしておられませんが、増量、かさ上げで申請してくれというようなやり取りもあったということ...全文を見る
○大塚耕平君 国交省も答弁求めます。
○大塚耕平君 国交省、済みません、その土砂はどこに実際に持っていきましたか、処分地。もし分かったら教えてください。
○大塚耕平君 今、百九十何トンとかおっしゃいましたか。ちょっともう一回だけ確認させてください。
○大塚耕平君 その百九十四トンを運び出して、埋め戻すということはやったわけですか、百九十四トン分。
○大塚耕平君 しかし、一万九千トンはまあすごい量ですが、百九十四トンでも結構な量ですよね。百九十四トンをどこかから削って持ち出したら、学校のああいうフラットな用地にするためには埋め戻さなきゃいけないんですよ。埋め戻しはしなかったという理解でよろしいですか。
○大塚耕平君 国交省の次長さんは和田さんですね。和田さん、これ今御担当で大変御苦労しておられると思うんですが、前任が平垣内さんでよろしいですか。
○大塚耕平君 平垣内さんは去年の三月九日、この委員会で、大変不条理かつ、委員会を、まあ言葉がきついですが、愚弄する対応をここでされて、私もちょっと厳しめの発言をしました。和田さんの問題じゃないですよ。平垣内さん、そのときに、その段階では一万千二百トンを運び出したと言っていたので、...全文を見る
○大塚耕平君 理財局長にもう一回お伺いします。  これまでの一連のやり取りと、今の、去年からの経緯も聞いていただいて、太田さんはいろいろもうお分かりだと思いますが、要するに、ごみとか瓦れきとかそういうものはほとんど埋まっていなかった、埋まっていたとしてもごくごく常識的な量であっ...全文を見る
○大塚耕平君 先ほど古川委員の御質疑の中で、これが犯罪要件を構成しているかどうかというのが問題だというふうにおっしゃいました。これは、限りなく詐欺行為に近い今事案にもう発展しているんですね。実際にはなかったものをあったことにして値引きをしたと、これは詐欺ですよ、はっきり申し上げる...全文を見る
○大塚耕平君 現時点ではそうおっしゃらざるを得ないと思うんですね。  そこで、昨日かおとといですか、文芸春秋に「佐川氏に渡された「総理のメモ」」というタイトルの記事が出ました。もちろん、私もこういう記事をうのみにするつもりはありません。ただ、その冒頭のところで、昨年の二月の予算...全文を見る
○大塚耕平君 この委員会の質疑は、当然、一般の方も聞いていますし、それから、地検も今は聞いているというふうに伺っていますので、問題意識を申し上げておきますが、こういう事実行為があったかどうかというのは非常にこれ重要なことなんですね。  それはどういうことかというと、その後起きた...全文を見る
○大塚耕平君 問題意識だけ申し上げておきます。  これは、まあ総理にしてみたら、別に自分の友達や知り合いに便宜を図れと直接言ったわけではないというそういう多分お立場なんだと思います、現時点では。それに、獣医学部の問題にせよこの小学校にせよ、まあこれまでなかなかいろんな壁があって...全文を見る
○大塚耕平君 いや、これは与党の皆さんのお立場としては、敬愛する西田さんも、そうかなとかいろいろこう今感想を体で表現しておられますけれども、しかし、これはそういう組立てや論理でも考え得る事象が起きているということなんです。いわんや、そういうことが考えられるような事象を発生せしめた...全文を見る
○大塚耕平君 今、副総理は自民党の重鎮のお立場でもありますので、そのお立場も持つ財務大臣から、国会で決めれば従うというふうにお言葉を前向きにいただいたというふうに私は解釈いたしますので、委員長、そして両理事にはそのようにお取り計らいをいただきたいと思いますが、委員長に一言いただき...全文を見る
○大塚耕平君 最後にもう一度、公文書管理委員会委員長にお伺いをいたします。  先ほどは冒頭で少し語気が荒く聞こえたかもしれませんが、それはおわびを申し上げつつ、本当に委員長は、今、元々重要な組織だからこそ国会同意人事でそこに座っていただいているわけでありますが、この局面、一段と...全文を見る
○大塚耕平君 終わります。
05月14日第196回国会 参議院 予算委員会 第18号
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○大塚耕平君 国民民主党・新緑風会の大塚耕平でございます。  五月八日に結党いたしました国民民主党でございます。どうぞよろしくお願いいたします。午前中も衆議院で玉木雄一郎共同代表からも質問させていただきましたが、共同代表を務めさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。...全文を見る
○大塚耕平君 先ほど塚田委員からも拉致問題の解決については御発言がございましたが、私も強くそのことを総理に期待をしたいと思います。  日米会談ではトランプ大統領に改めてそのことをお願いするということでよろしいですか。
○大塚耕平君 総理はゴールデンウイーク中に外遊をされたわけでございますが、中近東に行かれたときに、パレスチナやイスラエルとの会談においても北朝鮮問題に言及をされておられるんですが、どういう文脈から言及をされたんでしょうか。
○大塚耕平君 なぜ言及したのかというところを踏まえてもう一回違う角度から質問させていただきたいんですが、パレスチナの大統領、そしてイスラエルの首相との会談結果の外務省のその後の説明文書によると、中東が北朝鮮に対する制裁の抜け穴になってはならないという表現で言及しておられるわけです...全文を見る
○大塚耕平君 外交の機微に触れる点については、もちろん事情は理解しておりますので、可能な範囲で御説明いただきたいんですが。  外交について最後に確認させていただきますが、なぜ私が今のようなことを申し上げたかというと、その北朝鮮の問題に言及する文脈の中で、中東が制裁の抜け穴になら...全文を見る
○大塚耕平君 トランプ大統領とまた日米会談をされる御予定があるわけですので、私もアメリカはイラン核合意を維持した方がより合理的であると思っていますので、そのような御主張を是非されることをお願いを申し上げておきます。  次に、先週来また随分話題になっております加計問題についてお伺...全文を見る
○大塚耕平君 それでは、私が御説明申し上げます。  国際戦略特区というのは、まさしく日本が国際的に様々な分野で競争力を高めるために、例えば東海地方であれば航空宇宙産業国際戦略総合特区ということで、おかげさまでこれは随分前に進めさせていただきました。それから、多分ここに官房長官が...全文を見る
○大塚耕平君 それで、午前中の玉木議員の衆議院でのやり取りを、私、書き起こしで拝見したんですが、午前中ちょっと中継を拝見できなかったので書き起こしで拝見したところ、総理は、十分今の国家戦略特区の意義を理解した上で、構造改革特区の時代に加計学園の皆さんが獣医学部新設を何度も何度もト...全文を見る
○大塚耕平君 正確な議事録はまた後日拝見しますが、取りあえずの書き起こしを拝見したところ、どうも総理が二〇一七年の、去年のですね、年初にこの加計学園のことを知ったという、これはちょっと遅過ぎるんじゃないかということが今一つの議論になっているんですが、午前中のそのラフな書き起こしで...全文を見る
○大塚耕平君 いや、むしろ私は、その午前中の玉木さんとのやり取りを読ませていただいて、ああ、総理はやっと正直にお話しくださったなと思ったんです。いや、我々は正直な政治を目指しますので。もちろん、外交など機微に触れるところは、これは述べられませんよ。しかし、国民の皆さんにとっては、...全文を見る
○大塚耕平君 じゃ、総理、もう一回だけですが、一月二十日以前は……(発言する者あり)
○大塚耕平君 その獣医学部の新設について構造改革特区で何度も何度も申請されていたということは知らなかったということでよろしいですか。
○大塚耕平君 この獣医学部の新設についてのこの案件で、例えば柳瀬さんとかその関係の皆さんが何か刑法に抵触するようなそういうやり取りがあったなどとは総理はゆめゆめお考えになっていないでしょうね。そういうことでは一切ないというふうに当然思っておられると思うんですが、確認のためお伺いし...全文を見る
○大塚耕平君 そうであれば、委員長にお願いしたいんです。  先般の佐川証人などは、やはり、今捜査中の事案なのでお答えできませんという、こういう答弁に終始して、やはり国民の皆さんが正直な事実を知りたいと思っていることについて全く前に進まないんですね。ところが、この問題は、今総理自...全文を見る
○大塚耕平君 それでは、もう一つ、森友、これは事件と言わせていただきます、もう捜査中なので、森友事件についてちょっとお伺いをさせていただきます。(資料提示)  この件では麻生財務大臣とも財政金融委員会でいろいろやり取りをさせていただいておりますが、今皆様にお配りした資料の三枚目...全文を見る
○大塚耕平君 それでは、今日、御説明しますので、この文書の重要性、御認識をいただきたいと思います。  実は、ここにありますのが財務省から公開された改ざん文書の対比表ですね、原本と、それからどの部分が改ざんされたか。まあ、よくこれだけ公開したと思います。一歩前進だと思います。 ...全文を見る
○大塚耕平君 いや、財務大臣は財金で真摯に御対応いただいていると思いますが、総理にこの赤字で書いた本省相談メモがどういう局面のものだったのかということをちょっと御理解いただきたいんですが。  森友学園は、二〇一三年からこの森友学園の用地を売却をしてほしいといって取得の要望をして...全文を見る
○大塚耕平君 それでは最後に、経済問題を若干お話をさせていただきます。  皆様のお手元に、これは三月の予算委員会でも取り上げさせていただきました、G7、先進七か国のうち日本だけが賃下げになっているというこのグラフをお示しいたしました。まあこれを見て僕もびっくりしましたけれども、...全文を見る
○大塚耕平君 もうこの発言で終わりにいたしますが、総理は、新しい経済政策パッケージ、去年十二月に発表されたその中で、今回の目標の生産性を労働生産性に限定しているんですね。何度も申し上げますが、生産性には労働以外の資本や設備や土地の生産性もあって、日本が今改善しなければならないのは...全文を見る
05月22日第196回国会 参議院 財政金融委員会 第13号
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○大塚耕平君 国民民主党・新緑風会の大塚耕平でございます。  今日は、日銀の半期報告に関連して質問をさせていただきます。  まず、総裁にお伺いいたしますが、四月に公表された展望レポートで物価上昇率二%達成のその目標時期を削除したという、これは報道も随分されておられますけれども...全文を見る
○大塚耕平君 もう一回お伺いいたしますが、これは単なる見通しだったとおっしゃるんですが、過去にこの場において、これはコミットメントだということを何度も御発言されていると思うんですが、その御記憶はございませんか。
○大塚耕平君 もう一回聞きます。この場において、コミットメントだと、単なる見通しではなくて、これは自分の強い決意で必ず達成するというような趣旨のことを何度もここでおっしゃったという記憶はございますか。
○大塚耕平君 もう禅問答は繰り返しませんけれども、この委員会で総裁の一期目の任期の御発言をずっと聞いておられる委員も何人もいらっしゃいますので、今の総裁の答弁についてあえて論評しませんが、それに関連してちょっとお伺いしますが、この四月の展望レポートでその達成時期を削除したことでそ...全文を見る
○大塚耕平君 随分楽観的な分析だと思うんですが、削除しても影響がなかったのはマーケットに驚きがなかったからなんです。つまり、もうそう短期間のうちには実現が無理で、日銀に対する信頼性が低下しているということによって、これだけ大きな変化が起きてもマーケットは大した材料にしなかったとい...全文を見る
○大塚耕平君 それでは、もう一つ、その計表と同時に公開をしていただいている日銀保有国債の平均残存期間であります。これも、直近の四月は七・五六年と、最長はその前の月の三月末の七・六年ですから、四月は若干短くなりましたが、引き続き、総裁が御就任されたときは三・八年でしたから、これが倍...全文を見る
○大塚耕平君 ちょっと確認をさせてほしいんですが、今平均残存期間については七年という、今ターゲットは特段置いていないというふうに御答弁いただいたんですが、それはいつ頃からそういう方針に変わられたんでしたでしょうか。
○大塚耕平君 改めて今私も再認識させていただいて、それはなるほど、ある意味先々を考えると合理的な選択だったと思いますので、ということは残存期間については今特定のターゲットは置いていないということを前提に質問させていただきますが。  二%目標達成のためには、先ほど資産やマネタリー...全文を見る
○大塚耕平君 もう一回御質問させていただきますが、つまり、残存期間に目標を置かなかったということは、事実上のテーパリングを行うための出口戦略を見越しての変更であったのかなかったのかということについてお答えください。
○大塚耕平君 質疑の内容はマーケットの皆さんも聞いていらっしゃるので、ある意味、マーケットの皆さんへのメッセージも発していただきたいという意味で質問していますので、もう一回確認をします。  ということは、今後、期落ちを自然体で受け入れて残高が減っていくという事象が起きたとしても...全文を見る
○大塚耕平君 なるほど。  そうすると、二期目の総裁の運営方針を確認させていただきたくて今るるお伺いをしているわけですが、マネタリーベースや総資産の対名目GDPの比率、これ一応上限はないとはおっしゃったものの、今総裁がおっしゃったような考え方であれば、上限はないものの、特定のこ...全文を見る
○大塚耕平君 それでは、もう一回確認ですが、その前段の、今の御答弁の前の答弁だけお伺いしていると、イールドカーブコントロール、YCCが目標であって、そのためには量的緩和も手段として行うというふうに聞こえたんですが、今の直前の御答弁では、いやいや、必ずしも、目標はYCCで、量的緩和...全文を見る
○大塚耕平君 僣越ながら、総裁、一回よく是非事務方の皆さんと御議論いただいて、政策の最終目標と中間目標と、それからそれを実現するための手段、これらについてもう一回整理をされた方がいいような気がいたします。そういうふうに何となく聞こえています、私自身には。  量的緩和については、...全文を見る
○大塚耕平君 それでは、ちょっと違う質問をさせていただきますが、出口戦略が大変我々は気になっているわけでありますが、二%の目標そのものは、達成時期は今回削除してしまったけれども、その目標自身は変えていないということは、二%に安定的になる、ないしは、オーバーシュートコミットメントし...全文を見る
○大塚耕平君 いや、タイミングをお伺いしているのではなくて、着手基準、判断基準です。つまり、二%プラスアルファが安定的に実現できるまでは一切出口には着手しないという理解でよろしいですか。
○大塚耕平君 もう質問はいたしません。あとはちょっと発言させていただいて終わりにいたしますが、その二%目標の合理性については、この五年間随分議論してきましたが、必ずしも何か合理的根拠があるわけではなく、海外がそれを目標にしているだけだという議論がここで繰り返し行われました。そして...全文を見る
05月29日第196回国会 参議院 財政金融委員会 第14号
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○大塚耕平君 国民民主党・新緑風会の大塚耕平でございます。  まずは森友事件についてお伺いせざるを得ないわけでございますが、先般、大量の追加的な資料が公表されました。また、それに伴って、昨年、佐川当時理財局長が国会で答弁をしているさなかに資料が指示の下で廃棄をされていたというこ...全文を見る
○大塚耕平君 財務大臣から本件について現時点において謝罪をされたというふうに受け止めたいというふうに思います。  その上で、もちろん、大臣として謝罪をされる、責任の所在を明らかにするということもまだ今後の懸案、課題として残りますけれども、事実関係の究明というのは引き続きされなけ...全文を見る
○大塚耕平君 仮定の質問ではないんですね。一般論と聞いていますのでね。  その上でお伺いしますが、公文書が隠蔽、改ざん、廃棄されたような場合には刑法百五十五、百五十六、二百五十八条などに抵触するおそれがあるということですが、これは国家公務員法とか国家公務員倫理法には抵触しません...全文を見る
○大塚耕平君 法務省。
○大塚耕平君 まあそういうお答えをするだろうなと思っていましたが、所管かどうかは別にして、法務省自身も国家公務員法とか国家公務員倫理法の下に置かれているわけでありますので、こういう事態、これだけの重大な問題が起きているときにもう少し気の利いた答弁をしてもいいんではないかぐらいのこ...全文を見る
○大塚耕平君 退官された事実は我々も理解をしておりますが、大臣は何度も追加的な処分もあり得るということを言っておられるわけで、退官された上で追加的な処分というのはどういうことを想定しておられるんですか。
○大塚耕平君 仮定の質問ですのでこれ以上はこの件お伺いしませんが、一般論としては、国民の皆さんの感情として、何千万円とも言われる退職金、一般の国民の皆さんからしたら相当水準的には高いと思われる年金、いろんなことが想定されるわけでありますが、私も佐川さんのことをよく存じ上げておりま...全文を見る
○大塚耕平君 分かりました。  それでは、できるだけ早く調査結果を公表されることも、これも要望しておきます。  その上で、今回かなり大量な資料が公表されたわけでありますが、これは、公表されたものが森友に関わる全てだったのか、一方で廃棄もされていたわけですから、これ以外に廃棄さ...全文を見る
○大塚耕平君 ということは、今把握できたものは全部公表したと。  一方で、廃棄されていたという事実ももう公表されたわけですから、ということは、繰り返しになりますが、今回公表されたもの以外に、廃棄されたもので何かほかにもいっぱいあった、あるいは、いっぱいかどうかは別にして、資料が...全文を見る
○大塚耕平君 結構淡泊な質問のようで重要なところなのでもう一回確認させてもらいますが、今大臣は、一年未満の保存期間等々の事由により廃棄されたものは結構あると思うと今おっしゃったので、つまり、確認ですが、公表されたもの以外に資料はそれなりにあるというふうに想定していらっしゃる、あっ...全文を見る
○大塚耕平君 その上でお伺いをいたします。  お手元に、何回か配らせていただいているこの森友事件の経緯、私なりに整理したものがありますが、従前からお願いをしておりました二〇一四年の四月の二十八日から五月の二十三日の本省相談メモなるものが確かに公表されました。私の部屋にも説明に来...全文を見る
○大塚耕平君 今日、あえて太田局長とかお座りいただかないで大臣だけにお座りいただいたのは、まさしくこの部分について大臣とちょっと認識を一致させていただきたいからなんですね。  この間、相当一生懸命資料を公開する努力を事務方も含めてやっているということは何となく理解できますので、...全文を見る
○大塚耕平君 今日ここで、残された時間でこれをああだこうだやっても、何かクリエーティブな御答弁がいただける状況ではないと思いますので、状況だけ大臣に御説明しておきますが。  以上申し上げたとおり、本省相談メモ参照と書いてあったのは近畿財務局側の資料で、今回公表された本省相談メモ...全文を見る
○大塚耕平君 この質問を最後にしますけれども、今いいことをおっしゃってくださいました。白を白に変えたとしても駄目なものは駄目だと、全くそのとおりなんですね。白を黒に変えたら、これはもう駄目に決まっていますけれども、白を白のままにしていても駄目なときは駄目でありまして。  大臣は...全文を見る
○大塚耕平君 終わります。
06月05日第196回国会 参議院 財政金融委員会 第15号
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○大塚耕平君 国民民主党・新緑風会の大塚耕平でございます。  昨日、財務省から調査報告書が出まして、私も五時半ぐらいにいただいたものですから、ちょっと中身を熟読して質問通告の項目をお示しするまでには至っておりませんので、昨晩読んで疑問に感じたところを今日は順次聞かせていただきま...全文を見る
○大塚耕平君 大分、大臣もお疲れかもしれませんので、体調にお気を付けをいただきながら御答弁いただきたいと思いますが。  しかし、大臣、これ、ここまでの報告書が出て、前代未聞のことが起きているわけですので、私も大臣と長くここの場でお付き合いをさせていただいておりますが、独特の麻生...全文を見る
○大塚耕平君 ということであれば、動機、目的は、この三十五ページから三十六ページにかけて書かれていることがこれもう明々白々なわけですから、そのような質問を大臣がされた場合には、大臣はここの三十五ページ、三十六ページに準拠してきちっとお答えいただかないと、一体この報告書は何なんだと...全文を見る
○大塚耕平君 なるほど。今の御答弁であれば、ここに記述のあるとおりなんですよ。三十五ページの頭、これ文章が全部つながっていますので、誰が主語かよく分からない書き方になっているんですが、頭から全部つながっていると考えれば、「本省理財局の局長以下の幹部職員としては、」、そこからずらっ...全文を見る
○大塚耕平君 いや、ここね、この実は調査報告書全般にわたって一番曖昧な部分なんですよ。もう相当、何十か所も何々をしたものと認められるとか、考えられると書いてあるんですよ。だから、太田さんにも最初お伺いしたように、これ、本人たちがその目的とか動機を述べたんですか、どうですかと聞いた...全文を見る
○大塚耕平君 今のは一歩前進です。じゃ、ほかの部分も全部そのように読ませていただきますので。  いかにも、この報告書を問題意識なしで読むと、本人たちには悪意や改ざんの明確な意思はなかったものの結果としてそうなったものと認められる的な、それはまあ同じ組織の職員として何とかの情けと...全文を見る
○大塚耕平君 いや、もし余部をお配り、あってお配りするなら待ってもいいですよ。いいですか。
○大塚耕平君 矢野さんね、矢野さんのそのレトリックは矢野文学としては分かります。今回、去年の佐川さん以来、佐川文学、太田文学、矢野文学、麻生文学、独特のレトリックで皆さんおっしゃるんで話がかえって混乱するんですが、できるだけ合理的にかつ客観的にこれ詰めていかないと、この報告書で国...全文を見る
○大塚耕平君 矢野さんも、付き合い長いから、今の御答弁も最初の部分だけでいいんですよ。そのように考えることも可能だと思いますと、そういうことなんですよ。できるだけ簡潔にいきましょうよ。  それで、この委員会でも他の委員会でも問題になりましたし、当委員会では辰巳さんなんかもよく取...全文を見る
○大塚耕平君 まず、はしょられているという事実関係を皆さんにも御認識いただきましたし、議事録に残りました。  その上で、これももう一回確認だけしておきますが、前回の委員会でも申し述べましたが、その本省相談メモなるものは、改ざんされた文書として公開された文書の六番の中に、近畿財務...全文を見る
○大塚耕平君 まだそういう位置付けであるということ、また私としてはそういう認識であるということは申し上げておきます。  それから、この七ページから八ページにかけて、この概略が書いてあるところなんですが、七ページには、③番のところで下から五行目ぐらいに、森友学園に対して三年以内に...全文を見る
○大塚耕平君 その部分が、さっき御紹介したように、辰巳さんからも御披露のあった音声テープで、そういう認識で話を進めましょう、そのイメージで行きますということを財務局側が言っているわけですから、そこに詐欺とか虚偽とか不正があったかどうかというのがこの問題の本質のもう一個。改ざんをし...全文を見る
○大塚耕平君 いや、それ、そのとおりですね、これ見る限り。  何を私申し上げたいかというと、これは皆さんが報告書の中で事案終了というふうに定義付けている二十八年の六月二十日より後なんですね。二十八年の九月の十五日と十月の十七日の応接記録なんですよ。ということは、森友の支払資金に...全文を見る
○大塚耕平君 私が申し上げたいのは、公開された資料から思料すると、その整理そのものが間違っている、ないしはこの調査報告書上の一つの問題であるということを、それ指摘をしておきます。今後、そこは更に精査をしていきたいと思います。  それから、十六ページから十七ページにかけて、例えば...全文を見る
○大塚耕平君 いや、だから、最大の疑問は、要するに佐川さんにはヒアリングしたのかということです。佐川さんに直接ヒアリングしたなら、こういう表現にはならない。改ざんに関わった職員の皆さんから聞けばこういう表現になるんですが、要するに、佐川さんには直接確認をして、佐川さんのそのときの...全文を見る
○大塚耕平君 いや、直接、大臣が佐川さんに。
○大塚耕平君 そうすると、今の太田さんの話だと、太田さんも直接は聞いていないわけですよね。誰かに調査を命じたわけですよね。誰が佐川さんとそのやり取りをしてこれまとめたんですか。ちょっとそれを教えてください。
○大塚耕平君 ということは、矢野さん、これはもう、くどいようですが、冒頭申し上げたように、もういっぱい間接話法で書かれているんですが、それは何とかの情けとしては、修辞学上の工夫としては分かるけど、要するに佐川さんが自分で指示をした、あるいは改ざんをされていると分かっていた。つまり...全文を見る
○大塚耕平君 私が何を申し上げたいかというのは大体委員の皆さんにも御理解いただけていると思うので、ここはこの調査報告書上の大きな問題点であるということを申し上げておきます。  というのは、これから検察審査会とかも立ち上がってくる中で、佐川さん本人の自覚というのは非常に大きなポイ...全文を見る
○大塚耕平君 分かりました。  決裁文書の原本に触れさせるべきではないと思って、その写しを財務省の理財局の職員に触らせた、しかも、立ち会わずに、財務省の職員だけがその写しのファイル、どこかの部屋でやったんでしょうけれども、とその財務省の職員がそこで何かをやったということがメモと...全文を見る
○大塚耕平君 今のお立場としてはもうそのようにお答えになるしかないんですが、一般的な感覚としては、これだけいろんなことが問題にもう去年なっていたわけですね。その理財局から会計検査院に提出する資料を見せてくださいと問合せが来ただけで、まず、おいおいと思いますよね。思った上で、確かに...全文を見る
○大塚耕平君 今日はこれ以上この問題詰めてもしようがないですが、読んだ印象としてはちょっと不自然だなと思いますね、読んだ印象としては。  それから、そもそも去年の三月九日、ここに前の航空局の次長の平垣内さんですか、来ていただいて、その前の日に、三月八日です、だから。去年の三月八...全文を見る
○大塚耕平君 そこも疑問に感じましたし、あともう一つお伺いしますが、これ大半の個人名とか個社企業名とか、役所以外のものについては黒塗りにしてありますよね。この個人名とかは基本的に全部黒塗りにしているという、役所の人は別ですよ、全部黒塗りにしているという理解でいいですか。
○大塚耕平君 いや、ところが、多分、国会議員の部分も黒塗りにされているところがある一方で、これ、例えば資料の二十ページとかは共産党の豊中市議の山本いっとくさんとか辰巳さんのお名前とか、それから、百四ページはうちの党の今落選中ですが福島議員の名前とか、こういうのが堂々とマスキングさ...全文を見る
○大塚耕平君 残り四分ほどなので、大臣、誠に申し上げにくいことなんですが、これ、これだけの文書、調査報告書が出てきたことも前代未聞で、それは前代未聞のことが起きているから、まあやむを得ないと思います。前代未聞のことが起きてしまった以上、これは政治家として誰かが責任を取らないと、こ...全文を見る
○大塚耕平君 終わります。
06月27日第196回国会 両院 国家基本政策委員会合同審査会 第2号
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○大塚耕平君 国民民主党の大塚耕平でございます。  私たちは、結党して一か月がたちましたが、結党宣言には、正直な政治、偏らない政治、現実的な政治、これを追求するというふうに記させていただきました。今日もそういう観点から、総理に何点かお伺いをしたいと思います。  冒頭、一言申し...全文を見る
○大塚耕平君 総理、その国際的な定義はないというのは前段では私申し上げていないんですが、今から申し上げようと思ったんですが、確かに国際的な定義はないんです。ただ、よく引用されるのは、一九九七年の国連事務総長の報告書に、自国以外に移動して、少なくとも十二か月居住する皆さんは移民とい...全文を見る
○大塚耕平君 財政構造改革法のような法的対応についてどのように応じていただけるか、これはコメントいただけませんでしたが、我々、しっかりこれを立案してお示しをしたいというふうに思います。  その上で、国民民主党の国民は、国民生活向上、国民経済を発展させると、そういう意味で国民とい...全文を見る
07月19日第196回国会 参議院 本会議 第36号
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○大塚耕平君 国民民主党・新緑風会の大塚耕平です。  初めに、西日本を中心とした豪雨災害で犠牲となった皆様の御冥福をお祈り申し上げますとともに、御遺族に衷心よりお悔やみを申し上げます。また、被害に遭われた皆様、避難を余儀なくされている皆様に心からお見舞いを申し上げます。  さ...全文を見る
10月31日第197回国会 参議院 本会議 第3号
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○大塚耕平君 国民民主党・新緑風会の大塚耕平です。  正直な政治、偏らない政治、現実的な政治を目指す国民民主党・新緑風会を代表し、総理の所信に関して質問させていただきます。全て総理にお伺いをいたします。  今年は各地で大規模な災害が続いています。犠牲者の御冥福をお祈りしますと...全文を見る
12月06日第197回国会 参議院 財政金融委員会 第3号
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○大塚耕平君 国民民主党・新緑風会の大塚耕平でございます。  今日、総裁に、金融政策の今後について、あるいは現状について少しお伺いをしたいと思いますが、先ほど風間議員が金融緩和の弊害について聞かれまして、私もちょうどそれをお伺いしようと思っていたんですけれども、金融機関の収益あ...全文を見る
○大塚耕平君 適切な運営に努めるというその最後の部分はそのとおりで、そうあっていただきたいと思うんです。  これ質問は、やはりほかの委員の皆さんの質問も、またその答弁も踏まえながら、積み重ねていってよりいい質疑にさせていただきたいと思うのでこういう聞き方をさせていただいているん...全文を見る
○大塚耕平君 この点だけずっと質問しているわけにもいきませんので次に移りますが、現時点で金融仲介機能にあるいは金融機関の経営に弊害が出ていないという認識は私は違う立場を取っております。もう既に弊害は出ていると思います。例えばスルガ銀行の問題とか商工中金の問題とか、なかなか収益環境...全文を見る
○大塚耕平君 なかなか解釈が難しい御答弁をしていただいているような気がするんですが、二点指摘しておきます。  今御答弁いただいた中で、言葉尻を捉えるつもりは全くありませんけれども、途中で中長期的な予想物価上昇率が高まるという状況には確かにございませんがということをおっしゃったん...全文を見る
○大塚耕平君 今のやり取りに関連しても一つ指摘を申し上げておきますけれども、多くの議員が今日だけじゃなくて様々な機会で問題提起をされていると思うんですが、つまり、なかなか物価が上がらない理由というのは、何か構造的な要因で上がらない可能性もあるので、もうもはやその二%の物価上昇率の...全文を見る
○大塚耕平君 今日も上限はないという御答弁だったというふうに理解しておきます。  表面を見ていただくと、これは日銀の保有国債の残存期間です。これも総裁の就任時から約倍の長さになっているわけでありまして、これについても、より長期にわたって金融緩和のモメンタムを維持するというために...全文を見る
○大塚耕平君 今御答弁の中で、ストックベースでは更に長くなっていく可能性があるというか、そういう見通しのような趣旨のことをおっしゃったんですが、それはなぜそうなるんですか。
○大塚耕平君 今日の指摘をさせていただく点の三点目ですが、手法としてこのマネタリーベースや総資産を増やしていくとか残存期間を長くしていくというのも分かりますけれども、これについても少し限界的な局面が近づいているという御認識はお持ちいただいた方がいいのではないかということは指摘をし...全文を見る
○大塚耕平君 最後に、もう一つ指摘と質問をさせていただいて終わりにしますが、今日のこの報告概要でも、所得から支出への前向きの循環メカニズムとか、それから個人消費は着実な改善と書いてありますが、一昨日の日経新聞一面の所得のグラフを見ても全然伸びていませんし、それから個人消費もこの日...全文を見る
○大塚耕平君 終わります。