西村康稔

にしむらやすとし

小選挙区(兵庫県第九区)選出
自由民主党
当選回数7回

西村康稔の2011年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月09日第177回国会 衆議院 財務金融委員会 第7号
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○西村(康)委員 自民党の西村康稔でございます。  この時期、つまり、予算が衆議院を通過した後に同じく衆議院で税制を議論する、非常に残念な思いでありますけれども、きょうはせっかくお時間をいただきましたので、経済政策、経済を成長させる税制なのかどうか、どういう政策が経済を成長させ...全文を見る
○西村(康)委員 それは実質ですか、名目ですか。
○西村(康)委員 法人税収の見通しは幾らですか。
○西村(康)委員 予算上、法人税収は立ててあるはずですけれども、幾らですか。
○西村(康)委員 正確に。予算は通過しているんです、衆議院を。予算の責任者でありますから。  今回、税制の議論をさせていただいているんです。法人税収の見通しは幾らですか。
○西村(康)委員 二兆円も違うんですよ、二兆円も。こんな感覚で審議ができますか。予算審議を経て税制の審議をやっているんですよ。それは当然の数字じゃないですか。  もう一点、お伺いします。  過去の法人税収の最高額は幾らでしょうか。
○西村(康)委員 そうであります。今お答えされたとおりでありまして、平成元年前後は十八兆、十九兆あったわけですけれども、今七兆、来年度は七兆八千億、七・八兆ぐらいを見込んでおられるということでありますから、やはり税収がふえるための政策を打つ、これが第一に考えられてしかるべきだとい...全文を見る
○西村(康)委員 どっちに働くかよくわからない答えであります。まあ、いろいろ分析しなきゃいけないんですが。  今の分析の中で、実質成長率一・五%で予算を立てておられますけれども、これは実現可能ですか、どうですか。
○西村(康)委員 確かに、総裁も一月の講演で、踊り場から脱却する蓋然性が高まってきたと。あるいは二月の記者会見ですか、改善テンポの鈍化した状態から徐々に脱しつつあるということ、そして今おっしゃったように、緩やかに回復していくということを見通しておられます。  他方、物価が上がっ...全文を見る
○西村(康)委員 確認ですけれども、金融緩和政策、修正は、今の時点ではないということでよろしいですか。
○西村(康)委員 私なりに解釈をしますと、まだデフレの状況を脱却していない、緩やかに回復過程にはあるけれども、まだ金融緩和をやめる段階ではないというふうに理解をさせていただきます。  その上で、今の経済認識の上で、今年度、二十三年度以降、どういうふうに成長をして税収をふやしてい...全文を見る
○西村(康)委員 今、平年度ベースとおっしゃいました。二十三年度の減税額はネットでお幾らですか。
○西村(康)委員 つまり、二十三年度、五%下げると言っておきながら、それは来年の三月の決算から始まるんだと思います、そこで誤差があるんだと思いますけれども、本年度、二十三年度は実は約四千三百億円の減税でしかないということであります。  これは法人税でいいますと何%に相当する数字...全文を見る
○西村(康)委員 財務省で出されている資料でありますけれども、一応この算定する数字では、基本税率一%下げで減収幅が三千億円ということで見積もっておられるようでありますので、したがって、四千三百億というのは一・数%の下げということであります。二%もいっていないわけであります。つまり...全文を見る
○西村(康)委員 国際競争をしているのは製造業なんですね。サービス業は基本的には国内を対象にやっていますから、それほど国際競争にさらされているわけではありません。  法人税五%、我々はもちろん全体として下げることも主張しておりますから、我々は両方やるという主張でありますけれども...全文を見る
○西村(康)委員 これは考え方が違うのかもしれませんが。  例えば子ども手当、今議論になっていますけれども、所得制限を入れて、一定の所得、ある以上の層は制限をする。もちろん子育ては大事ですから、我々も、所得の低い人たち、一生懸命頑張っている人たちには支援をしたい気持ちは、児童手...全文を見る
○西村(康)委員 子ども手当について当初、もちろん社会全体で育てるということ、これは我々は意味がよくわからないということをいろいろな、厚労委員会を初めやっていますけれども、他方、内需を振興するために配れば、家計を支援すれば景気はよくなる、税収がふえる、こういう説明をしておられたと...全文を見る
○西村(康)委員 これももう何度も議論して、全く考え方が違いますので。  我々は、子ども手当を児童手当に戻して、一定の所得の低い人たちにはプラスアルファの何らかの支援はするとして、そういうばらまきの政策ではなくて、むしろ企業が国内にしっかり立地をしてくれて雇用がふえる、それで税...全文を見る
○西村(康)委員 この軽減税率は何社が利用していますか。
○西村(康)委員 正確にお答えいただきたいんですけれども、この軽減税率を使っている企業は何社ありますか。
○西村(康)委員 そうなんです。我々のときにもこの制度を使っていましたので、これは何も民主党のせいだけじゃありませんけれども、特区で軽減税率といいながら、たった三社しか使っていないんですよね。  それで、今回の特区制度も同じ仕組みを入れているんです。三枚目の資料を見ていただきま...全文を見る
○西村(康)委員 もう一点お聞きしますけれども、この国際戦略総合特別区域、こちらの国際特区は何カ所ぐらいを想定しておられますか。
○西村(康)委員 事前にいろいろ説明を伺いますと、国際特区は数カ所程度じゃないかということで伺っておりますが、それはともかくとして、つまり、国際特区として指定をしても、専らそこでしか事業をしちゃいけない、そういう企業しか減税がない。これは沖縄の例を引いておられるということですけれ...全文を見る
○西村(康)委員 まさに今、アジア拠点化法案というのが別途経産省から提出をされておりまして、この関係もよくわからない。つまり、外資系企業が、例えば日本に立地をしようと思ったときに、この二つの法律を利用しよう、国際特区に立地をしよう、そこの規制緩和なんかも利用しよう、税制も使おう。...全文を見る
○西村(康)委員 さっきの「専ら」という点、それから、この二つの法律の活用の仕方の点、これを含めて、我々は対案をぜひ出したいと思いますので、また議論をさせていただきますが、より深掘りをした減税措置のもとに海外の企業あるいは国内の企業が立地できる制度を、我々として対案を出したいと思...全文を見る
○西村(康)委員 つまり、一千億円の全体の枠で、〇・八%から一%で民間金融機関、民間金融機関は、多分それに多少上乗せして貸すことになると思いますけれども、これから再編をして成長する企業に貸す、こういう理解でいいですか。
○西村(康)委員 日銀の副総裁にまだいていただいております。  日銀が成長分野に融資をする、この制度について、概要を御説明いただいていいですか。
○西村(康)委員 正確な、わかっておられる範囲で最新時点での、その三兆円の枠のうち幾ら使われているかという点と、金利は幾らか、教えていただけますか。
○西村(康)委員 つまり、日銀は、民間の金融機関に、もう既に去年の秋から二兆円を超える金額で、成長分野に融資を〇・一%でやっている。ところが、今回新たに提案された産活法での制度は、わずか一千億円の範囲で、しかも金利は〇・八%で民間金融機関に貸す。この制度、だれが一体使うんですか。
○西村(康)委員 日銀の融資であっても最長四年は使えるわけでありますし、こういう再編をし成長していく分野にも金融機関から融資をされる、そう理解していいですか。
○西村(康)委員 つまり、二兆円以上、低利で、一定程度の成長分野あるいは再編を行っていく、そういう分野の企業に、供給がもうこれだけなされている。それにもかかわらず、また新たに、まあわずか一千億の枠でありますし、金利は〇・八から一がベースで、プラスアルファは民間金融機関が足すという...全文を見る
○西村(康)委員 日銀のこの資金は、もちろん成長分野に、今の状況を見て日銀が、いわば非伝統的な政策としてやられている。しかし、このことも活用しながら、民間の金融機関は金融機関で、彼らなりにいろいろな知恵を出して融資をしていくんだと思いますので、この議論は、経産委員会なり、ほかのと...全文を見る
○西村(康)委員 税収の使途を拡大するための増税ですか、それともCO2排出を抑制するための増税ですか。
○西村(康)委員 CO2抑制のための増税ということですか。もう一度。
○西村(康)委員 いや、ちょっとよくわからないんですけれども。  税収をそういう対策に使うための増税なのか、あるいは、税率を上げることによって、つまり石油や石炭の値段が上がりますから、それによってCO2が抑制されるという抑制効果をねらったものなのか、どちらですか。
○西村(康)委員 よくわからないんですけれども。  このぐらいの税額の上昇であれば、ほとんど抑制効果はありません、石油や石炭を使う量が減るわけはありませんので。  CO2、つまりエネルギー使用を抑えるための増税ではないということでいいですね。むしろ、税収をいろいろな事業に使う...全文を見る
○西村(康)委員 この増税によってエネルギーの使用量は減ると見込まれていますか。質問をかえます。
○西村(康)委員 ほとんど効果がないということです、価格効果は。それだけ言ってもらえればいいんですけれども。  本年、二十三年度の増税額は幾らですか。
○西村(康)委員 つまり、二十三年度でいえば、価格が上がったことによってエネルギー使用量を減らすということよりかは、その三百五十七億、約三百五十億を使いたい、そのための増税だということで理解していいですか、野田大臣。
○西村(康)委員 今度は正確に数字をお答えいただきました。  段階的に二千四百億まで増税をするんですが、二十三年度は三百五十億の増税。それを、先ほど池田副大臣が言われたとおり、いろいろな事業に使っていく、それによってCO2削減を図るということでありますが、実は、その使う中身を見...全文を見る
○西村(康)委員 総論としてはそういうお答えでいいと思いますけれども、今回わざわざ増税をして三百五十億までふやした上で、さらに無駄な事業に、事業仕分けで無駄だと言われた事業に投入をしている。例えば、先ほど申し上げた先進的な次世代車についても、要求を見送るべきだ、八名の方が事業廃止...全文を見る
○西村(康)委員 いや、全然適切じゃないんですよ。全然適切じゃなくて、額は小さいですけれども、温泉エネルギーも、やめろと言われながら額を四億ぐらいふやしていますし、次世代のものも、もう見送るべきだと言われながら金額をふやしているし、あるいはさっき言った省エネの事業も、ほかの予算で...全文を見る
○西村(康)委員 今のは一例でありまして、これはたくさん、事業仕分けで廃止なり半減なり要求見送りなり、いろいろ言われていますけれども、幾つもあるんですね。  しかも、環境省だけじゃなくて経産省も、例えば国内排出削減量認証制度活性化事業費補助金四十四億円、これは特会から増税によっ...全文を見る
○西村(康)委員 簡潔にお答えいただきたいと思いますが、中小企業がエネルギー使用量を減らしてCO2を減らしたことに対して補助を出すという制度ですね。  しかし、そのクレジットは大企業に売るわけですよ。売れるわけです。束ねるために何かお金が要るとか、そんな説明を事前に受けましたけ...全文を見る
○西村(康)委員 もう時間が来ましたので終わりますが、主要三政策、排出権取引はもう慎重にやるということを決定されているわけでしょう。この条文の書きぶりとは違いますよ。このことだけ、きょうは指摘をさせていただきますが、ぜひまたいろいろなところで議論をさせていただきたいと思います。 ...全文を見る
04月06日第177回国会 衆議院 経済産業委員会 第3号
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○西村(康)委員 おはようございます。自民党の西村康稔でございます。  このたびの東北大地震で亡くなられた皆様方、そしてまた、被災され、今なお避難所等で大変厳しい状況に置かれている被災者の皆様に、心からお悔やみとお見舞いを申し上げたいと思います。  そして、今回の地震と津波に...全文を見る
○西村(康)委員 海江田大臣は、現場東電にもおられて、統合本部の責任者のお一人としてやっておられる。これまでのところ、確かに一生懸命やっておられるのは物すごくよくわかるんですが、どうも場当たり的な対応。今も少し反省の言葉を言われましたけれども、今後、ぜひ全体を見渡して、亀裂がある...全文を見る
○西村(康)委員 ぜひ大きなシナリオ全体を見ながら進めていただきたいと思います。専門家がこれだけの数おられるんですから、ぜひ漏れのないように、すべて早目早目の手を打って進めていただきたいと思います。  今、放射性物質の飛散を抑えるという話がありました。  つい数日前、細野総理...全文を見る
○西村(康)委員 そうだとすれば、総理補佐官という非常に重要な立場にあって、今東電に詰めて、日米の関係も中心になってやっておられるんでしょう、その方がテレビで軽々しく数カ月と言うことは問題ではないですか。  むしろ政府を代表する立場である総理か官房長官みずからが、今おっしゃられ...全文を見る
○西村(康)委員 もちろん、余り楽観的なことを言う必要はありませんけれども、周辺住民にとっては今後の生活設計をどうするかという大事な局面に来ておりますので、長期化するなら長期化する可能性は高いということを、いつの段階になるのかわかりませんけれども、ぜひできるだけ早く官房長官の口か...全文を見る
○西村(康)委員 これは各党の実務者会議でもずっと申し上げてきたことですので、ぜひよろしくお願いをいたします。  二日前からですか、低濃度の汚染水を放出している話についてお伺いしたいと思います。  これも物すごく大きな話で、通常の基準を百五十倍も超えるという数字も伺っています...全文を見る
○西村(康)委員 通常では行わないことを政治判断で行う、あるいは、国民にどうしても理解を求めなきゃいけない、国際社会にも理解を求めなければいけない、そういう話については、ぜひ会見を開いて総理がみずからの口で説明をしていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。  海江田大...全文を見る
○西村(康)委員 もう済んだ話でありますので、今後、節目節目では、大臣にもっと出ていただいて、ぜひしっかりと国民に説明をしていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  この汚染水の処理についてでありますけれども、せっかくフランスの専門家が来ている、アメリカの専門家...全文を見る
○西村(康)委員 大臣のお立場ではそういうことだと思いますが、専門家の部隊が来たのは、私が聞いている範囲では、アレバからは原子力の技術者は三月二十九日と聞いております。社長が三十日ではないかと思いますが、なぜもっと早く来てもらえなかったのか。当初からフランス大使館、フランス大使か...全文を見る
○西村(康)委員 それでは、防衛省、副大臣が来ておられると思いますが、米軍から防衛省あるいは自衛隊に最初に支援の申し出があったのはいつですか。
○西村(康)委員 枝野官房長官にお伺いします。官房長官にお伺いするのがいいんじゃないかと思いますけれども、あるいは海江田大臣、この日米の合同委員会、日米の共同の作業チームをつくって、幾つかの分科会的なものもつくり、作業をし始めたのはいつですか。
○西村(康)委員 申し上げたいのは、二十二日の段階で、ようやく各省庁、関係省庁が入り、NRCや、これはアメリカのエネルギー省も入って、そこで初めて一元化して議論が集約化されてきている。それまで各省ばらばらに対応をしていたんだと思うんですね。やっとそこで始まったと思うんですが、いか...全文を見る
○西村(康)委員 もうこれ以上は、後ほどの検証になると思いますので申し上げませんが、せっかく共同委員会の場もできたわけですし、各省ばらばらにいろいろなところとやりながらやっている、その知見をぜひ一元化して、指揮命令系統を一元化してやっていただきたい。  これは、当初から私は実務...全文を見る
○西村(康)委員 ぜひよろしくお願いをいたします。そして、繰り返しになりますけれども、政治判断を要するところは迅速な判断をしていただいて、ぜひ国民、海外に対してもしっかりと御説明をいただきたいと思います。  引き続き汚染水の処理ですけれども、ロシアの原潜処理で、汚染された物質を...全文を見る
○西村(康)委員 汚染水の処理は待ってくれませんから、検討を鋭意続ける状況じゃないと思いますので、早く詰めて、使えるんだったら、すぐ使えるように要請をして日本に持ってきていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。  それから、先ほど海江田大臣が、全国の原発に対して安全チ...全文を見る
○西村(康)委員 今の汚染水の話はそうなんですが、全国の原発に出された文書の中に汚染水の処理対策が入っていないということです。
○西村(康)委員 ぜひよろしくお願いいたします。  それから、これも実務者会議で何度も私も提言、提案しているんですが、日本の農産物初め、場合によっては工業製品にまで広がりかねない勢いで諸外国で輸入規制が広がっております。これは、EUが典型的に求めていますが、安全証明書みたいなも...全文を見る
○西村(康)委員 ぜひこれはよろしくお願いします。農産物も含めて対応を急いでいただければと思います。  それから、放射線量の分析体制。今の話とも絡むんですが、千葉の日本分析センターなり福島県の原子力センターで目いっぱいでやっているということで、今後、原発が長期化することも念頭に...全文を見る
○西村(康)委員 ぜひ強化することをお願いしたいと思います。今、多分、検査するのに皆さんが殺到している状況だと思います。数が足らないんだと思いますので、官房長官、そのことを含めて全体でよろしくお願いします。  官房長官、お忙しいところありがとうございました。これで結構です。 ...全文を見る
○西村(康)委員 その数%—数十%損傷された部分は、例えば二号機、三号機でいいますと、何となく低位で安定している状況で、これは圧力もです、これはいろいろ考えられるんだと思いますが、漏れた燃料が底にたまる、あるいは、よく言われておりますけれども、制御棒の穴のところ、弱いところから漏...全文を見る
○西村(康)委員 原子炉の爆発の可能性についてお伺いをしたいと思います。  二号機、三号機は、そういう意味ですき間ができていますから水素がたまって何とかということじゃないと思うんですが、一号機については密閉されている可能性が高く圧力もある。つまり、そこで水素が発生して、水素爆発...全文を見る
○西村(康)委員 その根拠はどこにあるんですか。
○西村(康)委員 委員長は、一号機、三号機の水素爆発はないというふうに言っておられたと伝わっていますが、その点はいかがですか。
○西村(康)委員 当然水素は軽いですから上に行くわけですし、建屋は密封されているわけですから予測されたんじゃないかと思いますが、いかがですか。  あわせて、今回、密封されたわけで可能性は低いとおっしゃいましたけれども、やはり水素が発生し、たまって何かのきっかけで爆発する可能性は...全文を見る
○西村(康)委員 もう時間ですので、ぜひいろいろなシナリオを考えて、爆発がないよう万全を期して安定化するようにお願いをしたいと思います。  最後に一点だけ、放射線量計の話をお伺いしたいんですが、政府でどれだけの数があって、あるいは東電がどれだけの数の放射線量計を持っているのか、...全文を見る
○西村(康)委員 それだけの数があって、五百人とも八百人とも、日によって違うんでしょうけれども、作業されている方がおられる、しかし、その人たちが持っていなかった。これは異常な事態だと思いますけれども、現場には保安院の人は何人行っておられるんですか、サイトには。
○西村(康)委員 二名が二十四時間でどうやって見られるんですか。東電のやっていることに対して監督もしなきゃいけない、アドバイスもしなきゃいけない。これは、大変な状況だと思いますけれども、少なくとも二十四時間やるなら交代制もしなきゃいけないと思いますし、その人たちが作業員の人たちが...全文を見る
○西村(康)委員 現場で、本当に必死な思いで、命がけで安定化に向けて努力をしておられる作業員の方々の体調なり、食事も悪いという話が伝わって、もうこれは改善されていると思いますが、ぜひ万全を期していただきたいと思います。  そこで、最後にしたいと思いますが、フランスから二万セット...全文を見る
○西村(康)委員 本日搬送するとは、信じられないことであります。せっかく二万枚も防護服と放射線量計が届いているわけですから、海外からの好意を無にしないでいただきたいと思いますし、現場では必死でやっているわけですから、ぜひ使えるもの、いただいたものは全部有効に使って、万全を期してこ...全文を見る
○西村(康)委員 ぜひぜひ本当に一日も早いこの原発の収束をお願いしたいと思いますし、我々もできることは全面的に協力をしていきたいと思いますので、大臣、大変だと思いますが、ぜひ頑張っていただいて、よろしくお願いします。  質問を終わります。
04月27日第177回国会 衆議院 経済産業委員会内閣委員会連合審査会 第1号
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○西村(康)委員 自民党の西村康稔でございます。  時間がありませんので、早速質問に入らせていただきます。  まず、東電が発表した工程表についてお伺いをしたいと思います。  きょうの枝野官房長官の答弁でもそうですし、これまでも海江田大臣も答弁しておられますが、これは保安院も...全文を見る
○西村(康)委員 もう一度確認しますけれども、統合本部をつくられて、そこで大臣は副本部長をやっておられる。この工程表も、統合本部でいろいろ議論をされたというふうに伺っています。その過程で、保安院の方からは今言われたようなことを含めていろいろな意見を言い、一緒になってつくった、東電...全文を見る
○西村(康)委員 その上で原子力安全委員会にお伺いをしたいと思いますが、安全委員会はこの策定に関与しているのか、このことについて政府に助言をしたのかどうか、お伺いしたいと思います。
○西村(康)委員 こんなことでいいんですか。安全委員会が一切相談を受けていない。  実は、翌日、十八日の安全委員会の議事録を読ませていただきました。この日の開催、わずか四十八分間。ほかの議題もありましたから、恐らくこの工程表については十五分か二十分ほどしか議論していないんでしょ...全文を見る
○西村(康)委員 海江田大臣、どういうことですか。安全委員会に何も相談していないのですか。それなのに、責任を持ってやらせます、よくそんなことが言えますね、大臣。
○西村(康)委員 アドバイスをいただくのに、報告もしていないというじゃないですか。何で保安院からさせないんですか。
○西村(康)委員 安全委員会は専門家がそろって、政府に対して助言をするわけでしょう。全く機能を果たしていないじゃないですか。保安院から報告を受けていないというし、全く一切関係ありませんということをさっき答弁された。こんなことで、政府がちゃんと一体となって、全部英知を結集して原発を...全文を見る
○西村(康)委員 大臣は責任を持って実行させますとさっき言われましたから、安全委員会と関係なしにやられるということですね、それは。安全委員会にも何も意見を求めていないし、これは保安院、経産省の中だけでやるということですか。
○西村(康)委員 いや、私は当然、東電がつくるその過程に保安院も入っている、そのできた段階で安全委員会にも見てもらって、そしてそれを受けて、政府としては、これは三カ月、六カ月—九カ月でできる、責任を持ってやらせますというのが筋道じゃないかと思います。それを全くやらずに、責任を持っ...全文を見る
○西村(康)委員 大臣の発言は非常に重いですから不用意な御発言はなさらないことをお願いしたいと思います。  今、いみじくもマクロ経済への影響のお話がありましたので、きょうは与謝野大臣にお越しをいただきましたのでお伺いをしたいと思います。  おっしゃったとおり、微妙な発言で非常...全文を見る
○西村(康)委員 ありがとうございます。  ぜひ、今御答弁ありましたけれども、国の責任を明確にしていただいて、どういうスキームでやるのかというところをできるだけ早く出していただければと思います。  時間がなくなってきました。次に参ります。復興財源について先にお伺いをしたいと思...全文を見る
○西村(康)委員 片山大臣も来ておられますから、まず人件費削減、ぜひやっていただきたいと思いますけれども、いかがですか。
○西村(康)委員 自民党も、二割削減、国家公務員で一兆円、地方公務員も含めて、さらにできるということで公約も出しております。これはぜひ法案を早く出していただいて、我々は協力する姿勢がありますので、よろしくお願いをしたいと思います。  それから、きょうは蓮舫大臣に来ていただいてお...全文を見る
○西村(康)委員 金額として、全体の予算からすると大したことないんですが、数億円の予算が、今まさにモニタリング調査をやっているこの予算も減らされているわけであります。  蓮舫大臣にお伺いをします。  長い目で見て、この防災対策というのは何年かに一回しか来ないもので、ある意味の...全文を見る
○西村(康)委員 時間が来ましたので終わりますが、ただ、途中の意見をいろいろ見ますと、原子力施設のない県ははかる必要がないとか、東京は恐らくはかる必要がないということなんでしょう、全面的に廃止すべきだとか、いろいろな意見が出ています。つまり、仕分け人の中には、こういうものは無駄だ...全文を見る
05月11日第177回国会 衆議院 外務委員会 第10号
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○西村(康)委員 自民党の西村康稔でございます。きょうは、外務委員会で質問する機会をいただきまして、ありがとうございます。  日印のEPA協定を中心に、インドと日本の間で論点になっている、案件になっている点について幾つか御質問させていただいて、その後、できれば、今後のFTAある...全文を見る
○西村(康)委員 もちろん、韓国との競争は非常に大事であります。現地でできるだけ安くていい車を、日本車を売るという視点でいうと、韓国に負けない制度をつくることは大事でありますけれども、実は、やはり日本から部品供給がふえないと、結局タイから行く、ドイツから行く。これでは意味がありま...全文を見る
○西村(康)委員 公表されている資料でも、レアアースの開発等について協力を深化させるということで外務省のホームページにも載っておりますし、当時、実はオリッサ州の案件で個別の案件を日本としてはぜひとりたいということで、これは首脳会談で珍しく個別の案件にまで言及されて、向こうも協力す...全文を見る
○西村(康)委員 これもぜひしっかりフォローしていただきたいと思うんですが、去年の秋に首脳間で合意をされたんですけれども、実はうまくいっていないと思います。もう半年たちますけれども、その後何の報道もありませんし、参加をしようとした企業の幾つかは、もうその州から撤退をして、別のとこ...全文を見る
○西村(康)委員 ぜひフォローしていただきたいと思います。  インドはやはり日本にとっては非常に大事な国で、親日的な国でありますし、中国一国に今依存している体制をできるだけ分散化しようという中で、ベトナムもカザフも大事ですけれども、オーストラリアも大事ですが、インドもぜひよろし...全文を見る
○西村(康)委員 念のために確認をいたしますけれども、一応、今凍結して小康状態ということですので、これはこれで、今のところはいいわけですけれども、今後さらに規制強化なり主張をしてきた場合に、当然、WTOの知財協定についての違反、内外無差別の違反の可能性があるわけですけれども、これ...全文を見る
○西村(康)委員 今回の交渉でこのことは取り上げられたのでしょうか、取り上げていないのでしょうか。
○西村(康)委員 第九章に「知的財産」とあって、貿易関連知的所有権協定に従い、つまりWTOの知財協定に従い、知財の、中を飛ばしますが、無差別的な保護を両国は確保すると書いてありますので、全くないというわけじゃありません。一般的な規定として入っていますけれども、ぜひ、この規定も入っ...全文を見る
○西村(康)委員 今回の協定の中に、第十章にも政府調達協定があって、百十三条に「追加的な交渉」として、インドがこの政府調達協定に入る意思を表明したときにはしっかりと両国でこれを見直す、その交渉を開始するということが書いてありますので、つまり、恐らく途中段階でこういう議論をされたん...全文を見る
○西村(康)委員 力強い御答弁をいただきましたので、ぜひ、政府、内閣の中でしっかり主張をしていただいて、もうこの時期で、秋、十一月ハワイではまとめたい、大枠合意をしたいというアメリカの、全体の雰囲気もありますから、そのためには一日も早く入った方がいいと思いますので、ぜひ、交渉に参...全文を見る
○西村(康)委員 これはこれで難しい問題もあると思いますけれども、私から見ればTPPへの試金石の一つでもあるし、ぜひしっかりと議論をしていただいて、いいものをつくっていただきたいというふうに思います。  その上で松本大臣にお伺いしますが、こういう意見があります。日豪でEPAがで...全文を見る
○西村(康)委員 今の御答弁は、アメリカ側もTPPを優先しているし、アメリカの議会も含めて、恐らく二国間はもう新規のものを当面やらないということでしょうから、TPPを日本としても進めるというふうに理解をさせていただきます。  その上でお伺いをしますが、TPPの議論の中で、これも...全文を見る
○西村(康)委員 私が聞いてる範囲でも、例えば医師免許の相互承認であったり、あるいは医療制度を九カ国、TPPで統合していくのは、こんなことはとてもあり得ない、全然ばらばらな制度ですから。つまり、日本の国民皆保険を変えろというようなことがTPPの場で議論を、まあ、あるかもしれません...全文を見る
○西村(康)委員 当面は情報収集という形ですけれども、ぜひこれも力を入れていただいて、できることなら早く交渉に入って、しっかりと日本の立場を主張し、高いレベルのルールづくりに参加をする、それと同時に、おっしゃったように、関係のある人たちに対してしっかりと理解をしてもらう、これはも...全文を見る
○西村(康)委員 日豪EPAに反対する方々の中には、向こうはマーケットが小さいですし、日本がとれるところが少ない、そういう方もおられますので、ここは、資源大国オーストラリアでありますから、日本が安定的に供給を受ける仕組みをこのEPAでつくるというのは非常に意味があると思いますし、...全文を見る
○西村(康)委員 EUには根強い反対があります。韓国とのFTAがこの七月からスタートするわけですけれども、自動車業界を含めて相当危機感を持っていると思いますし、日本から得られるものが今度は彼らは何があるのかと。特に、非関税障壁をずっとこれまで議論してきていますけれども、なかなか日...全文を見る
○西村(康)委員 時間が来ましたので終わりますが、ぜひ、大きな市場、向こうも親日的、そしてEPAを結んだということで、単なる貿易の輸出じゃなくて、インフラ輸出とか、インフラ面での受注を含めて頑張っていただきたいと思います。  金融の関係あるいはジェネリックでインド市場から日本と...全文を見る
05月16日第177回国会 衆議院 予算委員会 第23号
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○西村(康)委員 自民党の西村康稔でございます。  まずもって、今回の大震災、そして津波で亡くなられた皆様方に心から御冥福をお祈り申し上げたいと思いますし、被災された皆様、今なお大変厳しい生活をしておられる皆様方、そしてまた原発事故で避難をされている皆様方に心からお見舞い申し上...全文を見る
○西村(康)委員 つまり二十二時の時点で、これを見ていただいたらわかりますけれども、これは保安院がそのときに考えた今後の進展を予測した資料でありますけれども、二十一時五十分の段階まで実績となっております。その前に、二十時半にRCIC、つまり原子炉への注水機能が喪失をして、二十一時...全文を見る
○西村(康)委員 総理、今、海江田大臣は、この時点で、十一日の二十二時の時点、夜十時の時点で総理に報告をして、ベントをやろうということを相談し、それを決めたと言っています。なぜこの時点でベントの命令を出さなかったんですか。(発言する者あり)出したのは次の日の朝一時半です。なぜ二十...全文を見る
○西村(康)委員 ここにその時系列の表がありますけれども、今まさに大臣がおっしゃった、一時半ごろ、そういう認識に至ったわけで、これは四月十八日の参議院予算委員会で今と同じような答弁をされていますが、危機管理で、二十二時の段階で、現場の保安院は直ちにベントをしなきゃいけないという判...全文を見る
○西村(康)委員 しかし、現実にベントの命令を出したのは六時五十分であり、行ったのは次の日の十時十七分なんですね。  なぜ、周辺住民の避難指示、これは五時四十四分だったのか。総理、この避難指示、どなたが出したか、お答えください。
○西村(康)委員 そんな悠長なことを言っている事態ではなかったんですよ。二十二時の時点でまさにメルトダウンを予測して、全部溶けてしまう、穴があくかもしれない、それなのに、なぜ命令が六時五十分になったのか。いや、指示をして、いろいろ相談をしながらやっている、いろいろ議論をしてという...全文を見る
○西村(康)委員 もちろん、現場でこれを実行するのは東電です。しかし、それを命令しなきゃいけないんです、やらせなきゃいけないんです。  そして、今お聞きをした、本気でベントをやる気があるなら、いいですか、五時四十四分という時間に、十キロ圏内の住民の避難指示をしているんです。これ...全文を見る
○西村(康)委員 仮に今の説明が正しいとすれば、この十キロ圏内は非常に危ない状況になるかもしれないという状況だったんですよ、仮にそれが正しいとすれば。そうしたら、そこに、官房長官は総理を現地に行かせたんですか。そういうところに行かせたんですか。最高指揮者を行かせたんですか。  ...全文を見る
○西村(康)委員 私の質問に答えていただけますか。  官房長官は、大変危険な状況になってきた、十キロ圏内の人に避難指示、これは総理が出されているわけですけれども、指示を出した。しかし、そういう状況の中に、最高司令官である最高指揮官である総理大臣、あなたが現地に行く、この認識であ...全文を見る
○西村(康)委員 そもそも指示を出す時間は私は遅いと思っているんです。  本来なら、二十二時の時点、直ちにその時点で、聞いた時点でベントの命令を出し、そして避難指示もする、それが私は当然の初期動作だと思います。それが、十キロ圏内、出したのは五時四十四分で、これは危険な状態にあっ...全文を見る
○西村(康)委員 水素爆発や水蒸気爆発が起こる可能性があるということを助言しなかったんですか。総理が行かれるに当たって助言しなかったんですか。
○西村(康)委員 総理、総理、安全委員長が今物すごく重大なことを言われましたよ。格納容器が破裂するかもしれない。これは大量の放射性物質が外に出るということですよ。そういう状況の中で、あなたは防護服も着ずに現地視察に行ったんですか。どういう認識で行ったんですか。
○西村(康)委員 総理、私の質問に答えてください。原子力安全委員長は、爆発が起こるかもしれない、格納容器が破裂するかもしれない。そういう認識をしてあなたは行かれたんですか。つまり、もしそういうことになったときに、最高指揮者としてその後の対応について指揮をとらなきゃいけない、そうい...全文を見る
○西村(康)委員 ベントの指示が遅かったことをまず指摘をして、そして、それが進まなかった。そして、格納容器が破裂をするかもしれないという状況の中で、防護服も着ずに、委員長がそういうことを総理に助言したにもかかわらず、最高指揮者のあなたが行かれたんです。そのことの認識をもう一度お伺...全文を見る
○西村(康)委員 総理、総理は六時十四分に出発をされています。実際に命令が出たのは、さらにその後の五十分です。出発前に当然命令を出すべきだと思いますし、しかも、出発するのではなくて、いざ爆発が起こるかもしれないという状況の中で、現地に行くのではなくて、ここで、官邸で、本部で指揮を...全文を見る
○西村(康)委員 自民党の西村康稔でございます。  午前中に引き続きまして、原発事故の初動について議論をしていきたいと思います。  午前中明らかになった事柄、十一日、事故、つまり震災のあったその当日の十時の段階で、保安院は、炉心溶融、いわゆるメルトダウンを予見していた。しかし...全文を見る
○西村(康)委員 確認をしたいと思いますが、班目委員長、四月六日の衆議院の経済産業委員会で、最初に二号機のRCIC、注水機能がとまっていると聞いたときに大変びっくりしておられる様子を言っておられますし、いわゆるアクシデントマネジメントのマニュアル、これに従って行動するようにという...全文を見る
○西村(康)委員 どなたに、何時の段階で、正確でなくてもいいんですけれども、これがとまったのは二十時三十分と実績がありますが、何時の段階で、どなたに進言されたのかをお伺いしたいと思います。
○西村(康)委員 ベントも含めて進言をされたという理解でいいですか。
○西村(康)委員 班目委員長が進言されたとおり、ベントを早い段階で実施ができていれば事態悪化は防げたというふうに考えられるんじゃないかと思いますけれども、委員長、何かもし新しい事実関係がわかれば教えていただきたいんですけれども、それも含めてお答えをいただけますか。
○西村(康)委員 大変大事な指摘でありまして、少なくとも二十二時、地震、津波、震災のあったあの十一日の二十二時の段階でベントの命令を早く出していれば事態の悪化が防げた、そういう理解でありますけれども、今まさに安全委員長が言われたように、早くできていれば、早くやれていれば事態の悪化...全文を見る
○西村(康)委員 班目委員長が先ほど言われたとおり、ベントも含めてマニュアルに従って行動するようにということを進言したというふうに先ほど言われたわけです。総理もおられたというふうに言われたと思いますが、総理はその後、班目委員長にその後の対応について助言を求めましたか。
○西村(康)委員 それでは、なぜベントの命令を出さなかったんですか。  口頭で指示をして、命令が出たのが最終的に朝の六時五十分であります。総理の出発した後であります。総理の出発前になぜ命令を出さなかったんですか。
○西村(康)委員 もう一度言います。  二号機の注水機能がとまったのは八時半なんです。十一日の二十時三十分です。この時点で、班目委員長は、きょうの答弁もそうですし、以前の答弁で、跳び上がるほどびっくりされて、そしてベントを進言された。つまり、二十時三十分からベントは専門家である...全文を見る
○西村(康)委員 総理が防護服も着ずに上空を飛んで、それでベントをやっちゃいけないという認識があったんじゃないかと思うんですけれども、もう一度その点だけ確認します。総理は防護服を着ずに飛ばれた。  もう一点、あわせて、圧力が非常に高まって、これは枝野官房長官が先ほど明確に言われ...全文を見る
○西村(康)委員 最終的に決められたのは一時半ごろということですが、これも非常に遅い対応だと思います。二十時三十分の段階で二号機は少なくとも注水機能がとまっているわけですから、冷却できなくなっている。安全委員長はそのときベントの進言もされているわけですから、これがどういう連絡網で...全文を見る
○西村(康)委員 先ほど答弁で、格納容器が破裂するかもしれない、そのことは総理に申し上げたと思いますという趣旨のことを言われたと思いますが、それは事実ですか。
○西村(康)委員 格納容器のベントの指示がおくれたと私たちは思っています。そして、おくれた中で圧力が下がらない、その中で総理は現地に行かれたわけです。圧力容器の圧力が下がらない、それを覆っている格納容器が破裂をするかもしれない、破裂をすれば大量の放射性物質が外部に放出をされる、そ...全文を見る
○西村(康)委員 もちろん危機のときに現地の様子を知るというのは大事なことですけれども、今回は状況が全く違います。枝野官房長官が言われたとおり、十キロ圏内は避難をさせているんですよ、圧力容器の圧力が下がらないから危機的な状況にあると。しかも、安全委員長は、格納容器が破裂するかもし...全文を見る
○西村(康)委員 時間が来ましたので指摘をしておきたいと思いますけれども、ベントをやるタイミングは、その八時半の段階、二号機の注水機能が、冷却機能がとまった段階から、安全委員長の進言を受けて、そのときから私は指示なり命令なりを出さなきゃいけなかった。もちろん、二号機と同時に一号機...全文を見る
05月20日第177回国会 衆議院 経済産業委員会外務委員会連合審査会 第1号
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○西村(康)委員 自民党の西村康稔でございます。きょうは、我が経済産業委員会が担当しております鉱業法の改正につきまして、外務委員会との合同審査ということで開いていただいて、感謝を申し上げたいと思います。  この法律改正、実は、十九年に海洋基本法を超党派で、私は超党派の事務局長を...全文を見る
○西村(康)委員 これは自民党政権時代から同じような運用をしてきたわけでありますけれども、中国との関係は、どういうふうなやり方、運用をしているのか、これについてお伺いしたいと思います。
○西村(康)委員 中国との関係では、二カ月前にお互いに通報し合うという相互事前通報制度で運用しているということですけれども、過去五年間に通報件数は何件あったのか、お伺いしたいと思います。
○西村(康)委員 通報せずに調査が行われたということの件数もお答えをいただきました。十一件ということですかね、今のは。  二国間のルールに従わずに、中国は事前通報せずに調査を行っている、そうした事例について、政府としてはどう対応してきているんですか。
○西村(康)委員 申し入れというか、これは強く抗議をしていただいて、お互いでつくった、二国間でつくったルールなわけですから、それを破ることについては本当に強く抗議をしていただきたいと思います。  今回の鉱業法の改正が成立すれば、この点について何か変わるのかどうか、これは経産大臣...全文を見る
○西村(康)委員 ちょっと誤解をしておられると思うんですけれども、科学的調査についてはこのような形で、相互通報制度で。この法律では科学的調査は規制の範囲外だと思いますが、大臣、もう一回答弁していただければ。
○西村(康)委員 しかしながら、大臣先におっしゃいましたけれども、科学的調査と言いながら、実は資源探査をやっているような場合、この場合には今回の法改正で規制ができるということなんですが、この点について、もう一回大臣に確認したいと思います。
○西村(康)委員 そうすると、調査をする、調査船を出すと言いながら、通報があるなしにかかわらず、ない場合は、先ほど申し上げたとおりルール違反でありますから、抗議を申し入れて守るように言わなきゃいけないんですが、調査をすると言いながら実際は探査活動を行っていることがわかった場合、こ...全文を見る
○西村(康)委員 それがわかった場合に、どういう対応をとるんですか。
○西村(康)委員 立入検査はだれが行うんですか。
○西村(康)委員 この法律は我々もやりたかった法律でありますので、余り言葉じりをとらえることはしたくはないんですが、海上保安庁などと答弁されました。これは議事録に残りますので、正確に、どういう手続でどういうふうに立入検査をするのか、これは場合によっては事務方でも結構ですので、お答...全文を見る
○西村(康)委員 海保の長官に来ていただいていますので、海上保安庁長官、どういうふうに海保として対応をとるのか、この点についてお伺いしたいと思います。  それから、あわせて、外見でどの程度わかるのか、海保としてどういうことが必要なのか、ぜひお答えいただきたいと思います。
○西村(康)委員 関係省庁で協議して。前回、昨年の尖閣の事件では、法にのっとって粛々とやると言っておきながら最後はああいう結論になったわけでありますので、海江田大臣、外務大臣にそれぞれ確認をしたいと思いますが、違法な探査活動があった場合には、この法律にのっとって立入検査を行い、そ...全文を見る
○西村(康)委員 外務大臣には後で東シナ海の開発、中国との交渉の状況もお伺いしたいと思いますが、今週末、中国の外務大臣ともお会いになると思います。中国の東シナ海での開発の状況、後でまた触れますが、確認をしていただく、情報提供を求めるということとあわせて、この法律が衆議院の委員会を...全文を見る
○西村(康)委員 韓国は竹島に海洋調査の基地を構築するということで、我が国の排他的経済水域でも調査を始める。もちろん、調査のみならず資源探査を行う可能性もあるわけでありますし、中国は白樺で現実問題として、交渉にこれから入る、いろいろやっている状況だと思いますし、さらに言えば、海洋...全文を見る
○西村(康)委員 ぜひ、週末の機会、日中韓でいろいろな論点があると思いますが、この竹島の海洋調査の問題、そして東シナ海での開発も大きな論点の一つでありますので、これは大臣、ぜひ両大臣にしっかりと発言をしていただきたいと思います。  その上で、今回の法律についてあと何点か行きたい...全文を見る
○西村(康)委員 ありがとうございます。  それなりの量があるんだと思いますが、原発であの事故があり、資源エネルギーもふやすということになると思いますけれども、当面、我が国の排他的経済水域にこれだけの量があるわけですので、ぜひ日本として積極的に探査をやり、開発を進めていくという...全文を見る
○西村(康)委員 大臣、まさに今おっしゃったとおりでありまして、これは自民党時代から進めていることでありますので、さらに強化をして進めていただければと思います。  中国との間では、中間線の両側で開発が進められる共同開発に向けての交渉がこれから始まるのかどうなのか、再開されるのか...全文を見る
○西村(康)委員 今の答弁は、お互いに現状を維持しながら交渉を進めるということだと思います。  他方、中国の方には動きがありまして、資料をお配りしておりますが、資料の一、我が党の新藤議員が撮影をした左上の資料、これが二〇〇六年七月の段階での資料であります。私も二〇〇七年にこの周...全文を見る
○西村(康)委員 外務大臣にもお伺いをしたいと思います。  外見的には明らかに何らかの活動を行っている。しかも、きょうは写真がありませんが、一時期、海面が茶色に変色をした写真もあります。こうしたものを考えると、掘ったからこそ泥水のようなものが上がってきている可能性もあるわけで、...全文を見る
○西村(康)委員 ぜひ、この週末に中国の外務大臣と会われたときにも、この問題、改めて提起をしていただいて、納得できる情報を提供していただくと同時に、条約交渉再開に向けて努力をしていただきたいと思いますが、いかがですか。
○西村(康)委員 週末に会われるわけですから、これ以上もう申し上げませんが、ぜひこの点も強く中国側に申し入れをしていただきたいと思います。  その上で、フレア、何らかの生産活動を始めるとガスが出ますので、火が燃える、先端からフレアが出る、それが一つのあかしじゃないかということを...全文を見る
○西村(康)委員 ぜひ、今の点も含めて、中国側にしっかりと情報提供、何度も繰り返しますが、我々が納得できる情報提供を求めていただきたいと思いますし、万が一中国側が二〇〇八年の合意に反して何らかの生産活動に入っているとすれば、これは日本側としても当然対抗措置をとるべきだと思います。...全文を見る
○西村(康)委員 そのしかるべき措置の内容、どんなことを想定しておられるのか、お答えをいただきたいと思います。
○西村(康)委員 外交上そういうお答えになるんだと思いますが、この合意も、自民党政権時代に進めてきて、ぎりぎり共同開発を進めるということで日中で合意をしたラインでありますので、私どももこの交渉が進むことを期待しているわけでありますけれども、残念ながら、中国側が生産活動を行っている...全文を見る
○西村(康)委員 この鉱業法に基づいて七万件を超える件数が未処理、つまり申請があったけれども対応していないという今のお答えですけれども、その七万件を超える件数のうち、東シナ海の中間線のこちら側、日本側での申請件数は何件ですか。
○西村(康)委員 恐らくそれなりに石油、天然ガスの開発を行っている会社、あるいは調査、探査をやるような会社が出しているんだと思います。五万件を超える件数が、いろいろなところにある可能性、資源開発ができる、石油、天然ガスを開発できる可能性があるということで申請を出してきているんだと...全文を見る
○西村(康)委員 実は、自民党時代もいろいろな配慮があって、申請があったけれども未処理のままにしてきた事実はありますが、自民党政権、亡くなられた中川昭一大臣のもと、二〇〇五年の七月に三件の試掘権を認めております。  これは、中国側が生産を開始する、いわゆるストロー効果的なもので...全文を見る
○西村(康)委員 既に試掘権を設定した、自民党時代に我々がやった三件に加えて、ほかにも申請が出ている。しかし、ある意味でリスクの高いエリアで、すべて民間に任せていてはなかなか進まない。仮に中国側が生産活動を開始するようなケースも含めて、日本側としてできることは何があるのかというこ...全文を見る
○西村(康)委員 質問のやり方を変えますが、この鉱業法の改正によって、国がみずから試掘をするということはできるんですか、できないんですか。できる場合にはどういう手続をとるんですか。
○西村(康)委員 今試掘権のある帝国石油が持っているところの扱いはそういうことだと思うんですけれども、むしろそれ以外の、試掘権を設定していない白地のところで国がみずから試掘をやるということができるのかできないのか、この法律に基づいてどうやるのか、お答えいただきたいと思います。
○西村(康)委員 もちろん、日本国家の排他的経済水域ですから、国家として権益を持っているわけでありますから、権限があるわけですから、当然私は資源開発できると思うんですが、この鉱業法上、国がみずからそういう資源開発をやる場合にはどういう手続をとるのかという点についてお伺いをしたいと...全文を見る
○西村(康)委員 確認ですけれども、国が主体的に行う、当然あるわけですけれども、それはこの法律の枠外ということで理解していいですか。
○西村(康)委員 ちょっと心もとないんですけれども、国がみずから試掘をし開発をするというときに、あるエリアを設定して当然やるわけですよね。これは鉱業法の外だと、そこに民間企業がもしやりたいと言ってきたらそこは重なるわけですけれども、それはどういう手続をとるんですか。これは多分整理...全文を見る
○西村(康)委員 ちょっとさっきの部長の答弁と違うような気がしますが、そこは整理されていますか。鉱業法の外だという、国が国にみずから与えるということはないという答弁が先ほどあったと思うんですが、今は、国が国に与えるという答弁をされました。ちょっと整理していただきたいと思います。
○西村(康)委員 長官がそうしたいと言っても、法律でどういうふうに決められているかを聞いているわけで、ちょっと今の答弁はだめですね。
○西村(康)委員 そうすると、国がみずからやるときも、この鉱業法に基づいて申請を出すということですか。
○西村(康)委員 しつこいようですけれども、実際に中国側が生産活動に入り、合意を破棄しているような状態になった場合、我が国として対抗措置をとる可能性が出てくる場合があるわけですね。そのときに、民間企業はリスクを感じてやらないというときに、国みずからがやるケースが当然想定されると思...全文を見る
○西村(康)委員 時間が来ましたので終わりますが、ぜひこれは外務大臣、経産大臣、両大臣に、中国側に対してしっかりと情報提供を求めて、共同開発の条約交渉が進むようにお願いをしたいと思いますし、外務大臣には、この週末、中国の大臣と会われますし、また竹島の海洋調査の基地についても、韓国...全文を見る
05月31日第177回国会 衆議院 東日本大震災復興特別委員会 第6号
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○西村(康)委員 自民党の西村康稔でございます。  中川委員に引き続きまして、菅内閣の原発対応、そして被災地への対応、このことについて質問させていただきます。  先ほど来、やりとりを聞いておりまして、菅内閣において情報がいろいろ混乱をし、官邸の認識と東電の認識にも差があり、ま...全文を見る
○西村(康)委員 総理、今の答弁を聞いておられましたか。どう思いますか、総理。何万人の方、何万世帯の方が被災されているのか。総理、この今の状況をどうお考えですか。
○西村(康)委員 総理、今、松本大臣からは、四千数百件、今の時点で振り込みが行われている、そういう状況だとありました。  総理、今回、どれだけの世帯が被災をして、どれだけの建物が失われていると思いますか。
○西村(康)委員 総理、今回の津波の被害でどのぐらいの建物が失われたのか、それを御存じですか。
○西村(康)委員 ぜひ、総理、全体像をよく把握していただいて、そして対応に当たっていただきたいと思います。  警察庁が調べているデータで、全壊に遭った建物が十万軒以上、半壊のものは六万軒、七万軒、さらにいろいろなプラスアルファがあります。つまり、この十万軒の中には、一軒家もあれ...全文を見る
○西村(康)委員 やっと先週になって大臣は、その現場の処理のところに行かれたと。全部都道府県会館、都道府県任せにしているわけであります。国が何でもっと責任を持ってやらないのか。  総理、総理にお伺いしたいと思います。できるだけ早くこの支援金を被災された皆さんにお届けをする、これ...全文を見る
○西村(康)委員 いつまでに被災された方にお届けをするんですか。総理、総理の御決意をお伺いしたいと思います。
○西村(康)委員 総理、答弁をされませんけれども、総理の決意をぜひお伺いしたいと思います。仮設は夏までにということで言われておりましたけれども、できるだけ早く。いつまでですか、総理。
○西村(康)委員 今回の一次補正では五百億ちょっとの予算を計上されております。県の分、県がこれまで積んできた分と合わせて約一千億です。  これで足りるんですか、総理。できるだけ多くの人に、全員の人に渡そうと思ったら、全然これじゃ足りませんよ。二十万世帯としても、仮に百万円だけと...全文を見る
○西村(康)委員 総理、早急に二次補正を組んで、すべての人にこの支給金が行き渡るようにする、その御決意をお伺いしたいと思いますが、総理のお考えはいかがですか。
○西村(康)委員 ぜひ、人が足りないなら人をふやして、コンピューターが足りないならコンピューターを入れて、総理、すべての被災者の皆さんに安心していただけるようにしていただきたいと思います。  この問題、さらに詰めたいと思いますが、時間がありませんので、同じようなことをお話し申し...全文を見る
○西村(康)委員 スキームを早く出していただいて、これは党内、我々もいろいろな議論がありますし、場合によっては対案も含めて、修正も含めていろいろな議論をしたいと思いますが、早く出していただく。そして、他方で、一千二百億についても補正予算で早く計上して資金繰りに万全を期す、被災をさ...全文を見る
○西村(康)委員 前向きにとおっしゃいましたので、我々もこれは早急に提案をしたいと思いますので、できれば超党派で早く成立をさせたいと思います。総理にもぜひ御協力をいただきたいと思いますので、よろしくお願いします。  原発の話を引き続きやりますけれども、チェルノブイリの事故との比...全文を見る
○西村(康)委員 そのベントのおくれについてこの後議論をさせていただきたいと思いますが、その前に、こうした状況の中で福島の学校の校庭で土壌汚染が大変問題になっております。先般、二十ミリシーベルトという基準を当初に発表された。これは、国際放射線防護委員会、ICRPの勧告値であります...全文を見る
○西村(康)委員 二十ミリシーベルトはまだ生かしたまま目指すとか、そんな中途半端な基準ではなくて、しっかり一ミリシーベルトなら一ミリシーベルトにするというふうに基準を変えていただきたいと思いますが、時間がありませんので、これは指摘だけさせていただきます。  福島県内の学校で、郡...全文を見る
○西村(康)委員 もう何週間も前からこれを私は指摘をさせていただいていますし、県からも市からも上がってきているんだと思います。なぜこんな状態で放置しているんですか。  総理、これは一日も早く処理をする。もちろん、処理先は難しいでしょう。二十キロ圏内へとりあえず持っていく、それも...全文を見る
○西村(康)委員 総理、今こそ、そんな関係者に何とかじゃなくて、総理の政治主導で、リーダーシップで、例えば自衛隊にお願いして、自衛隊はドラム缶に詰め込むいろいろなノウハウを持っておられます、それでどこかに運ぶ。二十キロ圏内へ運ぶ、十キロ圏内へ運ぶ、一つの方法だと思いますが、ぜひ総...全文を見る
○西村(康)委員 このままほっておかれるということですか。梅雨どきでもう雨が降って、台風が来て、流されていく可能性もあるのにほっておくということですか。  ぜひ、総理の強いリーダーシップ、早くされるとおっしゃいましたので、そのことに期待をしたいと思います。  そして、福島での...全文を見る
○西村(康)委員 どなたですか。
○西村(康)委員 きょう、現地の対策本部の池田副大臣にぜひお話を伺いたいということで質疑をさせていただきましたが、今も池田副大臣は対策本部長で福島で指揮をとっておられますか。
○西村(康)委員 現地には責任者がいないんですか。どうなっているんですか。今初めてそのことを聞きました。我々、経産委員会でも、副大臣は現地に行っているから呼ばない、そういうふうに理解をしてきた。  いつから入院しているんですか。いつから現地にいないんですか。現地の責任者はいない...全文を見る
○西村(康)委員 そんなことをこれまで発表されていますか。責任者である、現地の対策本部長である副大臣が入院をしている、この大事な事実を発表していたんですか。隠していたんじゃないですか。
○西村(康)委員 いつから入院して、いつから不在の状態が続いているんですか。正確にお答えください。
○西村(康)委員 現地の本部長が入院をする、その任務を離れる。当然、公表して、そして同時に、それにかわるべき、まさに政治主導でいろいろなことを進めておられる。こういう話も、本来なら現地でいろいろ調整をしながらやるべき話もある。もちろん、本部で自衛隊と調整するような話もあるでしょう...全文を見る
○西村(康)委員 まさにこういう、福島の皆さんも苦労しておられる、大変な思いで原発事故に、被災をされた方々がいる、市町村は一生懸命やっている。そこに政治家が、まさに政治主導で、行っていろいろなことを調整しながら進めていかなきゃいけない。そして官邸と連絡をとっていく。  不在の状...全文を見る
○西村(康)委員 何日たっているんですか。十八日の視察の後ということですよ。もう十日以上たっているんですよ。その間、不在になっている。  総理は、これを放置しているんですか。なぜすぐ任命しないんですか。要らないんですか。副大臣や政務官が行っても役に立たないんですか。なぜ直ちに任...全文を見る
○西村(康)委員 十日間も不在になる、これはもう大きな問題だと思います。  海江田大臣は、総理に池田副大臣の交代を進言したと言われました。しかし、十日間、総理はこれをほったらかしにしている。その本部長の権限は、今だれがやっているんですか。その次長ができるんですか。法律的な手続は...全文を見る
○西村(康)委員 池田さんは頑張られたんでしょう。それはそれで、早く療養されて回復されることを祈りたいと思います。  しかし、それとは話は別です。そのかわりを本部長としてやるべき政治家が行かなきゃいけない。  総理、十日間放置をされたこの責任をどうお考えですか。
○西村(康)委員 これまでも、菅内閣の対応は地元の自治体を軽視してきた。低レベルとはいえ、あの汚染水を放出するときにも、地元の自治体にも説明がなかった。全くなかった。いろいろなことを発表する際に、地元の町長、村長は聞いてない、たびたびありまして、このことは何度も指摘をしてまいりま...全文を見る
○西村(康)委員 ぜひ、これは超党派で進めたいと思いますので、各党にもまた御協力をお願いしたいと思います。  初動の話ですが、なぜベントがおくれたのか。きょうは、東電、原子力の御専門でもありますし、当時事故直後に福島第一に入られた武藤副社長に来ていただいていますので、なぜベント...全文を見る
○西村(康)委員 最終的にベントができると判断された、これは恐らく住民の避難が完了したということを確認したんだと思いますが、この時間はいつですか。
○西村(康)委員 住民の避難完了は九時ということでいいですか。確認させていただきます。
○西村(康)委員 枝野長官は、前回の答弁でもそうですし、記者会見でもそうですが、朝三時の時点で避難が完了したということを言っておられましたが、それは事実ですか。
○西村(康)委員 それでは、記者会見を私がかわりに読み上げさせていただきますけれども、三月十二日午前三時、枝野長官は、発電所から三キロ以内の避難、十キロ以内での屋内待機の措置により、住民の皆様の安全は十分に確保されており、落ちついて対処いただきたいと思いますということを言われてい...全文を見る
○西村(康)委員 よくわからないんですけれども、南側の地域。  実は、事故が起こった三月十一日の夕方から、文科省、安全委員会、保安院それぞれがこのSPEEDIを使っていろいろなことを予測しております。  SPEEDIというのは、二つの情報を入れないと予測はできない。一つは気象...全文を見る
○西村(康)委員 この二枚の紙は、十二日の七時二十七分の時点では、一号機の格納容器が仮に破損した場合にどうなるかという想定を置いて計算しています。十二日の十三時時点のものは、一号機でベントを行ったときにどのぐらいのものが出るのか、どの方向に出るのか、これを予測しているわけです。 ...全文を見る
○西村(康)委員 もう時間がありませんから細かいことは聞きませんが、所要の警備、つまり、総理が行くとなったら物すごい人数の警官を割くんです。事故の、津波のあった翌日ですよ、総理。警察官は救助に当たっていたんです。総理が行かなければ、この警察官は救助に当たって、一人でも多くの命が救...全文を見る
○西村(康)委員 各省庁がばらばらで、その上がってきた情報も官邸で処理ができない、その体制が問題なんです、総理。総理の統治能力、その統治の体制が問題なんです。  そのことだけを最後に御指摘申し上げて、時間が来ましたので終わらせていただきます。
07月12日第177回国会 衆議院 東日本大震災復興特別委員会 第11号
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○西村(康)委員 ありがとうございます。自民党の西村康稔でございます。  午前中からずっと議論を聞いておりまして、きょうは賠償スキームの法律でありますけれども、やはり最初にストレステストの話を聞かないと、午前中から総理の答弁を聞いておりましたけれども、よくわかりません、総理が何...全文を見る
○西村(康)委員 党の代表と幹事長は意思疎通を図られていないんですか。一体民主党の中はどうなっているんですか。  我々、まさに心を一つにして、東北地方の復興、そして日本の再建をやろうとしている。余りこのことを申し上げても時間の無駄ですからもう申し上げませんが、我々、与野党立場は...全文を見る
○西村(康)委員 どこがいい検証の仕組みですか。どこが仕組みがいいわけですか。総理、ストレステストとは何か、お答えをいただきたいと思います。御説明いただきたいと思います。
○西村(康)委員 物すごく基本的なことだけお伺いします。簡潔にぜひお答えをいただきたいと思います。  安全基準とストレステストの関係はどういう関係なんですか、総理。御説明いただけませんか。
○西村(康)委員 パネルの一枚目を出していただいていいですか。  総理はこれまで、三月三十日に、これは海江田大臣がやられた緊急安全対策、そして六月十八日にさらに、シビアアクシデント、炉心損傷のようなことがあった場合に、それでも大きな爆発が起こらないようにしよう、この安全対策も大...全文を見る
○西村(康)委員 明確に答えていただけないようですので、恐らく指示をされていない、確認をされていないんだと思います。その根拠もお示しをしたいと思います。三枚目のパネルを出していただければと思います。  六月十八日に海江田大臣が、シビアアクシデント対策、安全基準は大丈夫だと安全宣...全文を見る
○西村(康)委員 ストレステストについてはいいんです。これはもちろん安全委員会の知見も使ってやってもらったらいいです。安全基準を満たしている、そこから上どれだけ耐えられるか、これも大事なテストだと思います。しかし、まずは、安全基準を満たしているかどうかのところでこれだけまだ課題が...全文を見る
○西村(康)委員 総理、もう一回、この安全基準について安全委員会の意見を求めること、これを先にやることの方が大事じゃないですか。ストレステストは、安全基準を満たした、それ以上、上の話です。それをまず指示を出すのが総理の仕事じゃないですか。
○西村(康)委員 運転の再開の可否について安全委員会は権限がないと言われましたが、総理は、ストレステストで、まさに安全委員会にその妥当性を判断する権限を与えたわけでしょう。総理、安全基準があって、その上のストレステストですよ。したがって、安全基準についても、安全委員会にそういうこ...全文を見る
○西村(康)委員 ちょっと質問の仕方を変えます。  総理は、安全基準とストレステストの関係もよくわかっておられないんじゃないかと朝からの質問を聞いて思いまして、先ほど私申し上げたわけですけれども。  総理は、まさに、質問を聞いていただいて、質問をかえますから。総理、総理は、ま...全文を見る
○西村(康)委員 原発をすべてとめるつもりではないという御発言をいただきましたので、日本経済あるいは電力の安定供給という視点からは少し安心をするわけですけれども。  先ほど来お話に出ていますとおり、保安院も、安全委員会も十分に今回その機能を果たしていない。先ほどのパネルのように...全文を見る
○西村(康)委員 総理、ぜひ。
○西村(康)委員 この問題ももっと議論したいんですけれども、きょうは賠償スキームの審議でありますので、賠償スキームの議論に入りたいと思います。  先般、予算委員会で、先輩の塩崎委員が、この資料、同じ資料を今回使わせていただいておりますけれども、「負担・責任の順位」というものであ...全文を見る
○西村(康)委員 ちょっとわかりにくいんですが、予備的な事前の調査ということでは理解ができますが、改めて法律上しっかりと位置づけて、そして手当てをして、徹底的なリストラをやった上で国のお金、国民の皆さんの税金が入っていく、そういう理解でよろしいでしょうか。
○西村(康)委員 余り細かいことばかり議論してもしようがないんですが、予備的な調査、予備的な段階だというふうに理解してよろしいですか、それだけお答えいただければ。
○西村(康)委員 続いて、株主あるいは債権者の責任についてお伺いをしたいと思います。  午前中の答弁で、こうした株主の責任も求めるということを海江田大臣は答弁をされたと思います。国の税金を入れる以上、その前にやはりステークホルダーの方々に責任をとってもらわないと、一般の国民の税...全文を見る
○西村(康)委員 もう一方の一般負担金についてであります。  五番目のパネルにかえていただいて、政府から提出、提案をされている今回の法律のスキームがあります。これによりますと、東電がいわゆる特別負担金という形で今回の事故の賠償に当たる、そのための交付国債、国から援助を受けたもの...全文を見る
○西村(康)委員 我が党内には、今まさに大臣がおっしゃったような、債務超過の状況がもし明らかだとすれば法的整理をすべきだという意見も根強くあります。  しかし、他方、今第一にやるべきは、やはり被害を受けられた被災者の方々にしっかりと賠償をしていく。そういう観点からすると、東電に...全文を見る
○西村(康)委員 もう一点、他社の負担金の、電気料金で負担を求めるかどうかでありますけれども、これも変な話で、東電の今回の福島第一の事故について、関西電力なり九州電力なり、他社の、他の地域の、東京と関係ないところの方々の電気料金で負担をして、それで今回の被害の賠償に充てる、全く関...全文を見る
○西村(康)委員 私も、他社、他の電力会社が将来の事故に備えて一定の負担をしていく、お互いにカバーし合う、一社では全部耐え切れない負担をし合う、そのための負担金については、これは当然、万が一のときに備えての保険のようなものですから、これは一般の方々への電気料金に転嫁されることがあ...全文を見る
○西村(康)委員 長官、続いて、その場合に、この十七条、一番下の条文があるんですけれども、三条第一項ただし書きの場合、途中省略をしますが、この場合には、政府は、被災者の救助、被害の拡大の防止のための必要な措置を講ずるということだけ書いてあって、事業者は免責をされるけれども、国が賠...全文を見る
○西村(康)委員 つまり、この条項を、我々も当初、この条項を適用することもあるんじゃないかということも考えておりましたし、場合によってはこの条項を適用すべきじゃないかという裁判が起こるかもしれない。しかしながら、この条項を適用すると、だれも、まあ国はもちろん救助はやるにしても、賠...全文を見る
○西村(康)委員 私の持ち時間が来ましたので、最後に総理にお伺いをして終わりたいと思いますけれども、今のそもそもの原子力賠償法の見直し。民間事業者がやるには大変リスクが高い事業である。総理も、全部とめるわけではない、再稼働を一定の基準を満たせば認めていくというお考えも先ほど示され...全文を見る
○西村(康)委員 さらに引き続き審議を深めて、我々としての対案を近々まとめてまた協議をしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  質問を終わります。ありがとうございました。
07月26日第177回国会 衆議院 東日本大震災復興特別委員会 第16号
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○西村(康)委員 吉野委員にお答えをしたいと思います。  今回、株主初めステークホルダーの皆さんにはさまざまな局面で一定の責任を負っていただくということで、特定事業計画をつくるときにも、東電はしっかりと関係者に協力を要請し、機構はそれを確認する、それが十分なものであるかどうかを...全文を見る
○西村(康)委員 石田委員にお答えをしたいと思います。  今回、第二条に、新たに「国の責務」というものを書かせていただきました。  実は、この前提として、本法のもとになる親法、いわゆる原賠法と言われたり、法律上は賠償法と言っておりますけれども、原賠法では、もう委員よく御存じの...全文を見る
○西村(康)委員 お答えをさせていただきます。  本修正によりまして第五十八条第四項に新設の条文を起こしまして、「機構は、負担金について、原子力事業者ごとに計数を管理しなければならない。」という旨を規定したところでございます。したがって、他社の負担については、他社が幾ら負担をし...全文を見る
○西村(康)委員 お答えをさせていただきます。  五十五条で、機構に新たな業務を今回の修正案で追加させていただいていますけれども、機構が損害賠償の全部または一部の支払いを行うことができるのは、その条文にありますとおり、「資金援助を受けた原子力事業者の委託を受けて、」でありますの...全文を見る
○西村(康)委員 お答えをさせていただきます。  もちろん、この規定に書いてございますように、委託を受けて事務ができるということでありますので、全部やるということではまずございません。  その上で申し上げたいのは、東電が仮払いをする部分と国が立てかえ払いをするという二つのルー...全文を見る
○西村(康)委員 お答えをさせていただきます。  この修正案は、賠償を迅速かつ適切、確実に実施するために万全の措置を講ずるという視点から、さらに強化するためにしたものでありますので、現時点においては、そういう視点から、東電が債務超過になる状態は想定をしておりません。  ただ、...全文を見る
○西村(康)委員 お答えをさせていただきます。  先ほど来御答弁ありましたように、六月十四日だったと思いますが、くだんの閣議決定については、そこにさまざまな思いが、考え方が込められているんだろうと思いますが、本法案が成立をすれば、その役割というか意味というか、これは、私ども提出...全文を見る
○西村(康)委員 必ずしも将来の法的整理を前提としたものではございませんで、附則の六条二項に書かせていただきましたとおり、賠償の全体像が見えてくる、その賠償の状況も見ながら、さまざまな状況を勘案しながら、ある段階で、今回の賠償の責任を、どういう形でその負担を分かち合うのが適切なの...全文を見る
○西村(康)委員 柿澤委員、私は知らない紙ですけれども、経産省がつくったと言われる紙で何か根回しをしたりしていると。我々の、立法者の意思に反してそういうことがあったとすれば、経産省、私は経産委員会の筆頭理事でありますけれども、今後一切、経産省の協力には、法案要請についても応じない...全文を見る
08月01日第177回国会 参議院 東日本大震災復興特別委員会 第13号
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○衆議院議員(西村康稔君) 松田委員にお答えをいたします。  現時点では東京電力が債務超過に陥ることは想定をしておりません。これは、第一に賠償を優先して進める、迅速に確実に賠償をまず進めるという観点から東電には頑張っていただくと。先ほどの例でいいますと、偉い人が誰かはよく分かり...全文を見る
○衆議院議員(西村康稔君) 先般、柿澤委員の質問にもお答えをしましたけれども、私、この文書を正直言って今初めて見ました。これはうそではありません、柿澤さんに欲しいと言ってもくれませんでしたので。ただ、この下に書いてある、東京プレスクラブに、こういうウエブページに何か出ているという...全文を見る
○衆議院議員(西村康稔君) 現時点で賠償額がどのぐらいの金額になるのか、あるいは廃炉の費用を含めて東電がどのぐらい負担をしなきゃいけないのか、まだ見えておりません。  したがって、現時点で将来のことをどうこう言うのは今の時点では適切じゃないと思いますけれども、この六条二項の見直...全文を見る
08月02日第177回国会 参議院 東日本大震災復興特別委員会 第14号
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○衆議院議員(西村康稔君) 佐藤委員にお答えをしたいと思います。  今御指摘ありましたとおり、被災者への賠償にまずは万全を期すという観点から、国の責務というものを明らかにさせていただきました。万が一のことがないように賠償を迅速にやる、確実にやるという観点から、第二条に国の責務を...全文を見る
○衆議院議員(西村康稔君) 若林委員にお答えをしたいと思います。  委員御指摘のとおり、政府案を衆議院で修正をいたしまして、先ほど御指摘のあった二つの条項、これは東電がこの機構を通じて様々な支援を受けながら賠償を確実にするというときに、そのときにもしっかりと株主始めステークホル...全文を見る
○衆議院議員(西村康稔君) お答えをしたいと思います。  現段階で、例えばおっしゃった廃炉の費用がどの程度かさむのか、これもいろんな試算がありまして幅がありますし、それから様々な費用、原発が止まったことによる様々な費用、コストアップがありますので、こうしたものが全体像どのぐらい...全文を見る
○衆議院議員(西村康稔君) 現時点では、賠償を確実に進めるという視点から東電には頑張っていただくということで、債務超過になる事態は想定をしておりませんが、将来はいろんな可能性があるというふうに思います。
○衆議院議員(西村康稔君) 長沢委員にお答えをしたいと思います。  政府原案では、おっしゃったとおり、御指摘があったとおり、東電の責任あるいはステークホルダーの責任を明確にするという視点からの修正を行いまして、まず最初に、法文のテクニカル上、附則になっていますけれども、三条の第...全文を見る
○衆議院議員(西村康稔君) 山下議員にお答えをしたいと思います。  まず、東電の財務の状況についてでありますけれども、これは現時点ではまず賠償を確実に、迅速にやっていただく、これに万全を期していただくというために、当面、債務超過になるようなことは想定をしておりません。  ただ...全文を見る
○衆議院議員(西村康稔君) 五十一条の資金の交付の話。
○衆議院議員(西村康稔君) 五十二条。五十二条の修正は、私ども修正しておりませんので、これは政府にお伺いいただいた方がいいかと思います。
○衆議院議員(西村康稔君) 藤井委員にお答えをさせていただきたいと思います。  まず一点目は、国の責務を明らかにしたということでありまして、今回やっぱり一番重視をしなきゃいけないのは被災者への賠償を確実に早く進めることでありますので、その意味で万が一のことがあってはならないとい...全文を見る
08月03日第177回国会 衆議院 財務金融委員会経済産業委員会連合審査会 第1号
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○西村(康)委員 経済産業委員会、自由民主党の西村康稔でございます。  きょうは、財金委員会の理事の皆様方の御配慮をいただきまして、このような円高対策の合同の質疑ができることに、本当に感謝を申し上げたいと思います。  そしてまた、ただいまは財金の、我らが自民党が誇るエコノミス...全文を見る
○西村(康)委員 野田大臣は、ある意味、私の兵庫県、赤穂浪士の大石内蔵助のような風貌、雰囲気、親分肌のところがありますので、やるかやらないか、まあ、やらないような顔をしてやる、そういうふうに受けとめましたので、ぜひ。大事なことは不意打ちでありますから、不意打ち。今やると言ってやっ...全文を見る
○西村(康)委員 今、総裁から幾つかのアメリカ経済の課題、そして多くのエコノミスト、足元が弱含んでいる、一時的に減速しているというお話もありました。  そうすると、アメリカが経済政策を打つとすれば、基本的に財政政策か金融政策しかないわけですね。ところが、財政政策は、今回債務上限...全文を見る
○西村(康)委員 やっていないという言い方はちょっと撤回をさせていただきますが、やり方が甘い、変化が少ないということを申し上げたいと思います。  八月九日、場合によって、大幅な緩和、量的緩和を出されたらさらに円高が進むわけでありますので、これは去年も同じことが起こりました。去年...全文を見る
○西村(康)委員 アメリカが緩和を打ち出す前に、ぜひ大胆な政策を打ち出していただきたいと思います。  特に、この下の二つの、いわゆるETF、J—REITと呼ばれる指数それから不動産投資信託、これの買い入れ枠をそれぞれ九千億、一千億とされていますが、まだ三千四百億、二百二十七億と...全文を見る
○西村(康)委員 ぜひ、大胆な政策を、これから税制要求なりいろいろな経済対策をやる中で打ち出していただきたいと思うんです。  今おっしゃったのは、不動産の控除する額が、従来三分の二だったのが五分の三に減っていますので、これは逆行していますから、控除できる額が減っているわけですの...全文を見る
○西村(康)委員 ぜひ、各省連携していただいて、いい政策を打ち出していただければと思います。  池口副大臣、もう結構でございますので。  日銀総裁に、引き続き、この買い入れ、特に長期国債の買い入れについてお伺いをしたいと思います。  資料の六ページにお配りをさせていただきま...全文を見る
○西村(康)委員 それはいいんです、ドルが安くなっているんですから。アメリカの経済、製造業にとってはいいわけですから。成功している人の話を聞いて同じだと言ってもだめですよ、日本は今円高をとめなきゃいけないんですから。  過度な円高だという意識がないんですか、総裁。その点をお伺い...全文を見る
○西村(康)委員 おっしゃっていることはわかりますけれども、しかし、現実、円高がこれだけ進んで、それがとまらない。しかも、ただでさえ、経産大臣がよく言われますよ、五重苦、六重苦。その中で、電力の安定供給まで不安になってきた、そして電力料金が上がる、そこに来て急激な円高。このままだ...全文を見る
○西村(康)委員 この「国民経済の健全な発展」の中に雇用の問題意識も入っているという御発言だったと思います。それも見ながら進めているということだと思いますが、総裁のいろいろな発言、講演も読ませていただいていますけれども、労働生産性の向上の話をよくされていますが、余り雇用、空洞化あ...全文を見る
○西村(康)委員 原発がとまって石油、石炭にかわることによって、全部とまっていけば恐らく七百億円ということだと思いますが、これはぜひ、まさに新エネルギー、再生可能エネルギーのそうした分野、電力多消費型への配慮もあるかもしれませんし、むしろ、新しいスマートグリッドとか将来の発送電分...全文を見る
○西村(康)委員 財務大臣、棚からぼたもちみたいな税収であります。原発をとめたことによって、七百億、一般会計に入ってくるわけであります。  これはぜひエネルギー対策に使うべきだと思いますが、いかがですか。今申し上げた、単なるエネルギー対策じゃなくて、まさにこれからの未来への新エ...全文を見る
○西村(康)委員 百も千もあって、そのうちの一つだと言われるとちょっと心外でありますけれども、一つの有力な提案としてぜひ受けとめていただきたいと思います。  そして、ちょっと時間がなくなってきましたので急ぎますが、多くの企業が被災をして、まさに先ほど申し上げた急激な円高と相まっ...全文を見る
○西村(康)委員 時間が参りましたので終わりますが、野田大臣、野田さんは、これからいよいよ総理を目指されるお立場にあるわけであります。ぜひ、今こそ大胆な介入、大胆な日銀の金融緩和、そして先ほどのTPPもそうです。しかし、これは大臣の直接のあれではありませんので、むしろ、先ほど来言...全文を見る
○西村(康)委員 ありがとうございました。
08月23日第177回国会 衆議院 経済産業委員会 第19号
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○西村(康)委員 委員御指摘のとおりでございます。大企業、中小企業を問わず、電力多消費型産業についてはサーチャージを軽減することといたしました。
○西村(康)委員 まず、事業について、どの事業が電力多消費型産業かというときに、製造業全体の平均で見ますので、その事業をやっている事業所について軽減措置を講じるということであります。  目的に地域の活性化とか我が国産業の活性化というものを入れておりますし、また、政府原案そのもの...全文を見る
○西村(康)委員 製造業でいいますと、製造業のいわゆる電力使用量の原単位の平均の八倍を超える事業を行っている企業が申請できます。ただし、申請できるのは、その当該事業を行っている事業所単位で認定をして、その事業所で軽減が行われるということになります。
○西村(康)委員 自民党の西村康稔でございます。  修正案提出者の一人として答弁もさせていただき、また、修正案について、その考えるところ、趣旨について後ほど大臣にもお伺いをしたいと思いますが、その前に、先ほど同僚の谷畑委員から御質問がありましたけれども、大臣、非常にあいまいな答...全文を見る
○西村(康)委員 ちょっとがっかりいたしました。  三月十一日以降、完全に状況は変わったわけですから、今の経済の現実、エネルギーの現実にしっかりと目を向けていただいて、我が国として二五%削減をさらに続けていくと、経済界はどうなるのか。ただでさえ急激な円高で空洞化を加速している中...全文を見る
○西村(康)委員 これも大変残念であります。現閣僚としてはなかなか答弁しにくいのかもしれませんが、新しい体制で与野党協力、特にこのエネルギー政策、経済政策で協力をしていくという観点からは、CO2二五%削減とともに、石油石炭税のあり方についてももう一度見直して、エネルギー基本計画は...全文を見る
○西村(康)委員 早ければ年明け早々にも第三者委員会を開いて決めるということだと思いますし、その後国会にも御報告いただくという規定を修正案に入れておりますので、ぜひ、投資家にとってみれば早目に決めていただいた方がいいと思いますので、手続を踏んでいただいて、修正案にのっとって価格を...全文を見る
○西村(康)委員 これは、ぜひ我々修正案を提出した立法者の意思を尊重していただいて、価格設定をしていただければと思います。  そして、その買い取りの対象ですけれども、本法では新設のものにのみ限ると。当然、ふやしていくわけですから、新しい人をふやそうということで当然でありますけれ...全文を見る
○西村(康)委員 そうすると、過去の事業者が、新しい制度に乗りたい、補助金は返すと、既にそういう声を上げている方もおられるようでありますけれども、これはなかなか難しい判断だと思いますが、新設をできるだけふやそうという趣旨は我々も同じであります、既存の事業者は井戸を掘った人たちとい...全文を見る
○西村(康)委員 ぜひ既存の事業者への配慮もよろしくお願いしたいと思います。  今回の修正案で、目的の中に国際競争力とか我が国産業の振興というものを入れました。我々、ドイツ、スペインを視察いたしますと、安価な中国製がドイツで五割以上、スペインでは八割を超えるものが広がってきてい...全文を見る
○西村(康)委員 一六%ということで、今後、ヨーロッパの例を見ますと、これが五割、六割とふえてくる可能性もある。もちろん、これは自由貿易の中で競争力をつけないといけないわけですけれども、品質基準とか安全基準、例えば蓄電池なんかはまだ国際規格がないようですし、安全基準も明確でないと...全文を見る
○西村(康)委員 ありがとうございます。  国内のこれまで頑張ってきている太陽光、あるいは新たに始めようとする人たち、これは蓄電池や、今大臣おっしゃった新たな技術開発も含めてでありますけれども、ぜひしっかりと応援をしていただいて、国内のこの新しい制度をてこに、また、海外の市場に...全文を見る
○西村(康)委員 お答えをしたいと思います。  この点も我々、修正協議の中で相当議論をさせていただきましたが、視察に参りましたドイツでも、買い取り価格と軽減措置についてはもう何度も見直しをされて現行に至っております。そのことを先進国の、そうしたヨーロッパの事例を踏まえて我々考え...全文を見る
08月24日第177回国会 参議院 経済産業委員会 第12号
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○衆議院議員(西村康稔君) 若林委員にお答えをしたいと思います。  廃止を含めたというところは確かに削除をいたしまして、抜本的な見直しという書き方に直しました。我々の考え方としては、抜本的な見直しの中には廃止というものも当然含まれるという理解をいたしております。  ただ、廃止...全文を見る
○衆議院議員(西村康稔君) まず、修正者として、提案をした者としての考えを述べさせていただきたいと思いますが、まず石油石炭税を挙げたのは、御案内のとおり、エネルギー対策特別会計の中にエネルギー需給構造高度化対策というもの、勘定があって、これは石油石炭税を充てて、まさしく風力とか太...全文を見る
○衆議院議員(西村康稔君) お答えをさせていただきます。  これは、実務者協議の中でも松委員も強く御主張された点でありますし、今おっしゃったとおりでありまして、特に昨今の急激な円高が進む中で空洞化がまさに加速をされようとしていると。その中で、この電力多消費型と言われる産業に大き...全文を見る
08月25日第177回国会 参議院 経済産業委員会 第13号
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○衆議院議員(西村康稔君) 松委員にお答えをしたいと思います。  まさに御指摘のとおり、諸外国でも、中国製が全て悪いとは申し上げませんが、非常に安いもの、そして発電効率が心配される懸念も諸外国で出ておりますので、我が国のこの制度スタートに当たっては、再生可能エネルギー発電設備に...全文を見る
08月25日第177回国会 参議院 経済産業委員会、農林水産委員会、環境委員会連合審査会 第1号
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○衆議院議員(西村康稔君) お答えをさせていただきます。  私の政治資金につきましては、政治資金規正法にのっとりまして的確に処理をいたしておりますので、政治資金報告書に全て記載をしておりますから是非御覧をいただければと思いますし、何らやましいところはございません。  ちなみに...全文を見る
○衆議院議員(西村康稔君) 亀井委員にお答えをしたいと思います。  今回のこの再生可能エネルギーの買取り法案の一番のポイントは、その価格が幾らになるかというその設定であると、これはもう万人が認めるところでありまして、高過ぎると、進むけれども余分な利益をその事業者が取ることにもな...全文を見る
10月05日第178回国会 衆議院 東日本大震災復興特別委員会 第3号
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○西村(康)委員 おはようございます。自民党の西村康稔でございます。復興特で野田総理に初めて質問をさせていただきます。  もう言うまでもなく、この大震災、大津波で東北地方の皆さんは大変な被害を受けられた。そしてまた、これは東北地方のみならず、日本経済、日本社会にとっても大変な打...全文を見る
○西村(康)委員 プロセスについてはまた後ほど枝野大臣にもお伺いをしたいと思いますが、総理、これは認識が非常に甘い。  まず、ことしの冬、地域によっては一〇%近く供給不足になる、これはもう御存じだと思います。再稼働できるものはできるだけ再稼働していかないと冬の電力需要に対応でき...全文を見る
○西村(康)委員 総理、では後ほどお答えいただきます。  枝野大臣、ストレステストの状況についてお伺いをしますが、これは今どんな状況ですか。電力会社からいつごろ申請が上がってきて、申請が上がってきたら、結果が上がってきたら、今度は保安院、安全委員会、どのぐらいのペースでやられる...全文を見る
○西村(康)委員 いや、いいですよ、それは。まじめにやっていないところは徹底的にやってくださいよ。徹底的にやればいい。しかし、まじめにやっているところについてはどういうスケジュール感なんですかと聞いているんです。それをお答えください。
○西村(康)委員 総理、お伺いしますけれども、当たり前のことですよ。しかし、全く、一カ月なのか二カ月なのか半年なのか、もちろん、それは中身にもよりますよ、当然。しかし、まじめに事業者がシミュレーションをして、まじめにやってきている。これはぜひ、再稼働に向けて早く進めていく、当然じ...全文を見る
○西村(康)委員 電力不足への不安と、それから、この後議論しますけれども、円高、デフレへの不安、これについてぜひ決意を持って対応していただきたい。本当に、企業はもう雪崩を打って海外に出ていこうとしている。これをとめないと、日本経済は本当に空洞化をし、雇用が失われていく、働く場が失...全文を見る
○西村(康)委員 来年の夏に最終的に新しい基本計画をつくるという認識だと思いますが、来年夏だと、来年は二十四年度ですね、二十五年の概算要求にも間に合わない。新しい基本計画を実施していくための予算が間に合わない。いつからこの新しい基本計画を実行していくんですか。  つまり、企業の...全文を見る
○西村(康)委員 原発は再稼働がいつになるかわからない。そして、再生可能エネルギーの法律も与野党で合意をして成立しました。恐らく年明けぐらいには価格が決まって、いろいろな投資計画も出てくるでしょう。七月からはこれも施行されるんです。そうしたことを踏まえて、想定しながら、できるだけ...全文を見る
○西村(康)委員 これは通告しておりませんでしたので、一般的な感覚として、どのぐらい原子力政策を認識しておられるのかという視点でお聞きをしたいと思ったんです。  実は、世界原子力協会が報告をしているのは、二〇二五年までに四百九十六基であります。計画されております。五百基ですよ。...全文を見る
○西村(康)委員 そうなんです。今お答えのとおり、日本の技術は世界で求められており、私の調べた範囲で、数件以上は、おっしゃられた圧力容器のかまを初めいろいろなものが輸出されているんだと思います。  特に日本製鋼所のつくる圧力容器というのは、継ぎ目がないんですね。圧力容器、一般の...全文を見る
○西村(康)委員 確認しますけれども、原子力協定を結んだところは、信頼関係もあるし、IAEAの保障も入る、平和利用するということで確認がとれるので、これまでも輸出をしてきているわけですね。  今後、さきの国会から、ヨルダンを初め幾つかの国の原子力協定について承認をしてほしいとい...全文を見る
○西村(康)委員 もう一度繰り返しますが、原子力協定を結んでいる国々とは、信頼関係もあるし、相手国も平和利用をする、IAEAもちゃんと査察、保障をしているというところですから、これは引き続きやっていく、当然だと思います。  さらに、今後そういう原子力協定を結んで、相手国が平和利...全文を見る
○西村(康)委員 もちろんです。  もう一回だけ確認させてください。つまり、今原子力協定を結ぼうとして交渉に入っている国々とは引き続き交渉を進めて協定を結び、日本の技術を提供していく、こういう理解でいいですね、総理。そのことだけちょっとお伺いしたいと思います。
○西村(康)委員 我々も、この経験を生かして、安全に対する、世界最高水準の安全をつくって、その上で日本の技術も生かしていただくということだと思いますので、問題意識は共有しているということで認識をし、この点についてはぜひエールを送りたいと思います。  関連で、宇宙、衛星の災害への...全文を見る
○西村(康)委員 ぜひ総理に引き続きリーダーシップを発揮していただいて、ある意味、覇権争いと言うとちょっと大げさですし、皆さんが心配されるとあれですけれども、やはり日本がこのエリアでしっかりと地理空間情報をほかの国にも伝えていく。その技術はあるわけですから、災害対策にも生かせるわ...全文を見る
○西村(康)委員 もちろんそれはそのとおりなんですが、宇宙開発委員会、これはもう本当に役割を終えていますので、総理、廃止、そうした方向を検討するとお答えいただければ、これは総理はおわかりになっていると思いますので、ぜひよろしくお願いします。
○西村(康)委員 ぜひ総理のリーダーシップを、一元化、司令塔をつくる、世界の中で日本が中心的にこの宇宙政策をやっていく、貢献できる分野ですので、そのリーダーシップを期待したいと思いますし、また別の機会にこの点についてはお聞きしたいと思います。  枝野大臣に、計画停電の話を一点だ...全文を見る
○西村(康)委員 ぜひよろしくお願いいたします。また別の機会でもこれは議論したいと思います。  きょうは日銀総裁にもお越しいただいておりますので、この電力不足、円高、デフレ対策、空洞化対策をぜひお伺いしたいと思います。これまでも何度か議論させていただいておりますが、ちょっと表を...全文を見る
○西村(康)委員 ぜひ、予想を上回る大胆な介入をやっていただきたい。  今、日本経済は大変な危機、空洞化をして、雇用が失われようとしている。アメリカには、FOMCには雇用最大化、雇用の安定という目標が法律の中に入っています。日銀の中には、雇用の安定、雇用最大化が入っていないんで...全文を見る
○西村(康)委員 よろしくお願いします。ありがとうございました。
10月26日第179回国会 衆議院 財務金融委員会 第2号
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○西村(康)委員 自民党の西村康稔でございます。  早速質問に入りたいと思いますが、昨晩、一ドル七十五円七十三銭、きょうも一ドル七十六円前後の円高が続いております。まず、このことについてお伺いしたいと思います。  先週、二十一日だと思いますが、円高対策が発表されましたが、全く...全文を見る
○西村(康)委員 その心構えというか、気構えというか、決意は評価をしたいと思いますが、いつ必要なのか。もちろん、ここでいつとは言えないのはわかりますけれども、必要なときには断固たる措置をとるだけ言い続けてもだめなわけですから、決断をしていただいて、本当にスムーズに、的確に介入をや...全文を見る
○西村(康)委員 単独で介入しても効果がないと言われますが、私はそうじゃないと思いますので、単独でも必要であればやるということでよろしいですか。
○西村(康)委員 三月の介入は私は物すごく評価をしております。少ない金額で非常に効果を上げた。これはやはり不意打ち、予想以上に大胆な政策をとったからだと思うんですね。むしろ今必要な措置を、断固たる措置をとる、とると言い続けてだんだん市場に織り込まれていくとこれは効果がなくなります...全文を見る
○西村(康)委員 質問の仕方を変えます。  資料をお配りしておりますが、スイスで、無制限、無期限で介入をすると九月六日に発表した。円とスイス・フランは同じように高くなり過ぎて、買われた。しかし、ここで、九月六日にスイス中銀は無制限介入を発表して、スイス・フランはこんな形で安定的...全文を見る
○西村(康)委員 大臣もよく御存じでありますけれども、円高、デフレが続いている、そこに来てこの大震災で電力供給も不安定になっているという中で、企業はどんどん海外に流出、移転をしている。まさに空洞化の危機でありますので、ぜひ、今おっしゃったとおり、国内の雇用を守るという視点からも、...全文を見る
○西村(康)委員 なかなか、ドイツとフランスの対立なり、ECBの役割をどうするか、EFSFをどういう形で機能強化するかという議論がいろいろ分かれているようでありますが、もしこれがきょうまとまらなければさらに円高が進むおそれがあると思いますが、どういう認識を持っておられますか。
○西村(康)委員 出なかった場合には相当円高の可能性があります。これはぜひ大胆に判断していただきたいと思いますし、いい方向が出れば、これはこれで、ヨーロッパはまとまって、ある程度自分たちで努力をしながらやっていくということだと思いますので、大臣、以前から言われているEFSFへの資...全文を見る
○西村(康)委員 ヨーロッパが安定すること、すなわちEFSFを使って機能強化をしていく、金融が安定することは非常に日本の為替にとってもいい影響があると思いますので、ぜひこれも、もちろんヨーロッパがどういう結論になるかによりますけれども、大臣おっしゃったとおり、ぜひ前向きに考えてい...全文を見る
○西村(康)委員 日銀がみずから設けられている銀行券ルールに従ったとしても、十七兆まだ買い入れができるわけですね。ペースを決めて買い入れられていますから、何となく市場はそれを予測していますので、もう織り込んでいっているわけですね。  むしろ大胆に買っていただきたいと思うんですが...全文を見る
○西村(康)委員 総裁からはいつも丁寧に御説明をいただいてありがたいんですが、確かに、買い入れているパーセンテージは高いです。しかし、変化率が少ないんですね。マーケットは変化、これも何度ももう議論させていただいていますけれども、大胆にというのは、これまでの予測を上回って日銀が政策...全文を見る
○西村(康)委員 基金の話をされましたので、基金の話をちょっとしたいと思います。  お手元に資料もお配りしております。これは日銀がいつも発表されている資料ですが、確かに五十兆円をされていますけれども、これまでも小出しに五兆円ふやした、十兆円ふやした。しかも、長期国債で見ると四兆...全文を見る
○西村(康)委員 さっきの安住大臣の御発言じゃないですけれども、聞けば聞くほど、何か日銀はやらないという答弁になってしまっているような気がしますので、マーケットに何か悪い影響を与えそうな感じがしますので、これ以上聞きませんが、一点だけ。  この基金買い入れ、資産買い入れ、長国な...全文を見る
○西村(康)委員 それでは、むしろ学者としての総裁の御意見もお伺いしたいと思います。  アメリカが今ツイストオペというのをやって、長期のものを買って短期のものを売っている、二年物も売っている。二年物の国債の金利差が為替に与える影響というのもパラレルに、非常に相関関係がありますか...全文を見る
○西村(康)委員 ぜひ、為替に大きな影響を与える部分を集中的にやっていただきたい、これはお願いをしておきたいと思います。  それから、ゼロ金利とおっしゃいますけれども、資料をお配りさせていただきました。無担保のコールレートの紙を一枚お配りいたしております。一九九八年からの推移を...全文を見る
○西村(康)委員 日本はデフレなんですから、むしろマイナス金利にしてもいいぐらいの感じなんですよ。〇・〇七、〇・〇八とおっしゃいましたけれども、〇・一はまだ下げる余地があるんですから、ぜひこれは徹底した緩和をやっていただきたいと思います。  デフレなんですから、デフレ脱却をまだ...全文を見る
○西村(康)委員 山本先生は金融ですべて解決されると言われていましたけれども、私は、金融も大きな役割を果たすし、プラス、これからちょっと議論しますけれども、特区であるとか大胆な財政出動も必要でしょう。すべての政策、成長戦略も含めて、今すべてをやらないと日本経済は倒れてしまう、雇用...全文を見る
○西村(康)委員 幾つかお伺いしたいんですが、これは、被災地全体をそういうふうにするという構想ですか。それとも、幾つかの市を指定する、あるいは市の中で地域を決める、いろいろやり方はあると思いますが、この点についてお伺いしたいと思います。
○西村(康)委員 特区についてもこれまでいろいろなところで議論をさせていただいてきたんですが、これは自民党時代からの反省でもあるんですけれども、沖縄の特区も、実際に使っている企業は数社しかない。なぜなら、専ら沖縄で仕事をしなきゃいけないという要件がかかっているからですね。今回は、...全文を見る
○西村(康)委員 ぜひ、これからまた新たに工場をつくる、企業を立地する企業にとって、使い勝手のいいとおっしゃいましたけれども、使い勝手のいい、まさにそういう制度にしていただきたいと思います。  さらに言えば、我々自民党は、こういう特区を全国に十カ所、十一カ所つくろうということを...全文を見る
○西村(康)委員 もちろん、新規立地ですから、既存の人たちをゼロにするわけじゃありませんから。新規に工場をつくる、新規に企業を起こす、こういう、そもそも、本来なら日本に起こらなかった、ひょっとしたら韓国に行っていた、アジアに行っていた、そういう人たちが、では、日本でそういう制度が...全文を見る
○西村(康)委員 ぜひそこも、やるからには、まあ、補正予算全体、我々自民党としてどう対応するかというのはこれからの議論ですけれども、これは、今、空洞化の危機の中で、私はいい政策の一つだと思いますので、運用をぜひ柔軟にやっていただきたいというふうに思います。  そこで、この五千億...全文を見る
○西村(康)委員 五千億のうちの一千七百億を福島県にということで、確かに、原発の事故もありましたし、福島の皆さんは大変な思いをしておられますので、気持ちは物すごく理解をするんですが、実際に、ことし決定して、来年にかけて福島で本当に一千七百億もの、今の補助率でいうとその何倍かの投資...全文を見る
○西村(康)委員 お気持ちは物すごくよくわかるし、福島のためにできるだけのことをと。もしお金が出るなら、私は一千七百億も使ってもいいと思うんですが、しかし、五年間にわたって一千七百億をとっておくということですか、これは。  つまり、今回、国民の皆さんに増税をしてまでこの復興の予...全文を見る
○西村(康)委員 福島に対する思いは私も共有しておりますし、被災地にも何度も行かせていただきました。ぜひ応援をしたい気持ちはいっぱいですが、ただ、全体の、限られた予算の中で、かつ増税をしてまでお願いすることでありますので、ぜひこれは引き続き経産委員会のところでまた議論をさせていた...全文を見る
○西村(康)委員 漁業の現状もよくおわかりの副大臣でありますので、ぜひ政治的なリーダーシップも発揮していただきたいと思います。  安住大臣におかれましても、石巻も大変な被害、言うまでもありませんし、水産加工がほとんど壊滅的にやられた様子も見てまいりました。今、大変な水産業の関係...全文を見る
○西村(康)委員 ありがとうございます。非常に前向きに御答弁いただきまして、現状を御理解いただいていますけれども、本当に厳しい状況にありますので、政治的なリーダーシップをぜひ発揮していただきたいと思います。  円高関係で、もう一点だけ。JBICの円高対応緊急ファシリティの話。こ...全文を見る
○西村(康)委員 全く同じ気持ちですので、円高は大変厳しい状況でありますし、これは円安の方に持っていかなきゃいけないんですけれども、しかし、この機会にぜひ大胆な支援、枠を、二兆と言わず、もっとふやすようにぜひお願いをしたいと思います。  第三次補正の予算は、また機会があるときに...全文を見る
○西村(康)委員 これは、前総理、前々総理、あるいは今の野田総理も言われたかと思いますが、マニフェストは四年間でやるんだということをよく幹部の方が言われていますが、四年間で二〇%やるという理解でいいですか。
○西村(康)委員 その関連で、人事院勧告の〇・二三%削減は見送るということですけれども、これはそういう理解でいいですか。見送って、七・八%下げるという理解でいいですか。
○西村(康)委員 含まれるということでありますから、七・八のうちの〇・二三%と、残りの七・五七ですか、これを分けてやられたらいかがですか。人事院勧告は一たん従う、さらに、今回、緊急的に財政措置として、足りませんから、この分下げる。  かつて、最高裁の判例でも、財政状況にかんがみ...全文を見る
○西村(康)委員 自民党として、党全体としてはどういう対応をするのか議論をしておりますので、また予算委員会その他いろいろな場面で議論をさせていただきたいと思います。  持ち時間が来ましたのでこれで終わりますが、ぜひ、円高、デフレ対策、心してやっていただきたいと思います。よろしく...全文を見る
11月07日第179回国会 衆議院 本会議 第6号
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○西村康稔君 私は、自由民主党の西村康稔です。  自民党・無所属の会を代表して、ただいま議題となりました東日本大震災からの復興のための施策を実施するために必要な財源の確保に関する特別措置法案外二案について、野田総理に質問いたします。(拍手)  野田総理、政府の震災対応が、余り...全文を見る
○西村康稔君 二点、再質問させていただきます。  まず第一に、消費税引き上げ法案が成立しなかった場合の総理の責任についてです。総理は明確にお答えになりませんでした。  総理、総理は国際的に公約されたんですよ。実現しなかった場合には、当然責任をとられる、それは当然、総辞職か、衆...全文を見る
11月22日第179回国会 衆議院 財務金融委員会 第5号
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○西村(康)委員 自民党の西村康稔でございます。  本日、復興の財源の議論をさせていただきたいと思いますが、その議論の前に、今、総理がいみじくもおっしゃいました。やるべきことがある。公務員あるいは我々国会議員の定数削減、公務員給与の削減、こうしたこともやらなきゃいけないというこ...全文を見る
○西村(康)委員 水準をお伺いしているんです。職員の方の、本年度は、前年度比、どういうふうに決められたか。それから、総裁の給与の水準についてお伺いしたいと思います。お答えください。
○西村(康)委員 申しわけないんですけれども、わざわざお越しいただいたわけですけれども、ぜひ的確にお答えをいただければと思います、時間が限られておりますので。  資料にもお配りしておりますけれども、今お答えになったとおり、職員の方は昨年と同水準、つまり〇・〇%ということ。それか...全文を見る
○西村(康)委員 今の水準も、公務員からもはるかに高い。日銀というのは、もちろん民間の銀行だということはありますが、公共性も公益性も非常に高い、政策を担っているわけであります。  総理、この日銀の給与についてもぜひ削減をすべきだと思いますが、ぜひ総理のリーダーシップを期待したい...全文を見る
○西村(康)委員 全くリーダーシップがないじゃないですか、総理。公務員も七・八やるんでしょう。法律改正までして、人事院勧告も無視してまでやるわけでしょう。何で日銀は法律があるからといって守られるんですか。法律を変えればいいじゃないですか。  総理、資料を出していますが、今、人件...全文を見る
○西村(康)委員 仮に百歩譲って、その日銀の判断をまず待つとしても、総理、やはりそこはしっかりと削減の方向を打ち出していただきたいと思いますけれども、できることはしっかり考えていただきたい。法律改正も含めて考えていただきたい、何ができるか。いかがですか、総理。今、財源が要るわけで...全文を見る
○西村(康)委員 時間があればTPPのこともやろうと思って、それはぜひ激励をしたいと思っていましたけれども、そのような総理の御発言なら、もう私はとても応援できないですね。  総理、やはりリーダーシップ、総理なんですよ、一国の。総理なんですから、法律があるから、法律を変えればいい...全文を見る
○西村(康)委員 ヨーロッパが求めているEFSF債を買うこともできるんですよ。これから恐らく求められるでしょうし、大臣も先般、私の質問に対して、買うことはあり得ると言われました。これで買えばいいじゃないですか、いろいろなことができるんですから。これで円高対策にもなるし、ヨーロッパ...全文を見る
○西村(康)委員 デフレ対策、円高対策というのはもう急務なんです。消費税増税もやろうとしているんでしょう。まずは円高、デフレから脱却しないと、もう企業はいなくなりますよ。税収は上がりませんよ。後ほど、ちょっとそれも議論させていただきますけれども。  総理、これは私は非常におもし...全文を見る
○西村(康)委員 効果は確かに介入と同じですけれども、直接介入するんじゃなくて、ヨーロッパの債券を買ってあげるんですよ、彼らが苦しんでいるときに。彼らにとってもプラスになるんですから、よく考えていただきたいと思います。私はすごくいい提案だと思っていますので、ぜひまた機会を改めて、...全文を見る
○西村(康)委員 書いてありますから、多分やられるんでしょう。  それはともかく、この三項、四項、この後、平成二十四年から二十七年度まで復興債を発行できるとなっているわけですね。  今回の復興予算の中にも円高対策が二兆円入っています。立地の補助金であったりエコポイントであった...全文を見る
○西村(康)委員 その金額は、予算をもって国会の議決を経た範囲内となっていますから、予算は今、与党多数ですから通っちゃうんですよ、参議院で三十日たてば。  したがって、少なくとも来年度をいえば、もし選挙なくこのままいけば、多数を持っていますから、来年度の予算、特例公債四十四兆円...全文を見る
○西村(康)委員 例えば今回は、年金の例の税負担分を、基礎年金の税負担分を三分の一から二分の一に上げる、その二・五兆円もこの復興債に含めているんですよ。場合によっては、復興債を発行していけばそれもできるじゃないですか。いろいろなことを、円高対策やら何やらを含めることができてしまう...全文を見る
○西村(康)委員 だめですよ。一万歩譲っているんですよ、一万歩。我が党内には、この条文は削除すべきだという意見が非常に強いんです。当然、青天井で復興債を出せるとなれば、それは削除すべき話であります。  しかし、一応、復興の規模は五年間で十九兆円、六兆円使っているから十三兆円。復...全文を見る
○西村(康)委員 十三兆には二・五兆が含まれていないんですが、いいですか。そんなことまで助けなきゃいけないですか。大丈夫ですかね。
○西村(康)委員 だから、二十七年度まで五年間で、復興債は最大幾ら出るのかということをお聞きしているんです。それを答えてください。
○西村(康)委員 私が何で助け船を出さなきゃいけないのかわからないんですけれども、ことしの分、これから発行する一回限りの二・五兆も含めて、十五・五兆が上限ということでよろしいですか。
○西村(康)委員 そう最初から、大臣、答弁していただきたいんです。  ということですので、ぜひこれは、今答弁で確認させていただきましたけれども、復興債は青天井で円高対策とか年金とか何でもできるということじゃありませんので、趣旨はあれですけれども、金額のたがははまっていませんから...全文を見る
○西村(康)委員 純民間企業、商社であったり石油会社であったり、商社も上場していますし、石油会社もJXとかコスモとか出光とか、上場していないところもありますけれども、上場しているところはいろいろな権益は公開していますので、本当はきちっと数字はある程度つかめるはずだと思いますので、...全文を見る
○西村(康)委員 済みません。次に聞こうと思ったことを先にお答えいただきました。  私は、やはりINPEXを中心にやっていったらいいと思いますし、JAPEX、石油資源開発という別の会社、二社も今あるわけですけれども、これは今御答弁を副大臣にいただきましたけれども、もう一社にして...全文を見る
○西村(康)委員 これは財務大臣もぜひお答えいただきたいんですが、合併して、もし効率がよくなって企業価値が上がれば、政府の株も高く売れるわけですから、その売却も含めてぜひ御検討いただきたいと思いますが、いかがですか。
○西村(康)委員 税制の関連で、幾つかお伺いします。自動車の税制であります。  今さらこんなものを見せるのかといって、あれかもしれませんけれども、我々が大変厳しい思いをした政権交代のこのマニフェストに、これは総理にぜひお伺いしたいと思いますが、大きな四項目めにこう書いてあります...全文を見る
○西村(康)委員 現状は今お伺いしました。  総理、やられるんですか、やられないんですか。マニフェストです。党の代表です。お答えください。
○西村(康)委員 もうやらないということで決めたということですか、総理。
○西村(康)委員 もうやれないのはわかっていますから、これ以上は聞きませんけれども、一回約束されたんですから、総理、今、総理と同時に党の代表なんですから、約束したことは、申しわけないと当然言うべきだと思いますし、これは党の代表として責任があると思います。  もうわかっていますか...全文を見る
○西村(康)委員 地方税についてもお伺いしたいと思います。
○西村(康)委員 エコカー減税は自民党時代からやっている話でありますから、ぜひ誤解のないようにしたいと思いますけれども、二〇〇六年から比べて、自動車重量税で三千数百億、取得税、地方税で二千六百億、これは半分以下になっています。  この表を見ていただいても、二〇〇八年、リーマン・...全文を見る
○西村(康)委員 しかし、このままほっておけば販売台数は減って、どっちにしろ税収は減るわけですから、これはやはり抜本的な景気対策、雇用対策を含めて、この円高、デフレの中で、それをやらないと、消費税増税なんてとてもできないですよ。  先ほどの岩田さんの提案もそうですし、まずは経済...全文を見る
○西村(康)委員 先ほどの円高対策もそうですけれども、税もそうです。総理のリーダーシップを発揮していただいて大胆な政策を打ち出さないと、本当に日本経済は相当厳しい空洞化の危機に瀕していると思いますので、ぜひ総理のリーダーシップを期待したいと思います。  最後に、わずかしか時間が...全文を見る
○西村(康)委員 そうなんです。そのとおりなんです。  ですから、私は、オバマに対して言っていただきたかったのは、日本はTPPに、私は参加に賛成の立場です。しかし、おっしゃるとおり、センシティブな品目はあるし、いろいろ誤解もある、守らなきゃいけない医療制度もある。ですから、大統...全文を見る
○西村(康)委員 アメリカのセンシティブな品目は何ですかということをお聞きしているので、それをお答えください。
○西村(康)委員 米豪では砂糖と酪農の品目を除いています。  もう時間がありませんので最後にしますけれども、総理、オバマ大統領にはやはり首脳間で、政治家として、テーブルにのせるけれども日本もこういうセンシティブなものがある、医療制度を守る、しかし、おたくも砂糖があるんでしょう、...全文を見る