額賀福志郎
ぬかがふくしろう
小選挙区(茨城県第二区)選出
自由民主党
当選回数13回
開催日 | 会議名 | 発言 |
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04月26日 | 第177回国会 衆議院 予算委員会 第19号 議事録を見る | ○額賀委員 自民党の額賀福志郎でございます。 東日本大震災から約一カ月半が過ぎたわけであります。まず初めに、このたびの東日本大震災で被災された方々に対しまして心からお見舞いを申し上げる次第であります。また、不幸にして亡くなられた方々には心からお悔やみを申し上げる次第でございま...全文を見る |
○額賀委員 過去一年半の政治について、自分たちの政治運営が十分でなかったと反省をしておることは、これは素直な姿勢だ、こう思っておりますが、後半の部分については、菅総理はこう言っています。繰り返し言っております。復旧復興とともに財政再建の道筋をつけると言い放っております。また、昨二...全文を見る | ||
○額賀委員 そういう菅総理の思いは、やはり国民や国家のために命がけでやるという迫力が見えない。お互いに責任を分散してやっていこうじゃないか、そういう仲よし的な、責任をお互いに分散し合ってやっていこうという程度にしか解されないところに菅政権の限界があるわけだろうと思っております。 ...全文を見る | ||
○額賀委員 これは総理として、記者会見だかぶら下がりか知りませんけれども、六カ月から九カ月間の工程表については、できるだけ早く前倒しをさせたいというようなこともおっしゃっているようですが、これは事実ですか。 | ||
○額賀委員 私は、これから、避難生活者の皆さん、それから被災者の皆さん方の心、日々の苦労、思い、そういうことを代弁する形でできれば質問をさせてもらいたいと思っております。 まず、六カ月から九カ月といえば、大体年内に見通しをつけてあげるということですね。恐らく、この工程表が出た...全文を見る | ||
○額賀委員 私は、総理大臣たる最高責任者が、国民の皆さん方に、年内にも帰れるかもしれないという期待感を持たせて、それはただ努力します、そんな程度の責任感しかないんですかと必ず言われますよ。総理大臣たる者は、できることをきちっと明確に言うべきじゃないですか。努力したいとか、こういう...全文を見る | ||
○額賀委員 物事を進めていく上に当たってさまざまなリスクがある、そういうことは、政治家として当然、自覚するのは当たり前のことであります。その上で、軽々しく、大丈夫ですよ、できるだけ努力しますよ、いたずらに期待感をあおるようなことを言って、例えば鳩山総理もそうでしたね、沖縄に行って...全文を見る | ||
○額賀委員 話をかえます。 工程表について東京電力の社長さんにお伺いしますが、この工程表は東京電力の責任でつくられたことですか。 | ||
○額賀委員 これは、統合本部で政府と協議しながらつくった工程表であるということでございますね。 私は、国策で推進をしてきた原子力発電でありますから、東京電力と政府はきっちりと責任をとって対応していくのが当たり前だと思っております。その意味で、私は、菅総理は東京電力に責任を負わ...全文を見る | ||
○額賀委員 内閣としてきっちりと、東電と一緒につくった工程表については責任を持って対応するということと受けとめます。 さらに、原発事故の救済措置について、ちょっと質問をかえたい、こう思っております。 私も、自民党の中で、原発事故被害に関する特命委員会の委員長を仰せつかって...全文を見る | ||
○額賀委員 賠償の話じゃないんですよ。賠償以外の生活の手当てをするのかどうかという話をしているわけです。それが政治の責任だろうと。 原子力行政、原子力による電力供給をやってきた、政治の責任でそれは解決していかなければならないんじゃないですか。それを、東電に聞いてくださいと。政...全文を見る | ||
○額賀委員 それは、私が言ったとおり、そういう措置をきちっとしていくことが大事であるというふうに思っております。そういう生活支援措置をしっかりとやっていくということが官房長官のお話でありましたから、これは立法府においてしっかりと対応していくことが大事だ、こう思っております。 ...全文を見る | ||
○額賀委員 今の事故調査委員会は、IAEAとか外国人も入れるような形でつくるべきだ、こう思っております。 それから最後に、回答いただきたかったんだけれども、お願いしておきますが、風評被害でさまざまな、我が県とか栃木県とか、福島県ももとよりでありますが、いろいろな被害をこうむっ...全文を見る | ||
05月23日 | 第177回国会 衆議院 東日本大震災復興特別委員会 第2号 議事録を見る | ○額賀委員 先般の予算委員会の災害問題についての集中審議におきまして、私は、国会に特別委員会を設けてしっかりと議論をして、被災者の立場に立って我々は国民の期待にこたえていかなければならない、あるいはまた国際的な責任も果たしていかなければならない、そういったことを申し上げて、先週か...全文を見る |
○額賀委員 私は、それは当然だと思っております。 その意味で、国会においても、政府においても、この原子力事故の具体的な事実関係を明らかにしていく責任がある。そして、最終的にはこの責任はだれが負うべきかということについては、総理大臣が負うべきだし、これを菅総理もきちっと自覚をな...全文を見る | ||
○額賀委員 我々が阪神・淡路大震災のときは村山政権でありましたけれども、村山総理が全責任を負う、副本部長の小里防災担当大臣が全責任を負うという形で、あらゆる情報を一元的に集約して、てきぱきと判断を下し、指揮命令系統をはっきりさせた上で、あの難局を乗り切ったということであります。 ...全文を見る | ||
○額賀委員 私は、菅総理、大変失望しています。非常に心もとない答弁だと思いますよ。世界各国に対してお礼を申し上げるとか事故究明をするなんというのは、国際社会においても我が国においても当然のことです。それから、エネルギーの供給対策について、化石燃料とか、あるいはまた自然エネルギー、...全文を見る | ||
○額賀委員 私は、総理、原子力の安全確保は、これだけの事故を起こした日本がリーダーシップをはっきりして国際的な枠組みをつくっていく、そういう気概をぜひサミットまでにつくり上げて提案をしていただきたい。 今、IAEAの調査団が来ておられるということを言いました。と同時に、六月に...全文を見る | ||
○額賀委員 よくわかりました。 国民の皆さん方にぜひ考えてもらいたいと思うのは、これだけの、千年に一度の大震災についての復旧復興、将来の構想をつくっていく上に当たりまして、阪神・淡路大震災の基本法の焼き直し的な形でやっていこうとする政府側、それに比べて我が党の基本法案というも...全文を見る | ||
○額賀委員 いや、もう丸のみをしてくれれば、国民の期待にこたえていくことがスピーディーにできる。これは、藤村筆頭とも、黄川田委員長のもとで、国会の場でしっかりと議論をしていきたい、こう思っております。 松本防災大臣、いろいろと今度の災害で、私の地元の潮来市だとか鉾田市だとか行...全文を見る | ||
○額賀委員 検討ではなくて、もう災害が起こってから三カ月にもなろうとしているんですよ。それで、そのままうちに帰れない人もいるわけですよ。検討なんかでは政治じゃありませんよ。そこをきっちりとやっていただきたい。時間がないので、大臣の英断を期待したいというふうに思っております。 ...全文を見る | ||
○額賀委員 要するに、この地域の皆さん方は、子供さんあるいはまた妊婦さんや、そういう地域住民の立場から問題提起をしているんですよ。だから、一ミリシーベルトから、下の方から問題提起をしているんです。あなたは上の方から来ているんですよ。ここが政府の立場なんですよ。これが政治姿勢の違い...全文を見る | ||
○額賀委員 大臣はそういうことを言うけれども、地方自治体の首長さんはみんな、あなたたちのやっていることを信頼しないんですよ。だから、みんなみずからがデータを検知して、校庭の表土を入れかえて、校庭とかそういうところに野積みになっているんですよ。これから雨季になって、どんどんそういう...全文を見る | ||
○額賀委員 十一万人の人が避難生活を送り、日本の経済がどうなるか展望が開けないときに、検討しますでいいんですか。国民の皆さん、今こそ政治の責任が大きいことはないんですよ。 一八九六年の明治三陸地震津波のいろいろなことをまとめたものがありますよ。この中に、一番地域の再生を図って...全文を見る | ||
07月08日 | 第177回国会 衆議院 本会議 第31号 議事録を見る | ○額賀福志郎君 自由民主党の額賀福志郎であります。 私は、自由民主党・無所属の会を代表して、また、被災地茨城県の住民の一人として、ただいま議題となりました政府提出の原子力損害賠償支援機構法案について質問をいたします。(拍手) 冒頭、内政、外交のすべての面で漂流、迷走を続け...全文を見る |
07月26日 | 第177回国会 衆議院 東日本大震災復興特別委員会 第16号 議事録を見る | ○額賀委員 自民党の額賀福志郎であります。 菅総理は、御党の両院議員総会において、やるべき一定の役割が果たせた段階で、若い世代の皆さんにいろいろな責任を引き継いでいただきたい、こういうことで事実上退陣を表明したわけでありますが、飛ぶ鳥跡を濁さずという言葉もありますから、これか...全文を見る |
○額賀委員 そうですね。楚の項羽と漢の劉邦との戦い、最後の戦いの一幕だったと思いますが、やはり、周辺を敵に囲まれて、みずからの戦略、戦術の間違いをきちっと認めて、みずからの決断をしていく一幕なんだ、こう思っております。 今、菅総理、民主党については、支持率も一〇%台に下がって...全文を見る | ||
○額賀委員 ステップ1、ステップ2においても、安定的な冷水システムというのはでき上がっていませんよ。当初の考え方からやはり十分ではなくて、今は水をぶっかけて、高濃度の水を、汚染を垂れ流している中でやっと維持しているだけなんですよ。安定的にきちっと冷水のシステムができ上がっている状...全文を見る | ||
○額賀委員 全く問題をすり違えているだけでありまして、基本法とか復興基本計画は、復興財源はやはり復興債を発行して、しかも、なおかつその財源も手当てをする。従来の予算とは、関係があるとすれば、あなたたちの言う無駄とか余分な不要不急のお金を削減してそちらに充てるということが正論なんで...全文を見る | ||
○額賀委員 今子ども手当に言及されましたけれども、上乗せ法案を撤回なさいましたよね。そして、あとはつなぎ法案です。このままいけば、あなたたちの根拠法はなくなります。 これから議論することは、この子ども手当法案を取り下げて、そして従来の児童手当の問題で事を処置していくというふう...全文を見る | ||
○額賀委員 今の菅総理のお話は、子ども手当の考え方を取り下げてでも何とか合意を得たいというような考え方と受けとめました。これは、撤退三条件の補正予算が通りました。そして、これから海江田大臣のもとで買い取り法案が審議されていきます。最後のとりでは特例公債法ですよね。特例公債法の下準...全文を見る | ||
○額賀委員 我々は、復旧復興については全面的に賛成をしてきましたよ。一次補正、二次補正、三次補正も、それから基本法も復興計画も、我々はこの問題にはきちっとしたい。しかし、民主党の政党の原点はもう破綻しているんですよ。そのことについて何の責任もとらない。あなたが本当はそういう筋道を...全文を見る | ||
10月05日 | 第178回国会 衆議院 東日本大震災復興特別委員会 第3号 議事録を見る | ○額賀委員 自由民主党の額賀福志郎といいます。 きょうは、復興特ができ上がって、五月ですから、初めて野田総理がお見えでございます。 私と野田総理は、千葉県と茨城県という地理的な関係もあり、共通の友人を通して政治的な議論をしたこともあります。まず、国家国民のために、総理就任...全文を見る |
○額賀委員 いろいろな場面で、例えば北朝鮮の金正日委員長、それからイラクのサダム・フセイン、みんな、我々とか我が国とか世界じゅうに脅威を振りまきました。そういうことから、我々も安全保障についてようやく目覚めて、法的な措置を整備してきて今日に至っている。 したがって、今の政府は...全文を見る | ||
○額賀委員 そうすると、みんなが言っていること、新聞に書かれていること、これは誤報なんですね。(野田内閣総理大臣「あのように言った記憶、全くありません」と呼ぶ)それでは何の抗議もしないんですか。 | ||
○額賀委員 しかし、これまでの総理のマスコミあるいは国民に対する、あるいは国会での発言だとか言動を見ていますと、やはり沈黙は金なりみたいにだんまりを決め込んでいるという評価が圧倒的ですよ。 例えば、あるマスコミの人から言わせると、ぶら下がりについて、この一カ月で五十三回の問い...全文を見る | ||
○額賀委員 それでは、本来の、震災からの復旧復興についてお尋ねしたい、こう思っております。 まず、このパネルをちょっと見てください。これは、自由民主党を初め公明党、野党の主導により成立した主な震災関連の法案であります。 東日本大震災復興基本法というのは、震災の復興計画が、...全文を見る | ||
○額賀委員 法案によっては、中身は、ほとんど野党の言い分が組み込まれております。ある意味では、政府側が丸のみをしたという形の法案もあるわけであります。当時、八月末まで与党側の筆頭理事をなさっていた官房長官の藤村さん、そういう認識を持っておられますか。 | ||
○額賀委員 政府に対しては大変申しわけないけれども、震災が起こった、一連の対応については、政府側は常に後手後手でありました。我々は、阪神・淡路大震災とか中越地震とか、一定の経験を持っていたので、やはりその地域の皆さん、国家国民のために、こうした方がいい、こうすべきだという提言をし...全文を見る | ||
○額賀委員 これは、円高対策とか、全国の防災事業を前倒しするとか、年金だとか、B型肝炎だとか、そういうことを除いたものは九・一兆円ですよね。あとは、みんな復興予算じゃないんですよ。ごちゃごちゃなんですよ。 例えば、防災事業の前倒しとか、今度の台風十二号の災害復旧の予算なんとい...全文を見る | ||
○額賀委員 私が言いたいのは、何も復興債でやらなくてもいいんですよ。きちっとそれぞれ財源のことを考えていくべきだ、こう思っているわけであります。 それから、復興予算の財源について、民主党あるいは政府は迷走をしましたね。それぞれ、例えば財源について、官房長官は十一・二兆円と言う...全文を見る | ||
○額賀委員 税外収入については、政府側では五兆円、前原政調会長は、政府側の五兆円に二兆円を上積みして七兆円を主張したんですね。増税幅、収入幅に大きな食い違いをもたらしたんですね。 この二兆円の腰だめ的な考え方について、従来の予算編成の理念ではなかなか考えられないような、その財...全文を見る | ||
○額賀委員 私は、予算編成をする場合に、本当に、いいかげんな想定のもとで予算の数字をはじき出すなんということはとても考えられませんよ。そんないいかげんな、不確かな根拠で予算編成をする。しかも、なおかつ、これだけ激動する世界経済の中で、あるいはEU経済が崩壊するかもしれない、アメリ...全文を見る | ||
○額賀委員 時間もないのではしょっていきますが、これから、先ほど来議論がある除染の問題だとか、原発の収束だとか、さまざまな予算が増額してくることは目に見えているし、それはまた、予算の枠内だからという発想ではなくて、まず事態をどうやって収束するか、そういう視点から考えていくと、大幅...全文を見る | ||
○額賀委員 そうすると、これは財務大臣のころだったか、時期ははっきりしませんが、総理は、国だけではなくて、やはり公的な負担は全体的に、地方も含めてしっかりと考えていかなければならないというようなことをおっしゃっているんですけれども、この基本的な考え方は変わりませんか。 | ||
○額賀委員 私は、国家公務員の給与が地方公務員との差が出たときに、国がどういう対応をするかということについて、やはり総理は一定の考え方を示していたのではないかというふうに解釈しておりました。そのことはどうなんですか。 | ||
○額賀委員 時間もないので、もう一問だけ。 復興債の償還期限について、政府は十年ぐらいだと言っておりますけれども、復興債の仕事は、恐らく社会資本の整備的なものが多いわけですね。そうすると、私は、十年ではなくて、建設国債的な償還期限でしっかりと考えてもいいのではないかというふう...全文を見る | ||
○額賀委員 時間も経過してしまっておりますので、復興庁についてお聞きしたいと思います。 最近、復興庁についていろいろ新聞報道が出ているんですが、これは、我々が、この基本法の中で復興庁のあり方について議論をし、また決定をしてきたわけであります。基本法においては、震災からの復興に...全文を見る | ||
○額賀委員 これは全く一部の行為だけのことを申しております。全体的な権限を持たせなければいけません。そうでなければ政治主導はできない。(発言する者あり) | ||
○額賀委員 そこで、もう一つ、復興庁は、復興庁の出先機関の復興局を宮城、岩手、福島の三県に設置する、そういう方針を伝えておりますね。 総理、ちょっとお聞きしたい。被災地というのはどこなんですか。三県だけですか。 | ||
○額賀委員 各委員それから閣僚の皆さん方にも「茨城県の被災状況について」という資料を配っておりますよ。茨城県は、各統計を見ても、トップではないけれども、いずれのデータも二番目か三番目ですよ、いずれのデータも。我々は、津波も受けていましたし、地震も強度の地震を二回受けまして、内陸の...全文を見る | ||
○額賀委員 ぜひ、茨城県を初め、茨城県の中には、群馬とか栃木とか千葉も含めて、北関東それから千葉、それぞれ被害地ですから、そういった全体の中心部として茨城県にきちっと置いておくことが閣僚のあるいは政府の誠意だ、こう思っておりますので、しっかり頑張っていただきたいというふうに思って...全文を見る | ||
○額賀委員 この除染については、各首長さんに私は話を聞きましたよ。そうしましたら、やはり、いろいろこれまでも、四月ごろから学校の表土を削ったり通学路をやったり公園をやったりしてきているんですよ。そして、土をどこかに盛り上げたりしているんです。 今度、仮置き場ということを言って...全文を見る | ||
○額賀委員 ありがとうございました。 |