額賀福志郎

ぬかがふくしろう

小選挙区(茨城県第二区)選出
自由民主党
当選回数13回

額賀福志郎の2012年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月17日第180回国会 衆議院 予算委員会 第11号
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○額賀委員 自民党の額賀福志郎でございます。  野田総理を初め関係閣僚に、米軍再編の問題あるいはまた日本の安全保障、アメリカの新国防方針、それに伴う日本の防衛力整備、あるいは日米同盟関係の強化等々について御質問をさせていただきたい、こう思っております。  まず、総理、二〇〇六...全文を見る
○額賀委員 我々も、自民党は長い間政権を担ってきましたけれども、これはやはり日米同盟を軸として、この東アジアあるいはアジア周辺、日本を取り巻く環境、ロシア、中国、北朝鮮、そういう国々との間の軍事バランスをとって、しかもなおかつ、日米関係を軸にして、その経済発展、そしてボトムアップ...全文を見る
○額賀委員 沖縄の県民の皆さん方や、それから沖縄の負担の軽減と抑止力の維持のために我々がつくったロードマップ全体のことと、あなたたちの安全保障政策がかみ合っていなかった。あなたたちが全体の大局観がない安全保障政策をしていたから、そういう間違いを起こしたんじゃないですか。だから、間...全文を見る
○額賀委員 私は、そういう全体像、きちっとした安全保障、日本の国の安全の防衛策、そういうものがきちっとしている中で、日米同盟をどういうふうに位置づけて、日米同盟の重要な戦略拠点である沖縄県の立場を、どういうふうにそこを位置づけた上であなたたちの防衛政策が成り立ってきたかどうかがし...全文を見る
○額賀委員 二〇〇六年の在日米軍の抑止力の維持と沖縄を初めとするロードマップを合意したときは、自民党政権とアメリカの共和党政権でした。その後、アメリカは民主党政権にかわりました。しかし、日本の国家とアメリカの国家がロードマップの合意を結んだ契約を、アメリカの民主党は継承しましたね...全文を見る
○額賀委員 私が言いたかったのは、やはり外交とか安全保障とか国家的な課題については、いたずらに政争の具にしないで、お互いにきっちりと虚心坦懐に話をしていって国家国民の期待に応えなければならない、そう思いますというのがあなたの返事だろう、こう思っておったんです。もっと素直に言ったら...全文を見る
○額賀委員 私は、二〇〇六年の2プラス2で合意したロードマップについて、沖縄県を初め米軍基地のある地域の負担軽減と抑止力の維持というのをキーワードにしてこのロードマップの整理をしてきました。  まず、防衛庁長官になったとき、私は、沖縄県とか東京とか神奈川とか山口県、一都七県の知...全文を見る
○額賀委員 今度、総理は沖縄に行かれる。二月の二十六か七とか言っていましたね。どういう形で総理の思いを語るのですか。私は、政治家として率直に、役人から用意された文言を読むのではなく、しっかりと語るべきだと思いますが、どうですか。
○額賀委員 防衛大臣もきょう行かれるそうですね。  沖縄では、琉球政府のころの話らしいけれども、間違いを犯したり、それから公に損失を与えたり、そういうときは首里城の正殿に行って頭を下げる。昔は膝をついてということもあったそうでございます。まあ、そこまでやる必要はないと思いますけ...全文を見る
○額賀委員 皆さんのお手元に共同報道発表という資料をお配りしていると思います。  私は、これを読んでみて、なかなか難しくて理解できないところがたくさんあるんですよ。例えば、上から三行目に、「沖縄における米軍の影響を軽減するとともに、」と。「米軍の影響」というのは何ですか。
○額賀委員 これは、前の2プラス2とか共同発表では米軍の負担のことを言っているんですよ。もうちょっとわかりやすく書いたらいいじゃないの。
○額賀委員 どうしてわかりにくい言葉を使うのかなと思って、もうちょっと国民の目線で書いたらどうですか。そうでないと、安全保障も国民に対して理解を得ることはできないと思いますよ。  それから、二つ目のパラグラフですが、グアムを戦略的拠点とすると書いてあるんですよ。戦略的拠点という...全文を見る
○額賀委員 防衛大臣はどうか。
○額賀委員 戦略拠点というわけですから、そこにはアメリカが、先ほど今津先生が地図を出しておられましたが、第二列島線の拠点にするということであります。グアムでアメリカは、海も空も、そして今度は海兵隊も入れて戦略拠点にしよう、そして空母の寄港地にもしていこう、要するに、西太平洋地域の...全文を見る
○額賀委員 おっしゃるとおり、一カ所が集中攻撃を受けて能力を失うということを回避するためにいろいろな能力を分散しておく、そして、一カ所がやられても反転攻勢、抵抗できる能力を持っているということが、後で調べれば、この抗堪性という意味だそうですけれども、では、なぜこういう陣形をしくこ...全文を見る
○額賀委員 これは米空軍とも関係が深いランド研究所で、いろいろと、中国の安全保障状況とか、中国の専門家なんかが論文を書いたり、そういうものを整理して、中国についての今後の軍事力あるいは戦略意図、どういう展開をしていくのか等々について分析したものがあるんですね。  それはどういう...全文を見る
○額賀委員 何を言っているんだかよくわからなかった。  要するに、沖縄から戦闘部隊もグアムに行ったりハワイに行くのか。それから、言われているように、豪州とかフィリピンをローテーションで回っていく。そうすると、沖縄の周辺は物すごく抑止力の低下になるわけですよ。中国側からすれば、自...全文を見る
○額賀委員 あなたたちが2プラス2で書いている普天間それからグアムの問題について、米国は、地域の、地元の人の意向を踏まえて戦闘部隊の移転も考えていきたいということが書いてあるんですよ。あなたたちは戦闘部隊に出ていってもらいたいと言っているわけです。しかも、なおかつ拠点をグアムに移...全文を見る
○額賀委員 だから、考え方はわかるんですけれども、抑止力を維持するならば、アメリカの海兵隊の司令部と戦闘部隊の組み合わせ、この地域の安全はもっともっと比重が高まるんだから、日本としては、こうしてほしい、こうすべきだということを持たなければならないんですよ。それで説得をして、アメリ...全文を見る
○額賀委員 それでは、午前中は終わりまして、午後にまた論戦を展開させていただきたいと思います。
○額賀委員 せっかく財務大臣においでいただいておりますので、グアムの移転経費についてお尋ねしたいと思います。  これは2プラス2二〇〇六年で百二・七億ドル。そのうち、真水の我々の負担は二十八億ドル、出融資が六十・幾つだったと思いますが、アメリカは真水が三十何億で、私は、アメリカ...全文を見る
○額賀委員 きょうの新聞で、パネッタ長官は、これは日本側がどういう事情であれ、一切削減はない、全部負担をしてくれると思っているというふうに先制的に言われていますよね。だから、日本は日本の、やはりそういうきちっとしたスタンスを持っていなければ話し合いなんかできないんですよ。だから、...全文を見る
○額賀委員 あと、この普天間の飛行場には、防衛大臣、補修の問題を今聞いたんだけれども、ことしの秋にもオスプレーが入ってくる。  具体的に、展開の時期はいつなんですか。
○額賀委員 いつごろかと聞いているんです。
○額賀委員 十月ごろと聞いていますが、もうちょっと明確に答えてくれるのかと思ったら、これ以上答えないでしょうから、いいです。  先ほど午前中の話に戻りますけれども、要するに、沖縄あたりの、前線基地化していくところの抑止力の低下をどういうふうにカバーしていくか、日本の安全とその地...全文を見る
○額賀委員 もう一つ、日米講和条約五十周年の記念の式典がサンフランシスコで二〇〇一年の九月にあったんですね。宮沢元首相が出られて、私も同行したんですが、その際、宮沢元総理は、これを機会に、限定的に集団的自衛権の行使ができるようにしたらどうだというような提言をなさいました。  我...全文を見る
○額賀委員 ぜひ、野党第一党の我々が言っているんですから、勇気と自信を持って決断をしたらどうですか。  きょうの質疑を見て、全体的に、私は、本当に民主党政権に私たちの生命と財産を安心して任せられるんだろうか、そういう思いがあります。やはり、この安全保障の問題がきちっとなったとこ...全文を見る
06月11日第180回国会 衆議院 社会保障と税の一体改革に関する特別委員会 第18号
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○額賀委員 自由民主党の額賀福志郎でございます。  五月中旬以来、当委員会におきましては、中野委員長、そして鉢呂、伊吹両筆頭、それぞれの御努力によりまして、先ほど聞きましたら、もう既に九十何時間に及ぶ審議だ、こう聞いております。これまでの、消費税、社会保障問題についてのあらゆる...全文を見る
○額賀委員 この国会でも、野田総理初め多くの閣僚の皆さん方から、見通しの甘さ、徹底していなかったことについておわびをいたしますと聞かされてまいりました。しかし、どうもそのおわびというのが空虚な感じなんですね。頭の上を通り抜けていきまして、国民の心の中にすとんと落ちない。だから、国...全文を見る
○額賀委員 私は、もうちょっと、みずからのメンツとかそういうものをかなぐり捨てて、やはり一人の人間として、国民にちゃんと立ち向かうためには、今までのことについて謝罪を申し上げるのが普通だな、こう思っております。それでこそ野田ドジョウの真骨頂じゃないかなという思いがいたしますので、...全文を見る
○額賀委員 しっかりと頑張ってきてほしいと思っております。  午前中の審議で、政策協議がスタートしまして、先ほど来言っているように、十五日までに何とか合意を得たいという努力をしたいと。総理自身がみずからそれぞれの部署部署に電話をしたり、あるいは指導したりして局面打開を図っている...全文を見る
○額賀委員 私は、そういう理屈を聞いているんじゃないんですよ。  先ほども、国民に対する謝罪、そういうのが人間としての第一歩だろうと。論語だって、過ちて改めざるをすなわち過ちなりというんですね。そういうことをきっちりと国民の前に示さなければ、政治の信頼は取り戻せないんじゃないん...全文を見る
○額賀委員 野田総理が好きな司馬遼太郎がよく武士道というのを言っていますよね。鎌倉時代の武士道を起源とするものでしょう。その中でよく、名をこそ惜しめだということを言っております。私は、野田総理、今発言をしたことはあなたの名を高らしめることにつながるから、しっかりと頑張ってほしいと...全文を見る
○額賀委員 言葉に出すと意味が薄れるということもありますから、よく、重く受けとめたいというふうに思っております。  先日、茨城県の議長さんが新しく誕生しまして、パーティーがありました。私も出させていただきまして、そのとき、ある高名な学者先生が来られまして、こういう話をしておった...全文を見る
○額賀委員 今総理がお話しなされました国民会議、これは、自民党の場合は有識者会議的な存在で、言ってみれば、そこで政治が方向づけをしたものを議論していただくということになっているんだろう、こう思っております。  その点について、私は、総理のリーダーシップで一定の合意をつくっていか...全文を見る
○額賀委員 やはり政治主導というのは、国会議員、政党、この国会の場で決めたことが大事だと思いますね。  だから、与野党全体でなくても、今政策協議をしている民自公の政治家が一定の方向づけをした上で、こういう国民会議の有識者できちっとオーソライズをしてもらう、中身を精査してもらう、...全文を見る
○額賀委員 今この委員会に提出されている法案、それから提案されていない重要な課題、それぞれどういうふうに協議をし、そして合意を図っていくかということがこれからの課題ですね。  その一環として、今言ったような国民会議というものがあれば、もちろんこの国会、委員会の場でその法案の修正...全文を見る
○額賀委員 先ほど金子先生は安住国債と言っていましたけれども、ひとつ大局観に立って前進する形をつくっていったらいいんじゃないかな、こう思っております。  もう一つ、懸案事項の子ども・子育ての問題でありますけれども、これも長年いろいろな議論をされてきております。  やはり私は、...全文を見る
○額賀委員 そういうことを一つ一つやっていくことによって、今度の一体改革は全く一体じゃないじゃないか、増税法案じゃないかなんて、我々の自民党からも、また多くの人からも指摘されていますけれども、そういうことをきちっと中身を一つ一つ積み上げていかなければ、国民に負担を強いる作業ですか...全文を見る
○額賀委員 橋本政権時代の消費税上げが経済の足を引っ張ったんじゃないかという意味のことを言う人もよくいるんですが、それは全然なかったとは言えないけれども、総理がおっしゃるように、アジア経済だとか、通貨危機だとか、金融の不良債権の影響とか、そういうことの問題も、これは大きな影響だっ...全文を見る
○額賀委員 もう一つ、パネル四、研究開発投資ですね。これは金子先生も言及されておりましたけれども、法人税を下げて、研究開発資金の控除額を下げていくなんというのは、やはりこれはちょっと間違っているんじゃないかな、メッセージとしては。そういうことも含めて、やはり日本の将来のためにこの...全文を見る
○額賀委員 やはり、総理は、もちろん単年度主義だからいろいろ制約はあるけれども、基本的な方向づけをしてあげないと企業行動というのは起こってきませんよ。そういうことをしっかりとやってほしいと思っております。  先ほどのデータにもありましたが、消費税の影響で、住宅投資とか設備投資と...全文を見る
○額賀委員 日本の政治の置かれた状況、そのために一つの政策をもって成果を上げていくという意味は、私も、この際、野田総理が反対する者を除名してでもやってのけるという話でありましたから、それはいいことではないかと思っております。その上で、やはりそういう政治の意思決定のレールを、これを...全文を見る
○額賀委員 私は、今、野田総理とあるいはみんなと共有したいのは、特に民主党の皆さん方にぜひ思っていただきたいのは、やはり、政治は国家国民のためですよね、国益のためですよ。自民党のためにやっているわけではない、民主党のためにやっているわけではない。  民主党では、この前の菅さんが...全文を見る
○額賀委員 その言葉を信じます。  つまらない党益には体を張って説得して、国益のために動いていただきたい。それをお願いして、終わります。