野田毅

のだたけし

小選挙区(熊本県第二区)選出
自由民主党・無所属の会
当選回数16回

野田毅の1992年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月24日第123回国会 衆議院 本会議 第1号
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○国務大臣(野田毅君) 我が国経済の当面する課題と経済運営の基本的考え方について所信を申し述べたいと存じます。  国際社会の動きを見ると、昨年は、湾岸における武力行使を初めとしてソ連邦の解体など激動の年でありましたが、一方では、ECが統合への動きを強めるとともに、アジア・太平洋...全文を見る
01月24日第123回国会 参議院 本会議 第1号
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○国務大臣(野田毅君) 我が国経済の当面する課題と経済運営の基本的考え方について所信を申し述べたいと存じます。  国際社会の動きを見ると、昨年は、湾岸における武力行使を初めとしてソ連邦の解体など激動の年でありましたが、一方では、ECが統合への動きを強めるとともに、アジア・太平洋...全文を見る
01月29日第123回国会 参議院 本会議 第2号
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○国務大臣(野田毅君) 私に対する御質問は二点であろうかと思います。一つは景気動向判断に関する問題、それからいま一つは平成四年度の見通しの達成の問題であったかと思います。  基本的には総理からの御答弁で申し上げておりますが、若干それをブレークダウンして申し上げてまいりますと、ま...全文を見る
02月19日第123回国会 衆議院 予算委員会 第4号
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○野田国務大臣 四百三十兆とは何ですかという質問、非常に難しいんですけれども、総理から御答弁ございましたように、基本的には、一九九一年を初年度として今後十カ年の間に社会資本の整備の総額を四百二十兆ということで目標値を定めたわけであります。これはもう御案内のとおりであります。  ...全文を見る
○野田国務大臣 その効果の分析でありますが、今それを具体的にいろいろ勉強しておる次第でございますが、今日まで日本の、特にアジア地域におけるODAを初め経済協力の成果が今日のアジア諸国の経済の成長に大いに役立っておるのではないかということは言われておるというところでございます。
○野田国務大臣 四年度の経済見通し三・五おということについて、今総理から基本的な御答弁もあったわけでございます。  ざっくばらんに申し上げて私は、天気予報ではない、こう思っておりまして、それを達成していく私どもは当然の政策努力もしていかなければならぬし、同時に、現在の景気の現状...全文を見る
○野田国務大臣 今大蔵大臣が基本的に御答弁申し上げたとおりでありますが、政治的にはそういう意味で期限が来たらやめるというのは当然で、期限が来たのに引き続いてやるというのは増税であるというふうな受けとめ方があるということは否定できないと率直に思います。  しかし、経済効果としてい...全文を見る
○野田国務大臣 公的資本形成の経済見通しですが、仰せのとおり平成四年度当初では三・三%程度と見込んでおるわけであります。これはいわば毎年、残念ながら日本は災害常襲国でありますので、御案内のとおり災害などによって常に補正予算をお願いをしておるわけでありますが、おおむねその規模が、ざ...全文を見る
○野田国務大臣 一つは、先ほど申し上げましたように、昨年の九月、十月、大体百二十六、七万戸台であります。十一月、十二月が約百三十万戸台に、百三十万戸ぐらいの年率ベースになっております。  ことし一月に入りましてさらに住宅関連の金利が大幅に低下をしてきておる。現在住宅公庫でいろい...全文を見る
02月20日第123回国会 衆議院 予算委員会 第5号
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○野田国務大臣 まず、現在の景気の現状の認識でございますけれども、基調といたしましては、先般来申し上げておりますけれども、やや過熱ぎみの高い成長から、雇用の均衡を維持しながらインフレのない、バランスのとれた成長経路に移行する調整過程にある、これが基調的な認識であります。  しか...全文を見る
02月21日第123回国会 衆議院 予算委員会 第6号
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○野田国務大臣 今担当局長から申し上げましたとおり、いわゆる経済見通しといいますか、このGNPの計算ベースでいきます公共投資というものの概念と、この中には実は土地代とかそういうものは入っておらないわけであります、いわゆるIGベース、政府投資ベースでありますが、それとこの社会資本、...全文を見る
○野田国務大臣 今、五カ年計画、それぞれお話ございました。これは、一応十カ年計画というものは、そういったそれぞれの長期計画というものは、公共投資十カ年計画ということを頭に置きつつ、それぞれ事業ごとに、これからさらにまた御審議をいただく法案もあるわけであります、五カ年後。これはもう...全文を見る
○野田国務大臣 先ほど御説明、局長から申し上げたと思うのですが、いわゆるIGベースと言っておりますが、公的資本形成の計算は、これは率直に申し上げて、いろいろの統計から推計という形で入ってくるわけであります。そして同時に、片っ方の方は一応、何といいますか、ことしの部分は予算に関連す...全文を見る
02月24日第123回国会 衆議院 予算委員会 第7号
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○野田国務大臣 今通産大臣からも概略御答弁あったことと思いますが、私どもは現在の経済の情勢について、このところ景気の減速感が広がっておると認識をいたしております。ただ、この基調という姿から見れば、これは何度も申し上げておりますけれども、やや過熱ぎみのペースから、むしろ内需を中心と...全文を見る
○野田国務大臣 今先生、それぞれ個別の指標についてお話ございました。特に個人消費の分野での雇用者所得の側面でありますけれども、基本的には雇用者数の伸び、これも堅調であります。確かに、いわゆる有効求人倍率がこのところ若干緩和ぎみでありますけれども、依然として一・三〇というかなりの完...全文を見る
○野田国務大臣 私どもで、ちょっと細かい具体的な数字はあれですけれども、このところ所得格差についてはジニ係数はほぼ横ばい、〇・三弱程度であります。それから、金融資産格差については若干低下傾向にございまして、〇・五強という感じであります。それから、土地資産格差、これが六十年ごろまで...全文を見る
○野田国務大臣 いつの時点との比較かということによっても異なると思います。特に、今申し上げましたとおり、所得格差についてはほぼ〇・三弱ぐらいでずっと横ばいで推移をしておる。それから、金融資産格差については多少低下傾向にある。  ただ問題は、土地資産格差が六十年ころからかなり広が...全文を見る
○野田国務大臣 御指摘のとおり、やはり経済運営で最も心がけるべきポイントの一つは物価であると思います。名目所得が幾ら上がっても実質所得が伸びないということでは、やはり問題であるわけであります。特に、今御指摘ありましたように、これは所得の高い低いということのみならず、むしろその所得...全文を見る
02月26日第123回国会 衆議院 商工委員会 第1号
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○野田国務大臣 我が国経済の当面する課題と経済運営の基本的考え方につきましては、さきの経済演説において明らかにしたところでありますが、当委員会が開催されるに当たりまして、重ねて所信の一端を申し述べたいと存じます。  世界経済の動向を見ますと、アメリカは、景気が回復過程にある中で...全文を見る
○野田国務大臣 ただいま井出先生から大変御見識の高い角度からの御質問でございました。私もお話を承っておりまして、今日に生きる政治家の一人としてやはり痛切な反省が必要であると思っております。  特に、過去の歴史を振り返りますと、どうしても政治に対する不信感が充満をし、そしてそうい...全文を見る
○野田国務大臣 御指摘ありましたように、昨日の月例経済報告で、現在の景気の情勢については景気の減速感が広まっており、これはやや過熱ぎみの成長ペースからいわばインフレのない内需中心の持続可能な成長経路に移行する調整過程にある、こういう表現を使ったわけでございます。「拡大」という言葉...全文を見る
○野田国務大臣 基調としては御指摘のとおりだと思います。やはり、過去のいろいろないわゆるバブルと言われた中でさまざまな問題があったことは事実であります。特に、資産格差が拡大をしたりあるいはインフレ基調というものがかなり懸念すべき状況にまで来た。さまざまな要素があったわけであります...全文を見る
○野田国務大臣 御指摘のとおり、生活大国という言葉を使うかどうか、率直に言って総理も悩まれたところでもござます。  御指摘ありましたように、経済大国という言葉が世俗的にもかなり定着をしておる。いわばそういうことに対するアンチテーゼというわけではありませんけれども、より生活の質を...全文を見る
○野田国務大臣 御指摘ございましたように、生活大国を目指して、これからいわば政府部門のみならず、率直に言って国民の広い次元でのお互いの意識改革を伴うような作業であるという認識をいたしております。  それは今御指摘ありましたように、特に豊かさを実感できない一つの要因の中に、居住水...全文を見る
○野田国務大臣 御指摘のとおり、できれば国際情勢等々が、いわゆる前提条件が安定的な推移が見込まれる場合には、ある程度長目の一つの展望を持った方が好ましいかという気はいたします。しかし、御案内のとおり、もうこのところ国際情勢は極めて事態が急変をいたしておりまして、なかなかそういう超...全文を見る
○野田国務大臣 御指摘ございましたように、過去の経済成長については、想定しておりましたペースよりもまあいわばオーバーペースで来たということはそのとおりであります。そういう点で、いわば対外均衡、内需中心、内需主導型の経済運営を達成していくという点においてはそれなりの成果があり、また...全文を見る
○野田国務大臣 げたについて、見通しベースの段階で具体的な数字についてお示しをなかなかできないということは、もう先生御案内のとおりだと思います。正確なそういう形での予測はなかなか、ことしの一-三と来年の一-三の話でありますから、そこは御理解をいただけると思います。  そういった...全文を見る
○野田国務大臣 具体的な数字についてどうということはちょっと難しいのですが、今御指摘ありましたように、いわゆる一九九一年度、平成三年度における年度内の経済の活発さと、それから九二年度におけるその期間中における経済活動の水準というものを比較をすると、私どもは平成三年度よりも四年度中...全文を見る
○野田国務大臣 今、金融のお話でありますけれども、かつてのようないわゆる規制金利万能時代ではなくて、市場機能が金融の世界に今非常に広がってきておるということはもう御案内のとおりでございます。  そこで、例えばでありますけれども、昨年の四月とこのところで比較をしてみますと、いわゆ...全文を見る
○野田国務大臣 産業金融の環境が改善されるような努力をするということは大変大事なことであると思っております。  ただ、今御指摘がありましたかつてのいわばエクイティーファイナンスによって本当に極めて低いコストで資金が調達できだというのが、今回、これから後、償還だとかいろいろなとき...全文を見る
○野田国務大臣 私も不勉強でして、株価が理論的に今幾らぐらいがいいのか、適当なのかということを申し上げる段階にはないわけですが、ただ、取引の株数が二億株前後ぐらいで低迷しておるということはやはり正常ではないというふうに見ております。
○野田国務大臣 若干民間の経済研究機関の予測というものと政府の我々の見通しといいますか、判断というもののタイミングのずれということはよく指摘される。これはある程度、民間の場合は性格上いわば天気予報で済むわけですから、私どもは天気予報というわけにはいかないし、雨が降るぞというならば...全文を見る
○野田国務大臣 その点は全く同じ認識でございます。やはり、輸出大国であると同時に輸入大国でもなければならぬ。輸出大国だけであってはいかぬというのはまさにそのとおりだと思うのです。そういう点で、それをマクロ政策だけに依存をするということにも限界がある。そういう点で大事なことは、地味...全文を見る
○野田国務大臣 基本的には先生御指摘のドイツがいわばお手本といいますか、参考になるという考え方はそのとおりだと思います。  ただ、いろいろ経済運営のみならず、やはりいろいろな政治環境、それから、歴史経験の相違、さまざまなことがああいうドイツの今日までの歴史を見ておると、やはり日...全文を見る
○野田国務大臣 御指摘のとおり、現在やっております経済計画の中では平成四年度中に千八百時間目標、こういうことでございます。しかし、現実にどうかと問われれば、率直にこの点は極めて難しい状況にある。  そこで、新しい経済計画の中でもちろんこの点についても十分検討していただかなければ...全文を見る
○野田国務大臣 基本的な認識は同じであると思っております。  実は、先般日経連の幹部の皆さんとお話をする機会がございまして、そのときに日経連の皆さんからは、今のような状況の中ではもう時短で手いっぱいで賃上げの方は余り期待してくれるな、こういうお話があったのですが、私はあえて三兎...全文を見る
○野田国務大臣 ちょっと聞き取りにくかったのですが、六十一年度並みとおっしゃいましたか。(岡田(利)委員「九一年度」と呼ぶ)昨年並みということですか。私自身なかなか具体的にどういう水準がいいとかなんとかということをこれは政府の立場で、今まさに労使間でその辺をお話し合いをされようと...全文を見る
○野田国務大臣 現在の経済の認識については、御案内のとおりに既に昨日の月例会議に報告をしたとおりでございます。  昨年秋以来、毎月報告の表現を少しずつ実は変えてきておるというところは御指摘のとおりであります。それはやはりそのときどきの時点における情勢認識を織り込んで表現を実は変...全文を見る
○野田国務大臣 御指摘のとおり、来年度の経済成長率の見通し三・五の達成について民間からいろいろなお話が出ておることは承知をいたしております。しかし、大体民間の皆さんは、いわば政策努力を織り込まない姿での判断をしておられるということも一つあると思いますし、特に、昨年の暮れに行いまし...全文を見る
○野田国務大臣 今この場で、公共事業執行の前倒しについて具体的に申し上げるのは若干はばかられるところでありますけれども、基本的には先ほど申し上げましたとおり、現在の景気の情勢を楽観視しておるわけではございません。非常に慎重にこの事態の推移を判断しながら、タイムリーに手を打っていか...全文を見る
○野田国務大臣 今最後に通産大臣おっしゃいましたとおり、公定歩合と解散はうそをついてもいいというのは言い過ぎかもしれませんが、そういう言葉があるくらい、それだけの独立性を持って、特にもちろん景気の動向、そのほか物価の状況あるいは為替の動向等々、いろいろな角度から日銀が判断をして決...全文を見る
○野田国務大臣 多少正確に申し上げたいと思いますが、我が国経済につきましては、需要面では、個人消費は基調として堅調である、住宅建設は減少傾向にあるけれども下げどまりの動きが見られる、設備投資は総じて根強いものの伸びが鈍化をしております。一方で、産業面を見ますと、在庫は増加傾向にあ...全文を見る
○野田国務大臣 政府の現状認識が甘い、遅いというような印象が、産業界、毎日毎日経営の前線でやっておられる方々からすればそういう印象があるということは甘んじてお受けをしたいと思っております。  少なくとも私どもは、やはり冷静な分析も必要である。それから、いわゆる好景気というときで...全文を見る
○野田国務大臣 いろいろな解説記事、私も目を通しておりますが、その一つ一つにとやかく言うつもりはありません。ただ、この減速傾向ということに私どもも十分留意をして、そこで御案内のとおり、昨年の補正予算あるいは特に現在御審議中の平成四年度予算についてはかなり思い切った景気配慮型の予算...全文を見る
02月27日第123回国会 衆議院 物価問題等に関する特別委員会 第2号
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○野田国務大臣 我が国経済の当面する課題と経済運営の基本的考え方につきましては、さきの経済演説において明らかにしたところでありますが、当委員会が開催されるに当たりまして、重ねて所信の一端を申し述べたいと存じます。  世界経済の動向を見ますと、アメリカは、景気が回復過程にある中で...全文を見る
02月27日第123回国会 参議院 商工委員会 第1号
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○国務大臣(野田毅君) 我が国経済の当面する課題と経済運営の基本的考え方につきましては、さきの経済演説において明らかにしたところでありますが、当委員会が開催されるに当たりまして、重ねて所信の一端を申し述べたいと存じます。  世界経済の動向を見ますと、アメリカは、景気が回復過程に...全文を見る
03月02日第123回国会 衆議院 予算委員会 第9号
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○野田国務大臣 今概略、通産大臣から申されたわけですが、まあざっくばらんに申し上げまして、このところ景気の現状は、今るる御指摘ございましたように、あるいは需要の側面あるいは特に業況感等々をとってみますと、かなり減速感が広まっておるということだと率直に感じております。  ただ、予...全文を見る
03月04日第123回国会 衆議院 予算委員会 第11号
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○野田国務大臣 確かに、今先生御指摘ありましたように、前提となります国際環境が今非常に大きく変化をいたしております。そういう点で、この新しい経済計画を策定していく上での前提条件がかなり流動的であるということから、慎重に事を構えていかなければならぬということは御指摘のとおりであろう...全文を見る
○野田国務大臣 この新しい経済計画の今後策定された後にそれぞれフォローアップ体制をつくっていかなければならぬということは、もう御指摘のとおりでございます。少なくとも、現在御審議中の平成四年度予算の中にはそういう生活量揮といいますか、同じ公共事業の中でも生活関連公共施設といいますか...全文を見る
○野田国務大臣 表現する側の立場がどういうことをイメージするかによって表現は若干異なると思うんです。単純に今の状態をつい昨年、一昨年と比べて、今はこの前に比べて景気はいいですか悪いですかということになれば、今は決してよくないという表現になろうかと思います。しかし一方で、若干視点を...全文を見る
○野田国務大臣 確かに現在、足元の、特に企業経営者のマインドがかなり冷えておることも事実ですし、特にこの三月決算を目前にして、実際、今までどちらかというと過去数年間は営業利益が一けた増、経常が二けた増というような状況から、本年三月に入りますと、どちらかというと、営業利益が一けたの...全文を見る
○野田国務大臣 御指摘のとおり、昨年の秋ごろから、大体経営者の方々が、向こう三カ月間、いわゆる四半期ごと、次の四半期を予測を立て、そして生産計画を立てられるわけでありますけれども、そのたんびたんびに期待と実績の間に乖離があるという状況から、いわゆる業況感というものが実態以上に下振...全文を見る
03月05日第123回国会 衆議院 予算委員会 第12号
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○野田国務大臣 生活大国の中身については、総理からもう御答弁申し上げておりますけれども、現在、経済審議会に諮問を総理からしていただきまして、夏ごろをめどに今鋭意濃密な御審議をお願いをしておる段階でございます。ただ、その御審議をお願いをするに当たっての一つの基本的な視点といいますか...全文を見る
03月06日第123回国会 衆議院 予算委員会 第13号
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○野田国務大臣 先般、いろいろ私どもの対応の不手際もありまして、いろいろ御迷惑をかけたことを申しわけなく思っておりますが、その後、具体的ないわゆる公共投資という概念あるいは国民経済計算ベースにおける公的資本形成という概念あるいは通常言います公共事業という考え方、それぞれについて局...全文を見る
○野田国務大臣 公共投資基本計画は、まさに先生御指摘のようなことが大事でありまして、やはり土地代を含めた額でないと、率直にそういうものは意味がないわけですね。ところが一方で、いわゆるGNP統計の方は土地代がないわけですね、これはこれで別途あるわけですから。したがって、GNP統計の...全文を見る
○野田国務大臣 今通産大臣からも御答弁ありましたけれども、いわゆる持続可能な経済成長、こういう表現でありますが、これは基本的に中長期的に物価及び雇用の均衡ですね、物価の安定そして雇用の均衡を維持しながら持続可能な安定的な成長を図っていく、こういうことを頭に置いて表現されておるわけ...全文を見る
03月07日第123回国会 衆議院 予算委員会 第14号
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○野田国務大臣 この公共投資基本計画、いわゆる四百三十兆、これはもう先生御案内のとおり、これはいわば九一年度から今世紀の間に整備をすべき社会資本の整備水準というものを念頭に置いて総括的に出した数字であるわけでありまして、それの財源内訳ということについて具体的にやっておるわけではな...全文を見る
03月09日第123回国会 衆議院 予算委員会 第15号
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○野田国務大臣 基本的には、冒頭外務大臣から申されたとおりでございます。  一つ若干補足をさせていただきますと、確かに現在のODAの実施体制について各方面からさまざまな御意見、御批判をちょうだいしておることは事実でございます。そういったことを踏まえて、政府としてもいろいろと公表...全文を見る
○野田国務大臣 法律の制定の部分でありますけれども、先ほど申し上げましたとおりそういう考え方も十分我々も承っております。  ただ、先ほど申し上げましたとおり私どもは、現段階において、少なくとも現在の基本的な枠組みとしての四省庁体制ということは行革審においても評価をされておるもの...全文を見る
○野田国務大臣 今御指摘ありましたように、共同声明の中で、いわゆる「物価安定を伴った持続的な成長の維持」、こういう表現をいたしておるわけであります。これはまさにそのとおりでして、基本的に表面上の数字がどうのというよりも、大事なことは、内需中心型の持続的な成長ということを念頭に置い...全文を見る
○野田国務大臣 今OECDの見通しのお話ありました。御指摘のとおり、大体OECDの方は暦年ベースでありますし、特にOECDの方も年度の後半以降かなり高目の、前半に比べて高い予測をいたしておりますので、これを年度ベースということでいきますと、そう大差のない見通しをやっておるというこ...全文を見る
○野田国務大臣 今いろいろ御指摘あったんですが、まず何より今大事なことは、再々申し上げてありますとおり、この平成四年度の今御審議いただいております予算には、国の一般会計のみならず、あるいは財投、あるいは地方財政等々においてかなり思い切った景気に対する配慮をいたしておるわけでありま...全文を見る
○野田国務大臣 まず先生御指摘のとおり、個人消費のウエートが約六割を占める経済の情勢ですから、そういう意味で、最終需要の一番のウエートのあります個人消費をどうエンカレッジするかということは非常に大事な視点だと思います。そういった点でいろいろ御指摘の雇用者所得、特に今春闘が行われて...全文を見る
○野田国務大臣 海外との貿易黒字の拡大、輸出増加につながるんじゃないかという御懸念でありますが、私は、もう御案内のとおり、このところ日本のいわば産業構造といいますか経済構造がかなり内需中心型の経済構造に変わってきておるということはもう御案内のとおりであります。したがって、貿易黒字...全文を見る
○野田国務大臣 日野先生御指摘のとおり、いわば需要の側面で見た場合に、公共事業といいますか、いわゆる公共投資、公的資本形成という側面のウエートというものは、いわば個人消費だとかあるいは民間の設備投資などと比較してみればそのウエートはかなり小さいということは御指摘のとおりだと思いま...全文を見る
○野田国務大臣 基本的には大蔵大臣が今御答弁されたとおりです。ただ若干、具体的な数字で表現することはできないかと思うのですけれども、こういう事情もあるんじゃないかな。  率直に申し上げて、過去のいわゆるバブルと言われたときには、いわば金余り現象の中で金融機関もどちらかというと一...全文を見る
03月10日第123回国会 衆議院 物価問題等に関する特別委員会 第3号
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○野田国務大臣 冒頭、赤城委員には多方面にわたって大変真摯に御努力をされていることに敬意を表したいと思います。  ただいま御指摘の経済の現状認識ということですが、昨年の秋ごろから、私どもは景気の実態に即して、率直に申し上げて、月例経済報告などにおいて毎回毎回率直に実態に即するよ...全文を見る
○野田国務大臣 私もこの教科書の表現を見て、ああなるほど、こういう表現の仕方もあるものかな、こう思って見ております。それぞれ見ると、私なりに個人意見を言いますと、これは私ども文責を持っているわけじゃありませんので、率直に言って多少どうかな。これは多分市場経済を前提とする政府という...全文を見る
○野田国務大臣 特に最近、いわば高齢化社会というと語弊があるかと思うのですけれども、長寿社会ということになり、平均寿命がどんどん延びていくということは大変結構なことであるわけですけれども、同時にどうやって老後の生活を安定した、安心して年とることができるような環境をつくっていくかと...全文を見る
○野田国務大臣 今御指摘のところは、これから非常に大事な政治課題だと思います。どんどん家族も少なくなっているわけですから、そういった意味で、できればそういう家族愛に支えられてやっていくという形が望ましい、しかし、だんだんそれだけに依存するわけにいかないし、そういうことをいろいろ考...全文を見る
○野田国務大臣 今御指摘のとおり、まさに抽象論ではなくて、より具体的な姿をお示しをしていかなければならぬ段階にあると思っておりまして、そういう意味で、御案内のとおり経済審議会に改めてこれからの長期経済計画策定の中で生活大国という柱を提示をして、その具体化の作業を今お願いしておるわ...全文を見る
○野田国務大臣 今一生懸命精力的に作業を進めていただいておりますが、私どもとしては夏ごろを目途として策定していただければありがたい、こう考えておるわけであります。
○野田国務大臣 この地域別豊かさ指標の問題ですけれども、一つは、率直に言って豊かさというのは人間個々人の受けとめ方ということも随分ございます。そういった意味で、ある程度意識改革を伴う側面も実はあるわけです、価値観の問題にもつながることでありますから。そういった意味で幅広く国民次元...全文を見る
○野田国務大臣 余りまじめに考え過ぎますと、社会的貢献とは何ぞやとか、これはそれに当たるのか当たらないかとかいうような話になっていくとちょっと迷路に入っちゃうんですけれども、ただ最近の、今御指摘ありましたように、社会的風潮といいますか、そういう中で企業みずからが我が社は環境に優し...全文を見る
○野田国務大臣 景気のいわゆる山、谷の判定の問題なんですけれども、この問題はむしろ専門的、技術的な形の中で検討しなければならぬ問題だと思っております。いずれにしても具体的な、それらを判定する素材が、かなり後になっていろいろな方面からの指標をもとにして山、谷を専門的な角度から判定す...全文を見る
○野田国務大臣 これは、一つは過去のかなり加熱ぎみの成長の時代といいますか、そういう姿から、いわゆる堅実な消費、健全な企業活動といいますか、そういう姿によって支えられる雇用の均衡を維持しながら、インフレのない、内需中心の、そして持続可能なそういう成長経路に移行していくという調整過...全文を見る
○野田国務大臣 先般、一応五項目について、主として財政の側面からの当面の景気への配慮のための事柄を決めたわけであります。これは御案内のとおり、今の局面で大事なごとは、一つはさっき調整過程と申しましたが、基本的にそういう経済の現状にありますけれども、企業家の心理あるいは消費者の心理...全文を見る
○野田国務大臣 この点は実際に経済界の中でもいろいろ論争が行われておるわけでして、しかも時期が時期ですからなかなか物を言いにくいのですけれども、基本的に購買力平価というような側面で見れば、日本は全く威張れるような状態にない。為替レートで比較していくと、時間当たり賃金はほぼヨーロッ...全文を見る
○野田国務大臣 先ほど来のいろいろなやりとりを伺っておりまして、これはかなり重大な問題をはらんでおることであるという認識を改めて深くしたわけであります。今直ちに規制を云々という考えもわからぬではないのですけれども、先ほど来通産、大蔵、それぞれ関係省庁において、まず関係業界の自主規...全文を見る
○野田国務大臣 今御指摘のありました事柄は、多分ある新聞社が独自の取材をして報道をされたことだと思っておりますが、基本的な事実関係で申し上げますと、政府として今お読みになりました総合経済対策というものを決定をしたという事実関係はございません。  ただ先般、先週ですか、三月五日に...全文を見る
○野田国務大臣 時系列的にどういう順序になりますか、まず大事なことは、平成三年度の補正予算は既に実施されておるわけですから、これをまず年度内に完全消化をしていくということが時系列的には一番大事なことだと思います。  それから、引き続いて、特に今審議をお願いをいたしております平成...全文を見る
○野田国務大臣 まあ地方団体にそういうことを既に要請をしておることですから、国がそのことを念頭に置いておるということは常識的な姿だと思いますが、ざっくばらんに申し上げて、若干今そういう表現をしておりますのは、まだ現在衆議院における予算審議中でございまして、やはり参議院の立場もこれ...全文を見る
○野田国務大臣 率直に申し上げて、特にこの三月決算を控えて、経営者の方々が、非常に前がよかっただけに落差感が大きい。極端に言えば二けた増益から二けた減益、こういうことになるわけですから、そういった意味で大変危機感をお持ちであるということはよく理解いたしておるつもりであります。 ...全文を見る
○野田国務大臣 限られた時間の中で時間をとって申しわけないのですけれども、私は円高不況のときと今とでは全然違っておると思うのですね。あのときはいわば外部的要因で、特に輸出関連産業にとってはまさに生存にかかわる問題だった。そして実際に、売り上げが落ちる前から為替レートが非常に大幅に...全文を見る
○野田国務大臣 まあ一つの考え方だろうと思いますけれども、基本的にそういう仕事をどこかがやらなきゃならぬわけですね。そういった意味で、大蔵省と別にそういう仕事をやるような役所をまたつくった方がいいのか、これが行革の精神に沿うのかどうか。むしろ、逆に一つの役所の中で、そういう外国為...全文を見る
03月10日第123回国会 衆議院 予算委員会 第16号
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○野田国務大臣 今水田委員御指措ございましたように、従来の、どちらかというと生産中心というような姿から、むしろ消費者、生活者という立場にも十分考慮したような姿、あるいはその生産においても、効率だけを優先するという姿よりも、公正という面にも十分配慮したような姿ということを目指してい...全文を見る
○野田国務大臣 十分御承知の上での御質問だと思うのですけれども、基本的にこれは、中間報告の中でもさまざまな角度から指摘をされておるわけでございます。  一つは、製品の特性などによっても随分と違うわけでございますし、まあEC指令が既に出されて、ヨーロッパ各国でかなりそういったこと...全文を見る
○野田国務大臣 かねてから水田委員、非常に情熱を傾けて専門家としての御勉強をしておられることに、かねてから敬意を表しておるわけでございます。  先ほど申し上げましたように、中小企業の問題だとか、新しい新製品開発への阻害にならぬかどうかとか、さまざまな、実は日本経済全体にとっても...全文を見る
03月11日第123回国会 参議院 本会議 第5号
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○国務大臣(野田毅君) 私への御質問は二点あったかと思います。  第一点の、景気判断について九二年度予算編成絡みておくらせたのではないかという点につきましては、ただいま大蔵大臣から御答弁申し上げたとおりでございます。  第二点目の、景気動向指数の改定を含め景気判断の手法を改善...全文を見る
03月12日第123回国会 衆議院 予算委員会第六分科会 第2号
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○野田国務大臣 平成四年度の経済企画庁関係の予算及び財政投融資計画につきまして、その概要を御説明申し上げます。  総理府所管一般会計歳出予算のうち経済企画庁の予算額は、四百十七億八千万円余であります。  また、財政投融資計画につきましては、海外経済協力基金に係る分として、七千...全文を見る
○野田国務大臣 これは先生御案内のとおり、一応生活のパターン、消費のパターンもそれぞれの国によって異なっておるわけでありまして、そういう意味で、同じ日本人が日本で住む場合、アメリカで住む場合、ヨーロッパで住む場合と、日本人が日本に住み、あるいはアメリカ人がアメリカ人のライフスタイ...全文を見る
○野田国務大臣 先生のおっしゃる御趣旨はよくわかるんですけれども、OECDの資料が当てになるか当てにならぬか、これは一応国際比較する場合に非常に大事な統計資料としての重みがあると私どもは受けとめておりますが、先生十分御承知の上でのお話ですからあえて申し上げる必要もないとは思うんで...全文を見る
○野田国務大臣 いろいろ勉強させてもらいたいと思います。我々、できるだけ客観的な基準に基づいて正確に現状がどうあるのかということを認識するということが大事なスタートでありますから、そういった意味で、いろいろ先生の御示唆の点を踏まえてさらに勉強させてもらいたいと思います。
○野田国務大臣 この前の予算委員会でもそのことについて大分時間を割いて御議論が行われたこと、私もずっと拝聴いたしておりまして、大変勉強になったと思っておるんですけれども、率直に言って、大体基本的には先生がおっしゃるのと似たような感じを持っているんですよ。どんな政策もやはり後フォロ...全文を見る
○野田国務大臣 特に労働のウエートの大きい事業においては人件費の経営に対する圧迫感というものは相当な状態だろう。特に人手不足という環境の中でそれは十分に我々認識をしております。ただ、そういった環境の中で経営者はそれなりに歯を食いしばっていろいろ努力をしておられることと思いますし、...全文を見る
○野田国務大臣 新聞報道の見出しで多少どうかということもあると思うのですけれども、率直に申し上げて、政府としての経済認識については、そのときどきにおける最新のいろいろな指標をもとにして、そして直接産業界やらそれぞれ経営者やら、いろいろな方々の御意見などをも加味しながら総合的に判断...全文を見る
○野田国務大臣 いろいろうがった見方があるようでして、私も大変勉強させていただいております。残念ながら、私どもにそういう知恵があればよかったと思うのですが、そういう知恵はございませんで、そういうことを全く念頭に置いておりません。  ただ少なくとも、その前にお触れになりましたが、...全文を見る
○野田国務大臣 まさに御指摘のとおり、経済の成長と環境破壊をどう食いとめていくかという問題、これは非常に密接な関連がございます。  今日、日本は比較的他の諸国に比べて、いわゆる公害問題にも早くから直面をし、いわば公害防止技術であったりあるいは省資源、省エネルギーの技術であったり...全文を見る
○野田国務大臣 この問題は、もう松浦先生十分御案内のとおり、消費者の被害をどう防止するか、そして被害があった場合にどう救済するかということは非常に大事な問題でありまして、国民生活審議会でいろいろ御勉強いただいておりまして、昨年秋に中間報告がなされたわけでありますが、その中でもなお...全文を見る
○野田国務大臣 今からどういう手順でやっていけるかということを今ここですぐにお答えできればいいんですが、まだそういう状況にありませんが、先ほど申し上げましたとおりともかくこれは影響する範囲が非常に広い、また大きいわけでありますから、審議会において十分精力的に最終報告の取りまとめを...全文を見る
○野田国務大臣 今審議をいただいておる状況について局長から御報告申し上げたとおりでありまして、今お聞き取りいただいた中でも、大変大事な問題をたくさんまだこれから濃密な論議をしてもらわなければなりません。ただ、本年十二月までが現審議会の任期でございますから、そういう点を念頭に置きま...全文を見る
○野田国務大臣 先ほど来いろいろやりとりを承っておりまして、なお一層、御指摘の点を踏まえて一生懸命努力をしていきたいと思います。
○野田国務大臣 基本的に私どもが「インフレなき持続可能な成長経路」こういう表現をしておりますのは、一つは、まず、文字どおり物価が安定をしていくということは非常に大事なことでありますね。そして同時に雇用の均衡が図られているということであります。それで、そういう経済のファンダメンタル...全文を見る
○野田国務大臣 実は売上高利益率、これはたしか経常の数字だろうと思うのですね。生産活動の方は売上高というよりも、利益率というよりも、ちょっと違うのではないかな。むしろ生産の方はその後も、元年を過ぎてもずっと堅調に伸びて美ておる。在庫も決してそういう積み上がっておる状況にはないわけ...全文を見る
○野田国務大臣 御指摘のとおり、今回の景気の減速がいわゆるバブルということだけで説明できるものでは決してないと思います。特に、さっきいろいろバブルの現象について申し上げましたが、やはり土地の価格そのものが相当異常な値上がりの後ずっと下落傾向にある。土地の値段が下がっていくというこ...全文を見る
○野田国務大臣 二点あろうかと思うのですけれども、今までの日本の経済というか日本の企業の行動パターンについて言及がありましたが、私自身は、そういう御指摘の面もあるいはあろうかとは思うのですが、大分変わってきておるんじゃないか。いわゆる集中豪雨的に輸出をしていくというような時代から...全文を見る
○野田国務大臣 率直に申し上げて、私ども、戦後今日まで特にまれに見る経済発展を遂げてまいりまして、所得の水準で見たりあるいは失業の状態、さまざまな指標で見まして、今や世界の中でも胸の張れる水準にあることは確かであると思うのですが、一方で、胸に手を当てて振り返ってみて、本当に我が人...全文を見る
○野田国務大臣 先ほど来の自動車などのやりとりを伺っておりまして、若干話がすれ違っておるのじゃないか、率直にそんな気がするのです。事務当局の企画庁としては、所管を越えたことはなかなかできないということを理解してもらいたいという気持ちで申し上げたと思っておるのですね。  委員の御...全文を見る
03月16日第123回国会 参議院 予算委員会 第2号
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○国務大臣(野田毅君) まず、経済の現状認識についての判断のタイミングについての御指摘がございました。御指摘のとおり、私どもできるだけ客観的に、的確に現状判断をしなければならぬということに努めておるわけです。もちろん、いろんな統計指標というものが出てくるには多少のタイムラグがある...全文を見る
03月17日第123回国会 参議院 予算委員会 第3号
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○国務大臣(野田毅君) ただいま総理から生活大国についてのイメージについて概略御説明ございました。これは一連の流れの中で、私ども今日までいわば所得水準の多さを求めて一生懸命走ってきたわけでありますが、都市に住む者は都市に住む者なりに、あるいは地方に住む者は地方に住む者なりに、我が...全文を見る
○国務大臣(野田毅君) 豊かさ指標の問題は、今御指摘のとおり、それぞれまだ確立されたものではございませんで、いろんな指標のとり方がありますので、さらに研究を積み重ねてまいりたいと思っております。  社会資本のこれからの整備の重点ということでありますけれども、一つは、先ほど来総理...全文を見る
○国務大臣(野田毅君) まさに二十一世紀に向けて高齢化社会が本格化していくわけでございまして、それに備えての大事な社会保障の枠組みを具体的にどういうふうにつくっていくのか、年金体系をどういうふうに見直していくのかということを目下、精力的に勉強していただいておるわけであります。そう...全文を見る
03月18日第123回国会 参議院 予算委員会 第4号
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○国務大臣(野田毅君) 経済の現状についていろいろ各方面から大変御心配をいただいておりまして、私どもも現在の状況がかなり減速感が広まりまた強まっておるという認識をいたしておるわけでございます。  今お話のございました七項目という新聞報道がございましたが、これは政府としてこういう...全文を見る
○国務大臣(野田毅君) 円高不況の当時とそれから今回の景気の調整局面ということでは、かなり異なった要因があると実は思っております。あの当時は確かに、人間の体で言えば外傷性といいますか、いわば急速な円高による輸出関連産業あるいはそれを中心とする特定の地域で非常に直撃的な要素がありま...全文を見る
○国務大臣(野田毅君) 予算編成の過程においていわゆる増税ムードが出てきたということは、率直に言って好ましいことではなかったと思っております。  しかし、現実に冷静に見ておりますと、いわゆる経済効果から見ると、少なくとも法人特別税についてはいわば延長という形でございます。控除の...全文を見る
○国務大臣(野田毅君) もう御案内のとおり、私ども経済見通しをつくりますときには予算編成時期に合わせて経済見通しをつくるわけでありまして、数年先まで見通すということは、率直に言って、国際経済の情勢あるいはいろんな為替のレート、あるいは石油価格の動向、あるいは国内の経済の状況、とて...全文を見る
03月21日第123回国会 参議院 予算委員会 第6号
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○国務大臣(野田毅君) 第一点の経済の現状認識のおくれの問題でございます。  率直に申し上げて、いろんな表現はしてまいりましたものの、昨年の秋以降減速という言葉を月例報告の中で使い始めたわけであります。これは率直に言って、個人的感触も含めて申し上げますと、昨年の十月以降かなりマ...全文を見る
03月23日第123回国会 参議院 予算委員会 第7号
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○国務大臣(野田毅君) 総理から先般御指示がございまして、三月中に当面の緊急の景気対策を取りまとめよという御指示で、私どもの方が中心になって、関係各省御協力をいただきながら鋭意現在その努力中でございます。  中心的な柱は、今月の五日にこれまた総理から御指示もありましたのですが、...全文を見る
○国務大臣(野田毅君) 現在の経済の情勢は、既にことしに入りましてから、月例報告の中でも申し上げておりますとおり減速が広がってきておりまして、調整段階にあるという認識をいたしておるわけであります。さらに、企業家等のマインドがことしに入りなお悪化をしてきておるわけでありまして、その...全文を見る
○国務大臣(野田毅君) 先ほどもお触れになりましたけれども、今月五日に総理から既に一応五項目を柱とする御指示がございました。  それは、お触れになりましたけれども、一つ目は、平成四年度予算の早期成立を期し、あわせて公共事業等について予算成立後適切な執行をなし得るよう鋭意検討を進...全文を見る
○国務大臣(野田毅君) 我が国の経済は、再々申し上げておりますけれどもいわゆるファンダメンタルズにおいては力強いものが基本的にはあるわけであります。しかし、それが過去の、バブル経済とよく言いますけれども、そういうようなやや過熱ぎみの状態から、金融引き締めが一つのきづかけになり調整...全文を見る
○国務大臣(野田毅君) 厳密に定量的に申し上げることはなかなか困難だと思いますけれども、基本的に、御指摘にございましたいわば公共投資をやるにしても全部土地代に消えてしまったのでは意味がないではないかというのは、まさにそのとおりだと思います。ただ、過去の例を見ますと、公共投資のうち...全文を見る
03月24日第123回国会 参議院 予算委員会 第8号
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○国務大臣(野田毅君) 具体的には先ほど総理から申し上げましたように、現在、経済審議会に総理から諮問をいただいて鋭意精力的な検討を積み重ねておる段階であります。一応このまとめは本年夏ごろをめどに努力をしていただいておるわけですが、基本的には先ほど来いろいろございました議論を中心的...全文を見る
○国務大臣(野田毅君) 先ほど来御議論がございましたように、残念ながら千八百時間という目標が現行経済計画の中では達成できにくい状況にあることは御指摘のとおりであるわけでありまして、したがって、新計画の中でその総労働時間をどういうふうな表現をするかということを含めて今勉強していただ...全文を見る
03月30日第123回国会 衆議院 予算委員会 第18号
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○野田国務大臣 御指摘のとおり、先般発表になりました国民経済計算速報によりますと、平成三年の十月から十二月期の実質国民総支出の対前期比の伸び率はマイナスの〇・〇%ということになっております。そういうことで、現在我が国の経済は調整過程にありまして、景気の減速感が広まっておるというこ...全文を見る
○野田国務大臣 今御指摘の昨年末に出しました平成三年の経済の回顧の話でありますが、その中で日本経済の基調について述べておると思います。その基調判断として、やはり過去の高い、いわゆるバブル経済と言われましたやや行き過ぎた経済の姿から、むしろインフレのない、そして雇用のバランスのとれ...全文を見る
○野田国務大臣 あす、経済閣僚会議を開きまして決定をいたしたいと考えております。  なお、先ほどいろいろお述べになりましたけれども、一つ申し上げさせていただきますと、基本的に我が国の経済はあくまで市場経済、経済の担い手の中心は民間であり、国民であるわけであります。そしてなお、経...全文を見る
○野田国務大臣 率直に申し上げて、確かに春闘の相場ということによってどの程度の所得水準の向上があるかということは経済と無関係ではないと思いますが、少なくとも、過去政府が経済見通しを立てますときの消費の伸びということとそれから春闘における賃上げ率ということとは必ずしも連動はしていな...全文を見る
○野田国務大臣 もう既に中野先生御承知の上での御質問であります。  まず前段のいわゆる消費者物価指数のとり方ですけれども、御指摘のとおり、いわゆる消費者物価指数というのは平均的な家庭における消費の形態が総合的にとらえられておるわけでありますから、いわば特定の世帯とか、それぞれや...全文を見る
03月31日第123回国会 参議院 予算委員会 第10号
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○国務大臣(野田毅君) まず、現在の景気動向の認識でありますけれども、我が国の経済は、現在、労働力の需給は引き締まり基調で推移をしており、住宅建設は下げどまりの動きが見られる一方、設備投資は製造業を中心に伸びが鈍化し、個人消費は雇用者所得の伸びに支えられて基調として堅調に推移して...全文を見る
○国務大臣(野田毅君) 残りの点でございますが、当然、上半期に前倒し施行ということになりますと下半期にすき間ができるじゃないか、これをどうするかということであります。  先ほど申し上げましたように、現在の緊急対策というのは、まさにこの調整が深過ぎて、企業家のマインド等にさらなる...全文を見る
○国務大臣(野田毅君) 御指摘のとおり、いわゆるQEで申し上げますと、十月から十二月の三カ月間は、その前期の七月-九月と対比をした中でマイナス〇・〇%、年率換算でマイナス〇・二%、こういう数字になったわけであります。これはさまざまな要因がありますけれども、基本的には内需が振るわな...全文を見る
○国務大臣(野田毅君) 御指摘のとおり、確かに三・七%を達成するためには、この一-三月期で対前期比、昨年の十-十二月に対比をして一・六%強必要である。これは年率に換算すると六・六%程度になる、こういうことでありますから、この達成についてかなり懸念があるということはそのとおりだと思...全文を見る
○国務大臣(野田毅君) 在庫あるいは生産の動向につきましては、耐久消費財、資本財の生産調整がややスタートがおくれたということは言えると思っております。それが、昨年暮れから本格的な在庫調整、それに伴う生産調整が始まったわけであります。今のこの一、二月の当面のことで言えば、全体として...全文を見る
○国務大臣(野田毅君) 御案内のとおり、毎年度政府が予算編成を行います際に、翌年度の経済全体がどういう姿になるかと同時に、それに対してどういう基本的な経済運営の態度で臨むかということを含めて経済見通しをつくる、そしてそのことが予算編成の基礎になっていく、こういうことはもう御案内の...全文を見る
○国務大臣(野田毅君) 御案内のとおり、当初の見通しというものはそれを超える場合もあればそれを下回る場合もあるわけでありますけれども、基本的にそういう最終的な数字そのものが大事な意味ももちろんありますけれども、同時にそれを構成する姿がなお大事である。それは先ほどもちょっと申し上げ...全文を見る
○国務大臣(野田毅君) 御指摘のとおり、私も決して楽観的なことばかり申し上げているわけでありませんで、だからこそ今回必要な緊急対策を政府としてとったところであります。  ただ、民間の方々それぞれの考えてお出しになるわけですが、少なくとも中立的なシミュレーションをやってのことだと...全文を見る
○国務大臣(野田毅君) 御指摘のとおり、けさ経済対策閣僚会議で緊急対策を決定させていただきました。  現在の経済情勢の認識でありますけれども、労働力の需給は引き締まり基調で推移をいたしております。住宅建設については下げどまりの動きが見られるわけであります。一方で、設備投資は製造...全文を見る
○国務大臣(野田毅君) 国及び地方公共団体の公共事業系統を七五%以上その執行を上半期に行う、予算成立後早急に行う、こういうことを決定したわけであります。  その結果、国、地方を通じて、けさほども申し上げましたけれども、地方団体もたくさんございますし、足並みが必ずしも完全に一致す...全文を見る
○国務大臣(野田毅君) 個人消費の動向は、先ほど来申し上げたとおり、いわゆる可処分所得の環境は悪くないんですけれども、消費がどちらかというと伸びが鈍化しておる。全般に鈍化しておるということのみならず、どちらかというとサービス関係は比較的堅調である。ただ、耐久消費財、衣料品など物の...全文を見る
04月01日第123回国会 参議院 予算委員会 第11号
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○国務大臣(野田毅君) 冒頭の経済の認識の問題でありますけれども、率直に申し上げて、過去数年間いわば過熱ぎみのペースでやってきたことはだれしも認めるところだと思います。そのままのペースで行き過ぎるということになると、これは大変悪性のインフレなりいろんな弊害をもたらしかねない。そう...全文を見る
○国務大臣(野田毅君) 公共投資の執行に当っての重点的な分野、こういう御趣旨がと思うんですけれども、この点につきましては、既に今御審議中の平成四年度予算において、いわゆる生活関連枠というものを従来のシーリングのほかに二千億を追加する、そういったことから本予算そのものが生活関連にウ...全文を見る
○国務大臣(野田毅君) 事業を進めるに当たって事前にそういうさまざまな調整が必要であるということは、それは御指摘のとおりだと思います。景気対策だからといってそういうことを無視してどんどんやれというわけにはまいりませんし、もともと調整ができていないものは事業実施態勢には入れないと思...全文を見る
○国務大臣(野田毅君) 経済の基本は、あくまで我が国は市場経済を基本としているわけでありますから、そういった点からすればある程度自律的調整、自律的回復ということが基本になろうかと思っております。そういった点で、先ほど申し上げましたように、現在の局面はややその調整が行き過ぎる気配が...全文を見る
○国務大臣(野田毅君) 御案内と思いますが、過去二けたの設備投資の伸びがありましたときにも実際経営者の方々は、これは生産能力増大のためではない、むしろ省力化のためである、いわゆる独立投資である、こういう御説明であったんですが、最近になって必ずしもそうでもなかったなという側面がある...全文を見る
○国務大臣(野田毅君) 契約時点でそういう前払いが行われるのは御指摘のとおりであります。しかし、事業が進捗をしていく、それに応じて支払いが行われるわけでありますが、少なくとも資材関係はその時点から着実に動きが始まるわけであります。したがって、その事業費全体が完全な効果を発揮するに...全文を見る
○国務大臣(野田毅君) 民間のいろんな調査機関がいろんな数字を出しておられることは、私どももちろん参考として見ております。  ただ、基本的には私どもはやはり経済の足元、さらには先行き、特に実体経済を中心として的確に判断をし、そしてそれを政策努力を加味しながら我々の目標とするとこ...全文を見る
○国務大臣(野田毅君) 証券会社に対する行政のあり方は、基本的には大蔵大臣からお答えになるのが筋道かと存じますが、ただ若干個人的感想を申し上げますと、やや不幸な側面もあり、多少振り子で言えばお行儀の悪かった部分がたたかれて真ん中に今戻っておるというよりも、逆にシュリンクして逆振れ...全文を見る
○国務大臣(野田毅君) けさほども申し上げたんですが、経済の現在の状況というのは、基調としてとらえますときに、特に過去の成長がやや過熱ぎみであった。そういうような中で、いろんな弊害も出てきた、そういう状態から調整局面に入っておる、調整の過程にあるわけでございます。そうした中で、基...全文を見る
○国務大臣(野田毅君) 今申し上げましたように、過去のような高い過熱ぎみの成長をもう一遍目指すというのではなくて、これからは物価あるいは雇用、さまざまな面でバランスのとれた持続可能な成長経路を目指していくということを我々長期的には考えておるわけなんです。  ただ、先ほどちょっと...全文を見る
○国務大臣(野田毅君) 基本的には公定歩合の引き下げが長短市場金利に影響を与え、それがまた貸出金利の低下ということになれば、やはりその金利の低下ということは投資マインドの向上につながるということは言えると思います。特に、中小企業においてはそういう要素は強いものだということが言える...全文を見る
○国務大臣(野田毅君) 私も巣ごもり現象というのを、御指摘を受けて初めて認識したんですけれども、確かに食事にしても一般外食が昨年の夏以降減ってきておるという傾向がございます。逆に家庭における米の購入量がふえておる。これは家庭で食事をするという、言うならば巣ごもりという表現になるの...全文を見る
○国務大臣(野田毅君) 労働時間の短縮が消費拡大につながるかどうかということについて、平成元年度の国民生活白書で、時間と消費という関係について分析を行ったことがあります。その試算によりますと、六十二年の可処分所得四百八十七万円を基礎とすると、完全週休二日制が達成された場合の一世帯...全文を見る
04月03日第123回国会 参議院 予算委員会 第12号
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○国務大臣(野田毅君) 民間の調査機関の経済見通しの方が政府の見通しよりもシビアに見ておるというのは御指摘のとおりの傾向だと思っております。  基本的には、民間の機関は少なくとも政策努力というものをやるかやらぬかということとは別に、かなりそういう意味では判断がストレートに出てお...全文を見る
○国務大臣(野田毅君) 十一月に入りまして、率直に申し上げて、私就任しましていろんなところでしゃべっておるんですが、基本的には少し山に例えて既に冨士山のピークは過ぎております、下り坂にあります、しかしこれが三島の海に突っ込むような、いわゆるそういう底割れをする話じゃない、次に日本...全文を見る
○国務大臣(野田毅君) 先ほども申し上げたんですけれども、景気の動向について毎月月例経済報告をいたしておるわけですが、その中で景気の様相を減速という言葉で月例報告に表現を始めたのが昨年の九月以降であります。さらにまた、私が十一月に就任をしたわけですが、既にそのときに、かなりそれま...全文を見る
○国務大臣(野田毅君) 今回の調整局面において、やはり過去と異なる局面があると思っています。それは、何といいましても雇用の水準といいますか労働力需給の側面を見ますと、ずっとこのところ有効求人倍率はやや低下傾向が続いておりますが、基本的には労働力市場はタイトであるということは指摘で...全文を見る
04月07日第123回国会 参議院 商工委員会 第6号
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○国務大臣(野田毅君) 平成四年度の経済企画庁関係の予算及び財政投融資計画につきまして、その概要を御説明申し上げます。  総理府所管一般会計歳出予算のうち経済企画庁の予算額は、四百十七億八千万円余であります。また、財政投融資計画につきましては、海外経済協力基金に係る分として七千...全文を見る
○国務大臣(野田毅君) 御案内のとおり、現在経済審議会で大変濃密な御議論をいただいておる最中でございまして、新しい経済計画の全体像の報告を今できるだけ早くということでお願いをしておりますものの、この夏ごろまでかかるのではないかと実は考えられます。  なお、経済計画を策定する上に...全文を見る
○国務大臣(野田毅君) 基本的には、今申し上げました二つの審議会で設計図を今描いていただいておる状況にございますが、そのいずれも経済企画庁が事務方を努めさせていただいておるわけであります。その中で、特にいわゆる経済政策との関連の中で今経済審議会で御議論いただいておるわけであります...全文を見る
○国務大臣(野田毅君) この点は、今設計、管理と申し上げましたが、計画をただ単につくりっ放しというわけにはまいりませんで、それの具体的なフォローアップの状況、それぞれウォッチをし点検をしながら政府全体としてやっていかなければならぬ。ただ、個別の項目について実際に事業を実施する責任...全文を見る
○国務大臣(野田毅君) 昨年の暮れに私ども見通しました三年度の実績見通しについて今から振り返ってどうなのかと、こういう御質問であろうかと思います。  率直に申し上げて、その時点で私ども見通しておりましたよりも多少在庫調整入りがおくれておったのではないかという感じは確かにいたしま...全文を見る
○国務大臣(野田毅君) まだ、本年に入りまして一月-三月の間の経済の動向について実績値が出てきておる段階ではありませんので、今ここで確たることを申し上げる段階にはないと思っております。  ただ、一方では、住宅投資につきましては、特にこの一月に入りましてからいわば下げどまりという...全文を見る
○国務大臣(野田毅君) 年度当初における私どもの経済の見通しにつきましては、もちろん自然体で推移する姿を予測するということのみならず、政府としてのいわば一年における経済活動の望ましい姿ということをも別途想定をし、そういう政策努力を含めた姿の中で展望をするわけでございます。そういっ...全文を見る
○国務大臣(野田毅君) 東京に一極集中が進むということは、先ほど通産大臣からもるるお考えの御披瀝がございましたが、基本的に、私も全く通産大臣のお考えと軌を一にする気持ちであります。  先ほど来の御議論を承っておりまして、大学なりそういう教育機関の地方分散ということもありますが、...全文を見る
○国務大臣(野田毅君) この点につきまして、まず基本的に消費の環境で見ますと、個人所得、いわゆる所得の環境というものは、総じて雇用者の数もふえておりますし、所得の環境が堅調である、したがって消費全体について底がたいものがある。ただし、内容について見ますと、やや耐久消費財系統につい...全文を見る
○国務大臣(野田毅君) 確かに御指摘のとおり、今回の景気の現状につきましては、いわゆる円高不況と言われた当時と質的に異なる部分があると思っております。  これは、現象面でとらえますと、一つはいわゆる失業率の問題であります。今回の一つの特徴は、いわゆる有効求人倍率は若干低下してき...全文を見る
○国務大臣(野田毅君) 今御指摘のあったようか角度は、大変三木先生よく実態を御承知になり、御勉強されておられることの御披瀝がありました。おおむねそういうようなことを念頭に置いて、これからどう個人消費の世界をエンカレッジするかということは大事なことだと思います。  ただ、この点に...全文を見る
○国務大臣(野田毅君) 先般の三十一日につくりました景気対策での新たな項目だけ今御説明を申し上げたと思うんです。現在御審議中の本年度予算に関連する住宅公庫の内容を見ますと、既に貸付限度枠そのものを、東京などの場合には最大規模で従来よりも二百三十億ぐらい既に限度枠を広げておるという...全文を見る
○国務大臣(野田毅君) 今回の公定歩合の引き下げが、今御指摘になりましたさまざまな過程を通じて物価上昇につながるんじゃないかという御指摘ですけれども、私どもは、結論からいえばそういうことにはならないと。現在の物価状況については非常に安定をいたしております。まず、これが第一点であり...全文を見る
○国務大臣(野田毅君) 基本的には、国際収支の問題は、黒字がたまったこと自体が直ちによくないということではないと思います。それがどういうふうに世界経済の中に実際に生かされていくのか、そういうことをも十分念頭に置いて論議をされるべきことである。これは、国際的に大体その点は理解をされ...全文を見る
○国務大臣(野田毅君) まず冒頭に、井上先生前置きのお言葉がありましたけれども、私ども一政治家としては、かねてから先生のそういう真摯な誠実な政治行動に対して敬意を払っておる一人であります。  基本的に、今審議をしていただいております今度の経済計画について、文字どおり生活大国とい...全文を見る
○国務大臣(野田毅君) 大変高邁なお話、私ども胸にしみます。  そういう中で、例えば特に社会保障の問題について、それぞれ関係のところにおいてかなり詰めた論議を今行っていただいておることではないかと期待をいたしておりますけれども、まだまだ国民的次元でそういう点が十分な認識を得られ...全文を見る
04月09日第123回国会 参議院 予算委員会 第14号
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○国務大臣(野田毅君) 今、梶原委員御指摘ございました人口の問題、食糧の問題、エネルギーの問題、それぞれ限られたこの地球社会における資源をどういうふうに世界全体の経済の発展と結びつけていくかということは非常に大事な課題であります。農業の分野につきましては、今農水大臣からおおむねお...全文を見る
○国務大臣(野田毅君) 政府の景気の認識が甘かった、遅かったという御批判をいただいたり御指摘をいただいておるんですが、率直に申し上げて、私ども昨年の九月ごろから月例経済報告の中で減速という言葉を用い始めました。十一月に就任しましてからも、景気の方向性については既に山に例えれば下り...全文を見る
○国務大臣(野田毅君) 景気の山と谷、この景気の日付について、これは短期的な指標のみならず、かなり従来から専門的な姿でいろんな統計指標をもとにして、今御指摘ありましたような景気日付の委員会を開いて、そして民間のいろんな専門家の方々の御意見も聞きながら、かなり事後的に決定をするわけ...全文を見る
○国務大臣(野田毅君) 今御指摘ございましたように、例えば飛躍的な経済発展の結果、一人当たりの所得の水準で見ますと世界の中でもトップレベルに達しておる、あるいは暮らしの中における安全度という側面で見ても大変すばらしい姿になっておる、あるいは失業率の低さ、あるいは平均寿命といいます...全文を見る
○国務大臣(野田毅君) 家族との触れ合いの問題については、一つは労働時間の問題もありましょうし、特に大都市圏においては通勤時間の問題もかかわっておることだと思います。もちろん、せっかくの土曜日、日曜日という休みをどういうふうに有効に過ごすかということについて、これはそれぞれ個人の...全文を見る
05月07日第123回国会 参議院 国際平和協力等に関する特別委員会 第4号
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○国務大臣(野田毅君) 急なお尋ねなのでなんですが、おおむね四年度の経済見通しで名目値でいえば四百八十兆弱ぐらいであったかと思っております。
○国務大臣(野田毅君) 正確には四百八十三・七兆であります。
05月08日第123回国会 参議院 国際平和協力等に関する特別委員会 第5号
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○国務大臣(野田毅君) 御指摘のとおり、昨年度における経常収支の黒字は九百一億ドルということでありまして、前年度、一九九〇年度を五百六十四億ドル上回ったわけであります。  この五百六十四億ドル上回ったことの要因分析をいたしてみますと、一つはいわゆる湾岸危機に伴う移転支出、これが...全文を見る
06月04日第123回国会 参議院 国際平和協力等に関する特別委員会 第17号
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○国務大臣(野田毅君) 総理から基本的にはお話のあったとおりでありまして、国際社会からすれば、むしろ日本がこのPKOの問題で貢献をするというよりも、日本が当然国際社会の中における日本の今の立場を考えたらやらなければならぬ一つの役割を、本当に日本は、何らかの責任逃れをしようとしてお...全文を見る
06月05日第123回国会 参議院 国際平和協力等に関する特別委員会 第18号
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○国務大臣(野田毅君) 私は、冷戦後の今日において、やはり世界の平和の秩序をどうやって維持するか。世界各国が国連を中心にして必死になって今それをつくろうとしておる。私は、国際社会の一員としてその国連の平和維持活動に参加をするということは、貢献という言葉よりも、むしろ国際的責任の一...全文を見る
09月08日第124回国会 参議院 決算委員会 閉会後第1号
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○国務大臣(野田毅君) どなたとも面識ございませんし、献金などもありません。
09月09日第124回国会 参議院 決算委員会 閉会後第2号
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○国務大臣(野田毅君) 先ほど来、非常に専門的な分野にまでわたっていろいろ突っ込んだ御議論、敬意を表しながら拝聴いたしておりました。  今回、多くの皆さんの御理解を得て従来にない抜本的な総合経済対策を取りまとめさせていただきまして、一刻も早くこれによって、やはり市場経済下におい...全文を見る
○国務大臣(野田毅君) これから生活大国をみんなで努力してその形成を目指していく上で、土地の問題が非常に大事な要素を占めるということは全く御指摘のとおりであります。  そこで、現在率直に私ども感じておりますのは、本年の一月一日現在の公示価格、これはもう既に発表されております。し...全文を見る
09月18日第124回国会 参議院 決算委員会 閉会後第4号
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○国務大臣(野田毅君) 御指摘のとおり、先般の日銀短観では、総合経済対策が策定される前の聞き取りということもありまして、業況感は非常に厳しい、全体的に厳しい調整局面にあるということを反映した姿になっておると思っております。  ただ、一部には先行き、今年度の下期にかけて収益が回復...全文を見る
○国務大臣(野田毅君) 率直に申し上げて、景気の山と谷をどういう形で判定するかというのは、もう少しいろんな角度から、大分後から振り返ってみて、いろんな統計をもとにして厳密な分析をした上でいつが山でありいつが底であるか、これを決めるわけであります。そういう点で、ただ経済の指標的な姿...全文を見る
○国務大臣(野田毅君) 幾つかの角度からこの問題を考える必要があろうかと思います。基本的に、所得税減税をすることによって可処分所得がその分だけふえて、したがってそれが消費に対してのプラス効果があるということは当然のことだと思います。しかし一方で、その可処分所得の増加の中でどの程度...全文を見る
○国務大臣(野田毅君) 政治家として非常に言いにくいんで、所得減税是か非かという論議をすると、やっぱり国民の皆さんは減税してくれた方を喜ぶわけですから、この話だけがひとり歩きすると必ず間違った結果が返ってくると私は思います。  今いろいろ申し上げましたように、基本的には財源措置...全文を見る
○国務大臣(野田毅君) 確かに、ユーザーにしてみればその部分だけ収入がふえるということを通じて消費への何がしかのプラスの影響があるということは、その点は事実だと思います。  ただ、先ほど来運輸大臣からも御答弁ございましたように、現在そのお金が実際には遊んでおるわけじゃないんで、...全文を見る
11月24日第125回国会 衆議院 予算委員会 第2号
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○野田国務大臣 現在の我が国の経済は、御案内のとおり、需要面で見てまいりますと、個人消費は低迷をしておりまして、伸びの鈍化が続いております。それから、設備投資については製造業を中心に動きが弱いという状況にあります。そうした中で、住宅建設についてはやや回復の兆しにあり、また公共投資...全文を見る
○野田国務大臣 いわゆる景気の山と谷の判定については、ある程度事後的にいろんな関係者が集まって景気検討委員会で判定をするということにならざるを得ないと思います。  しかし、少なくとも現在の経済の動向というのは、今総理からもお話がありましたけれども、全般として非常に厳しい調整局面...全文を見る
11月25日第125回国会 衆議院 予算委員会 第3号
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○野田国務大臣 端的に、昨年の今ごろにおける経済の現状認識というものが、今日、今から振り返ってみて甘かったということは、率直に私は認めなければならぬと思っております。  しかし、少なくとも誤解があるといけないのですけれども、経済企画庁なり政府がどういう基準で経済の状況認識をする...全文を見る
○野田国務大臣 確かに御指摘ございましたように、今回の調整局面は過去の幾つかの調整局面とはかなり違っております。したがって、そのことをも念頭に置きまして今度の対策の中では、例えば設備投資につきましても、単なる能力増強ではなくてこれから迫りくる人手不足の時代に対応して、御承知のとお...全文を見る
○野田国務大臣 今回の総合経済対策、御承知のとおり財政資金で十兆七千億、そのほかにいわゆる設備投資減税、あるいは民間の電力などの公益事業部門において国に準じて前倒しなどを一緒に行ってもらう、そういったものが十兆七千億のほかにあります。  そこでその中で、十兆七千億という中には用...全文を見る
○野田国務大臣 御指摘のとおり、決してこれは公共用地先行取得だけではなくて、通常の一般公共事業においてもあるいは地方単独事業、それらにおいても用地相当分はいわゆるIGベースからは除外をいたしております、基本的に。したがって、十兆七千億という総額の数字でありますけれども、先ほど住宅...全文を見る
○野田国務大臣 そうですね、例えば地方単独などでは二割程度は用地費、こう見ておりますね。
○野田国務大臣 まあ十兆七千億に対して八兆ですから、そのほかにもちろん民間資金分だとかあるいはさっき……
○野田国務大臣 用地費だけでいくとまあそんなところでしょうね。二割程度でしょうね。
12月03日第125回国会 参議院 予算委員会 第2号
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○国務大臣(野田毅君) 大変失礼いたしました。  基本的に日本のこれからの経済協力のあり方については、先般ODA大綱を策定したわけであります。さらに、いよいよ来年に向けて、今後の長期計画をつくっていく上で庁内に具体的なそれらについての研究会を近々発足するということにいたして、そ...全文を見る
12月04日第125回国会 参議院 予算委員会 第3号
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○国務大臣(野田毅君) 政府経済見通し大丈夫かというお話ですが、その点について、本年度の経済見通しについては大変激しい状況にあるということは率直に認めなければならぬと思います。  もちろん本年度、実績としては四−六それから七−九、半分の実績が出たわけで、少なくとも年度後半の部分...全文を見る
12月10日第125回国会 参議院 予算委員会 第7号
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○国務大臣(野田毅君) 現在我が国の経済は、御案内のとおり、いわゆる景気循環論的に見ればさまざまな分野でストック調整が行われておるという過程にあります。同時に、資産価格の下落、特に株価あるいは地価の下落ということが、あるいは金融部門、あるいは企業部門、それから家計部門、それぞれの...全文を見る
○国務大臣(野田毅君) 詳しくは後ほど政府委員からお答えをさせたいと思います。  ただ、今回やはりマイナスの大きな要因は設備投資の分野でございます。消費の世界は対前期比ということで見ますと四−六月よりも七−九の方がプラスに出ております。今回、若干統計上のいろんな要素が入っている...全文を見る
○国務大臣(野田毅君) 現在、本年度の実績見込みを作業中でございます。確たることを今ここでまた申し上げる段階に至っておりませんが、残念ながら、本年度当初に私どもが望ましい姿と考えておりました三・五%程度の実質の成長ということを達成することは極めて難しい状況にあるということを率直に...全文を見る
○国務大臣(野田毅君) 本年度の成長率の実績見込みについては今作業中でございますので、したがって今ここで確たる数字を申し上げる段階にはまだ実はございません。そのことはお許しをいただきたいと思います。
○国務大臣(野田毅君) ただいま申し上げましたように、現在作業中でございます。したがって、あとそう遠くない時期に、この点は政府として実績見通しとして、予算編成と絡む話でありますから、当然公にお示しをする時点が間もなく参ると思っております。今現在作業中でございますので、御理解いただ...全文を見る
○国務大臣(野田毅君) 可処分所得は過去二十年の間に着実にふえてきておるという数字にはなっております。総括的にはそういうことです。  なお、四十六年と平成三年とを比べて、消費者物価が昭和四十六年と平成三年で二・八一倍、それから名目可処分所得が四・〇六倍、したがって実質可処分所得...全文を見る