野田佳彦

のだよしひこ

小選挙区(千葉県第四区)選出
立憲民主党・無所属
当選回数9回

野田佳彦の2006年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月29日第164回国会 衆議院 経済産業委員会 第8号
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○野田(佳)委員 おはようございます。  これまで懲罰委員会にいたのですが、諸般の事情により経済産業委員会に参りました。今までの議員経験で経済産業委員会は初めて属しますので、恐らく、大臣初め各委員の皆さんはおなじみの質問になるかもしれませんし、あるいはストライクゾーンを外す質問...全文を見る
○野田(佳)委員 今、副大臣のお答えの中で、民間ベースでやっていることだからというような一応前提、前置きのお話がありましたけれども、実態としては、これはやはり官民挙げて今取り組んでいることであることは私は間違いないと思いますし、そもそもこの国際石油開発の役員を見ると、経済産業省の...全文を見る
○野田(佳)委員 今、二十億ドルというお話が出ましたけれども、このアザデガン油田開発の投資資金も多分二十億ドルですから、それが本当に高かったのか低かったのかというのは本当によくわからない話だと思います。  過去のことはそれはそれとして、当面のアザデガンをめぐる一番緊急性を要する...全文を見る
○野田(佳)委員 これは、ブッシュ政権のゼーリック国務副長官とかジョゼフ国務次官らが非公式に要請したという報道がありました。では、それはないということでよろしいわけですね。わかりました。  そこで、アメリカから具体的な要請はまだないとしても、環境的にはとても厳しくなっていること...全文を見る
○野田(佳)委員 今、大臣から、これまでの取り組みについてお答えがございました。これは、日米同盟も大事ですし、大臣が御指摘になられたとおり我が国は唯一の被爆国でありますから、核不拡散を目指して、やはり国際社会と連携しながら、イランの核開発を抑止していく、阻止していくという努力は当...全文を見る
○野田(佳)委員 可能性を言ったらいろいろありますから、仮定の話は答えにくいというのはわかりますけれども、一%、二%の可能性だったら、それは答える必要がないと思いますが、私は、十分に可能性のあることですので、それを想定しながらの現時点での御判断をお伺いしたかったということなんです...全文を見る
○野田(佳)委員 二〇〇四年の二月にこうやって合意をしてから、既に二年が経過をしています。バイバック方式の内容は今おっしゃったとおりなんですが、これは、第一ステージ六年、第二ステージ六年半、十二年半で投資回収とそして報酬を得るという契約ですけれども、今おっしゃったように、開発がお...全文を見る
○野田(佳)委員 具体的な内容は、それは守秘義務があるということだったらおっしゃらなくて結構なんですが、イラン国内でもバイバック方式についての見直しの動きというのが出てきているんですよね。そういうことも踏まえて、国際石油開発とそれからイランの側とで具体的にリスク回避のための話し合...全文を見る
○野田(佳)委員 では、頻繁に協議、交渉されている中で、当然入っているんだろうというふうに思います。  次に、当初からこのアザデガンの油田開発についてはシェルも参加するかもしれないという動きがあったように、メジャーの参加というのは、技術力から資金力から含めて、やはり不可欠だった...全文を見る
○野田(佳)委員 名前は公表できないということですが、メジャーと権益の一部譲渡の交渉をしているという事実があるということでございましたが、では、そのほかに、例えば国内の商社の参加とかという動きは具体的にあるんでしょうか。
○野田(佳)委員 これは随分長い間そういう話が伝わってきていますが、一個も何か具体的に名前が出てこないというのは不思議な感じがしてしようがないんです。恐らくメジャーはフランスのトタールあたりなんでしょうけれども、トタールの名前も随分前から出てきている割には具体的な進展が見えない。...全文を見る
○野田(佳)委員 このアザデガンに関連してというか、言ってみれば石油開発戦略に関連して、この問題の最後に大臣にお尋ねをしたいと思うんです。  アザデガンもちょうどイラン、中東なんですが、一月三十一日の経産省資源エネルギー庁が発表した石油統計速報を見ますと、日本が平成十七年に輸入...全文を見る
○野田(佳)委員 また機会がありましたら、新国家エネルギー戦略とか、この間中間報告があったあの新経済成長戦略、こういう戦略のお話も改めてじっくりとお尋ねをしたいと思います。  東シナ海のガス田開発についてたくさん質問を用意してきたんですが、時間がなくなってきたのでどんどんと行き...全文を見る
○野田(佳)委員 提案の海域がどこかという具体的な情報を今私はお尋ねしたんじゃなくて、提案の仕方の確認なんです。黒い丸を二つ塗っただけのものを持ち帰ってきたのかどうか。私は、これは正式な提案と受けとめるべきかどうかという大事なことだと思っていますので、緯度や経度の説明を受けたのか...全文を見る
○野田(佳)委員 詳細な説明を受けて持ち帰ったのならば、それは一つの提案でそれを受けとめて持ち帰ったということだと思うんですが、これ、報道によって全然違うんですよね。どの海域だったのかということも。それは当然政府が明かしてないからなんだろうと思いますけれども、あの黒い丸をつけられ...全文を見る
○野田(佳)委員 だから、これは中身がわからないから確定的なことは申し上げられませんけれども、中間線をまたがるようなものでないんだったらば、本当に、それは提案として持ち帰るべきではなくて、その場で突き返す内容だったと私は思うし、その意味では、例えば試掘のことも含めて、日本の覚悟と...全文を見る
○野田(佳)委員 これまでの日中局長級協議の経過とその中断をしていた協議を二階大臣のリーダーシップで、温家宝首相に会ったり、トウカセン国務委員に会ったりしながら環境整備をされてきたことは私も承知をしております。  ただ、この日中局長協議で、いつも我が国が主張をしているあの中間線...全文を見る
○野田(佳)委員 私、だから、対話をすることは別に反対じゃないし、対話がないと進展は間違いなくないということは事実だと思うんですが、その対話の基本姿勢の問題、これは麻生外務大臣と二階大臣との間には随分ちょっと考え方の開きがあるような報道等もあります。実際に民放のテレビでも拝見をし...全文を見る
○野田(佳)委員 まさに内閣一体となって交渉に臨んでいただきたいと思いますけれども、その際に、やはり先ほどの試掘の件ですが、大臣は地元で、元気のよい発言をする人もいるが、私はその道をとらないと明言をされました。  これは、元気がいいかどうかじゃなくて、私は民主党の中で今一番元気...全文を見る
○野田(佳)委員 時間が参りましたので、終わります。どうもありがとうございました。
05月26日第164回国会 衆議院 経済産業委員会 第19号
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○野田(佳)委員 おはようございます。民主党の野田佳彦でございます。  大変歯切れのいい牧原さんの御質問の後、私も元気に質問したいんですが、歯が痛くて、知覚過敏らしくてコップの水を飲むと多分悶絶しちゃいますので、多少言語不明瞭になるかもしれませんけれども、五十分間頑張っていきた...全文を見る
○野田(佳)委員 大変確かな基本認識をお示しいただきまして、本当にありがとうございました。私どもも、これからも積極的に御提案をして、知財立国をともに目指していきたいというふうに思います。  それで、本改正案についてなんですが、個別具体に入る前ですけれども、この種の知的財産にかか...全文を見る
○野田(佳)委員 やはり個別改正事項の検証を着実にしながら前へ進めていただきたいというふうに思います。  具体的に法案の中身に入りたいと思いますけれども、まず意匠についてです。  意匠法の第二条に定義が書かれていまして、「この法律で「意匠」とは、物品の形状、模様若しくは色彩又...全文を見る
○野田(佳)委員 いや、実務上取り扱っているかなと思ったから聞いたんですけれども。  関連しますけれども、定義の中で、「視覚を通じて美感を起こさせるもの」なんですね。だから、当然色彩というのは大きな要素だと思ったんですけれども、その「美感を起こさせるもの」自体が、これは人の主観...全文を見る
○野田(佳)委員 要件に入っている美感、それで拒絶された例は多少あるということだったんですけれども、だから、美感というのは、美というその表現を使うことがいいのかどうかというのは私は疑問なんです。  その上で、今度、二十四条、意匠の類似判断のところで、需要者の視覚による美感に基づ...全文を見る
○野田(佳)委員 余り意匠の定義と実務とかという細かい話をやっていますとだんだん歯が痛くなってきますので、これ以上やりませんけれども。  意匠について、最後、存続期間の話が先ほどの御質問にも出ておりました。それについても長官からるる御説明がありましたけれども、今回、存続期間を現...全文を見る
○野田(佳)委員 ずっと意匠ばかりやりましたけれども、この辺で、少し特許についてお尋ねをしたいと思っております。  この間特許庁に行ったときにも御説明をいただいたんですけれども、国内で出願をされている特許出願数というのは約四十万件、これはもう世界有数の出願大国なんだろうというふ...全文を見る
○野田(佳)委員 関連しますけれども、四十万件もの大量の特許の出願、出願大国であるということは必ずしも手放しで喜べる状況ではないんだろうと思うのは、その中にはかなり防衛出願的なものも含まれているだろうというふうに思うんです。  そこで、大事なことは、これは微妙なあやのある発明が...全文を見る
○野田(佳)委員 いろいろな議論があるということはよくわかりました。私もその議論のこれからの行方を注目していきたいと思っています。  そこででありますけれども、先ほどの牧原さんは、特許出願の分割の拡充を大変評価されていました。中身的には多分そうだろうと思うんです。私はちょっと実...全文を見る
○野田(佳)委員 先ほどの質問に対する御答弁の中で、片山政務官から、海外の出願をもっとふやしていく方向性について御示唆がありました。それについてお尋ねしたいと思うんですけれども、日本企業の海外出願がなぜ現状においては少ないのか、それに対する対策をどのように講じようとしているのか、...全文を見る
○野田(佳)委員 もう時間が後半になってきましたので、模倣品の問題に入っていきたいと思っているんです。  模倣すること、まねることというのは、それだけでは本当は問題ではなくて、例えば、学ぶというのはまねることから始まるという言葉もあるように、まねること自体は悪くはないんですが、...全文を見る
○野田(佳)委員 にせものの技術、模倣品の技術が向上して、結果的には本物の市場が奪われていくと本当に笑えない状況になってくると思いますので、しっかりとした情報の収集と分析とその対策が必要だと思います。  平成十六年八月ですか、政府模倣品・海賊版対策総合窓口、これが経産省に設置を...全文を見る
○野田(佳)委員 ぜひ問題解決能力を持った窓口になっていただきたいというふうに思います。  やはり最大の問題解決は特に日中間の問題ですけれども、これは民間企業だけに任せておくのではなくて、政府間交渉をやって、日本政府としてしっかり中国政府に働きかけを行っていくということだろうと...全文を見る
○野田(佳)委員 中国で例えば日本の企業が被害に遭った場合に、民間だけで中国政府に物を言うと、何かいろいろな意味ですごいしっぺ返しを受けるということもあるようですから、そういうときこそやはり政府の出番だし、それは事務レベルではなくて、やはりトップである大臣が直接働きかけをするとい...全文を見る
○野田(佳)委員 時間が参りましたので、元気な北神さんにかわります。
10月20日第165回国会 衆議院 文部科学委員会 第3号
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○野田(佳)委員 民主党の野田佳彦でございます。  私は、この文部科学委員会に入ったのが、今当選四回なんですけれども、初めてです。いつも第一希望で出していたんですが、入ったことはなかったんです。そのうち、所属委員会を、皆さんの御希望を聞いてそれを配置する国対の仕事になり、ほとん...全文を見る
○野田(佳)委員 訓示ということで、そうですか。  隣に桝屋委員長もいらっしゃいますし、お話ししにくい点もあるので、この話はこれ以上申し上げませんけれども、いずれにしても、教育基本法については、特別委員会には私もメンバーになりましたので、その際にじっくりとこれからお聞きをしてい...全文を見る
○野田(佳)委員 おっしゃるとおりで、全く私も同意見です。  ただ、最近の歴史認識の話というのは、大体昭和三年から昭和二十年ぐらいの話、あるいはせいぜいサンフランシスコの講和条約ぐらいまでをどう見るかが歴史観なり歴史認識と言われていますけれども、これは本当にわずかの時代なんです...全文を見る
○野田(佳)委員 小学校、中学校における歴史の授業のあり方ということも、後でちょっと、また時間があれば触れたいと思いますが、今は高等学校における日本史必修化に向けての話をしばらくやりたいと思います。  資料二の方に、今年度の大学入試センター試験科目の受験者数というのを記載させて...全文を見る
○野田(佳)委員 正しいと言っていただいたので励みになりますが、それを踏まえてまた御質問しますけれども、過日、九月十二日ですね、高等学校における日本史必修化を求める要望書というものを、神奈川県の教育委員会教育長、それから東京都、埼玉県、千葉県、四人の教育長が連名で文部科学大臣あて...全文を見る
○野田(佳)委員 スピード感を持ってやっていただくという、大変前向きなお話をしていただきまして、本当にありがとうございます。また、小学校、中学校、高校と、それぞれの過程において全体的に見直しをしていただくということも、これは後で質問しようと思っておりましたけれども、お答えをもうい...全文を見る
○野田(佳)委員 ありがとうございます。  基本的には、先ほどの一都三県の教育長の連名の要望も、今の問題認識を持って、そして、理念、大枠は要望として提示をされていますが、具体論はやはり国に預けている形になると思いますので、ぜひ、それは中教審を中心に、よく御議論をいただいて、妙案...全文を見る
○野田(佳)委員 確かに、問いかけの仕方によって随分と回答も違いますし、その意味では、もう少し規模を大きくして、精緻なアンケートをとっていただくということは、今お約束をいただいたというふうに思いますので、了とさせていただきたいと思いますし、ぜひ、そういう基本的な調査をした上で、丁...全文を見る
○野田(佳)委員 その点も、余り同感でいいのかなと思っちゃうんですが、全く同感でして、大臣は自民党の中でも保守主義を掲げて、その論客でありますけれども、私も、党内の中ではどちらかというと守備位置がライトで、時折ファウルフライまで行ってしまいまして、言いにくくなってきましたけれども...全文を見る
○野田(佳)委員 基本的には、さまざまなお話をさせていただきましたけれども、中教審でしっかりと議論をいただく方向で、しかも大臣からそれぞれにわたって大変前向きな御答弁をいただきましたので、きょう、限られた持ち時間でありましたけれども、初めての文科委員会デビュー戦、私にとっては大変...全文を見る
10月30日第165回国会 衆議院 教育基本法に関する特別委員会 第3号
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○野田(佳)委員 民主党の野田佳彦でございます。  早速質問に入りたいと思いますが、質問の第一点は、戦後教育を総理はどのように総括するかということでございますが、お答えをいただく前に、私の私見を申し上げたいと思います。  間違いなく戦後の教育で、読み書き計算、こういう基礎学力...全文を見る
○野田(佳)委員 私が申し上げたかったことは、要は、歴史観、宗教観、人生観、倫理観、いわゆる観を養うという教育ができていない。これは決して入試で出てくるような分野でもないし、加えて、テストでなかなか点数であらわせない分野です。それ以外にも、思いやりだとか、礼節だとか、正直だとか、...全文を見る
○野田(佳)委員 提案者の大変御丁寧な御答弁で何となくイメージがわいてきたと思うんですが、私なりにもう少しかいつまんでまとめさせていただいて、多分、これは民主党内で全部が共有しているかどうかわかりません、私が読み込んでの民主党案のよさなんですが、一つは、やはり明確に心の教育に触れ...全文を見る
○野田(佳)委員 本来ならば、民主党の日本国教育基本法案についての総理見解をこれから個別に一つずつ聞いていこうと思っていましたが、今文部科学大臣が急にお出ましをいただきましたので、一挙に履修漏れの問題をちょっと先にやらせていただきたいと思うんです。  というのは、先々週の金曜日...全文を見る
○野田(佳)委員 最後はおわびのような言葉がありました、いろいろありましたけれども。もちろん、ほかの責任にも触れられていましたが、基本的に、おわびがあったという前提で進めたいと思うんです。  文部科学省は助言だとか指導だとかおっしゃっていました。調査が前提だと言っていました。で...全文を見る
○野田(佳)委員 数字については整理を……(発言する者あり)いやいや、午前中の議事録を後で御本人が見てください。混乱をされていますよ、ということはまず指摘をしておきたいと思いますけれども。  私立も含めて、明日しっかりとした調査が出てくるということは理解をしました。理解をしまし...全文を見る
○野田(佳)委員 しりをたたいてしりをたたいてが回答じゃ困るんです。  先ほどの質問は、何年前からそれらの学校はそういう未履修が起こった、それをちゃんと調べてここに報告をするかということを聞いているんです。
○野田(佳)委員 では、委員長に御要請をしたいと思います。  今大臣にお願いをしました未履修の実態というものを、過去にさかのぼって、何年からどういう地域でどういう学校で起こっているか、そういう詳細な報告を文科省が委員会に提出するように、委員長のお取り計らいをお願いしたいと思いま...全文を見る
○野田(佳)委員 という基本的な資料、データがあって初めて私はこの議論というのは成り立つと思うんですが、そうはいっても、もう起こっている問題ですから、そしてもう受験の時期は迫っているわけですから、短期的には、どういう方針でこの善後策、救済策をとるかということが問われています。 ...全文を見る
○野田(佳)委員 基本的には、さまざまなそういう調査の結果を踏まえて、文部科学委員会ではこの問題の集中審議を要求していると思っていますので、その結果が明らかになり次第、早急に委員会を、これはちょっと委員会が別なので、我々は強く希望をしておきたいというふうに思います。  その上で...全文を見る
○野田(佳)委員 いや、余りわかりやすくないですけれども。  同じような視点で、民主党の日本国教育基本法案十六条では、「生命及び宗教に関する教育」という位置づけがあって、まさに命のとうとさ、人が生きる意味、こうしたものをしっかりと押さえた項目であると同時に、「宗教の意義の理解」...全文を見る
○野田(佳)委員 今、愛国心の話とか宗教教育の話をしました。要は、これは、連立が大事だから妥協した話じゃないですか。  多分、ここの、特に自民党の議員の皆さんはみんな腹八分目だと思っているんですよ。伊吹大臣、前に派閥総会で言ったそうですから。六分目、七分目という人もいるかもしれ...全文を見る
11月06日第165回国会 衆議院 教育基本法に関する特別委員会 第7号
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○野田(佳)委員 民主党の野田佳彦です。先週の月曜日に引き続いて、質疑をさせていただきたいと思います。  きょうの午前中に、我が党の古本委員がいじめによる自殺の問題を中心に議論をされていました。北海道、福岡、そして岐阜等、いじめによる大変痛ましい自殺事件が報じられておりますけれ...全文を見る
○野田(佳)委員 簡潔な御答弁をいただきました。  私は教育の根本にかかわる議論だというお話をさせていただきましたけれども、だとすると、この事態の推移を見守って、当面の調査だけではなくてやはり抜本的な対策を講じる、そしてこれからの日本の教育の根本にかかわる現実問題を踏まえた方向...全文を見る
○野田(佳)委員 お答えを求めていなかったんですが、お答えをいただきましたので、これはちょっと反論をしなければいけないと思うんです。  そもそも、伊吹大臣がこの教育基本法改正案を提案されました。その提案理由の説明を見ますと、いろいろ書いてあるんですが、「現行の教育基本法について...全文を見る
○野田(佳)委員 冒頭に申し上げましたとおり、いじめの問題で対応されている現場の人たちも、未履修の問題でルールを破った人たちも、戦後教育のこの教育基本法のもとで、その理念のもとで育ってきた人たちであって、だから、今おっしゃったように、任に当たる人だけの問題じゃなくて、その戦後の歴...全文を見る
○野田(佳)委員 本当はもっと先に進みたいんですけれども、今の御議論でもちょっと私は納得できませんで、基本的には、現実に起きている、いろいろな細かい問題はいいですよ、だけれども、大きな問題だという認識をしているテーマがあったときに、一番ベースになる法律とのかかわりというのを常に検...全文を見る
○野田(佳)委員 当時、一校や二校ではなかったんですね。二〇〇一年の広島でたしか十四校ほど、兵庫県はたしか五十数校だったと思うんです。しかも、時期が近いですよね、二〇〇一年、二〇〇二年。だとすると、当然のことながら、周辺はどうなっているのかということをやはり調べるべきだったろう。...全文を見る
○野田(佳)委員 調べるということについてはお約束をいただいたというふうに理解をさせていただきます。  実は、これは高等学校の履修漏れともやはりかかわりがある話だと思っていまして、というのは、これは本当にどうなのかというのは、これは実態はわかりません、それこそ調査が前提ですけれ...全文を見る
○野田(佳)委員 できるだけスピード感ということで、一回目よりはさらに何か前向きな御答弁になりました。  それよりももっとスピード感を持ってやっていただきたいのは、大臣も先ほど触れられましたけれども、過去にさかのぼって、高等学校においてどういう状況で履修漏れが起こってきたのかと...全文を見る
○野田(佳)委員 余り国対的な判断では質問をしておりません。今、私は現場の委員で、日本の、まさに今の教育の信頼を回復するためにはどうしたらいいかという視点でスピーディーな調査を要請しているということでございます。  さらに具体的な問題でいきたいと思うんですけれども、とりあえず、...全文を見る
○野田(佳)委員 これは至急に整理をして、何か、いっぱい注文しているつもりはないんですけれどもね、大事なことを絞ってお尋ねをしているつもりでございます。  あわせて、これは読みかえだけではなくて、中高一貫校で、中学校で高校の必修科目になっているものを先取りして勉強して、そうした...全文を見る
○野田(佳)委員 政府参考人を御依頼しなかったというのは、基本的にはやはり政治判断にかかわる問題でぜひ前向きな御答弁をいただいて、文科省のしりをたたいて、たたいてとこの間表現をされましたけれども、そういう思いから、政治家同士の議論として具体例で申し上げているわけなんですが……(伊...全文を見る
○野田(佳)委員 教育長の中にも、元校長先生をやられたときに履修漏れをやっていたという何か事例もあるようで、これは本当にさかのぼっていかないと、平成十八年度の関係者だけの責任を問う話ではなくて、さっきの調査の話になりますけれども、だれがどこから何を始めたのか、そういうある種パンド...全文を見る
○野田(佳)委員 公立と私立の間に不公平感が出てもいけないと思いますけれども、ただ、私立のペナルティーが私学助成のカットだと、結果的にはこれは保護者や子供たちが迷惑をこうむる話になっていくわけで、この辺は本当に広くいろいろな方の御意見を聞いて、これはなかなか万人が納得する方法とい...全文を見る
○野田(佳)委員 土肥議員も松本政調会長も施行の時期は当然わかっているわけです、当然のことながら。教育基本法は二十二年の三月三十一日、日本国憲法の施行は五月三日。だからその差があることは当然わかっています。  だけれども、日本国憲法ができて、あるいは確定して、生まれて、それから...全文を見る
○野田(佳)委員 いや、それは違いますね。  教育基本法の内容は、日本国憲法が公布をされた後に、相当にやはり変わっています。あのGHQの、いろいろとあの交渉の中で、前文の伝統の精神が削られたり、女子の教育が男女共学になったり、宗教教育のところも変わって、それは昭和二十一年の十二...全文を見る
○野田(佳)委員 いや、私はそんな簡単な問題ではないと思っていまして、というのは、大臣の御発言はたしかその施行にこだわっていて、その法理的な考え方は私は正しいと思いますよ、施行の考え方は。だけれども、政治家があるいは日本国国民が、日本国憲法ができてから教育基本法だと認識することを...全文を見る
○野田(佳)委員 だから、伊吹大臣の施行にこだわる話は、それはもうわかりました。わかりましたけれども、だったら、日本国憲法が先にできてそのもとに教育基本法があるという話をしたことを否定することはないでしょう、幾ら何だって。それが普通の、この提案理由なんかを見れば当然じゃないですか...全文を見る
○野田(佳)委員 一々施行がどうのというところから、教育基本法の施行が先だったから日本国憲法は後だというその認識で、法理論は、それは施行はそうですよ。だけれども、政治家が国会審議にかかわって、国会では先に憲法を決めているわけですね。その後に公布があったわけですね。政治家がそういう...全文を見る
○野田(佳)委員 頑固な人ですね。  だって、率直にだれもが、法の論理とかなんとかということじゃなくて、実態として憲法が先に生まれていて、そして、提案理由もこうやって当時の文科大臣が言っているわけですから。だから、日本国憲法ができてとか、生まれてとか、確定してとか、いろいろ言い...全文を見る
○野田(佳)委員 私もしつこい性格で。  では、日本国憲法が確定しと言った政調会長に対する御答弁は修正されますか。
○野田(佳)委員 まず、時系列で言うと土肥さんからですよね。土肥さんは、教育基本法というのはまさに、現行の教育基本法は日本国憲法が生まれてすぐに決められた、いわば憲法に準ずるような基本法でございましたと言う。政調会長は、これを生まれたと言うだけではなくて、確定をしたという言い方を...全文を見る
○野田(佳)委員 だから、土肥さんのその生まれたという解釈をどうとるかというのは、それはありますよ、生まれたという解釈。でも、その認識を根本的に誤りだと言うこと自体は私は変だと思いますけれども、まあまあ、いいんですよ。だから、それはまた違うから。  だけれども、松本議員は、その...全文を見る
○野田(佳)委員 要は、実態として、では整理します。土肥さんとか松本さんとかいろいろ話しましたが、私の質問として聞いてください。  実態として、日本国憲法が確定をして、そのもとに今の教育基本法があるという認識でいいですね、それは。
○野田(佳)委員 ここは法理の教室じゃないですから、まさにこれからの国のあるべき姿にかかわる教育の議論の場で、生まれたと言ったからだめというような伊吹ゼミでは困りますよ。  僕は、もう時間がなくなっちゃいましたから、先の問題として、本当は、建学の自由とかバウチャーとか、大事な議...全文を見る
○野田(佳)委員 どうもありがとうございました。終わります。
11月15日第165回国会 衆議院 文部科学委員会 第5号
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○野田(佳)委員 民主党の野田佳彦でございます。  伊吹大臣におかれましては、参議院の本会議で御答弁をされた後ということで、本当に連日御苦労さまでございます。最近、教育特とかこの文科委員会等で、連日、朝から夕方まで御一緒させていただいておりまして、おかげさまで、最近、夜な夜な高...全文を見る
○野田(佳)委員 十一月一日の数値が発表された後に、各地の地方紙では、公立高校、そして私立高校を含めて、相当数で未履修が明らかになった学校があります。最近、メディアでも、先週の段階で朝日新聞が六百二十八校という数字を出していました。きょうの毎日新聞は六百五十三校とありました。間違...全文を見る
○野田(佳)委員 恐らく、今週末に取りまとめをやった後も、またぽつぽつと履修漏れが出る可能性はあると思うんですけれども、そこで考えなければいけませんのは、なぜ、こうやって都道府県の教育委員会やあるいは知事部局を通じて私学も含めて調査をして、これだけ大きな問題になっているときに、こ...全文を見る
○野田(佳)委員 この未履修の問題でも、明らかになって、責任をとられて自殺をされた校長先生が出てくるなど、何かこういう厳しいことを言うのははばかられるような感じがあるんですが、ただ、これは、私はやはり厳正な対処、公平感を持って対処をするというのが原則だと思いますので、ぜひ徹底をし...全文を見る
○野田(佳)委員 これはそれぞれ大切な調査なので、現場が大変だということもよくわかりますけれども、早急にまとめられることを改めて御要請したいと思うんです。  月曜日に、現段階における未履修がどうなっているかということと、過去の調査、着手したということだけれども、どういうことかと...全文を見る
○野田(佳)委員 そうしますと、お手元の資料の二枚目、三枚目でありますけれども、「過去十年間の高等学校における未履修の報告事例について」、四件の未履修の過去の実態というのが出ていると思います。ということは、広島県の平成十三年八月に起こった県立十四校における未履修、まさにこのときの...全文を見る
○野田(佳)委員 このいただいた過去十年間の資料を見ると、平成十一年には長崎と熊本がございます。当然、これは引き継ぎで、こういう事例があったということは当時の教育課程課長は御存じだったと思いますが。  ここに出ていませんけれども、同じ平成十三年の、これは四月一日の朝日新聞に出て...全文を見る
○野田(佳)委員 個別の事例にどう対応したかという今御説明であって、平成十三年度で、布村さんが課長をやっているときに、年度としてはまたがるものは三つあった。それで、なぜ全国的な広がりがあると認識をしなかったのか。これはもう外形基準の問題であって、認識しなかったというのは私は大きな...全文を見る
○野田(佳)委員 だから、都道府県関係にどうしたかじゃなくて、私がお聞きしたいのは、高等教育局とちゃんと連携をしていたのか。今、定かじゃないと言いましたよね。やはり、だから当時の課長さんに私は来てほしかったんです、審議官に。普通は高等教育局とやはり何らかのやりとりをしますよ。推薦...全文を見る
○野田(佳)委員 十分なというのは、全然とっていないということですか、多少話は伝わっていたということですか、どっちですか。
○野田(佳)委員 高等教育局自体は、部分的かもしれませんけれども、連絡をとり合っていたということですね、今の御答弁は。  だとすると、もうこれも何回か教育特で出ましたけれども、大学生の学習に対する意欲等に関する調査研究、これも、布村さんが当時教育課程課長のときに、二〇〇二年の三...全文を見る
○野田(佳)委員 高等教育局にかかわる話になってきましたから、初等中等教育局長は言いにくいかもしれませんが、私は、どう見ても、これは初等中等教育局と高等教育局の連携というか、本当は連絡はあった、当然これは文科省としては全国的に広がっていると認識して実態調査をすべきであったと間違い...全文を見る
○野田(佳)委員 私は、ホウレンソウの問題じゃなくて、文科省は知っていたというか知るべき立場だったという認識をしていまして、それを確認するために、局長答弁では私は不十分ですので、当時の教育課程課長、現審議官、改めて当委員会で審議をさせていただきたいということを要求します。  下...全文を見る
○野田(佳)委員 もう時間がなくなりましたけれども、私は納得できません。そんな中で教育再生会議をやっても、だれも信用しません。そのことだけ明確に申し上げておきます。  以上です。終わります。
12月01日第165回国会 衆議院 文部科学委員会 第6号
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○野田(佳)委員 おはようございます。民主党の野田佳彦でございます。  私は、きょう、未履修問題を中心に質問をさせていただきたいと思います。  法案審議については同僚議員がしっかりと質問をすると思いますけれども、それに先立ちまして、委員長と、そして各党理事におかれましては、こ...全文を見る
○野田(佳)委員 ありがとうございます。速やかにその集計の結果を明らかにしていただきたいと思います。  加えて、十一月下旬から中学校における未履修の実態調査についても着手をするということをかつて御答弁いただいたことがございます。この着手をされたかどうか、あるいはいつごろまでにこ...全文を見る
○野田(佳)委員 ありがとうございました。  次々と何か調査ばかりお願いをしている形で恐縮でございますが、実態把握というのがまず前提で、それから有効な善後策を講じることができると思いますので、よろしくお願いをしたいと思います。  さて、前回、平成十三年度における未履修の、幾つ...全文を見る
○野田(佳)委員 まず、広島、兵庫の問題はそれぞれまた特有の事情があったというお話だったと思いますけれども、先ほど申し上げたとおり、広島も兵庫も平成六年度から未履修が行われていたということが平成十三年にわかっていますよね。加えて、教育課程課長になられる前だと思いますが、平成十三年...全文を見る
○野田(佳)委員 指導といっても、きのうちょっと文科省にお尋ねをして、どういう文書を出したのかと聞いたら、文書は出していない、全国の指導主事を集めて口頭で伝えたというお話でしたから、まさに指導というのは余り徹底されていなかったと私は思うんです。  先ほど申し上げましたとおり、平...全文を見る
○野田(佳)委員 高等教育局の、特に大学入試の関連とほとんど連携をしていなかったという形ですけれども、ことし、富山県の県立高校に端を発し、これだけ全国的な広がりに至ったときに、これは初等中等教育局だけの対応ではなくて、例えば、「大学入学者選抜における調査書の取扱いについて」である...全文を見る
○野田(佳)委員 高等教育局との関連を執拗にお尋ねしていますのは、前回も申し上げましたとおり、「大学生の学習に対する意欲等に関する調査研究」がちょうどこの時期に発表されて、高等教育局に渡っているわけですよね。当然、高等教育局が知っていただろうというふうに私は判断をすると、文科省と...全文を見る
○野田(佳)委員 時間がなくなりましたので、終わります。ありがとうございました。